Part 1 高 校 教 育 を 取 り 巻 く 環 境 の 変 化 変 わる 高 校 教 育 第 1 回 授 業 改 善 -- 学 習 者 中 心 の 授 業 への 転 換 に 向 けて-- 授 業 改 善 が 求 められる 背 景 と 注 意 点 産 業 能 率 大 学 経 営 学 部 ( 元

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1 変 わる 高 校 教 育 第 1 回 授 業 改 善 - 学 習 者 中 心 の 授 業 への 転 換 に 向 けて- 近 年 高 校 教 育 を 取 り 巻 く 環 境 が 変 わりつつある 2013 年 度 から 完 全 実 施 された 学 習 指 導 要 領 では さま ざまな 変 更 がなされた 例 えば 国 語 を 中 心 に 全 教 科 で 言 語 活 動 の 充 実 が 求 められ 英 語 の 授 業 については 基 本 的 に 英 語 で 行 う 方 針 が 打 ち 出 された 中 学 校 までの 指 導 内 容 の 確 実 な 定 着 個 に 応 じた 指 導 の 推 進 道 徳 教 育 の 重 視 なども 強 調 されたほか 理 科 の 科 目 再 編 なども あり 高 校 における 指 導 に 大 きな 影 響 を 与 える 改 訂 とな った さらに 今 後 の 高 校 教 育 へ 大 きな 影 響 を 与 えそうな 動 きが 既 に 始 まっている 例 えば 中 央 教 育 審 議 会 初 等 中 等 教 育 分 科 会 に 高 校 教 育 部 会 が 設 置 され 高 校 教 育 の 在 り 方 について 議 論 されている 将 来 の 学 習 指 導 要 領 改 訂 に 向 けて 2012 年 からは 初 等 中 等 教 育 調 査 研 究 協 力 者 会 議 において 育 成 すべき 資 質 能 力 を 踏 まえた 教 育 目 標 内 容 と 評 価 の 在 り 方 に 関 する 検 討 会 が 始 まった 外 国 語 教 育 については 2013 年 に CAN-DO リスト と して 学 習 到 達 目 標 設 定 のための 手 引 きが 公 開 された グ ローバル 化 への 対 応 も 強 化 され 2014 年 度 からスーパ ーグローバルハイスクールの 指 定 事 業 が 新 設 されたり 国 際 バカロレア 課 程 認 定 校 の 増 加 に 向 けた 検 討 が 始 まっ たりしている スーパーサイエンスハイスクールなどを 中 心 に 理 数 教 育 の 充 実 に 向 けた 支 援 も 推 進 されている そして 個 々の 高 等 学 校 では 社 会 や 教 育 政 策 の 変 化 に も 対 応 しながら 教 育 目 標 や 地 域 の 特 徴 生 徒 の 実 態 な どに 合 わせて 多 様 な 教 育 改 善 に 取 り 組 んでいる 変 わる 高 校 教 育 では そうした 変 化 について 高 等 学 校 の 取 り 組 みや 個 々の 先 生 の 工 夫 各 都 道 府 県 の 教 育 委 員 会 の 施 策 などから 紹 介 していく 4 5 月 号 のテーマは 授 業 改 善 - 学 習 者 中 心 の 授 業 への 転 換 に 向 けて- である 現 行 の 学 習 指 導 要 領 で 言 語 活 動 の 充 実 が 強 調 されたように 生 徒 が 一 方 的 に 授 業 を 聞 き 板 書 を 写 すだけでなく 生 徒 同 士 で 話 し 合 った り 発 表 したりレポートをまとめたり 多 様 な 活 動 を 交 え た 授 業 を 行 うことが 高 校 にも 求 められている また 自 分 の 授 業 に 行 き 詰 まりを 感 じている 合 格 実 績 を 上 げたい 生 徒 の 居 眠 り 防 止 中 退 防 止 など それぞれの 理 由 から 全 国 のさまざまな 高 校 で 生 徒 の 能 動 的 な 学 びを 取 り 入 れた 授 業 への 転 換 が 試 みられてい る CONTENTS Part 1 高 校 教 育 を 取 り 巻 く 環 境 の 変 化 授 業 改 善 が 求 められる 背 景 と 注 意 点 産 業 能 率 大 学 経 営 学 部 ( 元 埼 玉 県 立 高 等 学 校 教 諭 ) 小 林 昭 文 教 授 都 道 府 県 の 取 り 組 み 1 埼 玉 県 教 育 委 員 会 p20 2 鳥 取 県 教 育 委 員 会 p22 Part 2 高 校 の 取 り 組 み 事 例 1 事 例 2 事 例 3 事 例 4 そうした 授 業 改 善 の 動 きを 高 校 内 と 高 校 外 の 両 面 か ら 見 ていく p17 埼 玉 県 立 浦 和 高 等 学 校 p24 鳥 取 県 立 鳥 取 西 高 等 学 校 p27 専 修 大 学 附 属 高 等 学 校 近 畿 大 学 附 属 高 等 学 校 p30 p33 16 Kawaijuku Guideline

2 Part 1 高 校 教 育 を 取 り 巻 く 環 境 の 変 化 変 わる 高 校 教 育 第 1 回 授 業 改 善 -- 学 習 者 中 心 の 授 業 への 転 換 に 向 けて-- 授 業 改 善 が 求 められる 背 景 と 注 意 点 産 業 能 率 大 学 経 営 学 部 ( 元 埼 玉 県 立 高 等 学 校 教 諭 ) 小 林 昭 文 教 授 近 年 さまざまな 高 校 で 授 業 改 善 が 進 められている 教 師 が 生 徒 に 対 して 教 え 込 む 講 義 が 中 心 の 授 業 から 話 し 合 いや 発 表 など 生 徒 の 多 様 な 活 動 を 取 り 入 れた 授 業 への 転 換 が 試 みられており こうした 授 業 を 総 称 して ア クティブ ラーニング( 能 動 的 学 習 ) 型 授 業 ( 以 下 AL 型 授 業 )という ここでは AL 型 授 業 が 求 められる 時 代 背 景 や 導 入 の 際 のポイントなどについて 以 前 か ら 自 身 の 高 校 物 理 の 授 業 に 取 り 入 れるとともに 高 校 退 職 後 は 全 国 の 高 校 等 で AL 型 授 業 の 導 入 について 助 言 を 行 ってきた 産 業 能 率 大 学 経 営 学 部 の 小 林 昭 文 教 授 に 話 を 伺 った 知 識 基 盤 社 会 への 変 化 を 受 け AL 型 授 業 に 注 目 が 集 まる 調 べ 学 習 体 験 学 習 PBL(プロブレム/プロジェ クト ベースド ラーニング) グループ ディスカッシ ョン ディベート グループ ワークなど 学 習 者 が 授 業 に 能 動 的 に 参 加 しながら 学 ぶ 方 法 を 総 称 して アクテ ィブ ラーニング( 能 動 的 学 習 ) 型 授 業 または AL 型 授 業 と 言 います AL 型 授 業 は 大 学 を 中 心 に 取 り 組 みが 広 がってきましたが 近 年 は 高 校 でも 導 入 が 増 えていま す その 理 由 は 自 分 の 授 業 に 行 き 詰 まりを 感 じている 合 格 実 績 を 上 げたい 生 徒 の 居 眠 り 防 止 中 退 防 止 など さまざまです AL 型 授 業 が 求 められるようになった 背 景 には 工 業 化 社 会 から 知 識 基 盤 社 会 へと 社 会 構 造 が 転 換 するととも に 社 会 で 求 められる 力 が 変 化 してきたことがあります 工 業 化 社 会 は 少 数 のリーダーと 多 数 のフォロワーで 構 成 されることが 特 徴 です そのため 学 校 教 育 では 忍 耐 強 さ 従 順 性 協 調 性 といった 特 徴 をもつ 人 材 (= 優 秀 なフォロワー)を 効 率 的 に 育 成 することが 求 められま した 私 語 の 禁 止 先 生 に 従 うのが 良 い 子 板 書 さ れたことをノートにとる といった 学 校 教 育 の 特 徴 は 工 業 化 を 推 進 してきた 時 代 に 形 成 されたのです 経 済 が 右 肩 上 がりだった 頃 は どの 学 校 を 卒 業 してもそれに 応 じた 仕 事 があり 労 働 者 も 終 身 雇 用 制 度 で 守 られてきた ため こうした 学 校 教 育 も 機 能 していました 小 林 昭 文 (こばやし あきふみ) 産 業 能 率 大 学 経 営 学 部 教 授 2013 年 3 月 まで 埼 玉 県 立 越 ヶ 谷 高 校 教 諭 として AL 型 の 物 理 授 業 を 開 発 し 実 践 してき た 定 年 退 職 後 はAL 型 授 業 を 全 国 に 広 めることを 目 標 として 全 国 の 高 校 の 校 内 研 修 などに 赴 き 授 業 の 実 演 や 導 入 に 向 けた 助 言 などを 行 っている 日 本 教 育 新 聞 に 連 載 を 執 筆 しているほか ブログなどを 通 じて AL 型 授 業 に 関 する 情 報 を 発 信 している 河 合 塾 教 育 研 究 開 発 機 構 研 究 員 河 合 塾 コスモ 講 師 日 本 教 育 大 学 院 大 学 講 師 も 務 めている Blog: 授 業 研 究 AL&AL ところが 絶 え 間 なく 新 たな 知 識 が 生 まれ 技 術 革 新 が 起 こる 知 識 基 盤 社 会 になると 高 度 の 専 門 的 な 素 養 能 力 を 備 えた 上 で 多 種 多 様 な 分 野 の 人 と 協 働 しながら 新 しい 時 代 を 切 り 拓 いていくことができる 人 材 が 求 めら れるようになりました 同 時 期 に 経 済 も 低 成 長 となり 将 来 の 見 通 しが 不 安 定 な 時 代 となり 学 校 教 育 の 在 り 方 も 再 考 が 求 められるようになりました そうした 社 会 状 況 の 変 化 に 応 じて 現 行 の 学 習 指 導 要 領 ( 高 校 は 2009 年 告 示 )では 小 中 高 各 教 科 を 通 じ て 思 考 力 判 断 力 表 現 力 の 育 成 や 言 語 活 動 の 充 実 が 強 調 されました AL 型 授 業 はこれらを 実 現 する 授 業 方 法 として 注 目 が 集 まっているのです グループワークを 中 心 とし 振 り 返 りを 重 視 したアクティブ ラーニング それでは 具 体 的 なAL 型 授 業 の 例 を 見 ていきましょ う 現 在 私 は 高 校 の 現 場 から 離 れておりますが 2013 年 3 月 までは 埼 玉 県 立 越 ヶ 谷 高 校 に 勤 務 し < 図 表 >の ような 流 れで 生 徒 のグループワークを 中 心 とした 物 理 の 授 業 を 行 っていました 現 在 でも 校 内 研 修 などに 講 師 として 招 かれたときには 先 生 方 を 生 徒 役 として 模 擬 授 業 を 行 い 実 際 に 体 験 してもらっています 授 業 の 冒 頭 では その 時 間 の 学 習 内 容 を 説 明 します パワーポイントとプリントを 使 い 板 書 ノートをしな いことで グループワークの 時 間 を 確 保 しています 続 いて 生 徒 同 士 で 話 し 合 いながら 問 題 を 解 きます そ の 際 私 はグループの 間 を 歩 き 回 りながらグループの 様 子 を 見 て 生 徒 の 質 問 に 対 応 したり グループで 協 力 で きていますか? あと5 分 しかないですが 大 丈 夫 です Kawaijuku Guideline

3 < 図 表 > 小 林 先 生 の 物 理 の 授 業 構 成 か? といった 質 問 によって 話 し 合 いを 促 したりします 最 後 に 振 り 返 りとして 確 認 テストを 行 い リフレク ションカードを 書 かせます 振 り 返 りは 学 習 内 容 を 定 着 させるとともに 学 習 態 度 の 改 善 につなげるために 非 常 に 重 視 しています リフレクションカードでは 生 徒 は 問 題 が 解 けなく て 困 っていたら 友 達 が 教 えてくれたのでとても 良 かっ た これからも 友 達 に 質 問 したい あるいは 友 達 に 教 えたらよくわかったと 言 ってくれて 嬉 しかったから こ れからはもっと 積 極 的 に 教 えたい などと 書 きます そ れが 次 回 の 授 業 での 行 動 につながり また 新 たな 気 づき があるという 経 験 が 積 み 重 なることで 生 徒 の 学 び 方 が 変 わっていくのです 同 じ 授 業 を 受 けても 生 徒 によって もっと 意 見 を 言 う べきだった 人 の 意 見 をしっかり 聴 いていなかった と いったように 感 想 は 異 なります できれば リフレクシ ョンカードに 書 かれた 内 容 を 読 み 上 げたり 見 せ 合 った りしてグループで 共 有 し 生 徒 の 新 たな 内 省 を 促 すのが 理 想 です また できるだけ 教 師 がコメントをしたりア ンダーラインを 引 いたりして 返 すと 良 いでしょう ただ し 時 間 的 な 制 約 から 私 も 毎 回 は 行 えませんでした 学 習 のための 理 論 を 学 ぶことが より 有 効 なアクティブ ラーニングにつながる AL 型 授 業 は とにかく 行 ってみることが 大 切 です しかし より 効 果 的 に 授 業 に 取 り 入 れるためには 学 習 理 論 を 学 ぶ 必 要 があります 私 が 学 習 に 関 する 理 論 で 重 要 だと 考 えるのは 組 織 行 動 学 者 のデービット コルブが 提 唱 する 学 習 を 結 果 で はなくプロセスとして 捉 える 経 験 学 習 モデル です これは 具 体 的 な 経 験 内 省 的 な 観 察 抽 象 的 な 概 念 化 能 動 的 な 試 みというサイクルを 回 すことによって 人 は 学 習 するというもので 振 り 返 りを 重 視 しています 私 の 授 業 も 経 験 学 習 モデルを 意 識 して 構 成 しています 生 徒 の 学 習 を 促 す 実 践 的 な 理 論 とスキルを 学 ぶことも 重 要 です AL 型 授 業 での 教 師 の 役 割 は 従 来 の 授 業 に おける sage on the stage( 壇 上 の 賢 人 ) から guide on the side( 学 習 者 に 寄 り 添 う 導 き 手 ) に 変 わり 生 徒 がより 良 く 学 ぶためのサポートをする 力 が 求 められます 教 師 はAL 型 授 業 がうまく 行 かないとき その 原 因 を 教 材 や 生 徒 や 環 境 に 求 めがちですが 子 どもをどう 見 る か どう 介 入 するか という 根 本 的 なスキルが 不 十 分 な 場 合 も 多 いように 感 じます こうしたスキルを 身 につけ るためには コーチング メンタリング 構 成 的 グル ープエンカウンター ファシリテーション などの 理 論 を 学 び スキルトレーニングを 受 けると 良 いでしょう 私 の 場 合 は アクションラーニング( 質 問 会 議 ) を 学 んだ 経 験 が 授 業 に 生 きています アクションラーニング とは グループで 現 実 の 問 題 の 解 決 策 を 考 える 過 程 で 生 じる 行 動 とそれに 対 する 振 り 返 りを 通 じて グループの 学 習 する 力 を 伸 ばす 教 育 手 法 であり 互 いに 質 問 と 回 答 を 繰 り 返 しながら 話 し 合 いが 進 んでいくことに 特 徴 があ ります 私 はこの 理 論 を 取 り 入 れ 教 師 が 生 徒 に 発 しがちな 指 示 命 令 禁 止 批 判 ではなく 質 問 をすることに よって 授 業 を 進 めていました 例 えば 話 し 合 いを 進 め なさい という 指 示 を あと5 分 ですが 大 丈 夫 ですか? という 質 問 に 変 えるだけで 生 徒 は 何 をすべきか 自 ら 考 え 能 動 的 に 活 動 を 始 めます 課 題 となるのは 相 手 の 内 省 を 促 すような 質 問 を 適 切 なタイミングで 流 暢 に 発 することです そうした 方 法 は 理 論 を 学 び その 上 に きちんとしたスキルトレーニングを 受 けることで 身 につ けられると 考 えています ただし こうした 理 論 やスキルは 精 神 医 学 やカウンセ リングの 世 界 から 始 まり ビジネスの 世 界 でも 使 われる ようになったものであり 学 校 教 育 の 中 で 特 に 教 科 科 目 の 授 業 に 生 かすことは 想 定 されていません 従 って 次 善 の 策 として ビジネスマン 対 象 のワーク ショップなどに 参 加 することも 良 いと 思 います 理 想 を 18 Kawaijuku Guideline

4 変 わる 高 校 教 育 第 1 回 授 業 改 善 -- 学 習 者 中 心 の 授 業 への 転 換 に 向 けて-- いえば 誰 かが 学 校 教 育 の 場 面 で 活 用 できるようにアレ ンジして それらを 教 員 研 修 などに 取 り 入 れていけると 良 いと 思 います 授 業 改 善 に 関 する 今 後 の 大 きな 課 題 だ と 思 います 生 徒 の 意 見 を 聞 きながら 目 の 前 の 生 徒 に 合 った 授 業 方 法 を 模 索 する 授 業 改 善 を 進 める 際 に 注 意 すべきなのが 生 徒 の 安 全 安 心 を 保 証 することです 例 えば AL 型 授 業 を 行 えば 教 科 書 が 終 わらなくても 良 い と 主 張 する 先 生 や 教 科 書 とは 異 なる 資 料 を 使 って 授 業 をする 先 生 もいます し かし 大 学 入 試 等 との 関 係 から 教 科 書 とは 離 れた 授 業 をすると 不 安 になる 生 徒 がでる 可 能 性 もあります この ような 視 点 も 必 要 だと 思 います 学 習 指 導 要 領 の 活 用 の 部 分 は 教 師 が 創 意 工 夫 を 凝 らしてよいと 思 いますが 習 得 の 部 分 は 教 科 書 に 準 拠 した 内 容 とするべきでしょう 生 徒 の 反 応 を 見 ながら 授 業 を 変 えていくことも 重 要 で す 私 の 場 合 は 毎 回 の 授 業 で 生 徒 にリフレクションカ ードを 書 かせて 回 収 し 生 徒 が 求 めていることを 探 って いました 生 徒 の 欲 求 や 要 求 の 全 てを 授 業 に 取 り 入 れる ことはできませんが 良 い 提 案 を 反 映 させることで 生 徒 に 自 分 たちも 授 業 作 りに 参 画 しているという 意 識 が 生 まれ より 能 動 的 に 学 習 に 取 り 組 むようになるという 効 果 もありました また 取 り 組 みを 始 めてみて 生 徒 に 合 わないと 感 じ た 場 合 は 中 断 しても 良 いと 思 います 先 生 が 無 理 をしな い 生 徒 に 無 理 強 いをしないということも 大 切 です 実 は 私 が 最 初 にAL 型 授 業 に 全 面 的 に 転 換 することを 生 徒 に 提 案 した 時 には 猛 反 対 を 受 けました その 時 に 私 が 提 案 したのは 私 が 全 く 教 えない という 方 法 でした 生 徒 達 は それでわかるわけがないよ~ パワポも 見 せ てくれないの?それはイヤだ~ などと 騒 ぎました ここで 私 は 無 理 をしないことにしました 生 徒 にも 無 理 強 いをしたくありませんでした 私 は では3 回 だけ トライアルをしましょう 3 回 目 までに 概 ねみんなが 賛 成 できる 方 法 になったらそれで 行 きましょう そうなら なかったら 今 までの 形 で 進 める それでどうですか? と 交 渉 したのです 振 り 返 ってみると この 時 の 経 緯 が 生 徒 達 の 参 画 意 識 を 高 めたと 思 います また この 時 から 私 は 目 の 前 の 生 徒 の 意 見 だけを 聞 いていました これが 実 践 者 としての 大 事 なことだと 思 っています 理 論 家 の 仕 事 は 一 般 的 な 解 を 求 めることかも 知 れませ ん しかし 私 たち 実 践 者 は 目 の 前 の 生 徒 達 のために 役 立 つ 授 業 を 開 発 することが 本 来 の 仕 事 なのです 授 業 改 善 を 自 律 的 に 持 続 可 能 な 組 織 をつくり 学 校 全 体 で 取 り 組 むことが 重 要 授 業 改 善 と 同 時 に 進 めていただきたいのが 組 織 開 発 です 新 しい 授 業 に 挑 戦 する 場 合 最 初 は 教 師 も 生 徒 も 慣 れず 上 手 く 行 かないこともあるでしょう そうした とき 一 人 で 取 り 組 みを 継 続 するのは 困 難 です AL 型 授 業 を 学 校 全 体 で 推 進 できるように 組 織 の 構 造 や 風 土 を 変 えることが 必 要 だと 考 えています 例 えば 教 科 を 越 えて 研 究 授 業 を 行 ったり 気 軽 に 相 互 参 観 できる 授 業 公 開 週 間 を 設 けたり ベテラン 教 師 が 若 手 教 師 の 授 業 を 参 考 にしたりといった 方 法 が 考 えられます 私 が 勧 めるのは 研 究 授 業 と 研 究 協 議 の 在 り 方 の 転 換 です これまでの 研 究 協 議 は 授 業 者 が 一 方 的 に 参 観 者 から 改 善 点 を 指 摘 されるような 雰 囲 気 になりがちで 研 究 授 業 の 担 当 (= 授 業 者 )となることを 嫌 がる 先 生 も 見 られました これを 授 業 者 を 傷 つけない 振 り 返 り 会 に 変 えることで 研 究 協 議 の 雰 囲 気 は 一 変 し 効 果 も 向 上 します 具 体 的 には 参 観 者 は 意 見 ではなく 質 問 をする 授 業 者 は 質 問 されたことに 簡 潔 に 答 える といったルール を 設 けた 上 で 授 業 で 使 用 したワークシートはどのよう に 作 ったのですか? あの 場 面 でなぜAさんを 指 名 した のですか? Bのグループに 何 度 も 足 を 運 んだのはなぜ ですか? といった 質 問 を 繰 り 返 し 協 議 を 進 めていき ます 質 問 に 対 する 答 えを 考 えることで 研 究 授 業 を 実 施 した 教 師 の 振 り 返 りになるのはもちろん 質 問 を 考 え ることで 参 観 者 も 自 分 の 授 業 に 対 するヒントを 得 ること ができるのです 私 はこれまで AL 型 授 業 に 関 する 研 究 会 や 全 国 の 高 校 の 校 内 研 修 などに 講 師 として 赴 き AL 型 授 業 の 導 入 に 向 けた 助 言 を 行 ってきましたが 年 々 関 心 を 持 つ 高 校 が 増 え さまざまな 高 校 が 組 織 的 に 取 り 組 み 始 めて いることに 手 ごたえを 感 じています 今 後 より 多 くの 高 校 が 生 徒 に 合 った 授 業 改 善 を 進 めることを 期 待 して います Kawaijuku Guideline

5 都 道 府 県 の 取 り 組 み❶ 東 京 大 学 大 学 発 教 育 支 援 コンソーシアム 推 進 機 構 と 連 携 して 県 立 高 校 に 協 調 学 習 を 導 入 し 年 々 実 践 校 が 増 加 埼 玉 県 教 育 委 員 会 埼 玉 県 では 東 京 大 学 の 大 学 発 教 育 支 援 コンソーシ アム 推 進 機 構 (CoREF) と 連 携 し 協 調 学 習 の 手 法 の 研 究 と 実 践 を 行 っている 2010 年 度 から 2011 年 度 の 県 立 高 校 学 力 向 上 基 盤 形 成 事 業 や 同 事 業 を 継 承 し た 2012 年 度 から 2014 年 度 の 未 来 を 拓 く 学 び 推 進 事 業 等 を 通 じて 生 徒 の 学 力 向 上 につながる 継 続 的 な 授 業 改 善 を 推 進 している これらの 取 組 について 埼 玉 県 教 育 局 県 立 学 校 部 高 校 教 育 指 導 課 ( 以 下 事 務 局 )に 話 を 伺 った 開 始 4 年 で 協 調 学 習 の 指 定 校 は 研 究 推 進 校 19 校 研 究 協 力 校 57 校 に 拡 大 埼 玉 県 教 育 局 は 近 年 の 高 校 生 について 授 業 に 対 する 態 度 が 受 動 的 である ことなどから 21 世 紀 の 国 際 社 会 をたくましく 生 きていける 生 徒 を 育 むには 生 徒 が 授 業 に 積 極 的 にかかわり 学 べるような 授 業 スタイル が 必 要 ではないか との 問 題 意 識 をもっていた そうした 折 2008 年 に 大 学 の 知 の 教 育 現 場 での 活 用 を 推 進 することを 目 的 として 全 国 の5 大 学 等 が 参 加 する 大 学 発 教 育 支 援 コンソーシアム が 発 足 し とり まとめを 行 う 東 京 大 学 に 大 学 発 教 育 支 援 コンソーシアム 推 進 機 構 (CoREF)が 設 立 された CoREF では 副 機 構 長 の 三 宅 なほみ 教 授 が 中 心 となり 認 知 科 学 を 基 盤 とし て 人 が 質 の 高 い 学 習 をするための 学 習 理 論 を 構 築 し 実 践 につなげることをめざしている CoREF は 多 様 な 理 解 が 統 合 されて 考 えが 深 まる 一 人 ひとりが 仲 間 とのかかわりのなかで 自 分 なりに 納 得 する 自 分 なりの 納 得 が 適 用 できる 範 囲 が 広 がる という 特 徴 をもつ 協 調 学 習 と 協 調 学 習 を 引 き 起 こす 手 法 の1つとして 知 識 構 成 型 ジグソー 法 (25 ページ 参 照 )を 提 案 全 国 の 学 校 や 教 育 委 員 会 と 連 携 し て 導 入 を 推 進 している 埼 玉 県 はこの 手 法 を 生 徒 の 主 体 的 な 学 びによるコミ ュニケーション 能 力 問 題 解 決 能 力 情 報 活 用 能 力 の 育 成 に 有 効 だと 考 えた また CoREF も 研 究 の 成 果 を 実 践 する 現 場 を 求 めていたことから 2009 年 度 から 連 携 に 向 けた 協 議 を 開 始 そして 2010 年 度 には 県 立 高 校 学 力 向 上 基 盤 形 成 事 業 を 立 ち 上 げ 協 調 学 習 に 取 り 組 む 高 校 を 募 った その 結 果 研 究 推 進 校 ( 授 業 実 践 と 公 開 研 究 授 業 を 行 う)9 校 研 究 協 力 校 ( 授 業 実 践 を 行 う) 1 校 研 究 推 進 委 員 ( 研 究 に 参 加 する 教 員 )26 名 が 中 心 となって 実 践 を 通 じた 研 究 が 始 まった 同 時 に6つ の 教 科 部 会 も 立 ち 上 がった 協 調 学 習 は 生 徒 の 主 体 的 な 学 びを 促 すことに 主 眼 が あり 小 中 高 校 全 ての 学 校 種 また 進 学 校 や 基 礎 学 力 の 定 着 に 課 題 のある 学 校 など 幅 広 い 学 校 での 活 用 が 可 能 です そのことを 校 長 会 などを 通 じて 予 め 告 知 を した 上 で 高 校 を 募 ったところ 期 待 通 り いろいろな 学 校 が 応 募 してくれました 2010 年 度 の 研 究 会 では 三 宅 教 授 による 協 調 学 習 の 理 論 の 講 義 協 調 学 習 の 見 学 や 体 験 教 科 ごとの 授 業 案 の 検 討 などを 重 ねた また そうしてできた 授 業 案 をも とに 研 究 推 進 校 や 研 究 協 力 校 で 公 開 研 究 授 業 を 実 施 し た 研 究 推 進 校 による 公 開 研 究 授 業 には 多 くの 高 校 から 参 観 者 が 訪 れ 授 業 は 非 常 に 好 評 であった 実 践 した 教 員 からは 一 方 通 行 の 講 義 型 授 業 と 異 なり 生 徒 を 動 か して 話 し 合 わせると 生 徒 の 反 応 がたいへん 良 く 授 業 の やりがいがある といった 声 が 報 告 され 参 観 者 からは 自 分 の 授 業 でも 導 入 したい という 声 が 多 数 上 がった 実 際 に 協 調 学 習 に 取 り 組 む 学 校 と 教 員 は 急 速 に 増 加 し 2013 年 度 には 研 究 推 進 校 19 校 研 究 協 力 校 57 校 研 究 推 進 委 員 212 名 となった 芸 術 ( 美 術 書 道 )や 家 庭 保 健 体 育 農 業 工 業 商 業 情 報 看 護 福 祉 など 実 技 系 教 科 や 専 門 教 科 でも 取 り 組 まれるようになり 教 科 部 会 は 16 に 増 えた< 図 表 1> 事 務 局 も これほどの 学 校 と 教 員 が 参 加 する 事 業 は これまでにありませんでした と 予 想 を 超 えた 勢 いで の 広 がりに 驚 いている < 図 表 1> 関 係 校 数 研 究 推 進 委 員 数 等 の 推 移 事 業 名 県 立 高 校 学 力 向 上 基 盤 形 成 事 業 未 来 を 拓 く 学 び 推 進 事 業 年 度 研 究 推 進 校 研 究 協 力 校 研 究 推 進 委 員 教 科 部 会 2010 年 度 9 校 1 校 26 名 6 教 科 2011 年 度 13 校 19 校 66 名 8 教 科 2012 年 度 14 校 38 校 129 名 13 教 科 2013 年 度 19 校 57 校 212 名 16 教 科 20 Kawaijuku Guideline

6 変 わる 高 校 教 育 第 1 回 授 業 改 善 -- 学 習 者 中 心 の 授 業 への 転 換 に 向 けて-- 初 任 者 教 員 研 修 にも 協 調 学 習 を 導 入 し 全 ての 教 員 が 協 調 学 習 のスキルをもつ 時 代 へ 2012 年 度 からは 高 等 学 校 初 任 者 研 修 の 中 にも 協 調 学 習 に 関 する 研 修 を 取 り 入 れている 全 25 回 の 研 修 の うち 5 回 を 授 業 力 向 上 研 修 として 設 定 協 調 学 習 の 理 論 を 学 んだり 体 験 したりするほか 期 間 内 に 実 際 に 勤 務 校 で 協 調 学 習 を 取 り 入 れた 授 業 を2 回 行 い その 実 践 報 告 などをする 受 講 は 必 須 であることから 初 任 者 は 全 員 が 協 調 学 習 に 触 れることになる また 初 任 者 が 研 修 で 学 んだ 内 容 を 校 内 の 指 導 教 員 などに 報 告 して 伝 え ることで ベテラン 教 員 に 協 調 学 習 が 広 がるきっかけと もなっている 現 在 では CoREF の 教 授 等 の 研 究 者 だけ でなく 協 調 学 習 を 実 際 に 授 業 に 取 り 入 れている 高 校 教 員 が 初 任 者 研 修 の 講 師 となることも 増 えているそうだ さらに 2012 年 度 からは CoREF とインテル 株 式 会 社 の 協 力 を 得 て 21 世 紀 型 スキル 育 成 研 修 会 を 開 始 した 21 世 紀 型 スキル とは 2008 年 に ATC21s ( 注 )が 提 唱 した 将 来 子 どもたちが 知 識 産 業 社 会 で 活 躍 するために 必 要 な 10 のスキル< 図 表 2>のことである そして それらを 身 につけるためには 協 調 的 問 題 解 決 と ICT リテラシー デジタル 化 されたネットワークで 学 ぶこと の2つの 経 験 が 重 要 とされている 研 修 では 70 カ 国 で 導 入 されている Intel R Teach プ ログラムをアレンジし ICT を 活 用 した 授 業 作 りや 知 識 構 成 型 ジグソー 法 の 導 入 方 法 などについて 学 ぶ 対 象 は 小 中 高 校 特 別 支 援 学 校 の 代 表 教 員 で 2012 年 度 から2014 年 度 の3 年 間 で 330 名 が 参 加 する 計 画 である インターネット 上 のサイトを 通 し 学 校 を 超 えて 日 常 的 に 授 業 案 の 検 討 が 可 能 に 3つの 事 業 を 通 して 急 速 な 広 がりを 見 せている 知 識 構 成 型 ジグソー 法 だが 授 業 案 や 教 材 の 作 成 に 大 きな 役 割 を 果 たしているのが 埼 玉 県 立 総 合 教 育 センターが 設 置 し 県 と CoREF が 共 同 で 運 営 しているインターネット 上 の 専 用 サイトである サイトには 全 体 の 部 屋 に 加 えて 教 科 別 の 部 屋 などの 機 能 があり 授 業 案 について 盛 んなやりとりがなされて います ある 教 員 が こんな 授 業 案 を 考 えていますが ご 意 見 ください と 授 業 案 をアップすると CoREF の 研 究 者 や 他 の 高 校 の 教 員 から 助 言 のコメントが 書 き 込 ま れます 授 業 案 をアップした 教 員 が 助 言 をふまえて 改 善 < 図 表 2> ATC21s による 21 世 紀 型 スキル カテゴリ 1 思 考 の 方 法 (Ways of Thinking) 1 創 造 力 とイノベーション 2 批 評 的 思 考 問 題 解 決 意 思 決 定 3 学 びの 学 習 メタ 認 知 ( 認 知 プロセスに 関 する 知 識 ) カテゴリ 2 仕 事 の 方 法 (Ways of Working) 4 コミュニケーション 5 コラボレーション(チームワーク) カテゴリ 3 仕 事 のツール(Tools for Working) 6 情 報 リテラシー 7 情 報 通 信 技 術 ICT に 関 するリテラシー カテゴリ 4 社 会 生 活 (Skills for Living in the World) 8 地 域 と 国 際 社 会 での 市 民 性 9 人 生 とキャリア 設 計 10 個 人 と 社 会 における 責 任 ( 文 化 に 関 する 認 識 と 対 応 ) した 案 をアップし さらに 助 言 をもらう というように 授 業 案 を 練 り 上 げていくことができます また 授 業 案 は 共 有 することができていますので A 先 生 の 授 業 案 を 私 の 学 校 に 合 わせてこのようにアレンジして 使 わせて いただきます とコメントすると その 授 業 案 を 作 成 し た 教 員 から 注 意 点 のアドバイスがあるなど サイトはよ り 良 い 授 業 案 を 作 る 場 として 活 用 されています 知 識 構 成 型 ジグソー 法 による 協 調 学 習 に 取 り 組 んだ 成 果 について 事 務 局 は 次 のように 語 る 自 分 の 教 科 や 学 校 の 中 だけでなく 学 校 を 超 えて さらには 県 も 超 えて 生 徒 のよりよい 学 びのために 志 を 同 じくする 教 員 が 知 恵 を 出 し 合 い お 互 いの 授 業 をより よくしていこうという 動 きが 出 てきていることに 手 ご たえを 感 じています また 知 識 構 成 型 ジグソー 法 とい う1つの 手 法 を 共 有 しているため どの 教 員 も 同 じ 土 俵 で 議 論 することができます この 点 も 協 調 学 習 が 短 期 間 でこれだけ 広 がった 理 由 のひとつだと 考 えています 全 ての 授 業 を 協 調 学 習 にする 必 要 はないが 今 後 も 協 調 学 習 の 導 入 を 推 進 したい と 事 務 局 は 考 えている 講 義 型 の 授 業 には 講 義 型 の 良 さがあります しかし 1つの 単 元 の 中 のふさわしい 場 面 やタイミングで 協 調 学 習 を 導 入 することにより 生 徒 は 単 元 の 内 容 について 主 体 的 に 考 え 自 分 の 言 葉 で 他 者 に 説 明 することを 経 験 す ることになり 学 習 指 導 要 領 ( 総 則 )にも 謳 われている とおり 言 語 活 動 の 充 実 を 図 りながら 思 考 力 判 断 力 表 現 力 その 他 の 能 力 をはぐくむとともに 主 体 的 に 学 習 に 取 り 組 む 態 度 を 養 い 個 性 を 生 かす 教 育 の 充 実 を 実 現 することができます ですから 単 元 に1 回 でも 時 々でも 協 調 学 習 の 活 用 により 児 童 生 徒 の 活 発 な 学 習 活 動 が 教 室 でみられるような 状 況 が 全 県 の 学 校 に 定 着 す るよう 今 後 も 働 きかけていきたいと 思 います ( 注 )ATC21s Assessment and Teaching of 21st Century Skills Project の 略 シスコシステムズ インテル マイクロソフトの3 社 とメルボルン 大 学 の 研 究 者 などが 中 心 となった 国 際 プロジェクト Kawaijuku Guideline

7 都 道 府 県 の 取 り 組 み❷ 協 調 学 習 の 授 業 法 を 含 む3つの 教 員 研 修 を 通 し 生 徒 の 主 体 的 に 学 ぶ 力 を 育 む 授 業 改 革 に 取 り 組 む 鳥 取 県 教 育 委 員 会 鳥 取 県 では 2011 年 度 から 全 ての 高 校 生 が 進 路 目 標 を 実 現 できる 学 力 を 育 成 するための 効 果 的 な 施 策 を 立 案 する 新 時 代 を 拓 く 学 びの 創 造 プロジェクト を 実 施 し ている めざすのは 高 校 生 自 らが 学 び 思 考 力 判 断 力 表 現 力 を 高 める 授 業 をつくるための 授 業 改 革 である プ ロジェクトの 成 果 と 今 後 の 展 望 について 高 等 学 校 課 高 校 教 育 主 査 兼 高 校 教 育 企 画 室 の 御 舩 斎 紀 室 長 と 同 企 画 室 の 千 代 西 尾 祐 司 指 導 主 事 に 話 を 伺 った 学 力 向 上 策 について 手 詰 まりを 感 じる 中 での 学 習 科 学 を 基 にした 協 調 学 習 との 出 会 い 新 時 代 を 拓 く 学 びの 創 造 プロジェクト では 高 校 の 校 長 を 中 心 に 学 識 経 験 者 全 国 模 試 実 施 業 者 の 分 析 研 究 スタッフなどで 学 力 向 上 推 進 委 員 会 を 組 織 し 高 校 生 の 学 力 の 問 題 を 分 析 し 指 導 方 法 の 研 究 などを 行 った そ の 中 で 学 校 によっては 土 日 に 課 題 を 出 して 週 明 けにテ ストを 行 うなど 教 員 も 生 徒 も 過 密 スケジュールで 学 習 に 取 り 組 んでも それに 見 合 うほど 成 績 は 向 上 せず 高 校 現 場 は 学 力 向 上 の 取 り 組 みに 行 き 詰 まりを 感 じていた また 教 員 が 面 倒 をみればみるほど 子 どもたちは 受 け 身 になることが 問 題 とされた と 御 舩 室 長 は 振 り 返 る 解 決 策 を 模 索 する 中 で 県 内 外 の 高 校 の 課 題 解 決 型 の 協 働 的 な 学 習 やその 発 表 の 場 を 視 察 すると 生 徒 たちが 生 き 生 きと 学 んでおり ここに 学 力 を 伸 ばすヒントがあ るのではないか と 感 じた 一 方 で 2003 年 当 時 県 教 育 センターに 勤 務 していた 千 代 西 尾 指 導 主 事 は 学 校 教 育 における 知 識 観 や 学 習 観 は 現 代 の 社 会 で 求 められているものと 乖 離 しているの ではないか という 問 題 意 識 をもっていた そんな 折 静 岡 大 学 情 報 学 部 の 大 島 純 教 授 に 出 会 い 学 習 科 学 や 認 知 科 学 の 知 見 に 基 づいた 学 習 者 の 協 調 によって 知 識 を 育 む 理 論 に 触 れた そして こうした 考 え 方 を 授 業 に 持 ち 込 むことが 社 会 で 求 められる 力 を 養 うことにつなが ると 考 え 大 島 教 授 と 学 習 科 学 の 研 修 講 座 を 実 施 したが 当 時 は 取 り 組 みやすい 授 業 手 法 がなかったこともあり 実 践 の 広 がりには 至 らなかった しかし 学 力 向 上 推 進 委 員 会 で 今 後 の 方 策 を 考 える 中 で 東 京 大 学 大 学 発 教 育 支 援 コンソーシアム 推 進 機 構 (CoREF)の 三 宅 なほみ 教 授 が 推 進 する 知 識 構 成 型 ジ グソー 法 (25 ページ 参 照 )を 知 り この 手 法 を 導 入 す ることを 通 して 学 べば 学 習 科 学 に 基 づいた 授 業 改 革 が 推 進 できるのではないかと 感 じた そこで 三 宅 教 授 や 大 島 教 授 の 協 力 も 得 て 知 識 構 成 型 ジグソー 法 を 取 り 入 れた 授 業 改 革 への 取 り 組 みを 始 めたのである 学 習 科 学 に 基 づいた 授 業 改 革 が 研 修 を 通 じて 徐 々に 浸 透 2011 年 から 実 施 されている 新 時 代 を 拓 く 学 びの 創 造 プロジェクト においては 高 校 生 自 らが 学 び 思 考 力 判 断 力 表 現 力 を 高 める 授 業 改 革 をめざし 知 識 構 成 型 ジグソー 法 をはじめとした 学 習 理 論 を 取 り 入 れた 研 修 を 実 施 した 具 体 的 には 県 立 高 校 の 教 員 を 対 象 とした 高 等 学 校 教 科 専 門 研 修 学 習 理 論 研 修 ミドルリーダー 育 成 研 修 の3つの 研 修 である ( 注 1) 高 等 学 校 教 科 専 門 研 修 は 英 語 国 語 数 学 理 科 地 歴 公 民 の6 教 科 について 授 業 の 在 り 方 を 研 究 し 授 業 実 践 に 向 けた 指 導 過 程 を 共 同 で 作 成 する 研 修 である この 研 修 は 先 端 の 教 育 学 の 理 論 や 実 践 を 取 り 入 れ 内 容 は 教 科 によって 変 えている この 研 修 をきっかけに 教 員 が 学 校 を 超 えて 教 材 を 検 討 するような 研 究 会 があち こちにできたら 良 いと 考 えました ( 千 代 西 尾 指 導 主 事 ) 学 習 理 論 研 修 は 教 科 を 問 わず 新 しい 授 業 観 を 理 解 するとともに とりわけ 知 識 構 成 型 ジグソー 法 を 体 験 実 践 することで 学 習 科 学 を 学 び 自 分 たちで 授 業 を 設 計 する 研 修 である 講 師 には 三 宅 教 授 と 大 島 教 授 を 招 き 5 回 にわたって 実 施 した ミドルリーダー 育 成 研 修 は 教 科 専 門 研 修 や 学 習 理 論 研 修 を 受 講 した 教 員 が 校 内 で 授 業 改 善 を 進 められる ように 体 制 を 整 えられるミドルリーダー( 改 革 推 進 者 ファシリテーター)を 育 成 することを 目 的 としている 管 理 職 や 校 内 で 指 導 的 立 場 にある 教 員 などを 対 象 に 学 校 組 織 マネジメントやリーダーシップ 人 材 育 成 等 学 校 の 組 織 改 革 や 組 織 活 性 化 をテーマとした 研 修 を3 回 にわたって 実 施 した ( 注 1) 平 成 24 年 度 高 等 学 校 学 力 向 上 委 員 会 報 告 書 ( 鳥 取 県 ) 22 Kawaijuku Guideline

8 変 わる 高 校 教 育 第 1 回 授 業 改 善 -- 学 習 者 中 心 の 授 業 への 転 換 に 向 けて-- 3つの 研 修 の 中 でも 管 理 職 に 特 に 評 判 が 良 かったの が 学 習 理 論 研 修 です 自 校 に 帰 って 良 い 研 修 だった と 管 理 職 や 同 僚 に 報 告 する 教 員 も 多 く 実 践 者 も 増 えて いきました そのため 2013 年 にも 学 習 理 論 研 修 のみ 継 続 して 実 施 することにしました 参 加 者 は 自 分 の 授 業 に 導 入 することを 前 提 に 考 えている 教 員 がほとんどで 研 修 は 大 いに 盛 り 上 がりました ( 御 舩 室 長 ) 2013 年 度 の 学 習 理 論 研 修 は 三 宅 教 授 と 静 岡 大 学 大 学 院 教 育 学 研 究 科 附 属 学 習 科 学 研 究 教 育 センター(RECLS) の 益 川 弘 如 准 教 授 の2 名 を 講 師 として 迎 えた ( 注 2) 学 習 理 論 研 修 を 受 けた 教 員 に 対 するアンケートを 見 る と 自 分 の 授 業 観 が 変 わった 生 徒 が 生 き 生 きする といった 内 容 の 記 述 が 多 く 見 られる また 研 修 受 講 後 何 らかの 形 で 知 識 構 成 型 ジグソー 法 による 授 業 を 定 期 的 に 継 続 して 実 施 している 教 員 が 多 い< 図 表 > そこで 鳥 取 県 教 育 委 員 会 は 同 様 の 学 習 理 論 研 修 を 今 後 も 継 続 することとしている 御 舩 室 長 は この2 年 間 で 県 立 高 校 教 員 全 体 の 約 1 割 が 学 習 理 論 研 修 を 受 講 しまし た あと2 年 くらい 続 ければ 学 習 科 学 という 共 通 の 土 台 をもとに 各 学 校 で 教 科 を 超 えた 授 業 研 究 が 進 むので はないかと 期 待 しています と 言 い 千 代 西 尾 指 導 主 事 も 導 入 を 強 いるのではなく 口 コミで 良 さが 広 がって いくといいですね と 話 す 2012 年 11 月 には 県 立 鳥 取 西 高 校 (27 ページ 参 照 ) で 学 びの 文 化 祭 と 名 付 け 教 員 7 名 の 知 識 構 成 型 ジ グソー 法 の 公 開 授 業 とシンポジウムを 行 い 他 校 からも 多 くの 教 員 が 参 観 に 訪 れた 2013 年 11 月 には 鳥 取 西 高 校 の 継 続 実 施 に 加 えて 県 立 境 港 総 合 技 術 高 校 でも 学 び の 文 化 祭 が 開 かれるなど 取 り 組 みが 広 がっている ICTを 活 用 し 生 徒 の 学 びをさらに 促 進 する さらに 2013 年 度 から 2014 年 度 にかけて ICT を 活 用 した 学 習 環 境 の 研 究 事 業 を 実 施 し 静 岡 大 学 の 大 島 教 授 と 連 携 して ICT を 使 った 協 調 学 習 の 実 践 研 究 を 進 めている 具 体 的 には 2013 年 度 の 夏 季 休 業 中 に 県 立 鳥 取 西 高 校 と 県 立 智 頭 農 林 高 校 に 40 台 前 後 の ipad ipad 管 理 用 PC モバイルの 無 線 LAN 環 境 などを 導 入 プロジェクター 等 は 既 存 のものを 新 しい 環 境 で 使 えるよ うにした 上 で 校 内 サーバーに 教 材 を 置 いて 閲 覧 できる ようにするなど ICT 環 境 を 整 え 知 識 構 成 型 ジグソー 法 < 図 表 > 学 習 理 論 研 修 を 受 講 した 教 員 の 感 想 と 実 施 頻 度 ( 注 4) 学 習 理 論 研 修 受 講 者 ( 教 員 )の 感 想 の 分 析 (n=38) 2012 年 度 の 学 習 理 論 研 修 ( 第 4 回 )の 受 講 者 の 感 想 を 単 文 に 分 解 しカ テゴリ 分 けし 度 数 の 多 い 順 に 並 べたもの でモバイル 端 末 を 活 用 し 効 果 を 高 めようとしている ( 注 3) また 操 作 説 明 会 や 教 員 自 主 研 修 を 開 催 したほか 9 月 ~ 10 月 には2 校 で 公 開 授 業 を 行 った これまで ICT というと 生 徒 に 教 材 や 動 画 を 見 せる など 教 員 が 指 導 するための 利 用 が 中 心 でした この 事 業 ではそれにとどまらず 生 徒 が 話 し 合 ったり 考 えたり する 活 動 を 促 進 するための 学 びの 道 具 として 使 う 方 法 を 研 究 しています ( 千 代 西 尾 指 導 主 事 ) 将 来 的 には Web 上 で 議 論 ができる Knowledge Forum 等 のツールを 活 用 して 県 内 のみならず 他 県 にもつなぎ 他 の 高 校 の 生 徒 とも 議 論 できるようにしたり 動 画 教 材 等 をインターネットサーバーにアップし 自 宅 でも 使 え るようにしたりするようなことも 検 討 している こうした 教 育 環 境 の 整 備 も 通 じて 鳥 取 県 教 育 委 員 会 では 生 徒 が 能 動 的 に 参 加 する 授 業 を 今 後 もさらに 推 進 していく カテゴリ 分 けの 項 目 (a) 授 業 観 学 習 観 の 変 容 考 え 方 の 変 化 改 革 推 進 への 実 感 度 数 (b) 授 業 手 法 の 理 解 知 識 構 成 型 ジグソー 法 の 理 解 36 (c) 授 業 改 革 への 必 要 性 の 理 解 協 調 活 動 への 良 さへの 気 付 き 実 感 (d) 授 業 者 同 士 によるコラボレーションの 意 義 指 導 案 を 共 に 練 る 意 義 (e) 自 らの 授 業 実 践 の 変 容 授 業 に 活 かしたい 思 い 生 徒 への 還 元 (f) 自 己 の 変 容 自 信 不 安 過 去 の 振 り 返 りと 対 比 意 識 の 変 化 (g) その 他 の 記 述 他 上 記 カテゴリに 含 まれない 記 述 14 ( 注 5) 平 成 24 年 度 と25 年 度 受 講 者 の 知 識 構 成 型 ジグソー 法 実 施 頻 度 知 識 構 成 型 ジグソー 法 を 授 業 で 活 用 する 頻 度 学 習 理 論 研 修 受 講 後 に 知 識 構 成 型 ジグソー 法 を 授 業 で 実 践 している 頻 度 平 成 平 成 24 年 度 25 年 度 (n=40) (n=61) a ほぼ 毎 日 ( 週 のうち 3 ~ 4 回 ) 7.5% 0% b 頻 繁 に( 週 のうち 1 回 以 上 ) 5% 1.6% c ちょくちょく( 週 に 1 回 か 2 週 に 1 回 くらい) 10% 13.1% d ときどき( 月 に 1 回 か 2 月 に 1 回 ) 15% 32.8% e 今 まで 1 回 ~ 2 回 ほど 試 してみた 30% 36.1% f やってない 12.5% 6.6% 無 回 答 22.5% 6.6% ( 注 2) 鳥 取 大 学 教 育 研 究 論 集 第 4 号 2014 年 鳥 取 県 の 高 等 学 校 教 育 における 学 習 理 論 研 修 を 通 した 学 習 科 学 の 知 見 の 導 入 ( 注 3) 大 島 純 大 島 律 子 益 川 弘 如 千 代 西 尾 祐 司 林 耕 介 小 林 徹.( 投 稿 中 ) モバイルテクノロジを 利 用 した 協 調 学 習 の 授 業 設 計 指 針 の 理 論 的 考 察 ( 注 4) 東 京 大 学 CoREF 平 成 24 年 度 活 動 報 告 書 協 調 が 生 む 学 びの 多 様 性 第 3 集 P152 ( 注 5) 東 京 大 学 CoREF 平 成 25 年 度 活 動 報 告 書 協 調 が 生 む 学 びの 多 様 性 第 4 集 P38-40 Kawaijuku Guideline

9 Part 2 高 校 の 取 り 組 み 事 例 1 知 識 構 成 型 ジグソー 法 を 授 業 に 取 り 入 れ 生 徒 の 思 考 力 や 表 現 力 を 深 める 埼 玉 県 立 浦 和 高 等 学 校 埼 玉 県 立 浦 和 高 等 学 校 は 1895( 明 治 28) 年 に 埼 玉 県 第 一 尋 常 中 学 校 として 設 立 されて 以 来 の 伝 統 をもつ 男 子 校 で 東 京 大 学 などの 難 関 大 学 に 例 年 多 くの 卒 業 生 が 進 学 する 全 国 でも 有 数 の 進 学 校 として 知 られている 同 校 は 2010 年 度 に 埼 玉 県 の 県 立 高 校 学 力 向 上 基 盤 形 成 事 業 (20 ページ 参 照 以 下 事 業 ) 研 究 推 進 校 に 指 定 されて 以 来 多 くの 教 科 で 協 調 学 習 に 取 り 組 んでいる 実 際 に 協 調 学 習 による 授 業 を 利 用 した 手 応 えについて 英 語 科 の 池 野 智 史 先 生 に 話 を 伺 った 前 校 長 の 進 学 校 にも 有 効 との 考 えから 協 調 学 習 の 研 究 推 進 校 に 応 募 協 調 学 習 の 研 究 推 進 校 に 応 募 した 関 根 郁 夫 前 県 立 浦 和 高 校 長 ( 現 埼 玉 県 教 育 長 )は 東 京 大 学 大 学 発 教 育 支 援 コンソーシアム 推 進 機 構 (CoREF)の 活 動 や 協 調 学 習 の 手 法 の1つである 知 識 構 成 型 ジグソー 法 (コラム 参 照 以 下 ジグソー 法 )に 造 詣 が 深 く 進 学 校 でも 導 入 す る 価 値 がある と 考 えた 校 内 から 研 究 推 進 委 員 を 募 り 初 年 度 は 数 学 科 2 名 英 語 科 2 名 国 語 科 1 名 が 委 員 と なった (2013 年 度 は 数 学 科 3 名 英 語 科 3 名 理 科 1 名 家 庭 科 1 名 ) 事 業 の 研 究 会 では 参 加 教 員 がまず ジグソー 法 の 模 擬 授 業 を 受 け 一 連 の 過 程 を 体 験 しました 既 に 行 わ れていた 観 点 からの 説 明 では 正 解 は1つだが 正 解 に 至 る 過 程 が 複 数 ある 課 題 について グループのメンバーが それぞれ 異 なるプロセスを 学 び 互 いに 説 明 し 合 うこと で 理 解 を 深 め 正 解 を 導 き 出 す 教 育 手 法 と 伺 いました 当 初 第 一 には 理 科 や 数 学 での 導 入 を 想 定 しているよう 池 野 智 史 先 生 でしたので 英 語 や 国 語 では 取 り 組 みにくいのではないかと 感 じましたが その 後 言 語 活 動 を 重 視 するという 点 に 注 目 しま した 皆 でいろいろな 材 料 を 共 有 して 新 たな 考 えを 模 索 する すなわちアウトプット 活 動 を 重 視 する 手 法 としても 利 用 できる と 発 想 を 転 換 し 英 語 や 国 語 で も 容 易 に 活 用 できると 考 えるようになりました そして 初 年 度 同 じ1 年 生 の 担 任 団 で 英 語 Ⅰ( 当 時 科 目 名 ) の 授 業 を 担 当 していた 教 員 2 人 やALTと 一 緒 に 指 導 案 をつくり 全 クラスでジグソー 法 による 授 業 を 試 みた 当 初 は 一 部 の 教 員 の 取 り 組 みであったが 事 業 の 一 環 として 研 究 推 進 校 が 実 施 公 開 する 検 証 授 業 を 通 し て この 手 法 を 導 入 する 教 員 が 増 えていった 検 証 授 業 では 複 数 の 教 科 の 授 業 を 同 日 に 担 当 外 の 教 科 も 観 ら れる 形 で 公 開 したことで 他 校 から 多 くの 参 観 者 を 集 め た 活 動 する 生 徒 の 様 子 を 見 て ジグソー 法 に 興 味 を 持 つ 教 員 も 増 えてきたという ジグソー 法 を 取 り 入 れた 授 業 では 生 徒 が 活 発 に 発 言 することなどから たまに 導 入 するには 良 い との 感 想 を 耳 にすることができました また ワークシートや 授 業 案 があれば 使 ってみたいという 要 望 もあったため 作 成 した 教 材 は 共 有 するようにしています 異 動 などによ り 入 れ 替 わりはありますが 協 調 学 習 を 試 みる 教 員 は 毎 年 増 えています 主 体 性 や 表 現 力 の 育 成 教 科 への 興 味 関 心 の 喚 起 思 考 の 深 化 にも 有 効 ジグソー 法 の 優 れた 点 について 第 一 に 生 徒 の 主 体 性 や 表 現 力 の 育 成 に 効 果 的 であることを 挙 げる 英 語 の 授 業 では 以 前 からペアワークを 取 り 入 れていま したが 中 には 少 し 話 すだけで 活 動 をやめてしまう 生 徒 もいます しかしジグソー 活 動 では そのグループで 自 分 だけが 知 っている 内 容 を 説 明 しなければならないため 誰 もが 一 定 以 上 の 発 言 をしなければなりません 責 任 を 持 って 発 言 しなければならないという 側 面 が 主 体 性 や 表 現 力 の 育 成 に 効 果 的 と 考 えています 英 語 のペアワークも ジグソー 法 の 授 業 を 実 施 した 後 のほうが 活 発 になります エキスパート 活 動 やジグソー 活 動 を 経 験 することで 友 達 に 意 見 を 言 うことに 抵 抗 が なくなり よりわかりやすい 説 明 を 試 みるようになる 生 徒 も 見 られました 普 段 の 授 業 や 学 習 にも 良 い 影 響 があ るようです 24 Kawaijuku Guideline

10 変 わる 高 校 教 育 第 1 回 授 業 改 善 -- 学 習 者 中 心 の 授 業 への 転 換 に 向 けて-- 第 二 に 挙 げるのは 教 科 への 興 味 関 心 を 喚 起 する 効 果 である 授 業 アンケートで この 手 法 による 授 業 を 今 後 も 続 け たいかどうかを 聞 いたところ 毎 回 でも 実 施 してほしい 頻 繁 に 実 施 してほしい という 回 答 が 大 半 でした これ は 特 に 普 段 の 授 業 ではつまらなそうにしている 生 徒 や なかなか 内 容 に 集 中 できない 生 徒 に 強 く 見 られた 傾 向 で あることが 印 象 的 です 特 に 習 熟 度 別 のクラス 分 けを 行 っているわけではありませんが ジグソー 法 をうまく 利 用 することで 英 語 が 苦 手 な 生 徒 も 英 語 への 興 味 関 心 を 持 ち 続 けられるのではないかと 期 待 しています 第 三 は 生 徒 が 深 く 思 考 できることである 通 常 の 講 義 型 の 授 業 では 生 徒 の 発 言 のために 使 え る 時 間 が 限 られるため 教 員 が 想 定 していない 意 見 や もう 少 し 深 めれば 筋 の 通 った 結 論 を 導 けそうな 意 見 が 出 たときに 教 員 が 軌 道 修 正 したり 思 考 を 遮 ったりしてし まう 場 合 があります しかしジグソー 法 の 授 業 では 生 徒 同 士 が 話 す 時 間 を 多 く 確 保 することで その 類 の 視 点 を 有 益 に 活 用 できる 場 合 があります また グループに 分 かれて 活 動 しているとき 個 別 にアドバイスすることも できます 必 要 に 応 じて 促 すことで 生 徒 の 考 えをより 深 められると 考 えています コラム 知 識 構 成 型 ジグソー 法 あるテーマについて 複 数 の 視 点 で 書 かれた 資 料 を グループに 分 かれて 読 み 自 分 なりに 納 得 できた 範 囲 で 説 明 を 作 って 交 換 し 交 換 した 知 識 を 統 合 してテー マ 全 体 の 理 解 を 構 築 したり テーマに 関 連 する 課 題 を 解 いたりする 活 動 を 通 して 学 ぶ 協 調 的 な 学 習 方 法 の 一 つで 以 下 のような 活 動 を 含 む ここでは3つの 資 料 を 使 って 活 動 する 場 合 を 例 に 紹 介 する 1 授 業 における 問 い( 学 習 課 題 )を 投 げかけ 生 徒 はそれぞれ 答 えを 考 える 2エキスパート 活 動 : 生 徒 を3つのグループ(A B C)に 分 け それぞれのグループに 学 習 課 題 のヒント となる 異 なる 学 習 資 料 の 一 部 を 示 す 各 グループは メンバーで 協 力 し 合 い 他 人 に 説 明 できるように 十 分 に 理 解 する< 図 表 > 3ジグソー 活 動 :A B Cのグループから1 人 ずつ 集 めた3 人 で 構 成 する 班 をつくり 班 ではそれぞれ 自 分 がエキスパート 活 動 で 得 た 知 識 を 説 明 し お 互 いが 全 ての 知 識 を 理 解 した 上 で 1の 課 題 の 回 答 を 導 き 出 し 回 答 と 意 見 をまとめる 4クロストーク: 各 班 が 話 し 合 った 内 容 を クラス 全 体 の 前 で 発 表 し 意 見 交 換 をする 他 の 班 の 自 分 たちとは 異 なる 話 し 合 いの 経 過 や 回 答 を 聞 いて 新 た な 発 見 ( 気 づき)を 得 る 5 最 後 に 冒 頭 の 問 いの 回 答 を 生 徒 一 人 ひとりが 自 分 の 言 葉 で 書 きとめる < 図 表 >エキスパート 活 動 の 教 材 例 ( 提 供 : 池 野 先 生 ) 東 京 大 学 大 学 発 教 育 支 援 コンソーシアム(CoREF)ホームページなどから 編 集 部 で 作 成 Kawaijuku Guideline

11 反 面 ジグソー 法 で 難 しいのは 生 徒 への 介 入 の 程 度 で ある 事 業 の 研 究 会 では 指 示 を 必 要 最 低 限 に 留 め 極 力 介 入 しない 方 が 良 いとされているが 実 際 には 生 徒 が 話 し 合 いに 慣 れるまでの 行 程 が 円 滑 に 進 まない 事 態 が 時 たま 起 きる 例 えばエキスパート 活 動 で 話 し 合 いがうまく 進 まない グループがあると 次 のジグソー 活 動 で 全 てのグループ の 話 し 合 いが 滞 ってしまいます これを 防 ぐため 私 の 場 合 話 し 合 いの 時 間 が8 分 間 あるとしたら 5 分 間 は グループの 様 子 を 見 て 残 り3 分 間 で 話 し 合 いが 全 く 進 んでいないというグループにアドバイスをするなど 工 夫 をしています 今 後 の 課 題 は 生 徒 の 状 態 をどう 見 極 めていくかであ る ある 時 話 し 合 いに 参 加 せずにずっと 黙 っている 生 徒 が 最 後 の 30 秒 でグループ 全 体 の 意 見 をまとめる 発 言 をしたことがある 他 メンバーの 聞 き 役 に 徹 しながら 考 えを 深 めている 様 子 を 見 定 めるのは 困 難 なのである 目 的 に 応 じて 時 間 や 手 法 を 調 整 し 柔 軟 に 授 業 に 取 り 入 れる では 実 際 の 英 語 の 授 業 では どのようにジグソー 法 を 導 入 しているのだろうか 池 野 先 生 は いつもより 深 く 理 解 してほしい 内 容 に 関 する 英 文 を 読 んで 意 見 をま とめる 授 業 や 気 分 転 換 を 兼 ねて 教 科 書 を 離 れた 文 章 を 読 む 授 業 で 導 入 することが 多 いという とはいえ 事 業 では 読 解 文 法 コミュニケー ション パラグラフライティングと 多 様 な 場 面 での 授 業 案 を 作 成 しました 考 え 方 次 第 でさまざまな 場 面 で 導 入 できると 思 います また 英 語 の 表 現 力 を 高 めたい 場 合 は 英 語 のみを 使 い 考 えを 深 めることに 重 きを 置 く 場 合 には 日 本 語 で 話 し 合 うことにするなど 目 的 に 応 じて 使 用 言 語 を 選 択 してい るという ただし ジグソー 活 動 やエキスパート 活 動 で は 日 本 語 を 使 って 構 わないとする 場 合 でも 最 後 のクロス トークは 英 語 で 行 うよう 指 示 し 英 語 での 表 現 力 向 上 を めざしている 授 業 の 難 易 度 については 平 均 的 な 成 績 の 生 徒 が 少 し てこずるくらい に 設 定 するとのことだ こうすると 英 語 が 得 意 な 生 徒 も 少 しわかりづらい と 感 じている 生 徒 に 説 明 することを 通 して さらに 理 解 を 深 めることができます また ジグソー 活 動 では 同 じ 活 動 でも 生 徒 に 応 じて 難 易 度 を 調 整 することができま す 例 えば 英 語 が 苦 手 な 生 徒 はエキスパートグループ でまとめた 文 章 を 読 みあげて 紹 介 するように 得 意 な 生 徒 は 何 も 見 ずにエキスパート 活 動 で 得 た 内 容 を 説 明 する ように 促 す などの 対 応 を 通 して 行 っています 最 後 に こうした 授 業 に 取 り 組 む 頻 度 を 聞 いた 全 ての 授 業 に 必 ずこの 手 法 を 取 り 入 れるのは 現 実 的 といえませんし 講 義 形 式 の 授 業 も 必 要 です 形 式 に 変 化 があることも 重 要 であるという 考 えから 私 の 場 合 1 回 の 授 業 全 てをジグソー 法 で 行 うのは1 学 期 に1 回 程 度 にしています エキスパート 活 動 は 席 が 隣 り 合 う3 人 で ジグソー 活 動 は 前 後 3 人 で 行 うというように グル ープ 分 けが 容 易 な 指 示 を 選 んでいます また 20 分 程 度 の 小 規 模 な 活 動 を 行 ってみることもあります その 他 にも 日 常 の 授 業 で 英 語 科 ではペアワークを 頻 繁 に 取 り 入 れたり 数 学 科 では 生 徒 が 問 題 を 解 説 する 時 間 を 設 けたりと 協 調 的 な 学 びの 場 は 確 保 されています 生 徒 が 何 らかの 形 で 授 業 に 主 体 的 に 参 加 する 時 間 を 取 り 入 れようという 意 識 は 教 員 の 間 に 確 実 に 広 がっている と 感 じています 埼 玉 県 立 浦 和 高 等 学 校 所 在 地 : 埼 玉 県 さいたま 市 浦 和 区 領 家 沿 革 :1895 年 埼 玉 県 第 一 尋 常 中 学 校 として 設 立 1899 年 埼 玉 県 第 一 中 学 校 と 改 称 1901 年 埼 玉 県 立 浦 和 中 学 校 と 改 称 1948 年 学 制 改 革 により 埼 玉 県 立 浦 和 高 等 学 校 と 改 称 1999 年 単 位 制 導 入 学 級 編 成 :[ 全 日 制 ] 普 通 科 1 学 年 10 クラス 2 3 学 年 9 クラ ス (2013 年 度 ) 生 徒 数 : 男 子 1,138 名 2014 年 2 月 1 日 現 在 特 色 : 第 二 代 の 藤 井 宣 正 校 長 による 造 語 尚 文 昌 武 ( 文 を 尊 び 武 を 盛 んにする) を 掲 げ グローバル 社 会 における 真 のリー ダーとなる 人 材 育 成 をめざす 2012 年 度 2013 年 度 入 試 で は 東 京 大 学 合 格 者 数 が 全 国 の 公 立 高 校 の 中 でトップとなるなど 高 い 進 学 実 績 を 誇 るだけでなく 2012 年 に 科 学 技 術 振 興 機 構 が 創 設 した 科 学 の 甲 子 園 第 1 回 大 会 で 優 勝 2013 年 には ラグビー 部 が 全 国 高 校 ラグビー 大 会 出 場 を 果 たすなど 文 武 両 道 を 実 現 している 授 業 では 1999 年 より 単 位 制 を 導 入 2007 年 からは 隔 週 土 曜 日 に 授 業 を 実 施 している 1996 年 よ り 英 国 のパブリックスクールであるウィットギフト 校 との 姉 妹 校 提 携 により 短 期 派 遣 制 度 や 長 期 交 換 留 学 制 度 を 設 けている 卒 業 生 の 進 路 :2013 年 3 月 卒 業 生 400 名 進 学 先 :4 年 制 大 学 164 名 合 格 者 の 内 訳 ( 現 役 生 延 数 ): 国 公 立 大 学 ( 大 学 校 含 )116 名 私 立 大 学 192 名 26 Kawaijuku Guideline

12 高 校 の 取 り 組 み 事 例 2 変 わる 高 校 教 育 第 1 回 授 業 改 善 -- 学 習 者 中 心 の 授 業 への 転 換 に 向 けて-- 生 徒 の 潜 在 的 な 力 を 引 き 出 すことを 目 的 に 全 校 を 挙 げて 協 同 学 習 を 導 入 鳥 取 県 立 鳥 取 西 高 等 学 校 鳥 取 県 立 鳥 取 西 高 等 学 校 は 鳥 取 藩 校 尚 徳 館 の 伝 統 を 受 け 継 ぐ 伝 統 校 であり 京 都 大 学 や 大 阪 大 学 鳥 取 大 学 をはじめとする 国 公 立 大 学 や 有 名 私 立 大 学 に 多 くの 合 格 者 を 輩 出 する 県 でも 有 数 の 進 学 校 である 2013 年 度 の 重 点 目 標 のひとつに 鳥 西 学 びのコミュニティづ くり を 掲 げ 生 徒 相 互 の 協 同 的 な 学 習 を 取 り 入 れた 主 体 的 な 学 びを 創 造 すると 同 時 に 深 く 学 ぶことの 喜 びを 感 じ 合 える 共 同 体 づくりに 取 り 組 んでいる 協 同 学 習 の 取 り 組 みについて 教 頭 の 山 本 英 樹 先 生 企 画 部 部 長 の 中 田 典 子 先 生 企 画 部 教 育 企 画 主 任 の 福 田 賀 博 先 生 に 話 を 伺 った 力 向 上 策 が 限 界 にきているのではないかという 意 見 が 出 ました そこで 生 徒 個 人 が 努 力 するだけでなく 生 徒 同 士 が 刺 激 し 合 って 力 を 引 き 出 すことはできないだろう かと 考 えるようになったのです ( 山 本 教 頭 ) 2012 年 には 協 同 学 習 に 関 心 のある 坂 口 祐 二 校 長 が 着 任 鳥 取 県 教 育 委 員 会 も 学 習 理 論 研 修 などを 含 む 新 時 代 を 拓 く 学 びの 創 造 プロジェクト 事 業 (22 ページ 参 ( 注 2) 照 )をスタートさせ 知 識 構 成 型 ジグソー 法 を 用 い た 協 調 学 習 など 学 習 理 論 に 基 づいた 授 業 改 革 を 推 進 す る 方 針 を 打 ち 出 した これらをきっかけに 鳥 取 西 高 校 では 学 校 全 体 で 授 業 改 革 に 取 り 組 むようになった 生 徒 の 潜 在 的 な 力 を 引 き 出 すために 新 たな 授 業 手 法 を 模 索 鳥 取 県 立 鳥 取 西 高 校 では 2012 年 から 教 科 の 授 業 や 総 合 的 な 学 習 の 時 間 に 協 同 学 習 ( 注 1)を 取 り 入 れた 授 業 を 実 践 している 導 入 の 背 景 には 難 関 大 学 への 合 格 者 数 が 伸 び 悩 んできたことがある 本 校 の 生 徒 はほとんどが 大 学 への 進 学 を 希 望 してい ます 学 力 の 高 い 生 徒 が 多 く 教 員 も 生 徒 の 希 望 する 進 路 実 現 のために 補 習 授 業 や 添 削 指 導 などできる 限 りのこ とをしているにもかかわらず 学 力 が 伸 びなくなってき たと 感 じていました そこで 教 員 同 士 で 生 徒 は 潜 在 的 な 力 はもっているはずなのに なぜ 伸 び 悩 んでいるのだ ろう どこかに 突 破 口 はないだろうかと 話 すようになり ました ( 中 田 先 生 ) 話 し 合 いの 中 で 教 員 が 一 方 的 に 教 える 伝 統 的 な 授 業 方 法 や 土 日 などに 課 題 を 与 えて 指 導 するといった 学 山 本 英 樹 教 頭 中 田 典 子 先 生 福 田 賀 博 先 生 企 画 部 が 中 心 となって 授 業 改 革 を 推 進 2012 年 度 には 県 の 学 習 理 論 研 修 に5 名 ( 英 語 国 語 数 学 理 科 地 歴 公 民 )の 教 員 を 派 遣 するとともに 教 科 内 で 報 告 会 を 開 き 校 内 で 研 修 の 内 容 を 共 有 した さらに 10 月 には 研 修 に 参 加 した 教 員 が 中 心 となって 公 開 授 業 を 行 った 知 識 構 成 型 ジグソー 法 による 協 調 学 習 を 取 り 入 れた 授 業 を 公 開 し 他 校 他 県 からも 多 くの 参 観 者 が 集 まった 11 月 には 鳥 取 県 教 育 委 員 会 と 合 同 で 学 びの 文 化 祭 を 開 催 公 開 授 業 を 行 ったほか 東 京 大 学 の 三 宅 なほみ 教 授 や 静 岡 大 学 の 大 島 純 教 授 を 招 いて 学 習 科 学 に 関 する シンポジウムを 開 催 した 2013 年 度 には 生 徒 がより 自 主 的 に 積 極 的 に 活 動 で きる 場 面 の 企 画 運 営 を 目 的 として 分 掌 に 企 画 部 を 新 設 した 授 業 改 革 教 育 企 画 文 化 活 動 の3 つの 業 務 を 主 に 担 当 し 鳥 取 西 高 校 における 教 育 改 革 の 中 心 的 な 役 割 を 担 っている 授 業 改 革 には 協 同 学 習 の 推 進 に 加 え 授 業 アンケー トの 実 施 分 析 が 含 まれる 教 育 企 画 は 全 学 年 縦 割 りで 行 う 課 題 研 究 思 索 と 表 現 Ⅰ の 実 施 と 知 識 構 成 型 ジグソー 法 や ICT を 活 用 した 授 業 の 実 践 などが 主 な 内 容 である 文 化 活 動 には 生 徒 の 知 見 を 広 げるための 国 際 理 解 の 取 り 組 みや 講 演 会 の 企 画 などがある ( 注 1) 協 同 学 習 の 定 義 には 諸 説 あるため この 原 稿 では 鳥 取 西 高 校 での 定 義 として 括 弧 つきの 協 同 学 習 としている ( 注 2) 知 識 構 成 型 ジグソー 法 東 京 大 学 大 学 発 教 育 支 援 コンソーシアム 推 進 機 構 (CoREF)の 三 宅 なほみ 教 授 が 提 案 している あるテーマについて 複 数 の 視 点 で 書 かれた 資 料 をグループに 分 かれて 読 み 自 分 なりに 納 得 できた 範 囲 で 説 明 を 作 って 交 換 し 交 換 した 知 識 を 統 合 してテーマ 全 体 の 理 解 を 構 築 したり テーマに 関 連 する 課 題 を 解 いたりする 活 動 を 通 して 学 ぶ 協 調 的 な 学 習 方 法 の 一 つ である (CoREF ホームページより) Kawaijuku Guideline

13 < 図 表 1> 思 索 と 表 現 Ⅰ のフィールドと 研 究 分 野 研 究 フィールド 1 社 会 2 法 3 教 育 4 経 済 5 産 業 6 国 際 関 係 7 文 化 8 芸 術 9 スポーツ 10 環 境 11 自 然 12 科 学 13 技 術 14 情 報 15 医 療 16 福 祉 関 連 キーワード( 一 部 ) *フィールドがまたがるキーワードあり 震 災 復 興 領 土 問 題 マイナンバー 制 少 子 高 齢 化 引 きこもり 児 童 虐 待 格 差 社 会 フリーター ニート 憲 法 改 正 裁 判 員 制 度 死 刑 廃 止 論 一 票 の 格 差 いじめ 学 級 崩 壊 不 登 校 国 際 学 習 到 達 度 調 査 (PISA) 脱 ゆとり 教 育 税 制 改 革 財 政 危 機 地 方 分 権 道 州 制 世 界 の 金 融 不 安 規 制 緩 和 金 融 政 策 非 正 規 雇 用 GDP TPP 東 京 スカイツリー 開 業 食 糧 自 給 率 グローバリゼーション 南 北 問 題 核 兵 器 問 題 アラブの 春 NGO TPP EU 世 界 紛 争 言 語 芥 川 賞 直 木 賞 電 子 書 籍 モラル 崩 壊 サブカルチャー 伝 統 芸 能 歌 舞 伎 能 楽 祭 文 化 遺 産 ワールドカップ 国 技 ( 相 撲 ) オリンピック 循 環 社 会 エコロジー 温 暖 化 環 境 汚 染 酸 性 雨 砂 漠 化 グリーン 化 バイオ 燃 料 シェールガス レアアース 絶 滅 危 惧 種 オゾン 層 破 壊 世 界 遺 産 ips 細 胞 ヒッグス 粒 子 クローン 技 術 バイオテクノロジー 再 生 可 能 エネルギー シェールガス レアアース 脱 原 発 宇 宙 開 発 人 工 知 能 とロボット 遺 伝 子 組 み 換 え インターネット メディアリテラシー ユビキタス 社 会 ブログ 個 人 情 報 保 護 法 脳 死 インフォームドコンセント メンタルヘルス 医 師 不 足 臓 器 移 植 出 生 前 診 断 緩 和 ケア 社 会 保 障 制 度 公 的 年 金 制 度 介 護 保 険 ノーマライゼーション バリアフリー ユニバーサルデザイン NPO ボランティア 2013 年 度 は 上 記 の 16 研 究 分 野 をまとめ 6フィールドで 活 動 した 第 1フィールド 第 2フィールド 第 3フィールド 1 社 会 4 経 済 9スポーツ 2 法 5 産 業 11 自 然 7 文 化 6 国 際 関 係 第 4フィールド 第 5フィールド 第 6フィールド 12 科 学 8 芸 術 3 教 育 13 技 術 15 医 療 10 環 境 14 情 報 16 福 祉 そして 企 画 部 が 中 心 となり 2013 年 度 には 学 習 理 論 研 修 への 参 加 学 びの 文 化 祭 の 開 催 とともに 鳥 取 西 高 校 内 で 行 っている 公 開 授 業 のテーマを 協 同 学 習 として 多 くの 教 員 が 知 識 構 成 型 ジグソー 法 による 協 調 学 習 などを 取 り 入 れた 授 業 を 行 った 多 様 な 協 同 学 習 を 導 入 し 授 業 の 幅 と 可 能 性 を 広 げる なお 鳥 取 西 高 校 では 知 識 構 成 型 ジグソー 法 だけで なく 生 徒 がともに 学 び 合 う 活 動 を 取 り 入 れたさまざま な 教 育 手 法 を 実 践 している 例 えば 以 前 から 福 田 先 生 の 数 学 の 授 業 では 問 題 演 習 の 時 間 に 生 徒 同 士 で 学 び 合 う 活 動 を 取 り 入 れているし 中 田 先 生 の 英 語 の 授 業 では ペアワークを 積 極 的 に 取 り 入 れている そして こうし た 取 り 組 みを 総 称 して 協 同 学 習 としている 福 田 先 生 は さまざまな 協 同 学 習 の 中 でも 知 識 構 成 型 ジグソー 法 の 特 長 を 次 のように 捉 えている 知 識 構 成 型 ジグソー 法 には 他 の 人 が 知 らない 事 柄 を 説 明 する 場 面 が 全 員 にある 点 が 特 長 です 話 すことが 苦 手 な 生 徒 も 必 ずグループのメンバーに 説 明 しなければ ならず 他 の 手 法 だといつも 教 えられる 側 にな っている 生 徒 も 知 識 構 成 型 ジグソー 法 では 教 える 側 になることが 良 いと 考 えています 他 の 教 育 手 法 にも 良 さがありますから 場 面 に 応 じ て 使 い 分 けることが 大 切 だと 思 います ( 福 田 先 生 ) 同 じ 教 育 手 法 でも 教 科 によって 方 法 は 異 な る 例 えば 知 識 構 成 型 ジグソー 法 でも 福 田 先 生 の 数 学 の 授 業 では 生 徒 にとって 新 しい 知 識 を 生 徒 たちで 学 び 合 って 理 解 する ことを 目 的 に 単 元 の 導 入 で 使 っている 中 田 先 生 の 英 語 の 授 業 では 教 科 書 の 内 容 と 関 連 のある テーマについて3つの 立 場 の 英 文 を 読 ませ グ ループでそのテーマに 関 する 意 見 をまとめてプ レゼンテーションさせる など 生 徒 の 理 解 を 深 めることを 目 的 に まとめの 場 面 で 使 っている 協 同 学 習 にもいろいろな 手 法 があります 本 校 では それぞれの 教 員 の 経 験 や 他 の 事 例 を 参 考 にしながら 教 科 や 単 元 の 特 色 そして 何 より 目 の 前 の 生 徒 に 合 った 手 法 を 導 入 していこ うと 考 えています ( 山 本 教 頭 ) 学 年 を 超 えたグループによる 課 題 解 決 型 学 習 で 協 力 して 課 題 を 乗 り 越 える 力 を 育 成 2013 年 度 には 思 索 と 表 現 Ⅰ を 導 入 した 前 期 の 総 合 的 な 学 習 の 時 間 (14 回 )を 使 って 3 学 年 合 同 でグ ループ 学 習 を 行 い 現 代 社 会 の 課 題 について 解 決 策 を 提 案 する 取 り 組 みである 具 体 的 な 流 れを 見 ていこう 4 月 には オリエンテーションの 後 に 生 徒 の 興 味 関 心 に 応 じてチーム 分 けとテーマ 設 定 を 行 う まず 教 員 が 研 究 フィールド< 図 表 1>を 提 示 し 生 徒 は 第 3 希 望 まで 提 出 3 年 生 の 希 望 を 優 先 しながら 各 学 年 2 名 ずつ6 名 のグループを 作 り グループごとに 研 究 フィー ルドに 関 するテーマを 設 定 する 2013 年 度 のテーマには 日 本 の 教 育 において 子 ど もの 受 け 身 の 姿 勢 をどうすれば 改 善 できるか スポーツ で 優 秀 な 成 績 を 残 す 人 と 豊 かさとの 関 係 火 星 に 移 住 できるか などがあった 地 域 に 注 目 し 鳥 取 県 で 地 域 活 性 化 の 起 爆 剤 として 注 目 されている 砂 像 を 県 外 に どう 発 信 したらよいか というテーマに 取 り 組 んだグル ープもあった 28 Kawaijuku Guideline

14 変 わる 高 校 教 育 第 1 回 授 業 改 善 -- 学 習 者 中 心 の 授 業 への 転 換 に 向 けて-- テーマ 設 定 後 は 資 料 の 収 集 や 議 論 を 進 めていく そ の 際 教 員 もディスカッションに 加 わり 必 要 に 応 じて アドバイスを 行 う 7 月 末 にはプレゼンテーションを 行 い 各 フィールド の 代 表 グループを 選 抜 9 月 の 西 高 祭 において 各 フィールドの 代 表 が 発 表 し 生 徒 の 投 票 によって 最 優 秀 賞 と 優 秀 賞 を 決 定 した 評 価 は テーマ 設 定 の 適 切 性 説 明 の 根 拠 の 適 切 性 プレゼンテーションの 上 手 さなど の 項 目 に 従 って 行 われた 思 索 と 表 現 Ⅰ は 生 徒 にも 好 評 であり 終 了 後 のアン ケートを 見 ると 社 会 のことを 考 えることができた 違 う 学 年 の 人 と 関 われたことが 良 かった といった 記 述 が 多 く 見 られた 教 員 も 普 段 は 大 人 しい3 年 生 がリーダ ーシップを 発 揮 する など 普 段 の 授 業 とは 異 なる 生 徒 の 姿 を 見 られることなどに 大 きな 手 ごたえを 感 じてい る 今 後 は 後 期 の 思 索 と 表 現 Ⅱ との 連 携 などにより さらに 効 果 を 高 めたいと 考 えている 思 索 と 表 現 Ⅱ は 本 校 が 約 20 年 前 から 実 践 してき た 小 論 文 研 究 を 継 承 した 取 り 組 みです 思 索 と 表 現 Ⅰ においてグループで 研 究 したテーマを 個 人 でも 深 めて 論 文 にまとめるなど より 効 果 的 な 方 法 を 考 えて います ( 中 田 先 生 ) ipad の 協 同 学 習 への 導 入 で 生 徒 の 授 業 への 主 体 的 参 加 や 理 解 につなげる 2013 年 度 の 後 期 には 県 から 46 台 の ipad が 配 布 され 授 業 での 活 用 法 の 研 究 を 始 めた まずは 興 味 のある 先 生 に 導 入 してもらい 必 要 なアプリケーションなどの 要 望 を 聞 いている 例 えば 中 田 先 生 の 英 語 の 授 業 では 臓 器 移 植 売 買 につ いて 賛 成 の 英 文 を 読 んだあと グループで ipad を 使 って 反 対 意 見 の 根 拠 となる 事 実 や 意 見 をリサーチし プレゼ ンテーション その 後 で 自 分 の 意 見 を 述 べるという 授 業 を 行 った 物 理 の 授 業 では ipad 向 けのアプリケーショ ン ロイロノート を 使 って 波 が 発 生 する 様 子 を 少 し ずつ 描 いたカードを グループで 波 の 発 生 順 に 並 べ 替 え るという 授 業 を 行 い 波 の 理 解 に 役 立 てた 並 べ 替 えた 結 果 が 視 覚 的 に 捉 えられることもあり 同 じグループの 生 徒 が1つの ipad を 覗 き 込 んで 議 論 をして いる 様 子 が 印 象 的 でした< 図 表 2> また わからない ことがあればインターネットで 調 べることもできるので < 図 表 2> ipad を 使 った 物 理 の 授 業 の 様 子 協 同 学 習 の 効 果 を 高 めるのに 有 効 だと 感 じました ( 中 田 先 生 ) 波 の 発 生 について 生 徒 同 士 で 協 力 することで 理 解 に 至 った 点 に 大 きな 意 義 があると 思 いました 本 校 では このように 他 者 と 協 力 して 問 題 を 解 決 する 経 験 をさまざ まな 場 面 で 設 定 することで 生 徒 に 教 科 の 内 容 を 理 解 さ せるだけでなく 学 ぶ 力 や 課 題 解 決 力 を 身 につけ させていきたいと 考 えています ( 山 本 教 頭 ) 鳥 取 西 高 校 がめざす 学 びのコミュニティ は 新 た な 伝 統 として 歩 みを 進 めている 鳥 取 県 立 鳥 取 西 高 等 学 校 所 在 地 : 鳥 取 県 鳥 取 市 東 町 沿 革 :1873 年 鳥 取 藩 校 尚 徳 館 を 継 承 した 第 四 大 学 区 第 十 五 番 変 則 中 学 校 として 開 校 1888 年 鳥 取 高 等 女 学 校 設 立 1910 年 鳥 取 県 立 商 業 学 校 開 校 1949 年 3 校 を 継 承 した3 高 校 が 統 合 され 鳥 取 県 立 鳥 取 西 高 等 学 校 開 校 1957 年 商 業 科 が 分 離 独 立 し 鳥 取 県 立 鳥 取 商 業 高 等 学 校 となる 学 級 編 成 :[ 全 日 制 ] 普 通 科 各 学 年 8クラス 生 徒 数 :957 名 ( 男 子 489 名 女 子 468 名 )2013 年 10 月 1 日 現 在 特 色 : 鳥 取 藩 校 尚 徳 館 の 文 武 併 進 の 伝 統 を 受 け 継 ぎ 高 い 志 を 持 ち 幅 広 い 教 養 を 身 につけ 社 会 の 進 歩 発 展 に 貢 献 す る 創 造 性 豊 かな 人 間 を 育 成 すること をめざして 教 育 活 動 に 取 り 組 んでいる 1996 年 度 から2 学 期 制 を 2002 年 度 から 45 分 授 業 を 採 用 している 硬 式 野 球 部 は 春 夏 の 甲 子 園 大 会 で 山 陰 地 方 最 多 の 出 場 歴 を 誇 り 新 体 操 部 も 全 国 大 会 の 常 連 であるなど 部 活 動 も 盛 んである 卒 業 生 の 進 路 :2013 年 3 月 卒 業 生 319 名 進 学 先 : 4 年 制 大 学 205 名 合 格 者 の 内 訳 ( 現 役 生 延 数 ): 国 公 立 大 学 ( 大 学 校 含 )233 名 私 立 大 学 323 名 Kawaijuku Guideline

15 高校の取り組み 事例3 生徒の声に耳を傾け 教員との情報交換を 通じて チーム学習中心の授業に転換 専修大学附属高等学校 専修大学附属高等学校は 1929 年に創立した私立高校 て間違ってはいないはずという確信があり 思い切って であり ほとんどの生徒が専修大学を始めとした4年制 変えたのです 大学に進学する 同校でアクティブ ラーニング を取 注1 り入れた日本史の授業を実践する皆川雅樹先生に授業の 進め方や今後の展望についてお尋ねした 生徒たちのチーム学習でプリントに取り組む 授業は 基本的にプリントを使って進める プリント 完璧な授業とはなんだろう という自問が アクティブ ラーニングの出会いにつながる の内容はオーソドックスで 括弧内に重要な語句や事柄 を記入する穴埋め問題が中心である 図表1 特徴的 現在 皆川先生はすべての授業をアクティブ ラーニ なのは この空欄の答えを生徒たちが探していくことだ ングで行っているが 以前は板書と解説が中心の いわ アクティブ ラーニングというと 生徒たちが仮説を ゆる チョーク トーク で進めていた 学期ごとの授 立てて検証する授業などを想像されがちですが 私の授 業アンケートを見ると 生徒からは 板書がわかりやすい 業はプリントの穴埋めが中心で 内容としては伝統的な 説明が丁寧 と好評で 改善の必要も感じていなかった 授業と変わりません そのため 教員の板書と解説でも しかし 2010 年2月に授業を見学した教員志望の大学生 良いと思われるかもしれませんが 空欄を自分たちで埋 から 先生の授業は完璧ですね という感想をもらった めるために 生徒たちは教科書や資料集を読み込むこと ことから 完璧な授業などあるのだろうか 生徒にと になります 板書中心の授業では生徒は写すばかりにな って 良い 授業とは何か と疑問をもち 自身の授業 り 自分たちで答えを探したり考えたりする経験が欠け 方法を見直すようになった ていたのです 転機となったのは 2010 年5月に日本アクションラー また 単独で調べるのではなく グループで話し合い ニング協会が主催する事例研究会に参加し 埼玉県立越 ながら答えを導き出すこともポイントである ヶ谷高等学校 当時 の小林昭文先生 17 ページ参照 生徒は休み時間等に雑談をしますが 例えば日本史 の授業に出会ったことだ 小林先生の授業は 生徒が し ゃべる 質問する 説明する ことなどを目標としており 図表1 授業用プリント 抜粋 従来の 授業は静かに受けるもの という常識とは正反 対のものであった 大きな衝撃を受けたが ここに従来 の授業に足りないものがあると感じた そこで 日本史 においても生徒が主体的に参加する授業ができないかと 考え 小林先生の授業なども参考にしながら プリント を使用したチーム学習が中心の 授業に 2学期から全面的に転 換したのである 生徒からは戸惑いの声も出 ましたが 何か新しいことを始 めてみないと前には進めないと いう気持ちがありました この 授業で成果が出るのかはわかり 皆川雅樹 先生 ませんでしたが 教育方法とし 注1 アクティブ ラーニング 教員による一方通行の講義形式ではなく 学生が積極的に参加するスタイルの授業 学習方法の総称 グループ ディ スカッション ディベート フィールドワーク 課題解決型学習など さまざまな方法が導入されている 30 Kawaijuku Guideline

16 変 わる 高 校 教 育 第 1 回 授 業 改 善 -- 学 習 者 中 心 の 授 業 への 転 換 に 向 けて-- の 深 い 内 容 などを 話 すことはほとんどありません こう した 授 業 を 通 じて 他 教 科 も 含 めて 勉 強 について 話 し 合 う 関 係 性 ができることにも 効 果 があると 考 えています しかし 生 徒 には 授 業 は 静 かに 聞 くもの という 暗 黙 の 了 解 があったため 授 業 を 転 換 した 当 初 戸 惑 う 生 徒 も 多 かったという そこで 現 在 では 年 度 当 初 の2 3 回 の 授 業 をチーム 学 習 の 練 習 にあてている 例 えば マ シュマロチャレンジ ( 注 2) などを 取 り 入 れ チーム 学 習 を 経 験 し 話 し 合 いを 活 発 にできるように 促 している なお こうした 時 間 を 確 保 できるのは 板 書 と 解 説 をや めることで 授 業 の 進 度 が 速 くなったことも 影 響 している < 図 表 2> 振 り 返 りシート 2 種 類 のプリントと 振 り 返 りシートで 学 びを 深 める それでは 具 体 的 な 授 業 の 流 れを 見 ていこう 1 学 習 内 容 の 説 明 (10 分 ) 授 業 に 入 ってすぐ 授 業 用 プリント< 図 表 1>を 配 布 し 今 日 の 学 習 内 容 の 説 明 を 行 う 前 回 の 授 業 で 質 問 が 多 かった 箇 所 や 前 回 からのつながりなどを 解 説 する また 日 清 日 露 戦 争 後 日 本 社 会 はどのように 変 化 し たか? など 授 業 中 に 考 えてほしいテーマを 本 日 の 問 い として 提 示 する 2チーム 学 習 (20 分 前 後 ) 5~6 名 でグループをつくり 教 科 書 や 図 表 を 使 って メンバーで 協 力 してプリントに 取 り 組 む 座 席 を 基 本 と してグループ 編 成 をしているが 話 し 合 いがうまくいか ない 場 合 などは 組 み 合 わせを 変 える チーム 学 習 の 間 皆 川 先 生 は 教 室 内 を 巡 回 し 細 かく 声 掛 けを 行 う 先 生 に 質 問 する 生 徒 もいるが できるだ けグループ 内 で 教 えあって 解 決 するように 促 している また 設 問 には 風 刺 画 の 読 解 や 史 実 をどう 考 えるか など 解 釈 や 論 述 が 必 要 な 問 いも 用 意 し 生 徒 同 士 で 意 見 の 交 換 が 行 われるように 仕 掛 けている 3 答 え 合 わせとポイント 解 説 (15 分 ) 問 題 ごとに 指 名 された 生 徒 が 黒 板 に 答 えを 書 いてい く 間 違 いがあった 場 合 は 生 徒 同 士 で 指 摘 するように 促 しており 皆 川 先 生 はわかりにくい 個 所 間 違 いやすい 個 所 などポイントを 絞 って 解 説 し 生 徒 が 調 べた 内 容 の 補 足 説 明 をするに 留 めている 4 振 り 返 り(5 分 ) 振 り 返 りシート< 図 表 2>を 使 って その 日 の 学 習 の まとめを 行 う 例 えば コンテンツ( 単 元 の 内 容 )の 振 り 返 り には 単 元 の 内 容 について 疑 問 に 思 ったことを 書 く 生 徒 がよ り 深 い 知 識 を 得 るきっかけをつくり 授 業 の 定 着 度 や 印 象 を 深 めることができる プロセス(チーム 学 習 )の 振 り 返 り では チームに 協 力 できたか 貢 献 できたかなど 自 身 の 授 業 中 の 行 動 について 振 り 返 る 自 己 評 価 と 具 体 的 にできたことなどを 書 くことで 次 回 以 降 にすべきこ とを 意 識 させる シートは 授 業 ごとに 回 収 し 皆 川 先 生 が 目 を 通 す 以 前 はすべてのシートにコメントをつけて 返 却 していたが 今 は 全 員 には 行 っていないそうだ 現 在 は 特 に 気 になることを 書 いている 生 徒 にはコメ ントを 書 いていますが それ 以 外 の 生 徒 には チーム 学 習 中 に 個 別 に 対 応 するようにしています 一 人 ひとりに 声 をかけられるのは チーム 学 習 だからこそだと 感 じて います 5 予 習 プリントの 配 布 授 業 の 最 後 には 次 回 の 授 業 のポイントをまとめたプ リントを 配 布 する 表 面 には 単 元 で 必 要 な 用 語 や 流 れ をわかりやすくまとめてある 裏 面 は 用 語 問 題 集 の 該 当 箇 所 を 印 刷 し 重 要 な 用 語 がおさえられるように 作 って ( 注 2)マシュマロチャレンジ 4 人 前 後 ずつのチームで 20 本 のスパゲッティ( 乾 麺 )と 90cm ずつのテープと 紐 で 自 立 する 建 物 を 作 り その 一 番 上 にマシュマロを 乗 せて 高 さを 競 うゲーム 他 者 と 協 力 して 課 題 を 解 決 する 経 験 を 積 むことなどを 目 的 に グループワー クの 導 入 部 などで 取 り 組 まれる Kawaijuku Guideline

17 < 図 表 3> KP 法 を 用 いた 板 書 の 例 要 点 を 最 大 限 に 伝 える 必 要 があるため 私 自 身 のプレゼ ンテーション 能 力 の 向 上 にもつながっています あえて 短 所 を 挙 げるなら 50 分 間 でさまざまな 活 動 を できるように 授 業 を 構 成 しているため アクシデントや 短 縮 授 業 へ 対 応 しにくい 点 だという KP 法 の 導 入 などにより 授 業 のさらなる 改 善 を 図 る 現 在 は 授 業 開 始 10 分 間 の 進 め 方 を 再 検 討 している 授 業 の 趣 旨 説 明 をさらに 効 率 良 くするため 2013 年 度 の ある 以 前 は 予 習 プリントを 配 布 していなかったため 授 業 で 単 元 の 内 容 に 初 めて 触 れる 生 徒 も 多 かったが 今 では 予 習 で 事 前 知 識 を 得 ているので 授 業 でより 深 い 学 習 を 進 めることができるようになっている 生 徒 の 学 習 意 欲 が 上 がり 定 期 考 査 のクラス 平 均 点 も 向 上 こうした 授 業 に 転 換 した 成 果 の 一 つとして 日 本 史 の 授 業 に 対 する 生 徒 の 意 欲 が 上 がったことがある 授 業 中 に 居 眠 りする 生 徒 がほとんどいなくなったことに 加 えて 振 り 返 りシートに 日 本 史 が 楽 しくなった というコメ ントを 書 くなど 特 に 日 本 史 に 苦 手 意 識 をもっていた 生 徒 に 大 きな 影 響 を 与 えた その 結 果 成 績 が 下 位 だった 生 徒 の 得 点 も 上 がり 定 期 考 査 のクラス 平 均 得 点 も 上 が った 一 方 で 成 績 上 位 層 の 生 徒 の 振 り 返 りシートを 見 ると もっと 説 明 してほしい というコメントが 寄 せられるそ うだ そうした 声 に 対 応 し 2013 年 度 からはチーム 学 習 後 の 解 説 の 時 間 を 以 前 よりも 延 ばしている それ 以 上 に 知 識 を 欲 する 生 徒 に 対 しては 関 連 書 籍 を 紹 介 したり インターネット 検 索 のキーワードを 伝 えたりするなど 自 分 で 調 べるように 促 している 以 前 の 授 業 に 比 べると 板 書 中 心 からプリント 中 心 に 転 換 したことで 準 備 にかかる 時 間 は 増 加 した また 解 説 の 時 間 が 短 くなったことで 端 的 な 説 明 が 求 められるよう になったが 皆 川 先 生 は そうした 点 も 好 意 的 に 捉 えて いる 1 回 のプリントを 作 るのに4~8 時 間 くらいかかりま すが 冒 頭 の 時 間 と 後 半 で 何 を 説 明 するか などを 考 え ながら 作 るため プリントができた 時 点 で 授 業 の8 割 は 完 成 しています また 以 前 の 授 業 に 比 べて 短 時 間 に ( 注 3) 2 学 期 から KP 法 < 図 表 3>に 取 り 組 んでいる 導 入 したばかりだが KP 法 は 日 本 史 の 理 解 に 必 要 な 前 後 の 関 連 性 が 重 要 な 用 語 とともに 一 目 瞭 然 で 伝 えられる ことから 生 徒 からもわかりやすいと 評 判 である 皆 川 先 生 は 今 後 も 授 業 の 改 善 を 続 けていく 予 定 だ 授 業 は 教 員 一 人 で 作 る 時 代 ではありません 生 徒 の 意 見 を 採 用 するとともに 他 の 教 員 の 意 見 や 方 法 を 参 考 にしながら 随 時 改 善 していくことが 必 要 です 本 校 には 他 にもアクティブ ラーニング 型 の 授 業 を 行 う 日 本 史 の 教 員 がおり 相 談 しながら 授 業 の 流 れを 考 えております し 英 語 科 など 他 教 科 でも 取 り 組 む 教 員 が 増 えています また 全 国 的 にアクティブ ラーニングを 導 入 しようと いう 動 きが 出 てきており 研 究 会 なども 開 催 されていま す こうした 場 で 他 校 の 教 員 と 情 報 交 換 することも 大 きな 刺 激 になっています 所 在 地 : 東 京 都 杉 並 区 和 泉 沿 革 :1929 年 京 王 商 業 学 校 創 立 1969 年 専 修 大 学 附 属 高 校 として 新 生 学 級 編 成 :[ 全 日 制 ] 普 通 科 1 学 年 10 クラス 生 徒 数 : 男 子 657 名 女 子 580 名 2014 年 1 月 現 在 特 色 : 生 徒 の 約 90%が 専 修 大 学 へ 進 学 する 附 属 高 校 近 年 で は 他 大 学 への 進 学 希 望 者 が 増 加 し 別 クラスを 設 け 指 導 に 当 たっている 運 動 部 文 化 部 ともにクラブ 活 動 が 盛 んで 3 年 生 の 参 加 率 は 67.7% と3 年 間 継 続 して 活 動 する 生 徒 が 多 い また 海 外 短 期 留 学 制 度 選 択 講 座 制 で 幅 広 い 知 識 や 教 養 を 学 べる 土 曜 講 座 専 修 大 学 との 高 大 連 携 システムなど 魅 力 ある プログラムを 実 践 している 専 修 大 学 附 属 高 等 学 校 卒 業 生 の 進 路 :2013 年 3 月 卒 業 生 399 名 進 学 先 :4 年 制 大 学 短 期 大 学 進 学 者 383 名 ( 専 修 大 学 362 名 ) 各 種 専 門 学 校 進 学 者 3 名 その 他 13 名 ( 注 3)KP 法 伝 えたいことを 分 解 し その 項 目 ごとに 要 点 を 整 理 して A 4 判 程 度 の 白 紙 に 大 きな 字 でキーワードを 書 き 黒 板 やホワイトボードに 貼 り ながら 説 明 する 方 法 32 Kawaijuku Guideline

18 高 校 の 取 り 組 み 事 例 4 変 わる 高 校 教 育 第 1 回 授 業 改 善 -- 学 習 者 中 心 の 授 業 への 転 換 に 向 けて-- ICT 環 境 の 充 実 をきっかけとして 反 転 授 業 に 取 り 組 む 近 畿 大 学 附 属 高 等 学 校 近 畿 大 学 附 属 高 等 学 校 では 2013 年 度 の 新 入 生 から 全 員 に ipad を 購 入 させ 校 内 のさまざまな 教 育 活 動 に 活 用 している タブレットPCを 活 用 した 教 育 を 行 う 高 校 は 全 国 でも 珍 しい 上 に 数 学 英 語 物 理 などで 反 転 授 業 に 取 り 組 んでいることから 他 校 や 教 育 関 係 機 関 からも 注 目 されている ipad の 導 入 をきっかけに 担 当 クラス(3クラス)の 授 業 を 反 転 授 業 とし 以 前 より 取 り 組 んでいた 協 働 学 習 をさらに 発 展 させた 芝 池 宗 克 先 生 ( 数 学 第 1 学 年 主 任 )に 具 体 的 な 授 業 の 進 め 方 に ついて 伺 った 数 学 につまずく 生 徒 を 減 らす 方 策 として 協 働 学 習 を 活 用 する 芝 池 先 生 は 2013 年 度 から 数 学 の 授 業 において 解 説 動 画 などを 導 入 して 予 習 を 強 化 し 授 業 中 は 協 働 学 習 などによって 発 展 的 な 課 題 に 取 り 組 む 反 転 授 業 に 取 り 組 んでいるが 現 在 の 授 業 スタイルに 至 るまで 数 年 間 模 索 を 続 けていた 以 前 より 私 は 丁 寧 な 授 業 を 心 がけてきましたが 中 に は 授 業 についていけず 数 学 嫌 いになっていく 生 徒 もお り 何 とかしたいと 考 えていました しかし 今 までの 一 斉 指 導 が 中 心 の 授 業 では 数 学 嫌 いの 生 徒 をなくすこと は 難 しいと 感 じていました そこで 2010 年 からグループで 教 えあう 協 働 学 習 の 導 入 を 試 みた 数 学 が 苦 手 な 生 徒 も 友 達 の 力 を 借 りるこ とで つまずきやわからない 個 所 を 補 い 合 うことができ ると 考 えたからだ ところが 実 際 に 導 入 してみると 生 徒 の 人 間 関 係 によって 話 し 合 いに 発 展 しないグループ があるなど いくつかの 壁 に 突 き 当 たった 最 大 の 問 題 は 時 間 的 な 制 約 だった 50 分 の 授 業 時 間 の 中 で 教 科 書 の 解 説 も 進 めながら 協 働 学 習 も 取 り 入 れることは 難 しか ったのである 基 本 事 項 や 解 説 をまとめたプリントを 配 布 し ポイントを 絞 って 解 説 するなど 時 間 短 縮 を 図 ってきた が それでも 協 働 学 習 のための 時 間 を 十 分 に 取 ることが できず 継 続 的 には 取 り 組 めなかった タブレット 端 末 導 入 をきっかけに 反 転 授 業 の 導 入 を 本 格 検 討 する このような 状 況 の 中 同 僚 の 中 西 洋 介 先 生 ( 英 語 科 ) から 反 転 授 業 (flipped classroom)を 2012 年 の 11 月 に 紹 介 された 反 転 授 業 とは アメリカで 誕 生 し 日 本 でも 特 に 高 等 教 育 において 注 目 されている 授 業 方 法 の1つである 講 義 を 動 画 などに 収 録 配 信 して 事 前 学 習 の 宿 題 とし 教 室 では 教 員 や 他 の 生 徒 と 対 面 することを 活 かして 普 段 解 けないような 難 しい 問 題 に 挑 戦 したり グループ 学 習 に 取 り 組 んだりする 点 が 特 徴 だ また 従 来 は 基 本 事 項 の 講 義 を 授 業 中 に 行 い 発 展 的 な 課 題 を 自 宅 学 習 とし ていたところ 授 業 と 自 宅 学 習 の 役 割 が 逆 となることか ら 反 転 という 名 が 付 いている 近 畿 大 学 附 属 高 校 が 2013 年 4 月 入 学 者 の 全 員 に1 人 1 台 ずつの ipad を 持 たせること 近 畿 大 学 附 属 特 別 仕 様 のポータル 学 習 サイト(CYBER CAMPUS)が 導 入 さ れること そして 何 よりも 反 転 授 業 を 行 えば 授 業 中 の 解 説 の 時 間 を 省 略 し 協 働 学 習 の 時 間 を 確 保 できると 考 えたことから 芝 池 先 生 は 取 り 組 むことにした 12 月 から 具 体 的 な 検 討 を 始 めたが 課 題 も 多 かった まずは 作 成 する 動 画 の 内 容 に 悩 みました 当 初 は 生 徒 が 動 画 を 見 るだけで なるほど! と 感 動 するような ものをイメージしていましたが そのような 動 画 の 作 成 は ICT の 技 術 力 も 乏 しく 困 難 だったのです 改 めて 反 転 授 業 で 何 をしたいのか と 考 え 直 すと 基 礎 的 な 内 容 の 説 明 を 省 略 し 授 業 中 に 協 働 学 習 の 時 間 を 確 保 したい ということだった だから 動 画 について は 自 分 が 作 成 できる 技 量 範 囲 のもので 構 わない 動 画 で 勝 負 するのではなく あくまでも 授 業 を 通 じて 生 徒 に 数 学 力 をつけることが 大 事 と 考 えた その 結 果 教 科 書 の 解 説 を 動 画 の 主 な 内 容 とすることにしたのである 芝 池 宗 克 先 生 Kawaijuku Guideline

19 < 図 表 1> 授 業 動 画 のイメージ < 図 表 2> 予 習 ノートの 例 教 科 書 の 解 説 を 主 とする 動 画 を 配 信 し 生 徒 の 予 習 を 強 化 する 授 業 動 画 は< 図 表 1>のように パソコンに 取 り 込 ん だ 教 科 書 の 問 題 に 解 答 や 解 説 を 加 えていく 形 式 とした 芝 池 先 生 が 解 説 する 声 に 合 わせて 操 作 するペンが 画 面 に 直 接 下 線 を 引 き 式 を 書 き 込 んでいく そのため 利 用 する 生 徒 は 一 緒 に 教 科 書 を 読 んでいる 気 分 になる という なお 授 業 動 画 は 問 題 ごとに 分 けるなどして 1 本 10 分 以 内 に 収 めるようにしている 1 本 の 動 画 を 作 るのにかかる 時 間 は 30 分 から 40 分 程 度 です 動 画 は1 本 ずつ 作 るのではなく 授 業 のない 日 などに 章 ごとや 節 ごとにまとめて 作 成 しています 動 画 作 成 は 負 担 にならないとは 言 えないが 授 業 を 行 う 教 員 が 作 成 するからこそ 効 果 が 上 がるとも 考 えている 予 備 校 等 が 提 供 する 動 画 を 活 用 する 方 法 もあります が それでは 授 業 の 内 容 をイメージして 動 画 を 作 ること ができませんし 動 画 の 内 容 を 踏 まえて 授 業 を 行 うにも すべての 動 画 を 見 て 位 置 づけを 捉 える 必 要 があり 実 際 には 時 間 がかかります 自 分 で 作 るからこそ 継 続 的 に 取 り 組 めているのだと 感 じています こうして 作 成 した 動 画 を 用 いて 2013 年 度 1 学 期 から 芝 池 先 生 は 反 転 授 業 の 取 り 組 みを 始 めた 導 入 当 初 は 動 画 を 見 ることが 授 業 を 受 ける 上 での 必 須 条 件 と 考 え 生 徒 にチェックリストを 配 布 し 見 た 回 数 や 理 解 度 などを 記 入 させ 確 認 していた 当 初 はほとん どの 生 徒 が 動 画 を 見 ていたが 授 業 が 進 むに 従 って 見 ない 生 徒 も 増 えてきた 数 学 が 得 意 な 生 徒 は 動 画 を 見 なくても 教 科 書 を 読 めば 予 習 ができます 手 間 をかけて 作 成 したものは 全 員 に 見 てほしいと 思 いますが 重 要 なのは 生 徒 が 授 業 まで に 基 礎 的 な 事 項 を 理 解 できているかどうかです それを 確 認 するよう 考 え 方 を 変 えました そこで 現 在 は 予 習 ノート< 図 表 2>を 作 り 授 業 の 2 週 間 前 までに 提 出 させるようにしている 期 日 までに 終 わっていない 生 徒 には 土 曜 日 の 午 後 学 校 で 予 習 ノ ートを 作 ることを 課 している そのため 動 画 もかなり 先 に 扱 う 内 容 まで 作 成 し 視 聴 できるようにしている 問 題 の 難 易 度 や 生 徒 の 状 況 を 見 ながら 協 働 学 習 を 中 心 に 授 業 を 進 める それでは 授 業 中 はどのような 活 動 を 行 うのか 具 体 的 に 見 ていこう 芝 池 先 生 の 授 業 では< 図 表 3>< 図 表 4>のような2つの 形 式 を 扱 う 内 容 等 によって 使 い 分 けている パターン1< 図 表 3> 授 業 の 冒 頭 にプリントを 配 布 し 生 徒 は 個 別 で 問 題 を 解 く 芝 池 先 生 はその 間 教 室 内 を 巡 回 し 予 習 の 状 況 などを 確 認 する 次 に 生 徒 はグループに 分 かれ 配 布 された 解 答 を 使 って 答 え 合 わせを 開 始 グループ 内 で 教 え 合 いながら 疑 問 点 を 授 業 時 間 内 に 解 決 していく 芝 池 先 生 は 教 室 34 Kawaijuku Guideline

20 変 わる 高 校 教 育 第 1 回 授 業 改 善 -- 学 習 者 中 心 の 授 業 への 転 換 に 向 けて-- < 図 表 3> 反 転 授 業 を 用 いた 数 学 の 授 業 形 式 その1 < 図 表 4> 反 転 授 業 を 用 いた 数 学 の 授 業 形 式 その2 授 業 (50 分 )の 組 み 立 て 1 生 徒 は 問 題 を 解 く 教 師 は 予 習 ができているか ノート 点 検 を 行 い 必 要 に 応 じて 個 別 に 声 かけをする < 20 分 > 2 生 徒 はグループを 作 って 答 え 合 わせをする 教 師 は 演 習 の 出 来 を 確 認 する 3 本 時 の 演 習 問 題 の 定 着 理 解 行 動 ( 一 斉 指 導 個 別 学 習 協 働 学 習 ) 授 業 で 行 った 演 習 の 再 確 認 を 課 題 とする < 5 分 > < 25 分 > 反 転 授 業 ジグソー 法 の 協 働 学 習 スタイル 1 4 人 ~5 人 グループでそれぞれ 担 当 分 担 を 決 める 各 グループでそれぞれの 出 来 具 合 を 点 検 する < 5 分 > 2 各 自 担 当 番 号 のステージに 移 動 して 解 答 を 理 解 し 他 の 生 徒 に 説 明 できるようにする < 10 分 > 3 本 時 の 演 習 問 題 の 定 着 理 解 行 動 言 語 活 動 を 用 いての 協 働 学 習 < 20 分 > 4 各 自 で 解 答 を 見 ながら 残 りの 問 題 の 答 え 合 わせ それぞれのペースで 個 別 学 習 協 働 学 習 < 10 分 > 5 今 日 の 確 認 問 題 < 5 分 > < 図 表 3>< 図 表 4>とも 近 畿 大 学 附 属 高 等 学 校 ICTオープンスクール(2013 年 12 月 16 日 )での 配 布 資 料 より 抜 粋 < 写 真 1> < 写 真 2> < 写 真 1 >は 黒 板 を 使 ってステージの 解 法 をまとめているところ < 写 真 2>は 元 のグループに 戻 って 他 の 生 徒 に 解 法 を 伝 えているところ 黒 板 にま とめられた 解 法 を ipad で 撮 影 して 説 明 に 活 用 している を 回 りながら 正 答 率 などを 確 認 し 必 要 に 応 じて 個 別 に 声 がけする 答 え 合 わせが 終 わると その 時 間 に 扱 う 内 容 の 定 着 を 目 的 とした 活 動 に 移 る この 時 間 は 問 題 の 難 易 度 や 正 答 状 況 個 別 の 生 徒 の 学 習 状 況 などに 応 じて 使 い 方 を 変 えている 全 体 の 正 答 状 況 が 低 い 場 合 には 黒 板 を 使 って 解 説 をするが 易 しい 問 題 の 場 合 は 解 答 を 配 布 し 不 正 解 の 生 徒 のみ 集 めて 解 説 をするにとどめている その 後 は グループ 内 で 教 えあいを 続 けたり 他 の 演 習 問 題 を 解 いたり 次 回 以 降 の 予 習 を 進 めたり 各 自 の ペースで 学 習 する パターン2< 図 表 4> ジグソー 法 ( 注 )による 授 業 を 行 う 以 下 扱 う 問 題 が4 問 ある 場 合 を 例 に 紹 介 する まず グループ 内 で 担 当 の 問 題 を 決 める そして 同 じ 問 題 を 担 当 する 生 徒 同 士 が 集 まって4つの ステージ を 作 り その 中 で 説 明 しあい ステージとしての 解 法 を まとめていく 次 に 元 のグループに 戻 り 各 ステージでまとめた 解 法 を 他 のステージの 生 徒 に 説 明 する 説 明 が 終 わってグ ループ 内 で 理 解 が 得 られた 後 は パターン1と 同 様 に 各 自 のペースで 学 習 を 進 める 協 働 学 習 を 行 うと 教 える 側 と 教 わる 側 というように 関 係 が 固 定 化 しがちだが ジグソー 法 の 場 合 は 全 て の 生 徒 が 解 説 を 担 当 することとなるため どの 生 徒 も 主 体 的 に 参 加 できる 点 が 特 長 である 反 転 授 業 協 働 学 習 の 先 にあるもの 現 行 の 学 習 指 導 要 領 の 基 本 的 な 考 え 方 の 中 に 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 技 能 の 習 得 を 基 盤 とした 思 考 力 や 判 断 力 表 現 力 の 育 成 ならびに 学 習 意 欲 の 向 上 や 学 習 習 慣 の 確 立 がある 上 記 のような 反 転 学 習 協 働 学 習 を 行 うこ とで 数 学 力 をつけるだけでなく 生 きる 力 をつける ことにも 同 時 に 取 り 組 んでいる ( 注 ) ジグソー 法 知 識 構 成 型 ジグソー 法 (25 ページ 参 照 )とは 生 徒 の 活 動 などが 一 部 異 なるため 括 弧 付 きで 示 している Kawaijuku Guideline

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