1 国 家 発 展 改 革 委 員 会 (ホームページ: 国 務 院 を 構 成 する 委 員 会 の 一 つ 2003 年 の 国 務 院 機 構 改 革 により 国 家 発 展 計 画 委 員 会 と 国 家 経 済 貿 易 委 員 会 の 一 部

Transcription

1 中 華 人 民 共 和 国 (Peple's Republic of China) 概 況 面 積 万 km2( 日 本 の 約 26 倍 ) 人 口 13 億 2129 万 人 ( 対 前 年 比 681 万 人 増 2007 年 末 ) 民 族 漢 族 が 約 94% 他 に55の 少 数 民 族 あり GDP 24 兆 9,529 億 元 ( 対 前 年 比 11.9% 成 長 2007 年 ) 貿 易 額 ; 輸 出 1 兆 2,180 億 米 ドル( 対 前 年 比 25.7% 増 2007 年 ) 輸 入 9,558 億 米 ドル( 対 前 年 比 20.8% 増 2007 年 ) 主 要 輸 出 品 1 機 械 設 備 2 繊 維 製 品 3 靴 類 4 玩 具 5 鉱 物 燃 料 主 要 輸 入 品 1 機 械 設 備 2フ ラスチック 3 化 学 製 品 4 鋼 材 5 鉱 物 燃 料 通 貨 人 民 元 1. 行 政 機 構 (1) 行 政 機 構 全 体 の 概 観 1 国 務 院 の 役 割 中 国 の 最 高 国 家 行 政 機 関 は 国 務 院 であり 国 務 院 は 最 高 国 家 権 力 機 関 たる 全 国 人 民 代 表 大 会 ( 全 人 代 )に 対 して 責 任 を 負 うとともに その 活 動 を 報 告 する 2 国 務 院 の 構 成 国 務 院 は 総 理 副 総 理 若 干 名 国 務 委 員 若 干 名 各 部 部 長 各 委 員 会 主 任 審 計 署 審 計 長 中 国 人 民 銀 行 行 長 及 び 秘 書 長 によって 構 成 される 第 11 期 全 人 代 において 総 理 には 中 国 共 産 党 中 央 政 治 局 常 務 委 員 で 序 列 第 3 位 の 温 家 宝 が 再 任 され 副 総 理 に は 李 克 強 回 良 玉 張 徳 江 王 岐 山 の4 氏 が 国 務 委 員 には 劉 延 東 梁 光 烈 馬 凱 孟 建 柱 戴 秉 国 の5 氏 が 選 任 されている なお 国 務 委 員 の 地 位 は 副 総 理 に 相 当 する 3 国 務 院 の 部 委 員 会 直 属 機 構 等 国 務 院 には27の 部 委 員 会 等 が 設 置 されており これら 各 部 の 部 長 各 委 員 会 の 主 任 等 の 権 限 及 び 地 位 は 同 等 で 閣 僚 級 として 取 り 扱 われる また 各 部 委 員 会 で 処 理 できない 問 題 を 処 理 するために 1の 直 属 特 設 機 構 と16の 直 属 機 構 が 設 けられ ているほか 4の 弁 事 機 構 14の 直 属 事 業 単 位 16の 部 委 員 会 管 理 国 家 局 が 設 けられている 4 国 務 院 常 務 会 議 国 務 院 常 務 会 議 は 総 理 副 総 理 国 務 委 員 及 び 秘 書 長 で 構 成 され 総 理 が 主 宰 し て 開 催 する 開 催 は 不 定 期 で 国 家 の 中 長 期 的 な 計 画 や 法 律 案 等 について 審 議 する (2) 運 輸 関 係 行 政 機 関 組 織 図 - 1 -

2 1 国 家 発 展 改 革 委 員 会 (ホームページ: 国 務 院 を 構 成 する 委 員 会 の 一 つ 2003 年 の 国 務 院 機 構 改 革 により 国 家 発 展 計 画 委 員 会 と 国 家 経 済 貿 易 委 員 会 の 一 部 を 再 編 して 設 立 所 管 業 務 は 国 内 外 のマクロ 経 済 情 勢 の 研 究 分 析 計 画 の 立 案 実 施 総 合 調 整 政 策 の 建 議 中 長 期 ビジョン 年 度 計 画 の 立 案 実 施 固 定 資 産 投 資 重 大 プロジェクトの 配 置 指 導 監 督 産 業 構 造 の 発 展 戦 略 の 立 案 指 導 など 2008 年 8 月 に 大 規 模 な 内 部 機 構 改 革 を 行 い ミクロ 管 理 業 務 などの 縮 減 他 部 への 移 管 及 びマクロコントロールへの 重 点 化 などが 行 われた 主 任 副 主 任 発 展 規 画 司 李 守 信 張 平 張 国 宝 副 司 長 徐 林 解 振 華 基 礎 産 業 司 王 慶 雲 朱 之 鑫 副 司 長 呉 暁 王 金 祥 外 事 司 馬 欣 張 茅 副 司 長 李 斌 彭 森 ほか26 司 等 張 暁 強 杜 鷹 穆 虹 劉 鉄 男 2 鉄 道 部 (ホームページ: 国 務 院 を 構 成 する 部 の 一 つ 所 管 業 務 は 都 市 間 鉄 道 の 長 期 計 画 科 学 技 術 政 策 の 策 定 実 施 都 市 間 鉄 道 の 建 設 改 良 運 営 など 部 長 副 部 長 発 展 計 画 司 黄 民 ( 兼 ) 劉 志 軍 陸 東 福 副 司 長 張 建 平 厳 賀 祥 王 来 祥 胡 亜 東 科 学 技 術 司 耿 志 修 廬 春 房 副 司 長 呉 克 倹 季 学 勝 彭 開 宙 国 際 合 作 司 陳 覚 民 王 志 国 副 司 長 安 鶴 翔 総 工 程 師 副 巡 視 員 孫 利 石 何 華 武 交 流 合 作 処 鐘 旗 桂 総 経 済 師 運 輸 局 張 曙 光 ( 兼 副 総 工 程 師 ) 黄 民 装 備 部 陳 白 施 総 調 度 長 基 礎 部 徐 粛 明 呉 強 総 合 部 など5 部 ほか8 司 等 - 2 -

3 公 安 局 姜 戦 林 鉄 路 局 ( 鉄 路 公 司 )( 北 京 上 海 など18 箇 所 ) 鉄 道 科 学 研 究 院 など 3 交 通 運 輸 部 (ホームページ: 国 務 院 を 構 成 する 部 の 一 つ 所 管 業 務 は 全 国 の 水 運 道 路 運 輸 事 業 の 発 展 政 策 計 画 の 策 定 関 係 交 通 規 則 の 策 定 執 行 全 国 の 港 湾 航 路 の 監 督 指 導 航 路 道 路 の 維 持 管 理 船 員 資 格 船 舶 検 査 海 難 救 助 海 洋 汚 染 防 止 など 2008 年 3 月 の 第 11 期 全 人 代 にて 民 航 総 局 と 国 家 郵 政 局 が 傘 下 に 置 かれた 上 で 交 通 部 から 交 通 運 輸 部 に 改 称 され 英 語 表 記 も Ministry of Transport となった またそ の 際 建 設 部 から 都 市 交 通 関 連 部 門 の 移 管 を 受 けている 部 長 副 部 長 公 路 司 戴 東 昌 李 盛 霖 李 家 祥 副 司 長 李 華 徐 亜 華 陳 勝 営 翁 孟 勇 弁 公 室 徐 成 光 高 宏 峰 運 政 管 理 処 謝 家 挙 馮 正 霖 道 路 運 輸 管 理 処 李 志 強 徐 祖 遠 車 輌 管 理 処 蔡 団 結 総 工 程 師 水 運 司 宋 徳 星 蒋 千 副 司 長 肖 大 選 曹 徳 勝 張 守 国 周 海 涛 楊 贊 鄒 斌 弁 公 室 陳 如 洋 台 湾 事 務 弁 公 室 李 建 生 運 輸 安 全 処 羅 徳 麟 国 際 航 運 管 理 処 熊 偉 基 本 建 設 管 理 処 李 永 恒 工 程 技 術 処 胡 明 港 口 管 理 処 王 金 文 国 際 合 作 司 局 成 志 副 司 長 李 光 霊 総 合 処 崔 京 艶 国 際 組 織 処 張 暁 傑 地 区 事 務 処 任 為 民 ほか6 司 等 公 安 局 張 玉 勝 民 用 航 空 局 ( 次 項 参 照 ) 郵 政 局 海 事 局 徐 祖 遠 ( 兼 ) 副 局 長 劉 功 臣 弁 公 室 陸 衛 東 - 3 -

4 通 航 管 理 処 宋 シン 船 舶 監 督 処 顎 海 亮 船 舶 検 験 処 楊 新 宅 船 員 管 理 処 李 恩 洪 航 標 測 絵 処 韓 偉 安 全 管 理 処 徐 春 地 方 海 事 局 ( 上 海 天 津 等 19 箇 所 ) 救 助 打 撈 局 宋 家 慧 シンはさんずいに 秦 4 中 国 民 用 航 空 局 (ホームページ: 国 務 院 直 属 機 構 の 一 つだったが 2008 年 3 月 の 第 11 期 全 人 代 における 機 構 改 革 にて 交 通 運 輸 部 管 理 国 家 局 として 同 部 の 下 に 置 かれ 名 称 も 民 用 航 空 総 局 から 民 用 航 空 局 に 変 更 された 局 長 は 交 通 運 輸 部 副 部 長 を 兼 任 した 上 で 正 部 長 級 の 扱 いを 受 けている 所 管 業 務 は 民 航 事 業 発 展 政 策 方 針 の 策 定 法 規 作 成 監 督 執 行 民 航 の 安 全 政 策 方 針 の 策 定 安 全 基 準 の 策 定 検 査 航 空 従 事 者 の 資 格 管 理 航 空 機 の 型 式 登 録 航 空 管 制 の 基 準 空 港 の 管 理 及 び 規 制 など 局 長 副 局 長 航 空 安 全 弁 公 室 劉 亜 軍 李 家 祥 楊 国 慶 副 主 任 劉 恩 祥 王 照 明 王 昌 順 事 故 調 査 処 呉 安 山 李 健 国 際 合 作 司 李 江 民 副 司 長 武 洲 宏 韓 鈞 副 巡 視 員 呉 立 台 湾 香 港 澳 門 弁 公 室 浦 照 洲 外 事 処 ( 空 ) 国 際 処 梁 楠 運 輸 司 王 栄 華 副 司 長 劉 万 明 何 錦 日 副 巡 視 員 宋 慶 華 孟 平 国 際 航 空 運 輸 処 魏 洪 規 画 発 展 財 務 司 王 戦 斌 副 司 長 沙 洪 江 王 志 清 ほか8 司 等 公 安 局 ( 兼 空 中 警 察 総 隊 長 ) 宋 勝 利 副 局 長 王 懐 玉 魏 亜 軍 地 区 管 理 局 ( 華 北 華 東 等 7 局 ) 空 中 交 通 管 理 局 蘇 蘭 根 副 局 長 張 立 志 航 空 安 全 技 術 中 心 - 4 -

5 5 国 家 旅 游 局 (ホームページ: 国 務 院 直 属 機 構 の 一 つ 局 長 は 正 部 長 級 所 管 業 務 は 国 際 国 内 観 光 業 発 展 政 策 方 針 の 策 定 観 光 業 市 場 の 管 理 観 光 事 業 に 係 る 計 画 の 策 定 観 光 事 業 に 係 る 投 資 外 資 に 係 る 管 理 全 国 の 観 光 資 源 の 開 発 利 用 国 際 観 光 市 場 の 開 発 利 用 に 係 る 管 理 など 局 長 副 局 長 旅 游 促 進 国 際 連 絡 司 祝 善 忠 邵 琪 偉 張 希 欽 副 司 長 薛 亜 平 王 志 発 国 際 関 係 処 張 新 紅 杜 一 力 亜 大 非 洲 処 ( 空 ) 杜 江 規 画 発 展 財 務 司 呉 学 文 規 画 処 竇 群 質 量 規 範 管 理 司 李 任 シ 政 策 法 規 司 張 堅 鐘 ほか5 司 等 在 外 事 務 所 ( 東 京 大 阪 等 15 箇 所 ) シはくさかんむりに 止 6 商 務 部 (ホームページ: 国 務 院 を 構 成 する 部 の 一 つ 2003 年 の 国 務 院 機 構 改 革 により 対 外 貿 易 経 済 合 作 部 と 国 家 経 済 貿 易 委 員 会 を 統 合 して 設 立 所 管 業 務 は 対 外 経 済 交 流 の 諸 施 策 の 立 案 輸 出 入 貿 易 サービスの 輸 出 入 外 資 導 入 等 に 係 る 管 理 監 督 フォワーダー 事 業 に 係 る 規 定 の 作 成 執 行 監 督 など 部 長 副 部 長 亜 洲 司 呂 克 倹 陳 徳 銘 于 広 洲 副 司 長 呉 政 平 宋 耀 明 馬 秀 紅 一 処 ( 日 本 処 ) 羅 暁 梅 高 虎 城 対 外 貿 易 司 王 受 文 姜 增 偉 副 司 長 梁 樹 和 孫 継 文 包 玲 蒋 耀 平 貿 易 秩 序 処 呉 景 春 易 小 准 対 外 援 助 司 王 世 春 陳 健 副 司 長 王 奎 礼 賽 旦 霞 高 元 元 傅 自 応 ほか22 司 等 7 工 業 信 息 化 部 (ホームページ: 年 3 月 の 第 11 期 全 人 代 における 機 構 改 革 にて 国 家 発 展 改 革 委 員 会 信 息 産 業 部 国 防 科 学 技 術 工 業 委 員 会 などから 一 部 職 能 を 抽 出 した 上 で 設 立 された 所 管 業 務 は 工 業 化 や 情 報 化 に 関 する 発 展 計 画 の 作 成 バイオテクノロジーや 航 空 といっ たハイテク 産 業 の 育 成 製 造 業 の 発 展 等 に 関 する 計 画 政 策 基 準 法 規 の 策 定 及 び - 5 -

6 執 行 監 督 など 主 任 副 主 任 装 備 工 業 司 張 相 木 李 毅 中 奚 国 華 副 司 長 王 富 昌 李 東 李 巍 苗 墟 国 際 合 作 司 陳 因 ロウ 勤 倹 副 司 長 趙 文 智 趙 永 紅 欧 新 黔 ほか12 司 楊 学 山 国 防 科 学 技 術 工 業 局 陳 求 発 ロウは 楼 のつくりのみ 8 公 安 部 (ホームページ: 国 務 院 を 構 成 する 部 の 一 つ 所 管 業 務 は 犯 罪 の 予 防 制 止 操 作 テロ 対 策 社 会 治 安 秩 序 維 持 道 路 交 通 管 理 消 防 危 険 物 取 締 り 出 入 国 管 理 外 国 人 居 留 事 務 国 境 警 備 要 人 警 護 など 部 長 副 部 長 辺 防 管 理 局 陳 偉 明 孟 建 柱 劉 京 副 局 長 韓 英 偉 楊 煥 宇 国 際 合 作 局 劉 志 強 劉 金 国 副 局 長 張 巨 峰 郭 宝 山 孟 宏 偉 警 務 合 作 処 朱 宇 翔 張 新 楓 劉 徳 9 住 宅 都 市 農 村 建 設 部 (ホームページ: 国 務 院 を 構 成 する 部 の 一 つ 従 来 は 建 設 部 と 称 していたが 2008 年 3 月 の 第 11 期 全 人 代 における 機 構 改 革 にて 都 市 交 通 関 連 部 門 を 交 通 運 輸 部 に 移 管 した 上 で 名 称 変 更 された 所 管 業 務 は 都 市 計 画 都 市 建 設 建 築 測 量 住 宅 不 動 産 歴 史 的 文 化 都 市 保 護 都 市 における 水 道 ガス 電 気 公 共 交 通 緑 化 国 家 重 点 風 景 名 勝 区 の 審 査 及 び 保 護 など 部 長 副 部 長 城 市 建 設 司 李 東 序 姜 偉 新 仇 保 興 副 司 長 陳 蓁 蓁 陳 大 衛 外 事 司 李 秉 仁 黄 衛 副 司 長 瀋 建 国 斉 驥 ほか13 司 等 10 その 他 (イ) 国 家 質 量 監 督 検 験 検 疫 総 局 国 務 院 直 属 機 構 の 一 つ 局 長 は 正 部 長 級 自 動 車 のリコール 車 検 基 準 など - 6 -

7 (ロ) 環 境 保 護 部 国 務 院 を 構 成 する 部 の 一 つ 2008 年 3 月 の 第 11 期 全 人 代 における 機 構 改 革 に て 国 務 院 直 属 機 構 だった 環 境 保 護 総 局 から 部 に 昇 格 した 環 境 基 準 の 制 定 など (ハ) 中 国 地 震 局 国 務 院 弁 事 機 構 の 一 つ 局 長 は 副 部 長 級 地 震 を 担 当 (ニ) 中 国 気 象 局 国 務 院 直 属 機 構 の 一 つ 局 長 は 副 部 長 級 気 象 を 担 当 (3) 最 近 の 組 織 改 正 等 1998 年 朱 鎔 基 総 理 ( 当 時 )の 下 機 構 改 革 が 行 われ それまで40あった 部 委 員 会 を29にまで 削 減 し 公 務 員 の 人 員 も 半 減 した 2003 年 には 国 家 発 展 計 画 委 員 会 の 国 家 発 展 改 革 委 員 会 への 再 編 や 対 外 貿 易 経 済 合 作 部 と 国 家 経 済 貿 易 委 員 会 の 統 合 商 務 部 設 立 などの 機 構 改 革 が 行 われ 28 部 委 員 会 という 構 成 になった 2008 年 3 月 には 工 業 信 息 化 部 の 新 設 労 働 社 会 保 障 部 と 人 事 部 の 統 合 環 境 保 護 総 局 の 環 境 保 護 部 への 昇 格 などの 機 構 改 革 が 行 われ 27 部 委 員 会 という 構 成 になった なお 1998 年 当 時 運 輸 関 係 行 政 機 構 について 鉄 道 部 交 通 部 民 航 総 局 を 統 合 して 中 国 版 運 輸 省 ( 運 輸 委 員 会 )のような 組 織 を 作 る 構 想 が 検 討 されたが 先 送 りされ 2003 年 の 時 点 でも 実 現 しなかったものの 2008 年 の 機 構 改 革 にて 交 通 部 の 下 に 民 航 総 局 を 組 み 込 んで 交 通 運 輸 部 を 新 設 することが 実 現 した また その 際 の 発 表 文 書 において 鉄 道 部 については 管 理 体 制 の 改 革 を 引 き 続 き 検 討 すると の 文 言 が 交 通 運 輸 部 の 項 に 特 に 記 述 されていることから 鉄 道 部 についても 交 通 運 輸 部 への 組 み 込 みを 検 討 したものの 成 し 得 なかった 跡 がうかがわれる (4) 地 方 行 政 機 構 中 国 には 香 港 マカオ 及 び 台 湾 を 除 いて 31の 直 轄 市 省 自 治 区 がある その 長 は 市 長 省 長 主 席 であり 閣 僚 級 である なお それぞれに 共 産 党 委 員 会 が 置 かれ 党 委 員 会 のトップである 書 記 は 市 長 省 主 席 よりも 格 上 とされる 直 轄 市 省 自 治 区 の 行 政 機 関 として それぞれに 人 民 政 府 が 置 かれ 一 般 的 には 中 央 行 政 機 関 に 対 応 する 形 で 発 展 改 革 委 員 会 交 通 庁 旅 游 局 商 務 庁 などが 置 かれ 地 方 事 務 を 担 当 する 鉄 道 関 係 は 鉄 道 部 直 轄 の 鉄 路 局 等 民 航 関 係 は 民 航 局 直 轄 の 地 区 管 理 局 が 担 当 する 省 自 治 区 の 下 には 場 合 によって 少 数 民 族 による 自 治 州 が 置 かれる 場 合 があるが 基 本 的 には 市 が 置 かれる 市 の 下 には 都 市 部 では 区 農 村 部 では 県 が 置 かれ 県 の 下 にはさらに 郷 鎮 が 置 かれる - 7 -

8 2. 運 輸 の 概 況 (1) 輸 送 実 績 1 貨 物 輸 送 実 績 の 推 移 広 大 な 国 土 とエネルギー 原 材 料 等 の 偏 在 を 反 映 して 長 距 離 内 陸 輸 送 を 中 心 に 鉄 道 貨 物 輸 送 が 依 然 として 隆 盛 であるが 港 湾 の 整 備 が 進 展 するにつれて 水 運 が 急 速 に 伸 びており 高 速 道 路 網 の 整 備 が 進 むトラック 輸 送 も 伸 びている (イ) トンベース( 単 位 : 万 トン ( ) 内 はシェア:%) 合 計 鉄 道 道 路 水 運 航 空 1980 年 546, ,279(20.4) 382,048(69.9) 42,676( 7.8) 9(0.0) , ,709(17.5) 538,062(72.1) 63,322( 8.5) 20(0.0) , ,681(15.6) 724,040(74.6) 80,094( 8.3) 37(0.0) 95 1,234, ,982(13.4) 940,387(76.1) 113,194( 9.2) 101(0.0) ,358, ,581(13.1) 1,038,813(76.5) 122,391( 9.0) 197(0.0) 01 1,401, ,189(13.8) 1,056,312(75.4) 132,675( 9.5) 171(0.0) 02 1,483, ,955(13.8) 1,116,324(75.3) 141,832( 9.6) 202(0.0) 03 1,561, ,178(14.2) 1,159,957(74.3) 158,070(10.1) 219(0.0) 04 1,706, ,017(14.6) 1,244,990(73.0) 187,394(11.0) 277(0.0) 05 1,862, ,296(14.9) 1,341,778(72.1) 219,648(11.8) 307(0.0) 06 2,037, ,224(14.5) 1,466,347(72.0) 248,703(12.2) 349(0.0) 07 2,274, ,237(13.8) 1,639,432(72.1) 281,199(12.4) 402(0.0) ( 注 ) 貨 物 輸 送 量 合 計 には パイプラインによる 輸 送 を 含 む ( 出 典 ) 中 国 統 計 摘 要 2008 年 版 (ロ) トンキロベース( 単 位 : 億 トンキロ ( ) 内 はシェア:%) 合 計 鉄 道 道 路 水 運 航 空 1980 年 12,026 5,717(47.6) 764 (6.4) 5,053(42.0) 1.4 (0.0) 85 18,365 8,126(44.9) 1,903(9.3) 7,729(42.5) 4.2 (0.0) 90 26,207 10,622(40.6) 3,358(12.8) 11,592(44.2) 8.2 (0.0) 95 35,909 13,050(36.3) 4,695(13.1) 17,552(48.9) 22.3 (0.1) ,321 13,771(31.1) 6,129(13.8) 23,734(53.6) 50.3 (0.1) 01 47,710 14,694(30.8) 6,330(13.3) 25,989(54.5) 43.7 (0.1) 02 50,686 15,658(30.9) 6,783(13.4) 27,511(54.3) 51.6 (0.1) 03 53,859 17,247(32.0) 7,100(13.2) 28,716(53.3) 57.9 (0.1) 04 69,445 19,289(27.8) 7,841(11.3) 41,429(59.7) 71.8 (0.1) - 8 -

9 05 80,258 20,726(25.8) 8,693(10.8) 49,672(61.2) 78.9 (0.1) 06 88,952 21,954(24.7) 9,754(11.0) 55,486(62.4) 94.3 (0.1) ,387 23,797(23.5) 11,355(11.2) 64,285(63.4) (0.1) ( 注 ) 貨 物 輸 送 量 合 計 には パイプラインによる 輸 送 を 含 む ( 出 典 ) 中 国 統 計 摘 要 2008 年 版 2 旅 客 輸 送 実 績 の 推 移 鉄 道 輸 送 量 の 飽 和 状 態 が 長 年 続 いており 短 距 離 客 は 自 動 車 へと 移 転 鉄 道 は 長 距 離 移 動 の 際 の 庶 民 の 足 として 引 き 続 き 人 キロベースで 高 い 依 存 度 を 示 している 一 方 広 大 な 国 土 と 経 済 発 展 による 国 民 所 得 の 増 加 を 反 映 し 近 年 航 空 の 輸 送 分 担 率 が 人 ベース 人 キロベースともに 飛 躍 的 に 伸 びている (イ) 人 ベース( 単 位 : 万 人 ( ) 内 はシェア:%) 合 計 鉄 道 道 路 水 運 航 空 1980 年 341,785 92,204(27.0) 222,799(65.2) 26,439(7.7) 343(0.1) , ,110(18.1) 476,486(76.8) 30,863(5.0) 747(0.1) ,682 95,712(12.4) 648,085(83.9) 27,225(3.5) 1,660(0.2) 95 1,172, ,745( 8.8) 1,040,810(88.8) 23,924(2.0) 5,117(0.4) ,478, ,073( 7.1) 1,347,392(91.1) 19,386(1.3) 6,722(0.5) 01 1,534, ,155( 6.8) 1,402,798(91.4) 18,645(1.2) 7,524(0.5) 02 1,608, ,606( 6.6) 1,475,257(91.7) 18,693(1.2) 8,594(0.5) 03 1,587,496 93,634( 6.1) 1,464,335(92.2) 17,142(1.1) 8,759(0.6) 04 1,767, ,764( 6.3) 1,624,526(91.9) 19,040(1.1) 12,123(0.7) 05 1,847, ,583( 6.3) 1,697,381(91.9) 20,227(1.1) 13,827(0.7) 06 2,024, ,656( 6.2) 1,860,487(91.9) 22,047(1.1) 15,968(0.8) 07 2,227, ,670( 6.1) 2,050,680(92.1) 22,835(1.0) 18,576(0.8) ( 出 典 ) 中 国 統 計 摘 要 2008 年 版 (ロ) 人 キロベース( 単 位 : 億 人 キロ ( ) 内 はシェア:%) 合 計 鉄 道 道 路 水 運 航 空 1980 年 2,281 1,383(60.6) 730(32.0) 129(5.7) 40( 1.7) 85 4,436 2,416(54.5) 1,725(38.9) 179(4.0) 117( 2.6) 90 5,628 2,613(46.4) 2,620(46.6) 165(2.9) 230( 4.1) 95 9,002 3,546(39.4) 4,603(51.1) 172(1.9) 681( 7.6) - 9 -

10 ,261 4,533(37.0) 6,657(54.3) 101(0.8) 971( 7.9) 01 13,155 4,767(36.2) 7,207(54.8) 90(0.7) 1,091( 8.3) 02 14,126 4,969(35.2) 7,806(55.2) 82(0.6) 1,269( 9.0) 03 13,811 4,789(34.7) 7,696(55.6) 63(0.5) 1,263( 9.2) 04 16,309 5,712(35.0) 8,748(53.6) 66(0.4) 1,782(10.9) 05 17,467 6,062(34.7) 9,292(53.1) 68(0.4) 2,045(11.7) 06 19,197 6,622(34.5) 10,131(52.8) 74(0.4) 2,371(12.4) 07 21,593 7,216(33.4) 11,507(53.3) 78(0.4) 2,792(12.9) ( 出 典 ) 中 国 統 計 摘 要 2008 年 版 (2)インフラの 整 備 状 況 近 年 道 路 整 備 財 源 が 充 実 し 道 路 整 備 が 進 んでいる とりわけ 高 速 道 路 は 各 省 自 治 区 の 都 を 中 心 に 放 射 状 に 整 備 されてきている 1 固 定 資 産 投 資 額 の 推 移 ( 単 位 : 億 元 ) 鉄 道 道 路 都 市 交 通 水 運 航 空 1980 年 , , , , , , , , , , , ( 出 典 ) 中 国 交 通 年 鑑 年 版 中 国 統 計 年 鑑 2004 年 版 中 国 統 計 摘 要 2005 年 版 ~2008 年 版 ( 注 )03 年 から 都 市 交 通 が 新 規 項 目 として 設 定 された 都 市 交 通 には 都 市 内 の 鉄 道 道 路 水 運 に 関 する 固 定 資 産 投 資 額 が 全 て 含 まれているため それ 以 前 と 単 純 に 比 較 することはできない 2 路 線 延 長 の 推 移 ( 単 位 : 万 キロ)

11 鉄 道 道 路 内 陸 水 路 航 空 路 線 高 速 道 路 1980 年 ( 出 典 ) 中 国 統 計 摘 要 2008 年 版 ( 注 ) 道 路 については 05 年 から 村 道 を 統 計 に 含 めることとなったため 04 年 以 前 と 単 純 に 比 較 することはできなくなっている 3. 航 空 (1) 輸 送 の 状 況 2007 年 の 貨 物 輸 送 量 は401.9 万 トン( 対 前 年 比 15.0% 増 )116.4 億 トンキロ( 同 23.5% 増 ) 旅 客 輸 送 量 は1 億 8,576 万 人 ( 同 16.3% 増 ) 億 人 キロ( 同 17.8% 増 )となった 旅 客 貨 物 を 合 わせた 総 輸 送 量 は365.3 億 トンキロ( 同 19.5% 増 ) 旅 客 輸 送 量 ( 人 キロベース)は 世 界 の10.4% 貨 物 輸 送 量 (トンキロベース)は 世 界 の19.2%を 占 めるに 至 り ICAO 加 盟 国 では 米 国 に 次 ぐ 世 界 第 2 位 に 位 置 している 現 在 中 国 はICAOの カテゴリー1( 主 要 航 空 大 国 ) 理 事 国 となっている (2)インフラの 概 要 1 空 港 数 2007 年 は 百 色 カナス( 喀 納 斯 ) オルドス( 鄂 爾 多 斯 ) 茘 波 邯 鄲 の5 空 港 が 供 用 を 開 始 したため 07 年 末 現 在 の 民 間 航 空 輸 送 に 供 する 空 港 は152カ 所 と なっている(ただし 定 期 路 線 が 設 定 されている 空 港 は148カ 所 ) 2008 年 に 入 り 9 月 までに 漠 河 楡 林 長 白 山 の 各 空 港 が 新 たに 供 用 を 開 始 し ている 2 空 港 整 備 の 主 体 財 源

12 空 港 の 建 設 は 国 ( 民 航 局 ) 地 方 政 府 又 は 両 者 共 同 で 行 うことができ 企 業 の 投 資 参 加 も 認 められる( 但 し 49% 以 下 ) 外 資 の 参 加 も 可 能 ( 但 し 中 国 側 の 政 府 企 業 の 持 ち 分 合 計 が51% 以 上 となるようにする 必 要 あり) 資 金 調 達 先 としては 銀 行 借 入 自 己 資 金 民 航 建 設 基 金 空 港 建 設 管 理 費 外 資 等 である このうち 民 航 建 設 基 金 は 民 航 基 礎 施 設 の 建 設 に 充 てるため 航 空 運 賃 に 上 乗 せ(10%)して 旅 客 から 徴 収 し 民 航 局 が 管 理 使 用 するものであり 年 1 月 から 実 施 されたものである なお 航 空 保 安 施 設 の 建 設 管 理 は 民 航 局 が 同 意 したものを 除 き 国 において 行 わ れる 3 空 港 整 備 計 画 2006 年 3 月 に 策 定 された 第 11 次 五 箇 年 計 画 ( 計 画 期 間 :2006~10 年 ) において 広 州 杭 州 成 都 深 圳 西 安 ウルムチ 鄭 州 武 漢 等 の 空 港 の 拡 張 昆 明 合 肥 等 の 空 港 の 移 転 中 西 部 地 区 と 東 北 地 区 におけるコミューター 空 港 の 新 設 が 記 載 されている 2007 年 12 月 に 民 航 総 局 が 策 定 した 全 国 民 用 空 港 整 備 計 画 によると 原 則 として 全 ての 地 域 から100km 以 内 又 は1.5 時 間 以 内 に 空 港 が 存 在 することとなる ような 空 港 配 置 を 理 想 とした 上 で 北 方 華 東 中 南 西 南 西 北 の5ブロックにバ ランスをとって 空 港 整 備 を 進 めていくとしており 2020 年 の 段 階 で 全 国 に244 の 空 港 を 供 用 させるとしている この 結 果 100km 以 内 又 は1.5 時 間 以 内 を カバーする 地 域 は 現 状 の52%から80%に 向 上 し GDPベースでは 現 状 の82% から96%に 向 上 するとしている なお 同 計 画 では2010 年 までの 措 置 として 広 州 などの 空 港 の 拡 張 工 事 完 成 康 定 などの 空 港 の 開 港 天 津 上 海 虹 橋 杭 州 深 セン 成 都 ウルムチ 西 安 などの 空 港 の 拡 張 工 事 着 手 北 京 第 二 などの 新 空 港 の 建 設 工 事 着 手 シガツェなどの 軍 民 共 用 空 港 の 新 規 建 設 工 事 着 手 などが 挙 げられている (3) 航 空 事 業 の 概 況 1 航 空 企 業 中 国 の 民 間 航 空 企 業 は 以 下 の 通 り 民 航 局 系 列 企 業 ( 民 航 直 属 企 業 ) 中 国 国 際 航 空 (CA 子 会 社 に 中 国 国 際 貨 運 航 空 ( 同 じくCAを 使 用 )) 中 国 東 方 航 空 (MU 子 会 社 に 中 国 貨 運 航 空 (CK)) 中 国 南 方 航 空 (CZ 子 会 社 に 重 慶 航 空 (OQ) 広 西 航 空 汕 頭 航 空 珠 海 航 空 貴 陽 航 空 (いずれも 同 じくCZを 使 用 )) 地 方 系 列 企 業 ( 地 方 政 府 又 は 地 方 企 業 が 出 資 ) 廈 門 航 空 (MF 現 在 はCZの 子 会 社 ) 上 海 航 空 (FM 子 会 社 に 上 海 国 際 貨 運 航 空 (F4)) 四 川 航 空 (3U) 海 南 航 空 (HU グループ 会 社 に 大 新 華 航 空 (CN) 金 鹿 航 空 (JD) 揚 子 江 快 運 航 空 (8Y) 祥 鵬 航 空 (8L) 大 新 華 快 運 航 空 (GS) 中 国 新 華 航 空 山 西 航 空 長 安 航 空 (いずれも 同 じく

13 HUを 使 用 )) 深 セン 航 空 (ZH 子 会 社 に 翡 翠 航 空 (JI) 鯤 鵬 航 空 (V D)) 山 東 航 空 (SC) 東 北 航 空 (NS) 純 粋 民 間 企 業 奥 凱 航 空 (BK) 春 秋 航 空 (9C) 鷹 聯 航 空 (EU) 東 星 航 空 (8C) 雲 南 英 安 航 空 (YA) 長 城 航 空 (IJ) 吉 祥 航 空 (HO) 華 夏 航 空 (G 5) 東 海 航 空 (J5) 西 部 航 空 (PN) 銀 河 国 際 貨 運 航 空 (GD) その 他 中 国 郵 政 貨 運 航 空 (8Y 国 家 郵 政 局 の 航 空 会 社 ) 中 国 聯 合 航 空 (KN 人 民 解 放 軍 の 民 航 部 門 現 在 はFMの 子 会 社 ) 2 経 営 状 況 2007 年 の 民 間 航 空 企 業 全 体 の 主 要 事 業 の 営 業 収 入 は1,910 億 元 ( 対 前 年 比 20% 増 ) 営 業 利 益 は94 億 元 ( 同 208% 増 )となった 民 航 局 では 主 に 国 際 路 線 が 急 速 に 成 長 したものとしている 2007 年 のは 航 空 運 賃 水 準 は トンキロ 当 たりの 平 均 運 賃 が5.41 元 ( 対 前 年 比 0.13 元 増 ) 国 内 線 ( 香 港 マカオ 線 を 除 く)は6.08 元 ( 同 0.35 元 増 ) 香 港 線 は6.87 元 ( 同 0.01 元 増 ) マカオ 線 は4.19 元 ( 同 2.06 元 減 ) 国 際 線 は4.02 元 ( 同 0.15 元 減 ) 3 保 有 機 材 2007 年 末 現 在 民 間 が 保 有 する 航 空 機 数 は1,134 機 で1,000 機 の 大 台 を 超 えた これは 前 年 に 比 べて136 機 の 増 加 うち 旅 客 機 は1,076 機 ( 座 席 数 16.1 万 席 ) 貨 物 機 58 機 ( 積 載 能 力 2.64 万 トン) 4 主 要 航 空 路 線 2007 年 末 現 在 定 期 路 線 数 は1,506 路 線 うち 国 内 線 1,216 路 線 (う ち 香 港 マカオ 線 48 路 線 ) 国 際 線 290 路 線 路 線 距 離 は234.3 万 キロで うち 国 内 線 万 キロ(うち 香 港 マカオ 線 7.1 万 キロ) 国 際 線 万 キロとなっている (4) 事 業 規 制 等 航 空 に 関 する 法 制 度 外 国 民 用 航 空 機 飛 行 管 理 規 則 (79 年 2 月 23 日 施 行 ) 定 期 臨 時 不 定 期 の 外 国 民 用 航 空 機 の 飛 行 の 管 理 ( 許 可 制 等 )について 定 めて いる 民 用 航 空 企 業 の 設 立 審 査 権 限 に 関 する 暫 行 規 定 (85 年 5 月 28 日 施 行 ) 航 空 企 業 設 立 時 の 規 制 ( 許 可 制 ) 審 査 内 容 権 限 等 について 定 めている 民 用 飛 行 場 管 理 暫 行 規 定 (86 年 4 月 6 日 施 行 ) 民 用 飛 行 場 の 設 置 管 理 に 関 する 規 制 ( 許 可 制 )について 定 めている 民 用 航 空 機 適 航 管 理 条 例 (87 年 5 月 4 日 施 行 ) 航 空 機 の 耐 空 証 明 等 について 定 めている

14 全 民 所 有 制 民 航 企 業 経 営 システムの 転 換 の 実 施 に 関 する 方 法 (93 年 3 月 通 知 ) 下 記 (3)1 参 照 民 用 航 空 運 輸 販 売 代 理 業 管 理 規 定 (93 年 8 月 3 日 施 行 ) 旅 客 貨 物 の 航 空 販 売 代 理 業 に 関 する 規 制 ( 許 可 制 等 )を 定 めている 民 間 航 空 法 (96 年 3 月 1 日 施 行 ) 民 用 航 空 機 の 国 籍 登 記 検 査 乗 務 員 空 港 管 制 航 空 運 輸 企 業 等 に 関 する 規 定 を 定 めている 民 間 航 空 安 全 保 衛 条 例 (96 年 7 月 6 日 施 行 ) 民 間 航 空 の 安 全 を 保 証 するため 空 港 規 制 区 機 内 での 禁 止 行 為 手 荷 物 検 査 安 全 検 査 等 について 規 定 を 定 めている (5) 政 府 の 航 空 政 策 最 近 の 動 向 1 政 府 と 航 空 企 業 の 分 離 航 空 会 社 の 再 編 従 来 中 国 民 用 航 空 局 は 行 政 機 関 と 航 空 企 業 の 二 重 の 機 能 を 果 たしていたが 年 から91 年 にかけて 中 国 民 用 航 空 局 の 組 織 改 革 ( 政 企 分 離 )が 行 われ 7つの 地 区 管 理 局 ( 華 北 華 東 中 南 西 南 西 北 東 北 新 彊 ) 6つの 基 幹 航 空 企 業 ( 国 際 東 方 南 方 西 南 西 北 北 方 )が 誕 生 し 中 国 民 用 航 空 局 は 完 全 な 行 政 機 関 となった その 後 基 幹 航 空 企 業 内 で 経 営 基 盤 の 強 弱 が 目 立 ち 始 め 2002 年 に6つの 基 幹 企 業 及 びその 他 の 民 航 総 局 系 列 企 業 は 中 国 国 際 航 空 中 国 東 方 航 空 中 国 南 方 航 空 の 3つの 航 空 会 社 に 統 合 された この 間 地 方 政 府 が 航 空 企 業 を 設 立 する 動 きが 認 められ 海 南 航 空 上 海 航 空 廈 門 航 空 四 川 航 空 深 セン 航 空 などが 設 立 された さらに 最 近 では 純 粋 民 間 による 航 空 企 業 の 設 立 も 認 められ 奥 凱 航 空 春 秋 航 空 鷹 聯 航 空 東 星 航 空 などといった 民 間 航 空 企 業 が 設 立 運 航 され 始 めており 特 に 春 秋 航 空 は 名 実 ともに 中 国 随 一 の 格 安 航 空 として 名 を 馳 せている また 外 資 や 外 国 航 空 企 業 が 資 本 参 加 する 航 空 企 業 も 設 立 運 航 され 始 めており 具 体 的 には 翡 翠 航 空 華 夏 航 空 銀 河 国 際 貨 運 航 空 などがある 現 在 は 航 空 企 業 が 乱 立 した 形 で 激 しい 競 争 を 繰 り 広 げているが 今 後 の 国 際 航 空 自 由 化 の 流 れをにらんで 国 際 競 争 力 を 持 つ 強 力 な 航 空 会 社 を 作 るべく 航 空 企 業 を 再 編 しようとする 動 きが 現 れてきており 例 えば 中 国 国 際 航 空 による 中 国 東 方 航 空 の 吸 収 の 試 みが 行 われている 2 アライアンスへの 加 盟 中 国 の 航 空 企 業 が 力 をつけてきたことを 踏 まえて アライアンスへの 加 盟 が 実 現 し た 具 体 的 には 2007 年 11 月 に 中 国 南 方 航 空 がスカイチームに 同 年 12 月 に 中 国 国 際 航 空 と 上 海 航 空 がスターアライアンスに それぞれ 加 盟 を 果 たしている 3 北 京 首 都 空 港 拡 張 工 事 の 完 成 2008 年 8 月 に 開 催 された 北 京 オリンピックに 間 に 合 わせることも 含 めて 容 量

15 が 限 界 に 達 していた 北 京 首 都 空 港 の 拡 張 工 事 が 鋭 意 進 められていたが 2007 年 1 11 月 に 第 3 滑 走 路 の 供 用 が 開 始 され 2008 年 2 月 には 世 界 最 大 規 模 となる 第 3 旅 客 ターミナルの 供 用 が 開 始 された 4 中 台 直 行 チャーター 便 の 拡 大 大 陸 側 と 台 湾 側 とを 結 ぶチャーター 便 については 2005 年 1 月 29 日 から 春 節 期 間 中 に 限 った 運 航 が 始 まって 以 来 順 次 拡 大 を 続 けていたが 2008 年 7 月 4 日 か らは 週 末 ( 金 曜 日 ~ 月 曜 日 の4 日 間 ) 限 定 ながら 通 年 で 運 航 されることとなった こ の 週 末 チャーター 便 は4 日 間 で 大 陸 側 台 湾 側 それぞれが18 往 復 36 便 を 運 航 する 乗 り 入 れ 先 として 開 放 された 空 港 は 大 陸 側 が 北 京 首 都 上 海 浦 東 広 州 廈 門 南 京 で 台 湾 側 が 台 北 桃 園 高 雄 小 港 台 中 清 泉 崗 台 北 松 山 澎 湖 馬 公 花 蓮 金 門 台 東 なお 大 陸 側 は 成 都 重 慶 杭 州 大 連 桂 林 深 セン その 他 市 場 の 需 要 があ る 地 点 を 順 次 乗 り 入 れ 対 象 とすることとしている また 春 節 などの 節 目 では 別 途 枠 を 設 けて 増 便 させることとしている (6) 日 中 航 空 関 係 2006 年 7 月 日 中 航 空 当 局 間 において 相 手 国 への 乗 り 入 れ 地 点 につき 現 行 の 21 地 点 から 双 方 2 地 点 追 加 して 計 23 地 点 とすること 旅 客 輸 送 力 を 約 2 割 増 貨 物 輸 送 力 を 倍 増 するとともに 大 都 市 空 港 への 増 便 を 可 能 とすること コードシェア が 可 能 な 国 内 線 の 路 線 数 を 拡 大 すること 乗 り 入 れ 企 業 数 につき 現 行 の6 社 から 双 方 13 社 までに 増 加 すること 等 について 合 意 し 北 側 一 雄 国 土 交 通 大 臣 と 楊 元 元 民 用 航 空 総 局 長 との 間 で 署 名 した 2007 年 6 月 日 中 航 空 当 局 間 において 東 京 羽 田 空 港 と 上 海 虹 橋 空 港 という 共 に 市 内 中 心 部 に 近 く 国 内 線 専 用 となっている 空 港 を 結 ぶ 定 期 的 チャーター 便 を 運 航 す ることについて 合 意 し 冬 柴 鐵 三 国 土 交 通 大 臣 と 楊 元 元 民 用 航 空 総 局 長 ( 楊 国 慶 副 局 長 代 理 )との 間 で 合 意 文 書 に 署 名 した この 結 果 日 中 国 交 正 常 化 35 周 年 の 記 念 の 日 となる2007 年 9 月 29 日 から 日 中 双 方 2 便 ずつ 計 4 便 の 運 航 が 開 始 された 運 航 キャリアは 日 本 側 が 日 本 航 空 と 全 日 空 中 国 側 が 中 国 東 方 航 空 と 上 海 航 空 となっ ている 初 便 には 冬 柴 大 臣 が 搭 乗 上 海 にて 楊 総 局 長 と 共 に 初 便 行 事 に 臨 んだ 4. 都 市 間 鉄 道 (1) 輸 送 の 状 況 2007 年 の 貨 物 輸 送 量 は31 億 4,237 万 トン( 対 前 年 比 9.0% 増 ) 2 兆 3,797 億 トンキロ( 同 8.4% 増 )で いずれも 過 去 最 高 を 記 録 した 2007 年 の 旅 客 輸 送 量 は13.57 億 人 ( 同 8.0% 増 ) 7,216 億 人 キロ ( 同 9.0% 増 )で こちらもいずれも 過 去 最 高 を 記 録 している (2)インフラの 概 要 1 路 線 網

16 2007 年 末 現 在 の 総 営 業 キロ 数 は7.8 万 キロで 世 界 第 三 位 うち 複 線 区 間 は2. 71 万 キロ( 複 線 化 率 34.7%) 電 化 区 間 は2.55 万 キロ( 電 化 率 32.7 %)である また 120km/h 対 応 は2.4 万 キロ 160km/h 対 応 は1.6 万 キロ 200km/h 対 応 は6,227キロ 250km/h 対 応 は1,019キロとなっている 営 業 駅 数 は5,752 駅 である 2 都 市 間 鉄 道 整 備 の 主 体 財 源 都 市 間 鉄 道 の 建 設 は 従 来 国 ( 鉄 道 部 )が 行 ってきたが 地 方 政 府 が 主 体 となっ て 国 ( 鉄 道 部 )の 支 援 を 受 けて 行 うもの( 地 方 鉄 道 )や 国 ( 鉄 道 部 )と 地 方 政 府 又 は 地 方 の 企 業 が 共 同 で 出 資 して 会 社 を 設 立 して 行 うもの( 合 資 鉄 道 )もある 国 が 建 設 する 場 合 の 資 金 調 達 先 としては 銀 行 借 入 と 鉄 道 建 設 基 金 が70% 以 上 を 占 めている このうち 鉄 道 建 設 基 金 は 鉄 道 基 礎 施 設 の 建 設 に 充 てるため 鉄 道 貨 物 運 賃 に 上 乗 せ( 従 来 はトンキロ 当 たり0.033 元 だったが 2008 年 7 月 から 値 上 げされ トンキロ 当 たり0.06~0.1 元 )して 利 用 者 から 徴 収 し 鉄 道 部 が 管 理 使 用 するものである 基 金 の 年 間 の 財 源 規 模 は2006 年 分 について 鉄 道 部 が 明 らかにしており それによると 億 元 となっている 3 都 市 間 鉄 道 の 整 備 計 画 2004 年 1 月 に 策 定 された 中 長 期 鉄 道 網 計 画 により 1 万 2,000キロに 及 ぶ 旅 客 専 用 線 の 建 設 をはじめとする2020 年 までに 整 備 すべき 都 市 間 鉄 道 の 青 写 真 が 示 された 2006 年 3 月 に 策 定 された 第 11 次 五 箇 年 計 画 ( 計 画 期 間 :2006~10 年 ) において 北 京 - 上 海 北 京 - 広 州 - 深 圳 ハルビン- 大 連 鄭 州 - 西 安 上 海 - 寧 波 - 深 圳 南 京 - 武 漢 - 成 都 等 の 旅 客 専 用 線 北 京 - 天 津 上 海 - 南 京 上 海 - 杭 州 南 京 - 杭 州 杭 州 - 珠 海 等 の 都 市 間 軌 道 交 通 青 海 チベット 鉄 道 延 伸 線 等 の 建 設 が 記 載 されている (3) 鉄 道 事 業 の 概 況 1 鉄 道 事 業 者 都 市 間 鉄 道 の 経 営 は 基 本 的 には 国 ( 鉄 道 部 )が 行 う 2007 年 末 現 在 の 国 鉄 の 従 業 員 数 は 万 人 このうち 鉄 道 運 輸 業 に 携 わる 者 は 万 人 で 最 近 進 められている 合 理 化 のあおりでいずれも 前 年 比 で 減 少 している このほか 合 資 鉄 道 及 び 地 方 鉄 道 がある 合 資 鉄 道 は 国 ( 鉄 道 部 )と 地 方 政 府 又 は 地 方 の 企 業 が 共 同 で 出 資 して 設 立 した 会 社 が 経 営 する 鉄 道 であり 全 国 に29 社 (うち25 社 が 営 業 中 )がある 地 方 鉄 道 は 地 方 政 府 が 主 体 となって 国 ( 鉄 道 部 )の 支 援 を 受 けて 運 営 する 鉄 道 で あり そのほとんどは 石 炭 等 のエネルギー 資 源 を 運 ぶために 国 の 鉄 道 に 接 続 して 建 設 運 営 されている 貨 物 鉄 道 である 2 経 営 状 況

17 2007 年 の 国 鉄 の 運 輸 収 入 は 億 元 ( 対 前 年 比 10.1% 増 ) う ち 貨 物 収 入 が 億 元 旅 客 収 入 が 億 元 となっている 3 保 有 車 両 2007 年 末 現 在 の 機 関 車 保 有 量 は1.83 万 台 このうちディーゼル 機 関 車 が6 7.0% 電 気 機 関 車 が32.4%となっている このうち 和 諧 型 と 呼 ばれる 大 効 率 電 気 機 関 車 は550 台 となっている 客 車 保 有 量 は4.43 万 両 であり このうち 空 調 車 両 が59.3%の2.63 万 両 となっている このうち 和 諧 号 電 車 が105 編 成 (1 編 成 8 両 であるため 合 計 8 40 両 )となっている 貨 車 保 有 量 は56.85 万 両 となっている 4 主 要 路 線 主 要 幹 線 としては 京 広 線 ( 北 京 ~ 鄭 州 ~ 武 漢 ~ 長 沙 ~ 広 州 ) 京 滬 線 ( 北 京 ~ 天 津 ~ 済 南 ~ 南 京 ~ 上 海 ) 京 九 線 ( 北 京 ~ 商 丘 ~ 南 昌 ~ 深 圳 ) 京 哈 線 ( 北 京 ~ 瀋 陽 ~ 長 春 ~ハルピン~チチハル) 隴 海 線 ( 連 運 港 ~ 鄭 州 ~ 西 安 ~ 蘭 州 ~ウルムチ) 等 が ある (4) 事 業 規 制 等 鉄 道 に 関 する 法 制 度 鉄 路 法 (91 年 5 月 1 日 施 行 ) 運 輸 営 業 建 設 安 全 保 安 法 律 責 任 等 について 定 めている 鉄 路 企 業 経 営 メカニズム 転 換 実 施 方 法 (92 年 12 月 31 日 通 知 ) 地 方 鉄 路 局 を 企 業 扱 いとし これらの 企 業 の 経 営 自 主 権 経 営 責 任 行 政 と 企 業 との 関 係 等 を 定 めている (5) 政 府 の 鉄 道 政 策 最 近 の 動 向 1 鉄 道 部 直 轄 事 業 の 分 離 民 営 化 鉄 道 部 はかつて 職 員 の 揺 りかごから 墓 場 まで を 全 て 自 前 で 経 営 していたが 近 年 病 院 学 校 の 地 方 政 府 移 管 物 流 企 業 通 信 企 業 設 計 施 工 企 業 の 鉄 道 部 から の 分 離 を 進 め 既 に 完 了 しているほか 鉄 路 局 のうち 広 州 鉄 路 局 のみは 組 織 形 態 を 会 社 方 式 としている また 2008 年 3 月 の 全 人 代 で 国 務 院 が 発 表 した 機 構 改 革 案 において 鉄 道 部 に ついては 管 理 体 制 の 改 革 を 引 き 続 き 検 討 するとされた 2 跨 越 式 発 展 と 中 長 期 鉄 道 網 計 画 の 策 定 中 国 の 現 在 の 鉄 道 は 鉄 道 整 備 が 進 んでも 輸 送 実 績 は 伸 びても なお 需 要 を 満 足 できず 輸 送 力 が 圧 倒 的 に 不 足 しているという 矛 盾 に 直 面 している 2003 年 に 着 任 した 劉 志 軍 鉄 道 部 長 は この 問 題 を 解 決 するため 跨 越 式 発 展 を 掲 げ 輸 送 力 の 急 速 な 拡 充 と 技 術 装 備 レベルの 急 速 なアップを 実 現 しようとしている この 一 環 として 2004 年 1 月 7 日 国 務 院 常 務 会 議 において 中 長 期 鉄 道 網 計

18 画 が 原 則 通 過 した 同 計 画 は2020 年 までに 全 国 の 鉄 道 営 業 キロを10 万 kmにま で 伸 ばし 複 線 化 率 及 び 電 化 率 を50%にアップするとともに 4 縦 4 横 からな る 旅 客 専 用 線 約 1 万 2,000kmを 整 備 することにより 輸 送 力 が 逼 迫 している 線 区 において 貨 物 輸 送 ( 在 来 線 )と 旅 客 輸 送 ( 高 速 鉄 道 )を 分 離 することにより 輸 送 力 大 幅 アップと 顧 客 ニーズに 応 えようとするものである 4 縦 4 横 の 旅 客 専 用 線 は 次 のとおり (4 縦 ) 京 広 旅 客 専 用 線 ( 北 京 ~ 鄭 州 ~ 武 漢 ~ 長 沙 ~ 広 州 ) 京 滬 旅 客 専 用 線 ( 北 京 ~ 天 津 ~ 済 南 ~ 南 京 ~ 上 海 ) 京 哈 旅 客 専 用 線 ( 北 京 ~ 瀋 陽 ~ 長 沙 ~ハルピン 天 津 ~ 秦 皇 島 瀋 陽 ~ 大 連 ) 杭 州 ~ 深 圳 旅 客 専 用 線 ( 杭 州 ~ 寧 波 ~ 温 州 ~ 福 州 ~ 廈 門 ~ 深 圳 ) (4 横 ) 徐 州 ~ 蘭 州 旅 客 専 用 線 ( 徐 州 ~ 鄭 州 ~ 西 安 ~ 蘭 州 ) 南 京 ~ 成 都 旅 客 専 用 線 ( 南 京 ~ 合 肥 ~ 武 漢 ~ 重 慶 ~ 成 都 ) 浙 灨 旅 客 専 用 線 ( 杭 州 ~ 南 昌 ~ 長 沙 ) 青 島 ~ 太 原 旅 客 専 用 線 ( 青 島 ~ 済 南 ~ 石 家 荘 ~ 太 原 ) また 環 渤 海 長 江 デルタ 珠 江 デルタの3 大 都 市 圏 における 都 市 間 軌 道 交 通 の 整 備 貨 物 ターミナルの 整 備 等 も 同 計 画 に 位 置 付 けられている なお 2006 年 3 月 に 全 人 代 で 了 承 された 第 11 次 五 箇 年 計 画 (2006~10 年 )において 同 期 間 中 に 北 京 - 上 海 などの 旅 客 専 用 線 を7,000km 建 設 するとさ れた 3 鉄 道 管 理 体 制 改 革 これまで 中 国 の 鉄 道 現 場 管 理 体 制 は 鉄 道 部 - 鉄 路 局 (15)- 鉄 路 分 局 (41)- 駅 区 等 という4 層 構 造 であったが 2005 年 3 月 18 日 劉 志 軍 部 長 は 鉄 路 分 局 を 突 然 廃 止 し 鉄 路 局 が 駅 区 等 の 現 場 を 直 接 管 理 する 体 制 に 変 更 した あわせて 太 原 西 安 武 漢 の3つの 鉄 路 局 を 新 設 し 18 鉄 路 局 ( 広 州 及 び 青 蔵 の 両 公 司 を 含 む) 体 制 に 変 更 した 現 場 管 理 の 重 層 的 な 体 制 を 簡 素 化 することが 狙 いと 見 られる 4 鉄 道 投 融 資 改 革 中 長 期 鉄 道 網 計 画 を 完 全 実 施 するために 必 要 な 資 金 は2 兆 元 以 上 と 見 込 まれて おり 年 間 1500 億 元 程 度 の 投 資 額 となるが これは 現 在 の 鉄 道 整 備 基 金 の 約 3 倍 に 相 当 するため 資 金 が 絶 対 的 に 不 足 する このため 国 務 院 の 投 資 体 制 改 革 に 関 する 決 定 に 従 い 政 府 主 導 で 投 資 主 体 の 多 元 化 融 資 ルートの 多 種 化 融 資 ファン ドの 多 様 化 を 推 進 している 5 第 6 次 大 高 速 化 2007 年 4 月 18 日 中 国 の 鉄 道 は 第 6 次 大 高 速 化 を 実 施 した このとき 初 めて 運 転 最 高 速 度 200km/h 以 上 の 線 区 が6,003km 登 場 し うち846kmは 最 高 速 度 が250km/hとなった また160km/hの 線 区 は1.4 万 kmに 拡 大 している

19 これに 伴 い 動 車 組 と 呼 ばれる 電 車 列 車 が 北 京 ~ 天 津 上 海 ~ 南 京 広 州 ~ 深 圳 といった 近 距 離 区 間 で 頻 発 されるようになったほか 北 京 ~ハルピン 北 京 ~ 上 海 などでも 運 転 されるようになった 北 京 ~ 上 海 間 の 所 要 時 間 は 9 時 間 59 分 に 短 縮 された なおこの 動 車 組 列 車 はを 初 めとする 外 国 の 技 術 を 導 入 しており 技 術 導 入 の 相 手 国 によって 車 両 の 形 式 を 変 えているためにどの 国 の 車 両 かがすぐ 分 かる(CRH1 = 加 ボンバルディア CRH2= 日 本 川 崎 重 工 CRH5= 仏 アルストム)が 中 国 では 全 て 和 諧 号 と 名 付 けて 国 産 車 としている ただし 8 月 にCRH5が 故 障 のため5 時 間 線 路 上 で 立 ち 往 生 した 事 件 が 発 生 した 際 には この 車 両 は 仏 アル ストムの 技 術 で 作 られた と 報 道 された 6 北 京 ~ 天 津 城 際 鉄 道 の 開 通 2008 年 8 月 1 日 北 京 オリンピックの 開 幕 日 の 一 週 間 前 の 日 に 北 京 ~ 天 津 城 際 鉄 道 が 開 通 し 旅 客 専 用 線 としては 事 実 上 最 初 の 営 業 線 となった( 実 際 の 最 初 の 営 業 線 は7 月 20 日 に 開 通 した 済 南 ~ 青 島 ただし 最 高 速 度 は250km/h) 最 高 速 度 は 当 初 300km/hを 予 定 していたが 最 終 的 に350km/hとなり 鉄 道 の 営 業 運 転 としては 世 界 最 速 を 記 録 することとなった 使 用 車 両 は 独 シーメンスの 技 術 を 使 用 したCRH3と 日 本 川 崎 重 工 の 技 術 を 使 用 したCRH2の 改 良 型 であるCRH2-3 00の2 種 類 当 初 はCRH3のみの 予 定 であったが 第 6 次 大 高 速 化 で 投 入 された 動 車 組 のうちCRH2の 評 価 が 高 かったこと またCRH3の 生 産 が 遅 れ 気 味 であっ たことから CRH2-300が 急 遽 投 入 された 北 京 ~ 天 津 間 120キロを30 分 で 走 行 している 5. 都 市 鉄 道 (1) 都 市 鉄 道 の 概 況 中 国 においては 地 下 鉄 等 都 市 軌 道 系 交 通 機 関 は 従 来 は 建 設 部 が 所 管 していたが 2008 年 3 月 の 機 構 改 革 で 交 通 運 輸 部 に 移 管 された ただし 実 際 の 建 設 運 営 は 地 方 政 府 または 地 方 政 府 が 管 理 する 公 司 が 行 っている 都 市 人 口 の 増 加 とモータリゼ ーションの 進 展 に 伴 う 道 路 混 雑 及 び 環 境 問 題 に 適 切 に 対 処 するため 多 くの 都 市 鉄 道 整 備 計 画 が 策 定 されている (2) 路 線 網 の 状 況 都 市 名 名 称 種 類 路 線 延 長 投 資 総 額 供 用 開 始 ( 予 定 ) 北 京 営 業 中 1 号 線 地 下 鉄 km 1969 年 10 月 2 号 線 地 下 鉄 km 13 号 線 地 下 鉄 km 65 億 元 2002 年 9 月

20 八 通 線 地 下 鉄 18.9 km 億 元 2003 年 12 月 5 号 線 地 下 鉄 27.6 km 億 元 2007 年 10 月 10 号 線 ( 一 期 ) 地 下 鉄 24.7 km 8 号 線 ( オリンピック 支 線 ) 地 下 鉄 4.5 km 億 元 2008 年 7 月 空 港 線 地 下 鉄 28.5 km 58 億 元 2008 年 7 月 営 業 中 計 4 線 km 建 設 中 4 号 線 地 下 鉄 km 148 億 元 2009 年 9 月 9 号 線 地 下 鉄 16.5 km 86 億 元 2010 年 10 号 線 ( 二 期 ) 地 下 鉄 7.85 km 45 億 元 2010 年 7 号 線 地 下 鉄 27.3 km 88 億 元 2012 年 大 興 線 地 下 鉄 22 km 60 億 元 2012 年 建 設 中 計 5 線 km 着 工 準 備 中 6 号 線 地 下 鉄 km 2012 年 天 津 営 業 中 9 号 線 ( 濱 海 軽 軌 ) LRT km 億 元 2004 年 3 月 1 号 線 地 下 鉄 km 億 元 2006 年 6 月 建 設 中 2 号 線 地 下 鉄 22.8 km 億 元 2010 年 3 号 線 地 下 鉄 km 億 元 2010 年 9 号 線 ( 西 延 伸 ) 地 下 鉄 6.84 km 億 元 2010 年 ハルピ 建 設 中 ン 1 号 線 ( 一 期 ) 地 下 鉄 km 58.9 億 元 2008 年 12 月 長 春 営 業 中 軽 軌 環 状 線 ( 一 期 ) LRT 14.0 km 億 元 2002 年 10 月 軽 軌 環 状 線 ( 二 期 ) LRT 17.3 km 16.3 億 元 2006 年 12 月 建 設 中 軽 軌 4 号 線 ( 三 期 ) LRT km 18.4 億 元 2009 年 着 工 準 備 中 1 号 線 ( 一 期 ) 地 下 鉄 20 km 84.5 億 元 2013 年

21 瀋 陽 建 設 中 1 号 線 地 下 鉄 22.2 km 億 元 2009 年 12 月 2 号 線 ( 一 期 ) 地 下 鉄 km 億 元 2011 年 2 号 線 ( 南 延 伸 ) 地 下 鉄 2.62 km 億 元 2011 年 大 連 営 業 中 201 路 /203 路 路 面 電 車 km 2004 年 7 月 202 路 ( 都 市 軌 道 交 通 試 験 線 ) 路 面 電 車 12.6 km 2.74 億 元 2002 年 12 月 快 速 軌 道 3 号 線 LRT km 億 元 2002 年 11 月 青 島 着 工 準 備 中 1 号 線 地 下 鉄 km 億 元 2012 年 上 海 営 業 中 1 号 線 地 下 鉄 km 2007 年 12 月 2 号 線 地 下 鉄 25.2 km 114 億 元 2000 年 6 月 3 号 線 地 下 鉄 40.3 km 92 億 元 2006 年 12 月 4 号 線 地 下 鉄 33.6 km 億 元 2007 年 12 月 5 号 線 LRT 17.2 km 億 元 2003 年 11 月 6 号 線 LRT km 2007 年 12 月 8 号 線 地 下 鉄 23.3 km 118 億 元 2007 年 12 月 9 号 線 ( 一 期 ) 地 下 鉄 km 109 億 元 2007 年 12 月 営 業 中 計 5 線 km 建 設 中 7 号 線 地 下 鉄 35 km 92 億 元 2009 年 8 号 線 ( 南 延 伸 ) 地 下 鉄 km 億 元 2009 年 9 号 線 ( 二 期 ) 地 下 鉄 km 2009 年 2 号 線 ( 東 延 伸 ) 地 下 鉄 30.8 km 2010 年 10 号 線 ( 一 期 ) 地 下 鉄 36 km 2010 年 11 号 線 地 下 鉄 km 2010 年 13 号 線 地 下 鉄 33.6 km 億 元 2011 年 建 設 中 計 6 線 km 着 工 準 備 中 12 号 線 地 下 鉄 33.6 km 億 元 2012 年 南 京 営 業 中 1 号 線 ( 一 期 ) 地 下 鉄 km 億 元 2005 年 3 月

22 建 設 中 1 号 線 ( 南 延 伸 ) 地 下 鉄 km 億 元 2009 年 2 号 線 ( 一 期 ) 地 下 鉄 km 105 億 元 2009 年 2 号 線 ( 東 延 伸 ) 地 下 鉄 9.68 km 2009 年 蘇 州 建 設 中 1 号 線 ( 一 期 ) LRT km 2012 年 杭 州 建 設 中 1 号 線 地 下 鉄 47.97km 224 億 元 2011 年 福 州 着 工 準 備 中 1 号 線 LRT 18.1 km 51.5 億 元 2013 年 広 州 営 業 中 1 号 線 地 下 鉄 km 億 元 1999 年 6 月 2 号 線 地 下 鉄 km 億 元 2003 年 6 月 3 号 線 地 下 鉄 km 億 元 2005 年 12 月 4 号 線 地 下 鉄 36.5 km 2005 年 12 月 営 業 中 計 4 線 km 建 設 中 5 号 線 ( 一 期 ) 地 下 鉄 32 km 2008 年 12 月 3 号 線 ( 北 延 伸 ) 地 下 鉄 28.9 km 2009 年 2 8 号 線 ( 再 編 ) 地 下 鉄 32 km 億 元 2010 年 4 号 線 ( 南 北 延 伸 ) 地 下 鉄 14.2 km 2010 年 広 佛 線 地 下 鉄 km 2010 年 6 号 線 ( 一 期 ) 地 下 鉄 24.3 km 2011 年 建 設 中 計 7 線 km 着 工 準 備 中 7 号 線 地 下 鉄 8.00 km 56.7 億 元 2013 年 9 号 線 地 下 鉄 17.4 km 2013 年 深 圳 営 業 中 羅 宝 線 (1 号 線 ) 竜 華 線 (4 号 線 ) 地 下 鉄 地 下 鉄 km 億 元 2004 年 12 月 建 設 中 羅 宝 線 ( 西 延 伸 ) 地 下 鉄 km 億 元 2008 年 12 月

23 竜 崗 線 (3 号 線 ) 地 下 鉄 km 億 元 2009 年 竜 華 線 ( 残 区 間 ) 地 下 鉄 km 59.3 億 元 2009 年 蛇 口 線 (2 号 線 ) 地 下 鉄 km 55.9 億 元 2010 年 環 中 線 (5 号 線 ) 地 下 鉄 38 km 2010 年 建 設 中 計 4 線 km 武 漢 建 設 中 2 号 線 ( 一 期 ) 地 下 鉄 27.2 km 億 元 2012 年 成 都 建 設 中 1 号 線 地 下 鉄 km 億 元 2010 年 重 慶 営 業 中 2 号 線 モノレール km 43 億 元 2004 年 11 月 建 設 中 3 号 線 ( 一 期 ) 地 下 鉄 km 54 億 元 2010 年 1 号 線 ( 一 期 ) 地 下 鉄 32 km 2011 年 貴 陽 建 設 中 1 号 線 地 下 鉄 km 40 億 元 2011 年 昆 明 着 工 準 備 中 1 号 線 LRT 23.7 km 2015 年? 西 安 建 設 中 2 号 線 地 下 鉄 26.4 km 100 億 元 2011 年 着 工 準 備 中 1 号 線 地 下 鉄 23.9 km 120 億 元 2013 年 上 記 の 他 鄭 州 寧 波 にて 地 下 鉄 を 石 家 荘 済 南 南 寧 ウルムチにてLRTを 建 設 する 計 画 がある なお 供 用 開 始 の 時 期 について 段 階 的 に 部 分 開 業 を 行 っているものは 最 新 開 業 区 間 の 開 業 時 期 で 示 してある 6. 自 動 車 (1) 輸 送 の 状 況 2007 年 の 営 業 貨 物 輸 送 量 は163.9 億 トン( 対 前 年 比 11.8% 増 ) 営 業

24 旅 客 輸 送 量 は205.1 億 人 ( 同 10.2% 増 )であった 輸 送 量 としては 貨 物 は70% 以 上 旅 客 は90% 以 上 と ともに 圧 倒 的 なシェア を 誇 るが 人 キロベースでは50% 台 トンキロベースでは10% 台 となる 2007 年 の 平 均 輸 送 距 離 は 貨 物 で59キロ 旅 客 で54キロであった (2)インフラの 概 要 1 道 路 網 2007 年 末 現 在 の 道 路 延 長 は 万 キロで 対 前 年 比 万 キロ 増 加 した 高 速 道 路 は5.39 万 キロで 対 前 年 比 8600キロ 増 加 した 2 道 路 の 整 備 計 画 これまで 首 都 直 轄 市 及 び 省 都 と 人 口 100 万 人 以 上 の 大 都 市 人 口 50 万 人 以 上 の 都 市 の 大 部 分 を 結 ぶことを 目 的 として 5 縦 7 横 ( 五 縦 ; 同 江 ~ 三 亜 北 京 ~ 福 州 北 京 ~ 珠 海 二 連 浩 特 ~ 河 口 重 慶 ~ 湛 江 七 横 ; 綏 芬 河 ~ 満 洲 里 丹 東 ~ 拉 薩 青 島 ~ 銀 川 連 雲 港 ~ 霍 尓 果 斯 上 海 ~ 成 都 上 海 ~ 瑞 麗 衝 陽 ~ 昆 明 )から なる 主 要 幹 線 国 道 網 が 計 画 され 2007 年 末 までに 計 画 された3.5 万 キロがほぼ 完 成 した 2004 年 12 月 17 日 国 務 院 において 国 家 高 速 道 路 網 計 画 が 原 則 通 過 した これは 首 都 を 中 心 として 放 射 状 に7 本 南 北 の 縦 方 向 に9 本 東 西 の 横 方 向 に18 本 の 高 速 道 路 をもって8.5 万 キロの 高 速 道 路 ネットワークを 形 成 する 計 画 であり 7918 網 と 略 称 される 概 ね30 年 かけて 整 備 する 具 体 的 な 路 線 は 以 下 のと おり 7 放 射 線 : 北 京 ~ 上 海 北 京 ~ 台 北 北 京 ~ 香 港 マカオ 北 京 ~ 昆 明 北 京 ~ラ サ 北 京 ~ウルムチ 北 京 ~ハルピン 9 南 北 縦 : 鶴 崗 ~ 大 連 瀋 陽 ~ 海 口 長 春 ~ 深 圳 済 南 ~ 広 州 大 慶 ~ 広 州 二 連 浩 特 ~ 広 州 包 頭 ~ 茂 名 蘭 州 ~ 海 口 重 慶 ~ 昆 明 18 東 西 横 : 綏 芬 河 ~ 満 洲 里 琿 春 ~ 烏 蘭 浩 特 丹 東 ~ 錫 林 浩 特 栄 成 ~ 烏 海 青 島 ~ 銀 川 青 島 ~ 蘭 州 連 雲 港 ~ 霍 尓 果 斯 南 京 ~ 洛 陽 上 海 ~ 西 安 上 海 ~ 成 都 上 海 ~ 重 慶 杭 州 ~ 瑞 麗 上 海 ~ 昆 明 福 州 ~ 銀 川 泉 州 ~ 南 寧 廈 門 ~ 成 都 汕 頭 ~ 昆 明 広 州 ~ 昆 明 なお 2006 年 3 月 に 全 人 代 で 了 承 された 第 11 次 五 箇 年 計 画 (2006~10 年 )において 同 期 間 中 に 北 京 - 上 海 などの 高 速 道 路 を 建 設 し 全 国 の 道 路 総 延 長 を 230 万 キロに 高 速 道 路 総 延 長 を6.5 万 キロにするとされた 一 方 農 村 自 動 車 道 路 についても 整 備 が 進 み 2007 年 には1800 億 元 を 投 じ て42.3 万 キロを 建 設 した (3) 自 動 車 の 保 有 運 行 状 況 1 自 動 車 の 保 有 状 況 2007 年 末 現 在 の 全 国 の 民 用 自 動 車 の 保 有 台 数 は4, 万 台 ( 対 前 年 比 17.9% 増 )である ただ このほかに 軍 公 安 等 が 保 有 する 自 動 車 が 相 当 数 あ

25 り 全 国 の 自 動 車 の 保 有 数 は 正 確 なところ 不 明 である 民 用 自 動 車 のうち 貨 物 自 動 車 は1, 万 台 ( 対 前 年 比 6.9% 増 ) 旅 客 自 動 車 は3, 万 台 ( 対 前 年 比 22.0% 増 )である また 民 用 自 動 車 のうち 法 人 ( 企 業 のほか 公 的 機 関 も 含 む) 所 有 以 外 のものの 保 有 台 数 は2, 万 台 うち 貨 物 自 動 車 は 万 台 旅 客 自 動 車 は2, 万 台 である マイカーと 言 える 小 型 自 動 車 と 軽 自 動 車 に 相 当 するものは 2006 年 末 現 在 で1, 万 台 である 2 交 通 事 故 状 況 2006 年 の 全 国 の 交 通 事 故 件 数 は37 万 8,781 件 ( 対 前 年 比 15.9% 減 ) 死 亡 者 数 は8 万 9,455 人 ( 対 前 年 比 9.4% 減 ) 負 傷 者 数 は43 万 1,139 人 ( 対 前 年 比 8.3% 減 )となっている (4) 事 業 規 制 等 鉄 道 に 関 する 法 制 度 公 路 輸 送 管 理 暫 行 条 例 (86 年 12 月 29 日 公 布 ) 道 路 運 送 事 業 に 関 する 規 制 ( 許 可 制 ) 等 について 定 めている 汽 車 貨 物 運 輸 規 則 (88 年 8 月 1 日 施 行 ) 荷 主 と 運 送 者 との 関 係 責 任 分 担 等 について 定 めている (5) 政 府 の 自 動 車 政 策 最 近 の 動 向 1 有 料 道 路 管 理 条 例 の 制 定 近 年 三 乱 (みだりにゲートを 設 ける みだりに 罰 金 を 課 する みだりに 料 金 を 徴 収 する) 即 ち 地 方 政 府 等 がみだりに 道 路 上 に 関 所 を 設 け 通 行 車 両 から 様 々な 名 目 で 料 金 を 徴 収 する 現 象 が 各 地 で 発 生 し 道 路 運 送 の 発 展 を 著 しく 阻 害 している 状 況 を 踏 まえ 2004 年 9 月 13 日 道 路 における 料 金 徴 収 業 務 を 適 正 に 管 理 するため の 行 政 法 規 を 制 定 し 同 年 11 月 1 日 より 施 行 した 2 過 積 載 の 取 り 締 まり 強 化 交 通 部 公 安 部 発 改 委 検 験 総 局 らが 合 同 して 過 積 載 の 取 り 締 まりを 強 化 し 啓 蒙 キャンペーンを 実 施 するとともに 幹 線 国 道 での 取 り 締 まりを 行 った 2004 年 6 月 20 日 から 全 国 2,925 箇 所 において4,631.3 万 台 のトラックを 検 査 した 結 果 万 台 で 過 積 載 が 判 明 し そのうち 著 しいもの133 万 台 につい ては 荷 物 を 卸 させた 3 排 ガス 基 準 の 強 化 年 々 中 国 国 内 各 都 市 における 大 気 汚 染 の 深 刻 化 が 問 題 となっていることから 排 ガ ス 基 準 の 適 用 が 年 々 強 化 されている 2007 年 7 月 1 日 からは EUの ユーロ Ⅲ に 相 当 する 国 Ⅲ 基 準 が 全 国 的 に 施 行 され 国 Ⅲ 基 準 に 合 致 していない 車 両 の 販 売 や 新 規 登 録 ができなくなった また 北 京 市 ではオリンピック 対 策 もあって

26 8 年 3 月 1 日 から ユーロⅣ に 相 当 する 国 Ⅳ 基 準 を 先 行 施 行 している 4 テロ 対 策 の 強 化 2008 年 5 月 5 日 に 上 海 市 内 にてバスが 爆 発 し 乗 客 3 名 が 死 亡 する 事 故 が 発 生 し たことなどを 受 けて バスのテロ 対 策 強 化 を 始 めたところが 出 てきた 特 に 上 海 市 で は 市 内 を 走 る 路 線 バス 全 てに 監 視 カメラを 設 置 した 5 北 京 オリンピック 等 における 交 通 規 制 2008 年 は 北 京 にてオリンピック 及 びパラリンピックが 開 催 されたが 環 境 対 策 や 渋 滞 削 減 のため 7 月 20 日 から9 月 20 日 まで 偶 数 日 は 偶 数 ナンバー 車 奇 数 日 は 奇 数 ナンバー 車 のみ 走 行 可 能 とする 交 通 規 制 を 行 った 前 年 に4 日 間 ほど 試 行 さ れて 大 きな 効 果 を 得 たとの 認 識 から2ヶ 月 という 長 期 に 渡 って 行 われたもの バスや タクシーは 除 外 され むしろバス 路 線 の 増 発 などを 行 って 市 民 の 足 の 確 保 を 行 った 車 を 持 たない 一 般 市 民 からは 概 ね 好 評 で 継 続 希 望 も 多 くあったが 一 方 で 車 を 持 つ 企 業 等 から 強 い 不 満 があったこともあって 9 月 21 日 以 降 は 公 務 車 両 のみについてナ ンバー 末 尾 によって 週 1 日 のみ 規 制 するという 形 で 存 続 することとなった 7. 水 運 港 湾 (1) 輸 送 の 状 況 2007 年 の 水 運 による 貨 物 輸 送 量 は 過 去 最 高 の28 億 1,199 万 トン( 対 前 年 比 13.1% 増 )を 達 成 した このうち 国 内 貨 物 輸 送 量 は22.23 億 トン 15, 億 トンキロで うち 沿 海 輸 送 による 貨 物 輸 送 量 は9.24 億 トン 億 トンキロ 内 陸 水 路 を 利 用 した 貨 物 輸 送 量 は12.99 億 トン 3, 億 トンキロ(う ち 長 江 水 系 :5.34 億 トン 2, 億 トンキロ 京 杭 運 河 :2.83 億 トン 億 トンキロ 珠 江 水 系 :2.09 億 トン 億 トンキ ロ 黒 龍 江 水 系 0.13 億 トン 7.55 億 トンキロ)であった 2007 年 の 港 湾 での 貨 物 取 扱 量 は64.10 億 トン( 対 前 年 比 15.1% 増 )を 達 成 した このうち 沿 海 港 湾 での 貨 物 取 扱 量 は40.42 億 トン( 対 前 年 比 14. 5% 増 ) 内 水 港 湾 での 貨 物 取 扱 量 は23.68 億 トン( 対 前 年 比 16.1% 増 )で あった 2007 年 の 港 湾 でのコンテナ 取 扱 量 は1.14 億 TEU(20フィート 標 準 コン テナ 換 算 対 前 年 比 22.3% 増 )となり 初 めて1 億 TEUの 大 台 に 乗 せた この うち 沿 海 港 湾 での 取 扱 量 は1.05 億 TEU 内 水 港 湾 での 取 扱 量 は974 万 TE Uであった (2)インフラの 概 要 1 内 陸 水 路 網 2007 年 末 現 在 の 全 国 の 内 陸 水 路 延 長 は12.35 万 キロ 江 蘇 省 (2.43 万

27 キロ) 広 東 省 (1.18 万 キロ) 湖 南 省 (1.15 万 キロ) 四 川 省 (1.07 万 キロ) 等 で 発 達 している 2 主 要 港 湾 2007 年 末 現 在 全 国 の 港 湾 の 操 業 用 バース 数 は 前 年 末 から494 増 えて35, 947 うち1 万 トン 級 以 上 の 船 舶 が 停 泊 できるバース 数 は134 増 えて1,337 となっている このうち 沿 海 港 湾 の 操 業 用 バース 数 は4,701 うち1 万 トン 級 以 上 の 船 舶 が 停 泊 できるバース 数 は1,078である また 内 水 港 湾 の 操 業 用 バース 数 は31,2 46 うち1 万 トン 級 以 上 の 船 舶 が 停 泊 できるバース 数 は259である なお 1 万 トン 級 以 上 の 船 舶 が 停 泊 できるバースのうちコンテナバース 数 は253 である 主 要 港 湾 別 の 貨 物 取 扱 量 の 状 況 は 次 の 通 り ( 数 字 はいずれも2007 年 ) 沿 岸 貨 物 取 前 年 比 うち 外 貿 前 年 比 コンテナ 前 年 比 港 湾 名 省 市 区 内 陸 扱 量 増 減 増 減 取 扱 量 増 減 の 別 ( 万 トン) (%) ( 万 トン) (%) ( 万 TEU) (%) 上 海 上 海 市 沿 岸 % % % 寧 波 - 舟 山 浙 江 省 沿 岸 % % % 広 州 広 東 省 沿 岸 % % % 天 津 天 津 市 沿 岸 % % % 青 島 山 東 省 沿 岸 % % % 秦 皇 島 河 北 省 沿 岸 % % % 大 連 遼 寧 省 沿 岸 % % % 深 セン 広 東 省 沿 岸 % % % 蘇 州 江 蘇 省 内 陸 % % % 日 照 山 東 省 沿 岸 % % % 南 通 江 蘇 省 内 陸 % % % 営 口 遼 寧 省 沿 岸 % % % 南 京 江 蘇 省 内 陸 % % % 煙 台 山 東 省 沿 岸 % % % 連 雲 港 江 蘇 省 沿 岸 % % % センは 土 へんに 川 ( 注 ) 寧 波 港 と 舟 山 港 は06 年 に 一 体 化 されて 寧 波 舟 山 港 となった ( 出 典 )2007 中 国 航 運 発 展 報 告 ( 交 通 運 輸 部 ) 3 港 湾 内 陸 水 路 の 整 備 計 画 2004 年 12 月 国 務 院 常 務 会 議 において 長 江 デルタ 珠 江 デルタ 渤 海 湾 区 域 における 沿 海 港 湾 建 設 計 画 が 原 則 了 承 された また 2006 年 3 月 に 策 定 された 第 11 次 五 箇 年 計 画 (2006~10 年 )にお

28 いて 沿 海 港 湾 としては 大 連 唐 山 天 津 青 島 上 海 寧 波 - 舟 山 福 州 アモイ 深 圳 広 州 湛 江 及 び 防 城 等 の 沿 海 港 湾 における 石 炭 輸 入 天 然 ガス 輸 入 鉄 鉱 石 中 継 輸 送 システムとコンテナ 輸 送 システムの 建 設 が 記 載 されたほか 内 陸 水 路 としては 長 江 河 口 部 の 深 水 航 路 の 維 持 管 理 第 三 期 工 程 珠 江 河 口 部 の 出 海 航 路 の 建 設 長 江 水 系 珠 江 水 系 及 び 京 杭 運 河 における 航 路 の 補 修 重 慶 武 漢 南 京 等 の 内 陸 河 川 港 湾 の 建 設 が 記 載 された また このほか 上 海 天 津 大 連 等 の 国 際 海 運 センターの 建 設 も 記 載 されている (3) 水 運 事 業 の 概 況 1 水 運 事 業 者 中 国 の 主 要 な 水 運 事 業 者 としては 交 通 部 系 列 の 中 国 遠 洋 運 輸 ( 集 団 ) 総 公 司 (COSC O) 及 び 中 国 海 運 ( 集 団 ) 総 公 司 (China Shipping) 対 外 貿 易 経 済 合 作 部 ( 現 商 務 部 ) 系 列 の 中 国 対 外 貿 易 運 輸 ( 集 団 ) 総 公 司 (SINOTRANS)( 主 として 用 船 )が 挙 げられる なお 93 年 4 月 日 本 の 船 主 協 会 に 相 当 する 中 国 船 東 協 会 が 設 立 された 2 保 有 隻 数 2007 年 末 現 在 の 民 用 船 舶 保 有 量 は191,771 隻 ( 総 トン 数 万 トン) このうち 国 内 輸 送 用 は189,487 隻 ( 総 トン 数 ト ン)で うち 内 水 輸 送 用 は180,165( 総 トン 数 万 トン) 隻 沿 海 輸 送 用 は9,322 隻 ( 総 トン 数 万 トン) 国 際 輸 送 用 は2,28 4 隻 ( 総 トン 数 万 トン) 内 水 用 の 船 舶 が 減 少 傾 向 であるため 船 舶 総 数 は 前 年 比 で2600 隻 減 少 したが 国 際 用 大 型 コンテナ 船 などが 引 き 続 き 投 入 され ているため 総 トン 数 では 前 年 比 で 万 トンの 増 となっている 3 港 湾 中 国 では 港 湾 管 理 は 改 革 開 放 政 策 により 地 方 政 府 に 移 管 され 建 設 管 理 は 一 部 を 除 き 地 方 政 府 により 行 われている 中 央 ( 交 通 部 )は 地 方 政 府 とともに 整 備 費 用 を 支 弁 するとともに 地 方 に 対 し 投 資 のマクロコントロール 設 計 審 査 建 設 管 理 技 術 指 導 を 行 っている また 各 種 荷 役 設 備 等 の 管 理 運 営 は 港 湾 管 理 者 となっている 地 方 政 府 から 委 託 を 受 けて 公 司 が 当 たっている 港 湾 整 備 に 対 する 外 資 の 利 用 も 積 極 的 に 行 われており 円 借 款 世 界 銀 行 アジア 開 発 銀 行 等 から 融 資 を 受 けている また 外 国 との 合 資 企 業 による 埠 頭 の 建 設 運 営 を 認 め これに 対 し 税 の 減 免 措 置 を 講 ずるとともに 合 資 企 業 による 荷 役 業 務 等 の 経 営 更 には 外 国 独 資 企 業 による 専 用 埠 頭 の 建 設 運 営 を 認 めている (4) 事 業 規 制 等 鉄 道 に 関 する 法 制 度 海 洋 環 境 保 護 法 (83 年 3 月 1 日 施 行 ) 海 洋 汚 染 の 防 止 について 定 めている 海 上 交 通 安 全 法 (84 年 1 月 1 日 施 行 )

29 船 舶 検 査 登 記 航 行 停 泊 方 法 安 全 確 保 措 置 海 難 救 助 法 律 責 任 等 について 定 めている 内 河 交 通 安 全 管 理 条 例 (86 年 12 月 16 日 公 布 ) 内 水 を 航 行 する 船 舶 に 関 する 検 査 航 行 停 泊 方 法 安 全 確 保 措 置 救 助 等 につい て 定 めている 水 路 運 送 管 理 条 例 (87 年 10 月 1 日 施 行 ) 海 上 運 送 事 業 に 関 する 規 制 ( 許 可 制 ) 等 について 定 めている なお 同 条 例 において 交 通 部 の 認 可 を 経 なければ 外 資 企 業 合 資 企 業 及 び 合 作 企 業 は 沿 海 河 川 湖 沼 等 における 水 路 運 輸 を 経 営 することはできない 旨 規 定 されている(カボタージュ 規 制 ) 水 路 貨 物 運 輸 契 約 実 施 細 則 (87 年 7 月 1 日 施 行 ) 運 送 人 荷 主 等 の 関 係 を 定 めている 国 際 船 舶 代 理 管 理 規 則 (90 年 4 月 1 日 施 行 ) 外 航 船 の 船 舶 代 理 業 に 関 する 規 制 ( 許 可 制 ) 等 について 定 めている 国 際 定 期 船 輸 送 管 理 規 定 (90 年 6 月 20 日 公 布 ) 国 際 定 期 船 航 路 の 開 設 運 営 に 関 する 規 制 ( 許 可 制 ) 等 について 定 めている 海 上 国 際 コンテナ 運 輸 管 理 規 定 (90 年 12 月 5 日 施 行 ) 海 上 国 際 コンテナ 輸 送 を 行 う 海 運 企 業 港 湾 でコンテナの 積 卸 しを 行 う 企 業 に 関 す る 規 制 ( 許 可 制 ) 等 を 定 めている (5) 政 府 の 水 運 港 湾 政 策 最 近 の 動 向 1 航 海 の 日 制 定 2005 年 より 毎 年 7 月 11 日 を 中 国 における 法 定 祭 日 航 海 の 日 とすること が 定 められた これは600 年 前 の1405 年 鄭 和 という 偉 大 な 航 海 家 が 西 洋 に 向 かって 初 めて 出 港 したことを 記 念 するものである 法 定 祭 日 とされるが 休 日 ではな い 2 洋 山 深 水 港 ( 上 海 国 際 航 運 中 心 )の 開 業 2005 年 12 月 10 日 中 国 最 大 のコンテナ 港 が 上 海 の 南 方 杭 州 湾 内 に 開 港 し た 洋 山 港 洋 山 深 水 港 とも 呼 ばれるが コンテナターミナルとしての 正 式 名 称 は 上 海 国 際 航 運 中 心 開 港 時 に 延 長 1,600メートルの 岸 壁 に 深 水 バースを5バ ース 備 え 2006 年 末 にさらに5バース 拡 張 された 今 後 も 拡 張 を 続 け 2020 年 に 全 工 程 が 完 成 すれば ここだけで 取 扱 量 が2,500 万 TEUに 上 り 東 アジア のハブ 港 湾 となる 洋 山 港 は 南 匯 区 の 小 洋 山 島 を 埋 め 立 てて 建 設 された 海 上 港 陸 上 とは 全 長 32.5 kmの 東 海 大 橋 で 結 ばれている 荷 揚 げされた 貨 物 は 東 海 大 橋 を 使 っての 陸 送 と 南 匯 芦 潮 港 への 船 舶 輸 送 でピストン 輸 送 される 3 三 峡 ダムの 建 設 1994 年 に 長 江 中 流 部 において 着 工 された 三 峡 ダムの 建 設 工 事 は 2006 年

30 月 20 日 にダムの 本 体 工 事 が 完 成 し 2009 年 までにダム 湖 ( 上 流 側 )の 水 位 が1 75メートルにまで 達 する 予 定 ダムには 複 線 5 段 階 の 船 用 閘 門 が 整 備 され 160 分 かけて 最 大 1 万 トン 級 の 船 舶 が 航 行 できる ダムの 完 成 により 水 位 が 上 昇 し 上 流 側 での 船 舶 の 航 行 に 危 険 な 浅 瀬 や 川 幅 の 狭 い 箇 所 がなくなり ダム 建 設 前 は3,00 0トン 級 の 船 舶 の 航 行 が 限 界 であったが 1 万 トン 級 の 船 舶 が 航 行 できるようになる 4 便 宜 置 籍 船 対 策 の 実 施 中 国 籍 船 舶 の 半 数 前 後 が 便 宜 置 籍 船 となっていることから 交 通 部 ( 当 時 )は 年 7 月 1 日 から2 年 以 内 に 便 宜 置 籍 国 など 外 国 からの 輸 入 及 び 通 関 を 済 ませた 上 で 中 国 籍 の 登 記 を 済 ませた 国 際 輸 送 向 け 船 舶 のうち 一 定 の 基 準 を 満 たすものにつ いては その 船 舶 に 関 する 輸 入 関 税 と 増 値 税 ( 中 国 の 付 加 価 値 税 )を 免 除 する 政 策 を 打 ち 出 した 基 準 とは 05 年 までに 外 国 で 登 記 された 船 舶 のうち 船 齢 4~12 年 のタンカーや 化 学 品 船 等 船 齢 6~18 年 のバルク 船 等 船 齢 9~20 年 のコンテナ 船 等 本 措 置 によって 中 国 籍 船 舶 が400 万 DWT 増 加 すると 見 込 まれている 8. 造 船 (1) 造 船 の 概 況 中 国 の 造 船 業 は 当 初 軍 事 技 術 の 民 間 転 用 としてスタートした このため 国 防 科 学 技 術 工 業 委 員 会 が 所 管 していたが 2008 年 3 月 の 国 務 院 機 構 改 革 によって 同 委 員 会 は 国 防 科 学 技 術 工 業 局 となって 新 設 された 工 業 信 息 化 部 の 傘 下 に 入 った 今 では 韓 国 日 本 と 肩 を 並 べる 造 船 大 国 に 成 長 しており 2007 年 の 世 界 市 場 シ ェアは 建 造 量 で23% 新 規 受 注 量 で42% 手 持 ち 受 注 量 で33%を 占 めるに 至 っ ている 特 に2008 年 7 月 8 月 と 月 間 新 規 受 注 量 では 遂 に 韓 国 を 抜 いて 世 界 一 と なった また 船 種 別 ではバルク 船 の 建 造 量 が2007 年 に8,150 万 DWTとなり 世 界 市 場 シェアの55.8%を 占 めて 世 界 一 となっている 2007 年 の 船 舶 建 造 量 ( 竣 工 ベース)は1,893 万 DWT( 対 前 年 比 30.0% 増 ) 新 造 船 受 注 量 は9,845 万 DWT( 対 前 年 比 132% 増 ) 手 持 ち 工 事 量 は15, 889 万 DWT( 対 前 年 比 131% 増 )である (2) 事 業 の 状 況 1999 年 7 月 上 海 を 中 心 に 広 東 省 江 西 省 の 造 船 所 から 成 る 中 国 船 舶 工 業 集 団 公 司 (CSSC)と 天 津 市 河 北 省 遼 寧 省 山 東 省 及 び 内 陸 部 の 造 船 所 から 成 る 中 国 船 舶 重 工 業 集 団 公 司 (CSIC)が 発 足 した このためこれら 二 大 国 営 企 業 の 成 績 が 突 出 しており 2007 年 においてはCSSCが140 億 元 CSICが50 億 元 の 純 利 益 を 出 す など 好 調 な 経 営 を 続 けている 30 万 トン 級 のVLCCやFPSO LNG 船 など 高 度 な 技 術 が 必 要 な 船 舶 の 建 造 実 績 も 打 ち 出 しているが 高 度 な 技 術 を 必 要 とする 部 品 などについては 輸 入 に 頼 ると ころが 多 く 2007 年 の 舶 用 品 輸 入 額 は 前 年 比 74%となる26 億 米 ドルに 上 った また 発 注 者 に 対 する 船 舶 引 き 渡 しの 遅 延 が 目 立 ち 始 め 2007 年 では 合 計

31 万 DWT 近 くの 船 舶 が 納 期 までに 引 き 渡 されなかったことを 造 船 企 業 の 業 界 団 体 である 中 国 船 舶 工 業 行 業 協 会 が 明 らかにした 遅 延 の 原 因 としては 同 協 会 は 生 産 準 備 の 不 足 技 術 蓄 積 の 附 則 造 船 インフラ 施 設 の 建 設 遅 延 必 要 部 品 の 調 達 不 足 資 金 難 な どを 挙 げている 9. 観 光 (1) 観 光 の 概 況 1 中 国 来 訪 外 国 人 旅 行 者 数 2007 年 に 中 国 を 来 訪 した 外 国 人 旅 行 者 数 は1 億 万 人 うち 香 港 マカオ 台 湾 からの 旅 行 者 数 を 除 けば2,610 万 人 で 送 客 国 上 位 3ヶ 国 は 順 に 韓 国 万 人 日 本 万 人 ロシア300.4 万 人 WTO( 世 界 観 光 機 関 )の2005 年 の 統 計 によれば 中 国 は フランス スペイ ン アメリカに 次 いで 外 国 人 旅 行 客 の 受 け 入 れ 数 で 世 界 第 4 位 同 年 の 観 光 外 貨 獲 得 収 入 は293.0 億 米 ドル 2007 年 の 観 光 外 貨 獲 得 収 入 は419.2 億 米 ドル 2 中 国 公 民 の 海 外 旅 行 者 数 2006 年 に 外 国 を 旅 行 した 中 国 公 民 は 万 人 うち 香 港 マカオへの 旅 行 者 数 を 除 けば 万 人 で 訪 問 先 上 位 3ヶ 国 は 順 に 日 本 万 人 韓 国 万 人 タイ76.7 万 人 2007 年 に 外 国 を 旅 行 した 中 国 公 民 は 速 報 ベースで4095 万 人 中 国 公 民 の 海 外 旅 行 には 中 国 国 内 の 一 部 の 地 域 から 香 港 に 向 けて 出 国 する 場 合 を 除 き 基 本 的 には 団 体 観 光 ビザが 必 要 団 体 観 光 ビザが 発 給 される 行 先 国 地 域 とす るには 中 国 政 府 によるADS(Approved Destinations State)の 指 定 が 必 要 で 年 末 現 在 中 国 公 民 が 海 外 旅 行 できる 国 地 域 は132となり 2008 年 に は6 月 に 米 国 9 月 にイスラエルが 正 式 に 追 加 された また 同 年 8 月 に 北 朝 鮮 を 追 加 することが 決 定 されたと 報 じられた 3 中 国 公 民 の 国 内 旅 行 2007 年 の 数 字 で のべ16.1 億 人 消 費 総 額 は 億 元 4 中 国 国 内 の 観 光 資 源 登 録 された 世 界 遺 産 は2008 年 9 月 末 現 在 35 箇 所 自 然 遺 産 7 箇 所 複 合 遺 産 4 箇 所 文 化 遺 産 26 箇 所 (2) 政 府 の 観 光 政 策 最 近 の 動 向 1 中 国 国 民 訪 日 団 体 観 光 ビザ 1999 年 中 国 は 日 本 を 中 国 国 民 の 観 光 目 的 出 国 対 象 国 (ADS)に 指 定 その 後 日 中 間 での 実 施 要 領 の 合 意 を 経 て 2000 年 9 月 より 中 国 国 民 訪 日 団 体 観 光 旅 行 を 開 始 (ビザ 発 給 対 象 地 域 : 北 京 市 上 海 市 広 東 省 )

32 2004 年 9 月 ビザ 発 給 対 象 地 域 を5 地 域 拡 大 ( 新 たに 遼 寧 省 天 津 市 山 東 省 江 蘇 省 浙 江 省 を 追 加 ) 2005 年 7 月 北 側 国 土 交 通 大 臣 の 訪 中 によりビザ 発 給 対 象 地 域 を 中 国 全 国 に 拡 大 することで 日 中 双 方 が 合 意 7 月 25 日 より 実 施 2007 年 5 月 中 国 内 の 全 在 外 公 館 ( 中 国 大 ( 北 京 ) 上 海 総 広 州 総 重 慶 総 瀋 陽 総 大 連 出 張 駐 在 )にてビザの 発 給 を 開 始 2008 年 3 月 資 産 などの 条 件 付 きで 最 少 3 名 の 団 体 から 発 給 可 能 な 家 族 観 光 査 証 の 発 給 を 開 始 ただし 中 国 人 の 観 光 団 体 には 中 国 の 添 乗 員 をつけなければなら ないという 法 令 の 存 在 がネックとなり 利 用 者 は 極 小 中 国 人 訪 日 修 学 旅 行 に 係 る 査 証 免 除 措 置 は2004 年 9 月 1 日 より 実 施 2 日 中 観 光 交 流 年 2006 年 を 日 中 観 光 交 流 年 と 位 置 付 けることにつき 日 本 国 土 交 通 省 と 中 国 国 家 旅 游 局 との 間 で 合 意 これを 受 けて 日 中 両 国 が 協 力 して 青 少 年 交 流 スポーツ 交 流 友 好 都 市 交 流 などを 中 心 に 観 光 交 流 の 拡 大 を 図 った 3 日 中 国 交 正 常 化 35 周 年 記 念 事 業 2007 年 は 日 中 国 交 正 常 化 35 周 年 に 当 たることから 日 本 国 土 交 通 省 と 中 国 国 家 旅 遊 局 との 間 で 記 念 事 業 を 実 施 することで 合 意 これを 受 けて 日 中 双 方 から 訪 問 団 を 相 互 に 派 遣 し 最 終 的 には 日 本 から 中 国 へ 約 人 中 国 から 日 本 へ 約 人 合 計 約 人 という 大 規 模 な 交 流 が 実 現 した (3) 観 光 に 関 する 法 制 度 観 光 業 務 において 私 的 にリベート チップを 収 受 することを 厳 格 に 禁 止 する 規 定 (87 年 8 月 17 日 施 行 ) ガイド 管 理 暫 行 規 定 (88 年 3 月 1 日 施 行 ) ガイドの 資 格 要 件 試 験 禁 止 行 為 非 資 格 者 のガイド 行 為 の 禁 止 等 を 定 めている 旅 遊 安 全 管 理 暫 行 弁 法 (90 年 3 月 1 日 施 行 ) 観 光 に 係 る 安 全 管 理 事 故 処 理 奨 励 罰 則 等 について 定 めている 旅 行 社 管 理 条 例 (96 年 10 月 15 日 公 布 ) 旅 行 社 の 種 別 資 格 要 件 許 可 制 等 について 定 めている 10. 国 際 協 力 (1) 我 が 国 の 対 中 ODA 総 論 1 概 況 我 が 国 の 対 中 ODAは 1979 年 12 月 の 大 平 首 相 訪 中 を 契 機 に 中 国 の 安 定 した 発 展 及 び 日 中 両 国 の 友 好 関 係 の 構 築 は 我 が 国 のみならずアジア 太 平 洋 地 域 の 平 和 と 繁 栄 にとり 極 めて 重 要 との 立 場 から 開 始 され これまでに 有 償 資 金 協 力 ( 円 借 款 )を 約 3 兆 1,331 億 円 無 償 資 金 協 力 を1,457 億 円 技 術 協 力 を1,

33 446 億 円 総 額 約 3 兆 円 以 上 のODAを 実 施 し 中 国 の 経 済 発 展 に 大 きく 貢 献 して きた 1990 年 代 前 半 までは 沿 海 部 のインフラ 整 備 を 中 心 に 行 われてきたが 年 10 月 に 政 府 は 対 中 国 経 済 協 力 計 画 を 策 定 し 環 境 保 全 内 陸 部 の 民 生 向 上 や 社 会 開 発 人 材 育 成 制 度 作 り 技 術 移 転 などを 中 心 とする 分 野 をより 重 視 するこ と また 日 中 間 の 相 互 理 解 促 進 により 資 するよう 一 層 の 努 力 を 払 うこと 等 に 重 点 を 置 くこととした また 対 中 円 借 款 は 2000 年 度 までは 約 5 年 を1ラウンドとす る 多 年 制 を 採 用 していたが 2001 年 度 より 単 年 度 制 に 変 更 した 中 国 の 経 済 発 展 が 進 む 中 日 中 両 国 間 で 北 京 オリンピック(2008 年 )までに は 円 借 款 の 新 規 供 与 を 終 了 することで 共 通 認 識 に 達 したことを 受 けて 2007 年 度 分 を 以 て 円 借 款 の 新 規 供 与 を 終 了 した 他 方 技 術 協 力 や 草 の 根 人 間 の 安 全 保 障 無 償 資 金 協 力 文 化 無 償 資 金 協 力 については 貧 困 問 題 の 解 決 や 環 境 保 全 等 互 恵 的 分 野 に 視 する 案 件 中 国 国 民 の 対 日 理 解 増 進 に 視 する 案 件 等 を 中 心 に 日 中 関 係 全 体 の 中 で 積 極 的 に 活 用 していく 方 針 である 2 実 績 注 : 金 額 は 有 償 資 金 協 力 及 び 無 償 資 金 協 力 については 交 換 公 文 ベース 技 術 協 力 に ついてはJICA 経 費 実 績 ベース () 内 は 運 輸 分 野 ( 道 路 を 除 く)の 占 める 割 合 年 度 有 償 資 金 協 力 無 償 資 金 協 力 技 術 協 力 79~80 第 1 次 円 借 款 3, 億 円 6.80 億 円 (0%) 約 6 億 円 1981 (79~83 年 度 ) (63.2%) 億 円 (0%) 約 10 億 円 億 円 (0%) 約 20 億 円 億 円 (0%) 約 30 億 円 84 第 2 次 円 借 款 5, 億 円 億 円 (0%) 約 27 億 円 85 (84~89 年 度 ) (53.3%) 億 円 (0%) 約 39 億 円 億 円 (0%) 約 48 億 円 億 円 (0%) 約 62 億 円 億 円 (0%) 約 61 億 円 億 円 (0%) 約 41 億 円 90 第 3 次 円 借 款 8, 億 円 億 円 (0%) 億 円 91 (90~95 年 度 ) (40.8%) 億 円 (0%) 億 円 億 円 (0%) 億 円 億 円 (0%) 億 円 億 円 (0%) 億 円 億 円 (0%) 億 円

34 96 第 4 次 円 借 款 9, 億 円 億 円 (0%) 億 円 97 (96~2000 年 度 ) (21.7%) 億 円 (0%) 億 円 億 円 (0%) 億 円 億 円 (0%) 億 円 億 円 (0%) 億 円 01 1, 億 円 (0%) 億 円 (0%) 億 円 02 1, 億 円 (0%) 億 円 (0%) 億 円 億 円 (0%) 億 円 (0%) 億 円 億 円 (0%) 億 円 (0%) 億 円 億 円 (0%) 億 円 (0%) 億 円 億 円 (0%) 億 円 (0%) 億 円 億 円 (0%) 5.85 億 円 (0%) 38 億 円 ( 速 報 値 ) 2005 年 度 分 の 円 借 款 供 与 についてはE/Nの 締 結 が06 年 6 月 となったため 統 計 によ っては2005 年 度 分 をゼロとし 2006 年 度 分 に2 年 分 の 合 計 額 億 円 を 計 上 してい るものもある (2) 運 輸 分 野 ( 道 路 を 除 く)における 協 力 実 績 1 有 償 資 金 協 力 過 去 実 施 された 有 償 資 金 協 力 ( 円 借 款 )は 以 下 のとおり < 第 1 次 円 借 款 > 石 臼 所 港 建 設 (Ⅰ)~(Ⅴ) 1980~83 年 度 億 円 秦 皇 島 港 拡 充 (Ⅰ)~(Ⅲ) 1980~82 年 度 億 円 兌 州 ~ 石 臼 所 間 鉄 道 建 設 事 業 (Ⅰ)~(Ⅴ) 1980~83 年 度 億 円 北 京 ~ 秦 皇 島 間 鉄 道 拡 充 (Ⅰ)~(Ⅴ) 1980~83 年 度 億 円 衝 陽 ~ 広 州 間 鉄 道 拡 充 (Ⅰ)~(Ⅱ) 1980 年 度 億 円 < 第 2 次 円 借 款 > 秦 皇 島 港 丙 丁 バース 建 設 事 業 (Ⅰ)~(Ⅴ) 1984~88 年 度 億 円 連 雲 港 拡 充 (Ⅰ)~(Ⅵ) 1984~89 年 度 億 円 青 島 港 拡 充 (Ⅰ)~(Ⅵ) 1984~89 年 度 億 円 衝 陽 ~ 広 州 間 鉄 道 輸 送 力 拡 充 事 業 (Ⅰ)~(Ⅳ) 1984~87 年 度 億 円 鄭 州 ~ 宝 鶏 間 鉄 道 電 化 事 業 (Ⅰ)~(Ⅴ) 1984~88 年 度 億 円

35 大 同 ~ 秦 皇 島 間 鉄 道 事 業 (Ⅰ)~(Ⅱ) 1988~89 年 度 億 円 北 京 市 地 下 鉄 建 設 事 業 (Ⅰ)~(Ⅱ) 1988~89 年 度 億 円 < 第 3 次 円 借 款 > 深 圳 大 鵬 湾 塩 田 港 第 一 期 建 設 計 画 (Ⅰ)~(Ⅲ) 1990~92 年 度 億 円 民 用 航 空 管 制 システム 近 代 化 計 画 (Ⅰ)~(Ⅲ) 1990~92 年 度 億 円 武 漢 天 河 空 港 建 設 計 画 1990 年 度 億 円 神 木 ~ 朔 県 鉄 道 建 設 計 画 (Ⅰ)~(Ⅳ) 1990~93 年 度 億 円 宝 鶏 ~ 中 衛 鉄 道 建 設 計 画 (Ⅰ)~(Ⅳ) 1990~93 年 度 億 円 衛 水 ~ 商 丘 鉄 道 建 設 計 画 (Ⅰ)~(Ⅳ) 1990~93 年 度 億 円 石 臼 港 第 2 期 建 設 計 画 (Ⅰ)~(Ⅱ) 1991~92 年 度 億 円 海 南 島 開 発 計 画 ( 海 口 港 ) 1991 年 度 億 円 南 寧 ~ 昆 明 鉄 道 建 設 計 画 (Ⅰ)~(Ⅳ) 1991~94 年 度 億 円 北 京 市 地 下 鉄 第 2 期 建 設 計 画 (Ⅰ)~(Ⅳ) 1991~94 年 度 億 円 連 雲 港 墟 溝 港 区 第 1 期 建 設 計 画 1992 年 度 億 円 秦 皇 島 戊 己 バース 建 設 計 画 (Ⅰ)~(Ⅱ) 1992~94 年 度 億 円 秦 皇 島 港 石 炭 バース 第 4 期 建 設 計 画 (Ⅰ)~(Ⅱ)1993~94 年 度 億 円 北 京 首 都 空 港 整 備 計 画 (Ⅰ)~(Ⅱ) 1993~95 年 度 億 円 福 建 省 潼 泉 鉄 道 建 設 計 画 1993 年 度 億 円 大 連 大 窯 港 湾 バース 第 1 期 建 設 計 画 1994 年 度 億 円 上 海 宝 山 インフラ 整 備 計 画 (Ⅰ)~(Ⅱ)バース 1994~95 年 度 億 円 海 南 島 開 発 計 画 ( 洋 浦 港 ) 1995 年 度 億 円 朔 県 ~ 黄 カ 港 鉄 道 建 設 計 画 1995 年 度 億 円 西 安 ~ 安 康 鉄 道 建 設 計 画 1995 年 度 億 円 < 第 4 次 円 借 款 > 北 京 首 都 空 港 整 備 事 業 計 画 (Ⅲ) 1996 年 度 億 円 西 安 ~ 安 康 鉄 道 建 設 事 業 計 画 (Ⅱ)~(Ⅲ) 1996~97 年 度 億 円 朔 県 ~ 黄 カ 港 鉄 道 建 設 事 業 計 画 (Ⅱ)~(Ⅳ) 1996~00 年 度 億 円 貴 陽 ~ 婁 底 鉄 道 建 設 事 業 計 画 (Ⅰ)~(Ⅱ) 1996~97 年 度 億 円 ウルムチ 空 港 拡 張 事 業 計 画 1996 年 度 億 円 蘭 州 中 川 空 港 拡 張 事 業 計 画 1996 年 度 億 円 青 島 港 前 湾 第 2 期 建 設 事 業 計 画 1996 年 度 億 円 河 北 黄 カ 港 建 設 事 業 計 画 1997 年 度 億 円 上 海 浦 東 空 港 建 設 事 業 計 画 1997 年 度 億 円 西 安 咸 陽 空 港 拡 張 事 業 2000 年 度 億 円 北 京 都 市 鉄 道 建 設 事 業 2000 年 度 億 円 重 慶 モノレール 建 設 事 業 計 画 2000 年 度 億 円 武 漢 都 市 鉄 道 建 設 事 業 計 画 2000 年 度 億 円