水質試験年報 平成 2 9 年度 (2017 年度 ) 第 68 集 横浜市水道局

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1 水質試験年報 平成 2 9 年度 (2017 年度 ) 第 68 集 横浜市水道局

2 水質試験方法及び試験成績について 1 この 水質試験年報 は 平成 29 年 4 月 1 日から平成 30 年 3 月 31 日までの1 年間に 横浜市水道局が行った水質試験の成績を収録したものです 2 試験方法は 次の方法により行いました ( 最終改正日は平成 29 年 4 月 1 日時点 ) (1) 水質基準に関する省令の規定に基づき厚生労働大臣が定める方法 ( 平成 15 年 7 月 22 日厚生労働省告示第 261 号 )( 最終改正 : 平成 29 年 3 月 28 日 ) (2) 水道法施行規則第 17 条第 2 項の規定に基づき厚生労働大臣が定める遊離残留塩素及び結合残留塩素の検査方法 ( 平成 15 年 9 月 29 日厚生労働省告示 318 号 )( 最終改正 : 平成 17 年 3 月 11 日 ) (3) 水質基準に関する省令の制定及び水道法施行規則の一部改正等について ( 平成 15 年 10 月 10 日健水発第 号 )( 最終改正 : 平成 29 年 3 月 28 日 ) (4) 水質基準に関する省令の制定及び水道法施行規則の一部改正等並びに水道水質管理における留意事項について ( 平成 15 年 10 月 10 日健水発第 号 )( 最終改正 : 平成 28 年 3 月 30 日 ) (5) 上水試験方法 2011 年版 ( 平成 23 年日本水道協会 ) (6) 水道水等の放射能測定マニュアル ( 平成 23 年 10 月厚生労働省 ) (7) 水道用資機材の浸出試験方法 JWWA Z108:2016 なお 各項目の水質試験方法並びに理化学試験 細菌試験及び生物試験の単位は次の 水質試験方法及び試験結果記載要領 及び 生物試験成績記載要領 によります

3 水質基準水質基準項目 (51 項目 ) ( 平成 29 年 4 月 1 日時点 ) No. 水 質 基 準 項 目 分 基準値 備 考 1 一般細菌 1mLの検水で形成される集落数が100 以下微生物 2 大腸菌検出されないこと 3 カドミウム及びその化合物 カドミウムの量に関して 0.003mg/L 以下 4 水銀及びその化合物 水銀の量に関して mg/L 以下 5 セレン及びその化合物 セレンの量に関して 0.01mg/L 以下 6 鉛及びその化合物 鉛の量に関して 0.01mg/L 以下 7 ヒ素及びその化合物 ヒ素の量に関して 0.01mg/L 以下 8 六価クロム化合物 無機物質 六価クロムの量に関して 0.05mg/L 以下 9 亜硝酸態窒素 0.04mg/L 以下 10 シアン化物イオン及び塩化シアン シアンの量に関して 0.01mg/L 以下 11 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 10mg/L 以下 12 フッ素及びその化合物 フッ素の量に関して 0.8mg/L 以下 13 ホウ素及びその化合物 ホウ素の量に関して 1.0mg/L 以下 14 四塩化炭素 0.002mg/L 以下 15 1,4-ジオキサン 0.05mg/L 以下 シス-1,2-ジクロロエチレン mg/L 以下及びトランス-1,2-ジクロロエチレン有機物質 17 ジクロロメタン 0.02mg/L 以下 18 テトラクロロエチレン 0.01mg/L 以下 19 トリクロロエチレン 0.01mg/L 以下 20 ベンゼン 0.01mg/L 以下 21 塩素酸 0.6mg/L 以下 22 クロロ酢酸 0.02mg/L 以下 23 クロロホルム 0.06mg/L 以下 24 ジクロロ酢酸 0.03mg/L 以下 25 ジブロモクロロメタン 0.1mg/L 以下 26 臭素酸 消毒副生成物 0.01mg/L 以下 27 総トリハロメタン 0.1mg/L 以下 28 トリクロロ酢酸 0.03mg/L 以下 29 ブロモジクロロメタン 0.03mg/L 以下 30 ブロモホルム 0.09mg/L 以下 31 ホルムアルデヒド 0.08mg/L 以下 32 亜鉛及びその化合物 亜鉛の量に関して 1.0mg/L 以下 33 アルミニウム及びその化合物 アルミニウムの量に関して 0.2mg/L 以下 34 鉄及びその化合物 鉄の量に関して 0.3mg/L 以下 35 銅及びその化合物 銅の量に関して 1.0mg/L 以下 36 ナトリウム及びその化合物 無機物質 ナトリウムの量に関して 200mg/L 以下 37 マンガン及びその化合物 マンガンの量に関して 0.05mg/L 以下 38 塩化物イオン 200mg/L 以下 39 カルシウム マグネシウム等 ( 硬度 ) 300mg/L 以下 40 蒸発残留物 500mg/L 以下 41 陰イオン界面活性剤 0.2mg/L 以下 42 ジェオスミン mg/L 以下 43 2-メチルイソボルネオール (2-MIB) mg/L 以下有機物質 44 非イオン界面活性剤 0.02mg/L 以下 45 フェノール フェノールの量に換算して 0.005mg/L 以下 46 有機物 ( 全有機炭素 (TOC) の量 ) 3mg/L 以下 47 ph 値 5.8 以上 8.6 以下 48 味 異常でないこと 49 臭気 基礎的性状 異常でないこと 50 色度 5 度以下 51 濁度 2 度以下

4 水質管理目標設定項目 (26 項目 ) ( 平成 29 年 4 月 1 日時点 ) No. 水質管理目標設定項目分目標値備考 1 アンチモン及びその化合物 アンチモンの量に関して 0.02mg/L 以下 2 ウラン及びその化合物 無機物質 ウランの量に関して 0.002mg/L 以下 ( 暫定 ) 3 ニッケル及びその化合物 ニッケルの量に関して 0.02mg/L 以下 4 1,2-ジクロロエタン 0.004mg/L 以下 5 トルエン 有機物質 0.4mg/L 以下 6 フタル酸ジ (2-エチルヘキシル) 0.08mg/L 以下 7 亜塩素酸 無機物質 0.6mg/L 以下 8 二酸化塩素 ( 消毒剤由来 ) 0.6mg/L 以下 9 ジクロロアセトニトリル 0.01mg/L 以下 ( 暫定 ) 消毒副生成物 10 抱水クロラール 0.02mg/L 以下 ( 暫定 ) 11 農薬 ( オキソン体を含む ) 有機物質 検出値と目標値の比の和として 1 以下 12 残留塩素 1mg/L 以下 13 カルシウム マグネシウム等 ( 硬度 ) 10mg/L 以上 100mg/L 以下無機物質 14 マンガン及びその化合物マンガンの量に関して 0.01mg/L 以下 15 遊離炭酸 20mg/L 以下 16 1,1,1-トリクロロエタン 0.3mg/L 以下 17 メチル-t -ブチルエーテル(MTBE) 有機物質 0.02mg/L 以下 18 有機物等 ( 過マンガン酸カリウム消費量 ) 3mg/L 以下 19 臭気強度 (TON) 基礎的性状 3 以下 20 蒸発残留物 無機物質 30mg/L 以上 200mg/L 以下 21 濁度 1 度以下 22 ph 値 基礎的性状 7.5 程度 23 腐食性 ( ランゲリア指数 ) -1 程度以上とし 極力 0に近づける 24 従属栄養細菌 微生物 1mLの検水で形成される集落数が2,000 以下 ( 暫定 ) 25 1,1-ジクロロエチレン 有機物質 0.1mg/L 以下 26 アルミニウム及びその化合物 無機物質 アルミニウムの量に関して 0.1mg/L 以下 要検討項目 (47 項目 ) ( 平成 29 年 4 月 1 日時点 ) No. 要検討項目目標値備考 1 銀及びその化合物 - 2 バリウム及びその化合物 0.7mg/L 以下 3 ビスマス及びその化合物 - 4 モリブデン及びその化合物 0.07mg/L 以下 5 アクリルアミド mg/L 以下 6 アクリル酸 β-エストラジオ-ル mg/L 以下 ( 暫定 ) 8 エチニル-エストラジオ-ル mg/L 以下 ( 暫定 ) 9 エチレンジアミン四酢酸 (EDTA) 0.5mg/L 以下 10 エピクロロヒドリン mg/L 以下 ( 暫定 ) 11 塩化ビニル 0.002mg/L 以下 12 酢酸ビニル ,4-トルエンジアミン ,6-トルエンジアミン - 15 N,N -ジメチルアニリン - 16 スチレン 0.02mg/L 以下 17 ダイオキシン 1pg-TEQ/L 以下 ( 暫定 ) 18 トリエチレンテトラミン - 19 ノニルフェノ-ル 0.3mg/L 以下 ( 暫定 ) 20 ビスフェノ-ルA 0.1mg/L 以下 ( 暫定 ) 21 ヒドラジン ,2-ブタジエン ,3-ブタジエン - 24 フタル酸ジ (n-ブチル) 0.01mg/L 以下 25 フタル酸ブチルベンジル 0.5mg/L 以下 26 ミクロキスチン-LR mg/L 以下 ( 暫定 )

5 27 有機すず化合物 mg/L 以下 ( 暫定 )(TBTO) 28 ブロモクロロ酢酸 - 29 ブロモジクロロ酢酸 - 30 ジブロモクロロ酢酸 - 31 ブロモ酢酸 - 32 ジブロモ酢酸 - 33 トリブロモ酢酸 - 34 トリクロロアセトニトリル - 35 ブロモクロロアセトニトリル - 36 ジブロモアセトニトリル 0.06mg/L 以下 37 アセトアルデヒド - 38 MX 0.001mg/L 以下 39 キシレン 0.4mg/L 以下 40 過塩素酸 0.025mg/L 以下 41 パーフルオロオクタンスルホン酸 (PFOS) - 42 パーフルオロオクタン酸 (PFOA) - 43 N -ニトロソジメチルアミン(NDMA) mg/L 以下 44 アニリン 0.02mg/L 以下 45 キノリン mg/L 以下 46 1,2,3-トリクロロベンゼン 0.02mg/L 以下 47 ニトリロ三酢酸 (NTA) 0.2mg/L 以下 農薬 ( 水質管理目標設定項目 ) の対象農薬リスト (120 項目 ) ( 平成 29 年 4 月 1 日時点 ) No. 水質管理目標設定項目農薬用途 1 目標値備考 1 1,3-ジクロロプロペン (D-D) mg/L 以下 2 2 2,2-DPA( ダラポン ) mg/L 以下 3 2,4-D(2,4-PA) mg/L 以下 4 EPN mg/L 以下 3 5 MCPA mg/L 以下 6 アシュラム 2 0.9mg/L 以下 7 アセフェート mg/L 以下 8 アトラジン mg/L 以下 9 アニロホス mg/L 以下 10 アミトラズ mg/L 以下 11 アラクロール mg/L 以下 12 イソキサチオン mg/L 以下 3 13 イソフェンホス mg/L 以下 3 14 イソプロカルブ (MIPC) mg/L 以下 15 イソプロチオラン (IPT) mg/L 以下 16 イプロベンホス (IBP) mg/L 以下 17 イミノクタジン mg/L 以下 18 インダノファン mg/L 以下 19 エスプロカルブ mg/L 以下 20 エディフェンホス ( エジフェンホス EDDP) mg/L 以下 21 エトフェンプロックス mg/L 以下 22 エトリジアゾール ( エクロメゾール ) mg/L 以下 23 エンドスルファン ( ベンゾエピン ) mg/L 以下 24 オキサジクロメホン mg/L 以下 25 オキシン銅 ( 有機銅 ) mg/L 以下 26 オリサストロビン mg/L 以下 27 カズサホス mg/L 以下 28 カフェンストロール mg/L 以下 29 カルタップ mg/L 以下 30 カルバリル (NAC) mg/L 以下 31 カルプロパミド mg/L 以下 32 カルボフラン mg/L 以下 33 キノクラミン (ACN) mg/L 以下 34 キャプタン 3 0.3mg/L 以下 35 クミルロン mg/L 以下 36 グリホサート 2 2mg/L 以下 37 グルホシネート mg/L 以下 38 クロメプロップ mg/L 以下 4 5 6

6 39 クロルニトロフェン (CNP) mg/L 以下 7 40 クロルピリホス mg/L 以下 3 41 クロロタロニル (TPN) mg/L 以下 42 シアナジン mg/L 以下 43 シアノホス (CYAP) mg/L 以下 44 ジウロン (DCMU) mg/L 以下 45 ジクロベニル (DBN) mg/L 以下 46 ジクロルボス (DDVP) mg/L 以下 47 ジクワット mg/L 以下 48 ジスルホトン ( エチルチオメトン ) mg/L 以下 49 ジチアノン mg/L 以下 50 ジチオカルバメート系農薬 mg/L 以下 8 51 ジチオピル mg/L 以下 52 シハロホップブチル mg/L 以下 53 シマジン (CAT) mg/L 以下 54 ジメタメトリン mg/L 以下 55 ジメトエート mg/L 以下 56 シメトリン mg/L 以下 57 ジメピペレート mg/L 以下 58 ダイアジノン mg/L 以下 3 59 ダイムロン mg/L 以下 60 ダゾメット メタム ( カーバム ) 及びメチルイソチオシアネート mg/L 以下 9 61 チアジニル mg/L 以下 62 チウラム mg/L 以下 63 チオジカルブ mg/L 以下 64 チオファネートメチル mg/L 以下 65 チオベンカルブ mg/L 以下 66 テフリルトリオン mg/L 以下 67 テルブカルブ (MBPMC) mg/L 以下 68 トリクロピル mg/L 以下 69 トリクロルホン (DEP) mg/L 以下 70 トリシクラゾール mg/L 以下 71 トリフルラリン mg/L 以下 72 ナプロパミド mg/L 以下 73 パラコート mg/L 以下 74 ピペロホス mg/L 以下 75 ピラクロニル mg/L 以下 76 ピラゾキシフェン mg/L 以下 77 ピラゾリネート ( ピラゾレート ) mg/L 以下 78 ピリダフェンチオン mg/L 以下 79 ピリブチカルブ mg/L 以下 80 ピロキロン mg/L 以下 81 フィプロニル mg/L 以下 82 フェニトロチオン (MEP) mg/L 以下 3 83 フェノブカルブ (BPMC) mg/L 以下 84 フェリムゾン mg/L 以下 85 フェンチオン (MPP) mg/L 以下 フェントエート (PAP) mg/L 以下 87 フェントラザミド mg/L 以下 88 フサライド mg/L 以下 89 ブタクロール mg/L 以下 90 ブタミホス mg/L 以下 3 91 ブプロフェジン mg/L 以下 92 フルアジナム mg/L 以下 93 プレチラクロール mg/L 以下 94 プロシミドン mg/L 以下 95 プロチオホス mg/L 以下 96 プロピコナゾール mg/L 以下 97 プロピザミド mg/L 以下 98 プロベナゾール mg/L 以下 99 ブロモブチド mg/L 以下 100 ベノミル mg/L 以下 ペンシクロン mg/L 以下

7 102 ベンゾビシクロン mg/L 以下 103 ベンゾフェナップ mg/L 以下 104 ベンタゾン 2 0.2mg/L 以下 105 ペンディメタリン mg/L 以下 106 ベンフラカルブ mg/L 以下 107 ベンフルラリン ( ベスロジン ) mg/L 以下 108 ベンフレセート mg/L 以下 109 ホスチアゼート mg/L 以下 110 マラチオン ( マラソン ) 1 0.7mg/L 以下 111 メコプロップ (MCPP) mg/L 以下 112 メソミル mg/L 以下 113 メタラキシル mg/L 以下 114 メチダチオン (DMTP) mg/L 以下 115 メチルダイムロン mg/L 以下 116 メトミノストロビン mg/L 以下 117 メトリブジン mg/L 以下 118 メフェナセット mg/L 以下 119 メプロニル mg/L 以下 120 モリネート mg/L 以下 殺虫剤 2 除草剤 3 殺菌剤 4 植物成長調整剤 5 代謝物 2 異性体であるシス-1,3-ジクロロプロペン及びトランス-1,3-ジクロロプロペンの濃度を合計して算出 3 オキソン体の濃度も測定し 原体の濃度とオキソン体の濃度を原体に換算した濃度を合計して算出 4 異性体であるα-エンドスルファン及びβ-エンドスルファンに加えて 代謝物であるエンドスルフェート ( ベンゾエピンスルフェート ) も測定し α-エンドスルファン及びβ-エンドスルファンの濃度とエンドスルフェート ( ベンゾエピンスルフェート ) の濃度を原体に換算した濃度を合計 して算出 5 ネライストキシンとして測定し カルタップに換算して算出 6 代謝物であるアミノメチルリン酸 (AMPA) も測定し 原体の濃度とアミノメチルリン酸 (AMPA) の濃度を原体に換算した濃度を合計して算出 7 アミノ体の濃度も測定し 原体の濃度とアミノ体の濃度を原体に換算した濃度を合計して算出 8 ジネブ ジラム チウラム プロピネブ ポリカーバメート マンゼブ ( マンコゼブ ) 及びマンネブの濃度を二硫化炭素に換算して合計して算出 9 メチルイソチオシアネートとして測定 10 酸化物であるMPPスルホキシド MPPスルホン MPPオキソン MPPオキソンスルホキシド及びMPPオキソンスルホンの濃度も測定し フェンチオン (MPP) の原体の濃度とその酸化物それぞれの濃度を原体に換算した濃度を合計して算出 11 メチル-2-ベンツイミダゾールカルバメート (MBC) として測定し ベノミルに換算して算出

8 平成 29 年度水質試験方法及び試験結果記載要領表示例の 未満 は定量下限値未満を表す 定量下限値の記載については 水質基準に関する省令の制定及び水道法施行規則の一部改正等並びに水道水質管理における留意事項について ( 平成 15 年 10 月 10 日健水発第 号 ) に従うものとする 定量下限値は原則として基準値及び目標値の10 分の1とし 技術的に実施可能な項目についてはそれ以下とした 試験方法未記載の項目については 試験を行っていない 水質基準項目 No. 水質基準項目単位基準値 1 一般細菌 CFU/mL 未満 検査方法告示の別表第 1に定める方法 標準寒天培地法 2 大腸菌 検出されないこと 検出 不検出 検査方法告示の別表第 2に定める方法 特定酵素基質培地法 3 カドミウム及びその化合物 mg/l p 未満 検査方法告示の別表第 6に定める方法 ICP-MS 法 4 水銀及びその化合物 mg/l p 未満 検査方法告示の別表第 7に定める方法 還元気化 - 原子吸光光度法 5 セレン及びその化合物 mg/l 0.01 p 未満 検査方法告示の別表第 6に定める方法 ICP-MS 法 6 鉛及びその化合物 mg/l 0.01 p 未満 検査方法告示の別表第 6に定める方法 ICP-MS 法 7 ヒ素及びその化合物 mg/l 0.01 p 未満 検査方法告示の別表第 6に定める方法 ICP-MS 法 8 六価クロム化合物 mg/l 0.05 p 未満 検査方法告示の別表第 6に定める方法 ICP-MS 法 9 亜硝酸態窒素 mg/l 0.04 p 未満 検査方法告示の別表第 13に定める方法 IC 法 10 シアン化物イオン及び塩化シアン mg/l 0.01 p 未満 検査方法告示の別表第 12に定める方法 IC-ポストカラム吸光光度法 11 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 mg/l 10 p 未満 検査方法告示の別表第 13に定める方法 IC 法 12 フッ素及びその化合物 mg/l 0.8 p 未満 検査方法告示の別表第 13に定める方法 IC 法 13 ホウ素及びその化合物 mg/l 1.0 p 未満 検査方法告示の別表第 6に定める方法 ICP-MS 法 14 四塩化炭素 mg/l p 未満 検査方法告示の別表第 14に定める方法 PT-GC-MS 法 15 1,4-ジオキサン mg/l 0.05 p 未満 検査方法告示の別表第 14に定める方法 PT-GC-MS 法 シス-1,2-ジクロロエチレン 16 mg/l 0.04 p 未満 検査方法告示の別表第 14に定める方法 PT-GC-MS 法 及びトランス-1,2-ジクロロエチレン 17 ジクロロメタン mg/l 0.02 p 未満 検査方法告示の別表第 14に定める方法 PT-GC-MS 法 18 テトラクロロエチレン mg/l 0.01 p 未満 検査方法告示の別表第 14に定める方法 PT-GC-MS 法 19 トリクロロエチレン mg/l 0.01 p 未満 検査方法告示の別表第 14に定める方法 PT-GC-MS 法 20 ベンゼン mg/l 0.01 p 未満 検査方法告示の別表第 14に定める方法 PT-GC-MS 法 21 塩素酸 mg/l 0.6 p 未満 検査方法告示の別表第 16の2に定める方法 IC 法 22 クロロ酢酸 mg/l 0.02 p 未満 検査方法告示の別表第 17の2に定める方法 LC-MS 法 23 クロロホルム mg/l 0.06 p 未満 検査方法告示の別表第 14に定める方法 PT-GC-MS 法 24 ジクロロ酢酸 mg/l 0.03 p 未満 検査方法告示の別表第 17の2に定める方法 LC-MS 法 25 ジブロモクロロメタン mg/l 0.1 p 未満 検査方法告示の別表第 14に定める方法 PT-GC-MS 法 26 臭素酸 mg/l 0.01 p 未満 検査方法告示の別表第 18の2に定める方法 LC-MS 法 27 総トリハロメタン mg/l 0.1 p 未満 検査方法告示の別表第 14に定める方法 PT-GC-MS 法 28 トリクロロ酢酸 mg/l 0.03 p 未満 検査方法告示の別表第 17の2に定める方法 LC-MS 法 29 ブロモジクロロメタン mg/l 0.03 p 未満 検査方法告示の別表第 14に定める方法 PT-GC-MS 法 30 ブロモホルム mg/l 0.09 p 未満 検査方法告示の別表第 14に定める方法 PT-GC-MS 法 31 ホルムアルデヒド mg/l 0.08 p 未満 検査方法告示の別表第 19の3に定める方法 誘導体化 -LC-MS 法 32 亜鉛及びその化合物 mg/l 1.0 p 未満 検査方法告示の別表第 6に定める方法 ICP-MS 法 33 アルミニウム及びその化合物 mg/l 0.2 p 未満検査方法告示の別表第 6に定める方法 ICP-MS 法 p 未満検査方法告示の別表第 5に定める方法 ICP-AES 法 1 34 鉄及びその化合物 mg/l 0.3 p 未満 検査方法告示の別表第 6に定める方法 ICP-MS 法検査方法告示の別表第 5に定める方法 ICP-AES 法 1 35 銅及びその化合物 mg/l 1.0 p 未満 検査方法告示の別表第 6に定める方法 ICP-MS 法 36 ナトリウム及びその化合物 mg/l 200 p 未満 検査方法告示の別表第 20に定める方法 IC 法 37 マンガン及びその化合物 mg/l 0.05 p 未満検査方法告示の別表第 6に定める方法 ICP-MS 法 p 未満検査方法告示の別表第 5に定める方法 ICP-AES 法 1 38 塩化物イオン mg/l 200 p 未満 検査方法告示の別表第 13に定める方法 IC 法 39 カルシウム マグネシウム等 ( 硬度 ) mg/l 未満 検査方法告示の別表第 20に定める方法 IC 法検査方法告示の別表第 5に定める方法 ICP-AES 法 1 40 蒸発残留物 mg/l 未満 検査方法告示の別表第 23に定める方法 重量法 41 陰イオン界面活性剤 mg/l 0.2 p 未満 検査方法告示の別表第 24に定める方法 固相抽出 -HPLC 法 42 ジェオスミン mg/l p 未満 検査方法告示の別表第 27の2に定める方法 固相マイクロ抽出 -GC-MS 法 43 2-メチルイソボルネオール (2-MIB) mg/l p 未満 検査方法告示の別表第 27の2に定める方法 固相マイクロ抽出 -GC-MS 法 44 非イオン界面活性剤 mg/l 0.02 p 未満 検査方法告示の別表第 28に定める方法 固相抽出 - 吸光光度法 45 フェノール mg/l p 未満 検査方法告示の別表第 29に定める方法 固相抽出 - 誘導体化 -GC-MS 法 46 有機物 ( 全有機炭素 (TOC) の量 ) mg/l 3 p 未満 検査方法告示の別表第 30に定める方法 全有機炭素計測定法 47 ph 値 5.8~8.6 p 検査方法告示の別表第 31に定める方法 ガラス電極法 48 味 異常なし 異常なし 検査方法告示の別表第 33に定める方法 官能法 49 臭気 異常なし 異常なし 検査方法告示の別表第 34に定める方法 官能法 50 色度 度 5 p 未満 検査方法告示の別表第 36に定める方法 透過光測定法 (100mm,390nm) 51 濁度 度 2 p 未満 検査方法告示の別表第 41に定める方法 積分球式光電光度法 1 定期試験成績第 1 部 4~6 の成績に適用する 水質管理目標設定項目 No. 水質管理目標設定項目単位 目標値 (*: 暫定値 ) 最小有効単位桁数 最小単位 有効桁数 表示例定量下限値定量下限値以上定量下限値未満 表示例定量下限値定量下限値以上定量下限値未満 試験方法 1 アンチモン及びその化合物 mg/l 0.02 p 未満 水質管理目標設定項目の検査方法の別添方法 4 ICP-MS 法 2 ウラン及びその化合物 mg/l 0.002* p 未満 水質管理目標設定項目の検査方法の別添方法 4 ICP-MS 法 3 ニッケル及びその化合物 mg/l 0.02 p 未満 水質管理目標設定項目の検査方法の別添方法 4 ICP-MS 法 4 1,2-ジクロロエタン mg/l p 未満 水質管理目標設定項目の検査方法の別添方法 1 PT-GC-MS 法 5 トルエン mg/l 0.4 p 未満 水質管理目標設定項目の検査方法の別添方法 1 PT-GC-MS 法 6 フタル酸ジ (2-エチルヘキシル) mg/l 0.08 p 未満 水質管理目標設定項目の検査方法 溶媒抽出 -GC-MS 法 7 亜塩素酸 mg/l 二酸化塩素 mg/l ジクロロアセトニトリル mg/l 0.01* p 未満 水質管理目標設定項目の検査方法の別添方法 3 溶媒抽出 -GC-MS 法 10 抱水クロラール mg/l 0.02* p 未満 水質管理目標設定項目の検査方法の別添方法 3 溶媒抽出 -GC-MS 法 11 農薬 ( オキソン体を含む ) 1 p 水質管理目標設定項目の検査方法固相抽出 -LC-MS 法 LC-MS 法別添方法 5,5の2,6,7,18,19,20,25 固相抽出 -GC-MS 法 PT-GC-MS 法 12 残留塩素 mg/l 1 p 未満残留塩素検査方法告示の別表第 1に定める方法ジエチル-p-フェニレンジアミン法 p 未満残留塩素検査方法告示の別表第 5に定める方法ポーラログラフ法 2 13 カルシウム マグネシウム等 ( 硬度 ) mg/l 10~ 未満 検査方法告示の別表第 20に定める方法 IC 法検査方法告示の別表第 5に定める方法 ICP-AES 法 1 14 マンガン及びその化合物 mg/l 0.01 p 未満検査方法告示の別表第 6に定める方法 ICP-MS 法 p 未満検査方法告示の別表第 5に定める方法 ICP-AES 法 1 15 遊離炭酸 mg/l 20 p 未満 水質管理目標設定項目の検査方法 滴定法 16 1,1,1-トリクロロエタン mg/l 0.3 p 未満 水質管理目標設定項目の検査方法の別添方法 1 PT-GC-MS 法 17 メチル-t -ブチルエーテル(MTBE) mg/l 0.02 p 未満 水質管理目標設定項目の検査方法の別添方法 1 PT-GC-MS 法 18 有機物等 ( 過マンガン酸カリウム消費量 ) mg/l 3 19 臭気強度 (TON) 水質管理目標設定項目の検査方法 官能法 20 蒸発残留物 mg/l 30~ 未満 検査方法告示の別表第 23に定める方法 重量法 備考 試験方法備考

9 21 濁度 度 1 p 未満 検査方法告示の別表第 41に定める方法 積分球式光電光度法 22 ph 値 7.5 程度 p 検査方法告示の別表第 31に定める方法 ガラス電極法 23 腐食性 ( ランゲリア指数 ) -1 程度 ~0 p 水質管理目標設定項目の検査方法 計算法 24 従属栄養細菌 CFU/mL 2,000* 未満 水質管理目標設定項目の検査方法 R2A 寒天培地法 25 1,1-ジクロロエチレン mg/l 0.1 p 未満 水質管理目標設定項目の検査方法の別添方法 1 PT-GC-MS 法 26 アルミニウム及びその化合物 mg/l 0.1 p 未満検査方法告示の別表第 6に定める方法 ICP-MS 法 p 未満検査方法告示の別表第 5に定める方法 ICP-AES 法 1 1 定期試験成績第 1 部 4~6 の成績に適用する 2 定期試験成績第 1 部 10 の成績に適用する 要検討項目 No. 1 銀及びその化合物 mg/l p 未満 上水試験方法のⅢ-3の20.3に準ずる方法 ICP-MS 法 2 バリウム及びその化合物 mg/l 0.7 p 未満 上水試験方法のⅢ-3の24.2に準ずる方法 ICP-AES 法 3 ビスマス及びその化合物 mg/l p 未満 ICP-MS 法 4 モリブデン及びその化合物 mg/l 0.07 p 未満 上水試験方法のⅢ-3の19.3に準ずる方法 ICP-MS 法 5 アクリルアミド mg/l p 未満 上水試験方法のⅣ-2の18.3に準ずる方法 固相抽出 -LC-MS 法 6 アクリル酸 mg/l 7 17-β-エストラジオ-ル mg/l * p 未満 上水試験方法のⅣ-2の21.2に準ずる方法 固相抽出 - 誘導体化 -GC-MS 法 8 エチニル-エストラジオ-ル mg/l * p 未満 上水試験方法のⅣ-2の21.2に準ずる方法 固相抽出 - 誘導体化 -GC-MS 法 9 エチレンジアミン四酢酸 (EDTA) mg/l エピクロロヒドリン mg/l * 11 塩化ビニル mg/l 酢酸ビニル mg/l 13 2,4-トルエンジアミン mg/l 14 2,6-トルエンジアミン mg/l 15 N,N -ジメチルアニリン mg/l 16 スチレン mg/l ダイオキシン pg-teq/l 1* 18 トリエチレンテトラミン mg/l 19 ノニルフェノ-ル mg/l 0.3* p 未満 上水試験方法のⅣ-2の17.2に準ずる方法 固相抽出 - 誘導体化 -GC-MS 法 20 ビスフェノ-ルA mg/l 0.1* p 未満 上水試験方法のⅣ-2の17.2に準ずる方法 固相抽出 - 誘導体化 -GC-MS 法 21 ヒドラジン mg/l 22 1,2-ブタジエン mg/l 23 1,3-ブタジエン mg/l 24 フタル酸ジ (n-ブチル) mg/l 0.01 p 未満 上水試験方法のⅣ-2の14.2に準ずる方法 溶媒抽出 -GC-MS 法 25 フタル酸ブチルベンジル mg/l 0.5 p 未満 上水試験方法のⅣ-2の14.2に準ずる方法 溶媒抽出 -GC-MS 法 26 ミクロキスチン-LR mg/l * 27 有機すず化合物 mg/l * 28 ブロモクロロ酢酸 mg/l p 未満検査方法告示の別表第 17の2に定める方法に準ずる LC-MS 法 29 ブロモジクロロ酢酸 mg/l p 未満検査方法告示の別表第 17の2に定める方法に準ずる LC-MS 法 30 ジブロモクロロ酢酸 mg/l p 未満検査方法告示の別表第 17の2に定める方法に準ずる LC-MS 法 31 ブロモ酢酸 mg/l p 未満検査方法告示の別表第 17の2に定める方法に準ずる LC-MS 法 32 ジブロモ酢酸 mg/l p 未満検査方法告示の別表第 17の2に定める方法に準ずる LC-MS 法 33 トリブロモ酢酸 mg/l p 未満検査方法告示の別表第 17の2に定める方法に準ずる LC-MS 法 34 トリクロロアセトニトリル mg/l p 未満 上水試験方法のⅣ-2の3.2に準ずる方法 溶媒抽出 -GC-MS 法 35 ブロモクロロアセトニトリル mg/l p 未満 上水試験方法のⅣ-2の3.2に準ずる方法 溶媒抽出 -GC-MS 法 36 ジブロモアセトニトリル mg/l 0.06 p 未満 上水試験方法のⅣ-2の3.2に準ずる方法 溶媒抽出 -GC-MS 法 37 アセトアルデヒド mg/l p 未満検査方法告示の別表第 19の3に定める方法に準ずる 誘導体化 -LC-MS 法 38 MX mg/l キシレン mg/l 0.4 p 未満 上水試験方法のⅣ-2の2.2に準ずる方法 PT-GC-MS 法 40 過塩素酸 mg/l パーフルオロオクタンスルホン酸 (PFOS) mg/l p 未満 上水試験方法のⅣ-2の22.2に準ずる方法 固相抽出 -LC-MS 法 42 パーフルオロオクタン酸 (PFOA) mg/l p 未満 上水試験方法のⅣ-2の22.2に準ずる方法 固相抽出 -LC-MS 法 43 N -ニトロソジメチルアミン(NDMA) mg/l アニリン mg/l キノリン mg/l ,2,3-トリクロロベンゼン mg/l ニトリロ三酢酸 (NTA) mg/l 上水試験法に準ずる その他自主項目 要検討項目 No. 試験項目単位目標値等 単 位 目標値最小有効 (*: 暫定値 ) 単位桁数 最小有効単位桁数 表示例定量下限値定量下限値以上定量下限値未満 表示例定量下限値定量下限値以上定量下限値未満 試験方法備考 試験方法備考 1 天候 当日は採水時 前日は採水時の24 時間前 2 気温 p 上水試験方法のⅡ-3の1に準ずる方法 棒状アルコール温度計 3 水温 p 上水試験方法のⅡ-3の1に準ずる方法 ペッテンコーヘル水温計 サーミスタ温度計 4 アンモニア態窒素 mg/l p 未満 上水試験方法のⅢ-2の8.3に準ずる方法 IC 法 5 生物化学的酸素要求量 (BOD) mg/l p 未満 上水試験方法のⅡ-3の20.2に準ずる方法 6 全窒素 mg/l p 未満 上水試験方法のⅡ-3の27.2に準ずる方法 紫外線吸光光度法 7 全リン mg/l p 未満 上水試験方法のⅡ-3の26.2.1に準ずる方法 ペルオキソ二硫酸カリウム分解法 8 リン酸態リン mg/l p 未満 上水試験方法のⅢ-2の7.3に準ずる方法 IC 法 9 溶存性有機炭素 (DOC) mg/l p 未満 上水試験方法のⅡ-3の22.2に準ずる方法 全有機炭素計測定法 10 生物 N/mL 上水試験方法のⅥ-3の2.2に準ずる方法 標準計数板法 MF 法 界線法 11 大腸菌群 MPN/100mL p 未満 上水試験方法のⅤの3.2に準ずる方法 特定酵素基質培地法 12 腸球菌 MPN/100mL p 未満 上水試験方法のⅤの3.5.5に準ずる方法 特定酵素基質培地法 13 大腸菌 ( 定量 ) MPN/100mL p 未満 上水試験方法のⅤの3.1に準ずる方法 特定酵素基質培地法 14 嫌気性芽胞菌 MPN/L 未満 上水試験方法のⅤの3.4に準ずる方法 ハンドフォード改良培地法 15 クリプトスポリジウム 個 /10L 上水試験方法のⅤの4.1に準ずる方法 免疫磁気ビーズ法 直接蛍光抗体染色法 16 ジアルジア 個 /10L 上水試験方法のⅤの4.2に準ずる方法 免疫磁気ビーズ法 直接蛍光抗体染色法 17 臭化物イオン mg/l p 未満 上水試験方法のⅢ-2の4.2に準ずる方法 IC 法 18 総アルカリ度 mg/l 未満 上水試験方法のⅡ-3の14.2.1に準ずる方法 滴定法 19 電気伝導率 ms/m p 未満 上水試験方法のⅡ-3の10.2に準ずる方法 電極法 20 塩素要求量 mg/l p 未満 上水試験方法のⅡ-3の31.2に準ずる方法 21 硫酸イオン mg/l p 未満 上水試験方法のⅢ-2の6.2に準ずる方法 IC 法 22 溶存鉄 mg/l P 未満 上水試験方法のⅢ-3の13.2に準ずる方法 ICP-AES 法 23 溶存マンガン mg/l P 未満 上水試験方法のⅢ-3の12.2に準ずる方法 ICP-AES 法 24 放射性セシウム (Cs134) Bq/kg Cs134と137 水道水等の放射能測定マニュアル Ge 半導体検出器を用いる γ 線スペクトロメトリーによる放射能測定法 25 放射性セシウム (Cs137) Bq/kg の合計で10 水道水等の放射能測定マニュアル Ge 半導体検出器を用いる γ 線スペクトロメトリーによる放射能測定法

10 平成 29 年度 生物試験結果記載要領 1 植物 1-1 藍藻 生物名 ( 属 種 ) 計数単位 局内の障害事例 備考 1 Anabaena affinis 細胞 /ml ろ過池漏出 2 Anabaena mucosa 細胞 /ml 異臭味 3 Anabaena planctonica 細胞 /ml 異臭味 4 Anabaena ucrainica 細胞 /ml 異臭味 5 Anabaena spp. 細胞 /ml 6 Microcystis spp. 細胞 /ml ろ過池漏出 凝集沈でん処理障害 7 Oscillatoria spp. 糸状体 /ml 100μm 長を1 単位とする 8 Phormidium spp. 糸状体 /ml 異臭味 100μm 長を1 単位とする 9 その他の藍藻 ( 細胞 ) 細胞 /ml 10 その他の藍藻 ( 群体 ) 群体 /ml 11 その他の藍藻 ( 糸状体 ) 糸状体 /ml 100μm 長を1 単位とする 1-2 珪藻 生物名 ( 属 種 ) 計数単位 局内の障害事例 備考 1 Achnanthes spp. 細胞 /ml 2 Asterionella formosa 細胞 /ml ろ過閉塞 異臭味 3 Aulacoseira granulata 細胞 /ml ろ過閉塞 異臭味 4 Cocconeis spp. 細胞 /ml 5 Cyclotella & Stephanodiscus spp. 細胞 /ml ろ過閉塞 ろ過池漏出 異臭味 6 Cymbella spp. 細胞 /ml 7 Diatoma spp. 細胞 /ml 8 Fragilaria crotonensis 細胞 /ml ろ過閉塞 9 Fragilaria spp. 細胞 /ml 10 Gomphonema spp. 細胞 /ml 11 Melosira varians 細胞 /ml 12 Navicula spp. 細胞 /ml 13 Nitzschia spp. 細胞 /ml 14 Rhoicosphenia curvata 細胞 /ml 15 Skeletonema spp. 細胞 /ml 凝集沈でん処理障害 異臭味 16 Synedra acus 細胞 /ml ろ過閉塞 17 Synedra ulna 細胞 /ml ろ過閉塞 18 Synedra ulna v. oxyrhynchus 細胞 /ml ろ過池漏出 19 Synedra spp. 細胞 /ml 20 その他の珪藻 ( 細胞 ) 細胞 /ml 1-3 緑藻 生物名 ( 属 種 ) 計数単位 局内の障害事例 備考 1 Ankistrodesmus spp. 細胞 /ml 2 Carteria & Chlamydomonas spp. 細胞 /ml ろ過池漏出 3 Dictyosphaerium spp. 細胞 /ml ろ過池漏出 4 Pandorina morum 群体 /ml 異臭味 ろ過池漏出の報告有 5 Scenedesmus spp. 群体 /ml 6 その他の緑藻 ( 細胞 ) 細胞 /ml 7 その他の緑藻 ( 群体 ) 群体 /ml 8 その他の緑藻 ( 糸状体 ) 糸状体 /ml 500μm 長を1 単位とする

11 1-4 黄金藻 生物名 ( 属 種 ) 計数単位 局内の障害事例 備考 1 Mallomonas spp. 細胞 /ml 異臭味 2 Synura spp. 群体 /ml 異臭味 3 Uroglena spp. 群体 /ml 異臭味 1-5 渦鞭毛藻 生物名 ( 属 種 ) 計数単位 局内の障害事例 備考 1 Ceratium spp. 細胞 /ml 2 Peridinium spp. 細胞 /ml 1-6 その他の藻 生物名 ( 属 種 ) 計数単位 局内の障害事例 備考 1 Cryptomonas spp. 細胞 /ml 異臭味 2 Euglena spp. 細胞 /ml 3 その他の藻 ( 細胞 ) 細胞 /ml 4 その他の藻 ( 群体 ) 群体 /ml 1-7 合計生物名 ( 属 種 ) 計数単位局内の障害事例備考植物 N/mL Nは細胞 群体 糸状体の総数を示す 2 動物 2-1 原生動物 生物名 ( 属 種 ) 計数単位 局内の障害事例 備考 1 繊毛虫 細胞 /ml 2 鞭毛虫 細胞 /ml 3 根足虫 細胞 /ml 4 その他の原生動物 細胞 /ml 2-2 後生動物 生物名 ( 属 種 ) 計数単位 局内の障害事例 備考 1 線虫 個体 /ml 2 輪虫 個体 /ml 3 甲殻 個体 /ml 4 その他の後生動物 個体 /ml 2-3 合計生物名 ( 属 種 ) 計数単位局内の障害事例備考動物 N/mL Nは細胞 個体の総数を示す

12 津久井湖沼本ダム相模ダム相模湖道志ダム宮ケ瀬湖青山沈でん池城山ダム宮ケ瀬ダム飯泉取水ぜき津久井分水池三保ダム丹沢湖沼本調整池企業団山中湖神ノ川道志川桂川神奈川県検査実施機関広域水質管理センター横浜市水道局下九沢分水池寒川取水ぜき上大島接合井川井浄水場西谷浄水場相模大ぜき寒川取水事務所道志川系相模湖系相模湾玉川恩曽川小鮎川荻野川鳩川定期水質検査地点略図 1 水源水質検査地点河口湖相模原沈でん池小雀浄水場弁天橋

13 2 市内水質検査地点 川崎市 N 町田市 青葉水道事務所 青葉区 もえぎ野公園 企業団西長沢浄水場系 都筑区 勝田公園 小雀浄水場系 十日市場だんご山公園 緑区 港北区 新横浜第一公園 企業団西長沢浄水場系鶴見区 川井浄水場 川井浄水場系 瀬谷区 旭区 西谷浄水場 神奈川区 大和市 下瀬谷第一公園 水道みち向台公園 保土ケ谷区 企業団相模原浄水場系 社宮司公園 西区 西谷浄水場系 高島中央公園 泉区 弥生台南公園 南区 中区 キリン園公園 東京湾 戸塚区 中田町第五公園 小雀浄水場系 港南区 磯子区 干網公園 主な配水系統 川井浄水場系 小雀浄水場 浄水場 3 蛇口 ( 自動水質測定装置 ) 62 蛇口 ( 毎月 : 公園 事業所等 ) 15 朝比奈分水池 1 計 81 栄区 野七里第二公園鎌倉市朝比奈分水池 企業団綾瀬浄水場系 金沢区 釜利谷第四公園 西谷浄水場系 小雀浄水場系 企業団西長沢浄水場系 企業団相模原浄水場系 企業団綾瀬浄水場系 上記の配水系統は主なものを示しています 水運用の変更により異なる配水系統の水が混合することがあります

14 3 横浜港内船舶給水栓水質検査地点 横浜市 鶴見区 神奈川区 出田町 西区 新港 4 号 大桟橋 B 山下 9 大黒ふ頭 横 本牧 D 浜 中区 港

15 水質概要 1 水源の水質概要 (1) 相模湖系の水質相模湖は 神奈川県北部の相模原市に位置する人造湖である 山梨県の山中湖及び忍野湧水群を水源とする桂川が約 50 km 流下して相模湖に流入している 相模湖系は相模ダム下流の沼本取水ぜきから取水し 相模原沈でん池を経て 西谷浄水場へ導水される 昭和 22 年の相模ダム完成以来 家庭排水などの影響で富栄養化が進み 夏季にアオコが発生するなどの問題が生じている 相模湖は 湖沼 A 型及び湖沼 Ⅱ 型に分されるが 全窒素及び全リンについて 生活環境の保全に関する環境基準 ( 表 -1 参照 ) を大幅に超過している *1 平成 29 年度の沼本調整池弁天橋の最大値は 全窒素 1.3mg/L 全リン 0.11mg/L であった 両水質項目については 平成 32 年度までの暫定目標 ( 全窒素 0.080mg/L 全リン 1.2mg/L ) が設定されており 目標達成に向けた努力が不可欠である *2 同年同地点における年平均値は 全窒素 1.2mg/L 全リン 0.088mg/L ph 値 7.94 であり その他の水質項目を含めて過去 5 年間で大きな変化は見られなかった ( 図 -1 参照 ) なお 平成 27 年度以降の沼本調整池弁天橋のデータは 広域水質管理センターの 相模湖 A( 理化学 ) の試験結果の年平均値を掲載した 型 項目 利用目的の適応性 表 -1 生活環境の保全に関する環境基準 ( 抜粋 ) 水素イオン濃度 (ph 値 ) 生物化学的酸素要求量 (BOD) 化学的酸素要求量 (COD) 浮遊物質量 (SS) 溶存酸素量 (DO) 大腸菌群数 河川 AA 水道 1 級 自然環境保全及び A 以下の欄に掲げるもの 6.5 以上 8.5 以下 1mg/L 以下 - 25mg/L 以下 7.5mg/L 以上 50MPN/100mL 以下 河川 A 水道 2 級 水産 1 級 水浴及び B 以下の欄に掲げるもの 6.5 以上 8.5 以下 2mg/L 以下 - 25mg/L 以下 7.5mg/L 以上 1,000MPN/100mL 以下 湖沼 A 水道 2 3 級 水産 2 級 水浴及び B 以下の欄に掲げるもの 6.5 以上 8.5 以下 - 3mg/L 以下 5mg/L 以下 7.5mg/L 以上 1.000MPN/100mL 以下 基準値 全窒素 全リン 湖沼 Ⅱ 水道 級 ( 特殊なものを除く ) 水産 1 種 水浴及び Ⅲ 以下の欄に掲げるもの 0.2mg/L 以下 0.01mg/L 以下 *1 水源水域の環境基準は 環境基本法の規定に基づき 水質汚濁に係る環境基準について ( 昭和 46 年 12 月 28 日環境庁告示第 59 号別表 1 および別表 2) が適用される 環境基 準は 人の健康の保護に関する環境基準 及び 生活環境の保全に関する環境基準 によ り構成される 人の健康の保護に関する環境基準 については 全ての水域に同一の基準 が適用され 設定後直ちに達成 維持されなければならない 一方 生活環境の保全に関 する環境基準 については 水域を特定して適用され 水質汚濁の状況等によって 基準 値が異なる型に指定される 生活環境の保全に関する環境基準 として これまで相模 しゃくながれがわ川 ( 桂川を含む ) は 山梨県都留市の柄杓流川合流までは河川 AA 型 そこから寒川取 水口までは河川 A 型に指定されていた 平成 22 年 9 月に水域型指定の見直しが行われ 相模湖及び津久井湖は湖沼 A 型 湖沼 Ⅱ 型に変更された *2 暫定目標は平成 27 年度に見直され 平成 28 年度から新たな暫定目標が適用されている (2) 馬入 ( 相模 ) 川系の水質馬入川系は 相模川の河口から約 7km 上流に位置する寒川取水口から取水し 小雀浄水場へ導水される 平成 29 年度の寒川取水口における年平均値は 生物化学的酸素要求量 (BOD)1.1mg/L ph 値

16 7.80 であった ( 図 -1 参照 ) 相模川流域は 都市化が進んだ影響で 現在の下水道普及率は 95% 以上であるが 一方で水質汚染に繋がる可能性のある事故の発生件数が比較的多い 水質汚染に際して早急に対応できるように 今後も監視体制を維持することが重要である (3) 道志川系の水質道志川は 山梨県の山伏峠付近が源流点であり 約 45 km 流下して津久井湖に流入している 道志川系は津久井湖流入前の鮑子取水ぜきから取水し 青山沈でん池を経て 川井浄水場へ導水される 平成 29 年度の青山ずい道出口における年平均値は 生物化学的酸素要求量 (BOD)0.3mg/L ph 値 7.78 であり その他の水質項目を含めて過去 5 年間で大きな変化は見られなかった ( 図 -1 参照 ) 道志川系は 他水系と比較すると水質が良好であるが 平成 28 年度以降 かび臭物質の 2-MIB が検出されるようになったため 監視体制を強化するとともに浄水処理工程を最適化する必要性が高まっている 全窒素 (mg/l) 全リン (mg/l) ph 値 H20 H22 H24 H26 H28 0 H20 H22 H24 H26 H H20 H22 H24 H26 H28 年度 年度 年度 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 (mg/l) H20 H22 H24 H26 H28 生物化学的酸素要求量 (BOD) (mg/l) H20 H22 H24 H26 H28 アンモニア態窒素 (mg/l) H20 H22 H24 H26 H28 年度 年度 年度 全有機炭素 (TOC) (mg/l) H20 H22 H24 H26 H28 リン酸態リン (mg/l) H20 H22 H24 H26 H28 : 道志川系 ( 青山ずい道出口 ) : 相模湖系 ( 沼本調整値弁天橋 ) : 馬入川系 ( 寒川取水口 ) 黒塗りのマークは定量下限値未満であることを表す 相模湖系の BOD 測定は平成 26 年度で終了 年度 年度 図 -1 各水系における水質項目の推移

17 2 浄水場の水質概要 (1) 西谷浄水場処理概要西谷浄水場では相模湖系原水を処理している 相模湖系原水は 水源の相模湖及び浄水場上流施設の相模原沈でん池において滞留するため 降雨による濁度等の水質変化は比較的緩やかである 一方 年間を通して相模湖で藻が繁殖するため 異臭味障害をはじめとする浄水処理障害が発生しやすく 障害に応じた対策が必要となる 平成 29 年度に実施した対策は以下の通りである 異臭味対策として 6 月中旬から 7 月中旬にジェオスミンを産生する藍藻の発臭性アナベナが増殖したため 粉末活性炭を注入した また 金気臭を生じる珪藻のアステリオネラが増殖した 6 月上旬及び青草臭を生じる珪藻のオーラコセイラが増殖した 9 月中旬から下旬に 臭気除去を目的として粉末活性炭を注入した ろ過閉塞対策として 珪藻のキクロテラが増殖した 5 月中旬に ろ過池の損失水頭上昇を抑制するためにろ過池の洗浄間隔を短縮して運用した また 珪藻のオーラコセイラ変種 ( らせん状のもの ) 及びシネドラアクスが増殖した 6 月中旬及び 10 月上旬に 珪藻の沈でん除去率を向上させるために 浄水場到達前の導水路内 ( 川井接合井 ) で次亜塩素酸ナトリウムを注入した ( 以下 導水路塩素 という ) ろ過漏えい対策として 藍藻のミクロキスティスが増殖した 7 月中旬から下旬に 細胞散乱防止を目的に前塩素を停止するとともに 沈でん除去率を向上させるための PAC 増量 さらに後 PAC 注入を行った 珪藻のキクロテラが増殖した 2 月下旬から 3 月中旬に 異臭味 ろ過閉塞及びろ過漏えいの対策として キクロテラ由来の青草臭除去のために粉末活性炭を注入し さらに沈でん除去率を向上させるための導水路塩素注入 凝集効果を向上させるための PAC 増量を実施した 以上の対応により 西谷浄水場浄水 ( 配水池水 ) の水質は 年間を通して すべての項目で水質基準に適合していた ア原水の状況 ( ア ) 臭気物質相模湖系原水の主な臭気は 年間を通して藻臭であるが 夏季にかび臭物質のジェオスミン及び 2-MIB の濃度上昇が見られる 図 -1 に平成 29 年度の原水のかび臭物質濃度と原水水温の推移を示す ジェオスミンは 6 月中旬から上昇し 年間最高値は 33ng/L( 臨時試験結果 ) であった 2-MIB は 7 月下旬から上昇し 年間最高値は 4ng/L( 臨時試験結果 ) であった 図 -1 西谷浄水場原水のかび臭物質濃度及び原水水温の推移 ( 臨時試験結果を含む )

18 ( イ ) 浄水処理障害生物図 -2 に原水の浄水処理障害生物数と ph 値の推移を示す 平成 29 年度は 水源の相模湖等で藍藻の発臭性アナベナ ミクロキスティス 珪藻のアステリオネラ オーラコセイラ キクロテラ スケレトネマ シネドラアクス等の増殖が見られた 藻の増殖等の影響で ph 値が上昇し ph 値の年間平均値は 8.03 最大値は 8.76(3 月 ) 最小値は 7.46(8 月 ) であった 図 -2 西谷浄水場原水の浄水処理障害生物数と ph 値の推移 イ浄水処理の状況 ( ア ) 粉末活性炭注入実績表 -1 に西谷浄水場への粉末活性炭の注入実績 図 -3 に粉末活性注入率の推移を示す 平成 29 年度の粉末活性炭注入日数は 148 日であった 注入理由は藻に由来する異臭味対策である 夏季のアナベナ増殖時のろ過水ジェオスミン濃度の最高値は 4ng/L であり 活性炭注入基準に基づき粉末活性炭を注入することで 年間を通して水質基準を満たすことができた 表 -1 西谷浄水場原水への粉末活性炭の注入実績 注入日数 注入理由 注入率 ( mg /L) 83 かび臭物質 ( ジェオスミン ) 対策 3~15 65 その他の異臭味対策 2~5 スラリーリターン 実施 (7/6~7/19) 図 -3 西谷浄水場原水への粉末活性炭注入率の推移 スラリーリターンとは 活性炭の吸着能力を最大限に利用するため 沈でん池で沈でんした粉末活性炭を含む スラリーをポンプアップし 再度 沈でん池入口に戻すことをいう

19 ( イ ) 導水路塩素注入実績ろ過閉塞やろ過漏えいの原因となる藻が多数発生する時期に 次亜塩素酸ナトリウムとの接触時間を長くして原因生物の沈でん除去率を向上させることを目的に 導水路塩素注入を実施した 表 -2 に西谷浄水場の導水路塩素注入実績を示す 平成 29 年度における導水路塩素の注入日数は 56 日であった 表 -2 西谷浄水場原水への導水路塩素の注入実績 注入期間注入理由 ( 原因生物 ) 注入率 ( mg /L) 6/7~6/20 ろ過閉塞 ( オーラコセイラ + シネドラアクス ) 0.2~0.4 7/26~8/9 ろ過閉塞 ( シネドラアクス ) ろ過漏えい ( ミクロキスティス ) 0.3~0.4 10/4~10/13 ろ過閉塞 ( シネドラアクス ) 0.2~0.3 2/23~3/11 ろ過漏えい ( キクロテラ ) 0.15~0.2 ( ウ ) 配水池水の水質状況水質検査計画に基づき検査を実施した結果 西谷浄水場配水池水の水質は 年間を通して水質基準に適合していた

20 (2) 小雀浄水場処理概要小雀浄水場では馬入川 ( 相模川の下流域 ) 系原水を処理している 平成 29 年度はほぼ年間を通して 水源の相模川の中流域で 5 個 /10L 以上のクリプトスポリジウムが断続的に検出されたため PAC 注入前の ph 目標値を下げることで凝集効率を向上させた 降雨で原水水質が一時的に悪化した際は 粉末活性炭注入及び PAC 等の浄水薬品の適切な注入により対応した 以上の対応により 小雀浄水場浄水 ( 配水池水 ) の水質は 年間を通してすべての項目で水質基準に適合していた ア原水の状況 ( ア ) 臭気物質図 -1 に平成 29 年度の原水のかび臭物質であるジェオスミン及び 2-MIB の濃度と原水水温の推移を示す ジェオスミンについては 11 月 12 月を除き年間を通して検出され 最大濃度は 4ng/L であった 一方 2-MIB については主に 4~10 月に検出され 最大濃度は 3ng/L であった どちらのかび臭物質についても水温の上昇とともに検出される頻度及び濃度が高くなる傾向である 水温が低下し始めた 9 月 10 月にジェオスミンが比較的高濃度で検出されたのは 台風 ( 降雨 ) により水質が悪化した影響と考えられる 図 -1 小雀浄水場原水のかび臭物質濃度及び原水水温の推移 ( イ ) 浄水処理障害生物図 -2 に平成 29 年度の小雀浄水場原水中の浄水処理障害生物数と ph 値の推移を示す 1 月下旬から 3 月中旬まで 津久井湖及び相模湖でキクロテラが増殖し 小雀浄水場原水でもキクロテラが多く検出されたため 前塩素や PAC 注入の強化により対応した その他の藻はダム放流や降雨等の影響で一時的に多く検出されたものの 年間を通して顕著に検出されることはなかった 原水の ph 値は 7.40~8.35 の間で推移し 年間平均値は 7.86 であった 図 -2 小雀浄水場原水の浄水処理障害生物数と ph 値の推移

21 ( ウ ) 濁度図 -3 に平成 29 年度の小雀浄水場の日平均原水濁度の推移 表 -1 に平成 29 年度の海老名市内 ( 相模川の上流域 ) の降水量を示す 日平均原水濁度の平均値は 11 度であり 最大値は 337 度 (10 月 24 日 ) であった 最大値は 10 月に上陸した台風 22 号の影響によるものである 海老名市の年間降水量は mm であり 過去 10 年間 ( 平成 19 年 ~ 平成 28 年 ) の平均値 mm と同程度であった 平成 29 年度は 降雨 台風による原水濁度の上昇により 小雀浄水場高濁度時等の取水制限措置における企業団受水量変更 ( 取水ピークカット ) を 8 月 9 日から 14 日までの期間及び 10 月 22 日から 11 月 2 日までの期間の 2 回実施した 表 -1 平成 29 年度の海老名市内の降水量 年間降水量最大月間降水量最低月間降水量平均月間降水量 図 -3 小雀浄水場原水の日平均原水濁度の推移 ( エ ) その他表 -2 に平成 29 年度の小雀浄水場原水のアンモニア態窒素 溶解性有機炭素 (DOC) 農薬の測定結果を示す 6 月 12 日に原水の農薬の 値 が 0.1 を超過したため 粉末活性炭を 11 日間注入した 表 -2 小雀浄水場原水の水質試験 最高 最低 平均 過去 3 年平均 アンモニア態窒素 (mg/l) DOC(mg/L) 農薬 ( 値 ) 値 測定対象となる各物質の測定値 / 目標値の和 イ浄水処理の状況 ( ア ) 粉末活性炭注入実績表 -3 に平成 29 年度の小雀浄水場原水への粉末活性炭の注入実績 図 -4 に粉末活性炭注入率の推移を示す 平成 29 年度の粉末活性炭注入日数は 177 日であった かび臭物質対策としての注入日数は 32 日であり 平成 28 年度の 2 日に比べて増加した その他で粉末活性炭を注入した主な理由は 降雨によるアンモニア態窒素濃度の上昇及び薬品臭等による原水水質悪化対策であり 注入日数は 131 日であった 表 -3 小雀浄水場原水への粉末活性炭の注入実績 注入日数 注入理由 注入率 (mg/l) 32 かび臭対策 2~ 原水水質悪化対策 1~10 3 水質悪化の予防処置 3~5 11 農薬対策 3~5

22 図 -4 小雀浄水場原水への粉末活性炭注入率の推移 ( イ ) クリプトスポリジウム表 -4 に平成 29 年度のクリプトスポリジウムの検出状況と相模川 酒匂川水質協議会クリプトスポリジウム等共同監視体制 ( 以下 共同監視体制という ) の実績を示す 表 -4 クリプトスポリジウムの検出状況と共同監視体制 日付 検査地点 クリプトスポリジウム検出数 ( 個 /10L) 共同監視体制の解除日 5/11 企業団社家取水管理事務所 5 5/25 6/21 横須賀市有馬浄水場原水 5 7/7 12/7 企業団社家取水事務所 9 12/25 1/4 企業団社家取水事務所 6 3/7 共同監視体制の期間中は PAC 注入前の ph 目標値を下げることで凝集効率を向上させた また ろ過水濁度の徹底した管理を行った ( ウ ) 配水池水の水質状況水質検査計画に基づき検査を実施した結果 小雀浄水場配水池水の水質は 年間を通して水質基準に適合していた

23 (3) 川井浄水場 ( セラロッカ ) 処理概要川井浄水場 ( 以下 セラロッカ という ) では道志川系原水を処理している 道志川系原水は 年間を通して浄水処理障害生物はほとんど確認されなかったが 平成 17 年度以降 毎年夏季にかび臭が確認されている その原因は導水路に生息する放線菌が産生するかび臭物質 ( ジェオスミン ) であると考え 対策として平成 26 年 5 月より導水路上流の青山沈でん池送水井で次亜塩素酸ナトリウムの常時注入 ( 以下 青山次亜 という ) を開始した ( 注入率 0.1 mg/l 程度 ) また 道志川流域に大雨が降ると 濁度が上昇するとともにジェオスミン濃度も上昇する 特に道志ダム放流時には濁度が急上昇するため ダム放流時に粉末活性炭注入を行った さらに 平成 28 年度に道志川系原水のかび臭物質 (2-MIB) 濃度が突如として顕著に高くなり 最大 9ng/L 検出された 原因は河床の石に付着した付着糸状藍藻であると考えられた 対策として 導水路に設置された麻溝活性炭注入設備 ( 以下 麻溝 という ) 及びセラロッカにおいて粉末活性炭注入を行った その後 原水の 2-MIB 濃度は高い状態で推移し 台風の大雨に伴う道志ダム放流で付着糸状藍藻が流されることで解消された 平成 29 年度の 2-MIB の発生状況は 前年度と比較して 発生期間が長期間にわたるとともに高濃度であり 最大 42ng/L 検出された しかし 粉末活性炭処理等の対応により セラロッカ浄水 ( 配水池水 ) の水質は 年間を通して すべての項目で水質基準に適合していた ア原水の状況 ( ア ) 臭気物質 a かび臭図 -1に平成 29 年度のセラロッカ原水のかび臭物質であるジェオスミン及び 2-MIB の濃度と原水水温の推移を示す 原水の 2-MIB 濃度は5 月上旬から上昇し 7 月上旬以降は 20ng/L を超えて推移し 8 月に年間最高値 42ng/L となった しかし 8 月上旬の台風による降雨に伴う道志ダム放流により 付着糸状藍藻が流されたことで一時的に1ng/L まで低下した この期間中は 麻溝及びセラロッカの粉末活性炭注入施設を最大限運用したにもかかわらず セラロッカへの原水引き渡し条件である2ng/L を超過することがあった その後 8 月下旬から 2-MIB 濃度が再び上昇し 9 月上旬まで 10ng/L を超えて推移したが 9 月下旬の台風による降雨に伴う道志ダム放流により収束した この期間 対応として麻溝及びセラロッカでの粉末活性炭注入を実施し 取水量を一時期減量した なお ジェオスミンの年間最高値は 3ng/L( 臨時試験結果 ) であった

24 図 -1 セラロッカ原水のかび臭物質濃度及び原水水温の推移 ( 臨時試験結果を含む ) b 魚臭平成 30 年 1 月以降 道志川系原水で魚臭が感知されたため 対応として麻溝及びセラロッカで粉末活性炭を注入した 原因は不明だが 道志川の河川水量減少による水質変化や上流の付着藻による可能性も考えられるため 今後も状況を注視していく イ浄水処理の状況 ( ア ) 粉末活性炭注入実績 表 -1 に平成 29 年度の麻溝及びセラロッカにおける粉末活性炭の注入実績 図 -2 に粉末活性炭注 入率の推移を示す 麻溝における粉末活性炭注入日数は 197 日であり 平成 26 年度にセラロッカが稼働して以降最多 の日数であった そのうち かび臭物質 (2-MIB) 対策は 155 日 その他異臭味対策は 18 日であっ た その他 10 月下旬から平成 30 年 3 月までの期間に 原水の臭気悪化への懸念から 麻溝におい て断続的に粉末活性炭注入を行った 臭気悪化の原因として 道志ダム放流に伴う青山沈でん池の 流入濁度上昇や 少雨による道志川の河川水位低下等が挙げられる また 10 月中旬にセラロッカ の濃縮層で発泡があり 対策として麻溝で粉末活性炭注入を行った セラロッカにおける粉末活性炭の注入日数は かび臭物質 (2-MIB) 対策として 84 日 その他異 臭味対策 ( 土臭 魚臭 金気臭 ) として 52 日であった その他 平成 30 年 1 月中旬から 3 月中旬 まで 麻溝の動作不良で粉末活性炭を注入できない状態が断続的に発生したため セラロッカで粉 末活性炭を注入した なお かび臭物質 (2-MIB) が高濃度となった 8/7~8/9 の期間 麻溝の補完として青山沈でん池 において人力による粉末活性炭注入を行った ( 注入率 2~4mg/L 7 時 ~19 時のみ ) 表 -1 セラロッカ原水への粉末活性炭の注入実績 注入理由 注入日数 麻溝 注入率 ( mg /L) セラロッカ 注入日数 注入率 ( mg /L) 原水のかび臭物質 (2-MIB) 対策 155 1~ ~5 その他異臭味対策 ( 土臭 魚臭 金気臭 ) 18 1~3 52 1~3 大雨による道志ダム放流 ~2 セラロッカ濃縮層での発泡による予防措置 ~2

25 図 -2 麻溝及びセラロッカにおける粉末活性炭注入率の推移 ( イ ) 取水量の減量平成 29 年度は 2-MIB 濃度の著しい上昇とともに 粉末活性炭の輸送手段が不足したことも影響し 粉末活性炭の在庫が不足した そのため 7 月 14 日から8 月 15 日まで取水量を 7,200 m3 /hから 6,000 m3 /hに減量することで注入率を維持したまま粉末活性炭の使用量を抑えた ( ウ ) 青山次亜注入実績表 -2に平成 29 年度の青山次亜注入実績を示す 導水路に生息する放線菌由来のかび臭対策として 平成 26 年 5 月から青山次亜注入を実施しているが 低水温期においては放線菌のかび臭物質産生能力が低下すると考えられるため 平成 27 年度は冬季 ( 平成 28 年 1 月 ~3 月 ) の注入を停止した しかし 平成 28 年 11 月に道志ダムのゲート修理に伴う全量放流が行われ アンモニア態窒素濃度が上昇したため セラロッカにおける残留塩素の濃度制御に支障が生じた このため その後も降雨等による放流に伴うアンモニア態窒素濃度の上昇対策として 青山次亜注入を継続し 平成 29 年 12 月 4 日に停止した その後 雨量低下により道志川の水量及び道志ダムの水位が低下し 再びアンモニア態窒素濃度が上昇する等の水質悪化が懸念されたため 平成 30 年 2 月 9 日から 水位が回復する3 月 5 日まで青山次亜を注入した ( エ ) 配水池水の水質状況 表 -2 川井浄水場原水への青山次亜注入実績 水質検査計画に基づき検査を実施した結果 セラロッカ配水池水の水質は 年間を通して水質基準 に適合していた 注入理由 注入期間 注入率 ( mg /L) 導水路放線菌のジェオスミン産生抑制 4/1~12/4 0.1~0.2 水質悪化 ( アンモニア態窒素 ) の予防措置 2/9~3/5 0.1

26 3 給水栓水の水質概要市内定点 15 箇所 ( 表 -1 参照 ) における給水栓水の水質検査は 水質検査計画に定める通り 検査項目によって異なる頻度で行っている 一般細菌 大腸菌及び理化学試験項目などの水質基準 12 項目並びに水温 残留塩素及び電気伝導率については毎月検査を行った その他の水質基準項目 26 項目 水質管理目標設定項目 及び本市が独自に行う検査項目については年 4 回検査を行った また 送 配水管内で濃度が上昇しない無機物及び有機物の水質基準 13 項目については 浄水場出口 ( 浄水場内配水池 ) で採水し 年 4 回検査を行った 一方 水道法で毎日 1 回以上の測定が定められている消毒の残留効果については 配水系統を考慮して市内のモニター宅に設置した自動水質測定装置で連続的に検査している なお 平成 29 年度については お客さまモニターによる色及び濁りの目視検査から 自動水質測定装置による色度及び濁度の検査に移行するための事前調査として 両方の検査を行った 平成 29 年度は 全ての水質項目について水質基準に適合していた ( 表 -2 参照 ) 表 -1 平成 29 年度市内給水栓水の検査地点 ( 市内定点 15 箇所 ) No. 採水箇所住所系統配水池配水の詳細 1 青葉水道事務所 2 十日市場だんご山公園 3 下瀬谷第一公園 青葉区大場町 41-1 緑区十日市場町 1606 瀬谷区北新 35 川井浄水場川井 5 号川井 5 号 恩田線 川井浄水場三保川井 5 号 三保配水池 十日市場高区線 川井浄水場川井 4 号川井 4 号 瀬谷高区線 4 もえぎ野公園 青葉区もえぎ野 7 川井浄水場 ( 企 ) 西長沢浄水場 恩田 川井 5 号 恩田配水池 (+( 企 ) 西長沢 ) たちばな台高区線 5 高島中央公園 6 社宮司公園 西区みなとみらい 5-2 西区南浅間町 25 西谷浄水場野毛山西谷 2 号 野毛山配水池 MM21 線 西谷浄水場西谷 3 号西谷 3 号 西谷幹線 高島 神奈川線 7 キリン園公園 中区千代崎町 1-25 西谷浄水場 平楽 西谷 3 号 西谷幹線 保土ケ谷共同溝 浦舟線 平楽配水池 平楽高区線 8 中田町第五公園 9 弥生台南公園 泉区中田西 3-14 泉区弥生台 53 小雀浄水場小雀 1 号小雀 1 号 第 2 戸塚高区線 小雀浄水場高塚小雀 2 号 高塚配水池 弥生台高区線 10 勝田公園 都筑区勝田町 小雀浄水場 ( 企 ) 西長沢浄水場 港北 小雀 2 号 港北配水池 (+( 企 ) 西長沢 ) 港北高区線 11 干網公園 金沢区並木 2-9 小雀浄水場 ( 西谷浄水場 ) 峰 小雀 3 号 峰配水池 (+ 西谷 3 号 ) 並木線 12 野七里第二公園 栄区野七里 1-10 小雀浄水場西谷浄水場 ( 企 ) 綾瀬浄水場 港南台 小雀 3 号 峰配水池 (+ 西谷 3 号 ) 港南台配水池 (+( 企 ) 綾瀬 ) 公田高区線 13 新横浜第一公園 港北区新横浜 ( 企 ) 西長沢浄水場新横浜受水 ( 企 ) 西長沢 企業団送水管 新横浜受水 14 水道みち向台公園 保土ケ谷区川島町 694 ( 企 ) 相模原浄水場仏向 ( 企 ) 相模原 ( 企 ) 矢指調整池 仏向配水池 仏向高区線 15 釜利谷第四公園 金沢区釜利谷東 1-56 ( 企 ) は神奈川県内広域水道企業団を表す ( 企 ) 綾瀬浄水場金沢 ( 企 ) 綾瀬 ( 企 ) 朝比奈調整池 金沢配水池 釜利谷線

27 表 -2 平成 29 年度市内給水栓水の水質検査結果 No. 水質検査項目 最高 最低 平均 1 一般細菌 1 未満 1 未満 1 未満 2 大腸菌 ( 定性 ) 不検出 不検出 不検出 3 カドミウム及びその化合物 未満 未満 未満 4 水銀及びその化合物 未満 未満 未満 5 セレン及びその化合物 未満 未満 未満 6 鉛及びその化合物 未満 未満 7 ヒ素及びその化合物 未満 未満 未満 8 六価クロム化合物 未満 未満 未満 9 亜硝酸態窒素 未満 未満 未満 10 シアン化物イオン及び塩化シアン 未満 未満 未満 11 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 フッ素及びその化合物 ホウ素及びその化合物 未満 0.01 未満 14 四塩化炭素 未満 未満 未満 15 1,4-ジオキサン 未満 未満 未満 16 シス-1,2-シ クロロエチレン及びトランス-1,2-シ クロロエチレン 未満 未満 未満 17 ジクロロメタン 未満 未満 未満 18 テトラクロロエチレン 未満 未満 未満 19 トリクロロエチレン 未満 未満 未満 20 ベンゼン 未満 未満 未満 21 塩素酸 クロロ酢酸 未満 未満 未満 23 クロロホルム ジクロロ酢酸 未満 未満 25 ジブロモクロロメタン 臭素酸 未満 未満 未満 27 総トリハロメタン トリクロロ酢酸 未満 ブロモジクロロメタン ブロモホルム 未満 未満 31 ホルムアルデヒド 未満 未満 32 亜鉛及びその化合物 未満 アルミニウム及びその化合物 鉄及びその化合物 0.01 未満 0.01 未満 0.01 未満 35 銅及びその化合物 未満 ナトリウム及びその化合物 マンガン及びその化合物 未満 未満 未満 38 塩化物イオン カルシウム マク ネシウム等 ( 硬度 ) 蒸発残留物 陰イオン界面活性剤 未満 未満 未満 42 ジェオスミン 未満 未満 43 2-メチルイソボルネオール 未満 未満 44 非イオン界面活性剤 未満 未満 未満 45 フェノール 未満 未満 未満 46 有機物 ( 全有機炭素 (TOC) の量 ) 未満 ph 値 味 異常なし 異常なし 異常なし 49 臭気 異常なし 異常なし 異常なし 50 色度 0.5 未満 0.5 未満 0.5 未満 51 濁度 0.1 未満 0.1 未満 0.1 未満 の水質項目のデータは浄水場出口 ( 浄水場内配水池 ) の検査結果

28 第 1 部理化学及び細菌試験 1 水源 ( 相模湖系 ) (1) 相模原沈でん池 ( 混薬槽 ) 採水年月日 H29/4/11 5/23 6/20 7/19 8/22 9/26 10/30 当日天候 雨 晴 晴 曇 晴 晴 晴 前日天候 晴 晴 晴 曇 曇 晴 雨 気温 水温 有機物 ( 全有機炭素 (TOC) の量 ) ph 値 臭気 藻臭 藻臭 藻臭 藻臭 藻臭 藻臭 土臭 色度 濁度 臭気強度 溶存性有機炭素 (DOC) 採水年月日 11/28 12/19 H30/1/24 2/20 3/20 最高 最低 平均 当日天候 曇 晴 晴 晴 雨 前日天候 晴 晴 晴 晴 曇 気温 水温 有機物 ( 全有機炭素 (TOC) の量 ) ph 値 臭気 藻臭 藻臭 藻臭 藻臭 藻臭 色度 濁度 臭気強度 溶存性有機炭素 (DOC) (2) 相模原沈でん池 ( 主取水塔 ) 採水年月日 H29/4/11 5/23 6/20 7/19 8/22 9/26 10/30 当日天候 雨 晴 晴 曇 晴 晴 晴 前日天候 晴 晴 晴 曇 曇 晴 雨 気温 水温 有機物 ( 全有機炭素 (TOC) の量 ) ph 値 臭気 藻臭 藻臭 藻臭 藻臭 藻臭 藻臭 土臭 色度 濁度 臭気強度 溶存性有機炭素 (DOC) 採水年月日 11/28 12/19 H30/1/24 2/20 3/20 最高 最低 平均 当日天候 曇 晴 晴 晴 雨 前日天候 晴 晴 晴 晴 曇 気温 水温 有機物 ( 全有機炭素 (TOC) の量 ) ph 値 臭気 藻臭 藻臭 藻臭 藻臭 藻臭 色度 濁度 臭気強度 溶存性有機炭素 (DOC)

29 2 水源 ( 馬入川系 ) (1) 相模川 ( 寒川取水口 ) 採水年月日 H29/4/11 5/23 6/20 7/19 8/22 9/26 10/30 当日天候 雨 晴 晴 晴 曇 晴 晴 前日天候 曇 晴 曇 雨 曇 晴 雨 気温 水温 一般細菌 1,100 2,900 5,100 81,000 7,000 5,300 7,100 大腸菌 , カドミウム及びその化合物 未満 未満 未満 水銀及びその化合物 未満 未満 未満 セレン及びその化合物 未満 未満 未満 鉛及びその化合物 未満 ヒ素及びその化合物 未満 未満 六価クロム化合物 未満 未満 亜硝酸態窒素 未満 シアン化物イオン及び塩化シアン 未満 未満 未満 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 フッ素及びその化合物 ホウ素及びその化合物 未満 四塩化炭素 未満 未満 未満 1,4-ジオキサン 未満 未満 未満 シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランスー 1,2-ジクロロエチレン 未満 未満 未満 ジクロロメタン 未満 未満 未満 テトラクロロエチレン 未満 未満 未満 トリクロロエチレン 未満 未満 未満 ベンゼン 未満 未満 未満 亜鉛及びその化合物 アルミニウム及びその化合物 鉄及びその化合物 銅及びその化合物 ナトリウム及びその化合物 マンガン及びその化合物 塩化物イオン カルシウム マグネシウム等 ( 硬度 ) 蒸発残留物 陰イオン界面活性剤 未満 未満 未満 ジェオスミン 未満 2-メチルイソボルネオール (2-MIB) 未満 未満 非イオン界面活性剤 未満 未満 未満 フェノール 未満 未満 未満 有機物 ( 全有機炭素 (TOC) の量 ) ph 値 臭気 藻臭 藻臭 藻臭 藻臭 藻臭 藻臭 土臭 色度 濁度 アンチモン及びその化合物 未満 未満 ウラン及びその化合物 未満 未満 ニッケル及びその化合物 未満 ,2-ジクロロエタン 未満 未満 トルエン 未満 未満 農薬 ( オキソン体を含む ) ,1,1-トリクロロエタン 未満 未満 メチル-t-ブチルエーテル (MTBE) 未満 未満 臭気強度 従属栄養細菌 98, , , , , , ,000 1,1-ジクロロエチレン 未満 未満 アンモニア態窒素 生物化学的酸素要求量 (BOD) 全窒素 全リン リン酸態リン 未満 溶存性有機炭素 (DOC) 大腸菌群 3,100 7,300 8, ,000 33,000 20,000 39,000 腸球菌 臭化物イオン

30 採水年月日 11/28 12/19 H30/1/24 2/20 3/20 最高 最低 平均 当日天候 曇 晴 晴 晴 雨 前日天候 曇 曇 晴 曇 曇 気温 水温 一般細菌 , , ,800 大腸菌 , カドミウム及びその化合物 未満 未満 未満 未満 水銀及びその化合物 未満 未満 未満 未満 セレン及びその化合物 未満 未満 未満 未満 鉛及びその化合物 未満 ヒ素及びその化合物 未満 未満 未満 六価クロム化合物 未満 未満 未満 亜硝酸態窒素 未満 シアン化物イオン及び塩化シアン 未満 未満 未満 未満 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 フッ素及びその化合物 ホウ素及びその化合物 未満 0.01 四塩化炭素 未満 未満 未満 未満 1,4-ジオキサン 未満 未満 未満 未満 シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランスー 1,2-ジクロロエチレン 未満 未満 未満 未満 ジクロロメタン 未満 未満 未満 未満 テトラクロロエチレン 未満 未満 未満 未満 トリクロロエチレン 未満 未満 未満 未満 ベンゼン 未満 未満 未満 未満 亜鉛及びその化合物 アルミニウム及びその化合物 鉄及びその化合物 銅及びその化合物 ナトリウム及びその化合物 マンガン及びその化合物 塩化物イオン カルシウム マグネシウム等 ( 硬度 ) 蒸発残留物 陰イオン界面活性剤 未満 未満 未満 未満 ジェオスミン 未満 未満 メチルイソボルネオール (2-MIB) 未満 未満 未満 未満 未満 非イオン界面活性剤 未満 未満 未満 未満 フェノール 未満 未満 未満 未満 有機物 ( 全有機炭素 (TOC) の量 ) ph 値 臭気 藻臭 藻臭 藻臭 藻臭 藻臭 色度 濁度 アンチモン及びその化合物 未満 未満 未満 ウラン及びその化合物 未満 未満 未満 ニッケル及びその化合物 未満 ,2-ジクロロエタン 未満 未満 未満 トルエン 未満 未満 未満 農薬 ( オキソン体を含む ) ,1,1-トリクロロエタン 未満 未満 未満 メチル-t-ブチルエーテル (MTBE) 未満 未満 未満 臭気強度 従属栄養細菌 53,000 64, ,000 36,000 94, ,000 36, ,000 1,1-ジクロロエチレン 未満 未満 未満 アンモニア態窒素 生物化学的酸素要求量 (BOD) 全窒素 全リン リン酸態リン 未満 未満 0.02 未満 溶存性有機炭素 (DOC) 大腸菌群 1,900 1,800 7, , , ,000 腸球菌 臭化物イオン

31 3 水源 ( 道志川系 ) (1) 青山ずい道出口 採水年月日 H29/4/11 5/23 6/20 7/19 8/22 9/26 10/30 当日天候 雨 晴 晴 晴 曇 晴 晴 前日天候 晴 晴 晴 晴 曇 晴 雨 気温 水温 一般細菌 ,900 3,900 1, 大腸菌 160 1, カドミウム及びその化合物 未満 未満 未満 水銀及びその化合物 未満 未満 未満 セレン及びその化合物 未満 未満 未満 鉛及びその化合物 未満 未満 未満 ヒ素及びその化合物 未満 未満 未満 六価クロム化合物 未満 未満 未満 亜硝酸態窒素 未満 未満 未満 シアン化物イオン及び塩化シアン 未満 未満 未満 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 フッ素及びその化合物 ホウ素及びその化合物 0.01 未満 未満 四塩化炭素 未満 未満 未満 1,4-ジオキサン 未満 未満 未満 シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランスー 1,2-ジクロロエチレン 未満 未満 未満 ジクロロメタン 未満 未満 未満 テトラクロロエチレン 未満 未満 未満 トリクロロエチレン 未満 未満 未満 ベンゼン 未満 未満 未満 亜鉛及びその化合物 未満 アルミニウム及びその化合物 鉄及びその化合物 銅及びその化合物 未満 未満 ナトリウム及びその化合物 マンガン及びその化合物 塩化物イオン カルシウム マグネシウム等 ( 硬度 ) 蒸発残留物 陰イオン界面活性剤 未満 未満 未満 ジェオスミン 未満 未満 未満 未満 2-メチルイソボルネオール (2-MIB) 未満 未満 非イオン界面活性剤 未満 未満 未満 フェノール 未満 未満 未満 有機物 ( 全有機炭素 (TOC) の量 ) ph 値 臭気 藻臭 藻臭 かび臭 かび臭 藻臭 藻臭 土臭 色度 濁度 アンチモン及びその化合物 未満 未満 ウラン及びその化合物 未満 未満 ニッケル及びその化合物 未満 未満 1,2-ジクロロエタン 未満 未満 トルエン 未満 未満 農薬 ( オキソン体を含む ) ,1,1-トリクロロエタン 未満 未満 メチル-t-ブチルエーテル (MTBE) 未満 未満 臭気強度 従属栄養細菌 32, , , , , ,000 17,000 1,1-ジクロロエチレン 未満 未満 アンモニア態窒素 未満 未満 生物化学的酸素要求量 (BOD) 全窒素 全リン 0.01 未満 未満 リン酸態リン 0.02 未満 未満 未満 溶存性有機炭素 (DOC) 大腸菌群 790 5,500 1,600 7,300 7,300 5,500 3,600 腸球菌 臭化物イオン 0.01 未満 未満 未満

32 採水年月日 11/28 12/19 H30/1/24 2/20 3/20 最高 最低 平均 当日天候 曇 晴 晴 晴 雨 前日天候 晴 晴 晴 晴 曇 気温 水温 一般細菌 , 大腸菌 , カドミウム及びその化合物 未満 未満 未満 未満 水銀及びその化合物 未満 未満 未満 未満 セレン及びその化合物 未満 未満 未満 未満 鉛及びその化合物 未満 未満 未満 未満 ヒ素及びその化合物 未満 未満 未満 未満 六価クロム化合物 未満 未満 未満 未満 亜硝酸態窒素 未満 未満 未満 未満 シアン化物イオン及び塩化シアン 未満 未満 未満 未満 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 フッ素及びその化合物 ホウ素及びその化合物 未満 未満 0.01 未満 四塩化炭素 未満 未満 未満 未満 1,4-ジオキサン 未満 未満 未満 未満 シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランスー 1,2-ジクロロエチレン 未満 未満 未満 未満 ジクロロメタン 未満 未満 未満 未満 テトラクロロエチレン 未満 未満 未満 未満 トリクロロエチレン 未満 未満 未満 未満 ベンゼン 未満 未満 未満 未満 亜鉛及びその化合物 未満 未満 アルミニウム及びその化合物 鉄及びその化合物 銅及びその化合物 未満 未満 ナトリウム及びその化合物 マンガン及びその化合物 塩化物イオン カルシウム マグネシウム等 ( 硬度 ) 蒸発残留物 陰イオン界面活性剤 未満 未満 未満 未満 ジェオスミン 未満 未満 未満 未満 未満 未満 未満 2-メチルイソボルネオール (2-MIB) 未満 未満 未満 未満 未満 非イオン界面活性剤 未満 未満 未満 未満 フェノール 未満 未満 未満 未満 有機物 ( 全有機炭素 (TOC) の量 ) ph 値 臭気 藻臭 藻臭 藻臭 藻臭 藻臭 色度 濁度 アンチモン及びその化合物 未満 未満 未満 ウラン及びその化合物 未満 未満 未満 ニッケル及びその化合物 未満 未満 未満 1,2-ジクロロエタン 未満 未満 未満 トルエン 未満 未満 未満 農薬 ( オキソン体を含む ) ,1,1-トリクロロエタン 未満 未満 未満 メチル-t-ブチルエーテル (MTBE) 未満 未満 未満 臭気強度 従属栄養細菌 15,000 68,000 34,000 9,000 16, ,000 9, ,000 1,1-ジクロロエチレン 未満 未満 未満 アンモニア態窒素 未満 未満 0.01 未満 生物化学的酸素要求量 (BOD) 全窒素 全リン 未満 未満 0.01 リン酸態リン 未満 未満 0.02 未満 0.02 未満 溶存性有機炭素 (DOC) 大腸菌群 ,300 7, ,900 腸球菌 未満 1.0 未満 未満 22 臭化物イオン 未満 未満 0.01 未満 0.01 未満

33 4 西谷浄水場 (1) 原水 ( 相模湖系 ) 項目最高最低平均試験頻度 気温 水温 一般細菌 1, 大腸菌 ( 定量 ) 未満 亜硝酸態窒素 未満 未満 12 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 アルミニウム及びその化合物 鉄及びその化合物 マンガン及びその化合物 塩化物イオン カルシウム マグネシウム等 ( 硬度 ) 蒸発残留物 ジェオスミン 未満 メチルイソボルネオール (2-MIB) 未満 未満 52 有機物 ( 全有機炭素 (TOC) の量 ) ph 値 藻臭 296 回 藻草臭 42 回 藻土臭 7 回 藻金気臭 6 回 臭気藻かび臭 4 回 365 藻生ぐさ臭 4 回 土臭 4 回 藻生草臭 1 回 藻生磯臭 1 回 色度 濁度 臭気強度 アンモニア態窒素 未満 0.01 未満 12 総アルカリ度 電気伝導率 塩素要求量 硫酸イオン 溶存鉄 未満 溶存マンガン (2) 沈でん処理集合水項目最高最低平均試験頻度 水温 有機物 ( 全有機炭素 (TOC) の量 ) ph 値 濁度 残留塩素 0.08 未満 0.08 未満 0.08 未満 52 (3) ろ過集合水項目最高最低平均試験頻度 水温 ジェオスミン 未満 メチルイソボルネオール (2-MIB) 未満 未満 12 有機物 ( 全有機炭素 (TOC) の量 ) ph 値 濁度 0.1 未満 0.1 未満 0.1 未満 52 残留塩素 (4) ポンプ井浄水項目最高最低平均試験頻度 水温 ph 値 濁度 0.1 未満 0.1 未満 0.1 未満 52 残留塩素