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福島県のがん死亡の年次推移 福島県におけるがん死亡数は 女とも増加傾向にある ( 表 12) 一方 は 女とも減少傾向にあり 全国とほとんど同じ傾向にある 2012 年の全のを全国と比較すると 性では高く 女性では低くなっている 別にみると 性では膵臓 女性では大腸 膵臓 子宮でわずかな増加がみられ

Microsoft PowerPoint 病期分類概論 ppt[読み取り専用]

00467TNM悪性腫瘍の分類日本語版第7版

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1. 来院経路別件数 非紹介 30 他疾患経過 10 自主受診観察 紹介 20 他施設紹介 合計 患者数 割合 12.1% 15.7% 72.2% 100.0% 27.8% 72.2% 100.0% 来院経路別がん登録患者数 がん患者がどのような経路によって自施設を受診し

カラーでわかる 顎口腔機能にかかわる解剖学 前頭骨 頭頂骨 前頭骨 側頭骨 頰骨弓 眼窩 蝶形骨大翼 後頭骨下顎窩 外耳孔 鼻腔 頰骨 下顎頭 上顎骨 筋突起 乳様突起 下顎骨 オトガイ隆起 舌骨 A 頭蓋骨正面 B 頭蓋骨側面 頭頂骨 頭頂骨 鋤骨 上顎骨 口蓋骨後鼻孔蝶形骨底部 頰骨弓 後頭骨

10 第 章 頭頸部の骨 chapter 10 Ⅰ 1 頭蓋冠 頭蓋底 頭蓋腔 図10-3 頭蓋 cranium 脳頭蓋の天蓋部は前頭骨 頭頂骨 後頭骨 側頭骨か 頭部の骨格は 15 種 23 個の多くの骨が複雑に連結し らなり 脳を保護する半球型の頭蓋冠を構成する 一方 ており これらの骨をまとめ

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喉頭がん(治療研究会

IARC/IACRにおける多重がんの判定規則改訂版のお知らせ

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口腔がん登録 Q&A Ver /11/21 用語 定義に関する Q&A Q1.本調査に関する各用語の定義を教えてください 下記の図表を参照してください 各用語の定義等について 口腔内 口唇 口腔 顎骨中心性 UICCの Lip & Oral cavity 顎骨中心性) 舌 可動部 上顎

1981 年 男 全部位 C00-C , , , , ,086.5 口腔 咽頭 C00-C

解剖から見た扁桃周囲膿瘍・深頸部膿瘍

表 1. 罹患数, 罹患割合 (%), 粗罹患率, 年齢調整罹患率および累積罹患率 ; 部位別, 性別 A. 上皮内がんを除く ; 部位別, 性別 B. 上皮内がんを含む 表 2. 年齢階級別罹患数, 罹患割合 (%); 部位別, 性別 A. 上皮内がんを除く B. 上皮内がんを含む 表 3. 年齢

長谷川 泰久著『愛知県がんセンター 頸部郭清術』サンプルpdf

Microsoft Word - 口腔の悪性腫瘍2018.docx

          

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< 高知県立幡多けんみん病院 年院内がん登録 ( 詳細 )> 性 ~9 ~9 ~9 ~9 ~9 ~9 ~9 9~ 総計件数比率 口腔 咽頭食道胃結腸直腸肝臓胆嚢 胆管膵臓喉頭肺骨 軟部皮膚乳房子宮頸部子宮体部卵巣前立腺膀胱腎 他の尿路 女男女男女男女男女男女男女男女男女男女男女男女男女男女男女男女男

Microsoft PowerPoint - 口腔がんの画像診断_180413pr.pptx

目 次 統計の説明 部位( 中分類 ) 別男女別腫瘍数 1 部位別腫瘍数 < 総数グラフ> 2 部位別腫瘍数 < 男性グラフ> 3 部位別腫瘍数 < 女性グラフ> 4 部位( 中分類 ) 別年齢階層別腫瘍数 5 部位( 中分類 ) 別来院経路別腫瘍数 6 来院経路別腫瘍数 <グラフ> 7 部位( 中

32 子宮頸癌 子宮体癌 卵巣癌での進行期分類の相違点 進行期分類の相違点 結果 考察 1 子宮頚癌ではリンパ節転移の有無を病期判定に用いない 子宮頚癌では0 期とⅠa 期では上皮内に癌がとどまっているため リンパ節転移は一般に起こらないが それ以上進行するとリンパ節転移が出現する しかし 治療方法

A 2010 年山梨県がん罹患数 ( 全体 )( 件 ) ( 上皮内がんを除く ) 罹患数 ( 全部位 ) 5,6 6 男性 :3,339 女性 :2,327 * 祖父江班モニタリング集計表から作成 * 集計による主ながんを表示

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付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 ): 施設 UICC-TNM 分類治療前ステージ別付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 原発巣切除 ): 施設 UICC-TNM 分類術後病理学的ステージ別付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 UIC

院内がん登録について 院内がん登録とは がん ( 悪性腫瘍 ) の診断 治療 予後に関する情報を収集 整理 蓄積し 集計 解析をすることです 登録により収集された情報は 以下の目的に使用されます 診療支援 研修のための資料 がんに関する統計資料 予後調査 生存率の計測このほかにも 島根県地域がん登録

平成29年度沖縄県がん登録事業報告 背表紙印字

8 整形外科 骨肉腫 9 脳神経外科 8 0 皮膚科 皮膚腫瘍 初発中枢神経系原発悪性リンパ腫 神経膠腫 脳腫瘍 膠芽腫 頭蓋内原発胚細胞腫 膠芽腫 小児神経膠腫 /4 別紙 5( 臨床試験 治験 )

7. 脊髄腫瘍 : 専門とするがん : グループ指定により対応しているがん : 診療を実施していないがん 別紙 に入力したが反映されています 治療の実施 ( : 実施可 / : 実施不可 ) / 昨年の ( / ) 集学的治療 標準的治療の提供体制 : : グループ指定により対応 ( 地域がん診療病

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頭頸部 95 原発部および画像的リンパ節転移陽性部には根治線量を加えるCTV1とする 術後照射では組織学的残存部 GTVが頭蓋底や上縦隔リンパ節領域に進展している場合には, 緩和医療としての照射になるので, 患者状態ごとに患者負担が大きくなり過ぎないように症状に合わせてCTVを設定する PTV: 上

院内がん登録における発見経緯 来院経路 発見経緯がん発見のきっかけとなったもの 例 ) ; を受けた ; 職場の健康診断または人間ドックを受けた 他疾患で経過観察中 ; 別の病気で受診中に偶然 がん を発見した ; 解剖により がん が見つかった 来院経路 がん と診断された時に その受診をするきっ

目 次 統計の説明 部位( 中分類 ) 別男女別腫瘍数 1 部位別腫瘍数 < 総数グラフ> 2 部位別腫瘍数 < 男性グラフ> 3 部位別腫瘍数 < 女性グラフ> 4 部位( 中分類 ) 別年齢階層別腫瘍数 5 部位( 中分類 ) 別来院経路別腫瘍数 6 来院経路別腫瘍数 <グラフ> 7 部位( 中

付表 登録数 : 施設 部位別 総数 1 総数 口腔咽頭 食道 胃 結腸 直腸 ( 大腸 ) 肝臓 胆嚢胆管 膵臓 喉頭 肺 骨軟部 皮膚 乳房

C00 頭 頸 部 り 導 管 ( 顎 下 腺 管 )は 舌 下 小 丘 に 開 口 する 顎 下 腺 は 粘 液 と 漿 液 のまざった 混 合 性 の 比 較 的 ねばりのある 唾 液 を 分 泌 する 舌 下 腺 sublingual gland は 大 唾 液 腺 のうちで 最 小 のもので

付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 ): 施設 UICC-TNM 分類治療前ステージ別付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 原発巣切除 ): 施設 UICC-TNM 分類術後病理学的ステージ別付表 食道癌登録数 ( 自施設初回治療 癌腫 UIC

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( はい / ) 上記外来の名称 対象となるストーマの種類 7 ストーマ外来の説明が掲載されているページのと は 手入力せずにホームページからコピーしてください 他施設でがんの診療を受けている または 診療を受けていた患者さんを

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院内がん登録集計報告

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腫瘍センターの稼働実績 ( 平成 29 年 9 月 ) 最終版 H28 年 9 月 H29 年 9 月 H29 年度累 H28 年 9 月 H29 年 9 月 H29 年度累 H28 年 9 月 H98 年 9 月 H29 年度累

付表 登録数 : 施設 部位別 総数 1 総数 口腔咽頭 食道 胃 結腸 直腸 ( 大腸 ) 肝臓 胆嚢胆管 膵臓 喉頭 肺 骨軟部 皮膚 乳房 全体

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Microsoft Word - 肺癌【編集用】

院内がん登録について 院内がん登録とは がん ( 悪性腫瘍 ) の診断 治療 予後に関する情報を収集 整理 蓄積し 集計 解析をすることです 登録により収集された情報は 以下の目的に使用されます 診療支援 研修のための資料 がんに関する統計資料 予後調査 生存率の計測このほかにも 島根県地域がん登録

腫瘍センターの稼働実績 ( 平成 29 年 8 月 ) 最終版 H28 年 8 月 H29 年 8 月 H29 年度累 H28 年 8 月 H29 年 8 月 H29 年度累 H28 年 8 月 H98 年 8 月 H29 年度累

名称未設定-1

口腔がん はじめに 口腔がんとは 口の中とくちびるにできる がん のことです 口腔がんには舌や歯肉や頬のように口の中の表面を覆っている粘膜に発生するものと口の中に唾液を分泌している唾液腺 ( 耳下腺を除く ) に発生するものが含まれます いずれの場合でも口の中に できもの や しばらく治らない傷や荒

表紙等

呼吸発声発語_本試験

1)表紙14年v0

1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( / ) 上記外来の名称 ストマ外来 対象となるストーマの種類 コロストーマとウロストーマ 4 大腸がん 腎がん 膀胱がん ストーマ管理 ( 腎ろう, 膀胱ろう含む ) ろう孔管理 (PEG 含む ) 尿失禁の管理 ストーマ外

fujisli20132

電子黒板を用いた授業と骨模型を使用した板書授業の学生たちの反応について

第1分野 摂食嚥下リハビリテーションの全体像 1 総 論 2 摂食嚥下のリハビリテー 椿原彰夫 ション総論 Lecturer 川崎医療福祉大学学長 学 習目標 Learning Goals Chapter 1 摂食嚥下とその障害の概念が理解できる 摂食嚥下障害の治療目的がわかる 急性期 回復期 生活

81 画像で詳細に検討した結果の T1,T2 病変では下垂体を遮蔽した照射野でも腫瘍制御の差は認めず, また神経内分泌障害を認めなかったとして, 縮小照射野を推奨しているランダム化比較試験の報告もある 3) 40 50Gy 以降原発腫瘍と腫大リンパ節を含んで皮膚面上で重ねる GTV(=CTV) とす

2015/04/06 ( 月 ) 人体解剖学総論 A 基本事項 A-2 医の倫理 *3 生と死に関わる倫理的問題を説明できる C-2-1) 身体の部位と方向用語 *1 身体の部位を解剖学的に区別できる *2 身体の方向用語を正確に用いることができる 近藤信太郎 2015/04/06 ( 月 ) 骨格

摂食・嚥下障害 まず最初に何を見ますか?

各医療機関が専門とするがんに対する診療機能 1. 肺がん 治療の実施 (: 実施可 / : 実施不可 ) / 昨年の ( / ) 当該疾患を専門としている 開胸 胸腔鏡下 定位 小線源治療 1 呼吸器内科 8 2 呼吸器外科 3 3 腫瘍内科 放射線治療科 1 グループ指定を受ける施設との連携 昨年

1. 部位別登録数年次推移 表は 部位別に登録数の推移を示しました 2015 年の登録数は 1294 件であり 2014 年と比較して 96 件増加しました 部位別の登録数は 多い順に大腸 前立腺 胃 膀胱 肺となりました また 増加件数が多い順に 皮膚で 24 件の増加 次いで膀胱 23 件の増加

目 次 統計の説明 部位( 中分類 ) 別男女別腫瘍数 1 部位別腫瘍数 < 総数グラフ> 2 部位別腫瘍数 < 男性グラフ> 3 部位別腫瘍数 < 女性グラフ> 4 部位( 中分類 ) 別年齢階層別腫瘍数 5 部位( 中分類 ) 別来院経路別腫瘍数 6 来院経路別腫瘍数 <グラフ> 7 部位( 中

い結合組織性の瞼板がある 瞼板中には 30~40 個の瞼板腺 ( マイボーム Meibome 腺 ) が一列に存在し 導管は眼瞼後縁に開口する 前縁には 睫毛 ( まつ毛 ) が 2~3 列あり その根部に睫毛腺 ( モル Moll 腺 ) また脂腺 ( ツァイス Zeiss 腺 ) が開く 涙腺は

がん登録実務について

日産婦誌61巻4号研修コーナー

43048腎盂・尿管・膀胱癌取扱い規約第1版 追加資料

2. 脊髄腫瘍 : 専門とするがん : 診療を実施していないがん ( 診療科ま 医師数 専門として 1 整形外科 2 2 状 績 なし例 : 脊髄腫瘍脊髄腫瘍 治療の実施状況 (: 実施可 /: 実施不可 ) / 昨年の実績 ( あり / なし ) 化学療法体外定位照射 IMRT 小線源治療 あり

114 頭頸部 Ⅹ. 舌癌 1. 放射線療法の目的 意義舌癌は口腔領域 ( 舌, 口腔底, 頬粘膜, 歯肉 歯槽, 硬口蓋 ) に発生する癌のうち 約 50% を占める 舌は構音 摂食 嚥下と深く関わる臓器であり, 機能 形態の温存に優れる放射線治療のよい適応領域である 幸い舌組織は粘膜下が筋組織で

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骨筋18-中1

094 小細胞肺がんとはどのような肺がんですか んの 1 つです 小細胞肺がんは, 肺がんの約 15% を占めていて, 肺がんの組 織型のなかでは 3 番目に多いものです たばことの関係が強いが 小細胞肺がんは, ほかの組織型と比べて進行が速く転移しやすいため, 手術 可能な時期に発見されることは少

06: 耳鼻咽喉 頭頸部外科コース 1. 耳鼻咽喉 頭頸部外科コースの概説このコースでは 聴器 平衡器 鼻 副鼻腔 口腔 咽頭 喉頭 気管 食道および唾液腺 甲状腺を含む臨床解剖 生理を知り これら器官の疾患の診断および治療法についての概念を習得することにあるが さらにこれら疾患と他臓器疾患との関連

下唇口峡図 1-1 口腔の各部 摂食嚥下器官の解剖 One1 1Chapter 1 口腔の構造 口腔は呼吸器の最末端と最初の消化器を担う重要な器官であり, 摂食嚥下, 唾液による消化, 呼吸や発声などの多くの役割を果たしている. 前方を口唇 ( 上唇, 下唇 ), 側方を頬, 上方を口蓋 ( 硬口蓋

が 6 例 頸部後発転移を認めたものが 1 例であった (Table 2) 60 分値の DUR 値から同様に治療後の経過をみると 腫瘍消失と判定した症例の再発 転移ともに認めないものの DUR 値は 2.86 原発巣再発を認めたものは 3.00 頸部後発転移を認めたものは 3.48 であった 腫瘍

スライド タイトルなし

はじめに Myotonic dystrophy type DM myotonia DM... DM 対象と方法 対象 DM.. ADL 方法 EHD ml g 図 嚥下造影検査評価用紙

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山形県立中央病院 院内がん登録2008


今日の内容 1. がん対策 ( 山梨県がん対策推進条例及び山梨県がん対策推進計画 ) 2. がんデータ ( 死亡者数 罹患率など ) 3. がん検診

解剖学 1

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9章 その他のまれな腫瘍

特別条件付契約のしおり このたびは 当社に生命保険のお申し込みをいただき 誠にありがとうございます 本帳票は ご契約のしおり 約款 と共に大切に保管いただきますようお願いいたします

パンフレット

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33 NCCN Guidelines Version NCCN Clinical Practice Guidelines in Oncology (NCCN Guidelines ) (NCCN 腫瘍学臨床診療ガイドライン ) 非ホジキンリンパ腫 2015 年第 2 版 NCCN.or

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記入方法

164-エスエルアイ-出力

-192- 島根県立大学短期大学部松江キャンパス研究紀要第 56 号 (2017 年 ) ( 図 3 A D) 一方でこの模型は比較的高価であり ( 定価で約 11 万円 ) 学生が気軽に購入できるものではない そこで, 喉頭の構造と機能を理解するための, 安価な自作模型を考案した この模型は, 特

部位別 施設名 総数 がん診療連携拠点病院院内がん登録 2014 年集計 口腔咽頭 食道胃結腸直腸大腸肝臓 胆嚢胆管 膵臓喉頭肺 埼玉県立がんセンター 3, さいたま赤十字病院 1,456-2

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Transcription:

頭頸部 UICC における 頭頸部の所属リンパ節頸部リンパ節 ( 頭頸部癌取扱い規約 2005 年 10 月 改訂第 4 版 P4~5 図 1, 図 2 参照 ) (1) オトガイ下リンパ節 submental nodes (2) 顎下リンパ節 submandibular nodes (3) 前頸部リンパ節 anterior cervical nodes 1 前頸静脈リンパ節 anterior jugular nodes 2 その他のリンパ節 intravisceral chain 喉頭前リンパ節 prelaryngeal nodes 甲状腺前リンパ節 prethyroid nodes 気管前リンパ節 pretracheal nodes 気管傍リンパ節 paratracheal nodes 咽頭周囲リンパ節 para- and retropharyngeal nodes (4) 側頸リンパ節 lateral cervical nodes 1 浅頸リンパ節 superficial lateral cervical nodes 2 深頸リンパ節 deep lateral cervical nodes 副神経リンパ節 spinal accessory nodes 鎖骨上窩リンパ節 supraclavicular nodes 内深頸リンパ節 internal jugular chain 上内深頸リンパ節 superior internal jugular nodes 中内深頸リンパ節 mid internal jugular nodes 下内深頸リンパ節 inferior internal jugular nodes 口唇および口腔 1) 口唇 (C00) TX 原発腫瘍の評価が不可能 T0 原発腫瘍を認めない Tis 上皮内癌 最大径が 2cm 以下の腫瘍 最大径が 2cm をこえるが 4cm 以下の腫瘍 最大径が 4cm をこえる腫瘍 骨髄質 下歯槽神経 口腔底 皮膚 ( 顎または外鼻 ) に浸潤する腫瘍 咀しゃく筋間隙 翼状突起 または頭蓋底に浸潤する腫瘍 または内頸動脈を全周性に取り囲む腫瘍 注 : 歯肉を原発巣とし 骨および歯槽のみに表在性びらんが認められる症例は としない

N 分類 NX N0 N1 N2 N3 所属リンパ節転移の評価が不可能 所属リンパ節転移なし 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm 以下 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm をこえるが 6cm 以下 または同側の多発性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下 または両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N2a 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm をこえるが 6cm 以下 N2b 同側の多発性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N2c 両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が 6cm 以下 最大径が 6cm をこえるリンパ節転移 注 : 正中リンパ節は同側リンパ節である M 分類 遠隔転移の評価が不可能遠隔転移なし遠隔転移あり Stage Ⅱ

2. 進展度 ( 臨床進行度 ) Tis 上皮内 限局 所属リンパ節転移 隣接臓器浸潤 遠隔転移 2) 口腔 TX 原発腫瘍の評価が不可能 T0 原発腫瘍を認めない Tis 上皮内癌 最大径が 2cm 以下の腫瘍 最大径が 2cm をこえるが 4cm 以下の腫瘍 最大径が 4cm をこえる腫瘍 骨髄質 舌深層の筋肉 / 外舌筋 ( オトガイ舌筋 舌骨舌筋 口蓋舌筋 茎突舌筋 ) 上顎洞 顔面の皮膚に浸潤する腫瘍 咀しゃく筋間隙 翼状突起 または頭蓋底に浸潤する腫瘍 または内頸動脈を全周性に取り囲む腫瘍 N 分類 NX 所属リンパ節転移の評価が不可能 N0 所属リンパ節転移なし N1 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm 以下 N2 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm をこえるが 6cm 以下 または同側の多発性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下 または両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N2a 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm をこえるが 6cm 以下 N2b 同側の多発性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N2c 両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N3 最大径が 6cm をこえるリンパ節転移注 : 正中リンパ節は同側リンパ節である

M 分類 遠隔転移の評価が不可能 遠隔転移なし 遠隔転移あり Stage Ⅱ 2. 進展度 ( 臨床進行度 ) Tis 上皮内 限局 所属リンパ節転移 隣接臓器浸潤 遠隔転移

鼻腔および副鼻腔 1) 鼻腔 TX 原発腫瘍の評価が不可能 T0 原発腫瘍を認めない Tis 上皮内癌 骨浸潤の有無に関係なく 鼻腔または篩骨洞の 1 亜部位に限局する腫瘍 骨浸潤の有無に関係なく 鼻腔または篩骨洞の 2 つの亜部位に浸潤する腫瘍 または鼻腔および篩骨洞の両方に浸潤する腫瘍 眼窩内側壁または眼窩底 上顎洞 口蓋 篩板のいずれかに浸潤する腫瘍 眼窩内容前部 外鼻の皮膚 頬部皮膚 前頭蓋窩 ( 軽度進展 ) 翼状突起 蝶形洞 前頭洞のいずれかに浸潤する腫瘍 眼窩尖端 硬膜 脳 中頭蓋窩 三叉神経第二枝以外の脳神経 上咽頭 斜台のいずれかに浸潤する腫瘍 N 分類 NX 所属リンパ節転移の評価が不可能 N0 所属リンパ節転移なし N1 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm 以下 N2 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm をこえるが 6cm 以下 または同側の多発性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下 または両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N2a 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm をこえるが 6cm 以下 N2b 同側の多発性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N2c 両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N3 最大径が 6cm をこえるリンパ節転移注 : 正中リンパ節は同側リンパ節である M 分類 遠隔転移の評価が不可能遠隔転移なし遠隔転移あり

Stage Ⅱ 2. 進展度 ( 臨床進行度 ) なし

2) 篩骨洞 TX 原発腫瘍の評価が不可能 T0 原発腫瘍を認めない Tis 上皮内癌 骨浸潤の有無に関係なく 鼻腔または篩骨洞の 1 亜部位に限局する腫瘍 骨浸潤の有無に関係なく 鼻腔または篩骨洞の 2 つの亜部位に浸潤する腫瘍 または鼻腔および篩骨洞の両方に浸潤する腫瘍 眼窩内側壁または眼窩底 上顎洞 口蓋 篩板のいずれかに浸潤する腫瘍 眼窩内容前部 外鼻の皮膚 頬部皮膚 前頭蓋窩 ( 軽度進展 ) 翼状突起 蝶形洞 前頭洞のいずれかに浸潤する腫瘍 眼窩尖端 硬膜 脳 中頭蓋窩 三叉神経第二枝以外の脳神経 上咽頭 斜台のいずれかに浸潤する腫瘍 N 分類 NX 所属リンパ節転移の評価が不可能 N0 所属リンパ節転移なし N1 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm 以下 N2 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm をこえるが 6cm 以下 または同側の多発性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下 または両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N2a 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm をこえるが 6cm 以下 N2b 同側の多発性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N2c 両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N3 最大径が 6cm をこえるリンパ節転移注 : 正中リンパ節は同側リンパ節である M 分類 遠隔転移の評価が不可能遠隔転移なし遠隔転移あり

Stage Ⅱ 2. 進展度 ( 臨床進行度 ) なし 3) 上顎洞 TX 原発腫瘍の評価が不可能 T0 原発腫瘍を認めない Tis 上皮内癌 上顎洞粘膜に限局する腫瘍 骨吸収または骨破壊を認めない 骨吸収または骨破壊のある腫瘍 硬口蓋および / または中鼻道に進展する腫瘍を含むが 上顎洞後壁および翼状突起に進展する腫瘍を除く 上顎洞後壁の骨 皮下組織 眼窩底または眼窩内側壁 翼突窩 篩骨洞のいずれかに浸潤する腫瘍 眼窩内容前部 頬部皮膚 翼状突起 側頭下窩 篩板 蝶形洞 前頭洞のいずれかに浸潤する腫瘍 眼窩尖端 硬膜 脳 中頭蓋窩 三叉神経第二枝以外の脳神経 上咽頭 斜台のいずれかに浸潤する腫瘍

N 分類 NX N0 N1 N2 N3 所属リンパ節転移の評価が不可能 所属リンパ節転移なし 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm 以下 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm をこえるが 6cm 以下 または同側の多発性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下 または両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N2a 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm をこえるが 6cm 以下 N2b 同側の多発性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N2c 両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が 6cm 以下 最大径が 6cm をこえるリンパ節転移 注 : 正中リンパ節は同側リンパ節である M 分類 遠隔転移の評価が不可能遠隔転移なし遠隔転移あり Stage Ⅱ

2. 進展度 ( 臨床進行度 ) Tis 上皮内 限局 所属リンパ節転移 隣接臓器浸潤 遠隔転移 唾液腺 TX T0 原発腫瘍の評価が不可能 原発腫瘍を認めない 最大径が 2cm 以下の腫瘍で 実質外進展 * なし 最大径が 2cm をこえるが 4cm 以下の腫瘍で 実質外進展 * なし 最大径が 4cm をこえる腫瘍 および / または実質外進展 * を伴う腫瘍 皮膚 下顎骨 外耳道 または顔面神経に浸潤する腫瘍 頭蓋底 翼状突起に浸潤する腫瘍 または頸動脈を全周性に取り囲む腫瘍 注 : * 実質外進展とは臨床的または肉眼的に軟部組織または神経に浸潤しているものをいう ただし および に定義された組織への浸潤は除く 顕微鏡的証拠のみでは臨床分類上 実質外進展とはならない N 分類 NX N0 N1 N2 N3 所属リンパ節転移の評価が不可能 所属リンパ節転移なし 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm 以下 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm をこえるが 6cm 以下 または同側の多発性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下 または両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N2a 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm をこえるが 6cm 以下 N2b 同側の多発性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N2c 両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が 6cm 以下 最大径が 6cm をこえるリンパ節転移 注 : 正中リンパ節は同側リンパ節である

M 分類 遠隔転移の評価が不可能 遠隔転移なし 遠隔転移あり Stage Ⅱ 2. 進展度 ( 臨床進行度 ) 限局 所属リンパ節転移 実質外進展なし実質外進展あり 隣接臓器浸潤 遠隔転移

咽頭 1) 上咽頭 TX 原発腫瘍の評価が不可能 T0 原発腫瘍が認めない Tis 上皮内癌 上咽頭に限局する腫瘍 軟部組織に浸潤する腫瘍 a 中咽頭および / または鼻腔に進展する腫瘍で 傍咽頭間隙への進展 * を伴わないもの b 傍咽頭間隙への進展 * を伴うもの 骨組織および / または副鼻腔に浸潤する腫瘍頭蓋内に進展する腫瘍および / または脳神経 側頭下窩 下咽頭 眼窩 または咀しゃく筋間隙に 進展する腫瘍注 :* 傍咽頭間隙への進展とは 咽頭頭底板をこえる後外側への浸潤を意味する N 分類 NX 所属リンパ節転移の評価が不可能 N0 所属リンパ節転移なし N1 鎖骨上窩より上方の片側性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N2 鎖骨上窩より上方の両側性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N3 最大径が 6cm をこえるリンパ節転移 または鎖骨上窩へのリンパ節転移 N3a 最大径が 6cm をこえるリンパ節転移 N3b 鎖骨上窩への転移注 : 正中リンパ節は同側リンパ節である M 分類 遠隔転移の評価が不可能遠隔転移なし遠隔転移あり Stage a ⅡA ⅡB b ⅡB

2. 進展度 ( 臨床進行度 ) Tis 上皮内 限局 所属リンパ節転移 隣接臓器浸潤 遠隔転移 2) 中咽頭 TX 原発腫瘍の評価が不可能 T0 原発腫瘍が認めない Tis 上皮内癌 最大径が 2cm 以下の腫瘍 最大径が 2cm をこえるが 4cm 以下の腫瘍 最大径が 4cm をこえる腫瘍 喉頭 舌深層の筋肉 / 外舌筋 ( オトガイ舌筋 舌骨舌筋 口蓋舌筋 茎突舌筋 ) 内側翼突筋 硬口蓋 および下顎骨のいずれかに浸潤する腫瘍 外側翼突筋 翼状突起 上咽頭側壁 頭蓋底のいずれかに浸潤する腫瘍 または頸動脈を全周性に取り囲む腫瘍 N 分類 NX 所属リンパ節転移の評価が不可能 N0 所属リンパ節転移なし N1 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm 以下 N2 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm をこえるが 6cm 以下または同側の多発性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下または両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N2a 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm をこえるが 6cm 以下 N2b 同側の多発性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N2c 両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N3 最大径が 6cm をこえるリンパ節である注 : 正中リンパ節は同側リンパ節である M 分類 遠隔転移の評価が不可能遠隔転移なし遠隔転移あり

Stage Ⅱ 2. 進展度 ( 臨床進行度 ) Tis 上皮内 限局 所属リンパ節転移 隣接臓器浸潤 遠隔転移

3) 下咽頭 TX 原発腫瘍の評価が不可能 T0 原発腫瘍が認めない Tis 上皮内癌 下咽頭の 1 亜部位 *1 に限局し最大径が 2cm 以下の腫瘍 片側喉頭の固定がなく 下咽頭の 1 亜部位をこえるか 隣接部位に浸潤する腫瘍 または最大径が 2cm をこえるが 4cm 以下の腫瘍 最大径が 4cm をこえるか または片側喉頭の固定する腫瘍 甲状軟骨 輪状軟骨 舌骨 甲状腺 食道 頸部正中軟部組織 *2 のいずれかに浸潤する腫瘍 椎前筋膜 縦隔に浸潤する腫瘍 または頸動脈を全周性に取り囲む腫瘍 注 :*1 咽頭食道接合部 ( 輪状後部 ) 梨状陥凹 咽頭後壁のいずれか *2 頸部正中軟部組織には 喉頭前方に位置する舌骨下筋群および皮下脂肪組織が含まれる N 分類 NX 所属リンパ節転移の評価が不可能 N0 所属リンパ節転移なし N1 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm 以下 N2 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm をこえるが 6cm 以下または同側の多発性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下または両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N2a 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm をこえるが 6cm 以下 N2b 同側の多発性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N2c 両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N3 最大径が 6cm をこえるリンパ節である注 : 正中リンパ節は同側リンパ節である M 分類 遠隔転移の評価が不可能遠隔転移なし遠隔転移あり

Stage Ⅱ 2. 進展度 ( 臨床進行度 ) Tis 上皮内 限局 所属リンパ節転移 隣接臓器浸潤 遠隔転移

喉頭 1) 声門上部 TX 原発腫瘍の評価が不可能 T0 原発腫瘍が認めない Tis 上皮内癌 声帯運動が正常で 声門上部の 1 亜部位に限局する腫瘍喉頭の固定がなく 声門上部の他の亜部位 声門または声門上部の外側域 ( たとえば舌根粘膜 喉頭蓋谷 梨状陥凹の内壁などの ) 粘膜に浸潤する腫瘍声帯が固定し喉頭に限局するもの および / または輪状後部 喉頭蓋前方の組織 声門周囲腔 (paraglottic space) のいずれかに浸潤される腫瘍 または甲状軟骨のわずかなびらん ( 内側表層など ) をともなう腫瘍 甲状軟骨を破って浸潤する腫瘍 および / または喉頭外 すなわち気管 舌深層の筋肉 / 外舌筋 ( オトガイ舌筋 舌骨舌筋 口蓋舌筋 茎突舌筋 ) を含む頸部軟部組織 舌骨下筋群 甲状腺 食道に浸潤する腫瘍 椎前間隙 縦隔に浸潤する腫瘍 または頸動脈を全周性に取り囲む腫瘍 N 分類 NX 所属リンパ節転移の評価が不可能 N0 所属リンパ節転移なし N1 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm 以下 N2 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm をこえるが 6cm 以下または同側の多発性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下または両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N2a 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm をこえるが 6cm 以下 N2b 同側の多発性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N2c 両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N3 最大径が 6cm をこえるリンパ節である注 : 正中リンパ節は同側リンパ節である M 分類 遠隔転移の評価が不可能遠隔転移なし遠隔転移あり

Stage Ⅱ 2. 進展度 ( 臨床進行度 ) Tis 上皮内 限局 隣接臓器浸潤 遠隔転移 所属リンパ節転移

2) 声門 TX 原発腫瘍の評価が不可能 T0 原発腫瘍が認めない Tis 上皮内癌 声帯運動が正常で ( 一側 ) 声帯に限局する腫瘍 ( 前または後連合に達してもよい ) a 一側声帯に限局する腫瘍 b 両側声帯に浸潤する腫瘍 声門上部 および / または声門下部に進展するもの および / または声帯運動の制限を伴う腫瘍 声帯が固定し喉頭に限局するもの および / または声門周囲腔 (paraglottic space) に浸潤する腫瘍 および / または甲状軟骨のわずかなびらん ( 内側表層など ) をともなう腫瘍 甲状軟骨を破って浸潤する腫瘍 または喉頭外 すなわち気管 舌深層の筋肉 / 外舌筋 ( オトガイ舌筋 舌骨舌筋 口蓋舌筋 茎突舌筋 ) を含む頸部軟部組織 舌骨下筋群 甲状腺 食道に浸潤する腫瘍 椎前間隙 縦隔に浸潤する腫瘍 または頸動脈を全周性に取り囲む腫瘍 N 分類 NX 所属リンパ節転移の評価が不可能 N0 所属リンパ節転移なし N1 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm 以下 N2 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm をこえるが 6cm 以下または同側の多発性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下または両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N2a 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm をこえるが 6cm 以下 N2b 同側の多発性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N2c 両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N3 最大径が 6cm をこえるリンパ節である注 : 正中リンパ節は同側リンパ節である M 分類 遠隔転移の評価が不可能遠隔転移なし遠隔転移あり

Stage Ⅱ 2. 進展度 ( 臨床進行度 ) Tis 上皮内 限局 隣接臓器浸潤 遠隔転移 所属リンパ節転移 3) 声門下部 TX 原発腫瘍の評価が不可能 T0 原発腫瘍が認めない Tis 上皮内癌 声門下部に限局する腫瘍 声帯に進展し その運動が正常か制限されている腫瘍 声帯が固定し 喉頭内に限局する腫瘍 輪状軟骨あるいは甲状軟骨を破って浸潤する腫瘍 および / または喉頭外 すなわち気管 舌深層 の筋肉 / 外舌筋 ( オトガイ舌筋 舌骨舌筋 口蓋舌筋 茎突舌筋 ) を含む頸部軟部組織 舌骨下 筋群 甲状腺 食道に浸潤する腫瘍 椎前間隙 縦隔に浸潤する腫瘍 または頸動脈を全周性に取り囲む腫瘍

N 分類 NX N0 N1 N2 N3 所属リンパ節転移の評価が不可能 所属リンパ節転移なし 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm 以下 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm をこえるが 6cm 以下または同側の多発性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下または両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N2a 同側の単発性リンパ節転移で最大径が 3cm をこえるが 6cm 以下 N2b 同側の多発性リンパ節転移で最大径が 6cm 以下 N2c 両側あるいは対側のリンパ節転移で最大径が 6cm 以下 最大径が 6cm をこえるリンパ節である 注 : 正中リンパ節は同側リンパ節である M 分類 遠隔転移の評価が不可能遠隔転移なし遠隔転移あり Stage Ⅱ

2. 進展度 ( 臨床進行度 ) Tis 上皮内 限局 隣接臓器浸潤 遠隔転移 所属リンパ節転移