< 条文構成及び各条の要旨 > 条項趣旨内容 第 1 章 総則 1 趣旨 この法律により課する地方法人税について その納税義務者 課税の対象 税額の計算の方法 申告及び納付の手続 さらにはその納税義務の適正な履行を確保するため必要な事項をこの法律に定める旨を規定しています 2 定義 内国法人 外国法

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1 地方法人税の創設 目一創設の経緯等 1030 二地方法人税法の条文構成及び各条の要旨 1030 次 三地方法人税の内容 1034 一 創設の経緯等 平成 24 年 8 月に成立した税制抜本改革法は 税制の抜本的な改革による地方消費税の充実と併せて 地方法人課税の在り方を見直すことにより税源の偏在性を是正する方策を講ずることとし その際には 国と地方の税制全体を通じて幅広く検討する ( 第 7 条第 5 号ロ ) と規定しています 今回の改正においては この規定を踏まえ 消費税率 8 % への引上げによる地方消費税の充実にあわせて 地域間の税源の偏在性を是正し財政力格差の縮小を図ることを目的として 法人住民税法人税割の一部を地方交付税原資化することとされました 具体的には 不交付団体における地方消費税の実質増収額 ( 地方消費税の増収額から社会保障充実化等分を控除した額 ) を偏在是正額の目途として 道府県民税法人税割の税率を1.8%( 標準税率 5.0% 3.2%) 市町村民税法人税割の税率を 2.6%( 標準税率 12.3% 9.7%) 合計 4.4% 引き 下げる一方で 基準法人税額を課税標準とする税率 4.4% の地方法人税 ( 国税 ) を創設し その税収全額を交付税及び譲与税配付金特別会計の歳入とし ( 特別会計に関する法律 23 一イ ) 地方交付税原資とする ( 地方交付税法 6 ) こととされました なお この地方法人税について定める地方法人税法は 去る 3 月 20 日に参議院本会議において可決 成立し 3 月 31 日に平成 26 年法律第 11 号として公布されています また 次の関係政省令もそれぞれ次のとおり公布されています 地方法人税法施行令 ( 平 政令第 139 号 ) 地方法人税法施行規則 ( 平 財務省令第 22 号 ) 地方法人税法施行規則及び法人税法施行規則の一部を改正する省令 ( 平 財務省令第 43 号 ) 二 地方法人税法の条文構成及び各条の要旨 地方法人税法は 第 1 章総則から第 6 章罰則までの全 37 条の法律です その各条の要旨を簡単に 示せば 次のとおりです 1030

2 < 条文構成及び各条の要旨 > 条項趣旨内容 第 1 章 総則 1 趣旨 この法律により課する地方法人税について その納税義務者 課税の対象 税額の計算の方法 申告及び納付の手続 さらにはその納税義務の適正な履行を確保するため必要な事項をこの法律に定める旨を規定しています 2 定義 内国法人 外国法人 人格のない社団等 被合併法人 合併法人 連結親法人 連結子法人 連結法人 連結完全支配関係 適格合併 連結所得 事業年度 連結事業年度 法人課税信託 地方法人税中間申告書 地方法人税確定申告書 期限後申告書 修正申告書 中間納付額 更正 附帯税 充当及び還付加算金につき定義しています 3 人格のない社団等及び法人課税信託の受託者への適用 人格のない社団等及び法人課税信託の受託者である個人は 法人とみなすこととしています 法人課税信託の信託資産等及び固有資産等ごとに別の者とみなすこと等としています 4 納税義務者 法人税を納める義務がある法人は 地方法人税を納める義務があるこ ととしています 5 課税の対象 各課税事業年度の基準法人税額に課することとしています 6 基準法人税額 法人税の確定申告書を提出すべき法人の各事業年度の所得に対する法人税の額 法人税の連結確定申告書を提出すべき連結親法人の各連結事業年度の連結所得に対する法人税の額及び退職年金等積立金確定申告書を提出すべき法人の退職年金等積立金に対する法人税の額としています 7 課税事業年度 法人の各事業年度としています 8 納税地 法人税の納税地と同一としています 第 2 章 課税標準 9 各課税事業年度の地方法人税の課税標準 課税標準は 各課税事業年度の課税標準法人税額としています 課税標準法人税額は 基準法人税額としています 第 3 章 税額の計算 10 税率 地方法人税の額は 各課税事業年度の課税標準法人税額に4. 4% の税率を乗じて計算した金額としています ただし 留保金課税の適用を受ける場合には 課税標準法人税額から加算された留保税額を控除した金額に4.4% の税率を乗じて計算することとしています 11 特定同族会社等の特別税率がある場合の地方法人税の額 留保金課税の適用がある場合には 上記により計算した地方法人税の額に 留保税額に 4. 4% を乗じて計算した金額を加算することとしています 12 外国税額の控除 外国税額が法人税の控除枠を超える場合に控除するものとしています 13 仮装経理に基づく過大申告の場合の更正に伴う地方法人税額の控除 所得基準法人税額に対する地方法人税につき税務署長が更正をした場合に 仮装経理に基づく過大申告の場合の更正に伴う地方法人税額の還付の特例の適用があったときは その更正に係る仮装経理地方法人税額を控除するものとしています 14 税額控除の順序 まず外国税額の控除をした後に 仮装経理地方法人税額を控除するも のとしています 1031

3 15 連結法人の地方法人税の個別帰属額の計算 各連結法人に地方法人税の負担額として帰せられる金額は 個別所得金額に適用法人税率を乗じて計算した金額の 4.4% 相当額と加算調整額とを合計した金額から減算調整額を控除した金額又は加算調整額から個別欠損金額に適用法人税率を乗じて計算した金額の 4.4% 相当額と減算調整額とを合計した金額を控除した金額としています 各連結法人に地方法人税の減少額として帰せられる金額は 減算調整額から個別所得金額に適用法人税率を乗じて計算した金額の 4.4% 相当額と加算調整額とを合計した金額を控除した金額又は個別欠損金額に適用法人税率を乗じて計算した金額の 4.4% 相当額と減算調整額とを合計した金額から加算調整額を控除した金額としています 軽減税率等の適用がある連結法人の適用法人税率は 平均税率により計算するものとしています 第 4 章 申告 納付及び還付等 第 1 節中間申告 16 中間申告 法人税の中間申告書又は連結中間申告書を提出すべき法人は これらの申告書に係る課税事業年度開始の日以後 6 月を経過した日から 2 月以内に前課税事業年度の確定地方法人税額を前課税事業年度の月数で除し これに 6 を乗じて計算した金額等を記載した中間申告書 ( 地方法人税中間申告書 ) を提出しなければならないこととしています 地方法人税中間申告書を提出すべき法人の前課税事業年度の期間が最終の連結事業年度に該当する場合 当該課税事業年度が最初連結親事業年度に該当する場合 その法人が適格合併に係る合併法人である場合などには 地方法人税中間申告書に記載すべき金額について 所要の調整を行うこととしています 法人税の退職年金等積立金中間申告書を提出すべき法人は その申告書に係る課税事業年度開始の日以後 6 月を経過した日から 2 月以内に 当該課税事業年度開始の日以後 6 月の期間を一事業年度とみなして計算した場合における当該期間に係る課税標準法人税額等を記載した中間申告書を提出しなければならないこととしています 17 仮決算をした場合の中間申告書を提出する場合の記載事項等 18 地方法人税中間申告書の提出がない場合の特例 法人税の仮決算による中間申告書又は連結中間申告書を提出する法人は 地方法人税についても 上記の地方法人税中間申告書に代えて 当該課税事業年度開始の日以後 6 月の期間を一事業年度とみなして計算した場合における当該期間に係る課税標準法人税額 その課税標準法人税額につき計算した地方法人税の額等を記載した仮決算による地方法人税中間申告書を提出しなければならないこととしています 地方法人税中間申告書をその提出期限までに提出しなかった場合には その提出すべき地方法人税中間申告書の提出があったものとみなすこととしています 第 2 節確定申告 19 確定申告 法人税の確定申告書又は連結確定申告書を提出すべき法人は 当該課税事業年度終了の日の翌日から 2 月以内に 課税標準法人税額 地方法人税の額 中間納付額のうち控除しきれなかった金額等を記載した確定申告書 ( 地方法人税確定申告書 ) を提出しなければならないこととしています 連結親法人の地方法人税確定申告書には その連結親法人及び各連結子法人の地方法人税の負担額として帰せられる金額及び地方法人税の減少額として帰せられる金額を記載した書類を添付しなければならないこととしています 法人税について申告期限の延長がある場合には 法人税と同じ申告期限としています 1032

4 法人税の退職年金等積立金確定申告書を提出すべき法人は 各課税事業年度終了の日の翌日から 2 月以内に 課税標準法人税額 地方法人税の額等を記載した確定申告書を提出しなければならないこととしています 第 3 節納付 20 中間申告による納付 その申告期限内に納付する義務があることとしています 21 確定申告による納付 申告期限内に納付する義務があることとしています 第 4 節還付 22 中間納付額の還付 その地方法人税確定申告書に記載がある控除しきれなかった中間納付 額を還付することとしています 23 欠損金の繰戻しによる法人税の還付があった場合の還付 税務署長は 欠損金の繰戻しによる法人税の還付請求書を提出した法人に対して還付所得事業年度又は還付所得連結事業年度に該当する課税事業年度に係る法人税を還付する場合において 当該課税事業年度の確定地方法人税額があるときは その法人に対し 確定地方法人税額のうち 法人税の還付金の額に 4. 4% を乗じて計算した金額に相当する金額を併せて還付することとしています 第 5 節更正の請求の特例その他 24 更正の請求の特例 法人税又は地方法人税の修正申告又は更正決定に伴うその後の課税事 業年度の地方法人税の更正の請求につき法人税法第 80 条の 2 を準用する ものとしています 25 更正に関する特例 内国法人の提出した地方法人税確定申告書に記載された各課税事業年度の課税標準法人税額が当該課税事業年度の課税標準とされるべき課税標準法人税額を超えている場合において その超える金額のうちに事実を仮装して経理したところに基づくものがあるときは 法人税と同様に 税務署長は その仮装して経理した内国法人が当該課税事業年度後の各課税事業年度においてその事実に係る修正の経理をし かつ その修正の経理をした課税事業年度の地方法人税確定申告書を提出するまでの間は 更正をしないことができることとしています 26 更正等の期間制限の特例等 国税通則法第 70 条第 3 項又は第 71 条第 1 項の規定により法人税又は地方法人税の一方について更正の請求に係る更正が行われた場合には 他方の税目についてもその更正の請求の日から 6 月を経過する日まで更正又はこれに伴う加算税の賦課決定を行うことができることとしています 国税通則法第 71 条第 1 項 ( 国税の更正 決定等の期間制限の特例 ) 等を適用する場合おいて 法人税と地方法人税を同一の税目とみなすこととしています 27 青色申告 法人税の申告に合わせるものとしています 連結納税の承認を受けている場合も同様です 法人税法第 130 条第 2 項 ( 青色申告の場合の理由付記 ) を準用するものとしています 28 確定申告に係る更正等又は決定による中間納付額の還付 29 仮装経理に基づく過大申告の場合の更正に伴う地方法人税額の還付の特例 決定があった場合に控除しきれなかった中間納付額があるときは その金額を還付することとしています 更正等により増加した控除しきれなかった中間納付額を還付することとしています 内国法人の提出した地方法人税確定申告書に記載された各課税事業年度の課税標準法人税額が当該課税事業年度の課税標準とされるべき課税標準法人税額を超え かつ その超える金額のうちに事実を仮装して経理したところに基づくものがある場合において 税務署長が地方法人税 1033

5 につき更正をしたときは 法人税と同様に 仮装経理地方法人税額を還付しないこととする等の特例を設けています 第 5 章 雑則 30 代表者等の自署押印 法人税法第 151 条を準用するものとしています 31 連帯納付の責任 連結子法人等に地方法人税について連帯納付の責任があるものとして います 32 政令への委任 還付の通知に係る事項など地方法人税法の実施のための手続等につい て政令に委任することを定めています 第 6 章 33 ~37 附則 罰則 ほ脱犯 無申告ほ脱犯 申告書不提出犯 自署押印義務違反 中間申告書虚偽記載犯 両罰規定等 法人税法と同様に規定しています 平成 26 年 10 月 1 日以後に開始する課税事業年度の基準法人税額に対する地方法人税ついて適用することとしています 中間申告に関する規定は 平成 27 年 10 月 1 日以後に開始する課税事業年度の申告書について適用することとしています 三 地方法人税の内容 1 地方法人税の概要 ⑴ 地方法人税の納税義務者と税額の計算法人税を納める義務がある法人は 地方法人税を納める義務があり 地方法人税の額は 原則として 課税事業年度の基準法人税額に4.4 % の税率を乗じて計算した金額となります この基準法人税額は 次の法人の区分に応じたそれぞれの法人税の額です ただし 所得税額控除 外国税額控除及び仮装経理に基づく過大申告の場合の更正に伴う法人税額の控除を適用しない場合の法人税の額とし 附帯税の額を除くこととしています 1 確定申告書を提出すべき内国法人 : 各事業年度の所得に対する法人税の額 2 確定申告書を提出すべき外国法人 : 各事業年度の所得に対する法人税の額 3 連結確定申告書を提出すべき連結親法人 : 各連結事業年度の連結所得に対する法人税の額 4 退職年金等積立金確定申告書を提出すべき法人 : 各事業年度の退職年金等積立金に対する法人税の額また 一定の限度額内の外国税額 ( 内国法人のみ ) については 地方法人税の額から控除できることとされています ( 注 ) 恒久的施設を有する外国法人の平成 28 年 4 月 1 日以後に開始する課税事業年度については 地方法人税の額から外国税額を控除することができることとなります ⑵ 申告 納付 還付等 1 法人税の中間申告書を提出すべき法人は 地方法人税の中間申告書を提出しなければなりません この中間申告書の提出期限は 法人税の中間申告書の提出期限と同一とされています 納付期限も同様です 2 地方法人税の確定申告書の提出期限は それぞれの基準法人税額となる法人税の確定申告書の提出期限と同一とされています 納付 1034

6 期限も同様です 3 地方法人税の中間納付額で地方法人税の額の計算上控除しきれなかった金額がある場合には その金額が還付されます 4 欠損金の繰戻しによる法人税の還付がある場合には 相当する地方法人税も還付されます 2 納税義務者法人税を納める義務のある法人は 地方法人税を納める義務があり 各課税事業年度の基準法人税額が課税の対象となります ( 地方法人税法 4 5 ) なお 人格のない社団等及び法人課税信託の受託者である個人は 法人とみなされます ( 地方法人税法 3 1) また 法人課税信託の受託者は 法人税法と同様に 各法人課税信託の信託資産等及び固有資産等ごとに それぞれ別の者とみなして 地方法人税関係の規定を適用することとなります ( 地方法人税法 3 2) 地方法人税は 実質的には各事業年度の所得に対する法人税 各連結事業年度の連結所得に対する法人税又は各事業年度の退職年金等積立金に対する法人税の付加税といえるものであり 納税義務者は法人税法上のそれぞれの法人税の納税義務者と同じ範囲としています このとき 所得に対する法人税の納税義務がある法人で退職年金業務等を行うものについては 法人税と同様に 所得に対する法人税に係る地方法人税とは別に 退職年金等積立金に対する法人税の付加税としての地方法人税の納税義務があります 法人税の納税義務がない法人は 当然に地方法人税の納税義務もないことになります すなわち 公共法人 収益事業や退職年金業務等を行わない公益法人等及び人格のない社団等並びに国内源泉所得を有しない外国法人などは 法人税を納める義務がないため 地方法人税の納税義務を負うことにはなりません 連結子法人 ( 単体申告をすべき連結子法人を除きます ) も同様です ( 注 1) 退職年金業務等を行う法人については こ れまで地方税の道府県民税法人税割及び市町村民税法人税割においても その退職年金等積立金に対する法人税を課税標準として課税されていました なお 租税特別措置法第 68 条の 4 により 現在 退職年金等積立金に対する法人税は課さないこととされていますので 退職年金等積立金については 地方法人税を納める義務が実質的にありません ( 注 2) 納税者利便等の観点から 国税化にあたり 上記のとおり法人税と納税義務者を一致させたことにより 地方法人税の納税義務者の範囲は 地方税の道府県民税法人税割及び市町村民税法人税割における納税義務者の範囲と若干異なりますので 注意が必要です 例えば 恒久的施設を有しない外国法人 非課税とされていた一定の社会福祉法人 学校法人又は更生保護法人及び条例による免税法人は 新たに地方法人税を納める義務が生じている場合があります なお 平成 22 年 10 月 1 日前に解散した清算予納中の法人には 後述する課税対象となる基準法人税額がありませんので 実質的に 地方法人税を納める義務もありません 3 基準法人税額地方法人税の課税の対象となる基準法人税額とは 法人税の課税標準たる各事業年度の所得の金額又は各連結事業年度の連結所得の金額につき 法人税法その他の法人税の税額の計算に関する法令の規定により計算した法人税の額です ただし 次の規定は適用しないで計算した法人税の額で 附帯税の額は除きます ( 地方法人税法 6 ) ⑴ 確定申告書を提出すべき内国法人の場合 1 所得税額控除 ( 法人税法第 68 条 ) 2 外国税額控除 ( 法人税法第 69 条 ) 3 仮装経理に基づく過大申告の場合の更正に伴う法人税額の控除 ( 法人税法第 70 条 ) 4 税額控除の順序 ( 法人税法第 70 条の 2 ) 1035

7 ⑵ 確定申告書を提出すべき外国法人の場合 所得税額控除 ( 法人税法第 144 条 ) ⑶ 連結確定申告書を提出すべき連結親法人の場合 1 連結事業年度における所得税額控除 ( 法人税法第 81 条の14) 2 連結事業年度における外国税額控除 ( 法人税法第 81 条の15) 3 仮装経理に基づく過大申告の場合の更正に伴う法人税額の連結事業年度における控除 ( 法人税法第 81 条の16) 4 連結事業年度における税額控除の順序 ( 法人税法第 81 条の17) ( 注 1) 適用を除外している規定は 二重課税の控除等の調整をするものですが それぞれの所得に対する実質的な法人税額を対象に地方法人税の額を計算するため これらの規定の適用前の法人税額としているものです なお 同じ法人税の付加税といえる復興特別法人税では 上記のほか いわゆる留保金課税 ( 法法 67) や使途秘匿金課税 ( 措法 62) 及び土地重課 ( 措法 62の 3 63) についても適用を除外し その適用前の法人税の額を基準法人税額としていましたが 地方法人税は 地方税の道府県民税法人税割等の税率引下げ分に相当する恒久税としての位置づけであり 1 地方交付税の財源確保の観点から法人税割の課税標準である法人税額と同様にすべきであること 2 地方法人税の課税が特定の期間に限られていないので公平性等が保たれることから これらの規定を適用した後の法人税の額とされています ( 注 2) 政策税制である税額控除とその取戻し課税については 租税特別措置法等において特段の調整規定が設けられていませんので 当然に 税額控除後又は取戻し税額加算後の法人税の額となります これは 特別償却など所得金額に反映される政策税制との バランスを考慮したものです ( この点は復興特別法人税も同じです ) なお 国税化により 応益課税としての性格を考慮する必要性がなくなったことから 租税特別措置法等の全ての税額控除等を対象にその適用後の法人税の額とされましたので 地方税の道府県民税法人税割等における法人税額の計算と若干異なっている点にご注意ください ( 注 3) 平成 22 年 10 月 1 日前に解散した清算予納中の法人については 平成 22 年度改正前の規定が適用され 上記 ⑴から⑶までのいずれの場合にも該当しませんので 基準法人税額はないこととなります つまり 当該法人については 地方法人税の課税の対象がありませんので 当然 申告 納付の義務も負いません そもそも地方法人税は 地方税の道府県民税法人税割等の税率引下げ分に相当する税ですので 今後も今般の税率引下げ前の法人税割が課税される当該法人に対して地方法人税を課税することは いわば二重に課税をするのと同じになり 公平性の観点から問題があると考えられたためです ( 注 4) 上記 ⑵の外国法人の場合については 国際課税原則の帰属主義への移行に伴い 地方法人税の平成 28 年 4 月 1 日以後に開始する各課税事業年度の基準法人税額は 次のとおり計算することとされています ⑴ 恒久的施設を有する外国法人の場合は その法人税の課税標準たる各事業年度の国内源泉所得に係る所得の金額の区分ごとに 法人税法その他の法人税の税額の計算に関する法令の規定により計算した法人税の額の合計額です ただし 次の規定は適用しないで計算した法人税の額で 附帯税の額は除きます 1 所得税額控除 ( 法人税法第 144 条 ) 2 外国税額控除 ( 法人税法第 144 条の 2 ) ⑵ 恒久的施設を有しない外国法人の場合 1036

8 は その法人税の課税標準たる各事業年度の国内源泉所得に係る所得の金額につき 法人税法その他の法人税の税額の計算に関する法令の規定により計算した法人税の額です ただし 所得税額控除 ( 法人税法第 144 条 ) の規定は適用しないで計算した法人税の額で 附帯税の額は除きます 国内源泉所得とは 法人税法第 138 条第 1 項各号に掲げるものをいいますが ⑴では 法人税の課税標準たる各事業年度の国内源泉所得に係る所得の金額の区分ごとに とありますので 同項第 1 号に掲げる国内源泉所得 ( 恒 久的施設に帰せられるべき所得 ) に係る所得の金額と 同項第 2 号から第 6 号までに掲げる国内源泉所得 ( 恒久的施設に帰せられるべき所得以外のもの ) に係る所得の金額とにつき それぞれ法人税の額を計算し その計算した法人税の額を合計することになります また ⑵では 同項第 2 号から第 6 号までに掲げる国内源泉所得に係る所得の金額につき 計算される法人税額となります 法人税の計算過程及び法人税割の課税標準 ( 法人税額 ) の計算過程と基準法人税額との関係を図示すれば 次のとおりとなります < 法人税の計算過程及び法人税割の課税標準 ( 法人税額 ) の計算過程と基準法人税額との関係 > 所得に対する法人税の額の計算 ( 所得金額 法人税率 = 法人税額 ( 調整前 )) 基準法人税額の計算 ( 計算の基礎となる法人税額 = 所得金額 法人税率 ) ( 参考 ) 法人住民税の法人税割の課税標準 ( 計算の基礎となる法人税額 = 所得金額 法人税率 ) 措置法の税額控除 ( 措法 42の 4 ~42の13 68の 9 ~ 68の15の 7 ) 適用後の金額 ( 理由 ) 特別償却など所得金額に反映される政策税制とのバランスを考慮 措法 42 の 4 42 の 10~42 の 12 の 2 42 の 12 の 4 42 の 12 の 5 68 の 9 68 の 14~68 の 15 の 3 68 の 15 の 5 68 の 15 の 6 を適用しないで計算した金額 + 上記の取戻し課税 ( 措法 42の 4 ~42の12の 3 68の 9 ~68の15の 4 ) + 使途秘匿金課税 ( 措法 62 68の67) 同上 適用後の金額 ( 理由 ) 地方税と同様の取扱いとする 同上 適用後の金額 + 土地重課適用後の金額 ( 措法 62の 3 63( 第 5 節の 2 ) ( 理由 ) 地方税と同様の取扱いと 68の68 68の69( 第 18 節 )) する 適用後の金額 + 留保金課税 ( 法法 の 13) 適用後の金額 ( 理由 ) 地方税と同様の取扱いとする 適用後の金額 所得税額控除 ( 法法 の 14) 外国税額控除 ( 法法 の 15) 仮装経理税額控除 ( 法法 の 16) 適用前の金額 ( 理由 ) 当期の所得に対する法人税について 二重課税の排除等の調整をするための税額控除である 当期の所得に対する実質的な法人税額を対象とする必要があるため 適用前の金額 1037

9 また 退職年金業務等を行う法人は 各事業年度の退職年金等積立金に対する法人税が課されます ( 法法 8 10の 2 ) ので 地方法人税においても 所得等の金額の有無に関わらずこの各事業年度の退職年金等積立金につき 法人税法その他の法人税の税額の計算に関する法令の規定により計算した法人税の額が 課税の対象となる基準法人税額となりますが 附帯税の額は除きます ( 地方法人税法 6 四 ) なお 平成 29 年 3 月 31 日までに開始する各事業年度の退職年金等積立金については 法人税を課さないこととされています ( 措法 68の 4 ) ので 地方法人税も同様に課税されません 4 課税事業年度課税事業年度は 法人の各事業年度をいうとされています ( 地方法人税法 7 ) これは 地方法人税を課される期間であり この期間ごとに地方法人税の額を計算することとなりますので 地方法人税の課税対象である基準法人税額の計算期間と一致させるため 法人税の課税期間である各事業年度とされたものです また 法人税の付加税といえる地方法人税は 前述のとおり 法人税に関する法令の規定により算出された基準法人税額に税率を乗じて計算するものですので その計算や申告等の手続において 法人税のように事業年度と連結事業年度とを区別する必要性はあまりないため 地方法人税法では 条文の簡素化の観点から この地方法人税が課されることとなる期間について これらを区別しないこととされています ( 注 ) 事業年度は 法人税法第 13 条及び第 14 条に規定する事業年度をいいます ( 地方法人税法 2 十二 ) ので 概念上は 連結子法人を含めいずれの法人にも存在することとなりますが 連結親法人により連結所得に係る基準法人税額に対する地方法人税を計算することとなる連結子法人の連結事業年度は 地方法人税が課されることとなる期間としての課税事業年度には該当し ないと考えられています 5 納税地法人の地方法人税の納税地は その法人の法人税の納税地とされ 具体的には 法人税法第 16 条から第 18 条までの規定による納税地とされています ( 地方法人税法 8 1) つまり 地方法人税は 各事業年度の所得に対する法人税又は各連結事業年度の連結所得に対する法人税の付加税といえるものであることから 納税地は法人税の納税地と同じになります なお 法人税の納税地の指定の処分の取消しがあった場合には 法人税と同様に その処分の取消しが行われるまでにされた申告 処分等については その取消しの効果を及ぼさないこととしています ( 地方法人税法 8 2) 6 課税標準地方法人税の課税標準は 各課税事業年度の課税標準法人税額とされています ( 地方法人税法 9 1) この各課税事業年度の課税標準法人税額は 各課税事業年度の基準法人税額です ( 地方法人税法 92) 7 税額の計算 ⑴ 税率地方法人税の額は 各課税事業年度の課税標準法人税額に4.4% の税率を乗じて計算した金額です ( 地方法人税法 101) 税率は 法人の種類を問わず一律としていますが 基準法人税額が法人税における法人の種類ごとの税率を反映したものとなっていますので 結果としては 法人の種類に配慮した税負担となっています また 法人の各課税事業年度の課税標準法人税額には 特定同族会社等の特別税率 ( 留保金課税 ) により通常の法人税の額に加算された金額が含まれている場合があります ( 地方法人税法 6 ) が この場合のこの規定により地方法人税の額を算出する際の課税標準法人税額は 基 1038

10 準法人税額からその加算された金額を控除した金額とされています ( 地方法人税法 102) すなわち 地方法人税は 留保金課税による法人税の額も課税の対象としています ( 地方法人税法 5 6 ) が 一旦 留保金課税により加算された法人税の額を除いた基準法人税額に対して地方法人税の額を計算し この計算した地方法人税の額をもって留保金課税における課税留保金額を算出することとなります ( 注 ) 後述するとおり 地方法人税の額は 法人税の計算上損金の額に算入されませんが 留保されないものですので 留保金課税における課税留保金額を計算する場合には 法人税と同様に 地方法人税の額は所得等の金額のうち留保した金額から控除されることとなります ( 法法 の132) このとき 留保金課税による法人税に対する地方法人税の額を計算しようとすると 循環して計算ができないこととなるため これも法人税と同様に留保金課税による法人税の額の計算上 考慮しないこととしているものです ⑵ 特定同族会社等の特別税率の適用がある場合の地方法人税の額留保金課税による法人税の額にも地方法人税を課すため この留保金課税による法人税の額に対する地方法人税の額を別途計算することとされています 具体的には 内国法人が各課税事業年度において特定同族会社等の特別税率 ( 法法 の131) の適用がある場合 ( つまり 留保金課税の適用がある場合 ) には その内国法人の所得地方法人税額は 上記 ⑴により計算した地方法人税の額に 法人税法第 67 条第 1 項又は第 81 条の13 第 1 項に規定する合計額 ( つまり 上記 ⑴で基準法人税額から控除された留保金課税により法人税の額に加算される金額 ) に4.4% を乗じて計算した金額を加算した金額となります ( 地方法人税法 11) ( 注 ) 上記 ⑴( 注 ) のとおり 循環して計算できなくなることを避けるため 一旦上記 ⑴により計算された地方法人税の額を基に 法人税法において留保金課税による法人税の額とされる金額を算出し その算出された法人税の額 ( 正確には 加算される金額 ) に税率と同じ4. 4% を乗じて計算することとなります なお 所得地方法人税額とは 上記 3⑴ 又は⑶ による基準法人税額に対する地方法人税の額をいいます ⑶ 外国税額控除 1 制度の概要内国法人に対しては 外国税額の控除が認められます 内国法人が各課税事業年度において法人税法第 69 条第 1 項 ( 外国税額の控除 ) の適用を受ける場合において 当該課税事業年度の控除対象外国法人税の額が法人税の控除限度額を超えるときは その超える金額を一定の控除限度額の範囲内で 当該課税事業年度の所得地方法人税額から控除することとされています ( 地方法人税法 12) 地方法人税は 海外で稼得した所得を含む法人の全体の所得を課税標準とする法人税を基礎としており 所得に対する国際的な二重課税を排除する観点から 地方法人税においても外国税額の控除が認められることとされたものです 1039

11 課税所得の計算税額の計算 地方法人税の創設 地方法人税に係る外国税額の控除 国際的二重課税と外国税額控除制度 日本 国内源泉所得 1 国外源泉所得 2 外国税額控除 我が国での納付税額 日本の課税権の範囲 :1+2 外国の課税権の範囲 :2 国外源泉所得うち外国税 外国税 2 当期の控除対象外国税の額課税所得税額外国 地方法人税の外国税額控除の仕組み 当期の地方税 ( 個人住民税 法人住民税 ) の控除限度額当期の地方法人税の控除限度額地方法人税額のうち国外所得に対応する金額 当期の法人税の控除限度額 法人税額のうち国外所得に対応する金額 地方税に係る外国税額控除 地方法人税に係る外国税額控除 法人税に係る外国税額控除 法人税の控除限度額 国外源泉所得法人税額 全世界所得 ( 国内源泉所得 + 国外源泉所得 ) 地方法人税の控除限度額 国外源泉所得地方法人税額 全世界所得 ( 国内源泉所得 + 国外源泉所得 ) 地方税の控除限度額 法人税の控除限度額 住民税率 控除されない 控除される イ外国法人税の額及び控除対象外国法人税の額外国法人税の額は 法人税のそれと同じです したがって 外国法人税のうちその所得に対する負担が高率な部分の額 通常行われる取引と認められない取引に基因して生じた所得に対して課される外国法人税の額その他一定の外国法人税の額は除かれます ロ控除限度額地方法人税における外国税額控除の控除限度額は 上記 ⑴により計算した地方法人税の額に法人税法施行令第 142 条第 1 項 ( 控除限度額の計算 ) に規定する割合 すなわち当該事業年度の所得金額のうちに当該事業年度の国外所得の占める割合を乗じて計算した金額です ( 地方法人税法施行令 3 1 ) 算式 控除 = 限度額 地方法人税の額 ( 注 ) 当該事業年度の国外所得金額当該事業年度の所得金額 ( 注 ) 地方法人税の計算の基礎となった基準法人税額のうちに 租税特別措置法における各種税額控除制度に規定されている連結納税の承認を取り消された場合の取戻税額 ( 租税特別措置法第 42 条の 4 第 11 項 第 42 条の 5 第 5 項 第 42 条の 6 第 12 項 第 42 条の 9 第 4 項 第 42 条の10 第 5 項 第 42 条の11 第 5 項 第 42 条の12の 3 第 5 項等 ) 使途秘匿金課税 ( 租税特別措置法第 62 条 ) 土地等の譲渡に係る追加課税 ( 租税特別措置法第 62 条の 3 第 63 条 ) が含まれている場合には その基準法人税額から取戻税額等を控除した残額を基準法人税額とみなして課税標準法人税額を計算し これに4.4% の税率を乗じて計算した金額を 上記計算式の地方法人税の 1040

12 額とする必要があります ( 地方法人税法施行令 3 1 同附則 2 5) ハ申告要件等公益法人等又は人格のない社団等が非収益事業に関連して納付した外国税額についてこの控除の適用がないことについては 法人税法第 69 条第 9 項の規定が準用されています ( 地方法人税法 124) また 地方法人税について外国税額控除の適用を受けるためには地方法人税確定申告書 修正申告書又は更正請求書に控除を受けるべき金額及びその計算に関する明細を記載した書類を添付しなければならないこととされています ( 地方法人税法 125) この場合に控除されるべき金額は 当該金額として記載された金額を限度とすることとされています ( 地方法人税法 125) なお 外国税額を納付したことを証する書類等の保存については 地方法人税に係る外国税額の控除を受ける者は 法人税の外国税額控除を受けているものに限られますので 外国税額を納付したことを証する書類等については 法人税法第 69 条第 10 項の規定により既に保存要件を満たしていることから 本制度においては要件とはしていません 2 法人税及び住民税における外国税額控除制度との関係地方法人税に係る外国税額の控除が設けられたことに伴い 法人税及び住民税における外国税額控除について 所要の規定の整備が行われており 次のとおりとされています イ法人税における外国税額控除の適用 ⅰ 控除限度超過額 は 当期の控除対象外国法人税の額が 当期の法人税の控除限度額及び地方法人税の控除限度額と地方税の控除限度額との合計額を超える場合におけるその超える部分の金額に相当する金額ということになります つまり 地方法人税から控除された分だけ控 除限度超過額が小さくなるということです 算式 控除限度超過額 = - 当期の 法人税地方法人税地方税 当期の控除対象外国法人税の額 の 外国税額控除限度額の合計額 ⅱ 国税の控除余裕額 は 従来どおり 当期の控除対象外国法人税の額が 当期の法人税の控除限度額に満たない場合におけるその満たない部分の金額 ( 法人税の控除限度額から控除対象外国法人税の額を控除した残額 ) に相当する金額となります 地方法人税に係る外国税額控除は当期の控除対象外国法人税の額が法人税の控除限度額を超える場合に限られるため 国税の控除余裕額に影響を与えることはありません つまり 地方法人税の控除限度額によって国税の控除余裕額が大きくなることはないということです ⅲ 地方税の控除余裕額 は 次の区分に応じ 次の金額となります 当期の控除対象外国法人税の額が当期の法人税の控除限度額を超えない場合 当期の地方税の控除限度額に相当する金額 当期の控除対象外国法人税の額が当期の法人税の控除限度額は超えたが 法人税の控除限度額と地方法人税の控除限度額との合計額を超えない場合 当期の地方税の控除限度額に相当する金額 当期の控除対象外国法人税の額が当期の法人税の控除限度額と地方法人税の控除限度額との合計額を超え かつ その超える部分の金額が当期の地方税の控除限度額に満たない場合 1041

13 当期の地方税の控除限度額からその超える部分の金額を控除した金額に相当する金額すなわち 地方法人税の控除限度額の分だけ地方税の控除余裕額の生ずる余地が多くなるわけです ロ住民税における外国税額控除の適用 ⅰ 地方税について外国税額控除が適用されるのは 当期の控除対象外国法人税の額が 当期の法人税の控除限度額と地方法人税の控除限度額との合計額を超える場合に限られます すなわち 地方法人税の控除限度額の分だけ地方税について外国税額控除が適用される余地は少なくなるわけです ⅱ 地方税の外国税額控除限度額の計算の基礎となる 国税の控除限度額 は 次のように法人税の控除限度額に限られ 地方法人税の控除限度額は含まれません 道府県民税の控除限度額 = 当期の法人 税の控除限度額 3.2%( 標準税率による場合 ) 市町村民税の控除限度額 = 当期の法人税の控除限度額 9.7%( 標準税率による場合 ) ⅲ 道府県民税の控除余裕額 及び 市町村民税の控除余裕額 の計算は 上記イⅲに述べたところによります なお 復興特別法人税が課されている課税事業年度の取扱いについては 前掲の 国際課税関係の改正 の 第三国際課税原則の見直し以外の改正 の Ⅳ 東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法関係 の 1 復興特別法人税の改正 を参照してください ( 注 ) 連結法人についても同様の制度が設けられています ( 地方法人税法 122 3) 連結納税制度における地方法人税に係る外国税額の控除を図示すると以下のとおり 連結親法人の地方法人税における外国税額控除制度の概要 P: 個別国外所得金額 1,000 連結控除限度個別帰属額 (1000/1500) 連結控除限度個別帰属額 170 個別控除対象外国法人税額 100 法 81 の 151 により控除される金額 ( 連結法人税 )100 連結所得金額 10,000 内連結国外所得金額 1,000 連結法人税額 2,550 10, % 地方法人税の額 , % 連結控除限度額 255 地方法人税控除限度額 地方法人税控除限度個別帰属額 (1000/1500) S1: 個別国外所得金額 500 連結控除限度個別帰属額 (500/1500) 地方法人税控除限度個別帰属額 (500/1500) S2: 個別国外所得金額 500 連結控除限度個別帰属額 0 地方法人税控除限度個別帰属額 7.48 連結控除限度個別帰属額 85 地方法人税控除限度個別帰属額 3.74 個別控除対象外国法人税額 300 連結控除限度額の計算 連結控除限度額 (255) 連結法人 = 税額 (2,550) 法 81 の 151 により控除される金額 ( 連結法人税 )85 地方法人税法 122 により控除される金額 ( 地方法人税 )3.74 連結国外所得金額 (1,000) 連結所得金額 (10,000) 連結法人税額から控除される外国法人税額 ( 連結法人税 ) 185 地方法人税の額から控除される外国法人税額 ( 地方法人税 ) 3.74 地方法人税控除限度個別帰属額 0 地方法人税控除限度額の計算 地方法人税控除限度額 (11.22) = 連結親法人の地方法人税額 (112.2) 連結国外所得金額 (1,000) 連結所得金額 (10,000) 1042

14 ⑷ 仮装経理に基づく過大申告の場合の更正に伴う地方法人税額の控除法人税について仮装経理に基づく過大申告があった場合には いわゆる減額更正による過大申告に係る減少法人税額は 直ちに還付されず その減額更正の日以後に終了する事業年度の所得に対する法人税の額から税額控除することとされています ( 法法 ) これは連結納税制度においても同様です ( 法法 81の16) 地方法人税は 法人税の額を基礎としていますので 法人税が過大であるときは 通常は 同様の原因により地方法人税も過大ということになります そこで 地方法人税においても こうした法人税の制度と同様の制度を設けることとされました ( 注 1) 法人税の付加税といえる復興特別法人税などにおいては 仮装経理に基づく過大申告に関し特段の手当てがされていませんでしたが これは 臨時の税としてこれらの税が課されることとなる期間が 1 ~ 3 年と短期であったことを踏まえ これらの税の課税標準となる法人税の額が減少する場合には 増加する場合と同様に その原因の如何を問わず 税務署長が能動的にこれらの税につき減額の更正をするとともに その減少額等を還付することとしていたものと考えられます 一方 地方法人税は 恒久的な税ですので 一般的に 粉飾決算などにある問題は法人税と共通であり 殊更に地方法人税のみを法人税と異なる整理をする理由もなく また そもそも地方税の道府県民税法人税割等の制度においても法人税と同様の制度とされていることにかんがみ 地方法人税においては 法人税の制度と横並びの制度とされました 具体的には 内国法人の各課税事業年度開始の日前に開始した課税事業年度の所得基準法人税額に対する地方法人税につき税務署長が更正をした場合において 仮装経理に基づく過大申告の場合の更正に伴う地方法人税額の還付の特 例 ( 地方法人税法 291) の適用があったときは その更正に係る仮装経理地方法人税額を その更正の日以後に終了するその各課税事業年度の所得地方法人税額から控除することができることとされています ( 地方法人税法 131) すなわち 税務署長の更正により 所得基準法人税額に対する地方法人税が減少する場合において その減少する金額で事実を仮装して経理した金額に基づく地方法人税の額があるときは その地方法人税の額 ( 仮装経理地方法人税額 ) について 原則 直ちに還付を受けることができず その更正の日以後に終了する課税事業年度の所得地方法人税額から控除することとなります ( 注 2) 上記の内国法人の各課税事業年度開始の日前に開始した課税事業年度には 被合併法人課税事業年度を含むこととされています この被合併法人課税事業年度とは 内国法人が連結親法人でない場合には その各課税事業年度終了の日以前に行われたその内国法人を合併法人とする単体間適格合併に係る被合併法人のその単体間適格合併の日前に開始した課税事業年度をいい 内国法人が連結親法人である場合には その各課税事業年度終了の日以前に行われたその連結親法人又はその連結親法人との間に連結完全支配関係がある連結子法人を合併法人とする連結内適格合併に係る被合併法人のその連結内適格合併 ( 連結親法人事業年度開始の日に行うものを除きます ) の日の前日の属する課税事業年度をいいます なお 被合併法人課税事業年度の所得基準法人税額に対する地方法人税につき行われた上記の更正がその単体間適格合併の日前にしたものである場合には 合併法人においては その単体間適格合併の日以後に終了する課税事業年度の所得地方法人税額から控除することとなります ( 注 3) 単体間適格合併とは 連結法人以外の法人を被合併法人とし 連結法人以外の他の 1043

15 法人を合併法人とする適格合併をいい 連結内適格合併とは 連結子法人を被合併法人とし その連結子法人との間に連結完全支配関係がある他の連結法人を合併法人とする適格合併をいいます ( 地方法人税法 13 2 ) ( 注 4) 所得基準法人税額とは 上記 3⑴ 又は⑶ による基準法人税額をいいます ( 注 5) 仮装経理地方法人税額とは 上記の更正の対象となった課税事業年度の所得地方法人税額でその提出した地方法人税確定申告書に記載された地方法人税の額として納付されたもののうち 事実を仮装して経理した金額に係るその更正により減少する部分の金額をいいます ( 地方法人税法 291 地方法人税法施行令 101) ただし 既に 還付されるべきこととなった金額及び所得地方法人税額から控除された金額は除きます ( 注 6) 税務署長は いわゆる粉飾決算などにより 法人が地方法人税を過大に申告していたときは その法人が自ら会計上も修正経理をして その修正経理を受け入れた課税事業年度の地方法人税の申告をしない限り 調査等で事実が明らかになっても 原則 更正を保留することができます ( 地方法人税法 251) その上で 内国法人が修正経理等をして 税務署長がその過大申告をした課税事業年度の所得基準法人税額に対する地方法人税につき更正をした場合であっても その課税事業年度の地方法人税の額のうち その更正により減少する部分の金額でその仮装して経理した金額に係るものは 原則 還付しないこととされています ( 地方法人税法 291) すなわち この還付しないこととされた地方法人税の額が上記 ( 注 5 ) の仮装経理地方法人税額とされ 税額控除することになります ⑸ 税額控除の順序上記 ⑶の外国税額控除制度及び上記 ⑷の仮装経理に基因する地方法人税額の控除制度の適用がある場合における税額控除の順序は まず外国税額の控除をし その後において仮装経理に基因する地方法人税額の控除をすることとしています ( 地方法人税法 14) これは 仮装経理に基因する地方法人税額の控除制度では 5 年間で控除しきれなかった金額や一定の事由が生じた場合には 別の規定により控除残額の還付を受けることができることとしている一方 外国税額の控除については 地方法人税の計算においては還付を受けることができないので 外国税額を優先的に控除する方が納税者にとって有利になるものと考えられるためです ⑹ 連結法人の地方法人税の個別帰属額の計算連結所得に対する法人税を基礎とする地方法人税は 納税義務者であるその連結親法人が納付することとなります 一方 この地方法人税の額は 連結グループを一体として計算された法人税を基礎として課されますので 連結グループ内の法人に対して適切に配分する必要があります このため 地方法人税法においては 各連結法人が地方法人税の負担額として帰せられる金額及び地方法人税の減少額として帰せられる金額 ( これらを連結法人の地方法人税の個別帰属額といいます ) の計算について定めています 1 地方法人税の個別帰属額各連結法人の地方法人税の個別帰属額は 次の金額です ( 地方法人税法 151) 地方法人税の負担額として帰せられる金額 ( 個別所得金額 適用法人税率 4.4% + 加算調整額 )- 減算調整額 = 又は 加算調整額 -( 個別欠損金額 適用法 人税率 4.4%+ 減算調整額 ) 1044

16 地方法人税の減少額として帰せられる金額 減算調整額 -( 個別所得金額 適用法 人税率 4. 4%+ 加算調整額 ) = 又は ( 個別欠損金額 適用法人税率 4.4% + 減算調整額 )- 加算調整額 イ適用法人税率適用法人税率とは その課税事業年度の連結所得に対して適用される法人税の税率をいいます ( 地方法人税法 151) 連結親法人が中小法人の軽減税率及び軽減税率等の特例の適用を受ける連結親法人である場合には 各課税事業年度の連結所得の金額につきこれらの軽減税率をもって計算した法人税の額のその連結所得の金額に対する割合が適用法人税率となります ( 地方法人税法 152) ( 注 ) 中小企業者等である連結法人の法人税率の特例 ( 措法 68の 8 ) 又は特定の協同組合等である連結親法人の法人税率の特例 ( 措法 68の108) の適用があるときは 連結所得の金額につき計算した法人税の額は これらの税率の特例を適用して計算した法人税の額とすることとされています ( 措法 68の の1083 措令 39 の38の の1275) これは 連結親法人が中小連結親法人に該当するなどにより 軽減税率等の適用を受け 連結法人税額の計算において複数の税率を適用することとなる場合における連結法人税の個別帰属額を計算する場合の法人税法における調整規定 ( 法法 81の182) と 同様の規定です なお 連結所得の金額がない場合 ( つまり 欠損法人 ) には 軽減税率を適用法人税率とします ロ加算調整額加算調整額とは 連結特定同族会社の特 別税率の適用により加算される法人税の額のうちその連結法人に帰せられる金額の 4.4% 相当額です ( 地方法人税法 151 一 ) つまり 連結納税における上記 ⑵の留保金課税により法人税の額に加算される金額にその連結法人についての次の割合を乗じて計算した金額に4.4% を乗じて計算した金額となります ( 地方法人税法施行令 4 1) その連結法人の連結個別留保法人税額連結親法人又は各連結子法人の連結個別留保法人税額の合計額 ( 注 ) 連結個別留保法人税額とは 連結親法人又は各連結子法人の留保金個別帰属額 ( 法令 155 の 432) から留保控除個別帰属額 ( 法令 155 の 434) を控除した金額について計算した留保金課税により 法人税の額に加算される金額に相当する金額をいいます ハ減算調整額減算調整額とは 次の金額です ( 地方法人税法 151 二 三 ) イ連結納税における上記 ⑶の外国税額控除制度により控除をされる外国税額のうち その連結法人に帰せられる金額 ( 地方法人税法施行令 4 2) ロ欠損金の繰戻し還付制度により還付を受ける金額のうち その連結法人に帰せられる金額 つまり 下記 8 申告 納付及び還付等 の ⑹ 欠損金の繰戻しによる法人税の還付があった場合の地方法人税の還付 により還付を受けるべき金額に その金額の計算の基礎となった欠損金の繰戻し還付制度により還付を受けるべき法人税の額の計算の基礎となった連結欠損金額に係るその連結法人についての次の割合を乗じて計算した金額となります ( 地方法人税法施行令 4 3) 1045

17 その連結法人の連結欠損金個別帰属額 連結親法人又は各連結子法人の連結欠損金個別帰属額の合計額 ( 注 ) 連結欠損金個別帰属額とは 法人税法第 81 条の 9 第 6 項に規定する連結欠損金個別帰属額で 連結開始前の欠損金額や被合併法人の欠損金額等で連結欠損金額とみなされたものに係る部分の金額を除いたものです 2 租税特別措置の適用がある場合租税特別措置法及び震災税特法の税額控除制度による税額控除額のうち各連結法人に帰せられる金額については 上記 1の減算調整額とし また 同税額控除制度における連結納税の承認を取り消された場合の取戻し課税 使途秘匿金課税及び土地重課により法人税の額に加算される金額のうち各連結法人に帰せられる金額については 上記 1の加算調整額として 上記 1の算式により個別帰属額を計算することとなります 具体的には 次のとおりです イ税額控除の規定の適用がある場合における個別帰属額の計算連結法人が次のイからツまでの規定の適用を受ける場合の各連結法人の地方法人税額の個別帰属額の計算については 減算調整額に調整前連結税額から控除される金額のうち連結親法人又は連結子法人に帰せられる金額の4.4% 相当額を含めることとされています なお 調整前連結税額から控除される金額のうち連結親法人又は連結子法人に帰せられる金額の計算については 法人税と同様の方法によることとされています ( 措法 68の の の の138 68の の の15の の15の の15の の 15の の15の 6 16 平成 24 年改正法附則 331 震災税特法 25の の 2 の の 2 の の の 3 の の 3 の 3 4 措令 39の39 39の の419 39の435 39の の454 39の45の の45の の45の の の の48 3 震災税特令 22の の 2 の の 2 の の の 3 の の3の32) イ試験研究を行った場合の法人税額の特別控除 ( 措法 68の 9 1~3679) ロエネルギー環境負荷低減推進設備等を取得した場合の法人税額の特別控除 ( 措法 68の1023) ハ中小連結法人が機械等を取得した場合の法人税額の特別控除 ( 措法 68の117~ 9) ニ沖縄の特定地域において工業用機械等を取得した場合の法人税額の特別控除 ( 措法 68の1312) ホ国家戦略特別区域において機械等を取得した場合の法人税額の特別控除 ( 措法 68の1423) ヘ国際戦略総合特別区域において機械等を取得した場合の法人税額の特別控除 ( 措法 68の1523) ト雇用者の数が増加した場合の法人税額の特別控除 ( 措法 68の15の 2 1) チ国内の設備投資額が増加した場合の機械等に係る法人税額の特別控除 ( 措法 68 の15の 3 2) リ特定中小連結法人が経営改善設備を取得した場合の法人税額の特別控除 ( 措法 68の15の 4 23) ヌ雇用者給与等支給額が増加した場合の法人税額の特別控除 ( 措法 68の15の 5 1) ル生産性向上設備等を取得した場合の法人税額の特別控除 ( 措法 68の15の 6 7 8) ヲ法人税の額から控除される特別控除額の特例 ( 措法 68の15の 7 1) ワ旧沖縄の特定中小連結法人が経営革新 1046

18 設備等を取得した場合の法人税額の特別控除 ( 旧措法 68の143) カ連結法人が復興産業集積区域等において機械等を取得した場合の法人税額の特別控除 ( 震災税特法 25の 2 23) ヨ連結法人が企業立地促進区域において機械等を取得した場合の法人税額の特別控除 ( 震災税特法 25の 2 の 2 23) タ連結法人が避難解除区域等において機械等を取得した場合の法人税額の特別控除 ( 震災税特法 25の 2 の 3 23) レ連結法人が復興産業集積区域において被災雇用者等を雇用した場合の法人税額の特別控除 ( 震災税特 25の 3 1) ソ連結法人が企業立地促進区域において避難対象雇用者等を雇用した場合の法人税額の特別控除 ( 震災税特法 25の 3 の 2 1) ツ連結法人が避難解除区域等において避難対象雇用者等を雇用した場合の法人税額の特別控除 ( 震災税特法 25の 3 の 3 1) ロ連結納税の承認を取り消された場合等の税額控除に係る法人税額の適用がある場合の個別帰属額の計算連結法人の基準法人税額に次のイからリまでの規定により加算された金額がある場合の各連結法人の地方法人税額の個別帰属額の計算は これらの規定により基準法人税額に加算された金額のうち 連結納税の承認を取り消された連結親法人又は連結子法人に帰せられる金額の4.4% 相当額を加算調整額に含めることとされています ( 措法 68の の の11 68の の の の15の 4 12 平成 23 年 12 月改正法附則 72 平成 24 年改正法附則 331 措令 39の39 39の の の436 39の446 39の455 39の45の 4 7 平成 23 年 12 月改正措令附則 151 平成 24 年改正措令附則 191) イ連結納税の承認を取り消された場合の試験研究費の額に係る法人税額 ( 措法 68 の911) ロ連結納税の承認を取り消された場合のエネルギー環境負荷低減推進設備等に係る法人税額 ( 措法 68の105) ハ連結納税の承認を取り消された場合の中小連結法人の機械等に係る法人税額 ( 措法 68の1112) ニ連結納税の承認を取り消された場合の沖縄の特定地域における工業用機械等に係る法人税額 ( 措法 68の134) ホ連結納税の承認を取り消された場合の国家戦略特別区域における機械等に係る法人税額 ( 措法 68の145) ヘ連結納税の承認を取り消された場合の国際戦略総合特別区域における機械等に係る法人税額 ( 措法 68の155) ト連結納税の承認を取り消された場合の経営改善設備に係る法人税額 ( 措法 68の 15の 4 5) チ連結納税の承認を取り消された場合のエネルギー需給構造推進設備等に係る法人税額 ( 旧措法 68の105) リ連結納税の承認を取り消された場合の沖縄の特定中小連結法人の経営革新設備等に係る法人税額 ( 旧措法 68の145) また 連結法人の基準法人税額に次のヌからヲまでの規定により加算された金額がある場合の各連結法人の地方法人税額の個別帰属額の計算は これらの規定により基準法人税額に加算された金額のうち 連結親法人又は連結子法人に帰せられる金額の 4.4% 相当額を加算調整額に含めることとされています ( 地方法人税法施行令附則 2 1 ) ヌ所得税法等の一部を改正する法律 ( 平成 19 年法律第 6 号 ) 附則第 113 条 第 114 条第 6 項 第 115 条又は第 116 条の規定 ( 改正法附則規定 ) によりなお従前の例 1047

19 によることとされる場合における同法第 12 条の規定による改正前の租税特別措置法第 68 条の11 第 6 項 第 68 条の12 第 6 項 第 68 条の14 第 6 項又は第 68 条の15 第 6 項の規定及び旧連結賃借資産税額控除規定 ( 注 ) 旧連結賃借資産税額控除規定とは 改正法附則規定に類する規定によりなお従前の例によることとされる場合の賃借した資産を事業の用に供しなくなった場合の法人税額に関する規定をいいます ( 地方法人税法施行令附則 2 1 一 ) ル連結納税の承認を取り消された場合の情報基盤強化設備等に係る法人税額 ( 所得税法等の一部を改正する法律 ( 平成 22 年法律第 6 号 ) 附則第 110 条の規定によりなおその効力を有するものとされる同法第 18 条の規定による改正前の租税特別措置法第 68 条の15 第 5 項 ) ヲ連結納税の承認を取り消された場合の事業基盤強化設備等に係る法人税額 ( 経済社会の構造の変化に対応した税制の構築を図るための所得税法等の一部を改正する法律 ( 平成 23 年法律第 114 号 ) 附則第 75 条第 1 項の規定によりなお従前の例によることとされる場合における同法第 19 条の規定による改正前の租税特別措置法第 68 条の12 第 7 項 ) ハ使途秘匿金の支出がある場合の課税の特例の適用がある場合の個別帰属額の計算使途秘匿金の支出がある場合における地方法人税の個別帰属額の計算における加算調整額には 連結所得に対する法人税の個別帰属額の計算と同様に 使途秘匿金の支出の額の合計額に100 分の40の割合を乗じて計算した金額の4.4% 相当額に次の割合を乗じて計算した金額を含めることとされています ( 措法 68の676 措令 39の968) 連結所得に対する法人税の額に係るその連結法人の使途秘匿金の支出の額連結所得に対する法人税の額に係る連結親法人及び各連結子法人の使途秘匿金の支出の額の合計額 ニ土地の譲渡に係る追加課税がある場合の個別帰属額の計算土地の譲渡に係る追加課税がある場合における地方法人税の個別帰属額の計算における加算調整額には 連結所得に対する法人税の個別帰属額の計算と同様に 連結親法人又はその連結子法人ごとに算出した土地の譲渡等に係る譲渡利益金額の合計額に追加課税の税率を乗じて計算した金額の 4.4% 相当額を含めることとされています ( 措法 68の6812 措令 39の の98) 8 申告 納付及び還付等 ⑴ 中間申告地方法人税では これまでの法人税の付加税といえるものと異なり 法人税の中間申告書を提出する法人は いわゆる中間申告が義務付けられています これは 地方税の道府県民税法人税割等の制度において 法人税の中間申告書の提出がある法人に中間申告に係る法人税額に対して法人税割が課されていたことから その全額が地方交付税の財源となる地方法人税においても 地方財源を早期に確保するといった同様の目的で 措置されたものです 具体的には以下のとおりです 1 法人税の中間申告書を提出する場合イ中間申告の原則法人税中間申告書又は連結中間申告書を提出すべき法人は これらの申告書に係る課税事業年度開始の日以後 6 月を経過した日から 2 月以内に 税務署長に対し 次のイからヘまでの事項を記載した地方法人税の中間申告書を提出しなければなりません ( 地方法人税法 161 地方法人税法施行規則 2 1) つまり 法人は 所得の金額又 1048

20 は連結所得の金額に係る法人税に対する地方法人税につき その課税事業年度が 6 月を超える場合には 原則 中間申告書の提出が義務付けられているのです ただし 法人税中間申告書の提出義務のない公益法人等 協同組合等又は清算中の法人は 当然に提出義務はありませんし 新設した法人等 ( 適格合併により設立されたものを除きます ) の設立事業年度又は離脱した連結子法人の離脱直前事業年度も法人税中間申告書の提出義務がありませんので同様です また 法人税中間申告書又は連結中間申告書に記載すべき中間申告に係る法人税の額が10 万円以下であることや 法人税の額がないことにより これらの申告書の提出を要しない場合にも 同様に 地方法人税の中間申告書の提出は不要となります ( 注 1) 法人税中間申告書とは 法人税法第 71 条第 1 項の規定による申告書をいいます 仮決算をした場合も含みますし この規定を準用して外国法人が提出する中間申告書も含まれます 連結中間申告書とは 同法第 81 条の19 第 1 項の規定による申告書をいいます イその課税事業年度の前課税事業年度の地方法人税確定申告書に記載すべき計算された地方法人税の額 ( 以下 算出地方法人税額 といいます ) でその課税事業年度開始の日以後 6 月を経過した日の前日までに確定したもの ( 以下 確定地方法人税額 といいます ) をその前課税事業年度の月数で除し これに 6 を乗じて計算した金額ロイの金額の計算の基礎ハその法人の名称及び納税地なお その納税地と本店又は主たる事務所の所在地とが異なる場合には その本店又は主たる事務所の所在地も記載が必要となります ニ代表者の氏名 なお 外国法人にあっては 代表者の氏名及び国内において行う事業又は国内にある資産の経営又は管理の責任者の氏名とされています ホ中間申告の対象となる課税事業年度の開始及び終了の日ヘその他参考となるべき事項 ( 注 2) 前課税事業年度は 法人の中間申告の対象となる課税事業年度の直前のその法人の課税事業年度です ( 注 3) 上記イの金額が少額であっても 地方法人税では法人税中間申告書と異なり 申告 納付の義務があります ロ地方法人税中間申告による納付すべきこととなる地方法人税の額の計算の特例中間申告により納付すべきこととなる地方法人税の額は 上記イイの金額です すなわち 1 年決算である場合は 法人又は連結親法人が自ら納付した前課税事業年度の確定地方法人税額の概ね半額を納付することとなります このように中間申告による納付税額の計算は 原則 直前の事業年度等の実績をベースとして行われますが 中間申告をすべき事業年度等が 連結納税の承認の取消しの直後である場合や最初の連結事業年度である場合 あるいは その事業年度等と直前の事業年度等とで連結グループの構成法人に変動がある場合には 単純に直前の事業年度等の実績によることはできません また 適格合併や残余財産の確定がある場合には その被合併法人等の実績についても加味することが適切であると考えられます 法人税の中間申告においては このようなケースに対応して様々な調整規定が設けられています 地方法人税は法人税の額を基礎として計算するものですから 同様の事情にありますので 法人税における調整規定と一致している調整規定を設けること 1049

21 が整合的であり 納税者の理解の上でも適当であるといえます そこで 地方法人税においても 法人税と同様の整理により 地方法人税中間申告による納付すべきこととなる地方法人税の額を調整することとされています 具体的には 次の場合の区分に応じて それぞれ上記イイの金額を計算することとなります イ前課税事業年度の期間が連結納税の承認を取り消された場合又は連結納税の取りやめの承認を受けた場合の最終の連結事業年度に該当する場合その最終の連結事業年度である前課税事業年度のその法人に係る連結地方法人税個別帰属支払額でその課税事業年度開始の日以後 6 月を経過した日の前日まで に確定したその課税事業年度開始の日の前日の属する課税事業年度の算出地方法人税額に係るものをその法人の前課税事業年度の月数で除し これに 6 を乗じて計算した金額が 上記イイの金額とされています ( 地方法人税法 161 一イ ) ( 注 1) 連結地方法人税個別帰属支払額とは 各課税事業年度又は各課税事業年度終了の日の属する連結事業年度の地方法人税の負担額としてその連結法人に帰せられる金額をいいます これは 連結納税の承認を取り消された法人のその取消し後の最初の課税事業年度における地方法人税の中間申告による納付税額の算定方法を定めているものです 前課税事業年度が最終の連結事業年度に該当する場合 当該課税事業年度開始の日の前日の属する課税事業年度 中間申告を行う課税事業年度 月 地方法人税額 16 旧連結親法人連結地方法人税個別帰属支払額 20 中間申告を行う法人 ( 旧連結子法人 ) 連結加入 連結地方法人税個別帰属支払額 36 前課税事業年度 承認の取消し等 中間 36 地方法人税中間納付額 = 9 6 = 24 ロその課税事業年度が中間申告書を提出すべき連結親法人の各連結事業年度の連結所得に対する法人税を課される最初の連結事業年度 ( 最初連結親法人事業年度 ) である場合次のⅰ 及びⅱの金額の合計額が 上記イイの金額とされています ( 地方法人税法 161 一ロ ) ⅰ 連結法人 ( 連結親法人及び最初連結親法人事業年度開始の時からその最初連結親法人事業年度開始の日以後 6 月 を経過した日の前日まで継続してその連結親法人との間に連結完全支配関係がある連結子法人に限られています ⅱにおいて同じです ) の連結開始前課税事業年度の単体地方法人税額でその最初連結親法人事業年度開始の日以後 6 月を経過した日の前日までに確定したものを当該連結法人の連結開始前課税事業年度の月数で除し これに 6 を乗じて計算した金額の合計額 ( 注 ) 連結開始前課税事業年度とは 最 1050

22 初連結親法人事業年度開始の日の前日の属する課税事業年度をいい 単体地方法人税額とは 地方法人税確定申告書に記載すべき上記 3⑴ 又は ⑵による基準法人税額に対する地方法人税の額をいいます ⅱ 連結法人の連結開始前課税事業年度の連結地方法人税個別帰属支払額でその最初連結親法人事業年度開始の日以後 6 月を経過した日の前日までに確定した連結開始前課税事業年度の算出地 方法人税額に係るものをその連結法人の連結開始前課税事業年度の月数で除し これに 6 を乗じて計算した金額の合計額このように 最初連結事業年度においては 各連結法人の連結加入前の最後の課税事業年度又は別の連結グループにおける連結事業年度 ( 課税事業年度であるものに限ります ) の地方法人税の額を基礎として中間申告による納付税額を算定することとなります 中間申告を行う課税事業年度が最初連結親法人事業年度である場合 最初連結親法人事業年度の前課税事業年度 中間申告を行う課税事業年度 ( 最初連結親法人事業年度 ) 中間 連結親法人 連結子法人 確定した前課税事業年度の地方法人税額 36 確定した前課税事業年度の地方法人税額 8 月 地方法人税中間納付額 = = 30 8 ハ連結子法人の離脱等がある場合離脱の事実等がある場合は 確定地方法人税額から次のⅰの金額を減算し 又は確定地方法人税額にⅱの金額を加算した金額をその課税事業年度の前課税事業年度の月数で除し これに 6 を乗じて計算した金額が 上記イイの金額とされています ( 地方法人税法 162) ( 注 1) 離脱の事実等とは 連結親法人の中間申告書を提出する最初連結親法人事業年度に該当しない課税事業年度 ( 対象課税事業年度 ) に係る次の期間の区分に応じた事実をいいます 対象課税事業年度の開始の日から同日以後 6 月を経過した日の前日までの期間 その期間内に連 結子法人について法人税法第 4 条の 5 第 1 項の規定により連結納税の承認が取り消されたこと又は連結子法人が連結親法人との間に当該連結親法人による連結完全支配関係を有しなくなったこと 対象課税事業年度開始の日の前日からその開始の日以後 6 月を経過した日の前日までの期間 その期間内に連結子法人が破産手続開始の決定により解散したこと又は連結子法人の残余財産が確定したこと 対象課税事業年度の開始の日から同日以後 6 月を経過した日までの期間 その期間内に連結子法 1051

23 人が合併により解散したこと ⅰ 離脱の事実等が生じた連結子法人の確定連結地方法人税個別帰属支払額 ( 注 2) 確定連結地方法人税個別帰属支払額とは 前課税事業年度終了の日の属する課税事業年度の連結地方法人税個別帰属支払額で確定地方法人税額に係るものをいいます ⅱ 離脱の事実等が生じた連結子法人 ( 残余財産が確定した法人及び連結内合併により解散した法人を除きます ) の確定連結地方法人税個別帰属受取額 ( 注 3) 確定連結地方法人税個別帰属受取額とは 前課税事業年度の終了の日の属する課税事業年度の連結地方法人税個別帰属受取額で確定地方法人税額に係るものをいい 中間申告を行う課税事業年度において連結離脱があった場合 前課税事業年度 連結地方法人税個別帰属受取額とは 各課税事業年度終了の日の属する連結事業年度の地方法人税の減少額としてその連結子法人に帰せられる金額として計算される金額をいいます このように 連結親法人が中間申告書を提出しようとする課税事業年度のその開始の日以後 6 月を経過した日の前日までに 連結子法人がその連結グループ外になった場合や合併により消滅した場合等には 上記イイの金額は 前課税事業年度に係る確定地方法人税額のうちその離脱等をした連結子法人に帰属する部分の金額の影響を排除して計算することとなります 中間申告を行う課税事業年度 確定地方法人税額 48 中間 連結親法人 確定連結地方法人税個別帰属支払額 32 連結子法人 S1 確定連結地方法人税個別帰属受取額 8 連結子法人 S2 連結子法人 S3 確定連結地方法人税個別帰属支払額 18 確定連結地方法人税個別帰属受取額 6 離脱 連結子法人 S4 確定連結地方法人税個別帰属支払額 12 加入 離脱 ( ) 地方法人税中間納付額 = 6 = ニ連結子法人の加入がある場合連結子法人が連結グループに次のⅰ 又はⅱの期間内に加入し かつ その加入することとなった日から連結親法人の課税事業年度の開始の日以後 6 月を経過した日の前日までその連結グループに属していたときは その連結親法人の上記イイの金額は それぞれ次のとおり計算することとされています ( 地方法人税法 163) ⅰ その課税事業年度の前課税事業年度連結加入法人の連結加入法人確定地 方法人税額等をその計算の基礎となったその連結加入法人の課税事業年度の月数で除し これに連結親法人の前課税事業年度の月数のうちに占めるその前課税事業年度の開始の日からその連結加入日の前日までの期間の月数の割合に 6 を乗じた数を乗じて計算した金額を加算した金額となります ( 注 ) 連結加入法人とは 法人税法第 4 条の 2 に規定する他の内国法人で連結親法人による連結完全支配関係を 1052

24 有することとなった法人をいい 連結加入法人確定地方法人税額等とは 次の金額のうち最も新しい課税事業年度に係るものをいいます なお 連結加入日は 連結親法人による連結完全支配関係を有することとなった日です ⅰ 連結加入法人の連結加入日前に開始し 連結親法人のその課税事業年度開始の日の 1 年前の日以後に終了した連結加入法人の各課税事業年度 ( その月数が 6 月未満のものを除きます ) の単体地方法人税額で連結親法人のその課税事業年度開始の日以後 6 月を経過した日の前日までに確定したもの ⅱ 連結加入法人の連結加入日前に開始し 連結親法人のその課税事業年度開始の日の 1 年前の日以後に終了した連結加入法人の各課税事業年度 ( その月数が 6 月未満のものを除きます ) の連結地方法 人税個別帰属支払額で連結親法人のその課税事業年度開始の日以後 6 月を経過した日の前日までに確定した各課税事業年度の算出地方法人税額に係るもの ⅱ その課税事業年度開始の日から同日以後 6 月を経過した日の前日までの期間連結加入法人の連結加入法人確定地方法人税額等をその計算の基礎となったその連結加入法人の課税事業年度の月数で除し これにその連結加入日からその 6 月を経過した日の前日までの期間の月数を乗じて計算した金額を加算した金額となります このように その課税事業年度の前課税事業年度又はその課税事業年度の開始の日以後 6 月を経過した日の前日までに 連結グループに新たに加入した法人がある場合には 上記イイの金額は その加入した法人 ( 連結加入法人 ) に係る確定地方法人税額等を含めて計算することとなります 前課税事業年度において連結加入法人がある場合 ( 連結加入法人の加入直前の課税事業年度が事業年度 ( 単体 ) である場合 ) 前課税事業年度 中間申告を行う課税事業年度 確定地方法人税額 36 中間 連結親法人 連結加入法人 連結加入法人確定地方法人税額等 10 加算 10 月 加入 中間納付額 = 加算額の計算 =

25 前課税事業年度において連結加入法人がある場合 ( 連結加入法人の加入直前の課税事業年度が連結事業年度である場合 ) 前課税事業年度 中間申告を行う課税事業年度 月 連結親法人 連結加入法人 旧連結親法人 加算連結地方法人税個別帰属支払額 22 各課税事業年度の地方法人税額 加入 確定地方法人税額 36 加入 12 月 1 日 連結加入法人の各課税事業年度 11 月 中間 加入 ( 離脱 ) 加算額の計算 地方法人税中間納付額 = = 中間申告を行う課税事業年度開始の日から 6 月以内の期間において連結加入法人がある場合 前課税事業年度 中間申告を行う課税事業年度 中間 連結親法人 連結加入法人 確定地方法人税額 36 連結加入法人確定地方法人税額等 10 4 月 10 月 加入 加算額の計算 地方法人税中間納付額 = = 22 ホ中間申告書を提出する法人が合併法人である場合 ( 次のヘ及びトの場合を除きます ) 中間申告書を提出すべき法人が適格合併に係る合併法人で次のⅰ 又はⅱの期間内にその適格合併をしたものであるときは その法人の上記イイの金額は それぞれ次のとおり計算することとされています ( 地方法人税法 164) ( 注 ) 適格合併には 連結内合併及び法人を設立する適格合併を含まないこととされています これは 連結親法人が連結内合併に係る合併法人である場合の中間申告による納付税額の計算については下記トにより 法人を設立する 適格合併に係る合併法人の中間申告による納付税額の計算については下記ヘによることとなるからです また 連結子法人が合併法人となる適格合併が行われていた場合についても 下記トによることになるため対象外です つまり 単体法人が適格合併に係る合併法人であるとき又は連結親法人が連結子法人以外の法人を被合併法人とする適格合併に係る合併法人であるときが該当することになります ⅰ その課税事業年度の前課税事業年度被合併法人の被合併法人確定地方法人税額等をその計算の基礎となったその被合併法人の課税事業年度の月数で 1054

26 除し これに法人のその前課税事業年度の月数のうちに占めるその前課税事業年度開始の日から適格合併の日の前日までの期間の月数の割合に 6 を乗じた数を乗じて計算した金額を加算した金額となります ( 注 ) 被合併法人の被合併法人確定地方法人税額等とは 次の金額のうち最も新しい課税事業年度に係るものをいいます ⑴ 中間申告書を提出する法人の課税事業年度開始の日の 1 年前の日以後に終了した被合併法人の各課税事業年度 ( その月数が 6 月未満のものを除きます ) の単体地方法人税額でその開始の日以後 6 月を経過した日の前日までに確定したもの ⑵ 中間申告書を提出する法人の課税事業年度開始の日の 1 年前の日以後に終了した被合併法人の各課税事業年度 ( その月数が 6 月未満のものを除きます ) のその被合 併法人に係る連結地方法人税個別帰属支払額でその開始の日以後 6 月を経過した日の前日までに確定した各課税事業年度の算出地方法人税額に係るもの ⅱ その課税事業年度開始の日から同日以後 6 月を経過した日の前日までの期間被合併法人の被合併法人確定地方法人税額等をその計算の基礎となったその被合併法人の課税事業年度の月数で除し これに適格合併の日からその 6 月を経過した日の前日までの期間の月数を乗じて計算した金額を加算した金額となります このように 法人がその課税事業年度の前課税事業年度又はその課税事業年度の開始の日以後 6 月を経過した日の前日までに適格合併をしていた場合には 上記イイの金額は その適格合併に係る被合併法人に係る確定地方法人税額等を含めて計算することとなります 前課税事業年度において適格合併があった場合 前課税事業年度 中間申告を行う課税事業年度 中間 合併法人 被合併法人 被合併法人確定地方法人税額等 8 8 月 確定地方法人税額 36 加算額の計算 合併地方法人税中間納付額 = =

27 中間申告を行う課税事業年度開始の日から 6 月以内の期間において適格合併があった場合 前課税事業年度 中間申告を行う課税事業年度 中間 合併法人 被合併法人 確定地方法人税額 36 被合併法人確定地方法人税額等 8 5 月 8 月 合併 加算額の計算 地方法人税中間納付額 = = 23 ヘ中間申告書を提出する法人が適格合併により設立された法人である場合中間申告書を提出すべき法人が適格合併により設立された法人である場合のその法人の設立後最初の課税事業年度であるときは その法人の上記イイの金額は その適格合併に係る各被合併法人の被合併法人確定地方法人税額等をその計算の基礎となった被合併法人の課税事業年度の月数で除し これに 6 を乗じて計算し た金額の合計額とすることとされています ( 地方法人税法 165) なお 連結親法人にあっては その合計額を加算した金額となります このように その課税事業年度開始の日に適格合併により設立された法人である場合には 上記イイの金額は その適格合併に係る各被合併法人に係る確定地方法人税額等を合計して計算することとなります 新設適格合併があった場合 被合併法人の前課税事業年度 中間申告を行う課税事業年度 中間 合併法人 被合併法人 被合併法人 被合併法人確定地方法人税額等 36 被合併法人確定地方法人税額等 8 地方法人税中間納付額 = = 月 合併 1056

28 新設適格合併があった場合 ( 合併法人が連結親法人である場合 ) 被合併法人の前課税事業年度 中間申告を行う課税事業年度 ( 最初連結親法人事業年度 ) 中間 合併法人 ( 連結親法人 ) 連結子法人 被合併法人 被合併法人 被合併法人確定地方法人税額等 連結子法人の前課税事業年度 6 月 確定した前課税事業年度の地方法人税額 18 被合併法人確定地方法人税額等 8 8 月 合併 連結親法人分の計算 36 8 地方法人税中間納付額 = 連結子法人分の計算 18 6 = 42 6 ト連結内合併若しくは連結子法人を合併法人とする適格合併がある場合又は連結子法人の残余財産が確定した場合次のⅰの期間内に連結子法人を合併法人とする適格合併 ( 法人を設立するものを除きます ) が行われたとき ⅱ 若しくはⅲの期間内に連結内合併若しくは連結子法人を合併法人とする連結内合併以外の適格合併が行われたとき又はⅱ 若しくはⅲの期間内に連結親法人との間に連結完全支配関係がある連結子法人の残余財産が確定したときは その連結親法人の上記イイの金額は 次のⅰからⅲまでの金額を加算した金額とすることとされています ( 地方法人税法 166) ( 注 ) 合併法人又は残余財産が確定した連結子法人の株主である連結子法人は 中間申告書を提出する連結親法人の課税事業年度の開始の時 ( 連結内合併により設立された連結子法人にあっては 当該開始の時と当該連結内合併の時とのいずれか遅い時 ) から当該開始の日以後 6 月を経過した日の前日までその連結親法人との間にその連結親法人による連結完全支配関係が継続していた 連結子法人に限ることとされています ⅰ 最初連結親法人事業年度である課税事業年度開始の日の前日の属する課税事業年度その合併に係る被合併法人の被合併法人確定地方法人税額等をその計算の基礎となったその被合併法人の課税事業年度の月数で除し これにその連結子法人のその開始の日の前日の属する課税事業年度の月数のうちに占めるその開始の日から合併の日の前日までの期間の月数の割合に 6 を乗じた数を乗じて計算した金額です ⅱ その課税事業年度開始の日の前日の属する課税事業年度 ( 上記 ⅰの課税事業年度を除きます ) その合併に係る被合併法人又は残余財産が確定した連結子法人の被合併法人等確定地方法人税額等をその計算の基礎となったその被合併法人又はその連結子法人の課税事業年度の月数で除し これに連結親法人のその課税事業年度の前課税事業年度の月数のうちに占めるその前課税事業年度開始の日から合併の日の前日又は残余財産の確定 1057

29 の日までの期間の月数の割合に 6 を乗じた数を乗じて計算した金額です ( 注 ) 被合併法人等確定地方法人税額等とは 次の金額のうち最も新しい課税事業年度に係るものをいいます ⅰ 中間申告書を提出する課税事業年度開始の日の 1 年前の日以後に終了した被合併法人又は残余財産が確定した連結子法人の各課税事業年度 ( 連結内合併に係る被合併法人以外の被合併法人の各課税事業年度にあっては その月数が 6 月未満のものを除きます ) の単体地方法人税額でその開始の日以後 6 月を経過した日の前日までに確定したもの ⅱ 中間申告書を提出する課税事業年度開始の日の 1 年前の日以後に終了した被合併法人又は残余財産が確定した連結子法人の各課税事業年度 ( 連結内合併に係る被合併法人以外の被合併法人の各課税事業年度にあっては その月数が 6 月未満のものを除きます ) のその被合併法人又は連結子法人の連結地方法人税個別帰属支払額でそ の開始の日以後 6 月を経過した日の前日までに確定した各課税事業年度の算出地方法人税額に係るもの ⅲ その課税事業年度開始の日から同日以後 6 月を経過した日の前日までの期間その合併に係る被合併法人又は残余財産が確定した連結子法人の被合併法人等確定地方法人税額等をその計算の基礎となったその被合併法人又は連結子法人の課税事業年度の月数で除し これにその合併の日からその 6 月を経過した日の前日又はその残余財産の確定の日の翌日からその 6 月を経過した日の前日までの期間の月数を乗じて計算した金額です このように 連結親法人を合併法人とする連結内合併が行われた場合 連結子法人を合併法人とする適格合併又は連結親法人との間に連結完全支配関係がある連結子法人の残余財産が確定した場合には 上記イイの金額は その合併に係る被合併法人又は残余財産が確定した連結子法人に係る確定地方法人税額等を含めて計算することとなります 中間申告を行う課税事業年度 ( 最初連結親法人事業年度 ) の前課税事業年度において連結子法人を合併法人とする適格合併があった場合 前課税事業年度 中間申告を行う課税事業年度 ( 最初連結親法人事業年度 ) 中 間 連結親法人 確定した前課税事業年度の地方法人税額 30 連結子法人確定した前課税事業年度の地方法人税額 被合併法人被合併法人確定地方法人税額等 16 合併 8 月 地方法人税中間納付額 = ロの計算 加算額の計算 =

30 中間申告を行う課税事業年度 ( 最初連結親法人事業年度を除く ) の前課税事業年度において連結内合併があった場合 前課税事業年度 中間申告を行う課税事業年度 中間 連結親法人 連結子法人被合併法人 ( 連結子法人 ) 確定地方法人税額 48 被合併法人等確定地方法人税額等 18 9 月 合併 加算額の計算 地方法人税中間納付額 = = 中間申告を行う課税事業年度 ( 最初連結親法人事業年度を除く ) の前課税事業年度において連結子法人を合併法人とする適格合併があった場合 前課税事業年度 中間申告を行う課税事業年度 中間 連結親法人 連結子法人 被合併法人 確定地方法人税額 被合併法人等確定地方法人税額等 12 合併 9 月 30 地方法人税中間納付額 = 加算額の計算 = 19 中間申告を行う課税事業年度開始の日から 6 月以内の期間において連結内合併があった場合 前課税事業年度 中間申告を行う課税事業年度 連結親法人 連結子法人連結子法人 ( 被合併法人 ) 確定地方法人税額 30 連結地方法人税額個別帰属支払額 6 162の計算加算額の計算 被合併法人等確定地方法人税額等 8 4 月 2 月 合併 中間 (30-6 ) 8 地方法人税中間納付額 = =

31 チ地方法人税の中間申告書を提出する課税事業年度に連結グループから離脱等をした連結子法人等の確定連結地方法人税個別帰属支払額がその連結グループの確定地方法人税額を超える場合等地方法人税の中間申告書に記載すべき金額を計算する場合において 次のⅰの金額が次のⅱからⅳまでの金額の合計額を超えるときは 連結親法人の上記イイの金額は その金額にその超える部分の金額を加算した金額とすることとされています ( 地方法人税法 167) ⅰ 連結離脱等をした法人の確定連結地方法人税個別帰属支払額を前課税事業年度の月数で除し これに 6 を乗じて計算した金額 ⅱ 確定地方法人税額を前課税事業年度の月数で除し これに 6 を乗じて計算した金額 ⅲ 連結離脱等をした法人の確定連結地方法人税個別帰属受取額を前課税事業年度の月数で除し これに 6 を乗じて計算した金額 ⅳ 連結内合併又は連結子法人の残余財産が確定したことにより加算されることとなる上記トⅱ 及びⅲの計算した金額すなわち 地方法人税の中間申告書を提出する課税事業年度又はその前課税事業年度に連結グループから離脱等をした連結子法人や残余財産が確定した連結子法人等がある場合において 上記ハ及びトの調整により その連結グループの前課税事業年度の確定地方法人税額がマイナスになるときには これを 0 として上記イイの金額が算出されるように 上記ロからトまでにより計算した上記イイの金額に そのマイナス分の金額を加算する調整を行うものです ( 注 ) この調整により 連結子法人の離脱等と連結グループへの加入等とがある場合においても 上記のマイナス分をネットアウトすることで 上記イイの金額として上記ニ ホ及びトにより加算すべき金額が 不相当に減少してしまうことがなくなります 地方法人税中間申告書を提出する課税事業年度に連結グループから離脱等をした連結子法人や連結内合併により解散した連結子法人等がある場合 前課税事業年度 課税事業年度 連結親法人連結子法人 A( 合併 ) 連結子法人 B( 離脱 ) 連結子法人 C( 離脱 ) 連結子法人 D( 解散 ) ⅰの金額 ⅱの金額 6 = ⅲの金額 6 = ⅳの金額 4 2 = 8 確定地方法人税額 30 確定連結地方法人税個別帰属受取額 15 確定連結地方法人税個別帰属受取額 5 確定連結地方法人税個別帰属支払額 40 確定連結地方法人税個別帰属受取額 10 確定連結地方法人税個別帰属支払額 20 6 = 30 ⅱ+ⅲ+ⅳ= 28 < 30 ⅰ = 2 = 加算する金額 中間 離脱 確定地方法人離脱税額等 16 2 月 4 月 合併 地方法人税中間納付額 = =

32 ハ基準法人税額に加算された金額がある場合の地方法人税中間申告による納付税額の計算地方法人税の中間申告による納付税額は 原則として前課税事業年度の算出地方法人税額を基礎に計算することとされていますが 次のイからヲまでの規定により前課税事業年度の基準法人税額に加算された金額があるときは 算出地方法人税額からこれらの規定により加算された金額の4.4% 相当額を控除した金額を基礎とすることとされています ( 措法 42の の の の の の の12の の の の の11 68の139 68の の の15の の676 68の 6812 平成 23 年 12 月改正法附則 平成 24 年改正法附則 措令 27の 4 27の の の の の115 27の12の の の 5 39の39 39の の の438 39の448 39の457 39の45の の967 39の の 98 平成 23 年 12 月改正措令附則 平成 24 年改正措令附則 ) イ連結納税の承認を取り消された場合の試験研究費の額に係る法人税額 ( 措法 42 の の 9 11) ロ連結納税の承認を取り消された場合のエネルギー環境負荷低減推進設備等に係る法人税額 ( 措法 42の の105) ハ連結納税の承認を取り消された場合の中小連結法人の機械等に係る法人税額 ( 措法 42の の1112) ニ連結納税の承認を取り消された場合の沖縄の特定地域における工業用機械等に係る法人税額 ( 措法 42の の13 4) ホ連結納税の承認を取り消された場合の国家戦略特別区域における機械等に係る 法人税額 ( 措法 42の105 68の145) ヘ連結納税の承認を取り消された場合の国際戦略総合特別区域における機械等に係る法人税額 ( 措法 42の115 68の15 5) ト連結納税の承認を取り消された場合の経営改善設備に係る法人税額 ( 措法 42の 12の の15の 4 5) チ使途秘匿金の支出がある場合の課税の特例 ( 措法 の671) リ土地の譲渡等がある場合の特別税率 ( 措法 62の の6818) ヌ短期所有に係る土地の譲渡等がある場合の特別税率 ( 措法 の691) ル連結納税の承認を取り消された場合のエネルギー需給構造改革推進設備等に係る法人税額 ( 旧措法 42の の10 5) ヲ連結納税の承認を取り消された場合の沖縄の特定中小連結法人の経営革新設備等に係る法人税額 ( 旧措法 42の の145) また 次のワからヨまでの規定により 前課税事業年度の基準法人税額に加算された金額があるときは 算出地方法人税額からこれらの規定により加算された金額の 4.4% 相当額を控除した金額を基礎とすることとされています ( 地方法人税施行令附則 2) ワ所得税法等の一部を改正する法律 ( 平成 19 年法律第 6 号 ) 附則第 89 条 第 90 条第 6 項 第 91 条 第 92 条 第 113 条 第 114 条第 6 項 第 115 条又は第 116 条の規定 ( 改正法附則規定 ) によりなお従前の例によることとされる場合における同法第 12 条の規定による改正前の租税特別措置法第 42 条の 6 第 6 項 第 42 条の 7 第 6 項 第 42 条の10 第 6 項 第 42 条の11 第 6 項 第 68 条の11 第 6 項 第 68 条の12 第 6 項 第 68 条の14 第 6 項又は第 68 条の15 第 1061

33 6 項の規定及び旧賃借資産税額控除規定 ( 注 ) 旧賃借資産税額控除規定とは 改正法附則規定に類する規定によりなお従前の例によることとされる場合の賃借した資産を事業の用に供しなくなった場合の法人税額に関する規定をいいます ( 地方法人税法施行令附則 2 1 一 2 一 ) カ連結納税の承認を取り消された場合の情報基盤強化設備等に係る法人税額 ( 所得税法等の一部を改正する法律 ( 平成 22 年法律第 6 号 ) 附則第 77 条又は第 110 条の規定によりなおその効力を有するものとされる同法第 18 条の規定による改正前の租税特別措置法第 42 条の11 第 5 項又は第 68 条の15 第 5 項の規定 ) ヨ連結納税の承認を取り消された場合の事業基盤強化設備等に係る法人税額 ( 経済社会の構造の変化に対応した税制の構築を図るための所得税法等の一部を改正する法律 ( 平成 23 年法律第 114 号 ) 附則第 58 条又は第 75 条第 1 項の規定によりなお従前の例によることとされる場合における同法第 19 条の規定による改正前の租税特別措置法第 42 条の 7 第 7 項又は第 68 条の12 第 7 項の規定 ) ニその他上記イイの金額の計算において 上記イイ及びロイからチまでの月数は 暦に従って計算し 1 月に満たない端数が生じたときは これを 1 月とすることとされています ( 地方法人税法 168) また 上記イイの金額の計算において 上記 4 にかかわらず 連結子法人の連結事業年度については その各連結事業年度の期間を課税事業年度であるものとして計算することとされています ( 地方法人税法 16 10) つまり 上記 4 を踏まえ 上記ロの各調整計算においては 連結グループの課税事業年度終了の日の属するその連結子法 人の連結事業年度を 課税事業年度として計算することが明らかとなっています ( 注 ) 上記 4 における整理により 連結子法人が連結グループからの離脱等により 一法人として法人税を納める義務が生じたときには 地方法人税の納税義務が生じ 課税事業年度も認識されるものと考えられましたが 一方で 一法人としては法人税を納める義務の生じていない連結子法人の場合には その連結申告の対象となる期間である連結事業年度について課税事業年度に該当するか否かに疑義が生ずると考えられました そこで 中間申告に係る納付額を計算する際において適正な計算を妨げることのないように 上記 4 の整理如何にかかわらず 中間申告による納付税額の計算においては 連結子法人の各連結事業年度の期間について課税事業年度であるものとして計算することを法令上明確化したものです 2 退職年金等積立金に係る法人税の中間申告書を提出する場合退職年金等積立金中間申告書 ( 法法 88) を提出すべき法人は その申告書に係る課税事業年度開始の日以後 6 月を経過した日から 2 月以内に 税務署長に対し 退職年金等積立金に係る地方法人税の中間申告書を提出しなければなりません ( 地方法人税法 169) つまり 退職年金業務等を行う法人は 上記 1 の中間申告書の提出の有無にかかわらず 別途 課税事業年度が 6 月を超える場合には中間申告書の提出が義務付けられているのです 当然に外国法人や公益法人等も同様です 退職年金等積立金に係る地方法人税の中間申告書には 次の事項を記載することとされています ( 地方法人税法 169 一 ~ 三 地方法人税法施行規則 3 1) イその課税事業年度開始の日以後 6 月の期間を 1 事業年度とみなして計算した場合におけるその期間に係る課税標準である課税 1062

34 標準法人税額課税標準法人税額は 退職年金等積立金に対する法人税に係るものですので その課税事業年度開始の時における退職年金等積立金の額を12で除し これに 6 ( その期間の月数 ) を乗じて計算した金額に 1 % の税率を乗じて計算した金額となります つまり 退職年金等積立金中間申告書に記載された法人税の額です ロイの課税標準法人税額につき計算した地方法人税の額具体的には 上記イの退職年金等積立金中間申告書に記載された法人税の額に4.4 % の税率を乗じて計算した金額となります ハイ及びロの金額の計算の基礎ニその法人の名称及び納税地なお その納税地と本店又は主たる事務所の所在地とが異なる場合には その本店又は主たる事務所の所在地も記載が必要となります ホ代表者の氏名なお 外国法人にあっては 代表者の氏名及び国内において行う事業又は国内にある資産の経営又は管理の責任者の氏名とされています ヘ中間申告の対象となる課税事業年度の開始及び終了の日トその他参考となるべき事項 3 仮決算をした場合の法人税の中間申告書を提出する場合法人税の中間申告書を提出すべき法人が いわゆる仮決算を行って所得の金額又は欠損金額を計算して その所得の金額又は欠損金額 所得の金額につき計算した法人税の額等を記載した中間申告書を提出する場合には 地方法人税においても 同様に仮決算による法人税の額を課税標準とする中間申告書を提出しなければなりません ( 地方法人税法 17) つまり 法人税が仮決算による場合には その法人税における選択に合わせて 地方法人 税についても必ず仮決算による中間申告をすることとなります 外国法人も同様ですし 連結中間申告書を提出すべき法人の場合も同様となります ( 注 ) これは 地方税の道府県民税法人税割等において 仮決算があった場合には その仮決算による中間法人税額を基礎に法人税割の額の計算をすることから これと整合する制度としたものです この場合の地方法人税の中間申告書には 上記 1イイからヘまでの記載事項に代えて 次の事項を記載することとされています ( 地方法人税法 171 一 ~ 三 地方法人税法施行規則 41) イその課税事業年度開始の日以後 6 月の期間を 1 事業年度とみなして計算した場合におけるその期間に係る課税標準である課税標準法人税額課税標準法人税額は 上記 3⑴から⑶までに係るものですので その課税事業年度開始の日以後 6 月の期間を 1 事業年度とみなして計算したその期間に係る法人税の課税標準である所得の金額又は連結所得の金額に法人税法第 66 条等による税率を乗じて計算した金額となります 法人税の中間申告において 所得税額控除や法人税の外国税額控除の適用がある場合には これらの税額控除をする前の金額となります つまり 仮決算による法人税の中間申告書に記載された法人税の額です ロイの課税標準法人税額につき計算した地方法人税の額具体的には 上記イの法人税の額に4.4 % の税率を乗じて計算した金額となります ただし 上記 7⑶の外国税額控除の適用がある場合には その税額控除をした後の金額となります ( 地方法人税法 171 二 2) ハイ及びロの金額の計算の基礎ニその法人の名称及び納税地なお その納税地と本店又は主たる事務 1063

35 所の所在地とが異なる場合には その本店又は主たる事務所の所在地も記載が必要となります ホ代表者の氏名なお 外国法人にあっては 代表者の氏名及び国内において行う事業又は国内にある資産の経営又は管理の責任者の氏名とされています ヘ中間申告の対象となる課税事業年度の開始及び終了の日トその他参考となるべき事項 4 地方法人税中間申告書の提出がない場合の特例地方法人税中間申告書を提出すべき法人が その地方法人税中間申告書を上記 1の提出期限までに提出しなかった場合には その提出期限において 地方法人税中間申告書の提出があったものとみなすこととされています ( 地方法人税法 18) 中間申告による納付税額を自動的に確定させるいわゆるみなし中間申告の制度で 法人税にも同様の規定があります これは法人税の制度と同様の趣旨のもので いわば課税庁の決定処分に代わるものです なお みなし中間申告により確定する課税標準及び納付すべき税額は 上記 1の記載事項にある金額ですが その法人が仮決算による法人税の中間申告書を提出している場合 ( つまり 上記 3の適用がある法人の場合です ) には 上記 3の意義を担保する観点から 上記 3イ及びロの金額により確定することとなります ( 注 ) 地方法人税中間申告書とは 上記 1の中間申告書をいいます ( 地方法人税法 2 十六 ) なお 上記 3の記載事項を記載したものも含まれています ⑵ 確定申告地方法人税は 法人税の付加税といえますので 納税者及び課税庁の双方の利便を踏まえ 法人税と同様に申告納税方式を採用することとされ いわゆる確定申告書の提出が義務付けられています 具体的には 法人の区分に応じ次のとおりとされています 1 上記 3⑴から⑶までの法人法人は 各課税事業年度終了の日の翌日から 2 月以内に 税務署長に対し 次の事項を記載した申告書を提出しなければならないこととしています ( 地方法人税法 191 地方法人税法施行規則 5 1) また 清算中の内国法人につきその残余財産が確定した場合には 法人税と同様に その課税事業年度終了の日の翌日から 1 月以内に 又はその翌日から 1 月以内に残余財産の最後の分配等が行われる場合には その行われる日の前日までに 申告書を提出しなければなりません ( 地方法人税法 192) 外国法人についても 国内に恒久的施設を有しなくなるなど一定の場合には 法人税と同様に 早めに申告しなければならないこととしています ( 地方法人税法 193) イその課税事業年度の課税標準である課税標準法人税額この課税標準法人税額は その課税事業年度の上記 3⑴から⑶までによる基準法人税額のいずれかです ロイの課税標準法人税額につき上記 7 に基づいて計算した地方法人税の額ハその法人が課税事業年度につき地方法人税中間申告書を提出した法人である場合には ロの地方法人税の額からその地方法人税中間申告書に係る中間納付額を控除した金額ニハの中間納付額でハの金額の計算上控除しきれなかったものがある場合には その控除しきれなかった金額ホイからニまでの金額の計算の基礎ヘ法人の名称及び納税地なお その納税地と本店又は主たる事務所の所在地とが異なる場合には その本店 1064

36 又は主たる事務所の所在地も記載が必要となります ト代表者の氏名なお 外国法人にあっては 代表者の氏名及び国内において行う事業又は国内にある資産の経営又は管理の責任者の氏名とされています ( 注 ) 人格のない社団等で 代表者の定めがなく管理人の定めがあるものの代表者は管理人とされています チ確定申告の対象となる課税事業年度の開始及び終了の日リ確定申告の対象となる課税事業年度が残余財産の確定の日の属する課税事業年度である場合において その課税事業年度終了の日の翌日から 1 月以内に残余財産の最後の分配又は引渡しが行われるときは その分配又は引渡しが行われる日ヌ法人税における欠損金の繰戻し還付の請求をする場合には 確定地方法人税額のうち欠損金の繰戻し還付による法人税の還付があった場合に還付を受けるべきこととされる金額つまり 欠損金の繰戻し還付制度により還付の請求をした法人税の額に4.4% を乗じて計算した金額となりますので いわば還付予定の地方法人税の額を記載することとなります ルその他参考となるべき事項 ( 注 1) 中間納付額とは 地方法人税中間申告書に記載した納付すべき地方法人税の額をいいます ( 地方法人税法 2 十九 ) 修正申告書の提出又は更正があった場合には その申告又は更正後の地方法人税の額となります ( 注 2) 連結親法人の地方法人税確定申告書には その課税事業年度の地方法人税の負担額として帰せられる金額又は地方法人税の減少額として帰せられる金額及びこれらの金額の計算の基礎を記載した書類 を添付しなければなりません ( 地方法人税法 194 地方法人税法施行規則 6 ) 2 退職年金業務等を行う法人退職年金業務等を行う法人は 各課税事業年度終了の日の翌日から 2 月以内に 税務署長に対し 次の事項を記載した申告書を提出しなければならないこととしています ( 地方法人税法 196 地方法人税法施行規則 7 1) イその課税事業年度の課税標準である課税標準法人税額この課税標準法人税額は その課税事業年度の退職年金等積立金に係る基準法人税額です ロイの課税標準法人税額につき計算した地方法人税の額具体的には 上記イの基準法人税額に 4.4% の税率を乗じて計算した金額となります ハその法人が課税事業年度につき退職年金等積立金に係る地方法人税の中間申告書を提出した法人である場合には ロの地方法人税の額からその地方法人税の中間申告書に記載した納付すべき地方法人税の額を控除した金額なお 納付すべき地方法人税の額には 退職年金等積立金に係る地方法人税の中間申告書に係る期限後申告書の提出又はこれらの申告書の提出がなかったことによる決定により納付すべき地方法人税の額を含みます また 修正申告書の提出又は更正があった場合には その申告又は更正後の地方法人税の額となります ニイからハまでの金額の計算の基礎ホ法人の名称及び納税地なお その納税地と本店又は主たる事務所の所在地とが異なる場合には その本店又は主たる事務所の所在地も記載が必要となります ヘ代表者の氏名なお 外国法人にあっては 代表者の氏 1065

37 名及び国内において行う事業又は国内にある資産の経営又は管理の責任者の氏名とされています ト確定申告の対象となる課税事業年度の開始及び終了の日チその他参考となるべき事項 3 申告期限の延長法人税の申告にあっては 災害その他やむを得ない理由により決算が確定しない場合には 税務署長は期日を指定して申告期限を延長できることとしている ( 法法 75 81の23) ほか 会計監査人の監査を受けなければならないことその他これに類する理由により決算が確定しないため期末後 2 月以内に申告書を提出できない常況にある場合には 申告期限を原則として 1 月延長できることとしています ( 法法 75の 2 ) ( 注 1) 連結納税制度の場合には 会計監査人の監査を受けなければならないことその他これに類する理由により決算が確定しないため 又は連結子法人が多数に上ることその他これに類する理由により法人税の額等の計算を了することができないため 期末後 2 月以内に申告書を提出できない常況にある場合には 提出期限を原則として 2 月延長できることとしています ( 法法 81の24) 地方法人税は法人税の額を基礎として計算するものですから 法人税において申告期限が延長される場合には 地方法人税の申告期限も自動的に法人税の申告期限まで延長することとしています ( 地方法人税法 195) ただし 退職年金等積立金に係る法人税については 申告期限の延長ができることとなる制度がありませんので 申告期限が自動的に延長することとなるのは 上記 1の確定申告書のみとなります なお 法人税においては 法人税法第 75 条 第 75 条の 2 第 81 条の23 又は第 81 条の24の規定による申告期限の延長が認められた場合に 事業年度終了後 2 月を経過した日から利子税を年 7.3% で課すこととしています この年 7.3% の割合は 各年の特例基準割合が年 7.3 % に満たない場合には その年中においては その特例基準割合とすることとしています ( 措法 931) さらに 法人税法第 75 条の 2 又は第 81 条の24の規定による申告期限の延長の場合には この年 7.3% の割合は 基準割引率が年 5.5% を超える場合には 基準割引率が0.25% 超えるごとに0.73% ずつ加算する ( 最高 %) こととしています ( 措法 66 の 3 68の87) そこで 地方法人税についても 法人税法の規定の準用等をして 法人税と同じく申告期限を延長した場合に法人税の利子税率と同率で利子税を課すこととしています ( 地方法人税法 195 後段 措法 66の 3 68の87 931) ( 注 2) 特例基準割合とは 各年の前々年の10 月から前年の 9 月までの各月における短期貸付けの平均利率の合計を12で除し計算した割合として各年の前年の12 月 15 日までに財務大臣が告示する割合に 年 1 % の割合を加算した割合をいいます 平均利率とは 各月において銀行が新たに行った貸付けでその貸付期間が 1 年未満のものに係る利率の平均をいい その合計を12で除して計算した割合に0.1% 未満の端数があるときは その端数を切り捨てることとされています ( 措法 932) ( 注 3 ) 基準割引率とは 日本銀行法第 15 条第 1 項第 1 号の規定により定められる商業手形の基準割引率をいいます ⑶ 地方法人税の申告書の様式地方法人税の申告書の様式は 地方法人税法施行規則別表に定められていますが 国税庁長官は 必要があるときは 所要の事項の調整を行うことができることとされています ( 地方法人税法施行規則 9 1) また 国税庁長官が法人税の別表一㈠から別 1066

38 表十九までの各表の書式に 地方法人税の別表一から別表四までの各表の書式に準じてこれらの各表に定める事項の全部又は一部の記載欄を付記した場合には 上記 ⑴1から3まで並びに上記 ⑵1 及び2の記載事項の記載について 地方法人税の別表の書式に代え その記載欄が設けられた法人税の別表の書式によることができることとされています ( 地方法人税法施行規則 9 2) つまり 国税庁長官が法人税と地方法人税とを統合した別表の書式を定めることにより 法人税の申告と地方法人税の申告とを 1 つの申告書により行うことが可能となるものです ⑷ 納付 1 中間申告による納付地方法人税の中間申告書を提出した法人は その中間申告書に地方法人税の額として記載した金額がある場合には その中間申告書の提出期限までに その金額を国に納付しなければなりません ( 地方法人税法 20) すなわち 地方法人税中間申告書又は上記 ⑴2の中間申告書を提出した法人は 上記 ⑴1イイ ( 仮決算による申告の場合は 上記 ⑴3ロ ) 又は上記 ⑴2ロの金額を納付することとなります 2 確定申告による納付地方法人税の確定申告書を提出した法人は その確定申告書に地方法人税の額として記載した金額がある場合には その確定申告書の提出期限までに その金額を国に納付しなければなりません ( 地方法人税法 21) すなわち 地方法人税確定申告書又は上記 ⑵2の確定申告書を提出した法人は 上記 ⑵1ロ若しくはハ又は上記 ⑵2ロ若しくはハの金額を納付することとなります ⑸ 中間納付額の還付 1 中間納付額の還付地方法人税中間申告書の提出をした法人からその課税事業年度の地方法人税確定申告書 の提出があった場合において その地方法人税確定申告書に その地方法人税中間申告書に係る中間納付額で地方法人税の額の計算上控除しきれなかった金額の記載があるときは 税務署長は その法人に対し その金額に相当する中間納付額を還付することとしています ( 地方法人税法 221) 2 中間納付額に係る延滞税の還付税務署長は 上記 1の還付金の還付をする場合において その地方法人税中間申告書の中間納付額について納付された延滞税があるときは その額のうち 次のイの金額からロの金額を控除した残額を併せて還付することとしています ( 地方法人税法 222 地方法人税法施行令 7 1) これは 法人税の中間納付額の還付と同様のものです イその地方法人税中間申告書に係る中間納付額について納付された延滞税の額の合計額ロその中間納付額のうち次のイロの順序によりその課税事業年度の地方法人税確定申告書に記載された計算された地方法人税の額に達するまで順次求めた各中間納付額につき国税に関する法律の規定により計算される延滞税の額の合計額 ( 注 ) 中間納付額からはその還付金をもって充当をされる部分の金額を除くこととされています また 上記の計算された地方法人税の額は 上記の還付金及びその還付加算金が充当をされる同じ課税事業年度の基準法人税額に対する地方法人税で修正申告書の提出又は更正により増加した地方法人税の額がある場合には その地方法人税の額を加算した後の金額とされています イその中間納付額のうち確定の日を異にするものについては その確定の日の早いものを先順位とします ロ確定の日を同じくする中間納付額のうち納付の日を異にするものについては その納付の日の早いものを先順位とします 1067

39 延滞税の還付額の計算の具体例 確定地方法人税額 70 確定地方法人税額 200 納付すべき地方法人税額 ( 仮決算による中間申告 )80 X X X ( 修正中間申告書の提出 ) 申告 ( 納付 ) 期限 X1.4.1 X2.4.1 中間 X X3.4.1 X 修正 ( 中間 ) 申告により納付すべき地方法人税額 15 納付すべき地方法人税額 80 期限内納付 50 1 期限後納付 30 + 延滞税 2 修正申告による納付 15 + 延滞税 還付金 控除しきれなかった金額 25 地方法人税額70 < 延滞税の還付金額の計算の基礎となる金額 > < 延滞税の還付金額 > 期限後納付 1 及び修正申告による納付 2に係る延滞税の合計額 - 期限後納付 1に係る延滞税の額のうちⅡの部分に係る金額 延滞税 2 延滞税 1 還付される延滞税延滞税 1 のうち Ⅱ に係る部分 1 Ⅰ Ⅱ 地方法人税確定申告書に記載された金額に達するまでの金額 15 還付金 3 還付の手続等税務署長は 提出された地方法人税確定申告書にその控除しきれなかった金額の記載がある場合には その金額が過大であると認められる特別な事由がある場合を除いて その地方法人税確定申告書を提出した法人に対して遅滞なく 上記 1 及び2の還付又は充当の手続をしなければなりません ( 地方法人税法施行令 5 ) このように この還付金は 地方法人税確定申告書を提出する場合にその申告書に控除しきれなかった金額を記載することによって還付されますが 地方法人税についての決定があった場合にも 還付されます ( 後記の ⑾ 確定申告に係る更正等又は決定による地方法人税の中間納付税の還付 をご参照ください ) 4 還付加算金の計算還付金等が発生することとなるその基因となる納付に納税者の責めがない場合については 法定納期限や納付の日の翌日から利息に相当する金額を加算して還付することとしています これを還付加算金といい その計算の基礎となる期間の日数に応じ 還付金額に 年 7.3% の割合を乗じて計算された金額とされています ( 国税通則法 581) ( 注 1) 還付加算金の年 7.3% の割合は 特例基準割合が年 7.3% に満たない場合には その年中においては その特例基準割合とすることとされています ( 措法 95) 上記 1による還付金の還付加算金を計算する場合には その計算の基礎となる期間は 上記 1による還付をすべき中間納付額の納付の日の翌日から その還付のための支払決定をする日又はその還付金につき充当をする日までの期間としています ただし この期間には 地方法人税確定申告書が期限後申告書である場合におけるその申告書の提出期限の翌日からその提出された日までの日数を算入しません ( 地方法人税法 223) さらに 中間納付額がその納期限前に納付された場合には この期間の起算は その納期限の翌日からとなりますし 充当をする場合に 充当をする日より前に充当をするのに適することとなった日があるときは その日までの期間となります また この還付加算金の額は その地方法 1068

税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械

税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械 Ⅲ 国際戦略総合特別区域に係る税制の創設 1 国際戦略総合特別区域において機械等を取得した場合の特別償却又は法人税額の特別控除 創設された制度の概要 青色申告法人で 総合特別区域法に規定する指定法人 *1 が 同法の施行日から平成 26 年 3 月 31 日までの間に 国際戦略総合特別区域 *2 内において 特定機械装置等の取得等をして 認定国際戦略総合特別区域計画 *3 に定められた特定国際戦略事業

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