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1 ビタミン C の滴定 1. 研究の動機 研究者名森祐作番場孔士池井大介森本恵一指導教諭黒田順子先生 わたしたちにとって身近なビタミン C は どのようなものに多く含まれているのか またその量はどのくらいなのか という疑問が浮かんだため調べてみることにした 2. 研究の概要 ビタミンC 滴定の概要 ビタミンC( アスコルビン酸 ) はとても酸化されやすい物質で よく食品の酸化防止剤として使われている その性質を利用して 濃度が分かっている酸化剤 ( 今回はヨウ素を使用 ) をビタミンCが含まれている溶液 ( 指示薬としてデンプン溶液を滴下したもの ) に混ぜていくと ヨウ素によりビタミンCが段々と酸化されていく 溶液中に含まれているビタミンCが全て酸化されると ヨウ素がビタミンCと反応することが出来ず 余るようになり指示薬として滴下したデンプン溶液に反応して溶液が青紫色に変わる そこが滴定の終点で これでビタミンCの量を調べることが出来る ビタミンCの滴定原理 アスコルビン酸 ( ビタミンC) の半反応式は次のように表すことができる アスコルビン酸デヒドロアスコルビン酸 C₆H₈O₆ C₆H₆O₆ またヨウ素の半反応式は次のように表される I₂+2e 2I (2) (1),(2) より C₆H₈O₆+I₂ C₆H₆O₆+2I +2H+ (3) アスコルビン酸デヒドロアスコルビン酸 (3) 式より 濃度既知のヨウ素溶液を用いて酸化還元滴定を行えばアスコルビン酸の濃度を知ることができる 7-1

2 ヨウ素滴定の概要 今回のビタミンC 滴定では酸化剤としてヨウ素を用いた 濃度が分かるヨウ素溶液を作るためにヨウ素の滴定も行った ヨウ素は水に溶けにくい物質なので 一度エタノールに溶かした上でヨウ化カリウムを加えて水に溶かして濃度を測り用いた ヨウ素が溶けている試料溶液に 既に濃度が分かっている還元剤 ( 今回はチオ硫酸ナトリウムを使用 ) を混ぜていくと 還元剤により試料溶液中のヨウ素が還元されていく 試料溶液中に含まれている全てのヨウ素が還元されると 茶色だった溶液の色が無色となり そこが測定の終点である しかし 色の変化の判別が難しいため正確な測定ができない そこで ここでも指示薬としてデンプン溶液を用いた この場合は 青紫色であった溶液の色が無色になった時点が終点である これによりヨウ素の濃度を調べることができる ヨウ素とチオ硫酸ナトリウムの間に起こる反応は以下のとおりとなる I₂+2Na₂S₂O₃ 2NaI+Na₂S₄O₆ ヨウ素チオ硫酸ナトリウム 3. 研究の方法 試薬 ヨウ素ヨウ化カリウムチオ硫酸ナトリウムエタノールデンプン溶液 (1%) メタリン酸アスコルビン酸粉末 実験器具 ホールピペットビュレットビュレットスタンド電子天秤コニカルビーカーメスフラスコ (100ml,250ml,500ml) 果物に対する処理 果物の中に含まれるアスコルビン酸の滴定には 以下の処理を施して液体にした試料を用いた 以下 この処理を処理 Ⅰとする 1 アスコルビン酸の含有量を調べたい果物と メタリン酸 蒸留水を混合しミキサーで破砕 メタリン酸は実験途中でのアスコルビン酸の酸化防止のために加えた 2 破砕液をガーゼでろ過し 果物の繊維を除去 濃度の理論値の求め方 理論値とは 資料の数値から計算によって求めた試料中のアスコルビン酸の濃度の数値のことで以下の計算により求めた 資料より推察した対象物中のアスコルビン酸の物質量 (mol) 処理 Ⅰを施して生成した試料の体積 (l) 酸化還元滴定の方法 1 濃度を求めたい試料 10.0ml をホールピペットを用いてコニカルビーカーに入れ指示薬としてデンプン溶液を加える 2ビュレットに濃度の分かっているヨウ素溶液を入れスタンドにセットする 3 終点を確認するまでヨウ素溶液を滴下する これを数回繰り返し 平均値を求める 4 求めた平均値を次の公式に代入し 試料中のアスコルビン酸濃度を求める 試料 ヨウ素溶液 体積 ( ml) 体積 (ml) 濃度 (mol/l) = 濃度 (mol/l)

3 準備 以下の行程の通りに濃度既知のチオ硫酸ナトリウム水溶液を用いて 濃度不明のヨウ素溶液中の ヨウ素濃度を滴定する 1 ヨウ素は水に溶けにくい物質であるため エタノールに一度溶かしヨウ化カリウムを加えた上で 水で希釈する 今回の実験では ヨウ素 0.602gとヨウ化カリウム1.999gをエタノールに溶かし メ スフラスコを用いて水を加えて 500mlになるように希釈した 2 混合液を滴定するためのチオ硫酸ナトリウム水溶液を作る 今回の実験では チオ硫酸ナトリウム 0.496gの粉末を メスフラスコを用いて水を加えて 250mlになるように希釈した ( この時のチオ硫 酸ナトリウム水溶液中のチオ硫酸ナトリウム濃度は mol/lである ) 3 1で作った濃度不明のヨウ素溶液をホールピペットを用いて 10.0ml 取り ビュレットで滴定する 2で作ったチオ硫酸ナトリウム ( mol/l) で滴定する 指示薬にはデンプン溶液 (1%) を用い る 濃度不明のヨウ素溶液をチオ硫酸ナトリウム溶液( mol/l) で滴定 1 回目 回目 回目 回目 回目 回目 3 回目については色の変化にムラが出てしまい数値が乱れたため 対象外とした Na₂S₂O₃:I₂=2: /1000:Ⅹ 10/1000=2:1 ヨウ素液の濃度をⅩ(mol/l) とする X= mol/l 4. 結果 < 予備実験 > アスコルビン酸水溶液 (0.0395mol/l) をヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 1 回目 回目 回目 回目 X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l 7-3

4 実験 1 目的清涼飲料水中のアスコルビン酸の滴定 1) ビタミンウォーター を 10 倍希釈し ヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 理論値は mol/l 1 回目 回目 回目 回目 回目については色の変化にムラが出てしまい数値が乱れたため 対象外とした X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l 10 倍希釈なので X 10=0.0167mol/l 2) ビタミンウォーター を 5 倍希釈し ヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 理論値は mol/l 1 回目 回目 回目 回目 X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l 5 倍希釈なので X 5=0.0169mol/l 3) 野菜生活 100 黄の野菜 中のアスコルビン酸をヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 理論値は mol/l 1 回目 回目 回目 回目 X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l < 結果 > すべて理論値より大きい値がでた ビタミン C は酸化されやすいから小さい値が出るはず 7-4

5 実験 2 目的くだもの中のアスコルビン酸の滴定 1) 処理 Ⅰで りんご の可食部 262g から生成した試料溶液 (450ml) を 10 倍希釈したヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 理論値は mol/l 1 回目 回目 回目 回目 ,4 回目については色の変化にムラが出てしまい数値が乱れたため 対象外とした X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l 食品表による数値から算出したビタミン C 含有量 ( 可食部 262g 中 ) 10.9mg 測定結果から算出したビタミン C 含有量 ( 可食部 262g 中 ) g 12.9mg 2) 処理 Ⅰで パインアップル の可食部 354g から生成した試料溶液 (448ml) を ヨウ素溶液 ( mol/ l) で滴定 理論値は mol/l 1 回目 回目 回目 回目 X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l 食品表による数値から算出したビタミン C 含有量 ( 可食部 354g 中 ) 95.6mg 測定結果から算出したビタミン C 含有量 ( 可食部 354g 中 ) 0.204g 204mg 3)a) 処理 Ⅰで かき の可食部 260g から生成した試料溶液 (400ml) を ヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 理論値は mol/l 1 回目 回目 回目 X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l 7-5

6 b) 前述の試料溶液を 2 倍希釈し ヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 1 回目 回目 X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l 2 倍希釈なので X 2= mol/l c) 前述の試料溶液を 2 倍希釈したヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 1 回目 回目 回目 X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l 食品表による数値から算出したビタミン C 含有量 ( 可食部 260g 中 ) 0.182g 182mg 測定結果から算出したビタミン C 含有量 ( 可食部 260g 中 ) 0.139g 139mg 4) a) 処理 Ⅰで オレンジ ( ネーブル ) の可食部 137g から生成した試料溶液 (382ml) を ヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 理論値は mol/l 1 回目 回目 回目 回目 X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l 7-6

7 b) 前述の試料溶液を 2 倍希釈したヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 1 回目 回目 回目 回目 X 10.0/1000= /1000 X= mol/l 食品表による数値から算出したビタミン C 含有量 ( 可食部 137g 中 ) g 82.2mg 測定結果から算出したビタミン C 含有量 ( 可食部 137g 中 ) g 58.2mg < 結果 > ビタミン C の値が大きかったり 小さかったりした 実験 3 目的メタリン酸が酸化防止になっているかどうかを調べる 1) アスコルビン酸水溶液 ( mol/l) にメタリン酸水溶液 (0.250mol/l) を入れ ヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 1 回目 回目 回目 回目 回目については色の変化にムラが出てしまい数値が乱れたため 対象外とした X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l 2) 処理 Ⅰで オレンジ ( ネーブル ) の可食部 50g から生成した試料溶液 (181ml) を 2 倍希釈したヨウ 素溶液 ( mol/l) で滴定 理論値は mol/l 1 回目 回目 回目 回目 X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l 7-7

8 3) 処理 Ⅰ( ただしメタリン酸なし ) でオレンジの可食部 50g から生成した試料溶液 (181ml) を常温で 0.5 時間放置し 2 倍希釈したヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 1 回目 回目 回目 回目 X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l 4) 上記の試料溶液を 2 倍希釈したヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 1 回目 回目 回目 回目 X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l 5) 上記の試料溶液を常温で 24 時間放置し 2 倍希釈したヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 1 回目 回目 回目 回目 X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l 6) 2) の試料溶液を常温で 24 時間放置し 2 倍希釈したヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 1 回目 回目 回目 回目 回目については色の変化にムラが出てしまい数値が乱れたため 対象外とした X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l < 結果 > 1) の実験から メタリン酸をすぐに加えて滴定しても明確な酸化防止効果は見られなかった メタリン酸なしで 24 時間放置しても値はかわらなかった 7-8

9 実験 4 目的検出されるアスコルビン酸の量が加熱によって変化するのかを調べる 1) 加熱前 (15 ) のアスコルビン酸水溶液 ( mol/l) をヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 1 回目 回目 回目 回目 X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l 2) アスコルビン酸水溶液 ( mol/l) を 50 まで加熱し 室温まで戻し ヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 1 回目 回目 回目 回目 X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l 3) アスコルビン酸水溶液 ( mol/l) を 70 まで加熱し 室温まで戻し ヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 1 回目 回目 回目 回目 X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l 7-9

10 4) アスコルビン酸水溶液 ( mol/l) を 90 まで加熱し 室温まで戻し ヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 1 回目 回目 回目 回目 X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l 5) アスコルビン酸水溶液 ( mol/l) を 90 まで加熱 室温に戻す作業を行っている間 同じ時間だ け放置し ヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 1 回目 回目 回目 回目 X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l < 結果 > 加熱したほうが検出されるビタミン C の濃度の数値が高くなった 一覧 条件 結果 15 ( 加熱前 ) mol/l mol/l mol/l mol/l 放置したもの mol/l 7-10

11 実験 5 目的実験 3の考察から 溶液をより空気に触れさせるため小型自動掻き混ぜ機で撹拌し 検出されるアスコルビン酸の量が変化するのかを調べる 1) アスコルビン酸水溶液 ( mol/l) をヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 1 回目 回目 回目 回目 回目については色の変化にムラが出てしまい数値が乱れたため 対象外とした X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l 2) アスコルビン酸水溶液 ( mol/l) を 5 分間撹拌し ヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 1 回目 回目 回目 回目 X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l 3) アスコルビン酸水溶液 ( mol/l) を 10 分間撹拌し ヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 1 回目 回目 回目 回目 X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l 7-11

12 4) アスコルビン酸水溶液 ( mol/l) を 15 分間撹拌し ヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 1 回目 回目 回目 回目 X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l 5) アスコルビン酸水溶液 ( mol/l) を 30 分間撹拌し ヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 1 回目 回目 回目 回目 X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l 6) アスコルビン酸水溶液 ( mol/l) を 30 分間何もせず放置し ヨウ素溶液 ( mol/l) で滴定 1 回目 回目 回目 回目 X 10.0/1000= /1000 アスコルビン酸の濃度をX(mol/l) とする X= mol/l < 結果 > 撹拌を行った方がわずかだが検出されるアスコルビン酸の濃度が減った 一覧 撹拌時間 結果 なし mol/l 5 分 mol/l 10 分 mol/l 15 分 mol/l 30 分 mol/l 何もせず 30 分間放置したもの mol/l 7-12

13 5. 考察 実験 1では 正確に測定することができ 商品の表示とは若干異なるものの近い値を求めることができた 対象とするものが少なく予備実験的な扱いになってしまったが 滴定に慣れる上でも重要な実験となった なお結果を得られた前述のジュース類の他にぶどうジュースの滴定も行ったが ジュースの色が紫色であったため色の変化の判断が出来ず測定結果を得られなかったためここには掲載しなかった このようにデンプン溶液を指示薬として用いることが出来ない場合の測定についても研究できれば良かったと思う 実験 2では ろ過する段階で繊維と共にビタミン C が若干除かれてしまうことで理論値よりも少ない測定結果が出ると予想していたが 結果を見てもらえれば分かる通り リンゴとパインアップルでは予想を上回る数値のビタミン C が検出された これは果物の熟れ具合や成長過程による含有量の増加などの要因によるものであると推察される またビタミン C は柑橘系の果物に多いと思われがちだが 意外にもかきにオレンジに匹敵 あるいは上回る量のビタミン C が含まれているということが実証できた 実験 3ではまず メタリン酸がビタミン C の滴定に影響を与えることがないかを調べるため 濃度既知のアスコルビン酸 ( ビタミン C) 水溶液にメタリン酸を入れ実験を行った 実験 31) その結果 前述の通り数値の差異は誤差程度で メタリン酸がアスコルビン酸のを妨げることはないということが分かった 実験 32),3),4)5),6) では メタリン酸の酸化防止作用について検証するため オレンジ ( ネーブル ) から生成した試料にメタリン酸を加えたものと加えなかったもので検証を行った しかし測定結果にはバラつきが見られ メタリン酸がアスコルビン酸の酸化を防止しているという実証を得ることはできなかった 後に メタリン酸を加える際に 加える方の試料のみを撹拌していたことが原因でないかという結論に至った なお アスコルビン酸の検出結果と撹拌に関する研究は実験 5で扱っている 実験 4では予想に反して まで加熱した方が濃度の数値が高くなるという結果となった これは 高温度まで加熱したことにより水分が蒸発 相対的に濃度が高く測定されたためだと推察した この結果から考察して アスコルビン酸自体は熱によって分解されるということはほぼないと思われる 実験 5では 実験 3の考察を踏まえた上で 溶液をより空気に触れさせ 検出結果にどのような影響があるのかを検証した その結果 わずかな差ではあるものの 撹拌してより空気に触れるようにした試料の方が 何もせずに放置した試料よりも検出されるアスコルビン酸が少なくなることが分かった この実験からアスコルビン酸の検出を行う際には 試料を極力空気と触れさせず 撹拌する回数も厳密にしなければならないことが実証できた 7-13

14 6. 反省 感想 全実験を総括すると 調査不足の箇所や厳密性に欠ける箇所がいくつか残ってしまったものの それぞれの実験から何らかの考察を得ることができ 満足の行くものになったと思う 自分たちにとって身近なビタミンCだが いざ測定してみるとなると複雑な行程をこなさなければならず 試行錯誤の連続だった 限られた時間であったが さまざまな実験を行うことができた 初めて見る化学器具ばかりで戸惑うことも多かったが 良い学習になったと思う 酸化と還元についてもっと勉強をしてから研究を始めるべきだった 計画不足で苦労したが 化学についての知識をより深めることができ いい研究になった 7. 参考文献 参考 URL 長野県総合教育センター ビタミンCの測定方法 平成 13 年度理数科課題研究報告集 ビタミン C の測定 東京書籍出版 ビジュワルワイド食品成分表 実教出版株式会社出版 ニューライブラリー家庭科資料 + 成分表 7-14

 

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