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1 我が国の食品リスク分析と食品安全行政 ( 食品安全委員会の取組を中心に ) 内閣府食品安全委員会事務局総務課課長補佐佐竹健次 平成 18 年 5 月 23 日 ( 火 ) 東京大学

2 食品安全行政を取り巻く状況の変化 1. 国民の食生活を取り巻く状況の変化 食品流通の広域化国際化の進展 新たな危害要因の出現 (O157 BSE 等 ) 遺伝子組換え クローン技術等の新たな技術の開発や分析技術の向上 2. 食の安全を脅かす事件の頻発 国内初の BSE( 牛海綿状脳症 ) の発生 ( 平成 13 年 9 月 ) 輸入野菜における農薬の残留や国内における無登録農薬の使用等 3. 食の安全に関する国際的動向 リスクの存在を前提に これを科学的に評価し 管理すべきとの考え方 ( リスク分析手法 ) が一般化

3 考え方 国民の健康保護の優先 科学的根拠の重視 関係者相互の情報交換と意思疎通 政策決定過程等の透明性確保 食品の安全性確保 世界各国の経験から 下記の考え方や手段が重視されようになった 手段 リスク分析 農場から食卓までの一貰した対策 国際食品規格委員会 (FAO/WHO/Codex)

4 食品安全基本法の制定 BSE 問題に関する調査検討委員会 の報告書において リスク分析手法の導入 リスク評価機能を中心とする新たな行政機関の設置等を提言 ( 平成 14 年 4 月 ) 食品安全行政に関する関係閣僚会議 において 今後の食品安全行政のあり方について として 食品安全委員会の設置等を取りまとめ ( 平成 14 年 6 月 ) 国民の健康保護を最優先とする等の基本理念 関係者の責務 役割 食品安全委員会の設置等を内容とする食品安全基本法の制定 ( 平成 15 年 5 月成立 7 月施行 )

5 基本理念 1 国民の健康の保護が最も重要であるという基本的認識の下に 必要な措置を実施 2 食品供給行程の各段階において 安全性を確保 3 国際的動向及び国民の意見に十分配慮しつつ科学的知見に基づき 必要な措置を実施 関係者の責務 役割 国及び地方公共団体の責務 食品関連事業者の責務 消費者の役割 食品安全基本法のポイント 施策の策定に係る基本的な方針 ( リスク分析手法の導入 ) リスク評価 ( 食品健康影響評価 ) の実施 リスク評価の結果に基づく施策の策定 リスクコミュニケーションの促進等食品安全委員会の設置 措置の実施に関する基本的事項の策定

6 食品の安全に関する リスク分析 とは リスクとは 食品が有する危害により どのくらいの確率 で どの程度 の健康への影響を受けるのかを示すもの 食品の摂取により健康に悪影響が生じる可能性がある場合 可能な範囲でその悪影響の起きるリスクを回避または最小にすることを目的として実施するシステムをいう リスク分析 は次の 3 つのプロセスから構成される リスク評価 ( 食品安全委員会 ) 危害因子 の摂取によって どのくらいの確率 で どの程度 の健康影響が起き得るのかを科学的に評価するプロセス例 : 農薬の安全性評価一日摂取許容量 ( mg/kg 体重 / 日 ) の設定等 評価依頼 危害同定 リスク判定など リスク管理 ( 厚生労働省 農林水産省 ) すべての関係者と意見交換し リスクの軽減や回避のための政策 措置を決定し 実施するプロセス例 : 農薬の残留基準値の設定米の中の残留基準値 ppm 以下と設定等 リスクコミュニケーション リスク評価 リスク管理の過程において すべての関係者の間でリスクに関する情報 意見を相互に交換し 了解事項の積み重ねを行っていくプロセス

7 食品安全へのリスク分析の導入 リスク評価 科学ベース リスク管理 政策ベース リスクコミュニケーションリスクに関する情報 意見の交換 1) 食中毒等の未然防止体制の強化 2) 科学的根拠の重視 3) 政策決定過程の透明化 4) 消費者への正確な情報提供 5) 食品安全規制の国際的整合性の確保等 人の健康に及ぼす影響の大きさ ( 程度と発 生確率 ) を 客観 中立 科学的にとらえ 情 報交換し その大きさに応じた対策をとる

8 新たな食品安全行政 内閣府 食品安全担当大臣 食品安全委員会 情報収集 交換 諸外国 国際機関等 リスク評価 ( 食品健康影響評価 ) リスクコミュニケーションの実施 緊急の事態への対応 その他関係行政機関その他関係行政機関 評価結果の通知 勧告 評価結果の通知 勧告 厚生労働省 評価の要請 評価の要請 農林水産省 食品衛生に関するリスク管理 添加物指定 農薬等の残留基準や食品加工 製造基準等の策定 食品の製造 流通 販売等に係る監視指導を通じた食品の安全性確保 リスクコミュニケーションの実施 農林水産物等に関するリスク管理 生産資材の安全性確保や規制等 農林水産物等の生産 流通及び消費の改善活動を通じた安全性確保 リスクコミュニケーションの実施 リスクコミュニケーション関係者相互間の幅広い情報や意見の交換 消費者 事業者等

9 食品安全委員会の構成 ( 委員 :7 名 専門委員 :199 名 ) 食品安全委員会企画リスクコミュニケーション緊急時対応 < 評価チーム > 委員長委員長代理 寺田雅昭寺尾允男小泉直子 見上彪 坂本元子 中村靖彦 本間清一 化学物質系評価グループ ( 添加物 農薬 動物用医薬品 器具 容器包装 化学物質 汚染物質等 ) 生物系評価グループ ( 微生物 ウイルス プリオン かび毒 自然毒等 ) 新食品等評価グループ ( 遺伝子組換え食品等 新開発食品 肥料 飼料等 )

10 食品安全委員会の役割 1 リスク評価 ( 食品健康影響評価 ) の実施食を介して入ってくる可能性のある化学物質や微生物等の要因について その健康に及ぼす悪影響のリスクを 科学的な知見に基づいて客観的かつ中立公正に評価 リスク評価結果のモニタリング 勧告リスク評価の結果に基づき 必要がある場合には 講ずべき施策について勧告を実施 これらに必要な科学的調査 研究を実施

11 食品安全委員会の役割 2 緊急時における対応緊急時において 政府全体として危害の拡大や再発防止に迅速かつ適切に対応するため 国の内外からの情報により 事態を早急に把握し 関係各省への迅速な対応の要請や国民に理解しやすい情報の提供等を実施 リスク コニュニケーションの実施 リスク評価の内容等に関して 消費者 食品関連事業者など関係者相互間における幅広い情報や意見の交換 ( リスクコミュニケーション ) を 意見交換会の開催 ホームページ等を通じて実施

12 リスク管理機関専門調査会からの報告 審議審議 評価結果の決定審議結果のとりまとめ 評価書(案)の作成評価結果の通知(原則4週間)国民からの意見 情報の聴取リスク管理機関食品安全委員会リスク評価の要請専門調査会での審議必要に応じて意見交換会等を開催必要に応じて意見交換会等を開催リスク評価の調査審議の流れ

13 リスク管理機関によるリスク評価の諮問 1. 必要的諮問事項リスク管理機関が施策を決定する際に 委員会によるリスク評価が必要なもの例 ) 食品衛生法に基づく食品 添加物についての製造 規格基準 農薬 肥料等の公定規格 薬事法に基づく動物医薬品の製造承認等 2. 任意的諮問事項 1. 以外で リスク管理機関が委員会によるリスク評価が必要と判断したもの例 ) 米国 カナダ産牛肉等のリスク評価

14 食品健康影響評価 ( リスク評価 ) の実施状況 専門調査会名既要請品目うち評価終了 添加物 農薬 動物用医薬品 新開発食品 遺伝子組換え食品等 プリオン 肥料 飼料等 9 9 合同 WG 51 1 その他 10 8 合計 プリオン専門調査会の 評価終了 には委員会が自ら評価を行うことを決定した案件を含む ( 平成 18 年 3 月 31 日現在 )

15 リスク評価の具体例 ( 農薬の場合 1) 農林水産省 申請者 ( 国内使用に関して ) 厚生労働省 申請者 ( インポートトレランスに関して ) 食品安全委員会 環境省 環境への影響評価 農薬専門調査会 食品健康影響評価 4 週間の意見募集 本委員会最終決定 農家指導 農林水産省農薬登録 厚生労働省残留農薬基準設定 市場を監視

16 (食品安全委員会)ADI: 認められるような健康上のリスクを伴わずに (リスク管理機関)策の実施リスク評価の具体例 ( 農薬の場合 2) 1 実験動物等を用いた毒性試験結果の検討無毒性量 <NOAEL>の設定食品健康影2 一日摂取許容量 (ADI) の設定響評価人が生涯にわたって毎日摂取することができる体重 1kgあたりの量政施策の決定3 想定される摂取量が ADI を超えないように残留基準を設定

17 リスク評価の具体例 ( 農薬の場合 3) 実験動物等を用いた毒性試験結果の検討 毒性試験 : 急性毒性試験反復投与毒性試験発がん性試験変異原性試験催奇形性試験体内動態試験 無毒性量 <NOAEL> の設定毒性試験の結果に基づき定められる有害な作用を示さない物質の最大量

18 リスク評価の具体例 ( 農薬の場合 4) 一日摂取許容量 (ADI) の設定 ADI (Acceptable Daily Intake) 単位 :mg/kg 体重 / 日 認められるような健康上のリスクを伴わずに 人が生涯にわたって毎日摂取することができる体重 1kg あたりの量 例 : ノバルロン ( 殺虫剤 ) の 1 日摂取許容量 0.011mg/kg 体重 / 日 無毒性量 1.1mg 安全係数 日摂取許容量 (ADI)= 無毒性量 / 安全係数安全係数 : 種差 個人差を考慮するための数値 通常は 100

19 生体影響曝露量と生体影響の関係 致死量 ADI( 無毒性量の 100 分の 1) 非可逆的影響量可逆的影響量 NOAEL( 無毒性量 ) 曝露量 実際の使用レベル

20 リスク評価の具体例 ( 農薬の場合 5) ~ リスク管理機関における残留基準等の設定 ~ 想定される摂取量が ADI を超えないように残留基準を設定 農薬の有効性についての評価が別途必要 例 : ノバルロン ( 殺虫剤 ) の残留基準値は 1ppm は % 非常に低い割合 キャベツ トマト りんごなどの場合 1ppm 農産物によって基準値が設定されている

21 食品安全委員会が行う 自ら評価 ~ 食品安全委員会の主体的な取り組みとして 自ら評価 を実施 ~ リスク管理機関 ( 厚生労働省 農林水産省 ) からの諮問によらず 委員会が行う情報収集の分析結果又は研究者 消費者や関係事業者などからの意見を契機に 委員会が自ら必要性を判断し リスク評価を実施するもの

22 自ら評価 の具体例 日本における牛海綿状脳症 (BSE) 対策について - 中間とりまとめ - ( 平成 16 年 9 月 ) リステリアを含む食中毒原因微生物 第 74 回食品安全委員会会合 ( 平成 16 年 12 月 16 日 ) において評価を行うことを決定 加工食品中のアクリルアミドについて のほか Q 熱の原因菌 食品に含まれるトランス脂肪酸 ファクトシートを公表 アルコール飲料の妊婦及び胎児への影響

23 ファクトシートの例 ( 食品に含まれるトランス脂肪酸 ) トランス脂肪酸は 油を高温で加熱する過程や植物油等を硬化させるための水素添加の加工過程で生成されます また 牛などの脂肪や肉 マーガリン ショートニングやこれらを原料として製造される菓子やスナック食品などに含まれます トランス脂肪酸による健康への影響としては LDLコレステロール ( いわゆる悪玉コレステロール ) を増加させ HDLコレステロール ( いわゆる善玉コレステロール ) を減少させることによって動脈硬化症の危険性が増加するという研究報告があります 但し 日本におけるトランス脂肪酸の摂取量は 諸外国に比べて少ない ( 参照 ) ことから トランス脂肪酸の摂取による健康への影響は小さく 直ちに食生活を見直す必要はないものと考えられます トランス脂肪酸の一人あたりの摂取量 1 日あたり摂取量 ( g ) 摂取エネルギーに占める割合 (%) 日本 ( 平均 ) 米国 ( 成人平均 ) 約 5.8 約 2.6 E U ( 男性成人 ) ( 女性成人 ) 1.2~ ~ ~ ~1.9 詳しくは に掲載中

24 集インターネット等 収集専門家収食品安全モニター等 収集食品安全委員会における情報の収集及び提供 交換 提供 一般消費者 リスク管理機関 通報 食品安全委員会 食品関連事業者関係行政機関 通報 リスコミ 等

25 国内及び海外の公的機関 報道機関からの 情報収集 整理 1. 国内機関農林水産省 厚生労働省 環境省 2. 国際機関国連食糧農業機関 (FAO) 世界保健機関 (WHO) 国際獣疫事務局 (OIE) FAO/WHO 合同食品規格委員会 (Codex 委員会 ) 3. 諸外国の公的機関 ( アメリカ ) 疾病管理予防センター (CDC) 食品医薬品庁 (FDA) 環境保護庁 (EPA) 農務省 (USDA) ( カナダ ) 食品検査庁 (CFIA) 保健省農業食料省 ( E U ) 欧州連合 (EU) 欧州食品安全機関 (EFSA) ( イギリス ) 食品基準庁 (FSA) 環境 食糧 農村地域省 (DEFRA) 海綿状脳症諮問委員会 (SEAC) ( フランス ) 食品衛生安全庁 (AFSSA) 農漁業省 ( ドイツ ) 連邦消費者保護 食品安全庁 (BVL) 連邦リスク評価研究所 (BfR) ( オーストラリア ) 豪州 NZ 食品基準機関 (FSANZ) 等

26 食品安全総合情報システムでの情報提供 食品安全委員会におけるリスク評価の調査審議に関する資料 食品安全委員会 食品安全委員会が調査 収集 分析した食品危害情報 関係国際機関におけるリスク評価に関する資料 諸外国における化学物質 微生物等による食品の危害発生 対処方法等に関する資料 等 データベース化 食品安全委員会ホームページ 食品安全総合情報システム Web ページ 提供 インターネット 一般消費者 食品関連事業者 リスク管理機関 等

27 緊急時における対応 食品安全関係府省緊急時対応基本要綱 ( 平成 16 年 4 月 ) 緊急時対応マニュアルとして 緊急事態等が発生した場合における国の対処の在り方等について定めている 食品安全委員会緊急時対応基本指針 ( 平成 16 年 4 月 ) 食品安全関係府省緊急時対応基本要綱 に即し 食品安全委員会による緊急事態等の対応に関する基本的な事項を定めている 食品安全関係府省食中毒緊急時対応実施要綱 ( 平成 17 年 4 月 ) 危害要因別の緊急時対応マニュアルとして 食品安全関係府省緊急時対応基本要綱 に即し 食中毒による緊急事態等が発生した場合における国の対処の在り方等について定めている 食品安全委員会食中毒緊急時対応指針 ( 平成 17 年 4 月 ) 食品安全関係府省食中毒緊急時対応実施要綱 に即し 食品安全委員会における食中毒による緊急事態等への対応に関する具体的な手順を定めている

28 食品安全委員会食品安全委員会 国内外の危害情報の収集 分析 リスク管理機関への対応の要請 国民への科学的知見の提供報告リスク管理機関リスク管理機関厚生労働省情報収集状況に応じて緊急対策本部設置を決定食品安全担当大臣食品安全担当大臣一般消費者食品関連事業者報道機関一般消費者食品関連事業者報道機関情報提供緊急対策本部緊急対策本部国際機関諸外国の公的機関試験研究機関大学等国際機関諸外国の公的機関試験研究機関大学等必要に応じ設置対応の要請リスクコミュニケーション農林水産省環境省緊急報告緊急事態における食品安全委員会の役割緊急事態における食品安全委員会の役割情報共有連携

29 食中毒における緊急時対応の流れ ~ 初動対応のイメージ ~ 食中毒等発生初 食品安全担当大臣 動食品安全担当大臣対1 による判断応 緊急協議 報 食品安全委員会 情報連絡委員及び事務局幹部委員会会合窓口を含む ) 助へ情報連絡通急議交情報言換報告報 リスク管理 報 厚生労働省 連食品衛生に関するリスク管理 ( 臨時に開催する場合 2 協議要請都道府県等保健所等探知絡窓情報連絡 農林水産省 緊口農林水産物等に関するリスク管理情 緊急対策本部関係府省連絡会3 平時(通常対応)告省内へ

30 食品安全基本法第 13 条 食品の安全性の確保に関する施策の策定に当たっては 当該施策の策定に国民の意見を反映し国民の意見を反映し 並びにその過程の公正性及び透明性を確保その過程の公正性及び透明性を確保するため 当該施策に関する情報の提供情報の提供 当該施策について意見を述べる機会の付与その他のその他の関係者相互間の情報及び意見の交換の促進を図るために必要な措置が講じられなければならない

31 リスクコミュニケーションの取組み 委員会の原則公開 議事録等のホームページへの掲載 食品健康影響評価等に対する国民からのご意見 情報の募集 :119 回 食品安全モニター会議 :27 回 意見交換会 :215 回 ( 関係省 自治体等と連携 ) 消費者団体 食品関連事業者 地方公共団体等と委員との意見交換 :21 回 リスクコミュニケーション担当者会議の実施 : 毎月 2 回程度 ホームページ パンフレット 季刊誌 食品安全 食の安全ダイヤル TEL: 食品安全総合情報システム ( データベース ) の充実 (~2005 年 2 月 28 日現在 )

32 意見交換会等について 食品安全委員会設立以来 ( 以降 ) 関係省や自治体 関係団体と連携した意見交換会 講演会を 204 回開催 ( うち 82 回が委員会企画 ) どんな意見交換会を行ってきたか?(? ( 食品安全委員会企画 ) 1 リスク評価結果についての意見交換会 遺伝子組換え食品 薬剤耐性菌 日本における BSE 対策 魚介類等に含まれるメチル水銀 2 海外有識者を招聘しての意見交換会 平成 17 年 12 月末日現在 米国 カナダ産牛肉等に関するリスクの同等性 < 参加者 : のべ 8000 名以上 > 米国や欧州におけるリスク分析や BSE 対策 薬剤耐性菌についての有識者を招聘 < 参加者 : のべ 1700 名以上 >

33 リスクコニュニケーションの手段 方法 現在の主な手段は 意見交換会 1 膨大なリソースが必要 2 出席者の固定化 ( マンネリズム ) 3 プレスも意見交換会のみに注目 意見交換会 :215 回 ( 関係省 自治体等との連携含む 平成 18 年 2 月末日現在

34 進め方は? スライドを使用した講演及び説明 パネルディスカッション 会場参加者との意見交換会食品に関するリスクコミュニケーション ( 東京 ) ~ 世界の BSE を巡る状況と OIE の役割 ~ パネルディスカッションの進め方は? 構成 : コーディネーター 1 名パネリスト ( 講演者及び説明者 / 消費者代表 / 事業者代表 / 科学者 / 行政担当者 )

35 リスク評価についての リスクコニュニケーションの問題点 評価者 / 科学者コミュニケーター消費者 どのように評価したか 正確に 詳細に 伝えることが 1 番大切じゃ! 科学的リスク評価を 迅速に わかりやすく 伝えることは難しいなあ もっと わかりやすく 迅速に 当然 正確 で 参加可能な リスコミをするべきだわ! 正確性 迅速 わかりやすく わかりやすく 迅速 正確 参加しやすい

36 現在のリスクコミュニケーションの意義と課題 1. パブリックコメントの提出 意見交換会での発言が可能 2. リスク評価がどのステージにあるかわかる 3. 基本的に評価に関わる全ての情報が入手可能 双方向の意見 情報の 交換を一層確保することが課題

37 BSE

38 食品安全委員会における BSE 関係審議の経緯 平成 16 年 9 月 9 日第 61 回食品安全委員会 : 日本におけるBSE 対策について- 中間とりまとめ- を了承平成 16 年 10 月 15 日厚生労働省 農林水産省 食品安全委員会 : 我が国におけるBSE 対策の見直しに係るリスク評価を要請平成 17 年 5 月 6 日第 93 回食品安全委員会 : 我が国におけるBSE 対策に係る食品健康影響評価 を決定平成 17 年 5 月 24 日厚生労働省 農林水産省 食品安全委員会 : 米国産及びカナダ産輸入牛肉等に関するリスクの同等性について評価を要請平成 17 年 12 月 8 日第 123 回食品安全委員会 : 米国 カナダの輸出プログラムにより管理された牛肉 内臓を摂取する場合と 我が国の牛に由来する牛肉 内臓を摂取する場合のリスクの同等性 に係る食品健康影響評価を決定

39 我が国で確認された BSE 感染牛の出生時期 英国産肉骨粉の輸入禁止 牛への肉骨粉給与禁止指導 (1996 年 4 月 ) 国内での 牛の肉骨粉全面使用禁止 (2001 年 10 月 ) 出荷肉牛の BSE 検査開始 (2001 年 10 月 ) 年 数字は月齢 赤はと畜場で検査された牛 青は死亡牛 平成 13 年 10 月 19 日から平成 17 年 12 月 17 日までのスクリーニング検査頭数は約 512 万頭 ( 死亡牛検査頭数については 10 月末日までに約 5 万 8 千頭 ) これまでに BSE 感染が確認された牛は 死亡牛も含め 22 頭 ( 平成 18 年 1 月 23 日時点 ) 上記のうち 20 ヶ月齢以下の感染牛は 0 頭 (2 頭は 21 ヶ月齢と 23 ヶ月齢 20 頭は 48 ヶ月齢以上 )

40 BSE 発症牛体内の感染力価の分布 BSE 発症牛体内の感染力価の分布 眼球 0.04% 脳 ( 三叉神経節を含む ) 66.7% 背根神経節 ( せき柱に含まれる ) 3.8% せき髄 25.6% 扁桃 総計 99.44% 回腸遠位部回腸 3.3% ( 小腸のうち最後の 2m 程度 ) 脳に 2/3(8/12), 脊髄に 1/4(3/12), その他の臓器 1/12 出典 : 欧州委員会科学運営委員会 (1999 年 12 月 ) 食物を介した BSE のヒトへの暴露リスクに関する科学運営委員会の意見

41 いつ どこから : 我が国における BSE 対策についてのリスク評価の要請について 平成 16 年 10 月 15 日 厚生労働省 農林水産省 食品安全委員会 評価要請の内容 : 1. と畜場における BSE 検査の検査対象月齢の見直し及び検査技術の研究開発の推進 2. 特定危険部位 (SRM) の除去の徹底 3. 飼料規制の実効性確保の強化 4.BSE に関する調査研究の一層の推進

42 我が国における BSE 対策についてのリスク評価ー結論ー 検査対象月齢の見直し 全頭検査した場合と 21 ヶ月齢以上を検査した場合 食肉の汚染度はいずれにおいても 無視できる ~ 非常に低い と推定 定量的評価による試算でも同様の推定 SRM 除去の徹底 vcjdリスク低減に寄与する重要な対策 (SSOP) の遵守を徹底 ) ( 飛散防止 衛生標準作業手順 飼料規制の実効性確保の強化 (BSE 発生の防止 ) 調査研究の一層の推進 より感度の高い検査方法の開発 リスク回避措置の有効性評価方法の開発 BSEプリオンたん白質の蓄積メカニズムの解明

43 米国 カナダ産牛肉等のリスク評価ー評価要請の内容ー 現在の米国 カナダの国内規制及び日本向け輸出プログラムにより管理された米国 カナダから輸入される牛肉及び牛の内臓 ( 以下 牛肉等 という ) を食品として摂取する場合と 我が国でと畜解体して流通している牛肉等を食品として摂取する場合の牛海綿状脳症 (BSE) に関するリスクの同等性 米国 カナダ産牛肉等のリスク評価ー何について評価したのか? ー BSE リスクの同等性を評価

44 米国 カナダ産牛肉等のリスク評価 - 日本向け輸出プログラムとはー 米国 カナダの日本向け輸出プログラム 120 ヶ月齢以下の牛の牛肉等であること 2SRM( 特定危険部位 ) が除去されていること 遵守のために求められること 1 品質管理プログラムの文書化 2 日本向け製品の識別管理 3 月齢証明 ( 個体月齢証明等 ) 4 検証システム ( 施設の認定制度等 )

45 米国 カナダ産牛肉等のリスク評価 - 結論ー 科学的同等性を厳密に評価するのは困難 米国 カナダに関するデータの質 量ともに不明点が多いため 管理措置の遵守を前提に評価しなければならなかったため 日本向け輸出プログラムが遵守されたと仮定した場合 米国 カナダ産牛肉等と国産牛肉等のリスクの差は非常に小さい 輸入が再開された場合 管理機関による日本向け輸出プログラムの実効性 遵守状況の検証が必要

46 米国 カナダ産牛肉等のリスク評価と輸入再開 輸入手続停止までの経緯 平成 17 年 5 月 24 日リスク管理機関 ( 厚生労働省 農林水産省 ) より評価要請 5 月 31 日 ~ 10 月 31 日 プリオン専門調査会で審議 (10 回 ) 11 月 2 日 ~ 意見募集と意見交換会の開催 ( 全国 7カ所 ) 11 月 29 日 12 月 8 日リスク管理機関 ( 厚生労働省 農林水産省 ) へ評価結果の通知 12 月 9 日同上から米国 カナダに輸入条件提示 12 月 12 日同上より輸入再開の決定 12 月 13 日 ~ 12 月 24 日 同上により米国 カナダの関連施設の査察 12 月 13 日以降米国政府による日本向け輸出プログラム発表と輸出施設の認定手続き開始 12 月 16 日米国産牛肉第 1 便日本に到着 平成 18 年 1 月 20 日輸入された米国産牛肉にせき柱の混入を確認米国産牛肉の輸入手続を停止

47 状況 米国産輸入牛肉のせき柱混入問題 せき柱混入牛肉は 平成 18 年 1 月 10 日オハイオ州の施設で解体後 ニューヨーク州のアトランティック ビール アンド ラム社で加工し輸出 1 月 20 日に成田空港で混入を確認 4ヵ月半の子牛肉 わが国では食品安全委員会によるせき柱のリスク評価の結果に基づき 平成 16 年 2 月に危険部位に指定 対応 米国農務省より 日本向け牛肉輸出証明プログラムに関する調査結果 対策報告書 の提示 ( 平成 18 年 2 月 17 日 ) 米国産牛肉輸入問題について日米専門家会合の開催 ( 平成 18 年 3 月 日 ) 日本側は消費者への説明会等を実施(4 月 11 日から21 日までリスク管理機関による意見交換会を全国 9ヵ所で開催 ) 米国側は改善策の具体化及び対日輸出認定施設に対する再審査を実施 食品安全委員会は随時リスク管理機関に報告を求めるなどして リスク管理機関の対応状況を見極めつつ 食の安心 安全を確保

48 メチル水銀

49 メチル水銀の体内移行図 排泄 糞便 ヒト 頭髪 排泄 メチル水銀 メチル水銀 肝臓 メチル水銀 メチル水銀 脳 ( 中枢神経系 ) 魚介類 メチル水銀 食べる腸管吸収血中血液 - 脳関門 メチル水銀メチル水銀 母乳 胎盤 腎臓 尿 排泄 メチル水銀 胎児 乳児 メチル水銀 脳

50 メチル水銀の食物連鎖による生物濃縮 水俣病は工場で化学的に副生されたメチル水銀が原因 大型魚類 小型魚類 動物性プランクトン 植物性プランクトン 微生物により無機水銀からメチル水銀生成

51 魚介類等に含まれるメチル水銀に関するリスク評価の要請について いつ? 誰から誰に? 平成 16 年 7 月 23 日 厚生労働大臣 食品安全委員会委員長 なぜ? 厚生労働省が 魚介類等に含まれるメチル水銀に係る妊婦等を 対象とした摂食に関する注意事項 の見直しについて検討するため FAO/WHO でも胎児や乳児がより大きなリスクを受けるのではないか との懸念から平成 15 年 6 月にメチル水銀の再評価を実施している どのようなことについて? (1) メチル水銀の耐容摂取量の設定 (2) 胎児 乳幼児等がハイリスクグループに含まれるか

52 魚介類等に含まれるメチル水銀に関するリスク評価 1 ハイリスクグループ 胎児 ー結論ー 2 耐容週間摂取量 2.0μg/kg 体重 / 週 耐容摂取量の対象者妊娠している方もしくは妊娠している可能性のある方 日本人の食品からの総水銀摂取量は 1.1 μg/kg 体重 / 週 うち 84% が魚介類からの摂取 厚生労働省のトータルダイエット調査 (2003 年 ) より 個々の魚介類が含有するメチル水銀量等を評価したものではありません どんな魚を どれくらい といった食生活への指針や施策は この評価を受けて の評価を受けて あらためてリスク管理機関が魚介類等の摂取量の目安を作成

53 μg 日摂取量の比較 (μg/ 日 / 人 ) 実態摂取量 JECFA 妊婦一般人最低発症量中毒量

54 魚介類等の摂取量目安 摂食量の目安 80g/ 回として妊婦は 2 ヶ月に 1 対象種 バンドウイルカ 回まで (1 週間当たり 10g 程度 ) 80g/ 回として妊婦は 2 週間に 1 コビレゴンドウ 回まで (1 週間当たり 40g 程度 ) 80g/ 回として妊婦は週に 1 回 まで (1 週間当たり 80g 程度 ) キンメダイ メカジキ クロ マグロ メバチマグロ エッ チュウバイガイ ツチクジラ マッコウクジラ 80g/ 回として妊婦は週に 2 回 まで (1 週間当たり 160g 程度 ) キダイ クロムツ マカジキ ユメカサゴ ミナミマグロ ヨシキリザメ イシイルカ

55 いわゆる健康食品 ( 大豆イソフラボンなど )

56 いわゆる健康食品 とは いわゆる健康食品 いわゆる健康食品 法令上の位置づけはないが 一般的には 健康に関する効果や食品の機能等を表示して販売されている食品 ( 栄養補助食品 健康補助食品 サプリメントなど ) 特定保健用食品特定の保健の用途に資することを目的として 健康の維持増進に役立つ又は適する旨の表示について厚生労働大臣が個別に許可又は承認した食品 栄養機能食品定められた規格基準に適合していれば 国への許可申請や届出なくして 厚生労働省が指定した栄養成分機能を表示できる食品

57 特定保健用食品が許可されるまで 申請者 厚生労働省薬事 食品衛生審議会 新開発食品評価調査会 有効性審査 食品安全委員会 新開発食品専門調査会 食品安全委員会 食品健康影響評価 ( 安全性審査 ) 関与成分一日摂取目安量など 厚生労働大臣の許可 厚生労働省薬事 食品衛生審議会新開発食品調査部会食品衛生分科会 有効性等審査

58 大豆イソフラボンを含む特定保健用食品 (3 品目 ) のリスク評価 1 大豆イソフラボンとは 大豆胚芽に多く含有する物質 女性ホルモンと構造が類似しているため 生体内で女性ホルモンと同様の作用が生じるといわれている 豆腐 味噌 納豆等の大豆食品に含まれる 2 経緯 平成 16 年 1 月及び 5 月に厚生労働大臣から評価要請 新開発食品専門調査会において調査審議

59 イソフラボンみそ に関する評価結果の概要 (1) 閉経前の女性 閉経後の女性及び男性 日常の食生活に加えて 本品を摂取する場合 安全と考えられる量 (30mg/ 日 ) を超える 十分な安全性が確保されているとは言えない (2) 妊婦 胎児 乳幼児 小児 推奨できない (3) 注意喚起表示を行っても 十分な安全性が確保されるとは言い難い 留意点 今回の大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価は 大豆イソフラボンを通常の食生活に上乗せして摂取する場合の安全性を検討したもの 長い食経験を有する大豆 大豆食品そのものの安全性を問題としているのではない 大豆イソフラボンの安全な一日摂取目安量の上限値 70 ~75 mg / 日を超えることにより 直ちに 健康被害に結びつくというものではないことを強調しておく

60 評価に当たっての考え方のまとめ (ⅰ) 閉経前女性 閉経後女性 及び男性 大豆イソフラボンの安全な一日摂取目安量の上限 70~75 mg / 日 食品として摂取する 大豆イソフラボンの量 16~22mg/ 日 ( 日常摂取量 ) 40~45mg/ 日 (80~85 パーセンタイル ) 特定保健用食品として摂取する大豆イソフラボンの安全な一日上乗せ摂取量の上限 30 mg / 日 (ⅱ) 胎児 乳幼児 小児 妊婦について 特定保健用食品として日常的な食生活に上乗せして摂取することは 推奨できない

61 各種大豆食品中の大豆イソフラボンアグリコン含有量 ( 換算値 ) ( 大豆イソフラボンアグリコンmg /100g) 食品名 ( 検体数 ) 含有量平均含有量 大豆 (11) 88.3~ 煮大豆 (3) 69.0~ 黄粉 (2) 211.1~ 豆腐 (4) 17.1~ おから (1) 油揚げ類 (3) 28.8~ 納豆 (2) 65.6~ 味噌 (8) 14.3~ 醤油 (8) 0.7~ 豆乳 (3) 6.9~ 出典 : 厚生科学研究 ( 生活安全総合研究事業 ) 食品中の植物エストロゲンに関する調査研究 (1998) 参考 豆腐(1 丁 300~400g)60.9~81.2mg 油揚げ(1 枚 20~40g)7.8~15.7mg 納豆(1ハ ック 40~50g)29.4~36.8mg 煮豆料理( 煮大豆 50g)36.1mg 味噌( 大さじ1 杯 18g)8.9mg 豆乳(200ml 約 210g)52.1mg

62 調査審議中の いわゆる健康食品 など 1. コエンザイム Q10 の安全性について 平成 17 年 8 月に厚生労働大臣から評価要請 2. 高濃度にジアシルグリセロールを含む食品の安全性について 平成 17 年 9 月に厚生労働大臣から評価要請 新開発食品 添加物専門調査会合同ワーキンググループにおいて調査審議中 3. アガリクスを含む製品について 平成 18 年 2 月に厚生労働大臣から評価要請 新開発食品専門調査会の下にワーキンググループを設置し キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒について調査審議中

63 鳥インフルエンザ

64 鶏肉 鶏卵の安全性に関する食品安全委員会の考え方 鶏肉 鶏卵は 安全 と考えます 万が一 食品に鳥インフルエンザウイルスがついたとしても 現在のところ 以下の理由から 鶏肉や鶏卵を食べることによってヒトが感染することは考えられません 酸に弱く 胃酸で不活化されると考えられること ヒトの細胞に入り込むための受容体は トリのものとは異なること 通常の調理温度で容易に死滅するので 加熱すればさらに安全 実際 鳥インフルエンザが これまで 鶏肉や鶏卵を食べることによって ヒトに感染した例は 世界的に報告はありません ( 海外でヒトが感染した例は 病鳥と密接に接触したヒトがごくまれに呼吸器を通じてウイルスが細胞に入り込んで感染したものと考えられています )

65 鶏肉 鶏卵は 安全のための措置が 講じられています 国産の鶏卵は 卵選別包装施設 (GP センター ) で 通常 厚生労働省の定める 衛生管理要領 に基づき 次亜塩素酸ナトリウムなどの殺菌剤で洗卵されています 国産の鶏肉は 食鳥処理場で 通常 約 60 のもとで脱羽され 最終的に次亜塩素酸ナトリウムを含む冷水で洗浄されています 1. 採卵種 鶏卵 卵選別包装施設 流通 2. 肉用種 老鶏 食鳥処理場 流通

66 鳥インフルエンザと新型インフルエンザの関係 鳥インフルエンザウイルス野生水鳥が腸内に保有 卵 鶏肉を食べることにより 人に感染することはない 1 鳥同士の接触感染 フン等を介した感染 2 接触などにより まれに人に感染 32 種類のウイルスの再集合で人から人に強い感染力を持つ新型に 4 新型ウイルスの出現による爆発的感染のおそれ 2 接触などにより まれに人に感染 鳥インフルエンザウイルスのままでは 人から人への感染はないと考えられている 鳥インフルエンザウイルス 人のインフルエンザウイルス 新型インフルエンザウイルス

67 残留農薬等のポジティ ブ リスト制度の導入

68 食品中に残留する農薬等へのポジティブリスト制度の導入

69 暫定基準の評価手順 厚生労働省 暫定基準の設定 申請者テ ータ 食品健康影響評価 食品安全委員会 暫定基準 参考とした基準 キャベツたまねぎ 2 ppm 0.1 ppm 残留基準海外 ( 米国 ) 評価を要請 にんじん 0.2 ppm 登録保留基準 しゅんぎくレタス 10 ppm 8 ppm Codex 残留基準 Pesticide residues in food 2001 Toxicological evaluations SPINOSAD 外国評価書 残留基準の設定 国民健康栄養調査 残留基準 キャベツたまねぎにんじんしゅんぎくレタス 1 ppm( 修正 ) 0.1 ppm 0.2 ppm 8 ppm( 修正 ) 8 ppm 摂取量が ADI の範囲内に収まるよう再設定 ADI の設定例 )0.1mg/kg 体重 / 日 毒性試験結果から毒性を示さない最大の用量を求め これに通常 1/100 の安全係数を掛けて算出

70 食品安全委員会の対応 残留農薬等のポジチィブ リストの導入に伴い評価案件が増大 ~ 暫定基準等のリスク評価はこれから ~ ( 厚生労働省は 今後 750 以上の農薬 動物医薬品 飼料添加物のリスク評価の依頼を予定 ) < 対応 > 担当の専門調査会の審議体制の強化 専門調査会をサポートする事務局体制の強化 リスク評価の実施手順の策定

71 参考 アンケートデータ等

72 食分野の安全性に対する食分野の安全性に対しては漠然と不安! 相対的な不安の程度 食分野の安全性に対する相対的な不安の程度 n=469 最も不安感が小さい比較的不安感が 3.8% 小さい 17.7% 無回答 0.9% 最も不安感が大きい 10.4% 中程度の不安感 34.1% 比較的不安感が大きい 33.0% 平成 17 年 5 月食品安全モニターアンケート調査より

73 汚染物質や農薬に対して不安に思う一方食の安全性の観点から感じている不安の程度健康食品を不安に思う人は少ない 食の安全性の観点から感じている不安の程度 n=469 食の安全性の観点から 感じている不安の程度 汚染物質 農薬 家畜用抗生物質 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0% 30.7 有害微生物 ( 細菌 ウイルス ) 遺伝子組換え食品 BSE( 牛海綿状脳症 ) 食品添加物 健康食品 非常に不安であるある程度不安であるあまり不安を感じない 全く不安を感じないよく知らない無回答 平成 17 年 5 月食品安全モニターアンケート調査より

74 食品安全情報はメディアから! Q2: あなたは 食品の安全に関する情報をどこから得ていますか 多く得ている先から順に 3 つ選んでください [MA] 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 国の機関 保健所などの地方自治体の機関 食品メーカー スーパー 小売店等 マスコミ ( 新聞 雑誌 テレビ ラジオ ) 76.8 消費者団体 協同組合 大学や国の研究機関 研究者 学校 町内会 家族 知人 インターネット ( 上記が提供しているものを除く ) その他 1.5 どこからも情報を得ていない 6.2 平成 18 年 1 月インターネット調査より

75 何が健康へのリスクとなると思うか? あなたは 食品に由来する健康影響のなかで 何に一番注意しなければならないと思いますか [SA] 食品添加物 29% その他 2% 食中毒 24% 農薬 13% 輸入食品の安全性 32% 平成 18 年 1 月インターネット調査より

76 リスク分析に基づく食品安全行政 の認知度 あなたは 上記のような国の取組や仕組みについて どれくらいご存じですか まったく知らなかった ( このアンケートで初めて知った ) 37% 良く知っている 1% ある程度知っている 20% あまり知らなかった 42% 平成 18 年 1 月インターネット調査より

77 食品安全委員会が行うリスク評価の認知度 ( 米 加産牛肉のリスク評価 ) 食品安全委員会は 平成 17 年 12 月 国内産牛肉と米国 カナダ産牛肉の BSE リスクの同等性について評価を行い 以下のような結論を取りまとめました あなたは このことをご存じですか [SA] まったく知らなかった ( このアンケートで初めて知った ) 29% 良く知っている 3% ある程度知っている 32% あまり知らなかった 36% 平成 18 年 1 月インターネット調査より

78 国産牛肉や鶏肉 鶏卵の 安全性についての認識 国産牛肉や鶏肉 鶏卵の安全性等についての認識 n= % 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 100.0% 現在流通している国産の牛肉は安全である 現在流通している国産の鶏肉や鶏卵は安全である BSE 発生後 日本の食品安全行政は良い方向に向かっている そう思う どちらかといえばそう思う どちらとも言えない どちらかといえばそう思わない そう思わない 無回答 平成 17 年 5 月食品安全モニターアンケート調査より

79 内閣府食品安全委員会事務局 ホームページ : TEL: FAX: 食の安全ダイヤル 東京都千代田区永田町 プルデンシャルタワー 6F

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特定できるものではありませんでした そのため 個人の体質や体調による影響が大きく影響したものであると判断しました よって 当該製品が原因と考えられる健康被害の発生は 確認されませんでした ただし 届出の製品と喫食実績で調査対象とした製品でルテイン量に違いがありましたので 既存情報から喫食経験および安 販売しようとする機能性表示食品の科学的根拠等に関する基本情報 ( 一般消費者向け ) 商品名えんきん食品の区分 加工食品 ( サプリメント形状 その他 ) 生鮮食品機能性関与成分名ルテインアスタキサンチンシアニジン-3-グルコシド DHA 表示しようとする機能性本品にはルテイン アスタキサンチン シアニジン-3-グルコシド DHA が含まれるので 手元のピント調節機能を助けると共に 目の使用による肩

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制度見直しに関する主な方向性については 次の通り考えるものとする 1. ビッグデータ時代におけるパーソナルデータ利活用に向けた見直し 個人情報及びプライバシーの保護に配慮したパーソナルデータの利用 流通を促進するため 個人データを加工して個人が特定される可能性を低減したデータに関し 個人情報及びプラ パーソナルデータの利活用に関する制度見直し方針 平成 2 5 年 1 2 月 2 0 日 高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部決定 Ⅰ パーソナルデータの利活用に関する制度見直しの背景及び趣旨 我が国の個人情報保護制度については これまで国民生活審議会や消費者委員会個人情報保護専門調査会等において様々な課題が指摘され 議論されてきたところであるが 具体的な解決に至っていないものもある これまで行ってきた検討で蓄積された知見を活かし

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