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3 つの 見える化 アプローチ 俯瞰図 チェックシート ( 自己評価シート / ヒアリングシート ) 定性的見える化アプローチ 事例集 俯瞰の視点によるドミナント アイテムの見える化 測定分析データにしたがって定量化した情報によるリスクの見える化 実践の場プロジェクト チェック項目によるリスクの見える化 見える化アプローチをひも付けることによる総合的判断の仕組み リスク分類表 統合的アプローチ 測定項目リスト 測定分析データ一覧表 ベース尺度一覧表 支援ツール 定量的見える化アプローチ Center 4

見える化と定量的プロジェクト管理 開発プロジェクトの 見える化 定性的な 見える化 アプローチ 俯瞰図 プロジェクト成否要因の明確化 チェックシート 見落としの排除リスクの明確化 失敗事例集 失敗から学んで失敗を防止 実践の場プロジェクト 分類表 客観的 網羅的に問題箇所を把握 統合的アなプ ロ見ーえチる化 定量的プロジェクト管理ツールとして公開 (4/27) 測定項目リスト 測定分析データ一覧表 ベース尺度一覧表 定量的な 見える化 アプローチ プロジェクトの状況を定量的に把握 定量的プロジェクト管理ツール データの自動収集分析 診断 見える化 すると 品質の予測 要求分析 設計の品質予測プロダクトの品質予測プロジェクトの品質予測 定量的プロジェクト管理ツール分析 診断 品質予測予実管理 進捗予測プロジェクト管理 定量的プロジェクト管理 データ蓄積 基準値参照値 ベンチマーキング ベンチマークデータ 蓄積データからの基準値 業界の傾向を示す参照値 Center 5

開発の多様化 短期間化 低コスト化 開発フレームワーク 開発ツールを利用 既存アプリケーションの再利用 変更 / 追加部分のみの開発 機能 アプリケーションの分割開発 外部発注開発 オフショア開発 プロジェクトの状況把握が困難品質がバラつき全体品質管理が困難問題解決の判断遅延 定量的なデータに裏付けられた 網羅的 統一的なプロジェクトマネジメントが必要 Center 6

定量的管理の課題 定量データの収集に工数がかかるため進行中プロジェクトの定量的診断が行えない 定量データの自動収集日次業務での定量データの収集を可能に 定量データ分析のノウハウが乏しく手間がかかりプロジェクト遅れ予測などを簡単に行えない 統計グラフ描画による 視覚的 直観的な分析 診断 定量的プロジェクト管理ツールに実装 プロジェクト管理機能と定量的分析 診断機能を一体で提供 Excel 等のデータをインポート 管理するツールの環境が整っていない各プロジェクトで個別の Excel などを使用 データを蓄積による社内基準値の作成 プロジェクトを定量的に診断するための基準値を持っていない Center 7

定量的プロジェクト管理の業務 KKD( 勘 経験 度胸 ) から ツールによるに基づいたプロジェクト管理へ 版管理 ( ソースコード ) 課題管理 ( 障害 課題 ) 進捗管理 ( 計画と実績 ) 定量的プロジェクト管理ツール ソース規模の推移 定量データ 工程別の障害件数 不良発生原因 発生箇所 計画値との比較による進捗 システムの の取得 ソースを 課題や進捗を 対策計画診断実施 課題の把握 プロジェクトの進捗を課題の把握 将来進捗をの作成 プロジェクト計画値の Center 8

定量的プロジェクト管理ツールの特徴 グラフ表示による視覚的 直観的な分析 診断機能の提供 ダッシュボード表示 ドリルダウン ドリルスルー表示 利用者によるグラフ カスタマイズ 定量的データの自動収集 プロジェクト管理ツール 構成管理ツール 日常使用ツールからの日次業務データの取り込み Excel, MS Project, CSV 等からのデータ収集 ツールが簡易に利用できることを重視 基本測定量 ( 規模 工数 工期 品質 ) に絞って提供 高度で複雑な利用方法は将来の拡張 柔軟性 拡張性の確保 利用者による定量データの追加など 全環境を導入できる一括インストーラを提供 オープンソースとして公開 (GPL) 既存ツールを活用 Redmine Trac Subversion GIT BIRT(BI ツール ) Pentaho(ETL ツール ) Center 9

定量的プロジェクト管理ツールの概要図 プロジェクト管理支援機能 データ収集 集計起動 定量的分析 診断呼出 プロジェクト管理プラットフォーム (Redmine,Trac,Subversion,GIT) 設定管理機能 プロジェクト管理プラットフォームチケット データ収集機能 ETL ツール (Pentaho) データ集計機能 定量データ 複数プロジェクト俯瞰表示機能 プロジェクト俯瞰表示機能 個別グラフ表示機能 グラフ表示データ BI ツール (Eclipse BIRT/BIRT Report Viewer) Center 10

稼働環境 サーバ Redmine/Trac Subversion/GIT Pentaho BIRT Report Viewer PostgreSQL Web/ アプリケーションサーバ (Apache) サーブレットコンテナ (Tomcat) CentOS Ubuntu Linux Windows Server Windows7 Professional Web アクセス クライアント Internet Explorer FireFox Center 11

チケット駆動型の管理ツール 簡単に参加 利用 操作できる 開発者は担当作業 課題のチケットを登録 更新するだけ するツール プロジェクト情報の一元管理 チケットによるプロジェクト管理 進捗や品質のメトリクスへ集計 プロジェクト管理の問題を機能へ 開発ツール構成管理ツール マネージメント機能の実装 開発 報告作業をサポート PM の意思決定をサポート Center 12

チケットへの追加項目 項目 試験数計画 試験数実績 SLOC 計画値 想定バグ密度 試験項目密度指標値 _ 上限値 試験項目密度指標値 _ 下限値 WBS 番号 WBS チケット 概要 試験実施の WBS で試験項目数の計画値を入力 試験実施の WBS で試験項目数の実績値を入力 製造の WBS でソースコードの行数の計画値を入力 試験工程の親チケットとなる WBS でその試験工程の想定バグ密度を入力 ( 件 /KSLOC) 試験工程の親チケットとなる WBS で その試験工程における試験項目密度の指標値の上限値を入力 ( 件 /KSLOC) 試験工程の親チケットとなる WBS で その試験工程における試験項目密度の指標値の下限値を入力 ( 件 /KSLOC) WBS 番号を入力 課題 障害の発生した WBS チケット ID を入力 課題 障害チケットと WBS チケットの関連付け 複数の WBS チケットに関連付けはできない Center 13

WBS チケット Center 14

障害 課題チケット Center 15

チケットの一覧 Center 16

チケットのガントチャート表示 Center 17

表示グラフ一覧 WBS( タスク ) 品質管理 試験計画項目密度 WBS 進捗推移 WBS 進捗変化 EVM 評価 ( 進捗 工数 ) ソフトウェア規模推移 試験進捗率 工数の予実 遅延重要タスク抽出 障害 課題管理 障害件数変化 障害解決予測 障害原因分析 障害発生密度 障害滞留状況 長期未解決課題抽出 要員負荷管理 負荷状況 プロジェクトを俯瞰するグラフ 定量管理ダッシュボード複数のグラフを縮小表示して プロジェクト状況を俯瞰 複数プロジェクトを俯瞰するグラフ 複数プロジェクトの進捗確認 健全性確認 Center 18

WBS( タスク ) 管理のグラフ (1/2) WBS 進捗推移 過去の進捗の進み具合を描画し 開発の進み具合を把握する WBS 進捗変化 最近の開発進行度 ( 変化分の大きさ ) を確認する Center 19

WBS( タスク ) 管理のグラフ (2/2) EVM 評価 EVM により最近の開発価値とコストを把握する ソフトウェア規模推移 ソース行数による規模の推移 及び計画値との対比を行う Center 20

障害管理のグラフ 障害件数変化 課題の件数 未解決数の推移 計画値との対比を把握する 障害解決予測 課題の未解決数と解決生産性から 解決完了日を推定する Center 21

プロジェクトを俯瞰するグラフ 定量管理ダッシュボード 担当プロジェクトの全体を俯瞰する Center 22

複数プロジェクトを俯瞰するグラフ 複数プロジェクトの進捗確認 担当プロジェクト / サブプロジェクトで リスクのあるものを検出する 複数プロジェクトの健全性確認 担当プロジェクト / サブプロジェクトのリスクを俯瞰する Center 23

デモンストレーションは エンタプライズ系デモコーナーにて 行っています Center 24

IPA( 独立行政法人情報処理推進機構 ) http://www.ipa.go.jp/ ( ソフトウェア エンジニアリング センター ) http://sec.ipa.go.jp/ 研究員大和田裕 y-oowada@ipa.go.jp ご清聴ありがとうございました Center 25