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1 神戸製鉄所火力発電所 ( 仮称 ) 設置計画 環境影響評価方法書 平成 27 年 6 月 株式会社神戸製鋼所

2 本環境影響評価方法書は 環境影響評価法 ( 平成 9 年法律第 81 号 ) 第 5 条第 1 項及び 電気事業法 ( 昭和 39 年法律第 170 号 ) 第 46 条の4の規定により作成したものである 本書に掲載した地図は 国土地理院長の承認を得て 同院発行の20 万分の1 地勢図 20 万分の1 土地利用図 5 万分の1 地形図及び空中写真を複製したものである ( 承認番号平 27 近複 第 7 号 ) また 本書で承認を得て作成した複製品を第三者がさらに複製する場合には 国土地理院の長の承認を得なければならない

3 目 次 第 1 章事業者の名称 代表者の氏名及び主たる事業所の所在地 1-1( 1) 第 2 章対象事業の目的及び内容 2-1( 3) 2.1 対象事業の目的 2-1( 3) 2.2 対象事業の内容 2-2( 4) 特定対象事業の名称 2-2( 4) 特定対象事業により設置される発電所の原動力の種類 2-2( 4) 特定対象事業により設置される発電所の出力 2-2( 4) 対象事業実施区域 2-2( 4) 特定対象事業により設置される発電所の設備の配置計画の概要 2-2( 4) 特定対象事業の内容に関する事項であって その変更により環境影響が変化することとなるもの 2-8( 10) 第 3 章対象事業実施区域及びその周囲の概況 3-1( 17) 3.1 自然的状況 3-1( 17) 大気環境の状況 3-1( 17) 水環境の状況 3-39( 55) 土壌及び地盤の状況 3-72( 88) 地形及び地質の状況 3-75( 91) 動植物の生息又は生育 植生及び生態系の状況 3-85(101) 景観及び人と自然との触れ合いの活動の場の状況 3-128(144) 一般環境中の放射性物質の状況 3-134(150) 3.2 社会的状況 3-135(151) 人口及び産業の状況 3-135(151) 土地利用の状況 3-142(158) 河川 湖沼及び海域の利用並びに地下水の利用の状況 3-146(162) 交通の状況 3-150(166) 学校 病院その他の環境の保全についての配慮が特に必要な施設の配置の状況及び住宅の配置の概況 3-153(169) 下水道の整備状況 3-156(172) 廃棄物の状況 3-157(173) 環境の保全を目的として法令等により指定された地域その他の対象及び当該対象に係る規制の内容その他の環境の保全に関する施策の内容 3-163(179) 第 4 章計画段階配慮事項に関する調査 予測及び評価の結果 4-1(227) 4.1 計画段階配慮事項の選定及び理由 4-1(227) 計画段階配慮事項の選定 4-1(227) 選定の理由 4-3(229) 4.2 調査 予測及び評価の手法の選定及び理由 4-6(232) 4.3 調査 予測及び評価の結果 4-7(233) 大気質 ( 硫黄酸化物 窒素酸化物 浮遊粒子状物質 ) 4-7(233) 動物 ( 海域に生息する動物 ) 4-23(249) 目次 -1

4 4.3.3 植物 ( 海域に生育する植物 ) 4-26(252) 景観 4-27(253) 4.4 総合評価 4-42(268) 第 5 章配慮書に対する経済産業大臣の意見及び事業者の見解 5-1(269) 5.1 配慮書に対する経済産業大臣の意見 5-1(269) 5.2 経済産業大臣の意見についての事業者の見解 5-6(274) 第 6 章対象事業に係る環境影響評価の項目並びに調査 予測及び評価の手法 6-1(277) 6.1 環境影響評価の項目の選定 6-1(277) 環境影響評価の項目 6-1(277) 選定の理由 6-5(281) 6.2 調査 予測及び評価の手法の選定及び理由 6-8(284) 調査 予測及び評価の手法 6-8(284) 選定の理由 6-8(284) 第 7 章配慮書についての関係地方公共団体の長の意見及び一般の意見の概要並びに事業者の見解 7-1(363) 7.1 配慮書についての兵庫県知事の意見及び事業者の見解 7-1(363) 配慮書について述べられた兵庫県知事の意見 7-1(363) 兵庫県知事の意見についての事業者の見解 7-6(368) 7.2 配慮書についての神戸市長及び芦屋市長の意見並びに事業者の見解 7-12(374) 配慮書について述べられた神戸市長及び芦屋市長の意見 7-12(374) 神戸市長及び芦屋市長の意見についての事業者の見解 7-21(383) 7.3 配慮書についての一般の意見の概要及び事業者の見解 7-31(393) 配慮書の公告及び縦覧等 7-31(393) 一般の意見の概要についての事業者の見解 7-33(395) 第 8 章環境の保全の配慮に係る検討の経緯及びその内容 8-1(423) 8.1 石炭火力発電所とした経緯 8-1(423) 8.2 発電設備の規模 8-2(424) 8.3 発電設備の配置計画 8-3(425) 8.4 発電設備の構造 ( 煙突高さ ) 8-4(426) 目次 -2

5 第 1 章事業者の名称 代表者の氏名及び主たる事業所の所在地 事業者の名称 : 株式会社神戸製鋼所代表者の氏名 : 代表取締役社長川崎博也主たる事務所の所在地 : 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通 2 丁目 2 番 4 号 1-1 (1)

6 1-2 (2)

7 第 2 章対象事業の目的及び内容 2.1 対象事業の目的当社神戸製鉄所は 昭和 34 年の高炉火入れ以降 銑鋼一貫製鉄所として操業してきた 平成 7 年には 電気事業法 が改正され 入札制度の下で一般企業等が電力卸供給事業に参入することが可能となり 関西電力株式会社 ( 以下 関西電力 という ) による電力卸供給入札募集が実施された 当社は この入札募集に応募 落札者となり 発電規模 140 万 kw の石炭火力発電所 ( 神鋼神戸発電所 ) を神戸製鉄所内に建設し 平成 14 年に1 号機を運転開始以降 地元神戸市の電力自給率の向上に貢献している また 平成 25 年 5 月には鋼材事業の構造改革を決定し 神戸製鉄所の高炉をはじめとする上工程設備を休止し 加古川製鉄所に集約することで鋼材事業の競争力強化を図るとともに その休止する高炉跡地の活用策として火力発電所の増設による電力供給事業の拡大の可能性を検討してきた 平成 26 年 3 月 関西電力は 火力発電所の高経年化への対応及び経済性向上の観点より火力電源入札募集を発表した このような中 当社は 神鋼神戸発電所で長年培った大型石炭火力設備の安定操業のノウハウ及び 製鉄所の岸壁や石炭荷揚げ設備等のインフラ並びに 神戸製鉄所の高炉跡地を活用した石炭火力発電設備の導入を計画し 関西電力の火力電源入札に応募した その結果 平成 27 年 2 月に当社は落札者に決定し 同 3 月に関西電力と電力受給契約を締結した 今回の事業計画は 最新鋭の発電技術である超々臨界圧 (USC) 発電設備を導入することに加え 電力需要地の神戸市及び阪神地域に近接した電源立地であることから 電源の高効率化 低炭素化に貢献することができる 加えて 安価な電力を大量かつ安定的に供給することで 地域経済の更なる安定 発展に貢献できるものと考えている また 最新の環境対策を実施し環境保全協定を遵守することはもとより 景観や地域社会との共生等にも配慮し 企業市民としての役割も果たしていきたいと考えている 平成 26 年 4 月に閣議決定された エネルギー基本計画 では 石炭は 安定供給性や経済性に優れた重要なベースロード電源の燃料として再評価されており 高効率石炭火力発電の有効利用等により環境負荷を低減しつつ活用していくエネルギー源である とされている また 石炭火力発電については 老朽火力発電所のリプレースや新増設による利用可能な最新技術の導入を促進する とされており 当社の事業計画はその方向性にも沿ったものと考えている なお 運転開始は 新設 1 号機は平成 33 年度 新設 2 号機は平成 34 年度を予定している 2-1 (3)

8 2.2 対象事業の内容 特定対象事業の名称神戸製鉄所火力発電所 ( 仮称 ) 設置計画 特定対象事業により設置される発電所の原動力の種類汽力 ( 石炭火力 ) 特定対象事業により設置される発電所の出力発電所の出力は 第 表のとおりである 第 表 発電所の原動力の種類及び出力 項目 ( 参考 ) 神鋼神戸発電株式会社神戸製鉄所火力発電所神鋼神戸発電所新設 1 号機新設 2 号機 1 号機 2 号機 原動力の種類 汽力 同左 汽力 同左 出力 約 65 万 kw 同左 70 万 kw 同左 対象事業実施区域所在地 : 兵庫県神戸市灘区灘浜東町 2 番地対象事業実施区域 : 面積約 130 万 m 2 陸域 : 約 100 万 m 2 発電設備の設置予定地: 約 20 万 m 2 海域 : 約 30 万 m 2 工事に伴う作業船( 係留用アンカー範囲を含む ) 等を考慮 対象事業実施区域の位置及びその周囲の状況は 第 図のとおりである 特定対象事業により設置される発電所の設備の配置計画の概要発電所の設備の配置計画の概要は 第 図のとおりである また 発電設備の概念図は 第 図のとおりである 新たに設置する発電設備は 神戸製鉄所の高炉設備等を撤去した跡地等の狭隘な敷地を利用して配置する計画とした なお 港湾設備 揚貯運炭設備の一部については 既設設備を有効利用する計画である 2-2 (4)

9 第 図 (1) 対象事業実施区域の位置及びその周辺の状況 2-3 (5)

10 第 図 (2) 対象事業実施区域の位置及びその周辺の状況 2-4 (6)

11 第 図(3) 対象事業実施区域の位置及びその周辺の状況 発電設備の設置予定地 対象事業実施区域 国土地理院撮影の空中写真 平成 21 年撮影 (国土地理院ホームページ より作成 2-5 (7)

12 第 図発電設備の配置計画の概要 2-6 (8)

13 2-7 (9) 第 図 発電設備の概念図

14 2.2.6 特定対象事業の内容に関する事項であって その変更により環境影響が変化することとなるもの 1. 主要機器等の種類主な機器等の種類は 第 表のとおりである 第 表 主要な機器等の種類 項目 ( 参考 ) 神鋼神戸発電株式会社神戸製鉄所火力発電所神鋼神戸発電所新設 1 号機新設 2 号機 1 号機 2 号機 ボイラー 種類 超々臨界圧再熱式貫流型 同左 超臨界圧再熱式貫流型 同左 蒸気タービン 種類 再熱復水型 同左 再熱復水型 同左 容量 約 650,000kW 同左 700,000kW 同左 発電機 種類 横軸円筒回転界磁型 同左 横軸円筒回転界磁型 同左 主変圧器 種類 導油風冷式 同左 導油風冷式 同左 燃料貯蔵設備 種類 屋内式貯炭設備 同左 屋内式貯炭設備 同左 石炭灰貯蔵設備 種類 屋内式貯蔵設備 同左 鋼板製円筒型 同左 石こう貯蔵設備 種類 屋内式貯蔵設備 同左 鋼板製円筒型 同左 2. 発電用燃料の種類燃料の種類 : 石炭年間使用量 : 約 320 万 t/ 年注 ) 設備利用率は 最大 80% として算出 神鋼神戸発電所停止時の代替として 設備能力最大 200t/h の熱供給を行った場合の最大使用量は 約 340 万 t/ 年 既存の港湾設備を有効利用して船舶により受け入れ 発電所内の屋内式貯炭設備に貯蔵する計画である 3. ばい煙に関する事項ばい煙に関する事項については 第 表のとおりである 以下の環境保全措置を講じることにより 施設の稼働に伴う大気質への影響を抑制する 排煙脱硫装置を設置して 硫黄酸化物の濃度及び排出量を可能な限り低減する 排煙脱硝装置を設置して 窒素酸化物の濃度及び排出量を可能な限り低減する 集じん装置を設置して ばいじんの濃度及び排出量を可能な限り低減する 上記設備について適切な運転管理及び定期的な点検により性能維持に努める 2-8 (10)

15 第 表 ばい煙に関する事項 ( 参考 ) 神鋼神戸発電株式会社神戸製鉄所火力発電所項目単位神鋼神戸発電所 新設 1 号機 新設 2 号機 1 号機 2 号機 煙突 種類 - 2 筒身集合型 2 筒身集合型地上高 m 排出ガス量 湿り 約 2,200 同左 2,420 同左 乾き 10 3 m 3 N/h 約 2,000 同左 2,143 同左 煙突出口ガス 温度 90 同左 90 同左 速度 m/s 30 同左 30 同左 硫黄酸化物 排出濃度 ppm 13 同左 24 同左 排出量 m 3 N/h 約 26 同左 51.4 同左 窒素酸化物 排出濃度 ppm 20 同左 24 同左 排出量 m 3 N/h 約 42 同左 54.5 同左 ばいじん 排出濃度 mg/m 3 N 5 同左 10 同左 排出量 kg/h 約 11 同左 22.7 同左 注 : 窒素酸化物及びばいじんの排出濃度は 乾きガスベースでO 2 濃度 6% 換算値である 4. 復水器の冷却水に関する事項復水器の冷却水に関する事項は 第 表のとおりである 冷却方式は海水冷却方式を採用し 神戸港内の海水を深層取水して 同港内へ表層放水する 取放水の温度差は7 以下とし 海生生物への影響を低減する 第 表 復水器の冷却水に関する事項 ( 参考 ) 神鋼神戸発電株式会社神戸製鉄所火力発電所項目単位神鋼神戸発電所 新設 1 号機 新設 2 号機 1 号機 2 号機 復水器冷却方式 - 海水冷却 同左 海水冷却 同左 冷却水 取水方式 - 深層取水 同左 深層取水 同左 取放水方式 放水方式 - 表層放水 同左 表層放水 同左 冷却水使用量 m 3 /s 約 30 同左 32.5 同左 取放水温度差 7 以下 同左 7 以下 同左 注入方式 - 海水電解装置で発生させた次亜塩素酸ソーダを 同左 海水電解装置で発生させた次亜塩素酸ソーダを 同左 塩素等薬品注入の有無 冷却水に注入する計画である 冷却水に注入している 残留塩素 - 放水口において検出されないこと 同左 放水口において検出されないこと 同左 2-9 (11)

16 5. 用水に関する事項発電所で使用する工業用水及び飲料水は 神戸市工業用水道 神戸市水道から神戸製鉄所経由で受水する計画である 工業用水は 10,500m 3 / 日程度 飲料水は4~12m 3 / 日程度を想定している 6. 一般排水に関する事項一般排水に関する事項は 第 表のとおりである また 一般排水に関するフロー図は第 図のとおりである 施設の稼働に伴って発生する一般排水は 新たに設置する排水処理設備で適切な処理を行った後 海域に排出する 第 表 一般排水に関する事項 項目単位神戸製鉄所火力発電所 ( 参考 ) 神鋼神戸発電株式会社神鋼神戸発電所 排水の方法 - 排水処理設備で処理後 構内の放水口より海域に排出する計画である 排水処理設備で処理後 構内の放水口より海域に排出する 排水量 排水の水質 通常 m 3 / 日 約 2,600 1,495 最大 m 3 / 日 約 2,840 1,680 水素イオン濃度 (ph) 以上 8.6 以下 5.8 以上 8.6 以下 化学的酸素要求量最大 10 以下最大 10 以下 mg/l (COD) 日間平均 5 以下日間平均 5 以下 浮遊物質量最大 15 以下最大 15 以下 mg/l (SS) 日間平均 10 以下日間平均 10 以下 窒素含有量 mg/l 最大 30 以下最大 30 以下日間平均 20 以下日間平均 20 以下 燐含有量 mg/l 最大 2 以下最大 2 以下日間平均 1 以下日間平均 1 以下 ノルマルヘキサン抽出物質含有量 mg/l 1 以下 1 以下 第 図 一般排水に関するフロー図 工業用水 発電設備 排水 放水口 海域 処理設備 再利用 上水 生活排水 下水 2-10 (12)

17 7. 騒音 振動に関する事項 (1) 騒音主要な騒音発生源としては ボイラー タービン 発電機 送風機 循環水ポンプ等があり 建屋内への設置又は低騒音型機器の採用等の適切な対策により 騒音の低減を図る (2) 振動主要な振動発生源としては ボイラー タービン 発電機 送風機 循環水ポンプ等があり 基礎を強固なものとする等の適切な対策により 振動の低減を図る 8. 工事に関する事項 (1) 工事概要主要な工事としては ボイラー設備 タービン発電機設備 取放水設備 石炭灰貯蔵設備 煙突 排ガス処理設備等の設置に係る基礎工事 本体工事がある 用地としては既存の製鉄所敷地を活用し 新規の埋め立て 造成や森林の伐採は行わない (2) 工事期間工事開始時期 : 平成 30 年度 ( 予定 ) 運転開始時期 : 新設 1 号機平成 33 年度 ( 予定 ) : 新設 2 号機平成 34 年度 ( 予定 ) (3) 工事工程工事工程は第 表のとおりである 第 表 工事工程 1 年目 2 年目 3 年目 4 年目 5 年目 新設 1 号機 全体工程 基礎工事 本体工事 試運転 新設 1 号機着工 新設 2 号機着工 新設 1 号機運転開始 新設 2 号機運転開始 新設 2 号機 基礎工事 本体工事 試運転 9. 交通に関する事項 (1) 工事中の主要な交通ルートボイラー タービン 発電機 変圧器 鉄骨類などの大型資材等は海上輸送 その他の小型機器類 工事用資材については陸上輸送により運搬する計画である 海上輸送による資材等の搬入は 神戸製鉄所南側の岸壁より行う計画である また 資材等の搬出入車両及び工事関係者の通勤車両の通行には 第 図に示す主要道路等を利用する計画である (2) 運転開始後の主要な交通ルート陸上輸送としては 発電所の補修用資材 運転用薬品等の運搬車両 従業員の通勤車両等があり 主要な交通ルートは第 図に示す主要道路等を利用する計画である また 石炭灰 石こうの搬出については 主に海上輸送により運搬する計画である 2-11 (13)

18 第 図 主要な交通ルート 2-12 (14)

19 10. その他 (1) 地盤沈下地盤沈下の原因となる地下水の汲み上げは行わない (2) 工事中の排水 濁り工事中に発生する建設工事排水については 仮設沈殿槽等を使用し 必要に応じて排水処理設備で適切に処理を行った後 海域に排水する計画である また 海域工事については 拡散防止膜などの汚濁拡散防止対策を適切に行う計画である (3) 石炭粉じん 石炭灰に関する事項燃料の石炭は密閉型サイロに貯蔵し コンベアによりボイラーへ輸送する計画である 揚炭設備及びコンベアは 飛散防止を考慮した密閉構造とし 石炭粉じん飛散防止対策を行う計画である 発電所の稼働に伴い発生する石炭灰については 屋内式貯蔵設備に保管し セメント原料等として有効利用する計画である (4) 土壌汚染工事中及び運転開始後において 土壌汚染の原因となる物質は使用しない (5) 緑化対策 工場立地法 ( 昭和 34 年 3 月 20 日法律第 24 号 ) 神戸市建築物等における環境配慮の推進に関する条例 ( 平成 24 年 3 月 20 日条例第 45 号 ) に基づき 必要な緑地等を整備する (6) 景観対策 神戸市都市景観条例 ( 昭和 53 年 10 月 20 日条例第 59 号 ) に基づき 建屋の色彩等について周辺環境との調和に配慮する また 煙突等による圧迫感の低減を図るとともに眺望景観に配慮する (7) 産業廃棄物発生量の抑制及び発生した廃棄物の有効利用に努め 有効利用が困難なものは関係法令に基づき適切に処理する (8) 残土工事に伴い発生する掘削残土については 対象事業実施区域で埋戻し及び盛土として有効利用する計画である また 浚渫残土については 関係法令に基づき適正に処理する計画である (9) 温室効果ガス二酸化炭素については 石炭を燃料とする最新鋭の発電技術 ( 経済性 信頼性において問題なく商用プラントとして既に運転開始をしている最新鋭の発電技術 ) である超々臨界圧 (USC) 発電設備の導入により 発電電力量当たりの二酸化炭素排出量を低減する計画である 現時点で想定される発電電力量当たりの二酸化炭素排出量は 約 0.77 kg-co 2 /kwh 本排出原単位による二酸化炭素総排出量は 約 700 万 t-co 2 / 年である 2-13 (15)

20 2-14 (16)

21 第 3 章対象事業実施区域及びその周囲の概況対象事業実施区域の位置する神戸市及びその周辺の自然的状況及び社会的状況について 環境要素ごとに影響を受けるおそれがあると考えられる範囲を対象に入手可能な最新の文献その他の資料により情報を収集した また 市町村単位の統計等については 関連する環境要素の範囲を包含する市町村単位で引用した なお 表中の 兵庫県 には 神戸市 芦屋市等を含んだ兵庫県下全体の値を示している 3.1 自然的状況 大気環境の状況 1. 気象の状況 (1) 気候特性神戸市を含む兵庫県南東部の気候は 年間を通じて温暖 少雨の瀬戸内気候区と 大都市特有の都市気候の特徴が現れる 雨が少なく湿度が低いため乾燥し 海岸に近いため暑さや寒さも比較的しのぎやすくなっている 特に冬季は少雨 多照が特徴であるが 梅雨期には大阪湾を北上する暖湿気流と六甲山地の影響で 局地的な大雨が降ることもある 神戸の気候は 瀬戸内海気候帯に属し 全般的に冬は温暖で夏は涼しいという特徴をもっている また 六甲山系南側の既成市街地の夏季の風系は 南西からの海風で形成され 夜間には 北東からの陸風に加え 六甲山系の涼しい空気が斜面に沿って市街地に下降してくる 兵庫県の地勢 気候 ( 神戸地方気象台ホームページ ) 神戸市都市計画マスタープラン ( 神戸市 平成 23 年 ) より作成 (2) 気象概要対象事業実施区域の最寄りの気象官署として西約 3kmに神戸地方気象台があり 平成 25 年における風配図をみると 西南西及び西の風の出現頻度が高くなっている 神戸地方気象台の位置及び風配図は 第 図のとおりである 同気象台の月別平年値 ( 統計期間 1981~2010 年 風向は 1990~2010 年 ) は 第 表のとおりである 平均気温は 16.7 平均風速は 3.6m/s 年間降水量は 1,216.2mmとなっている 3-1 (17)

22 第 図 神戸地方気象台の位置及び風配図 3-2 (18)

23 第 表 神戸地方気象台の月別平年値 月 年 項目 平均気温 ( ) 日最高気温の平均 ( ) 神戸地方気象台 日最低気温 平均風速 最多風向 の平均 ( ) (m/s) ( 方位 ) 降水量 (mm) 日照時間 ( 時間 ) 1 月 西 月 西 月 北 月 東北東 月 東北東 月 西南西 月 西南西 月 南西 月 東北東 月 北 月 北 月 西 全年 北 1, ,072.6 統計期間 ( 資料年数 ) 1981~2010 (30) 1981~2010 (30) 1981~2010 (30) 1981~2010 (30) 1990~2010 (21) 1981~2010 (30) 1981~2010 (30) 気象統計情報 ( 気象庁ホームページ ) より作成 2. 大気質の状況 (1) 大気汚染発生源の状況平成 25 年度末現在 神戸市 阪神南地域及び兵庫県における 大気汚染防止法 ( 昭和 43 年法律第 97 号 ) 及び 環境の保全と創造に関する条例 ( 平成 7 年兵庫県条例第 28 号 ) に基づく届出状況は 第 表のとおりである ばい煙発生施設については 法規制対象の工場等は神戸市では 868 事業場 2,121 施設 阪神南地域では 424 事業場 1,312 施設 兵庫県では 3,224 事業場 8,991 施設となっている 第 表ばい煙発生施設等の届出状況 ( 平成 25 年度 ) 項目 工場 事業場数 工場 事業場数 施設数 神戸市 阪神南地域 兵庫県 施設数 工場 事業場数 施設数 工場 事業場数 施設数 大気汚染防止法 868 2, ,312 3,224 8,991 環境の保全と創造に関する条例 251 1, 注 :1. 阪神南地域 とは 芦屋市 尼崎市 西宮市を示す 2. - は データがないことを示す 平成 26 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) 平成 25 年度神戸市環境基本計画年次報告書 ( 神戸市 平成 27 年 ) より作成 3-3 (19)

24 (2) 大気質の状況大気質の状況については 対象事業実施区域を中心とする半径 20kmの範囲内 ( 以下 20km 圏内 という ) を既存資料により整理した 大気汚染常時測定局の位置は第 図 測定項目は第 表のとおりである 平成 25 年度末現在 20km 圏内には一般環境大気測定局 ( 以下 一般局 という )33 局及び自動車排出ガス測定局 ( 以下 自排局 という )23 局の計 56 局があり 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質等の測定が行われている また 有害大気汚染物質等については 定期的に一般局等において測定が行われている 3-4 (20)

25 第 図 大気汚染常時測定局の位置 3-5 (21)

26 種別 一般局 市町名 第 表 (1) 大気汚染常時測定局の測定項目 ( 平成 25 年度 ) 図中番号 測定局 所在地 設置主体 用途地域 二酸化硫黄 二酸化窒素 測定項目 神戸市 1 東灘住吉東町 5 丁目神戸市商 2 六甲アイランド向洋町中 6 丁目神戸市住 3 灘浜新在家南町 5 丁目神戸市準工 4 住吉南 住吉南町 1 丁目 神戸市 住 5 港島港島中町 8 丁目神戸市準工 6 灘神ノ木通 3 丁目神戸市商 7 葺合熊内町 1 丁目神戸市住 8 兵庫南部御崎町 1 丁目神戸市住 9 長田北町 3 丁目神戸市工 10 須磨行幸町 3 丁目神戸市住 11 白川台白川台 5 丁目神戸市住 12 垂水大町 2 丁目神戸市住 13 押部谷桜が丘東町 5 丁目神戸市住 14 北鈴蘭台西町 1 丁目神戸市商 15 北神藤原台北町 1 丁目神戸市住 芦屋市 16 潮見小学校潮見町 1-2 芦屋市住 17 打出浜小学校新浜町 8-2 芦屋市住 18 朝日ヶ丘小学校朝日ヶ丘町 10 番 10 号兵庫県住 尼崎市 19 市立立花北小学校 ( 北部 ) 栗山町 2 丁目 6 番 1 号尼崎市住 20 国設尼崎 ( 中部 ) 東難波町 4 丁目 9-12 国住 21 城内高校 ( 南部 ) 北城内 47 の 1 尼崎市住 西宮市 22 西宮市役所六湛寺町 10 番 3 号西宮市商 23 鳴尾支所鳴尾町 3 丁目 5 番 14 号西宮市住 24 瓦木公民館瓦林町 8 番 1 号西宮市住 25 甲陵中学校上甲東園 2 丁目 11 番 20 号西宮市住 26 山口小学校山口町下山口 4 丁目 23 番 1 西宮市住 27 浜甲子園浜甲子園 2 丁目 16 番 23 号西宮市住 伊丹市 28 伊丹市役所千僧 1 丁目 1 番地兵庫県住 宝塚市 29 よりあいひろば小林 3 丁目 5 番 22 号兵庫県住 30 長尾測定局山本東 宝塚市住 大阪市 31 此花区役所春日出北 大阪市住 32 淀中学校大和田 大阪市住 33 南港中央公園南港東 8 丁目大阪市準工 注 :1. 平成 26 年 3 月 31 日現在の測定状況を示す 2. 図中番号は 第 図を参照 3. 用途地域は 次のとおりである 住 : 都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 ) 第 8 条に定めるもののうち 第 1 種 第 2 種低層住居専用地域 第 1 種 第 2 種中高層住居専用地域 第 1 種 第 2 種住居地域及び準住居地域に該当する地域商 : 同条に定めるもののうち 近隣商業地域及び商業地域に該当する地域準工 : 同条に定めるもののうち 準工業地域に該当する地域工 : 同条に定めるもののうち 工業地域に該当する地域 一酸化炭素 浮遊粒子状物質 微小粒子状物質 光化学オキシダント 環境数値データベース測定局データ ( 独立行政法人国立環境研究所ホームページ ) 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) より作成 3-6 (22)

27 種別 自排局 市町名 第 表 (2) 大気汚染常時測定局の測定項目 ( 平成 25 年度 ) 図中番号 測定局 所在地 設置主体 用途地域 二酸化硫黄 二酸化窒素 測定項目 神戸市 34 東部自排青木 4 丁目神戸市住 35 西部自排中島町 1 丁目神戸市住 36 垂水自排平磯 1 丁目神戸市住 37 北神自排八多町中神戸市準工 38 中部自排小野柄通 2 丁目神戸市商 芦屋市 39 打出打出町 2 番 13 号兵庫県商 40 宮川小学校浜町 1-9 芦屋市住 尼崎市 41 国設尼崎自排東本町 4 丁目 47 番地先国準工 42 浜田大庄北 5 丁目 2 の 1 地先尼崎市住 43 武庫川武庫川町 1 の 25 尼崎市住 44 武庫荘総合高校武庫之荘 尼崎市住 45 砂田こども広場南塚口町 7 の 17 尼崎市住 46 上坂部西公園東塚口町 2 の 2 尼崎市住 47 園和小学校東園田町 4-79 尼崎市住 西宮市 48 六湛寺六湛寺町 10 番 3 号西宮市商 49 津門川津門川町 6 番 20 号西宮市商 50 河原河原町 1 番 31 号西宮市住 51 甲子園甲子園 7 番町 15 番 7 号西宮市商 52 塩瀬名塩新町 1 番地西宮市商 伊丹市 53 緑ヶ丘高台 4 丁目の 5 兵庫県準工 宝塚市 54 栄町栄町 1 丁目 16 番 2 号兵庫県商 川西市 55 加茂加茂 5 丁目 63-1 兵庫県準工 大阪市 56 出来島小学校出来島 大阪市住 注 :1. 平成 26 年 3 月 31 日現在の測定状況を示す 2. 図中番号は 第 図を参照 3. 用途地域は 次のとおりである 住 : 都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 ) 第 8 条に定めるもののうち 第 1 種 第 2 種低層住居専用地域 第 1 種 第 2 種中高層住居専用地域 第 1 種 第 2 種住居地域及び準住居地域に該当する地域商 : 同条に定めるもののうち 近隣商業地域及び商業地域に該当する地域準工 : 同条に定めるもののうち 準工業地域に該当する地域工 : 同条に定めるもののうち 工業地域に該当する地域 一酸化炭素 浮遊粒子状物質 微小粒子状物質 光化学オキシダント 環境数値データベース測定局データ ( 独立行政法人国立環境研究所ホームページ ) 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) より作成 3-7 (23)

28 1 二酸化硫黄 (SO 2 ) 二酸化硫黄の測定結果は第 表のとおりであり 20km 圏内において一般局 21 局 自排局 7 局の計 28 局で測定が行われている 平成 25 年度の測定結果によると 一般局では年平均値は 0.001~0.006ppm 日平均値の2% 除外値は 0.004~0.014ppm 1 時間値の最高値は 0.015~ 0.041ppmであり 自排局では年平均値は 0.001~0.004ppm 日平均値の2% 除外値は 0.004~ 0.008ppm 1 時間値の最高値は 0.016~0.025ppmとなっており 年間有効測定時間未満の1 局を *1 除く全ての測定局で環境基準の長期的評価及び短期的評価 *2 に適合している また 対象事業実施区域を中心とする半径 10kmの範囲内 ( 以下 10km 圏内 という ) における一般局 (9 局 ) 及び自排局 (4 局 ) の平成 21~25 年度の年平均値の経年変化は第 表及び第 図のとおりであり ほぼ横ばい傾向で推移している *1 環境基準の長期的評価 :1 日平均値の年間 2% 除外値が 0.04ppm 以下であること ただし 1 日平均値が 0.04ppm を超えた日が 2 日以上連続しないこと *2 環境基準の短期的評価 :1 時間値の 1 日平均値が 0.04ppm 以下であり かつ 1 時間値が 0.1ppm 以下であること 3-8 (24)

29 第 表二酸化硫黄の測定結果 ( 平成 25 年度 ) 種別 一般局 自排局 市町名 図中番号 測定局名 用途地域 年平均値 1 時間値が 0.1ppm を超えた時間数 日平均値が 0.04ppm を超えた日数 1 時間値の最高値 日平均値の 2% 除外値 日平均値が 0.04ppm を超えた日が 2 日以上連続したことの有無 環境基準の長期的評価による日平均値が 0.04ppm を超えた日数 (ppm) ( 時間 ) ( 日 ) (ppm) (ppm) 有 無 ( 日 ) 神戸市 1 東灘 商 六甲アイランド 住 灘浜 準工 港島 準工 兵庫南部 住 垂水 住 芦屋市 16 潮見小学校 住 打出浜小学校 住 尼崎市 19 市立立花北小学校 住 国設尼崎 住 城内高校 住 (0.003) (0) (0) (0.019) (0.007) ( ) (0) 西宮市 22 西宮市役所 商 鳴尾支所 住 瓦木公民館 住 甲陵中学校 住 山口小学校 住 浜甲子園 住 宝塚市 29 よりあいひろば 住 大阪市 31 此花区役所 住 淀中学校 住 南港中央公園 準工 神戸市 34 東部自排 住 芦屋市 39 打出 商 宮川小学校 住 西宮市 49 津門川 商 甲子園 商 伊丹市 53 緑ヶ丘 準工 大阪市 56 出来島小学校 住 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の表注を参照 3.( ) は 年間有効測定時間数 (6,000 時間 ) に達していない測定局の値を示す 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) 平成 25 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 3-9 (25)

30 第 表二酸化硫黄の経年変化 ( 平成 21~25 年度 ) ( 単位 :ppm) 種別 市町名 図中番号 測定局名 用途地域 平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度 5 か年平均値 一般局 神戸市 1 東灘 商 六甲アイランド 住 灘浜 準工 港島 準工 兵庫南部 住 芦屋市 16 潮見小学校 住 打出浜小学校 住 西宮市 22 西宮市役所 商 浜甲子園 住 自排局 神戸市 34 東部自排 住 芦屋市 39 打出 商 宮川小学校 住 西宮市 49 津門川 商 注 :1.10km 圏内の測定局における年平均値を示す 2. 図中番号は 第 図を参照 3. 用途地域は 第 表の表注を参照 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) 平成 25 年版日本の大気汚染状況 ( 環境省 平成 26 年 ) より作成 (ppm) 第 図二酸化硫黄の経年変化 ( 平成 21~25 年度 ) 平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度 一般局 自排局 注 :10km 圏内の測定局における年平均値の平均を示す 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) 平成 25 年版日本の大気汚染状況 ( 環境省 平成 26 年 ) より作成 3-10 (26)

31 2 二酸化窒素 (NO 2 ) 二酸化窒素の測定結果は第 表のとおりであり 20km 圏内において一般局 33 局 自排局 22 局の計 55 局で測定が行われている 平成 25 年度の測定結果によると 一般局では年平均値は 0.008~0.025ppm 日平均値の年間 98% 値は 0.019~0.051ppm 1 時間値の最高値は ~0.092ppmであり 自排局では年平均値は 0.016~0.034ppm 日平均値の年間 98% 値は 0.030~ 0.058ppm 1 時間値の最高値は 0.065~0.131ppmとなっており 年間有効測定時間未満の3 局を除く全ての測定局で環境基準の評価 *1 に適合している また 対象事業実施区域の 10km 圏内における一般局 (15 局 ) 及び自排局 (6 局 ) の平成 21~ 25 年度の年平均値の経年変化は第 表及び第 図のとおりであり 緩やかな減少傾向で推移している *1 環境基準の評価 :1 日平均値の年間 98% 値が 0.06ppm を超えないこと 環境基準 :1 時間値の 1 日平均値が 0.04ppm から 0.06ppm までのゾーン内又はそれ以下であること 3-11 (27)

32 第 表 (1) 二酸化窒素の測定結果 ( 平成 25 年度 ) 種別 市町名 図中番号 測定局名 用途地域 年平均値 1 時間値の最高値 1 時間値が 0.2ppm を超えた時間数 1 時間値が 0.1ppm 以上 0.2ppm 以下の時間数 日平均値が 0.06ppm を超えた日数 日平均値が 0.04ppm 以上 0.06ppm 以下の日数 日平均値の年間 98% 値 98% 値評価による日平均値が 0.06ppm を超えた日数 一般局 (ppm) (ppm) ( 時間 ) ( 時間 ) ( 日 ) ( 日 ) (ppm) ( 日 ) 神戸市 1 東灘 商 六甲アイランド 住 灘浜 準工 住吉南 住 港島 準工 灘 商 葺合 住 兵庫南部 住 (0.015) (0.078) (0) (0) (0) (4) (0.038) (0) 9 長田 工 須磨 住 白川台 住 垂水 住 押部谷 住 北 商 北神 住 芦屋市 16 潮見小学校 住 打出浜小学校 住 朝日ヶ丘小学校 住 尼崎市 19 市立立花北小学校 住 国設尼崎 住 城内高校 住 (0.021) (0.084) (0) (0) (0) (3) (0.036) (0) 西宮市 22 西宮市役所 商 鳴尾支所 住 瓦木公民館 住 甲陵中学校 住 山口小学校 住 浜甲子園 住 伊丹市 28 伊丹市役所 住 宝塚市 29 よりあいひろば 住 長尾測定局 住 (0.009) (0.075) (0) (0) (0) (0) (0.024) (0) 大阪市 31 此花区役所 住 淀中学校 住 南港中央公園 準工 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の表注を参照 3.( ) は 年間有効測定時間数 (6,000 時間 ) に達していない測定局の値を示す 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) 平成 25 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 3-12 (28)

33 第 表 (2) 二酸化窒素の測定結果 ( 平成 25 年度 ) 種別 市町名 図中番号 測定局名 用途地域 年平均値 1 時間値の最高値 1 時間値が 0.2ppm を超えた時間数 1 時間値が 0.1ppm 以上 0.2ppm 以下の時間数 日平均値が 0.06ppm を超えた日数 日平均値が 0.04ppm 以上 0.06ppm 以下の日数 日平均値の年間 98% 値 98% 値評価による日平均値が 0.06ppm を超えた日数 自排局 (ppm) (ppm) ( 時間 ) ( 時間 ) ( 日 ) ( 日 ) (ppm) ( 日 ) 神戸市 34 東部自排 住 西部自排 住 垂水自排 住 北神自排 準工 中部自排 商 芦屋市 39 打出 商 宮川小学校 住 尼崎市 42 浜田 住 武庫川 住 武庫荘総合高校 住 砂田こども広場 住 上坂部西公園 住 園和小学校 住 西宮市 48 六湛寺 商 津門川 商 河原 住 甲子園 商 塩瀬 商 伊丹市 53 緑ヶ丘 準工 宝塚市 54 栄町 商 川西市 55 加茂 準工 大阪市 56 出来島小学校 住 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の表注を参照 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) 平成 25 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 3-13 (29)

34 第 表二酸化窒素の経年変化 ( 平成 21~25 年度 ) ( 単位 :ppm) 種別 市町名 図中番号 測定局名 用途地域 平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度 5 か年平均値 一般局 神戸市 1 東灘 商 六甲アイランド 住 灘浜 準工 住吉南 住 港島 準工 灘 商 葺合 住 兵庫南部 住 (0.015) 長田 工 北 商 芦屋市 16 潮見小学校 住 打出浜小学校 住 朝日ヶ丘小学校 住 西宮市 22 西宮市役所 商 浜甲子園 住 自排局 神戸市 34 東部自排 住 中部自排 商 芦屋市 39 打出 商 宮川小学校 住 西宮市 48 六湛寺 商 津門川 商 注 :1.10km 圏内の測定局における年平均値を示す 2. 図中番号は 第 図を参照 3. 用途地域は 第 表の表注を参照 4.( ) は 年間有効測定時間数 (6,000 時間 ) に達していない測定局の値を示し 5か年平均値の算出対象から 除外した 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) 平成 25 年版日本の大気汚染状況 ( 環境省 平成 26 年 ) より作成 第 図二酸化窒素の経年変化 ( 平成 21~25 年度 ) (ppm) 平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度 一般局 自排局 注 :10km 圏内の測定局における年平均値の平均を示す ただし 平成 25 年度の兵庫南部測定局は 年間有効測定時間数が 6,000 時間に達していなかったため 平均の算出対象から除外 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) 平成 25 年版日本の大気汚染状況 ( 環境省 平成 26 年 ) より作成 3-14 (30)

35 3 一酸化炭素 (CO) 一酸化炭素の測定結果は第 表のとおりであり 20km 圏内において一般局 2 局 自排局 17 局の計 19 局で測定が行われている 平成 25 年度の測定結果によると 一般局では年平均値は 0.3~0.4ppm 日平均値の2% 除外値は 0.6~0.7ppm 1 時間値の最高値は 1.2~2.1ppmであり 自排局では年平均値は 0.3~0.6ppm 日平均値の2% 除外値は 0.6~1.0ppm 1 時間値の最 *1 高値は 1.2~3.1ppmとなっており 全ての測定局で環境基準の長期的評価及び短期的評価 *2 に適合している また 対象事業実施区域の 10km 圏内における一般局 (1 局 ) 及び自排局 (5 局 ) の平成 21~ 25 年度の年平均値の経年変化は 第 表及び第 図のとおりであり 一般局では減少傾向 自排局も緩やかな減少傾向で推移している *1 環境基準の長期的評価 :1 日平均値の年間 2% 除外値が 10ppm 以下であること ただし 1 日平均値が 10ppm を超えた日が 2 日以上連続しないこと *2 環境基準の短期的評価 :1 時間値の 1 日平均値が 10ppm 以下であり かつ 1 時間値の 8 時間平均値が 20ppm 以下であること 種別 一般局 自排局 市町名 図中番号 第 表一酸化炭素の測定結果 ( 平成 25 年度 ) 測定局名 用途地域 年平均値 1 時間値の最高値 8 時間値が 20ppm を超えた回数 日平均値が 10ppm を超えた日数 日平均値の 2% 除外値 日平均値が 10ppm を超えた日数が 2 日以上連続したことの有無 環境基準の長期的評価による日平均値が 10ppm を超えた日数 (ppm) (ppm) ( 回 ) ( 日 ) (ppm) 有 無 ( 日 ) 尼崎市 20 国設尼崎 住 西宮市 27 浜甲子園 住 神戸市 34 東部自排 住 垂水自排 住 北神自排 準工 中部自排 商 芦屋市 39 打出 商 尼崎市 41 国設尼崎自排 準工 武庫川 住 砂田こども広場 住 西宮市 48 六湛寺 商 津門川 商 河原 住 甲子園 商 塩瀬 商 伊丹市 53 緑ヶ丘 準工 宝塚市 54 栄町 商 川西市 55 加茂 準工 大阪市 56 出来島小学校 住 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の表注を参照 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) 平成 25 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 3-15 (31)

36 第 表一酸化炭素の経年変化 ( 平成 21~25 年度 ) ( 単位 :ppm) 種別 市町名 図中用途 5か年測定局名平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度番号地域平均値 一般局 西宮市 27 浜甲子園 住 自排局 神戸市 34 東部自排 住 中部自排 商 芦屋市 39 打出 商 西宮市 48 六湛寺 商 津門川 商 注 :1.10km 圏内の測定局における年平均値を示す 2. 図中番号は 第 図を参照 3. 用途地域は 第 表の表注を参照 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) 平成 25 年版日本の大気汚染状況 ( 環境省 平成 26 年 ) より作成 第 図一酸化炭素の経年変化 ( 平成 21~25 年度 ) (ppm) 平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度 一般局 自排局 注 :10km 圏内の測定局における年平均値の平均を示す 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) 平成 25 年版日本の大気汚染状況 ( 環境省 平成 26 年 ) より作成 3-16 (32)

37 4 浮遊粒子状物質 (SPM) 浮遊粒子状物質の測定結果は第 表のとおりであり 20km 圏内において一般局 31 局 自排局 18 局の計 49 局で測定が行われている 平成 25 年度の測定結果によると 一般局では年平均値は 0.016~0.031mg/m 3 日平均値の2% 除外値は 0.045~0.077mg/m 3 1 時間値の最高値は 0.086~0.223mg/m 3 であり 自排局では年平均値は 0.020~0.025mg/m 3 日平均値の2% 除外値は 0.048~0.070mg/m 3 1 時間値の最高値は 0.093~0.219mg/m 3 となっており 一般局では年間有効測定時間未満の1 局を除く 30 局中 29 局 自排局では 18 局中 17 局が環境基準の長期的評価 *1 に適合しており 一般局では年間有効測定時間未満の1 局を除く 30 局中 29 局 自排局では 18 局中 14 局が環境基準の短期的評価 *2 に適合している また 対象事業実施区域の 10km 圏内における一般局 (14 局 ) 及び自排局 (6 局 ) の平成 21~ 25 年度の年平均値の経年変化は 第 表及び第 図のとおりであり ほぼ横ばい傾向で推移している *1 環境基準の長期的評価 :1 日平均値の年間 2% 除外値が 0.10mg/m 3 以下であること ただし 1 日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日が2 日以上連続しないこと *2 環境基準の短期的評価 :1 時間値の1 日平均値が 0.10mg/m 3 以下であり かつ 1 時間値が 0.20mg/m 3 以下であること 3-17 (33)

38 種別 一般局 市町名 図番号 第 表 (1) 浮遊粒子状物質の測定結果 ( 平成 25 年度 ) 測定局名 用途地域 年平均値 1 時間値の最高値 1 時間値が 0.20mg/m 3 を超えた時間数 日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日数 日平均値の 2% 除外値 日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日が 2 日以上連続したことの有無 環境基準の長期的評価による日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日数 (mg/m 3 ) (mg/m 3 ) ( 時間 ) ( 日 ) (mg/m 3 ) 有 無 ( 日 ) 神戸市 1 東灘 商 六甲アイランド 住 灘浜 準工 港島 準工 灘 商 葺合 住 兵庫南部 住 長田 工 須磨 住 白川台 住 垂水 住 押部谷 住 北 商 北神 住 芦屋市 16 潮見小学校 住 打出浜小学校 住 朝日ヶ丘小学校 住 尼崎市 19 市立立花北小学校 住 国設尼崎 住 城内高校 住 (0.031) (0.133) (0) (0) (0.068) ( ) (0) 西宮市 22 西宮市役所 商 鳴尾支所 住 瓦木公民館 住 甲陵中学校 住 山口小学校 住 浜甲子園 住 伊丹市 28 伊丹市役所 住 宝塚市 29 よりあいひろば 住 大阪市 31 此花区役所 住 淀中学校 住 南港中央公園 準工 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の表注を参照 3.( ) は 年間有効測定時間数 (6,000 時間 ) に達していない測定局の値を示す 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) 平成 25 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 3-18 (34)

39 種別 自排局 市町名 図番号 第 表 (2) 浮遊粒子状物質の測定結果 ( 平成 25 年度 ) 測定局名 用途地域 年平均値 1 時間値の最高値 1 時間値が 0.20mg/m 3 を超えた時間数 日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日数 日平均値の 2% 除外値 日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日が 2 日以上連続したことの有無 環境基準の長期的評価による日平均値が 0.10mg/m 3 を超えた日数 (mg/m 3 ) (mg/m 3 ) ( 時間 ) ( 日 ) (mg/m 3 ) 有 無 ( 日 ) 神戸市 34 東部自排 住 西部自排 住 垂水自排 住 北神自排 準工 中部自排 商 芦屋市 39 打出 商 宮川小学校 住 尼崎市 43 武庫川 住 砂田こども広場 住 西宮市 48 六湛寺 商 津門川 商 河原 住 甲子園 商 塩瀬 商 伊丹市 53 緑ヶ丘 準工 宝塚市 54 栄町 商 川西市 55 加茂 準工 大阪市 56 出来島小学校 住 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の表注を参照 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) 平成 25 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 3-19 (35)

40 第 表浮遊粒子状物質の経年変化 ( 平成 21~25 年度 ) ( 単位 :mg/m 3 ) 種別 市町名 図中番号 測定局名 用途地域 平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度 5 か年平均値 一般局 神戸市 1 東灘 商 六甲アイランド 住 灘浜 準工 港島 準工 灘 商 葺合 住 兵庫南部 住 長田 工 北 商 芦屋市 16 潮見小学校 住 打出浜小学校 住 朝日ヶ丘小学校 住 西宮市 22 西宮市役所 商 浜甲子園 住 自排局 神戸市 34 東部自排 住 中部自排 商 * 芦屋市 39 打出 商 宮川小学校 住 西宮市 48 六湛寺 商 津門川 商 注 :1.10km 圏内の測定局における年平均値を示す 2. 図中番号は 第 図を参照 3. 用途地域は 第 表の表注を参照 4. * は 出典に記載のないものを示し 5か年平均値の算出対象から除外した 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) 平成 25 年版日本の大気汚染状況 ( 環境省 平成 26 年 ) より作成 第 図浮遊粒子状物質の経年変化 ( 平成 21~25 年度 ) (mg/m 3 ) 平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度 一般局 自排局 注 :10km 圏内の測定局における年平均値の平均を示す 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) 平成 25 年版日本の大気汚染状況 ( 環境省 平成 26 年 ) より作成 3-20 (36)

41 5 微小粒子状物質 (PM2.5) 微小粒子状物質の測定結果は第 表のとおりであり 20km 圏内において一般局 18 局 自排局 14 局の計 32 局で測定が行われている 平成 25 年度の測定結果によると 一般局では年平均値は 11.1~19.0μg/m 3 日平均値の年間 98% 値は 33.7~43.9μg/m 3 であり 自排局では年平均値は 12.3~19.6μg/m 3 日平均値の年間 98% 値は 32.8~48.0μg/m 3 となっており 一般局 18 局の内 年間有効測定日数未満の5 局を除く 13 局中 6 局 ( 約 46%) で環境基準の長期基準 *1 に適合しているが 年間有効測定日数未満の1 局を除く全ての自排局で環境基準の長期基準 *1 に適合していない 一般局 18 局の内 年間有効測定日数未満の5 局を除く 13 局中 1 局 ( 約 8%) で環境基準の短期基準 *2 に適合しているが 年間有効測定日数未満の1 局を除く全ての自排局で環境基準の短期基準 *2 に適合していない *1 環境基準の長期基準 :1 年平均値が 15μg/m 3 以下であること *2 環境基準の短期基準 :1 日平均値の年間 98% 値が 35μg/m 3 以下であること 環境基準:1 年平均値が 15μg/m 3 以下であり かつ 1 日平均値が 35μg/m 3 以下であること 種別 一般局 自排局 第 表微小粒子状物質の測定結果 ( 平成 25 年度 ) 市町名 図中番号 測定局名 用途地域 年平均値 日平均値の年間 98% 値 日平均値が 35μg/m 3 を超えた日数 (μg/m 3 ) (μg/m 3 ) ( 日 ) 神戸市 1 東灘 商 六甲アイランド 住 灘浜 準工 港島 準工 灘 商 葺合 住 (13.1) (39.6) (11) 8 兵庫南部 住 長田 工 (14.4) (40.3) (13) 10 須磨 住 白川台 住 垂水 住 北神 住 芦屋市 18 朝日ヶ丘小学校 住 (12.3) (37.2) (4) 尼崎市 20 国設尼崎 住 伊丹市 28 伊丹市役所 住 (11.1) (37.0) (4) 宝塚市 29 よりあいひろば 住 (12.2) (36.1) (4) 大阪市 31 此花区役所 住 南港中央公園 準工 神戸市 34 東部自排 住 西部自排 住 垂水自排 住 芦屋市 39 打出 商 尼崎市 41 国設尼崎自排 準工 武庫川 住 砂田こども広場 住 西宮市 49 津門川 商 甲子園 商 塩瀬 商 (12.3) (32.8) (3) 伊丹市 53 緑ヶ丘 準工 宝塚市 54 栄町 商 川西市 55 加茂 準工 大阪市 56 出来島小学校 住 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の表注を参照 3.( ) は 年間有効測定日数 (250 日 ) に達していない測定局の値を示す 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) 平成 25 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 3-21 (37)

42 6 光化学オキシダント (O X ) 光化学オキシダントの測定結果は第 表のとおりであり 20km 圏内において一般局 27 局 自排局 1 局の計 28 局で測定が行われている 平成 25 年度の測定結果によると 一般局では昼間の1 時間値の年平均値は 0.027~0.038ppm 昼間の1 時間値が 0.06ppmを超えた時間数は 226~560 時間であり 自排局では昼間の1 時間値の年平均値は 0.024ppm 昼間の1 時間値が 0.06ppmを超えた時間数は 234 時間となっており 全ての測定局で環境基準の評価 *1 に適合していない なお 平成 25 年度の光化学スモッグ広報等発令状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) によると 平成 25 年度に神戸市及び芦屋市で光化学スモッグ予報及び注意報の発令はない また 対象事業実施区域の 10km 圏内における一般局 (9 局 ) の平成 21~25 年度の昼間の1 時間値の年平均値の経年変化は 第 表及び第 図のとおりであり ほぼ横ばいで推移している *1 環境基準の評価 : 昼間 (6 時から 20 時まで ) の 1 時間値が 0.06ppm 以下であること 環境基準 :1 時間値が 0.06ppm 以下であること 3-22 (38)

43 種別 一般局 市町名 第 表光化学オキシダントの測定結果 ( 平成 25 年度 ) 図中番号 測定局名 用途地域 昼間の 1 時間値の年平均値 昼間の 1 時間値の最高値 昼間の1 時間値が0.06ppm を超えた日数と時間数 昼間の1 時間値が0.12ppm 以上の日数と時間数 昼間の日最高 1 時間値の年平均値 (ppm) (ppm) ( 日 ) ( 時間 ) ( 日 ) ( 時間 ) (ppm) 神戸市 1 東灘 商 灘 商 葺合 住 兵庫南部 住 長田 工 須磨 住 白川台 住 垂水 住 押部谷 住 北 商 北神 住 芦屋市 18 朝日ヶ丘小学校 住 尼崎市 19 市立立花北小学校 住 国設尼崎 住 城内高校 住 西宮市 22 西宮市役所 商 鳴尾支所 住 瓦木公民館 住 甲陵中学校 住 山口小学校 住 浜甲子園 住 伊丹市 28 伊丹市役所 住 宝塚市 29 よりあいひろば 住 長尾測定局 住 大阪市 31 此花区役所 住 淀中学校 住 南港中央公園 準工 自排局 西宮市 52 塩瀬 商 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の表注を参照 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) 平成 25 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 3-23 (39)

44 第 表光化学オキシダントの経年変化 ( 平成 21~25 年度 ) ( 単位 :ppm) 種別 市町名 図中番号 測定局名 用途地域 平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度 5 か年平均値 一般局 神戸市 1 東灘 商 灘 商 葺合 住 兵庫南部 住 長田 工 北 商 芦屋市 18 朝日ヶ丘小学校 住 西宮市 22 西宮市役所 商 浜甲子園 住 注 :1.10km 圏内の測定局における昼間の1 時間値の年平均値を示す 2. 図中番号は 第 図を参照 3. 用途地域は 第 表の表注を参照 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) 平成 25 年版日本の大気汚染状況 ( 環境省 平成 26 年 ) より作成 第 図光化学オキシダントの経年変化 ( 平成 21~25 年度 ) (ppm) 平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度 一般局 注 :10km 圏内の測定局における年平均値の平均を示す 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) 平成 25 年版日本の大気汚染状況 ( 環境省 平成 26 年 ) より作成 3-24 (40)

45 7 降下ばいじん対象事業実施区域周辺の神戸市市街地における降下ばいじんの測定地点は 1 地点で測定されている 平成 21~25 年度の降下ばいじんの年平均値の経年変化は 第 表及び第 図のとおりであり 増減しながらもほぼ横ばい傾向となっている なお 降下ばいじんについては 環境基準は定められていない 第 表降下ばいじんの経年変化 ( 平成 21~25 年度 ) ( 単位 :t/km 2 /30 日 ) 種別 市町名 図中番号 測定局名 用途地域 平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度 5 か年平均値 一般局神戸市 3 灘浜準工 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 用途地域は 第 表の表注を参照 平成 25 年度神戸市大気汚染調査報告第 56 報 ( 神戸市 平成 26 年 ) より作成 第 図降下ばいじんの経年変化 ( 平成 21~25 年度 ) (t/km 2 /30 日 ) 平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度 一般局 平成 25 年度神戸市大気汚染調査報告第 56 報 ( 神戸市 平成 26 年 ) より作成 3-25 (41)

46 8 有害大気汚染物質環境基準が定められている有害大気汚染物質 ( ベンゼン トリクロロエチレン テトラクロロエチレン ジクロロメタン ) の測定結果は第 表のとおりであり 20km 圏内において 13 地点で測定が行われている 平成 25 年度の測定結果によると 年平均値はベンゼンが 0.74~ 1.7μg/m 3 トリクロロエチレンが 0.069~1.0 μg/m 3 テトラクロロエチレンが 0.079~0.70μg/m 3 ジクロロメタンが 0.80~1.6μg/m 3 の範囲となっており 全ての測定点で環境基準に適合している 測定項目 ベンゼン トリクロロエチレン 第 表 (1) 有害大気汚染物質の測定結果 ( 平成 25 年度 ) 市町名 図中番号 測定点名 区分 年平均値 (μg/m 3 ) 環境基準 (μg/m 3 ) 神戸市 3 灘浜 固定 兵庫南部 固定 長田一般 須磨一般 東部自排沿道 垂水自排沿道 1.1 芦屋市 40 宮川小学校沿道 以下 尼崎市 - 開明庁舎一般 武庫川沿道 1.7 西宮市 22 西宮市役所一般 甲子園沿道 塩瀬沿道 1.3 大阪市 56 出来島小学校沿道 1.0 神戸市 3 灘浜固定 兵庫南部固定 長田一般 適否 10 須磨 一般 東部自排 沿道 垂水自排 沿道 以下 芦屋市 40 宮川小学校沿道 0.27 尼崎市 - 開明庁舎一般 武庫川沿道 0.61 西宮市 22 西宮市役所一般 塩瀬沿道 0.12 注 :1. 区分の 一般 は一般環境 固定 は発生源周辺 沿道 は沿道を示す 2. 図中番号は 第 図を参照 図中番号の - は 大気汚染常時測定局以外の測定局を示す 3. 平均値の欄には当該地点における複数回の測定結果の算術平均値を記載した ただし 検出下限値未満のデータが存在する場合には 原則として 当該検出下限値に 1/2 を乗じて得られた値を用いて平均値を算出した 4. 適否欄の は 環境基準適合を示す 平成 25 年度大気汚染状況について有害大気汚染物質モニタリング調査結果 ( 資料編 ) ( 環境省ホームページ ) より作成 3-26 (42)

47 測定項目 テトラクロロエチレン ジクロロメタン 第 表 (2) 有害大気汚染物質の測定結果 ( 平成 25 年度 ) 市町名 図中番号 測定点名 区分 年平均値 (μg/m 3 ) 環境基準 (μg/m 3 ) 神戸市 3 灘浜 固定 兵庫南部 固定 長田 一般 須磨 一般 東部自排 沿道 垂水自排 沿道 以下 芦屋市 40 宮川小学校 沿道 0.18 尼崎市 - 開明庁舎 一般 武庫川 沿道 0.22 西宮市 22 西宮市役所 一般 塩瀬 沿道 神戸市 3 灘浜固定 兵庫南部固定 長田一般 垂水自排沿道 以下芦屋市 40 宮川小学校沿道 1.1 適否 10 須磨 一般 東部自排 沿道 0.96 尼崎市 - 開明庁舎一般 武庫川沿道 1.2 西宮市 22 西宮市役所一般 甲子園沿道 塩瀬沿道 0.80 注 :1. 区分の 一般 は一般環境 固定 は発生源周辺 沿道 は沿道を示す 2. 図中番号は 第 図を参照 図中番号の - は 大気汚染常時測定局以外の測定局を示す 3. 平均値の欄には当該地点における複数回の測定結果の算術平均値を記載した ただし 検出下限値未満のデータが存在する場合には 原則として 当該検出下限値に 1/2 を乗じて得られた値を用いて平均値を算出した 4. 適否欄の は 環境基準適合を示す 平成 25 年度大気汚染状況について有害大気汚染物質モニタリング調査結果 ( 資料編 ) ( 環境省ホームページ ) より作成 3-27 (43)

48 9 ダイオキシン類ダイオキシン類の測定結果は第 表のとおりであり 20km 圏内において一般局 5 局とその他 3 地点で測定が行われている 平成 25 年度の測定結果によると 年平均値は ~ 0.038pg-TEQ/m 3 の範囲となっており 全ての測定点で環境基準に適合している 第 表ダイオキシン類の測定結果 ( 平成 25 年度 ) 市町名 図中番号 測定点名 年平均値 (pg-teq/m 3 ) 環境基準 (pg-teq/m 3 ) 神戸市 3 灘浜 兵庫南部 尼崎市 - 開明庁舎 西宮市 22 西宮市役所 以下 26 山口小学校 鳴尾浜周辺 伊丹市 - 消防局 大阪市 32 淀中学校 注 :1. 適否欄の は 環境基準適合を示す 2. 図中番号は 第 図を参照 図中番号の - は 大気汚染常時測定局以外の測定局を示す 適否 平成 26 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) 平成 25 年度環境データ集 ( 大阪市ホームページ ) より作成 3-28 (44)

49 10 重金属等の微量物質重金属等の微量物質の測定結果は第 表のとおりであり 20km 圏内において6 地点で測定が行われている 平成 25 年度の測定結果によると 年平均値は水銀及びその化合物が 1.6 ~2.0ng/m 3 ニッケル化合物が 3.1~14ng/m 3 砒素及びその化合物が 1.3~1.8ng/m 3 ベリリウム及びその化合物が ~0.038ng/m 3 マンガン及びその化合物が 17~34ng/m 3 クロム及びその化合物が 3.3~12ng/m 3 の範囲となっている 第 表重金属等の微量物質の測定結果 ( 平成 25 年度 ) 測定項目市町名図中番号測定点名区分年平均値 (ng/m 3 ) 指針値 (ng/m 3 ) 水銀及びその化合物 神戸市 3 8 灘浜兵庫南部 固定固定 東部自排 沿道 2.0 尼崎市 - 開明庁舎 一般 1.7 西宮市 22 西宮市役所 一般 塩瀬 沿道 2.0 ニッケル化合物 神戸市 3 灘浜 固定 兵庫南部 固定 東部自排 沿道 5.2 尼崎市 - 開明庁舎 一般 14 西宮市 22 西宮市役所 一般 塩瀬 沿道 3.1 砒素及びその化合物 ベリリウム及びその化合物 マンガン及びその化合物 クロム及びその化合物 神戸市 3 灘浜 固定 兵庫南部 固定 東部自排 沿道 1.8 尼崎市 - 開明庁舎 一般 1.3 西宮市 22 西宮市役所 一般 塩瀬 沿道 1.5 神戸市 3 灘浜 固定 兵庫南部 固定 東部自排 沿道 尼崎市 - 開明庁舎 一般 西宮市 22 西宮市役所 一般 (0.0098) 52 塩瀬 沿道 神戸市 3 灘浜 固定 22 8 兵庫南部 固定 東部自排 沿道 34 尼崎市 - 開明庁舎 一般 31 西宮市 22 西宮市役所 一般 塩瀬 沿道 17 神戸市 3 灘浜 固定 兵庫南部 固定 東部自排 沿道 6.8 尼崎市 - 開明庁舎 一般 12 西宮市 22 西宮市役所 一般 塩瀬 沿道 3.3 注 :1. 区分の 一般 は一般環境 固定 は発生源周辺 沿道 は沿道を示す 2. 図中番号は 第 図を参照 図中番号の - は 大気汚染常時測定局以外の測定局を示す 40 以下 25 以下 6 以下 3. 平均値の欄には当該地点における複数回の測定結果の算術平均値を記載した ただし 検出下限値未満のデータが存在する場合には 原則として 当該検出下限値に 1/2 を乗じて得られた値を用いて平均値を算出した なお この方法による計算値が検出下限値より小さい値になった場合 ( 全検体が検出下限値未満の場合等 ) については 得られた値を括弧書きすることとした 4. 指針値は 環境中の有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針となる数値 ( 中央環境審議会大気環境部会答申 ) を示し 指針値欄の - は指針値が定められていないことを示す 平成 25 年度大気汚染状況について有害大気汚染物質モニタリング調査結果 ( 資料編 ) ( 環境省ホームページ ) より作成 (45)

50 11 大気汚染に係る苦情の発生状況大気汚染に係る平成 21 年度から平成 25 年度における苦情の発生状況は 第 表のとおりである 神戸市 芦屋市及び兵庫県における平成 25 年度の大気汚染に係る苦情の発生状況は 神戸市では 107 件 芦屋市では 9 件 兵庫県では 511 件となっている 第 表大気汚染に係る苦情発生状況 ( 平成 21~25 年度 ) ( 単位 : 件 ) 区分 平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 神戸市 芦屋市 兵庫県 平成 22~26 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 22~ 平成 27 年 ) より作成 3. 騒音の状況 (1) 騒音発生源の状況平成 25 年度末現在 神戸市 阪神南地域及び兵庫県における 騒音規制法 ( 昭和 43 年法律第 98 号 ) 及び 環境の保全と創造に関する条例 に基づく届出状況は 第 表のとおりである 騒音発生施設については 法規制対象の工場等は神戸市では 1,815 工場等の 12,171 施設 阪神南地域では 8,208 施設 兵庫県では 79,206 施設となっている 第 表騒音発生施設等の届出状況 ( 平成 25 年度 ) 項目 特定工場等数 工場 事業場数 施設数 神戸市 阪神南地域 兵庫県 特定施設数 特定工場等数 特定施設数 特定工場等数 特定施設数 騒音規制法 1,815 12,171-8,208-79,206 環境の保全と創造に関する条例 1, 注 :1. 阪神南地域 とは 芦屋市 尼崎市 西宮市を示す 2. - は データがないことを示す 平成 26 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) 平成 25 年度神戸市環境基本計画年次報告書 ( 神戸市 平成 27 年 ) より作成 (2) 環境騒音の状況環境騒音測定点の位置は第 図 測定結果は第 表のとおりであり 対象事業実施区域周辺において 11 地点で測定が行われている 平成 26 年度の測定結果によると 昼間の時間帯 (6:00~22:00) は 11 地点 夜間の時間帯 (22:00~ 翌日 6:00) は 10 地点 昼間及び夜間の両時間帯は 10 地点で環境基準に適合している 3-30 (46)

51 第 表環境騒音の測定結果 ( 平成 26 年度 ) 図中番号 測定地点 用途地域 地環域境の基類準型の 昼間 (6:00~22:00) 騒音レベル 環境基準 適否 ( 単位 : デシベル ) 夜間 (22:00~ 翌日 6:00) 騒音レベル (L Aeq ) (L Aeq ) 環境基準 適否 1 岡本中公園第 1 種低層 A 福井池公園準工業 C 住吉小学校第 1 種中高層 A 西浜公園準工業 C 向洋西公園第 1 種住居 B 青谷町公園第 1 種低層 A 畑原公園第 1 種中高層 A 灘小学校第 1 種住居 B 熊山公園第 1 種中高層 A 二宮公園近隣商業 C 港島小学校第 1 種住居 B 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 環境基準の地域の類型は 第 表を参照 3. 適否欄の は 環境基準適合を示す 平成 26 年度都市環境騒音調査報告書 ( 概要版 ) ( 神戸市 平成 27 年 ) より作成 3-31 (47)

52 第 図 環境騒音測定点の位置 3-32 (48)

53 (3) 道路交通騒音の状況道路交通騒音測定点の位置は第 図 測定結果は第 表のとおりであり 対象事業実施区域周辺の主要な道路において 13 地点で測定が行われている 平成 25 年度の測定結果によると 12 地点で環境基準に適合している 1 地点のみ環境基準に適合していないが 騒音規制法に定める自動車騒音の要請限度 * は下回っている * 自動車騒音の要請限度 : 騒音規制法 の規定により 市町村長は 自動車騒音が要請限度を超えていることにより道路周辺の生活環境が著しく損なわれると認めるときは 都道府県公安委員会に対し 道路交通法の規定による措置をとるよう要請できる 第 表 (1) 道路交通騒音の測定結果 ( 平成 25 年度 ) ( 単位 : デシベル ) 図中番号 測定地点 路線名 車線数 用途地域 地環域境の基類準型の 区要域請の限区度分の 地道域路のに区面分する 騒音レベル (LAeq) 昼間 (6:00~22:00) 環境基準 適否 要請限度 適否 騒音レベル (LAeq) 夜間 (22:00~ 翌日 6:00) 環境基準 適否 要請限度 適否 1 東灘区御影塚町 2 丁目 2 東灘区青木 4 丁目 国道 43 号線 阪神高速道路神戸西宮線 国道 43 号線 阪神高速道路神戸西宮線 6,4 準工業 C c 近接 ,4 2 住居 B b 近接 東灘区住吉東町 5 丁目国道 2 号線 4 近隣商業 C c 近接 東灘区御影本町 6 丁目市道弓場線 4 1 住居 B b 近接 灘区高徳町 2 丁目 市道神戸六甲線 ( 高羽線 ) 4 1 中高層 A a 近接 灘区神ノ木通 3 丁目 市道長田楠日尾線 4 近隣商業 C c 近接 灘区船寺通 3 丁目国道 2 号線 4 近隣商業 C c 近接 灘区鶴甲 4 丁目県道灘三田線 4 1 中高層 A a 近接 中央区熊内町 3 丁目 市道長田楠日尾線 ( 原田線 ) 4 2 住居 B b 近接 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 環境基準の地域の類型は第 表 要請限度の区域の区分は第 表を参照 3. 道路に面する地域の区分における 近接 とは 幹線交通を担う道路に近接する空間 を示す 4. 適否欄の は 環境基準適合又は要請限度を下回っていることを示す 平成 25 年度神戸市の大気質 水質 騒音 公害苦情処理等の状況及び生物の確認状況 ( 神戸市ホームページ ) 平成 25 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 25 年 ) より作成 3-33 (49)

54 第 表 (2) 道路交通騒音の測定結果 ( 平成 25 年度 ) ( 単位 : デシベル ) 図中番号 測定地点 路線名 車線数 用途地域 地環域境の基類準型の 区要域請の限区度分の 地道域路のに区面分する 騒音レベル (LAeq) 昼間 (6:00~22:00) 環境基準 適否 要請限度 適否 騒音レベル (LAeq) 夜間 (22:00~ 翌日 6:00) 環境基準 適否 要請限度 適否 10 中央区神若通 7 丁目 市道生田川箕谷線 ( 新神戸トンネル ) 8 2 住居 B b 近接 中央区吾妻通 4 丁目国道 2 号線 10 近隣商業 C c 近接 中央区大日通 1 丁目市道山手幹線 6 2 住居 B b 近接 中央区脇浜海岸通 3 丁目 市道梅香浜辺脇浜線 阪神高速道路神戸西宮線 6,4 準工業 C c 近接 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 環境基準の地域の類型は第 表 要請限度の区域の区分は第 表を参照 3. 道路に面する地域の区分における 近接 とは 幹線交通を担う道路に近接する空間 を示す 4. 適否欄の は 環境基準適合又は要請限度を下回っていることを示す 平成 25 年度神戸市の大気質 水質 騒音 公害苦情処理等の状況及び生物の確認状況 ( 神戸市ホームページ ) 平成 25 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 25 年 ) より作成 (4) 騒音に係る苦情の発生状況騒音に係る平成 21 年度から平成 25 年度における苦情の発生状況は 第 表のとおりである 神戸市 芦屋市及び兵庫県における平成 25 年度の騒音に係る苦情の発生状況は 神戸市では 121 件 芦屋市では 14 件 兵庫県では 471 件となっている 第 表騒音に係る苦情発生状況 ( 平成 21~25 年度 ) ( 単位 : 件 ) 区分 平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 神戸市 芦屋市 兵庫県 平成 22~26 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 22~ 平成 27 年 ) より作成 3-34 (50)

55 第 図 道路交通騒音 振動測定点の位置 3-35 (51)

56 4. 振動の状況 (1) 振動発生源の状況平成 25 年度末現在 神戸市 阪神南地域及び兵庫県における 振動規制法 ( 昭和 51 年法律第 64 号 ) 及び 環境の保全と創造に関する条例 に基づく届出状況は 第 表のとおりである 振動発生施設については 法規制対象の工場等は神戸市では 524 工場等の 2,202 施設 阪神南地域では 2,652 施設 兵庫県では 42,727 施設となっている 第 表振動発生施設等の届出状況 ( 平成 25 年度 ) 項目 特定工場等数 工場 事業場数 施設数 神戸市 阪神南地域 兵庫県 特定施設数 特定工場等数 特定施設数 特定工場等数 特定施設数 振動規制法 524 2,202-2,652-42,727 環境の保全と創造に関する条例 注 :1. 阪神南地域 とは 芦屋市 尼崎市 西宮市を示す 2. - は データがないことを示す 平成 26 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) 平成 25 年度神戸市環境基本計画年次報告書 ( 神戸市 平成 27 年 ) より作成 (2) 道路交通振動の状況道路交通振動測定点の位置は第 図 測定結果は第 表のとおりであり 対象事業実施区域周辺の主要な道路において6 地点で測定が行われている 平成 25 年度の測定結果によると 昼間の時間帯 ( 午前 8 時 ~ 午後 7 時 ) 及び夜間の時間帯 ( 午後 7 時 ~ 翌日の午前 8 時 ) とも6 地点全てで要請限度 * を下回っている * 道路交通振動の要請限度 : 振動規制法 の規定により 市町村長は 道路交通振動が要請限度を超えていることにより道路周辺の生活環境が著しく損なわれると認めるときは 都道府県公安委員会に対し 道路交通法の規定による措置をとるよう要請できる 3-36 (52)

57 第 表道路交通振動の測定結果 ( 平成 25 年度 ) 図中番号 測定地点 路線名 車線数 区要域請の限区度分の 昼間 (8:00~19:00) 振動レベル 要請限度 適否 ( 単位 : デシベル ) 夜間 (19:00~ 翌日 8:00) 振動レベル 要請限度 適否 東灘区御影塚町 2 丁目 東灘区青木 4 丁目 東灘区住吉東町 5 丁目 灘区高徳町 2 丁目 灘区神ノ木通 3 丁目 国道 43 号線 阪神高速道路神戸西宮線 国道 43 号線 阪神高速道路神戸西宮線 6, 4 第 2 種 , 4 第 1 種 国道 2 号線 4 第 2 種 市道神戸六甲線 ( 高羽線 ) 4 第 1 種 市道長田楠日尾線 4 第 2 種 灘区鶴甲 4 丁目県道灘三田線 4 第 1 種 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 要請限度の区域の区分は第 表を参照 3. 適否欄の は 要請限度を下回っていることを示す 平成 25 年度神戸市の大気質 水質 騒音 公害苦情処理等の状況及び生物の確認状況 ( 神戸市ホームページ ) 平成 25 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 25 年 ) より作成 (3) 振動に係る苦情の発生状況振動に係る平成 21 年度から平成 25 年度における苦情の発生状況は 第 表のとおりである 神戸市 芦屋市及び兵庫県における平成 25 年度の振動に係る苦情の発生状況は 神戸市では 24 件 芦屋市では1 件 兵庫県では 50 件となっている 第 表振動に係る苦情発生状況 ( 平成 21~25 年度 ) ( 単位 : 件 ) 区分 平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 神戸市 芦屋市 兵庫県 平成 22~26 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 22~ 平成 27 年 ) より作成 3-37 (53)

58 5. その他の大気に係る環境の状況 (1) 悪臭に係る苦情の発生状況悪臭に係る平成 21 年度から平成 25 年度における苦情の発生状況は 第 表のとおりである 神戸市 芦屋市及び兵庫県における平成 25 年度の悪臭に係る苦情の発生状況は 神戸市では 54 件 芦屋市では1 件 兵庫県では 263 件となっている 第 表悪臭に係る苦情発生状況 ( 平成 21~25 年度 ) ( 単位 : 件 ) 区分 平成 21 年度 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 神戸市 芦屋市 兵庫県 平成 22~26 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 22~ 平成 27 年 ) より作成 3-38 (54)

59 3.1.2 水環境の状況 1. 水象の状況 (1) 海象の概況対象事業実施区域が位置する大阪湾沿岸は 全般的に瀬戸内型の気候に区分され 温暖で穏やかな気候であるが 夏季から秋季にかけて台風の経路となり 高潮 波浪の影響を受けることもある 大阪湾沿岸は 長径 58km 短径 26kmの楕円状をした大阪湾の北側から東側を取り囲んでおり 常時の風波は小さい 潮流は 下げ潮時には明石海峡から大阪湾に流入し湾全体に広がり 主流は淡路島沿いに友ヶ島水道に向かう 上げ潮時にはほぼ逆の流れとなる 恒流については 明石海峡東側の沖の瀬を中心とする時計回りの循環流が特徴となっている 海岸線は工業専用地域としての利用が多い埋立地が多く 人工的な地形となっている 大阪湾沿岸海岸保全基本計画 ( 大阪府 兵庫県 平成 14 年 ) より作成 (2) 潮位対象事業実施区域の周辺海域における潮位については 次のとおりである 1 観測場所潮位観測の位置は 第 図のとおりである 対象事業実施区域の最寄りの潮位観測所として 西南西約 5.5kmに神戸検潮所がある 2 観測結果神戸検潮所における潮位は 第 図のとおりである a. 平均潮位平成 21~25 年の平均潮位は T.P.( 東京湾平均海面 )+19.1cmとなっている b. 朔望平均満潮位及び朔望平均干潮位平成 21~25 年の朔望平均満潮位及び朔望平均干潮位は T.P. からそれぞれ +84.3cm -69.8cm 潮位差は 154.1cmとなっている c. 高極潮位大正 15~ 平成 25 年の高極潮位は昭和 36 年 9 月 16 日にT.P cmが記録されている 3-39 (55)

60 第 図 潮位観測の位置 3-40 (56)

61 第 図 神戸検潮所における潮位 注 :1. 各平均潮位の統計は 平成 21~ 平成 25 年の 5 年平均である 2. 高極潮位統計期間は 大正 15~ 平成 25 年である 潮汐 海面水位のデータ ( 気象庁ホームページ ) より作成 (3) 流向及び流速 ( 流況 ) 対象事業実施区域の周辺海域における潮流は 第 図のとおりである 対象事業実施区域が位置する神戸市沖東側海域の潮流については 流速は概ね 0.5 ノット ( 約 26cm/s) を超えることはなく 流向は日によって著しく変化し一定しない 対象事業実施区域の前面海域においては 明石海峡の東流最強時には東に 0.4 ノット ( 約 21cm/s) 西流最強時には西に 0.5 ノット ( 約 26cm/s) の潮流がみられる 3-41 (57)

62 第 図 潮流 3-42 (58)

63 (4) 流入河川 対象事業実施区域の周辺海域の流入河川の位置は 第 図のとおりである 対象事業実施区域から北東約 0.7kmに二級河川の天神川及び石屋川 北方約 0.5kmに二級河川の高羽川 西方約 0.9kmに二級河川の都賀川がある 3-43 (59)

64 第 図 流入河川の位置 3-44 (60)

65 2. 水質の状況 (1) 水質汚濁発生源の状況 水質汚濁防止法 ( 昭和 45 年法律第 138 号 ) 及び 瀬戸内海環境保全特別措置法 ( 昭和 48 年法律第 110 号 ) に基づく特定事業場数は 第 表のとおりである 平成 25 年度における水質汚濁防止法等に基づく届出または許可のあった特定施設を設置する工場 事業場については 水質汚濁防止法上では 神戸市が 1,032 事業場 兵庫県が 9,344 事業場 瀬戸内海環境保全特別措置法上では神戸市が 50 事業場 兵庫県が 479 事業場となっている 第 表水質汚濁防止法等に基づく特定事業場数 ( 平成 25 年度 ) 項目 神戸市 事業場数 兵庫県 水質汚濁防止法 1,032 9,344 瀬戸内海環境保全特別措置法 水質汚濁防止法等の施行状況 ( 環境省 平成 27 年 ) より作成 (2) 水質の状況 1 海域対象事業実施区域の周辺海域における水質測定点の位置 ( 海域 ) は 第 図のとおりである 平成 25 年度に兵庫県による4 地点 神戸市による 13 地点の計 17 地点の水質測定点で 水素イオン濃度 溶存酸素量 化学的酸素要求量等の測定が行われている a. 生活環境の保全に関する項目 ( 生活環境項目 海域 ) 生活環境の保全に関する項目 ( 生活環境項目 海域 ) の測定結果は第 表のとおりであり 対象事業実施区域の周辺海域において 17 地点で測定が行われている 平成 25 年度における環境基準点 4 地点の測定結果によると 化学的酸素要求量では神戸市東部沖 1( 測定点 1) で 全窒素では全ての地点で 全燐では神戸市東部沖 1( 測定点 1) 神戸市東部沖 2( 測定点 2) 及び西宮市沖 2( 測定点 4) で環境基準に適合している その他の 13 地点については 化学的酸素要求量の 75% 値では9 地点で 全窒素及び全燐の平均値では全ての地点で環境基準値を下回っている 対象事業実施区域に最も近い測定点である第 2 工区南六甲大橋 ( 測定点 5) その沖合の環境基準点である神戸市東部沖 1( 測定点 1) 及び神戸市東部沖 2( 測定点 2) の3 地点における化学的酸素要求量の 75% 値 全窒素及び全燐の経年変化は第 図のとおりである 化学的酸素要求量は神戸市東部沖 1( 測定点 1) 及び神戸市東部沖 2( 測定点 2) では横ばいで推移しているが 第 2 工区南六甲大橋 ( 測定点 5) では平成 25 年度に増加している 全窒素及び全燐は神戸市東部沖 1( 測定点 1) 神戸市東部沖 2( 測定点 2) 及び第 2 工区南六甲大橋 ( 測定点 5) では減少している 3-45 (61)

66 第 図水質測定点の位置 ( 海域 ) 3-46 (62)

67 第 表 (1) 水質の測定結果 ( 生活環境項目 海域 )( 平成 25 年度 ) 図中番号 測定点名 < 調査実施主体 > 海域類型 水素イオン濃度 ph 溶存酸素量 DO (mg/l) 最小最大 m/n 最小最大 m/n 平均最小最大 m/n 化学的酸素要求量 COD (mg/l) 日間平均値適否平均中央値 75% 値 環境基準 神戸市東部沖 1 < 兵庫県 > 神戸市東部沖 2 < 兵庫県 > 神戸市中央部沖 < 兵庫県 > 西宮市沖 2 < 兵庫県 > 第 2 工区南六甲大橋 < 神戸市 > 葦合港摩耶大橋 < 神戸市 > C / / / mg/L 以下 B / / / mg/L 以下 A / / / mg/L 以下 B / / / mg/L 以下 C / / / C / / / 神戸港東神戸大橋 < 神戸市 > C / / / 六甲アイランド南沖合 (3) < 神戸市 > C / / / mg/L 以下 9 第 4 工区南沖合 (1) < 神戸市 > C / / / ポートアイランド東第 6 防波堤北 < 神戸市 > C / / / 神戸港中央 < 神戸市 > C / / / ポートアイランド南沖合 (1) < 神戸市 > B / / / 第一防波堤南沖合 < 神戸市 > B / / / 第 4 工区南沖合 (2) < 神戸市 > 六甲アイランド南観測塔 < 神戸市 > 六甲アイランド南沖合 (2) < 神戸市 > ポートアイランド南沖合 (3) < 神戸市 > B / / / B / / / B / / / A / / / 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 海域類型は 第 表 (4) を参照 2. m/n 欄の m は環境基準値を超える検体数を n は総検体数を示す 3. 化学的酸素要求量 (COD) の 75% 値とは n 個の日間平均値を小さいものから順に並べたときの (0.75 n) 番目に当たる値である 4. 適否欄の評価は 環境基準点で行った また は環境基準適合を - は評価を行わなかった又はデータがないことを示す 5. ゴシック体は 化学的酸素要求量 (COD) の環境基準点を示す 6. 水質データは全層を用いた 平成 25 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) 平成 26 年版環境白書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 3mg/L 以下 2mg/L 以下 3-47 (63)

68 第 表 (2) 水質の測定結果 ( 生活環境項目 海域 )( 平成 25 年度 ) 図中番号 測定点名 < 調査実施主体 > 海域類型 ノルマルヘキサン抽出物質 油分等 (mg/l) 大腸菌群数 (MPN/100mL) 最小最大 m/n 最小最大 m/n 平均 神戸市東部沖 1 < 兵庫県 > 神戸市東部沖 2 < 兵庫県 > 神戸市中央部沖 < 兵庫県 > 西宮市沖 2 < 兵庫県 > 第 2 工区南六甲大橋 < 神戸市 > 葦合港摩耶大橋 < 神戸市 > 神戸港東神戸大橋 < 神戸市 > 六甲アイランド南沖合 (3) < 神戸市 > 第 4 工区南沖合 (1) < 神戸市 > ポートアイランド東第 6 防波堤北 < 神戸市 > 神戸港中央 < 神戸市 > ポートアイランド南沖合 (1) < 神戸市 > 第一防波堤南沖合 < 神戸市 > C B A < / B C / C <0.5 <0.5 -/2 < / C < / C <0.5 <0.5 -/2 < / C < / C < /6 3.3 C < / B < /6 6.0 B < / 第 4 工区南沖合 (2) < 神戸市 > B < / 六甲アイランド南観測塔 B < / < 神戸市 > 16 六甲アイランド南沖合 (2) B ND ND -/2 < / < 神戸市 > 17 ポートアイランド南沖合 (3) < 神戸市 > A ND ND -/2 < / 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 海域類型は 第 表 (4) を参照 2. m/n 欄の m は環境基準値を超える検体数を n は総検体数を示す また m が - の時は 環境基準がないことを示す 3. ND は 定量下限を下回っていることを示す 4. - は 調査が実施されていないことを示す 5. 水質データは全層を用いた 平成 25 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 3-48 (64)

69 第 表 (3) 水質の測定結果 ( 生活環境項目 海域 )( 平成 25 年度 ) 図中番号 測定点名 < 調査実施主体 > 海域類型 全窒素 T-N (mg/l) 最小最大 m/n 平均適否 環境基準 全燐 T-P (mg/l) 最小最大 m/n 平均適否 環境基準 1 神戸市東部沖 1 < 兵庫県 > Ⅳ / mg/L 以下 / mg/L 以下 2 神戸市東部沖 2 < 兵庫県 > Ⅲ / mg/L 以下 / mg/L 以下 3 神戸市中央部沖 < 兵庫県 > Ⅱ / mg/L 以下 / mg/L 以下 4 西宮市沖 2 < 兵庫県 > Ⅲ / mg/L 以下 / mg/L 以下 5 第 2 工区南六甲大橋 < 神戸市 > Ⅳ / / 葦合港摩耶大橋 < 神戸市 > Ⅳ / / 神戸港東神戸大橋 < 神戸市 > Ⅳ / / 六甲アイランド南沖合 (3) < 神戸市 > 1mg/L Ⅳ / / 以下 0.09mg/L 以下 9 第 4 工区南沖合 (1) < 神戸市 > Ⅳ / / ポートアイランド東第 6 防波堤北 < 神戸市 > Ⅳ / / 神戸港中央 < 神戸市 > Ⅳ / / ポートアイランド南沖合 (1) < 神戸市 > Ⅲ / / 第一防波堤南沖合 < 神戸市 > Ⅲ / / 第 4 工区南沖合 (2) < 神戸市 > 六甲アイランド南観測塔 < 神戸市 > 六甲アイランド南沖合 (2) < 神戸市 > ポートアイランド南沖合 (3) < 神戸市 > 0.6mg/L Ⅲ / / 以下 Ⅲ / / Ⅲ / / Ⅱ / mg/L 以下 / mg/L 以下 0.03mg/L 以下 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 海域類型は 第 表 (4) を参照 2. m/n 欄の m は環境基準値を超える検体数を n は総検体数を示す 3. 適否欄の評価は 環境基準点で行った また は環境基準適合を - は評価を行わなかった又はデータがないことを示す 4. ゴシック体は 全窒素 (T-N) 及び全燐 (T-P) の環境基準点を示す 5. 水質データは全層を用いた 平成 25 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) 平成 26 年版環境白書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 3-49 (65)

70 第 表 (4) 水質の測定結果 ( 生活環境項目 海域 )( 平成 25 年度 ) 図中番号 測定点名 < 調査実施主体 > 神戸市東部沖 1 < 兵庫県 > 神戸市東部沖 2 < 兵庫県 > 神戸市中央部沖 < 兵庫県 > 西宮市沖 2 < 兵庫県 > 第 2 工区南六甲大橋 < 神戸市 > 葦合港摩耶大橋 < 神戸市 > 神戸港東神戸大橋 < 神戸市 > 六甲アイランド南沖合 (3) < 神戸市 > 第 4 工区南沖合 (1) < 神戸市 > ポートアイランド東第 6 防波堤北 < 神戸市 > 神戸港中央 < 神戸市 > ポートアイランド南沖合 (1) < 神戸市 > 第一防波堤南沖合 < 神戸市 > 全亜鉛 T-Zn (mg/l) ノニルフェノール (mg/l) 最小最大平均最小最大平均 < < < < < < < < < < < < < < < < < < < < < < < < < < < < < < < < < < < < < < < < < 第 4 工区南沖合 (2) < 神戸市 > < < < 六甲アイランド南観測塔 < < < < 神戸市 > 16 六甲アイランド南沖合 (2) < < < < 神戸市 > 17 ポートアイランド南沖合 (3) < 神戸市 > < < < 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 水質データは全層を用いた 平成 25 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 3-50 (66)

71 第 図化学的酸素要求量 全窒素及び全燐の経年変化 ( 平成 21~25 年度 ) (mg/l) 化学的酸素要求量 (COD) 神戸市東部沖 1 神戸市東部沖 第 2 工区南六甲大橋 平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度 (mg/l) 全窒素 (T-N) 神戸市東部沖 1 神戸市東部沖 第 2 工区南六甲大橋 平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度 (mg/l) 全燐 (T-P) 神戸市東部沖 1 神戸市東部沖 2 第 2 工区南六甲大橋 平成 21 年度平成 22 年度平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度注 :1. 化学的酸素要求量 (COD) は 75% 値を示す 2. 全窒素 (T-N) 及び全燐 (T-P) は 年平均値を示す 平成 21~25 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 23~27 年 ) より作成 3-51 (67)

72 b. 人の健康の保護に関する項目 ( 健康項目 海域 ) 人の健康の保護に関する項目の測定結果は第 表のとおりであり 対象事業実施区域の周辺海域において 17 地点で測定が行われている 平成 25 年度の測定結果によると いずれの項目も全ての地点で環境基準に適合している 第 表 (1) 水質の測定結果 ( 健康項目 海域 )( 平成 25 年度 ) 図中番号 測定点名 < 調査実施主体 > 神戸市東部沖 1 < 兵庫県 > 神戸市東部沖 2 < 兵庫県 > 神戸市中央部沖 < 兵庫県 > 西宮市沖 2 < 兵庫県 > 第 2 工区南六甲大橋 < 神戸市 > 葦合港摩耶大橋 < 神戸市 > 神戸港東神戸大橋 < 神戸市 > 六甲アイランド南沖合 (3) < 神戸市 > 第 4 工区南沖合 (1) < 神戸市 > ポートアイランド東第 6 防波堤北 < 神戸市 > 神戸港中央 < 神戸市 > ポートアイランド南沖合 (1) < 神戸市 > 第一防波堤南沖合 < 神戸市 > カドミウム (mg/l) 全シアン (mg/l) 鉛 (mg/l) 六価クロム (mg/l) 砒素 (mg/l) 総水銀 (mg/l) アルキル水銀 (mg/l) [0.003mg/L 以下 ] [ 検出されないこと ] [0.01mg/L 以下 ] [0.05mg/L 以下 ] [0.01mg/L 以下 ] [0.0005mg/L 以下 ] [ 検出されないこと ] 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n < /2 ND 0/2 < /2 <0.01 0/ /2 < /2 ND 0/ < /2 ND 0/2 < /2 <0.01 0/ /2 < /2 - - < /2 ND 0/2 < /2 <0.01 0/ /2 < /2 - - < /2 ND 0/2 < /2 <0.01 0/ /2 < / < /2 ND 0/ /2 <0.01 0/ /2 < /2 - - < /2 ND 0/2 < /2 <0.01 0/ /2 < /2 - - < /2 ND 0/2 < /2 <0.01 0/ /2 < /2 - - < /2 ND 0/2 < /2 <0.01 0/ /2 < / 第 4 工区南沖合 (2) < 神戸市 > 六甲アイランド南観測塔 < 神戸市 > 16 六甲アイランド南沖合 (2) < 神戸市 > 17 ポートアイランド南沖合 (3) < 神戸市 > 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2.[ ] 内は 環境基準を示す 3. m/n 欄の m は環境基準値を超える検体数を n は総検体数を示す 4. ND は 定量下限を下回っていることを示す 5. - は 調査が実施されていないことを示す 平成 25 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 3-52 (68)

73 第 表 (2) 水質の測定結果 ( 健康項目 海域 )( 平成 25 年度 ) 図中番号 測定点名 < 調査実施主体 > 神戸市東部沖 1 < 兵庫県 > 神戸市東部沖 2 < 兵庫県 > 神戸市中央部沖 < 兵庫県 > 西宮市沖 2 < 兵庫県 > 第 2 工区南六甲大橋 < 神戸市 > 葦合港摩耶大橋 < 神戸市 > 神戸港東神戸大橋 < 神戸市 > 六甲アイランド南沖合 (3) < 神戸市 > 第 4 工区南沖合 (1) < 神戸市 > ポートアイランド東第 6 防波堤北 < 神戸市 > 神戸港中央 < 神戸市 > ポートアイランド南沖合 (1) < 神戸市 > 第一防波堤南沖合 < 神戸市 > PCB (mg/l) ジクロロメタン (mg/l) 四塩化炭素 (mg/l) 1,2- ジクロロエタン (mg/l) 1,1- ジクロロエチレン (mg/l) シス -1,2- ジクロロエチレン (mg/l) 1,1,1- トリクロロエタン (mg/l) [ 検出されないこと ] [0.02mg/L 以下 ] [0.002mg/L 以下 ] [0.004mg/L 以下 ] [0.1mg/L 以下 ] [0.04mg/L 以下 ] [1mg/L 以下 ] 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n ND 0/1 < /2 < /2 < /2 <0.01 0/2 < /2 < / ND 0/1 < /2 < /2 < /2 <0.01 0/2 < /2 < /2 ND 0/1 < /2 < /2 < /2 <0.01 0/2 < /2 < /2 ND 0/1 < /2 < /2 < /2 <0.01 0/2 < /2 < / ND 0/1 < /2 < /2 < /2 <0.01 0/2 < /2 < /2 ND 0/1 < /2 < /2 < /2 <0.01 0/2 < /2 < /2 ND 0/1 < /2 < /2 < /2 <0.01 0/2 < /2 < /2 ND 0/1 < /2 < /2 < /2 <0.01 0/2 < /2 < / 第 4 工区南沖合 (2) < 神戸市 > 六甲アイランド南観測塔 < 神戸市 > 16 六甲アイランド南沖合 (2) < 神戸市 > 17 ポートアイランド南沖合 (3) < 神戸市 > 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2.[ ] 内は 環境基準を示す 3. m/n 欄の m は環境基準値を超える検体数を n は総検体数を示す 4. ND は 定量下限を下回っていることを示す 5. - は 調査が実施されていないことを示す 平成 25 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 3-53 (69)

74 第 表 (3) 水質の測定結果 ( 健康項目 海域 )( 平成 25 年度 ) 図中番号 測定点名 < 調査実施主体 > 神戸市東部沖 1 < 兵庫県 > 神戸市東部沖 2 < 兵庫県 > 神戸市中央部沖 < 兵庫県 > 西宮市沖 2 < 兵庫県 > 第 2 工区南六甲大橋 < 神戸市 > 葦合港摩耶大橋 < 神戸市 > 神戸港東神戸大橋 < 神戸市 > 六甲アイランド南沖合 (3) < 神戸市 > 第 4 工区南沖合 (1) < 神戸市 > ポートアイランド東第 6 防波堤北 < 神戸市 > 神戸港中央 < 神戸市 > ポートアイランド南沖合 (1) < 神戸市 > 第一防波堤南沖合 < 神戸市 > 1,1,2- トリクロロエタン (mg/l) トリクロロエチレン (mg/l) テトラクロロエチレン (mg/l) 1,3- ジクロロプロペン (mg/l) チウラム (mg/l) シマジン (mg/l) チオベンカルブ (mg/l) [0.006mg/L 以下 ] [0.03mg/L 以下 ] [0.01mg/L 以下 ] [0.002mg/L 以下 ] [0.006mg/L 以下 ] [0.003mg/L 以下 ] [0.02mg/L 以下 ] 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n < /2 < /2 < /2 < / < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < / < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < / 第 4 工区南沖合 (2) < 神戸市 > 六甲アイランド南観測塔 < 神戸市 > 16 六甲アイランド南沖合 (2) < 神戸市 > 17 ポートアイランド南沖合 (3) < 神戸市 > 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2.[ ] 内は 環境基準を示す 3. m/n 欄の m は環境基準値を超える検体数を n は総検体数を示す 4. - は 調査が実施されていないことを示す 平成 25 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 3-54 (70)

75 第 表 (4) 水質の測定結果 ( 健康項目 海域 )( 平成 25 年度 ) 図中番号 測定点名 < 調査実施主体 > 神戸市東部沖 1 < 兵庫県 > 神戸市東部沖 2 < 兵庫県 > 神戸市中央部沖 < 兵庫県 > 西宮市沖 2 < 兵庫県 > 第 2 工区南六甲大橋 < 神戸市 > 葦合港摩耶大橋 < 神戸市 > 神戸港東神戸大橋 < 神戸市 > 六甲アイランド南沖合 (3) < 神戸市 > 第 4 工区南沖合 (1) < 神戸市 > ポートアイランド東第 6 防波堤北 < 神戸市 > 神戸港中央 < 神戸市 > ポートアイランド南沖合 (1) < 神戸市 > 第一防波堤南沖合 < 神戸市 > ベンゼン (mg/l) セレン (mg/l) 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 (mg/l) 1,4- ジオキサン (mg/l) [0.01mg/L 以下 ] [0.01mg/L 以下 ] [10mg/L 以下 ] [0.05mg/L 以下 ] 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n < /2 < / /4 < / / / /4 - - < /2 < / /12 < /2 < /2 < / /12 < /2 < /2 < / /12 < / / < /2 < / /36 < /2 < /2 < / /36 < /2 < /2 < / /36 < /2 < /2 < / /36 < / / 第 4 工区南沖合 (2) < 神戸市 > / 六甲アイランド南観測塔 / < 神戸市 > 16 六甲アイランド南沖合 (2) / < 神戸市 > 17 ポートアイランド南沖合 (3) < 神戸市 > / 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2.[ ] 内は 環境基準を示す 3. m/n 欄の m は環境基準値を超える検体数を n は 総検体数を示す 4. - は 調査が実施されていないことを示す 平成 25 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 3-55 (71)

76 c. ダイオキシン類 ( 海域 ) 水質の測定結果 ( ダイオキシン類 海域 ) は第 表のとおりであり 対象事業実施区域の周辺海域において7 地点で測定が行われている 平成 年度の測定結果によると 全ての地点で環境基準に適合している 第 表水質の測定結果 ( ダイオキシン類 海域 )( 平成 年度 ) 図中番号 測定点名 < 調査実施主体 > 測定値 (pg-teq/l) 適否 神戸市東部沖 1 < 兵庫県 > 神戸市中央部沖 < 兵庫県 > 第 4 工区南沖合 (1) < 神戸市 > ポートアイランド東第 6 防波堤北 < 神戸市 > 神戸港中央 < 神戸市 > ポートアイランド南沖合 (1) < 神戸市 > 第 4 工区南沖合 (2) < 神戸市 > 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 適否欄の は 環境基準 (1pg-TEQ/L 以下 ) 適合を示す 3. 調査地点 1 3 は平成 24 年度 調査地点 9~14 は平成 25 年度の調査結果を示す 平成 25 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 25 年 ) 平成 26 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 d. 水温 ( 海域 ) 水温 ( 表層 ) の測定結果 ( 海域 ) は第 表のとおりであり 対象事業実施区域の周辺海域において4 地点で測定が行われている 平成 25 年度の測定結果によると 表層における水温は 8.8~28.5 の範囲にあり 7 8 月に高く 2 3 月に低い季節変化を示している 第 表水温 ( 表層 ) の測定結果 ( 海域 )( 平成 25 年度 ) ( 単位 : ) 図中番号 測定点名 < 調査実施主体 > 神戸市東部沖 1 < 兵庫県 > 神戸市東部沖 2 < 兵庫県 > 神戸市中央部沖 < 兵庫県 > 西宮市沖 2 < 兵庫県 > 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 調査結果は 表層 ( 海面下 0.5m 層 ) の測定値 (1 回 / 月 ) を示す 平成 25 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 3-56 (72)

77 2 河川対象事業実施区域の周辺海域の流入河川における水質測定点の位置 ( 河川 ) は 第 図のとおりである 兵庫県による1 地点 神戸市による 10 地点の計 11 地点の水質測定点で 水素イオン濃度 溶存酸素量 生物化学的酸素要求量等の測定が行われている a. 生活環境の保全に関する項目 ( 生活環境項目 河川 ) 生活環境の保全に関する項目 ( 生活環境項目 河川 ) の測定結果は第 表のとおりであり 対象事業実施区域の周辺海域の流入河川において 11 地点で測定が行われている 平成 年度の測定結果によると 河川の代表的な汚濁指標である生物化学的酸素要求量の 75% 値については 類型指定されている河川がなく <0.5~2.3mg/Lであった 3-57 (73)

78 第 図水質測定点の位置 ( 河川 ) 3-58 (74)

79 第 表 (1) 水質の測定結果 ( 生活環境項目 河川 )( 平成 年度 ) 図中番号 流域名 ( 水域名 ) 測定点名 < 調査実施主体 > 類型 水素イオン濃度 [ph] 溶存酸素量 [DO] (mg/l) 最小最大 m/n 最小最大 m/n 平均最小最大 m/n 生物化学的酸素要求量 [BOD] (mg/l) 日間平均値適平均中央値 75% 値否 環境基準 1 芦屋川 ( 芦屋川 ) 業平橋 < 兵庫県 > / /4 9.7 < / 要玄寺川 ( 高橋川 ) 琴田橋 < 神戸市 > / / / 天上川 ( 天上川 ) 天上川橋 < 神戸市 > / / / 住吉川 ( 住吉川 ) 住吉川橋 < 神戸市 > / / < / 天神川 ( 天神川 ) 辰巳下橋 < 神戸市 > / / / 石屋川 ( 石屋川 ) 石屋川橋 < 神戸市 > / / / 高羽川 ( 高羽川 ) 玉利橋 < 神戸市 > / / / 都賀川 ( 都賀川 ) 昌平橋 < 神戸市 > / /12 10 < / 西郷川 ( 西郷川 ) 西郷川流末 < 神戸市 > / / / 生田川 ( 生田川 ) 小野柄橋 < 神戸市 > / /12 10 < / 生田川 ( 生田川 ) 布引水源池上流 < 神戸市 > / /12 10 <0.5 <0.5 -/12 <0.5 <0.5 <0.5 - 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 類型は 第 表 (2) を参照 また 類型欄の - は 類型指定がないことを示す 3. m/n 欄の m は環境基準値を超える検体数を n は総検体数を示す また m が - の時は 環境基準がないことを示す 4. 生物化学的酸素要求量 (BOD) の 75% 値とは n 個の日間平均値を小さいものから順に並べたときの (0.75 n) 番目にくる値である 5. 適否欄の評価は 環境基準点で行うこととし - は評価を行わなかった又はデータがないことを示す 6. 調査地点 2 3 5~7,9 は平成 24 年度 調査地点 ~11 は平成 25 年度の調査結果を示す 平成 24 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 26 年 ) 平成 25 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 3-59 (75)

80 第 表 (2) 水質の測定結果 ( 生活環境項目 河川 )( 平成 年度 ) 図中番号 水域名 ( 河川名等 ) 測定点名 < 調査実施主体 > 類型 浮遊物質量 [SS] (mg/l) 大腸菌群数 (MPN/100mL) 全窒素 [T-N] (mg/l) 最小最大 m/n 平均最小最大 m/n 平均最小最大 m/n 平均 1 芦屋川 ( 芦屋川 ) 業平橋 < 兵庫県 > - <1 1 -/ / / 要玄寺川 ( 高橋川 ) 琴田橋 < 神戸市 > / / / 天上川 ( 天上川 ) 天上川橋 < 神戸市 > /4 1 < / / 住吉川 ( 住吉川 ) 住吉川橋 < 神戸市 > - <1 14 -/ / / 天神川 ( 天神川 ) 辰巳下橋 < 神戸市 > - <1 3 -/ / / 石屋川 ( 石屋川 ) 石屋川橋 < 神戸市 > - <1 1 -/ / / 高羽川 ( 高羽川 ) 玉利橋 < 神戸市 > - <1 2 -/ / / 都賀川 ( 都賀川 ) 昌平橋 < 神戸市 > - <1 3 -/ / / 西郷川 ( 西郷川 ) 西郷川流末 < 神戸市 > / / / 生田川 ( 生田川 ) 小野柄橋 < 神戸市 > - <1 22 -/ / / 生田川 ( 生田川 ) 布引水源池上流 < 神戸市 > - <1 5 -/ / / 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 類型は 第 表 (2) を参照 また 類型欄の - は 類型指定がないことを示す 3. m/n 欄の m は環境基準値を超える検体数を n は総検体数を示す また m が - の時は 環境基準がないことを示す 4. 調査地点 2 3 5~7,9 は平成 24 年度 調査地点 ~11 は平成 25 年度の調査結果を示す 平成 24 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 26 年 ) 平成 25 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 3-60 (76)

81 第 表 (3) 水質の測定結果 ( 生活環境項目 河川 )( 平成 年度 ) 図中番号 水域名 ( 河川名等 ) 測定点名 < 調査実施主体 > 類型 全燐 [T-P] (mg/l) 全亜鉛 [T-Zn] (mg/l) ノニルフェノール (mg/l) 最小最大 m/n 平均最小最大 m/n 平均最小最大 m/n 平均 1 芦屋川 ( 芦屋川 ) 業平橋 < 兵庫県 > / / < < /2 < 要玄寺川 ( 高橋川 ) 琴田橋 < 神戸市 > / / 天上川 ( 天上川 ) 天上川橋 < 神戸市 > / / 住吉川 ( 住吉川 ) 住吉川橋 < 神戸市 > - < / < / < < /1 < 天神川 ( 天神川 ) 辰巳下橋 < 神戸市 > / / 石屋川 ( 石屋川 ) 石屋川橋 < 神戸市 > - < / / 高羽川 ( 高羽川 ) 玉利橋 < 神戸市 > / / 都賀川 ( 都賀川 ) 昌平橋 < 神戸市 > / / < < /1 < 西郷川 ( 西郷川 ) 西郷川流末 < 神戸市 > / / 生田川 ( 生田川 ) 小野柄橋 < 神戸市 > - < / < / / 生田川 ( 生田川 ) 布引水源池上流 < 神戸市 > - < / <0.001 < /2 < 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 類型欄の - は 類型指定がないことを示す 3. m/n 欄の m は環境基準値を超える検体数を n は総検体数を示す また m が - の時は 環境基準がないことを示す 4. - は 調査が実施されていないことを示す 5. 調査地点 2 3 5~7 9 は平成 24 年度 調査地点 ~11 は平成 25 年度の調査結果を示す 平成 24 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 26 年 ) 平成 25 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 3-61 (77)

82 b. 人の健康の保護に関する項目 ( 健康項目 河川 ) 人の健康の保護に関する項目 ( 健康項目 河川 ) の測定結果は第 表のとおりであり 対象事業実施区域の周辺海域の流入河川において 11 地点で測定が行われている 平成 年度の測定結果によると 1 地点でふっ素が環境基準を超過したが その他の項目は全ての地点で環境基準に適合している 第 表 (1) 水質の測定結果 ( 健康項目 河川 )( 平成 年度 ) 図中番号 1 水域名 ( 河川名等 ) 芦屋川 ( 芦屋川 ) 測定点名 < 調査実施主体 > 業平橋 < 兵庫県 > カドミウム (mg/l) 全シアン (mg/l) 鉛 (mg/l) 六価クロム (mg/l) 砒素 (mg/l) 総水銀 (mg/l) アルキル水銀 (mg/l) [0.003mg/L 以下 ] [ 検出されないこと ] [0.01mg/L 以下 ] [0.05mg/L 以下 ] [0.01mg/L 以下 ] [0.0005mg/L 以下 ] [ 検出されないこと ] 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n < /1 ND 0/1 < /1 <0.01 0/1 < /1 < /1 ND 0/1 2 要玄寺川 ( 高橋川 ) 琴田橋 < 神戸市 > < /1 ND 0/1 < /1 <0.01 0/ /1 < / 天上川 ( 天上川 ) 天上川橋 < 神戸市 > < /1 ND 0/1 < /1 <0.01 0/ /1 < / 住吉川 ( 住吉川 ) 住吉川橋 < 神戸市 > < /2 ND 0/2 < /2 <0.01 0/2 < /2 < / 天神川 ( 天神川 ) 辰巳下橋 < 神戸市 > < /1 ND 0/1 < /1 <0.01 0/ /1 < / 石屋川 ( 石屋川 ) 石屋川橋 < 神戸市 > < /1 ND 0/1 < /1 <0.01 0/ /1 < / 高羽川 ( 高羽川 ) 玉利橋 < 神戸市 > < /1 ND 0/1 < /1 <0.01 0/ /1 < / 都賀川 ( 都賀川 ) 昌平橋 < 神戸市 > < /2 ND 0/2 < /2 <0.01 0/ /2 < / 西郷川 ( 西郷川 ) 西郷川流末 < 神戸市 > < /1 ND 0/ /1 <0.01 0/ /1 < / 生田川 ( 生田川 ) 小野柄橋 < 神戸市 > < /2 ND 0/2 < /2 <0.01 0/ /2 < / 生田川 ( 生田川 ) 布引水源池上流 < 神戸市 > < /2 ND 0/1 < /2 <0.01 0/2 < /2 < /1 - - 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2.[ ] 内は 環境基準を示す 3. m/n 欄の m は環境基準値を超える検体数を n は総検体数を示す 4. ND は 定量下限を下回っていることを示す 5. - は 調査が実施されていないことを示す 6. 調査地点 2 3 5~7 9 は平成 24 年度 調査地点 ~11 は平成 25 年度の調査結果を示す 平成 24 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 26 年 ) 平成 25 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 3-62 (78)

83 第 表 (2) 水質の測定結果 ( 健康項目 河川 )( 平成 年度 ) 図中番号 1 水域名 ( 河川名等 ) 芦屋川 ( 芦屋川 ) 測定点名 < 調査実施主体 > 業平橋 < 兵庫県 > PCB (mg/l) ジクロロメタン (mg/l) 四塩化炭素 (mg/l) 1,2- ジクロロエタン (mg/l) 1,1- ジクロロエチレン (mg/l) シス-1,2- ジクロロエチレン (mg/l) 1,1,1- トリクロロエタン (mg/l) [ 検出されないこと ] [0.02mg/L 以下 ] [0.002mg/L 以下 ] [0.004mg/L 以下 ] [0.1mg/L 以下 ] [0.04mg/L 以下 ] [1mg/L 以下 ] 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n ND 0/1 < /1 < /1 < /1 <0.01 0/1 < /1 < /1 2 要玄寺川 ( 高橋川 ) 琴田橋 < 神戸市 > ND 0/1 < /1 < /1 < /1 <0.01 0/1 < /1 < /1 3 天上川 ( 天上川 ) 天上川橋 < 神戸市 > ND 0/1 < /1 < /1 < /1 <0.01 0/1 < /1 < /1 4 住吉川 ( 住吉川 ) 住吉川橋 < 神戸市 > ND 0/2 < /2 < /2 < /2 <0.01 0/2 < /2 < /2 5 天神川 ( 天神川 ) 辰巳下橋 < 神戸市 > ND 0/1 < /1 < /1 < /1 <0.01 0/1 < /1 < /1 6 石屋川 ( 石屋川 ) 石屋川橋 < 神戸市 > ND 0/1 < /1 < /1 < /1 <0.01 0/1 < /1 < /1 7 高羽川 ( 高羽川 ) 玉利橋 < 神戸市 > ND 0/1 < /1 < /1 < /1 <0.01 0/1 < /1 < /1 8 都賀川 ( 都賀川 ) 昌平橋 < 神戸市 > ND 0/2 < /2 < /2 < /2 <0.01 0/2 < /2 < /2 9 西郷川 ( 西郷川 ) 西郷川流末 < 神戸市 > ND 0/1 < /1 < /1 < /1 <0.01 0/1 < /1 < /1 10 生田川 ( 生田川 ) 小野柄橋 < 神戸市 > ND 0/2 < /2 < /2 < /2 <0.01 0/2 < /2 < /2 11 生田川 ( 生田川 ) 布引水源池上流 < 神戸市 > ND 0/1 < /2 < /2 < /2 <0.01 0/2 < /2 < /2 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2.[ ] 内は 環境基準を示す 3. m/n 欄の m は環境基準値を超える検体数を n は総検体数を示す 4. ND は 定量下限を下回っていることを示す 5. 調査地点 2 3 5~7 9 は平成 24 年度 調査地点 ~11 は平成 25 年度の調査結果を示す 平成 24 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 26 年 ) 平成 25 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 3-63 (79)

84 第 表 (3) 水質の測定結果 ( 健康項目 河川 )( 平成 年度 ) 図中番号 1 水域名 ( 河川名等 ) 芦屋川 ( 芦屋川 ) 測定点名 < 調査実施主体 > 業平橋 < 兵庫県 > 1,1,2- トリクロロエタン (mg/l) トリクロロエチレン (mg/l) テトラクロロエチレン (mg/l) 1,3- ジクロロプロペン (mg/l) チウラム (mg/l) シマジン (mg/l) チオベンカルブ (mg/l) [0.006mg/L 以下 ] [0.03mg/L 以下 ] [0.01mg/L 以下 ] [0.002mg/L 以下 ] [0.006mg/L 以下 ] [0.003mg/L 以下 ] [0.02mg/L 以下 ] 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n < /1 < /1 < /1 < / 要玄寺川 ( 高橋川 ) 琴田橋 < 神戸市 > < /1 < /1 < /1 < /1 < /1 < /1 < /1 3 天上川 ( 天上川 ) 天上川橋 < 神戸市 > < /1 < /1 < /1 < /1 < /1 < /1 < /1 4 住吉川 ( 住吉川 ) 住吉川橋 < 神戸市 > < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 5 天神川 ( 天神川 ) 辰巳下橋 < 神戸市 > < /1 < /1 < /1 < /1 < /1 < /1 < /1 6 石屋川 ( 石屋川 ) 石屋川橋 < 神戸市 > < /1 < /1 < /1 < /1 < /1 < /1 < /1 7 高羽川 ( 高羽川 ) 玉利橋 < 神戸市 > < /1 < /1 < /1 < /1 < /1 < /1 < /1 8 都賀川 ( 都賀川 ) 昌平橋 < 神戸市 > < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 9 西郷川 ( 西郷川 ) 西郷川流末 < 神戸市 > < /1 < /1 < /1 < /1 < /1 < /1 < /1 10 生田川 ( 生田川 ) 小野柄橋 < 神戸市 > < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 11 生田川 ( 生田川 ) 布引水源池上流 < 神戸市 > < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 < /2 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2.[ ] 内は 環境基準を示す 3. m/n 欄の m は環境基準値を超える検体数を n は総検体数を示す 4. - は 調査が実施されていないことを示す 5. 調査地点 2 3 5~7 9 は平成 24 年度 調査地点 ~11 は平成 25 年度の調査結果を示す 平成 24 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 26 年 ) 平成 25 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 3-64 (80)

85 第 表 (4) 水質の測定結果 ( 健康項目 河川 )( 平成 年度 ) 図中番号 1 水域名 ( 河川名等 ) 芦屋川 ( 芦屋川 ) 測定点名 < 調査実施主体 > 業平橋 < 兵庫県 > ベンゼン (mg/l) セレン (mg/l) 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 (mg/l) ふっ素 (mg/l) ほう素 (mg/l) 1,4- ジオキサン (mg/l) [0.01mg/L 以下 ] [0.01mg/L 以下 ] [10mg/L 以下 ] [0.8mg/L 以下 ] [1mg/L 以下 ] [0.05mg/L 以下 ] 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n 最大 m/n < /1 < / / /1 <0.05 0/1 < /1 2 要玄寺川 ( 高橋川 ) 琴田橋 < 神戸市 > < /1 < / / / /1 < /1 3 天上川 ( 天上川 ) 天上川橋 < 神戸市 > < /1 < / / / /1 < /1 4 住吉川 ( 住吉川 ) 住吉川橋 < 神戸市 > < /2 < / / /2 <0.05 0/2 < /2 5 天神川 ( 天神川 ) 辰巳下橋 < 神戸市 > < /1 < / / /1 <0.05 0/1 < /1 6 石屋川 ( 石屋川 ) 石屋川橋 < 神戸市 > < /1 < / / /1 <0.05 0/1 < /1 7 高羽川 ( 高羽川 ) 玉利橋 < 神戸市 > < /1 < / / / /1 < /1 8 都賀川 ( 都賀川 ) 昌平橋 < 神戸市 > < /2 < / / /2 <0.05 0/2 < /2 9 西郷川 ( 西郷川 ) 西郷川流末 < 神戸市 > < /1 < / / / /1 < /1 10 生田川 ( 生田川 ) 小野柄橋 < 神戸市 > < /2 < / / / /2 < /2 11 生田川 ( 生田川 ) 布引水源池上流 < 神戸市 > < /2 < / / /12 <0.05 0/2 < /2 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2.[ ] 内は 環境基準を示す 3. m/n 欄の m は環境基準値を超える検体数を n は総検体数を示す 4. 調査地点 2 3 5~7 9 は平成 24 年度 調査地点 ~11 は平成 25 年度の調査結果を示す 平成 24 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 26 年 ) 平成 25 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 3-65 (81)

86 c. ダイオキシン類 ( 河川 ) 水質の測定結果 ( ダイオキシン類 河川 ) は第 表のとおりであり 対象事業実施区域の周辺海域の流入河川において4 地点で測定が行われている 平成 年度の測定結果によると 全ての地点において環境基準 (1pg-TEQ/L 以下 ) に適合している 第 表水質の測定結果 ( ダイオキシン類 河川 )( 平成 年度 ) 図中番号 水域名 ( 河川名等 ) 測定点名 < 調査実施主体 > 測定値 (pg-teq/l) 適否 4 住吉川 ( 住吉川 ) 住吉川橋 < 神戸市 > 都賀川 ( 都賀川 ) 昌平橋 < 神戸市 > 生田川 ( 生田川 ) 小野柄橋 < 神戸市 > 生田川 ( 生田川 ) 布引水源池上流 < 神戸市 > 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 適否欄の は 環境基準 (1pg-TEQ/L 以下 ) 適合を示す 3. 調査地点 4 10 は平成 24 年度 調査地点 8 11 は平成 25 年度の調査結果を示す 平成 25 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 25 年 ) 平成 26 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 3-66 (82)

87 3 地下水 a. 地下水質地下水質の測定結果は第 表のとおりであり 神戸市において 概況調査 9 地点 継続監視調査 4 地点で測定が行われている 平成 25 年度の測定結果によると 概況調査の9 地点とも全ての項目で環境基準に適合している 継続監視調査では砒素及びふっ素が各 2 地点で テトラクロロエチレン及びほう素が各 1 地点で環境基準に適合していない 項目 調査種別 第 表地下水測定結果 ( 平成 25 年度 ) 区分 環境基準 測定点数 概況調査 超過測定点数 継続監視調査 測定点数 超過測定点数 カドミウム 0.003mg/L 以下 全シアン 検出されないこと 鉛 0.01mg/L 以下 六価クロム 0.05mg/L 以下 砒素 0.01mg/L 以下 総水銀 mg/L 以下 アルキル水銀 検出されないこと PCB 検出されないこと ジクロロメタン 0.02mg/L 以下 四塩化炭素 0.002mg/L 以下 塩化ビニルモノマー 0.002mg/L 以下 ,2-ジクロロエタン 0.004mg/L 以下 ,1-ジクロロエチレン 0.1mg/L 以下 ,2-ジクロロエチレン 0.04mg/L 以下 ,1,1-トリクロロエタン 1mg/L 以下 ,1,2-トリクロロエタン 0.006mg/L 以下 トリクロロエチレン 0.03mg/L 以下 テトラクロロエチレン 0.01mg/L 以下 ,3-ジクロロプロペン 0.002mg/L 以下 チウラム 0.006mg/L 以下 シマジン 0.003mg/L 以下 チオベンカルブ 0.02mg/L 以下 ベンゼン 0.01mg/L 以下 セレン 0.01mg/L 以下 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 10mg/L 以下 ふっ素 0.8mg/L 以下 ほう素 1mg/L 以下 ,4-ジオキサン 0.05mg/L 以下 注 : - は測定が行われていないことを示す 平成 25 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 3-67 (83)

88 b. ダイオキシン類 ( 地下水 ) 地下水のダイオキシン類の測定結果は第 表のとおりであり 神戸市において 平成 24 年度及び平成 25 年度では それぞれ4 地点で測定が行われている 平成 年度の測定結果によると 0.037~0.044pg-TEQ/Lであり 環境基準 (1pg-TEQ/L 以下 ) に適合している 第 表地下水のダイオキシン類測定結果 ( 平成 年度 ) ( 単位 :pg-teq/l) 測定年度 測定点名 測定値 環境基準 神戸市東灘区御影本町 平成 24 年度 神戸市灘区王子町 神戸市中央区雲井通 神戸市兵庫区中之島 神戸市長田区一番町 以下 平成 25 年度 神戸市須磨区東須磨 神戸市須磨区妙法寺 神戸市垂水区舞子陵 平成 25 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 25 年 ) 平成 26 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 (3) 水質汚濁に係る苦情の発生状況神戸市 芦屋市及び兵庫県における平成 25 年度の水質汚濁に係る苦情の発生状況は 神戸市では 90 件 芦屋市では0 件 兵庫県では 322 件となっている 平成 26 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 3-68 (84)

89 3. 水底の底質の状況 ( 海域 ) 対象事業実施区域の周辺海域における底質測定点の位置は第 図 測定結果は第 表のとおりである 底質については 対象事業実施区域の周辺海域において平成 24 年度では 5 地点 平成 25 年度では5 地点で測定が行われている 底質の暫定除去基準値が定められているPCBについては 10 地点中 4 地点で測定され 0.01~0.05mg/kgの範囲であり 全ての地点で暫定除去基準値 (10mg/kg 以上 ) に比べ低濃度となっている また 底質の測定結果 ( ダイオキシン類 海域 ) は第 表のとおりであり 対象事業実施区域の周辺海域において7 地点で測定が行われている 平成 年度の測定結果によると 全ての地点で環境基準に適合している 第 表底質の測定結果 ( 海域 )( 平成 年度 ) 図中番号 測定点名 < 調査実施主体 > 含水率 (%) 強熱減量 (%) 化学的酸素要求量 COD (mg/g) 硫化物 (mg/g) PCB (mg/kg) 神戸市東部沖 1 < 兵庫県 > 神戸市東部沖 2 < 兵庫県 > 神戸市中央部沖 < 兵庫県 > 西宮市沖 2 < 兵庫県 > ポートアイランド南沖合 (1) < 神戸市 > 第一防波堤南沖合 < 神戸市 > 第 4 工区南沖合 (2) < 神戸市 > 六甲アイランド南観測塔 < 神戸市 > 16 六甲アイランド南沖合 (2) < 神戸市 > 17 ポートアイランド南沖合 (3) < 神戸市 > 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 表中の数値は 乾燥泥当たりの濃度である 3. - は 調査が実施されていないことを示す 4. 調査地点 1~4 17 は平成 25 年度 調査地点 12~16 は平成 24 年度の調査結果を示す 平成 25 年度公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) 平成 24 年度環境水質 ( 神戸市 平成 25 年 ) 平成 25 年度環境水質 ( 神戸市 平成 26 年 ) より作成 3-69 (85)

90 第 表底質の測定結果 ( ダイオキシン類 海域 )( 平成 年度 ) 図中番号 1 3 測定点名 < 調査実施主体 > 神戸市東部沖 1 < 兵庫県 > 神戸市中央部沖 < 兵庫県 > 測定値 (pg-teq/g) 適否 第 4 工区南沖合 (1) < 神戸市 > ポートアイランド東第 6 防波堤北 < 神戸市 > 神戸港中央 < 神戸市 > ポートアイランド南沖合 (1) < 神戸市 > 第 4 工区南沖合 (2) < 神戸市 > 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 適否欄の は 環境基準 (150pg-TEQ/g 以下 ) 適合を示す 3. 調査地点 1 3 は平成 24 年度 調査地点 9~14 は平成 25 年度の調査結果を示す 平成 25 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 25 年 ) 平成 26 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 3-70 (86)

91 第 図 水底の底質測定点の位置 3-71 (87)

92 3.1.3 土壌及び地盤の状況 1. 土壌の状況 (1) 土壌汚染の状況対象事業実施区域の周辺における土壌のダイオキシン類測定点の位置は第 図 測定結果は第 表のとおりであり 平成 24 年度及び平成 25 年度ではそれぞれ2 地点で測定が行われている 平成 年度の測定結果によると 全ての地点で環境基準に適合している 第 表土壌のダイオキシン類の測定結果 ( 平成 年度 ) 図中番号 測定点名 測定値 (pg-teq/g) 適否 1 深江南町公園 王子公園 石屋川公園 西浜公園 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 測定値は 乾燥重量当たりの濃度である 3. 適否欄の は 環境基準 (1,000pg-TEQ/g 以下 ) 適合を示す 4. 調査地点 1~2 は平成 24 年度 調査地点 3~4 は平成 25 年度の調査結果を示す 平成 25 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 25 年 ) 平成 26 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 3-72 (88)

93 第 図 土壌のダイオキシン類測定点の位置 3-73 (89)

94 (2) 対象事業実施区域の土地利用履歴対象事業実施区域の敷地は 昭和 20 年代後半から 30 年代に公有水面埋め立てによって造成された埋立地で 造成完了後は神戸製鉄所の用地として利用してきた 発電設備設置予定地は 平成 29 年に予定している製鉄所の上工程設備休止後の高炉等の跡地を活用する また 敷地西側の一部は 平成 12 年から神鋼神戸発電所として利用されている (3) 土壌汚染に係る苦情の発生状況神戸市 芦屋市及び兵庫県における平成 25 年度の土壌汚染に係る苦情の発生状況は 神戸市では0 件 芦屋市では0 件 兵庫県では4 件となっている 平成 26 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 2. 地盤の状況 (1) 地盤沈下の状況対象事業実施区域の周辺を含む神戸市 芦屋市において 平成 25 年度に地盤沈下に関する情報はない 平成 25 年度全国の地盤沈下地域の概況 ( 環境省 平成 26 年 ) より作成 (2) 地盤沈下に係る苦情の発生状況神戸市 芦屋市及び兵庫県における平成 25 年度の地盤沈下に係る苦情の発生状況は 神戸市では0 件 芦屋市では0 件 兵庫県では0 件となっている 平成 26 年度版環境白書 ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 3-74 (90)

95 3.1.4 地形及び地質の状況 1. 地形の状況 (1) 陸上の地形対象事業実施区域及びその周辺における地勢は 第 図のとおりである 対象事業実施区域は 兵庫県の東部 神戸市域のやや東寄りにあたり 神戸市域は六甲山を中心にした広大な地域に広がっている 現在では住宅地は 六甲山地北部から西部の丘陵地にまで広がっているが 依然として六甲山地南側の幅 3km 程度の細長い低地部が市の中心であり 市街地が海岸から山麓にいたるまでほとんど切れ目なく続いている 近年では 海岸部や海上を埋め立て 神戸の特徴ともいえる港湾施設の拡充や市街地の拡大がはかられている 六甲山地南麓の低地部は 地形的にみて山地から丘陵 扇状地 海岸低地 人工埋立地に大きく分けられ それぞれの境目は地層境界ともほぼ一致している 神戸の地形 地質 ( 神戸市ホームページ ) より作成 対象事業実施区域及びその周辺における地形分類は 第 図のとおりである 対象事業実施区域の位置する海岸部は埋立地となっており 北部後背地は沿岸低地が続く 山地から海岸方向に幅の狭い ゆるい傾斜地形とその南側に東西方向に細長く延びる海岸低地部とから構成されている 山麓に近い部分は 丘陵や段丘などから成り 芦屋川 住吉川 石屋川 都賀川 生田川などのそれぞれの河川の流域は扇状地形を形成し 河口付近には沿岸砂州が形成されている (2) 海底の地形対象事業実施区域の周辺海域における海底の地形は 第 図のとおりであり 前面海域の水深は約 10m~ 約 15mとなっている 3-75 (91)

96 第 図 地勢 3-76 (92)

97 第 図 地形分類 3-77 (93)

98 図海底の地形及び底質 3-78 (94)

99 2. 地質の状況 (1) 陸上の地質対象事業実施区域及びその周辺における表層地質は 第 図のとおりである 対象事業実施区域の位置する海岸部は埋立地となっており 北部後背地の低地は礫及び砂からなる低位段丘となっている また 山地は六甲花崗岩や角閃黒雲母花崗閃緑岩となっている 対象事業実施区域及びその周辺における表層土壌は 第 図のとおりである 対象事業実施区域の位置する海岸部からその背後地の市街地にかけておおむね未区分地となっている 山地は褐色森林土や受食土となっている (2) 海底の底質対象事業実施区域の周辺海域における海底の底質は第 図のとおりであり 主に泥 石となっている 3-79 (95)

100 第 図 表層地質 3-80 (96)

101 第 図 表層土壌 3-81 (97)

102 3. 重要な地形 地質対象事業実施区域及びその周辺における重要な地形 地質の選定基準は第 表 重要な地形及び地質の状況は第 表 それらの位置は第 図のとおりである 対象事業実施区域及びその周辺における重要な地形及び地質として 高座の滝 ロックガーデン等 12 件ある 第 表 重要な地形及び地質の選定基準 選定基準 カテゴリー a b 文化財保護法 ( 昭和 25 年法律第 214 号 ) 及び 兵庫県文化財保護条例 ( 昭和 39 年兵庫県条例第 58 号 ) 神戸市文化財の保護及び文化財等を取り巻く文化環境の保全に関する条例 ( 平成 9 年神戸市条例第 50 号 ) により指定されているもの環境省の 第 3 回自然環境保全基礎調査 にとりあげられているもの 国指定特別天然記念物 ( 特別 ) 国指定天然記念物 ( 国天 ) 兵庫県指定天然記念物 ( 県天 ) 神戸市指定天然記念物 ( 市天 ) 地形 地質 自然環境に係る自然景観資源 c 日本の典型地形 ( 国土地理院技術資料 ) にとりあげられているもの 典型地形 d e 日本の地形レッドデータブック第 1 集 - 危機にある地形 - ( 古今書院 平成 12 年 ) において保存すべき地形として選定されているもの 兵庫の貴重な自然兵庫県版レッドデータブック 2011 において 重要な地形及び地質として選定されているもの 変動地形 火山地形 河川のつくる地形 気候を反映した地形 海岸地形 地質を反映した地形 その他の重要な地形 規模的 質的にすぐれており 貴重性の程度が最も高く全国的価値に相当するもの (Aランク) Aランクに準ずるもので 地方的価値 都道府県的価値に相当するもの (Bランク) Bランクに準ずるもので 市町村的価値に相当するもの (Cランク) ( 地質のみ ) 温泉 湧水などのように地質以外の分野の自然現象のうち 地質との関連性があり重要とみなされるもの ( 要注目 ) 3-82 (98)

103 第 表 対象事業実施区域周辺における重要な地形及び地質の状況 図中番号 名称 項目 重要な地形及び地質選定状況 a b c d e 1 高座の滝 滝 2 ロックガーデン ( 地形 ) 断崖 岸壁 バッドランド 花崗岩地形 ( 地質 ) 岩石 節理 風 B 化 浸食 3 布引滝 鼓ヶ滝 滝 4 芦屋川の天井川地形 天井川 B 5 住吉川の天井川地形 天井川 B 6 石屋川の天井川地形 天井川 C 7 御影町の撓曲崖 露頭 活断層地形 断層露頭 C 8 諏訪山断層 ( 地形 ) 断層 ( 地質 ) 断層 B 9 六甲山地 準平原遺物 10 渦ヶ森スラスト 断層 県天 B 11 五助橋断層 岩石 断層 A 12 布引断層 岩石 断層 脈 A 重要な地形及び地質 (12 件 ) 注 : 重要な地形及び地質の選定基準は表 参照 第 3 回自然環境保全基礎調査兵庫県自然環境情報図 ( 環境庁 平成元年 ) 日本の典型地形国土地理院技術資料 ( 国土地理院ホームページ ) 日本の地形レッドデータブック第 1 集 - 危機にある地形 - ( 古今書院 平成 12 年 ) 兵庫の貴重な自然兵庫県版レッドデータブック 2011 ( 地形 地質 自然景観 生態系 ) ( 兵庫県 平成 23 年 ) より作成 3-83 (99)

104 第 図 重要な地形及び地質の位置 3-84 (100)

105 3.1.5 動植物の生息又は生育 植生及び生態系の状況 1. 動物の生息の状況 (1) 動物相の概要 ( 陸域 ) 兵庫県立人と自然の博物館自然環境モノグラフ2 号兵庫県における鳥類の分布と変遷 ( 兵庫県立人と自然の博物館 平成 18 年 ) 兵庫県立人と自然の博物館自然環境モノグラフ4 号兵庫県の淡水魚 ( 兵庫県立人と自然の博物館 平成 20 年 )( 以下本文において 自然環境モノグラフ という ) 及び 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) * ( 以下本文において 神鋼神戸発電所環境影響評価書 という ) 等に基づいて 対象事業実施区域及びその周辺における動物相の概要 ( 陸域 ) を整理した 動物調査範囲 地点 ルートの位置 ( 陸域 ) は 第 図のとおりである 自然環境モノグラフ における鳥類については神戸市及び芦屋市を対象とし 淡水魚類については生田川 西郷川 都賀川 石屋川 住吉川を対象とした * 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) は 神戸市環境影響評価等に関する条例 ( 平成 9 年 10 月条例第 29 号 ) に基づき作成 届出したものである 3-85 (101)

106 第 図動植物調査範囲 地点 ルートの位置 ( 陸域 ) 3-86 (102)

107 1 哺乳類相哺乳類相の調査結果は 第 表のとおりである 対象事業実施区域及びその周辺における哺乳類の出現種として 神鋼神戸発電所環境影響評価書 によると アブラコウモリ イノシシの2 目 2 科 2 種が確認されている 第 表 哺乳類相の調査結果 目科種 コウモリ ヒナコウモリ アブラコウモリ ウシ イノシシ イノシシ 出現種数 2 目 2 科 2 種 注 :1. 分類及び配列は 原則として 日本野生鳥獣目録 ( 環境省 平成 14 年 ) に従った 2. 調査範囲は 第 図を参照 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 2 鳥類相鳥類相の調査結果は 第 表のとおりである 対象事業実施区域及びその周辺における鳥類の出現種として 自然環境モノグラフ によると ウズラ ツクシガモ等の 17 目 47 科 157 種 神鋼神戸発電所環境影響評価書 によると ヒドリガモ キジバト等の8 目 21 科 43 種が確認されている 第 表 鳥類相の調査結果 参考文献目科種出現種 自然環境モノグラフ 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ウズラ ツクシガモ カイツブリ キジバト カワウ ミゾゴイ クイナ ホトトギス ヨタカ アマツバメ タゲリ ヤマシギ タマシギ ユリカモメ ミサゴ ハチクマ フクロウ アカショウビン ブッポウソウ アリスイ チョウゲンボウ サンショウクイ サンコウチョウ モズ カケス キクイタダキ コガラ ヒバリ ツバメ ヒヨドリ ウグイス エナガ センダイムシクイ メジロ オオヨシキリ セッカ キレンジャク ミソサザイ ムクドリ カワガラス トラツグミ カヤクグリ ニュウナイスズメ キセキレイ アトリ ホオジロ ソウシチョウ等ヒドリガモ キジバト カワウ ササゴイ ユリカモメ トビ コゲラ モズ ハシボソガラス ヤマガラ ツバメ ヒヨドリ ウグイス エナガ メジロ ムクドリ シロハラ スズメ キセキレイ カワラヒワ アオジ等 注 :1. 分類及び配列は 原則として 日本鳥類目録改訂第 7 版 ( 日本鳥学会 平成 24 年 ) に従った 2. 調査範囲は 第 図を参照 兵庫県立人と自然の博物館自然環境モノグラフ2 号兵庫県における鳥類の分布と変遷 ( 兵庫県立人と自然の博物館 平成 18 年 ) 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 3-87 (103)

108 3 爬虫類相爬虫類相の調査結果は 第 表のとおりである 対象事業実施区域及びその周辺における爬虫類の出現種として 神鋼神戸発電所環境影響評価書 によると ニホンヤモリ ニホントカゲ等の1 目 3 科 3 種が確認されている 第 表 爬虫類相の調査結果 目科種 トカゲ ヤモリ ニホンヤモリ トカゲ ニホントカゲ ナミヘビ アオダイショウ 出現種数 1 目 3 科 3 種 注 :1. 分類及び配列は 原則として 日本産爬虫両生類標準和名 ( 日本爬虫両棲類学会 平成 26 年 ) に従った 2. 調査範囲は 第 図を参照 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 4 両生類相両生類相の調査結果は 第 表のとおりである 対象事業実施区域及びその周辺における両生類の出現種として 神鋼神戸発電所環境影響評価書 によると ウシガエル ツチガエルの1 目 1 科 2 種が確認されている 第 表 両生類相の調査結果 目科種 カエル アカガエル ウシガエルツチガエル 出現種数 1 目 1 科 2 種 注 :1. 分類及び配列は 原則として 日本産爬虫両生類標準和名 ( 日本爬虫両棲類 学会 平成 26 年 ) に従った 2. ウシガエルは 特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律 ( 平成 16 年法律第 78 号 ) に基づく特定外来生物に該当する 3. 調査範囲は 第 図を参照 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 3-88 (104)

109 5 昆虫類相昆虫類相の調査結果は 第 表のとおりである 対象事業実施区域及びその周辺における昆虫類の出現種として 神鋼神戸発電所環境影響評価書 によると カゲロウ目 トンボ目等の 16 目 80 科 199 種が確認されている 第 表 昆虫類相の調査結果 目科種 カゲロウ 4 5 トンボ 4 9 ゴキブリ 1 1 カマキリ 1 2 シロアリ 1 1 バッタ 5 7 ハサミムシ 1 3 カワゲラ 1 1 カメムシ ヘビトンボ 1 1 アミメカゲロウ 1 1 コウチュウ ハチ 7 30 ハエ 9 14 トビケラ 4 4 チョウ 9 23 出現種数 16 目 80 科 199 種 注 :1. 分類及び配列は 原則として 日本産野生生物目録 - 本邦産 野生動植物の種の現状 -( 無脊椎動物編 Ⅱ) ( 環境庁 平 成 7 年 ) に従った 2. 科名又は属名のみ明らかな種については1 種として計数した 3. 調査範囲は 第 図を参照 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 3-89 (105)

110 6 淡水魚類相 淡水魚類相の調査結果は 第 表のとおりである 淡水魚類の出現種としては 自然 環境モノグラフ によると ニホンウナギ コイ等の 4 目 9 科 15 種が確認されている 第 表 淡水魚類相の調査結果 目科種 ウナギウナギニホンウナギ コイコイコイ ドジョウ フナ属 サケアユアユ オイカワ オイカワ属 タカハヤ ドジョウ サケサツキマス ( アマゴ ) スズキスズキオヤニラミ サンフィッシュ ボラ ハゼ 出現種数 オオクチバス ボラ ミミズハゼ カワヨシノボリ ヨシノボリ属 4 目 9 科 15 種 注 :1. 分類及び配列は 原則として 日本産魚類検索全種の同定第二版 ( 東海大学出版会 平成 12 年 ) に従った 2. 属名のみ明らかな種については 1 種として計数した 3. オオクチバスは 特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律 ( 平成 16 年法律第 78 号 ) に基づく特定外来生物に該当する 4. 調査範囲は 第 図を参照 兵庫県立人と自然の博物館自然環境モノグラフ 4 号兵庫県の淡水魚 ( 兵庫県立人と自然の博物館 平成 20 年 ) より作成 3-90 (106)

111 (2) 重要な種及び注目すべき生息地の概要 ( 陸域 ) 対象事業実施区域及びその周辺において確認された種について 学術上又は希少性の観点から重要な種及び注目すべき生息地の概要 ( 陸域 ) を整理した 重要な種の選定根拠は第 表のとおりである 第 表 (1) 重要な種の選定根拠 全国 兵庫県 文化財保護法 ( 昭和 25 年法律第 214 号 ) により指定されているもの 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 ( 平成 4 年法律第 75 号 ) により指定されているもの環境省の レッドデータブック に掲載されているもの 兵庫県文化財保護条例 ( 昭和 39 年兵庫県条例第 58 号 ) の文化財保護条例により指定されているもの 選定根拠 特天: 特別天然記念物 天 : 天然記念物 国内希少 : 国内希少野生動植物 国際希少 : 国際希少野生動植物 EX: 絶滅 EW: 野生絶滅 CR: 絶滅危惧 ⅠA 類 EN: 絶滅危惧 ⅠB 類 VU: 絶滅危惧 Ⅱ 類 NT: 準絶滅危惧 DD: 情報不足 LP: 絶滅のおそれのある地域個体群 県指定天然記念物 参考文献等 国指定文化財等データベース ( 文化庁ホームページ ) 天然記念物緊急調査植生図 主要動植物地図兵庫県 ( 文化庁 昭和 45 年 ) 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令 ( 平成 5 年政令第 17 号 ) レッドデータブック 2014 哺乳類 鳥類 爬虫類 両生類 貝類 その他無脊椎動物 ( 環境省 平成 26 年 ) レッドデータブック 2014 汽水 淡水魚類 昆虫類 ( 環境省 平成 27 年 ) 神戸の文化財 ( 神戸市ホームページ ) 市内の文化財 ( 芦屋市ホームページ ) 3-91 (107)

112 第 表 (2) 重要な種の選定根拠 兵庫県 神戸市 芦屋市 兵庫県の レッドデータブック に掲載されているもの 神戸市及び芦屋市の文化財保護条例により指定されているもの 神戸市の レッドデータブック に掲載されているもの 選定根拠 見ない: 今見られない ( 兵庫県内での確認記録 標本があるなど かつては生息 生育していたと考えられるが 現在は見られなくなり 生息 生育の可能性がないと考えられる種 )( 鳥類 昆虫類以外 ) 絶滅 : 絶滅 ( 鳥類 昆虫類 )( 今見られない に同じ ) A :Aランク( 環境省の レッドデータブック の絶滅危惧 Ⅰ 類に相当 ) B :Bランク( 環境省の レッドデータブック の絶滅危惧 Ⅱ 類に相当 ) C :Cランク( 環境省の レッドデータブック の準絶滅危惧に相当 ) 要注目: 要注目種 ( 最近減少の著しい種 優れた自然環境の指標となる種などの貴重種に準ずる種 ) 地域限: 地域限定貴重種 ( 兵庫県全域で見ると貴重とはいえないが 兵庫県内の特定の地域においてはA B C 要注目のいずれかのランクに該当する程度の貴重性を有する種 ) 要調査: 要調査種 ( 環境省の レッドデータブック の情報不足に相当 ) 市指定天然記念物 今 : 今見られない ( 神戸市内での確認記録 標本があるなど かつては生息 生育していたと考えられるが 現在は見られなくなり 生息 生育の可能性がないと考えられる種 ) A :A ランク ( 環境省の レッドデータブック の絶滅危惧 Ⅰ 類に相当 ) B :B ランク ( 環境省の レッドデータブック の絶滅危惧 Ⅱ 類に相当 ) C :C ランク ( 環境省の レッドデータブック の準絶滅危惧に相当 ) D :D ランク ( 最近減少の著しい種 優れた自然環境の指標となる種などの貴重種に準ずる要注目種 ) 要調査 : 要調査種 ( 環境省の レッドデータブック の情報不足に相当 ) 参考文献等 改訂 兵庫の貴重な自然 - 兵庫県版レッドデータブック ( 兵庫県 平成 15 年 ) 兵庫の貴重な自然兵庫県版レッドデータブック 2013( 鳥類 ) ( 兵庫県 平成 25 年 ) 兵庫の貴重な自然兵庫県版レッドデータブック 2012( 昆虫類 ) ( 兵庫県 平成 24 年 ) 2003 年以降のリストの変更等 ( 兵庫の環境ホームページ ) 神戸の文化財 ( 神戸市ホームページ ) 市内の文化財 ( 芦屋市ホームページ ) 神戸の希少な野生動植物神戸版レッドデータ 2010 ( 神戸市ホームページ ) 3-92 (108)

113 動物 ( 陸域 ) の重要な種の調査結果は 第 ~ 表のとおりである 対象事業実施区域及びその周辺における動物 ( 陸域 ) の重要な種として 鳥類はウズラ ツクシガモ等の 77 種 爬虫類はニホントカゲ アオダイショウの2 種 両生類はツチガエル1 種 昆虫類はアキアカネ ヤマトクロスジヘビトンボ等の4 種 淡水魚類はニホンウナギ ドジョウ等の5 種が確認されている 対象事業実施区域の周辺における注目すべき生息地の位置は第 図のとおりであり 兵庫の貴重な自然兵庫県版レッドデータブック 2011( 地形 地質 自然景観 生態系 ) ( 兵庫県 平成 23 年 ) に基づく重要な生態系として 六甲山 が選定されている また 第 4 回自然環境保全基礎調査兵庫県自然環境情報図 ( 環境庁 平成 7 年 ) に基づく鳥類の集団繁殖地及び集団ねぐらは対象事業実施区域周辺にはない 第 表 (1) 鳥類の重要な種の調査結果 目 科 種 選定根拠全国兵庫神戸 キジ キジ ウズラ VU A 要調査 ヤマドリ - 要注目 - カモ カモ ツクシガモ VU - - オシドリ DD B C ヨシガモ - - C アメリカヒドリ - 要注目 - トモエガモ VU C B ペリカン サギ ミゾゴイ VU A A ゴイサギ - - B ササゴイ - C A アマサギ - - B ダイサギ - - B チュウサギ NT C B コサギ - - B ツル クイナ クイナ - 要調査 B ヒクイナ NT B B カッコウ カッコウ ホトトギス - - B ツツドリ - - B カッコウ - - C ヨタカ ヨタカ ヨタカ NT A B アマツバメ アマツバメ ヒメアマツバメ - B - チドリ チドリ タゲリ - - B ケリ DD - - イカルチドリ - B B コチドリ - - C シロチドリ VU A B シギ ヤマシギ - B C アオシギ - B B タシギ - B B クサシギ - - C タカブシギ VU B C イソシギ - C - タマシギ タマシギ VU B B カモメ コアジサシ 国際希少 VU B B アジサシ - 要注目 C タカ ミサゴ ミサゴ NT A C タカ ハチクマ NT B B 3-93 (109)

114 第 表 (2) 鳥類の重要な種の調査結果 目 科 種 選定根拠全国兵庫神戸 タカ タカ ツミ - B C ハイタカ NT C C オオタカ 国内希少 NT B B サシバ VU B A ノスリ - B C イヌワシ 国内希少 EN A - フクロウ フクロウ フクロウ - - C アオバズク - B B トラフズク - B B コミミズク - B B ブッポウソウ カワセミ アカショウビン - B C カワセミ - 要注目 - ヤマセミ - B A ブッポウソウ ブッポウソウ EN A C キツツキ キツツキ アリスイ - B C アカゲラ - C C アオゲラ - C C ハヤブサ ハヤブサ チョウゲンボウ - - D コチョウゲンボウ - C B ハヤブサ 国内希少 VU B A スズメ サンショウクイ サンショウクイ VU C B カササギヒタキ サンコウチョウ - - C モズ アカモズ EN B - カラス コクマルガラス - C - シジュウカラ コガラ - 要注目 - ヨシキリ オオヨシキリ - 要注目 B ミソサザイ ミソサザイ - - C カワガラス カワガラス - C B ヒタキ トラツグミ - - C コルリ - B - ルリビタキ - A - コサメビタキ - C C キビタキ - 要注目 - オオルリ - 要注目 - イワヒバリ カヤクグリ - A C アトリ イスカ - 要調査 - ホオジロ ホオアカ - A - アオジ - A - クロジ - B D オオジュリン - - C 合 計 10 目 15 科 23 種 13 目 27 科 58 種 13 目 25 科 59 種 14 目 30 科 77 種 注 :1. 選定根拠欄の内容は 第 表に基づく 2. 神戸市のレッドデータにおいて 鳥類では 繁殖 通過 越冬の個体群ごとの選定を行っているため 複数の個体群で選定されている種が存在する したがって 重複選定種で かつランクの異なるランクづけがなされた種については高い方のランクで表示している 3. 調査範囲は 第 図を参照 兵庫県立人と自然の博物館自然環境モノグラフ2 号兵庫県における鳥類の分布と変遷 ( 兵庫県立人と自然の博物館 平成 18 年 ) 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 3-94 (110)

115 第 表 爬虫類の重要な種の調査結果 目科種 選定根拠 全国兵庫県神戸市 トカゲヤモリニホントカゲ - - D ナミヘビアオダイショウ - - D 0 目 0 科 0 種 0 目 0 科 0 種 1 目 2 科 2 種合計 1 目 2 科 2 種 注 :1. 選定根拠欄の内容は 第 表に基づく 2. 調査範囲は 第 図を参照 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 第 表 両生類の重要な種の調査結果 選定根拠目科種全国兵庫県神戸市カエルアカガエルツチガエル - C B 0 目 0 科 0 種 1 目 1 科 1 種 1 目 1 科 1 種合計 1 目 1 科 1 種注 :1. 選定根拠欄の内容は 第 表に基づく 2. 調査範囲は 第 図を参照 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 第 表 昆虫類の重要な種の調査結果 目 科 種 選定根拠全国兵庫県神戸市 トンボ トンボ アキアカネ - 要注目 要調査 ヘビトンボ ヘビトンボ ヤマトクロスジヘビトンボ - - 要調査 ハチ スズメバチ ヤマトアシナガバチ DD - - ミツバチ クロマルハナバチ NT - - 合 計 1 目 2 科 2 種 1 目 1 科 1 種 2 目 2 科 2 種 3 目 4 科 4 種 注 :1. 選定根拠欄の内容は 第 表に基づく 2. 調査範囲は 第 図を参照 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 3-95 (111)

116 第 表 淡水魚類の重要な種の調査結果 目科種 選定根拠 全国兵庫県神戸市 ウナギウナギニホンウナギ EN - C コイドジョウドジョウ DD B C サケアユアユ - - C スズキ スズキ オヤニラミ EN B - ハゼ ミミズハゼ - 要調査 C 合 計 3 目 3 科 3 種 2 目 3 科 3 種 4 目 4 科 4 種 4 目 5 科 5 種 注 :1. 選定根拠欄の内容は 第 表に基づく 2. 調査範囲は 第 図を参照 兵庫県人と自然の博物館自然環境モノグラフ 4 号 ( 兵庫県人と自然の博物館 平成 20 年 ) より作成 3-96 (112)

117 第 図 注目すべき生息地の位置 3-97 (113)

118 (3) 動物相の概要 ( 海域 ) 神鋼神戸発電所環境影響評価書 に基づいて 対象事業実施区域の周辺海域における動物相 の概要 ( 海域 ) を整理した 動物調査地点の位置 ( 海域 ) は 第 図のとおりである 1 魚等の遊泳動物魚等の遊泳動物の調査結果は第 表のとおりである 対象事業実施区域の周辺海域における魚等の遊泳動物の主な出現種として 小型底びき網ではスジハゼ ヒイラギ等が 刺網ではメナダ マコガレイ等が確認されている 第 表 (1) 魚等の遊泳動物 ( 小型底びき網 ) の調査結果 調査項目 総出現種類数 調査期間 夏季 ( 平成 8 年 8 月 ) 秋季 ( 平成 8 年 11 月 ) 冬季 ( 平成 9 年 2 月 ) 春季 ( 平成 9 年 5 月 ) 魚類 イカ タコ類 合計 平均出現個体数 ( 個体 / 網 ) 主な出現種 (%) 魚類 72(3,236.2) 59(3,272.7) 225(4,657.0) 358(5,108.6) イカ タコ類 1( 5.0) 6( 34.5) 1( 13.9) 8( 73.2) 合計 73(3,241.2) 65(3,307.2) 226(4,670.8) 366(5,181.8) 魚類 マアシ (88.3) シロク チ (27.1) テンシ クタ イ (20.9) スス キ (16.3) マエソ (12.4) マアシ ( 8.5) ヒイラキ (64.3) シロク チ (23.3) スシ ハセ (53.9) テンシ クタ イ (14.1) シロク チ (10.9) ハタタテヌメリ ( 9.3) 第 表 (2) 魚等の遊泳動物 ( 刺網 ) の調査結果 調査項目 総出現種類数 調査期間 夏季 ( 平成 8 年 8 月 ) 秋季 ( 平成 8 年 11 月 ) 冬季 ( 平成 9 年 2 月 ) 春季 ( 平成 9 年 5 月 ) 魚類 イカ タコ類 平均出現個体数 ( 個体 / 網 ) 主な出現種 (%) 合計 魚類 21(11,104.6) 9(2,564.0) 5(1,493.3) 8(2,847.4) イカ タコ類 0( 0.0) 0( 0.0) 0( 0.0) 1( 155.1) 合計 21(11,104.6) 9(2,564.0) 5(1,493.3) 9(3,002.5) 魚類 メナタ (50.0) カタクチイワシ (16.7) ホ ラ (11.9) クロタ イ (23.5) シロク チ (17.6) カタクチイワシ (11.8) カサコ (11.8) ウミタナコ (33.3) メハ ル (22.2) カサコ (22.2) クロタ イ (11.1) メイタカ レイ (11.1) 注 :1. 内の数値は 四季を通じての出現種類数を示す 2. 平均出現個体数の ( ) 内の数値は 湿重量 (g/ 網 ) を示す 3. 主な出現種の ( ) 内の数値は 総出現個体数に対する組成比率 (%) を示す 4. 主な出現種は 組成比率で上位 5 種のうち 5% 以上のものを記載した 5. 平均出現個体数は 四捨五入の関係で 合計が一致しないことがある マコカ レイ (47.1) ウマス ラハキ (17.6) シロク チ (11.8) 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 3-98 (114)

119 第 図動植物調査地点の位置 ( 海域 ) 3-99 (115)

120 2 潮間帯生物 ( 動物 ) 潮間帯生物 ( 動物 : ベルトトランセクト調査 ) の調査結果は第 表のとおりである 対象事業実施区域の周辺海域における潮間帯生物 ( 動物 ) の主な出現種として 軟体動物門のムラサキイガイ 節足動物門のイワフジツボ等が確認されている また 潮間帯生物 ( 動物 : 枠取り調査 ) の調査結果は第 表のとおりであり 対象事業実施区域の周辺海域における潮間帯生物 ( 動物 ) の主な出現種として 軟体動物門のムラサキイガイ その他のHaliplanella spp. 等が確認されている 第 表 潮間帯生物 ( 動物 : ベルトトランセクト調査 ) の調査結果 種類数 主な出現種 調査期間 夏季 ( 平成 8 年 8 月 ) 秋季 ( 平成 8 年 11 月 ) 冬季 ( 平成 9 年 2 月 ) 春季 ( 平成 9 年 5 月 ) 環形動物門 軟体動物門 節足動物門 その他 合計 環形動物門 カンサ シコ カイ科 軟体動物門 ムラサキイカ イムラサキイカ イムラサキイカ イムラサキイカ イマカ キ 節足動物門 イワフシ ツホ イワフシ ツホ イワフシ ツホ イワフシ ツホ その他 イソキ ンチャク目イソキ ンチャク目ヒト ロ虫綱 注 : 主な出現種は 総被度に対する被度比 (%) で上位 5 種のうち 5% 以上のものを記載した 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 (116)

121 第 表 潮間帯生物 ( 動物 : 枠取り調査 ) の調査結果 調査項目 調査期間 夏季 ( 平成 8 年 8 月 ) 秋季 ( 平成 8 年 11 月 ) 冬季 ( 平成 9 年 2 月 ) 春季 ( 平成 9 年 5 月 ) 総出現種類数 環形動物門 2,465 3,613 2,205 3,412 平均出現個体数 ( 個体 /m 2 ) 軟体動物門 47,156 17,855 12, ,861 節足動物門 21,033 7,050 6,429 42,871 その他 21,839 21,915 6,170 2,864 合計 92,494 50,433 27, ,008 環形動物門 組成比率 (%) 主な出現種 (%) 軟体動物門 節足動物門 その他 ムラサキイカ イ (45.7) ムラサキイカ イ (27.1) ムラサキイカ イ (36.0) ムラサキイカ イ (79.6) 軟体動物門コウロエンカワヒハ リカ イ ( 6.5) コウロエンカワヒハ リカ イ ( 7.4) 節足動物門フトメリタヨコエヒ ( 7.2) イワフシ ツホ ( 8.2) ウミミス ムシ ( 6.2) Haliplanella spp. Haliplanella spp. Haliplanella spp. その他 (20.3) (40.7) (19.8) 注 :1. 内の数値は四季を通じての出現種類数を示す 2. 主な出現種の ( ) 内の数値は 総出現個体数に対する組成比率 (%) を示す 3. 主な出現種は 組成比率で上位 5 種のうち 5% 以上のものを記載した 4. 平均出現個体数は四捨五入の関係で 合計が一致しないことがある 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 (117)

122 3 底生生物 ( マクロベントス ) 底生生物 ( マクロベントス ) の調査結果は第 表のとおりである 対象事業実施区域の周辺海域における底生生物 ( マクロベントス ) の主な出現種として 環形動物門の Paraprionospio sp.(a 型 ) 等が確認されている 第 表 底生生物 ( マクロベントス ) の調査結果 調査項目 調査期間 夏季 ( 平成 8 年 8 月 ) 秋季 ( 平成 8 年 11 月 ) 冬季 ( 平成 9 年 2 月 ) 春季 ( 平成 9 年 5 月 ) 総出現種類数 環形動物門 435 5,269 3,818 3,495 平均出現個体数 ( 個体 /m 2 ) 軟体動物門 節足動物門 その他 合計 435 5,278 3,833 3,576 環形動物門 組成比率 (%) 軟体動物門 節足動物門 その他 主な出現種 (%) 環形動物門 Paraprionospio sp. (A 型 ) (87.3) Lumbrineris longifolia ( 6.6) ハナオカカキ コ カイ ( 5.2) Paraprionospio sp. (A 型 ) (98.4) Paraprionospio sp. (A 型 ) (95.8) 注 :1. 内の数値は四季を通じての出現種類数を示す 2. 主な出現種の ( ) 内の数値は 総個体数に対する組成比率 (%) を示す 3. 主な出現種は 上位 5 種のうち 5% 以上のものを記載した 4. 平均出現個体数は 四捨五入の関係で 合計が一致しないことがある Paraprionospio sp. (A 型 ) (87.5) 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 (118)

123 4 底生生物 ( メガロベントス ) 底生生物 ( メガロベントス ) の調査結果は第 表のとおりである 対象事業実施区域の周辺海域における底生生物 ( メガロベントス ) の主な出現種として 甲殻類のシャコ フタホシイシガニ等が確認されている 第 表 底生生物 ( メガロベントス ) の調査結果 調査項目 総出現種類数 調査期間 夏季 ( 平成 8 年 8 月 ) 秋季 ( 平成 8 年 11 月 ) 冬季 ( 平成 9 年 2 月 ) 春季 ( 平成 9 年 5 月 ) 甲殻類 軟体類 その他 合計 甲殻類 15(289.1) 130(630.3) 13(62.6) 641(2,139.4) 平均出現個体数 ( 個体 / 網 ) 主な出現種 (%) 軟体類 2( 14.1) 38( 93.2) 4(31.8) 0( 0 ) その他 0( 0 ) 0( 0 ) 0( 0 ) 2( 98.4) 合計 17(303.2) 168(723.5) 17(94.4) 642(2,237.7) 甲殻類 軟体類 イシカ ニ (50.0) シャコ (29.4) サルエヒ (33.7) ヒメカ サ ミ (17.9) シャコ (14.9) フタホシイシカ ニ (36.4) シャコ (27.3) ヒメカ サ ミ ( 6.1) ムラサキイカ イ (11.8) ムラサキイカ イ (22.4) ムラサキイカ イ (21.2) シャコ (41.7) フタホシイシカ ニ (25.5) テナカ テッホ ウエヒ (16.3) 注 :1. 内の数値は 四季を通じての出現種類数を示す 2. 平均出現個体数の ( ) 内の数値は 湿重量 (g/ 網 ) を示す 3. 主な出現種の ( ) 内の数値は 総出現個体数に対する組成比率 (%) を示す 4. 主な出現種は 組成比率で上位 5 種のうち 5% 以上のものを記載した 5. 平均出現個体数は 四捨五入の関係で 合計が一致しないことがある 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 (119)

124 5 動物プランクトン動物プランクトンの調査結果は第 表のとおりである 対象事業実施区域の周辺海域における動物プランクトンの主な出現種として 甲殻綱のEvadne nordmanni Evadne tergestina Oithona davisae 等が確認されている 第 表 動物プランクトンの調査結果 調査期間 夏季 秋季 冬季 春季 調査項目 ( 平成 8 年 8 月 ) ( 平成 8 年 11 月 ) ( 平成 9 年 2 月 ) ( 平成 9 年 5 月 ) 総出現種類数 平均 108,047 20,085 12,460 46,162 上層最小 ~ 最大 7,732~233,183 8,617~47,016 4,660~22,100 16,914~77,358 層別出現平均 40,899 8,435 8,417 19,863 下個体数 ( 個体 /m 3 層最小 ~ ) 最大 7,158~98,000 5,002~17,750 4,491~19,394 1,662~48,377 平均 74,468 14,260 10,438 33,013 全層 7,158~233,183 5,002~47,016 4,491~22,100 1,662~77,358 主な出現種 (%) 上層 下層 最小 ~ 最大 甲殻綱 卵及び幼生 甲殻綱 尾索綱 Evadne tergestina (34.2) Penilia avirostris (20.0) Oithona davisae (19.9) カイアシ亜綱のノーフ リウス期幼生 ( 6.5) Microsetella norvegica ( 5.7) Oithona davisae (23.9) Penilia avirostris (17.8) Evadne tergestina (12.3) カイアシ亜綱のノーフ リウス期幼生 ( 7.0) Paracalanus spp. (28.1) Oithona spp. (15.0) Paracalanus parvus ( 8.4) Microsetella norvegica ( 8.2) カイアシ亜綱のノーフ リウス期幼生 ( 7.8) Paracalanus spp. (20.1) Oithona spp. (19.5) Microsetella norvegica ( 7.6) カイアシ亜綱のノーフ リウス期幼生 ( 7.5) Oikopleura sp.( 8.6) カイアシ亜綱のノーフ リウス期幼生 (16.0) Oithona davisae ( 9.7) Microsetella norvegica ( 9.2) Centropages abdominalis ( 8.7) 二枚貝綱アンホ 期幼生 (11.4) カイアシ亜綱のノーフ リウス期幼生 (13.4) Microsetella norvegica (10.9) Oithona davisae ( 9.8) Oithona spp. ( 7.1) Evadne nordmanni (72.5) カイアシ亜綱のノーフ リウス期幼生 (10.8) Oithona spp. ( 5.1) Evadne nordmanni (44.8) カイアシ亜綱のノーフ リウス期幼生 (18.9) Oithona spp. (15.3) 全層 卵及び幼生 甲殻綱 尾索綱 多毛綱トロコフォラ幼生 ( 9.9) Evadne tergestina (28.2) Oithona davisae (21.0) Penilia avirostris (19.4) カイアシ亜綱のノーフ リウス期幼生 ( 6.6) Microsetella norvegica ( 6.0) Paracalanus spp. (25.7) Oithona spp. (16.3) Microsetella norvegica ( 8.0) Paracalanus parvus ( 7.9) Oikopleura spp.( 8.0) 二枚貝綱アンホ 期幼生 (15.2) カイアシ亜綱のノーフ リウス期幼生 (15.0) Microsetella norvegica ( 9.9) Oithona davisae ( 9.8) Oithona spp. ( 6.4) Evadne nordmanni (64.2) カイアシ亜綱のノーフ リウス期幼生 (13.2) Oithona spp. ( 8.1) 卵及び幼生 二枚貝綱 アンホ 期幼生 (12.9) 注 :1. 採集層は上層が海面下 5m 海面 下層が海面下 10m 5m である 2. 内の数値は四季を通じての出現種類数を示す 3. 主な出現種の ( ) 内の数値は 層別の総出現個数に対する組成比率 (%) を示す 4. 主な出現種は 組成比率で上位 5 種のうち 5% 以上のものを記載した 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 (120)

125 6 卵 稚仔魚卵 稚仔魚の調査結果は第 ~20 表のとおりである 対象事業実施区域の周辺海域における魚卵 稚仔魚の主な出現種として 魚卵では不明卵を除くとカタクチイワシ コノシロ等 稚仔魚ではイカナゴ カサゴ等が確認されている 第 表 魚卵の調査結果 調査項目 調査期間 夏季 ( 平成 8 年 8 月 ) 秋季 ( 平成 8 年 11 月 ) 冬季 ( 平成 9 年 2 月 ) 春季 ( 平成 9 年 5 月 ) 総出現種類数 平均出現個数 ( 個 /1000m 3 ) 59, ,637 層別出現個数 ( 個 /1000m 3 ) 表層 中層 全層 平均 93, ,202 最小 ~ 最大 5,143~260,667 0~87 0~2 183~165,396 平均 25, ,073 最小 ~ 最大 4,152~48,286 0~127 0~2 257~159,760 平均 59, ,637 最小 ~ 最大 表層 4,152~260,667 0~127 0~2 183~165,369 カタクチイワシ (81.0) 不明卵 A (14.5) カタクチイワシ (80.7) 不明卵 B (13.8) スス キ属 (50.0) 不明卵 D (50.0) コノシロ (92.1) カタクチイワシ ( 6.4) 主な出現種 (%) 中層 カタクチイワシ (77.5) 不明卵 A (18.8) カタクチイワシ (46.4) 不明卵 B (41.8) 不明卵 C (10.3) スス キ属 (100) コノシロ (93.1) カタクチイワシ ( 5.2) 全層 カタクチイワシ (80.2) 不明卵 A (15.4) カタクチイワシ (62.9) 不明卵 B (28.3) 不明卵 C ( 7.5) スス キ属 (71.4) 不明卵 D (28.6) コノシロ (92.6) カタクチイワシ ( 5.8) 注 :1. 採集層は表層が海面下 0.5m 層 中層が海面下 5m 層である 2. 内の数値は四季を通じての出現種類数を示す 3. 平均出現個体数の + は 1 個体 /1000m 3 未満を示す 4. 主な出現種の ( ) 内の数値は 層別の総出現個数に対する組成比率 (%) を示す 5. 主な出現種は 上位 5 種のうち 5% 以上のものを記載した 6. 不明卵の特徴は右表の通りである 卵の種類 形状 卵径 (mm) 油球の数 不明卵 A 球形 0.58~ 不明卵 B 球形 0.76~ 不明卵 C 球形 0.85~ 不明卵 D 球形 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 (121)

126 第 表 稚仔の調査結果 調査項目 調査期間 夏季 ( 平成 8 年 8 月 ) 秋季 ( 平成 8 年 11 月 ) 冬季 ( 平成 9 年 2 月 ) 春季 ( 平成 9 年 5 月 ) 総出現種類数 平均出現個数 ( 個 /1000m 3 ) , 層別出現個体数 ( 個体 /m 3 ) 表層 中層 全層 主な出現種 (%) 平均 , 最小 ~ 最大 85~1,992 1~ ~19,504 77~1,926 平均 , 最小 ~ 最大 17~843 11~457 1,110~8, ~2,044 平均 , 最小 ~ 最大 表層 中層 全層 17~1,992 1~ ~19,504 77~2,044 サッハ (40.2) カタクチイワシ (26.8) ソコタ ルマカ レイ ( 9.9) シロキ ス ( 7.0) イソキ ンホ ( 5.2) カタクチイワシ (47.9) サッハ (25.2) ハセ 科 ( 5.4) ソコタ ルマカ レイ ( 5.3) サッハ (35.1) カタクチイワシ (34.0) ソコタ ルマカ レイ ( 8.4) シロキ ス ( 5.5) カサコ (40.9) イソキ ンホ (27.6) キチヌ (10.0) ネス ッホ 科 ( 8.7) ハセ 科 ( 5.4) ネス ッホ 科 (30.2) カサコ (26.8) イソキ ンホ (17.5) ハセ 科 ( 8.5) ヒメタ ラ ( 5.5) カサコ (31.1) ネス ッホ 科 (23.6) イソキ ンホ (20.6) ハセ 科 ( 7.5) キチヌ ( 6.5) イカナコ (97.9) カサコ (91.0) コノシロ ( 7.3) イカナコ (86.1) ハセ 科 ( 7.4) カサコ (71.8) ハセ 科 (19.5) コノシロ ( 5.0) イカナコ (93.0) カサコ (80.6) ハセ 科 (10.6) コノシロ ( 6.1) 注 :1. 採集層は表層が海面下 0.5m 層 中層が海面下 5m 層である 2. 内の数値は四季を通じての出現種類数を示す 3. 主な出現種の ( ) 内の数値は 層別の総出現個数に対する組成比率 (%) を示す 4. 主な出現種は 上位 5 種のうち 5% 以上のものを記載した 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 (122)

127 (4) 重要な種及び注目すべき生息地の概要 ( 海域 ) 海域の動物について 第 表及び 日本の希少な野生水生生物に関するデータブック ( 水産庁 平成 12 年 ) に基づき 学術上又は希少性の観点から重要な種及び注目すべき生息地を整理した 対象事業実施区域の周辺海域において重要な種及び注目すべき生息地は確認されていない また 天然記念物緊急調査植生図 主要動植物地図兵庫県 ( 文化庁 昭和 45 年 ) 等に基づく天然記念物の指定はなく 学術上貴重な海生生物の生息は確認されていない さらに 対象事業実施区域の周辺海域において 第 4 回自然環境保全基礎調査兵庫県自然環境情報図 ( 環境庁 平成 7 年 ) に基づくサンゴ礁の分布は確認されていない (123)

128 2. 植物の生育の状況 (1) 植物相及び植生の概要 ( 陸域 ) 兵庫県産維管束植物 ( 福岡 黒崎 高橋 平成 11~21 年 ) 神鋼神戸発電所環境影響評価書 及び 自然環境保全基礎調査植生調査情報提供 (1/25,000 植生図神戸首部 西宮 神戸南部 有馬 宝塚 ) ( 環境省ホームページ ) に基づいて 対象事業実施区域及びその周辺における植物相及び植生の概要 ( 陸域 ) を整理した 植物調査地点の位置 ( 陸域 ) は 第 図のとおりである 兵庫県産維管束植物 については神戸市東灘区 灘区 中央区 芦屋市及び摂津を対象とした なお 兵庫県産維管束植物 では 目録に記載されている種のうち貴重種については 標本の産地名を省略し 但馬 西播 東播 丹波 摂津 淡路としている 従って ここでは神戸市 芦屋市を含む広い範囲の名称である摂津についても対象として抽出している 1 植物相植物相の調査結果は 第 表のとおりである 対象事業実施区域及びその周辺におけるシダ植物以上の高等植物の出現種として 兵庫県産維管束植物 によると 145 科 1,343 種 神鋼神戸発電所環境影響評価書 によると 94 科 368 種が確認されている 第 表 植物相の調査結果 区分 参考文献 兵庫県産維管束植物 神鋼神戸発電所環境影響評価書 分類 科 種 科 種 シダ植物 種子植物 裸子植物 被子植物 双子葉植物 離弁花類 合弁花類 単子葉植物 出現種数 145 科 1,343 種 94 科 368 種 注 : 調査範囲は 第 図を参照 兵庫県産維管束植物 ( 福岡 黒崎 高橋 平成 11~21 年 ) 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 2 植生対象事業実施区域及びその周辺における現存植生は 第 図のとおりである 対象事業実施区域及びその近傍は工場地帯となっており その周辺の平地では市街地が広く分布している 対象事業実施区域の北側の山地ではシイ カシ二次林 モチツツジ-アカマツ群集が優占している (124)

129 第 図 現存植生 (125)

130 (2) 重要な種及び重要な群落等の概要 ( 陸域 ) 対象事業実施区域及びその周辺において確認された種について 学術上又は希少性の観点から重要な種及び重要な群落等の概要 ( 陸域 ) を整理した 重要な種及び重要な群落等の選定根拠は第 表のとおりである 第 表 (1) 重要な種及び重要な群落等の選定根拠 全国 兵庫県 文化財保護法 ( 昭和 25 年法律第 214 号 ) により指定されているもの 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 ( 平成 4 年法律第 75 号 ) により指定されているもの環境省の レッドデータブック に掲載されているもの 環境省の自然環境保全基礎調査にとりあげられているもの 兵庫県文化財保護条例 ( 昭和 39 年兵庫県条例第 58 号 ) の文化財保護条例により指定されているもの 選定根拠 特天 : 特別天然記念物 天 : 天然記念物 国内希少 : 国内希少野生動植物 国際希少 : 国際希少野生動植物 EX: 絶滅 EW: 野生絶滅 CR: 絶滅危惧 ⅠA 類 EN: 絶滅危惧 ⅠB 類 VU: 絶滅危惧 Ⅱ 類 NT: 準絶滅危惧 DD: 情報不足 LP: 絶滅のおそれのある地域個体群 特定植物群落 巨樹 巨木林 県指定天然記念物 参考文献等 国指定文化財等データベース ( 文化庁ホームページ ) 天然記念物緊急調査植生図 主要動植物地図兵庫県 ( 文化庁 昭和 45 年 ) 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律施行令 ( 平成 5 年政令第 17 号 ) レッドデータブック 2014 植物 Ⅰ( 維管束植物 ) ( 環境省 平成 27 年 ) 第 3 回自然環境保全基礎調査兵庫県自然環境情報図 ( 環境庁 平成元年 ) 第 4 回自然環境保全基礎調査兵庫県自然環境情報図 ( 環境庁 平成 7 年 ) 神戸の文化財 ( 神戸市ホームページ ) 文化財 ( 芦屋市ホームページ ) (126)

131 第 表 (2) 重要な種及び重要な群落等の選定根拠 兵庫県 神戸市 芦屋市 兵庫県の レッドデータブック に掲載されているもの 神戸市及び芦屋市の文化財保護条例により指定されているもの 神戸市市民公園条例 ( 昭和 51 年神戸市条例第 16 号により指定されているもの及び 緑ゆたかな美しいまちづくり条例 ( 昭和 48 年芦屋市条例第 1 号 ) により指定されているもの神戸市の レッドデータブック に掲載されているもの 選定根拠 植物 絶滅: 絶滅種 ( 野生絶滅種を含む ) A:Aランク( 兵庫県内において絶滅の危機に瀕している種など 緊急の保全対策 厳重な保全対策の必要な種 ) B:Bランク( 兵庫県内において絶滅の危険が増大している種など 極力生息環境 自生地などの保全が必要な種 ) C:Cランク( 兵庫県内において存続基盤が脆弱な種 ) 要調査: 要調査種 植物群落 A:Aランク( 規模的 質的にすぐれており貴重性の程度が最も高く 全国的価値に相当するもの ) B:Bランク(Aランクに準ずるもので 地方的価値 都道府県的価値に相当するもの ) C:Cランク(Bランクに準ずるもので 市町村的価値に相当するもの ) 要注目: 要注目の群落 ( 人間生活との関わりを密接に示すもの 地元の人に愛されているものなど 貴重なものに準ずるものとして保全に配慮すべきもの ) 市指定天然記念物 市民の木 市民の森 保護樹 植物 今 : 今見られない ( 神戸市内での確認記録 標本があるなど かつては生息 生育していたと考えられるが 現在は見られなくなり 生息 生育の可能性がないと考えられる種 ) A:A ランク ( 環境省の レッドデータブック の絶滅危惧 Ⅰ 類に相当 ) B:B ランク ( 環境省の レッドデータブック の絶滅危惧 Ⅱ 類に相当 ) C:C ランク ( 環境省の レッドデータブック の準絶滅危惧に相当 ) D:D ランク ( 最近減少の著しい種 優れた自然環境の指標となる種などの貴重種に準ずる要注目種 ) 要調査 : 要調査種 ( 環境省の レッドデータブック の情報不足に相当 ) 植物群落 A:A ランク ( 規模的 質的にすぐれており貴重性の程度が最も高く 全国的価値に相当する群落 ) B:B ランク (A ランクに準ずるもので 地方的価値 都道府県的価値に相当する群落 ) C:C ランク (B ランクに準ずるもので 市町村的価値に相当する群落 ) D:D ランク ( 人間生活との関わりを密接に示す群落 地元の人に愛されている群落 地域の生態系を支える群落等 貴重なものに準ずるものとして保全に配慮すべき群落 ) 参考文献等 兵庫の貴重な自然兵庫県版レッドデータブック 2010( 植物 植物群落 ) ( 兵庫県 平成 22 年 ) 平成 22 年以降のリストへの追加等 ( 兵庫の環境ホームページ ) 神戸の文化財 ( 神戸市ホームページ ) 文化財 ( 芦屋市ホームページ ) 市民の木 市民の森 ( 神戸市ホームページ ) 保護樹等 ( 芦屋市ホームページ ) 神戸の希少な野生動植物神戸版レッドデータ 2010 ( 神戸市ホームページ ) (127)

132 植物 ( 陸域 ) の重要な種の調査結果は 第 表のとおりである 対象事業実施区域及びその周辺における植物 ( 陸域 ) の重要な種として マンネンスギ アカハナワラビ等の 73 科 213 種が確認されている 第 表 (1) 植物 ( 陸域 ) の重要な種の調査結果 分類 科名 種名 選定根拠全国兵庫県神戸市 シダ植物 ヒカゲノカズラ マンネンスギ - B A ハナヤスリ アカハナワラビ - A 要調査 ゼンマイ ヤシャゼンマイ - B A コバノイシカグマ オウレンシダ - B B イシカグマ - C B ツルシダ タマシダ - B - ミズワラビ ヒメウラジロ VU A - チャセンシダ シモツケヌリトラノオ - A - オクタマシダ VU A A オシダ アツギノヌカイタチシダマガイ - A A ナガサキシダモドキ - A - チャボイノデ - A A ネッコイノデ - 要調査 今 ヒメシダ イワハリガネワラビ - - C メシダ ナチシケシダ - - C エビラシダ - A A ケキンモウワラビ - A - ウラボシ ミヤマノキシノブ - C 今 デンジソウ デンジソウ VU A A サンショウモ サンショウモ VU A A 双子葉植物離弁花類 カバノキ ミズメ - - C ブナ ブナ - - B ニレ コバノチョウセンエノキ - - C ハマミズナ ツルナ - - C ナデシコ カワラナデシコ - - C マツブサ マツブサ - - C ヤマグルマ ヤマグルマ - - C キンポウゲ カザグルマ NT B - オキナグサ VU A A オトコゼリ - B A シギンカラマツ - B A メギ トキワイカリソウ - - C スイレン コウホネ - A - オグラコウホネ VU B - ウマノスズクサ ヒメカンアオイ - - C ボタン ベニバナヤマシャクヤク VU A - オトギリソウ オオトモエソウ - 絶滅 要調査 ミズオトギリ - - B モウセンゴケ イシモチソウ NT C B コモウセンゴケ - C C (128)

133 第 表 (2) 植物 ( 陸域 ) の重要な種の調査結果 分類 科名 種名 選定根拠全国兵庫県神戸市 双子葉植物離弁花類 ケシ キケマン - - C アブラナ ミチバタガラシ - C B マンサク コウヤミズキ - B A ベンケイソウ ツメレンゲ NT C C キリンソウ - B - タイトゴメ - C - マルバマンネングサ - - C ウンゼンマンネングサ VU A A ユキノシタ ウメバチソウ - - B バラ イワキンバイ - B A ツチグリ VU B B テリハキンバイ - B B ツルキンバイ - A A モリイバラ - C C マヤクサイチゴ - - B バライチゴ - - B ナガボノワレモコウ - A - マメ ミヤマトベラ - A A ツルフジバカマ - A A カタバミ エゾタチカタバミ - - 要調査 ハマビシ ハマビシ EN A 今 ヒメハギ カキノハグサ - B B カエデ カジカエデ - C A モチノキ クロソヨゴ - - C クロウメモドキ オオクマヤナギ - C C シナノキ ヘラノキ - A A ヒシ ヒメビシ VU A - セリ ノダケ - - B ドクゼリ - A 今 イブキボウフウ - - C カノツメソウ - A A 双子葉植物合弁花類 イチヤクソウ ウメガサソウ - - C シャクジョウソウ - C B ツツジ サラサドウダン - B - サツキ - A A ヒカゲツツジ - C B ユキグニミツバツツジ - C C シロヤシオ - B - ハイノキ クロミノニシゴリ - A - モクセイ セッツイボタ - 要調査 - マチン ホウライカズラ - C B ミツガシワ アサザ NT B 今 キョウチクトウ ケテイカカズラ - 要調査 (129)

134 第 表 (3) 植物 ( 陸域 ) の重要な種の調査結果 分類 科名 種名 選定根拠全国兵庫県神戸市 双子葉植物合弁花類 ガガイモ フナバラソウ VU B A クサナギオゴケ VU A A タチカモメヅル - - C スズサイコ NT - C アカネ オオアリドオシ - - A ルリミノキ - A - イナモリソウ - - C シロバナイナモリソウ - 絶滅 今 ヒルガオ アオイゴケ - - 要調査 シソ タニジャコウソウ NT A 今 ヤマジソ NT - 要調査 ナツノタムラソウ - A - ミゾコウジュ NT C - ヤマジノタツナミソウ - A - イガタツナミソウ - C - ヤマタツナミソウ - - C ナス ヤマホオズキ EN A A ヤマホロシ - C C ゴマノハグサ ウンラン - A 今 ゴマノハグサ VU A A ヒキヨモギ - - C オオヒキヨモギ VU - - イヌノフグリ VU C C ハマウツボ オオナンバンギセル - B B キヨスミウツボ - B B タヌキモ イヌタヌキモ NT - - ムラサキミミカキグサ NT C B スイカズラ キンキヒョウタンボク EN A 要調査 ヤマシグレ - - C ニシキウツギ - C 要調査 マツムシソウ マツムシソウ - A A キキョウ サワギキョウ - - C キク テイショウソウ - C C ヒメシオン - A A オケラ - C C モミジガサ - - C ミヤマコウモリソウ EN A A シマカンギク - - B ノジギク - C A カセンソウ - C B タカサゴソウ VU A A フクオウソウ - B B ホクチアザミ - - A (130)

135 第 表 (4) 植物 ( 陸域 ) の重要な種の調査結果 分類 科名 種名 選定根拠全国兵庫県神戸市 双子葉植物合弁花類 キク ミヤコアザミ - C 要調査 キクアザミ - B B アオヤギバナ - A A ヤブレガサモドキ EN A A オナモミ VU 絶滅 今 単子葉植物 トチカガミ マルミスブタ VU B A トチカガミ NT A 今 ヒルムシロ コバノヒルムシロ VU B B オオミズヒキモ - A - ツツイトモ VU - - ホンゴウソウ ホンゴウソウ VU B A ウエマツソウ VU A A ユリ キジカクシ - - B ミノコバイモ VU A - カンザシギボウシ - C C ヒメユリ EN 要調査 要調査 コオニユリ - - B ノシラン - B B オオバジャノヒゲ - 要調査 - ミズアオイ ミズアオイ NT A - アヤメ ヒメシャガ NT A - ヒナノシャクジョウ ヒナノボンボリ CR 絶滅 今 イネ ハネガヤ - A - ミズタカモジ VU A - ヒメコヌカグサ NT - - ヒロハノコヌカグサ - C 要調査 ホッスガヤ - C C ツクシガヤ VU A - ヒナザサ NT - C イトスズメガヤ - 要調査 - コゴメカゼクサ - 要調査 - ヒロハノドジョウツナギ - A A コウボウ - C C ミヤマネズミガヤ - - 要調査 タチネズミガヤ - C C モロコシガヤ - C B ヒゲシバ - - C サトイモ ホソバテンナンショウ - C C ハリママムシグサ VU B B アオオニテンナンショウ - - 要調査 ユキモチソウ VU A A オオマムシグサ - - 要調査 カヤツリグサ オオナキリスゲ - C C (131)

136 第 表 (5) 植物 ( 陸域 ) の重要な種の調査結果 分類 科名 種名 選定根拠全国兵庫県神戸市 単子葉植物 カヤツリグサ ニッコウハリスゲ - A - ウマスゲ - A - コウヤハリスゲ - A - ヒメミコシガヤ CR A A ヤガミスゲ - A 要調査 ホザキマスクサ VU 絶滅 - マメスゲ - C B サトヤマハリスゲ - 要調査 B ベニイトスゲ - C C カンエンガヤツリ VU 要調査 - ヌマガヤツリ - 要調査 - サギスゲ - A - イソヤマテンツキ - C 要調査 ミカヅキグサ - C C トラノハナヒゲ - B A オオイヌノハナヒゲ - - C ハタベカンガレイ VU 要調査 - シズイ - B A フトイ - 要調査 C ラン ヒナラン EN B B イワチドリ EN A - ムギラン NT - C ギンラン - C C キンラン VU C C ササバギンラン - B A サイハイラン - - C トケンラン VU A - マヤラン VU A A カキラン - C C アケボノシュスラン - - B サギソウ NT B B ミズトンボ VU C C ムカゴソウ EN B 今 ムヨウラン - C C ジガバチソウ - - C アオフタバラン - B A フウラン VU A A ヨウラクラン - A A ウチョウラン VU A A コバノトンボソウ - C C トキソウ NT C C ヤマトキソウ - C C クモラン - B B (132)

137 第 表 (6) 植物 ( 陸域 ) の重要な種の調査結果 選定根拠分類科名種名全国兵庫県神戸市単子葉植物ランヒトツボクロ - B B 出現種数 注 :1. 選定根拠欄の内容は 第 表に基づく 2. 調査範囲は 第 図を参照 31 科 65 種 57 科 162 種 73 科 213 種 63 科 166 種 兵庫県産維管束植物 ( 福岡 黒崎 高橋 平成 11~21 年 ) 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 また 重要な群落等の調査結果は第 表 位置は第 図のとおりである 対象事業実施区域の周辺において 摩耶山のシイ林 岡本 素戔鳴神社のアラカシ-ヒメユズリハ林 神前の大クス等 35 件が選定されている 第 (1) 表 重要な群落等の調査結果 図中番号 種等 場所 全国 選定根拠 兵庫県 神戸市芦屋市 1 摩耶山のシイ林 神戸市灘区摩耶山町 ( 摩耶山 ) 特定 B - 2 岡本 素戔鳴神社のアラ神戸市東灘区本山町岡本カシ-ヒメユズリハ林 ( 素戔鳴神社 ) 特定 C - 3 神前の大クス 神戸市灘区神前町 ( 春日神社 ) 巨樹 県指定 市民の木 4 妙善寺のソテツ 神戸市灘区新在家南町 ( 妙善寺 ) - - 市指定 5 弓弦羽神社のムクノキ 神戸市東灘区御影町御影字弓弦羽ノ森 1810( 弓弦羽神社 ) - - 市指定 6 鷺の森のケヤキ 神戸市東灘区本山北町 市指定 - - ( 鷺宮八幡宮 ) 市民の木 7 着生植物個体群 神戸市中央区葦合町 ( 布引の滝 ) - B - 8 ヤマモモ群落 神戸市東灘区本山町北畑 ( 保久良神社 ) - C - 9 東明八幡神社のクスノキ 神戸市東灘区御影塚町 ( 東明八幡神社 ) - - 市民の木 10 雀の松原のクロマツ 神戸市東灘区魚崎西町 ( 魚崎西町市民公園 ) - - 市民の木 11 西国街道名残のクロマツ 神戸市東灘区御影中町 5-1 ( 御影中学校西側校門前歩道上 ) - - 市民の木 12 本住吉神社のムクノキ 神戸市東灘区住吉宮町 ( 本住吉神社 ) - - 市民の木 13 住吉川沿いのクロマツ 神戸市東灘区魚崎北町 ( 住吉川左岸線歩道上 ) - - 市民の木 14 丹生神社のクスノキ 神戸市灘区高羽町 4-2-2( 丹生神社 ) - - 市民の木 (133)

138 第 (2) 表 重要な群落等の調査結果 図中番号 種等 場所 全国 選定根拠 兵庫県 神戸市芦屋市 神戸市東灘区西平野字伊賀塚 厳島神社のムクノキ - - 市民の木 ( 厳島神社 ) 神戸市東灘区御影町郡家字千本田 中勝寺のイチョウ - - 市民の木 ( 中勝寺 ) 17 村上邸のムクノキ神戸市東灘区西岡本 市民の木神戸市東灘区本山北町 要玄寺のモチノキ - - 市民の木 ( 要玄寺 ) 神戸市東灘区森北町 森稲荷神社のアカマツ - - 市民の木 ( 稲荷神社 ) 松蔭千と勢会館のクスノ神戸市灘区青谷町 市民の木キ ( 松蔭女子学院松蔭千と勢会館 ) 21 敏馬神社神戸市灘区岩屋中町 市民の森河内国魂神社 22 神戸市灘区国玉通 市民の森 ( 五毛天神 ) 23 大土神社神戸市灘区鶴甲 市民の森 24 十善寺神戸市灘区一王山町 市民の森神戸市東灘区御影町御影字弓弦羽 25 弓弦羽神社 - - 市民の森ノ森 1810 神戸市東灘区本山町北畑ザクガ原 26 保久良神社 - - 市民の森 860 同字祓御 クスノキ芦屋市津知町 7( 津知公園 ) - - 保護樹 28 クスノキ芦屋市公光町 19( 公光公園 ) - - 保護樹 29 ケヤキ芦屋市三条町 179( 八幡神社 ) - - 保護樹 30 ヒマラヤスギ芦屋市西芦屋町 保護樹 31 エノキ芦屋市西山町 保護樹 32 クスノキ芦屋市西山町 33( 安楽寺 ) - - 保護樹 33 クロガネモチ芦屋市西山町 33( 安楽寺 ) - - 保護樹 34 クスノキ芦屋市山芦屋町 保護樹 35 メタセコイヤ芦屋市山芦屋町 39( 山芦屋公園 ) - - 保護樹合計注 :1. 選定根拠欄の内容は 第 表に基づく 2. 図中番号は 第 図を参照 3 件 5 件 31 件 35 件 第 3 回自然環境保全基礎調査兵庫県自然環境情報図 ( 環境庁 平成元年 ) 第 4 回自然環境保全基礎調査兵庫県自然環境情報図 ( 環境庁 平成 7 年 ) 神戸の文化財 ( 神戸市ホームページ ) 兵庫の貴重な自然兵庫県版レッドデータブック 2010( 植物 植物群落 ) ( 兵庫県 平成 22 年 ) 市民の木 市民の森 ( 神戸市ホームページ ) 保護樹等 ( 芦屋市ホームページ ) より作成 (134)

139 第 図 重要な群落等の位置 (135)

140 (3) 植物相の概要 ( 海域 ) 神鋼神戸発電所環境影響評価書 に基づいて 対象事業実施区域の周辺海域おける植物相の概要 ( 海域 ) を整理した 植物調査地点の位置 ( 海域 ) は 第 図のとおりである 1 潮間帯生物 ( 植物 ) 潮間帯生物 ( 植物 : ベルトトランセクト調査 ) の調査結果は第 表のとおりである 対象事業実施区域の周辺海域における潮間帯生物 ( 植物 ) の主な出現種として 緑藻植物門のアオノリ属 その他の藍藻綱等が確認されている また 潮間帯生物 ( 植物 : 枠取り調査 ) の調査結果は第 表のとおりであり 対象事業実施区域の周辺海域における潮間帯生物 ( 植物 ) の主な出現種として緑藻植物門のアナアオサ ウスバアオノリ 紅藻植物門のアマノリ属等が確認されている 第 表 潮間帯生物 ( 植物 : ベルトトランセクト調査 ) の調査結果 種類数 主な出現種 調査期間 夏季 ( 平成 8 年 8 月 ) 秋季 ( 平成 8 年 11 月 ) 冬季 ( 平成 9 年 2 月 ) 春季 ( 平成 9 年 5 月 ) 緑藻植物門 褐藻植物門 紅藻植物門 その他 合計 緑藻植物門 アオノリ属アナアオサアオノリ属アオノリ属アナアオサ 紅藻植物門 アマノリ属 その他 藍藻綱 藍藻綱 藍藻綱 藍藻綱 注 : 主な出現種は 総被度に対する被度比率 (%) で上位 5 種のうち 5% 以上のものを記載した 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 (136)

141 第 表 潮間帯生物 ( 植物 : 枠取り調査 ) の調査結果 調査期間 夏季 秋季 冬季 春季 調査項目 ( 平成 8 年 8 月 ) ( 平成 8 年 11 月 ) ( 平成 9 年 2 月 ) ( 平成 9 年 5 月 ) 総出現種類数 平均出現湿重量 (g/m 2 ) 組成比率 (%) 主な出現種 (%) 緑藻植物門 褐藻植物門 紅藻植物門 その他 合計 緑藻植物門 褐藻植物門 紅藻植物門 その他 緑藻植物門 アナアオサ (91.2) ヒラアオノリ ( 7.8) リホ ンアオサ (75.2) アナアオサ (18.8) アナアオサ (14.4) ヒラアオノリ (10.6) ウスハ アオノリ ( 5.3) ウスハ アオノリ (43.2) ヒラアオノリ (24.6) アナアオサ ( 9.5) 紅藻植物門アマノリ属 (63.3) アマノリ属 (15.7) その他 Lyngbya spp. ( 5.3) 注 :1. 内の数値は四季を通じての出現種類数を示す 2. 平均出現湿重量の + は 0.1g/m 2 未満を示す 3. 組成比率の + は 0.1% 未満を示す 4. 主な出現種の ( ) 内の数値は 総出現湿重量に対する組成比率 (%) を示す 5. 主な出現種は 組成比率で上位 5 種のうち5% 以上のものを記載した 6. 平均出現湿重量は四捨五入の関係で 合計が一致しないことがある 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 (137)

142 2 植物プランクトン植物プランクトンの調査結果は第 表のとおりである 対象事業実施区域の周辺海域における植物プランクトンの主な出現種として 珪藻綱のSkeletonema costatum Thalassiosira spp. 渦鞭毛藻綱のProrocentrum minimum 等が確認されている 第 表 植物プランクトンの調査結果 調査期間夏季秋季冬季春季調査項目 ( 平成 8 年 8 月 ) ( 平成 8 年 11 月 ) ( 平成 9 年 2 月 ) ( 平成 9 年 5 月 ) 総出現種類数 平均 23,075,750 19,950 4,750,057 8,194,743 表層最小 ~ 最大 10,340,000~33,947,500 6,100~35,500 2,315,700~10,397, ,200~24,255,900 層別出現平均 2,734,493 15,436 3,594, ,614 下細胞数層最小 ~ ( 細胞 /L) 最大 363,700~7,755,800 7,900~28,100 1,912,100~5,788,500 88,200~590,600 平均 12,905,121 17,693 4,172,157 4,221,179 全層 363,700~33,947,500 6,100~35,500 1,912,100~10,397,300 88,200~24,255,900 表層 最小 ~ 最大 渦鞭毛藻綱 珪藻綱 Gymnodinium spp. ( 8.8) Skeletonema costatum (51.0) Thalassiosira spp. (31.7) Skeletonema costatum (17.0) Skeletonema costatum (82.9) Chaetoceros didymum ( 5.1) Prorocentrum minimum (52.2) Scrippsiella spp. ( 6.5) 主な出現種 (%) 下層 全層 その他 渦鞭毛藻綱 不明鞭毛藻類 (70.3) 不明鞭毛藻類 (33.7) Prorocentrum minimum (29.7) Skeletonema costatum (33.2) Skeletonema costatum (67.0) Skeletonema costatum (29.3) Skeletonema costatum (78.0) 珪藻綱 Thalassiosira spp. (20.2) Chaetoceros didymum ( 6.7) Leptocylindrus danicus ( 7.2) その他 不明鞭毛藻類 (54.9) 不明鞭毛藻類 (27.9) 渦鞭毛藻綱 珪藻綱 その他 Gymnodinium spp. ( 7.9) Skeletonema costatum (52.7) Thalassiosira spp. (30.5) Skeletonema costatum (22.3) Skeletonema costatum (80.8) Chaetoceros didymum ( 5.8) Prorocentrum minimum (51.5) Scrippsiella spp. ( 6.3) 不明鞭毛藻類 (63.6) 不明鞭毛藻類 (33.5) 注 :1. 採集層は表層が海面下 0.5m 層 下層が海面下 10m 層である 2. 内の数値は四季を通じての出現種類数を示す 3. 主な出現種の ( ) 内の数値は 層別の総出現細胞数に対する組成比率 (%) を示す 4. 主な出現種は 上位 5 種のうち 5% 以上のものを記載した 5. 従来 Skeletonema costatum とされていた種は 近年の研究において光学顕微鏡で区別できない複数の種からなることが明らかになっているが 文献等調査結果については出典の記述のままとした 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 (138)

143 (4) 注目すべき生育地の概要 ( 海域 ) 海域の植物について 第 表 日本の希少な野生水生生物に関するデータブック ( 水産庁 平成 12 年 ) 日本の干潟 藻場 サンゴ礁の現況( 第 1 巻干潟 ) ( 環境庁 平成 6 年 ) 及び 日本の干潟 藻場 サンゴ礁の現況 ( 第 2 巻藻場 ) ( 環境庁 平成 6 年 ) に基づき 学術上又は希少性の観点から重要な種及び注目すべき生育地を整理した 対象事業実施区域の周辺海域において 上記の既存資料では 学術上又は希少性の観点から植物 ( 海域 ) の重要な種及び注目すべき生育地として干潟及び藻場は確認されていないが 第 図に示すように 神戸港港湾区域において対象事業実施区域から西南西方向約 15kmの位置に藻場 ( 神戸市須磨 ) が確認されている 第 図 藻場の分布 日本の干潟 藻場 サンゴ礁の現況( 第 2 巻藻場 ) ( 環境庁 平成 6 年 ) 神戸港港湾計画について ( 神戸市ホームページ ) 神戸港便覧 2015/2016 ( 神戸市 平成 27 年 ) より作成 (139)

144 また 近年において 沿岸の埋立て事業に伴い環境共生型の護岸整備が進み 六甲アイランド南 ( 神戸沖埋立処分場 ) ポートアイランドの西側及び神戸空港においては緩傾斜護岸等が設置されており ポートアイランドの西側及び神戸空港では平成 9~17 年に海藻類の移植も実施されている 平成 18~22 年度大阪湾広域廃棄物処理場整備事業海生生物育成調査報告書 (( 財 ) ひょうご環境創造協会 平成 19~22 年 ) 等の既存資料によると 第 表に示すとおり海藻類が確認されている なお 海藻類の確認地点は 第 図のとおりである 第 表対象事業実施区域周辺の緩傾斜護岸等における海藻類 調査地点 調査年度 確認種 六甲アイランド南 ( 神戸沖埋立処分場 ) 平成 18~22 年度 シダモク タマハハキモク ポートアイランドの西側 平成 14~25 年度 ワカメ シダモク タマハハキモク アカモク ヒジキ カジメ 神戸空港 平成 14~25 年度 ワカメ シダモク タマハハキモク ヨレモクモドキ アカモク ヒジキ カジメ ホンダワラ 平成 18~22 年度大阪湾広域廃棄物処理場整備事業海生生物育成調査報告書 (( 財 ) ひょうご環境創造協会 平成 19~22 年 ) 藻類移植実施地点における経過観察調査平成 18~25 年度 ( 神戸市 平成 19~26 年 ) 神戸空港整備事業等に係る環境創造事業調査報告書総括版 ( 神戸市 平成 23 年 ) より作成 (140)

145 第 図 海藻類の確認地点 (141)

146 3. 生態系の状況対象事業実施区域及びその周辺の現存植生は第 図 地勢は第 図のとおりである 対象事業実施区域の位置する神戸市及び芦屋市は 六甲山地の南側に位置し 東西に細長い山麓台地と中小河川によって作られた扇状地群で構成されている 扇状地群には山麓から海に向かって住宅地 住 商 工複合地帯 工業 港湾地の3 地区が分布している既成市街地が形成されている 対象事業実施区域は利用区分としては工場地帯で 人工建造物が優占する区域となっており 草地 樹林地等の自然的な環境は少ない 対象事業実施区域が含まれる平野部における生態系の食物連鎖は 第 図に示すとおりである 市街地の神社林 公園においては 生産者ではエノキ-ムクノキ群落 クスノキ植林 クロマツ植林 修景植栽樹群 路傍雑草群落等が 下位消費者ではコウチュウ カメムシ目等の昆虫類等が 上位消費者ではイノシシ等の哺乳類 ハシブトガラス等の鳥類が主要な構成種となっている また 河川周辺においては 生産者では水際植生 付着藻類が 下位消費者ではカワゲラ トンボ目等の昆虫類 オイカワ等の魚類が 上位消費者ではコサギ等の鳥類が主要な構成種となっている 兵庫県立人と自然の博物館自然環境モノグラフ2 号兵庫県における鳥類の分布と変遷 ( 兵庫県立人と自然の博物館 平成 18 年 ) 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 (142)

147 第 図 生態系の食物連鎖 哺乳類 鳥類 鳥類 上位消費者 イノシシ ハシブトガラス ハシボソガラス コサギ アオサギ ヒヨドリ メジロ コゲラ カワラヒワ キジバト 鳥類 ドバト ムクドリ スズメ ツバメ 哺乳類アブラコウモリ 爬虫類 アオダイショウ ニホントカゲ ニホンヤモリ 両生類ウシガエル ツチガエル 魚類オイカワ アユカワヨシノボリ ボラ 下位消費者 昆虫類 コウチュウ カメムシ ハチ チョウ バッタ目 昆虫類 カワゲラ トンボ ハエ目 生産者 エノキ-ムクノキ群落クスノキ植林クロマツ植林修景植栽樹群 路傍雑草群落水際植生付着藻類 類型区分 樹林地 草地 人工建造物 草地 開放水面 利用区分神社林公園市街地工場地帯 河川 海面 事業区分周辺地域対象事業実施区域周辺地域 兵庫県立人と自然の博物館自然環境モノグラフ2 号兵庫県における鳥類の分布と変遷 ( 兵庫県立人と自然の博物館 平成 18 年 ) 兵庫県立人と自然の博物館自然環境モノグラフ4 号兵庫県の淡水魚 ( 兵庫県立人と自然の博物館 平成 20 年 ) 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) より作成 (143)

148 3.1.6 景観及び人と自然との触れ合いの活動の場の状況 1. 景観の状況対象事業実施区域を中心とした半径約 5kmの範囲を対象に既存資料により眺望点や景観資源の状況を整理した 対象事業実施区域は臨海工業地帯の埋立地に位置し 周辺には港湾関連施設や工場施設等が存在し 工業地特有の景観となっている 対象事業実施区域及びその周辺における眺望点の一覧は第 表 位置は第 図のとおりであり 六甲展望台 ( 六甲ケーブル山頂駅 ) 神戸市役所 1 号館展望ロビー 等がある 第 表眺望点の一覧 図中番号 名称 図中番号 名称 1 六甲展望台 ( 六甲ケーブル山頂駅 ) 18 六甲アイランド北公園 2 神戸市役所 1 号館展望ロビー 19 六甲アイランド リバーモール 3 神戸港遊覧船 ( 神戸ベイクルーズ ) 航路上 20 御影公会堂付近 4 JR 西日本六甲道駅 21 篠原橋付近 ( 都賀川 ) 5 保久良神社 22 長峰坂 6 表六甲ドライブウェイ鉢巻展望台 23 灘丸山公園 7 掬星台展望台 24 神戸布引ロープウェイ 8 住吉台展望公園 25 新神戸駅 9 神戸大学正門前 26 ポートアイランド北公園 10 五鬼城山展望公園 27 ポートライナー 11 布引ハーブ園 展望広場 28 虹の駅 12 六甲ライナー マリンパーク駅 29 岡本梅林 ( 公園 ) 13 六甲大橋 30 阪神電鉄住吉駅 14 処女塚古墳 31 阪神電鉄御影駅 15 阪神電鉄大石駅 32 阪神電鉄石屋川駅 16 白鶴美術館付近 33 阪神電鉄新在家駅 17 住吉橋付近 34 阪神電鉄西灘駅 注 : 図中番号は 第 図を参照 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) 神戸らしい眺望景観 50 選 10 選 MAP ( 神戸市 平成 24 年 ) まるごと六甲山 ( 国立公園六甲山地区整備促進協議会 平成 25 年 ) 県別マップル28 兵庫県道路地図 ( 昭文社 平成 26 年 ) より作成 (144)

149 対象事業実施区域及びその周辺における景観資源の一覧は第 表 位置は第 図のとおりであり 兵庫の貴重な自然兵庫県版レッドデータブック 2011( 地形 地質 自然景観 生態系 ) ( 兵庫県 平成 23 年 ) で貴重な自然景観に選定されている 六甲山系の準平原 断層 アカマツ林 ロックガーデン 等がある 第 表景観資源の一覧 図中番号 分類 名称 1 六甲山系の準平原 断層 アカマツ林 2 ロックガーデン 3 保久良神社の森自然景観 4 摩耶山 5 鼓が滝 6 布引渓谷 布引の滝 1 処女塚古墳 2 西求女塚古墳 3 旧ハンター住宅 4 六甲八幡神社 5 伝平野備前守忠勝参り墓石室 6 旧乾家住宅主屋 ガレージ 土蔵 塀 待合所 7 渦ヶ森スラスト ( 衝上断層 ) 8 徳光院 9 人文景観 布引水源地水道施設 10 小林家住宅 ( 旧シャープ住宅 ) 11 旧神戸居留地十五番館 12 日吉神社石祠 13 会下山遺跡 14 芦屋廃寺塔心礎 15 旧山邑家住宅 ( 淀川製鋼所迎賓館 ) 16 伝猿丸太夫之墓 17 徳川大坂城毛利家採石場出土刻印石 注 : 図中番号は 第 図を参照 第 3 回自然環境保全基礎調査兵庫県自然環境情報図 ( 環境庁 平成元年 ) 兵庫の貴重な自然兵庫県版レッドデータブック 2011 ( 地形 地質 自然景観 生態系 ) ( 兵庫県 平成 23 年 ) 兵庫の貴重な自然兵庫県版レッドリスト 2011 ( 地形 地質 自然景観 生態系 ) ( 兵庫の環境ホームページ ) 神戸市文化財マップ ( 神戸市 平成 21 年 ) 芦屋市内の指定文化財 ( 芦屋市ホームページ ) より作成 (145)

150 第 図 眺望点の位置 (146)

151 第 図 景観資源の位置 (147)

152 2. 人と自然との触れ合いの活動の場対象事業実施区域及びその周辺の人と自然との触れ合いの活動の場の状況を既存資料により整理した 対象事業実施区域及びその周辺における人と自然との触れ合いの活動の場の一覧は第 表 位置は第 図のとおりであり 灘浜緑地 五鬼城山展望公園 等がある また 後背地の六甲山系には多くの登山コースがある 第 表人と自然との触れ合いの活動の場の一覧 図中番号名称 1 灘浜緑地 2 五鬼城山展望公園 3 布引渓谷 布引ハーブ園 4 摩耶自然観察園 5 摩耶山市立自然の家 6 六甲山牧場 7 県立六甲山自然保護センター 8 都賀川 9 芦屋川注 : 図中番号は 第 図を参照 まるごと六甲山 ( 国立公園六甲山地区整備促進協議会 平成 25 年 ) 県別マップル 28 兵庫県道路地図 ( 昭文社 平成 26 年 ) ふしぎ! 都賀川都賀川総合学習資料 ( 兵庫県 平成 17 年 ) 自然観察ガイドブック芦屋の自然 ( 芦屋市 平成 25 年 ) より作成 (148)

153 第 図 人と自然との触れ合いの活動の場の位置 (149)

154 3.1.7 一般環境中の放射性物質の状況 1. 放射線の量神戸市内で測定されている一般環境中の空間放射線量率に係る平成 23 年度から平成 26 年度における測定結果は第 表のとおりである 平成 23~26 年度の空間放射線量率の日最大値の年平均値は 横ばい傾向となっている なお 対象事業実施区域及びその周辺は 原子力災害対策特別措置法 第 20 条第 2 項に基づく原子力災害対策本部長指示による避難の指示が出されている区域 ( 避難指示区域 ) ではない 第 表空間放射線量率の測定結果 ( 平成 23~26 年度 ) ( 単位 :μsv/h) 項目市町名測定点名平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度 空間放射線量率 ( 日最大値の年平均値 ) 神戸市兵庫区 県立健康生活科学研究所 注 :1. 空間放射線量率は 兵庫県立健康生活科学研究所健康科学研究センター屋上 ( 地上 :34m 高さ ) に設置されたモニタリングポストにより 10 分毎に測定されている 2. 年平均値は 兵庫県における環境放射能測定結果 に掲載されている対象期間中の日最大値データを基に算出した 兵庫県における環境放射能測定結果 ( 兵庫の環境ホームページ ) より作成 (150)

155 3.2 社会的状況 人口及び産業の状況 1. 人口の状況対象事業実施区域の位置する神戸市 芦屋市及び兵庫県の人口等は第 表 人口の推移は第 表 人口動態は第 表のとおりである 平成 27 年 3 月 1 日現在の神戸市における人口は 1,535,373 人 世帯数が 694,955 世帯となっており 兵庫県全体に対してそれぞれ約 28% 約 30% を占めている 芦屋市における人口は 94,544 人 世帯数が 40,856 世帯となっており 兵庫県全体に対してともに約 2% となっている 人口の推移は神戸市 芦屋市及び兵庫県ともにほぼ横ばいとなっている 人口動態は神戸市 兵庫県では減少しているが 芦屋市では増加している 第 表人口 人口密度及び世帯数の現況 ( 平成 27 年 ) 項目 人口 ( 人 ) 人口密度 世帯数 県 市 総数 男 女 ( 人 /km 2 ) ( 世帯 ) 神戸市 1,535, , ,239 2, ,955 芦屋市 94,544 42,736 51,808 5, ,856 兵庫県 5,531,281 2,640,185 2,891, ,308,045 注 :1. 人口及び世帯数は 平成 27 年 3 月 1 日現在の値を示す 2. 人口密度算出に用いた神戸市の面積は km 2 芦屋市の面積は 18.47km 2 兵庫県の 面積は 8,400.90km 2 である なお 神戸市 芦屋市の面積は 国土交通省国土地理院 平成 26 年全国都道府県市区町村別面積調 では境界未定となっているため 平成 26 年全国都道府県市区町村別面積調 の参考値による 推計人口兵庫県 ( 兵庫県ホームページ ) より作成 第 表人口の推移 ( 平成 23~27 年 ) ( 単位 : 人 ) 年県 市 平成 23 年 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 平成 27 年 神戸市 1,543,702 1,543,184 1,540,350 1,538,601 1,535,373 芦屋市 93,331 94,044 94,460 94,382 94,544 兵庫県 5,584,068 5,576,788 5,565,372 5,549,506 5,531,281 注 : 各年 3 月 1 日現在の値を示す 推計人口兵庫県 ( 兵庫県ホームページ ) より作成 第 表人口動態 ( 平成 26 年 ) 項目自然増減 ( 人 ) 社会増減 ( 人 ) 県 市出生死亡増減転入転出増減 純増減 神戸市 12,218 15,081-2,863 76,918 77, ,005 芦屋市 ,604 5, 兵庫県 44,817 54,825-10, , ,852-7,185-17,193 注 : 転入 転出には その他の増減 ( 国籍変更等 ) を含む 兵庫県の人口の動き ( 兵庫県 平成 27 年 ) より作成 (151)

156 2. 産業の状況 (1) 産業構造及び産業配置神戸市 芦屋市及び兵庫県の平成 22 年における産業大分類別就業者数は 第 表のとおりである 神戸市では総就業者数 665,482 人に対して 第 3 次産業が 488,217 人 ( 総数の約 73%) と最も多くなっている 芦屋市では総就業者数 40,469 人に対して 第 3 次産業が 32,073 人 ( 総数の約 79%) と最も多くなっている また 兵庫県の総就業者数は 2,489,617 人であり 神戸市はその約 27% を 芦屋市はその約 2% を占めている 第 表産業大分類別就業者数 ( 平成 22 年 ) ( 単位 : 人 ) 項目分類不能総就業者数第 1 次産業第 2 次産業第 3 次産業県 市の産業 神戸市 665,482 4, , ,217 48,360 芦屋市 40, ,213 32,073 2,094 兵庫県 2,489,617 49, ,889 1,680, ,573 注 : 平成 22 年 10 月 1 日現在の値である 兵庫県統計書平成 24 年 (2012) ( 兵庫県 平成 26 年 ) より作成 (2) 生産量及び生産額等 1 農業神戸市 芦屋市及び兵庫県の平成 22 年における農家数は 第 表のとおりである 神戸市では農家総数 5,057 戸に対して 第 2 種兼業農家が 2,509 戸 ( 総数の約 50%) と最も多くなっている 芦屋市では農家総数 5 戸に対して 第 2 種兼業農家が3 戸 ( 総数の約 60%) と最も多くなっている また 兵庫県の農家の総数は 95,499 戸であり 神戸市はその約 5% を 芦屋市はその 0.1% 未満を占めている 第 表農家数 ( 平成 22 年 ) ( 単位 : 戸 ) 項目 販売農家 総数自給的農家兼業専業県 市第 1 種兼業第 2 種兼業小計 合計 神戸市 5,057 1, ,509 2,936 3,748 芦屋市 兵庫県 95,499 38,706 11,334 4,480 40,979 45,459 56,793 注 :1. 平成 22 年 2 月 1 日現在の値である 2. 自給的農家とは経営耕地面積が 30a 未満かつ農産物販売金額が 50 万円未満の農家を示す 3. 販売農家とは経営耕地面積が 30a 以上又は農産物販売金額が 50 万円以上の農家を示す 4. 第 1 種兼業とは農業所得を主とする兼業農家を 第 2 種兼業とは農業所得を従とする兼業農家を示す 兵庫県統計書平成 24 年 (2012) ( 兵庫県 平成 26 年 ) より作成 (152)

157 神戸市 芦屋市及び兵庫県の平成 25 年における主要な農作物収穫量は 第 表のとおりである 主要な農作物収穫量について市別の統計値のないもが多く 神戸市では米の収穫量が 11,400tと最も多く 次いで野菜の 5,724tとなっている また 兵庫県では 野菜の収穫量が 243,391tと最も多く 次いで米の 184,600tとなっている 第 表主要な農作物収穫量 ( 平成 25 年 ) 県 市項目 神戸市 芦屋市 兵庫県 米 (t) 11, ,600 麦類 (t) 22-5,060 豆類 (t) 43 3,012 そば (t) 2-48 なたね (t) x - 12 飼料作物 (t) 90,500 野菜 (t) 5, ,391 果樹 (t) 4,642 工芸農作物 ( 茶 )(t) 花き ( 千本 ) 69,800 注 :1. 統計数値は 原則として暦年 ( 平成 25 年 1 月 1 日 ~12 月 31 日 ) であるが 項目 によっては会計年度やその他個別の調査の調査時期によるものがある 2. 花き以外は収穫量 花きは出荷量を示す 3. - は事実のないもの は事実不詳又は調査を欠くもの x は秘密保 護上統計数値が公表されていないもの 空欄は統計値がないものを示す 平成 25~26 年近畿農林水産統計年報 ( 農林水産省 平成 27 年 ) より作成 (153)

158 2 水産業神戸市 芦屋市及び兵庫県 ( 瀬戸内海区 ) の平成 20 年における主とする漁業種類別の経営体数は 第 表のとおりである 神戸市では主とする漁業種類別の経営体数の合計 209 経営体に対して 釣が 50 経営体 ( 神戸市合計の約 24%) と最も多く 次いで船びき網が 41 経営体 ( 同約 20%) となっている 芦屋市では主とする漁業種類別の経営体は 1 経営体のみとなっている また 兵庫県 ( 瀬戸内海区 ) の主とする漁業種類別の経営体数の合計は 3,272 経営体であり 神戸市はその約 6% 芦屋市はその 0.1% 未満を占めている 第 表主とする漁業種類別経営体数 ( 平成 20 年 ) 県 市兵庫県神戸市芦屋市項目 ( 瀬戸内海区 ) 小型底びき網 37 x 1,154 船びき網 41 x 327 中 小型まき網 - x 3 その他の刺網 21 x 308 小型定置網 - x 70 その他の網漁業 - x 2 その他のはえ縄 - x 59 釣 50 x 600 潜水器漁業 7 x 9 採貝 採藻 1 x 19 その他の漁業 20 x 281 海面養殖 32 x 440 合計 ,272 注 :1. - は事実のないもの x は秘密保護上統計数値が公表されていないものを示す 2. 兵庫県は 瀬戸内海区を示す 2008 年漁業センサス第 2 巻海面漁業に関する統計 ( 都道府県編 ) ( 農林水産省 平成 22 年 ) 2008 年漁業センサス第 3 巻海面漁業に関する統計 ( 市区町村編 ) ( 農林水産省 平成 22 年 ) より作成 (154)

159 神戸市 芦屋市及び兵庫県 ( 瀬戸内海区 ) の平成 24 年における漁業種類別の漁獲量は 第 表のとおりである 神戸市では漁獲量合計 4,159tに対して 船びき網が 2,869t( 合計の約 69%) と最も多くなっている また 兵庫県 ( 瀬戸内海区 ) の漁獲量合計は 41,368tであり 神戸市はその約 10% を占めている 神戸市 芦屋市及び兵庫県 ( 瀬戸内海区 ) の平成 24 年における魚種別の漁獲量は 第 表のとおりである 神戸市の漁獲量は 魚類が 3,828tで このうちしらすが最も多く漁獲されており 魚類以外ではたこ類 いか類 その他の水産動物類等が漁獲されている また 兵庫県 ( 瀬戸内海区 ) の平成 24 年における漁獲量は 魚類が 36,362tであり 神戸市はその約 11% を占めている 第 表漁業種類別漁獲量 ( 平成 24 年 ) ( 単位 :t) 県 市兵庫県神戸市芦屋市項目 ( 瀬戸内海区 ) 小型底びき網 495-8,847 船びき網 2,869 x 25,756 中 小型まき網 - - 1,893 その他の刺網 275 x 1,365 小型定置網 その他の網漁業 x - x その他のはえ縄 x - x 釣 24-1,109 採貝採藻 x - 49 上記以外の漁業 291-1,354 合計 4,159 x 41,368 注 :1. - は事実のないもの x は秘密保護上統計数値が公表されていないものを示す 2. 兵庫県は 瀬戸内海区を示す 海面漁業生産統計調査 ( 農林水産省ホームページ ) より作成 (155)

160 第 表魚種別漁獲量 ( 平成 24 年 ) ( 単位 :t) 県 市兵庫県神戸市芦屋市項目 ( 瀬戸内海区 ) 合計 4,159 x 41,368 魚類 3,828 x 36,362 さめ類 - x 13 このしろ 34 x 48 マイワシ 48 x 194 ウルメイワシ 8 x 9 カタクチイワシ しらす 1,854 x 13,483 マアジ 107 x 451 むろあじ類 27 x 727 さば類 9 x 334 ぶり類 12 x 178 ヒラメ 9 x 132 かれい類 118 x 932 あなご類 64 x 475 タチウオ 118 x 570 マダイ 73 x 803 チダイ キダイ - x 5 クロダイ ヘダイ 129 x 351 いさき 0 x 2 さわら類 22 x 338 すずき類 127 x 1,134 イカナゴ 819 x 11,620 ふぐ類 8 x 73 上記以外の魚類 243 x 3,505 えび類 24 x 547 イセエビ 0 x 12 クルマエビ 0 x 18 上記以外のえび類 24 x 517 かに類 14 x 102 がざみ類 14 x 84 上記以外のかに類 貝類 19 x 171 あわび類 11 x 30 サザエ 6 x 57 あさり類 上記以外の貝類 2 x 82 いか類 32 x 851 たこ類 140 x 2,658 うに類 その他の水産動物類 97 x 625 海藻類 4 x 35 注 :1. - は事実のないもの x は秘密保護上統計数値が公表されていな いものを示す 2. 漁獲量が1t 未満の場合は 0 と表示する 3. 漁獲量 0 の計算処理の関係で魚類 えび類等の漁獲量は 魚種別の 漁獲量合計と合わない場合がある 海面漁業生産統計調査 ( 農林水産省ホームページ ) より作成 (156)

161 3 製造業神戸市 芦屋市及び兵庫県の平成 25 年における製造業の事業所数 従業者数及び製造品出荷額等は 第 表のとおりである 神戸市の事業所数は 1,702 所 従業者数は 64,663 人 製造品出荷額等は 2,703,968 百万円であり それぞれ兵庫県全体の約 19% 約 19% 約 19% を占めている 芦屋市の事業所数は 14 所 従業者数は 222 人 製造品出荷額等は 2,686 百万円であり それぞれ兵庫県全体の約 0.2% 約 0.1% 0.1% 未満を占めている 第 表製造業の事業所数 従業者数及び製造品出荷額等 ( 平成 25 年 ) 県 市 項目 事業所数 ( 所 ) 従業者数 ( 人 ) 製造品出荷額等 ( 百万円 ) 神戸市 1,702 64,663 2,703,968 芦屋市 ,686 兵庫県 9, ,318 14,026,866 注 :1. 平成 25 年 12 月 31 日現在の従業者 4 人以上の事業所の値を示す 2. 製造品出荷額等は 平成 25 年の値を示す 平成 25 年工業統計調査結果 ( 確報 ) ( 兵庫県ホームページ ) より作成 4 商業神戸市 芦屋市及び兵庫県の平成 19 年における商業の事業所数 従業者数及び平成 18 年度における年間商品販売額は 第 表のとおりである 神戸市の事業所数は 19,232 所 従業者数は 146,219 人 年間商品販売額は 5,861,796 百万円であり それぞれ兵庫県全体の約 31% 約 34% 約 44% を占めている 芦屋市の事業所数は 723 所 従業者数は 4,786 人 年間商品販売額は 108,199 百万円であり いずれも兵庫県全体の約 1% を占めている 第 表 県 市 項目 商業の事業所数 従業者数及び年間商品販売額 ( 平成 18 年度 19 年 ) 事業所数 ( 所 ) 従業者数 ( 人 ) 年間商品販売額 ( 百万円 ) 神戸市 19, ,219 5,861,796 芦屋市 723 4, ,199 兵庫県 61, ,283 13,269,264 注 :1. 事業所数及び従業者数は 平成 19 年 6 月 1 日現在の値を示す 2. 年間商品販売額は 平成 18 年度の値を示す 兵庫県の商業平成 19 年商業統計調査結果 ( 確報 ) ( 兵庫県ホームページ ) より作成 (157)

162 3.2.2 土地利用の状況 1. 土地利用状況神戸市 芦屋市及び兵庫県の平成 24 年度における土地利用区分別の面積は第 表 対象事業実施区域及びその周辺の土地利用の現況は第 図のとおりである 土地利用区分別の面積は 神戸市では雑種地が 15,011ha( 神戸市全体の約 27%) と最も多く 次いで山林が 13,795ha( 同約 25%) となっている 芦屋市では宅地が 670ha( 芦屋市全体の約 36%) と最も多く 次いで山林が 156ha( 同約 8%) となっている 第 表土地利用区分別面積 ( 平成 24 年度 ) ( 単位 :ha) 県 市項目 神戸市 芦屋市 兵庫県 田 4, ,076 畑 ,085 宅地 11, ,620 鉱泉地 池沼 ,473 山林 13, ,210 牧場 原野 ,452 雑種地 ( 鉄軌道用地含む ) 15, ,212 その他 ( 課税分無 ) 8, ,997 総面積 55,226 1, ,639 注 :1. 総面積は 国土交通省国土地理院 全国都道府県市区町村別面積調 ( 平成 24 年 10 月 1 日現在 ) による 2. 土地利用区分別面積は 固定資産課税台帳記載面積 ( 平成 25 年 1 月 1 日現在 ) によるため 合計 は 国土地理院による総面積と必ずしも一致しない 兵庫県統計書平成 24 年 (2012) ( 兵庫県 平成 26 年 ) より作成 (158)

163 第 図 土地利用の現況 (159)

164 2. 土地利用規制の状況神戸市 芦屋市及び兵庫県の平成 25 年における用途地域別の面積は第 表 都市計画法 に基づく用途地域の指定状況は第 図のとおりである 用途地域別の面積は 神戸市では低層住居専用地域が 6,544ha( 神戸市全体の約 32%) と最も多く 次いで中高層住居専用地域が 4,265ha( 同約 21%) となっている 芦屋市では中高層住居専用地域が 441ha( 芦屋市全体の約 46%) と最も多く 次いで低層住居専用地域が 299ha( 同約 31%) となっている なお 対象事業実施区域は工業専用地域に指定されている 第 表用途地域別面積 ( 平成 25 年 ) ( 単位 :ha) 県 市項目 神戸市 芦屋市 兵庫県 低層住居専用地域 6, ,772 中高層住居専用地域 4, ,158 住居地域 3, ,224 準住居地域 近隣商業地域 ,756 商業地域 ,737 準工業地域 2, ,383 工業地域 ,390 工業専用地域 1, ,506 合計 20, ,833 注 :1. 平成 25 年 3 月末現在の値である 2. 低層住居専用地域は第一種低層及び第二種低層住居専用地域の合計を 中高層住居専用地域は第 一種中高層及び第二種中高層住居専用地域の合計を 住居地域は第一種 第二種住居地域の合計 を示す 3. 合計は 四捨五入の関係で内訳の合計と一致しないことがある 兵庫県統計書平成 24 年 (2012) ( 兵庫県 平成 26 年 ) より作成 (160)

165 第 図 用途地域の指定状況 (161)

166 3.2.3 河川 湖沼及び海域の利用並びに地下水の利用の状況 1. 河川及び湖沼の利用状況対象事業実施区域の周辺海域に流入する主な河川は 第 図のとおりであり 二級河川の石屋川 都賀川 住吉川がある また 上記河川には内水面漁業権は設定されていない 2. 海域の利用状況対象事業実施区域の周辺海域の海域利用の状況は 第 図のとおりである 対象事業実施区域の周辺海域は 港則法 ( 昭和 23 年法律第 174 号 ) に基づく阪神港神戸区港域に属し 港湾法 ( 昭和 25 年法律第 218 号 ) に基づく国際戦略港湾の神戸港港湾区域に指定されている 神戸港内には神戸中央航路等の航路が設定されており 年間約 40 千隻の船舶の入出港がある なお 対象事業実施区域の周辺海域には 漁港法 ( 昭和 25 年法律第 137 号 ) に基づく漁港はない 対象事業実施区域の周辺海域における共同漁業権の内容及び位置は 第 表及び第 図のとおりである 第 表 共同漁業権の内容 免許番号 共第 1 号 免許の内容 漁業種類 漁業の名称 漁業の時期 漁業権者 わかめ漁業 2/1~6/30 第 1 種 てんぐさ かき あさり あわび とこぶし さざえ うちむらさき ばかがい あかがい まてがい たいらぎ みるくい さるぼう おおのがい ばい にし いがい はまぐり うに なまこ たこ えむし漁業 1/1~12/31 共第 3 号第 2 種建網 いかかご網 雑魚かご網漁業 1/1~12/31 注 : 免許存続期間は 平成 25 年 9 月 1 日から平成 35 年 8 月 31 日までである 兵庫漁業協同組合神戸市漁業協同組合 神戸市漁業協同組合兵庫漁業協同組合 兵庫県公報平成 25 年 3 月 12 日号外 ( 兵庫県 平成 25 年 ) 兵庫県公報平成 25 年 9 月 13 日号外 ( 兵庫県 平成 25 年 ) より作成 (162)

167 第 図 海域利用の状況 (163)

168 第 図 共同漁業権の位置 (164)

169 3. 地下水の利用状況神戸市 芦屋市及び兵庫県における平成 24 年度の地下水の利用状況は 第 表のとおりである なお 神戸市 芦屋市では条例による地下水の採取規制は行われていない 第 表地下水採取量 ( 平成 24 年度 ) 項目県 市 工業用 ( 千 m 3 / 日 ) 上水道用 ( 千 m 3 / 年 ) 神戸市 芦屋市 0 0 兵庫県 ,388 注 :1. 工業用は 工業統計における従業員 30 人以上事業所内で工業生産に使用される操業 1 日当たりの用水量のうち 水源を井戸水としている量を示す 2. 上水道用は 上水道施設の実績年間取水量のうち 水源を地下水としている量を示す 平成 24 年工業統計調査結果 ( 確報 ) ( 兵庫県ホームページ ) 平成 24 年度水道施設現況調書 ( 兵庫県ホームページ ) より作成 (165)

170 3.2.4 交通の状況 1. 陸上交通 (1) 道路対象事業実施区域の周辺における主要な交通網及び交通量測定点の位置は 第 図のとおりである 主要な道路としては 高速道路として阪神高速 5 号湾岸線 阪神高速 3 号神戸線が概ね東西に 幹線道路として一般国道 2 号 一般国道 43 号 市道山手幹線が概ね東西に走っている その他に 一般県道灘三田線が南東から北西に走っている 平成 22 年度における対象事業実施区域の周辺の交通量調査結果は 第 表のとおりである 平日の昼間の 12 時間 (7~19 時 ) 道路交通量が最も多いのは阪神高速 3 号神戸線の観測地点である真砂通 2 丁目 ( 生田川 ~ 摩耶 ) で 68,486 台となっている 図中番号 1 2 第 表 (1) 交通量の測定結果 ( 平成 22 年度 ) 路線名 阪神高速 5 号湾岸線 ( 兵庫県道高速湾岸線 ) 測定点名 交通量 ( 台 ) 平日 魚崎浜町 ( 魚崎浜 住吉浜 ~ 深江浜 ) 35,476 向洋町東 3 丁目 ( 六甲アイランド~ 魚崎浜 住吉浜 ) 6,831 魚崎南町 1 丁目 ( 魚崎 ~ 深江 ) 66, 阪神高速 3 号神戸線 ( 兵庫県道高速神戸西宮線 ) 御影石町 1 丁目 ( 摩耶 ~ 魚崎 ) 真砂通 2 丁目 ( 生田川 ~ 摩耶 ) 60,024 68,486 6 小野浜町 ( 京橋 ~ 生田川 ) 60,112 7 住吉東町 5 丁目 22,338 8 琵琶町 3 丁目 26,362 9 脇浜町 2 丁目 58,994 一般国道 2 号小野柄通 1 丁目 ( 新生田川橋交差点西 10 29,812 側 ) 11 八幡通 3 丁目 7, 一般国道 2 号 ( 浜手バイパス ) 浜辺通 2 丁目 25, 深江本町 2 丁目 43, 一般国道 43 号 御影塚町 1 丁目 42, 大石東町 2 丁目 48, 一般国道 174 号 新港町 22, 六甲山町中一里山 770 明石神戸宝塚線 18 六甲山町 (1034 番地 ) 1, 神戸明石線 三宮町 1 丁目 25, 加納町 2 丁目 15, 新神戸停車場線 加納町 2 丁目 17, 加納町 6 丁目 19, 鶴甲 4 丁目 14, 灘三田線六甲山町南六甲 ( 六甲山トンネル料金所データ ) 15, 摩耶埠頭線 味泥町 13, 東灘芦屋線 深江南町 4 丁目 20, (166)

171 図中番号 27 第 表 (2) 交通量の測定結果 ( 平成 22 年度 ) 路線名 交通量 ( 台 ) 測定点名平日中郷町 3 丁目 12, 神戸六甲線 篠原北町 1 丁目 9, 六甲山町南六甲 1, 上筒井通 5 丁目 10,792 長田楠日尾線 31 水道筋 4 丁目 19, 高羽町 5 丁目 7, 山麓線 国玉通 3 丁目 2, 野崎通 7 丁目 7, 魚崎南町 1 丁目 8,928 魚崎幹線 36 魚崎中町 1 丁目 5, 森北町 2 丁目 9, 岡本 1 丁目 14,819 山手幹線 39 弓木町 1 丁目 16, 国香通 5 丁目 ( 二宮橋交差点東側 ) 14, 磯上通 2 丁目 13, 生田川右岸線 小野柄通 1 丁目 ( 新生田川橋交差点南側 ) 13, 小野柄通 1 丁目 ( 新生田川橋交差点北側 ) 12, 灘浜東町 14,389 灘浜住吉川線 45 住吉南町 4 丁目 9, 弓場線 御影本町 4 丁目 7, 神若線 旗塚通 7 丁目 ( 神若橋交差点東側 ) 3, 鳴尾御影線 深江北町 4 丁目 5, 灘浜脇浜線 脇浜海岸通 3 丁目 13, 商船学校線 本山中町 1 丁目 5,964 注 :1. 図中番号は 第 図を参照 2. 数値は 昼間の 12 時間 (7~19 時 ) の往復交通量を示す 平成 22 年度道路交通センサス ( 神戸市ホームページ ) より作成 (2) 鉄道対象事業実施区域の周辺における鉄道の位置は 第 図のとおりである 鉄道については 西日本旅客鉄道神戸線 阪急電鉄神戸線 阪神電気鉄道阪神本線等が東西に走っている 対象事業実施区域の最寄り駅は 阪神電気鉄道阪神本線新在家駅である 2. 海上交通対象事業実施区域の周辺海域における航路の位置は 第 図のとおりである 航路としては 港則法 に基づく神戸中央航路 新港航路 神戸西航路 東神戸航路が設定されている 神戸港における平成 25 年の入港船舶数等は 第 表のとおりである 第 表海上交通の状況 ( 平成 25 年 ) 船舶外 内貿貨物港湾隻数 ( 隻 ) 総トン数 (t) 輸移出量 (t) 輸移入量 (t) 神戸港 36, ,484,980 38,090,022 50,263,158 平成 25 年兵庫県港湾統計年報 ( 兵庫県 平成 26 年 ) より作成 (167)

172 第 図 主要な交通網及び交通量測定点の位置 (168)

173 3.2.5 学校 病院その他の環境の保全についての配慮が特に必要な施設の配置の状況及び住宅の配置の概況 1. 学校 病院等対象事業実施区域の周辺における学校 病院その他の環境の保全について 配慮が特に必要な施設の施設数は第 表 対象事業実施区域周辺の学校等の位置は第 図 病院等の位置は第 図のとおりである 対象事業実施区域の最寄りの学校等については 対象事業実施区域の北北西約 0.7km * に神戸さくら保育園 西北西約 1.0km * に神戸市立西郷小学校 北西約 0.9km * に烏帽子中学校がある 病院等については 西北西約 1.2km * に田所病院 北北西約 0.9km * に井上医院 北東約 0.7km * に特別養護老人ホームロングステージ御影がある 2. 住宅対象事業実施区域の周辺における住宅の配置の状況については 第 図のとおりである 対象事業実施区域の最寄りでは北約 0.9km * の新在家が準住居地域に指定されており 発電設備の設置予定地から最寄りの住居までの距離は北北西約 0.4km * である * 学校 病院及び住宅等までの距離については 各施設から最も近い発電設備の設置予定地の敷地境界までとしている 第 表 学校 病院等の施設数 児童福祉施設 学校教育施設 区分短期大学保育所こども園幼稚園小学校中学校高等学校大学 養護学校 神戸市 芦屋市 医療施設 高齢者福祉施設 社会教育施設 区分特別養護病院診療所老人ホーム 図書館 神戸市 芦屋市 注 : 施設数は 第 図の範囲内を計上している 認定こども園 ( 神戸市ホームページ ) 施設一覧表 ( 神戸市ホームページ ) 神戸市小中学校区一覧 ( 神戸市ホームページ ) 高校 高専 大学 ( 神戸市ホームページ ) 神戸市内の大学短期大学高等専門学校一覧 ( 神戸市ホームページ ) 特別支援学校 ( 神戸市ホームページ ) 芦屋市内の保育所一覧 ( 芦屋市ホームページ ) 芦屋市立学校園一覧 ( 芦屋市ホームページ ) 小中学校一覧 ( 芦屋市ホームページ ) 兵庫県立学校一覧 ( 兵庫県教育委員会ホームページ ) 平成 26 年度事業概要 ( 神戸市教育委員会 平成 27 年 ) 各園の紹介 ( 兵庫県私立幼稚園協会ホームページ ) 兵庫県の私立中学校 ( ナレッジステーションホームページ ) 兵庫県の私立高校 ( ナレッジステーションホームページ ) 市内の図書館一覧 ( 神戸市ホームページ ) 兵庫県病院名簿 ( 兵庫県 平成 26 年 ) 高齢者福祉施設一覧 ( 兵庫県ホームページ ) 国土数値情報 ( 公共施設 福祉施設 医療施設データ ) ( 国土交通省 GIS ホームページ ) 等より作成 (169)

174 第 図 学校等の位置 (170)

175 第 図 病院等の位置 (171)

176 3.2.6 下水道の整備状況神戸市 芦屋市及び兵庫県の平成 24 年度末における下水道の概要は 第 表のとおりである 下水道普及率は 神戸市では 98.7% 芦屋市では 100% 兵庫県では 92% となっている 県 市 第 表下水道の概要 ( 平成 24 年度 ) 項目 処理人口 ( 千人 ) 下水道 普及率 (%) 神戸市 1, 芦屋市 兵庫県 5, 注 : 平成 24 年度末の値である 第 90 回神戸市統計書平成 25 年度版 ( 神戸市 平成 26 年 ) 平成 25 年版芦屋市統計書 ( 芦屋市 平成 26 年 ) 平成 24 年度末の汚水処理人口普及状況 ( 農林水産省 国土交通省 環境省 平成 25 年 ) より作成 (172)

177 3.2.7 廃棄物の状況 1. 一般廃棄物神戸市 芦屋市及び兵庫県の平成 24 年度における一般廃棄物の状況は 第 表のとおりである 神戸市の一般廃棄物処理量は約 51 万 tであり このうち直接焼却量は約 44 万 t( 神戸市一般廃棄物処理量の約 87%) となっている 芦屋市の一般廃棄物処理量は約 3 万 tであり このうち直接焼却量は約 3 万 t( 芦屋市一般廃棄物処理量の約 89%) となっている また 兵庫県全体の一般廃棄物処理量は約 186 万 tであり このうち直接焼却量は約 158 万 t( 兵庫県一般廃棄物処理量の約 85%) となっている 第 表一般廃棄物の状況 ( 平成 24 年度 ) 項目 一般廃棄物総排出量 (t) 一般廃棄物処理量 (t) 県 市 神戸市芦屋市兵庫県 計画収集量 481,369 27,718 1,679,688 直接搬入量 31,276 5, ,739 集団回収量 69,862 4, ,125 合計 582,507 37,069 2,033,532 直接焼却量 444,363 29,083 1,577,900 直接最終処分量 12, ,707 焼却以外の中間処理量 55,712 2, ,201 直接資源化量 0 1,322 45,242 合計 512,645 32,801 1,859,050 平成 24 年度兵庫県の一般廃棄物処理 ( 兵庫県 平成 26 年 ) より作成 (173)

178 2. 産業廃棄物 (1) 産業廃棄物の状況 * 神戸市 芦屋市の位置する阪神地域及び兵庫県の平成 21 年度における産業廃棄物の業種別排出量の状況は 第 表のとおりである 神戸市における産業廃棄物の排出量は約 370 万 tであり このうち電気 ガス 熱供給 水道業が約 158 万 t( 排出量合計の約 43%) で最も多く 次いで製造業が約 127 万 t( 同約 34%) となっている 阪神地域 * における産業廃棄物の排出量は約 130 万 tであり このうち電気 ガス 熱供給 水道業が約 79 万 t( 排出量合計の約 61%) で最も多く 次いで製造業が約 25 万 t ( 同約 19%) となっている また 兵庫県の産業廃棄物の排出量は約 2,439 万 tであり このうち製造業が約 1,207 万 t( 排出量合計の約 50%) で最も多く 次いで電気 ガス 熱供給 水道業が約 838 万 t( 同約 34%) となっている * 阪神地域 : 芦屋市 伊丹市 川西市 宝塚市 三田市 猪名川町を含む地域 業種 第 表産業廃棄物の業種別排出量 ( 平成 21 年度 ) 地域 神戸市 (t) 阪神地域 (t) 兵庫県 (t) 農業 - - 1,286,448 一次産業 漁業 - - 3,599 計 - - 1,290,047 鉱業 二次産業 建設業 744, ,318 2,331,090 製造業 1,269, ,772 12,072,629 計 2,014, ,091 14,403,821 電気 ガス 熱供給 水道業 1,579, ,240 8,379,456 情報通信業 8, ,920 運輸 郵便業 14,267 1,484 29,148 卸売 小売業 44,898 13, ,900 金融業 保険業 不動産業 物品賃貸業 7,127 2,306 18,179 学術研究 ,285 専門 技術サービス業三次産業宿泊業 飲食サービス業 8,315 2,356 21,989 生活関連サービス業 娯楽業 ,097 教育 学習支援業 医療 福祉 5,423 1,431 15,866 複合サービス業 サービス業 ( 他に分類されないもの ) 16,233 3,108 41,071 計 1,687, ,907 8,691,152 合計 3,701,184 1,296,998 24,385,019 注 :1. 計及び合計は 四捨五入の関係で内訳の合計と一致しないことがある 2. 神戸市 阪神地域については 一次産業は含まない 兵庫県廃棄物処理計画資料編 ( 兵庫県 平成 25 年 ) より作成 (174)

179 (2) 産業廃棄物処理施設の立地状況対象事業実施区域を中心とした半径約 50km 以内の市町にある産業廃棄物処理施設数は第 表 立地状況は第 図のとおりであり 中間処理施設が 846 施設 最終処分場が 21 施設ある 第 表 (1) 産業廃棄物処理施設数 ( 単位 : 施設 ) 種類県 市 町 中間処理施設 最終処分場 兵庫県 神戸市 46 5 芦屋市 0 0 尼崎市 49 0 西宮市 7 0 宝塚市 1 0 伊丹市 7 0 明石市 10 1 高砂市 8 0 姫路市 83 1 洲本市 4 0 加古川市 12 0 西脇市 6 1 三木市 11 1 川西市 3 0 小野市 5 0 三田市 9 0 加西市 8 0 篠山市 1 0 丹波市 11 0 淡路市 6 0 加東市 8 1 猪名川町 0 0 多可町 2 0 播磨町 5 0 福崎町 1 0 稲美町 8 0 大阪府 大阪市 吹田市 0 0 高槻市 14 0 茨木市 4 0 摂津市 14 0 島本町 0 0 豊中市 0 0 池田市 1 0 箕面市 1 0 豊能町 0 0 能勢町 2 0 守口市 1 0 枚方市 11 0 寝屋川市 6 0 大東市 (175)

180 第 表 (2) 産業廃棄物処理施設数 ( 単位 : 施設 ) 種類県 市 町 中間処理施設 最終処分場 大阪府 門真市 9 0 四條畷市 1 0 交野市 2 0 八尾市 30 0 柏原市 10 1 東大阪市 10 0 富田林市 1 0 河内長野市 1 0 松原市 9 0 羽曳野市 2 0 藤井寺市 0 0 大阪狭山市 1 0 太子町 0 0 河南町 1 0 千早赤阪村 5 0 堺市 53 0 泉大津市 5 0 和泉市 9 1 高石市 4 0 忠岡町 2 0 岸和田市 15 0 貝塚市 5 0 泉佐野市 3 0 泉南市 2 0 阪南市 2 0 熊取町 0 0 田尻町 1 0 岬町 0 0 京都府 京都市 38 0 宇治市 4 1 亀岡市 13 0 城陽市 5 0 向日市 4 0 長岡京市 5 0 八幡市 4 0 京田辺市 6 0 南丹市 7 1 木津川市 1 0 大山崎町 1 0 井手町 1 0 精華町 0 0 京丹波町 7 2 奈良県 奈良市 6 0 大和高田市 1 0 大和郡山市 5 0 御所市 4 1 生駒市 (176)

181 第 表 (3) 産業廃棄物処理施設数 ( 単位 : 施設 ) 種類県 市 町 中間処理施設 最終処分場 奈良県 香芝市 0 0 葛城市 3 0 平群町 1 1 三郷町 0 0 斑鳩町 0 0 安堵町 0 0 川西町 1 0 三宅町 0 0 上牧町 2 0 王寺町 0 0 広陵町 0 0 河合町 0 0 和歌山県和歌山市 43 0 橋本市 5 0 紀の川市 7 3 岩出市 2 0 かつらぎ町 1 0 合計 国土数値情報 ( 廃棄物処理施設データ平成 24 年度 ) ( 国土交通省 GIS ホームページ ) より作成 (177)

182 第 図 産業廃棄物処理施設の立地状況 (178)

183 3.2.8 環境の保全を目的として法令等により指定された地域その他の対象及び当該対象に係る規制の内容その他の環境の保全に関する施策の内容 1. 公害関係法令等 (1) 環境基準等 1 大気汚染大気汚染に係る環境基準は 環境基本法 ( 平成 5 年法律第 91 号 ) に基づき 第 表のとおり定められている なお 各環境基準は 工業専用地域 車道その他一般衆が通常生活していない地域又は場所については適用されない 第 表 大気汚染に係る環境基準 物質 環境上の条件 評価方法 1 時間値の1 日平均値が0.04ppm 以下であ 短期的評価 1 時間値の1 日平均値が0.04ppm 以下であり かつ 1 時間値が0.1ppm 以下であること 二酸化いおうり かつ 1 時間値が0.1ppm 以下である 1 日平均値の年間 2% 除外値が0.04ppm 以下で長期的こと あること ただし 1 日平均値が0.04ppmを超評価えた日が2 日以上連続しないこと 一酸化炭素 浮遊粒子状物質 光化学オキシダント 二酸化窒素 ベンゼン トリクロロエチレンテトラクロロエチレンジクロロメタン 微小粒子状物質 1 時間値の 1 日平均値が 10ppm 以下であり かつ 1 時間値の 8 時間平均値が 20ppm 以下であること 1 時間値の 1 日平均値が 0.10mg/m 3 以下であり かつ 1 時間値が 0.20mg/m 3 以下であること 1 時間値が 0.06ppm 以下であること 1 時間値の 1 日平均値が 0.04ppm から 0.06ppmまでのゾーン内又はそれ以下であること 1 年平均値が 0.003mg/m 3 以下であること 1 年平均値が0.2mg/m 3 以下であること 1 年平均値が0.2mg/m 3 以下であること 1 年平均値が0.15mg/m 3 以下であること 1 年平均値が 15μg/m 3 以下であり かつ 1 日平均値が 35μg/m 3 以下であること 短期的評価 長期的評価 短期的評価 長期的評価 1 時間値の1 日平均値が10ppm 以下であり かつ 1 時間値の8 時間平均値が20ppm 以下であること 1 日平均値の年間 2% 除外値が10ppm 以下であること ただし 1 日平均値が10ppmを超えた日が2 日以上連続しないこと 1 時間値の 1 日平均値が 0.10mg/m 3 以下であり かつ 1 時間値が0.20mg/m 3 以下であること 1 日平均値の年間 2% 除外値が0.10mg/m 3 以下であること ただし 1 日平均値が0.10mg/m 3 を超えた日が2 日以上連続しないこと 昼間 (6 時から 20 時まで ) の 1 時間値が 0.06ppm 以下であること 1 日平均値の年間 98% 値が 0.06ppm を超えないこと 短期基準として 1 日平均値の年間 98% 値が 35μg/m 3 以下であること 長期基準として 1 年平均値が 15μg/m 3 以下であること 備考 1. 浮遊粒子状物質とは 大気中に浮遊する粒子状物質であって その粒径が10μm 以下のものをいう 2. 光化学オキシダントとは オゾン パーオキシアセチルナイトレートその他の光化学反応により生成される酸化性物質 ( 中性ヨウ化カリウム溶液からヨウ素を遊離するものに限り 二酸化窒素を除く ) をいう 3. 微小粒子状物質とは 大気中に浮遊する粒子状物質であって 粒径が2.5μmの粒子を50% の割合で分離できる分粒装置を用いて より粒径の大きい粒子を除去した後に採取される粒子をいう 大気の汚染に係る環境基準について ( 昭和 48 年環境庁告示第 25 号 ) 二酸化窒素に係る環境基準について ( 昭和 53 年環境庁告示第 38 号 ) ベンゼン等による大気の汚染に係る環境基準について ( 平成 9 年環境庁告示第 4 号 ) 微小粒子状物質による大気の汚染に係る環境基準について ( 平成 21 年環境省告示第 33 号 ) より作成 (179)

184 2 騒音騒音に係る環境基準は 環境基本法 に基づき 第 表のとおり定められている 対象事業実施区域及びその周辺における類型指定の状況は 第 図のとおりである 第 表 騒音に係る環境基準 a. 道路に面する地域以外の地域 地域の類型 基準値昼間夜間 AA 50デシベル以下 40デシベル以下 A 及びB 55デシベル以下 45デシベル以下 C 60デシベル以下 50デシベル以下 注 :1. 時間の区分は 昼間を午前 6 時から午後 10 時までの間とし 夜間を午後 10 時から翌日の午前 6 時ま での間とする 2.AAを当てはめる地域は 療養施設 社会福祉施設等が集合して設置される地域など特に静穏を要 する地域とする 3.Aを当てはめる地域は 専ら住居の用に供される地域とする 4.Bを当てはめる地域は 主として住居の用に供される地域とする 5.Cを当てはめる地域は 相当数の住居と併せて商業 工業等の用に供される地域とする b. 道路に面する地域 地域の区分 基準値昼間夜間 A 地域のうち2 車線以上の車線を有する道路に面する地域 60デシベル以下 55デシベル以下 B 地域のうち2 車線以上の車線を有する道路に面する地域及びC 地域のうち車線を有する道路に面する地域 65デシベル以下 60デシベル以下 備考 車線とは 1 縦列の自動車が安全かつ円滑に走行するために必要な一定の幅員を有する帯状の 車道部分をいう この場合において 幹線交通を担う道路に近接する空間については 上表にかかわらず 特例として次表の基準値の欄に掲げるとおりとする 基準値昼間夜間 70デシベル以下 65デシベル以下 備考 個別の住居等において騒音の影響を受けやすい面の窓を主として閉めた生活が営まれていると認められるときは 屋内へ透過する騒音に係る基準 ( 昼間にあっては45デシベル以下 夜間にあっては40デシベル以下 ) によることができる 注 : 幹線交通を担う道路 及び 幹線交通を担う道路に近接する空間 については 環境庁大気保全局長通知 ( 平成 10 年環大企第 257 号 ) により 次のとおり定められている (1) 幹線交通を担う道路 とは 高速自動車道 一般国道 都道府県道及び市町村道( 市町村道にあっては4 車線以上の区間に限る ) 等 (2) 幹線交通を担う道路に近接する空間 とは 以下のように車線数の区分に応じて道路の敷地境界線からの距離によりその範囲が特定される 2 車線以下の車線を有する幹線交通を担う道路 :15m 2 車線を超える車線を有する幹線交通を担う道路 :20m 騒音に係る環境基準について ( 平成 10 年環境庁告示第 64 号 ) より作成 (180)

185 第 図環境基準の類型指定 ( 騒音 ) (181)

186 3 水質汚濁水質汚濁に係る環境基準は 環境基本法 に基づき 第 表のとおり定められている このうち 人の健康の保護に関する環境基準 は 全公共用水域に 生活環境の保全に関する環境基準 は 各公共用水域が該当する水域類型ごとに定められている 対象事業実施区域の周辺海域における類型指定の状況は 第 図のとおりであり 一般項目についてはC 類型に 栄養塩類についてはⅣ 類型に 水生生物については生物 A 類型に指定されている 地下水についても水質汚濁に係る環境基準が定められており 第 表のとおり定められている 第 表 (1) 水質汚濁に係る環境基準 a. 人の健康の保護に関する環境基準項目 基準値 項目 基準値 カドミウム 0.003mg/L 以下 1,1,2-トリクロロエタン 0.006mg/L 以下 全シアン 検出されないこと トリクロロエチレン 0.01mg/L 以下 鉛 0.01mg/L 以下 テトラクロロエチレン 0.01mg/L 以下 六価クロム 0.05mg/L 以下 1,3-ジクロロプロペン 0.002mg/L 以下 砒素 0.01mg/L 以下 チウラム 0.006mg/L 以下 総水銀 mg/L 以下 シマジン 0.003mg/L 以下 アルキル水銀 検出されないこと チオベンカルブ 0.02mg/L 以下 PCB 検出されないこと ベンゼン 0.01mg/L 以下 ジクロロメタン 0.02mg/L 以下 セレン 0.01mg/L 以下 四塩化炭素 0.002mg/L 以下 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 10mg/L 以下 1,2-ジクロロエタン 0.004mg/L 以下 ふっ素 0.8mg/L 以下 1,1-ジクロロエチレン 0.1mg/L 以下 ほう素 1mg/L 以下 シス-1,2-ジクロロエチレン 0.04mg/L 以下 1,4-ジオキサン 0.05mg/L 以下 1,1,1-トリクロロエタン 1mg/L 以下 備考 1. 基準値は年間平均値とする ただし 全シアンに係る基準値については 最高値とする 2. 検出されないこと とは 本告示の測定方法の項に掲げる方法により測定した場合におい て その結果が当該方法の定量限界を下回ることをいう 3. 海域については ふっ素及びほう素の基準値は適用しない 4. 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素の濃度は 規格 又は43.2.5により測定された硝 酸イオンの濃度に換算係数 を乗じたものと規格 43.1により測定された亜硝酸イオンの 濃度に換算係数 を乗じたものの和とする 水質汚濁に係る環境基準について ( 昭和 46 年環境庁告示第 59 号 ) より作成 (182)

187 第 表 (2) 水質汚濁に係る環境基準 b. 生活環境の保全に関する環境基準 ( 河川 一般項目 ) 項目利用目的の適応性 類型 AA A B C D E 水道 1 級 自然環境保全及びA 以下の欄に掲げるもの水道 2 級 水産 1 級 水浴及びB 以下の欄に掲げるもの水道 3 級 水産 2 級及びC 以下の欄に掲げるもの水産 3 級 工業用水 1 級及びD 以下の欄に掲げるもの工業用水 2 級 農業用水及びEの欄に掲げるもの 工業用水 3 級 環境保全 水素イオン濃度 (ph) 6.5 以上 8.5 以下 6.5 以上 8.5 以下 6.5 以上 8.5 以下 6.5 以上 8.5 以下 6.0 以上 8.5 以下 6.0 以上 8.5 以下 生物化学的酸素要求量 (BOD) 基準値 浮遊物質量 (SS) 溶存酸素量 (DO) 1mg/L 以下 25mg/L 以下 7.5mg/L 以上 2mg/L 以下 25mg/L 以下 7.5mg/L 以上 3mg/L 以下 25mg/L 以下 5mg/L 以上 大腸菌群数 50MPN /100mL 以下 1,000MPN /100mL 以下 5,000MPN /100mL 以下 5mg/L 以下 50mg/L 以下 5mg/L 以上 - 8mg/L 以下 100mg/L 以下 2mg/L 以上 - 10mg/L 以下 ごみ等の浮遊が認められないこと 2mg/L 以上 - 備考 1. 基準値は 日間平均値とする ( 湖沼 海域もこれに準ずる ) 2. 農業用利水点については 水素イオン濃度 6.0 以上 7.5 以下 溶存酸素量 5mg/L 以上とする ( 湖沼もこれに準ずる ) 注 :1. 自然環境保全 : 自然探勝等の環境保全 2. 水道 1 級 : ろ過等による簡易な浄水操作を行うもの水道 2 級 : 沈殿ろ過等による通常の浄水操作を行うもの水道 3 級 : 前処理等を伴う高度の浄水操作を行うもの 3. 水産 1 級 : ヤマメ イワナ等貧腐水性水域の水産生物用並びに水産 2 級及び水産 3 級の水産生物用水産 2 級 : サケ科魚類及びアユ等貧腐水性水域の水産生物用及び水産 3 級の水産生物用水産 3 級 : コイ フナ等 β- 中腐水性水域の水産生物用 4. 工業用水 1 級 : 沈殿等による通常の浄水操作を行うもの工業用水 2 級 : 薬品注入等による高度の浄水操作を行うもの工業用水 3 級 : 特殊の浄水操作を行うもの 5. 環境保全 : 国民の日常生活 ( 沿岸の遊歩等を含む ) において不快感を生じない限度 水質汚濁に係る環境基準について ( 昭和 46 年環境庁告示第 59 号 ) より作成 (183)

188 第 表 (3) 水質汚濁に係る環境基準 c. 生活環境の保全に関する環境基準 ( 河川 全亜鉛 ノニルフェノール 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩 ) 基準値 類型 項目 水生生物の生息状況の適応性 全亜鉛 ノニルフェノール 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩 生物 A 生物特 A 生物 B 生物特 B イワナ サケマス等比較的低温域を好む水生生物及びこれらの餌生物が生息する水域生物 Aの水域のうち 生物 Aの欄に掲げる水生生物の産卵場 ( 繁殖場 ) 又は幼稚仔の生育場として特に保全が必要な水域コイ フナ等比較的高温域を好む水生生物及びこれらの餌生物が生息する水域 生物 A 又は生物 B の水域のうち 生物 B の欄に掲げる水生生物の産卵場 ( 繁殖場 ) 又は幼稚仔の生育場として特に保全が必要な水域 0.03mg/L 以下 0.001mg/L 以下 0.03mg/L 以下 0.03mg/L 以下 mg/L 以下 0.02mg/L 以下 0.03mg/L 以下 0.002mg/L 以下 0.05mg/L 以下 0.03mg/L 以下 0.002mg/L 以下 0.04mg/L 以下 備考 基準値は 年間平均値とする ( 湖沼 海域もこれに準ずる ) 水質汚濁に係る環境基準について ( 昭和 46 年環境庁告示第 59 号 ) より作成 (184)

189 第 表 (4) 水質汚濁に係る環境基準 d. 生活環境の保全に関する環境基準 ( 海域 一般項目 ) 項目利用目的の適応性 類型 A B 水産 1 級 水浴 自然環境保全及びB 以下の欄に掲げるもの水産 2 級 工業用水及びCの欄に掲げるもの 水素イオン濃度 (ph) 7.8 以上 8.3 以下 7.8 以上 8.3 以下 化学的酸素要求量 (COD) 2mg/L 以下 基準値 溶存酸素量 (DO) 7.5mg/L 以上 大腸菌群数 1,000MPN /100mL 以下 3mg/L 以下 5mg/L 以上 - n- ヘキサン抽出物質 ( 油分等 ) 検出されないこと 検出されないこと 7.0 以上 C 環境保全 8mg/L 以下 2mg/L 以上 以下 備考 水産 1 級のうち 生食用原料カキの養殖の利水点については 大腸菌群数 70MPN/100mL 以下とする 注 :1. 自然環境保全 : 自然探勝等の環境保全 2. 水産 1 級 : マダイ ブリ ワカメ等の水産生物用及び水産 2 級の水産生物用水産 2 級 : ボラ ノリ等の水産生物用 3. 環境保全 : 国民の日常生活 ( 沿岸の遊歩等を含む ) において不快感を生じない限度 e. 生活環境の保全に関する環境基準 ( 海域 栄養塩類 ) 項目基準値利用目的の適応性類型全窒素全燐 Ⅰ 自然環境保全及びⅡ 以下の欄に掲げるもの ( 水産 2 種及び3 種を除く ) 0.2mg/L 以下 0.02mg/L 以下 Ⅱ 水産 1 種 水浴及びⅢ 以下の欄に掲げるもの ( 水産 2 種及び3 種を除く ) 0.3mg/L 以下 0.03mg/L 以下 Ⅲ 水産 2 種及びⅣの欄に掲げるもの ( 水産 3 種を除く ) 0.6mg/L 以下 0.05mg/L 以下 Ⅳ 水産 3 種工業用水生物生息環境保全 1mg/L 以下 0.09mg/L 以下 備考 1. 基準値は 年間平均値とする 2. 水域類型の指定は 海洋植物プランクトンの著しい増殖を生ずるおそれがある海域につい て行うものとする 注 :1. 自然環境保全 : 自然探勝等の環境保全 2. 水産 1 種 : 底生魚介類を含め多様な水産生物がバランス良く かつ 安定して漁獲される 水産 2 種 : 一部の底生魚介類を除き 魚類を中心とした水産生物が多獲される 水産 3 種 : 汚濁に強い特定の水産生物が主に漁獲される 3. 生物生息環境保全 : 年間を通して底生生物が生息できる限度 水質汚濁に係る環境基準について ( 昭和 46 年環境庁告示第 59 号 ) より作成 (185)

190 第 表 (5) 水質汚濁に係る環境基準 f. 生活環境の保全に関する環境基準 ( 海域 全亜鉛 ノニルフェノール 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩 ) 基準値 類型 項目 水生生物の生息状況の適応性 全亜鉛 ノニルフェノール 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩 生物 A 水生生物の生息する水域 0.02mg/L 以下 0.001mg/L 以下 0.01mg/L 以下 生物特 A 生物 A の水域のうち 水生生物の産卵場 ( 繁殖場 ) 又は幼稚仔の生育場として特に保全が必要な水域 0.01mg/L 以下 mg/L 以下 0.006mg/L 以下 備考 基準値は 年間平均値とする 水質汚濁に係る環境基準について ( 昭和 46 年環境庁告示第 59 号 ) より作成 第 表 地下水の水質汚濁に係る環境基準 a. 人の健康の保護に関する環境基準 ( 地下水 ) 項目 基準値 項目 基準値 カドミウム 0.003mg/L 以下 1,1,1-トリクロロエタン 1mg/L 以下 全シアン 検出されないこと 1,1,2-トリクロロエタン 0.006mg/L 以下 鉛 0.01mg/L 以下 トリクロロエチレン 0.01mg/L 以下 六価クロム 0.05mg/L 以下 テトラクロロエチレン 0.01mg/L 以下 砒素 0.01mg/L 以下 1,3-ジクロロプロペン 0.002mg/L 以下 総水銀 mg/L 以下 チウラム 0.006mg/L 以下 アルキル水銀 検出されないこと シマジン 0.003mg/L 以下 PCB 検出されないこと チオベンカルブ 0.02mg/L 以下 ジクロロメタン 0.02mg/L 以下 ベンゼン 0.01mg/L 以下 四塩化炭素 0.002mg/L 以下 セレン 0.01mg/L 以下 塩化ビニルモノマー 0.002mg/L 以下 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 10mg/L 以下 1,2-ジクロロエタン 0.004mg/L 以下 ふっ素 0.8mg/L 以下 1,1-ジクロロエチレン 0.1mg/L 以下 ほう素 1mg/L 以下 1,2-ジクロロエチレン 0.04mg/L 以下 1,4-ジオキサン 0.05mg/L 以下 備考 1. 基準値は年間平均値とする ただし 全シアンに係る基準値については 最高値とする 2. 検出されないこと とは 本告示の測定方法の欄に掲げる方法により測定した場合におい て その結果が当該方法の定量限界を下回ることをいう 3. 硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素の濃度は 規格 K0102の 又は43.2.6により 測定された硝酸イオンの濃度に換算係数 を乗じたものと規格 K0102の43.1により測定され た亜硝酸イオンの濃度に換算係数 を乗じたものの和とする 4.1,2-ジクロロエチレンの濃度は 規格 K0125の 又は5.3.2により測定されたシス体の濃 度と規格 K0125の 又は5.3.1により測定されたトランス体の濃度の和とする 地下水の水質汚濁に係る環境基準について ( 平成 9 年環境庁告示第 10 号 ) より作成 (186)

191 第 図環境基準の類型指定 ( 海域 河川 ) (187)

192 4 土壌汚染土壌の汚染に係る環境基準は 環境基本法 に基づき 第 表のとおり定められている 第 表 土壌の汚染に係る環境基準 項目 環境上の条件 カドミウム 検液 1Lにつき0.01mg 以下であり かつ 農用地においては 米 1kgにつき0.4mg 以下であること 全シアン 検液中に検出されないこと 有機燐 検液中に検出されないこと 鉛 検液 1Lにつき0.01mg 以下であること 六価クロム 検液 1Lにつき0.05mg 以下であること 砒素 検液 1Lにつき0.01mg 以下であり かつ 農用地 ( 田に限る ) においては 土壌 1 kgにつき15mg 未満であること 総水銀 検液 1Lにつき0.0005mg 以下であること アルキル水銀 検液中に検出されないこと PCB 検液中に検出されないこと 銅 農用地 ( 田に限る ) において 土壌 1kgにつき125mg 未満であること ジクロロメタン 検液 1Lにつき0.02mg 以下であること 四塩化炭素 検液 1Lにつき0.002mg 以下であること 1,2-ジクロロエタン 検液 1Lにつき0.004mg 以下であること 1,1-ジクロロエチレン 検液 1Lにつき0.1mg 以下であること シス-1,2-ジクロロエチレン 検液 1Lにつき0.04mg 以下であること 1,1,1-トリクロロエタン 検液 1Lにつき1mg 以下であること 1,1,2-トリクロロエタン 検液 1Lにつき0.006mg 以下であること トリクロロエチレン 検液 1Lにつき0.03mg 以下であること テトラクロロエチレン 検液 1Lにつき0.01mg 以下であること 1,3-ジクロロプロペン 検液 1Lにつき0.002mg 以下であること チウラム 検液 1Lにつき0.006mg 以下であること シマジン 検液 1Lにつき0.003mg 以下であること チオベンカルブ 検液 1Lにつき0.02mg 以下であること ベンゼン 検液 1Lにつき0.01mg 以下であること セレン 検液 1Lにつき0.01mg 以下であること ふっ素 検液 1Lにつき0.8mg 以下であること ほう素 検液 1Lにつき1mg 以下であること 備考 1. 環境上の条件のうち検液中濃度に係るものにあっては 本告示の付表に定める方法により検液を作成し これを用い て測定を行うものとする 2. カドミウム 鉛 六価クロム 砒素 総水銀 セレン ふっ素及びほう素に係る環境上の条件のうち検液中濃度に係 る値にあっては 汚染土壌が地下水面から離れており かつ 原状において当該地下水中のこれらの物質の濃度がそ れぞれ地下水 1Lにつき0.01mg 0.01mg 0.05mg 0.01mg mg 0.01mg 0.8mg 及び1mgを超えていない場合 には それぞれ検液 1Lにつき0.03mg 0.03mg 0.15mg 0.03mg mg 0.03mg 2.4mg 及び3mgとする 3. 検液中に検出されないこと とは 本告示の測定方法の欄に掲げる方法により測定した場合において その結果が 当該方法の定量限界を下回ることをいう 4. 有機燐とは パラチオン メチルパラチオン メチルジメトン及びEPNをいう 注 : これらの環境基準は 汚染が専ら自然的原因によることが明らかであると認められる場所及び原材料の堆積場 廃棄物の埋立地その他の上表の項目の欄に掲げる項目に係る物質の利用又は処分を目的として現にこれらを集積 している施設に係る土壌については 適用しない 土壌の汚染に係る環境基準について ( 平成 3 年環境庁告示第 46 号 ) より作成 (188)

193 5 ダイオキシン類ダイオキシン類に係る環境基準は ダイオキシン類対策特別措置法 ( 平成 11 年法律第 105 号 ) に基づき 第 表のとおり定められている 第 表ダイオキシン類による大気の汚染 水質の汚濁 ( 水底の底質の汚染を含む ) 及び土壌の汚染に係る環境基準媒体基準値 大気 0.6pg-TEQ/m 3 以下 水質 ( 水底の底質を除く ) 水底の底質 1pg-TEQ/L 以下 150pg-TEQ/g 以下 土壌 1,000pg-TEQ/g 以下 備考 1. 基準値は 2,3,7,8- 四塩化ジベンゾ - パラ - ジオキシンの毒性に換算した値とする 2. 大気及び水質 ( 水底の底質を除く ) の基準値は 年間平均値とする 3. 土壌中に含まれるダイオキシン類をソックスレー抽出又は高圧流体抽出し 高分解能ガスクロマトグラフ質量分析計 ガスクロマトグラフ四重極形質量分析計又はガスクロマトグラフ三次元四重極形質量分析計により測定する方法 ( この表の土壌の欄に掲げる測定方法を除く 以下 簡易測定方法 という ) により測定した値 ( 以下 簡易測定値 という ) に 2 を乗じた値を上限 簡易測定値に 0.5 を乗じた値を下限とし その範囲内の値をこの表の土壌の欄に掲げる測定方法により測定した値とみなす 4. 土壌にあっては 環境基準が達成されている場合であって 土壌中のダイオキシン類の量が 250pg-TEQ/g 以上の場合 ( 簡易測定方法により測定した場合にあっては 簡易測定値に 2 を乗じた値が 250pg-TEQ/g 以上の場合 ) には 必要な調査を実施することとする 注 :1. 大気の汚染に係る環境基準は 工業専用地域 車道その他一般公衆が通常生活していない地域又は場所については適用しない 2. 水質の汚濁 ( 水底の底質の汚染を除く ) に係る環境基準は 公共用水域及び地下水について適用する 3. 水底の底質の汚染に係る環境基準は 公共用水域の水底の底質について適用する 4. 土壌の汚染に係る環境基準は 廃棄物の埋立地その他の場所であって 外部から適切に区別されている施設に係る土壌については適用しない ダイオキシン類による大気の汚染 水質の汚濁 ( 水底の底質の汚染を含む ) 及び土壌の汚染に係る環境基準について ( 平成 11 年環境庁告示第 68 号 ) より作成 (189)

194 (2) 規制基準等 1 大気汚染大気汚染に関しては 大気汚染防止法 ( 昭和 43 年法律第 97 号 ) 及び 環境の保全と創造に関する条例 ( 平成 7 年兵庫県条例第 28 号 ) に基づき 規制が行われている a. 硫黄酸化物に関する基準硫黄酸化物については 大気汚染防止法 により 地域の区分ごとに定められた規制基準が適用されている 対象事業に適用される排出基準は以下のとおりである なお 環境の保全と創造に関する条例 においても法と同じ基準が定められている q=k H e 算式の符号 q : 硫黄酸化物の量 (m 3 N/h) K : 地域ごとに定められる値 ( 対象事業に適用される値 :1.17) H e : 次の算式によるものとする H e =H o +0.65(H m +H t ) Q V H m = V 1 H t = Q (T-288) (2.30 logj+ -1) J 1 V J= ( )+1 Q V T-288 H e H o Q V T : 補正された排出口の高さ (m) : 排出口の実高さ (m) : 温度 15 における排出ガスの流量 (m 3 /s) : 排出ガスの排出速度 (m/s) : 排出ガスの温度 (K) また 対象事業実施区域の位置する神戸市は 大気汚染防止法 第 5 条の2 第 1 項の規定に基づく地域に指定されており 硫黄酸化物の総量規制基準が適用される b. ばいじんに関する基準ばいじんについては 大気汚染防止法 及び 環境の保全と創造に関する条例 に基づき ばい煙発生施設の種類 使用燃料の種類及び規模ごとに定められた排出基準が適用される 対象事業に適用される排出基準は 第 表のとおりである (190)

195 第 表 (1) ばいじんに係る規制基準 物質 規制対象施設 排出基準 ばいじん 石炭燃焼ボイラー ( 排出ガス量 20 万 m 3 N/h 以上 ) 0.10g/m 3 N 注 : ばいじんの量は 以下の式により算出されたものとする 21-O n C = 21-O s C s C : ばいじんの量 (g) O n : 石炭燃焼ボイラーの場合は 6(%) O s : 排出ガス中の酸素の濃度 ( 当該濃度が 20% を超える場合にあっては 20% とする )(%) C s : 日本工業規格 Z8808 に定める方法により測定されたばいじんの量 (g) 大気汚染防止法施行令 ( 昭和 43 年政令第 329 号 ) 大気汚染防止法施行規則 ( 昭和 46 年厚生省 通商産業省令第 1 号 ) より作成 第 表 (2) ばいじんに係る規制基準 物質 規制対象施設 排出基準 ばいじん その他のもの 0.40g/m 3 N 環境の保全と創造に関する条例の規定に基づく工場等における規制基準 ( 平成 8 年兵庫県告示第 542 号 ) より作成 c. 窒素酸化物に関する基準窒素酸化物については 大気汚染防止法 に基づき ばい煙発生施設の種類 使用燃料の種類及び規模ごとに定められた排出基準が適用される 対象事業に適用される排出基準は 第 表のとおりである なお 対象事業実施区域の位置する神戸市は 同法規定に基づく総量規制地域に指定されていないが 阪神地域窒素酸化物総量削減基本方針 ( 平成 5 年兵庫県告示第 1730 号の 3) の規定に基づき 窒素酸化物排出量を指導する工場 事業場の規模及び指導基準等に関し 大規模工場 事業場に係る窒素酸化物総量指導指針 ( 平成 5 年兵庫県告示第 1730 号の 5) が定められている 第 表 窒素酸化物に係る規制基準 物質規制対象施設排出基準 固体燃料の燃焼ボイラー窒素酸化物 ( 排ガス量 70 万 m 3 N/h 以上 ) 注 : 窒素酸化物の量は 以下の式により算出されたものとする 200cm 3 /m 3 N (=200ppm) C = 21-O n 21-O s C s C : 窒素酸化物の量 (cm 3 ) O n : 固体燃料の燃焼ボイラーの場合は6(%) O s : 排出ガス中の酸素の濃度 ( 当該濃度が 20% を超える場合にあっては 20% とする )(%) C s : 日本工業規格 K0104 に定める方法により測定された窒素酸化物の濃度を温度が零度であって圧力が1 気圧の状態における排出ガス1m 3 中の量に換算したもの (cm 3 ) 大気汚染防止法施行令 ( 昭和 43 年政令第 329 号 ) 大気汚染防止法施行規則 ( 昭和 46 年厚生省 通商産業省令第 1 号 ) より作成 (191)

196 d. 自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域神戸市は 自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法 ( 平成 4 年法律第 70 号 ) の対策地域に指定されている また 神戸市の東灘区及び灘区は 環境の保全と創造に関する条例 において 排出基準を満たさない自動車の運行を規制する特別対策地域に指定されている 2 騒音騒音に関しては 騒音規制法 ( 昭和 43 年法律第 98 号 ) 及び 環境の保全と創造に関する条例 に基づき 規制する地域 ( 指定地域 ) を指定して工場騒音 建設作業騒音 自動車騒音に対して規制が行われている a. 工場騒音の規制基準工場騒音については 騒音規制法 及び 環境の保全と創造に関する条例 に基づき 指定地域内の特定工場等に対して規制が行われている 対象事業実施区域及びその周辺における特定工場等の騒音に係る規制基準は第 表 指定区域の指定状況は第 図のとおりであり 環境の保全と創造に関する条例 における指定地域及び基準値は 騒音規制法 と同じものが定められている 対象事業実施区域は臨港地区であり 騒音規制法 の特定工場等において発生する騒音の規制基準は適用されないが 環境の保全と創造に関する条例 では 都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 ) 第 8 条第 1 項第 1 号及び第 9 号に掲げる工業専用地域又は臨港地区が第 2 種区域 第 3 種区域又は第 4 種区域と隣接する場合 各区域との境界線から 100 メートルの区域内における規制基準は 第 4 種区域の規制基準が適用されることから 対象事業実施区域の北側に第 4 種区域の規制基準が適用される 第 表 特定工場等の騒音に係る規制基準 区域の区分 時間の区分 昼間朝夕夜間 午前 8 時から午後 6 時まで 午前 6 時から午前 8 時まで午後 6 時から午後 10 時まで 午後 10 時から翌日の午前 6 時まで 第 1 種区域 50デシベル 45デシベル 40デシベル 第 2 種区域 60デシベル 50デシベル 45デシベル 第 3 種区域 65デシベル 60デシベル 50デシベル 第 4 種区域 70デシベル 70デシベル 60デシベル 備考 1. この表の区域の区分は 騒音規制法第 3 条第 1 項に基づき神戸市が指定する地域の区分によるものと する 2. 第 2 種区域 第 3 種区域又は第 4 種区域の区域内に所在する学校教育法第 1 条に規定する学校 児童 福祉法第 7 条第 1 項に規定する保育所 医療法第 1 条の5 第 1 項に規定する病院及び同条第 2 項に規 定する診療所のうち患者を入院させるための施設を有するもの 図書館法第 2 条第 1 項に規定する図 書館並びに老人福祉法第 5 条の3に規定する特別養護老人ホーム 幼保連携型認定こども園の敷地の 周囲おおむね50mの区域内における当該基準は この表の値から5デシベルを減じた値とする 騒音規制法による騒音を防止することにより住民の生活環境を保全する必要がある地域の指定 ( 平成 25 年神戸市告示第 819 号 ) 騒音規制法の規定に基づく時間及び区域の区分ごとの規制基準の指定 ( 昭和 61 年神戸市告示第 253 号 ) 工場 事業場に対する騒音 振動の規制について ( 神戸市ホームページ ) 騒音規制法の規定に基づく規制地域の指定及び規制基準の設定 ( 平成 24 年芦屋市告示第 44 号 ) 平成 24 年芦屋市告示第 44 号の一部改正 ( 平成 26 年芦屋市告示第 106 号 ) 環境の保全と創造に関する条例の規定に基づく工場等における規制基準 ( 平成 8 年兵庫県告示第 542 号 ) より作成 (192)

197 b. 建設作業騒音の規制基準特定建設作業については 騒音規制法 及び 環境の保全と創造に関する条例 で規定する特定建設作業に対して規制が行われている 特定建設作業に伴って発生する騒音に係る規制基準は第 表のとおりであり 環境の保全と創造に関する条例 においても法に基づくものと同じ基準値が定められている 対象事業実施区域は臨港地区であり 騒音規制法 及び 環境の保全と創造に関する条例 の特定建設作業に伴って発生する騒音の規制基準は適用されない 第 表 特定建設作業に伴って発生する騒音に係る規制基準 規制の種別 区域 規制基準 騒音の基準値 第 1 号及び第 2 号 85デシベル 作業時間 第 1 号午後 7 時から翌日の午前 7 時の時間内でないこと第 2 号午後 10 時から翌日の午前 6 時の時間内でないこと 1 日当たりの 第 1 号 10 時間を超えないこと 作業時間 第 2 号 14 時間を超えないこと 作業期間 第 1 号及び第 2 号 連続 6 日を超えないこと 作業日 第 1 号及び第 2 号 日曜日その他の休日でないこと 備考 1. 基準値は 特定建設作業の場所の敷地の境界線での値 2. 第 1 号の区域及び第 2 号の区域は 次のとおりである (1) 第 1 号の区域 1 第 1 種低層住居専用地域 第 2 種低層住居専用地域 第 1 種中高層住居専用地域 第 2 種中高層住居 専用地域 第 1 種住居地域 第 2 種住居地域 準住居地域 近隣商業地域 商業地域 準工業地 域 市街化調整区域 2 工業地域及び工業専用地域 ( 内陸部に限る ) のうち学校教育法第 1 条に規定する学校 児童福祉法第 7 条第 1 項に規定する保育所 医療法第 1 条の5 第 1 項に規定する病院及び同条第 2 項に規定する診療所のうち患者を 入院させるための施設を有するもの 図書館法第 2 条第 1 項に規定する図書館並びに老人福祉法第 5 条の 3に 規定する特別養護老人ホーム 幼保連携型認定こども園の敷地の周囲おおむね 80m 以内の区域内 (2) 第 2 号の区域 工業地域及び工業専用地域 ( 第 1 号の区域を除く ) 特定建設作業に伴って発生する騒音の規制に関する基準 ( 昭和 43 年厚生省 建設省告示第 1 号 ) 特定建設作業に伴って発生する騒音の規制に関する基準の別表第 1 号の区域の指定 ( 昭和 61 年神戸市告示第 254 号 ) 建設工事に係る騒音 振動の規制について ( 神戸市ホームページ ) 特定建設作業に伴って発生する騒音の規制に関する基準の別表第 1 号の市長が指定した区域 ( 平成 24 年芦屋市告示第 44-3 号 ) 環境の保全と創造に関する条例の規定に基づく特定建設作業に伴って発生する騒音又は振動の基準 ( 平成 13 年兵庫県告示第 274 号 ) より作成 (193)

198 第 図 騒音の規制区域指定状況 (194)

199 c. 自動車騒音の要請限度自動車騒音については 騒音規制法 により要請限度が第 表のとおり定められており 区域の指定状況は第 図のとおりである 第 表 自動車騒音の要請限度 時間の区分 区域の区分 1.a 区域及びb 区域のうち一車線を有する道路に面する区域 2.a 区域のうち二車線以上の車線を有する道路に面する区域 3.b 区域のうち二車線以上の車線を有する道路に面する区域及びc 区域のうち車線を有する道路に面する区域 昼間午前 6 時から午後 10 時まで 夜間午後 10 時から翌日の午前 6 時まで 65 デシベル 55 デシベル 70 デシベル 65 デシベル 75 デシベル 70 デシベル 備考 1. 上表に掲げる区域のうち幹線交通を担う道路に近接する区域 (2 車線以下の車線を有する道路の場合は道路の敷地の境界線から 15m 2 車線を超える車線を有する道路の場合は道路の敷地の境界線から 20m までの範囲をいう ) に係る限度は 上表にかかわらず 昼間においては 75 デシベル 夜間においては 70 デシベルとする 2.a 区域 : (1) 騒音規制法の地域指定及び区域の区分について ( 昭和 61 年神戸市告示第 252 号 以下 神戸市告示第 252 号 という ) により指定された地域のうち 第 1 種区域として区分した区域 (2) 神戸市告示第 252 号において指定された地域のうち 第 2 種区域 ( 第 1 種中高層住居専用地域及び第 2 種中高層住居専用地域に限る ) として区分した区域 3.b 区域 : 神戸市告示第 252 号において指定された地域のうち 第 2 種区域 (2 の (2) に掲げる地域を除く ) として区分した区域 4.c 区域 : 神戸市告示第 252 号において指定された地域のうち 第 3 種区域及び第 4 種区域として区分した区域 騒音規制法第 17 条第 1 項の規定に基づく指定地域内における自動車騒音の限度を定める省令 ( 平成 12 年総理府令第 15 号 ) 騒音規制法第 17 条第 1 項の規定に基づく指定地域内における自動車騒音の限度を定める省令別表の備考欄に規定する区域の指定 ( 平成 13 年神戸市告示第 313 号 ) 自動車騒音の限度を定める省令に係る区域の指定 ( 平成 24 年芦屋市告示第 44-2 号 ) より作成 (195)

200 第 図 自動車騒音の要請限度区域指定状況 (196)

201 3 振動振動に関しては 振動規制法 ( 昭和 51 年法律第 64 号 ) 及び 環境の保全と創造に関する条例 に基づき 規制する地域 ( 指定地域 ) を指定して工場振動 建設作業振動 自動車振動に対して規制が行われている a. 工場振動の規制基準工場振動については 振動規制法 及び 環境の保全と創造に関する条例 に基づき 指定地域内の特定工場等に対して規制が行われている 対象事業実施区域及びその周辺における特定工場等の振動に係る規制基準は第 表 指定区域の指定状況は第 図のとおりであり 環境の保全と創造に関する条例 における指定地域及び基準値は 振動規制法 と同じものが定められている 対象事業実施区域は臨港地区であり 振動規制法 及び 環境の保全と創造に関する条例 の特定工場等において発生する振動の規制基準は適用されない 第 表 特定工場等の振動に係る規制基準 時間の区分昼間夜間区域の区分午前 8 時から午後 7 時まで午後 7 時から翌日の午前 8 時まで第 1 種区域 60デシベル 55デシベル第 2 種区域 65デシベル 60デシベル 備考 1. 第 1 種区域及び第 2 種区域は 次の都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 ) に定められた地域である (1) 第 1 種区域 第 1 種低層住居専用地域 第 2 種低層住居専用地域 第 1 種中高層住居専用地域 第 2 種中高層住居専用地域 第 1 種住居地域 第 2 種住居地域 準住居地域及び市街化調整区域 (2) 第 2 種区域 近隣商業地域 商業地域 準工業地域 工業地域 2. 第 1 種区域 第 2 種区域の区域内に所在する学校教育法第 1 条に規定する学校 児童福祉法第 7 条第 1 項に規定する保育所 医療法第 1 条の5 第 1 項に規定する病院及び同条第 2 項に規定する診療所のうち患者を入院させるための施設を有するもの 図書館法第 2 条第 1 項に規定する図書館並びに老人福祉法第 5 条の3に規定する特別養護老人ホーム 幼保連携型認定こども園の敷地の周囲おおむね50mの区域内における当該基準は この表の値から5デシベルを減じた値とする 振動規制法による振動を防止することにより住民の生活環境を保全する必要がある地域の指定 ( 平成 25 年神戸市告示第 818 号 ) 振動規制法の規定に基づく時間及び区域の区分ごとの規制基準の指定 ( 昭和 61 年神戸市告示第 257 号 ) 工場 事業場に対する騒音 振動の規制について ( 神戸市ホームページ ) 振動規制法の規定に基づく規制地域の指定及び規制基準の設定 ( 平成 24 年芦屋市告示第 43 号 ) 平成 24 年芦屋市告示第 43 号の一部改正 ( 平成 26 年芦屋市告示第 104 号 ) 環境の保全と創造に関する条例の規定に基づく工場等における規制基準 ( 平成 8 年兵庫県告示第 542 号 ) より作成 (197)

202 第 図 振動の規制区域指定状況及び道路交通振動の要請限度区域指定状況 (198)

203 b. 建設作業振動の規制基準建設作業振動については 振動規制法 で規定する特定建設作業に対して規制が行われている 特定建設作業に伴って発生する振動に係る規制基準は第 表のとおりであり 環境の保全と創造に関する条例 においても法に基づくものと同じ基準値が定められている 対象事業実施区域は臨港地区であり 振動規制法 及び 環境の保全と創造に関する条例 の特定建設作業に伴って発生する振動の規制基準は適用されない 第 表 特定建設作業に伴って発生する振動に係る規制基準 規制の種別 区域 規制基準 振動の基準値 第 1 号及び第 2 号 75デシベル 作業時間 第 1 号午後 7 時から翌日の午前 7 時の時間内でないこと第 2 号午後 10 時から翌日の午前 6 時の時間内でないこと 1 日当たりの 第 1 号 10 時間を超えないこと 作業時間 第 2 号 14 時間を超えないこと 作業期間 第 1 号及び第 2 号 連続 6 日を超えないこと 作業日 第 1 号及び第 2 号 日曜日その他の休日でないこと 備考 1. 基準値は 特定建設作業の場所の敷地の境界線での値 2. 第 1 号の区域及び第 2 号の区域は 次のとおりである (1) 第 1 号の区域 1 第 1 種低層住居専用地域 第 2 種低層住居専用地域 第 1 種中高層住居専用地域 第 2 種中高層住居 専用地域 第 1 種住居地域 第 2 種住居地域 準住居地域 近隣商業地域 商業地域 準工業地 域 市街化調整区域 2 工業地域の区域のうち 学校教育法第 1 条に規定する学校 児童福祉法第 7 条第 1 項に規定する保 育所 医療法第 1 条の5 第 1 項に規定する病院及び同条第 2 項に規定する診療所のうち患者を入院 させるための施設を有するもの 図書館法第 2 条第 1 項に規定する図書館並びに老人福祉法第 5 条 の3に規定する特別養護老人ホーム 幼保連携型認定こども園の敷地の周囲おおむね 80m 以内の区 域内 (2) 第 2 号の区域 工業地域の一部 ( 第 1 号の区域を除く ) 振動規制法施行規則 ( 昭和 51 年総理府令第 58 号 ) 振動規制法施行規則別表第 1 の付表の第 1 号の区域の指定 ( 昭和 61 年神戸市告示第 258 号 ) 建設工事に係る騒音 振動の規制について ( 神戸市ホームページ ) 振動規制法施行規則別表第 1 の付表の 1 の市長が指定した区域 ( 平成 24 年芦屋市告示第 43-2 号 ) より作成 c. 道路交通振動の要請限度道路交通振動については 振動規制法 により要請限度が第 表のとおり定められており 区域の指定状況は第 図のとおりである (199)

204 第 表 道路交通振動に係る要請限度 時間の区分 昼間 夜間 区域の区分 午前 8 時から午後 7 時まで 午後 7 時から翌日の午前 8 時まで 第 1 種区域 65デシベル 60デシベル 第 2 種区域 70デシベル 65デシベル 注 : 第 1 種区域及び第 2 種区域は 第 表の備考 1のとおりである 振動規制法施行規則 ( 昭和 51 年総理府令第 58 号 ) 振動規制法施行規則別表第 2 の備考 1 の区域及び備考 2 の時間の指定 ( 昭和 61 年神戸市告示第 259 号 ) 振動規制法施行規則別表第 2 の備考 1 の区域及び同表備考 2 の時間 ( 平成 24 年芦屋市告示第 43-3 号 ) より作成 4 悪臭悪臭に関しては 悪臭防止法 ( 昭和 46 年法律第 91 号 ) に基づき 工場その他の事業場から排出される悪臭物質の排出規制が行われている 工場 事業場から排出される悪臭規制は 物質濃度規制 と 臭気指数規制 による規制方式があり 各々の自治体はいずれかの方式を選択して規制を行っている 神戸市では 臭気指数 により規制を行っており 規制基準は第 表 調査範囲の周辺地域における悪臭の規制地域の指定状況は 第 図のとおりである 芦屋市では 物質濃度 により規制を行っており 対象事業において使用 排出する悪臭物質としてはアンモニアがある アンモニアの敷地境界線の地表における規制基準等は第 表のとおりであり 規制地域は市内全域である 対象事業実施区域は 神戸市における規制基準の第 3 種区域に指定されている (200)

205 第 表 神戸市における特定悪臭物質の規制基準 (1) 敷地境界線上の規制基準 ( 第 1 号規制 ) 地域の区分規制基準第 1 種区域臭気指数 10 第 2 種区域臭気指数 15 第 3 種区域臭気指数 18 [ 備考 ] 1. 第 1 種区域都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 ) 第 8 条第 1 項第 1 号に規定する第 1 種低層住居専用地域, 第 2 種低層住居専用地域, 第 1 種中高層住居専用地域, 第 2 種中高層住居専用地域, 第 1 種住居地域, 第 2 種住居地域, 準住居地域として定められた地域 ( 都市計画法第 8 条第 1 項第 9 号に規定する臨港地区として定められた地区を除く ) 2. 第 2 種区域都市計画法第 8 条第 1 項第 1 号に規定する近隣商業地域, 商業地域, 準工業地域として定められた地域 ( 都市計画法第 8 条第 1 項第 9 号に規定する臨港地区として定められた地区を除く ) 3. 第 3 種区域都市計画法第 7 条第 1 項に規定する市街化調整区域として定められた区域, 都市計画法第 8 条第 1 項第 1 号に規定する工業地域, 工業専用地域として定められた地域, 都市計画法第 8 条第 1 項第 9 号に規定する臨港地区として定められた地区 (2) 気体排出口における規制基準 ( 第 2 号規制 ) 敷地境界基準を基礎として 悪臭防止法施行規則 ( 昭和 47 年総理府令第 39 号 ) 第 6 条の 2に定める方法により算出した臭気排出強度又は臭気指数 排出口高さ 15m 以上の場合 気体排出口における規制基準 ( 法第 4 条第 2 項第 2 号による規制基準 ) 指標 : 臭気排出強度建物の影響などを考慮した規制式により 建物条件や排ガスの流量等を基に算出 排出口高さ 15m 未満の場合 指標 : 臭気指数流量を測定しない簡易な算定方法により 排出ガスの臭気指数を算出 (3) 排水の規制基準 ( 第 3 号規制 ) 敷地境界基準を基礎として 悪臭防止法施行規則第 6 条の3に定める方法により算出した臭気指数 排出水の規制基準 ( 法第 4 条第 2 項第 3 号による規制基準 ) 地域区分 基準値 = 第 1 号規制基準値 +16 第 1 種区域 臭気指数 26 第 2 種区域 臭気指数 31 第 3 種区域 臭気指数 34 悪臭防止法の規定による規制地域の指定等 ( 平成 24 年神戸市告示第 423 号 ) 工場 事業場の悪臭 ( 臭気指数 ) 規制について ( 神戸市 平成 25 年 ) より作成 (201)

206 第 表 芦屋市における特定悪臭物質の規制基準 (1) 敷地境界線上の規制基準 ( 単位 :ppm) 特定悪臭物質の種類規制基準アンモニア 1 悪臭防止法の規定に基づく規制地域の指定及び規制基準の設定 ( 平成 24 年芦屋市告示第 41 号 ) より作成 (2) 排出口における規制基準 q=0.108 H e2 Cm q : 流量 (m 3 N/h) Cm: 敷地境界の基準値 (ppm) H e : 次の算式によるものとする (5m 未満となる場合については この式は適用しないものとする ) H e =H o +0.65(H m +H t ) Q V H m = V 1 H t = Q (T-288) (2.30 logj+ -1) J 1 V J= ( )+1 Q V T-288 H e : 補正された排出口の高さ (m) H o : 排出口の実高さ (m) Q : 温度 15 における排出ガスの流量 (m 3 /s) V : 排出ガスの排出速度 (m/s) T : 排出ガスの温度 (K) (202)

207 第 図 悪臭の規制地域指定状況 (203)

208 5 水質汚濁水質汚濁に関しては 水質汚濁防止法 ( 昭和 45 年法律第 138 号 ) 瀬戸内海環境保全特別措置法 ( 昭和 48 年法律第 110 号 ) 及び 環境の保全と創造に関する条例 に基づき規制が行われている 特定施設を有する事業場に対しては 水質汚濁防止法 に基づき 全国一律の排水基準等が適用されるとともに 水質汚濁防止法第 3 条第 3 項の排水基準に関する条例 に基づき 兵庫県域の 条例で指定する水域へ排水する事業場を対象とする上乗せ排水基準が適用される また 環境の保全と創造に関する条例 に定める工場等に対しては 環境の保全と創造に関する条例 に基づく排出基準が適用される さらに 水質汚濁防止法第 4 条の2に定める指定地域内であって 事業場からの日平均排水量が 50m 3 以上の場合は 水質汚濁防止法 に規定される指定地域内事業場に該当し 同法に基づく総量規制基準が適用される 排水基準は第 表 総量規制基準は第 表のとおりである 第 表 (1) 水質汚濁に係る排水基準 項目 水質汚濁防止法環境の保全と創造に排水基準上乗せ排水基準関する条例 水素イオン濃度 (ph) ( 海域 ) ( 海域 ) 以上 9.0 以下 5.0 以上 9.0 以下 化学的酸素要求量 (COD) 1Lにつき 160mg ( 日間平均 120mg) 1Lにつき 20mg ( 日間平均 10mg) 1Lにつき 100mg ( 日間平均 80mg) 浮遊物質量 (SS) 1Lにつき 200mg ( 日間平均 150mg) 1Lにつき 40mg ( 日間平均 30mg) 1Lにつき 90mg ( 日間平均 70mg) ノルマルヘキサン抽出物質含 1Lにつき5mg 1Lにつき 1.5mg 1Lにつき5mg 有量 ( 鉱油類含有量 ) フェノール類含有量 1Lにつき5mg 1Lにつき1mg 1Lにつき5mg 銅含有量 1Lにつき3mg - 1Lにつき3mg 亜鉛含有量 1Lにつき2mg - 1Lにつき5mg 溶解性鉄含有量 1Lにつき 10mg - 1Lにつき 10mg 溶解性マンガン含有量 1Lにつき 10mg - 1Lにつき 10mg クロム含有量 1Lにつき2mg - 1Lにつき2mg ふっ素含有量 - - 1Lにつき 15mg 大腸菌群数 1cm 3 につき 1cm 3 につき - 日間平均 3,000 個日間平均 3,000 個 窒素含有量 1Lにつき 120mg ( 日間平均 60mg) - - 燐含有量 1Lにつき 16mg ( 日間平均 8mg) - - 注 : 上乗せ排水基準の欄の値は 対象事業を実施する事業場の主たる業種又は施設の区分であ る鉄鋼業に供する施設 ( 排水量 10,000m 3 以上のもの ) に対する基準値である 排水基準を定める省令 ( 昭和 46 年総理府令第 35 号 ) 水質汚濁防止法第 3 条第 3 項の排水基準に関する条例 ( 昭和 49 年兵庫県条例第 18 号 ) 環境の保全と創造に関する条例 ( 平成 7 年兵庫県条例第 28 号 ) より作成 (204)

209 第 表 (2) 水質汚濁に係る排水基準 項目 カドミウム及びその化合物 シアン化合物 有機燐化合物 ( パラチオン メチルパラチオン メチルジメトン及びEPNに限る ) 水質汚濁防止法 環境の保全と創造 排水基準 上乗せ排水基準 に関する条例 1Lにつきカドミウ 1Lにつきカドミウ - ム 0.03mg ム 0.05mg 1Lにつきシアン 1Lにつきシアン 1Lにつきシアン 1mg 0.7mg 1mg 1Lにつき1mg 1Lにつき 0.7mg 1Lにつき1mg 鉛及びその化合物 1Lにつき鉛 0.1mg - 1Lにつき鉛 0.1mg 六価クロム化合物 1Lにつき六価クロム 0.5mg 1Lにつき六価クロム 0.35mg 1Lにつき六価クロム 0.5mg 砒素及びその化合物 1Lにつき砒素 1Lにつき砒素 - 0.1mg 0.1mg 水銀及びアルキル水銀その他の水 1Lにつき水銀 1Lにつき水銀 - 銀化合物 0.005mg 0.005mg アルキル水銀化合物 検出されないこと - 検出されないこと ポリ塩化ビフェニル 1Lにつき 0.003mg - 1Lにつき 0.003mg トリクロロエチレン 1Lにつき 0.3mg - 1Lにつき 0.3mg テトラクロロエチレン 1Lにつき 0.1mg - 1Lにつき 0.1mg ジクロロメタン 1Lにつき 0.2mg - 1Lにつき 0.2mg 四塩化炭素 1Lにつき 0.02mg - 1Lにつき 0.02mg 1,2-ジクロロエタン 1Lにつき 0.04mg - 1Lにつき 0.04mg 1,1-ジクロロエチレン 1Lにつき1mg - 1Lにつき 0.2mg シス-1,2-ジクロロエチレン 1Lにつき 0.4mg - 1Lにつき 0.4mg 1,1,1-トリクロロエタン 1Lにつき3mg - 1Lにつき3mg 1,1,2-トリクロロエタン 1Lにつき 0.06mg - 1Lにつき 0.06mg 1,3-ジクロロプロペン 1Lにつき 0.02mg - 1Lにつき 0.02mg チウラム 1Lにつき 0.06mg - 1Lにつき 0.06mg シマジン 1Lにつき 0.03mg - 1Lにつき 0.03mg チオベンカルブ 1Lにつき 0.2mg - 1Lにつき 0.2mg ベンゼン 1Lにつき 0.1mg - 1Lにつき 0.1mg セレン及びその化合物 1Lにつきセレン 1Lにつきセレン - 0.1mg 0.1mg ほう素及びその化合物 ( 海域 )1Lにつきほう素 230mg - - ふっ素及びその化合物 ( 海域 )1Lにつきふっ素 15mg - - アンモニア アンモニウム化合 1Lにつきアンモニ 物 亜硝酸化合物及び硝酸化合物ア性窒素に 0.4 を乗じたもの 亜硝酸性窒素及び硝酸性窒素の合計量 100mg - - 1,4-ジオキサン 1Lにつき 0.5mg - - 注 : 上乗せ排水基準の欄の値は 対象事業を実施する事業場が該当する既設特定事業場に対する 基準値である 排水基準を定める省令 ( 昭和 46 年総理府令第 35 号 ) 水質汚濁防止法第 3 条第 3 項の排水基準に関する条例 ( 昭和 49 年兵庫県条例第 18 号 ) 環境の保全と創造に関する条例 ( 平成 7 年兵庫県条例第 28 号 ) より作成 (205)

210 第 表 (1) 水質汚濁防止法による総量規制基準 ( 化学的酸素要求量 ) 項番号業種その他の区分備考区分 179 熱間圧延業 (182 の項及び 183 の項に掲げるものを除く ) 201 電気めっき業 試験研究機関 ( 水質汚濁防止法施行規則に規定するもの ) 前項までに分類されないもの 指定地域内事業場のし尿または雑排水 (221 及び 222 の項に掲げるものを除く ) 他に分類されない食料品製造業 その他の製造業 鉄道業 水道業 ( 下水道業を除く ) 及び上記のもの以外のもの コード業種工程 オ 232 カ 区分 C 値 Cco 20 Cci 20 Ccj 20 Cco 40 Cci 40 Ccj 40 Cco 20 Cci 20 Ccj 20 Cco 70 Cci 30 Ccj 30 Cco 30 Cci 20 Ccj 20 備考 総量規制基準値の算定式は以下のとおり Lc=(Cco Qco+Cci Qci+Ccj Qcj) 10-3 Lc: 排出が許容される汚濁負荷量 (kg/ 日 ) Cco Cci Ccj: 業種その他の区分ごとに定められた化学的酸素要求量 (mg/l) Qco Qci Qcj: 上記特定施設の設置又は構造等の変更時期ごとの特定排出水の量 (m 3 / 日 ) 注 : 対象事業を実施する事業場の施設が該当する 業種その他の区分及び備考区分の C 値を示す 化学的酸素要求量に係る総量規制基準 ( 平成 19 年兵庫県告示第 733 号 ) より作成 (206)

211 第 表 (2) 水質汚濁防止法による総量規制基準 ( 窒素含有量 ) 項番号業種その他の区分備考区分 業種 コード 工程 区分 C 値 179 熱間圧延業 (182 の項及び 183 の項に掲げるものを除く ) 201 電気めっき業 試験研究機関 ( 水質汚濁防止法施行規則に規定するもの ) 前項までに分類されないもの ステンレス硝酸酸洗工程を有するものにあっては C 値欄の値は それぞれC 値欄の順序に従い とする 窒素又はその化合物による表面処理施設を設置するものにあっては C 値欄の値は それぞれC 値欄の順序に従い とする 指定地域内事業場のし尿または雑排水 (221 及び 222 の項に掲げるものを除く ) 他に分類されない食料品製造業 その他の製造業 鉄道業 水道業 ( 下水道業を除く ) 及び上記のもの以外のもの オ 232 カ Cno 15 Cni 10 Cno 20 Cni 10 Cno 20 Cni 10 Cno 60 Cni 20 Cno 60 Cni 10 備考 総量規制基準値の算定式は以下のとおり Ln=(Cno Qno+Cni Qni) 10-3 Ln: 排出が許容される汚濁負荷量 (kg/ 日 ) Cno Cni: 業種その他の区分ごとに定められた窒素含有量 (mg/l) Qno Qni: 上記特定施設の設置又は構造等の変更時期ごとの特定排出水の量 (m 3 / 日 ) 注 : 対象事業を実施する事業場の施設が該当する 業種その他の区分及び備考区分の C 値を示す 窒素含有量に係る総量規制基準 ( 平成 19 年兵庫県告示第 734 号 ) 正誤平成 19 年 6 月 22 日付け兵庫県公報号外中 ( 平成 20 年兵庫県公報第 1962 号 ) より作成 (207)

212 第 表 (3) 水質汚濁防止法による総量規制基準 ( りん含有量 ) 項番号業種その他の区分備考区分 業種 コード 工程 区分 C 値 179 熱間圧延業 (182 の項及び 183 の項に掲げるものを除く ) 201 電気めっき業 試験研究機関 ( 水質汚濁防止法施行規則に規定するもの ) 前項までに分類されないもの りん又はその化合物による表面処理施設を設置するものにあっては C 値欄の値は それぞれC 値欄の順序に従い 2.5 1とする 指定地域内事業場のし尿または雑排水 (221 及び 222 の項に掲げるものを除く ) 他に分類されない食料品製造業 その他の製造業 鉄道業 水道業 ( 下水道業を除く ) 及び上記のもの以外のもの オ 232 カ Cpo 1 Cpi 1 Cpo 1.5 Cpi 1 Cpo 2 Cpi 1 Cpo 6 Cpi 2 Cpo 6 Cpi 1 備考 総量規制基準値の算定式は以下のとおり Lp=(Cpo Qpo+Cpi Qpi) 10-3 Lp: 排出が許容される汚濁負荷量 (kg/ 日 ) Cpo Cpi: 業種その他の区分ごとに定められたりん含有量 (mg/l) Qpo Qpi: 上記特定施設の設置又は構造等の変更時期ごとの特定排出水の量 (m 3 / 日 ) 注 : 対象事業を実施する事業場の施設が該当する 業種その他の区分及び備考区分の C 値を示す りん含有量に係る総量規制基準 ( 平成 19 年兵庫県告示第 734 号 ) 正誤平成 19 年 6 月 22 日付け兵庫県公報号外中 ( 平成 20 年兵庫県公報第 1962 号 ) より作成 (208)

213 6 地盤沈下地盤沈下については 工業用水法 ( 昭和 31 年法律第 146 号 ) 及び 建築物用地下水の採取の規制に関する法律 ( 昭和 37 年法律第 100 号 ) に基づき 地下水の採取について規制が行われているが 神戸市は規制対象地域に指定されていない 7 土壌汚染土壌汚染については 土壌汚染対策法 ( 平成 14 年法律第 53 号 ) に基づき 特定有害物質の濃度基準が定められており 土壌溶出量基準及び土壌含有量基準は第 表のとおりである なお 対象事業実施区域は 有害物質使用特定施設の設置及び廃止はこれまでになく また 土壌汚染対策法 に基づく要措置区域又は形質変更時要届出区域となっていない 第 表 土壌溶出量基準と土壌含有量基準 項目 土壌溶出量基準 土壌含有量基準 カドミウム及びその化合物 検液 1Lにつきカドミウム0.01mg 以下であ土壌 1kgにつきカドミウム150mg 以ること 下であること 六価クロム化合物 検液 1Lにつき六価クロム0.05mg 以下であ土壌 1kgにつき六価クロム250mg 以ること 下であること シマジン 検液 1Lにつき0.003mg 以下であること - シアン化合物 検液中にシアンが検出されないこと 土壌 1kgにつき遊離シアン50mg 以下であること チオベンカルブ 検液 1Lにつき 0.02mg 以下であること - 四塩化炭素 検液 1Lにつき 0.002mg 以下であること - 1,2-ジクロロエタン 検液 1Lにつき 0.004mg 以下であること - 1,1-ジクロロエチレン 検液 1Lにつき 0.1mg 以下であること - シス-1,2-ジクロロエチレン 検液 1Lにつき 0.04mg 以下であること - 1,3-ジクロロプロペン 検液 1Lにつき 0.002mg 以下であること - ジクロロメタン 検液 1Lにつき 0.02mg 以下であること - 水銀及びその化合物 検液 1Lにつき水銀 mg 以下であり 土壌 1kgにつき水銀 15mg 以下であるかつ 検液中にアルキル水銀が検出されなこと いこと セレン及びその化合物 検液 1Lにつきセレン 0.01mg 以下であるこ土壌 1kgにつきセレン150mg 以下でと あること テトラクロロエチレン 検液 1Lにつき 0.01mg 以下であること - チウラム 検液 1Lにつき 0.006mg 以下であること - 1,1,1-トリクロロエタン 検液 1Lにつき1mg 以下であること - 1,1,2-トリクロロエタン 検液 1Lにつき 0.006mg 以下であること - トリクロロエチレン 検液 1Lにつき 0.03mg 以下であること - 鉛及びその化合物 検液 1Lにつき鉛 0.01mg 以下であること 土壌 1kgにつき鉛 150mg 以下であること 砒素及びその化合物 検液 1Lにつき砒素 0.01mg 以下であるこ土壌 1kgにつき砒素 150mg 以下であと ること ふっ素及びその化合物 検液 1Lにつきふっ素 0.8mg 以下であるこ土壌 1kgにつきふっ素 4,000mg 以下と であること ベンゼン 検液 1Lにつき 0.01mg 以下であること - ほう素及びその化合物 検液 1Lにつきほう素 1mg 以下であるこ土壌 1kgにつきほう素 4,000mg 以下と であること ポリ塩化ビフェニル 検液中に検出されないこと - 有機りん化合物 検液中に検出されないこと - 土壌汚染対策法施行規則 ( 平成 14 年環境省令第 29 号 ) より作成 (209)

214 8 産業廃棄物産業廃棄物については 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 ( 昭和 45 年法律第 137 号 ) に基づき 事業活動に伴って生じた廃棄物のうち燃え殻 汚泥 廃油 廃酸 廃アルカリ 廃プラスチック類その他政令で定める廃棄物を排出する事業者は 自らの責任において適正に処理しなければならない 9 残土残土については 産業廃棄物等の不適正な処理の防止に関する条例 ( 平成 15 年兵庫県条例第 23 号 ) に基づき 土砂の搬出の場合には搬入搬出管理簿の作成 一定規模 (1,000m 2 ) 以上の土砂埋立て等を行う場合には知事の許可が必要となる 10 日照日照については 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 ) 及び 神戸市民の住環境等をまもりそだてる条例 ( 平成 6 年神戸市条例第 51 号 ) に基づき 日影規制時間が定められており 地域別日影規制時間は第 表のとおりである 第 表 地域別日影規制時間 地域又は区域 対象区域 都市計画法における建築物の延べ面積に対する割合に関する都市計画が定められた地域 対象建築物 平均地盤面からの高さ 5m< 敷地境界線からの水平距離 10m 日影規制時間 敷地境界線からの水平距離 >10m 第 1 種低層住居専用地域又は第 2 種低層住居専用地域 10 分の 8 の地域 10 分の 10 及び 10 分の 15 の地域 軒高 >7m 又は地上階数 3 1.5m 第 1 種中高層住居専用地域又は第 2 種中高層住居専用地域 10 分の 10 及び 10 分の 15 の地域 10 分の 20 及び 10 分の 30 の地域 建築物高さ >10m 4m 第 1 種住居地域 第 2 種住居地域又は準住居地域 10 分の 20 の地域 建築物高さ>10m 4m 10 分の 30 の地域 5 3 近隣商業地域 10 分の 20 の地域建築物高さ >10m 4m 5 3 準工業地域 10 分の 20 の地域建築物高さ >10m 4m 5 3 用途地域の指定のない区域建築物高さ >10m 4m 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 ) 神戸市民の住環境等をまもりそだてる条例 ( 平成 6 年神戸市条例第 51 号 ) より作成 (210)

215 (3) その他 環境保全計画等 1 第 4 次兵庫県環境基本計画兵庫県では 環境の保全と創造に関する条例 に基づき 平成 8 年 6 月に 兵庫県環境基本計画 を策定した 平成 14 年 5 月には 21 世紀の環境適合型社会の実現を目指して 新たに生じてきた環境問題にも的確に対応するため 新しい環境保全 創造に関する指針となる 新兵庫県環境基本計画 を策定し 平成 20 年 12 月には 新兵庫県環境基本計画 を改定し 第 3 次兵庫県環境基本計画 を策定した 平成 26 年 3 月には 地球温暖化や生物多様性等の新たな環境課題を踏まえ 兵庫県が目指すべき持続可能な社会の将来像及び県として重点的に取り組むべき施策を明らかにするため 第 4 次兵庫県環境基本計画 を策定している この概要は 第 表のとおりである 第 表 第 4 次兵庫県環境基本計画 の概要 項目 計画の期間 基本理念 概要計画期間は 平成 52 年頃を展望しつつ 概ね 10 年間 ( 平成 35 年度まで ) とし 社会経済情勢や環境問題の変化などに適切に対応するため 原則として5 年毎に見直しを行うこととする 地域力で創る環境先導社会 豊かで美しいひょうご の実現 当面の目標として平成 30 年度を目標年次とした 重点目標 を設定し その達成に向けた施策を集中的に進める 重点目標 低炭素 平成 32 年度の県内温室効果ガス総排出量 6% 削減 ( 平成 17 年度比 ) 自然共生 野生動物による 深刻 な農業被害を受けている集落割合をシカ 3% 以下 イノシシ 4% 以下とする 里山林整備面積 30% 増 ( 平成 23 年度比 ) 県内藻場等面積 3% 増 ( 平成 23 年度比 ) 循環 一般廃棄物最終処分量 10% 削減 ( 平成 23 年度比 ) 産業廃棄物最終処分量 32% 削減 ( 平成 22 年度比 ) 安全 快適 河川 海域 湖沼における水のきれいさ ( 環境基準 )100% 達成大気のきれいさ ( 環境基準 )100% 達成 第 4 次兵庫県環境基本計画 ( 兵庫県 平成 26 年 ) より作成 (211)

216 2 第 3 次兵庫県地球温暖化防止推進計画兵庫県では 環境の保全と創造に関する条例 に基づき 平成 12 年 7 月に 新兵庫県地球温暖化防止推進計画 を策定した 平成 25 年 6 月には 兵庫県地球温暖化対策方針 ~ 当面取り組むべき施策の方向性 ~ を策定し その後 平成 25 年 11 月に国の削減目標が示されたことを受け 平成 26 年 3 月に低炭素社会の実現を目指す 第 3 次兵庫県地球温暖化防止推進計画 を策定している この概要は 第 表のとおりである 第 表 第 3 次兵庫県地球温暖化防止推進計画 の概要 項目 計画の期間及び目標 施策展開の 6 つの対策方針 重点的な取組 概要 計画の期間 平成 25 年 11 月に国の平成 32 年度の削減目標が示されたことを受け 本計画の対象期間も同様に 策定から平成 32 年度までとする 目標 平成 32 年度に温室効果ガス排出量を平成 17 年度比で6% 削減する ( 平成 2 年度比 3% 削減 ) ( 電力排出係数は 直近の平成 24 年度の値に設定 ) 方針 1 再生可能エネルギーの導入拡大 方針 2 日常生活や経済活動からの温室効果ガス排出削減 方針 3 低炭素型まちづくりの推進 方針 4 CO 2 吸収源としての森林の機能強化 方針 5 次世代の担い手づくり 方針 6 地球温暖化による影響への適応 再生可能エネルギーの導入目標の設定 再生可能エネルギーは 温室効果ガス削減に資することはもとより エネルギーの自立性向上や地域資源の有効活用の観点からも導入を拡大するべきであることから 再生可能エネルギーの導入実績等を踏まえ 当面の発電に係る導入目標を次のとおり設定する 2020 年度末までに県内の再生可能エネルギーを新たに 100 万 kw 導入する ~ ひょうご 100 万キロワット創出プラン ~ 第 3 次兵庫県地球温暖化防止推進計画 ( 兵庫県 平成 26 年 ) より作成 (212)

217 3 兵庫県地域公害防止計画兵庫県では 昭和 47 年度に兵庫県東部地域公害防止計画を策定して以来 阪神 播磨地方の臨海部の人口や産業が集積した地域を対象として公害防止計画を策定し 総合的かつ計画的な公害防止対策事業を展開してきた 平成 24 年 3 月には さらに改善を要する地域もあることから 平成 23~32 年度を計画期間とする 兵庫県地域公害防止計画 を策定し 公害防止対策を推進している この概要は 第 表のとおりである 第 表 兵庫県地域公害防止計画の概要 項目対象地域目標主要課題計画期間 概要神戸市 尼崎市 西宮市 伊丹市 加古川市 宝塚市 川西市環境基準の達成 (1) 交通公害国道 43 号線をはじめとする大気汚染及び騒音の著しい道路沿道や山陽新幹線鉄道沿線における交通公害の防止を図る (2) 海域の水質汚濁大阪湾等のCODに係る水質汚濁 窒素及びりんによる富栄養化の防止を図る 平成 23~32 年度 兵庫地域公害防止計画 ( 兵庫県 平成 24 年 ) より作成 (213)

218 4 神戸市環境基本計画神戸市では 平成 8 年 3 月に 神戸市民の環境をまもる条例 第 7 条に基づき 神戸市環境保全基本計画 を策定し その後 新たな環境施策を展開するため 平成 14 年 3 月に 平成 22 年を目標年次とする 新 神戸市環境基本計画 として改定した 平成 23 年 2 月には 目標年次 ( 平成 22 年度 ) を迎えるにあたり G8 環境大臣会合の開催 日本版グリーンニューディールの発信など 地球規模の大きな潮流の変化を十分に見据えて 神戸市の環境施策を健全で恵み豊かな環境が将来世代に継承される都市の構築を目指すものへと変革させていくため 神戸市環境基本計画 を改定している この概要は 第 表のとおりである 第 表 神戸市環境基本計画 の概要 項目計画の期間望ましい環境像基本方針 概要計画の期間は 平成 23 年度から平成 32 年度までの 10 年間とする ただし 環境の状況や社会情勢の変化 国の動向等に柔軟かつ適切に対応するため 概ね5 年後に見直すこととする 自然と太陽のめぐみを未来につなぐまち 神戸 1. 低炭素社会 の実現 2. 循環型社会 の実現 3. 自然共生社会 の実現 4. 公害のない健全で快適な地域環境の確保 5. 全ての主体の協働と参画 神戸市環境基本計画 ( 神戸市 平成 23 年 ) より作成 (214)

219 5 神戸市地球温暖化防止実行計画神戸市では 地球温暖化対策をめぐる国内外の情勢の変化に対応し 地球温暖化対策の推進に関する法律 に基づいて 地球温暖化防止に係る取組を進めてきた しかし 神戸市の各計画である 神戸市地域新エネルギービジョン ( 平成 10 年 3 月策定 ) 神戸市地球温暖化防止地域推進計画 ( 平成 12 年 3 月策定 ) 神戸市役所 CO 2 ダイエット作戦 ( 平成 13 年 3 月策定 平成 18 年 2 月改定 ) 温室効果ガス削減目標達成のためのアクションプログラム ( 平成 20 年 3 月策定 ) がいずれも平成 22 年度で計画期間が終了することから 同法第 20 条の 3に基づき 平成 23 年 2 月に 神戸市地球温暖化防止実行計画 を新たに策定している この概要は 第 表のとおりである 第 表 項目 神戸市地球温暖化防止実行計画 の概要 概要 計画の期間平成 23 年度 ~ 平成 32 年度 (10 年間 ) 基本理念スマートチャレンジ! みんなで創る低炭素都市 こうべ 基本方針 計画の目標 1. 市民の健康で文化的な生活の維持 向上を目指す 2. 市域での対策を通じて世界の地球温暖化対策に貢献する 3. 市民 事業者 市の 協働と参画 により取組を推進する 4. 神戸の自然的 社会的条件を活かした施策を推進する 1. 温室効果ガスの削減目標 中間目標( 平成 27 年度 ) 神戸市域 : 基準年度 ( 平成 2 年度 ) 比で 10% 以上削減 (CO 2 換算 ) 市の事務事業 : 基準年度 ( 平成 2 年度 ) 比で 25% 以上削減 (CO 2 換算 ) 中期目標( 平成 32 年度 ) 神戸市域 : 基準年度 ( 平成 2 年度 ) 比で 25% 以上削減 (CO 2 換算 ) 市の事務事業 : 基準年度 ( 平成 2 年度 ) 比で 30% 以上削減 (CO 2 換算 ) 長期目標( 平成 62 年度 ) 神戸市域 : 基準年度 ( 平成 2 年度 ) 比で 80% 以上削減 (CO 2 換算 ) 2. 再生可能エネルギーの導入目標 中期目標 ( 平成 32 年度 ) 神戸市域 : 神戸市域におけるエネルギー消費量の 10% 以上導入市の事務事業 : 市の事務事業におけるエネルギー消費量の 30% 以上導入 ( 売電 供給分を含む ) 神戸市地球温暖化防止実行計画 ( 神戸市 平成 23 年 ) より作成 (215)

220 6 第 3 次芦屋市環境計画芦屋市では 阪神 淡路大震災により 長年にわたって築き上げてきた住宅都市としての基盤が壊滅的な打撃を受けたが この未曾有の災害に市をあげて復旧 復興に取り組んでいる中で 平成 7 年 9 月に 芦屋市環境計画 を策定した 平成 17 年 7 月には 地球温暖化の進行や生物多様性の減少など 依然 多くの問題を抱えている状況を踏まえ 策定から 10 年を経過した 芦屋市環境計画 を見直し 第 2 次芦屋市環境計画 を策定した 平成 27 年 3 月には 第 2 次芦屋市環境計画の目標年度である平成 26 年度を迎えたことから 変化する社会的背景及び深刻化する環境問題等を踏まえ 環境の保全に関する施策の基本的な方向性を明らかにし 現在及び将来の市民の健康で文化的な生活を確保するため 第 3 次芦屋市環境計画 を新たに策定している この概要は 第 表のとおりである 第 表 第 3 次芦屋市環境計画 の概要 項目計画の期間目指す環境の姿基本方針基本目標 概要平成 27 年度を初年度とし 平成 36 年度までの 10 年間とする また 環境に関する社会情勢の変化や科学技術の進歩などに応じた新たな課題についても 計画の対象範囲に柔軟に取り入れ 適宜 必要な見直しを行う 人と環境とのすこやかな関わりを誇れる都市 あしや 1 さまざまな環境について学ぶ 環境についての学習と教育をさらに進める 環境について学んだり体験できる機会を増やす 環境に関する情報を早くわかりやすく伝える 2 目指すべき環境を共に創る 市民 事業者 市がそれぞれの立場で環境を守る取組を進める 市民 事業者 市が協力して取り組む 基本目標 1 自然環境を守る 基本目標 2 健康で快適な生活環境を創る 基本目標 3 美しいまちなみを育む 基本目標 4 地球温暖化を防ぐ 基本目標 5 循環型社会を創る 第 3 次芦屋市環境計画 ( 芦屋市 平成 27 年 ) より作成 (216)

221 2. 自然関係法令等神戸市 芦屋市並びに対象事業実施区域及びその周辺における自然関係法令等による地域指定の状況は第 表のとおりであり 対象事業実施区域及びその周辺における文化財の一覧は第 表 文化財の位置は第 図 自然公園区域の指定状況は第 図 特別緑地保全地区等の指定状況は第 図 鳥獣保護区等の位置は第 図 風致地区の位置は第 図 景観保護関係区域及び国土防災関係区域の位置は第 図のとおりである 第 表 (1) 自然関係法令等による地域指定の状況 自然保護 文化財保護 地域その他の対象 神戸市 指定等の有無対象事対象事芦業実施業実施屋区域よ区域よ市り5km り1km 関係法令等 自然公園国立公園 国定公園 自然公園法 県立自然公園 兵庫県立自然公園条例 自然環境原生自然環境保全地域 保全地域自然環境保全地域 自然環境保全法 自然環境保全地域 環境緑地保全地域 環境の保全と創造に関する条例 ( 兵庫県 ) 自然海浜保全地区 緑豊かな環境形成地域 緑豊かな地域環境の形成に関する条例 ( 兵庫県 ) 自然再生事業計画 自然再生推進法 自然遺産 世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約 ( 世界遺産条約 ) 緑地特別緑地保全地区 緑地協定 都市緑地法 近郊緑地保全区域 近畿圏の保全区域の整備に関する法律 緑地の保存区域 - 緑地の保全区域 - 緑地の保全 育成及び市民の利用に関する条例 ( 神戸市 ) 緑地の育成区域 - 生産緑地地区 生産緑地法 動植物保護 生息地等保護区 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律 鳥獣保護区特別保護地区 鳥獣保護区 鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律特定猟具使用禁止区域 ( 銃器 ) 登録簿に掲げられる特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約 ( ラム 湿地の区域サール条約 ) 保護水面 水産資源保護法 防除実施計画 特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律 文化遺産 世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約 ( 世界遺産条約 ) 国指定 文化財保護法 建造物 県指定 兵庫県文化財保護条例 石造物神戸市文化財の保護及び文化財等を取り巻く文化環境の保全に関市指定 する条例 芦屋市文化財保護条例 国指定 文化財保護法 県指定 兵庫県文化財保護条例史跡 名勝神戸市文化財の保護及び文化財等を取り巻く文化環境の保全に関市指定 する条例 芦屋市文化財保護条例 国指定 文化財保護法 県指定 兵庫県文化財保護条例天然記念物神戸市文化財の保護及び文化財等を取り巻く文化環境の保全に関市指定 する条例 芦屋市文化財保護条例 (217)

222 第 表 (2) 自然関係法令等による地域指定の状況 景観保護 国土防災 地域その他の対象 神戸市指定等の有無対象事業実施区域より5km 芦屋市対象事業実施区域より 1km 関係法令等 歴史的風土保存区域 古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法 風致地区 都市計画法 景観計画区域 景観地区 景観法 景観形成地区 広域景観形成地域 星空景観形成地域 景観の形成等に関する条例 ( 兵庫県 ) 景観形成重要建造物 景観計画区域 - 都市景観形成地域 - 沿道景観形成地区 - 街角景観形成地区 - 神戸市都市景観条例 広場景観形成地区 - 景観形成重要建築物等周辺地区 - 伝統的建造物群保存地区 - 景観地区 - 景観形成地区 - 芦屋市都市景観条例 保安林 森林法 海岸保全区域 海岸法 砂防指定地 砂防法 急傾斜地崩壊危険区域 急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律 地すべり防止区域 地すべり等防止法 注 :1. は指定有りを は指定無しを - は関係法令対象外の市を示す 2. 防除実施計画における実施区域は神戸市 芦屋市ともに全域である 兵庫県自然公園条例 ( 兵庫県ホームページ ) 都市緑化データベース ( 国土交通省ホームページ ) 等より作成 (218)

223 第 表対象事業実施区域及びその周辺における文化財の一覧 図中番号 区分 種別 名称 1 国指定文化財 史跡 処女塚古墳 2 国指定文化財 史跡 西求女塚古墳 3 国指定文化財 重要文化財 建造物 旧ハンター住宅 4 国指定文化財 重要文化財 建造物 徳光院多宝塔 5 国指定文化財 重要文化財 建造物 布引水源地水道施設 6 国指定文化財 重要文化財 建造物 小林家住宅 ( 旧シャープ住宅 ) 7 国指定文化財 重要文化財 建造物 旧神戸居留地十五番館 8 国指定文化財 史跡 会下山遺跡 9 国指定文化財 重要文化財 建造物 旧山邑家住宅 ( 淀川製鋼所迎賓館 ) 10 県指定文化財 天然記念物 神前の大クス 11 県指定文化財 建造物 六甲八幡神社厄神宮本殿 12 県指定文化財 天然記念物 渦ヶ森スラスト ( 衝上断層 ) 13 県指定文化財 史跡 芦屋廃寺塔心礎 14 市指定文化財 天然記念物 妙善寺のソテツ 15 市指定文化財 石造物 伝平野備前守忠勝参り墓石室 16 市指定文化財 天然記念物 弓弦羽神社のムクノキ 17 市指定文化財 建造物 旧乾家住宅主屋 ガレージ 土蔵 塀 待合所 18 市指定文化財 天然記念物 鷺の森のケヤキ 19 市指定文化財 史跡 日吉神社石祠 20 市指定文化財 史跡 伝猿丸太夫之墓 21 市指定文化財 史跡 徳川大坂城毛利家採石場出土刻印石 注 : 図中番号は 図 を参照 神戸市の文化財 ( 神戸市ホームページ ) 神戸市文化財マップ ( 神戸市 平成 21 年 ) 芦屋市内の指定文化財 ( 芦屋市ホームページ ) より作成 (219)

224 第 図 文化財の位置 (220)

225 第 図 自然公園区域の指定状況 (221)

226 第 図 特別緑地保全地区等の指定状況 (222)

227 第 図 鳥獣保護区等の位置 (223)

228 第 図 風致地区の位置 (224)

229 第 図 景観保護関係区域及び国土防災関係区域の位置 (225)

230 3-210 (226)

231 第 4 章計画段階配慮事項に関する調査 予測及び評価の結果 4.1 計画段階配慮事項の選定及び理由 計画段階配慮事項の選定計画段階配慮事項は 発電所の設置又は変更の工事の事業に係る計画段階配慮事項の選定並びに当該計画段階配慮事項に係る調査 予測及び評価の手法に関する指針 環境影響評価の項目並びに当該項目に係る調査 予測及び評価を合理的に行うための手法を選定するための指針並びに環境の保全のための措置に関する指針等を定める省令 ( 平成 10 年通商産業省令第 54 号 )( 以下 発電所アセス省令という ) に基づき 本事業に関する事業特性及び地域特性を踏まえて 影響要因と環境要素を検討し 第 表に示すとおり選定した 4-1 (227)

232 第 表 計画段階配慮事項の選定 環境要素の区分 影響要因の区分 工事の実施土地又は工作物の存在及び供用資施設の稼働排工事用資材等の搬出入地形改変及び施設の存在建設機械の稼働造成等の施工による一時的な影響廃棄物の発生材等の搬出入機械等の稼働排ガス温排水水環境の自然的構成大気環境大気質 硫黄酸化物 要素の良好な状態 窒素酸化物 の保持を旨として 浮遊粒子状物質 調査 予測及び評価されるべき環境 石炭粉じん粉じん等 要素 騒音 騒音 振動 振動 水環境 水質 水の汚れ富栄養化水の濁り水温 底質 有害物質 その他 流向及び流速 その他の環境生物の多様性の確動物保及び自然環境の体系的保全を旨として調査 予測及び評価されるべき植物環境要素 人と自然との豊かな触れ合いの確保を旨として調査 予測及び評価されるべき環境要素 生態系景観 地形及び地質 人と自然との触れ合いの活動の場 重要な地形及び地質 重要な種及び注目すべき生息地 ( 海域に生息するものを除く ) 海域に生息する動物重要な種及び重要な群落 ( 海域に生育するものを除く ) 海域に生育する植物地域を特徴づける生態系主要な眺望点及び景観資源並びに主要な眺望景観 主要な人と自然との触れ合いの活動の場 環境への負荷の量廃棄物等産業廃棄物の程度により予測残土及び評価されるべき環境要素温室効果ガス等二酸化炭素注 :1. は 発電所アセス省令の参考項目を示す 2. は 計画段階配慮事項として選定する項目を示す 4-2 (228)

233 4.1.2 選定の理由計画段階配慮事項として選定する理由は第 表のとおりである また 計画段階配慮事項として選定しない理由は第 表のとおりである なお 工事の実施に係る項目については 工事中の影響は一時的で短期間であること 適切な環境保全措置を講じることにより環境への影響を低減することが可能であると考えられることから 計画段階配慮事項としては選定しないこととした 第 表 計画段階配慮事項として選定する理由 項目環境要素の区分硫黄酸化物窒素酸化物大気質浮遊粒子状物質 影響要因の区分施設の稼働 ( 排ガス ) 施設の稼働 ( 排ガス ) 施設の稼働 ( 排ガス ) 計画段階配慮事項として選定する理由 排煙脱硝装置 排煙脱硫装置及び集じん装置を設置することから 重大な影響を受ける可能性がある環境要素はないと考えられるが 煙突高さによる大気質への影響の違いを把握するため 計画段階配慮事項として選定する 動物 植物 景観 海域に生息する動物 海域に生育する植物 主要な眺望点及び景観資源並びに主要な眺望景観 施設の稼働 ( 温排水 ) 施設の稼働 ( 温排水 ) 地形改変及び施設の存在 新たな施設の稼働による温排水の放流に伴い事業実施想定区域及びその周辺に生息する動物への重大な影響の可能性が考えられることから 計画段階配慮事項として選定する 新たな施設の稼働による温排水の放流に伴い事業実施想定区域及びその周辺に生育する植物への重大な影響の可能性が考えられることから 計画段階配慮事項として選定する 新たな施設の存在に伴い眺望景観への重大な影響の可能性が考えられること また煙突高さによる眺望景観への影響の違いを把握するため 計画段階配慮事項として選定する 4-3 (229)

234 第 表 (1) 計画段階配慮事項として選定しない理由 項目環境要素の区分 窒素酸化物 影響要因の区分 資材等の搬出入 計画段階配慮事項として選定しない理由 資材等の搬出入により窒素酸化物の影響が考えられるが 定期検査工程の調整等により発電所関係車両台数を平準化し ピーク時台数の低減を図る等の環境保全措置を講じることにより環境への影響を低減することが可能であるため 計画段階配慮事項として選定しない 大気環境 水環境 大気質騒音振動水質その他 石炭粉じん 粉じん等 騒音 振動 水の汚れ 富栄養化 水温 流向及び流速 地形改変及び施設の存在 施設の稼働 ( 機械等の稼働 ) 資材等の搬出入 施設の稼働 ( 機械等の稼働 ) 資材等の搬出入 施設の稼働 ( 機械等の稼働 ) 資材等の搬出入 施設の稼働 ( 排水 ) 施設の稼働 ( 排水 ) 施設の稼働 ( 温排水 ) 地形改変及び施設の存在 施設の稼働 ( 温排水 ) 施設の存在及び施設の稼働により石炭粉じんの影響が考えられるが 石炭貯蔵及び搬送設備の密閉化等の環境保全措置を講じることにより環境への影響を低減することが可能であるため 計画段階配慮事項として選定しない 資材等の搬出入により粉じん等の影響が考えられるが 定期検査工程の調整等により発電所関係車両台数を平準化し ピーク時台数の低減を図る等の環境保全措置を講じることにより環境への影響を低減することが可能であるため 計画段階配慮事項として選定しない 施設の稼働により騒音の影響が考えられるが 建屋内への設置又は低騒音型機器を採用すること等の環境保全措置を講じることにより環境への影響を低減することが可能であるため 計画段階配慮事項として選定しない 資材等の搬出入により騒音の影響が考えられるが 定期検査工程の調整等により発電所関係車両台数を平準化し ピーク時台数の低減を図る等の環境保全措置を講じることにより環境への影響を低減することが可能であるため 計画段階配慮事項として選定しない 施設の稼働により振動の影響が考えられるが 振動の発生源となる機器の基礎を強固にすること等の環境保全措置を講じることにより環境への影響を低減することが可能であるため 計画段階配慮事項として選定しない 資材等の搬出入により振動の影響が考えられるが 定期検査工程の調整等により発電所関係車両台数を平準化し ピーク時台数の低減を図る等の環境保全措置を講じることにより環境への影響を低減することが可能であるため 計画段階配慮事項として選定しない 施設の稼働により水の汚れの影響が考えられるが 排水処理施設で適切に処理後排出する等の環境保全措置を講じることにより環境への影響を低減することが可能であるため 計画段階配慮事項として選定しない 施設の稼働により富栄養化の影響が考えられるが 排水処理施設で適切に処理後排出する等の環境保全措置を講じることにより環境への影響を低減することが可能であるため 計画段階配慮事項として選定しない 施設の稼働により水温への影響が考えられるが 温排水は取放水温度差を7 以下とすることにより環境への影響を低減することが可能であるため 計画段階配慮事項として選定しない 地形改変及び施設の存在により流向及び流速への影響が考えられるが 取放水設備の設置は必要最小限にすること等の環境保全措置を講じることにより環境への影響を低減することが可能であるため 計画段階配慮事項として選定しない 施設の稼働により流向及び流速への影響が考えられるが 新たに設置する取放水口から 低流速で取放水すること等の環境保全措置を講じることにより環境への影響を低減することが可能であるため 計画段階配慮事項として選定しない 4-4 (230)

235 第 表 (2) 計画段階配慮事項として選定しない理由 項目環境要素の区分 影響要因の区分 計画段階配慮事項として選定しない理由 その他の環境 地形及び地質 重要な地形及び地質 地形改変及び施設の存在 事業実施想定区域に自然環境保全上重要な地形及び地質は存在しないことから 計画段階配慮事項として選定しない 動物 植物 生態系 人と自然との触れ合いの活動の場 重要な種及び注目すべき生息地 ( 海域に生息するものを除く ) 海域に生息する動物 重要な種及び重要な群落 ( 海域に生育するものを除く ) 海域に生育する植物 地域を特徴づける生態系 地形改変及び施設の存在 地形改変及び施設の存在 地形改変及び施設の存在 地形改変及び施設の存在 地形改変及び施設の存在 地形改変及び施設の存在主要な人と自然との触れ合いの活動の資材等の搬出入場 廃棄物等産業廃棄物廃棄物の発生 温室効果ガス 二酸化炭素 施設の稼働 ( 排ガス ) 事業実施想定区域及びその周辺は 工場立地を目的とした工業専用地域の造成地であり そのほとんどが人工建造物及び道路に被覆されていることから 計画段階配慮事項として選定しない 取放水設備の設置を行うが 取水口前面の限られた範囲であり 環境への影響を低減することが可能であることから 計画段階配慮事項として選定しない 事業実施想定区域及びその周辺は 工場立地を目的とした工業専用地域の造成地であり そのほとんどが人工建造物及び道路に被覆されていることから 計画段階配慮事項として選定しない なお 現地調査等により重要な種等が確認された場合には適切な処置を講ずる 取放水設備の設置を行うが 取水口前面の限られた範囲であり 環境への影響を低減することが可能であることから 計画段階配慮事項として選定しない 事業実施想定区域及びその周辺は 工場立地を目的とした工業専用地域の造成地であり そのほとんどが人工建造物及び道路に被覆されていること 当該区域及びその近傍には重要な自然環境のまとまりは存在しないことから 計画段階配慮事項として選定しない 事業実施想定区域には人と自然との触れ合いの活動の場が存在しないことから 計画段階配慮事項として選定しない 資材等の搬出入により人と自然との触れ合いの活動の場への影響が考えられるが 定期検査工程の調整等によりピーク時の発電所関係車両台数の低減を図る等の環境保全措置を講じることにより環境への影響を低減することが可能であるため 計画段階配慮事項として選定しない 事業活動により廃棄物等の発生が考えられるが 発生した廃棄物の有効利用に努め 有効利用が困難なものは 関係法令に基づく適正処理等の環境保全措置を講じることにより環境への影響を低減することが可能であるため 計画段階配慮事項として選定しない 施設の稼働により二酸化炭素の発生が考えられるが 石炭を燃料とする最新鋭の発電技術 ( 経済性 信頼性において問題なく商用プラントとして既に運転開始をしている最新鋭の発電技術 ) である超々臨界圧 (USC) 発電設備を導入することにより発電電力量当たりの二酸化炭素排出量を低減し 環境への影響を低減することが可能であるため 計画段階配慮事項として選定しない 4-5 (231)

236 4.2 調査 予測及び評価の手法の選定及び理由計画段階配慮事項に関する調査 予測及び評価の手法は 発電所アセス省令 及び 発電所に係る環境影響評価の手引平成 19 年 1 月改訂 ( 経済産業省原子力安全 保安院 平成 19 年 ) を参考とし 本事業による事業特性及び地域特性を踏まえ選定した 計画段階配慮事項に関する調査 予測及び評価の手法は 第 表のとおりである 第 表 選定した計画段階配慮事項の調査 予測及び評価の手法 環境要素影響要因調査の手法予測の手法評価の手法 大気質 ( 硫黄酸化物 窒素酸化物 浮遊粒子状物質 ) 動物 ( 海域に生息する動物 ) 植物 ( 海域に生育する植物 ) 施設の稼働 ( 排ガス ) 施設の稼働 ( 温排水 ) 施設の稼働 ( 温排水 ) 景観 ( 主要な眺望点及び景観資源並地形改変及びびに主要な眺望景施設の存在観 ) 既存資料の整理により大気質及び気象の状況を把握する 既存資料の整理により周辺海域に生息する動物の重要な種及び干潟 藻場等の分布を把握する 既存資料の整理により周辺海域に生育する植物の重要な種及び干潟 藻場等の分布を把握する 既存資料の整理により眺望点及び景観資源の状況を把握する 窒素酸化物総量規制マニュアル ( 新版 ) 等に基づく数値シミュレーション解析により 年平均値を予測する 温排水拡散面積 (3 以上上昇域 ) の推定結果を踏まえ 生息環境の変化の程度を把握した上で 海域に生息する動物の重要な種及び干潟 藻場等への影響を定性的に予測する 温排水拡散面積 (3 以上上昇域 ) の推定結果を踏まえ 生育環境の変化の程度を把握した上で 海域に生育する植物の重要な種及び干潟 藻場等への影響を定性的に予測する 眺望点及び景観資源と事業実施想区域の位置関係を把握することにより 直接改変及び景観資源の眺望の変化を予測する また 主な眺望点から発電所設備 ( 煙突 ) を見たときの眺望の変化を垂直視角及び眺望景観イメージ図を作成し予測する 最大着地濃度とバックグラウンド濃度との比較を行うと共に 大気の汚染に係る環境基準について 及び 二酸化窒素に係る環境基準について との整合が図られているかを検討する 温排水拡散状況の変化が 海域に生息する動物に及ぼす影響の程度について 将来の温排水拡散面積を用いて定性的に評価する 温排水拡散状況の変化が 海域に生育する植物に及ぼす影響の程度について 将来の温排水拡散面積を用いて定性的に評価する 地形改変については眺望点及び景観資源の直接改変の有無 施設の存在 ( 煙突高さ ) については 主な眺望点からの眺望景観の変化の程度を評価する 4-6 (232)

237 4.3 調査 予測及び評価の結果 大気質 ( 硫黄酸化物 窒素酸化物 浮遊粒子状物質 ) 1. 施設の稼働 ( 排ガス ) (1) 調査 1 調査方法 a. 気象の状況既存文献調査により 予測に用いる風向 風速 日射量及び放射収支量の情報を収集及び整理した 風向及び風速は 事業実施想定区域の最寄りの灘浜大気測定局の平成 25 年度の測定値を調査した 日射量及び放射収支量は 事業実施想定区域の最寄りの灘大気測定局の平成 25 年度の測定値を調査した 灘浜大気測定局及び灘大気測定局の位置は 第 図のとおりである b. 大気質の濃度の状況既存文献調査により 事業実施想定区域を中心とした半径 20kmの範囲内 ( 以下 20km 圏内という ) における二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質の平成 25 年度の測定結果を調査した 大気質の測定位置は 第 図のとおりである 4-7 (233)

238 第 図大気環境の調査地点 ( 気象 大気質 ) 4-8 (234)

239 2 調査結果 a. 気象の状況灘浜大気測定局における平成 25 年度の気象観測結果は 第 表 第 図のとおりである 灘大気測定局における日射量及び放射収支量の調査結果は 第 表のとおりである また これらの風向 風速 日射量及び放射収支量の調査結果から分類した大気安定度出現頻度は 第 表のとおりである 第 表灘浜大気測定局における気象観測結果 ( 平成 25 年度 ) 項目 月 平成 25 年 平成 26 年 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 全年 平均風速 m/s 最多風向出現率 - (%) WSW 20.3 ENE 15.6 SW 17.5 WSW 30.8 SW 26.2 ENE 19.7 ENE 25.3 WSW 21.7 WSW 24.3 WSW 14.2 ENE 20.2 ENE 11.7 WSW 14.4 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) より作成 第 図灘浜大気測定局における年間風配図 ( 平成 25 年度 ) 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) より作成 4-9 (235)

240 第 表灘大気測定局における気象観測結果 ( 平成 25 年度 ) 月項目日射量 (MJ/(m 2 日)) 放射収支量 (MJ/(m 2 日)) 平成 25 年 平成 26 年 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 ( 月平均 ) 注 :1. 放射収支量は 夜間について記載した 2. 昼間及び夜間の区分は 各月の平均的な日出 日入時間を基に下表のとおり設定した 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫の環境ホームページ ) より作成 全年 季節月昼間夜間季節月昼間夜間 3 月 7~18 時 19~6 時 9 月 6~18 時 19~5 時 春季 4 月 6~18 時 19~5 時秋季 10 月 7~17 時 18~6 時 5 月 5~19 時 20~4 時 11 月 7~17 時 18~6 時 6 月 5~19 時 20~4 時 12 月 8~17 時 18~7 時 夏季 7 月 5~19 時 20~4 時冬季 1 月 8~17 時 18~7 時 8 月 6~18 時 19~5 時 2 月 7~17 時 18~6 時 第 表大気安定度出現頻度 ( 平成 25 年度 ) 項目不安定中立安定 大気安定度 A A-B B B-C C C-D D E F G 年間出現頻度 2.5% 9.8% 11.7% 2.9% 4.6% 1.0% 30.6% 3.0% 4.7% 29.3% 26.9% 36.1% 37.0% 注 : 出現頻度は 四捨五入の関係で合計が一致しないことがある b. 大気質の濃度の状況大気質の状況は 第 3 章事業実施想定区域及びその周囲の概況 3.1 自然的状況 大気環境の状況 2. 大気質の状況 (2) 大気質の状況第 表二酸化硫黄の測定結果 ( 平成 25 年度 ) 第 表 (1) 二酸化窒素の測定結果 ( 平成 25 年度 ) 第 表 (1) 浮遊粒子状物質の測定結果 ( 平成 25 年度 ) のとおりである 4-10 (236)

241 (2) 年平均値の予測 1 予測方法 窒素酸化物総量規制マニュアル 新版 ( 公害対策研究センター 平成 12 年 )( 以下 NOxマニュアル という ) 等に基づく方法により予測した a. 計算式 予測の計算式は 第 表のとおりである 第 表 予測の計算式 項目 有効煙突高さの計算式 拡散計算式 有風時 CONCAWE 式で求めた排ガス上 プルームの長期平均式 ( 風速 2.0m/s 以上 ) 昇高さ 有風時 ( 風速 0.5~1.9m/s) 無風時 ( 風速 0.4m/s 以下 ) Briggs 式とCONCAWE 式で求めた排ガス上昇高さから 代表風速における値を線形内挿した排ガス上昇高さ 簡易パフ式 b. 煙源の諸元及び予測のケース煙源の諸元は 第 表のとおりである 第 表 煙源の諸元 排出量 項目 単位 新設 1 号機 新設 2 号機 煙突実高さ m A 案 :120 B 案 :150 C 案 :180 排ガス量 ( 湿り ) 10 3 m 3 N/h 2,200 同左 排ガス温度 90 同左 硫黄酸化物 m 3 N/h 26 同左 窒素酸化物 m 3 N/h 42 同左 ばいじん kg/h 11 同左 年間利用率 % 80 c. 気象の条件風向及び風速は 灘浜大気測定局の平成 25 年度の測定データを用いた 日射量及び放射収支量は 灘大気測定局の平成 25 年度の測定データを用いた 上層の風速は 以下の式で風速補正し 煙突頭頂部の上層風を推計して用いた なお べき指数は 神鋼神戸発電所環境影響評価書 に記載されている現地調査データにより設定された第 表に示す値を用いた U z =U S Z Z S P [ 記号 ] U z U S Z Z S P : 高度 zにおける推計風速 (m/s) : 地上風速 (m/s) : 推計高度 (m) : 基準高度 (=15m) : 大気安定度によるべき指数 4-11 (237)

242 第 表 大気安定度別べき指数 大気安定度 A~B-C C~D( 昼 ) D( 夜 )~E F~G p 出典 : 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) 上層の大気安定度は 第 表に示す地上の大気安定度との関係を用いて設定した 第 表 地上と上層の大気安定度の関係 地上 A A-B B B-C C C-D D( 昼 ) D( 夜 ) E F G 上層 B B-C C C-D D E F d. 拡散パラメータ有風時の拡散パラメータは NOxマニュアル に示されたパスキル ギフォード線図の近似関数を用い 無風時の拡散パラメータは NOxマニュアル に示されたパスキル安定度に対応した拡散パラメータを用いた 2 予測結果複数案における最大着地濃度の年平均値予測結果は 第 表及び第 図 ~ 第 図のとおりである 第 表予測結果 ( 最大着地濃度 : 年平均値 ) 項目 ( 単位 ) 二酸化硫黄 (ppm) 二酸化窒素 (ppm) 浮遊粒子状物質 (mg/m 3 ) 予測ケース 最大着地濃度 (a) バックグラウンド濃度 (b) 将来予測環境濃度 (c=a+b) A 案 ( 煙突高さ 120m) ( ) B 案 ( 煙突高さ 150m) ( ) ( ) C 案 ( 煙突高さ 180m) ( ) A 案 ( 煙突高さ 120m) ( ) B 案 ( 煙突高さ 150m) ( ) ( ) C 案 ( 煙突高さ 180m) ( ) A 案 ( 煙突高さ 120m) ( ) B 案 ( 煙突高さ 150m) ( ) ( ) 発電所煙突と最大着地濃度地点の距離 約 5.7km 約 6.0km 約 6.2km 約 5.7km 約 6.0km 約 6.2km 約 5.7km 約 6.0km 発電所煙突から見た最大着地濃度の方位 北北東 北北東 北北東 北北東 北北東 北北東 北北東 北北東 C 案 ( 煙突高さ 180m) 約 6.2km 北北東 ( ) 注 : バックグラウンド濃度は 最大着地濃度地点が発電所煙突から 10km 圏内に出現していることから 発電設備の設置予定地から 10km 圏内の一般環境大気測定局における平成 21 年度から平成 25 年度の年平均値の平均値を上段に示し 各測定局の5か年平均値の最小値から最大値の範囲を ( ) 内に示す また 将来予測環境濃度の項についても同様に平均値を上段に示し 最小値から最大値の範囲を ( ) 内に示す 4-12 (238)

243 第 図 (1) 二酸化硫黄の地上濃度の予測結果 ( 年平均値 )[A 案 :120m 煙突 ] 4-13 (239)

244 第 図 (2) 二酸化硫黄の地上濃度の予測結果 ( 年平均値 )[B 案 :150m 煙突 ] 4-14 (240)

245 第 図 (3) 二酸化硫黄の地上濃度の予測結果 ( 年平均値 )[C 案 :180m 煙突 ] 4-15 (241)

246 第 図 (1) 二酸化窒素の地上濃度の予測結果 ( 年平均値 )[A 案 :120m 煙突 ] 4-16 (242)

247 第 図 (2) 二酸化窒素の地上濃度の予測結果 ( 年平均値 )[B 案 :150m 煙突 ] 4-17 (243)

248 第 図 (3) 二酸化窒素の地上濃度の予測結果 ( 年平均値 )[C 案 :180m 煙突 ] 4-18 (244)

249 第 図 (1) 浮遊粒子状物質の地上濃度の予測結果 ( 年平均値 )[A 案 :120m 煙突 ] 4-19 (245)

250 第 図 (2) 浮遊粒子状物質の地上濃度の予測結果 ( 年平均値 )[B 案 :150m 煙突 ] 4-20 (246)

251 第 図 (3) 浮遊粒子状物質の地上濃度の予測結果 ( 年平均値 )[C 案 :180m 煙突 ] 4-21 (247)

252 (3) 評価評価は 最大着地濃度をバックグラウンド濃度と対比するとともに 最大着地濃度地点における将来予測環境濃度を 環境基準を年平均値に換算した値 ( 以下 環境基準の年平均相当値 という ) と比較することにより行った 比較結果は第 表のとおりである 各物質の最大着地濃度は 予測ケースで比較すると 煙突高さが高いほど極わずかに低くなる結果であり いずれの案もバックグラウンド濃度に比べ極めて小さくなっている また バックグラウンド濃度の平均値で算出した将来予測環境濃度について 環境基準の年平均相当値と比較すると 二酸化硫黄の将来予測環境濃度は ~ ppmであり いずれの案も環境基準の年平均相当値 (0.0182ppm) に適合している 二酸化窒素の将来予測環境濃度は ~ ppmであり いずれの案も環境基準の年平均相当値 (0.0293ppm) に適合している 浮遊粒子状物質の将来予測環境濃度は ~ mg/m 3 であり いずれの案も環境基準の年平均相当値 (0.0328mg/m 3 ) に適合している 第 表 年平均値予測結果と環境基準との対比 項目 ( 単位 ) 予測ケース 最大着地濃度 (a) バックグラウンド濃度 (b) 将来予測環境濃度 (c=a+b) 寄与率 (a/c) 環境基準の年平均相当値 二酸化硫黄 (ppm) 二酸化窒素 (ppm) A 案 ( 煙突高さ 120m) % ( ) (1.3%-3.1%) B 案 ( 煙突高さ 150m) % ( ) ( ) (1.1%-2.8%) C 案 ( 煙突高さ 180m) % ( ) (1.0%-2.6%) A 案 ( 煙突高さ 120m) % ( ) (0.4%-1.2%) B 案 ( 煙突高さ 150m) % ( ) ( ) (0.4%-1.0%) C 案 ( 煙突高さ 180m) % ( ) (0.4%-0.9%) A 案 ( 煙突高さ 120m) % ( ) (0.1%-0.2%) 浮遊粒子状 B 案 物質 ( 煙突高さ 150m) % ( ) (mg/m 3 ) ( ) (0.09%-0.1%) C 案 ( 煙突高さ 180m) % ( ) (0.08%-0.1%) ppm ppm mg/m 3 注 :1. バックグラウンド濃度は 最大着地濃度地点が発電所煙突から 10km 圏内に出現していることから 発電設備の設置予定地から 10km 圏内の一般環境大気測定局における平成 21 年度から平成 25 年度の年平均値の平均値を上段に示し 各測定局の 5 か年平均値の最小値から最大値の範囲を ( ) 内に示す また 将来予測環境濃度 寄与率の項についても同様に平均値を上段に示し 最小値から最大値の範囲を ( ) 内に示す 2. 環境基準の年平均相当値は 発電設備の設置予定地から 20km 圏内の一般環境大気測定局における平成 21 年度から平成 25 年度の測定値に基づき作成した次式により求めた 二酸化硫黄 :y=0.4649x (y: 年平均値 (ppm) x: 日平均値の 2% 除外値 (ppm)) 二酸化窒素 :y=0.5424x (y: 年平均値 (ppm) x: 日平均値の年間 98% 値 (ppm)) 浮遊粒子状物質 :y=0.2543x (y: 年平均値 (mg/m 3 ) x: 日平均値の 2% 除外値 (mg/m 3 )) 4-22 (248)

253 4.3.2 動物 ( 海域に生息する動物 ) 1. 施設の稼働 ( 温排水 ) (1) 調査 1 調査方法 神鋼神戸発電所環境影響評価書 日本の干潟 藻場 サンゴ礁の現況( 第 1 巻干潟 ) ( 環境庁 平成 6 年 ) 及び 日本の干潟 藻場 サンゴ礁の現況 ( 第 2 巻藻場 ) ( 環境庁 平成 6 年 ) 等に記載されている調査結果について概要を整理することにより 事業実施想定区域の周辺海域における重要な種及び注目すべき生息地 干潟 藻場 サンゴ礁の分布を把握した 2 調査結果調査結果は 動植物の生息又は生育 植物及び生態系の状況 1. 動物の状況 (3) 動物相の概要 ( 海域 ) 及び (4) 重要な種及び注目すべき生息地の概要 ( 海域 ) 及び 動植物の生息又は生育 植物及び生態系の状況 2. 植物の生育の状況 (4) 注目すべき生育地の概要 ( 海域 ) のとおりであり 事業実施想定区域の周辺海域において 重要な種及び注目すべき生息地 干潟 藻場 サンゴ礁は確認されていない なお 神戸港港湾区域において事業実施想定区域から西南西方向約 15kmの位置に藻場 ( 神戸市須磨 ) が確認されている ( 第 図を参照 ) 4-23 (249)

254 (2) 予測 1 予測方法温排水による水温上昇面積 (3 以上上昇域 ) を推計するとともに 計画施設供用後の温排水拡散包絡範囲を推定し 重要な種及び注目すべき生息地 干潟 藻場 サンゴ礁への影響を予測した 本事業で温排水を放流する神戸港には 神鋼神戸発電所が既に立地しており 神鋼神戸発電所環境影響評価書 において温排水拡散面積及び拡散範囲を予測している ここでは 発電所に係る環境影響評価の手引平成 19 年 1 月改訂 ( 経済産業省原子力安全 保安院 平成 19 年 ) に記載の 火力 原子力発電所 施設の稼働 ( 温排水 ) の水温への影響評価について を参考に 放水量と温排水拡散面積が比例関係にあるとみなして 神鋼神戸発電所環境影響評価書 の放水量と計画施設供用後の放水量の比率に従って温排水による水温上昇面積 (3 以上上昇域 ) を推計した 神鋼神戸発電所環境影響評価書 と計画施設供用後の温排水に係る諸元は 第 表に示すとおりである 第 表 温排水に係る諸元 神鋼神戸発電所環境影響評価書 計画施設供用後 項目 単位 既設製鉄所 神鋼神戸発電所 合計 既設製鉄所 神鋼神戸発電所 神戸製鉄所火力発電所 合計 放水量 m 3 /s 約 60 約 放水方式 - 表層放水表層放水 取放水温度差 7 以下 7 以下 4-24 (250)

255 2 予測結果計画施設供用後の3 以上上昇域の面積を推計した結果は第 表のとおりである 神鋼神戸発電所環境影響評価書 の予測結果と比較して約 4.4km 2 増加し 3 以上上昇域の面積は約 11.0km 2 となる 六甲アイランド ポートアイランド等の埋立地及び防波堤等で囲まれた神戸製鉄所前面の近傍海域の面積は約 23km 2 であることから 温排水による3 以上上昇域 ( 最大拡散範囲 ) は 神戸製鉄所前面の近傍海域に留まると推定される 文献調査の結果 事業実施想定区域の周辺海域には 重要な種及び注目すべき生息地 干潟 藻場 サンゴ礁は存在しないことから 温排水による影響は少ないものと考えられる 第 表 3 以上上昇域の面積の推定結果 項目 単位 神鋼神戸発電所環境影響評価書予測結果 計画施設供用後 増加分 放水量 m 3 /s 77.2 約 約 以上上昇域の面積 km 約 11.0 約 4.4 注 : 計画施設供用後の3 以上上昇域の面積は 以下の式により算出した 3 以上上昇域の面積 = 評価書予測結果の3 以上上昇域の面積 ( 供用後の放水量 評価書の放水量 ) (3) 評価温排水による3 以上上昇域 ( 最大拡散範囲 ) は 神戸港内の神戸製鉄所前面の近傍海域に留まると予測されること また事業実施想定区域の周辺海域には 重要な種及び注目すべき生息地 干潟 藻場 サンゴ礁は存在しないことから 温排水が重要な種及び注目すべき生息地 干潟 藻場 サンゴ礁に及ぼす重大な影響はないものと評価する 4-25 (251)

256 4.3.3 植物 ( 海域に生育する植物 ) 1. 施設の稼働 ( 温排水 ) (1) 調査 1 調査方法 神鋼神戸発電所環境影響評価書 日本の干潟 藻場 サンゴ礁の現況( 第 1 巻干潟 ) ( 環境庁 平成 6 年 ) 及び 日本の干潟 藻場 サンゴ礁の現況 ( 第 2 巻藻場 ) ( 環境庁 平成 6 年 ) 等に記載されている調査結果について概要を整理することにより事業実施想定区域周辺海域における重要な種及び重要な群落 干潟 藻場 サンゴ礁の分布を把握した 2 調査結果調査結果は 動植物の生息又は生育 植物及び生態系の状況 1. 動物の状況 (4) 重要な種及び注目すべき生息地の概要 ( 海域 ) 及び 動植物の生息又は生育 植物及び生態系の状況 2. 植物の生育の状況 (3) 植物相の概要 ( 海域 ) 及び (4) 注目すべき生育地の概要 ( 海域 ) のとおりであり 事業実施想定区域の周辺海域において 重要な種及び重要な群落の分布 干潟 藻場 サンゴ礁は確認されていない なお 神戸港港湾区域において 事業実施想定区域から西南西方向約 15kmの位置に藻場が確認されている ( 第 図を参照 ) (2) 予測 1 予測方法温排水による水温上昇面積 (3 以上上昇域 ) を推計するとともに 計画施設供用後の温排水拡散包絡範囲を推定し 重要な種及び重要な群落の分布 干潟 藻場 サンゴ礁への影響を予測した 計画施設供用後の温排水による水温上昇面積 (3 以上上昇域 ) の推計 及び温排水拡散包絡範囲の推定方法は 動物 ( 海域に生息する動物 ) 1. 施設の稼働 ( 温排水 ) (2) 予測 1 予測方法 のとおりである 2 予測結果計画施設供用後の3 以上上昇域の面積 及び温排水拡散包絡範囲の推定結果は 動物 ( 海域に生息する動物 ) 1. 施設の稼働 ( 温排水 ) (2) 予測 2 予測結果 のとおりである 温排水による3 以上上昇域 ( 最大拡散範囲 ) は 神戸製鉄所前面の近傍海域に留まると推定される 文献調査の結果 事業実施想定区域の周辺海域には 重要な種及び重要な群落の分布 干潟 藻場 サンゴ礁は存在しないことから 温排水による影響は少ないものと考えられる (3) 評価温排水による3 以上上昇域 ( 最大拡散範囲 ) は 神戸港内の神戸製鉄所前面の近傍海域に留まると予測されること また事業実施想定区域の周辺海域には 重要な種及び重要な群落の分布 干潟 藻場 サンゴ礁は存在しないことから 温排水が重要な種及び重要な群落の分布 干潟 藻場 サンゴ礁に及ぼす重大な影響はないものと評価する 4-26 (252)

257 4.3.4 景観 1. 地形改変及び施設の存在 (1) 調査 1 調査方法 神鋼神戸発電所環境影響評価書 神戸らしい眺望景観 50 選 10 選 MAP ( 神戸市 平成 24 年 ) まるごと六甲山 ( 国立公園六甲山地区整備促進協議会 平成 25 年 ) 第 3 回自然環境保全基礎調査兵庫県自然環境情報図 ( 環境庁 平成元年 ) 兵庫の貴重な自然兵庫県版レッドデータブック 2011( 地形 地質 自然景観 生態系 ) ( 兵庫県 平成 23 年 ) 神戸市文化財マップ ( 神戸市 平成 21 年 ) 芦屋市内の指定文化財 ( 芦屋市ホームページ ) の既存資料調査により 事業実施想定区域周辺の眺望点及び景観資源の分布を把握した また 眺望点の現地踏査により 計画施設供用後の計画施設の視認状況を確認 整理した 2 調査結果事業実施想定区域及びその周辺には 眺望点として六甲展望台 ( 六甲ケーブル山上駅 ) 神戸市役所 1 号館展望ロビー 神戸港遊覧船 ( 神戸ベイクルーズ ) 航路上等の 34 地点がある 眺望点 34 地点の内 計画施設供用後の煙突位置周辺が視認可能な地点は 26 地点であった これら眺望点の概要は第 表 眺望点の位置は第 図のとおりである 事業実施想定区域及びその周辺には 景観資源として自然景観資源が6 箇所 人文景観資源として 17 箇所が存在する これら景観資源の概要は第 表 景観資源の位置は第 図のとおりである 4-27 (253)

258 第 表 眺望点の概要 図番号 眺望点名 方向 距離 視認状況 眺望点の概要 1 六甲展望台 ( 六甲ケーブル山上駅 ) 北 約 5.6km 神戸らしい眺望景観 50 選 10 選のひとつ 2 神戸市役所 1 号館展望ロビー 西南西 約 4.8km 神戸らしい眺望景観 50 選 10 選のひとつ 3 神戸港遊覧船 ( 神戸ベイクルーズ ) 西南西 約 3.7km 神戸らしい眺望景観 50 選 10 選のひとつ 航路上 4 JR 西日本六甲道駅 北北西 約 1.6km 西日本旅客鉄道神戸線の六甲道駅 5 保久良神社 北東 約 4.8km 神戸らしい眺望景観 50 選 10 選のひとつ 6 表六甲ドライブウ表六甲ドライブウェイの途中にあり 六甲山の北北西約 5.6km ェイ鉢巻展望台中腹に位置する展望台 7 掬星台展望台 北西 約 5.1km 神戸らしい眺望景観 50 選 10 選のひとつ 8 住吉台展望公園 北北東 約 4.5km 正面に六甲アイランドが眺望できる公園 9 神戸大学正門前 北北西 約 3.1km 神戸大学六甲台第 1 キャンパスの正門 10 五鬼城山展望公園 北西 約 3.7km 摩耶山の山腹にある公園で3つの展望台がある 11 布引ハーブ園 展望広場 西北西 約 5.3km 神戸らしい眺望景観 50 選 10 選のひとつ 12 六甲ライナー マ神戸新交通六甲アイランド線の六甲アイランド南東約 2.9km リンパーク駅にある終着駅 13 六甲大橋 東 約 2.0km 昭和 52 年に開通した世界初のダブルデッキ構造の橋 14 処女塚古墳 北 約 1.1km 3 世紀後半に造られた全長約 66mの前方後円墳 15 阪神電鉄大石駅 西北西 約 1.5km 阪神電気鉄道阪神本線の大石駅 16 白鶴美術館付近 北北東 約 3.4km 神戸らしい眺望景観 50 選 10 選のひとつ 17 住吉橋付近 北東 約 2.8km 神戸らしい眺望景観 50 選 10 選のひとつ 18 六甲アイランド北公園 東南東 約 2.2km 神戸らしい眺望景観 50 選 10 選のひとつ 19 六甲アイランド リバーモール 南東 約 2.5km 神戸らしい眺望景観 50 選 10 選のひとつ 20 御影公会堂付近 北 約 1.5km 神戸らしい眺望景観 50 選 10 選のひとつ 21 篠原橋付近 ( 都賀川 ) 北西 約 2.1km 神戸らしい眺望景観 50 選 10 選のひとつ 22 長峰坂 北西 約 3.1km 神戸らしい眺望景観 50 選 10 選のひとつ 23 灘丸山公園 北西 約 3.5km 神戸らしい眺望景観 50 選 10 選のひとつ 24 神戸布引ロープウェイ 西北西 約 5.1km 神戸らしい眺望景観 50 選 10 選のひとつ 25 新神戸駅 西 約 4.5km 神戸らしい眺望景観 50 選 10 選のひとつ 26 ポートアイランド北公園 南西 約 4.7km 神戸らしい眺望景観 50 選 10 選のひとつ 27 ポートライナー 南西 約 4.7km 神戸らしい眺望景観 50 選 10 選のひとつ 28 虹の駅 北西 約 4.2km 摩耶山へ登るケーブルとロープウェイの乗り継ぎ駅 29 岡本梅林 ( 公園 ) 北東 約 4.2km 梅の名所として知られている公園 30 阪神電鉄住吉駅 北東 約 1.9km 阪神電気鉄道阪神本線の住吉駅 31 阪神電鉄御影駅 北北東 約 1.7km 阪神電気鉄道阪神本線の御影駅 32 阪神電鉄石屋川駅 北北東 約 1.3km 阪神電気鉄道阪神本線の石屋川駅 33 阪神電鉄新在家駅 北北西 約 1.1km 阪神電気鉄道阪神本線の新在家駅 34 阪神電鉄西灘駅 西北西 約 2.0km 阪神電気鉄道阪神本線の西灘駅 注 : 視認状況については 将来の計画施設周辺が視認できる場合は できない場合は とした 4-28 (254)

259 区分図番号景観資源名方向距離景観資源の概要自第 表 景観資源の概要 然景観6 布引渓谷 布引の滝西約 4.9km 人文景観1 六甲山頂は風化した花崗岩から成る隆起した準平六甲山系の準平原 断北約 5.3km 原で 南縁には六甲断層系が発達し 六甲山の花層 アカマツ林崗岩土壌に適したアカマツ林が多く見られる 2 ロックガーデン 北東 約 6.0km 花崗岩山地特有の岩塊 岩塔が続く岩場 3 保久良神社の森 北東 約 4.8km 金鳥山中腹にある保久良神社周辺の森で 環境緑地保全地域に指定されている 4 摩耶山 北西 約 5.2km 瀬戸内海国立公園内の六甲山地の中央に位置する標高 702mの山 5 鼓が滝 西 約 4.8km 大都市の近くでありながら大小の滝が続く渓谷 1 処女塚古墳 北 約 1.0km 全長約 66mの前方後方墳で 二段築成で 3 世紀後半に造られた 2 西求女塚古墳 西 約 1.8km 標高 6mの海岸沿いに立地する全長約 98mの前方後方であり 畿内の大王勢力との関わりをもつ豪族の墓として古墳時代前期 (3 世紀後半 ) に築造されたと考えられている 3 旧ハンター住宅 西北西 約 3.0km 明治 22 年頃建設された現存する神戸の異人館の中では最大規模のものの1つ 4 六甲八幡神社 北北西 約 2.2km 戦国期に荒廃していたのを 天正末年に村民が協力して再建したといわれ 本殿東隣にある厄神宮本殿は三間社流造 本瓦葺で墨書の銘板が残されている 5 伝平野備前守忠勝参り鎌倉時代後期に造られ 一石で造られた屋根石 北北東約 2.5km 墓石室両側壁石 奥壁石 底石の5 石で構成された石室 6 昭和 11 年頃 乾汽船株式会社を設立した乾旧乾家住宅主屋 ガ新治氏の自宅として建築された鉄筋コンクレージ 土蔵 塀 待北北東約 3.3km リート造 2 階建ての神戸を代表とする近合所代建築の1つ 7 六甲山地は第四紀 (200 万年前 ~ 現在 ) の渦ヶ森スラスト ( 衝上北約 4.2km 地殻変動で形成された地形で この変動を断層 ) 顕著に露見させている断層である 8 徳光院 西 約 4.7km 県下最古の多宝塔があり 徳光院及びその周辺も文化財に指定されている 9 布引水源地水道施設 西 約 5.2km 神戸市水道創設時の水源地施設群で 明治 33 年に日本で7 番目となる近代水道施設である 10 小林家住宅 ( 旧シャー神戸のアメリカ総領事であったハンター シャー西約 5.2km プ住宅 ) プ氏の邸宅として 明治 36 年に建築された 11 旧神戸居留地十五番館 西南西 約 5.2km 旧居留地内に唯一残る居留地時代の商館で 当初はアメリカ領事館であった 12 日吉神社石祠 東北東 約 5.6km 四注寄棟形式の石祠屋根に 永世十七年 (1520 年 ) の紀年銘他文字がある芦屋市内最古の金石文 13 芦屋会下山弥生時代住標高 160~200mの表六甲山系の尾根上にある 弥北東約 6.0km 居跡生時代の高地性集落の跡 14 芦屋廃寺塔心礎 北東 約 6.2km 7 世紀末頃創建の芦屋廃寺の塔の中心礎石 15 旧山邑家住宅 ( 淀川製大正 13 年に建築され 鉄筋コンクリート造として北東約 6.5km 鋼所迎賓館 ) 全国で初めて国の重要文化財に指定された 16 伝猿丸太夫之墓 北東 約 7.0km 芦屋神社社殿の裏庭にある宝塔 17 徳川大坂城毛利家採石 1620~1629 年の徳川大坂城の築城時に石垣用とし北東約 7.4km 場出土刻印石て採石された石材 神戸らしい眺望景観 50 選 10 選 MAP ( 神戸市 平成 24 年 ) 兵庫の貴重な自然兵庫県版レッドリスト 2011( 地形 地質 自然景観 生態系 ) ( 兵庫の環境ホームページ ) 神戸市文化財マップ ( 神戸市 平成 21 年 ) 芦屋市内の指定文化財 ( 芦屋市ホームページ ) より作成 4-29 (255)

260 第 図 眺望点の位置 4-30 (256)

261 第 図 景観資源の位置 4-31 (257)

262 (2) 予測 1 予測方法事業実施想定区域と眺望点及び景観資源について図示し その位置関係から直接改変の有無を把握した また眺望景観については 計画施設供用後の煙突位置周辺が視認可能な眺望点 (26 地点 ) から煙突計画地点を見たときの垂直視角 ( 仰角及び俯角 ) を算出し比較するとともに 主要な眺望点として 神戸らしい眺望景観を代表する山側 ( 六甲山頂 ) からの景観 海側 ( 神戸港遊覧船等 ) からの景観 市街地からの都市景観について 神鋼神戸発電所環境影響評価書 を参考に 六甲展望台 ( 眺望点 1) 神戸市役所 1 号館展望ロビー ( 眺望点 2) 神戸港遊覧船 ( 眺望点 3) JR 六甲道駅 ( 眺望点 4) を選定するとともに 今回の事業計画 ( 計画施設供用後の煙突は 隣接する神鋼神戸発電所の煙突の南東部に位置する ) を考慮し 煙突高さによる影響の違いをみるため 視認性が良好な 六甲アイランド北公園 ( 眺望点 1 8) 阪神石屋川駅( 眺望点 32) の事業実施想定区域近傍 2 地点を加えた 合計 6 地点について眺望景観イメージ図を作成し 複数案における眺望景観の変化を比較した 垂直視角の考え方は 第 図のとおりである 垂直視角は事業実施想定区域の特性から標高を考慮して算出した 垂直視角による比較には 景観対策ガイドライン ( 案 ) (UHV 送電特別委員会環境部会立地分科会 昭和 56 年 ) の送電鉄塔の見え方を参考とした 第 図 垂直視角の考え方 2 予測結果 a. 眺望点及び景観資源事業実施想定区域及びその周辺の眺望点及び景観資源は 第 図及び第 図のとおりである 眺望点は 事業実施想定区域周辺に 34 地点が存在するが 直接改変はない 景観資源は 事業実施想定区域周辺に 23 箇所が存在するが 直接改変はない b. 眺望景観 (a) 垂直視角計画施設供用後の煙突位置周辺が視認可能な眺望点 (26 地点 ) から煙突計画地点までの距離と垂直視角は 第 表のとおりである 垂直視角の範囲はA 案 ( 煙突高さ :120m) では 1.2~6.2 度 B 案 ( 同 :150m) では 1.5~7.8 度 C 案 ( 同 :180m) では 1.8~9.3 度と予測され 景観対策ガイドライン ( 案 ) において 場合によっては景観的に気になり出す といわれている垂直視角が 2.0 度以上の地点数は A 案が 14 地点 B 案が 17 地点 C 案が 23 地点となっており A 案 B 案 C 案の順に 2.0 度以上となる地点数が多くなる またC 案においては 距離が最も近い眺望点 14 及び眺望点 33( 煙突計画地点までの距離 : 約 1.1km) における垂直視角は約 9.3 度と予測され 眼いっぱいに大きくなり 圧迫感を受けるようになる といわれている 10 度に近い角度に該当する 4-32 (258)

263 第 表 計画施設供用後の煙突位置周辺が視認可能な眺望点からの距離と最大垂直視角 図番号 眺望点名 煙突計画地点までの距離 (km) 標高 (m) A 案 (120m) 煙突の最大垂直視角 ( 度 ) B 案 (150m) C 案 (180m) 1 六甲展望台 ( 六甲ケーブル山上駅 ) 約 5.6 約 740 約 1.2 約 1.5 約 神戸市役所 1 号館展望ロビー 約 4.8 約 100 約 1.4 約 1.8 約 神戸港遊覧船 ( 神戸ベイクルーズ ) 航路上 約 3.7 約 5 約 1.9 約 2.3 約 JR 西日本六甲道駅 約 1.6 約 30 約 4.3 約 5.4 約 表六甲ドライブウェイ鉢巻展望台 約 5.6 約 660 約 1.2 約 1.5 約 掬星台展望台 約 5.1 約 690 約 1.3 約 1.7 約 住吉台展望公園 約 4.5 約 260 約 1.5 約 1.9 約 神戸大学正門前 約 3.1 約 160 約 2.2 約 2.8 約 五鬼城山展望公園 約 3.7 約 260 約 1.9 約 2.3 約 布引ハーブ園 展望広場 約 5.3 約 390 約 1.3 約 1.6 約 六甲ライナー, マリンパーク駅 約 2.9 約 15 約 2.4 約 3.0 約 六甲大橋 約 2.0 約 20 約 3.4 約 4.3 約 処女塚古墳 約 1.1 約 4 約 6.2 約 7.8 約 阪神電鉄大石駅 約 1.5 約 19 約 4.6 約 5.7 約 六甲アイランド北公園 約 2.2 約 2 約 3.1 約 3.9 約 御影公会堂付近 約 1.5 約 15 約 4.6 約 5.7 約 長峰坂 約 3.1 約 130 約 2.2 約 2.8 約 灘丸山公園 約 3.5 約 150 約 2.0 約 2.5 約 神戸布引ロープウェイ 約 5.1 約 240 約 1.3 約 1.7 約 ポートアイランド北公園 約 4.7 約 3 約 1.5 約 1.8 約 ポートライナー 約 4.7 約 25 約 1.5 約 1.8 約 虹の駅 約 4.2 約 450 約 1.6 約 2.0 約 阪神電鉄住吉駅 約 1.9 約 14 約 3.6 約 4.5 約 阪神電鉄御影駅 約 1.7 約 18 約 4.0 約 5.0 約 阪神電鉄石屋川駅 約 1.3 約 20 約 5.3 約 6.6 約 阪神電鉄新在家駅 約 1.1 約 16 約 6.2 約 7.8 約 9.3 ( 参考 ) 送電鉄塔の見え方 垂直視角 鉄塔の場合の見え方 0.5 度 輪郭がやっとわかる 季節と時間 ( 夏の午後 ) の条件は悪く ガスのせいもある 1 度 十分見えるけれど 景観的にはほとんど気にならない ガスがかかって見えにくい シルエットになっている場合には良く見え 場合によっては景観的に気になり出す シルエット 1.5~2 度 にならず さらに環境融和塗色がされている場合には ほとんど気にならない 光線の加減によ っては見えないこともある 3 度 比較的細部まで見えるようになり 気になる 圧迫感は受けない 5~6 度 やや大きく見え 景観的にも大きい影響がある ( 構図を乱す ) 架線もよく見えるようになる 圧迫感はあまり受けない ( 上限か ) 10~12 度 眼いっぱいに大きくなり 圧迫感を受けるようにようになる 平坦なところでは垂直方向の景観要素としては際立った存在になり周囲の景観とは調和しえない 20 度 見上げるような仰角になり 圧迫感も強くなる 景観対策ガイドライン( 案 ) (UHV 送電特別委員会環境部会立地分科会 昭和 56 年 ) より作成 4-33 (259)

264 (b) 眺望景観イメージ図事業実施想定区域周辺における主要な眺望点 (6 地点 : 眺望点 1 眺望点 2 眺望点 3 眺望点 4 眺望点 18 眺望点 32) における眺望景観イメージ図は第 図に 予測結果は第 表のとおりである 事業実施想定区域から約 5km 離れた遠景 ( 眺望点 1 眺望点 2) においては 垂直視角が約 2 度以下となり眺望景観の変化は小さいと予測する それより近い中 近景の眺望点においては A 案 ( 煙突高さ :120m) B 案 ( 同 :150m) C 案 ( 同 :180m) の順で 煙突高さの違いによる眺望景観の変化の程度に影響がみられ 事業実施想定区域の近傍では眺望景観の変化の程度がより大きくなるものと予測する 第 表 眺望景観イメージ図による予測結果 図番号眺望点名眺望景観の変化の状況 1 六甲展望台 ( 六甲ケーブル山上駅 ) 2 神戸市役所 1 号館展望ロビー 3 神戸港遊覧船 ( 神戸ベイクルーズ ) 航路上 4 JR 西日本六甲道駅 18 六甲アイランド北公園 32 阪神電鉄石屋川駅 六甲山から瀬戸内海を望む眺望景観で 計画施設は港湾施設や工場とともに視認される 垂直視角は最大でも約 2 度となり 計画施設 ( 煙突 ) の高さが増しても眺望景観の変化の程度は小さいと予測する 神戸市役所の 24 階から望む眺望景観で 計画施設は市街地の後背に視認される 垂直視角は最大でも約 2 度となり 計画施設 ( 煙突 ) の高さが増しても眺望景観の変化の程度は小さいと予測する 遊覧船から望む眺望景観で 計画施設は空と海の境に視認され 計画施設 ( 煙突 ) の高さが増すと眺望景観の変化の程度は大きくなると予測する 計画施設 ( 煙突 ) の位置は 六甲山系の山並みの東端となり 山並みは遮らない 市街地にある駅のホームから望む眺望景観で 計画施設は高層建築物の後背に視認され 計画施設 ( 煙突 ) の高さが増すと眺望景観の変化の程度は大きくなると予測する 埋立地にある公園から望む眺望景観で 計画施設は港湾施設や工場とともに視認され 計画施設 ( 煙突 ) の高さによっては山の稜線を越え 眺望景観の変化の程度はより大きくなると予測する 六甲山系の山並みを遮らない計画施設 ( 煙突 ) の高さは 120mであった 市街地にある駅のホームから望む眺望景観で 眺望点 4より計画施設に近い 計画施設 ( 煙突 ) は駅周辺の建築物の後背に視認され 計画施設 ( 煙突 ) の高さが増すと眺望景観の変化の程度は大きくなると予測する 神戸製鉄所及び隣接する神鋼神戸発電所の既存煙突の高さと比較して 計画施設 ( 煙突 ) の高さが 120m 150mでは 眺望景観の変化の程度は同等または同等以下となると予測される 注 : 眺望点 14 及び眺望点 33 については 建物 高速道路等により視野の大部分が遮られ 計画施設周辺の視認性が低いことから 事業実施想定区域近傍 ( 山側 ) の眺望点としては眺望点 32 を選定した 4-34 (260)

265 第 図 (1) 眺望景観の状況 眺望点 1 遠景 六甲展望台 ( 六甲ケーブル山頂駅 ) A 案 ( 煙突高さ 120m) 計画施設の煙突 神鋼神戸発電所の煙突 B 案 ( 煙突高さ 150m) C 案 ( 煙突高さ 180m) 計画施設供用後の煙突計画地点及び高さを赤線で表示 4-35 (261)

266 眺望点 2 遠景 神戸市役所 1 号館展望ロビー A 案 ( 煙突高さ 120m) 第 図 (2) 眺望景観の状況 神鋼神戸発電所の煙突 計画施設の煙突 B 案 ( 煙突高さ 150m) C 案 ( 煙突高さ 180m) 計画施設供用後の煙突計画地点及び高さを赤線で表示 4-36 (262)

267 第 図 (3) 眺望景観の状況 眺望点 3 中 近景 神戸港遊覧船 ( 神戸ベイクルーズ ) 航路上 A 案 ( 煙突高さ 120m) 神鋼神戸発電所の煙突 計画施設の煙突 B 案 ( 煙突高さ 150m) C 案 ( 煙突高さ 180m) 計画施設供用後の煙突計画地点及び高さを赤線で表示 4-37 (263)

268 第 図 (4) 眺望景観の状況 眺望点 4 中 近景 JR 西日本六甲道駅 A 案 ( 煙突高さ 120m) 神鋼神戸発電所の煙突は視認できない 計画施設の煙突 B 案 ( 煙突高さ 150m) C 案 ( 煙突高さ 180m) 計画施設供用後の煙突計画地点及び高さを赤線で表示 4-38 (264)

269 第 図 (5) 眺望景観の状況 眺望点 18 中 近景 六甲アイランド北公園 A 案 ( 煙突高さ 120m) 神鋼神戸発電所の煙突 計画施設の煙突 B 案 ( 煙突高さ 150m) C 案 ( 煙突高さ 180m) 計画施設供用後の煙突計画地点及び高さを赤線で表示 4-39 (265)

270 第 図 (6) 眺望景観の状況 眺望点 32 中 近景 阪神電鉄石屋川駅 A 案 ( 煙突高さ 120m) 神鋼神戸発電所の煙突 計画施設の煙突 B 案 ( 煙突高さ 150m) C 案 ( 煙突高さ 180m) 計画施設供用後の煙突計画地点及び高さを赤線で表示 4-40 (266)

271 (3) 評価複数案に対する景観への影響比較は 第 表のとおりである 1 眺望点及び景観資源眺望点及び景観資源は A 案 B 案及びC 案のいずれの計画においても直接改変されないことから 地形改変及び施設の存在による重大な影響はないと評価する 2 眺望景観眺望景観への影響は A 案 ( 煙突高さ :120m) B 案 ( 同 :150m) C 案 ( 同 :180m) の順で大きくなり 隣接する神鋼神戸発電所の煙突高さが 150mであることを考慮すると A 案 B 案では 眺望景観の変化への影響は小さく C 案では 今回選定した中 近景の眺望点からの眺望景観の変化への影響は大きいが 煙突の最大垂直視角が 10 度以内であることから 重大な影響を及ぼす可能性はないものと評価する また 今回選出した海側から六甲山 市街地をみる主要な眺望点 2 地点 ( 眺望点 3 眺望点 18) の眺望景観において 計画施設供用後の煙突高さにより六甲山系の山並みを遮らないケースはA 案のみであった 以上のことから 眺望景観 ( 煙突高さ ) の観点からみた複数案の比較において 景観への影響が最も低減可能な案は A 案 ( 煙突高さ :120m) であると評価する 今後の検討においては 神戸市都市景観条例 等に基づき 発電所の建屋及び煙突等の施設の色彩については周囲の景観と調和するよう配慮し さらなる眺望景観への影響の低減を図る 第 表 複数案に対する景観への影響比較 項目 A 案 (120m) B 案 (150m) C 案 (180m) 眺望点の変化 ( 直接改変の有無 ) なしなしなし 景観資源の変化 ( 直接改変の有無 ) なしなしなし 眺望景観の変化 ( 煙突の最大垂直視角 ) 約 1.2~ 約 6.2 度約 1.5~ 約 7.8 度約 1.8~ 約 9.3 度 ( 垂直視角 2 度以上の地点数 ) 14 地点 17 地点 23 地点 ( 眺望景観イメージ図 ) 他案と比較して影響は小さい 他案と比較して影響は大きい 4-41 (267)

272 4.4 総合評価 計画段階配慮事項に係る総合評価は 以下のとおりである 排ガスによる大気質への影響については 複数の煙突高さ(A 案 :120m B 案 :150m C 案 :180m) による予測 評価を行った結果 いずれの案の予測結果も 最大着地濃度の年平均値はバックグラウンド濃度と比較して極めて小さく 将来予測環境濃度は 環境基準の年平均相当値に適合していることから 大気質への影響は少ないものと評価する なお 煙突高さが高いほど 最大着地濃度の年平均値は 極わずかに低くなる結果であった 温排水による海域に生息 生育する動植物への影響については 3 以上上昇域 ( 最大拡散範囲 ) は 神戸製鉄所前面の近傍海域に限られると考えられること また事業実施想定区域の周辺海域において 動物の重要な種 注目すべき生息地及び植物の重要な種 重要な群落 干潟 藻場 サンゴ礁が存在しないことから 重大な影響はないものと評価する 景観への影響については 眺望点及び景観資源が直接改変されないことから 重大な影響はないと考えられる 眺望景観の変化について 複数の煙突高さについて予測 評価を行った結果 A 案 ( 煙突高さ :120m) B 案 ( 同 :150m) では眺望景観の変化への影響が小さく C 案 ( 同 :180m) では眺望景観の変化への影響が大きいが 煙突の最大垂直視角が 10 度以内であることから 重大な影響を及ぼす可能性はないものと評価する なお 発電所の建屋及び煙突等の施設の色彩の検討にあたっては 周辺の景観と調和するよう配慮し 眺望景観への影響をより低減するよう計画していく 本事業において選定した計画段階配慮事項について 調査 予測 評価を行った結果 単一案とした発電設備の配置計画については 重大な影響は回避 低減されていると評価する 設定した複数案については 大気質及び眺望景観の変化への影響の違いを踏まえ また隣接する神鋼神戸発電所との調和等も考慮し 煙突高さは 150mが適切であると評価する 4-42 (268)

273 第 5 章配慮書に対する経済産業大臣の意見及び事業者の見解 5.1 配慮書に対する経済産業大臣の意見 環境影響評価法 ( 平成 9 年法律第 81 号 ) 第 3 条の6の規定に基づく 配慮書についての経済産業大臣の意見 ( 平成 27 年 3 月 9 日 ) は次のとおりである 5-1 (269)

274 5-2 (270)

275 5-3 (271)

276 5-4 (272)

277 5-5 (273)

278 5.2 経済産業大臣の意見についての事業者の見解 配慮書についての経済産業大臣の意見に対する事業者の見解は 第 表のとおりである 第 表 (1) 経済産業大臣の意見に対する事業者の見解 経済産業大臣の意見 1. 総論 (1) 今後 本事業に伴う環境影響を回避 低減するため 必要に応じて専門家等の助言を受けた上で 科学的知見に基づく十分かつ適切な調査をし 予測及び評価並びに環境保全措置の検討を行うこと 事業者の見解 今後 本事業に伴う環境影響を回避 低減するため 必要に応じて専門家等の助言を受けた上で 科学的知見に基づく十分かつ適切な調査を実施し 予測及び評価並びに環境保全措置の検討を行ってまいります (2) 今後の検討に当たっては 地元自治体の意見を十分勘案し 環境影響評価において重要である住民等の関係者の関与についても十全を期すこと 今後の検討に当たっては 地元自治体の意見を十分に勘案するとともに 公告 縦覧並びに説明会等の実施により 住民等の関係者の関与についても十全を期すこととします 2. 各論 (1) 大気環境事業実施想定区域の周辺は 自動車から排出される窒素酸化物及び粒子状物質の特定地域における総量の削減等に関する特別措置法 ( 平成 4 年法律第 70 号 ) の対策地域に指定されている また 大気汚染物質の環境基準を達成していない地点も存在する 大気環境の改善が必要な地域であることから 大気環境についても十分な配慮を行うこと 1 神戸製鉄所の高炉設備を廃止し 本発電所が設置された後に排出される神戸製鉄所内施設全体の硫黄酸化物 (SOx) 窒素酸化物 (NOx) ばいじんの年間排出量については 神戸市と締結している環境保全協定の値を上回らないよう施設の適切な維持管理を図ること 施設の稼働に伴う排ガスによる影響低減を図るため 国内最高レベルのばい煙処理施設を導入する計画とし 排ガス中の硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん濃度を可能な限り低減するとともに 発電所稼働後は適切な運転管理及び定期的な点検により 性能維持に努める計画です 周辺環境への影響については 環境影響評価を実施してまいります 調査 予測及び評価の手法の詳細については 環境影響評価方法書 ( 以下 方法書 という ) 第 6 章に記載しております 本発電所が設置された後に排出される神戸製鉄所内施設全体の硫黄酸化物 (SOx) 窒素酸化物 (NO x) ばいじんの年間排出量については 神戸市と締結している環境保全協定の値を上回らないよう施設の適切な維持管理を図ります 2 本発電所の稼働に伴う大気質への環境影響ができる限り回避 低減されるよう 環境影響評価方法書以降の予測 評価等において 過去の発電所に係る環境影響評価の知見と当該事業の諸元等を勘案し予測範囲を設定するとともに 短期高濃度条件等の影響について考慮し 適切な環境保全措置の検討を行うこと 本発電所の稼働に伴う大気質への環境影響ができる限り回避 低減するため 予測 評価等において 過去の発電所に係る環境影響評価の知見と当該事業の諸元等を勘案し予測範囲を設定するとともに 短期高濃度条件等の影響について考慮し 適切な環境保全措置の検討を行います (2) 水環境事業実施想定区域は我が国最大の閉鎖性海域である瀬戸内に面し 取放水設備の設置工事に伴う濁水の発生や底質の拡散等の水環境に係る環境影響が懸念されることから 必要な調査 予測及び評価を行い 海域環境への影響低減が図られるよう適切な環境保全措置の検討を行うこと 取放水設備の設置工事に伴う濁水の発生や底質の拡散等の水環境に係る環境影響については 周辺海域における水質や底質の現状調査を実施した上で 予測及び評価を行い 適切な環境保全措置の検討を行ってまいります なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております 5-6 (274)

279 第 表 (2) 経済産業大臣の意見に対する事業者の見解 経済産業大臣の意見 (3) 温排水本事業の取放水設備は 既存の発電所等の取放水設備が設置されている海域に新たに設置する計画としており 既存の温排水との累積的な影響が懸念されることから 重畳も踏まえた上で 温排水の影響の調査を行い 予測及び評価並びに環境保全措置の検討を行うこと 事業者の見解 温排水に係る環境影響については 既存の発電所等からの温排水の重畳も考慮して 調査 予測及び評価並びに環境保全措置の検討を行ってまいります なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております (4) 温室効果ガス東京電力の火力電源入札に関する関係局長級会議取りまとめ ( 平成 25 年 4 月 25 日経済産業省 環境省 以下 局長級取りまとめ という ) を踏まえ 本事業が国の二酸化炭素排出削減の目標 計画との整合性が確保されたものと整理するために 以下の取組を講ずること 1 本事業の発電技術は 今後 竣工に至るスケジュール等も勘案しながら 局長級取りまとめの B AT の参考表 平成 26 年 4 月時点 に掲載されている (B) 商用プラントとして着工済み ( 試運転期間等を含む ) の発電技術及び商用プラントとしての採用が決定し環境アセスメント手続に入っている発電技術 についても採用の可能性を検討した上で (A) 経済性 信頼性において問題なく商用プラントとして既に運転開始をしている最新鋭の発電技術 以上を採用すること また 当該発電設備の運用等を通じて送電端熱効率の適切な維持管理を図ること 本事業の発電技術につきましては 竣工に至るスケジュール等も勘案しながら 局長級取りまとめの BAT の参考表 に掲載されている (B) 商用プラントとして着工済み ( 試運転期間等を含む ) の発電技術及び商用プラントとしての採用が決定し環境アセスメント手続きに入っている発電技術 についても採用の可能性を検討した上で (A) 経済性 信頼性において問題なく商用プラントとして既に運転開始をしている最新鋭の発電技術 以上を採用し 高効率な発電設備として計画してまいります また 設備の運用等を通じて送電端熱効率の適切な維持管理を図ってまいります 2 エネルギー政策の検討も踏まえた国の地球温暖化対策の目標 計画の策定と併せて 地球温暖化対策に係る電力業界全体の自主的枠組 ( 以下 自主的枠組 という ) の構築に向けて 発電事業者として可能な限り取り組むとともに その取組内容について環境影響評価準備書 ( 以下 準備書 という ) に記載すること また 当該自主的枠組が構築された後は 小売段階が調達する電力を通じて発電段階での低炭素化が確保されるよう 確実に二酸化炭素排出削減に取り組むこと エネルギー政策の検討も踏まえた国の地球温暖化対策の目標 計画の策定と併せて 地球温暖化対策に係る自主的枠組の構築に向けて 発電事業者として可能な限り取り組み その取組内容について準備書に記載いたします また 当該枠組が構築された後は 小売段階が調達する電力を通じて発電段階での低炭素化が確保されるよう 確実に二酸化炭素排出削減に取り組んでまいります 3 自主的枠組が構築されるまでの間においては 局長級取りまとめにおける 事業者 ( 入札を行う場合は入札実施者 ) が自主的取組として 天然ガス火力を超過する分に相当する純増分について 例えば 運転開始時に稼働を代替する自社又は他社の発電所を特定できる場合にはそれとの差に相当する分や最新型の天然ガス火力発電所との差に相当する分等について海外での削減に係る取組を行うなどの環境保全措置 を運転開始時までに満たすとともに 具体化された内容があれば可能な範囲で準備書に記載すること 自主的枠組が構築されるまでの間においては 局長級取りまとめにおける 事業者 ( 入札を行う場合は入札実施者 ) が自主的取組として 天然ガス火力を超過する分に相当する純増分について 例えば 運転開始時に稼働を代替する自社又は他社の発電所を特定できる場合にはそれとの差に相当する分や最新型の天然ガス火力発電所との差に相当する分等について海外での削減に係る取組を行うなどの環境保全措置 を運転開始時までに満たすとともに 具体化された内容があれば可能な範囲で準備書に記載いたします 5-7 (275)

280 第 表 (3) 経済産業大臣の意見に対する事業者の見解 経済産業大臣の意見 4 本発電所は2050 年においても稼働していることが想定されることから 第四次環境基本計画 ( 平成 24 年 4 月 27 日閣議決定 ) に位置付けられた 2050 年までに80パーセントの温室効果ガス排出削減 を目指すとの国の長期目標との整合性を確保するため 将来の二酸化炭素回収 貯留 (Carbon Dioxide Capture and Storage:CCS) の導入に向けて 国の検討結果や 二酸化炭素分離回収設備の実用化をはじめとした技術開発状況を踏まえ 本発電所について 二酸化炭素分離回収設備に関する所要の検討を行うこと 事業者の見解局長級取りまとめにおいて 国は 当面は 火力発電設備の一層の高効率化 2020 年頃のCCSの商用化を目指したCCS 等の技術開発の加速化を図るとともに CCS 導入の前提となる貯留適地調査等についても早期に結果が得られるよう取り組む とされており 商用化を前提に 2030 年までに石炭火力にCCSを導入することを検討する また 貯留適地の調査や 商用化の目処も考慮しつつ CCS Readyにおいて求める内容の整理を行った上で 出来るだけ早期に CCS Readyの導入を検討する 上記の検討状況については 随時 事業者に対して情報を提供する とあります 本発電設備が 2050 年においても稼働していることが想定されることを踏まえ 第四次環境基本計画に位置付けられた 2050 年までに 80 パーセントの温室効果ガス削減 を目指すとの国の長期目標との整合性を確保するため 二酸化炭素回収 貯留の導入に向けて 国から提供される検討結果や技術開発状況等を踏まえ 必要な検討を実施してまいります 5 本事業を含め 事業者における長期的な二酸化炭素排出削減対策について 所要の検討を行い 事業者として適切な範囲で必要な措置を講ずること 長期的な二酸化炭素排出削減対策について 所要の検討を行い 事業者として適切な範囲で必要な措置を講じてまいります 5-8 (276)

281 第 6 章対象事業に係る環境影響評価の項目並びに調査 予測及び評価の手法 6.1 環境影響評価の項目の選定 環境影響評価の項目本事業に係る環境影響評価の項目は 発電所アセス省令 第 21 条第 1 項第 2 号に定める 火力発電所 ( 地熱を利用するものを除く ) 別表第 2 備考第 2 号に掲げる一般的な事業の内容と本事業の内容との相違を第 表のとおり整理して把握した上で 本事業の事業特性及び地域特性を踏まえ 発電所アセス省令 第 21 条の規定に基づき 第 表のとおり選定した なお 放射性物質に係る環境影響評価については 対象事業実施区域及びその周辺は 原子力災害対策特別措置法 第 20 条第 2 項に基づく原子力災害対策本部長指示による避難の指示が出されている区域 ( 避難指示区域 ) ではなく 本事業の実施により 放射性物質が相当程度拡散及び流出するおそれがないことから 発電所アセス省令 第 26 条の2 第 1 項の規定に基づく放射性物質に係る参考項目を選定しない 環境影響評価の項目の選定にあたっては 発電所アセス省令等について解説された 発電所に係る環境影響評価の手引平成 19 年 1 月改訂 ( 経済産業省原子力安全 保安院 平成 19 年 ) ( 以下 発電所アセスの手引 という ) を参考にした 1. 主な事業特性 (1) 工事の実施に関する内容 ボイラー設備 タービン発電機設備 煙突 排ガス処理設備 取放水設備等の設置工事を行う ボイラー設備 タービン発電機設備 煙突 排ガス処理設備等の基礎工事では掘削を行う 掘削に伴い発生する土砂は 埋戻し及び盛土材等として有効利用する計画であり 対象事業実施区域外へは搬出しない 取放水設備の設置工事に伴い浚渫を行う 建設工事等に必要な資材等の搬出入 工事関係者の通勤 産業廃棄物( 廃材等 ) の搬出を行う (2) 土地又は工作物の存在及び供用に関する内容 発電設備の設置予定地は 神戸製鉄所構内の高炉跡地等の狭隘な敷地を利用して配置し 港湾設備等の一部については 既存設備を有効利用する計画である 燃料は石炭であり 燃料の燃焼に伴い 硫黄酸化物 窒素酸化物及びばいじんが発生するが 排煙脱硫装置 排煙脱硝装置及び集じん装置により適正に処理した後 煙突より排出する 燃料の搬送 貯蔵設備は全て密閉構造とし 石炭粉じんの飛散を防止する 騒音については 発生源となる機器を建屋内に設置又は低騒音型機器を採用する等により 適切な環境保全措置を講じる 一般排水については 新たに設置する排水処理設備で適切な処理を行った後 海域に排水する 復水器の冷却方式は 深層取水及び表層放水による海水冷却方式を採用し 取放水温度差は 7 以下とする 地盤沈下の原因となる地下水の汲み上げは行わない 工場立地法 ( 昭和 34 年法律第 24 号 ) 神戸市建築物等における環境配慮の推進に関する条例 ( 平成 24 年条例第 45 号 ) に基づき 必要な緑地等を整備する 景観については 神戸市都市景観条例 ( 昭和 53 年神戸市条例第 59 号 ) 等に基づいたものとし 煙突等による圧迫感の低減を図るとともに 建屋の色彩等について 周辺の景観との調和を図り 眺望景観に配慮する 6-1 (277)

282 産業廃棄物については 発生量の抑制及び発生した廃棄物の有効利用に努め 有効利用が困難なものは 関係法令に基づき適正に処理する 定期検査時等の資材等の搬出入 工事関係者等の通勤 発電所関連車両の出入り 産業廃棄物の処理のための搬出がある 温室効果ガス( 二酸化炭素 ) については 石炭を燃料とする最新鋭の発電技術 ( 経済性 信頼性において問題なく商用プラントとして既に運転開始をしている最新鋭の発電技術 ) である超々臨界圧 (USC) 発電設備の導入により 発電電力量当たりの二酸化炭素排出量を低減する計画である 2. 主な地域特性 対象事業実施区域を中心とする半径 20kmの範囲内において 一般環境大気測定局 ( 以下 一般局 という ) が 33 局あり 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質等の測定が行われている 以下に 平成 25 年度の測定結果における環境基準の適合状況を示す 二酸化硫黄は 一般局 21 局で測定されており 年間有効測定時間未満の1 局を除く全ての測定局で環境基準の長期的評価及び短期的評価に適合している 二酸化窒素は 一般局 33 局で測定が行われており 年間有効測定時間未満の3 局を除く全ての測定局で環境基準の評価に適合している 浮遊粒子状物質は 一般局 31 局で測定が行われており 年間有効測定時間未満の1 局を除く 30 局中 29 局で環境基準の長期的評価及び短期的評価に適合している 大気質の至近 5 年の年平均値の経年変化は 二酸化硫黄及び浮遊粒子状物質ではほぼ横ばい傾向であり 二酸化窒素では緩やかな減少傾向である 対象事業実施区域周辺の環境騒音は 11 地点で測定されており 平成 26 年度の測定結果によると 昼夜間の両時間帯では 10 地点で環境基準に適合している 対象事業実施区域周辺の主要な道路の道路交通騒音は 平成 25 年度の測定結果によると 13 地点中 12 地点で環境基準に適合している 道路交通振動は 平成 25 年度の測定結果によると 6 地点全てで要請限度を下回っている 対象事業実施区域周辺の海域の水質は 17 地点で測定されており 平成 25 年度における環境基準点 4 地点では化学的酸素要求量では1 地点で 全窒素では全ての地点で 全燐では3 地点で環境基準に適合している 放水口前面の海域には 藻場 干潟はなく 漁業権は設定されていないが 対象事業実施区域から西南西方向約 15kmの位置に藻場 ( 神戸市須磨 ) が確認されている また 六甲アイランド南 ポートアイランドの西側及び神戸空港においては緩傾斜護岸等が設置されている 発電設備の設置予定地から最寄りの住居までの距離は北北西約 0.4kmである 発電設備の設置予定地は 都市計画法 に基づく用途地域の工業専用地域に指定されている 6-2 (278)

283 第 表 一般的な事業の内容と本事業の内容との比較 影響要因の区分一般的な事業の内容本事業の内容比較の結果 工事の実施 土地又は工作物の存在及び供用 工事用資材等の搬出入 建設機械の稼働 造成等の施工による一時的な影響 地形改変及び施設の存在 施設の稼働 ( 排ガス ) 施設の稼働 ( 排水 ) 施設の稼働 ( 温排水 ) 施設の稼働 ( 機械等の稼働 ) 資材等の搬出入 廃棄物の発生 建築物 工作物等の設置工事に必要な資材の搬出入 工事関係者の通勤 残土 伐採樹木 廃材の搬出を行う 浚渫工事 港湾工事 建築物 工作物等の設置工事 ( 既設工作物の撤去又は廃棄を含む ) を行う 樹木の伐採等 掘削 地盤改良 盛土等による敷地 搬入道路の造成 整地を行う 地形改変等を実施し建設された汽力設備 蒸気タービン設備又は内燃力設備 (2 以上の組合せを含む ) を有する 燃料の種類は 天然ガス (LNGを含む ) 石炭 石油 副生ガスがある 排水は 排水処理装置で処理した後に公共用水域に排水する 復水器の冷却方式は海水冷却方式を採用した場合 取水方式として表層又は深層 放水方式として表層又は水中によるものがある 機械等の稼働として 汽力設備 ガスタービン設備又は内燃力設備 (2 以上の組合せを含む ) の運転がある 定期点検時等の発電用資材等の搬入 従業員の通勤 廃棄物等の処理のための搬出がある 発電設備から産業廃棄物が発生する 建築物 工作物等の設置工事に必要な資材の搬出入 工事関係者の通勤 残土 廃材の搬出を行う 浚渫工事 港湾工事 建築物 工作物等の設置工事を行う 掘削 地盤改良 盛土等による敷地の造成 整地を行う 建設された汽力設備及び蒸気タービン設備等を有する 燃料は 石炭を使用する 排水は 排水処理設備で処理した後に公共用水域に排水する 復水器の冷却方式は海水冷却方式を採用し 取水方式は深層取水 放水方式は表層放水である 機械等の稼働として 汽力設備及び蒸気タービン等設備の運転を行う 定期点検時等の発電用資材等の搬入 従業員等の通勤 廃棄物等の処理のための搬出がある 発電設備から産業廃棄物が発生する 大規模な樹木伐採は行わない 一般的な事業の内容と同様である 大規模な樹木伐採 新たな用地及び搬入道路の造成は行わないことから 一般的な事業より工事量は少ない 一般的な事業の内容と同様である 一般的な事業の内容と同様である 一般的な事業の内容と同様である 一般的な事業の内容と同様である 一般的な事業の内容と同様である 一般的な事業の内容と同様である 一般的な事業の内容と同様である 6-3 (279)

284 第 表 環境影響評価の項目の選定 環境要素の区分 環境の自然的構成要素の良好な状態の保持を旨として調査 予測及び評価されるべき環境要素 査 予測及び評価されるべき環境要素 大気環境 水環境 その他の環境 生物の多様性の確保動物及び自然環境の体系的保全を旨として調植物 影響要因の区分 工事の実施 工事用資材等の搬出入 建設機械の稼働 造成等の施工による一時的な影響 土地又は工作物の存在及び供用 地形改変及び施設の存在 排ガス 施設の稼働 硫黄酸化物 窒素酸化物 大気質 浮遊粒子状物質 石炭粉じん 粉じん等 重金属等の微量物質 騒音 騒音 振動 振動 その他 低周波音 水の汚れ 水質 富栄養化 水の濁り 水温 底質 有害物質 その他 流向及び流速 地形及び地質 重要な地形及び地質 重要な種及び注目すべき生息地 ( 海域に生息するものを除く ) 海域に生息する動物 重要な種及び重要な群落 ( 海域に生育するものを除く ) 海域に生育する植物 生態系地域を特徴づける生態系 人と自然との豊かな主要な眺望点及び景観資源並び触れ合いの確保を旨景観に主要な眺望景観 として調査 予測及び評価されるべき環人と自然との主要な人と自然との触れ合い境要素触れ合いの活動の場の活動の場 環境への負荷の量の産業廃棄物 廃棄物等程度により予測及び残土 評価されるべき環境温室効果ガス等要素 二酸化炭素 注 :1. は 発電所アセス省令に定める火力発電所の参考項目を示す 2. は 参考項目のうち 環境影響評価項目として選定する項目を示す 3. は 参考項目以外に 環境影響評価項目として選定する項目を示す 排水 温排水 機械等の稼働 資材等の搬出入 廃棄物の発生 6-4 (280)

285 6.1.2 選定の理由環境影響評価の項目として選定する理由は 第 表のとおりである また 参考項目について 発電所アセス省令第 21 条第 4 項の規定に基づく 環境影響評価の項目として選定しない理由は 第 表のとおりである 第 表 (1) 環境影響評価の項目として選定する理由 大気環境 環境要素の区分 大気質 騒音 振動 その他 項目 影響要因の区分 硫黄酸化物施設の稼働 ( 排ガス ) 窒素酸化物 浮遊粒子状物質 粉じん等 重金属等の微量物質 騒音 振動 低周波音 工事用資材等の搬出入 建設機械の稼働 施設の稼働 ( 排ガス ) 資材等の搬出入 工事用資材等の搬出入 施設の稼働 ( 排ガス ) 資材等の搬出入 工事用資材等の搬出入 建設機械の稼働 資材等の搬出入 施設の稼働 ( 排ガス ) 工事用資材等の搬出入 建設機械の稼働 施設の稼働 ( 機械等の稼働 ) 資材等の搬出入 工事用資材等の搬出入 建設機械の稼働 施設の稼働 ( 機械等の稼働 ) 資材等の搬出入 施設の稼働 ( 機械等の稼働 ) 環境影響評価の項目として選定する理由 施設の稼働に伴い硫黄酸化物を排出することから 評価項目として選定する 工事用資材等の搬出入を計画している主要な交通ルート沿いに住居等が存在することから 評価項目として選定する 対象事業実施区域の近傍に住居等が存在することから 評価項目として選定する 施設の稼働に伴い窒素酸化物を排出することから 評価項目として選定する 資材等の搬出入を計画している主要な交通ルート沿いに住居等が存在することから 評価項目として選定する 工事用資材等の搬出入を計画している主要な交通ルート沿いに住居等が存在することから 評価項目として選定する 施設の稼働に伴いばいじんを排出することから 評価項目として選定する 資材等の搬出入を計画している主要な交通ルート沿いに住居等が存在することから 評価項目として選定する 工事用資材等の搬出入を計画している主要な交通ルート沿いに住居等が存在することから 評価項目として選定する 対象事業実施区域の近傍に住居等が存在することから 評価項目として選定する 資材等の搬出入を計画している主要な交通ルート沿いに住居等が存在することから 評価項目として選定する 燃料の石炭中に重金属等の微量物質が含まれており 施設の稼働に伴い排出するおそれがあることから 評価項目として選定する 工事用資材等の搬出入を計画している主要な交通ルート沿いに住居等が存在することから 評価項目として選定する 対象事業実施区域の近傍に住居等が存在することから 評価項目として選定する 対象事業実施区域の近傍に住居等が存在することから 評価項目として選定する 資材等の搬出入を計画している主要な交通ルート沿いに住居等が存在することから 評価項目として選定する 工事用資材等の搬出入を計画している主要な交通ルート沿いに住居等が存在することから 評価項目として選定する 対象事業実施区域の近傍に住居等が存在することから 評価項目として選定する 対象事業実施区域の近傍に住居等が存在することから 評価項目として選定する 資材等の搬出入を計画している主要な交通ルート沿いに住居等が存在することから 評価項目として選定する 対象事業実施区域の近傍に住居等が存在することから 評価項目として選定する 6-5 (281)

286 第 表 (2) 環境影響評価の項目として選定する理由 水環境 動物 植物 生態系 景観 環境要素の区分 水質 底質その他 人と自然との触れ合いの活動の場項目 影響要因の区分 水の汚れ施設の稼働 ( 排水 ) 富栄養化施設の稼働 ( 排水 ) 水の濁り 建設機械の稼働 造成等の施工による一時的な影響 水温施設の稼働 ( 温排水 ) 環境影響評価の項目として選定する理由 施設の稼働に伴い一般排水を海域に排出することから 評価項目として選定する 施設の稼働に伴い一般排水を海域に排出し さらに一般排水を排出する海域は閉鎖水域であることから 評価項目として選定する 取放水設備工事を行うことから 評価項目として選定する 基礎工事等において 雨水排水等を海域へ排出することから 評価項目として選定する 施設の稼働に伴い温排水を海域に放水することから 評価項目として選定する 有害物質建設機械の稼働取放水設備工事を行うことから 評価項目として選定する 流向及び流速 重要な種及び注目すべき生息地 ( 海域に生息するものを除く ) 海域に生息する動物 地形改変及び施設の存在取放水設備工事を行うことから 評価項目として選定する 施設の稼働に伴い温排水を海域に放水することから 評価項目とし施設の稼働 ( 温排水 ) て選定する 対象事業実施区域に重要な種又は注目すべき生息地が存在する造成等の施工による一時場合には 土地の造成等の施工による一時的な影響が考えられる的な影響ことから 生息状況等を確認するために 評価項目として選定する 対象事業実施区域に重要な種又は注目すべき生息地が存在する地形改変及び施設の存在場合には 施設の存在による影響が考えられることから 生息状況等を確認するために 評価項目として選定する 地形改変及び施設の存在取放水設備工事を行うことから 評価項目として選定する 施設の稼働に伴い温排水を海域に放水することから 評価項目とし施設の稼働 ( 温排水 ) て選定する 造成等の施工による一時重要な種及び重的な影響要な群落 ( 海域に生育するものを除く ) 地形改変及び施設の存在 海域に生育する植物 地域を特徴づける生態系 主要な眺望点及び景観資源並びに主要な眺望景観 主要な人と自然との触れ合いの活動の場 文献調査の結果 対象事業実施区域に重要な種が存在し 土地の造成等の施工による一時的な影響が考えられることから 生育状況等を確認するために 評価項目として選定する 文献調査の結果 対象事業実施区域に重要な種又は重要な群落が存在し 施設の存在による影響が考えられることから 生育状況等を確認するために 評価項目として選定する 地形改変及び施設の存在取放水設備工事を行うことから 評価項目として選定する 施設の稼働 ( 温排水 ) 施設の稼働に伴い温排水を海域に放水することから 評価項目として選定する 造成等の施工による一時 対象事業実施区域には 動物 植物の生息環境となる緑地がみら 的な影響 れる 事業実施による造成等の施工により 緑地の一部が改変さ 地形改変及び施設の存在 れ 地域を特徴づける生態系への環境影響が考えられることから 評価項目として選定する 地形改変及び施設の存在 工事用資材等の搬出入 資材等の搬出入 施設の存在による周辺の眺望景観の変化が考えられることから 評価項目として選定する 工事用資材等の搬出入を計画している主要な交通ルート沿いに人と自然との触れ合いの活動の場が存在していることから 評価項目として選定する 資材等の搬出入を計画している主要な交通ルート沿いに人と自然との触れ合いの活動の場が存在していることから 評価項目として選定する 6-6 (282)

287 ガス等第 表 (3) 環境影響評価の項目として選定する理由 廃棄物等 環境要素の区分 温室効果産業廃棄物 残土 二酸化炭素 項目影響要因の区分造成等の施工による一時的な影響 廃棄物の発生 造成等の施工による一時的な影響 施設の稼働 ( 排ガス ) 環境影響評価の項目として選定する理由 工事に伴い産業廃棄物が発生することから 評価項目として選定する 施設の稼働に伴い産業廃棄物が発生することから 評価項目として選定する 工事に伴い残土が発生することから 評価項目として選定する 施設の稼働に伴い二酸化炭素が発生することから 評価項目として選定する 注 : 影響要因の区分の工事中は工事の実施 供用後は土地又は工作物の存在及び供用を示す 第 表 環境影響評価の項目として選定しない理由 大気環境その他の環境 環境要素の区分 大気質 地形及び地質 第 2 号人と自然との触れ合いの活動の場石炭粉じん 重要な地形及び地質 主要な人と自然との触れ合いの活動の場 項目 影響要因の区分 環境影響評価の項目として選定しない理由 地形改変及び施設の存在石炭は密閉型サイロに貯蔵 揚炭設備及びコンベアは密閉構造とするため 石炭粉じんの飛散防止が図られている施設の稼働ことから 評価項目として選定しない ( 機械等の稼働 ) 既存の敷地を利用するため地形改変は行わず また対象地形改変及び施設の存在事業実施区域に重要な地形及び地質は存在しないことから 評価項目として選定しない 地形改変及び施設の存在 対象事業実施区域には 人と自然との触れ合いの活動の場が存在しないことから 評価項目として選定しない 根拠 第 1 号 第 2 号 注 : 根拠欄は 選定しない根拠を示しており 発電所アセス省令 第 21 条第 4 項では 以下に示す第 1 号又は第 2 号のいずれかに該当すると認められる場合は 必要に応じ参考項目を選定しないものとすると規定されている 第 1 号 : 参考項目に関する環境影響がないか又は環境影響の程度が極めて小さいことが明らかである場合 第 2 号 : 対象事業実施区域又はその周囲に参考項目に関する環境影響を受ける地域その他の対象が相当期間存在しないことが明らかである場合 6-7 (283)

288 6.2 調査 予測及び評価の手法の選定及び理由 調査 予測及び評価の手法本事業に係る環境影響評価の調査 予測及び評価の手法は 第 6.2-1~6.2-8 表のとおり選定した 選定の理由調査 予測及び評価の手法は 本事業による事業特性及び地域特性を踏まえ 発電所アセス省令 第 23 条第 1 項第 2 号 火力発電所 ( 地熱を利用するものを除く ) 別表第 7 の参考手法 ( 以下 参考手法 という ) 第 2 項 ( 参考手法より簡略化された調査又は予測の手法 ) 及び第 3 項 ( 参考手法より詳細な調査又は予測の手法 ) の規定に基づき選定した なお 調査 予測及び評価の手法の選定にあたっては 発電所アセス省令等について解説された 発電所アセスの手引 を参考にした 6-8 (284)

289 大気環境第 表 (1) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分施設の稼働 ( 排ガス ) 大気質硫黄酸化物調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報 (1) 気象の状況 ( 風向 風速 日射量 放射収支量 気温 湿度 ) (2) 二酸化硫黄の濃度の状況 2. 調査の基本的な手法 (1) 気象の状況 文献その他の資料調査 気象統計情報 ( 気象庁ホームページ ) 等による気象に係る情報の収集及び当該情報の整理を行う 現地調査 1 地上気象観測 気象業務法施行規則 ( 昭和 27 年運輸省令第 101 号 ) 及び 地上気象観測指針 ( 気象庁 平成 14 年 ) 等に基づく方法により 風向 風速 日射量 放射収支量 気温及び湿度を観測し 観測結果の整理及び解析を行う 2 上層気象観測 発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針 ( 原子力安全委員会 昭和 57 年 ( 平成 13 年一部改訂 )) 等に基づく方法により ドップラーソーダを用いて風向及び風速を観測し 観測結果の整理及び解析を行う 3 高層気象観測 高層気象観測指針 ( 気象庁 平成 16 年 ) に基づく方法により 風向 風速及び気温等を観測し 観測結果の整理及び解析を行う (2) 二酸化硫黄の濃度の状況 文献その他の資料調査 兵庫県大気環境の状況 ( 兵庫県の環境ホームページ ) 等による硫黄酸化物に係る情報の収集及び当該情報の整理を行う 現地調査 大気汚染に係る環境基準について ( 昭和 48 年環境庁告示第 25 号 ) に定める方法により 硫黄酸化物を測定し 観測結果の整理及び解析を行う 3. 調査地域硫黄酸化物に係る着地濃度が相対的に高くなる地域を包含する範囲として 対象事業実施区域を中心とした半径 20km の範囲内 ( 海域を除く ) とする 4. 調査地点 (1) 気象の状況 文献その他の資料調査 第 図 (1-1) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 施設の稼働 ( 排ガス )) に示す最寄りの気象官署である神戸地方気象台とする 6-9 (285)

290 大気環境第 表 (2) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分施設の稼働 ( 排ガス ) 大気質硫黄酸化物調査 予測及び評価の手法 現地調査 1 地上気象観測 第 図 (1-1) (1-2) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 施設の稼働 ( 排ガス )) に示す対象事業実施区域近傍の地上気象観測地点 1 地点とする 2 上層気象観測 第 図 (1-1) (1-2) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 施設の稼働 ( 排ガス )) に示す対象事業実施区域近傍の上層気象観測地点 1 地点とする 3 高層気象観測内部境界層の発達状況等を確認するために 第 図 (1-1) (1-2) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 施設の稼働 ( 排ガス )) に示す対象事業実施区域近傍及び内陸地点の高層気象観測地点 2 地点とする (2) 二酸化硫黄の濃度の状況 文献その他の資料調査 第 図 (1-1) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 施設の稼働 ( 排ガス )) に示す対象事業実施区域を中心とした半径 20km 範囲内の一般局 21 地点とする 現地調査 第 図 (1-1) (1-2) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 施設の稼働 ( 排ガス )) に示す対象事業実施区域北側の六甲山麓の 1 地点とする 5. 調査期間等 (1) 気象の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 1 地上気象観測 1 年間連続観測を行う 2 上層気象観測 1 年間連続観測を行う 3 高層気象観測 1 年間とし 対象事業実施区域近傍の 1 地点は四季ごとに各 1 回 ( 各 1 週間 1 時間 30 分毎に 1 日 16 回 ) 観測を行う なお 内陸地点の 1 地点は春季 夏季 秋季に各 1 回 ( 各 1 週間 1 時間 30 分毎に 1 日 9 回 ) 観測を行う (2) 二酸化硫黄の濃度の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料 ( 至近 5 年間 ) とする 現地調査 1 年間連続観測を行う 6-10 (286)

291 大気環境第 表 (3) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分施設の稼働 ( 排ガス ) 大気質硫黄酸化物調査 予測及び評価の手法 6. 予測の基本的な手法大気の拡散式に基づく理論計算を行う (1) 年平均値の予測 窒素酸化物総量規制マニュアル 新版 ( 公害研究対策センター 平成 12 年 )( 以下 NOx マニュアル という ) 等に示す方法により数値計算を行う (2) 日平均値の予測 NOx マニュアル 等に示す方法により数値計算を行う (3) 特殊気象条件下の予測 1 逆転層形成時 NOx マニュアル 等に示す方法により 1 時間値の数値計算を行う 2 煙突ダウンウォッシュ発生時 NOx マニュアル 等に示す方法により煙突ダウンウォッシュの発生について検討する 3 建物ダウンウォッシュ発生時米国環境庁 (EPA) の ISC-PRIME モデルにより建物ダウンウォッシュの発生について検討する 4 内部境界層によるフュミゲーション発生時 Lyons&Cole のフュミゲーションモデルにより 1 時間値の数値計算を行う (4) 地形影響の予測 環境アセスメントのための排ガス拡散数値予測手法の開発 - 地形影響の評価手法 - ( 財団法人電力中央研究所 平成 14 年 ) 等に基づく数値モデルにより 1 時間値の数値計算を行う 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測地点予測地域内において硫黄酸化物の着地濃度が相対的に高くなる地域 住居等の保全対象が存在する地域を考慮して選定する 特殊気象条件及び地形影響の予測地点は 風下軸上の 1 時間値着地濃度の最大地点とする 9. 予測対象時期等発電所の運転が定常状態となり 硫黄酸化物に係る環境影響が最大になる時期とする 10. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 硫黄酸化物に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 大気の汚染に係る環境基準について との整合が図られているかを検討する 6-11 (287)

292 第 図 (1-1) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 施設の稼働 ( 排ガス )) 6-12 (288)

293 第 図 (1-2) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 施設の稼働 ( 排ガス )) 6-13 (289)

294 大気環境第 表 (4) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分工事用資材等の搬出入 窒素酸化物大気質資材等の搬出入 調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報 (1) 気象の状況 ( 風向 風速 放射収支量 ) (2) 窒素酸化物の濃度の状況 (3) 道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 2. 調査の基本的な手法 (1) 気象の状況 現地調査 気象業務法施行規則 及び 地上気象観測指針 等に基づく方法により 地上付近の風向 風速及び放射収支量を観測し 観測結果の整理及び解析を行う (2) 窒素酸化物の濃度の状況 文献その他の資料調査 兵庫県大気環境の状況 等による窒素酸化物に係る情報の収集及び当該情報の整理を行う (3) 道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 文献その他の資料調査 道路交通センサス一般交通量調査 ( 国土交通省 ) 等による道路交通量に係る情報の収集及び当該情報の整理を行う 現地調査 1 道路構造に係る状況調査地点の道路の構造 車線数 幅員及び道路の縦横断形状を調査し 調査結果の整理を行う 2 道路交通量に係る状況方向別 車種別交通量及び走行速度を調査し 調査結果の整理及び解析を行う 3. 調査地域工事用資材等の搬出入及び資材等の搬出入に用いる車両 ( 以下 関係車両 という ) の主要な交通ルートの沿道及びその周辺とする 4. 調査地点 (1) 気象の状況 現地調査 第 図 (2) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 工事用資材等及び資材等の搬出入 ) に示す対象事業実施区域近傍の 1 地点とする (2) 窒素酸化物の濃度の状況 文献その他の資料調査 第 図 (2) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 工事用資材等及び資材等の搬出入 ) に示す主要な交通ルート付近の一般局 1 地点とする (3) 道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 文献その他の資料調査 主要な交通ルートにおける 道路交通センサス一般交通量調査 による道路交通量の測定地点とする 6-14 (290)

295 大気環境第 表 (5) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分工事用資材等の搬出入 窒素酸化物大気質資材等の搬出入 調査 予測及び評価の手法 現地調査 第 図 (2) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 工事用資材等及び資材等の搬出入 ) に示す主要な交通ルートのうち 住居等の配置を勘案し 灘浜住吉川線及び高羽線沿いの 4 地点とする 5. 調査期間等 (1) 気象の状況 現地調査 1 年間連続観測を行う (2) 窒素酸化物の濃度の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料 ( 至近 5 年間 ) とする (3) 道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 交通量の状況を代表する平日及び休日の各 1 日とし 24 時間の連続測定を行う 6. 予測の基本的な手法環境保全のために講じようとする対策を踏まえ 地域の一般車両及び関係車両の走行台数等を整理及び解析し 一般車両等及び関係車両による窒素酸化物の寄与濃度を NOxマニュアル に基づくJEA 修正型線煙源拡散式を用いた数値計算により求め 将来環境濃度の日平均値の予測を行う 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測地点 4.(3) 道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 の現地調査と同地点とする 9. 予測対象時期等関係車両の運行による窒素酸化物に係る環境影響がそれぞれ最大となる時期とする 10. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 窒素酸化物に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 二酸化窒素に係る環境基準について ( 昭和 53 年環境庁告示第 38 号 ) との整合が図られているかを検討する 6-15 (291)

296 第 図 (2) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 工事用資材等及び資材等の搬出入 ) 6-16 (292)

297 大気環境第 表 (6) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分建設機械の稼働 窒素酸化物大気質調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報 (1) 気象の状況 ( 風向 風速 日射量 放射収支量 ) (2) 窒素酸化物の濃度の状況 2. 調査の基本的な手法 (1) 気象の状況 現地調査 気象業務法施行規則 及び 地上気象観測指針 等に基づく方法により 地上付近の風向 風速 日射量及び放射収支量を観測し 観測結果の整理及び解析を行う (2) 窒素酸化物の濃度の状況 文献その他の資料調査 兵庫県大気環境の状況 等による窒素酸化物に係る情報の収集及び当該情報の整理を行う 3. 調査地域対象事業実施区域の周囲とする 4. 調査地点 (1) 気象の状況 現地調査 第 図 (3) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 建設機械の稼働 ) に示す対象事業実施区域近傍の1 地点とする (2) 窒素酸化物の濃度の状況 文献その他の資料調査 第 図 (3) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 建設機械の稼働 ) に示す対象事業実施区域周辺の一般局 1 地点とする 5. 調査期間等 (1) 気象の状況 現地調査 1 年間連続観測を行う (2) 窒素酸化物の濃度の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料 ( 至近 5 年間 ) とする 6. 予測の基本的な手法環境保全のために講じようとする対策を踏まえ 地域の気象の状況を整理及び解析し 建設機械からの窒素酸化物の寄与濃度を NOx マニュアル に基づき 将来環境濃度の日平均値の数値計算を行う 7. 予測地域調査地域のうち 窒素酸化物の拡散の特性を踏まえ 窒素酸化物に係る環境影響を受けるおそれがある地域とする 8. 予測地点予測地域における窒素酸化物に係る環境影響を的確に把握できる地点とする 6-17 (293)

298 大気環境第 表 (7) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分建設機械の稼働 窒素酸化物大気質調査 予測及び評価の手法 9. 予測対象時期等建設機械の稼働による窒素酸化物に係る環境影響が最大となる時期とする 10. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 窒素酸化物に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 二酸化窒素に係る環境基準について との整合が図られているかを検討する 6-18 (294)

299 第 図 (3) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 建設機械の稼働 ) 6-19 (295)

300 大気環境第 表 (8) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分施設の稼働 ( 排ガス ) 窒素酸化物大気質調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報 (1) 気象の状況 ( 風向 風速 日射量 放射収支量 気温 湿度 ) (2) 二酸化窒素の濃度の状況 2. 調査の基本的な手法 (1) 気象の状況 文献その他の資料調査 気象統計情報 等による気象に係る情報の収集及び当該情報の整理を行う 現地調査 1 地上気象観測 気象業務法施行規則 及び 地上気象観測指針 等に基づく方法により 風向 風速 日射量 放射収支量 気温及び湿度を観測し 観測結果の整理及び解析を行う 2 上層気象観測 発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針 等に基づく方法により ドップラーソーダを用いて風向及び風速を観測し 観測結果の整理及び解析を行う 3 高層気象観測 高層気象観測指針 に基づく方法により 風向 風速及び気温等を観測し 観測結果の整理及び解析を行う (2) 二酸化窒素の濃度の状況 文献その他の資料調査 兵庫県大気環境の状況 等による窒素酸化物に係る情報の収集及び当該情報の整理を行う 現地調査 二酸化窒素に係る環境基準について に定める方法により 窒素酸化物を測定し 観測結果の整理及び解析を行う 3. 調査地域窒素酸化物に係る着地濃度が相対的に高くなる地域を包含する範囲として 対象事業実施区域を中心とした半径 20km の範囲内 ( 海域を除く ) とする 4. 調査地点 (1) 気象の状況 文献その他の資料調査 第 図 (1-1) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 施設の稼働 ( 排ガス )) に示す最寄りの気象官署である神戸地方気象台とする 現地調査 1 地上気象観測 第 図 (1-1) (1-2) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 施設の稼働 ( 排ガス )) に示す対象事業実施区域近傍の地上気象観測地点 1 地点とする 6-20 (296)

301 大気環境第 表 (9) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分施設の稼働 ( 排ガス ) 窒素酸化物大気質調査 予測及び評価の手法 2 上層気象観測 第 図 (1-1) (1-2) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 施設の稼働 ( 排ガス )) に示す対象事業実施区域近傍の上層気象観測地点 1 地点とする 3 高層気象観測内部境界層の発達状況等を確認するために 第 図 (1-1) (1-2) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 施設の稼働 ( 排ガス )) に示す対象事業実施区域近傍及び内陸地点の高層気象観測地点 2 地点とする (2) 二酸化窒素の濃度の状況 文献その他の資料調査 第 図 (1-1) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 施設の稼働 ( 排ガス )) に示す対象事業実施区域を中心とした半径 20km 範囲内の一般局 33 地点とする 現地調査 第 図 (1-1) (1-2) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 施設の稼働 ( 排ガス )) に示す対象事業実施区域北側の六甲山麓の 1 地点とする 5. 調査期間等 (1) 気象の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 1 地上気象観測 1 年間連続観測を行う 2 上層気象観測 1 年間連続観測を行う 3 高層気象観測 1 年間とし 対象事業実施区域近傍の 1 地点は四季ごとに各 1 回 ( 各 1 週間 1 時間 30 分毎に 1 日 16 回 ) 観測を行う なお 内陸地点の 1 地点は春季 夏季 秋季に各 1 回 ( 各 1 週間 1 時間 30 分毎に 1 日 9 回 ) 観測を行う (2) 二酸化窒素の濃度の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料 ( 至近 5 年間 ) とする 現地調査 1 年間連続観測を行う 6. 予測の基本的な手法大気の拡散式に基づく理論計算を行う (1) 年平均値の予測 NOx マニュアル 等に示す方法により数値計算を行う (2) 日平均値の予測 NOx マニュアル 等に示す方法により数値計算を行う 6-21 (297)

302 大気環境第 表 (10) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分施設の稼働 ( 排ガス ) 窒素酸化物大気質調査 予測及び評価の手法 (3) 特殊気象条件下の予測 1 逆転層形成時 NOx マニュアル 等に示す方法により 1 時間値の数値計算を行う 2 煙突ダウンウォッシュ発生時 NOx マニュアル 等に示す方法により煙突ダウンウォッシュの発生について検討する 3 建物ダウンウォッシュ発生時米国環境庁 (EPA) の ISC-PRIME モデルにより建物ダウンウォッシュの発生について検討する 4 内部境界層によるフュミゲーション発生時 Lyons&Cole のフュミゲーションモデルにより 1 時間値の数値計算を行う (4) 地形影響の予測 環境アセスメントのための排ガス拡散数値予測手法の開発 - 地形影響の評価手法 - 等に基づく数値モデルにより 1 時間値の数値計算を行う 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測地点予測地域内において窒素酸化物の着地濃度が相対的に高くなる地域 住居等の保全対象が存在する地域を考慮して選定する 特殊気象条件及び地形影響の予測地点は 風下軸上の 1 時間値着地濃度の最大地点とする 9. 予測対象時期等発電所の運転が定常状態となり 窒素酸化物に係る環境影響が最大になる時期とする 10. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 窒素酸化物に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 二酸化窒素に係る環境基準について との整合が図られているかを検討する 6-22 (298)

303 大気環境第 表 (11) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分工事用資材等の搬出入 浮遊粒子状物質大気質資材等の搬出入 調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報 (1) 気象の状況 ( 風向 風速 放射収支量 ) (2) 浮遊粒子状物質の濃度の状況 (3) 道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 2. 調査の基本的な手法 (1) 気象の状況 現地調査 気象業務法施行規則 及び 地上気象観測指針 等に基づく方法により 地上付近の風向 風速及び放射収支量を観測し 観測結果の整理及び解析を行う (2) 浮遊粒子状物質の濃度の状況 文献その他の資料調査 兵庫県大気環境の状況 等による浮遊粒子状物質に係る情報の収集及び当該情報の整理を行う (3) 道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 文献その他の資料調査 道路交通センサス一般交通量調査 による道路交通量に係る情報の収集及び当該情報の整理を行う 現地調査 1 道路構造に係る状況調査地点の道路の構造 車線数 幅員及び道路の縦横断形状を調査し 調査結果の整理を行う 2 道路交通量に係る状況方向別 車種別交通量及び走行速度を調査し 調査結果の整理及び解析を行う 3. 調査地域関係車両の主要な交通ルートの沿道及びその周辺とする 4. 調査地点 (1) 気象の状況 現地調査 第 図 (2) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 工事用資材等及び資材等の搬出入 ) に示す対象事業実施区域近傍の1 地点とする (2) 浮遊粒子状物質の濃度の状況 文献その他の資料調査 第 図 (2) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 工事用資材等及び資材等の搬出入 ) に示す主要な交通ルート付近の一般局 1 地点とする (3) 道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 文献その他の資料調査 主要な交通ルートにおける 道路交通センサス一般交通量調査 による道路交通量の測定地点とする 6-23 (299)

304 大気環境第 表 (12) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分工事用資材等の搬出入 浮遊粒子状物質大気質資材等の搬出入 調査 予測及び評価の手法 現地調査 第 図 (2) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 工事用資材等及び資材等の搬出入 ) に示す主要な交通ルートうち 住居等の配置を勘案し 灘浜住吉川線及び高羽線沿いの4 地点とする 5. 調査期間等 (1) 気象の状況 現地調査 1 年間連続観測を行う (2) 浮遊粒子状物質の濃度の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料 ( 至近 5 年間 ) とする (3) 道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 交通量の状況を代表する平日及び休日の各 1 日とし 24 時間の連続測定を行う 6. 予測の基本的な手法環境保全のために講じようとする対策を踏まえ 地域の一般車両及び関係車両の走行台数等を整理及び解析し 一般車両等及び関係車両による浮遊粒子状物質の寄与濃度を NOxマニュアル に基づくJEA 修正型線煙源拡散式を用いた数値計算により求め 将来環境濃度の日平均値の予測を行う 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測地点 4.(3) 道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 の現地調査と同地点とする 9. 予測対象時期等関係車両の運行による浮遊粒子状物質に係る環境影響がそれぞれ最大となる時期とする 10. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 浮遊粒子状物質に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 大気の汚染に係る環境基準について との整合が図られているかを検討する 6-24 (300)

305 大気環境第 表 (13) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分施設の稼働 ( 排ガス ) 浮遊粒子状物質大気質調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報 (1) 気象の状況 ( 風向 風速 日射量 放射収支量 気温 湿度 ) (2) 浮遊粒子状物質の濃度の状況 2. 調査の基本的な手法 (1) 気象の状況 文献その他の資料調査 気象統計情報 等による気象に係る情報の収集及び当該情報の整理を行う 現地調査 1 地上気象観測 気象業務法施行規則 及び 地上気象観測指針 等に基づく方法により 風向 風速 日射量 放射収支量 気温及び湿度を観測し 観測結果の整理及び解析を行う 2 上層気象観測 発電用原子炉施設の安全解析に関する気象指針 等に基づく方法により ドップラーソーダを用いて風向及び風速を観測し 観測結果の整理及び解析を行う 3 高層気象観測 高層気象観測指針 に基づく方法により 風向 風速及び気温等を観測し 観測結果の整理及び解析を行う (2) 浮遊粒子状物質の濃度の状況 文献その他の資料調査 兵庫県大気環境の状況 等による浮遊粒子状物質に係る情報の収集及び当該情報の整理を行う 現地調査 大気の汚染に係る環境基準について に定める方法により 浮遊粒子状物質を測定し 観測結果の整理及び解析を行う 3. 調査地域浮遊粒子状物質に係る着地濃度が相対的に高くなる地域を包含する範囲として 対象事業実施区域を中心とした半径 20kmの範囲内 ( 海域を除く ) とする 4. 調査地点 (1) 気象の状況 文献その他の資料調査 第 図 (1-1) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 施設の稼働 ( 排ガス )) に示す最寄りの気象官署である神戸地方気象台とする 現地調査 1 地上気象観測 第 図 (1-1) (1-2) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 施設の稼働 ( 排ガス )) に示す対象事業実施区域近傍の地上気象観測地点 1 地点とする 6-25 (301)

306 大気環境第 表 (14) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分施設の稼働 ( 排ガス ) 浮遊粒子状物質大気質調査 予測及び評価の手法 2 上層気象観測 第 図 (1-1) (1-2) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 施設の稼働 ( 排ガス )) に示す対象事業実施区域近傍の上層気象観測地点 1 地点とする 3 高層気象観測内部境界層の発達状況等を確認するために 第 図 (1-1) (1-2) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 施設の稼働 ( 排ガス )) に示す対象事業実施区域近傍及び内陸地点の高層気象観測地点 2 地点とする (2) 浮遊粒子状物質の濃度の状況 文献その他の資料調査 第 図 (1-1) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 施設の稼働 ( 排ガス )) に示す対象事業実施区域を中心とした半径 20km 範囲内の一般局 29 地点とする 現地調査 第 図 (1-1) (1-2) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 施設の稼働 ( 排ガス )) に示す対象事業実施区域北側の六甲山麓の 1 地点とする 5. 調査期間等 (1) 気象の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 1 地上気象観測 1 年間連続観測を行う 2 上層気象観測 1 年間連続観測を行う 3 高層気象観測 1 年間とし 対象事業実施区域近傍の 1 地点は四季ごとに各 1 回 ( 各 1 週間 1 時間 30 分毎に 1 日 16 回 ) 観測を行う なお 内陸地点の 1 地点は春季 夏季 秋季に各 1 回 ( 各 1 週間 1 時間 30 分毎に 1 日 9 回 ) 観測を行う (2) 浮遊粒子状物質の濃度の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料 ( 至近 5 年間 ) とする 現地調査 1 年間連続観測を行う 6. 予測の基本的な手法大気の拡散式に基づく理論計算を行う (1) 年平均値の予測 NOx マニュアル 等に示す方法により数値計算を行う (2) 日平均値の予測 NOx マニュアル 等に示す方法により数値計算を行う 6-26 (302)

307 大気環境第 表 (15) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分施設の稼働 ( 排ガス ) 浮遊粒子状物質大気質調査 予測及び評価の手法 (3) 特殊気象条件下の予測 1 逆転層形成時 NOx マニュアル 等に示す方法により 1 時間値の数値計算を行う 2 煙突ダウンウォッシュ発生時 NOx マニュアル 等に示す方法により煙突ダウンウォッシュの発生について検討する 3 建物ダウンウォッシュ発生時米国環境庁 (EPA) の ISC-PRIME モデルにより建物ダウンウォッシュの発生について検討する 4 内部境界層によるフュミゲーション発生時 Lyons&Cole のフュミゲーションモデルにより 1 時間値の数値計算を行う (4) 地形影響の予測 環境アセスメントのための排ガス拡散数値予測手法の開発 - 地形影響の評価手法 - 等に基づく数値モデルにより 1 時間値の数値計算を行う 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測地点予測地域内において浮遊粒子状物質の着地濃度が相対的に高くなる地域 住居等の保全対象が存在する地域を考慮して選定する 特殊気象条件及び地形影響の予測地点は 風下軸上の 1 時間値着地濃度の最大地点とする 9. 予測対象時期等発電所の運転が定常状態となり 浮遊粒子状物質に係る環境影響が最大になる時期とする 10. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 浮遊粒子状物質に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 大気の汚染に係る環境基準について との整合が図られているかを検討する 6-27 (303)

308 大気環境第 表 (16) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分工事用資材等の搬出入 粉じん等大気質資材等の搬出入 調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報 (1) 気象の状況 ( 風向 風速 ) (2) 道路交通量の状況 2. 調査の基本的な手法 (1) 気象の状況 現地調査 気象業務法施行規則 及び 地上気象観測指針 に基づく方法により 地上付近の風向及び風速を観測し 観測結果の整理及び解析を行う (2) 道路交通量の状況 文献その他の資料調査 道路交通センサス一般交通量調査 による道路交通量に係る情報の収集及び当該情報の整理を行う 現地調査 方向別 車種別交通量及び走行速度を調査し 調査結果の整理及び解析を行う 3. 調査地域関係車両の主要な交通ルートの沿道及びその周辺とする 4. 調査地点 (1) 気象の状況 現地調査 第 図 (2) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 工事用資材等及び資材等の搬出入 ) に示す対象事業実施区域近傍の 1 地点とする (2) 道路交通量の状況 文献その他の資料調査 主要な交通ルートにおける 道路交通センサス一般交通量調査 による道路交通量の測定地点とする 現地調査 第 図 (2) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 工事用資材等及び資材等の搬出入 ) に示す主要な交通ルートである灘浜住吉川線及び高羽線沿いの 4 地点とする 5. 調査期間等 (1) 気象の状況 現地調査 1 年間連続観測を行う (2) 道路交通量の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 交通量の状況を代表する平日及び休日の各 1 日とし 24 時間の連続測定を行う 6. 予測の基本的な手法予測地点における関係車両の交通量と将来交通量との比較を行い 周辺環境に及ぼす影響の程度を予測する 6-28 (304)

309 大気環境第 表 (17) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分工事用資材等の搬出入 粉じん等大気質資材等の搬出入 調査 予測及び評価の手法 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測地点 4.(2) 道路交通量の状況 の現地調査と同地点とする 9. 予測対象時期等関係車両の交通量が最大となる時期とする 10. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 粉じん等に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 6-29 (305)

310 大気環境第 表 (18) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分建設機械の稼働 粉じん等大気質調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報気象の状況 ( 風向 風速 ) 2. 調査の基本的な手法 現地調査 気象業務法施行規則 及び 地上気象観測指針 に基づく方法により 地上付近の風向及び風速を観測し 観測結果の整理及び解析を行う 3. 調査地域対象事業実施区域及びその周辺とする 4. 調査地点 現地調査 第 図 (3) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 建設機械の稼働 ) に示す対象事業実施区域近傍の 1 地点とする 5. 調査期間等 現地調査 1 年間連続観測を行う 6. 予測の基本的な手法過去の発電所建設事例を参考に 環境保全措置を検討し 周辺環境に及ぼす影響を定性的に予測する 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測地点対象事業実施区域近傍の住居地域とする 9. 予測対象時期等工事期間中とする 10. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 土砂粉じん等に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 6-30 (306)

311 大気環境第 表 (19) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分施設の稼働 ( 排ガス ) 重金属等の微量物質大気質調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報環境中の重金属等の濃度の状況 2. 調査の基本的な手法 文献その他の資料調査 大気環境測定結果 ( 神戸市 ) 等による有害大気汚染物質濃度の情報の収集及び当該情報の整理を行う 現地調査 有害大気汚染物質測定方法マニュアル( 平成 23 年 3 月改訂 ) ( 環境省 平成 23 年 ) 等に基づく方法により 重金属等の微量物質の大気中の環境濃度 (As Be Cr Hg Mn Ni) を観測し 観測結果の整理及び解析を行う 3. 調査地域重金属等の微量物質に係る環境影響を受けるおそれがあると想定される地域を包含する範囲として 対象事業実施区域を中心とした半径 20kmの範囲内 ( 海域を除く ) とする 4. 調査地点 文献その他の資料調査 第 図 (4) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 重金属等の微量物質 ) に示す対象事業実施区域周辺の6 地点とする 現地調査 第 図 (4) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 重金属等の微量物質 ) に示す対象事業実施区域を囲むように 周辺の4 地点とする 5. 調査期間等 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 1 年間とし 四季ごとに1 回とする 6. 予測の基本的な手法施設の稼働 ( 排ガス ) による浮遊粒子状物質の年平均値予測結果に基づき 排煙中に含まれるばいじん量と燃料中に含まれる重金属等の微量物質の量との比率を用いて換算することにより 重金属等の微量物質の年平均値の最大着地濃度の予測を行う 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測地点予測地域内において重金属等の微量物質の着地濃度が相対的に高くなる地域 住居等の保全対象が存在する地域を考慮して選定する 9. 予測対象時期等発電所の運転が定常状態となり ばい煙の排出が最大になる時期とする 6-31 (307)

312 大気環境第 表 (20) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分施設の稼働 ( 排ガス ) 重金属等の微量物質大気質調査 予測及び評価の手法 10. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 重金属等の微量物質に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 環境中の有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針となる数値 ( 平成 15 年 9 月 30 日環境省環境管理局長通知 平成 22 年 10 月 15 日環境省水 大気環境局長通知 ) との整合が図られているかを検討する 6-32 (308)

313 第 図 (4) 大気環境調査地点の位置 ( 大気質 : 重金属等の微量物質 ) 6-33 (309)

314 大気環境第 表 (21) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分工事用資材等の搬出入 騒音騒音資材等の搬出入 調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報 (1) 道路交通騒音の状況 (2) 沿道の状況 (3) 道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 2. 調査の基本的な手法 (1) 道路交通騒音の状況 文献その他の資料調査 自動車騒音調査結果 ( 神戸市 ) 等による道路交通騒音に係る情報の収集及び当該情報の整理を行う 現地調査 騒音に係る環境基準について ( 平成 10 年環境庁告示第 64 号 ) で定められた環境騒音の表示 測定方法 (JIS Z 8731) により等価騒音レベルを測定し 調査結果の整理及び解析を行う (2) 沿道の状況 文献その他の資料調査 住宅地図 等による沿道に係る情報の収集及び当該情報の整理を行う 現地調査 調査地点の沿道において 学校及び病院等の施設や住宅の配置状況等について調査し 調査結果の整理を行う (3) 道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 文献その他の資料調査 道路交通センサス一般交通量調査 による道路交通量に係る情報の収集及び当該情報の整理を行う 現地調査 1 道路構造に係る状況調査地点の道路の構造 車線数 幅員及び道路の縦横断形状を調査し 調査結果の整理を行う 2 道路交通量に係る状況方向別 車種別交通量及び走行速度を調査し 調査結果の整理及び解析を行う 3. 調査地域工事用資材等の搬出入及び資材等の搬出入に用いる主要な交通ルートの沿道及びその周辺とする 4. 調査地点 (1) 道路交通騒音の状況 文献その他の資料調査 主要な交通ルートにおける 自動車騒音調査結果 等による道路交通騒音の測定地点とする 現地調査 第 図 (5) 大気環境調査地点の位置 ( 騒音 振動 低周波音 ) に示す主要な交通ルートのうち 住居等の配置を勘案し 灘浜住吉川線及び高羽線沿いの 4 地点とする 6-34 (310)

315 大気環境第 表 (22) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分工事用資材等の搬出入 騒音騒音資材等の搬出入 調査 予測及び評価の手法 (2) 沿道の状況 文献その他の資料調査及び現地調査 (1) 道路交通騒音の状況 の現地調査と同地点とする (3) 道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 文献その他の資料調査 主要な交通ルートにおける 道路交通センサス一般交通量調査 による道路交通量の測定地点とする 現地調査 (1) 道路交通騒音の状況 の現地調査と同地点とする 5. 調査期間等 (1) 道路交通騒音の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 道路交通騒音の状況を代表する平日及び休日の各 1 日とし 騒音に係る環境基準について の時間区分毎に全時間を通じて測定を行う (2) 沿道の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 (1) 道路交通騒音の状況 の現地調査と同期間とする (3) 道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 (1) 道路交通騒音の状況 の現地調査と同期間とする 6. 予測の基本的な手法音の伝搬理論に基づく道路交通騒音予測計算式 ( 日本音響学会提案式 ASJ RTN-Model 2013) に示される方法により 予測地点における等価騒音レベルの予測計算を行う 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測地点 4.(1) 道路交通騒音の状況 の現地調査と同地点とする 9. 予測対象時期等 (1) 工事用資材等の搬出入工事用資材等の搬出入車両の小型車換算交通量が最大になる時期とする (2) 資材等の搬出入資材等の搬出入車両の小型車換算交通量が最大になる時期とする 6-35 (311)

316 大気環境第 表 (23) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分工事用資材等の搬出入 騒音騒音資材等の搬出入 調査 予測及び評価の手法 10. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 道路交通騒音に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 騒音に係る環境基準について ( 平成 10 年環境庁告示第 64 号 ) 及び参考として 騒音規制法 ( 昭和 43 年法律第 98 号 ) に定める自動車騒音の要請限度との整合が図られているかを検討する 6-36 (312)

317 第 図 (5) 大気環境調査地点の位置 ( 騒音 振動 低周波音 ) 6-37 (313)

318 大気環境第 表 (24) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分建設機械の稼働 騒音騒音調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報 (1) 騒音の状況 (2) 地表面の状況 2. 調査の基本的な手法 (1) 騒音の状況 現地調査 特定建設作業に伴って発生する騒音の規制に関する基準 ( 昭和 43 年厚生省 建設省告示第 1 号 ) で定められた環境騒音の表示 測定方法 (JIS Z 8731) により時間率騒音レベルを測定し また 騒音に係る環境基準について で定められた環境騒音の表示 測定方法 (JIS Z 8731) により等価騒音レベルを測定し 測定結果の整理及び解析を行う (2) 地表面の状況 現地調査 音の伝搬の特性を踏まえ 草地 舗装面等地表面の状況について調査し 調査結果の整理を行う 3. 調査地域対象事業実施区域及びその周囲約 1kmの範囲とする 4. 調査地点 (1) 騒音の状況 現地調査 第 図 (5) 大気環境調査地点の位置 ( 騒音 振動 低周波音 ) に示す対象事業実施区域の敷地境界の6 地点及び対象事業実施区域近傍の住居等の配置を勘案した6 地点とする (2) 地表面の状況 現地調査 騒音の発生源から対象事業実施区域の敷地境界及び対象事業実施区域近傍の住居等に至る経路とする 5. 調査期間等 (1) 騒音の状況 現地調査 騒音の状況を代表する平日及び休日の各 1 日とする (2) 地表面の状況 現地調査 (1) 騒音の状況 の現地調査と同期間とする 6. 予測の基本的な手法音の伝搬理論に基づく建設工事騒音予測計算式 ( 日本音響学会の提案式 ASJ CN-Model 2007) に示される方法により 予測地点における建設機械の稼働に伴う騒音レベルの予測計算を行う 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測地点 4.(1) 騒音の状況 と同地点とする 6-38 (314)

319 大気環境第 表 (25) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分建設機械の稼働 騒音騒音調査 予測及び評価の手法 9. 予測対象時期等建設機械の稼働による騒音に係る環境影響が最大となる時期とする 10. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 建設機械の稼働による騒音に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 騒音に係る環境基準について ( 平成 10 年環境庁告示第 64 号 ) 及び参考として 騒音規制法 ( 昭和 43 年法律第 98 号 ) で定める特定建設作業の騒音に係る基準との整合が図られているかを検討する 6-39 (315)

320 大気環境第 表 (26) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分施設の稼働 ( 機械等の稼働 ) 騒音騒音調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報 (1) 騒音の状況 (2) 地表面の状況 2. 調査の基本的な手法 (1) 騒音の状況 現地調査 特定工場等において発生する騒音の規制に関する基準 ( 昭和 43 年厚生省 農林省 通商産業省 運輸省告示第 1 号 ) に定められた環境騒音の表示 測定方法 (JIS Z 8731) により時間率騒音レベルを測定し また 騒音に係る環境基準について ( 平成 10 年環境庁告示第 64 号 ) に定められた環境騒音の表示 測定方法 (JIS Z 8731) により等価騒音レベルを測定し 調査結果の整理及び解析を行う (2) 地表面の状況 現地調査 音の伝搬の特性を踏まえ 草地 舗装面等地表面の状況について調査し 調査結果の整理を行う 3. 調査地域対象事業実施区域及びその周囲約 1kmの範囲とする 4. 調査地点 (1) 騒音の状況 現地調査 第 図 (5) 大気環境調査地点の位置 ( 騒音 振動 低周波音 ) に示す対象事業実施区域の敷地境界の6 地点及び対象事業実施区域近傍の住居等の配置を勘案した6 地点とする (2) 地表面の状況 現地調査 騒音の発生源から対象事業実施区域の敷地境界及び対象事業実施区域近傍の住居等に至る経路とする 5. 調査期間等 (1) 騒音の状況 現地調査 騒音の状況を代表する平日及び休日の各 1 日とする (2) 地表面の状況 現地調査 (1) 騒音の状況 の現地調査と同期間とする 6. 予測の基本的な手法音の伝搬理論に基づき 予測地点における施設の稼働に伴う騒音レベルの予測を行う 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測地点 4.(1) 騒音の状況 と同地点とする 6-40 (316)

321 大気環境第 表 (27) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分施設の稼働 ( 機械等の稼働 ) 騒音騒音調査 予測及び評価の手法 9. 予測対象時期等発電所の運転が定常状態となり 騒音に係る環境影響が最大となる時期とする 10. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 施設の稼働に伴って発生する騒音に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 騒音に係る環境基準について ( 平成 10 年環境庁告示第 64 号 ) 及び 環境の保全と創造に関する条例 ( 平成 7 年兵庫県条例第 28 号 ) で定める特定工場等の騒音に係る基準との整合が図られているかを検討する 6-41 (317)

322 大気環境第 表 (28) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分工事用資材等の搬出入 振動振動資材等の搬出入 調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報 (1) 道路交通振動の状況 (2) 沿道の状況 (3) 道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 2. 調査の基本的な手法 (1) 道路交通振動の状況 文献その他の資料調査 道路交通振動調査結果 ( 神戸市 ) 等による道路交通振動に係る情報の収集及び当該情報の整理を行う 現地調査 振動規制法施行規則 ( 昭和 51 年総理府令第 58 号 ) により定められた振動レベル測定方法 (JIS Z 8735) により 振動レベルを測定し 調査結果の整理及び解析を行う (2) 沿道の状況 文献その他の資料調査 住宅地図 等による沿道に係る情報の収集及び当該情報の整理を行う 現地調査 調査地点の沿道において 学校及び病院等の施設や住宅の配置状況等について調査し 調査結果の整理を行う (3) 道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 文献その他の資料調査 道路交通センサス一般交通量調査 による道路交通量に係る情報の収集及び当該情報の整理を行う 現地調査 1 道路構造に係る状況調査地点の道路の構造 車線数 幅員 道路の縦横断形状及び地盤卓越振動数を調査し 調査結果の整理を行う 2 道路交通量に係る状況方向別 車種別交通量及び走行速度を調査し 調査結果の整理及び解析を行う 3. 調査地域工事用資材等の搬出入及び資材等の搬出入に用いる主要な交通ルートの沿道及びその周辺とする 4. 調査地点 (1) 道路交通振動の状況 文献その他の資料調査 主要な交通ルートにおける 道路交通振動調査結果 等による道路交通振動の測定地点とする 現地調査 第 図 (5) 大気環境調査地点の位置 ( 騒音 振動 低周波音 ) に示す主要な交通ルートのうち 住居等の配置を勘案し 灘浜住吉川線及び高羽線沿いの4 地点とする (2) 沿道の状況 文献その他の資料調査及び現地調査 (1) 道路交通振動の状況 の現地調査と同地点とする 6-42 (318)

323 大気環境第 表 (29) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分工事用資材等の搬出入 振動振動資材等の搬出入 調査 予測及び評価の手法 (3) 道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 文献その他の資料調査 主要な交通ルートにおける 道路交通センサス一般交通量調査 による道路交通量の測定地点とする 現地調査 (1) 道路交通振動の状況 の現地調査と同地点とする 5. 調査期間等 (1) 道路交通振動の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 道路交通振動の状況を代表する平日及び休日の各 1 日とする (2) 沿道の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 (1) 道路交通振動の状況 の現地調査と同期間とする (3) 道路構造及び当該道路における交通量に係る状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 (1) 道路交通振動の状況 の現地調査と同期間とする 6. 予測の基本的な手法振動の伝搬理論に基づく旧建設省土木研究所提案式に示された方法により 予測地点における道路交通振動レベルの予測計算を行う 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測地点 4.(1) 道路交通振動の状況 の現地調査と同地点とする 9. 予測対象時期等 (1) 工事用資材等の搬出入工事用資材等の搬出入車両の小型車換算交通量が最大になる時期とする (2) 資材等の搬出入資材等の搬出入車両の小型車換算交通量が最大になる時期とする 10. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 道路交通振動に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 参考として 振動規制法 ( 昭和 51 年法律第 64 号 ) に定める道路交通振動の要請限度との整合が図られているかを検討する 6-43 (319)

324 大気環境第 表 (30) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分建設機械の稼働 振動振動調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報 (1) 地盤の状況 (2) 振動の状況 2. 調査の基本的な手法 (1) 地盤の状況 文献その他の資料調査 土地分類図 等による地盤に係る情報の収集及び当該情報の整理を行う (2) 振動の状況 現地調査 振動規制法施行規則 ( 昭和 51 年総理府令第 58 号 ) により定められた振動レベル測定方法 (JIS Z 8735) により振動レベルを測定し 調査結果の整理及び解析を行う 3. 調査地域対象事業実施区域及びその周囲約 1km の範囲とする 4. 調査地点 (1) 地盤の状況 文献その他の資料調査 対象事業実施区域及びその周囲約 1km の範囲とする (2) 振動の状況 現地調査 第 図 (5) 大気環境調査地点の位置 ( 騒音 振動 低周波音 ) に示す対象事業実施区域の敷地境界の 6 地点及び対象事業実施区域近傍の住居等の配置を勘案した 6 地点とする 5. 調査期間等 (1) 地盤の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする (2) 振動の状況 現地調査 振動の状況を代表する平日及び休日の各 1 日とする 6. 予測の基本的な手法振動の伝搬理論に基づき 予測地点における建設機械の稼働に伴う振動レベルの予測計算を行う 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測地点 4.(1) 振動の状況 と同地点とする 9. 予測対象時期等建設機械の稼働による振動に係る環境影響が最大となる時期とする 6-44 (320)

325 大気環境第 表 (31) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分建設機械の稼働 振動振動調査 予測及び評価の手法 10. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 建設機械の稼働による振動に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 参考として 振動規制法 ( 昭和 51 年法律第 64 号 ) で定める特定建設作業の振動に係る基準との整合が図られているかを検討する 6-45 (321)

326 大気環境第 表 (32) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分施設の稼働 ( 機械等の稼働 ) 振動振動調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報 (1) 地盤の状況 (2) 振動の状況 2. 調査の基本的な手法 (1) 地盤の状況 文献その他の資料調査 土地分類図 等による地盤に係る情報の収集及び当該情報の整理を行う (2) 振動の状況 現地調査 振動規制法施行規則 ( 昭和 51 年総理府令第 58 号 ) により定められた振動レベル測定方法 (JIS Z 8735) により振動レベルを測定し 調査結果の整理及び解析を行う 3. 調査地域対象事業実施区域及びその周囲約 1km の範囲とする 4. 調査地点 (1) 地盤の状況 文献その他の資料調査 対象事業実施区域及びその周囲約 1km の範囲とする (2) 振動の状況 現地調査 第 図 (5) 大気環境調査地点の位置 ( 騒音 振動 低周波音 ) に示す対象事業実施区域の敷地境界の 6 地点及び対象事業実施区域近傍の住居等の配置を勘案した 6 地点とする 5. 調査期間等 (1) 地盤の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする (2) 振動の状況 現地調査 振動の状況を代表する平日及び休日の各 1 日とする 6. 予測の基本的な手法振動の伝搬理論に基づき 予測地点における施設の稼働に伴う振動レベルの予測計算を行う 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測地点 4.(1) 振動の状況 と同地点とする 9. 予測対象時期等発電所の運転が定常状態となり 振動に係る環境影響が最大となる時期とする 6-46 (322)

327 大気環境第 表 (33) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分施設の稼働 ( 機械等の稼働 ) 振動振動調査 予測及び評価の手法 10. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 施設の稼働に伴って発生する振動に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 参考として 振動規制法 ( 昭和 51 年法律第 64 号 ) で定める特定工場等の振動に係る基準との整合が図られているかを検討する 6-47 (323)

328 大気環境第 表 (34) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分施設の稼働 ( 機械等の稼働 ) 低周波音その他調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報 (1) 低周波音の状況 (2) 地表面の状況 2. 調査の基本的な手法 (1) 低周波音の状況 現地調査 低周波音の測定方法に関するマニュアル ( 環境庁 平成 12 年 ) に定められた測定方法により 低周波音レベルを測定し 調査結果の整理及び解析を行う (2) 地表面の状況 現地調査 音の伝搬の特性を踏まえ 草地 舗装面等地表面の状況について調査し 調査結果の整理を行う 3. 調査地域対象事業実施区域及びその周囲約 1km の範囲とする 4. 調査地点 (1) 低周波音の状況 現地調査 第 図 (5) 大気環境調査地点の位置 ( 騒音 振動 低周波音 ) に示す対象事業実施区域の敷地境界の 6 地点及び対象事業実施区域近傍の住居等の配置を勘案した 6 地点とする (2) 地表面の状況 現地調査 低周波音の発生源から対象事業実施区域の敷地境界及び対象事業実施区域近傍の住居等に至る経路とする 5. 調査期間等 (1) 低周波音の状況 現地調査 低周波音の状況を代表する平日及び休日の各 1 日とする (2) 地表面の状況 現地調査 (1) 低周波音の状況 の現地調査と同期間とする 6. 予測の基本的な手法音の伝搬理論に基づき 予測地点における施設の稼働に伴う低周波音レベルの予測計算を行う 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測地点 4.(1) 低周波音の状況 と同地点とする 9. 予測対象時期等発電所の運転が定常状態となり 低周波音に係る環境影響が最大となる時期とする 6-48 (324)

329 大気環境第 表 (35) 調査 予測及び評価の手法 ( 大気環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分施設の稼働 ( 機械等の稼働 ) 低周波音その他調査 予測及び評価の手法 10. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 低周波音に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 6-49 (325)

330 水環境第 表 (1) 調査 予測及び評価の手法 ( 水環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分施設の稼働 ( 排水 ) 水質水の汚れ調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報化学的酸素要求量 水素イオン濃度 溶存酸素量 n- ヘキサン抽出物質 ( 油分等 ) 及び大腸菌群数の状況 2. 調査の基本的な手法 文献その他の資料調査 公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 ) 等による化学的酸素要求量等の情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行う 現地調査 バンドーン採水器及び北原式採水器により試料の採水を行い 水質汚濁に係る環境基準について ( 昭和 46 年環境庁告示第 59 号 ) に定める方法により水質を測定し 測定結果の整理及び解析を行う 3. 調査地域対象事業実施区域の周辺海域において 水の汚れに係る環境影響を受けるおそれがあると想定される範囲とする 4. 調査地点 文献その他の資料調査 第 図 (1) 水環境調査地点の位置 ( 水質 : 既存資料 ) に示す 17 地点とする 現地調査 第 図 (2) 水環境調査地点の位置 ( 水質 : 現地調査 ) に示す 18 地点とする 5. 調査期間等 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料 ( 至近 5 年間 ) とする 現地調査 1 年間とし 四季ごとに各 1 回行う 6. 予測の基本的な手法環境保全のために講じようとする対策を踏まえ 排水処理設備から排出される排水中の化学的酸素要求量の濃度及び負荷量を把握し 数理モデルによるシミュレーション解析手法により 海域への影響の程度について予測する 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測地点水の汚れに係る環境影響を的確に把握できる地点とする 9. 予測対象時期等発電所の運転が定常状態となり 化学的酸素要求量の負荷量が最大となる時期とする 6-50 (326)

331 水環境第 表 (2) 調査 予測及び評価の手法 ( 水環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分施設の稼働 ( 排水 ) 水質水の汚れ調査 予測及び評価の手法 10. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 水の汚れに係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 水質汚濁防止法 ( 昭和 45 年法律第 138 号 ) に基づく排水に係る規制基準及び 水質汚濁に係る環境基準について ( 昭和 46 年環境庁告示第 59 号 ) との整合が図られているかを検討する 6-51 (327)

332 水環境第 表 (3) 調査 予測及び評価の手法 ( 水環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分施設の稼働 ( 排水 ) 水質富栄養化調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報全窒素及び全燐の状況 2. 調査の基本的な手法 文献その他の資料調査 公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 ) 等による全窒素及び全燐の情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行う 現地調査 バンドーン採水器により試料の採水を行い 水質汚濁に係る環境基準について ( 昭和 46 年環境庁告示第 59 号 ) に定める方法により全窒素及び全燐を測定し 測定結果の整理及び解析を行う 3. 調査地域対象事業実施区域の周辺海域において 富栄養化に係る環境影響を受けるおそれがあると想定される範囲とする 4. 調査地点 文献その他の資料調査 第 図 (1) 水環境調査地点の位置 ( 水質 : 既存資料 ) に示す 17 地点とする 現地調査 第 図 (2) 水環境調査地点の位置 ( 水質 : 現地調査 ) に示す 18 地点とする 5. 調査期間等 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料 ( 至近 5 年間 ) とする 現地調査 1 年間とし 四季ごとに各 1 回行う 6. 予測の基本的な手法環境保全のために講じようとする対策を踏まえ 排水処理設備から排出される排水中の全窒素及び全燐の濃度及び負荷量を把握し 数理モデルによるシミュレーション解析手法により 海域への影響の程度について予測する 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測地点富栄養化に係る環境影響を的確に把握できる地点とする 9. 予測対象時期等発電所の運転が定常状態となり 全窒素及び全燐の負荷量が最大となる時期とする 10. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 富栄養化に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 水質汚濁防止法 ( 昭和 45 年法律第 138 号 ) に基づく排水に係る規制基準及び 水質汚濁に係る環境基準について ( 昭和 46 年環境庁告示第 59 号 ) との整合が図られているかを検討する 6-52 (328)

333 水環境第 表 (4) 調査 予測及び評価の手法 ( 水環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分建設機械の稼働 水質水の濁り調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報 (1) 浮遊物質量の状況 (2) 流況の状況 2. 調査の基本的な手法 (1) 浮遊物質量の状況 現地調査 バンドーン採水器により試料の採取を行い 水質汚濁に係る環境基準について ( 昭和 46 年環境庁告示第 59 号 ) に定める方法により浮遊物質量を測定し 測定結果の整理及び解析を行う (2) 流況の状況自記式流向流速計 ( 電磁流速計 ) により流況連続測定を行い 調査結果の整理及び解析を行う 3. 調査地域温排水の拡散範囲及び当該海域の流況を考慮し 対象事業実施区域の周辺海域とする 4. 調査地点 (1) 浮遊物質量の状況 現地調査 第 図 (2) 水環境調査地点の位置 ( 水質 : 現地調査 ) に示す 18 地点とする (2) 流況の状況 第 図 (5) 水環境調査地点の位置 ( 流向及び流速 ) に示す9 地点とする 5. 調査期間等 (1) 浮遊物質量の状況 現地調査 1 年間とし 四季ごとに各 1 回行う (2) 流況の状況 1 年間とし 四季ごとに各 1 回 15 日間連続測定を行う 6. 予測の基本的な手法環境保全のために講じようとする対策を踏まえ 数理モデルによるシミュレーション解析手法により 浮遊物質量の拡散計算を行う 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測地点水の濁りに係る環境影響を的確に把握できる地点とする 9. 予測対象時期等海域工事に伴う水の濁りの影響が最大となる時期とする 10. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 水の濁りに係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 6-53 (329)

334 水環境第 表 (5) 調査 予測及び評価の手法 ( 水環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分造成等の施工による一時的な影響 水質水の濁り調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報浮遊物質量の状況 2. 調査の基本的な手法 現地調査 バンドーン採水器により試料の採取を行い 水質汚濁に係る環境基準について ( 昭和 46 年環境庁告示第 59 号 ) に定める方法により浮遊物質量を測定し 測定結果の整理及び解析を行う 3. 調査地域対象事業実施区域の周辺海域において 水の濁りの環境影響を受けるおそれがあると想定される範囲とする 4. 調査地点 現地調査 第 図 (2) 水環境調査地点の位置 ( 水質 : 現地調査 ) に示す 18 地点とする 5. 調査期間等 現地調査 1 年間とし 四季ごとに各 1 回行う 6. 予測の基本的な手法環境保全のために講じようとする対策を踏まえ 類似の事例を参考に海域への影響の程度について予測する 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測地点水の濁りに係る環境影響を的確に把握できる地点とする 9. 予測対象時期等陸域の掘削工事等による工事排水の濁りに係る環境影響が最大となる時期とする 10. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 水の濁りに係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 水質汚濁防止法 ( 昭和 45 年法律第 138 号 ) との整合が図られているかを評価する 6-54 (330)

335 水環境第 表 (6) 調査 予測及び評価の手法 ( 水環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分施設の稼働 ( 温排水 ) 水質水温調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報 (1) 水温の状況 (2) 流況の状況 (3) その他 ( 気象及び一般海象の状況 ) 2. 調査の基本的な手法 (1) 水温の状況 文献その他の資料調査 公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 ) 等による水温の情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行う 現地調査 1 水温 塩分の分布可搬型水温塩分計により深度別の水温及び塩分を測定し 測定結果の整理及び解析を行う 2 定点水温連続測定自記式サーミスタ水温計により深度別の水温連続測定を行い 測定結果の整理及び解析を行う (2) 流況の状況 現地調査 自記式流向流速計により流況連続測定を行い 測定結果の整理及び解析を行う (3) その他 ( 気象及び一般海象の状況 ) 文献その他の資料調査 気象統計情報 ( 気象庁 ) 等による情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行う 3. 調査地域温排水の拡散範囲及び当該海域の流況を考慮して 対象事業実施区域の周辺海域とする 4. 調査地点 (1) 水温の状況 文献その他の資料調査 第 図 (1) 水環境調査地点の位置 ( 水質 : 既存資料 ) に示す 17 地点とする 現地調査 第 図 (3) 水環境調査地点の位置 ( 水温 塩分 ) に示す 52 地点及び定点水温連続測定 1 地点とする (2) 流況の状況 現地調査 第 図 (5) 水環境調査地点の位置 ( 流向及び流速 ) に示す 9 地点とする (3) その他 ( 気象及び一般海象の状況 ) 文献その他の資料調査 最寄りの気象官署である神戸地方気象台とする 6-55 (331)

336 水環境第 表 (7) 調査 予測及び評価の手法 ( 水環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分施設の稼働 ( 温排水 ) 水質水温調査 予測及び評価の手法 5. 調査期間等 (1) 水温の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料 ( 至近 5 年間 ) とする 現地調査 1 水温 塩分の分布 1 年間とし 四季ごとに各 1 回行う 2 定点水温連続測定 1 年間の連続測定を行う (2) 流況の状況 現地調査 1 年間とし 四季ごとに各 1 回行う (3) その他 ( 気象及び一般海象の状況 ) 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 6. 予測の基本的な手法温排水の放水方式が表層放水であることから 数理モデルによるシミュレーション解析手法により 温排水拡散範囲の予測を行う 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測対象時期等発電所の運転が定常状態となり 温排水の放水量が最大となる時期とする 9. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 温排水の拡散に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 6-56 (332)

337 第 図 (1) 水環境調査地点の位置 ( 水質 : 既存資料 ) 6-57 (333)

338 第 図 (2) 水環境調査地点の位置 ( 水質 : 現地調査 ) 6-58 (334)

339 第 図 (3) 水環境調査地点の位置 ( 水温 塩分 ) 6-59 (335)

340 水環境第 表 (8) 調査 予測及び評価の手法 ( 水環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分建設機械の稼働 底質有害物質調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報有害物質に係る底質の状況 2. 調査の基本的な手法 文献その他の資料調査 公共用水域の水質等測定結果報告書 ( 兵庫県 ) 等による底質の情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行う 現地調査 スミス マッキンタイヤ型採泥器等により試料の採取を行い 海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律施行令第五条第一項に規定する埋立場所等に排出しようとする廃棄物に含まれる金属等の検定方法 ( 昭和 48 年環境庁告示 14 号 ) に定める方法により底質の有害物質を測定し 調査結果の整理及び解析を行う 3. 調査地域 文献その他の資料調査 対象事業実施区域の周辺海域とする 現地調査 海域工事を行う範囲の海域とする 4. 調査地点 文献その他の資料調査 第 図 (4) 水環境調査地点の位置 ( 底質 ) に示す 5 地点とする 現地調査 第 図 (4) 水環境調査地点の位置 ( 底質 ) に示す 5 地点とする 5. 調査期間等 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 夏季に 1 回行う 6. 予測の基本的な手法環境保全のために講じようとする対策を踏まえ 類似の事例を参考に海域への影響の程度について予測する 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測地点有害物質の拡散の特性を踏まえ 予測地域における有害物質に係る環境影響を的確に把握できる地点とする 9. 予測対象時期等海域工事を行う建設機械の稼動が最大となる時期とする 6-60 (336)

341 水環境第 表 (9) 調査 予測及び評価の手法 ( 水環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分建設機械の稼働 底質有害物質調査 予測及び評価の手法 10. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 有害物質に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律施行令第 5 条第 1 項に規定する埋立場所等に排出しようとする金属等を含む廃棄物に係る判定基準を定める省令 ( 昭和 48 年総理府令第 6 号 ) に定める水底土砂に係る判定基準との整合が図られているかを検討する 6-61 (337)

342 第 図 (4) 水環境調査地点の位置 ( 底質 ) 6-62 (338)

343 水環境第 表 (10) 調査 予測及び評価の手法 ( 水環境 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分地形改変及び施設の存在 その他流向及び流速施設の稼働 ( 温排水 ) 調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報流況の状況 2. 調査の基本的な手法 現地調査 自記式流向流速計 ( 電磁流速計 ) により流況連続測定を行い 調査結果の整理及び解析を行う 3. 調査地域温排水の拡散範囲及び当該海域の流況を考慮して 対象事業実施区域の周辺海域とする 4. 調査地点 現地調査 第 図 (5) 水環境調査地点の位置 ( 流向及び流速 ) に示す 9 地点とする 5. 調査期間等 現地調査 1 年間とし 四季ごとに各 1 回 15 日間連続測定を行う 6. 予測の基本的な手法数理モデルによるシミュレーション解析手法により予測を行う 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測対象時期等発電所の運転が定常状態となり 温排水の放水量が最大となる時期とする 9. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 流向及び流速に係る影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 6-63 (339)

344 第 図 (5) 水環境調査地点の位置 ( 流向及び流速 ) 6-64 (340)

345 第 表 (1) 調査 予測及び評価の手法 ( 陸生動物 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分造成等の施工による一時的な影響 動物重要な種及び注目すべき生息地(海域に生息するものを除く)地形改変及び施設の存在 調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報 (1) 哺乳類 鳥類 爬虫類 両生類及び昆虫類 ( 以下 陸生動物 という ) に関する動物相の状況 (2) 重要な種及び注目すべき生息地の分布 生息の状況及び生息環境の状況 2. 調査の基本的な手法 (1) 陸生動物に関する動物相の状況 文献その他の資料調査 自然環境モノグラフ 2 号 ( 兵庫県立人と自然の博物館 平成 18 年 ) 神鋼神戸発電所環境影響評価書 ( 株式会社神戸製鋼所 平成 10 年 ) 等による情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行う 現地調査 以下の調査を行い 調査結果の整理及び解析を行う 1 哺乳類 : フィールドサイン調査 捕獲調査 自動撮影調査 バットディテクター調査 2 鳥類 鳥類全般 : ラインセンサス調査 ポイントセンサス調査 猛禽類 : 定点観察調査 移動観察調査 3 爬虫類 : 任意観察調査 4 両生類 : 任意観察調査 5 昆虫類 : 一般採集調査 ベイトトラップ調査 灯火採集調査 (2) 重要な種及び注目すべき生息地の分布 生息の状況及び生息環境の状況 文献その他の資料調査 レッドデータブック 2014 ( 環境省 ) 兵庫の貴重な自然兵庫県版レッドデータブック ( 兵庫県 ) 神戸の希少な野生動植物神戸版レッドデータ 2010 ( 神戸市 ) 等による学術上又は希少性の観点からの陸生動物に係る情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行う 現地調査 (1) 陸生動物に関する動物相の状況 の現地調査で重要な種及び注目すべき生息地が確認された場合には その分布 生息の状況 生息環境の状況及び繁殖状況等を調査し 調査結果の整理及び解析を行う 3. 調査地域対象事業実施区域及びその周辺とする 4. 調査地点 (1) 陸生動物に関する動物相の状況 文献その他の資料調査 自然環境モノグラフ 2 号 及び 神鋼神戸発電所環境影響評価書 等おける神戸市 芦屋市及びその周辺の調査地点とする 6-65 (341)

346 第 表 (2) 調査 予測及び評価の手法 ( 陸生動物 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分造成等の施工による一時的な影響 動物重要な種及び注目すべき生息地(海域に生息するものを除く)地形改変及び施設の存在 調査 予測及び評価の手法 現地調査 第 図 (1) に示す対象事業実施区域及びその周辺の調査地点 調査ルートとする (2) 重要な種及び注目すべき生息地の分布 生息の状況及び生息環境の状況 文献その他の資料調査 レッドデータブック 2014 兵庫の貴重な自然兵庫県版レッドデータブック 及び 神戸の希少な野生動植物神戸版レッドデータ 2010 等における神戸市 芦屋市及びその周辺の調査地点とする 現地調査 確認された重要な種及び注目すべき生息地の特性に応じ 適切な調査ルート又は調査地点を選定する 5. 調査期間等 (1) 陸生動物に関する動物相の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 1 年間とし 周年にわたる生息状況が適切に把握できる以下の期間とする 1 哺乳類 : 春季 夏季 秋季 冬季 2 鳥類 : 春季 夏季 秋季 冬季 ( 渡り時期 繁殖期考慮 ) 3 爬虫類 : 春季 夏季 秋季 4 両生類 : 春季 夏季 秋季 5 昆虫類 : 春季 夏季 秋季 (2) 重要な種及び注目すべき生息地の分布 生息の状況及び生息環境の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 確認された重要な種及び注目すべき生息地の特性に応じ 適切な時期を選定する 6. 予測の基本的な手法重要な種及び注目すべき生息地について 陸生動物の分布及び生息環境の改変の程度を把握した上で 文献その他の資料調査による類似事例の引用または解析により予測する 7. 予測地域対象事業実施区域とする 8. 予測対象時期等工事の実施による動物の生息に係る環境影響が最大となる時期及び発電所の運転が定常状態となる時期とする 9. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 重要な種及び注目すべき生息地に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 6-66 (342)

347 第 図 (1) 動物 植物調査地点の位置 ( 陸生動物 陸生植物 ) 6-67 (343)

348 第 表 (3) 調査 予測及び評価の手法 ( 海生動物 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分地形改変及び施設の存在 動物海域に生息する動物施設の稼働 ( 温排水 ) 調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報 (1) 魚等の遊泳動物 潮間帯生物 ( 動物 ) 底生生物 動物プランクトン及び卵 稚仔 ( 以下 海生動物 という ) の主な種類及び分布の状況 (2) 重要な種及び注目すべき生息地の分布 生息の状況及び生息環境の状況 2. 調査の基本的な手法 (1) 海生動物の主な種類及び分布の状況 文献その他の資料調査 神鋼神戸発電所環境影響評価書 等による情報の収集並びに該当情報の整理及び解析を行う 現地調査 以下の調査を行い 調査結果の整理及び解析を行う 1 魚等の遊泳動物 : 刺網 小型底曳き網による採集 2 潮間帯生物 ( 動物 ): 枠取り調査及びベルトトランセクト法による目視観察 3 底生生物 ( マクロベントス ): スミス マッキンタイヤ型採泥器による採集 4 底生生物 ( メガロベントス ): 小型底曳き網による採集 5 動物プランクトン : 北原式定量ネットによる採集 6 卵 稚仔 : まるち型改良ネットによる採集 (2) 重要な種及び注目すべき生息地の分布 生息状況及び生息環境の状況 文献その他の資料調査 レッドデータブック 2014 及び 兵庫の貴重な自然兵庫県版レッドデータブック 等による情報収集及び該当情報の整理を行う 現地調査 (1) 海生動物の主な種類及び分布の状況 と同じ手法とする 3. 調査地域対象事業実施区域の周辺海域とする 4. 調査地点 (1) 海生動物の主な種類及び分布の状況 文献その他の資料調査 対象事業実施区域の周辺海域とする 現地調査 第 図 (2)~(5) に示す対象事業実施区域の周辺海域の調査地点とする 1 魚等の遊泳動物 :5 地点 2 潮間帯生物 ( 動物 ):8 地点 3 底生生物 ( マクロベントス ):13 地点 4 底生生物 ( メガロベントス ):3 地点 5 動物プランクトン :18 地点 6 卵 稚仔 :18 地点 6-68 (344)

349 第 表 (4) 調査 予測及び評価の手法 ( 海生動物 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分地形改変及び施設の存在 動物海域に生息する動物施設の稼働 ( 温排水 ) 調査 予測及び評価の手法 (2) 重要な種及び注目すべき生息地の分布 生息状況及び生息環境の状況 文献その他の資料調査 対象事業実施区域の周辺海域とする 現地調査 (1) 海生動物の主な種類及び分布の状況 と同じ地点とする 5. 調査期間等 (1) 海生動物の主な種類及び分布の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 1 年間とし 四季ごとに各 1 回行う (2) 重要な種及び注目すべき生息地の分布 生息状況及び生息環境の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 (1) 海生動物の主な種類及び分布の状況 と同じ時期とする 6. 予測の基本的な手法海生動物の生息環境並びに重要な種及びその注目すべき生息地について 海域工事による影響及び温排水拡散予測結果を踏まえ 文献その他の資料調査による類似事例の引用または解析により予測を行う 7. 予測地域対象事業実施区域の周辺海域とする 8. 予測対象時期等海域工事の実施による環境影響が最大となる時期及び発電所の運転が定常状態となり 温排水の放水量が最大となる時期とする 9. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 主な海生動物並びに重要な種及び注目すべき生息地に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 6-69 (345)

350 第 表 (5) 調査 予測及び評価の手法 ( 陸生植物 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分造成等の施工による一時的な影響 重要な種及び重要な群落(海域に生育するものを除く)植物地形改変及び施設の存在 調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報 (1) 種子植物その他主な植物 ( 以下 陸生植物 という ) に関する植物相及び植生の状況 (2) 重要な種及び重要な群落の分布 生育の状況及び生育環境の状況 2. 調査の基本的な手法 (1) 陸生植物に関する植物相及び植生の状況 文献その他の資料調査 兵庫県産維管束植物 ( 福岡 黒崎 高橋 平成 11~21 年 ) 及び 神鋼神戸発電所環境影響評価書 等による陸生植物に係る情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行う 現地調査 以下の調査を行い 調査結果の整理及び解析を行う 1 植物相の状況 : 目視観察調査 2 植生の状況 : 空中写真の判読及び現地踏査による植生分布の状況の把握し 各植生区分の典型的な地点において植物社会学的手法による植生調査を行う (2) 重要な種及び重要な群落の分布 生育の状況及び生育環境の状況 文献その他の資料調査 レッドデータブック 2014 兵庫の貴重な自然兵庫県版レッドデータブック 及び 神戸の希少な野生動植物神戸版レッドデータ 2010 等による学術上又は希少性の観点からの陸生植物に係る情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行う 現地調査 (1) 陸生植物に関する植物相及び植生の状況 の現地調査で重要な種及び重要な群落が確認された場合には 重要な種及び重要な群落の特性に応じ その分布 生育の状況及び生育環境の状況等を把握する 3. 調査地域対象事業実施区域及びその周辺とする 4. 調査地点 (1) 陸生植物に関する植物相及び植生の状況 文献その他の資料調査 兵庫県産維管束植物 及び 神鋼神戸発電所環境影響評価書 等における神戸市 芦屋市及びその周辺の調査地点とする 現地調査 第 図 (1) に示す対象事業実施区域及びその周辺の調査地点とする (2) 重要な種及び重要な群落の分布 生育の状況及び生育環境の状況 文献その他の資料調査 レッドデータブック 2014 兵庫の貴重な自然兵庫県版レッドデータブック 及び 神戸の希少な野生動植物神戸版レッドデータ 2010 等における神戸市 芦屋市及びその周辺の調査地点とする 6-70 (346)

351 第 表 (6) 調査 予測及び評価の手法 ( 陸生植物 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分造成等の施工による一時的な影響 重要な種及び重要な群落(海域に生育するものを除く)植物地形改変及び施設の存在 調査 予測及び評価の手法 現地調査 確認された重要な種及び及び重要な群落の特性に応じ 適切な地点を選定する 5. 調査期間等 (1) 陸生植物に関する植物相及び植生の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 1 年間とし 周年にわたる生育状況が適切に把握できる以下の期間とする 1 植物相の状況 : 春季 夏季 秋季 2 植生の状況 : 秋季 (2) 重要な種及び重要な群落の分布 生育の状況及び生育環境の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 確認された重要な種及び及び重要な群落の特性に応じ 適切な期間を選定する 6. 予測の基本的な手法重要な種及び重要な群落について 陸生植物の分布及び生育環境の改変の程度を把握した上で 文献その他の資料調査による類似事例の引用または解析により予測する 7. 予測地域対象事業実施区域とする 8. 予測対象時期等工事の実施による植物の生育に係る環境影響が最大となる時期及び発電所の運転が定常状態となる時期とする 9. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 重要な種及び及び重要な群落に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 6-71 (347)

352 第 表 (7) 調査 予測及び評価の手法 ( 海生植物 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分地形改変及び施設の存在 植物海域に生育する植物施設の稼働 ( 温排水 ) 調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報 (1) 潮間帯生物 ( 植物 ) 海藻草類及び植物プランクトン ( 以下 海生植物 という ) の主な種類及び分布の状況 (2) 重要な種及び重要な群落の分布 生育の状況及び生育環境の状況 2. 調査の基本的な手法 (1) 海生植物の主な種類及び分布の状況 文献その他の資料調査 神鋼神戸発電所環境影響評価書 等による情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行う 現地調査 以下の調査を行い 調査結果の整理及び解析を行う 1 潮間帯生物 ( 植物 ): 枠取り調査及びベルトトランセクト法による目視観察 2 海藻草類 : 枠取り調査及び目視観察 3 植物プランクトン : バンドーン採水器による採集 (2) 重要な種及び重要な群落の分布 生育の状況及び生育環境の状況 文献その他の資料調査 レッドデータブック 2014 及び 兵庫の貴重な自然兵庫県版レッドデータブック 等による情報収集及び該当情報の整理を行う 現地調査 (1) 海生植物の主な種類及び分布の状況 と同じ手法とする 3. 調査地域対象事業実施区域の周辺海域とする 4. 調査地点 (1) 海生植物の主な種類及び分布の状況 文献その他の資料調査 対象事業実施区域の周辺海域とする 現地調査 第 図 (3),(5) に示す対象事業実施区域の周辺海域の調査地点とする 1 潮間帯生物 ( 植物 ):8 地点 2 海藻草類 :4 測線 3 植物プランクトン :18 地点 (2) 重要な種及び重要な群落の分布 生育の状況及び生育環境の状況 文献その他の資料調査 対象事業実施区域の周辺海域とする 現地調査 (1) 海生植物の主な種類及び分布の状況 と同じ地点とする 6-72 (348)

353 第 表 (8) 調査 予測及び評価の手法 ( 海生植物 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分地形改変及び施設の存在 植物海域に生育する植物施設の稼働 ( 温排水 ) 調査 予測及び評価の手法 5. 調査時期等 (1) 海生植物の主な種類及び分布の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 1 年間のうち 四季ごとに各 1 回行う (2) 重要な種及び重要な群落の分布 生育の状況及び生育環境の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 (1) 海生植物の主な種類及び分布の状況 と同じ時期とする 6. 予測の基本的な手法海生植物の生育環境並びに重要な種及び重要な群落の分布について 海域工事による影響及び温排水拡散予測結果を踏まえ 文献その他の資料調査による類似事例の引用または解析により予測を行う 7. 予測地域対象事業実施区域の周辺海域とする 8. 予測対象時期等海域工事の実施による環境影響が最大となる時期及び発電所の運転が定常状態となり 温排水の放水量が最大となる時期とする 9. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 主な海生植物並びに重要な種及び重要な群落に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 6-73 (349)

354 第 図 (2) 動物 植物調査地点の位置 ( 魚等の遊泳動物 ) 6-74 (350)

355 第 図 (3) 動物 植物調査地点の位置 ( 潮間帯生物 海藻草類 ) 6-75 (351)

356 第 図 (4) 動物 植物調査地点の位置 ( 底生生物 ) 6-76 (352)

357 第 図 (5) 動物 植物調査地点の位置 ( プランクトン 卵 稚仔 ) 6-77 (353)

358 第 表調査 予測及び評価の手法 ( 生態系 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分造成等の施工による一時的な影響 生態系地域を特徴づける生態系地形改変及び施設の存在 調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報 (1) 動植物その他の自然環境に係る状況 (2) 複数の注目種等の生態 他の動植物との関係又は生息環境若しくは生育環境の状況 2. 調査の基本的な手法文献その他の資料及び現地調査による情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行う (1) 動植物その他の自然環境に係る状況 文献その他の資料調査 神鋼神戸発電所環境影響評価書 等による情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行う 現地調査 陸生動物 陸生植物 の基本的な手法に準じる (2) 複数の注目種等の生態 他の動植物との関係又は生息環境若しくは生育環境の状況 文献その他の資料調査 注目種に関する情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行う 現地調査 注目種として生態系の上位性種 典型性種を抽出し 生息状況調査を実施する 3. 調査地域対象事業実施区域及びその周辺とする 4. 調査地点動植物その他の自然環境の特性及び注目種等の特性を踏まえ 調査地域における影響を予測及び評価するために必要な情報を適切かつ効果的に把握かつ効果的に把握できる地点または経路とする 5. 調査期間動植物その他の自然環境の特性及び注目種等の特性を踏まえ 必要な情報を適切かつ効果的に把握できる時期 期間を設定する 6. 予測の基本的な手法地域を特徴づける生態系を表す注目種等について 調査結果を基に 注目種等への生息環境の改変の程度を把握し 文献その他の資料調査による類似事例の引用または解析により予測する 7. 予測地域調査地域のうち 注目種等の生息の特性を踏まえ 環境影響を受けるおそれのある地域とする 8. 予測対象時期等工事の実施による生態系に係る環境影響が最大となる時期及び発電所の運転が定常状態となる時期とする 9. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 地域を特徴づける生態系に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 6-78 (354)

359 第 表 (1) 調査 予測及び評価の手法 ( 景観 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分地形改変及び施設の存在 主要な眺望点及び景観資源並びに主要な眺望景観景観調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報 (1) 主要な眺望点 (2) 景観資源の状況 (3) 主要な眺望景観の状況 2. 調査の基本的な手法 (1) 主要な眺望点 文献その他の資料調査 神戸らしい眺望景観 50 選 10 選 MAP ( 神戸市 平成 24 年 ) 等による情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行う (2) 景観資源の状況 文献その他の資料調査 第 3 回自然環境保全基礎調査兵庫県自然環境情報図 ( 環境庁 平成元年 ) 兵庫の貴重な自然兵庫県版レッドデータブック 2011( 地形 地質 自然景観 生態系 ) ( 兵庫県 平成 23 年 ) 等による情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行う (3) 主要な眺望景観の状況 文献その他の資料調査 (1) 主要な眺望点 及び (2) 景観資源の状況 における調査結果から主要な眺望景観について整理及び解析を行う 現地調査 現地踏査による写真撮影及び目視確認による情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行う 3. 調査地域対象事業実施区域を中心とした半径約 5km の範囲とする 4. 調査地点 (1) 主要な眺望点 文献その他の資料調査 対象事業実施区域を中心とした半径約 5km の範囲の地点とする (2) 景観資源の状況 文献その他の資料調査 対象事業実施区域を中心とした半径約 5km の範囲の地点とする (3) 主要な眺望景観の状況 文献その他の資料調査 (1) 主要な眺望点 及び (2) 景観資源の状況 の文献その他の資料調査と同地点とする 現地調査 周囲の地形の状況 眺望点及び景観資源の分布状況 地域の視程並びに不特定多数の者の視点を考慮して 第 図に示す眺望点 7 地点を設定する 5. 調査期間等 (1) 文献その他の資料調査入手可能な最新の資料とする (2) 現地調査主要な眺望景観の特性を踏まえ 適切な時期とする 6-79 (355)

360 第 表 (2) 調査 予測及び評価の手法 ( 景観 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分地形改変及び施設の存在 な眺望景観主要な眺望点及び景観資源並びに主要景観調査 予測及び評価の手法 6. 予測の基本的な手法主要な眺望景観について フォトモンタージュ法により眺望景観の変化の程度を予測する 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測地点 4. 調査地点 から選定する 9. 予測対象時期等発電所の建物等が完成した時点とする 10. 評価の手法調査及び予測の結果を踏まえ 以下により評価を行う 主要な眺望景観 景観資源及び主要な眺望景観に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 6-80 (356)

361 第 図 景観調査地点の位置 6-81 (357)

362 第 表 (1) 調査 予測及び評価の手法 ( 人と自然との触れ合いの活動の場 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分工事用資材等の搬出入 主要な人と自然との触れ合いの活動の場人と自然との触れ合いの活動の場資材等の搬出入 調査 予測及び評価の手法 1. 調査すべき情報 (1) 人と自然との触れ合いの活動の場の状況 (2) 主要な人と自然との触れ合いの活動の場の分布 利用の状況及び利用環境の状況 (3) 交通量の状況 2. 調査の基本的な手法 (1) 人と自然との触れ合いの活動の場の状況 文献その他の資料調査 まるごと六甲山 ( 国立公園六甲山地区整備促進協議会 平成 25 年 ) 県別マップル 28 兵庫県道路地図 ( 旺文社 平成 26 年 ) 等による情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行う (2) 主要な人と自然との触れ合いの活動の場の分布 利用の状況及び利用環境の状況 文献その他の資料調査 (1) 人と自然との触れ合いの活動の場の状況 の調査結果から 主要な人と自然との触れ合いの活動の場を選定する 現地調査 現地踏査及び聞き取り調査等による情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行う (3) 交通量の状況 文献その他の資料調査 道路交通センサス一般交通量調査 による道路交通量に係る情報の収集並びに当該情報の整理及び解析を行う 現地調査 調査地点の方向別 車種別交通量及び走行速度を調査し 調査結果の整理及び解析を行う 3. 調査地域対象事業実施区域を中心とした半径約 5km の範囲とする 4. 調査地点 (1) 人と自然との触れ合いの活動の場の状況 文献その他の資料調査 対象事業実施区域を中心とした半径約 5km の範囲の地点とする (2) 主要な人と自然との触れ合いの活動の場の分布 利用の状況及び利用環境の状況 文献その他の資料調査 (1) 人と自然との触れ合いの活動の場の状況 と同地点とする 現地調査 (1) 人と自然との触れ合いの活動の場の状況 の調査地点のうち 影響が大きいと考えられる発電所近傍の主要な交通ルート沿いの 2 地点とする 6-82 (358)

363 第 表 (2) 調査 予測及び評価の手法 ( 人と自然との触れ合いの活動の場 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分工事用資材等の搬出入 主要な人と自然との触れ合いの活動の場人と自然との触れ合いの活動の場資材等の搬出入 調査 予測及び評価の手法 (3) 交通量の状況 文献その他の資料調査 主要な交通ルート沿いの地点とする 現地調査 第 図に示すに主要な交通ルートのうち 主要な人と自然との触れ合いの活動の場へのアクセスルート上の2 地点とする 5. 調査期間等 (1) 人と自然との触れ合いの活動の場の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする (2) 主要な人と自然との触れ合いの活動の場の分布 利用の状況及び利用環境の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 主要な人と自然との触れ合いの活動の場の利用形態等の特性を考慮し 適切な時期とする (3) 交通量の状況 文献その他の資料調査 入手可能な最新の資料とする 現地調査 交通量の状況を代表できる日とする 6. 予測の基本的な手法工事用資材等の搬出入及び資材等の搬出入に用いる車両による主要な人と自然との触れ合いの活動の場へのアクセスルートにおける交通量の変化率を検討し 利用特性への影響を予測する 7. 予測地域 3. 調査地域 と同地域とする 8. 予測地点 4.(2) 主要な人と自然との触れ合いの活動の場の分布 利用の状況及び利用環境の状況 の現地調査と同地点とする 9. 予測対象時期等工事用資材等の搬出入及び資材等の搬出入に用いる自動車の交通量が最大となる時期とする 10. 評価の手法調査及び予測の結果を基に 以下により評価を行う 主要な人と自然との触れ合いの活動の場に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 6-83 (359)

364 第 図 人と自然との触れ合いの活動の場調査地点の位置 6-84 (360)

365 第 表調査 予測及び評価の手法 ( 廃棄物等 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分造成等の施工による一時的な影響 産業廃棄物廃棄物等残土廃棄物の発生 造成等の施工による一時的な影響 調査 予測及び評価の手法 1. 予測の基本的な手法工事の実施に伴い発生する産業廃棄物の種類ごとの発生量 有効利用量及び最終処分量を工事計画等に基づいて予測する 2. 予測地域対象事業実施区域とする 3. 予測対象時期等工事期間中とする 4. 評価の手法予測結果を基に 以下により評価を行う 産業廃棄物に係る環境影響が 実行可能な範囲内で低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 ( 昭和 45 年法律第 137 号 ) 及び 建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律 ( 平成 12 年法律第 104 号 ) との整合が図られているかを検討する 1. 予測の基本的な手法発電所の運転に伴い発生する産業廃棄物の種類ごとの発生量 有効利用量及び最終処分量を事業計画等に基づいて予測する 2. 予測地域対象事業実施区域とする 3. 予測対象時期等発電所の運転が定常状態となる時期となり 産業廃棄物に係る環境影響が最大になる時期とする 4. 評価の手法予測結果を基に 以下により評価を行う 産業廃棄物に係る環境影響が 実行可能な範囲内で低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 及び 資源の有効な利用の促進に関する法律 ( 平成 3 年法律第 48 号 ) との整合が図られているかを検討する 1. 予測の基本的な手法工事の実施に伴い発生する残土の発生量 再利用量及び処分量を工事計画等に基づいて予測する 2. 予測地域対象事業実施区域とする 3. 予測対象時期等工事期間中とする 4. 評価の手法予測結果を基に 以下により評価を行う 残土に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかどうかを検討する 6-85 (361)

366 第 表調査 予測及び評価の手法 ( 温室効果ガス等 ) 項目環境要素影響要因の区分の区分施設の稼働 ( 排ガス ) 二酸化炭素温室効果ガス等調査 予測及び評価の手法 1. 予測の基本的な手法施設の稼働に伴い発生する発電電力量当たりの二酸化炭素排出量及び年間総排出量を燃料使用量 燃料成分から算出する 2. 予測地域対象事業実施区域とする 3. 予測対象時期等発電所の運転が定常状態となり 二酸化炭素に係る環境影響が最大になる時期とする 4. 評価の手法予測結果を基に 以下により評価を行う 発電所から発生する二酸化炭素に係る環境影響が 実行可能な範囲内で回避又は低減されているかを検討し 環境保全についての配慮が適正になされているかを検討する 東京電力の火力電源入札に関する関係局長級会議取りまとめ ( 経済産業省 環境省 平成 25 年 ) との整合が図られているかを検討する 6-86 (362)

367 第 7 章配慮書についての関係地方公共団体の長の意見及び一般の意見の概要並びに事業者の見解 7.1 配慮書についての兵庫県知事の意見及び事業者の見解 配慮書について述べられた兵庫県知事の意見 発電所アセス省令 第 14 条の規定に基づく配慮書についての兵庫県知事の意見は 次のとおりである 7-1 (363)

368 7-2 (364)

369 7-3 (365)

370 7-4 (366)

371 7-5 (367)

372 7.1.2 兵庫県知事の意見についての事業者の見解 配慮書についての兵庫県知事の意見に対する事業者の見解は 第 表のとおりである 第 表 (1) 兵庫県知事の意見及び事業者の見解 兵庫県知事の意見 1 全体的事項 (1) 事業計画の決定にあたっては 新たに石炭火力発電所を設置する理由や発電方法 発電出力等の検討経過を 環境影響評価方法書 ( 以下 方法書 という ) に記載するとともに 住民等関係者へ十分に説明するよう努めること 事業者の見解 当社は 平成 26 年 11 月に関西電力株式会社 ( 以下 関西電力 という ) が実施した火力電源入札募集に応募し 平成 27 年 2 月に落札 同年 3 月に電力受給契約を締結いたしました 入札募集要綱では 火力発電の高経年化への対応 および 燃料費の削減による経済性の観点から 中長期的に最新鋭の火力発電所の開発 導入を進めていくため 出力 150 万 kw 分の火力電源を入札により募集するとされており 燃料種の指定はなく 低廉で 確実性 安定性の高いプロジェクト が求められました 他電力での入札実績を踏まえると 競争力の観点から事実上 石炭火力が対象になると考えました 当社 神戸製鉄所では 長年にわたり蓄積してきた発電所安定稼働のノウハウ及び 石炭貯蔵 搬送設備等のインフラを保有しております 今回 製鉄所上工程の統合により休止となる高炉設備等の遊休地を活用し石炭火力発電所を建設することで 安価な電力を安定して供給することが可能であり 火力電源入札の趣旨に則したものと考えております また 平成 26 年 4 月に閣議決定された エネルギー基本計画 において 安定供給 コスト 環境負荷 安全性のすべてを満足するエネルギー源はなく エネルギー源毎の特性を踏まえバランスのとれたエネルギー構造とすることが重要 とされております この中で石炭は 安定性や経済性に優れた重要なベースロード電源の燃料 であり 環境負荷を低減しつつ活用していくエネルギー源 とされており 当社の計画は 国のエネルギー政策の方向性にも沿ったものと考えております 発電方法については 二酸化炭素排出量の抑制や電力の安定供給及び当社の技術的対応能力を勘案した上で 東京電力の火力電源入札に関する関係局長級取りまとめ ( 平成 25 年 4 月に経済産業省 環境省 ) に基づき公表された BAT の参考表 に則した最新鋭の発電技術である超々臨界圧 (USC) 発電設備の採用を計画しております 発電所の出力については 高炉跡地の限られた敷地に設置することによる敷地面積の制約及び 神戸市と締結している環境保全協定で取り決めたばい煙の年間排出量や 時間最大排出量を遵守するといった環境面への配慮を勘案すると 最大 70 万 kw 2 基の 140 万 kw までは設置可能です 一方 技術的には 最新技術を導入した中で 商用化の実績があり信頼性のある 1 基当たりの発電規模としては 65 万 kw であることから 2 基合計で 130 万 kw といたしました なお 事業計画に係る検討結果の詳細については 方法書第 8 章に記載しております また 検討経緯については 住民等関係者に対し 説明会等で十分な説明を行うよう努めてまいります 7-6 (368)

373 第 表 (2) 兵庫県知事の意見及び事業者の見解 兵庫県知事の意見 (2) 計画段階配慮事項に係る総合評価において 煙突高さの複数案を検討した上で既設発電所の煙突と同じ高さである 150mが適切であるとしているが その検討過程や決定理由について 客観的に分かるよう方法書以降の図書に記載すること 事業者の見解煙突高さの検討については 大気質 景観への影響の両面から 総合的に判断することが重要と考えております 複数の煙突高さの違いによる大気質への影響を把握するために実施した予測結果によれば いずれの案についても 最大着地濃度の年平均値はバックグラウンド濃度と比較して極めて小さい結果となっております また 煙突高さによる大気質への影響の違いは 煙突高さが高いほど極わずかに低くなる結果でありましたが その差は軽微となっております 一方 景観の観点からは 神戸港と六甲山の山並みが一体となった都市景観が特徴の神戸という地域性を考慮し 煙突高さについて配慮する必要があると考えました 景観面から評価すると煙突高さ 120mが最も影響が小さくなりますが 大気質の面からは 着地濃度を少しでも低減を図ること 加えて隣接する神鋼神戸発電所との調和についても考え 総合的に判断した結果 本事業における煙突高さについては 150mが適切であると評価いたしました なお 煙突高さを含む複数案に係る検討結果の詳細については 方法書第 8 章に記載しております (3) 環境影響評価の実施にあたっては 各環境要素に対する影響について改めて検討し 環境影響評価項目を選定するとともに 適切な調査 予測及び評価の実施及び具体的な環境保全措置の検討を行うこと 環境影響評価の実施にあたっては 発電所の設置又は変更の工事の事業に係る計画段階配慮事項の選定並びに当該計画段階配慮事項に係る調査 予測及び評価の手法に関する指針 環境影響評価の項目並びに当該項目に係る調査 予測及び評価を合理的に行うための手法を選定するための指針並びに環境の保全のための措置に関する指針等を定める省令 ( 平成 10 年通商産業省令第 54 号 )( 以下 発電所アセス省令 という ) 及び 発電所に係る環境影響評価の手引 ( 平成 19 年 1 月改訂経済産業省原子力安全 保安院 )( 以下 発電所アセスの手引 という ) に基づき 本事業に関する事業特性及び地域特性を踏まえ 環境影響評価項目を選定するとともに 適切な調査 予測及び評価を実施し 環境保全措置の検討を行ってまいります なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております (4) 方法書以降の図書の作成にあたっては 特に影響が懸念される大気質 水質 温室効果ガス等の環境要素について 予測の前提条件等を具体的に示すとともに 本事業の実施に伴う既設製鉄所及び既設発電所からの負荷量の増減を記すなど 神戸製鉄所全体からの環境影響についても留意すること 大気質 水質 温室効果ガス等の環境要素について 予測の前提条件等を環境影響評価準備書 ( 以下 準備書 という ) に具体的に示すとともに 神戸製鉄所全体からの環境影響についても留意し 予測及び評価を実施してまいります 7-7 (369)

374 第 表 (3) 兵庫県知事の意見及び事業者の見解 兵庫県知事の意見 (5) 災害 事故による汚染物質の飛散等により生活環境に悪影響が生じないよう災害対策等に配慮すること 事業者の見解ばい煙処理装置等環境対策設備の故障等により 法令の規制値や環境保全協定で取り決めた値を遵守できない恐れがある場合には速やかに発電所を停止するなど 汚染物質の飛散等により生活環境に悪影響が生じないよう配慮いたします 加えて 発電所の稼働にあたっては 設備点検 保全を適切に行うとともに 従業員の教育 訓練も十分行ってまいります また 地震 津波については 現在想定されている巨大地震による揺れにも耐えうる構造とするとともに 地盤のかさ上げを行い 津波による浸水被害を受けないよう配慮いたします 2 個別的事項 (1) 大気質ア事業実施想定区域周辺は光化学オキシダント及び微小粒子状物質が環境基準を達成していないことから これらの原因物質となる硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん等を含む石炭の燃焼ガスによる影響の最小化を図るため 高度なばい煙処理施設を導入するとともに その効果を考慮した上で環境影響評価を実施すること 施設の稼働に伴う排ガスによる影響低減を図るため 国内最高レベルのばい煙処理施設を導入する計画とし 発電所稼働後は 排ガス中の硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん濃度を可能な限り低減するとともに 適切な運転管理及び定期的な点検により 性能維持を図ってまいります 周辺環境への影響については 計画したばい煙諸元に基づき環境影響評価を実施してまいります なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております イ施設の供用に伴う大気質への影響について 六甲山地等の周辺地形や高層建築物への影響を考慮した上で環境影響評価を実施すること 施設の供用に伴う大気質への影響については 発電所アセスの手引 に基づき 六甲山地等の周辺地形への影響を考慮し 環境影響評価を実施してまいります また 高層建築物への影響については 環境影響評価方法について検討を実施してまいります ウ水銀を含む重金属類の影響について 国の動向や環境の保全と創造に関する条例 ( 平成 7 年兵庫県条例第 28 号 ) に基づく規制基準を踏まえ 最新の環境対策を導入するとともに その効果を考慮した上で環境影響評価を実施すること 本計画では 施設の稼働に伴う排ガスによる影響低減を図るため 国内最高レベルのばい煙処理施設を導入し 硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん及び水銀を含む重金属類を可能な限り低減いたします 水銀を含む重金属類の影響については 国の動向や 環境の保全と創造に関する条例 ( 平成 7 年兵庫県条例第 28 号 )( 以下 県条例 という ) に基づく規制基準や ばい煙処理装置の効果を踏まえ 環境影響評価を実施いたします 調査項目については 県条例も勘案し 国の優先取組物質のうち石炭火力発電所から排出される可能性のある重金属類について 調査 予測及び評価を実施いたします なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております エ施設の供用に伴う大気中の微小粒子状物質への影響について 最新の知見を収集するなど実態の把握を進め 環境影響評価の実施について検討すること 施設の供用に伴う大気中の微小粒子状物質への影響について 最新の知見を収集するなど実態の把握を進め 環境影響評価の実施について検討いたします 7-8 (370)

375 第 表 (4) 兵庫県知事の意見及び事業者の見解 兵庫県知事の意見 (2) 騒音 振動工事用資材等の搬出入に伴う車両運行について 住宅地等の通過が想定されることから 騒音及び振動の影響を低減するよう配慮すること 事業者の見解 工事用資材等の搬出入に伴う車両運行については 騒音及び振動の影響を低減するよう 工事車両台数の平準化を行い ピーク時の車両台数の低減を図るとともに 大型資材等については海上輸送する等の対策を実施する計画としてまいります また 工事中の主要な交通ルートにおける道路交通騒音 振動については 環境影響評価を実施してまいります (3) 水質ア施設の供用に伴う水質が計画段階配慮事項に選定されていないが 事業実施想定区域周辺海域は極めて閉鎖性の高い水域であり 温排水による成層強度の増加等による環境影響が懸念されることから 取放水の位置及び方法に関して影響の比較を行うなど可能な範囲で影響を低減するよう検討して事業計画を決定するとともに その検討過程や決定理由を方法書以降の図書に記載すること 配慮書における計画段階配慮事項は 発電所アセス省令 第 5 条の規定に基づき 重大な影響を受ける可能性が考えられる項目を選定しました 施設稼動に伴う排水の水質については 適切な排水処理設備を設置する計画としていることから重大な影響を受ける可能性は小さいと考え選定いたしませんでした 放水口の位置については 既設製鉄設備や神鋼神戸発電所の設備があることから これらを避けて事業実施想定区域の東側や西側に放水口を設置することは実現の可能性が低いと判断し 神鋼神戸発電所放水口東隣 ( 発電設備設置予定地の南側岸壁 ) に配置する計画といたしました 取放水方式については 夏季の表層水温との温度差低減や 航行船舶の多い神戸港内における安全航行への影響 生物の取り込みによる影響等を考慮し 神鋼神戸発電所と同様 低流速で深層取水 表層放水する計画といたしました なお 取放水の位置及び方法等に係る検討結果の詳細については 方法書第 8 章に記載しております イ施設の供用に伴う水質について 事業実施想定区域周辺海域で環境基準値を超過している地点があり 新たな排水により影響が大きくなるおそれがあることから 適切な排水処理施設を導入するとともに その効果を考慮した上で環境影響評価を実施すること 施設の供用に伴う水質については 排水の規制基準等を遵守できるよう適切な排水処理設備を導入するとともに その効果を考慮した上で 環境影響評価を実施いたします なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております (4) 廃棄物等ア施設の供用に伴い発生する廃棄物について 再生利用に努め 最終処分量の削減に配慮すること イ事業実施前に行われる高炉等既存施設の撤去工事に伴い発生する廃棄物について 石綿含有廃棄物 鉱滓等が付着したがれき類等の適切な撤去工事の実施及び適正処理に配慮すること 施設の供用に伴い発生する廃棄物については 有効利用に努め 最終処分量の削減に配慮いたします 高炉等既存施設の撤去工事は 本事業に先立って 鋼材事業の上工程集約として実施するものです なお 撤去工事に伴い発生する廃棄物については 有効利用に努め 有効利用が困難なものについては 関係法令に基づき適正に処理いたします 石綿含有廃棄物については 大気汚染防止法 ( 昭和 43 年法律第 97 号 ) 労働安全衛生法 ( 昭和 47 年法律第 57 号 ) 廃棄物の処理及に清掃に関する法律 ( 昭和 45 年法律第 137 号 ) 等に基づき 事前調査を行い適切に施工し 適正に処理する計画としております また 鉱滓等が付着したがれき類等についても 関係法令に基づき適正に処理いたします 7-9 (371)

376 第 表 (5) 兵庫県知事の意見及び事業者の見解 兵庫県知事の意見 (5) 動物 植物 生態系ア事業実施想定区域周辺海域では 水産業において重要な魚種であるカタクチイワシ及びイカナゴ等の卵や稚仔魚が多く確認されていることから 貴重な生物種だけでなく 漁獲対象生物及びそれらの餌生物等の生息環境を含む生態系や育成環境への排水 ( 温排水を含む ) の影響について 可能な限り低減するよう配慮するとともに 適切に環境影響評価を実施すること 事業者の見解 海域に生息する動物については 発電所アセスの手引 に基づき 調査対象 調査手法 調査地域 調査地点及び調査期間について検討を行った上で 現地調査を実施し 対象事業実施区域周辺海域に生息する動物の特性を詳細に把握するとともに 環境保全措置の検討を行った上で 事業の実施 ( 温排水 ) がそれらに与える影響について環境影響評価を実施してまいります なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております イ海域に生息 生育する動植物に対して温排水の影響が懸念されることから 周辺の浅場や緩傾斜護岸等の環境創出されている水域への影響について考慮するとともに 外来生物にも着目して環境影響評価を実施すること 海域に生息 生育する動植物については 発電所アセスの手引 に基づき 対象事業実施区域周辺の浅場や緩傾斜護岸等の環境創出されている水域及び外来生物を含めて現地調査を実施してまいります 予測及び評価については 実施した現地調査の結果を踏まえ適切に環境影響評価を実施してまいります なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております (6) 人と自然との触れ合い活動の場 景観ア隣接する灘浜緑地の利用住民への影響を可能な限り低減するよう配慮するとともに 適切に環境影響評価を実施すること 人と自然との触れ合いの活動の場については 隣接する灘浜緑地を主要な人と自然との触れ合い活動の場として選定するとともに 適切に環境影響評価を実施してまいります なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております イ施設の存在による眺望景観への影響について 事業実施想定区域の近隣に公園など人が利用する場が多く存在することから それらの地点からの眺望についても配慮すること 施設の存在による眺望景観への影響については 事業実施想定区域の近隣の公園についても配慮し 主要な眺望景観の調査地点を選定した上で 適切に環境影響評価を実施してまいります (7) 温室効果ガス等ア施設の供用に伴う二酸化炭素の排出について 発電電力量あたりの二酸化炭素排出量及び二酸化炭素総排出量を明らかにすること また 県内の鉄鋼事業部門事務所及び既設発電所からの二酸化炭素総排出量の増減についても明らかにすること 施設の供用に伴う二酸化炭素の排出について 発電電力量当たりの二酸化炭素排出量及び二酸化炭素総排出量を 方法書第 2 章に記載しております また 県内の鉄鋼事業部門事業所及び神鋼神戸発電所からの二酸化炭素総排出量の増減につきましても明らかにしてまいります 7-10 (372)

377 第 表 (6) 兵庫県知事の意見及び事業者の見解 兵庫県知事の意見イ施設の供用に伴う二酸化炭素総排出量が増加しないよう 事業計画の決定にあたり最良の発電技術を導入するとともに 総排出量に対する削減方策を売電先の対策を含めて定量的に明らかにし 方法書以降に記載すること 事業者の見解施設の供用に伴う二酸化炭素総排出量の増加を抑制するため 東京電力の火力電源入札に関する関係局長級取りまとめ ( 平成 25 年 4 月に経済産業省 環境省 ) に基づき公表された BATの参考表 に掲載されている (B) 商用プラントとして着工済み ( 試運転期間等を含む ) の発電技術及び商用プラントとしての採用が決定し環境アセスメント手続きに入っている発電技術 についても採用の可能性を検討した上で (A) 経済性 信頼性において問題なく商用プラントとして既に運転開始をしている最新鋭の発電技術 以上を採用し 高効率な発電設備として計画しております 二酸化炭素総排出量の削減方策につきましては 現在検討されております電力業界全体の新たな自主的枠組みが構築されれば 当社は 関西電力が調達する電力を通じて発電段階での低炭素化が確保されるよう 発電事業者として可能な限り必要な取組みを行ってまいります 自主的枠組が構築されるまでの間においては 局長級取りまとめにおける 事業者 ( 入札を行う場合は入札実施者 ) が自主的取組として 天然ガス火力を超過する分に相当する純増分について 例えば 運転開始時に稼働を代替する自社又は他社の発電所を特定できる場合にはそれとの差に相当する分や最新型の天然ガス火力発電所との差に相当する分等について海外での削減に係る取組を行うなどの環境保全措置 を運転開始時までに満たすことを 関西電力に確認するとともに 具体化された内容があれば可能な範囲で準備書に記載いたします ウ二酸化炭素総排出量をより低減するため 地域での具体的な削減対策も検討すること 二酸化炭素総排出量をより低減するため 地域での削減対策につきましても 検討してまいります 7-11 (373)

378 7.2 配慮書についての神戸市長及び芦屋市長の意見並びに事業者の見解 配慮書について述べられた神戸市長及び芦屋市長の意見発電所アセス省令第 14 条の規定に基づく配慮書についての神戸市長及び芦屋市長の意見は次のとおりである 7-12 (374)

379 7-13 (375)

380 7-14 (376)

381 7-15 (377)

382 7-16 (378)

383 7-17 (379)

384 7-18 (380)

385 7-19 (381)

386 7-20 (382)

387 7.2.2 神戸市長及び芦屋市長の意見についての事業者の見解 配慮書についての神戸市長及び芦屋市長の意見に対する事業者の見解は 第 表及び第 表のとおりである 第 表 (1) 神戸市長の意見及び事業者の見解 神戸市長の意見 1 全般的事項 (1) 総論本計画は 人口 150 万人を超える神戸市の住宅地近郊において 合計約 130 万 kwの大規模な石炭火力発電所を増設する計画であるが 他の発電方法と比べて地球温暖化等への影響が大きいと言われている石炭火力発電所について 環境影響評価方法書 ( 以下 方法書 という ) 以降の図書には 国等のエネルギー政策上の石炭火力発電所の位置付け 発電方法 出力等の計画の立案に係る検討経過等を明示する必要がある さらに それらの検討経過等を計画内容と共に 住民等の関係者に対して分かりやすく説明し 理解を得る必要がある 事業者の見解 当社は 平成 26 年 11 月に関西電力株式会社 ( 以下 関西電力 という ) が実施した火力電源入札募集に応募し 平成 27 年 2 月に落札 同年 3 月に電力受給契約を締結いたしました 入札募集要綱では 火力発電の高経年化への対応 および 燃料費の削減による経済性の観点から 中長期的に最新鋭の火力発電所の開発 導入を進めていくため 出力 150 万 kw 分の火力電源を入札により募集するとされており 燃料種の指定はなく 低廉で 確実性 安定性の高いプロジェクト が求められました 他電力での入札実績を踏まえると 競争力の観点から事実上 石炭火力が対象になると考えました 当社 神戸製鉄所では 長年にわたり蓄積してきた発電所安定稼働のノウハウ 及び 石炭貯蔵 搬送設備等のインフラを保有しております 今回 製鉄所上工程の統合により休止となる高炉設備等の遊休地を活用し石炭火力発電所を建設することで 安価な電力を安定して供給することが可能であり 火力電源入札の趣旨に則したものと考えております また 平成 26 年 4 月に閣議決定された エネルギー基本計画 において 安定供給 コスト 環境負荷 安全性のすべてを満足するエネルギー源はなく エネルギー源毎の特性を踏まえバランスのとれたエネルギー構造とすることが重要 とされております この中で石炭は 安定性や経済性に優れた重要なベースロード電源の燃料 であり 環境負荷を低減しつつ活用していくエネルギー源 とされており 当社の計画は 国のエネルギー政策の方向性にも沿ったものと考えております 発電方法については 二酸化炭素排出量の抑制や電力の安定供給及び当社の技術的対応能力を勘案した上で 東京電力の火力電源入札に関する関係局長級取りまとめ ( 平成 25 年 4 月に経済産業省 環境省 ) に基づき公表された BAT の参考表 に則した最新鋭の発電技術である超々臨界圧 (USC) 発電設備の採用を計画しております 発電所の出力については 高炉跡地の限られた敷地に設置することによる敷地面積の制約及び 神戸市と締結している環境保全協定で取り決めたばい煙の年間排出量や 時間最大排出量を遵守するといった環境面への配慮を勘案すると 最大 70 万 kw 2 基の 140 万 kw までは設置可能です 一方 技術的には 最新技術を導入した中で 商用化の実績があり信頼性のある 1 基当たりの発電規模としては 65 万 kw であることから 2 基合計で 130 万 kw といたしました なお 事業計画に係る検討結果の詳細については 方法書第 8 章に記載しております また 検討経緯については 住民等関係者に対し 説明会等で十分な説明を行うよう努めてまいります 7-21 (383)

388 第 表 (2) 神戸市長の意見 (2) エネルギーの利用の効率化及び二酸化炭素排出量の低減事業者は 本計画が国のエネルギー政策の方向性に則していること 関西電力株式会社に二酸化炭素排出係数の調整を委ねていること等から 二酸化炭素の排出に関して取り得る対策は限られていると説明しているが 大量の二酸化炭素を排出する施設の設置者として 二酸化炭素排出量の一層の低減対策を講じる必要がある ア. 高効率な設備の導入本計画により設置される発電所は 今後数十年に渡り稼働することが想定されることから 国の動向や技術開発の最新の状況を注視し 発電設備を決定する時点において 採用可能な高効率かつ二酸化炭素排出量の少ない設備を導入する必要がある 神戸市長の意見及び事業者の見解 事業者の見解 本計画により設置する発電設備は 技術開発の最新の状況を注視し 発電設備を決定する時点で採用可能な技術で かつ 東京電力の火力電源入札に関する関係局長級取りまとめ ( 平成 25 年 4 月に経済産業省 環境省 ) に基づき公表された BAT の参考表 に掲載されている (B) 商用プラントとして着工済み ( 試運転期間等を含む ) の発電技術及び商用プラントとしての採用が決定し環境アセスメント手続きに入っている発電技術 についても採用の可能性を検討した上で (A) 経済性 信頼性において問題なく商用プラントとして既に運転開始をしている最新鋭の発電技術 以上の発電技術である超々臨界圧 (USC) 発電設備を採用し 高効率かつ二酸化炭素排出量の少ない発電設備として計画いたします イ. 余熱等の有効利用事業実施想定区域全体 さらにはその周辺地域も視野に入れて 発電に伴い発生する余熱等のエネルギーの有効利用について検討する必要がある 発電にともない発生する余熱等のエネルギーについて 有効利用の可能性を検討してまいります ウ. 二酸化炭素の回収等二酸化炭素吸収源対策や二酸化炭素回収 貯留 (CCS) 等 今後の技術開発の進展による新たな対策についても 継続的に検討を進める必要がある なお CCS については 鉄鋼業界での高炉ガス中の二酸化炭素の回収等に関する研究や国における研究が進められている現状を踏まえ 事業者としても 将来の技術の進展に応じ 研究成果の活用に努める必要がある 二酸化炭素吸収源対策や二酸化炭素回収 貯留 (CCS) 等の技術開発の動向や国の CCS Ready の考え方の検討状況等を踏まえ 必要な検討を継続的に実施してまいります なお 日本鉄鋼連盟において革新的製鉄プロセス技術開発 (COURSE50) の一環として CCS の技術開発に取組んでおり 当社も参画しています 将来の技術の進展に応じ 研究成果の当社事業への活用について検討してまいります (3) 周辺地域への環境保全対策事業実施想定区域は電力需要地に近接しているため 送電によるエネルギー損失が少なくなるとともに 電力需要地への安定的な電力供給に資する等の利点がある一方 本計画は人口密集地かつ既に発電所及び製鉄所が存在する地域に 新たに大気汚染物質や温排水等の排出源となる施設を設置するものであることから 周辺住民の生活環境に及ぼす影響には特段に配慮する必要がある こうしたことから 事業実施想定区域全体として環境への負荷の低減を図るため 優れた環境性能を備えた最新設備の導入及び効率的な運転管理の実施等 既設の発電所及び製鉄所を含めた総合的な環境保全対策を実施する必要がある 本計画では 高効率の発電設備を採用することで 排ガス量及び温排水量を抑制してまいります また 施設の稼働に伴う排ガスによる影響低減を図るため 国内最高レベルのばい煙処理施設を導入する計画とし 排ガス中の硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん濃度を可能な限り低減するとともに 発電所稼働後は適切な運転管理及び定期的な点検により 性能維持に努める計画です 発電所の温排水については 深層取水 表層放水を採用し 取放水温度差は 7 以下とし 低速で取放水する計画といたします また 既設の発電所及び製鉄所を含めた総合的な環境保全対策に努め事業実施想定区域全体として環境負荷の抑制を図ってまいります 7-22 (384)

389 第 表 (3) 神戸市長の意見及び事業者の見解 神戸市長の意見 (4) 複数案に係る評価本計画における複数案に関しては 煙突の高さについて 120m 150m 180mの3 案を設定しており 大気質及び眺望景観の変化への影響の比較検討を行った結果 150mが適切であると評価しているが その根拠が明確に説明されていないことから 方法書以降の図書において 評価を導いた根拠を明示する必要がある 事業者の見解 煙突高さの検討については 大気質 景観への影響の両面から 総合的に判断することが重要と考えております 複数の煙突高さの違いによる大気質への影響を把握するために実施した予測結果によれば いずれの案についても 最大着地濃度の年平均値はバックグラウンド濃度と比較して極めて小さい結果となっております また 煙突高さによる大気質への影響の違いは 煙突高さが高いほど極わずかに低くなる結果でありましたが その差は軽微となっております 一方 景観の観点からは 神戸港と六甲山の山並みが一体となった都市景観が特徴の神戸という地域性を考慮し 煙突高さについて配慮する必要があると考えました 景観面から評価すると煙突高さ 120m が最も影響が小さくなりますが 大気質の面からは 着地濃度を少しでも低減を図ること 加えて隣接する神鋼神戸発電所との調和についても考え 総合的に判断した結果 本事業における煙突高さについては 150m が適切であると評価いたしました なお 煙突高さを含む複数案に係る検討結果の詳細については 方法書第 8 章に記載しております (5) 環境影響評価の実施の方針事業実施想定区域においては 既設の発電所の設置の際 環境影響評価及び事後調査が実施されていることから これらの調査 予測 評価等のデータをはじめ 今後の環境影響評価に資する入手可能な環境データを活用し 精度 信頼度の高い予測 評価を実施する必要がある 神鋼神戸発電所に係る事後調査結果等を含む環境影響評価に資する入手可能な環境データを活用し 適切に予測及び評価を実施してまいります (6) 災害時の対策地震 津波 周辺火災等により 設備の損傷やこれに起因する周辺の生活環境への影響が生じないよう 災害時における対策についても万全を期する必要がある ばい煙処理装置等環境対策設備の故障等により 法令の規制値や環境保全協定で取り決めた値を遵守できない恐れがある場合には速やかに発電所を停止するなど 汚染物質の飛散等により生活環境に悪影響が生じないよう配慮いたします 加えて 発電所の稼働にあたっては 設備点検 保全を適切に行うとともに 従業員の教育 訓練も十分行ってまいります また 地震 津波については 現在想定されている巨大地震による揺れにも耐えうる構造とするとともに 地盤のかさ上げを行い 津波による浸水被害を受けないよう配慮いたします 7-23 (385)

390 第 表 (4) 神戸市長の意見及び事業者の見解 神戸市長の意見 2 個別的事項 (1) 計画段階配慮事項として選定された項目計画段階配慮事項として選定された項目については 現地調査及び文献調査等により 規制及び環境保全対策技術開発の動向等 最新の情報を確認 整理し 講じるべき環境保全措置について 引き続き検討するとともに 方法書以降の手続において さらに詳細な調査 予測 評価を実施する必要がある 事業者の見解 配慮書における計画段階配慮事項は 発電所の設置又は変更の工事の事業に係る計画段階配慮事項の選定並びに当該計画段階配慮事項に係る調査 予測及び評価の手法に関する指針 環境影響評価の項目並びに当該項目に係る調査 予測及び評価を合理的に行うための手法を選定するための指針並びに環境の保全のための措置に関する指針等を定める省令 ( 平成 10 年通商産業省令第 54 号 )( 以下 発電所アセス省令 という ) 第 5 条の規定に基づき 重大な影響を受ける可能性が考えられる項目を選定しました 方法書以降の手続における環境影響評価の実施にあたっては 発電所アセス省令 及び 発電所に係る環境影響評価の手引 ( 平成 19 年 1 月改訂経済産業省原子力安全 保安院 )( 以下 発電所アセスの手引 という ) に基づき 本計画に関する事業特性及び地域特性を踏まえ 環境影響評価項目を選定するとともに 適切な調査 予測及び評価を実施し 環境保全措置の検討を行ってまいります ア大気質石炭の燃焼により 硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん等の大気汚染物質が排出されることから 採用可能な最新鋭の排煙脱硫装置 排煙脱硝装置 集じん装置を導入し 大気汚染物質の排出を低減する必要がある なお 微小粒子状物質 (PM 2.5 ) について 現時点では拡散状況や寄与濃度を予測できる精度の高い手法が確立されていないが 国の動向等の最新の知見の収集に努め 可能な範囲で調査 予測 評価の実施を検討する必要がある 施設の稼働に伴う排ガスによる影響低減を図るため 国内最高レベルのばい煙処理施設を導入する計画とし 排ガス中の硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん濃度を可能な限り低減するとともに 発電所稼働後は 適切な運転管理及び定期的な点検により 性能維持を図ってまいります 周辺環境への影響については 環境影響評価を実施してまいります 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております なお 施設の稼働に伴う大気中の微小粒子状物質 (PM2.5) への影響については 国の動向等の最新の知見の収集に努め 可能な範囲で調査 予測及び評価の実施について検討してまいります イ動物 植物 1 海域に生息する動物及び海域に生育する植物 ( 以下 海域の動植物 という ) への影響の予測 評価については 近年の地球温暖化の影響や季節による水温差等の要因も考慮した上で 実施する必要がある なお 予測 評価にあたっては 事業実施想定区域の周辺海域に貧酸素水塊が存在していることに留意する必要がある 海域に生息する動物及び生育する植物については 発電所アセスの手引 に基づき 事業実施想定区域の周辺海域において水温 溶存酸素等を含め現地調査を実施した上で 周辺海域の特性を詳細に把握し その結果を基に予測及び評価を実施してまいります 7-24 (386)

391 第 表 (5) 神戸市長の意見及び事業者の見解 神戸市長の意見 2 配慮書によると 事業実施想定区域の周辺海域には 重要な種 干潟 藻場 サンゴ礁等は存在しないとされているが 水質浄化や動植物の生息 生育空間の創出を目的として整備している ポートアイランドⅡ 期西側 神戸空港島周囲 神戸沖埋立処分場東側の緩傾斜護岸において 藻場の形成が確認されている このため これらを含めた海域の現況を調査した上で 予測 評価を実施する必要がある 事業者の見解事業実施想定区域の周辺海域における注目すべき生息地については 日本の干潟 藻場 サンゴ礁の現況 等の文献による調査結果について記載いたしました 海域の現況調査については ポートアイランドⅡ 期西側 神戸空港島周囲 神戸沖埋立処分場東側の緩傾斜護岸を含め 発電所アセスの手引 に基づいて調査を実施し 注目すべき生息地について実態を把握した上で環境影響評価を実施してまいります ウ景観 1 景観については 配慮書において示された煙突の高さによる影響だけでなく タービン建屋 煙突等の形状及び色彩等の影響を含めて フォトモンタージュ等を用いた予測 評価を実施する必要がある 景観については タービン建屋 煙突等の形状及び色彩等の影響を含めて 主要な眺望点から撮影した写真に 発電所完成予想図を合成して景観の変化を予測するフォトモンタージュ法を用い 調査 予測及び評価を行ってまいります なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております 2 事業実施想定区域内においては 法令に基づく必要な緑化を実施することはもとより 良好な景観の創造のための緑化に努める必要がある 緑化については 工場立地法 及び 神戸市建築物等における環境配慮の推進に関する条例 に基づき 必要な緑地等を整備する計画です 緑化に当たっては 潜在植生等も考慮し 良好な景観の形成に努めてまいります (2) 計画段階配慮事項として選定されなかった項目計画段階配慮事項として選定されなかった項目については 事業特性 地域特性 住民等の意見及び今後の計画の具体化の内容等を 科学的かつ客観的に分析した上で 環境影響評価の項目を選定し 必要な調査 予測 評価を実施する必要がある 配慮書における計画段階配慮事項は 発電所アセス省令 第 5 条の規定に基づき 重大な影響を受ける可能性が考えられる項目を選定しました 方法書以降の手続における環境影響評価の実施にあたっては 発電所アセス省令 及び 発電所アセスの手引 に基づき 本計画に関する事業特性及び地域特性を踏まえ 環境影響評価項目を選定するとともに 適切な調査 予測及び評価を実施し 環境保全措置の検討を行ってまいります ア水環境配慮書においては 海水温の 3 以上上昇域の面積を把握するだけの簡易な予測に留まっているが 方法書以降の手続においては 地形及び潮流 既存施設の影響等を踏まえた上で 温排水の拡散予測を実施し 温度上昇分布を詳細に予測する必要がある また 既設発電所の稼働後における事後調査等のデータを活用し 平面的な拡散予測に留まらず 3 次元の拡散予測を実施する必要がある さらに 拡散予測結果を踏まえ 温排水による水環境及び海域の動植物への影響について 調査 予測 評価を実施する必要がある 施設の稼動に伴う温排水については 神鋼神戸発電所の稼働後における事後調査結果及び周辺海域における地形 潮流 水温等の現地調査を踏まえ 温排水拡散予測を実施いたします 水温への影響については 放水口近傍の水温鉛直分布結果等 水平及び鉛直方向の温排水拡散状況を踏まえた上で 数理モデルによる数値計算を実施し 予測及び評価を行ってまいります また海域に生息 生育する動植物への影響についても 発電所アセスの手引 に基づき 拡散予測結果を踏まえた上で 適切に環境影響評価を実施してまいります なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております 7-25 (387)

392 第 表 (6) 神戸市長の意見及び事業者の見解 神戸市長の意見イ温室効果ガス等発電所の設置に伴い 事業実施想定区域全体から排出される二酸化炭素の大幅な増加が見込まれることから 方法書以降の手続において 既設の発電所及び製鉄所も含めた対策及び二酸化炭素排出量について 調査 予測 評価を実施する必要がある 事業者の見解 発電所の設置に伴い排出される二酸化炭素につきましては 本計画に先立って実施する製鉄所上工程集約による低減及び神鋼神戸発電所も含めた二酸化炭素排出量の増減につきましても検討してまいります なお 本計画における二酸化炭素総排出量及び発電電力量当たりの二酸化炭素排出量につきましては 方法書第 2 章に記載しております 7-26 (388)

393 第 表 (1) 芦屋市長の意見及び事業者の見解 芦屋市長の意見 1 全体に係ること (1) 事業計画の決定にあたっては 新たに火力発電所を設置する理由や発電方法 発電出力等の検討経過を 環境影響評価方法書 ( 以下 方法書 という ) に記載するとともに 住民等関係者へ十分に説明するよう努めること 事業者の見解 当社は 関西電力株式会社が実施した火力電源入札募集に 平成 26 年 11 月に応札し 平成 27 年 2 月に落札 同年 3 月に電力受給契約を締結いたしました 入札募集要綱では 火力発電の高経年化への対応 および 燃料費の削減による経済性の観点から 中長期的に最新鋭の火力発電所の開発 導入を進めていくため 出力 150 万 kw 分の火力電源を入札により募集するとされており 燃料種の指定はなく 低廉で 確実性 安定性の高いプロジェクト が求められておりました 他電力での入札実績を踏まえると 競争力の観点から事実上 石炭火力が対象になると考えました 当社 神戸製鉄所では 長年にわたり蓄積してきた発電所安定稼働のノウハウ 及び 石炭貯蔵 搬送設備等のインフラを保有しております 今回 製鉄所上工程の統合により休止となる高炉設備等の遊休地を活用し石炭火力発電所を建設することで 安価な電力を安定して供給することが可能であり 火力電源入札の趣旨に則したものと考えております また 平成 26 年 4 月に閣議決定された エネルギー基本計画 において 安定供給 コスト 環境負荷 安全性のすべてを満足するエネルギー源はなく エネルギー源毎の特性を踏まえバランスのとれたエネルギー構造とすることが重要 とされております この中で石炭は 安定性や経済性に優れた重要なベースロード電源の燃料 であり 環境負荷を低減しつつ活用していくエネルギー源 とされており 当社の計画は 国のエネルギー政策の方向性にも沿ったものと考えております 発電方法については 二酸化炭素排出量の抑制や電力の安定供給及び当社の技術的対応能力を勘案した上で 東京電力の火力電源入札に関する関係局長級取りまとめ ( 平成 25 年 4 月に経済産業省 環境省 ) に基づき公表された BAT の参考表 に則した最新鋭の発電技術である超々臨界圧 (USC) 発電設備の採用を計画しております 発電所の出力については 高炉跡地の限られた敷地に設置することによる敷地面積の制約及び 神戸市と締結している環境保全協定で取り決めたばい煙の年間排出量や 時間最大排出量を遵守するといった環境面への配慮を勘案すると 最大 70 万 kw 2 基の 140 万 kw までは設置可能です 一方 技術的には 最新技術を導入した中で 商用化の実績があり信頼性のある 1 基当たりの発電規模としては 65 万 kw であることから 2 基合計で 130 万 kw といたしました なお 事業計画に係る検討結果の詳細については 方法書第 8 章に記載しております また 検討経緯については 住民等関係者に対し 説明会等で十分な説明を行うよう努めてまいります 7-27 (389)

394 第 表 (2) 芦屋市長の意見及び事業者の見解 芦屋市長の意見 (2) 環境影響評価の実施にあたっては 各環境要素に対する影響について改めて検討し 環境影響評価項目を選定するとともに 既設製鉄所の縮小による負荷量の増減等の事業実施想定区域全体からの環境影響についても考慮し 適切な調査 予測及び評価の実施及び具体的な環境保全措置の検討を行うこと (3) 計画段階配慮事項に係る総合評価において 煙突高さの複数案を検討した上で既設発電所の煙突と同じ高さである 150m が適切であるとしているが その検討過程や決定理由について 客観的に分かるよう方法書以降の図書に記載すること (4) 災害対策について 災害時における環境影響を最小にとどめるよう対策を検討するとともに その検討内容を方法書以降の図書に記載すること 事業者の見解環境影響評価の実施にあたっては 発電所の設置又は変更の工事の事業に係る計画段階配慮事項の選定並びに当該計画段階配慮事項に係る調査 予測及び評価の手法に関する指針 環境影響評価の項目並びに当該項目に係る調査 予測及び評価を合理的に行うための手法を選定するための指針並びに環境の保全のための措置に関する指針等を定める省令 ( 平成 10 年通商産業省令第 54 号 )( 以下 発電所アセス省令 という ) 及び 発電所に係る環境影響評価の手引 ( 平成 19 年 1 月改訂経済産業省原子力安全 保安院 ) に基づき 本計画に関する事業特性及び地域特性を踏まえ 環境影響評価項目を選定するとともに 神戸製鉄所全体からの環境影響についても留意し 適切な調査 予測及び評価を実施して 環境保全措置の検討を行ってまいります なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております 煙突高さの検討については 大気質 景観への影響の両面から 総合的に判断することが重要と考えております 複数の煙突高さの違いによる大気質への影響を把握するために実施した予測結果によれば いずれの案についても 最大着地濃度の年平均値はバックグラウンド濃度と比較して極めて小さい結果となっております また 煙突高さによる大気質への影響の違いは 煙突高さが高いほど極わずかに低くなる結果でありましたが その差は軽微となっております 一方 景観の観点からは 神戸港と六甲山の山並みが一体となった都市景観が特徴の神戸という地域性を考慮し 煙突高さについて配慮する必要があると考えました 景観面から評価すると煙突高さ 120m が最も影響が小さくなりますが 大気質の面からは 着地濃度を少しでも低減を図ること 加えて隣接する神鋼神戸発電所との調和についても考え 総合的に判断した結果 本事業における煙突高さについては 150m が適切であると評価いたしました なお 煙突高さを含む複数案に係る検討結果の詳細については 方法書第 8 章に記載しております ばい煙処理装置等環境対策設備の故障等により 法令の規制値や環境保全協定で取り決めた値を遵守できない恐れがある場合には速やかに発電所を停止するなど 汚染物質の飛散等により生活環境に悪影響が生じないよう配慮いたします 加えて 発電所の稼働にあたっては 設備点検 保全を適切に行うとともに 従業員の教育 訓練も十分行ってまいります また 地震 津波については 現在想定されている巨大地震による揺れにも耐えうる構造とするとともに 地盤のかさ上げを行い 津波による浸水被害を受けないよう配慮いたします 7-28 (390)

395 第 表 (3) 芦屋市長の意見及び事業者の見解 芦屋市長の意見 2 大気に係ること (1) 重金属類や硫黄酸化物等を含む排出ガスによる影響の最小化を図るため 採用可能な最新鋭のばい煙処理施設を導入すること (2) 煙突高及び形状による影響の比較を行い 最大着地点における濃度予測のみならず 関係地方公共団体における濃度予測を明らかにし 方法書以降の図書に記載すること (3) 本市に設置している大気汚染常時監視測定局においては 微小粒子状物質が環境基準を超過していることから 大気中の微小粒子状物質への影響について 環境影響評価の実施について検討すること 事業者の見解 施設の稼働に伴う排ガスによる影響低減を図るため 国内最高レベルのばい煙処理施設を導入する計画とし 排ガス中の硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん濃度を可能な限り低減するとともに 発電所稼働後は 適切な運転管理及び定期的な点検により 性能維持を図ってまいります 煙突高さの検討については 大気質 景観への影響の両面から 総合的に判断することが重要と考えております 複数の煙突高さの違いによる大気質への影響を把握するために実施した予測結果によれば いずれの案についても 最大着地濃度の年平均値はバックグラウンド濃度と比較して極めて小さい結果となっております また 煙突高さによる大気質への影響の違いは 煙突高さが高いほど極わずかに低くなる結果でありましたが その差は軽微となっております 一方 景観の観点からは 神戸港と六甲山の山並みが一体となった都市景観が特徴の神戸という地域性を考慮し 煙突高さについて配慮する必要があると考えております 景観面から評価すると煙突高さ 120m が最も影響が小さくなりますが 大気質の面からは 着地濃度を少しでも低減を図ること 加えて隣接する神鋼神戸発電所との調和についても考え 総合的に判断した結果 本計画における煙突高さについては 150m が適切であると評価いたしました また 煙突の形状 ( 排出口の面積 ) により 出口ガス速度が変化します 出口ガス速度に比較して強風が発生するような条件 ( 特殊気象 ) 下では ダウンウォッシュ発生の可能性があります このため 特殊気象条件下の予測評価を実施して 影響を確認してまいります なお 関係地方公共団体として芦屋市の一般環境大気測定局における着地濃度を予測し 現状の環境濃度も加味した上で 評価してまいります 施設の供用に伴う大気中の微小粒子状物質への影響について 最新の知見を収集するなど実態の把握を進め 環境影響評価の実施について検討してまいります (4) 優先取組物質に指定されている水銀等の有害大気汚染物質については 排出状況の把握及び排出抑制等を検討し その検討結果を方法書以降の図書に記載すること 水銀を含む重金属類の影響については 国の動向や 環境の保全と創造に関する条例 ( 平成 7 年兵庫県条例第 28 号 )( 以下 県条例 という ) に基づく規制基準やばい煙処理装置の効果を踏まえ 環境影響評価を実施し 環境影響評価準備書 ( 以下 準備書 という ) に記載いたします 調査項目については 県条例も勘案し 国の優先取組物質のうち石炭火力発電所から排出される可能性のある重金属類について 調査 予測及び評価を実施いたします なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております 7-29 (391)

396 第 表 (4) 芦屋市長の意見及び事業者の見解 芦屋市長の意見 3 水質に係ること (1) 一般排水及び温排水について 環境影響を低減するよう検討を行い その検討過程及びその検討結果を方法書以降の図書に記載すること また 人と自然との触れ合いの活動の場となっている芦屋川河口付近及び芦屋浜の生態系への温排水の影響について 環境影響評価を実施すること 事業者の見解 施設の供用に伴い発生する一般排水 温排水による環境影響については 発電所アセスの手引 に基づき 本計画に関する事業特性及び地域特性を踏まえ 環境影響評価項目を選定するとともに 適切な調査 予測及び評価を実施し 環境保全措置の検討を行ってまいります その検討結果については 準備書に記載いたします また 温排水による海域に生息 生育する動植物への影響について 発電所アセスの手引 に基づき 芦屋川及び芦屋浜の前面海域を含む事業実施想定区域の周辺海域における現況調査を実施し 適切に環境影響評価を実施してまいります なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております 4 温室効果ガスに係ること (1) 施設の供用に伴う二酸化炭素総排出量が増加しないよう 事業計画の決定にあたり最良の発電技術を導入すること (2) 施設の供用に伴う二酸化炭素の排出について 発電電力量あたりの二酸化炭素排出量及び二酸化炭素総排出量を明らかにすること (3) 施設の供用に伴う二酸化炭素の排出について 国の目標 計画と整合を図り その目標達成のための内容及び手段を方法書以降の図書に記載すること (4) 二酸化炭素総排出量をより低減するため 地域での具体的な削減対策も検討すること 施設の供用に伴う二酸化炭素総排出量の増加を抑制するため 平成 25 年 4 に経済産業省 環境省より公表された 東京電力の火力電源入札に関する関係局長級取りまとめ ( 平成 25 年 4 月に経済産業省 環境省 ) に基づき公表されたの BAT の参考表 に掲載されている (B) 商用プラントとして着工済み ( 試運転期間等を含む ) の発電技術及び商用プラントとしての採用が決定し環境アセスメント手続きに入っている発電技術 についても採用の可能性を検討した上で (A) 経済性 信頼性において問題なく商用プラントとして既に運転開始をしている最新鋭の発電技術 以上の発電技術である超々臨界圧 (USC) 発電設備を採用し 高効率かつ二酸化炭素排出量の少ない発電設備として計画いたします 施設の供用に伴う二酸化炭素の排出について 発電電力量当たりの二酸化炭素排出量及び二酸化炭素総排出量を 方法書第 2 章に記載しております 施設の供用に伴う二酸化炭素の排出について 国の目標 計画との整合について検討し その目標達成のための内容及び手段を準備書以降の図書に記載いたします 二酸化炭素総排出量をより低減するため 地域での削減対策につきましても 検討してまいります 7-30 (392)

397 7.3 配慮書についての一般の意見の概要及び事業者の見解 環境影響評価法 第 3 条の4 第 1 項の規定に基づき 平成 26 年 12 月 15 日に経済産業大臣に送付した計画段階環境配慮書 ( 以下 配慮書 という ) についての公告 縦覧に関する事項並びに住民等から提出された意見の概要及びこれに対する事業者の見解は 次のとおりである 配慮書の公告及び縦覧等 1. 配慮書の公告 縦覧 環境影響評価法 第 3 条の7 第 1 項の規定に基づき 事業者は環境の保全の見地からの意見を求めるため 配慮書を作成した旨及びその他事項を公告し 公告の日から起算して 30 日間縦覧に供した (1) 公告の日平成 26 年 12 月 16 日 ( 火 ) (2) 公告の方法 1 日刊新聞紙による公告平成 26 年 12 月 16 日 ( 火 ) 付けの次の日刊新聞紙に 公告 を掲載した 神戸新聞( 朝刊 33 面全県版 ) 朝日新聞( 朝刊 35 面神戸阪神版 ) 毎日新聞( 朝刊 27 面神戸阪神版 ) 読売新聞( 朝刊 30 面神戸阪神版 ) 産経新聞( 朝刊 26 面神戸阪神版 ) 日本経済新聞( 朝刊 47 面大阪本社版 ) 2 関係地域の広報誌等への掲載上記の公告に加え 以下の お知らせ を実施した 広報あしや平成 26 年 (2014 年 )12 月 15 日号 NO.1146 に掲載した 神戸市広報紙 KOBE 1 月号 2015 年 ( 平成 27 年 ) に掲載した 当社ホームページに平成 26 年 12 月 16 日より掲示した (3) 縦覧場所縦覧場所は第 表に示すとおりである また 株式会社神戸製鋼所ホームページにより電子縦覧を実施した 第 表 縦覧場所兵庫県庁環境影響評価室 ( 第 3 号館 12 階 ) 神戸市役所環境評価共生推進室 (3 号館 6 階 ) 神戸市東灘区役所まちづくり課 (4 階 ) 神戸市灘区役所まちづくり課 (4 階 ) 中央区役所まちづくり推進課 (4 階 ) 芦屋市役所環境課 ( 南館地下 1 階 ) 神戸製鉄所コミュニティセンター BBプラザ神戸 配慮書の縦覧場所 所在地神戸市中央区下山手通 5 丁目 10 番 1 号神戸市中央区加納町 6 丁目 5 番 1 号神戸市東灘区住吉東町 5 丁目 2 番 1 号神戸市灘区桜口町 4 丁目 2 番 1 号神戸市中央区雲井通 5 丁目 1 番 1 号芦屋市精道町 7 番 6 号神戸市灘区浜田町 4 丁目 1 番神戸市灘区岩屋中町 4 丁目 2 番 7 号 7-31 (393)

398 (4) 縦覧期間平成 26 年 12 月 16 日 ( 火 ) から平成 27 年 1 月 23 日 ( 金 ) までとした 土曜日 日曜日 祝日及び年始年末は除いた 神戸製鉄所コミュニティセンター及びBBプラザ神戸においては土曜日 日曜日 祝日も縦覧した 縦覧時間は 9 時から 17 時までとした (5) 縦覧者数各縦覧場所において 縦覧者名簿に記載した者の数は 37 名であった (6) インターネットの利用該当ウェブサイトへのアクセス件数 ( 平成 27 年 1 月 23 日までの延べ件数 ) は 1,228 件であった 2. 配慮書についての意見の把握 環境影響評価法 第 3 条の7 第 1 項の規定に基づき 環境の保全の見地からの意見を有する者の意見書の提出を受け付けた (1) 意見書の提出期限平成 26 年 12 月 16 日 ( 火 ) から平成 27 年 1 月 23 日 ( 金 ) までとした (2) 意見書の提出方法 縦覧場所に備え付けた意見箱への投函 事業者への郵送による書面の提出 (3) 意見書の提出状況提出された意見書の総数は 37 通 環境の保全の見地からの意見の総数は 87 件であった 7-32 (394)

399 7.3.2 一般の意見の概要についての事業者の見解配慮書についての一般の意見の概要に対する事業者の見解は 第 表のとおりである なお 一般の意見の内容を踏まえ 1. 環境全般 2. 事業計画関係 3. 大気環境関係 4. 水環境関係 5. 動物 植物 生態系関係 6. 景観関係 7. 温暖化関係 に分類し 同主旨の意見を整理して記載した 第 表 (1) 一般の意見の概要及び事業者の見解 1. 環境全般 No. 意見の概要 事業者の見解 1 計画段階配慮書は 事業の枠組みが大まかに決定した後にアセスメントを行っても対策の検討や実施が困難であるという問題点を解消するために生まれた制度である しかし 事業を実施しない場合を含めた他案を検討せず 事業実施ありきで配慮書が作成されるのであれば 本制度自体が意義を失う 事業実施なしを含めて 他の選択肢の検討を行うべきである 2 配慮書では ゼロベースで 石炭火力発電所を建設しないことも含めて複数案が検討されるべきである 3 縦覧場所を神戸市中央区 灘区 東灘区 芦屋市の狭い範囲に限定 環境汚染物質はそんな狭い範囲でとどまっていない 10km 圏内には 神戸市兵庫区や西宮市も含まれている 20km 圏内だと 神戸市長田区 須磨区 垂水区 西区 北区 尼崎市 宝塚市 伊丹市 大阪市までも含まれる 20km 圏内全ての行政区で計画段階環境配慮書縦覧手続きをやり直せ 4 縦覧場所を神戸市中央区 灘区 東灘区 芦屋市に限定しているが 環境汚染物質はそのような狭い範囲でとどまるものではない 10km 圏内には 神戸市兵庫区や西宮市も含まれ 20km 圏内には神戸市長田区 須磨区 垂水区 西区 北区 尼崎市 宝塚市 伊丹市 大阪市までも含まれる 20km 圏内全ての行政区で計画段階環境配慮書縦覧手続きをやり直すべきである 5 縦覧場所を神戸市中央区 灘区 東灘区 芦屋市に限定しているが 環境汚染物質はそのような狭い範囲でとどまるものではない 環境影響物質の影響が予想される神戸市全域 西宮市 尼崎市 宝塚市 伊丹市 川西市 大阪市 などの行政区を加え 計画段階環境配慮書縦覧手続きをやり直すべきである 発電所の設置又は変更の工事の事業に係る計画段階配慮事項の選定並びに当該計画段階配慮事項に係る調査 予測及び評価の手法に関する指針 環境影響評価の項目並びに当該項目に係る調査 予測及び評価を合理的に行うための手法を選定するための指針並びに環境の保全のための措置に関する指針等を定める省令 ( 平成 10 年通商産業省令第 54 号 )( 以下 発電所アセス省令 という ) 第 3 条第 2 項では 構造等に関する複数案の設定に当たっては 第一種事業を実施しない案を含めた検討が現実的であると認められる場合には 当該案を含めるよう努めるものとする とされています 本計画は 鋼材事業の構造改革の一環として休止する神戸製鉄所の高炉の跡地の活用策として 石炭火力発電設備の導入を計画し また 火力発電所の高経年化への対応等の観点から関西電力株式会社 ( 以下 関西電力 という ) が実施した火力電源入札に応募したものです 以上のことから 事業を実施しない案は現実的ではないと判断いたしました 発電所アセス省令 第 4 条第 2 項において 一第一種事業実施想定区域及びその周囲一キロメートルの範囲内の地域 二既に入手している情報によって 一以上の環境要素に係る環境影響を受けるおそれがあると判断される地域のいずれかに該当する地域の管轄に係る地方公共団体 を関係地方公共団体とするとされております 本計画の事業特性と第一種事業実施想定区域及びその周囲の自然的社会的状況を踏まえ 計画段階配慮事項として選定した環境要素の一つである大気質について 大気拡散予測を行い 年平均値の最大着地濃度地点が事業実施想定区域の北北東方向 約 5.7~6.2km 付近であったことから 発電所アセス省令 の第 4 条第 2 項に基づき 兵庫県 神戸市 及び神戸市東部の隣接市である芦屋市を 計画段階環境配慮書手続きの関係地方公共団体といたしました 計画段階環境配慮書 の縦覧場所については 発電所アセス省令 第 13 条第 3 項において 一事業者の事務所 二関係地方公共団体の協力が得られた場合にあっては 当該関係地方公共団体の庁舎その他の施設 三前二号に掲げるもののほか 第一種事業を実施しようとする者が利用できる適切な施設のうちから できる限り縦覧する者の参集の便を考慮して 一以上の場所を定めるものとする とされており 今回は 当社の事務所等に加え 関係地方公共団体である兵庫県 神戸 7-33 (395)

400 第 表 (2) 一般の意見の概要及び事業者の見解 No. 意見の概要 事業者の見解 5 市 芦屋市の協力を得て 合計 8か所にて縦覧を実施い たしました 6 環境アセスメントにおいて公開される計画段階環境配慮書などの資料は 縦覧期間が終了しても閲覧できるようにするべきである また 期間中においても 印刷が可能にするなど利便性を高めるよう求める 7 本 配慮書 は 行政機関での縦覧および神戸製鋼所ホームページでの公表が行われているが 公表は縦覧期間内のみで ホームページからダウンロードも印刷もできない 電力会社や J パワーの意見公募ではいずれも可能で 配慮書 の内容をきちんと検討するためにはごく当たり前の対応である 配慮書 の印刷もコピーも可能にし 計画段階環境配慮書縦覧手続きをやり直すべきである 8 本配慮書は 行政機関での縦覧および神戸製鋼所ホームページでの公表が行われているが 公表は縦覧期間内のみで ホームページからダウンロードも印刷もできない 電力会社や J パワーの意見公募では いずれも可能である 情報公開の在り方として不適切である 配慮書の印刷もコピーも可能にし 計画段階環境配慮書縦覧手続きをやり直すべきである 9 ホームページからダウンロードもできなければ印刷もできない状態 電力会社や J パワーの場合は ダウンロードも印刷もできるし 縦覧期間が過ぎてもできる これで計画段階環境配慮書に対する意見を出せとは非常識だ 建設計画環境配慮書をできるだけ狭い範囲でおさえ なるべく意見が出ないようにという せこい魂胆が見え見え! こんな不誠実な態度は許せない 印刷もコピーもできるようにして 計画段階環境配慮書縦覧手続きをやり直せ 10 今回の縦覧について芦屋市に見に行ったのは 私が初めてということに驚いている 芦屋市の努力が不足なのかもしれないが 広報あしや やホームページでもみれるのに感心の無さは異常である もう一度縦覧を企画するべきであるし 縦覧資料を印刷もダウンロードも出来ないのは地域住民に対して不誠実である 11 貴社の神戸製鉄所が高炉を取り壊し 石炭火力発電所を造るという方針は とりわけ灘区民にとって驚きであり 納得し難いものでありますが これにかかる 計画段階環境配慮書 に対する意見書の募集の仕方は 配慮書の縦覧手続きのあり方を含め きわめて粗暴 不親切といわなければなりません 配慮書の公告 縦覧については 発電所アセス省令 第 13 条に基づき 皆様からの環境の保全の見地からのご意見をいただくために 日刊新聞紙 ( 計 6 紙 ) の公告のほか 関係地方公共団体広報紙等への掲載 当社ホームページへの掲載でお知らせいたしました また 配慮書の縦覧を 当社が実施した 2 か所を含め関係地方公共団体の庁舎等 計 8 か所において 30 日間実施しました 配慮書については 当社以外が作成した地図等を含むことから ホームページでの公表に当たっては 無断複製等の著作権に関する問題が生じないよう留意する必要があると考え 編集 ダウンロード 印刷等が出来ないよう措置をさせていただきました ご理解のほどよろしくお願いいたします 配慮書の公告 縦覧については 発電所アセス省令 第 13 条に基づき 皆様からの環境の保全の見地からのご意見をいただくために 日刊新聞紙 ( 計 6 紙 ) の公告のほか 関係地方公共団体広報紙等への掲載 当社ホームページへの掲載でお知らせいたしました また 配慮書の縦覧を 当社が実施した 2 か所を含め関係地方公共団体の庁舎等 計 8 か所において 30 日間実施しました 7-34 (396)

401 第 表 (3) 一般の意見の概要及び事業者の見解 2. 事業計画関係 No. 意見の概要 事業者の見解 12 私は六甲アイランド内都市機能ゾーンの西北端 ウエストコート 5 番街に居住しています 計画されている発電所から南東約 1 キロです 設置計画に反対します 中止してください ( 理由 ) 1 温室効果ガス削減の世界的な要請に逆行するる 世界は 2050 年の温室効果ガス半減に向けて議論を深めている時である 2015 年の気候変動枠組条約第 11 回締約国会議 (COP11 パリ ) では各国の 2020 年以降の削減目標が示されなければならない そのような時に日本は原発が停止しているという状況があるとはいえ あいまいな態度を取り続け 低コストで温室効果ガス排出量が大きい石炭火力発電所を 17 基も作ろうとしている アメリカなどの石炭離れと逆行する動きである 神戸における 2012 年度の温室効果ガス排出量は 1189 万トンで 1990 年の基準年から 7.5% も増えている 本来 6% 削減しなければならなかったのに 1189 万トンのうち 4 分の 1 近い 280 万トンを神戸製鋼単独で排出している これにさらに 130 万キロワットの発電所を増設するなら 神戸製鋼だけで神戸全体の半分近い排出量を占める事になる 2020 年の神戸市目標 830 万トンでさえ達成不可能は確実とみられるのに その後 2021 年以降増設分の火力が稼働し始めればどうなるか 考えるだに恐ろしい 2 神戸市民の健康に悪影響を及ぼす 地元市民にとってはこの方がより切実だろう 配慮書によれば 現状で半径 20 キロ圏内の PM2.5 濃度は一般測定局 13 局中 7 局 自動車排ガス局 ( 以下自排局 交通量が多い道路際の測定局 ) すべてが環境基準不適合だという 神戸市の調査では 2013 年度神戸市内の一般局 11 局中 10 局が 自排局 3 局すべてが不適合だった 私の住む六甲アイランド内の一般局も未達成だった 大陸からの影響がないとは言えないだろうが 極めて憂慮すべき状況だ 配慮書では発電所が増設された場合の PM2.5 の予測が書いてないのはどういうことか 光化学スモッグの原因物質光化学オキシダントは 全国的な傾向とはいえ引き続きすべての測定局で環境基準未達成だ これにも予測は触れていない 二酸化窒素は現状では何とか環境基準を満たしている 増設後も大丈夫と配慮書は言う しかし これも 1973 年に環境基準が 0.02ppm と定められたのに 78 年に 0.04~0.06 のゾーン内またはそれ以下と改悪された経緯を想起すると 決して良い数字とは言えな 1 平成 26 年 4 月に閣議決定された国の エネルギー基本計画 では 安定供給 コスト 環境負荷 安全性のあらゆる面で優れたエネルギー源はなく エネルギー源毎の特性を踏まえ 現実的かつバランスの取れた需給構造を構築することが重要 であり 石炭火力については 温室効果ガスの排出量が大きいという問題はあるが 安定供給性や経済性に優れた重要なベースロード電源 と位置づけられ 環境負荷を低減しつつ活用していくエネルギー源 とされており 本計画は国のエネルギー政策の方向性に沿ったものと考えております また 本計画におきましては 東京電力の火力電源入札に関する関係局長級取りまとめ ( 平成 25 年 4 月に経済産業省 環境省 ) に基づき公表された BAT の参考表 に則した最新鋭の発電技術である超々臨界圧 (USC) 発電設備の導入により 二酸化炭素排出量を低減いたします あわせて 本計画におきましては 発電した電力は発電のために使用する電力を除き全量を関西電力に卸供給し二酸化炭素排出係数の調整は関西電力に委ねる予定としております 現在検討されております電力業界全体の新たな枠組が構築されれば 関西電力が調達する電力を通じて発電段階での低炭素化が確保されるよう 当社は 可能な限り必要な取組みを実施いたします 当社におきましては 環境に配慮した生産活動 製品 技術 サービスでの環境への貢献 を環境経営方針の一つとしており 今後も引き続き各産業界の低炭素社会実行計画に基づいた生産性改善や生産プロセスにおける省エネルギーへの取組み 並びに 環境配慮型製品の開発普及により 地球温暖化防止対策に貢献してまいります 2 本計画におきましては 施設の稼働に伴う排ガスによる影響低減を図るため 国内最高レベルのばい煙処理施設を導入し 微小粒子状物質 ( 以下 PM2.5 という ) 及び光化学オキシダントの原因物質の一部である硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじんを可能な限り低減いたします PM2.5 及び光化学オキシダントについては 精度の高い予測手法が確立されていないため環境影響評価の項目に選定しておりません なお PM2.5 については 最新の知見を収集するなど実態の把握を進め 環境影響評価の実施について検討してまります 7-35 (397)

402 第 表 (4) 一般の意見の概要及び事業者の見解 No. 意見の概要事業者の見解 12 い 総じて上記数字は増設火力が稼働後は確実に悪くなる 神戸市のど真ん中でこんな大石炭火力発電所設置することの環境配慮が決定的に欠けている ちなみに私の家では北西の風が吹くときつい排ガス臭がする ほかに発生源は考えられないので 神戸製鋼が原因と思う データに表れないこの種の公害も考慮し なければならない 13 地球環境 地域環境を考えればこの計画は中止すべきである 加古川への製鉄プラント集中 灘浜の跡地利用 コストの安い石炭燃料の使用 石炭荷揚げ場の再利用など 企業の論理優先の計画である 万万がいち火力発電を増設するにしても石油ないし天然ガス火力を採用すべきだ いくら高効率の石炭火力でも二酸化炭素発生量は石油の 1.2 倍 天然ガスの 2 倍以上だ 地域の大気環境に及ぼす影響も 脱硫 脱硝 集塵装置を付けたとしても 石炭は石油や天然ガスより悪い 神戸製鋼は栃木県真岡市に造る火力発電はガス火力にするようだが 発祥の地の人口密集地にどうしてもこのような大石炭火力をつくるのか 神戸市民を侮ってはいないか 日頃 地域やスポーツなど社会貢献に熱心な企業と受け止められているのに ギャップが大きすぎる 窒素酸化物 硫黄酸化物 二酸化炭素 粉じんなどについては最大着地点濃度だけでなく 総量規制が環境対策の基本になければならない 既設の火力発電施設の場合は 少なくとも年間の石炭使用量 工場から直接排出する 1 時間あたりの濃度も事前に公開されていた 今回は前回よりもひどい秘密主義だと言わなければならない 2. 水銀など有害重金属についての評価がないのは 国際的にも問題である 従前より神鋼周辺海域の堆積物中の水銀濃度の高さは問題になっている 現況も調査し新設後の予測とあわせて評価し直すべきである 従前の集塵装置等のクリーニング排水をどう処理しているのか 今回はどうするのかも明らかにされたい 3. 温排水は珊瑚などないから大丈夫という認識にはあきれた 今回 温排水面積は倍近くになる模様だが 温排水の形で放出される膨大な熱量が 周辺地域のヒートアイランド現象の原因になることについてどう考えているのか 熱効率から見て 130 万キロワットの発電に対して 80 万 ~ 100 万キロワット分の廃熱が出ると思われるが どうするつもりか 平成 26 年 3 月に関西電力が 火力発電の高経年化への対応 及び 燃料費削減による経済性の観点から 中長期的に最新鋭の火力発電所の開発 導入を進めていくため 150 万 kwの火力電源を入札により募集することを公表しました 入札募集要綱では燃料種の指定はありませんでしたが 低廉で確実性安定性の高いプロジェクト が求められており 他電力の入札実績を踏まえると 競争力の観点から事実上 石炭火力が対象になると考えました 当社は 長年にわたり蓄積してきた発電所の安定稼働のノウハウ及び石炭貯蔵 搬送等のインフラを保有しており 休止する高炉の跡地を活用し石炭火力発電所を建設することで 安価な電力を安定して供給することが可能と考え これに応札いたしました なお 天然ガスの導入につきましては 燃料である天然ガスの供給を確保する必要がありますが 現在 近傍に設置されているガス導管では容量が不足しており その拡張は困難であること またLNG 受入基地を設置する場合には必要なスペースを確保できないこと等から 現実的ではないものと考えております 1. ばい煙の硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじんの排出濃度と時間当たりの排出量については 配慮書第 2 章及び方法書第 2 章に記載しております また 年間の石炭使用量については方法書第 2 章に記載しております 2. 重金属の微量物質の予測及び評価については 第 表環境影響評価の項目の選定 に記載のとおり 重金属等の微量物質 の項目で大気環境に係る予測及び評価を実施する計画です 神鋼神戸発電所の稼働に伴う一般排水については 活性炭吸着を含む高度排水処理設備で処理し 放水口より海域へ排出しており 水銀についても排出基準以下となっています 本計画におきましても 神鋼神戸発電所と同様に排水の規制基準等を遵守するよう適切な排水処理施設を導入し 放水口より海域へ排出いたします 3. 配慮書に記載の温排水拡散面積及び拡散範囲については 発電所に係る環境影響評価の手引平成 19 年 1 月改訂 ( 経済産業省原子力安全 保安院 平成 19 年 )( 以下 発電所アセスの手引 という ) に記載の 火力 原子力発電所 施設の稼働 ( 温排水 ) の水温への影響評価について を参考に 放水量と温排水拡散面積が比例関係にあるとみな 7-36 (398)

403 第 表 (5) 一般の意見の概要及び事業者の見解 No. 意見の概要事業者の見解 文書がダウンロードも印刷もできないというのは 住民や研究団体にできるだけ知らせず 環境影響評価を形骸化させるものである 神戸製鋼株式会社としてのコンプライアンスの水準は最低だ 説明責任の放棄と言わざるを得ない 5. 資料で見た範囲でも影響は宝塚 伊丹 尼崎 大阪方面 また神戸市西部にまで及ぶ縦覧地域を拡大すべきである 6. 不審な点が多く建設計画はとうてい認められない して 神鋼神戸発電所環境影響評価書 の放水量と計画施設供用後の放水量の比率に従って温排水による水温上昇面積 (3 以上上昇域 ) を推計いたしました ヒートアイランド現象とは 都市の中心部の気温が郊外に比べて島状に高くなる現象です 主な原因は 建物の空調や自動車排気ガスなどの人工排熱の増加 緑地の減少とアスファルトやコンクリート面などの拡大 密集した建物による風通しの阻害の 3 つがあげられます 一般に海岸部では 陸上より低温の海面上を吹走してくる温度の低い海風によりヒートアイランド現象が緩和され 都市内陸部よりヒートアイランド現象は起こりにくいとされています 本計画における温排水は 取放水温度差を 7 以下で放水することで 放水後直ちに周囲の冷たい海水と混合して温度が低下し 神戸製鋼所前面の近傍海域に留まるものと考えており 温排水による気温上昇の影響は ほとんどないと考えております 4. 配慮書については 当社以外が作成した地図等を含むことから 公表に当たっては 無断複製等の著作権に関する問題が生じないよう留意する必要があると考え 編集 ダウンロード 印刷等が出来ないよう措置をさせていただきました ご理解のほどよろしくお願いいたします 5. 発電所アセス省令 第 4 条第 2 項において 一第一種事業実施想定区域及びその周囲一キロメートルの範囲内の地域 二既に入手している情報によって 一以上の環境要素に係る環境影響を受けるおそれがあると判断される地域のいずれかに該当する地域の管轄に係る地方公共団体 を関係地方公共団体とするとされております 本計画の事業特性と第一種事業実施想定区域及びその周囲の自然的社会的状況を踏まえ 計画段階配慮事項として選定した環境要素の一つである大気質について 大気拡散予測を行い 年平均値の最大着地濃度地点が事業実施想定区域の北北東方向 約 5.7 ~6.2km 付近であったことから 発電所アセス省令 の第 4 条第 2 項に基づき 兵庫県 神戸市 及び神戸市東部の隣接市である芦屋市を 計画段階環境配慮書手続きの関係地方公共団体といたしました 計画段階環境配慮書 の縦覧場所については 発電所アセス省令 第 13 条第 3 項において 一事業者の事務所 二関係地方公共団体の協力が得られた場合にあっては 当該関係地方公共団体の庁舎その他の施設 三前二号に掲げるもののほか 第一種事業を実施しようとする者が利用できる適切な施設のうちから できる限り縦覧する者の参集の便を考慮して 一以上の場所を定めるものとする とされており 当社の事務所等に加え 関係地方公共団体である兵庫県 神戸市 芦屋市の協力を得て 7-37 (399)

404 第 表 (6) 一般の意見の概要及び事業者の見解 No. 意見の概要 事業者の見解 14 合計 8か所にて縦覧を実施いたしました また 配慮書の縦覧期間中においては 当社ホームページで どなたでもご覧いただけるよう配慮書等を公表いたしました 環境影響評価の実施にあたっては 発電所アセス省令 に基づき 本計画の事業特性及び地域特性を踏まえ 環境影響評価項目を選定するとともに 適切な調査 予測及び評価を行ってまいります なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております 15 大都市住宅のたちならぶなかに火力発電所などは例がありません それを増設するなんてもってのほかです これ以上 CO 2 排出を増やし 地球温暖化を深刻化させることは中止して下さい 電力はたりています 16 人類と地球上生物を滅亡させる温暖化ガス (CO 2 ) を 石炭を燃やしたら出るのは当たり前 と評価対象から外すのは論外で環境評価に値しない 建設計画を白紙撤回せよ 17 人類と地球上生物を滅亡させる温暖化ガス (CO 2 ) を 石炭を燃やしたら出るのは当り前 と評価対象から外すのは論外で環境評価に値しない 建設計画を白紙撤回するべきです 18 さらなる火力発電所建設に反対します 今でさえ 140 万 KW で年間 700 万トンの CO 2 を出しています 電力は足りています これ以上大気を汚染する火力発電には絶対反対です 日本政府としても CO 2 のさく減目標を示さずあまりにも無責任です 再生可能エネルギーを追求しなければならないのに これ以上 CO 2 をふやす火力発電には反対です 19 石炭火力発電所が大量の温暖化ガスを排出することについて貴社はどう考えているのか ことは人類生存にかかわる重大事であることは自明のことであるわけですが 貴社の大企業としての社会的責任にかかわる問題です 発電所の増設計画を白紙に戻すべきではありませんか 20 日本政府は 環境基本計画において 2050 年に温室効果ガス排出量を 80% 削減させる目標を閣議決定している 本事業が少なくとも 30 年程度稼働することを考えると国の目標と整合せず 本事業の正当性は認められない 21 温暖化にはさまざまな要因があるが 最大のものは石炭燃焼による排ガスであることは 世界の学者 研究者 専門家の検証で明確になっている これまで 温暖化防止に消極的であった米国 中国も防止策について真摯に立ち向かうことを世界に宣言している 両国は温暖化を促進する温室効果ガス (CO 2 ) 排出 世界 1,2 位の排出大国である 日本政府はどうか 先進国の中で 最も後向きの姿勢で 各国から批判され 化石大賞 という不名誉な賞を毎年のように受けているのが実状である こうした状況のもとでも 日本 平成 26 年 4 月に閣議決定された国の エネルギー基本計画 では 安定供給 コスト 環境負荷 安全性のあらゆる面で優れたエネルギー源はなく エネルギー源毎の特性を踏まえ 現実的かつバランスの取れた需給構造を構築することが重要 であり 石炭火力については 温室効果ガスの排出量が大きいという問題はあるが 安定供給性や経済性に優れた重要なベースロード電源 と位置づけられ 環境負荷を低減しつつ活用していくエネルギー源 とされており 本計画は国のエネルギー政策の方向性に沿ったものと考えております また 本計画におきましては 東京電力の火力電源入札に関する関係局長級取りまとめ ( 平成 25 年 4 月に経済産業省 環境省 ) に基づき公表された BAT の参考表 に則した最新鋭の発電技術である超々臨界圧 (USC) 発電設備の導入により 二酸化炭素排出量を低減いたします あわせて 発電した電力は発電のために使用する電力を除き全量を関西電力に卸供給し二酸化炭素排出係数の調整は関西電力に委ねる予定としております 現在検討されております電力業界全体の新たな枠組が構築されれば 関西電力が調達する電力を通じて発電段階での低炭素化が確保されるよう 当社は 可能な限り必要な取組みを実施いたします なお 当社におきましては 環境に配慮した生産活動 製品 技術 サービスでの環境への貢献 を環境経営方針の一つとしており 今後も引き続き各産業界の低炭素社会実行計画に基づいた生産性改善や生産プロセスにおける省エネルギーへの取組み 並びに 環境配慮型製品の開発普及により 地球温暖化防止対策に貢献してまいります 7-38 (400)

405 第 表 (7) 一般の意見の概要及び事業者の見解 No. 意見の概要 事業者の見解 21 政府は世界の流れに逆って 石炭火力発電を重要ベースロード電源として位置づけた エネルギー基本計画 を策定した 当社の事業計画はその方向性にも沿ったもの と強調し 政府の基本計画を最大の賛辞を以って歓迎し 新設に意欲を燃やし拍車をかけている風に見える 政府のエネルギー政策に賛同し迎合することは 地球温暖化防止という今世紀における人類最大の課題と相容れないことは承知のことと思われるが それでも建設を進めるのか 事業者として 今さえ良ければいい 将来のことは存ぜぬでは 余りにも無定見ではないか 末代に禍根を残すことにうしろめたさを感じないのか 22 今後建設される発電所は 少なくとも LNG 火力が達成している約 350g/kwh という CO 2 排出原単位を実現できる水準を満たすべきである この観点からすると 石炭火力発電は IGCC 技術でもこのレベルには到達しがたく いかに高効率でも今後の石炭火力発電所の建設自体が環境への配慮を著しく欠くものであると言わざるを得ない さらに 今回採用される USC 技術は IGCC よりも効率が劣るものであり 環境上の影響は一層大きく 建設は容認できない 23 昨今 早急な気候変動対策が求められており IPCC( 気候変動に関する政府間パネル ) 第 5 次評価報告書では とりわけ石炭について エネルギーインフラ投資の在り方を変えていく必要性が強調されているところである そのような状況の中 天然ガスの約 2 倍の CO 2 を排出する石炭火力を新設することは 将来の気候変動へ甚大な環境評価を及ぼすことになる よって そのことを無視した本事業の実施には反対する 24 最新鋭の超超臨界圧発電設備といわれる A-USC (700 35MPa) でも 46~48% の送電端効率で LNG コンバインド発電設備の 60% に遠く及ばず 電源の効率化 低炭素化に貢献 できない 石炭火力発電増設計画を取りやめることを要求する 25 今後省エネ 再生可能エネルギーが普及していくことや 本発電所が稼働する 2021 年以降には人口減少に伴い エネルギー需要がさらに減少することを考えると このような大幅な設備増加は必要であるとは考えにくいうえ 最も CO 2 排出の多い燃料である石炭での火力発電所の建設の必要性はないと考えられる 7-39 (401)

406 第 表 (8) 一般の意見の概要及び事業者の見解 No. 意見の概要事業者の見解 26 クリアできるものばかりを対象にして OK です といってもダメです 健康被害に影響を与える水銀等の重金属類や PM2.5 温暖化物質の CO 2 は必ず対象にするべきだ このことを抜きに建設は認められない 27 新たな火力発電所の設置に反対いたします ( 理由 ) 1 誰が電力不足を将来的に訴え建設と求めているのでしょうか 昨年は原発が稼働せずに 一年を過ごすことができました 国民が心をひとつにして 節電に心がけ 一方自然エネルギーを主に発電に注力すれば 今後共電力不足はおこらないと思います ましては大都市の中心地に石炭火力発電などを新たに建設する必要はないと思います 1 扨 そのうえで 貴社の 計画段階環境配慮書 を共有して読みました ( ホームページで開くことが出来ないようする必要があったのでしょうか 少く共 氏名を明らかにすれば配慮書が届くようにすべき = 読めるように ) すべきだったと思いますが いくつか問題がありますが ( 私が指摘可の範囲で ) その一つだけをここで取り上げますと 150 メートルの煙突を建設することにしていますが その煙突からの排出物の影響範囲を灘区内の二つの測定局の測定資料を引用して諸々検討されていますが 自然の風力や風向は中央区中突堤にあるポートタワー気象観測局の風向 風力調査を引用すべきと思います そのデーターを条件に応じて灘の 2 つの測定局資料と共に引用検討すべきと思います ( 現に神戸市もこの方向で指導している筈です ) その結果をみないと提供されている資料だけでは判断できません 150 メートルの煙突にふさわしい科学的検討が望まれます ( 私達の知るところでは煙突から高く上る煙は相当大阪方面に向うと認識しています ) 計画段階配慮事項の選定にあたっては 発電所アセス省令 に基づき 本計画の事業特性及び地域特性を踏まえ 影響要因と環境要素を検討し 重大な環境影響を受けるおそれのある項目を選定しました 水銀を含む重金属等の微量物質や温室効果ガスにつきましては 発電所アセスの手引 を参考に 事業特性及び地域特性を踏まえ 適切に環境影響を調査 予測及び評価を行います PM2.5 については 精度の高い予測手法が確立されていませんが 最新の知見を収集するなど実態の把握を進め 環境影響評価の実施について検討してまいります 1 平成 26 年 3 月に関西電力が 火力発電所の高経年化への対応及び経済性向上の観点から火力電源入札募集を公表しました 本計画は この火力電源入札に応札したもので 安価な電力を大量に供給することで 地域経済の更なる安定 発展に貢献できるものと考えております 2 配慮書の縦覧期間中におきましては 当社ホームページで どなたでもご覧いただけるよう配慮書等を公表いたしました 大気拡散予測計算に用いる気象データについて 神戸市環境影響評価技術指針並びに同マニュアルには 特定の観測局のデータを用いるべきかの規定はありません 風向 風速は地形等の影響を受ける恐れがあるため 対象事業実施区域の近傍で観測されたものを用いる必要があります そのため 配慮書では 施設の稼働に伴う排ガスの年平均値の予測に用いた風向 風速の値は 事業実施想定区域の最寄りの灘浜大気測定局の平成 25 年度の測定値を用い 日射量 放射収支量については 同様に 最寄りの灘大気測定局の平成 25 年度の測定値を用いました 施設の稼働による大気質の影響については 発電所アセスの手引 を参考に 事業特性及び地域特性を踏まえ 適切な調査 予測及び評価を実施してまいります なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております 7-40 (402)

407 第 表 (9) 一般の意見の概要及び事業者の見解 No. 意見の概要事業者の見解 28 友人達があの大きな二本の煙突のそばに暮していますがベランダに粉の様な物がいっぱいかかっていたり ドーン! というビックリする様な音がしたしてビックリ! した と話してくれます 前から聞いていましたが くずの石炭を燃していて公害をひどくしているらしいですね 私の生活している場所はすりばち場の住みかなので公害がたまっているのでは? それが 2 倍の煙突になるとなれば それを考えるととてもこわくなり 小さい子やお年寄りが病気になるのでは やめて欲しいです これ以上苦しめないで下さい 29 経営的な観点から そもそも この石炭火力発電設備投資に反対します ( 理由 ) この設備の償却完了するまでには 数十年かかるものですが 今後の経営環境の変化を考えると たぶん 10 年 ~15 年後には 全くの無駄な投資になっていると想像できるからです つまり その頃にはこの設備が たぶん会社にとって 大変やっかいなお荷物になっているはずです その理由は 炭酸ガスの排出の処置に困っていると思われるためです IPCC の 1 次から 5 次までの報告書を 経営者もしっかりと 理解するべきです 2050 年には 先進国の炭酸ガスの排出量は 80% 以下にすることになるはずです 従って そのためには 2035 年 ~2040 年には たぶん 40-50% の削減になっている必要があります 経営者として 先を見た戦略的見通しをしっかりと持つべきです 30 空を覆う黒い雲の先に火電の煙突があり 地域の住環境に悪影響を及ぼす神鋼石炭火力発電所の増設に断固反対します!! 昨今の異常気象によるゲリラ豪雨による多大な被害は CO 2 の大幅増加によるものです 石炭から自然エネルギーへの転換を求めます 企業の社会的責任を果たして下さい! 神鋼神戸発電所については 運転開始以来 関係法令や神戸市と締結している環境保全協定に基づき適切に運転管理を実施しております 現在使用している石炭は 一般炭と呼ばれるものの中で品位の高い瀝青炭です 本計画におきましては 国内最高レベルのばい煙処理施設を導入し 排ガス中の硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん濃度を可能な限り低減いたします また 施設の稼働による大気質の影響については 発電所アセスの手引 を参考に 事業特性及び地域特性を踏まえ 適切に環境影響を調査 予測及び評価を行います 内容につきましては 行政や有識者の方々にご審査を頂くともに 地域の皆様への説明会の中でご説明してまいります なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております 平成 26 年 3 月に関西電力が 火力発電所の高経年化への対応及び経済性向上の観点から火力電源入札募集を公表しました 当社は 神鋼神戸発電所で長年培った大型石炭火力発電所の安定操業のノウハウや 製鉄所の岸壁や荷揚げ設備等のインフラ及び 神戸製鉄所の高炉跡地を活用した石炭火力発電設備の導入を計画し 関西電力の火力電源入札の応募したもので 安価な電力を大量に安定的に供給することで 地域経済の更なる安定 発展に貢献できるものと考えております 平成 26 年 4 月に閣議決定された エネルギー基本計画 では 安定供給 コスト 環境負荷 安全性のすべてを満足するエネルギー源はなく エネルギー源毎の特性を踏まえバランスのとれたエネルギー構造とすることが重要 とされております この中で石炭は 安定性や経済性に優れた重要なベースロード電源の燃料 であり 環境負荷を低減しつつ活用していくエネルギー源 とされており 本計画は 国のエネルギー政策の方向性にも沿ったものと考えております 本計画におきましては 国内最高レベルのばい煙対策設備を導入し 排ガス中の硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじんの濃度を可能な限り低減することで 周辺地域の環境に及ぼす影響を可能な限り低減いたします また 平成 26 年 4 月に閣議決定された エネルギー基本計画 では 安定供給 コスト 環境負荷 安全性のすべてを満足するエネルギー源はなく エネルギー源毎の特性を踏まえバランスのとれたエネルギー構造とすることが重要 とされております この中で石炭は 安定供給性や経済性に優れた重要なベースロード電源の燃料 であり 環境負荷を低減しつつ活用していくエネルギー源 とされており 本計画は 国のエネルギー政策の方向性にも沿ったものと考えております 7-41 (403)

408 第 表 (10) 一般の意見の概要及び事業者の見解 No. 意見の概要事業者の見解 31 貴社の事業活動については理解できません 何故火力発電なのですか しかも燃料が石炭で 住宅街の側でやるか理解できません 地球温暖化を防ぐために 二酸化炭素のはい出を減らさなければいけません むずかしい事は良くわかりませんが 事業内容についてできるだけ知られないようにしているようにしか見えません もっと広く宣伝して皆んなに知らせるようにしなければいけないと思います 知れば皆さんきっと反対すると思います 32 朝散歩しているとき火力発電のエントツよりもくもくと煙があがっている その煙に一酸化炭素などの有害なものが含まれていると思うと ぞーとする 小さい子どもが吸えばきっと体に影響する 地球の温暖化は目に見える速さで あちこち災害に 身近かな私たちの体から地球全体を考えても設置しようとする計画は許されません 平成 26 年 3 月に関西電力が 火力発電所の高経年化への対応及び経済性向上の観点から火力電源入札募集を公表しました 当社では 平成 14 年より大型石炭火力発電所を安定稼働してきたノウハウや 神戸製鉄所上工程の休止に伴う遊休地 岸壁 荷揚げ設備などのインフラを有しており 関西電力の火力電源入札に対応することで 安価な電力を大量に供給し 地域経済の更なる安定 発展に貢献できるものと考えております 発電に伴う二酸化炭素の排出につきましては 東京電力の火力電源入札に関する関係局長級取りまとめ ( 平成 25 年 4 月に経済産業省 環境省 ) に基づき公表された BATの参考表 に則した最新鋭の発電技術である超々臨界圧 (USC) 発電設備の導入により 二酸化炭素排出量を低減いたします あわせて 本計画におきましては 発電した電力は発電のために使用する電力を除き全量を関西電力に卸供給し二酸化炭素排出係数の調整は関西電力に委ねる予定としております 現在検討されております電力業界全体の新たな枠組が構築されれば 関西電力が調達する電力を通じて発電段階での低炭素化が確保されるよう 当社は 可能な限り必要な取組みを実施いたします 配慮書の公告 縦覧については 発電所アセス省令 第 13 条に基づき 皆様からの環境の保全の見地からのご意見をいただくために 日刊新聞紙 ( 計 6 紙 ) の公告のほか 関係地方公共団体広報紙等への掲載 当社ホームページへの掲載でお知らせいたしました また 配慮書の縦覧を当社が実施した2か所を含め関係地方公共団体庁舎等 計 8か所において 30 日間実施しました 加えて 当社ホームページで どなたでもご覧いただけるよう配慮書等を公表いたしました 事業内容や周辺地域の環境に与える影響等につきまして 関係法令に基づき 方法書 準備書の縦覧や説明会の開催により 皆様にご理解いただけるよう努めてまいります 石炭の燃焼に伴いごく微量の一酸化炭素が発生しますが 煙突から排出された後 地上に到達する時点では環境に与える影響は軽微なものと考えております 本計画におきましては 国内最高レベルのばい煙処理施設を導入し 排ガス中の硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん濃度を可能な限り低減いたします また 施設の稼働による大気質の影響については 発電所アセスの手引 を参考に 事業特性及び地域特性を踏まえ 適切に環境影響を調査 予測及び評価を行います 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております 地球温暖化対策については 平成 26 年 4 月に閣議決定された国の エネルギー基本計画 で 安定供給 コスト 環境負荷 安全性のあらゆる面で優れたエネルギー源はなく エネルギー源毎の特性を踏まえ 現実的かつバランスの取れた需給構造を構築することが重要 であり 石炭火力については 温室効果ガスの排出量が大きいという問題はあるが 安定供給性や経済性に優れ 7-42 (404)

409 第 表 (11) 一般の意見の概要及び事業者の見解 No. 意見の概要 事業者の見解 32 た重要なベースロード電源 と位置づけられ 環境負荷を低減しつつ活用していくエネルギー源 とされており 本計画は国のエネルギー政策の方向性に沿ったものと考えております 33 石炭火力発電所からは大量のPM2.5 が排出されています 人類生物を滅亡させる温暖化ガスは地球を破壊します 建設計画を白紙撤回して下さい 34 神戸製鉄所火力発電所の増設計画には同意できません 株式会社神戸製鋼所の 神戸製鉄所火力発電所 ( 仮称 ) 設置計画計画段階環境配慮書のあらまし では 最新の環境対策を実施し ていること また 景観や地域社会との共生等にも配慮し ていることを挙げていますが 最新の石炭発電であっても たとえば天然ガスと比べると CO 2 排出量は 2 倍以上となっています 今 世界的にも 日本でも地球温暖化の危機が現実の問題として懸念され いかに CO 2 排出量を削減するのかが問われている時に 石炭火力発電を増設ことは 時代の要請に完全に逆行しています 神戸製鋼がもっているすぐれた技術力を自然エネルギー 再生可能エネルギーに活かすことが大事だと考えます また 兵庫医科大の島主任教授の調査により 大気中の微小粒子状物質 PM2.5 に含まれる特定物質が ぜんそくの発作と関連していることが解明されています 教授は 子どもは体が小さい上 屋外にいる時間が比較的長いことなどから 大気汚染物質の影響を受けやすいとみられるとしており 灘区でこれから将来をになう世代にまで禍根を残すことはあってなりません 神戸製鋼は 石炭火力発電所の増設をやめて 計画の見直しをはかるようお願いいたします 35 地球温暖化対策は 待ったなし です 国連の気候サミットでは すべての国に大巾な温室効果ガスの削減を求めています 欧米を中心に石炭火力発電から撤退の流れが始まっています 世界の流れに逆行するような石炭火力発電ではなく貴社の優秀な技術力と資金力を生かして CO 2 などの排出のないエネルギー開発に力をいれて下さい 1 今回の建設計画は白紙撤回して下さい 2 CO 2 削減のために現在稼働の 1 2 号機の燃料を天然ガスへの転換を検討して下さい 36 いまある発電所を石炭から天然ガスへかえて下さい 37 既設の石炭火力発電所はせめて天然ガスに転換するよう要望する 本計画におきましては 国内最高レベルのばい煙処理施設を導入し PM2.5 の原因物質の一部である排ガス中の硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじんを可能な限り低減いたします なお PM2.5 については 精度の高い予測手法が確立されていませんが 最新の知見を収集するなど実態の把握を進め 環境影響評価の実施について検討してまいります 地球温暖化対策については 平成 26 年 4 月に閣議決定された国の エネルギー基本計画 で 安定供給 コスト 環境負荷 安全性のあらゆる面で優れたエネルギー源はなく エネルギー源毎の特性を踏まえ 現実的かつバランスの取れた需給構造を構築することが重要 であり 石炭火力については 温室効果ガスの排出量が大きいという問題はあるが 安定供給性や経済性に優れた重要なベースロード電源 と位置づけられ 環境負荷を低減しつつ活用していくエネルギー源 とされており 本計画は国のエネルギー政策の方向性に沿ったものと考えております 平成 26 年 4 月に閣議決定された国の エネルギー基本計画 では 安定供給 コスト 環境負荷 安全性のあらゆる面で優れたエネルギー源はなく エネルギー源毎の特性を踏まえ 現実的かつバランスの取れた需給構造を構築することが重要 であり 石炭火力については 温室効果ガスの排出量が大きいという問題はあるが 安定供給性や経済性に優れた重要なベースロード電源 と位置づけられ 環境負荷を低減しつつ活用していくエネルギー源 とされており 本計画は国のエネルギー政策の方向性に沿ったものと考えております 神鋼神戸発電所の天然ガスへの燃料転換につきましては 燃料である天然ガスの供給を確保する必要がありますが 現在 近傍に設置されているガス導管では容量が不足しており その拡張は困難であること また LNG 受入基地を設置する場合には必要なスペースを確保できないこと等から 現実的ではないものと考えております 7-43 (405)

410 第 表 (12) 一般の意見の概要及び事業者の見解 No. 意見の概要事業者の見解 38 安価な電力を大量かつ安定的に供給しても 利益を上げ潤うのは神鋼と関電だけだ 国民は 現在以上の電力を必要としていない 企業市民としての役割を果たすというなら 現在稼働中の 1 号機 2 号機の燃料を石炭から LNG ガスに転換してコンバインドサイクル発電設備に更新することだ 石炭火力発電増設計画を取りやめることを要求する 39 環境配慮書のあらましをみて 新たな発電所建設はやめてほしいと思います 一 二酸化炭素の排出量は あらましには書かれておらず 聞くところによると ボイラータービン等の製品をどこのものにするかわからないから 書いてないとのことです 一 二号機で現在 CO 2 で 700 万 t は出ているようですので 600 万 t 以上は出ると予測されます ご存じのように CO 2 は地球温暖化をすすめる主な物質になっています 平均気温を産業革命時と比して 二度以上上げないようにすることは 喫緊の課題です 日本に於ても この冬の大雪 夏 秋の局所的豪雨など 温暖化の影響が年々大きくなっています 日本は東日本震災を口実に 石炭を中心とした火力発電やむなしどころか ベースロードとして 積極的にすすめる方向です しかし国民はこれを是としているわけではありません 何より 子や孫 その先の世代にどんな地球を残せるのかを考える時 これ以上の温暖化は絶対 止めねばなりません よって 石炭火力発電所の建設はやめて下さい 一 二号機でも NOx や SOx そして 水銀 カドミウム 鉛などの重金属が周囲の地域にふりそそぎ 汚しています 影響は小さいといわれますが 0 ではない つくればつくるほどふえてくるのは自明の理です とくに水銀や鉛は 人体にとりこまれると ( もちろん有機化合物となってですが ) さまざまな健康被害を生みます また NOx や SOx は 酸性雨をふらせて 植物を枯らし 子どものぜん息をひきおこす率を高めます 兵庫医大の島教授によると PM2.5 に含まれる硫酸ガスがぜん息の罹患率を高めるそうです その点からも 石炭による火力発電はやめて下さい 出来れば 太陽光や風力 バイオなどの自然エネルギーにする発電をめざすか 最悪の場合でも LNG にして下さい 発電はもうかるからが主な理由と思いますが 社会に大きな影響力のある貴社は社会的責任を負っています 神戸市に対し 世界に対し 地球に対す 平成 26 年 3 月に関西電力が 火力発電所の高経年化への対応及び経済性向上の観点から火力電源入札募集を公表しました 本計画は この火力電源入札に応札したもので 安価な電力を大量に安定供給することで 地域経済の更なる安定 発展に貢献できるものと考えております また 神鋼神戸発電所の天然ガスへの燃料転換につきましては 燃料である天然ガスの供給を確保する必要がありますが 現在 近傍に設置されているガス導管では容量が不足しており その拡張は困難であること また LNG 受入基地を設置する場合には必要なスペースを確保できないこと等から 現実的ではないものと考えております 一 計画段階配慮事項の選定にあたっては 発電所アセス省令 に基づき 本計画の事業特性及び地域特性を踏まえ 影響要因と環境要素を検討し 重大な環境影響を受けるおそれのある項目を選定しました 施設の供用に伴う二酸化炭素の排出について 発電電力量当たりの二酸化炭素排出量及び二酸化炭素総排出量を 方法書第 2 章に記載しております 一 地球温暖化対策については 平成 26 年 4 月に閣議決定された国の エネルギー基本計画 で 安定供給 コスト 環境負荷 安全性のあらゆる面で優れたエネルギー源はなく エネルギー源毎の特性を踏まえ 現実的かつバランスの取れた需給構造を構築することが重要 であり 石炭火力については 温室効果ガスの排出量が大きいという問題はあるが 安定供給性や経済性に優れた重要なベースロード電源 と位置づけられ 環境負荷を低減しつつ活用していくエネルギー源 とされており 本計画は国のエネルギー政策の方向性に沿ったものと考えております 一 施設の稼働に伴う排ガスによる影響低減を図るため 国内最高レベルのばい煙処理施設を導入する計画としております これにより 酸性雨や PM2.5 の原因物質の一部である硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん及び重金属等の微量物質を可能な限り低減いたします 石炭火力発電につきましては 平成 26 年 3 月に関西電力が 火力発電所の高経年化への対応及び経済性向上の観点から火力電源入札募集を公表しました 当社は 神鋼神戸発電所で長年培った大型石炭火力発電所の安定操業のノウハウや 製鉄所の岸壁や荷揚げ設備等のインフラ及び 神戸製鉄所の高炉跡地を活用した石炭火力発電設備の導入を計画し 関西電力の火力電源入札に応札したもので 安価な電力を大量に安定的に供給することで 地域経済の更なる安定 発展に貢献できるものと考えております 神鋼神戸発電所及び本計画における温排水は 取放水温度差を 7 以下で放水することで 放水後直ちに周囲の冷たい海水と混合して温度が低下し 神戸製鋼所前面の近傍海域に留まるものと考えてお 7-44 (406)

411 第 表 (13) 一般の意見の概要及び事業者の見解 No. 意見の概要事業者の見解 39 る責務を果すには これほどの負荷の多い石炭火力発電はすべきでありません 温排水のことが最後になりましたが貴社の計画している発電所近くは人家がたくさんあり 毎夏の暑さは他所と比しても暑いと実感されています 排水が倍にふえると 更に暑くなることでしょう 貴社一社のもうけのために 周囲の人々に苦痛を与えていいはずがありません どうか石炭火力発電所計画はやめて下さい 40 配慮書以降においても 環境影響評価の結果を踏まえて 計画の中止や抜本的な見直しも含めた検討を行うべきである 41 1 日に石炭を何万トン燃やすのか? 石炭の種類と組成内容が不明では 書かれている数字を信用できない 全てを明らかにすること り 温排水による気温上昇の影響は ほとんどないと考えております 環境影響評価の実施にあたっては 発電所アセス省令 に基づき 本計画の事業特性及び地域特性を踏まえ 環境影響評価項目を選定するとともに 適切な調査 予測及び評価を実施し 環境保全措置の検討を行ってまいります 本計画におきましては 計画段階環境配慮書の内容及び計画段階配慮書に対する意見を踏まえ 環境に十分配慮した事業計画としております なお 事業計画の詳細については 方法書第 2 章に記載しております 現時点で想定される石炭の年間使用量については 方法書第 2 章に記載しております 石炭成分につきましては 現在 使用する石炭銘柄の選定中であるため 準備書以降で明らかにいたします 42 緑地の確保はどうなっていますか 緑地については 工場立地法 ( 昭和 34 年 3 月 20 日法律第 24 号 ) 及び 神戸市建築物等における環境配慮の推進に関する条例 ( 平成 24 年 3 月 20 日条例第 45 号 ) に基づき必要な面積を確保する計画です 第 表 (14) 一般の意見の概要及び事業者の見解 3. 大気全般 No. 意見の概要 事業者の見解 43 排ガスの硫黄酸化物 窒素酸化物 浮遊粒子状物質は時間当りの量 濃度となっているので 排出量 トン表示で出して下さい 44 SOx NOx ばいじん PM2.5 など大気汚染物質の排出量の記載がない これらの排出量を記載すべきである 拡散して 着地濃度が低いからいいというものではない 45 硫黄酸化物 窒素酸化物更には水銀等の重金属類やタール分についても排出総量をお示し下さいませんか 46 建設予定地の周辺地域は旧公害地域を含む大気汚染地域で現在でも WHO の窒素酸化物環境基準を超えている 環境汚染物質は排出濃度のみならず 総排出量でも問題にされるべきで この地域において 新たな環境汚染物質の排出は認められない 47 浮遊粒子状物質については 個々の物質について 明示すべきではないか 人の健康の保護及び環境の保全のうえで維持されることが望ましい基準として 環境基本法において 環境基準 が設定されています 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質等については それぞれ大気環境中の濃度として定められています 発電所アセスの手引 では 発電所の稼働に係る大気質の影響については 大気拡散予測によって着地濃度を算出し 発電所周辺の大気測定局の結果を加味して 将来予測濃度と環境基準を比較して評価することとなっております 本計画におきましては 施設の稼働に伴う排ガスによる影響低減を図るため 国内最高レベルのばい煙処理施設を導入し 排ガス中の硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん濃度を可能な限り低減いたします 加えて 当社の鋼材事業の構造改革に伴う神戸製鉄所上工程の加古川製鉄所への集約により 既設製鉄設備の一部を休止します これらにより 神戸市との間で取り決めている神戸製鉄所全体からの硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじんに関するの年間総排出量の協定値を新発電所稼働後も遵守いたします 7-45 (407)

412 第 表 (15) 一般の意見の概要及び事業者の見解 No. 意見の概要 事業者の見解 47 水銀を含む重金属等の微量物質については 発電所アセスの手引 を参考に 事業特性及び地域特性を踏まえ 適切に環境影響を調査 予測及び評価を行います 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております PM2.5 については 精度の高い予測手法が確立されていませんが 最新の知見を収集するなど実態の把握を進め 環境影響評価の実施について検討いたします また 石炭から生成するタール分については高温のボイラー内で燃焼されるため排出されないと考えております 48 NO2 の環境基準値はゾーンで定められており 0.06ppm をクリアすればよいというものではない 現状環境の 非悪化の原則 からみても大量かつ長期の窒素酸化物の排出がどのような影響をもたらすかの 予測 評価を行うべきである 49 排ガス処理設備の性能等が明らかにされていないため 重大な環境影響を生じないと判断できない 工事用資材等の搬出入及び建設機械の稼働に伴う窒素酸化物 浮遊粒子状物質 粉じん PM2.5 の影響について 短期間として配慮事項に選定していないため 重大な環境影響を生じないと判断できない 50 最新の設備を謳うのであれば 石炭火力発電所における NOx SOx 排出基準は少なくとも 15ppm 以下であって然るべきである 計画設備ではこれを超えている これば容認できない 施設の稼働に伴う排ガスによる影響低減を図るため 国内最高レベルのばい煙処理施設を導入し 排ガス中の硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん濃度を可能な限り低減いたします 大気質の影響については 発電所アセスの手引 を参考に 事業特性及び地域特性を踏まえ 適切に環境影響を調査 予測及び評価を行います 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております 施設の稼働に伴う排ガスによる影響低減を図るため 国内最高レベルのばい煙処理施設を導入し 排ガス中の硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん濃度を可能な限り低減いたします 排出濃度と時間当たりの排出量については 方法書第 2 章に記載しております 計画段階配慮事項の選定にあたっては 発電所アセス省令 に基づき 本計画の事業特性及び地域特性を踏まえ 影響要因と環境要素を検討し 重大な環境影響を受けるおそれのある項目を選定しました 工事用資材等の搬出入及び建設機械の稼働に係る大気質の影響については 工事中の影響は一時的で短期間であること また適切な環境保全処置を講ずることにより 重大な環境影響を回避することが可能であると考えられることから 計画段階配慮事項としては選定いたしませんでした なお 工事用資材等の搬出入及び建設機械の稼働に伴う大気質への影響については 発電所アセスの手引 を参考に 事業特性及び地域特性を踏まえ 適切に環境影響を調査 予測及び評価を行います 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております 施設の稼働に伴う排ガスによる影響低減を図るため 国内最高レベルのばい煙処理施設を導入し 排ガス中の硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん濃度を可能な限り低減いたします 排出濃度と時間当たりの排出量については 方法書第 2 章に記載しております 施設の稼働による大気質の影響については 発電所アセスの手引 を参考に 事業特性及び地域特性を踏まえ 適切に環境影響を調査 予測及び評価を行います 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております 7-46 (408)

413 第 表 (16) 一般の意見の概要及び事業者の見解 No. 意見の概要 事業者の見解 51 ミナマタ条約が出来て水銀を排出する事は許されない 水銀を評価対象に入れてやり直せ 年に採択された 水銀に関する水俣条約 では 水銀の排出削減が定められており 評価対 象に加えるべきである 53 石炭の燃焼に伴い 水銀などの重金属が気化し 排出される 2013 年に採択された 水銀に関 する水俣条約 では水銀の排出削減が定められて おり 少なくとも水銀は評価対象に加えるべきで ある 54 大気中に放出される水銀を計画段階配慮事項と して選定し その排出量と汚泥 排水も含めた回 収 処理対策を明らかにせよ 水銀に関する水 俣条約 の趣旨に鑑み 水銀汚染についても 水 銀の排出量を明らかにするとともに その環境へ の影響について 予測 評価をすべきである ま た 水銀条約に基づく国内法が整備された場合 は それを遵守することを明記すべきである 55 大気汚染物質において 微小粒子状物質 (PM2.5) および石炭微量含有成分 ( とくに水銀 塩素 フッ 素など ) を加えるべきである ( 理由 ) PM2.5 は環境基準が設定されており 少なくない 環境監視地点で環境基準を超える汚染レベルにあ ることが観測されている 影響予測は欠かせな い また微量成分 中でも水銀 塩素 フッ素な どは大気へ放出される比率が少なくない 水銀は また 水俣条約がつくられ 日本では規制制度の 整備が進められている重大物質である これら成 分の影響予測 評価は不可欠である 56 芦屋市市域は 発電所から 10 キロ圏内にあるため 煙突の高さを 180 メートルにしても 硫黄酸化物 窒素酸化物 浮遊粒子 (PM2.5) など評価は別にして何らかの影響があると説明されているが それ以外の水銀をはじめとした石炭燃焼からの排出ガスについて 現在運転中の発電所からの測定結果を比較するため公開するべきである 本計画におきましては 国内最高レベルのばい煙処理施設を導入する計画としており 排ガス中の水銀を含む重金属等の微量物質についてもほとんど除去されます また 排水については 神鋼神戸発電所と同様に排水の規制基準等を遵守するよう適切な排水処理施設を導入いたします 排ガス中の水銀を含む重金属等の微量物質の影響については 発電所アセスの手引 を参考に 事業特性及び地域特性を踏まえ 適切に環境影響を調査 予測及び評価を行います 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております なお 現在 国において水銀条約に基づく国内法の整備のため検討が進められておりますが 新たな法が制定 施行された場合はこれを遵守してまいります 本計画におきましては 施設の稼働に伴う排ガスによる影響低減を図るため 国内最高レベルのばい煙処理施設を導入し PM2.5 の原因物質の一部である硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん及び水銀を含む重金属等の微量物質を可能な限り低減いたします PM2.5 については 精度の高い予測手法が確立されていませんが 最新の知見を収集するなど実態の把握を進め 環境影響評価の実施について検討してまいります また 水銀を含む重金属等の微量物質の影響については 発電所アセスの手引 を参考に 事業特性及び地域特性を踏まえ 適切に環境影響を調査 予測及び評価を行います 調査項目については 大気汚染防止法で定義されている有害大気汚染物質のうち国が定めた優先取組物質の中で 石炭中に含まれるヒ素及びその化合物 ベリリウム及びその化合物 クロム及びその化合物 水銀及びその化合物 マンガン及びその化合物 ニッケル化合物の6 物質について予測及び評価を実施いたします なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております 現在稼働している神鋼神戸発電所の排ガス中の微量物質については 神戸市と締結している環境保全協定に基づいて定期的に測定し 環境保全報告書において公開しております 7-47 (409)

414 第 表 (17) 一般の意見の概要及び事業者の見解 No. 意見の概要 事業者の見解 56 平成 25 年度の測定結果については下表に示す通りです 表. 神鋼神戸発電所からの微量物質排出濃度 ( 平成 25 年度 ) 単位 :μg/m 3 N 神鋼神戸発電所 < 参考 > 57 石炭火力発電所からは大量のPM2.5 が排出されている 呼吸器疾患を引き起こし健康被害者増加につながる 環境評価対象に入れてやり直せ 58 PM2.5 についても環境基準が定められているのであり PM2.5 を計画段階配慮事項として 排出量を明らかにするとともに その汚染の予測 評価するべきである 計画地周辺 ( 阪神間 ) はNOx PM 法の対象地域であり 自動車排ガス局の全局で環境基準が未達成である こうした地域であるからこそ 非悪化を原則として 予測 評価がなされるべきである 59 微粒子状物質 (PM2.5) を評価対象に加えるべきである 現状 20km 圏内の多くの測定所で 環境基準を超えるPM2.5 が観測されており 石炭火力発電所稼働により さらに汚染が悪化することが予想される 60 現状 20km 圏内の多くの測定所で 環境基準を超えるPM2.5 が観測されており 石炭火力発電所稼働により さらに汚染が悪化することが予想される 微粒子状物質 (PM2.5) を評価対象に加えるべきである 61 本配慮書に示された大気質の状況によると 微小粒子状物質 (PM2.5) は 一般環境大気測定局 13 局中 ( 年間有効測定日数を満たした局数 以下同様 )7 局で環境基準の長期基準に適合せず 12 局で短期基準に適合していない 自動車排出ガス測定局 13 局中では すべての局で長期 短期基準に適合していない また 光化学オキシダントは 測定が行われている一般環境大気測定局 27 局 自動車排出ガス測定局 1 局のすべてにおいて環境基準に適合してい 平成 25 年度平均濃度 As: ヒ素及びその化合物 Be: ベリリウム及びその化合物 Cr: クロム及びその化合物 Hg: 水銀及びその化合物 国内の石炭火力発電所の平均排出濃度 As Be Cr Hg Mn Ni Mn: マンガン及びその化合物 Ni: ニッケル化合物 石炭火力発電所からの微量物質排出実態調査 ( 電力中央研究所, 平成 14 年 11 月 ) 本計画におきましては 施設の稼働に伴う排ガスによる影響低減を図るため 国内最高レベルのばい煙処理施設を導入し PM2.5 の原因物質の一部である硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじんを可能な限り低減いたします なお PM2.5 については 精度の高い予測手法が確立されていませんが 最新の知見を収集するなど実態の把握を進め 環境影響評価の実施について検討してまいります 施設の稼働に伴う排ガスについては 国内最高レベルのばい煙処理施設を導入する計画とし PM2.5 及び光化学オキシダントの原因物質となる硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじんを可能な限り低減いたします 施設の稼働による大気質の影響については 発電所アセスの手引 を参考に 事業特性及び地域特性を踏まえ 適切に環境影響を調査 予測及び評価を行います 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております なお PM2.5 及び光化学オキシダントについては 精 7-48 (410)

415 第 表 (18) 一般の意見の概要及び事業者の見解 No. 意見の概要事業者の見解 61 ない このような現状に加え 石炭火力発電所の新設による大気環境への悪影響が懸念されるが 本配慮書では計画段階配慮事項に選定されていない 本事業が大気質にどのような影響を及ぼすのか説明を求める 62 私は尼崎市に住んでいます 尼崎市を 環境評価の対象地域 に入れるべきです 63 大気環境の調査は 西風の影響を受ける大阪市内まで調査 予測 評価の範囲を広げるべきである 64 1 既設 100 万 KW(140 万 KW?) 今回計画 130 万 KW 計 230 万 KW の大容量石炭火力発電所が一か所に集中するのは全国でも貴所が最大になると 認識して居ります 六甲山を背にした特殊な地域での環境破壊懸念は看過出来ないと皆不安を抱いて居ります 就中 PM0.5~2.5 と云う浮遊粒子状物質については此処神戸では中国からの黄砂が 10 年程前からどす黒く浮遊粒子状物質により汚染され 危険性が大きく取り上げられました 私達の地神戸でその発生源が既に建設され更に増設されることは 誠に怖ろしい事態であると思います 2 浮遊粒子状物質は年平均値 0.021mg/m 3 と云うことですが その算出根拠即ち既設 50MW 設備の長期間実績データを公表して下さい 3 貴数値に基づき総量を試算してみると 次の通りとなります 65 万 kw 当たり 200 万 m 3 / 基として ; 0.021mg/m 万 m 3 24h 2 基 = 約 2kg/ 日既設排出量を加えると 1 日当たり 4kg 以上の浮遊粒子状物質が貴所より排出されることになります 総量を示すと誰しもが恐怖を覚えるのではないでしょうか 黄砂によって中国から運ばれて来る以上のものが私達の地で排出される ( 尚環境基準は年平均値 0.015/ m 3 :2012 年ではありませんか ) 4 拡散されるから大丈夫と御説明されると思いますが 六甲山系に背後を閉ざされた神戸市 芦屋市 西宮市等への風船等による拡散観測はなされたのでしょうか その観測データを是非公表して下さい 度の高い予測手法が確立されていませんが 最新の知見を収集するなど実態の把握を進め 環境影響評価の実施について検討してまいります 発電所アセスの手引 によれば 発電所周辺における大気質の状況については 調査地域は 着地濃度が相対的に高くなる地域を包含する範囲として 原則として発電所を中心とした半径 20kmとする とされています また 予測地域は 年平均値における発電所排煙の着地濃度が相対的に高くなる地域を包含する範囲とする とされています 配慮書に記載の年平均値の予測結果における最大着地濃度地点は 煙突位置から約 5.7km~ 約 6.2kmに出現しており 十分包含したものと考えております 準備書ではこれを参考にして煙突設置位置を中心に半径 20kmの範囲について予測計算を実施する計画です 施設の稼働に伴う排ガスによる影響低減を図るため 国内最高レベルのばい煙処理施設を導入し 排ガス中の硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん濃度を可能な限り低減いたします 大気質への影響については 対象事業実施区域の近傍で 地上気象 上層気象 高層気象等の現地調査を実施した上で 環境影響評価を実施してまいります 予測に用いる拡散計算は 窒素酸化物総量規制マニュアル [ 新版 ] ( 公害対策研究センター 平成 12 年 ) 等に基づき 気象観測結果を反映した拡散計算式により予測してまいります 予測項目は 年平均値 日平均値予測に加えて 特殊気象条件下の予測や六甲山系の地形にも考慮した地形影響の予測についても実施してまいります また 風船による拡散観測は 予測に必要な気象データを測定できる手法ではないと考えております なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております 本発電所が設置された後に排出される神戸製鉄所内施設全体の硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじんの年間排出量については 神戸市と締結している環境保全協定の協定値を遵守してまいります ご意見をいただきました浮遊粒子状物質濃度の数値は 大気中の濃度の測定値であり 神鋼神戸発電所からの排出量を基に計算したものではありません 配慮書に記載している浮遊粒子状物質のバックグラウンド濃度 0.021mg/ m3は 発電設備の設置予定地から 10km 圏内の一般環境大気測定局における平成 21 年度から平成 25 年度の年平均値の5か年平均値で 現状の既設製鉄所及び神鋼神戸発電所の運転による影響を含んだ値です この数値に新設発電所の最大着地濃度を加えて 将来予測環境濃度を算出しております また 将来予測環境濃度を評価するために 環境基準の年平均相当値を算出しこれと比較しています 浮遊粒子状物質の環境基準は 1 時間値の1 日平均値が 0.10mg/ m3以下であり かつ 1 時間値が 0.20mg/ m3以下であること と定められており 評価方法は 長期的評価 で 1 日平均値の年間 2% 除外値が 7-49 (411)

416 第 表 (19) 一般の意見の概要及び事業者の見解 No. 意見の概要 事業者の見解 mg/ m3以下であること ただし 1 日平均値が 0.10mg/ m3を超えた日が2 日以上連続しないこと とされております 配慮書に記載の予測評価は 年平均で実施しており 環境基準を予測地域の特性に合わせるために 環境基準の年平均相当値は 発電設備の設置予定地から 20km 圏内の一般環境大気測定局における平成 21 年度から平成 25 年度の測定値に基づいて 作成した式 { 浮遊粒子状物質 :y=0.2543x y: 年平均値 (mg/ m3 ) x: 日平均値の 2% 除外値 (mg/ m3 ) } を用いて算出したものであり mg/ m3を用いて評価しております 65 二酸化窒素 硫黄酸化物 粉じんなどほとんどの予測で 拡散モデルによる着地濃度を予測し その濃度によって影響評価しようとしているが 高煙突 拡散モデルによる影響予測評価という方法では 大気環境を守れないことは もう何十年も前に明らかになっている 今回の石炭火力立地地域では かかる手法で影響予測評価をするのは妥当でない 石炭火力増設による汚染物質排出量が立地前の現状排出量と比較して増減の程度を予測し 評価は増えるか減るかで行うべきある ( 理由 )1 二酸化窒素 NO2 の環境基準は 日平均 0.04~0.06ppm と設定され その告示 (1978 年 7 月 11 日 ) では 0.06ppm を超える地域にあっては 達成されるよう努めるものとし その達成期間は原則として 7 年以内とする 0.04ppm から 0.06ppm までのゾーン内にある地域にあっては 原則として このゾーン内において 現状程度の水準を維持し 又はこれを大きく上回ることとならないよう努めるものとする である 立地地域では 0.06ppm を超える地点もまだ完全に解消しておらず またゾーン内レベルの地域は少なくない したがってこの地域では 予測評価は汚染を増やすかどうかで行い 増やす事業は行わないという基準で評価すべき ( 理由 )2 この地域は NOx PM 法の対象地域であり この方による汚染改善目標 (NO2 環境基準上限 0.06ppm) はまだ安定的に達成されていない したがって NOx や PM 排出量を増やすような事業は行うべきでない ( 理由 )3NOx や硫黄酸化物は PM2.5 の 2 次生成粒子を産生する原料物質である 現在 PM2.5 汚染は環境基準を超えており したがってこれら物質の排出量を増やすような事業は行うべきでない ( 理由 )4 立地点はかつて公害健康被害補償法で大気汚染公害地域と指定されていた地域であり 当時公害病と認定された患者が現在もなお公害病に苦しみながら多数暮らしている かかる地域では汚染物質排出を増大させるような事業は行うべきでない 人の健康の保護及び環境の保全の上で維持されることが望ましい基準として 環境基本法 において 環境基準 が設定されています 二酸化硫黄 二酸化窒素 浮遊粒子状物質等については それぞれ大気環境中の濃度として定められています 発電所アセスの手引 では 発電所の稼働に係る大気質の影響については 大気拡散予測によって着地濃度を算出し 発電所周辺の大気測定局の結果を加味して 将来予測濃度と環境基準を比較して評価することとなっております また 年平均値予測等で使用されていますプルーム パフ等の拡散モデルは 発電所の環境影響評価で広く一般的に使用されていることから 実績のある予測手法であり 妥当であると考えております 本計画におきましては 施設の稼働に伴う排ガスによる影響低減を図るため 国内最高レベルのばい煙処理施設を導入し 排ガス中の硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん濃度を可能な限り低減いたします 加えて 当社の鋼材事業の構造改革に伴う神戸製鉄所上工程の加古川製鉄所への集約により 製鉄設備の一部を休止します これらにより 神戸市との間で取り決めている神戸製鉄所全体からの硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじんに関するの年間総排出量の協定値を新発電所稼働後も遵守いたします 7-50 (412)

417 第 表 (20) 一般の意見の概要及び事業者の見解 4. 水環境関係 No. 意見の概要事業者の見解 66 温排水により 周辺海域の水温環境がどのように変化するか 現況の 4 季を通した詳細な測定 予測を行って水温変化の影響評価を行うべきである ( 理由 ) 海水の表面温度が表層以深の海水温度より高くなると 密度流が生じなくなり 海水へ空気 ( 酸素 ) が供給されにくくなる このため低層域で貧酸素状態が形成されやすくなり 水質や生態系に悪影響を及ぼす 水質の状況調査のデータを見ると 溶存酸素濃度が環境基準値比べて貧酸素となっている点が少なくない したがって水深方向の海水流動の影響評価を行う必要がある 67 水温予測モデルでは 配慮書 4-25 頁に述べられているモデルは 太陽放射エネルギーの入熱が考慮されていないが 考慮に入れたモデルで行うべき また太陽放射エネルギーは季節変化するので 予測影響評価は少なくとも 4 季にわたって行う必要がある ( 理由 ) 海面での熱授受要因では太陽放射エネルギーによる入熱は小さくない とくに立地点周辺はいくつもの埋め立て地に囲まれた閉鎖性の強い海域であるから この入熱の表層水温に対する影響が大きく この要因の考慮は欠かせない 68 温排水の放出による海面の温度が 3 以上上昇する面積は既設の 2 基の予測結果の約 2 倍に拡散すると明示しながら 防波堤等 地形によって神戸製鋼所近辺海域に留まるとしているが 論拠も示さず全く非科学的である 海水等科学的 力学的な根拠を明示すべきである また 重要なあるいは注目すべき動植物が確認されていないから 問題なしとしているが 動植物をそのような視点で取捨選択するのは生態系維持 継続の原則を軽視するもので 環境評価として大ざっぱすぎて 納得できるものではない 温排水の影響については 発電所アセスの手引 を参考に 周辺海域における水温及び流向流速等の現況調査を四季実施し その結果に基づき 数理モデルによる数値計算により温排水の拡散予測を実施してまいります なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については方法書第 6 章に記載しております 配慮書に記載の温排水拡散面積及び拡散範囲については 発電所アセスの手引 に記載の 火力 原子力発電所 施設の稼働 ( 温排水 ) の水温への影響評価について を参考に 放水量と温排水拡散面積が比例関係にあるとみなして 神鋼神戸発電所環境影響評価書 の放水量と計画施設供用後の放水量の比率に従って温排水による水温上昇面積 (3 以上上昇域 ) を推計いたしました 今後 水温の予測については 発電所アセスの手引 を参考に 数理モデルによる数値計算により行います 予測で用いるモデルは 海水の流れと乱れによる移流 拡散過程以外に 大気 海表面間の熱交換過程も考慮します この熱交換は 太陽からの輻射エネルギーなどを考慮しており 気温などの気象データから求まる熱交換係数を用いて計算いたします また 当該海域の温排水拡散予測のための気象条件については 拡散範囲が水平的に広がりやすい時期を選択し 設定いたします なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については方法書第 6 章に記載しております 配慮書に記載の温排水拡散面積及び拡散範囲については 発電所アセスの手引 に記載の 火力 原子力発電所 施設の稼働 ( 温排水 ) の水温への影響評価について を参考に 放水量と温排水拡散面積が比例関係にあるとみなして 神鋼神戸発電所環境影響評価書 の放水量と計画施設供用後の放水量の比率に従って温排水による水温上昇面積 (3 以上上昇域 ) を推計いたしました 温排水の影響については 発電所アセスの手引 を参考に 周辺海域における水温及び流向流速等の現況調査を四季実施し その結果に基づき 数理モデルによる数値計算により温排水の拡散予測を実施してまいります 海域に生育 生息する動植物の影響については 周辺海域における現況調査を四季実施し その結果に基づき環境への影響評価を実施してまいります なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については方法書第 6 章に記載しております 7-51 (413)

418 第 表 (21) 一般の意見の概要及び事業者の見解 No. 意見の概要事業者の見解 69 取水排水施設は海域に対してどのような形で設置するのか明らかにすること 瀬戸内のような閉鎖性海域では 水質汚濁に対する厳しい対策が求められる 計画地周辺の底泥は非常に悪化していることから 排水処理施設で適切に処理後排出する とあるが 水質モニタリングが必要ではないか 温排水に関して 深層水を取水する とあるが 計画地周辺の底泥は非常に悪化している 周辺海域底層への影響調査 水質モニタリングが必要ではないか 7 もの海水温度の上昇が生物に与える影響は甚大で 計画段階配慮事項として選定するべき 水環境では 排水 温排水を計画段階配慮事項として選定するべき 取放水設備については 現在 仕様を検討中であり 形状など設備の詳細は準備書に記載いたします 水質モニタリングについては 水質等の環境影響評価を行い 適切な環境監視計画を策定し 準備書に記載いたします 計画段階配慮事項の選定にあたっては 発電所アセス省令 に基づき 本計画の事業特性及び地域特性を踏まえ 影響要因と環境要素を検討し 重大な環境影響を受けるおそれのある項目を選定しました 排水については 排水の規制基準等を遵守するよう適切な排水処理施設を導入し 放水口より海域へ排出する等の環境保全措置を講じる事により 重大な影響を受けるおそれのある環境要素はないと考えられることから 計画段階配慮事項としては選定いたしませんでした 温排水による水温影響については 取放水温度差を 7 以下とすることにより環境への影響を低減する事が可能であるため 計画段階配慮事項としては選定いたしませんでしたが 温排水による動植物の影響については計画段階配慮事項として選定し 予測 評価いたしました その結果 温排水による 3 以上上昇域は 神戸港内の神戸製鉄所前面の近傍海域に留まると予測され 温排水が重要な種及び注目すべき生息地 干潟 藻場 サンゴ礁に及ぼす重大な影響はないものと評価いたしました 水質汚濁及び温排水の影響については 発電所アセスの手引 を参考に 事業特性及び地域特性を踏まえ 適切に環境影響を調査 予測及び評価を行います なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております 第 表 (22) 一般の意見の概要及び事業者の見解 5. 動物 植物 生態系関係 No. 意見の概要事業者の見解 70 サツキマスが除かれているのはなぜか? 川と海を回遊する種を計画段階配慮事項として選定して生物への影響を調査するべき 淡水魚類については 兵庫県の淡水魚 ( 兵庫県立人と自然の博物館 平成 20 年 ) を基に 事業実施想定区域周辺の河川で出現した種をとりまとめました 方法書では 第 3 章 動植物の生息又は生育 植生及び生態系の状況第 表淡水魚類相の調査結果 に記載しております 重要な種については 確認された種より 学術上または希少性の観点から選定し 第 表淡水魚類の重要な種の調査結果 に記載しております 兵庫県の淡水魚 によると アマゴ サツキマスについては 生田川 住吉川で確認されていますが 過去に放流され その一部が定着したもので 外来種として記載されています そのため淡水魚類の重要な種として選定いたしませんでした 7-52 (414)

419 第 表 (23) 一般の意見の概要及び事業者の見解 6. 景観関係 No. 意見の概要事業者の見解 71 景観で煙突高は 3 案で示しているが 太さ ( 口径 ) がなく見た目がわからない 写真にあるような 既設は周辺を害している 又 白煙を出している時は 重大な影響を及ぼしている 72 景観と排ガス ( 汚染物質 ) 問題に関しては煙突の高低による 3 案を示して いずれの案でも問題ないとしているが 既設 2 基による噴煙のひどいときの状態 情景を見たことがあるのか 灘区内の上空を覆い 煙突の排出口から 遠く東灘区まで 跡切れることなく噴煙が流れている実態を見たことがあるのか それが 2 基新設されたらどうなるか 神戸 観光の街 どころか 景観を損ない排ガスの増大により神戸 公害の街 へ変貌する危惧さえ感じる 噴煙を評価対象にしていない景観評価は白紙撤回すべきである 配慮書 における景観については 施設の存在 ( 煙突高さ ) が眺望景観の変化の程度に及ぼす影響を 垂直視覚及び眺望景観イメージ図を用い予測 評価いたしました 眺望景観イメージ図における煙突の表示については 煙突の位置 高さの違いによる変化の程度の見易さを考慮して 赤色表示を採用し 煙突幅については 隣接する神鋼神戸発電所を参考 (1 本分の煙突幅 ) に表現しております 方法書以降の手続きにおきましては 神戸市都市景観条例 に基づき 建物 煙突等の形状 色彩等を検討の上 主要な眺望点からのフォトモンタージュを作成し 予測 評価いたします 煙突からの白煙については 発電所の排ガスは 脱硫処理を行う過程で大量の水蒸気を含んだ状態となっており 大気温度 湿度によっては水分が凝結して 細かな水の粒子となり 光が乱反射して白く見えることがあります また光の当たる角度によっては 影により白煙が灰色ぽく見えることもあります 神鋼神戸発電所と同様 排ガスを加温して 白煙の発生を抑制するよう検討してまいります 特に冬季における大気温度が低い朝方等には 一時的に白くなる場合がありますが ご理解のほどよろしくお願いいたします 第 表 (24) 一般の意見の概要及び事業者の見解 7. 温暖化関係 No. 意見の概要 事業者の見解 73 この配慮書は 東京電力の石炭火力発電所に関する関係局長会議取りまとめ ( 平成 25 年 4 月 25 日 経済産業省 環境省 ) からも逸脱している 平成 25 年 4 月に経済産業省と環境省が 東京電力の火力電源入札に関する関係局長級会議取りまとめ を公表し 環境アセスメントにおける二酸化炭素の取扱いが明確にされており 本計画におきましては この 取りまとめ に則して対応してまいります この中では 発電所を設置する事業者は国が公表した BAT の参考表 に適合した発電技術を採用すること 及び 国の二酸化炭素排出削減の目標 計画との整合性を確保することが求められています BAT への対応については BAT の参考表 に適合した最新鋭の発電技術である超々臨界圧 (USC) 発電設備を導入し 発電電力量あたりの二酸化炭素排出量を低減いたします また 国の二酸化炭素排出削減の目標 計画との整合性の確保については 本計画におきましては 発電した電力は発電のために使用する電力を除き全量を関西電力に卸供給し二酸化炭素排出係数の調整は関西電力に委ねる予定としております 現在検討されております電力業界全体の新たな枠組が構築されれば 関西電力が調達する電力を通じて発電段階での低炭素化が確保されるよう 当社は 可能な限り必要な取組みを実施いたします 7-53 (415)

420 第 表 (25) 一般の意見の概要及び事業者の見解 No. 意見の概要事業者の見解 74 いま全世界で問題になっているのが 地球温暖化 問題です 石炭火力発電は毎日大量の石炭を燃やし 大量の温室効果ガスを発生させる 中でも CO 2 発生が最大の問題と考えます 計画段階配慮事項の選定で 硫黄や窒素酸化物や浮遊粒子状物質等の排ガス 温排水 等の予測は示されていますが 温室効果ガス などの予測がなされていません 環境影響評価法では配慮事項に選定しなくてもよいのかもしれませんが 国民的 ( 市民的 ) 理解を得て事業を進めようとするのなら こうした温室効果ガスなどの項目を加えるべきと考えます 御社のような優秀な企業はもっと進んで情報の公開を行い 国民的な合意を得られるようになされるべきです 温室効果ガスの排出量などについてご説明いただきたい 75 地球温暖化への影響について 同じ火力でも CO 2 の排出量が多い石炭火力の影響を明確に算出して公開する必要がある 76 新設する しないにかかわらず 石炭火力発電が地球温暖化を促進していることに関して一言もふれられていない 77 本配慮書においては CO 2 に関連する詳細データが示されていない これでは 本事業の技術が BAT に該当するかを判断することもできない CO 2 排出量や発電端効率 送電端効率は環境の保全の見地から検討するにあたって欠くことのできない情報であり 配慮書に記載されてしかるべき事項である 事業実施の是非にも関わる重要な情報であると考えられるため 事業者にはこれらの情報を開示することを求める 78 環境評価対象に 温暖化ガス (CO 2 ) を加えて 改めて評価すべきである 石炭は 化石燃料の中で最も多くの CO 2 を出し PM2.5 や水銀を含む重金属類を排出する最悪の燃料である 最新の最も効率がよいといわれる石炭ガス化複合発電でも 42.9% の熱効率しかなく CO 2 排出原単位 700g-CO 2 /Kwh にもなる LNG コンバインドサイクル発電の熱効率 60% CO 2 排出原単位 327g-CO 2 /Kwh とは比べものにならない IPCC( 国連気候変動に関する政府間パネル ) 第 5 次評価報告書は 温暖化ガス削減は一刻の猶予も許されない と警告し 世界の国々が真剣に温暖化ガス削減に取り組み EU 諸国やアメリカは石炭火電の縮小 廃止をめざしている 140 万 kw の石炭火力発電設備が増設されると 既存の 140 万 kw とあわせ 280 万 kw となり 国内 2 番目の規模となる しかも 大気環境が非常に劣悪な人口密集地で 阪神間の幹線道路が集中し大型車両の交通量が非常に多く 小児喘息罹患率も増加している地域に 大規模な石炭火力発電設備を建設するのは 世界的にも例がない 温暖化ガス (CO 2 ) を 石炭を燃やしたら出るのは当たり前 最新の設備のため低減される と評価対象から外すのは論外である 計画段階配慮事項の選定にあたっては 発電所アセス省令 に基づき 本計画の事業特性及び地域特性を踏まえ 影響要因と環境要素を検討し 重大な環境影響を受けるおそれのある項目を選定しました 平成 25 年 4 月に経済産業省と環境省が 東京電力の火力電源入札に関する関係局長級会議取りまとめ を公表し 環境アセスメントにおける二酸化炭素の取扱いが明確にされており 本計画におきましては この 取りまとめ に則して対応してまいります この中で国が公表した BAT の参考表 に適合した最新鋭の発電技術である超々臨界圧 (USC) 発電設備を導入し 発電電力量あたりの二酸化炭素排出量を低減いたします 施設の供用に伴う二酸化炭素の排出について 発電電力量当たりの二酸化炭素排出量及び二酸化炭素総排出量を 方法書第 2 章に記載しております また 温室効果ガスについては 発電所アセスの手引 を参考に 適切に環境影響を調査 予測及び評価を行います 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております なお 平成 26 年 4 月に閣議決定された エネルギー基本計画 では 安定供給 コスト 環境負荷 安全性のすべてを満足するエネルギー源はなく エネルギー源毎の特性を踏まえバランスのとれたエネルギー構造とすることが重要 とされております この中で石炭は 安定供給性や経済性に優れた重要なベースロード電源の燃料 であり 環境負荷を低減しつつ活用していくエネルギー源 とされており 本事業は 国のエネルギー政策の方向性にも沿ったものと考えております 計画段階配慮事項の選定にあたっては 発電所アセス省令 に基づき 本計画の事業特性及び地域特性を踏まえ 影響要因と環境要素を検討し 重大な環境影響を受けるおそれのある項目を選定しました 平成 25 年 4 月に経済産業省と環境省が 東京電力の火力電源入札に関する関係局長級会議取りまとめ を公表し 環境アセスメントにおける二酸化炭素の取扱いが明確にされており 本計画におきましては この 取りまとめ に則して対応してまいります この中で国が公表した BAT の参考表 に適合した最新鋭の発電技術である超々臨界圧 (USC) 発電設備を導入し 発電電力量あたりの二酸化炭素排出量を低減いたします 施設の供用に伴う二酸化炭素の排出について 発電電力量当たりの二酸化炭素排出量及び二酸化炭素総排出量を 方法書第 2 章に記載しております また 温室効果ガスについては 発電所アセスの手引 を参考に 適切に環境影響を調査 予測及び評価を行います 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております 当社は 平成 26 年 11 月に関西電力が実施した火力電源入札募集に応募し 平成 27 年 2 月に落札 同年 3 月に電力受給契約を締結いたしました 入札募集要綱では 火力発電の高経年化への対応 お 7-54 (416)

421 第 表 (26) 一般の意見の概要及び事業者の見解 No. 意見の概要 事業者の見解 78 よび 燃料費の削減による経済性の観点から 中長期的に最新鋭の火力発電所の開発 導入を進めていくため 出力 150 万 kw 分の火力電源を入札により募集するとされており 燃料種の指定はなく 低廉で 確実性 安定性の高いプロジェクト が求められました 他電力での入札実績を踏まえると 競争力の観点から事実上 石炭火力が対象になると考えました 当社 神戸製鉄所では 長年にわたり蓄積してきた発電所安定稼働のノウハウ及び 石炭貯蔵 搬送設備等のインフラを保有しております 今回 製鉄所上工程の統合により休止となる高炉設備等の遊休地を活用し石炭火力発電所を建設することで 安価な電力を安定して供給することが可能であり 火力電源入札の趣旨に則したものと考えております なお 平成 26 年 4 月に閣議決定された エネルギー基本計画 において 安定供給 コスト 環境負荷 安全性のすべてを満足するエネルギー源はなく エネルギー源毎の特性を踏まえバランスのとれたエネルギー構造とすることが重要 とされております この中で石炭は 安定供給性や経済性に優れた重要なベースロード電源の燃料 であり 環境負荷を低減しつつ活用していくエネルギー源 とされており 本事業は 国のエネルギー政策の方向性にも沿ったものと考えております 79 石炭は化石燃料の中でも最も多くの CO 2 を出す 最新鋭の超々臨界圧発電設備といえども CO 2 排出量の低減率はわずかであり LNG 発電などと比べて 大量であることに変わりはなく 環境評価対象に CO 2 の地球温暖化効果を加えて 改めて評価すべき である 80 発電稼働率を 70% として CO 2 排出量はいくらになるのか 又 電力の CO 2 に換算された電力会社の平均 CO 2 換算になるのですか 石炭火力での CO 2 発生量を 神戸市全体で削減するシステムを作って下さい 家庭 業務用 運輸 産業各部門に対して 資金援助 ( クレジット化 ) して 市内で削減する施策に活用して下さい 本計画におきましては 東京電力の火力電源入札に関する関係局長級取りまとめ ( 平成 25 年 4 月に経済産業省 環境省 ) に基づき公表された BAT の参考表 に適合した最新鋭の発電技術である超々臨界圧 (USC) 発電設備を導入し 発電電力量あたりの二酸化炭素排出量を低減いたします 施設の供用に伴う二酸化炭素の排出について 発電電力量当たりの二酸化炭素排出量及び二酸化炭素総排出量を 方法書第 2 章に記載しております 温室効果ガスについては 発電所アセスの手引 を参考に適切に環境影響を調査 予測及び評価を行います なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております 本計画におきましては 発電した電力は発電のために使用する電力を除き全量を関西電力に卸供給し二酸化炭素排出係数の調整は関西電力に委ねる予定としております 現在検討されております電力業界全体の新たな枠組が構築されれば 関西電力が調達する電力を通じて発電段階での低炭素化が確保されるよう 当社は 可能な限り必要な取組みを実施いたします 神戸市全体で二酸化炭素を削減するシステムについては 平成 23 年 2 月に公表された 神戸市地球温暖化防止実行計画 において 国内クレジット制度を活用した温室効果ガス削減支援や神戸版 CO2 バンク制度 ( 仮称 ) 7-55 (417)

422 第 表 (27) 一般の意見の概要及び事業者の見解 No. 意見の概要 事業者の見解 80 等について検討することとされております 当社といたしましては 生産性改善や生産プロセスにおける省エネルギー 環境配慮型製品の開発普及により地球温暖化対策に継続して取り組むほか 地域での削減対策につきましても検討してまいります 81 現行の 1 号機 2 号機に加え 新たな発電設備からの放水が加わる温排水の影響を極力減らし 発電効率を上げ エネルギー産出量あたりの CO 2 排出量を減らすべく バイナリー発電システムを組み込むことや行政とタイアップしてコ ジェネレーションシステムをできるだけ大規模にとりいれる計画を検討すべきである 82 超々臨界発電で低炭素化に資することができる と述べている 目的に低炭素化を挙げているのは 温暖化対策を視野に入れているからであろう これは達成されるべき重要な目的であるが そうであるなら * 大気汚染に関して 温室効果ガス ( とくに CO 2 ) 排出の評価を行うべき * 石炭だけでなく LNG など他の低炭素燃料も選択肢に入れて代替案を検討すべき ( 理由 ) 現在の各種発電技術 燃料を比較して 超々臨界石炭火力が低炭素化に資するかどうか評価すべき 石炭は 低炭素化目的に逆行する最悪の選択肢であり 超々臨界圧サイクルの効率改善程度では LNG 火力よりもずっと大量の CO 2 を排出することになる 本計画におきましては 東京電力の火力電源入札に関する関係局長級取りまとめ ( 平成 25 年 4 月に経済産業省 環境省 ) に基づき公表された BATの参考表 に適合した最新鋭の発電技術である超々臨界圧 (USC) 発電設備を導入し 発電電力量あたりの二酸化炭素排出量を低減いたします 温室効果ガスについては 発電所アセスの手引 を参考に適切に環境影響を調査 予測及び評価を行います なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております 温水熱源のバイナリー発電システムについては 一般的に 70 以上の温水が必要とされており それよりも低温である発電所温排水に適用することは困難と考えております また 神鋼神戸発電所では 近隣の酒造会社等に対して熱供給を実施しており 地域全体の省エネルギーに貢献しております 計画段階配慮事項の選定にあたっては 発電所アセス省令 に基づき 本計画の事業特性及び地域特性を踏まえ 影響要因と環境要素を検討し 重大な環境影響を受けるおそれのある項目を選定しました 平成 25 年 4 月に経済産業省と環境省が 東京電力の火力電源入札に関する関係局長級会議取りまとめ を公表し 環境アセスメントにおける二酸化炭素の取扱いが明確にされており 本計画におきましては この 取りまとめ に則して対応してまいります この中で国が公表した BATの参考表 に適合した最新鋭の発電技術である超々臨界圧 (USC) 発電設備を導入し 発電電力量あたりの二酸化炭素排出量を低減いたします 温室効果ガスについては 発電所アセスの手引 を参考に適切に環境影響を調査 予測及び評価を行います なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております また 天然ガスの導入につきましては 燃料である天然ガスの供給を確保する必要がありますが 現在 近傍に設置されているガス導管では容量が不足しており その拡張は困難であること またLNG 受入基地を設置する場合には必要なスペースを確保できないこと等から 現実的ではないものと考えております 7-56 (418)

423 第 表 (28) 一般の意見の概要及び事業者の見解 No. 意見の概要事業者の見解 83 本配慮書では 石炭を燃料とする最新鋭の発電技術 ( 経済性 信頼性において問題なく商用プラントとして既に運転開始をしている最新鋭の発電技術 ) である超々臨界圧発電設備を導入することにより発電電力量当たりの二酸化炭素排出量を低減し 環境への影響を低減することが可能である として CO 2 排出量について検討されていない しかし IPCC 第 5 次評価報告書において示されたように CO 2 は気候変動の主因であり 地球環境に多大な影響を及ぼすことは明白である 仮に 使用される技術がBATに該当するとしても 事業によって引き起こされるCO 2 の総排出量の影響を検討し 対応を実施することは 事業者の社会的責任として不可避である 計画段階配慮手続に係る技術ガイド によれば 事業によって 重大な影響を受けるおそれのある環境要素の区分を明らかにすべき (p23) とあり CO 2 排出量の程度が著しい事業は 重大な環境影響 を持つとみなされる (p26) 回避 低減が可能 影響が可逆的 短期間であるなどの特性を持つ影響は 方法書以降で扱うことができるとされている (p24) が 本事業を通じて大量に排出されるCO 2 による気候変動への影響は回避できるものでなく またその影響が不可逆的であり 長期間にわたる 事業の計画段階において検討されるべき事項であることは論を待たず この点を欠く本配慮書は 十分に環境保全について検討しているとみなすことはできない さらに 2013 年 4 月 26 日に経済産業省 環境省が公表した 東京電力の火力電源入札に関する関係局長級会議取りまとめ ( 以下 取りまとめ ) によると 天然ガス火力を超過する純増分 ( 最新型の天然ガス火力発電所と比較した差分など ) について海外での削減取組みなどの対策を行っている場合には 事業者が環境保全措置を行っているとみなされる しかし 本配慮書においては そのような措置については触れられていない 84 現在稼働中の最新鋭の発電設備を導入するから二酸化炭素排出量を低減し 環境への影響を低減することが可能 と配慮事項から除外しているが 稼働中の 140 万 kw と新設する 130 万 kw をあわせると 270 万 kw になり 新旧合わせた温室効果ガス量は膨大で 1,500 万トンになる可能性があり約 2 倍となる 発電設備の発電効率 稼働率も記載されておらず 重大な環境影響を生じる可能性が大きい 以上のことから 計画段階環境配慮書 として扱うことは不適切である 計画段階配慮事項の選定にあたっては 発電所アセス省令 に基づき 本計画の事業特性及び地域特性を踏まえ 影響要因と環境要素を検討し 重大な環境影響を受けるおそれのある項目を選定しました 平成 25 年 4 月に経済産業省と環境省が 東京電力の火力電源入札に関する関係局長級会議取りまとめ を公表し 環境アセスメントにおける二酸化炭素の取扱いが明確にされており 本計画におきましては この 取りまとめ に則して対応してまいります この中では 発電所を設置する事業者は国が公表した BAT の参考表 に適合した発電技術を採用すること 及び 国の二酸化炭素排出削減の目標 計画との整合性を確保することが求められています BAT への対応については BAT の参考表 に適合した最新鋭の発電技術である超々臨界圧 (USC) 発電設備を導入し 発電電力量あたりの二酸化炭素排出量を低減いたします また 国の二酸化炭素排出削減の目標 計画との整合性の確保については 本計画におきましては 発電した電力は発電のために使用する電力を除き全量を関西電力に卸供給し二酸化炭素排出係数の調整は関西電力に委ねる予定としております 現在検討されております電力業界全体の新たな枠組が構築されれば 関西電力が調達する電力を通じて発電段階での低炭素化が確保されるよう 当社は 可能な限り必要な取組みを実施いたします 温室効果ガスについては 発電所アセスの手引 を参考に適切に環境影響を調査 予測及び評価を行います なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております 計画段階配慮事項の選定にあたっては 発電所アセス省令 に基づき 本計画の事業特性及び地域特性を踏まえ 影響要因と環境要素を検討し 重大な環境影響を受けるおそれのある項目を選定しました 平成 25 年 4 月に経済産業省と環境省が 東京電力の火力電源入札に関する関係局長級会議取りまとめ を公表し 環境アセスメントにおける二酸化炭素の取扱いが明確にされており 本計画におきましては この 取りまとめ に則して対応してまいります この中で国が公表した BAT の参考表 に適合した最新鋭の発電技術である超々臨界圧 (USC) 発電設備を導入し 発電電力量あたりの二酸化炭素排出量を低減いたします 温室効果ガスについては 発電所アセスの手引 を参考に適切に環境影響を調査 予測及び評価を行います なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております 7-57 (419)

424 第 表 (29) 一般の意見の概要及び事業者の見解 No. 意見の概要 事業者の見解 84 また 設備の利用率については 入札募集要項におい て最大利用率 80% となっております 85 石炭火力発電所の存在が日本における温室効果ガスが削減できない大きな理由であり 世界的にも石炭火力発電所が排出するCO 2 が大きな問題になっている IPCC 第 5 次報告書は 他のエネルギー源と比べて石炭の使用量が増加したことにより 世界のエネルギー供給が徐々に低炭素化するという長期的傾向を逆転させてしまった と記述しており 石炭火力発電所の建設に際しては まずCO 2 排出量に対する配慮が必要であることは論を待たない しかし この配慮書を見る限り 温室効果ガスの削減について 事業者としてどのように取り組んでいくのかの意識が希薄である そのことは今回の石炭火力発電所が排出するCO 2 排出量についての記載がまったくなく 超々臨界圧再熱式貫流型 のボイラーを採用するとしながら これによってどの程度 CO 2 排出量を削減できるのかの記述もまったくない 温室効果ガスに関しての排出者としての認識や責任感が無いとしか考えられない CO 2 排出量のデータや どのような対策により どの程度 CO 2 排出量を減らすことができるのか明らかにし CO 2 排出量の予測 評価を行うべきである 既存施設 (140 万 kwの石炭火力発電所 ) に倍加して 今回 同様規模の石炭火力発電所を建設しようとするのであり 既存の石炭火力発電所のCO 2 排出量も明らかにし 環境への負荷とその影響についての予測 評価も行うべきである 86 気候変動枠組条約の国際交渉において CO 2 の大幅削減が求められていることは周知の事実であり 既存石炭火力発電所からのCO 2 排出量も含めて CO 2 排出量の削減計画と目標 ( 中期 長期 ) を明確にし それに基づいた先進的な対策を講じるべきである 計画段階配慮事項の選定にあたっては 発電所アセス省令 に基づき 本計画の事業特性及び地域特性を踏まえ 影響要因と環境要素を検討し 重大な環境影響を受けるおそれのある項目を選定しました 平成 25 年 4 月に経済産業省と環境省が 東京電力の火力電源入札に関する関係局長級会議取りまとめ を公表し 環境アセスメントにおける二酸化炭素の取扱いが明確にされており 本計画におきましては この 取りまとめ に則して対応してまいります この中で国が公表した BAT の参考表 に適合した最新鋭の発電技術である超々臨界圧 (USC) 発電設備を導入し 発電電力量あたりの二酸化炭素排出量を低減いたします 施設の供用に伴う二酸化炭素の排出について 発電電力量当たりの二酸化炭素排出量及び二酸化炭素総排出量を 方法書第 2 章に記載しております また 神鋼神戸発電所の二酸化炭素排出量は 利用率により変動しますが 平成 25 年度の実績で約 780 万 t- CO 2 / 年です 温室効果ガスについては 発電所アセスの手引 を参考に適切に環境影響を調査 予測及び評価を行います なお 調査 予測及び評価の手法の詳細については 方法書第 6 章に記載しております 平成 25 年 4 月に経済産業省と環境省が 東京電力の火力電源入札に関する関係局長級会議取りまとめ を公表し 環境アセスメントにおける二酸化炭素の取扱いが明確にされており 本計画におきましては この 取りまとめ に則して対応してまいります この中では 発電所を設置する事業者は国が公表した BAT の参考表 に適合した発電技術を採用すること 及び 国の二酸化炭素排出削減の目標 計画との整合性を確保することが求められています BAT への対応については BAT の参考表 に適合した最新鋭の発電技術である超々臨界圧 (USC) 発電設備を導入し 発電電力量あたりの二酸化炭素排出量を低減いたします また 国の二酸化炭素排出削減の目標 計画との整合性の確保については 本計画におきましては 発電した電力は発電のために使用する電力を除き全量を関西電力に卸供給し二酸化炭素排出係数の調整は関西電力に委ねる予定としております 現在検討されております電力業界全体の新たな枠組が構築されれば 関西電力が調達する電力を通じて発電段階での低炭素化が確保されるよう 当社は 可能な限り必要な取組みを実施いたします なお 当社におきましては 各産業界の低炭素社会実行計画に基づき 省エネルギーや二酸化炭素排出削減に取り組んでおり 鉄鋼事業部門では革新的製鉄プロセス技術開発 (COURSE50) に参画し この中で高炉からの二酸 7-58 (420)

425 第 表 (30) 一般の意見の概要及び事業者の見解 No. 意見の概要 事業者の見解 86 化炭素分離回収等にも取り組んでおります 今後とも 省エネルギー 二酸化炭素排出削減に向けた活動に取り組んでまいります 87 エネルギー基本計画における記述をもとに 石炭は経済性面に優れるとしているが 為替動向の変化や 途上国を中心とする石炭需要の変化などの石炭価格への影響は予想がつかない上 国際的な CO 2 規制強化による炭素価格の上昇によって 石炭火力発電の経済性は低下する可能性が高い これまでに公表された他社の石炭火力発電所建設計画に対しては 経産大臣が CCS の導入に向けて二酸化炭素分離回収設備に関する検討を行うことを求めており 本事業でも同様に意見が出されると考えられる CCS が導入されれば事業の採算性は下がる可能性があるが その場合の経済性に関する見解を示すべきである 本計画におきましては 発電した電力は発電のために使用する電力を除き全量を関西電力に卸供給し二酸化炭素排出係数の調整は関西電力に委ねる予定としております 現在検討されております電力業界全体の新たな枠組が構築されれば 関西電力が調達する電力を通じて発電段階での低炭素化が確保されるよう 当社は 可能な限り必要な取組みを実施いたします また 平成 25 年 4 月に経済産業省と環境省が公表した 東京電力の火力電源入札に関する関係局長級会議取りまとめ において 国は 当面は 火力発電設備の一層の高効率化 2020 年頃の CCS の商用化を目指した CCS 等の技術開発の加速化を図るとともに CCS 導入の前提となる貯留適地調査等についても早期に結果が得られるよう取り組む とされており 商用化を前提に 2030 年までに石炭火力に CCS を導入することを検討する また 貯留適地の調査や 商用化の目処も考慮しつつ CCS Ready において求める内容の整理を行った上で 出来るだけ早期に CCS Ready の導入を検討する 上記の検討状況については 随時 事業者に対して情報を提供する とあります 本発電設備が 2050 年においても稼働していることが想定されることを踏まえ 第四次環境基本計画に位置付けられた 2050 年までに 80 パーセントの温室効果ガス削減 を目指すとの国の長期目標との整合性を確保するため 二酸化炭素回収 貯留の導入に向けて 国から提供される検討結果や技術開発状況等を踏まえ 必要な検討を実施してまいります 7-59 (421)

426 7-60 (422)

427 第 8 章環境の保全の配慮に係る検討の経緯及びその内容 8.1 石炭火力発電所とした経緯 1. 関西電力株式会社 ( 以下 関西電力 という ) の火力電源入札募集での位置付け平成 26 年 3 月 関西電力は 火力発電の高経年化への対応及び燃料費の削減による経済性の観点から 中長期的に最新鋭の火力発電所の開発 導入を進めていくため 出力 150 万 kw 分の火力電源を入札により募集することを公表した 入札募集要綱では 燃料種の指定はなく 低廉で 確実性 安定性の高いプロジェクト が求められている 他電力での入札実績を踏まえると 競争力の観点から事実上 石炭火力が対象になると考えられた 当社は 以下に記載のとおり インフラ 操業ノウハウを活用することで 安価な電力を安定して供給することが可能であると考え 平成 26 年 11 月 神戸製鉄所における石炭火力発電所計画で関西電力の電源入札に応募した 2. 当社インフラ 操業ノウハウの有効活用神戸製鉄所では 長年にわたり蓄積してきた発電所安定稼働のノウハウ及び石炭貯蔵 搬送設備等のインフラを保有している 今回 製鉄所上工程の統合により休止となる高炉設備等の遊休地を活用し石炭火力発電所を建設することで 安価な電力を安定して供給することが可能となる 発電所安定稼働のノウハウ 昭和 34 年 自家発設置 平成元年より石炭火力保有 平成 14 年より大型石炭火力稼動 10 年以上の安定操業実績 石炭貯蔵 搬送設備のインフラ 製鉄所ならびに発電所の石炭貯蔵 搬送設備のインフラ活用が可能 設備費の低減 高炉休止に伴う遊休地活用 平成 29 年 製鉄上工程休止 ~140 万 kw 発電設備の設置スペース確保可能 安定かつ安価な電力供給が可能 3. エネルギー基本計画での位置付け平成 26 年 4 月に閣議決定された エネルギー基本計画 において 安定供給 コスト 環境負荷 安全性のすべてを満足するエネルギー源はなく エネルギー源毎の特性を踏まえバランスのとれたエネルギー構造とすることが重要 とされており この中で石炭は 安定性や経済性に優れた重要なベースロード電源の燃料 であり 環境負荷を低減しつつ活用していくエネルギー源 とされている 本計画においては 上記のようにインフラ 操業ノウハウの有効活用により安定かつ安価な電力供給が可能である 加えて 東京電力の火力電源入札に関する関係局長級取りまとめ ( 平成 25 年 4 月 経済産業省 環境省 ) に基づき公表された BATの参考表 に掲載されている 経済性 信頼性において問題なく商用プラントとして既に運転開始をしている最新鋭の発電技術 以上を採用し高効率かつ二酸化炭素排出量の少ない超々臨界圧 (USC) 発電設備とする計画である また 国内最高レベルのばい煙処理施設を導入し排煙中の硫黄酸化物 窒素酸化物 ばいじん濃度を可能な限り低減する計画であることから 国のエネルギー政策の方向性にも沿ったものと考えている 8-1 (423)

428 8.2 発電設備の規模 1. 発電設備の規模の検討結果高炉跡地の限られた敷地に設置することによる敷地面積の制約及び 神戸市殿と締結している環境保全協定で取り決めたばい煙の年間排出量や時間最大排出量を遵守するといった環境面への配慮を勘案すると 最大 70 万 kw 2 基の 140 万 kwまでは可能である 一方 技術的には 最新技術を導入した中で実績があり信頼性のある1 基当たりの発電規模としては 65 万 kwであることから 2 基合計で約 130 万 kwとした 以上により 新たに設置する発電設備の規模は単一案とした 8-2 (424)

429 8.3 発電設備の配置計画 1. 発電設備の配置計画の検討結果発電設備の配置計画の概要は 第 図のとおりである 新たに設置する発電設備は 鋼材事業の構造改革に伴い休止する神戸製鉄所の高炉跡地の南北に細長い狭隘な敷地を利用して南北に配置する計画であり また 港湾設備 揚貯運炭設備の一部については 既設設備を有効利用する計画である なお 煙突については 北側住居地域への圧迫感を配慮して南側に配置する計画である 放水口の位置については 既設製鉄設備や神鋼神戸発電所の設備が既に存在し これらを避けて 事業実施想定区域の東側や西側に設置することが困難であることから 発電設備の設置予定地の南側に放水口を設置する計画とした また 放水方式については 水中放水方式を採用する案が考えられるが この方式は 深層の放水口から2~5m/s 程度の高流速で放水する方式であり 放水口前面海域は 航行船舶の多い神戸港内であり 航行船舶への影響を考慮し 既設の神鋼神戸発電所と同様 低流速 ( 平均流速約 0.3m/s) で表層放水する計画とした 本事業により事業アセスメント段階での環境保全措置により回避 低減できないような重大な影響を受ける可能性が考えられるものは 温排水を排出することから 動物 ( 海域に生息する動物 ) 植物( 海域に生育する植物 )- 施設の稼働 ( 温排水 ) である 動物( 海域に生息する動物 ) 植物( 海域に生育する植物 )- 施設の稼働 ( 温排水 ) については 新たに設置する放水口として神鋼神戸発電所 ( 既設 ) の放水口近傍に設置する計画であり 上記の放水口の位置及び放水方式 さらに放水口近傍には 干潟 藻場 サンゴ礁等の分布が存在しないことから 放水口の位置については 環境影響の有意な差異のある複数案は存在しないと考えられる 以上により 新たに設置する発電設備の配置計画は単一案とした 新たに設置する設備 第 図発電設備の配置計画の概要 ( 既設製鉄所自家発電所放 口 ) 運河 主変圧器 神鋼神 発電所 ( 既設 ) 開閉所 排 処理設備 煙突 1 号機 排 処理設備 タービン タービン 2 号機 ボイラー ボイラー 貯炭設備 脱硝装置集じん 脱硝装置集じん 装置 装置 貯炭設備 脱硫 脱硫 装置 装置 石こう貯蔵設備石炭灰貯蔵設備 取 口 取 設備 放 口 新設 1 号機 煙突 新設 2 号機 8-3 (425)

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