Microsoft Word - deim2016再提出.docx

Size: px
Start display at page:

Download "Microsoft Word - deim2016再提出.docx"

Transcription

1 DEIM Forum 2016 F2-4 推薦システムにおける文脈適応及び計算時間短縮を実現する切り出し法と構成モジュールの自動合成方式 福田正向 清木康 慶應義塾大学環境情報学部 神奈川県藤沢市遠藤 {t13504yf, あらまし E コマース市場の拡大に伴い, Web 上に流通する商品数が増大し, 限られた時間で多数の商品の中からユーザーの嗜好や文脈にマッチした商品を探索することが困難になる情報過多問題が深刻化している その解決策として推薦システムの研究開発が行われているが, ユーザーの嗜好や文脈に合わせた推薦システムを行うためには計算量が非常に膨大になってしまうという問題がある. 本研究ではこうした問題を解決するために, ユーザーが置かれた文脈に合わせて動的に部分空間選択を行い, ユーザーの文脈に適応した推薦システムを実現し, さらに計算時間を大幅に削減することを可能にする切り出し法という手法を実装し, 実験の結果として大幅に短い計算時間でより高い精度を示した. さらにユーザーの嗜好類型及び状況に合わせて動的に推薦システムの構成モジュールを自動合成するアーキテクチャーを提案する. 切り出し法は他の様々な推薦システム手法と組み合わせて用いることが可能な汎用的なものであり, 今後の推薦システム開発の基盤として活用可能なものである. キーワード 推薦システム, レコメンド, 意味の数学モデル, 文脈, 部分空間選択, 計算量削減 1. はじめに 膨大な計算時間及び計算資源を要する. 現在, 情報化の進展に伴い, 個人の嗜好は多様化し, 従来のマスマーケティングによる画一的なアプローチでは顧客のニーズに訴求し販売促進を行うことが難しくなっている. 顧客個人のニーズを的確に把握し, それに合わせて最適な商品を推薦する必要がある. いわば潜在需要の発掘が社会的な課題となっている. また, EC 市場やデジタルコンテンツ市場の成長に伴い, インターネット上の商品やコンテンツの量は飛躍的に増大している. これは, インターネットで様々なモノが買えるという意味でユーザーに利便性をもたらす一方, 商品数の急増に対し, ユーザーが購買のための商品探索に使える時間は限られているので本当にユーザーが求める商品に出会いにくくなるという情報過多問題を生み出しつつある. こうした背景から推薦システムの研究が進んでいるが, 大規模 EC サイトなどにおいて, 文脈適応性などの高度な性質を持つ推薦システムが十分に普及しているとは言い難い. 推薦を行 これに対する解決策として, 本稿では切り出し法と構成モジュールの自動合成方式という二つの手法を提案する. 一つ目の, 切り出し法は, クラスタリングと部分空間選択を組み合わせて推薦システムの計算時間を大幅に短縮し, かつ文脈に適応した推薦を可能にする手法であり, 協調フィルタリング等の推薦アルゴリズムの前処理として用いることができる. 二つ目の, 推薦システムの構成モジュールの自動合成方式は, 推薦システムの機能 特性を決定する各種構成モジュールをその役割ごとに階層化し, 処理手順をレシピとして生成し, ユーザーの嗜好類型や置かれた条件によって最適なレシピを決定する方式である. これにより, 多様な嗜好類型や変化する条件に柔軟に対応できる. 2. 提案手法本稿における提案手法である, 切り出し法と構成モジュールの自動合成方式のそれぞれについて, その概要と具体的手順と期待できる効果を示す. う対象ユーザーを行に, 対象アイテムの列とする行列 を仮定すると, 大規模 EC サイトの場合は数千万ユーザーと 1 億点以上のアイテムからなる極めて巨大な行列となる. さらにこれはスパースな行列であることが知られており, 一般的な推薦手法を適用すると非常に 2.1. 切り出し法ユーザーが置かれた文脈に即した推薦を大幅に少ない計算時間で行うことを可能にする前処理手法として, 切り出し法を提案する. 切り出し法は現在広く採用されている推薦手法である協調フィルタリング

2 と特に親和性が高く, 協調フィルタリングを用いた推薦アルゴリズムに文脈適応性を付加し, 計算時間を短縮できる. 図 1. 空間における切り出し法のイメージ切り出し法の概要を説明する. 図 1. にあるように, 前処理としてユーザーの嗜好をクラスタリングした上で, 推薦対象ユーザーの嗜好と最も近い嗜好クラスタ ( 嗜好類型 ) を特定し, さらに直近期間において購買 閲覧したアイテムのメタデータ ( ジャンル等 ) を次元とする部分空間を文脈にマッチした部分空間とみなし, その部分空間内で推薦手法の処理を実行することで計算対象のデータ量が大幅に削減される. 文脈に応じて部分空間選択を行い, 文脈に適応した検索を可能にし, 計算量の削減も可能な方式として意味の数学モデル [1] が提案されている また, 意味の数学モデルとクラスタリングを組み合わせ, 部分空間選択の後にクラスタリングを行うことで意味的知識発見を行う研究 [2] もある. 切り出し法は意味の数学モデルとクラスタリングの組み合わせを推薦システムの前処理手法として応用したものである. 従来の意味の数学モデルとクラスタリングの組み合わせを行う研究との処理的, 機能的な大きな違いは, 従来の手法が部分空間選択をした上でクラスタリングを行うのに対し, 切り出し法はクラスタリングを行った上で文脈に合わせて動的に部分空間選択を行うという処理の順序の違いにより, 推薦処理ごとに毎回クラスタリングを実行する必要がなく, 迅速な推薦処理が可能な点が挙げられる. 図 2. 対象クラスタと対象部分空間で区画されるデータ領域を計算対象として切り出す 図 2. のようにユーザーを行に, アイテムを列とする嗜好行列から計算対象となる領域が切り出されるイメージから 切り出し法 と名付ける. 一般的なユーザーベース協調フィルタリングでは過去の嗜好データ ( 例えば各アイテムへの評価値ベクトル ) が類似しているユーザーの嗜好を基に対象ユーザーの嗜好を推定する. この類似しているというのは嗜好を表現する多次元空間での距離的な近さと考えることができる. この近さを計算するときに従来手法の多くは全ユーザー集合との嗜好空間上の距離計算を行った. 一方, 切り出し法は距離が近いと思われるユーザー集合を求めてそのユーザー集合の中だけで距離計算を行う. さらに, ユーザーが直近の利用履歴を文脈として部分空間選択を行った上で距離計算を行うために計算量がさらに削減され, さらに, より文脈に即した推薦が可能である. 例えて言えば, ある人が咳や熱などの症状を認識し病院を探すとき, 全国の病院の中から探すのではなく住んでいる都道府県の病院を探すはずである. また, 咳や熱という症状はいわば文脈でありそれらと関連の低い診療科は考慮から外して病院を探すであろう. 切り出し法においてもまずは自分に近いクラスタを探す. その際にクラスタの重心との距離計算を行うのはいわば都道府県の県庁所在地と自宅との距離を計算するのに似ている. さらに文脈に即した部分空間選択を行うのは病気の症状に照らして診療科を絞るのと似ている. つまり, 切り出し法は人間が探索行動を取る際の思考処理の流れとよく似た, 自然な手法であると言える. 切り出し法のベースとなる洞察についてここで触れておくと, 人間の嗜好には長期に渡って変化しにくい嗜好と, 短期的に文脈に応じて変化する嗜好があり, その二層構 の嗜好に基づいて購買意思決定が行われていると仮定している. この長期において変化しにくい嗜好を計算するのが嗜好空間の全空間上でのクラスタリングに対応し, 短期的に変化する文脈に応じた嗜好の計算に必要な処理が直近の閲覧 使用履歴等に基づく部分空間選択である. 人間の嗜好の本質について考え, それに基づいて考案したのが切り出し法であり, 極めて自然な方法であると考える. 自然であるがゆえにシンプルであり, 実装コストも比較的低く, また, 他の手法と柔軟に組み合わせることができると考える. 以下では説明の便宜上, ユーザーベースの協調フィルタリングをベースとして具体的な手法の手順を説明する. Step1: サンプリング過去のユーザーとアイテムに対する評価値を蓄積したデータベースから, 一定数のユーザーをサンプルとしてランダムに抽出する.

3 Step2: クラスタリングユーザーを行とし, アイテムのメタデータ ( 本稿では映画のジャンルを用いる ) を列とし 評価値を成分とする嗜好行列を仮定する. アイテムのジャンル等のメタデータを列することで行列のスパース性が抑えられる. さらに, 嗜好行列に対してクラスタリングを実行し, 各ユーザークラスタの重心ベクトルを取得し保存する. Step3: 対象ユーザーの最近傍クラスタの特定推薦を行う対象のユーザーの映画の評価値のジャンルごとの平均を成分とする嗜好ベクトルを求め, Step2 で求めたユーザークラスタの重心との距離を算出し, 最近傍クラスタを特定する. Step4: 対象ユーザーの文脈抽出と部分空間選択対象ユーザーの最近見た映画のジャンルの集合をユーザーの映画鑑賞における文脈とみなす. 対象ユーザーが直近 n 週間鑑賞した映画のジャンルを次元とする部分空間として選択する. この部分空間はユーザーの文脈に対応したものである. 選択された部分空間内において, 協調フィルタリングなどの既存の推薦手法を適用する. 以上の, 切り出し法により, 文脈に適応した推薦が大幅に少ない計算量で可能になる. Step5: 部分空間上において協調フィルタリングなどの推薦手法を適用選択された部分空間内において, 協調フィルタリングなどの既存の推薦手法を適用する. 以上の, 切り出し法により, 文脈に適応した推薦が大幅に少ない計算量で可能になる 切り出し法の効果 1) 文脈に適応した推薦を可能にする 2) データ領域を絞り込むことで, 計算時間を短縮する切り出し法を推薦システムの前処理部に組み込むことで, 推薦システムが文脈適応可能なものとなり, また計算時間も大幅に短縮される. 多様なアルゴリズムと柔軟に組み合わせて使うことができ, シンプルな構成なので実装コストも比較的低いため費用対効果の高い手法だと言える 推薦システムの構成モジュールの自動合成方法推薦システムを構成するモジュールを自動的に合成し, ユーザーの嗜好類型や置かれた状況や条件に適した推薦システムの構築の自動化手法を提案する. 従来, 単一の推薦システムをあらゆるユーザーやその状況に対して適用されてきた. しかし, ユーザーの嗜好の多様化や急な変化, またグローバル化によ る市場の拡大に伴うユーザーの国籍や民族, 文化的多様性の増大により, それら多様なユーザーの嗜好類型やユーザーの置かれた状況や条件に適応して柔軟に推薦システム自体の機能や構を変化させる必要が生じている. 推薦自体の自動化が推薦システムであるのに対し, 本手法は推薦システム自体の構成変化を自動化する. 図 3 推薦システムのレシピ探索図 3 は本手法のイメージを示している. 推薦システムの手法や処理の流れを階層化し, 各レイヤーは機能的には同一または類似した性質を持つ手法及びモジュールであり, レイヤーごとに手法及びモジュールの選択を行い, それら手法及びモジュールの組み合わせのパスをレシピと呼ぶ. このアーキテクチャーは人工知能の研究のプランニング領域の手法として知られる階層的タスクネットワーク [5] に近い考え方を推薦システム構築に応用したものだと言える. レシピによって推薦システムの性質や特徴が異なり, ユーザーの嗜好類型ごと, また置かれた条件や状況ごとに最適なレシピを探索する手法を示す. 以下に本手法の具体的な手順を示す. Step1: 推薦システムを構成する処理を実行するモジュールを実装する. 推薦システムを構成するモジュール, 例えば類似度計算や回帰分析のような機能を有するモジュールを複数個実装する. 類似度計算には内積やユークリッド距離や相関係数など複数の手法が考えられるが, それぞれをモジュールとして他の処理が可能なモジュールと組み合わせられる形で実装する. Step2: 役割的に共通するモジュールを整理して処理の順に階層化. 図 3 のように, 役割的に共通するモジュールをまとめて, 順に並べた木構造を形成する. Step3: モジュールを組み合わせてレシピを生成する. 多重ループなどの方法で各階層からモジュールを選択しレシピとして一連のパスを作る. Step4: ユーザーの類型や条件のそれぞれに対して各

4 レシピをテスト. 性別や年齢, またはユーザーの嗜好クラスタなどで分類できるユーザーの類型や, あるジャンルから商品を探そうとしているなどの条件の組み合わせに対して各レシピで推薦を行うテストを実行する Step5: ユーザーの類型や条件に対して最も精度の良いレシピを記録し, 今後は同じ類型同じ条件のユーザーにそのレシピを適用する. テストの結果として最も精度の良かったレシピを対象のユーザーの類型や条件に対して最適なレシピだとして記録する. 今後, 同じ類型のユーザーが同じ条件にある場合に最適なレシピに基づく推薦システムで推薦を行う 構成モジュールで自動合成方式の効果各階層にモジュールを追加することで, 非常に多様な推薦システムを自動的に合成することができる. これにより, 嗜好の時間的変化やユーザーの多様性や状況の変化に柔軟に適応できる. 3. 実現方式ここでは, 提案手法の切り出し法を実現する方式としての今回実装したシステムの構築手順を解説する. 本システムは切り出し法の有効性を検証する目的で MovieLens100k [4] という映画の評価値のデータセットを用いて評価値予測を行う.MovieLens100k の概要を以下に整理する. 表 1. MovieLens100k の概要データセット名 MovieLens100k ユーザー数 943 アイテム数 1682 評価値 1 から 5 の整数値評価個数 100,000 期間 1997/09/19~1998/04/22 また, MovieLens で用いられる映画には, メタデータとして Comedy や Action などの 18 種のジャンルがある. 本システムはジャンルを次元とする特徴空間を用いる. 本システムは Python で実装し, RDBMS として MySQL を用いた. 本システムの実装の大まかな流れを示す. データセット内のユーザー集合からランダムに一定数をサンプリングして, ユーザーを行とし, 映画のジャンルを列とし, ジャンルごとの評価値平均を成分とする嗜好行列を定義する. 次に, 嗜好行列に対して k-means のクラスタリングを行い嗜好傾向の類似した ユーザーを集めた嗜好クラスタにユーザーを分類する. 推薦対象ユーザーに対して, 過去 n ヶ月間に観て評価した映画のジャンルを文脈ととらえて部分空間選択を行い, 部分空間上で k-nn 法を用いて協調フィルタリングを行う. 相関量計算をして推薦対象ユーザーとの相関量の高い k 人のユーザーの推薦を検討している映画の評価値の平均を求めて, それを説明変数として線形回帰モデルを構築し, 評価値予測を行い, 誤差を算出して精度を評価する. 本システムを実装した詳細な手順を以下に示す Step1: サンプリング. ユーザーからランダムに適切な数をサンプリングする. Step2: 嗜好行列に k-means クラスタリングを適用する. 嗜好行列に k-means でクラスタリングを行い, ユーザーを嗜好傾向が近いもの同士を集めた嗜好クラスタに分類する. その際, 各クラスタの重心も算出しておく. Step3: 推薦対象ユーザーと各嗜好クラスタの重心との距離を計算し, 最近傍嗜好クラスタを特定する. ユーザーの嗜好ベクトルと各嗜好クラスタの重心との距離を算出し, 最近傍嗜好クラスタを特定する. Step4: 過去 2 ヶ月間に推薦対象ユーザーが評価した映画のジャンルを文脈に対応する部分空間とし, 部分空間選択を行う. 過去 2 ヶ月間に推薦対象ユーザーが評価した映画のジャンルを抽出し, それを文脈に対応する部分空間とみなす. Step5: 部分空間上で推薦ユーザーと他のユーザーの嗜好ベクトルを用いて相関量計算を行う. 選択した部分空間上でユーザー同士の相関量計算を行い, 対象ユーザーの嗜好傾向に類似したユーザーと相関量を求める. Step6: 相関量が高い順に k 人を抽出し, 推薦を検討する映画の評価値の平均を算出する. 相関量が高い順に k 人を抽出し, 推薦対象として検討している映画に対する評価値の平均を算出する. Step7:Step6 で求めた評価値の平均を説明変数とした回帰モデルを構築する算出した評価値平均を説明変数とした線形回帰モデルを構築する. Step8: テストとして評価値予測を行う. 線形回帰モデルを用いてテスト期間の評価値の予測を行い, 誤差を算出する.

5 4. 実験切り出し法の効果を検証するために, 今回実装したシステムを用いて以下の条件で実験を行った. 学習期間を 1997 年 12 月 13 日から 1998 年 2 月 13 日, テスト期間を 1998 年 2 月 14 日から 1998 年 4 月 23 日までとする. 実験の比較対照群として切り出し法を用いない従来の方式で協調フィルタリングで予測を行う評価値と, 切り出し法を用いて予測する評価値をテスト期間からランダムにサンプリングする. 精度の評価指標としては RMSE を用いる. RMSE は誤差二乗平均平方根であり, 以下の式に従って算出する. を実測値, を予測値とする. を実現する切り出し法と, ユーザーの多様化する嗜好類型や急速に変化する諸々の状況に推薦方式を適応させるための推薦システムの構成モジュールの自動合成方式を提案した. これらの手法は推薦システムの過去の研究成果として提案されてきた他の多くの推薦手法と組み合わせて用いることができる. 切り出し法は協調フィルタリングなど他の手法の前処理として導入することで推薦システムの文脈適応性を向上し計算時間短縮を容易に実現できる. また, 推薦システムの構成モジュールの自動合成方式はレイヤーの種類を増減したり, レイヤーにモジュールを追加したりすることで非常に多様な嗜好類型や状況への対応が可能となり, 推薦システム自体の自動生成につながると考える. 本稿で提案した手法は今後の推薦システム研究の基盤を構成しうると考える. 今後は, 研究と実験 [6] を進めて提案手法を改良し, 有効性のさらなる検証を行う. この RMSE は誤差を表しているで, RMSE が小さいほど, 精度は高いとみなすことができる. 切り出し法を適用しない協調フィルタリングを行った従来手法と, 切り出し法を適用した協調フィルタリングの評価値予測の実験結果を以下の表 2 に示す. 表 2. 実験結果手法 RMSE 計算時間切り出し法適 秒用しない手法 参考文献 [1] 清木康 金子昌史 北川高嗣, 意味の数学モデルによる画像データベース探索方式とその学習機構, 電子情報通信学会論文誌,1996 [2] 吉田尚史 図子泰三 清木康 北川高嗣, ドキュメントデータ群を対象とした意味的連想検索のためのメタデータ空間生成方式, 情報処理学会論文誌, 2000 [3] 田中克己 角谷和俊, 情報推薦システム入門理論と実践, 共立出版, 2012 [4] MovieLens, [5] スチュワートラッセル ピーターノーヴィグ, エージェントアプローチ人工知能, 共立出版, 1997 切り出し法を 秒 適用した手法表 2 の実験結果からわかる通り, 切り出し法を用いたケースでは, 従来手法に比べて計算時間が約 5 分の 1 に短縮され, 大幅に高速化し, さらに RMSE も減少して精度が向上している. 推薦にとって重要な限られた計算対象領域を切り出すことで精度を落とさずに計算時間の大幅な短縮が可能になったことを示している. 計算するデータの量を小さくしても精度が落ちていないのは部分空間選択による文脈効果であると考えられる. 5. 結論と今後の展望 本稿では, 推薦システムの文脈適応と計算時間短縮

次元圧縮法を導入したクエリに基づくバイクラスタリング 情報推薦への応用 武内充三浦功輝岡田吉史 ( 室蘭工業大学 ) 概要以前, 我々はクエリに基づくバイクラスタリングを用いた情報推薦手法を提案した. 本研究では, 新たに推薦スコアが非常に良く似たユーザまたはアイテムを融合する次元圧縮法を導入した. 実験として, 縮減前と縮減後のデータセットのサイズとバイクラスタ計算時間の比較を行う. キーワード

More information

画像類似度測定の初歩的な手法の検証

画像類似度測定の初歩的な手法の検証 画像類似度測定の初歩的な手法の検証 島根大学総合理工学部数理 情報システム学科 計算機科学講座田中研究室 S539 森瀧昌志 1 目次 第 1 章序論第 章画像間類似度測定の初歩的な手法について.1 A. 画素値の平均を用いる手法.. 画素値のヒストグラムを用いる手法.3 C. 相関係数を用いる手法.4 D. 解像度を合わせる手法.5 E. 振れ幅のヒストグラムを用いる手法.6 F. 周波数ごとの振れ幅を比較する手法第

More information

2008 年度下期未踏 IT 人材発掘 育成事業採択案件評価書 1. 担当 PM 田中二郎 PM ( 筑波大学大学院システム情報工学研究科教授 ) 2. 採択者氏名チーフクリエータ : 矢口裕明 ( 東京大学大学院情報理工学系研究科創造情報学専攻博士課程三年次学生 ) コクリエータ : なし 3.

2008 年度下期未踏 IT 人材発掘 育成事業採択案件評価書 1. 担当 PM 田中二郎 PM ( 筑波大学大学院システム情報工学研究科教授 ) 2. 採択者氏名チーフクリエータ : 矢口裕明 ( 東京大学大学院情報理工学系研究科創造情報学専攻博士課程三年次学生 ) コクリエータ : なし 3. 2008 年度下期未踏 IT 人材発掘 育成事業採択案件評価書 1. 担当 PM 田中二郎 PM ( 筑波大学大学院システム情報工学研究科教授 ) 2. 採択者氏名チーフクリエータ : 矢口裕明 ( 東京大学大学院情報理工学系研究科創造情報学専攻博士課程三年次学生 ) コクリエータ : なし 3. プロジェクト管理組織 株式会社オープンテクノロジーズ 4. 委託金支払額 3,000,000 円 5.

More information

0 部分的最小二乗回帰 Partial Least Squares Regression PLS 明治大学理 学部応用化学科 データ化学 学研究室 弘昌

0 部分的最小二乗回帰 Partial Least Squares Regression PLS 明治大学理 学部応用化学科 データ化学 学研究室 弘昌 0 部分的最小二乗回帰 Parial Leas Squares Regressio PLS 明治大学理 学部応用化学科 データ化学 学研究室 弘昌 部分的最小二乗回帰 (PLS) とは? 部分的最小二乗回帰 (Parial Leas Squares Regressio, PLS) 線形の回帰分析手法の つ 説明変数 ( 記述 ) の数がサンプルの数より多くても計算可能 回帰式を作るときにノイズの影響を受けにくい

More information

スライド 1

スライド 1 NTT Information Sharing Platform Laboratories NTT 情報流通プラットフォーム研究所 セマンティック Web 技術を用いた社内情報の連携 森田大翼 飯塚京士 ( 日本電信電話株式会社 NTT 情報流通プラットフォーム研究所 ) セマンティック Web コンファレンス 2012 2012 年 3 月 8 日 ( 木 ) 2012 NTT Information

More information

題目

題目 リスク工学専攻における履修支援のための推薦システムについて リスク工学グループ演習 6 班 安達修平石田紗知子仲井智也王智平 アドバイザー教員遠藤靖典 目次 背景 目的 推薦システム 関連研究 提案手法 検証 まとめ & 今後の課題 背景 ~ 情報化に伴う障壁 ~ インターネットの普及 膨大な Web 情報 出典 : なかがみや 出典 :IAND C-Cruise 必要情報の選択が困難 推薦サービス

More information

ビッグデータ分析を高速化する 分散処理技術を開発 日本電気株式会社

ビッグデータ分析を高速化する 分散処理技術を開発 日本電気株式会社 ビッグデータ分析を高速化する 分散処理技術を開発 日本電気株式会社 概要 NEC は ビッグデータの分析を高速化する分散処理技術を開発しました 本技術により レコメンド 価格予測 需要予測などに必要な機械学習処理を従来の 10 倍以上高速に行い 分析結果の迅速な活用に貢献します ビッグデータの分散処理で一般的なオープンソース Hadoop を利用 これにより レコメンド 価格予測 需要予測などの分析において

More information

(Microsoft PowerPoint - \203|\203X\203^\201[\224\255\225\\\227p\216\221\227\ ppt)

(Microsoft PowerPoint - \203|\203X\203^\201[\224\255\225\\\227p\216\221\227\ ppt) Web ページタイプによるクラスタリングを用いた検索支援システム 折原大内海彰電気通信大学システム工学専攻 はじめに 背景 文書クラスタリングを用いた検索支援システム Clusty(http://clusty.jp/) KartOO(http://www.kartoo.com/) Carrot(http://www.carrot-search.com/) これらはすべてトピックによる分類を行っている

More information

Microsoft PowerPoint - pr_12_template-bs.pptx

Microsoft PowerPoint - pr_12_template-bs.pptx 12 回パターン検出と画像特徴 テンプレートマッチング 領域分割 画像特徴 テンプレート マッチング 1 テンプレートマッチング ( 図形 画像などの ) 型照合 Template Matching テンプレートと呼ばれる小さな一部の画像領域と同じパターンが画像全体の中に存在するかどうかを調べる方法 画像内にある対象物体の位置検出 物体数のカウント 物体移動の検出などに使われる テンプレートマッチングの計算

More information

コンピュータ応用・演習 情報処理システム

コンピュータ応用・演習 情報処理システム 2010 年 12 月 15 日 データエンジニアリング 演習 情報処理システム データマイニング ~ データからの自動知識獲得手法 ~ 1. 演習の目的 (1) 多種多様な膨大な量のデータを解析し, 企業の経営活動などに活用することが望まれている. 大規模データベースを有効に活用する, データマイニング技術の研究が脚光を浴びている 1 1. 演習の目的 (2) POS データを用いて顧客の購買パターンを分析する.

More information

Microsoft PowerPoint - NC12-2.pptx

Microsoft PowerPoint - NC12-2.pptx 演習問題の解答 ネットワークコンピューティング (2) 情報推薦 関西学院大学理工学部情報科学科北村泰彦 ベクトル空間モデルの例において,d 3 の文書を得ようとして, Genes and Genomes を検索質問文として検索を行った. 1. 類似度 0.85 以上の文書を検索結果とするときの, 再現率と適合率を求めよ. 再現率 =0/1=0%, 適合率 =0/1=0% 2. 類似度 0.8 以上の文書を検索結果とするときの,

More information

大域照明計算手法開発のためのレンダリングフレームワーク Lightmetrica: 拡張 検証に特化した研究開発のためレンダラ 図 1: Lightmetrica を用いてレンダリングした画像例 シーンは拡散反射面 光沢面を含み 複数の面光 源を用いて ピンホールカメラを用いてレンダリングを行った

大域照明計算手法開発のためのレンダリングフレームワーク Lightmetrica: 拡張 検証に特化した研究開発のためレンダラ 図 1: Lightmetrica を用いてレンダリングした画像例 シーンは拡散反射面 光沢面を含み 複数の面光 源を用いて ピンホールカメラを用いてレンダリングを行った 大域照明計算手法開発のためのレンダリングフレームワーク Lightmetrica: 拡張 検証に特化した研究開発のためレンダラ 図 1: Lightmetrica を用いてレンダリングした画像例 シーンは拡散反射面 光沢面を含み 複数の面光 源を用いて ピンホールカメラを用いてレンダリングを行った モデルとして外部から読み込んだ三角形メ ッシュを用いた このように Lightmetrica はレンダラとして写実的な画像を生成する十分な実力を有する

More information

Microsoft PowerPoint - mp13-07.pptx

Microsoft PowerPoint - mp13-07.pptx 数理計画法 ( 数理最適化 ) 第 7 回 ネットワーク最適化 最大流問題と増加路アルゴリズム 担当 : 塩浦昭義 ( 情報科学研究科准教授 ) hiour@di.i.ohoku.c.jp ネットワーク最適化問題 ( 無向, 有向 ) グラフ 頂点 (verex, 接点, 点 ) が枝 (edge, 辺, 線 ) で結ばれたもの ネットワーク 頂点や枝に数値データ ( 距離, コストなど ) が付加されたもの

More information

[ 演習 3-6AA] ウェブページの検索結果の表示順序 ( 重要 ) 10D H 坂田侑亮 10D F 岩附彰人 10D D 財津宏明 1.1 ページランクとは ページランクとは グーグルが開発した検索エンジンのウェブページの重要度を判定する技術である サーチエ

[ 演習 3-6AA] ウェブページの検索結果の表示順序 ( 重要 ) 10D H 坂田侑亮 10D F 岩附彰人 10D D 財津宏明 1.1 ページランクとは ページランクとは グーグルが開発した検索エンジンのウェブページの重要度を判定する技術である サーチエ 1.1 ページランクとは ページランクとは グーグルが開発した検索エンジンのウェブページの重要度を判定する技術である サーチエンジンは質の高いウェブページをどれだけ上位に並べられるかということが重要です 従来の検索エンジンでは検索された単語とそのページの関連性を元に評価をしていましたが ここに どれだけ注目されているか という指標を盛り込んだことが特筆すべきポイントです 具体的には 質の良い ( ページランクの高い

More information

概要 協調フィルタリング Start-up問題 利用者が少ないとうまくいかない 集団協調フィルタリング 複数サイトの情報をマルチタスク学習を利用して集める 広域ネットワーク上に分散 通信量を抑制 個人情報の保護 個人嗜好データは局所サイト内でのみ保持 各サイトの個性の保持 個別の推薦モデルの獲得 実

概要 協調フィルタリング Start-up問題 利用者が少ないとうまくいかない 集団協調フィルタリング 複数サイトの情報をマルチタスク学習を利用して集める 広域ネットワーク上に分散 通信量を抑制 個人情報の保護 個人嗜好データは局所サイト内でのみ保持 各サイトの個性の保持 個別の推薦モデルの獲得 実 転移学習を利用した 集団協調フィルタリング 神嶌 敏弘 赤穂 昭太郎 産業技術総合研究所 2009年度人工知能学会全国大会 (2009/6/17-19) http://www.kamishima.net/ 開始 1 概要 協調フィルタリング Start-up問題 利用者が少ないとうまくいかない 集団協調フィルタリング 複数サイトの情報をマルチタスク学習を利用して集める 広域ネットワーク上に分散 通信量を抑制

More information

Microsoft PowerPoint - mp11-06.pptx

Microsoft PowerPoint - mp11-06.pptx 数理計画法第 6 回 塩浦昭義情報科学研究科准教授 shioura@dais.is.tohoku.ac.jp http://www.dais.is.tohoku.ac.jp/~shioura/teaching 第 5 章組合せ計画 5.2 分枝限定法 組合せ計画問題 組合せ計画問題とは : 有限個の もの の組合せの中から, 目的関数を最小または最大にする組合せを見つける問題 例 1: 整数計画問題全般

More information

Microsoft PowerPoint - 10.pptx

Microsoft PowerPoint - 10.pptx m u. 固有値とその応用 8/7/( 水 ). 固有値とその応用 固有値と固有ベクトル 行列による写像から固有ベクトルへ m m 行列 によって線形写像 f : R R が表せることを見てきた ここでは 次元平面の行列による写像を調べる とし 写像 f : を考える R R まず 単位ベクトルの像 u y y f : R R u u, u この事から 線形写像の性質を用いると 次の格子上の点全ての写像先が求まる

More information

02 IT 導入のメリットと手順 第 1 章で見てきたように IT 技術は進展していますが ノウハウのある人材の不足やコスト負担など IT 導入に向けたハードルは依然として高く IT 導入はなかなか進んでいないようです 2016 年版中小企業白書では IT 投資の効果を分析していますので 第 2 章

02 IT 導入のメリットと手順 第 1 章で見てきたように IT 技術は進展していますが ノウハウのある人材の不足やコスト負担など IT 導入に向けたハードルは依然として高く IT 導入はなかなか進んでいないようです 2016 年版中小企業白書では IT 投資の効果を分析していますので 第 2 章 IT 導入のメリットと手順 第 1 章で見てきたように IT 技術は進展していますが ノウハウのある人材の不足やコスト負担など IT 導入に向けたハードルは依然として高く IT 導入はなかなか進んでいないようです 2016 年版中小企業白書では IT 投資の効果を分析していますので 第 2 章では そのデータを参考にIT 導入のメリットについてご紹介するとともに 生産性向上の観点からIT 導入の方向性を示した上で

More information

二項ソフトクラスタリング分析例 この資料では Visual Mining Studio のアイコン Dyadic Soft Clustering を使って 二項ソフトクラスタリング 分析をする方法を説明します 二項ソフトクラスタリングは一般的には PLSI, PLSA などの名前で知られています 株

二項ソフトクラスタリング分析例 この資料では Visual Mining Studio のアイコン Dyadic Soft Clustering を使って 二項ソフトクラスタリング 分析をする方法を説明します 二項ソフトクラスタリングは一般的には PLSI, PLSA などの名前で知られています 株 二項ソフトクラスタリング分析例 この資料では Visual Mining Studio のアイコン Dyadic Soft Clustering を使って 二項ソフトクラスタリング 分析をする方法を説明します 二項ソフトクラスタリングは一般的には PLSI, PLSA などの名前で知られています 株式会社 NTT データ数理システム Copyright 2013 NTT DATA Mathematical

More information

多変量解析 ~ 重回帰分析 ~ 2006 年 4 月 21 日 ( 金 ) 南慶典

多変量解析 ~ 重回帰分析 ~ 2006 年 4 月 21 日 ( 金 ) 南慶典 多変量解析 ~ 重回帰分析 ~ 2006 年 4 月 21 日 ( 金 ) 南慶典 重回帰分析とは? 重回帰分析とは複数の説明変数から目的変数との関係性を予測 評価説明変数 ( 数量データ ) は目的変数を説明するのに有効であるか得られた関係性より未知のデータの妥当性を判断する これを重回帰分析という つまり どんなことをするのか? 1 最小 2 乗法により重回帰モデルを想定 2 自由度調整済寄与率を求め

More information

2-1. システム概要 2-2. システムの設計 SNS Twitter Web-GIS 推薦システム スマートグラスを統合 平常時は観光回遊行動支援 災害時は避難行動支援 情報の蓄積 共有 推薦とナビゲーションを可能にする 有用性 時間的制約の緩和 スマートグラスの統合 動的 リアルタイム性 SN

2-1. システム概要 2-2. システムの設計 SNS Twitter Web-GIS 推薦システム スマートグラスを統合 平常時は観光回遊行動支援 災害時は避難行動支援 情報の蓄積 共有 推薦とナビゲーションを可能にする 有用性 時間的制約の緩和 スマートグラスの統合 動的 リアルタイム性 SN 時空間情報科学特論第 Ⅲ 部 GIS を基盤とした新システムの開発 第 12 回 AR( 拡張現実 ) を導入した ナビゲーションシステムの開発 第 12 回講義の内容 1. 研究の動機 2. AR( 拡張現実 ) を導入したナビゲーションシステムの概要と設計 3. システムの構築 4. システムの運用 5. システムの評価 担当大学院情報理工学研究科情報学専攻准教授山本佳世子 6. 研究成果のまとめ

More information

Microsoft PowerPoint - OS11.pptx

Microsoft PowerPoint - OS11.pptx この資料は 情報工学レクチャーシリーズ松尾啓志著 ( 森北出版株式会社 ) を用いて授業を行うために 名古屋工業大学松尾啓志 津邑公暁が作成しました パワーポイント 27 で最終版として保存しているため 変更はできませんが 授業でお使いなる場合は松尾 (matsuo@nitech.ac.jp) まで連絡いただければ 編集可能なバージョンをお渡しする事も可能です 主記憶管理 : 仮想記憶 復習 : 主記憶管理

More information

0 21 カラー反射率 slope aspect 図 2.9: 復元結果例 2.4 画像生成技術としての計算フォトグラフィ 3 次元情報を復元することにより, 画像生成 ( レンダリング ) に応用することが可能である. 近年, コンピュータにより, カメラで直接得られない画像を生成する技術分野が生

0 21 カラー反射率 slope aspect 図 2.9: 復元結果例 2.4 画像生成技術としての計算フォトグラフィ 3 次元情報を復元することにより, 画像生成 ( レンダリング ) に応用することが可能である. 近年, コンピュータにより, カメラで直接得られない画像を生成する技術分野が生 0 21 カラー反射率 slope aspect 図 2.9: 復元結果例 2.4 画像生成技術としての計算フォトグラフィ 3 次元情報を復元することにより, 画像生成 ( レンダリング ) に応用することが可能である. 近年, コンピュータにより, カメラで直接得られない画像を生成する技術分野が生まれ, コンピューテーショナルフォトグラフィ ( 計算フォトグラフィ ) と呼ばれている.3 次元画像認識技術の計算フォトグラフィへの応用として,

More information

<4D F736F F D20332E322E332E819C97AC91CC89F090CD82A982E78CA982E9466F E393082CC8D5C91A291CC90AB945C955D89BF5F8D8296D85F F8D F5F E646F63>

<4D F736F F D20332E322E332E819C97AC91CC89F090CD82A982E78CA982E9466F E393082CC8D5C91A291CC90AB945C955D89BF5F8D8296D85F F8D F5F E646F63> 3.2.3. 流体解析から見る Fortran90 の構造体性能評価 宇宙航空研究開発機構 高木亮治 1. はじめに Fortran90 では 構造体 動的配列 ポインターなど様々な便利な機能が追加され ユーザーがプログラムを作成する際に選択の幅が広がりより便利になった 一方で 実際のアプリケーションプログラムを開発する際には 解析対象となる物理現象を記述する数学モデルやそれらを解析するための計算手法が内包する階層構造を反映したプログラムを作成できるかどうかは一つの重要な観点であると考えられる

More information

ポイント 〇等価尺度法を用いた日本の子育て費用の計測〇 1993 年 年までの期間から 2003 年 年までの期間にかけて,2 歳以下の子育て費用が大幅に上昇していることを発見〇就学前の子供を持つ世帯に対する手当てを優先的に拡充するべきであるという政策的含意 研究背景 日本に

ポイント 〇等価尺度法を用いた日本の子育て費用の計測〇 1993 年 年までの期間から 2003 年 年までの期間にかけて,2 歳以下の子育て費用が大幅に上昇していることを発見〇就学前の子供を持つ世帯に対する手当てを優先的に拡充するべきであるという政策的含意 研究背景 日本に 子育て費用の時間を通じた変化 日本のパネルデータを用いた等価尺度の計測 名古屋大学大学院経済学研究科 ( 研究科長 : 野口晃弘 ) の荒渡良 ( あらわたりりょう ) 准教授は名城大学都市情報学部の宮本由紀 ( みやもとゆき ) 准教授との共同により,1993 年以降の日本において,2 歳以下の子供の子育て費用が大幅に増加していることを実証的に明らかにしました 研究グループは 1993 年において

More information

Microsoft Word - lec_student-chp3_1-representative

Microsoft Word - lec_student-chp3_1-representative 1. はじめに この節でのテーマ データ分布の中心位置を数値で表す 可視化でとらえた分布の中心位置を数量化する 平均値とメジアン, 幾何平均 この節での到達目標 1 平均値 メジアン 幾何平均の定義を書ける 2 平均値とメジアン, 幾何平均の特徴と使える状況を説明できる. 3 平均値 メジアン 幾何平均を計算できる 2. 特性値 集めたデータを度数分布表やヒストグラムに整理する ( 可視化する )

More information

Microsoft PowerPoint - OS12.pptx

Microsoft PowerPoint - OS12.pptx # # この資料は 情報工学レクチャーシリーズ松尾啓志著 ( 森北出版株式会社 ) を用いて授業を行うために 名古屋工業大学松尾啓志 津邑公暁が作成しました パワーポイント 7 で最終版として保存しているため 変更はできませんが 授業でお使いなる場合は松尾 (matsuo@nitech.ac.jp) まで連絡いただければ 編集可能なバージョンをお渡しする事も可能です # 主記憶管理 : ページ置き換え方式

More information

スライド 1

スライド 1 本資料について 本資料は下記論文を基にして作成されたものです. 文書の内容の正確さは保障できないため, 正確な知識を求める方は原文を参照してください. 著者 : 伊藤誠吾吉田廣志河口信夫 論文名 : 無線 LANを用いた広域位置情報システム構築に関する検討 出展 : 情報処理学会論文誌 Vol.47 No.42 発表日 :2005 年 12 月 著者 : 伊藤誠悟河口信夫 論文名 : アクセスポイントの選択を考慮したベイズ推定による無線

More information

AI AI Artificial Intelligence AI Strategy& Foresight AI AI AI AI 1 AI AI AI AI AI AI AI AI AI AI AI AI AI 2 AI 1 AI AI 3 AI 3 20 AI AI AI AI AI

AI AI Artificial Intelligence AI Strategy& Foresight AI AI AI AI 1 AI AI AI AI AI AI AI AI AI AI AI AI AI 2 AI 1 AI AI 3 AI 3 20 AI AI AI AI AI AI AIArtificial Intelligence AI Strategy& Foresight AI AIAI AI 1 AI AI AI AI AI AI AI AI AI AI AI AI AI 2 AI 1 AI 50 80 AI 3 AI 3 20 AI AI AI AI AI IoT AI AI 4 Strategy& Foresight Vol.15 2018 Spring masahiro.m.ozaki@pwc.com

More information

SAP11_03

SAP11_03 第 3 回 音声音響信号処理 ( 線形予測分析と自己回帰モデル ) 亀岡弘和 東京大学大学院情報理工学系研究科日本電信電話株式会社 NTT コミュニケーション科学基礎研究所 講義内容 ( キーワード ) 信号処理 符号化 標準化の実用システム例の紹介情報通信の基本 ( 誤り検出 訂正符号 変調 IP) 符号化技術の基本 ( 量子化 予測 変換 圧縮 ) 音声分析 合成 認識 強調 音楽信号処理統計的信号処理の基礎

More information

定義 より, クロス集計表 C ij から, 類似係数 s ij と関連係数 t ij が得られる. 定義 t ij = s ij = a + d [0,1] a + d (a + c) + (c + d) [0,1] ただし, a = c = d = 0 のときは, t ij = 1 とする. 3

定義 より, クロス集計表 C ij から, 類似係数 s ij と関連係数 t ij が得られる. 定義 t ij = s ij = a + d [0,1] a + d (a + c) + (c + d) [0,1] ただし, a = c = d = 0 のときは, t ij = 1 とする. 3 ファジイ理論を利用した高等学校数学教育の教材構造分析 Structure Aalysis of Istructio Items i High School Mathematics Educatio Applyig Fuzzy Theory 松崎佑己 1, 瀧澤武信 Yuki MATSUZAKI 1, Takeobu TAKIZAWA 1 早稲田大学大学院教育学研究科 1 Graduate School

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション オペレーションズ リサーチ学会秋季発表会 関心度 (Frequency) と忘却度 (Recency) に基づくレコメンド手法 - サンプリングでは対応できないビッグデータの活用 - 2013 年 9 月 12 日株式会社 NTT データ数理システム * 岩永二郎鍋谷昴一梶原悠五十嵐健太 お知らせ 社名変更 2013 年 9 月 1 日をもって 数理システム から NTT データ数理システム に社名変更しました.

More information

2-2 需要予測モデルの全体構造交通需要予測の方法としては,1950 年代より四段階推定法が開発され, 広く実務的に適用されてきた 四段階推定法とは, 以下の4つの手順によって交通需要を予測する方法である 四段階推定法将来人口を出発点に, 1 発生集中交通量 ( 交通が, どこで発生し, どこへ集中

2-2 需要予測モデルの全体構造交通需要予測の方法としては,1950 年代より四段階推定法が開発され, 広く実務的に適用されてきた 四段階推定法とは, 以下の4つの手順によって交通需要を予測する方法である 四段階推定法将来人口を出発点に, 1 発生集中交通量 ( 交通が, どこで発生し, どこへ集中 資料 2 2 需要予測 2-1 需要予測モデルの構築地下鉄などの将来の交通需要の見通しを検討するに当たっては パーソントリップ調査をベースとした交通需要予測手法が一般的に行われている その代表的なものとしては 国土交通省では 近畿圏における望ましい交通のあり方について ( 近畿地方交通審議会答申第 8 号 ) ( 以下 8 号答申 と略す ) などにおいて 交通需要予測手法についても検討が行われ これを用いて提案路線の検討が行われている

More information

料理画像の色情報を用いたレシピ選別支援 DEIM Forum 2017 P8-3 平川芽依 牛尼剛聡 角谷和俊 関西学院大学総合政策学部メディア情報学科 兵庫県三田市学園 2-1 九州大学大学院芸術工学研究院 福岡県福岡市南区塩原 {d

料理画像の色情報を用いたレシピ選別支援 DEIM Forum 2017 P8-3 平川芽依 牛尼剛聡 角谷和俊 関西学院大学総合政策学部メディア情報学科 兵庫県三田市学園 2-1 九州大学大学院芸術工学研究院 福岡県福岡市南区塩原 {d 料理画像の色情報を用いたレシピ選別支援 DEIM Forum 2017 P8-3 平川芽依 牛尼剛聡 角谷和俊 関西学院大学総合政策学部メディア情報学科 669-1337 兵庫県三田市学園 2-1 九州大学大学院芸術工学研究院 815-8540 福岡県福岡市南区塩原 4-9-1 E-mail: {drx25928,sumiya}@kwansei.ac.jp, ushiama@design.kyushu-u.ac.jp

More information

Microsoft PowerPoint - 統計科学研究所_R_重回帰分析_変数選択_2.ppt

Microsoft PowerPoint - 統計科学研究所_R_重回帰分析_変数選択_2.ppt 重回帰分析 残差分析 変数選択 1 内容 重回帰分析 残差分析 歯の咬耗度データの分析 R で変数選択 ~ step 関数 ~ 2 重回帰分析と単回帰分析 体重を予測する問題 分析 1 身長 のみから体重を予測 分析 2 身長 と ウエスト の両方を用いて体重を予測 分析 1 と比べて大きな改善 体重 に関する推測では 身長 だけでは不十分 重回帰分析における問題 ~ モデルの構築 ~ 適切なモデルで分析しているか?

More information

Microsoft PowerPoint - 資料04 重回帰分析.ppt

Microsoft PowerPoint - 資料04 重回帰分析.ppt 04. 重回帰分析 京都大学 加納学 Division of Process Control & Process Sstems Engineering Department of Chemical Engineering, Koto Universit manabu@cheme.koto-u.ac.jp http://www-pse.cheme.koto-u.ac.jp/~kano/ Outline

More information

東京都市大学環境情報学部情報メディアセンタージャーナル 第 11 号 論文 メール受信における文章解析を活用した 情報支援システムの研究 山口重也 諏訪敬祐 本論文では, 従来のメールシステムで隠されている部分のメールを表示することを目的としている. 具体的には, メール受信時にメール

東京都市大学環境情報学部情報メディアセンタージャーナル 第 11 号 論文 メール受信における文章解析を活用した 情報支援システムの研究 山口重也 諏訪敬祐 本論文では, 従来のメールシステムで隠されている部分のメールを表示することを目的としている. 具体的には, メール受信時にメール 東京都市大学環境情報学部情報メディアセンタージャーナル 2010.4 第 11 号 論文 メール受信における文章解析を活用した 情報支援システムの研究 山口重也 諏訪敬祐 本論文では, 従来のメールシステムで隠されている部分のメールを表示することを目的としている. 具体的には, メール受信時にメールに記載されている文章を解析することにより, メールの内容に合わせて配置 装飾をした. 動的な配置により,

More information

Excelによる統計分析検定_知識編_小塚明_5_9章.indd

Excelによる統計分析検定_知識編_小塚明_5_9章.indd 第7章57766 検定と推定 サンプリングによって得られた標本から, 母集団の統計的性質に対して推測を行うことを統計的推測といいます 本章では, 推測統計の根幹をなす仮説検定と推定の基本的な考え方について説明します 前章までの知識を用いて, 具体的な分析を行います 本章以降の知識は操作編での操作に直接関連していますので, 少し聞きなれない言葉ですが, 帰無仮説 有意水準 棄却域 などの意味を理解して,

More information

はじめに マーケティング を学習する背景 マーケティング を学習する目的 1. マーケティングの基本的な手法を学習する 2. 競争戦略の基礎を学習する 3. マーケティングの手法を実務で活用できるものとする 4. ケース メソッドを通じて 現状分析 戦略立案 意思決定 の能力を向上させる 4 本講座

はじめに マーケティング を学習する背景 マーケティング を学習する目的 1. マーケティングの基本的な手法を学習する 2. 競争戦略の基礎を学習する 3. マーケティングの手法を実務で活用できるものとする 4. ケース メソッドを通じて 現状分析 戦略立案 意思決定 の能力を向上させる 4 本講座 はじめに マーケティング を学習する背景 マーケティング を学習する目的 1. マーケティングの基本的な手法を学習する 2. 競争戦略の基礎を学習する 3. マーケティングの手法を実務で活用できるものとする 4. ケース メソッドを通じて 現状分析 戦略立案 意思決定 の能力を向上させる 4 本講座 競争優位のマーケティング の特徴 1. 主な基本的な理論を修得できる 4P 3C 2. 競争戦略の理論を修得する

More information

13章 回帰分析

13章 回帰分析 単回帰分析 つ以上の変数についての関係を見る つの 目的 被説明 変数を その他の 説明 変数を使って 予測しようというものである 因果関係とは限らない ここで勉強すること 最小 乗法と回帰直線 決定係数とは何か? 最小 乗法と回帰直線 これまで 変数の間の関係の深さについて考えてきた 相関係数 ここでは 変数に役割を与え 一方の 説明 変数を用いて他方の 目的 被説明 変数を説明することを考える

More information

布に従う しかし サイコロが均質でなく偏っていて の出る確率がひとつひとつ異なっているならば 二項分布でなくなる そこで このような場合に の出る確率が同じであるサイコロをもっている対象者をひとつのグループにまとめてしまえば このグループの中では回数分布は二項分布になる 全グループの合計の分布を求め

布に従う しかし サイコロが均質でなく偏っていて の出る確率がひとつひとつ異なっているならば 二項分布でなくなる そこで このような場合に の出る確率が同じであるサイコロをもっている対象者をひとつのグループにまとめてしまえば このグループの中では回数分布は二項分布になる 全グループの合計の分布を求め < 解説 > 広告媒体の到達率推定モデル 株式会社ビデオリサーチ常務取締役木戸茂 広告媒体計画の評価指標として広告業界では 有効リーチ あるいは 有効フリークエンシー の概念が一般に用いられている 広告の到達回数分布 Frequency Distribution の推定が重視される背景としては Krugan97977 の3ヒット セオリー Threeexosuretheory を根拠とした 3リーチ

More information

Microsoft PowerPoint - H17-5時限(パターン認識).ppt

Microsoft PowerPoint - H17-5時限(パターン認識).ppt パターン認識早稲田大学講義 平成 7 年度 独 産業技術総合研究所栗田多喜夫 赤穂昭太郎 統計的特徴抽出 パターン認識過程 特徴抽出 認識対象から何らかの特徴量を計測 抽出 する必要がある 認識に有効な情報 特徴 を抽出し 次元を縮小した効率の良い空間を構成する過程 文字認識 : スキャナ等で取り込んだ画像から文字の識別に必要な本質的な特徴のみを抽出 例 文字線の傾き 曲率 面積など 識別 与えられた未知の対象を

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション GSN を応用したナレッジマネジメントシステムの提案 2017 年 10 月 27 日 D-Case 研究会 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 研究開発部門第三研究ユニット 梅田浩貴 2017/3/27 C Copyright 2017 JAXA All rights reserved 1 目次 1 課題説明 SECI モデル 2 GSN を応用したナレッジマネジメントシステム概要 3 ツリー型チェックリスト分析

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション エージェントベースドシミュレーションによる店舗内回遊モデル構築に関する研究 大阪府立大学 現代システム科学域 知識情報システム学類石丸悠太郎 指導教員 森田裕之 背景 顧客の店舗内回遊シミュレーションは 店舗内でのプロモーションや商品配置の影響を実施する前に結果を予測することが可能となるため 実施前に効果を確認することでコストや時間を削減することができる 従来は 購買履歴やアンケート結果を用いたモデルを行わざるを得なかったため

More information

博士論文 考え続ける義務感と反復思考の役割に注目した 診断横断的なメタ認知モデルの構築 ( 要約 ) 平成 30 年 3 月 広島大学大学院総合科学研究科 向井秀文

博士論文 考え続ける義務感と反復思考の役割に注目した 診断横断的なメタ認知モデルの構築 ( 要約 ) 平成 30 年 3 月 広島大学大学院総合科学研究科 向井秀文 博士論文 考え続ける義務感と反復思考の役割に注目した 診断横断的なメタ認知モデルの構築 ( 要約 ) 平成 30 年 3 月 広島大学大学院総合科学研究科 向井秀文 目次 はじめに第一章診断横断的なメタ認知モデルに関する研究動向 1. 診断横断的な観点から心理的症状のメカニズムを検討する重要性 2 2. 反復思考 (RNT) 研究の歴史的経緯 4 3. RNT の高まりを予測することが期待されるメタ認知モデル

More information

EBNと疫学

EBNと疫学 推定と検定 57 ( 復習 ) 記述統計と推測統計 統計解析は大きく 2 つに分けられる 記述統計 推測統計 記述統計 観察集団の特性を示すもの 代表値 ( 平均値や中央値 ) や ばらつきの指標 ( 標準偏差など ) 図表を効果的に使う 推測統計 観察集団のデータから母集団の特性を 推定 する 平均 / 分散 / 係数値などの推定 ( 点推定 ) 点推定値のばらつきを調べる ( 区間推定 ) 検定統計量を用いた検定

More information

電子情報通信学会ワードテンプレート (タイトル)

電子情報通信学会ワードテンプレート (タイトル) DEIM Forum 2014 F8-2 同一料理に対する多様なレシピ集合からの 効率的な選別を目的とした可視化手法 村瀬秀牛尼剛聡 九州大学芸術工学部 815-8540 福岡市南区塩原 4-9-1 九州大学大学院芸術工学研究院 815-8540 福岡市南区塩原 4-9-1 E-mail: fonewmjp@gmail.com, ushiama@design.kyushu-u.ac.jp あらまし近年,

More information

Rの基本操作

Rの基本操作 Microsoft Azure 高校生のための Azure Machine Learning By M. Takezawa 機械学習 (Machine Learning) とは 機械学習とは 機械にデータを学習させ データに潜むパターンや特性を発見し予測させることです Microsoft Azure Machine Learning とは Microsoft 社が提供する Azure の機能の一つであり

More information

Oracle SQL Developerの移行機能を使用したOracle Databaseへの移行

Oracle SQL Developerの移行機能を使用したOracle Databaseへの移行 < ここに画像を挿入 > Oracle SQL Developer の移行機能を使用した Oracle Database への移行 以下の事項は 弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです また 情報提供を唯一の目的とするものであり いかなる契約にも組み込むことはできません 以下の事項は マテリアルやコード 機能を提供することをコミットメント ( 確約 ) するものではないため 購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 製品競争下での インストア広告サービスの 戦略的効果 慶應義塾大学大学院松林研究室 M2 小林春輝 目次 1. はじめに 2. モデルの定式化 3. 分析 考察 4. 結論 はじめに ICT の著しい発展 多様な消費者ニーズを把握しやすくなり 製品開発に活用 メーカー企業に製品ラインナップを拡大させるインセンティブを与え熾烈な品揃え競争 市場に存在する過剰な製品数 はじめに このメーカー内のそれぞれの製品を比較検討

More information

様々なミクロ計量モデル†

様々なミクロ計量モデル† 担当 : 長倉大輔 ( ながくらだいすけ ) この資料は私の講義において使用するために作成した資料です WEB ページ上で公開しており 自由に参照して頂いて構いません ただし 内容について 一応検証してありますが もし間違いがあった場合でもそれによって生じるいかなる損害 不利益について責任を負いかねますのでご了承ください 間違いは発見次第 継続的に直していますが まだ存在する可能性があります 1 カウントデータモデル

More information

Microsoft PowerPoint - LDW.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - LDW.ppt [互換モード] グラフ系列マイニング 猪口明博大阪大学産業科学研究所科学技術振興機構さきがけ 研究の背景 データマイニング インフラ技術の高度化 多様で大規模な情報やデータへのアクセス, 蓄積が容易. 多様で大規模なデータから有用な知識を発掘することは重要な課題. 頻出アイテム集合マイニング [Arawal 9] 頻出アイテム集合列挙問題 一般に多くの事例を説明する知識は有用である. バスケット分析 Raw Data

More information

スライド 1

スライド 1 Monthly Research 静的情報に基づいたマルウェア判定指標の検討 Fourteenforty Research Institute, Inc. 株式会社 FFRI http://www.ffri.jp Ver2.00.01 Agenda 背景と目的 実験概要 実験結果 評価及び考察 まとめ 2 背景と目的 マルウェアの急増に伴い 従来のパターンマッチングによる検知が困難になっている そのため

More information

CLEFIA_ISEC発表

CLEFIA_ISEC発表 128 ビットブロック暗号 CLEFIA 白井太三 渋谷香士 秋下徹 盛合志帆 岩田哲 ソニー株式会社 名古屋大学 目次 背景 アルゴリズム仕様 設計方針 安全性評価 実装性能評価 まとめ 2 背景 AES プロジェクト開始 (1997~) から 10 年 AES プロジェクト 攻撃法の進化 代数攻撃 関連鍵攻撃 新しい攻撃法への対策 暗号設計法の進化 IC カード, RFID などのアプリケーション拡大

More information

Microsoft Word - 博士論文概要.docx

Microsoft Word - 博士論文概要.docx [ 博士論文概要 ] 平成 25 年度 金多賢 筑波大学大学院人間総合科学研究科 感性認知脳科学専攻 1. 背景と目的映像メディアは, 情報伝達における効果的なメディアの一つでありながら, 容易に感情喚起が可能な媒体である. 誰でも簡単に映像を配信できるメディア社会への変化にともない, 見る人の状態が配慮されていない映像が氾濫することで見る人の不快な感情を生起させる問題が生じている. したがって,

More information

Deep Learningでの地図タイル活用の検討

Deep Learningでの地図タイル活用の検討 第 7 回地理院地図パートナーネットワーク会議 2017/6/8 Deep Learning での 地図タイル活用の検討 OSGeo 財団日本支部 岩崎亘典 和山亮介 1 はじめに 発表内容 2 /36 汎用的フォーマットとしての地図タイル 地図タイルと Deep Learning CNN を用いた旧版地形図の分類 地形図から土地利用分類 Conditional GAN を用いたタイル画像変換 空中写真

More information

Microsoft PowerPoint SIGAL.ppt

Microsoft PowerPoint SIGAL.ppt アメリカン アジアンオプションの 価格の近似に対する 計算幾何的アプローチ 渋谷彰信, 塩浦昭義, 徳山豪 ( 東北大学大学院情報科学研究科 ) 発表の概要 アメリカン アジアンオプション金融派生商品の一つ価格付け ( 価格の計算 ) は重要な問題 二項モデルにおける価格付けは計算困難な問題 目的 : 近似精度保証をもつ近似アルゴリズムの提案 アイディア : 区分線形関数を計算幾何手法により近似 問題の説明

More information

ベイズ統計入門

ベイズ統計入門 ベイズ統計入門 条件付確率 事象 F が起こったことが既知であるという条件の下で E が起こる確率を条件付確率 (codtoal probablt) という P ( E F ) P ( E F ) P( F ) 定義式を変形すると 確率の乗法公式となる ( E F ) P( F ) P( E F ) P( E) P( F E) P 事象の独立 ある事象の生起する確率が 他のある事象が生起するかどうかによって変化しないとき

More information

Microsoft Word ã‡»ã…«ã‡ªã…¼ã…‹ã…žã…‹ã…³ã†¨åłºæœ›å•¤(佒芤喋çfl�)

Microsoft Word ã‡»ã…«ã‡ªã…¼ã…‹ã…žã…‹ã…³ã†¨åłºæœ›å•¤(佒芤喋çfl�) Cellulr uo nd heir eigenlues 東洋大学総合情報学部 佐藤忠一 Tdzu So Depren o Inorion Siene nd rs Toyo Uniersiy. まえがき 一次元セルオ-トマトンは数学的には記号列上の行列の固有値問題である 固有値問題の行列はふつう複素数体上の行列である 量子力学における固有値問題も無限次元ではあるが関数環上の行列でその成分は可換環である

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 総務省 ICTスキル総合習得教材 概要版 eラーニング用 [ コース1] データ収集 1-5:API によるデータ収集と利活用 [ コース1] データ収集 [ コース2] データ蓄積 [ コース3] データ分析 [ コース4] データ利活用 1 2 3 4 5 座学本講座の学習内容 (1-5:API によるデータ収集と利活用 ) 講座概要 API の意味とイメージを 主に利用しているファイル形式と合わせて紹介します

More information

どのような生活を送る人が インターネット通販を高頻度で利用しているか? 2013 年 7 月 公益財団法人流通経済研究所主任研究員鈴木雄高 はじめにもはやそれなしでの生活は考えられない このように インターネット通販を生活に不可欠な存在と位置付ける人も多いであろう 実際 リアル店舗で買えて ネットで

どのような生活を送る人が インターネット通販を高頻度で利用しているか? 2013 年 7 月 公益財団法人流通経済研究所主任研究員鈴木雄高 はじめにもはやそれなしでの生活は考えられない このように インターネット通販を生活に不可欠な存在と位置付ける人も多いであろう 実際 リアル店舗で買えて ネットで どのような生活を送る人が インターネット通販を高頻度で利用しているか? 2013 年 7 月 公益財団法人流通経済研究所主任研究員鈴木雄高 はじめにもはやそれなしでの生活は考えられない このように インターネット通販を生活に不可欠な存在と位置付ける人も多いであろう 実際 リアル店舗で買えて ネットでは買えないものは年々減ってきている印象がある 例えば Amazon.co.jp では 2000 年 11

More information

Microsoft PowerPoint - 10.pptx

Microsoft PowerPoint - 10.pptx 0. 固有値とその応用 固有値と固有ベクトル 2 行列による写像から固有ベクトルへ m n A : m n n m 行列によって線形写像 f R R A が表せることを見てきた ここでは 2 次元平面の行列による写像を調べる 2 = 2 A 2 2 とし 写像 まず 単位ベクトルの像を求める u 2 x = v 2 y f : R A R を考える u 2 2 u, 2 2 0 = = v 2 0

More information

バイオインフォマティクスⅠ

バイオインフォマティクスⅠ バイオインフォマティクス ( 第 5 回 ) 慶應義塾大学生命情報学科 榊原康文 多重アライメントの解 0 2 3 4 5 6 7 j Q T S Y T R Y Q T - Y T R K 0 0-9 -20-44 -52-63 -72-90 Q -6 2 0-6 -4-25 -34-52 2 S -32 5 30 4 6-5 -4-32 3 Y -48-4 2 38 27 8 0 4 P -64-27

More information

Progress report

Progress report 自動化されたマルウェア動的解析システム で収集した大量 API コールログの分析 MWS 2013 藤野朗稚, 森達哉 早稲田大学基幹理工学部情報理工学科 Akinori Fujino, Waseda Univ. 1 目次 研究背景 提案手法 結果 まとめ Akinori Fujino, Waseda Univ. 2 マルウェアは日々驚くべき速さで増加している. 一日当たり 20 万個の新しいマルウェアが発見されている

More information

DEIM Forum 2014 P Web Web,,, 1. Web Web 1 Web Web Web. 2 3 Web

DEIM Forum 2014 P Web Web,,, 1. Web Web 1 Web Web Web. 2 3 Web DEIM Forum 204 P4-3 63-8677 -24-2 E-mail: j07@ns.kogakuin.ac.jp, kitayama@cc.kogakuin.ac.jp Web Web,,,. Web Web Web Web Web. 2 3 Web 4 5 2. 2. Web 2 Web Web Web Web 2. 2 [] A B R C R D 手法も異なる 3. Web 操作パターン抽出

More information

目次 Ⅰ. 調査概要 調査の前提... 1 (1)Winny (2)Share EX (3)Gnutella データの抽出... 2 (1) フィルタリング... 2 (2) 権利の対象性算出方法... 2 Ⅱ. 調査結果 Win

目次 Ⅰ. 調査概要 調査の前提... 1 (1)Winny (2)Share EX (3)Gnutella データの抽出... 2 (1) フィルタリング... 2 (2) 権利の対象性算出方法... 2 Ⅱ. 調査結果 Win 目次 Ⅰ. 調査概要... 1 1. 調査の前提... 1 (1)Winny2... 1 (2)Share EX2... 1 (3)Gnutella... 1 2. データの抽出... 2 (1) フィルタリング... 2 (2) 権利の対象性算出方法... 2 Ⅱ. 調査結果... 3 1.Winny2... 3 (1) 無許諾コンテンツの流通状況... 3 (2) 権利の対象性について... 4

More information

Twitter Twitter [5] ANPI NLP 5 [6] Lee [7] Lee [8] Twitter Flickr FreeWiFi FreeWiFi Flickr FreeWiFi 2. 2 Mikolov [9] [10] word2vec word2vec word2vec k

Twitter Twitter [5] ANPI NLP 5 [6] Lee [7] Lee [8] Twitter Flickr FreeWiFi FreeWiFi Flickr FreeWiFi 2. 2 Mikolov [9] [10] word2vec word2vec word2vec k DEIM Forum 2018 H1-3 700-8530 3-1-1 E-mail: {nakagawa, niitsuma, ohta}@de.cs.okayama-u.ac.jp Twitter 3 Wikipedia Weblio Yahoo! Paragraph Vector NN NN 1. doc2vec SNS 9 [1] SNS [2] Twitter 1 4 4 Wikipedia

More information

<4D F736F F F696E74202D A B837D836C CA48F435F >

<4D F736F F F696E74202D A B837D836C CA48F435F > コンセプチュアルマネジメント講座 株式会社プロジェクトマネジメントオフィス コンセプチュアルマネジメント講座コンセプト 背景 マネジメントがうまく行かない原因にマネジャーのコンセプチュアルスキルの低さがある 組織や人材の生産性 創造性 多様性を高めるためにはコンセプチュアルなアプローチが不可欠である ( 図 1) 目的 コンセプチュアルなアプローチによってマネジメントを革新する ターゲット 管理者層

More information

研究開発の概要のイメージ ①画像 音声 映像情報の分析技術 周辺コンテンツや他情報源から収集したテキスト情報の分析 画像特徴量分析による信憑性検証 Web画像の典型度 過不足性 W b画像の典型度 過不足性 整合性の分析 映像 音声の偏り分析や 映像 音声の偏り分析や 視聴者評価情報の分析 Webア

研究開発の概要のイメージ ①画像 音声 映像情報の分析技術 周辺コンテンツや他情報源から収集したテキスト情報の分析 画像特徴量分析による信憑性検証 Web画像の典型度 過不足性 W b画像の典型度 過不足性 整合性の分析 映像 音声の偏り分析や 映像 音声の偏り分析や 視聴者評価情報の分析 Webア 電気通信サービスにおける情報信憑性検証技術に関する研究開発 課題ア Webコンテンツ分析技術開発成果について 1. 施策の目標 ネットワーク上の文字 音声 画像 映像情報について 情報の信頼性を分析する技術を確立し 信頼できる情報を提供することで 誰でもが思いのまま 簡単に 信頼して コンテンツを取り扱い 高度に利活用できる環境を実現する 2. 研究開発の背景 画像 音声 映像情報がWebコンテンツの一部としてインターネット上に大量に流通しているが

More information

<4D F736F F D B8BA4974C835C E838D815B838A F92B28DB895F18D908F912E646F6378>

<4D F736F F D B8BA4974C835C E838D815B838A F92B28DB895F18D908F912E646F6378> 目次 Ⅰ. 調査概要 1 1. 調査手法 1 (1)Winny 1 (2)Share 1 (3)PerfectDark 1 (4)Gnutella 2 (5)BitTorrent 2 2. データの抽出 2 (1) フィルタリング 2 (2) 権利の対象性の確認方法 3 Ⅱ. 調査結果 4 1.Winny 4 (1) コンテンツの流通状況 4 (2) 権利の対象性 5 (3) 検出ノードの国 地域

More information

Delphi/400を使用したWebサービスアプリケーション

Delphi/400を使用したWebサービスアプリケーション 尾崎浩司 株式会社ミガロ. システム事業部システム 3 課 Delphi/400 を使用した Web サービスアプリケーションインターネット技術を応用し XML 処理を行うというとたいへん敷居が高く感じる 実は Delphi/400 を用いるとそれらは容易に使用可能である Web サービスとは SOAP と REST SOAP の使用方法 REST の使用方法 最後に 略歴 1973 年 8 月 16

More information

ボルツマンマシンの高速化

ボルツマンマシンの高速化 1. はじめに ボルツマン学習と平均場近似 山梨大学工学部宗久研究室 G04MK016 鳥居圭太 ボルツマンマシンは学習可能な相互結合型ネットワー クの代表的なものである. ボルツマンマシンには, 学習のための統計平均を取る必要があり, 結果を求めるまでに長い時間がかかってしまうという欠点がある. そこで, 学習の高速化のために, 統計を取る2つのステップについて, 以下のことを行う. まず1つ目のステップでは,

More information

Microsoft Word - ㅎ㇤ㇺå®ı璃ㆨAIã†®æŁ°ç’ƒ.docx

Microsoft Word - ㅎ㇤ㇺå®ı璃ㆨAIã†®æŁ°ç’ƒ.docx ベイズの定理から AI の数理 ベイズ更新とロジステック曲線について 松本睦郎 ( 札幌啓成高等学校講師 ) Episode ロジステック曲線 菌やウイルスの増殖数や 人口増加等を表現する曲線の一つにロジステック曲線があります 例 シャーレの中で培養された大腸菌の数について考察する シャーレ内に栄養が十分に存在するとき 菌は栄養を吸収しながら 一定時間ごとに細胞分裂をして増 殖する 菌の数 u u(t)

More information

再生可能エネルギー発電と二次電池を導入した地域電力システムのシミュレーションによる設計

再生可能エネルギー発電と二次電池を導入した地域電力システムのシミュレーションによる設計 Copyright 2005-2010 Miyata / Akimoto / Tanaka Lab. All rights reserved. 二次電池による社会システムイノベーション第 10 回分科会 2012/2/23 リアルタイムの地域電力経営法と充放電アルゴリズムの選択 東京大学大学院工学系研究科 システム創成学専攻 宮田秀明研究室 M2 今西佑希 M1 柴田一樹 目次 1. 本研究の趣旨

More information

isai indd

isai indd 24 2009.4 1 2 3 4 Stereo camera Robot Inspection 5 6 7 8 研究動向紹介 修士論文概要 限られた視聴時間内における動画の効果的な時間短縮手法 中京大学大学院 情報科学研究科 情報科学専攻 伊藤 秀和 本研究は 動画共有サイトにおいて限られた時間の下で動画を効率良く視聴するための手法について 考察する 現在の配信されている動画は 最終的に視聴者に提供される段階でその再生時間は固定となっ

More information

研究レビューミーティング プレゼン資料 テンプレート

研究レビューミーティング プレゼン資料 テンプレート SWIM2012 年度第 4 回研究会 ビジネスモデルの記述に関する一考察 2013 年 2 月 20 日富士通研究所丸山文宏 Copyright 2013 Fujitsu Laboratories Ltd. 目次 ビジネスモデル記述法の提案 ビジネスモデルの記述例 考察 まとめ 1 Copyright 2013 Fujitsu Laboratories Ltd. ビジネスモデルの記述 新しいビジネスモデルとは

More information

memo

memo 数理情報工学特論第一 機械学習とデータマイニング 4 章 : 教師なし学習 3 かしまひさし 鹿島久嗣 ( 数理 6 研 ) kashima@mist.i.~ DEPARTMENT OF MATHEMATICAL INFORMATICS 1 グラフィカルモデルについて学びます グラフィカルモデル グラフィカルラッソ グラフィカルラッソの推定アルゴリズム 2 グラフィカルモデル 3 教師なし学習の主要タスクは

More information

Kumamoto University Center for Multimedia and Information Technologies Lab. 熊本大学アプリケーション実験 ~ 実環境における無線 LAN 受信電波強度を用いた位置推定手法の検討 ~ InKIAI 宮崎県美郷

Kumamoto University Center for Multimedia and Information Technologies Lab. 熊本大学アプリケーション実験 ~ 実環境における無線 LAN 受信電波強度を用いた位置推定手法の検討 ~ InKIAI 宮崎県美郷 熊本大学アプリケーション実験 ~ 実環境における無線 LAN 受信電波強度を用いた位置推定手法の検討 ~ InKIAI プロジェクト @ 宮崎県美郷町 熊本大学副島慶人川村諒 1 実験の目的 従来 信号の受信電波強度 (RSSI:RecevedSgnal StrengthIndcator) により 対象の位置を推定する手法として 無線 LAN の AP(AccessPont) から受信する信号の減衰量をもとに位置を推定する手法が多く検討されている

More information

新技術説明会 様式例

新技術説明会 様式例 1 履歴情報の分類と匿名化に基づく 個人好みの情報推薦モデル 大阪府立大学大学院工学研究科 准教授本多克宏 2 研究背景 情報氾濫の昨今 ユーザをいかにして嗜好に合致したコンテンツと結び付けるか が大きな問題 ' 高度コンテンツ創造流通への課題 ( ヒトごとに異なる嗜好に合致した 個人好みの推薦 を行う協調フィルタリング 通販サイト アマゾンなどで実用化 情報コンテンツが多種 大量 多様化する中で

More information

Microsoft Word - thesis.doc

Microsoft Word - thesis.doc 剛体の基礎理論 -. 剛体の基礎理論初めに本論文で大域的に使用する記号を定義する. 使用する記号トルク撃力力角運動量角速度姿勢対角化された慣性テンソル慣性テンソル運動量速度位置質量時間 J W f F P p .. 質点の並進運動 質点は位置 と速度 P を用いる. ニュートンの運動方程式 という状態を持つ. 但し ここでは速度ではなく運動量 F P F.... より質点の運動は既に明らかであり 質点の状態ベクトル

More information

データサイエンス講座第 3 回機械学習その 2 ロジスティクス回帰 カーネル法とサポートベクターマシン アンサンブル学習

データサイエンス講座第 3 回機械学習その 2 ロジスティクス回帰 カーネル法とサポートベクターマシン アンサンブル学習 データサイエンス講座第 3 回機械学習その 2 ロジスティクス回帰 カーネル法とサポートベクターマシン アンサンブル学習 ロジスティクス回帰 基本的には重回帰分析のモデルと考え方は似ている = 1 1+ ( ) 目的変数 = 係数 説明変数 + 定数 この式をグラフ化すると y は 0 1 に収まる ( シグモイド関数 ) トレーニングデータから確率を最大となる地点をもとめ それぞれの係数を求める

More information

Oracle Un お問合せ : Oracle Data Integrator 11g: データ統合設定と管理 期間 ( 標準日数 ):5 コースの概要 Oracle Data Integratorは すべてのデータ統合要件 ( 大量の高パフォーマンス バッチ ローブンの統合プロセスおよ

Oracle Un お問合せ : Oracle Data Integrator 11g: データ統合設定と管理 期間 ( 標準日数 ):5 コースの概要 Oracle Data Integratorは すべてのデータ統合要件 ( 大量の高パフォーマンス バッチ ローブンの統合プロセスおよ Oracle Un お問合せ : 0120- Oracle Data Integrator 11g: データ統合設定と管理 期間 ( 標準日数 ):5 コースの概要 Oracle Data Integratorは すべてのデータ統合要件 ( 大量の高パフォーマンス バッチ ローブンの統合プロセスおよびSOA 対応データ サービスへ ) を網羅する総合的なデータ統合プラットフォームです Oracle

More information

Microsoft Word - 卒論レジュメ_最終_.doc

Microsoft Word - 卒論レジュメ_最終_.doc 指紋認証のマニューシャ抽出について 澤見研究室 I02I036 兼信雄一 I02I093 柳楽和信 I02I142 吉田寛孝 1. はじめに近年, キャッシュカードや暗証番号が盗用され, 現金が引き出されるような事件が相次いでいる. これらの対向策として人間の体の一部を認証の鍵として利用する生体認証に注目が集まっている. そこで我々は, 生体認証で最も歴史がある指紋認証技術に着目した. 指紋認証方式は,2

More information

資料3 日常生活CO2情報提供ツール(仮称)の更新について

資料3 日常生活CO2情報提供ツール(仮称)の更新について () ツールの更新状況 現行ツールの更新 (/3) ) 画面イメージ ( 主な更新内容 ) ナビゲーションデザインの変更 全ての情報を毎日入力する必要はない ことが分かるようデザインを変更 一方 家計簿的に毎日入力したいユーザーのために機能自体は維持 図トップページ 図家計のみえーるイメージ 削減対策情報を選択しやすいようデザインを変更 検索機能の向上 デザインの変更 図くらしのみえーるイメージ 5

More information

統計的データ解析

統計的データ解析 統計的データ解析 011 011.11.9 林田清 ( 大阪大学大学院理学研究科 ) 連続確率分布の平均値 分散 比較のため P(c ) c 分布 自由度 の ( カイ c 平均値 0, 標準偏差 1の正規分布 に従う変数 xの自乗和 c x =1 が従う分布を自由度 の分布と呼ぶ 一般に自由度の分布は f /1 c / / ( c ) {( c ) e }/ ( / ) 期待値 二乗 ) 分布 c

More information

製品開発の現場では 各種のセンサーや測定環境を利用したデータ解析が行われ シミュレーションや動作検証等に役立てられています しかし 日々収集されるデータ量は増加し 解析も複雑化しており データ解析の負荷は徐々に重くなっています 例えば自動車の車両計測データを解析する場合 取得したデータをそのまま解析

製品開発の現場では 各種のセンサーや測定環境を利用したデータ解析が行われ シミュレーションや動作検証等に役立てられています しかし 日々収集されるデータ量は増加し 解析も複雑化しており データ解析の負荷は徐々に重くなっています 例えば自動車の車両計測データを解析する場合 取得したデータをそのまま解析 ホワイトペーパー Excel と MATLAB の連携がデータ解析の課題を解決 製品開発の現場では 各種のセンサーや測定環境を利用したデータ解析が行われ シミュレーションや動作検証等に役立てられています しかし 日々収集されるデータ量は増加し 解析も複雑化しており データ解析の負荷は徐々に重くなっています 例えば自動車の車両計測データを解析する場合 取得したデータをそのまま解析に使用することはできず

More information

スキル領域 職種 : ソフトウェアデベロップメント スキル領域と SWD 経済産業省, 独立行政法人情報処理推進機構

スキル領域 職種 : ソフトウェアデベロップメント スキル領域と SWD 経済産業省, 独立行政法人情報処理推進機構 スキル領域と (8) ソフトウェアデベロップメント スキル領域と SWD-1 2012 経済産業省, 独立行政法人情報処理推進機構 スキル領域 職種 : ソフトウェアデベロップメント スキル領域と SWD-2 2012 経済産業省, 独立行政法人情報処理推進機構 専門分野 ソフトウェアデベロップメントのスキル領域 スキル項目 職種共通スキル 項目 全専門分野 ソフトウェアエンジニアリング Web アプリケーション技術

More information

集中理論談話会 #9 Bhat, C.R., Sidharthan, R.: A simulation evaluation of the maximum approximate composite marginal likelihood (MACML) estimator for mixed mu

集中理論談話会 #9 Bhat, C.R., Sidharthan, R.: A simulation evaluation of the maximum approximate composite marginal likelihood (MACML) estimator for mixed mu 集中理論談話会 #9 Bhat, C.R., Sidharthan, R.: A simulation evaluation of the maximum approximate composite marginal likelihood (MACML) estimator for mixed multinomial probit models, Transportation Research Part

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 分割した Web ページキャプチャ画像を用いた画像差分検証手法の提案 株式会社ネクスト 池之上あかり もくじ 1. 画像差分テストとは 2. 弊社における画像差分テスト事例 導入経緯 画像差分テスト Ver.1 画像差分テスト Ver.2 3. まとめ 2 もくじ 1. 画像差分テストとは 2. 弊社における画像差分テスト事例 導入経緯 画像差分テスト Ver.1 画像差分テスト Ver.2 論文の内容

More information

2013 3 1 3 1.1................................... 3 1.2................................... 3 1.3............................... 3 2 4 2.1............................. 4 2.2...............................

More information

スキル領域 職種 : マーケティング スキル領域と MK 経済産業省, 独立行政法人情報処理推進機構

スキル領域 職種 : マーケティング スキル領域と MK 経済産業省, 独立行政法人情報処理推進機構 スキル領域と (1) マーケティング スキル領域と MK-1 2012 経済産業省, 独立行政法人情報処理推進機構 スキル領域 職種 : マーケティング スキル領域と MK-2 2012 経済産業省, 独立行政法人情報処理推進機構 専門分野 マーケティングのスキル領域 スキル項目 職種共通スキル 項目 全専門分野 市場機会の評価と選定市場機会の発見と選択 市場調査概念と方法論 市場分析 市場細分化

More information

tokyo_t3.pdf

tokyo_t3.pdf 既存アプリを気軽にインテリジェント化 intra-mart の AI 基盤 IM-AI 新登場! IM-AI 基盤のご紹介 NTT データイントラマート デジタルビジネス事業推進室 高松大輔 2 アジェンダ 1 2 3 4 5 intra-martのai 基盤ご紹介 KNIMEについて活用例のご紹介今後の取り組みまとめ 3 1 intra-mart の AI 基盤ご紹介 4 intra-mart の

More information

DocAve Lotus Notes Migrator v5_0 - Product Sheet

DocAve Lotus Notes Migrator v5_0 - Product Sheet DocAve Notes/Domino 移行 for リリース日 :2008 年 9 月 8 日 TM の可能性を最大限に発揮 2007 へ高性能かつ自動的に コンテンツ移行 Microsoft は Web ベースのコラボレーティブなワークスペース構築のためのデファクト スタンダードとして また無数のドキュメントやその他のデジタルコンテンツを管理するための標準 的なオンラインリポジトリとして 急速に普及しつつあります

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 1/X Chapter 9: Linear correlation Cohen, B. H. (2007). In B. H. Cohen (Ed.), Explaining Psychological Statistics (3rd ed.) (pp. 255-285). NJ: Wiley. 概要 2/X 相関係数とは何か 相関係数の数式 検定 注意点 フィッシャーのZ 変換 信頼区間 相関係数の差の検定

More information

Microsoft PowerPoint - ディスプレイ_Yahoo_金融業界向け広告提案書.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - ディスプレイ_Yahoo_金融業界向け広告提案書.ppt [互換モード] 1 2 3 5 6 7 8 9 10 12 4 13 800 28 14 15 1 2 (18 64 1 ) 3 4 / 5 ( ) 16 18 お勧め商品① ネットワーク ダイレクトレスポンス 行動ターゲティング プライムディスプレイ 行動ターゲティングに比べ より購買意向の高いユーザーに訴求 モデリング手法により 購買意向の高いユーザーを抽出しているため 効果的な広告掲載が可能です 商品名

More information

Microsoft PowerPoint - 三次元座標測定 ppt

Microsoft PowerPoint - 三次元座標測定 ppt 冗長座標測定機 ()( 三次元座標計測 ( 第 9 回 ) 5 年度大学院講義 6 年 月 7 日 冗長性を持つ 次元座標測定機 次元 辺測量 : 冗長性を出すために つのレーザトラッカを配置し, キャッツアイまでの距離から座標を測定する つのカメラ ( 次元的なカメラ ) とレーザスキャナ : つの角度測定システムによる座標測定 つの回転関節による 次元 自由度多関節機構 高増潔東京大学工学系研究科精密機械工学専攻

More information

IBM Cloud Social Visual Guidelines

IBM Cloud  Social Visual Guidelines IBM Business Process Manager 連載 : 事例に学ぶパフォーマンスの向上 第 3 回 画面描画の高速化 概要 IBM BPM は Coach フレームワークと呼ばれる画面のフレームワークを提供し CoachView と呼ばれる画面部品を組み合わせることによって効率よく画面を実装していくことが可能です しかしながら 1 画面に数百の単位の CoachView を配置した場合

More information

スライド 1

スライド 1 Moodle による e ラーニングシステムの概要と連動するストリーミングシステム アテイン株式会社 慶野浩久 Moodle による e ラーニングシステムの概要と連動するストリーミングシステム アテイン株式会社 慶野浩久 メニュー 1 Moodle の概要と機能紹介 1) Moodle 導入の目的 2)Moodle の構造 3) リソース 1Html 作成 2 ファイル (PDF,Word など

More information