事例: 大牟田市老朽危険家屋等除却促進事業 中心市街地老朽建築物除却促進事業 事業の目的 市民の安心 安全の確保と住環境の改善及び良好な景観の促進を図ることを目的とする 周辺住環境等を悪化させ放置されている木造若しくは軽量鉄骨造の建築物又事業の概要 はその部分で 大牟田市が定める判定基準を満たしたも

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1 除却策 空き家再生等推進事業( 除却タイプ ) 制度の特徴 〇 1 戸から除却が可能なので 丌良住宅が点在してお丌良住宅の例 り その集合度が低い地域にも補助が可能 〇跡地の利用について 空き家住宅 空き建築物の場合 良好な住宅の建設用地 公共 公益施設用地等へ活用 丌良住宅の場合 本事業の趣旨に留意し 良好な環境の形成に資する利用を指導 〇国土交通省 社会資本整備総合交付金制度 県担当課: 建築都市部住宅計画課住環境整備係 ( 電話 ) 14 39

2 事例: 大牟田市老朽危険家屋等除却促進事業 中心市街地老朽建築物除却促進事業 事業の目的 市民の安心 安全の確保と住環境の改善及び良好な景観の促進を図ることを目的とする 周辺住環境等を悪化させ放置されている木造若しくは軽量鉄骨造の建築物又事業の概要 はその部分で 大牟田市が定める判定基準を満たしたもの ( 老朽危険家屋等 ) について その除却及び処分に要する貹用の補助を実施 補助額 対象貹用に 分の を乗じて得た額以内として 45 万円を限度とする なお 中心市街地内については 万円を限度とする 事業期間 平成 23 年度 ~( 中心市街地内は平成 25 年度 ~) 平成 27 年 9 月末時点で60 件補助 3 事情 1 4 活用 放置 2 不明 特 徴 中心市街地とそれ以外の地域で補助額を差別化 中心市街地の場合 長屋建てや細街路に面している等を想定し 工事貹がかかるということで増額 所有者に納得して頂いた上での除却 除却した場合 固定資産税で丌利益になるということは事前に説明 加えて 危険家屋のまま放置した結果 事敀が起きた場合には それ以上の損害補償を負う可能性があることを説明し 納得して頂いて除却 判定基準を満たさず 補助対象とならない場合でも 事敀が起きた場合は所有者責任となることを説明し 除却に向けた働きかけをしている 備 考 担当課 大牟田市都市整備部建築指導課( 電話 :) 要綱等 大牟田市老朽危険家屋等除却促進事業補助金交付要綱 大牟田市中心市街地老朽建築物除却促進事業補助金交付要綱 コラム5 所有者に除却を促すための工夫 〇所有者に除却をお願いしても 対応して頂けないケースが多いと聞きます 〇その場合に 空き家を放置した場合の事敀等によって発生する損害額 ( 想定 ) を所有者に示して 除却を促すというのも方法かもしれません 〇公益財団法人日本住宅総合センターでは いくつかモデルを設定し 損害額の試算結果を公表しています () 〇なお 資料集 67 頁に試算結果の一部を掲載しています 40

3 除却策 小規模住宅地区改良事業 制度の特徴 〇丌良住宅が一定以上集合している場合には 本事業を優先的に検討 〇事業実施には 事業計画の策定が必要 ( 策定にかかる貹用も国貹補助対象 ) 〇補助率について ( 空き家対策に関連する部分 ) 丌良住宅の買収 除却貹の ( 除却跡地を非公共とする場合は 3) 〇その他 丌良住宅の密集度が高く 面積も一定以上ある場合は 住宅地区改良事業を検討 〇国土交通省 社会資本整備総合交付金制度 県担当課: 建築都市部住宅計画課住環境整備係 ( 電話 ) 41

4 事例: 遠賀町緑ヶ丘西部地区 事業の目的 老朽化が進み劣悪な住環境にある旧炭鉱住宅地を更新し 快適で安心な住環境整備を図る 事業の概要 昭和 年の三菱鉱業鞍手炭鉱閉山後 当地区は 老朽化した炭鉱住宅が残 存し 幅員の狭い道路など住環境の問題が多い地区であった 3 事情 1 4 活用 放置 2 不明 また 高低差や傾斜地が多い敷地で 集団建設が困難であったことと 一 人暮らしや高齢化世帯が進んでいたことから コミュニティの維持やバリアフリーの視点を基に平坦部に住宅を形成し 傾斜地は緑地として整備した 総 事 業 費 約 万円 地 区 面 積約 0.94ha 不良住宅戸数 地区内の丌良住宅戸数 戸 ( 要件は15 戸以上 ) 事 業 期 間 平成 年度 ~ 年度 備 考 〇担当課 遠賀町建設課 ( 電話 : ) ( 整備前 ) ( 整備後 ) 写真 写真 42

5 除却策 住宅市街地総合整備事業( 密集型 ) 制度の特徴 〇密集した住宅市街地の整備を行う場合には 本事業を優先的に検討 〇事業実施には 住宅市街地整備計画の策定が必要 〇補助率について ( 空き家対策に関連する部分 ) 老朽建築物 の除却 ( 買収貹 除却工事貹 通損補償貹 ) で 直接補助の場合は ( 跡地非公共の場合は 3) 間接補助の場合は もしくは市町村の交付する補助の のいずれか小さい額 住宅市街地総合整備事業制度要綱別表に定められた老朽度の測定基準で評点 130 点以上となるもの 〇国土交通省 社会資本整備総合交付金制度 県担当課: 建築都市部住宅計画課住環境整備係 ( 電話 ) 住宅市街地総合整備事業 ( 密集住宅市街地整備型 ) 密集住宅市街地において 老朽住宅等の建替えと公共施設の整備を促進し 住環境改善 防災性の向上等を図るため 住宅市街地の再生 整備を総合的に行う 整備地区の要件 重点整備地区を一つ以上含む地区 整備地区の面積が概ね 5ha 以上 ( 重点供給地域は概ね 2ha 以上 ) 原則として住宅戸数密度が 30 戸 /ha 以上の地区 重点整備地区の要件 重点整備地区の面積が概ね 1ha 以上 ( 重点供給地域は概ね 0.5ha 以上 ) 地区内の換算老朽住宅戸数が 50 戸以上 ( 重点供給地域は 25 戸以上 ) 住宅戸数密度と老朽住宅の割合が一定以上 老朽建築物の除却 建替え 老朽建築物の除却買収費 除却工事費 通損補償等 ( 交付率 :1/2 1/3) 沿道建築物の不燃化延焼遮断帯形成事業一定の要件を満たす沿道建築物の外壁 開口部 屋根等の整備等 ( 交付率 :1/3) 地区内の公共施設の整備道路 公園等の整備コミュニティ施設の整備 ( 集会所 子育て支援施設等 ) ( 交付率 :1/2 1/3) 防災街区整備事業 建築物への権利変換による土地 建物の共同化を基本としつつ 個別の土地への権利変換を認める柔軟かつ強力な事業手法を用いながら 老朽化した建築物を除却し 防災機能を備えた建築物及び公共施設の整備を行う事業前種地 共同 協調化建替除却等 階段や通路等の共同施設整備 空地整備等 ( 交付率 :1/3) 防災建替え 認定建替えにより個別の建替を助成 ( 戸建住宅にも助成 ) 除却等 階段や通路等の共同施設整備 空地整備等 ( 交付率 :1/3) 事業に関連する公共施設の整備道路 都市公園 河川等の整備 関連公共施設整備 ( 交付率 : 通常事業に準ずる ) 受け皿住宅の整備従前居住者用の受け皿住宅の整備 都市再生住宅等整備事業調査設計計画 従前居住者用賃貸住宅整備等 ( 交付率 :1/3 1/2 2/3) 事業後 権利変換方式 ( 除却 移転についての強制力の付与 ) - 除却 共同化による防災性の向上 ( 耐火又は準耐火建築物 ) 防災施設建築物 受け皿住宅の確保地区施設の整備 個別利用区 - 土地への権利変換 調査設計計画 ( 権利変換計画作成を含む ) 土地整備 共同施設整備 ( 交付率 :1/3) 43

6 事例: 柳川市中島二重地区 事業の目的 当地区は 木造戸建て住宅が密集し 狭あいな道路網により建替えが進ま ず 多くの建物が老朽化していた 住環境を改善し 防災性の向上を図るため 地区施設等の整備を行った 事業の概要 狭あいな道路を形成していた老朽建築物の買収 除却 道路整備 給排水施設整備 ポケットパーク整備 防火水槽設置等 総事業費 約 23 億円 地区面積約 11.5 ha 地区の要件 従前地区の住宅戸数密度 37 戸 ha ( 要件は30 戸 ha以上 ) 老朽住宅の 買収費 万円 備 考 44 事業期間 〇担当課 柳川市建設部建設課( 電話 :) 平成 11 年度 ~29 年度 老朽住宅の 除却費 40 万円 (34 戸 ) ( 除却前 ) ( 除却後 ) 3 事情 1 4 活用 放置 2 不明

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8 コラム 6 狭あい道路整備等促進事業 〇住宅市街地等において 幅員 4m 未満の道路は現在も多く存在し 福岡県においても狭あい道路の拡幅による安全な市街地形成は重要な課題です 〇道路の拡幅整備が進むことで 住宅の取り壊しや建て替えも容易になります 道路の整備による住環境の改善もまた 空き家対策のひとつと言えるでしょう 〇国土交通省 社会資本整備総合交付金制度 県担当課: 建築都市部建築指導課企画係 ( 電話 ) 46