２００５年度事業報告書(案)

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1 2009 年 度 事 業 報 告 書 自 2009 年 4 月 1 日 至 2010 年 3 月 31 日 財 団 法 人 日 本 船 舶 技 術 研 究 協 会

2 目 次 Ⅰ 概 況 1. 役 員 4 2. 評 議 員 4 3. 理 事 会 及 び 評 議 員 会 4 4. 事 務 局 6 Ⅱ 事 業 1. 船 舶 技 術 に 関 する 戦 略 の 策 定 8 2. 船 舶 に 関 する 基 準 規 格 への 対 応 8 3. 船 舶 技 術 の 戦 略 的 研 究 開 発 海 外 情 報 収 集 事 業 国 際 基 準 等 への 適 合 支 援 16 6.その 他 16 別 表 1 賛 助 会 員 名 簿 18 別 表 2 財 団 法 人 日 本 船 舶 技 術 研 究 協 会 会 長 理 事 長 専 務 理 事 及 び 常 務 理 事 名 簿 23 別 表 3 財 団 法 人 日 本 船 舶 技 術 研 究 協 会 理 事 監 事 名 簿 24 別 表 4 財 団 法 人 日 本 船 舶 技 術 研 究 協 会 評 議 員 名 簿 25 別 表 5 船 舶 技 術 戦 略 委 員 会 委 員 名 簿

3 Ⅰ 概 況 3 団 体 統 合 後 5 年 度 目 を 迎 えた 本 協 会 は キーワードである 基 準 規 格 研 究 開 発 を 三 位 一 体 として 各 事 業 に 戦 略 的 に 取 り 組 んだ 具 体 的 には 原 油 タンカーの 貨 物 油 タンクの 防 食 手 段 としての 耐 食 鋼 の 承 認 等 IMO ISO 等 の 国 際 規 律 に 対 する 我 が 国 提 案 実 現 のための 対 応 そ のためにも 必 要 となる 韓 国 中 国 等 アジア 諸 国 との 連 携 の 強 化 策 の 推 進 (ASEF の 共 催 ) に 力 を 注 ぎ 後 述 のとおり 着 実 に 成 果 を 収 めた また バラストタンク 塗 装 義 務 化 への 対 応 にむけた 研 究 開 発 等 通 常 の 研 究 開 発 事 業 の 着 実 な 実 施 に 加 え 物 流 効 率 化 安 全 確 保 環 境 保 全 等 の 研 究 開 発 を 戦 略 的 に 実 施 できるよう 体 制 を 整 備 すべく 緊 急 性 を 有 する 各 種 研 究 開 発 課 題 の 柔 軟 な 実 施 のためのツールとして 船 舶 技 術 研 究 開 発 促 進 事 業 基 金 を3 月 に 創 設 した さらに 海 事 産 業 においてもますます 重 要 性 を 増 しつつある 環 境 問 題 に ついては シップリサイクルに 関 する 調 査 研 究 事 業 を 引 き 続 き 実 施 するとと もに 現 存 船 インベントリ 作 成 のための 体 制 を 強 化 した また 国 際 的 な 塗 装 基 準 の 適 用 に 対 応 して 塗 装 検 査 員 の 資 格 試 験 (フロシオ 事 業 ) を 拡 充 した この 1 年 間 の 事 業 において 特 筆 すべきものは 以 下 のとおりである (1) ASEF(アジア 造 船 技 術 フォーラム)の 共 催 韓 国 中 国 等 アジア 諸 国 との 連 携 強 化 を 図 るため 2007 年 度 は 日 本 にて 2008 年 度 は 韓 国 にて ASEF を 開 催 した 2009 年 度 は 9 カ 国 から 300 名 が 参 加 し 中 国 で 開 催 し 次 回 2010 年 度 は 日 本 にて 開 催 することとなった (2) 原 油 タンカーの 貨 物 油 タンクの 防 食 手 段 としての 耐 食 鋼 の 承 認 IMO にて 貨 物 油 タンクの 防 食 基 準 が 最 終 化 した この 最 終 化 により わ が 国 が 世 界 に 先 駆 けて 開 発 実 用 化 を 進 めてきた 新 技 術 としての 耐 食 鋼 が 塗 装 と 同 等 の 防 食 措 置 として 認 められることとなった 当 協 会 では 船 舶 の 構 造 破 壊 防 止 に 係 る 基 準 に 関 する 調 査 研 究 (2006~2009 年 度 ) を 活 用 し てわが 国 の 検 討 を 主 導 するとともに IMO への 対 応 や 国 際 認 知 活 動 等 国 際 対 応 を 積 極 的 に 展 開 した その 結 果 当 初 の 逆 風 を 跳 ね 返 し わが 国 の 意 見 が 全 て 反 映 されたほぼ 完 璧 な 形 で 最 終 化 されるという 画 期 的 な 結 果 を 得 ることができた 本 結 果 は わが 国 の 関 係 産 業 ( 造 船 海 運 鉄 鋼 等 )の 競 争 力 強 化 に 大 きく 貢 献 す るものとして 特 筆 すべきものである (3) バラストタンク 塗 装 義 務 化 への 対 応 にむけた 研 究 開 発 バラストタンク 塗 装 義 務 化 に 係 る SOLAS 条 約 改 正 案 が 2006 年 11 月 に 採 択 されたのを 受 け 当 協 会 では 新 技 術 による 義 務 化 への 対 応 が 造 船 所 の 作 業 工 数 減 少 や 産 業 競 争 力 の 強 化 に 直 結 するとの 考 えから NC 切 断 機 に よるエッジ 部 処 理 技 術 やストライプコート 技 術 等 の 開 発 を 世 界 に 先 駆 けて 実 - 2 -

4 施 し 2009 年 度 に 終 了 した これら 技 術 は 複 数 の 造 船 所 に 導 入 され 作 業 の 効 率 化 に 貢 献 した さらに 今 年 度 は 造 船 現 場 に 対 応 しかつ 環 境 に 優 しい 塗 装 前 ブラスト 技 術 として 混 気 ジェットの 開 発 を 開 始 するとともに 船 上 保 持 が 義 務 づけられてい る Coating Technical File(CTF)の 作 成 支 援 システム 作 成 に 取 り 組 んだ CTF については システム 開 発 をほぼ 終 了 し 混 気 ジェット 開 発 も 概 ね 開 発 を 終 了 した (4) 低 速 肥 大 2 軸 船 (2 舵 )の 実 用 化 に 向 けた 研 究 開 発 水 槽 試 験 と HOPE 性 能 計 算 プログラムによるシリーズ 計 算 により 幅 広 2 軸 船 最 適 船 型 計 画 図 ( 低 速 肥 大 船 の 分 野 で 2 軸 船 型 が 通 常 の 1 軸 船 と 比 較 して 燃 費 的 に 経 済 的 に 有 効 となる 船 型 の 範 囲 を 定 量 的 に 示 す 図 表 )を 作 成 し 低 速 肥 大 2 軸 船 の 実 用 化 の 方 向 性 を 示 した また 水 槽 試 験 およびシミュレーションにより 幅 広 2 軸 船 型 が 操 縦 性 能 もすぐれていることを 併 せて 示 した (5) 船 舶 技 術 研 究 開 発 促 進 事 業 基 金 の 創 設 我 が 国 造 船 海 運 産 業 の 国 際 競 争 力 及 び 技 術 基 盤 の 強 化 並 びに 物 流 効 率 化 安 全 確 保 環 境 保 全 等 これら 産 業 が 直 面 する 喫 緊 の 技 術 課 題 に 柔 軟 に 対 応 するため 3 月 に 船 舶 技 術 研 究 開 発 促 進 事 業 基 金 を 創 設 し 2010 年 度 から3カ 年 計 画 で 緊 急 の 研 究 開 発 等 を 実 施 する 体 制 を 整 えた (6) フロシオ 事 業 フロシオ 資 格 認 定 試 験 を 2008 年 7 月 から 開 始 したところであるが 2009 年 度 においても 受 験 需 要 に 的 確 に 対 応 し その 結 果 試 験 合 格 者 の 合 計 は2 00 名 超 に 達 した さらに 2009 年 9 月 からは 塗 装 補 助 検 査 員 の 教 育 事 業 を 開 始 し すでに100 名 を 超 える 修 了 試 験 合 格 者 を 得 た (7) シップリサイクル 条 約 採 択 シップリサイクル 条 約 が 2009 年 5 月 に 採 択 また 同 条 約 の 実 施 に 必 要 と なる 有 害 物 質 インベントリ 作 成 ガイドラインが 7 月 に 採 択 された さらに 新 造 船 インベントリ 作 成 の 円 滑 化 等 を 行 うとともに ISO30006( 有 害 物 質 の 位 置 特 定 表 示 方 法 ) ISO30007(アスベスト 飛 散 暴 露 防 止 対 策 )の 原 案 を 作 成 提 案 した また 現 存 船 に 対 するインベントリ 作 成 業 務 に 内 航 船 小 型 外 航 船 を 加 えた (8) 賛 助 会 員 本 年 度 末 における 会 員 数 は 183 である ( 本 年 度 末 における 区 分 会 員 は 別 表 1のとおり) 引 き 続 き 新 会 員 の 勧 誘 に 精 力 的 に 取 り 組 むこととしてい る また 本 年 度 の 役 員 評 議 員 理 事 会 及 び 評 議 員 会 並 びに 事 務 局 の 状 況 - 3 -

5 は 次 のとおりである 1. 役 員 2009 年 度 の 役 員 の 異 動 は 4 月 2 日 開 催 の 第 14 回 評 議 員 会 ( 書 面 表 決 ) により 空 席 となっていた 矢 萩 強 志 理 事 の 後 任 として 田 中 護 史 氏 ( 有 識 者 ) が 選 任 された 当 協 会 3 期 目 の 役 員 は 2009 年 4 月 1 日 から 2 年 間 であり 4 月 15 日 に 開 催 の 第 15 回 理 事 会 ( 書 面 表 決 )により 会 長 副 会 長 理 事 長 専 務 理 事 常 務 理 事 が 別 表 2のとおり 選 任 された その 後 6 月 18 日 開 催 の 第 15 回 評 議 員 会 において 辞 任 届 のあった 宮 原 耕 治 理 事 元 山 登 雄 理 事 浦 環 理 事 竹 永 健 次 郎 理 事 の 後 任 として 芦 田 昭 充 氏 (( 社 ) 日 本 船 主 協 会 副 会 長 ) 日 納 義 郎 氏 (( 社 ) 日 本 造 船 工 業 会 副 会 長 ) 角 洋 一 氏 (( 社 ) 日 本 船 舶 海 洋 工 学 会 会 長 ) 及 び 田 中 康 夫 氏 ( 日 本 郵 船 ( 株 ) 経 営 委 員 )が 選 任 され 6 月 19 日 開 催 の 第 16 回 理 事 会 におい て 元 山 理 事 及 び 日 納 理 事 が 副 会 長 に 選 任 された また 10 月 22 日 に 開 催 の 第 16 回 評 議 員 会 において 辞 任 届 のあった 谷 野 龍 一 郎 理 事 の 後 任 とし て 伊 藤 茂 氏 ( 日 本 小 型 船 舶 検 査 機 構 理 事 長 )が 選 任 された なお 年 度 末 における 理 事 及 び 監 事 は 別 表 3 役 員 名 簿 のとおりである 2. 評 議 員 2009 年 度 の 評 議 員 の 異 動 は 6 月 19 日 開 催 の 第 16 回 理 事 会 において 辞 任 届 の 提 出 があった 今 清 水 義 紀 評 議 員 川 上 隆 陸 評 議 員 竹 川 正 夫 評 議 員 南 部 伸 孝 評 議 員 山 下 暁 評 議 員 及 び 横 田 健 二 評 議 員 の 後 任 として 蔵 原 成 実 氏 (( 株 )アイ エイチ アイマリンユナイテッド 常 務 取 締 役 ) 門 田 尚 氏 (( 株 ) 新 来 島 どっく 代 表 取 締 役 社 長 ) 永 田 憲 夫 氏 ( 三 井 造 船 ( 株 ) 常 務 取 締 役 鉄 鋼 物 流 事 業 本 部 長 ) 木 内 大 助 氏 (( 社 ) 日 本 造 船 工 業 会 専 務 理 事 ) 北 村 正 一 氏 (( 社 ) 日 本 舶 用 工 業 会 専 務 理 事 ) 及 び 竹 永 健 次 郎 氏 ( 川 崎 汽 船 ( 株 ) 執 行 役 員 )が 選 任 された また 10 月 23 日 に 開 催 された 第 17 回 理 事 会 において 辞 任 届 の 提 出 があ った 土 井 征 一 郎 評 議 員 南 雲 龍 夫 評 議 員 及 び 濱 根 義 和 評 議 員 の 後 任 として 小 﨑 文 雄 氏 (( 独 ) 鉄 道 建 設 運 輸 施 設 整 備 支 援 機 理 事 ) 落 合 諒 氏 (( 株 ) サノヤス ヒシノ 明 昌 代 表 取 締 役 会 長 ) 及 び 中 部 隆 氏 ( 尾 道 造 船 ( 株 ) 代 表 取 締 役 社 長 )が 選 任 された なお 年 度 末 における 評 議 員 は 別 表 4 評 議 員 名 簿 のとおりである 3. 理 事 会 及 び 評 議 員 会 (1) 理 事 会 第 15 回 理 事 会 開 催 日 2009 年 4 月 15 日 書 面 表 決 審 議 事 項 議 案 会 長 副 会 長 理 事 長 専 務 理 事 常 務 理 事 の 互 選 の 件 - 4 -

6 第 16 回 理 事 会 開 催 日 2009 年 6 月 19 日 場 所 東 海 大 学 校 友 会 館 望 星 の 間 審 議 事 項 第 1 号 議 案 副 会 長 の 互 選 に 関 する 件 第 2 号 議 案 評 議 員 の 選 任 に 関 する 件 第 3 号 議 案 3 戦 略 委 員 会 の 統 合 に 関 する 件 第 4 号 議 案 2008 年 度 事 業 報 告 及 び 決 算 報 告 に 関 する 件 第 17 回 理 事 会 開 催 日 2009 年 10 月 23 日 場 所 東 海 大 学 校 友 会 館 望 星 の 間 審 議 事 項 第 1 号 議 案 評 議 員 の 選 任 に 関 する 件 第 2 号 議 案 船 舶 技 術 戦 略 委 員 会 委 員 の 選 任 に 関 する 件 第 3 号 議 案 組 織 の 変 更 に 関 する 件 第 4 号 議 案 2010 年 度 日 本 財 団 助 成 金 の 申 請 に 関 する 件 第 18 回 理 事 会 開 催 日 2010 年 1 月 21 日 場 所 財 団 法 人 日 本 船 舶 技 術 研 究 協 会 4 階 大 会 議 室 審 議 事 項 第 1 号 議 案 基 本 財 産 の 取 り 崩 しに 関 する 件 第 2 号 議 案 2009 年 度 一 般 会 計 収 支 予 算 の 変 更 に 関 する 件 第 19 回 理 事 会 開 催 日 2010 年 3 月 30 日 場 所 海 運 ビル 3 階 号 室 審 議 事 項 第 1 号 議 案 2009 年 度 事 業 計 画 変 更 ( 案 ) 並 びに 2009 年 度 収 支 予 算 の 実 施 状 況 報 告 及 び 収 支 予 算 の 変 更 ( 案 )に 関 する 件 第 2 号 議 案 船 舶 技 術 研 究 開 発 促 進 事 業 基 金 の 創 設 及 び 同 基 金 取 扱 規 程 ( 案 )の 制 定 に 関 する 件 第 3 号 議 案 2010 年 度 事 業 計 画 ( 案 ) 及 び 収 支 予 算 ( 案 )に 関 する 件 (2) 評 議 員 会 第 14 回 評 議 員 会 開 催 日 2009 年 4 月 2 日 書 面 表 決 - 5 -

7 審 議 事 項 議 案 理 事 の 選 任 に 関 する 件 第 15 回 評 議 員 会 開 催 日 2009 年 6 月 18 日 場 所 東 海 大 学 校 友 会 館 富 士 の 間 審 議 事 項 第 1 号 議 案 議 長 の 選 任 に 関 する 件 第 2 号 議 案 理 事 の 選 任 に 関 する 件 第 3 号 議 案 2008 年 度 事 業 報 告 及 び 決 算 報 告 に 関 する 件 第 16 回 評 議 員 会 開 催 日 2009 年 10 月 22 日 場 所 東 海 大 学 校 友 会 館 阿 蘇 の 間 審 議 事 項 第 1 号 議 案 理 事 の 選 任 に 関 する 件 第 2 号 議 案 2010 年 度 日 本 財 団 助 成 金 の 申 請 に 関 する 件 第 17 回 評 議 員 会 開 催 日 2010 年 1 月 21 日 場 所 財 団 法 人 日 本 船 舶 技 術 研 究 協 会 4 階 大 会 議 室 審 議 事 項 第 1 号 議 案 基 本 財 産 の 取 り 崩 しに 関 する 件 第 2 号 議 案 2009 年 度 一 般 会 計 収 支 予 算 の 変 更 に 関 する 件 第 18 回 評 議 員 会 開 催 日 2010 年 3 月 29 日 場 所 東 海 大 学 校 友 会 館 富 士 の 間 審 議 事 項 第 1 号 議 案 2009 年 度 事 業 計 画 変 更 ( 案 ) 並 びに 2009 年 度 収 支 予 算 の 実 施 状 況 報 告 及 び 収 支 予 算 の 変 更 ( 案 )に 関 する 件 第 2 号 議 案 船 舶 技 術 研 究 開 発 促 進 事 業 基 金 の 創 設 及 び 同 基 金 取 扱 規 程 ( 案 )の 制 定 に 関 する 件 第 3 号 議 案 2010 年 度 事 業 計 画 ( 案 ) 及 び 収 支 予 算 ( 案 )に 関 する 件 4. 事 務 局 年 度 当 初 における 事 務 局 の 組 織 は 事 務 局 長 ( 専 務 理 事 兼 務 ) 下 に 総 務 グ ループ 企 画 研 究 開 発 プロジェクトグループ 基 準 規 格 グループ 及 び 業 務 グループの 4 グループを 配 置 し その 職 員 数 は 27 名 (うち 業 務 グループ 1 名 )であったが 業 務 をより 効 率 的 かつ 有 機 的 に 実 施 するために 組 織 改 - 6 -

8 正 を 行 い 2010 年 1 月 1 日 から 総 務 グループ 国 際 企 画 グループ 技 術 研 究 グループ 及 び 業 務 グループに 改 めた 年 度 末 におけるその 職 員 数 は 29 名 (うち 業 務 グループ 3 名 )であった - 7 -

9 Ⅱ 事 業 1. 船 舶 技 術 に 関 する 戦 略 の 策 定 ( 自 主 事 業 ) 我 が 国 海 事 分 野 の 活 性 化 を 図 るため 造 船 海 運 舶 用 工 業 大 学 研 究 機 関 船 舶 検 査 機 関 官 公 庁 等 の 関 係 者 の 参 画 を 得 て 研 究 開 発 及 び 基 準 規 格 への 対 応 を 一 体 的 に 進 めた 当 協 会 の 活 動 開 始 とともに 設 置 した 船 舶 技 術 戦 略 委 員 会 研 究 開 発 戦 略 委 員 会 及 び 基 準 規 格 戦 略 委 員 会 は 理 事 会 等 への 意 見 具 申 提 案 を 行 って きた しかしながら 近 年 研 究 開 発 事 業 と 基 準 規 格 事 業 が 相 互 に 関 連 する 事 業 が 増 加 しており 戦 略 委 員 会 としての 指 導 力 を 強 化 するためには 研 究 開 発 戦 略 委 員 会 及 び 基 準 規 格 戦 略 委 員 会 を 一 体 運 用 することが 望 まれ また 組 織 の 簡 素 化 意 志 決 定 の 迅 速 化 を 図 るため 第 16 回 理 事 会 におい て 両 委 員 会 を 船 舶 技 術 戦 略 委 員 会 に 統 合 し 次 の 通 り 開 催 した ( 年 度 末 にお ける 委 員 名 簿 は 別 表 5のとおり) (1) 第 8 回 船 舶 技 術 戦 略 委 員 会 (2009 年 7 月 28 日 ) 当 協 会 発 足 4 年 間 の 歩 みと 主 な 成 果 を 承 認 2009 年 度 事 業 進 捗 状 況 報 告 (2) 第 9 回 船 舶 技 術 戦 略 委 員 会 (2009 年 10 月 19 日 ) 2009 年 度 事 業 進 捗 状 況 報 告 及 び 2010 年 度 日 本 財 団 助 成 事 業 申 請 を 承 認 (3) 第 10 回 船 舶 技 術 戦 略 委 員 会 (2010 年 3 月 19 日 ) 2009 年 度 事 業 進 捗 状 況 報 告 及 び 2010 年 度 事 業 計 画 を 承 認 船 舶 技 術 研 究 開 発 促 進 事 業 基 金 の 創 設 及 び 当 該 基 金 を 活 用 する 事 業 を 承 認 2. 船 舶 に 関 する 基 準 規 格 への 対 応 ( 日 本 財 団 助 成 事 業 ) 船 舶 に 関 する 基 準 規 格 について 一 体 的 視 野 からとらえて 調 査 研 究 等 を 実 施 し その 成 果 を 踏 まえ 国 際 海 事 機 関 (IMO) 国 際 標 準 化 機 構 (ISO) 等 の 各 種 会 合 に 参 加 し 日 本 意 見 を 提 出 すると 共 にその 反 映 に 尽 力 するなど 能 動 的 な 対 応 を 行 った また 関 係 国 との 協 調 を 確 保 しつつ 調 整 連 携 を 図 り 国 際 会 議 において 我 が 国 提 案 の 成 立 が 図 られるよう 能 動 的 機 動 的 に 国 際 対 応 を 展 開 した (1) IMO への 戦 略 的 対 応 の 強 化 IMOにおける 安 全 環 境 規 制 の 策 定 に 戦 略 的 に 対 応 するため IMOにお ける 基 準 の 動 向 はもとより 広 く 船 舶 を 取 り 巻 く 環 境 の 変 化 を 総 合 的 に 把 握 し 国 際 基 準 の 策 定 に 関 する 調 査 研 究 を 実 施 するとともに 国 際 基 準 の 原 案 改 正 案 を 作 成 しIMO 等 の 会 合 に 出 席 し 我 が 国 の 意 見 の 反 映 に 努 めた さらに 策 定 された 国 際 基 準 の 国 内 取 り 入 れのための 調 査 研 究 を 実 施 した - 8 -

10 1 船 舶 の 大 気 汚 染 防 止 に 係 る 基 準 に 関 する 調 査 研 究 選 択 還 元 触 媒 装 置 (SCR)や 関 連 する 後 処 理 装 置 の 実 用 化 に 伴 う 技 術 的 課 題 SCR の 承 認 方 法 についてのガイドラインの 原 案 検 討 SCR 装 置 の 設 置 及 び 運 用 に 係 るコストの 調 査 等 を 実 施 した また 排 出 規 制 海 域 (ECA) に 関 して 米 国 及 びカナダの 提 案 の 詳 細 分 析 を 行 った 他 我 が 国 におけ る ECA 設 定 の 検 討 をするため 国 内 外 の 大 気 汚 染 状 況 及 び 規 制 実 態 なら びに 気 象 条 件 の 影 響 等 の 把 握 のための 調 査 を 実 施 した さらに 低 硫 黄 難 燃 性 燃 料 の 問 題 への 対 応 として 燃 料 油 の 分 析 評 価 手 法 の 検 討 デ ィーゼル 機 関 による 燃 焼 試 験 を 実 施 した 2 船 舶 の 構 造 破 壊 防 止 に 係 る 基 準 に 関 する 調 査 研 究 貨 物 油 タンクの 塗 装 試 験 基 準 耐 食 鋼 の 性 能 基 準 案 作 成 のために 調 査 研 究 を 実 施 し 耐 食 鋼 を 防 食 措 置 として 認 めるような SOLAS 改 正 条 文 案 が 最 終 化 されるとともに 関 連 する 塗 装 性 能 基 準 案 耐 食 鋼 性 能 基 準 案 もほぼわが 国 の 主 張 通 り 最 終 合 意 された 3 水 素 燃 料 電 池 車 等 の 海 上 輸 送 に 関 する 調 査 研 究 わが 国 提 案 の 下 MSC86( )にて 水 素 燃 料 電 池 車 等 の 輸 送 にか かる 安 全 要 件 の 検 討 にかかる 議 題 提 案 が 承 認 されたのを 受 け 本 調 査 研 究 において 当 該 自 動 車 を 海 上 輸 送 する 際 の 危 険 性 のレビューや 必 要 となる 安 全 要 件 等 について 検 討 結 果 を FP54(2010.4)に 文 書 として 提 出 するとともに 同 会 議 にてプレゼンをすべく 準 備 した 4 e-navigation 戦 略 の 実 施 に 関 する 調 査 研 究 e-navigation コレスポンデンス グループ(CG)において ユーザ ーニーズとサービス と システムアーキテクチャ の 検 討 が 行 われ その 検 討 過 程 で 当 協 会 が 2008 年 度 に 作 成 した 次 世 代 航 海 支 援 システ ム を 検 討 資 料 に 追 加 するよう 提 案 した また IALA( 国 際 航 路 標 識 協 会 )や EfficienSea プロジェクト 等 の 海 外 動 向 調 査 を 行 った これまでの 調 査 を 基 にして 各 種 情 報 表 示 ができる 携 帯 端 末 による 試 作 品 及 び 各 種 の 支 援 を 想 定 した 情 報 表 示 画 面 を 作 成 して 船 舶 運 航 経 験 者 に 示 しヒアリング 調 査 を 行 った その 結 果 今 後 こうした 情 報 支 援 を 行 う 場 合 の 情 報 の 統 合 や 表 示 等 具 体 化 を 進 めるための 有 用 な 知 見 が 得 られた 2008 年 度 までに 作 成 した ユーザビリティ 評 価 手 順 ガイドライン 案 及 び 航 海 支 援 機 器 設 計 におけるデザインガイドライン 案 等 を 運 用 可 能 にするためには ユーザビリティ 評 価 に 関 する 適 切 なクライテリア( 判 断 基 準 )を 設 定 することが 重 要 である よって 航 海 支 援 機 器 分 野 にお ける 安 全 性 に 関 する 情 報 を 収 集 分 析 するとともに 他 分 野 における 文 献 調 査 の 結 果 から ユーザビリティテストの 評 価 手 順 ガイドライン 案 に 対 するクライテリア 案 を 検 討 し 人 間 工 学 に 基 づく 航 海 機 器 の 設 計 ガイ ドライン 案 を 取 りまとめた なお このようなユーザビリティ 評 価 の - 9 -

11 必 要 性 について NAV57 で 提 案 する 予 定 である AIS の 利 点 と 効 果 的 な 利 用 法 の 検 討 を 実 施 し AIS に 関 する 理 解 をさら に 深 めるとともに AIS をより 効 果 的 に 利 用 することを 目 指 して AIS の 概 要 や 具 体 的 活 用 法 についての 解 説 そして 今 後 の 展 望 などについて まとめ これを 当 協 会 のホームページで 公 表 した 5 年 をかけて IMO を 中 心 にまとめられた 船 橋 統 合 化 システムの 基 準 が 制 定 されるまでの 過 程 と その 中 で 行 われた 議 論 について 取 りまとめた 5 新 世 代 復 原 性 基 準 に 関 する 調 査 研 究 非 損 傷 時 復 原 性 に 関 し IMO は SLF51(2008 年 )から 本 格 的 な 動 的 復 原 性 要 件 を 導 入 するための 検 討 ( 新 世 代 非 損 傷 時 復 原 性 基 準 の 策 定 )を 開 始 した SLF51 では 簡 易 判 定 基 準 として 第 1 段 階 判 定 基 準 及 び 第 2 段 階 判 定 基 準 並 びに 直 接 計 算 により 判 定 することとし デッドシップ 状 態 パラメトリック 横 揺 れ ブローチング 等 の 検 討 が 検 討 すべ き 事 象 について 3 段 階 の 判 定 基 準 を 策 定 することとされている 2009 年 度 は デッドシップ 状 態 ブローチング 及 びパラメトリック 横 揺 れに 関 し 第 1 段 階 判 定 基 準 案 第 2 段 階 判 定 基 準 案 の 数 値 実 験 模 型 実 験 に よる 検 証 直 接 計 算 の 試 算 を 行 い その 結 果 を 取 りまとめ CG で 公 表 し 更 に SLF52 で 提 案 した 損 傷 時 復 原 性 に 関 しては SOLAS2009 で 確 保 される 安 全 レベルと 従 来 の SOLAS1990+ストックホルム 協 定 で 確 保 される 安 全 レベルについ て 実 船 (SOLAS2009 適 合 船 )の 甲 板 滞 留 水 の 水 位 の 試 計 算 及 び 水 槽 試 験 等 を 行 い 当 該 評 価 結 果 に 基 づき 比 較 検 討 し CG で 公 表 し SLF52 で 提 案 した また 旅 客 船 の 損 傷 時 における 安 全 帰 港 に 関 し 船 長 判 断 を 支 える 運 航 指 針 の 作 成 を 行 う CG での 議 論 をリードするため 他 国 が 提 案 した 設 計 基 準 の 妥 当 性 について 検 討 した 6 IMO 継 続 重 要 案 件 に 対 する 当 協 会 の 活 動 状 況 (IMO フォロー) GBS 我 が 国 の 意 見 (net scantling や 適 用 日 知 的 財 産 等 )を 盛 り 込 ん だ 強 制 基 準 を MSC86 にて 承 認 させるべく 積 極 的 に 対 応 した 結 果 最 終 承 認 された また Ship Construction File(SCF)につき 知 的 財 産 権 が 確 保 されるような 仕 組 みにつき 検 討 し その 結 果 を MSC87 に 向 けた 業 界 共 同 提 案 に 反 映 させた 救 命 我 が 国 提 案 議 題 であるイマージョンスーツの 要 件 につき 合 理 的 な 案 となるよう 検 討 し その 結 果 を DE53(2010.2)に 文 書 として 提 案 した また 救 命 の 総 合 見 直 しについては 引 き 続 きレビューを 行 った 防 火

12 イナートガスシステム(IGS)のタンカー 搭 載 義 務 化 の 拡 大 にかかる 議 論 につき FSA 等 を 活 用 し 技 術 的 根 拠 に 基 づいた 合 理 的 な 拡 大 範 囲 を 検 討 するとともに 検 討 結 果 を FP54(2010.4)に 提 出 した また FSS コードの 改 正 に 関 し 泡 消 火 システムにつき 効 果 的 な 試 験 法 案 について 検 討 し その 結 果 を FP54(2010.4)に 提 案 した 船 内 騒 音 EC 全 加 盟 国 より 提 案 がなされている 船 内 騒 音 防 止 の 義 務 化 に 関 し 現 在 の 騒 音 レベルを 分 析 するとともに 騒 音 防 止 の 可 能 性 について 検 討 を 行 った また 検 討 結 果 を 基 に DE53(2010.2)での 検 討 において 我 が 国 意 見 を 反 映 させるべく 積 極 的 に 関 与 した NGH IMO 通 信 グループをコーディネートする 等 IMO での 議 論 を 主 導 した その 結 果 として ガイドラインを 最 終 合 意 させた ビルジ 等 の 取 り 扱 い Guidelines for a Shipboard Oil Waste Pollution Prevention Plan 作 成 ガイドライン( 船 上 油 性 廃 棄 物 汚 濁 防 止 措 置 手 引 書 のガイドライ ン 提 案 )に 関 する 対 応 検 討 を 行 い 実 情 に 沿 うものであれば 特 段 問 題 となるものではないことが 確 認 された (2) 国 際 標 準 化 機 構 (ISO)/ 国 際 電 気 標 準 会 議 (IEC)への 対 応 ISO IEC から 送 付 される 船 舶 及 び 海 洋 技 術 等 に 関 する 国 際 規 格 原 案 等 の 内 容 の 適 正 化 のために 分 科 会 等 を 開 催 して 審 議 を 行 い 128 件 に ついて 我 が 国 の 意 見 の 取 りまとめるとともに 賛 否 の 投 票 を 行 った また 我 が 国 の 海 事 産 業 の 発 展 に 資 するために 国 際 規 格 原 案 の 作 成 提 案 に 必 要 な 調 査 研 究 及 び 作 業 を 実 施 し 4の 国 際 会 議 を 国 内 ( 神 戸 )に 誘 致 するとともに 1~4の 国 際 会 議 に 出 席 して 上 記 に 基 づ く 提 案 を 行 い 日 本 の 意 見 反 映 に 尽 力 した アジア 国 際 連 携 の 一 環 として フィリピン マレーシア インドネ シアの 政 府 造 船 工 業 会 へ 職 員 を 派 遣 し ISO への 対 応 について 協 議 し た 国 際 会 議 の 審 議 結 果 については 国 際 会 議 の 開 催 予 定 や 国 際 標 準 化 活 動 全 般 を 含 め 随 時 当 協 会 のホームページに 掲 載 した 1 船 舶 及 び 海 洋 技 術 専 門 委 員 会 (ISO/TC8) 関 係 防 汚 物 質 塗 料 の 海 洋 環 境 リスク 評 価 シップリサイクル 等 IMO 対 応 テーマ オイルミスト 感 知 装 置 航 海 計 器 に 関 する 規 格 案 を 提 案 し た 船 体 構 造 状 態 評 価 舶 用 推 進 機 関 の 点 検 整 備 及 び 試 験 ガイドラ イン 曳 航 係 留 金 物 に 関 する 規 格 案 を 適 正 化 した

13 2 機 械 振 動 及 び 衝 撃 専 門 委 員 会 (ISO/TC108/SC2) 関 係 船 舶 の 機 械 振 動 評 価 に 関 する 規 格 案 を 適 正 化 した 3 舟 艇 専 門 委 員 会 (ISO/TC 188) 関 係 小 型 船 舶 にかかわる 復 原 性 救 命 器 具 に 関 する 規 格 案 を 適 正 化 した 4 船 用 並 びに 移 動 及 び 固 定 式 海 洋 構 造 物 の 電 気 設 備 専 門 委 員 会 (IEC/TC18) 船 舶 の 陸 上 電 源 供 給 設 備 に 関 する 規 格 案 を 適 正 化 した (3) 我 が 国 提 案 の 基 準 規 格 の 実 現 のための 環 境 整 備 アジア 地 域 における 連 携 強 化 を 図 るため 第 3 回 アジア 造 船 技 術 フ ォーラム(ASEF)を 2009 年 12 月 3 日 及 び 4 日 に 中 国 上 海 において 中 国 船 舶 工 業 会 及 び 中 国 造 船 工 程 学 会 の 主 催 日 本 造 船 工 業 会 及 び 韓 国 造 船 工 業 会 の 共 催 本 協 会 の 事 務 局 により 開 催 した 9 カ 国 約 300 名 の 参 加 があり 日 本 中 国 韓 国 インドから 19 名 の 講 演 者 ( 日 本 からは6 名 ))による1 大 気 汚 染 2バラスト ウォーター マネ ジマント 3 塗 装 性 能 基 準 (PSPC) 4シップリサイクル 5 目 標 指 向 型 新 造 船 基 準 (GBS) 等 をテーマに 講 演 意 見 交 換 などが 行 われた シップリサイクルのセッションでは 日 本 から インベントリ 作 成 マニュアル 等 の 標 準 化 に 関 する 課 題 を 共 同 で 解 決 することの 必 要 性 の 提 案 アジア 造 船 業 の 専 門 家 による 共 同 検 討 への 参 加 呼 びかけを 実 施 した 次 回 ( 第 4 回 )ASEF は 日 本 にて 開 催 することとなった 3. 船 舶 技 術 の 戦 略 的 研 究 開 発 ( 日 本 財 団 助 成 事 業 受 託 事 業 自 主 事 業 ) (1) 船 舶 技 術 に 関 する 調 査 研 究 及 びプロジェクト 育 成 ( 自 主 事 業 日 本 財 団 助 成 事 業 ) 1 研 究 開 発 促 進 事 業 基 金 事 業 我 が 国 造 船 海 運 産 業 の 国 際 競 争 力 及 び 技 術 基 盤 の 強 化 並 びに 物 流 効 率 化 安 全 確 保 環 境 保 全 等 これら 産 業 が 直 面 する 喫 緊 の 技 術 課 題 に 柔 軟 に 対 応 するため 3 月 に 船 舶 技 術 研 究 開 発 促 進 事 業 基 金 を 創 設 し 2010 年 度 から3カ 年 計 画 で 緊 急 の 研 究 開 発 等 を 実 施 する 体 制 を 整 えた 2 船 舶 技 術 動 向 調 査 JETRO 海 外 事 務 所 を 通 じて 資 料 収 集 及 び 調 査 を 実 施 した 3 研 究 開 発 プロジェクト 育 成 事 業 船 舶 に 応 用 可 能 な 各 種 の 技 術 について 基 礎 的 な 調 査 研 究 を 実 施 した

14 船 舶 建 造 効 率 化 に 関 する 調 査 大 型 コンテナ 船 極 厚 鋼 板 溶 接 継 ぎ 手 からの 脆 性 破 壊 発 生 防 止 に 関 す る 総 合 的 検 証 と 調 査 (2) 研 究 開 発 事 業 (2)-1 日 本 財 団 助 成 事 業 1 革 新 的 プロペラ 設 計 法 の 研 究 開 発 昨 年 度 の 成 果 を 基 に プロペラ 設 計 プログラムの 改 良 を 進 め これ を 用 いて 青 雲 丸 の 通 常 型 プロペラを 原 型 とした 改 良 プロペラを 製 作 した この 原 型 プロペラ 及 び 改 良 プロペラの 水 槽 試 験 を 実 施 し 試 験 結 果 の 比 較 検 討 により 本 手 法 の 有 効 性 を 確 認 した 2 総 合 的 な 防 食 性 能 向 上 のための 研 究 開 発 IZ( 無 機 ジンク) 塗 料 を 用 いた 新 塗 装 システムの 開 発 を 行 い バラ ストタンクを 模 擬 したタンクへの 試 験 塗 装 を 行 った 開 発 した 無 機 ジンク 塗 料 の 性 能 を 検 証 し 次 世 代 塗 装 システムとしての 可 能 性 を 確 認 した 3 中 手 造 船 所 の 研 究 開 発 の 活 性 化 促 進 2008 年 度 に 引 き 続 き バラスト 水 処 理 装 置 を 搭 載 する 場 合 の 船 種 毎 の 問 題 点 等 を 検 討 し バラスト 水 管 理 条 約 に 対 応 した 設 計 資 料 を 作 成 した (2)-2 受 託 事 業 請 負 調 査 事 業 1 混 気 ジェットを 活 用 した 水 ブラスト 技 術 の 実 用 化 研 究 開 発 (( 財 ) 日 本 海 事 協 会 受 託 ) バラストタンク 塗 装 義 務 化 に 係 る SOLAS 条 約 改 正 案 が 2006 年 11 月 に 採 択 されたのを 受 け 当 協 会 では 新 技 術 による 義 務 化 への 対 応 が 造 船 所 の 作 業 工 数 減 少 や 産 業 競 争 力 の 強 化 に 直 結 するとの 考 えか ら NC 切 断 機 によるエッジ 部 処 理 技 術 やストライプコート 技 術 等 の 開 発 を 世 界 に 先 駆 けて 実 施 し 2009 年 度 に 終 了 した これら 技 術 は 複 数 の 造 船 所 に 導 入 され 作 業 効 率 化 に 貢 献 している さらに 今 年 度 は 前 年 度 の 研 究 開 発 成 果 を 基 に 造 船 のブラスト 現 場 に 対 応 可 能 な 大 型 ブラスト 装 置 を 製 作 し ブラストの 実 用 に 関 する 作 業 手 順 を 確 立 した また 水 ブラストによる 造 船 用 下 地 処 理 標 本 写 真 集 を 作 成 した 2 CTF(Coating Technical File) 作 成 支 援 システムの 研 究 開 発 (( 財 ) 日 本 海 事 協 会 受 託 ) 1と 同 様 バラストタンク 塗 装 義 務 化 への 対 応 にむけた 技 術 開 発 とし て Coating Technical File(CTF) 作 成 支 援 システムの 開 発 を 開 始 した 塗 装 現 場 の 声 を 反 映 した CTF を 作 成 し 支 援 システムの 開 発 をほぼ 終

15 了 した 造 船 塗 装 塗 装 検 査 におけるデータ 処 理 データ 管 理 が 容 易 になり 更 に CTF 文 書 作 成 が 自 動 化 された 3 CFD を 用 いた 載 貨 状 態 と 抵 抗 性 能 の 関 連 調 査 及 び 満 載 状 態 の 自 航 性 能 推 定 方 法 の 研 究 (( 財 ) 日 本 海 事 協 会 受 託 ) ( 独 ) 海 上 技 術 安 全 研 究 所 の CFD ソフト Neptune の 界 面 捕 獲 法 を 用 いて バラスト 状 態 における 抵 抗 計 算 手 法 の 検 討 を 行 い 同 手 法 により 妥 当 な 結 果 が 得 られる 事 を 確 認 した また 満 載 状 態 の 自 航 性 能 推 定 方 法 の 研 究 に 関 する 作 業 の 一 部 として 格 子 依 存 性 について 検 討 した 4 後 処 理 装 置 搭 載 のための 設 計 ガイドライン 作 成 ( 国 土 交 通 省 請 負 調 査 ( 社 ) 日 本 舶 用 工 業 会 受 託 ) NOx3 次 規 制 に 対 応 するため SCR 脱 硝 装 置 を 搭 載 する 場 合 の 機 関 室 レイアウトへの 影 響 及 び SCR 脱 硝 装 置 のスペックと 影 響 の 相 関 関 係 について 検 討 を 実 施 し SCR 脱 硝 装 置 搭 載 に 関 する 課 題 の 明 確 化 とガ イドライン( 案 )の 策 定 を 行 った 5 居 住 環 境 の 向 上 に 関 する 調 査 (( 独 ) 鉄 道 建 設 運 輸 施 設 整 備 支 援 機 構 受 託 ) 内 航 船 の 居 住 環 境 を 向 上 に 有 効 と 考 えられる 制 振 材 の 利 用 につい て その 有 効 性 を 実 証 するため 749 型 貨 物 船 の 居 室 の 壁 及 び 床 に 制 振 材 を 施 工 する 実 証 実 験 を 実 施 し 騒 音 低 減 効 果 を 確 認 した (2)-3 自 主 事 業 1 低 速 肥 大 2 軸 船 型 (2 舵 )に 関 する 研 究 開 発 水 槽 試 験 と 海 上 技 術 安 全 研 究 所 の2 軸 船 型 用 計 算 プログラム HOPE 性 能 計 算 プログラムによるシリーズ 計 算 により 幅 広 2 軸 船 最 適 船 型 計 画 図 ( 低 速 肥 大 船 の 分 野 で 2 軸 船 型 が 通 常 の 1 軸 船 と 比 較 して 燃 費 的 に 経 済 的 に 有 効 となる 船 型 船 種 船 長 喫 水 等 の 範 囲 を 定 量 的 に 示 す 図 表 )を 作 成 し 低 速 肥 大 2 軸 船 の 実 用 化 の 方 向 性 を 示 した また 水 槽 試 験 および CFD を 用 いたシミュレーションによ り2 軸 船 型 の 更 なる 改 良 を 行 うと 共 に 幅 広 2 軸 船 型 が 操 縦 性 能 もす ぐれていることを 併 せて 示 した 2 超 大 型 コンテナ 船 の 高 降 伏 強 度 極 厚 鋼 板 に 関 する 研 究 大 型 コンテナ 船 の 極 厚 鋼 板 を 使 用 した 上 甲 板 構 造 部 の 溶 接 継 ぎ 手 部 の 内 在 欠 陥 が 成 長 して 脆 性 破 壊 発 生 にいたる 可 能 性 を 検 討 し 脆 性 破 壊 防 止 のための 新 造 船 就 航 船 に 対 する 安 全 対 策 を 提 言 した 極 厚 鋼 板 溶 接 継 ぎ 手 部 の 破 壊 靱 性 値 の 推 定 精 度 の 向 上 のために 試 験 及 びシミュレーションを 実 施 し 極 厚 板 溶 接 継 ぎ 手 部 の 破 壊 靭 性 評 価 法 の 取 りまとめを 行 なった

16 3 NGH 輸 送 船 に 関 するフォローアップ 前 年 度 の 研 究 開 発 成 果 に 基 づき NGH 輸 送 船 安 全 基 準 を 策 定 し IMO-BLG 小 委 員 会 へ 提 出 した (3) 連 携 事 業 ( 日 本 財 団 助 成 事 業 ) 1 シップリサイクルに 関 する 調 査 研 究 IMOガイドライン 及 びISO 標 準 の 策 定 のための 調 査 研 究 を 行 い これらの 国 際 的 な 審 議 に 向 けた 基 礎 資 料 を 提 供 し 戦 略 的 対 応 を 進 めた 新 造 船 インベントリについては 作 成 マニュアルを 策 定 し 関 係 国 間 の 書 式 の 統 一 に 向 けた 協 議 の 資 料 としたほか 供 給 者 適 合 宣 言 書 の 作 成 支 援 を 行 った 世 界 の 解 撤 能 力 調 査 として インド 中 国 の 船 舶 リサイクル 施 設 の 概 要 を 調 査 し ディレクトリにまとめた 船 舶 3R 技 術 の 調 査 研 究 として 解 体 容 易 な 船 舶 の 設 計 製 造 の 技 術 要 素 の 抽 出 等 とともに 大 ばらし 手 法 の 実 態 調 査 を 行 い 最 適 な 切 断 計 画 立 案 のための 課 題 の 整 理 等 を 行 った 船 舶 搭 載 機 器 等 に 含 まれる 有 害 物 質 の 位 置 表 示 方 法 (ISO30006) 並 びにアスベスト 除 去 作 業 における 労 働 安 全 を 目 的 とした 国 際 規 格 (ISO30007)の 策 定 を 各 国 と 連 携 しながら 推 進 させ PAS( 公 開 仕 様 書 ) を 2010 年 初 旬 に 発 行 する 段 階 にまで 審 議 を 進 捗 できた シップリサイクルの 周 知 を 図 るため シップリサイクル 条 約 とインベ ントリ 作 成 に 関 するセミナーを 約 1,200 名 の 参 加 を 得 て 全 国 5ヶ 所 で 延 べ7 回 行 った 2 国 際 海 運 における 温 室 効 果 ガス 削 減 に 向 けた 総 合 対 策 GHG 削 減 に 関 する 総 合 戦 略 に 基 づき IMO および UNFCCC 等 関 連 国 際 機 関 における 外 航 海 運 から 排 出 される GHG 量 の 削 減 に 関 する 国 際 的 な 枠 組 み 作 りの 審 議 に 戦 略 的 に 対 処 すべく 情 報 の 収 集 資 料 の 作 成 国 際 会 議 での 対 応 を 進 めた また 今 後 開 発 が 期 待 される GHG 削 減 技 術 が 普 及 するために 必 要 な インフラ 等 の 要 件 を 把 握 するため 海 外 で 先 行 している 代 替 燃 料 利 用 技 術 の 現 地 調 査 及 び 船 舶 の 大 型 化 運 航 の 最 適 化 に 関 連 するインフ ラ 等 の 調 査 を 実 施 した 更 に 最 適 運 航 実 現 のため 国 際 海 運 からの GHG 排 出 量 削 減 の 国 際 的 な 枠 組 み 構 築 に 関 する 関 係 国 際 会 議 へ 出 席 し 我 が 国 意 見 の 反 映 に 努 めた さらに 国 際 海 運 に 係 るカーボンフットプリントに 関 する 調 査 研 究 を 実 施 し IMO において CO2 排 出 量 を 推 定 するために 用 いた 方 法 をベースに 今 後 も 定 期 的 に 更 新 が 期 待 される 国 際 的 に 公 知 なデー タにより 補 完 する 手 法 を 検 討 し 最 適 と 考 えられる 算 定 案 を 提 示 した 4. 海 外 情 報 収 集 事 業 ( 日 本 財 団 助 成 事 業 )

17 日 本 船 舶 輸 出 組 合 ( 社 ) 日 本 中 小 型 造 船 工 業 会 及 び( 社 ) 日 本 舶 用 工 業 会 と 協 力 して ( 独 ) 日 本 貿 易 振 興 機 構 の 造 船 及 び 舶 用 工 業 関 係 事 務 所 を 活 用 し 市 場 動 向 等 の 調 査 報 告 書 作 成 セミナー 展 示 会 の 開 催 参 加 海 事 情 報 の 収 集 メール 提 供 サービスを 行 うなど 海 外 の 船 舶 技 術 海 事 関 係 情 報 収 集 提 供 事 業 を 実 施 した 5. 国 際 基 準 等 への 適 合 支 援 ( 自 主 事 業 ) (1) フロシオ 事 業 国 際 的 な 塗 装 性 能 基 準 で 規 定 されている 塗 装 検 査 員 の 資 格 であるフロ シオ 資 格 の 認 定 試 験 を4 回 実 施 したところ 142 名 の 受 験 者 があり こ のうち119 名 が 合 格 した この 結 果 2008 年 度 に 本 事 業 を 開 始 して 以 来 の 合 格 者 累 計 は205 名 となった さらに 上 記 の 基 準 を 適 用 した 船 舶 建 造 が 本 格 化 する 一 方 造 船 現 場 に おいては 塗 装 検 査 の 有 資 格 者 が 不 足 していることから 関 係 者 の 要 望 を 受 け 塗 装 補 助 検 査 員 の 教 育 事 業 を 開 始 した 講 習 修 了 試 験 を4 回 実 施 し 受 験 者 116 名 の 全 員 が 合 格 した (2) インベントリ 作 成 事 業 シップリサイクル 条 約 に 適 合 した 現 存 船 インベントリの 作 成 を2008 年 度 より 引 き 続 き 行 い 大 型 外 航 船 30 隻 について 完 了 した また 内 航 貨 物 船 外 航 フェリー 等 についても 作 成 業 務 を 始 め 大 型 外 航 船 と 合 わせ 17 隻 の 新 たな 作 成 申 請 があった 現 存 船 インベントリ 調 査 の 審 査 のため 審 査 委 員 会 を4 回 作 成 した 目 視 /サンプリングチェック 計 画 及 びインベントリの 審 査 のため 専 門 審 査 会 を10 回 それぞれ 開 催 した 現 存 船 インベントリ 作 成 マニュアルの 策 定 有 害 物 質 データベースの 構 築 調 査 専 門 家 の 指 導 教 育 等 を 行 い 作 成 体 制 の 一 層 の 整 備 を 図 った さらに 品 質 管 理 を 通 じた 顧 客 満 足 の 向 上 のため ISO9001 取 得 の 準 備 に 着 手 した 6.その 他 次 の 通 り 広 報 事 業 を 行 った 1 船 技 協 ホームページ(URL: 及 びメールによる 情 報 発 信 IMO や ISO 等 の 国 際 会 議 の 審 議 結 果 概 要 を 会 議 終 了 後 速 やかにメール にて 会 員 へ 報 告 同 時 に 詳 細 な 審 議 状 況 についても 賛 助 会 員 向 けホームペ ージサイトに 掲 載 した ホームページアクセス 数 は 252,632 を 記 録 した その 他 国 際 動 向 や 会 合 等 の 報 告 を 随 時 メールにて 配 信 した メールニュース 配 信 数 (26 回 配 布 先 724 件 3 月 末 現 在 ) 2 講 演 会 等 の 開 催

18 NHG フォーラム(NHG サプライチェーン 開 発 の 現 状 と 実 証 プラントの 見 学 ) を 共 催 (2009 年 9 月 3 日 広 島 4 日 山 口 柳 井 ) 総 合 的 防 食 性 能 向 上 のための 研 究 開 発 成 果 報 告 会 開 催 (2009 年 9 月 18 日 東 京 ) シップリサイクル 条 約 とインベントリ 作 成 に 関 するセミナー を 開 催 (2009 年 11 月 16 日 東 京 18 日 大 阪 24 日 福 岡 25 日 広 島 26 日 今 治 12 月 9 日 東 京 ) 工 作 分 野 研 究 企 画 部 会 ワークショップ( 新 塗 装 基 準 に 関 する 技 術 課 題 と 研 究 開 発 ) を 共 催 (2009 年 12 月 18 日 福 岡 ) 船 舶 構 造 防 食 基 準 セミナー を 開 催 (2010 年 1 月 14 日 東 京 22 日 神 戸 ) 第 3 回 舶 用 品 標 準 化 推 進 協 議 会 ( 標 準 化 セミナー) を 開 催 (2010 年 2 月 5 日 大 阪 )

19 賛 助 会 員 名 簿 (2010 年 3 月 31 日 現 在 ) 別 表 1 学 会 ( 社 ) 日 本 航 海 学 会 ( 社 ) 日 本 船 舶 海 洋 工 学 会 ( 社 ) 日 本 マリンエンジニアリング 学 会 団 体 等 アメリカン ビューロー オブ シッピング 板 硝 子 協 会 ( 財 ) 海 技 振 興 センター ( 独 ) 海 上 技 術 安 全 研 究 所 ( 社 ) 海 洋 産 業 研 究 会 ( 独 ) 航 海 訓 練 所 ( 独 ) 鉄 道 建 設 運 輸 施 設 整 備 支 援 機 構 ( 財 ) 日 本 海 事 協 会 ( 社 ) 日 本 海 事 検 定 協 会 ( 財 ) 日 本 海 事 広 報 協 会 ( 社 ) 日 本 貨 物 検 数 協 会 本 部 ( 財 ) 日 本 規 格 協 会 ( 独 ) 日 本 原 子 力 研 究 開 発 機 構 日 本 小 型 船 舶 検 査 機 構 ( 社 ) 日 本 作 業 船 協 会 ( 社 ) 日 本 舟 艇 工 業 会 ( 社 ) 日 本 船 主 協 会 ( 社 ) 日 本 船 舶 電 装 協 会 ( 社 ) 日 本 船 舶 品 質 管 理 協 会 ( 社 ) 日 本 船 舶 品 質 管 理 協 会 製 品 安 全 評 価 センター ( 財 ) 日 本 造 船 技 術 センター ( 社 ) 日 本 造 船 工 業 会 ( 社 ) 日 本 中 小 型 造 船 工 業 会 ( 社 ) 日 本 電 機 工 業 会 ( 社 ) 日 本 電 線 工 業 会 ( 財 ) 日 本 塗 料 検 査 協 会 ( 社 ) 日 本 塗 料 工 業 会 日 本 内 航 海 運 組 合 総 連 合 会 ( 社 ) 日 本 舶 用 工 業 会 ( 財 ) 日 本 舶 用 品 検 定 協 会 ロイド 船 級 協 会 3 学 会 31 団 体

20 商 社 伊 藤 忠 商 事 ( 株 ) 住 友 商 事 ( 株 ) 双 日 ( 株 ) 丸 紅 ( 株 ) 三 菱 商 事 ( 株 ) 物 流 日 本 通 運 ( 株 ) 鉄 鋼 ( 株 ) 神 戸 製 鋼 所 JFEスチール( 株 ) 新 日 本 製 鐵 ( 株 ) 住 友 金 属 工 業 ( 株 ) 海 運 飯 野 海 運 ( 株 ) 川 崎 汽 船 ( 株 ) 原 燃 輸 送 ( 株 ) ( 株 ) 商 船 三 井 新 日 本 石 油 タンカー( 株 ) 新 和 海 運 ( 株 ) 第 一 中 央 汽 船 ( 株 ) 東 京 エルエヌジータンカー( 株 ) 日 鉄 海 運 ( 株 ) 日 本 海 運 ( 株 ) 日 本 郵 船 ( 株 ) 造 船 IHI 造 船 化 工 機 ( 株 ) ( 株 )アイ エイチ アイ マリンユナイテッド 浅 川 造 船 ( 株 ) 今 治 造 船 ( 株 ) ( 株 ) 大 島 造 船 所 尾 道 造 船 ( 株 ) ( 株 ) 川 崎 造 船 ( 株 ) 神 田 造 船 所 幸 陽 船 渠 ( 株 ) 佐 伯 重 工 業 ( 株 ) 佐 世 保 重 工 業 ( 株 ) ( 株 )サノヤス ヒシノ 明 昌 5 社 1 社 4 社 11 社 27 社

21 ( 株 ) 三 和 ドック ( 株 ) 新 来 島 どっく ( 株 ) 新 来 島 豊 橋 造 船 墨 田 川 造 船 ( 株 ) 住 友 重 機 械 マリンエンジニアリング( 株 ) ツネイシホールディングス( 株 ) 内 海 造 船 ( 株 ) ( 株 ) 名 村 造 船 所 函 館 どつく( 株 ) 檜 垣 造 船 ( 株 ) 本 瓦 造 船 ( 株 ) 三 井 造 船 ( 株 ) 三 菱 重 工 業 ( 株 ) 山 中 造 船 ( 株 ) ユニバーサル 造 船 ( 株 ) 舶 用 工 業 舟 艇 関 係 ( 株 ) 相 川 バルブ 製 作 所 ( 株 ) 赤 阪 鐵 工 所 潮 冷 熱 ( 株 ) 渦 潮 電 機 ( 株 ) エア ウォーター 防 災 ( 株 ) NKMコーティングス( 株 ) ( 株 )エヌ ゼット ケイ 大 石 電 機 工 業 ( 株 ) ( 株 )オーケーエム 大 阪 電 機 工 業 ( 株 ) 大 阪 布 谷 精 器 ( 株 ) ( 有 ) 岡 村 鉄 工 所 オルボルグ インダストリーズ( 株 ) ( 株 )カシワテック カナヱ 塗 料 ( 株 ) 神 奈 川 機 器 工 業 ( 株 ) かもめプロペラ( 株 ) 岸 上 バルブ( 株 ) ( 株 ) 北 澤 電 機 製 作 所 ( 株 ) 共 和 電 業 ( 株 ) 倉 本 計 器 精 工 所 黒 木 製 鎖 ( 株 ) 光 栄 金 属 工 業 ( 株 ) ( 株 ) 高 工 社 ( 株 ) 光 電 製 作 所 89 社

22 神 戸 発 動 機 ( 株 ) ( 株 ) 五 光 製 作 所 澤 村 バルブ 工 業 ( 株 ) 三 信 船 舶 電 具 ( 株 ) 三 洋 商 事 ( 株 ) ( 株 ) 首 藤 バルブ 製 作 所 スズキ( 株 ) ( 株 )スタビロ 住 友 重 機 械 ハイマテックス( 株 ) ( 株 ) 関 ヶ 原 製 作 所 積 水 化 学 工 業 ( 株 ) 船 舶 商 事 ( 株 ) ダイキンMRエンジニアリング( 株 ) 大 晃 機 械 工 業 ( 株 ) ダイハツディーゼル( 株 ) 大 洋 電 機 ( 株 ) 高 階 救 命 器 具 ( 株 ) ( 株 ) 鷹 取 製 作 所 中 国 塗 料 ( 株 ) ( 株 )ディーゼルユナイテッド 寺 崎 電 気 産 業 ( 株 ) 東 亜 製 鎖 ( 株 ) 東 京 計 器 ( 株 ) トーハツ( 株 ) トヨタ 自 動 車 ( 株 ) 内 外 製 綱 ( 株 ) ( 株 ) 中 北 製 作 所 ナカシマプロペラ( 株 ) ナブテスコ( 株 ) 舶 用 カンパニー 新 潟 原 動 機 ( 株 ) 西 芝 電 機 ( 株 ) 日 新 興 業 ( 株 ) 日 本 救 命 器 具 ( 株 ) 日 本 船 具 ( 株 ) 日 本 船 燈 ( 株 ) 日 本 炭 酸 瓦 斯 ( 株 ) 日 本 チェーンアンカー( 株 ) 日 本 舶 用 エレクトロニクス( 株 ) 日 本 ペイントマリン( 株 ) 日 本 無 線 ( 株 ) ( 株 ) 日 本 無 線 電 機 サービス ( 株 ) 布 谷 計 器 製 作 所

23 蜂 バルブ 工 業 ( 株 ) 濱 中 製 鎖 工 業 ( 株 ) 阪 神 内 燃 機 工 業 ( 株 ) 日 の 本 辨 工 業 ( 株 ) ( 株 ) 備 後 バルブ 製 造 所 藤 倉 ゴム 工 業 ( 株 ) 古 野 電 気 ( 株 ) 兵 神 機 械 工 業 ( 株 ) ( 株 )ヘンミ ボルカノ( 株 ) 本 田 技 研 工 業 ( 株 ) 浜 松 製 作 所 細 江 工 場 松 尾 バルブ 工 業 ( 株 ) 水 野 ストレーナー 工 業 ( 株 ) 三 菱 化 工 機 ( 株 ) 三 元 バルブ 製 造 ( 株 ) ムサシノ 機 器 ( 株 ) ( 株 ) 山 武 アドバンスオートメーション カンパニー ヤマトプロテック( 株 ) ヤマハ 発 動 機 ( 株 ) ヤンマー( 株 ) 横 河 電 子 機 器 ( 株 ) 横 浜 ゴム( 株 ) コンサルタント その 他 ( 株 )インネクスト 海 文 堂 出 版 ( 株 ) 小 池 酸 素 工 業 ( 株 ) ( 株 ) 重 松 製 作 所 シブヤマシナリー( 株 ) ( 株 )ジャパンテクノメイト ( 株 ) 水 圏 科 学 コンサルタント セントラルリサーチオブシップス( 株 ) 日 酸 TANAKA( 株 ) 日 本 エヌ ユー エス( 株 ) ( 株 ) 日 本 海 洋 科 学 日 本 海 洋 掘 削 ( 株 ) 12 社 会 員 合 計 数 183 太 字 ゴシックは 2009 年 度 入 会 会 員

24 別 表 2 財 団 法 人 日 本 船 舶 技 術 研 究 協 会 会 長 副 会 長 理 事 長 専 務 理 事 及 び 常 務 理 事 名 簿 第 15 回 理 事 会 互 選 (2009 年 4 月 15 日 ) 役 職 氏 名 現 職 会 長 馬 淵 隆 之 有 識 者 副 会 長 赤 阪 全 七 ( 社 ) 日 本 舶 用 工 業 会 会 長 同 上 芦 田 昭 充 ( 社 ) 日 本 船 主 協 会 副 会 長 同 上 石 渡 博 ( 社 ) 日 本 中 小 型 造 船 工 業 会 会 長 同 上 上 田 德 ( 財 ) 日 本 海 事 協 会 会 長 同 上 日 納 義 郎 ( 社 ) 日 本 造 船 工 業 会 副 会 長 理 事 長 津 田 尚 輝 有 識 者 専 務 理 事 篠 原 孝 雄 有 識 者 常 務 理 事 古 澤 政 一 有 識 者 同 上 田 中 護 史 有 識 者 任 期 は 2011 年 3 月 31 日 まで

25 別 表 3 財 団 法 人 日 本 船 舶 技 術 研 究 協 会 理 事 名 簿 2010 年 3 月 31 日 現 在 役 職 氏 名 現 職 会 長 馬 淵 隆 之 有 識 者 副 会 長 赤 阪 全 七 ( 社 ) 日 本 舶 用 工 業 会 会 長 同 上 芦 田 昭 充 ( 社 ) 日 本 船 主 協 会 副 会 長 同 上 石 渡 博 ( 社 ) 日 本 中 小 型 造 船 工 業 会 会 長 同 上 上 田 德 ( 財 ) 日 本 海 事 協 会 会 長 同 上 日 納 義 郎 ( 社 ) 日 本 造 船 工 業 会 副 会 長 理 事 長 津 田 尚 輝 有 識 者 専 務 理 事 篠 原 孝 雄 有 識 者 常 務 理 事 古 澤 政 一 有 識 者 同 上 田 中 護 史 有 識 者 理 事 飯 島 史 郎 三 菱 重 工 業 ( 株 ) 代 表 取 締 役 常 務 執 行 役 員 船 舶 海 洋 事 業 本 部 長 同 上 伊 藤 茂 日 本 小 型 船 舶 検 査 機 構 理 事 長 同 上 井 上 四 郎 ( 独 ) 海 上 技 術 安 全 研 究 所 理 事 長 同 上 井 村 勝 ( 社 ) 四 国 小 型 船 舶 工 業 会 会 長 同 上 岡 部 正 彦 日 本 通 運 ( 株 ) 代 表 取 締 役 会 長 同 上 角 洋 一 ( 社 ) 日 本 船 舶 海 洋 工 学 会 会 長 同 上 田 中 康 夫 日 本 郵 船 ( 株 ) 経 営 委 員 同 上 徳 留 健 二 ( 財 ) 日 本 造 船 技 術 センター 会 長 同 上 内 藤 吉 起 邦 洋 海 運 ( 株 ) 代 表 取 締 役 社 長 同 上 中 島 基 善 ナカシマプロペラ( 株 ) 代 表 取 締 役 社 長 同 上 名 村 建 彦 ( 株 ) 名 村 造 船 所 代 表 取 締 役 社 長 同 上 檜 垣 俊 幸 今 治 造 船 ( 株 ) 代 表 取 締 役 会 長 同 上 藤 山 昭 一 ( 株 ) 鷹 取 製 作 所 代 表 取 締 役 会 長 同 上 古 野 清 之 古 野 電 気 ( 株 ) 代 表 取 締 役 会 長 同 上 松 田 章 丸 紅 ( 株 ) 特 別 顧 問 同 上 三 島 愼 次 郎 ユニバーサル 造 船 ( 株 ) 代 表 取 締 役 社 長 同 上 南 尚 ( 株 ) 大 島 造 船 所 最 高 代 表 取 締 役 同 上 山 岡 淳 男 ヤンマー( 株 ) 代 表 取 締 役 会 長 任 期 は 2011 年 3 月 31 日 まで 財 団 法 人 日 本 船 舶 技 術 研 究 協 会 監 事 名 簿 2010 年 3 月 31 日 現 在 役 職 氏 名 現 職 監 事 大 西 重 雄 有 識 者 監 事 山 本 圭 吾 ( 社 ) 日 本 造 船 協 力 事 業 者 団 体 連 合 会 顧 問 任 期 は 2011 年 3 月 31 日 まで

26 別 表 4 財 団 法 人 日 本 船 舶 技 術 研 究 協 会 評 議 員 名 簿 2010 年 3 月 31 日 現 在 役 職 名 評 議 員 氏 名 所 属 役 職 評 議 員 ( 議 長 ) 金 原 勲 東 京 大 学 名 誉 教 授 評 議 員 石 橋 德 憲 ダイハツディーゼル( 株 ) 代 表 取 締 役 会 長 同 上 板 澤 宏 かもめプロペラ( 株 ) 代 表 取 締 役 社 長 同 上 市 川 祐 三 ( 社 ) 日 本 鉄 鋼 連 盟 専 務 理 事 同 上 小 﨑 文 雄 ( 独 ) 鉄 道 建 設 運 輸 施 設 整 備 支 援 機 構 理 事 同 上 落 合 諒 ( 株 )サノヤス ヒシノ 明 昌 代 表 取 締 役 会 長 同 上 門 田 尚 ( 株 ) 新 来 島 どっく 代 表 取 締 役 社 長 同 上 川 本 隆 夫 ツネイシホールディングス( 株 ) 常 石 造 船 カンパニー 社 長 執 行 役 員 同 上 神 田 健 二 ( 株 ) 神 田 造 船 所 代 表 取 締 役 社 長 同 上 木 内 大 助 ( 社 ) 日 本 造 船 工 業 会 専 務 理 事 同 上 北 村 正 一 ( 社 ) 日 本 舶 用 工 業 会 専 務 理 事 同 上 蔵 原 成 実 ( 株 )アイ エイチ アイ マリンユナイテッド 代 表 取 締 役 社 長 同 上 笹 川 壮 一 ヤマハ 発 動 機 ( 株 ) 執 行 役 員 同 上 武 田 貞 生 ( 財 ) 日 本 規 格 協 会 専 務 理 事 同 上 竹 永 健 次 郎 川 崎 汽 船 ( 株 ) 執 行 役 員 同 上 谷 口 友 一 ( 株 ) 川 崎 造 船 代 表 取 締 役 社 長 同 上 釣 谷 康 ( 社 ) 日 本 舟 艇 工 業 会 専 務 理 事 同 上 永 田 憲 夫 三 井 造 船 ( 株 ) 常 務 取 締 役 船 舶 艦 艇 事 業 本 部 長 同 上 中 部 隆 尾 道 造 船 ( 株 ) 代 表 取 締 役 社 長 同 上 中 本 光 夫 ( 社 ) 日 本 船 主 協 会 理 事 長 同 上 萩 原 廣 治 ( 社 ) 日 本 中 小 型 造 船 工 業 会 専 務 理 事 同 上 濱 中 英 男 濱 中 製 鎖 工 業 ( 株 ) 代 表 取 締 役 社 長 同 上 古 田 貴 信 伊 藤 忠 商 事 ( 株 ) 常 務 取 締 役 同 上 松 山 行 宏 新 日 本 石 油 タンカー( 株 ) 代 表 取 締 役 社 長 同 上 三 輪 元 一 郎 三 元 バルブ 製 造 ( 株 ) 代 表 取 締 役 社 長 同 上 矢 部 哲 ( 財 ) 日 本 舶 用 品 検 定 協 会 会 長 同 上 山 田 信 三 大 洋 電 機 ( 株 ) 代 表 取 締 役 社 長 同 上 脇 憲 一 東 京 計 器 ( 株 ) 代 表 取 締 役 社 長 任 期 は 2011 年 3 月 31 日 まで

27 別 表 5 船 舶 技 術 戦 略 委 員 会 委 員 2010 年 3 月 31 日 現 在 氏 名 所 属 役 職 有 識 者 * 中 西 堯 二 ( 独 ) 海 上 技 術 安 全 研 究 所 特 別 顧 問 船 主 協 会 横 田 健 二 ( 社 ) 日 本 船 主 協 会 環 境 委 員 会 副 委 員 長 船 主 協 会 竹 永 健 次 郎 ( 社 ) 日 本 船 主 協 会 海 上 安 全 委 員 会 委 員 船 主 協 会 田 中 康 夫 ( 社 ) 日 本 船 主 協 会 海 上 安 全 委 員 会 委 員 内 航 総 連 佐 藤 有 造 内 航 海 運 組 合 総 連 合 会 理 事 内 航 総 連 蔵 本 由 紀 夫 全 国 海 運 組 合 連 合 会 理 事 内 航 総 連 戸 松 憲 治 内 航 海 運 組 合 総 連 合 会 危 険 物 ばら 積 小 委 員 会 委 員 長 造 船 工 業 会 永 田 憲 夫 ( 社 ) 日 本 造 船 工 業 会 企 画 委 員 会 委 員 長 造 船 工 業 会 飯 島 史 郎 ( 社 ) 日 本 造 船 工 業 会 技 術 委 員 会 委 員 長 造 船 工 業 会 谷 口 友 一 ( 社 ) 日 本 造 船 工 業 会 技 術 委 員 会 副 委 員 長 造 船 工 業 会 伊 藤 隆 章 ( 社 ) 日 本 造 船 工 業 会 技 術 委 員 会 副 委 員 長 造 船 工 業 会 珠 久 正 憲 ( 社 ) 日 本 造 船 工 業 会 技 術 委 員 会 委 員 中 小 造 工 石 渡 博 ( 社 ) 日 本 中 小 型 造 船 工 業 会 会 長 日 舶 工 赤 阪 全 七 ( 社 ) 日 本 舶 用 工 業 会 会 長 JIS 工 場 藤 山 昭 一 日 本 工 業 規 格 認 定 工 場 学 会 角 洋 一 ( 社 ) 日 本 船 舶 海 洋 工 学 会 会 長 学 会 高 崎 講 二 ( 社 ) 日 本 マリンエンジニアリング 学 会 会 長 大 学 今 津 隼 馬 東 京 海 洋 大 学 理 事 研 究 所 井 上 四 郎 ( 独 ) 海 上 技 術 安 全 研 究 所 理 事 長 船 級 北 田 博 重 ( 財 ) 日 本 海 事 協 会 副 会 長 国 土 交 通 省 森 雅 人 国 土 交 通 省 大 臣 官 房 技 術 審 議 官 国 土 交 通 省 坂 下 広 朗 国 土 交 通 省 海 事 局 安 全 環 境 政 策 課 長 * 委 員 長 任 期 は 2011 年 7 月 20 日 まで