Taro-宮崎県畜産新生プラン(最終

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1 宮崎県畜産新生プラン 平成 25 年 3 月 宮崎県

2 目 次 第 1 章プランの策定に当たって P 1 1 プラン策定の背景 趣旨 2 プランの位置づけ 3 プランの構成 4 プランの期間 5 プランの策定方法 6 プランの推進に当たって 第 2 章 口蹄疫からの再生 復興方針 ( 畜産分野 ) の検証 P 5 1 防疫体制の強化 2 畜産経営再開への支援 3 産地構造 産業構造の転換 4 埋却地の環境対策等 5 今回の経験を全国に伝える取組 第 3 章プランの目標 P 7 1 目指す将来像 2 プランの目標 3 主要指標 第 4 章プランの全体像 P11

3 第 5 章本県畜産の新生 P13 1 生産性の向上 P13 (1) 肉用繁殖牛 (2) 肉用肥育牛 (3) 乳用牛 (4) 豚 (5) 生産性向上全般 2 生産コストの低減 P23 (1) 生産コスト低減全般 (2) 自給飼料 (3) エコフィード (4) 家畜排せつ物 3 販売力の強化 P31 (1) 生産 流通 (2) 消費拡大 (3) 輸出 4 畜産関連産業の集積 P41 第 6 章防疫体制の強化 P45 第 7 章プランの推進体制 P48 別 添 家畜の適正な飼養管理に関するガイドライン P49 資料編 1 全般 P 1 2 生産性の向上 P 4 3 生産コストの低減 P36 4 販売力の強化 P45 5 畜産関連産業の集積 P56

4 第 1 章 プランの策定に当たって 1 プラン策定の背景 趣旨 (1) 本県経済の状況景気低迷が長引く中 平成 22 年 4 月に発生した口蹄疫は 畜産業のみならず本県経済全体に深刻な影響を与えました 本県経済は 口蹄疫終息以降 徐々に持ち直しの動きが見られたもの 高病原性鳥インフルエンザの発生 新燃岳の噴火に続いて 東日本大震災の影響等もあり 厳しい状況が続いています (2) 本県における農業 畜産の位置づけ地域の産業構造の特徴を数値的にあらわす産業別特化係数を見ると 農業は 全国の 3.3 倍となっており 本県における農業のウエイトが高いことを示しています その農業産出額に占める畜産の割合は約 6 割となっており 畜産は本県における基幹産業となっています (3) 口蹄疫からの再生 復興の状況口蹄疫からの再生 復興に当たっては 平成 22 年 8 月に策定した 口蹄疫からの再生 復興方針 及びその工程表 ( 平成 23 年 5 月策定 平成 24 年 4 月改訂 ) に沿って 市町村 関係団体 農家と一体となり 取組を進めてきたところです 平成 24 年 4 月 20 日時点での畜産経営の再開状況は 農家数で 60% 頭数で 59% となっています 経営再開が進まない理由としては 中国 ロシア 台湾等での口蹄疫の相次ぐ発生などによる再発への懸念 高齢化や後継者不足 飼料価格の高騰や枝肉価格の低迷 TPP 等による先行き不安等の要因が考えられます (4) 本県畜産の現状と課題我が国の畜産経営は 輸入飼料価格の高騰 畜産物価格の低迷 国際競争の激化等にさらされており 本県畜産も 生産性 生産コスト 販売力 畜産関連産業 防疫体制の面で 様々な課題を抱えています 1 生産性 飼料価格の高騰 畜産物価格の低迷に伴い 収益性が低下傾向 家畜の疾病 事故に伴う損失が大 繁殖成績が収益性に及ぼす影響が大 2 生産コスト 生産費に占める飼料費の割合が高く 飼料価格の高騰により深刻な影響 配合飼料価格が高騰 将来的な輸入動向も不透明 3 販売力 食肉に対する販売店及び購買者の動向が多様化 我が国の人口の減少 高齢化の進行に伴い 今後 消費量の減退が懸念 本県からの牛肉の輸出は 量 シェアともに横ばい 4 畜産関連産業 県内で利用される配合飼料の約 8 割が 鹿児島県で製造 県内から出荷される牛 豚のうち 約 4 割強が県外で食肉処理 5 防疫体制 近隣諸国での口蹄疫の発生が相次いでおり 感染リスクは拡大 さらなる防疫体制の強化 継続が必要 - 1 -

5 (5) プラン策定の意義口蹄疫の被害を受けた畜産農家が安心して経営を再開し また 県全体の畜産農家が経営を維持 発展させるため さらには 畜産業が将来にわたって本県の基幹産業であり続けるためには 中長期的な視点で 全国のモデルとなる安全 安心で付加価値や収益性の高い畜産の構築 ( 本県畜産の新生 ) に向けた取組を進める必要があります そこで 宮崎県畜産新生プラン を策定し 県として 畜産経営を取り巻く課題への対応や畜産の将来像を明確にした上で 市町村 関係団体 畜産農家との共通理解の下 有機的に連携した取組を進めていくこととします 2 プランの位置づけ 本県では 口蹄疫からの再生 復興方針 や みやざき元気プロジェクト の取組を総括した上で 復興から新たな成長 に向けた基本的な考え方や視点 取組を明確にし 平成 25 年度以降の県政運営の基軸となる 復興から新たな成長に向けた基本方針 を 平成 25 年 2 月に策定したところであります このプランは 復興から新たな成長に向けた基本方針 に示した 新たな成長に資する取組 の一つとして 口蹄疫からの再生 復興を進める畜産分野について 畜産新生 の取組を具現化するものであります なお このプランは 口蹄疫からの再生 復興における新たなステージに向けたものであることから 今回は 牛及び豚について作成しましたが 鶏についても 今後 関係者と調整の上 必要に応じて検討を行うこととします 3 プランの構成 本県畜産の新生 については 本県畜産を取り巻く 4 つの課題 ( 生産性の向上 生産コストの低減 販売力の強化 畜産関連産業の集積 ) ごとに 10 年後を見据えた 目指す姿 を明確にし それに関する 現状 課題 を整理した上で その実現に向けた 具体的取組 を示しています 防疫体制の強化 については 本県畜産の新生 を実現する上でのベースとなるものであり 口蹄疫からの再生 復興方針 工程表に沿った取組の実績を踏まえて 今後の定着に向けた 具体的取組 を示しています 本県畜産の新生 に関する 具体的取組 については その内容に応じて プランの期間中に実現を目指す 短期的取組 とプランの期間を超えて検討 取組を進めていく 中長期的取組 に区分しています - 2 -

6 4 プランの期間 このプランは 過去に例のない規模の被害を本県畜産に及ぼした口蹄疫を踏まえて 本県畜産の新生 に向けた取組を スピード感を持って集中的に推進するため 平成 25 年度から平成 27 年度までの 3 年間のプランとします なお 平成 28 年度からは 第七次宮崎県農業 農村振興長期計画 ( 後期 ) において対応することとします 5 プランの策定方法 畜産新生プロジェクトにおいて 本県畜産を取り巻く 4 つの課題 (1 生産性の向上 2 生産コストの低減 3 販売力の強化 4 畜産関連産業の集積 ) への対応について 検討を行いました (1) 体制 1 畜産新生会議県と関係団体の代表者で構成し ワーキングチームにおける調査 検討等を踏まえて 本県畜産の新生 について総合的な検討を行いました < 関係団体 > 宮崎県農業協同組合中央会 宮崎県経済農業協同組合連合会 宮崎県農業共済組合連合会 社団法人宮崎県配合飼料価格安定基金協会 宮崎県乳用牛肥育事業農業協同組合 公益社団法人宮崎県畜産協会 宮崎大学 宮崎県市長会 宮崎県町村会 2 ワーキングチーム 4つの課題毎に 県 関係団体等の実務者で構成し 調査 検討を行いました 検討に当たっては 必要に応じて 専門家 先進農家等の関係者から意見を聴取しました (2) 取組状況 時期取組内容 平成 24 年 5 月 30 日ワーキングチーム会議 ( 第 1 回 合同 ) 平成 24 年 7 月 ~8 月ワーキングチーム会議 ( 第 2 回 ) 平成 24 年 9 月中間的とりまとめ 平成 24 年 11 月 ~ 平成 25 年 1 月ワーキングチーム会議 ( 第 3 回 ~ 第 5 回 ) 平成 25 年 2 月 27 日畜産新生会議 - 3 -

7 6 プランの推進に当たって (1) 多様な施策の展開プランにおいては 本県畜産を取り巻く 4 つの課題に対応するために必要な具体的な取組を示しています これを効果的に推進していくためには 施設整備等に関する国の補助事業や資金対策を積極的に活用するとともに 本県の実情に即した事業を構築する必要があります また 施策の推進に当たっては 県 市町村 関係団体との連携を一層強化することが重要です (2) プランで取り上げなかった課題への対応本県畜産が 今後とも本県の基幹産業であり続けるためには プランで取り上げた 4 つの課題への対応に加えて 担い手の育成 確保やより高度な環境保全対応 さらには 二度と口蹄疫等の大規模なまん延を招かない畜産地帯の構築等に的確に対応する必要があります このため 各地域における 人 牛プラン の策定等を通じて 担い手とその支援策の明確化を図るとともに 試験研究等による技術開発や普及に取り組んでいきます また 口蹄疫からの再生 復興方針 で示したゾーニングの考え方についても 既に多くの畜産農家が経営を再開 継続している現状では 短期的には対応は困難ですが 将来的に持続可能な畜産地帯を形成する観点から 長期的な視点で検討を継続していきます 人 牛プラン : 肉用牛生産に関して 肥育までを見据えて 繁殖を担う主体 施設等について各地域ごとに策定するプラン (3) プランの進行管理プランの目標を達成するためには 第 7 章に掲げる 畜産新生会議 等の県と関係団体で構成する 3 つの組織によって 具体的な取組の推進 評価等を行います また このプランは 県の 復興から新たな成長に向けた基本方針 の中に位置づけられていることから 県庁内においては 宮崎県経済 雇用対策推進本部 において進行管理を行い 畜産新生の取組が本県の産業全体の成長に資するよう努めていきます - 4 -

8 第 2 章 口蹄疫からの再生 復興方針 ( 畜産分野 ) の検証 口蹄疫からの再生 復興に当たっては 平成 22 年 8 月に策定した 口蹄疫からの再生 復興 方針 に基づいて 平成 23 年 5 月 20 日に工程表を策定 ( 平成 24 年 4 月 24 日改訂 ) し 市 町村 関係団体 畜産農家と一体となって スピード感を持って取組を進めてきました 1 防疫体制の強化 二度と同じ事態を引き起こすことのない防疫体制 対策を構築するため 水際防疫 地域防疫 農場防疫 迅速な防疫措置の4 本柱について取組を行ってきました 具体的には 県防疫マニュアルの見直し 定期的な防疫演習 防疫研修の実施 32の団体との防疫協定の締結 県内全農場を対象とした家畜防疫員による巡回指導 農場を訪問する機会の多い畜産関係者による指導 助言 家畜防疫情報メールによる海外での家畜伝染病の発生状況等の伝達 県内一斉消毒の日の取組などを行い 必要な仕組みを構築してきました このように 二度と同じ事態を引き起こさないためには何が必要なのかという基本的な考え方を県として提示し 一定の理解と取組が進んできたところです しかしながら 近隣諸国における口蹄疫や高病原性鳥インフルエンザの相次ぐ発生を見ますと 感染リスクは依然として高い状況にあります 今後とも 地域 農場における消毒の徹底 水際対策 万が一発生した場合の迅速な防疫措置について より一層の定着 充実を図っていく必要があります 2 畜産経営再開への支援 早期の経営再開に向けて 観察牛の導入支援 中間保有施設の整備支援 家畜市場の円滑な再開支援 資金対応を行うとともに 畜産農家個々の実情を踏まえた経営再開への支援を行ってきました 平成 24 年 4 月 20 日時点での畜産経営の再開状況は 近隣諸国での口蹄疫の相次ぐ発生などによる再発への懸念 高齢化や後継者不足 飼料価格の高騰や枝肉価格の低迷 TPP 等による先行き不安等もあり 農家数で60% 頭数で59% となっています 今後とも 引き続き 経営再開 耕種転換等に向けた支援を行うとともに 本県全体での畜産産出額 畜産農家の所得の回復を目指していく必要があります 3 産地構造 産業構造の転換 食肉の低級部位の高付加価値化を目指した惣菜工場の施設整備やソーセージ等の開発への支援 農産物の高付加価値化を図る加工工場の施設整備への支援等を通じて 畜産を核とした6 次産業化 耕種への転換については 一定の進展が見られます 今後は フードビジネスの推進等により 更に加速化させていく必要があります - 5 -

9 4 埋却地の環境対策等 埋却地については 草刈 陥没修復等の管理対策とともに 地下水モニタリング等必要な環境対策を行ってきました また 埋却地の再生活用に必要な予算 制度については 平成 25 年度から新たに創設されることになっています 今後とも 関係市町と連携し 必要な管理対策 環境対策を行うとともに 土地所有者の意向を十分に踏まえつつ 迅速で円滑な再生整備に取り組む必要があります 5 今回の経験を全国に伝える取組 口蹄疫に関する情報発信については 口蹄疫に関する情報発信や資料等の保存展示を行うことを目的に 平成 24 年 8 月 27 日に 口蹄疫メモリアルセンター ( 宮崎県農業科学公園内 ( 高鍋町 )) を設置するとともに 平成 23 年 11 月に 平成 22 年に宮崎県で発生した口蹄疫に関する防疫と再生 復興の記録 を作成しました 今後とも 二度と口蹄疫を発生させないためにも また 口蹄疫からの再生 復興を力強く進めていくためにも あのつらく悲しい経験を忘れないことが重要でありますし また 県外 国外の方々に発信し続ける必要があります - 6 -

10 第 3 章 プランの目標 1 目指す将来像 全国のモデルとなる安全 安心で付加価値や収益性の高い畜産の構築 2 プランの目標 項 目 10 年後を見据えた プランの目標 目指す姿 ( 平成 27 年度 ) 生産性 肉用繁殖牛 分娩間隔の短縮 414 日 1 年 1 産 21 日短縮 の向上 ( 平成 21 年 ) 肉用肥育牛 枝肉重量の増加 去勢 :460kg 490kg 去勢 :10kg増加 肉質の向上 ( 平成 21 年度 ) 肉質の向上 飼養期間の短縮 肉質の向上 飼養期間の短縮 飼養期間の短縮 乳用牛 生乳生産量の増加 乳用牛 1 頭当たり 乳用牛 1 頭当たり 年間プラス1t 1 日プラス2kg ( 平成 23 年度比 ) 豚 肉豚出荷頭数の増加 母豚 1 頭当たり 母豚 1 頭当たり 年間 17.3 頭 22 頭 年間 2 頭増加 ( 平成 21 年度 ) 生 産 生産コスト 飼料コストの低減 10% 減少 3% 減少 コスト 低減全般 ( 平成 22 年度比 ) の低減 自給飼料 粗飼料自給率の向上 92% 100% 100% ( 平成 23 年度 ) エコフィードエコフィードの 29 千 t 36 千 t/ 年 36 千 t/ 年利用拡大 ( 平成 23 年度 ) 家畜排せつ物 家畜排せつ物処理 家畜排せつ物処理 家畜排せつ物処理 利用コストの適正化 利用コストの適正化 利用コストの適正化 販売力 生産 流通 取引価格の引上げ 10% 高 5% 高 の強化 ( 全国平均価格比 ) 消費拡大 県内消費量の増加 牛肉 24 位 10 位以内 牛肉 20 位 ( 年間食肉購入量 豚肉 16 位 10 位以内 豚肉 10 位 全国ランキング ) ( 平成 20~22 年平均 ) 輸出牛肉輸出の拡大 20t 200t/ 年 100t/ 年 ( 平成 23 年度 ) 畜産関 畜産関連産業 畜産物製造業出荷額 1,855 億円 2,200 億円 2,100 億円 連産業 の増加 ( 平成 22 年 ) の集積 - 7 -

11 3 主要指標 農家戸数の減少に伴い 飼養頭数 ( 特に繁殖雌牛 繁殖雌豚 ) が減少又は現状維持となる中 生産性の向上 生産コストの低減等により 出荷頭数 産出額 農業所得の増加を目指す 前提条件 共 通 : 飼養戸数は 西都 児湯地域では 平成 23 年度の経営戸数を基礎として 大きな減少はないものとし 他の地域では 過去数年間のトレンドから減少数を推計 肉用牛 : 飼養頭数は 規模拡大及び繁殖牛の分娩間隔短縮効果による増加を見込んで推計 酪 農 : 生産乳量は 消費の動向等により 生産者団体が毎年決定する生乳計画生産目標数量の増加が見込めない状況を考慮し 平成 21 年度と比較して微減とし 飼養頭数は 改良や分娩間隔短縮等の効果による1 頭当たり生産乳量の増加を見込んで推計 養 豚 : 出荷頭数は 生産性向上による増加を見込んで推計 (1) 農家戸数 ( 戸 ) 年度平成 21 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 ( 実績 ) ( 実績 ) 肉用牛 9,550 8,200 8,030 7,910 7,790 7,680 酪農 養豚 養豚 の平成 21 年度については 畜産統計がないため 口蹄疫前の平成 21 年 2 月 1 日現在 ( 以下同じ ) (2) 飼養頭数 ( 頭 ) 年度平成 21 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 ( 実績 ) ( 実績 ) 肉用牛 293, , , , , ,100 うち繁殖雌牛 101,600 79,400 80,190 80,000 80,000 80,000 酪農 16,000 15,200 15,340 15,280 15,220 15,200 うち搾乳牛 10,300 9,550 9,990 9,980 9,970 9,960 養豚 914, , , , , ,600 うち繁殖雌豚 86,800 84,100 82,000 82,000 82,000 82,000 (3) 出荷頭数等 ( 頭 t) 年次平成 21 年平成 23 年平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年 ( 実績 ) ( 実績 ) 肉子牛出荷頭数 77,707 58,510 59,340 59,500 59,700 60,340 用牛肥育牛出荷頭数 84,672 70,800 71,200 71,700 72,300 72,700 酪農 ( 生産乳量 ) 95,915 83,281 88,000 90,000 92,000 94,000 養豚 ( 出荷頭数 ) 1,499,420 1,179,000 1,420,000 1,490,000 1,540,000 1,580,000 肉用牛子牛出荷頭数については 年度 (4~3 月 ) (4) 産出額 ( 億円 ) 年次平成 21 年平成 23 年平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年 ( 実績 ) ( 実績 ) 肉用牛 酪農 養豚 合計 1, ,014 1,039 1,

12 (5) 農業所得 共通設定事項 単位頭数当たり年間所得額は 農業経営統計調査個別経営の営農累計別経営統計 ( 農林水産省 ) の平成 19~23 年の5 年間のうち 最大と最小の2 年を除く中庸 3か年平均から 各畜種毎に設定した生産性向上等の目標が平成 27 年度に達成された場合の年間所得額及び所得率を推計 子牛販売価格 牛肉及び豚肉の枝肉価格 乳価は 一定 飼料価格は 5% 増加を見込んで推計 1 肉用牛繁殖 設定条件 繁殖雌牛 50 頭規模で 年間出荷子牛が 平成 27 年までに2.4 頭増加 経営費については コスト低減で減少する経費 ( 飼料費等 ) と 生産性向上に伴う飼養頭数によって増加する経費は相殺 年 次 平成 19~23 年の 平成 27 年 所得向上額 中庸 3か年平均 繁殖雌牛 1 頭当たり所得 39,787 円 50,351 円 10,564 円 所得率 10.5% 13.6% +3.1 繁殖雌牛 50 頭経営の場合 年間 53 万円所得増加! 2 肉用牛肥育 設定条件 肥育牛 200 頭規模で 1 頭当たり枝肉重量が平成 27 年までに10kg 増加 経営費については コスト低減で減少する経費 ( 飼料費等 ) と 生産性向上に伴う飼養頭数によって増加する経費は相殺 年 次 平成 19~23 年の 平成 27 年 所得向上額 中庸 3か年平均 肥育牛出荷 1 頭当たり所得 37,136 円 39,276 円 2,140 円 所得率 4.1% 4.3% +0.2 肥育牛 200 頭経営の場合 年間 28 万円所得増加! - 9 -

13 3 酪農 設定条件 搾乳牛 40 頭規模で 1 頭当たり生産乳量が 平成 27 年までに2kg 増加 経営費については 生産乳量増加分の収入のうち飼料費分 (42%) を加算 年 次 平成 19~23 年の 平成 27 年 所得向上額 中庸 3か年平均 搾乳牛 1 頭当たり所得 137,068 円 165,967 円 28,899 円 所得率 14.6% 16.4% +1.8 搾乳牛 40 頭経営の場合 年間 116 万円所得増加! 4 養豚 設定条件 繁殖雌豚 150 頭規模で 1 頭当たり肥育豚出荷頭数が 平成 27 年までに年間で2 頭増加 農業経営統計調査個別経営の営農累計別経営統計 ( 農林水産省 ) には と畜料金 内蔵代等が含まれていないことから 収支に加算 経営費については 出荷頭数増加分の収入のうち飼料費分 (64%) を加算 年 次 平成 19~23 年の 平成 27 年 所得向上額 中庸 3か年平均 肥育豚出荷 1 頭当たり所得 2,006 円 2,186 円 180 円 所得率 5.6% 6.1% +0.5 繁殖雌豚 150 頭経営の場合 年間 112 万円所得増加!

14 第 4 章 プランの全体像 宮崎県畜産新生プラン 目指す将来像 主要指標 全国のモデルとなる安全 安心で付加価値や収益性の高い畜産の構築 農家戸数の減少に伴い 飼養頭数 ( 特に繁殖雌牛 繁殖雌豚 ) が減少又は現状維持となる中 生産性の向上 生産コストの低減等により 出荷頭数 産出額 農業所得の増加を目指す 項 目 10 年後を見据えた プランの目標 目指す姿 ( 平成 27 年度 ) 生産性 肉用繁殖牛分娩間隔の短縮 414 日 1 年 1 産 21 日短縮 肉用肥育牛 枝肉重量の増加 去勢 460kg 490kg 去勢 10kg増加 肉質の向上 肉質の向上 肉質の向上 飼養期間の短縮 飼養期間の短縮 飼養期間の短縮 の向上 乳用牛 生乳生産量の増加 乳用牛 1 頭当たり 乳用牛 1 頭当たり 年間プラス1t 1 日プラス2kg 豚 肉豚出荷頭数の増加 母豚 1 頭当たり 母豚 1 頭当たり 年間 17.3 頭 22 頭 年間 2 頭増加 生産コスト低減全般飼料コストの低減 10% 減少 3% 減少 生 産 自給飼料 粗飼料自給率の向上 92% 100% 100% コスト エコフィード エコフィードの 29 千 t 36 千 t/ 年 36 千 t/ 年 の低減 利用拡大 家畜排せつ物 家畜排せつ物処理 家畜排せつ物処理 家畜排せつ物処理 利用コストの適正化 利用コストの適正化 利用コストの適正化 生産 流通 取引価格の引上げ 10% 高 5% 高 ( 全国平均価格比 ) 販売力の強化 消費拡大 県内消費量の増加 牛肉 24 位 10 位以内 牛肉 20 位 ( 年間食肉購入量 豚肉 16 位 10 位以内 豚肉 10 位 全国ランキング ) 輸出牛肉輸出の拡大 20t 200t/ 年 100t/ 年 畜 産 畜産関連産業 畜産物製造業出荷額 1,855 億円 2,200 億円 2,100 億円 関 連 の増加 産 業 の集積

15 口蹄疫の被害を受けた畜産農家が安心して経営を再開し また 県全体の畜産農家 趣 旨 が経営を維持 発展させるため さらには 畜産業が将来にわたって本県の基幹産業 であり続けるため 本県畜産の新生 に向けた取組を進める 位置づけ 復興から新たな成長に向けた基本方針 の 新たな成長に資する取組 の具現化 期 間 平成 25~27 年度 (3 年間 ) 平成 28 年度からは 第七次宮崎県農業 農村振興長期計画 ( 後期 ) において対応 取組の方向性推進体制 肉用繁殖牛 肉用肥育牛 繁殖成績向上のための関係機関によるサポート 地域ぐるみでの取組 飼養管理技術の改善による肉量の増加と肉質の向上 飼養期間の短縮 乳用牛本県に適した乳用後継牛の確保 飼養環境の改善 畜飼養管理 衛生管理技術の向上産コン 豚 ハイヘルスな豚の育成 ( 事故率の減少 ) のための家畜疾病対策 サ 生産性向上全般 適正な飼養管理 より実効性のあるコンサルティング 人材育成 ルティング連 携会生産コスト低減全般飼料給与体系の改善 ムダ餌の解消 飼養管理の改善 放牧の推進議 自給飼料 エコフィード 粗飼料流通システムの確立 飼料作物作付面積の拡大 新たな飼料化資源の確保 飼料化技術の改善 推進体制の確立 畜 産 家畜排せつ物 適正で効率的な処理 利用を行う畜産経営体等の育成 新 生産 流通 特徴と独自性を持たせた本県食肉の安定的な生産体制の確立 ブランド 販売戦略 の強化宮会崎効率的で新たな販売体制の確立牛及び消費拡大積極的な 消費拡大対策 の強化県議産食肉販輸出積極的な 輸出促進対策 の強化売戦略会議畜産関連産業 国外 県外移輸出分の県内食料品製造業への取込 によるフードビジネスの展開雇用が生まれる 新たな関連産業の創出 ビジネスチャンスの提案 販売力強化による県内処理頭数の増加 に向けた環境の整備 生 防防疫体制防疫体制の整備 水際防疫 地域防疫 農場防疫 迅速な防疫措置の定着 充実疫連の強化埋却地の適正管理 再生活用対策の実施携会議

16 第 5 章本県畜産の新生 1 生産性の向上 (1) 肉用繁殖牛 目指す姿 プランの目標 項目 10 年後を見据えた 目指す姿 プランの目標 ( 平成 27 年度 ) 分娩間隔の短縮 414 日 1 年 1 産 21 日短縮 現状 課題 肉用繁殖牛経営における生産性の向上については 分娩間隔の短縮が極めて重要である 1 年 1 産を妨げている要因は 発情の見逃し 分娩後の事故への対応の遅れ等であるが 県内で約 25% の農家が 1 年 1 産を実現していることから 適切な技術支援等により目標を達成することは可能である 肉用繁殖牛の分娩間隔が 414 日から 365 日 (1 年 1 産 ) に短縮する場合について 肉用繁殖牛 50 頭規模の経営で試算してみると 年間出荷頭数が 6 頭増加することにより 所得が約 197 万円増加することとなる 1 年 1 産を実現するためには 分娩後 80 日までに受胎させることが必要であるが そのためには 確実な発情発見 適期授精の徹底が重要であり 観察 記録の徹底を含めた適正な飼養管理 関係機関によるサポートが必要である 肉用繁殖牛平均分娩間隔の推移 年 日数 月 1 日現在 1 月から 12 月までの子牛セリ市名簿記載牛の母牛が対象 ただし 会社組織は除く 出典 : 全国和牛登録協会宮崎県支部 調査報告 平成 23 年の肉用繁殖牛平均分娩間隔の分布 区分 ~ 401~ 431~ 461~ 491 日以内 400 日 430 日 460 日 490 日 日以上 % 月 1 日現在 1 月から 12 月までの子牛セリ市名簿記載牛の母牛が対象 ただし 会社組織は除く 出典 : 全国和牛登録協会宮崎県支部 調査報告

17 具体的取組 肉用牛の繁殖成績向上のための関係機関によるサポート 地域ぐるみでの取組 項 目 具 体 的 取 組 A B 関係機関による 繁殖牛を飼養する農場を対象とした定期繁殖検診の実施 サポート 研修会等による分娩間隔短縮に対する知識 対策の普及 パンフレット等による優良事例の啓発発情発見システム等の導入の推進発情発見率の向上のための個体観察と記帳の徹底の推進定期繁殖検診等を通した分娩前後の事故 疾病の予防の徹底コンサルチーム ( 畜産関係団体 大学 市町村 県等 ) による組織的 体系的指導 地域ぐるみでの 地域ぐるみで1 年 1 産に取り組む集団の推進と技術支援 取組 繁殖農家から肥育農家へ子牛の飼養環境の移行をスムーズに行 えるようなネットワークの構築 ( 子牛の早期出荷等 ) 生産性向上の阻害要因となっている疾病に対する対策の検討 ガイドラインの 家畜の適正な飼養管理に関するガイドラインの普及 徹底 普及 徹底 別添 (A: 短期的取組 B: 中長期的取組 )

18 第 5 章本県畜産の新生 1 生産性の向上 (2) 肉用肥育牛 目指す姿 プランの目標 項目 10 年後を見据えた 目指す姿 プランの目標 ( 平成 27 年度 ) 枝肉重量の増加 去勢 460kg 490kg 去勢 10kg増加 肉質の向上 肉質の向上 肉質の向上 飼養期間の短縮 飼養期間の短縮 飼養期間の短縮 現状 課題 枝肉価格の低迷が続き 今後も大きな改善は期待できない中で 肉用牛肥育農家の所得向上を図るためには 枝肉重量の増加と飼養期間の短縮及び実需者ニーズの多様化に対応した肉質の向上が重要である 宮崎県産の和牛は枝肉重量が小さいと言われていたが 肉量が期待できる気高系の血統を用いた種雄牛造成により 年々枝肉重量は増加傾向にあり 今後も改善を図っていく必要がある 枝肉重量が 460 kgから 490 kgに増加する場合について 肉用肥育牛 200 頭規模の経営で試算してみると 所得が約 464 万円増加することとなる 一方で これまで宮崎牛の美点として挙げられてきた もも肉までサシが入る もも抜け の良さやきめ細かなサシとなる 小ザシ 基調といった点が低調になってきていると指摘されている このようなことから 枝肉重量の増加と飼養期間の短縮に結びつく飼養管理の改善と生産性向上の阻害要因となっている疾病対策及び もも抜け や 小ザシ 等の肉質の向上と肉量兼備の種雄牛の造成を行っていく必要がある また 最近 脂身が少なくヘルシーな牛肉や牛肉本来の美味しさを求める消費者なども増えてきており このような多様な実需者ニーズに応じた牛肉の生産も必要である 黒毛和種肥育牛の枝肉重量の推移 ( 頭 kg ) 年度 頭数 18,020 19,363 20,784 17,327 18,268 去勢体重 頭数 7,541 7,795 9,231 7,489 7,611 雌体重 出典 :JA 宮崎経済連提供 黒毛和種肥育牛の上物率の推移 ( 頭 %) 年度 頭数 9,763 11,830 11,856 10,316 10,999 去勢上物率 頭数 2,721 3,231 3,724 3,240 3,408 雌上物率 出典 :JA 宮崎経済連提供

19 具体的取組 飼養管理技術の改善による肉量の増加と肉質の向上 飼養期間の短縮 項目具体的取組 A B 枝肉重量の増加飼養管理技術の改善による肉量の増加 肉質 肉量兼備の種雄牛の造成 優良な県有種雄牛の産子を中心として 育種価等を用いて選抜した高能力で特色ある繁殖雌牛群の整備促進 ( 基礎雌牛選定方針の策定 ) 生産性向上の阻害要因となっている疾病に対する対策の検討 肉質の向上 牛肉のおいしさの要因となる脂肪酸組成推定技術を活用した優 良な種雄牛の作出 飼養期間の短縮飼養期間の短縮及び肥育開始月齢の早期化の検討 研究 ガイドラインの 家畜の適正な飼養管理に関するガイドラインの普及 徹底 普及 徹底 別添 関係機関による コンサルチーム ( 畜産関係団体 大学 市町村 県等 ) による サポート 組織的 体系的指導 (A: 短期的取組 B: 中長期的取組 )

20 第 5 章本県畜産の新生 1 生産性の向上 (3) 乳用牛 目指す姿 プランの目標 項目 10 年後を見据えた 目指す姿 プランの目標 ( 平成 27 年度 ) 生乳生産量の増加 乳用牛 1 頭当たり 乳用牛 1 頭当たり 年間プラス1t 1 日プラス2kg 現状 課題 本県の酪農においては 特に暑熱ストレスによる繁殖性の低下等が生産性の向上を図る上での大きな阻害要因となっており 全国の生乳生産が増産の方向にある中において 本県の乳用牛 1 頭当たりの生乳生産量は 全国都府県平均を大きく下回っている このため 乳用牛の生乳生産量を増加させることが重要である 乳用牛 1 頭当たりの生乳生産量が年間 1t 増加する場合について 経産牛 40 頭規模の経営で試算してみると 所得が約 176 万円増加することとなる さらに 体細胞数 30 万個 /ml 以上で乳価ペナルティがかけられるため 体細胞数等の増加を抑制し 乳質低下による乳価損失を削減することも重要である このようなことから 乳用牛の生乳生産性を向上させるためには 本県の気候に適した乳用後継牛の確保を進めるとともに 飼養環境の改善や飼養管理技術の向上による分娩間隔の短縮や衛生管理等の徹底を図ることが必要である 経産牛 1 頭当たり乳量 ( kg / 頭 %) H20 H21 H22 宮 崎 7,735 7,927 7,726 都府県 7,977 8,149 8,048 都府県との差 都府県比 出典: 畜産統計及び牛乳乳製品統計 ( 農林水産省 ) 分娩後日数と乳量との関係 乳量 (kg) 分娩後日数と乳量 分娩後日数が長くなるほど乳量は低下 ( 分娩間隔の長期化により生乳生産性が低下 ) 分娩後日数 ( 日 )

21 具体的取組 本県に適した乳用後継牛の確保 飼養環境の改善 飼養管理 衛生管理技術の向上 項目具体的取組 A B 本県に適した乳 本県産乳用後継牛の供給体制づくり 用後継牛の確保 飼養環境の改善 暑熱対策の徹底 ( ヒートストレスメーターの活用等 ) など 飼 養環境の改善の指導 畜舎環境の改善の推進 飼養管理 衛生 地域ぐるみでの分娩間隔短縮化の推進 ( 乳用牛群能力検定デー 管理技術の向上 タを活用した栄養管理技術及び繁殖管理技術等の改善指導 ) 生乳生産管理点検項目の記録及び点検の徹底指導 生産性向上の阻害要因となっている疾病に対する対策の検討 ガイドラインの 家畜の適正な飼養管理に関するガイドラインの普及 徹底 普及 徹底 < 別添 > 関係機関による コンサルチーム ( 畜産関係団体 大学 市町村 県等 ) による サポート 組織的 体系的指導 (A: 短期的取組 B: 中長期的取組 )

22 第 5 章本県畜産の新生 1 生産性の向上 (4) 豚 目指す姿 プランの目標 項目 10 年後を見据えた 目指す姿 プランの目標 ( 平成 27 年度 ) 肉豚出荷頭数の増加 母豚 1 頭当たり 母豚 1 頭当たり 年間 17.3 頭 22 頭 年間 2 頭増加 現状 課題 養豚経営における生産性の向上については 出産頭数 育成率の向上 事故率の減少による出荷頭数の増加が重要である 母豚 1 頭当たり肉豚年間出荷頭数が 育成率の向上 離乳後の事故率の減少等により 17.3 頭から 22 頭に増加する場合について 母豚 150 頭規模の一貫経営で試算してみると 年間出荷頭数の増加により所得が約 646 万円増加することとなる 一方では 養豚生産管理システム等を活用したデータに基づき 生産性向上に取り組むことにより プランの目標を上回る実績を持つ経営感覚に優れた経営体も多く さらなる生産性向上が期待される しかしながら 食肉衛生検査所の統計によると 検査した豚の約 6 割が極めて軽微なものも含めて何らかの疾病にかかっているなど 疾病が 生産性を阻害する主要な要因となっている また 口蹄疫の発生によりほとんど豚がいなくなった西都 児湯地域において 西都 児湯新生養豚プロジェクト協議会が主体となって オーエスキー病 PRRS( 豚繁殖 呼吸障害症候群 ) のない清浄地域づくりが進められているが 現在の状況としては 事故率が減少した 肥育期間が短縮された 太りがいい 衛生費が減少したといった成果が上がっている このようなことから 養豚経営における生産性の向上については 事故率の減少が極めて重要であり そのためには 観察 記録の徹底を含めた適正な飼養管理 家畜疾病対策が必要である 児湯地域において PRRS AD フリーに取り組む主要な農場 (3 農場 ) の肥育成績 口蹄疫発生前 口蹄疫発生後 差 肥育中事故率 7.9% 3.3% 4.6ポイント 出荷日齢 日 日 20.4 日 一日増体量 615.4g 690.7g 75.3g 出典: 宮崎大学農学部獣医学科調べ

23 具体的取組 ハイヘルスな豚の育成 ( 事故率の減少 ) のための家畜疾病対策 項 目 具 体 的 取 組 A B 生産性阻害疾病 生産性向上の阻害要因となっている疾病の特定 対策の検討 対策 研修会等による疾病に対する知識 対策の普及 農場内 豚舎毎のオールアウト方式等の導入の推進 PRRS 対策児湯地域における PRRS 対策の定着支援 児湯地域以外の地域におけるPRRS 対策の検討 ( 手法の確立 体制の構築 経費の確保 モデル地域の選定等 ) 児湯地域以外の地域における PRRS 対策の実施 ガイドラインの 家畜の適正な飼養管理に関するガイドラインの普及 徹底 普及 徹底 < 別添 > 関係機関による コンサルチーム ( 畜産関係団体 大学 市町村 県等 ) による サポート 組織的 体系的指導 (A: 短期的取組 B: 中長期的取組 )

24 第 5 章本県畜産の新生 1 生産性の向上 (5) 生産性向上全般 現状 課題 県内の農場における飼養密度の実態把握 生産性との関連分析を行ったところ 飼養密度と生産性の間には一定の関連性が認められるものの 飼養密度が高いにもかかわらず 生産性の高い農場も見受けられる このような農場に対して聞き取り調査を行ったところ 観察の徹底を含めた適正な飼養管理の実践が生産性の向上につながっていることが明らかとなった また 畜産農家に対するコンサルティングについては 畜産協会 農家経営支援センター JA 経済連 JA NOSAI 飼料メーカー 薬品メーカー 農業改良普及センター 家畜保健衛生所 畜産試験場等が それぞれの立場や専門性に応じて 畜産農家からの相談に応じたり 指導を行ったりしているが 一定の連携はあるものの 県全体として 組織的 体系的なコンサルティングが行われているとは言い難い状況にある このようなことから 生産性の向上においては 農家による観察 記録の徹底を含めた適正な飼養管理 関係機関の共通理解に基づくより実効性のあるコンサルティングが必要である また 生産性の向上 生産コストの低減等を図る上では 飼養管理技術が高いことはもとより 経営感覚にも優れた畜産農家の人材育成が必要である 家畜の飼養密度と生産性に関する調査 分析結果 肉用繁殖牛 ( 分娩房 ) 豚 ( 肥育 ( 前期 ) 豚舎 ) 出典 : 家畜の飼養密度と生産性に関する調査 分析 ( 宮崎県復興対策推進課 )

25 具体的取組 適正な飼養管理 より実効性のあるコンサルティング 人材育成 項目具体的取組 A B ガイドラインの 家畜の適正な飼養管理に関するガイドラインの普及 徹底 普及 徹底 < 別添 > コンサルティン 高度な技術力のある専門コンサルタント 地域コンサルタント グ能力の高い人 の計画的な育成 材の育成 確保 活用 畜産協会 農家経営支援センター JA 経済連 JA NOS AI 飼料メーカー 薬品メーカー 大学 農業改良普及センター 家畜保健衛生所 畜産試験場 市町村等の関係機関職員の人材育成 ( 研修 異動等 ) コンサルチーム ( 上記関係機関 ) による組織的 体系的指導 的確な情報の入 肉用牛 乳用牛の生産性向上のための技術 経営分析提供シス 手 提供 テムの構築 関係機関が保有する畜産データの集積県内畜産情報データベース ( 畜産データ 疾病情報 優良事例 会議情報 資料 ) の構築畜産情報の伝達手段の充実コンサルチームの携帯型情報機器の活用 畜産農家の人材 畜産農家向けの研修体系の整理 育成 コンサルチームによる実務的で参加しやすい研修の実施 ネッ トワーク形成の支援 ( 例 : 宮崎県養豚大学校 ) 地域 グループによる研修の促進 支援等 経営移譲 経営開始に取り組みやすい仕組みの検討 モデル的な取組 地域の実情に応じた生産性向上の取組の支援 の実証 生産性向上を図るための機器の導入支援 (A: 短期的取組 B: 中長期的取組 )

26 第 5 章本県畜産の新生 2 生産コストの低減 (1) 生産コスト低減全般 目指す姿 プランの目標 項目 10 年後を見据えた 目指す姿 プランの目標 ( 平成 27 年度 ) 飼料コストの低減 10% 減少 3% 減少 現状 課題 畜産経営は その生産過程において海外から輸入されるトウモロコシなどの飼料用穀物を原料とした配合飼料に大きく依存しており 特に養豚経営や肉用牛肥育経営といった集約型畜産経営では 生産費に占める飼料費 ( 特に流通飼料費 ) の割合が高いことから 飼料価格が経営収支に与える影響は極めて大きい 配合飼料価格は近年高騰したまま推移しており さらに一方では肉用牛肥育経営で生産者毎の指定配合飼料調製によるコスト高も懸念されることから 飼養環境の見直しや生産性の向上等により購入飼料量の低減を図ることや 地域ぐるみでの肉用牛肥育用飼料の統一化などが課題となっている また 肉用牛繁殖経営では分娩後の増飼い不足やつなぎ飼育による繁殖成績の低下により 子牛出荷 1 頭あたりの飼料コストが高くなっていることも課題となっている このようなことから 飼料給与体系の見直しやこぼし等によるムダ餌のチェック 飼料給餌器 飲水器具等のチェック さらには 放牧やサンシャイン牛舎の普及等によって飼養管理を改善することにより 生産性を向上させ 飼料費低減に取り組むことが必要である 畜種別生産費の割合 ( 宮崎県 平成 22 年度 ) 肉用牛繁殖 肉用牛肥育 酪農 養豚 ( 子牛 1 頭当たり ) ( 肥育 1 頭当たり ) ( 搾乳 1 頭当たり ) ( 肥育 1 頭当たり ) 物材費 63% 93% 75% 87% 飼料費 32% 35% 40% 64% 流通飼料費 18% 34% 30% 64% 牧草 放牧 採草費 13% 1% 10% 0% 敷料費 1% 1% 0% 0% 牛 豚償却費 12% 0% 14% 3% その他 19% 56% 20% 20% 労働費 37% 7% 25% 13% 合計 100% 100% 100% 100% 出典 : 農業経営統計調査報告 ( 農林水産省 )

27 具体的取組 飼料給与体系の改善 ムダ餌の解消 飼養管理の改善 放牧の推進 項 目 具 体 的 取 組 A B 飼料給与体系の 関係機関による生産 経営巡回指導の実施 改善 研修会やパンフレット等を活用した優良事例の啓発 配合飼料給与体系図に基づく給与量の再確認 こぼし餌等によ 飼料給与体系 ( 給与量 ) の実態把握 るムダ餌の解消 飼料給餌器 飲水器具等の作動チェック 飼料要求率の改善 飼養管理の改善養豚生産管理システム等を活用した記帳の徹底 分娩率向上のための給与飼料摂取量のチェック畜舎内の換気や温 湿度など飼養環境の改善サンシャイン牛舎の普及推進小規模つなぎ牛舎から共同利用牛舎への転換モデルの構築 放牧の推進放牧後の適正な草地管理の実証 関係機関が連携した指導体制の強化 県域での推進体制の整備 ネットワークの構築 放牧の様子 サンシャイン牛舎 (A: 短期的取組 B: 中長期的取組 ) 牛床の日なた 日陰が移動し 牛床を乾燥させることから 堆肥の搬出が年 2 回程度で済む

28 輸入 2 万トン国産配合飼料原料粗飼料自給率13.3万トン92%国産 21.5 万トン 第 5 章本県畜産の新生 2 生産コストの低減 (2) 自給飼料 目指す姿 プランの目標 項目 10 年後を見据えた 目指す姿 プランの目標 ( 平成 27 年度 ) 粗飼料自給率の向上 92% 100% 100% 現状 課題 本県の飼料作物の作付面積は 31,900ha であるが 高齢化等に進行に伴いとうもろこし ソルゴー等では減少傾向で推移している 一方 戸別所得補償制度により水田を活用した WCS 飼料用稲等の作付面積が拡大しており 粗飼料自給率は 県全体で 92% と全国平均 (79%) よりも高い しかしながら 平場地域と比べ 中山間地域等の条件不利地域では十分な粗飼料の確保ができていない状況にあるこのようなことから 更なる飼料作物の増産については 園芸作物等と競合して 条件適地での作付面積の拡大が制限されつつあるため 本県に適した品種導入 単収の増加等を図るとともに 栄養に富むトウモロコシ等の生産を進め 配合飼料を補い 輸入依存度を減らす取組が必要となっている また 粗飼料自給率 100% に向け コントラクター等の自給飼料生産を担う組織の育成を進め トウモロコシ等を含めた飼料作物の生産基盤の維持 拡大 粗飼料の流通円滑化を進めるとともに 笹等の身近にあり 現在利用されていない資源についても 粗飼料としての利用を検討する必要がある 飼料作物作付面積の推移と目標 (ha %) 年 度 H19 H20 H21 H22 H23 H27 飼料作物 ( 水田 畑 ) 30,800 30,900 30,900 30,500 31,900 34,247 うち水田 13,400 13,500 13,500 14,100 15,600 うち飼料用稲 1,510 1,890 2,050 2,969 4,056 うち飼料用米 粗飼料自給率 出典 : 農林水産統計 [ 飼肥料作物の作付 ( 栽培 ) 面積 ]( 農林水産省 ) 県内の飼料及び粗飼料の自給率 飼料自給率 24% ( 粗飼料自給率 92%) 飼料需要量 万 t 粗飼料自給率 92% 配合飼料 124 万トン 粗飼料 23.5 万トン 西臼杵 67 西諸県 88 北諸県 91 東臼杵 77 児湯 140 中部 72 食品リサイクル 0.6 万トン 飼料自給率 24 % 南那珂 74 出典 : 宮崎県畜産課推計

29 具体的取組 粗飼料流通システムの確立 飼料作物作付面積の拡大 項目具体的取組 A B 粗飼料流通シス 県産粗飼料の増産及び県内中山間地域等に対する広域流通 販 テムの確立 売を行う集団の育成 飼料作物作付面 コントラクター等の育成及び活用促進 積の拡大 多収技術の推進 ( 年 3 回収穫等 ) 本県に適した優良な草種 品種の選定及び普及定着 飼料用米の給与試験の実施 (A: 短期的取組 B: 中長期的取組 ) 飼料増産に向けたイメージ

30 第 5 章本県畜産の新生 2 生産コストの低減 (3) エコフィード 目指す姿 プランの目標 項目 10 年後を見据えた 目指す姿 プランの目標 ( 平成 27 年度 ) エコフィードの 29 千 t 36 千 t/ 年 36 千 t/ 年 利用拡大 現状 課題 エコフィードの原料となる食品廃棄物については 飼料化のほか堆肥化 エネルギー利用等に用いられているが 高止まりする飼料価格への対応や多くの機能性成分を有すること等を考慮した場合 畜産県である本県においては 飼料としての利用促進が非常に有意義であるとともに 資源循環型社会の構築にも寄与するものとして考えられる そのような中 県内では焼酎粕を利用した飼料化 (TMR リキッドフィーディング ) への取組が進んでおり 飼料化された全食品廃棄物の約 9 割を占めている 一方 その他の食品廃棄物については 飼料としての保存性や栄養面について不透明な部分が多いことや安定的な原料確保が困難であること等から利用が進んでいない このようなことから エコフィードの利用を推進するためには 品質やコスト面を考慮した飼料化技術の定着を図るとともに 県外を含めた多様な原料確保や効率的な収集運搬を可能とする推進体制の確立が必要である 食品廃棄物の利用状況 ( 平成 22 年度 ) 出典 : 一般廃棄物処理実態調査結果 ( 環境省 ) 産業廃棄物実態調査報告書 ( 宮崎県 )

31 具体的取組 エコフィードの新たな飼料化資源の確保 飼料化技術の改善 推進体制の確立 項目具体的取組 A B 新たな飼料化資 県内外における食品廃棄物の賦存量調査 飼料化検討 源の確保 地域資源 ( 規格外農作物等 ) の活用可能性の検討 効率的な収集運 廃棄物収集運搬業者との連携 搬体制の確立 低コストな飼料 木質系バイオマス資源等を活用した低コストな乾燥方法の検討 〇 化技術の確立 原料の特性に応じた処理方法 ( 乾燥処理 リキッド サイレー ジ等 ) と利用畜種の明確化 実証施設の整備モデル的な施設整備に対する支援 推進体制の確立 畜産農家や飼料製造業者 廃棄物収集運搬業者等による推進体 制の構築 (A: 短期的取組 B: 中長期的取組 ) エコフィード利用拡大に向けたスキーム

32 第 5 章本県畜産の新生 2 生産コストの低減 (4) 家畜排せつ物 目指す姿 プランの目標 項目 10 年後を見据えた 目指す姿 プランの目標 ( 平成 27 年度 ) 家畜排せつ物処理 家畜排せつ物処理 家畜排せつ物処理 利用コストの適正化 利用コストの適正化 利用コストの適正化 現状 課題 家畜排せつ物の適正処理と有効利用は 持続的な畜産の発展を図る上で 資源循環 環境保全及び家畜衛生 防疫体制の強化等の観点から重要である 一方 適正処理や有効利用に必要なコストは 各畜産経営体等の立地 環境条件 経営規模 処理方式及び利用 販売方法等によって大きく異なってくる このようなことから 各経営の中で 家畜排せつ物の処理 利用に必要なコストを的確に把握し 処理方式や利用者ニーズ等に応じた適正で効率的な処理 利用を行う畜産経営体等の育成を図ることが必要である コスト適正化の視点 1 経営環境や利用者ニーズ等に応じた適正処理 利用の推進 2 適正処理による家畜排せつ物の減容 減量化や年間を通じた堆肥等の利用 販路拡大等によるストック必要量の削減 3 処理から利用 販売までに要する期間の短縮や戻し堆肥利用による購入敷料 ( オガコ等 ) の削減によるコスト低減 4 処理 利用目的に適合した施設 機械等の選定及び適切な運転管理等によるコスト低減 5 畜産経営体等における 産業として成り立つためのコスト意識と技術 の向上等 堆肥生産コスト試算 ( 例 ) 経営区分 飼養頭数規模 家畜排せつ物処理コスト ( 円 / 頭 / 年 ) 家畜排せつ物処理コスト ( 円 / 年 ) 家畜排せつ物排出量 (t/ 年 ) 堆肥生産量 (t/ 年 ) 堆肥生産コスト ( 円 /t) 肉用牛 酪 繁殖経営 農 肉専用種肥育経営 40 44,000 1,760, , ,000 2,960,000 1, , , , , , , , ,000 1,440, , ,000 1,300, , ,000 3,300,000 2,190 1,314 2,511 肉専用種繁殖肥育一貫経営 ,000 1,819, ,670 乳用種肥育経営 ,000 4,000,000 1,947 1,168 3,425 注 ) 全算入生産コスト ( 労働費 + 減価償却費 + 修繕費 + 燃料費 + 敷料費 ) 出典 : 宮崎県畜産課試算 堆肥生産コスト低減事例 ( 乳肉複合経営農場 平成 24 年度 ) 戻し堆肥の有効活用により 敷料等の購入費を大幅に削減 前年実績 2,989 円 / 頭 / 月 改善後 1,961 円 / 頭 / 月 (1,028 円 / 頭 / 月のコスト削減 ) 飼育頭数が 512 頭のため 月間 526 千円 年間 6,316 千円の経費を削減 出典 : 宮崎県畜産課調べ

33 具体的取組 適正で効率的な家畜排せつ物処理 利用を行う畜産経営体等の育成 項目具体的取組 A B コンサルティン 民間コンサルタントの活用と連携による適正コストで利用者ニ グ ーズに応じた堆肥の生産 販売等を行う堆肥センター等の育成 畜産環境アドバイザーや普及指導員等の育成による指導体制の強化 施設の整備 活 補助事業やリース事業等を活用した家畜排せつ物処理 利用の 用 高度化の推進 ストックマネジメント事業等を活用した堆肥センター等の長寿命化のための再整備の推進 (A: 短期的取組 B: 中長期的取組 ) 家畜排せつ物処理 利用コストの適正化の推進

34 第 5 章本県畜産の新生 3 販売力の強化 (1) 生産 流通 目指す姿 プランの目標 項目 10 年後を見据えた 目指す姿 プランの目標 ( 平成 27 年度 ) 取引価格の引上げ 10% 高 5% 高 ( 全国平均価格比 ) 現状 課題 1 < 求められる肉質 > 平成 24 年 10 月に開催された第 10 回全国和牛能力共進会において 宮崎牛 は日本一の称号を 2 大会連続で獲得し 高い評価を受けたところであるが マーケット インの視点に立った さらなる肉質面の改良や生産コストの低減を進めていく必要がある また 宮崎牛 以外の県産牛肉については 輸入牛肉との競合を回避するため 増体能力等の形質を最大限に生かした生産コストの低減と併せて 特徴と独自性を付加したプレミアム化等を検討していく必要がある 豚肉については 現状の品種構成では 輸入豚肉との差別化が難しいことから まずは 一定の価格競争に対抗できる生産基盤づくりを優先すべきであるが 併せて 例えば トロ 嗜好の高まりに合わせた サシ を入れる工夫など 多様性の中に独自の特徴を付加していく必要がある このようなことから 特徴と独自性を持たせた本県産食肉の安定的な生産体系の確立が必要である 県産和牛の肉質等級別割合 ( 平成 23 年度 ) 肉質等級 5 等級 4 等級 3 等級 2 等級 1 等級 頭数割合 16.5% 42.6% 31.4% 9.3% 0.0% 県産黒毛和種去勢牛を対象 ラウンドの関係で合計が 100% とはならない 出典 : 宮崎県畜産課調べ 2 等級 9.3% 3 等級 31.4% 5 等級 16.5% 1 等級 0.0% 4 等級 42.6% 牛肉のサシの好み ( 平成 22 年 ) 肉質等級 5 等級 4 等級 3 等級 2 等級 1 等級 嗜好割合 11.9% 28.1% 17.9% 19.4% 22.8% 全国 2,000 名を対象 出典 : 日本食肉消費総合センター調査 1 等級, 22.8% 2 等級, 19.4% 3 等級, 17.9% 5 等級, 11.9% 4 等級, 28.1%

35 具体的取組① 特徴と独自性を持たせた本県産食肉の安定的な生産体制の確立 項 目 高級牛肉 と しての肉質の追 求 赤身肉 の高 付加価値化 特徴ある豚肉づ くり 効率的な生産体 制 具 体 的 取 組 A B 現状レベルの霜降りの水準を維持しつつ 生産コストを削減す る技術の確立 早期と畜でも優れた肉質を持つ系統の選定と飼 養技術の向上 もも抜け や過度な脂肪を含まない 小ザシ 等脂肪交雑の 改良 研究 オレイン酸含量 を含む機能性成分の活用技術の確立 霜降りでは劣るが増体能力やキメ締まりなど他の形質に優れた 牛肉の低コスト生産技術の確立 肥育期間の短縮等 A3等級以下やもも肉等の赤身肉の高付加価値化 エイジング 熟成 や竹笹給与牛肉等 の研究 脂肪交雑を重視した特殊品種の導入や特殊飼料による飼養管理 技術の検討 高度な衛生管理技術を生かした豚肉生産の推進 消費者ニーズに呼応した牛肉 豚肉を効率的に生産するための 県内一貫生産体制の推進 A 短期的取組 B 中長期的取組 竹笹の飼料調製技術 畜産試験場 破砕機による細断 細断した葉 サイレージ調製

36 現状 課題② ブランド 販売戦略 宮崎牛 をはじめとする県産牛肉のブランド戦略については 時代の変遷や社会情勢 の変化を的確に捉え 安全 安心の確保はもとより 旨みのアピール等 他県ブランド牛 肉との差別化や特徴づけを念頭に置いた 定義 や 推進体制 の見直しが必要である また 宮崎牛 日本一2連覇を契機とし 中央卸売市場での評価の獲得とブランド力 の向上を図る必要がある 県産豚肉のブランド戦略については 生産性の向上や計画出荷 生産履歴の管理等を基 準とし 県産豚肉全体を包括した 宮崎ブランドポーク として ブランドの再構築を進 めていく必要がある なお 豚肉は 産地表示が少なく 生産地情報が消費者に十分に伝 わっていないという状況がある このようなことから ブランド販売戦略 の強化が必要である 宮崎牛のブランド定義 現行 宮崎牛 食肉販売店が宮崎牛として表示販売を行うことのできる牛肉は 最長飼養 地が宮崎県の黒毛和種であり 社 日本食肉格付協会において 肉質等級が4等級以 上のもので 血統が明らかなものとする 宮崎ブランドポークのブランド定義の骨子 現案 県内で生産 肥育された豚肉で所定の食肉処理場で処理されたもの 生産性向上に向けた取組を実践している生産者等であること 定時 定量出荷の原則に基づく流通の効率化に賛同する生産者等であること 安全 安心を消費者に対し担保できる生産者等であること 県産食肉ブランドの認知度 平成23年度 調査地 宮 崎 牛 宮崎ハマユウポーク みやざき地頭鶏 東 京 50 6 5 2 42 6 愛 知 49 4 5 0 39 8 大 阪 53 8 7 4 40 0 福 岡 54 8 14 4 46 4 宮 崎 94 8 88 6 91 2 全 体 60 7 24 1 52 0 n 2,500名 出典 宮崎県農政企画課調査

37 具体的取組② ブランド 販売戦略 の強化 項 目 具 体 的 取 組 関係機関が一体 となった販売戦 略 宮崎牛及び県産食肉販売戦略会議 等 関係機関が一体とな った県産食肉販売戦略の推進 宮崎牛の販売戦 略 宮崎牛 をはじめとする県産牛肉全体の販売力強化に向けた ブランド定義の検討及び販売戦略の構築 (例) A B 特徴づけを念頭に置いた宮崎牛の3段階のブランディ ング戦略 ① 希少価値のある最高峰の肉 ② 一定量を供給できるA5 A3の肉 ③ ヘルシー等を売りとする赤身肉 中央卸売市場への継続した生体出荷による 宮崎牛 の評価向 上とブランド力の強化 宮崎ブランドポ ークの販売戦略 県全体を包括した新たな 宮崎ブランドポーク 推進体制の確 立とブランドを生かした販売体系の構築 流通量を増やし 市 場での認知度を高める販売戦略等 生産農場の魅力 等を生かしたブ ランド力の強化 生産農場の魅力 衛生管理の徹底による安全 安心の発信 や 生産物のストーリー性 飼料や家畜の健康に配慮した飼育方法 等の特徴 を生かしたブランド力の強化 県産食肉に関す る調査等 県産ブランド食肉の指定店等におけるチェック体制の強化 食肉の 国産 表示から 宮崎県産 表示への改善に向けた調 査及びアプローチ 東京 大阪など大消費圏における県産ブランド食肉の評価調査 及び分析の実施 A 短期的取組 B 中長期的取組

38 現状 課題③ 販売体制 食肉の流通においては 特に その中間流通システムが複雑であるため 産地と消費者 を直接結ぶことにより 費用低減を図ることが生産者 消費者の双方にとって重要であり 燃油高騰等が続く中においては 効率性とコスト面を重視した販売体制の再構築が必要で ある 特に 大消費圏域から遠距離にある本県においては 輸送コスト面でのリスクをカバー できる新たな価格形成 流通システムを構築する必要がある このようなことから 効率的で新たな販売体制の確立が必要である 牛肉 豚肉の流通体系 肉用牛 豚生産者 生産者団体 食肉センター 家畜商 併設と畜場 中央卸売市場 集配センター 卸売市場内 等 買受人 仲買人 と畜場 食肉加工メーカー 市場外 食肉問屋 スーパー 飲食店 料理店 大口需要者等 ホテル等 食肉小売店 消費者 生体流通 枝肉流通 部分肉流通 精肉流通

39 具体的取組③ 効率的で新たな販売体制の確立 項 目 具 体 的 取 組 A 関係機関が一体 となったプロモ ーション活動 東京 大阪 福岡等大消費圏域において 行政と団体が一体と なった販売営業チームを中心としたプロモーション活動の展開 商談会 PRフェア等 新たな流通のあ り方の検討 推 進 産地と消費者の距離を縮める流通のあり方の検討 消費者と直結した直販やインターネット販売の推進 多様な連携 B マーケットインを基本とし 建値制度の見直しや契約販売等の 推進による安定した価格形成及び流通システムの構築 消費者団体との連携による販売体制の強化 生産と消費の接点 のレベルアップ 全国をネットする異業態 例えば飲料メーカーなど とのコラ ボレーション企画による販売体制の強化 A 短期的取組 B 中長期的取組

40 第5章 本県畜産の新生 3 販売力の強化 (2) 消費拡大 目指す姿 プランの目標 項 目 10年後を見据えた 目指す姿 プランの目標 平成27年度 牛肉24位 10位以内 豚肉16位 10位以内 牛肉24位 20位 豚肉16位 10位 県内消費量の増加 年間食肉購入量 全国ランキング 現状 課題 今後の消費者層の年齢 世帯構成や生活環境の推移を見ると 少子高齢化 少人数 世帯化 単独世帯化 が着実に進展し 食肉の消費量の減退や利用方法 内食化 簡易 簡便な調理等 などの変化が予想される 県庁所在地等の食肉購入量ランキングにおいて 本県は 牛肉で24位 豚肉で16位 鶏肉で2位 食肉全体では2位 となっており 牛 豚については 主要な生産県として 消費量を伸ばしていく必要がある また 安定した販売を確保するためには 産地側の意向だけではなくマーケット イン の視点に立った商品づくりや 食べ方の提案等により消費の定着化を図ることが今後とも 重要であり さらには 食肉 を基軸とした新たなフードビジネスの展開として 著名 な料理人や観光産業等とタイアップした相乗的な取組が必要である このようなことから 不安定な需給バランスの安定化に向けた積極的な 消費拡大対策 の強化を図る必要がある 都道府県庁所在地等別食肉購入量 区 分 全国1位 購入量① 宮 崎 市 購入量② 差 ① ② 牛 肉 和歌山市 10 8 24位 世帯 豚 肉 青 森 市 23 9 16位 鶏 肉 大 分 市 19 5 2位 食肉合計 大 分 市 46 7 2位 7 7 18 8 18 4 44 9 3 1 5 1 1 1 1 8 購入量は 平成20 22年平均の1世帯当たり 2人以上の世帯 年間購入量 全国順位は 都道府県庁所在地及び政令指定都市の計51地点での順位 出典 家計調査(総務省)

41 具体的取組 不安定な需給バランスの安定化に向けた積極的な 消費拡大対策 の強化 項 目 特徴ある商品づ くり 具 体 的 取 組 A PB商品や農産物とのコラボ商品など特徴ある付加価値の高い 商品づくり 高齢化社会に対応した加工品 レトルト 結着技術等 など時 代のニーズを捉えた商品づくり 地産地消の推進 県産食肉消費拡大に資する記念日の検討やキャンペーン活動の 取組強化による地産地消の推進 消費者の購買意 欲を高めるため の取組 県産食肉の素材を生かす精肉処理方法や消費者の購買意欲を高 める工夫の提案を行うフードアドバイザーの育成 創作料理など多彩な 食べ方 の提案及び普及による消費拡大 活動の展開 多様な連携 著名な料理人や観光産業 ホテル旅館業等 との連携強化によ る新たな食肉ビジネスの創造 生産と消費の接点のレベルアッ プ B A 短期的取組 B 中長期的取組 食べ方 の提案事例 県産食肉の創作料理発表会

42 第5章 本県畜産の新生 3 販売力の強化 (3) 輸出 目指す姿 プランの目標 項 目 10年後を見据えた 目指す姿 プランの目標 平成27年度 20t 200t 年 100t 年 牛肉輸出の拡大 現状 課題 今後の社会構造の変化を考慮すると 国内のみで急速に消費 販売 を伸ばすことは難 しいと考えられ 経済成長の著しい東南アジアや食肉文化の先行する欧米等をターゲット に輸出対策を強化していく必要があるが 本県からの牛肉輸出状況を見ると 平成21年 度まで米国や香港を中心に順調な伸びを示してきたが 口蹄疫発生による輸出停止等で大 きく落ち込んでいる状況にある しかしながら 平成24年9月には対米輸出も再開され シンガポールについても 新たに輸出が認定されるなど 今後 さらに輸出促進対策の強 化が必要である なお 豚肉については 平成23年度に香港への輸出実績 1 5t があるが コス ト面の課題等から休止状態となっている しかしながら 今後の国内消費量の動向等を踏 まえると 宮崎ブランドポーク 等について採算の見込まれる輸出ルートの構築を進め る必要がある このようなことから 不安定な需給バランスの安定化に向けた積極的な 輸出促進対策 の強化を図る必要がある 本県からの牛肉輸出状況 年度 米国 香港 マカオ タイ 計 H18 7, ,144 H19 22,715 5, ,459 H20 17,664 18, ,848 H21 30,044 22,730 3, ,114 H22 ,026 6, ,132 H23 0 12,550 7, ,128 H24 6,244 6,450 5, ,395 平成24年度は11月までの実績 出典 宮崎県畜産課調べ

43 具体的取組 不安定な需給バランスの安定化に向けた積極的な 輸出促進対策 の強化 項 目 輸出促進対策 具 体 的 取 組 A 関係機関と一体となった海外販売拠点の体制整備による卸業者 確保や販売スペースの定着化 ターゲットを絞ったプロモーションの展開 HACCP農場など輸出専門農場等衛生基準強化による差別化 の推進 B A 短期的取組 B 中長期的取組 日本各地の特産品に関する認知度調査 月 対象国 中国 北京 上海 韓国 ソウル 香港 香港島 九龍 新界 台湾 台北 ロシア ハバロフスク ウラジオストック 対象者 20歳以上の男女 世帯年収が一定額以上 対象数 各国308名 認知度上位3品 1 北海道サッポロラーメン 66.2 台湾 61.7 香港 2 青森のりんご 65.3 台湾 3 宮崎牛 60.7 香港 宮崎牛は 香港で高い認知度がある また 台湾でも3 4人に1人 中国で も5 6人に1人の割合で認知度がある 畜産物では 宮崎牛に続き 鹿児島の黒豚 46.4 香港 岐阜の飛騨牛 31.2 台湾 愛知の名古屋コーチン 11.0 台湾 の認知度が高い状況 出典 日本政策投資銀行 日本経済研究所 調査

44 第5章 本県畜産の新生 畜産関連産業の集積 目指す姿 プランの目標 項 目 畜産物製造業出荷額 の増加 4 10年後を見据えた 目指す姿 プランの目標 平成27年度 1 855億円 2 200億円 2 100億円 現状 課題① 畜産業の経済構造 平成17年の宮崎県産業連関表から本県畜産業の経済構造を見ると 県内畜産産出額 1 790億円を達成するために 1 276億円の原材料投入が行われている 内訳を見ると 県内各産業からの投入が563億円 飼料 有機質肥料 121億円 耕種農業 58億円等 に対し 飼料を中心とした県外からの投入が713億円となって いる また 出口部分を見ると 県内産業への出荷額が1 095億円 食料品製造業 1 026億円 に対し 国外 県外での生産 消費に向けた移輸出に654億円と県 内産業への出荷額増加が課題となっている 本県畜産業の課題として 飼料の生産から最終消費形態への加工 各種サービス業への 供給や家計での消費といった一連の流れを県内で回す体制の整備が遅れていることにある と言える 本県の農畜産物は 加工工程の早い段階で移輸出され 最終消費されるまでの間の二次 加工や運送 卸売といった付加価値の高い段階が県外で行われているのではないかと推測 され また 県内で消費される飲食料品の中には 素材として県外に移輸出された農畜産 物 飲食料品が加工されて再度県内に移輸入されたものが含まれていることも想像される このようなことから そうした中間過程を県内生産に取り込むことや新たな関連産業を 創出すること等により 県内生産額 県民所得の底上げにつなげる体制の整備が必要であ る 平成17年度宮崎県産業連関表に見る畜産業の経済構造 畜産業への原材料投入額 1,276億円 県内畜産業 生産額 1,790億円 国外 県外での生産 消費に 向けた移輸出 654億円 県内各産業からの投入 563億円 県内経済波及効果 691億円 県内産業への出荷額 1,095億円 598 耕種農業 58 波及効果73 飼料 有機質肥料 121 波及効果 123 MILK 122 道路輸送 54 波及効果 食料品製造業へ 1,026 食料品生産額 3,410 宿泊業へ 2 宿泊業生産額 644 自動車 機械修理 19 波及効果 飲食店へ 6 飲食店生産額 1,591 卸売 小売マージン 47 波及効果66 その他の畜産 4 研究へ 2 研究生産額 726 電力 18 波及効果24 その他産業から 212 波及効果254 飼料 有機質肥料 耕種農業 畜産需要の県内 県外比を 一定と仮定して試算 県内へ 869億円 金融 保険 34 波及効果52 県外各産業からの投入 県外へ 2,541億円 713億円 541億円 59億円 県外 国外の畜産業 から県内経済への移輸入 314億円 など 医療 保険へ 1 医療 保険生産額 4,198 その他産業へ 58 県内直接消費 在庫純増へ

45 具体的取組① 国外 県外移輸出分の県内食料品製造業への取込 によるフードビジネスの展開 項 目 フードビジネス の取組推進 具 体 的 取 組 A B 県内食肉メーカー等を中心とした広域的 組織的な産地加工の 推進 食肉加工業等の企業誘致や既存企業等による食肉部門の取組推 進 畜産農家 農業法人等による事業への取組支援 専門家による生産 加工 販売 消費に至るバリューチェーン の検討 A 短期的取組 B 中長期的取組 雇用が生まれる 新たな関連産業の創出 ビジネスチャンスの提案 項 目 輸入飼料依存型 からの脱却のた めの取組推進 再生可能エネル ギーの取組推進 具 体 的 取 組 A エコフィード生産システムの整備 構築 TMRセンターやコントラクター等の飼料生産組織の育成 木質等の飼料利用の可能性検討 太陽光を活用した宮崎型畜産モデルの構築 鶏ふん発電施設等での有効活用を図るなど 燃料として活用が 可能な畜産系バイオマスの新たなエネルギー利活用の検討 B 他分野における 取組推進 畜産資源活用のための福祉や医療 観光等における協働の検討 人材活用の推進 畜産を活用した働く場の提供による女性や高齢者の生きがい環 境の創出 A 短期的取組 B 中長期的取組

46 現状 課題② と畜 牛 豚においては 本県は食肉パッカーが少なく と畜 部分肉処理能力が低く 県外 への移出が44 と高い状況にある 一方 鹿児島県は 地場及び食肉大手のパッカーが多く と畜場の処理能力でも本県の 2倍以上を有しており 本県から鹿児島県への移出割合が高い そのような状況を踏まえ 県外移出分を県内で処理 加工する体制の整備 構築は食肉 事業者等を中心とした畜産関連産業の集積につながり 県内経済の活性化に大いに貢献す るものと思われる このようなことから と畜場の機能強化等 処理能力向上のためのハード ソフト両面 からの環境の整備が必要である 本県と鹿児島県の食肉処理状況の比較 平成21年 出典 畜産物流通統計(農林水産省)

47 具体的取組② 販売力強化による県内処理頭数の増加 に向けた環境の整備 項 目 処理能力向上 稼働率アップ等 による県内と畜 の促進 具 体 的 取 組 稼働率アップに向け 生産者 関係機関一体となった県内と畜 促進のための検討 A 既存と畜場や新規と畜場の再編 整備に係る検討 操業時間拡大等による効率運営の検討 B 牛 豚におけるインテグレーション化の推進 カット職人等専門人材の継続的な育成 A 短期的取組 B 中長期的取組

48 第6章 1 防疫体制の強化 防疫体制の整備 項 目 獣医師の確保 具 体 的 取 組 県獣医師の確保に向けた 宮崎県獣医師確保チーム による取組の強化 宮崎県産業動物獣医師確保協議会 を活用した民間獣医師との情報の 共有化と連携 家畜防疫員の確 保 県獣医師OB 開業獣医師 NOSAI獣医師 県畜産職職員の家畜防 疫員としての活用 関係団体との防 疫連携 市町村 関係団体 JA NOSAI 獣医師会 建設業協会 トラッ ク協会等 との防疫協定に基づいた情報の共有と連携の強化 大学との連携 実践を想定した獣医師 保定員等に対する研修の実施 科学的知見に基づく家畜防疫や畜産振興等に資する研究 研修等の連携 と支援 マニュアルの整 備 県防疫マニュアルの定期的な見直し 県防疫マニュアルと連動した県現地対策本部 支庁 農林振興局 市 町村防疫マニュアルの見直し 改訂 情報の共有化 防疫協定に基づく防疫業務に係る連絡責任者に関する情報の更新 防疫協定を締結している団体及び市町村との家畜防疫連携会議の定期的 な開催 家畜防疫情報メールの加入促進の継続と海外での発生状況等の情報提供 新 隣県との連携 全農家に家畜防疫情報を伝達できるシステムの構築 隣県との防疫連携の強化 九州 沖縄 山口地域家畜防疫連携会議の定期的な開催 県境家畜防疫連絡協議会 熊本 宮崎 鹿児島 大分 熊本 宮崎 の 定期的な開催 防疫演習 口蹄疫 高病原性鳥インフルエンザに係る地域の課題解決のための家畜 防疫演習(年2回 の実施 防疫研修会 市町村 関係団体 生産者代表を対象とした家畜防疫研修会 年2回 の開催 せり前研修会 各種部会における研修会の開催 PR等 特別防疫月間 4月 家畜防疫強化月間 2月 県内一斉消 毒の日 毎月20日 の徹底に向けた取組の実施 チラシや県政番組 新聞広告等による防疫意識の啓発

49 2 水際防疫 項 目 空港 港湾 ホ テル ゴルフ場 等での防疫の徹 底 3 体 的 取 組 水際防疫に係る防疫協定を締結している団体の施設の定期的な巡回と意 見交換の実施 地域防疫 項 4 具 目 具 体 的 取 組 市町村自衛防疫 推進協議会等に よる広報 研修 等 市町村自衛防疫推進協議会による広報 研修 指導 点検 地域防疫体制の 強化 新 市町村自衛防疫推進協議会等による初動対応のための消毒用施設の整 備 防疫資材の確保等の推進とそれに対する支援 家畜保健衛生所を核とした地域防疫体制の強化 農場防疫 項 目 飼養衛生管理基 準の遵守 具 体 的 取 組 家畜防疫員による定期的な巡回と様々な機会を捉えた生産者への指導の 徹底 農家を訪問する機会の多い家畜人工授精師等畜産関係者の衛生基準の遵 守 家畜人工授精師等畜産関係者による通常業務の中での飼養衛生管理基準 の指導 助言 啓発 新 飼養衛生管理基準に関する地域の課題解決に向けた独自の取組 農 場消毒や巡回指導 への支援 農家における防疫対策の優良事例を活用した啓発 大規模農場の管理獣医師に対する研修 消毒の徹底 新 消毒エキスパートの養成と具体的な消毒方法に関する研修会の開催 高齢者の消毒に対するサポート体制に関する優良事例の普及 促進

50 5 迅速な防疫措置 項 目 特定症状の早期 発見 早期通報 具 的 取 組 特定症状の周知 家畜の健康観察 異状家畜の早期通報に関する畜産農 家に対する指導の徹底 新 市町村に対する 指導 体 病性診断時における迅速な情報伝達方法の検討 市町村間の防疫協定の必要に応じた見直し 支庁 農林振興局単位で研修会の開催 防疫マニュアルの周知 埋却地の確保 市町村と連携した計画的な巡回指導 個別農場毎の経営環境等に応じた 適切な助言 指導及び情報提供等による適正な埋却地の確保推進 農場が確保した埋却地が実際には使用できない場合に備えた公有地リス トの更新 備蓄 口蹄疫発生時の初動防疫等に迅速に対応できるための防疫資材等の備蓄 及び在庫管理の実施 市町村が実施する防疫資材備蓄の支援 6 家畜防疫情報シ ステム 防疫に必要な関連情報の収集及び定期的な更新 家畜防疫員の研 修 新 有事に備えた研修システムの確立 農場研修 重機操作技術の習得 等 埋却地の適正管理 再生活用対策 項 目 具 体 的 取 組 埋却地の適正管 理 埋却地の適切な維持管理を図るための草刈り等の保全管理対策や埋却地 周辺の地下水定期モニタリング調査等の環境対策の実施 埋却地の再生活 用対策 埋却地の発掘禁止期間終了後の再生活用を図るための石礫除去や整地等 の整備 土壌分析等に基づく営農指導等の実施

51 第7章 1 プランの推進体制 畜産新生会議 進行管理をはじめプランの全般的な推進については 畜産新生会議 において 協議 検討を行う 宮崎県農業協同組合中央会会長 宮崎県経済農業協同組合連合会代表理事会長 宮崎県農業共済組合連合会会長 社団法人宮崎県配合飼料価格安定基金協会理事長 宮崎県乳用牛肥育事業農業協同組合代表理事組合長 公益社団法人宮崎県畜産協会会長 国立大学法人宮崎大学農学部長 宮崎県市長会長 宮崎県町村会長 宮崎県知事 2 畜産コンサルティング連携会議 生産性向上 生産コストの低減については 畜産コンサルティング連携会議 において 具体的な取組を推進する 宮崎県農業協同組合中央会 会長 農家経営支援センター事務局長 宮崎県経済農業協同組合連合会 会長 畜産担当参事 宮崎県農業共済組合連合会 会長 リスク管理指導センター所長 社団法人宮崎県配合飼料価格安定基金協会 理事長 常務 宮崎県乳用牛肥育事業農業協同組合 代表理事組合長 参事 公益社団法人宮崎県畜産協会 専務 経営生産部長 国立大学法人宮崎大学農学部 学部長 産業動物防疫リサーチセンターセンター長 宮崎県 農政水産部長 畜産課長 営農支援課長 生産者団体 代表者 先進農家 ワーキングチームを設置 3 宮崎牛及び県産食肉販売戦略会議 販売力強化 畜産関連産業集積については 宮崎牛及び県産食肉販売戦略会議 におい て 具体的な取組を推進する 宮崎県経済農業協同組合連合会 会長 副会長 常務 畜産担当参事 畜産部長 株式会社ミヤチク 副社長 常務 部長 宮崎県農業協同組合中央会 会長 常務 宮崎県商工会議所連合会 会頭 常務 宮崎県商工会連合会 会長 専務 宮崎県 農政水産部 商工観光労働部 ワーキングチームを設置

52 家畜の適正な飼養管理に関するガイドライン 肉用繁殖牛 家畜が快適な状態で育つために 7つの基本を 確実に 継続して 繁殖牛の生産性向上に向けて分娩後80日以内に受胎させるために 1 観 察 病気 事故を未然に防ぐとともに 確実な発情発見 適期授精等を行うた め 観察を徹底する 月齢に応じた発育をしている系統の良い素牛を選定し 14か月齢に達しても未発情の 場合は 獣医師の診察を受ける 発情の兆候が多く見られる午後10時頃から午前8時頃の時間帯にしっかり発情の観察 を行う 2 記 録 繁殖状況を的確に把握し 課題を解決する際に活用するため 記録を徹底 する 繁殖野帳等に発情 分娩等の個体記録をつける 3 分娩前後の 飼養管理 分娩時の事故を防ぐとともに 分娩後の子宮の回復を促すため 飼養管理 を徹底する 分娩前は 早めの分娩室の準備と母牛の移動を行うとともに 分娩兆候が見られない時 は獣医師の診察を受ける 難産と考えられる場合は 早めに獣医師の診察を受ける 分娩後は 子牛の呼吸の確保と保温に注意するとともに 子牛に初乳を必ず飲ませる 子牛が初乳を飲まない場合 早めに人工初乳製剤を飲ませる 分娩後は 日光浴や運動を行うとともに 分娩後50日までに発情兆候が見られない場 合は獣医師の診察を受ける 4 飼料 水 飼養管理のポイントは 別添のとおり 5 防疫 衛生 車両消毒 手指 靴の消毒を徹底する 6 飼養密度 適正な飼養密度の指標は 別添のとおり 7 情 研修会 市場 肥育農家等を通じて 情報を収集し 母牛の更新 廃用 を適切に行う 報 胎子が正常な発育に達するようにするため 発育ステージに対応した飼料 新鮮な水の給与を行う 家畜伝染病や生産性を阻害する病気を予防するため 防疫対策を徹底する とともに 牛舎の清掃 糞尿処理を適切に行う 牛がストレスを感じないようにするとともに 的確に観察を行うため 適 正な飼養密度で飼養する 母牛の更新 廃用 を適切に行うため 和牛の育種改良等に関する情報を 的確に入手し 活用する

53 項 目 10年後を見据えた 目指す姿 プランの目標 平成27年度 414日 1年1産 21日短縮 分娩間隔の短縮 1年1産達成のための繁殖管理 人工授精 生理的空胎 0日 30 40日 2週間前後 第 2 発 情 第 1 発 情 分 娩 重 点 期 間 基 準 日 80日 50日 人工授精 未発 情 獣 医 師 検 診 日 繁 殖 障 害 治療 最 終 人 工 授 精 朝夕の発情の確認と記帳 牛舎内繁殖管理盤 繁殖野帳 発情発見の効率化 牛歩Lite写真 スマホで繁殖管理写真 繁殖牛の増飼曲線 配 合 飼 料 kg 日 維持期 6 7カ月 飼 養 管 理 の ポ イ ン ト kg 日 kg 日 分娩前の管理 分娩2ヶ月前から増飼 適度の運動実施 駆虫薬等の投与 分娩前2カ月 維持 分娩時の管理 分娩房の清掃 消毒 分娩看護の実施 子牛の初乳摂取の確認 適正な飼養密度の指標 区分 分娩房 繁殖牛房 育成牛房 分娩 1頭当たりの必要面積 約 子牛別飼房 1 6か月齢 授乳期3カ月 分娩後の管理 繁殖牛の授乳期の増飼 子牛の哺乳状況の確認 分娩房の室温 衛生管理

54 家畜の適正な飼養管理に関するガイドライン 肉用肥育牛 家畜が快適な状態で育つために 7つの基本を 確実に 継続して 肥育牛の生産性向上に向けた枝肉重量増加のために 1 観 察 飼料 水の摂取状況等の個体観察を行う 2 記 肥育野帳等に飼料給与量 病気等の個体記録をつける 3 飼料 水 肥育前期には牧乾草等の良質粗飼料を十分に給与する 飼槽 水槽は常にきれいな状態にし 残飼は取り除いてから給与する 4 温度 換気 夏季の暑熱対策と冬季の寒冷対策を実施する 敷料は定期的に交換し 牛床は常に乾いた状態にしておく 5 防疫 衛生 車両消毒 手指 靴の消毒を徹底する 6 飼養密度 適正な飼養密度の指標は 別添のとおり 7 情 枝肉情報を活用し 発育のよい系統の素牛を選定する 録 報 異常牛を早期に発見するとともに 事故を未然に防ぐため 観察を徹底す る 農場の状況を的確に把握し 課題を解決する際に活用するため 記録を徹 底する 個体のばらつきを防止するため 発育ステージに対応した給与飼料の組み 合わせ 新鮮な水の給与を行う 肥育牛が健康を維持し 正常な発育等を行えるようにするため 発育ステ ージ 季節に応じて 温度管理 換気を適切に行う 家畜伝染病や生産性を阻害する病気を予防するため 防疫対策を徹底する とともに 牛舎の清掃 糞尿処理を適切に行う 牛がストレスを感じないようにするとともに 的確に観察を行うため 適 正な飼養密度で飼養する 発育のよい系統の素牛を選定するため 枝肉情報を活用する

55 項 目 10年後を見据えた 目指す姿 プランの目標 平成27年度 去勢460 490 肉質の向上 飼養期間の短縮 去勢10 増加 肉質の向上 飼養期間の短縮 枝肉重量の増加 肉質の向上 飼養期間の短縮 例 去勢牛 肥育前期 肥育中期 肥育後期 生後月齢 肥育期間 目標体重(kg) 目標DG(kg) 体重(kg) 目指す姿 肥育前期のポイント 枝肉重量 460kg 上物率 60 良質粗飼料の給与による腹づくり 濃厚飼料のスムーズな増量 490kg 65 650 導入時のポイント 牛房の清掃 消毒 導入牛の適正な群編成 18カ月齢 体が長方形とな り 胸垂 下腹部に脂肪付着 500 優秀肥育素牛生産 29カ月齢 牛の毛づやがなくなり 胸垂 下腹部の脂肪がとれてくる 粗飼料多給 化粧肉を付けない素牛生産 350 肥育中期のポイント 肥育後期のポイント 粗飼料と濃厚飼料の適正バランス ストレス軽減 異常牛の早期発見 治療 飼 養 管 理 の ポ イ ン ト 飼養環境 飼料の給与 前期は良質な粗飼料を充分に給与 濃厚飼料は徐々に増量 ビタミン ミネラルの適正投与 飼料給与回数の増加 肥育素牛の斉一化 適正飼育密度 5 0 5 5 頭 除角 削蹄の実施 防寒 防暑対策(適正温度15 25 ) 適正な飼養密度の指標 区分 肥育牛房 1頭当たりの必要面積 発育不良牛の発見 観察の徹底 早期治療 隔離 発育不良原因の究明 及び対策

56 家畜の適正な飼養管理に関するガイドライン 乳用牛 家畜が快適な状態で育つために 7つの基本を 確実に 継続して 乳用牛の生産性向上に向けた生産乳量向上のために 1 観 察 病気 事故を未然に防ぐとともに 確実な発情確認 適期授精等を行うた め 観察を徹底する 月齢に応じた発育をしている後継牛を確保し 15か月齢に達しても未発情の場合は 獣医師の診察を受ける 発情の兆候が多く見られる午後10時頃から午前8時頃の時間帯にしっかり発情の観察 を行う 2 記 録 繁殖状況や生乳生産状況を的確に把握し 課題を解決する際に活用するた め 個体記録を徹底する 分娩に関する記録をしっかりつける 生乳生産管理チェックシートの記帳 記録をこまめに行う 3 暑熱対策等 暑熱等による乳用牛へのストレスを軽減するため 快適な牛舎内環境の維 持や乳用牛の適正な管理を行うとともに 乾乳期における体機能の早期回 復や分娩等に備えた管理を徹底する 暑熱対策として 牛舎屋根への散水や牛舎内換気 通気 直射日光を遮るための寒冷紗 の設置等を行う 乾乳牛については ストレス軽減のためにできるだけ搾乳牛と別飼いし 適切な栄養管 理を行うとともに 乳房炎等疾病の早期発見 早期治療 誤搾乳の防止等に努める 4 飼料 水 飼料給与のポイントは 別添のとおり 5 防疫 衛生 正常な発育や繁殖 生乳生産等の活動を適切に行えるようにするため 発 育ステージや生乳生産サイクル等に対応した飼料給与や給水を行う 家畜伝染病や生産性を阻害する病気 生乳廃棄や乳質低下による損失を予 防するため 防疫対策や生乳生産管理を徹底するとともに 牛舎の清掃 糞尿処理を適切に行う 車両消毒 手指 靴の消毒を徹底する 生乳処理室を常に整理 整頓し 清潔に保つとともに 搾乳機器やバルククーラー等の 洗浄 消毒 管理点検を行い 異常があった場合には 速やかに修理等を依頼する 6 飼養密度 適正な飼養密度の指標は 別添のとおり 7 情 乳用牛群能力検定に参加して 検定情報を活用し 生乳生産能力の向上に活用する 報 牛がストレスを感じないようにするとともに 的確に観察を行うため 適 正な飼養密度で飼養する 生乳生産能力を向上させるため 乳量 乳質に関する情報を的確に入手し 活用する

57 項 目 10年後を見据えた 目指す姿 プランの目標 平成27年度 乳用牛1頭当たり 年間プラス1t 乳用牛1頭当たり 1日プラス2 生乳生産量の増加 飼養管理 飼料給与のポイント 泌乳曲線 濃厚飼料は乳量に 応じて給与 粗 乾乳期 泌乳前期 飼 料 泌乳中期 泌乳後期 乾乳期 前期 70日 分娩 分娩 60日前 220日 後期 分娩 21日前 分娩 適正な飼養密度の指標 育 成 牛 舎 月齢 体重 1頭当たりの必要面積 搾 (集団哺育) 乳 牛 舎 体重 胸回り ストールの寸法 スタンチョンの場合 幅 幅 長さ 長さ

58 家畜の適正な飼養管理に関するガイドライン 豚 家畜が快適な状態で育つために 7つの基本を 確実に 継続して 豚の生産性向上に向けたハイヘルスな豚の育成(事故率の減少)のために 1 観 察 温度 湿度を豚の目線 豚の状態でチェックする 飼料の食べ具合を観察し 食い残し こぼし等をチェックする 健康悪化の兆候 ケガ等がないかチェックする 2 記 録 病気 事故を未然に防ぐとともに 確実な発情確認 適期授精等を行うた め 観察を徹底する 農場の状況を的確に把握し 課題を解決する際に活用するため 記録を徹 底する 母豚の分娩に関する記録 発情 交配 分娩 離乳日 飼料給与量等 をしっかりとつ ける 子豚の生育に関する記録 ポイントごとの体重 飼料給与量等 をしっかりとつける 記録は 月 年ごとのデータとして処理する 3 温度 湿度 ヒーター等の活用 カーテンの開閉等により温度 湿度を調整する 最高最低温度計を活用する 4 飼料 水 別添のポイントごとの体重を目安に 飼料 水の量を確認 調整する 5 防疫 衛生 車両消毒 手指 靴の消毒 農場専用の衣服及び靴の設置 利用を徹底する 6 飼養密度 別添の適正な飼養密度の指標を参考にする 7 情 報 豚が健康を維持し 正常な発育 繁殖等の活動を行えるようにするため 発育ステージ 季節に応じて 温度 湿度の管理を適切に行う 豚が健康を維持し 正常な発育 繁殖等の活動を行えるようにするため 発育ステージに対応した飼料 新鮮な水の給与を行う 家畜伝染病や生産性を阻害する病気を予防するため 防疫対策を徹底する とともに 豚舎の清掃 糞尿処理を適切に行う 豚がストレスを感じないようにするとともに 的確に観察を行うため 適 正な飼養密度で飼養する 病気や事故を事前に防ぐため 病気等に関する情報を的確に入手し 活用 する 獣医師 畜産技術者や研修会 業界誌等を通じて 情報を収集し その内容と農場のデ ータをもとに検証を行い 改善を図る

59 項 目 10年後を見据えた 目指す姿 プランの目標 平成27年度 母豚1頭当たり 年間17 3頭 22頭 母豚1頭当たり 年間2頭増加 肉豚出荷頭数の増加 豚の状態のチェック 快適な状態の豚 最適な温度 湿度の目安 ウインドレス舎におけるテスト 体重等 寒くて重なっている状態の豚 最適温度 最適相対湿度 1 37 75 85 2 32 75 85 10 30 65 80 20 24 65 70 40 22 65 70 60 20 60 70 80 18 60 70 100 16 60 70 妊 娠 豚 18 60 80 授乳母豚 16 60 80 雄 16 60 80 豚 ポイントごとの体重の目安 ポイント 体重の目安 最高最低温度計を活用 適正な飼養密度の指標 区 分 1頭当たりの必要面積 出 生 時 1 4 1 6 分娩豚房 間口180 離 乳 時 7 8 繁殖豚房 間口60 65 30日齢 10 種 豚 房 6 8 70日齢 30 離乳育成房 90日齢 50 全面スノコ 部分スノコ 180日齢 出荷 110 肥育豚房 全面スノコ 部分スノコ オガクズ床 奥行210 奥行

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