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1 api news No No

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3 発 行 にあたって アピ とは 1970 年 に 発 売 された 細 菌 同 定 キット アピ は 細 菌 同 定 の 分 野 に 大 変 革 をもたらしました それまでの 同 定 検 査 には 多 種 多 様 な 培 地 を 必 要 とし その 操 作 は 大 変 煩 雑 なものでした アピ は 細 菌 の 同 定 に 必 要 な 基 質 を1 枚 のプレート に 収 め 細 菌 同 定 システムを 簡 易 化 標 準 化 することに 成 功 しました 特 に アピ 20 は 生 化 学 検 査 とデータベースを 組 み 合 わせて 開 発 された 初 めての 同 定 キットです また アピ のデータベースはパスツール 研 究 所 ( 仏 ) 等 の 世 界 各 国 の 主 要 な 微 生 物 研 究 所 との 共 同 により 開 発 され その 開 発 は 現 在 も 続 けられています アピ のもうひとつの 革 新 的 な 技 術 として 数 値 同 定 があります この 数 値 同 定 法 はソフトウエアの 開 発 に 至 り 細 菌 の 同 定 はさらに 確 実 で 簡 単 なものとな りました Api news は 話 題 の 菌 や 感 染 症 法 などに 焦 点 を 当 て 2003 年 より 発 行 を 行 なっています 今 年 で 7 年 目 に 突 入 し 33 号 発 行 に 至 りました これを 期 に これまでに 発 行 された api news をまとめ 直 し さらに 改 正 感 染 症 法 を 追 加 し より 内 容 を 充 実 させた 冊 子 として 作 成 いたしましたので 弊 社 アピ 製 品 のさらなるご 理 解 と 日 頃 の 細 菌 検 査 等 の 一 助 となれ ば 幸 いです また api news の 作 成 にあたり 写 真 等 をご 提 供 いただいた 諸 先 生 方 や 貴 重 なご 意 見 等 を 頂 いた 諸 先 生 方 に 深 く 御 礼 を 申 し 上 げます 2010 年 1 月 シスメックス ビオメリュー 株 式 会 社

4 目 次 <グラム 陽 性 菌 > 腸 球 菌 No /10 発 行 1 Geobacillus stearothermophilus No /04 発 行 3 Listeria No /07 発 行 5 NVS (nutritionally variant streptococci) No /05 発 行 7 Propionibacterium acnes No /02 発 行 9 Staphylococcus 属 No /10 発 行 11 Streptococcus suis No /06 発 行 13 グループ B レンサ 球 菌 No /08 発 行 15 肺 炎 球 菌 No /01 発 行 17 A 群 レンサ 球 菌 No /08 発 行 19 <グラム 陰 性 菌 > Acintobacter baumannii No 発 行 21 Acinetobacter 属 菌 No /10 発 行 23 BLNAR No /12 発 行 27 セレウス 食 中 毒 No /11 発 行 29 キャンピロバクター 食 中 毒 No /09 発 行 31 Elizabethkingia meningoseptica No 発 行 33 Enterobacter sakazakii No /05 発 行 35 Helicobacter pylori No /04 発 行 37 肺 炎 桿 菌 No 発 行 39 淋 菌 No /12 発 行 41 髄 膜 炎 菌 No /07 発 行 43 病 原 性 大 腸 菌 No /03 発 行 45 Proteus mirabilis No /08 発 行 47 緑 膿 菌 No /12 発 行 49 赤 痢 菌 No 発 行 51 Vibrio vulnificus 感 染 症 No /08 発 行 53 Yersinia pseudotuberculosis No /10 発 行 55 < 嫌 気 性 菌 > Bacteroides fragilis group No /05 発 行 57 ボツリヌス 菌 No /02 発 行 59 Clostridium difficile No /03 発 行 61

5 <その 他 > 臨 床 材 料 からまれに 分 離 される 菌 No 発 行 63 感 染 症 法 2004/03 発 行 65 改 正 感 染 症 法 69 国 際 感 染 症 No /10 発 行 71 < 付 録 > アピ 同 定 可 能 菌 種 一 覧 表 *api news は 2003 年 より 作 成 を 開 始 本 文 内 に 含 まれる 情 報 や 数 字 等 は 当 時 のものであり 最 新 の 情 報 と 異 なる 場 合 があります アピ ウェブのご 案 内 アピ ウェブは アピ マニュアルキットの 目 視 判 定 結 果 を 検 索 するためのシステムです アピ マニュアルキットの 全 てのデータベースを 含 んでおり コンピュータで 簡 単 に 使 用 することが 可 能 です 簡 単 操 作 24 時 間 365 日 いつでもアクセス 可 能 それぞれのアピの 色 見 本 を 掲 載 高 性 能 600 種 以 上 の 細 菌 酵 母 が 同 定 可 能 同 定 の 信 頼 性 に 基 づき 同 定 確 立 (%ID) 典 型 的 な 生 化 学 性 状 パターンとの 一 致 の 度 合 い を 示 す 指 数 (T 値 )を 表 示 補 足 試 験 や 追 加 試 験 内 容 を 提 示 セキュリティ 個 別 のアクセルコードを 使 用 し データを 暗 号 化 し 安 全 性 と 機 密 性 を 確 保 リアルタイムのメンテナンスを 実 施 品 番 統 一 商 品 コード 品 名 アピウェブ アピウェブ CD 版 備 考 細 菌 名 検 索 用 インターネットサービス (ライセンスナンバーシートの 提 供 ) バージョンアップは 随 時 細 菌 名 検 索 用 コンピュータソフト(CD-ROM の 提 供 ) バージョンアップはございません

6 グラム 陽 性 菌 腸 球 菌 (No 年 ) 腸 球 菌 腸 球 菌 は 通 性 嫌 気 性 のグラム 陽 性 球 菌 で 好 気 および 嫌 気 の 両 条 件 下 で 発 育 します 自 然 界 に 広 く 分 布 し ヒトや 動 物 の 腸 管 内 泌 尿 生 殖 器 粘 膜 に 常 在 しています 病 原 性 は 弱 く 健 康 成 人 に 感 染 症 を 引 き 起 こすことは 非 常 に 稀 です 以 前 は Streptococcus 属 に 分 類 さ れていましたが DNA 相 同 性 16S リボソーム RNA 配 列 解 析 などから Enterococcus 属 として 独 立 して 分 類 されるようになりました 本 菌 は 一 般 細 菌 用 培 地 (トリプケース 寒 天 培 地 など) 上 でも 発 育 しますが 血 液 寒 天 培 地 のほうがより 発 育 が 促 進 されます 培 地 上 では S 型 の 平 坦 なコロニーを 形 成 し 一 部 の 菌 種 (E. casseliflavus など)では 黄 色 色 素 を 産 生 します 臨 床 材 料 から 分 離 される 菌 種 の 約 8 割 は E. faecalis が 占 め 約 1 割 が E. faecium といわれています また 臨 床 では 主 に 尿 創 部 便 胆 汁 血 液 から 分 離 され 尿 路 感 染 症 敗 血 症 心 内 膜 炎 の 原 因 菌 とされています バンコマイシン 耐 性 腸 球 菌 は 2000 年 以 降 本 邦 においても 院 内 感 染 に 関 する 報 告 が 目 立 つようになっており 治 療 上 感 染 対 策 上 ともに 注 目 さ れている 耐 性 菌 の 一 つです 写 真 1) chromid VRE ( 品 番 43002) 培 養 :24 時 間 緑 色 コロニー :E. faecalis ATCC *chromid VRE とは 2 種 類 の 発 色 基 質 を 含 む 色 素 産 生 培 地 です バンコマイシンを 含 む 抗 生 物 質 ミクスチャーにより VRE を 特 異 的 か つ 選 択 的 に 分 離 します バンコマイシン 耐 性 腸 球 菌 (VRE) バンコマイシン 耐 性 腸 球 菌 はバンコマイシン(VCM)の 耐 性 を 示 す 腸 球 菌 をいいます 厚 生 労 働 省 では 感 染 症 法 より バンコマイシン 耐 性 腸 球 菌 感 染 症 を 5 類 感 染 症 に 分 類 しており 所 見 が 認 められかつ MIC 16 μg/ml 以 上 あるいは vana vanb 遺 伝 子 を 保 有 する 腸 球 菌 が 検 出 された 場 合 に 診 察 した 医 師 は 保 健 所 へ 報 告 することを 義 務 づけていま す 本 菌 はバンコマイシンの 繁 用 およびアボパルシンを 添 加 した 家 畜 飼 料 を 食 べた 家 畜 の 肉 を 食 べることにより 蔓 延 したと 考 えられています もともと 本 菌 はセフェム 系 やアミノグリコシド 系 抗 生 剤 に 対 し 自 然 耐 性 を 示 し ST 合 剤 には 感 受 性 を 示 しますが 環 境 中 の 葉 酸 化 合 物 を 取 り 込 むため 生 体 内 では 耐 性 を 示 します VRE には 保 有 する 耐 性 遺 伝 子 の 種 類 によりさらにいくつかの 種 類 に 分 類 されます( 表 1) 現 在 もっとも 院 内 感 染 等 で 注 意 しなければならないのは vana およ び vanb 遺 伝 子 を 保 有 する E. faecalis および E. faecium です これらの 菌 種 は 臨 床 材 料 からの 分 離 率 が 高 くかつ vana vanb は 容 易 に 他 の 菌 種 に 水 平 伝 播 すること 確 認 されています また これまでにテトラサイクリン 系 マクロライド 系 クロ ラムフェニコール 系 バンコマイシン ペニシリン アンピシリンに 獲 得 耐 性 を 示 すことも 報 告 されています 耐 性 遺 伝 子 の MIC(μg/ml) 保 有 菌 種 遺 伝 子 存 在 部 位 VCM TEIC vana プラスミド E. faecalis, E. faecium 64- > vanb プラスミド/ 染 色 体 E. avium, E. raffinosus E. gallinarum, E. casseliflavus 4->1024 <2 vanc 染 色 体 E. gallinarum, E. casseliflavus E. flavescens 4-32 <2 vand 染 色 体 E. faecium 64 4 vane 染 色 体 E. faecalis vang 染 色 体 E. faecalis 表 1 バンコマイシン 耐 性 腸 球 菌 の 分 類 ( 村 谷 哲 郎 : 薬 剤 耐 性 菌 と 耐 性 菌 検 出 状 況 より 抜 粋 して 引 用 ) 1

7 グラム 陽 性 菌 VRE を 特 集 した 記 事 のご 紹 介 VRE はヒトからヒト 環 境 からヒトへ 接 触 感 染 などで 伝 播 し 病 院 でのアウトブレイクも 報 告 されています 下 記 に VRE について 特 集 された 雑 誌 書 籍 をご 紹 介 いたします INFECTION CONTROL Vol.14 MC メディカ 出 版, 2005 佐 竹 幸 子 : バンコマイシン 耐 性 菌 の 伝 播 防 止 のための CDC ガイドライン. インフェクションコントロール 別 冊 メディカ 出 版, 1997 満 田 年 宏 : 医 療 環 境 における 多 剤 耐 性 菌 管 理 のための CDC ガイドライン. ヴァン メディカル, 2006 松 本 哲 朗 : バンコマイシン 腸 球 菌 (VRE) 感 染 症 ハンドブック 医 薬 ジャーナル 社, 2004 アピ 製 品 では E. faecalis を 試 験 すると 下 記 のような 結 果 が 得 られます アピ ストレップ20 ( 品 番 :20600) 体 外 診 断 用 医 薬 品 承 認 番 号 16200AMY E faecalis V7.0 Profile %ID=99.7 T=1.0 シスメックス ビオメリュー 遺 伝 子 製 品 のご 案 内 自 動 核 酸 抽 出 装 置 ニュークリセンス easymag はビオメリューがもつ 特 許 である BOOM 法 を 利 用 した 核 酸 抽 出 装 置 で す 磁 性 シリカを 用 いた 共 通 プロトコルにより 効 率 よく DNA RNA を 同 時 に 抽 出 することができます 各 種 臨 床 材 料 ( 血 液 尿 便 喀 痰 など)に 対 応 し 24 検 体 をわずか 40 分 で 抽 出 することができます また タッチスクリーンを 利 用 し た 簡 便 な 操 作 法 とバーコード 管 理 により 試 薬 のトレーサビリティが 可 能 です 更 に シンプルな 動 作 設 計 によりコンタミネ ーションを 最 大 限 に 削 減 した 高 品 質 の 核 酸 (DNA RNA)を 抽 出 することができます 抽 出 した 核 酸 はさまざまな 核 酸 増 幅 装 置 に 使 用 でき 各 種 遺 伝 子 検 査 にご 利 用 いただけます 自 動 核 酸 抽 出 装 置 : ニュークリセンス easymag 2

8 グラム 陽 性 菌 Geobacillus stearothernophilus (No 年 4 月 ) 好 熱 性 細 菌 (Geobacillus stearothermophilus) の 分 類 とその 特 徴 Geobacillus stearothermophilus は 土 壌 等 自 然 界 に 広 く 分 布 していますが 特 に 極 限 環 境 下 ( 温 泉 砂 漠 北 極 海 水 海 底 堆 積 物 など)で 生 育 できることで 知 られています 形 態 は グラム 陽 性 桿 菌 で 運 動 性 を 有 し の 至 適 発 育 温 度 を 示 し 45 以 上 の 環 境 で 増 殖 することができます 本 菌 は 以 前 は Bacillus stearothermophilus として 分 類 されていましたが ある 2 種 類 の 新 しい 菌 種 が 発 見 されたの をきっかけに 再 分 類 が 行 われました この 2 種 類 の 新 菌 種 (Geobacillus subterraneus 及 び G. uzenensis)は 油 田 の 地 層 水 から 発 見 され 5 種 類 の 炭 水 化 物 を 資 化 することができます また 高 温 性 運 動 性 有 芽 胞 の 特 徴 を 有 していた ことから 1991 年 に Ash らによって 高 温 性 Bacillus のグループ 5 に 分 類 された 菌 群 と 近 縁 にあることが 示 唆 されました 2001 年 T.N.Nazina らによって Geobacillus を 新 しい 属 名 として 正 式 に 提 案 し 新 たに 発 見 された 菌 種 を 含 め グ ループ 5 に 分 類 されていた 菌 種 の 内 16SrRNA 配 列 上 に 高 い 相 同 性 ( %)を 示 し 表 現 型 及 び 系 統 発 生 的 に も 非 常 に 近 似 していた 6 菌 種 (B. stearothermophilus B. thermocatenulatus B. thermodenitrificans B. thermoglucosidasius B. thermoleovorans B. kaustophilus)が Geobacillus 属 に 改 名 されました 現 在 までに Geobacillus 属 に 含 まれる 菌 種 は 17 菌 種 にのぼります 1, 3) 用 途 2, 4) 本 菌 は 食 品 工 業 や 医 療 などの 広 い 分 野 で 有 効 利 用 されています 時 には 食 品 の 腐 敗 変 敗 の 原 因 となったり 微 生 物 学 的 には 極 限 微 生 物 の 解 明 などの 研 究 に 利 用 されるなど 様 々な 分 野 に 関 係 しています 食 品 工 業 の 分 野 では 古 くから 澱 粉 の 液 化 に 用 いる 酵 素 の 一 つであるα-アミラーゼの 研 究 に 本 菌 が 利 用 されており 特 にその 耐 熱 性 に 注 目 さ れてきました 食 品 工 業 における 耐 熱 性 酵 素 の 利 用 は 高 い 温 度 環 境 化 で 安 定 な 酵 素 活 性 を 示 すことから 生 産 性 及 び 経 済 性 の 面 からも 有 用 だと 考 えられており 実 際 にこの 酵 素 をコードしている 遺 伝 子 をクローニングして 大 量 生 産 が 行 われています さらに この 耐 熱 性 の 性 質 を 利 用 して 食 品 及 び 医 薬 品 工 業 の 分 野 の 滅 菌 製 造 工 程 に 関 わるバリデー ションのインジケーターとしても 用 いられています 微 生 物 の 中 でも 極 めて 耐 性 の 高 い 胞 子 ( 芽 胞 )を 形 成 することから 加 圧 殺 菌 薬 剤 殺 菌 電 磁 波 照 射 殺 菌 などの 様 々な 殺 菌 効 果 を 評 価 するために 利 用 されています ( 例 :121.1 で D 値 (90% 死 滅 時 間 ):3.33 分 ) しかし その 性 質 や 自 然 界 に 広 く 分 布 していることなどから 逆 に 食 品 の 腐 敗 変 敗 の 原 因 菌 のひとつとして 問 題 にな ることがあります 特 に 缶 詰 食 品 やレトルトパック 食 品 缶 飲 料 などのフラットサワー 変 敗 を 引 き 起 こすことで 知 られていま す 滅 菌 工 程 で 完 全 に 死 滅 できなかった 芽 胞 が 流 通 保 管 またはホットベンダー 内 の 加 温 によって 増 殖 してしまうことが その 原 因 です 多 くの 可 能 性 を 秘 めたこの 菌 は 様 々な 分 野 で 時 には 活 躍 し 時 には 問 題 を 引 き 起 こしますが この 魅 力 はさらに 多 く の 研 究 者 によって 解 明 されていくことでしょう 3

9 グラム 陽 性 菌 Bacillus 属 の 分 類 の 現 状 3) 最 近 Bacillus の 菌 名 が 変 わった? または 新 しい Bacillus が 発 見 されたのですか? といった 声 がよく 聞 かれます 弊 社 にもアピ 製 品 をご 利 用 のお 客 様 から Bacillus の 菌 名 ( 特 に 属 名 ) 変 更 に 関 するお 問 合 せが 寄 せられております そこ で 下 記 に 年 の 間 に 新 たに 提 案 及 び 分 類 された Bacillus 属 の 主 な 新 しい 属 名 を 記 載 しました 何 れも 芽 胞 形 成 能 をもつ 従 来 の Bacillus 属 の 特 徴 を 有 します 菌 属 名 研 究 者 Alicyclobacillus Wisotzkey et al Paenibacillus Ash et al Brevibacillus Shida et al Aneurinibacillus Shida et al Virgibacillus Heyndrickx et al Salibacillus Arahal et al Gracilibacillus Wainoe et al Geobacillus Nazina et al Sulfobacillus Golovacheva and Karavaiko 1991 Halobacillus Spring et al Thermobacillus Touzel et al Geobacillus 属 の 名 前 の 由 来 3) Geobacillus は 地 球 や 大 地 を 意 味 する Geo と 桿 菌 ( 小 桿 菌 )を 意 味 する bacillus の 組 み 合 わせで 構 成 されてい ます 比 較 的 厳 しい 環 境 での 生 育 が 可 能 であり 高 温 菌 としての 性 質 を 有 することもあり その 特 徴 が 属 名 にも 反 映 さ れていることがわかります 菌 名 ( 学 名 )は その 菌 の 代 表 的 な 特 徴 を 有 することが 多 いので 知 っておくとイメージしやすいと 思 います API シリーズでは Geobacillus stearothermophilus をアピシリーズで 同 定 すると 下 記 のような 結 果 が 得 られます アピ50CHB V4.0 Geobacillus stearothermophilus, %id=99.9, T=0.99 参 考 文 献 1) Bergey s Manual of Systematic Bacteriology vol. 2, ) F.E.FEEHERRY: Thermal Inactivation and Injury of Bacillus stearothermophilus Spores. Appl.Environ.Microbiol. 53: , ) T.N.Nazina., Taxonomic study of aerobic thermophilic bacilli:descriptions of Geobacillus subterraneus gen.nov., sp. nov. and Geobacillus uzenensis sp. nov.from petroleum reservoirs and transfer of Bacillus stearothermophilus, Bacillus thermocatenulatus, Bacillus thermoleovorans, Bacillus kaustophilus, Bacillus thermoglucosidasius and Bacillus thermodenitrificans to Geobacillus as the new combinations G. stearothermophilus, G. thermocatenulatus, G. thermoleovorans, G. kaustophilus, G. thermoglucosidasius and G. thermodenitrificans. Int.Jour.Syst.Evol.Micro.51: ) 有 害 微 生 物 管 理 技 術 第 I 巻,

10 グラム 陽 性 菌 Listeria (No 年 7 月 ) Listeria とは Listeria は カタラーゼ 陽 性 芽 胞 非 形 成 のグラム 陽 性 通 性 嫌 気 性 桿 菌 です 通 常 では 運 動 性 を 有 します が 増 殖 至 適 温 度 である では 運 動 性 を 示 しません 本 属 には 現 在 7 菌 種 (L.monocytogenes, L. innocua, L. ivanovii, L. seeligeri, L. welshimeri, L. grayi, L. murrayi )が 知 られており 自 然 界 に 広 く 分 布 偶 蹄 類 の 腸 管 等 に 存 在 します うち 2 菌 種 が 病 原 性 を 示 すことが 知 られています 偶 蹄 類 2 本 または4 本 の 偶 数 趾 を 有 する 有 蹄 類 のうち ウシ 目 に 属 する 動 物 の 総 称 ブタ ウシ ヤギ 等 リステリア 症 について リステリア 症 の 原 因 菌 として 現 在 2 菌 種 が 知 られています 一 つは L. monocytogenes で ヒトおよび 動 物 に 対 し 病 原 性 を 示 します もう 一 つは L. ivanovii ですが こちらは 動 物 のみ 特 にヒツジに 対 して 病 原 性 を 示 すとされています リス テリア 症 は 熱 筋 肉 の 痛 み 吐 き 気 下 痢 等 が 主 な 症 状 ですが 神 経 系 に 作 用 すると 頭 痛 痙 攣 等 を 引 き 起 こしま す 健 康 な 成 人 は 感 染 しても 重 篤 な 症 状 を 示 さないことが 多 いのですが 幼 児 妊 娠 中 の 人 高 齢 者 および 免 疫 機 能 が 低 下 している 人 が 感 染 すると 重 篤 な 症 状 に 陥 ることがあります 特 に 妊 娠 中 は 感 染 しやすく リステリア 症 例 の 3 分 の 1 を 占 めるとも 言 われます さらに 妊 娠 中 に 感 染 すると 母 体 は 軽 いインフルエンザ 様 の 症 状 を 示 し 流 産 死 産 早 産 等 を 引 き 起 こす 可 能 性 があります L. monocytogenes におけるリステリア 症 に 関 与 する 因 子 として listeriolysin O と 呼 ばれるタンパク( 溶 血 に 関 与 してい ます)が 最 も 重 要 とされています また 特 に 病 原 性 を 強 く 示 すものに 4b の 血 清 型 を 持 つものが 知 られており その 中 で listeriolysin O 以 外 に pyra,plca,mpl,acta,plcb 遺 伝 子 をコードしているものがあります これらの 遺 伝 子 は 何 れも 病 原 因 子 として 知 られており 臨 床 上 特 に 重 要 であると 考 えられています L. ivanovii や L. seeligeri にも listeriolysin O と 似 たタンパクをコードする 遺 伝 子 が 存 在 しますが この 2 種 における 病 原 性 とタンパクとの 関 係 は 完 全 には 解 明 されていま せん Listeria の 薬 剤 感 受 性 について L. monocytogenes を 含 む Listeria は 通 常 セファロスポリン 系 及 びホスホマイシン 系 を 除 く 幅 広 い 薬 剤 に 感 受 性 を 示 し ます アミノグリコシド 系 と 併 せてアンピシリン 又 はペニシリン G を 用 いることで 効 果 的 に 抑 制 できます さらに ST 合 剤 がも っとも Listeria を 抑 制 できるものとして 報 告 されています Listeria による 食 中 毒 とその 動 向 Listeria は 偶 蹄 類 に 存 在 するため それらの 肉 や 乳 また 糞 便 から 土 壌 を 介 して 汚 染 された 野 菜 等 からの 感 染 が 問 題 となります また Listeria は 低 温 でも 増 殖 可 能 なため チーズなどの 乳 製 品 も 感 染 源 となることがあります CDC によ ると 2003 年 のアメリカ 国 内 における Listeria 食 中 毒 発 症 例 は 139 で うち 死 亡 例 は 22 と 報 告 されています(CDC FoodNet Annual Report 2003 より) 他 の 食 中 毒 事 例 と 比 較 して Listeria 症 による 死 亡 率 は 最 も 高 くなっています 日 本 国 内 では 北 海 道 でリステリアによる 集 団 食 中 毒 が 2001 年 3 月 に 起 きていたことが 厚 生 労 働 省 の 調 査 で 明 らかに なっています API 製 品 では アピマニュアルキットシリーズ アピ リステリア( 品 番 10307)では Listeria 属 菌 中 6 菌 種 の 同 定 が 可 能 です また ア ピ コリネ( 品 番 20907) アピ 20 ストレップ( 品 番 20600) ラピッド ID 32 ストレップアピ( 品 番 32607)でも 一 部 同 定 が 可 能 です また アピ リステリアは 生 理 生 化 学 性 状 反 応 を 用 いて L. monocytogenes を 同 定 できる 唯 一 のキット として 知 られています アピ リステリア 同 定 可 能 菌 種 Listeria monocytogenes, L.ivanovii, L.seeligeri, L.innocua, L.welshimeri, L.grayi アピ リステリアで Listeria を 試 験 すると 下 記 のような 結 果 となります アピ リステリア V.1.1 Profile:6510 L.monocytogenes ATCC19115 %id=98.6, T=1.0 5

11 グラム 陽 性 菌 V.1.1 Profile:3371 L. ivanovii ATCC %id=99.9, T=0.17 V.1.1 Profile:7510 L. innocua ATCC %id=99.6, T=1.0 参 考 文 献 1) Bergey s Manual of Systematic Bacteriology vol. 2, ) Bergey s Manual of Determinative Bacteriology 9th ed., ) CDC homepage 4) 細 菌 毒 素 ハンドブック, ) MICHAEL K. and WERNER G: Induction of Cytokines in Phagocytic Mammalian Cells Infected with Virulent and Avirulent Listeria Strains. Infection and Immunity 60: ,

12 グラム 陽 性 菌 NVS(nutritionally variant streptococci) <No 年 5 月 > NVS(nutritionally variant streptococci) とは NVS(nutritionally variant streptococci)は 1961 年 に Frenkel らによって 感 染 性 心 内 膜 炎 患 者 の 血 液 培 養 より 分 離 され 特 殊 な 栄 養 要 求 性 を 示 し 他 菌 種 の 周 囲 に 衛 星 現 象 として 発 育 する 菌 として 初 めて 報 告 されました NVS には Abiotrophia defectiva Granuricatella adiacens G. elegans (1995 年 Streptococcus より Abiotrophia へ 属 名 変 更 後 に 2000 年 新 属 名 Granuricatella へ 変 更 )の3 菌 種 が 含 まれ これらは 通 常 ヒトの 口 腔 咽 頭 消 化 器 泌 尿 生 殖 器 の 常 在 菌 として 存 在 していますが 臨 床 的 には 主 に 心 内 膜 炎 の 起 因 菌 として 血 液 より 分 離 されます 通 常 の 血 液 寒 天 培 地 上 で 発 育 せず L-システインが 添 加 されているチョコレート 寒 天 培 地 や GAM 寒 天 培 地 ブルセラ 寒 天 培 地 での 炭 酸 ガス 培 養 もしくは 嫌 気 培 養 によって 発 育 が 見 られ 培 養 条 件 によってはグラム 染 色 が 不 定 であるため 嫌 気 性 菌 とされたり 簡 易 同 定 キットの 選 択 間 違 いにより 誤 同 定 されることがあるため 検 出 の 際 の 培 地 選 択 や 培 養 条 件 に 注 意 を 要 する 菌 種 といわれています NVS の 検 出 状 況 欧 米 では 感 染 性 心 内 膜 炎 より 分 離 される streptococci の 8-17%を NVS が 占 めるとされています(Hardie 1991) また 口 腔 内 常 在 菌 ではあるものの 海 外 報 告 例 では 感 染 性 心 内 膜 炎 以 外 にも 敗 血 症 結 膜 炎 中 耳 炎 膵 膿 瘍 創 感 染 など 極 めて 多 様 な 感 染 症 より 分 離 されています NVS による 感 染 性 心 内 膜 炎 は 抗 菌 薬 に 対 する 耐 性 などにより 難 治 性 で 再 発 合 併 症 死 亡 例 の 頻 度 も 多 いと 報 告 されています 本 邦 において NVS の 検 出 率 は 極 めて 低 率 ですが 特 殊 な 栄 養 要 求 性 により 培 養 陰 性 とされたり 嫌 気 性 菌 や 他 の 菌 として 誤 同 定 される 可 能 性 もあることから 実 際 の 頻 度 は 決 して 少 なくないと 考 えられます したがって 感 染 性 心 内 膜 炎 など 本 菌 種 の 関 与 の 可 能 性 がある 検 査 材 料 につい ては 検 索 の 対 象 菌 として 分 離 を 試 みる 必 要 があります NVS の 特 徴 的 性 状 NVS は 多 くの streptococci と 異 なり 栄 養 要 求 性 が 厳 しく 鏡 検 においてグラム 陽 性 レンサ 球 菌 が 観 察 されたにも 関 わ らず 血 液 寒 天 培 地 等 の 常 用 培 地 に 発 育 しないなどの 特 徴 的 な 性 状 をもっています 形 態 グラム 陽 性 レンサ 球 菌 特 徴 備 考 時 にグラム 陰 性 化 傾 向 が 見 られ 連 鎖 が 不 明 瞭 な 場 合 あり 培 養 1 血 液 寒 天 培 地 (M58 以 外 )に 発 育 せず チョコレート 寒 天 培 地 血 液 加 ブルセラ 寒 天 培 地 チオグリコレート 寒 天 培 地 に 発 育 する 2L-システイン ビタミン B6 を 要 求 3 至 適 温 度 % 炭 酸 ガス 培 養 嫌 気 培 養 で 発 育 良 好 集 落 性 状 1 培 養 48 時 間 で 直 径 約 1mm 以 下 の S 型 集 落 形 成 2 衛 星 現 象 陽 性 3α 溶 血 性 衛 星 現 象 :Staphylococcus spp.の 近 傍 にのみ コロニーが 形 成 されることを 確 認 生 化 学 性 状 陽 性 :PYR, ロイシンアミノペプチダーゼ, トレハロース 陰 性 :カタラーゼ, 6.5%NaCl, 胆 汁 エスクリン 7

13 グラム 陽 性 菌 写 真 1) ブルセラHK 培 地 上 コロニー 写 真 2) 衛 星 現 象 ( 普 通 寒 天 培 地 ) 時 間 炭 酸 ガス 培 養 S.epidermidis の 周 囲 にのみ 発 育 が 観 察 される 血 液 寒 天 培 地 でも 同 様 の 結 果 が 得 られる 治 療 と 薬 剤 感 受 性 NVS に 対 する 治 療 の 基 本 は 第 一 選 択 として PCG と GM か SM の 併 用 投 与 第 二 選 択 として VCM もしくは VCM と GM の 併 用 投 与 とされていますが PCG やアミノグリコシド 系 薬 剤 に 対 する 耐 性 株 についても 多 くの 報 告 があります tolerance が 存 在 するため MBC 測 定 が 臨 床 に 有 用 となります 報 告 者 ( 報 告 年 ) Bosley (1990) Cooksey (1979) Holloway (1982) 抗 菌 薬 感 受 性 の 報 告 内 容 43 株 中 PCG 中 等 度 感 受 性 が 65% このうち 4 株 に PCG>=4 の 耐 性 菌 24 株 中 PCG<=0.12 が 67% このうち 8 株 が PCG= 株 中 100%が PCG に 対 し tolerance Carey (1977) PCG 耐 性 でアミノグリコシド 系 薬 剤 に 対 し tolerance tolerance:( 寛 容 性 )MIC 以 上 の 抗 菌 薬 の 存 在 下 で 発 育 はできないが 生 存 している 状 態 参 考 ブレイクポイント:NCCLS M100-S14(M7)January 2004 Streptococcus spp. viridans group Penicillin MIC S<=0.12, I=0.25-2, R>=4 API 製 品 では Abiotrophia defectiva と A. adiacens( 旧 名 で 同 定 されます)はアピ ストレップ 20( 品 番 20600)とラピッド ID32 ストレ ップ アピ( 品 番 32607)で 同 定 が 可 能 です 参 考 文 献 1) 佐 藤 智 明 : 血 液 培 養 からの nutritionally variant streptococci の 分 離 経 験. 日 本 臨 床 微 生 物 学 雑 誌 6(1), ) 江 成 唯 子 : Nutritionally variant streptococci と 臨 床 検 査. 日 本 臨 床 微 生 物 学 雑 誌 6(1), ) 菊 池 賢 : Nutritionally variant streptococci による 感 染 性 心 内 膜 炎 の 細 菌 学 的 および 臨 床 的 検 討. 感 染 症 学 雑 誌 68(7) 4) まれな 菌!?いざというとき 困 らないために 第 15 回 日 本 臨 床 微 生 物 学 会 総 会 ワークショップ 8

14 グラム 陽 性 菌 Propionibacterium acnes (No 年 2 月 ) Propionibacterium acnes Propionibacterium acnes は 嫌 気 性 ( 耐 気 性 )のグラム 陽 性 無 芽 胞 桿 菌 で アクネ 菌 やにきび 菌 などと 呼 ばれます カタラーゼ 陽 性 で 運 動 性 は 有 しません Propionibacterium の 属 名 が 示 す 通 り 本 菌 の 主 な 代 謝 産 物 はプロピオン 酸 です また ヒアルロニダーゼ レシチナーゼ リパーゼ 等 種 々の 酵 素 を 産 生 します 皮 膚 ( 主 に 皮 脂 腺 )の 常 在 菌 で 結 膜 外 耳 等 にも 存 在 します 本 菌 には 2 種 の 血 清 型 が 知 られており serotypeⅠはその 70% 程 度 がウサギ 血 液 寒 天 培 地 上 でβ 溶 血 を 示 すとされ ています(serotypeⅡでは 溶 血 性 が 認 められていません) 形 状 にも 幾 分 差 がみられ serotypeⅡは serotypeⅠよりも 球 形 に 近 いとされています 1) さらに 本 菌 はリボース エリスリトール ソルビトールの 発 酵 能 の 差 から 5 種 の 生 物 型 (biotype) に 分 類 されています serotypeⅠには biotype1-5 が また serotypeⅡには biotype2 のみが 含 まれます 2) 本 菌 は 1897 年 に Sabouraud によりにきび( 痤 瘡 )から 分 離 され その 後 Lovejoy と Hastings により 本 菌 とにきびとの 関 連 性 が 指 摘 されました 1) 一 方 本 菌 の 増 殖 に 伴 う 種 々の 代 謝 産 物 は 皮 膚 の 保 湿 に 寄 与 していたり 他 の 細 菌 の 増 殖 を 抑 制 する 作 用 がある 等 皮 膚 の 健 康 を 保 つ 上 でも 本 菌 は 重 要 とされています 一 般 に 広 く 使 用 される 抗 生 物 質 に 対 して 耐 性 を 持 たず 特 にペニシリン G エリスロマイシンには 感 受 性 が 高 いとされて いますが エリスロマイシン クリンダマイシン ドキシサイクリン テトラサイクリン 等 に 対 して 耐 性 を 有 する 株 も 一 部 で 報 告 さ れています(MIC 12.5μg) 3) 病 原 性 上 述 の 通 り 本 菌 はにきびの 関 連 菌 として 知 られています にきびは ホルモン(テストステロン)の 影 響 による 皮 脂 の 過 剰 分 泌 や 角 質 の 厚 化 等 の 影 響 から 皮 脂 が 毛 穴 から 排 出 されず 毛 嚢 に 溜 まることにより 生 じます そこで 本 菌 や 他 の 常 在 菌 (Staphylococcus epidermidis 等 )が 過 剰 に 増 殖 すると その 代 謝 産 物 や 菌 の 抗 原 をターゲットとする 食 細 胞 の 影 響 等 により 炎 症 が 生 じ にきびの 悪 化 へとつながります biotype 別 にみると biotype3 がにきびから 最 もよく 分 離 され かつ 他 の biotype と 比 較 し 症 状 もより 重 いとされています 4) 本 菌 は 眼 内 レンズ 人 工 心 臓 弁 脳 室 腹 腔 シャント 等 人 工 物 の 移 植 手 術 における 術 後 感 染 にも 関 与 することが あり ときに 重 篤 な 症 状 をもたらします このような 例 では 術 後 発 症 まで 長 期 間 を 要 する 場 合 が 多 く なかには 発 症 まで 4 年 を 要 した 例 もあります イヌやネコ 等 の 動 物 に 噛 まれたり 引 っ 掻 かれたりすることにより 生 じた 傷 から 感 染 して 炎 症 を 起 こす 例 も 多 く 感 染 例 の 20% 程 度 はこれらが 原 因 であるといわれます 5) 輸 血 用 血 液 採 取 時 の 初 流 血 除 去 採 取 血 液 および 血 液 製 剤 への 細 菌 の 混 入 は 輸 血 時 に 敗 血 症 を 引 き 起 こしうる 重 要 な 問 題 です 本 菌 を 含 む 皮 膚 の 常 在 菌 は これらに 混 入 しうる 重 要 な 菌 として 挙 げられます 採 血 部 の 消 毒 により 皮 膚 表 面 に 存 在 する 菌 が 混 入 する 危 険 性 を 低 下 させることはできますが 採 血 針 が 皮 脂 腺 や 毛 嚢 を 通 過 することにより そこに 存 在 する 本 菌 が 混 入 してし まう 危 険 性 は 残 ってしまいます( 皮 脂 腺 に 存 在 する 菌 まで 排 除 することは 事 実 上 不 可 能 であると 思 われます) 加 えて 採 血 針 により 切 り 取 られた 皮 膚 片 が 混 入 してしまう 可 能 性 もあります この 可 能 性 を 低 下 させるため 現 在 輸 血 用 血 液 の 採 血 時 には 初 流 血 ( 穿 刺 直 後 に 採 取 される 血 液 )の 除 去 が 実 施 されています 6) 皮 膚 常 在 菌 の 混 入 リスクの 高 い 初 流 血 を 本 バッグとは 別 のバッグに 採 血 することにより 安 全 性 を 高 め ています なお 採 血 後 の 初 流 血 は 輸 血 の 検 査 に 使 用 されています また 血 液 培 養 時 の 汚 染 菌 の 頻 度 としても Propionibacterium spp.が %と 最 も 高 く 起 炎 菌 を 確 定 する 際 に 注 意 を 要 する 必 要 があります( 院 内 感 染 対 策 サーベイランス 9

15 グラム 陽 性 菌 API 製 品 では Propionibacterium acnes をアピシリーズで 同 定 すると 下 記 のような 結 果 が 得 られます アピケンキ V4.0 Profile: Propionibacterium acnes %id=99.9 T=1.0 アピコリネ V3.0 Profile: Propionibacterium acnes %id=99.9 T=1.0 ラピッドID32Aアピ V3.2 Profile: Propionibacterium acnes %id=99.9 T=1.0 参 考 文 献 1) Bergey s Manual of Systematic Bacteriology vol.2, ) M. Kishishita et al. : Biotyping of Propionibacterium acnes Isolated from Normal Human Facial Skin. Appl. Environ. Microbiol 38(4): , ) I. Kurokawa et al. : Antimicrobial susceptibility of Propionibacterium acnes isolated from acne vulgaris. Euro. J. Dermatol 9(1): 25-28, ) S. Higaki et al. : Correlation between Propionibacterium acnes biotypes, lipase activity and rash degree in acne patients. J. Dermatol 27(8): , ) Manual of Clinical Microbiology 9 th ed, ) 名 雲 英 人, 他 : 初 流 血 除 去 による 細 菌 汚 染 低 減 効 果 の 検 証. J. J. Trans. Cell Therapy 53(6): ,

16 グラム 陽 性 菌 Staphylococcus 属 (No 年 10 月 ) Staphylococcus 属 ブドウ 球 菌 属 は 自 然 界 に 広 く 分 布 し あるものはヒトや 動 物 の 皮 膚 および 粘 膜 の 正 常 細 菌 叢 を 構 成 し あるものは 化 膿 膿 瘍 形 成 および 化 膿 性 疾 患 の 原 因 となり 致 命 的 な 敗 血 症 を 起 こします また ある 種 のブドウ 球 菌 は 耐 熱 性 のエ ンテロトキシンを 産 生 し 食 中 毒 の 原 因 にもなります 他 にも 多 種 の 抗 生 物 質 に 対 して 耐 性 を 獲 得 し 治 療 上 困 難 な 問 題 を 提 起 しているのもブドウ 球 菌 属 の 特 徴 です ブドウ 球 菌 属 は 直 径 μm の 球 菌 で 寒 天 培 地 に 発 育 した 菌 はブドウの 房 状 の 配 列 を 示 しますが 液 体 培 地 に 発 育 したものや 病 巣 材 料 中 のものでは 集 塊 も 小 さく しばしば 単 在 したり 二 連 状 四 連 状 または 短 連 鎖 配 列 した ものも 見 られます ブドウ 球 菌 は 本 来 グラム 陽 性 菌 ですが 培 養 が 古 いものはグラム 陰 性 に 染 色 されることがあるので 注 意 が 必 要 です 寒 天 培 地 上 では 黄 色 白 色 レモン 色 等 のコロニーを 形 成 しますが 色 素 産 生 能 は 変 異 しやすく 時 には 継 代 培 養 に よって 失 われることがあります また ブドウ 球 菌 は 嫌 気 培 養 下 では 色 素 を 産 生 せず 菌 株 の 多 くは 5-15%の 高 濃 度 の 食 塩 存 在 下 で 増 殖 可 能 です 分 布 S. epidermidis S. hominis S. aureus など 多 くの Staphylococcus 属 は 主 にヒトの 皮 膚 から 分 離 されます 一 方 S. hyicus や S. intermedius はこれまでは 家 畜 等 の 動 物 の 病 原 菌 として 知 られていましたが 最 近 ではヒトからの 分 離 報 告 例 もあり 問 題 視 されているようです コアグラーゼ coagulase コアグラーゼは ヒトや 動 物 の 血 漿 を 凝 固 させる 酵 素 様 物 質 です S. aureus S. intermedius S. hyicus などの 一 部 が コアグラーゼを 産 生 することが 知 られています ヒトより 分 離 されるコアグラーゼ 陽 性 ブドウ 球 菌 は S. aureus のみとして 認 識 されていましたが 近 年 S. aureus でもコアグラーゼ 陰 性 株 が 存 在 することが 報 告 されています コアグラーゼには 遊 離 コアグラーゼと 結 合 コアグラーゼの 2 種 類 があり 遊 離 コアグラーゼは ヒトや 動 物 の 血 漿 中 に 存 在 するプロトロンビンに 類 似 した CRF(coagulase reacting factor)と 呼 ばれる 物 質 に 作 用 して トロンビン 様 物 質 に 活 性 化 し その 結 果 フィブリノーゲンがフィブリンとなって 血 漿 凝 固 が 起 こると 考 えられています 一 方 結 合 コアグラーゼ(クランピングファクター)は 菌 体 表 面 に 存 在 し 遊 離 コアグラーゼ 陽 性 株 の 大 部 分 が 結 合 コア グラーゼも 陽 性 になります ベアードパーカー 寒 天 培 地 +RPF( 品 番 44003) 培 地 に 含 まれるウサギ 血 漿 と 牛 由 来 フィブリノーゲンにより コアグラーゼ 陽 性 菌 のコロニーは 半 透 明 のハローを 形 成 します 左 側 コアグラーゼ 陽 性 菌 右 側 コアグラーゼ 陰 性 菌 リパーゼ lipase S. aureus が 産 生 するフォスホリポプロテインリパーゼは リポビテリン( 卵 黄 の 脂 質 蛋 白 成 分 )からリポイド 部 分 を 分 離 し 卵 黄 加 寒 天 平 板 上 に 発 育 したコロニーの 周 囲 に 乳 混 濁 帯 ( 卵 黄 反 応 )を 生 じさせます これは S. aureus の 特 徴 的 性 状 の1つです 11

17 グラム 陽 性 菌 MRSA(Methicillin-resistant Staphylococcus aureus) MRSAはβラクタム 系 抗 生 物 質 (メチシリン ペニシリン オキサシリン セファゾリンなど)に 耐 性 を 持 つS. aureusの 総 称 で す MRSAは 薬 剤 の 使 用 が 多 い 病 院 内 や 医 療 関 係 施 設 から 主 に 分 離 され 免 疫 力 が 低 下 した 患 者 が 感 染 すると 肺 炎 や 尿 路 感 染 症 や 敗 血 症 など 重 篤 な 症 状 を 引 き 起 こし 院 内 感 染 原 因 菌 として 問 題 視 されてきました ところが 最 近 では 入 院 や 透 析 等 の 経 験 が 無 い 健 康 な 人 々からもMRSA(CA-MRSA)が 分 離 され ごく 一 般 的 な 感 染 症 の 起 因 菌 として 街 中 に 広 がっている 事 が 知 られてきています また CNSのなかでもMRSAと 同 じようにmecA 遺 伝 子 を 保 有 する 菌 株 が 確 認 されています 入 院 患 者 より 分 離 される meca 遺 伝 子 保 有 CNSはCNS 全 体 の74.1%と 高 い 保 有 率 を 占 めており また 家 畜 などからも 分 離 されていることから 病 院 内 外 おいて 常 在 菌 化 が 進 行 する 可 能 性 があり 十 分 な 注 意 が 必 要 です CA-MRSA(community-associated MRSA) CA-MRSA は 市 中 感 染 MRSA とも 呼 ばれ 粘 着 因 子 としてコラーゲン 結 合 蛋 白 質 をもち Panton-Vatentine ロイ コシジン( 白 血 球 破 壊 毒 素, PVL)を 産 生 する 特 徴 をもっています そのため 従 来 の 医 療 機 関 から 分 離 された MRSA と 比 較 して 感 染 力 が 強 く 皮 膚 疾 患 を 起 こしやすい 傾 向 があります また 耐 性 度 が 低 く 増 殖 が 速 い 特 徴 をもっていま す 市 中 感 染 MRSA の 多 くは 小 児 や 青 年 期 の 皮 膚 軟 部 組 織 疾 患 から 分 離 されます 感 染 分 布 では 米 国 南 米 ヨーロッパ アフリカ オセアニア アジアなど 世 界 各 地 で 分 離 され また わが 国 においても 2003 年 に 生 後 11 ヶ 月 のとびひ 患 者 や 2004 年 に 18 歳 の 女 性 から 報 告 されています MRSA に 汚 染 された 物 体 や 皮 膚 の 直 接 接 触 などから 感 染 拡 大 し 多 人 数 で 暮 らす 住 環 境 や 不 衛 生 な 環 境 から 多 く 分 離 されるため CDC(Centers for Disease Control and Prevention)では 以 下 のような 注 意 を 喚 起 し CA-MRSA の 感 染 予 防 を 呼 びかけています 石 鹸 や 消 毒 剤 などで 手 指 をよく 洗 い 清 潔 に 保 つこと 切 り 傷 や 擦 り 傷 は 完 治 するまで 絆 創 膏 を 貼 ること 他 人 の 傷 や 絆 創 膏 に 接 触 しないようにすること タオルや 剃 刀 などは 個 々に 使 用 して 他 人 と 共 有 しないこと API 製 品 では Staphylococcus 属 はアピスタフプレート( 品 番 20500)または ID32 スタフアピ( 品 番 32500)にて 同 定 が 可 能 です アピスタフプレート V4.1 Profile: Staphylococcus aureus %id=97.8, T=1.0 参 考 文 献 1) 清 水 晃 : 食 品 有 用 腐 敗 細 菌 の 性 質 と 検 査 法 5 Staphylococcus 属 細 菌. 日 本 防 菌 防 黴 学 会 誌 30(7): , ) Community-Associated Methicillin Resistant Staphylococcus aureus (CA-MRSA).CDC Infection Control in Healthcare ( 3) Management of Methicillin-Resistant Staphylococcus aureus(mrsa) Infections, Federal Bureau of Prisons-Clinical Practice Guidelinens, Ausgust, 2005( 12

18 グラム 陽 性 菌 Streptococcus suis (No 年 6 月 ) Streptococcus suis Streptococcus suis は 動 物 およびヒトの 両 方 に 感 染 症 を 引 き 起 こす 人 畜 共 通 感 染 症 の 原 因 菌 で 直 径 μm の 通 性 嫌 気 性 のグラム 陽 性 菌 です 鞭 毛 はなく 芽 胞 も 形 成 しません カタラーゼ 陰 性 オキシダーゼ 陰 性 で ブド ウ 糖 を 発 酵 します 羊 血 液 寒 天 培 地 ではα 溶 血 を 起 こし 菌 株 によっては 馬 血 液 寒 天 培 地 ではβ 溶 血 を 形 成 しま す 本 来 は 豚 に 髄 膜 炎 を 起 こすレンサ 球 菌 で 豚 レンサ 球 菌 とも 呼 ばれています 近 年 豚 のみならずヒトにおいても 感 染 症 を 引 き 起 こすことが 報 告 され さらに 2005 年 に 中 国 において 集 団 発 症 例 が 報 告 され 死 者 も 出 ていることから 近 年 注 目 されています その 発 生 は 主 に 養 豚 国 に 始 まり 現 在 は 日 本 を 含 む 世 界 中 で 発 生 しています ヒト 感 染 例 では 1960 年 代 にデンマークで 最 初 に 報 告 され 日 本 では 1994 年 に 初 めて 報 告 されています また 2005 年 に WHO のホー ムページにおいて 豚 レンサ 球 菌 (S. suis) 対 策 として と 畜 及 び 食 品 の 調 理 時 の 注 意 事 項 について 掲 載 されたことを 受 け て 国 内 においても 厚 生 労 働 省 より 豚 レンサ 球 菌 感 染 症 に 係 ると 畜 業 者 等 への 注 意 喚 起 が 通 達 されています 病 原 性 と 治 療 本 菌 は 豚 の 野 口 蓋 扁 桃 や 上 部 気 道 から 分 離 され しばしば 健 康 な 豚 からも 分 離 されます 保 菌 豚 から 他 の 豚 に 伝 達 されるが ヒトからヒトへの 伝 達 に 関 する 報 告 はありません 豚 から 豚 への 感 染 メカニズムは 接 触 や 病 原 菌 エアロゾルへ の 暴 露 により 感 染 し 同 一 の 農 場 内 で 流 行 するケースが 多 いようです 以 下 に 本 菌 の 特 徴 をまとめました [ 豚 での 発 症 要 因 ] 不 明 な 点 が 多 く 免 疫 力 が 低 下 した 豚 による 日 和 見 感 染 や 強 毒 株 による 感 染 などが 考 えられて います [ 病 原 性 ] 菌 体 の 表 面 に 存 在 する 莢 膜 多 糖 体 抗 原 の 違 いにより 35 種 類 の 血 清 型 が 報 告 されています 血 清 型 によ り 病 原 性 が 異 なり 型 が 病 豚 から 分 離 され そのうち 2 型 の 検 出 率 が 最 も 高 いことが 知 られています また 感 染 豚 の 主 な 症 状 として 髄 膜 炎 敗 血 症 関 節 炎 肺 炎 などの 病 態 があります [ヒトへの 感 染 経 路 ] 感 染 豚 ( 生 肉 )と 直 接 接 触 することにより 皮 膚 の 外 傷 から 侵 入 し 感 染 を 引 き 起 こします 潜 伏 期 間 は 約 3 日 間 で 化 膿 性 髄 膜 炎 が 多 く 初 期 症 状 は 高 熱 倦 怠 感 嘔 吐 など 次 に 髄 膜 炎 皮 下 出 血 毒 素 ショック 昏 睡 等 の 臨 床 症 状 を 起 こします 後 遺 症 として 聴 覚 障 害 などが 報 告 されています 血 清 型 は 2 型 が 多 く 報 告 されています 好 発 時 期 は 7 月 の 2-4 週 にもっとも 発 生 例 数 が 多 く 子 供 への 感 染 報 告 例 がなく 歳 の 方 に 発 症 しており また 性 別 では 男 性 の 発 症 例 が 約 8 割 を 占 めています [ 感 受 性 試 験 ] 豚 からの 分 離 株 では ペニシリンに 耐 性 を 示 す 株 が 約 3 割 存 在 することが 報 告 されており またマクロラ イド リンコサミド ストレプトグラミン B に 耐 性 を 示 します ヒトからの 分 離 株 ではペシリン 耐 性 株 はまれで セフェム 系 に 感 受 性 を 示 し オフロキサシン EM CLDM などに 耐 性 を 示 す 株 が 分 離 報 告 されています [ 注 意 点 ] 本 菌 は 熱 に 弱 く 加 熱 することにより 死 滅 することから 感 染 した 豚 の 生 肉 を 介 した 血 液 による 感 染 が 考 え られています そのため 手 指 に 外 傷 があるときは 生 の 豚 肉 を 取 り 扱 う 際 に 手 袋 を 着 用 する 豚 肉 を 調 理 した 後 に 手 洗 い 器 具 の 洗 浄 を 徹 底 する 豚 肉 を 十 分 に 加 熱 した 上 で 食 べるなどに 注 意 する 必 要 があります WHO では 豚 肉 を 調 理 するときは 内 部 の 温 度 が 70 以 上 に 達 するまで 加 熱 するか 肉 汁 の 色 が 変 化 するまで 加 熱 することを 推 奨 していま す 13

19 グラム 陽 性 菌 アピ 製 品 では S. suis をアピシリーズで 同 定 すると 下 記 のような 結 果 が 得 られます アピ ストレップ 20 プレート ( 品 番 :20600) S. suis 1 V7.0 Profile %id=94.2 T=0.99 S. suis 2 V7.0 Profile %id=99.9 T=0.99 ラピッド ID32 ストレップ アピ ( 品 番 :32607) S. suis 1 V3.0 Profile %id=98.4 T=0.98 S. suis 2 V3.0 Profile %id=99.1 T=1.0 訂 正 とお 詫 び アピ ストレップ 20 プレートおよびラピッド ID32 ストレップ アピの 陽 性 率 表 中 の Streptococcus suisⅠ Streptococcus suisⅡのⅠ Ⅱの 表 記 は 正 しくは 1 2 です これは 血 清 型 による 分 類 を 意 味 したものではなく 製 品 のデータベース 上 生 化 学 性 状 から 簡 易 的 に S. suis を 2 グループに 分 類 したものです 14

20 グラム 陽 性 菌 グループ B レンサ 球 菌 (No 年 8 月 ) グループ B レンサ 球 菌 (S. agalactiae)とは S. agalactiae は Lancefield の B 群 に 属 する 菌 で ウシの 乳 房 炎 の 原 因 菌 として 分 離 されました 血 液 寒 天 培 地 で 時 間 培 養 の 集 落 は 弱 く 狭 いα 溶 血 環 を 伴 った 直 径 1.5mm 前 後 の 正 円 形 集 落 を 形 成 します 臨 床 材 料 由 来 株 の 約 3% は 非 溶 血 を 示 します 膣 や 直 腸 に 常 在 し 産 道 感 染 による 敗 血 症 新 生 児 化 膿 性 髄 膜 炎 の 起 因 菌 として 重 要 です (1) S. agalactiae は 血 清 学 的 に Ia Ib II III IV V VI VIII などに 型 別 さ れ 日 本 人 女 性 の 膣 内 からは 血 清 型 VI 型 VIII の 分 離 頻 度 が 高 く 欧 米 では I 型 III 型 が 多 く 分 離 されます 生 後 10 日 以 内 の 新 生 児 の 敗 血 症 から 多 く 検 出 されるのは Ia 型 生 後 10 日 -3 ヶ 月 前 後 に 発 症 する 化 膿 性 髄 膜 炎 らは III 型 が 多 く 検 出 されま す 1) また VI 型 VIII 型 による 新 生 児 感 染 症 の 頻 度 は 低 いと 考 えられています GBS 感 染 の 治 療 薬 として 感 受 性 を 有 するペニシリン 系 または 第 3 世 代 セフェム 系 抗 生 物 質 が 第 一 選 択 薬 剤 とされ ています アミノグリコシド 系 抗 生 剤 には 感 受 性 が 低 いとされています コロンビア CNA5%ヒツジ 血 液 寒 天 培 地 培 養 時 間 :48 時 間 S. agalactiae ( 非 溶 血 株 ) 病 原 性 GBS は 膣 内 常 在 菌 の 一 つで 成 人 女 性 の 膣 内 に 約 20% 検 出 されます ほとんどが 無 症 状 で GBS 保 菌 妊 婦 から 出 生 した 児 の 約 50%に GBS が 検 出 され その 1-2%に 新 生 児 GBS 感 染 症 を 発 症 します また 膣 内 以 外 でも 妊 婦 直 腸 より 20% 前 後 咽 頭 より 2-5% 検 出 されます 2) 新 生 児 GBS 感 染 症 は 生 後 一 週 間 以 内 に 発 症 する 早 発 型 と 生 後 8 日 以 降 から 3 ヶ 月 以 内 に 発 症 する 遅 発 型 に 分 類 されます 割 合 は 早 発 型 が 約 8 割 遅 発 型 が 約 2 割 で 早 発 型 のほとんどが 日 齢 2 日 以 内 に 発 症 しています 早 期 型 は 呼 吸 窮 迫 症 候 群 (RDS) 様 の 呼 吸 器 障 害 で 発 症 し その 後 急 激 に 症 状 が 悪 化 し 死 亡 する 例 もあります 死 亡 率 は 16.0%で 後 遺 症 を 残 したものは 6.6%です 遅 発 型 は 髄 膜 炎 主 体 であり 初 期 症 状 は 発 熱 等 ですが 神 経 学 的 後 遺 症 を 残 すことが 多 いようです 死 亡 率 は 16.9%で 後 遺 症 を 残 したものは 21.8%と 報 告 されています 3) また 新 生 児 GBS 感 染 症 の 発 症 率 は GBS 保 菌 妊 婦 の 1-2% 全 分 娩 の 0.1% 未 満 ですが いったん 発 症 すれば 新 生 児 死 亡 や 重 篤 な 後 遺 症 を 残 すことが 多 いため 新 生 児 GBS 感 染 症 に 対 する 予 防 治 療 対 策 が 必 要 とされます そこで 1996 年 にアメリカ 疾 病 対 策 センター(Center for disease Control and Prevention; CDC)はガイドライン 4) を 発 表 しました 予 防 S. agalactiae の 感 染 経 路 は 出 産 時 上 行 性 または 産 道 通 過 中 に 垂 直 または 出 生 後 母 親 や 看 護 者 からの 水 平 感 染 です 感 染 予 防 早 期 発 見 早 期 治 療 には 妊 婦 へのスクリーニング 検 査 が 重 要 であるため 2002 年 に 改 訂 された CDC のガイドラインでは 全 妊 婦 に 対 して 妊 娠 週 で 膣 腸 より 培 養 検 査 を 行 うこととされています( 図 1) 本 ガイド ラインで 予 防 的 薬 剤 投 与 の 適 応 妊 婦 には 出 産 4 時 間 以 上 前 からペニシリンを 静 脈 内 投 与 することを 規 定 しています ま たペニシリンアレルギー 妊 婦 の 薬 剤 投 与 方 法 についても 記 載 されています 15

21 グラム 陽 性 菌 全 妊 婦 に 対 して 週 で 膣 および 直 腸 から 培 養 ( 除 外 : 今 回 妊 娠 中 の GBS 細 菌 尿 陽 性 あるいは 前 回 重 症 GBS 感 染 症 児 出 産 歴 ) 予 防 的 抗 生 剤 投 与 の 適 応 前 児 重 症 GBS 感 染 症 児 出 産 今 回 の 妊 娠 中 に GBS 細 菌 尿 陽 性 今 回 の 妊 娠 GBS スクリーニング 陽 性 GBS 培 養 検 査 結 果 不 明 および 下 記 の 該 当 者 早 産 破 水 後 18 時 間 以 上 母 体 発 熱 38 以 上 予 防 的 抗 生 剤 投 与 の 不 適 応 前 回 妊 娠 時 の GBS スクリーニング 検 査 陽 性 ( 今 回 GBS 陽 性 例 を 除 く) 陣 痛 発 来 破 水 前 の 選 択 的 帝 王 切 開 (GBS 培 養 検 査 結 果 に 関 係 なく) 今 回 GBS スクリーニング 検 査 陰 性 図 1 予 防 的 抗 生 剤 投 与 の 適 応 (CDC. 2002) 新 商 品 のご 案 内 chromid Strepto B 寒 天 培 地 ( 品 番 43461)は 妊 婦 また 新 生 児 における S. agalactiae 保 菌 者 のためのスクリーニング 用 選 択 培 地 です 検 体 を 直 接 培 地 に 塗 布 し 37 好 気 環 境 で 時 間 培 養 します S. agalactiae は 薄 ピンク 色 コロニーを 形 成 します chromid Strepto B 寒 天 培 地 培 養 時 間 :24 時 間 S. agalactiae ATCC NCTC8190 API シリーズでは Streptococcus agalactiae をアピシリーズで 同 定 すると 下 記 のような 結 果 が 得 られます アピストレップ20 V7.0 Streptococcus agalactiae %id=99.9,t=1.0 参 考 文 献 1) 微 生 物 学 / 臨 床 微 生 物 学 医 歯 U78 薬 出 版 株 式 会 社 2) 幡 亮 人 ほか: 21. 妊 婦 の B 群 溶 連 菌 (GBS) 感 染 症 とその 対 策. 産 婦 人 科 治 療 90: , 2005/ 増 刊 3) 三 鴨 廣 繁 : GBS 感 染 症 性 感 染 症 研 究 の 新 しい 展 開 日 本 抗 生 物 質 協 議 会 機 関 紙 57(6): 17-24, ) CDC: Prevention of perinatal group B streptococcal disease. Revised guideline from CDC,

22 グラム 陽 性 菌 肺 炎 球 菌 (No 年 1 月 ) 肺 炎 球 菌 とは 写 真 :S. pneumoniae ATCC のムコイド 型 コロニー (BM ヒツジ 血 液 寒 天 培 地 好 気 環 境 下 一 夜 培 養 ) 肺 炎 球 菌 (Streptococcus pneumoniae)は ヒトの 口 腔 や 上 気 道 の 常 在 菌 です 肺 炎 の 主 要 な 病 原 菌 であり 中 耳 炎 結 膜 炎 髄 膜 炎 敗 血 症 などを 引 き 起 こすこともあ ります 直 径 μm のグラム 陽 性 双 球 菌 で 多 糖 体 からなる 莢 膜 を 有 しています 栄 養 要 求 性 の 厳 しい 菌 に 属 し 培 地 に 血 液 の 添 加 を 必 要 とします ヒツジ 血 液 寒 天 培 地 上 ではα 溶 血 を 示 し 正 円 形 で 隆 起 した 透 明 な 集 落 を 形 成 します 1) 粘 着 性 のあるムコイド 型 のコロニーを 形 成 する 株 もあります また 自 己 融 解 酵 素 を 持 っているためほとんどの 臨 床 分 離 株 は 最 適 条 件 下 で 培 養 後 約 時 間 後 に 自 己 融 解 を 開 始 し コロニーの 中 心 が 崩 れ 始 めます 血 液 培 養 ボトルなどの 液 体 培 地 中 では 特 に 早 く 自 己 融 解 し 死 滅 するため な るべく 早 く 新 しい 培 地 にサブカルチャーする 必 要 があります 肺 炎 球 菌 の 同 定 には オプトヒン 感 受 性 試 験 が 最 も 優 れて いるといわれていますが オプトヒン 耐 性 株 も 数 % 報 告 されているため オプトヒン 耐 性 の 場 合 には 胆 汁 溶 解 試 験 やラテッ クス 凝 集 試 験 などによる 確 認 が 必 要 となります 2) 肺 炎 球 菌 と 感 染 症 3) 表 1: 年 齢 別 にみた 細 菌 性 髄 膜 炎 の 主 な 起 炎 菌 高 齢 者 の 死 亡 原 因 のうちで 高 い 年 齢 病 原 体 割 合 を 占 める( 第 4 位 ) 肺 炎 の 原 新 生 児 -3ヶ 月 B 群 レンサ 球 菌 大 腸 菌 黄 色 ブドウ 球 菌 リステリア 菌 因 菌 は 地 域 国 に 関 わらずその 半 分 近 くが 肺 炎 球 菌 であるといわ 3ヶ 月 - 幼 児 インフルエンザ 菌 肺 炎 球 菌 黄 色 ブドウ 球 菌 れています 高 齢 者 は 抵 抗 力 が 衰 年 長 時 - 青 年 期 肺 炎 球 菌 インフルエンザ 菌 髄 膜 炎 菌 えているため 風 邪 などで 気 管 支 成 人 肺 炎 球 菌 髄 膜 炎 菌 が 弱 ると 肺 炎 球 菌 が 肺 まで 入 り 込 高 齢 者 肺 炎 球 菌 グラム 陰 性 桿 菌 リステリア 菌 み 肺 炎 を 起 こしやすくなります 合 併 症 として 約 3 分 の1の 症 例 で 菌 血 症 が 認 められています 小 児 髄 膜 炎 でも 肺 炎 球 菌 はインフルエンザと 並 んで 2 大 原 因 菌 の 一 つとなっています 成 人 の 髄 膜 炎 でも 肺 炎 球 菌 は 原 因 菌 の 第 1 位 となっています 薬 剤 耐 性 肺 炎 球 菌 1967 年 にオーストラリアで 初 めてペニシリン 低 感 受 性 の 肺 炎 球 菌 が 報 告 されて 以 来 薬 剤 耐 性 肺 炎 球 菌 は 現 在 世 界 各 国 で 増 加 拡 大 しています 国 内 においても 第 3 世 代 経 口 セフェム 系 薬 が 繁 用 されるようになってから 急 速 にペニシ リン 耐 性 肺 炎 球 菌 (PRSP PISP)が 増 加 しており 現 在 その 出 現 率 は 60%を 超 えるといわれています 特 に 小 児 の 急 性 気 道 感 染 症 や 反 復 する 急 性 中 耳 炎 などでは 耐 性 菌 が 関 わっている 場 合 が 多 いため 抗 菌 薬 効 果 の 確 認 と 適 切 な 切 り 替 えが 重 要 となります 世 界 的 視 点 から 見 ると 薬 剤 耐 性 肺 炎 球 菌 は 他 の 国 々に 比 べ 特 にアジアにおいて 極 め て 高 い 分 布 率 であることが 報 告 されています 現 在 肺 炎 球 菌 の 抗 菌 薬 耐 性 化 はペニシリン 系 薬 剤 のみならずマクロラ イドやニューキノロンにまで 拡 大 しており 広 範 囲 の 薬 剤 に 対 し 耐 性 を 獲 得 した 多 剤 耐 性 肺 炎 球 菌 に 関 しても 今 後 注 意 が 必 要 であるといわれています 17

23 グラム 陽 性 菌 肺 炎 球 菌 の 血 清 型 とワクチン 肺 炎 球 菌 のもつ 莢 膜 多 糖 体 は 抗 原 性 により 現 在 84 型 に 分 けられています 莢 膜 は 病 原 性 と 関 連 しており 気 道 感 染 症 から 分 離 される PRSP では 19 型 が 最 も 多 く PISP では 14 型 小 児 髄 膜 炎 では 6 型 が 約 4 割 を 占 めていると 報 告 されています 5) 肺 炎 球 菌 ワクチンは このうち 感 染 の 機 会 の 高 い 23 種 類 の 型 に 対 して 免 疫 をつけることができます 感 染 を 事 前 に 予 防 したり 重 症 感 染 症 の 発 症 リスクを 下 げるために 特 に 高 齢 者 や 慢 性 疾 患 のある 人 乳 児 小 児 に 対 してワクチン 接 種 が 勧 められています API 製 品 では Streptococcus pneumoniae は アピ ストレップ 20( 品 番 :20600)とラピッド ID32 ストレップ アピ( 品 番 :32607)で 同 定 することができます アピ ストレップ 20 で S. pneumoniae を 試 験 すると 下 記 のような 結 果 となります アピ ストレップ20 V6.0 Streptococcus pneumoniae, %id=99.6, T=1.0 参 考 文 献 1) 岡 田 淳 ほか: 臨 床 微 生 物 学 講 座 微 生 物 学 / 臨 床 微 生 物 学 医 歯 薬 出 版 株 式 会 社 ) 小 栗 豊 子 / 小 野 米 子 : 日 常 検 査 における 検 出 法 の 問 題 点 肺 炎 球 菌 の 分 離 同 定 血 清 型 別 ペニシリン 耐 性 株 のスクリー ニング 法 臨 床 と 微 生 物 22 (2): 17-23, ) 多 田 有 希 岡 部 信 彦 : 感 染 症 の 話 細 菌 性 髄 膜 炎 IDWR Infectious Diseases Weekly Report Japan (38), ) 井 上 松 久 ほか: 新 規 ケトライド 系 抗 菌 薬 の 細 菌 学 的 検 討 Telithromycin を 中 心 に. 日 本 化 学 療 法 学 会 雑 誌 : , ) 生 方 公 子 : 抗 菌 薬 耐 性 菌 感 染 症 の 現 状 とその 対 策. 埼 玉 医 科 大 学 雑 誌 30 (1): ,

24 グラム 陽 性 菌 A 群 溶 血 性 レンサ 球 菌 (No 年 8 月 ) トピックス 2003/6/20 A 群 溶 血 性 レンサ 球 菌 咽 頭 炎 が 過 去 10 年 間 で 2000 年 に 次 ぐ 高 い 水 準 国 立 感 染 症 研 究 所 が6 月 20 日 に 発 表 した2003 年 第 23 週 (6 月 2 日 -6 月 8 日 )の 感 染 症 発 生 動 向 調 査 によりますと A 群 溶 血 性 レンサ 球 菌 咽 頭 炎 は 過 去 5 年 間 の 同 時 期 と 比 較 してやや 多 い 水 準 で 推 移 しています 都 道 府 県 別 では 富 山 県 (5.0) 鳥 取 県 (3.6) 宮 崎 県 (3.3)が 多 くなっていま す A 群 溶 血 性 レンサ 球 菌 咽 頭 炎 1981 年 に 開 始 された 厚 生 省 感 染 症 サーベイランス 事 業 では, 小 児 科 内 科 定 点 から A 群 溶 血 性 レンサ 球 菌 (Streptococcus pyogenes)によると 疑 われる 咽 頭 炎 ( 猩 紅 当 該 週 と 過 去 5 年 間 の 平 均 ( 過 去 5 年 間 の 前 週 当 該 週 後 週 の 熱 も 含 む)が 溶 連 菌 感 染 症 の 疾 病 名 で 報 告 されていま 合 計 15 週 の 平 均 )の 比 を 対 数 にてグラフ 上 に 表 現 した した 1999 年 4 月 に 施 行 された 感 染 症 の 予 防 及 び 感 染 症 の 患 者 に 対 する 医 療 に 関 する 法 律 ( 感 染 症 新 法 ) では, A 群 溶 血 性 レンサ 球 菌 咽 頭 炎 と 名 称 が 変 更 され, 引 き 続 き 小 児 科 定 点 から 報 告 される 4 類 感 染 症 となりました ま た, 同 法 では 新 たに 劇 症 型 溶 血 性 レンサ 球 菌 感 染 症 が 全 医 師 に 届 け 出 義 務 のある 4 類 感 染 症 として 位 置 付 けられ ています 本 疾 患 はいずれの 年 齢 でも 起 こり 得 ますが 学 童 期 に 最 も 多 く 3 歳 以 下 や 成 人 では 典 型 的 な 臨 床 像 を 呈 する 症 例 は 少 数 です 感 染 症 発 生 動 向 調 査 のデータからは 一 般 的 に 冬 に 報 告 数 が 増 加 しますが 春 から 初 夏 にかけて 患 者 数 が 増 加 する 年 もみられます 本 疾 患 は 通 常 患 者 との 接 触 を 介 して 伝 搬 するため ヒトとヒトとの 接 触 の 機 会 が 増 加 するときにおこりやすくなっています 健 康 保 菌 者 は 学 校 での 咽 頭 培 養 を 用 いた 研 究 によると 15-30%と 報 告 されています 咽 頭 炎 患 者 の 感 染 性 は 急 性 期 にもっとも 強 く その 後 徐 々に 減 弱 し 健 康 保 菌 者 からの 感 染 はまれとされています 急 性 期 の 感 染 率 については 兄 弟 での 間 が 最 も 高 率 で 25%と 報 告 されています 病 原 診 断 には 咽 頭 培 養 により 菌 を 分 離 することが 基 本 となっています その 他 に A 群 多 糖 体 抗 原 を 検 出 する 迅 速 診 断 キットも 利 用 できますが 感 度 は 50-95%とさまざまで 抗 原 量 すなわち 菌 量 に 依 存 するため 咽 頭 擦 過 物 の 採 取 方 法 により 結 果 が 査 収 されます 感 染 症 新 法 における 取 り 扱 い A 群 溶 血 性 レンサ 球 菌 咽 頭 炎 は 4 類 感 染 症 定 点 把 握 疾 患 であり 全 国 約 3,000 の 小 児 科 定 点 医 療 機 関 から 毎 週 報 告 されています 報 告 の 基 準 は 以 下 の 通 りです 診 断 した 医 師 の 判 断 により 症 状 や 所 見 から 当 該 疾 患 が 疑 われ かつ 以 下 の 3 つの 基 準 すべてを 満 たすもの 1. 発 熱 2. 咽 頭 痛 咽 頭 発 赤 および 頚 部 リンパ 節 炎 ( 発 疹 を 伴 うこともある) 3. 苺 舌 上 記 の 基 準 は 必 ずしも 満 たさないが 診 断 した 医 師 の 判 断 により 症 状 や 所 見 から 当 該 疾 患 が 疑 われ かつ 病 原 体 診 断 や 血 清 学 的 診 断 によって 当 該 疾 患 と 診 断 されたもの 感 染 症 新 法 学 校 保 健 法 では 猩 紅 熱 の 病 名 は 削 除 されています これは 猩 紅 熱 が A 群 溶 血 性 レンサ 球 菌 感 染 症 の 一 病 型 に 過 ぎず 医 学 的 疫 学 的 にも 猩 紅 熱 という 病 名 を 特 別 に 扱 う 必 要 がないからです 19

25 グラム 陽 性 菌 劇 症 型 溶 血 性 レンサ 球 菌 感 染 症 1980 年 代 後 半 から, 欧 米 をはじめアジアにおいても,S. pyogenes により 引 き 起 こされる 劇 症 型 溶 血 性 レンサ 球 菌 感 染 症 (toxic shock-like syndrome: TSLS,いわゆる" 人 食 いバクテリア"による 劇 症 型 感 染 症 )が 問 題 になっています TSLS 患 者 は, 免 疫 不 全 などの 重 篤 な 基 礎 疾 患 をほとんど 持 っていないにもかかわらず, 突 然 発 病 する 例 が 多 く 見 られ ます 初 期 症 状 としては, 咽 頭 炎, 四 肢 の 疼 痛, 発 熱, 血 圧 低 下 などで, 発 病 から 病 状 の 進 行 が 非 常 に 急 激 かつ 劇 的 で,いったん 発 病 すると 数 十 時 間 以 内 には 軟 部 組 織 壊 死, 急 性 腎 不 全 などを 引 き 起 こし, 患 者 はショック 症 状 から 死 に 至 ります 1999 年 4 月 の 感 染 症 新 法 施 行 後 届 けられた TSLS 患 者 は,1999 年 に 22 例,2000 年 に 37 例, 計 59 例 で(2000 年 10 月 16 日 現 在 ), 届 け 出 時 点 で 死 亡 が 報 告 されたのは 25 例 でした 患 者 の 分 布 は 全 国 26 都 道 府 県 にわたって おり 特 に 発 生 の 地 域 差 は 認 められません 患 者 は 歳 代 に 多 く, 平 均 年 齢 は 55.7 歳 でした 全 国 で 66 人 感 染 30 人 死 亡 人 食 いバクテリア 調 査 2003/03/14 共 同 通 信 ニュース 速 報 より 皮 膚 や 筋 肉 を 壊 死 (えし)させることなどから 人 食 いバクテリア ともいわれる 劇 症 型 A 群 溶 血 性 連 鎖 球 菌 に 感 染 した 患 者 は 2000 年 以 降 23 都 道 府 県 で 計 66 人 に 上 り このうち 30 人 が 死 亡 したことが 名 古 屋 大 医 学 部 などのグル ープの 調 査 で 分 かりました 調 査 に 当 たった 長 谷 川 忠 男 名 古 屋 大 助 教 授 は 調 査 結 果 は 全 体 のごく 一 部 診 断 がつ かず 死 亡 したケースも 多 数 あると 考 えられる と 指 摘 医 療 機 関 に 迅 速 な 診 断 と 治 療 を 呼 び 掛 けています 長 谷 川 助 教 授 らは 2001 年 から 2 年 がかりで 全 国 約 2000 の 病 院 を 対 象 にアンケートし その 結 果 死 亡 例 では 生 存 者 に 比 べ 発 熱 の 程 度 が 低 く 感 染 症 では 数 が 増 えるはずの 白 血 球 もそれほど 増 えていない 傾 向 があることが 判 明 しま した 初 期 症 状 が 風 邪 と 似 ているため 熱 がないと 思 って 油 断 しているうちに 短 時 間 で 皮 膚 や 筋 肉 の 壊 死 が 進 み 手 遅 れになる 危 険 性 もあります また 生 活 習 慣 病 など 何 らかの 基 礎 疾 患 のある 患 者 や 60 歳 以 上 の 年 配 者 の 死 亡 率 が 高 いことも 分 かりました 研 究 グループは 過 去 10 年 で 死 亡 率 が 減 少 しないのは これまでの 研 究 成 果 が 臨 床 で 生 かされていないためか 以 前 より 菌 自 体 の 毒 性 が 強 まっていることも 考 えられる と 指 摘 しています アピ 製 品 では A 群 溶 血 性 レンサ 球 菌 (Streptococcus pyogenes)はアピマニュアルキットシリーズでは アピストレップ 20 プレート ラピッド ID 32 ストレップ アピ にて 同 定 が 可 能 です この 2 つのキットは 連 鎖 球 菌 腸 球 菌 を 4 時 間 もしくは 24 時 間 で 同 定 します この 2 つのキットで A 群 溶 血 性 レンサ 球 菌 を 試 験 すると 下 記 の 結 果 となります ラピッド ID 32 ストレップ アピ V2.0 Profile: Streptococcus pyogenes %id=99.9,t=1.00 アピストレップ20 プレート V6.0 Profile: Streptococcus pyogenes %id=99.9,t=1.0 20

26 グラム 陰 性 菌 Acintobacter baumannii (No 年 ) Acinetobacter baumannii Acinetobacter baumannii はブドウ 糖 非 発 酵 陰 性 桿 菌 で 土 壌 や 水 系 な どの 環 境 中 に 広 く 存 在 し 病 院 および 家 庭 の 洗 面 台 などの 湿 潤 な 環 境 から も 検 出 されます 健 常 人 の 皮 膚 にも 常 在 し 乾 燥 環 境 からも 分 離 されます 通 常 ヒトには 無 害 ですが 重 篤 な 基 礎 疾 患 のある 患 者 に 感 染 を 引 き 起 こ す 日 和 見 感 染 菌 および 院 内 感 染 菌 として 知 られています 臨 床 材 料 からの 分 離 頻 度 は 高 く 主 な 分 離 部 位 は 喀 痰 尿 皮 膚 膿 血 液 主 な 感 染 症 は 呼 吸 器 感 染 尿 路 および 創 感 染 症 肺 炎 菌 血 症 が 報 告 されていま す 写 真 1.トリプケースソイ 5%ヒツジ 血 液 寒 天 培 地 ( 品 番 :43001) A. baumannii ATCC 培 養 時 間 24 時 間 Acinetobacter 属 はオキシダーゼ 陰 性 非 運 動 性 硝 酸 塩 還 元 能 陰 性 の 特 徴 をもちます 菌 体 は 1 2mm の 短 桿 菌 で 時 と して 菌 体 がペアとして 観 察 されます( 写 真 2) 初 代 培 養 や 液 体 培 養 では 球 菌 あるいは 双 球 菌 に 観 察 されます コロニーはスムーズ 型 で 腸 内 細 菌 群 に 類 似 する 小 型 コロニーを 形 成 します( 写 真 1) 臨 床 材 料 から 分 離 される Acinetobacter 属 は 限 られており A. baumannii, A. haemolyticus, A. johnsonii, A. lwoffii がありま す また 生 化 学 性 状 からは A. baumannii と A. calcoaceticus を 写 真 2.グラム 染 色 A. baumannii ATCC 分 類 することは 出 来 ず 41 の 発 育 により 両 菌 を 区 別 します(A. baumannii: 発 育 A. calcoaceticus : 非 発 育 ) 感 受 性 試 験 Acinetobacter 属 は 多 くのセフェム 系 薬 剤 に 耐 性 を 示 しますが ST 合 剤 イミペネム アンピシリン-スルバクタム チカル シリン-クラブラン 酸 ピペラシリン-タゾバクタム アモキシシリン-クラブラン 酸 ドキシサイクリン キノロン 系 薬 剤 などには 感 性 です Acinetobacter 属 に 対 する 感 受 性 試 験 では CDC の Swenson らはある 種 の 薬 剤 において 微 量 液 体 法 とディス ク 法 の 結 果 の 不 一 致 について 指 摘 しています 特 に β-ラクタム 系 薬 剤 とその 阻 害 剤 の 合 剤 では Very major error( 許 容 範 囲 1.5%)を 示 すことが 頻 繁 に 起 こり 微 量 液 体 希 釈 法 では MIC 値 を 高 く 報 告 する 傾 向 にあります 現 段 階 では どちらの 方 法 が 臨 床 上 有 効 であるかを 示 すデータは 報 告 されていません 耐 性 菌 および 治 療 ブドウ 糖 非 発 酵 菌 の 中 で 本 菌 は 緑 膿 菌 の 次 に 分 離 頻 度 が 高 く また その 耐 性 菌 の 増 加 が 近 年 話 題 になっており 陰 性 菌 の MRSA とも 言 われています 本 菌 は 染 色 体 性 セファロスポリナーゼを 産 生 し セファロスポリンに 自 然 耐 性 を 示 します また 薬 剤 修 飾 酵 素 の 産 生 や 薬 剤 透 過 性 の 低 下 によりアミノグリコシド フルオロキノロンなどに 耐 性 を 示 します 現 在 もっとも 有 効 な 治 療 薬 はカルバペネム 系 薬 剤 と 言 われていますが カルバペネム 系 薬 剤 に 耐 性 を 示 す 多 剤 耐 性 菌 が 国 内 外 において 報 告 されています 国 内 では 2009 年 に 報 告 されており 海 外 では アフガニスタンやイラク 領 域 で 負 傷 した 軍 人 から 分 離 した 102 株 中 4%の 菌 株 において 全 ての 薬 剤 に 対 し 耐 性 を 示 す 菌 株 が 分 離 報 告 されています 2003 年 4 月 から 2004 年 5 月 までにフランスでの 調 査 では イミペネム チカルシリン-クラブラン 酸 ピペラシリン-タゾバクタ ムにのみ 感 受 性 を 示 す 株 が 報 告 されています このように A. baumannii が 耐 性 を 獲 得 しやすい 理 由 や 各 地 域 でアウトブ レイクが 発 生 した 理 由 に 耐 性 遺 伝 子 を 獲 得 しやすい 性 質 や 消 毒 剤 に 抵 抗 性 があると 推 測 されています 21

27 グラム 陰 性 菌 < 弊 社 製 品 での 報 告 形 式 > アピ 製 品 :A. baumannii もしくは A. baumannii/ calcoaceticus VITEK 同 定 GNI+カード:Acinetobacter baumannii-calcoaceticus complex 以 上 のように 報 告 された 場 合 溶 血 細 菌 の 場 合 には A. haemolyticus である 可 能 性 が 最 も 高 いと 考 えられます その 他 のブドウ 糖 を 酸 化 する Acinetobacter 属 もこの 同 定 結 果 を 報 告 します VITEK2 同 定 GP カード :Acinetobacter baumanii complex と 報 告 し 以 下 の 4 菌 種 を 含 みます Acinetobacter baumanii, A. genospecies TU13, A. calcoaceticus, A. genospecies 3 アピ 製 品 では 以 下 のアピ 製 品 で Acinetobacter baumannii(/calcoaceticus)を 同 定 することができます - アピ 20 ( 品 番 :20107) 同 定 菌 名 :Acinetobacter baumannii/calcoaceticus - アピ 20 NE ( 品 番 :20057) 同 定 菌 名 :Acinetobacter baumannii/calcoaceticus - アピ 10S( 研 究 用 試 薬 ) ( 品 番 :10107) 同 定 菌 名 :Acinetobacter baumannii - ID 32 E アピ ( 品 番 :32407) 同 定 菌 名 :Acinetobacter baumannii - ID 32 GN アピ ( 品 番 :32107) 同 定 菌 名 :Acinetobacter baumannii 目 視 判 定 できません アピ 20 NE( 品 番 :20057) 体 外 診 断 用 医 薬 品 承 認 番 号 16200AMY アピ 20 NE で 試 験 すると 下 記 のような 結 果 が 得 られます V 7.0 Profile Acinetobacter baumannii/calcoaceticus %ID =95.2 %T=0.89 コメント: 48 時 間 培 養 以 前 の 同 定 結 果 は 無 効 22

28 グラム 陰 性 菌 Acinetobacter 属 (No 年 10 月 ) Acinetobacter Acinetobacter 属 菌 は 自 然 界 に 広 く 分 布 しており 厳 しい 環 境 下 でも 生 育 可 能 です 乾 燥 状 態 にも 強 く 医 療 従 事 者 やさまざまな 病 院 環 境 医 療 器 材 からも 検 出 されます Acinetobacter 属 菌 は 他 の 非 発 酵 性 グラム 陰 性 菌 と 同 様 に 1970 年 代 より 院 内 感 染 の 病 原 菌 として 認 識 されるようになりました なかでも A. baumannii は 重 要 で 国 内 外 のIC Uなどで 院 内 感 染 が 問 題 となっています また 近 年 A. baumannii の 多 剤 耐 性 化 が 進 みつつあり 特 にカルバペネム 耐 性 菌 の 院 内 感 染 が 警 戒 されています Acinetobacter 属 の 分 離 頻 度 と 耐 性 度 2000 年 7 月 より 始 まった JANIS( 院 内 感 染 対 策 サーベイランス)の 検 査 部 門 サーベイランス 概 要 (2001 年 度 年 報 ) では 血 液 からの 分 離 菌 では Acinetobacter 属 菌 は 全 菌 種 中 15 位 で 髄 液 からの 分 離 菌 では 16 位 となっています Acinetobacter spp.は 抗 緑 膿 菌 性 ペニシリンであるPIPCに 対 して18%の 株 が 中 間 あるいは 耐 性 と 判 定 されま した 第 三 世 代 セフェム 系 抗 菌 薬 では CPZに 対 しては67%もの 株 が 中 間 あ るいは 耐 性 と 判 定 されましたが CTX CAZ CFPMではそれぞれ20% 12% 15%でした モノバクタム 系 抗 菌 薬 であるAZTに 対 しては67%の 株 が 中 間 あるいは 耐 性 と 判 定 され カ ルバペネム 系 抗 菌 薬 であるIPM/CS MEPMではそれぞれ7% 8%の 株 が 中 間 あるいは 耐 性 と 判 定 されまし た テトラサイクリン 系 抗 菌 薬 である MINOに 対 しては 全 ての 株 が 感 性 を 示 しました ニューキノロン 系 抗 菌 薬 であるLVFXやCPFXではそれぞれ6% 4%の 株 が 中 間 あるいは 耐 性 と 判 定 されました アミノグリコシド 系 抗 菌 薬 であるAMKでは5% GMでは10% TOBでは7%の 株 が 中 間 あるいは 耐 性 と 判 定 されまし た 23

29 グラム 陰 性 菌 Acinetobacter 属 の 細 菌 学 近 年 の DNA-DNA ハイブリダイゼー ション 法 や 16S-rRNA などの 細 菌 遺 伝 子 配 列 の 解 明 に 伴 い 分 類 学 が 進 歩 したことによって Acinetobacter 属 菌 の 菌 種 名 は 大 きく 変 更 されました 臨 床 材 料 からの 分 離 菌 を Acinetobacter 属 菌 と 同 定 する 場 合 に は 1986 年 に 提 唱 された 新 しい 分 類 に 準 拠 する 必 要 がありますが この 分 類 では 以 前 に 使 用 していた 菌 種 名 がまっ たく 異 なった 性 状 を 示 す 菌 種 となってい るものもあり 混 乱 が 生 じています そこ で Acinetobacter 属 菌 の 現 状 の 分 類 に ついて 改 めて 整 理 し 以 下 に 解 説 しま す Acinetobacter 属 は 25 遺 伝 種 に 分 類 され このうちの 16 種 (2003 年 に 新 たに 7 菌 種 が 命 名 )に 菌 種 名 がつけら れており 19 種 について 生 化 学 性 状 が 示 されています しかし 臨 床 細 菌 検 査 室 でこの 遺 伝 種 を 正 確 に 鑑 別 する ことは 困 難 であり 特 に 遺 伝 種 1,2,3 及 び 13 は Acinetobacter calcoaceticus Acinetobacter baumannii complex と 呼 ばれています このため 臨 床 細 菌 検 査 室 においては 臨 床 材 料 からの Acinetobacter 属 菌 を2グループ(グルコース 酸 化 グルコース 非 酸 化 )に 分 類 し 1グルコース 酸 化 非 溶 血 性 株 を A. baumannii 2グルコース 非 酸 化 非 溶 血 性 株 を A. lwoffii 3グルコース 非 酸 化 溶 血 性 株 を A. haemolyticus としても 実 際 的 には 差 し 支 えないとする 報 告 も 見 られます Acinetobacter 属 の 正 式 菌 名 (2003 年 8 月 現 在 2009 年 7 月 更 新 ) Acinetobacter baumannii :239* Acinetobacter junii :239* Acinetobacter baylyi :960* Acinetobacter lwoffii :241 (AL) Acinetobacter beijerinckii :123* Acinetobacter parvus :1566* Acinetobacter bouvetii :961* Acinetobacter radioresistens :209* Acinetobacter calcoaceticus :241 (AL) Acinetobacter schindleri :1898* Acinetobacter gerneri :961* Acinetobacter soli :1555* Acinetobacter grimontii :124* Acinetobacter tandoii :962* Acinetobacter gyllenbergii :961* Acinetobacter tjernbergiae :961* Acinetobacter haemolyticus :239* Acinetobacter towneri :961* Acinetobacter johnsonii :239* Acinetobacter ursingii :1898* Acinetobacter venetianus :1170* *IJSEM(International Journal of Systematic and Evolutionary Microbiology)での volume:page 太 字 はアピニュースの 合 本 作 成 時 の 追 加 菌 名 24

30 グラム 陰 性 菌 メタロ- β-ラクタマーゼを 産 生 する Acinetobacter spp.の 分 離 IASR Infectious Agents Surveillance Report < 薬 剤 耐 性 菌 情 報 Back Number 4>( )より 抜 粋 Acinetobacter 属 菌 は 従 来 よりイミペネムなどのカルバペネム 系 の 抗 生 物 質 に 良 好 な 感 受 性 を 示 すが 近 年 A. baumannii などにおいて 多 剤 耐 性 化 が 進 みつつあり 欧 米 のみならずアジア 地 域 の 医 療 施 設 においても ICU 収 容 患 者 などの 敗 血 症 の 起 因 菌 として 関 心 が 高 まっている(1) 特 に カルバペネム 耐 性 株 の 出 現 と 院 内 感 染 が 警 戒 されて いる(2) 最 近 愛 知 県 内 の 数 施 設 の 共 同 研 究 で 分 離 された 64 株 の Acinetobacter spp.について 各 種 抗 菌 薬 に 対 する 感 受 性 が 調 査 された 結 果 フルオロキノロン 薬 (ニューキノロン 薬 )であるレボフロキサシンへの 感 受 性 率 は 56%と 高 かった しか し カルバペネム 系 薬 であるイミペネム パニペネム メロペネム モノバクタム 系 薬 であるアズトレオナム アミノ 配 糖 体 系 薬 であるアミカシンに 対 しては 感 受 性 株 は 存 在 せず 全 株 が(R: 耐 性 )または(I: 中 間 型 )と 判 定 され これらの 薬 剤 に 対 し 全 般 的 に 耐 性 化 が 進 行 していることが 確 認 された メルカプト 化 合 物 を 用 いた 解 析 により 64 株 中 8 株 (13%) でメタロ-β-ラクタマーゼの 産 生 が 疑 われ そのうちの 4 株 から PCR 解 析 により IMP 型 メタロ-β-ラクタマーゼの 遺 伝 子 が 検 出 された(3) この 結 果 は グラム 陰 性 桿 菌 間 での IMP 型 メタロ-β-ラクタマーゼ 遺 伝 子 の 拡 散 を 示 唆 するものと 考 えられる 参 考 文 献 1) E.T., Houang, et al.: J. Clin. Microbiol. 39: , ) X. Corbella, et al.: J. Clin. Microbiol. 38: , ) 杉 野 安 輝 他 : 感 染 症 学 雑 誌 75: , 2001 参 考 文 献 1) 田 中 美 智 男 : Acinetobacter 属 菌 の 検 査 法. 検 査 と 技 術 28 : , ) Manual of CLINICAL MICROBIOLOGY 8 TH EDITION ASM pp , ) Bacterial Nomenclature Up-to-date. DSMZ 07/2003 4) 厚 生 労 働 省 第 3 回 院 内 感 染 対 策 委 員 会 議 事 録 5) 厚 生 労 働 省 院 内 感 染 対 策 サーベイランス 検 査 部 門 サーベイランス 概 要 (2001 年 度 年 報 ) 6) IASR 薬 剤 耐 性 菌 情 報 Back Number 4 7) Carr EL, Kampfer P, Patel BK, Gurtler V, Seviour RJ. : Seven novel species of Acinetobacter isolated from activated sludge. Int J Syst Evol Microbiol 53(Pt 4):953-63, ) Gerner-Smidt P, Tjernberg I, Ursing J. : Reliability of phenotypic tests for identification of Acinetobacter species. J Clin Microbiol 29(2):277-82, ) Tjernberg I, Ursing J. : Clinical strains of Acinetobacter classified by DNA-DNA hybridization. APMIS. 97(7): ,

31 グラム 陰 性 菌 アピ 製 品 では Acinetobacter baumannii はアピマニュアルキットシリーズでは アピ 20 アピ 20NE ID 32E アピ ID 32GN アピ にて 同 定 が 可 能 です これらのキットでは 下 記 の Acinetobacter 属 の 菌 種 が 同 定 可 能 です また Acinetobacter baumannii を 試 験 すると 下 記 の 結 果 となります アピ 20 V 4.0 アピ 20NEV6.0 ID32 EV 2.0 ID32 GNV 3.0 現 Version 4.1 現 Version 7.0 現 Version 3.0 現 Version 3.1 Acinetobacter baumannii/calcoaceticus Acinetobacter baumannii Acinetobacter haemolyticus Acinetobacter johnsonii Acinetobacter junii Acinetobacter junii/johnsonii Acinetobacter lwoffii Acinetobacter radioresistens アピ 20 V4.0 Profile: A. baumannii/calcoaceticus %id=99.9,t=1.00 アピ 20NE V6.0 Profile: A. baumannii/calcoaceticus %id=99.9,t=1.00 ID32 E アピ V2.0 Profile: Acinetobacter baumannii %id=99.9,t=0.96 ID32 GN アピ V3.0 目 視 判 定 不 可 ( 機 器 による 自 動 判 定 のみ) Acinetobacter baumannii 26

32 グラム 陰 性 菌 BLNAR <No 年 12 月 > (β-lactamase negative ampicillin resisitant Haemophilus influenzae) BLNAR とは Haemophilus influenzae は 主 に 呼 吸 器 感 染 症 に 関 与 し 特 に 小 児 科 領 域 においては 化 膿 性 髄 膜 炎 などの 重 篤 な 感 染 症 の 起 炎 菌 として 知 られています 近 年 BLNAR(β-Lactamase negative ampicillin resistant Haemophilus influenzae: β-ラクタマーゼ 陰 性 アンピリン 耐 性 インフルエンザ 菌 )と 呼 ばれる 耐 性 菌 が 急 速 に 増 加 し 感 染 症 の 難 治 化 の 原 因 となっています 従 来 H. influenzae の 耐 性 機 構 はβ-ラクタマーゼ 産 生 によるものでしたが BLNAR はβ-ラク タム 系 抗 菌 薬 の 作 用 標 的 である PBP3(penicillin binding protein 3:ペニシリン 結 合 タンパク 質 3)の 変 異 により 耐 性 を 示 します BLNAR の 増 加 には 日 本 国 内 において 経 口 セフェム 系 薬 剤 が 多 く 使 用 されてきたという 背 景 があり この 耐 性 菌 による 小 児 髄 膜 炎 の 増 加 は 日 本 特 有 の 現 象 であるといわれています 欧 米 ではすでに H. influenzae type b(hib) の 予 防 接 種 が 行 なわれており Hib 性 髄 膜 炎 は 激 減 しているため 日 本 でもワクチンの 早 急 な 導 入 が 求 められています 進 行 する H. influenzae の 耐 性 化 近 年 H. influenzae の 耐 性 化 は 種 々の 機 構 で 進 行 しており 検 出 される H. influenzae の 半 数 以 上 が ABPC 耐 性 株 であるといわれています また BLPAR と BLNAR 両 方 の 耐 性 機 構 を 併 せもつ BLPACR(β-Lactamase positive amoxicillin/clavulanic acid resistant Haemophilus influenzae)も 低 頻 度 ですが 報 告 され 始 めています 表 1:H.infulenzae における 耐 性 菌 耐 性 菌 名 BLPAR (β-lactamase positive ABPC resistant) BLNAR (β-lactamase negative ABPC resistant) BLPACR (β-lactamase positive AMPC/CVA resistant) 特 徴 β-ラクタマーゼ 産 生 により ペニシリン 系 薬 に 対 し 耐 性 を 示 す PBPs 変 異 により ペニシリン 系 薬 セフェム 系 薬 β-ラクタム 系 薬 と β-ラクタマーゼ 阻 害 剤 の 合 剤 に 対 し 耐 性 を 示 す β-ラクタマーゼ 産 生 と PBPs 変 異 の2つの 耐 性 機 構 により ペニシリン 系 薬 セフェム 系 薬 β-ラクタム 系 薬 とβ-ラクタマーゼ 阻 害 剤 の 合 剤 に 対 し 耐 性 を 示 す ABPC に 対 する MIC は BLNAR よりも 高 度 耐 性 を 示 す BLNAR の 耐 性 傾 向 1 ABPC の MIC 値 が 中 等 度 に 分 布 : β-ラクタマーゼ 産 生 株 が 高 度 耐 性 を 示 すのに 比 べ BLNAR の ABPC に 対 する MIC 値 は 中 等 度 (1-4μg/ml)に 分 布 しています 2) 2 ABPC 以 外 にもセフェム 系 やβ-ラクタマーゼ 阻 害 剤 との 合 剤 に 対 する 感 受 性 が 低 下 : ABPC 感 受 性 株 やβ- ラクタマーゼ 産 生 株 に 比 べてセフェム 系 抗 菌 薬 への 感 受 性 が 低 下 しています 2) 3 low-blnar と BLNAR の 2 種 類 が 存 在 : PBP3 をコードする 遺 伝 子 のうち pbp3-1 のみに 変 異 のある low-blnar と pbp3-1 と pbp3-2 に 重 複 変 異 のある BLNAR に 分 けられます low-blnar と BLNAR はセ フェム 系 抗 菌 薬 に 対 する MIC に 差 がみられ low-blnar は CTX 等 のセフェム 系 抗 菌 薬 に 対 して ABPC 感 受 性 株 の 10 倍 程 度 の MIC 値 を 示 し BLNAR は 100 倍 程 度 の MIC 値 を 示 すと 報 告 されています 2) BLNAR の 検 出 BLNAR の 判 定 法 としては 現 在 β-ラクタマーゼ 試 験 感 受 性 試 験 (ディスク 又 は 微 量 液 体 希 釈 法 ) 遺 伝 子 検 査 が 用 いられています NCCLS では BLNAR をβ-ラクタマーゼ(-) ABPC(R: 4μg/ml)と 定 義 していますが 実 際 日 本 で 検 出 される low-blnar もしくは BLNAR の ABPC に 対 する MIC 値 はブレイクポイント 付 近 (1-4μg/ml)に 分 布 していることが 多 く 文 献 によってもその 判 定 基 準 は 1μg/ml 2μg/ml 4μg/ml というように 様 々です 通 常 PBP 変 異 をもつ H.influenzae の 多 くが ABPC 1μg/ml CCL 16μg/ml を 示 すとの 報 告 があるため 一 般 検 査 にお いてはこの 値 が 判 定 の 参 考 になると 思 われます 3) また BLNAR のコロニーは 発 育 が 極 めて 遅 いため 感 受 性 株 に 比 べ 小 さいのが 特 徴 です 1) 27

33 グラム 陰 性 菌 写 真 1 ABPC 感 受 性 H. influenzae と BLNAR 株 が 混 在 (ヘモフィルスチョコレート 寒 天 培 地 ) 写 真 2 大 きなコロニー:ABPC 感 受 性 株 小 さなコロニー:BLNAR 株 ( ) 1) 写 真 提 供 : 関 西 医 科 大 学 附 属 病 院 中 央 検 査 部 細 菌 検 査 室 中 村 竜 也 先 生 治 療 BLNAR はペニシリン 系 薬 のみならずほとんどのセフェム 系 薬 に 耐 性 を 示 すため ペニシリン 系 薬 の 併 用 は 無 効 となる 可 能 性 があります BLNAR に 対 して 比 較 的 低 い MIC 値 を 示 す 抗 菌 薬 は CTRX MEPM CTX PAPM 等 であり 4) 現 在 セフェム 系 薬 +カルバペネム 系 薬 などの 作 用 機 序 の 異 なる 薬 剤 を 組 み 合 わせた 併 用 療 法 の 検 討 が 行 なわれていま す API 製 品 では H. influenzae はアピ NH( 品 番 )のデータベースに 含 まれています またアピ NH では ペニシリナーゼ 産 生 の 有 無 を 検 出 することができます(アシドメトリック 法 ) アピ NH で H. influenzae を 試 験 すると 下 記 のような 結 果 となりま す アピ NH V2.0 Profile:3424 Haemophilus influenzae %id=99.9, T=1.00 ペニシリナーゼ 陰 性 参 考 文 献 1) 中 村 竜 也 : 本 院 における Haemophius influenzae の 検 査 方 法 -BLNAR 株 の 考 察 とともに-. ル デパール 14, ) 生 方 公 子 : 話 題 の 耐 性 菌 とその 耐 性 機 構 PRSP と BLNAR. 臨 床 病 理 レビュー 話 題 の 耐 性 菌 とその 検 査 法 111, ) 生 方 公 子 : 薬 剤 耐 性 機 構 からみた β-ラクタマーゼ 非 産 生 アンピシリン 耐 性 インフルエンザ 菌 (BLNAR)の 特 徴. 日 本 臨 床 微 生 物 学 雑 誌 9(1): 22-29, ) 生 方 公 子 : インフルエンザ 菌 性 髄 膜 炎 における 起 炎 菌 の 急 速 な 耐 性 化 とその 特 徴. IASR Infectious Agents Surveillance Report 23:

34 グラム 陰 性 菌 セレウス 食 中 毒 (No 年 11 月 ) セレウス 食 中 毒 2,3,5) 4) 表 1 平 成 16 年 度 病 因 物 質 別 食 中 毒 発 生 状 況 セレウス 菌 (Bacillus cereus) 食 中 毒 は 食 品 内 で 本 菌 が 増 殖 する 際 に 産 生 する 毒 素 を 摂 取 することで 発 生 します 毒 素 には 主 に 嘔 吐 型 と 下 痢 型 が 存 在 し 嘔 吐 型 毒 素 では 悪 心 や 嘔 吐 下 痢 型 毒 素 では 下 痢 や 腹 痛 を 主 な 症 状 として 引 き 起 こします セレウス 菌 に よるはじめての 食 中 毒 は 1947 年 にノルウェーのオスロ 市 内 で 発 生 したもので Hauge らによって 報 告 されてい ます 一 方 国 内 においても 1960 年 に 岡 山 県 で 輸 入 脱 脂 粉 乳 による 食 中 毒 が 発 生 して 以 来 毎 年 報 告 さ れています また 本 感 染 症 は 感 染 症 法 における 4 類 感 染 症 定 点 把 握 疾 患 の 感 染 性 胃 腸 炎 の 中 にも 含 ま れます 原 因 食 品 として 主 に 米 飯 やスパゲティなどから 嘔 吐 型 食 中 毒 食 肉 製 品 や 野 菜 それらを 材 料 にした 調 原 因 キャンピロバクター ジェジュニ/コリ ノロウィルス サルモネラ 属 菌 腸 炎 ビブリオ ぶどう 球 菌 ウェルシュ 菌 その 他 の 病 原 大 腸 菌 セレウス 菌 腸 管 出 血 性 大 腸 菌 (VT 産 生 ) そ の 他 の 細 菌 エルシニア エンテロコリチカ 赤 痢 菌 事 件 数 患 者 数 2,485 12,537 3,788 2,773 1,298 1, 理 食 品 などから 下 痢 型 食 中 毒 の 発 生 が 見 られます セレウス 菌 食 中 毒 における 潜 伏 時 間 や 感 染 性 においては 嘔 吐 型 と 下 痢 型 で 異 なります 嘔 吐 型 は 食 品 内 で 産 生 された 毒 素 によって 発 症 する 毒 素 型 食 中 毒 で 潜 伏 時 間 は 30 分 -5 時 間 一 方 下 痢 型 は 原 因 食 品 内 で 増 えた 菌 が 摂 取 され 腸 管 内 での 増 殖 とともに 産 生 された 毒 素 によって 起 こる 生 体 内 毒 素 型 であり 潜 伏 時 間 は 6-15 時 間 と 長 いことで 知 られています 5) 表 2 セレウス 菌 食 中 毒 の 特 徴 毒 素 型 感 染 経 路 潜 伏 時 間 臨 床 症 状 病 原 診 断 治 療 予 防 嘔 吐 型 下 痢 型 米 飯 やス パゲティな ど 食 肉 製 品 や 野 菜 及 びその 加 工 品 など 時 間 主 に 嘔 吐 や 吐 き 気 6-15 時 間 主 に 下 痢 や 腹 痛 臨 床 症 状 潜 伏 時 間 および 関 係 検 体 からの 原 因 菌 検 出 頻 度 など 下 痢 型 毒 素 につい てはラテックス 凝 集 反 応 を 利 用 した 市 販 キットがでている が 嘔 吐 型 毒 素 は LC-MS な どが 必 要 で 検 出 は 困 難 であ る 下 痢 や 嘔 吐 に 対 する 水 分 や 栄 養 補 給 などの 対 症 療 法 程 度 で 特 別 な 治 療 は 必 要 ないと 考 えら れる 予 防 対 策 としては 食 品 中 での 菌 増 殖 を 押 さえる ことが 必 要 Bacillus cereus とは 1) グラム 陽 性 通 性 嫌 気 性 桿 菌 で 運 動 性 を 有 します その 細 胞 のサイズは 幅 μm 長 さ 3-5μm で しばしば 鎖 状 を 形 成 することが 知 られています 芽 胞 形 成 能 を 有 し 分 間 の 加 熱 にも 耐 えることができます 普 通 寒 天 培 地 上 で 通 常 辺 縁 不 規 則 な 灰 白 色 のコロニーを 形 成 しますが 一 部 でピンク- 茶 色 色 素 を 産 生 するものもあります 嘔 吐 型 及 び 下 痢 型 毒 素 の 特 徴 3,6) 下 痢 型 毒 素 は 生 物 活 性 として Vero 細 胞 や CHO 細 胞 などに 細 胞 毒 性 を 示 すことが 知 られています 通 常 56 5 分 程 度 で 容 易 に 失 活 し タンパク 質 分 解 酵 素 (ペプシンやトリプシンなど)に 感 受 性 を 示 します B.cereus の 対 数 増 殖 期 から 定 常 期 にかけて 生 産 されるなどがわかっていますが 何 れにしても 生 体 内 毒 素 型 であるため 生 菌 の 制 御 が 求 めら れます 嘔 吐 型 毒 素 は セレウリド(cereulide)とも 呼 ばれ 分 子 量 約 1,200 の 環 状 ペプチドとして 知 られています リボゾー 29

35 グラム 陰 性 菌 ム 非 依 存 的 に 合 成 され Hep-2 細 胞 空 砲 化 活 性 能 を 有 します 水 に 不 溶 性 で 分 の 加 熱 や ph2 及 び ph11 での 処 理 で 安 定 かつペプシンやトリプシンに 抵 抗 性 を 示 すかなり 安 定 した 毒 素 です B. cereus の 比 較 的 培 養 初 期 から 生 産 されることが 報 告 されており 毒 素 型 で 毒 素 単 独 で 食 中 毒 が 引 き 起 こされます この 毒 素 の 検 出 は 通 常 バイ オアッセイ 法 や LC-MS を 使 って 行 われますが 操 作 が 複 雑 で 迅 速 に 検 出 することが 困 難 です しかし 最 近 では CRS (セレウリド 合 成 酵 素 ) 遺 伝 子 を 検 出 する PCR 市 販 キットが 販 売 されており 容 易 にセレウリドの 検 出 が 行 えるようになりま した API 製 品 では アピ 50CHB/CHE メディウムと 各 種 炭 素 源 が 各 ウェルに 固 相 されたア ピ 50CH を 使 って 各 種 Bacillus spp.を 同 定 することができます また 本 キットのデータベースには Bacillus cereusが 含 まれていますが 生 理 生 化 学 性 状 類 縁 菌 種 がいくつか 存 在 しますので 予 め 考 慮 に 入 れておく ことが 必 要 です アピ 50CHB で Bacillus cereus を 試 験 すると 右 記 のよ うな 結 果 となります アピ50CHB V3.0 Bacillus cereus, %id=40.2, T=1.0 参 考 文 献 1) Bergey s Manual of Systematic Bacteriology vol. 2, ) The Prokaryotes 3rd ed 3) 細 菌 毒 素 ハンドブック, ) 厚 生 労 働 省 ホームページ 5) IDWR 感 染 症 発 生 動 向 調 査 週 報 感 染 症 の 話 2003 年 第 5 週 号 (1 月 27 日 -2 月 2 日 ) 掲 載 国 立 感 染 症 研 究 所 ホームページ 6) Cecilie F., Rudier P.: Toxin-Producing Ability among Bacillus spp. Outside the Bacillus cereus Group. Appl.Environ.Microbiol 71: , 2005 アピ 50CHB/CHE 及 びアピ 50CH の 操 作 上 の 注 意 点 Bacillus 属 には 偏 性 好 気 性 菌 が 含 まれるため 事 前 に 調 べることができない 場 合 はミネラルオイルの 重 層 は 避 けて 下 さい Bacillus cereus には 生 理 生 化 学 性 状 上 非 常 に 近 似 しているものとして B. mycoides, B. thuringiensis, B. anthracis など 知 られています 仮 にアピ 50CHB で B. cereus が 結 果 として 得 られた 場 合 でも 前 述 の 菌 種 を 考 慮 して 下 さい 培 養 容 器 に 十 分 量 の 滅 菌 精 製 水 を 入 れて 下 さい 反 応 の 読 取 りは 24 時 間 後 と 48 時 間 後 に 行 って 下 さい 仮 に 24 時 間 後 に 陽 性 ( 黄 色 ) 反 応 が 得 られたウェルが 48 時 間 後 にオレンジ 色 又 は 赤 色 ( 陰 性 )に 戻 ってしまった 場 合 は 最 終 判 定 を 陽 性 とします 30

36 グラム 陰 性 菌 キャピロバクター 食 中 毒 (No 年 9 月 ) キャンピロバクター 食 中 毒 1) 表 1 平 成 16 年 度 病 因 物 質 別 食 中 毒 発 生 状 況 キャンピロバクター 食 中 毒 は サルモネラ 食 中 毒 病 原 性 大 腸 菌 食 中 毒 などと 並 ぶ 代 表 的 な 食 中 毒 のひ とつです 国 内 では 毎 年 450 件 前 後 発 生 しており 患 者 数 は 人 前 後 を 推 移 しています 発 生 率 は 年 齢 によって 異 なり 特 に 乳 幼 児 や 若 年 層 に 多 いと 言 われています 主 な 感 染 経 路 は Campylobacter spp.に 汚 染 された 鶏 肉 など 動 物 由 来 の 生 肉 の 摂 取 で 原 因 菌 の 95-99%を Campylobacter jejuni subsp. jejuni が 占 めています 他 に C. coli や C. fetus subsp. fetus も 数 % 検 出 されています 1) Campylobacter spp. が 食 中 毒 の 起 因 菌 として 認 識 されるようになったのは ここ 20 年 のことであり(1982 年 に 厚 生 省 ( 現 厚 生 労 働 省 )が 本 菌 を 食 中 毒 菌 起 因 菌 に 指 定 ) どのようなメ カニズムで 食 中 毒 が 引 き 起 こされるのかなど 未 だ 解 明 原 因 キャンピロバクター ジェジュニ/コリ ノロウィルス サルモネラ 属 菌 腸 炎 ビブリオ ぶどう 球 菌 ウェルシュ 菌 その 他 の 病 原 大 腸 菌 セレウス 菌 腸 管 出 血 性 大 腸 菌 (VT 産 生 ) そ の 他 の 細 菌 エルシニア エンテロコリチカ 赤 痢 菌 事 件 数 患 者 数 2,485 12,537 3,788 2,773 1,298 1, されていない 点 も 多 く 残 されています キャンピロバクター 食 中 毒 は 国 内 欧 米 諸 国 ともに 近 年 増 加 傾 向 にあり WHO ( 世 界 保 健 機 構 )ではリスクアセスメントに 関 する 活 動 を 開 始 しています また 厚 生 労 働 省 では 若 年 者 高 齢 者 抵 抗 力 の 弱 い 人 について 生 肉 を 食 べないこと そして 提 供 しないことを 呼 びかけています 表 2 キャンピロバクター 食 中 毒 の 特 徴 2) 感 染 経 路 潜 伏 時 間 臨 床 症 状 病 原 診 断 治 療 予 防 生 肉 料 理 2-5 日 下 痢 腹 痛 発 熱 悪 心 嘔 臨 床 症 状 から 判 断 することが 通 常 自 然 治 癒 (トリ 刺 し レバ 刺 し) 吐 頭 痛 悪 寒 倦 怠 感 困 難 であるため 便 などから 重 篤 な 場 合 化 学 療 法 井 戸 水 湧 き 水 水 様 便 血 便 粘 液 便 など 菌 を 分 離 することが 最 も 確 (エリスロマイシン) ペット の 下 痢 症 状 が 1-3 日 間 続 き 実 ニューキノロン 系 薬 剤 に 対 生 乳 牛 ( 欧 米 ) 重 症 例 では 急 速 に 脱 水 症 状 微 好 気 培 養 で 最 低 2 日 間 を し 近 年 耐 性 化 傾 向 にあ を 呈 する 要 する る 遺 伝 子 診 断 技 術 が 導 入 され つつある Campylobacter spp.とは Campylobacter spp.は グラム 陰 性 の ねじれたらせん 状 細 菌 であり 主 に 家 畜 ( 特 にニワトリ)やペットなどの 腸 管 に 常 在 しています 酸 素 が 3-15%の 微 好 気 条 件 下 で 発 育 し 通 常 の 大 気 条 件 下 では 急 速 に 死 滅 します 鞭 毛 を 使 って コルクスクリュー 様 の 回 転 運 動 を 行 い 他 の 細 菌 と 異 なり 炭 水 化 物 を 全 く 利 用 しないのが 特 徴 です ギラン バレー 症 候 群 ギラン バレー 症 候 群 とは 運 動 神 経 の 障 害 により 急 に 手 足 に 力 が 入 らなくなる 病 気 です 国 内 では 推 定 で 年 間 約 2000 人 が 発 症 していると 言 われています 多 くの 場 合 風 邪 や 下 痢 などの 感 染 の 後 1-2 週 間 してから 症 状 が 現 れます 31

37 グラム 陰 性 菌 が この 病 気 の 原 因 のひとつとして Campylobacter jejuni subsp. jejuni が 関 与 しているという 説 があります これは 交 差 抗 原 説 と 呼 ばれ Campylobacter jejuni subsp. jejuni がヒトの 運 動 神 経 細 胞 の 構 成 成 分 と 似 た 構 造 をもつために 菌 の 先 行 感 染 により 作 られた 免 疫 抗 体 が 誤 って 運 動 神 経 を 攻 撃 し その 結 果 筋 肉 が 動 かなくなってしまうと 考 えられています 現 在 このメカニズムが 徐 々に 明 らかにされつつあります 耐 性 菌 の 出 現 キャンピロバクター 食 中 毒 の 治 療 は 多 くの 場 合 自 然 治 癒 するため 対 症 療 法 が 中 心 に 行 われますが 重 篤 な 場 合 や 易 感 染 性 要 因 をもつ 患 者 の 場 合 には 対 症 療 法 と 平 行 して 抗 菌 薬 療 法 が 行 われます 第 一 選 択 薬 剤 としては エリス ロマイシンなどのマクロライド 系 薬 やリンコマイシン 系 薬 の 経 口 投 与 が 行 われます 3) ニューキノロン 系 薬 が 投 与 される 場 合 もありますが 近 年 ナリジクス 酸 やニューキノロン 系 薬 剤 に 対 する 耐 性 菌 の 出 現 が 世 界 的 に 問 題 となっています API 製 品 では Campylobacter jejuni subsp. jejuni はアピ ヘリコ( 品 番 )のデータベースに 含 まれています アピ ヘリコで Campylobacter jejuni subsp. jejuni を 試 験 すると 下 記 のような 結 果 となります アピ ヘリコ V2.0 Profile: Campylobacter jejuni subsp. jejuni 1, %id=99.0, T=1.0 参 考 文 献 1) 食 中 毒 食 品 監 視 関 連 情 報 厚 生 労 働 省 ホームページ 2) IDWR 感 染 症 発 生 動 向 調 査 週 報 感 染 症 の 話 2001 年 第 6 週 (2 月 5 日 -2 月 11 日 ) 掲 載 国 立 感 染 症 研 究 所 ホームページ 3) 紺 野 昌 俊 : 抗 菌 薬 療 法 の 考 え 方 第 1 巻 検 出 細 菌 から 考 える 抗 菌 薬 療 法., 2001 API 添 加 試 薬 の 貯 法 に 関 して API 添 加 試 薬 の 劣 化 を 防 ぐために 以 下 の 点 にご 注 意 下 さい 試 薬 はパッケージに 記 載 された 温 度 で 暗 所 保 存 して 下 さい アンプルを 開 封 し 滴 ビンに 移 し 入 れた 後 は 最 長 1 ヶ 月 まで 保 存 可 能 です ZYM B FVB FB NIN PYZ JAMES 試 薬 は 光 に 対 して 敏 感 ですので アルミホイルでボトルを 包 み 使 用 後 は 直 ちに 冷 蔵 庫 に 戻 して 下 さい NIN PYZ FB 試 薬 は 水 と 空 気 に 対 して 敏 感 ですので 滴 ビンに 移 し 入 れる 際 には 乾 いたピペットを 用 い ボトルの 蓋 をしっかり 閉 めて 保 存 して 下 さい FB 試 薬 は 通 常 黄 色 ですが 暗 い 琥 珀 色 に 変 色 した 場 合 は 劣 化 のサインですので 試 薬 を 廃 棄 して 下 さい ZYM B 試 薬 は 通 常 黄 色 - 琥 珀 色 ですがピンク 色 に 変 色 した 場 合 は 劣 化 のサインですので 試 薬 を 廃 棄 して 下 さい 短 時 間 (1 時 間 程 )でも 照 明 にさらされると 劣 化 する 可 能 性 があります ZYM A 試 薬 は 2-8 で 沈 殿 物 を 形 成 することがありますが 室 温 に 戻 すことで 消 失 し 試 薬 の 性 能 に 影 響 はありま せん 32

38 グラム 陰 性 菌 Elizabethkingia meningoseptica (No 年 ) Elizabethkingia meningoseptica Elizabethkingia meningoseptica はグラム 陰 性 の 桿 菌 ( 菌 体 の 中 央 部 が 細 く 両 端 が 太 い)で 運 動 性 は 認 められませんが 鞭 毛 をもつ 好 気 環 境 下 でよく 発 育 する 細 菌 です かつ ては Flavobacterium meningosepticum と 呼 ばれて その 後 Chryseobacterium 属 に 分 類 さ れていましたが 16S rrna 解 析 により Chryseobacterium 属 から E. menigoseptica が 新 た に 独 立 し 再 編 成 されました 本 菌 以 外 に 同 じく Chryseobacterium 属 から E. miricola も 新 菌 種 として 独 立 しています 菌 名 が 変 化 していることや 感 受 性 試 験 において 耐 性 を 示 す 傾 向 があるため しばしば 混 乱 を 招 く 場 合 があるようです 菌 名 の 変 遷 については 下 記 をご 参 照 下 さい 現 在 Elizabethkingia 属 には 上 記 の 2 菌 種 のみが 報 告 されています < 生 化 学 性 状 > ブドウ 糖 + マンニット + 麦 芽 糖 乳 糖 ( 遅 ) + + デンプン - ONPG + オキシダーゼ + 硝 酸 塩 還 元 - エスクリン + 本 菌 はマッコンキー 寒 天 培 地 上 で 白 色 - 黄 色 半 透 明 で 光 沢 のある 全 体 的 に 円 い 端 のコロ ニーを 形 成 します また 栄 養 豊 富 な 培 地 で 培 養 24 時 間 後 には mm のコロニーを 形 成 し トリプケースソイ 寒 天 培 地 上 でよく 発 育 します 発 育 温 度 は ではよく 発 育 しますが 5 もしくは 42 では 2 週 間 培 養 では 発 育 が 見 られないこと 報 告 されています 他 の Chryseobacterium 属 とは Flexirubin 色 素 を 産 生 しない 点 や 乳 糖 を 分 解 する 点 で 異 なり 区 別 することができます < 菌 名 の 変 遷 > Flavobacterium meningosepticum (1980 年 ) Chryseobacterium meningosepticum(1994 年 ) Elizabethkingia menigoseptica(2005 年 ) 病 原 性 本 菌 は 食 物 などの 環 境 中 に 広 く 分 布 し 主 に 新 生 児 に 髄 膜 炎 を 引 き 起 こす 菌 として 知 られています 人 から 人 への 感 染 は 一 般 的 に 起 きないと 言 われており 市 中 感 染 において 感 染 を 引 き 起 こすことは 非 常 にまれです しかし 院 内 で は 水 周 りや 呼 吸 装 置 などの 医 療 器 具 から 多 く 分 離 されており また 医 療 用 消 毒 剤 中 でも 生 存 できることから 院 内 感 染 予 防 上 注 意 を 要 する 菌 の 一 つです また これまでに 海 外 において 数 々のアウトブレイクが 報 告 されています 検 査 材 料 からの 分 離 報 告 はよくありますが 実 際 に 起 炎 菌 であるケースはまれです 本 菌 は Chryseobacterium 属 および Flavobacterium 属 の 中 では 毒 性 が 強 く 新 生 児 ( 特 に 生 後 二 週 間 以 内 )に 高 い 致 死 率 で 髄 膜 炎 を 引 き 起 こすことが 報 告 されており また 免 疫 システムが 未 熟 な 2500 g 以 下 の 未 熟 児 に 本 菌 による 感 染 症 が 多 いようです 成 人 では 髄 膜 炎 を 引 き 起 こすことは 非 常 にまれであり 主 に 感 染 は 長 期 の 入 院 様 々な 薬 剤 投 与 を 受 けた 患 者 免 疫 不 全 患 者 に 対 し 心 内 膜 炎 蜂 巣 炎 創 傷 感 染 菌 血 症 などの 様 々な 感 染 症 を 引 き 起 こします 感 染 部 位 は 肺 血 流 胆 道 系 が 報 告 されています 0 歳 児 における 主 な 感 染 症 は 肺 炎 髄 膜 炎 心 内 膜 炎 蜂 巣 炎 腹 膜 感 染 症 眼 の 感 染 症 副 鼻 腔 炎 気 管 支 炎 精 巣 上 体 炎 発 生 率 順 で 報 告 されています 耐 性 菌 および 治 療 本 菌 はもともと 多 くの 薬 剤 に 対 し 耐 性 を 示 すため 治 療 時 には 正 しく 治 療 薬 を 選 択 することが 必 須 です 本 菌 はメタロ -βラクタマーゼを 染 色 体 性 に 有 する 菌 株 が 多 く βラクタム 系 薬 剤 アミノグリコシド 系 薬 剤 テトラサイクリン 系 薬 剤 ク ロラムフェニコール 系 薬 剤 に 耐 性 を 示 します さらに 基 質 拡 張 型 βラクタマーゼを 有 する 株 も 報 告 されています 治 療 上 日 本 では 一 般 的 にはバンコマイシンとリファンピシンの 併 用 が 推 奨 されていますが 海 外 文 献 では 様 々な 報 告 がなされて います シプロフロキサシンおよびニューキノロンの 使 用 は in vitro で 効 果 的 であると 報 告 されている 一 方 シプロフロキサシ ンの 感 受 性 については 報 告 により 様 々です(53%-87%) またレボフロキサシンの 方 がシプロフロキサシンよりも 効 果 的 と いった 報 告 もなされています Hung らはバンコマイシンは 重 篤 な 感 染 症 特 に 髄 膜 炎 には 使 用 すべきではない と 報 告 し ています 33

39 グラム 陰 性 菌 アピ 製 品 では 以 下 のアピ 製 品 で Elizabethkingia meningoseptica を 同 定 することができますが アピシリーズでは 旧 名 である Chryseobacterium meningosepticum の 菌 名 で 同 定 されます - アピ 20 ( 品 番 :20107) - アピ 20NE ( 品 番 :20057) - ID 32E アピ ( 品 番 :32407) - ID32GN アピ ( 品 番 :32107)* * 目 視 判 定 できません アピ 20 ( 品 番 :20107) 体 外 診 断 用 医 薬 品 承 認 番 号 16200AMY アピ 20 で 試 験 すると 下 記 のような 結 果 が 得 られます V 4.1 Profile Chryseobacterium meningosepticum %ID =99.5 %T=1.0 告 知 アピ 製 品 を 含 めたビオメリュー 製 品 につては シスメックス( 株 )のカスタマーサポート 総 合 サイトでも 情 報 をご 提 供 しております ただし ご 使 用 に 際 して 事 前 のユーザー 登 録 が 必 要 です( 登 録 無 料 ) 34

40 グラム 陰 性 菌 Enterobacter sakazakii (No 年 05 月 ) Enterobacter sakazakii の 危 険 性 1,2) Enterobacter sakazakii による 感 染 症 は 1961 年 にイギリスで 新 生 児 が 本 菌 による 髄 膜 炎 症 で 死 亡 したことが 報 告 さ れて 以 来 敗 血 症 髄 膜 炎 壊 死 性 腸 炎 の 突 発 的 又 は 散 発 的 な 発 生 の 原 因 として 世 界 中 で 報 告 されるようになりま した 本 菌 は 日 和 見 病 原 菌 であり 幅 広 い 年 代 において 感 染 症 の 原 因 となりますが 特 に 新 生 児 においては 重 篤 な 感 染 症 を 引 き 起 こすことで 注 目 されています 米 国 の 2002 年 Food Net 調 査 では 1 才 未 満 の 乳 幼 児 において 本 菌 によ る 感 染 症 は 10 万 人 に 1 人 の 発 生 頻 度 であったと 報 告 しています しかし その 死 亡 率 は 約 50-80%にのぼるとの 報 告 も あり 感 染 により 特 に 重 篤 な 髄 膜 炎 や 脳 炎 が 併 発 した 場 合 には 長 期 にわたる 神 経 障 害 が 発 症 する 可 能 性 があるとも いわれています 感 染 源 としては 粉 ミルクが 報 告 されています その 混 入 経 路 として(1) 調 製 粉 乳 の 製 造 に 用 いられる 未 処 理 の 原 材 料 からの 混 入 (2) 殺 菌 後 の 製 品 や 乾 燥 原 料 の 汚 染 (3) 授 乳 前 の 調 乳 時 に 生 じる 汚 染 などが 挙 げられています さらに その 根 底 にある 汚 染 媒 介 の 特 定 が 議 論 されてきました そこで 近 年 イギリスの 研 究 者 によって 吸 血 性 サシバエ (Stomoxys calcitrans)の 幼 虫 の 内 臓 から 本 菌 が 分 離 され これが 媒 介 原 因 の 一 つであることが 報 告 されました さらに 2004 年 2 月 の FAO/WHO 専 門 家 会 合 で 調 製 粉 乳 において 調 製 時 の 殺 菌 方 法 などの 手 順 や 次 のような 注 意 事 項 が 勧 告 されました 2004 年 2 月 の FAO/WHO 専 門 家 会 合 の 勧 告 乳 幼 児 の 保 育 者 に 対 し 粉 末 調 製 乳 は 滅 菌 済 み 製 品 ではないことを 強 調 する 特 に 感 染 リスクの 高 い 乳 幼 児 には なるべく 滅 菌 済 み( 液 体 ) 調 製 乳 ( 煮 沸 した 水 の 使 用 加 熱 など)を 使 用 する 使 用 法 に 関 するガイドラインを 作 成 する 乳 幼 児 食 品 関 係 業 界 に 対 し 滅 菌 済 み 製 品 の 開 発 を 行 なうことを 推 奨 する 乳 幼 児 食 品 関 係 業 界 に 対 し 製 造 環 境 及 び 調 製 粉 乳 中 における 本 菌 の 濃 度 や 陽 性 率 を 軽 減 するよう 奨 励 する 本 菌 の 大 人 への 感 染 についても 報 告 されており 深 刻 な 基 礎 疾 患 や 悪 性 腫 瘍 を 引 き 起 こすことが 知 られていますが 髄 膜 炎 に 関 する 報 告 はありません Enterobacter sakazakii とは 3) E. sakazakii は グラム 陰 性 無 芽 胞 桿 菌 です 腸 内 細 菌 科 に 属 し 不 溶 性 の 黄 色 色 素 を 産 生 する 特 徴 を 有 しま す 自 然 界 における 生 息 場 所 はまだよくわかっていません 健 康 なヒトの 腸 管 から 検 出 されることもありますが 常 在 してい るわけではなく 外 部 からの 侵 入 によるものであるといわれています 本 菌 は 元 々 E. cloacae と 類 似 した 菌 として 以 前 か ら 知 られていましたが 1980 年 に Farmer らによって E. cloacae や Citrobacter koseri と DNA-DNA ハイブリダイゼーショ ンで 50%の 相 同 性 を 示 したことや 生 理 生 化 学 的 にも 相 違 点 が 確 認 されたことで E. sakazakii と 正 式 に 命 名 されました 16S rdna の 解 析 においては E. cloacae と 97.0% C. koseri とは 97.8%の 類 似 性 が 示 されており hsp60 の 配 列 を 組 み 込 むことでさらに 区 別 が 可 能 であるか 検 討 されています 35

41 グラム 陰 性 菌 Enterobacter sakazakii が 検 出 された 食 品 と 環 境 E. sakazakii は 様 々な 食 品 や 環 境 中 から 検 出 されています 食 品 チーズ 環 境 ハエ 保 存 肉 病 院 ( 空 気 聴 診 器 臨 床 材 料 ) 幼 児 用 粉 ミルク(ミルクまたは 豆 をベースにしたもの 共 に) レタス 豆 腐 土 壌 ネズミ 幼 児 用 調 製 器 材 (ミキサー スプーン ボトルブラシ) 薬 剤 感 受 性 と 治 療 4) E. sakazakii 以 外 のEnterobacter 属 は 染 色 体 性 のセファロスポリナーゼを 有 します そのため 本 菌 はEnterobacter 属 の 他 の 菌 種 よりも 抗 生 物 質 に 比 較 的 感 受 性 を 示 します 1985 年 に 行 われた 研 究 では 195 株 のE. sakazakiiの 分 離 株 の 感 受 性 試 験 においてセファロチンとサルファ 剤 を 除 き 試 験 した 抗 生 物 質 全 てで 感 受 性 を 示 しています E. sakazakiiによ る 感 染 症 の 治 療 は アンピシリンとゲンタマイシンが 使 われますが 近 年 の 報 告 では 新 生 児 の 細 菌 性 髄 膜 炎 症 の 治 療 にセ フォタキシムの 使 用 が 推 奨 されています また E. sakazakiiの 創 傷 感 染 症 の 症 例 ではアンピシリン ゲンタマイシン セフォタ キシムを 含 む 多 剤 耐 性 菌 が 報 告 されています API 製 品 では E. sakazakii はアピ 20( 品 番 20107)または ID32E アピ( 品 番 32407)にて 同 定 が 可 能 です アピ20 V4.0 Profile: Enterobacter sakazakii, %id=98.4, T=1.0 参 考 文 献 1) Joanne V. Hamilton etc. al: Isolation of Enterobacter sakazakii from Midgut of Stomoxys calcitrans, EMERGING INFECTION DISEASES(CDC letter), 2) Joint FAO/WHO Workshop on Enterobacter sakazakii and Other Microorganisms in Powdered Infant Formula 3) Iversen C etc. al: Identification and phylogeny of Enterobacter sakazakii relative to Enterobacter and Citrobacter species. J Clin Microbiol 42(11): , ) Sheri K. etc. al: Multiresistant Enterobacter sakazakii Wound Infection in an Adult. Infections in Medichine. Posted 12/17/

42 グラム 陰 性 菌 Helicobacter pylori (No 年 4 月 ) Helicobacter pylori Helicobacter pylori は 胃 潰 瘍 十 二 指 腸 潰 瘍 の 原 因 菌 と 考 えられており その 発 見 は 古 く 1893 年 にイヌ 胃 内 螺 旋 菌 が 存 在 することが 報 告 されたのが 最 初 です ヒトでは 1906 年 に 胃 癌 の 切 除 標 本 から 発 見 され 研 究 が 続 けられて きました しかし 長 い 間 胃 内 に 常 在 菌 が 存 在 しないという 定 説 と 本 菌 の 培 養 が 困 難 であることから 最 初 の 報 告 より 76 年 後 の 1982 年 に 初 めて Warren と Marshall によりヒトの 胃 粘 膜 から 本 菌 の 培 養 に 成 功 し 翌 1983 年 に 正 式 発 表 され ました また Marshall が 本 菌 を 自 ら 飲 み 胃 炎 を 起 こすことを 証 明 したのは 有 名 な 話 です 現 在 世 界 各 国 において 本 菌 についての 研 究 が 積 極 的 に 進 められており 米 国 では 1994 年 に NIH(National Institute of Health)が 胃 潰 瘍 十 二 指 腸 潰 瘍 の 従 来 の 治 療 法 である 酸 分 泌 抑 制 法 に 加 え 除 菌 のための 抗 生 剤 療 法 を 行 うことを 政 府 に 勧 告 しています また 英 国 政 府 では 同 年 に 十 二 指 腸 潰 瘍 患 者 の 抗 生 剤 による 本 菌 の 除 菌 療 法 を 承 認 しています 日 本 においても ヘリコバクター ピロリ 治 験 検 討 委 員 会 が 設 立 され ガイドラインを 設 定 し 胃 炎 消 化 性 潰 瘍 の 診 断 と 治 療 の 積 極 的 な 検 討 が 進 められています 2005 年 に 本 菌 を 発 見 研 究 を 行 ってきた 両 氏 (Warren Marshall)の 業 績 に 対 し ノーベル 生 理 学 医 学 賞 が 授 与 されて います 本 菌 の 形 態 的 特 徴 として S 字 状 ないしらせん 状 の 単 極 に 数 本 の 鞭 毛 (4-6 本 )をもち その 先 端 には 風 船 状 の 膨 らみ(terminal bulb)を 形 成 します 微 好 気 あるいは 10% 炭 酸 ガス 培 養 下 で 血 液 寒 天 培 地 チョコレート 寒 天 培 地 ピ ロリ 寒 天 培 地 ( 写 真 1: 選 択 分 離 培 地 ) Skirrow 寒 天 培 地 ( 選 択 分 離 培 地 ) 写 真 1)H. pylori ATCC ピロリ 寒 天 培 地 ( 品 番 :43263): 本 培 地 は 抗 生 物 質 の 添 加 により H. pylori を 選 択 的 に 分 離 します で 発 育 します 微 好 気 培 養 では 日 後 に 肉 眼 で 確 認 できるコロニー に 発 育 します また 好 気 条 件 では 発 育 せず 嫌 気 培 養 では 発 育 が 見 られな いことが 多 いようです このような 培 養 に 要 する 時 間 や 培 養 条 件 の 厳 しさが 本 菌 の 研 究 の 遅 れの 原 因 の 一 つと 推 測 されます 病 原 性 と 治 療 H. pylori は 一 般 的 にはインフラが 未 設 備 の 国 々では 感 染 率 が 高 く 先 進 国 では 低 い 傾 向 にありますが 先 進 国 の 中 においても 日 本 は 高 い 感 染 率 を 示 しています また 年 代 別 による 本 菌 の 感 染 率 は 年 齢 とともに 増 加 傾 向 にあり 50 歳 以 上 では 60% 台 の 感 染 率 を 示 すことが 報 告 されています (1) H. pylori の 感 染 経 路 は 水 系 感 染 を 主 体 とした 経 口 感 染 で インフラが 未 設 備 の 国 々では 糞 - 口 感 染 先 進 国 では 口 - 口 感 染 がその 主 体 と 考 えられています 本 菌 は 口 から 体 内 に 侵 入 し 胃 粘 膜 まで 到 達 します 胃 内 で H. pylori はウ レアーゼを 分 泌 し 尿 素 を 分 解 し アンモニアを 生 成 することにより 胃 に 生 存 可 能 な 環 境 を 作 っていきます 本 菌 の 感 染 症 状 には 消 化 不 良 胃 痛 上 腹 部 の 不 快 感 などみられますが 胃 癌 等 の 疾 患 との 関 連 性 も 示 唆 されています また 疾 患 が 現 れるのは 保 菌 者 の 約 3 割 程 度 であり 残 りの 7 割 は 健 康 保 菌 者 ( 無 症 候 キャリア)だといわれています (2) 本 菌 の 検 査 法 としては 侵 襲 的 検 査 法 である 迅 速 ウレアーゼ 試 験 鏡 検 法 培 養 法 と 非 侵 襲 的 検 査 法 である 抗 体 測 定 尿 素 呼 気 試 験 便 中 抗 原 測 定 法 があります 以 上 6 項 目 の 検 査 法 のうち 一 つを 選 択 し 検 査 結 果 が 陰 性 であ っても H. pylori 感 染 が 疑 われる 場 合 には 異 なる 検 査 法 をもう 一 つ 行 った 場 合 に 限 り 保 険 適 用 となっています( 表 1) 本 菌 の 主 な 治 療 法 の 一 つに 除 菌 治 療 があり 薬 事 法 上 承 認 されている 3 薬 剤 である PPI(プロトポンプ 阻 害 剤 =ラン ソプラゾール) AMPC(アモキシシリン) CAM(クラリスロマイシン)の 3 剤 併 用 7 日 間 投 与 が H.pylori 感 染 の 診 断 と 治 療 のガイドラインで 規 定 されています しかし 近 年 クラリスロマイシンに 対 する 耐 性 株 が 増 加 しているため 注 意 が 必 要 です 37

43 グラム 陰 性 菌 尿 素 呼 気 試 験 抗 体 検 査 患 者 生 検 材 料 迅 速 ウレアーゼ 試 験 組 織 学 検 査 直 接 分 離 培 養 疑 わしい 集 落 顕 微 鏡 観 察 S 字 状 らせん らせん 運 動 グラム 染 色 ウレアーゼ 試 験 陽 性 純 培 養 表 1) H. pylori の 検 査 法 API 製 品 では Helicobacter pylori をアピシリーズで 同 定 すると 下 記 のような 結 果 が 得 られます アピ ヘリコ ( 品 番 :20800) V2.1 Profile Helicobacter pylori %id=99.9 T=1.0 参 考 文 献 1) 井 上 邦 光, 塩 田 星 児, 西 園 晃 : ヘリコバクター ピロリ 感 染 症. 臨 床 と 検 査 34(5): 43-47, ) 工 藤 洋 子, 沖 本 忠 義, 藤 岡 利 生 : Helicobacter pylori 感 染 症. 検 査 と 技 術 35(1): 12-16,

44 グラム 陰 性 菌 肺 炎 桿 菌 (No 年 ) Klebsiella 属 Klebsiella 属 は 腸 内 細 菌 に 属 し 大 腸 菌 よりもやや 大 きく( mm) 厚 い 莢 膜 を 有 しています 鞭 毛 を 持 たず 運 動 性 はありません 生 化 学 性 状 の 分 類 により 腸 内 細 菌 科 では 第 3 群 (IPA 反 応 : 陰 性 H 2 S: 陰 性 VP 反 応 : 陽 性 )に 分 類 され 同 じ 第 3 群 にエンテロバクター セラチア 属 が 含 まれます Klebsiella 属 の 発 育 条 件 は ph6.0-ph8.0 の 域 で 一 般 的 な 培 地 上 に 発 育 します 通 常 クエン 酸 とブドウ 糖 を 炭 素 源 として 利 用 します 多 くの 菌 種 でリシンデカルボシキラーゼ 陽 性 アルギニンジヒドロ ラーゼ 陰 性 オルニチンデカルボキシラーゼ 陰 性 を 示 します コロニーは 24 時 間 培 養 では 灰 白 色 半 球 状 粘 性 のある 集 落 を 形 成 します また 粘 性 のある 薄 い 膜 を 形 成 し 釣 菌 時 には 数 ミリの 糸 を 引 く 特 徴 を 有 しています 抗 原 構 造 は 莢 膜 抗 原 (K 抗 原 )と 菌 体 抗 原 (O 抗 原 )があり 現 在 12 種 の 菌 体 抗 原 と 82 の 特 異 的 莢 膜 抗 原 の 存 在 が 知 られており K 抗 原 の 鑑 別 には 莢 膜 膨 化 反 応 * が 用 いられます 現 在 Klebsiella 属 には 15 種 の 菌 種 が 含 まれ 特 に K. oxytoca と 肺 炎 桿 菌 の 2 菌 種 が 疾 患 と 強 く 関 連 しています chromid TM CPS 寒 天 培 地 ( 品 番 43541) 肺 炎 桿 菌 (K pneumoniae subsp. pneumoniae) 培 養 時 間 時 間 * 特 異 抗 血 清 を 菌 体 に 作 用 させると 光 学 顕 微 鏡 下 で 莢 膜 が 膨 化 したように 観 察 される 現 象 病 原 性 Klebsiella 属 は 窒 素 固 定 細 菌 として 土 壌 水 植 物 などの 環 境 中 に 存 在 します 市 中 感 染 症 医 療 関 連 感 染 型 の いずれにおいても 主 な 原 因 菌 です 特 に アルコール 依 存 者 などの 集 団 で 市 中 肺 炎 を 引 き 起 こし 医 療 機 関 ではカテー テル 関 連 尿 路 感 染 などさまざまな 医 療 関 連 感 染 症 の 原 因 菌 として 高 頻 度 に 分 離 されます 感 染 経 路 は 主 に 便 を 介 し て 感 染 し %の 小 児 の 便 から Klebsiella 属 が 分 離 されます ヒトから 主 に 分 離 される 菌 種 の 分 離 部 位 等 について は 下 記 の 表 をご 参 照 下 さい 菌 名 分 離 部 位 感 染 症 備 考 肺 炎 桿 菌 便 胆 汁 尿 喀 UTI RTI 胆 道 感 染 菌 血 常 在 菌 としても 存 在 し 毒 素 を 産 (K. pneumoniae subsp. pneumoniae) 痰 血 液 や 環 境 など 症 心 内 膜 炎 腹 膜 炎 など 生 するとも 報 告 されている K. pneumoniae subsp. ozanae 糞 便 胆 汁 血 液 喀 痰 尿 など UTI RTI 臭 鼻 症 慢 性 呼 吸 器 感 染 症 細 菌 性 髄 膜 炎 日 本 での 分 離 頻 度 はまれ K. pneumoniae subsp. rhinoscleromatis 胆 汁 尿 咽 頭 粘 液 喀 痰 など 鼻 硬 化 症 日 本 での 分 離 頻 度 はまれ K. oxytoca 便 尿 喀 痰 や 環 境 など 尿 路 感 染 症 出 血 性 腸 炎 インドールおよびゼラチン 陽 性 の 菌 と して 1956 年 に 正 式 に 命 名 され 他 の Klebsiella 菌 種 とは DNA の 相 関 性 において 異 なっている 耐 性 菌 現 在 薬 剤 の 乱 用 などの 理 由 により Klebsiella 属 に 耐 性 菌 が 増 加 しています 肺 炎 桿 菌 では 第 3 世 代 セファロスポリ ン 系 薬 剤 に 耐 性 を 示 す ESBL 産 生 菌 が 院 内 感 染 の 原 因 菌 として 注 目 されています JANIS 院 内 感 染 対 策 サーベイラ ンス 統 計 データ(2006 年 )では 第 3 世 代 セファロスポリン 系 薬 剤 耐 性 株 の 割 合 は CTX 耐 性 株 2%(I:1%, R:1%) CAZ 耐 性 株 1%(R:1%)と 報 告 されています また 国 内 では 未 報 告 ですが 2007 年 にスコットランドにおいて クラス A に 属 する KPC カルバペネマーゼを 持 ち かつゲンタマイシンにのみ 感 受 性 を 示 す 肺 炎 桿 菌 が 報 告 されています 2009 年 CLSI(Clinical and Laboratory Standards Institute)では KPC カルバペネマーゼを 検 出 するための Modified Hodge Test が 新 しく 追 加 されました 39

45 グラム 陰 性 菌 治 療 薬 Klebsiella 属 はペニシリナーゼを 保 有 し 本 来 ペニシリン 系 薬 剤 に 耐 性 を 示 します 治 療 薬 には K.pneumoniae subsp. ozanae および K. pneumoniae subsp. rhinoscleromatis ではニューキノロン 系 薬 が 第 一 選 択 薬 に 用 いられます 肺 炎 桿 菌 および K. oxytoca では 第 3 世 代 セフェム 系 薬 が 第 一 選 択 薬 として 使 用 されています ESBL の 場 合 には 注 射 剤 ではセファマイシン 系 薬 オキサセフェム 系 薬 カルバペネム 系 薬 あるいは 広 域 ペニシリンとβラクタマーゼ 阻 害 剤 との 併 用 経 口 ではニューキノロン 系 薬 が 使 用 されます 院 内 型 の Klebsiella 属 は 高 頻 度 に 多 剤 耐 性 であるため 実 際 の 治 療 では 個 々の 分 離 株 の 薬 剤 感 受 性 試 験 結 果 に 基 づき 治 療 を 実 施 しなければなりません 潜 在 的 に 第 3 世 代 セファ ロスポリン βラクタマーゼ 阻 害 薬 配 合 広 域 スペクトラムペニシリン カルバペネム 系 抗 菌 薬 なども 有 効 です アピ 製 品 では 以 下 のアピ 製 品 では Klebsiella 属 中 肺 炎 桿 菌 K. pneumoniae subsp. ozanae K. pneumoniae subsp. rhinoscleromatis K. oxytoca の 4 菌 種 を 同 定 することができます - アピ 20 ( 品 番 :20107) - ラピッド 20 プレート ( 品 番 :20701) - アピ 50CHE ( 品 番 :50430) - ID 32E アピ ( 品 番 :32407) - ラピッド ID32 アピプレート ( 品 番 :32700) - ID32GN アピ ( 品 番 :32107)* * 目 視 判 定 できません アピ 20 ( 品 番 :20107) 体 外 診 断 用 医 薬 品 承 認 番 号 16200AMY アピ 20 で 肺 炎 桿 菌 を 試 験 すると 下 記 のような 結 果 が 得 られます V 4.1 Profile 肺 炎 桿 菌 %ID =98.4 %T=1.0 注 釈 :Raoultella planticola の 可 能 性 があります *R. planticola と 肺 炎 桿 菌 の 鑑 別 法 発 育 温 度 R. planticola 肺 炎 桿 菌

46 グラム 陰 性 菌 淋 菌 (No 年 12 月 ) 淋 菌 (Neisseria gonorrhoeae)とは? 淋 菌 (Neisseria gonorrhoeae)は 主 に 男 性 では 尿 道 炎 女 性 では 子 宮 頸 管 炎 を 引 き 起 こし 代 表 的 な 性 感 染 症 の 起 炎 菌 です 男 性 は 感 染 する と 2-9 日 の 潜 伏 期 間 を 経 て 尿 道 分 泌 物 排 出 と 排 尿 痛 により 発 症 し( 場 合 によっては 無 症 状 に 経 過 することも 報 告 されています) 女 性 ではしばしば 無 症 候 性 ( 表 1 参 照 )となります 淋 菌 感 染 症 は 5 類 感 染 症 定 点 把 握 疾 患 に 指 定 されており 1995 年 以 後 増 加 傾 向 を 示 しています 1) 淋 菌 とカタラ ーゼおよびオキシダーゼが 陽 性 である 他 の Neisseria 属 菌 を 鑑 別 するには 糖 分 解 試 験 が 重 要 であり 淋 菌 はブドウ 糖 のみを 分 解 し 他 の 糖 は 非 分 解 であるのが 特 徴 です 淋 菌 は 人 体 外 では 速 やかに 死 滅 し 特 に 低 温 にはき わめて 弱 いため 採 取 後 はただちに 適 切 な 培 地 (チョコレートポリバイテックス 表 1 女 性 ( 症 状 を 伴 う 場 合 ) 月 経 と 月 経 の 間 の 不 正 出 血 慢 性 の 腹 痛 排 尿 に 伴 う 痛 み 膿 性 あるいは 黄 色 い 膣 分 泌 物 など 写 真 1): Neisseria gonorrhoeae ATCC43069 ( 培 養 48 時 間 ) チョコレートホ リハ イテックス/VCAT3 添 加 寒 天 培 地 ( 品 番 :43611) 本 培 地 は 広 範 囲 の 細 菌 淋 菌 および 髄 膜 炎 菌 を 分 離 します /VCAT3 添 加 寒 天 培 地 ( 写 真 1) サイアー マーチン 寒 天 培 地 など)に 接 種 する 必 要 があります 常 温 で 保 存 した 場 合 は 6-12 時 間 以 内 であれば 分 離 培 養 が 可 能 です 分 離 培 地 上 の 菌 でも 3-4 日 で 死 滅 するため 2-3 日 に 1 回 継 代 培 養 をします 滅 菌 した 20%スキムミルク 液 中 に 濃 厚 に 浮 遊 させ-80 で 保 存 すると 長 期 保 存 ができます 病 原 体 および 治 療 淋 菌 は 好 気 性 菌 ( 直 径 μm)で 適 度 の CO 2 濃 度 を 要 求 するグラム 陰 性 双 球 菌 です 形 は 腎 形 またはそら 豆 形 を 呈 し 感 染 部 位 よりの 分 泌 物 のグラム 染 色 では 好 中 球 の 細 胞 質 に 取 り 込 まれた 一 対 のグラム 陰 性 双 球 菌 が 多 数 観 察 され るのが 特 徴 です( 写 真 2) 淋 菌 は 湿 った 部 位 を 好 み 主 として 人 体 の 粘 膜 で 増 殖 し Neisseria gonorrhoeae ます 女 性 の 場 合 は 膣 子 宮 卵 管 といった 生 殖 器 官 で 増 殖 し 男 女 とも 尿 道 口 写 真 2): グラム 染 色 像 Neisseria gonorrhoeae 腔 咽 頭 肛 門 眼 結 膜 などでも 増 殖 します 外 気 環 境 には 弱 く 熱 に 対 しては 55 で 5 分 以 内 では 5-15 時 間 で 死 滅 します 発 育 至 適 温 度 は 以 下 は 発 育 しません 消 毒 剤 に 対 する 抵 抗 性 は 弱 く 1%フェノ-ルで 1-3 分 0.1% 硝 酸 銀 では 5 分 ほどで 死 滅 します 乾 燥 状 態 では 1 時 間 程 度 15 以 下 では 1-2 時 間 で 死 滅 します 従 って 性 交 や 性 交 類 似 行 為 以 外 で 感 染 することはまれですが 母 親 から 赤 ちゃんへの 感 染 や 少 女 の 場 合 で 浴 場 の 洗 い 場 などにじかに 座 ったことにより 感 染 し 外 陰 炎 を 起 したと 疑 われる 例 もあ るようです 治 療 ではペニシリン 系 抗 生 物 質 が 第 一 選 択 薬 セファロスポリン 系 抗 生 物 質 スペクチノマイシンなども 多 く 用 いられて います 早 期 に 十 分 な 治 療 を 行 なえば 淋 菌 は 24 時 間 以 内 に 消 失 し 排 尿 痛 排 膿 尿 道 分 泌 物 の 白 血 球 なども 3 日 以 内 に 消 失 します 41

47 グラム 陰 性 菌 耐 性 菌 の 出 現 淋 菌 は 新 しい 抗 生 剤 や 抗 菌 剤 に 対 して 短 期 間 に 耐 性 を 獲 得 します ほとんどのナイセリア 菌 は 口 腔 内 咽 頭 内 で 常 在 菌 として 存 在 し オーラルセックスで 侵 入 した 淋 菌 は 親 戚 である 口 腔 内 のナイセリア 菌 と 遺 伝 子 組 み 換 えを 行 い 容 易 に 抗 生 剤 耐 性 を 獲 得 すると 考 えられています 淋 菌 は 古 くからペニシリン 系 薬 剤 に 対 し 高 い 感 受 性 を 有 し 淋 菌 感 染 症 の 治 療 にペニシリン 剤 が 第 1 選 択 薬 として 用 いられてきました しかし 1979 年 からペニシリナーゼ 産 生 淋 菌 (PPNG)が 分 離 報 告 され 近 年 フルオロキノロン 剤 耐 性 淋 菌 および 多 剤 耐 性 淋 菌 の 出 現 が 話 題 になっています β-ラクタマーゼ 非 産 生 で セフェム 系 抗 生 物 質 やアズトレオナムなどのβ-ラ クタム 薬 に 耐 性 を 獲 得 した 株 さらにアジスロマイシンやエリスロマイシンなどのマクロライド 系 抗 生 物 質 に 感 受 性 が 低 下 し た 株 の 出 現 が 報 告 されています 2) フルオロキノロン 耐 性 の 機 序 としては 薬 剤 の 取 り 込 みの 低 下 DNA ジャイレース (gyra, gyrb)やトポイソメラーゼ Ⅳ(parC)の 変 異 が 報 告 されていますが 臨 床 的 重 要 レベルの 耐 性 は gyra および parc の 変 異 によってもたらされます 2) 多 剤 耐 性 獲 得 には pena, mtrr,および porb などの 遺 伝 子 の 変 異 が 関 与 してい ることが 示 唆 されています 淋 菌 に 起 炎 する 疾 患 本 来 淋 菌 感 染 症 は 経 膣 的 な 感 染 経 路 が 主 でありましたが 近 年 では 女 性 の 口 腔 を 介 した 感 染 も 報 告 されています 小 島 らの 報 告 によれば 子 宮 頚 管 感 染 患 者 の 咽 頭 における 淋 菌 の 陽 性 率 は 33%また 欧 米 においては 10%と 言 われてい ます 3) 稀 ではありますが 関 節 炎 腹 膜 炎 心 内 膜 炎 などを 引 き 起 こすことも 報 告 されています また 米 国 ではクラジ ミア 感 染 症 とともに 骨 盤 炎 症 性 疾 患 卵 管 不 妊 症 子 宮 外 妊 娠 慢 性 骨 盤 痛 の 主 要 な 原 因 となっています API シリーズでは 淋 菌 は アピ NH( 品 番 :10407)で 同 定 することができます アピ NH で 淋 菌 を 試 験 すると 下 記 のような 結 果 となりま す アピ NH V2.0 Profile: 1001 Neisseria gonorrhoeae % id=98.5, T=1.0 (ペニシリナーゼ 陰 性 ) 参 考 文 献 1) 熊 本 悦 明 他 : 本 邦 における 性 感 染 症 流 行 の 実 態 調 査 ( 疾 患, 性, 年 令 別, 10 万 人 年 対 罹 患 率 ; 1998 年 報 告 ). 日 本 性 感 染 症 会 誌 10: 40-60, ) 国 立 感 染 症 研 究 所 ホームページ 3) 西 山 貴 子 他 : 咽 頭 材 料 からの Neisseria gonorrhoeae の 検 出 用 培 地 変 法 Thayer-Martin 寒 天 培 地 (m-tm) の 有 用 性. 感 染 症 誌 75: ,

48 グラム 陰 性 菌 髄 膜 炎 菌 (No 年 7 月 ) 髄 膜 炎 菌 (Neisseria meningitidis)とは? 髄 膜 炎 菌 (Neisseria meningitidis)は 1887 年 に 急 性 髄 膜 炎 を 発 症 した 患 者 の 髄 液 から 初 めて 分 離 され 髄 膜 炎 や 敗 血 症 をはじめとする 様 々な 症 状 を 引 き 起 こす 原 因 菌 として 知 られています 髄 膜 炎 を 引 き 起 こす 病 原 性 細 菌 の なかでも 髄 膜 炎 菌 のみが 大 規 模 な 流 行 性 髄 膜 炎 を 起 こすため 髄 膜 炎 菌 性 髄 膜 炎 は 流 行 性 髄 膜 炎 とも 呼 ばれています また 近 年 尿 道 炎 患 者 の 尿 写 真 1)N. meningitidis ATCC 道 分 泌 物 からも 分 離 された 事 例 が 報 告 されており STD との 関 連 性 も 注 目 さ チョコレートホ リハ イテックス/VCAT3 添 加 寒 天 培 地 (43611): れています 髄 膜 炎 菌 は 直 径 μm のグラム 陰 性 双 球 菌 で 芽 胞 鞭 本 培 地 は 抗 生 物 質 の 添 加 により 混 合 細 菌 検 体 から 効 毛 はなく 線 毛 莢 膜 を 有 しています また 自 己 融 解 を 起 こしやすい 特 徴 をもって 率 よく 髄 膜 炎 菌 と 淋 菌 を 分 離 します います 莢 膜 多 糖 の 種 類 により 少 なくとも 13 種 類 (A, B, C, D, X, Y, Z, E, W-135, H, I, K, L)の 血 清 群 に 分 類 され 起 炎 菌 としてもっとも 多 く 分 離 されるものは A, B, C, Y, W-135 です 日 本 では B 群 及 び Y 群 が 起 炎 菌 であることが 多 く %の CO 2 条 件 下 で チョコレート 寒 天 培 地 などの 栄 養 豊 富 な 培 地 で 発 育 します コロニーは 直 径 1-5mm 無 色 透 明 非 溶 血 性 の 集 落 を 形 成 し ムコイド 状 を 呈 することがあります どのようにして 病 気 を 引 き 起 こすのでしょうか? 髄 膜 炎 菌 (Neisseria meningitidis)はヒトのみに 寄 生 し ヒトの 鼻 咽 腔 以 外 からは 分 離 されず 自 然 界 の 条 件 では 生 存 できません 患 者 としては 生 後 6 ヶ 月 から 2 年 幼 児 および 青 年 が 多 く また 患 者 のみならず 健 常 者 の 10-15%から 検 出 されます 1) くしゃみなどの 飛 沫 感 染 によりヒトからヒトへと 伝 播 し 気 道 を 介 して 血 中 に 入 り さらに 髄 液 にまで 入 り 髄 膜 炎 や 敗 血 症 を 起 こします 感 染 者 の 唾 液 を 介 しても 感 染 することから コップの 回 し 飲 みや 食 品 を 介 しても 感 染 の 可 能 性 があります 髄 膜 炎 菌 感 染 症 の 主 な 症 状 は 激 しい 頭 痛 高 熱 嘔 吐 頚 部 強 直 痙 攣 皮 下 出 血 関 節 痛 皮 疹 などがあります 治 療 と 院 内 感 染 の 予 防 策 は? 髄 膜 炎 菌 の 潜 伏 期 は 2-10 日 です 髄 膜 炎 菌 に 感 染 している 患 者 は 有 効 な 治 療 を 開 始 すると 24 時 間 以 内 に 感 染 性 を 消 失 します 第 一 選 択 薬 はペニシリン G 第 二 選 択 薬 はクロラムフェニコールが 推 奨 されています 発 症 後 7-10 日 間 以 内 の 髄 膜 炎 菌 感 染 症 患 者 と 濃 厚 に 接 触 した 者 の 感 染 率 は 著 しく 高 いため 濃 厚 で 無 防 備 な 暴 露 がみられた 場 合 には 迅 速 に 予 防 治 療 を 開 始 することが 重 要 です 髄 膜 炎 菌 の 院 内 感 染 の 報 告 はほとんどみられませんが 髄 膜 炎 菌 による 菌 血 症 患 者 や 髄 膜 炎 患 者 の 気 道 分 泌 物 への 接 触 によって 医 療 従 事 者 に 感 染 する 事 例 が 報 告 されています 予 防 としては 現 在 A C 単 独 もしくはそのニ 群 及 び A C Y W-135 の 四 群 混 合 の 精 製 莢 膜 多 糖 体 ワクチンが 使 用 さ れています 医 療 従 事 者 は 髄 膜 炎 菌 に 感 染 している 患 者 への 暴 露 がない 限 り 保 菌 している 医 療 従 事 者 には 症 状 が なければ 治 療 や 職 務 制 限 は 不 要 です しかし 髄 膜 炎 菌 感 染 症 状 のある 医 療 従 事 者 には 有 効 な 治 療 開 始 後 24 時 間 は 業 務 を 停 止 する 必 要 があります 2) 海 外 における 髄 膜 炎 疫 学 的 にはアフリカでは A 群 が 起 炎 菌 であることがもっとも 多 く また 死 亡 率 も 高 いことが 報 告 されています B 群 は 欧 州 に 最 も 多 く 見 られ C 群 は 米 国 欧 州 に 多 く 見 られます 国 内 では 髄 膜 炎 菌 性 髄 膜 炎 の 症 例 は 戦 前 では

49 グラム 陰 性 菌 例 以 上 ありましたが 戦 後 は 急 速 に 減 少 し 1999 年 以 降 では 8-22 例 ほどが 報 告 されているのみです 3) 現 在 日 本 で は 検 出 例 はほとんど 見 られませんが アフリカ インド 中 国 やフィリピン 等 の 近 隣 国 でも 流 行 しているため 海 外 に 渡 航 され る 際 には 気 をつけることが 必 要 です 2006 年 度 CLSI における Neisseria meningitidis に 関 する 変 更 点 Neisseria meningitidis のための ディスク 拡 散 法 手 順 が 追 加 されました Neisseria meningitidis の 感 受 性 試 験 薬 剤 治 療 薬 ペニシリン* アンピシリン* *ディスク 拡 散 法 のブレイクポイン セフォタキシム トはないため MIC 法 にて 試 験 を セフトリアキソン 行 なう 必 要 があります メロペネム クロラムフェニコール 髄 膜 炎 菌 接 触 予 防 処 置 にのみ アジスロマイシン ブレイクポイントが 有 効 な 薬 剤 シプロフロキサシン ミノサイクリン ナリジクス 酸 (サーベランス 時 のみ;フルオロキノロンへ の 感 受 性 低 下 検 出 ができる 可 能 性 が ある) リファンピン ST 合 剤 (スルホンアミドへの 感 受 性 の 予 測 も 可 能 ) Neisseria meningitidis は 検 査 室 感 染 を 引 き 起 こしうる 危 険 な 菌 種 で あり しばしば 治 療 に 使 用 される 薬 剤 に 対 する 耐 性 菌 が 現 在 まで 分 離 されていないことから 日 常 的 感 受 性 試 験 は 必 要 ありません そのため これら 全 ての 薬 剤 は 試 験 / 報 告 グループ C Supplemental Report Selectively に 分 類 さています また 本 菌 はバイオセーフティレベル (BSL2)において 安 全 キャビネットを 使 用 し 操 作 を 行 うことが 必 要 です API シリーズでは 髄 膜 炎 菌 は アピ NH( 品 番 :10407)で 同 定 することができます アピ NH で 髄 膜 炎 菌 を 試 験 すると 下 記 のような 結 果 となります アピ NH V2.0 Profile: 5002 Neisseria meningitidis % id=99.9, T=1.0 PEN: 陰 性 LIP PAL βgal ProA GGT IND 参 考 文 献 1) 高 橋 英 之 / 渡 辺 治 雄 : 髄 膜 炎 菌. 臨 床 と 微 生 物 28(6): , ) CDC 最 新 ガイドラインエッセンス 集, ) 国 立 感 染 症 ホームページ 44

50 グラム 陰 性 菌 病 原 性 大 腸 菌 (No 年 3 月 ) 病 原 性 大 腸 菌 1940 年 頃 より 下 痢 を 引 き 起 こす 特 定 な 血 清 型 の 大 腸 菌 の 存 在 が 発 見 され 腸 管 常 在 大 腸 菌 と 区 別 して 病 原 性 大 腸 菌 とよばれるようになりました さらに 1970 年 頃 からは コレラ 毒 素 に 類 似 する 毒 素 を 産 生 するものや 組 織 内 に 侵 入 する 大 腸 菌 などがみつかりました 現 在 腸 管 感 染 症 に 関 連 する 病 原 性 大 腸 菌 は その 発 病 機 序 に 基 づき 5 種 類 に 大 別 されています( 表 1) なかでも 腸 管 出 血 性 大 腸 菌 に 分 類 される O157 は 全 国 各 地 で 集 団 事 例 や 散 発 事 例 が 報 告 されています 表 1: 病 原 性 大 腸 菌 の 分 類 病 原 性 大 腸 菌 の 種 類 発 病 機 序 病 態 特 徴 備 考 毒 素 原 性 大 腸 菌 Enterotoxigenic E.coli (ETEC) 腸 管 侵 入 性 大 腸 菌 Enteroinvasive E.coli (EIEC) 腸 管 病 原 性 大 腸 菌 Enteropathogenic E.coli (EPEC) 腸 管 出 血 性 大 腸 菌 Enterohemorrhagic E.coli (EHEC) エンテロトキシンにより 下 痢 を 引 き 起 こす 赤 痢 菌 同 様 腸 管 上 皮 細 胞 へ 侵 入 し 破 壊 する 病 原 因 子 は 明 確 でない 志 賀 毒 素 を 産 生 し 大 腸 血 管 壁 を 破 壊 して 出 血 を 引 き 起 こす 下 痢 腹 痛 悪 心 粘 血 便 発 熱 腹 痛 発 熱 下 痢 悪 心 嘔 吐 激 しい 腹 痛 尿 毒 症 意 識 障 害 真 っ 赤 な 鮮 血 便 集 団 例 が 多 い 海 外 旅 行 者 下 痢 患 者 より 高 頻 度 に 検 出 小 学 生 以 上 の 人 に 感 染 することが 多 く 集 団 流 行 することがある 侵 入 機 序 病 態 生 化 学 性 状 が 赤 痢 と 類 似 するため 鑑 別 が 困 難 乳 幼 児 に 多 い 人 から 人 への 二 次 感 染 がある O157:H7 による 集 団 食 中 毒 がしばしば 認 められる 腸 管 凝 集 付 着 性 大 腸 菌 Enteroaggregative E.coli (EAEC) 付 着 性 因 子 により 腸 管 粘 膜 に 接 着 下 痢 主 に 熱 帯 亜 熱 帯 地 域 で 発 生 日 本 ではほとんど 報 告 なし 1) 表 2:O157 食 中 毒 発 生 状 況 1) 数 感 染 症 新 法 で 3 類 感 染 症 に 分 類 される: 診 断 後 直 ちに 保 健 所 への 届 け 出 が 必 要 表 3: 平 成 16 年 腸 管 出 血 性 大 腸 菌 (VT 産 生 )による 食 中 毒 患 者 病 原 性 大 腸 菌 の 血 清 型 大 腸 菌 の O 血 清 群 はこれまで 173 番 までとされてきましたが 2004 年 デンマークの 血 清 学 研 究 所 において 新 たに 8 つの 血 清 群 が 追 加 されました 日 本 国 内 においては 血 清 群 O176 と O177 に 属 する 志 賀 毒 素 産 生 性 大 腸 菌 (STEC) が 単 離 されており 今 後 の 動 向 に 注 意 を 要 するといわれています 2) 45

51 グラム 陰 性 菌 赤 痢 と 誤 同 定 される 大 腸 菌 大 腸 菌 は 赤 痢 と 非 常 に 近 縁 であるため しばしば 誤 同 定 されることがあります 特 に 腸 管 侵 入 性 大 腸 菌 (EIEC)や inactive E. coli とよばれる 大 腸 菌 の 一 種 は 乳 糖 分 解 性 ガス 産 生 性 運 動 性 など 赤 痢 菌 との 鑑 別 に 重 要 な 生 化 学 性 状 において 陰 性 を 示 し O 抗 原 において 赤 痢 菌 と 交 差 反 応 を 示 すことがあるため これらの 鑑 別 は 非 常 に 困 難 です 正 しい 同 定 には 生 化 学 的 性 状 試 験 と 血 清 型 試 験 糞 便 の 外 観 や 臨 床 症 状 などから 総 合 的 に 判 断 することが 重 要 であるといわれています 3) 3)4) 表 3: 赤 痢 菌 と 大 腸 菌 の 性 状 TSI 寒 天 LIM 培 地 その 他 の 試 験 斜 面 高 層 硫 化 水 素 ガ ス 産 生 リ ジ ン イ ン ド ー ル 運 動 性 オ ル ニ チ ン 粘 液 酸 キ シ ロ ー ス 赤 痢 菌 d d 一 般 的 大 腸 菌 d + + 腸 管 侵 入 性 大 腸 菌 EIEC d + - d d d d inactive E.coli d + - d - d d - d + d: 菌 株 により 異 なる API 製 品 では E. coli はアピ 20( 品 番 ) ラピッド 20 プレート( 品 番 ) アピ 50CHE( 品 番 ) ID32E アピ( 品 番 ) ラピッド ID32E アピプレート( 品 番 ) ID32GN アピ( 品 番 )のデータベ ースに 含 まれています 特 にラピッド ID32E アピプレートでは Shigella spp.と 誤 同 定 されやすいといわれる inactive E. coli に 関 して 良 好 な 同 定 結 果 が 得 られたと 評 価 されています 4) ラピッド ID32E アピプレートで E. coli を 試 験 すると 下 記 のような 結 果 となります Rapid ID32E V3.0 Profile: Escherichia coli %id=99.9, T=1.00 参 考 文 献 1) 厚 生 労 働 省 ホームページ トピックス 医 薬 食 品 局 食 中 毒 食 品 監 視 関 連 情 報 2) 感 染 症 情 報 センターホームページ IASR 速 報 大 腸 菌 の 新 規 O 血 清 群 (O174-O181)に 関 する 情 報 3) 余 明 順 : 血 清 型 別 が 要 求 される 細 菌 の 同 定 検 査 シリーズ 第 2 回 下 痢 原 性 大 腸 菌 と 赤 痢 菌 の 鑑 別. Medical Technology 24(13): , ) 中 澤 直 美 : 簡 易 同 定 キットの 使 用 により Shigella spp.と 誤 同 定 される inactive E. coli についての 基 礎 的 検 討. 医 学 検 査 47(7): ,

52 グラム 陰 性 菌 Proteus mirabilis (No 年 8 月 ) Proteus mirabilis Proteus mirabilis は 通 性 嫌 気 性 のグラム 陰 性 桿 菌 で 鞭 毛 や 多 数 の 周 毛 を 持 ち 遊 走 (スウォーミング)*する 特 徴 をもちます ヒトおよび 動 物 の 腸 管 内 や 食 品 下 水 土 壌 などの 環 境 中 に 広 く 分 布 し ヒトでは 尿 耳 漏 膿 分 泌 物 喀 痰 などの 各 種 臨 床 材 料 から 分 離 されます 尿 路 感 染 症 を 起 こすことが 多 く 報 告 されますが 白 血 病 患 者 や 新 生 児 では 敗 血 症 や 髄 膜 炎 を 起 こすことも 報 告 されています 本 菌 は 普 通 の 寒 天 培 地 に 良 好 に 発 育 し 多 くの 菌 株 は Salmonella 用 の 選 択 分 離 培 地 においても 発 育 します 0.1%フェノール 加 寒 天 培 地 写 真 1) に 培 養 することより 混 濁 型 と 光 沢 型 の 2 種 類 の 集 落 を 形 成 します こ chromid CPS ( 品 番 43541) の 両 集 落 の 顕 微 鏡 像 も 異 なっており 6-8 時 間 のブイヨン 培 養 で 混 濁 型 P. mirabilis ATCC は 長 桿 状 多 形 性 を 示 し 光 沢 型 は 短 桿 状 を 示 します 上 記 に 示 したよ 培 養 時 間 時 間 うに 本 菌 は 遊 走 する 特 徴 を 有 しますが まれな 非 遊 走 性 を 示 す 菌 株 が * chromid CPS は 尿 検 体 用 の 分 離 および 鑑 豚 から 分 離 報 告 されています また よく 分 離 される 同 属 の P. vulgaris と 別 するための 色 素 産 生 培 地 です Proteus 属 はオルニチンデカルボキシラーゼ インドール 産 生 試 験 により 鑑 別 することが は 上 記 のような 茶 色 のコロニーを 形 成 します できます 本 菌 ではオルニチンデカルボキシラーゼ 陽 性 インドールを 産 生 しません 薬 剤 感 受 性 については 多 くの 薬 剤 に 対 し 感 受 性 を 示 しますが 近 年 ESBL をもつ 菌 株 も 報 告 されており 特 に 無 菌 材 料 から 分 離 された 場 合 には 注 意 を 要 します * 遊 走 (スウォーミング)とは 運 動 性 をもつ 菌 株 が 通 常 の 固 形 培 地 上 に 単 一 のコロニーを 形 成 せず 移 動 し 薄 い 膜 を 形 成 する 現 象 をいいます 詳 細 メカニズムについては 不 明 ですが 遊 走 する 代 表 的 な 菌 に Proteus 属 があります 培 地 に 胆 汁 あるいは 胆 汁 酸 塩 窒 化 ナトリウム 活 性 炭 を 加 えることにより 阻 止 することがで きます また 食 塩 を 含 まない 培 地 においても 遊 走 は 阻 止 されます また 2 菌 株 の 遊 走 の 接 する 境 界 線 に は 通 常 明 瞭 な 一 線 がひかれます 一 方 の 菌 株 の 遊 走 部 位 には 進 入 しません 同 じ 菌 株 ではこの 現 象 はお きません この 現 象 を Dienes 現 象 といいます ESBL 産 生 Proteus mirabilis 本 菌 は 多 くの 薬 剤 に 対 し 感 受 性 を 示 しますが ESBL 産 生 Proteus mirabilis が 国 内 外 において 報 告 されており 2005 年 の CLSI M100-S15 より ESBL 試 験 の 対 象 菌 種 に 新 しく Proteus mirabilis が 追 加 されました 日 常 検 査 として は 勧 告 されていませんが 菌 血 症 などで 原 因 菌 と 疑 われる 場 合 にはセフタジジム セフォタキシム セフポドキシムを 用 い ESBL スクリーニング 試 験 を 行 うように 勧 告 しています( 表 1) 薬 剤 ディスク 法 (mm) MIC 法 (µg/ml) セフポドキシム 22 2* セフタジジム 22 2 セフォタキシム 27 2 * Proteus mirabilis の みの 定 義 です 病 原 性 と 治 療 本 菌 は 腸 内 に 常 在 し 尿 をはじめさまざまな 臨 床 材 料 から 分 離 されます 特 に 尿 路 感 染 症 患 者 の 尿 から 多 く 分 離 さ れます 本 菌 は 強 いウレアーゼ 活 性 をもち 尿 道 中 にある 尿 素 を 分 解 することにより 尿 路 環 境 をアルカリ 性 にします この ことにより 腎 結 石 ができやすくなり 腎 不 全 を 引 き 起 こします また 本 菌 は 結 石 に 接 着 することにより 薬 剤 からの 攻 撃 を 防 ぎ 通 常 大 腸 菌 を 起 因 とする 尿 路 感 染 症 よりも 治 癒 が 悪 い 傾 向 にあるようです 47

53 グラム 陰 性 菌 日 本 国 内 においても ESBL をもつ 菌 株 特 に CTX-M タイプが 多 く 分 離 報 告 されています また ヨーロッパでは 院 内 感 染 の 原 因 菌 として 臨 床 的 に 問 題 となっております 本 菌 は 一 般 的 に 各 種 薬 剤 に 対 し 良 好 な 感 受 性 を 示 し ペニシ リン 系 薬 剤 各 世 代 セフェム 系 薬 剤 モノバクタム 系 薬 アミノ 配 糖 体 系 薬 剤 ST 合 剤 キノロン 系 薬 剤 などには 感 受 性 を 示 しますが ミノサイクリンなどには 耐 性 を 示 す 菌 株 が 多 いようです 治 療 では アンピシリンもしくはアモキシシリンが 第 一 選 択 薬 とされています アピ 製 品 では P. mirabilis をアピシリーズで 同 定 すると 下 記 のような 結 果 が 得 られます アピ 20 ( 品 番 :20107) P. mirabilis V7.0 Profile %ID=99.9 T=1.0 * INFORMATION* Version 4.1 陽 性 率 表 に 新 規 含 まれる Proteus vulgaris group には P. vulgaris, P. penneri, P. hauseri が 含 まれます 48

54 グラム 陰 性 菌 緑 膿 菌 (No 年 2 月 ) 緑 膿 菌 (Pseudomonas aeruginosa)の 特 徴 緑 膿 菌 は 偏 性 好 気 性 で ブドウ 糖 非 発 酵 性 のグラム 陰 性 桿 菌 一 端 に 一 本 の 鞭 毛 を 持 ち 活 発 に 運 動 を 示 し 土 壌 水 などの 自 然 界 に 広 く 分 布 する 菌 です 病 原 性 は 低 く 健 常 人 の 常 在 細 菌 叢 から 分 離 されること はほとんどありません また 日 和 見 病 原 菌 として 知 られており 乾 燥 には 弱 いが 湿 潤 な 環 境 では 長 期 間 生 存 することがで 培 養 時 間 :24h P. aeruginosa ATCC UV 照 射 きます 培 養 は 好 気 培 養 で 普 通 寒 天 培 地 血 液 寒 天 培 地 セトリミド 寒 天 培 地 (ビオメリュー 品 番 43565)などの 培 地 に 発 育 し 血 液 寒 天 培 地 上 では β 溶 血 を 示 します 本 菌 には 体 内 に 定 着 する 一 部 のムコイド 型 を 示 すものと 血 行 性 の 2 タイプがあ ります ムコイド 型 は 病 原 性 は 弱 く バイオフィルムを 形 成 し 薬 剤 抵 抗 性 を 示 すものが 多 いです 血 行 性 型 はバイオフィルムを 作 らずに 薬 剤 に 対 して 感 受 性 を 示 すものが 多 く 存 在 します また 本 菌 は 菌 体 抗 原 ( 耐 熱 性 のO 抗 原 )の 抗 原 性 によって A-N までの 14 種 に 型 別 することが 可 能 であ り 疫 学 調 査 に 広 く 用 いられています 写 真 1) セトリミド 寒 天 培 地 (ATCC 10145, 培 養 時 間 24h) 本 培 地 は 様 々な 検 体 から P. aeruginosa を 検 出 す るための 選 択 分 離 培 地 です 薬 剤 感 受 性 近 年 緑 膿 菌 の 耐 性 化 が 進 み 1980 年 よりフルオロキノロン 系 カルバペネム 系 アミノグリコシド 系 の 3 系 統 に 耐 性 を をもつ 緑 膿 菌 が 増 加 し この 3 系 統 の 薬 剤 に 耐 性 を 示 す 緑 膿 菌 は 多 剤 耐 性 緑 膿 菌 と 呼 ばれています (multiple-drug-resistant Pseudomonas aeruginosa: MDRP) 改 正 感 染 症 法 では 薬 剤 耐 性 緑 膿 菌 は 5 類 感 染 症 に 分 類 されており 検 出 された 翌 月 の 初 日 までに 指 定 届 出 機 関 の 管 理 者 が 都 道 府 県 知 事 に 届 け 出 ることが 規 定 されて います 届 出 基 準 については 厚 生 労 働 省 から 詳 細 な 検 査 所 見 が 公 開 されています 1) 院 内 感 染 対 策 サーベイランス 事 2) 業 (JANIS)の 2005 年 の 調 査 では 血 液 および 髄 液 からの 分 離 株 の 場 合 緑 膿 菌 (P. aeruginosa)のイミペネム(ipm) 耐 性 株 の 割 合 は 23% アミカシン(AMK) 耐 性 株 とシプロフロキサシン(CPFX) 耐 性 株 の 頻 度 はそれぞれ 7%と 16%であっ たと 報 告 されています また 医 療 施 設 で 分 離 される 緑 膿 菌 で 多 剤 耐 性 緑 膿 菌 の 占 める 割 合 は 2-3%と 見 込 まれて います また 耐 性 率 は 抗 菌 薬 の 使 用 状 況 により 施 設 ごとに 異 なっていることが 指 摘 されており 感 染 症 型 別 に 異 なって いることが 十 分 に 考 えられることから 耐 性 率 の 年 次 変 化 や 感 染 症 別 耐 性 率 にみる 場 合 には 全 国 調 査 よりも 同 一 施 設 における 動 向 を 調 査 する 方 がよいとされています 3) 多 剤 耐 性 緑 膿 菌 の 治 療 としては 急 性 感 染 症 例 では ペニシリン 系 薬 セフェム 系 薬 やカルバペネム 系 薬 にアミノグリ コシド 系 薬 やフルオロキノロン 系 薬 を 併 用 した 治 療 を 行 います 慢 性 定 着 症 例 には 抗 緑 膿 菌 薬 による 治 療 を 控 え マ クロライド 系 薬 の 投 与 でバイオフィルム 形 成 を 抑 制 し 薬 剤 感 受 性 の 自 然 回 復 を 待 つことが 有 効 策 とされています 4) 多 剤 耐 性 緑 膿 菌 の 中 で 大 半 を 占 めているメタロ-β-ラクタマーゼ(MBL)を 産 生 する 多 剤 耐 性 緑 膿 菌 に 対 しては 現 在 国 内 で 認 可 されているほぼ 全 ての 薬 剤 で その 効 果 が 期 待 できないため 今 後 多 剤 耐 性 緑 膿 菌 の 拡 大 蔓 延 には 注 意 を 要 する 必 要 があります 病 原 性 緑 膿 菌 の 感 染 経 路 は 多 彩 であり 野 菜 や 汚 染 された 水 を 介 しての 経 口 摂 取 や 保 菌 者 との 接 触 等 で 感 染 します 臨 床 材 料 から 分 離 されるブドウ 糖 非 発 酵 菌 は 緑 膿 菌 が 常 に 上 位 を 占 めており 本 菌 が 引 き 起 こす 症 状 は 主 に 2 つのタイ 49

55 グラム 陰 性 菌 プに 大 別 されます 一 つは 敗 血 症 や 肺 炎 のような 劇 症 型 感 染 症 であり もう 一 つは 気 道 や 尿 路 などにおける 難 治 性 の 持 続 性 感 染 症 です 緑 膿 菌 は 強 力 な 内 毒 素 を 産 生 するため 敗 血 症 などを 引 き 起 こした 場 合 エンドトキシンショック から 多 臓 器 不 全 に 進 展 し 致 命 的 な 結 果 をもたらすことが 多 く 警 戒 が 必 要 とされます MDRP は 多 剤 耐 性 の 遺 伝 子 を 獲 得 した 緑 膿 菌 ですが 両 者 の 病 原 性 はほぼ 同 じで 健 康 な 人 が 腸 管 内 や 鼻 腔 に 保 菌 していても 全 く 無 害 です ま た MDRP が 通 常 の 緑 膿 菌 と 比 べ 感 染 力 が 強 くなっているという 報 告 はないようです 検 査 方 法 検 査 材 料 分 離 同 定 による 病 原 体 の 検 出 ( 敗 血 症 心 内 膜 炎 腹 膜 炎 胸 膜 炎 髄 膜 炎 骨 髄 炎 ) 及 び 以 下 の 検 査 室 での 判 断 基 準 を 満 たすもの ( 検 査 室 での 判 断 基 準 は 以 下 の 3 つの 条 件 を 全 て 満 たした 場 合 である ア イ ウ イミペネムの MIC 16 µg/ml または イミペネムの 感 受 性 ディスク(KB)の 阻 止 円 の 直 径 が 13 mm 以 下 アミカシンの MIC 32 µg/ml または アミカシンの 感 受 性 ディスク(KB)の 阻 止 円 の 直 径 が 14 mm 以 下 シプロフロキサシンの MIC 4 µg/ml または シプロフロキサシンの 感 受 性 ディスク(KB)の 阻 止 円 の 直 径 が 15 mm 以 下 ) 分 離 同 定 による 病 原 体 の 検 出 かつ 感 染 症 の 起 因 菌 と 判 定 された 場 合 血 液 腹 水 胸 水 髄 液 通 常 は 無 菌 的 であ るべき 臨 床 検 体 ( 呼 吸 器 感 染 症 肝 胆 道 系 感 染 症 創 傷 感 染 症 腎 盂 腎 炎 複 雑 性 尿 路 無 菌 的 ではない 検 体 感 染 症 扁 桃 炎 細 菌 性 中 耳 炎 副 鼻 腔 炎 皮 膚 軟 部 組 織 感 染 症 ) 及 び 以 下 の 検 査 室 での 判 断 基 準 を 満 たすもの ( 検 査 室 での 判 断 基 準 は 以 下 の 3 つの 条 件 を 全 て 満 たした 場 合 である ア イ ウ イミペネムの MIC 16 µg/ml または イミペネムの 感 受 性 ディスク(KB)の 阻 止 円 の 直 径 が 13 mm 以 下 アミカシンの MIC 32 µg/ml または アミカシンの 感 受 性 ディスク(KB)の 阻 止 円 の 直 径 が 14 mm 以 下 シプロフロキサシンの MIC 4 µg/ml シプロフロキサシンの 感 受 性 ディスク(KB)の 阻 止 円 の 直 径 が 15 mm 以 下 ) 喀 痰 膿 尿 便 表 1): 薬 剤 耐 性 緑 膿 菌 の 届 出 のために 必 要 な 検 査 所 見 ( 厚 生 労 働 省 ホームページ 1) より) API 製 品 では アピ 20NE を 使 って 緑 膿 菌 を 同 定 することができます アピ 20NE V7.0 Profile: Pseudomonas aeruginosa, %id=99.5, T=1.0 参 考 文 献 1) 厚 生 労 働 省 ホームページ 2) 院 内 感 染 サーベイランス 事 業 (JANIS), ) 岡 本 了 一 : 緑 膿 菌 における AmpC β-ラクタマーゼ 産 生 菌 の 動 向 とその 出 現 背 景. 化 学 療 法 の 領 域 23(2) , ) 橋 本 章 司 朝 野 和 典 : 多 剤 耐 性 緑 膿 菌. INFECTION CONTROL 15(2): ,

56 グラム 陰 性 菌 赤 痢 菌 (No 年 6 月 ) 赤 痢 菌 (Shigella 属 )とは 赤 痢 菌 (Shigella 属 )は 100 年 以 上 前 1898 年 に 志 賀 潔 が 志 賀 赤 痢 菌 (Shigella dysenteriae)を 発 見 し 発 見 者 の 名 前 にちなんで シゲラと 命 名 されま した 赤 痢 菌 は グラム 陰 性 通 性 嫌 気 性 の 短 桿 菌 莢 膜 鞭 毛 を 欠 き 腸 内 細 菌 科 に 分 類 されています また 大 腸 菌 とはきわめて 近 縁 であるため 分 類 学 的 に 大 腸 菌 の 一 種 と 考 えられています Shigella 属 には 4 菌 種 (S. dysenteriae =A 亜 種 S. flexneri =B 亜 種, S. boydii =C 亜 種, S. sonnei =D 亜 種 )が 含 まれて おり いずれの 亜 種 にも 多 数 の 血 清 型 が 存 在 します 赤 痢 菌 の 分 離 には SS 寒 天 培 地 や DHL 寒 天 培 地 などの 選 択 分 離 培 地 がよ く 用 いられます SS 寒 天 培 地 上 では 無 色 - 半 透 明 のコロニー DHL 寒 天 培 地 上 では 無 色 コロニーを 形 成 します SS 寒 天 培 地 中 のブリリアントグリーンはグラム 陽 性 菌 の 発 育 を 阻 止 しますが 同 時 に S. sonnei の 発 育 も 阻 止 されることがあるので 注 意 が 必 要 です 1) また S. sonnei は 18 時 間 以 上 培 養 をした 場 合 もしくは 培 養 後 室 温 に 2-3 時 間 以 上 放 置 した 場 合 には 乳 糖 分 解 菌 と 見 誤 ることがあります 1) S. felexneri ATCC 培 養 時 間 :48 時 間 SS 寒 天 培 地 ( 品 番 43091) 病 原 性 Shigella 属 の 全 ての 菌 は 細 菌 性 赤 痢 の 原 因 菌 です 宿 主 はヒトおよびサルが 知 られており 患 者 および 感 染 者 の 便 から 食 品 や 水 ハエを 介 して 経 口 感 染 します 赤 痢 菌 は 大 腸 上 皮 細 胞 に 侵 入 した 後 隣 接 細 胞 へと 再 侵 入 を 繰 り 返 し 上 皮 細 胞 が 壊 死 脱 落 し 潰 瘍 をつくる 原 因 となっています 潜 伏 期 は 1-5 日 約 一 週 間 で 症 状 は 軽 快 しますが 便 性 が 回 復 するには 一 週 間 以 上 かかる 場 合 が 多 いです 主 な 症 状 として しぶり 腹 を 伴 う 膿 粘 血 便 で 一 日 に 十 数 回 に 及 ぶ 場 合 もありますが 数 回 の 粘 液 便 にとどまることもあります S. dysenteriae 血 清 型 1 は 特 に 重 篤 症 状 を 引 き 起 こ し S. sonnei は 症 状 が 軽 い 場 合 が 多 くあります 通 常 の 場 合 後 遺 症 を 残 すことなく 回 復 が 見 られますが まれに S. flexneri に 感 染 した 後 に 関 節 炎 尿 道 炎 結 膜 炎 などの 症 状 を 伴 うライター 症 候 群 を 罹 患 することもあります また S. dysenteriae 血 清 型 1 感 染 後 に 溶 血 性 尿 毒 症 症 候 群 (HUS)が 起 こることが 知 られています 予 防 および 治 療 現 在 わが 国 で 分 離 される 赤 痢 菌 の 約 84% 以 上 が ST 合 剤 およびテトラサイクリンに 耐 性 を 示 す 株 が 報 告 されています また CLSI M100-S17 (2007)ではアミノグリコシド 系 第 一 第 ニ 世 代 セファロスポリン 系 セファマイシン 系 薬 剤 は in vitro で 効 果 が 認 められた 場 合 でも in vivo では 効 果 がないため これらの 薬 剤 については S( 感 受 性 )と 報 告 しないよう 警 告 しています 昨 年 ESBL 産 生 赤 痢 菌 も 報 告 されており 治 療 には 必 ず 分 離 菌 の 薬 剤 感 受 性 を 確 認 する 必 要 が あります 2) 現 段 階 では 有 効 なワクチンはなく 石 鹸 を 使 用 し 正 しく 手 洗 いすることが ヒトからヒトへの 感 染 の 拡 大 予 防 にもっと も 有 効 とされています 手 洗 いをうまく 行 えない 子 どもは 感 染 を 広 げる 可 能 性 が 高 く 特 に 注 意 を 要 する 必 要 があります また 感 染 拡 大 の 大 きな 要 因 の 一 つとして 少 量 の 菌 数 ( 個 )で 感 染 を 引 き 起 こし 通 常 一 週 間 程 度 で 症 状 の 改 善 が 見 られますが 未 治 療 の 場 合 には 1-3 ヶ 月 間 排 菌 が 続 くため 容 易 に 感 染 が 拡 大 します また サルからの 感 染 例 も 報 告 されていますので 取 扱 いには 注 意 が 必 要 です [ 感 染 症 法 における 取 扱 い] 細 菌 性 赤 痢 は 2007 年 の 感 染 症 法 の 改 正 により 2 類 感 染 症 から 3 類 感 染 症 に 変 更 され また 特 定 病 原 体 の 種 別 では 第 四 種 病 原 体 (10 日 以 内 に 滅 菌 等 を 実 施 )に 区 分 されています 診 断 した 医 師 は 直 ちに 保 健 所 に 届 け 出 る 必 要 があり 報 告 のための 基 準 は 以 下 の 通 りです 診 断 した 医 師 の 判 断 により 症 状 や 所 見 から 当 該 疾 患 が 疑 われ かつ 以 下 の 方 法 によって 病 原 体 診 断 がなさ れたもの 検 査 方 法 検 査 材 料 分 離 同 定 による 病 原 体 の 検 出 鑑 別 診 断 :カンピロバクター 赤 痢 アメーバ 腸 管 出 血 性 大 腸 菌 等 による 他 の 感 染 性 腸 炎 便 51

57 グラム 陰 性 菌 [ 食 品 衛 生 法 での 取 扱 い] 平 成 11 年 食 品 衛 生 法 施 行 規 則 の 一 部 改 正 において 飲 食 に 起 因 する 健 康 被 害 は 食 中 毒 であることを 明 確 にするため 食 中 毒 事 件 票 の 原 因 物 質 として 赤 痢 菌 などが 新 たに 追 加 されました [ 学 校 保 健 法 での 取 扱 い] 細 菌 性 赤 痢 は 第 一 種 伝 染 病 に 分 類 されており 治 癒 するまで 出 席 停 止 と 指 定 されています 発 生 状 況 感 染 源 がヒトであることから 衛 生 水 準 の 向 上 とともに 減 少 しますが 推 定 感 染 国 は 東 南 アジア 南 アジア アフリカ 中 南 米 とほぼ 全 世 界 に 広 がっています 特 にアジアでは 多 く 年 間 9,100 万 人 が 感 染 し 栄 養 状 態 の 悪 い 小 児 を 中 心 に 41 万 人 が 死 亡 していると 推 定 されています(WHO) 国 内 では 年 間 500-1,000 例 の 患 者 報 告 があり その 1/4 は 国 内 感 染 と 推 定 されています 3) そのほとんどが S. sonnei(70-80%)と S. flexneri が 占 めています S. boydii と S. flexneri はイ ンドからの 帰 国 者 からの 検 出 が 多 く また 感 染 時 期 では 8-10 月 が 多 いことが 報 告 されております 本 症 は 小 児 の 疾 患 で あることから 世 界 的 に 患 者 の 約 80%が 10 歳 未 満 の 小 児 であるのに 対 し 4) 国 内 では 患 者 の 70-80%は 青 年 層 です API シリーズでは Shigella sonnei をアピシリーズで 同 定 すると 下 記 のような 結 果 が 得 られます アピ20 V4.1 Shigella sonnei %id=99.1,t=1.0 参 考 文 献 1) 柄 沢 利 子 : 検 査 と 技 術 35(5), ) 病 原 微 生 物 検 出 情 報 28: 45-46, ) 厚 生 労 働 省 検 疫 所 ホームページ 4) 国 立 感 染 症 ホームページ 52

58 グラム 陰 性 菌 Vibrio vulnificus 感 染 症 (No 年 8 月 ) Vibrio vulnificus 感 染 症 とは Vibrio vulnificus は 海 水 や 魚 介 類 から 検 出 されるグラム 陰 性 桿 菌 で 主 に 肝 硬 変 アルコール 性 肝 炎 などの 肝 障 害 をもつ 患 者 や 糖 尿 病 各 種 悪 性 腫 瘍 により 免 疫 力 の 低 下 した 患 者 に 日 和 見 感 染 症 を 引 き 起 こします 1) Vibrio vulnificus 感 染 症 には1 胃 腸 炎 型 2 創 部 感 染 型 3 敗 血 型 の3 型 があり 特 に 創 部 感 染 型 と 敗 血 型 は 極 めて 急 激 な 転 帰 をとり 死 亡 率 も 高 いため 治 療 には 早 期 診 断 が 必 須 です そのため 本 菌 の 迅 速 な 分 離 同 定 が 最 も 重 要 となります 本 邦 での 報 告 は 1978 年 以 来 100 症 例 を 超 えますが 一 般 的 には 認 識 が 低 い 感 染 症 です 1) 本 感 染 症 の 90% 以 上 は 7 月 から 9 月 にかけて 夏 場 に 発 病 することが 多 く 本 邦 では 西 日 本 とくに 九 州 に 多 いといわれています 2) Vibrio vulnificus 感 染 症 の 発 症 要 因 胃 腸 炎 型 と 敗 血 型 は 汚 染 食 品 の 経 口 接 種 によって 起 きます 胃 腸 炎 型 は 便 から 菌 が 分 離 されますが 敗 血 型 は 腸 から 菌 が 血 管 内 に 入 り 発 病 するため 血 液 や 皮 膚 病 変 から 菌 が 分 離 されます 創 部 感 染 型 は 創 部 から 菌 が 直 接 進 入 することによって 起 こります 発 症 の 要 因 は 主 に 肝 硬 変 患 者 の 血 清 鉄 の 上 昇 により 溶 血 が 起 き 蛋 白 質 分 解 酵 素 によりヘモグロビンが 分 解 され この 鉄 を 利 用 して V. vulnificus が 急 激 に 増 殖 するためといわれています 1) Vibrio vulnificus の 生 化 学 的 特 徴 1) 特 徴 備 考 形 態 グラム 陰 性 桿 菌 (やや 湾 曲 した 短 いバナナ 状 あるいはコンマ 状 の 菌 体 ) 集 落 性 状 1 血 液 寒 天 培 地 にて 時 間 培 養 後 直 径 2-4 mm の S 状 淡 黄 色 のコロニーを 形 成 周 囲 に 溶 血 環 を 呈 する 2TCBS またはビブリオ 寒 天 培 地 では 青 緑 色 のコロニー 生 化 学 的 性 状 オキシダーゼ(+) 運 動 性 (+) 乳 糖 分 解 性 (+) 3% 塩 化 ナトリウム 加 培 地 できわめてよく 発 育 8%の 濃 度 では 発 育 が 抑 制 される ヒトの 感 染 症 に 関 与 する 生 物 型 Ⅰは インドール 陽 性 10-20%に 白 糖 分 解 陽 性 株 存 在 腸 炎 ビブリオとの 鑑 別 乳 糖 分 解 性 (-) 治 療 感 受 性 :ペニシリン セフェム カルバペネム テトラサイクリン 等 症 状 が 進 行 してからの 薬 剤 投 与 は 無 効 であるため V. vulnificus の 治 療 は 早 期 診 断 と 早 期 の 抗 菌 薬 投 与 が 重 要 です 最 近 の 研 究 では 臨 床 由 来 株 において EM, TC, DOXY, MINO, CP, NA, CPFX に 対 して 高 い 感 受 性 を 示 し ABPC, PIPC, CER, CEZ, CPZ, CTX,CMZ, LMOX, MEPM, KM 等 のβ-ラクタム 系 およびアミノグリコシド 系 薬 におい て 耐 性 を 示 す 株 が 認 められたとの 報 告 があります 3) 1) 53

59 グラム 陰 性 菌 写 真 1 V. vulnificus のグラム 染 色 像 1) 写 真 2 V. vulnificus のコロニー1) 写 真 提 供 : 玉 名 中 央 病 院 検 査 科 永 田 邦 昭 先 生 API 製 品 では V. vulnificus はアピ 20( 品 番 ) ラピッド 20 プレート( 品 番 ) アピ 20NE( 品 番 ) アピ 50CHE( 品 番 ) ID 32 E アピ( 品 番 ) ラピッド ID 32E アピ プレート( 品 番 ) ID 32 GN アピ( 品 番 )のデータベースに 含 まれています V. vulnificus の 10-20%に 存 在 する 白 糖 分 解 菌 は 他 菌 種 ( V. alginolyticus, V. cholerae, Aeromonas hydrophila, A. sobria 等 )と 誤 同 定 されることがありますのでご 注 意 下 さい Rapid ID 32 E アピ プレートで V. vulnificus を 試 験 すると 下 記 のような 結 果 となります Rapid ID 32 E V3.0 Profile: Vibrio vulnificus %id=99.9, T=1.00 参 考 文 献 1) 佐 藤 泰 彦, 森 口 美 琴 : Vibrio vulnificus 感 染 症. 検 査 と 技 術 31(9): , ) 八 木 博 司 : Vibrio vulnificus 敗 血 症 型 の1 救 命 例. 感 染 症 学 雑 誌 77(3): , ) 大 仲 賢 二 : Vibrio vulnificus 感 染 症 に 関 する 基 礎 的 研 究 : 環 境 由 来 株 とヒト 臨 床 由 来 株 の 血 清 型 別 状 況 およ び 薬 剤 感 受 性 試 験. 感 染 症 学 雑 誌 78(2): 83-89, 2004 おかげさまで API は 生 誕 35 周 年 をむかえました! フランスの 生 物 学 者 Dr. J.ビシア( Jean Buissiere )により 原 型 が 考 案 され その 画 期 的 デザインと 簡 易 性 迅 速 性 が 細 菌 同 定 の 分 野 に 大 変 革 をもたらし た API は 1969 年 7 月 に 誕 生 してから 今 年 で 35 周 年 を 迎 えました 現 在 API の 同 定 可 能 菌 種 は 550 種 を 超 え 世 界 中 で 細 菌 同 定 のスタンダードとさ れています API が 誕 生 したフランスのラ バルム( La Balme )の 工 場 では 現 在 も 細 菌 学 に 関 する 研 究 開 発 が 進 められると 共 に 多 くの 製 品 が 製 造 されて います 写 真 3 API の 原 型 54

60 グラム 陰 性 菌 Yersinia pseudotuberculosis (No 年 10 月 ) Yersinia pseudotuberculosis の 特 徴 Y. pseudotuberculosis による 感 染 症 は 感 染 症 法 や 食 品 衛 生 法 に 規 定 されていないため ヒトにおける 発 生 実 態 は 明 らかになってはいませんが 現 在 も 西 日 本 を 中 心 に 散 発 的 に 発 生 しています 仮 性 結 核 菌 とも 呼 ばれる Y. pseudotuberculosis は 芽 胞 や 莢 膜 を 形 成 しないグラム 陰 性 通 性 嫌 気 性 桿 菌 で 腸 内 細 菌 群 に 属 します 分 離 には CIN 寒 天 培 地 マッコンキー 寒 天 培 地 および SS 寒 天 培 地 が 用 いられます CIN 寒 天 培 地 では 直 径 0.5-3mm のコロニーを 形 成 し 菌 株 により 差 があります マッコンキー 寒 天 培 地 では 薄 紫 色 がかった 灰 白 色 ( 直 径 2mm)コロニーを 形 成 し SS 寒 天 培 地 では 未 発 育 か 露 滴 状 のコロニーを 形 成 します 血 液 寒 天 培 地 上 のコロニ ーは 24 時 間 培 養 では 微 小 なため 見 逃 しやすく 48 時 間 後 にようやく 発 育 が 認 められます また 血 清 型 では O 抗 原 により 現 在 は 21 血 清 群 が 知 られていますが そのうちのいくつかの 血 清 型 が 病 原 性 を 示 す 菌 と 考 えられています また 本 菌 は 至 適 発 育 温 度 が 28 付 近 で 冷 蔵 庫 内 温 度 である 4 以 下 でも 発 育 可 能 な 低 温 発 育 性 病 原 菌 と して 知 られています その 為 本 菌 感 染 患 者 の 発 生 は Y. enterocolitica とは 異 なり 秋 から 春 にかけての 寒 冷 期 がほとん どで 夏 季 にはほとんど 見 られないことが 特 徴 です Y. pseudotuberculosis は 1883 年 に 初 めて 髄 膜 性 感 染 症 患 者 から 分 離 されましたが わが 国 では 1913 年 に 初 めて 人 の 敗 血 症 例 から 分 離 され その 後 1981 年 に 起 こった 岡 山 県 での 集 団 感 染 例 の 調 査 研 究 より それまで 泉 熱 と 呼 ば れていた 発 熱 発 疹 を 主 症 状 とする 原 因 不 明 の 感 染 症 の 原 因 であることが 判 明 しました Yersinia pseudotuberculosis の 自 然 界 での 分 布 Y. pseudotuberculosis は 一 般 的 には 便 血 液 動 物 から 検 出 され ヒトでは 胃 腸 炎 や 菌 血 症 の 原 因 菌 とし 知 られて います ブタは 本 菌 の 代 表 的 な 保 菌 動 物 として 知 られ 比 較 的 高 率 に 分 離 されます また ヒツジ イヌ ネコからも 分 離 され これらの 動 物 では 感 染 していても 臨 床 症 状 が 現 れません 野 生 動 物 では ノネズミとタヌキが 高 率 に 保 菌 しており サル イノシシ ウサギ シカからも 分 離 報 告 例 があります 食 品 においては 豚 肉 に 限 り 高 率 に 分 離 されますが 日 本 での 事 例 の 多 くは 沢 水 や 井 戸 水 の 摂 取 による 感 染 がほと んどと 考 えられます 河 川 水 井 戸 水 動 物 由 来 材 料 において 都 市 部 と 山 間 部 での 本 菌 検 出 率 を 比 較 すると 山 間 部 の 方 が 高 率 であ ることから 山 間 部 に 生 息 する 保 菌 動 物 が 環 境 汚 染 に 大 きく 関 与 していることが 示 唆 されます 臨 床 症 状 臨 床 症 状 として 一 般 的 には 下 痢 腹 痛 などの 胃 腸 炎 症 状 を 示 す 他 発 熱 発 疹 結 節 性 紅 斑 咽 頭 炎 苺 舌 四 肢 末 端 の 落 屑 リンパ 節 の 腫 大 肝 機 能 低 下 腎 不 全 敗 血 症 など 多 様 な 症 状 を 呈 します ヨーロッパにおける 事 例 では 胃 腸 炎 等 の 軽 度 な 症 状 にとどまることがほとんどですが わが 国 では 上 記 の 様 な 多 様 な 症 状 を 示 し 重 篤 となることがほとんどです それは ヨーロッパ 由 来 株 と 比 較 して 極 東 由 来 株 ( 日 本 韓 国 中 国 ロシ ア 沿 海 地 域 )ではスーパー 抗 原 陽 性 の 菌 株 が 多 く 認 められることと 関 連 していると 考 えられます 治 療 に 関 しては マクロ ライド 系 以 外 の 抗 生 物 質 に 対 しては 高 感 受 性 を 示 します 現 段 階 では 抗 菌 薬 投 与 に 関 し 種 類 や 投 与 方 法 は 確 立 されていませんが 抗 菌 薬 を 使 用 しなくても 予 後 は 良 好 とされています 動 物 では 多 くの 場 合 不 顕 性 感 染 を 示 しますが 時 に 敗 血 症 を 起 こして 死 亡 する 例 が サル ウサギ モルモット 鳥 類 などで 報 告 されており 特 にわが 国 では 毎 年 展 示 動 物 施 設 でリスザルなどのサル 類 に 感 染 死 亡 例 が 多 発 し 飼 育 上 の 大 きな 問 題 となっています 55

61 グラム 陰 性 菌 API 製 品 では アピ 20 または ID32E アピを 使 って 本 菌 を 含 む 腸 内 細 菌 を 同 定 することができます アピ20 V4.1 Profile: Yersinia pseudotuberculosis, %id=99.9, T=1.0 ID32E アピ V3.0 Profile: Yersinia pseudotuberculosis, %id=99.9, T=1.0 参 考 文 献 1) 坂 崎 利 一 編 集 : 食 水 系 感 染 症 と 細 菌 性 食 中 毒 中 央 法 規 出 版, ) 林 谷 秀 樹, 岩 田 剛 敏 : Yersinia pseudotuberculosis 感 染 症. モダンメディア 51(9): , ) 金 子 誠 二 : エルシニア 感 染 症. 感 染 症 週 報 第 4 週 号 : 8-10, ) Asim A Jani, Paul Chen: Yersinia pseudotuberculosis, 56

62 嫌 気 性 菌 Bacteroides faragilis group (No 年 5 月 ) Bacteroides fragilis group とは 表 1 Bacteroides fragilis group Bacteroides fragilis group は 臨 床 材 料 から 分 離 される 嫌 気 性 菌 の 約 1Bacteroides caccae 30-50%を 占 める 偏 性 嫌 気 性 の 菌 群 です ヒトの 腸 管 内 における 菌 量 が 最 2Bacteroides distasonis も 優 勢 で 大 腸 菌 よりも 倍 も 多 い 割 合 で 常 在 しています 1) 臨 床 3Bacteroides eggerthii 的 には 主 に 創 感 染 腹 腔 骨 盤 内 感 染 菌 血 症 などに 関 与 し そのほとん 4Bacteroides fragilis どが 通 性 嫌 気 性 菌 との 複 数 菌 感 染 です 現 在 B. fragilis group には 表 5Bacteroides merdae 1の 菌 種 が 含 まれます( 赤 文 字 は 高 頻 度 に 検 出 される 菌 種 ) 特 に B. 6Bacteroides ovatus fragilis はほとんどの 株 が 莢 膜 をもち その 他 の B. fragilis group(non-b. 7Bacteroides stercoris fragilis)よりも 病 原 性 が 強 いといわれています 8Bacteroides thetaiotaomicron 9Bacteroides uniformis 抗 菌 薬 感 受 性 と 耐 性 化 10Bacteroides vulgatus Bacteroides 属 に 含 まれる 菌 種 のほとんどが 構 成 的 にβ-ラクタマーゼを 産 生 します そのためペニシリン 第 一 世 代 セフェム 第 二 第 三 世 代 セフェムをも 加 水 分 解 します NCCLS( 現 CLSI) では 脳 膿 瘍 や 心 内 膜 炎 骨 髄 炎 などの 重 篤 な 感 染 症 や 無 菌 検 体 から 分 離 された 場 合 や 抗 菌 薬 療 法 が 失 敗 した 場 合 などを 除 いて 嫌 気 性 菌 の 日 常 検 査 における 感 受 性 試 験 は 必 要 ないことが 多 いと 記 述 していますが B. fragilis group は 毒 性 をもち 薬 剤 耐 性 菌 の 報 告 があるため 感 受 性 試 験 を 行 うべき 菌 種 とされています 2) 特 に 近 年 耐 性 化 が 問 題 視 されているのは B. fragilis group の 内 約 20%の 頻 度 で 分 離 される B. thetaiotaomicron です また B. fragilis ではメタロ-β-ラクタマーゼの 構 造 遺 伝 子 (cfia)をもつ 株 が 存 在 することもわかっており まれに 酵 素 産 生 株 も 報 告 さ れています 3) 偏 性 嫌 気 性 菌 なのに 酸 素 があっても 発 育 できる? B. fragilis は 極 めて 低 い 酸 素 分 圧 環 境 でのみ 発 育 可 能 な 偏 性 嫌 気 性 菌 (Obligate Anaerobes)に 分 類 されます 偏 性 嫌 気 性 菌 にとって 酸 素 は 致 死 的 要 因 として 作 用 し 菌 種 によっては 酸 素 暴 露 後 数 十 分 で 死 滅 するものもあります 一 方 B. fragilis は 偏 性 嫌 気 性 菌 の 中 でも 比 較 的 酸 素 に 耐 性 であり 360 分 の 酸 素 暴 露 でもほとんど 死 滅 しないとい われています また 偏 性 嫌 気 性 菌 が 通 性 嫌 気 性 菌 と 混 合 感 染 の 型 をとって 分 離 される 頻 度 が 高 い 理 由 として あらか じめ 通 性 嫌 気 性 菌 が 感 染 部 位 の 酸 素 を 消 費 することによって 酸 素 濃 度 が 低 下 し 偏 性 嫌 気 性 菌 の 発 育 が 助 長 される と 考 えられています 1) が B. fragilis はこのメカニズムに 矛 盾 して 通 性 嫌 気 性 菌 の 存 在 なしでも 感 染 可 能 であったという 報 告 があります 昨 年 B. fragilis はシトクローム bd オキシダーゼという 酵 素 によって 自 ら 環 境 中 の 酸 素 分 圧 を 低 下 させるこ とができるという 内 容 の 文 献 が 発 表 されました さらに nm(ナノモル)レベルの 酸 素 濃 度 下 で 発 育 が 刺 激 されると 考 えられ るためこのように 特 殊 な 呼 吸 を 行 う 菌 種 を 新 分 類 するために Nanaerobes という 新 語 が 提 案 されています この 文 献 では 系 統 発 生 分 析 により nanaerobic な 呼 吸 を 行 う 菌 は 地 球 が nm レベルの 酸 素 濃 度 であった 初 期 の 大 気 時 代 にさかのぼ る 古 代 の 起 源 のものなのではないかと 推 測 しています 4) 57

63 嫌 気 性 菌 Bacteroides fragilis のコロニー 写 真 1, 2)シェドラーネオバンコ 5%ヒツジ 血 液 寒 天 培 地 ( 品 番 ) 上 の Bacteroides fragilis ATCC のコロニー 時 間 嫌 気 培 養 で mm のコロニーを 形 成 します コロニー 周 囲 はうっすらと 褐 色 を 帯 びており 掻 き 取 ると 判 る 程 度 の 弱 い 溶 血 がみられます グラム 染 色 では 染 まりの 悪 い 小 さな 桿 菌 で 多 形 性 のものもあります API 製 品 では Bacteroides fragilis group はアピ ケンキ ( 品 番 ) ラピッド ID32A アピ( 品 番 )のデータベースに 含 まれています (は 同 定 可 能 菌 種 + は 追 加 試 験 により 同 定 可 能 な 菌 種 ) また ラピッド ID32A アピ で Bacteroides fragilis を 試 験 すると 下 記 のよ うな 結 果 となります キット 名 アピ ケンキ ラピッド ID32A アピ Version V3.0 V3.1 Bacteroides caccae Bacteroides capillosus Bacteroides distasonis Bacteroides eggerthii + Bacteroides fragilis Bacteroides merdae Bacteroides ovatus + Bacteroides stercoris + Bacteroides thetaiotaomicron + Bacteroides uniformis Bacteroides ureolyticus Bacteroides vulgatus ラピッド ID32A アピ V3.1 Profile: Bacteroides fragilis %id=98.5, T=1.0 参 考 文 献 1) 上 野 一 惠 監 修 : 微 生 物 検 査 マニュアル 臨 床 嫌 気 性 菌 検 査 法 97. 日 本 臨 床 微 生 物 学 雑 誌 7 : Supplement 1, ) NCCLS: M11-A5 Methods for Antimicrobial Susceptibility Testing of Anaerobic Bacteria; Approved Standard -Fifth Edition January, ) Naoki Kato et al.: New Insertion Sequence Elements in the Upstream Region of cfia in Imipenem-Resistant Bacteroides fragilis Strains. ANTIMICROBIAL AGENTS AND CHEMOTHERAPY, 47(3): , ) Anthony D. Baughn and Michael H. Malamy.: The strict anaerobe Bacteroides fragilis grows in and benefits from nanomolar concentrations of oxygen. Nature 427: ,

64 嫌 気 性 菌 ボツリヌス 菌 (No 年 2 月 ) ボツリヌス 菌 (Clostridium botulinum ) ボツリヌス 菌 (Clostridium botulinum )は 土 壌 等 自 然 界 に 広 く 分 布 する 嫌 気 性 グラム 陽 性 桿 菌 です 1897 年 E. van Ermengem (ベルギー)により 食 中 毒 の 原 因 菌 として 初 めて 報 告 されました 本 菌 は 非 常 に 強 力 な 神 経 毒 素 (ボツリヌス 毒 素 )を 産 生 し ボツリヌス 症 (Botulism)を 引 き 起 こします Botulism は ソーセージを 意 味 するラテン 語 botulus に 由 来 します ヨーロッパでボツリヌス 症 が 認 知 された 当 初 その 多 くは 自 家 製 ソーセージが 原 因 であったことから 名 付 けられました 本 菌 は 偏 性 嫌 気 性 有 芽 胞 桿 菌 で 芽 胞 は 楕 円 形 を 示 し 一 端 近 くに 位 置 します 糖 を 含 まない 培 地 で で 培 養 すると 芽 胞 の 形 成 が 著 しく 促 進 されます また 周 毛 性 鞭 毛 を 有 し 莢 膜 は 形 成 しません 卵 黄 培 地 ではリパー ゼによる 集 落 部 分 の 混 濁 と 集 落 表 面 の 真 珠 様 光 沢 を 示 し ウマ 血 液 寒 天 培 地 では 溶 血 環 を 形 成 します 本 菌 が 産 生 する 毒 素 は 抗 原 性 の 違 いにより A-G の 7 型 に 分 類 されています うちヒトに 感 染 し 発 症 させるのは A B E および F 型 とされ 日 本 では E 型 菌 アメリカでは A 型 菌 ヨーロッパでは B E 型 菌 による 症 例 が 多 い 傾 向 があります また C D および E 型 は 他 の 哺 乳 類 鳥 類 等 に 感 染 し 発 症 させます この 毒 素 型 による 分 類 とは 別 に タンパク 質 の 分 解 性 やリ パーゼ 反 応 等 生 化 学 性 状 の 違 いにより 本 菌 はⅠ-Ⅳの 4 群 に 分 類 されています ヒトのボツリヌス 症 はその 感 染 経 路 の 違 いにより 1 食 餌 性 ボツリヌス 症 (ボツリヌス 食 中 毒 ;foodborne botulism) 2 乳 児 ボツリヌス 症 (infant botulism) 3 創 傷 性 ボツリヌス 症 (wound botulism)および4 腸 管 集 落 性 ボツリヌス 症 (child or adult botulism from intestinal colonization)に 分 類 されています 現 在 ボツリヌス 食 中 毒 は 食 品 衛 生 法 により 食 中 毒 疾 患 として 扱 われ また 感 染 症 法 では 乳 児 ボツリヌス 症 と 同 様 に 新 4 類 感 染 症 に 分 類 されています ボツリヌス 症 の 治 療 としては 対 症 療 法 および 抗 毒 素 療 法 が 有 用 ですが 本 菌 の 増 殖 抑 制 にはペニシリンの 投 与 が 有 効 とされていま す ボツリヌス 食 中 毒 食 品 中 で 嫌 気 状 態 にさらされたボツリヌス 菌 の 芽 胞 が 発 芽 し 次 いで 菌 が 増 殖 し 産 生 した 毒 素 を 経 口 接 種 することに より 感 染 します ボツリヌス 症 の 多 くはボツリヌス 食 中 毒 です 潜 伏 期 間 は 約 4 時 間 -8 日 間 ( 多 くは 約 時 間 )とされています 症 状 は 便 秘 下 痢 嘔 吐 腹 痛 腹 部 膨 満 口 渇 著 しい 倦 怠 感 めまい 弱 視 複 視 眼 瞼 下 垂 呼 吸 障 害 言 語 障 害 など 多 岐 にわたり また 致 死 率 も 高 く 5-10%もしくはそれ 以 上 (1984 年 に 発 生 したカラシレンコンによる 事 例 では 患 者 36 名 死 者 11 名 )と 言 われています 国 内 ではいずし 等 魚 肉 発 酵 製 品 を 原 因 食 品 とした 食 中 毒 が 過 去 に 頻 発 しましたが 近 年 では 稀 となっています 1998 年 までの 事 例 中 その 90% 程 度 は E 型 菌 により 引 き 起 こされたと 考 えられていましたが 輸 入 食 品 のボツリヌス 菌 ( 芽 胞 ) による 汚 染 と それを 原 因 としたこれまでとは 異 なる 毒 素 型 の 菌 による 食 中 毒 も 問 題 となっています 乳 児 ボツリヌス 症 生 後 約 3 週 ~6 ヶ 月 の 乳 児 において ボツリヌス 菌 芽 胞 が 乳 児 の 消 化 管 に 到 達 後 発 芽 し 次 いで 菌 が 増 殖 し 産 生 し た 毒 素 により 発 症 します 国 内 では 1986 年 に 初 めて 確 認 され 翌 年 には 9 例 が 報 告 されましたが この 全 例 において 蜂 蜜 の 摂 取 が 確 認 されました 患 者 便 から 分 離 されたものと 同 型 (A 型 )の 菌 が 輸 入 蜂 蜜 から 分 離 されたため これが 原 因 食 品 と 判 断 され 1987 年 10 月 厚 生 労 働 省 ( 当 時 厚 生 省 )により 一 歳 未 満 の 乳 児 に 蜂 蜜 を 与 えないようにするこ と 等 を 旨 とする 通 知 が 出 されました( 一 歳 以 上 では 蜂 蜜 によるボツリヌス 症 の 発 生 はないこともあわせて 通 知 されていま す その 理 由 として 抵 抗 力 が 高 まり 芽 胞 の 発 芽 や 菌 の 増 殖 が 抑 えられるためとされています) また 2006 年 9 月 には 井 戸 水 を 原 因 とした 乳 児 ボツリヌス 症 が 報 告 され( 原 因 が 判 明 したのは 11 月 ) 同 12 月 には 厚 生 労 働 省 から 一 歳 未 満 の 乳 児 の 調 製 粉 乳 の 調 製 及 び 水 分 補 給 等 に 対 する 通 知 が 出 されています 59

65 嫌 気 性 菌 発 症 すると 頑 固 な 便 秘 状 態 となり 吸 乳 力 が 低 下 し 泣 き 声 が 弱 くなります また 無 表 情 となったり 筋 肉 ( 特 に 頚 や 手 足 )が 弛 緩 し 頭 部 を 支 えられなくなります 眼 瞼 下 垂 呼 吸 障 害 等 に 及 ぶ 場 合 もあります 致 死 率 はボツリヌス 食 中 毒 に 比 べ 低 く 1-3% 程 度 と 言 われています ボツリヌス 毒 素 と 芽 胞 の 安 定 性 ボツリヌス 毒 素 は 毒 性 が 極 めて 強 く( 自 然 界 で 最 強 とも 言 われます) 精 製 された A 型 毒 素 の 場 合 70 kg のヒトに 対 する 致 死 量 は 静 脈 または 筋 肉 注 射 時 で 約 μg 吸 入 時 で μg 経 口 摂 取 時 で 70 μg と 推 測 され ています 本 毒 素 は 安 定 性 が 低 く 空 気 中 では 12 時 間 程 度 で また 80 で 30 分 間 の 加 熱 で 失 活 するとされています しかし ながらボツリヌス 菌 の 芽 胞 は 耐 熱 性 で 120 で 4 分 間 以 上 加 熱 しないと 完 全 に 不 活 化 することができません レトルト 食 品 缶 詰 等 では 嫌 気 条 件 下 での 菌 汚 染 が 問 題 となるため ボツリヌス 菌 による 汚 染 を 防 止 する 必 要 があります 食 品 衛 生 法 では これらの 食 品 に 対 しボツリヌス 菌 芽 胞 が 不 活 化 する 加 熱 条 件 (F 値 * =4)を 最 低 基 準 として 同 等 以 上 の 殺 菌 条 件 を 設 定 するよう 規 定 されています *F 値 ; 一 定 温 度 ( 通 常 )で 一 定 濃 度 の 特 定 微 生 物 ( 胞 子 含 む)を 死 滅 させるのに 要 する 時 間 ( 分 ) API シリーズでは Clostridium botulinum をアピシリーズで 同 定 すると 下 記 のような 結 果 が 得 られます ラピッドID32A アピ V3.2 Profile: Clostridium botulinum 3 %id=96.0 T=1.0 アピケンキ V4.0 Profile: Clostridium botulinum / sporogenes %id=87.4 T=1.0 参 考 文 献 1) Bergey s Manual of Systematic Bacteriology Vol.2, ) 国 立 感 染 症 研 究 所 ホームページ 3) 厚 生 労 働 省 ホームページ 4) WHO homepage

66 嫌 気 性 菌 Clostridium difficile (No 年 3 月 ) Clostridium difficile とは Clostridium difficile は 抗 菌 薬 関 連 腸 炎 や 偽 膜 性 大 腸 炎 の 主 な 原 因 菌 です 発 見 当 時 分 離 が 非 常 に 難 しかっ たことから difficult:( 困 難 な) という 意 味 の 名 が 付 けられました もともとヒトの 腸 管 に 生 息 している 菌 種 のうちの 一 つで すが 抗 菌 薬 や 抗 癌 薬 の 使 用 などにより 腸 管 内 に 生 息 する 菌 類 のバランスが 崩 れると 過 度 に 増 殖 し トキシン A トキ シン B と 呼 ばれる2 種 類 の 毒 素 を 産 生 して 腸 炎 を 引 き 起 こします Clostridium difficile は 芽 胞 を 形 成 するため 環 境 中 でも 長 期 間 生 存 し 続 けることができ 消 毒 剤 によっても 容 易 に 殺 菌 されません このため 寝 具 や 床 トイレなどの 環 境 中 からしばしば 分 離 されます つまり 汚 染 された 病 院 環 境 が 院 内 感 染 の 感 染 源 や 感 染 経 路 となり 医 療 スタッフ 患 者 間 を 介 して 外 部 から 菌 が 消 化 管 に 入 り 感 染 に 発 展 する 可 能 性 があります 欧 米 ではしばしば Clostridium difficile 関 連 下 痢 症 (CDAD:Clostridium difficile associated diarrhea)の 集 団 発 生 が 報 告 されており 院 内 感 染 の 原 因 菌 とし て 広 く 認 識 されていますが 日 本 における 院 内 感 染 の 実 際 の 状 況 は 明 確 には 把 握 されていません これはこの 菌 が 特 殊 な 培 養 方 法 を 必 要 とするためであり 院 内 感 染 が 発 生 していても 日 本 においてはその 原 因 である 本 菌 が 見 過 ごされてい ることが 少 なくないと 考 えられます 1) CDAD の 細 菌 学 的 検 査 抗 菌 薬 抗 癌 薬 の 投 与 歴 があり 下 痢 や 粘 血 便 腹 痛 などの 消 化 管 症 状 の 認 められる 場 合 に CDAD の 検 査 を 行 ないます 綿 棒 などに より 採 取 された 少 量 の 検 体 の 場 合 トキシン A の 検 出 検 査 や 培 養 検 査 の 際 の 芽 胞 選 択 ができないため 検 体 を 十 分 量 採 取 することが 重 要 です 通 常 下 痢 便 では 5 ml 固 形 便 では 母 指 頭 大 以 上 の 検 体 を 採 取 します CDAD の 細 菌 学 的 検 査 には 糞 便 検 体 からの 毒 素 検 出 Clostridium difficile の 分 離 培 養 および 分 離 菌 株 からの 毒 素 産 写 真 2)C. difficile のコロニー 性 状 クロストリジウム ディフィシル 寒 天 培 地 ( 品 番 :43431) 生 性 の 検 討 生 化 学 性 状 試 験 による 菌 の 同 定 などがあります Clostridium difficile を 分 離 培 養 する 際 には アルコール 処 理 又 は 加 熱 処 理 をして 芽 胞 選 択 を 行 なった 後 選 択 培 地 を 用 い 嫌 気 培 養 を 行 ないます 毒 素 検 出 には 一 般 的 に 酵 素 抗 体 法 によるトキシン A または AB 検 出 キットが 使 用 されています(バイダス アッセイキット CDAB( 品 番 :30118) 等 ) 従 来 はト キシン A トキシン B の 両 方 の 毒 素 を 産 生 するものと 考 えられていたため どちらかを 検 査 すればよいと 考 えられていました が 近 年 ではトキシン A 陰 性 トキシン B 陽 性 株 も 注 目 されているため 平 行 して 菌 の 分 離 培 養 を 行 なうことが 推 奨 され ています 1) 治 療 と 院 内 感 染 対 策 抗 菌 薬 の 投 与 に 起 因 する CDAD であることが 診 断 された 場 合 には 原 因 と 考 えられる 抗 菌 薬 の 投 与 を 中 止 する ま たは 腸 炎 を 起 こしにくい 抗 菌 薬 に 変 更 するといった 処 置 が 行 なわれます CDAD のリスクファクターとしては 特 にセフェム 系 抗 菌 薬 アンピシリン クリンダマイシン 抗 癌 薬 H 2 ブロッカーなどの 関 与 が 報 告 されています 2) しかし 抗 クロストリジウ ム ディフィシル 薬 として 使 用 されるバンコマイシンもクロストリジウム ディフィシル 性 腸 炎 を 誘 発 することがあるといわれてい ます 欧 米 では バンコマイシンとメトロニダゾールの 経 口 投 与 が 行 なわれていますが 日 本 では 嫌 気 性 菌 感 染 症 に 対 す るメトロニダゾールの 投 与 は 許 可 されていません 3) 61

67 嫌 気 性 菌 院 内 感 染 の 予 防 策 としては 特 に 患 者 の 排 泄 ケアの 際 のディスポーザブル 手 袋 の 使 用 や 手 洗 い 方 法 の 改 善 などが 重 要 であるといわれています Clostridium difficile の 芽 胞 は 消 毒 剤 や 乾 燥 に 抵 抗 性 が 強 いため いったん 汚 染 された 環 境 から 完 全 に 除 去 するのは 非 常 に 困 難 であるといわれています また 日 本 では CDAD による 院 内 感 染 の 認 識 度 が 欧 米 に 比 べてあまり 高 くないため 今 後 さらに CDAD が 稀 な 疾 患 ではなく MRSA と 同 様 に 院 内 感 染 を 引 き 起 こすという 認 識 を 広 め 正 しい 予 防 対 策 と 細 菌 学 的 検 査 を 行 い 不 必 要 な 抗 菌 薬 の 投 与 を 控 えるなどの 対 策 が 重 要 であると 考 えられます 2) 海 外 の 院 内 感 染 状 況 近 年 欧 米 諸 国 では 続 けて Clostridium difficile による 院 内 感 染 が 報 道 されており その 症 例 数 は 増 加 傾 向 にあるよ うです 最 近 では 毒 素 の 産 生 量 を 調 節 するための 遺 伝 子 が 欠 損 した 高 度 毒 素 産 生 株 ( 通 常 の 倍 量 のトキシ ン A トキシン B を 産 生 )の 分 離 が 相 次 いで 報 告 されており このような 菌 株 の 拡 散 に 対 する 注 意 が 必 要 であるといわれ ています 流 行 のあったカナダでは 患 者 の 隔 離 や 次 亜 塩 素 酸 を 含 んだ 消 毒 剤 の 使 用 の 増 加 環 境 器 具 の 頻 回 洗 浄 厳 格 な 手 洗 いの 実 施 予 防 着 の 使 用 広 域 抗 生 物 質 の 使 用 禁 止 などの 対 策 が 行 なわれています オランダでは 新 患 者 の 国 内 登 録 介 護 施 設 向 けの 規 定 作 成 などを 行 なうと 共 に 国 立 感 染 症 対 策 協 同 センターが 感 染 症 対 策 や 市 民 向 け/ 専 門 家 向 けのQ&A をインターネット 上 に 公 開 し Clostridium difficileに 関 する 正 しい 知 識 を 広 く 提 供 するた めの 努 力 が 行 なわれています 4) API 製 品 では Clostridium difficile は アピ ケンキ( 品 番 :20307)とラピッド ID32 A アピ( 品 番 :32300)で 同 定 することができます ラピッド ID32 A アピでClostridium difficile を 試 験 すると 下 記 のような 結 果 となります ラピッド ID32 A アピ V3.0 Profile: Clostridium difficile %id=89.3, T=1.0 参 考 文 献 1) 加 藤 はる/ 加 藤 直 樹 : Clostridium difficile 感 染 症 と 細 菌 学 的 検 査. 日 本 臨 床 微 生 物 学 雑 誌 12(3): 1-7, ) 佐 藤 洋 子 ほか: がんセンターにおける toxin A 陰 性 toxin B 陽 性 Clostridium difficile による 下 痢 症 の 院 内 集 団 発 生. 感 染 症 学 雑 誌 78(4): , ) 加 藤 はる ほか: Clostridium difficile と 院 内 感 染. JARMAM 7 (1): 11-17, ) ハイライト クロストリジウム ディフィシル. 大 分 感 染 症 研 究 会 海 外 感 染 症 話 題 6(3): 1-8,

68 その 他 臨 床 材 料 から 分 離 されるまれな 菌 (No 年 ) Bordetella bronchiseptica Bordetella bronchiseptica( 旧 名 Alcaligenes bronchicanis)は 偏 性 好 気 性 のグラム 表 1 生 化 学 性 状 陰 性 短 桿 菌 です マッコンキー 寒 天 培 地 SS 寒 天 培 地 および 血 液 寒 天 培 地 上 に 良 運 動 性 + 好 に 発 育 し 48 時 間 培 養 では 0.5 mm-1.0 mm の 円 形 のラフ 型 コロニーを 形 成 します 硝 酸 塩 還 元 + また 周 毛 をもち 運 動 性 を 示 します 本 菌 は 主 に 動 物 に 感 染 特 に 犬 では kennel カタラーゼ + cough と 呼 ばれる 気 管 気 管 支 炎 を 引 き 起 こします ヒトでは 主 に 免 疫 抑 制 の 基 礎 症 ウレアーゼ + 状 または 動 物 との 接 触 といった 条 件 に 関 連 して 喀 痰 血 液 呼 吸 器 尿 から 分 離 さ 硫 化 水 素 - れ 気 管 支 炎 心 内 膜 炎 菌 血 症 などが 報 告 されています 薬 剤 感 受 性 試 験 ではテ トラサイクリン 系 薬 剤 ニューキノロン 系 薬 剤 に 感 受 性 を 示 すことが 報 告 されています [API&ID 32 同 定 可 能 キット:アピ 20 NE( 品 番 20057), ID 32 E アピ( 品 番 32407), ID 32 GN アピ( 品 番 32107)] Raoultella Raoultella はグラム 陰 性 桿 菌 莢 膜 をもつ 非 運 動 性 の 細 菌 であり 10 で 発 育 する 特 徴 を 有 しています Raoultella 属 には Klebsiella 属 に 分 類 されていた R. ornithinolytica, R. planticola, R. terrigena の 3 菌 種 が 含 まれています(2001 年 承 認 ) [R. terrigena( 旧 名 :Klebsiella terrigena)] 水 土 壌 などの 環 境 中 から 分 離 されます 表 2 生 化 学 性 状 インドール VP ウレアーゼ クエン 酸 オルニチン R. planticola R. terrigena R. ornithinolytica [API&ID 32 同 定 可 能 キット:アピ 20( 品 番 20107), アピ 50 CHB/CHE( 品 番 50430), ID 32 E アピ( 品 番 32407), ラピッド ID 32 E アピプレート( 品 番 32700)] d d [R. planticola( 旧 名 :Klebsiella planticola)] 水 土 壌 などの 環 境 中 から 分 離 され ヒトでは 消 化 管 分 泌 物 創 傷 尿 から 分 離 されます 4 で 発 育 する 点 を 除 き 一 般 的 な 性 状 では K. oxytoca と 類 似 する 点 が 多 く フランスとドイツのサーベイランスでは K. oxytoca として 報 告 された 菌 株 に 本 菌 が 含 まれていたことが 示 されています また 新 生 児 からの 分 離 報 告 例 があり 疾 患 との 関 連 性 があることを 示 す 報 告 も あります [API&ID 32 同 定 可 能 キット: アピ 50 CHB/CHE( 品 番 50430), ID 32 E アピ( 品 番 32407)] [R. ornithinolytica ( 旧 名 Klebsiella ornichinolytica)] オルニチン 脱 炭 酸 反 応 陽 性 インドール 陽 性 の 特 徴 をもち 主 に 水 や 土 壌 などの 環 境 中 に 存 在 します ヒトでは 創 傷 泌 尿 器 血 液 からの 分 離 報 告 例 があるにもかかわらず 疾 患 との 因 果 関 係 については 不 明 な 点 が 多 いようです 感 受 性 試 験 ではオキサシリン 以 外 のペニシリン 系 薬 セファロスポリン 系 薬 カルバペネム 系 薬 ニューキノロン 系 薬 等 に 感 性 を 示 し グリコペプチド 系 薬 やエリスロマイシンに 耐 性 を 示 します [API&ID 32 同 定 可 能 キット: アピ 20( 品 番 20107), ラピッド 20 プレート( 品 番 20701), アピ 50 CHB/CHE( 品 番 50430), ID 32 E アピ( 品 番 32407), ラピッド ID 32 E プレート( 品 番 32700)] Sphingomonas paucimobilis Sphingmonas paucimobilis( 旧 名 Pseudomonas paucimobilis)は 好 気 性 グラム 陰 性 中 等 度 ないし 長 桿 菌 です ブドウ 糖 非 発 酵 菌 に 含 まれます が SS 寒 天 培 地 マッコンキー 寒 天 培 地 には 発 育 しません 黄 色 の 不 溶 性 色 素 を 産 生 する 特 徴 により その 他 の 属 と 容 易 に 鑑 別 することできます 環 境 中 や 臨 床 では 髄 液 血 液 耳 腹 部 など 様 々な 部 位 から 分 離 されます 表 3 生 化 学 性 状 運 動 性 Simmons クエン 酸 DNase H 2 S( 酢 酸 鉛 紙 ) 病 原 性 については 髄 膜 炎 菌 血 症 胆 道 感 染 尿 路 感 染 肺 炎 創 傷 感 染 など 多 くの 感 染 症 が 報 告 されています また 院 内 環 境 中 に 多 く 分 布 し 通 常 は 検 出 されても 汚 染 菌 の 可 能 性 が 高 いですが 免 疫 不 全 患 者 などの 抵 抗 力 の

69 その 他 低 下 した 患 者 には 感 染 症 を 引 き 起 こす 可 能 性 があります 本 菌 は in vitro ではアミノグリコシド 系 薬 剤 とポリミキシン B に 対 し 耐 性 を 示 しますがキノロン 系 薬 剤 と ST 合 剤 には 感 受 性 を 示 します β ラクタム 系 薬 剤 に 対 しては 多 様 性 を 示 し 個 々の 菌 株 に 対 して 感 受 性 試 験 を 行 なう 必 要 があります [API&ID 32 同 定 可 能 キット: アピ 20 NE( 品 番 20057), ID 32 E アピ( 品 番 32407), ID 32 GN アピ( 品 番 32107)] Rothia mucilaginosa Rothia mucilaginosa( 旧 名 Stomatococcus mucilaginosus)は 通 性 嫌 気 性 のグラム 陰 性 陽 性 球 菌 です グラム 染 色 ではブドウ 球 菌 様 の 集 塊 状 時 には 二 連 を 示 します 血 液 寒 天 培 地 上 では 白 色 または 半 透 明 の 非 溶 血 性 の 集 落 を 形 成 します 生 化 学 性 状 は Streptococcus 属 と Staphylococcus 属 に 似 ており pyrrolidonyl arylamidase(pyr) 陽 性 により Streptococcus 属 (S. pyogenes を 除 く)と 鑑 別 でき 6.5% 食 塩 加 ブイヨンに 発 育 しないことで Staphylococcus 属 と 鑑 別 することができます 本 菌 は 口 腔 内 に 常 在 し 心 内 膜 炎 髄 膜 炎 腹 膜 炎 などの 感 染 症 を 引 き 起 こす 日 和 見 感 染 病 原 菌 です [API&ID 32 同 定 可 能 キット: ID 32 スタフアピ( 品 番 32500)] 表 4 生 化 学 性 状 カタラーゼ チトクローム 酵 素 PYR LAP ブドウ 糖 からのガス 産 生 エスクリン 加 水 分 解 運 動 性 溶 血 性 非 溶 血 Dermabacter hominis Dermabacter hominis は 皮 膚 の 正 常 細 菌 叢 に 存 在 する 通 性 嫌 気 性 のグラム 陽 性 菌 です 桿 状 球 桿 状 また 球 状 の 様 々な 形 態 を 示 し 培 地 上 では 灰 白 色 刺 激 臭 のある 正 円 形 の 小 さなコロニーを 形 成 します 以 前 は CDC グループ 3 または CDC グル ープ 5 に 属 していましたが 1994 年 に Dermabacter hominis として 承 認 されました 生 化 学 性 状 としてカタラーゼ 陽 性 リシンおよびオルニチンを 脱 炭 酸 する 特 徴 をもっていま す 薬 剤 感 受 性 についてはアミノグリコシド 系 に 耐 性 を 示 す 株 が 多 く 報 告 されています [API&ID 32 同 定 可 能 キット:アピコリネ( 品 番 20907)] 表 5 生 化 学 性 状 カタラーゼ 硝 酸 塩 還 元 溶 血 性 エスクリン 尿 素 麦 芽 糖 白 糖 マンニトール + - 非 溶 血 [ ] 内 の 同 定 可 能 キットは 追 加 試 験 を 必 要 としないキットのみをご 紹 介 しています 64

70 その 他 感 染 症 法 (No 年 3 月 ) 最 近 世 界 中 でバイオテロ SARS 鳥 インフルエンザ 等 の 感 染 症 が 問 題 となっております 移 動 手 段 が 発 達 した 現 在 遠 方 における 流 行 も もはや 他 人 事 では 済 まされません 感 染 症 に 対 する 一 刻 も 早 い 対 応 のために 原 因 と 感 染 経 路 の 追 求 が 必 要 であり 国 内 でも 感 染 症 発 生 動 向 の 把 握 と 感 染 症 発 生 時 の 迅 速 な 対 処 がますます 重 要 となっております この 流 れと 共 に 去 年 11 月 感 染 症 法 が 改 正 されました 今 回 はこの 感 染 症 法 の 中 でも 特 に 細 菌 性 感 染 症 に 関 し て 特 集 致 しました 感 染 症 法 の 目 的 感 染 症 の 予 防 及 び 感 染 症 の 患 者 に 対 する 医 療 に 関 する 法 律 ( 感 染 症 法 )は 感 染 症 の 予 防 及 び 感 染 症 の 患 者 に 対 する 医 療 に 関 し 必 要 な 措 置 を 定 めることにより 感 染 症 の 発 生 を 予 防 し 及 びそのまん 延 の 防 止 を 図 り もって 公 衆 衛 生 の 向 上 及 び 増 進 を 図 ること( 第 1 条 ) を 目 的 とし 平 成 11 年 4 月 より 施 行 されました この 法 律 は 結 核 を 除 く すべての 感 染 症 を 対 象 としています 細 菌 関 連 の 改 正 点 は? 1) 前 の4 類 感 染 症 が 新 4 類 と 新 5 類 に 分 割 されました 新 4 類 : 媒 介 動 物 の 輸 入 規 制 消 毒 ねずみ 等 の 駆 除 物 件 に 関 わる 措 置 を 講 ずることができる 新 5 類 : 発 生 動 向 調 査 のみを 行 なう 2) 追 加 変 更 となった 細 菌 性 感 染 症 と 届 け 出 基 準 新 4 類 :( 追 加 ) 野 兎 病 レプトスピラ 症 ( 変 更 )ボツリヌス 症 新 5 類 :( 追 加 )バンコマイシン 耐 性 黄 色 ブドウ 球 菌 感 染 症 65

71 その 他 2003/11/5 施 行 感 染 症 法 での 対 象 疾 患 の 見 直 しについて 分 類 保 健 所 への 届 け 出 期 限 新 感 染 症 対 象 1 類 診 断 後 直 ちに ペスト エボラ 出 血 熱,クリミヤ コンゴ 出 血 熱,マールブルグ 病,ラッサ 熱 2 類 診 断 後 直 ちに 追 加 重 症 急 性 呼 吸 器 症 候 群 ( 病 原 体 が SARS コロナウイルスに 限 定 ) 痘 そう( 天 然 痘 ) コレラ, 細 菌 性 赤 痢,ジフテリア, 腸 チフス,パラチフス 急 性 灰 白 髄 炎 3 類 診 断 後 直 ちに 腸 管 出 血 性 大 腸 菌 感 染 症 新 4 類 新 5 類 診 断 後 直 ちに 診 断 後 7 日 以 内 炭 疽,ブルセラ 症,レジオネラ 症 コクシジオイデス 症 エキノコックス 症,マラリア オウム 病, 回 帰 熱,Q 熱,つつが 虫 病, 日 本 紅 斑 熱, 発 しんチフス,,ライム 病 ウエストナイル 熱 (ウエストナイル 脳 炎 を 含 む), 黄 熱, 狂 犬 病, 腎 症 候 性 出 血 熱,デング 熱, 日 本 脳 炎,ハンタウイルス 肺 症 候 群,Bウイルス 病 追 加 野 兎 病,レプトスピラ 症 E 型 肝 炎,A 型 肝 炎, 高 病 原 性 鳥 インフルエンザ,サル 痘 ニパウイルス 感 染 症,リッサウイルス 感 染 症 変 更 ボツリヌス 症 ( 乳 児 ボツリヌス 症 (4 類 全 数 ) を 変 更 ) 全 数 劇 症 型 溶 血 性 レンサ 球 菌 感 染 症, 髄 膜 炎 菌 性 髄 膜 炎, 破 傷 風,バンコマイシン 耐 性 腸 球 菌 感 染 症 アメーバ 赤 痢,クリプトスポリジウム 症,ジアルジア 症 梅 毒 ウイルス 性 肝 炎 (E 型 肝 炎 及 び A 型 肝 炎 を 除 く), 後 天 性 免 疫 不 全 症 候 群, 先 天 性 風 しん 症 候 群, クロイツフェルト ヤコブ 病 追 加 バンコマイシン 耐 性 黄 色 ブドウ 球 菌 感 染 症 変 更 急 性 脳 炎 (ウエストナイル 脳 炎 及 び 日 本 脳 炎 を 除 く 定 点 把 握 から 全 数 把 握 に 変 更 ) 定 点 A 群 溶 血 性 レンサ 球 菌 咽 頭 炎, 感 染 性 胃 腸 炎, 細 菌 性 髄 膜 炎, 百 日 咳,マイコプラズ マ 肺 炎, 淋 菌 感 染 症,ペニシリン 耐 性 肺 炎 球 菌 感 染 症,メチシリン 耐 性 黄 色 ブドウ 球 菌 感 染 症, 薬 剤 耐 性 緑 膿 菌 感 染 症 クラミジア 肺 炎 (オウム 病 を 除 く), 性 器 クラミジア 感 染 症 咽 頭 結 膜 熱,インフルエンザ( 高 病 原 性 鳥 インフルエンザを 除 く), 急 性 出 血 性 結 膜 炎, 性 器 ヘルペスウイルス 感 染 症, 手 足 口 病, 伝 染 性 紅 斑, 突 発 性 発 疹, 風 しん, 水 痘,へ ルパンギーナ, 麻 しん( 成 人 麻 しんを 含 む), 無 菌 性 髄 膜 炎, 流 行 性 角 結 膜 炎, 流 行 性 耳 下 腺 炎 追 加 RSウイルス 感 染 症 変 更 尖 圭 コンジローマ( 尖 形 コンジローム から 変 更 ) ( 注 ) 従 前 の 4 類 感 染 症 は, 媒 介 動 物 の 輸 入 規 制, 消 毒,ねずみ 等 の 駆 除, 物 件 に 係 る 措 置 を 講 ずることができる 新 4 類 感 染 症 と,これまでどおり 発 生 動 向 調 査 のみを 行 う 新 5 類 感 染 症 に 分 けることとする 細 菌 ( 下 線 は 耐 性 菌 を 示 す) 人 工 培 地 に 発 育 しない 細 菌 真 菌 原 虫 寄 生 虫 ウイルス プリオン 駿 河 台 日 本 大 学 病 院 佐 野 和 三 先 生 作 成 資 料 を 一 部 改 変 66

72 感 染 症 法 報 告 数 その 他 感 染 症 法 における 細 菌 性 感 染 症 の 2003 年 の 年 間 総 数 と 2004 年 2 月 15 日 までの 報 告 数 をまとめました ( 表 中 の 空 欄 は 未 検 出 を 示 す) 分 類 ペ ス ト コ レ ラ 細 菌 性 赤 痢 ジ フ テ リ ア 腸 チ フ ス パ ラ チ フ ス 腸 管 感 出 染 血 症 性 大 腸 菌 炭 疽 ボ ツ リ ヌ ス 症 レ ン 劇 サ 症 球 型 菌 溶 感 血 染 性 症 髄 髄 膜 膜 炎 炎 菌 性 破 傷 風 耐 バ 性 ン 腸 コ 球 マ 菌 イ 感 シ 染 ン 症 球 菌 感 染 症 耐 性 黄 色 ブ ド ウ バ ン コ マ イ シ ン '03 '04 '03 '04 '03 '04 '03 '04 '03 '04 '03 '04 '03 '04 '03 '04 '03 '04 '03 '04 '03 '04 '03 '04 '03 '04 '03 '04 総 数 北 海 道 青 森 県 岩 手 県 宮 城 県 秋 田 県 山 形 県 福 島 県 茨 城 県 栃 木 県 群 馬 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 神 奈 川 県 新 潟 県 富 山 県 石 川 県 福 井 県 山 梨 県 長 野 県 岐 阜 県 静 岡 県 愛 知 県 三 重 県 滋 賀 県 京 都 府 大 阪 府 兵 庫 県 奈 良 県 和 歌 山 県 鳥 取 県 島 根 県 岡 山 県 広 島 県 山 口 県 徳 島 県 香 川 県 愛 媛 県 高 知 県 福 岡 県 佐 賀 県 長 崎 県 熊 本 県 大 分 県 宮 崎 県 鹿 児 島 県 沖 縄 県 ( 国 立 感 染 症 研 究 所 ホームページ 感 染 症 情 報 センターより) 67

73 その 他 アピ 製 品 では 感 染 症 法 の 対 象 となっている 細 菌 性 感 染 症 の 起 因 菌 の 中 で アピで 同 定 できるものは 以 下 のようになっております ( 新 5 類 は 全 数 把 握 対 象 となっている 感 染 症 のみ 掲 載 しています ) 例 えばジフテリア 菌 (Corynebacterium diphtheriae gravis)は アピ コリネ( 品 番 20907) にて 同 定 が 可 能 です この キットはコリネバクテリアを 24 時 間 で 同 定 します Corynebacterium 属 菌 の 他 一 部 の Actinomyces 属 菌 や Listeria 属 菌 もデータベースに 含 まれています のこのキットで Corynebacterium diphtheriae gravis を 試 験 すると 下 記 のような 結 果 となります アピ コリネ V2.0 Profile: Corynebacterium diphtheriae gravis %id=99.9, T=0.67 参 考 文 献 1) トピックス 感 染 症 発 生 動 向 調 査 について 医 師 から 都 道 府 県 知 事 等 への 届 け 出 のための 基 準. 厚 生 労 働 省 ホー ムページ 2) 感 染 症 発 生 動 向 調 査. 国 立 感 染 症 研 究 所 感 染 症 情 報 センター 68

74 その 他 改 正 感 染 症 法 ( 2009 年 ) 感 染 症 の 予 防 および 感 染 症 の 患 者 に 対 する 医 療 に 関 する 法 律 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 を 平 成 18 年 12 月 8 日 の 公 布 し 平 成 19 年 6 月 1 日 に 施 行 しています ここではその 主 な 変 更 点 および 改 正 感 染 症 法 について 概 説 します 感 染 症 法 の 柱 1. 生 物 テロや 事 故 による 感 染 症 の 発 生 まん 延 を 防 止 するための 病 原 体 等 の 管 理 体 制 の 確 立 2. 結 核 を 感 染 症 法 に 位 置 づけて 総 合 的 な 対 策 を 実 施 3. 最 新 の 医 学 的 知 見 に 基 づく 感 染 症 の 分 類 の 見 直 し 細 菌 関 連 の 改 正 点 は? 1. 病 原 体 の 管 理 一 種 病 原 体 等 < 所 持 等 の 禁 止 > 二 種 病 原 体 等 < 所 持 等 の 許 可 > 三 種 病 原 体 等 < 所 持 等 の 届 出 > 四 種 病 原 体 等 < 基 準 の 遵 守 > エボラウイルス クリミア コンゴ 出 血 熱 ウイルス 痘 そうウイルス 南 米 出 血 熱 ウイルス マールブルグウイルス ラッサウイルス SARS コロナウイルス 炭 疽 菌 野 兎 病 菌 ペスト 菌 ボツリヌス 菌 ボツリヌス 毒 素 Q 熱 コクシエラ 狂 犬 病 ウイルス 多 剤 耐 性 結 核 菌 (6) (6) 以 下 政 令 で 定 めるもの コクシジオイデス 真 菌 サル 痘 ウイルス 腎 症 候 性 出 血 熱 ウイルス 西 部 ウマ 脳 炎 ウイルス ダニ 媒 介 性 脳 炎 ウイルス 群 東 部 ウマ 脳 炎 ウイ ルス ニパウイルス 日 本 赤 斑 熱 リケッチア 発 疹 チフスリケッチア ハンタウイルス 肺 症 候 群 ウイル ス B ウイルス 鼻 疽 菌 ブルセラ 属 菌 ベネ ズエラウマ 脳 炎 ウイルス ヘンドラウイルス リフトバ レーウイルス 類 鼻 疽 菌 ロッキー 山 斑 熱 リケッ チア (21) インフルエンザウイルス(N2H2) 高 熱 ウイルス クリプトスポリジウム 結 核 菌 ( 多 剤 耐 性 結 核 菌 を 除 く) コレラ 菌 滋 賀 毒 素 赤 痢 菌 属 チフス 属 腸 管 出 血 性 大 腸 菌 鳥 インフルエン ザウイルス パラチフス A 菌 ポリオウイルス 以 下 政 令 で 定 めるもの ウエストナイルウイルス オウム 病 クラミジア テングウイルス 日 本 脳 炎 ウイルス (16) 国 政 令 指 定 法 人 み 所 持 輸 入 譲 渡 し 及 び 譲 受 けが 可 能 運 搬 の 届 出 発 散 行 為 の 処 罰 厚 生 労 働 大 臣 の 許 可 を 受 けた 場 合 に 所 持 輸 入 譲 渡 し 及 び 譲 受 けが 可 能 運 搬 の 届 出 厚 生 労 働 大 臣 へ 事 後 届 出 運 搬 の 届 出 病 原 体 等 に 応 じた 施 設 基 準 保 管 使 用 運 搬 滅 菌 等 の 基 準 ( 厚 生 労 働 省 令 )の 遵 守 厚 生 労 働 大 臣 等 による 報 告 徴 収 立 入 検 査 厚 生 労 働 大 臣 による 改 善 命 令 改 善 命 令 違 反 等 に 対 する 罰 則 69

75 その 他 2. 感 染 症 法 における 結 核 対 策 の 変 更 点 項 目 結 果 予 防 法 改 正 感 染 症 法 届 出 期 間 診 断 後 2 日 以 内 診 断 後 直 ちに 届 出 対 象 結 核 患 者 ( 注 ) 初 感 染 結 核 を 含 むか 否 か 不 明 確 結 核 患 者 無 症 状 病 原 体 保 有 者 疑 似 症 患 者 入 院 形 態 入 院 命 令 入 院 勧 告 即 時 強 制 なし あり 適 用 条 件 同 居 者 用 件 あり 同 居 者 用 件 なし 適 用 時 期 結 核 診 査 協 議 会 後 感 染 症 診 査 協 議 会 前 (72 時 間 以 内 に 限 る) 入 院 の 更 新 6 ヶ 月 ごとの 更 新 10 日 ごとに 更 新 ( 結 核 は 30 日 ごと) 3. 感 染 症 法 改 正 の 変 更 点 一 類 感 染 症 二 類 感 染 症 三 類 感 染 症 四 類 感 染 症 これまでの 分 類 エボラ 出 血 熱 クリミア コンゴ 出 血 熱 痘 そう ペスト マールブルグ ラッサ 熱 重 症 急 性 呼 吸 器 症 候 群 (SARS コロナウイルスに 限 る) 急 性 灰 白 髄 炎 ジフテリア コレラ 細 菌 性 赤 痢 腸 チフス パラチフス 腸 管 出 血 性 大 腸 菌 感 染 症 E 型 肝 炎 A 型 肝 炎 黄 熱 Q 熱 狂 犬 病 高 病 原 性 鳥 インフルエンザ マラリア など ( 合 計 30 疾 病 を 政 令 で 指 定 ) 改 正 後 の 分 類 エボラ 出 血 熱 クリミア コンゴ 出 血 熱 痘 そう ペスト マールブルグ ラッサ 熱 南 米 出 血 熱 ( 新 たに 追 加 ) 急 性 灰 白 髄 炎 ジフテリア 重 症 急 性 呼 吸 器 症 候 群 (SARS コロナウイルスに 限 る) 結 核 ( 新 たに 追 加 ) 腸 管 出 血 性 大 腸 菌 感 染 症 コレラ 細 菌 性 赤 痢 腸 チフス パラチフス 従 来 の 30 疾 病 に 下 記 の 疾 病 を 新 たに 追 加 オムスク 出 血 熱 キャサヌル 森 林 熱 西 部 馬 脳 炎 ダニ 媒 介 性 脳 炎 東 部 馬 脳 炎 鼻 疽 ベネズエラ 馬 脳 炎 ヘンドラウイルス 感 染 症 リフトバレー 熱 類 鼻 疽 ロッキー 山 紅 斑 熱 合 計 41 疾 病 を 政 令 で 指 定 五 類 感 染 症 全 数 届 出 感 染 症 (14) 定 点 届 出 感 染 症 (28) 全 数 届 出 感 染 症 (16) 定 点 届 出 感 染 症 (25) ( 風 疹 と 麻 疹 を 定 点 届 出 から 全 数 届 出 に 変 更 成 人 麻 疹 を 削 除 ) 70

76 その 他 国 際 感 染 症 (No 年 10 月 ) 国 際 感 染 症 移 動 手 段 の 発 達 により 現 在 多 くの 人 々が 海 外 へ 旅 行 したり 日 本 を 訪 れるようになりました また 最 近 では 今 まで 日 本 で 見 ることのできなかった 食 品 やペットなど 多 種 多 様 なものが 輸 入 されてきています 国 と 国 との 距 離 が 近 くなった 現 在 海 外 で 流 行 している 感 染 症 がいつ 日 本 に 運 ばれてきてもおかしくありません さらに 感 染 症 の 拡 大 は 速 度 を 増 して いるといえます また SARS や 鳥 インフルエンザなどの 新 たな 感 染 症 に 加 え 結 核 菌 などの 再 興 感 染 症 も 問 題 となって います つまり 海 外 における 感 染 症 の 流 行 状 況 に 対 しても 常 にアンテナを 張 り 世 界 の 状 況 を 見 ながら 日 本 にその 流 行 がやってきた 場 合 の 対 策 について 考 えることが 必 要 な 時 代 となっています 1) 国 際 感 染 症 最 新 流 行 情 報 ギニアでコレラの 流 行 10 月 5 日 ギニア 共 和 国 日 本 大 使 館 情 報 10 月 5 日 付 けの 在 ギニア 共 和 国 日 本 大 使 館 の 報 告 によると 7 月 にギニアでコレラが 発 生 し 広 範 囲 に 広 がっているとのことです コレラは 世 界 に 広 く 分 布 する 感 染 症 であり 近 年 では 2002 年 にマラウイなどで 大 流 行 し コレラ 患 者 22,023 名 が 発 生 しました(このうち 609 名 が 死 亡 ) 現 在 は 第 7 次 世 界 流 行 中 であり 1992 年 に 見 つかった 新 型 コ レラ(O139 型 ) ( 古 典 型 コレラ 菌 (O1 型 )に 対 する 免 疫 では 防 御 不 可 能 )による 第 8 次 世 界 流 行 を 予 測 する 声 もあるため 特 に 発 展 途 上 国 からの 帰 国 者 に 対 する 注 意 が 必 要 です 国 際 的 に 見 た 結 核 有 効 な 治 療 方 法 が 確 立 してから 50 年 たった 現 在 でも 世 界 で 毎 年 800 万 人 が 発 病 200 万 人 が 死 亡 しています そ のうちの 6 割 をアフリカの 途 上 国 とアジア 太 平 洋 地 域 が 占 めています その 中 で 日 本 の 結 核 罹 患 率 はスウェーデンやアメ リカなどの 先 進 国 の 4.8 倍 となっており 結 核 中 進 国 とよばれています 日 本 における 結 核 の 特 徴 としては 1 患 者 数 の 地 域 格 差 が 大 きいこと 2 高 齢 者 患 者 の 急 速 な 増 加 3 結 核 蔓 延 国 出 身 者 やホームレスといった 特 定 のリスク 集 団 が 存 在 することなどがあげられます また 薬 剤 耐 性 結 核 菌 に 関 しては 主 な 治 療 薬 であるイソニコチン 酸 ヒドラシド(INH) に 対 する 初 回 耐 性 頻 度 が 4.4%であったという 報 告 があり 世 界 的 にも 増 加 傾 向 にあるため 抗 結 核 薬 の 使 用 に 注 意 が 必 要 です このように 途 上 国 における 結 核 の 問 題 や 増 加 する 耐 性 菌 について 今 後 国 際 的 な 連 携 のもとに 取 り 組 んで いくことが 重 要 とされています 表 1 諸 外 国 と 日 本 の 罹 患 率 表 2 諸 外 国 と 日 本 の INH 耐 性 の 割 合 国 名 罹 患 率 (10 万 人 あたりの 新 規 患 者 数 ) 国 名 INH 耐 性 の 割 合 ( 初 回 耐 性 頻 度 ) 日 本 24.8 (2003 年 ) アメリカ 5.2 (2002 年 ) スウェーデン 4.2 (2002 年 ) 日 本 4.4% (1997 年 ) ドイツ 3.8% (2000 年 ) フランス 2.5% (2000 年 ) 厚 生 労 働 省 平 成 15 年 結 核 発 生 動 向 調 査 年 報 集 計 結 果 WHO/IUATLD global project on anti-tuberculosis drug resistance surveillance: Anti tuberculosis drug resistance in the world report 3,

77 その 他 細 菌 による 主 な 国 際 感 染 症 感 染 症 名 病 原 体 感 染 症 法 分 類 日 本 での 報 告 数 ( 年 間 ) 世 界 での 流 行 状 況 腸 チフス Salmonella typhi 2 類 細 菌 性 赤 痢 Shigella spp. 2 類 コレラ Vibrio cholerae 2 類 例 (6 割 が 海 外 からの 輸 入 例 ) 1,000 例 前 後 (8 割 が 海 外 からの 輸 入 例 ) 30 例 前 後 (5 割 が 海 外 からの 輸 入 例 ) 破 傷 風 Clostridium tetani 新 4 類 例 髄 膜 炎 菌 性 髄 膜 炎 結 核 Neisseria meningitidis 新 5 類 散 発 例 がほとんど Mycobacterium tuberculosis 31,638 人 ( 平 成 15 年 度 新 規 登 録 者 数 ) アジア 中 東 東 欧 アフリカ 等 世 界 で 年 間 1600 万 の 症 例 60 万 の 死 亡 例 がある 先 進 国 を 含 む 世 界 各 国 ( 特 にアジア) で 発 生 1961 年 頃 アジアで 発 生 した 第 7 次 世 界 流 行 が 現 在 も 継 続 中 アフリカ 東 南 アジア 中 南 米 でワクチ ン 不 足 や 不 適 当 な 傷 の 手 当 てにより 多 発 毎 年 世 界 で 120 万 人 が 罹 患 13 万 5 千 人 が 死 亡 アフリカの 髄 膜 炎 ベル ト と 呼 ばれる 地 域 では 10 万 人 あたり の 罹 患 率 が 1,000 を 超 えることもある アジア 太 平 洋 地 域 を 中 心 に 毎 年 800 万 人 が 発 病 200 万 人 が 死 亡 してい る API 製 品 では 日 本 で 赤 痢 患 者 からの 分 離 率 の 70-80%を 占 める Shigella sonnei はアピ 20( 品 番 20107) ラピッド 20 プレート( 品 番 20701) アピ 50CHE( 品 番 50430) ID 32E アピ( 品 番 32407) ラピッド ID 32E アピプレート( 品 番 32700) ID 32GN アピ( 品 番 32107)のデータベースに 含 まれています アピ 20 で Shigella sonnei を 試 験 すると 下 記 のような 結 果 と なります Shigella 属 が 同 定 された 場 合 は 血 清 学 的 試 験 で 必 ず 確 認 して 下 さい アピ 20 V4.0 Profile: Shigella sonnei %id=99.1, T=1.00 参 考 文 献 1) FORTH (FOR Traveler s Health)- 厚 生 労 働 省 検 疫 所 海 外 感 染 症 情 報 -ホームページ 2) Anti: tuberculosis drug resistance in the world report 3. WHO/IUATLD global project on anti-tuberculosis drug resistance surveillance アピ ウェブが 新 発 売 されました! 新 しい API の 菌 名 検 索 ツールとして アピ ウェブが 新 発 売 されました インターネットで 簡 単 にアクセスでき 日 本 語 対 応 で 色 見 本 も 掲 載 しています プロファイルイン デックスより 多 くの 情 報 を 含 み 約 600 菌 種 が 同 定 可 能 です 最 新 データベースは 随 時 アップデートされます 品 番 製 品 名 販 売 価 格 アピウェブ 30,000 円 api news に 関 する 皆 様 からのご 意 見 ご 感 想 をお 待 ちしております 72

78 アピマニュアルキット/ID32アピシリーズ 同 定 可 能 菌 種 一 覧 1 : 同 定 可 能 : 同 定 には 追 加 試 験 が 必 要 アピ 20 ラピッド 20 プレート アピ 10 S アピ 20 NE アピ スタフ プレート アピ ストレップ 20 プレート バージョン V4.1 V3.1 V3.1 V7.0 V4.1 V7.0 V4.0 V4.0 V3.0 V2.1 V1.2 V3.0 V4.0 V3.1 V5.1 V3.0 V3.1 V3.1 V2.1 V3.0 V3.0 V3.2 Abiotrophia defectiva Achromobacter denitrificans Achromobacter xylosoxidans Acinetobacter baumannii Acinetobacter calcoaceticus Acinetobacter haemolyticus Acinetobacter johnsonii Acinetobacter junii Acinetobacter lwoffii Acinetobacter radioresistens Acinetobacter spp Actinobacillus pleuropneumoniae Actinomyces israelii Actinomyces meyeri Actinomyces naeslundii Actinomyces neuii ssp anitratus Actinomyces neuii ssp neuii Actinomyces odontolyticus Actinomyces radingae Actinomyces turicensis Actinomyces viscosus Aerococcus urinae Aerococcus viridans Aeromonas caviae Aeromonas hydrophila Aeromonas salmonicida ssp achromogenes Aeromonas salmonicida ssp masoucida Aeromonas salmonicida ssp salmonicida Aeromonas sobria Alcaligenes faecalis Alcaligenes spp Alloiococcus otitis Anaerobiospirillum succiniciproducens Anaerococcus prevotii Aneurinibacillus aneurinilyticus Arcanobacterium bernardiae Arcanobacterium haemolyticum Arcanobacterium pyogenes Arcobacter cryaerophilus Arthrobacter spp Bacillus amyloliquefaciens Bacillus anthracis Bacillus badius Bacillus cereus Bacillus circulans Bacillus coagulans Bacillus firmus Bacillus fusiformis Bacillus lentus Bacillus licheniformis Bacillus megaterium Bacillus mycoides Bacillus non reactive Bacillus pumilus Bacillus smithii Bacillus sphaericus Bacillus subtilis Bacillus thuringiensis Bacteroides caccae Bacteroides capillosus Bacteroides distasonis Bacteroides eggerthii Bacteroides fragilis Bacteroides merdae Bacteroides ovatus Bacteroides stercoris Bacteroides thetaiotaomicron Bacteroides uniformis アピ C オクサノグラム アピ ケンキ アピ コリネ アピ ヘリコ アピ リステリア アピ NH アピ 50 CHB アピ 50 CHE アピ 50 CHL ID32 E アピ ラピッド ID32 E アピ プレート ID32 GN アピ ID 32 スタフ アピ ラピッド ID32 ストレップ アピ ID32 C アピ ラピッド ID32 A アピ

79 アピ 20 ラピッド 20 プレート アピ 10 S アピ 20 NE アピ スタフ プレート アピ ストレップ 20 プレート 2 バージョン V4.1 V3.1 V3.1 V7.0 V4.1 V7.0 V4.0 V4.0 V3.0 V2.1 V1.2 V3.0 V4.0 V3.1 V5.1 V3.0 V3.1 V3.1 V2.1 V3.0 V3.0 V3.2 Bacteroides ureolyticus Bacteroides vulgatus Bergeyella zoohelcum Bifidobacterium adolescentis Bifidobacterium bifidum Bifidobacterium breve Bifidobacterium dentium Bifidobacterium longum Bifidobacterium spp Bordetella avium Bordetella bronchiseptica Bordetella spp Brevibacillus agri Brevibacillus borstelensis Brevibacillus brevis Brevibacillus centrosporus Brevibacillus choshinensis Brevibacillus laterosporus Brevibacillus non reactive Brevibacterium casei Brevibacterium epidermidis Brevibacterium spp Brevundimonas diminuta Brevundimonas vesicularis Brochothrix thermosphacta Brucella spp Budvicia aquatica Burkholderia cepacia Burkholderia gladioli Burkholderia pseudomallei Buttiauxella agrestis Campylobacter coli Campylobacter fetus ssp fetus Campylobacter fetus ssp venerealis Campylobacter hyointestinalis Campylobacter jejuni ssp doylei Campylobacter jejuni ssp jejuni Campylobacter lari Campylobacter lari UPTC Campylobacter mucosalis Campylobacter sputorum biovar fecalis Campylobacter sputorum ssp bubulus Campylobacter upsaliensis Candida albicans Candida boidinii Candida catenulata Candida colliculosa Candida dattila Candida dubliniensis Candida famata Candida glabrata Candida globosa Candida guilliermondii Candida hellenica Candida holmii Candida inconspicua Candida intermedia Candida kefyr Candida krusei Candida lambica Candida lipolytica Candida lusitaniae Candida magnoliae Candida melibiosica Candida membranifaciens Candida norvegensis Candida norvegica Candida parapsilosis Candida pelliculosa Candida pulcherrima アピ C オクサノグラム アピ ケンキ アピ コリネ アピ ヘリコ アピ リステリア アピ NH アピ 50 CHB アピ 50 CHE アピ 50 CHL ID32 E アピ ラピッド ID32 E アピ プレート ID32 GN アピ ID 32 スタフ アピ ラピッド ID32 ストレップ アピ ID32 C アピ ラピッド ID32 A アピ

80 アピ 20 ラピッド 20 プレート アピ 10 S アピ 20 NE アピ スタフ プレート アピ ストレップ 20 プレート 3 バージョン V4.1 V3.1 V3.1 V7.0 V4.1 V7.0 V4.0 V4.0 V3.0 V2.1 V1.2 V3.0 V4.0 V3.1 V5.1 V3.0 V3.1 V3.1 V2.1 V3.0 V3.0 V3.2 Candida rugosa Candida sake Candida silvicola Candida sphaerica Candida tropicalis Candida utilis Candida valida Candida zeylanoides Capnocytophaga gingivalis Capnocytophaga ochracea Capnocytophaga spp Capnocytophaga sputigena Carnobacterium divergens Carnobacterium maltaromaticum CDC group EF-4 (Pasteurella) Cedecea davisae Cedecea lapagei Cedecea neteri Cedecea spp Cellulomonas spp Cellulosimicrobium cellulans Chromobacterium violaceum Chryseobacterium indologenes Chryseobacterium meningosepticum Citrobacter amalonaticus Citrobacter braakii Citrobacter farmeri Citrobacter freundii Citrobacter freundii group Citrobacter koseri Citrobacter sedlakii Citrobacter youngae Clostridium acetobutylicum Clostridium baratii Clostridium beijerinckii Clostridium bifermentans Clostridium botulinum Clostridium butyricum Clostridium cadaveris Clostridium clostridioforme Clostridium difficile Clostridium fallax Clostridium glycolicum Clostridium histolyticum Clostridium innocuum Clostridium limosum Clostridium paraputrificum Clostridium perfringens Clostridium ramosum Clostridium septicum Clostridium sordellii Clostridium sporogenes Clostridium spp Clostridium subterminale Clostridium tertium Clostridium tetani Clostridium tyrobutyricum Collinsella aerofaciens Comamonas spp Comamonas testosteroni Corynebacterium accolens Corynebacterium afermentans Corynebacterium amycolatum Corynebacterium argentoratense Corynebacterium auris Corynebacterium bovis Corynebacterium coyleae Corynebacterium cystitidis Corynebacterium diphtheriae biotype belfanti Corynebacterium diphtheriae biotype gravis アピ C オクサノグラム アピ ケンキ アピ コリネ アピ ヘリコ アピ リステリア アピ NH アピ 50 CHB アピ 50 CHE アピ 50 CHL ID32 E アピ ラピッド ID32 E アピ プレート ID32 GN アピ ID 32 スタフ アピ ラピッド ID32 ストレップ アピ ID32 C アピ ラピッド ID32 A アピ

81 アピ 20 ラピッド 20 プレート アピ 10 S アピ 20 NE アピ スタフ プレート アピ ストレップ 20 プレート 4 バージョン V4.1 V3.1 V3.1 V7.0 V4.1 V7.0 V4.0 V4.0 V3.0 V2.1 V1.2 V3.0 V4.0 V3.1 V5.1 V3.0 V3.1 V3.1 V2.1 V3.0 V3.0 V3.2 Corynebacterium diphtheriae biotype intermedius Corynebacterium diphtheriae biotype mitis Corynebacterium glucuronolyticum Corynebacterium group F-1 Corynebacterium group G Corynebacterium jeikeium Corynebacterium kutscheri Corynebacterium macginleyi Corynebacterium minutissimum Corynebacterium pilosum Corynebacterium propinquum Corynebacterium pseudodiphtheriticum Corynebacterium pseudotuberculosis Corynebacterium renale Corynebacterium renale group Corynebacterium seminale Corynebacterium striatum Corynebacterium ulcerans Corynebacterium urealyticum Cryptococcus albidus Cryptococcus curvatus Cryptococcus humicola Cryptococcus laurentii Cryptococcus neoformans Cryptococcus terreus Cryptococcus uniguttulatus Debaryomyces carsonii Debaryomyces etchellsii Debaryomyces polymorphus Delftia acidovorans Dermabacter hominis Dermacoccus nishinomiyaensis Dietzia spp Edwardsiella hoshinae Edwardsiella tarda Eggerthella lenta Eikenella corrodens Empedobacter brevis Enterobacter aerogenes Enterobacter amnigenus Enterobacter asburiae Enterobacter cancerogenus Enterobacter cloacae Enterobacter gergoviae Enterobacter intermedius Enterobacter sakazakii Enterobacter spp Enterococcus avium Enterococcus casseliflavus Enterococcus cecorum Enterococcus durans Enterococcus faecalis Enterococcus faecium Enterococcus gallinarum Enterococcus hirae Enterococcus saccharolyticus Erwinia spp Erysipelothrix rhusiopathiae Escherichia coli Escherichia fergusonii Escherichia hermannii Escherichia vulneris Eubacterium limosum Ewingella americana Finegoldia magna Fusobacterium mortiferum Fusobacterium necrogenes Fusobacterium necrophorum Fusobacterium necrophorum ssp funduliforme Fusobacterium necrophorum ssp necrophorum アピ C オクサノグラム アピ ケンキ アピ コリネ アピ ヘリコ アピ リステリア アピ NH アピ 50 CHB アピ 50 CHE アピ 50 CHL ID32 E アピ ラピッド ID32 E アピ プレート ID32 GN アピ ID 32 スタフ アピ ラピッド ID32 ストレップ アピ ID32 C アピ ラピッド ID32 A アピ

82 アピ 20 ラピッド 20 プレート アピ 10 S アピ 20 NE アピ スタフ プレート アピ ストレップ 20 プレート 5 バージョン V4.1 V3.1 V3.1 V7.0 V4.1 V7.0 V4.0 V4.0 V3.0 V2.1 V1.2 V3.0 V4.0 V3.1 V5.1 V3.0 V3.1 V3.1 V2.1 V3.0 V3.0 V3.2 Fusobacterium nucleatum Fusobacterium varium Gardnerella vaginalis Gemella haemolysans Gemella morbillorum Geobacillus stearothermophilus Geobacillus thermoglucosidasius Geotrichum candidum Geotrichum capitatum Geotrichum fermentans Geotrichum klebahnii Geotrichum spp Globicatella sanguinis Gordonia spp Granulicatella adiacens Grimontia hollisae Haemophilus actinomycetemcomitans Haemophilus aphrophilus Haemophilus influenzae Haemophilus influenzae biotype I Haemophilus influenzae biotype II Haemophilus influenzae biotype III Haemophilus influenzae biotype IV Haemophilus influenzae biotype V Haemophilus influenzae biotype VI Haemophilus influenzae biotype VII Haemophilus influenzae biotype VIII Haemophilus paragallinarum Haemophilus parainfluenzae Haemophilus parainfluenzae biotype I Haemophilus parainfluenzae biotype II Haemophilus parainfluenzae biotype III Haemophilus parainfluenzae biotype IV Haemophilus parainfluenzae biotype VI Haemophilus parainfluenzae biotype VII Haemophilus parainfluenzae biotype VIII Haemophilus paraphrophilus Hafnia alvei Helicobacter cinaedi Helicobacter fennelliae Helicobacter pylori Histophilus somni Klebsiella oxytoca Klebsiella pneumoniae ssp ozaenae Klebsiella pneumoniae ssp pneumoniae Klebsiella pneumoniae ssp rhinoscleromatis Kloeckera apiculata Kloeckera apis Kloeckera japonica Kloeckera spp Kluyvera ascorbata Kluyvera cryocrescens Kluyvera spp Kocuria kristinae Kocuria rosea Kocuria varians Kodamaea ohmeri Kytococcus sedentarius Lactobacillus acidophilus Lactobacillus brevis Lactobacillus buchneri Lactobacillus collinoides Lactobacillus coprophilus Lactobacillus crispatus Lactobacillus curvatus Lactobacillus curvatus ssp curvatus Lactobacillus delbrueckii ssp bulgaricus Lactobacillus delbrueckii ssp delbrueckii Lactobacillus delbrueckii ssp lactis Lactobacillus fermentum アピ C オクサノグラム アピ ケンキ アピ コリネ アピ ヘリコ アピ リステリア アピ NH アピ 50 CHB アピ 50 CHE アピ 50 CHL ID32 E アピ ラピッド ID32 E アピ プレート ID32 GN アピ ID 32 スタフ アピ ラピッド ID32 ストレップ アピ ID32 C アピ ラピッド ID32 A アピ

83 アピ 20 ラピッド 20 プレート アピ 10 S アピ 20 NE アピ スタフ プレート アピ ストレップ 20 プレート 6 バージョン V4.1 V3.1 V3.1 V7.0 V4.1 V7.0 V4.0 V4.0 V3.0 V2.1 V1.2 V3.0 V4.0 V3.1 V5.1 V3.0 V3.1 V3.1 V2.1 V3.0 V3.0 V3.2 Lactobacillus fructivorans Lactobacillus helveticus Lactobacillus jensenii Lactobacillus lindneri Lactobacillus paracasei ssp paracasei Lactobacillus pentosus Lactobacillus plantarum Lactobacillus rhamnosus Lactobacillus salivarius Lactococcus garvieae Lactococcus lactis ssp cremoris Lactococcus lactis ssp hordniae Lactococcus lactis ssp lactis Lactococcus raffinolactis Leclercia adecarboxylata Leifsonia aquatica Leptotrichia buccalis Leuconostoc citreum Leuconostoc lactis Leuconostoc mesenteroides ssp cremoris Leuconostoc mesenteroides ssp dextranicum Leuconostoc mesenteroides ssp mesenteroides Leuconostoc spp Listeria grayi Listeria innocua Listeria ivanovii Listeria monocytogenes Listeria seeligeri Listeria spp Listeria welshimeri Mannheimia haemolytica Methylobacterium mesophilicum Microbacterium spp Micrococcus luteus Micrococcus lylae Micrococcus spp Micromonas micros Mobiluncus curtisii Mobiluncus mulieris Mobiluncus spp Moellerella wisconsensis Moraxella (Branhamella) catarrhalis Moraxella lacunata Moraxella nonliquefaciens Moraxella osloensis Moraxella spp Morganella morganii Morganella morganii ssp morganii Morganella morganii ssp sibonii Myroides spp Neisseria cinerea Neisseria gonorrhoeae Neisseria lactamica Neisseria meningitidis Neisseria mucosa Neisseria polysaccharea Neisseria sicca Neisseria spp Neisseria subflava Nocardia spp Non-fermenter spp Ochrobactrum anthropi Oerskovia turbata Oligella spp Oligella ureolytica Oligella urethralis Paenibacillus alvei Paenibacillus amylolyticus Paenibacillus glucanolyticus Paenibacillus lautus アピ C オクサノグラム アピ ケンキ アピ コリネ アピ ヘリコ アピ リステリア アピ NH アピ 50 CHB アピ 50 CHE アピ 50 CHL ID32 E アピ ラピッド ID32 E アピ プレート ID32 GN アピ ID 32 スタフ アピ ラピッド ID32 ストレップ アピ ID32 C アピ ラピッド ID32 A アピ

84 アピ 20 ラピッド 20 プレート アピ 10 S アピ 20 NE アピ スタフ プレート アピ ストレップ 20 プレート 7 バージョン V4.1 V3.1 V3.1 V7.0 V4.1 V7.0 V4.0 V4.0 V3.0 V2.1 V1.2 V3.0 V4.0 V3.1 V5.1 V3.0 V3.1 V3.1 V2.1 V3.0 V3.0 V3.2 Paenibacillus macerans Paenibacillus pabuli Paenibacillus polymyxa Paenibacillus thiaminolyticus Paenibacillus validus Pantoea agglomerans Pantoea dispersa Pantoea spp Pasteurella aerogenes Pasteurella multocida Pasteurella pneumotropica Pasteurella spp Pasteurella trehalosi Pediococcus acidilactici Pediococcus damnosus Pediococcus pentosaceus Pediococcus spp Peptococcus niger Peptoniphilus asaccharolyticus Peptoniphilus indolicus Peptostreptococcus anaerobius Peptostreptococcus group Photobacterium damselae Photobacterium damselae ssp damselae Photobacterium damselae ssp piscicida Pichia angusta Pichia farinosa Plesiomonas shigelloides Porphyromonas asaccharolytica Porphyromonas endodontalis Porphyromonas gingivalis Prevotella bivia Prevotella buccae Prevotella buccalis Prevotella denticola Prevotella disiens Prevotella intermedia Prevotella loescheii Prevotella melaninogenica Prevotella oralis Propionibacterium acnes Propionibacterium avidum Propionibacterium granulosum Propionibacterium propionicus Proteus mirabilis Proteus penneri Proteus vulgaris Proteus vulgaris group Prototheca wickerhamii Providencia alcalifaciens Providencia rettgeri Providencia rustigianii Providencia stuartii Pseudomonas aeruginosa Pseudomonas alcaligenes Pseudomonas fluorescens Pseudomonas luteola Pseudomonas mendocina Pseudomonas oryzihabitans Pseudomonas pseudoalcaligenes Pseudomonas putida Pseudomonas spp Pseudomonas stutzeri Psychrobacter phenylpyruvicus Rahnella aquatilis Ralstonia pickettii Raoultella ornithinolytica Raoultella planticola Raoultella spp Raoultella terrigena アピ C オクサノグラム アピ ケンキ アピ コリネ アピ ヘリコ アピ リステリア アピ NH アピ 50 CHB アピ 50 CHE アピ 50 CHL ID32 E アピ ラピッド ID32 E アピ プレート ID32 GN アピ ID 32 スタフ アピ ラピッド ID32 ストレップ アピ ID32 C アピ ラピッド ID32 A アピ

85 アピ 20 ラピッド 20 プレート アピ 10 S アピ 20 NE アピ スタフ プレート アピ ストレップ 20 プレート 8 バージョン V4.1 V3.1 V3.1 V7.0 V4.1 V7.0 V4.0 V4.0 V3.0 V2.1 V1.2 V3.0 V4.0 V3.1 V5.1 V3.0 V3.1 V3.1 V2.1 V3.0 V3.0 V3.2 Rhizobium radiobacter Rhodococcus equi Rhodococcus spp Rhodotorula glutinis Rhodotorula minuta Rhodotorula mucilaginosa Rothia dentocariosa Rothia mucilaginosa Saccharomyces cerevisiae Saccharomyces kluyverii Salmonella choleraesuis ssp arizonae Salmonella choleraesuis ssp choleraesuis Salmonella ser. Enteritidis Salmonella ser. Gallinarum Salmonella ser. Paratyphi A Salmonella ser. Paratyphi B Salmonella ser. Pullorum Salmonella ser. Typhi Salmonella ser. Typhimurium Salmonella spp Serratia ficaria Serratia fonticola Serratia grimesii Serratia liquefaciens Serratia marcescens Serratia odorifera Serratia plymuthica Serratia proteamaculans Serratia rubidaea Shewanella putrefaciens group Shigella boydii Shigella dysenteriae Shigella flexneri Shigella sonnei Shigella spp Sphingobacterium multivorum Sphingobacterium spiritivorum Sphingomonas paucimobilis Sporobolomyces salmonicolor Staphylococcus arlettae Staphylococcus aureus Staphylococcus auricularis Staphylococcus capitis Staphylococcus caprae Staphylococcus carnosus Staphylococcus chromogenes Staphylococcus cohnii ssp cohnii Staphylococcus cohnii ssp urealyticus Staphylococcus epidermidis Staphylococcus equorum Staphylococcus gallinarum Staphylococcus haemolyticus Staphylococcus hominis Staphylococcus hyicus Staphylococcus intermedius Staphylococcus kloosii Staphylococcus lentus Staphylococcus lugdunensis Staphylococcus saccharolyticus Staphylococcus saprophyticus Staphylococcus schleiferi Staphylococcus sciuri Staphylococcus simulans Staphylococcus warneri Staphylococcus xylosus Stenotrophomonas maltophilia Stephanoascus ciferrii Streptococcus acidominimus Streptococcus agalactiae Streptococcus alactolyticus アピ C オクサノグラム アピ ケンキ アピ コリネ アピ ヘリコ アピ リステリア アピ NH アピ 50 CHB アピ 50 CHE アピ 50 CHL ID32 E アピ ラピッド ID32 E アピ プレート ID32 GN アピ ID 32 スタフ アピ ラピッド ID32 ストレップ アピ ID32 C アピ ラピッド ID32 A アピ

86 アピ 20 ラピッド 20 プレート アピ 10 S アピ 20 NE アピ スタフ プレート アピ ストレップ 20 プレート 9 バージョン V4.1 V3.1 V3.1 V7.0 V4.1 V7.0 V4.0 V4.0 V3.0 V2.1 V1.2 V3.0 V4.0 V3.1 V5.1 V3.0 V3.1 V3.1 V2.1 V3.0 V3.0 V3.2 Streptococcus anginosus Streptococcus bovis Streptococcus bovis I Streptococcus bovis II Streptococcus canis Streptococcus constellatus Streptococcus constellatus ssp constellatus Streptococcus constellatus ssp pharyngis Streptococcus downei Streptococcus dysgalactiae ssp dysgalactiae Streptococcus dysgalactiae ssp equisimilis Streptococcus equi ssp equi Streptococcus equi ssp zooepidemicus Streptococcus equinus Streptococcus gallolyticus ssp gallolyticus Streptococcus gallolyticus ssp pasteurianus Streptococcus gordonii Streptococcus group L Streptococcus infantarius ssp coli Streptococcus infantarius ssp infantarius Streptococcus intermedius Streptococcus mitis Streptococcus mutans Streptococcus oralis Streptococcus parasanguinis Streptococcus pluranimalium Streptococcus pneumoniae Streptococcus porcinus Streptococcus pyogenes Streptococcus salivarius Streptococcus sanguinis Streptococcus sobrinus Streptococcus suis I Streptococcus suis II Streptococcus thermophilus Streptococcus uberis Streptococcus vestibularis Tatumella ptyseos Tetragenococcus halophilus Trichosporon asahii Trichosporon asteroides Trichosporon inkin Trichosporon mucoides Trichosporon ovoides Turicella otitidis Veillonella parvula Veillonella spp Vibrio alginolyticus Vibrio cholerae Vibrio fluvialis Vibrio metschnikovii Vibrio mimicus Vibrio parahaemolyticus Vibrio vulnificus Virgibacillus pantothenticus Wautersia paucula Weeksella virosa Weissella confusa Weissella viridescens Williopsis saturnus Xanthomonas campestris Yersinia aldovae Yersinia enterocolitica Yersinia frederiksenii Yersinia intermedia Yersinia kristensenii Yersinia pestis Yersinia pseudotuberculosis Yersinia ruckeri Zygosaccharomyces spp アピ C オクサノグラム アピ ケンキ アピ コリネ アピ ヘリコ アピ リステリア アピ NH アピ 50 CHB アピ 50 CHE アピ 50 CHL ID32 E アピ ラピッド ID32 E アピ プレート ID32 GN アピ ID 32 スタフ アピ ラピッド ID32 ストレップ アピ ID32 C アピ ラピッド ID32 A アピ

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