1. 商品先物取引が持つ重要な機能 商品先物取引は 以下のような機能を有しており 我が国経済を支える重要な産業基盤である 1 透明かつ公正な価格形成機能 - 先物市場に出された注文は 明確に定められた規則に基づいて約定され 成立した約定価格は直ちに公表されるため 透明度の高い公正な価格形成が行われる

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1 商品先物取引の課題に対する取組 平成 19 年 11 月 9 日農林水産省経済産業省

2 1. 商品先物取引が持つ重要な機能 商品先物取引は 以下のような機能を有しており 我が国経済を支える重要な産業基盤である 1 透明かつ公正な価格形成機能 - 先物市場に出された注文は 明確に定められた規則に基づいて約定され 成立した約定価格は直ちに公表されるため 透明度の高い公正な価格形成が行われる 2 価格変動リスクのヘッジ機能 - 現物価格の変動リスクを先物価格の値動きによってヘッジすることができる 1

3 2. 海外市場と国内市場の比較 (1) 出来高の比較 世界全体の先物取引は 2001 年から 2006 年の 5 年間で出来高が約 3 倍に増大 我が国の商品先物市場は 2003 年から 2006 年の 3 年間で出来高が約 45% 減少 近年 大連等中国の取引所の著しい台頭もあり 日本の商品取引所の出来高の順位は低下 万枚世界的な出来高の推移 600, ,964 国内の出来高等の推移 工業品出来高農産物出来高取引金額 500, , , , , , , , , , ,475 万枚 兆円 20, , ,000 15, , ,000 12,719 13, ,000 11, , , ,507 8, ,000 4, 年 2001 年 2002 年 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 ( 出典 :FIA データ ) 2, 年度 2001 年度 2002 年度 2003 年度 2004 年度 2005 年度 2006 年度 ( 出典 :( 社 ) 全国商品取引所連合会 ) (2) 海外の商品先物取引所における取組 取引時間の延長 上場商品の拡大 多様化 商品設計の改良 電子システムの改良 - スピード 安全性の高いシステムの提供 2

4 参考 主要取引所の出来高の順位の推移 海外主要取引所が 2000 年以降 出来高を増大させている中 本邦商品取引所は順位を落としている (2004 年 2006 年 ) 2004 年 2005 年 2006 年 ( 単位 : 万枚 ) 順位取引所出来高順位取引所出来高順位取引所出来高 1 ニューヨーク商業取引所 (NYMEX) 13,328 1 ニューヨーク商業取引所 (NYMEX) 16,661 1 ニューヨーク商業取引所 (NYMEX) 21,625 2 大連商品取引所 (DCE) 8,803 2 大連商品取引所 (DCE) 9,917 2 シカゴ商品取引所 (CBOT) 11,872 3 東京工業品取引所 (TOCOM) 7,445 3 シカゴ商品取引所 (CBOT) 7,679 3 大連商品取引所 (DCE) 11,768 4 シカゴ商品取引所 (CBOT) 6,879 4 ロンドン金属取引所 (LME) 7,042 4 ICE Futures( 旧 IPE) 9,258 5 ロンドン金属取引所 (LME) 6,717 5 東京工業品取引所 (TOCOM) 6,178 5 ロンドン金属取引所 (LME) 7,853 6 上海先物取引所 (SHFE) 4,058 6 ICE Futures( 旧 IPE) 4,194 6 東京工業品取引所 (TOCOM) 6,367 7 ロンドン国際石油取引所 (IPE) 3,547 7 上海先物取引所 (SHFE) 3,379 7 上海先物取引所 (SHFE) 5,811 8 中部商品取引所 (C-COM) 3,319 8 鄭州商品取引所 (CZCE) 2,847 8 鄭州商品取引所 (CZCE) 4,630 9 東京穀物商品取引所 (TGE) 2,571 9 東京穀物商品取引所 (TGE) 2,560 9 インドマルチ商品取引所 (MCX) 4, ニューヨーク商品取引所 (NYBOT) 2, ニューヨーク商品取引所 (NYBOT) 2, ニューヨーク商品取引所 (NYBOT) 2,823 ( 出典 :FIA) 3

5 3. 商品先物市場の競争力強化に向けた取組 ( 第 1 段階 ) (1) 工業品先物市場の取組 ( 工業品先物市場の競争力強化に関する研究会 における取組 ) 尾崎安央教授 ( 早稲田大学大学院法務研究科教授 ) を座長とする有識者 15 名で構成し 第 1 回を平成 19 年 6 月 1 日 ( 金 ) に開催し 同年 6 月 21 日 ( 木 ) までに 4 回を開催 ( 開催の趣旨 ) 国際的な資源 エネルギーの獲得競争の激化 資金の世界規模での移動の一層の進展などを背景とし 国境 分野を超えた市場間競争が日々激しさを増す中で 我が国の工業品先物市場の国際競争力を抜本的に強化するため 海外機関投資家 現物を取り扱う当業者等の大口市場参加者にとってより魅力的で 投資家がより一層安心して参加できる市場を構築する これにより アジアの中心市場としての地位を確立する ( 報告書の柱 ) 1 工業品先物市場のプロ市場化と市場参加者の利便性の増大 ( 世界最高水準の新たな電子システム 24 時間化 国際的に遜色のない取引ルール ) 2 一般投資家の保護をはじめとした市場の信頼性の確保 3 事業体制等のあり方 ( 取引所の株式会社化など ) 平成 19 年 10 月 16 日 ( 火 ) 第 5 回会合を開催し 報告書の進捗状況について フォローアップを行った また 11 月 15 日 ( 木 ) に第 6 回会合を開催し フォローアップ結果を取りまとめることとしている 4

6 (2) 農産品先物市場の取組 ( 東京穀物商品取引所の取組 ) 1 上場商品の見直し : オプション 3 商品 ( とうもろこし 粗糖 大豆 ) 休止 ( 本年 3 月 ) 国産大豆ミール ( 本年 10 月 ) および野菜 ( 本年 12 月 ) の試験上場廃止決定 他方 ヘッジニーズに併せて 魅力ある商品の開発について調査 研究 2 取引システムに関し 一部の商品にザラバ取引を導入予定 現在の板寄せ取引もシステムをバージョンアップ ( 本年 8 月 ) 3 値幅制限額等の決定方式を変更 ( 本年 4 月から順次 ) 値幅制限も拡大 このほか 株式会社化の論点や課題を整理 ( 本年 9 月 ) 等の取組 5

7 4. 商品先物市場の競争力強化に向けた更なる取組 ( 第 2 段階 ) 所謂 骨太の方針 2007 に基づき 年内に 金融 資本市場競争力強化プラン が策定されることをも踏まえ 商品先物市場の今後のあり方を産業構造審議会 商品取引所分科会で現在議論中 (1) 利便性の向上に向けた取組利便性の向上のための一定の取組が進みつつあるが 海外取引所の動向等を踏まえ 更なる取組を進める ( 検討課題の例 ) 取引コストの低減 ( 手数料体系の柔軟化 ( ボリュームディスカウントなど )) 証拠金制度の見直し ( リスクに応じた証拠金制度の導入など ) 現物受け渡しの円滑化等 (2) 上場商品構成 : 海外の商品先物市場に上場される商品は その数も多く豊富であるとともに 幅広い市場参加を促すための商品設計の工夫が進んでいるのに対し ( 商品指数等 ) 我が国の商品先物市場に上場される商品のラインアップは極めて限定的である 原商品 デリバティブの双方において ヘッジニーズ 投資家ニーズを踏まえた豊富で魅力ある上場商品構成を実現する このため 具体的に どのような上場商品構成とすべきか こうした上場商品構成を実現するため どのような取組 措置が必要かについて 具体的検討を進める (3) 市場参加者の構成 : 海外の商品先物市場は リスクヘッジャー 個人投資家のほか 金融機関 ファンド 機関投資家等の大口リスクテーカーが参加した 多様で厚みのあるプロ中心の市場 他方 我が国の場合は 個人投資家が相当割合を占めるとともに 国内の金融機関 証券会社 機関投資家等の市場参加が極めて限定的であるなど 大口のリスクヘッジャーやリスクテーカーの幅広い市場参加が十分に進んでいるとは言い難い 6

8 市場参加者の多様化 厚みの増大のためにリスクヘッジャー テーカー双方において大口主体の参加を促す ( プロ市場化を目指す ) 方向で検討 そのために どのような措置が必要か こうした中で これまで直接市場に参加していた個人投資家をどのように位置づけるか等について検討を進める (4) 金融と商品の連携 融合の進展 : 海外市場では 金融と商品にまたがる投資商品 (ETF 等 ) 金融機関等が投資しやすい商品 ( 商品指数等 ) 等もあり 代替投資が拡大 金融と商品の融合が進み その垣根も低下 一方 国内では こうした投資商品の開発 上場が不十分なこともあり 金融機関等による代替投資 融合化が進んでいない 金融商品と商品の融合が進む世界的な潮流を踏まえ 金融商品と商品の垣根を越えた連携など 今後 金融商品と商品の関係はどうあるべきかについて検討を進める (ETF 取引所 法規制 監督機関等 ) 商品を投資対象とした ETF の導入に係る検討 現在 産業構造審議会 商品取引所分科会において 我が国の商品市場の価格に連動する ETF が取引所に上場される場合には 当該 ETF のヘッジ 裁定取引として商品先物市場が活用され 商品先物市場の流動性が増加すると考えられるのではないか 等の観点から検討中 その他 競争力を強化するためには 市場の信頼性 安定性を向上させる必要がある このため クリアリングシステムの強化 ( 清算参加者の資格要件の見直し等 ) 市場の透明性 公正性向上と市場監視に係る取組を進める 7

9 産業構造審議会商品取引所分科会の開催状況 尾崎安央教授 ( 早稲田大学大学院法務研究科教授 ) を分科会長とする有識者 18 名で構成し 商品市場における取引に関する重要事項を調査審議する ( 平成 19 年の開催実績 ) 1 平成 19 年 3 月 14 日 ( 水 ) 議題 : 平成 16 年商品取引所法改正の実施状況及び平成 18 年法改正の概要について 2 平成 19 年 9 月 27 日 ( 木 ) 議題 : 商品先物市場を巡る現状について 3 平成 19 年 10 月 11 日 ( 木 ) 議題 : 市場の流動性の増大に向けた課題商品を投資対象とした ETF について 4 平成 19 年 10 月 31 日 ( 水 ) 議題 : 取引所 取引員等の組織 事業運営市場の信頼性の向上委託者保護 今後 年内に 1~2 回開催し 骨太方針 2007 に掲げられ 年内に策定することとしている 金融 資本市場競争力強化プラン への対応について議論し 議論の整理 取りまとめを行うこととする 8

10 5. 競争力強化の前提となる委託者保護のための取組 ( 検査 監督の強化 ) 1 国内商品取引員に対する立入検査 処分 2 海外商品取引業者に対する処分等 立入検査件数行政処分件数 17 年度 20 件 6 件 18 年度 16 件 7 件 19 年度 - 8 件 ヒアリング報告徴収業務停止命令 17 年度 16 件 2 件 1 件 18 年度 22 件 1 件 0 件 19 年度 8 件 9 件 4 件 ( 注 1) 農林水産省 経済産業省の合計 ( 注 ) 平成 19 年度は 平成 19 年 10 月 31 日現在の数字 ( 注 2) 行政処分件数は 許可取消 業務停止及び業務改善命令の件数 ( 注 3) 平成 19 年度は 平成 19 年 10 月 31 日現在の数字 3 いわゆる ロコ ロンドン まがい取引及び海外商品先物オプション取引について 特定商取引に関する法律 ( 特定商取引法 ) 施行令を改正し いわゆる ロコ ロンドン まがい取引や 海外商品先物オプション取引 等の仲介サービスを特定商取引法の規制対象 ( 指定役務 ) に追加 ( 平成 19 年 7 月 15 日施行 ) 4 自主規制機関 ( 日本商品先物取引協会 ) による商品取引員や外務員に対する法令遵守のための取組 商品取引受託業務等に関する苦情 紛争の解決の推進 ( あっせん及び調停等 ) 参考 農林水産省 経済産業省の検査 監督部門の定員の推移 17 年度 18 年度 19 年度 検査部門 63 人 78 人 85 人 監督部門 15 人 15 人 18 人 ( 注 ) 農林水産省 経済産業省の合計である 9

11 参考資料 参考資料 1 工業品先物市場の競争力強化に関する研究会報告書 - 市場参加者にとってより魅力ある市場の構築 -( 平成 19 年 6 月 ) 参考資料 2 市場の流動性の増大に向けた課題 ( 別添資料 ) 欧米取引所における流動性増大のための取組等 産業構造審議会商品取引所分科会 (10 月 11 日 ) の資料 参考資料 3 商品を投資対象とした ETF について 産業構造審議会商品取引所分科会 (10 月 11 日 ) の資料 参考資料 4 金融商品取引法の施行に伴う商品取引所法改正及び商品ファンド法の政省 令改正の概要 参考資料 5 商品取引員に対する行政処分について ( 平成 19 年 10 月 26 日 ) 参考資料 6 海外商品取引業者に対する行政処分について ( 平成 19 年 10 月 26 日 )

12 参考資料 1 工業品先物市場の競争力強化に関する研究会報告書 市場参加者にとってより魅力ある市場の構築 平成 19 年 6 月 1. 基本的な考え方 (1) 国際的な資源 エネルギーの獲得競争の激化 資金の世界規模での移動の一層の進展などを背景とし 国境 分野を超えた市場間競争が日々激しさを増している 他方 我が国の工業品先物市場は 海外の一般的な商品先物市場の市場構造とは異なり 個人投資家を前提とした市場構造である上 取引上の損失等を巡る個人委託者と商品取引員との間の苦情 紛争等も多く 先物取引に対する否定的な評価が根強い こうした中で 我が国の工業品先物市場の利便性 信頼性を確保し 国際競争力を抜本的に強化することが喫緊の課題である (2) また 経済財政諮問会議において 我が国の金融 資本市場の競争力強化の観点から 工業品先物市場にも関連する幅広い議論が行われ 経済財政改革の基本方針 2007 ~ 美しい国 へのシナリオ~ ( 平成 19 年 6 月 19 日閣議決定 ) では 取引所において株式 債券 金融先物 商品先物など総合的に幅広い品揃えを可能とするための具体策等を検討し 結論を得る ( 平成 19 年内を目途 ) こととされている (3) 本研究会は こうした工業品先物市場に関連する幅広い課題のうち まず 喫緊の課題として 我が国の工業品先物市場の競争力の強化のための方策について検討し 併せて 市場の利便性の向上に伴う市場構造等の変化に対応した委託者保護のあり方についても検討した (4) 具体的には 主として以下に示された取組を通じ 市場のプロ化を進め 機関投資 1 家等の大口市場参加者 現物を取り扱う当業者等にとってより魅力的な市場を目指す 同時に 行政や自主規制機関による違法行為排除のための取組を強化し 一般投資家の保護を強めるとともに 一般投資家の市場への間接的な参加 リスクの限定 低減等により 投資家がより一層安心して市場に参加することができるよう環境整備を行うものとする これにより 我が国工業品先物市場が 原油 金等の基幹物資の指標価格を世界に発信するアジアの中心市場としての地位を確立することを目指す 2. 具体的な取組 (1) 工業品先物市場のプロ市場化と市場参加者の利便性の増大 1 上場商品の売買 売買の媒介 取次ぎ若しくは代理 生産 加工又は使用を業として行っている者 1

13 東京工業品取引所は 以下の事項について 関係者と調整を行いつつ 速やかに具体化のための作業を実施する また 中部大阪商品取引所は その特性を活かし 今後 更なる当業者の利用促進を図ることを中心に 以下の事項を参考としつつ必要な取組を行う 1 世界最高水準の新たな電子システムの早期導入 東京工業品取引所の現行の電子システムは 導入当初は先進的であったものの 今日では 性能及び機能の両面において世界水準から大きく遅れており 海外の機関投資家等のニーズに十分に応えるものとなっていない このため 別紙のスケジュールに基づき 平成 20 年度中の稼働を目途に 世界最高水準の性能及び国際標準の機能を備えた取引システムを導入するよう準備を進める 具体的には パッケージソフトの採用を基本方針とし 可能な限り現行の取引慣行 ルールを国際標準に合わせることで必要最小限のカスタマイズにとどめるよう 海外パッケージソフトの機能をベースに 会員との検討 調整を行う また 市場参加者のコスト負担の低減の観点から 他の取引所との連携や取引所間のシステムの共通化についても今後の課題とする 2アジアの中心市場としてふさわしい取引時間への延長 国際的な取引所間競争の中で 海外の取引所において取引時間の24 時間化が進む中 現在の東京工業品取引所の取引時間は 9 時から11 時まで 及び 12 時 30 分から15 時 30 分まで とされており極めて限定的である このため 新たな電子システムの導入に合わせ 取引時間の24 時間化を目指す これに先立ち 本年中に 現行システムにおいて最大限可能な取引時間の延長として 午後の取引時間の終了を現行の15 時 30 分から17 時 30 分程度に延長する その際 当該当面の延長に伴う市場参加者の関係実務への影響について 可能な範囲で配慮する 3 国際的に遜色のない市場運営ルールの構築 (a) 制限値段幅の緩和 海外の取引所ではサーキットブレーカー制度 2 の活用等により制限値段を全く又は実質的に設定しないケースが多く見られる中で 東京工業品取引所では 現在 制限値段幅を設定しており その幅も十分に広いとは言えない 昨今の商品価格の変動幅の上昇に伴い 価格が制限値段に達し 海外市場等との価格連動性が保たれなくなったり 転売 買戻しの機会が制限され市場離脱が困難に 2 一定以上の値動きがあった場合に 一定時間取引を中断し その後値幅を拡大した上で取引を再開し 市場の過熱を緩和する制度 2

14 なる事態もあり 国際市場としての機能が十分に果たされていない このため 一般投資家に対するロスカット制度 3 の導入等 委託者保護に万全を期した上で 制限値段幅を拡大する まず 現行の電子システムの下で 制限値段に到達する可能性を限りなくゼロに近づけるよう制限値段幅を拡大することとし 本年夏を目途に金について制限値段幅を拡大する 金と同様に国際商品である原油についても 全商品トータルでのロスカット制度の導入時期と合わせ できるだけ早い時期での実施を目指す その後 商品特性を踏まえて他商品へも同様の措置を実施する 更に 新たな電子システムでは サーキットブレーカー制度にも対応できることとなるため 市場のプロ化や委託者保護の状況を勘案しつつ 当該電子システムの導入に合わせ 制限値段幅の撤廃について検討する (b) 建玉制限の緩和 4 東京工業品取引所では 現在 会員の建玉制限数量は 会員の純資産額に応じた制限数量を設定し 委託者の建玉制限数量は 全委託者一律の制限数量を設定している 当業者や機関投資家からは 国際的な水準等に照らし 建玉制限数量が小さすぎて十分な取引を行うことができないと指摘されている このため 工業品先物市場のプロ市場化の観点を踏まえ 現物の市場規模 市場管理との関係等を勘案しつつ 当業者や機関投資家 ファンドのニーズに応えることができるよう建玉制限数量を最大限緩和する 具体的には 委託者の建玉制限数量については 委託者を当業者と非当業者に区分し 当業者は非当業者よりも大幅に緩和された制限数量を適用するとともに 5 会員の建玉制限数量については 純資産額に応じて異なる制限数量を設定するのではなく 全会員一律の制限数量とする 但し 純資産額の低い会員の過当投機を防止する観点から 会員の純資産額に応じた取引割増証拠金制度を導入する 6 これらの措置は まず金において本年夏を目途に実施する 同様に 原油についても 今秋までのできるだけ早い時期での実施を目指す その後 商品特性を踏まえて他商品へも同様の措置を実施する 4 情報開示のあり方 取引所取引における情報については 国際的には価格や全体の取引量等の情報は開示し 個々の市場参加者の取引に係る情報は非開示とすることが一般的である 3 後述 (2)4(a) 参照 4 市場参加者が保有できるポジション ( 未決済残玉 建玉 ともいう ) を一定数量以下に制限する市場ルール 5 機関投資家 ファンドについては その実態に合わせて建玉制限数量のあり方について整理 検討する 6 向玉規制の遵守を前提とする ( 商品取引所法第 214 条第 9 号 同法規則第 103 条第 2 号 ) 3

15 しかし 東京工業品取引所は 現在 後者に係る情報も開示しており 機関投資 7 家等から適正な取引の実施の観点から適切でないとの指摘がある また 板画面等の情報開示に関し 会員と会員以外での開示情報に格差がある このため 本年中を目途に 大口注文情報及び寄前 8 の板画面を非開示にするとともに ザラバ中 9 の板画面を会員と会員以外に格差なく開示する 更に 会員別取引高表及び会員別取組高表については 非開示とする 10 ただし 今後 半年から 1 年程度の準備期間を経て 代替情報 ( 会員別取引高表については全限月の合計のみを上位 10 社から20 社程度に限って開示 会員別取組高表についてはカテゴリー別情報 ) を開示する その間は 会員別取組高表とカテゴリー別情報 ( 月 1 回程度 ) の開示を並行して行う 5その他の利便性 流動性向上策上記にとどまらず 市場参加者のニーズに対応した市場の利便性 流動性向上のための更なる措置を講じることが必要であり 例えば 以下の事項について検討を進め 可能なものから実施する ISV(Independent Software Vender) 11 経由での市場へのアクセシビリティの強化 既に開発 公表されている TOCOM Index 12 先物取引等の新規商品の上場 TOCOM Index の連動ファンド等の開発の働きかけ 13 マーケットメーカー制度の導入 市場参加に係る書面の英文化 英語による円滑な対応のための体制整備 取引所における手数料体系の柔軟化( ボリュームディスカウント 14 など ) 証拠金制度の見直し( リスクに応じた証拠金の制度の導入など ) 現物受け渡しの円滑化のための関係制度等の検証 見直し 大口取引の市場外取引制度の導入 7 会員からの注文を 商品 限月ごとに 売り買い別 値段別に表示する画面のこと 8 注文受付開始から立会開始までの時間帯のこと 9 立会開始後から立会終了前までの間において ザラバ仕法 ( 売買注文の条件が対当する都度 約定させる仕法 ) による取引が行われる時間帯のこと 10 弁護士法第 23 条の 2 による照会については 従前通り対応する 更に 一定期間が経過した情報について 公益性が認められる場合には 請求に応じ 開示する 11 世界の多くの取引所にアクセスできる電子取引ソフトを提供するソフトウェア ベンダーのこと 12 東京工業品取引所に上場されている全商品の価格を用いて算出し 同所市場全体の価格水準を総合的に表す商品指数のこと 13 新規上場商品や流動性の低い商品等について 常に売り気配 買い気配を提示し その値段での約定に応じる義務を負うことで 市場に流動性を提供する役割を担う市場参加者のこと その対価として手数料の減免等の優遇措置を受けることができる 14 一定期間内で一定枚数以上の約定があった場合等 通常より低い料率を適用する手数料体系のこと 4

16 (2) 一般投資家の保護をはじめとした市場の信頼性の確保 市場の信頼性の回復 向上に向け 行政 自主規制機関 取引所 商品取引員等の各主体は 各々の役割分担に応じ 主として以下の事項について 最大限の取組を進める 1 厳正な法執行による違法行為排除 自主規制機関による取組の徹底 (a) 消費者保護への社会的要請は一層増してきており 工業品先物市場の競争力を抜本的に強化するに際しても 委託者保護を前提とすべきである 特に 今次の競争力強化のための措置に対応した適合性原則等の運用を行うとともに 当該措置が委託者保護に新たな現象をもたらす場合には これに迅速かつ適切に対応することが必要である (b) 行政は 商品先物取引に係る違法行為を撲滅するため 今後も 立入検査 行政処分等の監督を一層適切に行い 平成 年の改正により規制が厳格化された商品取引所法を厳正かつ迅速に執行していく 海外先物取引については 海外商品市場における先物取引の受託等に関する法律に基づき強力に取締りを行うとともに 近時 トラブルが急増し 特定商取引に関する法律の規制対象となる海外先物オプション取引やロコロンドンまがい取引等についても 同法に基づく取締りを厳正に行う また 平成 年の商品取引所法改正の際の附帯決議の趣旨を十分に踏まえて政策を実施するとともに 自主規制機関による自主的取組を監督し 必要に応じ その強化について指導する (c) 自主規制機関 ( 日本商品先物取引協会 ) は 平成 18 年 12 月に策定した 商品取引トラブル解消アクション プラン を着実に実施し トラブルの着実な解消 会員各社におけるコンプライアンス体制の一層の整備を進める 更に 中堅外務員特別研修 特別電話相談 外務員の処分の強化など 効果的な取組を最大限進める 2インターネット取引の推進のための環境整備インターネット取引は その実績から見ても 委託者との間でのトラブル発生が少ない取引形態であり 一般投資家が市場に参加するための方策と考えられる このため 例えば 責任準備金制度 15 の見直しをはじめ 必要な措置を検討し 実施する 3 商品ファンドの健全な発展等による一般投資家の市場参加促進商品ファンドは 取引追証拠金 ( 追証 ) が発生しうる市場への直接的な参加とは 15 違法行為や事務過誤による損害賠償の支払いに備えるため 商品取引員が取引高に応じて積立を義務づけられているもの ( 商品取引所法第 221 条第 1 項 同法規則第 111 条 ) 5

17 異なり 投資家が損失を投資額の範囲内に限定することができる間接的な市場参加形態であり 一般投資家が市場に参加するための今後の重要な柱の一つと考えられる このため 例えば 商品投資顧問業者の資本金要件の緩和など 商品ファンドの健全な発展のために必要な措置を検討し 実施する そのほか 委託者保護を前提としつつ 一般投資家の商品ファンド等による間接的な市場参加による市場流動性の増大のあり方について 引き続き検討する 4 一般投資家のリスクを限定し 又は大幅に低減するための措置 (a) ロスカット取引ロスカット取引は これを委託者が選択した場合に一定以上に損失が拡大することを防ぎ 投資家のリスクをあらかじめ定めた範囲で限定することを目的とした取引であり 市場で直接取引を行う一般投資家を保護する上で有効な手段である このため 委託者保護の観点から ロスカット取引を望む委託者がこれを選択することができる仕組みを導入していくことが適当である ロスカット制度は まずはリスクを低減した小規模取引商品に導入し その後 会員のシステム対応等の準備期間を考慮して 平成 20 年 1 月を目途に全商品トータルのロスカット制度を導入する (b) リスクを低減した小規模取引商品市場に参加する一般投資家のリスクを低減する観点から 取引単位 証拠金の額を現行より大幅に小さくした小規模取引商品を導入し 一般投資家をこちらに誘導することは 委託者保護の観点から重要な試みである 但し その際には 委託者保護に万全を期すため 取引所は ロスカット制度を合わせて導入するとともに 小規模取引商品の導入後も 委託者保護の状況等を常に監視し 定期的にこれを評価し 必要に応じ商品設計の変更等について検証する等の措置を講じるものとする (3) 事業体制等のあり方 1 取引所のあり方 (a) 取引所の株式会社化 東京工業品取引所は ガバナンスの強化のほか 新たな電子システムの導入等に対応した資金調達を可能にするため 別紙のとおり 当該システムの稼働目標を踏まえ 平成 20 年中を目途に株式会社化を行うよう準備を進める 中部大阪商品取引所 ( 平成 17 年 7 月委員会設置 ) も その必要性等を勘案しつつ 引き続き 株式会社化の準備を継続する 取引所は グローバル化 世界の取引市場の潮流等 取引所を取り巻く国内外の環境変化に機動的に対応し 経営を行うことが求められる このため 株式会社 6

18 化に際し 取締役会の役員構成 運営については 業界代表だけでなく見識を有する社外の人材を積極的に取り入れるとともに 内外の知見を有する少人数の役員で活発な議論を行う場となるよう構成するものとし 迅速かつ機動的な意思決定を行うものとする 市場管理を行う委員会組織についても 同様に 業界代表だけでなく内外の知見を有する者を積極的に取り入れ 客観的な観点から検討 意思決定を行う場とする なお これらの点については 現在の会員組織においても 同様の方向で見直しを図るものとする また 投資家から資本参加を得ることができるよう株式会社化後 次期システム導入後の事業経営の見通しを明確にするとともに 株式を上場することが必要である (b) その他 機関投資家等の大口市場参加者 当業者等 国内外のプロ投資家のニーズの把握 市場参加の働きかけ等を戦略的に行う営業 マーケティング体制の整備 関係専門知識を有する人材の確保など 営業 マーケティング機能の抜本的な強化が必要である また 今後 取引所間競争が進展する中で 例えば 海外の取引所との国際的な連携など 国内外取引所との関係の構築のあり方等について検討を深めることが必要である 2 商品取引員の今後の事業運営のあり方消費者保護に対する社会的要請の高まり 法規制の厳格化 国内取引所における出来高の減少等の中で 商品取引員を巡る経営環境は厳しさを増している こうした中で 商品取引員は 今後 既存の規制枠組みや分野を超えた競争が生じることも想定しつつ 競争に勝ち残るため 従来型のビジネスモデルの転換を早め 強靱な事業体へと展開していくことが求められている 例えば 委託者保護を前提とした事業運営形態の多様化 真に顧客の満足度を高められる経営への脱皮など 新たな経営のあり方が求められており 引き続き その具体的なあり方について検討していくことが必要である (4) その他 1 行政は 取引所等における迅速な取組を阻害することのないよう 取引所の許認可等に関する手続に関し 簡素化 迅速化 ( 審査期間の短縮等 ) を図るものとする 2 東京工業品取引所は 本報告書に示されたスケジュールに遅れることなく取組を行うのみならず 拙速な検討 実施により市場の混乱を招くことのないよう取引所の経営企画機能の強化 会員の意識改革等に万全を期し 可能な範囲でのスケジュールの前倒しも含め スピード感を持って全力を挙げて取組を行う 7

19 3. 今後の実施 検討について (1) 本報告書において具体的方策やスケジュールが明らかにされた事項については 直ちにその具体化を図ることとし 今秋を目途に 本研究会等の場でその進捗状況をフォローアップする 特に 取引所は 主として本報告書に示された取組の早急な実施を通じ 今後 国境 分野 既存の法枠組みを超えたボーダーレスな取引所間競争に本格的に突入していくことを想定し そうした厳しい環境の中で自立的に競争に勝ち抜くことができるよう準備を進める必要がある (2) また 本報告書において今後検討していくべきこととされた事項については 本研究会で出された以下のような意見を踏まえつつ 今後 本研究会等の場で 引き続き検討する また 本研究会で検討の対象とならなかった 日本商品清算機構 (J CCH) 等についても 清算システムのあり方 財務基盤の強化 清算参加者の資格要件の見直し 財務要件の引き上げ等を含め 今後 そのあり方について総合的に検討していくことが必要である 今後の検討に際し留意すべき本研究会における主な意見 1 市場構造のあり方等に関する意見 商品先物は 産業インフラで金融ではないという議論もあるが 個人が参加者の中心となっているマーケットで どの程度 産業インフラとして機能しているのか 我が国の経済規模に見合った市場とすべきではないか 個人投資家と機関投資家の間には情報の非対称性がある 流動性は プロの市場参加を促すことで回復させるべきではないか また 専門性のある個人が 例えばロスカットのような措置と併せて市場参加するならば適当と考えるが そうでない一般の個人が入るのは適当でないのではないか 欧米において取引量が増えている要因は ヘッジファンドや商品指数に連動するファンドを通じた資金流入である 個人資産の流入も 直接的な市場参加ではなく リスクが低い商品に参加したり ファンドなどの形で専門家を介して市場に参加したりしている 直接的に個人投資家がマーケットに参加するのは 欧米の例ではまれである 日本の商品先物市場は 個人投資家の比率が高い LME 16 は 産業界からの参加者が多い 産業界の参加が増える取引所になるべきではないか 16 London Metal Exchange( ロンドン金属取引所 ) の略 8

20 一部の商品は 既に 取引の指標となっており 産業インフラとしての機能を果たしているものもあるのではないか 個人が市場に入ってはいけないというのではなく 問題はその入り方ではないか 規制のあり方等について プロ アマに分けて議論することが必要ではないか また 金融商品取引法におけるプロ アマ規制と整合性を図るべきではないか プロの市場とアマの市場を分けていくべきではないか 国際化を踏まえながらも我が国なりのやり方で 国益 産業インフラの強化という面から 信頼性と利便性の両方を高める必要があるのではないか 工業品先物市場が 国内現物市場における指標価格形成の中心的役割を果たすことを目指すべきではないか 市場監視は 現在 取引所で行われているが 欧米のように公的機関が市場の動向を監視する必要が出てくるのではないか 2 市場の流動性の増大に関する意見 プロが利用するためには 期近 17 の流動性が低い プロの参加を促すためには 期近の流動性を増大させるべきではないか 流動性は重要であり ETF 18 等から 金融と商品の融合や 金融市場とのインタラクティブ化を図っていく必要があるのではないか ETFが解禁されたとしても その資金が国内の商品先物市場に還流してこなくてはいけないので まず早急に国内市場の利便性を高めることが必要ではないか 欧米のように期近の流動性が高まると現物との裁定が活発となり 情報発信機能が高まるのではないか 商品上場の際には 他市場への影響も考慮すべきではないか 大口取引の市場外取引制度の導入等ファンドに関する利便性向上を図るべきではないか 3 市場の利便性の向上に関する意見 市場運営ルールの見直しに関し 金及び原油のみならず 流動性の低下が顕著で 日本のリテールに最も近い石油製品についても 公正な価格形成を担わなければならない部分について 達成目標期日を設定すべきではないか 金 原油は先行実施で ガソリン 灯油はその後に検討するということではないか 17 1 番限月 ( 納会日 ( 取引の最終日 ) が最も早く到来する限月 ) のこと 18 Exchange Traded Fund の略 日本では 上場投資信託 の意味で用いられ 現在 株価指数等に連動した ETF は証券取引所で上場されているが 商品やその指数等を対象とした ETF は 各国の取引所で上場されているものの 我が国の取引所では上場されていない 9

21 市場運営ルールにおいてもスピード感を持って取り組むべきではないか 例えば 金 銀 白金 パラジウムの価格は連動しており これらの商品間でスプレッド取 19 引を行っている者もいる 金のみの市場運営ルールを見直すのではなく 全ての商品で見直しを行うべきではないか 20 実質的リスクをもって証拠金を設定すべきであり SPAN 証拠金制度を早急に検討 導入すべきではないか また マーケット メーカー制度を導入すべきではないか 21 一定の要件を満たした取引員 外務員に限定しつつ ラップ口座を導入すべきではないか 次期システムの導入や株式会社化に当たっては 様々な調整すべき事項があり これを調整する作業が必要であることを認識する必要がある 4 市場の信頼性の向上に関する意見 元本を超えて毀損するおそれのあるような商品に関しては 不招請勧誘を禁止することが適当と考えるが それが現時点でできないのであれば 例えば 勧誘に係る収入要件の引き上げなど 適合性原則に関する委託者保護ガイドラインに示される勧誘が不適当とされる要件を見直すべきではないか 入口においてプロのみが市場に参加する仕組みが必要ではないか 不招請勧誘の禁止を導入すべきではないか 信頼性の回復 向上に関し 各委員から出された意見も含め 理想的な形に向けて取組を行っていくべきであるが 商品取引員の営業体制を急に転換することは困難である 現実の状況もあり 急にというのではなく 改善しながら取組を行っていくということではないか 急転換は困難とのことだが 平成 15 年の段階で既に構造転換は議論されており それから既に時間も随分経っているのではないか 信頼性の回復 向上のため 商品取引員各社が その方向性を認識し それぞれ現実の対応を始めており 将来に向かって構造転換を図っていく途上にある一方 更なる取組が必要との委員からの意見も十分理解できる その双方について どのように整合性をとって対処していくかが重要ではないか 19 限月間スプレッド取引と商品間スプレッド取引との総称 限月間スプレッド取引とは 同一商品のある限月の買いと他の限月の売りを一組みとし 限月間の価格差に着目して行う取引のことで 商品間スプレッド取引とは ある商品の買いと他の商品の売りを一組みとし 商品間の価格差に着目して行う取引のこと 20 Standard Portfolio Analysis of Risk の略 シカゴ マーカンタイル取引所が開発した 先物取引及びオプション取引からなるポートフォリオに生じるリスクに応じて証拠金を計算する方法及びそのシステムのこと 21 顧客の期待する利回りや許容できるリスク等を考慮して 顧客との間で投資一任契約を結んだ上で運用にあたる顧客口座のこと 10

22 商品取引員は 一般投資家への勧誘の際には 商品先物取引のリスクに関してきちんと説明をすべきではないか 商品取引員 外務員がすべからく説明を怠っているかのような認識は正しくなく きちんと説明し顧客の理解を得て取引を行っている商品取引員がいることを認識すべきではないか 5その他 22 委託者のニーズに即応した取引員の事業運営のあり方として IB 制度の創設 活用や投資顧問業の活用を積極的に考えるべきではないか 商品取引所においてCO2 排出権や電力といった無体物の上場ができるよう制度改変を行うことが必要ではないか 今回の取引所の改革が遅れるならば 既存 新規を含めた他の市場での商品先物取引を早急に進める要請 動きが強まるであろう 他の市場での商品先物取引が進むことは 流動性の分散をもたらすおそれがあるのではないか 22 Introducing Broker の略 商品取引員と顧客との間で契約の仲介を行う者で 通常 顧客から金銭を預からない 証券業において 証券仲介業者 として制度化されているほか 米国等においても導入されている 11

23 次期システムの導入及び株式会社化に係るスケジュール H18(2006) H19(2007) H20(2008) H21(2009) 模擬売買 移行 稼動 実行 取引所システムの構築及び会員側システムの対応 業者選定 の検討 調整等 方計画策定 針決海外パッケージ等の調査 次期システム 定基本要件 2008 年度中の次期システム稼動を目途に努力する 12 6 月 : 株式会社化準備委員会の設置 7 月 : 株式会社化準備委員会の委員の決定 主務省審査 組織変更計画の作成関係者との調整出資の募集 履行定款等諸規程変更等 内部検討 株式会社化 別紙 株式会社化

24 次期システムの検討課題 次期システムは パッケージソフト採用を基本方針とし 可能なかぎり現行の取引慣行 ルールを国際標準に合わせる ( 必要最小限のカスタマイズに留める ) よう 以下の課題について 海外パッケージソフトの機能をベースに 会員との検討 調整を行う 分類項項目 国際標準 ( 海外ハ ッケーシ の標準機能 ) 現状 東工取 次期システムの目標又は検討課題 性能 1 注文 受付レスポンス約 50 ミリ秒 1 ミリ秒を目指す取引所も出現 約 1 秒 ( 現在 ) 500 ミリ秒 (H19.7) に向上 世界水準 * 2 相場情報の配信リアルタイム 3 秒周期 ( 現在 ) 1 秒周期 (H19.7) に向上リアルタイム化 取引機能 1 マッチング処理完全自動化半自動 ( 板合せ等 一部手動 ) 2 スプレッド取引 組合せ取引あり ( 多様な高度な組合取引が可能 ) なし 国際標準 * 3 夜間取引 (24 時間 ) 可能 翌日清算可不可 (17 時 30 分まで延長可 ) 翌日清算不可 ( パッケージの標準機能 ) 4 サーキット フ レーカー機能あり ( 制限値段の複数設定も可 ) なし ( 制限値段 約定可能値段幅 警告点による ) 5 マーケット メーカー機能ありなし 6 注文の種類 約定条件 海外の成行注文 (Market Order) は 全 成行注文は 全量約定を保証 ( 成行注文 ) 量約定の保証なし 7 約定の優先順位 割当方法 価格優先 時間優先が原則 価格優先 時間優先が原則 但し 寄付時の同時注文 注文単位の約定割当が基本 制限値段到達時の取扱い等独自方法を採用 8 注文 約定 建玉の管理会員単位又は委託者 / ディーラ単位会員単位のみ 9 売買申告制度なし ( 個別の過誤訂正はあり ) あり ( 総量申告方式 ) 10 特別売買なしあり ( 障害時 / 制限値段到達時の特別売買 ) 可能な限り国際標準に合わせる 11 情報開示 1 ( 匿名性 ) 基本的に匿名一部開示あり ( 会員別の取引高 取組高等 ) 12 情報開示 2 ( 公平性 ) * 会員 委託者の情報格差 情報格差なし一部情報格差あり ( 板画面 寄前気配配信 ) 13 画面 帳票英語日本語 市場監視 1 市場監視独自開発 / パッケージ導入によるパッケージ (SMARTS) 導入 稼動中強化 継続 * パッケージソフトのバージョンアップにより 世界水準の性能及び国際標準の機能を維持することが可能 13

25 工業品先物市場の競争力強化に関する研究会委員名簿 平成 19 年 6 月 座長尾崎安央 早稲田大学大学院法務研究科教授 委員池尾和人 慶應義塾大学経済学部教授 石戸谷豊 日本弁護士連合会消費者問題対策委員会委員 牛嶋英揚 日本商品投資顧問業協会会長 遠藤久樹 モルガン スタンレー証券株式会社債権総括本部コモディティーズ部エグゼクティブ ディレクター 大河内美保 主婦連合会副会長 加藤雅一 日本商品先物振興協会会長 川本裕子 早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授 木村文彦 中部大阪商品取引所理事長 下山彌壽男 東京工業品取引所石油市場管理委員長 高井裕之 住友商事株式会社理事金融事業本部アセットマネジメント部長 多々良實夫 東京工業品取引所貴金属市場管理委員長 中川英樹 三菱商事株式会社非鉄金属本部商品市場事業ユニットマネージャー 南學政明 東京工業品取引所理事長 増田雅己 読売新聞東京本社論説委員 14 (50 音順 敬称略 )

26 工業品先物市場の競争力強化に関する研究会開催状況 第 1 回 6 月 1 日 ( 金 )14:30~16:30 ( 議題 ) 1 研究会の開催趣旨及び検討事項について 2 商品先物取引を巡る現状について ( 事務局説明 ) 3 商品取引等に関する経済財政諮問会議等における主な議論 ( 事務局説明 ) 第 2 回 6 月 7 日 ( 木 )13:00~15:00 ( 議題 ) 市場参加者の利便性の増大 について( 東京工業品取引所より説明 ) 世界最高水準の新たな電子システムの導入 アジアの中心市場としてふさわしい取引時間への延長 国際的に遜色のない市場運営ルールの構築 第 3 回 6 月 14 日 ( 木 )14:00~16:00 ( 議題 1) 市場の信頼性の確保 について( 事務局 日本商品先物取引協会及び東京工業品取引所より説明 ) ( 議題 2) 事業体制等のあり方 について 取引所の株式会社化( 東京工業品取引所より説明 ) 取引員の今後の事業運営のあり方( 日本商品先物振興協会より説明 ) 第 4 回 6 月 21 日 ( 木 )13:00~15:00 ( 議題 ) 研究会報告書 ( 案 ) について 15

27 工業品先物市場の競争力強化に向けたアクションプラン 利便性と信頼性が一体となった取組 ( 委託者保護を前提とした市場流動性増大 ) 市場の利便性の向上 ( 工業品先物市場のプロ市場化 ) 市場の信頼性の向上 世界最高水準の新たな電子システムの導入 ( 平成 20 年度中の稼働を目途 ) 取引時間の延長 - 年内を目途に 2 時間延長 - 新システム導入に合わせ 24 時間化 制限値段幅 建玉制限の緩和 情報開示方法を国際標準へ その他 - マーケットメーカー制度 取引所の手数料体系の柔軟化 証拠金のあり方等 法の厳正な執行 ( 検査 監督 ) 自主規制団体による取組の徹底 一般投資家の市場への間接参加 リスク限定 低減等のための措置 - インターネット取引 - 商品ファンドの導入促進 - ロスカット取引の導入 - 小規模取引商品の導入等 事業体制等のあり方 取引所の株式会社化 ( 平成 20 年中 ) 商品取引員の事業運営のあり方 今後の取組 : 着実な実施のためのフォローアップ 中期的課題の更なる検討今後の課題 : 清算参加者の資格要件見直し等 日本商品清算機構のあり方等

28 参考資料 2 産業構造審議会商品取引所分科会 (10 月 11 日 ) の資料 市場の流動性の増大に向けた課題 平成 19 年 10 月 11 日農林水産省経済産業省

29 1. 国内に商品先物市場が存在することの重要性 (1) 商品先物市場の機能 1 事業者の価格変動リスクヘッジ 2 透明かつ公正な価格形成 3 資産運用 (2) 国内に商品先物市場が存在する意義 1 関連情報の集中 : 価格形成に伴う国際的な情報の集中 蓄積 2 消失した場合 国内経済 事業者に不利益 不便 : 基幹物資の価格決定権の喪失 時差 言語 為替 現物の受取等の面で市場の利便性が低下し 国内経済 関係事業者に不利益 (3) 市場の存続 発展のための条件としての流動性 1 商品先物市場が存続 発展し 国際的な市場間競争を勝ち抜くためには 国内外からの市場流動性を確保 増大させることが不可欠 ( 理由 ) 豊富な取引機会の提供 ボラティリティの低下による価格形成面における信頼性 安定性の増大 2 他方 流動性がいったん減少すると 市場参加に対する魅力が薄れ 更に流動性が減少する懸念 1

30 2. 海外市場と国内市場の比較 (1) 出来高の比較 世界全体の先物取引は 2001 年から 2006 年の 5 年間で出来高が約 3 倍に増大 我が国の商品先物市場は 2003 年から 2006 年の 3 年間で出来高が約 45% 減少 近年 大連等中国の取引所の著しい台頭もあり 日本の商品取引所の出来高の順位は低下 600, , , , ,000 万枚 144,436 世界的な出来高の推移国内の出来高等の推移 180, , , , , ,964 工業品出来高農産物出来高取引金額 万枚兆円 20, , , , ,000 14,000 12,719 13, ,000 11, , , ,507 8, , ,000 4, , 年度 2001 年度 2002 年度 2003 年度 2004 年度 2005 年度 2006 年度 2000 年 2001 年 2002 年 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 ( 出典 :FIA データ ) ( 出典 :( 社 ) 全国商品取引所連合会 ) 2

31 (2) 市場別出来高の推移 1 欧米の先物市場の出来高の推移 百 1,600 CME 出来高 ( 併設型取引所 ) 出来高 ( 特化型取引所 ) 300 万 1,400 CBOT 250 枚 1,200 1, 百万枚 NYMEX ICE Futures LME 東工取東穀取 ( 出典 :FIA) 3

32 2 アジアの商品先物市場の出来高の推移 大連商品取引所 80 東京工業品取引所上海先物取引所 60 鄭州商品取引所イント マルチ商品取引所 40 東京穀物商品取引所 百万枚 ( 出典 :FIA( 但し一部については各取引所 HP データ等より算出 )) 4

33 (3) 主要取引所の出来高の順位の推移 海外主要取引所が 2000 年以降 出来高を増大させている中 本邦商品取引所は順位を落としている (2004 年 2006 年 ) 2004 年 2005 年 2006 年 ( 単位 : 万枚 ) 順位取引所出来高順位取引所出来高順位取引所出来高 1 ニューヨーク商業取引所 (NYMEX) 13,328 1 ニューヨーク商業取引所 (NYMEX) 16,661 1 ニューヨーク商業取引所 (NYMEX) 21,625 2 大連商品取引所 (DCE) 8,803 2 大連商品取引所 (DCE) 9,917 2 シカゴ商品取引所 (CBOT) 11,872 3 東京工業品取引所 (TOCOM) 7,445 3 シカゴ商品取引所 (CBOT) 7,679 3 大連商品取引所 (DCE) 11,768 4 シカゴ商品取引所 (CBOT) 6,879 4 ロンドン金属取引所 (LME) 7,042 4 ICE Futures( 旧 IPE) 9,258 5 ロンドン金属取引所 (LME) 6,717 5 東京工業品取引所 (TOCOM) 6,178 5 ロンドン金属取引所 (LME) 7,853 6 上海先物取引所 (SHFE) 4,058 6 ICE Futures( 旧 IPE) 4,194 6 東京工業品取引所 (TOCOM) 6,367 7 ロンドン国際石油取引所 (IPE) 3,547 7 上海先物取引所 (SHFE) 3,379 7 上海先物取引所 (SHFE) 5,811 8 中部商品取引所 (C-COM) 3,319 8 鄭州商品取引所 (CZCE) 2,847 8 鄭州商品取引所 (CZCE) 4,630 9 東京穀物商品取引所 (TGE) 2,571 9 東京穀物商品取引所 (TGE) 2,560 9 インドマルチ商品取引所 (MCX) 4, ニューヨーク商品取引所 (NYBOT) 2, ニューヨーク商品取引所 (NYBOT) 2, ニューヨーク商品取引所 (NYBOT) 2,823 ( 出典 :FIA) 5

34 3. 海外商品先物市場の成長の背景 (1) 利便性の向上に向けた取組 各国の商品取引所では 利便性向上のため以下のような取組が行われている 詳細は ( 別添資料 ) 参照 1 電子取引システムの改良 : スピード 安全性の高いシステムの提供 ISV 端末の普及 通信環境改善 アルゴリズム取引増大等を背景に 注文数量は国境を越えて大幅に増大 各取引所とも 取引執行スピード改善 処理能力の拡張 アクセス改善等に多額の投資を実施 2 取引時間の延長 24 時間化 電子取引の拡大を背景に 世界全体を念頭に自国のビジネス時間帯以外へ延長 電子取引を中心に 1 日に 24 時間近い取引を提供する取引所も多い 3 商品設計 市場設計の改良 建玉 値幅制限の緩和 撤廃等 証拠金制度の見直し 取引情報の開示見直し等 その他 ガバナンスの強化等のため 取引所の株式会社化が進展 6

35 参考 我が国の商品取引所における利便性向上のためのこれまでの取組 1 工業品先物市場の取組 ( 工業品先物市場の競争力強化に関する研究会 における取組 ) 東京工業品取引所の取組 1 世界最高水準の新たな電子システムの早期導入 ( 平成 20 年度中の稼働を目途 ) 2 アジアの中心市場としてふさわしい取引時間への延長 - 年内を目途に 2 時間延長 新電子システムの導入に合わせ 24 時間化 3 国際的に遜色のない市場運営ルールの構築 - 値幅制限 建玉制限等の取引ルールの緩和 情報の開示方法の見直し等 このほか 一般投資家の保護をはじめとした市場の信頼性の確保 事業体制等のあり方 ( 取引所の株式会社化 ) に関する取組 2 農産品先物市場の取組 ( 東京穀物商品取引所の取組 ) 1 上場商品の見直し : オプション 3 商品 ( とうもろこし 粗糖 大豆 ) 休止 ( 本年 3 月 ) 国産大豆ミール ( 本年 10 月 ) および野菜 ( 本年 12 月 ) の試験上場廃止決定 他方 ヘッジニーズに併せて 魅力ある商品の開発について調査 研究 2 取引システムに関し 一部の商品にザラバ取引を導入予定 現在の板寄せ取引もシステムをバージョンアップ ( 本年 8 月 ) 3 値幅制限額等の決定方式を変更 ( 本年 4 月から順次 ) 値幅制限も拡大 このほか 株式会社化の論点や課題を整理 ( 本年 9 月 ) 等の取組 7

36 (2) 多種多様な商品の上場 1 世界の主要取引所は LME を除き 我が国商品取引所の数倍から 20 倍程度の数の商品を上場 さらに上場商品拡大の動きも見られる 2 上場商品の種類も 貴金属 石油類 穀物等に限らず 商品指数 天候デリバティブ 電力等の無体物等 多様である 3 さらに商品設計においても 幅広い市場参加 市場取引を促すため 限月 サイズ ( ミニ化 ) において様々な工夫がなされている 上場商品の数出来高 ( 万枚 ) 主な上場商品備考 ニューヨーク商業取引所 (NYMEX) ,625 原油 天然ガス 金 暖房油 ガソリン 銀 原油ミニ 銅 電力価格スワップ 天然ガスミニ 天然ガス価格スワップ パラジウム プラチナ等 左記上場商品数のうちスワップ数は 103 その出来高は 3465 万枚 CME グループ 43 18,914 コーン ロジャーズ商品指数 ピムコ商品指数 大豆 小麦 大豆油 大豆粕 金 生牛 赤身豚 金ミニ 素畜牛 金指数 銀等 金融商品を除く インター コンチネンタル取引所 (ICE) (NYBOT を含む ) 35 12,083 原油 ガスオイル 砂糖 綿花 コーヒー ココア オレンジジュース 天然ガス 排出権 暖房油 パルプ 連続商品指数 ガソリン 電力 石炭等 金融商品を除く ロンドン メタル取引所 (LME) 14 7,853 アルミニウム 銅 亜鉛 ニッケル 錫 ポリプロピレン LME 商品指数 東京工業品取引所 10 6,367 金 ガソリン 白金 ゴム 灯油 原油 銀 パラジウム アルミニウム 軽油 東京穀物商品取引所 11 1,911 Non-GMO 大豆 コーン 一般大豆 アラビカコーヒー生豆 粗糖 小豆 ロブスタコーヒー生豆 生糸 大豆ミール 野菜 精糖 (2006 年実績値 ) ( 出典 :FIA) なお 上場商品の欄は その取引所における出来高の大きい順に記載した 欧米の商品先物市場では 現在も活発な商品の上場が進んでおり 例えば NYMEX では この半年の間に ウラン (5/6) 新たなガソリン及びディーゼル先物 (5/13) エタノール スワップ先物 (7/8) 原油スワップ先物 (10/1) 等のほか 排出権 鉄鋼先物の上場を検討 8 との報道あり

37 参考 アジアの取引所における上場商品 上場商品の数出来高 ( 万枚 ) 主な上場商品 大連商品取引所 5 11,768 コーン 大豆粕 大豆油 大豆 上海先物取引所 4 5,811 ゴム アルミニウム 燃料油 銅 鄭州商品取引所 5 4,630 砂糖 小麦 綿 高純度テレフタル酸 麦 インド マルチ商品取引所 83 4,310 金 銀 銅 原油 ハッカ油 天然ガス 大豆油 カルダモン 亜鉛 ウーラット豆 ヒヨコ豆 グアー種 ポテト ツール アルミニウム マスタード油等 (2006 年実績値 ) ( 出典 :FIA) 中国 中国証券監督委員会 (CSRC) は 上海期貨交易所での亜鉛先物の上場 ( 取引開始日 3/26) を承認 (3/22 Exchange Handbook) 大連市は大連商品交易所に石油先物を上場することを全面的に支援すると表明 (4/26 Exchange Handbook) 大連商品取引所は 新規上場準備中である直鎖低密度ホ リエチレン (LLDPE) 先物の取引システムのテストを実施 (7/23 DCE ) 中国証券監督管理委員会 (CSRC) は上海期貨交易所 (SHFE) に対し金先物の上場を承認 (9/11 SHFE) インド インドマルチ商品取引所 (MCX) は今年の第 1 四半期中に鋼鉄先物 7 月にはシ ュート ( 黄麻 ) 先物の上場を予定 ( 注 : シ ュート ( 黄麻 ) 先物の取引は 7/31 開始 )(1/17 The Financial Express) 国立商品取引所 (NCDEX) は 今後メタル等へのシフトを計画しており 100 グラムのミニ金先物上場も検討中 (6/25 The Times of India) 9

38 (3) 多様で厚みのある市場参加者構成 公表データが限られているため 我が国市場との厳密な比較は困難であるが 海外の主要商品先物市場には リスクヘッジャー 個人投資家のほか 金融機関 ファンド等の大口リスクテーカーが数多く参加し 多様で厚みのある市場と考えられる 1NYMEX における市場参加者の構成とその割合 公表データは存在しないものの 原油の場合 JOGMEC 資料等では金融機関 ファンドは 2002 年に全体の 2 割程度であったが その後拡大し 現在では 4 割程度を占め 他は石油トレーダーが 3 割 石油精製 流通業者が 1 割程度と見られている 2LME における市場参加者の構成について 90 年代までは 鉱山会社 専門商社等の当事者間取引を中心とした市場であったが その後 大手金融業者 ファンド 国外当業者等大口の参加者が新規に参入 イギリス市場ではリテールの顧客の割合は 0.9% 程度 ( 日本商品委託者保護基金 英国金融サービスにかかる顧客保護についての調査 19 年 6 月 ) 3CBOT CME における市場参加者の構成について CBOT の主要品目であるとうもろこし 大豆の場合 当業者の割合は概ね 4 割 非当業者の割合は概ね 6 割程度である CME で上場されている畜産物の場合 当業者の割合は概ね 2~3 割程度である ( 出典 :CFTC Commitments of Traders ) 他方 我が国の商品先物市場は 個人投資家が相当程度の割合を占めるとともに 国内の機関投資家 金融機関 証券会社等の市場参加が極めて限定的であるなど 海外市場に比し 市場参加者の構成に多様性 厚みが十分でない また 消費者保護の高まり等を背景に 平成 16 年法改正による行為 財務規制等により 従来の対面による個人流動性が構造的に縮小 10

39 (4) 金融市場 金融機関等との連携 融合の進展 1 金融と商品を横断する投資商品等 海外市場においては 商品を投資対象とした ETF など 金融と商品にまたがる投資商品が拡大している ( 詳細は資料 4 で別途 ) 豊富な上場商品を背景に 商品指数 ( インデックス ) など 機関投資家等の金融関係者による商品への代替投資を容易にする投資商品を開発し 金融と商品の垣根を越えて投資資金を商品先物市場に取り込んでいる - ゴールドマン サックス商品指数 (GSCI) ロジャーズ国際商品指数 (RICI) ダウ ジョーンズ AIG 商品指数 (DJ-AIGCI) 等 2 金融関係者における商品への代替投資の進展 : 上記 1 の投資商品などを通じ 機関投資家等の金融関係者が商品への代替投資を進め 投資家のポートフォリオに商品 ( コモディティ ) が組み込まれるようになっている - コモディティ市場への投資マネーの流入は 2003 年ごろより顕著となった その残高に関しては諸説あるが 2002 年時点では 1 兆 5,000 億円にも満たなかったものが 2006 年末には 14 兆円程度に達するとの見方が有力である 4 年間で実に 10 倍近く増えたことになる とされる ( 出典 : 石油 天然ガスレビュー (2006.9)) - カルパース (CalPERS)( 米 ) ハーミーズ (Hermes)( 英 ) ABP( 蘭 ) PGGM( 蘭 ) 等の世界有数の年金基金が商品への投資を実施 3 取引所 法規制 監督機関等取引所の M&A 米国における監督機関の統合の議論など 各主体が金融 商品を巡る環境変化等をも踏まえた今後のあり方を模索 11

40 4. 海外市場と国内市場の比較 今後必要となる取組 出来高の現状 : 世界全体の先物取引が 2001 年から 2006 年の 5 年間で約 3 倍に増加しているのに対し 我が国の商品先物市場は 直近 3 年間で 45% 減少 ( いずれも出来高ベース ) (1) 利便性の向上に向けた取組 : 海外では電子システムの高度化 取引ルール 商品設計の見直し等 取組が進んできたのに対し これまで 国内ではこうした取組が十分に進んでいなかった 利便性の向上のための一定の取組が進みつつあるが 海外取引所の動向等を踏まえ 更なる取組を進めるべきではないか ( 検討課題の例 ) 取引コストの低減 ( 手数料体系の柔軟化 ( ボリュームディスカウントなど )) 証拠金制度の見直し ( リスクに応じた証拠金制度の導入など ) 現物受け渡しの円滑化 市場参加に係る書面の英文化 英語による円滑な対応のための体制整備 大口取引の市場外取引制度の導入等 (2) 上場商品構成 : 海外の商品先物市場に上場される商品は その数も多く豊富であるとともに 幅広い市場参加を促すための商品設計の工夫が進んでいるのに対し 我が国の商品先物市場に上場される商品のラインアップは極めて限定的である 原商品 デリバティブの双方において ヘッジニーズ 投資家ニーズを踏まえた豊富で魅力ある上場商品構成を実現する必要があるのではないか 具体的に どのような上場商品構成を目指すべきか こうした上場商品構成を実現するため どのような取組 措置が必要か 12

41 (3) 市場参加者の構成 : 海外の商品先物市場は リスクヘッジャー 個人投資家のほか 金融機関 ファンド 機関投資家等の大口リスクテーカーが参加した 多様で厚みのあるプロ中心の市場 他方 我が国の場合は 個人投資家が相当割合を占めるとともに 国内の金融機関 証券会社 機関投資家等の市場参加が極めて限定的であるなど 大口のリスクヘッジャーやリスクテーカーの幅広い市場参加が十分に進んでいるとは言い難い 市場参加者の多様化 厚みの増大のためにリスクヘッジャー テーカー双方において大口主体の参加を促すべきではないか プロ市場化を目指すべきではないか そのために どのような措置が必要か こうした中で これまで直接市場に参加していた個人投資家をどのように位置づけるか (4) 金融と商品の連携 融合の進展 : 海外市場では 金融と商品にまたがる投資商品 (ETF 等 ) 金融機関等が投資しやすい商品 ( 商品指数等 ) 等もあり 代替投資が拡大 金融と商品の融合が進み その垣根も低下 一方 国内では こうした投資商品の開発 上場が不十分なこともあり 金融機関等による代替投資 融合化が進んでいない 金融商品と商品の融合が進む世界的な潮流の中で 金融商品と商品の垣根を越えた連携など 今後 金融商品と商品の関係はどうあるべきか (ETF 取引所 法規制 監督機関等 ) 13

42 参考資料 2 別添資料 産業構造審議会商品取引所分科会 (10 月 11 日 ) の資料 欧米取引所における流動性増大のための取組等

43 1. 流動性増加のための取り組み例 (1) 電子取引システムの強化 同一画面から複数取引所へアクセス可能な ISV(Independent Software Vender) 端末の普及 世界的な通信環境の改善等により 国境を越えた取引所間の競争は激しくなっている さらにプロップファーム ( 自己資金のみを運用する投資会社 ) アルゴリズム取引 ( コンピューターによる自動売買取引 ) 等の新しいタイプの市場参加者 取引手法の出現により 注文数量は大幅に増加している そのため 各取引所は電子取引システムの優位性確保を目指し 多額の投資を行い システムの増強 ( 取引執行スピードの改善 処理能力の拡張 アクセスの改善 各種変更を容易にする柔軟なシステムの導入等 ) に力を入れている 電子取引とフロア取引を併用する伝統的な取引所においても 電子取引が近年大きな割合を占めている ( 例 ) CME グループ :77%(2007 年 8 月 ) NYMEX:81.0%(2007 年 8 月 ) ( 出典 : 各取引所ウェブサイト ) 2

44 参考 欧米取引所における電子取引システム強化のポイント ポイント内容 取引執行スピードの向上アルゴリズム取引の出現等により 取引所側のシステムは いかに素早く注文を受け付け 約定処理を行い 通知を取引端末側に返すことができるかが重要になってきている 各取引所ともミリ秒単位でレスポンスタイムを競っている 処理能力の拡張プロップファーム アルゴリズム取引の普及に伴い 取引所システムには短時間に大量の注文が集中するようになる中で システムの遅延 障害が発生することなくスムーズに稼働するよう 各取引所とも処理能力の拡張に力を入れている 市場アクセスの拡大より多様な市場参加者がアクセスしやすい環境を提供すべく 各取引所は ISV 会社のシステムとの接続 国際的な通信キャリアとの業務提携によるネットワークの拡大 世界の主要各地への通信ハブの設置 及び市場参加者のサーバーを取引所センターに近接設置させるコロケーション サービスの提供等 様々な取組みを行っている システム柔軟性の向上上場商品の追加 商品設計の変更等を低コストで迅速に対応することが重要である また 電子取引による注文件数が急増する中 処理能力を低コストで容易に拡張することも重要な要素である 各取引所とも このような点を踏まえ システムの柔軟性の向上を図っている 3

45 (2) 取引時間の延長 電子取引の拡大を背景に 各取引所は他国からの顧客の獲得を目指し 世界全体を念頭に 自国のビジネス時間帯以外へも取引時間を延長するようになった 電子取引を中心に 1 日 24 時間に近い取引を提供する取引所も多い 参考 欧米の主要取引所の取引時間帯 ( 電子取引に限る ) 日本時間 NYMEX 18:00~ 翌 17:15 (23 時間 15 分 ) CME 17:00~ 翌 16:00 (23 時間 ) CBOT 18:00~ 翌 16:00 (22 時間 ) ICE Futures 1:00~23:00 (22 時間 ) LME 1:00~19:00 (18 時間 ) TOCOM 9~11 12:30~15:30 (~17:30) (5 時間 2008 年 1 月に 7 時間へ延長 ) 東京工業品取引所 (TOCOM) における取引時間は 2008 年 1 月に 17:30 まで 2 時間延長され 7 時間になる予定 海外取引所のそれぞれの数字は現地時間における平日の取引時間帯を表しており また日本時間に換算する際には通常時間 ( サマータイム時間外 ) を基準としている NYMEX は Globex 上の商品 CME はユーロドル先物 ( 電子 ) CBOT は米国債 (T-Bond) 先物 ( 電子 ) Eurex はユーロ建てドイツ債 (Euro Bund) 先物 Euronext.liffe は欧州銀行間取引金利 (EURIBOR) 先物 LME は LME Select の取引時間を掲載 4

46 (3) 商品設計 市場設計の見直しによる流動性向上 1 建玉制限の緩和 撤廃欧州の取引所では建玉制限が全くない例も多く 米国取引所でも柔軟な対応を取る例が増加している 2 商品設計の見直し ( 値幅制限の拡大 撤廃等 ) ICE( 原油等 ) CBOT( 貴金属 ) には値幅制限はなく それ以外の取引所でもサーキットブレーカー制度を活用している例 値幅制限自体の緩和や撤廃をした例も多い サーキットブレーカー制度一定以上の値動きがあった場合に 一定時間取引を中断し その後値幅を拡大した上で取引を再開し 市場の過熱を緩和する制度 3 上場商品の拡大 多様化天候デリバティブ等の無体物や小型化した商品をはじめ多様な商品を導入 4 証拠金制度の見直しリスクに応じた証拠金体系である SPAN 証拠金が普及している SPAN 証拠金 Standard Portfolio Analysis of Risk の略 シカゴ マーカンタイル取引所が開発した 先物取引及びオプション取引からなるポートフォリオに生じるリスクに応じて証拠金を計算する方法及びそのシステムのこと 5 取引情報開示のあり方市場参加者間の公平性 取引の匿名性等の観点から 取引情報開示の最適化を図っている 5

47 (4) 流動性の担い手に対する支援策各取引所は 年金基金等の機関投資家 大手当業者が有する大量かつ安価な取引執行への要請を踏まえ それらの市場流動性の担い手 (liquidity provider) に対し 様々な支援策を講じ 自らの市場における流動性の向上に努力している ( 各国取引所が採用している具体的支援策の例 ) 1 マーケットメーカー制度新規上場商品 流動性の低迷する商品等について 流動性供給者に対し ビッドとオファーの提示を義務づける代わりに手数料の減免等の優遇策を講じる 2 柔軟な手数料体系ボリュームディスカウント ( 大量取引者に対する手数料の減額 ) など 取引参加者によって料金体系を細分化 差別化する 3 複数の会員分類流動性を供給するプロップファーム等が会員資格を取りやすいように 会員加入要件の緩和 多様化等を行う 4 リモートメンバーシップ海外の利用者に対し 取引所会員と同水準の市場アクセス環境を提供し 電子取引端末を介した海外からの市場参加 資金流入を促す 6

48 2. 株式会社化の進展 2000 年 11 月に CME 及び NYMEX が株式会社化した他 多くの取引所が株式会社化 これにより意志決定プロセスの迅速化が図られ また 資金調達も容易となったとの指摘もある 欧米取引所における株式会社化の動き 取引所名 株式会社化 新規株式公開 (IPO) ロンドン金属取引所 (LME) 2001 年 1 月非上場 シカゴ商業取引所 (CME) 2000 年 11 月 2002 年 12 月 ニューヨーク商業取引所 (NYMEX) 2000 年 11 月 2006 年 11 月 シカゴ商品取引所 (CBOT) 2005 年 4 月 2005 年 10 月 インターコンチネンタル取引所 (ICE) 2000 年 5 月 ( 株式会社として設立 ) 2005 年 11 月 ( 注 1)2007 年 4 月 ニューヨーク証券取引所 (NYSE) は ユーロネクストと合併し NYSE ユーロネクスト (NYSE Euronext) となった ( 注 2)2007 年 7 月に シカゴ商業取引所 (CME) とシカゴ商品取引所 (CBOT) は合併し CME グループとなった 7

49 ( 参考 ) 主要商品取引所の概要 取引所名主要商品会員数設立 前身資本金額 Chicago Mercantile Exchange (CME: シカゴ商業取引所 ) ユーロドル S&P 株価指数 通貨 畜産物等 3138( 個人会員 ) 91( 清算会員 ) 1898 年 :Chicago Butter&Egg Board として設立 1919 年 : 現在の名称に変更 2007 年 7 月 :CBOT と合併 USD 1,519 百万約 1,747 億円 (2006 年末現在 ) Chicago Board of Trade (CBOT: シカゴ商品取引所 ) 財務省証券 DJ 株価指数 大豆等農産物 金等 1402( 正会員 ) 811( 準会員 ) 1848 年 : 設立 2007 年 7 月 :CME と合併 USD 708 百万約 814 億円 (2006 年末現在 ) New York Mercantile Exchange (NYMEX: ニューヨーク商業取引所 ) WTI 原油 ガソリン ヒーティングオイル 金 銅等 140 ( 法人会員および清算会員 ) 1872 年 :Butter & Cheese Exchange of New York として設立 1994 年 :COMEX と合併 USD 775 百万約 930 億円 (2006 年末現在 ) ICE Futures Europe (ICE フューチャース ) ブレント WTI 原油 天然ガス等 140 ( ジェネラル参加者およびトーイド参加者 ) 1980 年 : 前身である IPE( 国際石油取引所 ) の設立 2001 年 6 月 :ICE(2000 年設立 ) に買収され 100% 子会社となる 2007 年 1 月 :NYBOT( ニューヨーク商品取引所 ) を買収 ICE の 100% 子会社 1 London Metal Exchange (LME: ロンドン金属取引所 ) アルミ 銅等 83 ( リング ディーリング アソシエイト トレーダーおよび清算会員 ) 1877 年 :London Metal Market and Exchange Company として設立 21 百万約 48 億円 (2006 年末現在 ) 1:ICE( 親会社 ) の資本金は USD454 百万 ( 約 522 億円 ) ただし NYBOT との合併前である 2006 年末時点 ( 注 )115 円 =1USD 232 円 =1GBP 8

50 参考資料 3 産業構造審議会商品取引所分科会 (10 月 11 日 ) の資料 商品を投資対象とした ETF について 平成 19 年 10 月 11 日農林水産省経済産業省

51 1.ETF の現状について (1)ETF について ETF (Exchange Traded Fund) とは 受益証券の価格が TOPIX や日経平均などの価格指数に連動するように作られ 取引所に上場されている投資信託のこと ( 上場投資信託 と呼ばれる ) (2) 商品を対象とする ETF を巡る現状 1 海外取引所における商品 ETF の隆盛海外取引所においては NYMEX などの商品市場の価格や OTC 取引の価格に連動する ETF が上場されている 2 国内取引所における商品を投資対象とした ETF に係る取組大阪証券取引所は 金価格 ( ロンドンにおけるロンドン渡し 1 トロイオンス当たり米ドル建て金価格に円換算為替レートを乗じて得た額 ) に連動する債券で運用する ETF として 本年 8 月 10 日に 金価格連動型上場投資信託 を上場した 3 現行法制上の位置付け投資信託及び投資法人に関する法律において 信託された財産を主として投資できる 特定資産 に商品が含まれていないことから 商品に連動する ETF を作ることはできない 1

52 ( 参考 ) 各取引所における ETF 等の上場状況 NYSE AMX ユーロネクスト東証 上場 ETF 数 約 150 銘柄 約 250 銘柄 約 230 銘柄 11 銘柄 ( 日経 300 を除く ) ETF の対象となっている指数 商品の内容 株価指数 金 銀 原油 REIT 指数 ファンド 等 株価指数 金 銀 銅 原油 農作物 REIT 指数 ファンド等 株価指数 金 REIT 指数 ファンド等 株価指数 出典 : 経済財政諮問会議金融 資本市場 WG 第 5 回 ( 平成 19 年 2 月 26 日 ) 東証提出資料 ( 参考 ) 世界の金需給と金 ETF の推移 ( 単位 : トン ) 2000 年 2001 年 2002 年 2003 年 2004 年 2005 年 2006 年 供給合計 4,017 3,894 4,000 4,181 3,884 4,111 3,906 鉱山生産 2,618 2,645 2,612 2,620 2,492 2,550 2,471 スクラップ回収 ,108 その他 需要合計 4,017 3,894 4,000 4,181 3,884 4,111 3,906 宝飾品需要 3,204 3,008 2,660 2,482 2,614 2,707 2,280 金 ETF その他 ,337 1,660 1,137 1,195 1,367 出典 :GFMS ゴールドサーベイ 2

53 ( 参考 ) 主な商品 ETF の例 ETF の名称上場市場連動する価格指標等資産総額注 1 ストリートトラックス ゴールドシェアーズ アイシェアーズ シルバートラスト ユナイテッドステーツ オイルファンド ドイツバンク コモディティインデックストラッキングファンド ETC(Exchange Traded Commodities) 注 2 金価格連動型上場投資信託 ニューヨーク証券取引所金価格 (OTC 市場 ) 約 1 兆 6000 億円 アメリカン証券取引所銀価格 (OTC 市場 ) 約 2000 億円 アメリカン証券取引所原油価格 (NYMEX) 約 5000 億円 アメリカン証券取引所ドイツ銀行商品指数 ( 原油 石油 金 アルミニウム とうもろこし 小麦で構成 ) ロンドン証券取引所ドイツ証券取引所ユーロネクストイタリア証券取引所 貴金属価格 (OTC 市場 ) 原油価格 (ICE NYMEX) ダウ ジョーンズ -AIG 商品指数及び個別品目商品指数 ( 金属 エネルギー 農畜産物等で構成 ) 大阪証券取引所金価格 ( ロンドン渡し米ドル建て金価格に円換算為替レートを乗じて得た額 ) 約 1400 億円 約 2000 億円注 3 約 100 億円 出典 : 各取引所の HP より 注 1:1 ドル =115 円で換算 注 2:ETC とは 商品価格や商品指数にその価格が連動する債券を取引所に上場したもの 注 3: 全ての ETC 銘柄の合計金額 3

54 2. 経済財政諮問会議における主な議論 (1) 経済財政諮問会議グローバル化改革専門調査会金融 資本市場 WG 第 5 回 ( 平成 19 年 2 月 26 日 ) 東京証券取引所提出資料より抜粋 ETF 等のその他の商品の上場促進諸外国で上場しているような多様な ETF( 商品や REIT 等を組み入れた ETF) を上場するために 枠組みの適切な見直しが必要である (2) 経済財政諮問会議グローバル化改革専門調査会金融 資本市場 WG 第一次報告 ( 平成 19 年 4 月 20 日 ) より抜粋 (1) 金などの現物及び商品先物の投資信託法上の特定資産化 リスク アセットの選択肢を拡大することにより 個人の投資資金の流入が進み 市場取引に厚みが出ることが期待される このため 投資信託や ETF( 上場投資信託 ) に金などの現物及び商品先物を主たる資産として組み込むことを可能にするなど 新しい金融商品を生み出すための制度整備を行なうべきである (3) 経済財政改革の基本方針 2007( 平成 19 年 6 月 19 日閣議決定 ) より抜粋第 2 章成長力の強化 2. グローバル化改革 (2) 金融 資本市場競争力強化プラン ( 仮称 以下同じ ) の策定 金融 資本市場競争力強化プラン を平成 19 年内を目途に金融庁が取りまとめ 政府一体として推進する その際 以下の施策については特に重点的に取り組む 1 取引所の競争力の強化取引所において株式 債券 金融先物 商品先物など総合的に幅広い品揃えを可能とするための具体策等を検討し 結論を得る 4

55 3. 商品を投資対象とした ETF に対する観点 課題 (1) 我が国の商品市場の価格に連動する ETF が取引所に上場される場合には 当該 ETF のヘッジ 裁定取引として商品先物市場が活用され 商品先物市場の流動性が増加すると考えられるのではないか (2) 一方 海外の商品価格に連動する ETF が我が国の取引所に上場される場合には ヘッジ 裁定取引として我が国の商品先物市場が活用されることなく 流動性が海外に流出するおそれがあるのではないか (3) これらの観点や商品の需給 価格との関係等を踏まえ 商品 商品先物等を投資対象とした ETF を可能とするよう関連法制度を見直すべきとの議論について いかに対応すべきか (4) そのような ETF の上場がさらに増加する場合 国内商品先物市場としては何をなすべきか 5

56 参考資料 4 金融商品取引法の施行に伴う商品取引所法及び商品ファンド法の政省令改正の概要 I. 商品取引所法 < 金融商品取引法との規制横断化 > 1. 広告規制 ( 法第 213 条の 2: 新設 ) 商品取引員が 商品取引受託業務に関する広告等を行う際に 表示するべき事項を定め 誇大広告を禁止 (1) 規制の対象となる広告等の範囲 広告 多数の者に対して同様の内容で行う情報の提供 ( 例えば 郵便 信書便 ファクシミリ 電子メール ビラ配布 ) (2) 表示の方法明瞭かつ正確に表示し 取引証拠金の額を上回る損失発生のおそれは 広告の最も大きい文字と著しく異ならない大きさで表示 (3) 広告等に表示するべき事項 手数料に関する事項 取引証拠金の額又は計算方法 レバレッジが著しく大きい旨及びその比率 取引証拠金の額を上回る損失が生じるおそれがある旨 省令で定める事項 ( 日商協の加入の有無 ) 2. 不当な勧誘等の禁止の拡充 ( 法第 214 条第 1 項 第 2 項 ) (1) 断定的判断の提供の禁止 (2) 虚偽告知の禁止 3. 損失補てんの禁止 ( 法第 214 条の 2: 新設 ) 商品取引員からの損失補てんの申込み 約束及び履行を禁止するとともに 顧客からの当該要求を禁止 ただし 損失が商品取引員の違法行為等の 事故 に起因する場合には その補てんを禁止しないが 主務省令で定める場合 注を除いて 商品取引員が補てんの申込み 約束 提供を行う前に 主務大臣の事故確認を受けることが必要 注 : 主務省令で定める場合 ( 省令第 103 条の 2) 一裁判所の確定判決を得ている場合二裁判上の和解 ( ただし 即決和解を除く ) が成立している場合 1

57 三民事調停法の調停が成立している場合又は裁判所の決定に異議の申立てがない場合四商品取引所の仲介 日商協の苦情解決 あっせん及び調停又は主務大臣の指定する団体のあっせんによる和解が成立している場合五弁護士仲裁センターのあっせんによる和解の成立又は仲裁判断がされている場合六国民生活センター又は地方公共団体のあっせんによる和解が成立している場合七 ADR 法の認証機関による和解が成立している場合八和解が成立して次の要件を満たす場合 弁護士又は司法書士が顧客を代理 和解で支払う金額 1000 万円 ( 司法書士は 140 万円 ) を超えない 損失補てんが事故に基づくものであることを弁護士が調査し 確認したことを証する書面が商品取引員に交付されている九 1 日における損失補てんが 10 万円を超えない場合十商品取引員の事務過誤により損失を及ぼした場合 ( 記録上明らかに事故である場合に限る ) 4. 適合性原則の拡充 ( 法第 215 条 ) 適合性の原則の判断基準に 受託契約を締結する目的 を追加 5. 説明義務の拡充 ( 法第 218 条第 2 項 ) 顧客の知識 経験 財産の状況及び受託契約を締結する目的に照らして当該顧客に理解されるまで説明することが必要 6. 損害賠償責任の拡充 ( 法第 218 条第 3 項 ) 断定的判断の提供を商品取引員の損害賠償責任に追加 7. 取引証拠金の預り証の交付義務 ( 法第 220 条の 2: 新設 ) 商品取引員に対して 取引証拠金の預り証の交付を義務づけ 8. 金融商品販売法の準用 ( 法第 220 条の 3: 新設 ) < その他 > 責任準備金の見直し ( 省令第 111 条 ) プロ及び勧誘のない電子取引からの受託については トラブルの発生がその他の受託に比べて少ないことから 商品取引責任準備金の積立を軽減し 手数料の低下等による電子取引の普及を促進 2

58 II. 商品ファンド法 1. 商品投資販売業者に関する規制商品投資販売業者は 金融商品取引法の第二種金融商品取引業者へ移管 2. 商品投資顧問業者に関する規制 (1) 資本金要件の緩和商品投資顧問業者の許可条件である資本金 1 億円を 5000 万円に引き下げ (2) プロとみなされる個人との商品投資顧問契約の締結の解禁金融商品取引法において 個人も第二種金融商品取引業者の登録を行うことが可能になったこと及び 3 億円以上の投資資金を有する個人は申請によってプロに位置付けられることを踏まえて 以下のいずれかの条件を満たす個人に限って 商品投資顧問業者が商品投資顧問契約の締結を解禁 1 第二種金融商品取引業者であること 2 資産から負債を控除した額が 3 億円以上であること (3) 支配関係を有するブローカーを通じた売買指示の解禁商品投資顧問業者が支配関係を有する ( 役員の過半数を占める又は 50% 超の議決権を保有 ) ブローカーを通じた売買指示を解禁 ただし 顧客との利益相反を防止するため 取引ごとの内容を顧客に対して書面交付することが必要 III. 施行日金融商品取引法の施行日 (9 月 30 日 ) に施行 3

59 参考資料 5 商品取引員に対する行政処分について 平成 19 年 10 月 26 日 農 林 水 産 省 経 済 産 業 省 商品取引員 ( オリオン交易株式会社 ( 本社 : 神戸市 ) 日本アクロス株式会社( 本社 : 東京都港区 ) 北辰物産株式会社( 本社 : 東京都中央区 ) 株式会社共和トラスト ( 本社 : 東京都中央区 )) に対して行った立入検査 報告徴収等の結果 商品取引所法 ( 昭和 25 年法律第 239 号 以下 法 という ) に違反する行為等が認められたため 本日 行政処分を行った 処分の概要は下記のとおりである 記 Ⅰ. オリオン交易株式会社 1. 処分内容 (1) 法第 236 条第 1 項の規定に基づく処分商品取引受託業務の停止 ( ただし 取引の決済を結了させる場合を除く ) 平成 19 年 11 月 5 日から同年 12 月 3 日まで (20 営業日 ) (2) 法第 232 条第 1 項の規定に基づく業務改善命令平成 19 年 11 月 25 日までに 商品取引受託業務の運営の改善のため 以下の措置を講ずること 1 今般の法令違反の責任の所在を明確にすること 2 役職員に対し法令遵守を徹底するとともに 商品取引事故等の処理及び外務員指導に関する内部管理体制の充実 強化を図ること 3 商品取引事故等の発生原因について調査分析し 再発防止のための措置を講ずること 4 顧客の適合性に係る社内審査体制の整備を図ること 2. 処分理由 (1) 法第 236 条第 1 項第 5 号の規定に該当する事実多数の商品取引事故等が発生していた事実を組織的に隠ぺいし 次の書類において 1

60 その発生状況等を記載せず 虚偽の数値を記載していた事実が認められたこと 1 商品取引所法の一部を改正する法律 ( 平成 16 年法律第 43 号 ) の施行前の商品取引所法 ( 以下 旧法 という ) 第 136 条の30 第 1 項の規定に基づく資料の提出の要求に対して平成 16 年 11 月 18 日付けで提出のあった商品取引事故等の発生状況及びその処理状況報告並びに月計残高試算表 2 法第 224 条第 2 項の規定に基づく商品取引所法施行規則 ( 平成 17 年農林水産省 経済産業省令第 3 号 以下 施行規則 という ) 第 117 条第 1 項第 3 号の規定に基づき提出のあった事故等の発生状況及びその処理状況についての報告書 3 法第 224 条第 2 項の規定に基づく施行規則第 117 条第 1 項第 4 号の規定に基づき提出のあった月計残高試算表 (2) 法第 232 条第 1 項の規定に該当する事実 1 役職員が組織的に主務大臣に対する商品取引事故等の虚偽報告を行うなど 法令遵守体制の不備が認められたこと 2 法第 215 条で定める適合性の原則に関し 一定以上の収入を有しない者に対する勧誘に当たって行うべき当該顧客に係る社内審査を行わないまま 取引契約を締結していた事実が認められたこと Ⅱ. 日本アクロス株式会社 1. 処分内容 (1) 法第 232 条第 2 項及び第 236 条第 1 項の規定に基づく処分商品取引受託業務の停止 ( ただし 取引の決済を結了させる場合を除く ) 平成 19 年 11 月 5 日から同年 11 月 27 日まで (16 営業日 ) (2) 法第 232 条第 1 項の規定に基づく業務改善命令平成 19 年 11 月 25 日までに 商品取引受託業務の運営の改善のため 以下の措置を講ずること 1 今般の法令違反の責任の所在を明確にすること 2 役職員に対し法令遵守を徹底するとともに 商品取引事故等の処理及び外務員指導に関する内部管理体制の充実 強化を図ること 3 商品取引事故等の発生原因について調査分析し 再発防止のための措置を講ずること 2. 処分理由 (1) 法第 236 条第 1 項第 5 号の規定に該当する事実 2

61 多数の商品取引事故等が発生していた事実を組織的に隠ぺいし 次の書類において その発生状況等を記載せず 虚偽の数値を記載していた事実が認められたこと 1 旧法第 136 条の30 第 1 項の規定に基づく資料の提出の要求に対して平成 1 6 年 11 月 22 日付けで提出のあった商品取引事故等の発生状況及びその処理状況報告並びに月計残高試算表 2 法第 224 条第 2 項の規定に基づく施行規則第 117 条第 1 項第 3 号の規定に基づき提出のあった事故等の発生状況及びその処理状況についての報告書 3 法第 224 条第 2 項の規定に基づく施行規則第 117 条第 1 項第 4 号の規定に基づき提出のあった月計残高試算表 (2) 法第 232 条第 1 項及び第 2 項の規定に該当する事実 1 顧客との間に紛争がひん発し 又は使用人に対する指導監督が不適切であるため顧客との間に紛争がひん発するおそれがあると認められたこと 2 役職員が組織的に主務大臣に対する商品取引事故等の虚偽報告を行うなど 法令遵守体制の不備が認められたこと Ⅲ. 北辰物産株式会社 1. 処分内容 (1) 法第 236 条第 1 項の規定に基づく処分商品取引受託業務の停止 ( ただし 取引の決済を結了させる場合を除く ) 平成 19 年 11 月 5 日から同年 11 月 9 日まで (5 営業日 ) (2) 法第 232 条第 1 項の規定に基づく業務改善命令平成 19 年 11 月 25 日までに 商品取引受託業務の運営の改善のため 以下の措置を講ずること 1 今般の法令違反の責任の所在を明確にすること 2 再勧誘の禁止に関する内部管理体制の充実 強化を図るとともに 再勧誘の再発防止策を講ずること 2. 処分理由 (1) 法第 236 条第 1 項第 5 号の規定に該当する事実法第 214 条第 5 号の規定に該当する行為として 商品市場における取引につき その委託を行わない旨の意思 ( その委託の勧誘を受けることを希望しない旨の意思を含む ) を表示した顧客に対し その委託を勧誘していたこと (2) 法第 232 条第 1 項の規定に該当する事実 3

62 勧誘を受けることを希望しない旨の意思を表示した顧客に対し その委託を勧誘していたものが多数認められ 再勧誘の禁止に関する内部管理体制の不備が認められたこと Ⅳ. 株式会社共和トラスト 1. 処分内容法第 232 条第 1 項の規定に基づく業務改善命令平成 19 年 11 月 25 日までに 商品取引受託業務の運営の改善のため 顧客の適合性に係る社内審査体制の整備を図ること 2. 処分理由法第 215 条で定める適合性の原則に関し 一定以上の収入を有しない者に対する勧誘に当たって行うべき当該顧客に係る社内審査について 以下のとおり不備な事実が認められた (1) 社内審査を行わないまま取引契約を締結していたこと (2) 当該顧客が申告した投資可能資金額の裏付けとなる資産の確認が行われないまま社内審査を行っていたこと (3) 本人の確認書面の申告がないまま社内審査を行っていたこと 本発表資料のお問い合わせ先 農林水産省総合食料局商品取引監理官付担当者 : 吉田電話 : ( 内線 4170) ( 直通 ) 経済産業省商務情報政策局商務課担当者 : 伊藤電話 : ( 内線 4211) ( 直通 ) 関係会社との個々の取引に関するお問い合わせ先 農林水産省商品取引相談窓口電話 : ( 内線 4170) 経済産業省商品取引相談窓口電話 : ( 内線 4217,4218) 4

63 参考資料 6 海外商品取引業者に対する行政処分について 平成 19 年 10 月 26 日農林水産省経済産業省 概要 海外商品取引業者である株式会社日本インベストメントプラザ ( 本社 : 東京都江東区 ) に対して行った報告徴収の結果 海外商品市場における先物取引の受託等に関する法律 ( 昭和 57 年法律第 65 号 以下 法 という ) 第 11 条第 1 項に該当する事実が認められたため 本日 行政処分を行った なお 処分の概要は下記のとおりである 1. 処分内容 記 (1) 法第 11 条第 1 項の規定に基づく処分海外商品市場における先物取引の受託等に関する業務の停止 ( ただし 取引の決済を結了させる場合を除く ) 平成 19 年 11 月 3 日 ( 土 ) から平成 20 年 11 月 2 日 ( 日 ) まで (1 年 ) 2. 処分理由 平成 19 年 9 月 12 日に同社に対して法第 12 条第 1 項に基づく報告を求めた結果 次のとおり法第 11 条第 1 項の規定に該当する事実が認められた (1) 法第 4 条に規定する海外先物契約の締結前における書面の交付に関し 当該書面に記載すべき事項として海外商品市場における先物取引の受託等に関する法律施行規則 ( 昭和 58 年通商産業省令第 3 号 以下 規則 という ) 第 2 条第 1 項に規定する事項について 法令違反が認められた 1 規則第 2 条第 1 項第 2 号違反 ロンドン国際金融先物取引所 ( 以下 LIFFE という ) ニューヨーク商業取引所 ( 以下 NYMEX という ) ニューヨーク商品取引所( 以下 N -1-

64 YBOT という ) 及びシカゴ商品取引所 ( 以下 CBOT という ) の海外先物契約に係る売付け又は買付けを行う者の記載に虚偽があった 2 規則第 2 条第 1 項第 5 号違反 LIFFE NYMEX NYBOT 及びCBOTの海外先物契約に係る保証金の価額の記載に虚偽があった 3 規則第 2 条第 1 項第 6 号違反 LIFFE NYMEX NYBOT 及びCBOTの海外先物契約に係る手数料の料率の記載に虚偽があった (2) 法第 5 条第 1 項に規定する海外先物契約の締結に係る書面の交付に関し 当該書面により明らかにすべき事項として同項並びに規則第 3 条及び第 4 条に規定する事項について 法令違反が認められた 1 法第 5 条第 1 項第 1 号違反 先物取引の期限の記載がなかった 2 規則第 4 条第 1 項表第 1 号違反 海外商品市場を開設するものの名称及び当該海外市場の開設地の記載に虚偽があった 3 規則第 4 条第 1 項表第 4 号違反 相場の表示に用いる外国通貨の単位及び本邦通貨の換算方法の記載がなかった 4 規則第 3 条第 2 号違反 海外先物契約に係る売付け又は買付けを行う者の記載に虚偽があった (3) 法第 5 条第 2 項に規定する顧客の売買指示に係る書面の交付に関し 当該書面により明らかにすべき事項として規則第 5 条に規定する事項について 法令違反が認められた 1 規則第 5 条違反 顧客の売買指示の内容を明らかにする書面を顧客に対し交付していなかった (4) 法第 6 条に規定する保証金の受領に係る書面の交付に関し 法令違反が認められた 1 規則第 6 条違反 取引保証金預り証は交付されているものの 規則第 6 条に適合する受領に係る書面は交付されていなかった (5) 法第 7 条に規定する成立した先物取引に係る書面の交付に関し 当該書面により明らかにすべき事項として規則第 7 条に規定する事項について 法令違反が認められた 1 規則第 7 条違反 NYMEX 及びCBOTに係る商品について 海外先物契約に係る売付け又は買付けを行う者に委託の媒介 取次ぎ又は代理を行っていないにもかかわらず 当該行為を行ったものとして当該書面により明らかにすべき事項を記載しており 当該書面の記載に虚偽があった -2-

65 2 規則第 7 条第 1 号及び第 3 号違反 ロンドンインターコンチネンタル取引所 (ICE) に係る商品の成立した先物取引に係る書面の交付について 海外商品取引業者の代表者の氏名及び顧客の住所の記載がなかった (6) 法第 10 条に規定する海外商品取引業者の不当な行為等の禁止に関し 法令違反が認められた 1 法第 10 条第 6 号違反 海外先物契約に基づく売付け若しくは買付け又はその注文をしないで 自己がその相手方となって売買を成立させていた 2 規則第 8 条第 10 号違反 海外先物契約の締結又は顧客の売買指示の勧誘につき 虚偽の表示をしていた 問い合わせ先 農林水産省総合食料局商品取引監理官商品投資事業班山田 ( 啓 ) 井田電話 ( 直通 ) 当資料のホームページ掲載先 経済産業省商務情報政策局商務課担当者成瀬電話 ( 内線 4211) ( 直通 ) -3-

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