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1 す こう JA 須 高 の 支 援 プログラム 農 業 を 始 める 人 応 援 しますJA 須 高 JA 須 高 の 紹 介 須 高 とは 須 坂 市 と 上 高 井 郡 (かみたかいぐん)の 総 称 です 須 坂 市 の 須 と 上 高 井 郡 の 高 で 須 高 ( すこう) と 呼 び ます J A 須 高 は 平 成 元 年 に 須 坂 市 小 布 施 町 高 山 村 の 5 つ の J A が 合 併 し 新 た に ス ター ト 致 しました JA 須 高 は 果 実 の 販 売 に 特 化 した JA であり 平 成 24 年 度 の 販 売 額 は 約 70 億 円 ですが 内 果 実 の 販 売 金 額 は 約 59 億 円 です さらに ぶ どう 栽 培 においては 巨 峰 をはじめナガノパープ ル シャインマスカット 等 長 野 県 一 の 数 量 販 売 金 額 は 県 内 トップクラスです また 現 在 はプラム プルーンの 栽 培 も 盛 んで 消 費 者 の 皆 様 の 指 向 と 要 望 に 沿 った 品 目 の 生 産 にも 取 り 組 んでいます また 環 境 にやさしい 農 業 の 確 立 を 目 指 し 農 薬 の 安 全 使 用 の 推 進 生 産 工 程 管 理 (GAP) の 導 入 栽 培 履 歴 の 点 検 及 び 残 留 農 薬 の 自 主 検 査 を 実 施 し おいしい 果 実 安 全 安 心 と 環 境 にやさしい 農 業 を 基 本 に 生 産 と 販 売 に 取 り 組 んでいます JA 須 高 開 発 事 業 の 紹 介 事 業 名 事 業 内 容 品 目 備 考 補 助 率 果 樹 生 産 維 持 対 策 事 業 果 樹 苗 木 助 成 JA 須 高 が 振 興 する 品 種 20 本 以 上 20% 以 内 果 樹 新 作 型 生 産 技 術 開 発 事 業 ジュイント 栽 培 苗 木 助 成 5a 以 上 100% 花 卉 振 興 品 目 導 入 事 業 種 苗 費 助 成 ライラック シャクヤク 5a 以 上 20% 以 内 ハウス 設 置 事 業 施 設 費 助 成 全 品 目 20% 以 内 かん 水 施 設 設 置 事 業 施 設 費 助 成 全 品 目 水 源 から 20% 以 内 省 エネ 被 覆 資 材 導 入 事 業 被 覆 資 材 費 助 成 20% 以 内 長 期 販 売 施 設 設 置 事 業 冷 蔵 庫 設 置 費 助 成 施 工 費 諸 経 費 は 補 助 対 象 10% 以 内 冬 季 栽 培 用 ハウス 導 入 事 業 冬 季 栽 培 用 ハウス 野 菜 資 材 費 のみ 150,000 円 上 限 16

2 す こう JA 須 高 レンタル 農 機 具 の 紹 介 資 材 機 械 名 規 格 利 用 料 金 備 考 バックホー クボタ 2.5t 1 日 5,250 円 半 日 3,150 円 燃 料 借 主 負 担 バックホー クボタ 0.8t 1 日 4,200 円 半 日 2,625 円 乗 用 草 刈 り 機 協 立 21PS 1 日 5,250 円 半 日 3,150 円 背 負 い 動 噴 丸 山 20l 1 日 1,050 円 燃 料 借 主 負 担 ( 空 で 返 却 ) 刈 り 払 い 機 丸 山 1 日 1,050 円 自 走 式 肥 料 散 布 機 (ブレンドキャスタ) タカキタ 1 日 5,250 円 半 日 3,150 円 燃 料 借 主 負 担 乗 用 トラクター 三 菱 16PS 1 日 10,000 円 半 日 6,000 円 薪 割 り 機 1 日 5,250 円 半 日 3,150 円 農 業 資 金 の 紹 介 JAの 貸 出 金 制 度 資 金 JA 農 業 アグリマイティローン JA 農 機 ハウスローン JA 農 業 経 営 ローン 農 業 近 代 化 資 金 農 業 経 営 基 盤 強 化 資 金 (スーパーL) 農 業 改 良 資 金 開 発 事 業 レンタル 農 機 具 一 部 を 紹 介 しています 詳 細 については 下 記 までお 問 い 合 わせ 願 います お 問 い 合 わせ 先 す JA 須 こう 高 営 農 生 活 部 農 業 振 興 課 TEL FAX nosi-k@sko.nn.ja.or.jp 須 高 のフルーツ 17

3 市 町 村 の 農 業 支 援 制 度 須 坂 市 須 坂 市 農 林 課 TEL FAX 主 な 支 援 対 象 者 支 援 内 容 就 農 給 付 金 機 械 器 具 の 補 助 遊 休 農 地 等 解 消 対 策 事 業 農 用 地 利 用 集 積 45 歳 未 満 45 歳 以 上 55 歳 未 満 で 住 居 を 必 要 とする 方 55 歳 未 満 独 立 就 農 して 3 年 以 内 認 定 農 業 者 2 年 間 月 1 万 5 千 円 ( 青 年 就 農 給 付 金 を 受 けない 方 は 月 2 万 円 ) 2 年 間 月 10 万 円 農 業 サポートセンター 農 地 バ ン ク 空 いている 農 地 を 紹 介 人 脈 づ く り 新 規 就 農 者 研 修 生 交 流 会 研 修 会 を 開 催 就 農 時 に 必 要 な 機 械 器 具 の 購 入 費 の 半 額 を 補 助 (20 万 円 を 限 度 ) 10 aあたり10 万 円 限 度 ( 委 託 料 使 用 料 育 苗 購 入 費 など) 農 地 を 拡 大 した 場 合 10 aあたり 2 万 円 隣 接 している 場 合 は 10 aあたり 2 万 円 を 加 算 労 力 が 必 要 な 場 合 や 時 期 に 農 業 者 へサポーターを 紹 介 小 布 施 町 小 布 施 町 産 業 振 興 グループ TEL FAX sangyou@town.obuse.nagano.jp 1 生 活 費 の 支 援 青 年 就 農 給 付 金 を 活 用 し 年 間 150 万 円 を 最 大 7 年 間 支 給 します また 研 修 を 開 始 してから 給 付 金 が 支 払 われるまでの 期 間 給 付 金 を 小 布 施 町 が 保 証 いたします 2 住 居 費 の 支 援 町 独 自 の 制 度 で 住 居 費 を 支 給 します 3 人 脈 づくり 支 援 毎 月 1 回 新 規 就 農 生 同 士 の 交 流 会 を 開 催 している 他 小 布 施 町 の のみなさんとの 交 流 も 積 極 的 に 行 っています 4 技 術 的 な 支 援 町 内 の 先 進 等 の 元 で 充 実 した 実 践 的 な 研 修 を 受 ける 事 ができます また 長 野 県 ( 普 及 セン ター) J A 等 が 実 施 する 研 修 へも 積 極 的 にご 参 加 いただけます 高 山 村 高 山 村 産 業 振 興 課 TEL FAX sangyou@vill.takayama.nagano.jp 主 な 支 援 要 件 対 象 者 ( 概 ね 55 歳 未 満 ) 支 援 内 容 研 修 費 助 成 先 進 的 経 営 体 での 研 修 を 受 ける 者 月 2 万 円 以 内 (2 年 限 度 ) 農 業 機 械 等 賃 借 料 助 成 JA 又 はリース 会 社 等 と 賃 貸 借 の 契 約 を 締 結 した 者 年 賃 借 料 の2/3 上 限 20 万 円 (3 年 限 度 ) 農 地 賃 借 料 助 成 3 年 以 上 の 利 用 権 設 定 者 年 8 万 5 千 円 以 内 (5 年 限 度 ) 住 居 費 助 成 賃 貸 住 宅 に 居 住 する 者 月 1 万 円 以 内 (5 年 限 度 ) 転 入 経 費 助 成 研 修 を 継 続 し 就 農 する 者 家 財 運 搬 経 費 の 1/2 以 内 18

4 主 な 作 物 の 年 間 作 業 と 経 営 の 目 安 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 剪 定 摘 花 摘 果 草 刈 葉 摘 み 収 穫 病 害 虫 防 除 薬 剤 散 布 出 荷 リンゴ 品 種 出 荷 数 量 :kg 収 入 金 : 円 生 産 費 : 円 所 得 : 円 つ が る 3, , , ,900 秋 映 4, , , ,500 シナノスイート 4, , , ,600 シナノゴールド 4, , , ,100 ふ じ 4, , , ,000 出 荷 数 量 10 アール 当 りの 数 量 です 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 剪 定 誘 引 房 切 摘 房 摘 粒 袋 かけ 収 穫 ブドウ 品 種 出 荷 数 量 :kg 収 入 金 : 円 生 産 費 : 円 所 得 : 円 有 核 巨 峰 1, , , ,800 種 な し 巨 峰 1, , , ,800 ナガノパープル 1,400 1,204, , ,000 シャインマスカット 1,600 1,544, ,000 1,033,000 ピ オ ー ネ 1,800 1,170, , ,100 ロザリオビアンコ 1,800 1,170, , ,800 出 荷 数 量 10 アール 当 りの 数 量 です 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 モ モ ネクタリン モモ 剪 定 摘 蕾 摘 花 予 備 摘 果 本 摘 果 袋 かけ 品 種 出 荷 数 量 :kg 収 入 金 : 円 生 産 費 : 円 所 得 : 円 あ か つ き 3, , , ,600 な つ っ こ 3, , , ,600 川 中 島 白 桃 3, , , ,700 ネクタリン 品 種 出 荷 数 量 :kg 収 入 金 : 円 生 産 費 : 円 所 得 : 円 倉 島 ネクタリン 3, , , ,600 フレーバートップ 3, , , ,600 サマークリスタル 3, , , ,700 収 穫 芽 接 き 出 荷 数 量 10 アール 当 りの 数 量 です 出 荷 数 量 10 アール 当 りの 数 量 です 19

5 主 な 作 物 の 年 間 作 業 と 経 営 の 目 安 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 剪 定 誘 引 摘 蕾 花 粉 採 集 摘 花 受 粉 摘 果 新 梢 管 理 防 虫 ネット 潅 水 収 穫 施 肥 間 伐 枝 抜 き 深 耕 排 水 土 壌 改 良 剪 定 ナ シ 品 種 出 荷 数 量 :kg 収 入 金 : 円 生 産 費 : 円 所 得 : 円 幸 水 3, , , ,300 豊 水 4,000 1,000, , ,300 南 水 4,000 1,280, , ,200 ラ フ ラ ン ス 3, , , ,800 出 荷 数 量 10 アール 当 りの 数 量 です 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 剪 定 人 口 受 粉 摘 果 芽 接 き 収 穫 プルーン 品 種 出 荷 数 量 :kg 収 入 金 : 円 生 産 費 : 円 所 得 : 円 アーリーリバー 1, , , ,200 トレジディー 1, , , ,600 くらしま 早 生 1, , , ,400 グランドプライス 1, , , ,000 スコウプルーン 1, , , ,000 出 荷 数 量 10 アール 当 りの 数 量 です 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 保 温 開 始 虫 防 除 春 芽 収 穫 追 肥 病 害 虫 駆 除 夏 芽 収 穫 刈 取 り 秋 肥 除 草 処 理 アスパラガス 品 種 出 荷 数 量 :kg 収 入 金 : 円 生 産 費 : 円 所 得 : 円 アスパラガス ( 春 ど り ) , , ,300 出 荷 数 量 10 アール 当 りの 数 量 です 20

6 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 摘 心 追 肥 土 寄 せ 横 芽 整 理 下 葉 取 り 収 穫 苗 づくり 定 植 コ ギ ク 品 種 出 荷 数 量 : 本 収 入 金 : 円 生 産 費 : 円 所 得 : 円 コ ギ ク 30, , , ,000 出 荷 数 量 10 アール 当 りの 数 量 です 土 地 の 面 積 単 位 について 1 坪 約 3.31m2 (2 畳 ) 約 1.8m 約 1.8m せ 1 畝 30 坪 1アール 約 100m2 (99.2m2) 10m 10m たん 1 反 =10 畝 300 坪 10アール 約 1,000m2 (992m2) 約 32m 約 32m ちょう 1 町 =10 反 3000 坪 1 ヘクタール 約 10,000m2 (9917m2) 100m 100m 参 考 東 京 ドームは 約 4.7 ヘクタール ディズニー(ランド+シー)は 約 100 ヘクタール 21

7 主 要 営 農 モデル 農 業 を 職 業 として 選 択 した 農 業 者 新 規 就 農 者 など 農 業 に 意 欲 的 な 皆 さんの 参 考 にしていただくため 須 坂 市 小 布 施 町 高 山 村 における 主 要 な 類 型 ごとのモデルを 紹 介 します 営 農 類 型 面 積 規 模 (a) 品 目 構 成 (a) 労 働 力 ( 人 ) 年 間 所 得 ( 千 円 ) 基 幹 補 助 経 営 体 りんご 専 作 220 ぶどう 専 作 120 りんご+ 露 地 型 ぶどう 180 ふじ100 つがる50 秋 映 40 シナノ ゴールド30 巨 峰 (12 月 加 温 10 1 月 加 温 20 2 月 加 温 20 露 地 50) ロザリオビアンコ20 ふじ40 シナノゴールド40 巨 峰 ( 無 加 温 20 露 地 30) ピオーネ , , ,800 施 設 型 ぶどう+ 施 設 サクランボ 100 巨 峰 (1 月 加 温 20 2 月 加 温 30 40) サクランボ10 露 地 ,100 りんご+もも 複 合 経 営 160 りんご+なし 200 りんご+ぶどう+アスパラガス 160 もも+ 施 設 花 卉 110 ふじ50 中 生 種 ( 県 オリジナル 品 種 )30 もも( 川 中 島 20 タマキ20 ネクタリン 20 施 設 もも20) ふじ100 りんご 中 生 種 20 梨 ( 幸 水 30 南 水 50) ふじ70 巨 峰 ( 露 地 )30 ロザリオビア ンコ30 アスパラガス( 春 )30 もも(タマキ30 川 中 島 30 メイグラン ド20) トルコギキョウ20 ユーフォルビ ア , , , ,100 ぶどう+プル ーン+りんご+ ( 春 )アスパラ 複 合 150 ナガノパープル30 シャインマスカット 30 有 核 巨 峰 30 プルーン( 中 生 晩 生 )20 アスパラ( 春 ) ,080 プラム+プルーン+ 花 卉 複 合 190 ぶどう 専 作 100 施 設 花 卉 60 秋 映 40 プルーン( 早 生 中 生 晩 生 ) 50 プラム( 早 生 )30 ライラック( 露 地 )20 施 設 シャイン(2 月 被 覆 )20 施 設 パープ ル(3 月 被 覆 )20 有 核 巨 峰 50 冷 蔵 巨 峰 10 フリージア10 トルコギキョウ20 抑 制 トルコ10 SPストック10 ユーフォル ビア , , ,900 22

8 す こ う 須 高 地 域 の 主 な 農 業 実 績 以 下 は 須 高 管 内 での 農 業 経 営 の 実 績 です 営 農 類 型 面 積 規 模 (a) 品 目 構 成 (a) 労 働 力 ( 人 ) 年 間 収 入 ( 千 円 ) 基 幹 補 助 経 営 体 A りん ご+ぶどう( 露 地 ) 130 ふじ40 シャインマスカット20 核 50 ナガノパープル20 巨 峰 有 ,000 B りん ご+ぶどう( 露 地 ) 150 ふじ70 つがる20 秋 映 20 シナノス イート20 巨 峰 有 核 ,000 C りんご+ぶどう+なし 110 ふじ30 つがる20 秋 映 20 南 水 20 巨 峰 無 核 15 他 ,000 D ぶどう( 露 地 ) 94 巨 峰 有 核 50 ロザリオ6 シャインマス カット20 ナガノパープル ,000 E りん ご+ぶどう( 露 地 ) 170 ふじ70 つがる15 秋 映 35 巨 峰 有 核 ,000 F りんご+ネクタリン 150 ふじ50 つがる45 ン20 秋 映 35 ネクタリ ,000 G ぶどう( 露 地 ハウス)+ りんご 108 巨 峰 無 核 20 ナガノパープル シャイン マスカット10 ふじ23 巨 峰 有 核 (ハウ ス ) ,000 H ぶ どう( 露 地 )+ 一 部 冷 蔵 100 露 地 巨 峰 無 核 60 シャインマスカット 30 ナガノパープル ,000 I ぶどう( 露 地 ハウス) 84 巨 峰 有 核 (ハウス)40 露 地 巨 峰 有 核 31 シャインマスカット7 ナガノパープ ル ,000 J ぶどう( 露 地 ハウス)+ りんご+プルーン 145 シャインマスカット30 ふじ40 露 地 巨 峰 有 核 20 その 他 10 シャインマスカッ ト(ハウス)35 アーリーリバー 他 ,000 23

9 体 験 を 語 る 須 坂 市 編 細 かい 仕 事 は 好 きなんです 斎 藤 良 一 さいとう りょういち さん 34 歳 里 親 制 度 研 修 者 家 族 出 身 地 就 農 独 身 千 葉 県 流 山 市 生 まれ 2013 年 2 月 松 本 市 で 開 かれた 農 業 フェアで 須 坂 市 の 担 当 者 と 出 会 い 5 月 から 里 親 の 下 でブドウを 中 心 に 研 修 中 6 月 から 7 月 ブドウ 栽 培 は 人 の 手 がもっともかかる 一 つは 粒 を 減 らし 大 きさをそろえるための 摘 粒 (てきりゅ う) 作 業 もう 一 つは 種 無 し 化 と 肥 大 を 目 的 とした ジベレリン 処 理 だ 斎 藤 さんには ジベ の 作 業 中 に 手 を 一 端 手 を 止 めてもらい ブドウ 棚 の 下 コ ンテナを 腰 掛 にして 座 ってもらった こ の 研 修 にいたるまでの 経 緯 をうかがっ た ブドウの 房 一 つひとつのジベレリン 処 理 は 根 気 のいる 作 業 だ 大 学 の 専 攻 では 当 時 花 形 に 見 られて いたロジスティック( 流 通 システム)を 学 んだ 卒 業 後 はものづくりの 現 場 を 希 望 して 建 築 資 材 の 製 造 販 売 をする 会 社 に 就 職 し 立 体 駐 車 場 の 製 造 に 係 わる し かし 続 けるうち 疑 問 が 生 まれてくる 製 造 のほとんどを 海 外 で 行 なうようにな り 上 司 からは 将 来 を 考 え 事 務 仕 事 を 進 められた それから 自 分 の 進 路 を 考 え 始 めてからの 行 動 は 早 かった ものづく り の 一 つとして これまでまったく 経 験 のなかった 農 業 に 触 れてみたくて イ ンターシップによる 農 業 体 験 で 山 梨 香 川 そして 長 野 県 須 坂 市 を 訪 れた 須 坂 市 では 2 週 間 の 間 果 樹 の 収 穫 などを 行 いその 後 ハローワークで 募 集 していた 大 学 委 託 再 就 職 訓 練 生 として 6 ヶ 月 間 果 樹 コースを 専 攻 し 実 習 に 励 んだ 其 の 中 で の 方 々 先 生 方 からブドウ 栽 培 をすすめられ 自 分 にもできるかもしれ ない という 気 持 ちが 芽 生 えたという 2013 年 2 月 松 本 市 で 開 かれた 農 業 人 フェアで 農 業 改 良 普 及 センターや 須 坂 市 の 担 当 者 と 出 会 い 5 月 から 市 の 里 親 研 修 制 度 を 使 い 2 年 間 の 研 修 に 入 ること に 決 めた 思 い 立 ったら 行 動 の 早 い 斎 藤 さんだが 30 歳 過 ぎてから 転 職 しか もまったく 経 験 のない 分 野 へ さすがに 最 初 は 両 親 にも 相 談 できず 姉 に 相 談 し たら いいじゃないの と 背 中 を 押 し てくれた 2011 年 3.11 東 日 本 大 地 震 によ る 原 発 事 故 で 食 の 安 全 が 注 目 された 就 農 を 決 意 するきっかけにもなった 今 は 遠 くから 応 援 してくれる 両 親 に 早 く 一 人 前 になって 報 告 すること 楽 しみしている 研 修 はまだ 始 まったばかり まだま だ 不 安 はあるが 生 きている 感 じがする 細 かい 作 業 はもともと 大 好 きなんです という 斎 藤 さん 里 親 である 果 樹 は 斎 藤 さんの 2 年 後 の 就 農 のために 確 保 する 土 地 につい て 知 り 合 いにも 相 談 している 須 高 地 域 には 研 修 中 新 規 就 農 者 を サポートするグループ 仲 間 の 会 があり 須 高 農 業 青 年 クラブもその 一 つだ 単 身 で 研 修 する 人 にとって 地 域 を 知 り 人 間 関 係 をつくっていく 上 で 心 強 い 支 援 体 制 がある 納 得 するまで 調 べること 聞 くこと そしてプラン 田 村 賢 二 たむら けんじ さん 37 歳 新 規 就 農 者 家 族 妻 と 子 2 人 出 身 地 長 野 県 須 坂 市 生 まれ 大 学 卒 業 後 食 品 加 工 会 社 へ 就 職 営 業 マンとして 農 産 加 工 品 を 販 売 就 農 農 業 の 様 々なやり 方 に 触 れ 情 報 を 集 め 計 画 を 立 てつつ 新 規 就 農 今 年 3 年 目 経 営 概 要 ブドウ 畑 8 反 1 畝 (81アール) 巨 峰 とシャインマスカットを 栽 培 遅 れていた 摘 粒 (てきりゅう)の 作 業 がやっと 終 えて 明 日 から 袋 掛 けで す とブドウ 栽 培 の にとって 一 年 中 で 一 番 忙 しい 時 期 しかし 疲 れた 表 情 は 全 くない 巨 峰 とシャインマスカッ トの 作 付 け 面 積 の 割 合 を 考 えている という 語 り 口 は 就 農 3 年 目 とは 思 えな い 落 ち 着 きを 感 じさせる 地 元 の 兼 業 3 兄 弟 の 2 番 目 とし て 生 まれた 田 村 さんは 大 学 を 卒 業 し 食 品 加 工 販 売 会 社 に 就 職 営 業 としてあ る 程 度 成 績 を 残 すようになったころ 販 売 を 通 じて 知 り 合 った 都 内 の 食 品 販 売 会 社 の 社 長 と 出 会 ったことが その 後 の 進 24

10 形 が 全 て 違 う 房 の 摘 粒 作 業 は カンと 経 験 が 必 要 となる む 道 を 決 める 大 きなきっかけとなる 俺 の 売 れるものを 作 ってくれ という 社 長 の 言 葉 を 今 でも 覚 えている 果 樹 の 産 地 に 生 まれ 育 った 田 村 さんが ただ 作 っ て 納 めるだけ のやり 方 から どうい うものをどうやって 作 って どのように 販 売 するか を 考 えるきっかけとなった 納 得 するまでよく 調 べ 自 分 なりに プランを 描 いてみ る ことを 2 年 間 の 研 修 の 前 にしよう と とにかくいろん な 人 に 聞 いて 回 っ た 会 社 を 辞 めて 1 年 間 のアルバイト 生 活 のときも そこで 出 会 うたくさんの 人 から 様 々な 話 を 聞 い た 労 働 時 間 が 長 く 収 入 が 少 ない と いう の 今 までの イメージとは 違 う 農 業 のやり 方 があることも 知 る その 結 果 里 親 研 修 を 希 望 したとき 理 想 とす る 里 親 と 出 会 うことができた 生 協 や 都 会 の 消 費 者 グループなど 消 費 者 の 要 望 を 聞 きながら 品 目 や 生 産 の 方 法 を 変 えていく 集 荷 先 の 要 望 にこたえ られるよう 生 産 者 も 少 人 数 の 出 荷 組 合 を 組 織 する これらは 里 親 研 修 中 に 学 ん だことで 今 も 親 子 の 関 係 でもある 里 親 のもと 出 荷 組 合 の 一 員 としてその 一 端 を 担 っている 販 売 ルートの 確 立 と ともに やりがいと 収 入 の 目 途 が 立 って きた それでも 新 規 就 農 一 年 目 には 直 前 に 結 婚 した 奥 さんの 分 も 含 め 貯 蓄 が 底 をつ いた しかし 田 村 さんには 学 んでき た 新 しい 農 業 のやり 方 に 確 信 がある 2 年 目 には 予 定 した 収 入 が 現 実 のものに なったのだ 順 を 追 ってやってきた という 田 村 さんの 実 践 が 当 初 反 対 して いた 両 親 の 気 持 ちを 変 えた 子 育 て 中 の 奥 さんは 自 分 のやり 方 を 理 解 しくれる ようになった 須 坂 市 には 県 農 業 試 験 場 果 樹 試 験 場 また 園 芸 高 校 があり 農 業 経 営 者 協 会 は じめ 先 進 技 術 を 指 導 する 体 制 が 充 実 し ている 先 進 技 術 を 学 び 新 規 就 農 を 目 指 すには 魅 力 ある 地 域 となっている 農 業 をやりたい 人 を 育 てたい! 後 藤 文 夫 ごとう ふみお さん 54 歳 里 親 家 族 妻 子 3 人 出 身 地 長 野 県 栄 村 生 まれ 就 農 24 歳 のとき 結 婚 して 須 坂 市 へ 果 樹 を 中 心 に 巾 広 く 営 農 経 営 概 要 ブドウ150アール リンゴ130アールほか モモ プルーン アスパラなど 2011 年 度 里 親 制 度 発 足 時 から 3 名 の 研 修 生 を 受 け 入 れ 内 一 人 は 今 年 春 新 規 就 農 した なだらかな 斜 面 が 続 く 先 が 見 えないほ ど 緑 一 面 のブドウ 棚 この 一 角 で この 時 期 作 業 のお 手 伝 いと 研 修 中 の 女 性 に 熱 心 に 作 業 指 導 する 姿 があった すでに 3 名 の 研 修 生 を 受 け 入 れ 体 験 塾 などの 農 業 体 験 を 積 極 的 に 受 け 入 れている 後 藤 さんには そうした 行 動 に つながる 強 い 思 いがある この 地 域 は 果 樹 栽 培 には 最 適 な 土 地 なのに 高 齢 でやめざるをえなかったり 後 継 者 がいな かったりで このままだと 果 樹 栽 培 を 引 き 継 いでいけない と この 地 で 果 樹 栽 培 を 続 けてきた 思 いを 垣 間 見 ることが できる 後 藤 さんの 息 子 さんが いまの ところ 農 業 を 継 ぐ 意 思 がなさそう とい うこともその 一 因 となっている 農 業 をやりたい 人 を 育 てたい という 思 いは 地 域 外 からでも 意 思 のある 人 がどんどん 入 ってきてほしいという 思 いと 同 じなの だ 里 親 制 度 による 研 修 当 初 人 によって 後 藤 さんとまったく 同 じ 作 業 をすること が 就 労 なのか 研 修 なのかとら え 方 の 違 いがあったり 鍬 の 使 い 方 もわ からない 研 修 生 に 心 の 準 備 ができてい るのか と 思 える 瞬 間 があったり 技 術 指 導 が 本 当 これでいいのか と 悩 んだこ ともあった しかし それも 時 間 と 共 に 変 わってい く よく 話 をして 作 業 をしっかり 覚 え てもらい 知 らないことは 一 から 教 えれ ばいい また JA 農 業 改 良 普 及 セン ター 主 催 の 研 修 会 ( 年 10 回 )の 技 術 指 導 とそれを 実 践 体 験 する 場 として 里 親 研 修 の 指 導 をするというやり 方 で 気 が 楽 になった お 互 いが いっしょに 勉 強 してい こうという 姿 勢 に 転 換 した せっかく 研 修 に 来 たんだから 何 とか 就 農 までつなげてあげ たい という 後 藤 さん の 優 しい 気 持 ちは いっ しょに 勉 強 することで 研 修 生 に 伝 わり 信 頼 が 深 まっていった 果 樹 地 帯 は 絶 対 荒 廃 させない という 強 い 気 持 ちと 合 わせて 後 藤 さんにはその 先 の 夢 がある 都 市 部 と 農 村 部 の 交 流 施 設 を 作 り いわゆる 六 次 産 業 ( 農 畜 産 物 の 生 産 だけでなく 食 品 加 工 流 通 販 売 にも 農 業 者 が 積 極 的 に 関 わること)に 向 け ウチで 育 った 人 たちと 共 同 でやっていくことができたら いいという 2 年 前 発 足 した 須 高 地 域 の 里 親 研 修 制 度 は 里 親 の 情 熱 と 技 術 の 高 さに 支 えられており 研 修 者 には 就 農 へ の 重 要 なステップとなっている 研 修 者 に 摘 粒 (てきりゅう)の 仕 方 を 丁 寧 に 指 導 する 後 藤 さん 25

11 体 験 を 語 る 小 布 施 町 編 自 分 の 食 べるものを 自 分 で 選 択 して 岩 本 敦 いわもと あつし さん 35 歳 里 親 制 度 研 修 者 家 族 独 身 出 身 地 東 京 都 生 まれ 就 農 2011 年 長 野 市 に 住 んでいるとき 知 り 合 いの 紹 介 で 小 布 施 町 役 場 へ 2012 年 からリンゴとモモの 研 修 に 入 り 2 年 目 物 静 かに 話 す 岩 本 さんは 少 し 特 異 な 経 緯 を 持 つ 東 京 生 まれで 最 初 に 就 いた 仕 事 は 全 国 のホテルにサービスを 提 供 する 仕 事 北 海 道 から 九 州 まで 各 地 を 飛 び 回 る 中 で 地 方 の 面 白 さを 発 見 する 実 は もともとアレルギー 体 質 で 喘 息 や アトピーを 経 験 している 岩 本 さんは 仕 事 でワインを 扱 ったこともあり 食 材 への こだわりは 強 い 自 分 の 食 べるものを 自 分 で 選 択 して 作 る 農 業 の 魅 力 を 感 じ た 小 布 施 町 へ 移 住 するきっかけは 町 を 訪 れたときに 口 にしたサクランボ それ まで 外 国 産 のものしか 知 らなかったが サクランボのおいしさに 感 動 したのだと いう 今 リンゴとモモの 研 修 2 年 目 以 前 のネットワークに 小 布 施 町 に 来 てから の 新 規 就 農 者 とのつながりができ 来 年 4 月 以 降 の 就 農 プランが 徐 々に 固 まってきた 例 えば 小 さい 子 どもがいる 両 親 が 安 心 して 与 えられる 食 材 を 作 り 提 供 す る 必 要 とするモノをどうやって 届 け るか 生 産 者 がその 生 産 物 の 価 値 を 高 め 消 費 者 に 提 供 するなど その 具 体 化 はす でに 始 めているという 摘 果 を 終 えたばかりのりんご 畑 来 春 以 降 のプランを 語 る 岩 本 さん 小 布 施 町 は 長 野 県 有 数 の 観 光 地 だ 県 外 からの 人 の 流 れが 多 い そういう 中 で 果 樹 の 生 産 を 学 び また 地 元 と 結 び ついた 新 規 就 農 者 が これまでの 経 験 と 販 売 の 知 恵 を 活 かしていくことができる 小 布 施 町 ではこうした 若 者 を 積 極 的 に 受 け 入 れ 歓 迎 している 自 然 に 左 右 される そこがおもしろい 白 澤 実 しらさわ みのる さん 34 歳 新 規 就 農 者 家 族 出 身 地 就 農 経 営 概 要 独 身 長 野 市 生 まれ 大 学 ( 農 学 部 )を 卒 業 後 野 菜 花 き 試 験 場 へ 就 職 そこで 小 布 施 町 職 員 に 声 をか けられ 就 農 を 目 指 して 振 興 公 社 に 勤 める 2009 年 から1 年 パプリカの 研 修 後 2010 年 新 規 就 農 4 年 目 主 にキュウリ2 反 (20アール) ナス 自 分 の 思 い 通 りにならない 自 然 に 左 右 され 計 算 した 数 字 で 追 えない 部 分 がある そこが 面 白 いんです 道 路 の 反 対 側 には 水 田 が 広 がる 広 々と した 田 園 地 帯 ひときわ 目 立 つビニール ハウスが 7 棟 みえる その 前 で 直 立 して 迎 えてくれた 就 農 4 年 目 朝 晩 収 穫 出 荷 を 繰 り 返 す 忙 しい 毎 日 のはずだが 生 き 生 きとした 笑 顔 がある 就 農 の 経 緯 を 聞 いてみると 大 学 の 農 学 部 を 専 攻 し 卒 業 後 就 職 したが 自 分 で 野 菜 を 作 ってみたいという 気 持 ちが 強 くなった 偶 然 の 出 会 いで 小 布 施 町 に 住 み 研 修 後 就 農 したが 一 年 目 から 大 き な 壁 にぶつかる 研 修 してきたパプリカ の 栽 培 がうまくいかない 土 地 の 性 質 の 問 題 かうまく 育 たないのだ 結 局 いろ いろ 相 談 して パプリカをあきらめ 全 面 的 にキュウリに 切 り 替 えた 大 きな 決 断 だったが それが 2 年 目 からうまく いった 4 年 目 の 今 年 は 農 具 の 譲 り 受 けもあり 作 業 効 率 を 上 げ 収 穫 量 は 格 段 に 増 えているという 26

12 広 いビニールハウスを 一 人 で 切 り 盛 り する そのモチベーションを 維 持 するも のは 何 だろう 果 樹 がほとんどのこの 地 で 野 菜 で やっていけるの? という 声 が 聞 こえた りする そんな 時 は なにくそ と 思 う また 研 修 時 代 からある 同 世 代 の 農 業 者 との 交 流 集 まりは 情 報 交 換 とともに ライバルとして 刺 激 を 受 ける 刺 激 を 自 分 のモチベーションとしてエネルギーに 変 える まさにこれが 力 だ 10 年 目 には 野 菜 で 1 ヘクタールを 目 指 す そのために 作 業 の 効 率 化 作 業 日 誌 を 付 け 収 量 に 対 する 作 業 時 間 の 割 合 を 計 算 する また 働 き 手 をお 願 いす るために 労 働 時 間 を 平 均 化 するなど 目 標 も 明 確 だ 年 間 を 通 じた 大 型 ビニールハ ウスの 栽 培 には その 技 術 のレベルが 問 ツルの 様 子 など 毎 日 の 変 化 に 目 を 配 り 病 気 などに 対 応 する キュウリは1 日 数 センチのびる われる 白 澤 さんのように 土 壌 の 調 査 や 品 目 の 変 更 の 場 合 も 高 い 技 術 力 と 支 援 制 度 が 支 えとなり 大 きな 安 心 感 となっ ている 実 は 酒 が 好 き 話 すのも 大 好 き 付 き 合 っている 彼 女 とも 新 しい 生 活 を 目 指 している 白 澤 さん 10 年 先 を 目 指 して 一 歩 一 歩 進 んでいる 里 親 里 子 はずっと 親 子 関 係 山 岸 茂 夫 やまぎし しげお さん 62 歳 里 親 家 族 妻 娘 夫 婦 孫 1 人 出 身 地 小 布 施 町 生 まれ 就 農 18 歳 から 生 家 の 果 樹 生 産 に 携 わり44 年 経 営 概 要 リンゴ ブドウそれぞれ3.3ヘクタール 生 協 や 東 京 八 百 屋 グループへ 出 荷 するなど 小 布 施 産 直 グループ 代 表 として 活 躍 研 修 生 受 入 や 里 親 として 講 演 するなど 新 規 就 農 に 対 しても 積 極 的 に 行 動 している 先 生 になっちゃいけない 研 修 で 来 た 人 は 社 会 にもまれてきた 人 お 互 い に 知 ってることを 教 えあって 勉 強 しなが ら 最 初 に 山 岸 さんのところへ 研 修 生 とし て 埼 玉 からやってきた 夫 婦 は 果 樹 栽 培 の 経 験 はまったくなかった ただ その 一 方 で 花 の 会 社 に 勤 め 専 門 知 識 をもって いた 住 宅 の 斡 旋 から 農 業 体 験 里 親 選 びまで 町 の 里 親 制 度 が 始 まった 時 期 だった 山 岸 さんは この 新 規 就 農 希 望 者 に 対 し 先 生 ではなく お 互 い 教 えあう 仲 間 そして 困 ったときに 助 け 合 う 親 子 として 接 した 山 岸 さんは 里 親 の 大 切 な 仕 事 は 農 地 を 見 つけてやることだ という 研 修 後 の 農 地 の 世 話 をしてやることが 一 番 大 切 なのだという どこにどういう 土 地 があるか 一 番 わかっているのは 昔 か らこの 地 で 農 業 を 営 んでるわれわれ 先 が 見 えれば 安 心 して 研 修 でき 就 農 でき る 小 布 施 町 の 新 規 就 農 者 と 今 も 親 子 関 係 という 里 親 との 信 頼 はこういう ところから 生 まれているのだ 山 岸 さんは 主 にブドウの 巨 峰 とシャイ ンマスカット フジなどのリンゴをほぼ 半 々 栽 培 している その 理 由 は 明 確 だ 40 年 の 付 き 合 いの 生 協 の 要 望 にこたえ ることと ブドウとリンゴの 作 業 が 重 な らないようにするためだ 当 初 から 消 費 者 の 声 を 聞 きたいと 思 い 生 協 と 東 京 の 八 百 屋 グループの 出 荷 先 を 選 んできた 有 機 栽 培 を 基 本 に 競 争 に 勝 てる 品 質 の ものをつくることに 今 も 努 力 している このことが 研 修 を 受 けに 来 る 就 農 希 望 者 にゆっくりと 浸 透 して きている この 地 で 果 樹 を 生 産 し 生 きていくためには 経 営 にかかっている そのた めに 必 要 なものは 以 下 の 5 つと 山 岸 さんは 言 う 1 情 報 力 = 環 境 などあら ゆる 情 報 を 正 確 に 把 握 すること 2 技 術 力 = 昔 からの 大 事 なことの 土 台 に 新 しい 技 術 をつけること 3 企 画 力 = 何 が 売 れてい るか まず 売 り 方 を 考 えること 4 経 営 力 = 人 を 使 うため のノウハウ 5 組 織 力 = 効 率 を 図 るた めの 仲 間 づくり 小 布 施 町 では 研 修 に 入 る 前 に 選 抜 試 験 という 名 の 一 週 間 の 農 業 体 験 がある 夢 と 希 望 を 持 って 参 加 する 希 望 者 が 作 業 の 実 体 験 ができる 機 会 だ その 時 受 けいれる 地 元 から 先 の 見 通 しと 安 心 をもらえる 環 境 が 就 農 希 望 者 にはとても 心 強 い 果 樹 の 生 産 で 生 きていくためには 経 営 が 必 要 と 語 る 山 岸 さん 27

13 体 験 を 語 る 高 山 村 編 リンゴのおいしさに 感 動 して 名 倉 健 治 なぐら けんじ さん 33 歳 里 親 制 度 研 修 者 家 族 出 身 地 研 修 妻 静 岡 県 浜 松 市 生 まれ 18 歳 から 東 京 で 料 理 人 ( 洋 食 )として 働 く 2011 年 冬 不 耕 起 無 農 薬 の 米 作 りを 習 いに 高 山 村 へ 2012 年 から リンゴ アスパラガスの で 研 修 開 始 2 年 目 斜 面 に 水 田 や 畑 の 広 がる 広 々とした 土 地 に 突 然 現 れたアルミのパイプがあら わになったビニールハウス その 中 には 一 面 にうす 緑 の 人 の 背 丈 ほどの 植 物 そ れは この 時 期 食 材 からはちょっと 想 像 のつかないアスパラガスの 生 長 した 姿 だった 軽 トラックの 前 で 待 ってもらっていた 名 倉 さんは 濃 い 目 の 作 業 着 姿 がしっく り 似 合 っている 7 月 アスパラガスはビニールハウスの 中 で 来 年 に 向 け 養 分 を 蓄 えるた め 大 きく 成 長 する 最 初 米 作 りを 習 おうと 思 って 高 山 村 にきた 時 もらったリンゴに 感 動 した んです 都 会 で 料 理 人 として 食 材 の 勉 強 をしてきた 名 倉 さんは 新 鮮 で 採 れ たてのおいしさを 知 る その 環 境 に 触 れ 農 業 を 仕 事 として 移 住 することを 決 意 さ せるのに 時 間 はかからなかったようだ 夫 の 性 格 をわかっている 奥 さんは 私 をあてにしないで といいつつも 名 倉 さんの 決 意 を 受 け 入 れた の 一 軒 家 を 借 りることができ 村 の 里 親 研 修 制 度 でリ ンゴとアスパラガス それぞれの 専 業 のもとで 研 修 農 業 の 経 験 のない 名 倉 さ んは 時 期 を 考 慮 し た 作 業 の 段 取 り 異 常 の 気 づき 作 業 の 効 率 を 考 えることな ど 農 業 の 厳 しさを 里 親 から 教 わる 機 械 に 癖 があるように 畑 にも 一 種 の 癖 があ り 管 理 のしかたも 一 つひとつ 違 う 初 めて 経 験 することばかりだ それでも 2 年 目 の 今 年 春 からは 2 反 2 畝 (22 アー ル)あるアスパラ 畑 管 理 を 一 人 で 任 され ている 名 倉 さんの 農 業 にかける 思 いを 聞 くと ちょっと 哲 学 的 ですがと 前 置 きしながら 生 きることは 幸 せを 求 めること そ れには 健 康 が 第 一 心 と 体 の 健 康 が 農 業 にはある と 答 えてくれた 素 材 がもっ とも 大 事 な 料 理 人 としての 原 点 がそこに あるのだろう 将 来 自 分 で 作 った 食 材 で 加 工 食 品 を 作 ったり 食 材 を 料 理 するこ とも 目 線 の 先 にみえている 長 野 県 須 高 地 区 のアスパラガス 栽 培 は 全 国 でも 1 2 を 争 う 技 術 の 高 さがある とくに 春 先 の 収 入 源 として 貴 重 な 品 目 と いう 農 業 改 良 普 及 センターでは 経 営 の 観 点 からも 支 援 に 力 を 入 れている 最 後 に 遠 からず 一 児 のパパになるこ とを 話 してくれた 名 倉 さん 長 野 県 の 別 荘 ができたという 御 両 親 に 地 域 の 仲 間 に 恵 まれた 今 の 生 活 をみてもらうことも 近 く 実 現 するに 違 いない 見 守 ってくれる 人 がいることが 本 当 に 心 強 い! 佐 藤 学 さとう まなぶ さん 33 歳 新 規 就 農 者 家 族 妻 子 1 人 義 母 出 身 地 長 野 県 飯 山 市 生 まれ 短 大 卒 業 後 ハーブ 生 産 販 売 会 社 へ 就 職 社 員 として 栽 培 営 業 のノウハウを 学 ぶ 就 農 結 婚 後 妻 の 実 家 である 高 山 村 でハーブ5 種 のみで 生 計 を 立 てることを 決 意 就 農 4 年 目 経 営 概 要 ハーブ 畑 (65アール) 紹 介 を 受 け 交 換 した 名 刺 の 裏 には 5 種 類 のハーブの 品 種 名 住 まいのすぐ 隣 にあるハウスには イタリアンパセリが びっしり これがチャービルで と 説 明 してくれる 佐 藤 さんの 表 情 はにこやかだ 記 者 は 何 よりこの 地 域 では 珍 しく ハーブのみで 生 計 を 立 てていることに 疑 問 をぶつけた 農 業 大 学 校 を 卒 業 後 ハーブの 生 産 販 売 会 社 へ 就 職 したのは たまたまなん です 他 になかったから という 佐 藤 さんだが よく 聴 いてみると その 後 の 人 生 を 決 めていく 出 会 いがそこには あった 11 年 勤 めたその 会 社 の 社 長 には 住 み 込 みも 含 め 息 子 のようにかわいがっ 28

14 てもらったという 当 時 まだハーブが 今 ほど 一 般 的 でなく 栽 培 しても 売 れず 廃 棄 を 繰 り 返 すような 時 期 に 社 長 からは 栽 培 技 術 だけでなく 販 売 方 法 や 人 間 関 係 の 大 切 さなどたくさんのことを 学 んだ という 就 農 して 最 初 の 2 年 間 は 収 入 もほと んどなく 栽 培 もうまくいかない 出 荷 し ても 約 束 をホゴにされ 未 回 収 も それで も お 客 である 問 屋 さんの 要 望 に 耳 を 傾 け 日 々 努 力 した 真 夏 に 弱 いハーブを 6 ~ 9 月 の 需 要 期 にいかに 出 荷 量 を 増 やす かを 追 求 し 冬 季 も 含 め 一 年 を 通 じて 買 ってくれるお 客 を 大 事 にした トンネ ルを 小 さいものから 大 きいものへ マル チの 畝 の 再 利 用 など 試 行 錯 誤 の 上 日 々 向 上 することを 追 及 してきた 最 初 はいろんな 人 に 聞 きました と いう 佐 藤 さんだが JA 市 町 村 普 及 セ ンターなどいつでも 連 絡 がとれる 担 当 者 がいて 困 った 時 にすぐ 相 談 に 応 じてく れる そうした 見 守 ってくれる 人 がいる ことが 本 当 に 心 強 い のだという 実 は 佐 藤 さんは ハーブは 食 べないと いう 食 べ 物 として はあまり 好 きではな いらしい 有 機 肥 料 にこだわり 育 てたハーブは しっ かりして 日 持 ちが 良 いとお 客 から 教 わった 収 穫 の 少 な い 時 期 にもなんとか 対 応 して 出 荷 して ることが 評 価 されて この 2 年 は 売 り 上 げ が 延 びた 当 初 の 目 標 である 年 1000 万 円 の 売 り 上 げ 目 標 も 目 の 前 となった 就 農 当 時 もうやめれば といっ ていた 奥 さんも 今 は 期 待 の 方 が 大 きい 自 分 は 恵 まれていました という 佐 藤 一 面 緑 のハーブ 畑 は 見 ているだけ で 癒 され る 周 辺 の 人 の 協 力 で 作 付 面 積 が 広 がっている さん 奥 さんの 母 親 の 協 力 で 実 家 の 畑 を 借 りられたことなど 幸 運 をつかんだ 今 では 新 規 就 農 者 の 交 流 の 場 で 同 世 代 の 就 農 者 に 勇 気 と 励 ましを 与 える 存 在 になっている 得 意 分 野 を 生 かして とけ 込 んでほしい! 柗 本 由 里 子 まつもと ゆりこ さん 66 歳 家 族 出 身 地 就 農 経 営 概 要 娘 夫 婦 孫 1 人 高 山 村 生 まれ 24 歳 で 結 婚 後 ご 主 人 にリンゴ 栽 培 を 一 から 習 い 平 成 5 年 ご 主 人 に 先 立 たれた 後 もリンゴ 栽 培 を 切 り 盛 り リンゴ 約 3 町 (3ヘクタール) 仲 間 と 共 に 直 売 所 を 立 ち 上 げるなど 経 営 にも 積 極 的 に 行 動 している リンゴを 育 てるのが 好 き でも 毎 年 やっていて 今 年 が 最 高 という 年 はな い 人 生 の 中 で 現 役 バリバリにできる のは 30 回 ぐらいしかない とリンゴ 栽 培 を 40 年 以 上 続 けてきた 柗 本 さんは その 一 回 一 回 を 真 剣 に 取 り 組 んできた 長 い 営 みの 中 で 衰 えない 意 欲 と 情 熱 を 今 も 感 じさせる 柗 本 さんがリンゴ 栽 培 に 出 会 ったのは 村 内 から 嫁 いできた 42 年 前 ご 主 人 が 共 撰 所 の 常 勤 職 員 で 家 の 作 業 がままなら ないとき これからはオンナシュウ( 女 性 )の 時 代 全 部 教 えとくから とい 果 樹 うご 主 人 の 考 えで リンゴ 栽 培 の 技 術 を 一 から 習 った 一 つの 技 術 を 2 人 で 分 かち 合 った という どんなことでも 常 に 話 し 解 決 してきた 経 験 が 伴 侶 を 失 った 今 でも 生 きている 一 人 になった 1 年 目 の 年 は 寝 ていても 1 時 間 ごとに 目 が 覚 めた どうやって 生 活 していこう かという 考 えが 頭 から 離 れなかった ある 程 度 軌 道 に 乗 った 頃 次 の 行 動 に 出 た それ は それまで 習 慣 的 にほと んどなかった 他 の 家 に 手 伝 いに 行 くことだった 他 の 人 に 助 けてもらうこ と 来 てもらうだけでな く 必 要 なときに 手 伝 い に 行 く そのことが ご 近 所 4 人 で 始 めた 結 い(ゆ い) となった 必 要 な 仕 事 を 4 人 で 分 かち 合 い 分 担 し 合 うことで 効 率 よ く 行 う 仲 間 だ これによっ て 一 人 の 力 を 何 倍 にも 作 業 効 率 よく 活 かすこと ができる 何 より 励 み 29 とやりがいが 生 まれた この 経 験 が 農 産 物 直 売 所 を 立 ち 上 げ た かあちゃんの 会 につながる 毎 年 6 月 から 10 月 の 毎 週 日 曜 日 の 午 前 中 農 協 の 一 角 を 借 りての 直 売 所 を 開 く 活 動 は 村 内 外 に 知 れわたり すでに 16 年 目 となっている 今 まで 各 地 から 就 農 を 目 指 してたくさ んの 人 が 村 を 訪 ねてきたのを 見 てきた 柗 本 さんは 言 う とにかくとけ 込 んでほ しい 自 分 から 率 先 して 聞 いてほしい 聞 かれれば いやな 顔 をする 人 は 誰 もい ない と 先 行 してる 就 農 者 にその 経 験 を 話 して もらう 隣 近 所 との 付 き 合 い 方 習 慣 な どを 伝 える などなど どうしたら 新 し い 人 がスムーズに 就 農 できるか 次 々と 考 えが 広 がる 高 山 村 には 活 発 な 女 性 グループがあり 奥 さんどうしの 交 流 が 盛 んで 様 々な 援 助 の 手 が 差 しのべられており 暮 しやす い 環 境 となっている 仲 間 といっしょに 作 業 すると それぞれの 得 意 分 野 を 生 かして 効 率 が 何 倍 もよくなる

15 す 須 活 動 概 要 須 高 農 業 青 年 クラブ 協 議 会 は 須 坂 市 小 布 施 町 高 山 村 ( 須 高 地 区 )に 在 住 する 若 い 農 業 者 で 構 成 され 現 在 25 名 の 会 員 で 活 動 を 行 っています 主 な 活 動 は りんごやぶどう 等 の 経 営 品 目 別 にプロジェクト 活 動 ( 調 査 研 究 活 動 )や 県 内 外 の 先 進 地 視 察 農 産 物 直 売 婚 活 など 会 員 のやりたいことや 興 味 のあることを 出 し 合 い テーマを 決 めて 取 り 組 んでいます 学 習 活 動 1プロジェクト 活 動 会 員 が 自 ら 栽 培 経 営 上 の 問 題 をテーマとし 課 題 解 決 に 向 けた 調 査 研 究 を 行 っています H24 年 度 はりんごを 栽 培 する 会 員 3 名 で さび 症 状 (りんご 表 面 の 傷 ) 軽 減 方 法 の 検 討 を 行 ったところ 袋 かけにより さび 症 状 の 軽 減 効 果 があることが 分 かりました 2 先 進 地 視 察 研 修 会 員 が 興 味 のある 栽 培 方 法 や 新 品 種 について 学 ぶため 先 進 地 への 視 察 を 行 っています H24 年 度 はぶどうを 栽 培 する 会 員 が 中 心 となり 山 梨 県 甲 府 市 へ 先 進 地 視 察 研 修 を 行 いました また 県 果 樹 試 験 場 ではクイーンニーナ 等 話 題 の 新 品 種 について 視 察 しました 3 冬 期 学 習 会 毎 年 会 員 が 興 味 のある 内 容 について 学 習 会 を 開 催 しており 県 農 業 試 験 場 の 研 究 員 による 土 壌 診 断 結 果 の 見 方 や 施 肥 設 計 有 機 物 を 活 用 した 土 づくり 等 についての 学 習 会 や 病 害 虫 防 除 農 業 機 械 の 整 備 方 法 等 の 学 習 会 を 行 っています 4 県 若 人 のつどい 県 若 人 のつどい( 青 年 農 業 者 による 調 査 研 究 発 表 会 ) では 全 県 から 青 年 クラブ 員 が 集 まり プロジェクト 活 動 の 取 り 組 みを 発 表 しています お 問 い 合 わせ 先 こ う 高 農 業 青 年 クラブ 協 議 会 長 野 農 業 改 良 普 及 センター TEL FAX nagano-aec@pref.nagano.lg.jp す JA 須 こ う 高 青 年 部 概 要 盟 友 数 67 名 ( 平 均 年 齢 37 歳 ) 組 織 と 活 動 内 容 専 門 部 農 政 部 組 織 部 教 養 部 タスクフォースチーム タスクフォースチームとは 特 別 な 任 務 を 遂 行 する チームのこと JA 須 高 青 年 部 では 直 面 する 様 々な 問 題 や 課 題 に 向 けてチームを 結 成 し 解 決 改 善 に 向 けて 積 極 的 に 取 り 組 んでいます 現 存 するチームは ぶど うT.F りんごT.F 販 促 T.F 担 い 手 T.F デセール スコウT.Fの5チームです 代 表 的 な チームをご 紹 介 致 します リンゴTF ブドウTF 販 売 促 進 TF チーム 名 活 動 内 容 備 考 デセール スコウTF 担 い 手 育 成 TF お 問 い 合 わせ 先 マロンなアップル( 黄 色 いふじ)の 開 発 販 売 食 育 活 動 ( 小 学 生 とオリジナル 文 字 リンゴの 作 成 ) 小 房 のブドウ うまさがギュっと 詰 まったブドウ の 開 発 販 売 ( 本 年 度 は 開 発 に 専 念 ) 販 促 資 材 の 作 成 プロモーションビデオの 作 成 ブランド 化 を 目 指 した 上 位 品 の 販 売 お 嫁 さん 探 し マロンなアップルは 高 値 5kg6,000 円 で 市 場 取 引 PV は JA 須 高 のホームページにて 掲 載 して います JA 須 高 営 農 生 活 部 販 売 企 画 課 須 坂 市 大 字 小 島 TEL FAX kome@sko.nn-ja.or.jp 30

16 お し べ OBUSE 雄 蕊 の 会 概 要 OBUSE 雄 蕊 の 会 は 町 内 で 新 たに 農 業 を 志 す 青 年 同 士 の 仲 間 づくり 情 報 交 換 を 目 的 として 設 立 した 会 です 現 在 会 員 数 は 10 名 程 度 で そのほとんどが 町 外 出 身 者 です し かし ここ 最 近 は 町 内 の 農 業 後 継 者 も 会 に 加 わるようになっ てきており 町 内 外 の 若 手 が 集 う 新 たな 場 になってきて います また 本 会 では 新 規 就 農 生 同 士 だけではなく 町 の 人 と の 交 流 も 積 極 的 に 行 っています 昨 年 度 は 地 元 の 農 業 委 員 会 の 皆 様 を 始 めとし それぞれの 地 区 のお 祭 りの 保 存 会 の 皆 様 と 交 流 しました その 結 果 とてもいい 状 態 の 農 地 を 貸 して くれる 方 が 見 つかったり 地 元 の 祭 り 保 存 会 に 加 入 させてい ただいたりと 農 業 だけでなく 地 域 とのつながりをより 強 い ものにすることができました 小 布 施 町 の 魅 力 は なんといってもそこに 暮 らす 人 々です 雄 蕊 の 会 は 農 業 のおもしろさだけでなく 小 布 施 町 に 暮 ら す 楽 しさを 感 じていただける 会 です お 問 い 合 わせ 先 OBUSE 雄 蕊 の 会 小 布 施 町 産 業 振 興 グループ TEL FAX 高 山 村 地 球 クラブ 概 要 人 と 自 然 にやさしい 環 境 保 全 型 農 業 を 推 進 する 高 山 村 の 農 業 を 継 続 しようとする 青 年 の 農 業 者 団 体 高 山 村 地 球 クラブ は 会 員 相 互 の 親 睦 を 図 り 豊 かにして 明 るい 農 業 及 び 生 活 を 築 くことを 目 的 に 農 業 知 識 の 習 得 や 研 究 活 動 等 の 他 ボランティア 活 動 も 行 ってい ます 会 員 は りんご ぶどう ワイン 用 ぶどうなどの 果 樹 栽 培 をはじめ 水 稲 栽 培 や 畜 産 などさまざまで 栽 培 技 術 などの 情 報 交 換 の 場 にもなっています 会 員 数 24 名 (H25 現 在 ) 年 会 費 4,000 円 主 な 活 動 内 容 視 察 研 修 学 習 会 知 識 の 習 得 や 研 究 活 動 として 県 内 外 の 農 業 先 進 地 への 視 察 研 修 や 学 習 会 を 行 って います 過 去 には りんごの 新 品 種 栽 培 を 行 う への 視 察 や 農 作 物 の 消 毒 用 車 両 (スピードスプレヤー)を 製 造 する 企 業 への 視 察 確 定 申 告 に 係 る 農 業 所 得 の 収 支 のつくり 方 農 地 に 関 わる 基 礎 知 識 などの 学 習 会 を 行 いました 農 業 技 術 情 報 交 換 の 場 園 地 交 流 会 毎 年 春 と 秋 に 会 員 の 園 地 で 農 作 物 の 栽 培 方 法 や 園 地 で 工 夫 していることなど 農 業 技 術 情 報 の 交 換 を 行 っています ボランティア 活 動 毎 年 地 域 貢 献 ボランティア 活 動 として 村 内 の 沿 道 等 の 草 刈 りを 行 っています お 問 い 合 わせ 先 高 山 村 地 球 クラブ 高 山 村 産 業 振 興 課 農 政 係 TEL FAX sangyou@vill.takayama.nagano.jp 31

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