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1 DI ニュース 2015 年度 No.4 独立行政法人地域医療機能推進機構 JCHO 神戸中央病院薬剤部 医薬品情報室薬事委員会 Ⅰ.2015 年度第 4 回定例薬事委員会報告 Ⅱ. 重要な副作用等に関する情報 ( 医薬品 医療機器等安全性情報 No ) Ⅲ. 院内副作用報告 平成 28 年 2 月 3 日発行 Ⅰ.2015 年度第 4 回定例薬事委員会報告 平成 28 年 1 月 25 日の薬事委員会にて 下記のように決定致しましたので報告します 新規採用医薬品の詳細な添付文書内容は イントラネットの院内採用医薬品 薬剤部からのお知 らせをご覧下さい 新規採用医薬品 剤形変更薬の使用開始は平成 28 年 2 月 16 日 ( 火 ) です ( ジェネリックへ採用変更となった医薬品については在庫の状況により順次変更 ) 次回の 2016 年度第 1 回定例薬事委員会は平成 28 年 4 月 25 日 ( 月 ) です 新規採用医薬品 採用商品名 規格 効能 薬価 本採用リュープリン PRO 注射用キット 22.5mg 22.5mg/ 筒 LH-RH 誘導体 / 筒 ボンビバ静注 1mg シリンジ 1mg/ 筒骨粗鬆症治療剤 5059/ 筒 フェソロデックス筋注 250mg 250mg/ 筒閉経後乳癌治療剤 50792/ 筒 ペンタサ顆粒 94% 1000mg/ 包 潰瘍性大腸炎 クローン病 164.9/g インスリングラルギン BS 注ミリオペン リリー 300 単位 / 筒インスリン製剤 1696/ 筒 生食注シリンジ NP 5mL/ 筒生理食塩液 110/ 筒 院外限定採用 ロコアテープ 10cm 14cm 鎮痛消炎剤 45.9/ 枚 ペンタサ顆粒 94% 250mg/ 包 500mg/ 包 2000mg/ 包 潰瘍性大腸炎 クローン病 164.9/g pg. 1

2 本採用薬の規格及び剤形変更 1. ロキソプロフェン Na テープ 50mg 科研 ( 科研 ) ロキソプロフェン Na テープ 100mg 科研 ( 科研 ) 2. エナラプリル M 錠 5 EMEC ( エルメッドエーザイ ) エナラプリル M 錠 2.5 EMEC ( エルメッドエーザイ ) 3. 生食液 NS20mL ルアーフィット ( 日本ジェネリック ) 生食液 NS20mL ワイドオープン ( 日本ジェネリック ) 4. ヘパリン Na 注 1 万単位 /10mL モチダ ( 持田 ) ヘパリンナトリウム注 N5 千単位 /5mL AY ( 陽進堂 ) 5. オルメテック錠各規格 ( 第一三共 ) オルメテック OD 錠各規格 ( 第一三共 ) (20mg は本採用薬 10mg 40mg は院外限定採用薬 ) 6.. トレリーフ錠 25mg( 大日本住友 ) トレリーフ OD 錠 25mg( 大日本住友 ) 採用区分変更医薬品 採用区分変更商品名 効能 採用変更 パシーフカプセル 120mg 癌性疼痛 エナラプリル M 錠 5 EMEC ロキソプロフェン Na テープ 50mg 科研 インテバンクリーム 1%50g ACE 阻害剤 消炎鎮痛薬 本採用から院外限定採用へ 本採用となった後発医薬品 先発品は院外処方可能となっています 1. ヨーデル S 糖衣錠 -80( 藤本 ): 先発はアジャスト A コーワ錠 40mg( 興和創薬 ) 通常用量はアジャスト A コーワ錠 40mg 1 回 2 錠 ヨーデル S 糖衣錠 アゾセミド錠 60mg JG ( 日本ジェネリック ): 1 回 1 錠となっております 先発はダイアート錠 60mg( 三和化学 ) 3. セファレキシンカプセル 250mg トーワ ( 東和 ): 4. エパルレスタット錠 50mg トーワ ( 東和 ): 先発はケフレックスカプセル 250mg( 塩野義 ) 先発はキネダック錠 50mg( 小野 ) 5. オロパタジン塩酸塩 OD 錠 5mg トーワ ( 東和 ): 6. アモバンテス錠 7.5( ファイザー ): 先発はアレロック OD 錠 5( 協和発酵キリン ) 先発はアモバン錠 7.5( 日医工 ) 7. イミダプリル塩酸塩錠 5mg トーワ ( 東和 ) 先発はタナトリル錠 5( 田辺三菱 ) 8. テルビナフィン塩酸塩クリーム 1% トーワ ( 東和 ): 先発はラミシールクリーム 1%( ノバルティス ) 9. テルビナフィン塩酸塩外用液 1% トーワ ( 東和 ): 10. テルビナフィン錠 125 MEEK ( 明治 ): 先発はラミシール外用液 1%( ノバルティス ) 先発はラミシール錠 125mg( ノバルティス ) pg. 2

3 採用中止医薬品 1. キシロカイン注ポリアンプ 2%5mL ( アストラゼネカ ) 2. 献血ベニロン I 静注用 5000mg ( 帝人ファーマ ) 3. ヘパリン Ca 皮下注 2 万単位 /0.8mL サワイ ( 沢井 ) 4. フエロン注射用 300 万 ( 東レ ) 5. スタラシドカプセル 100 ( 日本化薬 ) 6. ペンタサ錠 250mg 院外限定 同 500mg ( 杏林 ) < 新規採用医薬品の DI> 1. リュープリン PRO 注射用キット 22.5mg 武田一般名注射用リュープロレリン酢酸塩効能 効果前立腺癌 閉経前乳癌全効能疾患共通効能又は効患者の治療歴等について 臨床成績 の項の内容を熟知し 本剤の有効性及び安全果に関連す性を十分に理解した上で 適応患者の選択を行うこと る使用上の閉経前乳癌の場合注意本剤の使用開始にあたっては 原則としてホルモン受容体の発現の有無を確認し ホルモン受容体が陰性と判断された場合には本剤を使用しないこと 用法 用量通常 成人には 24 週に 1 回リュープロレリン酢酸塩として 22.5mg を皮下に投与する 投与に際しては 注射針を上にしてプランジャーロッドを押して 懸濁用液全量を粉末部に移動させて 泡立てないように注意しながら 十分に懸濁して用いる 用法及び用量に関連する使用上の注意 全効能疾患共通本剤は 24 週間持続の徐放性製剤であり 24 週を超える間隔で投与すると下垂体 - 性腺系刺激作用により性腺ホルモン濃度が再度上昇し 臨床所見が一過性に悪化するおそれがあるので 24 週に 1 回の用法を遵守すること 閉経前乳癌の場合 (1) 治療に際しては妊娠していないことを確認し また 治療期間中は非ホルモン性の避妊をさせること (2) エストロゲン低下作用に基づく骨塩量の低下がみられることがあるので 長期にわたり投与する場合には 可能な限り骨塩量の検査を行い慎重に投与すること 前立腺癌の場合本剤の成分又は合成 LH-RH LH-RH 誘導体に対して 過敏症の既往歴のある患者 閉経前乳癌の場合 (1) 本剤の成分又は合成 LH-RH LH-RH 誘導体に対して 過敏症の既往歴のある患者 (2) 妊婦又は妊娠している可能性のある患者 授乳中の患者 2. フェソロデックス筋注 250mg アストラゼネカ一般名フルベストラント注射剤効能 効果閉経後乳癌効能又は効果に1. 本剤の使用開始にあたっては 原則としてホルモン受容体の発現の有無を確認し ホルる使用上のモン受容体が陰性と判断された場合には本剤を使用しないこと 注意 2. 本剤の内分泌療法未治療例における有効性及び安全性は確立していない 3. 本剤の手術の補助療法としての有効性及び安全性は確立していない 用法 用量通常 成人には本剤 2 筒 ( フルベストラントとして 500mg 含有 ) を 初回 2 週後 4 週後 その後 4 週ごとに 1 回 左右の臀部に 1 筒ずつ筋肉内投与する pg. 3

4 用法及び用量に関連する使用上の注意 1 回の投与で本剤 2 筒を一側の臀部に投与しないこと また 硬結に至ることがあるので 注射部位を毎回変更するなど十分注意して投与すること ( 副作用 の項参照 ) 1. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 [ 動物実験 ( ラット及びウサギ ) で生殖毒性が認められている ]( 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 の項参照 ) 2. 授乳婦 [ 動物実験 ( ラット ) において乳汁移行が認められている また 動物実験 ( ラット ) で授乳期に本剤を投与した場合 出生児において生存率の低値等が認められている ] ( 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 の項参照 ) 3. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 3. ボンビバ静注 1mg シリンジ大正富山一般名イバンドロン酸ナトリウム水和物注効能 効果骨粗鬆症効能又は効果に本剤の適用にあたっては 日本骨代謝学会の診断基準等を参考に 骨粗鬆症との診断がる使用上の確定している患者を対象とすること 注意用法 用量通常 成人にはイバンドロン酸として 1mg を 1 カ月に 1 回 静脈内投与する 用法及び用 1. 本剤はできるだけ緩徐に静脈内投与すること 量に関連す 2. 本剤は月 1 回投与する薬剤である 本剤の投与が予定から遅れた場合は可能な限り速る使用上のやかに投与を行い 以後 その投与を基点とし 1 カ月間隔で投与すること 注意 1. 本剤の成分又は他のビスホスホネート系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者 2. 低カルシウム血症の患者 [ 血清カルシウム値が低下し 低カルシウム血症の症状が悪化するおそれがある ( 重要な基本的注意 重大な副作用 ( 類薬 ) の項参照 ) ] 3. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 ( 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 の項参照 ) 4. ロコアテープ < 院外限定採用 > 大正富山 一般名 エスフルルビプロフェン ハッカ油製剤 効能 効果 変形性関節症における鎮痛 消炎 用法 用量 1 日 1 回 患部に貼付する 同時に2 枚を超えて貼付しないこと 用法及び用本剤 2 枚貼付時の全身曝露量がフルルビプロフェン経口剤の通常用量投与時と同程度に量に関連す達することから 1 日貼付枚数は2 枚を超えないこと 本剤投与時は他の全身作用を期待る使用上のする消炎鎮痛剤との併用は可能な限り避けることとし やむを得ず併用する場合には 必注意要最小限の使用にとどめ 患者の状態に十分注意すること 1. 消化性潰瘍のある患者 ( ただし 慎重投与 の項参照 )[ プロスタグランジン合成阻害作用による胃粘膜防御能の低下により 消化性潰瘍を悪化させるおそれがある ] 2. 重篤な血液の異常のある患者 [ 血液障害があらわれ 血液の異常を更に悪化させるおそれがある ] 3. 重篤な肝障害のある患者 [ 肝機能異常があらわれ 肝障害を更に悪化させるおそれがある ] 4. 重篤な腎障害のある患者 [ プロスタグランジン合成阻害作用による腎血流量の低下等により 腎障害を更に悪化させるおそれがある ] 5. 重篤な心機能不全のある患者 [ プロスタグランジン合成阻害作用による水 ナトリウム貯留が起こり 心機能不全が更に悪化するおそれがある ] 6. 重篤な高血圧症のある患者 [ プロスタグランジン合成阻害作用による水 ナトリウム貯留が pg. 4

5 起こり 血圧を更に上昇させるおそれがある ] 7. 本剤の成分又はフルルビプロフェンに対し過敏症の既往歴のある患者 8. アスピリン喘息 ( 非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発 ) 又はその既往歴のある患者 [ 喘息発作を誘発するおそれがある ] 9. エノキサシン水和物 ロメフロキサシン ノルフロキサシン プルリフロキサシンを投与中の患者 ( 相互作用 の項参照 ) 10. 妊娠後期の女性 ( 妊婦 産婦 授乳婦等への投与 の項参照 ) 5. ペンタサ顆粒 94% 杏林一般名メサラジン顆粒効能 効果潰瘍性大腸炎 ( 重症を除く ) クローン病用法 用量潰瘍性大腸炎 : 通常 成人にはメサラジンとして 1 日 1,500mg を 3 回に分けて食後経口投与するが 寛解期には 必要に応じて 1 日 1 回の投与とすることができる なお 年齢 症状により適宜増減するが 1 日 2,250mg を上限とする ただし 活動期には 必要に応じて 1 日 4,000mg を 2 回に分けて投与することができる 通常 小児にはメサラジンとして 1 日 30~60mg/kg を 3 回に分けて食後経口投与する なお 年齢 症状により適宜増減するが 1 日 2,250mg を上限とする クローン病 : 通常 成人にはメサラジンとして 1 日 1,500mg~3,000mg を 3 回に分けて食後経口投与する なお 年齢 症状により適宜減量する 通常 小児にはメサラジンとして 1 日 40~60mg/kg を 3 回に分けて食後経口投与する なお 年齢 症状により適宜増減する 用法及び用 1. 1 日 4,000mg への増量は 再燃寛解型で中等症の潰瘍性大腸炎患者 ( 直腸炎型を量に関連す除く ) に対して行うよう考慮すること ( 臨床成績 の項参照) る使用上の 2. 1 日 4,000mg を 8 週間を超えて投与した際の有効性及び安全性は確立していないた注意め 患者の病態を十分観察し 漫然と 1 日 4,000mg の投与を継続しないこと 1. 重篤な腎障害のある患者 [ 腎障害がさらに悪化するおそれがある ] 2. 重篤な肝障害のある患者 [ 肝障害がさらに悪化するおそれがある ] 3. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 [ 重要な基本的注意 の項参照 ] 4. サリチル酸エステル類又はサリチル酸塩類に対する過敏症の既往歴のある患者 [ 交叉アレルギーを発現するおそれがある ] pg. 5

6 Ⅱ. 重要な副作用等に関する情報 ( 下線部追加改訂部分抜粋 ) 平成 27 年 12 月 1 日 アスナプレビル, ダクラタスビル塩酸塩 採用医薬品 患者限定 : アスナプレビル : スンベプラカプセル 100mg( ブリストル マイヤーズ ) 採用医薬品 患者限定 : ダクラタスビル塩酸塩 : ダクルインザ錠 60mg( ブリストル マイヤーズ ) [ 副作用 ( 重大な副作用 )] 間質性肺炎 : 間質性肺炎があらわれることがあるので, 咳嗽, 呼吸困難, 発熱, 肺音の異常 ( 捻髪音 ) 等が認められた場合には, 胸部 X 線, 胸部 CT, 血清マーカー等の検査を実施すること 間質性肺炎が疑われた場合には投与を中止し, 適切な処置を行うこと 参考 直近約 1 年 ( 販売開始 ~ 平成 27 年 8 月 ) の副作用報告であって, 因果関係が否定できないもの 間質性肺炎関連症例 4 例 ( うち死亡 0 例 ) ダクラタスビル塩酸塩及びアスナプレビルの併用療法との因果関係が否定できない症例企業が推計したおおよその推定使用患者数 : 約 45,600 人 ( 販売開始 ~ 平成 27 年 8 月 ) Ⅲ. 院内副作用報告 ( 詳細は薬剤部 DI 室まで ) レブラミドカプセル5mg レナデックス錠 4mg 肝機能障害 ハーセプチン注射用 ゼローダ錠 300 間質性肺炎 フォシーガ錠 5mg 低血糖性脳症 脱水 急性単純性腎盂腎炎 pg. 6

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