弁護士 八代 徹也 先生

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1 最近の主要労働判例 命令 (2016 年 6 月号 ) 2016 年 6 月 6 日 経団連労働法制本部 1. 労働判例から ( 重要判例は 下線は事務局が付加 ) [ 賃金 給与減額 ] 新生銀行事件 さいたま地裁 ( 平 ) 判決速報 2272 号給与減額に対してなした同意は心裡留保や錯誤にはあたらず有効とされた例 この事件は 銀行の市場営業部大阪営業推進室長として勤務していた原告が 給与制度の改定による減給についてした同意は心裡留保又は錯誤等により無効であるとして 雇用契約に基づく賃金支払請求権に基づき 上記減給前後の給与の差額の合計 390 万円等の支払を求めるとともに 会議で上司から罵詈雑言を浴びせられ うつ病と診断されて給与が劣る部署への異動を勧められるなどして退職を強要されたとして 不法行為による損害賠償請求権に基づき 1 年間の基本給に相当する損害額 1500 万円等の支払を求めたもの 原告は 戯言で本件減給に対する同意の意思表示をしたのではなく 単に 本心では同意することに納得しておらず いわば意思表示を渋々したものであるといえるとして 本件減給に対する同意は心裡留保に当らないとし また 原告が本件減給に同意しないと解雇されると思い込んだということはできないとして 本件減給に対する同意の意思表示につき錯誤は成立しないとした さらに 上司らによる退職強要があったとは認められないとした 以上より 原告の請求は理由がないとして棄却した [ その他 ] 本牧神社事件 東京地裁 ( 平 ) 判決速報 2272 号神社の神職らの免職等が有効とされた例 この事件は 宗教法人である被告 X 神社の神職である権禰宜の地位にあった原告ら (A1 A2) が 免職され あるいは 休職期間満了により退職扱いとされたこと等を巡り 原告らと同被告との間等で 雇用契約上の地位等の有無が争われ 併せて パワーハラスメント等を理由とする損害賠償責任の有無や未払賃金の有無等が争われたもの 1

2 (1) 原告 A1は 自らが当事者となった別件仮処分で和解が成立し宮司代務者の受入れに同意しており 被告の職員として上長であるD 代務者の指揮命令に従って職務に従事すべき立場にありながら D 代務者が乗っ取りを企てているなどと記載した書面を多数作成して 責任役員 総代 氏子らに広く配布し扇動してその不信感をあおり D 代務者を被告 X 神社から排除しようとしていたものであり 被告 X 神社の運営を大きく混乱させ その方法も著しく穏当さを欠いたものというべきであり また 原告 A1は I 宮司が宮司 ( 代表者 ) としての活動をしておらず 実質的に宮司不在という状況の中で 原告らの給与を増額する措置を講じており 権限のないまま故意に被告 X 神社の財産を領得し または 原告 A2に領得させたことになり それを実施した時期に鑑みれば 宮司不在の混乱に乗じて被告 X 神社に損害を与え自らの利益を図ったとのそしりは免れ難いものであって その態様も悪質というべきとされ また D 代務者への不信をあおり 被告 X 神社からの排斥を企てた点と給与の無断増額については 改めて注意 指導を与え その改善の機会を与えずとも免職 解雇をするだけの客観的 合理的な根拠が認められるとされた (2) また原告 A2は 被告 X 神社が平成 25 年 9 月 15 日付けで同原告を退職扱いとしたのは 職場のストレスに起因して業務上精神疾患にかかり療養中の同原告を免職にするものであるから 労基法 19 条 1 項本文に該当する無効な措置である旨主張する しかし客観的にみて原告 A2が強い圧力を受け心理的負荷がかかる状況にあったと認め難く またA1 と協力し加担していた原告 A2に対し D 代務者やC 権禰宜が その誤りを指摘し是正を求めることは 通常の業務上の過程で行われる注意 指導の範囲に含まれるものであり これによって同原告に強い心理的負荷が生じたと認めることはできないこと等から 原告 A2は 平成 25 年 9 月 15 日当時 業務上の疾病にかかり療養のために休業していた期間内 又は その後 30 日以内であったとは認められず 休職期間満了による退職の扱いに労基法 19 条 1 項本文の適用があるとしても その違反が問題になる余地はない とされた 以上から 原告らの被告 X 神社 被告神社本庁に対する請求は理由がないとされ棄却された [ 諭旨解雇処分 ] Y 社事件 東京地裁 ( 平 ) 判決速報 2273 号痴漢行為を理由とする諭旨解雇処分が無効とされた例 本件は 地下鉄会社 Yに勤務する駅員 Xが Y 社の電車内で痴漢をし 略式命令を受けたことを理由に諭旨解雇され Xが不当であるとして解雇無効等を求めた事案である (1) 私生活上の行為であっても懲戒の対象となるか従業員の私生活上の非行であっても 会社の企業秩序に直接の関連を有するもの 企業の社会的毀損をもたらすと客観的に認められるものについては 企業秩序維持のための懲 2

3 戒の対象となりうる 被告は 他の鉄道会社と同様 痴漢行為の撲滅に向けた取組を積極的に行っており また原告は 被告の駅係員として勤務しており 痴漢行為が 被告が運行する電車の中で行われたものである点に照らせば 懲戒の対象となる (2) 諭旨解雇処分が重過ぎないか ( 懲戒処分の相当性 ) 懲戒処分の相当性について 労契法 15 条の懲戒処分の濫用とならないか 本判決は 車両で 少なくとも 5ないし6 分の間 当時 14 歳の被害女性の右臀部付近及び左大腿部付近を着衣の上から左手で触るなどした行為 について 親権者との示談が成立せず 罰金 20 万円の略式命令が確定した 悪質性の比較的低い行為である マスコミ報道もない 社外からの苦情もないので企業秩序に与えた悪影響の程度は大きいとはいえない 原告も過去に懲戒処分を受けたことはない Y 社が社員の痴漢への懲戒処分で起訴 ( 略式起訴 ) だけを基準とし 悪質性や処分歴などを考慮しないのは 処分の決め方として不合理 とし 懲戒手続の中で弁明の機会が与えられなかったのも適切でない などとし 諭旨解雇処分は重きに失し 社会通念上相当性を欠くとして 懲戒権を濫用したものとして無効とした [ 更新拒絶 ] 全日本海員組合事件 東京地裁 ( 平 ) 判決速報 2273 号組合に関するブログの記事等を理由とする更新拒絶が認められなかった例この事件は 業界内では唯一の産業別単一労働組合である全日本海員組合を定年に達し 1 年契約として再雇用職員として勤務していた原告が いかんぜよ海員組合 という表題のブログを開設して 組合や役員を批判していたことを理由に 更新拒絶されたため 地位確認請求等をしたもの 裁判所は 原告には名誉毀損の不法行為は成立しないとして 更新拒絶は 認められないとし 原告は 被告に対し 雇用契約上の権利を有する地位のあることの確認を求めることができるとした [ 業務委託契約の解除 ] 日本放送協会事件 東京地裁 ( 平 ) 判決速報 2274 号アナウンス業務等の担当者に対する業務委託契約の解除が無効とされた例 原告は 平成 2 年以降 日本放送協会との間で毎年度締結した契約に基づき フランス語による海外向けラジオ放送のアナウンス業務及び同業務に関連する翻訳業務等に従事していた 原告は 平成 23 年 3 月 15 日 翻訳業務を開始すべき時刻の約 2 時間前に突然当日の 3

4 業務を放棄し 被告の報道業務に多大な混乱を与えた として NHKはこれが本件契約書 16 条 3 項 1 号 ( 原告の本業務の実施内容が不十分又は不完全であり 改善の見込みがないと被告が判断した場合 ) 及び5 号 ( その他本件契約を継続し難い事由が生じたと被告が判断した場合 ) 所定の債務不履行解除事由に該当すると主張し 本件契約を解除した そこで 原告は 東日本大震災に際して業務を行わなかったことを理由に不当に解雇されたと主張して労働契約上の権利を有する地位にあることの確認を求めたもの 裁判所は 原告と日本放送協会との契約について 原告がその業務遂行の方法等について被告の指示 指導等を受けていたとは認められず 原告は 依頼された業務を第三者に再依頼することも許されているなどから 本件契約は労働契約とは認められず 本件契約は 業務委託契約とした その上で 日本放送協会側の業務委託契約の解除について 東日本大震災及び福島第一原発事故発生当時の状況に照らすと 生命 身体の安全を危惧して国外等への避難を決断した者について 結果的に危険が生じなかったとしても その態度を無責任であるとして非難することなど到底できず 国際放送の重要性に思いを致し不安の中で職務を全うした者は大きな賞賛をもって報いられるべきであるが そうした職務に対する過度の忠誠を契約上義務付けることはできないとし 本件解除は無効であるとした そして 被告が原告との間で平成 23 年度の契約を締結 更新しなかったことによって 損害賠償責任を負う余地があるとしても 当該更新拒絶等が無効となり 次年度の契約が成立するものと認めることはできないので 原被告間において 平成 23 年度の契約は成立していないとしたが 本件解除及び申込みの撤回は 原告が同契約を締結 更新する機会 その合理的な期待を一方的に奪うものであって 原告の権利を違法に侵害する不法行為に当たるというべきであるとし 原告の請求は 不法行為責任に基づき 514 万円余及びこれに対する遅延損害金の支払を求める限度で理由があるとした 2. 労働委員会命令から ( は重要命令 下線は事務局が付加 ) ( 神奈川県労委命令 ) 青葉交通事件 ( 神労委平成 26 年 ( 不 ) 第 13 号 ) 平成 28 年 5 月 26 日会社が 神奈川シティユニオンとの第 4 回団体交渉における会社の対応について 不誠実な対応をしたことについて 救済申立てをしたことに対し 1 会社解散を理由とする解雇を撤回すること 2 年休取得時の賃金支払方法を過去 2 年分について開示し 賃金未払分を支給すること 3 これまでの組合員全員の深夜手当を確認し 適法な深夜手当を確認し 適法な深夜手当てを支払うことの3 項目について 具体的な資料を提示し十分に説明するなどして 誠実に団交に応じなければならないとされた例 4

5 ( 神奈川県労委命令 ) エスト事件 ( 神労委平成 25 年 ( 不 ) 第 39 号 ) 平成 28 年 5 月 26 日神奈川シティユニオンが 会社が 会社従業員である組合員 2 名の労働条件を巡る問題などを議題とする団体交渉を誠実に行わなかったことなどが不当労働行為であるとして 会社が誠意をもって団体交渉に応じることなどを求めたことに対して 不誠実団交とはいえない等として申立てを棄却した例 3. 実務に役立つ労働法の知識 不法行為責任 ( 労働経済判例速報 2269 号ミトミ事件 大阪地裁 ( 平 ) 判決 暴行行為と過失相殺 三上安雄弁護士の時言から抜粋 下線等は事務局による ) 本件 ( ミトミ事件 :R 労働組合員の原告 Aが被告会社社員 Bから暴行を受けて転倒し傷害を負ったとして 被告 B 及びその使用者である被告会社に対してそれぞれ民法 709 条 715 条 1 項に基づき損害賠償を請求した事案で 7 割の過失相殺が認められたもの 主要労働判例 命令 4 月号に掲載済み ) のような傷害事件に関する裁判例をみると 被害者が加害者を侮辱する等被害者が加害行為を惹起した あるいは傷害結果に至った点に被害者自身の不注意がある等の場合 過失相殺が認められているが 例えば 加害者に嫌悪感を与え 加害行為を誘発したとして3 割の過失相殺を認めた例 ( 東京地判平 ) や相当酩酊し足がふらついていた状態であったことが本件暴行により原告が転倒し負傷する原因の一つであるとして4 割の過失相殺を認めた例 ( 東京地判平 ) など そのほとんどで被害者の過失割合は低く ( 加害者に不法行為責任を認める以上至極当然であろうが ) その割合はせいぜい4 割位までであることからすると 加害者の不法行為を認めながらも 被害者の過失割合を7 割とした点は まさに希少な事例といえるが 認定された事実から暴行の傷害結果への因果関係がかなり希薄ともいえる本事案においては 相応なものと理解できるものである なお 不法行為そのものの成立が否定されるべき事案において 過失相殺で利益調整を図るとして不法行為の成立が安易に認められることがあってはならないことは当然である 以上 5

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