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えのおおかわち
5 years ago
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1 鹿児島県感染症発生動向調査事業感染症のホームページアドレス県内における流行性耳下腺炎は, 例年より多い報告数で推移しています今週の報告数は, 前週と比較して増加幅が大きくなっており, 定点当たり報告数でもを超えてきています今のところ,2006 年の流行と比較すると小さいものの, 今後の動向には十分な注意が必要です鹿児島県における流行性耳下腺炎の発生動向と予防対策鹿児島県における今年の流行性耳下腺炎の発生状況は, 例年と比較して全体的に多い報告数で推移しています今のところ大きな流行には至っていませんが,の大きな流行時は,の年末から報告数が増加しており, の年明け以降は夏季に向けて急激な増加傾向を示しましたまた, ピークは第 22 週 ( 定点当たり報告数 5.95) に認められ, その後は減少傾向を認めたものの, 年間を通して多い報告数となりましたなお, 過去の流行状況から 3~4 年周期で患者数の増加がみられており, 今年は4 年目の年にあたることから今後の動向には十分な注意が必要です今週の県内における報告数は, 前週より 37 人多い 116 人 ( 定点当たり報告数 2.11) となっており, 第 38 週以降は, 定点当たり報告数でもを超えた状況が続き, また, 今週の報告数は増加幅も大きく, 定点当たり報告数でもを超えてきています (p2~p3 を参照 ) 流行性耳下腺炎は, ムンプスウイルスの感染によって発症するウイルス感染症で, 一般にはおたふく風邪として知られています 2~3 週間の潜伏期を経て発症し, 片側あるいは両側の唾液腺の腫脹が特徴で, 通常 1~2 週間で軽快しますなかには発症せずに不顕性感染で終わる場合も多いといわれていますまた, この疾患で最も多い合併症は髄膜炎で, 他に髄膜脳炎, 睾丸炎, 卵巣炎, 難聴, 膵炎などを認める場合もあります感染経路は, 飛沫感染ならびに接触感染で, 年齢別では 3~6 歳の子供が多く感染します流行性耳下腺炎の治療は, 基本的には対症療法であり, 効果的な予防法は, ワクチン接種が最も有効な方法と言われています現在, 我が国では, ワクチンは任意接種となっていることから, 詳細についてはかかりつけの医療機関等にお問い合わせください今週の上位報告数の定点把握対象疾患では, 前週と比較して流行性耳下腺炎と水痘が増加しており, 特に, 水痘は増加傾向が認められ, 定点当たり報告数でもを超えました (p2~p3 を参照 ) また, RS ウイルス感染症と伝染性紅斑についても例年より多い状況が続いています (p3 を参照 ) 一 ~ 五類感染症 ( 全数報告疾病 ) の発生状況一類感染症発生報告なし二類感染症結核 11 例 ( 肺結核 6 例, 右頸部リンパ節結核 1 例, 粟粒結核 1 例, 無症状病原体保有者 3 例 ) 三類感染症発生報告なし四類感染症発生報告なし五類感染症発生報告なし定点報告疾病の発生状況第 43 週の定点把握対象疾病の総報告数は 575 人で, 第 42 週より 20 人多かったまた, 定点当たりの報告数は, 感染性胃腸炎, 流行性耳下腺炎, 水痘の順に多かった ( 詳細については後述 ) 流行発生警報の基準値 ( 開始基準値及び終息基準値 ) 以上の保健所伝染性紅斑( 開始 2.0, 終息 1.0) : 鹿児島市 (2.31) 流行発生注意報の基準値以上の保健所流行性耳下腺炎( 基準値 3.0) : 鹿児島市 (4.85), 出水 (3.33), 姶良 (3.14) ( 数値 ) は定点当たり報告数アンダーラインは今週から基準値以上の保健所 1

2 定点報告疾病 ( 定点当たり報告数の上位 3 疾病の発生状況 ) (1) 感染性胃腸炎第 43 週の感染性胃腸炎の報告数は 208 人で, 前週より 18 人少なく, 定点当たりの報告数は 3.78 であった現在増減幅の少ない状況で推移しているものの, 例年冬季に向けて, 急激な増加が認められていることから注意が必要です年齢別では,1 歳 (28 人 ),10~14 歳 (27 人 ),20 歳以上 (24 人 ) の順に多かった保健所別の定点当たり報告数は, 姶良保健所 (6.57), 指宿保健所 (6.50), 鹿屋保健所 (5.60) が多い感染性胃腸炎 (2) 流行性耳下腺炎第 43 週の流行性耳下腺炎の報告数は 116 人で, 前週より 37 人多く, 定点当たりの報告数は 2.11 であった今週の増加幅は大きく, 定点当たり報告数でもを超えてきているため, 今後の動向には注意が必要である年齢別では,4 歳 (28 人 ),3 歳 (27 人 ),2 歳と 5 歳 ( それぞれ 16 人 ) の順に多かった保健所別の定点当たり報告数は, 鹿児島市保健所 (4.85), 出水保健所 (3.33), 姶良保健所 (3.14) が多い鹿児島市保健所は4 週連続で, 今週から出水保健所と姶良保健所が流行発生注意報の基準値以上である 7.00 流行性耳下腺炎 (3) 水痘第 43 週の水痘の報告数は 59 人で, 前週より 23 人多く, 定点当たりの報告数は 1.07 であったここにきて, 例年と同様に増加傾向が認められることから, 今後の動向には十分な注意が必要である年齢別では,2 歳 (12 人 ),3 歳 (10 人 ),1 歳 (8 人 ) の順に多かった保健所別の定点当たり報告数は, 川薩保健所と出水保健所 ( それぞれ ), 西之表保健所 () が多い水痘 2

3 志布志伊集院姶良大口指宿屋久島出水西之表川薩加世田鹿屋名瀬児島市名瀬西之表川薩加世田鹿屋指宿屋久島志布志姶良大口徳之出水伊集院児島市志布志屋久島鹿屋名瀬指宿伊集院姶良大口出水加世田川薩西之表児島市上位 3 疾病の 5 週間前からの定点あたり報告数及び保健所別動向 (1) 感染性胃腸炎 ( 流行発生警報は開始基準値 20.0 以上 ) ( ) 8.00 感染性胃腸炎 ( ) 感染性胃腸炎の保健所別動向第 38 週第 39 週第 40 週第 41 週第 42 週第 43 週 ( ) 1 鹿徳之島( 保健所 ) (2) 流行性耳下腺炎 ( 流行発生警報は開始基準値 6.0 以上 ) ( ) 流行性耳下腺炎 ( ) 流行性耳下腺炎の保健所別動向第 38 週第 39 週第 40 週第 41 週第 42 週第 43 週 0.50 鹿 ( ) 島( 保健所 ) (3) 水痘 ( ) 水痘 ( ) 水痘の保健所別動向第 38 週第 39 週第 40 週第 41 週第 42 週第 43 週鹿徳之島( 保健所 ) ( ) 注目される感染症の発生状況 RS ウイルス感染症の発生状況 ( 鹿児島県 ) 伝染性紅斑の発生状況 ( 鹿児島県 ) RS ウイルス感染症年 2001 年 2002 年伝染性紅斑

4 定点報告疾病の発生状況 ( ) 第 43 週累積報告数定点種別定点報告疾病報告数定点当り ( ) インフルエンザ定点インフルエンザ ,210 ( 内科小児科定点 ) RS ウイルス感染症 ,739 咽頭結膜熱 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎 ,366 感染性胃腸炎 ,948 水痘 ,922 小児科定点手足口病 ,732 伝染性紅斑突発性発しん ,294 百日咳 - 37 ヘルパンギーナ ,055 流行性耳下腺炎 ,025 眼科定点急性出血性結膜炎 - 2 流行性角結膜炎細菌性髄膜炎 - 4 基幹定点無菌性髄膜炎 - 6 マイコプラズマ肺炎クラミジア肺炎 - 2 報告数合計 ,165 印は前週比増 5 週間前からの疾病別報告数定点当たり報告数 5 週前 ( 38 週 ) 4 週前 ( 39 週 ) 3 週前 ( 40 週 ) 2 週前 ( 41 週 ) 1 週前 ( 42 週 ) 今週 ( 43 週 ) インフルエンザ RSウイルス感染症咽頭結膜熱 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎感染性胃腸炎水痘手足口病伝染性紅斑突発性発しん百日咳ヘルパンギーナ流行性耳下腺炎急性出血性結膜炎流行性角結膜炎細菌性髄膜炎 ( 真菌性を含む ) 無菌性髄膜炎マイコプラズマ肺炎クラミジア肺炎 ( オウム病は除く )

5 疾病別保健所別患者報告数及び定点当たり報告数 ( 男女合計 ) 43 週 ( 平成 22 年 10 月 25 日 ~ 平成 22 年 10 月 31 日 ) インフルエンザ RSウイルス感染症咽頭結膜熱 A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎感染性胃腸炎水痘手足口病伝染性紅斑突発性発しん報告数定点当り報告数定点当り報告数定点当り報告数定点当り報告数定点当り報告数定点当り報告数定点当り報告数定点当り報告数定点当り総数鹿児島市指宿加世田伊集院川薩出水大口姶良志布志鹿屋西之表屋久島名瀬徳之島百日咳ヘルパンギーナ流行性耳下腺炎急性出血性結膜炎流行性角結膜炎細菌性髄膜炎 ( 真菌性を含む ) 無菌性髄膜炎マイコプラズマ肺炎クラミジア肺炎 ( オウム病は除く ) 報告数定点当り報告数定点当り報告数定点当り報告数定点当り報告数定点当り報告数定点当り報告数定点当り報告数定点当り報告数定点当り総数鹿児島市指宿加世田伊集院川薩出水大口姶良志布志鹿屋西之表屋久島名瀬徳之島

6 年齢階級別疾病別患者報告数及び定点当たり報告数 ( 男女合計 ) 43 週 (10 月 25 日 ~10 月 31 日 ) ( インフルエンザ定点報告疾病 ) 合計 ~5 ヶ月 ~11 ヶ月 1 歳 ~14 15~19 20~29 30~39 40~49 50~59 60~ 歳 ~ インフルエンザ報告数定点当り ( 小児科定点報告疾病 ) 合計 ~5ヶ月 ~11ヶ月 1 歳 ~14 15~19 20 歳 ~ RSウイルス感染症報告数定点当り咽頭結膜熱報告数定点当り A 群溶血性レンサ球菌咽頭炎報告数定点当り感染性胃腸炎報告数定点当り水痘報告数定点当り手足口病報告数定点当り伝染性紅斑報告数定点当り突発性発しん報告数定点当り百日咳報告数ヘルパンギーナ報告数定点当り流行性耳下腺炎報告数定点当り ( 眼科定点報告疾病 ) 合計 ~5ヶ月 ~11ヶ月 1 歳 ~14 15~19 20~29 30~39 40~49 50~59 60~69 70 歳 ~ 急性出血性結膜炎報告数流行性角結膜炎報告数定点当り ( 基幹定点報告疾病 ) 合計 0 歳 1~4 5~9 10~14 15~19 20~24 25~29 30~34 35~39 40~44 45~49 50~54 55~59 60~64 65~69 70 歳 ~ 細菌性髄膜炎 ( 真菌性を含む ) 報告数無菌性髄膜炎報告数マイコプラズマ肺炎報告数定点当りクラミジア肺炎 ( オウム病は除く ) 報告数

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42w.xdw 鹿児島県感染症発生動向調査事業感染症のホームページアドレス http://www.pref.kagoshima.jp/kenko-fukushi/kenko-iryo/kansen/index.html 県内における流行性耳下腺炎は, 例年より多い報告数で推移していますの流行と比較すると小さいものの,以降の同時期報告数では,に次いで多くなっていますまた, 現在緩やかな増加傾向も認めているため,