個人研究費の取扱要領

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こおがさかいざわ
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1 個人研究費の取扱要領

3 個人研究費の取扱要領この取扱要領は, 本学の教員が個人で行う学術研究の助成に関する必要な事項を定める以下の説明は, 1 個人研究費の取扱についての説明である 1. 構成個人研究の助成費は, 次に掲げる研究費をもって構成する 1 個人研究費 2 個人研究奨励費 2. 交付額各研究助成費の交付額は, 別に定める所定の基準に基づき決定する 3. 交付対象者 1 個人研究費教授, 准教授, 助教, 専任研究員, 任期付教員 ( 教授准教授助教 ), 特別客員教授, 契約期間が6 月以上の客員教員 A, 助手, 任期付助手, その他任用規程において個人研究費支給の定めがある者 2 個人研究奨励費科学研究費助成事業に申請をした者のうち所定の基準に基づき決定された者ただし, 科学研究費助成事業に採択された者を除く 4. 交付申請 1 個人研究費個人研究費の交付を受ける者は, 個人研究費交付申請書を所定の期間内に所管課へ提出することなお, 交付申請書の提出がない場合は, 研究費は交付しない 2 個人研究奨励費個人研究奨励費の交付を申請する者は, 科学研究費助成事業の審査結果の開示を受け, その写しを所定の期日までに所管課へ提出すること 4. 個人研究費は, 個人研究費交付申請書および個人研究費研究経過成果報告書を提出することにより, 交付を受けることができる - 1 -

4 5. 交付方法本人の請求に基づき交付する 5. 交付日は特定しない 6. 使用範囲 1 個人研究費個人研究費の使用範囲は, 直接研究に関係ある諸経費で, 学校法人会計上教育研究経費支出で下記に掲げるもの, 及び教育研究用機器備品支出とする ( ) 内は該当する小科目消耗品費 ( 文具雑品費, 薬品材料費, 新聞雑誌費, 印刷製本費 ) 用品費 ( 図書費, 機械器具費, 標本模型費, ソフトウェア費 ) 旅費交通費 ( 研究旅費, 交通費 ) 通信費 ( 電信電話料, 郵便料 ) ただし, 電信電話料については研究室個室の電話料で限度額を超えた分, 及び使途を研究に係るデータ通信料金に限る修繕費 ( 修繕料 ) ただし, 個人研究費で購入した機器備品の修繕に限る賃借料ただし, 機器備品の賃借料に限る委託費 ( 計算委託費, その他委託費 ) 諸用費 ( 会費, 謝礼, 雑費 ) ただし, 謝礼については予算管理に関する取扱要領による教育研究用機器備品 ( 機械器具費, 標本模型費 ) 2 個人研究奨励費個人研究奨励費の使用範囲は, 科学研究費助成事業 ( 直接経費 ) の取扱いに準じる 6. 使用範囲は, ~ に該当するものとするが, その前提として直接研究に関係のある経費で, 本来, 大学が校費で支出すべきものであり, 購入した物品はすべて大学に帰属するという要件を満たさなければ, 税務上個人の給与所得とみなされるおそれがある ( 別紙 1) 図書費には情報検索利用料金も含む教育研究用機器備品となるものは, 取得価額が20 万円以上で, 固定資産となるものである 20 万円未満,5 万円以上は備品費となる 7. 支出要領仮払い及び精算イ個人研究費の一部の仮払を受けようとするときは, 支出伝票( 一般 ) により, 各所属事務室を経て請求するものとする 7. イ個人研究費を使用するときはすべて学部事務室等を経て, 所定の伝票により支出する研究上必要ある場合は, 仮払を請求することができる - 2 -

5 ロ仮払の精算は当該事務室を経て, 所定の精算用紙に必要事項を記入の上, 速やかに行うものとするハ 1 回に仮払できる金額は, 原則として10 万円以内とするニ仮払の精算が終っていないときは, 新たな仮払の請求はできないホ図書費又はソフトウェア費での精算があるときは, 図書明細書を添付しなければならないヘ領収書 ( 当該年度のものに限る ) は精算用紙に添付することロ仮払を受けたときは速やかに精算をしなければならない精算用紙は仮払を受けたときに, 資金課または京田辺校地総務課で受け取ること (1ヵ月以内の精算をめどとして仮払の請求をすること ) 仮払の精算ができない科目は, 研究旅費, 謝礼, 機械器具費標本模型費 ( 固定資産とならないものを含む ) であるハ特に研究上必要あると認められる場合は, 申請により10 万円以上の仮払請求をすることができるニ精算と新たな仮払の請求を同時にすることは可能である精算額が仮払金を上回るときは, 予算残高があれば, 上回る金額については立替払として追加支出する精算時に使用残額があるときは資金課に戻入するものとし, 資金課発行の領収書を精算用紙に貼付することその相当額は, 当該年度内であれば個人研究費として改めて支出できるヘ領収書は以下の要件を満たす必要がある 1 領収書の作成者名 ( 会社名, 代表者名 ) および領収印 ( 社印, 代表者印 ) があること 2 領収年月日が正確に記載されていること 3 購入した物品等の内容および金額が記載されていること 4 領収書の宛先が同志社大学または同志社大学様となっていることクレジットカード使用による銀行口座引落通知書, 郵便振替受領書または小口支払でやむをえないときのレシートなどで領収書に代えるときは, 支払内容がわかるような明細書 ( 請求書等 ) を添付すること - 3 -

6 研究旅費イ研究出張の場合は, 必ず事前に出張稟議書により, 所属長の承認を受け, 支出伝票 ( 旅費 ) により当該事務室を経て請求するロ私費または学外資金による在外研究, 海外出張をする場合, 往復航空運賃及び滞在費を研究旅費として使用することができるハ私費または学外資金による在外研究, 海外出張中に国際学会, 会議に出席する場合や資料収集調査のための交通費として使用することができるただし, この場合後日領収書またはそれに代わるものを提出すること謝礼謝礼の支出については支出伝票 ( 謝礼 ) により, 事前に所属事務室及び人事厚生課を経て請求する機器備品の購入, 賃借及び修繕機器備品の購入, 賃借及び修繕については, あらかじめ調達申請書により事前に所属事務室及び今出川校地施設課又は京田辺校地施設課を経て発注するものとする在外研究, 海外出張中の精算在外研究, 海外出張中に仮払を受けたときは, 年度内の所定期間に, 原則として郵送で精算を行うものとする外国において購入したものの金額は, 交付時または購入時の為替レートにより日本円に換算して精算するものとする物品等の購入は仮払によらずすることができる謝礼は仮払, 立替払の対象とはならない謝礼に対する所得税は個人研究費から支出する機器備品については, 用品と固定資産を問わないなお, 仮払, 立替払の対象とはならない仮払, 立替払をせずに業者の請求書により購入することも可能である - 4 -

7 8. 成果報告書個人研究費を受けた者は所定の期日までに個人研究費研究経過成果報告書を所管課へ提出しなければならないなお, 提出された個人研究費研究経過成果報告書は, 原則としてホームページへの掲載等により公表する個人研究費研究経過成果報告書の提出がなされないときは, 次年度の個人研究費の交付はされない 9. 図書の帰属管理方法個人研究費で購入したものはすべて大学に帰属することになるので, 次のように取り扱うものとする購入図書には, すべて下記表示のシール ( 以下個研シールという ) を貼付し ( ただし, 雑誌資料等には不要 ), 個人所有のものと区別すること ( 個研シール) 図書等の管理, 保管は各人の責任で行い, 紛失, 破損したものについては, 毎年度末に, 精算書とともに届け出ること退職する場合は, 所定の手続きにもとづき購入図書をまとめて返納すること返納のない場合は, 所得とみなされ課税されることがある 10. 機器備品の帰属管理方法個人研究費で購入した機器備品は, すべて大学に帰属するものであり, その調達及び管理については経理規程, 同取扱細則, 固定資産事務取扱要項の定めるところによるなお購入機器備品には, 個研シールを貼付し, 個人所有のものと区別すること 10. 個人研究費で購入した機器備品はすべて備品台帳, 固定資産台帳に登録し管理され, 経理規程により現物調査が行われる - 5 -

8 附 1. この個人研究費に関する事務は, 研究開発推進機構が所管する附 2. この取扱要領の改廃は, 部長会の審議を経て, 学長が決定する部長会 1971 年 3 月 18 日改正部長会 1973 年 4 月 1 日改正部長会 1974 年 4 月 1 日改正部長会 1975 年 4 月 1 日改正部長会 1978 年 4 月 1 日改正部長会 1979 年 4 月 1 日改正部長会 1980 年 4 月 1 日改正部長会 1981 年 4 月 1 日改正部長会 1986 年 4 月 1 日改正部長会 1987 年 4 月 1 日改正部長会 1988 年 4 月 1 日改正部長会 1989 年 4 月 1 日改正部長会 1990 年 4 月 1 日改正部長会 1991 年 4 月 1 日改正部長会 1992 年 4 月 1 日改正部長会 1993 年 4 月 1 日改正部長会 1994 年 4 月 1 日改正部長会 1995 年 4 月 1 日改正部長会 1996 年 4 月 1 日改正部長会 1997 年 4 月 1 日改正部長会 1999 年 4 月 1 日改正部長会 2000 年 4 月 1 日改正部長会 2001 年 4 月 1 日改正部長会 2002 年 4 月 1 日改正部長会 2003 年 7 月 3 日改正部長会 2004 年 4 月 1 日改正部長会 2004 年 4 月 8 日改正部長会 2005 年 1 月 13 日改正部長会 2007 年 4 月 1 日改正部長会 2009 年 9 月 17 日改正部長会 2010 年 9 月 16 日改正部長会 2011 年 9 月 15 日改正部長会 2012 年 2 月 16 日改正部長会 2013 年 2 月 14 日改正部長会 2015 年 3 月 5 日改正部長会 2016 年 9 月 15 日改正 - 6 -

9 別紙 1 研究費等に対する税務署の見解大学の教授等が支給を受ける研究費等に対する所得税の取扱い個 24 大学に勤務する教授, 助教授, 講師及び助手等が当該大学から支給を受ける研究費, 出版助成金, 表彰金等に対する所得税の課税に当っては, それぞれ下記により取り扱うこととされたい ( 昭直所 2-59) 記個人研究費, 特別研究費, 研究雑費または研究費補助等の名目で, 教授等の地位または資格等に応じ, 年額又は月額により支給されるものについては, 大学が当該教授等からその費途の明細を徴し, 且つ, 購入に係る物品がすべて大学に帰属するものである等, 大学が直接支給すべきであったものを当該教授等を通じて支出したと認められるものを除き, 当該教授等の給与所得とすること大学から与えられた研究題目又は当該教授等の選択による研究題目の研究のために必要な金額としてあらかじめ支給される研究奨励金のようなものについては, に準じて取り扱うこと教授等がその研究の成果を自費出版しようとする場合に, 大学から支給を受ける出版助成金等については, 当該出版の実態に応じ, 当該教授等の雑所得または事業所得の収入金額とすること学術上の研究に特に成果を挙げた教授等または教育実践上特に功績があった教授等を表彰するものとして大学から支給される表彰金等については, 当該教授等の一時所得とすること所得税法研究会実務所得税法類集 (1248 頁新日本法規 ) - 7 -

学内研究費案内

学内研究費案内研究費ハンドブック 5 [ 個人研究費取扱要領 ]( 名古屋キャンパス瀬戸キャンパス共通 ) 個人研究費執行の前提 1 研究費は教員個人の研究活動に直接的に要する諸経費に充てるものとする学部に配分された研究費総額 ( 以下学部研究費 ) の範囲内で学部の配分方針に基づき個人別配分額を決定する 2 学部共通研究費について : 各学部は学部研究費の範囲内であれば個人別配分額の他に学部共通研究費へ配分し当該学部の研究活動の諸経費に充てることができる