企画要約書

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1 大阪市立科学館券売システム更新事業委託仕様書 1. 業務名 大阪市立科学館券売システム更新事業委託 2. 業務の概要 (1) 更新の目的大阪市立科学館で使用している現在の券売システムは 平成 26 年 5 月末にリース期間が終了することから これに代わる券売システムを導入する 次期システムの導入にあたっては 現在の券売システムの構成を基本としつつ 次のことを実現することを目指す 1 継続的 安定的に来館者に滞りなく発券し 来館時における満足度を向上させる 2 現行システムの抱える課題 ( 経年によるシステムの劣化 現在業務との不適合 ) を解消する 3 予約管理 集計システム等に関して業務の効率化を図り 市民サービスの向上につなげる 4 近年の情報技術への進展に対応し 将来の拡張に備える (2) 業務の内容 1 システム構築詳細仕様打ち合わせに基づく 新システムの構築システムを利用するために必要な機器の搬入 設定 2 システム移行現行システムからの必要データ移行職員向け操作研修の開催 マニュアルの整備 3 システム運用保守ハードウェア及びソフトウェアの運用保守 障害発生時の対応システム利用に関する当館からの問い合わせ対応 (3) 契約期間契約日から平成 31 年 5 月 31 日まで (4) 導入スケジュール平成 26 年 5 月末に現在のシステムのリース期間が終了することから 6 月当初より新システムにより稼働を行う この日程に合わせて システムの詳細仕様決定 システム構築 係員への教育を行う なお平成 26 年 6 月当初に 4 日間の休館日が予定されている この間に新旧機器の入れ替えを実施する 1

2 3. 現行システムの構成 1 券売カウンター ( 地下 1 階 ) 窓口発券機システム 4 セット ( 発券機 タッチモニター 客用表示器 ドロア ) A4 カラープリンター 1 台 2 ミュージアムショップ (1 階 ) POS レジ 1 台 3 事務所 ( 地下 1 階 ) サーバー 無停電電源装置 1 台管理用端末 3 台残席表示用端末 1 台 A3 カラープリンター 1 台 4 その他インフォメーションディスプレイ (46 インチ液晶モニタ ) および表示用 PC 4 セット (1 階入り口 地下 1 階入り口 地下 1 階チケットカウンター 地下 1 階事務所 ) なお各システムは LAN ケーブルを敷設して通信を行っている 4. システムの基本要件について 4.1 観覧券発券システム 個人券 個々の来館者に対して 展示場 プラネタリウム別の発券機能を有すること プラネタリウムについては 時間の指定 当日以外の前売り券も発券可能なこと クーポン券等の各種割引に対応すること 団体券 団体予約システムと連動して 団体券の発行を行うこと 当日窓口での人数変更 予約種別変更に迅速に対応できること 予約クーポン券での清算に対応すること 機器 1 日あたり最大 7,000 人の来館者に遅延なくスムーズに発券できるとともに 年間 75 万人の来館者に対応する堅牢性を有すること 万一のシステムダウンの際にも 代替手段を有するとともに 迅速に回復処置が行えること 観覧券のデザインを自由にアレンジ可能なこと 発券システムの画面設定は オペレーターの操作がしやすいよう カスタマイズ可能なこと カスタマイズは システムの実稼働後も要望に応じて可能なこと その他 誤購入に対する返金 券種変更 再発券等の処理が可能なこと 2

3 プラネタリウムの追加投影 臨時投影 その他特別イベントの開催に対して 柔軟に対 応可能なこと 天候不順 機器故障による投影中止などの際に 迅速に払い戻し処理を行えること 4.2 団体予約受付システム システムに団体予約の管理機能を有していること 予約受付は 電話受付でやりとりしながら 予約状況を担当者が画面で確認し その場で入力することを想定したものであること プラネタリウムおよびサイエンスショー見学だけでなく 団体利用にともなうバス駐車場や食事場所についても 枠管理が矛盾なくできること 天候に依存しての来場条件の詳細 仮予約 本予約のステータス管理 下見予約の管理 その他特記事項の管理ができること 予約登録後も予約変更が可能で 変更の更新履歴が管理できること 利用者向けへの予約確認表印刷 館内担当者向けに団体予約来場者一覧が出力できること 利用当日の増員 減員に対応し 領収書の発行ができること 予約取り消しに伴う キャンセル料金の管理が可能なこと 旅行会社等が発行したクーポン券使用団体について 売掛 精算管理機能を有すること 4.3 集計システム 機器 観覧券 団体予約 売店の集計 登録を統合管理できること 使用するデータベースシステムは 安定性と経済性を考慮するとともに コンピューターの OS のバージョンアップにも対応すること マスターとなるデータベースは 担当者の操作ミス等で改変されることがないようにすること ただし 投影中止等の突発事項が発生した場合において 必要な修正機能を有すること 集計データは停電等不測の事態を想定して バックアップを確実に行うこと 集計 日報 月報 年報等の各種帳票出力が可能なこと 特に 現在当館で定期的に作成している帳票は聞き取り調査の上 自動で集計可能にすること 集計データは エクセル形式による出力が可能なこと 集計はあらかじめ想定されたものに加え 将来業務要件の変更があった場合に カスタマイズが可能なこと 3

4 4.4 売店システム 商品マスターの登録が可能なこと 発注 精算管理機能を有すること 任意の日付の時点での在庫量の表示など 期末集計作業を指定日以外にも可能にすることで 特定時期に作業が集中しないようにすること 4.5 空席情報表示システム 大型モニター (50 インチ相当 ) を設置して 現在の空席情報をリアルタイムに表示させること 空席情報に加え 上映作品の情報や館内案内などを 担当者が自由に製作可能なこと 空席情報のデータを 館外に設置されている電光掲示板 および科学館ホームページへ送信可能なこと ( 電光掲示板およびホームページは 券売システムの仕様に含まない ) 4.6 システムのネットワーク 各システムを接続するネットワークの配線は 新たに敷設することを基本とする 現在敷設している LAN 配線をそのまま使用する場合は 契約期間中にネットワーク配線に起因する不具合が起きた際 無償で敷設をやりなおすこと 配線は天井裏を経由して行う 見積金額は 提案者において配線の際に必要となる前提条件を設定して明示した上 算出すること 4.7 その他 チケット紙代 プリンタートナーなどの消耗品に関しては 契約金額に含めない ただし別途 必要経費の見込みを示すこと 導入するシステムは 他の博物館等の集客施設で導入実績のあるパッケージシステムであること また 各施設の導入実績を示すこと 集計システムの各端末については USB メモリ等によるデータ交換を想定し ウィルス等のセキュリティ対策を行うこと 以下はシステム導入に当たっての仕様とはしないが 将来の業務要件変更があった場合に オプションとして導入の容易性を 選定にあたって考慮する 自動つり銭機の接続 電子マネーへの対応 インターネットによる予約 販売システム コンビニでの発券機能 他の市営施設 博物館施設との共通券 年間パス発行機能 大阪市の施策により 他の市営施設との統合集計が必要になった場合に システム統合 4

5 のための上位パッケージがあるかどうか 5 職員研修 マニュアル次期券売システム稼働の前には 券売員 その他 各業務の担当職員に対する操作研修 およびシステム運用担当者に対するシステムの運用 維持管理に関する研修を実施すること 操作研修に当たっては 実際に来館者に対応する際 操作に戸惑うことがないよう 十分な習熟期間をとれるように配慮すること また システムの各業務別の操作マニュアル システム設定マニュアルを作成し提出すること 6 運用 保守システム稼働後の運用 保守については 次のことを要件として提案すること 土日祝日を含めて サポートが対応可能なこと ネットワーク障害やハードウェア障害によって システムが停止した場合の対策が講じられていること 機器が故障し 復旧に時間がかかる場合は代替機の貸し出しを行うこと システムにプログラミング上の不具合 脆弱性が発見された場合は 随時無償でバージョンアップ対応を行うこと 7 データ移行現行の券売システムで保有するデータは 可能な限り次期システムへ移行して 予約管理 公開データの作成 来館者の分析のため使用するものとする (1) データの移行 移行範囲と手法について 次期システムのデータベースの内容を考慮し 最適と判断される方法を提案書の中で示すこと データの移行は 新システム導入者の責任において 現行システム事業者と打ち合わせて行うこと データは過去の入館者状況だけでなく 平成 26 年度の番組スケジュール 団体予約のデータも移行すること (2) 契約期間満了後の業務引継ぎ本業務の契約期間の満了 もしくは契約の解除等により 本システムの使用を終了する場合は 業務引継ぎに必要なデータ移行等について 誠意を持って対応すること 8 成果物本事業の成果物 ( 納品物 ) については 以下に示すものの他 受託事業者が必要と判断したものについて提案の中で示すこと 5

6 システム構成図 業務システム運用マニュアル 障害対応マニュアル 9 契約 (1) 契約期間契約日から平成 31 年 5 月 31 日までとする (2) 支払方法原則として委託料または使用料として システム導入後から契約期間満了までの期間中 一定期間ごとに均等額を支払うこととする 金額には初期導入費 機器 ソフト保守費用 パッケージ使用料 契約期間満了後の撤去費用を含むものとする 10 その他 (1) 独自提案本仕様書は 本事業の提案依頼にて 提案者が提案を行うための前提条件を規定したものである 当協会が要求している以外に 有効な機能があれば自由に提案してもよい ただし 提案できるものは今回の事業費の範囲内のものに限り その費用と実現方法を提示すること (2) 個人情報の保護本事業の受託者は 事業の遂行にあたり 個人情報に係るデータを取り扱う場合は 個人情報保護の重要性及び大阪市個人情報保護条例の趣旨を十分留意し 個人情報の漏えい 滅失 き損等の防止その他個人情報の保護に必要な体制の整備及び措置を講じなければならない (3) 秘密保持本事業の受託者は 本事業において知り得た情報を本事業の目的以外に使用し または第三者に開示もしくは漏えいしてはならない (4) 瑕疵担保責任本業務の完了検査後 1 年以内に仕様書との不一致が発見された場合は 無償で是正措置を行うこと 6