はじめに 2013( 平成 25) 年 12 月 17 日 政府は 我が国として初めて 国家安全保障戦略 ( 戦略 ) を決定しました また この 戦略 を踏まえ 新たな 防衛計画の大綱 ( 防衛大綱 ) と 中 期防衛力整備計画 ( 中期防 ) も決定しました 我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳

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1 日本の平和と安全 地域 世界の安定のために 発行 防衛省防衛政策局防衛政策課 防衛計画課 東京都新宿区市谷本村町 5-1 TEL ( 代表 ) 防衛省ホームページ 防衛計画の大綱中期防衛力整備計画 防衛省 平成 26 年 3 月発行

2 はじめに 2013( 平成 25) 年 12 月 17 日 政府は 我が国として初めて 国家安全保障戦略 ( 戦略 ) を決定しました また この 戦略 を踏まえ 新たな 防衛計画の大綱 ( 防衛大綱 ) と 中 期防衛力整備計画 ( 中期防 ) も決定しました 我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中 国民の生命と財産 我が国の 領土 領海 領空を断固として守り抜くための安全保障 防衛政策の新たな指針となって います 防衛省は これらの指針に基づいて 総合的な防衛体制を構築し 各種事態の抑止 戦略 防衛大綱 中期防 国家安全保障戦略 とともに 新たな 防衛計画の大綱 中期防衛力整備計画 を策定しました 対処のための体制作りに取り組みます 国家安全保障戦略 ( 戦略 ) ( おおむね 10 年程度の期間を念頭 ) 目次 戦略 防衛大綱 中期防 2 防衛計画の大綱 Ⅰ 我が国を取り巻く安全保障環境 3 Ⅱ 我が国の防衛の基本方針 5 Ⅲ 防衛力の在り方 - 防衛力の役割 7 Ⅳ 各自衛隊の体制ー陸上自衛隊 9 Ⅳ 各自衛隊の体制ー海上自衛隊 11 Ⅳ 各自衛隊の体制ー航空自衛隊 13 Ⅴ 弾道ミサイル防衛システムの体制 15 防衛大綱の別表 16 中期防衛力整備計画 Ⅰ 計画の方針 17 Ⅱ 基幹部隊の見直し 19 Ⅲ 自衛隊の能力等に関する主要事業 21 Ⅳ 日米同盟の強化のための施策 29 中期防の別表及び所要経費 30 これまで我が国の防衛政策の指針としては 昭和 32 年に作られた 国防の基本方針 がありま したが これに代わるものとして 平成 25 年 12 月 17 日 国家安全保障戦略 を定めました 戦略には 我が国の国益を長期的視点から見定めた上で 外交政策及び防衛政策を中心とした 国家安全保障に関する基本方針を記述しています そして その前提となる基本的な考え方として 国際協調主義に基づく積極的平和主義 を掲げています 防衛計画の大綱 ( 防衛大綱 ) ( おおむね 10 年程度の期間を念頭 ) 防衛計画の大綱 では 我が国の防衛の基本方針 防衛力の意義や役割 自衛隊の具体的な 体制 主要装備の整備目標の水準といった今後の防衛力の基本的指針を示しています 昭和 51 年に初めて定めた後 国際情勢の変化などに応じて これまで平成 7 年 平成 16 年 平 成 22 年にも見直してきましたが 前大綱を決定した以降 我が国を取り巻く安全保障環境が一層 深刻化している状況から 平成 25 年 12 月 17 日 戦略 を踏まえ 新たな防衛大綱を定めました 新防衛大綱では 今後整備する防衛力として 新たに 統合機動防衛力 を打ち出しています 3 ページ以降に概要を記述しております 中期防衛力整備計画 ( 中期防 ) (5 年間を対象 ) 中期防衛力整備計画 は 防衛大綱に示された防衛力の目標水準を踏まえ 5 年間に実施する 防衛力整備の計画であり 5 年間の経費の総額と主要装備の整備数量を明示しています 中期防に従い それぞれ各年度の防衛力整備を行っていきます 17 ページ以降に概要を記述しております 戦略 防衛大綱 中期防の本文は防衛省のホームページで見ることができます あわせてご確認ください 2

3 防衛大綱 Ⅰ 我が国を取り巻く安全保障環境 様々な安全保障上の課題や不安定要因が より顕在化 先鋭化し 我が国を取り巻く安全保障環境は 一層厳しさを増しています 一層厳しさを増す我が国周辺の安全保障環境 北朝鮮は 軍事的な挑発行為等を強め また その核 ミサイル開発は 我が国の安 全に対する重大かつ差し迫った脅威です 北朝鮮による 人工衛星 と称するミサイル発射 中国は 不透明な形で軍事力を強化し 東シナ海や南シナ海を始めとする海空域等における活動を急速に拡大 活発化しています 我が国はこのような動向を強く懸念しています 中国の公表国防費の推移 3 4

4 防衛大綱 Ⅱ 我が国の防衛の基本方針 我が国自身の能力 役割を強化 拡大し 世界の平和と安定及び繁栄の確保に これまで以上に積極的に寄与します 国際協調主義に基づく積極的平和主義 海洋国家 である我が国の平和と繁栄を確保していくためには 国際社会と協力して地域や世界の平和を確保していくことが不可欠です 我が国は 平和国家 としての歩みを堅持しつつ 米国や関係国と緊密に連携して 世界の平和と安定にこれまで以上に寄与していきます 防衛省 自衛隊は 以下のような取組を進めていきます 我が国自身の防衛力を強化 統合運用の考え方をより徹底し 様々な状況に臨機に即応できる より実効的な 統合機動防衛力 を構築します 日米同盟を強化 幅広い分野での連携を一層強化するとともに 抑止力を維持しつつ地元負担軽減を図ります 米海兵隊との共同訓練トモダチ作戦普天間飛行場 ( 沖縄県 ) 統合機動防衛力 統合機動防衛力 とは 厳しさを増す安全保障環境に即応し 海上優勢 航空優勢の確保など事態にシームレスかつ状況に臨機に対応して機動的に行い得るよう 統合運用の考え方をより徹底した防衛力のことを言います 3 4ページでご紹介したように 我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中 自衛隊の対応が求められる事態は増加しており その対応も長期化しつつあります 自衛隊は 島嶼部における攻撃や弾道ミサイル攻撃といった特異な兆候をできるだけ早く察知できるよう 陸海空自衛隊が一体となって 365 日 24 時間 情報収集 警戒監視態勢をとっており 状況の推移に応じて態勢を強化していきます このように我が国を守る強い意志と高い能力を示しつつ 事態が悪化しないようにすることがまずは重要です その上で 大規模災害を含め 緊急事態が起きた場合には 全力で迅速に対応します また 自衛隊は緊急事態に備えながら国際平和協力活動等にも積極的に取り組んでいます こうした態勢をしっかりと継続していくためには 質の高い装備品や精強な隊員を十分確保することが必要不可欠です このため 新大綱においては 海上 航空優勢を確実に維持するための整備を優先し 機動展開能力の整備も重視するなど 統合運用の観点からメリハリの効いた防衛力整備を行います また 人事教育や防衛生産 技術基盤 研究開発などの後方支援基盤も強化します このようにして 我が国の平和と安全 国際社会の安全保障環境を安定化 改善していきます 各国との協力関係を強化 関係各国 特にアジア各国との関係の強化や 国際平和協力活動等に積極的に取り組みます F-35A 5 拡大 ASEAN 国防相会議 (ADMM プラス )(25 年 8 月 ) 国際緊急援助活動 ( フィリピン ) 能力構築支援 ( 東ティモール ) イージス艦 水陸両用車 ( イメージ ) 6

5 防衛大綱 Ⅲ 防衛力の在り方 - 防衛力の役割 防衛力に求められる役割を実効的に果たします 統合運用 の観点から 重視すべき機能 能力を優先整備します 各種事態に対応し 国民の生命 財産と領土 領海 領空を守り抜くため 自衛隊に求められる役割として 以下のものが挙げられます 我が国周辺を含むアジア太平洋地域やグローバルな安全保障環境の安定化のため 自衛隊に求められる役割として 以下のものが挙げられます 周辺海空域における安全確保 訓練 演習の実施 島嶼部に対する攻撃への対応 P-3C 防衛協力 交流の推進 F-15 ベトナム空軍との輸送機部隊間交流 水陸両用車 ( イメージ ) 宇宙空間及びサイバー空間における対応 弾道ミサイル攻撃への対応 ペトリオット PAC-3 海洋安全保障の確保 ロシア艦艇との捜索 救難訓練 能力構築支援の推進 宇宙状況監視システム ( イメージ ) イージス艦から発射される SM-3 大規模災害等への対応 民間船舶の護衛を行う海自護衛艦 国際平和協力活動の実施 能力構築支援 ( カンボジア ) 軍備管理 軍縮 不拡散の努力への協力 地方公共団体が主催する防災訓練への参加 国際活動教育隊において教育を受ける陸自隊員 7 サイバーセキュリティに関するパネルディスカッション ( 東京ディフェンスフォーラム ) 国際平和協力活動 ( 南スーダン ) 韓国主催 拡散に対する安全保障構想 (PSI) 訓練に参加する海自隊員 8

6 防衛大綱 Ⅳ 各自衛隊の体制ー陸上自衛隊 とうしょ 島嶼部に対する攻撃を始めとする各機動的に対処し得るよう 陸上自衛 作戦基本部隊等の新たな体制について 機動運用を基本とする作戦基本部隊 高い機動力や警戒監視能力を備え 機動運用を基本とする作戦基本部隊 ( 機動師団 機動 旅団及び機甲師団 ) を保持します 種事態に即応し 実効的かつ隊の体制を整備します 効率化 合理化の徹底 主に冷戦期に想定されていた大規模な陸上兵力を動員した着上陸侵攻のような侵略事態 への備えについては 不確実な将来情勢の変化に対応するための最小限必要な範囲に限り 保持することとし より一層の効率化 合理化を徹底します 第 2 師団 凡例 : 機動運用部隊 : 地域配備部隊 水陸両用部隊による奪回 第 5 旅団第 11 旅団第 7 師団第 9 師団第 6 師団第 12 旅団第 13 旅団第 1 師団第 4 師団第 3 師団第 14 旅団第 10 師団第 8 師団 平素部隊配置の推進 第 15 旅団 水陸両用作戦専門部隊の新編 水陸両用作戦を有効に実施し得るよう 専門的機能を備えた機動運用部隊を保 持します 航空攻撃 ( 攻撃ヘリ ) 実力部隊を緊急的かつ急速に機動展開 航空攻撃 (LJDAM 等 ) 奪回のイメージ 降着地 自衛官の編成定数 大規模災害等にも十分な規模の部隊で対応するため 陸上自衛隊の編成定数については 平成 25 年度末の水準である約 15.9 万人を維持します 降着地 9 水陸両用車 ( イメージ ) ティルト ローター機 ( イメージ ) 10

7 防衛大綱 Ⅳ 各自衛隊の体制ー海上自衛隊 周辺海域を防衛し 海上交通の安全海上優勢を確実に獲得 維持する 護衛艦部隊の体制 を確保し得るよう 各種事業を推進し 体制を整備します 潜水艦部隊の体制 護衛艦を増勢します 前大綱 4 8 隻体制 ( 1 2 個護衛隊 ) 新大綱 5 4 隻体制 ( 1 4 個護衛隊 ) 建造及び延命の組み合わせにより増勢を継続します ( 前大綱に引き続き 22 隻体制を保持 ) イージス艦 あたご型 新たな護衛艦 ( 多任務対応 船体コンパクト化 ) の導入により増勢します ( 取り外し可能な装備の搭載により 機雷掃海や対潜戦に対応 ) イージス システム搭載護衛艦を 2 隻増勢により8 隻体制とします 潜水艦 そうりゅう型 哨戒機部隊の体制 P-1の継続整備による固定翼哨戒機 (P-1/P-3C) の体制を維持します ( 前大綱に引き続き 65 機体制を保持 ) 哨戒ヘリコプター (SH-60J/K) を増勢します 新たな護衛艦の機能 無人航走体等による機雷掃海 前大綱 哨戒ヘリコプター :72 機 新大綱 哨戒ヘリコプター :80 機 固定翼哨戒機 (P-1) 曳航ソーナー等による対潜戦 哨戒ヘリコプター (SH-60K) 11 12

8 防衛大綱 Ⅳ 各自衛隊の体制ー航空自衛隊 我が国周辺のほぼ全空域を常時継続我が国の防空等を総合的な態勢で 航空警戒管制部隊の増強 警戒管制業務の防空指令所 (DC) への集約化等により 警戒群を段階的に 警戒隊に移行します 警戒航空部隊に 1 個飛行隊を新編します 前大綱 警戒管制部隊 : 4 個警戒群 24 個警戒隊 新大綱 警戒管制部隊 :28 個警戒隊 的に警戒監視するとともに 行い得るように整備します 戦闘機部隊の増強 航空偵察部隊 1 個飛行隊を廃止し 13 個目の飛行隊を新編します 那覇基地の戦闘機部隊を2 個飛行隊に増勢します 前大綱 新大綱 戦闘機部隊 :12 個飛行隊 戦闘機部隊 :13 個飛行隊 戦闘機数 : 約 260 機 戦闘機数 : 約 280 機 警戒航空部隊 : 2 個飛行隊 警戒航空部隊 : 3 個飛行隊 空中給油 輸送部隊の増強 空中給油 輸送部隊に 1 個飛行隊を新編し 2 個飛行隊に増勢します 13 新空中給油 輸送機 ( イメージ ) 14

9 防衛大綱 Ⅴ 弾道ミサイル防衛システムの体制 防衛大綱の別表 弾道ミサイルによる攻撃から我が国全域を防護し得る能力を強化します 防衛計画の大綱別表 弾道ミサイル対処能力の総合的な向上 弾道ミサイル防衛能力を有するイージス艦を 8 隻に増勢します 能力向上型の PAC-3 ミサイル (PAC-3 MSE) を導入します < 現行 > イージス システム搭載護衛艦 < 将来体制のイメージ> こんごう 型 4 こんごう 型 こんごう 型 4 あたご 型 2 新型艦 2 + こんごう 型 こんごう 型 あたご 型 イメージ 現行では 日本全国を防護する場合 3 隻必要となり 定期検査期間等を考慮すると継続的な対処が困難となります イメージ 将来体制では 日本全国を 2 隻で防護が可能となり 定期検査期間等を考慮しても常時継続的に防護が可能となります 高度 PAC-3 の防護範囲 PAC-3MSE の防護範囲 注 1: 戦車及び火砲の現状 ( 平成 25 年度末定数 ) の規模はそれぞれ約 700 両 約 600 両 / 門であるが 将来の規模はそれぞれ約 300 両 約 300 両 / 門とする 注 2: 弾道ミサイル防衛にも使用し得る主要装備 基幹部隊については 上記の護衛艦 ( イージス システム搭載護衛艦 ) 航空警戒管制部隊及び地対空誘導弾部隊の範囲内で整備することとする 15 同時対処能力の向上 ( イメージ ) 距離 16

10 中期防 Ⅰ 計画の方針 防衛力の整備は具体的な中期的見通しに立って行います 中期防衛力整備計画は 平成 26 年度以降に係る防衛大綱に定めた我が国が保有すべき防衛力の水準を踏まえ平成 26 年度から平成 30 年度の 5 年間を対象とした 主要装備品の整備数量と経費の総額を定めたものです 一朝一夕にはできない防衛力整備 各種装備品の取得や隊員の養成などは単年度ではできず 長い年月を要します このため 長期的な目標の下 中期的計画に基づいて 各年度ごとに予算で決定します 防衛計画の大綱 防衛力の在り方と整備目標を規定します 中期防衛力整備計画 主要装備の整備数量と 5 年間の経費の総額 ( 限度 ) を明示します 年度予算 情勢等を踏まえて精査の上 各年度ごとに必要な装備と経費を計上します 1 特に以下の9つの機能 能力を重視統合機能の更なる充実に留意しつつ 特に 1 警戒監視能力 2 情報機能 3 輸送能力及び4 指揮統制 情報通信能力のほか 5 島嶼部に対する攻撃への対応 6 弾道ミサイル攻撃への対応 7 宇宙空間及びサイバー空間における対応 8 大規模災害等への対応並びに9 国際平和協力活動等への対応のための機能 能力を重視します 2 3 新たな防衛計画の大綱に従った六つの基本方針 海上優勢 航空優勢を維持する防衛力及び機動展開能力の整備 各種事態における実効的な抑止及び対処を実現するため 海上優勢及び航空優勢の確実な維持に向けた防衛力の整備を優先し 機動展開能力の整備も重視します 大規模な陸上兵力を動員した侵略事態への備えについては 最小限の専門的知見や技能の維持 継承に必要な範囲に限り保持します 必要かつ十分な 質 及び 量 の防衛力を効率的に確保 装備品の取得に当たっては 新規装備品の導入と既存装備品の延命 能力向上等を適切に組み合わせ 必要かつ十分な 質 及び 量 の防衛力を効率的に確保します 4 人事制度改革に関する施策の推進装備品の高度化 複雑化や任務の多様化 国際化の中で 自衛隊の精強性を確保し 防衛力の根幹をなす人的資源を効果的に活用する観点から 女性自衛官や予備自衛官等の更なる活用を含め 人事制度改革に関する施策を推進します 5 日米同盟の抑止力及び対処力の強化 日米防衛協力のための指針 の見直しを行うなど 各種協力や協議を一層充実し 在日米軍の駐留をより円滑かつ効果的にするための取組等を積極的に推進します 6 効率化 合理化を徹底した防衛力整備格段に厳しさを増す財政事情を勘案し 我が国の他の諸施策との調和を図りつつ 一層の効率化 合理化を徹底した防衛力整備に努めます 17 18

11 中期防 Ⅱ 基幹部隊の見直し 自衛隊全体の機能 能力に着目した 能力評価等を踏まえ 総合的に導き出した特に重視すべき 機能 能力の整備を優先します 各種事態における実効的な抑止及び対処 陸上自衛隊の見直し 陸上総隊を新編します 2個師団及び2個旅団を機動運用を基 本とする部隊に改編します 島嶼侵攻があった場合に上陸 奪回 確保するため 水陸機動団を新編します 機動戦闘車を部隊に配備するとともに 北 海道 九州以外の部隊の戦車を廃止します また 北海道以外の部隊の火砲は各方面隊 に集約します 目標体制 戦車 イメージ 北海道は師 旅団に配備 陸上総隊の運用イメージ 陸上総隊の役割 国際平和 協力活動 陸自部隊の全国的な運用 方面区を跨ぐ陸自部隊の 全国運用 兵站運用等 統幕長 陸上総隊 自衛 艦隊 西部方面隊直轄部隊 に集約 東 北 方面隊 西 部 方面隊 目標体制 火砲 イメージ 中 部 方面隊 陸上総隊の役割 総合的な海空自 米軍との調整 現体制 火砲 東 部 方面隊 米軍 護衛艦の着実な整備 5隻 イージス艦 2隻 多様な任務への対応能力の向上と船体のコンパ クト化を両立させた新たな護衛艦 2隻 の導入を 含む 滞空型無人機(イメージ) 北 部 方 面 隊 早期警戒 管制 機(イメージ) 固定翼哨戒機 P 1 の着実な整備 23機 潜水艦の着実な整備 5隻 陸上総隊 直轄部隊 航空 総隊 新たな早期警戒 管制 機の導入 4機 滞空型無人機の導入 3機 現体制 戦車 防衛大臣 周辺海空域における安全確保 島嶼部に対する攻撃への対応 1 常続監視体制の整備 3 海上優勢の獲得 維持 イージス艦の増勢 2隻 新たな護衛艦の導入 2隻 哨戒ヘリコプター SH 60K の着実な整備 23機 地対艦誘導弾の着実な整備 与那国島に沿岸監視部隊を配備 方面隊の作戦地域 師 団 師 団 旅団 警戒航空部隊に1個飛行隊を新編し 那覇基 地に配備 移動式警戒管制レーダーの展開基盤を南西 地域の島嶼部に整備 作戦基盤 凡 例 統制 調整 報告 命令等 各方面隊直轄部隊 に集約 海上自衛隊の見直し 4個護衛隊群に加え 5個護衛隊を保 持します 潜水艦の増勢に必要な措置を引き続き 講じます 航空自衛隊の見直し 那覇基地に戦闘機部隊1個飛行隊を移動し ます 警戒航空部隊に1個飛行隊を新編し 那覇 基地に配備します 2 航空優勢の獲得 維持 戦闘機 F 35A の着実な整備 28機 戦闘機 F 15 の近代化改修 26機 新たな空中給油 輸送機の導入 3機 新型護衛艦(イメージ) 自衛官の定数 19 陸上自衛隊の編成定数 常備自衛官定数 即応予備自衛官員数 海 空自衛隊の常備自衛官定数 おおむね15万9千人程度 おおむね15万1千人程度 おおむね 8千人程度 平成25年度末水準 空中給油 輸送機 イメージ 20

12 中期防 Ⅲ 自衛隊の能力等に関する主要事業 4 迅速な展開 対処能力の向上 ティルト ローター機の導入 (17 機 ) 輸送機 (C-2) の着実な整備 (10 機 ) 輸送艦の改修 ( 水陸両用車やティルト ローター機も運用 ) 水陸両用作戦等における指揮統制 大規模輸送 航空運用能力を兼ね備えた多機能艦艇の在り方についての検討 初動を担任する警備部隊の新規配備による南西地域所在部隊の増強 水陸両用作戦専門部隊として 水陸機動団 を新設 我が国の弾道ミサイル対処能力の総合的な向上 南西地域における対処イメージ 弾道ミサイルを迎撃する SM-3 を発射するイージス艦 弾道ミサイル攻撃への対応 イージス艦の増勢 (2 隻 ) 能力向上型迎撃ミサイル (SM-3 BlockⅡA) の開発推進 能力向上型の PAC-3 ミサイル (PAC-3 MSE) の導入 新たな装備品も含め将来の BMD システムの在り方を検討 弾道ミサイル発射手段等に対する対応能力の在り方についても検討の上 必要な措置を実施 宇宙空間及びサイバー空間における対応 1 宇宙利用の推進 高機能な X バンド衛星通信網を着実に整備 宇宙状況監視に係る取組や衛星の防護方法に係る研究による人工衛星の抗たん性の向上 21 5 指揮統制 情報通信体制の整備 各自衛隊の主要司令部に所要の陸 海 空の自衛官を相互に配置 自衛隊専用回線の与那国島への延伸及び那覇基地に移動式多重通信装置を新たに配備 各自衛隊間のデータリンク機能の充実 2 サイバー攻撃への対応 自衛隊の各種システム等の抗たん性の向上 情報収集機能等の強化 実戦的な訓練環境 ( サイバーレンジ等 ) の整備等 所要の態勢整備 22

13 中期防 Ⅲ 自衛隊の能力等に関する主要事業 大規模災害等への対応南海トラフ巨大地震等各種災害に際し 十分な規模の部隊を迅速に展開する初動対応能力やローテーション態勢を整備します 防衛力がその役割 能力を十分に発揮するためには それを下支えする各種基盤の強化が重要です 防衛力の能力発揮のための基盤 訓練 演習 自衛隊の統合訓練 演習等を計画的に実施します その際 全国の部隊による北海道の良好な訓練環境の活用を拡大し 効果的な訓練 演習を行うほか 輸送艦や民間輸送力の積極的な活用や部隊の機動性の向上を進めます また 各種事態に国として一体的に対応し得るよう 警察 消防 海上保安庁等の関係機関との連携を強化するとともに 国民保護を含め 各種事態のシミュレーション等を計画的に実施します 情報機能の強化 電波情報 画像情報を含む地理空間情報 防衛駐在官の新規派遣による人的情報など 多様な情報収集能力を抜本的に強化します 能力の高い分析官の確保や教育課程の統合 強化等による情報収集 分析に携わる要員を確保 育成します アジア太平洋地域の安定化及びグローバルな安全保障環境の改善 民間船舶による輸送 アジア太平洋地域における二国間 多国間による共同訓練 演習を積極的に推進します 人道支援 災害救援等の分野で支援対象国の軍等の能力構築を支援します 北海道の演習場における実動訓練 インド洋や南シナ海等 我が国周辺以外の海域における共同訓練の充実を図ります イージス艦 こんごう ( 手前 ) と米空母 ジョージ ワシントン 23 原発警備に関する警察との共同訓練 24

14 中期防 Ⅲ 自衛隊の能力等に関する主要事業 運用基盤 駐屯地 基地等の抗たん性を高め 特に 滑走路や情報通信基盤の維持を始めとする駐屯地 基地等の各種支援機能を迅速に復旧させる能力を強化します また 各種事態発生時に民間空港 港湾の自衛隊による速やかな使用を可能とするための施策を推進します 滑走路等の復旧 ( 訓練の様子 ) 駐屯地 基地等の抗たん性向上 1 階級構成及び年齢構成等 各部隊等の特性を踏まえた階級構成を実現するため 所要の能力を有する幹部 准曹を適正な規模で確保 育成し 質の高い士を確保するための施策を推進します 適正な年齢構成を確保するため 中途退職制度の積極的活用や航空機操縦士について民間部門に操縦士として再就職させる施策 ( 割愛 ) 等を実施します 3 人事教育 募集及び再就職支援 自衛隊が就職対象として意識されるよう 募集広報や関係府省 地方公共団体等との連携 協力の強化等を推進します 退職自衛官の雇用企業等に対するインセンティブを高めるための施策の検討等を進め 再就職環境の改善を図ります 海上自衛隊練習艦の女性艦長 2 人材の有効活用等 防衛功労章の拡充 女性自衛官の更なる活用を進めます 高度な知識 技能 経験を有する隊員について 積極的に再任用を行います 防衛功労章の拡充を始め 栄典 礼遇に関する施策を推進します 4 予備自衛官等の活用 多様化 長期化する事態における持続的な部隊運用を支えるため予備自衛官等の活用を進めます 割愛により再就職する航空機操縦士等を予備自衛官として任用するとともに 予備自衛官等の充足向上等のための施策を実施します 25 衛生自衛隊病院の拠点化 高機能化や病院 医務室間のネットワーク化を進め 防衛医科大学校病院等の運営の改善も含め効率的かつ質の高い医療体制の確立を図ります また 医官 看護師 救急救命士等の確保 育成や 第一線の救護能力の向上などを図ります 第一線救護訓練 26

15 中期防 Ⅲ 自衛隊の能力等に関する主要事業 防衛生産 技術基盤我が国の防衛生産 技術基盤全体の将来ビジョンを示す戦略を策定するとともに 我が国として強みを有する技術分野を活かした 諸外国との国際共同開発等を積極的に進めます また 防衛省が開発した装備品の民間転用の推進を図ります 装備品の共同開発の例 民間転用の可能性のある装備品の例 救難飛行艇 US-2 輸送機 C-2 研究開発 防空能力の向上のため陸上自衛隊及び航空自衛隊の将来地対空誘導弾の技術的検討を進めるほか 将来戦闘機に関し 国際共同開発の可能性も含め 戦闘機 (F-2) の退役時期までに開発を選択肢として考慮できるよう 国内において戦闘機関連技術の蓄積 高度化を図るため 実証研究を含む戦略的な検討を推進し 必要な措置を講じます 地域コミュニティーとの連携 地方によっては 自衛隊の部隊の存在が地域コミュニティーの維持 活性化に大きく貢献し あるいは 自衛隊の救難機等による急患輸送が地域医療を支えている場合等が存在することを踏まえ 部隊の改編や駐屯地 基地等の配置 運営に当たっては 地方公共団体や地元住民の理解を得られるよう 地域の特性に配慮します その際 中小企業者に関する国等の契約の方針を踏まえ 効率性にも配慮しつつ 地元中小企業の受注機会の確保を図るなど 地元経済に寄与する各種施策を推進します 将来戦闘機のイメージ F-35 の共同開発国 米国 豪州 英国 イタリア オランダ カナダ トルコ ノルウェー デンマーク 装備品の効率的な取得装備品の効果的 効率的な取得を実現するため プロジェクト マネージャーの仕組みを制度化し 装備品の構想段階から 研究開発 量産取得 維持整備 能力向上等の段階を経て 廃棄段階に至るまでそのライフサイクルを通じ 技術的視点も含め 一貫したプロジェクト管理を強化します プロジェクト マネージャー制度の概要 情報発信の強化 自衛隊の任務の安定的な遂行には 何より国民や諸外国の理解と支持が不可欠であることを踏まえ 発信内容の整合性に留意しつつ 積極的かつ効果的な情報発信の充実に努めるとともに 諸外国に対する情報発信を強化します 知的基盤の強化 関西総合防衛セミナーを開催 国民の安全保障 危機管理に対する理解を促進するため 安全保障 危機管理の専門家としての職員の論文発表や講師としての派遣等を通じ 教育機関等における安全保障教育を推進します 27 防衛省英語版ホームページ 安全保障国際シンポジウム ( 防衛研究所主催 ) 防衛省改革の推進文官と自衛官の一体感を醸成するとともに 防衛力整備の全体最適化 統合運用機能の強化 政策立案 情報発信機能の強化等を実現するため 防衛省の業務及び組織を不断に見直し 改革を推進します 28

16 中期防 Ⅳ 日米同盟の強化のための施策中期防の別表及び所要経費 日米同盟の強化が 我が国の安全確保にとってこれまで以上に重要となっています 中期防衛力整備計画別表 日米安全保障体制は 我が国自身の努力とあいまって我が国の防衛の大きな柱です 一層厳しさを増す安全保障環境の中で 我が国の安全を確保するため 日米間の防衛協力をより強化していく必要があります 日米防衛協力の強化 米国の我が国及びアジア太平洋地域に対するコミットメントを維持 強化し 我が国の安全を確保するため 我が国自身の能力を強化することを前提として 日米防衛協力のための指針 の見直しを進めると同時に 共同訓練 演習 弾道ミサイル防衛 海賊対処 人道支援 災害救援など 各種の協力を強化します 注 : 哨戒機能を有する艦載型無人機については 上記の哨戒ヘリコプター (SH-60K) の機数の範囲内で 追加的な整備を行い得るものとする 米海兵隊との共同訓練 ( アイアン フィスト ) 在日米軍の駐留をより円滑かつ効果的にするための取組 トモダチ作戦 在日米軍の駐留をより円滑かつ効果的にするとの観点から 在日米軍駐留経費を安定的に確保します 所要経費の変遷 対象期間 5 年間の防衛関係費の上限 61 中期防 ( 昭 閣議決定 ) 昭 61~ 平 2 年度 18 兆 4,000 億円 03 中期防 ( 平 閣議決定 ) 22 兆 7,500 億円平 3~ 平 7 年度 03 中期防修正 ( 平 閣議決定 ) 22 兆 1,700 億円 08 中期防 ( 平 閣議決定 ) 25 兆 1,500 億円 1 平 8~ 平 12 年度 08 中期防見直し ( 平 閣議決定 ) 24 兆 2,300 億円 13 中期防 ( 平 閣議決定 ) 平 13~ 平 17 年度 25 兆 100 億円 1 17 中期防 ( 平 閣議決定 ) 24 兆 2,400 億円 1 平 17~ 平 21 年度 17 中期防見直し ( 平 閣議決定 ) 23 兆 6,400 億円 23 中期防 ( 平 閣議決定 ) 平 23~ 平 27 年度 23 兆 3,900 億円 1 26 中期防 ( 平 閣議決定 ) 平 26~ 平 30 年度 24 兆 6,700 億円 2 1 将来の予見し難い事象への対応など特に必要と認められる場合に 安全保障会議の承認を得て 事業の実施について処置するための調整枠が設けられているが 上記の総額に含めていない 調整枠 :08 中期防 (1,100 億円 ) 13 中期防 (1,500 億円 ) 17 中期防 (1,000 億円 ) 23 中期防 (1,000 億円 ) 2 26 中期防経費総額は 24 兆 6,700 億円のうち 調達改革等により おおむね 7,000 億円程度の実質的な財源を確保する 29 在日米軍への提供施設の整備 硫黄島における空母艦載機着陸訓練 30

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