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1 第3章 わが国の防衛と 多様な事態への対応 自衛隊は わが国の防衛を主たる任務とし わが国に対 空対空ミサイルを発射する要撃戦闘機 F-15J する侵略事態に備えるための態勢を整備している ま た 不審船 武装工作員などによる活動 核 生物 化学 兵器によるテロなど 必ずしも防衛出動に至らない場合で あっても わが国の平和と安全に重要な影響を与える事態 や大規模な災害などに対しては 関係機関と連携し 迅速 かつ的確に対処し得るよう即応態勢を維持 向上させて いる 一方 昨年成立した武力攻撃事態対処関連3法に加 護衛艦から発射されたアスロック 対潜魚雷 え 本年の通常国会に提出された事態対処法制関連7法 案の成立及び関連の3条約の締結により わが国に対す る武力攻撃など国や国民の平和と安全にとって最も重要 な事態への対処のための法的基盤が整うこととなる 本章では わが国防衛のために自衛隊が行うと考え得 る曲型的な作戦 各種の事態などへの対処の枠組み 武 力攻撃事態などへの対応に関する法制への取組につい ゲリラや特殊部隊対処のための市街地訓練を行う隊員 て説明する 化学防護衣を装着する隊員 機関銃による射撃訓練を行う隊員 山岳救出訓練を行う救難機 UH-60J

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5 第1節 わが国の防衛 防空のための作戦は 侵攻側が攻撃の時期 地域 方法を選 択できること 初動対応の適否が作戦全般に及ぼす影響が大き いことなどの特性を有する このため 平素から即応態勢を保 持し 継続的な情報の入手に努めるとともに 作戦の当初から 戦闘力を迅速かつ総合的に発揮することなどが必要である 防空のための作戦は 空自が主体となって行う全般的な防空 と 各自衛隊が基地や部隊などを守るために行う個別的な防空 に区分できる ここでは この作戦の中核となる全般的な防空 について説明する 警戒監視を行う早期警戒管制機 E-767 全般的な防空においては 敵の航空攻撃に即応して国土から できる限り遠方の空域で迎え撃ち 敵に航空優勢2を獲得させず 国民と国土の被害を防 ぐとともに 敵に大きな損害を与え 敵の航空攻撃の継続を困難にするよう努める 2 空において相手航空戦力よ り優勢であり 相手から大きな 損害を受けることなく諸作戦を 遂行できる状態 1 侵入する航空機の発見 航空警戒管制部隊のレーダーや早期警戒管制機などにより わが国周辺のほぼ全空域を 常時監視し 侵入する航空機などをできる限り早く発見する 2 発見した航空機の識別 自動警戒管制組織 BADGEシステム 3などにより 発見した航空機が敵か味方かを識 Base Air Defense Ground Environment 別する 3 敵の航空機に対する要撃4 撃破など 敵の航空機と判断される場合 航空警戒管制組織により 地上又は空中5で待機する要 撃戦闘機や陸自又は空自の地対空誘導弾部隊に撃破すべき目標を割り当て 管制 誘導さ れた要撃戦闘機や地対空誘導弾で敵の航空機を撃破する 3 自動化した航空警戒管制組 織であり 指揮命令 航跡情報 などを伝達 処理する全国規模 の指揮通信システム 4 来襲する空中目標を撃破す るため 要撃戦闘機を発進させ 又は地対空誘導弾を発射させる こと 5 このとき 要撃戦闘機は空 中警戒待機 CAP Combat Air Patrol の態勢をとるが 戦闘 機が効率的に空中警戒のための 待機を行うには 戦闘機の滞空 時間の延伸を可能とする 空中 給油機能が必要 防空のための作戦の一例 1 侵入する航空機の発見 発見 彼我不明機 早期警戒管制機 AWACS 発見 彼我不明機 早期警戒機 E-2C 彼我不明機 発見 警戒管制レーダー 127 第 3 章

6 第3章 わが国の防衛と多様な事態への対応 防空のための作戦の一例 2 発見した航空機の識別 早期警戒管制機 AWACS 早期警戒機 E-2C 敵 味方の識別 警戒管制レーダー 凡例 防空指令所 DC 情報 指示の流れ 防空のための作戦の一例 3 敵の航空機に対する要撃 撃破など 敵の航空機 撃破 要撃指令 敵の航空機 早期警戒管制機 AWACS 要撃戦闘機 敵の航空機 緊急発進する 要撃戦闘機 撃破 空中警戒待機 CAP 中の要撃戦闘機 敵の航空機 撃破 要撃指令 地対空誘導弾 地対空誘導弾 凡例 128 情報 指示の流れ 航空団戦闘指揮所 防空指令所 DC

7 第1節 わが国の防衛 周辺海域の防衛のための作戦 島国であるわが国に対する武力攻撃が行われる場合には 航空攻撃に併せ 艦船などに よる攻撃が考えられる 周辺海域の防衛のための作戦は 海自が主体となり 陸 空自とともに 対水上戦 対 潜戦6 防空戦 個別的な防空 などの各種の作戦を組み合わせて行う これら各種の作 戦の成果を積み重ねて 敵の進出を阻止し その戦力を消耗させることにより周辺海域を 6 対水上戦は 敵の水上艦艇 に対して行う作戦 対潜戦は 敵の潜水艦に対して行う作戦 防衛する 1 洋上における対処 哨戒機 P-3C による広い海域の哨戒7や 護衛艦などによる船舶の航行海域などの哨 戒を行う わが国の船舶などを攻撃しようとする敵の水上艦艇や潜水艦を発見した場合は 7 哨戒とは 敵の奇襲を防い だり 情報を収集するなどの目 的をもって ある特定の地域を 計画的に見まわること 護衛艦 潜水艦 哨戒機などによりこれを撃破する 対水上戦 対潜戦 状況により支 援戦闘機の支援を受ける 第 3 章 周辺海域の防衛のための作戦 対水上戦の一例 固定翼哨戒機 哨戒ヘリ レーダー探知 対艦ミサイル データリンク 対艦ミサイル 敵の水上艦艇 対空ミサイル 対艦ミサイル 水上艦艇 129

8 第3章 わが国の防衛と多様な事態への対応 2 沿岸海域における対処 8 海中の機雷などを取り除き 航海の安全を維持する作業を行 う そうかい 護衛艦 哨戒機 掃海8艦艇などにより主要な港湾周辺の哨戒を行い 敵の攻撃を早期 に発見するとともに 船舶や沿岸海域の安全を確保する 敵の水上艦艇 潜水艦などによる攻撃が行われた場合には 状況により支援戦闘機や陸 自の地対艦誘導弾部隊の支援を受け 護衛艦 潜水艦 哨戒機などによりこれを撃破する 9 水面下に敷設し 艦船が触 れたり 近づいたりした時に爆 発し 破壊 沈船させるもの ふ せつ 対水上戦 対潜戦 また 敵が機雷9を敷設した場合には 掃海艦艇などによりこれを 除去する 対機雷戦 3 主要な海峡における対処 状況により 掃海母艦 潜水艦 海 空自の航空機などで 主要な海域に機雷を敷設す る 機雷敷設戦 敵の水上艦艇や潜水艦が通過しようとする場合には 護衛艦 潜水艦 哨戒機などで撃破する 対水上戦 対潜戦 周辺海域の防衛のための作戦 対潜戦 パッシブ の一例 固定翼哨戒機 ソノブイ 短魚雷 哨戒ヘリコプター ソノブイ 短魚雷 データリンク ソノブイ 1CZ 水上艦艇 えい航式ソーナー 2CZ 短魚雷 魚雷 潜水艦 130 CZ 放射音波が水温など様々な 環境条件により収束する部分 敵の潜水艦 放射音波

9 第1節 わが国の防衛 周辺海域の防衛のための作戦 対潜戦 アクティブ の一例 データリンク 哨戒ヘリコプター アスロック 吊下式ソーナー 短魚雷 水上艦艇 アクティブソーナー アスロック 第 3 章 短魚雷 敵の潜水艦 周辺海域の防衛のための作戦 機雷戦の一例 固定翼哨戒機 掃海母艦 機雷敷設戦 掃海 輸送ヘリコプター 音響掃海具 航空掃海具 磁気掃海具 音響信号 磁気信号 機雷 掃海艇 機雷探知機 掃海艇 機雷処分具 対機雷戦 処分用爆雷 処分用カッター 131

10 第3章 わが国の防衛と多様な事態への対応 4 周辺海域の防空 周辺海域における艦艇などの防空は護衛艦が行い 状況により要撃戦闘機などの支援を 受ける 注 周辺海域の防衛のための作戦 防空戦 個別的な防空 の一例 空対空ミサイル 敵の航空機 早期警戒管制機 要撃機 早期警戒機 E-2C 対空ミサイル 敵の水上艦艇 対空ミサイル 対空ミサイル 水上艦艇 注 個別的な防空 とは 各自衛隊が敵の航空攻撃から基地や部隊などを守る ために行う作戦をいう 敵の潜水艦 わが国領土の防衛のための作戦 着上陸侵攻対処 島国であるわが国の領土を占領しようとする場合 侵攻国は 侵攻正面で海上 航空優 勢を得た後 海又は空から地上部隊 などを上陸又は着陸させる着上陸侵 攻を行うこととなる 侵攻する地上部隊は 艦船や航空 機で移動している間や上陸又は着陸 の前後は 組織的な戦闘力を発揮す るのが難しいという弱点がある 着 上陸侵攻対処のための作戦では こ の弱点をとらえ できる限り沿岸海 10 わが国の領土は 細長い弧 状の列島からなり 奥行きに乏 しく 相手の戦闘力を十分に吸 収 消耗させることが容易では ない このため 領土に直接侵 攻を受けたときには 対応に制 約を受けるという特性もある 132 域と海岸地域の間や着陸地点で対処 雪原を機動する90式戦車 し これを早期に撃破することが必要である10 1 沿岸海域における対処 各自衛隊は 護衛艦 潜水艦 哨戒機 支援戦闘機 地対艦誘導弾により 地上部隊を

11 第1節 わが国の防衛 輸送する敵の艦船などをできる限り洋上で撃破してその侵攻企図を断念させ 又はその兵 力を消耗させることに努める また 要撃戦闘機や陸 空自の地対空誘導弾により 地上部隊を輸送する敵の航空機を 努めて空中で撃破する 着上陸侵攻対処のための作戦の一例 1 沿岸海域における対処 要撃戦闘機 敵の航空機 支援戦闘機 第 3 章 護衛艦 敵の艦隊 地対空誘導弾 潜水艦 地対艦誘導弾 SSM 2 海岸地域における対処 海自は 掃海母艦などにより機雷を 陸自は 敷設装置により水際地雷を敷設して 上 陸する敵の行動を妨害 阻止する 敵の地上部隊に対しては 陸自が主体となり 海岸付近に配置した部隊の戦車 対戦 車 野戦特科11火力などを集中して 水際で上陸を阻止する 敵が上陸した場合 野戦特 科火力と戦車を主体とした機動打撃力により 敵の侵入を阻止 撃破する この間空自は 支援戦闘機により陸自の戦闘を支援する くうてい この際 敵の地上部隊の上陸と連携して行う敵の空挺攻撃12やヘリボン攻撃13に対して は 主に野戦特科火力と機動打撃力により 早期に撃破する また 陸自は 地対空誘導弾をはじめとする対空火力を用いて部隊などの防空 個別的 な防空 を行う 3 内陸部における対処 万一 敵地上部隊などを上陸又は着陸前後に撃破できなかった場合 内陸部において あらかじめ配置した部隊などにより 支援戦闘機による支援の下 敵の進出を阻止する 11 陸自の戦闘職種の一つであ り 長射程 大口径のりゅう弾 砲やロケットを保有し 歩兵 軽装甲車両 施設などを目標と して それらを撃破したり行動 を妨害するために使用する 12 輸送機などに攻撃部隊が搭 乗し 重要地形付近に降下した 後 地上において攻撃を行うも の 特別に編成 装備 訓練さ れた部隊が行い 長距離を迅速 に空中移動できる攻撃要領であ る 13 輸送ヘリコプターなどで攻 撃部隊を重要地形付近に輸送し た後 地上において攻撃を行う もの 空挺攻撃に比して 作戦 準備が容易であり 軽易に運用 できる攻撃要領である 持久作戦 この間に 他の地域から可能な限りの部隊を集めて反撃に転じ 進出した敵 地上部隊などを撃破する 133

12 第3章 わが国の防衛と多様な事態への対応 着上陸侵攻対処のための作戦の一例 2 海岸地域における対処その1 支援戦闘機 上陸船団 敵の上陸部隊 上陸阻止用 機雷原 地対艦誘導弾 SSM 敵の上陸部隊 ど な 陣地 原 雷 阻止部隊 地 戦車 対戦車 対舟艇 誘導弾 地対空誘導弾 陣地 戦車 対戦車 対舟艇 誘導弾 自走りゅう弾砲 多連装ロケット MLRS りゅう弾砲 けん引 4 各段階を通じて実施する対処 海自は これらの各段階を通じ 護衛艦 潜水艦 哨戒機などにより 空自は支援戦闘 機により 敵の地上部隊増援のための艦船輸送の阻止や海上補給路の遮断に努める また 着上陸侵攻対処のための作戦全般を通じ 各自衛隊は 作戦遂行に必要な防空 情報活動 部隊 補給品の輸送などを行う 5 島嶼部における対処 このような着上陸侵攻に加え わが国が多くの島嶼を有しているという地理的特性から わが国に対する武力攻撃の形態の一つとしては島嶼部への侵攻が予想される 島嶼部における作戦は 着上陸侵攻対処の形態と共通する点が多いが 陸自の部隊を配 置 増強するにあたっては海上 航空輸送によらなければならないことなどから 統合調 14 統合運用を行う場合 関係 する自衛隊やそれらの部隊など の行動が 相互に有効に働き合 うように調整を行うこと 134 整14の役割がより重要になる これにより 各自衛隊は相互に連携して 部隊を早期に集 中し 侵攻部隊を阻止 撃破する

13 第1節 わが国の防衛 着上陸侵攻対処のための作戦の一例 3 海岸地域における対処その2 敵の航空機 支援戦闘機 敵地上部隊 第 3 章 機動打撃部隊 敵地上部隊 戦場監視レーダー 地 雷 原 な ど 陣地 阻止部隊 陣地 戦車 機動打撃部隊 対戦車 対舟艇 誘導弾 戦車 地対空誘導弾 自走りゅう弾砲 対戦車 対舟艇 誘導弾 りゅう弾砲 けん引 多連装ロケット MLRS ゲリラや特殊部隊による攻撃に対処するための作戦 高度に都市化 市街地化が進んでいるわが国に対する武力攻撃の形態の1つとして ゲ リラや特殊部隊による都市部などへの攻撃が予想される ゲリラや特殊部隊による攻撃は わが国に兵力を潜入させて行う不正規型の武力攻撃で ある この攻撃の態様として 不正規軍の要員である ゲリラによる施設などの破壊や人員に対する襲撃など が行われるものと 正規軍である特殊部隊による破壊 工作 要人暗殺 作戦中枢への急襲などが行われるも のがある ゲリラや特殊部隊による攻撃に対処するための作戦 では 速やかに情報収集態勢を確立し ゲリラや特殊 部隊を早期に発見して捕獲又は撃破することとなる この際 攻撃による被害を最小限にして事態を早期に 市街地戦闘訓練において建物に進入する隊員 収拾することが重要である 1 各種船舶などの発見 阻止 ゲリラや特殊部隊を輸送する各種船舶や潜水艦などをできるだけ早期に発見し 護衛艦 潜水艦や海 空自の航空機などにより 洋上での阻止などに努める 2 ゲリラや特殊部隊の捜索 発見など ゲリラや特殊部隊が わが国領土内に潜入するおそれがある場合 陸自の偵察部隊など 135

14 第3章 わが国の防衛と多様な事態への対応 で沿岸部での警戒監視を行い これら が領土内に潜入した場合 偵察部隊や 航空部隊などによる捜索 発見を行 う また 必要に応じ 重要施設など に警護のための部隊を配置し 早期に 警護態勢を確立する 3 ゲリラや特殊部隊の捕獲 撃破 ゲリラや特殊部隊を発見した場合 その地域に速やかに戦闘部隊を集めて これを包囲した上で 捕獲又は撃破 ゲリラ対処訓練を行う隊員 する これらの対処全般を通じ 各自衛隊は 作戦に必要な防空 情報活動 部隊 補給品の 輸送などを行う ゲリラや特殊部隊による攻撃に対処するための作戦の一例 敵航空機 海 空自による洋上 での捜索 撃破 観測ヘリコプター 偵察機 護衛艦 上陸したゲリラや 特殊部隊 母船 潜水艦 潜水艦 潜水艇などに よる着上陸 水中スクーター による着上陸 重要施設の防護 水際部での 普通科部隊 防空 戦車 偵察部隊 捜索 撃破 地対空誘導弾 軽装甲機動車 戦闘ヘリコプター 山間部での 障害 警戒 監視 捜索 撃破 都市部での 拠点 捜索 撃破 特殊作戦部隊 戦車 戦車 迫撃砲 普通科部隊 装輪装甲車 被害の局限 拠点 避難住民の誘導等 救急車 火砲 警察 NBC攻撃 迫撃砲 化学防護車 136 除染車 特殊作戦部隊 人質の救出

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