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1 平成 24 年度環境対応技術開発等 室内環境における消費者製品に含まれる 化学物質の管理手法の開発 成果報告書 平成 25 年 3 月 29 日 ( 独 ) 産業技術総合研究所安全科学研究部門

2 本報告書は経済産業省の平成 24 年度環境対応技術開発等 室内環境における消費者製品 に含まれる化学物質の管理手法の開発 によって実施された内容です

3 分析 調査 : 独立行政法人産業技術総合研究所安全科学研究部門環境暴露モデリンググループグループ長東野晴行主任研究員梶原秀夫研究員篠﨑裕哉契約職員村井賀子 (2 章 3 章 ) 契約職員高井淳 (1 章 2 章 )

4 目次 1. はじめに 実施内容の概略 実施内容およびその結果 室内濃度に関する情報収集 測定及び室内濃度推定のためのアルゴリズムの作成 製品中での化学物質生成 分解に関する情報収集とモデル化 実施内容 フタル酸エステル類分解について ホルムアルデヒド生成について アセトアルデヒド生成について モデル式の検討 換気回数の測定 実施内容 方法 対象家屋 測定結果 住環境因子との関連性 小空間のモデル化 製品情報の収集 流通商品調査 商品の種類と商品購買数の入手 販売時点情報管理 (POS) システム リスト化の対象商品 情報入手対象データ 商品の販売量データ その他商品種類に関する調査 ( 塗料 ) 製品別商品選択についての検討結果 化学物質含有成分の調査 まとめ 塗料及び接着剤の購入 使用に関するアンケート調査 実施内容 目的 i

5 アンケートの概要 モニター属性 アンケート調査結果 暴露係数の決定 室内濃度推定モデルのプロトタイプモデルの作成 既存モデル 室内濃度推定モデルと発生源モデルの非定常化 定常モデルと非定常モデルの使用方法に関する考察 吸着モデルに関する考察 室内空気質モデルの開発 発生源モデルの開発 室内環境の世帯分布を推定する統計モデルの作成 推定対象 推定方法とその結果 インターフェイスとデータベースの作成 ツールの構成 データベースの作成 まとめ 参考文献 付録 塗料 接着剤の購入 使用に関するアンケート調査の設問リスト アンケート結果 スクリーニング 塗料 接着剤 ii

6 1. はじめに室内環境下において 消費者製品等に含まれる化学物質への暴露によって生ずるシックハウス症候群や本態性多種化学物質過敏状態 ( いわゆる化学物質過敏症 ) などの健康影響 ( 以下 SHS MCS 等 という ) は 様々な対策がとられてきたものの依然解決されていない SHS MCS 等は 消費者製品に使用されている化学物質を室内で繰り返し使用 ( 暴露 ) することが発症の要因の一つであると考えられている したがって SHS MCS 等の対策には 消費者製品に含まれる化学物質の適切な管理が重要となり 多種多様な製品が混在する室内空気中の化学物質濃度 ( 以下 室内濃度 という ) や 製品の使用などに伴って生じる化学物質濃度の変化の情報を得る必要がある 室内濃度の情報は 一般的にモニタリングや数理モデルによる推定などで得ることが可能である しかし 現状のモニタリング方法では 簡易な方法はあるものの 製品の使用前と使用後などの室内濃度の変化をモニタリングで把握出来るような環境は整っていない またモニタリングでは 現状の濃度を知ることができるものの 費用や労力の面から測定試料数は自ずと限られ 室内環境の化学物質濃度の全体像を簡易に把握することは難しい 一方 既存の数理モデルによる推定では 将来および過去の室内濃度推定が実施可能であり 室内濃度に対する製品別寄与率などを求めることも可能である しかしながら 一部のモデルを除き 複数の発生源を設定した推定や室内濃度の世帯分布の推定ができない モデル計算に必要な情報が不足しているなどの問題がある さらに海外のモデルを使用する場合には 暴露シナリオが我が国の実情に対応していないという問題もある 以上のように SHS MCS 等の対策に資するための室内濃度の情報が不足していることから 室内で使用される多種多様な製品からの化学物質放散等に関する基礎データの収集 データベース及び数理モデルの作成を実施することで 研究者や製品開発者等の専門家だけでなく 一般消費者でも室内濃度を推定し SHS MCS 等に対する対策を検討できるようにする ( 独 ) 産業技術総合研究所において開発された室内暴露評価ツール (iair) は 一般の方の使用を前提としたユーザーインターフェイスやデータベースを備えた 我が国に流通している多種多様な製品を放散源として室内濃度や暴露濃度の世帯分布を推定できる唯一のツールである iair は 長期平均的な室内濃度の世帯分布の計算 世帯人員の推定による個人暴露濃度の分布の計算 製品の持ち込み数や化学物質の放散速度の推定などの機能を持つ そして モンテカルロ シミュレーションを用いることで室内濃度や暴露濃度の分布を推定できること 複数の製品からの放散を同時に評価できること データベースから自動的にデフォルト値を算出するユーザー補助の機能があること 種々の我が国の統計データを備えていることなどの特徴がある そこで本事業では iair をベースとして改修やデータの追加を実施することで 研究者や製品開発者等の専門家だけでなく 一般消費者でも室内濃度を推定し SHS MCS 等に対する対策の検討を可能とすることを目的とする 1

7 2. 実施内容の概略室内環境下において 消費者製品等に含まれる化学物質への暴露によって生ずるシックハウス症候群や本態性多種化学物質過敏状態 ( いわゆる化学物質過敏症 ) などの健康影響 ( 以下 SHS MCS 等 という ) の対策に資するための室内濃度の情報が不足していることから 以下の項目について調査 研究 開発を実施することで 研究者や製品開発者等の専門家だけでなく 一般消費者でも室内濃度を推定し SHS MCS 等に対する対策を検討できる環境を整備する (1) 室内濃度に関する情報収集 測定及び室内濃度推定のためのアルゴリズムの作成 1) 製品中での化学物質の生成 分解に関する情報収集とモデル化 2) 換気回数の測定 (2) 製品情報の収集 A) 流通商品調査 B) 塗料および接着剤の購入 使用に関する調査 (3) 室内濃度推定モデルのプロトタイプモデルの作成 1) 室内濃度推定モデルと発生源モデルの非定常化 2) 室内環境の世帯分布を推定する統計モデルの作成 3) インターフェイスとデータベースの作成 実施体制は 以下のとおりである 経済産業省 委託 ( 独 ) 産業技術総合研究所 指示 協議 プロジェクトリーダー 安全科学研究部門 環境暴露モデリンググループ付東野晴行 役務 ( 外注 ) 株式会社インテージリサーチ 役務 ( 外注 ) エヌ アンド エス株式会社 図 1 実施体制図 2

8 3. 実施内容およびその結果 3.1. 室内濃度に関する情報収集 測定及び室内濃度推定のためのアルゴリズムの作成 SHS MCS の評価を行うためには 化学物質濃度の時間的変化の情報を得る必要がある 特に MCS を考慮するのであれば 厚生省ガイドラインの13 物質をはじめ 従来は影響がないと思われる微量成分についても発生源および生成に関する情報を得る必要がある また 換気は室内濃度を決める重要な因子であるが 国内では実測例が少ない そこで室内濃度の推定に欠かせない 放散に関する文献調査および換気に関する現場調査を実施した 製品中での化学物質生成 分解に関する情報収集とモデル化製品部材中 ( 例えば本棚やタンスなどの木工製品の部材中 ) での化学物質の生成 分解に関する文献調査を行い 製品部材中の化学物質の生成 分解を考慮したアルゴリズムを作成した 特に 接着剤中の脱ホルムアルデヒド反応 木材中のアセトアルデヒド生成 樹脂材料中可塑剤であるフタル酸ジ-2-エチルヘキシルの分解および分解物である 2-エチル -1-ヘキサノールの生成について検討した その結果 反応アルゴリズムとしては フタル酸ジ-2-エチルヘキシルの分解に関しては水分含量を考慮した1 次反応モデル ホルムアルデヒドの生成に関しては湿度条件を考慮した定常モデル アセトアルデヒドの生成については酵素反応モデル ( ミカエリス メンテン式 ) の適用が可能と考えられ 本調査 開発事業の目標を達成した 以下に詳細を記載する 実施内容室内環境では 部材中 ( ケース1) 部材表面( ケース2) 気体中( ケース3) において多岐にわたる化学反応が起こることが知られている (Uhde と Salthammer 2007) このような化学反応により生成する化学物質を二次生成物質と呼び ヒト健康への影響が無視できない可能性が指摘されている そこで本事業では上述のケース1からケース3のうち まずケース1を対象として反応機構および反応速度に関する文献検索を実施した 対象としたのは SHS の原因物質として考えられている代表的な物質 ( ホルムアルデヒド アセトアルデヒド 2-エチル-1-ヘキサノール ) である 文献調査は 1. 国立情報学研究所論文情報ナビゲータ (CiNii) による国内文献の検索 2. 収集文献の引用文献の調査 3. サイエンスダイレクトおよびウェブオブサイエンスによる国外文献の検索 4. 抽出文献の引用文献の調査の順番に調査を行った ここで 1 2については 1980~2012 年 3 4については主として最新文献である 2005~2012 年を対象とした フタル酸エステル類分解について フタル酸エステル類の一つであるフタル酸ジエチルへキシル (DEHP) は部材中等の水 分と反応して 2- エチル -1- ヘキサンノール (2E1H) となることが知られている (Uhde と 3

9 Salthammer 2007) 検索単語として分解される物質名 生成物質名 および材質などの単 語を用い 調査を実施した 1 さらに文献の要約等から放散機構あるいは放散速度について の報告であるものを取り上げた 2 表 1 調査結果の概略調査工程 検索後の文献数 絞り込み後の文献数 1. 国内調査 の引用文献 国外調査 の引用文献 11 1 合計 ( 重複を除く ) 以降に該当文献の概略を示す Sjöberg(2000) は コンクリート上に床材を配置した構造の床からの 1-ブタノールと 2E1H の発生機構などが調査可能な手法の構築を目的で Field and Laboratory Emission Cell (FLEC) による測定を実施し 床材から 360 μg m -3 h -1 の放散を報告した 柴田ら (2002) は 2E1H の室内濃度の調査を実施し 床から μg m -2 h -1 の発生を報告した 上島ら (2003) は 2E1H の放散量や 発生に関与すると考えられるコンクリート中の水分含有率について検討するため 室内 2E1H 濃度の測定を実施した 著者らは 床コンクリート上から 12 mg m- 2 h -1 の 2E1H が放散されていたこと 部位により濃度差があること カーペット上よりコンクリート上で放散量が多いことを報告し コンクリートからのアルカリ水によって加水分解が起こっていること 壁や天井からの放散は吸着後の再放散の可能性があることを示唆した 横田ら (2004) は 塩化ビニル床材内の可塑剤分解物等の放散メカニズムの解明を目的として 塩化ビニル床材単体とセルフレベリング (SL) 材に塩化ビニル床材を施工した複合建材の放散量などの測定を実施した 著者らは 塩化ビニル床材からの 2E1H の放散の原因として DEHP の加水分解だけでなく酸化も考えられること SL 材内部のアルカリ水分により DEHP が分解し 2E1H 放散量が増加すること 加水分解による 2E1H の放散量はある程度時間が経過した後に増加することを報告した 1 ここまでの文献を 検索後の文献 とする 2 絞り込み後の文献 とする 4

10 長尾ら (2005) は横田ら (2004) に続き SL 材の含水率 水分の状態が化学物質放散量に及ぼす影響を検討した 著者らは 実験で使用した SL 材は含水率が 4% 程度を境に それ以上の含水率を有している場合は液水が支配的であり それ以下では水蒸気が支配的であると考えられること 2E1H 放散量は床下地材の水分の状態において液水が支配的である場合に増加し 水蒸気が支配的である場合には増加しないことを報告した 上島ら (2005) は 2E1H について室内濃度 発生源 自覚症状についてまとめた 著者らは 床材がコンクリート表面に接していない部屋では放散量が少ないこと 床材とコンクリートが接触している部屋では放散量が多いこと 部屋間の DEHP の濃度差は 2E1H の濃度差と比べ小さいことから 2E1H の発生はコンクリート中の ph12~13 のアルカリ性水分と接触した DEHP が加水分解したものと考察している Nalli ら (2006) は 微生物による可塑剤分解および 2E1H の生産について検討を行い DEHP の微生物的分解によって 2E1H だけではなく 2-エチルヘキサン酸を生産することを報告した さらに 著者らは非生物学的な加水分解による半減期が長い (100 年 ) ことなどを引用し 微生物分解以外の 2E1H の生成経路が重要ではないと指摘した 長尾ら (2006) は長尾ら (2005) に引き続き 2E1H 放散量に対する接着剤の影響を調査した 著者らは 一部のアクリル樹脂エマルジョン系接着剤より 2E1H および 2-エチル -1-ヘキシル基を持つ化合物が放散すること 接着剤を塗布する面の状態( 含水率 ) により 接着剤から放散する 2E1H の放散量は大きく異なること 複合建材 ( 塩化ビニル床材 + 接着剤 +SL 材 ) からの 2E1H 放散量は接着剤の種類に大きく影響を受けることを報告した 砂澤と松本 (2006) は 2E1H の捕捉材を床材に添加することによる放散の低減化を目的として 室内空気中の実態調査や放散の再現試験を実施した 著者らは 室内環境中で 2E1H およびその酸化物である 2-エチルヘキサナールを検出したこと アルカリ水接触後の床材は非接触の床材に比べ放散速度が高いこと 含水率の高いモルタルに施工した塩ビ床材では一旦放散速度が増加後減少することなどを報告した 米本ら (2006) は 2E1H の発生メカニズムとその抑制方法に関する検討を実施した 著者らは 一部のアクリル系接着剤では 2E1H および 2-ブタノールが発生すること 金属板と SL 材との比較では同じ接着剤でも SL 材の放散速度が高いことなどを報告した 粟木ら (2006) は 2E1H の発生状況の把握を目的に コンクリートの含水率と 2E1H の発生量の関係について検討を行った 著者らは 水分が多ければスラブ形状にかかわらず 2EH1 が発生すること 水分が少なければ発生量が少なくなる可能性があることを報告した 5

11 千野ら (2007) は 塩化ビニル床材内の DEHP の加水分解等により発生する 2E1H の放散メカニズムを解明することを目的として 高含水のセルフレベリング材に DEHP 含有や特徴が異なる床材を施行し 床材の違いが 2E1H 放散量にどのように影響するか検討した 著者らは クッションフロアを使用した場合は初期の 2E1H 放散量が非常に大きいこと 床タイルを使用した場合には放散量は低いが長時間経過すると放散量は徐々に増加すること 床材間での放散量の増加傾向の違いが床材内での化学物質や水の拡散性状 DEHP 含有量に影響を受けるものと考えられることを報告した Uhde と Salthammer(2007) は室内環境下における化学反応についてレビューを行った この中で 有機エステルがカルボキシル酸あるはアルコールへ加水分解されることが報告されており その例として DEHP から 2E1H の生成 フタル酸ジ-n-ブチルから n-ブタノールの生成 フタル酸イソブチルから 2-ブタノールの生成があげられている なお 加水分解に必要な水分は 室内環境中の水分 たとえば製品中の水分や室内の気中に含まれる水分である 桑原と近藤 (2007) は アクリル樹脂の未反応モノマーであるアクリル酸 -2-へキシルを含む硬化塗膜からの 2E1H の放散に関する実験を行った 著者らは 塗料中のアクリル酸 -2-へキシルは 弱アルカリ性によって一部は加水分解し 2E1H が生成する可能性があり セメントモルタル板に塗装された塗料は強アルカリ性になり 加水分解が促進されて 界面付近に大量の 2E1H を生成すること 生成された 2E1H は塗装後に徐々に塗膜表面に移行し放出されること 塗料中にアクリル酸 -2-へキシルが存在しなければ 2E1H を生成する反応は生じないと考えられることを報告した 横田ら (2007) は 2E1H の発生メカニズムの推定を目的として 塩化ビニル床材および SL 材に塩化ビニル床材を施工した複合建材からの 2E1H の放散について検討した 著者らは 複合材では 2E1H の放散が認められること その放散はある程度の時間が経過した後に増加すること 複合材からの放散は SL 材の含水率に関係する水分状態が液水支配である場合に放散量が増加し 水蒸気支配である場合は増加しないことを報告した 千野ら (2008) は床用接着剤が床面からの 2E1H 放散に与えている影響を検討するため 接着剤の種類と 2E1H 放散量との関係を求める検討を行った 著者らは 一部の接着剤で 2E1H の放散を求め 時間とともに速やかに減衰すること 接着剤の種類によっては高含水の床下地と塩ビ床材を接着しても 2E1H 放散量は増加しない場合があること 接着剤の種類によっては 2E1H 以外にブタノールが生成すること 長期渡る放散に関しては加水分解の寄与が大きいとの推測が成り立つことなどを報告している 柴田ら (2008) はセメントの種類による 2E1H 発生量の変化に着目して実験を行った 著者らは セメント 6 種類に DEHP を添加した実験で いずれのセメントでも 1 日後 5 mg m- 2 h- 1 その後 10 mg m -2 h -1 を超える 2E1H の発生があったことを報告し コンクリート柱のセメントと DEHP の接触が原因となることを示唆した 6

12 Chino ら (2009) は 2E1H の放散メカニズムの解明を目的として 高含水 SL 材に床材を施工し 2E1H の放散を測定した 著者らは 床材と SL 材の組み合わせの放散速度は床材だけの場合と比較して時々高いこと 接着剤がゴムラテックス樹脂の場合には低いこと ゴムラテックス樹脂およびアクリル樹脂の場合には徐々に高くなることを報告した Sakai ら (2009) は 2E1H の季節変動を検討するために 2004 年 ~2007 年に 56 建築物の 67 部屋から夏季と冬季の 2E1H 濃度を測定した 著者らは 大規模建築物の室内空気の主たる有機化合物のひとつが 2E1H であること 室内と室外濃度の有意な相関関係がないこと 夏季の 2E1H 濃度の幾何平均値が 55.4 μg m -3 と冬季の幾何平均値 13.7 μg m -3 と比較して有意に高いこと この結果が床からの高い放散速度に由来することなどを報告した さらに著者らは種々の根拠から これらの結果は 2E1H の放散速度は床材中の DEHP のアルカリ加水分解に影響を与える因子に由来する可能性を示唆した Westberg ら (2009) は フタル酸からの加水分解物の放散に関するモニタリング方法の検討とその方法を用いた測定を実施した 著者らは フタル酸のフタル酸ジ-n-オクチルとフタル酸ジイソノニルを用いた試験で ph10 または ph11 より ph12 や ph13 の条件下で生成量が多くなることなどを報告した ホルムアルデヒド生成について尿素樹脂等の樹脂成分が加水分解することでホルムアルデヒド (HCHO) が生じることが知られている ( 中西と鈴木 2009) 検索単語として分解される物質名 生成物質名 および材質などの単語を用いた 表 2 調査結果の概略調査工程 検索後の文献数 絞り込み後の文献数 1. 国内調査 の引用文献 国外調査 の引用文献 12 7 合計 ( 重複を除く ) 以降に該当文献の概略を示す 窪田ら (1978) は尿素 -ホルムアルデヒド(UF) 樹脂合板からの HCHO の放散メカニズムについて検討した 著者らは 硬化物から放散する HCHO は温度の影響を受け 温度が高いほど放出量が大きいこと 高温下でも乾燥状態では放散が認められないこと メチロール基が HCHO の放散に関わることを報告した 7

13 Myers(1984) は HCHO 濃度と換気回数 (N) や試料負荷率 (L) との関連性について既存文献をまとめ 合板などからの HCHO の定常放散に関して報告した 著者らは チャンバー実験による濃度データと N および L に対する関係性は N/L を独立変数として含む 2 パラメータの方程式として記述されるとしている Meyer ら (1986) は UF 樹脂で接着された木製品からのホルムアルデヒド放散機構についてまとめた 著者らは UF 板では HCHO は様々な存在形態 ( メチレングリコールモノマーまたはオリゴマー UF 樹脂結合状態など ) をとること これらの状態が潜在的な加水分解 HCHO 源であること フェノール-ホルムアルデヒド (PF) ボードでは HCHO は様々な存在形態 ( メチレングリコールモノマーまたはオリゴマー PF 樹脂結合状態など ) をとること 拡散過程はパネルからの放散速度に大きく影響することなどを報告した Godish(1988) は HCHO に関する発生源と室内の現状についてまとめ UF 樹脂中コポリマー構造の終端のメチロール基が加水分解されることにより ホルムアルデヒドが放出されるとしている World Health Organization(1989) は環境健康クライテリアで HCHO を取り上げた この中で 木材製品から継続的に 低率であったも何年間にもわたる長期間放散しうることを報告した Smith と Satola(1999) は 建材や家具から化学物質放散に関する研究や新たな知見より 二次生成について ケース 1: 材料製造時の反応生成物が消費者のもとで放散 ケース 2: 消費者のもとで 表面または異種材料間での反応が起こる ( 例えば コンクリート 接着剤と床材間など ) ケース 3: 消費者のもとで 一次生成物が他の一次生成物や反応性気体と反応 の 3 通りを想定した これらの二次排出の原因の一つとして加水分解が扱われており ホルムアルデヒドの発生機構に関係して UF ベースの接着剤は水に対する安定性が低く 材料中の水分の存在が N-O 結合の加水分解につながること これによってホルムアルデヒドが生産されること UF ベースの接着剤は 一般的であり したがってこれに由来するホルムアルデヒド濃度が住宅やオフィスでかなり高くなる可能性があること 特に UF- 結合パーティクルボードの上に水性床材用接着剤が塗布されていると ホルムアルデヒドの高濃度 長期的な排出を引き起こす可能性があることを報告した 岩下と木村 (1999) は 合板からの HCHO 放散量の経時変化を算定する手法に検討し た 著者らは 一次減衰モデル 二重一次減衰モデル 定常発生を加味した二重一次減衰モデルの適合を試み 定常発生 + 二重一次減衰モデルの適合性が最も高いことを示した 当該モデルのうち定常発生が 脱 HCHO 反応であると仮定されており その値は 0.523~0.611 mg m -2 h -1 であった 8

14 保利ら (2003) はスモールチャンバー法と既存の測定方法の比較を行った 著者らは 建材に使用される接着剤の分解によって HCHO が徐々に放散されること 表面含有率の減少後内部拡散が律速となり放散速度が徐々に小さくなること その後の放散速度の減少は小さく 長期にわたって放散が継続することを示唆した 鈴木ら (2007) は スモールチャンバーと簡易大型チャンバーとの比較試験において複数の家具から放散する HCHO について検討した 著者らは 納入 10 年以上経過した家具の一部において F スター表示なしに相当する放散速度を示すことを報告した 発生源あるいはメカニズムについての言及はないものの 未反応 HCHO だけでなく 加水分解後の HCHO の可能性もあると考えられる Uhde と Salthammer(2007) は反応生成物の室内空気質への影響のレビューを行い ホルムアルデヒド (HCHO) の生成についても言及している 著者らは パーティクルボード生産などに関わる尿素ホルムアルデヒド (UF) 縮合樹脂を含む接着剤において 未反応なホルムアルデヒド ( 遊離 HCHO) ではなく 縮合物内の C-N 結合が加水分解され HCHO が放散する機構が存在することを示した 市原ら (2008a 2008b 2008c 2008d) は建材からの長期間にわたる温湿度別放散傾向の違いについて一連の検討を行った 著者らは 長期放散 (100 日 ) において 28 と 35 では大きく異ならないこと 一方で 15 の放散は非常に低いこと ブランクと比較して合板は長期間の放散が認められることを報告し 長期放散は加水分解により新たな HCHO が生成することの影響であると考察している さらに相対湿度が高いと放散速度が減衰しにくい傾向にあること 湿度が低いと温度影響が認められなくなること 湿度 10% では著しい放散速度の減衰が認められること 一方でブランクでは顕著な差が認められないことなども報告した WHO Regional Office for Europe(2010) は室内空気質に関する化学物質のガイドラインをまとめ HCHO も対象物質であった この中で発生源に関して Kelly ら (1999) や Salthammer ら (2010) を引用し まとめられている Salthammer ら (2010) は室内環境の HCHO に関するレビューを行い HCHO の放散メカニズムについてもまとめた 著者らは UF の水耐性が低く C-N 結合が加水分解することを示した Hun ら (2010) は 新築ではない住宅の HCHO 放散源を検索するため 築年数 5 年以上の住宅を中心にデータ解析を実施した 著者らは 放散のメカニズムの一つとして二次放散について取り上げ 加水分解が長期間に渡る低放散の発生に寄与する可能性があることを指摘し 解析した住宅においてもこのメカニズムが存在した可能性が高いことを示唆した 9

15 Blondel と Plaisance(2011) は 室内発生源の確認と定量 室内濃度と室内環境の関連性の確認などを目的として 学生寮 (24 室 ) の建物や家具の放散速度 室内や室外濃度の測定を実施した 著者らは 7 年以上経過した建物や家具からの放散を認め 室内濃度が温度に依存することを報告した 発生メカニズムについての言及はないものの 未反応 HCHO だけでなく 加水分解後の HCHO による影響の可能性もあると考えられる アセトアルデヒド生成について木材へのエタノール添加においてアセトアルデヒドが生成することが知られている ( 中西ら 2007) 検索単語として分解される物質名 生成物質名 および材質などの単語を用いた 表 3 調査結果の概略調査工程 検索後の文献数 絞り込み後の文献数 1. 国内調査 の引用文献 国外調査 の引用文献 0 0 合計 ( 重複を除く ) 18 8 以降に該当文献の概略を示す 堀ら (2004) は室内環境におけるアセトアルデヒドの発生源の検討として酢酸ビニル系接着剤 木質材料などについて実験 実測を行った 著者らは 酢酸ビニル系接着剤では乾燥開始後 時間の総発散量は 10~30 μg g -1 その後も(5 日間 )1/5~1/10 程度の放散があったこと 湿度 12% と 65% で 20 h の放散量を測定した結果 高湿度側で 4 倍の平均発散速度を示したこと 木質材料では乾燥した心材からもアルデヒドが生成し発生源になりうることを報告した 塔村ら (2005) は 木材 ( 素材 ) から放散される VOC を測定した 著者らによると アセトアルデヒドは外国産材ラミナで初期に 50~80 μg m -2 h -1 と高いこと 30 日後には全ての試料で定量下限値に近い 3 μg m -2 h -1 以下に減少したこと ヒバを除きプレーナー加工の方が未処理より放散速度が減少したことを報告した 10

16 Tohmura ら (2005) は スギと米マツの集成材についてアセトアルデヒド放散量を測定した 集成材の接着剤は フェノールレゾルシノール樹脂接着剤 (PRF) としたが 7% のメタノール添加版 (M-PRF) と エタノール添加版 (E-PRF) を用いて実験を行った 著者らは エタノール添加の接着剤を使用した集成材でアセトアルデヒド放散量がスギで 595~1,006 mg m -2 h -1 米マツで 89~552 mg m -2 h -1 と大きいことを報告し 放散するアセトアルデヒドの主な部分は 既に存在しているのではなく 硬化過程でエタノールと木材の接触による相互作用 ( おそらく酸化 ) で生成されたと考えられることを示唆した 秋津ら (2006) はアセトアルデヒドの放散源や放散メカニズムを明らかとするために 住宅等に使用される木材 接着剤 塗料および溶剤から放散されるアセトアルデヒドを測定した 著者らは 接着剤や塗料に使用される溶剤のうち エタノールでアセトアルデヒドの放散量が多く 接着剤や塗料から発生するアセトアルデヒドの原因として エタノールが関係することを示唆したが その起源については特定していない 秋津ら (2007) は秋津ら (2006) に続き 単板と石こうボードを用いたときの放散特性について 透湿性能や木材成分との吸着や反応と関連づけて検討した 著者らは エタノールを木材中に拡散移動させる場合 トドマツでは エタノールに含まれる以上のアセトアルデヒドが放散されることから 木材成分と反応しアセトアルデヒドが生成される可能性があることを示唆した 石川ら (2009) は放散速度の低減方法を検討するため 杉材からの VOC 放散速度に対する乾燥処理の影響を検討した 著者らは 乾燥方法によってアセトアルデヒドの放散速度が変化しなかったことを報告した 斉藤ら (2010) は 近年の住宅室内における空気中化学物質の実態を調査するため 実測を行った 著者らは 硬化した酢ビ接着剤は加湿により未硬化時と同様の化学物質を放散すること 木質建材 接着剤から発生後床下空間に滞留し隙間から徐々に放散が示唆されること 酢酸ビニルが加水分解し アセトアルデヒドまたはビニルアルコールが生成し 不安定なビニルアルコールはアセトアルデヒド又はエタノールに変化する可能性があることを報告した なお これに先立つ斉藤ら (2005) の小型チャンバー法による測定では 塗布直後の未硬化酢ビ接着剤から発生する主な揮発性物質として MMB, アセトン 酢ビ アセトアルデヒド ホルムアルデヒドを検出したとされる 11

17 Tohmura ら (2012) は Tohmura ら (2005) に続き 木材へのエタノール添加によるアセトアルデヒドの放散メカニズムについて検討した 著者らは エタノールが木材に追加されたときにのみのアセトアルデヒド生成 (10.5~438 μg 24h -1 ) が認められること スギとヒノキ両方のサンプルで辺材に比べ心材でより大きなアセトアルデヒド生成が認められたこと 酸化エチレンガス滅菌では生木でアセトアルデヒド排出量減少効果があったが 気乾材では効果がなかったこと オートクレーブ滅菌では生木と気乾材両方からのアセトアルデヒド排出を防ぐことができたことを報告した また 木材に最初からあるアルコールデヒドロゲナーゼ (ADH) と外部からとりこまれた ADH がエタノールの添加により誘導されることでアセトアルデヒド生成し これが木材から放散する主要因であると想定されることを示唆した モデル式の検討本事業では 情報データベースのキーワード検索だけでは対象外の文献を多く含んだことから 文献要旨から放散機構あるいは放散速度での絞り込みを実施した さらに引用文献調査も実施したことから 各項目に関しておおむね網羅的な検索が実施できたと思われる 3 しかしながらモデル化まで実施している文献はほとんどなかった また モデル化を検討するための必要となる分解生成物等の時間的変化に関する情報もなかった したがって本項ではこれまでの知見を総合して反応機構についてまとめ 反応機構から適用可能な計算アルゴリズムを提案した フタル酸エステル類 フタル酸エステル類の分解に関しては 微生物による分解 (Nalli ら 2006) アルカリ条件下における加水分解 ( 上島ら 2003 など多数 ) の二つの反応機構が提案されている 2E1H 放散に関して複数の報告例がある強アルカリ条件下では微生物が分解反応を担うことが困難であること 微生物分解を報告した文献において加水分解を否定した根拠となった加水分解速度の報告文献がコンクリート条件下の測定ではないこと 測定 ph が 8.0 とアルカリ性と言いがたいことも考慮に入れると 現状では微生物による分解の寄与は低いと考えられる アルカリ条件下における加水分解には水分が必要であり 材料中の水分に関しては液体と気体が存在するが これまでの調査の結果では液体が重要な役割を果たしているものと推定されている ( 横田ら 2007) 計算アルゴリズムとしては 水分含量を考慮した1 次反応モデルの適用が可能と考えられる ホルムアルデヒド 原材料に含まれるホルムアルデヒドが残留し放散するケースも考えられるがそれ以外に尿素樹脂の分解によるホルムアルデヒドの生成についても多くの報告がある 反応機構に 3 国内情報は学会発表要旨も対象としたので 全体として国内情報がやや多めである 12

18 ついて検討した文献は多くないが 尿素樹脂のメチロール基が加水分解され ホルムアルデヒドが生じるメカニズムが妥当だと考えられる ( 窪田ら 1978) この生成は加水分解反応であることから 材料や環境の湿度条件が重要であり 10% などの低い条件では加水分解反応自体が起こらないこと 十分な湿度条件であれば湿度依存性および温度依存性が認められていることが示されている ( 市原ら 2008a 市原ら 2008b 市原ら 2008c 市原ら 2008d) モデルについては一例存在する ( 岩下と木村 1999) このケースでは二重一次減衰モデルと定常モデルの組み合わせで放散速度を推定しており 定常モデル部分が加水分解のホルムアルデヒドに相当している ただし 基本としている二重一次減衰モデルは一次減衰モデルよりも長時間の放散に対して適合性がよいことが指摘されているが ( 岩下 1999) 数ヶ月にも及ぶ場合には二重一次減衰モデルは過小評価となりべき乗関数モデルが適切であるとの報告 (Han ら 2012) もあり 岩下と木村のモデルをそのまま利用することは困難であると考えられる しかし 反応機構から他の放散に比べて相対的に遅い反応であることは確実であることから定常モデルに近似することは可能であると考えられる したがって湿度条件を考慮した定常モデルの適用が可能と考えられる アセトアルデヒド アセトアルデヒドの生成については情報が少なく 速度論的な検討を行うところまで到達していない 定性的にはアルコールデヒドロゲナーゼ (EC 等 ) によるエタノールの脱水素反応で その分解産物としてアセトアルデヒド生成されるものと考えられている (Tohmura ら 2012) アルコールの起源は溶剤など日常的使用されている消費者製品に含まれていたものと想定されている この他の反応機構としては 酢酸ビニル系接着剤の加水分解による放散が考えられている ( 堀ら 2004 斉藤ら 2010) 反応機構としては木材からの放散には酵素反応モデル ( ミカエリス メンテン式 ) の適用が可能と考えられ 一方酢酸ビニルに関するモデルについては反応機構に関する情報が少なく アルゴリズムの選択は困難であった 換気回数の測定室間換気やクローゼット 押し入れなどの小空間における換気状況を検討するため 延べ 6 軒の住居において 1 軒当たり 12 点の換気状況測定 ( 換気回数など ) を実施した 換気回数は住宅周辺の環境 生活行動だけでなく 室外の風速 室内外温度差によって変動する これらのことから 同一住宅において異なる時期に2 回の測定を行った 4 換気回数の測定には二酸化炭素 (CO2) を利用した JIS A1406 の濃度減少法を用いた また 一般家庭における測定時の安全性に配慮して 高圧ボンベを用いない CO2 の発生方法を利用するものとした 同時に居住者に対して目的 方法 安全性などの説明を行い 十分な同意を得た上で測定を実施した 取得した換気回数データと住環境因子との関連性について相関 4 居住者の同意が得られた場合のみ実施した 13

19 関係の検討を行い さらに重回帰分析を実施し 小空間に関する換気回数推定のための簡易モデルを作成した それに加えて モデル化の検討として これまでに実施した住環境と換気状況に関するアンケート調査の結果をまとめ 簡易モデルのパラメータについての情報を整理し 本調査 開発事業の目標を達成した 以下に詳細について述べる 実施内容室内濃度を推定する上で重要なパラメータとして換気回数がある 換気回数は 1 時間あたりの空間内の空気が入れ替わる割合と定義することができ 国内外で複数の住宅に関する調査事例がある しかしながら 国内の測定事例では測定対象数が少なく 長期にわたる測定の結果も報告されていない 一方 住宅全体の換気回数ではなく 防虫剤を対象とした衣装ケースの測定なども実施されている しかし押入やクローゼットなどの測定例はない このような現状のため 室内濃度推定時の換気回数設定においても困難が伴っている そこで 換気回数の情報がない押入やクローゼットに関しての測定を実施し 推定モデルの作成を最終的な目的とした換気回数と環境因子との関連性の解析を実施した 方法 換気条件の検討 無換気 24 時間換気 レンジフードによる換気など 換気条件を変更して対象小空間の換気回数の測定を実施した 換気条件とは 換気を行わない場合 ( 換気なし ) 24 時間換気設備を使用した場合 ( 24 時間換気 ) キッチンにある換気扇 レンジフードを使用した場合 ( 換気扇 ) 扇風機: 部屋に設置した扇風機を使用した場合 ( 扇風機 ) 部屋に設置されているエアコンを稼働させた場合 ( エアコン ) 小空間が設置されている部屋の出入り口を開放した場合 ( 部屋の開放 ) 小空間の扉を開放した場合( 開放 ) などの小空間の換気の状態が変化する実験条件である 換気回数は二酸化炭素を対象空間に導入し 対象空間の二酸化炭素濃度の減衰から算出した 二酸化炭素の発生源としてドライアイスを用いた 5 濃度測定には センスエア社製非分散型赤外線吸収法センサー (NDIR 方式センサー ) およびティアンドデイ社製ワイヤレスデータロガー対応二酸化炭素測定装置 (NDIR 方式センサー ) を用いた 方法の詳細については JIS 法に準じた なお 換気回数の推定は比較的単純な二酸化炭素濃度推定式による予測値と測定値の残差を最小となるように統計的に処理を実施した 連続測定 日常の換気回数を把握するために 二酸化炭素の発生源を居住者の呼吸のみとし 対象 小空間内の二酸化炭素濃度の変動から換気回数を算出した 濃度の測定および換気回数の 5 二酸化炭素はステンレス容器内で 20 前後まで加温し 気体として 10 m 以上のテフロ ンチューブを通して供給した 14

20 推定方法は上記の 換気条件の検討 と同様である 対象家屋 温度条件の異なる二季節の実施を基本としたが 調査協力者の了承が得られないケース もあり 全ての住宅で複数回の試験は実施できていない 表 4 測定環境 住宅 建て方 構造 築年数 換気 TkE 戸建 木造 2 階建て 約 10 年 TkN 戸建 木造 2 階建て 約 30 年 TkM 戸建 木造 2 階建て 約 10 年 TcA 戸建 木造 2 階建て 約 15 年 24 時間換気 TcS 共同 軽量鉄骨 約 30 年 TkH 共同 鉄筋コンクリート 約 5 年 24 時間換気 それぞれの住宅で 2 カ所の測定場所を選出 6 し 換気条件を変更して換気回数を測定した 6 一部の住宅では諸事情により 1 カ所の場合がある 15

21 図 2 測定場所 測定結果 換気条件の検討 6 軒の住宅において換気条件を変更した換気回数測定を実施した 基本的には 1 住宅あたり 2 小空間を対象として 1 換気条件あたり 5 分以上 6 回の測定を実施した 測定準備 CO2 の供給 CO2 の排気などを含めて一住宅あたり 1.5~4 日間の測定期間が必要であった このため協力者の負担が大きく 協力者が辞退する事例があった 今後測定数を増やすためには 測定方法の変更 測定数の削減などの工夫が必要である 以下の図は実際の測定結果の一例で 換気回数推定のための二酸化濃度の変化を示した 16

22 図 3 二酸化炭素濃度の測定例 (TkH 住宅 ) 17

23 表 5 換気回数 (h -1 ) の測定結果 測定条件 換気条件 住宅小空間測定 換気 24 時間 換気扇扇風機エア 開放 番号 扉の 時期 なし 換気 コン 形状 TkE 1 折り戸 秋 冬 開き戸 秋 冬 TkN 1 引き戸 秋 冬 開き戸 秋 冬 TkM 1 引き戸 冬 開き戸 冬 TcA 1 引き戸 冬 開き戸 冬 TcS 1 引き戸 夏 冬 TkH 1 引き戸 夏 冬 折り戸 夏 冬 換気なし : 換気を行わない場合 24 時間換気 :24 時間換気設備を使用した場合 換気扇 : キッチンにある換気扇 レンジフードを使用した場合 扇風機 : 部屋に設置した扇風機を 使用した場合 エアコン : 部屋に設置されているエアコンを稼働させた場合 開放 : 小空 間の扉を開放した場合 連続測定 2 軒の住宅について 1 週間程度の連続測定を実施した 日常的な行動時の換気回数の変動をとらえるために各家庭において生活制限等はない状況で測定を実施した 測定は 1 あるは 2 分ごととし 毎時 00 分から 59 分までのデータを用いて換気回数を算出した ただし 測定誤差を考慮して 対象小空間とその小空間が接続する部屋の二酸化炭素濃度差が対象小空間の 5% よりも小さい場合には欠測値としてデータ解析から除いた 18

24 小空間:TkH-1 1 分ごとの測定結果を以下の図に示した 押入は対象小空間 部屋は対象小空間の接続している部屋 隣室はその部屋の隣の部屋を指す 対象小空間 ( 押入 ) は子供部屋の押入で ほとんど開閉がない 部屋の二酸化炭素濃度は 夜間に高くなり 朝通学によって留守となることで換気が進み低くなる傾向が認められた 小空間の二酸化炭素の変動は部屋の変動に付随して起こっていた 図 4 TkH-1 における連続 CO2 濃度測定の結果 換気回数の推定結果を以下の図に示した 日常生活を行っている部屋の測定結果から換 気回数を算出したことから換気回数の変動が大きい 図 5 TkH-1 における換気回数の推定結果 19

25 小空間:TcS-1 2 分ごとの測定結果を以下の図に示した 押入は対象小空間 部屋は対象小空間の接続している部屋 隣室はその部屋の隣の部屋を指す 対象小空間 ( 押入 ) は和室の押入である 部屋の二酸化炭素濃度の変動は 利用頻度が低いこと 利用時間が短いことから 周期性のない結果となっている 小空間の二酸化炭素の変動は部屋の変動に付随して起こっていた 図 6 TcS-1 における連続 CO2 濃度測定の結果 図 7 TcS-1 における換気回数の推定結果 現状の方法では 押入のある部屋の利用頻度が低く 換気回数を推定できる条件 ( 二酸 20

26 化炭素の供給 ) が整っていないと推察された また部屋を利用するときには押入の開閉を 伴っていると思われ 比較的高い換気回数であった 住環境因子との関連性 統計的な解析として相関関係の検討を実施した 換気条件 換気回数と温度や湿度などの部屋の条件との相関関係を検討したところ 相関係数は 換気条件 :0.20 部屋の換気回数:0.17 小空間の湿度:-0.14 扉の形状:0.13 部屋との温度差 0.03 小空間の温度:0.03 となり 換気回数と相関関係の高い部屋の条件はなかった 連続測定 TkH-1 環境因子との相関関係を検討した 小空間の温度 :0.44 部屋との温度差:0.63 小空間の湿度 :0.24 部屋との湿度差:-0.33 の相関係数であった 今回測定した換気回数は検討外の他の因子 たとえばレンジフードなどによる換気 押入の開閉などを含む1 時間の平均的な値であることを考慮すると温度差の相関係数 0.63 も高い値であったと考えられる TcS-1 環境因子との相関関係を検討した 押入の温度 :0.40 部屋との温度差:0.33 押入の湿度 :0.07 部屋との湿度差:0.19 の相関係数であった 高い相関係数を示す項目はなかった 小空間のモデル化これまでの情報から換気回数のモデル化を試みた 上述の相関関係を考慮すると単独のパラメータではモデル化が困難なことが予想されたことから重回帰分析を実施した パラメータは部屋の換気回数 家の建て方 扉の形状 換気条件 小空間の温度 温度差 外気温の7つとし このうち家の建て方 扉の形状 換気条件についてはダミー変数を用いて解析に組み込んだ この結果によると 相関係数 0.39 決定係数 0.15 であり 決定係数は低いものの相関係数はある程度の高さを持つモデル式となった この原因は 住宅の構造 扉の形状によって大きく換気回数が異なる結果となったことから換気回数を説明できなかったものと推定された 今後 1. 住宅の構造 扉の形状のことなる測定例を増やすこと 同一測定場所で長期間の連続測定を実施し 環境因子との関連性を解析することで 詳細なモデル化を行うことが可能になると思われる 21

27 換気回数 = 部屋の換気回数 0.14 家の建て方 1.3+ 扉の形状 5.4+ 換気条件 1.3 小 空間温度 0.43 小空間湿度 温度差 外気温 上記モデル式のうち有意なパラメータは 部屋の換気回数 (P<0.05) 扉の形状 (P <0.05) 換気条件 (P<0.01) の3つであった そこで3つのパラメータについて過去のアンケート調査の結果をまとめ モデル化の検討として情報の整理を実施した 以下の表に示したように窓 24 時間換気やレンジフードの使用に関してはアンケート調査 (( 独 ) 産業技術総合研究所と ( 独 ) 製品評価技術基盤機構 2010) を実施している 上記の3パラメータのうち 部屋の換気回数 換気条件 に関しての情報は得られると考え アンケート結果についてまとめた なお 換気条件 パラメータとは 換気条件 は 換気なし 24 時間換気の使用 レンジフードの使用 部屋の開放 小空間の扉の開放 など 7 の実験条件である 表 6 換気に関するアンケート調査の実施状況 調査年度 回答者数 内容 平成 19 年度 a 1,080 人 窓の有無と開閉頻度 換気扇の有無と使用頻度 平成 20 年度 1,715 人 エアコンの有無と使用時間 窓の開放時間 24 時間換気の有無 平成 21 年度 a 2,313 人 24 時間換気の有無と使用時間 ( 独 ) 産業技術総合研究所と ( 独 ) 製品評価技術基盤機構 測定住宅および測定小空間の形状や換気機能の有無によって全ての条件を実施できていない また記述した以外の換気条件について検討を加えた場合もある 22

28 表 7 換気に関するアンケート調査の結果のまとめ項目 回答 調査年度 窓 有無 居室 寝室 91% 平成 19 年度 a 寝室 95% 平成 20 年度 居室 96% 平成 20 年度 開放時間 夏 ( 分 / 日 ) 519±511 平成 20 年度 冬 ( 分 / 日 ) 83±188 平成 20 年度 春 夏 ( 分 / 日 ) 404±397 平成 20 年度 レンジフード 有無 居室 寝室 キッチン 45% 平成 19 年度 a キッチン 94% 平成 19 年度 a 24 時間換気 有無 24% 平成 20 年度 17% 平成 21 年度 a 使用時間 ( 時間 / 日 ) 14±10 平成 20 年度 17±10 平成 21 年度 a 出典 :( 独 ) 産業技術総合研究所と ( 独 ) 製品評価技術基盤機構 2010 以上のようにモデル化にともない必要となるパラメータのうち 部屋の換気回数 換気 条件 についての情報はある程度得られた 今後 扉の形状 に関するデータの取得が必 要となると思われる 23

29 3.2. 製品情報の収集 流通商品調査一般消費者用として市場に流通している商品の種類や化学物質含有率に関する情報を収集した 製品は家庭用塗料 家庭用接着剤 住宅用クリーナー 住宅用ワックス 芳香消臭剤 防虫剤 殺虫剤 シャンプー 洗濯用洗剤 トイレ用クリーナー バス用クリーナー 台所用洗剤 ガラス用クリーナーの全 14 種類とした 14 製品の実際に市販されている商品リストを主として販売時点情報管理 (POS) システム情報に基づき作成し あわせて量的な情報も収集した さらにその内容物についての情報を 公開情報に基づき集約をはかり 本調査 開発事業の目標を達成した 以下に詳細について述べる 商品の種類と商品購買数の入手商品の種類の調査として 実際に購入された商品リストの作成を試みた 方法としては 販売時点情報管理 (POS) システム情報に基づく商品種類 商品購買数を入手し そのデータを集計した 販売時点情報管理 (POS) システム POS システムは 販売店の会計時に商品のバーコード情報を読み取ることで商品管理を行うもので 製造 ( 販売 ) 企業 商品名 購入数 購入価格などの情報を収集している 国内では 以下の表に示したデータベースが存在している 表 8 入手可能な販売時点情報管理システム情報の例 データベース 対象店舗 備考 日経 POS 情報サービス スーパーマーケット ドラッグストア TOPPAN POS スーパーマーケット ドラッグストアなど 400 店舗 流通経済研究所 スーパーマーケットなど 342 店舗 KSP-SP スーパーマーケットなど 840 店舗 食品のみ インテージ SRI スーパーマーケット ホームセンターなど 3,110 店舗 リスト化の対象商品本調査の対象となる製品群は ホームセンターでの販売も考えられることから ( 株 ) インテージの構築しているインテージ SRI が最も適切であると思われた このデータは スーパーマーケット ホームセンター ドラッグストア コンビニエンスストアの 3,110 店舗で購入された雑貨品 ( 以下の表 ) の販売個数 販売金額などを収集したもので 全国推計 24

30 値なども入手することが可能である SRI 雑貨の製品種類歯ブラシ 電動歯ブラシ 歯磨 マウスウォッシュ 義歯用剤 その他口中衛生用品 石鹸 入浴剤 シャンプー リンス ヘアトリートメント アウトバスヘアケア ヘアカラー ホームパーマ剤 育毛トニック 制汗剤 洗濯用洗剤 中性洗剤 漂白剤 柔軟剤 洗濯のり その他衣料洗剤 台所用洗剤 クレンザー 住居用クリーナー 住居用ワックス トイレ用クリーナー バス用クリーナー ガラス用クリーナー パイプクリーナー その他住居用クリーナー 粘着クリーナー 家庭用手袋 化学雑巾 たわし スポンジ 水切り袋 廃油処理剤 殺虫剤 防虫剤 カビ防止剤 芳香 消臭剤 トイレタンク用芳香洗浄剤 脱臭剤 除湿剤 ラッピングフィルム アルミホイル 食品包装用品 アルミガスマット類 食品保存用容器 フードカップ ティッシュペーパー トイレットペーパー ペーパータオル ぬれティッシュ 使い捨て紙クリーナー 紙おむつ 大人用紙おむつ 生理用品 生理用ショーツ 防水 撥水剤 しわとり剤 絆創膏 使い捨てカイロ 綿棒 靴クリーム 血圧計 体温計 低周波治療器 コンタクト用剤 その他ベビー用品 サポーター テーピング 歯槽膿漏治療薬 肛門洗浄剤 避妊具 潤滑剤 清浄綿 マスク 磁気製品 フットケア用品 その他雑貨品 ドッグフード キャットフード その他ペットフード ペット用品 ペット耐久用品 写真用フィルム ビデオテープ 電池 カミソリ 掃除機用紙パック 電球 カーお手入れ品 浄水器 線香 ろうそく 接着剤 粘着テープ 園芸用品 その他男性化粧品 クレンジング 洗顔クリーム コールド & マッサージ 化粧水 乳液 栄養クリーム パック 美容液 化粧用紙製品 その他化粧品 ハンド & スキンケア ボデイ用 日焼け 日焼け止め エチケット品 リップクリーム 化粧下地 ファンデーション おしろい ほおべに 口紅 その他リップ 眉目料 マニキュア 香水 コロン ヘアブラシ 化粧用コットン 化粧用小物 美容関連 ドリンク剤 情報入手対象データ 本調査の目的を考慮して 上記データから以下の条件の集計データを入手した 25

31 表 9 本事業において入手したデータの概要 項目 内容 店舗業態 スーパーマーケット ホームセンター ドラッグストア コンビニエン スストア 対象市場 雑貨品 対象期間 2009 年 1 月から 12 月の年計 データ指標 販売個数 販売金額 販売容量 8 対象製品 洗濯用洗剤 台所用洗剤 住居用クリーナー 住宅用ワックス トイレ 用クリーナー バス用クリーナー ガラス用クリーナー シャンプー 殺虫剤 防虫剤 芳香 消臭剤 接着剤 粘着テープ 対象データ 製品の販売個数 金額 容量の上位 50 製品リスト 図 8 データのイメージ 商品の販売量データ 各製品別に販売シェアを記載するとともに 代表的な含有成分を選定するための商品 9 個 数について検討した なお 商品個数の検討においては商品の形状などを考慮せず 50% 10 8 集計可能な製品のみ 9 正確には商品ではなく 商品ブランド別に近い単位である すなわち 容量あるは詰替商品など内容物が同じにもかかわらず製品番号が異なるものを合わせて一つの商品としている 10 データとしては 販売個数 販売金額 販売容量がある シェアの計算には販売容量を 26

32 のシェアを超す商品個数と設定した 住居用クリーナー 販売個数 販売容量では 3 商品 販売金額では 4 商品で寄与が 50% を超えた 代表的な 含有成分を選定するための商品個数は 3 商品 ( 販売容量 ) である 図 9 住宅用クリーナーの販売シェア 内側の円グラフは上位 50 商品のシェア 外側の円グラフは上位 4 商品のシェア 住居用ワックス 販売個数 販売容量 販売金額において 2 商品で寄与が 50% を超えた 代表的な含有成 分を選定するための商品個数は 2 商品 ( 販売容量 ) である 図 10 住宅用ワックスの販売シェア 内側の円グラフは上位 50 商品のシェア 外側の円グラフは上位 4 商品のシェア 殺虫剤 販売個数 金額において上位 50 製品で寄与が 50% を超えない したがって本調査のみで 用いたが 製品の内容によっては販売容量の情報を収集できない場合があった この場合には 販売個数などでシェアを推定した 27

33 は代表製品を選択することができない 図 11 殺虫剤の販売シェア 内側の円グラフは上位 50 商品のシェア 外側の円グラフは上位 4 商品のシェア 殺虫剤は製品の用途や形状などで36のカテゴリーに分けることができる これによると ハエ 蚊 用が 33% 虫除け 24% ゴキブリ 用が 13% とこれらで寄与が 50% を超えた それぞれの中では 以下が主たる製品である ハエ 蚊 では約半数 (45%) が ハエ 蚊用エアゾール 虫除け では半数以上(54%) が シートタイプ 携帯タイプを除いた虫除け ゴキブリ は ゴキブリ用エアゾール と 毒餌剤 で半数以上 (59%) であった 殺虫剤 ( ハエ 蚊用エアゾール ) 販売個数 販売金額において 2 商品で寄与が 50% を超えた 代表的な含有成分を選定す るための商品個数は 2 商品である 図 12 殺虫剤 ( ハエ 蚊用エアゾール ) の販売シェア 内側の円グラフは上位 50 商品のシェア 外側の円グラフは上位 4 商品のシェア 28

34 殺虫剤 ( 虫除け ) 販売個数 販売金額において 8 商品で寄与が 50% を超えた 代表的な含有成分を選定す るための商品個数は 8 商品である 図 13 殺虫剤 ( 虫除け ) の販売シェア 内側の円グラフは上位 50 商品のシェア 外側の円グラフは上位 4 商品のシェア 殺虫剤 ( ゴキブリ用エアゾール ) 販売個数 販売金額において 1 商品で寄与が 50% を超えた 代表的な含有成分を選定す るための商品個数は 1 商品である 図 14 殺虫剤 ( ゴキブリ用エアゾール ) 内側の円グラフは上位 50 商品のシェア 外側の円グラフは上位 4 商品のシェア 殺虫剤 ( 毒餌剤 ) 販売個数 販売金額において 2 商品で寄与が 50% を超えた 代表的な含有成分を選定す るための商品個数は 2 商品である 29

35 図 15 殺虫剤 ( 毒餌剤 ) の販売シェア 内側の円グラフは上位 50 商品のシェア 外側の円グラフは上位 4 商品のシェア 防虫剤 販売個数 販売金額では 3 商品 販売容量では 2 商品で寄与が 50% を超えた 代表的な 含有成分を選定するための商品個数は 2 商品 ( 販売容量 ) である 図 16 防虫剤の販売シェア 内側の円グラフは上位 50 商品のシェア 外側の円グラフは上位 4 商品のシェア 芳香消臭剤 販売個数 販売金額 販売容量において上位 50 製品で寄与が 50% を超えない したが って本調査のみでは代表製品を選択することができない 30

36 図 17 芳香消臭剤の販売シェア 内側の円グラフは上位 50 商品のシェア 外側の円グラフは上位 4 商品のシェア 芳香消臭剤は製品の用途や形状などで 10 カテゴリーに分けることができる これによ ると トイレ が 40% 室内 が 35% 衣類 用が 22% で これらで寄与が 90% を超え た 芳香消臭剤 ( トイレ ) 販売個数 販売金額では 4 商品 販売容量では 3 商品で寄与が 50% を超えた 代表的な 含有成分を選定するための商品個数は 3 商品 ( 販売容量 ) である 図 18 芳香消臭剤 ( トイレ ) の販売シェア 内側の円グラフは上位 50 商品のシェア 外側の円グラフは上位 4 商品のシェア 芳香消臭剤 ( 室内 ) 販売個数 販売金額では 6 商品 販売容量では 3 商品で寄与が 50% を超えた 代表的な 含有成分を選定するための商品個数は 3 商品 ( 販売容量 ) である 31

37 図 19 芳香消臭剤 ( 室内 ) の販売シェア 内側の円グラフは上位 50 商品のシェア 外側の円グラフは上位 4 商品のシェア 芳香消臭剤 ( 衣類用 ) 販売個数 販売容量 販売金額において 1 商品で寄与が 50% を超えた 代表的な含有成 分を選定するための商品個数は 1 商品 ( 販売容量 ) である 図 20 芳香消臭剤 ( 衣類用 ) の販売シェア 接着剤 販売個数 金額において上位 50 製品で寄与が 50% を超えない したがって本調査のみ では代表製品を選択することができない 32

38 図 21 接着剤の販売シェア 内側の円グラフは上位 50 商品のシェア 外側の円グラフは上位 4 商品のシェア 入手した POS データでは 詳細なカテゴリーの設定がなされていない そこで上位 50 位の商品について接着剤 ( 以降以外 ) 瞬間接着剤 シーラントの 3 カテゴリーに分けて集 計 11 を実施したところ 以下の表となった 表 10 製品カテゴリー別市場構成 製品カテゴリー 接着カテゴリー内の割合 販売個数 販売金額 接着剤 18.9% 12.5% 瞬間接着剤 10.3% 8.2% シーラント 15.6% 14.0% 50 位までの製品 47.7% 35.9% 各カテゴリーの代表容量がそのカテゴリーの中で最も販売個数の多い製品 12の容量であることを仮定して カテゴリーごとの販売容量を推定した これによると 上位 50 位の商品ではシーラントの販売容量の寄与が大きい カテゴリーの寄与率が 50 位以下の商品でも一定であるとしたならば代表製品としてシーラントを選択可能である 販売個数では5 商品で寄与が 50% を超えた 代表的な含有成分を選定するための商品個数は5 商品である 11 一部に障子や襖用ののりが含まれていたので除外した 12 接着剤 瞬間接着剤 シーリング を採 用した ( 数字は JAN コード ) 33

39 表 11 販売容量の概算結果 製品カテゴリ 製品個数 代表容量 推定した販売容量 ー 千個 ml L 割合 接着剤 4, ,000 7% 瞬間接着剤 2, ,000 0% シーラント 3, ,200,000 93% 粘着テープ 今回入手した POS データでは粘着テープカテゴリーに混乱が見られる たとえば最も販売個数の多い商品は DIY に使用されているような粘着テープ製品でなく 10 位までの商品のうち9 商品が粘着テープ商品ではなかった 上位 50 位までとしても粘着テープ製品は一部であった 図 22 粘着テープの販売シェア 内側の円グラフは上位 50 商品のシェア 外側の円グラフは上位 4 商品のシェア シャンプー 販売個数では 20 商品 販売容量では 24 商品 販売金額では 50 商品で寄与が 50% を 超えた 代表的な含有成分を選定するための商品個数は 24 商品 ( 販売容量 ) である 34

40 図 23 シャンプーの販売シェア 内側の円グラフは上位 50 商品のシェア 外側の円グラフは上位 4 商品のシェア シャンプーは製品の用途や形状などで 4 カテゴリーに分けることができる これによる と 共用 が 94% 男性 が 6% で これらの寄与は約 100% であった シャンプー ( 共用 ) 図 24 シャンプー ( 共用 ) の販売シェア 内側の円グラフは上位 50 商品のシェア 外側の円グラフは上位 4 商品のシェア 販売容量では 20 商品で寄与が 50% を超えた 代表的な含有成分を選定するための商品 個数は 20 商品 ( 販売容量 ) である 洗濯用洗剤 販売個数 販売容量では 6 商品 販売金額では 7 商品で寄与が 50% を超えた 代表的な 含有成分を選定するための商品個数は 6 商品 ( 販売容量 ) である 35

41 図 25 洗濯用洗剤の販売シェア 内側の円グラフは上位 50 商品のシェア 外側の円グラフは上位 4 商品のシェア 洗濯用洗剤は製品の用途や形状などで 7 カテゴリーに分けることができる これによる と 粉末 が 60% 液体 が 39% で これらの寄与が 99% であった 洗濯用洗剤 ( 液体 ) 販売個数 販売容量 販売金額において 3 商品で寄与が 50% を超えた 代表的な含有成 分を選定するための商品個数は 3 商品 ( 販売容量 ) である 図 26 洗濯用洗剤 ( 液体 ) の販売シェア 内側の円グラフは上位 50 商品のシェア 外側の円グラフは上位 4 商品のシェア 洗濯用洗剤 ( 粉末 ) 販売個数 販売容量 販売金額において 5 商品で寄与が 50% を超えた 代表的な含有成 分を選定するための商品個数は 5 商品 ( 販売容量 ) である 36

42 図 27 洗濯用洗剤 ( 粉末 ) の販売シェア 内側の円グラフは上位 50 商品のシェア 外側の円グラフは上位 4 商品のシェア トイレ用クリーナー 販売個数 販売容量 販売金額において 3 商品で寄与が 50% を超えた 代表的な含有成 分を選定するための商品個数は 3 商品 ( 販売容量 ) である 図 28 トイレ用クリーナーの販売シェア 内側の円グラフは上位 50 商品のシェア 外側の円グラフは上位 4 商品のシェア バス用クリーナー 販売個数 販売容量 販売金額において 2 商品で寄与が 50% を超えた 代表的な含有成 分を選定するための商品個数は 2 商品 ( 販売容量 ) である 37

43 図 29 バス用クリーナーの販売シェア 内側の円グラフは上位 50 商品のシェア 外側の円グラフは上位 4 商品のシェア 台所用洗剤 販売個数 販売金額では 7 商品 販売容量では 9 商品で寄与が 50% を超えた 代表的な 含有成分を選定するための商品個数は 9 商品 ( 販売容量 ) である 図 30 台所用洗剤の販売シェア 内側の円グラフは上位 50 商品のシェア 外側の円グラフは上位 4 商品のシェア ガラス用クリーナー 販売個数 販売容量 販売金額において 2 商品で寄与が 50% を超えた 代表的な含有成 分を選定するための商品個数は 2 商品 ( 販売容量 ) である 38

44 図 31 ガラス用クリーナーの販売シェア 内側の円グラフは上位 50 商品のシェア 外側の円グラフは上位 4 商品のシェア その他商品種類に関する調査 ( 塗料 ) 入手した POS データには一部の製品のデータが含まれていなかった ここではその製品カテゴリーの情報収集を行った 具体的には家庭用塗料について大手 2 社のホームページから情報を収集し 用途と商品名をまとめた [ 関西ペイント ] URL: 39

45 表 12 家庭用塗料の一覧 ( 関西ペイント ) 用途 水性多用途 商品名 水性ペイントパウチ ハピオセレクトマイルド ハピオフレンズ カントリーライフカラー 水性つやあり塗料専用つや調整剤水性 水性ウレタンガード ハピオセレクト ハピオカラー アレスアーチ 油性多用途 屋内壁用 油性トップガード 水性かべ紙クロス用 水性浴室かべ用 珪藻土塗料 ( エアクリーンウォール K) 室内かべ用 塗料 残塗料処理剤 外壁用 さび止め用 水性シリコン外かべ用 水性シリコン凹凸外かべ用 水性さび止め サビテクト 速乾さび止めペイント 超速乾さび止め 速乾エポキシさび止 め 屋根用 水性シリコン遮熱屋根用 油性シリコン遮熱屋根用 水性シリコン遮熱屋根用専用下塗り剤 油性シリコン遮熱屋根用専用下塗り剤 水性シリコン屋根用 油性シリコン屋根用 ハピオル ーフ かわら専用 トタン専用 水性かわら用屋根ペン 油性ウレタンアクリルトタン用 アクリルトタン用油性 油性トタン VII 油性トタン用 床用木部 鉄部用シーラースプレー 工作用 水性コンクリート床用 油性コンクリートフロアー用 パーキングライン油性鉄部木部用 油性ウレタンガード 回塗りハウスペイント 油性ウレタン鉄部水性カチオンシーラー 油性密着シーラーマーキングスプレー K 室内かべ浴室用スプレー 水性シリコンカラースプレー 油性シリコ ンラッカースプレー カンぺマーキングスプレー カンペラッカースプレー A 蛍光色スプ レー テルモスプレー 下塗り用 メッキ仕上げ用 プラスチック用密着スプレー 非鉄金属用密着スプレー非鉄金属用密着スプレー メッキみたいスプレー メッキみたい下塗り仕上げ用スプレー A さび止め用 上塗り兼用さび止めスプレー 透明さび止めスプレー 透明さび止めスプレー 速乾さび止 めスプレー 速乾さび止めスプレー S 速乾エポキシさび止めスプレー ジンクリッチスプ レー ホビー 工作用 タッチペンシリーズ ヌーロ nüro ホビー 工作用スプレー 水性工作用 カンペ工作用ラッカー 水性タッチ 油性タッチ 油性タッチ専用うすめ液 室内かべタッチ ラッカータッチ ラッ カータッチ専用うすめ液 ニスタッチ ニスタッチ油性 水性さび止めタッチ 木部用 水性ガーデン木部用 コンゾラン 木部保護 水性木材保護塗料 油性木材保護塗料 プラスウッド プラスウッド専用うすめ液 水性木部 保護塗料 油性木部保護塗料 キシラデコール キシラデコール白木やすらぎ 油性ランバー ステイン アウトドアステイン 40

46 [ 日本ペイント ] URL: 表 13 家庭用塗料の一覧 ( 日本ペイント ) 用途 水性多用途 商品名 水性グロス 水性セミグロス 水性フラッシュワイド 水性エコバー 水性つやあ り EXE 室内かべ 浴室 水性ノングロス 水性エコファミリー 水性スマイル ( かべ 浴室用 ) 浴室用 塗料スプレー 水性しっくい風かべ塗料 かわら屋根 トタン屋根 水性シリコンベスト瓦用 シリコントタン屋根用 アクリルトタン屋根用 トタン屋根用 鉄部 トタン屋根 用スプレー 鉄部 木部 アルミガーデニング木部 油性グロス 建物用プラス 屋外用シルバー 油性つやあり EXE 鉄部 建物 トタン用 油性ウレタントップ アルミカラースプレー油性ウッドステイン 水性ウッディガード ウッディガード 油性デッキ & ラティス 水性木部ステインカラー 水性ガーデン用ステイン ガーデン木部用スプレー 水性木部保護塗料 油性木部保護塗料 ホビー工作品 ミニホビー用スプレー ラッカーハケ塗り用 エナメル 水性エナメルミニ 水性 蛍光塗料 長時間夜光スプレー 蛍光スプレー ラメカラースプレー 水溶性つや 出しニス つや出し つやけしニススプレー 木部用マーカー 木工家具補修マー カー ニッペ純ペイントマーカー 修正 ふきとりマーカー さび止め カラーさび止め塗料 カラーさび止めスプレー 速乾さび止め 超速乾さび止め 水性さび止め 水性エポキシさび止め さび止めスプレー ジンクスプレー さびチェンジ 薄め液 徳用ペイントうすめ液 徳用ラッカーうすめ液 ニューラッカーうすめ液 徳用合 成ボイル油 コンクリート床 アスファルト 水性屋上防水塗料セット 水性コンクリートカラー 水性ラインカラー パーキン グサインシリーズ 外壁水性しっくい風かべ塗料 水性つやなし保護クリヤー 弾性ブロック 外かべ用 S 水性シリコン外かべ用 製品別商品選択についての検討結果 本項での検討結果を以下の表にまとめた なお 粘着テープ 塗料などについては 販 売容量 ( あるいは個数 ) についての情報が得られなかったことから除外した 41

47 表 14 製品別商品選択についての検討結果 製品 住居用クリーナー 住宅用ワックス 代表商品個数 3 商品 2 商品 殺虫剤ハエ 蚊用エアゾール 2 商品 虫除け ゴキブリ用エアゾール 毒餌剤 8 商品 1 商品 2 商品 防虫剤 2 商品 芳香消臭剤トイレ 3 商品 室内 衣類用 3 商品 1 商品 接着剤シーラント 5 商品 洗濯用洗剤粉体 5 商品 液体バス用クリーナー台所用洗剤ガラス用クリーナー 3 商品 2 商品 9 商品 2 商品 化学物質含有成分の調査国内では家庭用品品質表示法 化学物質安全性データシート (MSDS) あるいは業界団体の成分開示情報などあり 情報の入手は容易である そこで 本調査では各企業の Web ページを中心に検索を行い 成分についての情報を収集した なお 家庭用品品質表示法では 含有界面活性剤のうち含有率が 3% 以上のものについて化学物質名と含有率を示すと定められており 全ての成分が 3% 以下の場合は含有率の最も高い化学物質の名称を示すとなっている 洗浄補助剤などの添加物は 10% 以上の成分に関して含有率の順番で機能の総称と化学物質名を記載するとされており 1% 以上 10% 未満の場合には機能の総称で示すとの記載がある ( また 日本石鹸洗剤工業会による家庭用消費者製品における成分情報開示に関する自主基準では 1% 以上の成分について成分名称 機能について順番に記載するとなっている ( 収集した情報について以下にまとめた 対象とした商品は 前項の検討の結果により選択した 粘着テープ 塗料などについては 販売容量 ( あるいは個数 ) についての情報が得られ なかったことか除外した 42

48 住居用クリーナー 会社商品名成分表示 A 社 商品 A 家庭用品品質表示法 業界自主 基準 界面活性剤 (1% アルキルアミンオキシド ) 泡調整剤 アルカリ剤水 ( 工程剤 ) アルキルグリセリルエーテル( 調整剤 ) エタノールアミン ( アルカリ剤 ) アルキルアミンオキ シド ( 界面活性剤 ) アルキルグリコシド ( 界面活性剤 ) 香料 ( 香料 ) 着色剤 ( 着色剤 ) B 社 商品 B 家庭用品品質表示法 業界自主 基準 界面活性剤 (0.2% アルキルアミンオキシド ) 泡調整剤水 ( 工程剤 ) エチルアルコール( 泡調整剤 ) グリコールエーテル ( 泡調整剤 ) アルキルアミンオキシド ( 泡 調整剤 ) アルキルグリコシド ( 界面活性剤 ) 塩化ベン ザルコニウム ( 界面活性剤 ) エタノールアミン ( アル カリ剤 ) クエン酸塩 (ph 調整剤 ) 香料 ( 香料 ) C 社 商品 C 家庭用品品質表示法 業界自主 基準 界面活性剤 (1% アルキルアミンオキシド ) 泡調整剤 アルカリ剤水 ( 工程剤 ) アルキルグリセリルエーテル( 泡調整剤 ) エタノールアミン ( アルカリ剤 ) アルキルアミンオキ シド ( 界面活性剤 ) アルキルグリコシド ( 界面活性剤 ) 香料 ( 香料 ) 着色剤 ( 着色剤 ) D 社 商品 D 家庭用品品質表示法 業界自主 基準 界面活性剤 (7% アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム ) 分散剤 ph 調整剤水 ( 工程剤 ) ポリアクリル酸塩( 分散剤 ) アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム ( 界面活性剤 ) アル キルベンジルジメチルアンモニウム塩 ( 界面活性剤 ) エタノールアミン ( アルカリ剤 ) 脂肪酸塩( 界面活性剤 ) エチルアルコール( 溶剤 ) アルケニルコハク酸塩 ( 界面活性剤 ) 香料( 香料 ) 着色剤( 着色剤 ) 43

49 住居用ワックス 会社 商品名 成分表示 A 社 商品 A Web 合成樹脂 ( アクリル樹脂 ) 水 MSDS 水 ( 30~40%) 金属架橋型アクリル系樹脂エマルジョン(40 ~50%) 高融点ワックスエマルジョン(5~10%) レベリング剤 (1~5%) 界面活性剤(1% 以下 ) 可塑剤(5~10%) 防腐剤 (1% 以下 ) B 社 商品 B Web 界面活性剤 (5% ポリオキシエチレンアルキルエーテル ) 光沢剤 光沢助剤 業界自主 基準 水 ( 工程剤 ) アクリル酸塩メタクリル酸塩系共重合物 ( 光 沢助剤 ) グリコールエーテル ( 光沢助剤 ) エチルアルコー ル ( 光沢助剤 ) ポリオキシエチレンアルキルエーテル( 界面活性剤 ) ポリエチレン系ワックス( 光沢剤 ) ポリプロピレン系ワックス ( 光沢剤 ) シリコーン( 表面改質剤 ) 防腐剤 ( 防腐剤 ) 香料( 香料 ) 殺虫剤 [ ハエ 蚊用エアゾール ] 会社 商品名 成分表示 A 社 商品 A Web d-t80-フタルスリン 0.465w/v% フェノトリン 0.17w/v% ( ピレスロイド系 ) B 社 商品 B Web ピレスロイド (d-t80-フタルスリン d-t80-レスメトリン ) その他の成分 : 香料 ケロシン ( 灯油 ) LPG DME 44

50 [ 虫除け ] 会社 商品名 成分表示 A 社 商品 A Web テルピネオール ( ユーカリオイルなど天然精油 ) B 社 商品 B Web ディート原液濃度 9.75%(0.080g/mL) エタノール 無水ケイ酸 トウモロコシデンプン LPG C 社 商品 C Web 殺虫成分なし D 社 商品 D Web 1 缶 (100mL) 中ディート 2g( 原液換算 :10%) E 社 商品 E Web 1 缶 (100mL) 中ディート 2g( 原液換算 :10%) F 社 商品 F 殺虫成分を含んでいない G 社 商品 G Web ディート原液濃度 9.75%(0.080g/mL) エタノール 無水ケイ酸 トウモロコシデンプン 香料 LPG H 社 商品 H Web ディート 12.0 エタノール 香料 [ ゴキブリ用エアゾール ] 会社 商品名 成分表示 A 社 商品 A Web イミプロトリン ( ピレスロイド系 )0.4755w/v%( プラルとして w/v%) [ 毒餌剤 ] 会社 商品名 成分表示 A 社 商品 A Web フィプロニル ( フェニルピラゾール系 )0.05%(w/w) B 社 商品 B Web ヒドラメチルノン 防虫剤会社 商品名 成分表示 A 社 商品 A Web パラジクロルベンゼン 香料 B 社 商品 B Web パラジクロルベンゼン 香料 C 社 商品 C Web パラジクロルベンゼン 防カビ剤 ( チモール ) 45

51 芳香 消臭剤 [ トイレ用 ] 会社 商品名 成分表示 A 社 商品 A Web 無機系消臭剤 植物精油 香料 界面活性剤 ( 非イオン 陰イオン ) B 社 商品 B Web 両性界面活性剤系消臭剤 香料 界面活性剤 ( 非イオン 陰イオン ) 色素 C 社 商品 C Web 植物抽出消臭剤 香料 除菌剤 エタノール D 社 商品 D Web 両性界面活性剤系消臭剤 香料 エタノール 植物抽出物 [ 室内用 ] 会社 商品名 成分表示 A 社 商品 A Web 両性界面活性剤系消臭剤 香料 界面活性剤 ( 非イオン 陰イオン ) 色素 B 社 商品 B Web 無機系消臭剤 植物精油 香料 界面活性剤 ( 非イオン 陰イオン ) C 社 商品 C Web アミノ酸系消臭剤 吸水性樹脂 D 社 商品 D Web 不明 [ 衣類用 ] 会社商品名成分表示 A 社商品 A 製品表示トウモロコシ由来消臭成分 除菌成分 ( 有機系 Quat) 香料 水 46

52 接着剤 [ シーラント ] 会社 商品名 成分表示 A 社 商品 A MSDS シリコーン樹脂 (80 ~ 90%) 無晶シリカ(1 ~ 10%) メチルエチルケトンオキシム (0.1 ~ 1.0%) 顔料 B 社 商品 B MSDS シリコーン樹脂 (80 ~ 90%) シリカ(1 ~ 10%) メチルエチルケトンオキシム (0.1 ~ 1.0%) C 社 商品 C MSDS 変性シリコーン (20~30%) 無機質充填剤(50 ~ 60%) 酸化チタン (0 ~ 5%) ポリエーテルポリオール(1 ~ 10%) フタル酸イソノニル(10 ~ 20%) フタル酸ビス (2-エチルヘキシル)(0.1 ~ 1%) スズ化合物(0.1 ~ 1%) D 社 商品 D 不明 E 社 商品 E 不明 47

53 洗濯用洗剤 [ 粉末 ] 会社商品名成分表示 A 社 商品 A 家庭用品品質表示法 業界自主 基準 界面活性剤 (22% 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム ポリオキシエチレンアルキルエーテル) アルカリ剤 ( 炭酸塩 ) 水軟化剤( アルミノけい酸塩 ) 工程剤( 硫酸塩 ) 分散剤 蛍光増白剤 酵素炭酸塩 ( アルカリ剤 ) アルミノけい酸塩 ( 水軟化剤 ) 硫酸塩 ( 工程剤 ) 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム ( 界面活性剤 ) ポリオキシエチレンアルキルエーテル ( 界面活性剤 ) ポリアクリル酸ナトリウム( 分散剤 ) 塩化 ナトリウム ( 工程剤 ) ベントナイト ( 工程剤 ) けい酸塩 ( アルカリ剤 ) 水 ( 工程剤 ) アルキル硫酸エステルナトリ ウム ( 界面活性剤 ) 純石けん分 ( 脂肪酸ナトリウム )( 界面活性剤 ) ポリエチレングリコール ( 分散剤 ) 亜硫酸ナト リウム ( 安定化剤 ) 香料 蛍光増白剤 酵素 着色剤 B 社 商品 B 家庭用品品質表示法 業界自主 基準 界面活性剤 (15% アルファスルホ脂肪酸エステルナトリウム 純石けん分 ( 脂肪酸ナトリウム ) ポリオキシエチレンアルキルエーテル ) 水軟化材( アルミノけい酸塩 ) アルカリ剤( 重炭酸塩 炭酸塩 ) 工程剤( 硫黄塩 ) 漂白剤 酵素炭酸水素ナトリウム ( 重曹 )( アルカリ剤 ) 炭酸塩( アルカリ剤 ) アルミノけい酸塩( 水軟化剤 ) 硫酸塩( 工程剤 ) アルファスルホ脂肪酸エステルナトリウム ( 界面活性剤 ) 水 ( 工程剤 ) 過炭酸ナトリウム( 漂白剤 / 酸素系 ) 純石 けん分 ( 脂肪酸ナトリウム )( 界面活性剤 ) ポリオキシエチレンアルキルエーテル ( 界面活性剤 ) アクリル酸 / マレイ ン酸系高分子 ( 水軟化剤 ) 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム ( 界面活性剤 ) 香料 酵素 着色剤 C 社 商品 C 家庭用品品質表示法 業界自主 基準 界面活性剤 (21% 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム ポリオキシエチレンアルキルエーテル) 水軟化剤 ( アルミノけい酸塩 ) アルカリ剤( 炭酸塩 ) 工程剤( 硫酸塩 ) 分散剤 漂白剤 酵素アルミノけい酸塩 ( 水軟化剤 ) 炭酸塩( アルカリ剤 ) 硫酸塩( 工程剤 ) 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム ( 界面活性剤 ) ポリオキシエチレンアルキルエーテル( 界面活性剤 ) ポリアクリル酸ナトリウム( 分散剤 ) 塩化 ナトリウム ( 工程剤 ) ベントナイト ( 工程剤 ) 過炭酸ナトリウム ( 漂白剤 ) けい酸塩 ( アルカリ剤 ) アルキル硫 酸エステルナトリウム ( 界面活性剤 ) 水 ( 工程剤 ) ポリエチレングリコール ( 分散剤 ) 純石けん分 ( 脂肪酸ナトリ ウム )( 界面活性剤 ) 香料 酵素 着色剤 48

54 D 社 商品 D 家庭用品品質表示法 業界自主 基準 界面活性剤 (22% 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム アルファオレフィンスルホン酸ナトリウム ) 安定剤( 砥酸塩 ) アルカリ剤( 炭酸塩 けい酸塩 ) 水軟化剤( アルミノけい酸塩 ) 酵素 蛍光増白剤硫酸塩 ( 安定化剤 ) 炭酸塩( アルカリ剤 ) けい酸塩( アルカリ剤 ) アルミノけい酸塩( 水軟化剤 ) アルファオレフィンスルホン酸ナトリウム ( 界面活性剤 ) 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム( 界面活性剤 ) 水 ( 工程剤 ) 純石けん分 ( 脂肪酸ナトリウム )( 界面活性剤 ) 香料 酵素 亜硫酸塩 ( 安定化剤 ) ポリエチレングリコール ( 工程 剤 ) 蛍光増白剤 E 社 商品 E 14 家庭用品品質表示法 業界自主 基準 界面活性剤 (19% 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム ポリオキシエチレンアルキルエーテル) 水軟化剤( アルミノけい酸塩 ) アルカリ剤( 炭酸塩 ) 工程剤( 硫酸塩 ) 柔軟剤( ベントナイト ) 分散剤 酵素アルミノけい酸塩 ( 水軟化剤 ) 炭酸塩 ( アルカリ剤 ) 硫酸塩 ( 工程剤 ) ベントナイト ( 柔軟剤 ) 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム ( 界面活性剤 ) ポリオキシエチレンアルキルエーテル ( 界面活性剤 ) ポリアクリル酸ナト リウム ( 分散剤 ) 塩化ナトリウム ( 工程剤 ) 水 ( 工程剤 ) けい酸塩 ( アルカリ剤 ) アルキル硫酸エステルナトリウ ム ( 界面活性剤 ) ポリエチレングリコール ( 分散剤 ) 純石けん分 ( 脂肪酸ナトリウム )( 界面活性剤 ) 亜硫酸ナトリ ウム ( 安定化剤 ) 香料 酵素 着色剤 14 商品名が商品 F に変更されていた 49

55 [ 液体 ジェル ] 会社商品名成分表示 A 社 商品 A 家庭用品品質表示法 業界自主 基準 界面活性剤 (32%: ポリオキシエチレンアルキルエーテル 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩 ) 水軟化剤 安定化剤 アルカリ剤 分散剤 蛍光増白剤 酵素水 ( 工程剤 ) 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩( 界面活性剤 ) ポリオキシエチレンアルキルエーテル( 界面活性剤 ) 純せっけん分 ( 脂肪酸ナトリウム ( 界面活性剤 ) 水酸化ナトリウム(pH 調整剤 ) アルキルエーテル硫酸エステル塩 ( 界面活性剤 ) クエン酸 ( 水軟化剤 ) クメンスルホン酸ナトリウム( 安定化剤 ) アルコキシル化ポリエチレンイミン *( 分散剤 ) エチルアルコール( 安定化剤 ) ホウ酸( 安定化剤 ) アルキルトリメチルアンモニウム塩( 界面活性剤 ) エタノールアミン (ph 調整剤 ) アルコキシル化ポリエチレンイミン 15 ( 洗浄助剤 ) 香料 プロピレングリコール ( 安定化剤 ) 酵素 DTPMP 塩 ( 金属封鎖剤 ) 水添ヒマシ油 ( 安定化剤 ) 蛍光増白剤 シリコーン( 泡調整剤 ) 着色剤 B 社 商品 B 家庭用品品質表示法 業界自主 基準 界面活性剤 (35% ポリオキシエチレンアルキルエーテル 直鎖アルキルベンゼン系) 安定化剤 アルカリ剤 ph 調整剤 分散剤 酵素 蛍光増白剤水 ( 工程剤 ) ポリオキシエチレンアルキルエーテル( 界面活性剤 ) 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩( 界面活性剤 ) クエン酸塩 (ph 調整剤 ) ブチルカルビトール( 安定化剤 ) エチルアルコール( 安定化剤 ) アクリル酸塩系共重合物 ( 分散剤 ) 脂肪酸塩 ( 界面活性剤 ) エタノールアミン ( アルカリ剤 ) 塩化カルシウム ( 安定化剤 ) 亜硫酸ナトリウ ム ( 安定化剤 ) 香料 蛍光増白剤 酵素 着色剤 C 社商品 C 家庭用品 品質表示法 界面活性剤 (30%: ポリオキシエチレンアルキルエーテル ) 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩 脂肪酸エタノールア ミン ) 柔軟成分 水軟化剤 安定化剤 アルカリ剤 分散剤 泡調整剤 酵素 15 異なる 2 種類のアルコキシル化ポリエチレンイミンを使用 50

56 業界自主 基準 16 水 ( 工程剤 ) アルキルエーテル硫酸エステル塩 ( 界面活性剤 ) 純せっけん分 ( 脂肪酸ナトリウム )( 界面活性剤 ) ポ リオキシエチレンアルキルエーテル ( 界面活性剤 ) プロピレングリコール ( 安定化剤 ) 水酸化ナトリウム (ph 調整 剤 ) 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩 ( 界面活性剤 ) クエン酸 水軟化剤 クメンスルホン酸ナトリウム ( 安定化剤 ) アルキルトリメチルアンモニウム塩( 界面活性剤 ) ホウ酸( 安定化剤 ) エチルアルコール ( 安定化剤 ) エタノールアミン(pH 調整剤 ) 香料 アルコキシル化ポリエチレンイミン ( 分散剤 ) DTPMP 塩 ( 金属封鎖剤 ) 酵素 水添ヒマシ油 ( 安定化剤 ) カチオニックヒドロキシエチルセルロース ( 柔軟成分 ) シリコーン ( 泡調整剤 ) 着色剤 16 販売終了の模様 後継商品 D の内容を記載した 51

57 トイレ用クリーナー 会社商品名成分表示 A 社商品 A 家庭用品 界面活性剤 (4% 脂肪酸アミドプロピルベタイン ) 金属封鎖剤 泡調整剤 品質表示法 業界自主 基準 水 ( 工程剤 ) エチレンジアミン四酢酸ナトリウム ( 金属封鎖剤 ) エチルアルコール ( 泡調整剤 ) 脂肪酸アミドプ ロピルベタイン ( 界面活性剤 ) クエン酸ナトリウム ( 金属封鎖剤 ) アルキルグリコシド ( 界面活性剤 ) 塩化ベン ザルコニウム ( 界面活性剤 / 除菌成分 ) ポリカルボン酸系共重合物 ( 表面親水化剤 ) 香料 B 社商品 B 家庭用品 界面活性剤 ( アルキルアミンオキシド ) グリコール酸 (0.8%) 品質表示法 C 社商品 C 家庭用品 界面活性剤 ( アルキルアミンオキシド ) 水酸化ナトリウム (1%) 次亜塩素酸塩 品質表示法 業界自主 基準 水 ( 工程剤 ) 次亜塩素酸塩 ( 酸化剤 ) 水酸化ナトリウム ( アルカリ剤 ) アルキルアミンオキシド ( 界面活性剤 ) 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム ( 界面活性剤 ) ポリエチレングリコール硫酸エステルナトリウム ( 粘 度調整剤 ) 純石けん分 ( 脂肪酸ナトリウム )( 界面活性剤 ) 香料 バス用クリーナー 会社商品名成分表示 A 社商品 A 家庭用品 界面活性剤 (9% 脂肪酸アミドプロピルベタイン ) 泡調整剤 金属封鎖剤 品質表示法 業界自主 基準 水 ( 工程剤 ) ブチルカルビトール ( 泡調整剤 ) エチレンジアミン四酢酸ナトリウム ( 金属封鎖剤 ) 脂肪酸アミド プロピルベタイン ( 界面活性剤 ) ポリオキシエチレンアルキルエーテル ( 界面活性剤 ) アルキルグリコシド ( 界 面活性剤 ) アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム ( 界面活性剤 ) 塩化ベンザルコニウム ( 界面活性剤 / 除 菌成分 ) 純石けん分 ( 脂肪酸ナトリウム )( 界面活性剤 ) クエン酸ナトリウム ( 金属封鎖剤 ) 香料 着色剤 52

58 B 社商品 B 家庭用品 界面活性剤 (5% 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム ) 泡調整剤 キレート剤 品質表示法 業界自主 基準 水 ( バランス剤 ) ジエチレングリコールモノブチルエーテル ( 泡調整剤 ) 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナト リウム ( 界面活性剤 ) 水酸化ナトリウム (ph 調整剤 ) 純せっけん分 ( 脂肪酸カリウム )( 界面活性剤 ) エチレン ジアミン四酢酸塩 ( 金属封鎖剤 ) クエン酸 ( 金属封鎖剤 ) アルキルアミンオキシド ( 界面活性剤 ) 香料 アルキ ルアミノ脂肪酸ナトリウム ( 界面活性剤 ) キサンタンガム ( 増粘剤 ) 除菌剤 台所用洗剤 会社商品名成分表示 A 社 商品 A 家庭用品品質表示法 業界自主 基準 界面活性剤 (43% 高級アルコール系( 陰イオン ) アルキルヒドロキシスルホベタイン アルキルグリコシド アルキルアミンオキシド アルキルグリセリルエーテル ) 安定化剤 除菌剤水 ( 工程剤 ) ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム( 界面活性剤 ) エチルアルコール ( 安定化剤 ) アルキルヒドロキシスルホベタイン( 界面活性剤 ) アルキルグリコシド( 界面活性剤 ) トルエンスルホン酸ナトリウム ( 安定化剤 ) アルキルアミンオキシド( 界面活性剤 ) アルキルグリセリルエーテル ( 界面活性剤 ) 塩化マグネシウム( 安定化剤 ) ポリプロピレングリコール( 安定化剤 ) ポリオキシエチレンアルキルエーテル ( 界面活性剤 ) プロピレングリコール( 安定化剤 ) 硫酸亜鉛( 除菌剤 ) 亜硫酸ナトリウム ( 安定化剤 ) 香料 B 社商品 B 家庭用品 品質表示法 界面活性剤 (31% アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム アルキルアミンオキシド ポリオキシエチレンア ルキルエーテル ) 安定化剤 粘度調整剤 酵素 53

59 C 社商品 C 家庭用品 界面活性剤 (18% 高級アルコール系 ( 陰イオン )) 安定化剤 品質表示法 業界自主 基準 水 ( 工程剤 ) ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム ( 界面活性剤 ) エチルアルコ ール ( 安定化剤 ) アルキルヒドロキシスルホベタイン ( 界面活性剤 ) アルキルグリコシド ( 界面活性剤 ) プロピレングリコール ( 安定化剤 ) アルキルアミンオキシド ( 界面活性剤 ) トルエンスルホン酸ナトリウム ( 安定化剤 ) ポリオキシエチレンアルキルエーテル ( 界面活性剤 ) 塩化マグネシウム ( 安定化剤 ) 防腐剤 水溶性ポリマー ( 表面改質剤 ) 亜硫酸ナトリウム ( 安定化剤 ) 香料 着色剤 D 社 商品 D 家庭用品品質表示法 業界自主 基準 界面活性剤 (29% アルキルアミンオキシド アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム ポリオキシエチレンアルキルエーテル ) 安定剤水 ( バランス剤 ) アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム( 界面活性剤 ) アルキルアミンオキシド( 界面活性剤 ) エチルアルコール( 安定化剤 ) ポリオキシエチレン脂肪酸アルカノールアミド( 界面活性剤 ) ア ルキルスルホン酸ナトリウム ( 界面活性剤 ) ポリエチレングリコール ( 安定化剤 ) p- トルエンスルホン酸 ( 安 定化剤 ) 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸 ( 界面活性剤 ) 水酸化ナトリウム (ph 調整剤 ) クエン酸 ( 安定 化剤 ) スルファミン酸 ( 安定化剤 ) 香料 安息香酸ナトリウム ( 安定化剤 ) 酸化亜鉛 ( 除菌剤 ) E 社 商品 E 家庭用品品質表示法 業界自主 基準 界面活性剤 (30% アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム アルキルスルホン酸ナトリウム アルキルアミンオキシド ポリオキシエチレン脂肪酸アルカノールアミド ) 安定剤水 ( バランス剤 ) アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム( 界面活性剤 ) 脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド ( 界面活性剤 ) エチルアルコール( 安定化剤 ) ポリオキシエチレン脂肪酸アルカノールアミ ド ( 界面活性剤 ) アルキルスルホン酸ナトリウム( 界面活性剤 ) ポリオキシエチレンアルキルエーテル( 界面活性剤 ) p-トルエンスルホン酸 ( 安定化剤 ) 安息香酸ナトリウム( 安定化剤 ) ポリエチレングリコール( 安定化剤 ) アルキルアミンオキシド( 界面活性剤 ) 水酸化ナトリウム(pH 調整剤 ) クエン酸( 安定化剤 ) 香料 硫酸亜鉛 ( 除菌剤 ) ゼラチン( 表面改質剤 ) 54

60 F 社 商品 F 家庭用品品質表示法 業界自主 基準 界面活性剤 (33% 高級アルコール系( 陰イオン ) アルキルヒドロキシスルホベタイン アルキルアミンオキシド アルキルグリコシド ) 安定化剤水 ( 工程剤 ) ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム( 界面活性剤 ) エチルアルコール ( 安定化剤 ) アルキルヒドロキシスルホベタイン( 界面活性剤 ) アルキルアミンオキシド( 界面活性剤 ) アルキルグリコシド ( 界面活性剤 ) トルエンスルホン酸ナトリウム( 安定化剤 ) ポリオキシエチレンアルキルエーテル ( 界面活性剤 ) 塩化マグネシウム( 安定化剤 ) ポリオキシエチレングリセリルエーテル( 安定化剤 ) アミド型アルキルアミンオキシド( 界面活性剤 ) クエン酸ナトリウム( 安定化剤 ) 除菌剤( 硫酸亜鉛 ) ポリプロピレングリコール ( 安定化剤 ) 亜硫酸ナトリウム( 安定化剤 ) 香料 G 社 商品 G 家庭用品品質表示法 業界自主 基準 界面活性剤 (38% ポリオキシエチレンアルキルエーテル アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム ポリオキシエチレン脂肪酸アルカノールアミド ) 安定剤水 ( バランス剤 ) ポリオキシエチレンアルキルエーテル( 界面活性剤 ) ポリオキシエチレン脂肪酸アルカノールアミド ( 界面活性剤 ) アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム( 界面活性剤 ) エチルアルコール( 安 定化剤 ) 脂肪酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド( 界面活性剤 ) 安息香酸ナトリウム( 安定化剤 ) p-トルエンスルホン酸 ( 安定化剤 ) アルキルスルホン酸ナトリウム( 界面活性剤 ) ポリエチレングリコール ( 安定化剤 ) クエン酸( 安定化剤 ) 香料 水酸化ナトリウム(pH 調整剤 ) スルファミン酸( 安定化剤 ) 酸化亜鉛 ( 除菌剤 ) H 社 商品 H 家庭用品品質表示法 業界自主 基準 界面活性剤 (3% ポリエーテルポリオール) アルカリ剤( 炭酸塩 ) 工程剤( 硫酸塩 ) 漂白剤( 炭酸塩 ) 水軟化剤 ( クエン酸塩 ) 分散剤 表面改質剤 漂白活性化剤 酵素炭酸塩 ( アルカリ剤 ) 硫酸塩( 工程剤 ) 過炭酸ナトリウム( 漂白剤 ) クエン酸塩( 水軟化剤 ) けい酸塩( アルカリ剤 ) ポリエーテルポリオール( 界面活性剤 ) シリカ( 表面改質剤 ) マレイン酸系共重合物( 分散剤 ) アクリル酸系共重合物 ( 分散剤 ) テトラアセチルエチレンジアミン ( 漂白活性化剤 ) ソルビタン脂肪酸エス テル ( 界面活性剤 ) ポリカルボン酸系共重合物 ( 表面改質剤 ) 香料 酵素 着色剤 55

61 I 社 商品 I 家庭用品品質表示法 業界自主 基準 界面活性剤 (33% 高級アルコール系( 陰イオン ) アルキルヒドロキシスルホベタイン アルキルアミンオキシド アルキルグリコシド ) 安定化剤水 ( 工程剤 ) ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステルナトリウム( 界面活性剤 ) エチルアルコール ( 安定化剤 ) アルキルヒドロキシスルホベタイン( 界面活性剤 ) アルキルアミンオキシド( 界面活性剤 ) アルキルグリコシド ( 界面活性剤 ) トルエンスルホン酸ナトリウム( 安定化剤 ) ポリオキシエチレンアルキルエーテル ( 界面活性剤 ) 塩化マグネシウム( 安定化剤 ) トルエンスルホン酸( 安定化剤 ) ポリオキシエチレングリセリルエーテル ( 安定化剤 ) 硫酸亜鉛( 除菌剤 ) ポリプロピレングリコール( 安定化剤 ) 亜硫酸ナトリウム ( 安定化剤 ) 香料 56

62 ガラス用クリーナー 会社商品名成分表示 A 社商品 A 家庭用 品品質 界面活性剤 (0.4% アルケニルコハク酸カリウム塩 ) 泡 調整剤 表示法 業界 自主 基準 水工程剤 エチルアルコール泡調整剤 グリコールエ ーテル泡調整剤 アルケニルコハク酸カリウム界面活 性剤 エタノールアミン ph 調整剤 アルキルグリコシ ド界面活性剤 香料香料 着色剤着色剤 B 社商品 B 家庭用 品品質 界面活性剤 (0.1% アルキル硫酸エステルアルカノール アミン ) 溶剤 LPG 表示法 業界 自主 基準 水溶剤 イソプロピルアルコール溶剤 アルカノール アミンアルカリ剤 アルキル硫酸エステルアルカノール アミン界面活性剤 アクリル系ポリマー増粘剤 香料 香料 着色剤着色剤 まとめこれまで製品の化学物質成分やその量について情報を集約することは困難であったが 本事業で検討した商品販売情報 ( ここでは POS データ ) と化学物質の含有情報 ( ここでは企業の公開情報 ) を合わせることで推定が可能となった 図 32 製品の化学物質含有量調査の方法 本方法にもいくつかの問題点がある 一つは POS データの範囲である 今回入手した POS データはスーパーマーケット以外にドラッグストアやホームセンターでの購買行動の結果が含まれている どの製品においてもこれらの対象店舗の寄与が大きい場合には問題とならない しかしながら製品によっては集計対象店舗以外の寄与が大きい場合がある 57

63 次項のアンケート調査結果 17では 塗料の場合 対象店舗での購入の寄与が大きいが 接着剤の場合 所謂 100 円ショップでの販売が一定の寄与 (30%) を占めることから POS データから代表を選択した妥当性について検証が必要である また 成分表示に関しては本事業ではほとんどの情報を入手可能であったが 一部の製品については MSDS が一般に公開されていない場合などがあった また情報が入手できたとしても化学物質に関する情報が十分でない場合もある 今後 商品の成分測定など他の手法による補完が必要と思われる 塗料及び接着剤の購入 使用に関するアンケート調査前項で調査した製品のうち塗料及び接着剤に着目し 消費者の購入に関する行動の情報 それらの使用状況や生活行動パターンに係る情報を収集した 本調査事業では 回答の精度向上のために 製品 ( 塗料と接着剤 ) 調査項目 ( 購入行動と使用状況 ) の4カテゴリーに分けて回答項目が比較的少ないアンケートを実施した 購入行動に関する調査は 塗料 接着剤の購入頻度 ( 普及率 ) 種類( 化学物質含有量 ) 用途 製品形状 購入者の属性 所有数などの20 項目 ( 以降に示したモニター属性項目を含む ) について約 1,000 人のアンケートを実施した 使用状況に関する調査は 使用頻度 ( 行為者率 ) 使用量 使用時間 換気の有無 使用場所など28 項目 ( 以降に示したモニター属性項目を含む ) について約 1,000 人のアンケート調査を実施した また 各アンケート調査において モニター属性項目 例えば住宅の建て方 世帯主との関係 世帯での回答者の役割 日曜大工の経験などの基礎的な項目も同時に取得した これらの情報をもとに 製品の使用行動と一般的な属性 ( 個人 ) との関連性について検討を行い データベースに追加することでデフォルト値設定の基礎データとした 以下に詳細について述べる 実施内容国内における消費者製品の購入 使用など暴露評価に必要な項目のうち 店舗調査や実験的に求まらない項目についてはアンケート調査を実施する必要がある 購入や使用に関するアンケート調査は断片的にはいくつか報告があるものの 大規模な調査は少ない 我々はこれまでアンケート回答者の属性やその住居の属性の基本情報から家電 家具や消費者製品 ( 芳香剤 消臭剤 防虫剤など ) の購入頻度や使用状況 あるいは換気行動 部屋の滞在時間や掃除の頻度などの生活行動の情報に至るまで複数の項目について 約 1,000~ 2,000 人のアンケート調査を行った 以下の表はその調査の概要である 17 購入店舗に関する設問を設定した 58

64 表 15 消費者製品の暴露評価に関連したアンケート調査の例 調査 時期 回答者数 主なアンケート項目 平成 19 年度 a H20.1 1,080 人 住環境 滞在時間 換気行動 家電の所有数 平成 19 年度 b H20.1 1,080 人 住環境 掃除 洗濯行動 殺虫剤 芳香剤の使用 平成 20 年度 H20.9 1,715 人 住環境 滞在時間 家具の所有数 防虫剤の使用 平成 21 年度 a H ,313 人 住環境 塗料 接着剤の使用 書籍の購入 平成 21 年度 b H22.1 1,917 人 住環境 暖房器具の使用 カーテンの数 目的これまでの調査では 使用とイベント回数 種類 作業日数 使用時間 使用量 安全対策 ( 手袋 換気など ) が調査されている アンケートの回答数は最大約 2,000 あり その回答数自体には問題がないものの 接着剤や塗料の使用者は非常に少なく ( 接着剤では延べ 14% が使用したと回答 ) このデータの解析を実施したとしても 精度の面から問題となる可能性がある また これまでの調査では塗料や接着剤の使用に関連すると思われる 日曜大工 住居の所有 などの項目がアンケート対象ではなく 個人 世帯の基本属性と製品使用との関係の検討が困難であった 本事業では これらの項目を加えた塗料 接着剤のアンケートを行った アンケートの概要 製品 ( 塗料と接着剤 ) 調査項目 ( 購入行動と使用状況 ) の 4 カテゴリーに分けて回答項 目が比較的少ないアンケートを実施した 以下に概略を示す 表 16 調査結果の概略調査 設問数 設問内容 塗料 スクリーニング 4 購入者と使用者の選択 購入 5 用途 種類 購入回数 購入量 保管場所 使用 13 種類 使用回数 使用量 マスク 手袋の着用 換気行動など 属性 15 年齢 性別 世帯主との関係 住宅の構造 所有 築年数 DIY の有無など 接着剤 スクリーニング 4 購入者と使用者の選択 購入 5 用途 種類 購入回数 購入量 保管場所 使用 13 種類 使用回数 使用量 マスク 手袋の着用 換気行動など 属性 15 年齢 性別 世帯主との関係 住宅の構造 所有 築年数 DIY の有無など 59

65 アンケートの分岐は以下の図に示した 塗料 接着剤の購入者はスクリーニング 4 問 購入アンケート 5 問 モニター属性アンケート 15 問の合計 24 問 塗料 接着剤の使用者はスクリーニング 4 問 購入アンケート 13 問 モニター属性アンケート 15 問の合計 32 問のアンケートである 図 33 アンケート調査の流れ 以下に設問内容について示す 詳細は付録に記載 表 17 スクリーニング調査の概略 番号 項目 内容 1 購入 使用の有無 1 年間での購入 使用の有無 2 購入製品の使用場所 購入製品の使用予定場所 3 使用場所 使用製品の使用場所 60

66 表 18 塗料 接着剤の本調査の概略 番号 対象 項目 内容 1 全員 購入 使用の有無 1 年間での購入 使用の有無 2 購入 使用予定用途 1 年間に購入した製品の使用を予定している用途 製品タイプ 用途別の製品タイプ 3 購入 購入頻度 用途別の製品購入回数 4 購入 購入個数 用途別の製品購入個数 5 購入 購入店舗 用途別の製品購入店舗 6 購入 製品の保管場所 用途別の製品の保管場所 7 使用 使用用途 製品タイプ 1 年間に使用した製品の使用用途 用途別の製品タイプ 8 使用 使用回数 用途別の一年間の使用回数 9 使用 使用時間 用途別の1 回あたりの使用時間 10 使用 最長作業時間 一つの作業として最も長い作業時間 11 使用 使用量 用途別の1 回あたりの製品使用量 12 使用 保護具の使用 ( 手袋 ) 用途別の手袋の使用の有無とその程度 13 使用 保護具の使用 ( マスク ) 用途別のマスクの使用の有無とその程度 14 使用 換気の状況 ( 窓 ) 作業中の窓開け換気の有無とその程度 15 使用 換気の状況 ( 換気扇 ) 作業中の換気扇の使用の有無とその程度 16 使用 換気の状況 ( その他 ) 作業中のその他換気手法による換気の有無とその程 17 使用 作業後の滞在場所 作業後における作業者の滞在場所 18 使用 製品の廃棄 平均的な製品の廃棄頻度 19 使用 主たる使用者の確認 用途別に回答者が世帯の中で最もよく使用するかの確認 20 属性 リフォーム 自身で実行したリフォームの有無 21 属性 電動工具 回答者および世帯での電動工具所有の有無 22 属性 住宅の建て方と構造 戸建 共同住宅 鉄筋 木造など 23 属性 住宅の所有の関係 所有 賃貸の区別 24 属性 住宅の床面積 住宅の延べ床面積 25 属性 住宅の築年数 住宅の築年数 26 属性 世帯主の確認 回答者が世帯主であるかの確認 27 属性 世帯主との関係 世帯主ではない場合 28 属性 性別 回答者の性別 29 属性 年齢 回答者の年齢 30 属性 居住地 回答者の居住地 31 属性 婚姻 回答者の婚姻状態 32 属性 同居人数 回答者世帯の人数 33 属性 世帯年収 回答者世帯の年収 34 属性 個人年収 回答者の年収 61

67 モニター属性 スクリーニングは以下のモニターに対して人口構成を考慮して実施した 表 19 アンケート調査会社のモニター構成 ( インテージ資料より ) アンケート調査結果 結果の詳細は付録に掲載し 結果の概要のみ示した 塗料 [ スクリーニング約 110,000 人に対するスクリーニングを実施し 46.7% のモニターから回答を得た 本事業では 購入 と 使用 を区分して回答を得たが 大部分のモニターが 購入かつ使用する のカテゴリーであった 塗料の使用者率は 9.1% このうち室内での使用率は 34.0% であり 室内での塗料使用者率は 3.1%(95% 信頼区間 2.9~3.2%) であった 塗料は製品用途からは化学物質の放散量への寄与が大きいと考えられたが 使用者率は低いと推定された 62

68 [ 購入 ] 本調査はスクリーニング結果の回答者年齢 性別 地域性を考慮したモニターを選択し 回答率は 74.7% であった この [ 購入 ] では 購入し 使用した および 購入したが 使用しなかった と回答したモニターを対象として実施し その数は 1,064 人であった モニターの特徴としては ドライバー インパクターの所持率が 68% であること 住宅の種類としては戸建て住宅が 67% であること 18 住宅の持ち家率は 77% であること 19 性別は男性が 66% を占めたこと が挙げられる 購入 ( 大部分の方が使用されている ) 製品の用途 ( 複数回答 ) は 室内に限定した調査であったことから内装 (91.5%) が最も多く 次に家具の組立 修繕 (62.1%) 生活用品の組立 修繕 (59.2%) となる 複数回答の結果 一人の回答者が平均 3.67 用途に塗料を使用したいと考え 購入している結果であった 図 34 使用用途別の購入割合 総回答数 100 として水性塗料と油性塗料のシェア検討したところ 室内は水性化率が高 く 業界団体等のヒアリングと一致する なお 室外や自動車用は油性塗料の寄与が高く なる 18 国勢調査での全国平均は約 50% である 19 国勢調査での全国平均は約 60% である 63

69 図 35 使用用途別の製品種別 購入頻度について検討すると どの用途でも 6 ヶ月から 2~3 年 (2.5 年と表示 ) に一度の購入の寄与が 50% を超える 平均的には内装では 630 日 家具組立 修繕では 570 日 生活用品組立 修繕では 570 日 趣味では 310 日となり 趣味以外の項目では2 年に一度の購入頻度であった 表 20 用途別購入頻度 用途 回答者 算術平均 標準偏差 内装 家具組立 修繕 生活用品組立 修繕 趣味 室外 自動車 その他 購入個数について検討すると すべての用途で 1 個の寄与が最も大きく 5 個まで考慮することで 95% を超える寄与であった 趣味では複数個購入の寄与も大きく 5 個でも 80% 程度である 平均的には内装では 2.1 個 家具組立 修繕では 1.7 個 生活用品組立 修繕 64

70 では 1.7 個 趣味では 3.6 個であった 表 21 用途別購入個数 用途 回答者 算術平均 標準偏差 内装 家具組立 修繕 生活用品組立 修繕 趣味 室外 自動車 その他 購入店舗について検討すると ホームセンターでの購入が最も多く 内装では 85% 家具組立 修繕では 85% 生活用品組立 修繕では 84% 趣味では 67% であった 趣味の 19% を除き小売店 専門店の寄与は少なかった 保管場所について 屋内 ( 居室 押入 クローゼット 床下収納や納戸 その他屋内 ) 屋外 ( 庭 ベランダ 物置やガレージ ) 不定 不明( 決まっていない わからない ) に分けて集計したところ 室内保管は趣味以外の項目では 40% 以下であった 個別には 物置やガレージでの保管が最も多く その次は押入 クローゼットであった ただし 趣味用途だけは異なり居室での保管が多い なお 物置は屋外に置かれていることを前提として選択肢として設けたが モニターが同じ前提で回答したのか確認が必要である 65

71 図 36 用途別の保管場所 [ 使用 ] この [ 使用 ] では 購入し 使用した および 購入しなかったが使用した と回答したモニターを対象として実施し その数は 1,104 人であった 使用製品の用途 ( 複数回答 ) は 室内に限定した調査であったことから内装 (83.5%) が最も多く 次に家具の組立 修繕 (67.7%) 生活用品の組立 修繕(60.8%) となる 複数回答の結果 一人の回答者が平均 3.45 用途に塗料を使用したと考えられる 66

72 図 37 用途別の使用者割合 総回答数 100 として水性塗料と油性塗料のシェアを検討したところ 室内は水性化率が 高く 業界団体等のヒアリングと一致した 図 38 用途別の塗料種別 作業回数について検討すると 趣味を除く用途で年間作業回数 4 回までの寄与が約 75% 67

73 であった 平均的には内装では 3.1 回 / 年 家具組立 修繕では 2.5 回 / 年 生活用品組立 修繕では 2.5 回 / 年 趣味では 6.0 回 / 年であった 表 22 用途別作業回数 用途 回答者 算術平均 標準偏差 内装 家具組立 修繕 生活用品組立 修繕 趣味 室外 その他 製品の一日あたりの作業時間について検討すると 作業時間 30~60 分にピークがある 平均的には内装では 82 分 家具組立 修繕では 57 分 生活用品組立 修繕では 45 分 趣味では 91 分であった なお 45 分の選択肢の寄与が 30 分や 60 分より少ないが これは選択肢の設定が適切でなかったものと思われる 表 23 製品の用途別一日あたりの作業時間 ( 分 ) 用途 回答者 算術平均 標準偏差 内装 家具組立 修繕 生活用品組立 修繕 趣味 室外 その他 最長作業期間について検討すると 平均的には内装では 2.6 日 家具組立 修繕では 1.9 日 生活用品組立 修繕では 1.9 日 趣味では 4.4 日であったが 内装では 46% 家具組立 修繕では 59% 生活用品組立 修繕では 63% 趣味では 39% が最長作業期間 1 日であった 3 日までの作業期間に回答者の 80~90% が含まれた 68

74 表 24 用途別最長作業期間 ( 日 ) 用途 回答者 算術平均 標準偏差 内装 家具組立 修繕 生活用品組立 修繕 趣味 室外 その他 使用量に関してはいくつかの単位で回答を得た そこで 塗料メーカー各社が公表して いる塗料量と塗装面積のデータを収集し 相関関係から換算式を作成した なお 内装や 室外用は畳によるデータが多く L g や kg のデータは少なかった 図 39 塗装作業における使用面積 ( 畳 ) と使用量 (L) の関係 図 40 塗装作業における使用面積 (m 2 ) と使用量 (L) の関係 69

75 一年あたりの使用量について検討すると 平均的には内装では 0.45 L 家具組立 修繕では 0.50 L 生活用品組立 修繕では 0.55 L 趣味では 0.90 L であった なお 使用量が不明の回答者が多数存在しており 使用者の半分程度の回答率であった 使用量に関してはアンケート設問および選択肢を再設計すべきである 表 25 用途別使用量 (L) 用途 回答者 算術平均 標準偏差 内装 家具組立 修繕 生活用品組立 修繕 趣味 室外 その他 保護手段 手袋 マスクの着用 窓 換気扇 その他換気の使用について検討したとこ ろ 最も多いのは窓で 使用した ときどき使用した を合わせると 69% であり 次に 手袋の 57% 換気扇の 41% と続く 図 41 塗装作業時の保護手段 70

76 接着剤 [ スクリーニング ] 約 110,000 人に対するスクリーニングを実施し 46.7% のモニターから回答を得た 本事業では 購入 と 使用 を区分して回答を得たが 大部分のモニターが 購入かつ使用する のカテゴリーであった 接着剤の使用者率は 29.1% このうち室内での使用率は 79.0% であり 室内での塗料使用者率は 23.0%(95% 信頼区間 22.6~23.3%) であった 接着剤は製品用途からは化学物質の放散量への寄与が比較的大きく 使用者率も高いと推定された [ 購入 ] 本調査はスクリーニング結果の回答者年齢 性別 地域性を考慮したモニターを選択し 回答率は 74.7% であった この [ 購入 ] では 購入し 使用した および 購入したが 使用しなかった と回答したモニターを対象として実施し その数は 1,020 人であった モニターの特徴としては ドライバー インパクターの所持率が 49% であること 住宅の種類としては戸建て住宅が 62% 20 であること 住宅の持ち家率は 75% 21 であること 性別は男性が 60% を占めたこと が挙げられる 購入 ( 大部分の方が使用されている ) 製品の用途 ( 複数回答 ) は 室内に限定した調査であったことから内装 (91.2%) が最も多く 次に生活用品の組立 修繕 (79.1%) 家具の組立 修繕 (67.0%) となる 複数回答の結果 一人の回答者が平均 3.73 用途に接着剤を使用したいと考え 購入している結果である 20 国勢調査での全国平均は約 50% である 21 国勢調査での全国平均は約 60% である 71

77 図 42 使用用途別の購入割合 総回答数を 100 として接着剤種別で集計したところ 室内は水性接着剤と瞬間接着剤の 割合が高い 個別には瞬間接着剤が最も高く 次に木工用接着剤であった 図 43 使用用途別の製品種別 72

78 購入頻度について検討すると どの用途でも 6 ヶ月から 2~3 年 (2.5 年と表記 ) に一度の購入者が回答者の 50% を超える 平均的には内装では 440 日 家具組立 修繕では 450 日 生活用品組立 修繕では 360 日 趣味では 300 日となり 趣味以外の項目では 1.5 年に一度の購入頻度であった 表 26 用途別購入頻度 用途 回答者 算術平均 標準偏差 内装 家具組立 修繕 生活用品組立 修繕 趣味 室外 自動車 その他 購入個数について検討すると 全ての用途で年間購入個数 1 個の寄与が最も大きく 購 入個数 3 個まで含めると寄与率は 95% を超える 平均的には内装では 1.6 個 家具組立 修繕では 1.3 個 生活用品組立 修繕では 1.4 個 趣味では 2.0 個であった 表 27 用途別購入個数 用途 回答者 算術平均 標準偏差 内装 家具組立 修繕 生活用品組立 修繕 趣味 室外 自動車 その他 購入店舗について検討すると ホームセンターでの購入が最も多く 内装では 74% 家具組立 修繕では 72% 生活用品組立 修繕では 8% 趣味では 64% であった また 100 円ショップが 17.6~34.2% であり ホームセンターに次いで大きな寄与を示した 一方 小売店 専門店の寄与は少なかった 73

79 保管場所について 屋内 ( 居室 押入 クローゼット 床下収納や納戸 その他屋内 ) 屋外 ( 庭 ベランダ 物置やガレージ ) 不定 不明( 決まっていない わからない ) にわけ集計したところ 室内保管は趣味以外の項目では 40% 以下であった 個別では 居室が最も多く 次に押入 クローゼットであった 図 44 用途別の保管場所 [ 使用 ] この [ 使用 ] では 購入し 使用した および 購入しなかったが使用した と回答したモニターを対象として実施し その数は 1,072 人であった 使用製品の用途 ( 複数回答 ) は 室内に限定した調査であったことから 生活用品の組立 修繕 (81.4%) が最も多く 次に内装 (78.4%) 家具の組立 修繕(74.9%) となる 複数回答の結果 一人の回答者が平均 3.64 用途に接着剤を使用したと考える 74

80 図 45 用途別の使用者割合 総回答数を 100 として接着剤種別で集計したところ 室内は水性接着剤と瞬間接着剤の 割合が高い 図 46 用途別の塗料種別 75

81 作業回数について検討すると 趣味を除き年間作業回数が 4 回以下の寄与が 75% であった 平均的には内装では 3.3 回 / 年 家具組立 修繕では 2.6 回 / 年 生活用品組立 修繕では 2.9 回 / 年 趣味では 5.7 回 / 年であった なお 選択肢について課題が認められ 3 5 回の回答数に比べ 4 回の回答数が少なかった 3~4 回 を設けるなどの選択肢に関して工夫が必要であったものと思われる 表 28 用途別作業回数 用途 回答者 算術平均 標準偏差 内装 家具組立 修繕 生活用品組立 修繕 趣味 室外 その他 製品の一日あたりの作業時間について検討すると 2~10 分にピークがあり 平均的には 内装では 22 分 家具組立 修繕では 23 分 生活用品組立 修繕では 20 分 趣味では 51 分であった 表 29 製品の用途別一日あたりの作業時間 ( 分 ) 用途 回答者 算術平均 標準偏差 内装 家具組立 修繕 生活用品組立 修繕 趣味 室外 その他 最長作業期間について検討すると 1 日までで 80~90% の寄与があり 平均的には内装では 1.3 日 家具組立 修繕では 1.1 日 生活用品組立 修繕では 1.1 日 趣味では 2.1 日であったが 内装では 69% 家具組立 修繕では 76% 生活用品組立 修繕では 78% 趣味では 60% が最長作業期間 1 日であった 76

82 表 30 用途別最長作業期間 ( 日 ) 用途 回答者 算術平均 標準偏差 内装 家具組立 修繕 生活用品組立 修繕 趣味 室外 その他 一年あたりの使用量について検討すると 平均的には内装では 180 ml 家具組立 修繕では 1,400 ml 生活用品組立 修繕では 590 ml 趣味では 390 ml であった なお 使用量が不明と回答したモニターが多数存在し 約 30% を占めた 使用量に関する設問 選択肢については検討が必要である 表 31 用途別使用量 (ml) 用途 回答者 算術平均 標準偏差 内装 家具組立 修繕 生活用品組立 修繕 趣味 室外 その他 平均値としては少し高いことから 年間使用量が 10L 以上の回答を除いた集計も実施した 内装では 130 ml 家具組立 修繕では 81 ml 生活用品組立 修繕では 77 ml 趣味では 120 ml であった なお 外れ値の設定によっては平均値が変化する可能性があり 外れ値について詳細な検討が必要である 77

83 表 32 年間使用量 10L 以上を除いた用途別使用量 (ml) 用途 回答者 算術平均 標準偏差 内装 家具組立 修繕 生活用品組立 修繕 趣味 室外 その他 保護手段 手袋 マスクの着用 窓 換気扇 その他換気の使用について検討したとこ ろ 最も多いのは窓で 使用した ときどき使用した を合わせると 24% であり 次に 手袋の 18% 換気扇の 13% と続く 大部分の使用者が保護手段を用いないことが分かる 図 47 塗装作業時の保護手段 暴露係数の決定年間使用回数 年間使用量とモニター属性との関連性を検討した モニター属性としては リフォーム 電動工具の所有 住宅の建て方 住宅の所有の関係 住宅の築年数 モニターの年齢 とした なお リフォーム 電動工具の所有 住宅の建て方 住宅の所有の関係 は半定量的な変数として設定した 78

84 [ 塗料 ] 塗料の使用回数とモニター属性との関連性を検討したところ リフォームとの相関係数が 0.26 と最も高く 以降電動工具の所有との相関係数 0.24 であったが いずれも相関係数としては低い値であった また 塗料の使用量とモニター属性との関連性を検討したが 相関係数 0.1 を超える項目はなった なお 使用回数と使用量の間にも相関関係は認められなかった [ 接着剤 ] 接着剤の使用回数とモニター属性との関連性を検討したところ リフォームとの相関係数が 0.31 と最も高く 以降電動工具の所有との相関係数 0.27 であったが いずれも相関係数としては低い値であった また 接着剤の使用量とモニター属性との関連性を検討したが 相関係数 0.1 を超える項目はなった なお 使用回数と使用量の間にも相関関係は認められなかった 表 33 年間使用回数 年間使用量とモニター属性との関連性を検討結果 ( 相関係数 ) 項目 塗料 接着剤 使用回数 使用量 使用回数 使用量 リフォーム 電動工具の所有 住宅の建て方 住宅の所有の関係 住宅の築年数 モニターの年齢 次にアンケート結果から暴露係数を算出し 以下の表にまとめた 79

85 表 34 暴露係数項目 単位 塗料 接着剤 行為者率 % 用途別 内装 % 家具 % 生活用品 % 趣味 % 溶剤製品の割合 % 用途別 内装 % 家具 % 生活用品 % 趣味 % 年間使用回数 回 4.4± ±4.9 内装 回 3.1± ±3.9 家具 回 2.5± ±3.0 生活用品 回 2.5± ±3.1 趣味 回 5.9± ±6.5 1 回あたりの時間 分 68±150 34±47 用途別 内装 分 83±160 22±57 家具 分 57±120 22±29 生活用品 分 45±71 20±40 趣味 分 91±210 51±72 年間使用量 ml 1,300±3, ±830 用途別 内装 ml 1,700±3, ±340 家具 ml 1,200±4,100 81±1,300 生活用品 ml 1,000±4,200 77±680 趣味 ml 1,300±4, ±530 保護手段の使用率 手袋 % マスク % 窓 % 換気扇 %

86 3.3. 室内濃度推定モデルのプロトタイプモデルの作成 室内で一般消費者が化学物質暴露によって受ける様々な影響 (SHS MCS 等 ) を評価し 適切に管理することに資するため 非定常の室内空気質モデル 発生源モデルおよびインターフェイスなどを統合し 室内濃度の時間変化と世帯分布が再現できるよう プロトタイプモデルの開発を実施した 本調査事業では これまで開発を行ってきた iair の改良を行うことで 調査事業の目的の達成を図った 改良のベースとなる iair は世帯分布の推定機能 ユーザーインターフェイス データベースを備えているが 濃度時間変化の推定機能を持っていない そこで iair に濃度時間変化の推定機能を追加することで 本調査事業の要求内容を実現した 以下詳細について記述する 既存モデル 既存の室内濃度推定ツールについて概略を示す 81

87 ソフト概要パラメータ放散速度推定インターフェイス European Union System for the Evaluation of Substances(EUSES) 吸入 経皮 経口の暴露評価が実施可能なスクリーニングモデル 室内濃度推定は定常を仮定したボックスモデルが用いられている また評価には旧バージョンの ConsExpo も使用可能である 製品量 製品の使用頻度 化学物質の含有率 化学物質の物性や部屋の容積 換気回数などの数値が必要である データベース等は準備されていない 定常 備考 吸着や気中分解には対応せず 82

88 ソフト ConsExpo 概要 RIVM によって開発された消費者製品を対象とするモデル 室内濃度の推定だけでなく 吸入 経皮 経口経由の摂取量も推定可能である 対象製品は消費者製品 ( 非食物 ) である 室内濃度推定は非定常のボックスモデルが用いられている パラメータ暴露経路の共通のパラメータとして 製品の使用頻度 ヒトの体重 製品量または製品中化学物質含有率が必要となる 吸入暴露 ( すなわち室内 ) の評価には暴露期間 部屋の容積 換気回数の情報を設定する必要がある 追加的に揮発性有機化合物の吸入評価には 適用期間 放散面積 物質移動速度や製品の平均分子量 またスプレーの吸入評価にはスプレー時間 部屋の高さ 放出速度 密度や粒子の分布等が必要である 暴露シナリオのデータベースが搭載されており シナリオの選択によって上記のパラメータの大部分のデフォルト値が設定される 確率密度関数を設定することも可能であるが デフォルト値は用意されていない 放散速度推定瞬時拡散 定常 蒸発 スプレーインターフェイス 備考 吸着や気中分解には対応せず パラメータの確率分布を考慮可能 83

89 ソフト Exposure and Fate Assessment Screening Tool(E-FAST) v2.0 概要米国の EPA によってスクリーニングを目的に開発されたモデル 大気 水域に排出された化学物質による暴露 一般的なヒトへの吸入や飲料水と魚の摂食による暴露を想定している この中の一つのモジュールとして消費者製品の使用に伴う吸入 経皮暴露の評価が可能 室内濃度推定は非定常のボックスモデルを用いている パラメータ化学物質含有率 化学物質の蒸気圧や分子量が必要ある 他のパラメータは シナリオの選択 ( 洗浄剤 塗料 繊維保護 固形芳香剤 石けん 廃油 ) により使用頻度 製品量 使用期間 換気回数 暴露期間 体重などのデフォルト値が入力される 放散速度推定一次減衰 二重一次減衰 蒸発インターフェイス 備考 使用時の生活行動と使用製品の状況などについて 1 時間ごとの入力が 可能である 84

90 ソフト Wall Paint Exposure Model(WPEM) v3.2 概要米国の EPA によって開発された塗料からの暴露を推定するモデルで ブラシ等を使用して塗られたペンキから消費者がどの程度暴露するかを推定する 室内濃度推定は非定常のボックスモデルを用いている パラメータ住居の種類, 塗布面積, 換気回数, 塗布表面形状, 塗料量, 塗布期間 塗料の種類 化学物質の種類を選択が可能で 塗布期間以外はデフォルト値を搭載している 放散速度推定一次減衰モデル ( パラメータ推定機能を含む ) インターフェイス 備考 吸着モデルの選択が可能 85

91 ソフト概要パラメータ放散速度推定インターフェイス Multi-Chamber Concentration and Exposure Model(MCCEM)v1.2 米国の EPA によって開発された建て方別の化学物質の室内濃度の平均値とピーク濃度を推定するモデルで吸入暴露評価に用いる 室内濃度推定は非定常のボックスモデルを用いている デフォルトでは家 アパート タウンハウスのみを推定可能であるが ユーザーがデータを準備することで他の室内にも適用可能である 建物 解析時間 放散源の場所 放散開始時間 放散終了時間 放散速度係数 吸着速度 生活行動 呼吸率を設定する必要があり ユーザーが入力を行う 建物に関してはデータベースを持ちデフォルト値を入力できる 定常 一次減衰 二重一次減衰 備考 複数発生源 ( 最大 4 つ ) 複数の部屋を設定可能 吸着モデルの選択が 可能 モンテカルロ法による放散速度と吸着係数の評価が可能 以下に一覧としてまとめた 86

92 表 35 既存の室内濃度推定ツールの一覧 ツール名室内モデル発生源放散モデル必要なデータ適用性等 22 EUSES v2.1 ConsExpo v4.1 E-FAST v2.0 WPEM v3.2 MCCEM v1.2 完全混合定常状態 完全混合非定常状態 完全混合非定常状態 完全混合非定常状態 ( 吸着モデル ) 最大 4 ゾーン完全混合非定常状態 ( 吸着モデル ) 製品 製品 クリーナーラッテクス塗料 アルキド塗料ラッテクス塗料 製品 ( 複数 ) 定常 瞬間 定常 揮発 スプレー 一次減衰 二重一次減衰 一次減衰 定常 一次減衰 二重一次減衰 製品使用量 製品中の物質重量比 部屋の容積 SHS: 日平均暴露発生回数 暴露時間 MCS: 製品量 製品中の物質重量比 分子量 蒸気圧 SHS: 部屋の容積 換気回数 暴露時間 MCS: 製品量 製品中の物質重量比 放散時間 部屋 SHS: の容積 換気回数 暴露時間 MCS: 使用量 製品中の物質重量比 分子量 蒸気圧 SHS: 使用時間 放散面積 放散時間 部屋の容積 MCS: 換気回数スプレー製品量 スプレー時間 不揮発性成分 SHS: 比率 大気中浮遊比率 部屋の容積と高さ 換 MCS: 気回数 暴露時間製品使用量 製品中の物質重量比 分子量 蒸 SHS: 気圧 部屋の容積 換気回数 暴露頻度 暴露 MCS: 時間 生活行動等塗料中の物質重量比 塗装面 塗装回数 塗装 SHS: 時間 分子量 蒸気圧 建物の種類と容積 塗 MCS: 装空間 換気回数放散量 初期放散量 製品量 減衰定数 吸着面積 吸着速度 住居の種類 ゾーン容積, ゾ SHS: ーン間換気量 ゾーンごとの活動時間 呼吸率 MCS: 22 SHS の場合 : 適用可能 : 適用不可 MCS の場合 : 適用可能 : 適用可能な場合がある : 適用不可 87

93 SHS への適用には室内および発生源の非定常モデルが必要である 加えて非定常時の精度を高める上で 吸着の考慮が必要と思われる またユーザーの使い勝手を考慮すると 既存モデルでは十分ではない化学物質 製品 住環境のデータベースを搭載すべきと考えられた 非定常モデルおよび吸着モデルの有効性について次項で検討した 室内濃度推定モデルと発生源モデルの非定常化改良のベースとなる iair の室内濃度推定モデル ( 計算パラメータは床面積 換気回数 吸脱着 室外濃度 気中分解 放散速度など ) は定常ボックスモデルであることから 時間変化を推定するために非定常状態を扱える室内濃度推定モデルを作成した また 発生源モデルは iair の発生源モデルに瞬時拡散モデルを加え さらに二重一次減衰モデルを追加した なお 複数製品を放散源として計算可能なモデルの開発が求められているが iair は最大約 60,000 の放散源から室内濃度を計算することが可能であり プロトタイプモデルには iair の仕組みを適用した 以上によって E-FAST ConsExpo4.1 や MCCEM 以上の機能を持つ室内濃度推定モデル及び発生源モデルとし 本調査 開発事業の目標を達成した 定常モデルと非定常モデルの使用方法に関する考察従来の定常モデルと 新規に開発を予定している非定常モデルによる室内濃度の推定結果の比較を実施によって暴露シナリオ別のモデルの有効性を検討し 非定常モデルが必要な暴露シナリオについて考察した 表 36 推定条件 モデル式 非定常モデル V dc = EF nvc dt 定常モデル EF C = nv 印刷インキ 使用量 kg/ 頁 同左 溶剤含有率 32% 同左 トルエン含有率 14% 同左 残存率 2& 同左 接着剤 使用量 166 g/ 回 同左 溶剤含有率 4.2% 同左 トルエン含有率 24% 同左 残存率 100% 同左 88

94 以下の 3 つのシナリオを検討した 表 37 検討シナリオ 項目 雑誌の購入 1 シナリオ 週刊誌に使用された印刷インキに含まれるトルエンの一部が雑誌表面で一部残存し 消費者の雑誌購入および持ち帰りにより トルエンが一般住宅に持ち込まれるとした シナリオを設定した 雑誌 :400 頁 / 冊購入 : 週に一度破棄 : 購入日から 4 週後 雑誌の購入 2 週刊誌に使用された印刷インキに含まれるトルエンの一部が雑誌表面で一部残存し 消費者の雑誌購入および持ち帰りにより トルエンが一般住宅に持ち込まれるとした シナリオを設定した 雑誌 :400 頁 / 冊購入 :1~28 冊 / 月破棄 : 別表の確率分布 接着剤の使用 接着剤に含まれるトルエンの一部が雑誌表面で一部残存し 消費者の雑誌購入および 持ち帰りにより トルエンが一般住宅に持ち込まれるとしたシナリオを設定した 使用 :1~12 回 / 年 使用間隔 : 無作為 表 38 雑誌の破棄頻度に関するアンケート調査 破棄頻度 割合 週に一度 1.9% 2~3 週に一度 5.3% 月に一度 18% 2~3 ヶ月に一度 11.6% 6 ヶ月に一度 7% 年に一度 4.6% それ以上の間隔 3.5% 出典 :( 独 ) 産業技術総合研究所と ( 独 ) 製品評価技術基盤機構 2010 雑誌の購入 1 非定常モデルと定常モデルの結果を比較すると 非定常モデルの推定最大濃度は定常モ デルの推定濃度の 0.65~1.5 倍の範囲であった 89

95 図 48 雑誌購入シナリオ 1 による非定常モデルと定常モデルの濃度推定結果 雑誌の購入 2 購入頻度別に非定常モデルと定常モデルを用いて推定した 破棄頻度として確率分布を採用したことから 10,000 回の無作為抽出で破棄期間を設定した 以下の図は 28 冊 / 月の購入頻度における結果の一例である 図 49 雑誌購入シナリオ 2 による非定常モデルと定常モデルの濃度推定結果の一例 (28 冊 / 月 ) 以下の図に示したように購入頻度が低いと 非定常モデルの推定最大濃度は定常モデル の推定濃度の 3.5 倍となった 雑誌の購入頻度が低く 実際の暴露シナリオでは 定常モデ ルは 1/2 倍程度の過小評価となる可能性が高いと考えられた 90

96 図 50 雑誌購入シナリオ 2 による非定常モデルと定常モデルの推定値の比較 接着剤の使用 非定常モデルの推定最大濃度は室内環境指針値 (260 μg/m 3 ) を超える場合があり また使用頻度が低いと定常モデルの推定濃度の 300 倍以上となった 実環境を想定した場合 約 100 倍の差が認められる可能性があると推定された 91

97 図 51 接着剤使用シナリオによる非定常モデルと定常モデルの推定値の比較 以上のことから 日常的に製品を購入する 雑誌の購入 2 シナリオでは非定常モデルの推定最大濃度は定常モデルの推定濃度の 2 倍となるがリスク評価結果には大きな影響を及ぼさない一方で 使用頻度が低くかつ使用量が大きい 接着剤の使用 シナリオでは非定常モデルの推定は定常モデルの推定の 100 倍となりリスク評価結果に重大な影響を及ぼすことが示唆された 消費者製品の室内への持ち込み当初に代表される ごく短時間の高濃度暴露による影響 ( 例えば SHS) の評価には非定常モデルが必要であると思われる 吸着モデルに関する考察既存モデルの室内濃度推定モデルはボックスモデルで統一されている しかしながら 吸着の取扱が異なり 一部のモデルにはパラメータとして含まれている そこで 室内濃度推定における吸着の寄与を検討し 吸着モデルの有無による推定精度の評価を実施した 評価は 何らかの製品から蒸気圧 (VP)3,000 Pa の物質 A が放散し 壁紙などの部屋表面に吸着するとしたシナリオと同じ仮定で VP が 20 Pa の物質 B が放散するとしたシナリ 92

98 オの 2 つである 23 なお 前者はトルエン 後者は 2- エチル -1- ヘキサノール (2E1H) を想 定している 表 39 吸脱着に関するパラメータ 物質 蒸気圧 VP (Pa) 吸着速度 Ka (m/h) 脱離係数 Kd (1/h) A 3, B Ka Kd の推定式 24 は iair マニュアルより 推定の結果を以下に示す 蒸気圧が高いと吸着の寄与が小さく 最大値を比較すると吸 着なしモデルは 1.2 倍の過大評価あったものの リスク評価結果には大きな影響を及ぼさな いと考えられた 図 52 吸着ありモデルと吸着なしモデルを用いた物質 A の室内濃度の推定結果 一方で蒸気圧が低いと吸着の寄与が大きく 最大値を比較すると吸着なしモデルは 2.4 倍 の過大評価であり オーダーは異ならないものの リスク評価結果に影響を及ぼすと考え られた 23 t 時の放散速度はEF t = M 0 kexp( kt) として M0 を 100 mg/unit k を 0.1 h -1 と仮定した 24 lnk a = 0.281lnVP lnk eq = 0.569lnVP およびK eq = K a K d 93

99 図 53 吸着ありモデルと吸着なしモデルを用いた物質 B の室内濃度の推定結果 物質 B よりもさらに蒸気圧が低い物質の場合 過大評価が大きくなり 推定精度が低下 することが考えられる 以上のことから SHS の評価のためには吸着モデルを採用すること が精度の面から有効だと判断した 室内空気質モデルの開発 これまでの検討から iair をベースとして非定常の室内空気質モデルの開発を実施する iair に搭載しているモデル式は V dc dt = EF + nvc O nvc K a CS K 1 VC を変形した式であり この式に脱着項を追加した式が V dc dt = EF + nvc O nvc K a CS + K d MS K 1 VC である この式を用いたモデルを開発した 発生源モデルの開発 iair では定常放散と一次減衰モデルを用いており E-FAST や ConsExpo4.1 では これに加え瞬時拡散などのモデルが用いられている 本事業では iair の発生源モデルに瞬時拡散モデルを加え さらに二重一次減衰モデルを追加し E-FAST や ConsExpo4.1 以上の機能とする [ 瞬時拡散 ] 時間 Wt(min) の間に製品一定の割合 Wf(%/ 回 ) が放散するとしたモデルである 94

100 EF W W f t Wt W 60 t EF=0 t > Wt EF は放散速度 (kg/h) W は製品重量 (kg) t は評価時間 (h) である [ 一次減衰モデル ] 放散速度が指数関数的に減少することを仮定した経験式であり 初期の放散速度の変化には良く適合するが 長期に渡る放散を再現できないとの欠点を持つ 本事業では iair と同一のモデルを採用する 材料中の化学物質 (Ms) が一次減衰すると仮定し 一次減衰定数を k とすると dm dt s km s となる t = 0 の時 Ms=M0 を与えて上記の式を解くと M s 1 M 0 exp k t となる 放散した化学物質重量 (R) は R M M 0 0 M M s 0 exp k t 1 となり t 時の発生源の放散速度を算出すると EF dr dt M 0k1 exp k1t となる [ 二重一次減衰モデル ] 放散速度が蒸散型と内部拡散型の二つから構成され それぞれが指数関数的に減少することを仮定した計算式であり 一次減衰モデルと比較して長期間の放散を再現することが可能なモデルである モデルは一次減衰モデルと同様の考え方で導出する t k f k 1 f k 1 f M exp t k f k f EF k01 fm 0 exp f は放散速度のうち蒸散型の占める割合 k01 は蒸散型放散速度の減衰定数 k02 は内部拡散型放散速度の減衰定数である 室内環境の世帯分布を推定する統計モデルの作成 室内濃度の世帯分布を推定可能な無償の室内暴露評価ツールは iair 以外に存在しない 95

101 iair は確率分布を扱うことができ 地方自治体別 地域別などの家屋情報などから計算パラメータを作成することが可能な統計モデルである プロトタイプモデルでは iair の計算エンジンを利用してモンテカルロ シミュレーションによりパラメータの確率分布を再現することを可能とし 本調査 開発事業の目標を達成した 推定対象 本事業では 室内濃度推定に重要な寄与を示す住宅の容積を推定対象とした 推定方法とその結果開発のベースとした iair は建物建て方 延べ床面積 居室割合 居室数 居室面積などの情報について 統計調査の結果から導出した経験分布をパラメータとしたモンテカルロ サンプリング手法によるマイクロシミュレーションモデルを搭載している (( 独 ) 産業技術総合研究所 2012) プロタイプモデルでは iair のマイクロシミュレーションモデルを利用した 以下にその内容について述べる 建て方 床面積 居室割合 居室数 居室面積 住居の属性 図 54 住環境のマイクロシミュレーションモデルの概略 住宅の建て方住宅の建て方とは 戸建 長屋建 共同住宅などの種別のことである iair では 総務省統計局による 平成 17 年度国勢調査 ( 以降 国勢調査 ) ( ) の住宅の建て方別世帯数をもとに各自治体別の戸建 長屋建 共同住宅の割合を算出し 乱数を用いて住宅の建て方を判定している 以下の図はモデルによる判定結果と もととなった統計値の比較結果である モデルの結果に問題がないことから本事業では同様の推定モデルを搭載した 96

102 iair 計算値 平成 24 年度環境対応技術開発等 室内環境における消費者製品に含まれる化学物質の管理手法の開発 成果報告書 100% 80% 住宅の建て方 ( 総世帯に占める割合 ) 戸建長屋建共同住宅 60% 40% 20% 0% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 統計値 図 55 住宅の建て方の自治体別割合の計算値と統計値の比較 延べ床面積住宅の延べ床面積のばらつきを表現するため iair では 国勢調査の住居の建て方別延べ床面積の階級別世帯数に対して 正規分布 対数正規分布 ワイブル分布の3 分布の適合性を検討し 推定誤差の最も少ない分布形状および係数を決定し 延べ床面積を決定している 検証として 計算した延べ床面積の自治体別平均値と総務省統計局 (2005) による平成 15 年住宅 土地統計調査 ( 以降 住宅 土地統計調査 ) の延べ床面積の自治体別平均値の比較を行ったところ 統計値に対して計算値は概ねファクター 2 以内 (1/2~2 倍 ) であった 97

103 iair 計算値 平成 24 年度環境対応技術開発等 室内環境における消費者製品に含まれる化学物質の管理手法の開発 成果報告書 住宅の床面積 (m 2 / 世帯 ) 戸建長屋建共同住宅 統計値 図 56 延べ床面積の自治体別平均値の計算値と統計値の比較 上図に示した延べ床面積の自治体別平均値の検証では延べ床面積のばらつきを検証できないことから 全国の延べ床面積の階級別世帯数を算出し その結果を 先述と同じ住宅 土地統計調査の結果と比較した この結果 計算値と統計値は概ね一致していると考えられた モデルの結果に問題がないことから本事業では同様の推定モデルを搭載した 図 57 全国の延べ床面積の階級別世帯数の計算値と統計値の比較 98

104 iair 計算値 平成 24 年度環境対応技術開発等 室内環境における消費者製品に含まれる化学物質の管理手法の開発 成果報告書 居室面積延べ床面積は 居住空間以外の室内環境 たとえばトイレ バスルーム キッチンなどの床面積を含む ヒトの滞在時間が長い居住空間で化学物質への暴露が起こるとするならば居室空間の化学物質濃度が暴露評価に必要である iair では 住宅 土地統計調査の統計情報に基づく経験分布関数から乱数によって居室の床面積に占める割合を決定している 本事業では同様の推定モデルを搭載した 居室数居室数の推定は 生活行動を考える上でも 室内濃度を算出するための床面積の推定の上でも重要である しかしながら居室数に関するデータが十分にあるとは言い難い 住宅 土地統計調査の結果によると 延べ床面積の自治体別平均値と居室数の自治体別平均値の間に正の相関関係が認められ その関係は線形であった iair では住宅 土地統計調査の統計情報から乱数によって値を決定した 以下の図に計算値と統計値を比較した結果を示した この結果 計算値は統計値のファクター 2(1/2~2 倍 ) 以内であった モデルの結果に問題がないことから本事業では同様の推定モデルを搭載した 10 8 住宅の居室数 ( 室 / 世帯 ) 戸建長屋建共同住宅 統計値 図 58 居室数の自治体別平均値の計算値と統計値の比較 インターフェイスとデータベースの作成 ユーザーの利便性向上を目的として iair では インターフェイスをはじめ 計算パラ 99

105 メータの推定機能 製品などの項目に関してデフォルト値設定機能を持つ iair の持つ化学物質に関連する計算パラメータのうち吸着係数 一次減衰定数 粒子吸着係数について 物理化学的性質 ( 例えば蒸気圧など ) から値を推定する機能を 本事業において開発のプロトタイプモデルにも搭載した また iair と同等の専門家でなくとも運用可能なユーザーインターフェイス 計算に必要な製品 住宅などのデータベースをプロトタイプモデルへ追加し ユーザーの利便性を確保した これに計算パラメータ表示 出力機能を追加し 本調査 開発事業の目標を達成した 以下に概略について述べる ツールの構成 ツールはインターフェイス部 計算部 データベースから構成され 初期画面の選択に よって 3 つの計算が可能な仕様である 図 59 プロトタイプモデルの概要 v0.3 は個別家庭を対象としたバージョンで 製品の導入 ( イベント ) に関してはユーザー自身が入力する使用で 一つのイベントしか計算ができないが 時間変化の推定が可能である v0.4 は v0.3 のイベントが乱数で制御されたもので 住宅情報などの数値をユーザーが設定すると 計算が可能となる この計算で得られるのは 最高濃度の分布 閾値の超過時間の分布等である 一方で v0.5 は地域を選択することで個別世帯に関する情報を推定するモデルを搭載しており 地域全体を求める計算が可能である v0.5 がすでに開発されている iair と同等の住宅情報の推定能力を持つ 非定常版のモデルとなる 100

106 なお 全てのバージョンにおいて化学物質に関しては iair と全く同じ推定機能を搭載し ており 吸着係数 一次減衰定数 粒子吸着係数について 物理化学的性質 ( 例えば蒸気 圧など ) から値を推定可能である 非定常化に伴う入力画面 計算パラメータ表示 出力画面の開発を行った 以下に画面 の一例を示す 図 60 モデル選択画面 101

107 図 61 計算パラメータ入力 表示画面 図 62 計算結果の表示画面 102

108 データベースの作成アンケート結果によるデータについてまとめ 塗料 接着剤の使用頻度 使用量のデータをプロトタイプツールのデータベースに追加した また それ以外の項目については iair と同等のデータベースをプロトタイプモデルに搭載した したがって 化学物質は約 100 物質のデータがあらかじめ準備されており 住宅情報に関しても全国の市町村別データを持っている 103

109 4. まとめ (1) 室内濃度に関する情報収集 測定及び室内濃度推定のためのアルゴリズムの作成 ( 室内濃度推定のモデル化に関する情報収集 ) 1) 製品中での化学物質の生成 分解に関する情報収集とモデル化 製品部材中 ( 例えば本棚やタンスなどの木工製品の部材中 ) での化学物質の生成 分解に関する文献調査を行い 製品部材中の化学物質の生成 分解を考慮したアルゴリズムを作成した 特に 接着剤中の脱ホルムアルデヒド反応 木材中のアセトアルデヒド生成 樹脂材料中可塑剤であるフタル酸ジ-2-エチルヘキシルの分解および分解物である 2-エチル -1-ヘキサノールの生成について検討した その結果 反応アルゴリズムとしては フタル酸ジ-2-エチルヘキシルの分解に関しては水分含量を考慮した1 次反応モデル ホルムアルデヒドの生成に関しては湿度条件を考慮した定常モデル アセトアルデヒドの生成については酵素反応モデル ( ミカエリス メンテン式 ) の適用が可能と考えられ 本調査 開発事業の目標を達成した 2) 換気回数の測定 室間換気やクローゼット 押し入れなどの小空間における換気状況を検討するため 延べ 6 軒の住居において 1 軒当たり 12 点の換気状況測定 ( 換気回数など ) を実施した 換気回数は住宅周辺の環境 生活行動だけでなく 室外の風速 室内外温度差によって変動する これらのことから 同一住宅において異なる時期に2 回の測定を行った 換気回数の測定には二酸化炭素 (CO2) を利用した JIS A1406 の減少法を用いた また 一般家庭における測定時の安全性に配慮して 高圧ボンベを用いない CO2 の発生方法を利用するものとした 同時に居住者に対して目的 方法 安全性などの説明を行い 十分な同意を得た上で測定を実施した 取得した換気回数データと住環境因子との関連性について相関関係の検討を行い さらに重回帰分析を実施し 小空間に関する換気回数推定のための簡易モデルを作成した それに加えて モデル化の検討として これまでに実施した住環境と換気状況に関するアンケート調査の結果をまとめ 簡易モデルのパラメータについての情報を整理し 本調査 開発事業の目標を達成した (2) 製品情報の収集 A) 流通商品調査 一般消費者用として市場に流通している商品の種類や化学物質含有率に関する情報を収集した 製品は家庭用塗料 家庭用接着剤 住宅用クリーナー 住宅用ワックス 芳香消臭剤 防虫剤 殺虫剤 シャンプー 洗濯用洗剤 トイレ用クリーナー バス用クリーナー 台所用洗剤 ガラス用クリーナーの全 14 種類とした 14 製品の実際に市販されている商品リストを主として販売時点情報管理 (POS) システム情報に基づき作成し あわせて量的な情報も収集した さらにその内容物についての情報を 公開情報に基づき集約 104

110 をはかり 本調査 開発事業の目標を達成した B) 塗料および接着剤の購入 使用に関する調査 前項で調査した製品のうち塗料及び接着剤に着目し 消費者の購入に関する行動の情報 それらの使用状況や生活行動パターンに係る情報を収集した 本調査事業では 回答の精度向上のために 製品 ( 塗料と接着剤 ) 調査項目 ( 購入行動と使用状況 ) の4カテゴリーに分けて回答項目が比較的少ないアンケートを実施した 購入行動に関する調査は 塗料 接着剤の購入頻度 ( 普及率 ) 種類( 化学物質含有量 ) 用途 製品形状 購入者の属性 所有数などの20 項目 ( 以降に示した基礎項目を含む ) について約 1,000 人のアンケートを実施した 使用状況に関する調査は 使用頻度 ( 行為者率 ) 使用量 使用時間 換気の有無 使用場所など28 項目 ( 以降に示した基礎項目を含む ) について約 1,000 人のアンケート調査を実施した また 各アンケート調査において 基礎項目 例えば住宅の建て方 世帯主との関係 世帯での回答者の役割 日曜大工の経験などの基礎的な項目も同時に取得した これらの情報をもとに 製品の使用行動と一般的な属性 ( 個人 ) との関連性について検討を行い データベースに追加することでデフォルト値設定の基礎データとした 以上のように本調査 開発事業の目標を達成した (3) 室内濃度推定モデルのプロトタイプモデルの作成室内で一般消費者が化学物質暴露によって受ける様々な影響 (SHS MCS 等 ) を評価し 適切に管理することに資するため 非定常の室内空気質モデル 発生源モデルおよびインターフェイスなどを統合し 室内濃度の時間変化と世帯分布が再現できるよう プロトタイプモデルの開発を実施した 本調査 開発事業では これまで開発を行ってきた iair の改良を行うことで 本調査 開発事業の目標の達成を図った 改良のベースとなる iair は世帯分布の推定機能 ユーザーインターフェイス データベースを備えているが 濃度時間変化の推定機能を持っていない そこで iair に濃度時間変化の推定機能を追加した 1) 室内濃度推定モデルと発生源モデルの非定常化 改良のベースとなる iair の室内濃度推定モデル ( 計算パラメータは床面積 換気回数 吸脱着 室外濃度 気中分解 放散速度など ) は定常ボックスモデルであることから 時間変化を推定するために非定常状態を扱える室内濃度推定モデルを作成した また 発生源モデルは iair の発生源モデルに瞬時拡散モデルを加え さらに二重一次減衰モデルを追加した なお 複数製品を放散源として計算可能なモデルの開発が求められているが iair は最大約 60,000 の放散源から室内濃度を計算することが可能であり プロトタイプモデルには iair の仕組みを適用した 以上によって E-FAST ConsExpo4.1 や MCCEM 以上の機能を持つ室内濃度推定モデル及び発生源モデルとし 本調査 開発事業の目標を達成した 105

111 2) 室内環境の世帯分布を推定する統計モデルの作成 室内濃度の世帯分布を推定可能な無償の室内暴露評価ツールは iair 以外に存在しない iair は確率分布を扱うことができ 地方自治体別 地域別などの家屋情報などから計算パラメータを作成することが可能な統計モデルである プロトタイプモデルでは iair の計算エンジンを利用してモンテカルロ シミュレーションによりパラメータの確率分布を再現することを可能とし 本調査 開発事業の目標を達成した 3) インターフェイスとデータベースの作成 ユーザーの利便性向上を目的として iair では インターフェイスをはじめ 計算パラメータの推定機能 製品などの項目に関してデフォルト値設定機能を持つ iair の持つ化学物質に関連する計算パラメータのうち吸着係数 一次減衰定数 粒子吸着係数について 物理化学的性質 ( 例えば蒸気圧など ) から値を推定する機能を 本事業において開発のプロトタイプモデルにも搭載した また iair と同等の専門家でなくとも運用可能なユーザーインターフェイス 計算に必要な製品 住宅などのデータベースをプロトタイプモデルへ追加し ユーザーの利便性を確保した これに計算パラメータの入力画面および室内濃度の時系列変化など非定常モデルの計算によって得られる結果の表示 出力機能を追加し 本調査 開発事業の目標を達成した (4) 今後の課題今後 SHS 等の評価のためのツール開発には 換気回数の測定および換気回数推定モデルの開発 暴露係数( 普及率 行為者率 使用回数 使用量 ) の収集のためのアンケート調査 暴露評価に必要な対象空間の情報の推定モデルの開発 製品からの化学物質放散速度に関する情報収集( 試験を含む ) などが必要であると思われる 106

112 5. 参考文献秋津裕志, 古田直之, 伊佐治信一, 朝倉靖弘 (2007). アセトアルデヒドの放散特性 (2). 北海道立林産試験場林産試験場報 21(1), pp.1-7. 秋津裕志, 伊佐治信一, 朝倉靖弘, 平林靖, 梅原勝雄 (2006). アセトアルデヒドの放散特性 (1). 北海道立林産試験場林産試験場報 20(3), pp 石川敦子, 大平辰朗, 小林功, 宮本康太, 塔村真一郎, 井上明生 (2009). スギ材から放散する揮発性有機化合物に及ぼす乾燥方法の影響. 森林総合研究所研究報告 8(4), pp 市原真希, 市原英樹, 樋渡潔, 藤村淳一, 小林光, 深尾仁 (2009a). 建材からの長期温湿度別発散傾向の把握 : ( その 3) 温度 28 一定での温度依存性. 日本建築学会学術講演梗概集 D-2, 2009, pp 市原英樹, 市原真希, 樋渡潔, 藤村淳一, 小林光, 深尾仁 (2009b). 建材からの長期温湿度別発散傾向の把握 : ( その 4) 湿度 10% 一定での温度依存性. 日本建築学会学術講演梗概集 D-2, 2009, pp 市原真希, 市原英樹, 樋渡潔, 藤村淳一, 小林光, 深尾仁 (2008a). 建材からの長期温湿度別発散傾向の把握 : ( その 1) 温度の違いによる発散傾向. 日本建築学会学術講演梗概集 D-2, 2008, pp 市原英樹, 市原真希, 樋渡潔, 藤村淳一, 小林光, 深尾仁 (2008b). 建材からの長期温湿度別発散傾向の把握 : ( その 2) 相対湿度の違いによる発散傾向. 日本建築学会学術講演梗概集 D-2, 2008, pp 岩下剛, 木村建一 (1999). ラワン合板から放たれるホルムアルデヒドの時系列発生量の算定法に関する基礎的研究. 空気調和 衛生工学会論文集 (75), pp 岩下剛 (1999). ラポリウレタン床仕上げ剤から放たれる揮発性有機化合物の時系列発生量のモデル化に関する試験研究. 日本建築学会計画系論文集 (522), pp 上島通浩, 柴田英治, 酒井潔, 大野浩之, 石原伸哉, 山田哲也, 竹内康浩, 那須民江 (2005). 2-エチル-1-ヘキサノールによる室内空気汚染 : 室内濃度, 発生源, 自覚症状について. 日本公衆衛生雑誌 52(12), pp 上島通浩, 柴田英治, 酒井潔, 大野浩之, 那須民江 (2003). ビル建築の空気中 2- エチル-1 ヘキサノールの発生源に関する検討. 室内環境学会誌 6(2), pp 窪田実 平田三郎 高橋弘行 (1978). 尿素樹脂合板のホルムアルデヒド発生機作 (2)- 尿素樹脂硬化物からのホルムアルデヒドの発生 -. 北海道立林産試験場林産試験場月報 318 号 1978 年 7 月. 栗木茂, 村江行忠, 田中秀二郎, 伊達倫太郎 (2006). コンクリート直貼工法における 2-エチル-1-ヘキサノールの発生に関する研究 : モデルコンクリートスラブを用いた含水率と発生量に関する実験. 日本建築学会大会学術講演梗概集 D-2,2006, pp

113 桑原幹雄 近藤照夫 (2007). 硬化塗膜からの 2-エチル-1-ヘキサノールの放散. 日本建築学会大会学術講演梗概集 A-1,2007, pp 斎藤育江, 大貫文, 上原眞一, 瀬戸博, 栗田雅行, 小縣昭夫 (2010). 木造新築住宅における揮発性有機化合物及びアルデヒド類の発生源調査. 室内環境 13(1), pp ( 独 ) 産業技術総合研究所 ( 独 ) 製品評価基板機構 (2010) 生活 行動パターン情報等のアンケート調査と解析.( ( 独 ) 産業技術総合研究所 (2012) 化学物質の最適管理をめざすリスクトレードオフ解析手法の開発報告書. ( 独 ) 産業技術総合研究所 (2012)iAIR マニュアル. 柴田英治, 上島通浩, 酒井潔, 大野浩之, 糸原誠一朗, 竹内康浩, 那須民江 (2002). 室内環境中の 2-エチル-1-ヘキサノール. 室内環境学会誌 5(2), ( 平成 14 年度室内環境学会総会講演集 ), pp 鈴木昌樹, 朝倉靖弘, 石井誠 (2007) 大形チャンバー法による木製家具からのホルムアルデヒド放散量測定 日本建築学会環境系論文集 (615), pp 砂澤周一, 松本泰二 (2006). 塩ビ床材の 2-エチルヘキサノール放散低減化に関する研究. 日本建築仕上学会大会学術講演会研究発表論文集 2006, pp 総務省統計局 (2005) 平成 15 年住宅 土地統計調査. 総務省統計局 ( ) 平成 17 年度国勢調査. 千野聡子, 加藤信介, 徐長厚, 安宅勇二 (2008). 床面からの化学反応により生成した化学物質の放散量測定 : 床用接着剤が 2-エチル-1-ヘキサノール放散性状に及ぼす影響. 日本建築学会環境系論文集 73(624), 千野聡子 加藤信介 徐長厚 竹内健一郎 (2007). 塩化ビニル床材からの可塑剤分解物質等の放散メカニズムの解明 ( その 6) : 各種塩化ビニル床材施工時の床面からの化学物質放散量の測定. 日本建築学会大会学術講演梗概集 D-2, 2007, pp 塔村真一郎, 宮本康太, 井上明生千葉保人 (2005). 集成材ラミナおよび長期間保管された木材素材から放散される揮発性有機化合物 (VOC) の測定. 森林総合研究所研究報告 4(2), pp 長尾聡子, 横田知博, 村上周三, 加藤信介, 安宅勇二, 山口一 (2005). 塩化ビニル床材からの可塑剤分解物質等の放散メカニズムの解明 ( その 2) : セルフレベリング材の含水率 水分の状態が化学物質放散量に与える影響. 日本建築学会大会学術講演梗概集 D-2, 2004, pp 長尾聡子, 加藤信介, 徐長厚, 安宅勇二 (2006). 塩化ビニル床材からの可塑剤分解物質等の放散メカニズムの解明 ( その 3) : 床用接着剤からの化学物質放散性状に関する検討. 日本建築学会大会学術講演梗概集 D-2, 2006, pp 中西準子 篠原直秀 納屋聖人 (2007). アセトアルデヒド ( 詳細リスク評価書シリーズ ). 108

114 丸善. 東京中西準子 鈴木一寿 (2009). ホルムアルデヒド ( 詳細リスク評価書シリーズ ). 丸善. 東京保利一, 森田勇, 乙黒利和, 東敏昭 (2003). スモールチャンバー法による建材からのホルムアルデヒドおよび揮発性有機化合物 (VOCs) の放散量の測定. 産業医科大学雑誌 25(3), 堀雅宏, HAN J, 下之園孝 (2004). 室内環境におけるアセトアルデヒドの生成メカニズム. 環境の管理 (52), pp 米本涼恵, 西本真治, 兒島貴史, 藤谷昌弘 (2006). 塩化ビニル系床シート施工体からの 2 エチルヘキサノール発生メカニズム及びその抑制方法に関する検討. 日本建築仕上学会大会学術講演会研究発表論文集 2006, pp 横田知博, 千野聡子, 加藤信介, 村上周三, 安宅勇二, 徐長厚 (2007). 塩化ビニル床材からの可塑剤分解物質等の放散メカニズムの解明 : セルフレベリング材の含水率, 水分の状態が化学物質放散量に与える影響. 日本建築学会環境系論文集 (617), pp 横田知博, 村上周三, 加藤信介, 安宅勇二, 朱清宇, 星野邦広 (2004). 塩化ビニル床材からの可塑剤分解物質等の放散メカニズムの解明 ( その 1) : セルフレベリング材と床材から構成された複合建材からの放散量測定. 日本建築学会大会学術講演梗概集 D-2, 2004, pp Blondel A., Plaisance H.(2011 ). Screening of formaldehyde indoor sources and quantification of their emission using a passive sampler. Building and Environment 46(6), pp Chino S., Kato S., Seo J., Ataka Y.(2009). Study on emission of decomposed chemicals of esters contained in PVC flooring and adhesive Original Research Article. Building and Environment 44(7), pp Godish T.(1988).Residential Formaldehyde Contamination: Sources and Levels. Comments Toxicology 2 (3), pp Hun D.E., Corsi R.L., Morandi M.T., Siegel J.A. (2010). Formaldehyde in residences: long-term indoor concentrations and influencing factors.indoor AIR 20 (3), pp Meyer B., Andrews B.A.K., Reinhardt R.M.(1986). Formaldehyde Release from Wood Products. ACS SYMPOSIUM SERIES 316, pp (Mechanisms of Formaldehyde Release from Bonded Wood Products), American Chemical Society, Publication Date : August 08, Myers G.E. (1984). Effect of ventilation rate and board loading on formaldehyde concentration : a critical review of the literature. FOREST PRODUCTS 109

115 JOURNAL 34 (10), pp Nalli S., Horn O.J., Grochowalski A.R., Cooper D.G., Nicell J.A. (2006). Origin of 2-ethylhexanol as a VOC.Environmental Pollution 140(1), pp Sakai K., Kamijima M., Shibata E., Ohno H., Nakajima T. (2009). Annual transition and seasonal variation of indoor air pollution levels of 2-ethyl-1-hexanol in large-scale buildings in Nagoya, Japan. Journal of Environmental Monitoring Issue 11, 2009, pp Salthammer T., Mentese S., Marutzky R. (2010). Formaldehyde in the indoor environment. Chemical Reviews 110 (4), pp Sjöberg A. (2000). Concrete floor as secondary emission source. Proceedings of Healthy Buildings 04, Helsinki 2000.vol. 4, pp Tohmura S., Miyamoto K., Inoue A. (2005). Acetaldehyde emission from glued laminated timber using phenol resorcinol formaldehyde resin adhesives with addition of ethanol.journal OF WOOD SCIENCE 51(4), pp Tohmura S., Ishikawa A., Miyamoto K., Inoue A. (2012).Acetaldehyde emission from wood induced by the addition of ethanol.journal OF WOOD SCIENCE 58(1), pp Uhde E., Salthammer T. (2007). Impact of reaction products from building materials and furnishings on indoor air quality A review of recent advances in indoor chemistry.atmospheric Environment, 41(15), pp Westberg Å., Momcilovic D., Björk F., Karlsson S. (2009). Quality assessment of building products by the micro-scale headspace vial (MHV) method and HS-SPME for monitoring the emission of hydrolysis products from phthalates.polymer Degradation and Stability, 94(6), pp WHO Regional Office for Europe (2010). WHO guidelines for indoor air quality : selected pollutants.world Health Organization 2010, ISBN World Health Organization ( 1989 ). INTERNATIONAL PROGRAMME ON CHEMICAL SAFETY : ENVIRONMENTAL HEALTH CRITERIA 89 FORMALDEHYDE. World Health Organization, Geneva, (2013 年 2 月アクセス ). 110

116 6. 付録 6.1. 塗料 接着剤の購入 使用に関するアンケート調査の設問リスト ここで示す画像は アンケートの設問について ウェブサイトに掲示した順を追って示 したものである < 塗料に関するアンケート > 111

117 この他 6 用途について 同様な設問がある 112

118 この他 6 用途について 同様な設問がある この他 6 用途について 同様な設問がある 113

119 この他 6 用途について 同様な設問がある この他 6 用途について 同様な設問がある 114

120 この他 5 用途について 同様な設問がある 115

121 この他 5 用途について 同様な設問がある この他 5 用途について 同様な設問がある 116

122 この他 5 用途について 同様な設問がある この他 5 用途について 同様な設問がある 117

123 この他 5 用途について 同様な設問がある この他 5 用途について 同様な設問がある この他 5 用途について 同様な設問がある 118

124 この他 5 用途について同様な設問がある この他 5 用途について同様な設問がある この他 5 用途について 同様な設問がある 119

125 この他 5 用途について 同様な設問がある この他 5 用途について 同様な設問がある 120

126 家族が所有している工具に ついても同様な設問がある 121

127 122

128 123

129 124

130 < 接着剤に関するアンケート > 125

131 この他 6 用途について 同様な設問がある 126

132 この他 6 用途について 同様な設問がある この他 6 用途について 同様な設問がある 127

133 この他 6 用途について 同様な設問がある この他 6 用途について 同様な設問がある 128

134 この他 5 用途について 同様な設問がある 129

135 この他 5 用途について 同様な設問がある この他 5 用途について 同様な設問がある 130

136 この他 5 用途について 同様な設問がある この他 5 用途について 同様な設問がある この他 5 用途について 同様な設問がある 131

137 この他 5 用途について 同様な設問がある この他 5 用途について 同様な設問がある この他 5 用途について 同様な設問がある 132

138 この他 5 用途について 同様な設問がある この他この他 5 用途について用途について同様な設問がある同様な設問がある 133

139 この他 5 用途について 同様な設問がある 134

140 家族が所有している工具に ついても同様な設問がある 135

141 136

142 137

143 138

144 6.2. アンケート結果 スクリーニング 塗料 接着剤の購入 使用者を選択するために スクリーニング調査を実施した 実施期間 :2013/1/28~2013/02/04 依頼数 : 有効回答数 :52262( 回収率 46.7%) 回答時間 :0:01:01( 中央値 ) Q1 購入 使用の有無 139

145 Q2 購入商品の使用場所 Q3 使用場所 140

146 塗料 調査票タイトル 塗料に関するアンケート 調査期間 2013/02/12 ~ 2013/02/14 調査区分 本調査 依頼数 1575 s 調査依頼した対象者数です 有効回答数 1177 s 集計対象とする有効回答の対象者数です 回収率 74.7 % ( 有効回答数 / 依頼数 ) 回答時間中央値 00:08:45 回答時間平均値 00:23:54 有効回答者の回答時間をソートした時 中央に位置する値です ( 時 : 分 : 秒 ) 有効回答者が回答完了までに要した時間の平均値です ( 時 : 分 : 秒 ) Q1 購入 使用の有無 141

147 [ 購入 ] Q2 使用予定用途と製品タイプ Q3 購入頻度 142

148 Q4 購入個数 Q5 購入店舗 143

149 Q6 製品の保管場所 [ 使用 ] Q7 使用用途と製品タイプ 144

150 Q8 使用回数 Q9 使用時間 145

151 Q10 最長作業時間 146

152 Q11 使用量 使用量が不明のモニター割合 使用量の単位 147

153 使用量 Q12 保護具の使用 ( 手袋 ) 148

154 Q13 保護具の使用 ( マスク ) Q14 換気の状況 ( 窓 ) 149

155 Q15 換気の状況 ( 換気扇 ) Q16 換気の状況 ( その他 ) 150

156 Q17 作業後の滞在場所 151

157 Q18 製品の廃棄 廃棄頻度の決まっていないモニターの割合 製品の廃棄頻度 152

158 Q19 主たる使用者の確認 [ モニター属性 ] Q20 リフォーム 153

159 Q21 電動工具 Q22 住宅の建て方と構造 154

160 Q23 住宅の所有の関係 Q24 住宅の床面積 単位 155

161 床面積 Q25 住宅の築年数 156

162 Q26 世帯主の確認 Q27 世帯主との関係 157

163 Q28 性別 Q29 年齢 158

164 Q30 居住地 Q31 婚姻 159

165 Q32 同居人数 ( 本人も含む ) Q33 世帯年収 160

166 接着剤 調査票タイトル 接着剤に関するアンケート 調査期間 2013/02/12 ~ 2013/02/14 調査区分 本調査 依頼数 1694 s 調査依頼した対象者数です 有効回答数 1107 s 集計対象とする有効回答の対象者数です 回収率 65.3 % ( 有効回答数 / 依頼数 ) 回答時間中央値 00:09:09 回答時間平均値 00:27:00 有効回答者の回答時間をソートした時 中央に位置する値です ( 時 : 分 : 秒 ) 有効回答者が回答完了までに要した時間の平均値です ( 時 : 分 : 秒 ) Q1 購入 使用の有無 161

167 [ 購入 ] Q2 使用予定用途と製品タイプ Q3 購入頻度 162

168 Q4 購入個数 Q5 購入店舗 163

169 Q6 製品の保管場所 [ 使用 ] Q7 使用用途と製品タイプ 164

170 Q8 使用回数 Q9 使用時間 165

171 Q10 最長作業時間 166

172 Q11 使用量 使用量が不明のモニターの割合 使用量の単位 167

173 使用量 Q12 保護具の使用 ( 手袋 ) 168

174 Q13 保護具の使用 ( マスク ) Q14 換気の状況 ( 窓 ) 169

175 Q15 換気の状況 ( 換気扇 ) Q16 換気の状況 ( その他 ) 170

176 Q17 作業後の滞在場所 Q18 製品の廃棄 171

177 廃棄頻度の決まっていないモニターの割合 Q19 主たる使用者である確認 172

178 [ モニター属性 ] Q20 リフォーム Q21 電動工具 173

179 Q22 住宅の建て方と構造 Q23 住宅の所有の関係 174

180 Q24 住宅の床面積 単位 床面積 175

181 Q25 住宅の築年数 Q26 世帯主の確認 176

182 Q27 世帯主との関係 Q28 性別 177

183 Q29 年齢 Q30 居住地 178

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