源泉昇温給湯 ) へそれぞれ熱共有を行う具体的な熱供給システムについては以下の通りである新規バイオマスボイラーシステム新設機械室吸収式冷温水器 127 kw 暖房最大既存機器室内チップボイラー ( 冬期メイン ) 344,000 kcal/h 往きヘッダー 400 kw 1 台熱交

Size: px

Start display at page:

Download "源泉昇温給湯 ) へそれぞれ熱共有を行う具体的な熱供給システムについては以下の通りである新規バイオマスボイラーシステム新設機械室吸収式冷温水器 127 kw 暖房最大既存機器室内チップボイラー ( 冬期メイン ) 344,000 kcal/h 往きヘッダー 400 kw 1 台熱交"

まななかじゅく
5 years ago
Views:

1 基本設計資料先に検討を行った熱需要の結果により供給システムの計画と熱需要調査の結果より基本設計を行った 1. 熱供給システムの検討以下に既存システムの熱供給システムフローを示す熱供給についてはメインボイラーとして約 650,000kcal/h の灯油ボイラーを使用しておりこのボイラーでろ過昇温源泉昇温給湯回路を補っているしかしろ過昇温回路については熱不足が発生するため露天風呂用のみバックアップボイラーを利用している冷暖房については基本的に吸収式冷温水器を使用しているメインボイラー内臓の熱交換器で分離すると既存システムの変更をせずに熱供給が可能となるこれを考慮してシステム設計を行う下記はボイラー付属熱交換器の能力灯油ボイラーろ過昇温回路灯油ボイラー ( メイン ) 480 kw 露天バックアップ 650,160 kcal/h 最大 133,300 kcal/h 756 kw 155 kw 1 台源泉昇温旧床暖房回路 1 台無圧開放 63 kw 無圧開放缶水容量最大 4,000 L 給湯回路 322 kw 最大源泉供給給湯回路カランの数 28か所吸収式冷温水器冷房 90,720 kcal/h 暖房 108,860 kcal/h ファンコイル方式熱供給システムの検討については既存ボイラーを撤去してそのスペースにヘッダーと熱交換器を設置する基本的に熱交換器以降の配管及びポンプ類については既存のシステムを利用するまた熱供給は全てのボイラー ( チップ薪バックアップ ) を蓄熱タンクに熱交換器を介して温度管理し蓄熱タンクから暖房回路と浴槽負荷回路 ( 昇温 1

2 源泉昇温給湯 ) へそれぞれ熱共有を行う具体的な熱供給システムについては以下の通りである新規バイオマスボイラーシステム新設機械室吸収式冷温水器 127 kw 暖房最大既存機器室内チップボイラー ( 冬期メイン ) 344,000 kcal/h 往きヘッダー 400 kw 1 台熱交換器無圧開放蓄熱タンク 6 m3 75 蓄熱効果ろ過昇温回路 635 kw 最大湯星館施設内へ熱供給薪ボイラー ( 夏期メイン ) 90,000 kcal 105 kw 源泉昇温 146,200 kcal/h 63 kw 170 kw 1 台最大無圧開放給湯回路 322 kw 最大灯油ボイラー ( バックアップ ) 500 kw 1 台無圧開放地下水還りヘッダー既存ボイラー撤去場所に設置 2. 各種仕様条件 ( 順守する事 ) 基本仕様書を作成するために必要な各種条件を以下にまとめる 1) 燃料 1チップ製造元: 金山チップセンター原料: 市内山林原木 ( 広葉樹針葉樹 ) バーク 10% 未満 ( 灰の含有量最大 1%) サイズ:50 mm 50 mm 80 mm ( 最大 ) かさ比重:0.15~0.3t/m3 含水率:50%w.b. 程度低位発熱量:2,000kcal/kg 程度 2 薪製造元: 市内明宝地区内明宝山里研究会他原料: 市内山林原木 ( 広葉樹針葉樹 ) バーク 10% 未満 ( 灰の含有量最大 1%) 2

3 サイズ:φ100 mm L1000 mm以下かさ比重:0.5t/m3 程度含水率:30%w.b. 程度低位発熱量:3,000kcal/kg 程度 2) 運転条件 1 搬入方法 ( チップ ) 車両:4tダンプ及び 12tダンプ車両寸法: 別途荷台寸法: 別途梱包: ばら積み搬入量:20~60m3/ 回程度 2 原料保管設備原料調達周期: 週に 2 回程度以下 ( 冬期 ) 方式: サイロ保管容量:60m3 程度最大チップ消費量: 約 3t/ 日 ( ボイラー熱効率 80% を基本とする ) 特記事項: 3 原料搬送設備原料搬送能力:250 kg /h 以上搬送方式: スクリュー搬送など特記事項: 自動連続運転にて稼動できること原料のこぼれ防止を行うこと 4 木質チップボイラー設備ボイラー定格能力:360kW~450kW 1 基 ( メーカにより決定 ) 原料投入量: 能力に応じて可変熱効率:80% 以上排出ガス煤塵濃度:0.15g/Nm3( 酸素濃度 6% 換算 ) 運転時間:14h/ 日程度燃焼灰の処理: 自動排出にて BOX 保管容器を標準 2 つ以上設置する事 5 薪ボイラー設備ボイラー定格能力:( メーカにより決定 ) 原料投入量:250 kg / 回程度熱効率:80% 以上 3

4 排出ガス煤塵濃度 :0.15g/Nm3( 酸素濃度 6% 換算 ) 運転時間 :14h/ 日程度燃焼灰の処理 : 灰受けに保管し定期的に排出 6バックアップボイラー設備ボイラー定格能力: チップボイラー停止時にも熱供給に支障の出ない事燃料: 灯油熱効率:88% 以上排出ガス煤塵濃度:0.15g/Nm3( 酸素濃度 6% 換算 ) 運転時間:14h/ 日程度 3) 電力配管条件 1 電力商用電力を利用周波数:60Hz 1 次側配線 : キューピクルから操作盤 2 次側配線 : 操作盤から各機器 2 配管 1 次側配管 : 吸収式冷温水器周辺水道立上げから新設機械室内 2 次側配管 : 熱供給システムに必要なすべての配管灯油配管: 吸収式冷温水器周辺タンクから新設機械室内排水管: 必要となる排水管保温: 気温条件などを基準として必要となる保温全て 4) 現地設計条件設置場所: 岐阜県郡上市明宝奥住湯星館敷地内気温: 最低 -15 最高 30 ( 気象庁データより ) 特記事項: 景観に配慮した場所に設置する事 5) 建築工事設置場所: 駐車場内の適切な場所工事範囲: 基礎建屋既存建屋改造など必要な工事一式その他 : 建築基準法消防法などの関連法規を順守すること 4

5 6) 適用法規及び規格機器類は関係諸法規を厳守して設計製作する機器類は関係国内規格及び基準を遵守して設計製作する 7) 試運転調整設備据付後現場作業員にて運転が可能となるまで機器の試運転調整及びオペレーター教育を行う試運転に必要なチップ及び薪については請負者が準備するものとする 8) 各種書類の提出各種ボイラー導入に必要な申請書類の作成補助事業上必要となる書類の作成公共事業上必要となる書類の作成本工事に関連する建築消防の申請及び届出書類の作成その他市役所の指定する書類の作成 9) その他特記事項特別な休館日が発生しない工事日程を組む事設備更新やチップ搬入に配慮した配置計画を提案する事 3. 基本仕様書 ( 変更点については必ず理由を提示する事 ) 1) 木質チップ受け入れ設備概要 : 燃料搬入条件を元に燃料保管まで搬送ができることまた円滑に燃料保管庫から取り出しができる事 1チップサイロ容量:60m3( 実容量 ) 底面: 高さ: 数量:1 基 2) 木質チップ搬送設備概要 : サイロから取り出した燃料を木質チップボイラーへ搬送する 5

6 1 燃料搬送装置性能: 木質チップボイラーの稼働状況に合わせて常に安定供給ができること投入能力: ボイラーと連動方式: スクリューコンベア機長: m 動力: kw 数量:1 式 3) ボイラー設備概要 : 対象施設の熱需要に応じて自動的に原料供給量を変動させる事により安定最適な熱供給を行う 1 木質チップボイラー本体性能: 対象施設の熱負荷に応じて熱供給の自動調整が可能であること定格熱出力:400kW(344Mcal/h) 熱効率:80% 以上原料消費量: 最大 215 kg /h(2,000kcal/kg の時 ) 構造: 耐火キャスタなど動力: kw 材質:SS 製耐火キャスタ耐熱温度:1200 燃焼制御など: ラムダセンサーによる空気比制御負荷に合わせた燃焼量制御付属: 着火装置コンプレッサー計装機器 ( 熱電対など ) 誘引ファン燃焼用ファン制御盤など数量:1 基 2 灰排出装置性能: 連続燃焼に支障がないように灰を定期的に排出する方式: スクリュー搬送など耐熱温度:300 動力: kw 付属: 灰貯留タンク 2 台数量:1 式 3 薪ボイラー本体性能 : 対象施設の熱負荷に応じて熱供給の自動調整が可能であること定格熱出力 :170kW(146Mcal/h) 6

7 熱効率:80% 以上原料消費量: 最大 62 kg /h(3,000kcal/kg の時 ) 構造: 耐火キャスタなど動力: kw 材質:SS 製耐火キャスタ耐熱温度:1200 燃焼制御など: ラムダセンサーによる空気比制御負荷に合わせた燃焼量制御付属: 計装機器 ( 熱電対など ) 誘引ファン制御盤など数量:1 基 4バックアップボイラー性能: 対象施設の熱負荷に応じて熱供給の自動調整が可能であること定格熱出力:698kW(600Mcal/h) 燃料: 灯油熱効率:88% 以上原料消費量: 最大 80L/h 構造: 無圧開放式動力: kw 材質:SS 製耐火キャスタ耐熱温度:1200 数量:1 基 5 循環ポンプ性能: 熱交換に必要な温水などを必要量循環させる方式: ラインポンプ方式各種流量: チップボイラー蓄熱タンク 574 L/min(Δt=10 ) 2 基薪ボイラー蓄熱タンク 244 L/min(Δt=10 ) 2 基バックアップボイラー蓄熱タンク 1,000 L/min(Δt=10 ) 2 基蓄熱タンク暖房系統 287 L/min(Δt=10 ) 1 基ヘッダー昇温系統 910 L/min(Δt=10 ) 1 基ヘッダー源泉系統 90 L/min(Δt=10 ) 1 基ヘッダー給湯系統 462 L/min(Δt=10 ) 1 基材質:SS 材動力: kw 数量:10 基 7

8 6 熱交換器性能: 熱需要に対して必要な熱供給が出来る事熱交換の際に必要と判断される 3 方弁など設置する事方式: プレート式熱交換器能力: チップボイラー蓄熱タンク 400kW 1 基薪ボイラー蓄熱タンク 170kW 1 基バックアップボイラー蓄熱タンク 698kW 1 基蓄熱タンク暖房系統 200kW 1 基ヘッダー昇温系統 635kW 1 基ヘッダー源泉系統 63kW 1 基ヘッダー給湯系統 322kW 1 基数量:7 基 7 蓄熱タンク性能: 熱供給における熱負荷変動にある一定の熱ストックを行う容量:6,000L 材質:SUS 製付属: 保温数量:1 基 4) 配管概要 : 木質バイオマスボイラー運営に必要な配管を行うこと 1 既設施設新設施設配管配管距離: 適正距離耐熱温度: 材質: 既存に準拠付属: 保温 ( 凍結防止 ) 数量:1 式 21 次側給水配管配管距離: 適正距離耐熱温度: 常温材質:SGP 管付属: 保温 ( 凍結防止 ) 数量:1 式 8

9 3 排水管配管距離: 適正距離耐熱温度: 材質: 数量:1 式 4 灯油配管配管距離: 適正距離材質: 既存に準拠付属: 保温 ( 凍結防止 ) 数量:1 式 5) 電気計装設備概要 : ボイラー設備運用に要な配線を行うこと 11 次側引込配線既存キューピクルから操作盤までの電気配線 22 次側引込配線新規機械室内機器運転に必要な電気配線 3 操作盤温泉熱供給に必要な操作パネルおよび制御回路動力電源は AC200V 3 相 60Hz 4 計装設備ボイラー運転制御に必要な計装機器 ( 検出器類等 ) 一式制御 / 計装電源は 60Hz とする電圧などの条件は特に問わない 5 警報システム機械室異常 : 既存配線を利用して事務所へ送る火災報知機 : 既存利用とする ( 既存受信機位置に接続する ) 6その他本電気計装設備に必要な配線材料( ケーブル配管ラック等 ) 一式メンテナンスに必要となる照明設備一式照明電源は AC200V 1 相 60Hz とする 100V コンセントを必要に応じて機械室に設置する 9

10 6) 機械室 ( 建物 ) 機械室本体は新築( 建築基準法的には ( 敷地内 ) 増築 ) とする木質バイオマスボイラーシステム導入に必要な既設部分の改造及び改良景観を配慮した建築改造及び改良とする予定地の地盤は必要に応じてボーリング等調査のこと公共建築工事標準仕様書( 建築電機設備機械設備 ) に準拠積雪を考慮すること ( 岐阜県建築基準法施行細則 : 垂直積雪量は 1.7m 以上 ) 薪の搬入を考慮すること: フォークリフトにより薪のラックを搬入するフォークリフトサイズ : 最大荷重 1.5t 高さ 2m 全長 3.2m 全幅 1.1m 薪ラックサイズ :1.0m 1.1m 高さ 1.2m 見学研修などに配慮のこと 7) 据付工事 1 基礎工事予定される用地上に機器据付に必要な基礎工事を行う 1 建屋工事サイロ及び機器に必要となる建屋の工事を行う 2 機器据付工事搬入された各機器を基礎上に据付ける工事に必要な重機車両等の段取機器一式を準備する 3 電気工事既存キューピクルから操作盤までの 1 次側配線工事を行う制御盤から各電機設備までの 2 次側電気配線工事を行う 4 配管工事 1 次側給水管工事を行う木質バイオマスボイラー室内の 2 次側配管工事を行う既設設備と新規設備間の配管工事を行う排水管工事を行う灯油配管を行う 8) 塗装塗装色は別途指示に従う下地処理は清掃ケレン脱脂等を完全に行う錆止 1 回塗を行い全乾の後上塗を 1 回 ( 場合によっては 2 回 ) 行う 10

11 上塗塗装は工場にて施工し据付及び運搬時に生じた傷の補修は現地でタッチアップ塗装を行う 9) 試運転調整納入する設備装置は現場にて想定する木質チップ薪を使用して試運転を行う ( 木質チップについては完工後打ち合わせにより決定 ) 試運転に必要な木質バイオマスはチップ及び薪共に業者負担とする設備据付後現場作業員にて運転が可能となるまで機器の試運転調整及びオペレーター教育を行う 10) 特記事項荷役機械作業工具溶接機ガス溶断機等場内で必要な設備は準備すること工事中に発生した工事残材は全て速やかに場外に搬出し適正な処分すること記載なき事項については別途協議の上決定するその他必要に応じて既存施設の撤去を行う 11) 保証機器の性能確認および引き渡し完了後 2 ヵ年とする 12) 関連法令の確認今回の木質バイオマスボイラー導入事業において関連のある法令についてのみ以下に示します 1 大気汚染防止法対象となる条件: 伝熱面積 10m2 以上 ( メーカによって対象となる可能性あり ) 規制内容: 年 2 回の排気ガス測定義務があります規制値:0.15g/m3N( 排ガス中の酸素濃度 6% 換算 ) 必要となる手続き: ボイラーの設置届提出先: 保健所など府の出先機関 ( 大気汚染防止の所管 ) 2 消防法対象となる条件: ボイラーを設置する場合は必ず設置届を出す必要があります燃料ホッパー容量が 10m3 以上の場合規制内容: 内装不燃材料による施工が必要指導によって消火器等の設置が必要です必要となる手続き: 炉の設置届指定可燃物の保管の届出火災報知器: 既存受信機位置に接続 11

12 打合せ及び提出先 : 郡上市中消防署 Tel; Fax; 建築基準法対象となる条件: ボイラー建屋が確認申請の対象となります規制内容: 特にありません必要となる手続き: 建築確認申請打合せ及び提出先: 中濃建築事務所 Tel; 内線 332,333,334 ( 民間の確認検査機関でも問題ありません ) 参考 ) 法令等関連事項 - 都市計画区域外 - 用途地域 : 指定なし - 用途 : 公衆浴場特殊建築物 - 防火準防火指定 : なし - 壁面後退高さ制限 : なし 12

Microsoft Word - koudoka-seika-004

Microsoft Word - koudoka-seika-004 80 ( ) 70 1 5% 20 12 21 1 6 2 11 21 2 16 23 19 1,000mm 64mm O2 200KW 54kg/h 80% 317kg/ ( 263kg/h) 20 m 21 50% 22 ON-OFF ON ON-FF OFF) O2 O2 23 5.事業実施の成果ア工場試験の方法経過及び結果１試験方法ボイラ入力 250KW 及び 125KW ターンダウン比率