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1 中期防衛力整備計画について ( 平成 23 年度 ~ 平成 27 年度 ) 防衛省

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3 目 次 1 中期防の位置付け 2 新たな中期防策定の経緯 3 23 中期防の方針 4 基幹部隊の見直し等 5 自衛隊の能力等に関する主要事業 6 日米安全保障体制の強化のための施策 7 主要装備品の整備規模 8 所要経費 9 その他 10 防衛力の実効性向上のための構造改革 資料 中期防衛力整備計画 ( 平成 年度 ~ 平成 年度 ) について 内閣官房長官談話 平成 年度以降の防衛計画の大綱について 及び 中期防衛力整備計画 ( 平成 年度 ~ 平成 年度 ) の決定について ( 防衛大臣談話 )

4 1 中期防の位置付け 防衛力整備は 最終的には各年度の予算によって行われます しかし 国の防衛が国家存立の基盤であるとともに 装備品の研究開発や導入 施設整備 人の教育 部隊の練成等は 一朝一夕にできず 長い年月を要することを考えれば 防衛力整備は 中長期的見通しに立って行うことが必要です このため 政府としては 昭和 51 年に初めての防衛計画の大綱を策定しました そして昭和 61 年度以降は 5 年間を対象期間とする中期的な防衛力整備計画を策定するなどして 長期的な目標の下 中期的計画に基づき 各年度の防衛力整備を行ってきています 防衛計画の大綱は 我が国の防衛力の在り方 保有すべき防衛力の水準 ( いわばストック ) 等を定めるものです これに対し 中期防衛力整備計画は 示された防衛力の水準の達成を目指して 5 年間の所要経費の総額の限度 整備すべき主要装備の数量 ( いわば中期的なフロー ) 等を定めるものです 防衛計画の大綱 年度予算 防衛力の在り方と保有すべき防衛力の水準を規定 示された防衛力の水準の達成 5ヵ年間の所要経費の総額の限度と中期防衛力整備計画主要装備の整備数量を明示予算となり 事業として具体化 情勢等を踏まえて精査の上 各年度毎に必要な経費を計上 2 昭和 32 年 国防の基本方針 一次防 ( 政府 3か年計画 ) 二次防 ( 政府 5か年計画 ) 40 三次防 ( 政府 5か年計画 ) 45 四次防 ( 政府 5か年計画 )( 50 - 防衛計画の大綱 策定()- 当面の防衛力整備について(GNP1% 枠 ) 中業 ( 防衛庁内部資料 ) 56 中業 ( 防衛庁内部資料 ) 中期防 ( 政府 5か年計画 )(GNP 比 %) 平成元年 今後の防衛力整備について 平成 3 年度以降の防衛計画の基本的考え方について 03 中期防 ( 政府 5か年計画 ) 5 03 中期防 ( 政府 5か年計画 ) 修正 - 平成 8 年度以降に係る防衛計画の大綱 策定 ()- 08 中期防 ( 政府 5か年計画 )( 中期防 ( 政府 5か年計画 ) 見直し 13 中期防 ( 政府 5か年計画 )) 弾道ミサイル防衛システムの整備等について () - 平成 17 年度以降に係る防衛計画の大綱 策定 ()- 17 中期防 ( 政府 5か年計画 )( 17 中期防 ( 政府 5か年計画 ) 見直し ( 平成 22 年度の防衛力整備等について - 平成 23 年度以降に係る防衛計画の大綱 策定 ()- 23 中期防 ( 政府 5か年計画 )( 新たな中期防策定の経緯 これまでの防衛力整備計画の推移 (1) 平成 22 年度の防衛力整備平成 17 年度から平成 21 年度までを対象とした中期防衛力整備計画 ( 以下 17 中期防 という ) に代わる新たな中期防衛力整備計画は 平成 22 年中に行われる 平成 17 年度以降に係る防衛計画の大綱 ( 以下 16 大綱 という ) の見直しの結論を踏まえて策定することとされました このため 17 中期防は平成 21 年度で終了し 平成 22 年度の防衛力整備については 平成 22 年度の防衛予算の編成の準拠となる方針が閣議決定され 中期防がない中で適切に防衛力の整備を行うための方針などが明らかにされました (2) 新たな中期防の策定平成 23 年度から27 年度までの5 年間を対象期間とする新たな中期防衛力整備計画 ( 以下 23 中期防 という ) については 関係閣僚間の精力的な議論や安全保障会議における審議を経て 平成 22 年 12 月 17 日に 平成 23 年度以降に係る防衛計画の大綱 ( 以下 22 大綱 という ) とともに 安全保障会議及び閣議で決定されました -1- 参 考

5 平成 22 年度の防衛力整備等について ( 平成 年 月 日安全保障会議 閣議決定 ) 関連部分抜粋 1( 略 ) ( 平成 22 年度の防衛予算の編成の準拠となる方針 ) 2 現大綱の見直し等の結論は平成 23 年度以降に反映されることとなる中で 平成 22 年度の防衛予算を編成するに当たって その準拠となる方針を別紙のとおり定め 平成 22 年度の防衛予算と現大綱との関係 中期的な防衛力の整備計画はない中で適切に防衛力の整備を行うための方針等を明らかにすることとする ( 別紙 ) 平成 22 年度の防衛予算の編成の準拠となる方針 1 考慮すべき環境我が国を取り巻く安全保障環境については 基本的には現大綱が示す認識を前提としつつ 北朝鮮の核 弾道ミサイル問題の深刻化や周辺諸国の軍事力の拡充 近代化及び活動の活発化がみられる一方 アジア太平洋地域における安全保障協力や国際社会における平和と安定のための取組が進展するといった我が国の安全保障に影響を及ぼし得る新たな動向とともに 日米間の安全保障面での協力の深化も考慮する必要がある また 財政事情については 平成 22 年度予算編成の方針 ( 平成 21 年 9 月 29 日閣議決定 ) において マニフェストに従い 新規施策を実現するため 全ての予算を組み替え 新たな財源を生み出す こととされていることに配慮が必要である 2 基本的考え方平成 22 年度においては 現大綱が定める防衛力の役割を実効的に果たせるよう 現大綱の考え方に基づき防衛力を整備することとする その際 我が国を取り巻く安全保障環境を踏まえ 現下の喫緊の課題に対応するとともに 以下の事項を重視しつつ 老朽化した装備品の更新や旧式化しつつある現有装備の改修による有効利用を中心として防衛力整備を効率的に行うことを原則とする また 自衛官の実員について 極力効率化を図りつつ 第一線部隊の充足を高め 即応性 精強性の向上を図る (1) 各種事態の抑止及び即応 実効的対応能力の確保弾道ミサイル攻撃 特殊部隊攻撃 島嶼部における事態への対応 平素からの常時継続的な警戒監視 情報収集 大規模 特殊災害への対応等に必要な装備品等を整備し これら事態等への対応能力等を確保する (2) 地域の安全保障環境の一層の安定化アジア太平洋地域における安全保障環境の一層の安定化を図るため 人道支援 災害救援をはじめとする各種協力 二国間及び多国間の対話等をさらに推進する (3) グローバルな安全保障環境の改善に向けた取組の推進大量破壊兵器や弾道ミサイルの拡散防止 テロ 海賊への対処 国連平和維持活動等国際社会が協力して行う各種の活動に主体的かつ積極的に対応するため 各種訓練への参加等を推進するとともに 国際平和協力活動に活用し得る装備品等を整備する (4) 効率化 合理化に向けた取組厳しい財政事情の下 効果的 効率的な防衛力整備を行うため 事業の優先順位を明確にしつつ 人的資源の効果的 効率的活用 装備品等の効率的な取得等の取組を推進する 3 弾道ミサイル攻撃への対応平成 22 年度については 現大綱に定める体制の下 航空自衛隊の地対空誘導弾部隊のうち弾道ミサイル防衛にも使用し得る高射群について 弾道ミサイル対処能力の向上を図る また 弾道ミサイル防衛能力を付加されていない高射群については 現有機能の維持に必要なシステム改修に取り組む 4 留意事項我が国を取り巻く安全保障環境の新たな動向に対応するため 以下の事項について特に留意する (1) 装備品等のライフサイクルコスト管理の活用の推進等を通じた調達コストの縮減その他装備取得の一層の効率化等を図るための取組を強化するとともに 中長期的な視点から我が国の防衛生産 技術基盤の在り方について検討すること (2) 人員を効率的 効果的に活用するため 可能な業務について部外委託等を行うほか 質の高い人材の確保 育成を図り 教育を充実するとともに 社会の少子化 高学歴化が進む中で自衛隊の任務の多様化等に対応し得る隊員の階級 年齢構成等の在り方について検討すること (3) 地域住民 地域社会との関係の緊密化に留意しつつ 陸海空自衛隊が全体として効果的 効率的に能力を発揮できる体制をめざす観点から 部隊等の効率化 合理化等について検討すること (4) 統合運用体制移行後の運用の実績等を踏まえつつ 自衛隊がその任務を実効的に果たし得るよう 統合運用を強化すること 5 経費の取扱い国の最も基本的な施策の一つである防衛の重要性を踏まえつつ 厳しさを増す財政事情を勘案し 歳出額及び新規後年度負担額を極力抑制する -2-

6 3 23 中期防の方針 23 中期防では 22 大綱に従い 即応性 機動性 柔軟性 持続性及び多目的性を備え 軍事技術水準の動向を踏まえた高度な技術力と情報能力に支えられた動的防衛力を構築するため 以下の6 点を計画の基本とし 効果的かつ効率的な防衛力の整備に努めることとしています 1 防衛力の役割を果たし得る態勢の整備防衛力の役割である実効的な抑止及び対処 アジア太平洋地域 グローバルな安全保障環境の安定化のための各種の活動を迅速かつシームレスに実施できるよう 態勢整備を行うこととします この際 複合事態への対応にも留意しつつ 統合の強化 島嶼部における対応能力強化 国際平和協力活動への対応能力強化等を重視します 2 優先整備すべき機能に重点を置いた適切な資源配分防衛力整備に当たっては 統合運用の実効性向上の観点も踏まえ 各種の活動に活用し得る機能 非対称的な対応能力を有する機能及び非代替的な機能を優先整備します また 本格的な侵略事態への備えは 最小限の専門的知見や技能の維持に必要な範囲に限り保持することとします 3 質の高い防衛力の効率的な整備 装備品の導入に当たっては 能力の高い新装備の導入と既存装備の延命 能力向上を組合せ 質の高い防衛力を効率的に整備することとします 4 防衛力の能力発揮のための基盤に関する施策の実施防衛力の能力発揮の基盤を効果的に整備するため 人事制度の抜本的見直しにより 人件費の抑制 効率化 若年化による精強性の向上等を推進します また 装備品等の取得改革をより一層推進し 部隊の運用水準の向上を図ることとします 5 日米安全保障体制の一層の強化新たな安全保障環境にふさわしい形で日米同盟を深化 発展させていくため 各種の協力や日米協議を推進するほか 在日米軍の駐留をより円滑かつ効果的にするための取組を積極的に推進します 6 防衛力整備の効率化 合理化厳しさを増す財政事情を勘案し 一層の効率化 合理化を図り 経費を抑制します その際 予算配分の思い切った見直しを行うとともに 真に必要な機能に資源を選択的に集中して防衛力の構造的な変革を図ります -3-

7 中期防衛力整備計画 ( 平成 23 年度 ~ 平成 27 年度 ) 関連部分抜粋 計画の方針平成 23 年度から平成 27 年度までの防衛力整備に当たっては 平成 23 年度以降に係る防衛計画の大綱 ( 平成 22 年 12 月 17 日安全保障会議及び閣議決定 ) に従い 即応性 機動性 柔軟性 持続性及び多目的性を備え 軍事技術水準の動向を踏まえた高度な技術力と情報能力に支えられた動的防衛力を構築するため 以下を計画の基本として 防衛力の整備 維持及び運用を効果的かつ効率的に行うこととする 1 実効的な抑止及び対処 アジア太平洋地域の安全保障環境の一層の安定化並びにグローバルな安全保障環境の改善のための各種の活動を迅速かつシームレスに実施できるよう 複合事態への対応にも留意しつつ 即応態勢 統合運用態勢及び国際平和協力活動を積極的に実施し得る態勢を整備する この観点から 統合の強化 島嶼 しょ 部における対応能力の強化 国際平和協力活動への対応能力の強化 情報機能の強化 科学技術の発展への対応を重視する 2 防衛力の整備に当たっては 統合運用の実効性向上の観点も踏まえ 自衛隊が保有すべき各種の機能のうち 各種の活動に活用し得る機能 非対称的な対応能力を有する機能及び非代替的な機能を優先整備すべき機能として重点化し 適切な資源配分を行う なお 本格的な侵略事態への備えについては 不確実な将来情勢の変化に対応するための最小限の専門的知見や技能の維持に必要な範囲に限り保持する 3 装備品等の導入に当たっては 能力の高い新たな装備品等の導入と既存の装備品等の延命 能力向上等を組み合わせることにより 質の高い防衛力を効率的に整備する 4 防衛力の能力発揮の基盤を効果的に整備するため 人事制度の抜本的な見直しにより 人件費の抑制 効率化を図るとともに若年化による精強性の向上等を推進し 人件費の比率が高く 自衛隊の活動経費を圧迫している防衛予算の構造の改善を図る また 装備品等の取得改革をより一層推進し 部隊の運用水準の向上を図るほか 関係機関や地域社会との協力の強化を図る 5 日米安全保障体制は 我が国の平和と安全にとって必要不可欠であり また 米軍の軍事的プレゼンスは 地域の平和と安定の維持に不可欠である 新たな安全保障環境にふさわしい形で日米同盟を深化 発展させていくため 各種の協力や日米協議を推進するほか 在日米軍の駐留をより円滑かつ効果的にするための取組等を積極的に推進する 6 格段に厳しさを増す財政事情を勘案し 国の他の諸施策との調和を図りつつ 一層の効率化 合理化を図り 経費を抑制する その際 各自衛隊に係る予算配分についても 安全保障環境の変化に応じ 前例にとらわれず 縦割りを排除した総合的な見地から思い切った見直しを行う また 自衛隊全体にわたる装備 人員 編成 配置等の抜本的な効率化 合理化を行った上で 事業の内容を精査の上 真に必要な機能に資源を選択的に集中して防衛力の構造的な変革を図り 限られた資源でより多くの成果を達成する -4-

8 4 基幹部隊の見直し等 22 大綱で示された将来体制に移行すべく 所要の部隊改編等を行います 区分 22 年度完成時 23 中期防完成時 22 大綱水準 23 中期防における主要事業 陸自編成定数常備自衛官定員即応予備自衛官員数 万人 万 千人 千人 万 千人 万人 千人 万 千人 万 千人 千人 陸上自衛隊 平素地域配備する部隊 個師団 個旅団 個師団 個旅団 個師団 個旅団 戦車及び火砲の縮減を図りつつ 即応性 機動性を一層向上させるため 個の師団及び 個の旅団の改編を実施 航空輸送力等を向上させるため 個の旅団の改編を実施 南西地域の島嶼部への沿岸監視部隊配置等 地対空誘導弾部隊 個高射特科群 個高射特科群 連隊 個高射特科群 連隊 個高射特科群を廃止し 個の旅団内に高射特科連隊を新設 基幹部隊 海上自衛隊 護衛艦部隊 機動運用 地域配備 個護衛隊群 個護衛隊 ) 個護衛隊群 個護衛隊 ) 個護衛隊 個護衛隊 潜水艦部隊 個潜水隊 個潜水隊 - 個護衛隊群 個護衛隊 個護衛隊 - 個潜水隊 護衛艦部隊 ( 地域配備 ) を機動運用化 (1 個隊 隻 個隊 個隊 隻 個隊 ) 潜水艦増勢のために必要な措置を実施 航空自衛隊 戦闘機部隊 個飛行隊 個飛行隊 個飛行隊 那覇基地に戦闘機部隊 個飛行隊を移動し 個飛行隊化 この他 米軍とのインターオペラビリティを向上するため 横田基地を新設し 航空総隊司令部等を移転 中期防衛力整備計画 ( 平成 23 年度 ~ 平成 27 年度 ) 関連部分抜粋 基幹部隊の見直し等 1 陸上自衛隊については 部隊の編成及び人的構成を見直し 効率化 合理化を徹底する中で 戦車及び火砲の縮減を図りつつ 即応性 機動性等を一層向上させるため 5 個の師団及び1 個の旅団について改編を実施する また 1 個高射特科群を廃止し これに伴い1 個の旅団内に高射特科連隊を新設するとともに 即応性 航空輸送力等を一層向上させるため 1 個の旅団について改編を実施する 平素からの情報収集 警戒監視及び事態発生時の迅速な対処に必要な体制を整備するため 南西地域の島嶼 しょ 部に 陸上自衛隊の沿岸監視部隊を新編し配置するとともに 初動を担任する部隊を新編するための事業に着手する 統合運用の推進や日米共同による対処態勢構築の推進等の観点から 指揮 管理機能の効率化にも留意しつつ 作戦基本部隊 ( 師団 旅団 ) 及び方面隊の在り方について検討の上 必要な措置を講ずる 2 海上自衛隊については 情報収集 警戒監視 対潜戦等の各種作戦の効果的な遂行による周辺海域の防衛や海上交通の安全確保等に有効に対応するとともに 国際平和協力活動に柔軟に対応できるよう 護衛艦部隊 ( 地域配備 ) を機動運用化する その際 5 個の護衛隊からなる護衛艦部隊 ( 地域配備 ) を4 個護衛隊とする また 潜水艦増勢のために必要な措置を講ずる 3 航空自衛隊については 南西地域における即応態勢を充実するため 那覇基地に戦闘機部隊 1 個飛行隊を移動させ 2 個飛行隊とする改編を行うとともに 1 個航空団を新設し これに伴い既存の1 個航空団を廃止する また 米軍とのインターオペラビリティを向上するため 横田基地を新設し 航空総隊司令部等を移転する 4 計画期間末の常備自衛官全体の定数は 平成 22 年度末の水準からおおむね2 千人程度削減し おおむね24 万 6 千人程度とする (1) このうち 陸上自衛隊の計画期間末の編成定数については おおむね15 万 7 千人程度 常備自衛官定数についてはおおむね15 万人程度 即応予備自衛官員数については おおむね7 千人をめどとする (2) また 海上自衛隊及び航空自衛隊の計画期間中の常備自衛官定数については 平成 22 年度末の水準をめどとする (3) なお 計画期間中においては 後方業務の抜本的な合理化 効率化を図ることにより 人員の一層の合理化を進めることとする その際 精強性を高めるための第一線部隊の充足については 後方業務に関する新たな人事任用制度の導入に伴う人件費抑制や人員の配置転換により 人件費の追加的な負担を招かない範囲で措置することとする -5-

9 5 自衛隊の能力等に関する主要事業 22 大綱では 防衛力の役割として (1) 実効的な抑止及び対処 (2) アジア太平洋地域の安全保障環境の一層の安定化 (3) グローバルな安全保障環境の改善を掲げ また これらの役割を実効的に果たし得るよう 各種事態等への対応に必要な自衛隊の態勢を保持することを掲げています 23 中期防では このような考え方等を踏まえ 自衛隊の能力等に関する各種の事業を行っていくこととしています (1) 実効的な抑止及び対処実効的な抑止及び対処のために 以下のような事業を行っていきます ア 周辺海空域の安全確保 ヘリコプター搭載護衛艦 () 汎用護衛艦 () 潜水艦及び固定翼哨 戒機 () の整備 既存の護衛艦 潜水艦及び固定翼哨戒機 () の延命 固定式 3 次元レーダー装置の整備 早期警戒管制機 () の改善 潜水艦 ( そうりゅう型 ) ヘリコプター搭載型護衛艦 (DDH) イメージ 固定翼哨戒機 イ 島嶼部に対する攻撃への対応 ( ア ) 情報収集 警戒監視体制の整備等 南西地域の島嶼部に陸上自衛隊の沿岸監視部隊を配置するとともに 初動を担任する部隊の新編に向けた事業に着手 航空自衛隊の移動警戒レーダーを南西地域の島嶼部へ展開 南西地域において早期警戒機 () の整備基盤を整備 ( イ ) 迅速な展開 対応能力の向上 輸送ヘリコプター () の整備 現有の輸送機 () の後継機として新たな輸送機の整備 ヘリコプター搭載護衛艦 () の整備 地対艦誘導弾の整備 機動展開訓練の実施 輸送機 ( 後継機 ( ウ ) 防空能力の向上 那覇基地における戦闘機部隊を1 個飛行隊から2 個飛行隊に改編 現有の戦闘機 () の後継機として新たな戦闘機の整備 戦闘機 () の近代化改修及び自己防御能力の向上 電子戦能力の付加 地対空誘導弾ペトリオットの改修 中距離地対空誘導弾の整備 戦闘機 () の空対空能力及びネットワーク機能の向上 現有の救難ヘリコプター () の後継機として新たな救難ヘリコプターの整備 救難ヘリコプターに対する空中給油機能を輸送機 () に付加 -6-

10 ( エ ) 海上交通の安全確保 ヘリコプター搭載護衛艦 () 汎用護衛艦 () 潜水艦及び固定翼哨 戒機 () の整備 既存の護衛艦 潜水艦及び固定翼哨戒機 の延命 哨戒ヘリコプター () 掃海艦艇 掃海 輸送 ヘリコプター () の整備 哨戒ヘリコプター () の延命 救難飛行艇 () の整備 哨戒ヘリコプター 掃海艇 救難飛行艇 掃海 輸送ヘリコプター ウ サイバー攻撃への対応 自衛隊に対するサイバー攻撃への対処を統合的に実施するための体制の強化 サイバー攻撃対処に関する研究 演習の充実 高度な知見を有する人材の育成 エ ゲリラや特殊部隊による攻撃への対応 普通科部隊の強化 軽装甲機動車 多用途ヘリコプター ) 戦闘ヘリコプター ) の整備 NBC 偵察車の整備 NBC 偵察車 戦闘ヘリコプター ( オ 弾道ミサイル攻撃への対応 イージス艦への BMD 機能付加 ペトリオットの能力向上等 日米共同開発の推進等 キネティック弾頭 軌道修正 姿勢制御装置 誘導部 赤外線シーカ ミサイル誘導部キネティック弾頭射出部 第 3 段ロケットモータ BMD 用能力向上型迎撃ミサイル ( 日米共同開発 ) ノーズコーン上段分離部 第 2 段ロケットモータ 第 2 段操舵部 ブースタ ( 改 ) イージス艦から発射する SM-3 カ 複合事態への対応 指揮統制 後方支援等の態勢の整備 キ大規模 特殊災害等への対応 平素からの関係機関との連携 各種の訓練や計画の策定 -7- 関係機関と連携した各種訓練

11 中期防衛力整備計画 ( 平成 23 年度 ~ 平成 27 年度 ) 関連部分抜粋 自衛隊の能力等に関する主要事業 1 実効的な抑止及び対処 (1) 周辺海空域の安全確保陸 海 空の各領域で常時継続的に情報収集 警戒監視を行い 各種兆候を早期察知する態勢を強化するため ヘリコプター搭載護衛艦 (DDH) 汎用護衛艦(DD) 潜水艦及び固定翼哨戒機( P-1) の整備並びに既存の護衛艦 潜水艦及び固定翼哨戒機 (P-3C) の延命を行う また 固定式 3 次元レーダー装置を整備するとともに 引き続き 早期警戒管制機 (E-767) の改善を行う (2) 島嶼 しょ 部に対する攻撃への対応 ( ア ) 情報収集 警戒監視体制の整備等平素からの情報収集 警戒監視を行うとともに 事態発生時の迅速な対処に必要な体制を整備するため 前記 1に示すとおり 南西地域の島嶼 しょ 部に陸上自衛隊の沿岸監視部隊を配置するとともに 初動を担任する部隊の新編に向けた事業に着手する また 移動警戒レーダーを南西地域の島嶼 しょ 部に展開することにより 隙のない警戒監視態勢を保持する さらに 南西地域において早期警戒機 (E-2C) の整備基盤を整備し 常時継続的に運用し得る態勢を確保する ( イ ) 迅速な展開 対応能力の向上迅速な展開能力を確保し 実効的な対応能力の向上を図るため 引き続き 輸送ヘリコプター ( CH-47JA) を整備するとともに 現有の輸送機 (C-1) の後継機として 新たな輸送機を整備する また 部隊の迅速な展開に資するヘリコプター搭載護衛艦 (DDH) を整備する さらに 地対艦誘導弾を整備するほか 島嶼 しょ 部への迅速な部隊展開に向けた機動展開訓練を実施する ( ウ ) 防空能力の向上巡航ミサイル対処を含む防空能力の向上を図るため 前記 3に示すとおり 那覇基地における戦闘機部隊を1 個飛行隊から2 個飛行隊に改編する また 現有の戦闘機 (F-4) の後継機として 新たな戦闘機を整備するとともに 引き続き 戦闘機 (F-15) の近代化改修及び自己防御能力の向上 地対空誘導弾ペトリオットの改修 中距離地対空誘導弾の整備を推進する 加えて 戦闘機 (F-15) に電子戦能力を付加するとともに 戦闘機 (F-2) の空対空能力やネットワーク機能の向上を行う さらに 現有の救難ヘリコプター (UH-60J) の後継機として 新たな救難ヘリコプターを整備するとともに 引き続き 救難ヘリコプターに対する空中給油機能を輸送機 (C-130H) に付加し 救難能力の向上を図る ( エ ) 海上交通の安全確保南西地域等における情報収集 警戒監視態勢を充実し 対潜戦を始めとする各種作戦を効果的に行い 海上交通の安全を確保し得るよう 前記 (1) に示すとおり ヘリコプター搭載護衛艦 (D DH) 汎用護衛艦(DD) 潜水艦及び固定翼哨戒機(P-1) の整備 既存の護衛艦 潜水艦及び固定翼哨戒機 (P-3C) の延命を行うほか 哨戒ヘリコプター (SH-60K) 掃海艦艇 掃海 輸送ヘリコプター (MCH-101) を整備するとともに 哨戒ヘリコプター (SH-60 J) の延命を行う また 救難体制を効率化するとともに 救難飛行艇 (US-2) を整備する (3) サイバー攻撃への対応自衛隊の情報通信ネットワークを防護するための機能の向上に向け 自衛隊に対するサイバー攻撃への対処を統合的に実施するための体制を強化するほか サイバー攻撃対処に関する研究や演習の充実を図るとともに サイバー攻撃対処に関する高度な知見を有する人材を育成し 政府全体として行う対応に寄与する (4) ゲリラや特殊部隊による攻撃への対応ゲリラや特殊部隊による攻撃に迅速かつ効果的に対応できるよう 部隊の即応性 機動性等を一層高めることとし 普通科部隊の強化を行うほか 引き続き 軽装甲機動車 多用途ヘリコプター (U H-60JA) 及び戦闘ヘリコプター (AH-64D) を整備する また 核 生物 化学兵器による攻撃への対応能力の向上を図るため 引き続き NBC 偵察車を整備する (5) 弾道ミサイル攻撃への対応弾道ミサイル攻撃への対処体制の強化に向け 引き続き イージス システム搭載護衛艦及び地対空誘導弾ペトリオットの能力向上等を行う 弾道ミサイル防衛用能力向上型迎撃ミサイルに関する日米共同開発を引き続き推進するとともに その生産 配備段階への移行について検討の上 必要な措置を講ずる (6) 複合事態への対応複数の事態が連続的又は同時に生起した場合にあっても 迅速かつ適切な対応を行えるよう 指揮統制 後方支援等の態勢を整備する (7) 大規模 特殊災害等への対応大規模地震 原子力災害等 様々な大規模 特殊災害等に迅速かつ適切に対応し 国民の人命及び財産を保護するため 平素から関係機関と連携しつつ各種の訓練や計画の策定等の各種施策を推進する -8-

12 参 考 陸上自衛隊の新体制及び 23 中期防における事業について 動的防衛力を実現するための体制を整備 高い機動力や警戒監視能力を備え 各地に迅速に展開することが可能な部隊を配置南西地域における体制の充実 沖縄本島より西は 陸上自衛隊部隊の配備上の空白地域 平素からの情報収集 警戒監視及び事態発生時の迅速な対処に必要な体制を整備するため 南西地域の島嶼部に 沿岸監視部隊を新編 配置するとともに 初動を担任する部隊を新編するための事業に着手 沿岸監視部隊 : 沿岸から 付近を航行する船舶や航空機等の情報を収集 初動を担任する部隊 : 事態発生時に 状況を偵察し 重要施設を防護するほか 災害時に即応するなどの任務に従事 体制の合理化 部隊の編成及び人的構成を見直し 効率化 合理化を徹底しながら陸上自衛隊の体制を整備 この際 戦車及び火砲は削減 戦車については 大量減勢に対応し 小型 軽量化 機動力向上 ネットワークによる戦闘能力の強化を図った 10 式戦車を継続整備 南西地域における体制の充実 1 迅速な展開 対応能力の向上 2 防空能力の向上 3 情報収集 警戒監視体制の整備 1 個旅団 ( 第 15 旅団 ) を改編 機動展開訓練の実施 1 個高射特科群を廃止し 第 15 旅団内に中距離地対空誘導弾等を配備し 高射特科連隊を新設 沿岸監視部隊を配置 初動担任部隊の新編事業着手 体制の合理化 16 大綱 22 大綱 編成定数 編成定数 編成定数 15 万 5 千人 編成定数 15 万 4 千人 常備自衛官定員 14 万 8 千人 常備自衛官定員 14 万 7 千人 即応予備自衛官定員 7 千人 即応予備自衛官定員 7 千人 平成 22 年度末の陸上自衛隊編成定数は約 16 万人 ( 常備自衛官は15 万 2 千人 ) であり 新大綱に沿って 今後概ね10 年間で定数 6 千人を削減していくこととなる 新中期防計画期間末の陸上自衛隊編成定数は約 15 万 7 千人程度 ( 常備自衛官は約 15 万人程度 ) である 戦車 火砲 戦車 火砲 戦車 約 600 両 戦車 約 400 両 主要特科装備 約 600 門 / 両 火砲 約 400 門 / 両 新大綱では 地対艦誘導弾 (SSM) については 主要特科装備として算定せず その整備については別途中期防において明示 海上自衛隊の新体制及び 23 中期防における事業について 南西地域等における情報収集 警戒監視態勢を充実し 対潜戦をはじめとする各種作戦を効果的に行い 海上交通の安全を確保し得るよう 以下の事業を推進 動的防衛力の運用イメージ ( 我が国周辺海域 ) 艦艇に対する監視 海域に対する監視 護衛艦 (16 大綱 :47 隻 22 大綱 :48 隻 ) ヘリコプター搭載護衛艦 (DDH) 汎用護衛艦(DD) の整備 (DDH DD 合せて3 隻 ) 地域配備護衛艦を機動運用化 ( ) 5 個護衛隊 4 個護衛隊 ( ) 従来 沿岸海域の警備及び防備のため各警備区に配備されていた護衛艦について 警備区を越えて機動的に活動できるように体制を変更し 南西方面における活動や国際平和協力活動等に柔軟に運用 潜水艦 (16 大綱 :16 隻 22 大綱 :22 隻 ) 潜水艦の整備 (5 隻 ) 潜水艦増勢のため 既存の潜水艦の延命や要員養成等を実施 哨戒機 固定翼哨戒機 (P-1) の整備 (10 機 ) P-1の運用開始 ( 警戒監視エリアを拡大し 監視空白エリアに対処 ) 哨戒ヘリコプター (SH-60K) の整備 (26 機 ) その他主要事業 掃海艦艇 (4 隻 ) 掃海 輸送ヘリコプター(MCH-101) の整備 (5 機 ) 既存の護衛艦 固定翼哨戒機 (P-3C) 哨戒ヘリコプター(SH-60J) 補給艦等の延命を実施 艦艇に対する監視 海域に対する監視 潜水艦に対する監視 海賊対処 海域に対する監視 海域に対する監視 動的防衛力の運用イメージ ( 海外 ) 海賊対処 ( 帰投中 ) 我が国周辺海域における訓練 多国間共同訓練 遠洋練習航海 海外での各種試験 -9-

13 参 考 航空自衛隊の新体制及び 23 中期防における事業について 1( 戦闘機 ) 那覇基地に戦闘機部隊 1 個飛行隊を移動させ 2 個飛行隊とする改編を行うまた 現有の戦闘機 (F-4) の後継機として 新たな戦闘機を整備 概要 戦闘機部隊の配置 F-4 戦闘機については 運用開始から約 40 年経過 平成 20 年代後半より減勢し 所要機数を割り込む見込み 我が国の防空等の任務を適切に実施するため 23 中期防においてF-4 戦闘機の後継機として 新戦闘機 12 機の整備を計画 ( 平成 21 年度末 ) 戦闘航空団 航空総隊司令部 ( 府中 ) 戦闘航空団航空総隊司令部 F- 4 : 2 ( 個飛行隊府中 ) F- 2 : 3 個飛行隊 F-15 : 7 個飛行隊 1 個飛行隊 : 約 20 機 第 2 航空団 ( 千歳 ) 第 3 航空団 ( 三沢 ) 戦闘機の数 16 大綱 : 約 260 機 22 大綱 : 約 260 機 第 6 航空団 F-4EJ 改 ( 小松 ) F-X 調査対象機種 第 8 航空団 ( 築城 ) F-4EJ 改航空総隊司令部 第 7 航空団 ( 百里 ) ( 新田原 ) 第 5 航空団 F-22 F-15FX Rafale F-15 第 83 航空隊 ( 那覇 ) F/A-18E/F F-35 Typhoon 23 中期防期間中に 2 個飛行隊化 F-4 F-2 航空自衛隊の新体制及び 23 中期防における事業について 2( 新輸送機 ) 現有の輸送機 (C-1) の後継機として 新たな輸送機を整備 概要 空自輸送機の行動可能距離 C-1 輸送機については 運用開始から約 40 年経過 平成 20 年代後半より減勢し 所要機数を割り込む見込み 戦術輸送能力を強化し 国際平和協力活動に積極的に取組むため 23 中期防において 新輸送機 10 機の整備を計画機体諸元の比較 イスラマバードデリーシンガポールジャカルタ ホノルル C-1 約 1,700km C-130 約 4,000km 新輸送機約 6,500km C-1 C-130H 新輸送機 最大貨物搭載量比較 約 30 トン 外観 約 20 トン 全長全幅全高貨物搭載量 航続距離 約 29m 約 31m 約 10m 約 8t 約 1,700 km (2.6t 搭載時 ) 約 30m 約 40m 約 12m 約 20t 約 4,000 km (5t 塔載時 ) 約 44m 約 44m 約 14m 約 30t 約 6,500 km (12t 搭載時 ) 約 8 トン C-1 C-130H 新輸送機 -10-

14 参 考 周辺海空域の安全確保 潜水艦増勢による情報収集 警戒監視 / 哨戒態勢の強化 ( 延命による増勢を含む ) 地域配備護衛艦の機動運用化 ( 南西方面も含め柔軟に運用 ) 南西方面における護衛艦 潜水艦の活動基盤の強化 ( 沖縄 ( 勝連 ) における貯油タンクの拡大整備 ) P-1 の導入による監視態勢の強化 南西地域の旧型固定式 3 次元レーダーの新型固定式 3 次元レーダーへの更新 ( 宮古島 沖永良部島 ) 情報収集 警戒監視体制の整備等 南西地域の島嶼部に陸上自衛隊の沿岸監視部隊を配置 南西地域の島嶼部に陸自初動担任部隊の新編事業着手 南西地域における移動警戒レーダーを増勢 ( 美保基地からの移設 那覇基地 2 3 個 ) し 島嶼部へ展開 早期警戒機 (E-2C) を那覇基地に常時継続的に運用し得るための整備基盤を整備 迅速な展開 対応能力の向上 南西地域の体制について 1 即応性 航空輸送力等を一層向上させるため 1 個旅団 ( 第 15 旅団 ) を改編 島嶼部への迅速な部隊展開に向けた機動展開訓練の実施 現有の輸送機 (C-1) の後継機として新たな輸送機を導入 防空能力の向上 1 個高射特科群を廃止し 第 15 旅団内に中距離地対空誘導弾等を配備した高射特科連隊を新設 那覇基地における戦闘機部隊を 1 個飛行隊から 2 個飛行隊に改編 沖縄への PAC-3 の配備と沖縄所在の PAC-2 のバージョンアップ (Config.3 化 ) 凡例 陸自 海自 空自 南西地域の体制について 2 凡例陸自駐屯地海自基地空自基地レーダーサイト米軍基地 陸自 空自 迅速な展開 対処能力の向上尖閣諸島 即応性 航空輸送力等を一層向上させるため 1 個旅団 ( 第 15 旅団 ) を改編 島嶼部への迅速な部隊展開に向けた機動展開訓練の実施防空能力の向上 1 個高射特科群を廃止し 第 15 旅団内に中距離地対空誘導弾等を配備した高射特科連隊を新設 情報収集 警戒監視体制の整備 移動警戒レーダーを増勢し 島嶼部へ展開 早期警戒機 (E-2C) を那覇基地に常時継続的に運用し得るための整備基盤を整備 迅速な展開 対処能力の向上 # 現有の輸送機 (C-1) の後継機として新たな輸送機を導入 防空能力の向上 # 戦闘機部隊を1 個飛行隊から2 個飛行隊に改編 # ## PAC-3の配備と沖縄所在のPAC-2のバージョンアップ奄美大島 (Config.3 化 ) 久米島 沖縄島 沖永良部島 海自 周辺海空域の安全確保 潜水艦の増勢のための延命 地域配備護衛艦の機動運用化 護衛艦 潜水艦の活動基盤の強化 P-1 導入による監視態勢の強化 宮古島与那国島石垣島西表島 空自 周辺海空域の安全確保 旧型固定式 3 次元レーダーの新型固定式 3 次元レーダーへの更新 km 陸自 情報収集 警戒監視体制の整備 沿岸監視部隊を配置 初動担任部隊の新編事業着手 -11-

15 参 考 弾道ミサイル防衛 (BMD) への対応について 1 弾道ミサイル攻撃への対処体制の強化に向け 引き続き イージス システム搭載護衛艦及び地対空誘導弾ペトリオットの能力向上等を行う 弾道ミサイル防衛用能力向上型迎撃ミサイルに関する日米共同開発を引き続き推進するとともに その生産 配備段階への移行について検討の上 必要な措置を講ずる イージス システム搭載護衛艦 + こんごう 型 4 隻 あたご 型 2 隻現有の こんごう 型イ-ジス艦に加え 新たに あたご 型イ-ジス艦 2 隻にBMD 能力を付与し 弾道ミサイル対処体制を強化 BMD 用能力向上型迎撃ミサイル ( 日米共同開発 ) 舞鶴 将来的な脅威への対応を念頭に 弾道ミサイル対処能力を向上させるため イ - ジス艦に搭載する BMD 用能力向上型迎撃ミサイル (SM-3BlockⅡA) の日米共同開発を引き続き推進 キネティック弾頭 軌道修正 姿勢制御装置 誘導部 赤外線シーカ ノーズコーン 上段分離部 ミサイル誘導部キネティック弾頭射出部 第 2 段ロケットモータ 第 3 段ロケットモータ ブースタ ( 改 ) 第 2 段操舵部 佐世保 横須賀定係港こんごうちょうかい こんごう 型みょうこうきりしまあたご あたご 型あしがら 佐世保佐世保舞鶴横須賀舞鶴佐世保 弾道ミサイル防衛 (BMD) への対応について 2 地対空誘導弾ペトリオット (PAC-3) 地対空誘導弾ペトリオット部隊の構成 千歳 FU: PAC-3 の再配置 入間 三沢 1 個高射群の編成 高射群 群本部 春日 岐阜 1 個高射隊の編成 射撃管制装置 レーダー装置 発射機 ( ランチャー )5 那覇 1 個高射隊の PAC-3 化改修 第 5 高射群 ( 沖縄 ) の 1 個高射隊を新たに PAC-3 化改修するとともに 既存の PAC-3 の再配置によって全ての高射群に PAC-3 を配備 アンテナマストグループ 電源車 その他 無線中継装置がある BMD 対応化し PAC-3 ミサイルを搭載 これらの取組を通じ 迅速な機動展開能力と常時継続的な待機態勢の向上が可能となる -12-

16 (2) アジア太平洋地域の安全保障環境の一層の安定化 アジア太平洋地域の安全保障環境の一層の安定化のため 以下のような事業を行っていきます 各レベルによる二国間 多国間の安全保障協力 対話 防衛協力 交流 各種の共同訓練 演習を多層的に推進 ADMMプラスなどの域内協力枠組みの構築 強化の促進 能力構築支援 ( 人道支援 災害救援等の分野において 防衛医学 地雷 不発弾処理等の自衛隊が保有する知識 経験を活用することで 同分野における域内諸国の対処能力向上や人材育成等を支援 ) 目 的 能力構築支援とは近年の国際情勢の変化に伴い 人道支援 災害救援 海賊対処等の非伝統的安全保障分野における課題に国際社会が一致して取り組むことが不可欠となっている そのため 自国の防衛能力といった従来の伝統的安全保障分野における施策に加え 非伝統的な脅威や不安定性に対し 開発途上国の対処能力を向上させるための支援を行い 自らその解決策を講じるよう促す 参 考 分 野 非伝統的安全保障分野 ( 人道支援 災害救援 海賊対処 地雷 不発弾処理等 ) 内 容 具体例 開発途上国等の軍又は軍人の対処能力向上 キャパシティ ビルディング を支援 専門家の派遣 研修員の受入れ等 従来の政策 防衛省 自衛隊は 国際平和協力活動の一環として 国連 PKO 2 国際緊急援助活動 ソマリア沖 アデン湾における海賊対処活動等を行ってきた こうした活動は 紛争や大規模災害など実際に生起した安全保障上の問題への 事後的 な対応 能力構築支援 平素 から継続的に非伝統的安全保障分野における人材育成や技術支援等を通じて途上国自身の対処能力を向上させるという取組を行うことにより 地域内における安定を積極的 能動的に創出し 国際的な安全保障環境を改善するという 新たな発想に基づく取組み (3) グローバルな安全保障環境の改善グローバルな安全保障環境の改善のため 以下のような事業を行っていきます 国際平和協力活動への積極的な取組 PKO 参加五原則等我が国の参加の在り方を検討 能力構築支援 国際テロ対策 海上交通の安全確保や海洋秩序維持のための取組等を積極的に推進 気候変動 資源の制約が安全保障環境等に及ぼす影響の研究 国際平和協力センターにおける教育の実施 国連を含む国際機関等が行う軍備管理 軍縮分野における諸活動への積極的な協力 -13-

17 中期防衛力整備計画 ( 平成 23 年度 ~ 平成 27 年度 ) 関連部分抜粋 2 アジア太平洋地域の安全保障環境の一層の安定化我が国周辺において 平素からの情報収集 警戒監視や訓練 演習等の部隊運用を適時 適切に行うことにより 我が国周辺の安全保障環境の安定を目指す アジア太平洋地域の不安定要因を除去し 安定化を図るため 引き続き各レベルにおいて二国間 多国間の安全保障対話 防衛協力 交流 各種の共同訓練 演習を多層的に推進するとともに 域内協力枠組みの構築 強化を促進する また より実際的な協力を推進するため 人道支援 災害救援等の非伝統的安全保障分野において防衛医学 地雷 不発弾処理等の自衛隊が保有する知識 経験を活用することで 同分野における域内諸国の対処能力向上や人材育成等の能力構築支援を実施する 3 グローバルな安全保障環境の改善国際平和協力活動に積極的に取り組む 国連平和維持活動の実態を踏まえ PKO 参加五原則等我が国の参加の在り方を検討する また 能力構築支援や 国際テロ対策 海上交通の安全確保や海洋秩序の維持のための取組等を積極的に推進する さらに 気候変動や資源の制約が安全保障環境や作戦環境に及ぼす影響について検討を行い 諸外国と協力しつつ 所要の研究を推進するなど必要な措置を講ずる 国際平和協力センターにおいて 国際平和協力活動等に関する知識普及に資するための教育及び専門的な教育を実施するとともに 教育対象者について 関係府省職員等自衛隊員以外に拡大することを検討の上 必要な措置を講ずる 国際連合を含む国際機関等が行う軍備管理 軍縮分野における諸活動に対し 引き続き積極的に協力する 拡大 国防相会議 プラス ) ( 年 月 ) パシフィック パートナーシップ 海賊対処派遣部隊 -14-

18 (4) 体制整備に当たっての重視事項 自衛隊の体制整備に当たっては 統合の強化 国際平和協力活動への対応能力の強化 情報機能の強化 科学技術の発展への対応 衛生機能の強化を重視することとし 以下のような事業を行っていきます ア 統合の強化 各自衛隊が一体となって有機的に対処し得る体制構築のため 統合的な観 点から 機動力 輸送能力 実効的対処能力及び統合幕僚監部の機能強化を 始めとする指揮統制機能の向上の他 動的防衛力の強化に資する組織 編成 業務の在り方について検討 統合運用基盤の強化 ( 高度な情報通信ネットワークを活用した一元的な指 揮統制 情報共有態勢の強化 ) 自衛隊における統合的なサイバー攻撃対処能力の強化 ( サイバー対処の中 核となる組織の新設等 ) 陸上配備の航空救難機能 ( 海自 空自 ) の航空自衛隊への一元化に向けた 体制整備 陸上自衛隊及び航空自衛隊の高射部隊について 統合の観点から効果的か つ効率的な体制整備に向けた検討 イ 国際平和協力活動への対応能力の強化 待機態勢の強化 陸上自衛隊中央即応集団の機能充実 ヘリコプター搭載護衛艦 () 輸送機 ( の後継機の整備等による 海上 航空輸送力の強化 施設 衛生等の機能や教育訓練体制の充実 ウ 情報機能の強化 宇宙分野や無人機を含む新たな各種技術動向等を踏まえ 総合的な警戒監 視態勢の在り方について検討 情報収集施設 器材 装置等の整備 更新と能力向上 情報部門の総合的な分析 評価能力等の強化 ( 能力の高い要員の確保 情 報の専門家の育成 ) 遠隔地における自衛隊の活動に対する情報支援を適切に行う体制の整備 関係国との情報協力 交流の拡大 強化 -15-

19 中期防衛力整備計画 ( 平成 23 年度 ~ 平成 27 年度 ) 関連部分抜粋 4 体制整備に当たっての重視事項 (1) 統合の強化島嶼 しょ 部への攻撃に対する対応や周辺海空域の安全確保 複合事態への対応等に際し 各自衛隊が一体となって有機的に対処し 国民の安全を確保し得る体制を構築する このため 統合的な観点から 各自衛隊が保有する機動力 輸送能力及び実効的な対処能力のほか 統合幕僚監部の機能強化を始めとして指揮統制機能を高めるとともに 各自衛隊に横断的な機能の整理等を行いつつ 動的防衛力の強化に資する実効的かつ効率的な組織 編成 業務の在り方について検討の上 必要な措置を講ずる 統合運用基盤を強化するため 衛星通信を含む高度な情報通信ネットワークを活用した一元的な指揮統制 情報共有態勢の強化を図るとともに 自衛隊における統合的なサイバー攻撃対処能力強化に向け サイバー攻撃対処の中核となる組織の新設や専門的な人材育成に必要な事業を実施する また 自衛隊統合訓練や日米共同訓練を始めとする各種訓練を実施する 海上自衛隊及び航空自衛隊が担う陸上配備の航空救難機能の航空自衛隊への一元化に向けた体制整備に着手するとともに 陸上自衛隊及び航空自衛隊の高射部隊について統合の観点から効果的かつ効率的な体制整備に向けた検討を推進する (2) 国際平和協力活動への対応能力の強化国際平和協力活動に迅速に部隊を派遣し 継続的に活動できるよう 待機態勢の強化を図るほか 陸上自衛隊の中央即応集団の機能の充実を図る 国際平和協力活動にも資する装備品として ヘリコプター搭載護衛艦 (DDH) や輸送機 (C-1) の後継機等を整備し 海上及び航空輸送力を強化するほか 既存の装備品等を国際平和協力活動にも対応し得るよう改修し 各種の任務の遂行に必要な機能の充実を図る また 施設 衛生等の機能や教育訓練体制の充実を図るため 国際平和協力活動にも資する装備品等を整備する (3) 情報機能の強化安全保障環境の変化に伴う情報のニーズに柔軟に対応できるよう 宇宙分野や無人機を含む新たな各種技術動向等を踏まえ 広域における総合的な警戒監視態勢の在り方について検討するとともに 情報収集施設 器材 装置等の整備 更新と能力向上に努める また 情報部門の総合的な分析 評価能力等を強化するため 能力の高い要員を確保し 多様な分野に精通した情報の専門家を育成する 自衛隊の海外派遣部隊等が円滑かつ安全に任務を行い得るよう地図 地誌の整備等を推進するなど 遠隔地での活動に対する情報支援を適切に行う体制を整備する また 効果的かつ効率的な情報収集と要員の育成のため 関係国との情報協力 交流の拡大 強化に取り組む また 今後の航空偵察機能の在り方について 新たな戦闘機等が保有する情報収集能力も踏まえて検討の上 必要な措置を講ずる (4) (5) ( 略 ) -16-

20 西尾 西尾 西尾 西尾 (4) 体制整備に当たっての重視事項 ( つづき ) エ 科学技術の発展への対応 ( ア ) 指揮通信能力等の強化 情報通信ネットワークの整備 高機能なXバンド衛星通信網の構築 ( イ ) 研究開発の推進 多用途ヘリコプター () の後継機や機動戦闘車等の開発 中距離地対空誘導弾の改善や潜水艦の能力向上等 既存装備品の能力向上に関する研究開発 将来戦闘機のための戦略的検討 優先すべき機能の重点化 コスト分析 リスク評価等の事業管理の仕組みの整備 産学官の優れた技術の積極的導入 諸外国との協力等の推進 参 考 防衛分野での宇宙利用の促進にも資する高機能な X バンド衛星通信網の構築について 3 機中 2 機が平成 27 年度に設計寿命 国際平和協力活動等における現地状況の迅速な把握と的確な指揮命令 災害派遣等における現場状況の迅速な把握と的確な指揮命令 弾道ミサイル防衛や警戒監視 各種事態における迅速な情報伝達と的確な指揮命令 運用中の衛星のうち 機が平成 年度に設計寿命を迎えることを踏まえ 後継機の衛星事業では 官側が 衛星通信の核である高機能な通信ミッション機器の製造に設計段階から関与して 企業側の事業リスクやコストを抑制しつつ 衛星プロジェクトの重要な部分を官側が管理する事業スキームを構築 さらに 衛星事業も対象とした改正 ( ) 法が国会に提出予定 ( 平成 年 月時点 ) であることを踏まえ 衛星の製造から寿命に至る全ての業務を一つの企業が包括的に行う長期契約 ( 事業契約 ) を締結し 民間資金や経営能力等を活用した事業スキームの構築を追求 オ 衛生機能の強化 自衛隊病院等の拠点化 高機能化 海外派遣部隊等に対する医療支援機能の強化 病院 医務室間の情報ネットワーク等の整備 医官教育の強化 看護師養成課程の 4 年制化等による質の高い衛生要員の確保 -17-

21 中期防衛力整備計画 ( 平成 23 年度 ~ 平成 27 年度 ) 関連部分抜粋 4 体制整備に当たっての重視事項 (1)~(3) ( 略 ) (4) 科学技術の発展への対応 ( ア ) 指揮通信能力等の強化確実な指揮命令と迅速な情報共有に資するため 内外の優れた情報通信技術に対応し 高度な指揮通信システムや新野外通信システム等の情報通信ネットワークを整備する その際 前記 1(3) に示すとおりサイバー攻撃対処能力を強化する 指揮通信能力の強化に加え 防衛分野での宇宙利用の促進にも資する高機能なXバンド衛星通信網を構築する その際 民間企業の資金 経営能力及び技術的能力を積極的に活用するなどして 我が国産業の振興にも資する効果的かつ効率的な事業形態を追求する ( イ ) 研究開発の推進現有の多用途ヘリコプター (UH-1J) の後継機として 新たな多用途ヘリコプターの開発に着手する また 機動戦闘車及び新空対艦誘導弾の開発や中距離地対空誘導弾の改善 潜水艦の能力向上 将来レーダー等の新規技術及び各種既存装備品の能力向上に関する研究開発を推進する また 戦闘機 (F-2) の後継機の取得を検討する所要の時期に 戦闘機の開発を選択肢として考慮できるよう 将来戦闘機のための戦略的検討を推進する 研究開発を効果的かつ効率的に行うため 技術調査体制の強化を図りつつ 無人化 省人化を含む科学技術の動向等を踏まえ 中長期的な視点に立って優先整備すべき機能を重点化するとともに コスト分析 リスク評価等の事業管理を的確に行う仕組みを整備する また 国内研究機関等との交流による産学官の優れた技術の積極的導入 米国を始めとする諸外国との協力等を推進する (5) 衛生機能の強化隊員の壮健性を維持し 国際平和協力活動等 多様な任務への対応能力を強化するため 自衛隊病院等を拠点化 高機能化し 統合後送体制 衛生資器材等を整備するとともに 海外派遣部隊等に対する医療支援機能を強化する また 情報通信技術を活用し メディカル コントロール体制 病院 医務室間の情報ネットワーク等を整備する また 医官教育の強化 看護師養成課程の4 年制化 医療資格保有隊員への教育等を実施し 質の高い衛生要員の確保を図る さらに 自衛隊病院等において質の高い医療サービスを提供する体制を整備し 地域医療にも貢献する -18-

22 (5) 防衛力の能力発揮のための基盤 防衛力の整備 維持及び運用を効率的 効果的に行うため 防衛力の能力発揮 のための基盤の整備として 以下のような事業を行っていきます ア 人的資源の効果的な活用 ( ア ) 人材の確保 育成等 社会状況の変化や自衛隊の任務の多様化 国際化等に対応した質の高い人材の確保 育成 訓練基盤 教育訓練の充実等 ( イ ) 人事施策の見直しを含む人事制度改革 自衛官の定員 現員について階級別定数管理等の基本原則を確立の上 体系的な管理を行うための制度を構築 第一線部隊等への若年隊員の優先的充当 その他の職務について最適化された処遇を適用する制度の設計 導入 幹部 准曹 士の各階層の活性化を図るための施策の導入 退職自衛官の社会における有効活用 再就職援護等に関する施策の推進これらと一体のものとして 自衛官の早期退職制度の導入 ( ウ ) 後方業務の合理化 効率化の推進 駐屯地 基地業務等について民間活力の有効活用等により業務の質の向上を図るなど 人員の一層の合理化を進め 人件費を抑制し 第一線部隊等の人員を確保 ( エ ) 防衛研究所の研究 教育機能の活用 安全保障及び戦史に係る研究 教育機能の活用を図るため ニーズに則した組織的かつ効率的 効果的な運営の追求 イウエオカ 防衛生産 技術基盤の維持 育成 国内に保持すべき重要な防衛生産 技術基盤の特定及び維持 育成 防衛生産 技術基盤に関する戦略の策定防衛装備品をめぐる国際的な環境変化に対する方策の検討 平和への貢献や国際的な協力における自衛隊装備品の活用や供与といっ た効果的な協力機会の増加や 国際共同開発 生産への参加により装備品の高性能化を実現しつつコスト高騰に対応することが先進諸国で主流になっているような大きな変化に対応するための方策の検討より一層の効果的かつ効率的な装備品等の取得の推進 装備品等のコスト マネジメント手法の確立及び体制の充実 強化 民間活力を効果的に引き出す調達手法の導入や契約に係る制度の改善に向けた取組装備品等の運用基盤の充実 装備品等の運用に不可欠な燃料 部品等の確保 装備品等の維持整備に関する新たな契約方式 ( : の導入関係機関や地域社会との協力の推進 警察 消防 海上保安庁等の関係機関との連携強化 地方公共団体 地域社会との協力の推進 政府の意思決定及び対処に係る機能 体制を検証し 法的側面を含めた必要な対応について検討 防衛施設の効率的な維持 整備 基地周辺対策の推進 -19-

23 中期防衛力整備計画 ( 平成 23 年度 ~ 平成 27 年度 ) 関連部分抜粋 5 防衛力の能力発揮のための基盤 (1) 人的資源の効果的な活用 ( ア ) 人材の確保 育成等引き続き進行する社会の少子化 高学歴化と自衛隊の任務の多様化 国際化 装備の高度化等に的確に対応し得るよう 質の高い人材の確保 育成を図るとともに 訓練基盤の充実を図りつつ 必要な教育訓練を充実する また 防衛大学校改革を着実に推進する ( イ ) 人事施策の見直しを含む人事制度改革自衛隊が遂行すべき任務や体力 経験 技能等のバランスに留意しつつ士を増勢し 幹部及び准曹の構成比率を引き下げ 階級及び年齢構成の在り方を見直し 一層の精強性を実現する このため 自衛官の定員及び現員について階級別定数管理等の基本原則を確立の上 体系的な管理を行うための制度を構築する その上で 第一線部隊等に若年隊員を優先的に充当するとともに その他の職務について最適化された給与等の処遇を適用する制度を設計 導入するなどの人事制度改革を実施し 人件費の追加的な負担を招かない範囲で所要の実員を確保する また 幹部 准曹 士の各階層の活性化を図るための施策を検討し 導入するほか 退職自衛官を社会で有効活用するための措置を着実に行いつつ 公的部門での受入れを含む再就職援護や退職後の礼遇等に関する施策を推進し これらと一体のものとして自衛官の早期退職制度等を検討し 導入する ( ウ ) 後方業務の合理化 効率化の推進自衛隊の駐屯地 基地業務等の後方業務について 民間活力の有効活用等により業務の質の向上を図るとともに合理化 効率化を推進し 人員の一層の合理化を進め 人件費を抑制し 第一線部隊等を中心に必要な人員を確保する ( エ ) 防衛研究所の研究 教育機能の活用防衛研究所の調査研究 教育及び国際交流について 内部部局及び各自衛隊のニーズに即したより組織的かつ効率的 効果的な運営を追求し その安全保障及び戦史に係る研究 教育機能の活用を図る (2) 防衛生産 技術基盤の維持 育成安全保障上の重要性等の観点から 国内に保持すべき重要な防衛生産 技術基盤を特定し その分野の維持 育成を重点的に実施するとともに 実効性のある防衛力整備を効率的に実現するとの観点も踏まえ 防衛生産 技術基盤に関する戦略を策定する (3) 防衛装備品をめぐる国際的な環境変化に対する方策の検討平和への貢献や国際的な協力において 自衛隊が携行する重機等の装備品の活用や被災国等への装備品の供与を通じて より効果的な協力ができる機会が増加している また 国際共同開発 生産に参加することで 装備品の高性能化を実現しつつ コストの高騰に対応することが先進諸国で主流になっている このような大きな変化に対応するための方策について検討する (4) より一層の効果的かつ効率的な装備品等の取得の推進より一層の効果的かつ効率的な装備品等の取得を推進するため 装備品の性能 価格等の総合的な観点から 必要な装備品等を適正な価格で調達するためコスト マネジメントの手法の確立及びそのための体制の充実 強化を図る また 民間活力を効果的に引き出す調達手法を導入するとともに 短期集中調達 一括調達等効果的かつ効率的な装備品等調達を行うため 契約に係る制度の改善に取り組む (5) 装備品等の運用基盤の充実装備品等の運用に不可欠な燃料 部品等の確保に留意しつつ 装備品等の可動率をより低コストかつ高水準で維持できるよう 装備品等の維持整備について 国内外の先進的な事例も参考にして 維持整備に係る成果の達成に応じて対価を支払う新たな契約方式 () の導入を図るとともに 業務全体の質の維持向上及び効率化に向けた抜本的な取組等にも着手して運用基盤の充実を図る なお こうした取組等を通じ 平成 23 年度から平成 27 年度までの各自衛隊の装備品等の維持整備等に係る経費の総額を 自衛隊の能力等に関する主要事業 に掲げる主要事業の整備が可能な水準にまで実質的に抑制するとともに 平成 28 年度以降の更なる経費の抑制につなげ これにより 継続的かつ着実な防衛力整備を実現する 各自衛隊による経費抑制の実績については適時公表していくものとする (6) 関係機関や地域社会との協力の推進各種の事態に国として統合的に対応し得るよう 警察 消防 海上保安庁等の関係機関との連携を強化するとともに 国民保護法制も踏まえた地方公共団体 地域社会との協力を推進するほか 各種事態のシミュレーションや総合的な訓練 演習を平素から実施するなど 政府の意思決定及び対処に係る機能 体制を検証し 法的側面を含めた必要な対応について検討する また 防衛施設の効率的な維持及び整備を実施するとともに 関係地方公共団体との緊密な協力の下 防衛施設とその周辺地域との一層の調和を図るため 引き続き 基地周辺対策を推進する -20-

24 参 考 人事制度改革と後方業務の合理化 階級 年齢構成の是正 各自衛隊が遂行すべき任務や体力 経験 技能等のバランスに留意 幹部及び准曹の構成比率を引き下げ 士 ( 一般に若年 ) を増勢 階級別定数管理等の基本原則を確立し 人員を体系的に管理 退職自衛官の再就職援護 礼遇等の施策と一体的に早期退職制度を検討 導入後方任用制度の導入 第一線部隊等に若年隊員を優先的に充当 第一線部隊等以外のその他の職務に最適化された処遇を適用 処遇最適化による捻出財源により所要の実員を確保後方業務の合理化 部外委託等により業務の質を向上しつつ 業務の合理化 効率化を推進 部外委託等により人員の一層の合理化を推進し 第一線部隊等に必要な人員を確保 人的資源の効果的活用 精強性の向上人件費を抑制 効率化 後方任用制度のイメージ ( 案 ) 後方任用制度を導入し 第一線部隊等への士の補充を促進 第一線部隊等には若年隊員を優先的に充当し 精強性を向上 第一線部隊等以外 ( 機関 業務隊等 ) については中高齢層等を有効活用 第一線部隊等以外のその他の職務について 負荷や責務 勤務形態を勘案し 最適化された処遇を適用 捻出財源により士の補充を促進し 充足を向上 ( 精強性の一層の向上にも寄与 ) 有事や災害派遣等の際には第一線の戦力組成に組み込み 限られた人件費の中でトータルの戦力を維持 ( 新たなニーズにも効果的に対応 ) 処遇の柔軟化による財源 処遇 ( 未充足 ) 人件費 ( 未充足 ) 第一線部隊等 機関等 充足 第一線部隊等 機関等 員数 充足向上 上記は 現在検討中の制度であり 今後の検討により変わりうる -21-

25 参 考 自衛官の階級 年齢構成等 動的防衛力の発揮には 各自衛隊の特性等に留意しつつ 大きな欠員を抱える士を増勢し 幹部及び准 曹の構成比率を引き下げることが必要 人的構成が高齢化 高階級化し 人件費の比率が高い防衛予算の構造 人事制度の抜本的な見直しにより 精強性を一層向上 人件費を抑制 効率化 幹部准 曹士計 定員 (22 年度末 ) 45, ,150 57, ,746 自衛官の階級構成 定員比率 18.3% 58.6% 23.1% 100% 現員 42, ,102 49, ,364 ( 単位 : 人 ) 現員比率 18.0% 61.1% 21.0% 100% 防衛関係費の内訳 (H22 年度 ) 一般物件費 9,225 (19.7%) 歳出化経費 16,750 (35.8%) 20,850 (44.5%) ( 単位 : 億円 ) 人件 糧食費 ( 人数 ) 9,000 8,000 自衛官の年齢構成 数字は平成 22 年 4 月 米 英軍の年齢構成 ( 参考 ) 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1, 低い年齢高い 士曹准尉尉官佐官将官 平均年齢幹部 准曹 士 全体 米軍英軍 ( 人数 ) ( 人数 ) 士官下士官 兵 人件 糧食費の自然増 ( 単位 : 億円 ) 21,300 21,150 21, 年度予算の 23~27 年度の 5 倍 5 ヶ年分 104,252 億円 105,620 億円 増 減額 1,368 億円増 20,998 20,952 21,256 21,216 21,197 平成 23 年度以降の自衛官定年退職者発生見積 ( 単位 : 人 ) ' 22' 23' 24' 25' 26' 27' ( 年度 ) 23 中期防期間 20,850 20,850 注 1: 中期防期間中の子ども手当の単価は平成 22 年度予算と同額で積算注 2: 自衛官定年退職者発生見積は平成 22 年 2 月 1 日現在の見積

26 参 考 取得改革 厳しい財政事情 高価格化する装備品単価 増加する維持整備経費など 装備品取得をめぐる現状や 存立の岐路に立つ防衛生産 技術基盤の実態を踏まえ 1 防衛生産 技術基盤の維持 育成するための取組を行ないつつ 2 調達制度や装備品等の維持整備のあり方の見直しを行うことが必要 また 3 防衛装備品をめぐる国際的な環境変化に対する方策も検討 1. 防衛生産 技術基盤の維持 育成 防衛生産 技術基盤に関する戦略 安全保障上の重要性や国内産業の競争力強化の観点から国内に保持すべき重要な防衛生産 技術基盤を特定し その分野の維持 育成に注力する 選択と集中 という考え方に基づき 必要とされる防衛生産 技術基盤のあるべき方向性を示すことを目的に策定 防衛関係企業が企業経営を行なう上での予見可能性を高め 防衛装備品の生産に関する収益リスクの抑制 長期的視点からの投資 研究開発 人材育成等に寄与 2. 効果的かつ効率的な装備品等の取得の推進 効果的かつ効率的な装備品等の取得 調達価格の管理に係る手法 ( コスト マネジメント ) の確立 具体的には設定した目標コストを達成するためにプロジェクトの内容 期間 コストの総合的管理及び短期集中調達 一括調達等の実施 新たな契約方式 (PBL:Performance Based Logistics) の導入 PBL とは メンテナンスの作業量に応じた対価を支払うのではなく 可動率や安全性といった装備品のパフォーマンスの達成に対して対価を支払う企業との契約形態 3. 防衛装備品をめぐる国際的な環境変化に対する方策の検討 平和への貢献や国際的な協力において 自衛隊が携行する重機等の装備品の活用や被災国等への装備品の供与を通じて より効果的な協力ができる機会が増加している また 国際共同開発 生産に参加することで 装備品の高性能化を実現しつつ コストの高騰に対応することが先進諸国で主流になっている このような大きな変化に対応するための方策について検討する 従来の契約形態と PBL の契約形態の比較 契約内容契約額契約期間官民の関係 官の主な業務企業側の主な業務企業側のコスト削減のインセンティブ企業側にペナルティが課される場合企業が作業を行う場所 従来の契約形態作業量に応じた対価を支払い作業に要した額原則として 1 年 顧客と契約相手方自律的に対応できない全ての業務 ( 自己完結性を追求 ) 作業の遂行 ( 重整備等 ) なし ( 作業量に比例して売上は増加 ) 契約不履行 納期遅延時など原則として自社工場 一般的な PBL パフォーマンスに応じた対価を支払い 作業に要する額 ( 固定価格が原則 ただし ( 従来形態 )>(PBL)) 複数年 (~25 年程度 ) 目的や情報を共有するパートナー達成すべき目標の管理 ( 業務の効率的な役割分担を追求 ) パフォーマンス達成のための作業 ( 業務管理 点検 在庫管理 部品調達 修理 重整備等 ) あり ( 作業量の増加は利益を減少 ) パフォーマンスの未達成時自社工場 + 部隊の整備拠点 補給処など 官民のコスト 官のコストは削減民は売上減少 利益増加 -23-

27 参 考 防衛装備品をめぐる国際環境の変化 ( 平和貢献 国際協力 ) 平和貢献 国際協力における防衛装備品の活用機会が増加 自衛隊が PKO 等に携行した重機等について現地から寄贈を要請されたり 海賊対策に日本の巡視艇の供与を求められるケースがある PKO 等に活用した重機等の寄贈要請 ( 例 )PKO 等で被災国等へ携行される自衛隊の重機等 供 与 被災国 仕様によっては重機も武器に該当する場合あり 武器輸出三原則等の例外を認めるため発出された内閣官房長官談話 ( 平和貢献 国際協力等 ) 1 日米物品役務相互提供協定下で行われる武器部品等の米軍への提供 ( 平成 8 年 平成 10 年 平成 16 年 ) 2 人道的な対人地雷除去活動に必要な貨物等の輸出 ( 平成 9 年 ) 3 中国遺棄化学兵器処理事業の実施に伴い必要な装備品の輸出 ( 平成 12 年 ) 4 テロ対策特別措置法に基づく武器等の輸出 ( 平成 13 年 ) 5 イラク人道復興支援特別措置法に基づく武器等の輸出 ( 平成 15 年 ) 6 ODA によるインドネシアへの巡視船艇の輸出 ( 平成 18 年 ) 7 補給支援特措法に基づく武器等の輸出 ( 平成 19 年 ) 8 海賊対処法等に基づく武器等の輸出 ( 平成 21 年 ) 9 日豪物品役務相互提供協定下で行われる武器部品等の豪軍への提供 ( 平成 22 年 ) 防衛装備品をめぐる国際環境の変化 ( 国際共同開発 生産 ) 防衛装備品における技術の高度化 高価格化が進む中 自国のみで全ての防衛装備品の開発を進めることは難しく 国際共同開発 生産が先進諸国で拡大 米国が参加する共同開発も米国の同盟国が複数参加する流れ 国際共同開発の具体例 装備品 開発開始時期 参加国 通信システム (MIDS) 1994 年 米国 フランス ドイツ イタリア スペイン 改良型短距離艦対空誘導弾 (ESSM) 1995 年 米国 ドイツ スペイン オーストラリア等 10 ヵ国 戦闘機 (F-35) 2000 年 米国 イギリス オランダ イタリア等 9 ヵ国 無人機 ( ユーロ ホーク ) 2005 年 米国 ドイツ -24-

28 6 日米安全保障体制の強化のための施策 日米安全保障体制は 我が国の平和と安全にとって必要不可欠であり また 米軍の軍事 的プレゼンスは 地域の平和と安定の維持に不可欠です このため 日米防衛協力の強化や在日米軍の駐留をより円滑かつ効果的にするための取組等を推進します (1) 戦略的な対話及び政策調整 日米間で安全保障環境の評価を行いつつ 共通の戦略目標及び役割 任務 能力に関する日米間の検討を引き続き行います (2) 日米防衛協力の強化 情報協力 計画検討作業の深化 周辺事態における協力を含む各種の運用協力 弾道ミサイル防衛における協力 装備 技術協力 拡大抑止の信頼性向上 情報保全のための日米協議の実施北澤防衛大臣とゲイツ米国防長官 日米協力の充実を図るための措置の検討 警戒監視活動 共同訓練 米軍施設区域の共同使用の拡大等の平素からの各種協力の強化 国際平和協力業務等の地域及びグローバルな活動における日米協力の推進 宇宙 サイバー空間等のグローバルな課題について 関係府省間で連携しつつ日米間で協議を行い協力を推進 米原子力空母ジョージ ワシントンと共同訓練を行う海自艦艇 演習場で調整する日米隊員 (3) 在日米軍の駐留をより円滑かつ効果的にするための取組 在日米軍の駐留をより円滑かつ効果的にするとの観点から 一層の効率化 透明化を図りつつ在日米軍駐留経費を安定的に確保します -25-

29 中期防衛力整備計画 ( 平成 23 年度 ~ 平成 27 年度 ) 関連部分抜粋 日米安全保障体制の強化のための施策 1 戦略的な対話及び政策調整日米間で安全保障環境の評価を行いつつ 共通の戦略目標及び役割 任務 能力に関する日米間の検討を引き続き行う 2 日米防衛協力の強化 (1) 各種分野における協力の一層の推進情報協力 計画検討作業の深化 周辺事態における協力を含む各種の運用協力 弾道ミサイル防衛における協力 装備 技術協力といった従来の分野における協力を進める また 拡大抑止の信頼性向上 情報保全のための日米協議を実施する さらに 地域における不測の事態に対する米軍の抑止及び対処力の強化を目指し 日米協力の充実を図るための措置を検討する (2) 日米防衛協力の深化警戒監視活動における日米協力 日米二か国間 日米に他の一国を加えた三か国及び多国間の共同訓練の拡大 自衛隊施設と我が国及び米国に所在する米軍施設区域の共同使用の拡大などによる平素からの各種協力の強化 国際平和協力業務 国際緊急援助活動 海賊対処行動等の地域及びグローバルな活動における日米協力の推進について日米間で協議を行い 日米協力の強化を図る さらに 宇宙 サイバー空間における対応 海上交通の安全確保 気候変動といったグローバルな課題についても 関係府省間で連携しつつ日米間で協議を行い 協力を進める 3 在日米軍の駐留をより円滑かつ効果的にするための取組在日米軍の駐留をより円滑かつ効果的にするとの観点から 一層の効率化 透明化を図りつつ在日米軍駐留経費を安定的に確保する -26-

30 7 主要装備品の整備規模 22 大綱に掲げる主要装備の 23 中期防における具体的な整備規模は以下のとおりです 区分 大綱水準 年度完成時 中期防完成時 注 中期防における整備規模 陸上自衛隊 戦 車 約 両 約 両 約 両 火 砲 約 門 両 約 門 両 約 門 両 両 式戦車 両 式自走 りゅう弾砲 海上自衛隊 護衛艦 潜水艦 作戦用航空機 隻 隻 隻 隻 隻 隻 隻 隻 約 機約 機約 機 機 () 航空自衛隊 作戦用航空機 うち戦闘機 約 機約 機約 機 機 () 約 機約 機約 機 機 ( 注 イーシ ス システム搭載護衛艦航空警戒管制部隊地対空誘導弾部隊 隻 個警戒群 隊 個高射群 隻 個警戒群 隊 個高射群 隻 個警戒群 隊 個高射群 ( 注 ) 計画策定時の見積であり 計画期間終了時点における完成時勢力と異なる場合がある ( 注 弾道ミサイル防衛にも使用し得る主要装備 基幹部隊を示す 弾道ミサイル防衛機能を備えたイージス システム搭載護衛艦については 弾道ミサイル防衛関連技術の進展 財政事情等を踏まえ 別途定める場合には 上記の護衛艦隻数の範囲内で 追加的な整備を行い得るものとされている このほか 23 中期防においては 以下の主要装備を整備することとしています 陸上自衛隊 海上自衛隊 航空自衛隊 装甲車地対艦誘導弾戦闘ヘリコプター 輸送ヘリコプター 中距離地対空誘導弾 イージス システム搭載護衛艦の能力向上その他の自衛艦 地対空誘導弾ペトリオットの能力向上戦闘機 近代化改修 75 両 18 両 3 機 5 機 4 個中隊 2 隻 5 隻 1 個高射隊 16 機 1 海上自衛隊の作戦用航空機 (23 中期防における整備規模 )41 機の内訳は以下のとおり 固定翼哨戒機 () 10 機 哨戒ヘリコプター 掃海 輸送ヘリコプター 26 機 5 機 2 航空自衛隊の作戦用航空機 (23 中期防における整備規模 )22 機の内訳は以下のとおり 新戦闘機 12 機 新輸送機 10 機 -27-

31 中期防衛力整備計画 ( 平成 23 年度 ~ 平成 27 年度 ) 関連部分抜粋 整備規模前記 に示す装備品のうち 主要なものの具体的整備規模は 別表のとおりとする 別表 ) 区分種類整備規模 陸上自衛隊 戦車火砲 ( 迫撃砲を除く ) 装甲車地対艦誘導弾戦闘ヘリコプター (AH-64D) 輸送ヘリコプター (CH-47JA) 中距離地対空誘導弾 68 両 32 両 75 両 18 両 3 機 5 機 4 個中隊 海上自衛隊 イージス システム搭載護衛艦の能力向上護衛艦潜水艦その他自衛艦建造計 ( トン数 ) 固定翼哨戒機 (P-1) 哨戒ヘリコプター (SH-60K) 掃海 輸送ヘリコプター (MCH-101) 2 隻 3 隻 5 隻 5 隻 13 隻 ( 約 5.1 万トン ) 10 機 26 機 5 機 航空自衛隊 地対空誘導弾ペトリオットの能力向上戦闘機 (F-15) 近代化改修新戦闘機新輸送機 1 個高射隊 16 機 12 機 10 機 -28-

32 8 所要経費 23 中期防の実施に必要な防衛関係費の総額の限度は 将来における予見し難い事象への対応等特に必要があると認める場合にあっては 安全保障会議の承認を得て措置することができる経費を含め 平成 22 年度価格でおおむね23 兆 4,900 億円程度をめどとしています ( 平成 22 年度予算と比較した場合の平均伸率は0.1% 増 ) なお 各年度の予算の編成に際しては 国の他の諸施策との調和を図りつつ 一層の効率化 合理化に努め おおむね23 兆 3,900 億円程度の枠内で決定することとしています 所要経費の推移 対象期間 5 年間の防衛関係費の総額の限度 対策定年度平均伸率 中期防 ( 閣議決定 ) ~ 年度 18 兆 4,000 億円 中期防 ( 閣議決定 ) ~ 年度 22 兆 7,500 億円 修正 ( 閣議決定 ) 22 兆 1,700 億円 中期防 ( 閣議決定 ) 25 兆 1,500 億円 ~ 年度 見直し ( 閣議決定 ) 24 兆 2,300 億円 中期防 ( 閣議決定 ) ~ 年度 25 兆 1,600 億円 中期防 ( 閣議決定 ) 1 24 兆 2,400 億円 0.2 ~ 年度 見直し ( 閣議決定 ) 1 23 兆 6,400 億円 1.0 中期防 ( 閣議決定 ) ~ 年度 23 兆 4,900 億円 この他に 将来の予見し難い事象への対応等 特に必要と認められる場合に安全保障会議の承認を得て措置するこ とができる経費が設けられている 2 中期防及び 中期防では 将来の予見し難い事象への対応等特に必要と認められる場合に 安全保障会議の承認 を得て措置することができる経費を含め 年間の防衛関係費の総額が定められている 3 中期防は 中期防が策定されたため 年間で廃止された 4 平成 年度については 中期防のない中で防衛力整備を行うため 平成 年度の防衛力整備等について を安全保 障会議及び閣議において決定している 17 中期防との比較 ( 歳出ベース () ) 区 分 17 中期防 ( 見直し後 ) [ 平成 16 年度価格 ] 23 中期防 [ 平成 22 年度価格 ] 総 額 23 兆 6400 億円 (2) 23 兆 4900 億円 人件 糧食費 物件費 その他 10 兆 6300 億円 13 兆 100 億円 - 10 兆 5620 億円 12 兆 8280 億円 1000 億円 1 23 中期防期間中に支払うことになる事業費 2 将来の予見し難い事象への対応等 特に必要と認められる場合に安全保障会議の承認を得て措置することができ る経費が含まれる 9 その他 地元の負担軽減を図るための在日米軍兵力見直し等についての具体的措置及び SACO( 沖縄に関する特別行動委員会 ) 関連事業については 着実に実施します -29-

33 中期防衛力整備計画 ( 平成 23 年度 ~ 平成 27 年度 ) 関連部分抜粋 所要経費 1 この計画の実施に必要な防衛関係費の総額の限度は 下記 3の額を含め 平成 22 年度価格でおおむね 23 兆 4,900 億円程度をめどとする 2 各年度の予算の編成に際しては 国の他の諸施策との調和を図りつつ 一層の効率化 合理化に努め おおむね23 兆 3,900 億円程度の枠内で決定するものとする その際 今後の防衛力整備について ( 昭和 62 年 1 月 24 日安全保障会議及び閣議決定 ) に示された節度ある防衛力の整備を行うという精神は 引き続きこれを尊重するものとする 3 将来における予見し難い事象への対応 地域及びグローバルな安全保障課題への対応等特に必要があると認める場合にあっては 安全保障会議の承認を得て 上記 2の額の他 1,000 億円を限度として これら事業の実施について措置することができる 4 この計画については 3 年後には その時点における国際情勢 情報通信技術を始めとする技術的水準の動向 財政事情等内外諸情勢を勘案し 上記 1に定める額の範囲内において 必要に応じ見直しを行う その他 1 防衛力の在り方について不断の検討を行うため 自衛隊の装備及び人員の配置や運用状況に関する情報を集約の上これを評価する体制を整備するとともに 防衛力の整備に係る諸計画の策定を行う体制を整備する 2 米軍の抑止力を維持しつつ 沖縄県を始めとする地元の負担軽減を図るための在日米軍の兵力態勢見直し等についての具体的措置及びSACO( 沖縄に関する特別行動委員会 ) 関連事業については 着実に実施する -30-

34 10 防衛力の実効性向上のための構造改革 横断的な観点から 自衛隊全体にわたる装備 人員 編成 配置等の抜本的な効率化 合理化を図り 真に必要な機能に資源を選択的に集中して 防衛力の構造的な改革 を行う必要があります このため 平成 22 年 12 月 27 日に防衛大臣指示が発出され 防衛副大臣を委員 長とする 防衛力の実効性向上のための構造改革推進委員会 等において以下のよう な事項について 前例にとらわれることなく検討を進めていくこととなりました 1 統合による機能の強化 部隊等の在り方の検討 緊急事態が発生した場合に 陸海空自衛隊の機能を横断的に活用しつつ その場に駆けつけて即座にそれに対処する機動力 即応性について検討するため 統合的な観点から指揮管理や横断的機能の警戒監視 輸送 情報通信 衛生 高射等の機能について検討を行います 2 横断的な視点による資源配分の一元化 最適化の検討自衛隊の現有能力を把握し 横断的な視点で効果的に資源配分をなしうるような事業管理 予算配分 後方業務や情報ネットワーク等の一元化 最適化のための仕組みの構築について検討を行います 3 人的基盤に関する抜本的な制度改革の推進精強性を向上させるため 自衛官の階級別定数管理を確立し 士の増勢など各自衛隊の特性に応じた階級 年齢構成の見直し 新たな任用制度や各階層の活性化のための施策 早期退職制度 募集 再就職援護に関する施策等の検討を行います 4 総合取得改革の推進 防衛生産 技術基盤の戦略策定 装備品をめぐる国際的な環境変化に対する方策の検 討 装備取得に関する契約制度 維持整備方式の改善等の総合取得改革を推進します 以上に加え 隊員の壮健性を維持し 国際平和協力活動等 多様な任務への対応能力 を強化を目指して 衛生機能の強化に関する検討委員会 において検討を行い 当該 検討とも連携し 改革を進めることとしております 22 大綱及び 23 中期防に基づき 動的防衛力を構築していくためには 統合的 -31-

35 防衛力の実効性向上のための構造改革の推進に関する大臣指示 ( 防衛大臣指示第 12 号平成 22 年 12 月 27 日 ) 平成 23 年度以降に係る防衛計画の大綱について ( 平成 22 年 12 月 17 日安全保障会議及び閣議決定 ) 及び 中期防衛力整備計画 ( 平成 23 年度 ~ 平成 27 年度 ) について ( 平成 22 年 12 月 17 日安全保障会議及び閣議決定 ) を踏まえ 動的防衛力を構築すべく 総合的かつ横断的な観点から 前例にとらわれることなく 自衛隊全体にわたる装備 人員 編成 配置等の抜本的な効率化 合理化を図り 真に必要な機能に資源を選択的に集中して 防衛力の構造的な改革を実現する必要がある このため 防衛力の実効性向上のための構造的な改革を推進すべく 防衛省に防衛副大臣を委員長とする防衛力の構造改革推進委員会を設置する 同委員会は 下記の事項について早急に検討し 平成 23 年 6 月を目途として その検討成果 更に検討を要する課題への取組方針及び検討日程 ( 改革ロードマップ等 ) を報告せよ なお 防衛装備品をめぐる国際的な環境変化に対する方策の検討 防衛生産 技術基盤の戦略策定 装備品等の取得に係る契約に関する制度 装備品等の維持 整備業務の在り方等に関しては 総合取得改革推進委員会の枠組みの下に検討を行ってきているところであり これを更に推進せよ 記 1 統合による機能の強化 部隊等の在り方の検討各自衛隊が一体となって有機的に対処し 国民の安全を確保するため 統合的な観点から 各自衛隊における機動力 輸送能力 実効的な対処能力の向上 部隊の在り方及び指揮統制機能の向上について検討せよ また その際 実効的かつ効率的な体制を構築するため 警戒監視 輸送 情報通信 衛生 高射等の各自衛隊に横断的な機能について検討せよ 2 横断的な視点による資源配分の一元化 最適化の検討自衛隊の装備及び人員の配置並びに運用状況を把握し 現有能力を適切に評価するとともに その抜本的な効率化 合理化を図りつつ 横断的な視点で真に必要な機能 分野に効果的に予算配分をなし得るような事業管理 予算配分 研究開発の仕組み並びに後方業務及び情報通信ネットワーク等の一元化 最適化のための仕組みの構築について検討せよ 3 人的基盤に関する抜本的な制度改革の推進精強性を向上させるため 防衛力の人的側面に関する従来の検討を発展させ 自衛官の階級別定数管理等を確立し 士の増勢など各自衛隊の特性に応じた階級 年齢構成の見直し 新たな任用制度 幹部 准曹 士の各階層の活性化のための施策 早期退職制度 募集 再就職援護に関する施策等について検討せよ -32- 機動展開体制国際環境変化への対応方策大綱 中期で示された防衛力の実効性向上のための構造改革の推進の枠組み防衛大臣防衛力の実効性向上のための構造改革推進委員会委員長 : 副大臣副委員長 : 大臣政務官 委員長補佐 : 大臣補佐官総合取得改革の推進人的基盤に関する制度改革の推進指示報告指揮統制機能 基本部隊統合通信 サイバ情報収集 警戒監視 無人機防空態勢 高射部隊の体制事態演習 訓練 教育統合輸送 統合衛生予算 事業体系最適化諸計画訓令体系見直し部隊能力可視化 評価研究開発事業管理後方業務効率化情報通信事業管理予算 事業体系最適化諸計画訓令体系見直し部隊能力可視化 評価研究開発事業管理後方業務効率化情報通信事業管理内局 各幕において相互連携し 検討を実施横断的な資源配分の一元化 最適化の検討統合による機能強化 部隊等の在り方検討総合取得改革推進プロジェクトチームチーム長 : 副大臣総合取得改革推進委員会委員長 : 防衛大臣連携防衛生産 技術基盤戦略 P B L 契約制度等人的基盤に関する改革委員会委員長 : 副大臣 防衛省改革において検討が進められている事項については 当該検討と十分に連携し改革を推進するものとする ー階級年齢構成見直し人事管理制度後方任用制度幹部曹士活性化早期退職制度募集 援護の在り方衛生機能の強化に関する検討委員会衛生基盤人材育成 国際協力活動参考

36 防衛力の実効性向上のための構造改革 ~ 検討課題 ~ 1 統合による機能強化 部隊等の在り方の検討 機動展開体制 前提となる事態 能力等に関する認識と評価の統一 機動展開能力を有する部隊の在り方 機動展開のための輸送能力 指揮統制 機能 基本部隊 指揮統制の在り方 重点地域の防衛体制 各級司令部 基本部隊の在り方 ISR 警戒監視態勢の在り方 情報収集の在り方 防空態勢 高射部隊の体制 防空態勢の在り方 高射部隊の在り方 統合通信 サイバー 実効的な運用に必要なシステム ネットワークの構築 自衛隊全体として実効的 効率的な通信態勢の確保 自衛隊全体としてのサイバー対処態勢の検証 事態演習 訓練 教育 事態演習 訓練の在り方 各種運用ニーズに対応できる教育の在り方 統合輸送 統合衛生 各種運用ニーズに対応できる統合輸送態勢の在り方 各種事態に柔軟に対処できる衛生態勢 体制 2 横断的な資源配分の一元化 最適化の検討 諸計画訓令体系見直し 大綱 中期防の達成状況等を継続的に評価できる仕組み 諸計画体系等の整理 共通の評価基準 部隊能力可視化 評価 部隊の実情や現有能力の把握と情報共有 能力評価の在り方 情報通信事業管理 現状の課題整理 具体化 今後の指揮通信システムの整備方針 次期 Xバンド通信衛星事業の整備方針 研究開発事業管理 研究開発の着手や事業管理の在り方 評価基準の厳格化とコスト算定 事業目標の設定の在り方 後方業務効率化 業務従事区分の整理 駐屯地 基地業務の合理化 効率化の最適な方策の導出と問題点の整理等 後方任用制度との整合 予算 事業体系最適化 各年度の予算要求における重視事項 優先順位の考え方と明確化 横断的な視点で真に必要な機能 分野に効果的に予算を配分できる仕組み 3 人的基盤に関する制度改革の推進 4 総合取得改革の推進 人事管理制度 階級 年齢構成の見直し 国際環境変化への対応方策 補充 昇任管理の考え方の再整理と人員管理手法の検討 防衛装備品をめぐる国際的な環境変化に対応する方策 定員 現員管理に関する規則体系の再整理 防衛生産 技術基盤戦略 規則原案の策定と試行 安全保障政策等との整合性の整理 後方任用制度 分野別検討及び 強み と 弱み の把握 自衛官の職務 職責の整理 分析と後方任用 選択と集中 のための判断基準の策定 可能な配置の抽出 契約制度等 具体的な制度設計 企業のコストダウンインセンティブを引き 早期退職制度 出す契約制度の改善 早期退職制度の対象 目的の整理 長期継続契約に基づく装備品調達コストの 具体的な制度設計 低減 公的部門への再就職の検討 集中調達の拡大 幹部曹士の活性化 コスト データベース等の構築 新大綱を踏まえたパッケージ施策 ( 上級曹長 PBL 階級の新設 幹部と曹士の別建て俸給表等 ) の 防衛省版 PBLガイドライン 仮称 の策定 再整理 PBLパイロット モデルの実施 幹部の構成の在り方 編成上の職務 職責を再検討 契約面の課題等の整理 募集 援護の在り方 募集 援護業務の実態把握と人員の規模の検 討 機構の合理化 改編についての検討オプショ ンの整理 ( 注 ) 今後の検討次第によって追加 変更があり得る -33-

37 - 資 料 - 中期防衛力整備計画( 平成 年度 ~ 平成 年度 ) について 内閣官房長官談話 平成 年度以降の防衛計画の大綱 及び 中期防衛力整備計画 ( 平成 年度 ~ 平成 年度 ) の決定について ( 防衛大臣談話 ) -34-

38 中期防衛力整備計画 ( 平成 23 年度 ~ 平成 27 年度 ) について 平成 22 年 12 月 17 日安全保障会議決定閣議決定 平成 23 年度から平成 27 年度までを対象とする中期防衛力整備計画について 平成 23 年度以降に係る防衛計画の大綱 ( 平成 22 年 12 月 17 日安全保障会議及び閣議決定 ) に従い 別紙のとおり定める ( 別紙 ) 中期防衛力整備計画 ( 平成 23 年度 ~ 平成 27 年度 ) 計画の方針平成 23 年度から平成 27 年度までの防衛力整備に当たっては 平成 23 年度以降に係る防衛計画の大綱 ( 平成 22 年 12 月 17 日安全保障会議及び閣議決定 ) に従い 即応性 機動性 柔軟性 持続性及び多目的性を備え 軍事技術水準の動向を踏まえた高度な技術力と情報能力に支えられた動的防衛力を構築するため 以下を計画の基本として 防衛力の整備 維持及び運用を効果的かつ効率的に行うこととする 1 実効的な抑止及び対処 アジア太平洋地域の安全保障環境の一層の安定化並びにグローバルな安全保障環境の改善のための各種の活動を迅速かつシームレスに実施できるよう 複合事態への対応にも留意しつつ 即応態勢 統合運用態勢及び国際平和協力活動を積極的に実施し得る態勢を整備する この観点から 統合の強化 島嶼 しょ 部における対応能力の強化 国際平和協力活動への対応能力の強化 情報機能の強化 科学技術の発展への対応を重視する 2 防衛力の整備に当たっては 統合運用の実効性向上の観点も踏まえ 自衛隊が保有すべき各種の機能のうち 各種の活動に活用し得る機能 非対称的な対応能力を有する機能及び非代替的な機能を優先整備すべき機能として重点化し 適切な資源配分を行う なお 本格的な侵略事態への備えについては 不確実な将来情勢の変化に対応するための最小限の専門的知見や技能の維持に必要な範囲に限り保持する 3 装備品等の導入に当たっては 能力の高い新たな装備品等の導入と既存の装備品等の延命 能力向上等を組み合わせることにより 質の高い防衛力を効率的に整備する 4 防衛力の能力発揮の基盤を効果的に整備するため 人事制度の抜本的な見直しにより 人件費の抑制 効率化を図るとともに若年化による精強性の向上等を推進し 人件費の比率が高く 自衛隊の活動経費を圧迫している防衛予算の構造の改善を図る また 装備品等の取得改革をより一層推進し 部隊の運用水準の向上を図るほか 関係機関や地域社会との協力の強化を図る 5 日米安全保障体制は 我が国の平和と安全にとって必要不可欠であり また 米軍の軍事的プレゼンスは 地域の平和と安定の維持に不可欠である 新たな安全保障環境にふさわしい形で日米同盟を深化 発展させていくため 各種の協力や日米協議を推進するほか 在日米軍の駐留をより円滑かつ効果的にするための取組等を積極的に推進する 6 格段に厳しさを増す財政事情を勘案し 国の他の諸施策との調和を図りつつ 一層の効率化 合理化を図り 経費を抑制する その際 各自衛隊に係る予算配分についても 安全保障環境の変化に応じ 前例にとらわれず 縦割りを排除した総合的な見地から思い切った見直しを行う また 自衛隊全体にわたる装備 人員 編成 配置等の抜本的な効率化 合理化を行った上で 事業の内容を精査の上 真に必要な機能に資源を選択的に集中して防衛力の構造的な変革を図り 限られた資源でより多くの成果を達成する -35-

39 基幹部隊の見直し等 1 陸上自衛隊については 部隊の編成及び人的構成を見直し 効率化 合理化を徹底する中で 戦車及び火砲の縮減を図りつつ 即応性 機動性等を一層向上させるため 5 個の師団及び1 個の旅団について改編を実施する また 1 個高射特科群を廃止し これに伴い1 個の旅団内に高射特科連隊を新設するとともに 即応性 航空輸送力等を一層向上させるため 1 個の旅団について改編を実施する 平素からの情報収集 警戒監視及び事態発生時の迅速な対処に必要な体制を整備するため 南西地域の島嶼 しょ 部に 陸上自衛隊の沿岸監視部隊を新編し配置するとともに 初動を担任する部隊を新編するための事業に着手する 統合運用の推進や日米共同による対処態勢構築の推進等の観点から 指揮 管理機能の効率化にも留意しつつ 作戦基本部隊 ( 師団 旅団 ) 及び方面隊の在り方について検討の上 必要な措置を講ずる 2 海上自衛隊については 情報収集 警戒監視 対潜戦等の各種作戦の効果的な遂行による周辺海域の防衛や海上交通の安全確保等に有効に対応するとともに 国際平和協力活動に柔軟に対応できるよう 護衛艦部隊 ( 地域配備 ) を機動運用化する その際 5 個の護衛隊からなる護衛艦部隊 ( 地域配備 ) を 4 個護衛隊とする また 潜水艦増勢のために必要な措置を講ずる 3 航空自衛隊については 南西地域における即応態勢を充実するため 那覇基地に戦闘機部隊 1 個飛行隊を移動させ 2 個飛行隊とする改編を行うとともに 1 個航空団を新設し これに伴い既存の 1 個航空団を廃止する また 米軍とのインターオペラビリティを向上するため 横田基地を新設し 航空総隊司令部等を移転する 4 計画期間末の常備自衛官全体の定数は 平成 22 年度末の水準からおおむね 2 千人程度削減し おおむね 24 万 6 千人程度とする (1) このうち 陸上自衛隊の計画期間末の編成定数については おおむね 15 万 7 千人程度 常備自衛官定数についてはおおむね 15 万人程度 即応予備自衛官員数については おおむね 7 千人をめどとする (2) また 海上自衛隊及び航空自衛隊の計画期間中の常備自衛官定数については 平成 22 年度末の水準をめどとする (3) なお 計画期間中においては 後方業務の抜本的な合理化 効率化を図ることにより 人員の一層の合理化を進めることとする その際 精強性を高めるための第一線部隊の充足については 後方業務に関する新たな人事任用制度の導入に伴う人件費抑制や人員の配置転換により 人件費の追加的な負担を招かない範囲で措置することとする 自衛隊の能力等に関する主要事業 1 実効的な抑止及び対処 (1) 周辺海空域の安全確保陸 海 空の各領域で常時継続的に情報収集 警戒監視を行い 各種兆候を早期察知する態勢を強化するため ヘリコプター搭載護衛艦 (DDH) 汎用護衛艦(DD) 潜水艦及び固定翼哨戒機 (P-1) の整備並びに既存の護衛艦 潜水艦及び固定翼哨戒機 (P-3C) の延命を行う また 固定式 3 次元レーダー装置を整備するとともに 引き続き 早期警戒管制機 (E-767) の改善を行う (2) 島嶼 しょ 部に対する攻撃への対応 ( ア ) 情報収集 警戒監視体制の整備等平素からの情報収集 警戒監視を行うとともに 事態発生時の迅速な対処に必要な体制を整備するため 前記 1に示すとおり 南西地域の島嶼 しょ 部に陸上自衛隊の沿岸監視部隊を配置するとともに 初動を担任する部隊の新編に向けた事業に着手する また 移動警戒レーダーを南西地域の島嶼 しょ 部に展開することにより 隙のない警戒監視態勢を保持する さらに 南西地域において早期警戒機 (E-2C) の整備基盤を整備し 常時継続的に運用し得る態勢を確保する -36-

40 ( イ ) 迅速な展開 対応能力の向上迅速な展開能力を確保し 実効的な対応能力の向上を図るため 引き続き 輸送ヘリコプター (CH-47JA) を整備するとともに 現有の輸送機 (C-1) の後継機として 新たな輸送機を整備する また 部隊の迅速な展開に資するヘリコプター搭載護衛艦 (DDH ) を整備する さらに 地対艦誘導弾を整備するほか 島嶼 しょ 部への迅速な部隊展開に向けた機動展開訓練を実施する ( ウ ) 防空能力の向上巡航ミサイル対処を含む防空能力の向上を図るため 前記 3 に示すとおり 那覇基地における戦闘機部隊を 1 個飛行隊から 2 個飛行隊に改編する また 現有の戦闘機 (F-4) の後継機として 新たな戦闘機を整備するとともに 引き続き 戦闘機 (F-15) の近代化改修及び自己防御能力の向上 地対空誘導弾ペトリオットの改修 中距離地対空誘導弾の整備を推進する 加えて 戦闘機 (F-15) に電子戦能力を付加するとともに 戦闘機 (F-2) の空対空能力やネットワーク機能の向上を行う さらに 現有の救難ヘリコプター (UH-60J) の後継機として 新たな救難ヘリコプターを整備するとともに 引き続き 救難ヘリコプターに対する空中給油機能を輸送機 (C-130H) に付加し 救難能力の向上を図る ( エ ) 海上交通の安全確保南西地域等における情報収集 警戒監視態勢を充実し 対潜戦を始めとする各種作戦を効果的に行い 海上交通の安全を確保し得るよう 前記 (1) に示すとおり ヘリコプター搭載護衛艦 (DDH) 汎用護衛艦 (DD) 潜水艦及び固定翼哨戒機 (P-1) の整備 既存の護衛艦 潜水艦及び固定翼哨戒機 (P-3C) の延命を行うほか 哨戒ヘリコプター (SH-60K) 掃海艦艇 掃海 輸送ヘリコプター (MCH-101) を整備するとともに 哨戒ヘリコプター (SH-60J) の延命を行う また 救難体制を効率化するとともに 救難飛行艇 (US-2 ) を整備する (3) サイバー攻撃への対応自衛隊の情報通信ネットワークを防護するための機能の向上に向け 自衛隊に対するサイバー攻撃への対処を統合的に実施するための体制を強化するほか サイバー攻撃対処に関する研究や演習の充実を図るとともに サイバー攻撃対処に関する高度な知見を有する人材を育成し 政府全体として行う対応に寄与する (4) ゲリラや特殊部隊による攻撃への対応ゲリラや特殊部隊による攻撃に迅速かつ効果的に対応できるよう 部隊の即応性 機動性等を一層高めることとし 普通科部隊の強化を行うほか 引き続き 軽装甲機動車 多用途ヘリコプター (UH-60JA) 及び戦闘ヘリコプター (AH-64D) を整備する また 核 生物 化学兵器による攻撃への対応能力の向上を図るため 引き続き NBC 偵察車を整備する (5) 弾道ミサイル攻撃への対応弾道ミサイル攻撃への対処体制の強化に向け 引き続き イージス システム搭載護衛艦及び地対空誘導弾ペトリオットの能力向上等を行う 弾道ミサイル防衛用能力向上型迎撃ミサイルに関する日米共同開発を引き続き推進するとともに その生産 配備段階への移行について検討の上 必要な措置を講ずる (6) 複合事態への対応複数の事態が連続的又は同時に生起した場合にあっても 迅速かつ適切な対応を行えるよう 指揮統制 後方支援等の態勢を整備する (7) 大規模 特殊災害等への対応大規模地震 原子力災害等 様々な大規模 特殊災害等に迅速かつ適切に対応し 国民の人命及び財産を保護するため 平素から関係機関と連携しつつ各種の訓練や計画の策定等の各種施策を推進する 2 アジア太平洋地域の安全保障環境の一層の安定化我が国周辺において 平素からの情報収集 警戒監視や訓練 演習等の部隊運用を適時 適切に行うことにより 我が国周辺の安全保障環境の安定を目指す アジア太平洋地域の不安定要因を除去し 安定化を図るため 引き続き各レベルにおいて二国間 多国間の安全保障対話 防衛協力 交流 各種の共同訓練 演習を多層的に推進するとともに 域内協力枠組みの構築 強化を促進する また より実際的な協力を推進するため 人道支援 災害救援等の非伝統的安全保障分野において防衛医学 地雷 不発弾処理等の自衛隊が保有する知識 経験を活用することで 同分野における域内諸国の対処能力向上や人材育成等の能力構築支援を実施する -37-

41 3 グローバルな安全保障環境の改善国際平和協力活動に積極的に取り組む 国連平和維持活動の実態を踏まえ PKO 参加五原則等我が国の参加の在り方を検討する また 能力構築支援や 国際テロ対策 海上交通の安全確保や海洋秩序の維持のための取組等を積極的に推進する さらに 気候変動や資源の制約が安全保障環境や作戦環境に及ぼす影響について検討を行い 諸外国と協力しつつ 所要の研究を推進するなど必要な措置を講ずる 国際平和協力センターにおいて 国際平和協力活動等に関する知識普及に資するための教育及び専門的な教育を実施するとともに 教育対象者について 関係府省職員等自衛隊員以外に拡大することを検討の上 必要な措置を講ずる 国際連合を含む国際機関等が行う軍備管理 軍縮分野における諸活動に対し 引き続き積極的に協力する 4 体制整備に当たっての重視事項 (1) 統合の強化島嶼 しょ 部への攻撃に対する対応や周辺海空域の安全確保 複合事態への対応等に際し 各自衛隊が一体となって有機的に対処し 国民の安全を確保し得る体制を構築する このため 統合的な観点から 各自衛隊が保有する機動力 輸送能力及び実効的な対処能力のほか 統合幕僚監部の機能強化を始めとして指揮統制機能を高めるとともに 各自衛隊に横断的な機能の整理等を行いつつ 動的防衛力の強化に資する実効的かつ効率的な組織 編成 業務の在り方について検討の上 必要な措置を講ずる 統合運用基盤を強化するため 衛星通信を含む高度な情報通信ネットワークを活用した一元的な指揮統制 情報共有態勢の強化を図るとともに 自衛隊における統合的なサイバー攻撃対処能力強化に向け サイバー攻撃対処の中核となる組織の新設や専門的な人材育成に必要な事業を実施する また 自衛隊統合訓練や日米共同訓練を始めとする各種訓練を実施する 海上自衛隊及び航空自衛隊が担う陸上配備の航空救難機能の航空自衛隊への一元化に向けた体制整備に着手するとともに 陸上自衛隊及び航空自衛隊の高射部隊について統合の観点から効果的かつ効率的な体制整備に向けた検討を推進する (2) 国際平和協力活動への対応能力の強化国際平和協力活動に迅速に部隊を派遣し 継続的に活動できるよう 待機態勢の強化を図るほか 陸上自衛隊の中央即応集団の機能の充実を図る 国際平和協力活動にも資する装備品として ヘリコプター搭載護衛艦 (DDH) や輸送機 (C-1) の後継機等を整備し 海上及び航空輸送力を強化するほか 既存の装備品等を国際平和協力活動にも対応し得るよう改修し 各種の任務の遂行に必要な機能の充実を図る また 施設 衛生等の機能や教育訓練体制の充実を図るため 国際平和協力活動にも資する装備品等を整備する (3) 情報機能の強化安全保障環境の変化に伴う情報のニーズに柔軟に対応できるよう 宇宙分野や無人機を含む新たな各種技術動向等を踏まえ 広域における総合的な警戒監視態勢の在り方について検討するとともに 情報収集施設 器材 装置等の整備 更新と能力向上に努める また 情報部門の総合的な分析 評価能力等を強化するため 能力の高い要員を確保し 多様な分野に精通した情報の専門家を育成する 自衛隊の海外派遣部隊等が円滑かつ安全に任務を行い得るよう地図 地誌の整備等を推進するなど 遠隔地での活動に対する情報支援を適切に行う体制を整備する また 効果的かつ効率的な情報収集と要員の育成のため 関係国との情報協力 交流の拡大 強化に取り組む また 今後の航空偵察機能の在り方について 新たな戦闘機等が保有する情報収集能力も踏まえて検討の上 必要な措置を講ずる (4) 科学技術の発展への対応 ( ア ) 指揮通信能力等の強化確実な指揮命令と迅速な情報共有に資するため 内外の優れた情報通信技術に対応し 高度な指揮通信システムや新野外通信システム等の情報通信ネットワークを整備する その際 前記 1(3) に示すとおりサイバー攻撃対処能力を強化する 指揮通信能力の強化に加え 防衛分野での宇宙利用の促進にも資する高機能な X バンド衛星通信網を構築する その際 民間企業の資金 経営能力及び技術的能力を積極的に活用するなどして 我が国産業の振興にも資する効果的かつ効率的な事業形態を追求する -38-

42 ( イ ) 研究開発の推進現有の多用途ヘリコプター (UH-1J) の後継機として 新たな多用途ヘリコプターの開発に着手する また 機動戦闘車及び新空対艦誘導弾の開発や中距離地対空誘導弾の改善 潜水艦の能力向上 将来レーダー等の新規技術及び各種既存装備品の能力向上に関する研究開発を推進する また 戦闘機 (F-2) の後継機の取得を検討する所要の時期に 戦闘機の開発を選択肢として考慮できるよう 将来戦闘機のための戦略的検討を推進する 研究開発を効果的かつ効率的に行うため 技術調査体制の強化を図りつつ 無人化 省人化を含む科学技術の動向等を踏まえ 中長期的な視点に立って優先整備すべき機能を重点化するとともに コスト分析 リスク評価等の事業管理を的確に行う仕組みを整備する また 国内研究機関等との交流による産学官の優れた技術の積極的導入 米国を始めとする諸外国との協力等を推進する (5) 衛生機能の強化隊員の壮健性を維持し 国際平和協力活動等 多様な任務への対応能力を強化するため 自衛隊病院等を拠点化 高機能化し 統合後送体制 衛生資器材等を整備するとともに 海外派遣部隊等に対する医療支援機能を強化する また 情報通信技術を活用し メディカル コントロール体制 病院 医務室間の情報ネットワーク等を整備する また 医官教育の強化 看護師養成課程の 4 年制化 医療資格保有隊員への教育等を実施し 質の高い衛生要員の確保を図る さらに 自衛隊病院等において質の高い医療サービスを提供する体制を整備し 地域医療にも貢献する 5 防衛力の能力発揮のための基盤 (1) 人的資源の効果的な活用 ( ア ) 人材の確保 育成等引き続き進行する社会の少子化 高学歴化と自衛隊の任務の多様化 国際化 装備の高度化等に的確に対応し得るよう 質の高い人材の確保 育成を図るとともに 訓練基盤の充実を図りつつ 必要な教育訓練を充実する また 防衛大学校改革を着実に推進する ( イ ) 人事施策の見直しを含む人事制度改革自衛隊が遂行すべき任務や体力 経験 技能等のバランスに留意しつつ士を増勢し 幹部及び准曹の構成比率を引き下げ 階級及び年齢構成の在り方を見直し 一層の精強性を実現する このため 自衛官の定員及び現員について階級別定数管理等の基本原則を確立の上 体系的な管理を行うための制度を構築する その上で 第一線部隊等に若年隊員を優先的に充当するとともに その他の職務について最適化された給与等の処遇を適用する制度を設計 導入するなどの人事制度改革を実施し 人件費の追加的な負担を招かない範囲で所要の実員を確保する また 幹部 准曹 士の各階層の活性化を図るための施策を検討し 導入するほか 退職自衛官を社会で有効活用するための措置を着実に行いつつ 公的部門での受入れを含む再就職援護や退職後の礼遇等に関する施策を推進し これらと一体のものとして自衛官の早期退職制度等を検討し 導入する ( ウ ) 後方業務の合理化 効率化の推進自衛隊の駐屯地 基地業務等の後方業務について 民間活力の有効活用等により業務の質の向上を図るとともに合理化 効率化を推進し 人員の一層の合理化を進め 人件費を抑制し 第一線部隊等を中心に必要な人員を確保する ( エ ) 防衛研究所の研究 教育機能の活用防衛研究所の調査研究 教育及び国際交流について 内部部局及び各自衛隊のニーズに即したより組織的かつ効率的 効果的な運営を追求し その安全保障及び戦史に係る研究 教育機能の活用を図る (2) 防衛生産 技術基盤の維持 育成安全保障上の重要性等の観点から 国内に保持すべき重要な防衛生産 技術基盤を特定し その分野の維持 育成を重点的に実施するとともに 実効性のある防衛力整備を効率的に実現するとの観点も踏まえ 防衛生産 技術基盤に関する戦略を策定する (3) 防衛装備品をめぐる国際的な環境変化に対する方策の検討平和への貢献や国際的な協力において 自衛隊が携行する重機等の装備品の活用や被災国等への装備品の供与を通じて より効果的な協力ができる機会が増加している また 国際共同開発 生産に参加することで 装備品の高性能化を実現しつつ コストの高騰に対応することが先進諸国で主流になっている このような大きな変化に対応するための方策について検討する (4) より一層の効果的かつ効率的な装備品等の取得の推進より一層の効果的かつ効率的な装備品等の取得を推進するため 装備品の性能 価格等の総合的な観点から 必要な装備品等を適正な価格で調達するためコスト マネジメントの手法の確立及びそのための体制の充実 強化を図る また 民間活力を効果的に引き出す調達手法を導入するとともに 短期集中調達 一括調達等効果的かつ効率的な装備品等調達を行うため 契約に係る制度の改善に取り組む -39-

43 (5) 装備品等の運用基盤の充実装備品等の運用に不可欠な燃料 部品等の確保に留意しつつ 装備品等の可動率をより低コストかつ高水準で維持できるよう 装備品等の維持整備について 国内外の先進的な事例も参考にして 維持整備に係る成果の達成に応じて対価を支払う新たな契約方式 () の導入を図るとともに 業務全体の質の維持向上及び効率化に向けた抜本的な取組等にも着手して運用基盤の充実を図る なお こうした取組等を通じ 平成 23 年度から平成 27 年度までの各自衛隊の装備品等の維持整備等に係る経費の総額を 自衛隊の能力等に関する主要事業 に掲げる主要事業の整備が可能な水準にまで実質的に抑制するとともに 平成 28 年度以降の更なる経費の抑制につなげ これにより 継続的かつ着実な防衛力整備を実現する 各自衛隊による経費抑制の実績については適時公表していくものとする (6) 関係機関や地域社会との協力の推進各種の事態に国として統合的に対応し得るよう 警察 消防 海上保安庁等の関係機関との連携を強化するとともに 国民保護法制も踏まえた地方公共団体 地域社会との協力を推進するほか 各種事態のシミュレーションや総合的な訓練 演習を平素から実施するなど 政府の意思決定及び対処に係る機能 体制を検証し 法的側面を含めた必要な対応について検討する また 防衛施設の効率的な維持及び整備を実施するとともに 関係地方公共団体との緊密な協力の下 防衛施設とその周辺地域との一層の調和を図るため 引き続き 基地周辺対策を推進する 日米安全保障体制の強化のための施策 1 戦略的な対話及び政策調整日米間で安全保障環境の評価を行いつつ 共通の戦略目標及び役割 任務 能力に関する日米間の検討を引き続き行う 2 日米防衛協力の強化 (1) 各種分野における協力の一層の推進情報協力 計画検討作業の深化 周辺事態における協力を含む各種の運用協力 弾道ミサイル防衛における協力 装備 技術協力といった従来の分野における協力を進める また 拡大抑止の信頼性向上 情報保全のための日米協議を実施する さらに 地域における不測の事態に対する米軍の抑止及び対処力の強化を目指し 日米協力の充実を図るための措置を検討する (2) 日米防衛協力の深化警戒監視活動における日米協力 日米二か国間 日米に他の一国を加えた三か国及び多国間の共同訓練の拡大 自衛隊施設と我が国及び米国に所在する米軍施設 区域の共同使用の拡大などによる平素からの各種協力の強化 国際平和協力業務 国際緊急援助活動 海賊対処行動等の地域及びグローバルな活動における日米協力の推進について日米間で協議を行い 日米協力の強化を図る さらに 宇宙 サイバー空間における対応 海上交通の安全確保 気候変動といったグローバルな課題についても 関係府省間で連携しつつ日米間で協議を行い 協力を進める 3 在日米軍の駐留をより円滑かつ効果的にするための取組在日米軍の駐留をより円滑かつ効果的にするとの観点から 一層の効率化 透明化を図りつつ在日米軍駐留経費を安定的に確保する 整備規模前記 に示す装備品のうち 主要なものの具体的整備規模は 別表のとおりとする 所要経費 1 この計画の実施に必要な防衛関係費の総額の限度は 下記 3の額を含め 平成 22 年度価格でおおむね23 兆 4,900 億円程度をめどとする 2 各年度の予算の編成に際しては 国の他の諸施策との調和を図りつつ 一層の効率化 合理化に努め おおむね 23 兆 3,900 億円程度の枠内で決定するものとする その際 今後の防衛力整備について ( 昭和 62 年 1 月 24 日安全保障会議及び閣議決定 ) に示された節度ある防衛力の整備を行うという精神は 引き続きこれを尊重するものとする 3 将来における予見し難い事象への対応 地域及びグローバルな安全保障課題への対応等特に必要があると認める場合にあっては 安全保障会議の承認を得て 上記 2 の額の他 1,000 億円を限度として これら事業の実施について措置することができる -40-

44 4 この計画については 3 年後には その時点における国際情勢 情報通信技術を始めとする技術的水準の動向 財政事情等内外諸情勢を勘案し 上記 1 に定める額の範囲内において 必要に応じ見直しを行う その他 1 防衛力の在り方について不断の検討を行うため 自衛隊の装備及び人員の配置や運用状況に関する情報を集約の上これを評価する体制を整備するとともに 防衛力の整備に係る諸計画の策定を行う体制を整備する 2 米軍の抑止力を維持しつつ 沖縄県を始めとする地元の負担軽減を図るための在日米軍の兵力態勢見直し等についての具体的措置及び SACO( 沖縄に関する特別行動委員会 ) 関連事業については 着実に実施する ( 別表 ) 区分種類整備規模 陸上自衛隊 戦車火砲 ( 迫撃砲を除く ) 装甲車地対艦誘導弾戦闘ヘリコプター (AH-64D) 輸送ヘリコプター (CH-47JA) 中距離地対空誘導弾 68 両 32 両 75 両 18 両 3 機 5 機 4 個中隊 海上自衛隊 イージス システム搭載護衛艦の能力向上護衛艦潜水艦その他自衛艦建造計 ( トン数 ) 固定翼哨戒機 (P-1) 哨戒ヘリコプター (SH-60K) 掃海 輸送ヘリコプター (MCH-101) 2 隻 3 隻 5 隻 5 隻 13 隻 ( 約 5.1 万トン ) 10 機 26 機 5 機 航空自衛隊 地対空誘導弾ペトリオットの能力向上戦闘機 (F-15) 近代化改修新戦闘機新輸送機 1 個高射隊 16 機 12 機 10 機 -41-

45 内閣官房長官談話 平成 22 年 12 月 17 日 1 政府は 本日 安全保障会議及び閣議において 平成 23 年度以降に係る防衛計画の大綱について 及び 中期防衛力整備計画 ( 平成 23 年度 ~ 平成 27 年度 ) について を決定いたしました 2 平成 17 年度以降に係る防衛計画の大綱 の見直しについては 昨年 12 月に閣議決定された 平成 22 年度の防衛力整備等について にあるとおり 昨年 9 月の政権交代という歴史的転換を経て 政府として十分な検討を行う必要があることから 平成 22 年中に結論を得ることとしたところであります 3 政府としては 安全保障会議の場における検討等の結果 我が国を取り巻く安全保障課題や不安定要因が多様で複雑かつ重層的なものとなっている新たな安全保障環境の下で 今後の我が国の安全保障及び防衛力の在り方について 新たな指針を示すことが必要であると判断し 今般 平成 23 年度以降に係る防衛計画の大綱 を策定いたしました 4 この新 防衛大綱 においては まず 我が国の安全保障と防衛力を考えるに当たっての前提となる基本理念を明らかにしました 我が国の安全保障の目標については 第 1 として 我が国に直接脅威が及ぶことを防止 排除し もって我が国の平和と安全及び国民の安心 安全を確保すること 第 2 として アジア太平洋地域の安全保障環境の一層の安定化とグローバルな安全保障環境の改善により脅威発生を予防し もって自由で開かれた国際秩序を維持強化して我が国の安全と繁栄を確保すること 第 3 として 世界の平和と安定及び人間の安全保障の確保に貢献することの三つを掲げております これらの目標を達成するためには 我が国自身の努力 同盟国との協力及び国際社会における多層的な安全保障協力を統合的に組み合わせることが必要であるとしております また 日本国憲法の下 専守防衛に徹し 他国に脅威を与えるような軍事大国とならないとの基本理念に従い 文民統制を確保し 非核三原則を守りつつ 節度ある防衛力を整備する との我が国防衛の基本方針を引き続き堅持するとともに 非伝統的安全保障問題への対応を含む国際平和協力活動に積極的に取り組むこととしております 5 新たな安全保障環境の下 我が国としては 各種事態に的確に対応するとともに 様々な安全保障課題に対し 同盟国等と協力して積極的に取り組むことが重要になっております 我が国の安全保障の目標を達成するための取組については まず 我が国自身の努力として 平素から国として総力を挙げて取り組むとともに 各種事態の発生に際しては 事態の推移に応じてシームレスに対応することとしております 具体的には 統合的かつ戦略的な取組として 関係機関における情報収集 分析能力の向上 情報保全体制の強化 内閣の迅速 的確な意思決定を挙げ 政府の意思決定及び対処に係る機能 体制を検証し 必要な対応について検討すること さらに 国家安全保障に関し内閣の組織 機能 体制等を検証した上で 首相官邸に関係閣僚間の政策調整と内閣総理大臣への助言等を行う組織を設置する方針を明らかにしております また 国際平和協力活動等に効率的かつ効果的に対応することや国連平和維持活動の実態を踏まえ PKO 参加五原則等我が国の参加の在り方を検討することを挙げております 6 安全保障の最終的担保である我が国の防衛力については 安全保障環境の変化に対応して 防衛力の存在自体による抑止効果を重視した 従来の 基盤的防衛力構想 によることなく 動的防衛力 を構築することを明らかにしており これは今回の新 防衛大綱 の大きな特色の一つとなっております 新たな安全保障環境のすう勢の下 今後の防衛力については 各種事態に対し実効的な抑止と対処を可能とし アジア太平洋地域の安全保障環境の一層の安定化とグローバルな安全保障環境の改善のための活動を能動的に行い得る動的なものとしていくことが必要であります このため 即応性 機動性 柔軟性 持続性及び多目的性を備え 軍事技術水準の動向を踏まえた高度な技術力と情報能力に支えられた動的防衛力を構築することとしております 一層厳しさを増す安全保障環境に対応するには 適切な規模の防衛力を着実に整備することが必要です その際 厳しい財政事情を踏まえ 本格的な侵略事態への備えとして保持してきた装備要員を始めとして自衛隊全体にわたる装備 人員 編成 配置等の抜本的見直しによる思い切った効率化 合理化を行った上で 真に必要な機能に資源を選択的に集中して防衛力の構造的な -42-

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