大臣からの序文 アジア インド太平洋地域における戦略バランスは加速的に変化しました 2013 年 4 月版国防 国家安全保障白書の中で指摘された 武力による脅威 と 脆弱性によるリスク は完全に表面化し その影響は国境を越えて一体化しつつ 私たちが直面する試練をさらに困難なものにしています 2015

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1 フランスおよびアジア太平洋地域の安全保障 Liberté Égalité Fraternité RÉPUBIQUE FRANÇAISE MINISTÈRE DE LA DÉFENSE

2 大臣からの序文 アジア インド太平洋地域における戦略バランスは加速的に変化しました 2013 年 4 月版国防 国家安全保障白書の中で指摘された 武力による脅威 と 脆弱性によるリスク は完全に表面化し その影響は国境を越えて一体化しつつ 私たちが直面する試練をさらに困難なものにしています 2015 年と 2016 年にフランスおよびヨーロッパの中心を襲ったテロリズムは アジアとオセアニアも巻き込んでいます テロを行うジハーディストたちの活動は 憎悪に満ちたイデオロギーを拡散させつつ地域の国々の安全を脅かす戦闘員たちを勧誘しています 北朝鮮は 国連安全保障理事会の決議に背き 核実験と弾道ミサイル発射実験を行い 国際社会を挑発しています 南シナ海の緊張に対し 民間および軍事レベルで屈指の海事大国であるフランスは 航行の自由の原則を貫き 海洋空間の安全保障に貢献し 海洋法に関する国際連合条約の一律の適用を推し進めています 気候変動の影響は 特にインド太平洋地域において顕著です 海面上昇 異常気象の頻度とその猛威の増加 および海洋生態系の混乱は 既に幾つかの国々の社会経済的発展を妨げています つまり 経済的ダイナミズム 人口増加および技術革新の中心であるアジア インド太平洋地域は 地政学的には脆さを併せ持つ包括的繁栄の源なのです よってこの地域の安全保障は非常に重要ですが それは多国間ベースの上に作られた規則の遵守および対話の上に成り立つ国際秩序の一環を成すものでなければなりません 安全保障理事会常任理事国であるフランスは 世界の中のこの地域において特別な地位を占めています フランスはその領土と国民からインド洋および太平洋の沿岸国であり そこには国家主権およびプレゼンスのための軍が常駐し 国家の利益を守るとともに オーストラリア アメリカ インドまたは日本といったパートナー国と共に地域の安定に貢献しています こうした国々との長年の関係は強化されつつあり フランスはあらゆる面で地域の安全保障に参加し続けます 未来の潜水艦 12 隻の建造をフランスに依頼したオーストラリアの歴史的選択は この 2 国の戦略的パートナーシップにおいて決定的な前進を刻むものです フランスは 2015 年の軍事計画法改正に際し 自国の軍事力に投資し それを脅威の変化に適合させる意志を改めて明確にしました この脅威には国際協力が益々必要不可欠なものとなっています 本資料は 2014 年春に同タイトルで発表されたものの改訂版です 前回のものと同様 アジア太平洋地域におけるフランスの防衛 安全保障政策を紹介するものです この継続性は 私たちの共通の安全保障のために有効な相互依存および共同活動を発展させるというフランスの長期的な強い決意を証明しています ジャン = イヴ ル ドリアン

3 フランスとアジア太平洋地域の安全保障 ヨーロッパのパートナー諸国と同様 フランスはアジアの強国間の潜在的な紛争の脅威に直接晒されてはいませんが しかしやはり様々な理由で非常に直接的に関わっています 国連安全保障理事会常任理事国および国連軍司令部軍事休戦委員会 (UNCMAC) メンバーであるフランスは インド洋および太平洋においてプレゼンスのある大国のひとつです またフランスは 世界におけるこの戦略的地域の安全保障に関して中心的役割を果たすアメリカの同盟国でもあります この地域でのフランス企業および在留フランス人の数は増加していて 今後のフランスの繁栄はアジア太平洋地域のそれと切り離すことはできません 国防 国家安全保障白書 2013 p.36 アジア太平洋地域では 2000 年代のグローバル化の加速に伴い 密売や危機などの領域が混在する 安全保障の連続体 が確立されました そしてそうした領域は ときに外国由来の過激主義のイデオロギーに影響を受けやすく あるいは頻繁に気候変動の影響に厳しく晒されています 国際的テロリズムはフランス ヨーロッパおよびアジア太平洋地域の私たちの大部分のパートナー諸国に脅威を与えています 南 東南アジアは今日においてアル カーイダやダーイシュ ( イスラム国 ) などの複数の活動組織が過激化する地域になっています テロリストグループ間の高まる連携とそのうちの幾つかのグループの超国家的性格により その脅威は拡散しています フランスは 国際的なテロとの戦いにおいてアジア太平洋地域の国々と協力し アフリカや中近東における作戦地域の最前線で活動しています 北朝鮮が実施した弾道ミサイル発射や核実験は 朝鮮半島の平和的再統一の展望を遠ざけ 核兵器拡散の新たなリスクを生み出しています 強国間の対立と軍事力の集中が根強い歴史的緊張と一体化する北東アジアの安定は アメリカの決然たる参加にも拘わらず不安定なままです フランスは 世界および地域の平和と安全のために国連安保理において決定的な影響を与え続けます 南シナ海においては 大規模な人工島造成工事に加え領有権を争う諸島の軍事化が現状を変化させ 緊張を高めています こうした性質の一方的なイニシアティブは 国際秩序の原則の再検討を必要とさせ 航海 航空の安全を脅しかねないものです フランスはこの地域の 海 空域航行権を定期的に行使しています フランスの艦艇 航空機の航行は 海洋法に関する国際連合条約の規定に則り 全ての海洋とその上空域の合法的で自由かつ障害のない使用を貫く姿勢を反映しています それは同様に威嚇 強制または力による手段の使用に対しフランスの断固とした反対も表しています 気候変動による脅威の相乗的影響はアジア太平洋地域に直接関係しています 最も脆弱な国々は経済成長の見通しの大幅な低下に直面し 最も強靭な国々はその規模または力により戦略地政学的利益を享受するでしょう 脆弱性によるリスク ( 過激主義の増加 気候による人口移動 自然災害による人道危機 ) は 力による脅威 ( 水と農産物獲得のための脅迫 戦略的海域の掌握 ) と一体化する可能性があります フランスは 自らも沿岸の強国であるインド太平洋へ戦略的重心を調整しつつあります フランスの領土は 南インド洋にマイヨット レユニオン エパルス諸島 フランス領南方 南極地域があり 太平洋にはヌーヴェル = カレドニー ( ニューカレドニア ) ワリス エ フトゥナ フランス領ポリネシア クリッパートンを有します 海外領土駐留部隊およびインド太平洋地域の常設基地は フランスをヨーロッパ諸国の中で唯一の存在となし得ています フランスとオーストラリアの防衛関係の強化は 両国の高まる関心の一致と民主的価値の共有に支えられています この関係強化は戦略的 作戦的および産業的プランとして具体化するでしょう 2

4 アジア太平洋地域におけるフランス アジア太平洋地域のフランス人駐在者 :130,000 人 3,000 人未満 3,000~10,000 人未満 10,000 人以上 アジア太平洋地域からの対内直接投資ストック (2012 年 ) 180 億ドル アジア太平洋地域への対外直接投資ストック (2012 年 ) 750 億ドル クリッパートン島 ワリス エ フトゥナ マルキーズ諸島 マイヨット エパルス諸島 レユニオン ニューカレドニア ソシエテ諸島 ツアモツ オーストラル諸島 クロゼ諸島 ケルゲレン諸島 アムステルダム島 サン = ポール島 フランスの排他的経済水域 (EEZ) フランス国民 1,500,000 人 ( 合計 )

5 めざましい再軍備で変わりゆく戦略的状況 アジアにおける軍備競争の激しさは 第一にこの大陸を分断する対立を反映しています この点に関しては 長引く主権争い 増大する軍事費およびナショナリズムが重なり合い アジアに不安定化のリスクを与えているということも完全には無視できません またこのリスクは この地域を世界経済の原動力となしえた経済成長が急減速すれば深刻化するでしょう 国防 国家安全保障白書 2013 p.36 アジアの主張は 主に防衛 安全保障システムの現代化の加速に表れています 国家間の緊張の持続 グローバルなリスクと脅威の増加がこの動きを説明しています 特に 20 世紀の紛争の遺産は 朝鮮半島 ロシアと日本の間 台湾海峡などにおいてまだ清算されておらず 東南アジアでの多くの領土紛争は 公然の衝突に至る可能性のある緊張を生み出しています アジアはヨーロッパ連合 (EU) の最大の貿易相手国となっていますが アジア太平洋地域でのいかなる危機や紛争も ヨーロッパおよびフランス ( 輸出 : 世界 6 位 投資 : 世界 5 位 ) の利益を深刻に侵害する可能性があります グローバル化は その規模と価値の面において 海底 ( ケーブル ) 海上および地上のルートを通るデジタルデータと貨物の流れの増加に表れており そのコントロールは戦略的重要性を帯びています 情報ネットワークの拡大および自由貿易協定の増加は競争空間を拡大させ ヨーロッパ アジアおよびオセアニア諸国の軍事力は 今後はアフリカから極東までの広大な空間の中で アメリカも含めて互いに付き合うことになります 幾つかの国の軍は 様々な協約の枠内において テロとの戦い 大量破壊兵器 (WMD) およびその媒体の拡散防止 海洋安全保障 自然災害時の支援 救助任務に貢献しています しかし同時に 東シナ海と南シナ海での緊張および北インド洋での軍事展開の高まりは 関係する様々な活動者間の警戒心を増幅させる 海洋安全保障に有害な環境を作り出しています フランスは 航行の自由に関する強い表明を軸に ヨーロッパ連合 (EU) および G7 の一体性を支持しています 科学技術の進歩は 新たな機会を生み出しますが 新たなリスクも生み出します 海底資源へのアクセシビリティ 戦力投射能力の拡大とそれと同時の進入阻止能力の拡大 サイバー空間および衛星施設の重要性は アジア太平洋地域の国家間対立を煽る可能性があります こうしたリスクと緊張を緩和するために ASEAN* 地域フォーラムなどの新たな多国間協議の手段が生み出されました しかしながらそれは 地域が紛争の防止と平和的解決の確実なメカニズムを整え 共通のリスクと脅威に対する行動力を備えるよう発展を遂げる必要があります 年次開催の ASEAN 国防相会議 (ADMM) 拡大 ASEAN** 国防相会議 (ADMM プラス ) そして経済 社会文化 政治 安全保障の 3 つを柱とする 2015 年 12 月発足の ASEAN 共同体 は 地域の安全保障構造を作り上げる努力を行っており フランスはそれに支援と貢献ができることを願っています フランスは ADMM プラスと密接な関係を築くことで 国連安保理常任理事国としての経験 作戦上のノウハウ そしてインド太平洋地域全体における国際法の尊重を基礎とした平和と安全な空間の構築に対し大きな貢献をもたらすでしょう オーストラリアとの潜水艦分野における優れた長期的パートナーシップを作り上げた戦略的選択がそれを物語るように フランスは地域の安全保障のために決然と務めを果たし続けるでしょう * 東南アジア諸国連合 ** オーストラリア 中国 アメリカ インド 日本 ニュージーランド 韓国 ロシアを加える (2016 年 ) 4

6 アメリカ 597 インド 48 中国 145 フランス 47 日本 41 韓国 33 オーストラリア 23 シンガポール 9.7 インドネシア 7.6 アジアの安全保障環境 ロシア 700 アジア オセアニア地域への国防予算 2015 年 ( 現行 10 億米ドル ) 600 カザフスタン モンゴル 500 ウズベキスタン トルクメニスタン アフガニスタン キルギスタン タジキスタン カシミール 中国 北朝鮮日本独島 / 竹島韓国 千島列島 / 北方領土 パキスタン ネパールアルナチャル ブータンプラデシュバングラインドデシュベトナムミャンマーラオス スリランカ タイ カンボジア マレーシア シンガポール 西沙諸島 南沙諸島 ブルネイ 台湾 尖閣諸島 / 釣魚島 フィリピン アメリカ空母 グアム島 パラオ ミクロネシア マーシャル諸島 出典 : Military Balance 2016 国際戦略研究所 (IISS) ディエゴ ガルシア島 インドネシア 東ティモール パプアニューギニア ソロモン諸島 ナウル ツバル サモア キリバス バヌアツ フィジー 紛争地域 オーストラリア トンガ 核兵器保有国 核兵器を保有する核兵器不拡散条約 (NPT) 未加盟国 NPT から脱退した核拡散国 国境紛争地帯 1- パキスタンが実行支配しインドが領有権を主張する地域 2- インドが実効支配しパキスタンが領有権を主張する地域 3- 中国が実効支配しインドが領有権を主張する地域 ニュージーランド 国境閉鎖地帯 アメリカ軍駐屯地 5

7 フランスの防衛 安全保障の意義 アジアはグローバル化の中で決定的な役割を果たしています 今日の世界成長を牽引する中心地域であるとともに 緊張と紛争のリスクが最も高い地域の一つでもあります この観点から フランスとヨーロッパにとって アジアへの海上アクセス経路であるインド洋の安全保障は優先問題です 国際貿易の中継地域であるインド洋は アメリカ アジアおよびヨーロッパ海軍の常駐がそれを証明する通り 世界的な戦略問題の中心に位置します ヨーロッパ連合 (EU) の初めての大規模な海軍作戦が海賊行為に対するアタランタ作戦であることが フランスだけでなくヨーロッパにとってこの海洋が帯びる優先性を物語っています 国防 国家安全保障白書 2013 p.57 フランスは 海外県 海外自治体 ( 各地域環境に徐々に同化している ) と世界屈指の海軍を有していることで 地球上の全ての海洋に存在しています その領土と国民 ( 太平洋地域に 50 万人 インド洋地域に 100 万人以上 ) の保護は フランスにとって第一の義務です またフランスは アジア太平洋地域の国々に暮らす駐在員の保護を保証する義務もあります その人数は過去 20 年間で 220% 増加し 2014 年には 13 万人を超え この数字はサブサハラアフリカ地域に居住するフランス人人口とほぼ同じです フランスは アメリカに次ぐ世界第 2 位の排他的経済水域 (1100 万km2 ) 主に太平洋地域 (62%) とインド洋地域 (24%) で構成される を有しますが その壊れやすい環境と それが蓄える莫大な漁労 鉱物 エネルギー資源の保護に対する責任も負っています フランスは この地域に駐屯し防衛 安全を担う軍のおかげで 自国民および領土の保護を確実に遂行しています この地域で定期的に発生する自然災害時に展開される多くの救助任務がそれを証明しています 2012 年 12 月には サイクロン エヴァン がワリス エ フトゥナ サモア諸島およびフィジーを直撃した後 フランスは当該地域に駐屯する空軍を出動させ救急援助作戦に貢献しました より最近では 2013 年 11 月の台風 ハイヤン 2015 年 3 月のサイクロン パム 2016 年 2 月のサイクロン ウィンストン の通過後 フィリピン バヌアツおよびフィジーの人々に対し民間 軍事援助を行いました フランスの外交 安全保障政策は 単なる国家利益保護の枠を超えるものであり 国連安保理常任理事国として 国際安全保障分野における包括的責任を負っています そのためにフランスは 今日僅かな国にしか与え られていない 包括的で自立した評価 行動能力を備えています 宇宙 海洋 航空分野に強く 屈指の諜報手段を有し 大規模な戦力投射プラットフォームを備えるフランスは その同盟国およびパートナー諸国と共にあらゆる面において国際安全保障に貢献することができます この完全な能力スペクトルにより フランスは 核拡散 国際テロ 海賊行為 組織犯罪 密売 ( 麻薬 兵器など ) に対する戦いに関するものを含むあらゆる種類の作戦を予測し 計画し 実践することができるのです フランスは 国連の委任下において ( 年カンボジア 1953 年以来朝鮮半島での国連軍司令部軍事休戦委員会など ) あるいはヨーロッパのパートナー諸国と共に ( インド洋におけるアタランタ作戦 ) NATO 同盟国と共に ( 年アフガニスタンでの国際治安支援部隊 ) 国際同盟の枠組みにおいて (2015 年以来アラビア / ペルシア湾からのダーイシュ ( イスラム国 ) に対する海 空軍作戦 ) 隣国のパートナーであるオーストラリアおよびニュージーランドと共に (FRANZ 協定に従ったサイクロン後の介入 ) 国として (2004 年 12 月インド洋での津波 ) 様々な分野に渡り積極的かつ責任を持って真剣に活動してきました 6

8 フランス軍の活動 フランス 国連または NATO の枠内での軍事作戦 UNIFIL 1978~ シリア レバノン イラク シャマール作戦 2014~ ( レバント ) イエメン RESEVAC アフガニスタン ISAF 2001~2014 空母戦闘群 ~ カンボジア UNAMIC UNTAC 1991~1993 UNCMAC 1953~ ハイヤン ( ) フィリピン 自然災害後の救助作戦 在外自国民保護活動 ( ) マイヨット アタランタ作戦 2008~ 津波 2004~2005 アチェ監視団 2005~2006 インドネシア INTERFET 1999~2000 東ティモール ワリス エ フトゥナ マルキーズ諸島 エパルス諸島 トロムラン島 レユニオン パム ( ) フィジーバヌアツウィンストン ( ) ニューカレドニア ソシエテ諸島 ツアモツ オーストラル諸島 アムステルダム島サン = ポール島 クロゼ諸島 ケルゲレン諸島 7

9 アジア太平洋地域におけるフランスの国際的関与 この地域でのアメリカ軍のプレゼンスの強化は アジアにおける緊張の緩和に貢献し 紛争の平和的管理を行うことを目的とした安定化手段の確立を助けうるものです しかし アメリカの関与が 国連安保理常任理事国であり 東南アジア友好協力条約の締結国であるフランスの責任を軽減するものではありません フランスは ASEAN 地域フォーラム (ARF) におけるヨーロッパ連合 (EU) の役割に参加し 安全保障に関する地域組織と共に活動を深めることを願っています フランスは 特に韓国および日本を含む地域の全ての国々と信頼関係を維持しています フランスは日本の常任理事国入りを支持しています 私たちの国にとって アジア地域の安定と航行の自由は 外交および経済の優先的課題です フランスは同盟国と協力し 危機の勃発に際し適切なレベルの政治および軍事的貢献をもたらすでしょう 国防 国家安全保障白書 2013 p.58 政治および安全保障上の複数の条約および関与が フランスをアジア太平洋地域に結びつけています : 日本国との平和条約 通称 サンフランシスコ条約 1951 年 9 月 8 日調印 朝鮮戦争休戦協定 1953 年 7 月 27 日調印 ; フランスは国連軍 (UNC) および国連軍司令部軍事休戦委員会 (UNCMAC) 連立の参加メンバーです 東南アジア集団防衛条約 通称 マニラ条約 1954 年 9 月 8 日調印 ; 本条約により設立された軍事組織である東南アジア条約機構 (SEATO) は 1977 年に解散しましたが 本条約は現在も効力を有します 東南アジア友好協力条約 通称 バリ条約 1976 年 2 月 24 日調印 ; フランスは 2007 年 1 月に加盟しました フランスは アジア太平洋地域においてミャンマー 中国 北朝鮮およびタイに対して適用されている 国連安全保障理事会およびヨーロッパ理事会が決定した経済制裁およびその他の制限措置を遵守しています また ダーイシュ ( イスラム国 ) タリバンおよびアル カーイダと関係を持つ組織や個人に対する措置も支持しています 国際テロに対する戦いにおいてフランスは 2014 年来 特に 外国人戦闘員 現象を抑止し消滅させるための努力の連携に貢献するため アジアとオセアニアの重要なパートナーたちと特別な関係を築いて来ました フランスは アジアとオセアニアの国々と緊密に連携しながら 大量破壊兵器およびその媒体の拡散防止のための様々な条約や制度 ( 核兵器不拡散条約 (NPT) 化 学兵器禁止条約 (CWC) 生物兵器禁止条約 (BWC) ミサイル技術管理レジーム (MTCR) 原子力供給国グループ (NSG) オーストラリア グループ ワッセナー アレンジメント 拡散に対する安全保障構想 ) の下で特に活発に活動するメンバーです フランスは 自然災害に襲われた太平洋の島嶼国に対する民間および軍事支援の連携を目的に 1992 年 12 月 22 日にオーストラリアおよびニュージーランドと FRANZ 協定を結びました またフランスは アメリカ オーストラリアおよびニュージーランドと共に構成する 4 カ国防衛連携グループ (QUAD) のメンバーであり その目的は 太平洋地域の特に海洋分野における安全保障に関わる努力を連携することと 島嶼国が彼らの天然資源 特に漁労に対し健全で持続可能な管理ができるよう支援を行うことです フランスは 気候変動に関する国連会議 COP21* において 初めて参加国全員による気候のための合意を得るために尽力し その協定は 2015 年 12 月 12 日にパリにおいて 195 カ国とヨーロッパ連合 (EU) による全会一致で採択されました またこれに先立つ 2015 年 10 月には オーストラリア 中国 インド 日本 パプアニューギニア フィリピン シンガポールを含む 33 カ国の防衛担当閣僚ならびに国連およびアフリカ連合代表が集まり 気候変動が与える防衛 安全保障上の影響について話し合う第 1 回大臣級国際会議がパリで開かれ 同テーマについて互いの分析を交換しました フランスはこうした推進力の中で インド太平洋地域の環境安全保障に関する努力を継続し 深めていくつもりです * 2016 年 4 月 22 日 ニューヨークの国連本部において 175 の当事者 (174 カ国およびヨーロッパ連合 ) がパリ協定に署名しました 署名開始日としては歴史的記録となっています 8

10 国際協定 ロシア カナダ フランス モンゴル アメリカ合衆国 アフガニスタン 中国 北朝鮮 韓国 日本 パキスタン インド バングラデシュミャンマー スリランカ ラオスベトナムタイフィリピンカンボジア マレーシアブルネイシンガポール 北マリアナ諸島 USA グアム島パラオミクロネシア マーシャル諸島 ハワイ USA クリッパートン島 インドネシア 東ティモール オーストラリア パプアニューギニア ナウル ソロモン諸島バヌアツ ツバル ワリス エ フトゥナ フィジーニューカレドニア キリバス トケラウ NZ サモアアメリカ領サモアトンガ USA ニウエ NZ クック諸島 NZ 4 カ国防衛連携グループ (QUAD) FRANZ 協定東南アジア友好協力条約拡散に対する安全保障構想 (PSI) のオペレーション専門家会合 (OEG) メンバー PSI の基本原則に同意している国国連軍 (UNC) 参加国太平洋共同体 (26 カ国 地域 ) 太平洋諸島フォーラム (16 カ国 + 準メンバー ) 経済制裁国 ( 国連またはヨーロッパ連合 ) 9 ニュージーランド

11 アジア太平洋地域におけるフランス軍の活動 2015~2016 年 カザフスタン カーン クエスト (25 カ国 ) FFDJ ジブチ駐留フランス軍 1,350 人 FFEAU アラブ首長国連邦フランス軍 700 人 マイヨット ウズベキスタン トルクメニスタン アフガニスタン キルギスタン タジキスタン パキスタンヴァルナガルーダシャクティ (2 カ国間 ) インド モルディブ ネパール スリランカ ブータン バングラデシュ ミャンマーラオス コブラ ゴールド (24 カ国 ) タイ モンゴル 中国 ベトナム カンボジア マレーシア シンガポール コモド (20 カ国 ) ブルネイ インドネシア 北朝鮮 韓国 台湾 フィリピン 東ティモール 日本キー リゾルブ (9 カ国 ) ウルチ フリーダム ガーディアン (9 カ国 ) パラオ グアム島 (USA) ミクロネシア パプアニューギニア オーストラリア フランス領 主要な防衛パートナー エパルス諸島 レユニオン FAZSOI 南インド洋管区フランス軍 1,900 人 ピッチブラック (9 カ国 ) カカドゥ (17 カ国 ) 700 人 その他の防衛パートナー 国防武官 非居住の国防武官フランスが参加する軍事演習 サン = ポール島アムステルダム島 住民への救援作戦 2015~2016 年の主要な寄港地 クロゼ諸島 10 ケルゲレン諸島

12 アジア太平洋地域におけるフランス軍の活動 2015 カナダ アメリカ合衆国 環太平洋合同演習 (23 カ国 ) パシフィック パートナーシップ (10 カ国 ) マーシャル諸島 クリッパートン島 ナウル キリバス ソロモン諸島 ツバル クルクル (15 カ国 ) ワリス エ フトゥナサモアバヌアツフィジークック諸島 ニューカレドニア トンガ FANC ニューカレドニア駐屯フランス軍 1,800 人 赤道 15(13 カ国 ) 南十字星 (15 カ国 ) カストール (4 カ国 ) ニュージーランド サザン カティポ (10 カ国 ) ツアモツ ソシエテ諸島 タファクラ (4 カ国 ) マルキーズ諸島 オーストラル諸島 FAPF フランス領ポリネシア駐屯フランス軍 1,000 人 11

13 フランス軍の重要なプレゼンス 資源獲得に関する緊張状況の中 フランスは海外領土においてその主権を主張し その利益を守ることができなければなりません それはフランスがいかなる領土をも侵害する脅威に対し 監視 制御 そして必要に応じて軍事的行動ができなければならいことを意味します 非国家形体である可能性が高いこの脅威には 軍事力の可視的かつ抑止的なプレゼンスが必要です 可能性はより低いものの この脅威が国家的である場合 フランスは適切な介入手段を迅速に実行に移すことができなければならないでしょう それは当地の入り口 ( 港や空港 ) 保護と複数の軍事能力のプレゼンスであると考えます 国防 国家安全保障白書 2013 p.110 インド太平洋におけるフランス軍のプレゼンスは 防衛 安全保障の必要性に適応したものです この区域全体に 人の兵士が常時配置されており その内訳はインド洋に 人 太平洋に 人および作戦展開中の海軍が 700 人です この軍事力は フランス領土の保護と安全および排他的経済水域の管理を監視しています また 住民救助作戦 密売との闘い 海洋における国の活動 任務 およびあらゆる分野における防衛協力活動でも活躍しています 北インド洋において アラブ首長国連邦およびジブチの駐留軍 (FFEAU および FFDJ) は ラファール戦闘機 6 機 (UAE) ミラージュ 2000 機 4 機 ( ジブチ ) ヘリコプター 8 機 輸送機 1 機 支援艇 2 隻を配備しています フランス本国を基地としこの地域で作戦を展開する戦艦は 機雷戦争 投射 指揮艦または空母シャルル ド ゴールを軸に構成する空母戦闘群を中心とした強襲揚陸部隊など 自立した任務またはタスクフォースの枠内での任務を遂行しています 南インド洋のレユニオンとマイヨットに分かれ駐留するフランス軍 (FAZSOI) は 監視フリゲート 2 隻 軽輸送艦 1 隻 哨戒艇 2 隻 戦略輸送機 2 機 ヘリコプター 2 機を配備しています 太平洋のヌーヴェル = カレドニー ( ニューカレドニア ) およびフランス領ポリネシアのフランス軍 (FANC および FAPF) は 監視フリゲート 2 隻 哨戒艇 4 隻 多任務艦 2 隻 海上監視機 5 機 戦略輸送機 4 機 ヘリコプター 7 機を配備しています またフランスは アジアとオセアニアの 33 カ国において認められた居住 非居住の 18 人の国防武官 ( ミリタリー アタッシェ ) が緊密なネットワークを維持し 彼らは (2016 年春から中国 インドおよびオーストラリアの ) 副国防武官 軍用装備 武官 常任軍事協力者およびアメリカ太平洋軍 (USPACOM) 連絡士官らと協力して 防衛に関する全ての分野における 2 国間協力を発展させています フランス海軍士官一名が アジアの海上経路の監視を目的とした在シンガポールの地域センターである情報統合センター (IFC) に在籍しています 彼はまた 支援任務の軍事的側面を処理する目的で 2014 年 9 月の設立以来 IFC と共同で所在する地域人道支援 災害救助調整センター (RHCC) の連絡士官の職務も果たしています 軍事政治面では フランスは南太平洋防衛相会談 (SPDMM) に加え アジア太平洋地域の安全保障に関わる国の防衛担当閣僚たちが毎年集まるシャングリラ会合にも参加しています フランスはヨーロッパ連合 (EU) を通して ASEAN 地域フォーラムにも参加しています 軍事面では USPACOM が主催するアジア太平洋諸国参謀総長等会議 (CHOD) 年次開催のアジア太平洋地域情報部長等会議 (APICC) などが 必須の活動となっています 屈指の海軍力を有するフランスは インド洋および太平洋における海洋問題を専門とした様々な地域協力組織にも参加しています ( インド洋海軍シンポジウム 北太平洋海上保安フォーラム 西大平洋海軍シンポジウムなど ) またフランスは インド洋委員会の創設メンバーであり 環インド洋連合対話パートナーでもあります 12

14 フランス軍のプレゼンス フランスが参加する対話会議 FFEAU アラブ首長国連邦フランス軍 海軍基地 ウズベキスタン トルクメニスタン アフガニスタン カザフスタン パキスタン キルギスタン タジキスタン インド ネパールブータン モンゴル 中国 バングラデシュベトナムミャンマー 北朝鮮韓国台湾 日本 SPDMM: 南太平洋防衛相会談 JIDD: ジャカルタ国際防衛ダイアログ プトラジャヤ フォーラム シャングリラ会合 SDD: ソウル防衛対話 APICC: アジア太平洋地域情報部長等会議 CAEX: オーストラリア陸軍本部長会議 CHOD: アジア太平洋諸国参謀総長等会議 IONS: インド洋海軍シンポジウム IORA: 環インド洋連合 MPAT: 多国籍立案増強チーム PACC: 太平洋地域陸軍参謀総長等会議 PCGF: 太平洋海上保安フォーラム QUAD:4 カ国防衛連携グループ WPNS: 西太平洋海軍シンポジウム FFDJ ジブチ駐留フランス軍 ラオスタイカンボジア フィリピン グアム島 ハワイ 1, スリランカ マレーシア ブルネイ モルディブ FAZSOI 南インド洋管区フランス軍 シンガポール インドネシア 東ティモール パプアニューギニア FAPF フランス領ポリネシア駐屯フランス軍 1, マイヨット 1, バヌアツ ワリス エ フトゥナ フィジー フランス領ポリネシア フランス領国防武官 レユニオン オーストラリア ニューカレドニア FANC ニューカレドニア駐屯フランス軍 トンガ 非居住の国防武官装備武官フランス人連絡士官 -USPACOM サン = ポール島アムステルダム島 1, フランス人連絡士官 - 情報統合センター 国内基地国外基地 ニュージーランド 2015~2016 年の主要な寄港地 ケルゲレン諸島 13

15 信頼できる 強力な防衛協力のためのパートナー フランス インド洋沿岸の強国であるフランスは インドとの優遇的関係の発展により強められた特別な役割をそこで果たしています 1998 年に結ばれた戦略的パートナーシップが 2 国の主要利益に関わる分野での協力を可能にしています フランスは 国連安全保障理事会を改革し インド [...] が新しい常任理事国になること支持しています 太平洋の中でフランスは 同地域に存在する政治上および海軍の強国としての責任をしっかりと果たしています フランスは 2012 年にオーストラリアと戦略的パートナーシップの合意を締結しました それは 太平洋およびインド洋に関わる多くの国際的および地域的問題に対し 両国の高まる関心の一致を強調するものです またそれは フランス軍のプレゼンスによるこの地域の国々の利益の更新も認めるものです フランス軍のプレゼンスは 同地域の諸国にとって安定の要素になることに加え 特に自然災害時において フランス海外領土に既に配備されている国家的手段により迅速な支援が可能とみなされています 国防 国家安全保障白書 2013 p.59 フランスは 地域の多くの国々と強固な関係を築き ( 次頁の地図参照 ) 国際的防衛 安全保障問題に関する側面を含む 戦略的パートナーシップ * を日本 (1995 年 2012 年に大臣級に引上げ ) 中国 (1997 年 ) インド (1998 年 ) インドネシア (2011 年 ) オーストラリア (2012 年 ) シンガポール (2012 年 ) ベトナム (2013 年 ) と結びました フランスは オーストラリアおよびインドと 共通の価値と利益を基礎とした戦略的対話 密接な軍事協力および特別な装備協力を中心に据えた 最大級のパートナーシップを築き上げました フランスとオーストラリアは既に中東 インド洋および太平洋において協力し 展開していますが 両国の戦略的関係は 2016 年 4 月にこれまでになく大きく前進しました これは地域全体の安全にも恩恵をもたらすでしょう またこの推進力は フランスとインドの関係においても 2 国間で毎年実施する大規模な海軍 ( ヴァルナ ) 空軍 ( ガルーダ ) 陸軍 ( シャクティ ) 合同演習に見られるような両国間の優遇的関係の強化にもつながるものでしょう 日本との関係は 日本における憲法解釈の方向により 今後増加する国際舞台での協力の見込みをもたらす 特別なパートナーシップ を結びました これらの国々にとってフランスは アメリカとの密接な連携という切り札と 戦略的自立を同時に持ち合わせています シンガポールとフランスは 防衛の研究 技術分野での 2 国間協力の継続的強化またはシンガポール空軍のフランスでの訓練を通して 信頼できる長期的パートナーシップを築こうとしています より最近ではマレーシアが 緊密な政治的対話 ( 大臣級防衛共同戦略上級委員会 ) およびマレーシアの潜水艦戦力の構築を実現した模範的な防衛協力を通して フランスの緊密なパートナーとなっています 南太平洋においては ニュージーランドと戦略的分析および利益の一致を基礎とした特別な関係を発展させています 隣国であるオーストラリアおよびニュージーランドと維持する関係を基に 2015 年にヌーヴェル = カレドニー ( ニューカレドニア ) において地域の海上監視のための 3 国大臣間会議を初めて開催しました 自然災害管理分野の評価能力が認められている太平洋駐留フランス軍は : - 太平洋および東南アジアのパートナー国が参加できる軍部間合同演習 南十字星 を隔年で組織しています 特に人道支援および在外自国民保護に関する相互実行可能性および能力強化を目的としています - アジア太平洋地域の 31 カ国の参謀総長により設立され USPACOM が組織する多国籍立案増強チームのプログラムの枠内におけるリフレクション ワークショップである テンペスト エクスプレスを定期的に受入れています 防衛協力は ヌメアおよびパペーテに駐留する監視フリゲートが行う寄港や フランス本土またはアラビア / ペルシア湾から来る空母戦闘群や揚陸艦群の定期的な展開 ( ジャンヌ ダルク艦隊 特別任務など ) に伴う寄港がもたらすもの以上に 同盟国やパートナー国が組織する海洋空間の安全 人道支援 自然災害被害住民支援および在外自国民の退避の領域に関する主要な地域的演習 計画への貢献を通して実現されます 構造的な面においての防衛協力は パートナー諸国の軍事力の構造化を支援するための評価 助言および訓練の分野における能力の共有を軸としています 国防省との協議の上 外務 国際開発省により考案 実施されているこの永続的協力は 危機の防止および脱却の分野も含みます 助言および訓練の役目とは 主にフランスの軍事機関への士官の受け入れ ( 毎年アジア諸国から 100 人ほどの研修生受け入れ ) 軍隊のための専門的任務の指導 および平和維持活動のための訓練センター支援に関するものです * 各戦略的パートナーシップは特別で それを締結した国により異なる名称をなすこともありますが いずれの場合も強力な政治協定です 14

16 防衛協力 ロシア カナダ カザフスタン ウズベキスタンキルギスタントルクメニスタンタジキスタン アフガニスタン パキスタン 主要な防衛パートナーその他の防衛パートナー構造的協力活動フランス主催の軍事演習 : 南十字星カストール インド フランスが参加する主要な軍事演習 : カーン クエストウルチ フリーダム ガーディアン 環太平洋合同演習 (RIMPAC) サザン カティポクルクル タファクラピッチブラックカカドゥパシフィック パートナーシップキー リゾルブ コブラ ゴールド 2 国間軍事演習 ( ヴァルナ ガルーダ シャクティ ) ネパールブータン スリランカ モンゴル 中国 バングラデシュミャンマーラオスタイベトナム カンボジア マレーシア シンガポール 韓国 ブルネイ インドネシア 台湾 北朝鮮 フィリピン 東ティモール 日本 オーストラリア グアム島 パラオ パプアニューギニア 15 ミクロネシア マーシャル諸島 ソロモン諸島バヌアツ ニューカレドニア ナウル ツバル ワリス エ フトゥナ フィジー ニュージーランド フランス サモア トンガ キリバス トケラウ (NZ) ニウエ (NZ) ハワイ クック諸島 (NZ) アメリカ合衆国

17 軍用装備協力分野の 革新的で信頼できる責任感のあるパートナー フランスは防衛協力によってインドネシア マレーシア シンガポール ベトナムなど地域の多くの国の安全保障に参加しています フランスは 活発な存在感 戦略的パートナーシップの発展および協力ネットワークの強化を通して政治的参加を強固なものにしています フランスにとって東南アジア第一 ( 中国と日本に次ぐ ) アジア第三の貿易相手国であるシンガポールとは 定期的な政治対話および緊密な防衛 安全保障協力を進めています 国防 国家安全保障白書 2013 p.58 世界第 6 位の経済大国であるフランスは 核抑止力 衛星 戦闘機 潜水艦 艦艇 戦車 戦闘車 あらゆる種類のミサイル C4ISR に貢献する全設備の自立的考案 製造能力が物語るように 完全で独立した軍事力を所有しています ヨーロッパで唯一のこの能力は 確実で革新的な産業力 大規模な軍事予算および民間 軍事国内研究開発支出 ( 世界 6 位 ヨーロッパ 2 位 ) に支えられています フランスは 世界第 5 位の軍用装備輸出国であり フランス製防衛設備品の販売が増加しているアジア諸国 (1998~2002 年の 12% に対し 2008~2012 年は 28%) の自衛能力の強化に貢献しています オーストラリア インド マレーシアおよびシンガポール ( 防衛研究 技術分野でのフランスの第 2 のパートナー ) が この分野における主要な協力パートナーですが アジア太平洋地域の他の多くの国々ともこの分野での関係を維持しています 装備分野に関するフランスの総合政策は 産業協力および技術 ノウハウ譲渡に関する豊かな経験とそのオープン化 ならびに訓練および兵站支援の分野における長期的サポートの供給を特徴としています これに関してフランスは オーストラリア シンガポール マレーシア インドネシア 日本などでの様々な装備品見本市に参加しています : アヴァロン ( オーストラリア国際航空宇宙 防衛展示会 ) パシフィック ( 国際海洋展示会 ) シンガポール エアショー LIMA( ランカウイ国際海洋 航空宇宙展示会 ) インド ディフェンス エクスポ & フォーラム MAST アジア ( 海上 / 航空システム 技術 ) など フランスの防衛設備品の輸出政策および産業 技術協力の実施は フランスが発展に取り組む戦略的パートナーシップおよび包括的関係に役立つ手段です これら設備上の特殊な性質により 他国へのフランス製装備品の販売は決して純粋な技術または商業的決定ではありません それは政治および戦略上の配慮に従い パートナー間の信頼関係に栄誉を与えるものです またフランスの輸出政策は 透明性 人権保護 国際的安定および倫理の原則にも基づいています 16

18 アジアおよびオセアニアにおける装備品に関するフランスの主要パートナー (2006~2015 年 ) 100 万 フランス製品受注の地理的内訳 2010~2014 年 アフリカ 4.4% ヨーロッパ 12.7% 億 億 億 アジア 億 インドマレーシア韓国シンガポールインドネシアオーストラリア その他 3.2% 南北アメリカ 10.8% 中近東 38.1% アジア 30.1% オセアニア 0.7% 億 オセアニア 出典 : 装備総局 / 国際開発局 (DGA/DI) 中近東 主要輸出国 - 市場内訳の推定 2010~2014 年 ( 受注年間平均 ) 億 納品内訳 2014 年 アフリカ 13% 南北アメリカ 11% その他 5% ヨーロッパ 17% 中近東 26% アジア 28% ヨーロッパアメリカロシアその他 年間平均 1,000 億 出典 : フランスの装備品輸出に関する 2015 年度国会報告書

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21 編集委員会 国際関係 戦略総局フィリップ エレラ ( 局長 ) パトリシア レウィン( 普及担当 ) ジェローム シャルドン中佐 ( アジア太平洋事務局長 ) マリアム ポントニ ( アジア太平洋任務担当 ) リュシー ルリヨン( 情報 通信課長 ) 国防情報通信委員会 (DICoD) ジェローム バロエ中佐 ( 出版事務局長 ) ジャン=シャルル ムジョー( アートディレクター ) イザベル アルノルド ( 編集部秘書 ) ジャン=フランソワ ミュニエ( 製作部長 ) グラフィックデザイン : クリスティーヌ ピローカバーデザイン : ジャン=シャルル ムジョ

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