年 月 第 週 号 日 本 経 済 情 勢 概 況 ( 取 り 消 し 線 は 前 回 から 削 除 した 箇 所 下 線 は 追 加 した 箇 所 ) 日 本 経 済 は 回 復 基 調 で 推 移 している 大 幅 マイナスだった - 月 期 の 反 動 で 7-9 月 期 の 成 長 率 は

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1 年 月 第 週 号 ( 原 則 毎 月 第 週 週 発 行 ) 年 度 vol. <フォーカス> 財 政 危 機 は 避 けられないのか 回 目 の 消 費 税 率 引 き 上 げについての 是 非 を 巡 る 議 論 が 盛 んだが ここへきて 先 送 りの 機 運 もかなり 高 まってきている 政 府 内 からは 年 半 後 などという 具 体 的 な 期 間 を 提 示 する 意 見 も 出 てきている ただ 先 送 りしたからといって 力 強 い 景 気 回 復 局 面 の 到 来 が 保 障 されるわけではない 安 易 な 先 送 りが 事 実 上 の 無 期 延 期 につながる 可 能 性 も 高 い そもそも 莫 大 な 政 治 的 エネルギーを 注 ぎ 込 んでやっとまとめあ げた 党 合 意 を 覆 すようなことになれば 日 本 の 政 治 史 上 に 大 きな 汚 点 を 残 すことになるだろう 日 本 の 政 府 債 務 は すでに 発 散 過 程 にある 可 能 性 が 有 力 である 徴 税 権 を 持 っている 政 府 は B/S や P/L の 悪 化 度 合 いが 破 綻 に 直 結 するわけではなく 政 府 の 財 政 のかじ 取 りへの 信 頼 性 が 維 持 できるかど うかに 大 きく 依 存 しているが ここまでくれば 経 常 収 支 の 赤 字 化 国 債 の 格 下 げ 日 銀 の 引 き 締 め 姿 勢 への 転 換 など どれもきっかけになる 可 能 性 がある 一 方 で 何 の 前 触 れもなくある 日 突 然 長 期 金 利 が 上 がり 始 める 可 能 性 も 高 い 東 海 大 地 震 の 予 想 と 同 じで 年 後 か 年 後 か 年 後 かはわからないが い ずれはやってくるイベントのようにも 思 われる 増 税 余 地 も 歳 出 削 減 余 地 も 十 分 に 残 されていること 産 業 基 盤 がしっかりしていることを 考 えれば さすがにハイパーインフレの 可 能 性 はないと 思 うが かつての 英 国 病 のように スタグフレーション 的 状 況 が 長 びくパターンであれば 可 能 性 は 低 くない 現 行 の 社 会 保 障 制 度 を 変 えないことを 前 提 とし その 財 源 をすべて 消 費 税 に 求 めるならば 税 率 を 前 後 にまで 引 き 上 げなければならない 可 能 性 が 有 力 である そうした 意 味 では の 段 階 で 逡 巡 してい る 場 合 ではない もちろん 消 費 税 率 が まで 上 がる 世 界 は 想 像 できないし 社 会 保 障 制 度 がこのまま でよいはずもない しかし 安 倍 政 権 の 歳 出 削 減 へのコミットはきわめて 弱 く 民 主 党 政 権 との 比 較 でも 明 らかに 劣 っている 例 えば 年 金 支 給 開 始 年 齢 の 引 き 上 げについて 欧 州 では 7 歳 ~8 歳 まで 引 き 上 げ る 動 きが 目 立 っている こうした 改 革 は 世 界 最 速 で 高 齢 化 の 道 を 突 き 進 んでいる 日 本 が 諸 外 国 に 先 駆 けて 実 施 すべきだが いまだに 議 論 すらタブー 視 されるという 理 解 しがたい 状 況 にある 政 府 は 金 利 急 上 昇 時 の 資 産 運 用 について 多 くの 機 関 投 資 家 がコンティンジェンシープランを 準 備 し 始 めていることを 重 く 受 け 止 めるべきである その 時 が 来 れば 政 府 が 国 債 を 売 るな と 大 号 令 をかけ たとしても 誰 かが 売 るし 市 場 が 細 れば 余 計 金 利 が 急 騰 しやすくなることはギリシャの 例 が 示 すとおりであ る もちろん 機 関 投 資 家 としては 失 政 に 自 らのステークホルダーを 巻 き 込 むわけにはいかない たとえ 立 派 な 財 政 再 建 計 画 を 策 定 しても 過 去 に 何 度 も 反 故 にされた 前 例 を 考 えれば 投 資 家 には 信 頼 されない 可 能 性 が 高 い 自 民 党 にとっては 9 年 代 に 一 度 失 敗 したトラウマがあるものの 法 的 強 制 力 のもとで 財 政 再 建 へのコミットメントを 強 化 する 仕 組 みづくりが 喫 緊 の 課 題 である (Kodama wrote) 目 次 <フォーカス> 財 政 危 機 は 避 けられないのか 米 住 宅 市 場 は 回 復 傾 向 を 維 持 すると 予 想 経 済 情 勢 概 況 堅 調 な 推 移 が 続 く 英 国 経 済 9 月 短 観 は 冴 えない 結 果 主 要 経 済 指 標 レビュー 8 統 計 で 見 る 世 界 のなかの 日 本 7 日 米 欧 マーケットの 動 向

2 年 月 第 週 号 日 本 経 済 情 勢 概 況 ( 取 り 消 し 線 は 前 回 から 削 除 した 箇 所 下 線 は 追 加 した 箇 所 ) 日 本 経 済 は 回 復 基 調 で 推 移 している 大 幅 マイナスだった - 月 期 の 反 動 で 7-9 月 期 の 成 長 率 は 高 めの 伸 びを 見 込 むものの 年 度 後 半 の 景 気 回 復 ペースは 緩 やかなものにとどまると 予 想 する 個 人 消 費 は 月 の 大 幅 な 落 ち 込 みから 回 復 傾 向 にある ただ 実 質 賃 金 の 低 下 に 加 え さまざま な 家 計 負 担 の 拡 大 や 資 産 効 果 のはく 落 もあって 秋 口 以 降 の 回 復 ペースは 鈍 化 するとみている 住 宅 投 資 は 減 少 傾 向 となっている 消 費 増 税 前 の 駆 け 込 み 契 約 分 による 住 宅 着 工 の 押 し 上 げ 効 果 が 減 衰 し 需 要 先 食 いの 影 響 もしばらく 残 るとみていることから 今 後 も 停 滞 気 味 の 推 移 を 見 込 む 設 備 投 資 は 更 新 合 理 化 投 資 などを 中 心 に 緩 やかな 回 復 傾 向 で 推 移 するとみている 公 共 投 資 は 年 度 補 正 予 算 と 年 度 予 算 の 執 行 で 均 せば 増 加 傾 向 で 推 移 すると 予 想 する 輸 出 は 伸 び 悩 みが 続 いている 今 後 は 堅 調 な 米 国 景 気 が 下 支 えとなるものの 下 がりにくい 輸 出 価 格 や 生 産 の 海 外 移 転 を 背 景 に 回 復 ペースは 緩 慢 なものとなろう 生 産 は 駆 け 込 み 需 要 の 反 動 減 の 影 響 や 輸 出 の 回 復 が 鈍 いことなどから しばらく 弱 めの 動 きが 続 くとみている 消 費 者 物 価 は 今 後 円 安 効 果 が 一 巡 する 一 方 需 給 ギャップやインフレ 期 待 の 押 し 上 げ 効 果 も 弱 く 予 測 期 間 中 に 日 銀 が 物 価 安 定 の 目 標 とする は 達 成 できないとみている 米 国 米 経 済 は 緩 やかな 回 復 が 続 いている 歳 出 削 減 による 下 押 し 圧 力 が 和 らいでいるほか 家 計 の バランスシート 調 整 が 大 きく 進 展 していることなどから 今 後 も 景 気 の 回 復 基 調 が 続 くと 予 想 す る 個 人 消 費 は 雇 用 環 境 の 改 善 傾 向 が 続 いていることなどから 堅 調 に 推 移 すると 予 想 する 住 宅 市 場 は 在 庫 不 足 による 供 給 不 足 が 徐 々に 改 善 するとみられることなどから 持 ち 直 し 傾 向 で 推 移 するとみる 設 備 投 資 は 低 金 利 環 境 に 支 えられ 回 復 傾 向 が 続 くとみるが 企 業 の 期 待 収 益 率 の 低 下 などを 背 景 に 力 強 い 回 復 には 至 らないと 予 想 する 輸 出 は 新 興 国 の 景 気 回 復 に 力 強 さが 欠 けることか ら 回 復 ペースは 緩 慢 なものにとどまるとみる FRB は インフレ 見 通 しが を 下 回 る 場 合 資 産 購 入 が 終 了 した 後 もかなりの 期 間 異 例 の 低 金 利 を 継 続 する 方 針 を 示 している 今 後 も 景 気 の 回 復 基 調 が 続 くとみられ 利 上 げに 踏 み 切 るのは 年 後 半 と 予 想 する 欧 州 ユーロ 圏 経 済 は 持 ち 直 しの 動 きが 一 服 している 内 需 については けん 引 役 のドイツ 景 気 に 支 えられる 形 で 今 後 も 回 復 傾 向 が 続 くとみられるが 地 政 学 リスクへの 懸 念 などから 一 時 的 に 輸 出 が 低 迷 するとみており 7-9 月 期 までの 成 長 率 は 低 調 に 推 移 すると 予 想 する ただ 秋 口 から は 輸 出 の 持 ち 直 しにより ユーロ 圏 の 景 気 回 復 ペースは 再 び 上 向 くとみる 個 人 消 費 は 今 後 もドイツの 雇 用 環 境 の 回 復 が 見 込 まれるほか 消 費 者 ローンの 持 ち 直 し 傾 向 も 続 くとみられることなどから 回 復 傾 向 が 続 くとみる 固 定 投 資 は 企 業 収 益 が 堅 調 に 推 移 するとみられるほか 銀 行 貸 出 態 度 の 改 善 もあって 緩 やか な 回 復 が 続 くとみる ECB は 9 月 に 政 策 金 利 を bp 下 げて.としたほか 月 から ABS( 資 産 担 保 証 券 )とカバードボンドを 買 い 入 れることを 発 表 した 今 後 は 国 債 買 い 入 れに 踏 み 切 るかど うかが 焦 点 となるが 国 債 買 い 入 れのハードルは 高 く 実 際 に 導 入 に 踏 み 切 るのは 中 長 期 的 な 期 待 インフレがいっそう 低 下 した 場 合 などに 限 られよう 当 面 は TLTRO( 貸 出 に 的 を 絞 った 資 金 供 給 オ ペ)の 効 果 を 見 極 める 姿 勢 をとるとみる

3 年 月 第 週 号 9 月 短 観 は 冴 えない 結 果 大 企 業 製 造 業 の 業 況 判 断 DI は 予 想 外 の 改 善 だが 9 月 調 査 の 日 銀 短 観 では 大 企 業 製 造 業 の 業 況 判 断 ( 図 表 ) 日 銀 短 観 業 況 判 断 DI 月 調 査 実 績 9 月 調 査 実 績 9 月 調 査 の 当 社 予 測 値 DI が+ と 月 調 査 の+ から ポイント 改 善 月 最 近 9 月 先 行 き 9 月 最 近 変 化 月 先 行 き 変 化 9 月 予 測 変 化 月 予 測 変 化 ポイント 悪 化 との 事 前 の 市 大 企 業 7 製 造 業 9 場 予 想 を 覆 す 改 善 となった ( 図 表,) 当 社 では 輸 出 の 伸 び 悩 みに 加 え 原 材 料 燃 料 費 などのコスト 増 非 製 造 業 中 小 企 業 製 造 業 非 製 造 業 ( 出 所 ) 日 銀 短 観 等 より 明 治 安 田 生 命 作 成 が 企 業 収 益 を 圧 迫 している こと 一 部 業 種 で 人 手 不 足 が 深 刻 化 しているこ と 等 を 考 慮 し ポイントの 悪 化 を 予 想 してい た 予 想 外 の 改 善 となった 背 景 には 輸 出 量 が 伸 びなくても 円 安 の 進 行 に 伴 い 企 業 収 益 は 確 実 に 改 善 していること また 増 税 後 の 個 人 消 費 の 反 動 減 が 一 巡 し 自 動 車 産 業 などで 在 庫 調 整 が 進 展 していること 等 があるとみている 業 況 判 断 の 内 訳 を 見 ると 良 い ( ) が ポイントの 上 昇 となる 一 方 さほど 良 くない (7 7 )が ポイントの 低 下 悪 い (8 8)は 変 わらずとなった 大 企 業 製 造 業 の 先 行 きは 横 ばい 大 企 業 製 造 業 の 主 要 業 種 中 業 況 判 断 ホ イント ( 図 表 ) 業 況 判 断 DIの 推 移 先 行 き - - 大 企 業 製 造 業 大 企 業 非 製 造 業 - 中 小 企 業 製 造 業 中 小 企 業 非 製 造 業 -8 年 年 年 7 年 8 年 9 年 年 年 年 年 年 ( 出 所 ) 日 銀 短 観 DI が 改 善 したのは 7 業 種 で 悪 化 が 7 業 種 横 ばいが 業 種 という 結 果 となった 改 善 した 7 業 種 のなかでは 非 鉄 金 属 (+ +7 +) 自 動 車 (+ + +7)の 改 善 が 目 立 つ 悪 化 し た 7 業 種 のなかでは 木 材 木 製 品 (+8 ± 8) 石 油 石 炭 製 品 (+ ± ) 紙 パルプ(+ 7) 業 務 用 機 械 (+ +8 7)のマイナス 幅 が 大 きい 素 材 加 工 別 に 見 ると 素 材 業 種 が ポイントの 悪 化 (+ +9 ) 加 工 業 種 も ポイントの 悪 化 (+ + )となっている 改 善 業 種 のうち 非 鉄 金 属 の 大 幅 改 善 は 月 短 観 で ポイントの 大 幅 悪 化 となっていた 反 動 という 側 面 が 大 きい 自 動 車 の 改 善 は 昨 日 発 表 の 8 月 鉱 工 業 生 産 で 確 認 された 在 庫 調 整 の 進 展 を 反 映 している 可 能 性 があるとみる 悪 化 業 種 のうち 石 油 石 炭 製 品 は 軟 調 な 国 際 商 品 市 場 の 影 響 木 材 木 製 品 や 紙 パルプは 円 安 に 伴 うコスト 高 や 執 行 が 遅 れている 公 共 投 資 の 影 響 を 受 けて いる 可 能 性 がある 9 月 のロイター 短 観 では 原 料 アップと 円 安 による 為 替 変 動 分 製 品 価 格 を 値 上 げできていないため 利 益 が 出 せない 状 況 ( 紙 パルプ) 等 の 声 が 寄 せられている 大 企 業 製 造 業 の 月 の 予 測 DI は 9 月 から 横 ばいの+ となった これは 市 場 予 想 と 同 じ 水

4 年 月 第 週 号 準 主 要 業 種 中 改 善 が 8 業 種 で 悪 化 が 業 種 横 ばいが 業 種 という 結 果 である 現 状 が 大 幅 悪 化 となった 木 材 木 製 品 (± + +)が 逆 に 改 善 しているほか 業 務 用 機 械 (+8 + +)も 二 桁 プラスとなっている 一 方 今 回 プラスとなった 自 動 車 は 逆 に 悪 化 (+ + )している 先 行 き DI が 横 ばいにとどまった 背 景 には 実 質 所 得 の 低 下 に 伴 う 個 人 消 費 の 不 透 明 感 や 輸 出 の 予 想 以 上 の 伸 び 悩 みなどがあるとみられる 9 月 ロイター 短 観 では ASEAN( 東 南 アジア 諸 国 連 合 ) 諸 国 や 欧 州 が 力 強 さに 欠 ける ( 輸 送 用 機 器 ) 等 の 声 が 寄 せられている もっとも 大 企 業 製 造 業 の 想 定 為 替 レートを 見 ると 年 度 は.7 円 /ト ルとなっており 足 元 の 水 準 とはすでに 大 きな 開 きがある 現 地 通 貨 建 ての 輸 出 物 価 の 低 下 が 進 んでいないため 引 き 続 き 輸 出 の 伸 びにはつながりにくい 状 況 が 続 くとみられるが 輸 出 企 業 の 収 益 拡 大 には 寄 与 する ことから 業 況 感 には 一 段 の 上 振 れ 余 地 があろう 一 方 輸 入 企 業 はすでにコスト 高 に 苦 しめられており 今 後 は 業 種 ごとの 二 極 分 化 が 進 む 可 能 性 がある また 円 安 進 行 は 家 計 の 購 買 力 を 一 段 と 圧 迫 するため 個 人 消 費 は 引 き 続 き 停 滞 気 味 の 推 移 が 続 くとみられ 非 製 造 業 の 業 況 の 圧 迫 要 因 となろう 大 企 業 非 製 造 業 は 予 想 を 上 回 る 悪 化 大 企 業 製 造 業 が 改 善 する 一 方 で 大 企 業 非 製 造 業 の 業 況 判 断 DI は+ と 月 から ポイ ント 悪 化 こちらは 逆 に 事 前 の 市 場 予 想 ( ポイント)を 上 回 る 悪 化 幅 となった 業 種 別 では 主 要 業 種 中 業 種 で 改 善 業 種 で 悪 化 している 内 訳 を 見 ると 物 品 賃 貸 (+ + ) 通 信 (+ + ) 対 事 業 所 サービス(+8 + ) 不 動 産 (+ + )といった 業 種 が 二 桁 マイナスとなっている 物 品 賃 貸 や 不 動 産 は 公 共 投 資 の 執 行 の 遅 れ 通 信 は 新 型 機 種 発 表 前 の 値 引 き 競 争 の 激 化 等 を 反 映 している 可 能 性 がある また 非 製 造 業 の 業 況 については 増 税 後 の 個 人 消 費 の 予 想 以 上 の 不 振 が 影 を 落 としていると 考 えられる 大 企 業 非 製 造 業 の 月 の 予 測 DI は+ と 9 月 調 査 から ポイントの 上 昇 にとどまった こ れも 市 場 予 想 と 同 じ 主 要 業 種 のうち 改 善 が 業 種 悪 化 が 業 種 となっている 小 売 ( + +) 電 気 ガス( ± +)が 二 桁 プラスとなる 一 方 で 通 信 (+ + 9) 建 設 (+ +8 8) 不 動 産 (+ + )といった 業 種 が 悪 化 している 小 売 は 個 人 消 費 の 反 動 減 の 一 巡 への 期 待 電 気 ガスは 原 発 再 開 に 向 けた 動 きなどを 反 映 している 可 能 性 がある 建 設 や 不 動 産 は 公 共 事 業 の 執 行 の 遅 れや 人 手 不 足 等 を 反 映 している 可 能 性 が 高 い 中 小 企 業 は 製 造 業 非 製 造 業 とも 悪 化 中 小 企 業 に 目 を 向 けると まず 中 小 企 業 製 造 業 の 業 況 判 断 DI は と 月 調 査 の+ から ポイントの 悪 化 となった 主 要 業 種 中 悪 化 が 業 種 改 善 が 業 種 となっている 木 材 木 製 品 ( 7 ) 業 務 用 機 械 (+ + )が 二 桁 マイナスとなった 大 企 業 同 様 先 行 きについては+ ポイント 改 善 の± で 改 善 の 足 取 りは 鈍 い 中 小 企 業 非 製 造 業 の 業 況 判 断 DI は± と 月 調 査 の+ から ポイントの 悪 化 となった 主 要 業 種 のうち 7 業 種 で 悪 化 業 種 で 改 善 業 種 で 横 ばいという 結 果 大 企 業 同 様 通 信 (+ + 9)が 大 きく 悪 化 しているのが 目 立 つ 月 の 予 測 DI は ポイント 悪 化 の で 年 末 にかけての 業 況 の 回 復 も 鈍 いとの 見 通 しが 示 されている 大 企 業 同 様 建 設 ( ) 不 動 産 (± )の 悪 化 が 目 立 つ

5 年 月 第 週 号 大 企 業 の 設 備 投 資 計 画 は 今 後 下 方 修 正 へ ( 図 表 ) 設 備 投 資 計 画 ( 前 年 比 ) 年 度 の 設 備 投 資 計 画 は 前 年 比 +.で ( 含 む 土 地 投 資 額 全 規 模 全 産 業 ) 月 調 査 の 同 +.7から 上 方 修 正 当 社 予 想 の 8 同 +.をも 上 回 った( 図 表 ) 中 小 企 業 の 設 備 投 資 計 画 は 例 年 どおり 実 際 に 計 画 が 固 まるに 連 れて 上 方 修 正 されてきている 大 企 業 製 造 業 の 計 画 は 同 +.と 依 然 - として 高 いが 今 年 度 と 近 い 推 移 をたどってい - リース 会 計 対 応 ヘ ース - る 年 度 は 実 績 では 同 +.まで 大 幅 に 月 調 査 月 調 査 9 月 調 査 月 調 査 月 調 査 月 実 績 ダウンしている( 図 表 ) ちなみに 年 度 は 同 +.( 9 月 時 点 ) 同.( 実 績 ) 年 度 年 度 年 度 年 度 ( 出 所 ) 日 銀 短 観 年 度 は 同 +.(9 月 時 点 ) 同.7 ( 実 績 )であった 9 月 時 点 で 二 桁 の 良 い 数 字 ( 図 表 ) 設 備 投 資 額 年 度 計 画 ( 大 企 業 製 造 業 ) が 出 ていても 安 心 できないということで 最 終 的 には 前 年 比 ゼロ 近 辺 に 収 束 していくのが 最 近 年 間 の 傾 向 である 短 観 の 大 企 業 製 造 業 の 経 常 利 益 計 画 は 過 去 年 で 最 も 悪 く( 図 表 ) 機 械 受 注 資 本 財 出 荷 建 築 業 着 工 床 面 積 など ほかの 設 備 投 資 の 先 行 指 標 も 軒 並 み 悪 化 傾 向 に 年 度 年 度 あることを 考 えれば 例 年 よりも 設 備 投 資 の 下 年 度 年 度 方 修 正 度 合 いが 弱 くなるとはなかなか 予 想 でき - 年 度 ない 月 調 査 月 調 査 9 月 調 査 月 調 査 月 調 査 月 実 績 ( 出 所 ) 日 銀 短 観 今 後 も 老 朽 化 した 設 備 の 更 新 投 資 に 加 え 人 手 不 足 が 続 くなかで 大 企 業 非 製 造 業 を 中 ( 図 表 ) 経 常 利 益 計 画 ( 前 年 度 比 ) 心 に 設 備 投 資 で 生 産 性 を 高 めようとする 動 きが ( 全 規 模 全 産 業 ) 一 定 程 度 出 てくるとみる 一 方 で 輸 出 の 伸 び 悩 みや 生 産 の 海 外 移 転 潜 在 成 長 率 の 低 下 に 伴 う 企 業 の 中 長 期 的 な 成 長 期 待 の 低 迷 などが 新 規 投 資 計 画 の 足 かせになろう 足 元 では 製 造 業 の 生 産 調 整 が 予 想 以 上 に 長 引 いていることが 明 らかになりつつあり 国 内 の 投 資 計 画 につい ても 先 送 りする 動 きが 出 てくる 可 能 性 が 高 い - - 月 調 査 月 調 査 9 月 調 査 月 調 査 月 調 査 月 実 績 大 企 業 製 造 業 の 強 気 の 投 資 計 画 は 今 後 下 方 修 年 度 年 度 年 度 年 度 正 されるとみている 年 度 雇 用 不 足 感 は 高 まるが ( 出 所 ) 日 銀 短 観 年 度 の 売 上 計 画 は 全 規 模 全 産 業 ベースで 同 +.と 月 調 査 の 同 +.9から. の 上 昇 にとどまり 9 月 時 点 の 調 査 としては 年 ぶりの 低 さとなっている 年 度 の 経 常 利 益 計 画 は 同.で 月 調 査 の 同.から 小 幅 上 方 修 正 されたものの 同 +8.の 大 幅 増 益 だっ た 年 度 から 一 転 減 益 を 見 込 む 形 が 続 いている,,9 月 と 連 続 で 減 益 計 画 となるのは 9

6 年 月 第 週 号 年 以 来 となる 大 幅 増 益 の 反 動 という 側 面 が 強 く 水 準 自 体 は 高 いものの 業 績 の 伸 びという 点 で は 企 業 は 慎 重 姿 勢 を 維 持 している 雇 用 人 員 判 断 DI( 過 剰 - 不 足 )は 全 規 模 ( 図 表 ) 雇 用 設 備 判 断 DI ホ イント ( 全 規 模 全 産 業 ) 先 行 き 全 産 業 ベースで と 月 調 査 の から 大 きく 改 善 した( 数 字 が 下 がれば 改 善 上 が れば 悪 化 )( 図 表 ) 月 は ポイントの 悪 化 で 消 費 増 税 後 の 雇 用 市 場 の 需 給 が 緩 んで いる 様 子 が 示 されていたが ここへきて 再 び 雇 用 不 足 感 が 高 まっている もっとも 昨 日 発 表 された 厚 労 省 の 一 般 職 業 紹 介 状 況 からは 求 人 が 依 然 として 一 部 の 職 種 かつ 非 正 規 に 偏 っていることが 示 されている 資 金 繰 り 判 断 DI( 楽 である- 苦 しい)は+ と 月 調 査 から 横 ばい 金 融 機 関 の 貸 出 - - 雇 用 判 断 DI 設 備 判 断 DI ( 出 所 ) 日 銀 短 観 態 度 DI( 緩 い- 厳 しい)は+7 と 月 調 査 から ポイントの 上 昇 で 国 内 の 金 融 環 境 が 一 段 と 緩 和 的 になっている 様 子 を 示 している ただ すでに 資 金 調 達 が 企 業 の 投 資 のボトルネックとなって いる 状 況 ではなく 企 業 の 投 資 判 断 に 与 える 影 響 はほとんどないとみられる 今 回 の 日 銀 短 観 は 大 企 業 製 造 業 が 予 想 を 覆 す 改 善 となった 一 方 大 企 業 非 製 造 業 は 予 想 を 上 回 る 悪 化 を 示 すなど まちまちの 結 果 となった ただ 全 規 模 全 産 業 ベースでは 期 連 続 の 悪 化 と 中 小 企 業 を 含 めた 全 体 では 業 況 の 改 善 は 進 んでいない また 先 行 きに 関 してはほぼ 横 ば いの 見 通 しで 日 本 の 景 気 が 冬 場 にかけても 引 き 続 き 停 滞 気 味 の 推 移 が 続 く 可 能 性 が 示 された 総 じて 日 銀 の 景 気 判 断 に 修 正 を 迫 るような 内 容 ではなく 金 融 政 策 に 関 しては 引 き 続 き 様 子 見 姿 勢 が 維 持 されよう ( 担 当 : 小 玉 ) 年 年 年 年 7 年 8 年 9 年 年 年 年 年 年 過 剰 不 足

7 年 月 第 週 号 統 計 で 見 る 世 界 のなかの 日 本 当 レポートは 週 刊 エコノミスト 掲 載 のレポートに 若 干 修 正 を 加 えたものです 統 計 から 見 える 日 本 の 姿 本 稿 では 各 種 のデータから 世 界 のなかの 日 本 の 姿 を 俯 瞰 する 購 買 力 平 価 の GDP は 世 界 第 位 一 国 の 経 済 規 模 を 反 映 する 国 民 総 生 産 (GDP)を 見 ると 日 本 は 現 在 兆,87 億 ドルで 世 界 位 の 位 置 にある( 図 表 ) メディア 等 で 耳 に する GDP は 中 国 に 抜 かれ 位 に 転 落 というの は 名 目 の GDP で 比 較 した 場 合 の 数 値 であり 購 買 力 平 価 ベースの GDP では 年 に 中 国 に 年 にはインドにも 抜 かれている なお 購 買 力 平 価 ベース GDP とは 名 目 の 為 替 レート( ドル= 円 など)ではなく 各 国 通 貨 の 購 買 力 で 測 っ た GDP であり 一 国 全 体 の 実 質 的 な 所 得 を 名 目 GDP ( 出 所 )IMF * 中 国 イタリア 韓 国 の 数 値 は IMFによる 推 計 よりも 実 態 に 即 した 形 で 反 映 していると 考 えられている ただ 中 国 やインドの 人 口 は いずれも 日 本 の 約 倍 である 極 論 すれば 一 人 当 たりの 平 均 所 得 が 日 本 の / であっても 物 価 の 安 いこれらの 国 の 購 買 力 平 価 ベース GDP は 日 本 を 超 える 計 算 となる 国 民 一 人 ひとりの 所 得 水 準 を 示 す 人 当 たり GDP( 年 購 買 力 平 価 ベース IMF) を 見 ると また 違 った 姿 が 見 えてくる こちらでは 日 本 は,7 ドルで 位 である 位 か ら 位 までは カタール ルクセンブルク シンガポール ノルウェー ブルネイと 人 口 が 少 な い 産 油 国 や 国 際 金 融 センターとなっている 諸 国 が 並 び 位 にようやく 米 国 がランクインしてい る また 台 湾 や 英 国 オーストラリアといった 国 地 域 も 日 本 よりも 上 位 である 一 方 GDP 全 体 では 日 本 を 凌 駕 する 中 国 は 9 位 インドは 位 と いずれも 低 位 にとどまっている 政 府 債 務 残 高 比 率 は 他 国 を 凌 駕 ( 図 表 ) 政 府 債 務 残 高 ( 対 GDP 比 )の 比 較 年 の 日 本 の 政 府 債 務 残 高 (OECD ベース) 日 本 ギリシャ イタリア ドイツ は GDP の に 達 することが 予 想 されている( 図 英 国 スペイン 米 国 表 ) OECD 諸 国 のなかでは 財 政 危 機 を 引 き 起 こしたギリシャや 慢 性 的 な 財 政 赤 字 体 質 が 続 く イタリアを 差 し 置 いて 年 連 続 で 位 となる 見 込 みである 諸 外 国 を 凌 駕 する 債 務 を 抱 える 日 本 であるが 日 本 ギリシャ イタリア ドイツの 年 の 数 値 フローベースの 数 値 に 目 を 転 じると 違 った 姿 も 見 えてくる 前 例 のない 低 金 利 環 境 が 続 いている 全 ての 国 の 年 の 数 値 はOECDによる 推 計 ( 出 所 )OECD Economic Outlook 9 ことにより 年 の 日 本 政 府 の 利 払 い 費 は GDP 比 でわずか.9にとどまる 一 方 ギリシャ の 利 払 い 費 は GDP の. スペインでは.と いずれも 日 本 の 倍 以 上 である もっとも 日 本 の 低 金 利 環 境 が 今 後 も 持 続 するとは 限 らない 財 政 破 綻 が 意 識 される 悪 い 金 利 上 昇 であれ 8 8 兆 米 ドル 米 国 中 国 ( 図 表 ) 購 買 力 平 価 ベースGDPの 比 較 ( 年 ) インド 日 本 ドイツ ロシア ブラジル 英 国 フランス イタリア メキシコ 韓 国 カナダ スペイン インドネシア 7

8 年 月 第 週 号 景 気 回 復 による 良 い 金 利 上 昇 であれ 金 利 が 上 昇 すれば 利 払 い 費 は 膨 れ 上 がる 低 金 利 環 境 に 安 住 することなく 財 政 健 全 化 への 道 筋 を 確 かなものとする 努 力 が 求 められる 港 湾 別 コンテナ 取 扱 量 はベスト から 外 れる ( 図 表 ) 港 湾 別 コンテナ 取 扱 個 数 の 比 較 年 99 年 年 の 港 湾 別 コンテナの 取 扱 量 を 見 ると 上 位 港 湾 名 国 地 域 取 扱 量 港 湾 名 国 地 域 取 扱 量 上 海 中 国, シンガポール シンガポール 港 中 港 ( 香 港 を 含 めると 7 港 )を 中 国 が 占 めている シンガポール シンガポール, 香 港 香 港 深 セン 中 国,8 ロッテルダム オランダ 7 香 港 香 港, 高 雄 台 湾 9 ( 図 表 ) 日 本 勢 は 99 年 には 神 戸 が 位 にラン 釜 山 韓 国,79 神 戸 日 本 寧 波 中 国,7 ロサンゼルス 米 国 9 クインしていたが 現 在 は 位 以 内 には 一 港 も 入 って 7 青 島 中 国, 7 釜 山 韓 国 いない 最 も 順 位 の 高 い 東 京 港 でも 8 位 に 過 ぎない 8 広 州 中 国, 8 ハンブルク ドイツ 97 ニューヨーク 9 ドバイ アラ ブ 首 長 国 連 邦, 9 ニュージャージー 米 国 87 9 年 代 以 降 の 日 本 勢 の 凋 落 には 9 年 の 阪 神 淡 路 大 天 津 中 国, 基 隆 台 湾 8 横 浜 日 本 震 災 により それまで 最 大 の 貿 易 港 であった 神 戸 港 が 8 東 京 日 本 8 8 横 浜 日 本 89 東 京 日 本 大 きな 被 害 を 受 けたことの 影 響 が 大 きい 加 えて 使 用 料 の 高 さや 近 年 の 船 舶 の 急 激 な 大 型 化 への 対 ( 出 所 )Containerisation International ( 図 表 )OECD 加 盟 国 のジニ 係 数 の 比 較 ( 取 扱 量 は 万 TEU 表 示 ) 再 分 配 後 のジニ 係 数 再 分 配 前 のジニ 係 数 応 の 遅 れ 中 国 の 急 速 な 経 済 成 長 もあり 東 アジ 国 ジニ 係 数 値 国 ジニ 係 数 値 チリ. ( アイルランド.8 ( ア 航 路 の 中 心 は 日 本 から 中 国 韓 国 へと 移 ってい メキシコ.8 ギリシャ. 不 不 トルコ. 平 ポルトガル.7 平 る 米 国.89 等 チリ. 等 イスラエル.77 度 英 国. 度 が が 不 平 等 度 はやや 高 い スペイン. スペイン. 高 高 英 国. い 7 フランス. 一 国 の 所 得 格 差 の 大 きさを 示 す 所 得 再 分 配 後 8 ポルトガル. ) 8 米 国. い ) 9 日 本. 8 ドイツ. のジニ 係 数 は OECD 加 盟 ヵ 国 中 9 位 と 不 平 ギリシャ. イタリア. 等 度 はやや 高 い( 図 表 ) ただ 人 口 に 占 める 高 齢 者 や 単 身 者 が 増 加 していることが 日 本 のジ ニ 係 数 を 引 き 上 げているとの 指 摘 もある より 問 題 なのは 再 分 配 前 後 を 比 較 すると 再 分 配 前 の 豪 州 ニュージーランド カナダ ルクセンブルク....7 オーストリア フィンランド エストニア スウェーデン エストニア イタリア スウェーデン...7 日 本 ベルギー デンマーク ( 7 ベルギー. 7 オランダ. ジニ 係 数 が 位 であるのに 対 し 再 分 配 後 が 9 8 フィンランド. 不 8 ノルウェー. 不 平 平 8 スロバキア. 等 9 スロバキア. 等 位 と 相 対 的 な 不 平 等 度 が 悪 化 していることにあ チェコ. 度 アイスランド. 度 ( る これは 諸 外 国 と 比 較 して 税 制 度 や 社 会 保 デンマーク. が スイス.8 が 低 低 アイスランド. 韓 国.8 い い 障 制 度 による 再 分 配 機 能 が 弱 いことを 示 してい ノルウェー. メキシコ - スロベニア. ) ハンガリー - ) る 所 得 格 差 は 社 会 不 安 の 増 大 につながるほか ( 出 所 )OECD 調 査 年 は 国 により 異 なる ローレンス サマーズ 氏 が 年 の IMF 総 会 での 基 調 講 演 のなどで 言 及 した 長 期 停 滞 論 で 構 造 的 な 成 長 率 の 下 押 し 圧 力 の 一 つにも 挙 げられており 効 果 的 な 改 善 策 が 求 められる 農 産 物 輸 入 では 存 在 感 国 連 食 糧 農 業 機 関 の 統 計 (FAOSTAT)を 見 ると 農 産 物 輸 出 額 が ( 図 表 ) 農 産 物 輸 出 輸 入 額 の 順 位 ( 年 ) 輸 出 輸 入 世 界 で 最 も 大 きいのは 米 国 で 輸 出 額 は 日 本 の 実 に 倍 を 超 える 国 輸 出 額 国 輸 入 額 米 国,99 中 国,8 ( 図 表 ) 米 国 では 広 大 な 土 地 を 利 用 して 大 豆 やとうもろこ オランダ ドイツ 89 8 米 国 ドイツ,7 9 し 小 麦 などを 輸 出 している 日 本 は 年 時 点 では 島 国 の 英 ブラジル フランス 79 7 日 本 英 国 8 98 国 (7 位 )や 隣 国 の 韓 国 (9 位 )などの 後 塵 を 拝 している 7 中 国 アルゼンチン 7 オランダ フランス 78 一 方 農 産 物 輸 入 では 日 本 は 大 きな 存 在 感 を 示 している 小 麦 8 9 ベルギー インドネシア イタリア ベルギー 99 9 大 豆 は 国 内 需 要 のほとんどを 輸 入 に 依 存 しているほか 果 物 の 輸 入 カナダ ロシア 7 も 多 い 農 産 物 分 野 では 大 幅 な 輸 入 超 過 となっているが 増 加 して いるアジアの 高 所 得 者 層 に 向 けて いかに 日 本 の 農 産 物 をプロモー ( 億 米 ドル) 7 日 本 ( 出 所 )FAOSTAT 8

9 年 月 第 週 号 ションをしてゆくかが 今 後 の 焦 点 となろう 国 際 観 光 収 入 の 増 加 に 期 待 国 際 観 光 収 入 とは 各 国 が 海 外 旅 行 客 から 得 る 収 入 を 意 味 する 国 連 世 界 観 光 機 関 によると 年 の 日 本 の 国 際 観 光 収 入 は 9. 億 ドルで 世 界 第 位 である( 図 表 ) 世 界 中 から 観 光 客 を 引 き 寄 せ るアメリカの 観 光 収 入 が 位 スペインの 倍 以 上 と 群 を 抜 いている ほか 上 位 ヵ 国 には シェンゲン 協 定 の 締 結 により 国 境 検 査 なし に 越 境 ができる EU 諸 国 が 多 くランクインしている また 世 界 最 大 の カジノ 市 場 であるマカオや リゾート 開 発 が 進 んだタイなどのアジア 諸 国 も 国 際 観 光 収 入 が 多 い 日 本 でも カジノを 含 む 統 合 型 リゾートの 設 立 や 経 済 成 長 著 しいア ジア 諸 都 市 との 直 行 便 のさらなる 拡 充 など 外 国 人 観 光 客 の 増 加 に 向 けた 施 策 が 検 討 されている 管 理 職 に 占 める 女 性 の 割 合 は 少 ない 足 元 の 日 本 では 管 理 職 に 占 める 女 性 の 割 合 が 少 ない( 図 表 7) 近 年 の 女 性 の 登 用 の 増 加 を 踏 まえれば 今 後 は 管 理 職 に 占 める 女 性 の 割 合 が 上 昇 するとみられるが 家 事 負 担 の 大 きさが 女 性 の 就 労 継 続 の 障 壁 となっている 女 性 の 家 事 時 間 は 日 あたり 99 分 と 調 査 対 象 9 ヵ 国 のなかで 7 番 目 に 長 い( 図 表 8) 一 方 で 男 性 の 家 事 時 間 スウェーデン ノルウェー 韓 国 は 時 間 と 韓 国 インドに 次 ぐ 短 さである も フィンランド フランス 中 国 っとも この 統 計 は 日 本 人 男 性 が 単 に 怠 慢 である デンマーク ベルギー 米 国 ことを 示 すものではない 男 性 の 仕 事 学 習 にか カナダ オランダ 南 アフリカ ける 時 間 は 調 査 対 象 国 中 最 長 の 約 8 時 間 と 最 も 英 国 スペイン ニュージーランド 短 いフランスの 倍 以 上 である 女 性 の 管 理 職 登 ハンガリー ドイツ オーストリア 用 を 進 めるには 女 性 の 採 用 を 増 やすだけでなく スロベニア エストニア 男 性 の 働 き 方 を 含 め さまざまな 角 度 からの 社 会 ポーランド アイルランド 日 本 変 革 が 必 要 である 豪 州 イタリア ポルトガル 教 育 年 数 は 長 い インド メキシコ トルコ 教 育 年 数 の 国 際 比 較 が 可 能 なハーバード 大 学 の ( 出 所 )OECD ロバート バロー 教 授 らのデータによると 日 本 の 平 均 修 学 年 数 は 9.7 年 と 世 界 7 位 であ 平 均 修 学 国 年 数 ( 年 ) る( 図 表 9) ただ この 統 計 は 人 口 が 少 な い 国 ほど 修 学 年 数 が 高 くなる 傾 向 がある 歳 以 上 人 口 が 千 万 人 を 超 える ヵ 国 ( 年 当 時 )の 中 では 米 国 ドイツ 旧 ソ 連 に 次 ぐ 第 位 となっており 先 進 国 のなかでも 高 い 位 置 にいると 言 えよう ( 図 表 ) 国 際 観 光 収 入 の 比 較 ( 年 速 報 値 ) 国 地 域 国 際 観 光 収 入 米 国 9.7 スペイン. フランス. 中 国. マカオ. イタリア 9. 7 タイ.8 8 ドイツ. 9 英 国. 香 港 89. 日 本 9. ( 出 所 ) 国 連 世 界 観 光 機 関 ( 億 ドル) ( 図 表 7) 管 理 職 に 占 める 女 性 の 割 合 ( 年 ) フィリピン 米 国 フランス ロシア ブラジル カナダ スウェーデン オーストラリア 英 国 ニュージーランド シンガポール 香 港 ノルウェー フィンランド オランダ ドイツ デンマーク タイ イタリア マレーシア 日 本 韓 国 ( 出 所 ) 労 働 政 策 研 究 研 修 機 構 データブック 国 際 労 働 比 較 より 明 治 安 田 生 命 作 成 ( 図 表 8) 男 女 が 仕 事 家 事 に 従 事 する 時 間 の 比 較 ( 日 当 たり) 仕 事 学 習 ( 通 勤 時 間 を 含 む) 家 事 女 性 男 性 8 調 査 年 は 国 により 異 なる 分 ( 図 表 9) 歳 以 上 人 口 の 平 均 修 学 年 数 の 比 較 ( 年 ) 歳 以 上 の 人 口 ( 万 人 ) 国 平 均 修 学 年 数 ( 年 ) 歳 以 上 の 人 口 ( 万 人 ) 米 国.,9 フィンランド 9.99 ノルウェー.8 ポーランド 9.8,8 ニュージーランド.7 88 デンマーク 9. 7 カナダ., イスラエル 9. 8 スウェーデン. 78 ルーマニア 9.,88 豪 州.9,8 チェコ 韓 国.8,7 7 日 本 9.7,7 8 スイス.8 8 ブルガリア ドイツ.,9 9 英 国 9.,7 旧 ソ 連.,8 香 港 国 名 は 出 所 の 分 類 による ( 出 所 )ハーバード 大 学 国 際 開 発 センター 9

10 年 月 第 週 号 外 国 人 人 口 割 合 は 低 い OECD によると 年 時 点 で 日 本 にいる 外 国 人 は 8 万 人 総 人 口 の.である 外 国 人 人 口 比 率 を 諸 外 国 と 比 較 すると OECD 加 盟 国 のう ち データのないトルコを 除 いた ヵ 国 中 位 に 過 ぎず 日 本 よりも 低 いのは 米 国 や 欧 州 中 核 国 へ 移 民 を 送 り 出 している 国 であるスロバ キア メキシコ ポーランドに 限 られる( 図 表 ) ただ 我 が 国 でも 少 子 高 齢 化 に 伴 う 人 口 減 少 に 直 面 するなか 外 国 人 労 働 力 の 受 け 入 れを 求 める 議 論 が 高 まってきている 軍 事 費 の GDP 比 は 低 い スウェーデンのストックホルム 国 際 平 和 研 究 所 (SIPRI)によると 年 の 世 界 の 軍 事 費 は 兆 7 千 億 ドルであり うち 分 の 以 上 を 米 国 が 占 めている 日 本 の 年 の 軍 事 費 は 8 億 ドルと 金 額 で 見 れば 世 界 第 8 位 であるが GDP に 占 める 割 合 では.と 98 位 に 過 ぎない( 図 表 ) ( 担 当 : 山 口 ) ( 図 表 )OECD 加 盟 国 の 外 国 人 人 口 割 合 の 比 較 国 総 人 口 に 占 める 外 国 人 人 口 () 調 査 年 備 考 ルクセンブルク.9 豪 州.7 外 国 生 まれ 人 口 の 比 率 イスラエル.9 外 国 生 まれ 人 口 の 比 率 スイス. エストニア. スペイン. 7 アイルランド. 8 オーストリア. 9 ニュージーランド. 外 国 生 まれ 人 口 の 比 率 ベルギー. 日 本. 日 系 人 永 住 者 等 を 含 まない スロバキア. メキシコ. 9 ポーランド. ( 出 所 )OECD () ( 図 表 ) 年 の 国 地 域 別 軍 事 費 の 比 較 軍 事 費 ( 名 目 米 ドル 換 算 ) 軍 事 費 /GDP 比 国 地 域 百 万 ドル 国 地 域 米 国, オマーン. 中 国 88, * サウジアラビア 9. ロシア 87,87 * アフガニスタン. サウジアラビア,99 イスラエル. * フランス,8 アンゴラ.8 英 国 7,89 アルジェリア.8 7 ドイツ 8,79 7 アゼルバイジャン.7 8 日 本 8, 8 ミャンマー. 9 インド 7,98 9 レバノン. * 韓 国,97 ロシア. * イタリア,7 モーリタニア. ブラジル, アルメニア. * 豪 州,9 バーレーン.9 トルコ 9,8 モロッコ.8 カナダ 8, 米 国.8 イスラエル, * イラク. 7 コロンビア, 7 ヨルダン. 8 スペイン,7 8 ジンバブエ. 9 台 湾, 8 コロンビア. アルジェリア, 8 シンガポール. 98 日 本. ( 出 所 )ストックホルム 国 際 平 和 研 究 所 (SIPRI) (* 印 はSIPRIによる 推 計 値 )

11 年 月 第 週 号 米 住 宅 市 場 は 回 復 傾 向 を 維 持 すると 予 想 足 元 の 着 工 件 数 は 緩 慢 な 回 復 米 国 の 住 宅 市 場 は 回 復 感 の 乏 しい 状 況 が 続 いて いる 8 月 の 住 宅 着 工 件 数 は 年 率 換 算 で9. 万 件 前 月 比.と ヵ 月 ぶりに 減 少 した( 図 表 ) 百 万 件. 基 調 を 示 す 一 戸 建 ての 着 工 件 数 も 足 元 では 横 ばい. 圏 での 推 移 となっている 一 方 販 売 件 数 を 見 る. と 8 月 の 新 築 住 宅 販 売 件 数 は 年 率 換 算 で. 万 件. 前 月 比 +8.とヵ 月 連 続 で 増 加 し こちらは 上 向 く 兆 しが 出 ている 中 古 住 宅 販 売 件 数 は 年 率 換 住 宅 着 工 件 数 新 築 住 宅 販 売 件 数 一 戸 建 て 住 宅 着 工 件 数 中 古 住 宅 販 売 件 数 ( 右 軸 ) 算 で 万 件 前 月 比.8とヵ 月 ぶりに 減 少 し ( 出 所 ) 米 商 務 省 米 不 動 産 業 協 会 (NAR) 数 値 は 年 率 換 算 たものの 均 してみれば 春 先 以 降 は 上 向 いてい ( 図 表 ) 住 宅 ローンの 銀 行 貸 出 態 度 と 資 金 需 要 る 8 貸 出 態 度 厳 格 化 資 金 需 要 強 い FRB( 米 連 邦 準 備 制 度 理 事 会 )による 銀 行 の 住 宅 ローン 貸 出 態 度 調 査 を 見 ると 年 に 入 ってか ら 貸 出 態 度 をヵ 月 前 に 比 べ 厳 しくした と 回 - - 答 した 銀 行 が 緩 くした と 回 答 した 銀 行 をやや - 貸 出 態 度 緩 和 資 金 需 要 弱 い 上 回 っていたが 足 元 では 厳 格 化 の 動 きが 収 まっ -8 ている( 図 表 ) 年 明 け 以 降 貸 出 態 度 がやや 厳 格 化 したのは 月 から 銀 行 に 借 り 手 の 返 済 能 力 を 貸 出 態 度 資 金 需 要 資 金 需 要 は 強 い と 回 答 した 銀 行 の 割 合 から 弱 い と 回 答 した 銀 行 の 割 合 を 控 除 証 明 することが 義 務 付 けられたことが 背 景 とみら ( 出 所 )FRBより 明 治 安 田 生 命 作 成 れるが 足 元 ではこうした 政 策 変 更 の 影 響 が 緩 和 し 販 売 件 数 を 押 し 上 げているとみられる 在 庫 不 足 による 供 給 制 約 着 工 件 数 の 回 復 が 遅 れている 背 景 には 熟 練 建 設 労 働 者 や 建 設 資 材 用 地 などの 不 足 による 供 給 制 約 があるとみられる FRBによる 住 宅 ローンの 資 金 需 要 調 査 を 見 ると 足 元 では 資 金 需 要 がヵ 月 前 に 比 べ 強 い と 回 答 した 銀 行 が 弱 い と 回 答 した 銀 行 を 大 きく 上 回 り( 図 表 ) 記 録 的 な 寒 波 によって いったん 落 ち 込 んだ 住 宅 ローンへの 需 要 はすでに 回 復 している ただ FRBが 直 近 公 表 したベージュブック( 地 区 連 銀 経 済 報 告 書 )を 見 ると 建 設 労 働 者 などの 職 種 で 賃 金 上 昇 圧 力 が 強 まっている 地 域 が 複 数 あると 報 告 されている 万 件 ( 図 表 ) 住 宅 の 在 庫 件 数 全 米 住 宅 建 設 業 協 会 (NAHB)による 調 査 では 主 万 件 要 建 設 建 材 について 不 足 していると 回 答 した 業 者 の 割 合 は 概 ね 年 と 比 べ 減 少 しているものの トラス( 構 造 体 骨 組 ) 耐 火 レンガが 不 足 してい ると 回 答 した 業 者 は 窓 扉 石 膏 ボード 棚 材 が 不 足 していると 回 答 した 業 者 はにのぼ る 開 発 用 地 に 不 足 感 があると 回 答 した 業 者 は 割 近 くになっており 供 給 制 約 が 着 工 件 数 の 回 復 を 遅 らせている 一 因 とみている 新 築 住 宅 在 庫 ( 出 所 ) 米 商 務 省 米 不 動 産 業 協 会 (NAR) 中 古 住 宅 在 庫 ( 右 軸 )...8 7/8 7/ 8/ 7/ ( 図 表 ) 住 宅 着 工 件 数 と 住 宅 販 売 件 数 の 推 移 8/8 8/ 9/ 8/ 9/8 9/ / 9/ /8 / / / 百 万 件 7 貸 出 態 度 は 厳 しくした と 回 答 した 銀 行 の 割 合 から 緩 くした とした 銀 行 の 割 合 を 控 除 99/8 /8 /8 /8 /8 /8 /8 /8 7/8 8/8 9/8 /8 /8 /8 /8 /8 /8 / / /8 / / / /8 / / / /8 /

12 年 月 第 週 号 供 給 制 約 は 徐 々に 改 善 一 方 足 元 の 在 庫 件 数 は 上 向 きつつある 8 月 の 新 築 住 宅 在 庫 件 数 は. 万 件 前 月 比 +.と ヵ 月 連 続 で 増 加 した( 図 表 ) 住 宅 バブル 期 以 前 の 万 件 を 依 然 として 下 回 っているが 緩 やかな 増 加 傾 向 が 続 いている 中 古 住 宅 在 庫 件 数 は 万 戸 前 月 比.7と8ヵ 月 ぶりに 低 下 したもの の 低 水 準 で 推 移 してきた 在 庫 件 数 は 年 以 降 上 向 いている 背 景 には 家 計 のバランスシート 調 整 が 最 終 局 面 を 迎 えていることがあるとみてい る 住 宅 バブル 崩 壊 後 家 計 の 住 宅 資 産 価 値 が 住 宅 ローン 残 高 を 下 回 る アンダーウォーター の 状 況 が 続 いているが アンダーウォーターの 世 帯 数 は 減 少 ペースが 加 速 している 調 査 会 社 のコア ロジック 社 によれば アンダーウォーターの 世 帯 数 は 足 元 で 約 万 世 帯 と 年 前 に 比 べ 約 世 帯 減 少 した( 図 表 ) アンダーウォーターを 脱 した 世 帯 は 持 ち 家 を 売 却 しやすい 状 況 になることから 今 後 も 住 宅 の 供 給 が 増 加 するとみられる 住 宅 ローン 金 利 上 昇 は 抑 制 要 因 住 宅 ローン 金 利 の 推 移 を 見 ると FRB のバーナ ンキ 前 議 長 が 債 券 購 入 (QE)の 縮 小 を 示 唆 した 年 月 以 降 住 宅 ローン 金 利 が 急 上 昇 したも のの 昨 夏 以 降 は 低 下 傾 向 が 続 いている( 図 表 ) ただ FRB は 年 月 以 降 債 券 購 入 の 縮 小 を 継 続 し 月 には 資 産 購 入 を 終 了 する 見 込 みであ るほか 早 期 の 利 上 げ 観 測 もくすぶり 続 けている 金 融 政 策 の 正 常 化 が 進 むにつれ 長 期 金 利 は 中 立 金 利 の 水 準 に 近 づくとみられ 住 宅 ローン 金 利 上 昇 が 引 き 続 き 住 宅 投 資 の 抑 制 要 因 として 残 るとみ ている 足 元 の 長 期 金 利 は 台 半 ばでの 推 移 と なっているが 当 社 経 済 モデルを 使 用 した 試 算 で は 長 期 金 利 が 年 末 までに FRB による 政 策 金 利 の 長 期 見 通 し( 中 央 値 ).7 付 近 まで 上 昇 し た 場 合 年 の 実 質 住 宅 投 資 の 伸 び 幅 は ~ 程 度 縮 小 する 可 能 性 が 示 される( 図 表 ) 雇 用 環 境 の 改 善 が 下 支 え 一 方 米 国 の 世 帯 数 の 推 移 を 見 ると 年 間 ~ 万 世 帯 のペースで 増 加 している 雇 用 環 境 万 件 ( 図 表 ) アンダーウォーター の 世 帯 数 / / /9 / / / /9 / / /9 / / / /9 / / / ( 出 所 )CoreLogic 社 ( 図 表 ) 住 宅 ローン 金 利 と 米 国 債 金 利 の 推 移 /9 /9 /9 /9 /9 /9 /9 /9 7/9 8/9 9/9 /9 /9 /9 /9 住 宅 ローン 金 利 ( 年 固 定 ) 年 債 金 利 ( 出 所 ) 米 抵 当 銀 行 協 会 ファクトセット ( 図 表 ) 実 質 住 宅 投 資 の 見 通 し( 前 期 比 年 率 ) - - 長 期 金 利 が 台 半 ばで 推 移 した 場 合 長 期 金 利 がbp 上 昇 した 場 合 ( 出 所 ) 米 商 務 省 より 明 治 安 田 生 命 作 成 ポイント ( 図 表 7) 住 宅 市 場 指 数 / / /9 / / / /9 / / / /9 / 99/9 /9 /9 /9 /9 /9 /9 /9 7/9 8/9 9/9 /9 /9 /9 /9 /9 住 宅 市 場 指 数 ヵ 月 先 販 売 見 通 し 現 状 の 販 売 見 込 み 客 数 ( 出 所 ) 全 米 住 宅 建 設 業 協 会 (NAHB)

13 年 月 第 週 号 の 回 復 基 調 が 続 いていることから 今 後 も 所 得 の 増 加 が 住 宅 購 入 を 後 押 しするとみられる 全 米 住 宅 建 設 業 協 会 (NAHB)が 公 表 する 住 宅 市 場 指 数 ( 建 設 不 動 産 業 者 の 景 況 感 指 数 )を 見 ると 9 月 は 9 と ヵ 月 連 続 で 上 昇 し ほぼ 年 ぶりの 高 水 準 となった 向 こう ヵ 月 の 販 売 見 通 し 指 数 も 7 と 好 不 況 の 境 目 である を 大 きく 上 回 り 販 売 件 数 は 今 後 も 回 復 傾 向 で 推 移 するとみられる ( 図 表 7) 今 後 の 住 宅 市 場 は 雇 用 環 境 の 改 善 に 加 え 在 庫 不 足 による 供 給 制 約 も 徐 々に 改 善 す るとみられることなどから 回 復 傾 向 を 維 持 すると 予 想 する ただ 住 宅 ローン 金 利 の 上 昇 が 抑 制 要 因 となることから 年 にかけての 回 復 ペースは 緩 やかなものにとどまろう ( 担 当 : 信 本 )

14 年 月 第 週 号 堅 調 な 推 移 が 続 く 英 国 経 済 英 国 実 質 GDP 成 長 率 は 四 半 期 連 続 のプラス 成 長 英 国 の - 月 期 実 質 GDP 成 長 率 ( 確 報 値 )は 前 期 比 +.9と 同 +.8( 改 定 値 )から 上 方 修 正 された( 図 表 ) これで 四 半 期 連 続 のプ ラス 成 長 となる 確 報 値 で 発 表 される 需 要 項 目 別 の 数 字 を 見 ると 輸 出 入 ともに 減 少 したものの 輸 出 の 減 少 幅 が 大 きかったため 純 輸 出 の 成 長 率 全 体 に 対 する 寄 与 度 が+..と 四 半 期 ぶりのマイナスとなった 一 方 在 庫 投 資 は. +.と プラス 寄 与 に 転 じている 固 定 投 資 は 前 期 比 +. 同 +. 個 人 消 費 は 同 +.7 同 +.と それぞれ 伸 び 幅 が 縮 小 した 7-9 月 期 以 降 については 単 位 労 働 コ ストの 高 止 まりによる 価 格 競 争 力 の 改 善 の 遅 れ から 輸 出 が 低 調 に 推 移 するとみられるものの 個 人 消 費 は 雇 用 環 境 の 改 善 に 支 えられ 緩 やか な 回 復 が 見 込 まれる 固 定 投 資 も 緩 和 的 な 銀 行 の 貸 出 態 度 を 背 景 に 持 ち 直 し 傾 向 が 続 くとみら れることから 英 国 経 済 は 今 後 もプラス 成 長 が 続 くと 予 想 する 個 人 消 費 は 今 後 緩 やかな 伸 びにとどまる 英 国 の 個 人 消 費 は 雇 用 環 境 の 改 善 や 住 宅 価 格 の 上 昇 に 伴 う 資 産 効 果 などを 背 景 に 堅 調 に 推 移 している 8 月 の 実 質 小 売 売 上 高 は 前 年 比 +.9と 前 月 の 同 +.から 伸 び 幅 が 拡 大 し 月 以 来 の 大 幅 な 伸 びとなった( 図 表 ) 失 業 率 の 推 移 を 見 ると -7 月 期 は.と 約 年 ぶりの 水 準 まで 改 善 し イングランド 銀 行 (BOE) が 当 初 利 上 げ 開 始 時 期 の 目 安 としていた 7. を 下 回 った 状 況 が 続 いている 労 働 市 場 の 改 善 が BOE の 想 定 を 上 回 るペースで 進 行 していることか ら 8 月 のインフレ 報 告 では 年 末 の 失 業 率 見 通 し(.9.)が 再 び 引 き 下 げられた( 図 表 ) 雇 用 者 数 の 伸 びを 雇 用 形 態 別 に 見 ると 年 明 け 以 降 自 営 業 者 が 大 幅 に 増 加 したほか 企 業 業 績 の 持 ち 直 しを 背 景 に 企 業 の 雇 用 者 数 は 底 堅 く 推 移 している( 図 表 ) 英 商 工 会 議 所 によ ( 図 表 ) 実 質 小 売 売 上 高 と 消 費 者 信 頼 感 指 数 の 推 移 ホ イント 8 / /7 7/ 7/7 8/ 8/7 9/ 9/7 / /7 / /7 / /7 / /7 / /7 実 質 小 売 売 上 高 ( 前 年 比 左 軸 ) 消 費 者 信 頼 感 指 数 ( 右 軸 ) ( 出 所 ) 英 統 計 局 欧 州 委 員 会 ( 図 表 ) 失 業 率 と 物 価 レポートにおける 失 業 率 見 通 しの 推 移 8/ 8/9 9/ 9/9 / /9 / /9 / /9 / /9 / /9 / /9 / /9 7/ 7/9 年 8 月 年 月 年 月 年 月 年 8 月 失 業 率 ( 出 所 )イングランド 銀 行 より 明 治 安 田 生 命 作 成 / / 8/7 / ( 出 所 ) 英 統 計 局 9/ ( 出 所 ) 英 統 計 局 ( 図 表 ) 実 質 GDP 成 長 率 と 寄 与 度 の 推 移 ( 前 期 比 ) /9 9/7 / ( 図 表 ) 寄 与 度 別 雇 用 者 数 の 推 移 / / /7 /9 / / その 他 従 業 員 /7 / / / /7 /9 / / 自 営 業 者 全 体 /7 / 個 人 消 費 政 府 消 費 固 定 投 資 在 庫 投 資 純 輸 出 実 質 GDP / / /7

15 年 月 第 週 号 る 四 半 期 経 済 調 査 の 雇 用 期 待 指 数 は 製 造 業 サ ービス 業 ともに 高 水 準 で 推 移 しており 今 後 も 雇 用 環 境 の 改 善 が 見 込 まれる 一 方 住 宅 価 格 の 推 移 を 見 ると 低 金 利 政 策 や 住 宅 購 入 支 援 制 度 などを 背 景 に 年 以 降 上 昇 傾 向 で 推 移 していたが 足 元 では 伸 びが 鈍 化 し つつある( 図 表 ) 金 利 上 昇 時 の 住 宅 ローン 返 済 能 力 証 明 を 借 り 手 に 義 務 付 けるモーゲージ 市 場 審 査 (MMR)が 月 から 施 行 された 影 響 が 大 き い 住 宅 価 格 の 先 行 指 標 とされる 住 宅 ローン 承 認 件 数 を 見 ると 月 は,9 件 と ヵ 月 ぶりに 減 少 した MMR の 施 行 に 伴 う 融 資 基 準 の 厳 格 化 や 審 査 過 程 における 煩 雑 化 などから 同 件 数 は 今 後 も 減 少 傾 向 が 続 くとみられる 加 えて 月 から 導 入 される 新 たな 住 宅 ローン 規 制 では 銀 行 に 対 して LTI( 所 得 に 対 する 融 資 額 の 比 率 )が. 倍 以 上 となる 融 資 を 新 規 住 宅 ローン 全 体 の 以 下 に 制 限 することが 盛 り 込 まれている 英 国 全 体 で 見 ると LTI が. 倍 以 上 のローンはまだ 付 近 であるが ロンドンではすでに 近 く まで 上 昇 している 英 国 住 宅 価 格 の 上 昇 をけん 引 している 同 地 域 では 今 後 高 額 住 宅 ローンの 増 加 に 歯 止 めがかかることが 予 想 される( 図 表 ) また BOE のカーニー 総 裁 は 景 気 回 復 における 最 大 のリスクは 住 宅 市 場 関 連 であると 指 摘 して おり 住 宅 価 格 上 昇 に 歯 止 めをかける 追 加 策 の 実 施 を 示 唆 している 住 宅 価 格 の 伸 びが 今 後 もゆっ くりと 鈍 化 するとみられることから 資 産 効 果 は 次 第 に 弱 まるとみており 個 人 消 費 は 緩 やかな 伸 びにとどまると 予 想 する 固 定 投 資 は 持 ち 直 し 傾 向 が 続 くとみる 固 定 投 資 は 年 以 降 持 ち 直 し 傾 向 で 推 移 している 国 内 需 要 の 回 復 を 背 景 に 企 業 の 生 産 活 動 が 拡 大 していることから 足 元 の 設 備 稼 働 率 は 8.7と リーマン ショック 前 に 近 い 高 水 準 で 稼 働 しており 過 去 年 間 の 平 均 稼 働 率 (8.)も 上 回 っている( 図 表 7) 英 産 業 連 盟 による 7 月 の 製 造 業 業 況 調 査 では 受 注 残 高 や 製 品 工 程 革 新 に 対 する 投 資 意 欲 が ともに 約 ( 図 表 ) 住 宅 価 格 指 数 ( 前 年 比 )と 住 宅 ローン 承 認 件 数 万 件 / /7 7/ 7/7 8/ 8/7 9/ 9/7 / /7 / /7 / /7 / /7 / /7 ハリファクス 住 宅 価 格 ネーションワイド 住 宅 価 格 ライトムーブ 住 宅 価 格 住 宅 ローン 承 認 件 数 ( 右 軸 ) ( 出 所 )ファクトセットより 明 治 安 田 生 命 作 成 ( 図 表 )LTIが. 倍 以 上 の 新 規 住 宅 ローン 割 合 ( 地 域 別 ) 英 国 全 体 ロンドン / /9 7/ 7/9 8/ 8/9 9/ 9/9 / /9 / /9 / /9 / /9 / ( 出 所 )イングランド 銀 行 ( 図 表 7) 設 備 稼 働 率 と 製 造 業 生 産 ( 前 年 比 )の 推 移 - 設 備 稼 働 率 ( 左 軸 ) - 製 造 業 生 産 ( 右 軸 ) - / /7 7/ 7/7 8/ 8/7 9/ 9/7 / /7 / /7 / /7 / /7 / /7 ( 出 所 ) 英 統 計 局 ユーロスタット ( 図 表 8) 企 業 資 金 需 要 DIと 銀 行 貸 出 態 度 DIの 推 移 8 資 金 需 要 拡 大 貸 出 態 度 緩 和 資 金 需 要 需 要 減 少 貸 出 態 度 厳 格 化 先 行 き / /9 / /9 / /9 / /9 / /9 資 金 需 要 DI( 過 去 先 行 き 左 軸 ) 貸 出 態 度 DI( 過 去 右 軸 ) 貸 出 態 度 DI( 先 行 き 右 軸 ) ( 出 所 )イングランド 銀 行

16 年 月 第 週 号 年 ぶりの 高 水 準 となったほか 新 規 受 注 見 通 しに ついても 977 年 以 来 の 水 準 まで 回 復 している BOE が 四 半 期 ごとに 発 表 している 信 用 状 況 調 査 を 見 ると 企 業 の 資 金 需 要 は 年 央 ごろから 拡 大 傾 向 で 推 移 している( 図 表 8) 企 業 に 対 する 銀 行 の 貸 出 態 度 が 緩 和 基 調 で 推 移 していること もあり 固 定 投 資 は 今 後 も 企 業 の 設 備 投 資 を 中 心 に 持 ち 直 し 傾 向 が 続 くとみる 輸 出 は 低 調 な 推 移 が 続 く 一 方 輸 出 は 貿 易 統 計 ベースで 8 ヵ 月 連 続 の 前 年 比 マイナスと 年 末 あたりから 低 迷 が 続 いている( 図 表 9) 主 要 輸 出 先 であるユーロ 圏 の 景 気 回 復 ペースが 鈍 いほか BOE による 利 上 げ 観 測 を 背 景 に ポンド 実 効 為 替 レートが 約 年 ぶ りの 高 値 まで 上 昇 していることなどが 要 因 とみ られる ユーロ 圏 景 気 の 回 復 ペースは 秋 口 ごろか ら 再 び 上 向 くとみているが 単 位 労 働 コストの 高 止 まりなどを 背 景 に 英 国 の 価 格 競 争 力 の 改 善 が 遅 れていることから 輸 出 は 今 後 も 低 調 な 推 移 が 続 くと 予 想 する 政 策 金 利 は 年 前 半 まですえ 置 くと 予 想 8 月 の 消 費 者 物 価 指 数 (CPI)は 前 年 比 +. と 前 月 の 同 +.から 伸 び 幅 が 縮 小 した( 図 表 ) 食 品 価 格 などが 低 下 しているほか ポン ド 高 や 低 調 な 賃 金 上 昇 率 もあって CPI は 低 下 傾 向 で 推 移 している -7 月 期 の 週 間 平 均 賃 金 上 昇 率 ( ヵ 月 移 動 平 均 )は 前 年 比 +.と 前 月 の 同.からプラスに 転 じたものの 足 元 の 賃 金 の 伸 びは 鈍 い 低 調 な 賃 金 上 昇 率 の 背 景 には 年 後 半 以 降 に 増 加 した 雇 用 者 の 約 8 割 を 熟 練 度 の 低 い 労 働 者 が 占 めていることなどがある ( 図 表 ) 失 業 期 間 別 失 業 率 の 推 移 を 見 ると 月 の 短 期 失 業 率 ( 失 業 期 間 ヵ 月 未 満 )が. と リーマン ショック 前 の 長 期 水 準 (~7 年 平 均 )である.を 下 回 る 一 方 長 期 失 業 率 ( 失 業 期 間 ヵ 月 以 上 )は.と 長 期 水 準 の.を 上 回 っており 労 働 供 給 余 力 が 依 然 とし て 存 在 するとみられる( 図 表 ) 失 業 期 間 の 長 期 化 が 続 けば 熟 練 度 の 低 下 が 見 込 まれるほか / 十 万 人 ( 図 表 ) 熟 練 度 別 雇 用 者 数 の 推 移 ( 累 積 ) / ( 図 表 ) 消 費 者 物 価 指 数 と 週 間 平 均 賃 金 上 昇 率 の 推 移 ( 前 年 比 ) /7 /9 / ( 出 所 )イングランド 銀 行 熟 練 度 ( 低 ) 熟 練 度 ( 中 ) 熟 練 度 ( 高 ) 全 体 / ( 出 所 )イングランド 銀 行 / ( 図 表 9) 輸 出 金 額 (ヵ 月 移 動 平 均 前 年 比 )と 実 効 為 替 レートの 推 移 /7 ( 出 所 ) 英 統 計 局 / /7 /7 /9 / / / /7 /9 / 消 費 者 物 価 指 数 週 間 平 均 賃 金 / /7 7/ 7/7 8/ 8/7 9/ 9/7 / /7 / /7 / /7 / /7 / ヵ 月 未 満 ヵ 月 以 上 ヵ 月 以 内 ヵ 月 以 上 ( 出 所 )イングランド 銀 行 /7 / /7 / ( 図 表 ) 失 業 期 間 別 失 業 率 の 推 移 /7 / 全 体 EU 向 け ポンド 実 効 為 替 レート( 右 軸 ) /9 / /7 点 線 は~7 年 の 平 均 失 業 率 ( 失 業 期 間 別 ) / /7

17 年 月 第 週 号 失 業 状 態 よりも 低 賃 金 での 就 職 を 選 択 するとみられることから 賃 金 上 昇 率 は 鈍 いものにとどまる とみられ インフレ 圧 力 は 今 後 も 抑 制 された 状 況 が 続 くとみる 9 月 の 金 融 政 策 委 員 会 (MPC)では 政 策 金 利 (.) 資 産 買 い 取 り 枠 (,7 億 ポンド)が ともにすえ 置 かれた また 8 月 のインフレ 報 告 では 賃 金 上 昇 率 の 見 通 しが 年 末 ( 月 時 点 : 同 +. 8 月 時 点 : 同 +.) 年 末 ( 同 +. 同 +.)ともに 月 時 点 の 予 想 から 下 方 修 正 されたほか 今 後 の 賃 金 動 向 を 注 視 していく 方 針 が 示 された 失 業 率 見 通 しも 引 き 下 げられ 労 働 市 場 の 需 給 は 緩 んだ 状 態 との MPC の 見 解 が 確 認 されたことから 政 策 金 利 は 年 前 半 まですえ 置 かれると 予 想 する ( 担 当 : 淺 野 ) 7

18 年 月 第 週 号 主 要 経 済 指 標 レビュー(9/~/) 日 本 8 月 全 国 消 費 者 物 価 指 数 (9 月 日 ) 8 月 の 全 国 消 費 者 物 価 指 数 ( 生 鮮 食 品 を 除 く 消 費 者 物 価 指 数 以 下 コア CPI)は 前 年 比 +.と 7 月 の 同 +.から 伸 び 幅 が 縮 小 した 消 費 増 税 の 影 響 を 除 くベースでは 月 が 同 +. 月 が 同 +. 月 が 同 +. 7 月 が 同 +. 8 月 は 同 +. と 基 調 的 な 物 価 上 昇 ペースの 鈍 化 傾 向 が 続 いている ガソリン 価 格 のピークアウトが 大 きく 影 響 しており 消 費 税 を 除 いたコア CPI は に 接 近 してきたものの 足 元 の 円 安 トレンドに 変 化 がなければ 年 末 以 降 プ ラス 幅 が 再 度 拡 大 に 向 かう 可 能 性 が 出 てきている た だ これまで 同 様 コストプッシュ 的 な 上 昇 であり 期 待 インフレや 需 給 面 からの 物 価 上 昇 圧 力 は 鈍 いもの にとどまるとみている 全 国 コアCPIの 推 移 ( 前 年 同 月 比 寄 与 度 ). 電 気 カ ス 灯 油 ガソリン. 生 鮮 食 品 を 除 く 食 料 その 他. コアCPI / / / /8 / / /8 / / ( 出 所 ) 総 務 省 消 費 者 物 価 指 数 / /8 8 月 鉱 工 業 生 産 (9 月 日 ) 8 月 の 鉱 工 業 生 産 指 数 ( 季 調 済 )は 前 月 比.と ヵ 月 ぶりの 減 産 となった 経 済 産 業 省 による 基 調 判 断 は 7 月 の 生 産 は 弱 含 みで 推 移 している がすえ 置 かれた 9 月 は 増 産 に 転 じる 見 通 しだが 月 は 再 び 減 産 予 想 となっており 今 後 も 生 産 の 回 復 ペースが 鈍 いものにとどまる 可 能 性 を 示 唆 している 足 元 では 輸 出 が 引 き 続 き 弱 含 みの 推 移 が 続 いているほか 個 人 消 費 の 反 動 減 からの 持 ち 直 しも 鈍 い 年 度 補 正 予 算 や 年 度 予 算 の 執 行 は 引 き 続 き 生 産 の 下 支 えに なるとみられるものの 日 本 経 済 は 依 然 として 民 需 主 導 の 自 律 的 回 復 には 至 っておらず 生 産 はしばらく 弱 めの 推 移 が 続 く 可 能 性 が 高 い 年 = 鉱 工 業 生 産 出 荷 在 庫 指 数 の 推 移 年 = 生 産 指 数 ( 左 軸 ) 9 8 出 荷 指 数 ( 左 軸 ) 在 庫 指 数 ( 右 軸 ) /8 / / / /8 / / / /8 / / /8 / / / /8 ( 出 所 ) 経 済 産 業 省 鉱 工 業 指 数 8 月 新 設 住 宅 着 工 戸 数 (9 月 日 ) 8 月 の 新 設 住 宅 着 工 件 数 ( 季 調 済 )は 前 月 比 +.7 と ヵ 月 ぶりのプラスとなった 8 月 着 工 の 内 訳 を 見 ると 貸 家 が 同.と ヵ 月 連 続 の 減 少 となり 分 譲 も 同.と ヵ 月 連 続 のマイナスとなったも のの 持 家 は 同 +.と ヵ 月 ぶりの 増 加 となった 今 後 は 需 要 の 先 食 いの 影 響 が 引 き 続 き 残 るとみられ るほか 地 価 や 建 設 費 用 の 上 昇 により 物 件 価 格 の 上 昇 圧 力 が 強 まっていることも 住 宅 取 得 意 欲 の 減 退 に つながると 予 想 する 住 宅 着 工 は 均 せば 減 少 傾 向 が 続 くとみる ただ 年 度 末 ごろから 消 費 税 率 の 引 き 上 げを 睨 んだ 駆 け 込 み 需 要 的 な 動 きが 出 てくると みており 持 ち 直 しに 転 じると 予 想 する 万 戸 利 用 関 係 別 新 設 住 宅 着 工 戸 数 の 推 移 ( 季 調 済 年 率 換 算 戸 数 ) 持 家 ( 左 軸 ) 貸 家 ( 左 軸 ) 分 譲 ( 左 軸 ) 総 戸 数 ( 右 軸 ) / /8 / / / /8 / / / /8 / / /8 / / / /8 ( 出 所 ) 国 土 交 通 省 住 宅 着 工 統 計 万 戸 8 8

19 年 月 第 週 号 8 月 有 効 求 人 倍 率 完 全 失 業 率 (9 月 日 ) 8 月 の 完 全 失 業 率 ( 季 調 済 )は.と ヵ 月 ぶり に 改 善 した ただ 失 業 者 が 職 探 しをあきらめ 労 働 市 場 から 退 出 したことが 背 景 にあり 雇 用 環 境 の 改 善 ペースは 一 服 しつつあるとみている 有 効 求 人 倍 率 ( 季 調 済 )は. 倍 と 節 目 の 倍 を 上 回 っている が 正 社 員 の 有 効 求 人 倍 率 は.8 倍 と 求 人 は 依 然 非 正 規 が 中 心 となっている 主 要 職 種 別 の 有 効 求 人 倍 率 ( 含 むパート)を 見 ると 建 設 採 掘 が.8 倍 保 安 が.88 倍 と 公 共 投 資 に 関 連 の 深 い 分 野 の 倍 率 が 高 いのに 対 し 事 務 的 職 業 は. 倍 と 低 水 準 にとどまっている こうした 職 種 雇 用 形 態 別 のミ スマッチの 存 在 は 短 期 的 には 解 決 しないと 考 えられ 今 後 の 賃 金 上 昇 ペースは 鈍 い 状 況 が 続 くとみている 倍 有 効 求 人 倍 率 と 完 全 失 業 率 の 推 移 年 ~8 月 の 完 全 失 業 率 は 補 完 推 計 値 から 算 出 有 効 求 人 倍 率 左 軸 完 全 失 業 率 右 軸 9/8 9/ / / /8 / / / /8 / / / /8 / / /8 / / / /8 ( 出 所 ) 厚 生 労 働 省 一 般 職 業 紹 介 状 況 総 務 省 労 働 力 調 査 月 家 計 調 査 (9 月 日 ) 8 月 の 家 計 調 査 によると 人 以 上 世 帯 の 消 費 支 出 は 実 質 ベースで 前 年 比.7と 前 月 からマイナス 幅 が 縮 小 した 今 月 は 住 居 が 同.( 寄 与 度.)となった 影 響 が 大 きく 住 居 自 動 車 等 購 入 費 や GDP 上 の 消 費 概 念 に 含 まれない 贈 与 金 仕 送 り 金 などを 除 いた 実 質 コア 消 費 支 出 も 前 年 比.と 前 月 からマイナス 幅 が 縮 小 している 8 月 の 個 人 消 費 の 不 振 には 月 前 半 の 西 日 本 の 天 候 不 順 も 大 きく 影 響 した 天 候 要 因 を 除 いても 基 調 的 には 弱 いが 消 費 増 税 後 の 大 幅 な 落 ち 込 みから 方 向 性 としては 回 復 に 向 かいつつある ただ 実 質 所 得 の 低 下 に 加 え さまざ まな 家 計 負 担 が 拡 大 傾 向 にあることから 回 復 ペース は 緩 慢 なものにとどまると 予 想 する 年 = 実 質 消 費 関 連 指 数 ( 季 調 値 )の 推 移 実 質 消 費 支 出 左 軸 実 質 コア 消 費 支 出 左 軸 消 費 総 合 指 数 右 軸 / /8 / / / /8 / / / /8 / / /8 / / / /8 ( 出 所 ) 総 務 省 家 計 調 査 内 閣 府 消 費 総 合 指 数 年 =

20 年 月 第 週 号 米 国 8 月 住 宅 販 売 着 工 件 数 (9 月 8,, 日 ) 8 月 の 新 築 住 宅 販 売 は 年 率 換 算 で. 万 戸 前 月 比 +8.と ヵ 月 連 続 で 増 加 した 市 場 予 想 ( 年 率 換 算. 万 戸 )を 大 きく 上 回 り ほぼ 年 ぶりの 高 水 準 となった 一 方 中 古 住 宅 販 売 は 年 率 換 算 で 万 戸 前 月 比.8と ヵ 月 ぶりに 減 少 住 宅 着 工 件 数 も 年 率 換 算 で 9. 万 戸 前 月 比.と ヵ 月 ぶりに 減 少 するなど 冴 えない 結 果 となった 在 庫 不 足 による 供 給 制 約 が 残 るものの 世 帯 数 が 増 加 する なか 雇 用 環 境 の 回 復 傾 向 が 続 いていることなどから 今 後 の 住 宅 投 資 は 持 ち 直 し 傾 向 を 維 持 すると 予 想 す る 千 件,, 8 8/8 新 築 中 古 住 宅 販 売 件 数 と 住 宅 着 工 件 数 の 推 移 千 件, 9/ 9/8 / /8 / /8 / /8 / /8 / /8,,,,, 住 宅 着 工 件 数 新 築 住 宅 販 売 件 数 中 古 住 宅 販 売 件 数 ( 右 軸 ) ( 出 所 ) 米 商 務 省 米 不 動 産 業 協 会 (NAR) 9 月 ISM 製 造 業 景 況 指 数 ( 月 日 ) 9 月 の ISM 製 造 業 景 況 指 数 は. と ヵ 月 ぶりに 低 下 し 市 場 予 想 (8.)をも 下 回 った 活 動 の 拡 大 を 示 した 業 種 は 輸 送 機 器 PC 電 子 部 品 な ど 全 8 業 種 中 業 種 で 8 月 の 7 業 種 から 減 少 した ただ 調 査 対 象 企 業 からは 前 向 きなコメントが 多 く 寄 せられた 構 成 項 目 別 に 見 ると 生 産 は ヵ 月 連 続 の 上 昇 となった 一 方 新 規 受 注 は 8 月 にほぼ 年 ぶりの 高 水 準 まで 上 昇 した 反 動 もあり 8 ヵ 月 ぶりに 低 下 雇 用 も ヵ 月 連 続 で 低 下 した FRB( 米 連 邦 準 備 制 度 理 事 会 )による 低 金 利 政 策 が 企 業 の 事 業 環 境 を 下 支 えしており 今 後 の 企 業 景 況 感 は 改 善 傾 向 を 維 持 するとみる ホ イント ISM 製 造 業 景 況 指 数 の 推 移 7/9 8/ 8/9 9/ 9/9 / /9 / /9 / /9 ( 出 所 ) 米 サプライマネジメント 協 会 (ISM) / /9 / /9 8 月 製 造 業 新 規 受 注 ( 月 日 ) 8 月 の 製 造 業 新 規 受 注 は 前 月 比.と ヵ 月 ぶりに 減 少 した 除 く 輸 送 機 器 ベースでも 同. と ヵ 月 連 続 の 減 少 となった 耐 久 財 は 同 8. と 7 月 に 航 空 機 の 大 型 受 注 によって 大 きく 増 加 した 反 動 もあり ヵ 月 ぶりのマイナス 非 耐 久 財 も 同.と 石 油 石 炭 の 減 少 が 続 いた 結 果 ヵ 月 連 続 のマイナスとなった 一 方 設 備 投 資 の 先 行 指 標 とさ れる 非 防 衛 資 本 財 受 注 ( 除 く 航 空 機 )は 同 +.と ヵ 月 ぶりに 増 加 GDP の 機 械 投 資 の 算 出 に 使 用 され る 非 防 衛 資 本 財 出 荷 ( 除 く 航 空 機 )も 同 +.と ヵ 月 連 続 の 増 加 となり 設 備 投 資 の 回 復 が 続 く 可 能 性 が 示 された 億 ト ル 製 造 業 新 規 受 注 の 推 移 億 ト ル 7/8 8/ 8/8 9/ 9/8 / /8 / /8 / /8 / /8 / 受 注 額 耐 久 財 ( 右 軸 ) 非 耐 久 財 ( 右 軸 ) ( 出 所 ) 米 商 務 省 /8 7 8

21 年 月 第 週 号 9 月 雇 用 統 計 ( 月 日 ) 9 月 の 非 農 業 部 門 雇 用 者 数 は 前 月 比 +.8 万 人 と 増 加 幅 が ヵ 月 ぶりに 万 人 の 大 台 を 超 え 市 場 予 想 ( 同 +. 万 人 )をも 上 回 った 過 去 ヵ 月 分 も 計 +.9 万 人 上 方 修 正 され 雇 用 環 境 の 回 復 基 調 が 続 い ていることを 示 す 結 果 家 計 調 査 から 集 計 される 失 業 率 は 8 月 の.から.9へと ヵ 月 連 続 で 低 下 し ほぼ 年 ぶりの 水 準 となった ただ 失 業 率 の 低 下 は 職 探 しをあきらめて 労 働 市 場 から 退 出 した 人 が 増 加 したことも 影 響 しているとみられる FRB による 低 金 利 政 策 が 企 業 の 事 業 環 境 を 下 支 えしており 雇 用 環 境 は 今 後 も 堅 調 に 推 移 すると 予 想 する 千 人 /9 8/ 8/9 非 農 業 部 門 雇 用 者 月 間 増 減 数 と 失 業 率 9/ 9/9 / /9 / /9 / /9 / /9 / 非 農 業 部 門 雇 用 者 数 月 間 増 減 数 失 業 率 ( 右 軸 ) ( 出 所 ) 米 労 働 省 /

22 年 月 第 週 号 欧 州 9 月 ドイツ Ifo 景 況 感 指 数 (9 月 日 ) 9 月 のドイツ Ifo 景 況 感 指 数 は.7 と 前 月 の. から. ポイント 悪 化 し 市 場 予 想 を 下 回 った 内 訳 を 見 ると 現 況 指 数 が.. 期 待 指 数 が と いずれも ヵ 月 連 続 で 悪 化 した 産 業 別 では 卸 売 業 が.7. と マイナスに 転 じたほか 製 造 業 が 9.. と プラス 幅 が 縮 小 建 設 業 が. 7. 小 売 業 が.7. と ともにマイナス 幅 が 拡 大 した ドイツでは 堅 調 な 内 需 を 背 景 に 雇 用 者 のお よそ 半 分 を 占 めるサービス 業 の 採 用 意 欲 が 改 善 してお り 今 後 も 雇 用 環 境 の 改 善 は 続 くとみている ただ 地 政 学 リスクへの 懸 念 などから 輸 出 の 回 復 には 力 強 さが 欠 け ドイツ 景 気 の 回 復 ペースは 緩 やかなものにとどま ると 予 想 する 独 Ifo 現 況 指 数 と 期 待 指 数 ホ イント /9 /9 /9 /9 7/9 8/9 9/9 /9 現 況 指 数 期 待 指 数 ( 出 所 )Ifo 経 済 研 究 所 /9 /9 /9 /9 8 月 ユーロ 圏 マネーサプライ(9 月 日 ) 8 月 のユーロ 圏 マネーサプライは 前 年 比 +.と 前 月 の 同 +.8から 伸 び 幅 が 拡 大 し 市 場 予 想 と 一 致 した 民 間 向 け 貸 出 額 は 同. 同.と 前 月 からマ イナス 幅 が 縮 小 した 民 間 向 け 貸 出 額 の 内 訳 を 見 ると 家 計 向 けが 同.と 前 月 と 同 じマイナス 幅 となった ものの 非 金 融 企 業 向 けが 同. 同.と ヵ 月 ぶりにマイナス 幅 が 縮 小 した 銀 行 貸 出 態 度 の 厳 格 化 ペースが 和 らいでいるほか 企 業 の 資 金 需 要 も 持 ち 直 していることから ユーロ 圏 の 民 間 向 け 貸 出 は 今 後 も 回 復 傾 向 で 推 移 すると 予 想 する /8 / ( 出 所 )ECB Mと 民 間 部 門 貸 出 額 の 推 移 ( 前 年 比 ) /8 / /8 / /8 M 民 間 部 門 貸 出 額 / /8 9 月 ユーロ 圏 景 況 感 指 数 (9 月 9 日 ) 9 月 のユーロ 圏 景 況 感 指 数 は 99.9 と 前 月 の. か ら.7 ポイント 悪 化 し 市 場 予 想 を 下 回 った 内 訳 を 見 ると サービス 業 景 況 感 が.. 建 設 業 景 況 感 が と ともに 改 善 したものの 鉱 工 業 景 況 感 が.. 消 費 者 信 頼 感 が.. 小 売 業 景 況 感 が. 7. と いずれも 悪 化 した 主 要 国 別 では フランスが スペインが.. と ともに 改 善 した 一 方 ドイツが..8 イタリアが と いずれも 悪 化 した 今 後 は 堅 調 な 内 需 を 背 景 にドイツ 景 気 が 徐 々に 上 向 くとみてい るが 地 政 学 リスクへの 懸 念 がくすぶり 続 けるとみられ ることから ユーロ 圏 景 気 の 持 ち 直 しペースは 緩 やかな ものにとどまるとみている ホ ポイント ユーロ 圏 景 況 感 指 数 ( 主 要 国 別 ) 年 年 年 7 年 8 年 9 年 年 年 年 年 ドイツ フランス イタリア スペイン ( 出 所 ) 欧 州 委 員 会 年

23 年 月 第 週 号 日 米 欧 マーケットの 動 向 ( 年 月 日 現 在 ) 各 国 の 株 価 動 向 ( 円 ) / 日 経 平 均 株 価 / / /9 / / /8 / / / /7 /9 (ドル) 8 7 / ダウ 工 業 株 種 平 均 / / /9 / / /8 / / / /7 /9 (ポイント) / ドイツの 株 価 指 数 (DAX) / / /9 / / /8 / / / /7 /9 (ポイント) 7 7 / 英 国 の 株 価 指 数 (FT) / / /9 / / /8 / / / /7 /9 外 為 市 場 の 動 向 ( 円 ) / 円 /ドル 相 場 / / /9 / / /8 / / / /7 /9 (ドル)..... / / / ドル/ユーロ 相 場 /9 / / /8 / / / /7 /9 ( 円 ) 9 / / / 円 /ユーロ 相 場 /9 / / /8 / / / /7 /9 ( 円 ) / / / 円 /ポンド 相 場 /9 / / /8 / / / /7 /9

24 年 月 第 週 号 各 国 の 金 利 動 向 (). 政 策 金 利 ( 日 本 無 担 保 コール 翌 日 物 ) (). 長 期 金 利 ( 日 本 年 国 債 ) / / / /9 / / /8 / / / /7 /9. / / / /9 / / /8 / / / /7 /9 () 政 策 金 利 ( 米 国 FFレート).... () 長 期 金 利 ( 米 国 年 国 債 ) / / / /9 / / /8 / / / /7 /9.. / / / /9 / / /8 / / / /7 /9 (). 政 策 金 利 (ユーロ 圏 定 例 オヘ 最 低 入 札 金 利 ) () 長 期 金 利 (ドイツ 年 国 債 ) / / / /9 / / /8 / / / /7 /9. / / / /9 / / /8 / / / /7 /9 商 品 市 況 の 動 向 (ドル) 原 油 先 物 (WTI 中 心 月 ) (ポイント) CRB 先 物 指 数 / / / /9 / / /8 / / / /7 /9 / / / /9 / / /8 / / / /7 /9

25 年 月 第 週 号 本 レポートは 明 治 安 田 生 命 保 険 運 用 企 画 部 運 用 調 査 G が 情 報 提 供 資 料 として 作 成 したものです 本 レポートは 情 報 提 供 のみを 目 的 として 作 成 したものであり 保 険 の 販 売 その 他 の 取 引 の 勧 誘 を 目 的 と したものではありません また 記 載 されている 意 見 や 予 測 は 当 社 の 資 産 運 用 方 針 と 直 接 の 関 係 はあ りません 当 社 では 本 レポート 中 の 掲 載 内 容 について 細 心 の 注 意 を 払 っていますが これによりその 情 報 に 関 する 信 頼 性 正 確 性 完 全 性 などについて 保 証 するものではありません 掲 載 された 情 報 を 用 いた 結 果 生 じた 直 接 的 間 接 的 トラブルや 損 失 損 害 については 当 社 は 一 切 の 責 任 を 負 いません ま たこれらの 情 報 は 予 告 なく 掲 載 を 変 更 中 断 中 止 することがあります 照 会 先 明 治 安 田 生 命 保 険 相 互 会 社 運 用 企 画 部 運 用 調 査 グループ 東 京 都 千 代 田 区 丸 の 内 -- TEL-8- 執 筆 者 : 小 玉 祐 一 謝 名 憲 一 郎 信 本 将 巳 水 野 有 香 山 口 範 大 淺 野 裕 大 片 岡 菜 々 美 安 藤 卓 康 玉 置 菜 摘