目次 Ⅰ はじめに 1 Ⅱ 幼児教育 2 Ⅲ 義務教育 3 Ⅳ 生涯学習 7 1 生涯学習センター 2 図書館 3 ポー川史跡自然公園 4 体育館 Ⅴ むすびに 11

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ひろきふじた
5 years ago
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1 平成 30 年度教育行政執行方針標津町教育委員会

2 目次 Ⅰ はじめに 1 Ⅱ 幼児教育 2 Ⅲ 義務教育 3 Ⅳ 生涯学習 7 1 生涯学習センター 2 図書館 3 ポー川史跡自然公園 4 体育館 Ⅴ むすびに 11

3 平成 30 年標津町議会第 1 回定例会の開会にあたり標津町教育行政執行方針について申し上げます Ⅰ はじめにグローバル化の進展により社会に多様性がもたらされ急速な情報化や技術革新は身近な生活においても質的変化が感じられる時代になりつつありますこのような変化が社会の様々な分野に及んできている中で教育の在り方も新たな事態に直面しておりますそのなかで子どもたちの将来の職業についても大きく変化すると見込まれており子どもたちの 65% が今は存在していない職業に就くとの予測や今後 10 年から 20 年程度で半数近くの仕事が自動化される可能性が高いとの見方がありますこれらのことから学校教育においては確かな学力豊かな心健やかな体の調和のとれた育成を柱に次代を担い自らの未来を切り拓く子どもを育むものとしこれまで実践してきた主体的に行動できるひとづくりを目指した標津型学習スタイルの深化そして地域の子は地域が育てるをテーマに昨年発足したコミュニティスクールの発展を図ってまいりますまた生涯学習にあっては町民の皆さんが生涯にわたって心豊かに暮らすことができるようライフスタイルに応じた多様な学びの機会をつくるものとし地域の歴史や文化の有効な活用のほか - 1 -

4 未来を担うリーダーの育成魅力ある体験活動の提供に努めてまいります以下それぞれの施策に係る基本的な方針について申し上げますがこれら学校教育生涯学習が相互に連携しふるさと標津の魅力を活かした創造性豊かな教育を推進してまいりたいと考えております Ⅱ 幼児教育幼児期の教育保育は人間形成の基礎を養うものであり幼児が自発的に遊びを生み出すための環境を整え保育教諭との関わりのなかで幼児期にふさわしい成長を促すことが必要となりますそのためこども園においては各年齢を踏まえつつ一人ひとりの発達や特性を捉えながら計画的かつ適切な指導を行うものとし安心安定自己発揮協同性を軸に子どもが夢中になって遊ぶことを重視した活動を推進いたしますまた地域の自然や人材を活かした体験活動の充実により遊びを通してふるさと教育をはじめ好奇心協調性あきらめずに挑戦する力といった小学校以降の学習の土台になる学びに向かう力を育成してまいります - 2 -

5 これらの指導にあたって保育教諭は5 領域 ( 健康人間関係環境言葉表現 ) で示されたねらいや内容を総合的に教育するものとし標津型学習スタイルに基づき具体的な目標の設定から評価に至るまで一貫性のある指導を実践してまいりますなお幼児教育と義務教育の指導内容の連携を図るためこども園小学校中学校の一貫教育推進協議会による円滑な接続に努めてまいります Ⅲ 義務教育複雑で多様化する社会を生き抜く力を身につけるためには自らの可能性を信じ自ら未来を切り拓いていける資質や能力を学校での教育そして地域社会との連携や協働によって育成する必要があります学校教育では社会に開かれた教育課程の理念を踏まえ主体的対話的で深い学びの視点に基づいた子どもが主体的に学ぶ授業を創ることが求められていますその授業の中で子どもたちの学び合いの場が確かなものとなるよう言語活動を重視しながら自らが課題を設定しその解決に主体的に取り組む課題解決型の学習に主眼を置いた標津型学習スタイルに基づき全校一丸による授業改善を進めカリキュラムマネジメントの実践を推進することで教育効果の向上に努めてまいります - 3 -

6 また学校での日々の授業と連動した家庭学習への具体的な指導を進めるとともに児童生徒自らが課題を選択し学習計画を立てることができる能力の育成を図ってまいります中学生交流新年度から未来を担う子どもたちが視野を広げるための体験活動として本町と交流のある長野県生坂村との中学生交流事業を行い地域や文化を学ぶなどキャリア教育につなげてまいります特別支援教育特別支援教育については共生社会の形成に向けてどの子どももともに学ぶインクルーシブ教育システムの理念を踏まえ特別な支援を必要とする子どもたちに切れ目のない一貫した指導を行えるよう学校や家庭関係機関などと連携した教育支援を実践してまいります英語教育英語教育においては小学校の中学年から外国語活動が導入され聞くこと話すことに慣れ親しむことからはじまり小学校高学年ではこれに加えて読むこと書くことまた中学校では授業を外国語で伝え合う言語活動を重視するなど学習指導要領改訂の移行年となることから ALT( 外国語指導助手 ) やIC T 機器の有効活用と教員研修の充実に努めてまいります - 4 -

7 道徳教育新年度から道徳が特別の教科となりますが子どもたちの健やかな成長のためには道徳心や他者への思いやり自己肯定感などを育み充実した人生を送るための基盤となる健全な心と体の育成が必要ですそのため支え合い励まし合うといった協調や自律的なふるまいなどについて教師がどの場面においても共通した指導ができるよう徹底してまいります命を大切にする教育命( 心と体 ) を守る視点から健康の保持増進や望ましい生活習慣の実践いじめは絶対に許されない人権侵害であることなど子どもの発達の段階に応じて命の大切さを実感できるような指導を充実してまいります情報教育情報化社会のなかで多くの子どもがスマートフォンなどの情報通信機器を使用する環境になり情報モラルやその危険性心身への様々な影響が危惧されていますこの課題は学校だけでは解決できるものではなく学校家庭地域が一体となった取り組みが必要なことから関係団体等と連携した対応を図ってまいります - 5 -

8 豊かな心の育成公共の精神を育成するため様々な人と交流する体験活動を通して人と人との絆の大切さを実感し社会の一員として必要となる公共心や公徳心生命を尊重する心を育てるとともに社会におけるルールや法の重要性許されない行為についての指導を徹底し規範意識を高めることで自分で正しい判断ができるようになるための素地を育て自らの行動で課題を解決したり社会とかかわっていくことができるという意識とそのための行動力を育んでまいります体力運動健康体力や運動能力運動習慣については毎年の調査結果に基づきそれらの特徴と課題を明確にしたうえで家庭や地域との連携を図りながら体力及び運動能力の向上や食育等の指導を実践することにより健康面への意識向上や学校の特色ある取り組みを推進してまいります教育環境の整備児童生徒の教育の機会均等の視点に立った適時適切な支援策を講じるものとし ICT 教育に必要な各種機器をはじめとする学習環境の整備充実を進めるなど子どもたちが安心して学校生活を送ることができる学びの環境づくりに取り組んでまいります - 6 -

9 高校教育義務教育から高等教育への接続は益々重要視されており幼児教育からの一貫した教育理念のもと進めなければなりません今後も標津高校との連携による義務教育との授業交流やキャリア教育の取り組みを推進するとともにふるさとでの学びの機会を確保するため積極的な支援を継続してまいります Ⅳ 生涯学習 1 生涯学習センター生涯学習は家庭教育や学校教育の学びの基礎であるほか町民だれもが心豊かに生きがいをもって暮らすための重要な役割を担っており各施設を中心に自由に学び続ける機会を継続的に提供する必要がありますこのことから町民一人ひとりが個性や地域特性を生かしながら自主的主体的に学習活動に取り組めるよう生涯各期における学習機会の充実と学習環境の整備に努めてまいりますまた次代を担う子どもたちが町民の皆さんとのふれあいの中でふるさと標津の産業や魅力を学ぶ機会を設けるものとし学校家庭地域の教育連携の輪によりこれを実践してまいります - 7 -

10 芸術文化は感動や生きる喜びをもたらし豊かな心を育む人生の糧であります文化協会やサークルなどの主体的な活動を支援し芸術文化意識の高揚と鑑賞の機会の拡大に努めてまいりますなお地域づくりを担う未来のリーダーを養成するため現在 2 期目を迎えたしべつ未来塾の活動を引き続き支援してまいります 2 図書館図書館は心を豊かに育む読書活動の推進拠点として子どもから高齢者まで誰でも気軽に足を運び学ぶことのできる憩いの場所となるよう利用者の要望にきめ細かく対応し貸し出しやリクエストレファレンスサービスなど町民の暮らしに寄りそう魅力的な図書館運営を目指してまいります読書活動の普及推進のため 0 歳児からのブックスタートをはじめおはなし会や学校等への移動図書館の充実のほか読み聞かせや読書誘引につなげる読書感想文などの取り組みを引き続き行ってまいります - 8 -

11 3 ポー川史跡自然公園標津町の大きな財産である史跡標津遺跡群や天然記念物標津湿原をはじめとする国指定文化財のほか町内に存在する有形無形の文化遺産の保全と活用を継続してまいりますまたこれから求められることはその一つひとつに込められた歴史の物語をつなぎ合わせ地域の成り立ちを伝える物語へと編み上げることでありこれを町民の皆様と共有できる地域資源に磨き上げてまいります文化財の背景にある物語を通じて当町の歴史的魅力が町内で共有されることで郷土への愛着が醸成されると共に過去を学び現在を知り目指すべき未来を描く素地が育まれていくよう関係する団体の皆様とも連携しながら取り組みを進めてまいりますその取り組みの柱として根室管内 1 市 4 町と連携しながらこの地域における物語の日本遺産への認定を目指すと共に標津町の歴史的特徴であるアイヌ文化や会津藩等にまつわる文化遺産に視点をあてながら標津遺跡群発掘調査の教育的活用や会津松平家 14 代当主の招聘等の取り組みを推進してまいります - 9 -

12 4 体育館新年度はスポーツの町を宣言してから 30 年を迎えることから佳節に相応しい記念事業を開催するほかスポーツ親善大使の委嘱や講習会などの関連事業を開催しスポーツと健康増進の啓発につなげてまいります健康志向が高まる中体育施設はスポーツや運動による健康と生きがいを生み出すことのできる場所となることから幅広い年代層が親しみ利用しやすい施設となるよう適切に運営してまいりますスポーツや体力づくりを啓蒙するためスポーツ関係団体のほか学校文化福祉等の関係団体とも連携のうえより多くの町民の皆様が参加いただけるような魅力ある講演会や講習会各種イベント等を開催してまいりますなお新年度においてはこれらの取り組みに地域おこし協力隊を活用するものとし申し上げた施策のほか関係団体の活動や学校の部活動に対する支援もあわせて実践してまいります

13 Ⅴ むすびに以上平成 30 年度の教育行政にあたっての基本方針や主な施策について申し上げましたはじめに申し上げました子どもたちが暮らす未来の予測は現時点での見方であり今後の社会情勢によってはさらに変化が加速することも考えられます子どもたちがどのような変化にも対応できるようそして子どもたち一人ひとりがその未来の創り手となれるよう生きる力を育成することが求められておりそのためにはまずは今を生きる私たちが社会情勢の変化に向き合い多様化する価値観を理解し子どもたちの主体的な学びや能動的な行動を促していかなければならないと考えています子どもが生きる力を身に付けることはその子どもの未来の選択肢を増やすことにつながります未来を担う子どもたちが少しでも多くの可能性や広い選択肢を持てるよう学校教育生涯学習はもとより学校や地域各関係団体等との連携協力を一層図ったうえで各施策を推進してまいります町民の皆様と議員の皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げます

「主体的･対話的で深い学び」の実現に向けて

「主体的･対話的で深い学び」の実現に向けて主体的対話的で深い学びの実現に向けて國學院大學教授田村学学習指導要領改訂の方向性新しい時代に必要となる資質能力の育成と学習評価の充実学びを人生や社会に生かそうとする学びに向かう力人間性の涵養生きて働く知識技能の習得未知の状況にも対応できる思考力判断力表現力等の育成何ができるようになるかよりよい学校教育を通じてよりよい社会を創るという目標を共有し社会と連携協働しながら

目 次 Ⅰ はじめに 1 Ⅱ 幼児教育 2 Ⅲ 義務教育 3 Ⅳ 生涯学習 7 1 生涯学習センター 2 図書館 3 ポー川史跡自然公園 4 体育館 Ⅴ むすびに 11

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