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1 第 11 章 事 業 費 積 算

2 第 11 章 事 業 費 積 算 11.1 事 業 費 積 算 の 範 囲 と 基 本 仕 様 事 業 費 として 以 下 の 項 目 を 見 積 もるものとする 1) 建 設 工 事 費 - 土 木 建 築 工 事 費 - 軌 道 工 事 費 - 電 気 工 事 費 - 機 械 工 事 費 - 信 号 通 信 工 事 費 - 保 守 点 検 車 輌 費 - ICD(Inland Container Depot) 建 設 費 - 車 輌 基 地 建 設 費 2) コンサルティング サービス 費 3) 車 輌 費 ( 電 気 機 関 車 ) 4) 物 的 予 備 費 5) プライス エスカレーション 6) 用 地 取 得 費 補 償 費 (DFC 建 設 用 地 及 び 架 け 替 え ROB 用 地 ) 7) 税 金 ( 外 国 コンサルタントの 諸 税 ) 8) 一 般 管 理 費 9) 建 中 金 利 また 事 業 費 の 参 考 項 目 として 以 下 の 費 用 についても 積 算 記 述 する A) 貨 車 費 ( 初 期 投 資 分 ) B) ROB 建 設 費 (PETS-II で 除 外 した 新 設 ROB 建 設 費 及 び 用 地 取 得 費 補 償 費 ) 調 査 団 の 積 算 仕 様 を PETS-II の 仕 様 との 比 較 で 述 べる

3 列 車 牽 引 方 式 コンテナ 輸 送 方 式 電 気 機 関 車 の 調 達 表 11-1 PETS-II と 調 査 団 の 積 算 仕 様 の 主 要 な 相 違 点 項 目 調 査 団 PETS-II 車 輌 ( 電 気 機 関 車 ) 基 地 の 建 設 新 コンテナ 基 地 (ICD)の 建 設 西 回 廊 の 枝 線 (TKD-Pirtala 間 )の 建 設 新 ROB( 鉄 道 交 差 高 架 道 路 橋 )の 建 設 架 け 替 え ROB の 建 設 電 気 / 電 化 工 事 信 号 & 通 信 工 事 コンサルティング サービス 費 物 的 予 備 費 プライス エスカレーション 建 中 金 利 両 回 廊 共 電 気 機 関 車 による 牽 引 方 式 を 想 定 した 西 回 廊 はウェルタイプの 2 段 積 み 方 式 東 回 廊 は 当 面 1 段 積 み 方 式 を 想 定 開 業 10 年 後 (2023 年 )までの 需 要 を 想 定 し 必 要 な 車 輌 調 達 費 を 第 1 期 -A 事 業 に 含 めた 両 回 廊 に 新 規 の 車 輌 基 地 を 配 置 し 建 設 費 を 第 1 期 -A 事 業 に 含 め た 西 回 廊 の Gurgaon 地 区 を 想 定 した 新 ICD 建 設 費 を 第 1 期 -A 事 業 に 含 めた 基 地 容 量 の 問 題 から 既 存 線 改 良 で 対 処 すべきとして DFC 事 業 費 に は 計 上 しない 調 査 団 としては その 必 要 性 の 検 証 から 新 ROB の 建 設 を DFC 事 業 から 除 外 し 代 替 として 自 動 踏 切 装 置 設 置 を 推 奨 している 調 査 団 の 路 線 計 画 上 必 要 な 架 け 替 え ROB 建 設 を 事 業 に 含 め た 両 回 廊 共 電 化 方 式 として 事 業 に 含 めた 最 新 の AF 軌 道 回 路 システムをベ ースにした 工 事 費 を 計 上 円 借 款 案 件 のインターナショナ ル コンサルタントの 雇 用 を 想 定 し 期 別 事 業 費 に 含 めた 円 借 款 適 用 費 用 に 5%の 予 備 費 を 計 上 予 備 費 を 含 めた 円 借 款 適 用 費 用 のエスカレーションを 事 業 費 に 含 めた 建 設 期 間 中 の 資 金 金 利 を 事 業 費 に 含 めた 東 回 廊 は 電 気 機 関 車 による 牽 引 方 式 西 回 廊 はディーゼル 機 関 車 による 牽 引 方 式 西 回 廊 はフラットタイプの 2 段 積 み 方 式 東 回 廊 はウェルタイプの 2 段 積 み 方 式 DFC 事 業 の 枠 外 としている DFC 事 業 の 枠 外 としている DFC 事 業 の 枠 外 としている 積 算 範 囲 不 明 だが この 区 間 は 事 業 費 に 含 まれていないと 推 定 され る 西 回 廊 505 ヵ 所 東 回 廊 368 ヵ 所 計 873 ヵ 所 の 新 ROB 建 設 費 を DFC 事 業 体 とその 他 の 機 関 (Railway Safety Fund)で 賄 うとし ている 西 回 廊 24 ヵ 所 東 回 廊 9 ヵ 所 の 架 け 替 え ROB 建 設 費 が 含 まれてい る 東 回 廊 は 電 化 方 式 西 回 廊 は 非 電 化 方 式 の 積 算 軌 道 回 路 ベースであるが 内 容 に 不 明 な 点 が 多 い 工 事 監 理 は 直 営 方 式 を 想 定 し General Charges( 一 般 管 理 費 )を 事 業 に 含 めている 項 目 別 に 予 備 費 を 計 上 事 業 費 に 含 まれていない 事 業 費 に 含 まれていない 11.2 事 業 費 積 算 の 前 提 条 件 本 報 告 では 以 下 の 条 件 で 概 算 事 業 費 を 算 出 した 1) 事 業 費 の 算 出 にはインド 中 央 銀 行 (The Reserve Bank of India)のリファレンスレー トの 昨 年 12 月 1 日 から 本 年 5 月 31 日 までの 6 ヶ 月 間 の 平 均 値 として 以 下 の 為 替 レ 11-2

4 ートを 使 用 した 通 貨 / 通 貨 レート /Rs Rs/US$ ) 見 積 り 金 額 は 施 工 業 者 または 請 負 業 者 への 発 注 金 額 とする 従 って 見 積 り 金 額 には 直 接 工 事 費 間 接 工 事 費 経 費 利 益 及 び 輸 入 関 税 を 除 く 全 てのインド 国 内 で 発 生 する 物 品 税 売 上 税 等 を 含 んだ 単 価 価 格 として 計 算 した 3) コンサルティング サービス 費 用 の 外 国 コンサルタントの 法 人 税 個 人 所 得 税 サ ービス 税 のみを 対 象 として 別 途 計 上 している 日 本 及 び 海 外 調 達 品 に 関 しては STEP 調 達 による 免 税 措 置 及 び 自 由 貿 易 協 定 (FTA 協 定 )の 取 り 決 めなどが 不 明 確 なため 日 本 側 の 諸 税 及 びインド 側 の 輸 入 関 税 は 考 慮 していない 4) 積 算 延 長 は 調 査 団 が 想 定 した 路 線 をベースに 西 回 廊 は Dadri JNPT 間 東 回 廊 は Dadri Sonnagar 間 及 び Khurja Dhandarikalan 間 をベースケースとするが 本 報 告 で は 段 階 整 備 検 討 が 主 要 項 目 の 一 つとなるため 以 下 に 定 める 区 間 分 割 に 従 った 見 積 りとする 5) 見 積 り 単 価 は 年 価 格 を 使 用 する 6) 各 工 事 費 は 国 内 通 貨 と 海 外 通 貨 に 分 ける ( 各 工 種 単 価 について 機 械 費 材 料 費 人 件 費 の 割 合 を 想 定 し 機 械 費 / 材 料 費 / 人 件 費 それぞれについてインドの 実 情 を 考 慮 し 内 貨 分 と 外 貨 分 (うち 日 本 調 達 分 を 別 表 記 )の 割 合 を 想 定 し これを 合 成 して 各 工 種 単 価 の 内 貨 比 率 外 貨 比 率 を 算 定 する 7) 実 施 工 程 は 以 下 のように 想 定 する 表 11-2 概 略 実 施 工 程 Phase West-1a West-1b West-2 East-1a East-1b East PETS-II の 事 業 費 積 算 のレビューと 主 要 変 更 点 PETS-II 報 告 のレビューを 中 心 に 作 業 を 行 った 特 に 調 査 団 独 自 の 迂 回 路 区 間 の 修 正 を 含 めた 路 線 計 画 の 確 定 に 重 点 を 置 き それらに 伴 う 主 要 橋 梁 高 架 橋 鉄 道 横 断 橋 の 架 け 替 え ROB や RUB 操 車 場 等 の PETS-II 数 量 の 精 査 に 力 点 を 置 いて 作 業 を 進 めた これまで に 述 べたように PETS-II の 積 算 事 業 費 のなかには 土 木 工 事 費 等 の 中 に 用 地 取 得 及 び 補 償 費 詳 細 設 計 に 係 わる 事 前 調 査 費 軌 道 工 事 費 保 守 点 検 車 輌 費 一 般 管 理 費 に 相 当 す 11-3

5 る 費 用 等 が 含 まれていたので 上 述 の 見 積 り 項 目 のように 整 理 分 類 したしたが 調 査 の 結 果 これらを 更 に 整 理 し 以 下 のように 分 類 した - Preliminary Expenses- 事 前 調 査 費 ( 詳 細 測 量 費 事 前 設 計 費 ):この 費 用 をコンサル ティング サービス 費 用 に 別 途 移 項 していたが 再 調 査 の 結 果 この 費 用 をコンサ ルティング サービス 費 用 に 取 り 込 むことが 困 難 と 判 断 し インド 側 費 用 として 独 立 させ 移 項 した - Land- 用 地 取 得 及 び 補 償 費 : 当 初 の 調 査 では DFC 路 線 建 設 用 地 と ROB 建 設 用 地 の 取 得 補 償 費 を 建 設 工 事 費 から 分 離 独 立 した 用 地 取 得 補 償 費 に 分 類 していたが 事 業 費 の 分 担 上 から これを 更 に DFC 路 線 建 設 用 地 架 け 替 え ROB 建 設 用 地 及 び 新 設 ROB 建 設 用 地 の 取 得 補 償 費 の 三 つに 分 けた - Hospital- 土 建 工 事 費 :DFR では 土 建 工 事 費 の 一 部 として 円 借 適 格 項 目 としていた が 再 調 査 の 結 果 円 借 適 格 項 目 として 取 り 込 むことが 困 難 と 判 断 されるため イ ンド 側 費 用 として 分 離 独 立 した 他 の 項 目 は 当 初 通 りの 項 目 分 類 に 従 った PETS-IIの 主 要 な 単 価 及 び 工 事 費 の 検 討 は Volume2-タスク 0&1 第 12 章 で 述 べているので 参 照 願 いたい 調 査 団 は PETS-II の 工 事 単 価 の 見 直 しを 以 下 の 工 種 について 行 った - Blanketing- 路 盤 工 事 費 : 調 査 団 独 自 の 材 料 費 の 市 場 調 査 から PETS-II で 使 用 してい る 単 価 400Rs/m 3 を 500Rs/m 3 に 改 訂 した - Replacing ROB- 橋 梁 工 事 費 : 調 査 団 独 自 の 概 略 設 計 に 従 って 積 算 した 結 果 PETS-II の 単 価 に 較 べて 市 街 地 の ROB は 約 10%の 単 価 ダウン 一 般 地 の ROB は 約 30%の 単 価 アップになった 積 算 には 調 査 団 の 単 価 を 採 用 した - Ballasting- 軌 道 工 事 費 :Northern Railway などからの 聞 き 込 み 調 査 や 市 場 調 査 から PETS-IIで 使 用 しているバラスト 材 の 購 入 単 価 889Rs/m3 を 1,022Rs/m3 に 改 訂 した - Points & Crossings- 軌 道 工 事 費 :HH レールの 硬 度 に 対 応 する 分 岐 器 への 改 造 費 とし て 20%を 想 定 し PETS-II 単 価 に 上 積 みした また 以 下 の 建 設 工 事 費 について 再 見 直 し 及 び 新 設 を 行 った - 電 気 / 電 化 工 事 費 : 当 初 はは 西 回 廊 の 電 気 / 電 化 工 事 費 を PETS-II 東 回 廊 の 路 線 長 単 価 を 使 って 算 出 し たが PETS-II の 積 算 様 式 に 従 った 積 上 げ 方 式 で 積 算 した 11-4

6 費 用 項 目 表 11-3 電 気 / 電 化 工 事 費 内 訳 西 回 廊 (Million Rs) 東 回 廊 (Million Rs) 合 計 (Million Rs) 電 車 架 線 工 7,602 6,194 13,796 SCADA 工 変 電 所 工 8,201 6,442 14,643 一 般 電 力 工 土 木 工 事 ,467 電 気 / 電 化 工 事 費 計 : 16,934 13,531 30,465 - 信 号 通 信 費 : 信 号 通 信 工 事 費 の 見 積 り 金 額 は 以 下 の 表 のようになった 当 初 と 比 べ 信 号 工 事 費 の 主 な 変 更 点 として 列 車 検 知 方 式 をマイクロ ハ リス 方 式 を 信 頼 性 の 点 から AF 軌 道 回 路 方 式 に 変 えた 点 である また 以 前 は ROB に 替 えて 自 動 踏 切 装 置 を 提 案 し 費 用 を ROB 費 用 に 含 めていたが 本 報 告 書 では 信 号 通 信 工 事 費 へ 移 項 した 表 11-4 信 号 & 通 信 工 事 費 内 訳 西 回 廊 東 回 廊 費 用 合 計 費 用 項 目 複 線 区 間 単 線 区 間 (Million Rs) (Million Rs) (Million Rs) (Million Rs) 運 行 管 理 システム 駅 構 内 保 安 システム 6,197 4,700 4,365 15,262 駅 間 保 安 システム 13,498 4,606 2,225 20,328 指 令 電 話 システム 固 定 通 信 システム 1, ,402 移 動 通 信 システム ,392 交 換 電 話 システム 信 号 & 通 信 工 事 計 : 21,922 10,709 7,458 40,090 自 動 踏 切 装 置 2,214 1, ,827 合 計 : 24,136 11,862 7,918 43,917 - ICD(Inland Container Depot) 建 設 費 : Gurgaon 地 区 に 建 設 予 定 の 新 設 コンテナ 基 地 (ICD)の 建 設 費 を 概 算 積 算 した この 金 額 は 施 設 建 設 費 の 土 木 建 築 工 事 費 のみを 計 上 している - 車 輌 基 地 建 設 費 : 電 気 機 関 車 用 の 車 輌 基 地 を 東 西 両 回 廊 に 配 置 し その 建 設 工 事 費 を 見 積 った - 車 輌 調 達 費 ( 電 気 機 関 車 ): 当 初 の 調 査 では 開 業 年 時 点 から 5 年 目 10 年 目 までの 3 段 階 の 回 廊 毎 の 需 要 に 応 じ て 必 要 な 電 気 機 関 車 数 から 車 輌 費 を 計 上 した また 機 関 車 は 西 回 廊 も 電 気 機 関 車 と していた 本 報 告 書 では 改 訂 された 実 施 工 程 の 第 1 期 -A 事 業 の 完 成 から 10 年 後 ま での 需 要 を 想 定 し 電 気 機 関 車 の 調 達 数 量 及 び 単 価 の 再 見 直 しを 行 った 11-5

7 表 11-5 車 輌 費 内 訳 仕 様 西 回 廊 台 数 東 回 廊 単 価 (Million Rs) 金 額 (Million Rs) 電 気 機 関 車 (8 軸 ) ,488 電 気 機 関 車 (6 軸 ) ,910 予 備 部 品 1,153 合 計 : , 事 業 費 の 区 分 DFC 事 業 の 関 係 機 関 が 徐 々に 判 明 しつつある 状 況 で 事 業 費 を DFC 事 業 の 事 業 母 体 である DFCCIL 分 と 将 来 それ 以 外 の 鉄 道 省 (MOR) インド 国 鉄 (IR)や 民 間 が 費 用 を 受 け 持 つ 分 を 分 けて 積 算 した インド 国 鉄 分 の 費 用 としては 車 輌 費 の 貨 車 分 と 貨 車 に 係 る 車 輌 基 地 などの 施 設 の 建 設 及 び 整 備 費 がある 内 陸 コンテナ 基 地 (ICD)の 施 設 建 設 と 運 営 によう するコンテナや 積 み 込 み 設 備 などは DFCCIL と 民 間 が 共 同 で 建 設 運 営 するのでコンテナ 基 地 の 建 設 費 のみを 計 上 した 11.5 内 貨 外 貨 の 区 分 各 工 事 費 は 国 内 通 貨 と 海 外 通 貨 に 分 けた ( 各 工 種 単 価 / 価 格 について 機 械 費 材 料 費 人 件 費 の 割 合 を 想 定 し 機 械 費 / 材 料 費 / 人 件 費 それぞれについてインドの 実 情 を 考 慮 し 内 貨 分 と 外 貨 分 (うち 日 本 調 達 分 を 別 表 記 )の 割 合 を 想 定 し これを 合 成 して 各 工 種 単 価 の 内 貨 比 率 外 貨 比 率 を 算 定 する 以 下 に 内 貨 外 貨 の 算 定 表 を 添 付 する 11-6

8 表 11-6 内 貨 外 貨 積 上 げ 表 Cost Allocation Ratio Currency Ratio Weight Labor Mate. Plant Estimated Currency Allocation Description Labor Amount Mate. Plant F L F L F L F L S U Foreign Local (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (%) (Million Rs) (Million Rs) (Million Rs) CIVIL & BUILDING Earth work-cutting Embankment works ,874 1,432 22,441 Blanketing , ,271 Tunnel , ,778 Others , ,384 SubTotal-1: 38,983 2,934 36,049 Bridges-Steel ,339 1,318 9,021 Bridges-Masonry ,077 1,166 14,911 Bridges-Flyover , ,290 Bridges-Minor , ,493 Others SubTotal-2: 46,221 3,920 42,301 Office Building , ,345 Station & Shed Residential Building , ,866 Others SubTotal-3: 8, ,200 Miscellaneous works , ,261 SubTotal-4: 12, ,261 PERMANENT WAY Rail & Fastening ,532 31,134 16,399 Sleeper & Fastening ,345 1,535 13,811 Point & Crossing ,027 1,196 1,831 Ballast , ,953 Foot-over Bridge Others SubTotal-5: 81,795 34,802 46,994 O&M VEHICLES Plant & Equipment ,819 3, ELECTRICAL ,465 7,616 22,849 MECHANICAL SIGNAL & TELECOM Signal & Telecom ,749 23,027 14,722 ICD , ,745 VEHICLE DEPOT Total (Construction): 264,313 77, ,892 ROLLING-STOCK Electric Locomotive ,551 67,996 7,555 ENGINEERING SERVICE Detail Design Stage ,814 1, Tender Assistance Stage Construction Stage ,594 4,247 2,347 TOTAL: 348, , , % 56.64% < 凡 例 > W- 労 務 費 M- 材 料 費 P- 機 械 費 F- 外 貨 L- 内 貨 11-7

9 E-A3 E-C2 インド 国 11.6 事 業 費 積 算 結 果 区 間 別 事 業 費 の 積 算 第 3 章 で 述 べたように 本 調 査 では 貨 物 新 線 事 業 の 段 階 整 備 シナリオを 検 討 するため 事 業 費 も 区 間 別 に 積 算 した 図 11-1 に 本 調 査 における 区 間 分 割 図 を 示 す DHANDARIKALAN E-C1 E-A2 E-A1 E-B W-A1 KALANAUR W-A2aA2a REWARI DADRI KHURJA W-A2b A2b AJMER KANPUR Mundra Port Kandla Port W-B3 W-B2 W-B1 W-A3 Pipavav Port JN Port PALANPUR AHMEDABAD VADODARA VASAI ROAD JNPT MUGHAL SARAI LEGEND SONNAGAR WESTERN DFC EASTERN DFC PORT ICD 図 11-1 段 階 整 備 検 討 のための 区 間 分 割 図 11-8

10 E-A2 E-A1 インド 国 W-A1 DADRI W-A2aA2a REWARI W-A2b A2b AJMER Mundra Port Kandla Port Pipavav Port W-B3 W-B2 W-B1 W-A3 JN Port PALANPUR AHMEDABAD VADODARA VASAI ROAD JNPT LEGEND PHASE I-a I PHASE I-b I PHASE II 図 11-2 段 階 整 備 検 討 のための 期 別 分 割 図 ( 西 回 廊 ) DHANDARIKALAN E-C2 KALANAUR E-C1 DADRI E-A3 KHURJA KANPUR E-B MUGHAL SARAI SONNAGAR LEGEND PHASE I-a I PHASE I-b I PHASE II 図 11-3 段 階 整 備 検 討 のための 期 別 分 割 図 ( 東 回 廊 ) 上 記 区 間 毎 に 積 算 した 区 間 別 積 算 結 果 を 表 11-7 に 示 す 11-9

11 Project Cost 表 11-7 区 間 別 事 業 費 積 算 結 果 Corridor Western Corridor Eastern Corridor Phase NO. PHASE II PHASE I-a PHASE I-b PHASE I-b PHASE I-a PHASE II PHASE I-b Whole Line TOTAL for TOTAL for Whole Line Section No. W-A-1 W-A-2a W-A-2b W-A-3 W-B-1 W-B-2 W-B-3 E-A-3 E-A-2 E-A-1 E-B E-C-1 E-C-2 TOTAL TOTAL E-A & B E-C Start Dadri Rewari Ajmer Palanpur Ahmadabad Vadodara Vasai Road Dadri Dadri Khurja Kanpur Mughalsarai Khurja Kalanaur Dhandarikalan (Double line) (Single line) End Rewari Ajmer Palanpur Ahmadabad Vadodara Vasai Road JNPT JNPT Khurja Kanpur Mughalsarai Son Nagar Kalanaur Dhandarikalan Son Nagar Unit (Million Rs) (Million Rs) (Million Rs) (Million Rs) (Million Rs) (Million Rs) (Million Rs) (Million Rs) (Million Rs) (Million Rs) (Million Rs) (Million Rs) (Million Rs) (Million Rs) (Million Rs) (Million Rs) (Million Rs) (Million Rs) (Million Rs) (%) Civil & Building work 67,197 12,346 6,965 11,835 4,789 10,825 16,725 3,711 67,197 26,468 12,634 1,065 11,142 9,269 4,993 5,588 7,047 39, , Formation works (other than Tunnel) 21,925 2,524 3,435 4,457 2,591 4,543 3, ,925 9,128 4, ,145 2, ,138 2,297 13,563 35, Formation works (Tunnel) 3,495 3, , , Bridge works (exclud. ROB & items bellow) 22,812 3, ,944 1,035 4,326 8,098 2,038 22,812 5,310 2, ,856 1, ,023 7,946 30, Bridge works (Flyovers) 6,279 1, , , ,279 3,606 1, , ,815 11, Bridge works (RUBs) Bridge works (Protection works) Station & Building works Miscellaneous works (missing in the PETS-2) Track work Electrical work Mechanical work Signaling & Telecommunication works 2, , ,535 3, , , ,262 3,109 1, ,366 1, ,594 8, , , , ,717 4,264 2, ,125 1, ,202 1,057 6,523 12, ,785 3,649 9,045 11,477 3,867 4,242 10,729 2,776 45,785 27,203 8,807 1,417 11,944 9,930 3,912 5,020 3,787 36,010 81, ,934 1,350 3,345 4,245 1,430 1,569 3,968 1,027 16,934 10,538 2, ,631 3,843 1,516 1,701 1,293 13,532 30, ,939 1,657 4,255 5,212 1,756 1,926 4,872 1,260 20,939 10,252 6, ,535 3,721 1,464 3,771 2,787 16,810 37, Signaling work 16,498 1,315 3,259 4,136 1,394 1,528 3,866 1,000 16,498 7,696 5, ,382 2,806 1,107 2,971 2,259 12,925 29, Traffic Control System Telecommunication work 2, ,080 1, ,120 4, Automatic Level Crossing System 2, ,214 1, ,613 3, Plant & Equipment Procurement 2, , ,041 1, , ,778 3, ICD Construction work 3, , , , Sub Total-1 (DFCCIL): 156,104 19,019 27,162 33,332 12,371 19,091 36,343 8, ,104 76,153 31,340 3,574 33,085 27,581 11,913 16,257 15, , , Locomotive Maintenance Depot Electric Locomotives Procurement 38, , ,768 35, , ,630 74, Spare Parts for Electric Locomotives , Sub Total-2 (IR): 40, ,551 9,834 9,834 9, ,051 36, ,108 18, ,217 76, Sub Total-A: 196,155 19,019 37,712 43,166 22,205 28,925 36,343 8, , ,370 31,340 3,574 51,193 45,690 11,913 16,257 15, , , General Consultancy Service Detail Design & Tender Preparation Stage 1, , , Tender Assistance Stage ES Service Cost during Construction 4, ,528 1,461 4,047 1, , ,547 6, Total for GC Service: 5, ,432 2, , ,419 8, Sub Total-B: 201,588 19,337 38,561 44,014 23,053 29,773 37,204 9, , ,913 32,216 4,450 51,881 46,378 12,204 16,695 15, , , Physical Contingency 10, ,928 2,201 1,153 1,489 1, ,079 5,746 1, ,594 2, ,356 17, Price Escalation 18,838 1,807 3,603 4,113 2,154 2,782 3, ,838 10,739 3, ,848 4,334 1,140 1,560 1,450 13,749 32, Sub Total-C: 230,505 22,111 44,092 50,328 26,360 34,044 42,540 11, , ,397 36,838 5,088 59,324 53,031 13,954 19,090 17, , , Land Acquisition cost for Railway 26,439 5,729 3,128 3,143 5,064 4,996 3, ,439 17,857 7, ,754 7,342 2,051 4,744 2,791 25,393 51, Land Acquisition cost for Replacing ROB Preliminary Expenses (Survey & Design) , Construction cost for Replacing ROB 6, ,427 2,951 6, , , ,068 8, Construction cost for Hospital Utilities Relocation works 1, , , General Administration Cost during Construction 9, ,947 2, , ,857 4,879 1, ,144 1, , ,744 16, Taxes and Duties for Foreign Consultant 2, , , ,326 3, Sub Total-D: 277,811 29,159 50,790 56,465 32,417 40,240 53,485 15, , ,119 48,217 6,436 69,925 63,004 17,755 26,474 21, , , Accrued Interest during Construction 9,608 1,009 1,757 1,953 1,121 1,392 1, ,608 5,434 1, ,418 2, ,102 16, Sub Total (India portion): 56,915 8,057 8,455 8,090 7,179 7,588 12,795 4,751 56,915 31,157 13,047 1,570 13,020 12,152 4,415 8,299 4,747 44, , Grand Total: 287,420 30,168 52,547 58,418 33,538 41,632 55,335 15, , ,553 49,884 6,658 72,343 65,183 18,369 27,390 27, , , Reference ITEMS (excluded from the Project cost) Wagons Procurement 20,473 20,473 14,025 14,025 34, Reference Wagons Depot , , ,979 2, only Cost for new ROBs in the PETS-2 23,780 23,780 8,972 3,427 12,399 36, Land Acquisition Cost for new ROBs (PETS-2) 6, ,000 1, , , ,641 3,178 1,010 1,454 1,089 9,563 16,

12 区 間 別 事 業 費 は 概 略 以 下 の 条 件 に 基 づき 積 算 した 1) 建 設 工 事 費 - 調 査 団 が 想 定 した 路 線 計 画 に 従 って 土 木 建 築 工 事 費 の 路 盤 工 事 の 内 切 土 盛 土 及 びブランケット 工 は 区 間 毎 の 数 量 を 再 精 査 し それを 元 に 積 算 した 橋 梁 工 事 の 内 鋼 製 橋 コンクリート 橋 鉄 道 高 架 橋 鉄 道 と 道 路 の 交 差 橋 (ROB 及 び RUB) 橋 梁 防 護 工 は 区 間 毎 の 数 量 を 元 に 積 算 した 建 築 工 事 は 運 営 時 の 要 員 宿 舎 事 務 所 等 の 計 画 が 不 十 分 な 為 全 て 区 間 長 で 配 分 した - 軌 道 工 事 電 気 工 事 費 機 械 工 事 費 は 西 回 廊 東 回 廊 は 単 線 区 間 複 線 区 間 に 分 けた 後 に 区 間 長 により 比 例 配 分 で 区 間 費 用 を 算 出 した - 信 号 通 信 工 事 費 の 内 自 動 踏 切 装 置 設 置 費 はそれぞれの 区 間 毎 の 数 量 を 元 に 積 算 した その 他 の 工 事 費 は 西 回 廊 東 回 廊 は 単 線 区 間 複 線 区 間 に 分 けた 後 に 区 間 長 によりそれぞれの 区 間 に 配 分 した - 保 守 管 理 用 車 輌 費 は 区 間 按 分 していない - 新 ICD 建 設 工 事 費 及 び 機 関 車 用 車 輌 基 地 はそれぞれの 建 設 予 定 地 に 費 用 を 配 分 した 2) コンサルティング 費 は 工 事 の 期 別 配 分 とした 3) 車 輌 費 は 区 間 按 分 していない 期 別 配 分 手 法 については で 後 述 する 4) 物 的 予 備 費 はそれぞれの 区 間 工 事 費 に 金 額 按 分 した 5) プライス エスカレーションも 同 じく 区 間 毎 の 合 計 金 額 に 金 額 按 分 した 6) 用 地 取 得 補 償 費 ( 鉄 道 用 地 及 び 架 け 替 え ROB 用 地 )は 区 間 毎 に 集 計 した 金 額 を それぞれの 区 間 に 配 置 した 7) ( 外 国 コンサルタントの) 税 金 も 工 事 の 期 別 配 分 とした 8) 一 般 管 理 費 は 区 間 按 分 としている 9) 建 中 金 利 は 費 用 合 計 で 東 西 回 廊 金 額 按 分 としている 表 11-8 に 全 体 事 業 費 の 円 借 款 適 格 分 /インド 分 に 区 分 した 事 業 費 表 11-9 に 東 回 廊 西 回 廊 に 区 分 した 事 業 費 を 示 す 11-11

13 費 用 項 目 表 11-8 全 体 事 業 費 ( 全 区 間 ) 円 借 款 適 格 分 ( 単 位 : 百 万 Rs) インド 分 合 計 項 目 比 率 1) 建 設 工 事 費 -DFCCIL 分 -2)を 除 く 263, , % 2) 建 設 工 事 費 (ROB 埋 設 物 移 設 ) 0 10,881 10, % 3) 建 設 工 事 費 -IR 分 % 4) 車 輌 費 ( 電 気 機 関 車 ) 75, , % 5) コンサルティング サービス 費 8, , % 6) 物 的 予 備 費 17, , % 7) プライス エスカレーション 32, , % 8) 用 地 取 得 費 補 償 費 0 52,134 52, % 9) 事 前 調 査 費 ( 測 量 & 設 計 ) 0 1,232 1, % 10) * 一 般 管 理 費 0 16,601 16, % 11) 税 金 0 3,560 3, % 12) 建 中 金 利 0 16,710 16, % 事 業 費 合 計 : 398, , , % ドナー インド 間 比 率 : 79.8% 20.2% ** 貨 車 費 37,003 ** 新 ROB 建 設 及 び 用 地 費 (PETS-II) 52,567 Note) * 一 般 管 理 費 にローカル 要 因 による 施 工 管 理 要 員 を 含 む ** 参 考 見 積 り 金 額 費 用 項 目 表 11-9 全 体 事 業 費 ( 東 西 回 廊 別 ) 円 借 款 適 格 分 西 回 廊 インド 分 円 借 款 適 格 分 東 回 廊 インド 分 ( 単 位 : 百 万 Rs ) 1) 建 設 工 事 費 -DFCCIL 分 -2)を 除 く 156, , ,596 2) 建 設 工 事 費 (ROB 埋 設 物 移 設 ) 0 7, ,047 10,881 3) 建 設 工 事 費 -IR 分 ) 車 輌 費 ( 電 気 機 関 車 ) 39, , ,551 5) コンサルティング サービス 費 5, , ,851 6) 物 的 予 備 費 10, , ,436 7) プライス エスカレーション 18, , ,587 8) 用 地 取 得 費 補 償 費 0 26, ,495 52,134 9) 事 前 調 査 費 ( 測 量 & 設 計 ) ,232 10) * 一 般 管 理 費 0 9, ,744 16,601 11) 税 金 0 2, ,326 3,560 12) 建 中 金 利 0 9, ,102 16,710 合 計 事 業 費 合 計 : 230,505 56, ,234 44, ,857 西 回 廊 東 回 廊 比 率 : 57.5% 42.5% 100% 全 区 間 の 総 事 業 費 は 約 4,999 億 ルピー( 約 1 兆 3,847 億 円 ) 円 借 款 適 格 分 とインド 分 の 比 率 は 79.8%と 20.2% 西 回 廊 と 東 回 廊 の 比 率 は 57.5%と 42.5%となった 11-12

14 期 別 事 業 費 の 積 算 表 11-7 に 示 した 区 間 別 事 業 費 をベースに 期 別 事 業 費 を 積 算 した 各 期 別 事 業 には 第 3 章 で 評 価 した 結 果 以 下 の 区 間 整 備 が 設 定 されている 表 期 別 事 業 整 備 区 間 回 廊 西 回 廊 東 回 廊 期 別 第 1 期 -A 第 1 期 -B 第 2 期 第 1 期 -A 第 1 期 -B 第 2 期 整 備 区 間 路 線 長 Rewari - Vadodara 918Km ( 複 線 ) Vadodara Vasai Rd.-JNPT 433Km ( 複 線 ) Dadri Rewari 117Km ( 複 線 ) Mughal Sarai - Khurja 710Km ( 複 線 ) Khurja Dadri および Khurja Dhandori Kalan 46Km ( 複 線 ) 426Km ( 単 線 ) Sonnagar Mughal Sarai 127Km ( 複 線 ) 期 別 事 業 費 の 積 算 の 際 には 以 下 の 点 に 留 意 した 1) 車 輌 費 は 開 業 後 10 年 間 (2023 年 )の 需 要 を 見 通 し 全 車 両 費 を 第 1 期 -A 事 業 費 に 計 上 した 2) コンサルティング サービス 費 一 般 管 理 費 の 期 別 費 用 は 固 定 費 (コアチーム 分 相 当 )と 変 動 費 (ゾーナルチーム 分 相 当 )に 分 けて 算 出 した 3) 信 号 システムのうち 運 行 管 理 システムは 第 1 期 -A 事 業 内 で 導 入 する 必 要 があるが 運 行 管 理 システムの 費 用 が 信 号 工 事 費 費 用 の 1% 以 下 であるため 期 別 事 業 費 積 算 への 影 響 は 無 視 できるものとして 距 離 按 分 によって 期 別 事 業 費 を 積 算 した 4) 西 回 廊 Gurgaon 地 区 に 建 設 予 定 の 新 コンテナ ICD(Inland Container Depot)は 第 二 期 事 業 区 間 に 当 たる Rewari-Dadri 間 に 位 置 するが 第 1 期 -A 事 業 で 整 備 する 東 端 の Rewari から Delhi への 物 流 拠 点 にするという 目 的 から 第 1 期 -A 工 事 区 間 (W-A2a) に 含 めた 表 に 算 出 した 期 別 整 備 事 業 費 を 示 す 表 期 別 整 備 事 業 費 ( 百 万 Rs) 費 用 項 目 第 1 期 -A 第 1 期 -B 第 2 期 全 期 合 計 1) 建 設 工 事 費 -DFCCIL 分 -2)を 除 く 152,622 80,043 30, ,596 2) 建 設 工 事 費 (ROB 埋 設 物 移 設 ) 1,480 8,310 1,091 10,881 3) 建 設 工 事 費 -IR 分 ) * 車 輌 費 ( 電 気 機 関 車 ) 75, ,551 5) コンサルティング サービス 費 4,769 3, ,851 6) 物 的 予 備 費 11,683 4,176 1,577 17,436 7) プライス エスカレーション 21,835 7,805 2,947 32,587 8) 用 地 取 得 費 補 償 費 31,482 12,830 7,822 52,134 9) 事 前 調 査 費 ( 測 量 & 設 計 ) ,232 10) 一 般 管 理 費 10,087 5,026 1,487 16,601 11) 税 金 1,872 1, ,

15 12) 建 中 金 利 10,820 4,268 1,623 16,710 事 業 費 合 計 : 323, ,658 48, ,857 期 別 事 業 費 / 全 期 比 率 : 64.8% 25.5% 9.7% 100.0% 各 期 における 事 業 費 の 比 率 は 第 1 期 -A 64.8% 第 1 期 -B 25.5% 第 2 期 9.7%となった 第 1 期 -A 事 業 の 事 業 費 比 較 検 討 第 14 章 で 後 述 するが 本 調 査 では 第 1 期 -A 事 業 に 関 しては 以 下 の 2 つのオプションに ついて 事 業 実 施 計 画 を 策 定 するため 事 業 費 も 各 々について 算 定 し 比 較 検 討 した 1) Option 1: 円 借 款 を 対 象 として 適 格 な 項 目 については 全 て 円 借 款 を 利 用 して 工 事 を 実 施 する 案 ( 適 格 項 目 全 額 円 借 款 案 ) 2) Option 2: クリティカルとなる 土 木 工 事 をインド 側 資 金 で 先 行 実 施 する 案 (イ 側 工 事 先 行 案 ) Option1 の 事 業 費 は 前 節 で 記 述 した 第 1 期 -A 事 業 費 に 相 当 し Option2 の 事 業 費 積 算 には 以 下 の 条 件 を 適 用 した a) 土 木 工 事 費 は 全 てインド 側 資 金 とする b) 軌 道 工 事 費 のうち バラスト/ 枕 木 工 事 費 の 30%はインド 側 資 金 とする 上 記 条 件 のもとに 算 出 された 両 Option の 事 業 費 を 表 と 表 に 示 す 表 第 1 期 -A 事 業 費 ( 適 格 項 目 全 額 円 借 款 案 ) ( 百 万 Rs) 費 用 項 目 円 借 款 適 格 分 インド 分 合 計 項 目 比 率 1) 建 設 工 事 費 -DFCCIL 分 -2)を 除 く 152, , % 2) 建 設 工 事 費 (ROB 埋 設 物 移 設 ) 0 1,480 1, % 3) 建 設 工 事 費 -IR 分 % 4) 車 輌 費 ( 電 気 機 関 車 ) 75, , % 5) コンサルティング サービス 費 4, , % 6) 物 的 予 備 費 11, , % 7) プライス エスカレーション 21, , % 8) 用 地 取 得 費 補 償 費 0 31,482 31, % 9) 事 前 調 査 費 ( 測 量 & 設 計 ) ` % 10) 一 般 管 理 費 0 10,087 10, % 11) 税 金 0 1,872 1, % 12) 建 中 金 利 0 10,820 10, % 事 業 費 合 計 : 267,178 56, , % ドナー インド 間 比 率 : 82.5% 17.5% 100.0% Phase I-a/ 全 体 事 業 費 比 率 : 64.8% 11-14

16 表 第 1 期 -A 事 業 費 (イ 側 工 事 先 行 案 ) ( 百 万 Rs) 費 用 項 目 円 借 款 適 格 分 インド 分 合 計 項 目 比 率 1) 建 設 工 事 費 -DFCCIL 分 -2)を 除 く 98,833 53, , % 2) 建 設 工 事 費 (ROB 埋 設 物 移 設 ) 0 1,480 1, % 3) 建 設 工 事 費 -IR 分 % 4) * 車 輌 費 ( 電 気 機 関 車 ) 75, , % 5) コンサルティング サービス 費 4, , % 6) 物 的 予 備 費 11, , % 7) プライス エスカレーション 21, , % 8) 用 地 取 得 費 補 償 費 0 31,482 31, % 9) 事 前 調 査 費 ( 測 量 & 設 計 ) % 10) 一 般 管 理 費 0 10,087 10, % 11) 税 金 0 1,872 1, % 12) 建 中 金 利 0 10,820 10, % 事 業 費 合 計 : 213, , , % ドナー インド 間 比 率 : 65.9% 34.1% 100.0% PhaseI-a/ 全 体 事 業 費 比 率 : 64.8% Option1 の 第 1 期 -A 事 業 費 に 対 するインド 側 資 金 負 担 分 17.5%に 対 して Option 2 では 34.1%となった 11-15

17 第 12 章 経 済 財 務 評 価

18 幹 線 貨 物 鉄 道 輸 送 力 強 化 計 画 調 査 (エンジニアリング) ファイナル レポート (タスク 2) 第 12 章 経 済 財 務 評 価 12.1 本 章 のねらい 本 章 は これまでの 章 で 検 討 された 諸 計 画 を 総 合 して DFC の 経 済 性, 財 務 性 全 般 を 計 量 的 に 分 析 し その 計 画 の 妥 当 性 投 資 の 妥 当 性 を 評 価 証 明 するのが 目 的 である 経 済 性 財 務 性 の 検 討 には 間 接 的 には 総 ての 章 が 関 係 するが 直 接 関 係 する 章 は 以 下 の 4 章 である 需 要 量 に 関 するものは 第 4 章 需 要 予 測 所 要 車 両 台 数 と 価 格 に 関 するも のは 第 6 章 運 輸 計 画 維 持 管 理 費 収 入 に 関 するものは 第 9 章 運 行 維 持 計 画 建 設 コストに 関 するものは 第 11 章 事 業 費 積 算 である 12.2 経 済 評 価 経 済 評 価 と 財 務 評 価 :DFC の 建 設 計 画 の 妥 当 性 は 経 済 分 析 と 財 務 分 析 の 2 面 から 検 討 する 経 済 分 析 の 比 較 はインド 国 の 立 場 にたち 国 家 的 資 源 の 最 適 活 用 を 目 的 する 財 務 分 析 は 私 企 業 的 な 立 場 にたち 収 支 採 算 の 確 保 を 目 的 とする 建 設 資 金 を 広 く 海 外 の 融 資 機 関 から 求 める 場 合 には 国 家 的 な EIRR 指 標 の 計 測 は 必 修 条 件 となる 経 済 分 析 財 務 分 析 国 家 的 立 場 資 源 の 最 適 活 用 企 業 的 立 場 収 支 採 算 の 確 保 経 済 コスト 便 益 市 場 コスト 収 入 現 在 価 格 に 修 正 内 部 経 済 収 益 率 (EIRR) 内 部 財 務 収 益 率 (FIRR) 図 12-1 経 済 財 務 評 価 内 容 の 全 体 像 評 価 比 較 指 標 : 経 済 面 は 経 済 コストと 便 益 を 比 較 し 経 済 的 妥 当 性 指 標 には 内 部 経 済 収 益 率 (EIRR)をもちいる 財 務 面 は 市 場 コストと 収 入 を 比 較 し 財 務 的 妥 当 性 指 標 には 内 部 財 務 収 益 率 (FIRR)をもちいる EIRR の 重 要 性 は FIRR に 優 先 する 比 較 する 期 間 は DFC のプロジェクトライフ 35 年 間 とした( 図 12-1 参 照 ) 12.3 経 済 評 価 の 結 論 内 部 経 済 収 益 率 (EIRR): 表 12-1 及 び 表 12-2 は DFC 西 回 廊 及 び DFC 東 回 廊 の 2 区 間 に 分 けて 投 資 妥 当 性 を 分 析 し た 表 である プロジェクトライフ 35 年 間 の 総 コストと 総 便 益 を 2007 年 の 現 在 価 値 に 割 り 引 いて 二 つを 比 較 した EIRR は 以 下 のとおりである 西 回 廊 の 内 部 経 済 収 益 率 14.09% 東 回 廊 の 内 部 経 済 収 益 率 15.26% 12-1

19 幹 線 貨 物 鉄 道 輸 送 力 強 化 計 画 調 査 (エンジニアリング) ファイナル レポート (タスク 2) 投 資 判 断 : 両 回 廊 とも EIRR は 資 本 の 機 会 費 用 12%よりも 高 い 範 囲 にあり DFC の 建 設 は 国 家 的 見 地 からみて 西 回 廊 1468km 287,385MillionRs.(8600 億 円 ) 東 回 廊 1309km 212,413Million Rs.(6300 億 円 )の 投 資 は 妥 当 である 初 期 の 投 資 コスト 及 びその 後 の 年 度 毎 に 発 生 する 経 費 は 貨 物 輸 送 や 旅 客 輸 送 による 時 間 節 約 便 益 列 車 の 運 営 経 費 節 約 便 益 路 線 トラック バスの 走 行 コスト 節 約 便 益 及 び 排 気 ガス 環 境 汚 染 節 約 便 益 等 によって 充 分 にカバーされ る 表 12-1 西 回 廊 内 部 経 済 収 益 率 計 測 結 果 Western DFC Million Rs. Year Invest. Rolling Total Time Saving Working Expense CO2 Total Balance Cost Stock Cost C.Train P.Train C.Train P.Train Truck Benefit EIRR ,152 16,152 &Truck &Bus &Truck &Bus &Bus -16, ,607 31,607-31, ,462 32,462-32, ,487 1,354 42,841-42, ,563 34,563-34, ,978 16,721 36,699 1,045 6,455 12,383 6, ,152-10, ,452 3,597 12,049 1,112 6,759 13,160 6, ,511 15, ,874 3,899 6,773 1,182 7,106 14,030 6, ,026 22, ,132 4,132 1,257 7,509 15,013 6, ,731 26, ,935 4,935 1,336 7,979 16,139 6, ,674 27, ,636 5, ,211 17,808 6, ,402 28, ,762 2, ,676 18,466 7, ,773 33, ,860 2, ,185 19,202 7, ,286 34, ,973 2, ,742 20,029 7, ,953 35, ,930 2, ,960 20,961 7, ,450 39, ,136 3, ,534 21,993 7, ,107 39, ,653 2, ,600 23,097 7, ,371 41, ,575 2, ,417 24,291 7, ,501 43, ,619 2, ,394 25,584 8,040 1,010 48,898 46, ,583 1, ,563 26,987 8,091 1,083 51,606 50, ,151 1, ,961 28,513 8,272 1,181 54,819 53, ,369 29,895 8,080 1,229 57,456 56, ,054 31,394 8,015 1,302 60,637 60, ,068 32,608 7,957 1,380 63,840 63, ,519 33,214 7,977 1,380 64,929 64, ,984 33,840 7,998 1,381 66,051 65, ,984 33,840 7,998 1,381 66,051 66, ,984 33,840 7,998 1,381 66,051 66, ,984 33,840 7,998 1,381 66,051 66, ,984 33,840 7,998 1,381 66,051 66, ,984 33,840 7,998 1,381 66,051 66, ,984 33,840 7,998 1,381 66,051 66, ,984 33,840 7,998 1,381 66,051 66, ,984 33,840 7,998 1,381 66,051 66, ,984 33,840 7,998 1,381 66,051 66,058 Total 187,576 67, ,180 27, , , ,976 29,054 1,531, % 判 断 の 信 憑 性 : DFC は 規 模 の 大 きい 鉄 道 プロジェクトのために 多 くの 変 化 要 因 を 含 んでいる コスト 項 目 も 多 く 便 益 測 定 に 関 しても 多 くの 仮 定 が 設 定 されている 東 回 廊 に 対 して 西 回 廊 の EIRR は 低 いが コスト 便 益 の 変 動 があっても 充 分 な EIRR が 確 保 でき 許 容 投 資 妥 当 性 の 範 囲 は 広 い 分 析 に 用 いた 指 標 の 部 分 的 な 変 更 があっても 結 論 の 大 台 は 変 わらない 実 施 判 断 : 建 設 が 遅 れれば 便 益 の 発 生 が 遅 れ それだけ 資 源 の 損 出 が 発 生 する 故 に DFC の 建 設 は 西 回 廊 東 回 路 共 に Phase 毎 の 技 術 面 困 難 さがあっても 可 能 な 限 り 早 急 に 建 設 を 実 行 すべきである 12-2

20 幹 線 貨 物 鉄 道 輸 送 力 強 化 計 画 調 査 (エンジニアリング) ファイナル レポート (タスク 2) 表 12-2 東 回 廊 内 部 経 済 収 益 率 計 算 結 果 Eastern DFC Million Rs. Year Invest. Rolling Total Time Saving Working Expenses CO2 Total Balance Cost Stock Cost C.Train P.Train C.Train P.Train Truck Benefit EIRR ,377 12,377 &Truck &Bus &Truck &Bus &Bus -12, ,068 24,068-24, ,701 24,701-24, ,563 1,809 31,372-31, ,899 23,899-23, ,560 19,477 32, ,365 8,672 5, ,154-10, ,889 4,067 8, ,729 9,179 6, ,261 13, ,392 4,021 5, ,163 9,580 6, ,309 17, ,501 4, ,686 9,867 6, ,346 19, ,859 4, ,321 10,031 6, ,390 20, ,495 5, ,778 10,066 6, ,047 20, ,345 11,495 6, ,275 27, ,997 12,999 7, ,625 30, ,748 14,583 7, ,163 32, ,617 16,255 7, ,913 35, ,520 18,020 7, ,558 38, ,463 18,475 7, ,024 39, ,562 18,979 7, ,692 41, ,839 19,535 7,147 1,034 43,598 43, ,319 20,151 7,116 1,141 45,773 45, ,031 20,833 7,080 1,262 48,254 47, ,826 21,582 6,899 1,398 50,756 50, ,937 22,395 6,710 1,532 53,627 53, ,415 23,279 6,511 1,681 56,943 56, ,009 23,728 6,511 1,848 58,154 57, ,620 24,192 6,511 1,848 59,231 58, ,620 27,307 6,511 1,849 62,346 62, ,620 27,307 6,511 1,855 62,352 62, ,620 27,307 6,511 1,855 62,352 62, ,620 27,307 6,511 1,855 62,352 62, ,620 27,307 6,511 1,855 62,353 62, ,620 27,307 6,511 1,856 62,353 62, ,620 27,307 6,511 1,856 62,353 62, ,620 27,307 6,511 1,856 62,353 62, ,620 27,307 6,511 1,856 62,354 62,362 Total 133,450 50, ,421 1, , , ,345 35,113 1,368, % 12.4 経 済 分 析 に 用 いるコスト 経 済 分 析 に 用 いる 建 設 コスト 項 目 調 整 価 値 調 整 市 場 価 格 で 積 算 したコスト 財 務 コスト 経 済 コスト 図 12-2 経 済 コスト 推 定 手 順 財 務 コスト: 第 11 章 で 積 算 された 建 設 コスト 積 算 から 以 下 の 項 目 を 差 引 いて 財 務 経 済 分 析 の 対 象 コス トとした: 1) Electric Locomotives Procurement 2) Spare Parts for Electric Locomotives 3) Price Escalation 4) Financial Interest during Construction 12-3

21 幹 線 貨 物 鉄 道 輸 送 力 強 化 計 画 調 査 (エンジニアリング) ファイナル レポート (タスク 2) 車 両 は DFC 運 営 のコストであるが 輸 送 需 要 に 伴 ってコストが 変 動 するので 建 設 コス トとは 別 個 に 取 扱 った Price Escalation Interest during Construction はコストとは 看 做 さず 2007 年 現 在 の 割 引 現 在 価 値 を 基 本 に 建 設 コストを 推 定 する 経 済 コスト: 財 務 コストは 内 貨 外 貨 に 分 割 し 内 貨 は 更 に 貿 易 財 非 貿 易 財 技 術 者 労 働 者 税 金 等 に 分 割 して 価 格 のゆがみを 修 正 し DFC に 用 いられる 資 源 の 真 の 価 値 を 価 格 で 評 価 し て 経 済 コストを 推 定 する Non Tradable Goods に 用 いる Shadow Exchange Coefficient は Shadow Wage rate to unskilled worker は を 用 いた 非 貿 易 財 の 用 地 コストに 関 しては 7.5%の 費 用 のかからない 公 共 用 地 を 使 用 している これは 財 務 分 析 ではコストに 含 めていない 経 済 コストでは 土 地 資 源 を 使 用 するのでゼロ ではない 公 共 用 地 は 平 均 市 場 価 格 で 見 積 もって 経 済 コストに 含 めた 表 12-3 DFC Construction Costs for Economic Evaluation Million Rs. Items Western DFC Eastern DFC Financial Economic Financial Economic Civil &Building, Track 109,545 92,219 70,038 58,960 Electrical & Mechanical Work 17,142 14,310 13,791 11,512 Signaling & Telecommunication Work 24,124 20,641 20,420 17,472 Cosultancy Service 5,432 4,711 3,419 2,965 Physical Contingency 10,084 8,199 7,369 5,992 Land Acquisition 26,439 24,597 25,393 23,624 General Administration 10,598 8,785 7,235 5,997 Others 16,799 14,114 8,244 6,927 Total for Evaluation 220, , , ,450 Grand Total 287, ,437 表 12-3 は DFC の 西 回 廊 と 東 回 廊 の 経 済 コストの 内 容 を 示 す 西 回 廊 の 市 場 価 格 で 推 定 し た 財 務 コストは 220,162 百 万 Rs.であるが 経 済 コストでは 187,576 百 万 Rs.となる 東 回 廊 の 建 設 コスト 155,908 百 万 Rs.の 経 済 コストは 133,450 百 万 Rs となる このコストを 経 済 分 析 の 基 本 ケースとした(Volume 4 Technical Working Paper Task2, 12, Table 12-1 Conversion to Economic Cost from Financial Cost,West & East Corridor, Table12-20 Shadow Exchange Coefficient) 経 済 分 析 に 用 いる 車 両 の 経 済 コスト 経 済 価 格 変 換 : 車 両 は 電 気 機 関 車 と 貨 車 に 分 かれる 機 関 車 は 更 にバルク 用 8 軸 とコンテナ 用 6 軸 に 分 か れる 必 要 車 両 数 は 第 6 章 の 運 輸 計 画 を 使 用 した DFC 用 機 関 車 は 総 て 電 気 機 関 車 とし 新 製 品 と 仮 定 した 実 際 には 機 関 車 は DFC からフィーダー 線 に 直 通 運 転 されるが DFC 線 内 運 転 と 仮 定 して 投 資 コストの 推 定 をおこなった 車 両 の 市 場 価 格 の 経 済 価 格 への 変 換 係 数 及 び 経 済 コストは 以 下 の 通 りである (Volume 4 Technical Working Paper Task2, 12 Table 12-2 Conversion to Economic Cost from Financial Cost, Locomotive & Wagon 参 照 ) 12-4

22 幹 線 貨 物 鉄 道 輸 送 力 強 化 計 画 調 査 (エンジニアリング) ファイナル レポート (タスク 2) 表 12-4 車 両 の 市 場 価 格 と 経 済 価 格 Million Rs. Items Financial CostConversion RatioEconomic Cost Electric Locomotive for Bulk (8Axle) % Electric Locomotive for Container (6Axle) % Container & Bulk % 1.74 車 両 の 経 済 コスト: 車 両 の 使 用 は DFC 開 業 年 度 に 始 まるが 機 関 車 貨 車 に 関 しては 開 業 2 年 前 に 東 西 回 廊 とも 10 両 をテスト 用 として 加 えた 貨 車 の 70%は 在 来 線 の 既 存 車 両 を 使 用 すると 仮 定 し 既 存 車 両 の 価 格 は 新 製 品 価 格 の 50%とした 車 両 の 耐 用 年 数 は 36 年 但 し 既 存 車 両 は 20 年 とする 表 12-5 Classification of Rolling Stock, Number and Price Million Rs. West Classification No. Financial Economic Electric Locomotive for Container (6 Axle) ,980 29,580 for Bulk (8Axle) 68 14,416 13,334 Container New 10,327 22,326 17,998 Old 1,544 1,535 1,237 Bulk New 2,441 5,277 4,254 Old 1,503 1,494 1,201 Total 77,027 67,605 East Classification No. Financial Economic Electric Locomotive for Container (6 Axle) for Bulk (8Axle) ,736 34,904 Container New Old Bulk New 7,076 15,298 12,332 Old 3,248 3,228 2,602 Total 57,552 50,971 (Volume 4 Technical Working Paper Task2, 12 Table 12-3 Eastern Corridor, Financial Cost, Number of Locomotives, Wagons and the Cost by Operation Years; Table 12-4 Eastern Corridor, Economic Cost, Number of Locomotives, Wagons and the Cost by Operation Years; Table 12-5 West Corridor, Financial Cost, Number of Locomotives, Wagons and the Cost by Operation Years; Table 12-6 West Corridor, Economic Cost, Number of Locomotives, Wagons and the Cost by Operation Years 参 照 ) 12.5 便 益 計 算 に 用 いる 輸 送 量 対 象 交 通 : 第 4 章 需 要 予 測 で 計 測 された 交 通 量 は 以 下 のように 全 て 便 益 分 析 用 に 分 解 する 交 通 流 予 測 は 貨 物 の 起 点 から 終 点 を 基 本 とする DFC が 建 設 されていない 状 態 の 交 通 量 (Without DFC)は 既 存 線 と 既 存 線 から 溢 れて 平 行 道 路 に 移 転 する 交 通 量 に 分 解 される DFC は 貨 物 専 用 の 輸 送 手 段 プロジェクトであるが その 影 響 は 旅 客 列 車 にも 及 ぶため 旅 客 輸 送 も 便 益 分 析 の 対 象 となる 12-5

23 幹 線 貨 物 鉄 道 輸 送 力 強 化 計 画 調 査 (エンジニアリング) ファイナル レポート (タスク 2) 表 12-6 Traffic Volume With DFC and Without DFC for Economic Analysis Freight(Billion Ton-km) Without DFC Existing Rail Road With DFC Eastern Corridor DFC Feeder Without Western Corridor Existing Rail Road Western Corridor DFC Feeder Without Eastern Corridor Existing Rail Road Passenger(Billion Pass.km) Without DFC Case Existing Rail Road With East DFC Existing Rail (East) Existing Rail (West) Road With West DFC Existing Rail (East) Existing Rail (West) Road 交 通 の 種 類 : DFC が 建 設 された 場 合 の 交 通 量 (With DFC)は 1) DFC を 利 用 する 交 通 量 と 2) 既 存 線 に 残 る 交 通 量 と 3) 既 存 線 で DFC に 直 接 接 続 する 交 通 量 (Feeder) 及 び 4) 平 行 道 路 に 残 る 交 通 量 の 4 種 類 に 分 解 される 平 行 道 路 の 交 通 量 は 貨 物 の 場 合 はトラック 輸 送 旅 客 の 場 合 はバス 輸 送 に 分 類 される このように 経 済 分 析 では 既 存 線 も 加 えた 全 鉄 道 交 通 量 と 道 路 交 通 が 便 益 分 析 の 対 象 とな る 配 分 方 法 に 関 しては 第 4 章 に 詳 しく 述 べられている なお 交 通 量 は 第 一 期 第 二 期 の 2 段 階 の 開 通 段 階 に 分 けられているので 年 度 別 伸 び 率 は 一 定 ではない( 第 4 章 需 要 予 測 参 照 ) 12.6 計 測 可 能 便 益 便 益 の 種 類 : DFC の 計 測 可 能 便 益 としては 以 下 の 便 益 がある 全 て 直 接 便 益 である 便 益 にはこの 他 に 間 接 的 便 益 として 別 途 Intermordal Research Unit が 計 測 を 行 ったマクロ 分 析 による 世 帯 への 波 及 効 果 ( 所 得 雇 用 ) 生 産 への 波 及 効 果 (GDP) 政 府 への 波 及 効 果 ( 税 収 ) 等 の DFC の 経 済 社 会 波 及 効 果 があるが プロジェクト 評 価 ではこれ 等 は 含 めない 鉄 道 関 連 直 接 便 益 1) 輸 送 時 間 の 節 約 12-6

24 幹 線 貨 物 鉄 道 輸 送 力 強 化 計 画 調 査 (エンジニアリング) ファイナル レポート (タスク 2) 2) 鉄 道 貨 物 列 車 旅 客 列 車 の 運 営 維 持 費 の 節 約 3) 投 資 コスト( 機 関 車 貨 車 )の 節 約 道 路 関 連 直 接 便 益 4) 走 行 時 間 の 節 約 5) 道 路 車 両 の 資 本 コストの 節 約 6) 道 路 維 持 管 理 費 用 の 節 減 7) 交 通 事 故 の 減 少 8) DFC 踏 切 立 体 化 による 時 間 走 行 費 節 約 9) 環 境 改 善 ( 排 気 ガス 削 減 ) 計 測 便 益 : これらの 計 測 可 能 便 益 のうち 以 下 の 10 項 目 を 計 測 した その 他 の 計 測 できない 便 益 は Sensitivity 分 析 の 際 の 10% 程 度 のプラス 便 益 によってカバーされる 尚 DFC 本 線 の 両 端 の 港 及 び ICD(Inland Container Depot)の 整 備 による 便 益 は DFC とは 独 立 施 設 として 取 り 扱 い DFC の 便 益 には 含 めない 1) 貨 物 列 車 の 早 期 到 着 によるによる 貨 物 の 時 間 節 約 便 益 ( 貨 物 ) 2) 旅 客 列 車 の 早 期 到 着 によるによる 旅 客 の 時 間 節 約 便 益 ( 旅 客 ) 3) 路 線 トラックの 早 期 到 着 によるによる 貨 物 の 時 間 節 約 便 益 ( 貨 物 ) 4) 路 線 バスの 早 期 到 着 によるによる 旅 客 の 時 間 節 約 便 益 ( 旅 客 ) 5) 貨 物 列 車 の 運 行 効 率 化 による 運 行 管 理 費 の 節 約 便 益 ( 列 車 ) 6) 旅 客 列 車 の 運 行 効 率 化 による 運 行 管 理 費 の 節 約 便 益 ( 列 車 ) 7) 路 線 トラックの 走 行 速 度 上 昇 による 走 行 コストの 節 約 便 益 ( 車 両 ) 8) 路 線 バスの 走 行 速 度 上 昇 による 走 行 コストの 節 約 便 益 ( 車 両 ) 9) 路 線 トラックの 排 気 ガス 削 減 便 益 10) 路 線 バスの 排 気 ガス 削 減 便 益 12.7 With と Without 便 益 の 発 生 : 便 益 の 発 生 は DFC プロジェクトの With と Without により 発 生 する Without の 場 合 は 既 存 鉄 道 と 道 路 だけ With になるとこれに DFC が 加 わる その 結 果 サービス 状 況 が 変 化 し 輸 送 分 担 量 が 変 化 し 便 益 が 発 生 する 図 12-3 は 便 益 算 定 のための 交 通 量 と 速 度 との 関 係 を 単 純 化 したものである Without で 合 計 107 が 65:42 で 鉄 道 と 道 路 で 輸 送 されたとする With では DFC 90 既 存 鉄 道 16 道 路 1の 状 態 に 変 化 する With の 状 態 と Without の 状 態 では 鉄 道 道 路 サービス 水 準 が 異 な 12-7

25 幹 線 貨 物 鉄 道 輸 送 力 強 化 計 画 調 査 (エンジニアリング) ファイナル レポート (タスク 2) る 施 設 の 違 いによる 走 行 速 度 の 変 化 の 違 い 走 行 距 離 の 違 い 走 行 単 価 の 違 い 輸 送 コスト の 違 い 輸 送 する 内 容 ( 旅 客 貨 物 )の 違 い 運 営 経 費 の 違 い 等 がある この 場 合 鉄 道 は Without の 65 と With の との 時 間 差 経 費 差 等 の 節 約 便 益 が 発 生 する 道 路 は Without の 42 と With の 1 との 時 間 差 経 費 差 CO 2 差 が 発 生 する 旅 客 の 場 合 も 同 様 で ある 既 存 鉄 道 平 行 道 路 Without With 26km/h 35km/h 45km/h 鉄 道 関 連 の 便 益 65トンor 人 :16トンor 人 90トンor 人 1. 貨 物 の 時 間 節 約 2. 旅 客 の 時 間 節 約 3. 貨 物 列 車 の 運 営 管 理 費 節 約 4. 旅 客 列 車 の 運 営 管 理 費 節 約 貨 物 新 線 16 t km/h 50km/h 道 路 関 連 の 便 益 42:1トンor 人 5. 路 線 トラックの 貨 物 の 時 間 節 約 6. 路 線 ハ スの 乗 客 の 時 間 節 約 7. 路 線 トラックの 走 行 費 節 約 8. 路 線 ハ スの 走 行 費 節 約 9. 路 線 トラックのCO 2 の 節 約 10. 路 線 バスのCO 2 の 節 約 図 12-3 With, Without による 施 設 利 用 状 況 の 変 化 と 便 益 の 発 生 計 測 に 際 して 組 み 合 わせによってはマイナスの 便 益 も 発 生 する 部 分 的 には 路 線 トラ ックや 路 線 バスの 節 約 便 益 が 大 きく 発 生 する 部 分 的 なプラス マイナス 便 益 の 減 少 等 があっても 総 ての 便 益 を 総 合 計 した 便 益 が DFC の 建 設 によってもたらされる 便 益 と なる 12.8 時 間 便 益 時 間 便 益 の 計 測 DFC 建 設 による 貨 車 客 車 トラック バスの 時 間 節 約 便 益 は 以 下 のチャートにより 算 出 する 時 間 便 益 は 貨 物 輸 送 量 旅 客 輸 送 量 運 転 速 度 輸 送 距 離 貨 物 時 間 価 値 旅 客 時 間 価 値 の 変 化 により 計 測 する 表 12-7 貨 客 列 車 ハ ス ト ラックの 運 転 速 度 項 貨 物 旅 客 の 時 間 単 価 表 12-6 貨 客 輸 送 量 節 約 時 間 表 12-8 時 間 便 益 額 集 計 輸 送 距 離 図 12-4 時 間 節 約 便 益 の 流 れ 12-8

26 幹 線 貨 物 鉄 道 輸 送 力 強 化 計 画 調 査 (エンジニアリング) ファイナル レポート (タスク 2) 運 転 速 度 列 車 の 運 転 速 度 : Without の 場 合 の 列 車 スピードは 貨 物 旅 客 特 急 急 行 各 駅 停 車 地 域 列 車 本 数 等 によ ってそれぞれ 異 なる Annual Statistical Statement から 平 均 26km/h と 想 定 した DFC の 運 転 速 度 は 調 査 団 作 成 の 列 車 ダイヤによる DFC 建 設 による 関 連 路 線 への 影 響 は DFC に 直 接 関 係 のある Feeder 線 と 関 係 のない 既 存 路 線 では 影 響 度 は 異 なる 但 し 旅 客 列 車 の 場 合 は With DFC の 場 合 であっても 運 転 速 度 は 増 加 しない むしろ 運 転 列 車 本 数 が 増 加 する この 場 合 の 便 益 は 列 車 本 数 の 増 加 による 待 ち 時 間 の 減 少 とい う 形 で 便 益 が 発 生 する 貨 物 旅 客 の 平 均 走 行 速 度 は 表 12-7 に 示 す( 第 6 章 運 輸 計 画 参 照 ) 表 12-7 Traveling Speed, With and Without DFC Traveling Speed Cargo Train Without Project Existing, Feeder 26 km/h With Project DFC 70 km/h Feeder West (Container) 50 km/h East (Bulk) 40 km/h Existing 26 km/h Passenger Train Without Project Existing, Feeder 55 km/h With Project Feeder 55 km/h Existing 55 km/h Truck & Bus Without Project 35 km/h After 20years 20 km/h With Project 50 km/h After 20years 30 km/h トラック バスの 走 行 速 度 : 平 行 する 国 道 及 び 改 良 国 道 の 走 行 調 査 及 び 現 状 の 混 雑 状 況 調 査 を 行 った 西 回 廊 の Ahmadabad-Vadodara 間 140km のように Expressway が 完 成 している 区 間 では 70~80km/h 走 行 が 可 能 であるが 逆 走 行 や 追 い 越 し 車 線 と 走 行 車 線 の 規 則 違 反 車 の 存 在 往 復 4 車 線 に 2 車 線 の 混 在 等 から 以 下 のように 設 定 した - Without DFC の 道 路 走 行 速 度 :20 年 間 で 35km/h から 20km/h に 下 がる - With DFC の 道 路 走 行 速 度 :20 年 間 で 50km/h から 30km/h に 下 がる 貨 物 の 時 間 単 価 トン 当 たり 価 格 : With と Without により 節 約 された 貨 物 の 時 間 を 貨 幣 価 値 に 換 算 して 時 間 節 約 便 益 を 計 測 した 貨 物 の 時 間 価 値 は 積 載 貨 物 の 内 容 により 異 なる 西 回 廊 の 場 合 輸 送 貨 物 の 主 体 は コンテナであるが 貨 物 の 中 身 は 千 差 万 別 である しかし コンテナ 貨 物 は 殆 どが 輸 出 入 品 であるので 輸 出 入 統 計 より 輸 入 20 輸 出 21 品 目 を 選 びトン 当 たりの 価 格 を 推 定 した 東 回 廊 の 主 要 輸 送 貨 物 は 石 炭 である 石 炭 統 計 はインドでは 暦 年 ごとに 記 録 があり 全 国 の 12-9

27 幹 線 貨 物 鉄 道 輸 送 力 強 化 計 画 調 査 (エンジニアリング) ファイナル レポート (タスク 2) トン 当 たりの 平 均 価 格 を 用 いた(Volume 4 Technical Working Paper Task2, 12 Table Unit Price and Time Value of Cargo, DFC, Western Corridor 参 照 ) 西 回 廊 の 貨 物 : 4,052Rs./トン( 輸 出 入 平 均 ) 東 回 廊 の 貨 物 : 749Rs./トン( 主 に 石 炭 ) トン 当 たり 時 間 価 値 : 輸 送 貨 物 の 遅 れによる 貨 物 の 在 庫 には 時 間 刻 みでコストがかかる 1 時 間 あたりのコスト は 1 時 間 あたりの 短 期 金 利 ( 年 利 11%)に 等 しい 経 済 価 格 変 換 係 数 85%を 乗 じて1トン 時 あたりの 遅 滞 貨 物 のコストを 推 定 した 節 約 時 間 の 換 算 額 は 以 下 のとおりである 西 回 廊 の 貨 物 : 東 回 廊 の 貨 物 : Rs./トン 時 Rs./トン 時 旅 客 の 時 間 単 価 時 間 価 値 の 特 性 : 節 約 される 旅 客 の 時 間 価 値 単 価 は 貨 物 に 比 べて 大 きい 鉄 道 の 旅 客 は 多 種 多 様 である Worker Non-worker もいれば 高 額 所 得 者 低 所 得 者 仕 事 を 目 的 とする 者 観 光 を 目 的 とする 者 学 生 や 子 供 や 老 人 もいる 所 得 階 層 別 統 計 はインドでは 非 常 に 細 かく 整 理 さ れている 時 間 価 値 に 関 してはインドには 種 々の 計 測 データがある そこで 統 計 を 用 い て 1 乗 客 あたりの 時 間 価 値 を 算 出 することも 可 能 であるが 本 調 査 では 種 々のプロジェク トで 一 般 に 用 いられている 数 字 を 用 いた 旅 客 の 時 間 単 価 : With DFC による 既 存 鉄 道 旅 客 の 時 間 節 約 及 び Without DFC によるバス 旅 客 の 時 間 節 約 額 は 1999 年 代 は 2.10~9.3Rs./ 人 時 2004 年 は 5.3~21.4Rs./ 人 時 であった 今 回 は 種 々 の 試 算 を 行 った 結 果 平 均 17.74Rs./ 人 時 を 用 いた 12.9 運 行 経 費 の 節 約 便 益 列 車 の 運 行 経 費 節 約 便 益 : With DFC の 運 営 管 理 費 は 維 持 管 理 運 行 経 費 の 概 算 を 用 いた DFC の 人 件 費 はスリ ムな 要 員 体 制 物 件 費 は 効 率 的 な 運 行 維 持 管 理 体 制 を 経 費 算 定 の 基 準 とする 特 に 駅 施 設 電 気 等 の 要 員 体 制 の 単 位 あたりの 人 件 費 は 路 線 キロ 及 び 列 車 本 数 輸 送 量 の 増 加 に 伴 って 年 次 ごとに 減 少 する Without DFC の 場 合 の 既 存 線 の 列 車 の 平 均 運 営 経 費 はインド 国 鉄 鉄 道 統 計 年 報 から 推 定 し 0.31Rs./トンキロ x 85%( 変 換 率 )=0.264Rs./トンキロ 変 換 係 数 85%を 乗 じてトンキロ 当 たりの 運 営 管 理 費 とした With DFC による 既 存 線 の 平 均 運 営 管 理 費 は With DFC の 場 合 より 5% 下 がると 想 定 した( 第 9 章 運 行 維 持 計 画 参 照 ) 12-10

28 幹 線 貨 物 鉄 道 輸 送 力 強 化 計 画 調 査 (エンジニアリング) ファイナル レポート (タスク 2) 路 線 トラック 路 線 バス 走 行 経 費 節 約 便 益 設 定 条 件 : With DFC と Without DFC による 道 路 走 行 速 度 の 変 化 によりトラック バスに 便 益 が 発 生 する 路 線 トラック バスの 平 均 走 行 距 離 は 輸 送 品 目 別 の 起 点 - 終 点 データの DFC 区 間 内 の 利 用 距 離 を 利 用 した 利 用 距 離 は 年 度 ごとに 異 なるが 西 回 廊 は 780km-980km 東 回 廊 は 500km-520kmである 平 均 積 載 量 はインドの 事 業 体 調 査 より 路 線 トラックが 10 ト ン 路 線 バスが 35 人 /バスとした 速 度 と 走 行 経 費 : 速 度 が 下 がるに 従 って 走 行 経 費 が 増 加 する 速 度 と 走 行 経 費 の 変 化 の 関 係 はアメリカ 連 邦 道 路 局 の 走 行 実 験 データにインドの 条 件 を 適 応 した 次 式 を 用 いた 大 型 トラックの 購 入 価 格 は 1,135,264Rs. 大 型 バスは 1,335,605Rs.を 適 用 し 経 済 価 格 に 変 換 されている 大 型 路 線 ラック: 路 線 バス: Y= x x Y= x x X は 走 行 速 度 Y は 走 行 経 費 で 走 行 速 度 に 応 じて 変 化 する 例 えば 燃 料 費 オイル 費 タイヤ 費 等 である 最 大 なものは 燃 料 費 (80%)の 変 化 である 上 式 の 路 線 バス 大 型 トラックの 速 度 の 変 化 には 無 関 係 なものは 例 えば 運 転 手 の 給 料 人 件 費 資 本 費 等 で ある(Volume 4 Technical Working Paper Task2, 12 Table12-21 Input Data for Unit Vehicle Operating Cost at Base Speed) 自 動 車 排 気 ガス 削 減 効 果 の 計 測 CO 2 の 排 出 量 : 排 気 ガスの 公 害 問 題 は 今 や 地 球 温 暖 化 問 題 にまで 発 展 している Without DFC による 道 路 交 通 の 増 加 排 気 ガスの 増 加 と With DFC による 道 路 交 通 の 減 少 と CO 2 の 減 少 から 節 約 便 益 を 計 測 した 速 度 が 落 ちると 消 費 燃 料 が 増 加 する 関 係 は, 走 行 便 益 計 算 に 用 いた 式 と 同 じ 式 で 計 測 できる 次 に 車 の 1 リッター 当 たりの 燃 料 消 費 の 熱 量 換 算 は 以 下 の 数 字 を 用 いた ガソリン 1L = 熱 量 GJ 1 熱 量 当 たり CO 2 の 質 量 = kg Running Distanc Conversion Ratio0.037GJ Conversion Ratio74.01kg Emissions Trading Market Number of Gasoline Gasoline CO 2 CO 2 Truck/Bus Consumption Joule Mass: Kg Price/ton Running Speed CO 2 of Power Plant -36.7% CO 2 Saving Benefit 図 12-5 Benefit Calculation of Decrease of Vehicle Exhaust Gas 1000kg 当 たり CO 2 の$ 価 格 : CO 2 の 排 出 削 減 を 喚 起 させる 仕 組 みとして CO 2 排 出 権 取 引 (Emissions Trading Scheme) が 12-11

29 幹 線 貨 物 鉄 道 輸 送 力 強 化 計 画 調 査 (エンジニアリング) ファイナル レポート (タスク 2) 考 案 された 1000kg 当 たりの CO 2 の 取 引 価 格 は 株 式 市 場 と 同 じ 仕 組 みで 取 引 されている が 現 在 は 非 常 に 不 安 定 である 1 ドルから 23 ドルまでの 上 下 の 変 化 がある 今 回 は 市 場 動 向 をみて 1 トン=5$として 便 益 額 を 計 算 した 発 電 CO 2 の 考 慮 : 電 気 機 関 車 の 運 転 では CO 2 の 発 生 はないが 電 気 を 供 給 する 発 電 所 での CO 2 がある 鉄 道 の CO 2 は 日 本 の 鉄 道 総 合 研 究 所 の 調 査 によれば トンキロ 当 たりのトラック 対 鉄 道 の CO 2 の 比 率 は 100:36.7 である 従 って Without DFC よるトラック バスの 排 気 ガス の 節 約 便 益 額 から 鉄 道 の 発 電 用 の CO 2 を 差 引 いて 便 益 を 算 出 した (Volume 4 Technical Working Paper Task2, 12 Table Western Corridor,Truck, Decreasing of Automobile Exhaust Gas Benefit, Table Western Corridor,Bus, Decreasing of Automobile Exhaust Gas Benefit, Table Eastern Corridor,Truck, Decreasing of Automobile Exhaust Gas Benefit, Table Eastern Corridor,Bus, Decreasing of Automobile Exhaust Gas Benefit) 便 益 計 測 結 果 表 12-8 西 回 廊 便 益 額 集 計 表 Western DFC Billion Rs. Time Saving Working Expenses Saving Co2 Saving Grand Year Cargo Passenger Cargo Passenger Truck Bus Total Train Truck Train Bus Train Truck Train Bus Total ,

30 幹 線 貨 物 鉄 道 輸 送 力 強 化 計 画 調 査 (エンジニアリング) ファイナル レポート (タスク 2) 表 12-9 東 回 廊 便 益 額 集 計 表 East Corridor Time Saving Working Expenses Saving Co2 Saving Grand Year Cargo Passenger Cargo Passenger Truck Bus Total Train Truck Train Bus Train Truck Train Bus Total ,368 表 12-8 と 表 12-9 は 便 益 計 測 の 結 果 である 便 益 は 貨 物 だけでなく 旅 客 にも 発 生 する また 貨 物 列 車 旅 客 列 車 だけでなく トラック バスにも 発 生 する トラック バスは 更 に CO 2 削 減 便 益 も 発 生 する 便 益 を 正 確 に 把 握 するために 分 析 の 対 象 期 間 は から 年 までの 前 半 20 年 間 とした 但 し 便 益 費 用 分 析 では 年 以 降 を 加 えて 35 年 間 までの 期 間 を 対 象 として 計 算 を 行 う 主 な 特 徴 は 以 下 のとおりである 便 益 全 体 の 主 な 特 徴 : DFC 建 設 による 便 益 の 全 体 構 成 及 び 各 便 益 の 順 位 は 以 下 の 通 りである 便 益 の 主 体 は 上 位 5 項 目 で 全 体 に 占 める 割 合 は 西 回 廊 95.8% 東 回 廊 97.6%である 表 便 益 計 測 結 果 の 項 目 別 構 成 内 容 便 益 項 目 West East 1 貨 物 列 車 の 運 行 効 率 化 による 運 行 管 理 費 の 節 約 便 益 ( 列 車 ) 32.5% 26.9% 2 路 線 トラックの 走 行 速 度 上 昇 による 走 行 コストの 節 約 便 益 ( 車 両 ) 17.7% 15.7% 3 旅 客 列 車 の 運 行 効 率 化 による 運 行 管 理 費 の 節 約 便 益 ( 列 車 ) 16.5% 17.7% 4 旅 客 列 車 の 早 期 到 着 によるによる 旅 客 の 時 間 節 約 便 益 ( 旅 客 ) 15.2% 15.7% 5 路 線 バスの 早 期 到 着 によるによる 旅 客 の 時 間 節 約 便 益 ( 旅 客 ) 14.5% 21.6% 6 路 線 トラックの 排 気 ガス 削 減 便 益 1.7% 1.0% 7 貨 物 列 車 の 早 期 到 着 によるによる 貨 物 の 時 間 節 約 便 益 ( 貨 物 ) 1.6% 0.1% 8 路 線 バスの 走 行 速 度 上 昇 による 走 行 コストの 節 約 便 益 ( 車 両 ) 0.5% 0.1% 9 路 線 トラックの 早 期 到 着 によるによる 貨 物 の 時 間 節 約 便 益 ( 貨 物 ) 0.4% 0.1% 10 路 線 バスの 排 気 ガス 削 減 便 益 0.1% 1.2% 12-13