平成 24 年 8 月号目次トピックス平成 23 年度家庭用品検査結果 1 横浜市における2011/2012シーズンのインフルエンザウイルス流行株の解析 3 海水浴場水質調査 7 感染症発生動向調査感染症発生動向調査委員会報告平成 24 年 7 月 8 情報提供衛生研究所 WEB ページ情報

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2 平成 24 年 8 月号目次トピックス平成 23 年度家庭用品検査結果 1 横浜市における2011/2012シーズンのインフルエンザウイルス流行株の解析 3 海水浴場水質調査 7 感染症発生動向調査感染症発生動向調査委員会報告平成 24 年 7 月 8 情報提供衛生研究所 WEB ページ情報 ( 平成 24 年 7 月分 ) 13

3 1 平成 23 年度家庭用品検査結果家庭用品担当では日常の生活用品である下着靴下帽子床敷物カーテンなどの繊維製品および家庭用の接着剤塗料エアゾル製品洗浄剤などの家庭用化学製品について有害物質を含有する家庭用品の規制に関する法律に基づき検査を行っています平成 23 年度に規格基準に関する検査で取り扱った検体数は 69 件延検査項目数は 256 件でしたこのうち規格基準を超えた検体はありませんでした ( 表 1 表 2 参照 ) 表 1 のうちよだれ掛け 8 検体についてはホルムアルデヒドの基準超過違反に関する検査であったため 1 検体につき 3 か所 ( ふち部分表地裏地 ) を採取して検査を行いましたがすべて不検出でした表 1 平成 23 年度家庭用品検査検体内訳および検査結果検体数違反検体数検査項目数ホルムアルデヒド乳幼児用繊維製品*1ホルムアルデヒド乳幼児用繊維製品以外*1塩化水素硫酸有機水銀化合物ディルドリンTDBPP*2トリフェニル錫化合物水酸化ナトリウム水酸化カリウムトリブチル錫化合物BDBPP*3DTTB*4メタノールテトラクロロエチレントリクロロエチレン容器試験漏水試験落下試験耐酸性アルカリ性試験圧縮変形試験繊維製品よだれ掛け下着中衣外衣手袋くつ下帽子寝衣床敷物家庭用化学製品家庭用接着剤かつら等接着剤家庭用塗料家庭用ワックス靴墨靴クリーム家庭用エアゾル製品住宅用洗浄剤家庭用洗浄剤合計 *1 ホルムアルデヒドは乳幼児用繊維製品とそれ以外の製品で規格基準が異なっている ( 表 2 参照 ) *2 TDBPP: トリス (2,3- ジブロムプロピル ) ホスフェイト *3 BDBPP: ビス (2,3- ジブロムプロピル ) ホスフェイト *4 DTTB:4,6- ジクロル -7-(2,4,5- トリクロロフェノキシ )-2- トリフルオルメチルベンズイミダゾール

4 表 2 家庭用品検査項目および規格基準検査項目用途検査対象規格基準ホルムアルデヒド樹脂加工剤防菌防カビ剤 2 歳以下の乳幼児用繊維製品吸光度差が0.05 以下または 16µg/g 以下乳幼児用以外の繊維製品 75µg/g 以下かつら等接着剤有機水銀化合物防菌防カビ剤家庭用塗料靴墨靴クリーム検出しないことワックス繊維製品家庭用接着剤トリフェニル錫化合物防菌防カビ剤家庭用塗料靴墨靴クリーム検出しないことワックス繊維製品家庭用接着剤トリブチル錫化合物防菌防カビ剤家庭用塗料靴墨靴クリーム検出しないことワックス繊維製品家庭用接着剤ディルドリン防虫加工剤繊維製品 30µg/g 以下 TDBPP 防炎加工剤繊維製品検出しないこと BDBPP 防炎加工剤繊維製品検出しないこと DTTB 防虫加工剤繊維製品 30µg/g 以下メタノール溶剤家庭用エアゾル製品 5% 以下テトラクロロエチレン溶剤汚れ落とし家庭用エアゾル製品 0.1% 以下シミ取り家庭用洗浄剤トリクロロエチレン溶剤汚れ落とし家庭用エアゾル製品 0.1% 以下シミ取り家庭用洗浄剤塩化水素洗浄剤住宅用洗剤 10% 以下硫酸水酸化ナトリウム洗浄剤家庭用洗浄剤 5% 以下水酸化カリウム容器試験洗浄剤住宅用家庭用洗浄剤各試験 ( 漏水落下耐酸性耐アルカリ性圧縮変形 ) による容器強度を有することジベンゾ [a,h] アントラセン木材防腐防虫剤クレオソート油 10µg/g 以下防腐防虫木材 3 µg/g 以下ベンゾ [a] アントラセン木材防腐防虫剤クレオソート油 10µg/g 以下防腐防虫木材 3 µg/g 以下ベンゾ [a] ピレン木材防腐防虫剤クレオソート油 10µg/g 以下防腐防虫木材 3 µg/g 以下検査研究課家庭用品担当 2

5 横浜市における 2011/2012 シーズンのインフルエンザウイルス流行株の解析横浜市における 2011/2012 シーズンのインフルエンザの流行は AH3 型ウイルスと 2 種類の B 型ウイルスによる混合流行で過去 10 シーズンでは 2 番目に大きな流行でした AH3 型ウイルスの抗原性状はワクチン株の抗体と低い反応性を示す株が 60.4% にみられました HA 遺伝子系統樹解析ではワクチン株とは異なるクレードに入りさらに 2 つのグループに分かれました B 型ウイルスの抗原性状はビクトリア系統ではワクチン株の抗体と低い反応性を示す株が 31.9% にみられましたが系統樹解析では大きなアミノ酸変異はみられませんでした一方山形系統ではレファレンス株と類似株でしたが系統樹解析では 2 つのクレードに分かれました抗インフルエンザ薬感受性サーベイランスでは AH3 型ウイルス株および B 型ウイルス株で耐性株による地域流行はみられませんでしたインフルエンザ様疾患の患者数 2011 年 6 月から2012 年 5 月までにインフルエンザ定点 ( 小児科 91 定点および内科 59 定点 : 計 150 定点 ) から報告されたインフルエンザ様疾患患者数は定点あたり319 人で昨シーズン同期の272 人を上回り過去 10 年では2009/2010シーズンの382 人に次ぐ大きな流行でした今シーズンは第 2 週 (1 月 9 日からの週 ) に流行の目安となる定点あたりの報告数 1.0 人を超え第 5 週 (1 月 30 日からの週 ) に 46.3 人とピークとなり第 7 週 (2 月 13 日からの週 ) まで40.0 人を越える報告数でしたその後第 12 週 (3 月 19 日からの週 ) には12.8 人と緩やかに患者数が減少し第 18 週 (4 月 30 日からの週 ) に定点あたり 1.0 人を下回りました ( 図 1) 病原体定点ウイルス調査定 30 点あた 25 り患者 20 数 ( 人 ) /2012シーズン 2010/2011シーズン 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月週数図 1 定点あたり患者数年 9 月から2012 年 5 月までの9カ月間に件 ( 鼻咽頭検体 442 件便由来検体 35 件気管支 16 B 型 ( 山形系統 ):30 吸引液 6 件嘔吐物 3 件喀痰 1 件不明 7 件 ) を検査し AH3 型ウイルス98 件 B 型ウイルス75 件が分分離 B 型 (Victoria 系統 ):45 AH3 型 :98 離検出されましたこのうち重感染は,AH3 型ウ検 10 出数 8 イルスとB 型ウイルスの1 件とAH3 型ウイルスとアデ 6 ノウイルスの2 件でした AH3 型ウイルスは第 41 週 4 (10 月 10 日からの週 ) に港北区の定点からウイルス遺伝子が検出され翌第 42 週 (10 月 17 日からの 2 0 週 ) には磯子区の定点から初めて分離されましたその後 AH3 型ウイルスは12 月に入ってから分離図 2 病原体定点等分離検出状況され始め第 4 週 (1 月 23 日からの週 ) をピークに第 19 週 (5 月 7 日からの週 ) まで分離検出されました一方 B 型ウイルスは第 2 週 (1 月 9 日からの週 ) に磯子区の定点から山形系統のB 型ウイルスが第 3 週 (1 月 16 日からの週 ) に瀬谷区の定点からビクトリア系統のB 型ウイルスが分離されました B 型ウイルスは両系統のウイルスが混在したまま第 9 週 (2 月 27 日からの週 ) をピークに第 20 週 (5 月 14 日からの週 ) まで分離検出が続きました ( 図 2) 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月週数 / 月 3

6 集団かぜ調査集団かぜ調査では 2011 年 9 月 7 日 ( 第 36 週 ) に旭区の福祉施設から非流行期の報告があり AH3 型ウイルス ( ヘルペスウイルスとの重複含む ) が分離検出されました 1) その後流行期に入った12 月 ( 第 49 週 ) には磯子区の小学校で集団かぜの初発が報告され AH3 型ウイルスが分離されました年明け後は1 月第 3 週に市内 18 区中 11 区に発生がみられピークとなりました終息までの発生数は18 区 754 施設 1,085 学級で検査依頼のあった 19 集団 75 人についてウイルス学的調査を実施し 18 集団はAH3 型ウイルス 1 集団はB 型ウイルスが分離検出されました ( 表 1) 入院サーベイランス入院サーベイランスでは 2011 年 9 月から2012 年 5 月までの9ヶ月間に 108 件を検査しましたシーズン初めの10 月にはタイからの輸入例でAH3 型ウイルスが 1 株分離されました最終的に分離検出されたインフルエンザウイルスはAH3 型ウイルス16 件 B 型ウイルス ( ビクトリア系統 )1 件でしたこのうちインフルエンザウイルスを確定した入院例は脳症 4 例 (AH3 型ウイルス3 件 B 型ウイルス 1 件 ) 肺炎 3 例 (AH3 型ウイルス 3 件 ) で死亡例はB 型ウイルスが分離された脳症の1 例でしたインフルエンザ以外のウイルスではコクサッキーウイルス B5 型 2 件エコーウイルス6 型 2 件ライノウイルス 3 件コクサッキーウイルス B1 型 1 件アデノウイルス 2 型 1 件アデノウイルス 3 型 1 件 RSウイルス1 件ヘルペスウイルス6 型 1 件コクサッキー A10 型 1 件パレコウイルス3 型 1 件が分離検出されました各調査期間の検査合計は677 件で AH3 型ウイルス 179 件 B 型ウイルス (AH3 型との重複含む )73 件が分離検出されました ( 表 2) 表 1 集団かぜ調査結果ウイルス分離遺伝子検索発生年月日週区施設検体数型分離数分離陰性検体数 HA 遺伝子 NA 遺伝子総合判定第 36 週旭福祉施設 5 AH3 1) 4 1 H3 1 N2 1 AH 第 49 週磯子小学校 3 AH3 2 1 陰性 0 陰性 0 AH 第 50 週西小学校 5 AH3 4 1 陰性 0 N2 1 AH 第 3 週青葉小学校 5 AH3 2 3 H3 2 N2 2 AH 第 3 週戸塚小学校 5 AH3 1 4 H3 4 N2 4 AH 第 3 週鶴見小学校 5 AH3 4 1 H3 1 陰性 0 AH 第 3 週都筑保育園 3 AH3 2 1 陰性 0 陰性 0 AH 第 3 週港北幼稚園 3 AH3 2 1 陰性 0 陰性 0 AH 第 3 週神奈川中学校 4 AH ) 0-0 AH 第 3 週瀬谷小学校 2 AH AH 第 3 週南小学校 5 AH3 3 2 陰性 0 N2 1 AH 第 3 週中小学校 5 AH AH 第 3 週旭中学校 5 AH AH 第 3 週栄小学校 2 AH AH 第 4 週港南小学校 3 AH AH 第 4 週緑小学校 3 AH AH 第 4 週金沢小学校 5 AH3 3 2 H3 2 陰性 0 AH 第 4 週保土ヶ谷中学校 4 AH3 3 1 H3 1 N2 1 AH 第 5 週泉小学校 3 B B 3 合計 18 区 19 施設 75 件 AH3:54 株 AH3: 65 件 57 株 18 件 H3 11 件 N2 10 件 B:3 株 B: 3 件 1) 1 件はヘルペスウイルス 1 型との重複感染 2) 遺伝子検査のうち -は未実施 4

7 表 2 インフルエンザウイルス分離および遺伝子検査結果各調査項目検体数陽性数 AH3 型 B 型 * 病原体定点等調査 ) 75 クラスターサーベイランス ) 3 入院サーベイランスその他依頼検査合計 ) AH3 型とヘルペスウイルスの重複 1 件含む 2) AH3 型と B 型の重複 1 件 AH3 型とアデノウイルスの重複 2 件含む分離株の抗原性分離株のHA 抗原性状を今シーズンのワクチン株およびリファレンス株と赤血球凝集抑制試験 (HIと略 ) のHI 価で比較しました ( 図 3) AH3 型ウイルスは 39.6%(154 株中 61 株 ) がワクチン株 A/ ビクトリア /210/2009とHI 価が類似していましたが HI 価で8 倍以上差があるウイルスが 60.4%(93 株 ) にみられました B 型ウイルスではビクトリア系統のウイルスは 68.1%(94 株中 64 株 ) がワクチン株である B/ ブリスベン /60/2008と類似していましたが HI 価で8 倍以上差があるウイルスが 31.9%(30 株 ) にみられました山形系統のウイルスは 90.0%(30 株中 27 株 ) がレファレンス株である B/ バングラデシュ /3333/2009と類似した性状でした 3.2% 10.0% 7.8% 14.9% 31.9% 11.7% 16.7% 13.3% 同等 2 倍 45.5% 31.8% 53.2% 60.0% 4 倍 8 倍 16 倍 AH3 154 株 A/ ビクトリア /210/2009 ホモ価 1280 B 型 ( ビクトリア系統 ) 94 株 B/ ブリスベン /60/2008 ホモ価 5120 B 型 ( 山形系統 ) 30 株 B/ バングラデシュ /3333/2009 ホモ価 2560 図 /2012 シーズン分離株の抗原性状 ( ワクチン株に対する HI 価 ) 分離株の系統樹解析抗原性に関与するHA 遺伝子についてPCRで増幅後ダイレクトシークエンス法により塩基配列を決定し Neighbor-joining 法により系統解析を行いました今シーズン分離した AH3 型ウイルスは, ワクチン株 A/ ビクトリア /210/2009を含むパース/16クレードから 212 番目のアミノ酸がスレオニン (T) からアラニン (A) に置換した ( 以下 T212Aと表示 ) ビクトリア /208クレードに入りましたさらにN312A A198S V223Iにアミノ酸が置換したグループ 3Bと S45N T48I Q33R S278K 置換したグループ 3Cに分かれアミノ酸変異が進んでいました後者のグループにはシーズン最初の9 月に発生した旭区の集団事例や10 月にタイから帰国した患者から分離した輸入例が含まれていました ( 図 4) B 型ウイルスの系統樹は大きくビクトリア系統と山形系統の2つの枝に分かれます今シーズンの分離株はビクトリア系統では N75K N165K S172P の3つのアミノ酸変異を共通とするブリスベン /60クレードに入り集団事例や流行が終息した5 月の死亡例の分離株が含まれていました一方山形系統のウイルス株は S150I N165Y G229Dのアミノ酸置換が共通のバングラデシュ /3333 クレードと R48K P108K T181A のアミノ酸置換が共通のブリスベン /3クレードに分かれました WHOの2012/2013シーズン北半球ワクチン推奨株には前者のクレードに含まれるB/ ウィスコンシン /1/2012が選ばれました 2) ( 図 5) 5

8 A/ 横浜 /144/2012 瀬谷区 4 月 A/ 横浜 /105/2012 港北区 2 月枠内 :2011/2012 ワクチン株 A/ 横浜 /17/2012 鶴見区 1 月下線 :2012/2013 ワクチン株 A/ 横浜 /94/ 中区 1 月 :2011 年 9 月 10 月分離株 A/ 横浜 /139/2012 青葉区 3 月 : 定点 A/ 横浜 /99/2012 栄区 2 月 : 集団 A/ 横浜 /104/2012 港南区 2 月 : 入院例 A/ 横浜 /145/2011 旭区 9 月 A/ 横浜 /46/2012 金沢区 1 月 A/ 横浜 /146/2012 心筋炎 1 月 S45N T48I A/ 横浜 /155/2011 西区 12 月 A/ 横浜 /151/2011 磯子区 12 月 Q33R S278K A/ 横浜 /45/2012 緑区 1 月 A/ 横浜 /12/2012 戸塚区集団 1 月 A/ 横浜 /20/2012 都筑区集団 1 月 A/ 横浜 /149/2011 タイ帰国者 10 月 A/ 横浜 /138/2012 瀬谷区 3 月 A/ 横浜 /126/ 月 A/ 横浜 /137/2012 磯子区 3 月 A/ ビクトリア /361/2011 A/ 横浜 /95/2012 青葉区 2 月 A/ 横浜 /142/2012 鶴見区 1 月 A/ 横浜 /150/2011 磯子区 10 月 A/ 横浜 /159/2011 港北区 12 月 A/ 横浜 /89/2012 中区 2 月 A/ 横浜 /129/2012 鶴見区 3 月 A198S A/ 横浜 /10/2012 青葉区 1 月 V223I A/ 横浜 /90/2012 戸塚区 2 月 A/ 横浜 /136/2012 青葉区 2 月 A/ 横浜 /158/2011 磯子区 12 月 A/ 横浜 /52/2012 港南区 1 月 A/ 横浜 /141/ 月肺炎 3B A/ 横浜 /44/2012 緑区 1 月 N312S A/ 横浜 /110/2012 瀬谷区 2 月 A/ 横浜 /1/ 月 A/ 横浜 /24/2012 南区 1 月 A/ 横浜 /147/ 月 A/ 横浜 /26/2012 中区 1 月 A/ 横浜 /48/2012 神奈川区 1 月 A/ 横浜 /131/2012 中区 2 月 T212A A/ 横浜 /133/2012 港北区 3 月 A/ 横浜 /89/2010 A/ ビクトリア /208/2009 ビクトリア /208 A/ 横浜 /86/2010 クレード A/ 横浜 /72/2010 A/ 横浜 /214/2009 A/ 横浜 /6/2011 パース /16 A/ ビクトリア /210/2009 クレード A/ パース /16/2009 A/ 広島 /52/ C B/ 横浜 /53/2011 B/ ストックホルム /12/2011 枠内 :2011/2012 ワクチン株 B/ 横浜 /21/2012 瀬谷区 2 月下線 :2012/2013 ワクチン株 B/ 横浜 /30/2011 : 定点 B/ 横浜 /1/2012 磯子区 1 月バングラデシュ S150I : 集団 B/ カルフォルニア /15/2011 /3333 N165Y : 入院例 G229D B/ 横浜 /76/2012 青葉区 4 月クレード B/ ノボシビルスク /1/2012 B/ ウィスコンシン /1/2010 B/ バングラデシュ /3333/2007 B/ 横浜 /2/2008 山形系統 B/ 横浜 /23/2012 磯子区 2 月 B/ 横浜 /72/2012 瀬谷区 4 月 B/ 横浜 /77/2012 港北区 5 月 B/ 横浜 /16/2012 戸塚区 2 月 R48K B/ 横浜 /2/2012 瀬谷区 1 月ブリスベン P108K T181 B/ 横浜 73/2012 鶴見区 4 月 /3 クレード A B/ エストニア /55669/2011 B/ 横浜 /70/2012 青葉区 4 月 B/ 横浜 /32/2005 B/ 横浜 /5/2004 B/ フロリダ /4/2006 B/ 上海 /361/2002 B/ ハルビン /07/94 B/ ヨハネスバーグ /5/99 B/ 横浜 /8/2002 B/ 山梨 /166/98 B/ 横浜 /6/2012 泉区集団 1 月 B/ 横浜 /75/2012 死亡例 5 月 B/ 横浜 /3/2012 瀬谷区 1 月 B/ 横浜 /20/2012 南区 2 月 B/ 横浜 /80/2012 青葉区 2 月 B/ 横浜 /52/2012 中区 3 月 B/ 横浜 /69/2012 港南区 4 月ブリスベン /60 B / 横浜 /29/2012 港北区 2 月クレードビクトリア系統 B/ 横浜 /79/2012 鶴見区 5 月 B/ イングランド /322/2012 N75K B/ 横浜 /60/2011 N165K B/ 横浜 /28/2009 S172P B/ 横浜 /50/2009 B/ ブリスベン /60/2008 L58P B/ 横浜 /40/2011 B/ 横浜 /1/2010 B/ 横浜 /61/2011 B/ 横浜 /8/2007 B/ マレーシア /2506/2004 B/ 横浜 /38/2011 B/ 横浜 /7/2010 B/ 横浜 /55/2011 B/ 台湾 /55/2009 B/ ブリスベン /32/2002 B/ 香港 /330/2001 B/ 横浜 /1/ 図 4 AH3 型ウイルスの NJ 系統樹図 5 B 型ウイルスの NJ 系統樹抗インフルエンザ薬感受性サーベイランス全調査で分離した AH3 型ウイルス 113 株とB 型ウイルス 43 株についてノイラミニダーゼ阻害薬に対するNA 遺伝子耐性変異部位を調べました AH3 型ウイルスはM 遺伝子においてはアマンタジン耐性変異 (S31N) をもっていましたが NA 遺伝子では耐性変異はみられませんでしたまた B 型ウイルスの NA 遺伝子においても耐性変異はみられませんでしたおわりに横浜市におけるインフルエンザの流行はAH3 型ウイルスと 2 種類のB 型ウイルスによる混合流行であり過去 10 シーズンでは 2 番目に大きな流行でした AH3 型ウイルスはワクチン株と反応性が低い株が多くを占め B 型ウイルスでは2004/2005シーズン以来大きな流行がない山形系統のウイルスが増えたことから 2012/2013シーズンのワクチン株が変更になっています 2) 一方 AH1pdm09 ウイルスは分離されませんでしたがメキシコでは流行がみられ今後も動向を監視する必要があります今シーズンもオセルタミビルザナミビルペラミビルラニナミビルの抗インフルエンザ薬が使用されましたが耐性変異したウイルス株はみられませんでした耐性変異株の地域流行を迅速に把握するためにも保健所や医療機関との連携が大切です参考資料 1. 国立感染症研究所.< 速報 > 横浜市内で発生した AH3 亜型インフルエンザによる 2011/12 シーズンの集団かぜ初発事例. 病原微生物検出情報 2011;32: WHO. Recommended composition of influenza virus vaccines for use in the northern hemisphere influenza season. Weekly Epidemiological Record 2012; 87: 検査研究課ウイルス担当 / 感染症疫学情報課 6

9 海水浴場水質調査金沢区の海の公園は市民に親しまれている横浜市で唯一の海水浴場です 5 月 ( 海水浴場開設前 ) 及び7 月 ( 開設中 ) に環境省の依頼により検査を行い調査結果を報告しました海水浴場水の採水は健康福祉局生活衛生課が金沢福祉保健センター環境創造局および公益財団法人横浜市緑の協会の協力を得て行いました 1 対象施設及び試料 (1) 対象施設 : 海の公園海水浴場 (2) 採水日 : 平成 24 年 5 月 8 日 9 日 7 月 9 日 10 日 (3) 試料 : 海の公園沖 3 地点で 1 日に2 回 ( 午前午後 ) 採水した海水延 4 日間計 24 試料 2 検査項目水質評価項目および参考検査項目を表 1に示しました表 1 検査項目検査担当水質評価項目参考検査項目福祉保健センター油膜の有無透明度水温気温透視度臭気等衛生研究所ふん便性大腸菌群数病原性大腸菌 O157 化学的酸素要求量 (COD Mn ) 一般細菌数 ph 3 検査方法環境省通知で定められた方法で実施しましたまた COD Mn 法については日本工業規格 K0102の17に定める方法で実施しました 4 検査結果と判定区分水質判定項目と参考検査項目の結果は表 2のとおりでした環境省への報告値は 5 月と7 月の各 2 日分の検査結果から環境省通知で定められた方法で算出しその値によって適 ( 水質 AA 水質 A ) 可 ( 水質 B 水質 C ) 不適に区分されます今年度の水質検査結果を水浴場水質判定基準で判定したところ判定区分は5 月 7 月ともに水質 B でした昨年度は5 月水質 AA 7 月水質 B でした表 2 海の公園海水浴場の水質検査結果および環境省への報告値採水日 5 月 7 月環境省への報告値 8 日 9 日 9 日 10 日 5 月 7 月水浴場水質判定基準水質判定区分 B B AA A B C 不適油膜の有無無無無無無無無無無無有透明度 (m) 1.0 以上以上 1.0 以上以上 1.0 以上 1.0~ 未満ふん便性大腸菌群数 ( 個 /100mL) COD Mn (mg/l) 病原性大腸菌 O157(/3000mL) 一般細菌数 (cfu/ml) ph 2 ~ ~4.5 4 ~ ~6.5 2 未満 ~ ~4.2 2 未満 ~2 3.2 ~ 未満 2 未満 100 以下以下不検出不検出不検出不検出 15~31 12~27 1~6 1~4 8.0 ~ ~ ~ ~ ~ ~ 以下 5 以下 1000 以下 8 以下 1000 超 8 超検査研究課水質担当 7

10 感染症発生動向調査委員会報告 7 月今月のトピックス成人男性を中心に風しんが流行していますヘルパンギーナの報告数が増加していますマイコプラズマ肺炎の報告数が昨年と比べて多い状況が続いています夏休みの海外旅行先における感染症に注意が必要です全数把握疾患 < 腸管出血性大腸菌感染症 > 7 件 (O26 VT1 4 件 O157 VT2 2 件 O157 VT1VT2 1 件 ) の報告がありましたこのうち O26 VT1の3 件は同一家族で原因は現在調査中です他の事例については明らかな共通食や同じ店舗の利用などは現在のところ不明です本疾患は例年夏季に感染者数のピークを迎えるので今後の注意がひきつづき必要です啓発用チラシ O157に注意しましょう <デング熱 > 1 件の報告がありました渡航先 ( タイ ) での感染が推定されています近年日本では年間発生数が増加傾向にありますがすべて日本国外での感染でタイインドインドネシアフィリピンミャンマーラオスカンボジアなどでの感染が多く報告されています <マラリア> 1 件の熱帯熱マラリアの報告がありました渡航先 ( ガーナ ) での感染が推定されています海外での感染症予防情報掲載ホームページこれから海外旅行に出かける人が増えることが予想され感染症に注意が必要です夏休みに海外へ渡航される皆さまへ ( 厚生労働省検疫所 ) 年夏休み期間中における海外での感染症予防について ( 厚生労働省 ) < レジオネラ > 肺炎型 2 件の報告がありましたどちらも 70 歳以上の高齢者で尿中抗原陽性のため診断されましたが感染の原因は不明でした < アメーバ赤痢 > 腸管アメーバ症 1 件の報告がありました国内での感染が推定されていますが感染経路は不明です < 後天性免疫不全症候群 (HIV 感染症を含む )> AIDS 1 件無症候期 1 件の報告がありました AIDS の症例では同性間性的接触による感染が推定されており感染地域は不明です無症候期の症例では異性間性的接触による感染が推定されておりイ 8

11 ンドネシアでの感染が推定されています < バンコマイシン耐性腸球菌感染症 > 1 件の VanB 型の報告がありました現在感染経路等を調査中です < 風しん > 11 件の報告がありました 6 月以降市内の届出が急増しており既に昨年 1 年間の約 1.5 倍 (24 件 ) となっています流行の中心は予防接種歴の無いあるいは不明の 30~40 代の男性ですが 10~20 代でも報告されています風しんの免疫を持たない女性が妊娠中 ( 特に妊娠初期 ) に感染すると白内障先天性心疾患難聴を主な症状とする先天性風しん症候群の児が生まれる可能性があります流行を抑えるためには女性だけでなく男性の予防接種も重要です横浜市感染症臨時情報 : < 麻しん > 5 件 (40 代 2 件 20 代 1 件幼児 2 件 ) の報告がありました幼児 2 件ではどちらも予防接種で MR1 期接種済みでしたが他は予防接種歴が無いか不明でした全例で感染経路は不明で周囲に他の感染者はいませんでした麻しんの届出後に風しんの診断に差し替えになるケースもあります麻しんの検査診断にあたっては国立感染症研究所の麻しん検査診断アルゴリズムをご参照くださいまた診断の確定には適切な時期の PCR 検査が有用です定点把握疾患平成 24 年 6 月 25 日から平成 24 年 7 月 22 日まで ( 平成 24 年第 26 週から平成 24 年第 29 週までただし性感染症については平成 24 年 6 月分 ) の横浜市感染症発生動向評価を標記委員会において行いましたのでお知らせします平成 24 年週 - 月日対照表第 26 週 6 月 25 日 ~7 月 1 日第 27 週 7 月 2 日 ~8 日第 28 週 7 月 9 日 ~15 日第 29 週 7 月 16 日 ~22 日 1 患者定点からの情報市内の患者定点は小児科定点 :92 か所内科定点 :60 か所眼科定点 :19 か所性感染症定点 :27 か所基幹 ( 病院 ) 定点 :3 か所の計 201 か所ですなお小児科定点はインフルエンザと小児の 11 感染症を報告します内科定点はインフルエンザのみを報告します従ってインフルエンザは小児科と内科で計 152 定点から報告されます < 手足口病 > 市全体で第 29 週 1.18とやや増加しています泉区 9.00 瀬谷区 2.00で警報レベルとなっています例年夏季に増加する疾患ですが現在のところ例年に比べ少ない報告となっています 9

12 14 人月 3 月 6 月 9 月 12 月週 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 < ヘルパンギーナ > 市全体で第 29 週 5.38 と増加しています神奈川区金沢区 8.00 緑区青葉区 6.14 栄区 8.00 泉区 7.00 瀬谷区と 7 区で警報レベルとなっています人月 3 月 6 月 9 月 12 月週 2007 年 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 < 性感染症 > 6 月は性器クラミジア感染症は男性が15 件女性が11 件でした性器ヘルペス感染症は男性が8 件女性が14 件です尖圭コンジローマは男性 3 件女性が0 件でした淋菌感染症は男性が11 件女性が1 件でした < 基幹定点週報 > マイコプラズマ肺炎は全国的に流行しており特に昨年度末は1.60~1.40( 例年定点あたり0.2~0.6 程度で推移 ) と増加しました最近では第 26 週週週週 0.84と落ち着いてきたものの例年を上回る状態が持続しています横浜市でも第 26 週週週週 1.50と前シーズンの第 26 週週週週 0.67をやや上回っています第 28 週に無菌性髄膜炎 (30 代女性病原体は未検出 ) が1 件報告されました第 29 週には細菌性髄膜炎 (40 代女性髄液から原因菌検出されませんでしたが頸部硬直等の神経学的所見 CRPおよびWBC 上昇および髄液の細胞数上昇などの所見より細菌性髄膜炎との診断となりました ) が1 件報告されましたクラミジア肺炎の報告はありませんでした < 基幹定点月報 > 6 月はメチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症 4 件薬剤耐性緑膿菌感染症 1 件でペニシリン耐性肺炎球菌感染症薬剤耐性アシネトバクター感染症の報告はありませんでした感染症疫学情報課 10

13 2 病原体定点からの情報市内の病原体定点は小児科定点 :9か所インフルエンザ( 内科 ) 定点 :3か所眼科定点:1か所基幹 ( 病院 ) 定点 :3か所の計 16か所を設定しています検体採取は小児科定点とインフルエンザ定点では定期的に行っており小児科定点は9か所を2グループに分けて毎週 1グループで実施していますまたインフルエンザ定点では特に冬季のインフルエンザ流行時に実施しています眼科と基幹定点では検体採取は対象疾患の患者から検体を採取できたときにのみ行っています <ウイルス検査 > 7 月に病原体定点から搬入された検体は小児科定点 33 件 ( 鼻咽頭ぬぐい液 28 件ふん便 5 件 ) 眼科定点 1 件 ( 眼脂 ) 基幹定点 18 件 ( 鼻咽頭ぬぐい液 11 件髄液 6 件血清 1 件 ) でした患者の臨床症状別内訳は小児科定点は気道炎 20 人ヘルパンギー 6 人胃腸炎 5 人発疹症 1 人手足口病 1 人眼科定点は流行性角結膜炎 1 人基幹定点はインフルエンザ5 人脳炎脳症疑い3 人気道炎 2 人無菌性髄膜炎 2 人手足口病 1 人でした 8 月 10 日現在小児科定点の気道炎患者 1 人からアデノウイルス4 型基幹定点のインフルエンザ患者 5 人からインフルエンザウイルスAH3 型が分離されていますこれ以外に遺伝子検査では小児科定点の気道炎患者 2 人からコクサッキーウイルスA( 以下 CA)2 型気道炎患者 7 人とヘルパンギー患者 2 人と手足口病患者 1 人の計 10 人からCA4 型ヘルパンギー患者 3 人からCA5 型発疹患者 1 人からCA9 型胃腸炎患者 1 人からサポウイルス基幹定点の無菌性髄膜炎遺伝子患者 1 人からエコーウイルス7 型が検出されていますその他の検体は引き続き検査中です検査研究課ウイルス担当 < 細菌検査 > 7 月の感染性胃腸炎関係の受付は基幹定点から菌株受付が11 件定点以外の医療機関等からは14 件あり腸管出血性大腸菌 (O157:H7 VT2 O157:H- VT1&2 O26:H11 VT1) カンピロバクターが検出されました溶血性レンサ球菌咽頭炎の検体受付は小児科定点から4 件で A 群溶血性レンサ球菌が検出されました ( 次ページに表 ) 11

14 表感染症発生動向調査における病原体検査 (6 月 ) 感染性胃腸炎検査年月 7 月 2012 年 1 月 ~7 月 * * 定点の区別小児科基幹その他小児科基幹その他件数菌種名赤痢菌 2 腸管病原性大腸菌 2 腸管出血性大腸菌腸管毒素原性大腸菌 2 チフス菌 1 パラチフスA 菌 2 サルモネラ 20 3 カンピロバクター 5 7 コレラ菌 2 不検出その他の感染症検査年月 7 月 2012 年 1 月 ~7 月定点の区別小児科基幹 * その他小児科基幹 * その他件数菌種名 A 群溶血性レンサ球菌 T1 9 T6 3 9 T4 2 T12 10 T25 1 T28 3 T B B 群溶血性レンサ球菌 1 14 メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 4 バンコマイシン耐性腸球菌 Legionella pneumophila 1 インフルエンザ菌 6 2 肺炎球菌 2 黄色ブドウ球菌 1 破傷風菌 1 結核菌 3 Mycobacterium avium 1 不検出 *: 定点以外医療機関等 ( 届出疾病の検査依頼 ) T(T 型別 ):A 群溶血性レンサ球菌の菌体表面のトリプシン耐性 T 蛋白を用いた型別方法検査研究課細菌担当 12

15 衛生研究所 WEB ページ情報 ( アクセス件数順位平成 24 年 6 月分電子メールによる問い合わせ追加更新記事平成 24 年 7 月分 ) 横浜市衛生研究所ホームページ ( 衛生研究所 WEBページ ) は平成 10 年 3 月に開設され感染症情報保健情報食品衛生情報生活環境衛生情報等を提供しています今回は平成 24 年 6 月のアクセス件数アクセス順位及び平成 24 年 7 月の電子メールによる問い合わせ WEB 追加更新記事について報告しますなおアクセス件数については総務局 IT 活用推進課から提供されたデータを基に集計しました 1 利用状況 (1) アクセス件数 ( 平成 24 年 6 月 ) 平成 24 年 6 月の総アクセス数は 162,460 件でした主な内訳は感染症 67.9% 食品衛生 11.8% 保健情報 5.9% 検査情報月報 4.8% 生活環境衛生 2.2% 薬事 0.9% でした (2) アクセス順位 ( 平成 24 年 6 月 ) 6 月のアクセス順位 ( 表 1) は第 1 位がサイトメガロウイルス感染症について第 2 位が風しんについて第 3 位がマイコプラズマ肺炎についてでした 6 月の総アクセス数は前月比で約 5% の減少となっています今月は風しんについてのアクセス数が特に増加しましたニュース等で報道されている通り今年は例年に比べて風しんが流行しており横浜市内でも届出数が7 月 31 日現在昨順位表 1 平成 24 年 6 月アクセス順位タイトル件数 1 サイトメガロウイルス感染症について 13,840 2 風しんについて 13,120 3 マイコプラズマ肺炎について 6,558 4 衛生研究所トップページ 3,808 5 クロストリジウム - ディフィシル感染症について 3,571 6 サルモネラ感染症 ( 食中毒 ) について 2,441 7 B 群レンサ球菌 (GBS) 感染症について 2,289 8 百日咳について 2,207 9 アデノウイルス感染症について 1, 水痘 ( 水疱瘡 ) 帯状疱疹について 1,911 データ提供 : 総務局 IT 活用推進課年の1 年間の約 2.3 倍 (35 件 ) となっています流行の中心は予防接種歴が無いあるいは不明の30~40 歳代の男性ですサイトメガロウイルス感染症についても 6 月の報道番組で特集されました特に妊婦における感染が胎児に影響を及ぼす危険性があることと昔に比べて免疫を持たない大人が増えてきていることが指摘されていますまたマイコプラズマ肺炎は年間を通じて常にアクセス件数が多くなっています国立感染症情報センターの報告によるとマイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は平成 24 年第 23 週 (6 月 4 日 ~ 10 日 ) で0.88 第 24 週 (6 月 11 日 ~17 日 ) で0.82 第 25 週 (6 月 18 日 ~6 月 24 日 ) で0.90と上昇し第 26 週 (6 月 25 日 ~7 月 1 日 ) で0.83と依然高い水準を維持しています厚生労働省のマイコプラズマ肺炎に関するQ&A( 一般の人向け ) 平成 23 年 12 月風しんに関連する情報 13

16 サイトメガロウイルス感染症に関連する情報健康な妊娠出産のために注意したい感染症についての関連する情報百日咳に関する情報 (3) 電子メールによる問い合わせ ( 平成 24 年 7 月 ) 平成 24 年 7 月の問い合わせは 2 件でした ( 表 2) 表 2 平成 24 年 7 月電子メールによる問い合わせ内容件数回答部署食品添加物の表示について炭疽菌について 1 1 検査研究課食品添加物担当感染症疫学情報課 2 追加更新記事 ( 平成 24 年 7 月 ) 平成 24 年 7 月に追加更新した主な記事は 8 件でした ( 表 3) 表 3 平成 24 年 7 月追加更新記事掲載月日内容備考 7 月 3 日感染症に気をつけよう (7 月号 ) 追加 7 月 4 日病原体定点からのウイルス検出状況追加 7 月 20 日風しんの発生状況追加 7 月 23 日熱中症情報について追加 7 月 24 日ロタウイルスによる感染性胃腸炎について更新 7 月 30 日横浜市における自殺の現状 - 神奈川県警提供のデータの解析 - ( 平成 23 年 ) 追加 7 月 30 日熱中症情報について追加 7 月 31 日感染症に気をつけよう (8 月号 ) 追加感染症疫学情報課 14

平成 25 年 8 月号目次トピックス横浜市における 2012/2013 シーズンのインフルエンザウイルス流行株の解析 1 平成 24 年度薬事検査について 5 感染症発生動向調査感染症発生動向調査委員会報告平成 25 年 7 月 6 情報提供衛生研究所 WEB ページ情報 ( 平成 25

平成 25 年 8 月号目次トピックス横浜市における 2012/2013 シーズンのインフルエンザウイルス流行株の解析 1 平成 24 年度薬事検査について 5 感染症発生動向調査感染症発生動向調査委員会報告平成 25 年 7 月 6 情報提供衛生研究所 WEB ページ情報 ( 平成 25 平成 25 年 8 月号目次トピックス横浜市における 2012/2013 シーズンのインフルエンザウイルス流行株の解析 1 平成 24 年度薬事検査について 5 感染症発生動向調査感染症発生動向調査委員会報告平成 25 年 7 月 6 情報提供衛生研究所 WEB ページ情報 ( 平成 25 年 7 月分 ) 10 平成 24 年度薬事検査について平成 24 年度は健康福祉局医療安全課の依頼により