これまでの 防衛計画の大綱 の考え方 1

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1 資料 3 安全保障と防衛力に関する懇談会 ( 第 1 回 ) 説明資料 内閣官房

2 これまでの 防衛計画の大綱 の考え方 1

3 これまでの防衛力整備計画の推移 昭和 32 年 国防の基本方針 一次防 ( 政府 3か年計画 )( ) 37 二次防 ( 政府 5か年計画 )( ) 防衛計画の大綱 策定( )- 当面の防衛力整備について(GNP1% 枠 ) ( ) 中業 ( 防衛庁内部資料 ) 中業 ( 防衛庁内部資料 ) 中期防 ( 政府 5か年計画 )( )(GNP 比 1.02%) 平成元年 今後の防衛力整備について 決定( ) 2 平成 3 年度以降の防衛計画の基本的考え方について ( ) 3 03 中期防 ( 政府 5か年計画 )( ) 中期防 ( 政府 5か年計画 ) 修正 ( ) - 平成 8 年度以降に係る防衛計画の大綱 策定 ( ) 中期防 ( 政府 5か年計画 )( ) 中期防 ( 政府 5か年計画 ) 見直し ( ) 中期防 ( 政府 5か年計画 )( ) 三次防 ( 政府 5 か年計画 )( ) 四次防 ( 政府 5 か年計画 )(47.2.8) 16 弾道ミサイル防衛システムの整備等について 閣議決定 ( ) - 平成 17 年度以降に係る防衛計画の大綱 策定 ( ) 中期防 ( 政府 5か年計画 )( ) 21 2

4 3 Ⅰ. 防衛力構想の変遷 ( 基盤的防衛力から多機能 弾力的 実効性ある防衛力へ )

5 3 つの大綱の防衛力構想の比較 51 大綱 基盤的防衛力構想を採用 ( 従前の脅威対抗的な 所要防衛力論 に立たず ) 防衛力整備の目標は 限定小規模侵略独力対処 07 大綱 冷戦終結により東西間の軍事的対峙の構造が消滅 阪神淡路大震災 PKO 等を通じ 自衛隊の役割に対する期待が高まる 基盤的防衛力構想を 基本的に踏襲 防衛力の規模についてはコンパクト化 ( 限定小規模侵略独力対処との表現は踏襲せず ) 防衛力の果たすべき役割として 我が国の防衛 に加え以下の 2 つを追加 大規模災害等各種の事態への対応 より安定した安全保障環境の構築への貢献 16 大綱 大量破壊兵器や弾道ミサイルの拡散 国際的テロ組織の活動等の脅威が顕在化 国際社会の平和と安定が我が国の安全保障に密接に連関 テロ組織等には 抑止 が有効に機能しにくく 対処 の重要性増大 我が国に対する本格的侵略事態生起の可能性は低下 多機能で弾力的な実効性のある防衛力 構想を採用 目指すべき防衛力は 新たな脅威や多様な事態に実効的に対応し得る とともに 国際平和協力活動に主体的 積極的に取り組み得る もの 4

6 51 51 大綱における基盤的防衛力構想 構想採用の背景 経緯 防衛力整備目標を示す必要性 防衛力の具体的目標は明確にされておらず 国民の間には 防衛力がどこまで拡大されるのか 政府は具体的な防衛力整備目標を示すべきとの声が生まれる 経済財政事情への対応 経済状況は 高度経済成長からの軌道修正が求められ 防衛費に今後大きな伸びを期待することは困難となり 現実的な防衛 整備構想の具体化が必要 国際情勢の変化への対応 米ソの緊張緩和 米中の関係改善等を考慮すれば 本格的な大規模武力侵略の可能性は考えにくいが小規模武力侵略の可能性までは否定できず 国際環境に適した防衛構想の具体化が必要 構想の性格 構想の性格等 1 各種侵略に対し最小限必要な対抗措置がとれるよう各種の防衛機能が欠落なく整っていること 2 各種機能は地勢の特性等に応じ整備 組織されていること 3 部隊等が偏りなく配備され施設 器材等が整備されていること 能力 態勢 1 警戒監視 情報収集活動は 他の分野より整備を優先 2 各種不法行為等に対し 迅速 適切に対応できる態勢の保持 3 可能性のある小規模な武力侵略へ即応できる態勢の保持 4 各種機能の整備に際し米軍との連携の円滑化が図られること 5 政治が防衛力拡充強化を必要とした場合円滑に移行できること ( エキスパンド条項 ) 基盤的防衛力構想の考え方 我が国に対する軍事的脅 威に直接対抗するよりも 自らが力の空白となって我 が国周辺地域における不 安定要因とならないよう ( 平成 2 年版防衛白書より抜粋 要約 ) 独立国として必要最小限度 の防衛力を保有する ( 平成 4 年版防衛白書より抜粋 要約 ) という考え方 ( 昭和 51 年版防衛白書より抜粋 要約 ) 5

7 防衛力の定小規模対日指向可能兵力限侵略へのの保持自らが力の空白となって我が国周辺地 大綱における基盤的防衛力構想のイメージ 経済 財政上の制約 均衡状態で安定化が進む国際情勢 日米安保体制 自国防衛用兵力 控置兵力 域において不安定とならないことが目的 各種の防衛機能を具備 組織 配備上の均衡 基盤的防衛力構想 必要な機能の例 対着上陸侵攻対処機能 対航空侵攻機能 対潜戦機能 輸送機能等 対処能力日米安保体制からの許容性 拡充強化国際情勢及び

8 基盤的防衛力構想の変遷 現実の防衛力整備の変遷 51 大綱 新冷戦期 (S54~S60 頃 ) 冷戦終結 (H2 頃 ) 新冷戦期 : 脅威対抗的要素の説明 周辺国の 限定小規模侵略 能力の向上に応じた我が国の 独力対処 能力構築 その時代の推移によって変化していく状況の中での限定的小規模な事態 つまりそれは時代が経ればそれなりに軍事技術的にも進歩したものになるし 場合によっては兵力的にも大きくなる場合も生じてくるわけですが そういった形での小規模限定的な侵略に対しては独力で対応し得るということでありますから その意味で言えば極めて限定的な形ではあっても脅威対抗論であることもまた否定できないわけであります ( 昭和 62 年 8 月 24 日衆議院安全保障特別委員会西廣局長答弁 ) 冷戦終結 : 力の空白論の説明 力の空白 論と 欠落のない防衛力 とのリンクが前面に わが国に対する軍事的脅威に直接対抗することを目指すよりも 自らが力の空白となって この地域の不安定要因とならないようにすべきであるとの考え方に立っているものである ( 平成 2 年防衛白書 p ) 07 大綱における考え方 基盤的防衛力構想の踏襲 国際関係安定化のための各般の努力の継続 日米安保の重要性の継続を理由に 基盤的防衛力構想を引き続き踏襲 防衛力のコンパクト化 ( 米 露 欧州の軍事力の改編 縮小等 ) 周囲の戦略環境に依存する面がある (= ソフトなバランス論 ) との考えの下に 防衛力の規模についてはコンパクトなものを目指す 防衛力の新たな役割 防衛力の中心的な役割を わが国防衛 としつつ 内外情勢変化等を踏まえ 大規模災害等各種事態への対応 及び より安定した安全保障環境の構築への貢献 についても役割を担うことを明記 また 我が国に対する侵略のみに焦点を当てるようなことはふさわしくないとの考えの下に 限定小規模侵攻対処との表現は用いず 7

9 定の対処能力の保持等一8 経済 財政上の制約 大綱で踏襲された基盤的防衛力構想のイメージ均衡状態で安定化が進む国際情勢日米安保体制衛力の活用自らが力の空白となって我が国周辺地域において不安定とならないことが目的 各種の防衛機能を具備 組織 配備上の均衡 災害派遣や各種の付随的任務内外情防勢変化等を踏まえた( 災害派遣 ) 災害派遣 地震防災派遣 原子力災害派遣 ( 各種の付随的任務 ) 国際緊急援助活動 PKO 在外邦人等の輸送 周辺事態対応 テロ特措法に基づく活動 イラク特措法に基づく活動等 基盤的防衛力構想 各種の攻撃や侵略につながりうる不法行為 ゲリラや特殊部隊による攻撃 離島侵攻 武装工作船 武装工作員の侵入

10 9 多機能で弾力的な実効性のある防衛力 基盤的防衛力構想 ( 抑止 をより重視した防衛力) 日米安保体制と相まって侵略の未然防止に寄与 有効な部分は継承 新たな安全保障環境の下で防衛力に求められる役割 新たな脅威や多様な事態への実効的な対応 国際平和協力活動への主体的 積極的な取組 若年人口の減少 財政事情等に配慮 多機能で弾力的な実効性のある防衛力 ( 対処 をより重視した防衛力 ) 即応性 機動性 柔軟性及び多目的性を備え 軍事技術水準の動向を踏まえた高度な技術力と情報能力に支えられたもの 要員 装備 運用にわたる効率化 合理化を図り 限られた資源でより多くの成果を達成

11 16 16 大綱が想定する防衛力の役割 1 新たな脅威や多様な事態への実効的な対応 即応性 機動性を備えた部隊を地理的特性等に応じて編成 配置し 新たな脅威や多様な事態新たな脅威や多様な事態に実効的に対応 事態が発生した場合は 迅速 適切に行動し 警察等と円滑 緊密に協力し 切れ目のない対応に努める 1 弾道ミサイル攻撃への対応 2 ゲリラや特殊部隊による攻撃等への対応 3 島嶼部に対する侵略への対応 4 周辺海空域の警戒監視及び領空侵犯対処や武装工作船等への対応 5 大規模 特殊災害等への対応 2 本格的な侵略事態への備え 我が国に対する本格的な侵略事態生起の可能性は低下していると判断されるため 本格的な侵略事態に備えた装備 要員について抜本的な見直しを行い 縮減を図る 同時に 防衛力の本来の役割が本格的な侵略事態への対処であり その整備が短期間になし得ないことに鑑み 最も基盤的な部分を確保 3 国際的な安全保障環境の改善のための主体的 積極的な取組 国際平和協力活動に適切に取り組むため 教育訓練体制 所要の部隊の待機態勢 輸送能力等を整備 自衛隊の任務における同活動の適切な位置付けを含め所要の体制を整備 安全保障対話 防衛交流の推進 軍備管理 軍縮分野の諸活動への協力 10

12 Ⅱ. 安全保障の基本方針 11

13 12 国防の基本方針 我が国の防衛政策の基礎は 昭和 32 年 5 月に閣議決定された 国防の基本方針 国防の目的は 直接及び間接の侵略を未然に防止し 万一侵略が行われるときはこれを排除し もって民主主義を基調とする我が国の独立と平和を守ることにある この目的を達するための基本方針を次のとおり定める 1 国際連合の活動を支持し 国際間の協調をはかり 世界平和の実現を期する 2 民生を安定し 愛国心を高揚し 国家の安全を保障するに必要な基盤を確立する 3 国力国情に応じ自衛のための必要な限度において 効率的な防衛力を漸進的に整備する 4 外部からの侵略に対しては 将来国際連合が有効にこれを阻止する機能を果たし得るに至るまでは 米国との安全保障体制を基調としてこれに対応する

14 13 大綱の構成 (51 (51 大綱 大綱 大綱大綱 ) 51 大綱 ( 昭和 51 年 10 月 29 日 ) 07 大綱 ( 平成 7 年 11 月 28 日 ) 16 大綱 ( 平成 16 年 12 月 10 日 ) 一目的及び趣旨 二国際情勢 三防衛の構想 1. 侵略の未然防止 2. 侵略対処 四防衛の態勢 1. 警戒のための態勢 2. 間接侵略 不法行為等に対処する態勢 3. 直接侵略事態に対処する態勢 4. 指揮通信及び後方支援の態勢 5. 教育訓練の態勢 6. 災害救援等の態勢 五陸上 海上 及び航空自衛隊の体制 1. 陸上自衛隊 2. 海上自衛隊 3. 航空自衛隊 六防衛力整備実施上の方針及び留意事項 1. 隊員の充足 確保 士気高揚 2. 防衛施設の維持 整備 3. 装備品等の整備 4. 技術研究開発態勢 Ⅰ 策定の趣旨 Ⅱ 国際情勢 Ⅲ 我が国の安全保障と防衛力の役割 1. 我が国の安全保障と防衛の基本方針 2. 防衛力の在り方 3. 日米安全保障体制 4. 防衛力の役割 (1) 我が国の防衛 (2) 大規模災害等各種の事態への対応 (3) より安定した安全保障環境の構築への貢献 Ⅳ 我が国が保有すべき防衛力の内容 1. 陸上 海上及び航空自衛隊の体制 (1) 陸上自衛隊 (2) 海上自衛隊 (3) 航空自衛隊 2. 各種の態勢 (1) 侵略事態等に対応する態勢 (2) 災害救援等の態勢 (3) 国際平和協力業務等の実施の態勢 (4) 警戒 情報及び指揮通信の態勢 (5) 後方支援の態勢 (6) 人事 教育訓練の態勢 3. 防衛力の弾力性の確保 Ⅴ 防衛力の整備 維持及び運用における留意事項 1. 具体的な実施に際しての留意事項 (1) 経済財政事情への配慮 (2) 防衛施設の維持 整備 (3) 装備品等の整備 (4) 技術研究開発態勢 2. 将来の見直し Ⅰ 策定の趣旨 Ⅱ 我が国を取り巻く安全保障環境 Ⅲ 我が国の安全保障の基本方針 1 基本方針 2 我が国自身の努力 (1) 基本的な考え方 (2) 国としての統合的な対応 (3) 我が国の防衛力 3 日米安全保障体制 4 国際社会との協力 Ⅳ 防衛力の在り方 1 防衛力の役割 (1) 新たな脅威や多様な事態への実効的な対応 (2) 本格的な侵略事態への備え (3) 国際的な安全保障環境の改善のための主体的 積極的な取組 2 防衛力の基本的な事項 (1) 統合運用の強化 (2) 情報機能の強化 (3) 科学技術の発展への対応 (4) 人的資源の効果的な活用 Ⅴ 留意事項 1 ( 財政事情を勘案 ) ( 装備品等の取得 ) ( 防衛施設の維持 整備 ) 2 ( 防衛力の達成時期と見直し )

15 大綱の概要 : 我が国の安全保障の基本方針 1. 安全保障の目標 (1) 我が国に直接脅威が及ぶことを防止 排除すること (2) 国際安全保障環境を改善し 我が国に脅威が及ばないようにすること 2. 目標達成のためのアプローチ (1) 我が国自身の努力 (2) 同盟国との協力 統合的に組み合わせることにより目標を達成 (3) 国際社会との協力 3. 防衛の基本方針を堅持 ( 専守防衛 軍事大国とならない 文民統制 非核三原則 節度ある防衛力の整備 ) 4. 核兵器の脅威には米国の核抑止力に依存 同時に核軍縮 不拡散の取組 大量破壊兵器 やミサイル等の軍縮及び拡散防止のための国際的取組みにも積極的な役割を果たす

16 15 目標達成のための 3 つのアプローチ 我が国自身の努力 国として総力を挙げた取組により 我が国に直接脅威が及ぶことを防止すべく最大限努力 我が国に脅威が及んだ場合には 安保会議等を活用して迅速 的確に意思決定を行い 自衛隊 警察 海上保安庁等関係機関の能力を結集して 国として全力を傾注することが重要 今後の防衛力は多機能で弾力的な実効性のあるもの 前掲 同盟国との協力 ( 日米安全保障体制 ) 米国との安全保障体制は 我が国の安全確保にとって必要不可欠 米国の軍事的プレゼンスは アジア太平洋地域の平和と安定に不可欠 日米両国の緊密な協力関係は新たな脅威や多様な事態の予防や対応のための国際的取組にも重要な役割 日米の役割分担や在日米軍の兵力構成を含む戦略的な対話に主体的に取り組む その際 米軍の抑止力を維持しつつ 在日米軍施設 区域に係る過重な負担軽減に留意 情報交換 運用協力 弾道ミサイル防衛における協力 在日米軍の駐留をより円滑 効果的にするための取組等の積極的な推進を通じ 日米安保体制を強化 国際社会との協力 ODA の戦略的な活用を含め外交活動を積極的に推進 国際社会の平和と安定が脅かされるような状況は 我が国の平和と安全に密接にかかわる問題との認識の下 国際平和協力活動を主体的 積極的に実施 特に 中東から東アジアに至る地域の安定は極めて重要であり この地域の安定化に努める 国連改革に我が国としても積極的に取り組む アジア太平洋地域における ARF 等の安全保障に関する多国間の枠組みの努力を推進

17 16 同盟国との協力 : 日米防衛協力の進展 平成 西暦 政権 海部 ( ) 宮沢 ( ) 細川羽田 ( ) (94.4-6) 村山 ( ) 橋本 ( ) 小渕 ( ) 森 ( ) 小泉 ( ) 安倍福田 ( ) ( ) 麻生 米政権 ブッシュクリントンブッシュ 主要事象 イラク クウェート侵攻 米朝合意 北朝鮮弾道ミサイル発射 9.11テロ イラク戦争 北朝鮮弾道ミサイル発射 (90 年 8 月 ) (94 年 10 月 ) (98 年 8 月 ) (01 年 9 月 ) (03 年 3 月 ) (06 年 7 月 ) 湾岸戦争 米兵少女暴行事件 能登半島不審船 米英軍アフカ ン攻撃 北朝鮮核実験 (91 年 1 月 ) (95 年 9 月 ) (99 年 3 月 ) (01 年 10 月 ) (06 年 10 月 ) ソ連崩壊 中台緊張 米 ABM 脱退 (91 年 12 月 ) (02 年 6 月 ) 日米安保関係 96 年 4 月日米安保共同宣言 日米安保関係が 地域の安定と繁栄の基礎であることを再確認 米国の軍事的プレゼンス維持は 地域の平和と安定に不可欠 02 年 12 月 2+2 共同発表 9.11 後の新たな安全保障環境における問題を協議 両国間の安全保障に関する協議を強化 05 年 2 月 ~06 年 5 月米軍再編協議 共通戦略目標 役割 任務 能力 兵力態勢再編の合意 06 年 6 月日米首脳会談 新世紀の日米同盟 枠組実績 96.4 ACSA 署名 SACO 最終報告 97.9 新ガイドライン 99.5 周辺事態安全確保法等 船舶検査活動法 警護出動 03.6 武力攻撃事態対処法等 3 法 04.6 ACSA 改正 04.6 米軍行動支援法等 06.5 再編実施のためのロードマップ 07.5 再編特措法

18 自公民三党合意 (90 年 11 月 ) 国際平和協力法施行 (92 年 8 月 ) 参加 5 原則により 武力の行使 及び 一体化 を回避 多国籍軍への協力は除外 伝統型 PKO への協力が中心 ( ただし P KF 本体業務は凍結 ) 国連カンボジア暫定機構 (UNTAC) への派遣 (92~93 年 ) 国際平和協力法改正 (98 年 6 月 ) 物資協力に関して参加 5 原則を一部緩和等 国際平和協力法改正 (01 年 12 月 ) 武器使用による防護対象を拡大 ( 自己保存のための自然権的権利の枠内 ) PKF 本体業務の凍結解除 国際社会との協力 : 冷戦後の国際平和協力をめぐる展開 我が国の対応主たる国際的出来事国際社会の取組 議論国連 PKO への協力多国籍軍等への協力国連 PKO 多国籍軍等 国連平和協力法案提出 (90 年 ) 多国籍軍への協力を想定 憲法 9 条との関係で議論 廃案 旧テロ対策特措法施行 (01 年 11 月 ) 非戦闘地域 要件等により 武力の行使 及び 一体化 を回避 国際平和協力法で対応できず 停戦合意なし 多国籍軍等による軍事行動 イラク人道復興支援特措法施行 (03 年 8 月 ) 非戦闘地域 要件等により 武力の行使 及び 一体化 を回避 自衛隊法改正 (06 年 12 月 ) 国際平和協力業務 国際緊急援助活動等の本来任務化 補給支援特措法施行 (08 年 1 月 ) 非戦闘地域 要件等により 武力の行使 及び 一体化 を回避 冷戦終結 イラクによるクウェート侵攻 湾岸戦争 (90~91 年 ) 民族的 宗教的対立による内乱 テロ多発 ルワンダ内戦 (90~94 年 ) 虐殺に対応できず ボスニア紛争 (92~95 年 ) コソボ紛争 (98~99 年 ) 東ティモール紛争 (99 年頃 ~) 9.11 同時多発テロ (01 年 ) 有志国によるテロとの闘い 対イラク武力行使 (03 年 ) 伝統的 PKO 例 : UNMOGIP( 印パキ 49 年 ~) UNFICYP( キプロス 64 年 ~) UNDOF( ゴラン高原 74 年 ~) 平和への課題 発表 (92 年 ) 平和執行部隊等の提唱 第二次国連ソマリア活動 (93~95 年 ) の失敗米軍本格関与の挫折 平和への課題 : 追補 発表 (95 年 ) 平和執行が国連の能力を超えることを認める ブラヒミ報告 発表 (00 年 ) 強力な ROE( 交戦規則 ) が必要 大規模 多機能型 PKO の展開例 : 東ティモール (UNTAET UNMISET UNMIT) リベリア (UNOMIL) シエラレオネ (UNOMSIL) 現在 22 の PKO(5 つの政治ミッションを含む ) が展開中 (84,309 人 07 年 12 月 ) 湾岸多国籍軍 (91 年 ) ( 国連憲章 7 章下 あらゆる必要な手段をとる権限を付与 ) NATO ボスニア空爆 (94 年 ) ボスニア ヘルツェゴビナ EU 部隊 (EUFOR) 等 (95 年 ) 国際安全保障部隊 (KFOR) (99 年 ~) 米 英等のタリバーンに対する武力行使 (01 年 ~ 自衛権に基づく武力行使 ) 国際治安支援部隊 (ISAF) (01 年 ~) 不朽の自由作戦 ( 海上阻止活動を含む )(OEF 及び OEF- MIO)(01 年 ~) 拡散に対する安全保障構想 (PSI)(03 年 ~) イラク多国籍軍 (03~08 年 ) 国連が関与していない停戦監視 スリランカ (02 年 ~08 年 ) ミンダナオ (04 年 ~) アチェ (05 年 ~06 年 ) ( 与党 国際平和協力の一般法に関する PT 資料より ) 17

19 国際社会との協力 : アジア太平洋における地域協力の枠組み ブルネイインドネシアマレーシアタイフィリピンシンガポールベトナム ARF(ASEAN 地域フォーラム )(25 か国 +EU) 日本韓国中国 ASEAN PMC(ASEAN 拡大外相会議 ) EAS( 東アジア首脳会議 ) ASEAN+3 ASEAN( 東南アジア諸国連合 ) 豪州ニュージーランドインド ( ラオスカンボジアミャンマー 米国カナダロシア パプアニューギニア EU モンゴル北朝鮮パキスタン東ティモールバングラデシュ ペルーメキシコチリ中国香港チャイニーズ タイペイ南太平洋フォーラム ( ) ASEAN 事務局 ( ) APEC( アジア太平洋経済協力 ) ( ) はオブザーバーとして参加 参考資料 : 外交青書 2006 等 18

20 Ⅲ. 自衛隊の体制の変遷 19

21 大綱別表の変遷 区分 51 大綱 07 大綱 新大綱 16 陸上自衛隊 海上自衛隊 航空自衛隊 編成定数常備自衛官定員即応予備自衛官員数 基幹部隊 主要装備 基幹部隊 主要装備 基幹部隊 主要装備 弾道ミサイル防衛にも使用し得る主要装備 基幹部隊 18 万人 16 万人 15 万 5 千人 14 万 5 千人 14 万 8 千人 1 万 5 千人 7 千人 12 個師団 8 個師団 8 個師団 平時地域配備する部隊 2 個混成団 6 個旅団 6 個旅団 1 個機甲師団 1 個機甲師団 1 個機甲師団 機動運用部隊 1 個空挺団 1 個空挺団 1 個ヘリコプター団 1 個ヘリコプター団 中央即応集団 地対空誘導弾部隊 8 個高射特科群 8 個高射特科群 8 個高射特科群 戦車 約 1,200 両 約 900 両 約 600 両 主要特科装備 約 1,000 門 / 両 約 900 門 / 両 約 600 門 / 両 護衛艦部隊 ( 機動運用 ) 4 個護衛隊群 4 個護衛隊群 4 個護衛隊群 (8 個隊 ) 護衛艦部隊 ( 地方隊 ) 10 個隊 7 個隊 5 個隊 潜水艦部隊 6 個隊 6 個隊 4 個隊 掃海部隊 2 個掃海隊群 1 個掃海隊群 1 個掃海隊群 陸上哨戒機部隊 16 個隊 13 個隊 [ 哨戒機部隊 ] 9 個隊 護衛艦 約 60 隻 約 50 隻 47 隻 潜水艦 16 隻 16 隻 16 隻 作戦用航空機 約 220 機 約 170 機 約 150 機 航空警戒管制部隊 28 個警戒群 8 個警戒群 8 個警戒群 20 個警戒隊 20 個警戒隊 1 個飛行隊 1 個飛行隊 1 個警戒航空隊 (2 個飛行隊 ) 要撃戦闘機部隊 10 個飛行隊 9 個飛行隊要撃 支援の区分の廃止支援戦闘機部隊 3 個飛行隊 3 個飛行隊 [ 戦闘機部隊 ] 12 個飛行隊 航空偵察部隊 1 個飛行隊 1 個飛行隊 1 個飛行隊 航空輸送部隊 3 個飛行隊 3 個飛行隊 3 個飛行隊 空中給油 輸送部隊 1 個飛行隊 地対空誘導弾部隊 6 個高射群 6 個高射群 6 個高射群 作戦用航空機 約 430 機 約 400 機 約 350 機 うち戦闘機 約 350 機 約 300 機 約 260 機 イーシ ス システム搭載護衛艦 4 隻 航空警戒管制部隊 7 個警戒群 4 個警戒隊 地対空誘導弾部隊 3 個高射群 注 : 弾道ミサイル防衛にも使用し得る主要装備 基幹部隊 は海上自衛隊の主要装備又は航空自衛隊の基幹部隊の内数 20

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