<4D F736F F F696E74202D20835A838B B979D985F82C6835A838B B E >

Size: px
Start display at page:

Download "<4D F736F F F696E74202D20835A838B B979D985F82C6835A838B B E >"

Transcription

1 コミュニケーション工学 B セルラー理論とセルラーシステム 東北大学工学部安達文幸 目次 1. はじめに. セルラー理論.1 電波伝搬. セルラーコンセプト.3 クラスタサイズと繰り返しパターン.4 クラスタサイズの決定 3. 大ゾーン方式とセルラ方式 4. 周波数利用効率 4.1 周波数利用効率の定義 4. 情報理論的考察 5. チャネル割当 6. セルラー方式 6.1 携帯電話システムの構成 6. 位置登録 6.3 着信接続 6.4 発信接続 6.5 ハンドオフ 6.6 音声符号化 6.7 認証 7. むすび コミュニケーション工学 B 1 コミュニケーション工学 B 3 1. はじめに 限られた無線帯域幅で日本全国にサービスを提供するにはどうしたら良いか? 1 億人ものユーザに異なる無線搬送波周波数を割り当てることはできない. もし, 同じ無線搬送波周波数を他のユーザに割り当ててしまうとどうなるか? 銅線や光ファイバーケーブルと違って, 無線信号は広がりながら伝搬するので, 同一周波数を利用している他のユーザへ干渉を与える. この問題を解決するために開発されたのが,1960 年代後半, 日本, 米国で誕生したセルラーコンセプトである. セルラー方式では, 電波が減衰しながら伝搬するのをうまく利用している.. セルラー理論.1 電波伝搬. セルラーコンセプト.3 クラスタサイズと繰り返しパターン.4 クラスタサイズの決定 コミュニケーション工学 B 4 コミュニケーション工学 B 5

2 .1 電波伝搬 送信点からの距離に依存した伝搬損失 数十から数百メートルの周期で不規則に伝搬損失が変動するシャドウイング搬送波波長の半分程度の周期で不規則に受信電力が変動するマルチパスフェージング 定在波の発生 電波が前方と後方から到来しているときには定在波が生成される. アンテナが移動すると受信信号の強さが変動する. 実際の環境では, 定在波パターンは複雑であるので統計的取り扱いが用いられる. マルチパスフェージング シャドウイング 伝搬損失 約 1 m 約 100 m P r r ; ~ 4 電波 / 距離 d 距離 r コミュニケーション工学 B 6 コミュニケーション工学 B 7 フェージングの発生 携帯電話機の周辺の建造物などによって電波が反射され, 様々な方向から端末アンテナに到来する. 複雑な電波強度の分布が作り出される. 50cm 50cmの範囲における電波 (GHz) の強さの変動の様子. アンテナをわずか数センチ移動させるだけで電波の強さが大きく変動する. 携帯機 電波の強さ (db) 無線 コミュニケーション工学 B 8 x (cm) y (cm) 搬送波周波数 GHz 素波数 16 波コミュニケーション工学 B 9

3 受信信号振幅の時間変動 アンテナの移動につれて電波の強さが大きく変動する. この現象はマルチパスフェージングと呼ばれる 送信信号波形 受信信号波形 電波の強さ (db) 時速 4km 搬送波周波数 =GHz 平面波数 N=16 波 10msec 10msec 最大ドップラー周波数 f =10Hz ( 搬送波周波数 GHz, 移動速度 64.8km/h) コミュニケーション工学 B 10 時間 (sec) コミュニケーション工学 B 11 時速 40km 搬送波周波数 =GHz 平面波数 N=16 波 時速 400km 搬送波周波数 =GHz 平面波数 N=16 波 電波の強さ (db) 電波の強さ (db) 時間 (sec) コミュニケーション工学 B 1 時間 (sec) コミュニケーション工学 B 13

4 . セルラーコンセプト 電波の強さ 電波の強さ 限られた無線帯域幅 ( 限られた数の無線チャネル ) で日本全国に携帯通信サービスを提供するにはどうしたら良いか? これを解決するのが干渉を許容した同一周波数の再利用電波の強さはおよそ距離の ~4 乗に反比例して減衰するので, 同一周波数のチャネルを十分離れた場所で繰り返して使える. これをうまく利用したのがセルラー方式である. 無線局 P r r ; ~ 距離 4 がカバーするエリア ( セル ) 半径 km コミュニケーション工学 B 14 充分離れたで同一周波数を使えば干渉が弱い どのくらいを離せば良いかは, 通信品質を確保するために必要な信号電力対干渉電力比 (SIR) に依存する 無線局 弱い干渉 R 干渉 同一周波数を使っている距離 コミュニケーション工学 B 16 同一周波数の繰り返し利用 電波の強さ 電波伝搬の特徴電波の強さはおよそ距離の ~4 乗に反比例して減衰 離れたところから発射された電波は干渉しない 同じ周波数を繰り返して使える近くので同一周波数を使うと, 強い干渉を受ける 強い干渉 R 干渉 セルラーコンセプト 同一周波数を使う 距離 コミュニケーション工学 B 年代後半, 日本, 米国で誕生広いサービスエリアを小さな無線細胞 ( セル ) に分割し, 各セルにを配置する. 総チャネルを F 個 (1,3,4,7,9,..) のチャネル群に分割し, 各チャネル群を離れたで繰返し利用する. いくつのチャネル群にできるかは, 電波伝搬環境や無線技術に依存する. 繰り返しの単位となるエリアに含まれる数 ( すなわちチャネル群の数 F) をクラスタサイズという. K. Araki, Fundamental problems of nationwide mobile radio-telephone system, NTT Rev. Elec. Comm. Lab., 荒木 : 全地域移動通信方式の基本的諸問題, 通研実報,16,No.5, p. 843, K. Araki, Fundamental problems of nationwide mobile radio-telephone system, NTT Rev. Elec. Comm. Lab., 16, May/June, pp , 森永ほか : 新公衆移動通信方式, 信学会通信方式研究会資料,CS-69-68, R. H. Frenkiel, A high capacity mobile radiotelephone system, IEEE Trans. Veh. Tech., Bell Laboratories, High-capacity mobile telephone system technical report, submitted to FCC, ec コミュニケーション工学 B 17

5 セルラー方式の利点 同一周波数の繰り返し利用するので, 限られた周波数資源を有効に利用できる少ない送信電力で通信できる ( 通信可能時間や待受け可能時間の長期化 ) 無線セル半径を小さくすることでより多くのユーザを収容できる屋内ではピコセル ( 半径数 10m) トラフィックの大きい都市部ではマイクロセル ( 数 100m) 少ない郊外ではマクロセル ( 数 km) 複雑な制御技術 位置登録全てのユーザの位置情報や通信状態を位置登録局 ( データベース ) に記憶し, 各ユーザの位置情報や通信状態を随時更新する. 発着信のつどデータベースへアクセスしユーザ情報を検索する. ハンドオーバー移動局の移動によりそれに近いが変わる移動局と無線通信するを新しい無線に切り替えて通信を継続させることが必要になる. コミュニケーション工学 B 18 コミュニケーション工学 B 19.3 クラスタサイズと繰り返しパターン あるセルにある周波数を割り当てたとき, その周波数を干渉条件を満足する一定の間隔を置いて再利用することができる. 繰り返しの単位となるエリアに入るセル数をクラスタサイズ Fという. R 全帯域幅 B F1 F F3 F4 F5 F6 F7 F=7 の例 1 F 3 R i j 周波数 ij 1,3,4,7,9 セル F5 F7 F1 F4 F1 F4 F F3 F6 F F3 F6 F5 F7 F1 F6 F5 F7 F1 F4 F F3 F1 F4 F F3 F6 F5 F3 F6 F5 F7 F1 F7 F1 F4 F km コミュニケーション工学 B 0 全チャネル数 N, クラスタサイズ F のとき,1 セル ( ) あたりのチャネル数 n は n=n/f 従って, クラスタサイズ F を小さくできれば,1 あたりのチャネル数が多くなるつまり, 全チャネル数 N が与えられているとき,1 と通信できるユーザ数が多くなる 全国サービスを提供できる コミュニケーション工学 B 1

6 同一周波数のチャネルを使用する間の最小距離 とクラスタサイズFの関係を求める. 周辺の6 個のセルは, それぞれ中心のセルと同じように他の6つのクラスタの一部である. しかもそれらの10 度の範囲 ( クラスタ面積の1/3 相当 ) が面積 Sのエリアに入っている. 従って, 面積 Sは合計でクラスタ面積の3 倍になる. が大きいとFが大きくなるから, 必要な周波数の数が多くなる. S F (3 3 / ) R 0 S S S (3 より 0 (3 F 3 S 3 / ) 3 / 0 3 / 3S 0 ) / 3 1 R 3 R 面積 =S (1) S 0 クラスタ面積 S 0 i 0 0 コミュニケーション工学 B 3 コミュニケーション工学 B クラスタサイズと繰返しパターンの例 クラスタサイズNのとり得る値は離散値である. Q 3 3 / R ( Qi) ( Qj) ( Qi)( Qj)cos( / 3) 3( i j ij) R () 式 (1) と() より F i j ij 1, 3, 4, 7, 9,1,13,16,.. F (1/ 3)( / R) Q j i j F 当たりのチャネル数を増加させるには? F 3( i j 1) 3R F 4( i, j 0) 3R F 7( i, j 1) 1R F 9( i 3, j 0) 3 3R F=7 F=4 F=3 n=3 n=5 n=7 F1 F F3 F4 F5 F6 F7 F1 F F3 F4 F1 F F3 コミュニケーション工学 B 4 コミュニケーション工学 B 5

7 .4 クラスタサイズの決定 クラスタサイズ F は, 所要品質を確保するために必要な信号対干渉電力比 (SIR) で決定される. シャドウイングを無視, かつ周辺 6個の干渉セルのうち の 1 つからの干渉が支配的であるものとすると, セル端 における信号対干渉電力比とRおよびとの関係は, 周辺 6セルから干渉があるから S / I R 6( R) ここで, は伝搬損失指数で, 実測によると 3 ~ 4 である. なお, 自由空間なら になる. 上式で与えられるが所要 SIR以上でないといけない. そこで, 以下ではは所要 SIRと等しいものとする. [( / R) 1] / 6 受信電力 (db) R 最悪点 干渉局距離干渉セル 文献 : 奥村, 進士 移動通信の基礎, 第 9 章, 信学会 コミュニケーション工学 B 6 コミュニケーション工学 B 7 所要 SIR とクラスタサイズ N 周辺 6セルから干渉があるから S / I R 1 F ( / R) 3 より 1 F (6) 3 ただし, F i 1/ 1 j 6( R) [( / R) 1] ij 1, 3, 4, 7, 9,1,13,16,.. しか取りえない / 6 全チャネル数 N, クラスタサイズFのとき,1セル( ) あたりのチャネル数 nはn=n/f 従って, クラスタサイズFを小さくできれば,1 あたりのチャネル数が多くなる所要 SIRを小さくできればクラスタサイズFを小さくできる所要 SIRを低減する効果的な技術 アンテナダイバーシチは, 受信信号レベルの落ち込みを軽減でき, その結果, 所要 SIR を小さくできるので, クラスタサイズを小さくできる. 大変効果的な無線技術誤り訂正符号化, 自動再送 (ARQ) R コミュニケーション工学 B 8 コミュニケーション工学 B 9

8 アンテナダイバーシチ技術 選択合成ダイバーシチ アンテナ #1 アンテナ # 電波の強さ アンテナ #1 アンテナ # アンテナ #1 アンテナ # r 1 (t) r (t) r(t) 受信機 受信データ 時間 コミュニケーション工学 B 30 ダイバーシチ受信時の所要 SIR アンテナダイバーシチ受信を用いるときの BPSK の平均ビット誤り率 P b () より所要 SIR を求める. 同一周波干渉を零平均のガウス過程として近似すると P b () は次式で与えられる. 1 非フェージング環境 : pb ( ) erfc レイリーフェージング環境 ( a) 1 ダイバーシチなし : Pb ( ) 1 ( b) アンテナダイバーシチ受信 / 3 for Selection combining (SC) 1 8 () P b ( ) 1 / 1 1 (3/ ) / 3 1 for Maximal ratio combining (MRC) 3/ (1 1/ ) / 4 コミュニケーション工学 B 31 アンテナ SC と MRC 受信時の平均ビット誤り率 1 pb ( ) erfc 1 1 Pb ( ) 1 11/ 1 for () 1 1 1/ ( ) P b, SC 1 1 / 3 1 for 1 8 () 1 1 (3/ ) / Pb, MRC ( ) 1 3 / (1 1/ ) 3 1 for No fading AW GN MRC PSK_BER,AWGN PSK_BER,Rayleigh PSK_BER,appr. BER_SC,Rayleigh BER_SC,appr. BER_MRC,Rayeleigh BER_MRC,appr. no diversity Average (db) Eb/N0 (db) Average BER BER performances with SC and MRC in Rayleigh channel. fading. PSK コミュニケーション工学 B 3 SC 練習問題 BPSK 伝送を用いるセルラー方式について, レイリーフェージング環境下でのダイバーシチ受信なしとありのときのクラスタサイズ F を求めよ. ダイバーシチとして選択合成 (SC), 最大比合成 (MRC) の両方を考えよ. ただし, 伝搬指数 =3.44, 所要 BER=10-3 とする. コミュニケーション工学 B 33

9 解答 クラスタサイズ F と所要 との関係 F (db) =3.44 所要 BER=0.001 のときのクラスタサイズ F ダイバーシチなし : 所要 =4.0dB より,F=1. SC ダイバーシチのとき : 所要 =1.6dB より,F=4. MRC ダイバーシチのとき : 所要 =11.1dB より,F=4. 3. 大ゾーン方式とセルラ方式 1 ( セル ) あたりのチャネル数 N チャネル 1 セル当たりのチャネル数 n=n/f チャネル 大ゾーン方式クラスタ数 Fのセルラ方式運べる呼量ユーザ全体で見た呼の生起はポアソン分布, 回線保留時間は指数分布セルあたりチャネル数をn ( 大ゾーンのときn=N), 呼量をaアーランとしたとき, 呼損率 BはアーランB 式より求めることができる. コミュニケーション工学 B 34 呼損率 B a n i0 n / n i a / i! ( 注 ) 呼損率 : 運ばれなかった呼の割合 1 アーラン :1 回線を 1 時間占有した場合の呼量. コミュニケーション工学 B 35 計算例 チャネル総数 N=140, クラスタサイズ F=7 とすると,1 セル当たりのチャネル数は n(=n/f)=0 となる. 表より, 呼損率 B=3% のとき, 大ゾーン方式で運べる呼量 a は アーラン ( チャネル使用率 93.9%). セルラー方式で運べる呼量 a は, 1 セルあたり アーラン (69.99%). 1 チャネルあたりの呼量 =0.75 大ゾーン方式エリア内のセル数は 19 個であるから, セルラー方式の総呼量は = =.0 大ゾーン方式となり, セルラー方式のほうが 倍だけ多くの呼量を運べる. Bとnが与えられたときのセルあたりの呼量 ( アーラン ) B= n= コミュニケーション工学 B 36 1 人あたり,1 回平均 3 分の通話を 1 日に 10 回行うものとする. このときの 1 人あたりの呼量は 3 10/(4 60)= アーラン 収容可能なユーザ数の比較大ゾーン方式 : / 0.008=679 人セルラー方式 : / =67 人 19=1768 人 コミュニケーション工学 B 37

10 4. 周波数利用効率 4.1 セルラー方式の周波数利用効率の定義 アナログ方式 : 人 /Hz/km ディジタル方式 :bps/hz/km 4. 情報理論的考察 4.1 セルラー方式の周波数利用効率の定義 (1) アナログ方式 1チャネルあたりの帯域幅をW (Hz), クラスタサイズをF, クラスタ内での総帯域幅をB (Hz), そしてクラスタの面積をA (km ) とする. Bの帯域幅を使って面積 Aのエリア内のF 人 (1チャネルで1 人なので合計でF 人 ) に通信サービスを提供することであるから, セルラー方式の周波数利用効率 は次のように定義でき る. F B A ここで ( ユーザ/Hz km S 1セル当たりの面積 (km ) W 1チャネル当たりの帯域幅 (Hz) とすると クラスタサイズF=7の例 コミュニケーション工学 B 38 コミュニケーション工学 B 39 ) F6 F5 B F7 F1 F4 F F3 f B F W, A F Sであるから, 周波数利用効率 は 次式のようになる ( ユーザ/Hz km ) W F S つまり, 周波数利用効率を高めるためには 狭帯域化 クラスタサイズの低減 セルサイズの縮小 クラスタサイズ F の低減 (F= ), すなわち所要 SIR の低減 アンテナダイバーシチ受信 のセクタ化 ビームチルティング セルサイズ ( 半径 ) の低減 マクロセル ( 半径数 km) マイクロセル ( 半径数 100m) ピコセル ( 半径数 10m) コミュニケーション工学 B 40 選択合成ダイバーシチ 電波の強さ アンテナ #1 アンテナ # アンテナ #1 アンテナ # アンテナ #1 アンテナ # r 1 (t) r (t) r(t) 受信機 受信データ 時間 コミュニケーション工学 B 4

11 干渉自体を低減しクラスタサイズ F を小さく (F= ) する技術の採用のセクタ化 セルサイズ ( 半径 ) を小さくするマクロセル ( 半径数 km) マイクロセル ( 半径数 100m) ピコセル ( 半径数 10m) 半径 1km 100m 10m ビームチルティング 干渉 セクタ化なし 3 セクタ x100 倍 x100 倍 都市部ではユーザ数が多いため, 周波数利用効率を高くすることが必要である. このため, 都市部ではセル半径を郊外地より小さくしている. 電波の強さ 干渉 同一周波数を使う ( 高トラフィック ) コミュニケーション工学 B 43 コミュニケーション工学 B 44 都市部 () ディジタル方式 総帯域幅を B (Hz), クラスタサイズを F, クラスタ内でのクラスタ内での総情報レートを C total (bps), そしてクラスタ当たりの面積を A (km ) とする. 総帯域幅 Bを使って面積 Aのエリアに総情報レートC total のデータサービスを提供することであるから, セルラー方式の周波数利用効率 は次のようになる. B 周波数利用効率 は, A S F, であるから次式のようになる. C W 1 1 F S B W F, (bps/hz / km C ) total C F ここで C total B A (bps/hz km ) S 1セル当たりの面積 (km ) W 1チャネル当たりの帯域幅 (Hz) C 1チャネル当たりの情報ビットレート(bps) とすると f F7 F6 F F1 F5 F3 F4 クラスタサイズF=7の例コミュニケーション工学 B 45 1Hz 当たりの伝送効率の向上 多値変調 符号化率の高い誤り制御 クラスタサイズ F の低減 (F= ), すなわち所要 SIR の低減 誤り訂正符号, ダイバーシチ受信 セルのセクタ化, ビームチルティング セルサイズ ( 半径 ) の低減 マクロセル ( 半径数 km) マイクロセル ( 半径数 100m) ピコセル ( 半径数 10m) コミュニケーション工学 B 46

12 変調技術からのアプローチ 1 チャネル当たりの伝送レートを高くする. このためには, 多値数 M の高い変調を用いる. 例えば,PSK(M=) の代わりに 4PSK(M=4) を用いる. C / Wは1Hzあたりの情報ビットレートであり, Mレベルの多値変調 と誤り制御を用いると C / W log 周波数利用効率 は log M ここで, は広い意味で符号化率を表す. 1 1 M F S 高効率誤り制御 ターボ誤り訂正符号, HARQ (bps/hz km 多値変調 M= ) 4. 情報理論的考察 チャネル容量 ( 干渉をガウス雑音近似する ) / W log 1 bps/hz, P I 信号対 ( 干渉 + 雑音 ) 電力比 変形 C / E / I b C W 0 ( P / C) /( I / W ) ( W / C) であるから E log 1 b I0 bps/hz ビットレートを一定のままで帯域幅 W を無限大にしたとき (C/W 0) の E b /I 0 の極限. E I b 0 E I b C / W ln 1.6dB 1 であるが, ここで C W x 0 コミュニケーション工学 B 47 FA/Tohoku University コミュニケーション工学 B 48 C W e x ln 1 x ln を用いると 所要 E b /I 0 と伝送効率 C/W の関係 100 どんな変調 誤り制御技術を使うかの議論から離れて, 純粋に理論的チャネル容量だけを考える周波数利用効率を最大化する SIR( あるいはクラスタサイズ F) が存在するだろうか? C/W [bps/hz] E b /I /N 0 0 [db] コミュニケーション工学 B 49 周波数利用効率 C 1 1 (bps/hz km ) W F S に C / W log(1 ) (bps/hz) 1/ F (1/ 3) 1 (6) を代入すると log(1 ) 1 3 (bps/hz km ) 1/ 1 (6) S 容量を最大にする許容 SIR が存在する セルサイズ ( 半径 ) の低減 マクロセル ( 半径数 km) マイクロセル ( 半径数 100m) ピコセル ( 半径数 10m) コミュニケーション工学 B 53

13 クラスタサイズ F=4~7 がスぺクトル利用効率を最大化 S/ log (1 ) (6) S 5. チャネル割当 セルラー方式では各セルで異なった周波数を利用する. これまで, 周波数を決まった繰り返しパターンで割り当てる場合 ( 固定チャネル割当という ) について述べてきた現在のセルラー方式では固定チャネル割当が使用されている. 固定チャネル割当では, 各セルで使用できるチャネル数と各チャネルの周波数を予め決定して配置しておく. しかし, トラフィック量は時間変動するから一時的にトラフィックが増大したセルでは呼損が発生する. 固定チャネル割当の他には下図のようなチャネル割当がある. 0 F= (db) コミュニケーション工学 B 54 チャネル割当 固定チャネル割当 適応チャネル割当 集中制御 分散制御 ダイナミックチャネル割当 フレキシブルチャネル割当 棲み分け学習型チャネル割当 コミュニケーション工学 B 55 ダイナミックチャネル割当 あるセルで呼が発生するたびに, エリア全体のチャネル使用状況をみて干渉を生じないチャネルを選択して割り当てる. 制御が複雑になるので, 現在はまだ実用化されていない. フレキシブルチャネル割当トラフィックがピークとなる時間帯にズレがあることを利用する. 予め複数のセルに共通に使用できるチャネルを配置しておいて, ピークとなるセルで順次, 共通のチャネルを使用する. 棲み分け学習型チャネル割当 各には全チャネルを割り当てておく. 各では, 過去に割当てに成功した確率の高いチャネルから順に検索を行い, 許容干渉レベルを満たすチャネルを使用する. ( 文献 ) [1] Y. Furuya and Y. Akaiwa, Channel segregation, a distributed adaptive channel allocation scheme for mobile communication systems, IEICE Trans., vol.e74, no.6, pp , June 1991 [] I. Katzela and M. Naghshineh, Channel assignment schemes for cellular mobile telecommunication systems: a comprehensive survey, IEEE Personal Communications, pp.10-31, June 1996 コミュニケーション工学 B セルラー方式 6.1 携帯電話システムの構成 6. 位置登録 6.3 着信接続 6.4 発信接続 6.5 ハンドオフ 6.6 音声符号化 6.7 認証 桑原監修 : ディジタル移動通信, 科学新聞社, 第 3 章の 1 節 -3 節, 199 年. コミュニケーション工学 B 57

14 6.1 携帯電話システムの構成 携帯電話機は最も近くの無線と通信します. ホームメモリ局は, 携帯電話機がどこにいるかという情報を記憶します ( 位置登録 ). 交換局は, 信号の行き先を制御します. 信号の行き先を制御 携帯端末と直接通信 インターネット ルータ ゲートウェイ交換局 中継交換局中継交換局 中継交換局中継交換局 固定電話網 携話機の位置を記憶 ホームメモリ局 携帯電話システムの構成 電話機と直接通信 携帯電話は最も近くの無線と通信する 信号の行き先を制御 インターネット ルータ ゲートウェイ交換局 固定電話網 ホームメモリ局 電話機の位置を記憶 携帯電話システムの構成 電話機と直接通信 ルータ コミュニケーション工学 B 58 ホームメモリ局は電話機がどこにいるかという情報を記憶 ( 位置登録 ) 信号の行き先を制御 インターネット ゲートウェイ交換局 固定電話網 ホームメモリ局 電話機の位置を記憶 携帯電話システムの構成 電話機と直接通信 交換局は信号の行き先を制御 信号の行き先を制御 インターネット ルータ ゲートウェイ交換局 固定電話網 コミュニケーション工学 B 59 ホームメモリ局 携話機の位置を記憶 コミュニケーション工学 B 60 コミュニケーション工学 B 61

15 6. 位置登録 携帯電話機のまわりには無線が沢山あります. 携帯電話機は, 自分に最も近い無線を探し, それと通信するようになっています. 弱い電波で通信できるので, バッテリーの減りが少なく, 充電頻度を少なくできます. 携帯電話機は移動します. 自分が今どの地域にいるか常に自動的に調べています. どうして自分の いどころ が分かるのでしょうか? 電波 無線 コミュニケーション工学 B 6 コミュニケーション工学 B 63 全ての無線は, それが所属している地域を表わす信号をいつも送信しています. いわゆる, 電波の灯台と言えるでしょう. 新しい地域に移動したことが検出されたら, 携帯電話機はホームメモリ局に報告します. 1 今まで地域 A に所在 地域 B を表わす信号を受信 ここは地域 A です ここは地域 B です コミュニケーション工学 B 64 3 新しい地域に移動したことをホームメモリ局に報告 4 無線 交換局 5 ホームメモリ局 6 地域 A 地域 Bに書き換え コミュニケーション工学 B 65

16 このようにして, ホームメモリ局は携帯電話機の所在地域を記憶しています. しかし どの無線の近くにいるかまでは分かりません. では, どうしてその携帯電話ユーザと通話できるのでしょうか? 6.3 着信接続 地域 B に移動した XX さんと携帯電話で会話することにしましょう. 固定電話で,XX さんの携帯電話番号をダイヤルします. 地域 B の無線から,xx さんの携帯電話機を一斉に呼出すのですが, どのように一斉呼び出しするか見てみましょう. 地域 A しかし, どの無線の近くにいるかまでは分らない 地域 B コミュニケーション工学 B 桁の番号 090 xxxxxxxx 携帯であることを表わしています コミュニケーション工学 B 発信接続 地域 A 1 電話網 5 6 呼出し信号 地域 B 6 呼出し信号 6 呼出し信号 ゲートウェイ交換局 3 所在地はどこですか? 4 地域 B です ホームメモリ局 6 呼出し 6 呼出し信号 6 呼出し信号 7 応答信号 XXさんの携帯電話コミュニケーション工学 B 68 7 電話網 1 通信要求 XX さんの携帯電話 地域 B 6 5 応答信号 ゲートウェイ交換局 4 確認 ホームメモリ局 3 正規のユーザか? コミュニケーション工学 B 69

17 6.5 ハンドオフ 携帯電話機は, 電波が弱くなると新しい無線を探して, 次々と切り替えます ( これをハンドオフという ). このようにして, 携帯電話ユーザが移動していても通話をし続けることができるのです. 無線 コミュニケーション工学 B 音声符号化 アナログ電気信号 音声はアナログ信号です. これをデジタル信号 (0 と 1 の符号系列 ) に変換して伝送しています. では, どのように変換しているのでしょうか? もしもし マイク 時間 音声符号系列 ( 1 秒間におよそ 8000 個の 0 と 1 からなる系列を伝送 ) 音声符号器 電波に乗せる ディジタル被変調信号 コミュニケーション工学 B 71 固定電話波形符号化 (64kbpsPCM や 3kbps APCM) が用いられている. 移動通信低ビットレートで高品質のハイブリッド符号化である.6.7kbps VSELP( フルレート ) や 3.75 kbps PSI-CELP( ハーフレート ) が開発されている. 声帯と のどと口 のモデル化のどの声帯は音源. これをパルス系列と雑音波形で表します. 人の声に特徴を与えているのが のどと口 の形です. これを電気回路で表します. 符号化レート (kbps) PCM 固定電話網 (G.711) APCM (G.71) GSM RPE-LTP IS-54 PC 移動通信網 VSELP L-CELP ( 誤り訂正を含まない ) 年 CS-CELP PSI-CELP (3.75kbps) 000 主観評価値 ( 平均オピニオンスコア ) 非常によい 4 よい 3 普通 悪い 1 非常に悪い 0 0 ハイブリッド 分析 - 合成 移動通信 複雑な波形符号化 単純な波形符号化 ビットレートコミュニケーション工学 (kbps) B 7 発声 ( のどの声帯 ) 有声音源 無声音源 + 周波数 音源の電力スペクトル もしもし 調音 ( のどと口 ) スペクトル情報 電力 話す 音声波形 周波数 聞く 音声の音源の電力スペクトル コミュニケーション工学 B 73

18 6.7 認証 携帯電話には, 符号帳駆動線形予測 (CELP) と呼ばれる, 最新の音声符号化技術の一種が使われています. 音源を表わす雑音波形を雑音符号帳に記憶しています. 相手側も同じ雑音符号帳を持っています. 会話相手に送るのは音源を表す符号帳番号と のどと口 を表す電気回路のパラメータです. 聞こえてくるのは合成音です! のどの声帯の震え ( 音源 ) を表す雑音 #1 # # 3 雑音符号帳 のどと口 を表す電気回路 ピッチ再生 LPC 分析 LPC フィルタ 音声波形 自乗誤差最小化 3 回の符号帳サーチ - ( のどと口 ) LPC パラメータ 聴覚的重み付け ( 音源 ) 符号帳番号 コミュニケーション工学 B 74 移動機番号を盗み不正に使用する ( なりすまし ) のを防止するため, 通信開始時に各移動局が保有している秘密鍵とネットワーク側に登録されている鍵と照合し, 正しい移動局であることを確認する. 認証用の秘密鍵 3 暗号化演算 移動局 認証要求 ( 乱数の転送 ) 4 認証応答 ( 演算値の転送 ) ホームメモリ局 (HLR) 乱数 3 暗号化演算 5 照合 1 認証鍵の読み出し 認証用の秘密鍵 交換局 コミュニケーション工学 B むすび セルラー技術は, 限られた周波数帯域幅を利用して, 多数のユーザに通信機会を与えることができるすぐれた周波数利用技術である. しかし, 電波伝搬は複雑で地域ごとにその統計的性質が異なるので, 設計通りの周波数利用効率が得られるとは限らない. また, セルラー方式は統計論に基づいているため, 通信品質が設計値以下になってしまう場所も存在し得る. コミュニケーション工学 B 85

<4D F736F F F696E74202D C092425F D8A7789EF89C88A778BB38EBA816A8C6791D CC82B582AD82DD2E >

<4D F736F F F696E74202D C092425F D8A7789EF89C88A778BB38EBA816A8C6791D CC82B582AD82DD2E > 電子情報通信学会の小 中学生の科学教室 親子で学ぼう! 携帯電話の全て 仕組みから安全対策までー 2010 年 3 月 20 日 ( 土 )13 時 30 分 ~16 時, 東北大学電気通信研究所 1 号館 4 階講堂 (N408) 携帯電話のしくみ 東北大学大学院工学研究科 安達文幸 http://www.mobile.ecei.tohoku.ac.jp 1. 音波を使った会話 2. 電波を使った通信

More information

<4D F736F F F696E74202D C A B C E C6791D CC82B582AD82DD816082C782B182C982A282C482E082C282C882AA82E E707074>

<4D F736F F F696E74202D C A B C E C6791D CC82B582AD82DD816082C782B182C982A282C482E082C282C882AA82E E707074> Tohoku Univ./FA/06.07.27 1 東北大学工学部電気情報 物理工学科 オープンキャンパス模擬授業 進化を続けるワイヤレス通信 ~ 携帯電話のつながる仕組み ~ 工学研究科電気 通信工学専攻コミュニケーション工学安達文幸 1. 普及する携帯電話 2. 携帯電話のつながるしくみ 3. 携帯電話の目指す先は? あらまし 今から25 年ほど前に, 走行中の車中から電話できる自動車電話が登場しました.

More information

<4D F736F F F696E74202D2091E FCD91BD8F6489BB82C691BD8F E835A83582E >

<4D F736F F F696E74202D2091E FCD91BD8F6489BB82C691BD8F E835A83582E > 多重伝送と多重アクセス コミュニケーション工学 A 第 4 章 多重伝送と多重アクセス 多重伝送周波数分割多重 (FDM) 時分割多重 (DM) 符号分割多重 (CDM) 多重アクセス 多重伝送 地点から他の地点へ複数チャネルの信号を伝送するときに, チャネル毎に異なる通信路を用いることは不経済である. そこでつの通信路を用いて複数チャネルの信号を伝送するのが多重伝送である. 多重伝送の概念図 チャネル

More information

<4D F736F F F696E74202D2091E6824F82518FCD E838B C68CEB82E894AD90B B2E >

<4D F736F F F696E74202D2091E6824F82518FCD E838B C68CEB82E894AD90B B2E > 目次 参考文献安達著 : 通信システム工学, 朝倉書店,7 年. ディジタル変調. ディジタル伝送系モデル 3. 符号判定誤り確率 4. 元対称通信路 安達 : コミュニケーション符号理論 安達 : コミュニケーション符号理論 変調とは?. ディジタル変調 基底帯域 ( ベースバンド ) 伝送の信号波形は零周波数付近のスペクトルを持っている. しかし, 現実の大部分の通信路は零周波数付近を殆ど伝送することができない帯域通信路とみなされる.

More information

Microsoft PowerPoint - 第06章振幅変調.pptx

Microsoft PowerPoint - 第06章振幅変調.pptx 通信システムのモデル コミュニケーション工学 A 第 6 章アナログ変調方式 : 振幅変調 変調の種類振幅変調 () 検波出力の信号対雑音電力比 (S/N) 送信機 送信メッセージ ( 例えば音声 ) をアナログまたはディジタル電気信号に変換. 変調 : 通信路で伝送するのに適した周波数帯の信号波形へ変換. 受信機フィルタで邪魔な雑音を除去し, 処理しやすい電圧まで増幅. 復調 : もとの周波数帯の電気信号波形に変換し,

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション LDACS1 のビット誤り率特性の改善 監視通信領域 北折潤 塩見格一 2016/6/10 目次 はじめに LDACS1 概要 フェージング環境下のLDACS1 BER 特性 改善策 実験 考察 まとめ 1 はじめに Air Navigation Conference/11 十分な通信性能 ATMの効率化を考慮した通信の高度化が必要と勧告 Action Plan 17 洋上 陸域 空港面それぞれの領域に適切な通信システムを選定

More information

資料2-3 要求条件案.doc

資料2-3 要求条件案.doc 資料 2-3 社団法人電波産業会デジタル放送システム開発部会 高度 BS デジタル放送及び高度広帯域 CS デジタル放送の要求条件 ( 案 ) 1 システム インターオペラビリティ 衛星放送 地上放送 CATV 蓄積メディアなど様々なメディア間でできる限り互換性を有すること サービス 実時間性 高機能化 / 多様化 拡張性 アクセサビリティ システム制御 著作権保護 個人情報保護 現行のデジタルHDTVを基本とした高画質サービスを可能とすること

More information

<4D F736F F F696E74202D2091E6824F82538FCD8CEB82E88C9F8F6F814592F990B382CC8CB4979D82BB82CC82505F D E95848D8682CC90B69

<4D F736F F F696E74202D2091E6824F82538FCD8CEB82E88C9F8F6F814592F990B382CC8CB4979D82BB82CC82505F D E95848D8682CC90B69 第 章 誤り検出 訂正の原理 その ブロック符号とその復号 安達文幸 目次 誤り訂正符号化を用いる伝送系誤り検出符号誤り検出 訂正符号 7, ハミング符号, ハミング符号生成行列, パリティ検査行列の一般形符号の生成行列符号の生成行列とパリティ検査行列の関係符号の訂正能力符号多項式 安達 : コミュニケーション符号理論 安達 : コミュニケーション符号理論 誤り訂正符号化を用いる伝送系 伝送システム

More information

SAP11_03

SAP11_03 第 3 回 音声音響信号処理 ( 線形予測分析と自己回帰モデル ) 亀岡弘和 東京大学大学院情報理工学系研究科日本電信電話株式会社 NTT コミュニケーション科学基礎研究所 講義内容 ( キーワード ) 信号処理 符号化 標準化の実用システム例の紹介情報通信の基本 ( 誤り検出 訂正符号 変調 IP) 符号化技術の基本 ( 量子化 予測 変換 圧縮 ) 音声分析 合成 認識 強調 音楽信号処理統計的信号処理の基礎

More information

資料 ISDB-T SB 信号から FM 受信機への干渉実験結果 1 実験の目的および方法 実験の目的 90~108MHz 帯のISDB-T SB 信号からFM 放送波への影響について干渉実験を行う 実験方法 FM 放送波を 89.9MHz に ISDB-T SB 信号を 90~10

資料 ISDB-T SB 信号から FM 受信機への干渉実験結果 1 実験の目的および方法 実験の目的 90~108MHz 帯のISDB-T SB 信号からFM 放送波への影響について干渉実験を行う 実験方法 FM 放送波を 89.9MHz に ISDB-T SB 信号を 90~10 資料 4-6-3-1 ISDB-T SB 信号から FM 受信機への干渉実験結果 1 実験の目的および方法 実験の目的 9~8MHz 帯のISDB-T SB 信号からFM 放送波への影響について干渉実験を行う 実験方法 FM 放送波を 89.9MHz に ISDB-T SB 信号を 9~8MHz 帯に配 置し FM 放送の所要の受信品質を満足するための干渉 DU 比を求める 評価基準 S/N=5dBを満足する受信品質を所要の受信品質とする

More information

15群(○○○)-8編

15群(○○○)-8編 4 群 ( モバイル 無線 )- 1 編 ( 無線通信基礎 ) 2 章無線伝搬路 概要 無線通信では送受信間の伝送には電波を用いるが, 電波の伝送路は特に用意されているわけではない. これに対して, 有線の場合では同軸ケーブルや光ファイバケーブルといった最適に設計された伝送路が用いられる. 無線通信では伝送路を自前で用意するわけではないので, 自然界に形成される伝搬路の特性をよく理解してそれを最大限に活用する技術が要求される.

More information

3. 測定方法 測定系統図 測定風景写真

3. 測定方法 測定系統図 測定風景写真 ワンセグ切り出し方式室内実験結果 北日本放送株式会社 目的 ワンセグ切り出し方式の 固定受信への影響軽減 を検証 1. 内容 SFN 干渉による固定受信への影響について以下を測定し比較する フルセグ( 希望波 ) にフルセグ ( 再送信波 ) が重なった時の (B 階層 ) のC/N フルセグ( 希望波 ) にワンセグ切り出し ( 再送信波 ) が重なった時の (B 階層 ) のC/N 2. 被測定装置

More information

Implementation of Computationally Efficient Real-Time Voice Conversion

Implementation of Computationally Efficient Real-Time Voice Conversion 音情報処理 第 4 回 音声符号化 中村哲 1 秒間につき 128 kbi 使用 音声符号化 1 秒間につき 8 kbi だけ使用 伝送するビット数を 6% 程度に減らすことができる! 本日の講義を受けることで なぜこのようなことが可能なのかを理解することができます 講義内容 波形符号化 標本化 量子化 音声符号化方式 波形符号化方式 分析合成方式 ハイブリッド方式 聴覚符号化方式 符号化 ある情報を他のもの

More information

Kumamoto University Center for Multimedia and Information Technologies Lab. 熊本大学アプリケーション実験 ~ 実環境における無線 LAN 受信電波強度を用いた位置推定手法の検討 ~ InKIAI 宮崎県美郷

Kumamoto University Center for Multimedia and Information Technologies Lab. 熊本大学アプリケーション実験 ~ 実環境における無線 LAN 受信電波強度を用いた位置推定手法の検討 ~ InKIAI 宮崎県美郷 熊本大学アプリケーション実験 ~ 実環境における無線 LAN 受信電波強度を用いた位置推定手法の検討 ~ InKIAI プロジェクト @ 宮崎県美郷町 熊本大学副島慶人川村諒 1 実験の目的 従来 信号の受信電波強度 (RSSI:RecevedSgnal StrengthIndcator) により 対象の位置を推定する手法として 無線 LAN の AP(AccessPont) から受信する信号の減衰量をもとに位置を推定する手法が多く検討されている

More information

他無線システムとの干渉検討とラボ内試験の実施方法について

他無線システムとの干渉検討とラボ内試験の実施方法について 資料 2-4 他無線システムとの干渉検討と ラボ内試験の実施方法について 地域振興用周波数の有効利用のための技術的条件に関する調査検討会事務局 干渉検討方針 以下の 種類の干渉について 地域振興用システム内で想定されるものを検討する (1) 同一チャネルの干渉 (2) 隣接チャネルの干渉 () 相互変調の干渉 検討の進め方 : 同一チャネル及び隣接チャネルの干渉及び共用条件については 平成 年度電気通信技術審議会答申諮問第

More information

Microsoft PowerPoint 情報通信工学8章.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint 情報通信工学8章.ppt [互換モード] 情報通信工学 第 8 章 多元接続方式電話回線セルラー移動体通信衛星通信など 担当松藤 多元接続複数ユーザが通信を行う FDMA (Frequency Division Multiple Access) CSMA (Carrier Sense Multiple Access) 送信 1 受信 1 送信 2 受信 2 : 有線 無線 通信路雑音 +フェージング送信 n 受信 m TDMA (Time

More information

資料 2028-AHG-3-2 情報通信審議会情報通信技術分科会公共無線システム委員会技術的条件作業班既存放送業務との検討アドホックグループ 検討用資料 平成 21 年 12 月 9 日 1

資料 2028-AHG-3-2 情報通信審議会情報通信技術分科会公共無線システム委員会技術的条件作業班既存放送業務との検討アドホックグループ 検討用資料 平成 21 年 12 月 9 日 1 資料 2028-AHG-3-2 情報通信審議会情報通信技術分科会公共無線システム委員会技術的条件作業班既存放送業務との検討アドホックグループ 検討用資料 平成 21 年 12 月 9 日 1 本資料の構成 1. 検討の前提について (1) 干渉検討の概要 (2) 使用した無線局の主要諸元について (3) 検討に際しての考え方 使用される数式等 2. 個別の放送事業用無線システムごとの共用検討 (1)VHF

More information

Microsoft PowerPoint - PM4 安川_無線の基礎及びISA100.11a技術の特徴g.pptx

Microsoft PowerPoint - PM4 安川_無線の基礎及びISA100.11a技術の特徴g.pptx ISA100 Wireless Compliance Institute 無線の基礎及び ISA100.11a 技術の特徴 安川和行富士電機システムズ株式会社技術開発本部制御技術センター ISA100 Wireless Compliant 1 目次 無線の基礎 ISA100.11a の技術的特長 無線の基礎 ISA100.11a の技術的特長 無線通信とは? ( 伝送路として ) 線を使わない電気通信

More information

050920_society_kmiz.odp

050920_society_kmiz.odp 1 リアルタイム伝搬測定にもとづく MIMO 固有モード間相関解析 Correlation Analysis of MIMO Eigenmodes Based on Real-Time Channel Measurement 水谷慶阪口啓高田潤一荒木純道 Kei Mizutani Kei Sakaguchi Jun-ichi Takada Kiyomichi Araki 東京工業大学 発表内容 研究背景

More information

技術協会STD紹介

技術協会STD紹介 JCTEA STD-018-1.0 FTTH 型ケーブルテレビシステム 光ネットワークの性能 ( 2007 年 10 月策定 ) 第 1 章 一般事項 1 第 2 章 システムの構成 4 2.1 FTTH 型ケーブルテレビシステムの構成例 4 2.2 FTTH 型ケーブルテレビシステムの構成要素 5 第 3 章 伝送信号の種類 6 第 4 章 電気信号に係る性能規定 7 4.1 ヘッドエンドの入力端子における入力信号

More information

地局装置を介して位置情報管理サーバに伝えられ 位置情報として地図上に表示することができます 利用イメージを図 2 に示します 図 2 業務用無線システムの利用イメージ 3. 中継無線システムの開発 (1) 開発の背景中継伝送路を救済する既存の災害対策用無線システムでは 156 Mbit/s または

地局装置を介して位置情報管理サーバに伝えられ 位置情報として地図上に表示することができます 利用イメージを図 2 に示します 図 2 業務用無線システムの利用イメージ 3. 中継無線システムの開発 (1) 開発の背景中継伝送路を救済する既存の災害対策用無線システムでは 156 Mbit/s または 2017 年 ( 平成 29 年 ) 地上系災害対策用無線システム 1. 全体概要 NTT では東日本大震災発生以降 新たな災害対策用無線システムの研究開発に取り組んでいます これまで開発された無線システムを事業会社が活用することによって 通信サービスの早期復旧と通信孤立の早期解消を強化することが可能となりました これまで開発したシステムの全体概要を示します ( 図 1) 以下 それぞれのシステムについてご紹介いたします

More information

まま送信する電気 OSDM-PON ( 図 2 (a)) から検討を始める. つづいて, 光信号を伝送する本来の光 OSDM-PON ( 図 2 (b)) の実現性の検討を行う. 本研究では, 検討の第 1 歩として, 次の条件でシミュレーションにより検討を行う. (1) 各ユーザ速度を 1 Gbp

まま送信する電気 OSDM-PON ( 図 2 (a)) から検討を始める. つづいて, 光信号を伝送する本来の光 OSDM-PON ( 図 2 (b)) の実現性の検討を行う. 本研究では, 検討の第 1 歩として, 次の条件でシミュレーションにより検討を行う. (1) 各ユーザ速度を 1 Gbp 09-01039 超高速サービスを経済的に提供する光アクセスネットワーク構成法に関する研究 上田裕巳 東京工科大学コンピュータサイエンス学部教授 1 まえがき 現在, 光アクセスネットワークの TDM-PON (Time Division Multiplexing Passive Optical Network) を用いて, 経済的にブロードバンドサービスの提供が行われている [1]. しかし, 更に高速のサービスを提供しようとすると,TDM-PON

More information

150MHz 帯デジタルデータ通信設備のキャリアセンスの技術的条件 ( 案 ) 資料 - 作 4-4

150MHz 帯デジタルデータ通信設備のキャリアセンスの技術的条件 ( 案 ) 資料 - 作 4-4 150MHz 帯デジタルデータ通信設備のキャリアセンスの技術的条件 ( 案 ) 資料 - 作 4-4 150MHz 帯デジタルデータ通信設備のキャリアセンス 1 1 キャリアセンスの技術的条件の検討 米国の海上無線技術委員会 ( 以下 RTCM:The Radio Technical Commission For Maritime Services) より 2009 年 7 月に ITU-R 勧告

More information

Microsoft Word - 02__⁄T_ŒÚ”�.doc

Microsoft Word - 02__⁄T_ŒÚ”�.doc 目 次 はじめに 目次 1. 目的 1 2. 適用範囲 1 3. 参照文書 1 4. 定義 2 5. 略語 6 6. 構成 7 7. 共通事項 8 7.1 適用範囲 8 7.2 送信ネットワーク 8 7.2.1 送信ネットワークの分類 8 7.2.2 送信ネットワークの定義 10 7.3 取り扱う主な信号の形式 12 7.3.1 放送 TS 信号形式 12 7.3.2 OFDM 信号形式 14 7.4

More information

電波型式を決める規則 電波型式は アルファベット 数字 ( 例外もあります ) アルファベット の 3 文字で構成され それぞれの 文字の意味は 次の表のとおりです 第 1 文字第 2 文字第 3 文字 主搬送波の変調の型式主搬送波を変調する信号の性質伝送情報の型式 無変調 N 変調信号無し 0 無

電波型式を決める規則 電波型式は アルファベット 数字 ( 例外もあります ) アルファベット の 3 文字で構成され それぞれの 文字の意味は 次の表のとおりです 第 1 文字第 2 文字第 3 文字 主搬送波の変調の型式主搬送波を変調する信号の性質伝送情報の型式 無変調 N 変調信号無し 0 無 電波型式を決める規則 電波型式は アルファベット 数字 ( 例外もあります ) アルファベット の 3 文字で構成され それぞれの 文字の意味は 次の表のとおりです 第 1 文字第 2 文字第 3 文字 主搬送波の変調の型式主搬送波を変調する信号の性質伝送情報の型式 無変調 N 変調信号無し 0 無情報 N 振幅変調 両側波帯単側波帯 全搬送波単側波帯 低減搬送波単側波帯 抑圧搬送波 A 副搬送波を使用しないデジタル信

More information

Microsoft PowerPoint - SP _slides

Microsoft PowerPoint - SP _slides 音情報処理 第 3 回音声符号化 戸田智基 名古屋大学情報基盤センター / 大学院情報科学研究科 講義内容 波形符号化 標本化 量子化 音声符号化方式 波形符号化方式 分析合成方式 ハイブリッド方式 聴覚符号化方式 符号化 ある情報を他のもの ( 符号 ) で置き換える作業 例 1: 新聞広告 賃貸マンションをお貸しします. 間取りは 2LDK で, 具体的には 8 畳,6 畳,4.5 畳のダイニングキッチン,

More information

15群(○○○)-8編

15群(○○○)-8編 4 群 ( モバイル 無線 )- 1 編 ( 無線通信基礎 ) 1 章無線通信の発展 概要 通信の分野では,1837 年にモールスにより電信が発明され, 電気を用いる通信システムが実現された. 更に,1876 年のベルの電話機の発明により, 電気通信システムにより音声を伝えることが可能となった. その後,1895 年にマルコーニによる無線通信実験の成功により, 電波を用いた無線通信が実現されることになった.

More information

スライド 1

スライド 1 本資料について 本資料は下記論文を基にして作成されたものです. 文書の内容の正確さは保障できないため, 正確な知識を求める方は原文を参照してください. 著者 : 伊藤誠吾吉田廣志河口信夫 論文名 : 無線 LANを用いた広域位置情報システム構築に関する検討 出展 : 情報処理学会論文誌 Vol.47 No.42 発表日 :2005 年 12 月 著者 : 伊藤誠悟河口信夫 論文名 : アクセスポイントの選択を考慮したベイズ推定による無線

More information

15群(○○○)-8編

15群(○○○)-8編 4 群 ( モバイル 無線 )- 1 編 ( 無線通信基礎 ) 6 章ダイバーシチ技術 概要 無線伝搬路は一般に, 複数の経路からなるマルチパス伝搬路であり, 定在波が発生する. このため, 受信レベルが頻繁に落ち込むフェージングという現象が発生し, 無線通信の伝送特性を著しく劣化させる. この劣化を補償する技術の一つとして, ダイバーシチ技術があげられる. ダイバーシチとは, 複数の互いに相関の低い受信波を得て,

More information

ic3_lo_p29-58_0109.indd

ic3_lo_p29-58_0109.indd 第 2 章 ネットワーク 2-1 接続 ここでは に接続するネットワーク およびセキュリティの基本について学習します 2-1-1 通信速度 ネットワークの通信速度は bps( ビーピーエス ) (bits per second の略 ) という単位で表します 日本語では ビット毎秒 であり 1 秒間に転送できるデータ量を表します ビットとはデータ量の単位であり 8ビットが 1 バイトに相当します バイトもデータ量の単位であり

More information

No43 テレビ放送電波はどんな形?(その1・概説)

No43 テレビ放送電波はどんな形?(その1・概説) Shu-chan の 放送ネットワーク道しるべ 東海道 ( 沼津宿 ) テレビ放送 No43 < テレビ放送電波はどんな形?( その 1 概説 )> 今回から 13 回に亘りテレビ放送電波の形や各種サービスに関して解説します まず 概説からはじめましょう 早速 地上デジタル放送の電波と従来のアナログ放送の電波を比較しながらみてみましょう アナログ放送電波と地上デジタル放送電波の比較いずれの放送も 1

More information

ディジタル信号処理

ディジタル信号処理 ディジタルフィルタの設計法. 逆フィルター. 直線位相 FIR フィルタの設計. 窓関数法による FIR フィルタの設計.5 時間領域での FIR フィルタの設計 3. アナログフィルタを基にしたディジタル IIR フィルタの設計法 I 4. アナログフィルタを基にしたディジタル IIR フィルタの設計法 II 5. 双 次フィルタ LI 離散時間システムの基礎式の証明 [ ] 4. ] [ ]*

More information

DVIOUT

DVIOUT 第 章 離散フーリエ変換 離散フーリエ変換 これまで 私たちは連続関数に対するフーリエ変換およびフーリエ積分 ( 逆フーリエ変換 ) について学んできました この節では フーリエ変換を離散化した離散フーリエ変換について学びましょう 自然現象 ( 音声 ) などを観測して得られる波 ( 信号値 ; 観測値 ) は 通常 電気信号による連続的な波として観測機器から出力されます しかしながら コンピュータはこの様な連続的な波を直接扱うことができないため

More information

format

format 非直交多元接続 (NOMA) 慶應義塾大学理工学部電子工学科 眞田研究室 4 年 安藤健二 -1- 背景通信に使うことのできる周波数帯域は限られているため, 増加するトラフィックに対し帯域利用効率のよい多元接続方式が求められる -2-82.2 105.2 123.5 154.6 181.3 234.8 274.3 328.9 349.0 422.0 469.8 546.4 586.2 0 100 200

More information

資料の概要 レイリー分布 (Rayleigh distribution) について 周波数が一定で 振幅及び位相が不規則に変動する多重波 ( 正弦波 ) の合成受信電界強度の確率分布はレイリー密度分布に従う 多数の反射波やダクト伝搬路による多重波が到来して合成される場合 この分布に従うことになる マ

資料の概要 レイリー分布 (Rayleigh distribution) について 周波数が一定で 振幅及び位相が不規則に変動する多重波 ( 正弦波 ) の合成受信電界強度の確率分布はレイリー密度分布に従う 多数の反射波やダクト伝搬路による多重波が到来して合成される場合 この分布に従うことになる マ 資料の概要 レイリー分布 (Raleigh distribution) について 周波数が一定で 振幅及び位相が不規則に変動する多重波 ( 正弦波 ) の合成受信電界強度の確率分布はレイリー密度分布に従う 多数の反射波やダクト伝搬路による多重波が到来して合成される場合 この分布に従うことになる マイクロ波無線通信や移動無線通信における伝搬路の解析には 主としてこの分布が使用されている マイクロ波回線設計で使用される

More information

<4D F736F F F696E74202D208EFC A6D95DB939982C98AD682B782E988D38CA98F9182CC8E518D6C8E9197BF5F E707074>

<4D F736F F F696E74202D208EFC A6D95DB939982C98AD682B782E988D38CA98F9182CC8E518D6C8E9197BF5F E707074> ワイヤレスブロードバンド実現のための周波数確保等に関する意見書の参考資料 2010 年 6 月 14 日ソフトバンクモバイル株式会社 モバイルブロードバンドの進化 電子書籍 ( 漫画等 ) ライブ動画配信 ( ユーストリーム等 ) 映画 ゲーム e ショッピング 携帯電話等のモバイルブロードバンドでサービス高度化の傾向は今後更に加速することが予測される 1 トラフィック予測 5 年で 40 倍 10

More information

<4D F736F F F696E74202D2091E6824F82568FCD8CEB82E892F990B382CC8CF889CA82BB82CC82515F B834E838A B9797A3959C8D F A282E982C682AB82CC8CEB82E897A62E >

<4D F736F F F696E74202D2091E6824F82568FCD8CEB82E892F990B382CC8CF889CA82BB82CC82515F B834E838A B9797A3959C8D F A282E982C682AB82CC8CEB82E897A62E > 第 7 章 誤り訂正の効果その : ユークリッド距離復号法を用いるときの誤り率 ユークリッド距離に基づく最尤復号ブロック符号のユークリッド距離に基づく最尤復号畳み込み符号のユークリッド距離に基づく最尤復号 安達 : コミュニケーション符号理論 ユークリッド距離に基づく最尤復号 送信情報系列 Xx x x x x x 5.. を符号化して得られた符号系列 5.. を送信する. 伝送路途中の雑音のため誤りが発生するので,

More information

Microsoft PowerPoint - ⑥説明者(太刀川).ppt

Microsoft PowerPoint - ⑥説明者(太刀川).ppt 高速無線 LAN の 安定な通信のための MC-CDMA 符号ダイバーシチ方式 長岡技術科学大学電気系准教授太刀川信一 Σ 1. 研究背景近年の高度無線情報通信の発展はめざましく ますます その利用範囲は広がっていく 現在の無線 LAN 携帯電話等の通信単一 ( 少数 ) の周波数に 1-1 等の情報を乗じて送る Single Carrier: SC f t 1 例 :DS/SS これからの高速無線

More information

1 第 5 回情報通信審議会作業班資料資料 60 作 5-2 干渉評価検討結果 1. 評価基準の違いによる離隔距離について - エントランス回線システムにおける机上計算 - 2. アンテナモデルに対する差分 平成 27 年 3 月 6 日 パナソニック株式会社

1 第 5 回情報通信審議会作業班資料資料 60 作 5-2 干渉評価検討結果 1. 評価基準の違いによる離隔距離について - エントランス回線システムにおける机上計算 - 2. アンテナモデルに対する差分 平成 27 年 3 月 6 日 パナソニック株式会社 1 第 5 回情報通信審議会作業班資料資料 60 作 5-2 干渉評価検討結果 1. 評価基準の違いによる離隔距離について - エントランス回線システムにおける机上計算 - 2. アンテナモデルに対する差分 平成 27 年 3 月 6 日 パナソニック株式会社 2 1. 評価基準の違いによる離隔距離について アプローチ 平成 25 年度技術試験事務における干渉検討に用いた システムの受信感度の規格値から算出した所要

More information

航空無線航行システム (DME) 干渉検討イメージ DME:Distance Measuring Equipment( 距離測定装置 ) 960MHz から 1,215MHz までの周波数の電波を使用し 航空機において 当該航空機から地表の定点までの見通し距離を測定するための設備 SSR:Secon

航空無線航行システム (DME) 干渉検討イメージ DME:Distance Measuring Equipment( 距離測定装置 ) 960MHz から 1,215MHz までの周波数の電波を使用し 航空機において 当該航空機から地表の定点までの見通し距離を測定するための設備 SSR:Secon 資料 81-46-4 航空無線航行システムとの干渉検討結果について中間報告 ( 案 ) 2010 年 10 月 13 日 Copyright 2006 emobile All Rights Reserved. 航空無線航行システム (DME) 干渉検討イメージ DME:Distance Measuring Equipment( 距離測定装置 ) 960MHz から 1,215MHz までの周波数の電波を使用し

More information

点検基準・積算基準(案)デジタル陸上移動通信システム

点検基準・積算基準(案)デジタル陸上移動通信システム 別紙 - 国土交通省デジタル陸上移動通信システム 点検基準 ( 案 ) 及び点検業務積算基準 ( 案 ) 総合点検 国土交通省デジタル陸上移動通信システム No 確認事項の概要作業の実施範囲, 具体的方法 運用者等からの確認及び報告等 前回作業時以降のシステム動作状況等の確認及び作業結果概要の報告等を行う 毎 日 使用測定器等 点検目的の概要 システム運用者等との連携及び効果的な作業実施 移動局通話の確認

More information

振動学特論火曜 1 限 TA332J 藤井康介 6 章スペクトルの平滑化 スペクトルの平滑化とはギザギザした地震波のフーリエ スペクトルやパワ スペクトルでは正確にスペクトルの山がどこにあるかはよく分からない このようなスペクトルから不純なものを取り去って 本当の性質を浮き彫

振動学特論火曜 1 限 TA332J 藤井康介 6 章スペクトルの平滑化 スペクトルの平滑化とはギザギザした地震波のフーリエ スペクトルやパワ スペクトルでは正確にスペクトルの山がどこにあるかはよく分からない このようなスペクトルから不純なものを取り去って 本当の性質を浮き彫 6 章スペクトルの平滑化 スペクトルの平滑化とはギザギザした地震波のフーリエ スペクトルやパワ スペクトルでは正確にスペクトルの山がどこにあるかはよく分からない このようなスペクトルから不純なものを取り去って 本当の性質を浮き彫りにするために スペクトルを滑らかにする操作のことをいう 6.1 合積のフーリエ変換スペクトルの平滑化を行う際に必要な 合積とそのフーリエ変換について説明する 6.2 データ

More information

Microsoft PowerPoint - chapter4_2013.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - chapter4_2013.ppt [互換モード] 4 章ディジタル通信の基礎 コンピュータネットワーク概要 - ハードウェア - 通信を構成する 3 要素 伝送路 電子情報工学科 3 年前期ネットワークアーキテクチャ情報科学センター / ネットワークデザイン研究センター福田豊 ルータ ホスト 1 Layer 7 6 5 4 3 2 1 プロトコルの階層化 役割を分解 コンピュータネットワークの概要 - ソフトウェアの構造 - アプリケーション層 プレゼンテーション層

More information

Microsoft PowerPoint - 第01章ディジタル変調理論.pptx

Microsoft PowerPoint - 第01章ディジタル変調理論.pptx 内容 無線伝送工学 213 年後期通信工学専攻安達文幸 ディジタル通信の基盤技術であるディジタル変調, 誤り制御, 等化, 多重化, マルチアクセスについての基礎理論を学びます. そして, 最近の無線通信で広く用いられるようになった符号分割マルチアクセス (CDMA) を用いる移動通信システムについて概説します. 213/1/11 FA/ohoku_U 応用電気通信工学 1 第 1 章 : ディジタル変調理論第

More information

Microsoft Word - H5-611 送信タイミング等.doc

Microsoft Word - H5-611 送信タイミング等.doc 端末設備等規則の規定に基づく移動電話端末等の送信タイミングの条件等を定める件制定平成五年十一月二十九日郵政省告示第六百十一号改正平成六年十一月二十四日郵政省告示第六百二十七号改正平成八年八月二十六日郵政省告示第四百四十号改正平成九年九月一日郵政省告示第四百五十四号改正平成九年十二月三日郵政省告示第六百十五号改正平成十年九月四日郵政省告示第四百三十五号改正平成十年十二月二十五日郵政省告示第六百十八号改正平成十二年三月三十日郵政省告示第二百十六号改正平成十二年十月四日郵政省告示第六百十九号改正平成十五年二月二十四日総務省告示第百五十号改正平成十六年一月二十六日総務省告示第九十八号改正平成十七年十月二十一日総務省告示第千二百三十八号改正平成二十四年十二月五日総務省告示第四百四十九号改正平成二十八年五月十八日総務省告示第二百十二号(施行平成二十八年五月二十一日)端末設備等規則(昭和六十年郵政省令第三十一号)第十九条

More information

通信サービスのいままでと現在の姿とは

通信サービスのいままでと現在の姿とは 4-1. 進化する携帯通信サービスの状況 (1) (1) 携帯通信の基本的な特徴とは 無線で通信する機能 - 電波に音声を載せる技術 符号化 AMR 方式 & 変調 PSK 方式の採用 - 電波を大勢で共有する技術 CDMA 方式の採用 - 重要ポイントは AMR と CDMA を組み合わせたこと どこにいても使える機能 - どこにいても着信可能な技術 HLR データベース データ通信機能 - IP

More information

ると言われているが 実は電話では 4 キロヘルツ以上の成分は落としてから変換される 電話の声が少しこもったような感じで臨場感が少ないのはこの高い周波数成分を落としているからだ 生徒 : 先生 どうして高い周波数成分を落としたのですか? 先生 : これはずっと昔に固定の電話を作った時に決められた NT

ると言われているが 実は電話では 4 キロヘルツ以上の成分は落としてから変換される 電話の声が少しこもったような感じで臨場感が少ないのはこの高い周波数成分を落としているからだ 生徒 : 先生 どうして高い周波数成分を落としたのですか? 先生 : これはずっと昔に固定の電話を作った時に決められた NT 電話の信号を伝える方法 (1) 音声を電波に載せるまで 先生 : 今日は電話の音声がどうやって相手側に伝わるかを説明しよう 今日の説明はネットワークの仕組みではなくて音声信号が具体的にどのように電波に乗って相手側まで伝えられるかということだ 生徒 : 先生 別に音声が電波に変わる仕組みを知らなくてもケータイを使えますよ 先生 : そうだね しかし こういう仕組みの基本的なところだけでも知っておくと

More information

Microsoft PowerPoint - ①無線通信システム概要12

Microsoft PowerPoint - ①無線通信システム概要12 0 年前期無線通信システム 第 回無線通信システムの概要 IEEE80.a 無線 LAN を例に 荒木純道 0 年 4 月 日 講義内容 無線通信システムの概要 無線通信システム設計の概略 システム劣化要因と対策技術の概略 IEEE80.a 無線 LAN デモ 0 年 4 月 日 講義スケジュール ( 前半 ) 日付教科書内容 第 回 4 月 日 7 無線通信システムの概要

More information

別紙 -1 国土交通省デジタル陸上移動通信システム 点検基準 ( 案 ) 及び点検業務積算基準 ( 案 )

別紙 -1 国土交通省デジタル陸上移動通信システム 点検基準 ( 案 ) 及び点検業務積算基準 ( 案 ) 別紙 - 国土交通省デジタル陸上移動通信システム 点検基準 ( 案 ) 及び点検業務積算基準 ( 案 ) 総合点検 国土交通省デジタル陸上移動通信システム No 確認事項の概要作業の実施範囲, 具体的方法 運用者等からの確認及び報告等 前回作業時以降のシステム動作状況等の確認及び作業結果概要の報告等を行う 毎 日 使用測定器等 点検目的の概要 システム運用者等との連携及び効果的な作業実施 移動局通話の確認

More information

局アンテナを用いることで, 通信の信頼性や通信速度の向上を実現する. 下り回線に適用する場合は送信電力の低減を可能とし, 上り回線に適用する場合は端末の消費電力を低減できる. さらに,Massive MIMO では指向性が非常に狭くなるため, 対象とするユーザ以外の干渉を自動的に回避できる効果を有す

局アンテナを用いることで, 通信の信頼性や通信速度の向上を実現する. 下り回線に適用する場合は送信電力の低減を可能とし, 上り回線に適用する場合は端末の消費電力を低減できる. さらに,Massive MIMO では指向性が非常に狭くなるため, 対象とするユーザ以外の干渉を自動的に回避できる効果を有す アナログ ディジタル融合型 Massive MIMO におけるキャリブレーション技術の研究開発 研究代表者西森健太郎新潟大学工学部准教授共同研究者堀俊和福井大学工学部教授共同研究者平栗健史日本工業大学教授 1 研究背景 スマートフォンなどの普及により, 小型端末を用いて高速データ通信が行えるようになった. 限られた周波数帯域で伝送速度を向上させるキー技術として, 送受信アンテナに複数のアンテナを用い高速伝送を実現する

More information

Microsoft Word - sekki-2.doc

Microsoft Word - sekki-2.doc 石器時代の携帯電話開発その 2 国別の移動体通信の歴史と現状 各国別に移動体通信の歴史と現状について説明します. アメリカ アメリカの移動体通信の歴史は,1947 年に AT&T ベル研究所で概念が開発されたことに始まります. この時, 開発されていた概念が FDMA を使用した, セルラー方式でした. この概念の商用サービスに向けての確認試験が開始されたのは 1962 年でした. その後, 連邦通信委員会

More information

送信信号合成モジュール開発資料

送信信号合成モジュール開発資料 1 資料 81-700/900 移 5-4 ITS と隣接他システムとの 共存条件の検討手法の説明 2010 年 3 月 17 日 2 700MHz 帯の周波数割当計画と干渉の種類について 710 730 地上波デジタルテレビ ITS 電気通信 ITS から TV 受信装置への干渉 ITS から LTE への干渉 TV 放送波から ITS への干渉 LTE から ITS への干渉 TV ITS LTE

More information

DVIOUT-ma

DVIOUT-ma アンテナ伝搬 における設計 解析手法ワークショップ ( 第 45 回 ) やさしいマルチユーザ MIMO 西森健太郎 ( 新潟大学 ) 主催 : 電子情報通信学会 アンテナ 伝播研究専門委員会 協賛 : IEEE AP-S Japan Chapter 電子情報通信学会 無線通信システム研究会 電子情報通信学会 ソフトウエア無線研究会 目次 第 1 章 はじめに 1 1.1 技術背景 MIMO 技術による伝送速度の高速化......................

More information

センターでは,WAP からの位置情報を受信し, WAP が適切に設置されたかどうかを確認する 提案システムのシーケンス概要 図 2 に提案システムのシーケンスを示す. 携帯端末は,WAP から無線 LAN の電波を受信すると, DHCP サーバに対して IP アドレスを要求する. この要

センターでは,WAP からの位置情報を受信し, WAP が適切に設置されたかどうかを確認する 提案システムのシーケンス概要 図 2 に提案システムのシーケンスを示す. 携帯端末は,WAP から無線 LAN の電波を受信すると, DHCP サーバに対して IP アドレスを要求する. この要 災害時における電子メールによる安否通信方法の検討 竹山裕晃 名城大学大学院理工学研究科 渡邊晃 名城大学理工学部 1. はじめに 大災害時には, 家族や友人などに自分の安否を知らせようとする人や, 被災地にいる人を心配して連絡を取ろうとする人によって, ネットワークのトラヒックが増大し, 通信不可能になることが多い. また, 基地局の倒壊などにより通信環境自体が破壊される場合もある. そこで本研究では,

More information

Microsoft PowerPoint - ip02_01.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - ip02_01.ppt [互換モード] 空間周波数 周波数領域での処理 空間周波数 (spatial frquncy) とは 単位長さ当たりの正弦波状の濃淡変化の繰り返し回数を表したもの 正弦波 : y sin( t) 周期 : 周波数 : T f / T 角周波数 : f 画像処理 空間周波数 周波数領域での処理 波形が違うと 周波数も違う 画像処理 空間周波数 周波数領域での処理 画像処理 3 周波数領域での処理 周波数は一つしかない?-

More information

アマチュアデジタル標準規格 平成 25 年 1 月 15 日 平成 25 年 4 月 18 日 第 1.0 版 第 1.01 改訂 八重洲無線株式会社

アマチュアデジタル標準規格 平成 25 年 1 月 15 日 平成 25 年 4 月 18 日 第 1.0 版 第 1.01 改訂 八重洲無線株式会社 アマチュアデジタル標準規格 平成 25 年 月 5 日 平成 25 年 4 月 8 日 第. 版 第. 改訂 八重洲無線株式会社 改訂履歴 日付 版 改定内容 23//5. 初版発行 23/4/8. 記載内容訂正 2 目次 改訂履歴... 2 2 概要... 6 3 無線設備の技術的条件... 7 3. 一般的条件... 7 () 無線周波数帯... 7 (2) 変調方式... 7 (3) 通信方式...

More information

動電話端末 の定義を追加 IP 移動電話端末が具備すべき機能として 基本的機能 ( 発信 応答 終了 ) 自動再発信の機能 送信タイミング 位置登録制御 緊急通報機能等について規定を整備 ( 移動電話端末とほぼ同様の項目 ) (2)IP 移動電話端末に係る新たな技術基準適合認定の整備 ( 諮問対象外

動電話端末 の定義を追加 IP 移動電話端末が具備すべき機能として 基本的機能 ( 発信 応答 終了 ) 自動再発信の機能 送信タイミング 位置登録制御 緊急通報機能等について規定を整備 ( 移動電話端末とほぼ同様の項目 ) (2)IP 移動電話端末に係る新たな技術基準適合認定の整備 ( 諮問対象外 別紙 1 IP 移動電話 (VoLTE) 導入に係る端末設備等規則等の一部改正について 1 改正の背景これまで我が国の携帯電話における音声通話及びデータ通信は 第 3 世代移動通信システム (3G) を中心としたものであったが データ通信については その通信量の増大に伴って IP 技術を用いたより大容量で高速な利便性の高い第 3.9 世代移動通信システム (3.9G) によるサービスの提供が始まり

More information

(3) E-I 特性の傾きが出力コンダクタンス である 添え字 は utput( 出力 ) を意味する (4) E-BE 特性の傾きが電圧帰還率 r である 添え字 r は rrs( 逆 ) を表す 定数の値は, トランジスタの種類によって異なるばかりでなく, 同一のトランジスタでも,I, E, 周

(3) E-I 特性の傾きが出力コンダクタンス である 添え字 は utput( 出力 ) を意味する (4) E-BE 特性の傾きが電圧帰還率 r である 添え字 r は rrs( 逆 ) を表す 定数の値は, トランジスタの種類によって異なるばかりでなく, 同一のトランジスタでも,I, E, 周 トランジスタ増幅回路設計入門 pyrgt y Km Ksaka 005..06. 等価回路についてトランジスタの動作は図 のように非線形なので, その動作を簡単な数式で表すことができない しかし, アナログ信号を扱う回路では, 特性グラフのの直線部分に動作点を置くので線形のパラメータにより, その動作を簡単な数式 ( 一次式 ) で表すことができる 図. パラメータトランジスタの各静特性の直線部分の傾きを数値として特性を表したものが

More information

資料1-5 5GHz帯におけるレーダーの概要

資料1-5 5GHz帯におけるレーダーの概要 RA- 報 -15 030 気象レーダー概要説明 2015 年 12 月 11 日 目次 1. 気象レーダーの原理 2. 気象レーダーの運用 3. 送信装置の固体化技術 4. 固体化気象レーダーの送信諸元 1 1. 気象レーダーの原理 2 気象レーダーの降雨観測 レーダー方程式 気象エコー 送信信号 受信信号 Pt Pr 距離及び大気により送信信号が減衰する 距離及び大気により反射した信号が減衰する

More information

第 4 週コンボリューションその 2, 正弦波による分解 教科書 p. 16~ 目標コンボリューションの演習. 正弦波による信号の分解の考え方の理解. 正弦波の複素表現を学ぶ. 演習問題 問 1. 以下の図にならって,1 と 2 の δ 関数を図示せよ δ (t) 2

第 4 週コンボリューションその 2, 正弦波による分解 教科書 p. 16~ 目標コンボリューションの演習. 正弦波による信号の分解の考え方の理解. 正弦波の複素表現を学ぶ. 演習問題 問 1. 以下の図にならって,1 と 2 の δ 関数を図示せよ δ (t) 2 第 4 週コンボリューションその, 正弦波による分解 教科書 p. 6~ 目標コンボリューションの演習. 正弦波による信号の分解の考え方の理解. 正弦波の複素表現を学ぶ. 演習問題 問. 以下の図にならって, と の δ 関数を図示せよ. - - - δ () δ ( ) - - - 図 δ 関数の図示の例 δ ( ) δ ( ) δ ( ) δ ( ) δ ( ) - - - - - - - -

More information

画像解析論(2) 講義内容

画像解析論(2) 講義内容 画像解析論 画像解析論 東京工業大学長橋宏 主な講義内容 信号処理と画像処理 二次元システムとその表現 二次元システムの特性解析 各種の画像フィルタ 信号処理と画像処理 画像解析論 処理の応答 記憶域 入出力の流れ 信号処理系 実時間性が求められる メモリ容量に対する制限が厳しい オンラインでの対応が厳しく求められる 画像処理系 ある程度の処理時間が許容される 大容量のメモリ使用が容認され易い オフラインでの対応が容認され易い

More information

Microsoft Word - NumericalComputation.docx

Microsoft Word - NumericalComputation.docx 数値計算入門 武尾英哉. 離散数学と数値計算 数学的解法の中には理論計算では求められないものもある. 例えば, 定積分は, まずは積分 ( 被積分関数の原始関数をみつけること できなければ値を得ることはできない. また, ある関数の所定の値における微分値を得るには, まずその関数の微分ができなければならない. さらに代数方程式の解を得るためには, 解析的に代数方程式を解く必要がある. ところが, これらは必ずしも解析的に導けるとは限らない.

More information

<4D F736F F D208E518D6C B791BD8F6482CC8FDA8DD72E646F63>

<4D F736F F D208E518D6C B791BD8F6482CC8FDA8DD72E646F63> 参考 4 波長多重の詳細 1 波長多重の基本 1.1 波長多重の方式異なる波長の光を 1 本の光ファイバで伝送することを波長多重伝送という 波長多重をする方式には 以下の 2 方式がある (1) 粗い波長多重 CWDM(Coarse Wavelength Division Multiplexing) (2) 密な波長多重 DWDM(Dense Wavelength Division Multiplexing)

More information

資料 2-1 VHF 帯での利用を計画する 具体的システムの提案について 平成 30 年 12 月 21 日 ( 株 )NTT ドコモ 2018 NTT DOCOMO, INC. All Rights Reserved.

資料 2-1 VHF 帯での利用を計画する 具体的システムの提案について 平成 30 年 12 月 21 日 ( 株 )NTT ドコモ 2018 NTT DOCOMO, INC. All Rights Reserved. 資料 2-1 VHF 帯での利用を計画する 具体的システムの提案について 平成 30 年 12 月 21 日 ( 株 )NTT ドコモ CONTENTS 1. 提案内容について 提案するシステムの名称及び概要 参入主体として具体的に想定される者 2. サービスについて 想定しているサービスの内容及び需要見込み 想定するサービスエリア サービスの開始に向けた計画及び想定される課題 3. 制度 技術面について

More information

本書は 一般社団法人情報通信技術委員会が著作権を保有しています 内容の一部又は全部を一般社団法人情報通信技術委員会の許諾を得ることなく複製 転載 改変 転用及びネットワーク上での送信 配布を行うことを禁止します - 2 -

本書は 一般社団法人情報通信技術委員会が著作権を保有しています 内容の一部又は全部を一般社団法人情報通信技術委員会の許諾を得ることなく複製 転載 改変 転用及びネットワーク上での送信 配布を行うことを禁止します - 2 - WDM 用途のスペクトル グリッド : DWDM 周波数グリッド Spectral grids for WDM applications : DWDM frequency grid 第 2 版 2012 年 8 月 30 日制定 一般社団法人情報通信技術委員会 THE TELECOMMUNICATION TECHNOLOGY COMMITTEE 本書は 一般社団法人情報通信技術委員会が著作権を保有しています

More information

資料 STL/TTL 作 5-3 報告書作成に向けた検討提案 株式会社 NHK アイテック 株式会社日立国際電気

資料 STL/TTL 作 5-3 報告書作成に向けた検討提案 株式会社 NHK アイテック 株式会社日立国際電気 資料 STL/TTL 作 5-3 報告書作成に向けた検討提案 1. 回線設計 ( 受信入力 ) 1. 受信入力 熱雑音 -119.7dBm ( 等価雑音帯域幅 80kHz 雑音指数 5dB) 外部雑音 -114.7dBm (ITU-R P.372-11に基づき算出 ) 雑音合計 -113.5dBm ( 上記の熱雑音と外部雑音の電力を合計 ) スレッシホルドC/N 31.5dB(64QAMの場合の熱雑音へのC/N

More information

<4D F736F F F696E74202D C092425F E591E48D8290EA93C195CA8D758B60816A96B390FC92CA904D82CC8DC5914F90FC2E >

<4D F736F F F696E74202D C092425F E591E48D8290EA93C195CA8D758B60816A96B390FC92CA904D82CC8DC5914F90FC2E > 仙台高専特別講義,2015 年 12 月 22 日 15:20~17:10 無線通信の最前線 安達文幸 内容 通信の歴史 携帯電話の世代交代 電波の有効利用 電波の伝わる仕組み 携帯電話がつながる仕組み 携帯電話の将来 東北大学大学院工学研究科通信工学専攻 E-mail: adachi@ecei.tohoku.ac.jp http://www.mobile.ecei.tohoku.ac.jp/ 2015/12/22

More information

通信概論2011第2-3週.ppt

通信概論2011第2-3週.ppt まずは : アナログ通信の信号と変調! まず音声 映像情報を電気信号に "! 電気信号を通信のためのキャリア変調 "! 振幅変調 (AM 変調 ) 搬送波 ( キャリア ) の信号強度包絡線を変化 DSB( 搬送波パワーを省略 ) パワー節約 SSB( 両翼サイドバンドを片翼に ) 周波数節約 " S/N はどうなる?! 位相変調 (PM) 周波数変調 (FM) あとで勉強します " アナログ伝送のための変調方式!

More information

Microsoft PowerPoint BSD概要とサービス(送付版rev1).ppt

Microsoft PowerPoint BSD概要とサービス(送付版rev1).ppt 資料 5-3 BS デジタル放送の概要とサービス 2007 年 3 月 13 日 NHK 技術局計画部 加藤久和 BS デジタル放送の成り立ち 放送は通信と異なり 全ての国が使う権利を主張 : チャンネルプラン 容易に隣接国に電波が漏れる : 国際的な取り決めが必要 ITUの国際無線通信会議 (WRC( 旧 WARC)) でルールを決める衛星放送で使われる周波数 : 第三地域 ( アジア オセアニア

More information

目次 1. ダイナミックレンジとは 不思議な体験 三つの信号の関係 測定 ダイナミックレンジまとめ

目次 1. ダイナミックレンジとは 不思議な体験 三つの信号の関係 測定 ダイナミックレンジまとめ ハムフェアイベントコーナー JAIA タイム 2015 初心者でもわかる!? ダイナミックレンジ大研究 ~ ダイナミックレンジって何だ??~ JAIA 技術委員会 1 目次 1. ダイナミックレンジとは 3-8 2. 不思議な体験 9-15 3. 三つの信号の関係 16-21 4. 測定 22-31 5. ダイナミックレンジまとめ 32-40 2 1. ダイナミックレンジとは 3 ダイナミックレンジとは

More information

パソコンシミュレータの現状

パソコンシミュレータの現状 第 2 章微分 偏微分, 写像 豊橋技術科学大学森謙一郎 2. 連続関数と微分 工学において物理現象を支配する方程式は微分方程式で表されていることが多く, 有限要素法も微分方程式を解く数値解析法であり, 定式化においては微分 積分が一般的に用いられており. 数学の基礎知識が必要になる. 図 2. に示すように, 微分は連続な関数 f() の傾きを求めることであり, 微小な に対して傾きを表し, を無限に

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 参考資料 2 ( 資料作 1-4) 公共ブロードバンド移動通信システムの海上利用について ( 第 1 回作業班ご指摘事項反映版 ) 平成 28 年 12 月 15 日公共ブロードバンド移動通信システム高度化作業班事務局 海上電波伝搬モデルの検討 1 海上電波伝搬モデルの検討については 陸上における電波伝搬モデルと比較し 回線設計や技術的条件の検討に必要なパラメータについて検討 検討にあたり 考慮すべき事項は以下のとおり

More information

<4D F736F F F696E74202D2091E F12D96B390FC92CA904D82D682CC899E97702E707074>

<4D F736F F F696E74202D2091E F12D96B390FC92CA904D82D682CC899E97702E707074> 電磁波工学 第 11 回無線通信システムと回線設計 ( 固定局通信 移動体通信 衛星通信 ) 講義ノート 柴田幸司 無線通信と回線設計 無線機器の信号 ( 電磁波 ) を空間に放射し 情報 ( デジタル アナログ ) を伝送する手法 --- 通信方式 ( 送受信点による分類 )--- 固定通信 マイクロ波 中継回線 (4,5,6G), 携帯電話のエントランス回線 (TV ラジオ放送) 移動体通信 携帯電話

More information

背景 オフィスや家庭での無線 LAN 利用に加えて スマートフォンの普及に伴い空港 駅や競技場 イベント会場におけるモバイルデータ オフロードが増えています さらに モノがインターネットにつながる IoT *2 (Internet of Things) などの進展によって 無線 LAN の通信量 (

背景 オフィスや家庭での無線 LAN 利用に加えて スマートフォンの普及に伴い空港 駅や競技場 イベント会場におけるモバイルデータ オフロードが増えています さらに モノがインターネットにつながる IoT *2 (Internet of Things) などの進展によって 無線 LAN の通信量 ( プレスリリース 報道関係各位 2018 年 3 月 29 日 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 (ATR) 株式会社モバイルテクノ 複数周波数帯の無線チャネルを用いて同時伝送を行う無線 LAN 技術の有効性を基礎実験により確認 ~ より高速で安定な無線 LAN 通信の実現を目指して ~ 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 ( 本社 : 京都府相楽郡精華町 ( けいはんな学研都市 ) 代表取締役社長:

More information

THE INSTITUTE OF ELECTRONICS, INFORMATION AND COMMUNICATION ENGINEERS TECHNICAL REPORT OF IEICE. UWB UWB

THE INSTITUTE OF ELECTRONICS, INFORMATION AND COMMUNICATION ENGINEERS TECHNICAL REPORT OF IEICE. UWB UWB THE INSTITUTE OF ELECTRONICS, INFORMATION AND COMMUNICATION ENGINEERS TECHNICAL REPORT OF IEICE. UWB -1 E-mail: seki@aso.cce.i.koto-u.ac.jp UWB SEABED SEABED SEABED,,, SEABED Application of fast imaging

More information

PowerPoint Presentation

PowerPoint Presentation ismart 設定方法と利用方法について Android 版 株式会社アイルネット 端末により 画面が異なる場合がございます 1. 設定方法 アカウント設定 p4~p9 パーク特番設定 p10 ワンタッチキー p11 その他設定 アプリ再起動 p12~13 2. 操作方法 電話の発着信 自己保留と転送 パーク保留 3. お困りの時 よくあるご質問 症状と対処方法 p15~p19 p21~p23 p24~p25

More information

外出先でもインターネット環境があればデジタルノード局の運用ができる WIRES-X ポータブルデジタルノード機能 ポータブルデジタルノード機能によって 旅行先の宿泊施設 空港 車両 Wi-Fi アクセスポイントなどからワイヤーズエックスのノード局やルームへの接続が可能となり 従来の HRI-200

外出先でもインターネット環境があればデジタルノード局の運用ができる WIRES-X ポータブルデジタルノード機能 ポータブルデジタルノード機能によって 旅行先の宿泊施設 空港 車両 Wi-Fi アクセスポイントなどからワイヤーズエックスのノード局やルームへの接続が可能となり 従来の HRI-200 外出先でもインターネット環境があればデジタルノード局の運用ができる WIRES-X ポータブルデジタルノード機能 ポータブルデジタルノード機能によって 旅行先の宿泊施設 空港 車両 Wi-Fi アクセスポイントなどからワイヤーズエックスのノード局やルームへの接続が可能となり 従来の HRI-200 を接続したフルスペックの楽しみ方に加え より簡易的で機動性の高いノード局の運用を行うことができます ポータブルデジタルノード機能には

More information

混沌系工学特論 #5

混沌系工学特論 #5 混沌系工学特論 #5 情報科学研究科井上純一 URL : htt://chaosweb.comlex.eng.hokudai.ac.j/~j_inoue/ Mirror : htt://www5.u.so-net.ne.j/j_inoue/index.html 平成 17 年 11 月 14 日第 5 回講義 デジタルデータの転送と復元再考 P ({ σ} ) = ex σ ( σσ ) < ij>

More information

Microsoft PowerPoint - DigitalMedia2_3b.pptx

Microsoft PowerPoint - DigitalMedia2_3b.pptx Contents デジタルメディア処理 2 の概要 フーリエ級数展開と 離散とその性質 周波数フィルタリング 担当 : 井尻敬 とは ( ) FourierSound.py とは ( ) FourierSound.py 横軸が時間の関数を 横軸が周波数の関数に変換する 法 声周波数 周波数 ( 係数番号 ) 後の関数は元信号に含まれる正弦波の量を す 中央に近いほど低周波, 外ほどが 周波 中央 (

More information

報道資料

報道資料 平成 24 年 3 月 27 日九州総合通信局 ホワイトスペース活用による UHF 帯広帯域無線伝送システムに関する調査検討会 報告書について 九州総合通信局 [ 局長 : 児玉俊介 ( こだましゅんすけ )] では ホワイトスペース活用による UHF 帯広帯域無線伝送システムに関する調査検討会 ( 座長 : 尾家祐二 ( おいえゆうじ ) 九州工業大学理事 副学長 ) を開催し このたび報告書が取りまとめられましたので

More information

OFFICEEDサービスのシステム開発

OFFICEEDサービスのシステム開発 6 LMMS は 発信者の OFFICEED 契約 ユーザ拠点ビル内 外での利用 判定後 図3 b ③ IP化対応無線ネ ットワーク制御装置 IP RNC IP 5 Radio Network Controller に発側接 OFFICEEDエリア 続要求を通知する 図 3 b ④ IP FOMA端末 IP BTS RNCにはIP BTS IP Base Transceiv 6 er Station

More information

例 e 指数関数的に減衰する信号を h( a < + a a すると, それらのラプラス変換は, H ( ) { e } e インパルス応答が h( a < ( ただし a >, U( ) { } となるシステムにステップ信号 ( y( のラプラス変換 Y () は, Y ( ) H ( ) X (

例 e 指数関数的に減衰する信号を h( a < + a a すると, それらのラプラス変換は, H ( ) { e } e インパルス応答が h( a < ( ただし a >, U( ) { } となるシステムにステップ信号 ( y( のラプラス変換 Y () は, Y ( ) H ( ) X ( 第 週ラプラス変換 教科書 p.34~ 目標ラプラス変換の定義と意味を理解する フーリエ変換や Z 変換と並ぶ 信号解析やシステム設計における重要なツール ラプラス変換は波動現象や電気回路など様々な分野で 微分方程式を解くために利用されてきた ラプラス変換を用いることで微分方程式は代数方程式に変換される また 工学上使われる主要な関数のラプラス変換は簡単な形の関数で表されるので これを ラプラス変換表

More information

15群(○○○)-8編

15群(○○○)-8編 4 群 ( モバイル 無線 )- 1 編 ( 無線通信基礎 ) 3 章ディジタル無線方式の基礎 概要 ディジタル無線方式では, システムに対応して信号のやりとりを行う論理的なチャネルを確立するアクセス方式が重要となる. このため電話音声中心のシステム, パケットデータ中心のコンピュータネットワークシステム, 放送システムなどの各システムでは, ネットワークの構造, トラフィック状況から最適なマルチプルアクセス技術及びデュープレックス技術を採用する必要がある.

More information

インターリーブADCでのタイミングスキュー影響のデジタル補正技術

インターリーブADCでのタイミングスキュー影響のデジタル補正技術 1 インターリーブADCでのタイミングスキュー影響のデジタル補正技術 浅見幸司 黒沢烈士 立岩武徳 宮島広行 小林春夫 ( 株 ) アドバンテスト 群馬大学 2 目次 1. 研究背景 目的 2. インターリーブADCの原理 3. チャネル間ミスマッチの影響 3.1. オフセットミスマッチの影響 3.2. ゲインミスマッチの影響 3.3. タイミングスキューの影響 4. 提案手法 4.1. インターリーブタイミングミスマッチ補正フィルタ

More information

出岡雅也 旭健作 鈴木秀和 渡邊晃 名城大学理工学部

出岡雅也 旭健作 鈴木秀和 渡邊晃 名城大学理工学部 ( ) Study of Access Control Method in Ad-hoc Networks that Prevents Hidden Terminal Problems using Strong Busy Tone Masaya Izuoka, Kensaku Asahi, Hidekazu Suzuki, Akira Watanabe(Meijo University) 1 2 IEEE802.11

More information

世界での接続機能を有するデバイス数の推移予測 様々な業界での IoT への注目 今後出現するアプリケーションやビジネスモデル 標準化やデバイス価格の低下などにより 接続デバイス数は増加すると予測 2022 年には合計 290 億のデバイスがネットワークに接続され そのうち 181 億以上は IoT

世界での接続機能を有するデバイス数の推移予測 様々な業界での IoT への注目 今後出現するアプリケーションやビジネスモデル 標準化やデバイス価格の低下などにより 接続デバイス数は増加すると予測 2022 年には合計 290 億のデバイスがネットワークに接続され そのうち 181 億以上は IoT 資料 AD 1-5 世界での接続機能を有するデバイス数の推移予測 様々な業界での IoT への注目 今後出現するアプリケーションやビジネスモデル 標準化やデバイス価格の低下などにより 接続デバイス数は増加すると予測 2022 年には合計 290 億のデバイスがネットワークに接続され そのうち 181 億以上は IoT デバイス (Wide-area IoT + Short-range IoT) Wide-area

More information

ひかり電話のラインアップと各サービスの概要 NGN/ ひかり電話網 NTT 東日本アクセスライン NTT 西日本アクセスライン NTT 東日本アクセスライン NTT 西日本アクセスライン NTT 東日本アクセスライン NTT 西日本アクセスライン NTT 東日本アクセスライン NTT 西日本アクセス

ひかり電話のラインアップと各サービスの概要 NGN/ ひかり電話網 NTT 東日本アクセスライン NTT 西日本アクセスライン NTT 東日本アクセスライン NTT 西日本アクセスライン NTT 東日本アクセスライン NTT 西日本アクセスライン NTT 東日本アクセスライン NTT 西日本アクセス 0ABJ-IP 電話で確保すべき品質とベストエフォート網との関係 平成 24 年 4 月 25 日 N T T 東 日 本 N T T 西 日 本 ひかり電話のラインアップと各サービスの概要 NGN/ ひかり電話網 NTT 東日本アクセスライン NTT 西日本アクセスライン NTT 東日本アクセスライン NTT 西日本アクセスライン NTT 東日本アクセスライン NTT 西日本アクセスライン NTT

More information

Microsoft Word - Stattext07.doc

Microsoft Word - Stattext07.doc 7 章正規分布 正規分布 (ormal dstrbuto) は 偶発的なデータのゆらぎによって生じる統計学で最も基本的な確率分布です この章では正規分布についてその性質を詳しく見て行きましょう 7. 一般の正規分布正規分布は 平均と分散の つの量によって完全に特徴付けられています 平均 μ 分散 の正規分布は N ( μ, ) 分布とも書かれます ここに N は ormal の頭文字を 表わしています

More information

Microsoft PowerPoint - aep_1.ppt [互換モード]

Microsoft PowerPoint - aep_1.ppt [互換モード] 物理計測法特論 No.1 第 1 章 : 信号と雑音 本講義の主題 雑音の性質を理解することで 信号と雑音の大きさが非常に近い状態での信号の測定技術 : 微小信号計測 について学ぶ 講義の Web http://www.g-munu.t.u-tokyo.ac.jp/mio/note/sig_mes/tokuron.html 物理学の基本は実験事実の積み重ねである そして それは何かを測定することから始まる

More information

RMS(Root Mean Square value 実効値 ) 実効値は AC の電圧と電流両方の値を規定する 最も一般的で便利な値です AC 波形の実効値はその波形から得られる パワーのレベルを示すものであり AC 信号の最も重要な属性となります 実効値の計算は AC の電流波形と それによって

RMS(Root Mean Square value 実効値 ) 実効値は AC の電圧と電流両方の値を規定する 最も一般的で便利な値です AC 波形の実効値はその波形から得られる パワーのレベルを示すものであり AC 信号の最も重要な属性となります 実効値の計算は AC の電流波形と それによって 入門書 最近の数多くの AC 電源アプリケーションに伴う複雑な電流 / 電圧波形のため さまざまな測定上の課題が発生しています このような問題に対処する場合 基本的な測定 使用される用語 それらの関係について理解することが重要になります このアプリケーションノートではパワー測定の基本的な考え方やパワー測定において重要な 以下の用語の明確に定義します RMS(Root Mean Square value

More information

.2GHz 帯及び TV ホワイトスペース帯における電波伝搬調査結果 (2) ) 見通し屋外電波伝搬調査 各周波数帯における到達距離およびダイバシティ効果 送受信間の距離や移動による影響を表 に示す場所で確認した 調査した結果 図 2で示すように 800MHz 帯 ホワイトスペース帯.2GHz 帯で

.2GHz 帯及び TV ホワイトスペース帯における電波伝搬調査結果 (2) ) 見通し屋外電波伝搬調査 各周波数帯における到達距離およびダイバシティ効果 送受信間の距離や移動による影響を表 に示す場所で確認した 調査した結果 図 2で示すように 800MHz 帯 ホワイトスペース帯.2GHz 帯で .2GHz 帯及び TV ホワイトスペース帯における電波伝搬調査結果 () 資料 3-3-3 電波伝搬調査結果 現行の800MHz 帯 TVホワイトスペース帯および.2GHz 帯の電波伝搬調査結果より.2GHz 帯で 急峻な落ち込みが認められる ( 図 参照 ) が ダイバーシティー受信効果により800MHz 帯とほぼ同等の伝搬特性が得られた 特定ラジオマイクでは 通常ダイバーシティーが採用されているが

More information

No89 地上デジタル放送受信機(その1・概説)

No89 地上デジタル放送受信機(その1・概説) Shu-chan の 放送ネットワーク道しるべ 東海道 ( 御油宿 ) テレビ放送 No89 < 地上デジタル放送受信機 ( その 1 概説 )> 今回から地上デジタル放送の受信機について8 回に亘り解説します 各回の受信機の内容は No44~No53 の テレビ放送電波はどんな形? にて掲載した送信電波と表裏一体の関係になります これらと照らし合わせながらお読み下さい 1 地上デジタル放送の規格

More information

周期時系列の統計解析 (3) 移動平均とフーリエ変換 nino 2017 年 12 月 18 日 移動平均は, 周期時系列における特定の周期成分の消去や不規則変動 ( ノイズ ) の低減に汎用されている統計手法である. ここでは, 周期時系列をコサイン関数で近似し, その移動平均により周期成分の振幅

周期時系列の統計解析 (3) 移動平均とフーリエ変換 nino 2017 年 12 月 18 日 移動平均は, 周期時系列における特定の周期成分の消去や不規則変動 ( ノイズ ) の低減に汎用されている統計手法である. ここでは, 周期時系列をコサイン関数で近似し, その移動平均により周期成分の振幅 周期時系列の統計解析 3 移動平均とフーリエ変換 io 07 年 月 8 日 移動平均は, 周期時系列における特定の周期成分の消去や不規則変動 ノイズ の低減に汎用されている統計手法である. ここでは, 周期時系列をコサイン関数で近似し, その移動平均により周期成分のがどのように変化するのか等について検討する. また, 気温の実測値に移動平均を適用した結果についてフーリエ変換も併用して考察する. 単純移動平均の計算式移動平均には,

More information

Microsoft Word - Chap17

Microsoft Word - Chap17 第 7 章化学反応に対する磁場効果における三重項機構 その 7.. 節の訂正 年 7 月 日. 節 章の9ページ の赤枠に記載した説明は間違いであった事に気付いた 以下に訂正する しかし.. 式は 結果的には正しいので安心して下さい 磁場 の存在下でのT 状態のハミルトニアン は ゼーマン項 と時間に依存するスピン-スピン相互作用の項 との和となる..=7.. g S = g S z = S z g

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 第 3 章通信の概念 システムLSI 設計 2018 10/19 石黒 1 of 48 内容 変調方式 アナログ変調 デジタル変調 ( スペクトルリグロース ) 移動体 RF 通信 多元接続方式 時分割 (TDD) および周波数分割 (FDD) デュプレクス 周波数多元接続 (FDMA) 時分割多元接続 (TDMA) 符号分割多元接続 (CDMA) 各種無線規格 2 of 48 iphone Xs

More information

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF322D338C9F93A289EF82C98CFC82AF82C48A F18D DC58F4989FC816A>

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF322D338C9F93A289EF82C98CFC82AF82C48A F18D DC58F4989FC816A> 資料 2-3 実験概要報告 ( 案 ) 共聴 / ケーブル地域におけるワンセグのあり方に関する検討会作業部会 目次 1 技術試験の概要 2 送信設備の特長と諸元 3 測定系統 4 実験結果 4-1. 結果概要 4-2. ギャップフィラー方式の結果 4-3. ワンセグ切り出し方式の結果 4-4. ワンセグ連結方式の結果 -1- 1 技術試験の概要 技術試験の目的 地上デジタルテレビ放送を電波ではなく有線共聴施設またはケーブルテレビ施設により視聴する地域は

More information

Title < 大学の研究 動向 > 衛星通信アクセス系における大容量データ伝送実験 Author(s) 森広, 芳照 ; 田野, 哲 ; 梅原, 大祐 Citation Cue : 京都大学電気関係教室技術情報誌 (2004), 14: 2 Issue Date 2004-12 URL https://doi.org/10.14989/57883 Right Type Departmental Bulletin

More information

エリクソンの5Gに対する展望と取り組み

エリクソンの5Gに対する展望と取り組み 5G Tokyo Bay Summit 技術ワークショップ 5G 無線伝送実証試験 エリクソン ジャパン ( 株 ) 5G トライアルサポートチーム伊藤昌嗣, 松本勝己, 大山隆, Jens Ostargren, 村井英志 アジェンダ 1. 5Gとは 2. 5G 無線伝送テストベッド 3. 5G 無線伝送実証試験 4. 展示コーナのご紹介 Gbps ~475 m 5G とは? 5グラムではありません!

More information

(Microsoft Word - 10ta320a_\220U\223\256\212w\223\301\230__6\217\315\221O\224\274\203\214\203W\203\201.docx)

(Microsoft Word - 10ta320a_\220U\223\256\212w\223\301\230__6\217\315\221O\224\274\203\214\203W\203\201.docx) 6 章スペクトルの平滑化 スペクトルの平滑化とはフーリエスペクトルやパワ スペクトルのギザギザを取り除き 滑らかにする操作のことをいう ただし 波のもっている本質的なものをゆがめてはいけない 図 6-7 パワ スペクトルの平滑化 6. 合積のフーリエ変換スペクトルの平滑化を学ぶ前に 合積とそのフーリエ変換について説明する 6. データ ウィンドウデータ ウィンドウの定義と特徴について説明する 6.3

More information

コンテンツセントリックネットワーク技術を用いた ストリームデータ配信システムの設計と実装

コンテンツセントリックネットワーク技術を用いた ストリームデータ配信システムの設計と実装 コンテンツセントリックネットワークにおけるストリームデータ配信機構の実装 川崎賢弥, 阿多信吾, 村田正幸 大阪大学大学院情報科学研究科 大阪市立大学大学院工学研究科 2 発表内容 研究背景 研究目的 ストリームデータ配信機構の設計 ストリームデータのモデル化 コンテンツの名前構造 ストリームデータの要求とフロー制御 ストリームデータ配信機構の実装 動作デモンストレーション 3 コンテンツセントリックネットワーク

More information