南西諸島近海に分布する紅藻ソゾノハナを用いたジャガイモそうか病の防除

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1 関東東山病害虫研究会報第 56 集 (2009) 33 1 南西諸島近海に分布する紅藻ソゾノハナを用いたジャガイモそうか病の防除 仲川晃生 越智直 東美佐夫 *,2 中江康仁 *,3 福元彰一 **,4 原井雄二 ** *** 亀井勇統 ( 農業 食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター, * 奄美市役所, ** 奄美看護福祉専門学校, *** 佐賀大学海浜台地生物環境センター ) Control Effect of Red Alga Sozonohana (Laurencia brongniatil) Distributed over the Adjacent Seas in Southwest Islands of Japan on the Incidence of Potato Scab Akio NAKAGAWA 5, Sunao. OCHI 5, Misao. HIGASHI, Yasuhito. NAKAE, Shouichi FUKUMOTO, Yuji. HARAI and Yutou. KAMEI 摘要南西諸島での赤土ジャガイモ栽培で発生するそうか病に対し, 農薬に頼らない防除技術を開発するため, 当海域に分布する紅藻ソゾノハナのメタノール抽出液の効果について試験した ソゾノハナのメタノール抽出液をバガス等の担持体に吸着させた資材を試作し, 資材の鋤込みによるそうか病防除効果と抽出液への浸漬による種いも伝染防止効果について調べた この結果, 奄美農研の試験において 鋤込み資材調製時の抽出ソゾノハナ量を増やすことでジャガイモそうか病の発生が抑制され, 特に抽出量を 3.6t/10a とした時は対照薬剤に比肩する効果を示した 一方, 中央農研での種いも消毒試験では, 抽出濃度に応じた防除効果の高まりは認められなかったが, 対照薬剤とほぼ同等の防除効果を示し, そうか病防除に有効であると考えられた 紅藻ソゾノハナ (Laurencia brongniatil) は分類学上, 藻類紅藻網イギス目フジマツモ科ソゾ属ソゾノハナに属し, わが国太平洋中南部から九州沿岸, 南西諸島にかけての潮間帯の岩上に分布する 徳之島, 喜界島, 奄美大島等の南西諸島での棲息密度が特に高いため, 奄美群島特有の地域資源と言っても過言ではない ( 第 1 図 ) 近年になり, 本海草のメタノール抽出液中に, メチシリン第 1 図紅藻ソゾノハナ 耐性黄色ブドウ球菌 (methicillin-resistance Staphylococcus aureus : MRSA) に対し高い活性を有する抗菌成分 (4 種類のブロムインドール化合物 ) が含まれることが明らかにされた (Horikawa ら 1999, 亀井 2001) これらの成分はジャガイモそうか病菌 (Streptomyces scabies) に対しても培養条件下で高い生育阻害活性 (MIC 値 :2~4mg/ml) が認められる ( 亀井私信 ) 奄美大島に代表される南西諸島では赤色 ( 赤黄色 ) 土壌を活用した赤土ジャガイモ栽培が盛んに行われ,2007 年の生産量は鹿児島県全体 (93,300t) の 26% に達する これら島嶼部では収穫が 2 月 ~4 月となる冬作栽培が行われており, 北海道産の貯蔵ジャガイモの流通が主体となる本土に, 春一番の 新ジャガ を供給することができるため大きな経済的利点を有す しかし, 連作によりジャガイモそうか病が大発生し, 安定生産上大きな問題となっている この原因には, これらの島々では土壌の母材が隆起珊瑚礁のため土壌 ph が元々高く, そうか病が大発生し易いことに加え, 離島では地下水を飲水に利用することが多く, 農薬による地下水の汚染やスコール等降雨流出薬剤による海洋汚染の懸念から, 薬剤防除対策が取れないためである このため現地では, 離島の 1 本論の要旨は, 日本土壌微生物学会 2007 年大会 (2007 年 6 月 8-9 日, 千葉県柏市 ), 第 55 回関東東山病害虫研究会 (2008 年 2 月 29 日, 群馬県前橋市 ), 日本土壌微生物学会 2008 年大会 (2008 年 6 月 日, 静岡県静岡市 ) において発表した 2 現在奄美群島広域事務組合 3 現在奄美市役所笠利総合支所 4 現在日彰学園宮崎 5 Address:National Agricultural Research Organization, National Agricultural Research Center, Kannondai 3-1-1, Tsukuba, Ibaraki , Japan 2009 年 5 月 9 日受領 2009 年 8 月 11 日登載決定

2 34 Annual Report of the Kanto-Tosan Plant Protection Society, No. 56, 2009 特徴に合致した環境保全型の防除技術開発が強く求められている 本研究では, 南西諸島の特産物である紅藻ソゾノハナの高度利用技術の開発を目的に, ソゾノハナ抽出液を利用した資材等を試作し, その効果を圃場条件下で試験した 以下にその結果を記述する なお, 本研究は平成 17 年度先端技術を活用した農林水産研究高度化事業 南西諸島特産海藻ソゾノハナの養殖とその高度利用技術の開発 の予算にて行ったものである 材料および方法 1. ソゾノハナ資材の調製と圃場鋤込みによるジャガイモそうか病防除効果 1) 試験場所鹿児島県奄美市 ( 旧名瀬市 ) では, 奄美市農業研究センタセンター ( 旧名瀬市営農センター, 以下奄美農研と略 ) 圃場を使用した 本圃場は, 試験前にクロルピクリンくん蒸剤 (80% 製剤 30L/10a, 以下同様 ) により土壌消毒を行った後, 中央農業総合研究センター以下中央農研と略 ) のジャガイモそうか病汚染圃場から得た罹病塊茎の病斑部分の剥皮片風乾物 (7.5kg/10 を均一に散布し, トラクターで混和して汚染圃場とした 一方, 中央農研では, 所内隔離圃場にある前述そうか病自然汚染圃場を用いた 2) ソゾノハナ資材調製および処理方法ソゾノハナは毎年 11~2 月にかけて徳之島周辺海域に自生するものを採取後, 約 10kg ずつビニール袋に詰めて試験に供するまで-20~-30 で冷凍保存した 試験時には室温で解凍後, 水道水で砂粒等を洗い落として水切りし, 生草のまま供試した ソゾノハナからの抗菌物質の抽出は Harada ら (1997) の方法に準じ, ソゾノハナの重量 1 に対し体積換算で 4 倍量のメタノール (99.8%, 以下同様 ) を用いて抽出した 具体的には, ソゾノハナ 4.5kg 当たり 18L のメタノールを加えて大型ミキサーで 5 分間ホモジェナイズ後,2 枚重ねとしたガーゼで濾過して基準量のメタノール抽出液を得た これを資材の担持体とするバガス (Bagasse: サトウキビの絞りかす )5kg と均一に混ぜた メタノール抽出液を含んだバガスは, ブルーシートを敷いた室内に薄く広げ, 数台の大型扇風機を数日間連続送風することでメタノールと水分を飛ばして乾燥させた 2006 年および 2007 年にはメタノールに加えるソゾノハナの量を 2 倍または 4 倍に増やすことで 2 倍量濃度,4 倍量濃度のメタノール液を抽出して資材を調製した また 2006 年には米糠を担持体とした資材も一部調製した なお, 資材化の際には, ソゾノハナの抽出残渣も同時に混和した ソゾノハナ資材は, 植付時に小型管理機を用いて土壌全面に混和させた 処理量は 1t/10a を基本とし,2005 年には 0.5t/10a 処理区も設けた 対照薬剤区では, 植付け約 1 ヶ月前にクロルピクリンくん蒸剤で土壌消毒し,2 週間前にガス抜きした 3) 耕種概要奄美農研では北海道産のジャガイモ品種農林 1 号 ( 種いも 消毒 : フルアジナム水和剤 ) を使用し, 畦幅 60cm 株間 25cm, 冬作露地栽培 ( 植付け :11 月中 ~ 下旬, 堀取り : 翌年 2 月中旬 ) で試験した 試験区は,1 区 2m 3m,3 反復乱塊法で配し, ジャガイモは 1 区当たり 30 株を用いた 肥料は, 植付前に牛糞堆肥 (2t/10, 化成肥料 (CDU555,N:P:K=18:26:18, 120kg/10 および苦土リン ( くみあい苦土重焼燐 1 号, 40kg/10 を施用した 一般管理として,1~2 月にかけて菌核病防除にイプロジオン水和剤を散布した 同様に, 中央農研でも北海道産のジャガイモ品種農林 1 号を用いた 圃場は植付前に麦桿堆肥 (600kg/10, 化成肥料 ( 全農製くみあい尿素有機入りジャガイモ専用 , 120kg/10 を施用し, 栽稙密度, 試験区構成等は奄美農研での試験と同様である 春作 ( 植付け :3 月, 掘取り :7 月 ) 露地栽培を行い, 疫病防除のため 6 月にマンゼブ メタラキシル水和剤またはマンゼブ水和剤を散布した 4) 調査方法出芽時に出芽調査を行い, 収穫時に塊茎を掘取り後水洗し, 発病塊茎率および発病度を調査した 発病度の調査は以下の基準で行った 発病度 =100 S( 発病指数 塊茎数 ) 5 調査塊茎数発病指数 0: 病斑無し,1: 病斑面積が塊茎表面積の 1% 未満,2: 病斑面積が塊茎面積の 1%~10% 未満,3: 病斑面積が塊茎面積の 10%~25% 未満,4: 病斑面積が塊茎面積の 25% ~50% 未満,5: 病斑面積が塊茎面積の 50% 以上 2. ソゾノハナメタノール抽出液のジャガイモそうか病種いも伝染防止効果 1) 試験場所試験は前述した中央農研と奄美農研圃場で行った 2) ソゾノハナからのメタノール抽出物の調製と処理方法中央農研では,2007 年 12 月に徳之島近海で採取したソゾノハナを使い, 抽出法は前述に準じてソゾノハナ 100gに対してメタノール 400ml の割合で加え, 家庭用ミキサーで攪拌してガーゼ濾過したものを基準量抽出液とした 基準量抽出液はドライヤーにより溶媒を除去 乾固後, メタノール : 水 =5:24 溶液で希釈し,2 倍量,4 倍量を調製した 種いもは浸漬処理を行い,1L ビーカーに 6 分目程度に入れたソゾノハナ抽出液に, いもを一回当たり 2~3 個沈めて 5~10 秒間浸漬後, 引き上げて風乾させた 対照としたメタノール処理区では, ソゾノハナ抽出液の代わりにメタノールを用い, 同様に処理した 対照薬剤にはオキシテトラサイクリン ストレプトマイシン水和剤を使い, 登録に準じ二通りの処理を行った すなわち, 散布処理では 40 倍希釈液を種いも 100kg 当たり 2.5L の割合で噴霧器を使っていもに直接散布した また, 浸漬処理では 100 倍希釈液を前述ソゾノハナ抽出液の場合と同様に処理した 奄美農研では,2006 年 12 月に徳之島近海で採取後冷凍保存したソゾノハナを用いた 供試抽出液は, 前述の資材調製に準じ, 基準量調製時のソゾノハナ量を 2 倍または 4 倍に増やすことで 2 倍量濃度,4 倍量濃度の抽出液を得た 種いも

3 関東東山病害虫研究会報第 56 集 (2009) 35 第 1 表. ソゾノハナ資材の鋤込みによるジャガイモの出芽率 出芽率 (%) 処理量 2006 年冬 2007 年春 2007 年冬処理区名 ( /10 ( 奄美農 ( 中央農研 ) ( 奄美農研 ) 研 ) ゾノハナ バガス資材 (2 倍量 ) 1t 98.9 A ソゾノハナ バガス資材 (2 倍量 ) 0.5t - c) ソゾノハナ バガス資材 (4 倍量 ) 1t ソゾノハナ 米糠資材 (2 倍量 ) 1t 94.5 A - - ソゾノハナ バガス 米糠資材 (2 倍量 ) 1t A - - バガス 1t 98.9 A 米糠 1t 81.1 B - - クロルピクリンくん蒸剤 30L A 対照無処理区 96.9 A NS b) NS 注.a: 数値は平均値, 反復数は 2007 年冬 ( 奄美 ) の対照無処理区 (4 反復 ) を除き 3 反復. 各発病塊茎率は角変換後統計処理を行い, 同一英字を付した平均値間には Tukey-Kramer の多重検定により 5% 水準で有意差なし b: 分散分析による有意差なし c: 試験せず 第 2 表. ソゾノハナ資材の鋤込みによるジャガイモそうか病防除効果 処理量処理区名発病塊茎発病 ( /10 率 (%) b) 度 2006 年冬 ( 奄美農研 ) 2007 年春 ( 中央農研 ) 2007 年冬 ( 奄美農研 ) 防除発病塊茎発病防除発病塊茎 価 c) 率 (%) 度価率 (%) 発防除病価度 ソゾノハナ バガス資材 (2 倍量 ) 1t AB ソゾノハナ バガス資材 (2 倍量 ) 0.5t - d) ソゾノハナ バガス資材 (4 倍量 ) 1t A ソゾノハナ 米糠資材 (2 倍量 ) 1t ソゾノハナ バガス 米糠資材 (2 倍量 ) 1t バガス 1t AB 米糠 1t クロルピクリンくん蒸剤 30L A 対照無処理区 B NS e) ns f) NS ns * g) 注.a: 数値は平均値. 反復数は 2007 年冬 ( 奄美 ) の対照無処理区 (4 反復 ) を除き 3 反復 b: 各発病塊茎率は角変換後統計処理を行い, 同一英字を付した平均値間には Tukey-Kramer の多重検定により 5% 水準で有意差なし c: 防除価は発病度から算出した d: 試験せず e: 分散分析による有意差なし f:kruskal-wallis の検定により有意差なし g:kruskal-wallis の検定により 5% 水準で有意差あり

4 36 Annual Report of the Kanto-Tosan Plant Protection Society, No. 56, 2009 は, 小型バット (10L 容程度 ) に各濃度の各濃度の抽出液を入れ, カゴに入れた種いも ( 約 4kg) を 5~10 秒程度浸漬した 対照薬剤にはフルアジナム水和剤を使い,100 倍希釈液を使って同様に浸漬した 処理後, 種いもは室内に広げて十分風乾させた 消毒した種いもは, いずれの試験でも処理 2 日後に植付けた 3) 耕種概要中央農研では春作 (2007 年および 2008 年 ) と秋作 (2007 年 ) 条件下で, また, 奄美農研では冬作 (2007 年 ) 条件下で試験した 両試験圃場とも試験区は植付け 2 週間前までにクロルピクリン剤 (30L/10 による土壌消毒 ( ポリフィルムによる被覆有り ) とガス抜きを行った ジャガイモは奄美農研では北海道産品種農林 1 号を, また, 中央農研では長崎産品種ニシユタカを用いた 中央農研および奄美農研での耕種概要や病害の一般防除は, 前出の資材鋤込み試験と同様である 中央農研では春作 (3 月植付け,7 月掘取り ) および秋作 (9 月植付け,12 月掘取り ) とも露地栽培で行った 4) 調査方法出芽時に出芽調査を行い, 収穫時に塊茎を掘取り後水洗し, 発病塊茎率および発病度を調査した 発病度の調査は前出通りである 薬害は出芽後から随時肉眼で調査した 結果 1. ソゾノハナ資材の調製と圃場鋤込みによるジャガイモそうか病防除効果資材鋤込み後のジャガイモの出芽率を第 1 表に示した 3 作を通じてソゾノハナ用いた資材の出芽率は, 無処理区と差のない安定した出芽を示した しかし 米糠を単独処理した場合は出芽率が低下した 資材の鋤込みよる試験区のジャガイモそうか病の発生程度を第 2 表に示した そうか病の発生は, 何れの試験時でも発病塊茎率で 90% 前後の高い発病となったが, 発病度で判断すれば中央農研は甚発生, 奄美農研は多発生条件下での試験となった 鋤込み量にかかわらず, ソゾノハナ資材の処理により奄美農研では防除効果 ( 防除価 25.5~63.1) が認められたが, 中央農研では認められなかった ソゾノハナ資材の鋤込みは, バガスもしくは米糠だけを単独で処理した場合 ( 各防除価 :36.3,32.9) に比べて防除価が高まることから, ソゾノハナ抽出物のそうか病に対する防除効果はあると判断できた 特に 2007 年奄美農研の発病塊茎率の試験結果からは,4 倍量のソゾノハナ資材区とクロルピクリン剤区はともに無処理区と比較すると有意に効果が認められた また, 発病度を Kruskal-Wallis の検定により統計処理すると 5% 水準で有意差があり, さらに Wilcoxon-Mann-Whitney の U 検定で事後検定を行った結果は何れの組み合わせにおいても有意 第 3 表. ソゾノハナ抽出液の種いも消毒によるジャガイモの出芽率 出芽率 (%) 処理区名 処理方法 2007 年春 ( 中央農研 ) 2007 年秋 ( 中央農研 ) 2007 年冬 ( 奄美農研 ) 2008 年 ( 中央農研 ) ソゾノハナ ( 基準量 ) b) 浸漬 A ソゾノハナ (2 倍量 ) 浸漬 - d) B 98.9 ソゾノハナ (4 倍量 ) 浸漬 A メタノール 浸漬 オキシテトラサイクリン ストレプトマイシン水和剤 c) 散布 オキシテトラサイクリン ストレプトマイシン水和剤 浸漬 フルアジナム水和剤 浸漬 A 対照無処理区 A NS e) NS NS 注.a: 数値は平均値, 反復数は 2007 年冬 ( 奄美 ) の対照無処理区 (4 反復 ) を除き 3 反復. 各発病塊茎率は角変換後統計処理を行い, 同一英字を付した平均値間には Tukey-Kramer の多重検定により 5% 水準で有意差なし b: 植付前に種いもを各種濃度のソゾノハナ抽出液または薬液 ( オキシテトラサイクリン ストレプトマイシン剤 40 倍, フルアジナム剤 100 倍 ) に 5~10 秒間浸漬 c:: 植付前に薬液 (40 倍 ) を種いも 100kg 当り 2.5L の割合で散布 d: 試験せず e: 分散分析の結果有意差なし

5 関東東山病害虫研究会報第 56 集 (2009) 37 ( 確定変数 <0.01 で有意 ) ではないものの クロルピクリン剤 - 対照無処理区とソゾノハナ バガス資材 (4 倍量 )- 対照無処理区の確定変数はともに と何れの組み合わせの中でも一番低い値を示し 統計上は有意ではないものの 対照に対する両処理の効果はほぼ同等であると判断された 資材調製にはバガスと米糠の 2 種類の担持体を用いたが, 2006 年冬作試験の結果からは効果に差 ( 各防除価 : バガス 49.0, 米糠 48.3) は認められなかった しかし, バガスと米糠を同時に用いた場合の効果は防除価 34.2 と低く, これはバガス 米糠を単独で処理した場合と同等であった で 29.6~70.9 を示し, 対照とした化学薬剤フルアジナム水和剤 ( 防除価 17.6~64.4) およびオキシテトラサイクリン ソゾノハナ抽出液基準量 ソゾノハナ抽出液 2 倍量 ソゾノハナ抽出液 4 倍量 2. ソゾノハナメタノール抽出液のジャガイモそうか病種いも伝染防止効果ソゾノハナ抽出液処理後の種いもの出芽率を第 3 表に示した ジャガイモの出芽率は 2007 年奄美農研における 2 倍量ソゾノハナ抽出液区で低下したが, 他の区では何れも高い出芽率が認められた ジャガイモ塊茎のソゾノハナ抽出液浸漬による種いも伝染防止試験の結果を第 2 図, 第 4 表に示した 防除効果は抽出量にかかわらず抽出液に浸漬することで, 防除価 ( 発病度 ) アグリマイシン 100 水和剤 無処理 第 2 図ソゾノハナメタノール抽出液の種いも消毒効果 第 4 表. ジャガイモそうか病に対するソゾノハナ抽出液の種いも消毒効果 2007 年春 ( 中央農研 ) 2007 年秋 ( 中央農研 ) 2007 年冬 ( 奄美農研 ) 2008 年春 ( 中央農研 ) 処理方発病処理区名発病法塊茎度率 (%) 防除 価 e) 発病 発病 防除 発病 発病 防除 塊茎 度 価 塊茎 度 価 率 (%) 率 (%) 発病発病防除塊茎度価率 (%) b) ソゾノハナ ( 基準量 ) 浸漬 49.5 A AB ABC ソゾノハナ (2 倍量 ) 浸漬 - d) A A ソゾノハナ (4 倍量 ) 浸漬 AB AB メタノール 浸漬 69.7 AB BC オキシテトラサイクリン ストレプトマ c) 散布 51.0 A イシン水和剤 オキシテトラサイクリン ストレプトマ 浸漬 59.5 A A A イシン水和剤 フルアジナム水和剤 浸漬 AB 対照無処理区 97.2 B B C NS f) 注.a: 数値は3 反覆の平均値. 発病塊茎率は角変換後統計処理を行い, 同一英字を付した平均値間には Tukey-Kramer の多重検定により 5% 水準で有意差なし b: 植付前に種いもを各種濃度のソゾノハナ抽出液または薬液 ( オキシテトラサイクリン ストレプトマイシン剤 40 倍, フルアジナム剤 100 倍 ) に 5~10 秒間浸漬した c: 植付前に薬液 (40 倍 ) を種いも 100kg 当り 2.5L の割合で散布 d: 試験せず e: 防除価は発病度から算出した f: 分散分析の結果有意差なし

6 38 Annual Report of the Kanto-Tosan Plant Protection Society, No. 56, 2009 ストレプトマイシン水和剤 ( 浸責処理での防除価 58.0~77.1) とほぼ同等な効果を得た 一方, ソゾノハナ抽出に用いたメタノールだけを種いも処理した場合は, 発病度からの防除価で 34.3~47.3 となり, 効果は低かった 2007 年奄美農研のソゾノハナ 2 倍量区 (29.6) で, 他に比べ防除価が低くなったが, 全般にソゾノハナ抽出液の処理濃度間には効果の明瞭な差は見られなかった 考察ヘイオーツ ( 佐久間ら 2002,2003) やフウロソウ ( 牛木ら,1995a,1995b) などの植物 ( 緑肥 ) を鋤込むことでジャガイモそうか病の発生を抑制する試みは既に行われており, 関与する抗菌物質 ( 牛木ら,1995b) なども明らかにされている しかし, 海藻を用いた試験はこれまでに例がなく, そうか病以外の植物の病害防除全体を見渡しても 海藻由来のアルギン酸を用いたウイルス病に対する感染阻止剤 レンテミン がある程度である この意味で海藻は農作物の病害防除について未利用の資源であり 今後は病害防除等を目的として積極的な検討が図られるべきである ソゾノハナ資材 ( バガス ) の鋤込みによるジャガイモそうか病防除効果は, 奄美農研での試験では低いながらも得られたが, 中央農研では, その効果は全く認められなかった この原因は不明であるが, 資材はいずれも同一の共同研究機関 ( 奄美看護福祉専門学校 ) が調製しているため 効果の振れが資材の調製法に起因する可能性は考えられない 強いて言えば, 両試験地の位置関係を考慮した時に, 亜熱帯地方に位置する奄美大島と関東地方のつくば市では, 同量の未熟有機物 ( バガス ) を土壌処理した後の分解の速さに違いが生じることが考えられる そうか病は多量の未熟有機物施用により多発することから, 中央農研で鋤込んだバガス (1t/10 が栽培期間中に十分に分解できず, 結果として未熟有機物として作用したことが原因の一つであると考えられる このため 奄美以外の地域で本資材の利用を図る際には 該当地域の気象等の環境条件に合わせた担持体の検討が必要と思われる 資材の鋤き込みによる防除では ソゾノハナの抽出量が高まることで効果が高まる傾向があった 本論ではデータを省略したが,2005 年冬の奄美農研試験では 基準量濃度の資材 ( バガス ) 処理では効果は全く認められていない すなわち 基準量では効果が出ないが 2 倍量 ( 防除価 25.5~49.0) そして 4 倍量 ( 防除価 63.6) と濃度が高まるにつれて効果も高まったことを考慮すれば 本資材の効果は濃度依存であると言うことが出来よう 一方 ソゾノハナ抽出液を種いも消毒に用いた場合は 奄美農研で低かったものの中央農研では高い効果を示した この原因としては, まず第一に奄美農研では対照薬剤のフルアジナム水和剤の効果 ( 防除価 17.6) も低かったことから, 圃場の土壌消毒が不十分となり, 土壌伝染が生じた可能性が考えられる また, 両試験地で用いた種いもは来歴が異なり, 奄美農研では北海道産の農林 1 号をまた中央農研では長崎 産のニシユタカを供試した このため, 種いもに付着していたそうか病菌の菌種および付着菌のソゾノハナ成分に対する感受性が異なる可能性もある さらには, 高濃度抽出液の調製法が奄美農研と中央農研で異なるため このことが効果に差を生じた可能性も否定できない 奄美農研では一定量のメタノールに加える海藻量を増やすことで高濃度抽出液を調製したが 添加海藻量に応じて抗菌成分が適性に抽出されたか否か不明である このことは, 一定量のメタノールに対するソゾノハナの適正抽出量と関わる問題であるため, 再度検討し明らかにする必要がある 種いも消毒効果に及ぼすソゾノハナ抽出液の処理については, 濃度間の明瞭な差は見られなかった 採取時期や場所により若干の変動はあるにせよ, 基準量のソゾノハナ抽出液の中にはそうか病菌に対する 2MIC( 最小生育阻止濃度 ) 程度の抗菌成分が含まれるとされる ( 亀井私信 ) 本試験の結果からは, 種いも消毒効果は基準量の抽出液で十分な効果が期待できるため, 今後はソゾノハナの使用量低減を図る上で, それ以下の濃度での有効性を明らかにする必要がある 海草類は冬場に生育するため, ソゾノハナも冬場に天然物を潜って採取しているが, そのバイオマスには自ずと限界がある 今後は, 地域産物のブランド化を確立するために, 限りある資源を有効に活用し, 奄美地域という特色を最大限に利用した防除技術の開発へ駒を進めるため, 他の有効な耕種的防除技術との組合せを検討する必要がある 引用文献 Harada, H. et al. (1997) Biol. Pharm. Bull. 20: Horikawa, M. et al (1999) J. Antibiotics 52: 亀井勇統 (2001) 化学と生物 32(2): 佐久間太ら (2002) 日植病報 68:130.( 講要 ) 佐久間太ら (2003) 日植病報 69:79.( 講要 ) 牛木純ら (1995 日本土壌肥料学会講演要旨集 41:73. 牛木純ら (1995b) 日本土壌肥料学会講演要旨集 41:286.

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