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1 平成 28 年度 くまもと農業アカデミー 虫害の基礎 2 農業技術課農業革新支援センター杉浦直幸

2 害虫の発育は温度によって決まる 昆虫には ある温度以下では発育できない最低温度がある 発育零点 環境温度 ( 気温 ) から発育零点を引いた温度が昆虫の発育に利用される 発育有効温度 発育有効温度がある一定に積算されると次の発育ステージに移る 有効積算温度 発生予測の方法 Σ( 日平均温度ー発育零点 ) > 有効積算温度 次の発育ステージへ ハスモンヨトウの例発育零点 :10.3 卵から成虫までの有効積算温度 :526.3 日度

3 日平均温度発育零点 差 卵 合計 成虫

4 ハスモンヨトウの誘殺消長 約 1ヶ月ごとに成虫のピークがくる 卵 ~ 成虫 : 日 日

5 コブノメイガの発蛾最盛期予想

6 チャバネアオカメムシの生活史 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 常緑広葉樹の腐葉土の下で越冬 サクラの実カンキツの花桑の実広葉樹の新梢 春の被害ウメ モモナシ幼果 〇スギ ヒノキのきゅう果で繁殖や次世代の生育〇きゅう果が劣化すれば離脱 夏から秋の被害カンキツ カキ

7 チャバネアオカメムシの発生予測

8 害虫を防除してもなかなか減らない理由 どんどん増殖する 抵抗性が発達して薬剤が効かない 外部から侵入してくる

9 害虫の増え方その 1 ハスモンヨトウ ハモグリバエ類 ハダニ類

10 害虫の増え方その 2 アブラムシ類

11 害虫の増え方その 3 アザミウマ類 コナジラミ類

12 単為生殖する害虫の増え方と防除 交尾できない低密度の時は雄のみが産まれるので あまり増えない 交尾できる密度まで増えると 雌が増え始める 雌が増えると爆発的に増加 個体数 個体数 ここで防除すれば 回数は少なくなる 時間 ここで防除を始めると 連続散布が必要

13 薬剤抵抗性の発達の仕方 A 系統剤感受性個体 A 系統剤抵抗性個体 A 系統剤 A 系統剤 B 系統剤

14 殺虫剤を散布すると害虫が増える リサージェンス 殺虫剤 天敵がいなくなる 天敵 害虫 ( ハダニ等 ) 害虫 ( カメムシ等 )

15 寄主範囲が広く ほ場外で増殖し 侵入を繰り返す ミカンキイロアザミウマの寄主植物 花き 果樹 野菜 雑草 アルストロメリア インパチェンス カーネーション ガーベラ カトレアカンパニュラ きく グラジオラス クレマチス サルビア シクラメン宿根カスミソウ スイートピー スターチス ゼラニウム デルフィニウム トルコギキョウ ナデシコ バラ ビンカ ファレノプシス フヨウヤグルマソウ他 いちじく ハウスみかん ぶどう もも他 青じそ いちご いんげん えんどう きゅうり すいか トマト なすねぎ ピーマン ほうれんそう メロン レタス他 シロツメクサ スズメノカタビラ セイタカアワダチソウ セイヨウタンポポ ノボロギク ハルジオン ヒメジョオン ヒメムカシヨモギ ホトケノザ 他 ほ場外の防除対策も重要

16 水稲の病害虫相の変化と防除技術 要因病害虫防除技術 良食味品種への転換いもち病薬剤防除 新発生病害虫 減農薬への対応 イネミズゾウムシスクリミンゴガイ ( ジャンボタニシ ) 苗立枯病 ばか苗病 いもち病 薬剤防除 冬季の耕起 成苗移植 生物的防除 温湯種子消毒 温暖化による影響ミナミアオカメムシ薬剤防除 薬剤抵抗性の発達ウンカ類 ( 縞葉枯病 坪枯れ ) 薬剤防除

17 トビイロウンカ

18 熊本県におけるウンカ類の被害 トビイロウンカ ( 秋ウンカ ) 坪枯れ セジロウンカ ( 夏ウンカ ) 吸汁害イネ南方黒すじ萎縮病 ヒメトビウンカ トビイロウンカの問題が大きい イネ縞葉枯病

19 ウンカ類の問題の変化 トビイロウンカセジロウンカヒメトビウンカ アドマイヤー プリンス等の箱粒剤の普及 薬剤抵抗性の発達 秋の高温飛来源での栽培 防除の変化 坪枯れの多発 縞葉枯病の増加 新ウイルス病の発生

20 ウンカ類の長距離移動

21 トビイロウンカの発生パターンの模式図 ( 第 1, 第 2 世代 短翅型が多く出現して増殖 ) 第 2 世代 第 3 世代 長翅 移動型 飛来世代 第 1 世代 坪枯れ 短翅 増殖型 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 移植 分げつ期 出穂 収穫

22 多発生の発生要因は 2 つに分けられる 2 水田での増殖 1 飛来 第 2 世代 第 3 世代 飛来世代 第 1 世代 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 移植 分げつ期 出穂 収穫

23 1 飛来 6-7 月の飛来量について ( 合志市 予察灯 ) 予察灯

24 2 水田での増殖 無防除田でのトビイロウンカの密度推移 ヒノヒカリ ( 合志市 ) 移植日 :6/20 前後払い落とし調査 H21,22: 多飛来 多発年 H25 年は飛来量は少なかったが 7 ー 8 月が高温で推移し トビイロの増殖に好適となった

25 トビイロウンカの薬剤感受性 H26/2/20 病害虫防除所が情報を発表 H25 の個体群を調査してみると 感受性低下アドマイヤーアクタラバッサ 感受性低下なしスタークルプリンストレボン MRジョーカー

26 〇箱施薬の施用と本田での適期防除が不可欠

27 適期防除に必要な情報防除所の HP ( 薬剤感受性の情報もある )

28 田んぼで虫を見る方法 1 虫見板を使う 2 チリトリを改良したものを使う 3 棒で稲株を抑え込む 稲株の裏側に手をかざして ウンカ ヨコハ イ類を手前におびき出す 4 吸虫管で捕まえる 5 虫メガネでじっと見る 6 そ ~ っと見る

29 野菜の病害虫相の変化と防除技術 要因病害虫防除技術 良食味品種への転換 海外侵入害虫 イチゴ 炭疽病 疫病 うどんこ病 コナジラミ アザミウマ ハモグリバエ 物理的防除 薬剤防除 薬剤防除 物理的防除 耕種的防除 新発生病害 虫媒伝染性ウイルス 防虫ネット 作型の統一 薬剤防除 温暖化による影響各種害虫薬剤防除 薬剤抵抗性の発達各種病害虫薬剤防除 生物的防除

30 県内で問題となっている主な侵入害虫 タバココナジラミミナミキイロアザミウマミカンキイロアザミウマ トマトハモグリバエ その他イネミズゾウムシオンシツコナジラミマメハモグリバエ等々

31 侵入病害虫の問題点 元来国内にはいなかった病害虫のため 発生生態や被害の知見がない 寄主範囲が広く 増殖能力が高い 休眠しないため 施設内では冬季も活動 増殖できる 海外で薬剤抵抗性が発達した後に侵入するので 国内で有効な薬剤がない ウイルスを媒介するものが多い

32 県内で問題となっている虫媒伝染性ウイルスウリ科退緑黄化ウイルス :CCYV ( メロン キュウリ退緑黄化病 スイカ退緑えそ病 ) 媒介虫 : タバココナジラミ 撮影 : 県農研センター病害虫研究室 発病すると下葉から上位へ葉が黄化する 生育初期に発病すると全ての葉が黄化するため 果実の肥大不良 ネットの形成不良 糖度の低下などの収量 品質低下を招く

33 県内で問題となっている虫媒伝染性ウイルス キュウリ黄化えそ病 (MYSV) 黄緑色 不整形の小斑点が多数できる 媒介虫 : ミナミキイロアザミウマ 発病すると葉が黄化する その後 えそを生じる 症状が進むと株が枯れ上がるので収獲期間が短くなり収量低下を招く 撮影 : 県農研センター病害虫研究室

34 県内で問題となっている虫媒伝染性ウイルス トマト黄化葉巻病 (TYLCV) 媒介虫 : タバココナジラミ 発病すると生長点付近の葉が黄化 縮葉し 生育が止まる そのため 着果せずに大きな収量減となる 生育初期に発病すると収獲皆無となる場合もある

35 次の方法ではうつらない種子伝染 種に付いてうつらない 土壌伝染 感染株をすき込んでもうつらない 汁液伝染 葉かきなどではうつらない ウイルス (TYLCV) を持ったタバココナジラミでのみうつる

36 感染株 TYLCV を持ったタバココナジラミができる 一度 TYLCV を持つと, 一生うつし続ける 健全株 健全株が感染株へ 最短 15 分でうつす 親から子へ TYLCV は引き継がれない

37 トマト黄化葉巻病のつながり 促成トマト 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月栽培終了育苗定植 終了から育苗までの期間が短い場合 トマトトマトトマトトマト TYLCV 冬場はハウス内で越冬 野良生えトマト家庭菜園トマト夏秋トマト抑制トマト ウイルス (TYLCV) はトマトでつながってる

38 トマト黄化葉巻病の重要な対策〇入れない対策〇増やさない対策〇出さない対策 入れない対策 トマトハウス 増やさない対策 出さない対策 タバココナジラミによるウイルスのつながりを断ち切る!

39 1) 入れない対策 TYLCV を持ったタバコナをハウス内へ入れなければ, トマト黄化葉巻病は発生しない 入れない対策 は基本 ハウス周辺の除草 野良生えトマトの除去 トマトハウス 入れない対策 として防虫ネットの設置は重要!!

40 96% 99% タバコナ vs 目合い 0% 8% ( 松浦ら,2005) 目合い小大 効果高低 ハウス内温度 高 低 病気の発生状況や作型に応じて目合いを選択する 現在, 熊本では 0.4mm の普及をすすめている

41 ベストガードスタークルモスピランバリアードアドマイヤーアクタラダントツアプロードアプロードエースアタブロンカスケードノーモルトチェスハチハチコロマイトトレボンカウンタータバココナジラミの 1 齢幼虫に対する農薬の効果補正死虫率 ( % ) ( 常用濃度 ) ( アルバリン ) 2) 増やさない対策

42 ハウス内のタバココナジラミの発生 野外からハウス内への侵入 多い ない 少ない 平均気温が 10 以下となる タバコナの発生量 9 月 気温 : 高い 気温 : 低い 気温 : 高い 増え方 : 速い 増え方 : 遅い 増え方 : 速い

43 3) 出さない対策 ( 耕種的防除 ) 栽培終了時に, ハウス内のタバコナを野外へ出さないことによりウイルス (TYLCV) のつながりを断ち切る 出さない対策 は, ハウス密閉処理が基本 密閉処理の手順 1. ハウス内の暖房機の基盤などを毛布などで包み, 高温から保護する 2. ビニルの破損部分などの開口部をなくす 3. ハウス内を除草する 4. トマトの株元を切断する 5. ハウスを密閉し, 蒸し込みを開始する 6. トマト株が枯死する 1 週間以上の蒸し込みを行う

44 密閉処理の効果 茎を切断して密閉処理を開始した ハウス内の最高気温 2006/6/5 8:00 処理直前 完全に枯死 野外の 最高気温 6/7 16:30 処理 2 日後

45 出さない対策 は, 取り組む農家が多くなるほど, その効果が発揮される 出さない対策 の効果が直接見えにくいかもしれないが, 確実に自分に戻ってくる 情けはひとのためならず たくさん戻ってきます たくさん出て行くと トマトハウス

46 地域で取り組む対策 TYLCV ウイルス (TYLCV) は, トマトでつながっている 地域にトマトが栽培されていない期間をつくると, ウイルスのつながりを断ち切ることができる

47 そこで, 熊本県では 2003 年 12 月に立ち上げられた県, 農業団体, 関係機関などで構成される 熊本県緊急病害虫防除対策会議 で, トマト作型の統一による防除対策が検討された 作型統一とは, 各地域で定植の開始日と栽培終了の最終日を取り決め, トマトを栽培していない期間を 1 か月以上設けること 当初, 困難と考えられていたが, 地域での話し合いにより取り組まれるようになった その効果は

48 作型統一の効果 野外にトマト苗を設置して, そこで捕獲されたタバコナがウイルスを持っているか調査 ( 平成 19 年 ) トマトの栽培なし 作型統一とは, 各地域で定植の開始日と栽培終了の最終日を取り決め, トマトを栽培していない期間を 1 か月以上設けることその結果 野外でウイルスを持つタバココナジラミが少なくなり 発生面積は確実に減少している

49 家庭菜園のトマトも感染源になる可能性があるため パンプレットや広報などを用いて, 家庭菜園での発病株除去の協力も呼びかけ非農家を含む地域全体での取り組みにより感染源を減らしてる ただし, ウイルスのつながりは, 農家のトマト栽培ほ場の方が大きい 非農家の方に協力してもらうならば, 農家もしっかり対策を! 野良生えトマト

50 次回 IPM の話も少し

51 土着天敵に配慮した早生温州みかんの 減農薬防除体系ーミカンハダニを中心にー

52 クローズアップされる有機 減農薬栽培 化学農薬に過度に依存した防除からの反省 1 生産農家の農薬中毒 2 抵抗性 耐性菌の出現 3 リサージェンス ( 誘導多発生 ) 以前は カンキツはダニとの戦い とまで言われた IPM ( 総合的害虫管理 ) の技術開発 普及の試み 1 化学的防除以外の方法の開発 2 化学農薬の系統 種類の変遷

53 果樹農家も気がつき始めた新たな変化 ミカンハダニが害虫化するケース 露地よりもハウスで殺ダニ剤が効かない ある殺虫剤散布後 かえってダニが増える 薬剤の系統 種類の変遷 ( 土屋, 2005) ( 害虫 ) ミカンハタ ニ 有機リン系 合成ピレスロイド系薬剤から選択的殺虫剤へ ミカンハダニ 土着天敵の発生消長に変化が出てきた? ( 土着天敵 ) カフ リタ ニ

54 カンキツの防除薬剤の変化 1990 年代前半まで 土着天敵 従来の殺虫剤 土着天敵 ハダニの害虫化 害虫 A 害虫 B ハダニ 1990 年代後半以降 土着天敵 選択的殺虫剤 土着天敵 土着天敵が活躍する環境になってきた 害虫 A 害虫 B ハダニ

55 天敵 害虫 ただの虫 の関係 天敵 食う 食われる の関係 害虫? 天敵の代替餌にもなる ただの虫

56 慣行栽培園で ミカンハダニの土着天敵 ( カフ リタ ニ ) が見られるようになった ( 日本農業新聞 08 年 4 月 18 日 ) 岸本ら (2007)

57 目的 土着天敵を活用したミカンハダニの減農薬防除体系を確立 試験 1 本県では どんな土着天敵が働いているか? 薬剤の影響をどのように受けるか? 試験 2 現地栽培園でも 土着天敵で夏期のミカンハダニを抑制できるか? 土着天敵を活用することで 農薬散布を減らせるか?

58 試験 1 目的 本県では どんな土着天敵が働いているか? 薬剤の影響をどのように受けるか? 方法 1) 試験場所 熊本県果樹研究所内ほ場 期間 2006~08 年 2) 供試品種極早生温州 豊福早生 3) 試験区の構成薬剤散布の影響 1 慣行防除区 2 減農薬区 3 殺菌剤無散布区

59 害虫 土着天敵の発生消長 ( 見取り調査 ;2008 年 ) 慣行防除 0.6 ハダニ雌成虫数 / 葉 慣行防除 殺菌剤無散布 ミカンハタ ニ ( ) カフ リタ ニ類 ( ) 葉当たり 1 頭 ミカンハタ ニの要防除水準 カブリダニ成虫数 / 葉 0 0 5/1 6/1 7/1 8/1 9/1 10/1 11/1 12/1 月 / 日

60 カブリダニ雌成虫数 / 10 ファイトトラップ 10 ミヤコカフ リタ ニ 土着天敵の種構成の消長 ( ファイトトラッフ 調査 ;2008 年 ) 慣行防除 殺菌剤無散布 ニセラーコ カフ リタ ニ不明種 5/1 6/1 7/1 8/1 9/1 10/1 11/1 12/1 月 / 日

61 土着天敵に対する慣行防除薬剤の影響 ( 圃場レベル ) 殺虫剤 薬剤名 ミヤコカブリダニ ニセラーゴカブリダニ マシン油 スプラサイド - マッチ乳剤 アドマイヤー - モスピラン スタークル デラン - フロンサイド - 殺菌剤 ストロビー ジマンダイセン ベンレート - ベフラン - 注 ) 土着天敵に影響小 影響大

62 試験 1 まとめ 本県でも 防除体系の違いで異なるカブリダニ類が増殖し 夏期のミカンハダニを抑制 慣行防除では 殺菌剤無散布では ミヤコカフ リタ ニ ニセラーコ カフ リタ ニ ( 岸本原図 )

63 試験 2 目的 方法 現地栽培園での確認 土着天敵を活用して 農薬散布を減らせるか? 1) 試験場所果樹研究所内ほ場 現地ほ場 期間 2009 年 2) 供試品種極早生温州 豊福早生 慣行防除 3) 試験区の構成 ミカンハダニの防除体系 試験区 薬剤散布日 6/25 8/26 2 回削減 1 回削減マシン油乳剤 200 倍 対照マシン油乳剤 200 倍タ ニエモンフロアフ ル 6000 倍

64 試験区のようす ( 供試樹数 ) 現地 ( 各区 8 本 ) 果研 ( 各区 6 本 ) 2009 年は見取り調査のみ

65 散布回数削減の影響は?( 果研 ) ミカンハタ ニ ( ) カフ リタ ニ類 ( ) ミカンハタ ニの要防除水準 葉当たり 1 頭 ハダニ雌成虫数 / 葉 マシン油無散布 マシン油 マシン油 月 / 日 月 / 日 タ ニ剤 2 回削減 タ ニ剤無散布 1 回削減 タ ニ剤無散布 対照 0 5/1 6/1 7/1 8/1 9/1 10/1 11/1 12/ カブリダニ成虫数 / 葉 月 / 日

66 散布回数削減の影響は?( 現地 ) ミカンハタ ニ ( ) カフ リタ ニ類 ( ) ミカンハタ ニの要防除水準 葉当たり 1 頭 ハダニ雌成虫数 / 葉 マシン油無散布 マシン油 マシン油 月 / 日 月 / 日 タ ニ剤 2 回削減 タ ニ剤無散布 1 回削減 タ ニ剤無散布 対照 0 5/1 6/1 7/1 8/1 9/1 10/1 11/1 12/ カブリダニ成虫数 / 葉 月 / 日

67 葉の被害 果実品質に対する影響は? 表ミカンハダニによる葉の被害程度と収穫果実の果実品質 試験地 所内圃場 ミカンハタ ニの防除体系 葉の被害程度 糖度 (Brix) クエン酸 (g/100ml) 2 回削減 88.4 ± 11.6 a 注 ) 10.8 ± 0.5 a 0.97 ± 0.06 a 1 回削減 64.8 ± 14.8 b 10.2 ± 0.3 b 1.01 ± 0.05 a 慣行防除 14.7 ± 21.2 c 10.3 ± 0.3 ab 1.01 ± 0.14 a 2 回削減 82.2 ± 18.8 a 10.1 ± 0.5 a 1.01 ± 0.07 a 現地 1 回削減 65.6 ± 23.4 b 10.2 ± 0.2 a 1.16 ± 0.09 a 圃場慣行防除 57.8 ± 23.7 b 10.3 ± 0.4 a 1.03 ± 0.07 a 注 ) 異なるアルファベット間には5% 水準で有意差あり (P<0.05).

68 試験 2 まとめ 現地栽培園でも 土着天敵が夏期のミカンハダニを抑制する ハダニ防除 1 回削減は 2 回削減に比べ ハダニの密度を低く抑制し 葉の被害も軽減される 果実品質は 夏期の防除を削減しても慣行防除と差はない 夏期のミカンハダニの防除回数を 1 回削減できる ミヤコカブリダニ

69 土着天敵を活用したミカンハダニの防除 ( 案 ) 従来型 ハダニ防除 月 基幹防除 マシン油主体 臨機防除 ( ) ( ) ( ) 天敵活用型 殺虫剤 ハダニ防除 月 土着天敵土着天敵 ( カブリダニ類 ) の活動期間 基幹防除 マシン油 マシン油 臨機防除 ( ) マシン油散布による土着天敵の保護 ( カンキツ露地全般 )

70 ミカンハダニ減農薬への 3 つのステップ 1) まず 実際に土着天敵を見てみよう 2) 周辺環境や薬剤によって 土着天敵の発生が異なることを確認しよう 3) 現在の防除体系を 土着天敵に悪影響を与えず ハダニを増やさないよう 工夫しよう アザミウマ防除 ( ハチハチ コテツの使用時期に注意 ) カメムシ防除 ( 少発生時はネオニコチノイド系薬剤 多発時は合成ピレスロイド系薬剤 ) マシン油の活用 ( 冬期 夏期 ) 防除に対する まなざし を変えていこう

71 サンプルの取り方 ( 虫害 ) 加害作物も一緒に 餌も一緒に 加害作物に害虫発生の痕跡もあり 幼虫から成虫まで種類の分類に重要 * 植物と一緒に紙袋に入れて ビニル袋に入れる * 車内などの高温には注意 ( 意外と熱には弱い ) トラップの利用 害虫の習性を利用するコナジラミ類 ハモグリバエ類 : 黄色に誘引アザミウマ類 : 青色に誘引 〇洗浄法潜んで知る害虫を洗い出す花や果実をアルコールや洗剤で洗う

72 写真の撮り方 ( 虫害 ) 全体的な発生状況がわかるもの 作物の加害状況がわかるもの 食べられたのか? 吸汁されたのか? 害虫の特徴 ( 病徴 ) をアップで 体色や翅の模様 幼虫は頭がわかるもの 幼虫や成虫も

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