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1 資料 -2 津波浸水予測手法等 1 作業の流れ 1 2 地形モデル 計算範囲及びメッシュ区分 地形データ作成の方針及び収集資料 5 3 津波数値計算手法 津波数値計算手法 基本方程式 基本方程式の差分化 境界条件 8 4 再現性の検討 想定地震と痕跡 再現性の検討に用いる津波断層モデルの設定 計算及び解析手法 11 5 断層モデルの設定 南海トラフの巨大地震 瀬戸内海域活断層による津波についての検討 対象とした断層 最大水位の分布 26 6 予測条件 初期潮位 津波断層モデルによる地殻変動 粗度係数 想定ケース ( 堤防条件 ) 計算時間 37 7 予測結果の整理 38 8 広島県における津波痕跡文献調査結果 39 参考資料 41

2 津波浸水予測手法等 1. 作業の流れ 津波浸水予測の作業の流れを図 1 に示す 地形データデータ作成 メッシュ区分の設定 ( メッシュサイズ エリア ) 内閣府地形データの収集 地形モデルの設定 構造物 地形データの収集 内閣府地形モデルの修正 津波計算 再現性の検討 (30m メッシュ ) 瀬戸内海域活断層による津波の影響検討 (30m メッシュ ) 想定地震による津波浸水予測 (10m メッシュ ) 外力設定 再現性を行う地震の津波断層モデル設定 1707 年宝永地震 瀬戸内海域活断層の断層モデル設定 想定地震の設定 南海トラフの巨大地震 瀬戸内海域活断層による地震 図 1 津波浸水予測作業の流れ 1

3 2. 地形モデル 2.1. 計算範囲及びメッシュメッシュ区分津波シミュレーションのメッシュ区分は内閣府の設定にならい 表 1 に示すメッシュ区分とし 広島県沿岸域全体及び背後地 ( 陸域 ) を最小 10m メッシュデータとして作成する 各メッシュ区分の領域設定は内閣府の 南海トラフの巨大地震モデル検討会 で作成されている日本平面直角座標系第 III 系の範囲に準じている 南海トラフの巨大地震モデル検討会 での領域設定を図 2 図 3 に示す ただし 内閣府の領域設定では斎島が 5 次領域に含まれていないため 図 3 に示すように延伸する 表 1 メッシュ区分 メッシュ区分 メッシュサイズ 備考 1 次領域 810m 最外側領域 2 次領域 270m 瀬戸内海及び四国全域を覆う領域 3 次領域 90m 広島県沿岸を 2 領域で覆う領域 4 次領域 30m 再現性検証 想定地震の検討を行う領域 5 次領域 10m 津波浸水想定を行う領域 2

4 図 2 内閣府データのメッシュ区分 ( 全体 ) 3

5 延伸 凡例 90(m) 30 km 図 3 内閣府データのメッシュ区分 (90m 30m 及び 10m メッシュ領域 ) 4

6 2.2. 地形データデータ作成作成の方針及方針及び収集資料地形データは 津波浸水想定を行う 10m メッシュ領域について 内閣府のデータを元に より詳細な情報を適用して精度を高めていく 地盤高については 本年度国土地理院が実施する航空レーザ測量による詳細な標高データを反映する 河川遡上の検討を行うため 一級河川及び河口幅 30m 以上の二級河川を地形として考慮することとし レーザ測量データで取得されない水面下の地形については 河川縦横断測量資料に基づき作成する 施設については 護岸天端高 ( 護岸の高さ ) の測量成果 ( 水防警報発令基準に係る検討業務 平成 23 年及び平成 24 年 広島県 ) や 河川 港湾 漁港台帳等を用いて必要に応じて高さの補正を行う 表 2 10m メッシュ領域の地形に関する収集資料 ( 施設及び地形データ ) 項目想定される管理者諸元備考 航空レーザ測量データ 国土地理院 標高 護岸天端高 ( 護岸の高さ ) の測 土木局河川課 港湾企画 量成果 整備課 港湾台帳及び施設位置平面図 漁港台帳及び施設位置平面図 土木局港湾企画整備課 農林水産局水産課 構造物位置構造物天端高 農地海岸 農林水産局農業基盤課 河川縦横断図 土木局河川課 河床水深構造物位置構造物天端高 県下 2 級河川 (1 級河川は内閣府データで表現されている ) 凡例 地盤高 線状防護物位置 高 : 10 5m 低 : -5-10m km 図 4 内閣府の地形データ 線状の構造物位置の例 5

7 3. 津波数値計算手法 3.1. 津波数値計算手法設定した断層モデルを波源モデルとして与え 差分化した運動方程式及び連続の式を解くことによって津波の計算を行う 陸域では さらに汀線が水位の昇降に伴って移動することを考慮する 基本方程式鉛直方向の積分流量 M,N を以下の様に定義する h η ζ M = udz (1) h η ζ N = vdz (2) この積分流量 M,N を用い 断層による地盤変動を考慮し 非回転 長波近似 非粘性を考慮すると基本方程式は次式のような方程式として表される M t ζ gn = gd x D M 2 M + N 2 D 2 M x D 2 y MN D (3) N t ζ = gd y D 2 gn 1 3 N 2 M + N 2 D 2 x MN D 2 N y D (4) ζ M = t x N + y (5) ただし u v:x y 方向の流速成分 M,N: 海面から海底まで積分した質量輸送の成分 ζ : 平均海面からの水位変化 D : 水深 D=h+ζ-η h : 平均海面からの初期水深 g : 重力加速度 (9.8m/sec 2 ) n : マニングの粗度係数 である なお 各変数の定義は図 5 図 6 のようになる 6

8 ζ: 水位 h: 水深 図 5 変数の定義 η: 地盤変動量 M ζ N 図 6 流量と水位定義点配置 基本方程式の差分化上で得られた式を計算機で解くために 海底から海面までの質量輸送を表す運動方程式 (3) (4) 及び連続の式 (5) を差分化して時間積分を行う 7

9 3.2. 境界条件 境界条件 a) 陸上遡上の先端条件について海岸が低く 水が陸上に溢れる場合 浸水の先端での条件は小谷他 (1998) を用いる b) 開境界条件計算にあたっては 計算領域を限定する必要があるので 外海に境界が生ずる 外海の境界は開境界とし 津波は境界で反射せずに 進行波として通過するものとする c) 波源条件地震断層モデルを規定する断層パラメータから解析的に求められる地盤の弾性永久変位量を波源条件として与える ここで 地盤の変位量は Okada(1985) * による式を用いる *Okada, Y(1985). Surface Deformation due to Shear and Tensile Faults in a Half Space, Bull. Seism. Soc. Am. 75, pp

10 4. 再現性の検討 4.1. 想定地震 想定地震と痕跡過去に広島県にも来襲した津波として 1707 年宝永地震津波と 1854 年安政南海地震津波が挙げられる ここでは 広島県内にも痕跡が存在し より規模の大きい 1707 年宝永地震津波を対象とする 検討に用いる痕跡地点としては 豊後水道 ~ 瀬戸内海を対象とする 1707 年宝永地震津波について 東北大学の 津波痕跡データベース システムより 痕跡信頼度が A~C の痕跡を取り出して図化した結果を図 7 に示す 津波痕跡データベース システムでの痕跡信頼度の定義 参考文献 [1] 東京大学地震研究所大地震対策委員会 (1983): 大地震現地調査の手引き [2] 首藤伸夫 卯花政孝 (1984):1983 年日本海中部地震津波の痕跡高 東北大学工学部津波防災実験所研究報告,1. [3] 首藤伸夫 卯花政孝 (1995):1994 年北海道東方沖地震津波の痕跡高 第 2 編調査資料 津波工学研究報告 第 12 号. [4] 土木学会原子力土木委員会津波評価部会 (2002): 原子力発電所の津波評価技術 平成 14 年 2 月 年北海道東方沖地震津波調査時に D が付け加えられた 9

11 凡例 痕跡信頼度 A B C km 図 年宝永地震津波の痕跡 ( 津波痕跡データベース での痕跡信頼度 A~C の痕跡 ) 4.2. 再現性の検討検討に用いるいる津波断津波断層モデルモデルの設定再現性の検討に用いる断層モデルとしては Furumura et.al(2011) で提唱されている宝永地震モデルを用いた Furumura, T., K. Imai, and T. Maeda, A revised tsunami source model for the 1707 Hoei earthquake and simulation of tsunami inundation of Ryujin Lake, Kyushu, Japan. [J. Geophys. Res.,v116,(2011)] 10

12 図 8 Furumura et.al(2011) で設定している地盤変位量 表 3 Furumura et.al(2011) で設定している断層パラメータ 名称 経度 緯度 深さ (km) 走向 ( 度 ) 傾斜角 ( 度 ) 滑り角 ( 度 ) 長さ (km) 幅 (km) 滑り量 (m) N N N N4' N5' 計算及び解析手法再現計算は 30m メッシュ領域で行った 計算時間は地震発生から 12 時間とし 潮位として 平均水面での値を与えた 豊後水道及び広島県の痕跡について 痕跡位置における最大水位を抽出し 相田 (1978) によって提案された津波痕跡高と計算値の対数幾何平均 K 値及び対数幾何標準偏差 κ 値を算出した なお 評価には 図 9 に示す痕跡信頼度 A 及び B の痕跡を用いた 1 log K = n 1 logκ = { n n i= 1 n i= 1 xi log( ) yi xi log( ) yi 2 (log K) } 2 1/ 2 11

13 ここで xi は津波の測定値 yi は対応する計算値 n は観測点数を示している K は津波痕跡高と計算値の平均的な対応関係を示しており 1 に近いほど計算値が津波痕跡高とよく対応していることを表す 一方 κ は津波痕跡高と計算値との対応関係のばらつきを示しており 小さいほど計算値が津波痕跡高とよく対応していることを表す なお K と κ は 次の条件となることが 一般的には目安とされている ( 原子力発電所の津波評価技術本編 土木学会原子力土木委員会 平成 14 年 ) 0.95 < Κ < 1.05 κ< 1.45 K は実測値が計算値に対して K 倍になっていることを示し K が 1 に近いほど計算値は実測値に近いことを示している κ は [ 実測高 / 計算高 ] の K からのずれを示し 計算値のばらつき具合を示している 3 凡例 痕跡信頼度 A B km 図 9 再現性の検討に用いた痕跡 (1707 年宝永地震津波の痕跡 ( 津波痕跡データベース での痕跡信頼度 A, B の痕跡 ) 12

14 算出した K は 1.00 κ は 1.26 となり 良好な再現性が得られた ( m ) 高波津算計 痕跡津波高 (m) 図 10 痕跡津波高と計算津波高の比較図 13

15 5. 断層モデルモデルの設定 5.1. 南海トラフ 南海トラフの巨大地震内閣府で設定している津波断層モデルは 基本的な検討ケース (5ケース) と その他派生的な検討ケース (6ケース) に大別し 表 4 のように設定している 基本 的 その他 派生 的 表 4 内閣府の検討ケース一覧 ケース区分 ケース番号大すべり域 超大すべり域 分岐断層 ケース1 駿河湾 ~ 紀伊半島沖 - 大すべり域 超大すべり域が 1 箇所のパターン 大すべり域 超大すべり域に ケース2 紀伊半島沖 - ケース3 紀伊半島沖 ~ 四国沖 - ケース4 四国沖 - ケース5 四国沖 ~ 九州沖 - ケース 6 駿河湾 ~ 紀伊半島沖駿河湾 ~ 紀伊半島沖 分岐断層も考えるパターン ケース7 紀伊半島沖 紀伊半島沖 ケース8 駿河湾 ~ 愛知県東部沖 大すべり域 超大すべり域が 2 箇所のパターン ケース 9 ケース 10 ケース 11 三重県南部沖 ~ 徳島県沖 愛知県沖 ~ 三重県沖 室戸岬沖 三重県南部沖 ~ 徳島県沖 足摺岬沖 室戸岬沖 日向灘 南海トラフの巨大地震については 南海トラフの巨大地震モデル検討会 ( 内閣府 ) の検討結果から 浸水面積が各市町で最大となるケース 1 及びケース 5 を想定する なお ケース 1 及びケース 5 の津波到達時間は 最悪ケースと比較しても +3 分までの範囲に収まる また 同検討会では時間差をもって地震が発生した場合の津波 ( 大すべり域 のみを持つ地震を想定 ) についても検討しているが 今回想定の最大クラスの津波高を越えることはない ( 第 2 次報告津波断層モデル編 p29 より ) としていることから 県独自の検討は行わない 内閣府の津波断層モデルを図 11~ 図 14 に 市町毎の浸水面積を表 5 に 到達時間を表 6 に示す 14

16 ケース 1 駿河湾 ~ 紀伊半島沖 に 大すべり域 + 超大すべり 域を設定 破壊開始点津波 ケース 2 紀伊半島沖 に 大すべり域 + 超大すべり域 を設定図 11 津波断層モデル ( ケース 1~2) 破壊開始点津波 出典 : 南海トラフの巨大地震モデル検討会 ( 第二次報告 ) 津波断層モデル編 津波断層モデルと津波高 浸水域等について - 計算結果集 ( 計算結果一覧表 ) 15

17 ケース 3 紀伊半島沖 ~ 四国沖 に 大すべり域 + 超大すべり域 を設定 破壊開始点津波 ケース 4 四国沖 に 大すべり域 + 超大すべり域 を設定 破壊開始点津波 ケース 5 四国沖 ~ 九州沖 に 大すべり域 + 超大すべり域 を設定図 12 津波断層モデル ( ケース 3~5) 破壊開始点津波 出典 : 南海トラフの巨大地震モデル検討会 ( 第二次報告 ) 津波断層モデル編 津波断層モデルと津波高 浸水域等について - 計算結果集 ( 計算結果一覧表 ) 16

18 破壊開始点津波 ケース 6 駿河湾 ~ 紀伊半島沖 に 大すべり域 +( 超大すべり域 分岐断層 ) を設定 ケース 7 紀伊半島沖 に 大すべり域 +( 超大すべり域 分岐断層 ) を設定 破壊開始点津波 ケース 8 駿河湾 ~ 愛知県東部沖 と 三重県南部沖 ~ 徳島県沖 に 大すべり域 + 超大すべり域 を 2 箇所設定図 13 津波断層モデル ( ケース 6~8) 出典 : 南海トラフの巨大地震モデル検討会 ( 第二次報告 ) 津波断層モデル編 津波断層モデルと津波高 浸水域等について - 計算結果集 ( 計算結果一覧表 ) 破壊開始点津波 17

19 ケース 9 愛知県沖 ~ 三重県沖 と 室戸岬沖 に 大すべり域 + 超大すべり域 を 2 箇所設定 破壊開始点津波 破壊開始点津波 ケース 10 三重県南部沖 ~ 徳島県沖 と 足摺岬沖 に 大すべり域 + 超大すべり域 を 2 箇所設定 ケース 11 室戸岬沖 と 日向灘 に 大すべり域 + 超大すべり域 を 2 箇所設定図 14 津波断層モデル ( ケース 9~11) 出典 : 南海トラフの巨大地震モデル検討会 ( 第二次報告 ) 津波断層モデル編 津波断層モデルと津波高 浸水域等について - 計算結果集 ( 計算結果一覧表 ) 破壊開始点津波 18

20 表 5 ケース毎 市町毎の浸水面積 (ha) 市町村名ケース1 ケース2 ケース3 ケース4 ケース5 ケース6 ケース7 ケース8 ケース9 ケース10 ケース11 1~11 の最大 広島市中区 * * * * * * * * * * * * 広島市東区 広島市南区 広島市西区 広島市安佐南区 * * * * * * * * * * * * 広島市安芸区 * 広島市佐伯区 呉市 竹原市 三原市 尾道市 福山市 大竹市 * * * * 10 * 10 東広島市 廿日市市 江田島市 安芸郡府中町 安芸郡海田町 安芸郡坂町 豊田郡大崎上島町 *:10ha 未満 赤字 : 最大値 市町村名 表 6 ケース毎 市町毎の最短到達時間 ( 分 津波高 +1m) ケース 1 ケース 2 ケース 3 ケース 4 ケース 5 ケース 6 ケース 7 ケース 8 ケース 9 ケース 10 ケース 11 1~11 の最短時間 広島市中区 広島市南区 広島市西区 広島市安芸区 広島市佐伯区 呉市 竹原市 三原市 尾道市 福山市 大竹市 東広島市 廿日市市 江田島市 安芸郡海田町 安芸郡坂町 豊田郡大崎上島町 : 到達無し 5.2. 瀬戸内海域活断層によるによる津波津波についてのについての検討瀬戸内海域活断層による津波について 海域の 30m メッシュでの計算により津波高の試算を行った 対象とした断層検討対象とした断層を図 15 に示す また 各断層の断層パラメータを表 7 に示す 断層の滑り角は 安芸灘 ~ 伊予灘 ~ 豊後水道の地震は純粋な縦ずれの正断層であるとした それ以外の地震は 縦ずれ成分を含む横ずれ断層であるので 発生する津波高の上限を把握するために 斜め 45 方向にずれが生じるとした 断層のずれ方及び断層の縦ずれ成分の方向の設定については 表 8 表 9 にまとめた 設定した断層による地盤変位量の分布を図 17~ 図 21 に示す 19

21 km 図 15 海域断層位置 凡例断層位置名称 安芸灘断層群主部安芸灘断層群広島湾 - 岩国沖断層帯安芸灘 ~ 伊予灘 ~ 豊後水道石鎚山脈北縁西部 - 伊予灘讃岐山脈南縁 - 石鎚山脈北縁東部 20

22 表 7 断層パラメータ 断層モデル 経度緯度深さ走向傾斜角滑り角長さ幅食い違い量 ( ) ( ) (km) ( ) ( ) ( ) (km) (km) (cm) 安芸灘 ~ 伊予灘 ~ 豊後水道 讃岐山脈南縁 - 石鎚山脈北縁東部 石鎚山脈北縁西部 - 伊予灘 安芸灘断層群主部 安芸灘断層群広島湾 - 岩国沖断層帯 図 16 断層パラメータの定義 21

23 断層モデル 安芸灘 ~ 伊予灘 ~ 豊後水道讃岐山脈南縁 - 石鎚山脈北縁東部 表 8 断層のずれ方及び縦ずれ成分の方向についての設定 (1) 設定資料 出典 : 日向灘および南西諸島海溝周辺の地震活動の長期評価について 平成 16 年 2 月 27 日地震調査研究推進本部地震調査委員会 南海トラフから当該海域へ西北西の方向に沈み込むフィリピン海プレートは 沈み込みが低角な安芸灘 ~ 伊予灘では東西方向の引っ張りの力を受け プレート内地震が発生す る (p16) とあることから 正断層型 純粋な縦ずれと設定 出典 : 中央構造線断層帯 ( 金剛山地東縁 - 伊予灘 ) の長期評価 ( 一部改訂 ) について 平成 23 年 2 月 18 日地震調査研究推進本部地震調査委員会 右横ずれ断層( 上下方向のずれを伴う ) (p11) との記載から当該断層が横ずれ断層であるとし 石鎚山脈北縁では南側が相対的に隆起している (p23) との記載から 南側が上昇するように滑り方向を定めた 出典 : 中央構造線断層帯 ( 金剛山地東縁 - 伊予灘 ) の長期評価 ( 一部改訂 ) について 平成 23 年 2 月 18 日地震調査研究推進本部地震調査委員会 右横ずれ断層 ( 上下方向のずれを伴う ) (p11) との記載から当該断層が横ずれ断層であるとした 愛媛県北西部では隆起の方向が一定しない (p23) とあるが 大塚ほか (2001) の伊予灘東部断層の音響断面図 (p75) で北側が相対的に上昇しているため 北側が上昇するように滑り方向を定めた 石鎚山脈北 縁西部 - 伊 予灘 伊予灘東部断層上灘沖音響断面及びコア柱状図 大塚ほか (2001) 音響反射面 (a-1) は三浦ほか (2001) による ) 22

24 断層モデル 安芸灘断層 群主部 安芸灘断層群広島湾 - 岩国沖断層 帯 表 9 断層のずれ方及び縦ずれ成分の方向についての設定 (2) 設定資料 出典 : 安芸灘断層群の長期評価について 平成 2 1 年 6 月 2 2 日 地震調査研究推進 本部地震調査委員会 右横ずれ断層 ( 北西側隆起を伴う ) (p5) との記載から当該断層が横ずれ断層であるとし 北西側が上昇するように滑り方向を定めた 出典 : 安芸灘断層群の長期評価について 平成 2 1 年 6 月 2 2 日 地震調査研究推進 本部地震調査委員会 右横ずれ断層 ( 上下方向のずれを伴う ) (p7) との記載から当該断層が横ずれ断層であるとした ずれの方向については記載が無いため 安芸灘断層群主部と同じ方向であるとし 北西側が上昇するように滑り方向を定めた km 図 17 地盤変位分布 安芸灘 ~ 伊予灘 ~ 豊後水道 23

25 km 図 18 地盤変位分布 讃岐山脈南縁 - 石鎚山脈北縁東部 km 図 19 地盤変位分布 石鎚山脈北縁西部 - 伊予灘 24

26 km 図 20 地盤変位分布 安芸灘断層群主部 km 図 21 地盤変位分布 安芸灘断層群広島湾 - 岩国沖断層帯 25

27 最大水位の分布 30m メッシュ領域について 数値計算により各断層による津波の最大水位上昇 ( 地震発生時の潮位からの水位上昇分 ) を求めた 各断層による最大水位を表 10 に示す また 最大水位分布を図 22~ 図 26 に 水位時系列出力点位置を図 27 に 水位時系列を図 28~ 図 32 に示す この試計算では 安芸灘 ~ 伊予灘 ~ 豊後水道の断層以外の4つの断層モデルについては 滑り角を 45 度としたことにより 計算される最大水位が過大となっている可能性があり 検討の余地がある 陸域の遡上を含めた浸水予測 (10m メッシュ ) については 水位上昇の見られた領域を検討する 表 10 各断層による津波の最大水位上昇量断層モデル最大水位 (cm) 安芸灘 ~ 伊予灘 ~ 豊後水道 74 讃岐山脈南縁 - 石鎚山脈北縁東部 129 石鎚山脈北縁西部 - 伊予灘 95 安芸灘断層群主部 45 安芸灘断層群広島湾 - 岩国沖断層帯 129 図 22 最大水位分布 安芸灘 ~ 伊予灘 ~ 豊後水道 26

28 図 23 最大水位分布 讃岐山脈南縁 - 石鎚山脈北縁東部 図 24 最大水位分布 石鎚山脈北縁西部 - 伊予灘 27

29 図 25 最大水位分布 安芸灘断層群主部 図 26 最大水位分布 安芸灘断層群広島湾 - 岩国沖断層帯 28

30 3 2 1 図 27 水位時系列出力点位置 29

31 ) m 10 ( c 0 位水 地点 1 1 地点 時間 ( 分 ) ) 10 c m ( 0 位水 地点 時間 ( 分 ) ) 10 c m ( 0 位水 地点 3 地点 時間 ( 分 ) 図 28 水位時系列 安芸灘 ~ 伊予灘 ~ 豊後水道 30

32 ) m 10 c ( 0 位水 地点 時間 ( 分 ) ) m 10 ( c 0 位水 地点 2 地点 時間 ( 分 ) ) c m ( -20 位 -40 水 地点 3 地点 時間 ( 分 ) 図 29 水位時系列 讃岐山脈南縁 - 石鎚山脈北縁東部 31

33 ) m 10 c ( 0 位水 地点 1 地点 時間 ( 分 ) ) m 10 ( c 0 位水 地点 2 地点 時間 ( 分 ) ) 10 c m ( 0 位水 地点 3 地点 時間 ( 分 ) 図 30 水位時系列 石鎚山脈北縁西部 - 伊予灘 32

34 地点 ) m 10 c ( 0 位水 時間 ( 分 ) ) m 10 ( c 0 位水 地点 2 地点 時間 ( 分 ) ) 10 c m ( 0 位水 地点 時間 ( 分 ) 図 31 水位時系列 安芸灘断層群主部 33

35 地点 1 20 ) m 10 c ( 0 位水 時間 ( 分 ) ) m 10 ( c 0 位水 地点 時間 ( 分 ) ) 10 c m ( 0 位水 地点 時間 ( 分 ) 図 32 水位時系列 安芸灘断層群広島湾 - 岩国沖断層帯 34

36 6. 予測条件 6.1. 初期潮位 初期潮位 南海トラフの巨大地震モデル検討会 では 平成 24 年気象庁潮位表 から 各地の年間最高潮位を調べ その値を参考に設定している 本調査では 地域の実状に応じた設定とするため 県内の潮汐観測所 13 地点の天文潮位より 年間の最高潮位を算出して海域及び河川域の初期潮位として設定する 6.2. 津波断層モデルモデルによるによる地殻地殻変動内閣府での設定と同じく 陸域の沈降の効果は考慮し 地盤が隆起する陸域の地点においては 防災上危険側を考える観点から 隆起しないものとして評価する 6.3. 粗度係数 粗度係数粗度データとしては 内閣府の粗度係数メッシュデータを使用する 凡例 粗度 km 図 33 内閣府粗度データのサンプル 35

37 住宅地 表 11 土地利用別の粗度係数土地利用粗度係数 0.04~0.08 工場地等 0.04 農地 0.02 林地 0.03 水域 その他 ( 空地 緑地 ) 出典 : 津波 高潮ハザードマップマニュアル 6.4. 想定ケース ( 堤防条件 ) 内閣府での堤防条件は 以下の通りである 表 12 内閣府での堤防条件想定ケース内閣府の設定堤防が機能する場合 津波が堤防を越える場合 当該堤防は破壊する ( 堤防なし ) とする 幅 10m 程度を超えるような堤防などは 地形として標高が与えられているため 常に堤防あり と同等の計算となっている 堤防が機能しない場合 震度 6 弱以上の地域について検討を行う * 1 地震発生から 3 分後に堤防が破壊する ( 堤防なしとする ) 幅 10m 程度を超えるような堤防などは 地形として標高が与えられているため 常に堤防あり と同等の計算となっている 本調査では 想定ケースとして内閣府と同様 堤防が機能する場合 と 堤防が機能しない場合 の 2 ケースについて扱う なお 堤防条件は 内閣府と同様とする ただし 堤防が機能しない場合 について 地形として標高が与えられる幅 10m 程度を超えるような幅の広い堤防については 高さが 25% 機能する * 2 とする * 1 震度 6 弱以上の地域では 1/3 の海岸堤防構造物が破損 震度 6 強以上の地域では 1/2 が破損すると想定 * 2 高さが 25% 機能する の設定根拠 : レベル 2 地震動に対する河川堤防の耐震点検マニュアル 平成 24 年 2 月国土交通省水管理 国土保全局治水課 で 既往の地震においては 堤防天端に堤防高さの 75% 以上の沈下が生じた事例はなく 地震前の堤防高さの 25% は最低でも残存していたことが経験的に知られている と記載されている 36

38 6.5. 計算時間 図 34 既往の地震における堤防高さと沈下量の関係 ( 出典 : レベル 2 地震動に対する河川堤防の耐震点検マニュアル 平成 24 年 4 月 国土交通省水管理 国土保全局治水課 ) 計算時間内閣府で これまでの試算で 12 時間よりも短い時間で収束が見られることが分かった としていることから 地震発生から 12 時間までを基本とする ( 出典 : 南海トラフの巨大地震モデル検討会 ( 第 2 次報告 ) 津波断層モデル偏 津波断層モデルと津波高 浸水域等について- 平成 24 年 8 月 内閣府 ) 37

39 7. 予測結果の整理 予測結果を用い 以下の項目について整理を行う (1) 市町毎の浸水深別浸水面積 内閣府と同様 陸域メッシュで浸水深区分毎 (1cm 以上,30cm 以上,1m 以上,2 m 以上,3m 以上,4m 以上,5m 以上 ) にメッシュ数を集計し 面積を算出し表にまとめる (2) 浸水開始時間陸域の各メッシュで 初めて浸水が生じる時間を算出する (3) 第一波到達時間海域の各メッシュで 地震による地盤変位後 ±20cm の水位変化が初めて生じる時間を算出する (4) 最大津波高及びその時間海域の各メッシュで最大の津波高及びその時間を算出する 内閣府では 海岸沿いの最大津波高さは海岸から 3 メッシュ目の値を抽出している なお 本業務では 海岸整備の参考とするため 海岸線の位置のメッシュの値を抽出する (5) 最大流速陸域の各メッシュで 流速の最大値及び方向を算出する (6) フルード数 陸域の各メッシュで 比エネルギーが最大となる時点での浸水深とフルード数を算出する (7) 代表点での津波高さの時間変化海域で指定した代表点が含まれるメッシュでの津波高さの時間変化のグラフを作成する (8) 津波浸水予測図最大浸水域を浸水深の区分毎に色分けした図面を作成する (9) アニメーション震源域から海岸に津波が伝播する様子 ( 海域メッシュでの津波高の平面分布の時間変化 ) を動画として作成する また 陸域に浸水する様子 ( 陸域メッシュでの浸水深の平面分布の時間変化 ) を動画として作成する 38

40 8. 広島県におけるにおける津波痕跡文献調査結果 津波浸水予測を行う上での過去の津波による痕跡資料収集の一環として 教育委員会等に対し 津波等に関する記録について照会を実施した 照会により得られた広島県における津波痕跡文献の情報の整理結果を表 13 に示す 津波の記録として得られた情報は 2010 年チリ 2011 年東北地方太平洋沖地震によるもののみであった 39

41 表 13 市町毎の災害記録 過去に発生発生したした災害災害の状況 地震 津波 ( 海嘯含む ) 液状化 その他 ( 大雨 洪水洪水 飢饉飢饉 疫病疫病など ) 機関 年 月日 詳細 年 月日 詳細 年 月日 詳細 年 月日 詳細 出展 広島市 月 13 日 広島に大地震が発生し 城中石垣 多門 楼 塀など崩壊する 自得公済美録 月 5 日 広島藩領内に大地震 侍屋敷 町屋被害多 玄徳公済美録 月 10 日 広島大地震 家屋の倒壊多数 顕妙公済美録 月 4 日 数度大地震 広島城中損壊あり 広島領内全甲壊家屋 78 軒 半壊家屋 68 軒 顕妙公済美録 月 11 日未上刻大地震 広島領内奥郡に被害多し 月 10 日広島に地震 広島市史 月 18 日 安芸から備後にかけて大地震起こる 県史近世 月 20 日地震 月 14 日広島地震 広島市史 月 4 5 日 芸備両国に大地震 芸藩志 5 中村家日記 月 25 日 大地震 9 月 4 日まで毎日小震あり 9 月 10 日再び強震あり 県史近世 月 2~12 日広島大地震 数日の間余震絶えず 月 9 日 大地震 11 日再震 広島市史 /30 やや強き地震あり 1872 閏 2 月 6 日 新修広島市史に 夕刻激震 の記載 新修広島市史 午後 2 時 39 分頃 広島地方に大地震 ( 芸予地 月 2 日 震 ) 震源地安芸灘 マグニチュード 7.6 広公文雑纂 広島県災異島の震度 5 県内の死者 11 人 負傷者 154 史 人 家屋全潰 50 戸 同半潰 98 戸 同破損 6074 地震による津浪のため県内東部沿岸部を中 月 21 日 心に被害 ( 負傷者 3 全壊 46 戸 半壊 1064 中国新聞 戸 火災全焼 1) 月 12 日 安芸灘地震 死者 2 人 竹原市 月 大地震発生 1721 流水のため 今御堂川に切込 1758 流水のため 今御堂川に切込 1788 洪水のため大川で氾濫 月 11 日 登町で火災 広島の気象 100 年のこと 1859 大地震発生 1884 鯨波のため徳浜防波堤 3 箇所決壊 ( 該当する地震無 ) 1895 海嘯のため 新田堤防 2ヶ所決壊 ( 該当する地震無 ) 三原市 月 和久原川洪水 矢倉崩壊 三原市史 6 巻 1665 大地震発生 三原城の石垣が所々で膨らむ 三原志稿 月 暴風雨により三原城破損 事蹟緒鑑 月大地震 城だけでなく家屋にも被害 1757 台風により三原城の鯱が吹き飛ばされる 三原志稿 尾道市 1674 福田村で大雨 1707 東海 南海地震 1707 土佐で大津波日本被害津波総覧 * 宝永地震津波 宇佐で 8m 安芸で5m 高知で 2mの 1707 瀬戸田で大雨 高潮 塩田で被害瀬戸田町史津波が来たと推定 1708 名荷で大雨 高潮 塩田で被害 1779 瀬戸内海で地震 1836 備後福山地方で地震 1842 夏季に洪水発生 畑等に被害 ( 該当する地震無 ) 御調町史 1854 大地震 1854 東南海地震 家屋損壊等の被害 1854 紀伊や土佐で大津波 * 安政東海地震津波及び安政南海地震津波 青木茂氏旧蔵文書 1855 大小地震が発生 11 月 4 日に大地震 永記録二 1886 台風により田畑に被害 農事月報 1905 芸予地震 1946 昭和南海地震 1946 紀伊や土佐で大津波 * 南海地震津波 三重 徳島 高知の沿岸で 4~6m の津波最大波高 2001 芸予地震 多数の被害 大竹市 該当資料なし 該当資料なし 該当資料なし 該当資料なし 東広島市 ( 西条町誌 ) 月 28 日 洪水発生 ( 該当する地震無 ) 月 14 日 洪水 20 日あまり続く ( 該当する地震無 ) 月 14 日 洪水 ( 該当する地震無 ) 月 19 日 洪水 田圃に被害 ( 該当する地震無 ) 月 6 日 大雨 洪水 黒瀬川より氾濫 月 28 日 8 月 29 日台風 田圃に被害 月 12 日 風水あり 風水は台風のことか 月 4 日 地震発生 1707 凶作 1716? 9 月 大雨 洪水 田畑流出等の被害 宝永 15 年はないが 月 15 日 洪水 1725 竹實を結ぶ 大凶の兆候現象とのこと 月 12 日 洪水 1732 凶作 月 18 日 洪水 月 16 日 洪水 月 洪水 1745 大雪 1745 旱魃 月 24 日 暴風雨 被害甚だし 月 15 日 洪水 月 5 日 火事 1782 洪水 それに伴う飢饉 1789 洪水 1791 洪水 農家に被害 1792 暴風 1796 複数回の洪水 黒瀬川沿岸の民大いに苦しむ 月 14 日 洪水 月 17 日 洪水 月 大雪 1802 洪水 被害まことに甚だし 月 洪水 川の形状が変わる 月 19 日 洪水 田畑に被害多し 月 10 日 風水 1822 旱魃 1825 洪水 田圃等に被害 月 21 日 洪水 1827 暴風 1828 火事 1830 風水 1836 洪水 1836 飢饉 月 5 日 洪水 月 20 日 地震発生 月 5 日 大雨 洪水 月 9 日 暴風 月 2 日 洪水 月 28 日 風水 月 4 日 地震発生 家が傾き 道路に亀裂が入る 月 7 日 暴風 月 25 日 地震発生 昨年のものよりも被害は小さい 月 4 日 地震発生 1854 旱魃 75 日間続く 月 25 日 地震発生 月 12 日 洪水 月 6 日 地震発生 ,7 月 洪水が発生 月 26~28 日地震が頻発 1872 旱魃 民が飢える 度の降雹 1873 風水 堤防を破壊し田圃に被害等 月 22 日風水 1876 夏に旱魃 1876 疫病 虎列刺病 ( コレラ ) の流行 1883 夏に旱魃 月 25 日大海嘯 船舶が流される等の被害 ( 該当する地震無 ) 1884 夏に旱魃 月 10 日 暴風 大木が多数倒れる 1886 虎列刺病 ( コレラ ) の大流行 月 1 日 暴風雨 月 20 日 暴風迅雷 家屋等に被害 1893 夏に旱害 月 14 日 16 日 洪水 1893 虎列刺病 ( コレラ ) の流行 月 17 日海嘯 家が沈む民が多数発生 ( 該当する地震無 ) 月 24 日 暴風水 1897 虫 ( 雲霞 ) の大量発生 月 29 日 洪水 月 16 日 大雪 月 暴風雨に伴う海嘯 ( 地震津波ではない )( 該当する地震無 ) 月 暴風雨 月 19 日 洪水 月 7 日 洪水 甚だしい被害 月 15 日 風水 風雨により甚大な被害 月 14 日 風水 22 名死亡 昨年のものよりも甚大な被害 1904 旱魃 1904 竹實を結ぶ 月 2 日 50 年来なかった大地震発生 月 19 日 洪水 月 15 日 豪雨に伴う洪水 100 年で見るか見ないかの甚大な被害 月 13 日 櫻島噴火に伴う降灰 東広島市 ( 安芸津町史 月 M 月 M 月 芸予地震 M 月 M 月 M 月 M 月 M 月 M6.4 H13 年芸予地震 死者 2 名等甚大な被害 海田町 該当資料なし 該当資料なし 該当資料なし 該当資料なし 大崎上島町 該当資料なし 該当資料なし 該当資料なし 該当資料なし 忠海案内 西条町誌 安芸津町史 備考 40

42 参考資料 < 痕跡信頼度 C の痕跡痕跡までをまでを用いたいた場合場合の K とκ> 痕跡信頼度 A 及び B の痕跡に加え 痕跡信頼度 C の痕跡も用いて K とκを算出した K 及びκの値は 0.85 及び 1.51 となった 凡例 痕跡信頼度 A B C 3.5 km 図再現性の検討に用いた痕跡 ( 痕跡信頼度 C を含む痕跡 ) 41

43 15 10 m ) ( 高波津算計 痕跡津波高 (m) 図痕跡津波高と計算津波高の比較図 42

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