<4D F736F F F696E74202D D E836F C8816A5F955C8E86205B8CDD8AB B83685D>

Size: px
Start display at page:

Download "<4D F736F F F696E74202D D E836F C8816A5F955C8E86205B8CDD8AB B83685D>"

Transcription

1 平成3年度病害虫発生予報第1号 1月予報 お知らせ 平成3年3月末をもって 北部駐在は閉所となりました 平成3年度病害虫発生予察注意報第2号 イネヨトウ を発表しました 成 年度病害虫発生 察技術情報第 号を発表 ま た 平成3年度病害虫発生予察技術情報第8号を発表しました 今月のトピックス ナスミバエ ナス科 学 名 Bactrocera latifrons 成虫 産卵 mm 果実の被害 蛹 幼虫 シマトウガラシ mm ウリミバエ 右 との区別点 黄色線 黒点 mm 生態と被害 mm 眼の色は個体差あり 成虫 幼虫ともに体長は6-8mm 東南アジアおよび南アジアに広く分布している 日本では 成虫 幼虫ともに体長は6 8mm 東南アジアおよび南アジアに広く分布している 日本では 与那国島と沖縄本島においてのみ発生が確認されていたが 与那国島では11年に根絶 が確認された 成虫はウリミバエに似るが 前胸背板中央部に黄色線が欠如していることや 翅の斑紋から容易に見分けることができる 成虫はナス トマト ピーマン トウガラシ テリミノイヌホオズキなどのナス科果実に好んで 産卵するほか 一部のウリ科果実にも産卵する 果実内でふ化した幼虫は果肉を食い荒らし て食害し 成熟すると果実から飛び出し 土中で蛹となる 沖縄では年に7 8世代発生を繰 り返すと考えられている 本種は検疫対象害虫に指定されている す 考 れ 本種 検疫 象害 指定され 平成3年1月8日 沖縄県病害虫防除技術センター

2 Ⅰ 1 月の気象予報 向こう 1 か月の平均気温 降水量 日照時間の各階級の確率 (%) 平均気温降水量日照時間 高い ( 多い ) 平年並 低い ( 少ない ) 地点別の平年値 ( 平成 3 年 1 月 3 日付沖縄気象台発表 沖縄地方 1 か月予報 ) 平均気温 ( ) 最高気温 ( ) 最低気温 ( ) 降水量 (mm) 日照時間 (h) 沖縄群島 ( 那覇 ) 宮古群島 ( 宮古島 ) 八重山群島 ( 石垣島 ) ( 沖縄気象台発表 統計期間 1981~1 資料年数 3 年 ) Ⅱ 1 月の発生予報概要 作物病害虫名 発生量 沖縄群島宮古群島八重山群島 さとうきび メイチュウ類 - やや多 多 かぼちゃ うどんこ病 - - 並 モザイク病 やや多 - - タバココナジラミ 多 - - きゅうり ( 施設 ) うどんこ病 並 - - にがうり ( 施設 ) 斑点病 並 - - ピーマン ミナミキイロアザミウマ 並 - - さやいんげん ( 平張り ) タバココナジラミ やや多 - - Ⅱ 注意すべき病害虫等 本文中では( 白丸 ) にて表記対象地域作物病害虫名沖縄群島宮古群島八重山群島さとうきびメイチュウ類 コガネムシ類幼虫 ( アオドウガネ ケブカアカチャコガネ ) マンゴー炭疽病 軸腐病 かいよう病 ハダニ類 かぼちゃ細菌性病害 うどんこ病 - 1 -

3 Ⅲ その他注意すべき病害虫等 本文中では( 白丸 ) にて表記対象地域作物病害虫名沖縄群島宮古群島八重山群島きゅうり ( 施設 ) 黄化えそ病 にがうり ( 施設 ) うどんこ病 トマトトマト黄化葉巻病 さやいんげん ( 平張り ) 菌核病 さやいんげん ( 施設 ) 菌核病 小ぎく 黒斑病 褐斑病 ( 彼岸出荷用 ) 白さび病 アザミウマ類 予報の見方 発生程度 は平年との比較を示しています そのため 毎年その月で高い数値が続いた場合には その月の 発生程度 は密度が高くても 並 として発表されます 前月との多少の比較はグラフを参考にして下さい - -

4 平成 3 年度沖縄群島病害虫発生予報第 1 号 (1 月予報 ) Ⅰ Ⅱ 1 月の気象予報 向こう1か月の平均気温 降水量 日照時間の各階級の確率 (%) 平均気温 降 水 量 日照時間 高い ( 多い ) 平年並 低い ( 少ない ) ( 平成 3 年 1 月 3 日付沖縄気象台発表 沖縄地方 1か月予報 ) 平年値 平均気温 ( ) 最高気温 ( ) 最低気温 ( ) 降水量 (mm) 日照時間 (h) 沖縄群島 ( 那覇 ) ( 沖縄気象台発表 統計期間 1981~1 資料年数 3 年 ) 1 月の発生予報および防除上の注意事項 1 さとうきび a c d e 生育初期におけるメイチュウ類の防除対策 1 月中旬 ~ 下旬の調査の結果 夏植圃場での芯枯茎率は13.8% であった 圃場内外のイネ科雑草は本種の発生源となるため 除去する 培土時に土壌害虫の防除を兼ねた薬剤 ( 粒剤 ) を選定し施用する イネヨトウが多発生している地域では 食入初期の幼虫を対象に防除を徹底する 平成 3 年度病害虫発生予察注意報第 号 ( 平成 3 年 1 月 8 日付 ) 参照 マンゴー 炭疽病 軸腐病およびかいよう病の防除対策 a 1 月下旬の調査の結果 一部の施設で炭疽病の発生がみられた 不要な新梢や罹病枝や葉は発生源となるため ビニール袋に入れるなどして施設外に持ち出し処分する c 着果後の被害軽減のため この時期からの予防防除に努める d 出蕾がみられる園では 花芽に対して薬害の少ない薬剤を選定する ハダニ類の防除対策 a 1 月下旬の調査の結果 葉当たり雌成虫数は.1 頭未満 ( 前年.1 頭未満 平年.1 頭未満 ) と平年並であったが 一部圃場で発生が多くみられた 多発すると防除が困難になるため 早期発見 早期防除に努める c 出蕾がみられる園では 花芽に対して薬害の少ない薬剤を選定する - 3 -

5 3 かぼちゃ (1) モザイク病 発生程度 : やや多 a 1 月下旬の調査の結果 発病株率は.%( 前年.3% 平年 1.%) と平年並であった 媒介虫であるアブラムシ類の葉当たり虫数は1.6 頭 ( 前年 頭 平年.1 頭 ) と平年より多く 有翅虫の割合が高かった また 発生圃場率は1% であった 発病株率 (%) 今年平年並の範囲 虫数 ( 頭 / 葉 ) 8 6 今年平年並の範囲 かぼちゃにおけるモザイク病の発生推移 月 かぼちゃにおけるアブラムシ類の発生推移 月 a 圃場周辺に防風対策を兼ねた防虫ネット等の資材を利用して有翅虫の飛来侵入を防ぐ 圃場周辺の雑草はアブラムシ類の発生源になるので除草を行う c 発病株は発生源となるので 見つけ次第抜き取りビニール袋に入れるなどして密閉処理し 圃場外へ持ち出し処分する d 本病は汁液伝染するので ハサミや手の消毒 洗浄を行う e 収穫後の残渣は発生源となるので速やかに片づける f 平成 3 年度病害虫発生予察技術情報第 8 号 ( 平成 3 年 1 月 8 日付 ) 参照 () タバココナジラミ 発生程度 : 多 1 月下旬の調査の結果 葉当たり成虫数は.1 頭 ( 前年.3 頭 平年.8 頭 ) と平年より多かった 成虫数 ( 頭 / 葉 ) 3 1 今年 平年 並の範囲 かぼちゃにおけるタバココナジラミの発生推移 月 a 圃場周辺の雑草は発生源になるので除草を行う 本種は葉の白化を引き起こし また 多発すると防除が困難になるので 葉裏を観察し早期防除に努める c 薬剤抵抗性を発達させやすいので 同系統薬剤の連用を避ける また 薬剤抵抗性の発達しにくい気門封鎖剤や微生物農薬を使用する - -

6 きゅうり ( 施設 ) (1) うどんこ病発生程度 : 並 1 月下旬の調査の結果 発病葉率は7.%( 前年 13.5% 平年 8.1%) と平年並であった 1 1 今年 平年 並の範囲 発病葉率 (%) 月 きゅうり ( 施設 ) におけるうどんこ病の発生推移 a 密植を避け 透光通風を良くする 老葉や病葉は発生源となるので 圃場内に放置せず ビニール袋等に入れるなどして持ち出し処分する c 多発すると防除が困難になるので 早期発見 早期防除に努める a c d e 黄化えそ病の防除対策 1 月下旬の調査の結果 全圃場で発生がみられ 発病株率は11.6% であった また 一部圃場で多発生がみられた 着果前の発病株は 見つけ次第抜き取り処分する 媒介虫であるミナミキイロアザミウマの防除を徹底する 施設内外の雑草は ミナミキイロアザミウマの発生源となるので 除草に努める ミナミキイロアザミウマは薬剤抵抗性を発達させやすいので 同系統薬剤の連用を避ける 5 にがうり ( 施設 ) (1) 斑点病発生程度 : 並 1 月下旬の調査の結果 発病葉率は6.8%( 平年 5.%) と平年並であった 発病葉率 (%) 今年平年並の範囲 月にがうり ( 施設 ) における斑点病の発生推移 a 老葉や病葉は発生源になるので除去し 圃場外に持ち出して処分する 過繁茂を避け 透光通風を良くする c 多湿にならないよう 施設内の換気に注意する d 葉をよく観察し 初期防除を徹底する - 5 -

7 6 トマト トマト黄化葉巻病の防除対策 a 1 月下旬の調査の結果 本島南部の施設で本病の発生が確認された また 一部の施設で多発生がみられた 発病株は感染源となるため 早急に抜き取る 抜き取った株は必ずビニール袋に入れるなどして密封し 圃場外へ持ち出し処分する c 施設内外の野良生えトマトは 本病の感染源および媒介虫であるタバココナジラミの発生源となるので 抜き取り密封処分する d 黄色粘着テープ等により タバココナジラミの早期発見 早期防除に努める e タバココナジラミの薬剤防除を行う場合は マルハナバチに影響の少ない薬剤を選定する 7 ピーマン (1) ミナミキイロアザミウマ 発生程度 : 並 1 月中旬の調査の結果 葉当たり成虫数は.1 頭 ( 前年.3 頭 平年.1 頭 ) と平年並であった 成虫数 ( 頭 / 葉 ).8 今年.7 平年.6 並の範囲 月ピーマンにおけるミナミキイロアザミウマの発生推移 a 本種はウイルス病の媒介虫であるので 発生に注意する 施設の出入口には二重カーテンなどを設置し 本種の侵入を防ぐ c 施設周辺の雑草は本種の発生源となるので 除草を行う d 多発すると防除が困難になるので 発生初期の防除を徹底する e 薬剤抵抗性を発達させやすいので 同系統薬剤の連用を避ける - 6 -

8 8 さやいんげん ( 平張り ) (1) タバココナジラミ 発生程度 : やや多 1 月中旬の調査の結果 葉当たり成虫数は.3 頭 ( 前年.1 頭 平年. 頭 ) と平年よりやや多か った 成虫数 ( 頭 / 葉 ) 今年 平年 並の範囲 月 さやいんげん ( 平張り ) におけるタバココナジラミの発生推移 a 本種はさやの白化を引き起こすので 出入口の防虫ネットは二重にするなどして 施設内への飛来侵入を防止する 摘葉等による残渣は 本種の発生源となるので ビニール袋等に入れ圃場外へ持ち出し処分する c 黄色粘着板等を設置し 早期発見 早期防除に努める d 発生源となる周辺雑草の除去に努める e 薬剤抵抗性を発達させやすいので 同系統薬剤の連用を避ける 菌核病の防除対策 a 1 月下旬は曇天の日が多く 気象予報によると向こう1か月は平年と同様に曇りや雨の日が多いと予想されており 本病の発生を助長すると考えられる 発病部位は 菌核が形成される前に早めに除去し ビニール袋に入れるなどして圃場外へ持ち出し処分する c 多湿時に発生しやすいので 老葉病葉は取り除き透光通風を良くする d 例年発生時期に当たるので 予防防除に努める 9 小ぎく ( 彼岸出荷用 ) 黒斑病 褐斑病の防除対策 a 1 月の調査の結果 黒斑病 褐斑病の発生圃場率は7.8% 被害葉率は.5% であった また 一部圃場で多発生がみられた 発病葉や摘葉等による残渣は 発生源となるため圃場の外に持ち出し処分する c 多発すると防除が困難となるため 発病初期の薬剤防除を徹底する 白さび病の防除対策 a 関係機関からの情報によると 1 月下旬に自家苗 ( 輪ぎく ) 栽培圃場で本病の発生が確認されている 多湿条件下で発生するので 不要な下葉 脇芽は除去し 通風をよくする c 発病葉は除去し ビニール袋に入れるなどして圃場外に持ち出し 焼却などの処分を行う d 発生時期には予防散布を行うとともに 葉をよく観察し初期発生を見逃さない e 防除効果を高めるため 薬剤耐性菌が発現しないようローテーション散布を行う f 栽培終了後は近隣圃場や次作の発生源にならないよう 不要な株は速やかに処分する アザミウマ類の防除対策 a 1 月の調査の結果 アザミウマ類による葉の被害がみられ 被害圃場率は.% 被害茎率は.7% であった 圃場内外の雑草や収穫終了圃場の残渣は発生源となるので 早めに除去する c 薬剤抵抗性を発達させやすいので 同系統薬剤の連用を避ける - 7 -

9 平成 3 年度宮古群島病害虫発生予報第 1 号 (1 月予報 ) Ⅰ Ⅱ 1 月の気象予報 向こう1か月の気温 降水量 日照時間の各階級の確率 (%) 平均気温 降 水 量 日照時間 高い ( 多い ) 平年並 低い ( 少ない ) ( 平成 3 年 1 月 3 日付沖縄気象台発表 沖縄地方 1か月予報 ) 平年値 平均気温 ( ) 最高気温 ( ) 最低気温 ( ) 降水量 (mm) 日照時間 (h) 宮古群島 ( 宮古島 ) ( 沖縄気象台発表 統計期間 1981~1 資料年数 3 年 ) 1 月の発生予報および防除上の注意事項 1 さとうきび (1) メイチュウ類発生程度 : やや多 a 1 月中旬から下旬の調査の結果 夏植圃場での芯枯茎率は 7.5%( 前年.7% 例年 5.3%) と例年よりやや高かった また 一部圃場で多発していた 1 月のカンシャシンクイハマキ合成性フェロモンによるトラップ当たり日当たり誘殺虫数 は 19.6 頭 ( 前年 15.7 頭 平年 1.1 頭 ) と平年よりやや多かった 芯枯茎率 (%) 今年例年並の範囲 月夏植における芯枯茎率の推移 誘殺数 ( 頭 / トラップ / 日 ) 今年平年並の範囲 月カンシャシンクイハマキの誘殺数の推移 a ふ化した幼虫は 葉裏や葉鞘部から下部に移動した後 地上部の芽や根帯から食入し 生長点を加害して芯枯れを起こさせ茎を枯死させる 圃場内外のイネ科雑草は本種の発生源となるため除去する c 加害による芯枯れを防止し有効茎を確保するため 食入初期の防除を徹底する d 培土時に土壌害虫の防除を兼ねた薬剤 ( 粒剤 ) を選定し施用する e 平成 3 年度病害虫発生予察注意報第 号 ( 平成 3 年 1 月 8 日付 ) 参照 コガネムシ類幼虫 ( アオドウガネ ケブカアカチャコガネ ) の防除対策 - 8 -

10 a 1 月下旬の掘り取り調査の結果 アオドウガネの株当たり幼虫数は.1 頭 ( 前年. 頭 平年 1. 頭 ) と平年よりやや少なく ケブカアカチャコガネの株当たり幼虫数は1. 頭 ( 前年 1. 頭 ) であった 立枯れがみられる圃場から早期に収穫し 収穫後は速やかに耕耘して 幼虫密度の低減を図る マンゴー 炭疽病 軸腐病およびかいよう病の防除対策 a 1 月中旬の調査の結果 一部の施設で炭疽病の発生がみられた 不要な新梢や罹病枝や葉は発生源となるため ビニール袋に入れるなどして施設外に持ち出し処分する c 着果後の被害軽減のため この時期からの予防防除に努める d 出蕾がみられる園では 花芽に対して薬害の少ない薬剤を選定する ハダニ類の防除対策 a 1 月下旬の調査の結果 葉当たり雌成虫数は.1 頭 ( 前年.8 頭 平年.5 頭 ) と平年よりやや少なかった 多発すると防除が困難になるため 早期発見 早期防除に努める c 出蕾がみられる園では 花芽に対して薬害の少ない薬剤を選定する 3 かぼちゃ a a c 細菌性病害の防除対策強風による傷や降雨は 斑点細菌病や葉柄腐敗症などの発生を助長する 防風垣は次期作まで残し 予防散布と初期防除に努める うどんこ病の防除対策 1 月下旬の調査の結果 うどんこ病の発病葉率は69.5%( 前年 3.%) 発病度は7.( 前年.8) であった 着果前後には 発生源となる株元の不要な下葉を除去し 透光通風をよくする 着果期以降は 草勢の低下に伴い被害が急激に広がる場合があるので 防除を徹底する にがうり ( 施設 ) うどんこ病の防除対策 a 1 月中旬の調査の結果 うどんこ病の発病葉率は.6%( 前年 5.8%) 発病度は6.5( 前年 1.9) であった 株元の不要な下葉や被害葉は除去し 生育に応じて古葉などを摘葉して 透光通風をよくする c 摘葉残渣は ビニール袋に入れるなどして施設外へ持ち出し処分する - 9 -

11 平成 3 年度八重山群島病害虫発生予報第 1 号 (1 月予報 ) Ⅰ 1 月の気象予報向こう 1 か月の平均気温 降水量 日照時間の各階級の確率 (%) 平均気温降水量日照時間 高い ( 多い ) 平年並 低い ( 少ない ) ( 平成 3 年 1 月 3 日付沖縄気象台発表 沖縄地方 1 か月予報 ) 平年値 平均気温 ( ) 最高気温 ( ) 最低気温 ( ) 降水量 (mm) 日照時間 (h) 八重山群島 ( 石垣島 ) ( 沖縄気象台発表 統計期間 1981~1 資料年数 3 年 ) Ⅱ 1 月の発生予報および防除上の注意事項 1 さとうきび (1) メイチュウ類発生程度 : 多 a 1 月中旬の調査の結果 夏植圃場での芯枯茎率は.%( 前年.7% 平年.%) と平 年よりやや高かった また 一部圃場で多発していた c 平年と比較して 夏植での芯枯れの発生が多い状態で推移している 1 月のカンシャシンクイハマキ合成性フェロモンによるトラップ当たり日当たり誘殺虫数は. 頭 ( 前年.3 頭 平年.5 頭 ) と平年よりやや多かった 芯枯茎率 (%) 今年 平年 並の範囲 月 誘殺虫数 ( 頭 / トラップ / 日 ) 今年 平年 並の範囲 月 夏植における芯枯茎率の推移 カンシャシンクイハマキの誘殺虫数の推移 a ふ化した幼虫は 葉裏や葉鞘部から下部に移動した後 地上部の芽や根帯から食入し 生長点を加害して芯枯れを起こさせ茎を枯死させる 圃場内外のイネ科雑草は本種の発生源となるため除去する c 加害による芯枯れを防止し有効茎を確保するため 食入初期の防除を徹底する d 培土時に土壌害虫の防除を兼ねた薬剤 ( 粒剤 ) を選定し施用する e 平成 3 年度病害虫発生予察注意報第 号 ( 平成 3 年 1 月 8 日付 ) 参照 - 1 -

12 マンゴー 炭疽病 軸腐病およびかいよう病の防除対策 a 1 月下旬の調査の結果 炭疽病の発病葉率は.%( 前年 %) かいよう病の発病葉率は.%( 前年.1% 以下 ) であった 不要な新梢や罹病枝や葉は発生源となるため ビニール袋に入れるなどして施設外に持ち出し処分する c 着果後の被害軽減のため この時期からの予防防除に努める d 出蕾がみられる園では 花芽に対して薬害の少ない薬剤を選定する a c ハダニ類の防除対策 1 月下旬の調査の結果 一部圃場で発生がみられた 多発すると防除が困難になるため 早期発見 早期防除に努める 出蕾がみられる園では 花芽に対して薬害の少ない薬剤を選定する 3 かぼちゃ (1) うどんこ病発生程度 : 並 1 月下旬の調査の結果 発病葉率は13.7%( 平年 13.9%) と平年並であった 発病葉率 (%) 今年平年並の範囲 月かぼちゃにおけるのうどんこ病の発生推移 a 株元の老葉を除去し 透光通風をよくする 着果期以降は本病の発生が増加しやすいので 予防散布を行う c 着果後は防除を徹底し 収穫時までできるだけ多くの健全葉を確保する d 多発すると防除が困難になるので 葉裏をよく観察し 早期発見 早期防除に努める さやいんげん ( 施設 ) 菌核病の防除対策 a 1 月下旬は曇天の日が多く 気象予報によると向こう1か月は平年と同様に曇りや雨の日が多いと予想されており 本病の発生を助長すると考えられる 発病部位は 菌核が形成される前に早めに除去し ビニール袋に入れるなどして圃場外へ持ち出し処分する c 多湿時に発生しやすいので 老葉病葉は取り除き透光通風を良くする d 例年発生時期に当たるので 予防防除に努める

13 詳しくは下記へお問い合わせ下さい 沖縄県病害虫防除技術センター ホームページアドレス 本 所 9-7 那覇市字真地 13 TEL FAX 宮古駐在 96-1 宮古島市平良字西里 71-( 農研センター宮古島支所内 ) TEL FAX 八重山駐在 97-3 石垣市平得地底原 ( 農研センター石垣支所内 ) TEL FAX

H27年度2月表紙チンゲンサイ白さび病

H27年度2月表紙チンゲンサイ白さび病 平成 27 年度病害虫発生予報第 11 号 (2 予報 ) < 今のコラム > 早期ロータリーによるケブカアカチャコガネの防除について < お知らせ > ニンガチ カジマーイ ( 二風廻り ) イネヨトウの性フェロモントラップにおける誘殺数の推移について以下 URLに掲載しています http://www.pref.okinawa.jp/site/norin/byogaichubojo/documents/ineyo-phero.html

More information

○H29-3 表紙_バジルべと病(案2)

○H29-3 表紙_バジルべと病(案2) 平成 28 年度病害虫発生予報第 12 号 (3 予報 ) < 今のコラム> 水稲( 一期作 ) 移植期におけるスクミリンゴガイの防除対策 オクラのトンネル栽培におけるアブラムシ類の防除対策 この春(3 ~5 ) と夏 (6 ~8 ) の気象予報 マンゴーにおけるチャノキイロアザミウマの発生推移について以下 URLに掲載しています http://www.pref.okinawa.lg.jp/site/norin/byogaichubojo/documents/chanoki.html

More information

5月の病害虫発生予想と防除のポイント

5月の病害虫発生予想と防除のポイント 1 月の病害虫発生予想と防除のポイント 鹿児島県経済連 肥料農薬課鹿児島県病害虫防除所から発表された病害虫発生予報第 10 号 (1 月 ) を基に, 防除のポイントを下記に取りまとめましたので, 防除指導の参考にしてください Ⅰ. 野菜 発生量は平年比較, 発生予想の下段 ( 根拠 ) の (+) は多発要因,(-) は少発要因を示す キュウリべと病褐斑病うどんこ病 やや少 12 月の発生 : 少

More information

病害虫発生予察情報(11月予報)

病害虫発生予察情報(11月予報) 1 予報概況 作物名 イチゴ 病害虫発生予察情報 (2 月予報 ) 病害虫名 うどんこ病 灰色かび病 アブラムシ類 予報 ( 県平均平年値 ) 発生量 : やや少 ( 発病株率 0.9%) 発生量 : やや多 ( 発病株率 0.9%) 発生量 : やや多 ( 寄生株率 1.2%) 平成 29 年 1 月 25 日 静岡県病害虫防除所長 予報の根拠 1 月中旬発生量 : やや多 (+) 1 月中旬発生量

More information

「公印省略」

「公印省略」 公印省略 3 農林試第 566 号の 8 平成 3 年 11 月 3 日各関係機関団体の長各病害虫防除員殿 平成 3 年度病害虫発生予報第 9 号 (1 月 について 福岡県農林業総合試験場長 ( 福岡県病害虫防除所 このことについて 病害虫発生予報第 9 号を発表したので送付します 予報第 9 号 病害虫防除所の業務紹介 ~ 重要病害虫侵入の早期発見のために ~ 病害虫防除所では 国内未発生または国内でも限られた場所で発生している重要病害虫が県内に侵入した際に

More information

予報 岡病防第16号

予報 岡病防第16号 各関係機関長殿 岡病防第 1 6 号平成 28 年 9 月 1 日 岡山県病害虫防除所長 ( 公印省略 ) 病害虫発生予察情報について 病害虫発生予報第 6 号を下記のとおり発表したので送付します 平成 28 年度病害虫発生予報第 6 号 予報概評 平成 28 年 9 月 1 日岡山県 作物名病害虫名発生時期発生量 水稲穂いもちやや早並紋枯病 - やや多白葉枯病 - 並穂枯れ - やや多もみ枯細菌病

More information

5月の病害虫発生予想と防除のポイント

5月の病害虫発生予想と防除のポイント 2 月の病害虫発生予想と防除のポイント 鹿児島県経済連 肥料農薬課鹿児島県病害虫防除所から発表された病害虫発生予報第 11 号 (2 月 ) を基に, 防除のポイントを下記に取りまとめましたので防除指導の参考にしてください Ⅰ. 野菜 発生量は平年比較, 発生予想の下段 ( 根拠 ) の は多発要因,(-) は少発要因を示す キュウリべと病うどんこ病褐斑病 やや少 1 月の発生 : 少発生ほ場率 :

More information

元高虫防第 139 号令和元年 7 月 4 日 各関係機関長様 高知県病害虫防除所長 病害虫発生予察情報について 令和元年度病害虫発生予察 6 月月報及び令和元年度予報 4 号 (7 月 ) を送付します 令和元年度病害虫発生予察 6 月月報 Ⅰ. 気象概況半旬 (6 月 ) 平均気温最高気温最低気

元高虫防第 139 号令和元年 7 月 4 日 各関係機関長様 高知県病害虫防除所長 病害虫発生予察情報について 令和元年度病害虫発生予察 6 月月報及び令和元年度予報 4 号 (7 月 ) を送付します 令和元年度病害虫発生予察 6 月月報 Ⅰ. 気象概況半旬 (6 月 ) 平均気温最高気温最低気 元高虫防第 139 号令和元年 7 月 4 日 各関係機関長様 高知県病害虫防除所長 病害虫発生予察情報について 令和元年度病害虫発生予察 6 月月報及び令和元年度予報 4 号 (7 月 ) を送付します 令和元年度病害虫発生予察 6 月月報 Ⅰ. 気象概況半旬 (6 月 ) 平均気温最高気温最低気温降水量日照時間本年平年本年平年本年平年本年平年本年平年 1 22.1 21.5 26. 26.1 18.9

More information

表紙

表紙 アスパラガス IPM 実践マニュアル 平成 3(209) 年 月栃木県農政部 IPM( 総合的病害虫 雑草管理 ) について () 環境にやさしい病害虫 雑草防除の基本的な考え方現在 病害虫 雑草防除は化学農薬による防除が主流です 化学農薬は最も容易で有効な防除手段のつであり 使用基準に定められた使用方法を遵守して使用する上では人や環境への悪影響はありません しかし 化学農薬が繰り返し使用されることで

More information

Microsoft Word 予報第9号

Microsoft Word 予報第9号 平成 27 年度病害虫発生予報第 9 号 平成 27 年 10 月 7 日鳥取県病害虫防除所 予報の概要 区分 農作物名 病害虫名 発生時期 予想発生量 果樹ナシ 黒星病 - やや多い 軟腐病 - 平年並 野菜 キャベツ ブロッコリー ネギ 黒腐病 - やや多い べと病 - やや多い コナガ 平年並 平年並 ハスモンヨトウ 平年並 平年並 黒斑病 - 平年並 さび病 平年並 平年並 ネギアザミウマ

More information

平成19年度事業計画書

平成19年度事業計画書 2 難防除病害虫特別対策事業 (1) アスパラガス病害虫総合防除対策の実証 ア背景および目的本県におけるアスパラガスの栽培面積は 県内全域でここ数年急速に延び 重要品目となっている 近年の主流である雨よけハウスによる半促成長期どり栽培では 収穫量は以前の栽培方法に比べ増加している その反面 斑点病や褐斑病などの斑点性病害 アザミウマ類 ハスモンヨトウなどの重要害虫の発生に加え コナジラミ類の発生が増加している

More information

< F2D C18EEA95F182518D C834D E838D836F836C834C836D F E6A7464>

< F2D C18EEA95F182518D C834D E838D836F836C834C836D F E6A7464> 特殊報 9 病第 1 5 号 関係各位 平成 29 年 8 月 4 日 京都府病害虫防除所長 ( 公印省略 ) 病害虫発生予察情報について 下記のとおり発表しましたので 送付します 病害虫発生予察特殊報第 2 号 病害虫名チビクロバネキノコバエ Bradysia agrestis Sasakawa (Synonym: Bradysia difformis Frey 5の項参照 ) 作物名ネギ発生地域山城地域の一部

More information

ネギ 防除法

ネギ  防除法 主要病害虫発生消長 1 月 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 病春まきさび病 害 黒斑病 秋まき さび病 黒斑病 虫アブラムシ類ネギハモグリバエ 害 ネギアザミウマ 作型 ; 栽培期 ; 収穫期 病害虫発生消長 ; 発生期 ; 発生盛期 べと病 1. 雨よけ栽培を行う 2. 発生初期から次の薬剤のいずれ 秋及び春の2 回発生するが 特に 4~5 月に かを散布する 降雨日が多いと発生しアミスター

More information

情報01-1.xlsx

情報01-1.xlsx 農薬を使用する際は 使用基準を遵守するとともに飛散防止に努めましょう 掲載農薬は一般的な場合を想定し 防除効果を優先して選定しています 収穫期の作物が近接している場合など 個別に残留基準値の設定状況を考慮する必要がある場合は関係機関にご相談ください * 農薬に関する情報は 平成農薬に関する情報 25 年 12 月 18 日までの農 Ⅰ 1 2 月の主な病害虫の防除要否 発生 防除時期 防除の要点薬登録情報に基づいて記載しています

More information

炭疽病並並やや少 (-) やや多 ~ 並 降水並 ~ 少 (-) 8 月降水量多 チャ カンザワハダニ並並並 やや多 ~ 少 気温並 茶研予察ほ降水並 ~ 少少 (-) クワシロカイガラムシ 並並やや少 (-) 並 ~ やや少 気温並 降水並 ~ 少 カンキツ 黒点病並やや多少 (-) ミカンハダニ

炭疽病並並やや少 (-) やや多 ~ 並 降水並 ~ 少 (-) 8 月降水量多 チャ カンザワハダニ並並並 やや多 ~ 少 気温並 茶研予察ほ降水並 ~ 少少 (-) クワシロカイガラムシ 並並やや少 (-) 並 ~ やや少 気温並 降水並 ~ 少 カンキツ 黒点病並やや多少 (-) ミカンハダニ 9 月予報 ( 全 16 枚 ) 各関係機関長様 病防第 79 号平成 26 年 8 月 29 日 熊本県病害虫防除所長 病害虫発生予察情報について ( 送付 ) 平成 26 年度発生予報第 6 号を下記のとおり発表しましたので送付します 平成 26 年度病害虫発生予報第 6 号 (9 月予報 ) Ⅰ 向こう 1 ヶ月の気象予報 : 平成 26 年 8 月 28 日福岡管区気象台発表 ( 単位 :%)

More information

ミニトマト ( 野菜類 ) ( トマトモサ イクウイルス キュウリモサ イクウイルス ) 黄化えそ病 ( トマト黄化えそウイルス TSWV) 黄化葉巻病 ( トマトイエローリーフカールウイルス TYLCV) 1. 発病株は抜き取り 苗床や本畑に発病株の根をできるだけ残さないようにする 2. 摘心 摘

ミニトマト ( 野菜類 ) ( トマトモサ イクウイルス キュウリモサ イクウイルス ) 黄化えそ病 ( トマト黄化えそウイルス TSWV) 黄化葉巻病 ( トマトイエローリーフカールウイルス TYLCV) 1. 発病株は抜き取り 苗床や本畑に発病株の根をできるだけ残さないようにする 2. 摘心 摘 野菜 1( 果菜類 ) トマト [ ミニトマトを除く ]( 野菜類 ) ( トマトモサ イクウイルス キュウリモサ イクウイルス ) 1. 発病株は抜取り 苗床や本畑に発病株の根をできるだけ残さないようにする 2. 摘芯 摘芽等の作業中に発病株に触れたときは必ず石けんで手を洗う 3. 露地栽培ではポリエチレンまたはビニルフィルムでマルチする また 温室やビニルハウスでの秋作では 苗床期から 10 月下旬まで寒冷紗を張り

More information

<4D F736F F D D836789A989BB97748AAA956182CC8CBB8FF382C691CE8DF42E646F63>

<4D F736F F D D836789A989BB97748AAA956182CC8CBB8FF382C691CE8DF42E646F63> トマト黄化葉巻病の現状と対策 野菜茶業研究所果菜研究部虫害研究室本多健一郎 1. トマト黄化葉巻病コナジラミ類によって媒介されるウイルス病で 発病初期は新葉が葉縁から退緑しながら葉巻症状となり 後に葉脈間が黄化し縮葉となる 病勢が進行すると 頂部が叢生し株全体が萎縮する なお 発病前に着果した果実は正常に発育するが 発病後は開花しても結実しないことが多い トマト黄化葉巻の病原ウイルス (TYLCV)

More information

**************************************** 2017 年 4 月 29 日 日本植物病理学会殺菌剤耐性菌研究会 耐性菌対策のための DMI 剤使用ガイドライン 一般的な耐性菌対策 1. 薬剤防除だけに頼るのではなく 圃場や施設内を発病しにくい環境条件にする 1)

**************************************** 2017 年 4 月 29 日 日本植物病理学会殺菌剤耐性菌研究会 耐性菌対策のための DMI 剤使用ガイドライン 一般的な耐性菌対策 1. 薬剤防除だけに頼るのではなく 圃場や施設内を発病しにくい環境条件にする 1) **************************************** 2017 年 4 月 29 日 日本植物病理学会殺菌剤耐性菌研究会 耐性菌対策のための DMI 剤使用ガイドライン 一般的な耐性菌対策 1. 薬剤防除だけに頼るのではなく 圃場や施設内を発病しにくい環境条件にする 1) 可能ならば病害抵抗性品種や耐病性品種を栽培する 2) 病原菌の伝染源となる作物残渣や落葉 剪定枝あるいは周辺の雑草などは速やかに処分する

More information

バンカーシート 利用マニュアル 2017年版(第一版)

バンカーシート 利用マニュアル 2017年版(第一版) 施設野菜の微小害虫と天敵カブリダニ 施設野菜での微小害虫問題 中央農業研究センター 石原産業 ( 株 ) 施設のイチゴではハダニ類が多発し 問題となる 施設のキュウリ ナス サヤインゲンでも アザミウマ類やコナジラミ類などの被害や媒介ウイルス病が問題となる これらの害虫は薬剤抵抗性が発達しやすく 農薬での防除は難しい カブリダニ類は有力な天敵であるが 放飼時期の見極めや農薬との併用などが難しく これらの施設作物では利用が進んでいない

More information

Microsoft PowerPoint - チャトゲシンポ

Microsoft PowerPoint - チャトゲシンポ 平成 23 年度農研機構シンポジウムチャの侵入新害虫チャトゲコナジラミの戦略的防除技術体系の確立を目指して [ 講演資料 ] 兼新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業 チャの新害虫ミカントゲコナジラミの発生密度に対応した戦略的防除技術体系の確立 成果発表会[ 講演資料 ] 平成 23 年 11 月 16 日キャンパスプラザ京都 我が国における IPM の推進と国際的な動きについて 消費 安全局植物防疫課

More information

展示圃要領1

展示圃要領1 2 普通作物 (1) イネいもち病 1) 面積, 区制 :1 区 1a 以上,2 反復 または,1 区 3a 程度の無反復 苗箱は 10 箱以上 2) 薬剤処理ア粒剤の苗箱施薬 : 所定薬量を均一に施用する イ粒剤 : 葉いもちは初発 10 日前に施用する 穂 節いもちは出穂前 20 日に施用する ウ茎葉散布剤 : 苗いもち, 葉いもちは初発期に散布する 穂いもち, 節いもちは穂ばらみ期及び出穂期に散布する

More information

Microsoft Word - H30予報06号.docx

Microsoft Word - H30予報06号.docx 平成 30 年度農作物有害動植物発生予察情報発生予報第 6 号 (9 月 ) 平成 30 年 8 月 29 日山形県病害虫防除所 [ 概要 ] 園芸作物 : りんご黒星病の発生量はやや多い予想です 発生の見られる園では散布間隔があかないよう防除を徹底してください 果樹共通害虫の果樹カメムシ類の発生はやや多い予想です 園内をよく見回り 成幼虫を確認した場合 直ちに防除してください ねぎのネギアザミウマ

More information

平成16年度農作物有害動植物発生予察情報

平成16年度農作物有害動植物発生予察情報 平成 29 年度農作物有害動植物発生予察情報 発生予報第 1 号 (4 月 ) 平成 29 年 4 月 12 日山形県病害虫防除所 [ 概要 ] 普通作物 : いねの育苗期間中の病害発生を防止するため 適正な温度管理 水管理に努めてください また 生籾殻 稲わら等は 葉いもちの伝染源になるので 絶対に置床や育苗資材に使用しないとともに 育苗施設周辺に放置しないようにしましょう 園芸作物 : 園内をよく観察し

More information

H17防除指針記入用ファイル

H17防除指針記入用ファイル 1 チャノホコリダニ 1 本種は 植物の生長点付近に多く寄生する 寄生された植物は 展開する葉が萎縮したり 奇形になるなど 一見ウイルス病と間違われることも多い 密度が高くなると芯止まりとなる 2 成虫は 0.25mm 内外で肉眼での確認は困難である 形態は 成虫は透明なアメ色で卵形 幼虫は乳白色である 卵は 楕円形で表面に白い顆粒が直線状に数列並んでいるのが特徴である 被害が現れた場合 卵 幼虫

More information

平成16年度農作物有害動植物発生予察情報

平成16年度農作物有害動植物発生予察情報 平成 30 年度農作物有害動植物発生予察情報 発生予報第 1 号 (4 月 ) 平成 30 年 4 月 10 日山形県病害虫防除所 [ 概要 ] 普通作物 :4 月の気象は高温で推移することが見込まれています いねの育苗期間中の病害発生を防止するため 適正な温度管理 水管理に努めてください また 生籾殻 稲わら等は 葉いもちの伝染源になるので 絶対に置床や育苗資材に使用しないとともに 育苗施設周辺に放置しないようにしましょう

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 豊かな稔りに 日本の農業を応援します 平成 29 年 4 月 14 日発行 IBJ* 防除情報 第 70 号 (*IshiharaBioscienceJapan= 石原バイオサイエンスの略 ) 向こう 1 ヶ月の主要病害虫発生予報の発表はありませんでした ご説明します 今回の特集では 4 月 11 日付で適用拡大になりましたプロパティフロアブルの適用作物である ピーマン うどんこ病菌 うり科 うどんこ病菌の違いや生活環

More information

水稲いもち病当面の対策                   

水稲いもち病当面の対策                    水稲いもち病当面の対策 平成 22 年 9 月 8 日北海道病害虫防除所 1 はじめに水稲の重要病害であるいもち病は 道内においては 平成 12 年と 13 年に多発生して以降 ほぼ少発生で推移してきました しかし平成 2 年にふたたび多発生し 平成 21 年も葉いもちおよび穂いもちとも 被害が拡大したところです 平成 22 年においても いもち病の感染源となる保菌した稲わらやもみ殻が 育苗ハウスおよび水田周辺に多く残っていたこと

More information

リンゴ黒星病、うどんこ病防除にサルバトーレME、フルーツセイバーが有効である

リンゴ黒星病、うどんこ病防除にサルバトーレME、フルーツセイバーが有効である 平成 26 年度普及に移す農業技術 ( 第 1 回 ) [ 分類 ] 普及技術 [ 成果名 ] リンゴ黒星病 うどんこ病防除にサルバトーレ ME フルーツセイバーが有効である [ 要約 ] リンゴ黒星病 うどんこ病防除にサルバトーレ ME の 3,000 倍液またはフルーツセイバーの 2,000 倍液を散布する サルバトーレ ME は EBI 剤 フルーツセイバーは SDHI 剤である 両剤ともに薬剤耐性菌が出現しやすいため

More information

ダイコン 防除法

ダイコン  防除法 主要病害虫発生消長 1 月 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 病春まきモザイク病 害 苗立枯病 虫 害 秋まきモザイク病苗立枯病アブラムシ類キスジノミハムシコナガアオムシ ( モンシロチョウ ) 作型 ; 栽培期 ; 収穫期 病害虫発生消長 ; 発生期 ; 発生盛期 べと病 次の薬剤のいずれかを予防的に散布する サンボルドー ( 水 ) 300~600 倍 Zボルドー ( 水 )*

More information

大型の捕虫網 ( 径 42cm) を使用し 1 地区 5 地点の払い落し法により調査する 越冬後の5~6 月の指標植物としては結実しているクワ サクラ ヒイラギ及び開花中のミカン 新梢伸長中のキリが適しており また 新成虫が出現する7 月以降の好適な指標植物として結実したスギ ヒノキ サワラ ヒイラ

大型の捕虫網 ( 径 42cm) を使用し 1 地区 5 地点の払い落し法により調査する 越冬後の5~6 月の指標植物としては結実しているクワ サクラ ヒイラギ及び開花中のミカン 新梢伸長中のキリが適しており また 新成虫が出現する7 月以降の好適な指標植物として結実したスギ ヒノキ サワラ ヒイラ ⅩⅩⅩⅩⅡ キウイフルーツの病害虫 A カメムシ類果樹を加害するカメムシ類としてはチャバネアオカメムシ ツヤアオカメムシ クサギカメムシが主要種であるが 地域により また 果樹の種類により優占種が異なるので注意する いずれも加害期間が長く しかも発生変動が大きいので発生予察は難かしいが 越冬密度及び成幼虫の発生飛来消長の把握に重点をおく 1 調査ア越冬密度調査越冬成虫の密度を調査し 発生量の予察に利用する

More information

わかっていること トマトすすかび病について

わかっていること トマトすすかび病について 小型顕微鏡を用いた トマトすすかび病の ほ場での病害診断 2013 年 7 月 1 日農林水産省講堂 第 19 回農作物病害虫防除フォーラム 三重県農業研究所鈴木啓史 わかっていること トマトすすかび病について トマトすすかび病の初報告 1948 年岐阜県において初確認され 同じ頃 愛知県 静岡県 福岡県ても確認 この時点で全国的に広まっていたものと考えられている ( 山田,1951) 1996 年に宮崎県で再確認

More information

2018/08/06 注意報サツマイモシロイチモジヨトウ平成 30 年度第 3 号 徳島県 2018/08/03 注意報水稲斑点米カメムシ類平成 30 年度第 1 号 宮城県 2018/08/03 注意報りんご なしナミハダニ平成 30 年度第 2 号 宮城県 2018/08/01 注意報ネギシロイ

2018/08/06 注意報サツマイモシロイチモジヨトウ平成 30 年度第 3 号 徳島県 2018/08/03 注意報水稲斑点米カメムシ類平成 30 年度第 1 号 宮城県 2018/08/03 注意報りんご なしナミハダニ平成 30 年度第 2 号 宮城県 2018/08/01 注意報ネギシロイ 1. 注意報 警報平成 30 年度全国注意報 警報一覧 都道府県 2018/10/30 注意報パパイヤ グアバパパイヤコナカイガラムシ ( 仮称 ) 第 4 号 沖縄県 2018/10/16 注意報野菜類ヨトウムシ類 タバコガ類平成 30 年度第 4 号 長崎県 2018/10/12 注意報野菜 花き類シロイチモジヨトウ平成 30 年度第 3 号 愛媛県 2018/10/12 注意報カンキツ カキ

More information

2 ブドウの病害虫

2 ブドウの病害虫 1 黒とう病 ( ブドウ ) 1 病原菌は巻きづるやり病枝で越冬し 展葉初期から感染を始める 2 伝染源の除去と初期防除に重点をおく 1 巻きづる及びり病枝を除去する ( 休眠期ならびに 5 から 6 月 ) 2 新梢がおそ伸びしないよう施肥 せん定に考慮する 4 月 有機硫黄剤 M3 ( 開花前 ) ジチアノン剤 M9 5 月中旬 ~ 下旬 ( 開花期 ~ 落花期 ) ベンゾイミダゾール系チオファネート系

More information

Microsoft Word - ビワ、~1

Microsoft Word - ビワ、~1 農林水産技術会議 技術指導資料 平成 24 年 3 月 ビワを加害するカメムシ類の 生態と防除対策 千葉県 千葉県農林水産技術会議 ビワを加害するカメムシ類の生活環 ビワを加害するカメムシ類はチャバネアオカメムシ ツヤアオカメムシ クサギカメム シの3種類です 最近までの研究により カメムシ類の1年を通じた生活環が明らかになってきました 図1に最も数の多いチャバネアオカメムシの生活環を示しました チャバネアオカメムシはビワの収穫が終わる6月下旬頃からスギやヒノキに移動して産

More information

2. 青枯病 Ralstonia solanacearum 生態 ナスの青枯病の項参照 (1) 発病のおそれがあるほ場では栽培を避ける やむをえず栽培する場合は土壌消毒を行う (2) 抵抗性品種を選んで栽培する 詳しくは 指導資料 Ⅵ ナス トマト キュウリの主要品種の病害虫抵抗性 の項参照 青枯病

2. 青枯病 Ralstonia solanacearum 生態 ナスの青枯病の項参照 (1) 発病のおそれがあるほ場では栽培を避ける やむをえず栽培する場合は土壌消毒を行う (2) 抵抗性品種を選んで栽培する 詳しくは 指導資料 Ⅵ ナス トマト キュウリの主要品種の病害虫抵抗性 の項参照 青枯病 1. モザイク病タバコモザイクウイルス ( T M V ) キュウリモザイクウイルス ( C M V ) ジャガイモ X ウイルス ( P V X ) 生態 主な病原ウイルスにはタバコモザイクウイルス ( T M V ) キュウリモザイクウイルス ( C M V ) ジャガイモ X ウイルス ( P V X ) があり 一般には T M V と C M V が多い T M V は種子 土壌 汁液で伝染し

More information

令和元年度 (2019 年度 ) 病害虫発生予察情報第 5 号 6 月予報北海道病害虫防除所令和元年 (2019 年 )5 月 29 日 Tel:0123(89)2080 Fax:0123(89)2082 季節予報 ( 付記 )

令和元年度 (2019 年度 ) 病害虫発生予察情報第 5 号 6 月予報北海道病害虫防除所令和元年 (2019 年 )5 月 29 日   Tel:0123(89)2080 Fax:0123(89)2082 季節予報 ( 付記 ) 令和元年度 (2019 年度 ) 病害虫発生予察情報第 5 号 6 月予報北海道病害虫防除所令和元年 (2019 年 )5 月 29 日 http://www.agri.hro.or.jp/boujosho/ Tel:0123(89)2080 Fax:0123(89)2082 季節予報 ( 付記 ) によれば 6 月の天気は数日の周期で変わり 気温は平年並または高い確率ともに 40% 降水量は平年並の確率が

More information

北病防第 平成 23 年 142 号 2 月 18 日 関係総合振興局産業振興部長 関係振興局産業振興部長 様 様 技術普及課長 病害虫防除所長 水稲いもち病防除の徹底について 水稲の重要病害であるいもち病は 平成 20 年以降 3 年連続して多発生し 平成 22 年の 葉いもち と 穂いもち の発

北病防第 平成 23 年 142 号 2 月 18 日 関係総合振興局産業振興部長 関係振興局産業振興部長 様 様 技術普及課長 病害虫防除所長 水稲いもち病防除の徹底について 水稲の重要病害であるいもち病は 平成 20 年以降 3 年連続して多発生し 平成 22 年の 葉いもち と 穂いもち の発 北病防第 平成 23 年 142 号 2 月 18 日 関係総合振興局産業振興部長 関係振興局産業振興部長 様 様 技術普及課長 病害虫防除所長 水稲いもち病防除の徹底について 水稲の重要病害であるいもち病は 平成 2 年以降 3 年連続して多発生し 平成 22 年の 葉いもち と 穂いもち の発生面積率は過去 3 年で最も高 くなるなど 被害が拡大しており 道産米の安定的な生産はもとより流通への

More information

<4D F736F F D CA48B8689EF817A91DE97CE89A989BB956182CC F9C837D836A B F432E646F6378>

<4D F736F F D CA48B8689EF817A91DE97CE89A989BB956182CC F9C837D836A B F432E646F6378> - 1 - 退緑黄化病の診断および防除マニュアル はじめに九州北部では,2004 年の秋からメロンおよびキュウリの葉が黄化する原因不明の障害 黄化症 が発生して問題となった 発生当初は, 生理的な障害と考えられたが, 農林水産省の委託事業である先端技術を活用した農林水産高度化事業 果菜類の新規コナジラミ ( バイオタイプ Q) 等防除技術の開発 において, 九州沖縄農業研究センター, 熊本県, 大分県,

More information

CONTENTS Q1. の特長を教えてください... 2 Q2. の有効成分について教えてください... 2 Q3. 登録内容を教えてください... 3 Q4. 対象病害虫について教えてください... 3 Q5. 効果試験などあれば教えてください... 4 Q6. 使い方を教えてください... 6

CONTENTS Q1. の特長を教えてください... 2 Q2. の有効成分について教えてください... 2 Q3. 登録内容を教えてください... 3 Q4. 対象病害虫について教えてください... 3 Q5. 効果試験などあれば教えてください... 4 Q6. 使い方を教えてください... 6 CONTENTS Q1. の特長を教えてください... 2 Q2. の有効成分について教えてください... 2 Q3. 登録内容を教えてください... 3 Q4. 対象病害虫について教えてください... 3 Q5. 効果試験などあれば教えてください... 4 Q6. 使い方を教えてください... 6 Q7. 人畜や環境に対する安全性情報を教えてください... 6 Q8. 使用上の注意点があれば教えてください...

More information

Microsoft Word - H30予報03号.docx

Microsoft Word - H30予報03号.docx 平成 30 年度農作物有害動植物発生予察情報発生予報第 3 号 (6 月 ) 平成 30 年 5 月 30 日山形県病害虫防除所 [ 概要 ] 普通作物 : いねの葉いもちのは平年並の予想です 本田内に放置された取置き苗は葉いもちの伝染源となるので 直ちに処分してください また 水面施用薬剤の散布は遅くとも 6 月 20 日までに終了してください 斑点米カメムシ類のはやや多い予想です 雑草での増殖抑制のため

More information

る ( 久保田ら 2009) ことから 未知の伝染経路がある可能性は残るものの 本ウイルスの基本的な対策は 無病苗の育成と導入による発生防止 ハサミ等の消毒による蔓延防止 土壌中のウイルスを失活させることによるほ場内伝染環の遮断ということになる 3. 重要な残さの分解無病苗の育成と導入 ハサミ等の消

る ( 久保田ら 2009) ことから 未知の伝染経路がある可能性は残るものの 本ウイルスの基本的な対策は 無病苗の育成と導入による発生防止 ハサミ等の消毒による蔓延防止 土壌中のウイルスを失活させることによるほ場内伝染環の遮断ということになる 3. 重要な残さの分解無病苗の育成と導入 ハサミ等の消 キュウリ緑斑モザイク病防除対策としての残さ分解促進技術 宮崎県総合農業試験場 黒木 修一 Shuichi Kurogi 1. はじめにキュウリ緑斑モザイク病は キュウリ緑斑モザイクウイルス ( Kyuri green mottle mosaic virus, KGMMV) によって引き起こされる キュウリの主要産地である宮崎県にとっては 最も警戒している病害であり 毎年のように県内数カ所で発生し 発生ほ場では大きな被害が発生している

More information

本年 10 月 11 日 ~11 月 10 日の間に登録登録されたされた新農薬 ( 適用拡大を含む は 次の通りですりです 下線部が適用拡大適用拡大になりましたになりました 登録日 薬剤名 10/24 テルスタ - フロアブル 登録内容 ( 適用拡大を含む のあらまし 対象作物内容 もも 対象害虫の

本年 10 月 11 日 ~11 月 10 日の間に登録登録されたされた新農薬 ( 適用拡大を含む は 次の通りですりです 下線部が適用拡大適用拡大になりましたになりました 登録日 薬剤名 10/24 テルスタ - フロアブル 登録内容 ( 適用拡大を含む のあらまし 対象作物内容 もも 対象害虫の 平成 24 年 11 月 12 日発行 第 21 号 農水省は 11 月 8 日 向こう 1か月の主要病害虫発生予報主要病害虫発生予報を発表発表しましたしました そのその中からから主な作物作物を対象対象に, 発生が 多い と発表発表されたされた病害虫病害虫とそのとその地域及地域及び防除農薬 ( 当社の推奨農薬 を一表一表に纏めましたのでめましたので推進推進のごのご参考参考にしてにして下さいさい 作物別

More information

凛々子 に異変はないか 毎日観察しましょう 凛々子 の様子がおかしいと思ったら 病虫害か生育不良を疑いましょう 雨の多い梅雨時期には カビやウイルスによる感染で 病気になることがあります また 肥料が少なかったり 多かったりすると 生育不良が起こりやすくなります 毎日観察して 凛々子 に異変があった

凛々子 に異変はないか 毎日観察しましょう 凛々子 の様子がおかしいと思ったら 病虫害か生育不良を疑いましょう 雨の多い梅雨時期には カビやウイルスによる感染で 病気になることがあります また 肥料が少なかったり 多かったりすると 生育不良が起こりやすくなります 毎日観察して 凛々子 に異変があった 病虫害 主な生育不良 病虫害 生育不良 凛々子 が病気?! 病虫害は他の株や作物に伝染しますので 発生したら早急に病変部を取り除くか ちゅう がい 農薬の散布が必要です 農薬は必ずトマトに使用可能なもの ミニトマトとは異なる場 合があります を使用し 説明書に従って散布する量や回数などを守ってください 周辺の除草や日当たり 風通しのよい場所を選ぶなどの予防と 早期対処が大切です 病虫害 主な病気 対

More information

令和元年度 (2019 年度 ) 病害虫発生予察情報第 13 号 8 月予報北海道病害虫防除所令和元年 (2019 年 )7 月 29 日 Tel:0123(89)2080 Fax:0123(89)2082 季節予報 ( 付記

令和元年度 (2019 年度 ) 病害虫発生予察情報第 13 号 8 月予報北海道病害虫防除所令和元年 (2019 年 )7 月 29 日   Tel:0123(89)2080 Fax:0123(89)2082 季節予報 ( 付記 令和元年度 (2019 年度 ) 病害虫発生予察情報第 13 号 8 月予報北海道病害虫防除所令和元年 (2019 年 )7 月 29 日 http://www.agri.hro.or.jp/boujosho/ Tel:0123(89)2080 Fax:0123(89)2082 季節予報 ( 付記 ) によれば 8 月の天気は数日の周期で変わり 気温は 平年並または高い確率ともに 40% 降水量は平年より少ないか平年並の確率がともに

More information

今後の管理のポイント [懸案事項] ①早期作型における2番花 房の花芽分化遅延 ②炭そ病とハダニ類の発生 拡大 [対策] ①寒冷紗を被覆して 花芽分化を誘導する 2番花房 の花芽分化を確認して被覆を除去する 被覆期間の目安 9月25 10月20日 ②定期的に薬剤による防除を行う 特に葉かぎ後の 葉か

今後の管理のポイント [懸案事項] ①早期作型における2番花 房の花芽分化遅延 ②炭そ病とハダニ類の発生 拡大 [対策] ①寒冷紗を被覆して 花芽分化を誘導する 2番花房 の花芽分化を確認して被覆を除去する 被覆期間の目安 9月25 10月20日 ②定期的に薬剤による防除を行う 特に葉かぎ後の 葉か 営農情報 あまおう 1 0 月の管理 第 76 号平成 30 年 10 月 3 日 南筑後普及指導センター福岡大城農業協同組合 1 0 a 当たり収量 5 t 以上を目指しましょう この資料は平成 30 年 9 月 12 日現在の登録資料に基づいて作成しています 農薬使用の際にはラベルや袋に記載されている適用作物などの登録内容と有効年月を確認してください 花芽分化のまとめ 8 月は平年より気温が高く

More information

殺虫数(頭(2) 京田辺市におけるフェロモントラップへの誘殺虫数 (7 月第 6 半旬 ~8 月第 5 半旬の合計値 ) は81.0 頭で 平年の22.4 頭を上回っている (+)( 図 1) また 本年度からフェロモントラップを設置した亀岡市および京丹後市でも 8 月第 4 半旬から誘殺数が急増し

殺虫数(頭(2) 京田辺市におけるフェロモントラップへの誘殺虫数 (7 月第 6 半旬 ~8 月第 5 半旬の合計値 ) は81.0 頭で 平年の22.4 頭を上回っている (+)( 図 1) また 本年度からフェロモントラップを設置した亀岡市および京丹後市でも 8 月第 4 半旬から誘殺数が急増し 注意報 3 0 病第 1 7 号平成 30 年 8 月 30 日 関係各位 京都府病害虫防除所長 ( 公印省略 ) 病害虫発生予察情報について 下記のとおり発表しましたので送付します 病害虫発生予察注意報第 4 号 ネギにシロイチモジヨトウが多発していますネギのほか 豆類および野菜類でも発生に注意してください 1 作物名ネギ 豆類 ( 黒大豆 エダマメ アズキ ) 野菜類 2 病害虫名シロイチモジヨトウ

More information

3 園芸作物 < 果菜類 > 1-1 トマト [ ハウス ] ア導入すべき持続性の高い農業生産方式の内容 トマトは主に道央 道南および道北の施設で栽培され 作型は促成 ( ハウス加温 マルチ ) 半促成 ( ハウス マルチ ) 抑制 ( ハウス ) などである 品種は 桃太郎 ハウス桃太郎 桃太郎

3 園芸作物 < 果菜類 > 1-1 トマト [ ハウス ] ア導入すべき持続性の高い農業生産方式の内容 トマトは主に道央 道南および道北の施設で栽培され 作型は促成 ( ハウス加温 マルチ ) 半促成 ( ハウス マルチ ) 抑制 ( ハウス ) などである 品種は 桃太郎 ハウス桃太郎 桃太郎 3 園芸作物 < 果菜類 > 1-1 トマト [ ハウス ] トマトは主に道央 道南および道北の施設で栽培され 作型は促成 ( ハウス加温 マルチ ) 半促成 ( ハウス マルチ ) 抑制 ( ハウス ) などである 品種は 桃太郎 ハウス桃太郎 桃太郎 8 桃太郎ファイト などである 施肥標準の基肥窒素施肥量は 10kgN/10a 追肥は各花段ごとの 2 ~ 3 番果がピンポン玉大になった時点で

More information

殺虫剤 協友ダントツ 粒剤クロチアニジン 0.50% 種類名 / クロチアニジン粒剤登録番号 / 第 号 * 毒性 / 普通物有効年限 / 4 年包装 / 1kg 12 3kg 6 10kg 特 長 浸透移行性に優れ カメムシ目 ハエ目 コウチュウ目 チョウ目 バッタ目 アザミウマ目の各

殺虫剤 協友ダントツ 粒剤クロチアニジン 0.50% 種類名 / クロチアニジン粒剤登録番号 / 第 号 * 毒性 / 普通物有効年限 / 4 年包装 / 1kg 12 3kg 6 10kg 特 長 浸透移行性に優れ カメムシ目 ハエ目 コウチュウ目 チョウ目 バッタ目 アザミウマ目の各 殺虫剤 協友ダントツ 粒剤クロチアニジン 0.50% 種類名 / クロチアニジン粒剤登録番号 / 第 21645 号 毒性 / 普通物有効年限 / 4 年包装 / 1kg 12 3kg 6 10kg 特 長 浸透移行性に優れ カメムシ目 ハエ目 コウチュウ目 チョウ目 バッタ目 アザミウマ目の各種害虫に高い防除効果を発揮します 野菜 花き類の コナジラミ類 アザミウマ類等の吸汁性害虫に加えて難防除害虫であるマメハモグリバエ等のハモグリバエ類に対して高い防除効果を示します

More information

果樹の生育概況

果樹の生育概況 平成 30 年度果樹情報第 号 ( 平成 30 年 8 月 21 日 ) 福島県農林水産部農業振興課 1 気象概況 (8 月前半 : 果樹研究所 ) 平均気温は 1 半旬が 28. で平年より 2.8 高く 2 半旬が 22. で平年より 2.8 低く 3 半旬が 2.3 で平年より 1.8 高く経過しました この期間の降水量は 3.mm で平年の 1% でした 2 生育状況 (8 月 1 日時点

More information

(2) 新系統の発生状況平成 28 年 4~10 月にかけて府内 19 地点のネギ キャベツ及びタマネギほ場から採集したネギアザミウマの次世代を一頭飼育法 ( 十川ら, 2013) により調べた結果 南丹市以南の16 地点で新系統 ( 産雄性生殖系統 ) を確認した 山城地域では 産雄性生殖系統が優

(2) 新系統の発生状況平成 28 年 4~10 月にかけて府内 19 地点のネギ キャベツ及びタマネギほ場から採集したネギアザミウマの次世代を一頭飼育法 ( 十川ら, 2013) により調べた結果 南丹市以南の16 地点で新系統 ( 産雄性生殖系統 ) を確認した 山城地域では 産雄性生殖系統が優 (従来の系統(新系統防除所ニュース発行平成 29 年 3 月 27 日 平成 29 年第 4 号京都府病害虫防除所 ネギアザミウマ系統調査及び殺虫剤感受性検定の結果について 京都府内のネギ栽培地域では ネギアザミウマの多発生が続いています 本種はネギの葉を直接加害するだけでなく ネギえそ条斑病を媒介することによりネギの商品価値を低下させます 一方 本種には従来とは異なる新しい系統が存在し 殺虫剤の殺虫効果が異なると言われています

More information

仙台稲作情報令和元年 7 月 22 日 管内でいもち病の発生が確認されています低温 日照不足によりいもち病の発生が懸念されます 水面施用剤による予防と病斑発見時の茎葉散布による防除を行いましょう 1. 気象概況 仙台稲作情報 2019( 第 5 号 ) 宮城県仙台農業改良普及センター TEL:022

仙台稲作情報令和元年 7 月 22 日 管内でいもち病の発生が確認されています低温 日照不足によりいもち病の発生が懸念されます 水面施用剤による予防と病斑発見時の茎葉散布による防除を行いましょう 1. 気象概況 仙台稲作情報 2019( 第 5 号 ) 宮城県仙台農業改良普及センター TEL:022 管内でいもち病の発生が確認されています低温 日照不足によりいもち病の発生が懸念されます 水面施用剤による予防と病斑発見時の茎葉散布による防除を行いましょう 1. 気象概況 仙台稲作情報 2019( 第 5 号 ) 宮城県仙台農業改良普及センター TEL:022-275-8410 FAX:022-275-0296 http://www.pref.miyagi.jp/sd-nokai E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

More information

平成 29 年度全国特殊報一覧 2018/03/30 特殊報イチジクラシオディプロディア落葉病 ( 仮称 ) 平成 29 年度第 4 号 福岡県 2018/03/29 特殊報ヤマノイモジャガイモクロバネキノコバエ平成 29 年度第 3 号 神奈川県 2018/03/29 特殊報ガーベラ茎えそ病 (

平成 29 年度全国特殊報一覧 2018/03/30 特殊報イチジクラシオディプロディア落葉病 ( 仮称 ) 平成 29 年度第 4 号 福岡県 2018/03/29 特殊報ヤマノイモジャガイモクロバネキノコバエ平成 29 年度第 3 号 神奈川県 2018/03/29 特殊報ガーベラ茎えそ病 ( 2. 特殊報平成 30 年度全国特殊報一覧 2018/04/11 特殊報トマト黄化病平成 30 年度第 1 号 徳島県 2018/04/10 特殊報ビワビワキジラミ平成 30 年度第 2 号 和歌山県 2018/04/10 特殊報トルコギキョウ斑点病平成 30 年度第 1 号 和歌山県 平成 29 年度全国特殊報一覧 2018/03/30 特殊報イチジクラシオディプロディア落葉病 ( 仮称 ) 平成

More information

スライド 1

スライド 1 豊かな稔りに 日本の農業を応援します 平成 29 年 7 月 14 日発行 IBJ* 防除情報 第 73 号 (*IshiharaBioscienceJapan= 石原バイオサイエンスの略 ) 農水省は 7 月 12 日に向こう 1 ヶ月の主要病害虫発生予報を発表しました その中から主な作物を対象に 発生が 多い と発表された病害虫とその地域及び防除農薬 ( 弊社の推奨農薬 ) を一表にまとめましたので

More information

(10) マンゴーア殺菌剤, イ殺虫剤 農薬名 成分名 病 病 殺 菌 剤 I C ボ ル ド ー 6 6 D 塩基性硫酸銅 無機殺菌 アミスター 1 0 フロアブルアソ キシストロヒ ン ストロヒ ルリン オーソサイド水和剤 8 0 キャフ タンその他 ジマンダイセン水和剤マンセ フ 有機硫黄 ペ

(10) マンゴーア殺菌剤, イ殺虫剤 農薬名 成分名 病 病 殺 菌 剤 I C ボ ル ド ー 6 6 D 塩基性硫酸銅 無機殺菌 アミスター 1 0 フロアブルアソ キシストロヒ ン ストロヒ ルリン オーソサイド水和剤 8 0 キャフ タンその他 ジマンダイセン水和剤マンセ フ 有機硫黄 ペ (10) マンゴーア殺菌剤, イ殺虫剤 農薬名 成分名 病 病 殺 菌 剤 I C ボ ル ド ー 6 6 D 塩基性硫酸銅 無機殺菌 アミスター 1 0 フロアブルアソ ストロヒ ン ストロヒ ルリン オーソサイド水和剤 8 0 ャフ タンその他 ジマンダイセン水和剤マンセ フ 有機硫黄 ペンコゼブ水和剤 石灰硫黄合剤 ( 果樹登録 ), ボルドー, マン油等との混用は避ける 着色期以降の散布は避ける

More information

< F2D817982E882F182B2817A82CC8EC091488E E6A7464>

< F2D817982E882F182B2817A82CC8EC091488E E6A7464> IPM 実践指標モデル ( りんご ) について IPM 実践指標モデルは 各都道府県においてIPM 実践指標を策定する際の参考となるように IPMを実践する上で標準的と考えられる必要な農作業の工程 ( 以下 管理項目 という ) と各工程における具体的な取組内容 ( 以下 管理ポイント という ) を指針として取りまとめたものです 管理項目は 実践指標で標準的と考えられるものを取りまとめたものであり

More information

平成22年度農作物有害動植物発生予察情報

平成22年度農作物有害動植物発生予察情報 平成 29 年度農作物有害動植物発生予察情報発生予報第 2 号 (5 月 ) 平成 29 年 4 月 25 日山形県病害虫防除所 [ 概要 ] 普通作物 : 今年の水稲の育苗期間は 気温が平年並か低く 日照時間は平年並か少ないと予報されています 適正な温度管理 水管理に努めてください だいずのネキリムシ類の発生量はやや多い予想です 播種前から圃場周辺の除草を徹底してください 園芸作物 : 園内をよく観察し

More information

予察情報等

予察情報等 Ⅵ) 情報の提供 諸報告に関する事項 1. 情報の提供方法及び提供先 1) 郵送 (* 印は注意報のみ ) 国関係 * 農林水産省消費 安全局植物防疫課 * 同中国四国農政局消費 安全部安全管理課植物防疫係 同島根農政事務所 ( 統計部 地域第一 二課 ) 気象庁松江地方気象台 独立行政法人農業環境技術研究所 農業 食品産業技術総合研究機構果樹研究所 同果樹研究所ブドウ カキ研究拠点 同野菜茶業研究所

More information

ナスにおける天敵の利用法

ナスにおける天敵の利用法 これからのウイルス病対策 2011 年 9 月 ~10 月説明会資料 宮崎県広域普及指導担当 今回の話 昨年の春に発生したキュウリの黄化えそ病の発生地区が拡大しつつあります ただし 実際の被害は 想定してよりずっと軽いうちに対応できてます 対策が長期間に及んでいますので そろそろ油断と対策への疲れが出てきています 県内の現状をお知らせします 夏から秋にしておく対策のお話をします 本県で発生した MYSV

More information

140221_ミツバマニュアル案.pptx

140221_ミツバマニュアル案.pptx 養液栽培における 高温性水媒伝染病害の 安全性診断マニュアル ミツバ編 1 ミツバ養液栽培における 病害管理のポイント ミツバに病原性のある高温性ピシウム菌の種類 1Pythium aphanidermatum( 根腐病 ) 2Pythium myriotylum ( 未報告 ) 高温性ピシウム菌による被害 根が暗褐色水浸状に腐敗 重要ポイント 設内に病原菌を まないようにしましょう 苗および栽培初期の感染は被害が大きくなります

More information

圃場試験場所 : 県農業研究センター 作物残留試験 ( C-N ) 圃場試験明細書 1/6 圃場試験明細書 1. 分析対象物質 およびその代謝物 2. 被験物質 (1) 名称 液剤 (2) 有効成分名および含有率 :10% (3) ロット番号 ABC 試験作物名オクラ品種名アーリーファ

圃場試験場所 : 県農業研究センター 作物残留試験 ( C-N ) 圃場試験明細書 1/6 圃場試験明細書 1. 分析対象物質 およびその代謝物 2. 被験物質 (1) 名称 液剤 (2) 有効成分名および含有率 :10% (3) ロット番号 ABC 試験作物名オクラ品種名アーリーファ 作物残留試験 ( C-N ) 圃場試験明細書 1/6 圃場試験明細書 1. 分析対象物質 およびその代謝物 2. 被験物質 (1) 名称 液剤 (2) 有効成分名および含有率 :10% (3) ロット番号 ABC0123 3. 試験作物名オクラ品種名アーリーファイブ 4. 圃場試験場所 試験圃場名 試験圃場所在地 県農業研究センター 番圃場 号ハウス 県 市 町 - 5. 試験担当者氏名 6. 土性埴壌土

More information

Ⅰ 収穫量及び作柄概況 - 7 -

Ⅰ 収穫量及び作柄概況 - 7 - Ⅰ 収穫量及び作柄概況 - 7 - 参考)((600 収穫量収穫量)1 水稲 ( 子実用 ) 平成 24 水稲の収穫量 ( 子実用 ) は36 万 8,700t で 前に比べ1 万 5,100t(4%) 増加した これは パイプラインの復旧等により作付面積が前に比べ1,800ha(3%) 増加したことに加え 10a 当たり収量が前を8kg(1%) 上回ったためである 作柄は 作況指数が 104で 10a

More information

白紋羽病の病徴 果樹の地上部にこんな症状が出ていたら要注意 春先の発芽が遅れ 花芽分化が多く 開花時期が早まる 徒長枝の本数が少ない または伸長が悪い 梅雨明け後期に 葉が萎れたようになる 秋期に葉の黄化や 落葉が早くなる 果実の肥大が悪く 熟期が早まる 徒長枝の伸長が悪い 菌 糸 束 秋期の葉の早

白紋羽病の病徴 果樹の地上部にこんな症状が出ていたら要注意 春先の発芽が遅れ 花芽分化が多く 開花時期が早まる 徒長枝の本数が少ない または伸長が悪い 梅雨明け後期に 葉が萎れたようになる 秋期に葉の黄化や 落葉が早くなる 果実の肥大が悪く 熟期が早まる 徒長枝の伸長が悪い 菌 糸 束 秋期の葉の早 豊かな稔りに 日本の農業を応援します 平成30年11月7日発行 IBJ 防除情報 * 第88号 (*IshiharaBioscienceJapan=石原バイオサイエンスの略) ご説明 します 果樹の休眠期がフロンサイドの防除適期です 果樹白紋羽病 白紋羽病とは 白紋羽病は果樹の樹勢が急激に衰え枯死に至るため 収量減により果樹栽培に 多大な影響を与える病害です 白紋羽病は土壌伝染性の病害で 根を侵すため

More information

月中旬以降の天候によって塊茎腐敗による被害が増加する事例も多い 平成 28 年度は疫病の発生面積率は19.9% と例年に比べてやや少なかったものの 塊茎腐敗の発生面積率は 14.8% と例年に比べてやや多かったとされる ( 平成 現在 北海道病害虫防除所調べ ) かつては 疫病には

月中旬以降の天候によって塊茎腐敗による被害が増加する事例も多い 平成 28 年度は疫病の発生面積率は19.9% と例年に比べてやや少なかったものの 塊茎腐敗の発生面積率は 14.8% と例年に比べてやや多かったとされる ( 平成 現在 北海道病害虫防除所調べ ) かつては 疫病には ばれいしょの疫病による塊茎腐敗の発生生態と防除について 北海道立総合研究機構 農業研究本部中央農業試験場病虫部クリーン病害虫グループ 西脇 由恵 Yoshie Nishiwaki 1. はじめに北海道のばれいしょ栽培は作付面積 51,000ha 収穫量 1,897,000tで国内全収穫量のおよそ80% を占め ( 平成 28 年農林水産統計 ) 用途も生食用はもちろんのこと 加工用 澱粉原料用 種子用など多岐にわたり

More information

190号.indb

190号.indb 水稲におけるいもち剤の現状とトップジン M の位置付けについて 武田敏幸 Toshiyuki Takeda はじめに いもち病は我が国の稲作において最も重要な病害である 苗いもち 葉いもち ( 写真 1) 穂いもち( 写真 2) と稲作の全ての段階で被害が発生する 一般に冷害年に大発生し 稲作に大きな被害を与えてきた その防除には 戦後直ぐには有機水銀剤が使用されたが 米への残留が問題となり 非水銀系殺菌剤の開発が行われた

More information

園芸殺菌剤 Z ボルドー [ 銅 和剤 ] 農林 産省登録有効成分 性状 第 号塩基性硫酸銅 58.0%( 銅として 32.0%) 淡 緑 和性粉末 45μm 以下 毒性 : 普通物 ( 毒劇物に該当しないものを指していう通称 ) 危険物 :- 有効年限 :5 年 包装 :500g 20

園芸殺菌剤 Z ボルドー [ 銅 和剤 ] 農林 産省登録有効成分 性状 第 号塩基性硫酸銅 58.0%( 銅として 32.0%) 淡 緑 和性粉末 45μm 以下 毒性 : 普通物 ( 毒劇物に該当しないものを指していう通称 ) 危険物 :- 有効年限 :5 年 包装 :500g 20 園芸殺菌剤 [ 銅 和剤 ] 農林 産省登録有効成分 性状 第 24041 号塩基性硫酸銅 58.0%( 銅として 32.0%) 淡 緑 和性粉末 45μm 以下 毒性 : 普通物 ( 毒劇物に該当しないものを指していう通称 ) 危険物 :- 有効年限 :5 年 包装 :500g 20 1kg 20 特 無機銅剤 ( 塩基性硫酸銅 ) であり 状菌病害から細菌性病害まで幅広い病害に有効である また

More information

本文、発送文

本文、発送文 季節 季節情報 No.1 平成 30 年 5 月 29 日 梅雨期の農作物栽培技術対策について 岡山県農林水産総合センター岡山県農業気象技術連絡会議 梅雨期 梅雨入り ( 昨年 :6 月 20 日頃 平年 :6 月 7 日頃 ) 梅雨明け ( 昨年 :7 月 13 日頃 平年 :7 月 21 日頃 ) を迎えるにあたり 長雨及び日照不足による農作物への影響が懸念されます また 平成 30 年 5 月

More information

26愛媛の普及原稿 軽 Ⅱ

26愛媛の普及原稿 軽 Ⅱ Ⅳ 生産 流通 販売の一体的推進 20 花き産地の維持及び農家所得向上 東予地方局産業振興課産地育成室 管内のデルフィニウムは現在 生産者 7 戸 栽培面積約 50a と県内では最大の産地ですが 近年 市場価格の低迷や生産コストの上昇により生産者 栽培面積とも ピーク時から大幅に減少しており 産地の維持が課題となっています そこで 産地育成室では 産地活性化のため 国補事業である地域コンソーシアム支援事業を活用し

More information

Title マンゴー葉に寄生するマンゴーハダニ Oligonychus coffeae (NIETNER) とシュレイハダニ Oligonyc biharensis (HIRST) の雌に対する有効薬剤の探索 Author(s) 鈴木, 優子 Citation 沖縄農業, 35(1):

Title マンゴー葉に寄生するマンゴーハダニ Oligonychus coffeae (NIETNER) とシュレイハダニ Oligonyc biharensis (HIRST) の雌に対する有効薬剤の探索 Author(s) 鈴木, 優子 Citation 沖縄農業, 35(1): Title マンゴー葉に寄生するマンゴーハダニ Oligonychus coffeae (NIETNER) とシュレイハダニ Oligonyc biharensis (HIRST) の雌に対する有効薬剤の探索 Author(s) 鈴木, 優子 Citation 沖縄農業, 35(1): 43-48 Issue Date 2001-06 URL http://hdl.handle.net/20.500.12001/

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション マイマイガ防除マニュアル 目次 : マイマイガの生態について p1 マイマイガの防除について p2 孵化幼虫の防除について p3 幼虫の防除について p4 成虫の防除及び卵塊の除去について p5 岐阜県のマイマイガに関する相談状況について p6 本資料の内容は ( 地独 ) 北海道立総合研究機構林業試験場 2010 年 4 月作成 発行 最近大発生しているマイマイガの生態 被害 防除 及び マイマイガの生態

More information

農薬登録事項変更登録申請書

農薬登録事項変更登録申請書 お客様各位 平成 30 年 2 月 14 日 日本化薬株式会社 アグロ事業部 クロピクフロー 登録内容変更のお知らせ 拝啓時下ますますご清祥の段 お慶び申し上げます 平素は格別のご高配を賜り 厚くお礼申し上げます さて このたびご愛顧いただいております土壌くん蒸剤 クロピクフロー ( 登録番号 21220 号 ) が 平成 30 年 2 月 14 日付で登録内容変更となりましたのでお知らせいたします

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 平成 28 年度 くまもと農業アカデミー 虫害の基礎 2 農業技術課農業革新支援センター杉浦直幸 害虫の発育は温度によって決まる 昆虫には ある温度以下では発育できない最低温度がある 発育零点 環境温度 ( 気温 ) から発育零点を引いた温度が昆虫の発育に利用される 発育有効温度 発育有効温度がある一定に積算されると次の発育ステージに移る 有効積算温度 発生予測の方法 Σ( 日平均温度ー発育零点 )

More information

茨城県 消費者ニーズに応えるイチゴ産地の育成 活動期間 : 平成 22 年度 ~ 継続中 1. 取組の背景鉾田地域は, メロン, ピーマン, イチゴ, トマト, 葉菜類などの野菜類の生産が盛んな, 県内有数の野菜園芸産地である 経営体の多くが複数の園芸品目を組み合わせ, 大規模な複合経営を行っている

茨城県 消費者ニーズに応えるイチゴ産地の育成 活動期間 : 平成 22 年度 ~ 継続中 1. 取組の背景鉾田地域は, メロン, ピーマン, イチゴ, トマト, 葉菜類などの野菜類の生産が盛んな, 県内有数の野菜園芸産地である 経営体の多くが複数の園芸品目を組み合わせ, 大規模な複合経営を行っている 茨城県 消費者ニーズに応えるイチゴ産地の育成活動期間 : 平成 22 年度 ~( 継続中 ) 鉾田地域では, 複数の園芸品目を組み合わせた大規模複合経営体が多いなか, イチゴでは専作の経営体が増加している イチゴ専作経営においては,1 需要期の出荷,2 病害虫防除回数の削減が課題である このため,1 需要期出荷のための育苗期夜冷処理の推進,2IPM 技術の推進の 2 課題に取り組んだ 取り組みの結果,

More information

平成 30 年産米づくりのポイント ~ 水稲種子の消毒時の注意点について ~ JA 全農ちば営農支援部今年も水稲栽培に向けた準備の時期がやって来ます イネばか苗病や細菌性の苗立枯病など種子伝染性の病害の発生を防ぐためには 薬剤による種子消毒を中心とした対策が必要不可欠のため しっかりとした対策を実施

平成 30 年産米づくりのポイント ~ 水稲種子の消毒時の注意点について ~ JA 全農ちば営農支援部今年も水稲栽培に向けた準備の時期がやって来ます イネばか苗病や細菌性の苗立枯病など種子伝染性の病害の発生を防ぐためには 薬剤による種子消毒を中心とした対策が必要不可欠のため しっかりとした対策を実施 今月の情報 1 平成 30 年産米づくりのポイント ~ 水稲種子の消毒時の注意点について ~ 2 園芸野菜病害虫防除情報 3 育苗期のサツマイモ病害虫防除 2 月の気象について ( 気象庁 2/1 発表長期予報 (1 か月 ) から ) 12 月中ごろまでは例年より気温が低い予報 作物の生育も停滞すると思われます降雨の際は 雪に変わる可能性にも注意 ( 長期予報 (1 か月 ) は毎週木曜日に発表されます

More information

Taro-4-04 野菜

Taro-4-04 野菜 4 野菜 (1) いちご いちご促成栽培病害虫発生暦 炭疽病 萎黄病 栽培暦 灰色かび病 うどんこ病 ハダニ類 ハスモンヨトウ アブラムシ類 アザミウマ類 月 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 親株定植 採苗 定植収穫 保温開始病害虫の主要発生時期 3~5 炭疽病 いちご炭疽病の体系防除 < 夜冷育苗 > 時期 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9

More information

(2018 年 10 月 31 日現在の内容 ) 住友化学の農業支援サイト :i- 農力 クロチアニジン粒剤 農林水産省登録第 号性状 : 類白色細粒毒性 : 普通物危険物 : ダントツ 粒剤有効年限 :5 年包装 :1kg 12 3kg 6 12 kg 1 有効成分

(2018 年 10 月 31 日現在の内容 ) 住友化学の農業支援サイト :i- 農力   クロチアニジン粒剤 農林水産省登録第 号性状 : 類白色細粒毒性 : 普通物危険物 : ダントツ 粒剤有効年限 :5 年包装 :1kg 12 3kg 6 12 kg 1 有効成分 (2018 年 10 月 31 日現在の内容 ) 住友化学の農業支援サイト https:// クロチアニジン粒剤 農林水産省登録第 20800 号性状 : 類白色細粒毒性 : 普通物危険物 : ダントツ 粒剤有効年限 :5 年包装 :1kg 12 3kg 6 12 kg 1 有効成分 : クロチアニジン 0.50% 適用と使用法 作物名適用害虫名使用量使用時期 * 総使用回数 * 使用方法 稲 カメムシ類

More information

付図・表

付図・表 付図 表 コムギ縞萎縮病による病徴について 1. コムギ縞萎縮病の発病様式と発生分布 1 2. コムギ縞萎縮病の病徴 (1) 調査時期 3 (2) 達観での病徴 4 (3) 縞萎縮病の病徴 6 (4) 類似病害 ( 萎縮病 ) による病徴 8 3. 品種によるコムギ縞萎縮病の病徴の違い 10 1. コムギ縞萎縮病の発病様式と発生分布 コムギ縞萎縮病 ( 以下 縞萎縮病 と略す ) は Wheat yellow

More information

ハクサイ黄化病のヘソディム

ハクサイ黄化病のヘソディム ハクサイ黄化病のヘソディム 長野県野菜花き試験場環境部 長野県塩尻市宗賀床尾 1066-1 TEL: 0263-52-1148 93 象診断手順調査方法評価方法診断票対策技術留意点そのにより発病が助長されます 対他1 ハクサイ黄化病とは 病原菌 : かびによる病害で 2 種類の病原菌がいます 1. バーティシリウム ダーリエ菌 (Verticillium dahliae) 2. バーティシリウム ロンギスポラム菌

More information

果樹の生育概況

果樹の生育概況 平成 30 年度果樹情報第 13 号 ( 平成 30 年 9 月 21 日 ) 福島県農林水産部農業振興課 1 気象概況 (9 月前半 : 果樹研究所 ) 平均気温は 平年と比較すると 1 半旬が 23.1 で 0.8 低く 2 半旬が 21.8 で 0.8 低く 3 半旬が 20.1 で 1.3 低く経過しました この期間の降水量は 89.0mm で平年の 113% でした 2 生育状況 (9 月

More information

施設キュウリ ( 抑制栽培 ) のミナミキイロアザミウマの IPM 体系マニュアル

施設キュウリ ( 抑制栽培 ) のミナミキイロアザミウマの IPM 体系マニュアル 施設キュウリ ( 抑制栽培 ) のミナミキイロアザミウマの IPM 体系マニュアル b) a) c) d) 表紙の写真 a) ミナミキイロアザミウマ成虫 b) 赤色ネットの展張 c) アザミウマ類幼虫を捕食するスワルスキーカブリダニ d) ミナミキイロアザミウマによるキュウリ果実の被害 = 問合せ先 = 地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所食の安全研究部防除グループ 583-0862 大阪府羽曳野市尺度

More information

中晩柑の病害虫

中晩柑の病害虫 柑きつの病害虫防除 山口県萩農林事務所野崎匠 黒点病 ( 甘夏 ) 黒点病 ( せとみ ) ボルドーの薬害 ( 高温時に散布すると発生 ) 銅水和剤の薬害 ( 高温時に散布すると発生 ) 黒点病の伝染源 樹冠内の枯れ枝 放置されたせん定枝 放任園の枯死樹 黒点病の発生しやすい条件 枝葉の過密 薬剤が良く着かない 風通しが悪い 樹の老化 枯れ枝の多発 樹のなかの湿度が高くなる 胞子形成 胞子発芽 侵入の好適条件

More information

Microsoft Word - H30予報02号.docx

Microsoft Word - H30予報02号.docx 平成 30 年度農作物有害動植物発生予察情報発生予報第 2 号 (5 月 ) 平成 30 年 4 月 25 日山形県病害虫防除所 [ 概要 ] 普通作物 : 今年の水稲の育苗期間は 気温が高く 日照時間は平年並と予報されています 適正な温度管理 水管理に努めてください だいずのネキリムシ類のはやや多い予想です 播種前から圃場周辺の除草を徹底してください 園芸作物 : 果樹の生育は早くなっています 園内をよく観察し

More information

( ウ ) 薬剤散布後の状況 マシン油乳剤 3 通りの倍率でマシン油乳剤を散布し 定期的に状況を観察した 本種はチョコレート色の蝋物質 ( 殻 ) に覆われており 外観は月日の経過とともに少しずつ黒ずんできたように思われたが 内部の成虫の生死や産卵の有無などの判断は難しく 防除効果の確認は幼虫発生期

( ウ ) 薬剤散布後の状況 マシン油乳剤 3 通りの倍率でマシン油乳剤を散布し 定期的に状況を観察した 本種はチョコレート色の蝋物質 ( 殻 ) に覆われており 外観は月日の経過とともに少しずつ黒ずんできたように思われたが 内部の成虫の生死や産卵の有無などの判断は難しく 防除効果の確認は幼虫発生期 4 農薬の防除効果の検証農薬散布による防除効果を検証するため 次の害虫 ( 樹種 ) を対象に農薬を散布し 効果の有無等を調査した ルビーロウムシ ( ゲッケイジュ ) ツノロウムシ ( クチナシ ) ヘリグロテントウノミハムシ ( ヒイラギモクセイ ) ツゲノメイガ ( セイヨウツゲ ) (1) ルビーロウムシア調査の概要カイガラムシ類の冬季の防除法として マシン油乳剤の散布が有効とされるが ツノロウムシやカメノコロウムシ

More information

140221_葉ネギマニュアル案.pptx

140221_葉ネギマニュアル案.pptx 養液栽培における 高温性水媒伝染病害の 安全性診断マニュアル ネギ編 ネギ養液栽培における病害 管理のポイント ネギに病原性のある高温性ピシウム菌の種類 1Pythium aphanidermatum ( 根腐病 ) 2Pythium myriotylum ( 未報告 ) 高温性ピシウム菌による被害 根が暗褐色水浸状に腐敗 重要ポイント 設内に病原菌を ま い うにしましょう 苗および栽培初期の感染は被害が大きくなります

More information

第 41 巻 21 号 大分県農業気象速報令和元年 7 月下旬 大分県大分地方気象台令和元年 8 月 1 日

第 41 巻 21 号 大分県農業気象速報令和元年 7 月下旬 大分県大分地方気象台令和元年 8 月 1 日 第 41 巻 21 号 大分県農業気象速報令和元年 7 月下旬 大分県大分地方気象台令和元年 8 月 1 日 令和元年 7 月下旬の気象概況 天気は 大気の状態が不安定で山沿いを中心に雨が降る日が多かった 24 日頃 九州北部地方 ( 山口県を含む ) は梅雨明けしたと見られる ( 福岡管区気象台発表 ) 下旬の天気は 台風の間接的な影響や上空の寒気の影響で雨や曇りとなり 梅雨明け後も午後を中心に日射や暖かく湿った空気の影響で雨が降る日が多かった

More information

p1_10月月報用グラフ

p1_10月月報用グラフ 札幌市場情報 1 月号 1 品目別入荷量と価格 (8 月下旬 ~9 月中旬札幌市中央卸売市場 ) 茨城県北海道事務所 単位 ( 数量 : トン価格円 /kg) 8 月下旬 8 月合計 9 月上旬 9 月中旬 品目 数量 価格 数量 価格 数量 価格 数量 価格 だいこん 871 69 2,16 68 828 69 845 83 にんじん 766 63 1,577 6 577 68 77 7 れんこん

More information

Ⅳ 花き

Ⅳ 花き 花き 実況 1 キクあわら市の露地ギクは彼岸出荷用の サヤカ リボン エミ で 9 月上中旬が出荷ピークとなり 昨年より開花は早まった お吉 が 77.2cm セイコ が 62cm 葉数 62 枚であった 病害虫は黒斑病 褐斑病が多発 ハダニ類中発 オオタバコガが多発した 一部の株にスタントウィロイドがみられた 坂井市のキク農家は 9 月上旬までの豪雨により 根傷み株がみられ 一部強風による曲がりがみられた

More information

H26用改訂原稿

H26用改訂原稿 10 病害虫防除 (1) 病害虫防除対策の共通事項ア発生予察と効率的防除病害虫の防除を的確に行うためには 病害虫発生予察情報などを参考にして自ら調査を行いほ場の病害虫の発生状況を早期に把握することが重要である その上で防除要否 防除時期 使用薬剤など それぞれの場合によって適切な対策を講ずる必要がある また 普段から病害虫の発生生態や農薬の特性など基本的事項をできる限り認識することも必要なことである

More information

190号.indb

190号.indb 北海道におけるマメ類菌核病および灰色かび病の防除とトップジン M 水和剤 清水基滋 Motoshige Shimizu はじめに 北海道における豆類の作付面積は ダイズ22,700ha ( 全国作付面積の16.4%) アズキ23,800ha( 同 72.8%) インゲンマメ9,350ha( 同 89.9%) と全国生産量の大きな割合を占めており 道内では畑作地帯はもとより転換畑においても重要な作物となっている

More information

(Microsoft PowerPoint - \202h\202a\202i\226h\217\234\217\356\225\36167\215\206.pptx)

(Microsoft PowerPoint - \202h\202a\202i\226h\217\234\217\356\225\36167\215\206.pptx) 豊かな稔りに 日本の農業を応援します 平成 28 年 9 月 12 日発 IBJ* 防除情報 第 67 号 (*IshiharaBioscienceJapan= 原バイオサイエンスの略 ) 野菜 花き 果樹 農 省は 8 月 23 日に向こう 1 ヶ月の主要病害虫発生予報を発表しました その中から主な作物を対象に 発生が 多い と発表された病害虫とその地域及び防除農薬 ( 弊社の推奨農薬 ) を一表に纏めましたので

More information

ながいもIPM実践指標(最終原稿 A4縦 ver2).xls

ながいもIPM実践指標(最終原稿 A4縦 ver2).xls 総合的病害虫 雑草管理 IPM の概念に基づいたながいもの病害虫防除 平成22年2月 青森県 総合的病害虫 雑草管理 (IPM) とは 総合的病害虫 雑草管理 (Integrated Pest Management=IPM) とは 様々な防除手段を適切に組み合わせることにより 環境負荷を低減しつつ病害虫 雑草による被害を経済的被害水準以下に低く管理しようという考え方のことです IPM による病害虫防除の進め方は

More information

Taro-sokuzitaiou_14nennousi.jtd

Taro-sokuzitaiou_14nennousi.jtd キュウリホモプシス根腐病対策試験 試験成績書 ( 平成 14 年度即時対応試験成績書 ) 平成 15 年 3 月 福島県農林水産技術会議 福島県農業試験場 目次 Ⅰ はじめに Ⅱ 試験成績 1 露地夏秋キュウリにおけるホモプシス根腐病の発生状況 2 キュウリホモプシス根腐病防除対策試験 (1) カボチャ台木による防除 (2) 薬剤 資材等による防除 Ⅲ 摘要 試験担当者 病理昆虫部主専研 ( 兼 )

More information

営農のしおり(夏秋キク)

営農のしおり(夏秋キク) 作型 秋植え夏ギク 春植え夏秋ギク 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 季咲栽培 電照栽培 * : 台狩り : 定植 : ピンチ : 開花期 *: 親株ピンチ : 親株仮植 1. 排水良好 日当たり良好な圃場を選定する 2. 定植苗は揃いの良いものを定植する 栽培のポイント 3. 病害虫防除はこまめに 発生初期の防除に重点をおく 4. 品種選定やエスレル処理 電照などで計画的な作付けを目指す

More information

エチレンを特定農薬に指定することについてのこれまでの検討状況 1 エチレンについて (1) 検討対象の情報 エチレン濃度 98.0% 以上の液化ガスをボンベに充填した製品 (2) 用途ばれいしょの萌芽抑制のほか バナナやキウイフルーツ等の果実の追熟促進を目的とする 2 検討状況 (1) 農林水産省及

エチレンを特定農薬に指定することについてのこれまでの検討状況 1 エチレンについて (1) 検討対象の情報 エチレン濃度 98.0% 以上の液化ガスをボンベに充填した製品 (2) 用途ばれいしょの萌芽抑制のほか バナナやキウイフルーツ等の果実の追熟促進を目的とする 2 検討状況 (1) 農林水産省及 平成 25 年 11 月 1 日農業資材審議会農薬分科会特定農薬小委員会及び中央環境審議会土壌農薬部会農薬小委員会特定農薬分科会合同会合 ( 第 15 回 ) 資料 参考資料 5 エチレンについての情報提供 告示中の名称 : エチレン 指定対象の範囲 : 工業用に供されているもので 労働安全衛生法 ( 昭和 47 年 6 月 8 日法律第 57 号 ) に基づく化学物質等安全データシート ((M)SDS)

More information

Ⅳ 花き

Ⅳ 花き 花き 実況 1 キクあわら市の露地ギクは 9 月 15 日調査は彼岸出荷用の サヤカ リボン エミ で 9 月上中旬が出荷ピークとなり 昨年より開花は早まった 寒菊は 雪まつり が 21.5cm 16 枚であった 病害虫はアブラムシ類が少発生である 福井市の露地ギクについては 9 月 11 日調査で リボン 草丈 90cm 紅馬 95cm で 彼岸出荷のキクでは品種間差はあるが出荷は順調である 黒さび病

More information

展示圃要領1

展示圃要領1 3 果樹 (1) リンゴ斑点落葉病 (1 区普通樹で 3 樹以上 ) 2) 薬剤処理 :6 月中旬 ~7 月上旬の間に 1~2 回散布する 3) 調査方法 : 最終散布 10 日 ~15 日後に各区 3~4 樹を対象に,1 樹あたり 20 新梢の全葉について, 発病葉数と病斑数を調査する 4) まとめ方 : 調査葉数, 発病葉率,1 葉当たり病斑数, 薬害 (2) リンゴ黒星病 (1 区普通樹で 3

More information

(Microsoft PowerPoint - \202h\202a\202i\226h\217\234\217\356\225\36148\215\ pptx)

(Microsoft PowerPoint - \202h\202a\202i\226h\217\234\217\356\225\36148\215\ pptx) 豊かな稔りに 日本の農業を応援します 平成 27 年 2 18 日発 防除情報 IBJ* (*IshiharaBioscienceJapan= 原バイオサイエンスの略 ) 第 48 号 農 省は 2 月 12 日に向こう 1 ヶ月の主要病害虫発生予報を発表しました その中から主な作物を対象に 発生が 多い と発表された病害虫とその地域及び防除農薬 ( 弊社の推奨農薬 ) を一表に纏めましたので 推進のご参考にして下さい

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション プランター菜園 日時 2018 年 4 月 17 日 ( 火 ) 19:00~ 1 プランター菜園をやってみよう プランター菜園のメリット ベランダや軒先など 空きスペースで手軽にできる 生育や天候に合わせて 場所を移動できる プランターを分けて多彩な植物の栽培ができる 家庭菜園では 収穫量よりも 多種多様な野菜を 楽しみながら育ててみましょう (* *) ノ 2 プランター菜園をやってみよう プランター栽培の注意点

More information

アザミウマ類の薬剤検定1

アザミウマ類の薬剤検定1 園芸作物と花きに発生したアザミウマ類の薬剤感受性検定結果 ( 続報 ) 栃木県農業環境指導センター (1) 目的いちごを中心に トマト なす きゅうり にら キャベツ きくなど複数の園芸作物と花きで発生する数種のアザミウマ類を用いて薬剤感受性検定を行い 今後の防除の資とする (2) 材料および方法 1 供試虫採集地と採集時期は表 1に示す 採集した各種アザミウマはソラマメの催芽種子を餌として 25

More information

Taro-ホームページ原稿(暖候期対

Taro-ホームページ原稿(暖候期対 いちご暖候期対策 ~ メリハリのある管理を実践し 高品質いちごの生産をめざそう!!~ 平成 2 9 年 2 月 安足農業振興事務所 平成 29 年産いちごの定植後の生育概要 とちおとめ (1) 定植は 9 月上旬より開始され 気温は高めで日照時間も平年並に推移したことから活着は良好であったものの 初期生育はやや緩慢であった (2)9 月中旬以降は 気温は高く推移したが日照時間が少なかった 佐野アメダス

More information