「挑戦する国立大学」（広報資料）（２／３）

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ねんたろうつなかわ
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1 課題 2

2 課題教育上の課題全ての大学で教育改善の取組を実施 ( 例 :FD( ファカルティディベロップメント ) 授業アンケート授業公開シラバス作成 ) 業績評価においても教員の教育エフォートを評価 ( 例 : 授業時間数論文指導学生数 FD 参加数 ) 他方 < 大学生の学修時間 > ( 大学 1 年生の授業に関連する学修時間 ) 日本 : 1 週間あたり約 5 時間アメリカ : 5 割を超える学生が 1 週間あたり 11 時間以上日本アメリカ ( 出典 ) 日本 : 大学生の学習実態に関する調査研究について (216 年国立教育政策研究所 ) アメリカ :NSSE(The National Survey of Student Engagement) 27 < 教員の主たる関心 > 諸外国に比べて日本の大学教員は強い研究志向の傾向日本米国教育 29% 教育 58% 研究 71% 研究 42% 21 出典 : 変貌する日本の大学教授職 ( 有本章編 28 年 )

3 どんな先生が教えてるのか分からないなぁこの大学で学んだ学生は教育に満足してたのかな ~ 今後教育機会や学修成果の可視化の取組が必要 ~ 教育の満足度充実度教育を通じて伸ばせた力学修時間卒業後の進路将来展望優秀な教員 (Excellent Educator) や教育実例の可視化 < 海外の教育指標例 : イギリス教育卓越性枠組 (TEF)> 22

4 課題研究上の課題 < 主要国の論文数の変化 > 4, 35, 3, 25, 345, ,82 日本米国ドイツ 2, フランス 15, 96,686 1, 94,285 76,916 68,28 5, 53, 英国中国韓国 ( 出典 ) 科学技術指標 218 ( 科学技術学術政策研究所 ) を基に作成 < 被引用度の高い論文数シェア > 24 年 - 26 年 ( 平均 )(PY) Top1% 補正論文数 ( 整数カウント ) 国名論文数シェア世界ランク米国 4, 英国 9, ドイツ 8, フランス 6, 位日本 5, 中国 5, カナダ 5, 年年 ( 平均 )(PY) Top1% 補正論文数 ( 整数カウント ) 国名論文数シェア世界ランク米国 53, 中国 3, 英国 17, ドイツ 15, フランス 9, イタリア 9, カナダ 8, オーストラリア 8, スペイン 7, オランダ 6, 位日本 6, ( 出典 ) 科学技術指標 218 ( 科学技術学術政策研究所 )

課題各国に比べ国際共著論文が少ない我が国は研究者の国際流動性が各国と比較して低く国際共著論文の少なさやトップ 1% 論文のシェアに影響米国は様々な国と多くの研究者交流 EU の先進国は互いに多くの交流我が国は研究者派遣受入れともに少ない若手研究者の海外進出等による国際ネットワークの強化が必要 ( 出典 ) 科学研究のヘンチマーキンク 217 ( 平成 29 年 8 月

5 課題各国に比べ国際共著論文が少ない我が国は研究者の国際流動性が各国と比較して低く国際共著論文の少なさやトップ 1% 論文のシェアに影響米国は様々な国と多くの研究者交流 EU の先進国は互いに多くの交流我が国は研究者派遣受入れともに少ない若手研究者の海外進出等による国際ネットワークの強化が必要 ( 出典 ) 科学研究のヘンチマーキンク 217 ( 平成 29 年 8 月科学技術学術政策研究所 ) 注 : 分析対象は article, review を対象とし整数カウントにより分析 3 年移動平均値資料 : クラリベイトアナリティクス社 Web of Science XML (SCIE,216 末バージョン ) を基に科学技術学術政策研究所が集計 < 科学技術関係予算の推移 > ( 指数 ) 12 1 中国 (214): 11.2 倍日本年を基準とした伸び韓国 (215): 5. 倍ドイツ 4 韓国 3 米国 : 1.8 倍英国 2 ドイツ : 1.7 倍米国 1 英国 (215): 1.5 倍中国日本 : 1.1 倍 ( 出典 ) 科学技術要覧平成 29 年版 ( 文部科学省 )

4% < 国立大学等の教育研究設備整備予算額の推移 > 2, 1,8 ( 億円 ) 補正予算当初予算 1,6 1,4 1,2 1,232 1, 8 6 4 2 1,24 775 145 95 215 65 397 46 378 599 614

6 課題 < 国立大学等の設備の老朽化の状況 > 45.% 4.% 4.4% 41.6% 35.% 37.4% 3.% 34.1% 31.3% 3.3% 25.% 27.1% 2.% 22.8% 15.% 19.1% 16.4% 1.% ( 年度 ) 平成 28 年度における国立大学の教育研究設備の現存価値 (= 残存度 ) は取得時の 16.4% < 国立大学等の教育研究設備整備予算額の推移 > 2, 1,8 ( 億円 ) 補正予算当初予算 1,6 1,4 1,2 1,232 1, , ( 年度 ) 25

7 ヘリウム液化装置遺伝子解析システム物性基礎材料科学生命科学などの最先端研究を行うための超低温の寒剤として不可欠な液化ヘリウムを製造する基盤的な研究インフラ劣化が進行液化装置は液化ヘリウムをヘリウムガスとして回収し液化再利用させるものでありヘリウムを 1% 海外からの輸入に頼っている現状では装置が停止するとヘリウムが供給されず研究に大きな支障 DNA 分離抽出自動化装置微量遺伝子増幅解析システム遺伝子動態の先端的な研究を行う上で膨大なデータの中から遺伝子の動きを効率よくフォーカスし分析できる解析システムが必須既存の機器では分析できる試料数に限りがあり先端的な研究の遂行に大きな支障附属学校の次世代学校 ICT 環境の整備 ( デジタル教科書電子黒板広角ネットワークカメラ等 ) 附属学校において地域の教育研究校としての役割を果たす上で ICT を通じたインタラクティヴな授業の展開 ICT を活用した教員同士の協働研究など教育の情報化を先導する取組が必要教育研究施設の老朽化対応外壁の落下の危険配管の腐食 26

8 立大学法人化課題経営上の課題 24 国法人化前国大学学長運営諮問会議評議会副学長学長 : 大学運営の包括的な責任者副学長 : 学長の職務を助ける運営諮問会議 : 外部有識者から構成され重要事項について学長の諮問に応じて審議助言勧告評議会 : 学部長など部局長を中心に重要事項について審議する全学的審議機関法人化後学長選考会議学外者委員同数学内者委員同数監事監事学外者選考 ( ) 経営協議会理事学長理事理事教育研究評議会学外者役員会 ( ) 学長の任命は法人の申出に基づき文部科学大臣が行う学長 : 法人を代表し業務を総理理事 : 学長を補佐し業務を掌理監事 : 法人の業務を監査役員会 : 重要事項について議を経て学長は決定経営協議会 : 経営に関する重要事項を審議教育研究評議会 : 教育研究に関する重要事項を審議 27

9 215 法律改正現状28 題学長選考会議学外者委員同数学内者委員同数経営協議会選考学長学外委員学内委員学長の選考の基準策定基準選考結果理由等を公表するよう改正学長選考の透明化経営協議会において半数だった学外委員を過半数とするよう改正学外者の一層の参画経営協議会委員多様な学長選考の状況学内学外経営協議会委員 1359 人中過半数の745 人が学外委員うち249 人が産業界金融界意向投票の結果 1 (H28 時点 ) 位の候補者を選出課7 1 法改正前から意向投票の規定なし法改正後に意向投票を廃止再任や候補者 1 名などのため意向投票を実施せず意向投票の結果 1 位でない候補者を選出順位を付さない意向調査として実施学長リーダーシップの浸透学外者の意見の反映 IRやURA 等高度専門職の活用により法人運営に一定の効果 (H3.9 時点 ) 経営力強化経営人材の育成確保一層の多様な人材の参画経営と教学の機能分担経営協議会における審議の実質化など

10 大学の教育研究力を高めていくために悩み中人事給与マネジメント改革の推進若手教員の活躍機会の創出魅力あるキャリアパスの確立教員の頑張りや成果を適切に反映した業績評価制度の実現大学の特性や業績評価の結果に基づいた柔軟で弾力的な給与制度の導入多様で優秀な人材を確保するための仕組みづくりクロスアポイントメント制度全学的な人事システム業績評価人事給与マネジメント改革年俸制テニュアトラック制 29 教員のやる気を伸ばし大学の教育研究力を向上

11 大学質の高い教育学問の発展新たな価値の創出社会的信頼教育研究を高めるガバナンス ( 内部質保証と学内資源配分 ) 寄附金共同研究収入特許料収入等基盤的経費 3

課題国立大学の在り方 16 14 12 1 8 約 137 万人 <18 歳人口の推計推移 > 約 119 万人

人口問題研究所日本の将来推計人口 ( 出生中位死亡中位 )( 平成 24 年 1 月推計 ) による推計値

万人 24 年 : 約 88 万人となっている < 世界全体の外国人学生数の状況 > < リカレント教育の国際比較

5 3 歳以上の修士課程への入学者の割合 8 万人 8 万 (1975 年 ) 46 万人 (215 年 )

9 31 Education at a Glance 217:OECD 統計 Education at a

12 課題国立大学の在り方約 137 万人 <18 歳人口の推計推移 > 約 119 万人約 13 万人約 88 万人年 216 年 23 年 24 年 ( 出典 ) 国立社会保障人口問題研究所日本の将来推計人口 ( 出生中位死亡中位 )( 平成 24 年 1 月推計 ) による推計値同推計の平成 29 年推計 ( 平成 29 年 4 月公表 ) によれば 18 歳人口は 23 年 : 約 13 万人 24 年 : 約 88 万人となっている < 世界全体の外国人学生数の状況 > < リカレント教育の国際比較 > 25 歳以上の学士課程への入学者の割合 46 万人歳以上の修士課程への入学者の割合 8 万人 8 万 (1975 年 ) 46 万人 (215 年 ) (4 年間で 6 倍に増加 ) Education at a Glance 217:OECD 統計 Education at a Glance 217:OECD 統計及び平成 27 年度学校基本調査日本以外の諸外国の数値については高等教育段階別の初回入学者の割合日本の数値については学士課程修士課程及び専門職学位課程として算出 ( 留学生を含む )

3 大規模基礎研究や先導的実験的な教育研究の実施 4 社会経済的な観点からの需要は必ずしも多くはないが重要な学問分野の継承

13 国立大学の役割について ( 平成 17 年中教審答申 ) 国立大学は国の高等教育政策をより直接的に体現するという側面を持つしたがって例えば以下について政策的に重要な役割を担う 1 世界最高水準の研究教育の実施 2 計画的な人材養成等への対応 3 大規模基礎研究や先導的実験的な教育研究の実施 4 社会経済的な観点からの需要は必ずしも多くはないが重要な学問分野の継承発展 5 全国的な高等教育の機会均等の確保検討今後国立大学が果たすべき役割は何か国立大学の規模や在り方をどう考えるべきか 32

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<81798DC58F4994C5817A AEE91628E9197BF8F B95D2816A5F > 1. 国際化 (1) 1-1. 海外からの留学生数学部大学院 8, 6,42 6, 4, 49,417 64,327 53,17 69,274 67,472 57,345 54,711 84,857 7,448 5, 4, 3,91 3, 1,299 1,347 35,45 12,28 1,493 39,641 13,281 1,68 41,396 14,52 1,812 5,184 16,426