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- あつひろ しもね
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1 実験動物の感染症 その影響と対策 自治医科大学動物実験委員会 委員長國田智
2 本日の講習内容 1) 実験動物の微生物統御分類と感染症対策の重要性 2) マウス ラットの主要感染症特徴, 疫学, 症状, 感染コントロール ( 侵入 拡大防止, 診断, 清浄化 ), 実験への影響 3) 人獣共通感染症特徴, 動物への影響, ヒトへの影響 4) 動物実験施設における感染症対策検疫 モニタリング 清浄化
3 感染症に注意! なぜ? < 病原体固有の理由 > ある種の感染症は人獣共通 (zoonosis) ある種の感染症は発症率や致死率が高い ある種の感染症は伝播が速い 不顕性感染が多く 実験成績に影響する 実験処置や特定動物種 系統で発症する < 一般的な理由 > 動物の移動に伴う汚染拡大 ( 施設内 施設間 ) 商業的供給や共同研究の障害 感染症発生時の研究遅延 人的 資金的負担
4 実験動物は生きた試薬 / 測定系 コンタミしている試薬 培養容器や洗浄の不十分な試験管 ウイルス感染している測定機器のコンピュータその微生物 ( 汚染物質 コンピュータウイルス ) はすべての測定に影響するわけではないが ある種の実験には影響を及ぼす可能性がある 実験に使っても大丈夫ですか? 微生物学的品質の重要性
5 実験動物の微生物学的コントロール 微生物の状態作出方法維持方法 無菌動物 : 検出可能なすべての 帝王切開 アイソレータ Germ free animals 微生物を保有しない ノトバイオート : 保有している微生物叢 無菌動物に アイソレータ Gnotobiotes が明らか 同定された 微生物を定着 SPF 動物 : 特定の微生物を保有して 無菌動物 ノトバイ バリアシステム Specific pathogen いないことが明らか オートに微生物を free animals ( 多くの動物実験に使用 ) 自然定着 コンベンショナル動物 : 上記のような微 SPF 動物をオープンシステム Conventional animals 生物コントロール 非バリア環境で飼育, がなされていない 帝王切開を経ていない
6 微生物学的コントロールのための 実験動物飼育設備 アイソレータ : 封鎖方式の飼育装置 飼育装置内部 飼料 水 器材はすべて無菌処置 ( 滅菌 ) 作業はグローブ越し バリアシステム : 野生動物 病原微生物との接触を避けるための隔離施設 飼料 器材はすべて滅菌 空気はフィルター濾過し差圧管理 水は濾過 塩素添加 滅菌 ヒトは滅菌衣類 ( マスク 手袋 帽子 靴 ) に着替えて入室 Isolator Barrier system
7 実験用マウスで汚染率の高い病原体 Agents 日本 ( ) 北米 (2009) 欧州 (2009) 台湾 (2007) MNV 13.1% 32.6% 24.0% N.R. N.R. MPV N.R % 78% MHV Sendai N.R. H.hepaticus N.R. N.R. M.pulmonis ヘ ットのマウス (New York) P.Pneumotr opica N.R. N.R. Pinworm Intestinal protozoa (Entamoeba) 8.9(Trichomonads) N.R. N.R. N.R. N.R.: not reported.
8 実験用ラットで汚染率の高い病原体 Agents 日本 ( ) 北米 (2009) 欧州 (2009) 台湾 (2007) Parvovirus N.R. 2.0% 3.3% 6.8% (RPV) 9.2 (KRV) SDAV/RCV 0.5% Sendai M.pulmonis P.pneumotropica (0/2) Pinworm Intestinal protozoa (Entamoeba) 1.6(Trichomonads) N.R. 5.3 N.R.: not reported.
9 マウス肝炎ウイルス (MHV) Coronavirus (ssrna, enveloped) 自然感染例はマウスのみ *Respiratory strain ( 古典的, 現在は稀 ): 多臓器向性 polytropic( 肝炎など ) *Enterotropic strain ( 一般的 ): 腸管のみに感染 成熟マウスでは不顕性感染がほとんど 幼若個体では肝炎や腸炎を発症 免疫不全マウスは持続感染し wasting syndrome, cachexia で死亡
10 MHV - 感染コントロール 腸上皮で増殖し 糞便中に感染性ウイルス排出 ( 床敷 ケージ 排気フィルター ダクト グローブ等が感染源となる ) 伝搬力が強い ( 汚染率高い ) - コンヘ ンショナル施設では汚染施設が多い - 汚染施設内の陽性個体率は高い -SPF 施設でも汚染事故が散発 抗体検査 (ELISA など ) で容易に診断可能 PCR で糞便や粉塵 腸間膜リンパ節の MHV を検出 胚移植や帝王切開で排除可能 アルコール系等の消毒薬が有効で 環境中で長期間感染力を保持できない
11 MHV - 実験への影響 長期に渡り免疫機能を修飾する - ConA 刺激や MLR による T 細胞増殖を抑制 - NK 細胞を減少させる (apoptosis and syncytia formation) - 単球 マクロファージ 樹状細胞に感染 - アロ移植片拒絶の遅延 多くのウイルス 細菌 寄生虫感染の経過に影響を及ぼす IFN-γ 欠損マウス (C3H background) は MHV 感染により肉芽腫性腹膜炎を伴う wasting syndrome を発症する
12 唾液腺涙腺炎ウイルス (SDAV) Coronavirus 自然感染例はラットのみ 成熟ラットでは 唾液腺の炎症 腫脹と涙腺炎によるホ ルフィリン分泌 (red tears, red nose) が主徴 幼若ラットでは眼症状が強い 死亡率は極めて低く 1 週間程度で回復 伝搬力が強い - コンヘ ンショナル施設で汚染例あるが 近年激減 - 汚染施設内の陽性個体率は高い 抗体検査 (ELISA など,MHV と交差反応性あり, 感染 7~10 日以降 ) で診断 モニター
13 SDAV - 実験への影響 頚部腫脹による摂餌量 体重の減少 繁殖成績の低下 急性 ~ 慢性の眼病巣 呼吸器病巣の形成 マクロファージによる IL-1 産生の低下 Mycoplasma pulmonis 等との混合感染で呼吸器病巣を増悪
14 Murine Norovirus (MNV) Caliciviridae (ssrna, nonenveloped) マウスのみが感染 免疫の正常なマウス 獲得免疫の不全系統 (RAG-KO, Scid など ) は無症状 自然免疫の不全系統の一部 (STAT1-KO,IFN αβγr- KO) で肺炎 肝炎 脳炎を伴う致死的感染 糞口感染で伝播 ( 少量のウイルスで感染成立 ) 感染直後は糞便中に多量のウイルス排出, 少量ながら長期間ウイルス排出が持続 ( 同居感染には十分量 床敷を介した感染が成立するとは限らない )
15 MNV - 感染コントロールと 実験への影響 抗体検査や PCR で診断可能 胚移植や帝王切開で排除可能 環境中の MNV は感染力を数週間保持し 多くの消毒薬に抵抗性 ( 塩素系が有効 ) MNV 感染がマウスの表現型に影響を及ぼすという明確な証拠は現在のところない マクロファージや樹状細胞で増殖するため これらの細胞の機能解析に支障を及ぼす可能性あり IFN 応答等の自然免疫系の解析に影響する可能性あり
16 ヘリコバクター感染症 Helicobacter hepaticus ( その他の病原性ヘリコバクターとしてH.billis など ) マウスのみが感染菌の定着部位は大腸 ( 盲腸 ) 粘膜の陰窩部で 肝臓の毛細胆管にも侵入し 持続感染感染動物の臨床症状は明確でなく ヌードマウスやscidマウスなどの免疫不全動物で直腸脱が報告されている程度肉眼病変の認められる主要臓器は肝臓で 慢性の肝炎を誘発し 肝癌の報告もある
17 Helicobacter - 感染コントロール 糞口感染で伝播 ( 持続感染し 糞便中に感染性菌体を排出 ) 菌体は乾燥に非常に弱い 個別換気ケージ (IVC) による飼育システムで適正に管理すれば汚染拡大を防ぐことが可能 糞便サンプルの PCR によるモニタリングが有効 胚移植 帝王切開 出生直後の里子 で排除可能 薬剤処置 * による除菌では再発の報告も *AMB(amoxicillin-metronidazole-bismuth), TMB (tetracyclin-metronidazole-bismuth) などの 多剤併用
18 Helicobacter - 実験への影響 大腸 肝臓におけるリンパ濾胞の発達などを含む免疫システムの広範な活性化 腸内細菌叢の変動 盲腸における IL-12 等の炎症性サイトカイン発現を増加させる 炎症性疾患や癌発生率の上昇傾向 - A/J マウスにおける肝がん発生率を高める - IL-10 欠損マウス等における IBD 様疾患 結腸がんの発生率 を高める - RAG2-/- Apc(min/+) マウスにおける乳がん発生率を高める
19 消化管内原虫非病原性原虫の汚染率 : 高い Spironucleus muris Entamoeba muris Giargia muris Trichomonas muris
20 蠕虫 ( 線虫 ) ぎょう虫の汚染率 : 高い ネズミ大腸ぎょう虫 Aspicluris tetraptera (, 成虫 ) (, 成虫 ) (, 成虫 ) (, 成虫 ) 糞便中に虫卵排出 感染性獲得に 6~7 日間 感染後 23~25 日で成虫になり産卵
21 ネズミ盲腸ぎょう虫 Syphacia obvelate (, 成虫 ) (, 成虫 ) Syphacia obvelate の虫卵 ( 肛門セロハンテープ法 ) 産卵後数時間で感染性獲得 感染後 12~15 日で成虫になり産卵
22 ぎょう虫症のコントロール 感染性虫卵の経口摂取 ( 汚染物への接触 舐める ) ぎょう虫卵は環境中で数か月間感染性を保持 ぎょう虫卵は通常の消毒薬に耐性だが加熱に弱い 飼育器具 実験器具の高温処理 滅菌が有効 虫卵検査 盲結腸内容物の鏡検 ( 虫体 ) でモニター イベルメクチンやパモ酸ピランテルで駆虫可能 ぎょう虫症の実験への影響 大腸粘膜への侵入による炎症誘発 Th2 免疫応答の誘導 (IgG,IL-4 などの産生上昇 ) 羊赤血球に対する抗体産生や OA に対するアレルギー反応の上昇
23 肺パスツレラ感染症 Pasteurella pneumotropica 通常マウス ラット : 病原性は基本的にないが 汚染率は高い 免疫不全マウス ラット : 肺膿瘍 結膜下膿瘍などを形成し 発症した動物は死亡する 免疫不全動物のみ発症免疫正常動物では発症せず
24 肺パスツレラ - 感染コントロール 伝播 : 同居感染が効率的であり 環境中では長時間 生存できない 床敷を介した感染は成立し難い モニター動物の汚染床敷内飼育では検出できない場合も多い 診断 : 培養 気管 眼結膜 鼻咽頭 膣 子宮 PCR 糞便など 清浄化 : 胚移植, 抗生物質 (Enrofloxacin) による除菌も有効
25 リンハ 球性脈絡髄膜炎 :zoonosis Arenavirus (LCMV) 南北アメリカとヨーロッハ の野生マウスに常在 成熟マウス ハムスターにおいては不顕性感染 子宮内感染した子供は持続感染が成立して終生ウイルス血症を呈するキャリアーとなり 糞尿中にウイルスを排泄し続ける 感染源として重要 ヒトに感染した場合 通常は無症候だが 免疫の低下した患者ではインフルエンサ 様症状 ( 発熱 頭痛 筋肉痛 ) を発症したり 髄膜炎 脳脊髄炎を起こすことがある
26 ハンタウイルス感染症 ( ハンタウイルス肺症候群, 腎症候性出血熱 ): zoonosis Hantavirus (Bunyavirus 科 ) 野生げっ歯類が自然宿主で 感染ト フ ネス ミは全世界の都市部に分布ラット : 不顕性で 持続感染が成立してキャリアーとなり 糞尿中にウイルスを排泄し続ける 感染源ヒト : 肺症候群 ( 北南米 ) 発熱 頭痛 咳 呼吸困難 約 50% の高い死亡率 ( 急性 ) 出血熱 ( 全世界 ) 発熱 頭痛 腎機能障害 全身性出血 1~10% 程度の死亡率日本では 1960 年代に 大阪でドブネズミから感染する患者の発生が 119 例あった ( 死者 2 名 ) 梅田熱実験用ラットからの感染例も 1969 年 ~1984 年までに国内 24 研究機関 126 名の感染者が確認された ( 死者 1 名 )
27 実験動物の感染症対策 予防 ( 侵入防止策 ) が最も重要 Biosecurity program 1 ヒト : 施設管理や利用ルールの教育 遵守, 実験動物感染症や人獣共通感染症に関する教育 2 建物 飼育器材 : 適切な滅菌 消毒の励行, 汚染された飼育器材 実験器材を持ちこまない, 清潔な物品と汚染された可能性のある物品の動線管理 3 実験動物 : 感染動物を導入しない ( 検疫による不顕性感染の摘発, 微生物クリーニング ), 定期的な微生物モニタリング
28 検疫とは : 動物の健康状態を観察, 検査することにより異常動物や不顕性感染動物を摘発し, 施設への病原体の侵入を防止するための作業 隔離飼育 ( 検疫室, アイソレータで飼育して既存動物への感染を防止する ) 臨床症状の観察 ( 望診, 触診, 体温 ) 体重測定 微生物検査 ( 培養, 血清反応, 寄生虫 原虫の鏡検 ) 不顕性感染を摘発 マウスやラットなどの SPF 動物を生産施設から導入する場合, 生産施設で実施した微生物モニタリングの成績を書類審査するだけで済ませることが多い.
29 導入動物の検疫方法 動物供給機関から提供される微生物検査成績 ( 微生物モニタリング成績 ) の確認 導入動物の隔離 観察 (4~6 週間 ) 微生物検査導入動物の一部を 抜き取り検査検査に使用 おとり動物(sentinel animals) の検査 検疫終了 一定期間同居飼育した おとり動物 を検査に使用
30 クリーニング終了 導入動物のクリーニング (SPF 化 ) 方法動物供給機関から提供される微生物検査成績 ( 微生物モニタリング成績 ) の確認 動物個体で導入導入動物の隔離 交配 帝王切開 SPF 里親による哺育 体外受精 凍結胚で導入 融解 SPF レシピエントの卵管内に胚移植 レシピエントによる出産 哺育 里親やレシピエントの微生物検査
31 微生物モニタリング 目的 : 飼育期間中には常に病原微生物が侵入する危険性があるため, 飼育中の実験動物が病原体に感染していないことを定期的な検査で保証する 実験 繁殖に使用している動物の一部あるいはモニター用に配置した動物を使用し 飼育中の動物集団における微生物学的状態を間接的に確認 検査対象微生物, 検査頻度, 検体数, 検査方法をあらかじめ設定 実験動物の感染症対策上 不顕性感染の摘発が重要 実験動物を他機関に譲渡する際 事前に微生物モニタリング成績の提出を求められる
32 血清 培養 微生物モニタリング項目の例 (ICLAS モニタリングセンターのコアセット ) 通常マウス 免疫不全マウス リンハ 球性脈絡髄膜炎ウイルス (A) センタ イウイルス (B) マウス肝炎ウイルス (B) エクトロメリアウイルス (B) 肺マイコフ ラス マ (B) ティサ ー菌 (C) サルモネラ (A) 肺マイコフ ラス マ (B) ネス ミコリネ菌 (C) 腸粘膜肥厚症菌 (C) 肺ハ スツレラ (D) 黄色ブドウ球菌 (D) 緑膿菌 (D) 鏡検 PCR 消化管内原虫 (C,E) ぎょう虫 (C,E) 外部寄生虫 (C,E) カリニ肺炎 (D) Helicobacter hepaticus /bilis
33 市販 ELISA キット モニライザ 検査項目 : HVJ 抗体 M. pulmonis 抗体 MHV/ SDAV 抗体 Tyzzer's organism 抗体 Hantavirus 抗体 ML ⅣA 繁殖を行う施設の場合 マウス ラット共通の抗体検査 4 項目だけでも最低限モニタリングすることを推奨する
34 感染症の特徴 発生状況 : 1 複数の個体で類似症状 病変が見られる 2 各個体の発病時期に数日から数週間の差がある 3 発症した個体で自然回復例が見られる 4 死亡率は 20~30% 程度までで 50% に達することは極めて稀 剖検所見 : 1 臓器に局部的な病変が形成される 2 様々なステージの病巣が混在する
35 感染症発生時の対応 拡大防止のための初期対応が重要 病原体のレベル 特性を考慮した対応 早期発見 : 感染症を疑う異常動物の発見, 臨床症状 発生状況 剖検所見 一次検査から推定診断隔離 : 確定診断を待たずに暫定的隔離措置 ( 個体単位ではなくケージ 飼育室単位で ) 確定診断 : 病原体の特定は専門家に依頼病原体のレベル 特性に応じた対応 : 人獣共通 強病原性 強伝播性 淘汰 ( 一部の個体を犠牲にしても感染拡大を防止, 処分できない貴重系統は微生物クリーニング ) 焼却 滅菌 消毒 : 死体 器材 飼育室は汚染物として処置
36 動物実験に係る書類の提出について ( 平成 25 年 1 月 17 日動物実験規程改正 ) 動物実験に係る書類の提出期限 1) 平成 25 年度動物実験計画承認申請書 : 平成 25 年 2 月 1 日 ( 金 ) 2) 平成 24 年度動物実験実施結果報告書 : 平成 25 年 5 月 10 日 ( 金 ) 申請書様式の変更を行いました 1) 動物実験計画承認申請書 ( 様式第 1 号 ) 2) 動物実験実施結果報告書 ( 様式第 2 号 ) 3) 飼養保管施設設置承認申請書 ( 様式第 4 号 ) 4) 実験室設置承認申請書 ( 様式第 5 号 ) 年度途中での計画変更を簡略化しました 1) 動物実験計画変更承認申請書 ( 様式第 9 号 ) の追加 2) 動物実験実施者 ( 実験責任者を除く ) の変更 実験実施期間の変更 施設の変更 実験動物の系統 ( 遺伝子組換え動物の追加は除く ) および使用数の変更については 様式第 9 号を委員長が確認したのち学長が承認する
実験動物の微生物モニタリングに関する指針 公私立大学実験動物施設協議会平成 10 年 5 月 26 日制定平成 25 年 5 月 14 日改訂平成 27 年 4 月 10 日改訂 本指針は 公私立大学実験動物施設協議会 ( 協議会 ) 加盟各施設の実験動物の微生物学的検査体制の充実を目的として 各施
実験動物の微生物モニタリングに関する指針 公私立大学実験動物施設協議会平成 10 年 5 月 26 日制定平成 25 年 5 月 14 日改訂平成 27 年 4 月 10 日改訂 本指針は 公私立大学実験動物施設協議会 ( 協議会 ) 加盟各施設の実験動物の微生物学的検査体制の充実を目的として 各施設で飼育する実験動物の微生物学的清浄度の推奨基準を設け 動物実験の信頼性の向上を図ろうとするものである
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苫小牧市心身障害者福祉センター 感染防止対策マニュアル 平成 21 年 11 月 11 日策定 ( 平成 26.4.1 一部改訂 ) 感染防止の基本的対応 利用者の健康のチェック 施設環境の整備 ( 整理整頓 清掃 手洗い設備の充実 汚物処理 体制の整備 ) 指導員の手洗いなどの一般的な清潔動作の励行に努めること ⑴ 環境整備 清掃作業の障害とならないよう 施設内の整理整頓に努めること また 床 手すり
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食品の抗アレルギー活性評価に利用できる マウスモデルの紹介 農研機構食品総合研究所 食品機能研究領域主任研究員 後藤真生 農研機構 は独立行政法人農業 食品産業技術総合研究機構のコミュニケーションネームです 国民の 1/3 はアレルギー症状を自覚している 1 アレルギー症状なし (59.1%) 皮膚 呼吸器 目鼻いずれかのアレルギー症状あり (35.9%) 医療機関に入院 通院中 (58.2%) (
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プレスリリース 2011 年 4 月 5 日 慶應義塾大学医学部 炎症を抑える新しいたんぱく質を発見 - 花粉症などのアレルギー疾患や 炎症性疾患の新たな治療法開発に期待 - 慶應義塾大学医学部の吉村昭彦教授らの研究グループは リンパ球における新たな免疫調節機構を解明 抑制性 T 細胞を人工的につくり出し 炎症性のT 細胞を抑える機能を持った新しいたんぱく質を発見しました 試験管内でこのたんぱく質を発現させたT
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寄生虫 トキソプラズマ は どのように宿主の身体を乗っ取るか? 高病原性因子 GRA6 が トロイの木馬 現象を引き起こす 概要免疫学フロンティア研究センターの山本雅裕教授 ( 大阪大学微生物病研究所兼任 ) らの研究グループは 寄生虫 トキソプラズマ の病原性因子 GRA6 が宿主の免疫制御分子である NFAT4 を活性化して宿主自然免疫細胞を強制的に利用 ( ハイジャック ) することが トキソプラズマ症の重症化の一つの理由であることをつきとめました
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定期予防接種 ( 平成 28 年 10 月 1 日現在 ) B 型肝炎 (HBV) インフルエンザ菌 b 型 (Hib) 小児用肺炎球菌 四種混合(DPT-IPV) BCG 麻しん 風しん(MR) 水痘( 水ぼうそう ) 日本脳炎けい 子宮頸がん予防ワクチン 予防接種健康被害救済制度について ~ 平成 28 年 10 月 1 日から定期の予防接種になりました ~ このワクチンは
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院内感染対策指針 さかえクリニック 1 院内感染対策に関する基本的な考え方院内感染の防止に留意し 感染等発生の際にはその原因の速やかな特定 制圧 終息を図ることは 医療提供施設にとって重要である 院内感染防止対策を全従業員が把握し 指針に則った医療が提供できるよう 本指針を作成するものである 2 院内感染管理体制 2-1 院長は 次に掲げる院内感染対策を行う (1) 院内感染対策指針及びマニュアルの作成
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toxoplasma gondii antibody-igg 連絡先 : 3764 基本情報 分析物 5E156 JLAC10 診療報酬 識別材料 023 血清 測定法 052 化学 生物発光イムノアッセイ (CLEIA) 結果識別 第 2 章 特掲診療料 D012 14 トキソプラズマ抗体 第 3 部 検査 第 1 節 検体検査料 第 1 款 検体検査実施料 ( 免疫学的検査 ) 93 点 加算等
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1 2 3 4 5 子宮頸がんと発がん性ヒトパピローマウイルス 1 子宮頸がんは 子宮頸部 ( 子宮の入り口 ) にできるがんで 20~30 代で急増し 日本では年間約 15,000 人の女性が発症していると報告されています 子宮頸がんは 初期の段階では自覚症状がほとんどないため しばしば発見が遅れてしまいます がんが進行すると 不正出血や性交時の出血などがみられます 2 子宮頸がんは 発がん性 HPVというウイルスの感染が原因で引き起こされる病気です
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管内酪農場における牛白血病対策の取り組み 県央家畜保健衛生所 大屋祥子 浅川祐二 荒木尚登 石原凡子 亀井勝浩 和泉屋公一 はじめに 牛白血病は 地方病性牛白血病 (EBL) と散発性牛白血病に分類される牛の届出伝染病である 散発性牛白血病の発生原因は未だに不明であるが EBLは牛白血病ウイルス (BLV) 感染により引き起こされる 1) BLVは牛のリンパ球に感染し 抗体が産生された後も排除されず
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カゼの季節に入り 集団カゼやインフルエンザという文字や言葉を見聞きす ることが増えてきました 今回は インフルエンザ と 鳥 や 新型 が 付いたインフルエンザとの違いについて考えてみましょう インフルエンザは インフルエンザ でも 鳥インフルエンザ でも 新型インフルエンザ でも インフルエンザウイルスが原因です そして 3つの違いは 原因となるインフルエンザウイルスの違いによって起こります
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TOKYO UNIVERSITY OF SCIENCE 1-3 KAGURAZAKA, SHINJUKU-KU, TOKYO 162-8601, JAPAN Phone: +81-3-5228-8107 報道関係各位 2018 年 8 月 6 日 免疫細胞が記憶した病原体を効果的に排除する機構の解明 ~ 記憶 B 細胞の二次抗体産生応答は IL-9 シグナルによって促進される ~ 東京理科大学 研究の要旨東京理科大学生命医科学研究所
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病原微生物を退治する新たな生体防御システムを発見 感染症の予防 治療法開発へ貢献する成果 キーワード : 病原性微生物 抗体 免疫逃避 免疫活性化 感染防御 研究成果のポイント 病原微生物の中には 免疫細胞が作る抗体の機能を無効化し 免疫から逃れるものの存在が知られていた 今回 病原微生物に壊された抗体を認識し 病原微生物を退治する新たな生体防御システムを発見 本研究成果によりマイコプラズマやインフルエンザなど
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α β γ α αヘルペスウイルス単純ヘルペスウイルス 1 型 (HSV1) 性器ヘルペス単純ヘルペスウイルス 2 型 (HSV2) 水痘 帯状疱疹ウイルス (VZV) βヘルペスウイルスサイトメガロウイルス (CMV) ヒトヘルペスウイルス 6 型 (HHV6) ヒトヘルペスウイルス 7 型 (HHV7) γヘルペスウイルス EpsteinBarウイルス (EBV) ヒトヘルペスウイルス 8 型
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平成 22 年 5 月 21 日 東京大学医科学研究所 真菌に対する感染防御のしくみを解明 ( 新規治療法の開発や機能性食品の開発に有用 ) JST 課題解決型基礎研究の一環として 東京大学医科学研究所の岩倉洋一郎教授らは 真菌に対する感染防御機構を明らかにしました カンジダなどの真菌は常在菌として健康な人の皮膚や粘膜などに存在し 健康に害を及ぼすことはありません 一方で 免疫力が低下した人に対しては命を脅かす重篤な病態を引き起こすことがあります
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Q 1 VRE とは どんな菌ですか? 2 VRE は多剤耐性菌のひとつですか? VRE と VRE 感染症一般について A 腸球菌は 広義には 乳酸菌 の一種とも考えられ 乳製品の製造や 整腸剤に加えられることもあります ヒトの腸管にいる細菌であり 健常な方には病原性はありませんが 免疫が低下した方には感染症を引き起こすことがあります VRE は 腸球菌の中で とくにバンコマイシンという抗菌薬が効きにくくなった細菌のことを指しますが
More information医薬品タンパク質は 安全性の面からヒト型が常識です ではなぜ 肌につける化粧品用コラーゲンは ヒト型でなくても良いのでしょうか? アレルギーは皮膚から 最近の学説では 皮膚から侵入したアレルゲンが 食物アレルギー アトピー性皮膚炎 喘息 アレルギー性鼻炎などのアレルギー症状を引き起こすきっかけになる
化粧品用コラーゲンの原料 現在は 魚由来が中心 かつては ウシの皮膚由来がほとんど BSE 等病原体混入の危険 人に感染する病原体をもたない アレルギーの問題は未解決 ( むしろ問題は大きくなったかもしれない ) アレルギーを引き起こす可能性 医薬品タンパク質は 安全性の面からヒト型が常識です ではなぜ 肌につける化粧品用コラーゲンは ヒト型でなくても良いのでしょうか? アレルギーは皮膚から 最近の学説では
More informationインフルエンザ(成人)
ⅩⅠ-2 インフルエンザ 1 概要 インフルエンザは A 型 B 型インフルエンザウイルスによる急性呼吸器疾患である 主に冬季に流行する 典型的なものでは 急激で高度の発熱 頭痛 倦怠感などの全身症状が現れ 同時かやや遅れて鼻汁 咽頭痛 咳などの呼吸器症状が出現する 熱は 38 度以上となり 諸症状とともに次第に緩解し 1 週間ほどで治癒に向かう 2 診断 臨床症状に加え下記の方法で診断する 迅速診断
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年219 番 生体防御のしくみとその破綻 (Immunity in Host Defense and Disease) 責任者: 黒田悦史主任教授 免疫学 黒田悦史主任教授 安田好文講師 2 松下一史講師 目的 (1) 病原体や異物の侵入から宿主を守る 免疫系を中心とした生体防御機構を理解する (2) 免疫系の成立と発現機構を分子レベルで理解するとともに その機能異常に起因する自己免疫疾患 アレルギー
More information染症であり ついで淋菌感染症となります 病状としては外尿道口からの排膿や排尿時痛を呈する尿道炎が最も多く 病名としてはクラミジア性尿道炎 淋菌性尿道炎となります また 淋菌もクラミジアも検出されない尿道炎 ( 非クラミジア性非淋菌性尿道炎とよびます ) が その次に頻度の高い疾患ということになります
2015 年 3 月 4 日放送 淋菌 クラミジア感染症の現状と問題点 産業医科大学泌尿器科講師濵砂良一主な性感染症淋菌感染症およびクラミジア感染症は 性感染症の一つであり 性感染症のなかで最も頻度の高い疾患です 性感染症とは 主に性的な行為によって病原体が感染する疾患であり この淋菌 クラミジア感染症の他に 梅毒 性器ヘルペス 尖圭コンジローマ HIV 感染症など数多くの疾患が含まれます これらの疾患の一部は
More informationDNA/RNA調製法 実験ガイド
DNA/RNA 調製法実験ガイド PCR の鋳型となる DNA を調製するにはいくつかの方法があり 検体の種類や実験目的に応じて適切な方法を選択します この文書では これらの方法について実際の操作方法を具体的に解説します また RNA 調製の際の注意事項や RNA 調製用のキット等をご紹介します - 目次 - 1 実験に必要なもの 2 コロニーからの DNA 調製 3 増菌培養液からの DNA 調製
More informationり感染し 麻薬注射や刺青なども原因になります 輸血の安全性や医療環境の改善によって 医原性の感染は例外的な場合になりました 日本では約 100 万人の B 型肝炎ウイルスキャリアがいます その大部分は成人で, 昔の母子感染を含む小児期の感染に由来します 1986 年から B 型肝炎ウイルスキャリアの
2014 年 6 月 25 日放送 今後定期接種化が期待されるワクチン ~B 型肝炎ワクチン 筑波大学 小児科教授 須磨崎 亮 今日は定期接種化が期待されるワクチンとして B 型肝炎ワクチンを取り上げてお話 しさせて頂きます B 型肝炎とは B 型肝炎ウイルス感染すると いろいろな肝臓病が起こります B 型肝炎ウイルス感染 具体的には HBs 抗原陽性が 6 か月以上続くと 持続感染者またはキャリアと呼ばれ
More information10,000 L 30,000 50,000 L 30,000 50,000 L 図 1 白血球増加の主な初期対応 表 1 好中球増加 ( 好中球 >8,000/μL) の疾患 1 CML 2 / G CSF 太字は頻度の高い疾患 32
白血球増加の初期対応 白血球増加が 30,000~50,000/μL 以上と著明であれば, 白血病の可能性が高い すぐに専門施設 ( ) に紹介しよう ( 図 1) 白血球増加があれば, まず発熱など感染症を疑う症状 所見に注目しよう ( 図 1) 白血球増加があれば, 白血球分画を必ずチェックしよう 成熟好中球 ( 分葉核球や桿状核球 ) 主体の増加なら, 反応性好中球増加として対応しよう ( 図
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ヘリコバクター ピロリ ピロリ菌 感染症について 消化器内科 藤澤 聖 1983 年に胃の粘膜からピロリ菌が発見されて以来様々な研究がなされ ピロリ菌と胃の関係や 種々の病気との関連について明らかになってきました ピロリ菌が胃に感染すると長い年月をかけて 萎縮性胃炎 腸上皮化生という状態を惹き起こし そこから大部分の胃癌が発生すると言われてい ます また胃潰瘍 十二指腸潰瘍や胃 MALT リンパ腫など胃腸疾患のみならず
More information界では年間約 2700 万人が敗血症を発症し その多くを発展途上国の乳幼児が占めています 抗菌薬などの発症早期の治療法の進歩が見られるものの 先進国でも高齢者が発症後数ヶ月の 間に新たな感染症にかかって亡くなる例が多いことが知られています 発症早期には 全身に広がった感染によって炎症反応が過剰になり
骨が免疫力を高める ~ 感染から体を守るためには骨を作る細胞が重要 ~ 1. 発表者 : 寺島明日香 ( 研究当時 : 東京大学大学院医学系研究科病因 病理学専攻免疫学分野研究員現所属 : 東京大学大学院医学系研究科骨免疫学寄付講座特任助教 ) 岡本一男 ( 研究当時 : 東京大学大学院医学系研究科病因 病理学専攻免疫学分野助教現所属 : 東京大学大学院医学系研究科骨免疫学寄付講座特任准教授 ) 高柳広
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資料 - 生電 6-3 免疫細胞及び神経膠細胞を対象としたマイクロ波照射影響に関する実験評価 京都大学首都大学東京 宮越順二 成田英二郎 櫻井智徳多氣昌生 鈴木敏久 日 : 平成 23 年 7 月 22 日 ( 金 ) 場所 : 総務省第 1 特別会議室 研究目的 1. 電波ばく露による免疫細胞への影響に関する研究 我々の体には 恒常性を保つために 生体内に侵入した異物を生体外に排除する 免疫と呼ばれる防御システムが存在する
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第 4 章感染患者への対策マニュアル 63 4. ウイルス性肝炎の定義と届け出基準 1) 定義ウイルス感染が原因と考えられる急性肝炎 (B 型肝炎,C 型肝炎, その他のウイルス性肝炎 ) である. 慢性肝疾患, 無症候性キャリア及びこれらの急性増悪例は含まない. したがって, 透析室では HBs 抗原 抗体,HCV 抗体などが陰性であった者が急性肝炎を発症し, ウイルス感染が証明された場合には届出が必要となる.
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報道関係者各位 2018 年 10 月 6 日 東京薬科大学理化学研究所兵庫医科大学熊本大学 炎症の回復期に出現し 組織修復を促す新しい免疫細胞を発見 炎症性疾患や組織傷害の新たな治療標的として期待 ポイント 炎症や組織傷害の回復期に骨髄で産生される 新たな単球細胞を発見した この単球細胞は組織傷害部位に集積し 炎症抑制や組織修復を担う この細胞を欠損したマウスでは 腸炎からの回復が有意に遅延する
More informationはじめに 高齢者施設等で抵抗力が低い利用者をケアするには 介護スタッフの感染予防が必要です 施設は重度の利用者が中心になり さまざまな基礎疾患を抱えているため 感染しやすい状態の方が急増しています 介護スタッフが感染源にならないための予防策と 介護スタッフ自身の安全なケアの方法が重要となってきます
平成 24 年度感染対策委員会職員研修会 施設で起こりやすい感染症 ~ 感染症のキホンとおむつ交換時の危険 ~ 日時 : 平成 24 年 10 月 12 日 ( 金 ) 17 時 40 分 ~19 時 00 分 場所 : サンシャインつくば研修会議室 感染対策委員会 赤津友美 飯浦裕和 松木ユキ子 松葉恵美子 山口一彦 はじめに 高齢者施設等で抵抗力が低い利用者をケアするには 介護スタッフの感染予防が必要です
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神奈川県感染症情報センター 神奈川県衛生研究所企画情報部衛生情報課 TEL:0467834400( 代表 ) FAX:0467895( 企画情報部 ) 神奈川県感染症発生情報 (7 報 ) (09 年 4 月 日 ~4 月 8 http://www.eiken.pref.kanagawa.jp/ 今の注目感染症 ~ 輸入感染症 ~ 連休中に海外へ行かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか 感染症には
More informationく 細胞傷害活性の無い CD4 + ヘルパー T 細胞が必須と判明した 吉田らは 1988 年 C57BL/6 マウスが腹腔内に移植した BALB/c マウス由来の Meth A 腫瘍細胞 (CTL 耐性細胞株 ) を拒絶すること 1991 年 同種異系移植によって誘導されるマクロファージ (AIM
( 様式甲 5) 氏 名 山名秀典 ( ふりがな ) ( やまなひでのり ) 学 位 の 種 類 博士 ( 医学 ) 学位授与番号 甲 第 号 学位審査年月日 平成 26 年 7 月 30 日 学位授与の要件 学位規則第 4 条第 1 項該当 Down-regulated expression of 学位論文題名 monocyte/macrophage major histocompatibility
More information下痢 消化管粘膜が損傷をうけるために起こります 好中球 白血球 減少による感 染が原因の場合もあります セルフケアのポイント 症状を和らげる 下痢になると 体の水分と電解質 ミネラル が失われるので ミネラルバ ランスのとれたスポーツドリンクなどで十分補うようにしましょう 冷えすぎた飲み物は 下痢を悪化させることがあるので控えましょう おなかが冷えないよう腹部の保温を心がけましょう 下痢のひどいときは
More informationイルスが存在しており このウイルスの存在を確認することが診断につながります ウ イルス性発疹症 についての詳細は他稿を参照していただき 今回は 局所感染疾患 と 腫瘍性疾患 のウイルス感染検査と読み方について解説します 皮膚病変におけるウイルス感染検査 ( 図 2, 表 ) 表 皮膚病変におけるウイ
2012 年 12 月 13 日放送 第 111 回日本皮膚科学会総会 6 教育講演 26-3 皮膚病変におけるウイルス感染検査と読み方 川崎医科大学皮膚科 講師山本剛伸 はじめにウイルス性皮膚疾患は 臨床症状から視診のみで診断がつく例もありますが ウイルス感染検査が必要となる症例も日常多く遭遇します ウイルス感染検査法は多種類存在し それぞれに利点 欠点があります 今回は それぞれのウイルス感染検査について
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記載例 : 大腸菌 ウイルス ( 培養細胞 ) ( 注 )Web システム上で承認された実験計画の変更申請については 様式 A 中央の これまでの変更 申請を選択し 承認番号を入力すると過去の申請内容が反映されます さきに内容を呼び出してから入力を始めてください 加齢医学研究所 分野東北太郎教授 ヒト HSP90 cdna 発現アデノウイルスの作製 および哺乳動物細胞への組換えウイルス感染実験 2012
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Epstein-Barr virus. viral capsid antigen, viral antibody IgM 連絡先 : 3764 基本情報 ( 標準コード (JLAC10) ) 基本情報 ( 診療報酬 ) 標準コード (JLAC10) 5F202 分析物 EB ウイルス VCA 6087 5. 免疫学的検査 >> 5F. ウイルス感染症検査 >> 5F202. Ver.5 診療報酬 特掲診療料
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わかりやすい ウイルス性肝炎のおはなし 宮崎大学医学部附属病院 肝疾患センター 1. ウイルス性肝炎とは ウイルス性肝炎とは 肝炎ウイルスに感染して 肝臓の細胞が壊れていく病気です ウイルスの中で特に肝臓に感染して肝臓の病気を起こすウイルスを肝炎ウイルスとよび 主な肝炎ウイルスには A 型 B 型 C 型 D 型 E 型の 5 種類があります これらのウイルスに感染すると肝細胞が破壊されていきますが
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15 年 12 月時点 院内がん登録統計 (13 年 ) 登録対象 当院で診断された または治療された がん 当院で がん と判明した場合や他施設から がん の治療のためにされた場合に登録 診断された時点で登録を行うため 治療実績 手術件数などとは件数が異なります 例 )A さんは X 医院で胃がんと診断され 治療のために当院に来院された 胃がん を登録 1 腫瘍 1 登録 1 人が複数の部位に がん
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2012 年 1 月 4 日放送 抗菌薬の PK-PD 愛知医科大学大学院感染制御学教授三鴨廣繁抗菌薬の PK-PD とは薬物動態を解析することにより抗菌薬の有効性と安全性を評価する考え方は アミノ配糖体系薬などの副作用を回避するための薬物血中濃度モニタリング (TDM) の分野で発達してきました 近年では 耐性菌の増加 コンプロマイズド ホストの増加 新規抗菌薬の開発の停滞などもあり 現存の抗菌薬をいかに科学的に使用するかが重要な課題となっており
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平成 25 年 6 月 28 日農林水産省食品安全セミナー ( 微生物編 ) 資料 2-4 鶏卵のサルモネラ属菌 汚染低減に向けた取組 消費 安全政策課 微生物チーム 春名 美香 サルモネラ食中毒とは? 症状は? 食後 6~48 時間で おう吐 腹痛 下痢 発熱など 乳幼児や高齢者は 症状が重くなることもある 原因になりやすい食品は? 加熱不足の卵 肉などが原因になりやすい 生の肉に使った包丁で切った調理済みの食品も原因に
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2014 年 4 月 23 日放送 輸入感染症の鑑別診断 東京医科大学病院感染制御部部長水野泰孝はじめに近年の国際化に伴い 日本人海外渡航者は 1800 万人を超える時代となっています このような背景のもと 一般臨床でも海外渡航者の診療機会は日常的になっていると思われます 本日は 海外渡航者が帰国後に何らかの症状を訴えて医療機関を受診した場合に どのような問診をし どのような疾患を鑑別に挙げ もし日本国内には存在しないあるいは稀な輸入感染症が疑われた場合の診断へのアプローチについて解説します
More informationは減少しています 膠原病による肺病変のなかで 関節リウマチに合併する気道病変としての細気管支炎も DPB と類似した病像を呈するため 鑑別疾患として加えておく必要があります また稀ではありますが 造血幹細胞移植後などに併発する移植後閉塞性細気管支炎も重要な疾患として知っておくといいかと思います 慢性
2012 年 9 月 5 放送 慢性気道感染症の管理 マクロライドを中心に 大分大学総合内科学第二教授門田淳一今回は 慢性気道感染症の管理について マクロライド系抗菌薬の有用性を中心にお話しいたします 慢性気道感染症の病態最初に慢性気道感染症の病態についてお話ししたいと思います 気道は上気道と下気道に分けられます 上気道とは解剖学的に鼻前庭に始まり 鼻腔 咽頭 喉頭を経て気管までの空気の通り道を指し
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学位論文の内容の要旨 論文提出者氏名 論文審査担当者 論文題目 主査 荒川真一 御給美沙 副査木下淳博横山三紀 Thrombospondin-1 Production is Enhanced by Porphyromonas gingivalis Lipopolysaccharide in THP-1 Cells ( 論文の内容の要旨 ) < 要旨 > 歯周炎はグラム陰性嫌気性細菌によって引き起こされる慢性炎症性疾患であり
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細菌の代謝と増殖 感染症学 微生物学概論 A. 微生物学の基本 d. 細菌の代謝 e. 細菌の増殖 6 細菌の主要な代謝経路を産物を列挙する 7 呼吸と発酵の違いを説明する 8 細菌の増殖曲線を説明する B. 感染症学 a. 微生物と宿主の関係 b. 宿主の防御因子 1 微生物と宿主の関係を列挙する 2 共生 偏共生 寄生の違いを説明する 3 感染と発症の違いを説明する 4 微生物の感染に対する宿主の防御因子を説明する
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感染予防対策リーダー養成研修会 29.11.22 インフルエンザ 魚沼基幹病院感染管理認定看護師目崎恵 インフルエンザに備える 手洗いとマスクはあるけど うがいは?? インフルエンザの基礎知識 インフルエンザウイルスの特徴 インフルエンザと風邪は違う 流行するのは A 型 B 型 A 型もタイプはいくつかある A 型に何度かかかる人もいる 感染してから発症するまでは 1~3 日 人にうつす期間は症状が出る
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褥瘡発生率 褥瘡 ( 床ずれ ) は患者さまのQOL( 生活の質 ) を低下させ 結果的に在院日数の長期化や医療費の増大にもつながります そのため 褥瘡予防対策は患者さんに提供されるべき医療の重要な項目の1 つとなっています 褥瘡の治療はしばしば困難であり 発症予防がより重要となることから 関連知識の蓄積 予防の計画 予防の実施にかかる総合力を評価します 平成 25 年度 0.04% (109/257,938)
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当院における 院内感染対策の概要 院内合同研修会 H19 年 8 月 22 日 B2 病棟師長河岸光子 1 院内感染予防対策委員会規程 第 2 条 ( 所轄事項 ) 1 各職種 各職場ごとの院内感染予防対策に関すること 全職場に関係している ( マニュアルの存在 ) 2 院内感染予防対策実施の監視と指導に関すること 感染チェックと指導 啓蒙 3 職員の教育に関すること 院内研修! 2 院内感染予防対策委員会規程
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Ⅰ. 輸血療法概論 1. 輸血療法について 1 輸血療法について (1) 輸血療法の基本的な考え方輸血療法は, 他人 ( 同種血製剤 ) あるいは自分 ( 自己血製剤 ) の血液成分 ( 血球, 血漿 ) の補充を基本とする細胞治療である. 血漿製剤を除く同種血製剤であれば, 他人の生きた細胞 ( 血球 ) を使って, 患者に不足している機能を補う治療法といえる. 輸血療法は補充療法であり, 血液の成分ごとに補う成分輸血が現代の輸血療法である.
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60 秒でわかるプレスリリース 2007 年 12 月 17 日 独立行政法人理化学研究所 免疫の要 NF-κB の活性化シグナルを増幅する機構を発見 - リン酸化酵素 IKK が正のフィーッドバックを担当 - 身体に病原菌などの異物 ( 抗原 ) が侵入すると 誰にでも備わっている免疫システムが働いて 異物を認識し 排除するために さまざまな反応を起こします その一つに 免疫細胞である B 細胞が
More informationられる 糖尿病を合併した高血圧の治療の薬物治療の第一選択薬はアンジオテンシン変換酵素 (ACE) 阻害薬とアンジオテンシン II 受容体拮抗薬 (ARB) である このクラスの薬剤は単なる降圧効果のみならず 様々な臓器保護作用を有しているが ACE 阻害薬や ARB のプラセボ比較試験で糖尿病の新規
論文の内容の要旨 論文題目アンジオテンシン受容体拮抗薬テルミサルタンの メタボリックシンドロームに対する効果の検討 指導教員門脇孝教授 東京大学大学院医学系研究科 平成 19 年 4 月入学 医学博士課程 内科学専攻 氏名廣瀬理沙 要旨 背景 目的 わが国の死因の第二位と第三位を占める心筋梗塞や脳梗塞などの心血管疾患を引き起こす基盤となる病態として 過剰なエネルギー摂取と運動不足などの生活習慣により内臓脂肪が蓄積する内臓脂肪型肥満を中心に
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60 秒でわかるプレスリリース 2006 年 6 月 21 日 独立行政法人理化学研究所 アレルギー反応を制御する新たなメカニズムを発見 - 謎の免疫細胞 記憶型 T 細胞 がアレルギー反応に必須 - カビが猛威を振るう梅雨の季節 この時期に限って喘息がでるんですよ というあなたは カビ アレルギー アレルギーを引き起こす原因物質は ハウスダストや食べ物 アクセサリなどとさまざまで この季節だけではない
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福島県のがんの死亡の特徴 2012 年の別は 全でみると 性は 179.5 女性は 86.0 に対し 全国は性 175.7 女性は 90.3 であった 別にみると いずれもわずかであるが 性の胃や大腸 女性では膵臓や卵巣が全国より高く 肺は女とも全国より低くなっている ( 図 15) 図 15. 別 ( 人口 10 万対 ) 標準集計表 9 から作成 - 2012 年 ( 平成 24 年 ) - 性
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