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1 平成 24 年度経済産業省委託調査 平成 24 年度我が国情報経済社会における基盤整備 ( 特定家庭用機器再商品化法における再商品化等基 準の見直し等に関する調査 ) 報告書 2013 年 3 月 29 日 環境 エネルギー研究本部

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3 はじめに 平成 13 年 4 月 1 日から施行された特定家庭用機器再商品化法 ( 以下 家電リサイクル法 という ) においては 政府は 附則第一条ただし書に規定する規定の施行後五年を経過した場合において この法律の施行状況について検討を加え その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする ( 附則第 3 条 ) と規定されている この規定に基づき 平成 18 年 6 月より 経済産業省は環境省と合同会合を開催し 制度見直しについて議論等を行い 20 年 2 月に 家電リサイクル制度の施行状況の評価 検討に関する報告書 が取りまとめられたところ そして 同報告書 ( 以下 20 年報告書 という ) においては 今回の検討から5 年後を目途に 制度検討を再度行うことが適当である とされており 今後 家電リサイクル制度の見直し検討を進めていく上で必要な情報を把握していく必要がある 特に 家電リサイクル法に基づきメーカーにより実施される再商品化等については 法令により基準が定められており ( 法定義務率 ) 当該義務率の妥当性についてはメーカーによるリサイクル技術の向上や対象品目の特質と 消費者が負担するリサイクル費用低減化促進の両面を総合的に判断しながら検討を行う必要がある このため ブラウン管テレビ等のリサイクルの技術的 経済的状況を含むメーカーによるリサイクル技術の動向 及びリサイクルシステムにおけるコストを把握する必要がある また 現行家電リサイクル制度の成果を検証するためには 家電リサイクル法ルートに乗らず 現行の法制度等で十分に把握できていない特定家庭用機器の 見えないフロー について最新の状況を把握する必要がある 更に 20 年報告書を受け 小売業者が引き取った排出家電のメーカーへの円滑かつ適正な引渡しを確保する観点から 指定引取場所の共有化が実施されたところ その後の収集運搬費用の実態等について把握し 当該共有化による効果を検証する必要がある i

4 目次 1. メーカーによるリサイクル技術の動向調査 メーカーによるリサイクル技術の動向等に関する調査 有機 EL テレビに関する調査 再商品化等率の見直しの考え方の整理 リサイクルシステムにおけるコスト調査 コスト分析モデルの検討 コスト分析に必要となるデータの収集 コスト分析の実施 使用済み家電の流通フローに係る調査 フローの推計方法 消費者へのアンケート調査 ヒアリング調査 フローの推計 指定引取場所の共有化後の収集運搬費用の実態等調査 指定引取場所の共有化後の収集運搬の実態等に係る調査 指定引取場所の配置の改善方策等の整理 参考資料 : 小売店調査個票 1

5 1. メーカーによるリサイクル技術の動向調査 1.1 メーカーによるリサイクル技術の動向等に関する調査 (1) 調査概要 1) 調査内容メーカーによるリサイクル技術の動向に係る調査として 手解体による解体 分別 機械破砕 選別及び回収物の実態を整理する また 平成 21 年度から家電リサイクル制度の対象となった液晶式テレビ プラズマ式テレビ及び衣類乾燥機のリサイクルの技術的 経済的状況について整理する 調査対象品目は以下のとおり < 調査対象品目 > エアコン ブラウン管式テレビ 液晶式テレビ プラズマ式テレビ 冷蔵庫 冷凍庫 洗濯機 衣類乾燥機 < 調査内容 > 最新のリサイクル技術 再商品化率を向上させるための取組 5 年前の家電リサイクル法の見直し以降 家電メーカー 再商品化施設等で取り組んできた再商品化率を向上させるための取組 ( 現在 研究開発中のものも含む ) 前処理 手分解 破砕処理 選別工程の変遷 最新のリサイクル技術 ( レアメタルリサイクル等 ) 適正処理技術の開発 導入実績等 上記取組による改善内容 再商品化率 作業効率等 追加品目 ( 液晶式テレビ プラズマ式テレビ 衣類乾燥機 ) の再商品化の状況 液晶式テレビ プラズマ式テレビの再商品化のための取組 前処理 手分解 破砕処理 選別工程等の処理フロー 特徴的なリサイクル技術 適正処理技術 ( 特にパネルの処理技術 ) 等 衣類乾燥機の再商品化のための取組 前処理 手分解 破砕処理 選別工程等の処理フロー 特徴的なリサイクル技術 適正処理技術等 2

6 家電製品由来の再生資源への取組状況 部材 部品のリサイクル方法 用途 ( 例 : エアコンのキャビネットの鉄は 手解体により取り外し 鉄スクラップ材として再生利用されている等 ) 再商品化率の低い素材 ( プラスチック ) の再商品化を促進するための取組 ブラウン管ガラス等 再商品化が困難な素材のリサイクルを促進するための取組 適正処理が難しい部品 ( 水銀スイッチ PCB アンモニア冷媒等) の取り扱い 2) 調査方法調査にあたり Aグループ Bグループそれぞれのリサイクルプラントに対してヒアリングを実施した 調査対象を以下に示す ヒアリングには各グループの管理会社に加え 主要な家電メーカーにも同席いただいた ヒアリングでは リサイクル技術の動向に係る調査として 手解体による解体 分別 機械破砕 選別及び回収物の実態把握を試みた 特に 5 年前の家電リサイクル法の見直し以降の最新動向について確認した また 平成 21 年度から家電リサイクル法の対象となった液晶式テレビ プラズマ式テレビ及び衣類乾燥機に関しては リサイクルのフローを確認した なお ヒアリングを行ったリサイクルプラント以外の動向に関しては 文献調査を行い 情報を追加した < 調査対象 > A グループ パナソニックエコテクノロジーセンター株式会社 平林金属株式会社 ハリタ金属株式会社 B グループ 株式会社ハイパーサイクルシステムズ 株式会社関東エコリサイクル グリーンサイクル株式会社 3

7 (2) 調査結果 1) 各素材 部品の最終的な引渡先や引渡先での利用状況についてヒアリング結果に基づき 各品目のリサイクルフロー及び主な回収物と引渡先での利用 処理状況を以下のとおり整理した なお 基本的に リサイクルフローにおいては リサイクルプラント内での取り扱い内容と出荷先までを記載し 引渡し先での利用 処理状況に関しては別表にて整理した a. 概況家電リサイクルプラントにおける 4 品目のリサイクルプロセスは家電リサイクル法の見直しが行われた 5 年前と比較して 大きな変化はない いずれの品目ともに 手分解が可能なものはできるだけ回収し その後シュレッダーで破砕をした後 風力 磁力 渦電流選別装置等により鉄 非鉄 ( 銅 アルミ ステンレス 真鍮等 ) プラスチック ダスト等に選別されている 新しい取組として ミックスプラスチックや基板を再破砕し 選別をすることで回収物の品位を高める事例がみられた これらは再破砕 選別しなくても再商品化率にカウントされていたものであり この取組による再商品化率の向上は見られない このように 近年では 再商品化率自体を向上するよりも 作業の効率化や回収資源の品位の向上 ( ひいては収益の改善 ) への取組が積極的に行われていると言える b. エアコンエアコンについては 冷媒フロンを回収した後 外装を外して 手選別により熱交換器 基板 コンプレッサー モーター等を取り外した後 残りを破砕機に投入するのが一般的なリサイクルフローである 近年はコンプレッサーを切断して ローター内に含有されているネオジム磁石を回収する事例も見られる 4

8 赤斜字部が 5 年前から追加があった項目 図 1-1 エアコンのリサイクルフロー (2013 年 3 月時点 ) 5

9 表 1-1 エアコンからの主な回収物と引渡先での利用 処理状況 部材 部品 主要素材 用途 キャビネット ( 室 鉄 鉄スクラップ材として再生利用されている 外機 ) キャビネット ( 室内機 ) プラスチック プラスチックリサイクル材として再生利用のための各種技術開発が進められており すでに一部では 再生プラスチック製品の原料として有償で売却されている なお 一部家電製品向けに再生利用している ファン プラスチック ガラス繊維強化プラスチックであるため 再生利用が困難となり 埋立か焼却処分されていることが多い 一部は ファンへ再生利用されているが バージン材に比べて品質が劣るため 少量である アルミ アルミスクラップ材として再生利用されている 熱交換器 銅 アルミ 熱交換機を切断し 銅 アルミを分離後 または 機能破壊後 銅 アルミスクラップ材として再生利用されている モーター 鉄 銅 手解体 分別後 または 機能破壊後 鉄 銅スクラップ材として再生利用されている ( 国内 海外 ) コンプレッサー 鉄 銅 外枠を切断し 手解体 分別後 または 機能破壊後 鉄 銅スクラップ材として再生利用されている ( 国内 海外 ) 一部は 切断後ネオジム磁石が回収されている 冷媒配管 銅 銅スクラップ材として再生利用されている 冷媒フロン HCFC22 回収後 破壊処理されている 一部は 工業 医療家電品等に用いるフッ素樹脂に再生利用されている 冷凍機油 鉱物油 冷凍機油または燃料油として再生利用されている トランス 鉄等 鉄スクラップ材として再生利用されている 一部は鉄 銅 アルミに分解され それぞれスクラップ材として利用されている プリント基板 紙入り樹脂 電子部品 はんだ等 非鉄製錬事業者にて非鉄金属回収されている 市況によっては 品位の低い基板については値段がつかない場合もある 一部は 破砕 選別を行い 品位を高めてから非鉄製錬事業者へ出荷されている コード 銅 銅スクラップ材として再生利用されている 塩化ビニル等 被覆材へ再生利用されるか 焼却処理されている 赤斜字部が 5 年前から追加があった項目 6

10 c. ブラウン管式テレビブラウン管式テレビについては バックキャビネットを取り外した後 手選別によりブラウン管を回収し 基板や電子部品等を取り外している ブラウン管は熱線でパネルガラスとファンネルガラスに分割 (P/F 分割 ) する 分割する際は異物を減らすため パネルガラスとファンネルガラスの接合部に付着しているシールをブラッシングで取り外す パネルガラスやファンネルガラスはシェイカーで角や異物を取り 海外の事業者や非鉄製錬事業者へ引き渡されている 赤斜字部が 5 年前から追加があった項目 図 1-2 ブラウン管式テレビのリサイクルフロー (2013 年 3 月時点 ) 7

11 表 1-2 ブラウン管式テレビからの主な回収物と引渡先での利用 処理状況 部材 部品 主要素材 用途 ブラウン管 ガラス パネルガラス ファンネルガラスをP/F 分割し ブラウン管ガラスの原料として売却している ( 海外 ( マレーシア )) 一部のパネルガラスは ガラスメーカーで建築用グラスウール等に再生利用している 引渡量はパネルガラス全体の 10% にも満たない 鉄 ( 防爆バンド ) 鉄スクラップ材として再生利用されている 鉄合金 ( シャドーマスク ) 鉄スクラップ材 ( 合金 ) として再生利用されている ビリガラス 非鉄製錬事業者にて鉛の山元還元が行われているほか 軽石の原材料として再生利用されているケースもある スピーカー 磁石 紙 金属くず等として売却されている 消磁コイル 純銅 銅スクラップ材として再生利用されている 偏向ヨーク フェライト 純銅 銅スクラップ材として再生利用されている 放熱板 アルミ アルミスクラップ材として再生利用されている キャビネット プラスチック 木材 プラスチックリサイクル材として再生利用のための各種技術開発が進められ バックキャビネットを対象としたマテリアルリサイクルが行われており 家電製品のプラスチック部品原料へ再生利用されているケースもある 臭素系難燃剤が含有されているプラスチックについては再商品化手法の研究開発が行われているが その多くは他のプラスチックと分別され 処分されている 非特定臭素系難燃剤を選別し 家電製品に再利用しているケースもある 木製キャビネットは埋立処分されている トランス 鉄等 鉄スクラップ材として再生利用されている 一部は鉄 銅 アルミに分解され それぞれスクラップ材として利用されている コンデンサ アルミ等 アルミスクラップ材として再生利用されている 一部は鉄 銅 アルミに分解され それぞれスクラップ材として利用されている プリント基板 紙入り樹脂 電子部品 はんだ等 非鉄製錬事業者にて非鉄金属回収されている 市況によっては 品位の低い基板については値段がつかない場合もある 一部は 破砕 選別を行い 品位を高めてから非鉄製錬事業者へ出荷されている コード 銅 銅スクラップ材として再生利用されている 塩化ビニル等 被覆材へ再生利用されるか 焼却処理されている 赤斜字部が 5 年前から追加があった項目 8

12 d. 液晶式テレビ プラズマ式テレビ液晶式テレビ プラズマ式テレビについては 手選別でプラスチック部品やプリント基板 モジュール ( パネル ) を取り外した後に破砕機に投入されるのが一般的なフローである 液晶モジュールに関してはパネルとバックユニット 蛍光管に分け 処理業者に出荷している バックライトの蛍光管には水銀が使用されているため 専門業者による最終処分が必要となっている プラズマモジュールは そのまま非鉄製錬事業者へ出荷しているケースが多いが 一部家電リサイクルプラント内で 熱をかけることでパネルとアルミシャーシを分離し パネルは非鉄製錬事業者へ アルミシャーシは破砕後に非鉄製錬事業者へ出荷している例も見られた なお プラズマパネルには銀が含まれているため 有価性がある なお 液晶式テレビ プラズマ式テレビはビスの数が多いため ブラウン管式テレビに比べて解体時に工数がかかる また 近年では大型の液晶式テレビ プラズマ式テレビの排出も徐々に出てきており 処理に手間がかかっている 図 1-3 液晶式テレビ プラズマ式テレビのリサイクルフロー (2013 年 3 月時点 ) 9

13 表 1-3 液晶式テレビ プラズマ式テレビからの主な回収物と引渡先での利用 処理状況 部材 部品 主要素材 用途 キャビネット ( スタンドカバー バックキャビネット フロントキャビネット ) プラスチック プラスチックリサイクル材として再生利用のための各種技術開発が進められ マテリアルリサイクルが行われている フロントキャビネット等で 一部 塗装があるものに関しては 処分をされている スピーカー 磁石 紙 金属くず等として売却されている プリント基板 紙入り樹脂 電子部品 はんだ等 非鉄製錬事業者にて非鉄金属回収されている 市況によっては 品位の低い基板については値段がつかない場合もある アルミスクラップ材として再生利用されている フレーム ( シャー アルミ シ ) 液晶パネル ガラス 非鉄製錬事業者等で処理されている バックライト ( 蛍 ガラス 水銀 水銀を含むため 適正処理業者で処理されてい 光管 ) る プラズマパネル ガラス 銀 非鉄製錬事業者にて非鉄金属回収されている 放熱板 アルミ アルミスクラップ材として再生利用されてい る 10

14 e. 冷蔵庫冷蔵庫については 手選別によりトレイや野菜ケース等のプラスチック部品と扉部分のガスケットパッキンを取り外す また コンプレッサーを取り外し 本体に含まれる冷媒フロンの回収を行う ノンフロン ( イソブタン等 ) の場合は 可燃性を有するため 安全性の観点から大気放出している その後 破砕機に投入し 金属 プラスチック等の選別を行う 赤斜字部が 5 年前から追加があった項目 図 1-4 冷蔵庫のリサイクルフロー (2013 年 3 月時点 ) 11

15 表 1-4 冷蔵庫からの主な回収物と引渡先での利用 処理状況 部材 部品 主要素材 用途 キャビネット 鉄 鉄スクラップ材として再生利用されている 内装部品 プラスチック プラスチックリサイクル材として再生利用のための各種技術開発が進められ 棚板 野菜ボックスなどの大型プラスチック部品を対象としたマテリアルリサイクルが行われており 家電製品のプラスチック部品原料へ再生利用されているケースもある 他には高炉還元剤として利用されている 野菜ケース プラスチック 冷蔵庫の野菜ケース等の庫内容器にクローズドリサイクルされている例がある 他には 冷蔵庫のセンター仕切り部品 エアコンの室外機カバー エアコンの室外機の保護アミへ再生利用されている ドアパッキン 磁石 磁石 マグネットへ再生利用されている 塩化ビニル等 冷蔵庫のドア部分に付随している塩ビパッキンは手分解後 更に塩化ビニル部分と磁石に選別される 塩化ビニル部分は樹脂が含まれる四隅を残し 建築メーカーにて窓枠材料へ再生利用されている モーター 鉄 銅 手解体 分解後 または 機能破壊後に 鉄 銅スクラップ材として再生利用されている ( 国内 海外 ) 断熱材 硬質ウレタン 埋立あるいは焼却が主 再生利用のための各種技術開発が進められており 圧縮固化し 燃料として あるいは高炉還元剤の原料として使用されている他 助燃材等に利用されているケースもある 断熱材フロン CFC11 回収後 破壊処理されている ( 既に使用が禁止されている物質である ) 冷媒フロン CFC12 等 回収後 破壊処理されている ( 既に使用が禁止されている物質である ) 放熱器 鉄 鉄スクラップ材として再生利用されている コンプレッサー 鉄 銅 鉄 銅スクラップ材として再生利用されている 冷凍機油 鉱物油 冷凍機油または燃料油として再生利用されている トランス 鉄等 鉄スクラップ材として再生利用されている 一部は鉄 銅 アルミに分解され それぞれスクラップ材として利用されている コード 銅 銅スクラップ材として再生利用されている 塩化ビニル等 被覆材へ再生利用されるか 焼却処理されている プリント基板 紙入り樹脂 電子部品 はんだ等 非鉄製錬事業者にて非鉄金属回収されている 市況によっては 品位の低い基板については値段がつかない場合もある 一部は 破砕 選別を行い 品位を高めてから非鉄製錬事業者へ出荷されている 赤斜字部が 5 年前から追加があった項目 12

16 f. 洗濯機 衣類乾燥機洗濯機については 手選別により洗濯槽やプラスチック部品を手作業で取り外している 洗濯槽に付属するインサート等は機械で打ちぬくことにより除去している 近年ではドラム式洗濯機やヒートポンプ内蔵式洗濯機が徐々に増え 処理工程が一部追加されている ドラム式洗濯機にはコンクリートやガラス ガラス繊維入りのプラスチック等 再商品化が難しい材料が使われており また重量も重いため 分解に要する手間が増加している また ヒートポンプが内蔵されているものは 冷媒フロンが含まれているため 回収する必要がある 衣類乾燥機については基本的な処理フローは洗濯機と変わらない モーターやガラス部分等を手作業で取り外し その後 破砕 選別が行われている 赤斜字部が 5 年前から追加があった項目 図 1-5 洗濯機 衣類乾燥機のリサイクルフロー (2013 年 3 月時点 ) 13

17 表 1-5 洗濯機 衣類乾燥機からの主な回収物と引渡先での利用 処理状況 部材 部品 主要素材 用途 キャビネット 鉄 鉄スクラップ材として再生利用されている ガラス窓 ガラス ガラスメーカーで再生利用されている ヒートポンプ ( 冷媒フロン ) 外水槽 ( 洗濯機 ) 洗濯羽根 洗濯 脱水槽 ( 内槽 ) 鉄 銅 プラスチック プラスチック ステンレス 外枠を切断し 手解体 分別後 または 機能破砕後 鉄 銅スクラップ材として再生利用されている 冷媒フロンは 回収後 破壊処理されている プラスチックリサイクル材として再生利用のための各種技術開発が進められ マテリアルリサイクルが行われており 家電製品のプラスチック部品原料へ再生利用されているケースもある 冷蔵庫の蒸発器カバー ファンモータホルダー エアコンの室外機の保護アミへ再生利用されている プラスチックリサイクル材として再生利用のための各種技術開発が進められ マテリアルリサイクルが行われており 家電製品のプラスチック部品原料へ再生利用されているケースもある ステンレス槽の場合は 鉄スクラップ材として再利用されている バランサー プラスチック 冷蔵庫の凝縮器のカバーへ再生利用 台枠等 プラスチック 洗濯機 ( 台枠 ) に再生利用されている (PP) モーター 鉄 銅 手解体 分解されるか 機能破壊後 鉄 銅スクラップ材として再生利用されている ( 国内 海外 ) バランサー液 塩水 希釈等の処理後に排水される場合が多い 一部 回収後 浄化し 塩水へ再生利用されている 給 排水ホース 塩化ビニル 埋立あるいは焼却が主であるが リサイクル材として再生利用のための各種技術開発が進められている トランス 鉄等 鉄スクラップ材として再生利用されている 一部は鉄 銅 アルミに分解され それぞれスクラップ材として利用されている コンデンサ アルミ等 アルミスクラップ材として再生利用されている コード 銅 銅スクラップ材として再生利用されている 塩化ビニル等 被覆材へ再生利用されるか 焼却処理されている プリント基板 紙入り樹脂 電子部品 はんだ等 非鉄製錬事業者にて非鉄金属回収されている 市況によっては 品位の低い基板については値段がつかない場合もある 一部は 破砕 選別を行い 品位を高めてから非鉄製錬事業者へ出荷されている 赤斜字部が 5 年前から追加があった項目 14

18 2) 最新のリサイクル技術についてリサイクルプラントでは 手解体工程の見直しや破砕 選別工程への新たな設備の導入や 再商品化物の品質向上のための取組が行われている ヒアリング結果を元に 最新のリサイクル技術の代表的な事例を図 1-6 に整理した ここでは 手分解 事前選別 破砕 選別 再生利用 の工程ごとに事例をまとめ それぞれの技術の概要を示している 一部の技術の詳細に関しては 別途個票としてまとめた 近年の傾向として ミックスプラスチックの選別や コンプレッサー 基板の処理において新しい技術が多く導入されていることがわかる 前回見直しによって家電リサイクル法対象品目に追加された液晶式テレビにおいては 再商品化処理ラインの構築などの処理の効率化に関する取組が行われていた 液晶パネルについては ガラスのリサイクルに関する技術開発が製造業者等によって継続的に行われているが 現状ではまだ再商品化率に計上できる状況ではないことが分かり 図中には整理していない 15

19 図 1-6 最新のリサイクル技術のまとめ (2013 年 3 月時点 ) 16

20 1 薄型テレビ再商品化処理ラインの構築 技術の名前 技術開発主体 技術開発 導入の目的 薄型テレビ再商品化処理ラインの構築 シャープ株式会社 液晶式テレビは 構造が複雑で部品点数 ビス数が多い テレビの大型化に伴いビ スの視認性が悪い 表 / 裏の反転作業が一人では困難 蛍光管バックライトの破損 な ど 特有の課題があり 再商品化処理にあたっては安全で効率的な解体 回収技術の開発 が求められる これらの課題の対応に向けて 大型テレビを一人で解体 ( ユニバーサル ) 蛍光管の安全な回収 ( 安全 安心 ) をコンセプトに液晶式テレビリサイクル技術の開発 を推進した 技術開発 導入の時期 2009 年 5 月 ( 開発 ) 技術 工程の特徴 大型テレビの解体に関しては 使用済み製品を作業台に載置するための移載装置 ( 図 2) のほか ビスの視認性の改善および表 / 裏反転作業の負荷を軽減するために傾斜 反転作業台 ( 図 3) を開発した 蛍光管バックライトの回収に関しては 蛍光管に直接触れることなく回収するために蛍光管クリップ係止部切断用エアニッパ ( 図 4) を さらに蛍光管の万一の破損に備えて水銀吸着装置を備えた蛍光管回収作業台 ( 図 5) を開発した これらの装置 作業台の導入により, 重量物の搬送や腰曲げ作業が大幅に減少し, 作業性の改善による効率の向上と作業者の負荷軽減につながった 技術 工程のイメージ図 技術開発 導入による成果 これらの装置 作業台の導入により, 重量物の搬送や腰曲げ作業が大幅に減少し, 作業性の改 善による効率の向上と作業者の負荷軽減につながった 出典 17

21 2 近赤外線を用いた高精度樹脂選別 技術の名前 技術開発主体 技術開発 導入の目的 近赤外線を用いた高精度樹脂選別 パナソニック株式会社 破砕後のシュレッダーダストやミックスプラスチックは PP PS ABS が混合した形で 再生利用されることが一般的であった 新しい技術により これら 3 種類の樹脂を高精度 で選別し リサイクル樹脂の再利用を加速することが目的である 技術開発 導入の時期 2010 年 9 月 ( 開発 ) 2012 年 ( 導入 ) 技術 工程の特徴 近赤外線識別技術と高精度エア制御技術 1 を用い シュレッダーダストの樹脂片から PP PS ABS を樹脂選別毎に それぞれ 99% を超える精度で選別 回収が可能である また RoHS 規制で示されている 難燃剤として樹脂に添加される臭素の混入も防ぐことが可能な技術である点も特徴である システムとしてはコンパクト (7 13m) であり 他のリサイクル工場への展開も容易であると言える 加えて 全工程を廃水 廃液処理が不要な乾式で行なうため リサイクル工程での環境負荷の低減にも寄与している 1: 近赤外線センサーを利用し 樹脂材料ごとに異なる分子構造をもとにした吸光特性によって樹脂種を選別 選別情報をもとにノズル吐出信号を送信し 対象樹脂がエアジェットノズルの下部に来るタイミングを予測してエアを吐出 技術 工程のイメージ図 樹脂選別フロー技術開発 導入による成果現在 パナソニックは年間約 10,000 トン ( 家電リサイクル以外を含む ) の樹脂を再利用しているが 今後は 適用商品を拡大して製品の再資源活用率を高め より一層の環境負荷低減を図る考えである PETEC においては 2011 年 9 月に冷蔵庫由来のミックスプラを対象とした設備を導入した 今後はエアコンや洗濯機などのプラスチック処理も行うことを検討している 出典ヒアリング結果 家電リサイクル年次報告書 ( 平成 23 年度 ( 第 11 期 )) / _ html 18

22 3 中赤外光を用いたミックスプラの選別 技術の名前 技術開発主体 技術開発 導入の目的 中赤外光を用いたミックスプラの選別 三菱電機株式会社 株式会社島津製作所 従来の近赤外光を用いるプラスチック選別機では 使用済み家電製品から回収された 混 合破砕プラスチック ( ミックスプラ ) に含まれる着色剤が阻害要因となり濃色のプラス チックの識別はできなかったため それらを識別することが目的である 技術開発 導入の時期 2012 年 12 月 ( 開発 ) 技術 工程の特徴 近赤外光より波長の長い中赤外光を用いて 着色剤や添加剤の影響を受けず 濃色も含むプラスチックの種類を高速 高精度に識別する技術を開発した プラスチックフレークの形状の違いに影響されにくい光学系や 高感度に反射光を識別できる検出器の採用に加え 同一フレーク内の反射光を 1 秒間で複数回測定したデータから総合的にプラスチックの種類を識別するアルゴリズムを採用した また 穴を設けた円盤状の搬送板を傾斜させることにより 自重を利用してプラスチックフレークを 1 個ずつ穴に吸着させ 識別位置に自動搬送することで連続識別できる装置を開発した さらに識別したプラスチックフレークをエアガンで自動選別することで プラスチック純度検査の自動化を実現した 技術 工程のイメージ図 技術開発 導入による成果プラスチックの種類識別に関しては 99% 以上の精度を実現した プラスチックフレークの識別に関しては 試作装置を株式会社グリーンサイクルシステムズにおいて選別回収した破砕プラスチックの純度検査に試験適用し 従来の手作業による検査と同等の精度が得られることを確認した 出典 ヒアリング結果 19

23 4 触媒反応による有機物分解リサイクル 技術の名前 技術開発主体 技術開発 導入の目的 触媒反応による有機物分解リサイクル パナソニック株式会社 シュレッダーダストから単一プラスチックや混合プラスチックを選別した後の有機物を 焼却せずに酸化チタンの触媒反応を用いて安全にガス化処理することが目的である 技術開発 導入の時期 2013 年 9 月 ( 改良機導入予定 ) 技術 工程の特徴 酸化チタンを用いた触媒反応を用いることで 燃やさずにシュレッダーダストの連続処理が可能となった また 中和還元システムにより樹脂に添加される塩素 窒素を無害化し ふるい機構によってシュレッダーダスト中の有価金属を連続回収することを可能にした 加えて 温度 静圧自動制御システムにより 反応槽内の触媒反応を安定化している点も特徴と言える 技術 工程のイメージ図 システムフロー図技術開発 導入による成果焼却設備ではないため 設置許可が容易であり 触媒反応熱で処理するため 加熱 補助燃焼が不要で省エネ処理を実現 独自の撹拌方式により触媒反応を効率化 樹脂選別残渣を無害ガス化処理し 残渣中の金属を連続回収可能になった 出典ヒアリング結果 家電リサイクル年次報告書 ( 平成 23 年度 ( 第 11 期 )) 20

24 5 エアコン用コンプレッサーからのネオジム磁石回収技術技術の名前エアコン用コンプレッサーからのネオジム磁石回収技術技術開発主体パナソニック株式会社技術開発 導入の目的供給不安定や価格高騰などの課題から レアアースの確保は極めて重要となってきた中で 近年製造されたエアコン等にはネオジム磁石が使われていながら これまでは回収ができていなかった 本技術は これらを回収すること目的としている 技術開発 導入の時期 2012 年 4 月 ( 導入 ) 技術 工程の特徴モーターのローター部分を装置にかけ 磁力を取り除いた上で 板状のネオジム磁石を回収する 対象は ネオジム磁石が用いられているエアコン用コンプレッサーである コンパクトで熱 ガスの発生をともなわない低環境負荷回収装置であることも特徴である 技術 工程のイメージ図 PETEC に開発 導入したエアコンコンプレッサモータのネオジム磁石回収装置技術開発 導入による成果本装置の導入で 2012 年度は約 1.5 トンのネオジム磁石の回収を見込んでいる また 同社では 三菱マテリアル ( 株 ) との共同研究で エアコンに加えてドラム洗濯機のモーターから ネオジム磁石と非鉄金属を一貫して回収可能な装置を開発 導入した これまで 金属では鉄 銅 アルミなど比較的多く使われる資源を回収していたが 今後は ネオジム磁石のような取り出しにくいものもできるだけ回収して再利用できる資源に戻していく意向である 出典ヒアリング結果 21

25 6 コンプレッサーからのネオジム磁石分離 回収装置 技術の名前 技術開発主体 技術開発 導入の目的 コンプレッサーからのネオジム磁石分離 回収装置 株式会社日立製作所 従来手作業での分解が困難だったコンプレッサーについて 高効率で安全な分離 回収を 可能にすることが目的である 技術開発 導入の時期 2009 年 10 月 ( 開発開始 ) 技術 工程の特徴 まず切断装置でケーシングを切断したのち 手作業によりネオジム磁石を含むローター ( 回転子 ) を露出させる 次に ローター抜き取り装置で ネオジム磁石を含むローターのみを分離する その後 強い磁力を持つネオジム磁石を安全に回収するために 共振電流により常温で磁場を減衰する装置を使い 磁力を弱める 最後に ネオジム磁石抜き取り装置でローターに振動を与え 内蔵するネオジム磁石のみを分離 回収する 技術 工程のイメージ図 技術開発 導入による成果 コンプレッサーからの回収プロセス 新たに切断装置や脱磁装置などを開発し 高効率で安全な分離 回収を可能にした 出典

26 7 エアコン用ローターからのネオジム磁石回収技術 技術の名前 技術開発主体 技術開発 導入の目的 エアコン用ローターからのネオジム磁石回収技術 三菱電機株式会社 現在生産している多くのルームエアコン用圧縮機には省エネ性能を高めるなどのためネオ ジム磁石が使用されている しかし レアアース ( ネオジム ディスプロシウム ロシウム など ) はその調達が厳しくなってきている 貴重な資源であるレアアースを有効利用するた め 使用済みルームエアコンからネオジム磁石を回収する技術を開発し あわせて国内循 環 ( リサイクル ) 体制を構築することを目的としている 技術開発 導入の時期 2012 年 4 月 ( 稼働開始 ) 技術 工程の特徴 半解体圧縮機からローターを引き抜き 常温で脱離後 ローターと磁石に分離 という工程を自動で行う 技術 工程のイメージ図 技術開発 導入による成果ルームエアコン用圧縮機のローター ( 回転子 ) に含まれるネオジム磁石を単体分離できる状態まで自動解体する装置を開発し グリーンサイクルシステムズ社に設置 省スペース 省力化を実現した自動解体装置により 既設の圧縮機分解ラインに連動して作業効率良くネオジム磁石を回収することが可能 出典 23

27 1.2 有機 EL テレビに関する調査有機 EL テレビの出荷状況等について調査を行い整理した なお 有機 EL テレビのリサイクル技術について業界団体や研究開発中のメーカーにヒアリング調査を行ったところ 現段階で 有機 EL テレビの技術動向 リサイクルの課題等について公表可能な内容はないとのことから 現時点で収集することができた 構造 素材構成 製造方法等の調査を行い 代替した (1) 有機 EL テレビの概要 1) 構造有機 EL テレビとは 有機 EL ディスプレイを用いたテレビであり 液晶式テレビやプラズマ式テレビに続く次世代テレビと考えられている 有機 EL は自発光であるため 液晶式テレビ等と異なりパネルの背面に光源が不要であり その分薄く また消費電力を抑えることが可能である点が特長である 2) 素材構成 製造方法有機 EL の発光素材である有機物として 低分子を用いる場合と高分子を用いる場合があり それぞれ有機 EL ディスプレイの製造方法が異なる 低分子素材の場合は 発光する有機物を蒸着させて発光層を作る方法 ( 蒸着技術 ) を用いることが多い 既にソニー株式会社の製品などで実用化されている この方法は 製造コストが高く また大型化が困難であることが課題である 一方 高分子素材の場合は 有機物をインク状にしてガラスやプラスチックに印刷する方法 ( 印刷技術 ) を用いることが多い この方法は 先に挙げた蒸着技術に比べて製造コストが低く また大型化にも優位である 一方で 低分子材料に比べて高分子材料は薄膜化 積層化が難しく 複雑な分子設計が必要であるため 現時点では大型の有機 EL テレビが量産化できるまでには至っていない このように 有機 EL テレビに用いられる有機 EL ディスプレイの製造においては 未だに技術面やコスト面で課題が残っており これらが有機 EL テレビの製品化が進んでいない要因と言える 3) 有機 EL の発光原理有機 EL ディスプレイは EL 現象 ( 物質が電気的な刺激を受けて発光現象 ) を起こす性質を持つ有機素材を薄い層状にして透明な基板ではさみ そこに電圧をかけて発光させることで画像を表示している 有機 EL の発光原理を以下に示す 24

28 図 1-7 有機 EL の仕組み出典 : 有機 EL テレビ ナビウェブサイト, [1] 有機層 ( 発光層 ) 電圧がかかると発光する部分 比較的低い電圧でも発光をするため テレビの消費電力を抑えることができる 前述の通り 発光素材である有機物として 低分子を用いる場合と高分子を用いる場合がある また カラー化方式として 赤 緑 青の三原色の有機層を配置する RGB 方式と 白の有機層とカラーフィルターを配置するホワイト方式がある [2] 電極電圧の ON/OFF や電圧を変化させることで 有機層の発光をコントロールする部分 電極にはアノード ( 陽極 ) とカソード ( 陰極 ) があり 有機層をはさむ形で配置されている 電極材料としてカソードには銀やアルミニウムなどの光を反射する金属を アノードにはインジウム- スズ酸化物 (ITO) などの透明な物質を使うことで ガラス ( プラスチック ) 基板を透過させ外部に光を得る仕組みである [3][4] 基板有機層と電極を挟む板状の材料の部分 通常は薄いガラス板が使われるが ディスプレイのサイズが小さい場合等ではプラスチックが使われる場合もある なお ソニー株式会社の XEL-1 では 約 0.7 ミリのガラス板が 2 枚使用されている 4) 外形 重量有機 EL テレビは商品化されたものが少ないため 外形や重量に係るデータが限られている ここでは 2007 年に既に商品化されているソニー株式会社の XEL-1 と 2013 年に商品化が発表された LG Electronics の 55EM9700 のデータを示す 25

29 表 1-6 商品化された有機 EL テレビの概形 重量ソニー株式会社 LG Electronics 機種名 XEL-1 LG 55EM9600 発売時期 2007 年 12 月 2013 年 3 月 ( 予定 ) 1 画面サイズ 11 型 55 型 ディスプレ イの厚さ 基板にはガラスが用いられてお り 厚さは約 3mm 重量 重さは 2.0kg 厚さは約 4mm 重さは約 7.5kg であり 同サイズ の液晶式テレビの半分程度 5) 各社の動向ソニー株式会社は 2007 年 12 月に 11 型の有機 EL テレビ (XEL-1) を発売開始したが 現在は放送 業務用途の有機 EL モニターのみで 有機 EL テレビは発売していない また LG Electronics は 2013 年 3 月から 55 型の有機 EL テレビ (55EM9700) の発売をアメリカで開始することを発表した 前述の通り 現在有機 EL テレビの技術開発は高い技術を要することから 開発を手掛けている企業は日系企業ではソニー株式会社やパナソニック株式会社 外資系企業では LG Electronics や Samsung Electronics 等に限られている 各社の有機 EL テレビの研究開発に関する取り組みをまとめた 1 LG Electronics ホームページ PRESS RELEASE, なお 2013 年 3 月 21 日現在 発売は確認できていない 26

30 日 系 企 業 外 資 系 企 業 ソニー株式会社 パナソニック 株式会社 その他の日本企業 LG Electronics Samsung Electronics 出典 : 各社ホームページ等 表 1-7 各社の有機 EL テレビの研究開発に関する取り組み代表的な取り組み 2007 年に 11 型の有機 EL テレビ (XEL-1) を発売開始 価格は 20 万円程度 2011 年に放送 業務用途の 25 型 17 型モニターを発売 駆動素子として 酸化物半導体 TFT を利用 2013 International CES で 56 型 4K 対応有機 EL テレビの試作機 を参考出展 有機 EL パネルは 台湾 AUO 社との共同開発を行なっている テレビ / 大型ディスプレイ向け次世代有機 EL パネルに関し て 2012 年 6 月にパナソニック株式会社と共同開発を行うこと を発表 2013 年度にはパナソニック株式会社と共同出資会社 ( 官民ファ ンドの産業革新機構 ) を設立する予定である 有機 EL テレビの量産体制に向けて 印刷技術を開発 RGB オール印刷方式で 56 型の有機 EL パネルを開発し 2013 International CES で参考出展 有機素材については出光興産などが 製造装置についてはある バックやキヤノントッキなどが先端技術を有している 2013 年 3 月から 55 型の有機 EL テレビ (55EM9700) を発売開 始 価格は US$10,000~US$12,000 発光方式として ホワイト方式を採用 ホワイト方式を採用することで 大幅なコスト削減を実現 駆動素子は酸化物半導体 TFT を用いている 2012 年 5 月に 55 型の有機 EL テレビ (KN55F9500) の発売を 発表したが 具体的な発売時期や価格 販売量 スペック等は 公表されていない 発光方式として RGB 方式を採用 27

31 図 1-8 ソニー ( 株 ) の発売した有機 EL テレビ (XEL-1) 出典 : ソニー株式会社ウェブサイト, 図 1-9 LG Electronics の発売した有機 EL テレビ (55EM9700) 出典 :KOREA IT TIMES ウェブサイト, m_medium=twitte 28

32 台数 (1,000 台 ) 前年比 (%) (2) 有機 EL テレビの出荷状況 1) 出荷台数現状では製品化された有機 EL テレビが少ないため 出荷台数はほとんどない 有機 EL テレビの出荷台数は 2014 年以降に前年比 200% 以上のペースで増加し 2017 年には 6,050 千台に至ると予想されている 参考として 液晶式テレビとプラズマ式テレビの出荷台数の予測を示す 液晶式テレビは 188,200 千台 (2010 年 ) から 276,700 千台 (2017 年 ) に増加し プラズマ式テレビは 18,100 台 (2010 年 ) から 4,480 千台 (2017 年 ) に減少すると予想されている この予測から 2017 年には有機 EL テレビの出荷台数はプラズマ式テレビの出荷台数を上回るものの 液晶式テレビの出荷台数が最も多く 有機 EL テレビの 45 倍程度であることがわかる 7, ,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1, 年次 0 有機 EL テレビの出荷台数 前年比 図 1-10 有機 EL テレビの出荷台数予測 出典 : キメラ総研 2012 ディスプレイ関連市場の現状と将来展望 より作成 本集計には モニタ TV (PC 用パネルを使用した TV) を含む 29

33 300,000 台数 1,000台 250, , , ,000 50, 年次 液晶式テレビ プラズマ式テレビ 図 1-11 液晶式テレビ プラズマ式テレビの出荷台数予測 出典 キメラ総研 2012 ディスプレイ関連市場の現状と将来展望 より作成 本集計には モニタ TV PC 用パネルを使用した TV を含む 2 売上 有機 EL ディスプレイ全体の売上で見ると 2009 年の段階で 8 億ドル程度だが 2017 年には 10 倍 の 80 億ドル程度になると予測されている 有機 EL テレビの売上は そのうちの約 3 割程度と見込まれ ている 図 1-12 アプリケーションごとの市場予測 出典 DISPLAY SEARCH OLED Display and OLED Lighting Technology and Market Forecast 30

34 台数 (1,000 台 ) 前年比 (%) 3) 市場 有機 EL テレビの市場としては 日本やアジア諸国 北米諸国等が中心となると予想されている 7, , ,000 4,000 3,000 2,000 1, その他欧州中南米北米中国アジア日本合計 ( 前年比 %) 年次 0 図 1-13 有機 EL テレビの市場予測 出典 : キメラ総研 2012 ディスプレイ関連市場の現状と将来展望 より作成 本集計には モニタ TV (PC 用パネルを使用した TV) を含む 4) シェア現状では有機 EL テレビの出荷はほとんどないため そのシェアに関する情報はない また 前述の通り 有機 EL テレビの製造技術は高度であり 研究開発を進めている企業は ソニー株式会社やパナソニック株式会社 LG Electronics や Samsung Electronics 等に限られている 参考として 液晶式テレビとプラズマ式テレビのシェアを示す 液晶式テレビは Samsung Electronics LG Electronics ソニー株式会社が上位を占める また プラズマ式テレビは Samsung Electronics パナソニック株式会社 LG Electronics が上位を占める ここから 有機 EL テレビの開発を進めている企業と 現状で液晶式テレビやプラズマ式テレビのシェアが上位である企業は同じであることがわかる 31

35 18% Samsung 36% LG Elevtronics ソニー 12% 東芝 シャープ パナソニック 10% TCL 5% 6% 7% 7% その他 図 1-14 液晶式テレビのシェア (2011 年 出荷台数ベース ) 出典 : キメラ総研 2012 ディスプレイ関連市場の現状と将来展望 より作成 1% 1% 1% 4% Samsung 27% 37% パナソニック LG Elevtronics Changhong 日立製作所 Hisence その他 29% 図 1-15 プラズマ式テレビのシェア (2011 年 出荷台数ベース ) 出典 : キメラ総研 2012 ディスプレイ関連市場の現状と将来展望 より作成 32

36 1.3 再商品化等率の見直しの考え方の整理 特定家庭用機器の品目追加 再商品化等基準に関する報告書 ( 平成 20 年 9 月 ) では おわりに とし て今後検討すべき事項を以下の通り整理している 今後 法施行後約 10 年を経過するにつれ 家電リサイクル法施行後の環境配慮設計が反映された製品の排出が増加すると予想されること ミックスプラスチック ( 複数種類のプラスチックが混合した状態で排出されるプラスチック ) の分離 精製について 様々な技術開発が行われていること等から こうした環境配慮設計の推進及びリサイクルの技術向上等も踏まえて 再商品化等基準については 今後とも状況に応じて引き上げを検討することが適当である 他方で 資源価格の下落等 将来におけるリサイクルコストの増加要因も考えられることから 将来のある時点において過剰な社会コスト増加が予見された場合は その時点で再商品化等基準の引き下げ等により 排出者が負担するコスト増加を回避する可能性を検討することが適当である なお 製造業者等は 再商品化等基準を遵守するだけでなく リサイクルの状況 リサイクルされた資源の行き先及び環境配慮設計の推進状況等について 必要に応じ 可能な限り透明化し 消費者の理解を得ながら 再商品化を進めることが望ましい 以上を踏まえ 再商品化等基準の引き上げ 引き下げの可能性についてリサイクル技術及びリサイク ルコストの観点から検証を行った (1) 使用済み家電 4 品目の再商品化実績の整理家電製品協会データ ( 家電 4 品目のリサイクル実施状況 ) を用いてこれまでの再商品化率及び再商品化等処理重量と再商品化重量 素材別再商品化の構成比率を以下の通り整理した 品目別の再商品化率の推移を図 1-16 に示す 平成 23 年度の再商品化率は エアコン 89% ブラウン管式テレビ 79% 液晶式 プラズマ式テレビ 83% 冷蔵庫 冷凍庫 79% 洗濯機 衣類乾燥機 87% となり 家電リサイクル法に定められた再商品化基準値を上回る実績をあげている 33

37 < 再商品化等基準 > H20 年度まで エアコン (60% 以上 ) 再商品化率 (%) エアコン < 再商品化等基準 > H21 年度より エアコン (70% 以上 ) 洗濯機 衣類乾燥機 (65% 以上 ) 冷蔵庫 冷凍庫 (60% 以上 ) テレビ (55% 以上 ) 冷蔵庫 冷凍庫洗濯機 (50% 以上 ) ブラウン管式テレビ 液晶式 プラズマ式テレビ 冷蔵庫 冷凍庫 洗濯機 衣類乾燥機 ブラウン管式テレビ (55% 以上 ) 液晶式 プラズマ式テレビ (50% 以上 ) 45 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 図 1-16 品目別の再商品化率の推移出典 : 家電製品協会データ ( 家電 4 品目のリサイクル実施状況 ) ( 年度 ) 次に 平成 23 年度の使用済み家電 4 品目合計の再商品化重量を図 1-17 に示す 再商品化重量は家電 4 品目合計で約 55.6 万トンとなり 使用済み家電 4 品目合計の再商品化率は約 82% となった また 使用済み家電 4 品目における品目別の素材別再商品化実績を図 1-18 に示す エアコンでは鉄 当 アルミニウムを合計した構成比率が全体の約 50% を占める また ブラウン管式テレビはブラウン管ガラスが全体の約 54% を占めるなど最も構成比率が高いことが製品特性として挙げられる その他の品目では鉄が構成比率の約半分を占めており 全体に占める割合が高い 単位 ( 千 t) % % 鉄 888 銅 再商品化率 (%)= 再商品化重量 再商品化等処理重量 84% アルミニウム非鉄 鉄等混合物ブラウン管ガラスその他有価物 % % 77% % % % 83% % H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 ( 年度 ) 図 1-17 再商品化等処理重量と再商品化重量 再商品化率の推移 (4 品目合計 ) 出典 : 家電製品協会データ ( 家電 4 品目のリサイクル実施状況 ) 34

38 非鉄 鉄等混合物 36% その他の有価物 14% エアコン アルミニウム 13% 鉄 30% 銅 7% ブラウン管式テレビ その他の有価物 28% 鉄 13% ブラウン管ガラス 54% 銅 4% アルミニウム 0% 非鉄 鉄等混合物 1% その他の有価物 45% 非鉄 鉄等混合物 1% 液晶式 プラズマ式テレビ アルミニウム 5% 鉄 47% 銅 2% 冷蔵庫 冷凍庫 洗濯機 衣類乾燥機 アルミニウム 1% その他の有価物 29% 非鉄 鉄等混合物 16% 銅 2% 鉄 52% 図 1-18 素材別再商品化の構成比率 ( 品目別 ) 出典 : 家電製品協会データ ( 家電 4 品目のリサイクル実施状況 ) アルミニウム 1% その他の有価物 32% 非鉄 鉄等混合物 14% 銅 2% 鉄 51% (2) 再商品化率の種類分け ( 製品種類 サイズ等 ) の必要性の検討 1.1 にて実施した家電リサイクルプラントへのヒアリング調査結果によれば 家電 4 品目の製品種類 サイズにおける再商品化における差異は表 1-8 の通り これより 液晶式テレビとプラズマ式テレビ 洗濯機のうちドラム型洗濯機の再商品化率の種類分けの可能性が示唆されたが 家電リサイクルプラントからの具体的な要望も踏まえながら引き続き検討を行うべきである 表 1-8 家電 4 品目の製品種類 サイズにおける再商品化における差異 品目 製品種類 サイズ エアコン 特になし 特になし ブラウン管式テレビ 特になし 特になし 液晶式テレビ プラズマ式テレビ 液晶式テレビの液晶モジュールについては現状では再商品化が困難 特になし 冷蔵庫 冷蔵庫 特になし 特になし 洗濯機 衣類乾燥機 ドラム型洗濯機については ガラス繊維プラスチック等が使用されている場合は 当該部品の再商品化が困難 特になし 35

39 (3) 素材回収効率の引き上げ 引き下げの必要性及び新たに再商品化基準の算定対象とすることが妥当と考えられる部品 素材の検討素材回収効率の引き上げ 引き下げの必要性及び新たに再商品化基準の算定対象とすることが妥当と考えられる部品 素材の検討を実施した なお ここでの素材構成とは 家電製品を構成する各素材 ( 金属 プラスチック等 ) のうち 実際に再商品化することが可能な素材の割合 ( 重量比 ) のことである 1) 金属 ( 鉄 銅 アルミニウム レアメタル ) 前回見直しにおいて金属の素材回収効率は 95% と設定された 1.1 にて実施した家電リサイクルプラントへのヒアリング調査結果によれば 非鉄選別機の導入など 更に細かく金属を素材別に分離することで 単一素材として品位を高める取組が行われていたが これまで再商品化されていなかったものが再商品化可能となるよりも 既に再商品化されていたものの品位を向上させ 売却単価を上げることが目的であった これより 前回見直し以降 金属については 主に品位を向上させるための取組が行われており 素材回収効率については 前回見直し並の 95% との設定を継続すべきと考えられる なお レアメタルについては 前回見直しにおいて 長期的な視野に立ち検討を進めつつ 技術開発等の推進を行うことが重要であるとされていた 今回ヒアリングを実施した家電リサイクルプラントの一部でエアコンのコンプレッサーのローター部分に使用されているネオジム磁石を取り出す事例が確認できたが 取り出したネオジム磁石は現状では売却できておらず 保管しているとのことであり 再商品化の事例を確認することができなかった このため レアメタルについても引き続き再商品化の実施へ向けた検討を進めつつ より一層の技術開発等の推進を行うことが重要と考えられる 2) プラスチック前回見直しにおいてプラスチックの素材回収効率は 当時のリサイクル技術水準等を勘案し 中 高品質のプラスチックを対象に再商品化等基準に追加された 具体的には 中 高品質なプラスチックの素材回収効率は エアコンディショナーでは 2% テレビにおいては 40% 冷蔵庫 冷凍庫では 20% 洗濯機においては 40% と設定された 1.1 にて実施した家電リサイクルプラントへのヒアリング調査結果によれば ミックスプラスチックの再破砕 選別等により 品位を高める事例が確認できたが これまで再商品化されていなかったものが再商品化可能となるよりも 既に再商品化されていたものの品位を向上させ 売却単価を上げることが目的であった また ミックスプラスチックの再破砕 選別等が行われているのは 一部の先進的な家電リサイクルプラントのみであり 全ての家電リサイクルプラントにて同程度の取組が行われているわけではない これより 前回見直し以降 プラスチックについては 主に品位を向上させるための取組が行われており 素材回収効率については 前回見直し並の設定を継続すべきと考えられる 3) 基板前回見直しにおいて薄型テレビに含まれる基板の素材回収効率は 液晶テレビ 24% プラズマテレビ 20% と設定された 1.1 にて実施した家電リサイクルプラントへのヒアリング調査結果によれば 一部の家電リサイクルプ 36

40 ラントにおいて基板破砕 選別機を導入し 基板を細かく砕き 選別を行うことで 回収物の品位を高める取組が確認できた ただし この取組も金属やプラスチックと同様 既に再商品化されていたものの品位を向上させ 売却単価を上げることが目的であった これより 前回見直し以降 基板については 主に品位を向上させるための取組が行われており 素材回収効率については 前回見直し並の設定を継続すべきと考えられる 4) 液晶パネル プラズマパネル前回見直しにおいて 液晶式テレビ及びプラズマ式テレビは家電リサイクル法の対象品目として追加されたが 液晶パネルやプラズマパネルの部分については 現時点においては 再商品化が困難であることが想定されることから 品目追加当初においては パネル部分を除いた再商品化等基準の設定が行われていた 1.1 にて実施した家電リサイクルプラントへのヒアリング調査結果によれば 液晶パネルは 全てのプラントにて パネルとバックユニット 蛍光管に分け 処理費を支払い処理業者に出荷していた 一方 プラズマパネルは そのまま非鉄製錬事業者へ売却しているケースが多いが 一部家電リサイクルプラント内で 熱をかけてパネルとアルミシャーシを分離し パネルは非鉄製錬業者へ アルミシャーシは破砕後非鉄製錬業者へ売却する等 全て売却されていた これより プラズマパネルについては 新たに再商品化等基準に追加することが適当と考えられる また 液晶パネルについては 引き続き再商品化に向けた技術開発等をより一層推進していくべきと考えられる (4) 現状達成可能と考えられる再商品化率の試算以下 品目毎に現状達成可能と考えられる再商品化率の計算を行った なお ブラウン管テレビについては 1.1 にて実施した家電リサイクルプラントへのヒアリング調査結果によれば 前回見直し時点と同様 国際的にブラウン管式テレビから液晶式テレビ及びプラズマ式テレビへの転換が加速化している状況の中 ブラウン管ガラスカレットの需要が減少傾向にあり 他のガラス用途への転用も技術的に課題が大きいといったリスクがあることを踏まえ 再商品化等基準は 当面 現状を維持することが適当と考えられるため 再商品化率の試算は行わなかった なお 製品寿命については みずほ情報総研株式会社 : 家電 4 品目の経過年数等調査報告書 ( 平成 24 年 3 月 ) の数値を用いた 1) エアコン 鉄の含有率 素材回収効率 + 銅の含有率 素材回収効率 + アルミの含有率 素材回収効率 + プラスチックの含有率 素材回収効率 の値を5% 単位で切り上げ 製品寿命 ( 約 15 年 ) から 今後 5 年 (2014~2018 年 ) に排出されるエアコンは 1999~2003 年のものが主であると考えられるが 入手可能な組成データとして 2002 年と 2006 年の組成を用いる 試算結果 ( 鉄 ) ( 銅 ) ( アルミ ) ( プラスチック ) 46% 95% +17% 95% +10% 95% + 18% 2% = 69.6%(2002 年値 ) 44% 95% +18% 95% +10% 95% + 17% 2% = 68.3%(2006 年値 ) 37

41 現状達成可能と考えられる再商品化率は 試算結果より 70% 程度と考えられる 2) 液晶式テレビ プラズマ式テレビ 液晶式テレビについては 金属 ( 鉄 銅 アルミ ) の含有率 素材回収効率 + プリント基板の含有率 素材回収効率 + プラスチックの含有率 素材回収効率 の値を5% 単位で切り上げ プラズマ式テレビについては 金属 ( 鉄 銅 アルミ ) の含有率 素材回収効率 +プリント基板の含有率 素材回収効率 + ガラスの含有率 素材回収効率 +プラスチックの含有率 素材回収効率 の値を 5% 単位で切り上げ なお ガラスの素材回収効率は 前回見直し時に検討に用いられていた 80% を採用した 製品寿命 ( 約 6 年 ) から 今後 5 年 (2014~2018 年 ) に排出される液晶式テレビ プラズマ式テレビは 2008~2012 年のものが主であると考えられるが 入手可能な組成データとして 2002 年の組成を用いる 試算結果 ( 鉄 ) ( 銅 ) ( アルミ ) ( 基板 ) ( プラスチック ) 液晶式テレビ : 30% 95% + 1% 95% + 4% 95% + 10% 24% + 40% 40% = 52.0% フ ラス マ式テレヒ :17% 95% +1% 95% +14% 95% +12% 20% +29% 80% +10% 40% =68.4% 現状達成可能と考えられる再商品化率は 試算結果より 液晶式テレビは 55~60% 程度 プラズマ 式テレビは 70% 程度と考えられる 3) 冷蔵庫 冷凍庫 鉄の含有率 素材回収効率 + 銅の含有率 素材回収効率 + アルミの含有率 素材回収効率 + プラスチックの含有率 素材回収効率 の値を5% 単位で切り上げ 製品寿命 ( 約 16 年 ) から 今後 5 年 (2014~2018 年 ) に排出される冷蔵庫は 1998~2002 年のものが主であると考えられるが 入手可能な組成データとして 1996 年と 2002 年の組成を用いる 試算結果 ( 鉄 ) ( 銅 ) ( アルミ ) ( プラスチック ) 49% 95% + 3% 95% + 1% 95% +43% 20% = 59.4%(1996 年値 ) 46% 95% + 3% 95% + 2% 95% +44% 20% = 57.6%(2002 年値 ) 現状達成可能と考えられる再商品化率は 試算結果より 60% 程度と考えられる 4) 洗濯機 衣類乾燥機 鉄の含有率 素材回収効率 + 銅の含有率 素材回収効率 + アルミの含有率 素材回収効率 + プラスチックの含有率 素材回収効率 の値を5% 単位で切り上げ 衣類乾燥機の製品寿命が電気洗濯機と同程度とすると 電気洗濯機の製品寿命 ( 約 12 年 ) から 38

42 今後 5 年 (2014~2018 年 ) に排出される電気洗濯機 衣類乾燥機は 2002~2006 年のものが主であると考えられる 入手可能な組成データとして二層式洗濯機 :1998~2007 年 全自動洗濯機 :2001 年及び 2006 年 洗濯乾燥機ドラム式 :2001 年及び 2006 年 洗濯乾燥機ヒートポンプ式 :2006 年 電気衣類乾燥機 :1996~2008 年 ガス衣類乾燥機 :2001~2006 年の組成を用いる ( 鉄 ) ( 銅 ) ( アルミ ) ( プラスチック ) 二層式洗濯機 :50% 95% + 3% 95% + 2% 95% + 45% 40% = 69.9%(1998~2007 年値 ) 全自動洗濯機 :53% 95% + 3% 95% + 1% 95% + 37% 40% = 69.1%(2001 年値 ) :49% 95% + 3% 95% + 1% 95% + 40% 40% = 65.9%(2006 年値 ) 洗濯乾燥機ドラム式 :42% 95% + 1% 95% + 12% 95% + 31% 40% = 64.6%(2001 年値 ) :42% 95% + 1% 95% + 10% 95% + 33% 40% = 63.9%(2006 年値 ) 洗濯乾燥機ヒートポンプ式 :43% 95% + 4% 95% + 14% 95% + 26% 40% = 67.9%(2006 年値 ) 電気衣類乾燥機 :65% 95% + 4% 95% + 2% 95% + 25% 40% = 77.4%(1996~2008 年値 ) ガス衣類乾燥機 :82% 95% + 5% 95% + 1% 95% + 9% 40% = 87.0%(2001~2006 年値 ) 現状達成可能と考えられる再商品化率は 試算結果より 洗濯機 70% 程度 衣類乾燥機 80~90% 程 度と考えられる 39

43 2. リサイクルシステムにおけるコスト調査 20 年報告書においては 消費者の適正排出促進の観点から 家電リサイクル法がリサイクル料金について 排出者の適正な排出を妨げることのないよう配慮しなければならない ( 第 20 条第 3 項 ) とされていることを十分に踏まえ メーカーはリサイクル料金の低減化について検討する必要があることとされている こうしたことから メーカーにおいて 効率化等によるリサイクル料金の改定に取り組まれてきたところであるが リサイクル料金の適正さを確保する観点から リサイクルシステムにおけるコストを把握することとする 具体的には 家電 4 品目を対象に 家電リサイクルプラント 指定引取場所 二次物流 管理会社 リサイクル券センター費の事業活動に係る 原価計算 を行った上で リサイクル料金や再生資源売却収入との比較を行った 2.1 コスト分析モデルの検討指定引取場所から家電リサイクルプラントまで輸送し 再商品化等基準を満たすリサイクルに必要な処理を実施した場合の 原価計算 を行うことが可能となるコスト分析モデルを設定する コスト分析モデルとしては 産業構造審議会環境部会廃棄物 リサイクル小委員会電気 電子機器リサイクルワーキンググループ中央環境審議会廃棄物 リサイクル部会家電リサイクル制度評価検討小委員会合同会合 ( 第 7 回 ) 資料 4-1 及び 4-2 にて用いられたモデルを踏襲することとし 表 2-1 に示す事項の修正を行った また 追加品目 ( 液晶式テレビ プラズマ式テレビ 衣類乾燥機 ) については 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査結果に基づき モデルを作成した コスト分析にあたっては 既存業者活用型 ( パターン X) と施設新設型 ( パターン Y) を分けて評価を行った 家電リサイクルプラント 指定引取場所 二次物流 管理会社 メーカー運営 リサイクル券センター 表 2-1 コスト分析を実施した家電リサイクルシステムパターン X 既存業者活用型 年間処理台数 500 千台 既存の廃棄物処理業者活用型 年間取扱台数 42 千台 道路貨物運送業者活用型 年間取扱台数 42 千台 年間取扱台数 16,800 千台の管理会社 年間回収台数 250 万台の製造業者等 家電リサイクル券センター 施設新設型 パターン Y 年間処理台数 700 千台 大手物流活用型 年間取扱台数 62 千台 大手物流活用型 年間取扱台数 62 千台 40

44 表 2-2 コスト分析モデルの主な修正事項家電リサイクルプラント 品目別の処理工程の見直し 指定引取場所 二次物流 管理会社 メーカーによる運営 リサイクル券センター 処理内容 回収物 設備等の変更 作業人員の見直し 追加品目のモデルの作成 イニシャルコストの減価償却対象の見直し ユーティリティ等の単価の見直し等 指定引取場所の A B グループ共有化による業務構造の変化 の反映 イニシャルコストの減価償却対象の見直し ユーティリティ等の単価の見直し等 イニシャルコストの減価償却対象の見直し 管理会社の業務内容 範囲等の見直し等 メーカーの業務内容 範囲等の見直し等 イニシャルコストの減価償却対象の見直し リサイクル券センターの業務内容 業務範囲の見直し等 2.2 コスト分析に必要となるデータの収集 (1) 収集データ コスト分析に必要となるデータの収集を行った 収集データは以下の通り 全てのデータについて 2011 年度の実績を収集した 前提条件家電リサイクルプラント指定引取場所二次物流管理会社メーカーによる運営リサイクル券センター 表 2-3 収集データ 年間処理台数 割合及び部品及び材料の再商品化重量 割合 家電 4 品目のリサイクル実施状況等 : 家電製品協会 に基づき情報を収集整理 再生資源売却単価( 鉄 銅 アルミニウム 非鉄 鉄などの混合物 プラスチック ) 家電リサイクルプラントへのヒアリング調査により実際の売却単価情報を収集整理 処分単価( 冷媒フロン 断熱材フロン 塩水 ダスト等 ) 家電リサイクルプラントへのヒアリング調査により実際の処分単価情報を収集整理 稼働日数 稼働時間 稼働率等のデータ コスト分析モデルの修正に必要となるデータ 追加設備のイニシャルコスト 耐用年数 作業人員配置 人数 水道 光熱費等 41

45 (2) 収集方法 家電リサイクルプラント 指定引取場所 二次物流 管理会社 リサイクル券センターに対して ヒアリング調査を実施し 上述したコスト分析に必要となるデータの収集を行った 家電リサイクルプラント指定引取場所二次物流管理会社メーカーによる運営リサイクル券センター 表 2-4 ヒアリング先 家電リサイクルプラント 6 社 既存業者 2 社 施設新設業者 4 社 指定引取場所 5 社 既存業者活用型の指定引取場所 2 社 大手物流活用型の指定引取場所 3 社 二次物流業者 5 社 既存業者活用型の指定引取場所 2 社 大手物流活用型の指定引取場所 3 社 エコロジーネット アールステーション 一般財団法人家電製品協会の家電リサイクル関連ワーキンググループメンバー 一般財団法人家電製品協会家電リサイクル券センター 2.3 コスト分析の実施コスト分析の実施結果を以下に示す コスト分析は 家電リサイクルプラント 指定引取場所 二次物流 管理会社 メーカー運営費に分けて分析を実施した リサイクル券センターについては ヒアリングにて得た費用をそのまま用いることとした なお 2011 年度は 2011 年 3 月末でのエコポイント制度終了や同年 7 月に地上デジタル放送完全移行 ( 岩手 宮城 福島県は 2012 年 4 月 1 日に完全移行 ) の 2 つの買い換え特需の影響を受け 使用済み家電 4 品目の指定引取場所における引取台数や再商品化処理台数が平年値と比べて多く 平年と比べると稼働率は高い 以下のコスト分析は 2011 年度の実績を踏まえたものである点に注意が必要である 家電リサイクルプラント 家電リサイクルプラントのコスト分析にあたって 以下の 2 つのパターンのモデル家電リサイクルプ ラントを設定した パターン 1: 既存業者活用型 年間処理台数 500 千台 パターン 2: 施設新設型 年間処理台数 :700 千台 設定にあたっては 産業構造審議会環境部会廃棄物 リサイクル小委員会電気 電子機器リサイクルワーキンググループ中央環境審議会廃棄物 リサイクル部会家電リサイクル制度評価検討小委員会合同会合 ( 第 7 回 ) 資料 4 における家電リサイクルシステムコスト分析パターン2( 既存業者活用型 年間 42

46 処理台数 300 千台 ) パターン 3( 施設新設型 年間処理台数 :400 千台 ) をベースにしつつ 以降の家電リサイクルプロセスの変化等を反映したコスト分析を実施した 年間処理台数は 当時 ( 平成 17 年度 ) と平成 23 年度における再商品化処理台数を比較し 設定 ( 処理台数が約 1.7 倍であるため 年間処理台数を同数倍 ) している (1) パターン 1( 既存業者活用型 年間処理台数 500 千台 ) 1) 稼働日数 時間 モデル家電リサイクルプラントの稼働日数を 240 日 / 年と仮定した モデル家電リサイクルプラントの稼働時間を 通常期は 8 時間 / 日 繁忙期 (2 か月間 ) は 16 時間 / 日 ( エアコンは 18 時間 / 日 ブラウン管式テレビは 24 時間 / 日 )) と仮定した 繁忙期には それぞれの処理台数が エアコンは 2 倍 ブラウン管式テレビは 3 倍 冷蔵庫は 1.5 倍 洗濯機 衣類乾燥機は 1.5 倍になると仮定した ( 液晶式テレビ プラズマ式テレビは処理台数の増加はなし ) 2) 家電 4 品目の処理台数 モデル家電リサイクルプラントにおける家電 4 品目の年間処理台数を 500 千台と想定した 3) 家電 4 品目毎の処理台数 モデル家電リサイクルプラントにおけるエアコン ブラウン管式テレビ 液晶式 プラズマ式テレビ 冷蔵庫 洗濯機 衣類乾燥機の年間処理台数割合は 平成 23 年度再商品化処理台数実績と同じとした モデル家電リサイクルプラントにおける年間処理台数を下表に示す 表 2-5 モデル家電リサイクルプラントにおける年間処理台数 平成 23 年度再商品化処理台数実績 ( 千台 ) 割合 モデル家電リサイクルプラントにおける年間処理台数 ( 千台 ) エアコン 2, % 60.6 ブラウン管式テレビ 10, % 液晶式 フ ラス マ式テレヒ % 16.6 冷蔵庫 2, % 72.4 洗濯機 衣類乾燥機 3, % 79.1 合計 19, % 四捨五入のため表中の数値とその合計値は必ずしも一致しない 4) 家電 4 品目毎の平均製品重量 ( 財 ) 家電製品協会が公表している平成 23 年度再商品化処理重量実績を平成 23 年度再商品化処 43

47 理台数実績で除すことにより 家電 4 品目毎の平均製品重量を算出した その結果を下表に示す 表 2-6 家電 4 品目毎の平均製品重量 平成 23 年度再商品化平成 23 年度再商品化処理台数実績 ( 千台 ) 処理重量実績 (t) 平均製品重量 (kg) エアコン 2,372 99, ブラウン管式テレビ 10, , 液晶式 フ ラス マ式テレヒ , 冷蔵庫 2, , 洗濯機 衣類乾燥機 3, , 合計 19, ,000 四捨五入のため表中の数値とその合計値は必ずしも一致しない モデル家電リサイクルプラントにおける各家電 4 品目の年間処理台数にそれぞれの平均製品重量 を乗じて モデル家電リサイクルプラントにおける年間処理重量を計算した その結果を下表に 示す 表 2-7 モデル家電リサイクルプラントにおける年間処理重量モデル家電リサイクモデルリサイクルルプラントにおける平均製品重量 (kg) プラントにおける年間処理台数 ( 千台 ) 年間処理重量 (t) エアコン ,529 ブラウン管式テレビ ,255 液晶式 フ ラス マ式テレヒ 冷蔵庫 ,496 洗濯機 衣類乾燥機 ,733 合計 ,269 四捨五入のため表中の数値とその合計値は必ずしも一致しない 5) 処理工程 モデル家電リサイクルプラントにおける家電 4 品目の処理工程を以下に示す 1 前処理工程 a) エアコン前処理工程年間処理台数 60,600 台 ( 通常期 :4,328 台 / 月 繁忙期 :8,656 台 / 月 ) ( 通常期 :206 台 / 日 繁忙期 :412 台 / 日 ) (26 台 / 時間 ) 44

48 室内機 処理内容回収物設備作業人員 パネル外し 破砕 選別処理工程へ ファン外し 破砕 選別処理工程へ銅管類外し [ 銅管類 ] 基板外し [ 基板 ] 熱交換器外し [ 熱交換器 ] 手解体済みエアコン ( 室内機 ) 破砕 選別処理工程へ室外機 通常期 :5 名 ( 処理時間 :3 分 / 台 ) 処理内容回収物設備作業人員 コンプレッサ外し 破砕 選別処理工程へ 熱交換器外し 破砕 選別処理工程へ冷媒フロン回収 手解体済みエアコン ( 室外機 ) 破砕 選別処理工程へ [ 冷媒フロン ] 逆有償 冷媒フロン回収装置 :3 式ボンベ :211 本 通常期 :6 名 ( 処理時間 :12 分 / 台 ) 繁忙期 :6 名追加 b) ブラウン管式テレビ前処理工程 年間処理台数 271,300 台 ( 通常期 :13,567 台 / 月 繁忙期 :40,701 台 / 月 ) ( 通常期 :646 台 / 日 繁忙期 :1,938 台 / 日 ) (81 台 / 時間 ) 処理内容回収物設備作業人員 バックキャビネット外し プラスチック破砕処理工程へ基板外し 電線類外し ブラウン管外し 偏向ヨーク外し 防爆バンド外し ブラッシング P/F 分割処理 [ 基板 ] 有償 [ 電線類 ] 有償 [ 偏向ヨーク ] 有償 [ 防爆バンド ] 有償 シャドウマスク外し [ シャドウマスク ] 有償 ローラコンベヤ : 15m 専用ライン ブラッシング分割装置 通常期 :29 名 ( 処理時間 :21 分 / 台 ) 繁忙期 :29 名追加 45

49 処理内容回収物設備作業人員 パネル清掃 洗浄 [ パネルカレット ] 無償 ファンネル洗浄 フロントキャビネット外し 破砕 選別処理工程へ [ ファンネルカレット ] 無償 パネル洗浄機集塵設備防音設備ファンネル洗浄機集塵設備防音設備 c) 液晶式 プラズマ式テレビ前処理工程 年間処理台数 16,600 台 (1,182 台 / 月 ) (56 台 / 日 ) (7 台 / 時間 ) 処理内容回収物設備作業人員 バックキャビネット外し プラスチック破砕処理工程へ液晶パネル プラズマパネル外し [ 液晶パネル ] 逆有償 [ プラズマパネル ] 有償 専用ライン 通常期 :4 名 ( 処理時間 :30 分 / 台 ) 繁忙期 :2 名追加 フロントキャビネット外し 破砕 選別処理工程へ d) 冷蔵庫前処理工程 年間処理台数 72,400 台 ( 通常期 :6,586 台 / 月 繁忙期 :9,879 台 / 月 ) ( 通常期 :314 台 / 日 繁忙期 :470 台 / 日 ) (39 台 / 時間 ) 処理内容回収物設備作業人員 庫内プラスチック回収 素材判別 プラスチック破砕処理工程へ冷媒フロン回収 手解体済み冷蔵庫 破砕 選別処理工程へ [ 冷媒フロン ] 逆有償 ローラコンベヤ : 42m 冷媒フロン回収装置 :3 式ボンベ :40 本 通常期 :8 名 ( 処理時間 :12 分 / 台 ) 繁忙期 :8 名追加 46

50 e) 洗濯機 衣類乾燥機前処理工程 年間処理台数 79,100 台 ( 通常期 :5,647 台 / 月 繁忙期 :8,471 台 / 月 ) ( 通常期 :269 台 / 日 繁忙期 :403 台 / 日 ) (34 台 / 時間 ) 処理内容回収物設備作業人員 モータ外し 破砕 選別処理工程へ プラスチック部品外し プラスチック破砕処理工程へ ローラコンベヤ : 30m 専用ライン 通常期 :9 名 ( 処理時間 :15 分 / 台 ) 繁忙期 :5 名追加 塩水抜き [ 塩水 ] 逆有償 洗濯槽外し ステンレス水槽 破砕 選別処理工程へ プラスチック水槽 粗破砕機へ プラスチック破砕処理工程へ 粗破砕機 手解体済み洗濯機 衣類乾燥機 破砕 選別処理工程へ 2 破砕 選別工程 a) 破砕 選別処理工程 破砕処理風力選別ドラム磁選機渦電流選別機 非鉄手選別 処理内容回収物設備作業人員 [ ダスト ] 逆有償 [ 鉄 ] 有償 [ ミックスメタル ] 有償 [ 非鉄金属 ] 有償 [ ダスト ] 逆有償 大型破砕 選別機非鉄選別機 冷蔵庫の破砕 選別処理時には 断熱材フロンの回収装置を稼働させる 3 名 47

51 b) プラスチック破砕処理 選別工程 処理内容回収物設備作業人員 金属除去 ( 手作業 ) [ 金属 ] 有償 3 名 プラスチック破砕処理 [ プラスチック ] 有償 無償 プラスチック破砕 風力選別機 上述の処理をした場合の製品重量全体に占める破砕 選別機へ投入される割合を 75% と仮定する と 破砕 選別機機投入量及び破砕 選別機投入量全体に占める各品目の割合 ( 重量比 ) は 下 表のとおりとなる 表破砕 選別機投入量及び破砕 選別機投入量全体に占める各品目の割合破砕 選別機破砕 選別機破砕 選別機投入量全体に占投入量 (kg/ 台 ) 投入量 (t/ 年 ) める各品目の割合 ( 重量比 ) エアコン 31 1,897 15% ブラウン管式テレビ 20 5,441 42% 液晶式 フ ラス マ式テレヒ % 冷蔵庫 47 3,372 26% 洗濯機 衣類乾燥機 26 2,050 16% 合計 12, % 四捨五入のため表中の数値とその合計値は必ずしも一致しない 年間稼働日が 240 日であるため 1 日の平均破砕機投入量は 54.0t/ 日となる 6) イニシャルコスト 1 建物 家電リサイクル業務に必要な建物 ( 前処理工程用建物 破砕 選別処理工程用建物 事務所 ) を 4,200 m2と想定した インタビュー調査より 建設単価を 70 千万円 / m2として 建物の建設費を計算したところ 百万円 2 大型破砕 選別機 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査より 家電業務比率を 10.0% と設定した プラントメーカーへのインタビュー調査より 大型破砕 選別機 (1 基 ) の建設費 ( 基礎工事を含む ) を 百万円とし これに家電業務比率を乗じると 百万円 48

52 3 非鉄選別機 ( 新設 ) 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査により 一式で 百万円 4 プラスチック破砕 風力選別機 家電メーカーへのインタビュー調査により 一式で 30.0 百万円 2 基導入することとし 60.0 百万円 5 エアコンの再商品化設備 プラントメーカーへのインタビュー調査より 冷媒フロン回収装置 ( 回収能力 :250g/min) の単価を 2.0 百万円とし 3 式で 6.0 百万円 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査より 単価 50 千円の冷媒フロン回収用ボンベが 211 本で 10.6 百万円 6 ブラウン管式テレビの再商品化設備 プラントメーカーへのインタビュー調査より ブラウン管式テレビの前処理工程に係るローラコンベヤの長さを 15m と仮定し 1.5 百万円 プラントメーカーへのインタビュー調査より ブラッシング 分割装置 バキューム ファンネル洗浄機 集塵設備 防音設備の建設費を 97.0 百万円 パネル洗浄機 集塵設備 防音設備の建設費を 34.0 百万円 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査により ブラウン管式テレビラインの設備更新費用は 百万円 7 液晶式 プラズマ式テレビの再商品化設備 ( 新設 ) 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査により 液晶式 プラズマ式テレビラインの建設 費は 35.0 百万円 8 冷蔵庫の再商品化設備 プラントメーカーへのインタビュー調査より 断熱材フロン回収システムの建設費を 百万円 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査より 単価 13 千円の断熱材フロン回収用のドラムが 20 本で 0.3 百万円 プラントメーカーへのインタビュー調査より 冷蔵庫の前処理工程に係るローラコンベヤの長さを 42m と仮定し 4.2 百万円 49

53 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査より 冷媒フロン回収装置 ( 回収能力 :250g/min 3 式 ) を 6.0 百万円 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査より 単価 50 千円の冷媒フロン回収用ボンベが 40 本で 2.0 百万円 プラントメーカーへのインタビュー調査より プラスチック素材判別装置 (1 基 ) を 3.5 百万円 9 洗濯機 衣類乾燥機の再商品化設備 プラントメーカーへのインタビュー調査より 洗濯機 衣類乾燥機の前処理工程に係るローラコンベヤの長さを 30m と仮定し 3.0 百万円 プラントメーカーへのインタビュー調査より 粗破砕機 (1 基 ) を 1.6 百万円 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査により 洗濯機ラインの設備更新費用は 30.0 百万円 10 ユーティリティ設備 プラントメーカーへのインタビュー調査より 受電設備 ( 破砕設備を除く ) を 7.0 百万円 プラントメーカーへのインタビュー調査より 二次電気設備を 3.0 百万円 プラントメーカーへのインタビュー調査より 集塵機を 3.0 百万円 プラントメーカーへのインタビュー調査より 工場空気設備を 1.0 百万円 11 その他関連備品 インタビュー調査より フォークリフト (2.5t 1 台 ) を 2.6 百万円 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査より ラック コンテナを 20.0 百万円 12 間接部門関連備品 パソコン及び関連機器一式の単価を 0.3 百万円とし 10 式で 3.0 百万円 オフィス家具一式 ( 机 椅子等 ) の単価を 0.1 百万円とし 間接部門の 10 名分で 1.0 百万円 13 イニシャルコストの合計 イニシャルコストの合計は 百万円 50

54 7) ランニングコスト 1 土地 設備関連費 a) 土地 家電リサイクル業務に必要な敷地面積 ( 前処理工程に必要な面積 プラスチック破砕機を設置するのに必要な面積 保管に必要な面積 事務所を設置するのに必要な面積等 ) を 10,000 m2と仮定した 大型破砕 選別機を設置するために必要な面積を 3,000 m2と想定した ここに係る費用には 家電業務比率を乗じた 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査より 繁忙期 (2 か月間 ) の保管場所として 1,000 m2を追加賃借すると想定した 家電リサイクルプラントの敷地を借地と想定した 立地場所によって地代は異なるが 1 m2あたり 2 千円 / 年と仮定して 賃借料は 20.9 百万円 / 年 b) 建物及び設備の減価償却費 建物の耐用年数 30 年 設備 ( 大型破砕 選別機 金属探知器 プラスチック破砕機 各品目毎の再商品化設備 ユーティリティ設備 ) の耐用年数 7 年 断熱材フロン回収用ドラムの耐用年数 3 年 冷媒フロン回収用ボンベの耐用年数 6 年 関連備品については フォークリフトの耐用年数 4 年 ラック コンテナの耐用年数を 3 年 パソコン及び関連機器の耐用年数 4 年 オフィス家具の耐用年数 15 年 定額法 残存 10% 借入金利 5% 元金均等返済と想定した 減価償却費の合計は 百万円 / 年 c) 建物及び設備の固定資産税 固定資産税を標準税率 1.4% とし イニシャルコストに 1.4% を乗じて 建物及び設備の固定資産 税を計算すると 23.6 百万円 / 年 d) 建物及び設備の保険料 保険料率をイニシャルコストの 0.6% と想定すると 建物及び設備の保険料合計は 10.1 百万円 / 年 保険料率は 火災リスク 免責条件等によって変動する e) 建物及び設備のメンテナンス費 プラントメーカーへのインタビュー調査より 建物及び設備のメンテナンス費 ( 定期点検費 修 51

55 繕費 ) をイニシャルコストの 1.0% と想定すると 建物及び設備のメンテナンス費の合計は 16.9 百万円 / 年 f) 消耗品費 プラントメーカーへのインタビュー調査より 大型破砕 選別機の消耗品 ( ハンマー 内張ライナー等 ) に係る費用を 5.0 百万円 / 年と仮定し 家電業務比率を乗じて 0.8 百万円 / 年 インタビュー調査より 非鉄選別装置の消耗品に係る費用を 5.0 百万円 / 年と仮定した プラントメーカーへのインタビュー調査より プラスチック破砕機の消耗品 ( 回転刃 固定刃等 ) に係る費用を 1.6 百万円 / 年と仮定した プラントメーカーへのインタビュー調査より ファンネル洗浄機で使用する砂の費用を 2.3 百万円と想定した プラントメーカーへのインタビュー調査より 断熱材フロン回収装置の活性炭の費用を 0.5 百万円と想定した インタビュー調査より 工具に係る費用を 12.3 百万円 / 年 インタビュー調査より 作業着 保護具に係る費用を 50 千円 / 人 年と想定し 受入 搬送 前処理工程 破砕 選別処理工程に係る人員分で 4.2 百万円 / 年 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査より フレコンに係る費用を 13.5 百万円 消耗品費の合計は 43.1 百万円 / 年 2 人件費 a) 賃金 通常期の人員について正社員とパートタイムの比率を 1:1 と仮定した ただし 人数が整数にならない場合は 正社員数を増やした 繁忙期の追加人員は すべてパートタイムとした エアコン ブラウン管式テレビ 冷蔵庫については 繁忙期に処理台数が 2 倍 ( 液晶式 プラズマ式テレビ 洗濯機 衣類乾燥機については 同 1.5 倍 ) になるため 追加人員が必要になる また 繁忙期は 2 か月としているが 1 か月前から訓練する必要があるため 3 か月間賃金が発生すると仮定した 正社員の賃金は 賃金センサス ( 平成 23 年賃金構造基本統計調査 ) の廃棄物処理業 (100 人 ~999 人規模 ) の正社員 正職員 きまって支給する現金給与額 12 か月に 年間賞与その他特別給与額を加え 4.31 百万円 / 年とした パートタイムの賃金は 賃金センサス ( 平成 23 年賃金構造基本統計調査 ) の廃棄物処理業 (100 人 ~999 人規模 ) の正社員 正職員以外 きまって支給する現金給与額 12 か月に 年間賞与その他特別給与額を加え 2.67 百万円 / 年とした 受入 搬送に係る人員を 16 名 ( 正社員 :8 名 パートタイム :8 名 ) と想定した エアコン ( 室内機 ) の前処理に係る人員を 5 名 ( 正社員 :3 名 パートタイム :2 名 ) とした 52

56 エアコン ( 室外機 ) の前処理に係る人員を通常期 6 名 ( 正社員 :3 名 パートタイム :3 名 ) 繁忙期 6 名追加と想定した ブラウン管式テレビの前処理に係る人員を通常期 29 名 ( 正社員 :15 名 パートタイム :14 名 ) 繁忙期 29 名追加と想定した 液晶式 プラズマ式テレビの前処理に係る人員を通常期 4 名 ( 正社員 :2 名 パートタイム :2 名 ) 繁忙期 2 名追加と想定した 冷蔵庫の前処理に係る人員を通常期 8 名 ( 正社員 :4 名 パートタイム :4 名 ) 繁忙期 8 名追加と想定した 洗濯機 衣類乾燥機の前処理に係る人員を通常期 9 名 ( 正社員 :5 名 パートタイム :4 名 ) 繁忙期 5 名追加と想定した 破砕 選別処理 ( 大型破砕 選別機 ) に係る人員を 3 名 ( 正社員 :2 名 パートタイム :1 名 ) と想定した プラスチック破砕 風力選別機によるに係る人員を 3 名 ( 正社員 :2 名 パートタイム :1 名 ) と想定した 間接部門の人員を 18 名 ( 正社員 :8 名 パートタイム :8 名 ) と想定した 賃金の合計は 百万円 / 年 b) 福利厚生費等 社団法人日本経済団体連合会による 第 56 回福利厚生費調査結果 (2011 年度 ) より 月例給与と賞与 一時金を含めた現金給与総額に対する比率は 福利厚生費 ( 法定福利費 法定外福利費の合計 ) で 18.9% 退職金で 11.9% である 福利厚生費と退職金を合わせた 30.8% を上記賃金に乗じて 百万円 / 年 3 水道 光熱費 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査より 電力費は 45.0 百万円 / 年 用水費 3.0 百万円 軽油費用 7.0 百万円 灯油費用 6.0 百万円 水道 光熱費の合計は 61.0 百万円 / 年 4 処理委託費 a) 冷媒フロン処理費 家電製品協会資料 ( 特定家庭用機器再商品化法に基づき 製造時業者等及び指定法人が 1 年間 ( 平成 23 年 4 月 1 日 ~ 平成 24 年 3 月 31 日 ) に再商品化等を実施した総合計の状況 ) のエアコン 冷蔵庫の冷媒として使用されたものを回収した総重量を再商品化処理台数で除すと エアコンの冷媒フロン量は 0.62kg/ 台 冷蔵庫の冷媒フロン量は 0.10kg/ 台となった 53

57 インタビュー調査より 冷媒フロンの処理単価 ( 輸送費を含む ) を 0.4 百万円 /t と想定すると 冷媒フロン処理費は エアコン 15.1 百万円 / 年 冷蔵庫 2.9 百万円 / 年 b) 断熱材フロン処理費 インタビュー調査より 冷蔵庫の断熱材フロン量を 0.15kg/ 台とした インタビュー調査より 断熱材フロンの処理単価 ( 輸送費を含む ) を 0.4 百万円 /t と想定すると 断熱材フロン処理費は 4.4 百万円 / 年 c) 塩水処理費 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査より 洗濯機 衣類乾燥機中の塩水の量を 1.0 kgとした 塩水の処理単価 ( 輸送費を含む ) を 25 千円 /t とすると 塩水の処理費は 2.0 百万円 / 年 d) ダスト処分費 ブラウン管式テレビのビリガラスの発生量を家電リサイクルプラントへのインタビュー調査により 1.85kg/ 台とした ビリガラスの処分単価 ( 輸送費を含む ) を 41 千円 /tと想定すると ビリガラスの処分費は 20.6 百万円 / 年 シュレッダーダストを埋立処分する場合 ダスト処分費が必要となる ダストの発生量を エアコンで 229t/ 年 (3.8kg/ 台 ) ブラウン管式テレビで 970t/ 年 (3.6kg/ 台 ) 液晶式 プラズマ式テレビで 49 t/ 年 (3.0kg/ 台 ) 冷蔵庫で 925t/ 年 (12.8kg/ 台 ) 洗濯機 衣類乾燥機で 261t / 年 (3.3kg/ 台 ) とした ダストの処分単価 ( 輸送費を含む ) を 38 千円 /t と想定すると ダスト処分費は エアコンで 8.7 百万円 / 年 ブラウン管式テレビで 36.8 百万円 / 年 液晶式 プラズマ式テレビで 1.9 百万円 / 年 冷蔵庫で 35.1 百万円 / 年 洗濯機 衣類乾燥機で 9.9 百万円 / 年 e) 処理委託費合計 処理委託費を合計すると 百万円 / 年 8) 再生資源売却収入 ( 財 ) 家電製品協会が公表している 製品の部品または材料として利用するものに有償または無償で譲渡しうる状態にした場合の当該部品および材料の総重量 を平成 23 年度家電再商品化処理台数実績で除し 家電 4 品目毎の 1 台あたりの部品 材料の回収量を下表に示す さらにモデル家電リサイクルプラントの年間処理台数を乗じることによって モデル家電リサイクルプラント 54

58 における家電 4 品目毎の部品 材料の年間総回収量を下表に示す 表 2-8 モデル家電リサイクルプラントの部品 材料年間総回収量 1 台あたりの素材 部品回収量 (kg/ 台 ) モデル家電リサイクルプラントの部品 材料年間総回収量 (t) エアコン 鉄 ブラウン管式 テレビ 液晶式 プラ ズマ式テレビ 銅 アルミニウム 非鉄 鉄などの混合物 その他有価物 鉄 銅 アルミニウム 非鉄 鉄などの混合物 ブラウン管ガラス ,128 その他有価物 6.0 1,618 鉄 銅 アルミニウム 非鉄 鉄などの混合物 その他有価物 冷蔵庫鉄 ,869 洗濯機 衣類 乾燥機 銅 アルミニウム 非鉄 鉄などの混合物 その他有価物 ,033 鉄 ,217 銅 アルミニウム 非鉄 鉄などの混合物 その他有価物 資源として回収した鉄 銅 アルミニウム 非鉄 鉄などの混合物 その他有価物 ( プラスチック ) を売却すると仮定した 家電リサイクルプラントへのヒアリングにより 輸送費込みの売却単価は 鉄 (20 千円 /t) 銅 (270 千円 /t) アルミニウム (80 千円 /t) 非鉄 鉄などの混合物 (20 千円 /t) その他有価物 ( プラスチック )(5 千円 /t) とした ( 鉄 銅 アルミニウムについては ヒアリング値の平均値 非鉄 鉄などの混合物 その他有価物についてはヒアリング値に基づく設定値 ) ブラウン管ガラスについては 輸送費を含めて無償で引き渡すと仮定した 55

59 表 2-9 再生資源の売却収入アルミニウム非鉄 鉄などのその他有価物売鉄売却収入銅売却収入売却収入混合物売却収入却収入 ( 百万円 / 年 ) ( 百万円 / 年 ) ( 百万円 / 年 ) ( 百万円 / 年 ) ( 百万円 / 年 ) エアコン ブラウン 管式テレ ビ 液晶式 プ ラズマ式 テレビ 冷蔵庫 洗濯機 衣 類乾燥機 再生資源売却収入の合計は 百万円 / 年 9) 家電リサイクル業務に係る費用 再生資源売却収入 家電リサイクル業務に係る原価の合計は 1,018 百万円 / 年 2,036 円 / 台 原価の内訳は下表の とおりである 減価償却費 固定資産税 保険料 賃借料 ( 百万円 ) 表 2-10 家電リサイクル業務に係る原価の合計 ( パターン 1) メンテナンス費 消耗品費 ( 百万円 ) 人件費 福利厚生費 ( 百万円 ) 水道 光熱費 ( 百万円 ) 処理委託費 ( 百万円 ) 原価の合計 ( 百万円 ) , % 5.9% 50.1% 6.0% 13.3% 100.0% 四捨五入のため表中の数値とその合計値は必ずしも一致しない 表 2-11( 参考 ) 前回試算結果 : 家電リサイクル業務に係る原価の合計 (30 万台 ) 減価償却メンテナン費 固定資産人件費 福利ス費 消耗品水道 光熱費処理委託費原価の合計税 保険料 厚生費費 ( 百万円 ) ( 百万円 ) ( 百万円 ) 賃借料 ( 百万円 ) ( 百万円 ) ( 百万円 ) % 6.1% 43.9% 5.9% 21.9% 100.0% 四捨五入のため表中の数値とその合計値は必ずしも一致しない 家電リサイクルプラントの利益として 廃棄物処理業 ( 全体の売上高 5 億円超 )( 中小企業の財務 指標 ( 平成 18 年発行 )) の売上高営業利益率 4.1% を考慮すると 家電リサイクル業務にかかわる 56

60 費用は 2,119 円 / 台 再生資源売却収入は 319 百万円 / 年 638 円 / 台 10) 家電 4 品目毎の家電リサイクル業務に係る費用 再生資源売却収入 家電 4 品目の家電リサイクル業務に係る費用を家電 4 品目毎に割り当てる際 土地 建物 ユーティリティ設備 その他関連備品 人件費 ( 破砕 選別処理工程を除く ) 水道 光熱費は 品目毎の年間処理重量で按分した ただし 水道費については冷蔵庫に割り当てた ブラウン管式テレビ及び液晶式 プラズマ式テレビの大型破砕 選別機への投入量は小さいため 大型破砕 選別機に係る費用 ( 大型破砕 選別機減価償却費 大型破砕 選別機固定資産税 大型破砕 選別機保険料 大型破砕 選別機メンテナンス費 破砕 選別処理工程人件費 ) はブラウン管式テレビには按分せず 破砕 選別機投入量全体に占めるエアコン 冷蔵庫 洗濯機 衣類乾燥機の割合 ( 重量比 ) で按分した 金属探知器 プラスチック破砕 風力選別機に係る費用 ( 金属探知器 プラスチック破砕 風力選別機減価償却費 金属探知器 プラスチック破砕 風力選別機固定資産税 金属探知器 プラスチック破砕 風力選別機保険料 金属探知器 プラスチック破砕 風力選別機のメンテナンス費 プラスチック破砕処理 風力選別工程人件費 ) は 冷蔵庫 洗濯機 衣類乾燥機の破砕 選別機に投入しない量で按分した 家電 4 品目毎の家電リサイクル業務に係る費用及び再生資源売却収入を計算すると 下表のようになる 表 2-12 家電 4 品目毎の家電リサイクル業務に係る費用 再生資源売却収入 ( パターン1) 費用 再生資源売却収入 費用 - 再生資源売却収入 ( 円 / 台 ) ( 円 / 台 ) ( 円 / 台 ) エアコン 2,466 1, ブラウン管式テレビ 1, ,160 液晶式 フ ラス マ式テレヒ 2, ,764 冷蔵庫 3,863 1,003 2,708 洗濯機 衣類乾燥機 1, ,035 家電 4 品目全体 2, ,397 (2) パターン 2( 施設新設型 年間処理台数 700 千台 ) 1) 稼働日数 時間 モデル家電リサイクルプラントの稼働日数を 252 日 / 年と仮定した モデル家電リサイクルプラントの稼働時間を 通常期は 8 時間 / 日 繁忙期 (2 か月間 ) は 12 時間 / 日 ( ブラウン管式テレビの前処理のみ 20 時間 / 日 ) と仮定した 繁忙期には エアコン ブラウン管式テレビ 冷蔵庫の処理台数が 2 倍 液晶式 プラズマ式テレビ 洗濯機 衣類乾燥機の処理台数が 1.5 倍になると仮定した 57

61 2) 家電 4 品目の処理台数 モデル家電リサイクルプラントにおける家電 4 品目の年間処理台数を 700 千台と想定した 3) 家電 4 品目毎の処理台数 モデル家電リサイクルプラントにおけるエアコン ブラウン管式テレビ 液晶式 プラズマ式テレビ 冷蔵庫 洗濯機 衣類乾燥機の年間処理台数割合は 財団法人家電製品協会が公表している平成 23 年度再商品化処理台数実績と同じとした モデル家電リサイクルプラントにおける年間処理台数を下表に示す 表 2-13 モデル家電リサイクルプラントにおける年間処理台数 平成 23 年度再商品化処理台数実績 ( 千台 ) 割合 モデル家電リサイクルプラントにおける年間処理台数 ( 千台 ) エアコン 2, % 84.8 ブラウン管式テレビ 10, % 液晶式 フ ラス マ式テレヒ % 23.2 冷蔵庫 2, % 洗濯機 衣類乾燥機 3, % 合計 19, % 四捨五入のため表中の数値とその合計値は必ずしも一致しない 4) 家電 4 品目毎の平均製品重量 ( 財 ) 家電製品協会が公表している平成 23 年度再商品化処理重量実績を平成 17 年度再商品化処 理台数実績で除すことにより 家電 4 品目毎の平均製品重量を算出した その結果を下表に示す 表 2-14 家電 4 品目毎の平均製品重量 平成 23 年度再商品化処理台数実績 ( 千台 ) 平成 23 年度再商品化処理重量実績 (t) 平均製品重量 (kg) エアコン 2,372 99, ブラウン管式テレビ 10, , 液晶式 フ ラス マ式テレヒ , 冷蔵庫 2, , 洗濯機 衣類乾燥機 3, , 合計 19, ,000 - 四捨五入のため表中の数値とその合計値は必ずしも一致しない 58

62 モデル家電リサイクルプラントにおける各家電 4 品目の年間処理台数にそれぞれの平均製品重量 を乗じて モデル家電リサイクルプラントにおける年間処理重量を計算した その結果を下表に 示す 表 2-15 モデル家電リサイクルプラントにおける年間処理重量モデル家電リサイクモデル家電リサイク平均製品重量ルプラントにおけるルプラントにおける (kg) 年間処理台数 ( 千台 ) 年間処理重量 (t) エアコン ,541 ブラウン管式テレビ ,157 液晶式 フ ラス マ式テレヒ 冷蔵庫 ,294 洗濯機 衣類乾燥機 ,827 合計 ,176 四捨五入のため表中の数値とその合計値は必ずしも一致しない 5) 処理工程 モデル家電リサイクルプラントにおける家電 4 品目の処理工程を以下に示す 1 前処理工程 a) エアコン前処理工程年間処理台数 84,800 台 ( 通常期 :6,059 台 / 月 繁忙期 :12,119 台 / 月 ) ( 通常期 :289 台 / 日 繁忙期 :577 台 / 日 ) (36 台 / 時間 ) 室内機 処理内容回収物設備作業人員 パネル外し プラスチック破砕処理工程へ ファン外し銅管類外し基板外し熱交換器外し手解体済みエアコン ( 室内機 ) 破砕 選別処理工程へ [ ファン ] 逆有償 [ 銅管類 ] 有償 [ 基板 ] 有償 [ 熱交換器 ] 有償 通常期 :4 名 ( 処理時間 :5 分 / 台 ) 繁忙期 :4 名追加 59

63 室外機 処理内容回収物設備作業人員 筐体外し プラスチック破砕処理工程へ 基板外し トランス外し コンデンサ外し 電線類外し モータ外しファン外し熱交換器外し銅管類外しコンプレッサ外し [ 基板 ] 逆有償 [ トランス ] 有償 [ コンデンサ ] 有償 [ 電線類 ] 有償 [ モータ ] 有償 [ ファン ] 逆有償 [ 熱交換器 ] 有償 [ 銅管類 ] 有償 ローラコンベヤ :6m 専用ライン 通常期 :10 名 ( 処理時間 :16 分 / 台 ) 繁忙期 :10 名追加 コンプレッサ分割 [ コンプレッサ ] 有償 冷媒フロン回収 手解体済みエアコン ( 室外機 ) 破砕 選別処理工程へ [ 冷媒フロン ] 逆有償 冷媒フロン回収装置 :3 式ボンベ :210 本 b) ブラウン管式テレビ前処理工程 年間処理台数 379,900 台 ( 通常期 :31,657 台 / 月 繁忙期 :63,313 台 / 月 ) ( 通常期 :1,507 台 / 日 繁忙期 :3,015 台 / 日 ) (188 台 / 時間 ) 処理内容回収物設備作業人員 バックキャビネット外し プラスチック破砕処理工程へ基板外し スピーカ外し トランス外し 電線類外し ブラウン管外し 偏向ヨーク外し [ 基板 ] 有償 [ スピーカ ] 有償 [ トランス ] 有償 [ 電線類 ] 有償 [ 偏向ヨーク ] 有償 ローラコンベヤ :15m 専用ライン 通常期 :66 名 ( 処理時間 :21 分 / 台 ) 繁忙期 :66 名追加 60

64 処理内容回収物設備作業人員 防爆バンド外し [ 防爆バンド ] 有償 ブラッシング P/F 分割処理 シャドウマスク外し パネル洗浄 [ シャドウマスク ] 有償 [ パネルカレット ] 無償 ファンネル洗浄 [ ファンネルカレット ] 無償 フロントキャビネット外し プラスチック破砕処理工程へ ブラッシング 分割装置 バキュームパネル洗浄機集塵設備防音設備ファンネル洗浄機集塵設備防音設備 c) 液晶式 プラズマ式テレビ前処理工程 年間処理台数 23,200 台 ( 通常期 :1,655 台 / 月 繁忙期 :2,483 台 / 月 ) ( 通常期 :79 台 / 日 繁忙期 :118 台 / 日 ) (10 台 / 時間 ) 処理内容回収物設備作業人員 バックキャビネット外し プラスチック破砕処理工程へ液晶パネル プラズマパネル外し [ 液晶パネル ] 逆有償 [ プラズマパネル ] 有償 専用ライン 通常期 :7 名 ( 処理時間 :37 分 / 台 ) 繁忙期 :4 名追加 フロントキャビネット外し 破砕 選別処理工程へ d) 冷蔵庫前処理工程年間処理台数 101,400 台 ( 通常期 :7,245 台 / 月 繁忙期 :14,489 台 / 月 ) ( 通常期 :345 台 / 日 繁忙期 :690 台 / 日 ) (43 台 / 時間 ) 61

65 処理内容回収物設備作業人員 背面カバー外し プラスチック破砕処理工程へドアパッキン外し庫内部品 ( プラスチック ) 外し プラスチック破砕処理工程へ [ ドアパッキン ] 逆有償 ローラコンベヤ :42m 専用ライン 庫内部品 ( 網棚 ) 外し [ 網棚 ] 有償 庫内部品 ( ガラス板 ) 外し [ ガラス板 ] 逆有償 基板外し [ 基板 ] 有償 トランス外し [ トランス ] 有償 コンデンサ外し [ コンデンサ ] 有償 電線類外し [ 電線類 ] 有償 コンプレッサ外し コンプレッサ分割 [ コンプレッサ ] 有償 冷媒フロン回収 [ 冷媒フロン ] 逆有償 冷媒フロン回収装置 :3 式ボンベ :295 本 手解体済み冷蔵庫 破砕 選別処理工程へ 通常期 :9 名処理時間 : (12 分 / 台 ) 繁忙期 :9 名追加 e) 洗濯機 衣類乾燥機前処理工程 年間処理台数 110,700 台 ( 通常期 :7,906 台 / 月 繁忙期 :11,859 台 / 月 ) ( 通常期 :376 台 / 日 繁忙期 :565 台 / 日 ) (47 台 / 時間 ) 処理内容回収物設備作業人員 プラスチック外し基板外しトランス外しコンデンサ外し電線類外し塩水抜きモータ外し洗濯槽外しプラスチック水槽 プラスチック破砕処理工程へ手解体済み洗濯機 衣類乾燥機 破砕 選別処理工程へ [ 基板 ] 逆有償 [ トランス ] 有償 [ コンデンサ-] 有償 [ 電線類 ] 有償 [ 塩水 ] 逆有償 [ モータ ( 非鉄 )] 有償 [ ステンレス水槽 ] 有償 ローラコンベヤ :30m 専用ライン 通常期 :13 名 ( 処理時間 : 16 分 / 台 ) 繁忙期 :7 名追加 62

66 2 破砕 選別工程 a) 破砕 選別処理工程 破砕処理風力選別ドラム磁選機渦電流選別機 非鉄手選別 処理内容回収物設備作業人員 [ ダスト ] 逆有償 [ 鉄 ] 有償 [ ミックスメタル ] 有償 [ 非鉄金属 ] 有償 [ ダスト ] 逆有償 破砕 選別機非鉄選別機 冷蔵庫の破砕 選別処理時には 断熱材フロンの回収装置を稼働させる 12 名 b) プラスチック破砕処理工程 プラスチック破砕処理 処理内容回収物設備作業人員 [ プラスチック ] 無償 [ プリント基板 ] 有償 プラスチック破砕機プリント基板専用破砕機 通常期 :4 名繁忙期 :3 名 インタビュー調査より 上述の処理をした場合の製品重量全体に占める破砕 選別機へ投入される割合をエアコン 40% 冷蔵庫 78% 洗濯機 衣類乾燥機 46% と仮定すると エアコン 冷蔵庫 洗濯機 衣類乾燥機の破砕 選別機投入量及び破砕 選別機投入量全体に占める各品目の割合 ( 重量比 ) は 下表のとおりとなる 表 2-16 破砕 選別機投入量及び破砕 選別機投入量全体に占める各品目の割合製品重量全体に破砕 選別機破砕 選別機破砕 選別機占める破砕 選別投入量全体に占投入量投入量機に投入されるめる各品目の割 (kg/ 台 ) (t/ 年 ) 割合合 ( 重量比 ) エアコン 40% 17 1, % 冷蔵庫 78% 48 4,910 61% 洗濯機 衣類乾燥機 46% 16 1,760 22% 合計 - - 7, % 四捨五入のため表中の数値とその合計値は必ずしも一致しない 6) イニシャルコスト 1 建物 家電リサイクル業務に必要な建物 (( 前処理工程用建物 破砕 選別処理工程用建物 事務所 ) を 5,600 m2と想定した 63

67 インタビュー調査より 建設単価を 70 千円 / m2として 建物の建設費を計算したところ 百万円 2 破砕 選別機 250 kw の破砕 選別機を想定した プラントメーカーへのインタビュー調査より 250kW の破 砕 選別機 (2 基 ( 冷蔵庫用 その他用 )) の建設費 ( 基礎工事を含む ) を 百万円 3 非鉄選別機 ( 新設 ) 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査により 一式で 百万円 4 プラスチック破砕機 プラントメーカーへのインタビュー調査より プラスチック破砕機 (90kW 4 基 ) の建設費を 48.0 百万円 5 プリント基板専用破砕機 ( 新設 ) プラントメーカーへのインタビュー調査より プリント基板専用破砕機の建設費を 百万円 6 エアコンの再商品化設備 プラントメーカーへのインタビュー調査より エアコンの前処理工程に係るローラコンベヤの長さを 6m と仮定し 0.6 百万円 プラントメーカーへのインタビュー調査より 冷媒フロン回収装置 ( 回収能力 :250g/min) の単価を 2.0 百万円とし 3 式で 6.0 百万円 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査より 単価 50 千円の冷媒フロン回収用ボンベが 295 本で 14.8 百万円 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査により エアコンラインの設備更新費用は 72.0 百万円 7 ブラウン管式テレビの再商品化設備 プラントメーカーへのインタビュー調査より ブラウン管式テレビの前処理工程に係るローラコンベヤの長さを 15m と仮定し 1.5 百万円 プラントメーカーへのインタビュー調査より ブラッシング 分割装置 バキューム ファンネル洗浄機 パネル洗浄機 集塵設備 防音設備の建設費を 百万円 64

68 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査により ブラウン管式テレビラインの設備更新費 用は 百万円 8 液晶式 プラズマ式テレビの再商品化設備 ( 新設 ) 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査により 液晶式 プラズマ式テレビラインの設備 建設費は 35.0 百万円 9 冷蔵庫の再商品化設備 プラントメーカーへのインタビュー調査より 断熱材フロン回収システムの建設費を 百万円 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査より 単価 13 千円の断熱材フロン回収用のドラムが 26 本で 0.3 百万円 プラントメーカーへのインタビュー調査より 冷蔵庫の前処理工程に係るローラコンベヤの長さを 42m と仮定し 4.2 百万円 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査より 冷媒フロン回収装置 ( 回収能力 :250g/min 4 式 ) を 8.0 百万円 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査より 単価 50 千円の冷媒フロン回収用ボンベが 56 本で 2.8 百万円 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査により 冷蔵庫ラインの設備更新費用は 66.0 百万円 10 洗濯機 衣類乾燥機の再商品化設備 プラントメーカーへのインタビュー調査より 洗濯機 衣類乾燥機の前処理工程に係るローラコンベヤの長さを 30m と仮定し 3.0 百万円 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査より プラスチック回収設備の建設費を 8.0 百万円 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査により 洗濯機ラインの設備更新費用は 30.0 百万円 11 ユーティリティ設備 プラントメーカーへのインタビュー調査より 受電設備 ( 破砕設備を除く ) を 7.0 百万円 プラントメーカーへのインタビュー調査より 二次電気設備を 3.0 百万円 プラントメーカーへのインタビュー調査より 集塵機を 3.0 百万円 プラントメーカーへのインタビュー調査より 工場空気設備を 1.0 百万円 65

69 12 その他関連備品 インタビュー調査より フォークリフト (2.5t 4 台 ) を 10.4 百万円とする 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査より ラック コンテナを 20.0 百万円 13 間接部門関連備品 パソコン及び関連機器一式の単価を 0.3 百万円とし 10 式で 3.0 百万円とする オフィス家具一式 ( 机 椅子等 ) の単価を 0.1 百万円とし 間接部門の 13 名分で 1.3 百万円とする 14 イニシャルコストの合計 イニシャルコストの合計は 百万円 7) ランニングコスト 1 土地 設備関連費 a) 土地 家電リサイクル業務に必要な敷地面積 ( 前処理工程に必要な面積 破砕 選別機を設置するのに必要な面積 保管に必要な面積 事務所を設置するのに必要な面積等 ) を 13,000 m2と仮定した 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査より 繁忙期 (2 か月間 ) の保管場所として 1,000 m2追加賃借すると想定した 家電リサイクルプラントの敷地を借地と想定した 立地場所によって地代は異なるが 1 m2あたり 2 千円 / 年と仮定して 賃借料は 26.3 百万円 / 年 b) 建物及び設備の減価償却費 建物の耐用年数 30 年 設備 ( 破砕 選別機 プラスチック破砕機 各品目毎の再商品化設備 ユーティリティ設備 ) の耐用年数 7 年 断熱材フロン回収用ドラムの耐用年数 3 年 冷媒フロン回収用ボンベの耐用年数 6 年 関連備品については フォークリフトの耐用年数 4 年 ラック コンテナの耐用年数を 3 年 パソコン及び関連機器の耐用年数 4 年 オフィス家具の耐用年数 15 年 定額法 残存 10% 借入金利 5% 元金均等返済と想定した 減価償却費の合計は 百万円 / 年 66

70 c) 建物及び設備の固定資産税 固定資産税を標準税率 1.4% とし イニシャルコストに 1.4% を乗じて 建物及び設備の固定資産 税を計算すると 40.4 百万円 / 年 d) 建物及び設備の保険料 保険率をイニシャルコストの 0.6% と想定すると 建物及び設備の保険料合計は 17.3 百万円 / 年 保険率は 火災リスク 免責条件等によって変動する e) 建物及び設備のメンテナンス費 プラントメーカーへのインタビュー調査より 建物及び設備のメンテナンス費 ( 定期点検費 修 繕費 ) をイニシャルコストの 1.0% と想定すると メンテナンス費の合計は 28.8 百万円 / 年 f) 消耗品費 プラントメーカーへのインタビュー調査より 破砕 選別機の消耗品 ( ハンマー 内張ライナー等 ) に係る費用を 5.0 百万円 / 年と仮定した インタビュー調査より 非鉄選別装置 プリント基板専用破砕機の消耗品に係る費用を 5.0 百万円 / 年と仮定した プラントメーカーへのインタビュー調査より プラスチック破砕機の消耗品 ( 回転刃 固定刃等 ) に係る費用を 3.2 百万円 / 年と仮定した プラントメーカーへのインタビュー調査より ファンネル洗浄機で使用する砂の費用を 3.1 百万円と想定した プラントメーカーへのインタビュー調査より 断熱材フロン回収装置の活性炭の費用を 0.7 百万円と想定した インタビュー調査より 工具に係る費用を 21.9 百万円 / 年 インタビュー調査より 作業着 保護具に係る費用を 50 千円 / 人 年と想定し 受入 搬送 前処理工程 破砕 選別処理工程に係る人員分で 7.3 百万円 / 年 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査より フレコンに係る費用を 18.0 百万円 消耗品費の合計は 72.3 百万円 / 年 2 人件費 a) 賃金 通常期の人員について正社員とパートタイムの比率を 1:1 と仮定した ただし 人数が整数にならない場合は 正社員数を増やした 67

71 繁忙期の追加人員は すべてパートタイムとした エアコン ブラウン管式テレビ 冷蔵庫については 繁忙期に処理台数が 2 倍 ( 液晶式 プラズマ式テレビ 洗濯機 衣類乾燥機については 同 1.5 倍 ) になるため 追加人員が必要になる 正社員の賃金は 賃金センサス ( 平成 23 年賃金構造基本統計調査 ) の廃棄物処理業 (100 人 ~999 人規模 ) の正社員 正職員 きまって支給する現金給与額 12 か月に 年間賞与その他特別給与額を加え 4.31 百万円 / 年とした パートタイムの賃金は 賃金センサス ( 平成 23 年賃金構造基本統計調査 ) の廃棄物処理業 (100 人 ~999 人規模 ) の正社員 正職員以外 きまって支給する現金給与額 12 か月に 年間賞与その他特別給与額を加え 2.67 百万円 / 年とした 受入 搬送に係る人員を 9 名 ( 正社員 :5 名 パートタイム :4 名 ) と想定した エアコン ( 室内機 ) の前処理に係る人員を通常期 4 名 ( 正社員 :2 名 パートタイム :2 名 ) 繁忙期 4 名追加と想定した エアコン ( 室外機 ) の前処理に係る人員を 10 名 ( 正社員 :5 名 パートタイム :5 名 ) 繁忙期 10 名追加と想定した ブラウン管式テレビの前処理に係る人員を 66 名 ( 正社員 :33 名 パートタイム :33 名 ) 繁忙期 66 名追加と想定した 液晶式 プラズマ式テレビの前処理に係る人員を通常期 7 名 ( 正社員 :4 名 パートタイム :3 名 ) 繁忙期 4 名追加と想定した 冷蔵庫の前処理に係る人員を 9 名 ( 正社員 :5 名 パートタイム :4 名 ) 繁忙期 9 名と想定した 洗濯機 衣類乾燥機の前処理に係る人員を 13 名 ( 正社員 :7 名 パートタイム :6 名 ) 繁忙期 7 名追加と想定した 破砕 選別処理に係る人員を 14 名 ( 正社員 :7 名 パートタイム :7 名 ) プラスチックの破砕処理に係る人員を 5 名 ( 正社員 :3 名 パートタイム :2 名 ) 繁忙期 3 人追加と想定した 直接部門リーダー ( 現場管理 ) の人員を 9 名 ( 正社員 :5 名 パートタイム 4 名 ) と想定した 間接部門の人員を 29 名 ( 正社員 :15 名 パートタイム :14 名 ) と想定した 賃金の合計は 百万円 / 年 b) 福利厚生費等 社団法人日本経済団体連合会による 第 56 回福利厚生費調査結果 (2011 年度 ) より 月例給与と賞与 一時金を含めた現金給与総額に対する比率は 福利厚生費 ( 法定福利費 法定外福利費の合計 ) で 18.9% 退職金で 11.9% である 福利厚生費と退職金を合わせた 30.8% を上記賃金に乗じて 百万円 / 年 3 水道 光熱費 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査より 電力費は 50.0 百万円 / 年 用水費 2.0 百万円 軽油費用 7.0 百万円 灯油費用 4.0 百万円 水道 光熱費の合計は 63.0 百万円 / 年 68

72 4 処理委託費 a) 冷媒フロン処理費 家電製品協会資料 ( 特定家庭用機器再商品化法に基づき 製造時業者等及び指定法人が 1 年間 ( 平成 23 年 4 月 1 日 ~ 平成 24 年 3 月 31 日 ) に再商品化等を実施した総合計の状況 ) のエアコン 冷蔵庫の冷媒として使用されたものを回収した総重量を再商品化処理台数で除すと エアコンの冷媒フロン量は 0.62kg/ 台 冷蔵庫の冷媒フロン量は 0.10kg/ 台となった インタビュー調査より 冷媒フロンの処理単価 ( 輸送費を含む ) を 0.4 百万円 /t と想定すると 冷媒フロン処理費は エアコン 21.1 百万円 / 年 冷蔵庫 4.1 百万円 / 年 b) 断熱材フロン処理費 インタビュー調査より 冷蔵庫の断熱材フロン量を 0.15kg/ 台とした インタビュー調査より 断熱材フロンの処理単価 ( 輸送費を含む ) を 0.4 百万円 /t とすると 断熱材フロン処理費は 6.2 百万円 / 年 c) 塩水処理費 家電リサイクルプラントへのインタビュー調査より 洗濯機 衣類乾燥機中の塩水の量を 1.0 kgとした 塩水の処理単価 ( 輸送費を含む ) を 19 千円 /t とすると 塩水の処理費は 2.1 百万円 / 年 d) ダスト処分費 ブラウン管式テレビのビリガラスの発生量を家電リサイクルプラントへのインタビュー調査により 1.4 kg/ 台とした ビリガラスの処分単価 ( 輸送費を含む ) を 56 千円 /tと想定すると ビリガラスの処分費は 29.8 百万円 / 年 シュレッダーダストを埋立処分する場合 ダスト処分費が必要となる ダストの発生量を エアコンで 320t/ 年 (3.8kg/ 台 ) ブラウン管式テレビで 1,528t/ 年 (4.0kg/ 台 ) 液晶式 プラズマ式テレビで 69 t/ 年 (3.0kg/ 台 ) 冷蔵庫で 1,294t/ 年 (12.8kg/ 台 ) 洗濯機 衣類乾燥機で 365t/ 年 (3.3kg/ 台 ) ダストの処分単価 ( 輸送費を含む ) を 54 千円 /t とすると ダスト処分費は エアコンで 17.3 百万円 / 年 ブラウン管式テレビで 82.5 百万円 / 年 液晶式 プラズマ式テレビで 3.7 百万円 / 年 冷蔵庫で 69.9 百万円 / 年 洗濯機 衣類乾燥機で 19.7 百万円 / 年 e) 処理委託費合計 処理委託費を合計すると 百万円 / 年 69

73 8) 再生資源売却収入 ( 財 ) 家電製品協会が公表している 製品の部品または材料として利用するものに有償または無償で譲渡しうる状態にした場合の当該部品および材料の総重量 を平成 23 年度家電再商品化処理台数実績で除し 家電 4 品目毎の 1 台あたりの部品 材料の回収量を下表に示す さらにモデル家電リサイクルプラントの年間処理台数を乗じることによって モデル家電リサイクルプラントにおける家電 4 品目毎の部品 材料の年間総回収量を下表に示す 表 2-17 モデル家電リサイクルプラントの部品 材料年間総回収量 1 台あたりの素材 部品 材料回収量 (kg/ 台 ) モデル家電リサイクルプラントの部品 材料年間総回収量 (t) エアコン 鉄 ブラウン管式 テレビ 液晶式 プラズ マ式テレビ 銅 アルミニウム 非鉄 鉄などの混合物 ,131 その他有価物 鉄 2.7 1,019 銅 アルミニウム 非鉄 鉄などの混合物 ブラウン管ガラス ,379 その他有価物 6.0 2,266 鉄 銅 アルミニウム 非鉄 鉄などの混合物 その他有価物 冷蔵庫鉄 ,617 洗濯機 衣類乾 燥機 銅 アルミニウム 非鉄 鉄などの混合物 その他有価物 ,446 鉄 ,704 銅 アルミニウム 非鉄 鉄などの混合物 その他有価物 9.7 1,074 資源として回収した鉄 銅 アルミニウム 非鉄 鉄などの混合物を売却すると仮定した 家電リサイクルプラントへのヒアリングにより 輸送費込みの売却単価は 鉄 (25 千円 /t) 銅 (280 千円 /t) アルミニウム (90 千円 /t) 非鉄 鉄などの混合物 (40 千円 /t) その他有価物 ( プラスチック )(10 千円 /t) とした ( 鉄 銅 アルミニウムについては ヒアリング値の平均 70

74 値 非鉄 鉄などの混合物 その他有価物についてはヒアリング値に基づく設定値 ) ブラウン管ガラスについては 輸送費を含めて無償で引き渡すと仮定した 鉄売却収入 ( 百万円 / 年 ) 表 2-18 再生資源の売却収入 銅売却収入 ( 百万円 / 年 ) アルミニウム売却収入 ( 百万円 / 年 ) 非鉄 鉄などの混合物売却収入 ( 百万円 / 年 ) その他有価物売却収入 ( 百万円 / 年 ) エアコン ブラウン管 式テレビ 液晶式 プラ ズマ式テレ ビ 冷蔵庫 洗濯機 衣類 乾燥機 再生資源売却収入の合計は 百万円 / 年 9) 家電リサイクル業務に係る費用 再生資源売却収入 家電リサイクル業務に係る原価の合計は 1,744 百万円 / 年 2,492 円 / 台 原価の内訳は下表の とおりである 減価償却費 固定資産税 保険料 賃借料 ( 百万円 ) 表 2-19 家電リサイクル業務に係る原価の合計 ( パターン 2) メンテナンス費 消耗品費 ( 百万円 ) 人件費 福利厚生費 ( 百万円 ) 水道 光熱費 ( 百万円 ) 処理委託費 ( 百万円 ) 原価の合計 ( 百万円 ) , % 5.8% 51.1% 3.6% 14.5% 100.0% 四捨五入のため表中の数値とその合計値は必ずしも一致しない 71

75 表 2-20( 参考 ) 前回試算結果 : 家電リサイクル業務に係る原価の合計 (40 万台 ) 減価償却費 固定資産税 保険料 賃借料 ( 百万円 ) メンテナンス費 消耗品費 ( 百万円 ) 人件費 ( 百万円 ) 水道 光熱費 ( 百万円 ) 処理委託費 ( 百万円 ) 会社設立諸経費 ( 百万円 ) 原価の合計 ( 百万円 ) , % 5.9% 46.2% 3.9% 18.4% 4.4% 100.0% 四捨五入のため表中の数値とその合計値は必ずしも一致しない 家電リサイクルプラントの利益として 廃棄物処理業 ( 全体の売上高 5 億円超 )( 中小企業の財務指標 ( 平成 18 年発行 )) の売上高営業利益率 4.1% を考慮すると 家電リサイクル業務にかかわる費用は 2,594 円 / 台 再生資源売却収入は 567 百万円 / 年 810 円 / 台 10) 家電 4 品目毎の家電リサイクル業務に係る費用 再生資源売却収入 家電 4 品目の家電リサイクル業務に係る費用を家電 4 品目毎に割り当てる際 土地 建物 ユーティリティ設備 その他関連備品 人件費 ( 破砕選別処理工程を除く ) 水道 光熱費 会社設立経費等は 品目毎の年間処理重量で按分した ただし 水道費については冷蔵庫に割り当てた ブラウン管式テレビの破砕 選別機への投入量は小さいため 破砕 選別機に係る費用 ( 破砕 選別機減価償却費 破砕 選別機固定資産税 破砕 選別機保険料 破砕 選別機メンテナンス費 破砕 選別処理工程人件費 ) はブラウン管式テレビには按分せず 破砕 選別機投入量全体に占めるエアコン 冷蔵庫 洗濯機 衣類乾燥機の割合 ( 重量比 ) で按分した プラスチック破砕処理機に係る費用 ( プラスチック破砕処理機減価償却費 プラスチック破砕処理機固定資産税 プラスチック破砕処理機保険料 プラスチック破砕処理機人件費 ) は 冷蔵庫 洗濯機 衣類乾燥機のプラスチック回収量 ( 破砕 選別機に投入しない量 ) で按分した 家電 4 品目毎の家電リサイクル業務に係る費用及び再生資源売却収入を計算すると 下表のようになる 72

76 表 2-21 家電 4 品目毎の家電リサイクル業務に係る費用 再生資源売却収入 ( パターン2) 費用 再生資源売却収入 費用 - 再生資源売却収入 ( 円 / 台 ) ( 円 / 台 ) ( 円 / 台 ) エアコン 3,038 2, ブラウン管式テレビ 1, ,424 液晶式 フ ラス マ式テレヒ 2, ,007 冷蔵庫 4,571 1,370 3,021 洗濯機 衣類乾燥機 2, ,177 家電 4 品目全体 2, , 指定引取場所指定引取場所業務のコスト分析を行うにあたって 以下の 2つのパターンのモデル指定引取場所を設定した パターン1: 既存の廃棄物処理業者活用型 - 廃棄物処理業者が既に持っている廃棄物の積替え拠点の一角を家電リサイクル法が定める指定引取場所として利用 - 家電 4 品目すべてをコンテナで保管 - 年間取扱台数 42 千台パターン2: 大手物流業者活用型 - 大手物流業者が既に持っている倉庫等の物流拠点の一角を家電リサイクル法が定める指定引取場所として利用 - 家電 4 品目すべてをコンテナで保管 - 年間取扱台数 62 千台 (1) パターン 1( 既存の廃棄物処理業者活用型 年間取扱台数 42 千台 ) 1) 稼働日数 時間 モデル指定引取場所の稼働日数を 292 日 / 年と仮定した ( 指定引取場所へのインタビュー調査より 休日は日曜 祝祭日及び年末年始休暇 3 日間 お盆休暇 4 日間の計 73 日間 ) モデル指定引取場所の稼働時間を 8 時間 / 日と仮定した 2) 家電 4 品目の取扱台数 モデル指定引取場所における家電 4 品目の年間取扱台数を 42.0 千台と仮定した モデル指定引取場所におけるエアコン ブラウン管式テレビ 冷蔵庫 洗濯機 衣類乾燥機の年間取扱台数割合を 平成 23 年度再商品化処理台数の割合と同じであると仮定すると モデル指定引取場所における年間取扱台数は エアコン 7.5 千台 ブラウン管式テレビ 3.4 千台 液晶式 プラズマ式テレビ 2.1 千台 冷蔵庫 9.0 千台 洗濯機 衣類乾燥機 9.8 千台 ( 下表 3) モデル指定引取場所における年間取扱台数に各品目の平均製品重量を乗じて 年間取扱重量を計 73

77 算した ( 下表 5) 表 2-22 モデル指定引取場所における年間取扱台数と重量 3 モデル指定 1 引取場所に 4 平成 23 年度 2 おける年間平均製品再商品化処割合取扱台数重量理台数実績 ( 台 ) (kg) ( 千台 ) [=1 2] 5 モデル指定引取場所における年間取扱重量 (t) [=3 4] エアコン % 5, ブラウン管式テレビ 10, % 22, 液晶式 プラズマ式 テレビ % 1, 冷蔵庫 2, % 6, 洗濯機 衣類乾燥機 3, % 6, 合計 19, % 42, 四捨五入のため表中の数値とその合計値は必ずしも一致しない 3) イニシャルコスト 1 建物 ( 家電 4 品目保管スペース 事務所スペース ) a) 家電 4 品目保管スペース 指定引取場所業務に必要な建物のうち 家電 4 品目の保管に必要なスペースを以下のように算出した - 家電 4 品目の保管に必要な面積は 二次物流の取扱可能量に比例すると仮定し 家電 4 品目の年間取扱量 (= [t/ 年 ]) を指定引取場所から家電リサイクルプラントに輸送するのに必要な二次物流の総配車台数を導き 保管スペースを求めることとした -インタビュー調査より 家電 4 品目をそれぞれのコンテナに積載し 二次物流を行う場合 10 t 車輌の積載効率は 40% である 表 2-23 指定引取場所に必要な保管スペースについて ( パターン1) 1 日あたりの 10t 車総配車台数保管スペース積載効率配車台数積載量 [ 台 / 年 ] [ m2 / 日 ] [%] [ 台 / 日 ] [t/ 台 ] (A) (C) (B)

78 (A) 総配車台数 [ 台 / 年 ] = 家電 4 品目取扱重量 (= [t/ 年 ] / 10t 車積載量 [t/ 台 ] (B)1 日あたりの配車台数 [ 台 / 日 ] = 総配車台数 [ 台 / 年 ] / 家電リサイクルプラント営業日数 (=240)[ 日 / 年 ] (C) 保管スペース [ m2 / 日 ] = 10t 車床面積 [ m2 / 台 ] 1 日あたりの配車台数 [ 台 / 日 ] 2( 作業スペース含む ) (D)10t 車床面積 [ m2 / 台 ] = 35 m2 ( インタビュー調査より ) = コンテナ床面積 (=7.0[ m2 / 個 ]) 5[ 個 ] インタビュー調査より 繁忙期 (3 か月 ) には取扱台数が約 2 倍となることから 繁忙期につい ては通常期の 2 倍 (=404 m2 ) の保管スペースを使用することとした インタビュー調査より 建設単価を 100 千円 / m2として建設費を計算し 23,567 千円 / 年 b) 事務所スペース インタビュー調査より 指定引取場所業務に必要な建物のうち 事務所として必要なスペース ( 搬入受付 データ入力 帳票 家電リサイクル券保管業務 ) を 100 m2と仮定した インタビュー調査より 建設単価を 100 千円 / m2として建設費を計算し 10,000 千円 c) 建物 ( 家電 4 品目保管スペース 事務所スペース ) に関するイニシャルコストの合計 以上より建物に関するイニシャルコストの合計は 33,567 千円 / 年 2 その他関連備品 インタビュー調査より フォークリフト (1 台 ) は 2,600 千円 インタビュー調査より パソコン及び関連機器は 300 千円 インタビュー調査より オフィス家具の単価を 100 千円 / 人とし 人員 2 人分で 200 千円 4) ランニングコスト 1 土地 設備関連費 3) のイニシャルコスト計算結果を基に土地 設備関連の年間ランニングコストを計算した a) 土地 敷地を借地と想定した 立地場所によって地代は異なるが インタビュー調査より 3,000 円 / 年 m2と仮定し 賃借料は 1,057 千円 / 年 75

79 b) 建物及び設備の減価償却費 建物の耐用年数 30 年 関連備品については フォークリフトの耐用年数 4 年 パソコン及び関連機器の耐用年数 4 年 オフィス家具の耐用年数 15 年 定額法 残存 10% 借入金利 5% 元金均等返済と想定した 建物の減価償却費は 1,057 円 / 年 関連機器の減価償却費は 769 千円 / 年 減価償却費の合計は 1,826 千円 / 年 c) 建物及び設備の固定資産税 固定資産税を標準税率 1.4% で計算すると 518 千円 / 年 d) 建物及び設備の保険料 保険料率をイニシャルコストの 0.6% と想定すると 保険料合計は 201 千円 / 年 e) 土地 設備関連費の合計 以上より 土地 設備関連のランニングコストの総合計は 3,602 千円 / 年 2 ユーティリティ関連費用 文献 中小企業の原価指標 ( 平成 16 年 4 月 ) より 廃棄物処理業 収集 運搬 における光熱 水道 動力費 (9.4%) 役員給料手当 (3.7%) 広告 宣伝費 (0.2%) 車輌燃料 修理費 (2.3%) 支払利息 割引料 (1.3%) 租税公課 (2.2%) 従業員教育費 (0.2%) その他営業費 (9.6%) の合計値である 28.9% を売上に占めるユーティリティ関連費用の割合であると仮定し 6,617 千円 / 年 3 人件費 a) 賃金 指定引取場所業務の総責任者を 1 名と仮定した インタビュー調査より 全業務に占める家電業務の割合を 50% と仮定した 受入 取下ろし 積込み ( フォークリフト操作含む ) に係る人員を 1 名と仮定した インタビュー調査より 1 日あたりの業務に占める家電業務の割合を 100% と仮定した 個体確認 データ入力 管理に係る人員を 1 名と仮定した インタビュー調査より 全業務に占める家電業務の割合を 50% と仮定した 76

80 通常期の人員はすべて正社員とし 賃金センサス ( 平成 23 年賃金構造基本統計調査 ) の廃棄物処理業 (100 人 ~999 人規模 ) の正社員 正職員 きまって支給する現金給与額 12 か月に 年間賞与その他特別給与額を加え 4.31 百万円 / 年とした 繁忙期の追加人員 (3か月 1 名 ) についてもすべて正社員 1 日あたりの業務に占める家電業務の割合を 100% と仮定した b) 福利厚生費等 社団法人日本経済団体連合会による 第 56 回福利厚生費調査結果 (2011 年度 ) より 月例給与と賞与 一時金を含めた現金給与総額に対する比率は 福利厚生費 ( 法定福利費 法定外福利費の合計 ) で 18.9% 退職金で 11.9% である 福利厚生費と退職金を合わせた割合は 30.8% である c) 人件費の合計 以上より 人件費の合計は 12,678 千円 / 年 5) 指定引取場所業務に係る費用 以上の計算により 指定引取場所業務に係る原価の合計は 下表となる 表 2-24 指定引取場所業務に係る原価の合計 ( パターン1) 施設 [ 千円 / 年 ] ユーティリティ [ 千円 / 年 ] 人件費 [ 千円 / 年 ] 原価の合計 [ 千円 / 年 ] 3,602 6,617 12,678 22,898 指定引取場所の利益として 廃棄物処理業 ( 中小企業の財務指標 ( 平成 18 年発行 )) の売上高営 業利益率 2.4% を考慮すると 指定引取場所業務に係る費用は 559 円 / 台 表 2-25 家電 4 品目毎の指定引取場所業務に係る費用 ( パターン1) 家電 4 品目毎の指定引取場所業務に係る 1 台あたりの指定引取場費用所業務に係る費用 [ 円 / 台 ] [ 円 / 台 ] ( ) エアコン 675 ブラウン管式テレビ 液晶式 プラズマ式テレビ 249 冷蔵庫 1,003 洗濯機 衣類乾燥機 559 家電 4 品目毎の費用は 家電 4 品目毎の取扱重量を基に按分した結果 77

81 (2) パターン 2( 大手物流業者活用型 年間取扱台数 62 千台 ) 1) 稼働日数 時間 モデル指定引取場所の稼働日数を 292 日 / 年と仮定した ( インタビュー調査より 休日は日曜 祝祭日及び年末年始休暇 3 日間 お盆休暇 4 日間の計 73 日間 ) モデル指定引取場所の稼働時間を 8 時間 / 日と仮定した 2) 家電 4 品目の取扱台数 モデル指定引取場所における家電 4 品目の年間取扱台数を 62.0 千台と仮定した モデル指定引取場所におけるエアコン ブラウン管式テレビ 冷蔵庫 洗濯機 衣類乾燥機の年間取扱台数割合を 平成 23 年度再商品化処理台数の割合と同じであると仮定すると 指定引取場所における年間取扱台数は エアコン 7.5 千台 ブラウン管式テレビ 3.4 千台 液晶式 プラズマ式テレビ 2.1 千台 冷蔵庫 9.0 千台 洗濯機 衣類乾燥機 9.8 千台 ( 下表 3) モデル指定引取場所における年間取扱台数に各品目の平均製品重量を乗じて 年間取扱重量を計算した ( 下表 5) 表 2-26 モデル指定引取場所における年間取扱台数と重量 3 1 平成 23 年度再商品化処理台数実績 ( 千台 ) 2 割合 モデル指定引取場所における年間取扱台数 ( 千台 ) [=1 2] 4 平均製品重量 (kg) 5 モデル指定引取場所における年間取扱重量 (t) [=3 4] エアコン % 7, ブラウン管式テレビ 10, % 33, 液晶式 プラズマ式 テレビ % 2, 冷蔵庫 2, % 8, 洗濯機 衣類乾燥機 3, % 9, 合計 19, % 62, 四捨五入のため表中の数値とその合計値は必ずしも一致しない 78

82 3) イニシャルコスト 1 建物 ( 家電 4 品目保管スペース 事務所スペース ) a) 家電 4 品目保管スペース 指定引取場所業務に必要な建物のうち 家電 4 品目の保管に必要なスペースを以下のように算出した - 家電 4 品目の保管に必要な面積を 二次物流の取扱可能量に比例すると仮定すし 家電 4 品目の年間取扱量 (=2141.3[t/ 年 ]) を指定引取場所から家電リサイクルプラントに輸送するのに必要な二次物流の総配車台数を導き 保管スペースを求めることとした -インタビュー調査より 家電 4 品目をそれぞれのコンテナに積載し 二次物流を行う場合 10 t 車輌の積載効率は 40% である 表 2-27 指定引取場所に必要な保管スペースについて ( パターン2) 1 日あたりの 10t 車総配車台数保管スペース積載効率配車台数積載量 [ 台 / 年 ] [ m2 / 日 ] [%] [ 台 / 日 ] [t/ 台 ] (A) (C) (B) (A) 総配車台数 [ 台 / 年 ] = 家電 4 品目取扱重量 (=2141.3[t/ 年 ] / 10t 車積載量 [t/ 台 ] (B)1 日あたりの配車台数 [ 台 / 日 ] = 総配車台数 [ 台 / 年 ] / 家電リサイクルプラント営業日数 (=240)[ 日 / 年 ] (C) 保管スペース [ m2 / 日 ] = 10t 車床面積 [ m2 / 台 ] 1 日あたりの配車台数 [ 台 / 日 ] 2( 作業スペース含む ) (D)10t 車床面積 [ m2 / 台 ] = 35 m2 ( インタビュー調査より ) = コンテナ床面積 (=7.0[ m2 / 個 ]) 5[ 個 ] インタビュー調査より 繁忙期 (3 か月 ) には取扱台数が約 2 倍となることから 繁忙期につい ては通常期の 2 倍 (=594 m2 ) の保管スペースを使用することとした インタビュー調査より 建設単価を 100 千円 / m2として建設費を計算し 34,767 千円 / 年 b) 事務所スペース 指定引取場所業務に必要な建物のうち 事務所として必要なスペース ( 搬入受付 データ入力 帳票 家電リサイクル券保管業務 ) をインタビュー調査より 100 m2と仮定した インタビュー調査より 建設単価を 100 千円 / m2として建設費を計算し 10,000 千円 79

83 c) 建物 ( 家電 4 品目保管スペース 事務所スペース ) に関するイニシャルコストの合計 以上より建物に関するイニシャルコストの合計は 39,800 千円 / 年 2 その他関連備品 インタビュー調査より フォークリフト (1 台 ) は 2,600 千円 インタビュー調査より パソコン及び関連機器は 300 千円 インタビュー調査より オフィス家具の単価を 100 千円 / 人とし 人員 2 人分で 200 千円 4) ランニングコスト 1 土地 設備関連費 3) のイニシャルコスト計算結果を基に土地 設備関連の年間ランニングコストを計算した a) 土地 敷地を借地と想定した 立地場所によって地代は異なるが インタビュー調査より 3,000 円 / 年 m2と仮定し 賃借料は 1,194 千円 / 年 b) 建物及び設備の減価償却費 建物の耐用年数 30 年 関連備品については フォークリフトの耐用年数 4 年 パソコン及び関連機器の耐用年数 4 年 オフィス家具の耐用年数 15 年 定額法 残存 10% 借入金利 5% 元金均等返済と想定した 建物の減価償却費は 1,254 千円 / 年 関連機器の減価償却費は 769 千円 / 年 減価償却費の合計は 2,179 千円 / 年 c) 建物及び設備の固定資産税 固定資産税を標準税率 1.4% で計算すると 674 千円 / 年 2 建物及び設備の保険料 保険料率をイニシャルコストの 0.6% と想定すると 保険料合計は 269 千円 / 年 80

84 3 土地 設備関連費の合計 以上より 土地 設備関連のランニングコストの総合計は 4,060 千円 / 年 4 ユーティリティ関連 大手物流業者の財務諸表等から 売上に占めるユーティリティ関連費用の割合を 5.5% と仮定し 1,315 千円 / 年 5 人件費 a) 賃金 指定引取場所業務の総責任者を 1 名と仮定した インタビュー調査より 全業務に占める家電業務の割合を 50% と仮定した 受入 取下ろし 積込み ( フォークリフト操作含む ) に係る人員を 2 名と仮定した インタビュー調査より 1 日あたりの業務に占める家電業務の割合を 100% と仮定した 個体確認 データ入力 管理に係る人員を 1 名と仮定した インタビュー調査より 全業務に占める家電業務の割合を 50% と仮定した 通常期の人員はすべて正社員とし 賃金センサス ( 平成 23 年賃金構造基本統計調査 ) の道路貨物運送業 ( 規模 1,000 人以上 ) きまって支給する現金給与額 12 か月に 年間賞与その他特別給与額を加え 賃金を 4,359 千円 / 年とした 繁忙期の追加人員 (3か月 1 名 ) についてもすべて正社員 1 日あたりの業務に占める家電業務の割合を 100% と仮定した b) 福利厚生費等 社団法人日本経済団体連合会による 第 56 回福利厚生費調査結果 (2011 年度 ) より 月例給与と賞与 一時金を含めた現金給与総額に対する比率は 福利厚生費 ( 法定福利費 法定外福利費の合計 ) で 18.9% 退職金で 11.9% である 福利厚生費と退職金を合わせた割合は 30.8% である c) 人件費の合計 以上より 人件費の総合計は 18,528 千円 / 年 5) 指定引取場所業務に係る費用の合計 以上の計算により 指定引取場所業務に係る原価の合計は 下表となる 81

85 表 2-28 指定引取場所業務に係る原価の合計 ( パターン2) 施設 [ 千円 / 年 ] ユーティリティ [ 千円 / 年 ] 人件費 [ 千円 / 年 ] 原価の合計 [ 千円 / 年 ] 4,060 1,314 18,528 24,032 指定引取場所の利益として 大手物流業者の利益率 2.5% を考慮すると 指定引取場所業務に係 る費用は 396 円 / 台 表 2-29 家電 4 品目毎の指定引取場所業務に係る費用 ( パターン2) 家電 4 品目毎の指定引取場所業務に係る 1 台あたりの指定引取場費用所業務に係る費用 [ 円 / 台 ] [ 円 / 台 ] ( ) エアコン 478 ブラウン管式テレビ 液晶式 プラズマ式テレビ 177 冷蔵庫 710 洗濯機 衣類乾燥機 396 家電 4 品目毎の費用は 家電 4 品目毎の取扱重量を基に按分した結果 二次物流二次物流業務のコスト分析では 指定引取場所業務と同様 以下の2つのパターンのモデル二次物流を設定した パターン1: 道路貨物運送業者活用型 - 家電 4 品目すべてをコンテナ積載で輸送 - 積載効率は 40% - 年間取扱台数 42 千台パターン2: 大手物流業者活用型 - 家電 4 品目すべてをコンテナ積載で輸送 - 積載効率は 40% - 年間取扱台数 62 千台 コスト分析にあたっては 各パターン共通の条件として 以下の仮定によって 家電業務比率 を導いた モデル二次物流の業務日数は 受入側である家電リサイクルプラントの稼働日数に依存するため 家電リサイクルプラントの稼働日数と同じ 240 日 / 年間と仮定した 1 日の営業時間を8 時間と仮定した インタビュー調査より 二次物流の標準的な距離は片道約 50 kmである 文献 平成 11 年度道路交通センサス に基づき 移動速度に 一般道の平均移動速度 35.5 km /h を用いて計算した場合 82

86 指定引取場所から家電リサイクルプラントへの移動時間は約 1.5 時間である また 移動速度に 都市部の平均移動速度 20.0 km /h を用いて計算した場合は 約 2 時間である インタビュー調査より 操車場から指定引取場所への移動時間を 60 分 指定引取場所での荷物の積み込み作業時間を20 分 家電リサイクルプラントでの取り下ろし作業時間を 40 分と仮定した 以上より 二次物流業務の合計時間は 3 時間 30 分 ~4 時間であると算出される これは 1 日の営業時間のうち約 5 割を占める インタビュー調査より 通常の物流費用は往復料金のおよそ 70% を荷主が負担することから 家電業務比率を 70% とした (1) パターン 1( 道路貨物運送業者活用型 年間取扱台数 42 千台 ) 1) 輸送回数 輸送回数は指定引取場所の取扱量に比例する ここでは で設定した指定引取場所業務のパターン1で設定した 1.51 回 / 日の家電 4 品目の指定引取場所から家電リサイクルプラントへの輸送に加え コンテナのみを家電リサイクルプラントから指定引取場所へ持ち帰るための輸送が 2 回に1 回の割合で発生すると仮定し 総輸送回数を 545 回 / 年 すなわち 2.27 回 / 日の輸送が発生すると想定した 2) イニシャルコスト 1 車輌費 インタビュー調査より 10t ウイング車 (1 台 ) は 20,000 千円 3) ランニングコスト 1 設備費 a) 減価償却費 10t ウイング車の耐用年数 10 年 定額法 残存 10% 借入金利 5% 元金均等返済と想定した 車輌の減価償却費は 1,890 千円 / 年 b) 設備の固定資産税等 固定資産税を標準税率 1.4% で計算すると 280 千円 / 年 車輌に係るその他の費用は 重量税 63 千円 / 年 自動車税 59.4 千円 / 年 自賠責 13.6 千円 / 年である 83

87 c) 設備費の合計 10t ウイング車 1 台のランニングコストは 2,306 千円 / 年 輸送回数 2.27 回 / 日 家電業務比率 70% を考慮し 設備費の合計は 3,662 千円 / 年 2 ユーティリティ関連費用 文献 中小企業の原価指標 ( 平成 16 年 4 月 ) より 一般貨物自動車運送業における光熱 水道 動力費 (13.0%) 役員給料手当 (2.0%) 広告 宣伝費 (0.1%) 車輌燃料 修理費 (2.1%) 支払利息 割引料 (1.1%) 租税公課 (0.9%) 従業員教育費 (0.0%) その他営業費 (4.5%) の合計値である23.7% を売上に占めるユーティリティ関連費用の割合であると仮定し 2,462 千円 / 年 輸送回数 2.27 回 / 日 家電業務比率 70% を考慮し ユーティリティ関連費用の合計は 3,910 千円 / 年 3 人件費 a). 賃金 10tウイング車輌の運転に係る人員を1 名と仮定した 人員はすべて正社員とし 賃金センサス ( 平成 23 年賃金構造基本統計調査 ) の道路貨物運送業 きまって支給する現金給与額 12 か月に 年間賞与その他特別給与額を加え 賃金は 3,996 千円 / 年 b) 福利厚生費等 社団法人日本経済団体連合会による 第 56 回福利厚生費調査結果 (2011 年度 ) より 月例給与と賞与 一時金を含めた現金給与総額に対する比率は 福利厚生費 ( 法定福利費 法定外福利費の合計 ) で 18.9% 退職金で 11.9% である 福利厚生費と退職金を合わせた割合は 30.8% である c) 人件費の合計 人件費の合計は 5,226 千円 / 年 輸送回数 2.27 回 / 日 家電業務比率 70% を考慮し 家電業務に係る人件費の合計は 8,301 千円 / 年 4) 二次物流に係る費用の合計 以上の計算により 二次物流業務に係る原価の合計は 下表となる 84

88 表 2-30 二次物流業務に係る原価の合計 ( パターン1) 施設 [ 千円 / 年 ] ユーティリティ [ 千円 / 年 ] 人件費 [ 千円 / 年 ] 原価の合計 [ 千円 / 年 ] 3,662 3,783 8,301 15,746 二次物流の利益として 道路貨物運送業 ( 中小企業の財務指標 ( 平成 18 年発行 )) の売上高営業 利益率 1.3% を考慮すると 二次物流業務に係る費用は 380 円 / 台 表 2-31 家電 4 品目毎の二次物流業務に係る費用 ( パターン1) 1 台あたりの二次物流家電 4 品目毎の二次物流業務に係る費用業務に係る費用 [ 円 / 台 ] [ 円 / 台 ] エアコン 459 ブラウン管式テレビ 液晶式 プラズマ式テレビ 170 冷蔵庫 682 洗濯機 衣類乾燥機 380 家電 4 品目毎の費用は家電 4 品目毎の取扱重量を基に按分した結果 85

89 (2) パターン 2( 大手物流業者活用型 年間取扱台数 62 千台 ) 1) 輸送回数 輸送回数は指定引取場所の取扱量に比例する ここでは 2で設定した指定引取場所業務のパターン2で設定した 2.23 回 / 日の家電 4 品目の指定引取場所から家電リサイクルプラントへの輸送に加え コンテナ ( 折りたたみ式 ) のみを家電リサイクルプラントからして引取場所まで持ち帰るための輸送が 2 回に1 回の割合で発生すると仮定し 総輸送回数を 804 回 / 年 すなわち 3.35 回 / 日の輸送が発生すると想定した 2) イニシャルコスト 1 車輌費 インタビュー調査より 10t ウイング車 (1 台 ) は 20,000 千円 3) ランニングコスト 1 設備費 a) 減価償却費 10t ウイング車の耐用年数 10 年 定額法 残存 10% 借入金利 5% 元金均等返済と想定した 車輌の減価償却費は 1,890 千円 / 年 b) 設備の固定資産税等 固定資産税を標準税率 1.4% で計算すると 280 千円 / 年 車輌に係るその他の費用は 重量税 63 千円 / 年 自動車税 59.4 千円 / 年 自賠責 13.6 千円 / 年 c) 設備費の合計 10t ウイング車 1 台のランニングコストは 2,306 千円 / 年 輸送回数 3.35 回 / 日 家電業務比率 70% を考慮し 設備費の合計は 5,407 千円 / 年 2 ユーティリティ関連 大手物流業者の財務諸表等から 売上に占めるユーティリティ関連費用の割合を 5.5% と仮定し 86

90 340 千円 / 年 輸送回数 3.35 回 / 日 家電業務比率 70% を考慮し ユーティリティ関連費用の合計は 797 千円 / 年 3 人件費 a) 賃金 10tウイング車輌の運転に係る人員を 1 名と仮定した 人員はすべて正社員とし 賃金センサス ( 平成 23 年賃金構造基本統計調査 ) の道路貨物輸送業 (1,000 人以上 ) きまって支給する現金給与額 12 か月に 年間賞与その他特別給与額を加え 賃金は 4,359 千円 / 年 b) 福利厚生費等 社団法人日本経済団体連合会による 第 56 回福利厚生費調査結果 (2011 年度 ) より 月例給与と賞与 一時金を含めた現金給与総額に対する比率は 福利厚生費 ( 法定福利費 法定外福利費の合計 ) で 18.9% 退職金で 11.9% である 福利厚生費と退職金を合わせた割合は 30.8% である c) 人件費の合計 人件費の合計は 5,701 千円 / 年 輸送回数 3.35 回 / 年 家電業務比率 70% を考慮し 人件費の合計は 13,369 千円 / 年 4) 二次物流に係る費用の合計 以上の計算により 二次物流業務に係る原価の合計は 下表となる 表 2-32 二次物流業務に係る原価の合計 ( パターン2) 施設 [ 千円 / 年 ] ユーティリティ [ 千円 / 年 ] 人件費 [ 千円 / 年 ] 原価の合計 [ 千円 / 年 ] 5, ,369 19,573 二次物流の利益として 道路貨物運送業 ( 中小企業の財務指標 ( 平成 18 年発行 )) の売上高営業 利益率 1.3% を考慮すると 二次物流業務に係る費用は 320 円 / 台 87

91 表 2-33 家電 4 品目毎の二次物流業務に係る費用 ( パターン2) 家電 4 品目毎の二次物流業務 1 台あたりの二次物に係る費用流業務に係る費用 [ 円 / 台 ] [ 円 / 台 ] ( ) エアコン 386 ブラウン管式テレビ 液晶式 プラズマ式テレビ 143 冷蔵庫 575 洗濯機 衣類乾燥機 320 家電 4 品目毎の費用は家電 4 品目毎の取扱重量を基に按分した結果 管理会社管理会社へのインタビュー調査に基づき 管理会社のモデルケースの設定と原価計算を行った 管理会社業務のモデルケース設定では A 及びBそれぞれのグループにおける管理会社業務に関するインタビュー調査から以下の業務内容を遂行することを想定した 1) 家電業務比率 管理会社は家電リサイクルに関する専従業務を行うため 家電業務比率はすべて 100% とした 2) 家電 4 品目の取扱台数 平成 23 年度再商品化処理台数実績 (16,800 千台 ) をモデル管理会社の家電 4 品目の年間取扱台数 とした 3) イニシャルコスト 1 事務所 設備関連費 a) 建物付属設備 インタビュー調査より 建物付属設備 ( オフィス家具 パソコン及び関連機器等 ) に係る諸経費 は 120,000 千円 / 年 b) 家電リサイクル情報システム インタビュー調査より 家電リサイクルに関する情報システム ( 帳票管理 フロン管理等 ) に係 88

92 る諸経費は 800,000 千円 / 年 c) コンテナに関するイニシャルコストの合計 インタビュー調査より コンテナ ( 家電の保管 輸送用 ) に係る諸経費は 700,000 千円 / 年 d) 事務所等に関するイニシャルコストの合計 以上より事務所等に関するイニシャルコストの合計は 1,620 百万円 / 年 4) ランニングコスト 1 事務所 設備関連費 イニシャルコスト計算結果を基に事務所 設備関連の年間ランニングコストを計算した a) 事務所スペース 賃貸費用 文献 ( ニッセイ基礎研 REPORT ) より 一人あたりオフィス面積を 14 m2 従業員数を 54 名とした場合 事務所として必要なスペースは 756 m2 これに 共用スペース 会議用スペース等を含めることを仮定して 合計 900 m2と仮定した 文献 ( オフィス市場動向調査 ( 株 ) オフィスジャパン ) より 賃借料を 18,710 円 /( 坪 月 )( 東京都虎ノ門における平均賃料 ) 1 坪 =3.3 m2とし 事務所の賃借費用は 56,880 千円 / 年 b). 業務関連備品の減価償却費 関連機器の減価償却費 ( 建物付属設備 :5 年 情報管理システム :5 年 コンテナ :4 年 ) は 合 計で 339,255 千円 / 年 c) 設備の固定資産税 固定資産税 ( 標準税率 :1.4%) は 22,680 千円 / 年 d) 設備関連費の合計 以上より 事務所 設備関連費の合計は 506,402 千円 / 年 89

93 2 管理業務 ユーティリティ関連 光熱 水道費等ユーティリティ費用の合計を 人件費の 5% と仮定し 34,464 千円 / 年 全国の家電リサイクルプラント 指定引取場所 二次物流の管理に必要な業務費用 ( 出張旅費 交通費 日当 ) を 80,000 円 / 人 回 1,330 人 回 / 年 ( 家電リサイクルプラント 1 箇所あたり平均 10 人 回 / 年 指定引取場所 1 箇所あたり平均 3 人 回 / 年 ) と仮定し 129,680 千円 / 年 家電リサイクルシステムを円滑に運営するため 家電 4 品目を取扱う際に必要となる資材調達及びメンテナンス等の費用が発生する インタビュー調査より 400,000 千円 / 年 弁護士等への顧問料を 日弁連資料より 50,000 円 / 月とし 600 千円 / 年 以上より 管理業務 ユーティリティ関連費用の合計は 764,744 千円 / 年 3 人件費 a) 賃金 福利厚生費等 インタビュー調査より 従業員数を 54 名 ( 正社員 50 名 派遣社員 4 名 ) とした 社団法人日本経済団体連合会による 第 56 回福利厚生費調査結果 (2011 年度 ) より 月例給与と賞与 一時金を含めた現金給与総額に対する比率は 福利厚生費 ( 法定福利費 法定外福利費の合計 ) で 18.9% 退職金で 11.9% である 福利厚生費と退職金を合わせた割合は 30.8% である 正社員の賃金は インタビュー調査及び文献 ( 賃金センサス ( 平成 23 年賃金構造基本統計調査 )) より 部長級 ( 企業規模 100 人以上計 ) 福利厚生費割合 ( 経団連第 56 回福利厚生費調査結果 (=30.8%)) より 13,291 千円 / 人 派遣社員の賃金は インタビュー調査及び文献 ( 賃金センサス ) より 1 時間あたりの所定内給与額 (=2,400 円 ) 8h 20 日 12 ヶ月 年間賞与その他特別給与額の合計より 6,179 千円 / 人 b) 人件費の合計 以上より 人件費の合計は 689,278 千円 / 年 5) 管理会社業務に係る原価の合計 以上の計算により 管理会社業務に係る原価の合計は 下表の通りとなる 事務所関連 [ 千円 / 年 ] 表 2-34 管理会社業務に係る原価の合計管理業務 ユーテ人件費ィリティ費 [ 千円 / 年 ] [ 千円 / 年 ] 原価の合計 [ 千円 / 年 ] 506, , ,278 1,960,425 90

94 表 2-35 家電 4 品目 1 台あたりの管理会社業務に係る原価 1 台あたりの管理会社業務に係る原価 [ 円 / 台 ] メーカーによる運営 メーカー運営費 とは 家電リサイクル法に基づくリサイクルシステムの円滑な運営に資するため 家電メーカーが実施している活動に関連して支出している費用を指す 試算方法 家電リサイクル法に基づくリサイクルシステムの円滑な運営に資するため 家電メーカーが実施している活動を家電メーカーへのインタビュー調査に基づき抽出 抽出した活動項目を 運営に不可欠な活動 課題解決のための活動 に大別 各活動における人工数をインタビュー調査に基づき職級別に設定 開発 材料費については 複数の家電メーカーへのインタビュー調査に基づき 設定 試算の前提条件 回収台数が4 品目合計で 250 万台 / 年の家電メーカーを想定 人件費単価として部長級 13.3 百万円 / 人 課長級 10.8 百万円 / 人 係長級 9.3 百万円 / 人と設定 ( 福利厚生費を含む ) 賃金は インタビュー調査及び文献 ( 賃金センサス ( 平成 23 年賃金構造基本統計調査 )) に基づき 製造業の各職級別賃金 ( 企業規模 100 人以上計 ) 福利厚生費割合 ( 経団連第 56 回福利厚生費調査結果 (=30.8%)) より算定 運営に不可欠な活動には 部長級 5 名 課長級 10 名 係長級 4 名が従事と設定 運営に不可欠な活動に係る出張旅費 交通費 日当の単価として 平均 5 万円 / 人 回と設定 家電リサイクルプラント 15 箇所 指定引取場所 100 箇所を4 人 回 / 箇所 年で監査 立入 指導すると設定 課題解決のための活動には 部長級 4 名 課長級 12 名 係長級 12 名が従事と仮定 課題解決のための活動に係る出張旅費 交通費 日当の単価として 平均 5 万円 / 人 回と設定 家電リサイクルプラント等に対して 部長級 15 回 / 人 年 課長級 25 回 / 人 年 係長級 40 回 / 人 年 訪問すると設定 試算結果 試算結果を以下に示す 91

95 試算結果 大項目中項目主な活動項目 再商品化 ( リサイクル ) システムの企画 維持 運営 家電リサイクル事業対応 ( 法規制関連 事業計画推進等 ) 廃家電回収状況に関するデータの収集 分析 排出台数の予測 対応検討 契約 認定等法務関係業務 ( 大臣認定 登録変更等 ) 各種問い合わせ対応 バーゼル対応等システム維持 向上のための業界活動 ( 主務官庁 業界 現地政府 業者との調整等 ) 新工場立上げ支援 設備工程の企画支援 メーカー費用 活動費開発材料費合計比率 職級 ( 人工数 ) ( 百万円 ) 旅費 交通費 ( 百万円 ) ( 百万円 ) 部長級 運営に不可欠な活動 委託先の管理( 環境負荷実態の把握 品質向上にむけた改善 指導 ) 課長級 再商品化システムの適正運営 ( 再商品化拠点 指定引取場所 二次物流業者の現場 遵法状況等の確認 管理によるシステム改善 維持 ) 委託先との地域別会議 ( 安全 安心 遵法の徹底 : メーカーや主務官庁の方針等の徹底 ) 再商品化拠点の適正運営のための監査 立入 指導 指定引取場所の適正運営のための監査 立入 指導 地域別の運営実態の把握 運営上の問題の解決 情報交換 ( コンプライアンス対応 ) 再商品化拠点における再商品化試験への立会い 指導 ( 再商品化率測定の基準づくり ) 事故防止 災害防止等の活動 ( コンプライアンス研修会 フロン研修会等 ) 再商品化実績の把握 情報システムの維持 開発 改良 フロン回収管理システムの改善やフロン研修会等の技術研修会の開催 係長級 % リサイクル処理技術の開発 事故 災害防止技術の開発 作業環境対策 粉塵爆発防止技術開発 ( ウレタン冷蔵庫等 ) フロン漏洩防止技術開発 ( 回収 保管 出荷の 3 点管理技術 ) 可燃性ガス爆発防止技術 ( シクロペンタン イソブタン冷蔵庫等 ) 作業場防塵対策 作業者安全対策手順書つくりと指導 徹底 作業安全方法 治具の開発 集塵システム開発 作業環境改善技術開発 部長級 環境影響物質の適正処理技術開発 基板回収技術 適正処理技術開発 冷媒フロン 断熱材フロン適正回収技術開発 ( システム 冶工具等 ) ブラウン管ガラス適正処理技術開発 ( 分割機 洗浄機等開発 ) 課長級 課題解決のための活動 リサイクル率向上 資源有効活用に資する技術開発 プラスチック回収技術開発 ( 高効率回収等 ) プラスチック洗浄 異物除去技術開発 再生プラスチックの製品適用技術開発 ( 処方 設計技術 ) リサイクル材の使いこなし技術開発 用途開発 混合プラスチック素材分離技術開発 洗濯機塩水リサイクル処理技術開発 ダスト削減技術開発 ( シュレッダーダスト削減 ) ダストのリサイクル技術開発 ( ウレタン再資源化等 ) 高効率手解体技術開発 ( 手解体工程の工数削減のシステム及び治具工具の開発 回収素材の品質向上 ) 再生材販売ルート拡大 販路拡大 金属回収技術開発 手解体工程の工数削減のシステム及び治具工具の開発 ( 回収素材の品質向上 ) フロンの回収向上と適正処理 管理 フロン回収向上の治工具の開発 ブラウン管ガラスカレットの品質向上と有価性維持のための技術 設備開発 販売ルート開発 56 係長級 % その他 コンプレッサー分割技術開発 物流システムの改善 商品仕様変更に伴う新規リサイクル処理技術開発 ( ドラム式洗濯機 新冷媒式冷蔵庫 真空断熱冷蔵庫等 ) 20 合計 % その他の活動 リサイクルに関する普及啓発活動 DfE 関連設計開発業務 新規商品のリサイクル 処理技術開発 消費者啓発のためテレビ 新聞 CM の展開 易解体性製品開発 環境影響物質削減製品開発 省資源製品開発 高リサイクル性素材開発 液晶テレビ / プラズマテレビのリサイクル技術開発 品目別単価 メーカー運営費用の品目別配分は 4 品目均等とすると 250 万台で上記合計金額を割ると 1 台あたり 295 円となる 92

96 2.3.6 家電リサイクルに係る費用及び収入の計算結果 2.3.1~2.3.5 に基づき 家電リサイクルに係るモデルケースとして 以下の表に示す 2ケースを設定した 各ケースにおける家電リサイクルに係る費用 ( 家電リサイクルプラント費用 指定引取場所費用 二次物流費用 管理会社原価 メーカー運営費 家電リサイクル券センター費用 ) と収入 ( 再商品化等料金収入 再生資源売却収入 ) を計算した結果を以下に示す 再商品化等料金がサイズによって区分分けされている品目については 家電製品協会へのインタビューに基づき加重平均した (1) 家電リサイクルプラント ケース X とケース Y を比較すると 全ての品目についてケース X の方がケース Y よりも低いコストとなっている 前回試算結果と比較すると ケース X の冷蔵庫以外の品目について今回試算結果の方が低いコストとなっている この要因としては 前回試算値と比較して冷蔵庫の標準作業時間が長くなったことが要因と考えられる ただし 標準作業時間が長くなったことで 資源の品位向上に繋がり再生資源売却収入が増加している (2) 指定引取場所 二次物流 ケース X とケース Y を比較すると 全ての品目についてケース Y の方がケース X よりも低いコストとなっている 前回試算と比較すると 全ての品目について今回試算結果の方が低いコストとなっている (3) 管理会社 メーカー運営費 家電リサイクル券センター 前回試算と比較すると 全ての品目について今回試算結果の方が低いコストとなって いる (4) 総括 一部を除いて 前回試算と比較すると今回試算の方が低いコストとなっており コスト削減が行われていることが確認 今回試算の費用と収入を比較すると 全ての品目で費用の方が収入を上回っている 93

97 家電リサイクル事業のケースケース X ケース Y 表 2-36 家電リサイクルに係るモデルケース 家電リサイクルプラント 指定引取場所 二次物流 パターン1 パターン1 パターン1 既存業者活用型 既存の廃棄物処理業者 道路貨物運送業者活用型 年間処理台数 活用型 年間取扱台数 42 千台 500 千台 年間取扱台数 42 千台 パターン2 パターン2 パターン2 施設新設型 大手物流活用型 大手物流活用型 年間処理台数 年間取扱台数 62 千台 年間取扱台数 62 千台 700 千台 費用 収入 費用 収入 表 2-37 家電リサイクルに係る費用及び収入の計算結果 ( ケース X) ( 単位 : 円 / 台 ) 家電リサイクルプラント費用 エアコン ブラウン管式テレビ 液晶式 プラズマ式テレビ 冷蔵庫 洗濯機 衣類乾燥機 家電 4 品目全体 2,464 1,566 2,092 3,863 1,731 2,085 指定引取場所費用 , 二次物流費用 管理会社費用 メーカー運営費 家電リサイクル券センター費用 費用の合計 4,107 2,802 3,021 6,058 3,179 3,534 再商品化等料金収入 2,000 2,436 2,475 4,301 2,400 2,649 再生資源売却収入 1, , 収入の合計 3,631 2,782 2,720 5,304 3,029 3,287 表 2-38 家電リサイクルに係る費用及び収入の計算結果 ( ケース Y) ( 単位 : 円 / 台 ) 家電リサイクルプラント費用 エアコン ブラウン管式テレビ 液晶式 プラズマ式テレビ 冷蔵庫 洗濯機 衣類乾燥機 家電 4 品目全体 3,038 1,902 2,416 4,571 2,108 2,594 指定引取場所費用 二次物流費用 管理会社費用 メーカー運営費 家電リサイクル券センター費用 費用の合計 4,412 2,965 3,245 6,365 3,334 3,820 再商品化等料金収入 2,000 2,436 2,475 4,301 2,400 2,649 再生資源売却収入 2, , 収入の合計 4,055 2,839 2,789 5,671 3,248 3,459 94

98 表 2-39 ( 参考 ) 前回試算条件 : 家電リサイクルに係るモデルケース 家電家電リサイクルリサイクルプラント事業のケース 指定引取場所 二次物流 ケース B パターン1 パターン1 パターン1 既存の廃棄物処理業者既存業者活用型道路貨物運送業者活用型活用型年間処理台数 300 千台年間取扱台数 25 千台年間取扱台数 25 千台 ケース C パターン2 施設新設型年間処理台数 400 千台 パターン2 大手物流活用型年間取扱台数 37 千台 パターン2 大手物流活用型年間取扱台数 37 千台 表 2-40 ( 参考 ) 前回試算結果 : 家電リサイクルに係る費用及び収入の計算結果 ( ケース B) 費用 収入 家電リサイクルプラント費用 ( 単位 : 円 / 台 ) エアコン ブラウン管式テレビ 冷蔵庫 洗濯機 衣類乾燥機 家電 4 品目全体 2,466 1,678 3,815 2,026 2,419 指定引取場所費用 , 二次物流費用 管理会社費用 メーカー運営費 家電リサイクル券センター費用 費用の合計 4,718 3,433 6,553 3,893 4,526 再商品化等料金収入 3,500 2,700 4,600 2,400 3,221 再生資源売却収入 1, 収入の合計 4,683 3,004 5,267 2,794 3,786 表 2-41 ( 参考 ) 前回試算結果 : 家電リサイクルに係る費用及び収入の計算結果 ( ケース C) 費用 収入 家電リサイクルプラント費用 ( 単位 : 円 / 台 ) エアコン ブラウン管式テレビ 冷蔵庫 洗濯機 衣類乾燥機 家電 4 品目全体 3,202 1,989 4,629 2,152 2,877 指定引取場所費用 , 二次物流費用 管理会社費用 メーカー運営費 家電リサイクル券センター費用 費用の合計 5,244 3,607 7,085 3,866 4,796 再商品化等料金収入 3,500 2,700 4,600 2,400 3,221 再生資源売却収入 1, 収入の合計 4,866 3,068 5,303 2,819 3,854 95

99 3. 使用済み家電の流通フローに係る調査小売業者による引取 引渡の状況や家電リサイクル法ルート以外のルートにおける処理の状況などの排出家電のフローや家電不法投棄の状況について推計する 特に海外への輸出の状況について実態を把握する また 平成 24 年 3 月 19 日に 環境省より使用済家電製品について通知が発出され 使用済家電製品に関する正しい普及啓発が行われた フロー図の更新に当たり この通知の効果の検証も行った 3.1 フローの推計方法 フロー推計の精度を上げる上での現状の問題点とその解決に必要な調査や対応フロー推計にあたり 推計精度を上げる上での現状の問題点とその解決に必要な調査や対応の検討を行う 企画提案段階にて具体的な検討を行った結果を以下に示す 家電リサイクル法対象品目のフローについては 平成 23 年度の第 20 回中央環境審議会 リサイクル部会家電リサイクル制度評価検討小委員会 産業構造審議会環境部会廃棄物 リサイクル小委員会電気 電子機器リサイクル WG 合同会合 ( 以下 合同会合 という ) にて報告がなされている 同報告では 以下のとおり家電リサイクル法対象 4 品目のフローが提示されている 図 3-1 平成 22 年度フロー推計結果 上記フローについては 合同会合委員より以下の指摘があり 次年度以降の検討課題として整理されている フローのうち どのぐらいが不適正な問題を起こしていると考えられるのかを明らかにできるとよい リユースという建前で集められたものの リユースされずに不法投棄も含めて何か不 96

100 適切な処理をされているものが相当量あるのではないかという懸念を持っている そのような量についても明らかにしてほしい また 上記フローについては 他にも以下のような指摘を受けている 家庭 事業所からの排出台数データの推計方法がビンテージ調査結果を用いたものではなく アンケート調査によるものであり 品目については 実態よりも過大 過小となっているのではないか 家庭からの排出先割合について 上記フローはエコポイント制度の影響を受けたものであるため 今後のフロー推計にあたってはその影響を考慮すべきである 上記を踏まえ フロー推計の精度を上げる上での現状の問題点について その解決にための調査や対応を下表の通り行った 表 3-1 前回フローへの指摘事項及びその解決のための調査や対応前回のフロー推計への指摘事項その解決に必要な調査や対応 リユースショップによる国内リユース台 数が過大 ( リユース品として国内で販売 されないものが相当量あるのではない か ) 中古品輸出業者による海外リユース台数 が過小 家庭からの排出先割合についてエコポイ ント制度の終了等を踏まえること 家庭 事業所からの排出台数データが品 目によって過大 過小 リユース品の年式や品質によって流通状 況が異なると想定されることから 中古 品市場等における流通実態について ヒ アリング調査により実態を把握した 既往の消費者アンケート結果は エコポ イント制度終了前の調査である ( もしく は制度終了時期がアンケート回答上不明 確である ) ことから 消費者へのインタ ーネットアンケートを新たに実施した 品目毎に消費者アンケート結果と過去の ビンテージ調査結果を比較し アンケー ト結果の妥当性を検証した なお フローの精緻化にあたっては 把握方法の費用対効果や技術的な限界にも配慮し 定量的なデータの把握だけでなく 政策判断する上で必要な定性情報の収集 整理も有効 な手段として考え ヒアリング調査対象の選定及びフローに関する意見収集を行った フローに登場するプレイヤーの定義 フロー推計の精度を上げるために フローに登場するプレイヤーの検討 定義を行った フローに登場するプレイヤーの定義を表 3-2 に示す 97

101 項目小売業者リユースショップ不用品回収業者無料回収場所廃棄物処理業者スクラップ問屋ヤード業者中古品輸出業者スクラップ輸出業者 表 3-2 フローに登場するプレイヤーの定義定義最終消費者等に特定家庭用機器を販売する事業者 大手量販店 地域小売店等を示す 最終消費者等から使用済み製品を引き取り 中古品として販売する事業者 店舗を持つリユースショップ等を示す 最終消費者等から使用済みとなった製品を引き取る事業者 店舗を持たず軽トラックなどを使って製品を回収する事業者等を示す 空き地等を利用し のぼり旗等を利用して使用済みとなった製品を引き取ることを周知し 最終消費者等から使用済みとなった製品を引き取る回収場所を保有する事業者 廃棄物処理業の許可を持ち 事業者等から処理費用をもらって使用済み製品の引取 処理を行う事業者 金属スクラップを取り扱う事業者 シュレッダーなどの設備を保有する大規模な事業者 ( シュレッダー加工業者 ) と設備を保有せずにシュレッダー加工業者にて処理されたスクラップを引取 選別して販売する小規模な事業者等を示す ( 昨年度審議会に提示したフローにおける 資源回収業者 に該当する ) 周囲が鉄壁等で囲まれた作業所等であって 海外への輸出等を目的として使用済み製品の保管 解体 コンテナ詰め等の作業のために使用しているヤードを保有する事業者 最終消費者や不用品回収業者等から使用済み製品を引取 海外に中古品として輸出する事業者 スクラップ問屋やヤード業者等から金属スクラップ ( 部品を含む ) を引取 海外に輸出する事業者 98

102 3.1.3 フロー推計方法の概要 フロー推計方法の概要を表 3-3 に示す フロー推計に必要となる各種調査及びデータに ついては 3.2.~ 3.4. にて後述する 表 3-3 フロー推計方法の概要項目推計方法家庭 事業所からの排出台数製造業者に引き渡される 消費者 小売業者 引越業者 の比率から全体の排出台数を推計 消費者からの排出先の割合今年度実施した消費者に対する引渡先に関するアンケート調査に基づき設定 小売業者からの排出先の割合小売店の引渡先比率 ( 大手量販店 : 特定家庭用機器廃棄物の引取り及び引渡しの状況 地域小売店 : 過去に実施したアンケート調査 ) に基づき設定 引越業者からの排出先の割合過去に実施した引越業者の引渡先に関するアンケート調査結果に基づき設定 リユースショップからの排出先の割過去に実施した関係者へのヒアリング調査に基づき設合定 建設解体事業者からの排出先の割合過去に実施した建設解体事業者へのヒアリング調査に基づき設定 不用品回収業者からの排出先の割合過去に実施した関係者へのヒアリング調査に基づき設定 不法投棄環境省資料 ( 平成 23 年度廃家電の不法投棄等の状況について ) の不法投棄台数を使用 地方公共団体からの排出先の割合環境省資料 ( 不法投棄の処分方法割合及び行政回収の処分方法割合 ) に基づき設定 廃棄物処理業者からの排出先の割合過去に実施した廃棄物処理業者 スクラップ問屋への排スクラップ問屋からの排出先の割合出先に関するアンケート調査に基づき設定 ヤード業者からの排出先の割合過去に実施した関係者へのヒアリング調査に基づき設定 製造業者による再商品化 ( 財 ) 家電製品協会平成 23 年度家電 4 品目のリサイクルの実施状況の再商品化台数を使用 フリーマーケット 知人譲渡など消費者からのネットオークションリユースショップによる国内リユース 中古品輸出業者による海外リユース スクラップ輸出業者による海外輸出 地方公共団体による一般廃棄物としての処理 今年度実施した消費者に対する排出先に関するアンケート調査に基づき設定 過去に実施したリユースショップ ( リユース事業者 ) に対する販売先に関するアンケート調査結果に基づき設定財務省貿易統計における家電 4 品目の中古品としての輸出台数を使用 過去に実施した関係者へのヒアリング調査に基づき設定 環境省資料 ( 不法投棄の処分方法割合及び行政回収の処分方法割合 ) に基づき設定 99

103 3.2 消費者へのアンケート調査本年度調査においては 過去のフロー図について有識者より指摘された エコポイント制度の影響を考慮するべき との点に対応したフローを作成するため エコポイント制度終了後の消費者の排出先割合のデータを入手することを目的とし 消費者を対象に WEB アンケートを実施した 調査方法調査は スクリーニング調査 本調査の2 段階で実施し 直近 1 年間に 対象機器を処分した消費者に対し 引渡先に関するアンケート調査 ( 機器別 有償 無償 逆有償別など ) を実施し その割合や引き渡した理由を調査した スクリーニングにおいては 本調査の品目別のサンプル数として統計上有意とされる 400 件程度を確保できるよう 出現率等を加味しながらサンプル数を決定した 本調査においては 通常の排出のみでなく退蔵からの排出についても調査可能な設計とした なお 消費者が事実誤認なく引渡し先を回答できるよう 調査設計上の工夫を行った 調査概要 (1) 調査内容スクリーニング調査にて対象機器を排出した消費者を抽出し 退蔵 知人譲渡の状況を把握した上で 本調査にて引渡先に関するアンケート調査 ( 機器別 有償 無償 逆有償別など ) を実施した スクリーニング調査及び本調査のアンケート項目は以下の通りである スクリーニング調査 製品の保有 排出の状況 保有している製品の台数 過去 1 年以内に手放した製品の台数 保有している製品の状況 製品の置き場所 製品の入手時期 使用頻度 製品の状態 製品の入手先 過去 1 年に手放した製品の状況 製品の置き場所 製品の入手時期 使用頻度 製品の状態 100

104 製品の入手先 居住地域 世帯構成 年代 性別 職業 本調査 当該製品を手放した理由 当該製品の引渡先 ( 処理方法 ) 引渡先の詳細 ( 廃品回収業者 ( トラック等で市中を巡回しながら不用品の回収を行なっている業者 ) に引渡し 無料回収所 ( 空き地などで期間限定で開催されているもの ) 中古品販売店 リサイクルショップに引渡し に引渡した場合 ) 引渡先の店舗 業者の名称 引渡した場所 引渡先の店舗 業者の製品販売の状況 引渡先 ( 処理方法 ) を選んだ理由 引き渡す際の費用のやり取り 引き渡す際の金額 居住地域 世帯構成 年代 性別 (2) アンケートの実施スクリーニング調査は ( 株 ) マクロミルの WEB アンケート登録モニター (20 歳以上 ) を対象とし 全国を 8 ブロックに分割し 地域別の人口分布に合わせてサンプルを抽出した サンプル数は 40,000 件とした 本調査は スクリーニング調査にて 平成 23 年度 (2011 年 4 月 ~2012 年 3 月 ) に対象機器を排出 ( 単純排出 退蔵後排出 知人譲渡品の排出 ) した経験を有する者をサンプルとして抽出した 複数品目を排出した場合には 複数品目について回答することとした サンプル数は各対象機器 400 件程度を確保することとした 101

105 3.2.3 調査結果 (1) スクリーニング調査結果 保有状況 排出状況現在保有している機器や 以前保有しており平成 23 年 ( 2011 年 )4 月 ~ 平成 24 年 ( 2012 年 )3 月の間に手放した機器について聞いた 保有状況については ほとんどの機器で 80% 以上が現在保有しているという回答であったが ブラウン管テレビについては約 17% と低く 携帯音楽プレーヤーについても約 41% と低い値に留まっている また 過去 1 年以内の排出状況については ほとんどの機器が 15% 以下の回答であったが ブラウン管テレビ 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) エアコン 冷蔵庫 冷凍庫 洗濯機 衣類乾燥機がいずれも 30% 弱と高くなっている 携帯電話 PHS 携帯音楽プレーヤー ブラウン管テレビ 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) パソコン パソコン周辺機器 エアコン 冷蔵庫 冷凍庫 洗濯機 衣類乾燥機 電子レンジ 電気掃除機 ビデオ DVDデッキ 電気ストーブ 石油ストーブ あてはまる製品はない 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% (1) 現在 保有している製品 (n=1,697) (2) 以前 保有しており平成 23 年 (2011 年 )4 月 ~ 平成 24 年 (2012 年 )3 月の間に手放した製品 (n=1,697) 図 3-2 保有状況 排出状況 102

106 (1) 現在 保有している製品 (n=1,697) (2) 以前 保有しており平成 23 年 (2011 年 )4 月 ~ 平成 24 年 (2012 年 )3 月の間に手放した製品 (n=1,697) 携帯電話 PHS 表 3-4 保有状況 排出状況 携帯音楽プレーヤー ブラウン管テレビ 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) パソコン パソコン周辺機器 エアコン 冷蔵庫 冷凍庫 洗濯機 衣類乾燥機 電子レンジ 電気掃除機 ビデオ DVD デッキ 電気ストーブ 石油ストーブ あてはまる製品はない % %

107 保有台数現在保有している製品の台数について聞いた 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) パソコン パソコン周辺機器 エアコン 電気ストーブ 石油ストーブといった機器は 保有台数が 1 台という回答が 50% 以下であり 複数台所有している割合が比較的高くなっている 携帯電話 PHS(n=1,481) 1 台 2 台 3 台 4 台 5 台以上 0% 20% 40% 60% 80% 100% 携帯音楽プレーヤー (n=703) ブラウン管テレビ (n=280) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )(n=1,462) パソコン パソコン周辺機器 (n=1,578) エアコン (n=1,293) 冷蔵庫 冷凍庫 (n=1,572) 洗濯機 衣類乾燥機 (n=1,519) 電子レンジ (n=1,552) 電気掃除機 (n=1,514) ビデオ DVD デッキ (n=1,187) 電気ストーブ 石油ストーブ (n=1,140) 図 3-3 保有台数 表 3-5 保有台数 1 台 2 台 3 台 4 台 5 台以上 携帯電話 PHS(n=1,481) % 携帯音楽プレーヤー (n=703) % ブラウン管テレビ (n=280) % 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )(n=1,462) % パソコン パソコン周辺機器 (n=1,578) % エアコン (n=1,293) % 冷蔵庫 冷凍庫 (n=1,572) % 洗濯機 衣類乾燥機 (n=1,519) % 電子レンジ (n=1,552) % 電気掃除機 (n=1,514) % ビデオ DVDデッキ (n=1,187) % 電気ストーブ 石油ストーブ (n=1,140) %

108 排出台数平成 23 年 (2011 年 )4 月 ~ 平成 24 年 (2012 年 )3 月の間に手放した製品の台数について聞いた 複数台の排出については ブラウン管テレビが約 37% と最も高くなっている また 携帯電話 エアコン ビデオ DVD デッキ 電気ストーブ 石油ストーブも比較的高い割合となっている 携帯電話 PHS(n=223) 1 台 2 台 3 台 4 台 5 台以上 0% 20% 40% 60% 80% 100% 携帯音楽プレーヤー (n=151) ブラウン管テレビ (n=504) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )(n=483) パソコン パソコン周辺機器 (n=327) エアコン (n=467) 冷蔵庫 冷凍庫 (n=489) 洗濯機 衣類乾燥機 (n=500) 電子レンジ (n=242) 電気掃除機 (n=266) ビデオ DVD デッキ (n=239) 電気ストーブ 石油ストーブ (n=242) 図 3-4 排出台数 表 3-6 排出台数 1 台 2 台 3 台 4 台 5 台以上 携帯電話 PHS(n=223) % 携帯音楽プレーヤー (n=151) % ブラウン管テレビ (n=504) % 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )(n=483) % パソコン パソコン周辺機器 (n=327) % エアコン (n=467) % 冷蔵庫 冷凍庫 (n=489) % 洗濯機 衣類乾燥機 (n=500) % 電子レンジ (n=242) % 電気掃除機 (n=266) % ビデオ DVDデッキ (n=239) % 電気ストーブ 石油ストーブ (n=242) %

109 保有している製品の設置場所現在保有している特定家庭用機器について 製品の設置場所について聞いた ブラウン管テレビ 薄型テレビ エアコンは 1 台目の設置場所はリビング 2 台目の設置場所は寝室と回答した割合が高くなっている 冷蔵庫 冷凍庫は 1 台目も 2 台目もキッチン 洗濯機 衣類乾燥機は 1 台目も 2 台目も洗面所 脱衣所と 同じ場所の割合が高くなっている キッチン リビング ダイニング 寝室 子供部屋 仕事部屋 書斎 洗面所 脱衣所 押入 クローゼット 玄関 廊下 ベランダ 物置部屋 ( 使用していない部屋 ) 物置 ( 屋外 ) マンション等の共有スペース その他 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% ブラウン管テレビ 1 台目 (n=280) ブラウン管テレビ 2 台目 (n=75) ブラウン管テレビ 3 台目 (n=24) ブラウン管テレビ 4 台目 (n=5) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 1 台目 (n=1,462) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 2 台目 (n=789) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 3 台目 (n=325) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 4 台目 (n=117) エアコン 1 台目 (n=1,293) エアコン 2 台目 (n=852) エアコン 3 台目 (n=561) エアコン 4 台目 (n=327) 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=1,572) 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=284) 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=68) 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=15) 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=1,519) 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=108) 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=10) 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=3) 図 3-5 保有している製品の設置場所 106

110 表 3-7 保有している製品の設置場所 キッチンリビングダイニング 寝室 子供部屋 仕事部屋 書斎 洗面所 脱衣所 押入 クローゼット 玄関廊下ベランダ ブラウン管テレビ 1 台目 (n=280) % ブラウン管テレビ 2 台目 (n=75) % ブラウン管テレビ 3 台目 (n=24) % ブラウン管テレビ 4 台目 (n=5) % 物置部屋 ( 使用していない部屋 ) 物置 ( 屋外 ) マンション等の共有スペース その他 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 1 台目 (n=1,462) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 2 台目 (n=789) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 3 台目 (n=325) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 4 台目 (n=117) % % % % エアコン 1 台目 (n=1,293) % エアコン 2 台目 (n=852) % エアコン 3 台目 (n=561) % エアコン 4 台目 (n=327) % 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=1,572) % 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=284) % 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=68) % 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=15) % 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=1,519) % 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=108) % 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=10) % 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=3) %

111 保有している製品の入手時期現在保有している特定家庭用機器について 製品の入手時期について聞いた ブラウン管テレビは 約 80% が 2006 年 3 月以前と回答になっている エアコン 冷蔵庫 冷凍庫 洗濯機 衣類乾燥機も 割合は低いものの 2006 年 3 月以前という回答が最も多くなっている しかし 薄型テレビは 2009 年 4 月以降で回答がばらけている 2012 年 4 月以降 2011 年 4 月 ~2012 年 3 月 2010 年 4 月 ~2011 年 3 月 2009 年 4 月 ~2010 年 3 月 2008 年 4 月 ~2009 年 3 月 2007 年 4 月 ~2008 年 3 月 2006 年 4 月 ~2007 年 3 月 2006 年 3 月以前 0% 20% 40% 60% 80% 100% ブラウン管テレビ 1 台目 (n=280) ブラウン管テレビ 2 台目 (n=75) ブラウン管テレビ 3 台目 (n=24) ブラウン管テレビ 4 台目 (n=5) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 1 台目 (n=1,462) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 2 台目 (n=789) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 3 台目 (n=325) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 4 台目 (n=117) エアコン 1 台目 (n=1,293) エアコン 2 台目 (n=852) エアコン 3 台目 (n=561) エアコン 4 台目 (n=327) 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=1,572) 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=284) 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=68) 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=15) 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=1,519) 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=108) 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=10) 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=3) 図 3-6 保有している製品の入手時期 108

112 表 3-8 保有している製品の入手時期 2011 年 年 年 年 4 月 ~2012 月 ~2011 月 ~2010 月以降年 3 月年 3 月年 3 月 2008 年 4 月 ~2009 年 3 月 2007 年 4 月 ~2008 年 3 月 2006 年 4 月 ~2007 年 3 月 2006 年 3 月以前 ブラウン管テレビ 1 台目 (n=280) % ブラウン管テレビ 2 台目 (n=75) % ブラウン管テレビ 3 台目 (n=24) % ブラウン管テレビ 4 台目 (n=5) % 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 1 台目 (n=1,462) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 2 台目 (n=789) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 3 台目 (n=325) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 4 台目 (n=117) % % % % エアコン 1 台目 (n=1,293) % エアコン 2 台目 (n=852) % エアコン 3 台目 (n=561) % エアコン 4 台目 (n=327) % 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=1,572) % 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=284) % 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=68) % 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=15) % 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=1,519) % 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=108) % 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=10) % 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=3) %

113 保有している製品の使用頻度現在保有している特定家庭用機器について 製品の使用頻度について聞いた ブラウン管テレビ 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 冷蔵庫 冷凍庫 洗濯機 衣類乾燥機においては 台数に関わらず 毎日使用しているという回答が最も高い割合になっている エアコンは 1 台目については毎日使用しているという回答が多いものの 2 台目以降については使用頻度が様々であることが窺える 毎日使用している 1 週間に数回程度使用している 1ヶ月に数回程度使用している 1 年間に数回程度使用している 1 年以上使用していない 0% 20% 40% 60% 80% 100% ブラウン管テレビ 1 台目 (n=280) ブラウン管テレビ 2 台目 (n=75) ブラウン管テレビ 3 台目 (n=24) ブラウン管テレビ 4 台目 (n=5) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 1 台目 (n=1,462) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 2 台目 (n=789) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 3 台目 (n=325) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 4 台目 (n=117) エアコン 1 台目 (n=1,293) エアコン 2 台目 (n=852) エアコン 3 台目 (n=561) エアコン 4 台目 (n=327) 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=1,572) 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=284) 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=68) 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=15) 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=1,519) 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=108) 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=10) 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=3) 図 3-7 保有している製品の使用頻度 110

114 表 3-9 保有している製品の使用頻度 毎日使用している 1 週間に数回程度使用している 1 ヶ月に数回程度使用している 1 年間に数回程度使用している 1 年以上使用していない ブラウン管テレビ 1 台目 (n=280) % ブラウン管テレビ 2 台目 (n=75) % ブラウン管テレビ 3 台目 (n=24) % ブラウン管テレビ 4 台目 (n=5) % 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 1 台目 (n=1,462) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 2 台目 (n=789) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 3 台目 (n=325) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 4 台目 (n=117) % % % % エアコン 1 台目 (n=1,293) % エアコン 2 台目 (n=852) % エアコン 3 台目 (n=561) % エアコン 4 台目 (n=327) % 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=1,572) % 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=284) % 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=68) % 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=15) % 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=1,519) % 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=108) % 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=10) % 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=3) %

115 保有している製品の状態現在保有している特定家庭用機器について 製品の状態について聞いた いずれの機器でも 壊れていないという回答が多いが ブラウン管テレビや洗濯機 衣類乾燥機の 4 台目の製品については 壊れているとの回答が比較的多く見られた 壊れている壊れていない不明 0% 20% 40% 60% 80% 100% ブラウン管テレビ 1 台目 (n=280) ブラウン管テレビ 2 台目 (n=75) ブラウン管テレビ 3 台目 (n=24) ブラウン管テレビ 4 台目 (n=5) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 1 台目 (n=1,462) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 2 台目 (n=789) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 3 台目 (n=325) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 4 台目 (n=117) エアコン 1 台目 (n=1,293) エアコン 2 台目 (n=852) エアコン 3 台目 (n=561) エアコン 4 台目 (n=327) 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=1,572) 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=284) 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=68) 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=15) 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=1,519) 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=108) 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=10) 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=3) 図 3-8 保有している製品の状態 112

116 表 3-10 保有している製品の状態壊れている 壊れていない ブラウン管テレビ 1 台目 (n=280) % ブラウン管テレビ 2 台目 (n=75) % ブラウン管テレビ 3 台目 (n=24) % ブラウン管テレビ 4 台目 (n=5) % 不明 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 1 台目 (n=1,462) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 2 台目 (n=789) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 3 台目 (n=325) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 4 台目 (n=117) % % % % エアコン 1 台目 (n=1,293) % エアコン 2 台目 (n=852) % エアコン 3 台目 (n=561) % エアコン 4 台目 (n=327) % 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=1,572) % 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=284) % 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=68) % 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=15) % 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=1,519) % 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=108) % 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=10) % 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=3) %

117 保有している製品の入手先現在保有している特定家庭用機器について 製品の入手先について聞いた いずれの機器でも 家電量販店という回答が最も多くなっている ただし ブラウン管テレビや冷蔵庫の 3 台目や 4 台目の製品については 中古販売店等の他の入手先の回答も比較的多く見られる また 地域の家電販売店という回答がいずれの品目においても比較的多く見られるが 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) においては 通信販売 ネット販売の回答も多く見られた 家電量販店 ホームセンター スーパーマーケット 百貨店 ディスカウントショップ 地域の家電販売店 通信販売 ネット販売 インターネットオークション 中古販売店 リサイクルショップ フリーマーケット バザー 知人又は友人からもらった その他 0% 20% 40% 60% 80% 100% ブラウン管テレビ 1 台目 (n=280) ブラウン管テレビ 2 台目 (n=75) ブラウン管テレビ 3 台目 (n=24) ブラウン管テレビ 4 台目 (n=5) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 1 台目 (n=1,462) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 2 台目 (n=789) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 3 台目 (n=325) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 4 台目 (n=117) エアコン 1 台目 (n=1,293) エアコン 2 台目 (n=852) エアコン 3 台目 (n=561) エアコン 4 台目 (n=327) 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=1,572) 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=284) 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=68) 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=15) 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=1,519) 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=108) 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=10) 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=3) 図 3-9 保有している製品の入手先 114

118 表 3-11 保有している製品の入手先 家電量販店 ホームセンター スーパーマーケット 百貨店 ディスカウントショップ 地域の家電販売店 通信販売 ネット販売 インターネットオークション 中古販売店 リサイクルショップ フリーマーケット バザー 知人又は友人からもらった ブラウン管テレビ 1 台目 (n=280) % ブラウン管テレビ 2 台目 (n=75) % ブラウン管テレビ 3 台目 (n=24) % ブラウン管テレビ 4 台目 (n=5) % その他 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 1 台目 (n=1,462) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 2 台目 (n=789) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 3 台目 (n=325) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 4 台目 (n=117) % % % % エアコン 1 台目 (n=1,293) % エアコン 2 台目 (n=852) % エアコン 3 台目 (n=561) % エアコン 4 台目 (n=327) % 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=1,572) % 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=284) % 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=68) % 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=15) % 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=1,519) % 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=108) % 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=10) % 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=3) %

119 製品を手放すまでの設置場所平成 23 年 (2011 年 )4 月 ~ 平成 24 年 (2012 年 )3 月の間に手放した特定家庭用機器について 製品を手放すまでの設置場所について聞いた いずれの機器でも 1 台目と 2 台目以降では 回答の分布が大きく異なるという結果になっている 1 台目の設置場所で最も多い回答は ブラウン管テレビ 薄型テレビ エアコンはリビング 冷蔵庫 冷凍庫はキッチン 洗濯機 衣類乾燥機は洗面所 脱衣所となっている キッチン リビング ダイニング 寝室 子供部屋 仕事部屋 書斎 洗面所 脱衣所 押入 クローゼット 玄関 廊下 ベランダ 物置部屋 ( 使用していない部屋 ) 物置 ( 屋外 ) マンション等の共有スペース その他 ブラウン管テレビ 1 台目 (n=504) ブラウン管テレビ 2 台目 (n=186) ブラウン管テレビ 3 台目 (n=58) ブラウン管テレビ 4 台目 (n=19) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 1 台目 (n=483) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 2 台目 (n=39) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 3 台目 (n=7) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 4 台目 (n=2) エアコン 1 台目 (n=467) エアコン 2 台目 (n=86) エアコン 3 台目 (n=23) エアコン 4 台目 (n=8) 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=489) 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=26) 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=4) 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=3) 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=500) 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=14) 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=2) 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=1) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 3-10 製品を手放すまでの設置場所 116

120 表 3-12 製品を手放すまでの設置場所 キッチンリビングダイニング 寝室 子供部屋 仕事部屋 書斎 洗面所 脱衣所 押入 クローゼット 玄関廊下ベランダ ブラウン管テレビ 1 台目 (n=504) % ブラウン管テレビ 2 台目 (n=186) % ブラウン管テレビ 3 台目 (n=58) % ブラウン管テレビ 4 台目 (n=19) % 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 1 台目 (n=483) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 2 台目 (n=39) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 3 台目 (n=7) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 4 台目 (n=2) 物置部屋 ( 使用していない部屋 ) 物置 ( 屋外 ) マンション等の共有スペース % % % % エアコン 1 台目 (n=467) % エアコン 2 台目 (n=86) % エアコン 3 台目 (n=23) % エアコン 4 台目 (n=8) % 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=489) % 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=26) % 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=4) % 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=3) % 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=500) % 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=14) % 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=2) % 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=1) % その他 117

121 手放した製品の入手時期平成 23 年 (2011 年 )4 月 ~ 平成 24 年 (2012 年 )3 月の間に手放した特定家庭用機器について 手放した製品の入手時期について聞いた 薄型テレビでは回答がばらけているものの 他の機器の 1 台目については 1995 年 3 月以前という回答が最も多くなっている 2 台目以降についても概ね同様の傾向であるが 回答がばらけている機器もある 2012 年 4 月以降 2011 年 4 月 ~2012 年 3 月 2010 年 4 月 ~2011 年 3 月 2009 年 4 月 ~2010 年 3 月 2008 年 4 月 ~2009 年 3 月 2007 年 4 月 ~2008 年 3 月 2006 年 4 月 ~2007 年 3 月 2005 年 4 月 ~2006 年 3 月 2004 年 4 月 ~2005 年 3 月 2003 年 4 月 ~2004 年 3 月 2002 年 4 月 ~2003 年 3 月 2001 年 4 月 ~2002 年 3 月 2000 年 4 月 ~2001 年 3 月 1999 年 4 月 ~2000 年 3 月 1998 年 4 月 ~1999 年 3 月 1997 年 4 月 ~1998 年 3 月 1996 年 4 月 ~1997 年 3 月 1995 年 4 月 ~1996 年 3 月 1995 年 3 月以前 ブラウン管テレビ 1 台目 (n=504) 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% ブラウン管テレビ 2 台目 (n=186) ブラウン管テレビ 3 台目 (n=58) ブラウン管テレビ 4 台目 (n=19) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 1 台目 (n=483) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 2 台目 (n=39) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 3 台目 (n=7) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 4 台目 (n=2) エアコン 1 台目 (n=467) エアコン 2 台目 (n=86) エアコン 3 台目 (n=23) エアコン 4 台目 (n=8) 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=489) 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=26) 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=4) 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=3) 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=500) 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=14) 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=2) 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=1) 図 3-11 手放した製品の入手時期 118

122 2012 年 4 月以降 2011 年 4 月 ~2012 年 3 月 2010 年 4 月 ~2011 年 3 月 表 3-13 手放した製品の入手時期 2009 年 4 月 ~2010 年 3 月 2008 年 4 月 ~2009 年 3 月 2007 年 4 月 ~2008 年 3 月 2006 年 4 月 ~2007 年 3 月 ブラウン管テレビ 1 台目 (n=504) % 年 4 月 ~2006 年 3 月 2004 年 4 月 ~2005 年 3 月 2003 年 4 月 ~2004 年 3 月 2002 年 4 月 ~2003 年 3 月 2001 年 4 月 ~2002 年 3 月 2000 年 4 月 ~2001 年 3 月 1999 年 4 月 ~2000 年 3 月 1998 年 4 月 ~1999 年 3 月 1997 年 4 月 ~1998 年 3 月 1996 年 4 月 ~1997 年 3 月 1995 年 4 月 ~1996 年 3 月 1995 年 3 月以前 ブラウン管テレビ 2 台目 (n=186) % ブラウン管テレビ 3 台目 (n=58) % ブラウン管テレビ 4 台目 (n=19) % 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 1 台目 (n=483) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 2 台目 (n=39) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 3 台目 (n=7) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 4 台目 (n=2) % % % % エアコン 1 台目 (n=467) % エアコン 2 台目 (n=86) % エアコン 3 台目 (n=23) % エアコン 4 台目 (n=8) % 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=489) % 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=26) % 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=4) % 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=3) % 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=500) % 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=14) % 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=2) % 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=1) %

123 手放した製品の使用頻度平成 23 年 (2011 年 )4 月 ~ 平成 24 年 (2012 年 )3 月の間に手放した特定家庭用機器について 手放した製品の使用頻度について聞いた ブラウン管テレビ 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 冷蔵庫 冷凍庫 洗濯機 衣類乾燥機においては 特に 1 台目や 2 台目の製品については 毎日使用しているという回答が最も高い割合になっている エアコンについては 台数に関わらず 回答がばらける傾向にある 毎日使用していた 1 週間に数回程度使用していた 1ヶ月に数回程度使用していた 1 年間に数回程度使用していた 1 年以上使用していなかった ブラウン管テレビ 1 台目 (n=504) 0% 20% 40% 60% 80% 100% ブラウン管テレビ 2 台目 (n=186) ブラウン管テレビ 3 台目 (n=58) ブラウン管テレビ 4 台目 (n=19) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 1 台目 (n=483) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 2 台目 (n=39) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 3 台目 (n=7) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 4 台目 (n=2) エアコン 1 台目 (n=467) エアコン 2 台目 (n=86) エアコン 3 台目 (n=23) エアコン 4 台目 (n=8) 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=489) 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=26) 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=4) 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=3) 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=500) 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=14) 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=2) 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=1) 図 3-12 手放した製品の使用頻度 120

124 表 3-14 手放した製品の使用頻度 毎日使用していた 1 週間に数回程度使用していた 1 ヶ月に数回程度使用していた 1 年間に数回程度使用していた 1 年以上使用していなかった ブラウン管テレビ 1 台目 (n=504) % ブラウン管テレビ 2 台目 (n=186) % ブラウン管テレビ 3 台目 (n=58) % ブラウン管テレビ 4 台目 (n=19) % 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 1 台目 (n=483) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 2 台目 (n=39) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 3 台目 (n=7) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 4 台目 (n=2) % % % % エアコン 1 台目 (n=467) % エアコン 2 台目 (n=86) % エアコン 3 台目 (n=23) % エアコン 4 台目 (n=8) % 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=489) % 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=26) % 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=4) % 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=3) % 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=500) % 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=14) % 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=2) % 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=1) %

125 手放した製品の状態平成 23 年 (2011 年 )4 月 ~ 平成 24 年 (2012 年 )3 月の間に手放した特定家庭用機器について 手放した製品の状態について聞いた 薄型テレビ及び洗濯機 衣類乾燥機の 4 台目については 壊れていたという回答のみが見られた その他については いずれの機器においても壊れていなかったという回答の割合が高かったが 壊れていたという回答も 10~50% の割合で存在した ブラウン管テレビ 1 台目 (n=504) 壊れていた壊れていなかった不明 0% 20% 40% 60% 80% 100% ブラウン管テレビ 2 台目 (n=186) ブラウン管テレビ 3 台目 (n=58) ブラウン管テレビ 4 台目 (n=19) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 1 台目 (n=483) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 2 台目 (n=39) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 3 台目 (n=7) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 4 台目 (n=2) エアコン 1 台目 (n=467) エアコン 2 台目 (n=86) エアコン 3 台目 (n=23) エアコン 4 台目 (n=8) 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=489) 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=26) 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=4) 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=3) 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=500) 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=14) 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=2) 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=1) 図 3-13 手放した製品の状態 122

126 表 3-15 手放した製品の状態壊れていた 壊れていなかった ブラウン管テレビ 1 台目 (n=504) % ブラウン管テレビ 2 台目 (n=186) % ブラウン管テレビ 3 台目 (n=58) % ブラウン管テレビ 4 台目 (n=19) % 不明 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 1 台目 (n=483) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 2 台目 (n=39) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 3 台目 (n=7) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 4 台目 (n=2) % % % % エアコン 1 台目 (n=467) % エアコン 2 台目 (n=86) % エアコン 3 台目 (n=23) % エアコン 4 台目 (n=8) % 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=489) % 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=26) % 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=4) % 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=3) % 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=500) % 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=14) % 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=2) % 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=1) %

127 手放した製品の入手先平成 23 年 (2011 年 )4 月 ~ 平成 24 年 (2012 年 )3 月の間に手放した特定家庭用機器について 手放した製品の入手先について聞いた いずれの機器でも 家電量販店及び地域の家電販売店という回答の割合が高くなっているものの 冷蔵庫や洗濯機の 2 台目以降については回答がばらけている エアコンや冷蔵庫 冷凍庫 洗濯機 衣類乾燥機については 知人譲渡 ( 友人 家族からの入手 ) の回答が一定以上見られる 家電量販店 ホームセンター スーパーマーケット 百貨店 ディスカウントショップ 地域の家電販売店 通信販売 ネット販売 インターネットオークション 中古販売店 リサイクルショップ フリーマーケット バザー 知人又は友人からもらった その他 ブラウン管テレビ 1 台目 (n=504) ブラウン管テレビ 2 台目 (n=186) ブラウン管テレビ 3 台目 (n=58) ブラウン管テレビ 4 台目 (n=19) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 1 台目 (n=483) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 2 台目 (n=39) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 3 台目 (n=7) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 4 台目 (n=2) エアコン 1 台目 (n=467) エアコン 2 台目 (n=86) エアコン 3 台目 (n=23) エアコン 4 台目 (n=8) 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=489) 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=26) 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=4) 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=3) 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=500) 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=14) 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=2) 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=1) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 図 3-14 手放した製品の入手先 124

128 家電量販店 表 3-16 手放した製品の入手先 ホームセンター スーパーマーケット 百貨店 ディスカウントショップ 地域の家電販売店 通信販売 ネット販売 インターネットオークション 中古販売店 リサイクルショップ フリーマーケット バザー 知人又は友人からもらった ブラウン管テレビ 1 台目 (n=504) % ブラウン管テレビ 2 台目 (n=186) % ブラウン管テレビ 3 台目 (n=58) % ブラウン管テレビ 4 台目 (n=19) % その他 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 1 台目 (n=483) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 2 台目 (n=39) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 3 台目 (n=7) 薄型テレビ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 4 台目 (n=2) % % % % エアコン 1 台目 (n=467) % エアコン 2 台目 (n=86) % エアコン 3 台目 (n=23) % エアコン 4 台目 (n=8) % 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=489) % 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=26) % 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=4) % 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=3) % 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=500) % 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=14) % 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=2) % 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=1) %

129 居住地域 北海道東北関東中部近畿中国四国九州沖縄 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 3-15 居住地域 表 3-17 居住地域 北海道 % 12.2 東北 % 12.0 関東 % 20.5 中部 % 12.3 近畿 % 17.3 中国 % 8.9 四国 % 4.7 九州 % 11.3 沖縄 %

130 世帯構成 0% 20% 40% 60% 80% 100% 配偶者 65.1 子供 40.1 自分 ( 配偶者 ) の親 25.8 自分 ( 配偶者 ) の兄弟姉妹 7.0 自分 ( 配偶者 ) の祖父母 2.9 その他 3.9 同居していない 13.4 図 3-16 世帯構成 表 3-18 世帯構成 % 配偶者 65.1 子供 40.1 自分 ( 配偶者 ) の親 25.8 自分 ( 配偶者 ) の兄弟姉妹 7.0 自分 ( 配偶者 ) の祖父母 2.9 その他 3.9 同居していない

131 回答者年代 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 代 80 代 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 3-17 回答者年代 表 3-19 回答者年代 % 20 代 代 代 代 代 代 代

132 (2) 本調査結果 1 ブラウン管テレビ 手放した理由ブラウン管テレビについて 過去 1 年に手放した理由について聞いた 台数に関わらず 新しい製品を購入したからという回答が 50% 以上と最も多くなっている 新しい製品を購入したから 故障して使えなくなったから まだ使えたが調子が悪かったから あまり使っていなかったから 引越しをしたから その他 0% 20% 40% 60% 80% 100% ブラウン管テレビ 1 台目 (n=504) ブラウン管テレビ 2 台目 (n=186) ブラウン管テレビ 3 台目 (n=58) ブラウン管テレビ 4 台目 (n=19) 図 3-18 手放した理由 表 3-20 手放した理由故障してまだ使え新しい製使えなくたが調子品を購入なったかが悪かっしたかららたから あまり使っていなかったから 引越しをしたから その他 ブラウン管テレビ 1 台目 (n=504) % ブラウン管テレビ 2 台目 (n=186) % ブラウン管テレビ 3 台目 (n=58) % ブラウン管テレビ 4 台目 (n=19) %

133 処理方法ブラウン管テレビについて 過去 1 年に手放した製品の処理方法について聞いた 4 台目については回答がばらけているが 1~3 台目については 大手量販店に引渡しという回答が 全体の 3 分の 1 以上と最も多くなっている 廃品回収業者に引渡しという回答は 台数を問わず 15% 前後と比較的高い割合になっている 大手量販店に引渡し地域小売店に引渡し百貨店 デパート ホームセンターに引渡し指定引取場所に自分で持ち込んで処分を依頼自治体に引渡 ( 家庭 ( 粗大 ) ごみとしてごみ集積場所に出した ) 廃品回収業者 ( トラック等で市中を巡回しながら不要品の回収を行っている業者 ) に引渡し無料回収所 ( 空き地などで期間限定で開催されているもの ) に出した引越し業者に引渡し引っ越した際にそのまま放置した中古品販売店 リサイクルショップに引渡しフリーマーケット バザーに出したネットオークションに出した通信販売業者への引渡し友人 知人に譲渡または売却使用していないが自宅に置いたまま人目につかない場所 ( 公園 空き地など ) に無断で放置その他 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% ブラウン管テレビ 1 台目 (n=504) ブラウン管テレビ 2 台目 (n=186) ブラウン管テレビ 3 台目 (n=58) ブラウン管テレビ 4 台目 (n=19) 図 3-19 処理方法 130

134 大手量販店に引渡し 地域小売店に引渡し 百貨店 デパート ホームセンターに引渡し 指定引取場所に自分で持ち込んで処分を依頼 表 3-21 処理方法 自治体に引渡 ( 家庭 ( 粗大 ) ごみとしてごみ集積場所に出した ) 廃品回収業者 ( トラック等で市中を巡回しながら不要品の回収を行っている業者 ) に引渡し 無料回収所 ( 空き地などで期間限定で開催されているもの ) に出した 引越し業者に引渡し 引っ越した際にそのまま放置した 中古品販売店 リサイクルショップに引渡し フリーマーケット バザーに出した ネットオークションに出した 通信販売業者への引渡し 友人 知人に譲渡または売却 使用していないが自宅に置いたまま 人目につかない場所 ( 公園 空き地など ) に無断で放置 その他 ブラウン管テレビ 1 台目 (n=504) % ブラウン管テレビ 2 台目 (n=186) % ブラウン管テレビ 3 台目 (n=58) % ブラウン管テレビ 4 台目 (n=19) %

135 処理方法を選んだ理由 ブラウン管テレビについて 過去 1 年に手放した製品の処理方法を選んだ理由について 聞いた 4 台目を除くと 家電リサイクル法によって定められている引渡し先であると思ったか らという回答が 30% 以上と最も多くなっている 家電リサイクル法によって定められている引渡し先であると思ったから引き渡し先に支払う費用が安いと思ったから料金を支払うよりは売りたいと思ったから煩雑な手続きや準備がなく 楽に引き渡しを行うことができると思ったから自分で運搬する必要がなく取りに来てくれるため 引渡しが便利だと思ったから新しい製品を購入する際に 小売店 販売店から引取の案内があったから誰に引き渡せばよいのか分からなかったからまだ使用する人がいるのであれば 有効に利用してもらいたかったから適切に処理 リサイクルされそうだったからその他 0% 20% 40% 60% 80% 100% ブラウン管テレビ 1 台目 (n=504) ブラウン管テレビ 2 台目 (n=186) ブラウン管テレビ 3 台目 (n=58) ブラウン管テレビ 4 台目 (n=19) 図 3-20 処理方法を選んだ理由 132

136 家電リサイクル法によって定められている引渡し先であると思ったから 表 3-22 処理方法を選んだ理由 引き渡し先に支払う費用が安いと思ったから 料金を支払うよりは売りたいと思ったから 煩雑な手続きや準備がなく 楽に引き渡しを行うことができると思ったから 自分で運搬する必要がなく取りに来てくれるため 引渡しが便利だと思ったから 新しい製品を購入する際に 小売店 販売店から引取の案内があったから 誰に引き渡せばよいのか分からなかったから まだ使用する人がいるのであれば 有効に利用してもらいたかったから 適切に処理 リサイクルされそうだったから ブラウン管テレビ 1 台目 (n=504) % ブラウン管テレビ 2 台目 (n=186) % ブラウン管テレビ 3 台目 (n=58) % ブラウン管テレビ 4 台目 (n=19) % その他 133

137 処理費用ブラウン管テレビについて 過去 1 年に手放した製品の処理費用について聞いた 台数に関わらず お金を支払ったという回答が 50% 以上と最も多くなっている しかし 無料で引渡したという回答も次いで多く 16~35% と比較的高い割合になっている お金を支払った無料 (0 円 ) で引渡した買い取ってもらった ( 買ってもらった ) 覚えていない 0% 20% 40% 60% 80% 100% ブラウン管テレビ 1 台目 (n=504) ブラウン管テレビ 2 台目 (n=186) ブラウン管テレビ 3 台目 (n=58) ブラウン管テレビ 4 台目 (n=19) 図 3-21 処理費用 表 3-23 処理費用 お金を支払った 無料 (0 円 ) で引渡した 買い取ってもらった ( 買ってもらった ) 覚えていない ブラウン管テレビ 1 台目 (n=504) % ブラウン管テレビ 2 台目 (n=186) % ブラウン管テレビ 3 台目 (n=58) % ブラウン管テレビ 4 台目 (n=19) %

138 支払いまたは買い取り金額ブラウン管テレビについて 過去 1 年に手放した製品の支払いまたは買い取り金額について聞いた 台数に関わらず 2,000 円 ~3,000 円未満という回答が 30% 以上と最も多くなっている 1 円 ~500 円未満 500 円 ~1000 円未満 1000 円 ~2000 円未満 2000 円 ~3000 円未満 3000 円 ~4000 円未満 4000 円 ~5000 円未満 5000 円 ~10000 円未満 円以上 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% ブラウン管テレビ 1 台目 (n=277) ブラウン管テレビ 2 台目 (n=106) ブラウン管テレビ 3 台目 (n=34) ブラウン管テレビ 4 台目 (n=13) 図 3-22 支払いまたは買い取り金額 表 3-24 支払いまたは買い取り金額 1 円 ~ 500 円未満 500 円 ~ 1000 円未満 1000 円 ~2000 円未満 2000 円 ~3000 円未満 3000 円 ~4000 円未満 4000 円 ~5000 円未満 5000 円 ~10000 円未満 円以上 ブラウン管テレビ 1 台目 (n=277) % ブラウン管テレビ 2 台目 (n=106) % ブラウン管テレビ 3 台目 (n=34) % ブラウン管テレビ 4 台目 (n=13) %

139 2 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ ) 手放した理由薄型テレビについて 過去 1 年に手放した理由について聞いた 台数に関わらず 新しい製品を購入したからという回答が 約 36% 以上と最も多くなっている 新しい製品を購入したから 故障して使えなくなったから まだ使えたが調子が悪かったから あまり使っていなかったから 引越しをしたから その他 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )1 台目 (n=483) 0% 20% 40% 60% 80% 100% 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )2 台目 (n=39) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )3 台目 (n=7) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )4 台目 (n=2) 図 3-23 手放した理由 表 3-25 手放した理由故障して新しい製使えなく品を購入なったかしたからら薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )1 台目 (n=483) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )2 台目 (n=39) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )3 台目 (n=7) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )4 台目 (n=2) まだ使えたが調子が悪かったから あまり使っていなかったから 引越しをしたから その他 % % % %

140 処理方法 薄型テレビについて 過去 1 年に手放した製品の処理方法について聞いた 台数に関わらず 大手量販店に引渡しという回答が 25% 以上と最も多くなっている 大手量販店に引渡し地域小売店に引渡し百貨店 デパート ホームセンターに引渡し指定引取場所に自分で持ち込んで処分を依頼自治体に引渡 ( 家庭 ( 粗大 ) ごみとしてごみ集積場所に出した ) 廃品回収業者 ( トラック等で市中を巡回しながら不要品の回収を行っている業者 ) に引渡し無料回収所 ( 空き地などで期間限定で開催されているもの ) に出した引越し業者に引渡し引っ越した際にそのまま放置した中古品販売店 リサイクルショップに引渡しフリーマーケット バザーに出したネットオークションに出した通信販売業者への引渡し友人 知人に譲渡または売却使用していないが自宅に置いたまま人目につかない場所 ( 公園 空き地など ) に無断で放置その他 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )1 台目 (n=483) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )2 台目 (n=39) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )3 台目 (n=7) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )4 台目 (n=2) 図 3-24 処理方法 137

141 大手量販店に引渡し 地域小売店に引渡し 百貨店 デパート ホームセンターに引渡し 指定引取場所に自分で持ち込んで処分を依頼 表 3-26 処理方法 自治体に引渡 ( 家庭 ( 粗大 ) ごみとしてごみ集積場所に出した ) 廃品回収業者 ( トラック等で市中を巡回しながら不要品の回収を行っている業者 ) に引渡し 無料回収所 ( 空き地などで期間限定で開催されているもの ) に出した 引越し業者に引渡し 引っ越した際にそのまま放置した 中古品販売店 リサイクルショップに引渡し フリーマーケット バザーに出した ネットオークションに出した 通信販売業者への引渡し 友人 知人に譲渡または売却 使用していないが自宅に置いたまま 人目につかない場所 ( 公園 空き地など ) に無断で放置 その他 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )1 台目 (n=483) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )2 台目 (n=39) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )3 台目 (n=7) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )4 台目 (n=2) % % % %

142 処理方法を選んだ理由 薄型テレビについて 過去 1 年に手放した製品の処理方法を選んだ理由について聞いた 2 台目を除くと 家電リサイクル法によって定められている引渡し先であると思ったか らという回答が 30% 以上と最も多くなっている 煩雑な手続きや準備がなく 楽に引渡を行うことができると思ったからという回答も 台数に関わらず一定以上見られた 家電リサイクル法によって定められている引渡し先であると思ったから引き渡し先に支払う費用が安いと思ったから料金を支払うよりは売りたいと思ったから煩雑な手続きや準備がなく 楽に引き渡しを行うことができると思ったから自分で運搬する必要がなく取りに来てくれるため 引渡しが便利だと思ったから新しい製品を購入する際に 小売店 販売店から引取の案内があったから誰に引き渡せばよいのか分からなかったからまだ使用する人がいるのであれば 有効に利用してもらいたかったから適切に処理 リサイクルされそうだったからその他 0% 20% 40% 60% 80% 100% 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )1 台目 (n=483) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )2 台目 (n=39) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )3 台目 (n=7) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )4 台目 (n=2) 図 3-25 処理方法を選んだ理由 139

143 表 3-27 処理方法を選んだ理由 家電リサイクル法によって定められている引渡し先であると思ったから 引き渡し先に支払う費用が安いと思ったから 料金を支払うよりは売りたいと思ったから 煩雑な手続きや準備がなく 楽に引き渡しを行うことができると思ったから 自分で運搬する必要がなく取りに来てくれるため 引渡しが便利だと思ったから 新しい製品を購入する際に 小売店 販売店から引取の案内があったから 誰に引き渡せばよいのか分からなかったから まだ使用する人がいるのであれば 有効に利用してもらいたかったから 適切に処理 リサイクルされそうだったから その他 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )1 台目 (n=483) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )2 台目 (n=39) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )3 台目 (n=7) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )4 台目 (n=2) % % % %

144 処理費用薄型テレビについて 過去 1 年に手放した製品の処理費用について聞いた 1 台目 2 台目は 無料で引渡したという回答が 39% 以上と最も多くなっている また 3 台目 4 台目は お金を支払ったという回答が 40% 以上と最も多くなっている お金を支払った無料 (0 円 ) で引渡した買い取ってもらった ( 買ってもらった ) 覚えていない 0% 20% 40% 60% 80% 100% 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )1 台目 (n=483) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )2 台目 (n=39) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )3 台目 (n=7) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )4 台目 (n=2) 図 3-26 処理費用 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )1 台目 (n=483) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )2 台目 (n=39) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )3 台目 (n=7) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )4 台目 (n=2) 表 3-28 処理費用 お金を支払った 無料 (0 円 ) で引渡した 買い取ってもらった ( 買ってもらった ) 覚えていない % % % %

145 支払いまたは買い取り金額薄型テレビについて 過去 1 年に手放した製品の支払いまたは買い取り金額について聞いた 台数に関わらず 支払った金額はばらけている 1 円 ~500 円未満 500 円 ~1000 円未満 1000 円 ~2000 円未満 2000 円 ~3000 円未満 3000 円 ~4000 円未満 4000 円 ~5000 円未満 5000 円 ~10000 円未満 円以上 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )1 台目 (n=247) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )2 台目 (n=16) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )3 台目 (n=3) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )4 台目 (n=2) 図 3-27 支払いまたは買い取り金額 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )1 台目 (n=247) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )2 台目 (n=16) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )3 台目 (n=3) 薄型テレビ ( 液晶テレビ プラズマテレビ )4 台目 (n=2) 表 3-29 支払いまたは買い取り金額 1 円 ~500 円未満 500 円 ~ 1000 円未満 1000 円 ~ 2000 円未満 2000 円 ~ 3000 円未満 3000 円 ~ 4000 円未満 4000 円 ~ 5000 円未満 5000 円 ~ 円未満 円以上 % % % %

146 3 エアコン 手放した理由エアコンについて 過去 1 年に手放した理由について聞いた 1 台目については 故障して使えなくなったからという回答が 30% と最も多く 2 台目以降については 新しい製品を購入したからという回答や 引越しをしたからという回答が 25~39% と多くなっている 新しい製品を購入したから 故障して使えなくなったから まだ使えたが調子が悪かったから あまり使っていなかったから 引越しをしたから その他 0% 20% 40% 60% 80% 100% エアコン 1 台目 (n=467) エアコン 2 台目 (n=86) エアコン 3 台目 (n=23) エアコン 4 台目 (n=8) 図 3-28 手放した理由 表 3-30 手放した理由故障してまだ使え新しい製使えなくたが調子品を購入なったかが悪かっしたかららたから あまり使っていなかったから 引越しをしたから その他 エアコン 1 台目 (n=467) % エアコン 2 台目 (n=86) % エアコン 3 台目 (n=23) % エアコン 4 台目 (n=8) %

147 処理方法エアコンについて 過去 1 年に手放した製品の処理方法について聞いた 1 台目や 2 台目の製品については 大手量販店に引渡しという回答が多く 3 台目 4 台目については 引っ越した際にそのまま放置したとの回答が多くなっている 大手量販店に引渡し地域小売店に引渡し百貨店 デパート ホームセンターに引渡し指定引取場所に自分で持ち込んで処分を依頼自治体に引渡 ( 家庭 ( 粗大 ) ごみとしてごみ集積場所に出した ) 廃品回収業者 ( トラック等で市中を巡回しながら不要品の回収を行っている業者 ) に引渡し無料回収所 ( 空き地などで期間限定で開催されているもの ) に出した引越し業者に引渡し引っ越した際にそのまま放置した中古品販売店 リサイクルショップに引渡しフリーマーケット バザーに出したネットオークションに出した通信販売業者への引渡し友人 知人に譲渡または売却使用していないが自宅に置いたまま人目につかない場所 ( 公園 空き地など ) に無断で放置その他 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% エアコン 1 台目 (n=467) エアコン 2 台目 (n=86) エアコン 3 台目 (n=23) エアコン 4 台目 (n=8) 図 3-29 処理方法 144

148 大手量販店に引渡し 地域小売店に引渡し 百貨店 デパート ホームセンターに引渡し 指定引取場所に自分で持ち込んで処分を依頼 表 3-31 処理方法 自治体に引渡 ( 家庭 ( 粗大 ) ごみとしてごみ集積場所に出した ) 廃品回収業者 ( トラック等で市中を巡回しながら不要品の回収を行っている業者 ) に引渡し 無料回収所 ( 空き地などで期間限定で開催されているもの ) に出した 引越し業者に引渡し 引っ越した際にそのまま放置した 中古品販売店 リサイクルショップに引渡し フリーマーケット バザーに出した ネットオークションに出した 通信販売業者への引渡し 友人 知人に譲渡または売却 使用していないが自宅に置いたまま 人目につかない場所 ( 公園 空き地など ) に無断で放置 その他 エアコン 1 台目 (n=467) % エアコン 2 台目 (n=86) % エアコン 3 台目 (n=23) % エアコン 4 台目 (n=8) %

149 処理方法を選んだ理由エアコンについて 過去 1 年に手放した製品の処理方法を選んだ理由について聞いた 1 台目や 2 台目については 家電リサイクル法によって定められている引渡し先であると思ったからという回答が 約 26% 以上と最も多くなっているが 3 台目や 4 台目については まだ使用する人がいるのであれば 有効に利用してもらいたかったからとの回答が約 39% 以上と最も多くなっている 家電リサイクル法によって定められている引渡し先であると思ったから引き渡し先に支払う費用が安いと思ったから料金を支払うよりは売りたいと思ったから煩雑な手続きや準備がなく 楽に引き渡しを行うことができると思ったから自分で運搬する必要がなく取りに来てくれるため 引渡しが便利だと思ったから新しい製品を購入する際に 小売店 販売店から引取の案内があったから誰に引き渡せばよいのか分からなかったからまだ使用する人がいるのであれば 有効に利用してもらいたかったから適切に処理 リサイクルされそうだったからその他 0% 20% 40% 60% 80% 100% エアコン 1 台目 (n=467) エアコン 2 台目 (n=86) エアコン 3 台目 (n=23) エアコン 4 台目 (n=8) 図 3-30 処理方法を選んだ理由 146

150 家電リサイクル法によって定められている引渡し先であると思ったから 表 3-32 処理方法を選んだ理由 引き渡し先に支払う費用が安いと思ったから 料金を支払うよりは売りたいと思ったから 煩雑な手続きや準備がなく 楽に引き渡しを行うことができると思ったから 自分で運搬する必要がなく取りに来てくれるため 引渡しが便利だと思ったから 新しい製品を購入する際に 小売店 販売店から引取の案内があったから 誰に引き渡せばよいのか分からなかったから まだ使用する人がいるのであれば 有効に利用してもらいたかったから 適切に処理 リサイクルされそうだったから エアコン 1 台目 (n=467) % エアコン 2 台目 (n=86) % エアコン 3 台目 (n=23) % エアコン 4 台目 (n=8) % その他 147

151 処理費用エアコンについて 過去 1 年に手放した製品の処理費用について聞いた 台数に関わらず 無料で引渡したという回答が多く 1 台目及び 2 台目については お金を支払ったとの回答も多くなっている お金を支払った無料 (0 円 ) で引渡した買い取ってもらった ( 買ってもらった ) 覚えていない 0% 20% 40% 60% 80% 100% エアコン 1 台目 (n=467) エアコン 2 台目 (n=86) エアコン 3 台目 (n=23) エアコン 4 台目 (n=8) 図 3-31 処理費用 表 3-33 処理費用 お金を支払った 無料 (0 円 ) で引渡した 買い取ってもらった ( 買ってもらった ) 覚えていない エアコン 1 台目 (n=467) % エアコン 2 台目 (n=86) % エアコン 3 台目 (n=23) % エアコン 4 台目 (n=8) %

152 支払いまたは買い取り金額エアコンについて 過去 1 年に手放した製品の支払いまたは買い取り金額について聞いた 1~3 台目については 2,000 円 ~3,000 円未満という回答が 24% 以上と最も多くなっている 4 台目については 1,000~2,000 円未満という回答と 10,000 円以上という回答に分かれた 1 円 ~500 円未満 500 円 ~1000 円未満 1000 円 ~2000 円未満 2000 円 ~3000 円未満 3000 円 ~4000 円未満 4000 円 ~5000 円未満 5000 円 ~10000 円未満 円以上 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% エアコン 1 台目 (n=215) エアコン 2 台目 (n=37) エアコン 3 台目 (n=8) エアコン 4 台目 (n=2) 図 3-32 支払いまたは買い取り金額 表 3-34 支払いまたは買い取り金額 1 円 ~ 500 円 ~ 1000 円 2000 円 500 円未 1000 円 ~2000 ~3000 満 未満 円未満 円未満 3000 円 ~4000 円未満 4000 円 ~5000 円未満 5000 円 ~10000 円未満 円以上 エアコン 1 台目 (n=215) % エアコン 2 台目 (n=37) % エアコン 3 台目 (n=8) % エアコン 4 台目 (n=2) %

153 4 冷蔵庫 冷凍庫 手放した理由冷蔵庫 冷凍庫について 過去 1 年に手放した理由について聞いた 1 台目や 2 台目については 新しい製品を購入したからという回答が 約 35% 以上と最も多くなっている 一方で 3 台目や 4 台目については 回答がばらけた 新しい製品を購入したから 故障して使えなくなったから まだ使えたが調子が悪かったから あまり使っていなかったから 引越しをしたから その他 0% 20% 40% 60% 80% 100% 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=489) 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=26) 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=4) 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=3) 図 3-33 手放した理由 表 3-35 手放した理由故障してまだ使え新しい製使えなくたが調子品を購入なったかが悪かっしたかららたから あまり使っていなかったから 引越しをしたから その他 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=489) % 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=26) % 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=4) % 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=3) %

154 処理方法冷蔵庫 冷凍庫について 過去 1 年に手放した製品の処理方法について聞いた 1 台目や 2 台目については 大手量販店に引渡しという回答が 40% 以上と最も多くなっている 一方で 3 台目や 4 台目については 回答がばらけた 大手量販店に引渡し地域小売店に引渡し百貨店 デパート ホームセンターに引渡し指定引取場所に自分で持ち込んで処分を依頼自治体に引渡 ( 家庭 ( 粗大 ) ごみとしてごみ集積場所に出した ) 廃品回収業者 ( トラック等で市中を巡回しながら不要品の回収を行っている業者 ) に引渡し無料回収所 ( 空き地などで期間限定で開催されているもの ) に出した引越し業者に引渡し引っ越した際にそのまま放置した中古品販売店 リサイクルショップに引渡しフリーマーケット バザーに出したネットオークションに出した通信販売業者への引渡し友人 知人に譲渡または売却使用していないが自宅に置いたまま人目につかない場所 ( 公園 空き地など ) に無断で放置その他 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=489) 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=26) 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=4) 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=3) 図 3-34 処理方法 151

155 大手量販店に引渡し 地域小売店に引渡し 百貨店 デパート ホームセンターに引渡し 指定引取場所に自分で持ち込んで処分を依頼 自治体に引渡 ( 家庭 ( 粗大 ) ごみとしてごみ集積場所に出した ) 表 3-36 処理方法 廃品回収業者 ( トラック等で市中を巡回しながら不要品の回収を行っている業者 ) に引渡し 無料回収所 ( 空き地などで期間限定で開催されているもの ) に出した 中古品引っ越し引越し業た際にそ者に引渡のまま放し置した 販売店 リサイクルショップに引渡し フリーネットマーケット バザーに出した オークションに出した 通信販売業者への引渡し 友人 知人に譲渡または売却 使用していないが自宅に置いたまま 人目につかない場所 ( 公園 空きその他地など ) に無断で放置 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=489) % 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=26) % 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=4) % 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=3) %

156 処理方法を選んだ理由 冷蔵庫 冷凍庫について 過去 1 年に手放した製品の処理方法を選んだ理由について聞 いた 1 台目や 2 台目については 家電リサイクル法によって定められている引渡し先である と思ったからという回答が 42% 以上と最も多くなっている 家電リサイクル法によって定められている引渡し先であると思ったから引き渡し先に支払う費用が安いと思ったから料金を支払うよりは売りたいと思ったから煩雑な手続きや準備がなく 楽に引き渡しを行うことができると思ったから自分で運搬する必要がなく取りに来てくれるため 引渡しが便利だと思ったから新しい製品を購入する際に 小売店 販売店から引取の案内があったから誰に引き渡せばよいのか分からなかったからまだ使用する人がいるのであれば 有効に利用してもらいたかったから適切に処理 リサイクルされそうだったからその他 0% 20% 40% 60% 80% 100% 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=489) 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=26) 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=4) 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=3) 図 3-35 処理方法を選んだ理由 153

157 家電リサイクル法によって定められている引渡し先であると思ったから 表 3-37 処理方法を選んだ理由 引き渡し先に支払う費用が安いと思ったから 料金を支払うよりは売りたいと思ったから 煩雑な手続きや準備がなく 楽に引き渡しを行うことができると思ったから 自分で運搬する必要がなく取りに来てくれるため 引渡しが便利だと思ったから 新しい製品を購入する際に 小売店 販売店から引取の案内があったから 誰に引き渡せばよいのか分からなかったから まだ使用する人がいるのであれば 有効に利用してもらいたかったから 適切に処理 リサイクルされそうだったから 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=489) % 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=26) % 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=4) % 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=3) % その他 154

158 処理費用 冷蔵庫 冷凍庫について 過去 1 年に手放した製品の処理費用について聞いた 台数に関わらず お金を支払ったという回答が 約 55% 以上と最も多くなっている お金を支払った無料 (0 円 ) で引渡した買い取ってもらった ( 買ってもらった ) 覚えていない 0% 20% 40% 60% 80% 100% 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=489) 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=26) 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=4) 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=3) 図 3-36 処理費用 表 3-38 処理費用 お金を支払った 無料 (0 円 ) で引渡した 買い取ってもらった ( 買ってもらった ) 覚えていない 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=489) % 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=26) % 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=4) % 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=3) %

159 支払いまたは買い取り金額冷蔵庫 冷凍庫について 過去 1 年に手放した製品の支払いまたは買い取り金額について聞いた 台数に関わらず 2,000 円 ~3,000 円未満という回答が 約 24% 以上と最も多くなっている 1 円 ~500 円未満 500 円 ~1000 円未満 1000 円 ~2000 円未満 2000 円 ~3000 円未満 3000 円 ~4000 円未満 4000 円 ~5000 円未満 5000 円 ~10000 円未満 円以上 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=315) 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=18) 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=4) 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=3) 図 3-37 支払いまたは買い取り金額 156

160 表 3-39 支払いまたは買い取り金額 500 円 ~ 1000 円 ~ 2000 円 ~ 1 円 ~ 円未 2000 円未 3000 円未円未満満満満 3000 円 ~ 4000 円未満 4000 円 ~ 5000 円未満 5000 円 ~ 円未満 円以上 冷蔵庫 冷凍庫 1 台目 (n=315) % 冷蔵庫 冷凍庫 2 台目 (n=18) % 冷蔵庫 冷凍庫 3 台目 (n=4) % 冷蔵庫 冷凍庫 4 台目 (n=3) %

161 5 洗濯機 衣類乾燥機 手放した理由洗濯機 衣類乾燥機について 過去 1 年に手放した理由について聞いた 1 台目及び 2 台目については 新しい製品を購入したからという回答が 25% 以上と多くなっている 新しい製品を購入したから故障して使えなくなったからまだ使えたが調子が悪かったから あまり使っていなかったから引越しをしたからその他 0% 20% 40% 60% 80% 100% 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=500) 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=14) 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=2) 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=1) 図 3-38 手放した理由 表 3-40 手放した理由故障してまだ使え新しい製使えなくたが調子品を購入なったかが悪かっしたかららたから あまり使っていなかったから 引越しをしたから その他 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=500) % 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=14) % 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=2) % 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=1) %

162 処理方法洗濯機 衣類乾燥機について 過去 1 年に手放した製品の処理方法について聞いた 1 台目及び 2 台目については 大手量販店に引渡しという回答が 36% 以上と最も多くなっている 大手量販店に引渡し地域小売店に引渡し百貨店 デパート ホームセンターに引渡し指定引取場所に自分で持ち込んで処分を依頼自治体に引渡 ( 家庭 ( 粗大 ) ごみとしてごみ集積場所に出した ) 廃品回収業者 ( トラック等で市中を巡回しながら不要品の回収を行っている業者 ) に引渡し無料回収所 ( 空き地などで期間限定で開催されているもの ) に出した引越し業者に引渡し引っ越した際にそのまま放置した中古品販売店 リサイクルショップに引渡しフリーマーケット バザーに出したネットオークションに出した通信販売業者への引渡し友人 知人に譲渡または売却使用していないが自宅に置いたまま人目につかない場所 ( 公園 空き地など ) に無断で放置その他 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=500) 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=14) 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=2) 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=1) 図 3-39 処理方法 159

163 大手量販店に引渡し 地域小売店に引渡し 百貨店 デパート ホームセンターに引渡し 指定引取場所に自分で持ち込んで処分を依頼 自治体に引渡 ( 家庭 ( 粗大 ) ごみとしてごみ集積場所に出した ) 表 3-41 処理方法 廃品回収業者 ( トラック等で市中を巡回しながら不要品の回収を行っている業者 ) に引渡し 無料回収所 ( 空き地などで期間限定で開催されているもの ) に出した 中古品引っ越し引越し業た際にそ者に引渡のまま放し置した 販売店 リサイクルショップに引渡し フリーネットマーケット バザーに出した オークションに出した 通信販売業者への引渡し 友人 知人に譲渡または売却 使用していないが自宅に置いたまま 人目につかない場所 ( 公園 空きその他地など ) に無断で放置 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=500) % 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=14) % 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=2) % 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=1) %

164 処理方法を選んだ理由 洗濯機 衣類乾燥機について 過去 1 年に手放した製品の処理方法を選んだ理由につい て聞いた 3 台目を除くと 家電リサイクル法によって定められている引渡し先であると思ったか らという回答が 36% 以上と最も多くなっている 家電リサイクル法によって定められている引渡し先であると思ったから引き渡し先に支払う費用が安いと思ったから料金を支払うよりは売りたいと思ったから煩雑な手続きや準備がなく 楽に引き渡しを行うことができると思ったから自分で運搬する必要がなく取りに来てくれるため 引渡しが便利だと思ったから新しい製品を購入する際に 小売店 販売店から引取の案内があったから誰に引き渡せばよいのか分からなかったからまだ使用する人がいるのであれば 有効に利用してもらいたかったから適切に処理 リサイクルされそうだったからその他 0% 20% 40% 60% 80% 100% 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=500) 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=14) 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=2) 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=1) 図 3-40 処理方法を選んだ理由 161

165 家電リサイクル法によって定められている引渡し先であると思ったから 表 3-42 処理方法を選んだ理由 引き渡し先に支払う費用が安いと思ったから 料金を支払うよりは売りたいと思ったから 煩雑な手続きや準備がなく 楽に引き渡しを行うことができると思ったから 自分で運搬する必要がなく取りに来てくれるため 引渡しが便利だと思ったから 新しい製品を購入する際に 小売店 販売店から引取の案内があったから 誰に引き渡せばよいのか分からなかったから まだ使用する人がいるのであれば 有効に利用してもらいたかったから 適切に処理 リサイクルされそうだったから その他 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=500) % 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=14) % 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=2) % 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=1) %

166 処理費用 洗濯機 衣類乾燥機について 過去 1 年に手放した製品の処理費用について聞いた 台数に関わらず お金を支払ったという回答が 約 50% 以上と最も多くなっている お金を支払った無料 (0 円 ) で引渡した買い取ってもらった ( 買ってもらった ) 覚えていない 0% 20% 40% 60% 80% 100% 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=500) 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=14) 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=2) 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=1) 図 3-41 処理費用 表 3-43 処理費用 お金を支払った 無料 (0 円 ) で引渡した 買い取ってもらった ( 買ってもらった ) 覚えていない 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=500) % 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=14) % 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=2) % 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=1) %

167 支払いまたは買い取り金額洗濯機 衣類乾燥機について 過去 1 年に手放した製品の支払いまたは買い取り金額について聞いた 1 台目及び 2 台目については 回答がばらけている 3 台目及び 4 台めについては 10,000 円以上という回答のみであった 1 円 ~500 円未満 500 円 ~1000 円未満 1000 円 ~2000 円未満 2000 円 ~3000 円未満 3000 円 ~4000 円未満 4000 円 ~5000 円未満 5000 円 ~10000 円未満 円以上 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=280) 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=9) 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=2) 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=1) 図 3-42 支払いまたは買い取り金額 表 3-44 支払いまたは買い取り金額 1 円 ~500 円未満 500 円 ~ 1000 円未満 1000 円 ~ 2000 円未満 2000 円 ~ 3000 円未満 3000 円 ~ 4000 円未満 4000 円 ~ 5000 円未満 5000 円 ~ 円未満 円以上 洗濯機 衣類乾燥機 1 台目 (n=280) % 洗濯機 衣類乾燥機 2 台目 (n=9) % 洗濯機 衣類乾燥機 3 台目 (n=2) % 洗濯機 衣類乾燥機 4 台目 (n=1) %

168 居住地域 北海道東北関東中部近畿中国四国九州沖縄 0% 20% 40% 60% 80% 100% 図 3-43 居住地域 表 3-45 居住地域 北海道 % 15.0 東北 % 11.3 関東 % 21.8 中部 % 15.0 近畿 % 13.9 中国 % 8.4 四国 % 3.8 九州 % 10.3 沖縄 %

169 世帯構成 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 配偶者 61.4 子供 45.6 自分 ( 配偶者 ) の親 29.9 自分 ( 配偶者 ) の兄弟姉妹 9.0 自分 ( 配偶者 ) の祖父母 3.9 その他 2.6 同居していない 15.0 図 3-44 世帯構成 表 3-46 世帯構成 % 配偶者 61.4 子供 45.6 自分 ( 配偶者 ) の親 29.9 自分 ( 配偶者 ) の兄弟姉妹 9.0 自分 ( 配偶者 ) の祖父母 3.9 その他 2.6 同居していない

170 回答者年代 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代 70 代 80 代 90 代無回答 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 図 3-45 回答者年代 表 3-47 回答者年代 % 20 代 代 代 代 代 代 代 代 0.0 無回答

171 性別 男性 女性 0% 20% 40% 60% 80% 100% 図 3-46 性別 表 3-48 性別 % 男性 62.6 女性

172 3.3 ヒアリング調査 調査方法 使用済家電の中古製品としての国内リユースフロー 海外リユースフローを考察 推計 するために関係者へのヒアリング調査を行った ヒアリング調査方法を下表に整理した 調査対象 1 リユース業界団体 2 総合リサイクルショップ ( 経営者等 ) 3 総合リサイクルショップ ( 店舗等 ) 4 古物市場 ( オークション業者 ) 5 動産処分業者 6 関連業界誌 表 3-49 ヒアリング先及び具体的な調査方法 ヒアリング先の抽出及びヒアリング内容 <ヒアリング先の抽出 > リユース事業者の業界団体 ( ジャパンリサイクルアソシエーション (JRCA) 日本リユース機構 (JRO)) にヒアリングを実施した <ヒアリング調査内容 > 中古家電のリユース業界の概況を聴取した また 関連事業者 (1 リサイクルショップ 2 古物市場 3 関連業界誌等 ) の紹介を受けた <ヒアリング先の抽出 > リユース業界団体 (JRCA JRO) 等の紹介で抽出した 古くからリサイクルショップを経営する事業者 古物市場の経営も行っている事業者 家電量販店の下取り品を扱っている事業者 海外でリサイクルショップを運営する事業者等を抽出した <ヒアリング調査内容 > リサイクルショップの仕入れ ( 調達 ) 再生 販売等の一連の事業内容や 他社動向 中古家電のリユース市場動向 リユース事業の経営上の課題や展望等に関し聴取した <ヒアリング先の抽出 > 業界団体情報やネット検索等で店舗を探しヒアリングを実施した 一部は 総合リサイクルショップの経営者等に紹介頂いた <ヒアリング調査内容 > 各店舗における中古家電の仕入れ 販売 販売価格 購入層等 事業実態に関し 主に店員から情報収集を実施した <ヒアリング先の抽出 > リユース業界団体等の推薦を頂き 古物市場の市場主に依頼した <ヒアリング調査内容 > 古物市場の流通実態 ( 出品 買取業者 ) や中古家電の市場動向や流通実態に関し聴取した <ヒアリング先の抽出 > 業界関係者の紹介で動産処分業者に依頼した <ヒアリング調査内容 > 破産 離婚 相続等で発生する動産処分に関連した実態を聴取した <ヒアリング先の抽出 > リユース業界団体の紹介等を頂き 中古製品のリユース市場や海外輸出動向 ( 雑品関係 ) に詳しい業界紙記者に依頼した <ヒアリング調査内容 > 使用済み家電 4 品目の中古市場 ( 流通フロー ) の実態 関係事業者 古物市場の動向や雑品の海外輸出動向等に関し現況を聴取した 169

173 3.3.2 調査結果関係者へのヒアリング調査結果のうち 中古家電のリユースフローを検討する上で参考となる意見や 今後の展開を検討する上で参考となるリユース市場動向 リサイクルショップ等の経営動向に係る意見を抜粋して以下の視点から整理した リサイクルショップ等に係る中古家電の流通 古物市場に係る中古家電の流通 家電量販店による下取り 中古家電の輸出 ネット型のリユースビジネス リユース市場動向 ショップの経営等 (1) リサイクルショップ等に係る中古家電の流通 1) 中古家電の仕入れ 調達 ( 買取 ) リサイクルショップにおける仕入れ ( 調達 ) の基本は お店で中古製品として売れるものを仕入れること 主な 仕入れ先 ( 買取先 ) は以下の通りであるが エンドユーザから中古家電を買取し 別のお客にお店で売る流れが 中古家電の国内リユースの最もスタンダードな流れ エンドユーザ ( 店舗周辺の住民等 ) からの買取 店頭買取 出張買取 ( 持込みできない大型家具 引っ越しの際のまとめ売り等 ) がある 出張買取に関しては 訪問 査定を行い 即金で支払を行う 古物市場 ( オークション ) からの買取 ( 仕入れ ) あるリサイクルショップでは 古物市場からの仕入れを中心にしている ( 古物市場が一番ものが集まるため 古物市場であれば 1 回の手間でまとめて仕入れることができる ) また 別のお店では 冷蔵庫や洗濯機については エンドユーザからの仕入れ量よりも古物市場からの仕入れ量が多い ( 冷蔵庫の場合は 4:6 程度 ) 仕入れ価格はエンドユーザからの仕入れよりも古物市場での仕入れの方が高くなってしまうが 古物市場では店舗の品揃えを良くするために製品を選んで買うことが出来る ( ユーザのほしいものを調達できる ) チェーン店の場合 品揃えのために他地域の店舗と製品のやり取りをすることがある なお 個人からの買い取りが中心 ( 店頭買取や出張買取がメイン ) であり 古物市場からの仕入れはほとんどない業者もいる 家電量販店と提携し 家電量販店がエンドユーザから下取りした製品を買取し 消費者に販売している レンタル業者と提携し レンタル後の商品を買取し お店で販売する業者もいる 外部の専門業者からの仕入れをしている業者もいる 外部の専門業者は 古物市場からの調達 家電量販店の下取り品や 家具付 170

174 きレンタル商品やリースアップ品の買取等により仕入れを行い クリーニングをして 卸 的な感覚で持ち込んでくる ( もちろん 買取 ) 古物市場の場合 思いのほか高く売れることもあるが 一日中 立ち合い等をしなければならないため 外部の専門業者としては 古物市場に出す手間より 平均的な価格でまとめてリサイクルショップに卸した方が効率的 家電店舗の廃業等に伴い発生した製品 ( 新品等 ) の買取 買取商品 ( お店で販売できる商品は ) は 基本的に製造後 7 年までの商品である 現在であれば 2012 年とみて 2005 年までの商品 あるお店の下取りの条件も 7 年未満のものである 7 年を越える製品に関しては 基本的には下取りは行わずに 家電リサイクル法に則った ( 家電リサイクル料金を頂いて ) 処理をお願いしている 高額買取の対象は 家電の場合 製造より 5 年以内で実動するもの リサイクルショップ ( 実店型 ) の特徴は 1 家電メーカーから仕入れることができない点 2 在庫があるのに顧客要望で同様な製品を買い取らなければならない点 3エンドユーザという小売りの販路を持っている点 在庫過多のものは古物市場に持って行って出品する 逆に お店に足りないものを古物市場から買ってくる ( 調達してくる ) 古物市場は 中古製品のリユース市場にとって ダムのような役割を担っている リサイクルショップ間での在庫の共有 ( 調整 ) も行われている 買取専門業者とは 買取を専門に行っている業者である いわゆる エンドユーザに対する小売りの販路を持っていない点が特徴 販路は 基本的には 古物市場 但し 大規模な買取専門業者の場合 倉庫を持っていて 古物市場のみならず 直接リサイクルショップに売却している業者もいる ( 卸の役割 ) 買取専門業者の業態は様々であり エンドユーザと直接買取をしている業者もあれば インターネット上での買取を専門に行っている業者も存在する なお 実態的には多くの買取業者が 買取を謳いつつ 不用品回収に手を出している ( 回収手数料をエンドユーザから徴収している ) 買取専門業者と不用品回収業者の境界は曖昧である 不用品回収業者とは 軽トラックで街中を回り 無料回収している業者 買取専門業者との厳密な区分けはないが あえて言うと 不用品回収業者は 回収というサービスに対して対価 ( 手数料 ) をもらっているが 買取専門業者は売却して ( 古物市場への出品等 ) で儲けている ただ 買取専門業者も 他の業者との競争上の問題で 売れない商品を安値で買い取る 無償で引き取る ( 回収する ) 必要がある場合もある 動産処理業者とは 破産 離婚 相続等 家具 家財 宝石等の動産価値の評価を行 い 動産の売却 換金化を実施している業者である 171

175 基本的には 古物商の免許を持った 卸業者 ( 基本は店を持たない ) に買い取ってもらっている 卸業者は 買取 ( 仲介 ) し 古物市場に持っていく業者であり 中には 買取専門業者に売却している業者もいる なお 卸業者はリユース価値の低いものについては 資源回収のため 雑品として売却し海外輸出ルートに流していることもある 2) 中古家電の販売 ( 売却 ) 中古家電のリサイクルショップにおける主な販売先は 以下の通りである 個人 ( 低所得者層等 白物家電の販売量が多い ) 会社 事務所 ( 冷蔵庫等の販売量が多い ) 工事現場等の仮設の事務所 ( プレハブ等 ) なお 同じような製品を大量に仕入れた場合 商品調整の関係で古物市場に出展することがある 中には全ての商品を古物市場に供給している業者もいる 販売方法は 実店舗での販売 お店の Web 上での販売 インターネットオークションでの販売等がある なお 家電製品については Web での販売は少なく お店で販売が中心 形式的には店舗 ( リサイクルショップ ) の経営を行っているが 一方で 業者販売 を行っている ( 大きなリサイクルショップに販売している ) 業者もいる あるお店では お店に並べる商品は 家電の場合 冷蔵庫で 100~220L 位の大きさ 洗濯機で 4.2~5.5kg 位のものが大半 (8 割を占める ) 300~400L の大型の冷蔵庫等は 2 割程度と少なく 家族向けというより単身向け 2~3 人向けの商品を多く出展している そのため 感覚的な話ではあるが 中古家電の購入層は若い人 (20 代 ) や高齢者が多い ひとり暮らしをしている人 新しい新生活を始める人等が多い 基本的に売れ残るものはほとんどない あるお店では 店頭の製品は概ね 1 か月で約 1 回転半する ( 但し 店の経営としてはこれでは遅いとのこと ) あるお店では 基本は半年程度で店内の製品がすべて売れる 長くても 1 年くらいで売り切る 冷蔵庫 洗濯機で 1 年以上在庫として残ることはない 在庫 に関してはが 価格を下げてでも全品販売するが 基本的に売れるもの ( 売れる見込みのあるもの ) しか店にはおかない 売れ残りは 基本的には無い 同じ会社の他店で販売する 安くして販売する 古物市場に出品する等の対応をする 但し お店で販売するのが一番儲かる なお 仕入れた製品はまず国内での販売を試みるが 2~3 か月売れない製品や価格を下げても売れないような製品については 海外輸出を検討する業者もいる 古物市場に出品する業者は 古物市場において仕入れ値の 3 倍で売却するのが目安 購入したリサイクルショップは仕入れ値 ( 購入価格 ) の 3~5 倍の価格にてリサイクルショップで販売するのが目安 例えば 100 円で仕入れた場合 古物市場での売却の目安が 300 円 リサイクルショップとしては 900~1,500 円で販売する目安 172

176 3) 中古販売時の下取り品の扱い リサイクルショップで中古商品を購入いただいた後に 今まで使っていた商品の下取りを求められることはあるが 基本としてお店で売却できないものは買い取らない 適宜 説明して処分してもらっている 中古家電を購入した場合 古い家電の下取り ( 買取 ) は 7 年落ち (2006 年 ) くらいまでならば行うが それ以上古いものに関してはお断りをして 自治体やもともと購入したお店での引き取ってもらうようにお願いしている 中古家電の購入に当たり 今まで使用していた古い家電の下取りは基本的に行っていないとのこと リサイクル費用がかかるのでお客様側で処理をお願いしている 他方で お店で中古家電を購入してくれたお客様 ( 販売先 ) から 古い家電製品 (10 年前の製品等 ) の下取りを求められた際に 無料で引き取る場合がある ( 但し 配送料 :3,000 円や 5,000 円は頂戴する ) また 冷蔵庫 洗濯機 テレビ等で 古くなったので ( 故障等 ) 単品で引取りを要請されたり 単品で店に持ち込まれたりする場合もある ( これらも無料引取りではあるが 配送手数料は頂く ) これらについては ある程度数量がまとまった時点で スクラップ業者や外国人バイヤーに販売している ( トラックで買いに来る ) なお 現状において リサイクルショップが中古として利用できない古い製品の下取りを行い 外国人バイヤー等への販売を進めているからこそ 不法投棄が防止できているとも言える (2) 古物市場に係る中古家電の流通 1) 古物市場の概要 競りは 振り人 と呼ばれる方が 商品説明とスタートの価格 ( 競りの初期値 ) を提示し始まる 振り人 は お店( リサイクルショップ ) で大体いくらくらいで売れるから いくらくらいで買えばいいのかを考え スタートの価格を提示する 競りにおいて この 振り人 の役割は大きい 適切な競りの価格設定とともに 競りの進行にリズムを出せないと役割を努めることができない 豊富な経験が必要である 出品者は 適切な価格で売ってくれる振り人の進め方を信頼し 出品してくる オークションでの買値は お店でいくらで売れるか? 早く売れるものか? を判断し競りに入れる 早く売れるもの ( 人気の商品 ) は買値も高くなる 専門的なものは足が遅い ある古物市場においては 手数料は 売り側 買い側の双方から 5% ずつとっている ( 計 10%) 市場主にとって 1 万円で売買されれば 1,000 円の収入 また ある市場では 売り側から 9% 買い側から 7% の手数料を取る (1,000 円で売り買いされた場合 160 円の手数料が入る ) 競り ( 古物市場 ) には 外国人も参加している 日本でお店を持っている業者 海外へ輸出をしている業者がいる 173

177 輸出するものに対しては 数千円以上のものには手を出さずに 基本は数百円のものを購入している 食器棚やたんすが多い 数百円レベルのものが出品されると 振り人からも声がかかる 輸送費 ( 船賃 ) や現地での売価を考えると 古物市場での仕入れ値は数百円でないと利益が出ない 出品者の具体的な仕入先に関しては お互いに聞かないこと ( 言わないこと ) が古物市場での商習慣 引越し業者と提携しており 引越しで不要になったものを買い取っている業者もいる その他 仕入先や出品される製品は下記の通り 軽トラックでの無料回収 結婚 引越等に伴う不要になった家財の片づけ ( 買取等 ) 不動産屋からの依頼 ( 引越し対応 ) 夜逃げ対応 遺品 ( 実家の家財 ) の処理 入札案件 警察に届けられた忘れ物 電車の中の忘れ物 放置自転車 忘れ物の傘等 大手通販の売れ残りや B 級品 返品された製品 事務所の引越 移転の片づけ 倉庫の片づけ等 2) 古物市場への出品 古物市場へ出展する業者の中心は 買取専門業者 ( 彼らはリサイクルショップ等のお店を持っていない ) 7~8 割の商品が彼らにより持ち込まれる ( 出展されている ) 彼らは タウンページ等で 現金買取 として広告を出しており オークション会場に会員として所属している 基本的には お金を支払って買い取ってくる 古物市場で 1 万円で売れるものは 3,000 円で買い取るようなイメージ 小さいリサイクルショップ (20~30 坪の小さいお店 売上で 100~150 万円 / 月 ) も 古物市場に出品する 彼らは新しい売れ筋の商品はお店で販売するが 保管場所がない また短期的な資金繰りの関係で 仕入れの半分程度を古物市場に出品している お店によっては 店の管理は奥さんにさせて 主人は買い取り専門業者として動いている業者もいる なお 大手のリサイクルショップでも 商品調整の関係でオーバーフローした製品は古物市場に出品することもある 引っ越し業者も 古物市場に独自に持ち込んでくる 街中を軽トラックで回っている買い子連中 ( 不用品回収業者 ) も 良い製品を仕入れた場合には 古物市場に持ち込むことがある 不用品回収業者は 業者数も多く 古物市場への持ち込み量も多い レンタルしていた家電製品の一部は 古物市場に出品されている 174

178 なお 古物市場に出品される商品の主な由来は 家電量販店が下取りした製品と不用品回収業者が回収した製品である 家電量販店が提携している業者 ( リサイクルショップ 買取専門業者等 ) 経由での出品と不用品回収業者 ( 含む 買取専門業者を謳った回収 ) からの出品が主な 2つのルート なお 最近の傾向として 家電量販店で下取りした商品が増加している エコポイントの余波で新製品が売れなくなっており 家電量販店による販売戦略として下取り ( 実質的な新製品の販売値引き ) が進められている その結果 最近は 家電量販店の下取り品を調達してきた商品の出品が多い 特に 洗濯機 冷蔵庫の出品が多い 新古品 ( 未使用品 ) は 古物市場にはほとんど入ってこない 家電量販店のアウトレットで販売されている なお 新古品を専門に扱う古物市場も存在する 3) 古物市場での買取 古物市場に買い取りに来るのは 基本的には リサイクルショップ ある市場では 買い取りに来る人のうち 実際にお店を構えている業者は全体の 3/4 残りの 1/4 の業者の方はリアルな店舗を持たずに倉庫を持ちネットオークションに出展し売買している業者である 但し 家電製品は大型で輸送費もかかるためネットオークションではあまり取引されていない 別の市場では 買いに来る業者の約 8 割は店舗 ( リサイクルショップ ) を構えている 残り 2 割はネット販売の連中 ( 個人 法人あり ) 特に 音楽 楽器等の専門性のある物は ネット販売 ( ネットオークション ) が多い 家電製品はあまりネットでは取引されていない 外国人バイヤー 海外輸出業者も古物市場に来場する 古物市場には 古物商の免許があれば誰でも参加できる 彼らは基本的には海外でのリユースを目的に買っていく ( 必ずしもリサイクル ( 資源回収 ) の目的で買っていくわけではない ) 家電の二個一 ( にこいち ) は 中国では最近はないが フィリピン タイ ( バンコク等 ) ベトナムではまだある また 日本のエアコンは かなりの数が海外で製品としてリユースされている その際 電源は現地で交換されている なお 彼らは競りには参加せずに 100 円 200 円といった安価での買取もしくは無料で製品をもらっていっているようである 外国人で 輸出に絡んでいる業者も買いに来る 具体的には タイ フィリピン バングラディッシュ等の方々で 月に1~2 回程度 参加する 取り扱う商品は 家具がメイン とにかく安い商品 (100~500 円 ) をトラック一杯に買取していく 40 フィートのコンテナで輸出していると聞いており 中国人の参加はほとんど無い なお 中には 日本で総合リサイクルショップを構える外国人の業者もいる 彼らは基本的に競りに参加していく 175

179 二槽式洗濯機は売れ筋商品 洗濯槽と脱水槽が分かれており 機能が変わらずシンプ ルなため 人気がある 工場等の現場で作業着を洗うのに使われている (3) 家電量販店による下取り 中古家電に関しては エンドユーザの排出ルートとしては 家電量販店 への排出と 不用品回収業者 への排出がメインである 特に 家電量販店への下取り品としての排出がおそらく最も多く 中古家電となる排出量の 50% 以上を占めると考える 多くの家電量販店は 下取りをした家電の処理を行うために リサイクルショップ等と提携していたり 再生 販売に関する子会社を保有している ある大手家電量販店は 中古家電の再生 販売を行う子会社を有している そこでは 家電量販店が ユーザ ( 基本は個人 ) から下取り ( 買取 ) し 量販店の所有物となったものを 法人同士の取引として 使用済み家電製品を購入 ( 買取 ) している 実際に中古家電の再生 販売を行う子会社の店舗を見学した状況を以下に示す そこでは 親会社 ( 家電量販店 ) で発生した下取り製品のみを扱っており 古物市場等からの調達 ( 仕入れ ) は一切していない状況にある 非常に丁寧な点検 ( 必要に応じて ) 修理 クリーニング等が行われ 中古家電製品として再生されていた 再生され販売されている中古製品の価格は 感覚的な話ではあるが 他の総合リサイクルショップと比べ数千円程度安い気がした これは 仕入れ ( 下取り ) 価格が他のリサイクルショップに比べて安いためと想定される 具体的には 古物市場で 3,000 円 ~4,000 円で売買されている製品が家電量販店の下取りでは 2,000 円程度であり その時点で仕入れ価格に 1,000 円 ~2,000 円の価格差がある また ショップでは 中古製品とともに アウトレット製品として未使用品 ( 量販店での型落ち品等 ) がかなりの点数展示されていた (4) 中古家電の輸出 古物市場等に参加する業者には輸出を行っている事業者もいるが 衣類や雑貨を取り扱う事業者が多く 家電製品を輸出している事業者は少ない リサイクルショップ等で売れ残った製品を輸出するためには 家電製品専門の輸出業者に製品を持ち込んでいるようである 家電製品を 製品リユースの目的で海外に出すのがかなり難しくなってきている ( 輸出事情もかなり悪くなってきている ) との意見があった 昔は 日本製品はよく売れていたが 最近は安い海外の新製品が出回っている 他方で 日本の中古製品は 商品に対する信頼があるため まだまだ 海外で中古品としてのニーズがある との意見もある 家電製品の場合 主な輸出先は フィリピン カンボジア タイ等 今後はミャンマーのマーケットが期待されている リサイクルショップでも ある程度大きいところで コンテナ 1 本分を埋められる体力があるところは 売れ残り商品を中心に輸出している 小さいリサイクルショップの場合 外国人バイヤーが直接買いに来て 輸出され 176

180 る 日本ではニーズのない商品も まだまだ 海外では需要がある なお 海外へのリユースルートが存在するからこそ 日本国内での中古市場が回っている 海外ルートが無くなった場合 売れ残った家電製品の処理するため その費用をすべてリサイクルショップが持たなければならなくなり 事業として成り立たなくなる 海外にも 古物市場 がある フィリピンで 4~5 か所とのこと 日本の古物市場はリサイクルショップのダム的な役割であるが フィリピンの古物市場は 日本の売れ残り品を捌く場所 専門業者がおり リサイクルショップで売れ残ったものを受け入れ コンテナ積めして 提携している海外の会社に輸出する 日本の会社と海外の会社の経営者が同じ場合もある こうした専門業者は 関東だけでも数社存在する 中古製品に関し 海外輸出の主要品目は衣類や雑貨であり 家電製品の輸出量は少ない 海外における家電製品のニーズは特殊である ニーズを押さえることと 現地の店舗 人員のマネジメントができなければ 事業としてうまくいかない 他の業者も 海外への家電の輸出量は少ないと考える 二層式洗濯機のニーズがあるが 日本では 今はほとんど製造されていない 二層式洗濯機は 現地では 80~90 ドルで売買されている 現地では 脱水機能を利用して野菜の洗浄を行っているようである 冷蔵庫は 日本では 5 ドアタイプ等が主流となっているが 海外では 2 ドアの製品の人気がある 海外では 日本製品の多機能性は求められておらず シンプルで丈夫な製品の人気がある 家電製品のニーズは 現地の電気事情によっても異なる ラオスは水力発電によって安い価格で電力が供給されているため 冷蔵庫が比較的売れる カンボジア等 電気料金が高い国では 冷蔵庫等の多くの電力を要する機器は売れない 冷蔵庫や洗濯機はかさばるので 輸出する場合には雑貨等を中に詰めることとなる 手間とコストが発生するので あまり利益は得られないが 現地のリサイクルショップを運営するためには品揃えを確保することも重要である 現地で家電製品を使用するためには 電圧の変換が必要となる 現地の変圧業者が輸入後の製品の電圧を変換する場合と 現地リサイクルショップで中古製品を購入したユーザ自身が 変圧器を準備して使用する場合とがある 家電 4 品目 ( エアコン テレビ 冷蔵庫 洗濯機 ) のうち 雑品 ( 鉄付き非鉄スクラップ モータースクラップとも呼ばれる 鉄及び非鉄類の混合された商品 ) 業者で主に取引される品目は エアコンの室外機である 他商品として 洗濯機のドラム等がスクラップヤード内で確認される 家電 4 品目を雑品として取り扱う業者の多くが中国系業者となっている 工業系のいわゆるミックス品 ( 家電 OA 類がない並物 ) での単価が 1kg 当たり 46~48 円 (

181 年 2 月 13 日現在 ) 程度であるのに対し 家電ミックス品は 1kg 当たり 26~28 円 ( 同日 ) 程度と 1t 当たり 2 万円程の差異があるため 資金力が乏しい新規業者や工業系の発生元を確保していない業者が収集する例が多い 各港湾から家電雑品の場合は中国へスクラップとして 中古家電 4 品目 ( エアコン テレビ 冷蔵庫 洗濯機 ) の場合は フィリピン ベトナム等へ 生き ( 中古品 ) としてコンテナ積み等で輸出されている 工業系雑品を取り扱う業者が取り扱いをしているのはエアコンの室外機である 市場として相場ができているため 基本的には中国へと輸出されることが多い これらを扱う雑品業者の場合は 無料回収を同時に展開している場合が多い 無料回収所の業者は 家電 4 品目に加え一般家庭から発生する家電系商品を取り扱い 1 生き ( 中古品として ) 海外へと出荷する もしくは 2 家電雑品として混在した形で出荷している 取引されているものを 上級品 並物 スソ物に整理すると以下の通りである 上級品 は国内中古市場での流通が可能な品 一般回収業者ではほぼ目につかないが 国内市場にて流通する 並物 は通電せず 製品としての正常動作が行われないもの ブラウン管テレビなど無料回収業者が通常取り扱いを行っているもの 日本市場での流通価値が無いものが多い スソ物 海外市場でも市場価値が無く 日本では廃棄物とされるもの ブラウン管テレビなどは 内部の基板 被覆銅線 磁石等を取り出された形で金属部位はスクラップとして中国へ輸出され 現地で非鉄 鉄メーカーへと売却される 輸出業者に対するヒアリングで確認している家電 4 品目の輸出先はフィリピンが多く 日本からの輸出品 ( 名目 ; 中古品 ) として ブラウン管テレビ 冷蔵庫 洗濯機 ミシン等 ( 回収業者 ) が輸出されている その他は 自転車 ( 市からの落札等 ) の中古品輸出等も見られる 同輸出業者に対するヒアリングによると 日本からの輸出時における通電検査等は執り行われないことが多く その多くが現地での修理による店頭販売が主体となっている ( ニコイチによる部品組み立て等が行われるなど ) (5) ネット型のリユースビジネス 家電リユースに関して 実店舗での売買や実際の回収を行うリアルな取引と全く同じような流れがインターネットを介して行われている こうしたネット型のリユースビジネスを展開する事業者は 古物市場から仕入れてネットを介してエンドユーザに販売するだけではなく エンドユーザからもネットを通じて製品を購入 ( 仕入れ ) し 古物市場に出品 ( 売却 ) している ネット型のリユースビジネスも昔はよかったが 現在では 何がいくらで売られているかがネット上で比較されるため 厳しくなってきている あるサイトではネット上でエンドユーザが取引した価格を比較し確認することができる なお 家電製品の場合 大型のため 高い送料がかかるため インターネット上ではエンドユーザにはあまり売れない 178

182 最近では ネットオークションを活用した 個人事業主 が急増している いわゆる Small B to C ビジネス 彼らは倉庫も持たず 買取の経験もない 古物市場で仕入れてきて ヤフー 楽天 アマゾン等のネットオークションで販売している 古物市場によっては 取引量の 6 割が ネットオークションを活用した個人事業主により取引されているところもある ネット上での売買価格をネットオークションごとに横並びで比較しているサイトがあるが そこのユーザが 50 万人程度いるとのこと 従って それ以上の個人事業主が存在すると想定される 彼らは成功すると徐々に法人化を進める 仕入れも古物市場に頼ることなく自ら買い取りを進める (6) リユース市場動向 ショップの経営等 リサイクルショップの経営は 現在非常に厳しい状況にある 不景気が続く中 大半の量販店がリサイクル ( 中古リユース ) の世界に展開してきている いわゆるアウトレットとして売り始めている 医薬の量販店の業界ではメーカーの報奨金の制度がある (50 円で仕入れてきたものを 50 円で売っても 別途 メーカーから報奨金が出る ) 家電業界においても量販店の中でそうした報奨金制度が展開され始めている また 新製品が安くなり ポイント制度 ( 割引 ) の普及により リサイクル製品 ( 中古製品 ) を買うインセンティブが無くなってきている 家電 4 品目のみならず ここ数年 大半の製品の新品価格が大幅に低下していることに伴い 中古製品の買い取り価格も暴落している テレビの中古品価格は ここ 4~5 年で半分以下に下落 新品のテレビがどんどん大型化し薄型化しつつ低価格化が進んでおり エコポイント等の影響も受け大幅に下落している 4~5 年前 40~50 インチの液晶テレビは 3~4 万円で売れていたが 今では数千円程度である 古物の取引 ( 事業 ) の中で 現在やってはいけないものが 総合リサイクルショップ ともいえる ( それほど経営環境は厳しくなっている ) リサイクルショップ ( 実店舗型 ) は 店をもって 人を雇って事業を行っているため 収益性だけを考えた場合 現金買取業者や無料回収業者の収益性の方が高い 但し 現金買取業者は インターネットの普及で 買取価格を比較されるようになり 非常に厳しくなってきている 家電は 家具よりは利益率が良い 家具に比べ回転率が速いため儲かる商材である 但し 中古製品のリユースビジネスの中で一番安定していて利益率が高いのは衣料品 1 年中 コンスタントに出てくる クリーニングが必要な衣類は引き取っていない ブランド品は 売り上げは大きいが利益は取りづらい 衣類の粗利は概ね 60~70% 家電の粗利は 50~60% この粗利に対してどれだけ手間がかかるかが問題 衣類はクレームも少なく利益率が高い それに比べ 家電 179

183 はクレームが多く交換等の発生もあるため 色々とコストがかかる商品である 現在リユース業界では 利益率の高い 中古衣類 が非常に注目されている 他方 中古家電のリユース市場は伸びていない テレビなどは下降傾向 新品が売れなくて中古品も出てこない状況 クレーム対応などコストもかかり利益率も低い リサイクルショップの経営上 一番重要だが 一番難しいのが 調達 ( 仕入れ ) 売れるものを仕入れたいが お客さんはいらないものを売りたい 中古製品のリユース市場は 現在 成熟期に入ってきたと考える 2005~2006 年頃から市場の成長期に入り リユースビジネスを手掛ける大手が拡大してきた 現在は成熟期であり これからは強いところ しっかりやっているところが生き残っていくと考える スピード感を持って 大型化 ( 店舗数の拡大等 ) を図っていくことが必要である 中古製品のリユース市場への参入障壁は非常に低いため ( 誰でも参入しやすい ) 年々競争が激しくなっている 中古市場の全体のパイは年々大きくなっている気がするが ある意味 リサイクル産業は成熟産業になったといえるのではないか ( おいしい産業ではなくなってきた ) 中古家電製品のリユースフロー中古家電 4 品目のリユースに係る関係者へのヒアリング調査結果を踏まえ 中古家電の国内リユース 海外リユースのフローに関して 考察を行った 下図に中古家電のリユースの流れ ( フロー図 ) をとりまとめたものを示す 180

184 図 3-47 中古家電のリユースの流れ (1) 国内リユースのフロー 1) 国内リユースフローの概況 中古家電の国内リユースに当たり エンドユーザとの接点 ( 販売ルート ) を有するのはリサイクルショップ ( 実店舗 ネット型の店舗 ) であり リサイクルショップがエンドユーザから使用済みの家電製品を買取 ( 仕入れ ) し 再生 ( 点検 クリーニング等 ) 後 別のエンドユーザに中古家電として販売するフローが最もスタンダードな流れである そのユーザと接点を持つリサイクルショップの仕入れ先は エンドユーザからの買取が基本ではあるが 同時に 品揃えの関係上 古物市場からの調達もメインルートとなっている また 家電量販店からの下取り品の買取 買取専門業者や不用品回収業者からの買取も仕入れルートとして存在する 他方で リアルな店舗を所有せずに ネット上でリサイクルショップを運営する法人事業者 個人事業主が存在する 彼らは エンドユーザからの買取や古物市場からの調達を行い 中古製品をネットオークション等を通じて販売している 但し 中古家 181

185 電製品 (4 品目 ) については 大型で配送も必要であることから あまりネット上で の取引は主流ではない 2) エンドユーザからの排出 国内リユース 海外リユースに関与する使用済み家電製品のエンドユーザからの排出に関し 現在 最も物量的にも多いのが 家電量販店による下取りのルートであり ある業界関係者によると 全体の 50% 以上を占めるという エンドユーザから見て 買取という観点では 他のリサイクルショップ等の買取と同じではあるが 新製品の配送に伴い回収してもらえる点が ( 自らショップ等へ持ち込む必要がない ) エンドユーザにとって利便性が高い 家電量販店の下取りリートに次いで多いのが 不用品回収業者による無料回収ルートである 買取専門業者がエンドユーザから買い取りをするルートも存在するが 無料回収業者との競争上の問題から 実際には 買取専門業者と謳いつつ かなりの安値や無料での回収を余儀なくされている ( 実質的に無料回収業者となっている ) リサイクルショップの買取 ( 店頭買取 出張買取 ) やネット上での買い取りも存在する その他 事業所の移転 結婚 引越等に伴う不要な家財の片づけ 遺品や離婚等に伴う家財の片づけ等により 引っ越し業者や動産処分業者に引き取られる 3) エンドユーザから引き取られた家電の流れ 家電量販店で下取りされた家電製品は 家電量販店が提携するリサイクルショップや買取専門業者に売却されるが 多くは提携するこれらの業者を通じて 古物市場に出品されている また リユース専用の子会社を持つ場合には 子会社が買取をし 中古家電として点検 ( 必要に応じて ) 修理 クリーニング等の再生が行われた後に リサイクルショップで販売される 不用品回収業者や買取専門業者で買い取られた家電製品も 一部はリサイクルショップに売却されるが 多くは 古物市場に出品されている リサイクルショップでは エンドユーザから買い取った家電製品をお店の中で 点検 クリーニング等をして お店で販売する場合が 一番収益性が高いが 品揃えの関係から 適宜 古物市場に出品もしている リサイクルショップや買取専門業者の中には 点検 クリーニング等の再生をしたのち 規模がより大きく販売力のある大型のリサイクルショップに外部専門業者として販売していることもある 182

186 4) 古物市場を取り巻く流れ 古物市場には 多くの関係者が 様々な由来を持つ商品を出品をしに来る 買取専門業者 不用品回収業者や家電量販店の下取り品を扱う業者等が中心であるが リサイクルショップも品揃えの関係で お店で買い取った商品を出品しに来る 他方 買取側の基本は リサイクルショップを経営する業者である リアルな実店舗でショップを経営する業者 ( 含む外国人 ) 実店舗は持たないがネット上でビジネス展開する業者 ( 法人 個人 ) また 海外で製品リユースをするために製品を調達する業者 ( 外国人等 ) などざまざまである 古物市場は 日本のリユース市場において ダム ( 貯水池 ) 的な役割を担っており リサイクルショップが販売する中古製品の調達上 重要な位置づけにある 5) ネットを介した流れ 中古製品のリユースに関しては 実店舗での売買や実際の回収を行うリアルな取引と同様な流れが インターネット上で展開されている ネット上でエンドユーザからの買い取り 販売 ( ネットオークション ) 等が展開されている 古物市場で 中古製品を仕入れてきて ( 買取 ) ネットを介してユーザに販売する ( 通常ネットオークション ) 流れもある 最近では こうした状況の中で ネットオークションを活用した個人事業主が急増している 但し ネット上で一つの商品に対するエンドユーザの取引価格が比較 確認できるサービスも展開されており リユースビジネスとしての事業環境は厳しくなっている なお 家電 4 品目の場合 大型で配送が必要であり 高い送料もかかるため インターネット上での売買はあまり主流とは言えない (2) 海外リユース ( 海外輸出 ) のフロー 1) リユース ( 中古家電 ) としての流れ 国内リユース向けの中古家電の買い取り条件は 概ね年式で 7 年以内のものであるが それらのエンドユーザからの下取り ( 買取 ) 価格は 例えば 家電量販店で 2,000 円程度 また 古物市場での取引 ( 買取 ) 価格は 3,000 円 ~4,000 円 比較的新しいもので 1 万円前後の金額である これらの製品は 通常 3~4 倍程度の価格で国内のリサイクルショップで販売されているが 同様な価格帯で仕入れられたものを 海外に輸送し 中古製品として利用 ( 販売 ) するのは 事業収支上 難しい状況にある フィリピン等でリユースすることを目的に古物市場で仕入れられる中古家具は 国内の中古市場ではリユース価値のないものである しかもその取引 ( 買取 ) 価格は数 100 円程度であり この程度でないと海外への輸出し販売する事業として収益性が見込めない 183

187 また 家電製品の場合 海外で使用するとなると 電源の変圧への対応が必要となるため 尚更 事業性は厳しくなる こうした状況を考えると 国内でリユース価値のある 例えば 7 年以内の買取価格も高い家電製品が 中古家電として海外に輸出され リユースされているとは考えにくい 他方で 使用済み家電製品と排出される製品の多くは 年式で 7 年以上の古いものが中心である 国内ではリユース価値のない商品が中心である こうした製品は 現在 不用品回収業者による無料回収 買取専門業者による安価な買取や一部のリサイクルショップにおける引取り 家電量販店における安価な下取り等が行われているが 国内の古物市場では買取 ( 取引 ) はほとんどされないため 海外に輸出され中古家電としてリユースされている可能性はある フィリピンには 日本の売れ残り品を捌く古物市場が数か所運営されている 日本の古物市場主がフィリピンの事業者と提携し フィリピンで古物市場を開催し 中古家電の販売を行っている なお 最近は台湾等の家電メーカーから安価な新製品が市場導入されているため いくら日本製品の信頼性が高いとはいえ 中古製品として市場は厳しくなってきている 2) スクラップ ( 雑品 ) としての流れ 7 年以上使用された家電製品 ( 国内でリユース価値のないもの ) は 不用品回収業者や買取専門業者等により無料引取 安価での買取が行われた後 多くは 国内のスクラップ業者 ( 卸 ) 雑品取扱業者 ( 海外輸出業者 ) を介して スクラップ ( 雑品 ) として海外に輸出されている また リサイクルショップが中古家電を販売したときにユーザから それまで使用していた製品の下取りを求められることがある 通常 リサイクル法にのっとった処理 ( リサイクル料金の支払い ) をユーザ側にお願いしているが 場合によっては リサイクルショップ側で安価な下取りを実施することがある そうした下取り品に関しては 国内でのリユース価値は全くないため 一定量がまとまった段階で スクラップ業者 外国人輸出業者に売却している リサイクルショップでもある程度規模が大きく体力があるところ ( コンテナ 1 本分を埋められるような業者 ) では 売れ残り品を含めて海外輸出を行っている 小さなリサイクルショップでも 外国人バイヤーが直接買い付けに来て販売し 輸出が行われている 184

188 3.4 フローの推計 フロー推計に用いたデータ 使用済家電の流通フローの推計にあたり 本調査において新たに作成したデータを以下 に示す (1) 消費者からの排出先割合 消費者へのアンケートの結果から 消費者からの排出先割合を算出した 1) 算出方法 1 回答内容の正誤確認及び補正消費者へのアンケートの結果から 排出先割合を算出するにあたり 消費者が事実誤認なく引渡し先を回答しているかを確認するため 引渡先として 廃品回収業者 ( トラック等で市中を巡回しながら不用品の回収を行っている業者 ) に引渡し 無料回収所 ( 空き地などで期間限定で開催されているもの ) に出した 中古品販売店 リサイクルショップに引渡し を選択した回答者に対して 2 つの補足質問による回答の正誤確認及び補正を行った a) 引渡先の業者の製品販売状況に関する補足質問による回答の正誤確認及び補正引渡先として 廃品回収業者 ( トラック等で市中を巡回しながら不用品の回収を行っている業者 ) に引渡し 無料回収所 ( 空き地などで期間限定で開催されているもの ) に出した 中古品販売店 リサイクルショップに引渡し を選択した回答者に対して 引渡先の業者の製品販売状況に関する補足質問を行った その回答結果に対して補正対象者及び補正方法を定め 該当する回答者について引渡先の回答内容を補正した 表 3-50 回答内容の補正方法 補足質問の回答結果 補正対象者 補正方法 新品のみを販売しているようである 中古品のみを販売しているようである 新品と中古品の両方を販売しているようである 製品の販売は行なっていないようである わからない 当初の回答で 廃品回収業者 ( トラック等で市中を巡回しながら不用品の回収を行っている業者 ) に引渡し 無料回収所 ( 空き地などで期間限定で開催されているもの ) に出した 中古品販売店 リサイクルショップに引渡し を選択していた回答者 当初の回答で 廃品回収業者 ( トラック等で市中を巡回しながら不用品の回収を行っている業者 ) に引渡し 無料回収所 ( 空き地などで期間限定で開催されているもの ) に出した を選択していた回答者 当初の回答で 中古品販売店 リサイクルショップに引渡し を選択していた回答者 引渡先を 地域小売店に引渡し に補正 引渡先を 中古品販売店 リサイクルショップに引渡し に補正 引渡先を 廃品回収業者 ( トラック等で市中を巡回しながら不用品の回収を行っている業者 ) に引渡し に補正 185

189 b) 引渡先業者の名称に関する補足質問による回答の正誤確認及び補正 a. 引渡先の行者の製品販売状況に関する補足質問による回答の正誤確認及び補正 によって回答を補正した上で 引渡先行者の名称に関する補足質問への回答状況を確認した その結果 明らかに矛盾する回答内容が見つかった場合について 記述内容を優先し 引渡先の回答内容を補正した 2 フローにおける区分への回答結果の対応 消費者へのアンケートにおける排出先に関する回答は 下表の通り フローにおける区 分に対応させた 表 3-51 アンケートにおける排出先に関する回答とフローにおける区分の対応アンケートにおける排出先に関する回答フローにおける区分指定引取場所に自分で持ち込んで処分を依頼製造業者等による再商品化大手量販店に引渡し小売業者による引取地域小売店に引渡し百貨店 デパート ホームセンターに引渡し通信販売業者への引渡し引越し業者に引渡し引越業者による引取フリーマーケット バザーに出したフリーマーケット 知人譲渡など C to C 友人 知人に譲渡または売却ネットオークションに出した消費者からのネットオークション中古品販売店 リサイクルショップに引渡しリユースショップによる引取廃品回収業者 ( トラック等で市中を巡回しながら不要品の不用品回収業者による引取回収を行っている業者 ) に引渡し無料回収所 ( 空き地などで期間限定で開催されているもの ) 無料回収場所による引取に出した引っ越した際にそのまま放置した建設解体事業者による引取自治体に引渡 ( 家庭 ( 粗大 ) ごみとしてごみ集積場所に出地方公共団体による引取した ) 3 退蔵に該当する部分の算出今回の分析では 退蔵を 1 年位上使用されていない と定義した 退蔵されていた製品のうち 平成 23 年 4 月 ~ 平成 24 年 3 月の間に排出された機器について 退蔵後の機器における消費者からの排出先割合を算出した 2) 算出結果消費者へのアンケートの結果について 1) で記した方法により回答を補正し 排出先割合を算出した 全ての排出物における消費者からの排出先割合と 退蔵品における消費者からの排出先割合をそれぞれ算出した 算出結果は以下の通り 1 全ての機器における排出先割合 全ての機器における消費者からの排出先割合の算出結果は下表の通り 186

190 表 3-52 全ての機器における消費者からの排出先割合 エアコン ブラウン管式テレビ 液晶 プラズマ式テレビ 冷蔵庫 冷凍庫 洗濯機 衣類乾燥機 製造業者等による再商品化 2.6% 6.6% 4.5% 2.6% 2.8% 小売業者による引取 55.4% 52.6% 51.8% 66.6% 64.2% 引越業者による引取 5.5% 3.0% 1.8% 5.5% 4.3% フリーマーケット 知人譲渡など C to C 9.4% 3.9% 18.1% 9.8% 10.1% 消費者からのネットオークション 0.0% 0.3% 2.0% 0.4% 0.2% リユースショップによる引取 4.9% 4.2% 9.1% 7.1% 6.4% 不用品回収業者による引取 10.2% 17.0% 8.0% 4.5% 6.9% 無料回収場所による引取 2.9% 11.7% 4.2% 1.8% 3.9% 建設解体事業者による引取 9.0% 0.3% 0.4% 1.2% 1.1% 地方公共団体による引取 0.1% 0.3% 0.1% 0.4% 0.2% 合計 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 187

191 2 退蔵後の機器における消費者からの排出先割合 退蔵後の機器における消費者からの排出先割合の算出結果は下表の通り 表 3-53 退蔵後の機器における消費者からの排出先割合 エアコン ブラウン管式テレビ 液晶 プラズマ式テレビ 冷蔵庫 冷凍庫 洗濯機 衣類乾燥機 製造業者等による再商品化 2.6% 4.3% 0.0% 10.5% 0.0% 小売業者による引取 35.5% 37.9% 44.4% 15.7% 29.9% 引越業者による引取 5.3% 2.2% 0.0% 10.5% 5.0% フリーマーケット 知人譲渡など C to C 17.1% 3.3% 0.0% 15.7% 20.0% 消費者からのネットオークション 0.0% 0.0% 11.1% 0.0% 0.0% リユースショップによる引取 2.6% 5.4% 5.6% 15.7% 10.0% 不用品回収業者による引取 21.0% 32.5% 22.2% 26.2% 24.9% 無料回収場所による引取 2.6% 14.1% 16.7% 5.2% 10.0% 建設解体事業者による引取 13.1% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 地方公共団体による引取 0.1% 0.3% 0.0% 0.4% 0.2% 合計 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% (2) 不用品回収業者 無料回収場所から国内リユースへの排出割合昨年度及び今年度のヒアリングの結果 不用品回収業者が引取った使用済み製品のうち 国内リユースされる製品は主として製造から 5~6 年以内の製品であると推察される このため 国内不用品回収業者 無料回収場所から国内リユースに排出される製品の割合は 使用済家電 4 品目の経過年数等調査報告書 ( 平成 24 年 3 月, みずほ情報総研株式会社 ) による 2006 年 ~2011 年に製造された製品台数をもとに以下の通り算出した 表 3-54 不用品回収業者 無料回収場所から国内リユースへの排出割合 不用品回収業者 無料回収場所から国内リユースに排出される割合 エアコン ブラウン管式テレビ 液晶 プラズマ式テレビ 冷蔵庫 冷凍庫 洗濯機 衣類乾燥機 2.9% 0.6% 38.6% 3.6% 11.6% 188

192 (3) 貿易統計 中古家電の日本からの輸出量は 財務省貿易統計に基づき 下表の通りに整理した 2011 年度輸出台数 出典 : 財務省貿易統計 エアコン 表 3-55 中古家電の輸出量 ブラウン管式テレビ 液晶 プラズマ式テレビ 冷蔵庫 冷凍庫 洗濯機 衣類乾燥機 25,995 台 2,716,103 台 147,433 台 44,390 台 4,179 台 HS コード 品目 貿易統計の品目 HS コード エアコン エアコンディショナー ( 動力駆動式ファン並びに温度及び湿度を変化させる機構を有するものに限るものとし 湿度のみを単独で調節することができないものを含む ) 窓又は壁に取り付けるもの ( 一体構造のもの又はスプリットシステムのものに限る )- その他のもの ブラウン管式テレビ 液晶 プラズマ式テレビ 冷蔵庫 冷凍庫 洗濯機 衣類乾燥機 テレビジョン受像機器 ( ラジオ放送用受信機又は音声若しくはビデオの記録用若しくは再生用の装置を自蔵するかしないかを問わない ) テレビジョン受像機器 ( ラジオ放送用受信機又は音声若しくはビデオの記録用若しくは再生用の装置を自蔵するかしないかを問わない ) 冷蔵庫 冷凍庫その他の冷蔵用又は冷凍用の機器 ( 電気式であるかないかを問わない ) 及びヒートポンプ ( 第 項のエアコンディショナーを除く ) 家庭用又は営業用の洗濯機 ( 脱水機兼用のものを含む ) その他のもの ( カラーのものに 限る )-その他のものその他のもの ( モノクロームの ものに限る )-その他のものその他のもの ( カラーのものに 限る )- 液晶式のもの-その他のものその他のもの ( カラーのものに 限る )- プラズマ式のもの-その他のもの冷凍冷蔵庫 ( それぞれ独立した 外部扉を有するものに限る )- その他のもの家庭用冷蔵庫 - 圧縮式のもの その他のもの家庭用冷蔵庫 -その他のもの 全自動のもの-その他のもの その他のもの ( 遠心式脱水機を 自蔵するものに限る )- その他のものその他のもの-その他のもの

193 3.4.2 フローの推計結果 次ページ以降にフロー推計結果を 4 品目合計及び品目別にて示す フロー推計結果の解 釈は以下の通り 家電エコポイント制度の対象期間であった平成 22 年度の調査結果に比べ 家庭 事業所からの総排出台数の総数及び小売業者による引取台数が大きく減少している 一方で リユースショップ等による家庭 事業所からの引取台数は維持される結果となっており リユースショップへの家庭 事業所から排出台数は相対的に増えているということが窺える 家庭 事業所からの総排出台数や製造業者による再商品化台数が大きく減少している中 海外リユースや海外スクラップとしての輸出台数や 国内スクラップとしての取引台数はいずれも増加している 家庭 事業所からの排出台数は 小売業者 (1,752 万台 ) 回収業者 ( 不用品回収業者 無料回収場所 )(641 万台 ) フリーマーケット 知人譲渡 (211 万台 ) リユースショップ (198 万台 ) の順に多い 小売業者に引き取られた使用済家電 4 品目のうち約 98.5% が製造業者等により再商品化されており その他のルート由来のものも合計すると 1,957 万台が製造業者により再商品化されている これは家庭 事業所からの排出の約 6 割にあたるが 前回調査の約 7 割に比較すると減少している 190

194 191 (1) フロー推計結果 (4 品目合計 : 平成 23 年度 ) 164 万台 (10 万台 ) 14 万台 小売業者による引取 1,752 万台 123 万台 1,726 万台 14 万台 42 万台 製造業者等による再商品化 1,957 万台 家庭 事業所からの排出 3,136 万台 (31 万台 ) 340 万台 8.2 万台 0.9 万台 不法投棄 16.1 万台 引越業者による引取 117 万台 11 万台 16 万台 リユースショッフ 等による引取 198 万台 (21 万台 ) 19 万台 建設解体事業者による引取 51 万台 8 万台 不用品回収業者による引取 641 万台 140 万台 不用品回収業者 395 万台 101 万台 無料回収場所 246 万台 39 万台 地方公共団体による引取 24.3 万台 16.2 万台 3 万台 38 万台 36 万台 6 万台 288 万台 15 万台 : 製品 : スクラップ 22 万台 17 万台 廃棄物処理業者による引取 91 万台 スクラップ問屋による引取 41 万台シュレッタ ー加工業者 ヤード業者による引取 327 万台 小規模問屋 6 万台 192 万台 17 万台 11 万台 リユース向け販売 729 万台 フリーマーケット 知人譲渡など 211 万台 24 万台 消費者からのネットオークション 10 万台 1 万台 リユースショッフ による国内リユース 215 万台 中古品輸出業者による海外リユース 294 万台 25 万台 66 万台 30 万台 スクラッフ 輸出業者による海外輸出 地方公共団体による一般廃棄物としての処理 8.1 万台 () 内数字はリース レンタル業者由来のもので内数 内数字は退蔵品由来のもので内数 海外 294 万台 国内 96 万台相当のスクラッフ 海外 362 万台相当のスクラッフ

195 192 (2) フロー推計結果 ( エアコン : 平成 23 年度 ) 14 万台 (4 万台 ) 2 万台 小売業者による引取 215 万台 21 万台 208 万台 10 万台 4 万台 製造業者等による再商品化 237 万台 家庭 事業所からの排出 399 万台 (11 万台 ) 58 万台 0.3 万台 0.05 万台 不法投棄 0.2 万台 引越業者による引取 21 万台 3 万台 4 万台 リユースショッフ 等による引取 30 万台 (7 万台 ) 2 万台 建設解体事業者による引取 35 万台 8 万台 不用品回収業者による引取 51 万台 14 万台 不用品回収業者 40 万台 12 万台 無料回収場所 11 万台 2 万台 地方公共団体による引取 0.5 万台 25 万台 2 万台 0.8 万台 2 万台 0.4 万台 : 製品 : スクラップ 1 万台 7 万台 6 万台 4 万台 ヤード業者による引取 47 万台 28 万台 廃棄物処理業者による引取 36 万台 スクラップ問屋による引取 9.3 万台シュレッタ ー加工業者 小規模問屋 1 万台 1 万台 9 万台 リユース向け販売 70 万台 フリーマーケット 知人譲渡など 37 万台 10 万台 消費者からのネットオークション 0 万台 0 万台 リユースショッフ による国内リユース 31 万台 中古品輸出業者による海外リユース 3 万台 21 万台 15 万台 0.3 万台 スクラッフ 輸出業者による海外輸出 地方公共団体による一般廃棄物としての処理 0.1 万台 () 内数字はリース レンタル業者由来のもので内数 内数字は退蔵品由来のもので内数 海外 3 万台 国内 16 万台相当のスクラッフ 海外 77 万台相当のスクラッフ

196 193 (3) フロー推計結果 ( ブラウン管テレビ : 平成 23 年度 ) 119 万台 (3 万台 ) 11 万台 小売業者による引取 920 万台 92 万台 911 万台 1 万台 21 万台 製造業者等による再商品化 1,062 万台 家庭 事業所からの排出 1,762 万台 (15 万台 ) 243 万台 5 万台 0.7 万台 不法投棄 13 万台 引越業者による引取 53 万台 5 万台 2 万台 リユースショッフ 等による引取 87 万台 (12 万台 ) 13 万台 建設解体事業者による引取 5 万台 0 万台 不用品回収業者による引取 502 万台 113 万台 不用品回収業者 297 万台 79 万台 無料回収場所 205 万台 34 万台 地方公共団体による引取 18 万台 3 万台 269 万台 12 万台 12 万台 : 製品 : スクラップ 1 万台 16 万台 4 万台 15 万台 7 万台 廃棄物処理業者による引取 27 万台 スクラップ問屋による引取 28 万台シュレッタ ー加工業者 ヤード業者による引取 217 万台 84 万台 小規模 問屋 1 万台 3 万台 1 万台 リユース向け販売 434 万台 フリーマーケット 知人譲渡など 68 万台 8 万台 消費者からのネットオークション 5 万台 0 万台 リユースショッフ による国内リユース 89 万台 中古品輸出業者による海外リユース 272 万台 2 万台 25 万台 26 万台 スクラッフ 輸出業者による海外輸出 地方公共団体による一般廃棄物としての処理 6 万台 () 内数字はリース レンタル業者由来のもので内数 内数字は退蔵品由来のもので内数 海外 272 万台 国内 51 万台相当のスクラッフ 海外 220 万台相当のスクラッフ

197 194 (4) フロー推計結果 ( 液晶 プラズマテレビ : 平成 23 年度 ) 5 万台 0 万台 小売業者による引取 60 万台 2 万台 59 万台 0.2 万台 0.4 万台 製造業者等による再商品化 65 万台 家庭 事業所からの排出 116 万台 (0 万台 ) 5 万台 0.07 万台 0 万台 不法投棄 0.16 万台 引越業者による引取 2 万台 0 万台 0.8 万台 リユースショッフ 等による引取 12 万台 0.3 万台 建設解体事業者による引取 0.5 万台 0 万台 不用品回収業者による引取 14 万台 2 万台 不用品回収業者 9 万台 1 万台 無料回収場所 5 万台 0.8 万台 地方公共団体による引取 0.24 万台 0.16 万台 0.2 万台 0.8 万台 0.3 万台 0.4 万台 13 万台 0.1 万台 0.1 万台 0.4 万台 ヤード業者による引取 0 万台 0.5 万台 11 万台 1 万台 廃棄物処理業者による引取 1.5 万台 スクラップ問屋による引取 0.37 万台シュレッタ ー加工業者 小規模問屋 リユース向け販売 50 万台 フリーマーケット 知人譲渡など 21 万台 0 万台 消費者からのネットオークション 2 万台 0.5 万台 0.34 万台 リユースショッフ による国内リユース 12 万台 中古品輸出業者による海外リユース 15 万台 1.4 万台 0.1 万台 0.02 万台 スクラッフ 輸出業者による海外輸出 地方公共団体による一般廃棄物としての処理 0.08 万台 : 製品 : スクラップ () 内数字はリース レンタル業者由来のもので内数 内数字は退蔵品由来のもので内数 海外 15 万台 国内 0.1 万台相当のスクラッフ 海外 1.8 万台相当のスクラッフ

198 195 (5) フロー推計結果 ( 冷蔵庫 冷凍庫 : 平成 23 年度 ) 13 万台 (2 万台 ) 2 万台 小売業者による引取 264 万台 2 万台 260 万台 1 万台 9 万台 製造業者等による再商品化 284 万台 家庭 事業所からの排出 400 万台 (4 万台 ) 15 万台 1.4 万台 0.06 万台 不法投棄 2 万台 引越業者による引取 22 万台 2 万台 6 万台 リユースショッフ 等による引取 36 万台 (2 万台 ) 2 万台 建設解体事業者による引取 5 万台 0 万台 不用品回収業者による引取 25 万台 5 万台 不用品回収業者 18 万台 4 万台 無料回収場所 7 万台 1 万台 地方公共団体による引取 3.4 万台 2.4 万台 0.2 万台 7 万台 3 万台 0.4 万台 4 万台 0.5 万台 : 製品 : スクラップ 0.7 万台 2 万台 ヤード業者による引取 20 万台 35 万台 廃棄物処理業者による引取 12 万台 スクラップ問屋による引取 1.4 万台 シュレッタ ー加工業者 小規模問屋 1 万台 1 万台 リユース向け販売 82 万台 フリーマーケット 知人譲渡など 39 万台 2 万台 消費者からのネットオークション 2 万台 0 万台 0.1 万台 リユースショッフ による国内リユース 37 万台 中古品輸出業者による海外リユース 4 万台 1 万台 11 万台 1.3 万台 スクラッフ 輸出業者による海外輸出 地方公共団体による一般廃棄物としての処理 1 万台 () 内数字はリース レンタル業者由来のもので内数 内数字は退蔵品由来のもので内数 海外 4 万台 国内 13 万台相当のスクラッフ 海外 21 万台相当のスクラッフ

199 196 (6) フロー推計結果 ( 洗濯機 衣類乾燥機 : 平成 23 年度 ) 14 万台 (0.5 万台 ) 0 万台 小売業者による引取 293 万台 6 万台 287 万台 1 万台 8 万台 製造業者等による再商品化 310 万台 家庭 事業所からの排出 458 万台 (1.3 万台 ) 20 万台 1 万台 0.04 万台 不法投棄 1.0 万台 引越業者による引取 20 万台 1 万台 3 万台 リユースショッフ 等による引取 33 万台 (0.8 万台 ) 2 万台 建設解体事業者による引取 5 万台 0 万台 不用品回収業者による引取 49 万台 7 万台 不用品回収業者 31 万台 5 万台 無料回収場所 18 万台 2 万台 地方公共団体による引取 2.0 万台 1 万台 0 万台 0.4 万台 1.5 万台 : 製品 : スクラップ 1 万台 8 万台 3 万台 0.5 万台 3 万台 ヤード業者による引取 43 万台 33 万台 廃棄物処理業者による引取 14 万台 スクラップ問屋による引取 1.8 万台 シュレッタ ー加工業者 小規模問屋 3 万台 6 万台 0 万台 リユース向け販売 88 万台 フリーマーケット 知人譲渡など 46 万台 4 万台 消費者からのネットオークション 1 万台 0 万台 リユースショッフ による国内リユース 41 万台 中古品輸出業者による海外リユース 0.4 万台 0.1 万台 14 万台 1.8 万台 スクラッフ 輸出業者による海外輸出 地方公共団体による一般廃棄物としての処理 0.5 万台 () 内数字はリース レンタル業者由来のもので内数 内数字は退蔵品由来のもので内数 海外 0.4 万台 国内 16 万台相当のスクラッフ 海外 43 万台相当のスクラッフ

200 3.4.3 環境省通知の効果検証結果 環境省通知 2 の効果検証を実施した 定量的な分析は難しいため ヒアリング調査の中で 得られた 関西における状況について整理した (1) 廃棄物該当性時における罰則及び規程等環廃産第 号 ( 平成 17 年 8 月 12 日 ) 各都道府県 各政令市産業廃棄物行政主管部 ( 局 ) 長向け 行政処分の指針について ( 通知 ) 4 の (2)1 廃棄物該当性の判断について が 12 年 3 月 19 日 使用済家電製品の廃棄物該当性の判断について ( 通知 ) のベースとなっている ア. 物の性状イ. 排出の状況ウ. 通常の取り扱い形態エ. 取引価値の有無オ. 占有者の意思 ) 通例では ア ~ オまでを総合的に勘案し判断される ( 有価物として判断されない限り廃棄 物として扱うと記載されている ) (2) 廃棄物該当性の判断 ( 通知 ) 時における関西市中での反応廃棄物該当性の判断 ( 通知 ) 時における関西市中での反応を以下に示す 廃棄物該当性の判断に関する通知 について が発表された後 関西市中業者は国内規制が強化されるとの観測から市中値は 80~85 円を付け ( 中国系業者 は中国での買い付けが継続されているため 価格は下げたが買い付けを継続 ) 約 2 週間相場が下落した 例年 5 月 ( ゴールデンウィーク後に LME 市場において銅価格が下落する傾向にあるため ) 前に船積みを執り行うことが多く 市中におけるクーラーの数量は船積み時の規制に対してのリスク回避の動きから増加 ( クーラーの増加する傾向にあるのは 7 月 ) その後 一定数量に落ち着き 2012 年度全体で見ると数量的には前年度並みと言ったところ 同通知時の回収業者の反応を以下に示す (12 年 4 月ヒアリング ) 地上デジタル移行時には テレビの引き取り価格を 500 円にし リサイクル料金よりも引き下げ集荷した ( エアコンは 1,000 円 ) 通電しないテレビに関して 国内で修理をすると金がかかる 商品 ( 中古品 ) として海外 ( フィリピン ) に輸出して流通させれば問題ない 2 環廃産第 号 ( 平成 17 年 8 月 12 日 ) 各都道府県 各政令市産業廃棄物行政主管部 ( 局 ) 長向 け 行政処分の指針について ( 通知 ) 197

201 表 3-56 市中雑品業者の反応 関西 鉄付き非鉄スクラップ相場一覧 品目 3 月 14 日 3 月 21 日 3 月 28 日 4 月 2 日 4 月 4 日 4 月 11 日 鉄付き非鉄 ( ミックス品 ) 44~48 44~48 46~49 46~49 46~49 46~49 鉄付き非鉄 ( 家電系 ) 24~28 24~28 24~28 20~24 20~24 20~24 モーター ( 交流 ) 58~63 58~63 58~63 58~64 58~64 58~64 クーラー ( 室外機 フロン抜き ) 103~ ~ ~108 80~100 80~ ~110 湯沸かし器 140~ ~ ~ ~ ~ ~152 込み真鍮 ( 並 ) 330~ ~ ~ ~ ~ ~350 被覆銅線 (40~43%) 220~ ~ ~ ~ ~ ~250 以上を踏まえれば 一時的には輸出量は減少し 規制への警戒感は残存するものの 2012 年度全体で見ると数量的には前年度並みであり 実情にはあまり変化がなかった ( なお 本 調査結果は関西の状況である点に注意が必要 ) 198

202 4. 指定引取場所の共有化後の収集運搬費用の実態等調査前回の家電リサイクル法の評価 見直しに際して 引き取ったA B 両グループの使用済み製品をそれぞれの指定引取場所に別々に持ち込むのではなく 1 箇所に持ち込むことができれば 収集運搬に係る負担を軽減できることから 小売業者から指定引取場所の共有化を求める声が寄せられた これを受けて 指定引取場所の共有化に向けた実験等を実施し その結果を踏まえ 平成 21 年 10 月から 全国の指定引取場所での共有化を実施している 本章では この共有化後の収集運搬 ( 保管 一次物流 指定引取場所 二次物流 ) の実態を把握し 指定引取場所共有化の効果を検証した また 当該検証結果を踏まえ 収集運搬の負担改善の観点から 指定引取場所の配置の改善方策等も併せて検討 整理した 4.1 指定引取場所の共有化後の収集運搬の実態等に係る調査 (1) 調査方法小売業者 ( 量販店 地域小売店 ) 及び指定引取場所運営業者等を対象とするヒアリング調査を行い 共有化後の収集運搬 ( 保管 一次物流 指定引取場所 二次物流 ) 等の実態を把握した その上で 平成 19 年度調査で検討したコスト分析モデルを活用して 指定引取場所共有化によるコスト面での効果を検証した 小売業者 ( 量販店 地域小売店 ) 及び指定引取場所運営業者へのヒアリング調査の対象及びヒアリング項目は以下のとおり 調査にあたっては 小売業者や指定引取場所運営業者等に対して事前に調査項目をアンケート調査票の形式で送付し 記入いただいた上で 訪問又は電話ヒアリングにて内容を確認した <ヒアリング調査対象 > 量販店 (20 店舗程度 ) 大手家電流通懇談会の協力の下 各量販店から推薦頂いた数店舗を対象とした 選定にあたっては 店舗の立地条件 ( 駅周辺 商店街 郊外 ) について可能な範囲で配慮した 調査対象とした店舗は以下のとおり 表 4-1 調査対象店舗 ( 量販店 ) 立地区分 調査対象先店名 所在地 駅周辺 商店街 郊外 A 社 B 社 C 社 A-1 店 横浜市 A-2 店 愛知県岡崎市 A-3 店 兵庫県西宮市 B-1 店 茨城県牛久市 B-2 店 茨城県つくばみらい市 B-3 店 千葉県野田市 C-1 店 東京都足立区 C-2 店 埼玉県越谷市 199

203 C-3 店大阪府茨木市 D-1 店埼玉県浦和市 D 社 D-2 店横浜市 D-3 店大阪市 E-1 店相模原市中央区 E 社 E-2 店東京都日出町 F 社本部一括対応東京都豊島区 G-1 店東京都小金井市 G 社 G-2 店兵庫県西宮市 H-1 店茨城県水戸市 H 社 H-2 店群馬県前橋市 H-3 店京都市 地域小売店 (20 店舗程度 ) 平成 19 年度経済産業省調査で対象とした店舗を主対象とするが 廃業等のケースも想定 されるため 調査対象となる量販店近隣の店舗をウェブサイト等で検索し 調査対象とした なお 地域小売店の選定にあたっても 店舗の立地条件 ( 駅周辺 商店街 郊外 ) に可能な 範囲で配慮することとした 調査対象とした店舗は以下のとおり 表 4-2 調査対象店舗 ( 地域小売店 ) 立地区分 調査対象先店名 所在地 駅周辺 商店街 郊外 電器店ア さいたま市浦和区 電器店イ 東京都葛飾区 電器店ウ 東京都葛飾区 電器店エ 川崎市宮前区 電器店オ 横浜市港北区 電器店カ 東京都世田谷区 電器店キ 東京都世田谷区 電器店ク 千葉県野田市 電器店ケ 千葉県野田市 電器店コ 千葉県柏市 電器店サ 千葉県柏市 電器店シ 千葉県柏市 電器店ス 千葉県柏市 電器店セ 千葉県我孫子市 電器店ソ 茨城県坂東市 電器店タ 大阪府茨木市 電器店チ 大阪市中央区 電器店ツ 大阪府高槻市 電器店テ 大阪府高槻市 電器店ト 大阪府高槻市 指定引取場所運営業者等 指定引取場所運営業者 (AB グループそれぞれ数箇所 ) を対象としたヒアリング調査を実 200

204 施した ヒアリング対象は以下のとおり X 社 (A グループ指定引取場所 ) X 社 (A グループ二次物流 ) Y 社 (A グループ指定引取場所 二次物流 ) Z 社 W 社 V 社 (B グループ指定引取場所 ) <ヒアリング調査項目 > 小売業者 ( 量販店 地域小売店 ) 使用済み製品の収集実態 収集方式 ( 配送帰り 収集専用等 ) 収集車両のサイズ 配送 収集人員数 特定家庭用機器 ( ブラウン管テレビ エアコン 電気洗濯機 電気冷蔵 冷凍庫 液晶 プラズマ式テレビ 衣類乾燥機 ) のA Bグループ別収集台数 ( 経年推移 ) 使用済み製品の収集費用の請求実態 収集費用の顧客への請求の有無 請求している場合の請求額 使用済み製品の一時保管実態 使用済み製品の指定引取場所搬入前の一時保管の有無 使用済み製品の一時保管場所 ( 店頭 倉庫 配送センター等 ) 使用済み製品の一時保管期間及び台数 ( 指定引取場所共有化前後の変化 ) 使用済み製品の一時保管コスト ( 指定引取場所共有化前後の変化 ) 指定引取場所への引渡実態 指定引取場所への運搬車両のサイズ 運搬 引渡人員数 製品別積載台数 指定引取場所の変更の有無 指定引取場所への往復運搬時間 距離 ( 指定引取場所共有化前後の変化 ) 使用済み製品の引渡コスト ( 指定引取場所共有化前後の変化 ) 指定引取場所運営業者等 使用済み製品の引取実態 ABグループ別製品別引取台数 ( 指定引取場所共有化前後の変化 ) 取引関係のある小売業者数 ( 指定引取場所共有化前後の変化 ) 使用済み製品の保管実態 使用済み製品の家電リサイクル工場 (RP) 搬入前の一時保管期間及び台数 ( 指定引取場所共有化前後の変化 ) 保管方式の変化 ( ケージ共有化 エリア拡張等 ) 使用済み製品の保管コスト RPへの引渡実態 ABグループ別搬入先 RP RPへの運搬車両のサイズ 運搬 引渡人員数 製品別積載台数 RPへの往復運搬時間 距離 ( 指定引取場所共有化前後の変化 ) 201

205 使用済み製品の運搬 引渡コスト 指定引取場所の改善方策 近接指定引取場所の統廃合の可能性 統廃合の実現に向けた課題 (2) 調査結果 1) 小売業者 ( 量販店 地域小売店 ) の状況 小売業者 ( 量販店 地域小売店 ) へのヒアリング調査結果について次表に一覧形式で整理 した また 個別店舗毎の詳細データを個票 ( 参考資料参照 ) に整理した g. 使用済み製品の収集実態 収集方式については 配送帰りの収集を行っている販売店が多く見られた 収集車両のサイズは量販店では 2t トラック 地域小売店では軽トラックが中心であった 車両 1 台当たりの配送 収集人員数は 2 名としている店舗が多く 1 名という店舗もいくつか見られた 収集台数は店舗の規模によってまちまちであり 当然のことながら量販店の取扱量が多い結果となった 家電エコポイント制度や地上デジタル化の影響により 全体的にブラウン管テレビの収集台数が多く 特に平成 22 年度において顕著であった 店舗によっては A グループと B グループ毎に台数を把握しないケースも散見された その理由として 量販店では地域の配送センター等に一旦集約したのち 一括で廃家電の指定引取場所への輸送を行っているケースがあり 店舗単位では A B グループの仕分けが必要とされていないケースが見られた また 地域小売店を中心に 指定引取場所への輸送業務を外部委託しているため AB グループ別に把握する必要がないとする店舗もいくつか見られた h. 使用済み製品の収集費用の請求実態 使用済み製品の収集費用の請求実態については 請求しているという店舗がほとんどであったが 一部の店舗において買い替え時には請求していないという回答が見られた また 収集のみの場合は 引き取っていないという回答もいくつか見られた 請求している場合の請求額については 店舗によってばらつきが見られた 量販店では買い替え時で 500 円前後とする店舗が最も多く 最も高い店舗で 1000 円程度となっていた 一方 地域小売店では 1000~7000 円とよりばらつきが大きい結果となっていたが 2000~3000 円といったところが中心の価格帯であった 収集のみの場合の請求額については 総じて買い替え時よりも高額であり 量販店では 1000~4000 円程度 地域小売店では 2000~8000 円程度であった 202

206 平成 18 年度調査 3 によれば 買替時の収集運搬料金 ( 平均金額 ) は 量販店 644~688 円 地域小売店 2,026~2,632 円となっている また 回収のみの時の収集運搬料金 ( 平均金額 ) は 量販店 2,319~2,458 円 地域小売店 2,451~3,086 円である 量販店より地域小売店 また 買替え時より回収のみの場合に 高い収集運搬料金が設定されている 今回の調査結果と比べると ばらつきは見られるものの 中心的な価格帯については大きな変化は見られなかった i. 使用済み製品の一時保管実態 使用済み製品の指定引取場所搬入前の一時保管については 量販店のほとんどが一時保管を実施している また 保管場所としては倉庫 配送センター 店頭などの回答が見られた 駅周辺などの立地の店舗ほど 店頭や店舗内の保管場所を利用しているケースが多く見られた 一方 地域小売店では店舗内や駐車場 倉庫などに保管するケースが多く見られた また 一時保管を実施していない店舗がいくつか見られた 一時保管の期間や補完台数は店舗によってまちまちであり 指定引取場所共有化前後で大きな変化は見られなかった 一時保管コストは多くの店舗が 0 円 ( 保管スペースを借りている場合などの直接的な出費はない ) という回答であった 保管コストがかかっていると回答した店舗は数店舗であったが 金額規模は 10~960 万円と店舗によってまちまちであった なお 指定引取場所共有化前後で大きな変化は見られなかった j. 指定引取場所への引渡実態 指定引取場所への持ち込みについては 量販店では全て業者委託 地域小売店でも多くは業者委託となっていた 運搬車両のサイズは 量販店では 4t~13t 地域小売店では軽トラックから 4t であった また 運搬 引渡人員数は 1 名とする店舗が多かった 1 台当たりの製品別積載台数は 5~80 台と車両サイズによって異なっていた 共有化による指定引取場所の変更については 変更無しという店舗が多く見られた これは 量販店で配送センターにより一括して差配しているケースや地域小売店が輸送業者に業務委託しているケースなど 店舗の担当者が指定引取場所までの輸送実態について把握していないことによるところが大きいと考えられる 指定引取場所の変更ありとした店舗の多くは 運搬時間や運搬距離の短縮の効果があったと回答していた 3 中央環境審議会廃棄物 リサイクル部会家電リサイクル制度評価検討小委員会 産業構造審議会環境部 会廃棄物 リサイクル小委員会電気 電子機器リサイクルWG 合同会合 ( 第 5 回 ) 資料より 地域小売店として 全国電機商業組合連合会会員企業 (25,501 社 ) にアンケート調査票を発送 (2006 年 10 月 13 日 ) 11 月 9 日までに 6,872 社の回答を回収 ( 回収率約 27%) 量販店として 大手家電流通懇談会参加企業 (12 社 ) 及び旧日本電気大型店協会 (2006 年 8 月末解散 ) に参加していた企業 ( 現在大手家電流通懇談会に参加している企業を除く 55 社 ) にアンケート調査票を発送 (10 月 16 日 ) 11 月 9 日までに 20 社の回答を回収 ( 回収率約 30%) 203

207 地域家電店対象概要 立地区分 Ⅰ. 使用済み製品の収集について 収集方法 配送 収集人員数 表 4-3 小売業者 ( 量販店 地域小売店 ) へのヒアリング調査結果 (1/4) 収集台数推移 ( 単位 : 台 ) 衣類乾燥機が空欄の店舗は洗濯機と一括計上 B グループが空欄の店舗は AB に区分して把握していない 調査対象先店名 所在地 駅周辺 商店街 郊外. 配送帰り 収集専用車 その他 店頭持込 収集車両サイズ 車両 1 台あたり ブラウン管テレビ エアコン 電気洗濯機 H21 年度 電気冷蔵 冷凍庫 液晶 プラ衣類乾燥機ズマ式テレ ブラウン管テレビ エアコン 電気洗濯機 H22 年度 人 A B A B A B A B A B A B A B A B A B A B A B A B A B A B A B A B A B A B 電気冷蔵 冷凍庫 液晶 プラズマ式テレ 衣類乾燥機 ブラウン管テレビ エアコン 電気洗濯機 H23 年度 電気冷蔵 冷凍庫 液晶 プラズマ式テレ 衣類乾燥機 1 A 社 A-1 店横浜市 2t A-2 店愛知県岡崎市 2t , A-3 店兵庫県西宮市 2t B 社 B-1 店茨城県牛久市 2t 2 8,410 10,792 2,259 2,473 4,891 3,772 3,255 3, ,571 19,913 3,642 3,896 4,736 3,574 3,770 4, ,556 9,601 3,289 3,358 5,453 4,104 3,727 3, 茨城県つくばみら B-2 店 2t 2 1,817 2, ,143 8,549 1,516 1,845 1,704 1,452 1,312 1, ,896 3,959 1,150 1,475 1,805 1,576 1,216 1, い市 6 B-3 店千葉県野田市 2t C 社 C-1 店東京都足立区 軽トラック , , , C-2 店埼玉県越谷市 軽トラック , ,048 2, C-3 店大阪府茨木市 1t D 社 D-1 店埼玉県浦和市 2t 2 3, ,401 1, ,655 1,498 1,499 1, ,068 1,510 1,765 1, D-2 店横浜市 2t D-3 店大阪市 2t 2 4,000 3,479 1, ,500 1,241 1,300 1, ,000 6,694 2,000 1,703 1,600 1,403 1,500 1, ,000 2,789 1,400 1,283 1,500 1,317 1,129 1, E 社 E-1 店相模原市中央区 4t 1 3,478 5, , ,121 3, , E-2 店東京都日出町 15 F 社本部一括対応東京都豊島区 2t 2 249,605 56,023 89,379 95,804 9,684 4, ,193 85,506 95, ,425 29,105 6, ,777 68,990 93,625 89,358 36,177 5, G 社 G-1 店東京都小金井市 2t 17 G-2 店兵庫県西宮市 2t H 社 H-1 店茨城県水戸市 19 H-2 店群馬県前橋市 2t ,860 2, ,147 1, H-3 店京都市 2t 2 2,655 5, ,203 1,128 1, , ,392 11, ,540 1,095 1,911 1,100 1, ,633 3, 電器店アさいたま市浦和区 軽トラック 電器店イ東京都葛飾区 軽トラック 電器店ウ東京都葛飾区 軽トラック 電器店エ川崎市宮前区 2t 電器店オ横浜市港北区 軽トラック 電器店カ東京都世田谷区 軽トラック 電器店キ東京都世田谷区 軽トラック 電器店ク千葉県野田市 軽トラック 電器店ケ千葉県野田市 軽トラック 電器店コ千葉県柏市 軽トラック 電器店サ千葉県柏市 軽トラック 電器店シ千葉県柏市 軽トラック 電器店ス千葉県柏市 軽トラック ライトバン 電器店セ千葉県我孫子市 軽トラック 電器店ソ茨城県坂東市 軽トラック ワゴン車 電器店タ大阪府茨木市 軽トラック ワゴン車 電器店チ大阪市中央区 軽トラック 電器店ツ大阪府高槻市 軽トラック 電器店テ大阪府高槻市 軽トラック 電器店ト大阪府高槻市 2t

208 地域家電店対象概要 立地区分 表 4-3 小売業者 ( 量販店 地域小売店 ) へのヒアリング調査結果 (2/4) Ⅱ. 使用済み製品の収集費用の請求について 収集費用の顧客への請求の有無請求している場合の請求額 ( 設定価格 ) 買い替え時 収集のみの場合 買い替え時 収集のみの場合 調査対象先店名 所在地 駅周辺 商店街 郊外 請求している. 請求していない その他 請求している. 引取っていない その他 ブラウン管テレビ エアコン 電気洗濯機 電気冷蔵 冷凍庫 液晶 プラズマ式テレビ 衣類乾燥機 ブラウン管テレビ エアコン 電気洗濯機 電気冷蔵 冷凍庫 液晶 プラズマ式テレビ 衣類乾燥機 円 / 台円 / 台円 / 台円 / 台円 / 台円 / 台円 / 台円 / 台円 / 台円 / 台円 / 台円 / 台 引き取り出張費 1 A 社 A-1 店横浜市 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 2,100 2 A-2 店愛知県岡崎市 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 2,100 3 A-3 店兵庫県西宮市 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 2,100 4 B 社 B-1 店茨城県牛久市 ,675 3,675 3,675 3,675 3,675 3,675 茨城県つくばみら B-2 店 ,675 3,675 3,675 3,675 3,675 3,675 5 い市 6 B-3 店千葉県野田市 ,675 3,675 3,675 3,675 3,675 3,675 7 C 社 C-1 店東京都足立区 ,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 3,400 8 C-2 店埼玉県越谷市 ,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 3,400 9 C-3 店大阪府茨木市 ,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 3, D 社 D-1 店埼玉県浦和市 ,150 3,150 3,150 3,150 3,150 3, D-2 店横浜市 ,150 3,150 3,150 3,150 3,150 3, D-3 店大阪市 ,150 3,150 3,150 3,150 3,150 3, E 社 E-1 店相模原市中央区 ,150 3,150 3,150 3,150 3,150 3, E-2 店東京都日出町 ,625 3,625 3,625 3,625 3,625 3, F 社本部一括対応東京都豊島区 ,625 2,625 2,625 2,625 2,625 2, G 社 G-1 店東京都小金井市 ,150 3,150 3,150 3,150 3,150 3, G-2 店兵庫県西宮市 ,625 2,625 2,625 2,625 2,625 2, H 社 H-1 店茨城県水戸市 ,625 2,625 2,625 2,625 2,625 2, H-2 店群馬県前橋市 ,625 2,625 2,625 2,625 2,625 2, H-3 店京都市 ,150 3,150 3,150 3,150 3,150 3, 電器店アさいたま市浦和区 ,000 3,000 3,000 3,000 3,000 3, 電器店イ東京都葛飾区 1,500 1,500 1,500 2,500 1,500 1,500 電器店ウ東京都葛飾区 4,410 4,200 4,100 6,930 4,410 4,100 きめていないきめていないきめていないきめていないきめていないきめていない 電器店エ川崎市宮前区 1,050 1,050 1,050 1,050 1,050 1, , 電器店オ横浜市港北区 電器店カ東京都世田谷区 ,455 2, , 電器店キ東京都世田谷区 1,000 1,000 1,000 1,000 1,000 1, 電器店ク千葉県野田市 1,575 1,575 1,575 1,575 1,575 1,575 2,100 2,100 2,100 2,100 2,100 2, 電器店ケ千葉県野田市 電器店コ千葉県柏市 1,000 1,000 1,000 1,000 1,000 1,000 2,000 2,000 2,000 2,000 2,000 2, 電器店サ千葉県柏市 3,000 3,000 3,000 5,000 3,000 3,000 3,000 3,000 3,000 5,000 3,000 3, 電器店シ千葉県柏市 ,575 1, , ,625 2, , 電器店ス千葉県柏市 2,000 6,000 2,000 6,000 2,000 3,000 3,000 8,000 3,000 8,000 4,000 4, 電器店セ千葉県我孫子市 2,000 2, ,000 2,000 2,000 2,000 2, ,000 2, 電器店ソ茨城県坂東市 1,500 1,500 1,500 1,500 1,500 1, 電器店タ大阪府茨木市 電器店チ大阪市中央区 ,520 1, ,260 3,675 3,675 3, ,675 3, 電器店ツ大阪府高槻市 3,900 4,500 3,000 4,000 3, 電器店テ大阪府高槻市 3,000 3,000 3,000 3,000 3,000 3,000 3,000 3,000 3,000 3,000 3,000 3, 電器店ト大阪府高槻市 3,150 3,150 3,150 3,150 3,150 3,150 3,150 3,150 3,150 3,150 3,150 3,

209 調査対象先店名 地域家電店対象概要 所在地 駅周辺 立地区分 商店街 郊外 Ⅲ. 使用済み製品の一時保管について指定引取場所搬入前の一時保管の有無 一時保管有り. 一時保管なし. その他 表 4-3 小売業者 ( 量販店 地域小売店 ) へのヒアリング調査結果 (3/4) 保管期間 ( 最大 ) 保管台数 ( 最大 ) 一時保管有りの場合 指定引取場所共有化前 (H21 年 10 月以前 ) 指定引取場所共有化後 (H21 年 10 月以後 ) 保管場所 保管コスト 保管期間 ( 最大 ) 保管台数 ( 最大 ) 保管コスト 保管場所日台円日台円 1 A 社 A-1 店横浜市 店舗内鍵付き倉庫 店舗内鍵付き倉庫 A-2 店愛知県岡崎市 店舗内保管場所 店舗内保管場所 A-3 店兵庫県西宮市 収集運搬業者積み替え保管場所 収集運搬業者積み替え保管場所 B 社 B-1 店茨城県牛久市 配送センター 配送センター 茨城県つくばみら B-2 店 配送センター 配送センター 5 い市 B-3 店千葉県野田市 配送センター配送センター 3 7 C 社 C-1 店東京都足立区 倉庫 倉庫 C-2 店埼玉県越谷市 倉庫 倉庫 C-3 店大阪府茨木市 倉庫 倉庫 D 社 D-1 店埼玉県浦和市 配送センター 万配送センター 万 11 D-2 店横浜市 配送センター 万 12 D-3 店大阪市 店舗内一時保管場所 店舗内一時保管場所 E 社 E-1 店相模原市中央区 配送センター 30 1, 万配送センター 45 1, 万 14 E-2 店東京都日出町 店頭 店頭 F 社本部一括対応東京都豊島区 店頭店頭 16 G 社 G-1 店東京都小金井市 店頭 店頭 G-2 店兵庫県西宮市 店舗内保管場所 店舗内保管場所 H 社 H-1 店茨城県水戸市 19 H-2 店群馬県前橋市 店舗内 店舗内 H-3 店京都市 店舗内倉庫 店舗内倉庫 電器店アさいたま市浦和区 倉庫 ,000 倉庫 , 電器店イ東京都葛飾区 店舗敷地内駐車場 店舗敷地内駐車場 電器店ウ東京都葛飾区 駐車場の一角 ,000 駐車場の一角 電器店エ川崎市宮前区 倉庫 倉庫 , 電器店オ横浜市港北区 店舗脇の空スペース 店舗脇の空スペース 電器店カ東京都世田谷区 27 電器店キ東京都世田谷区 28 電器店ク千葉県野田市 店舗敷地内 店舗敷地内 電器店ケ千葉県野田市 倉庫 倉庫 電器店コ千葉県柏市 店舗駐車場店舗駐車場 31 電器店サ千葉県柏市 店舗隣接空地 店舗隣接空地 電器店シ千葉県柏市 倉庫 倉庫 電器店ス千葉県柏市 倉庫 倉庫 電器店セ千葉県我孫子市 店舗隣接空地 店舗隣接空地 電器店ソ茨城県坂東市 店舗敷地内 店舗敷地内 電器店タ大阪府茨木市 保管場所代わりに軽トラックに積んでいる保管場所代わりに軽トラックに積んでいる 37 電器店チ大阪市中央区 38 電器店ツ大阪府高槻市 自宅納屋 3 8 自宅納屋 電器店テ大阪府高槻市 駐車場わきにスペース確保 駐車場わきにスペース確保 電器店ト大阪府高槻市 ガレージの横 ガレージの横 7 3 0

210 自社配送センターへ引取後業者へ引渡委託 自店舗引取後引渡は業者委託 納品および引渡を業者委託 表 4-3 小売業者 ( 量販店 地域小売店 ) へのヒアリング調査結果 (4/4) 以前 ) 運搬距離 ( 片道 ) 年間運搬回数 運搬時間 ( 往復 ) 以後 ) 運搬距離 ( 片道 ) 年間運搬回数 変更. 変更な. その他有りし台分km回 / 年分km回 / 年 休日 祝日の受け入れも可能にしてほしい リサイクル品の大小区分は紛らわしい 品目別の A 社 A-1 店横浜市 4t メーカ料金の統一 2 A-2 店愛知県岡崎市 2t 年末年始の休日期間が長い( 年末は31 日まで営業してほしい ) 3 A-3 店兵庫県西宮市 2t 3t 4t リサイクル券は収集業者の控えも作成してほしい 4 B 社 B-1 店茨城県牛久市 13t 茨城県つくばみら B-2 店 13t い市 6 B-3 店千葉県野田市 4t C 社 C-1 店東京都足立区 3t 平ボデイ C-2 店埼玉県越谷市 4t バン C-3 店大阪府茨木市 軽トラック D 社 D-1 店埼玉県浦和市 4t D-2 店横浜市 4t D-3 店大阪市 4t E 社 E-1 店相模原市中央区 4t E-2 店東京都日出町 4t 2 30 店舗に収集された引取り品は委託業者がいったん水戸の配送センターまで搬入し そこから指定引き取り場所に引き渡している H24 年から店舗エリアでの引取場所への引渡しが開始したので 共有化以前との状況比較はできない 指定引取場所内で A と B グループを分けているので 持ち込む際にも分けて降ろす必要があり そのため配送センターに保管する際も AB に分けて保管するので手間は変わらない 15 F 社本部一括対応東京都豊島区 店舗には保管場所はなく 委託業者の倉庫などに引き取り品を一時保管している 16 G 社 G-1 店東京都小金井市 4t 1 17 G-2 店兵庫県西宮市 4t 2 18 H 社 H-1 店茨城県水戸市 19 H-2 店群馬県前橋市 20 H-3 店京都市 4t 電器店アさいたま市浦和区 4t トラック 1 人 電器店イ東京都葛飾区 1 人 電器店ウ東京都葛飾区 4t トラック 2 人 電器店エ川崎市宮前区 2t 2 人 電器店オ横浜市港北区 1 26 電器店カ東京都世田谷区 1 27 電器店キ東京都世田谷区 28 電器店ク千葉県野田市 4t 1 29 電器店ケ千葉県野田市 軽トラック 電器店コ千葉県柏市 31 電器店サ千葉県柏市 2t 1 20 業者に週 1 回引渡 業者に週 2 回引渡 共有化による影響は引渡し業者に変化があると思われるが 店サイドとしては共有化後の影響は特にない 古物商の認可を受けており 引き取った家電でまだ使用可能な家電は中古品としてリユースしている 収集のみは全体で年間数台程度の実績であり 積極的に引き取っていないこともあり 引き取り金額は設定していないのが実情である 指定引取場所への引渡しは全て専門業者に委託しており 引渡しの状況は把握していない 引渡に関しては以前から業者に委託している 家電リサイクル品の引き取りは業者は毎週土曜日に定期的に回収に来る Ⅰ. 取り扱い商品は殆どパナソニックであり 引き取りもほとんどがパナソニック (A グループ ) とのこと 32 電器店シ千葉県柏市 軽トラック 指定引き取り場所は同じ市内への引取場所で済むので 引き渡しが楽になった 33 電器店ス千葉県柏市 軽トラック 電器店セ千葉県我孫子市 2t 2 35 電器店ソ茨城県坂東市 軽トラック 電器店タ大阪府茨木市 軽トラック 電器店チ大阪市中央区 軽トラック 電器店ツ大阪府高槻市 軽トラック 1 39 調査対象先店名 地域家電店対象概要 所在地 駅周辺 立地区分 商店街 郊外 Ⅳ. 指定引取場所への引渡について 自社持込み 指定引き取り場所への持込み状況 自社系列配送会社が引取引渡を行う 業者委託 運搬車両サイズ 電器店テ大阪府高槻市 2t~4t 2 40 電器店ト大阪府高槻市 2t 1 運搬 引渡人員数 指定引取場所共有化による指定引取場所変更の有車両への平無均積載数量運搬時間 ( 往復 ) 指定引取場所共有化前 (H21 年 10 月 指定引取場所への引渡について 指定引取場所共有化後 (H21 年 10 月 Ⅴ. 指定引取場所共有化の影響 収集 引渡 その他に関する課題 要望等についての自由記述 以前 B グループの引き渡し場所であったところに現在は引渡している そのため共有化前に比べ引渡しが半分の時間で済んでいる ナショナル製品を主に扱っているので A グループへの引き渡しが多く 全体の 8 割程度をしめている 207

211 2) 指定引取場所運営業者等の状況 指定引取場所運営業者等へのヒアリング調査に基づく指定引取場所における引取 引渡等 の実態について以下に整理した a. 使用済み製品の引取実態 < 指定引取場所運営業者 :X 社 (A グループ )> 指定引取場所の共有化に伴い 平成 21 年 10 月に A グループ B グループ共有化対応に切り替えた 使用済家電 4 品目の引取台数は 指定引取場所の A グループ B グループ共有化後には 共有化前の約 1.5 倍となった 具体的には 約 8 万台から約 12 万台に増加した グループ別内訳では A グループが前年比で微減 B グループが増加であった 共有化前後で 製品別の引取台数の傾向には大きな変化は見られなかった 共有化後は 事務所の前のスペースを駐車スペースとしたり 待機時間が長くなることを想定し 休憩所を設けたり (2010 年に設置 ) 待機時間をあらかじめ表示する等のサービス向上を目指した 他の指定引取場所と比較して 待機がしやすい等 ドライバーからの評判も良く それが利用者の増加につながったものと考える グループ別の引取台数の傾向としては A グループについては 2010 年に少し増え 約 2 割増加 その後 それほど変わりはない B グループは A グループと比較して少し引取台数が多い 指定引取場所の共有化後にはトラックが路上に並んでしまうような指定引取場所も出てきてしまい 周辺住民等の迷惑となった 当社は整理券の配布や駐車スペースについて余裕を持って準備する等の対応を行うことで 路上駐車等の防止対策を講じた このような対策を講じた結果として 引取台数が増加したのではないかと思っている 取引関係のある取引業者数については 全て把握しきれていないが 大規模な業者 小規模な業者ともに積極的に受け入れるようにしている その一環として 小規模業者が小さいロットの荷物を下ろすために小規模業者専用の荷受所を設置した 小規模業者用の荷受所は 5 台までの荷下ろし業者とした ( 地域小売店が 1 度に持ち込む量は平均 2~3 台程度であるため ) その関係で小規模業者 ( 地域小売店など ) の利用者が増え 利便性も向上したため 持込やすくなり 引取台数が増えたとも考えられる ただし 量のインパクトは大きくはない < 指定引取場所運営業者 :Y 社 (A グループ )> 2011 年度のグループ別の取引台数は 以下の通り A グループ : エアコン 3,448 台 テレビ 11,059 台 冷蔵庫 3,820 台 洗濯機 5,133 台 B グループ : エアコン 6,096 台 テレビ 17,751 台 冷蔵庫 6,726 台 洗濯機 7,404 台 SY 共有化に伴い A グループの取引台数は減少したが その分 B グループの取引台数が増加したため トータルでは大きな変化はない なお 2010 年は地デジ化と家 208

212 電エコポイント制度の影響で 引取り台数が例外的に多い 車で 20 分くらいの距離に B グループの SY がある こちらは都市部から離れており パナソニック系列のパパママストアが多く存在しているため A グループの引取台数が増加している 指定引取場所の共有化に伴い 取引業者は 距離が近い業者が中心になった 取引業者数としては 共有化前は 190 社だったのに対して 共有化後は 180 社となった 業者数は変わらないが 取扱い品種数が倍になった 搬入される廃家電は A B グループの区分がされていない場合もあるため まずそれらの仕分け作業が必要となる これは 従来は 流通がやっていた仕事であり その分のる手間が増えた 店舗 ( 特に量販店 ) では グループ別に搬入する場合もある SY での荷卸し時間が短縮できるため また対象品目が増えたこと テレビ 冷蔵庫で大小サイズの区分が増えたこと等から 作業工数が増加している 搬入車両は 3 トン車が多い 多い 50 台程度 / 日が搬入する 廃家電とリサイクル券との対応関係は 1 つずつ目視で確認している 対象品目や区分が増加したため マニフェストの記載内容に間違えがあり 是正書が必要となるケースも増えた これも SY の負担が増える要因の一つとなっている 指定引取場所の共有化当初は 販売店からの運搬やリサイクル券の発行において混乱が多く SY の業務量も増加したが 現在は 落ち着いてきている なお 業務量が増えたとしても その分を請求できるわけではない < 指定引取場所運営業者 :Z 社 (B グループ )> 共有化前後による引取台数はほぼ変化なし 共有化後における A と B の台数比率は 45:55 程度 取引のある小売業者数は 2008 年度の 90 から 2011 年度には 39 に減少した < 指定引取場所運営業者 :W 社 (B グループ )> 共有化前後による引取台数は約 3 倍に増加 共有化後における A と B の台数比率は 1:2 程度 取引のある小売業者数は 2008 年度の 547 から 2011 年度には 579 と少し増加した < 指定引取場所運営業者 :V 社 (B グループ )> 共有化前後による引取台数は約 1.5 倍に増加 共有化後における A と B の台数比率は 1:2 程度 取引のある小売業者数は 2008 年度の 1,043 から 2011 年度には 864 と少し減少した b. 使用済み製品の保管実態 < 指定引取場所運営業者 :X 社 (A グループ )> 使用済製品の保管は 1 週間単位でならしている 指定引取場所の共有化前は 通常では 2~3 日間で搬出していたが 指定引取場所の共有化後は A グループ B グループ 209

213 別々で搬出する必要があるため 期間が少し長くなり 3~4 日となった できれば引き取った翌日に搬出したいが 引取と同時に搬出することは難しい 休み明けの月曜日の搬入量が最も多く 火曜 水曜で徐々に量を減らしてコントロールしなければ搬出車が入ってこなくなってしまう 共有化後は A グループ B グループで分けて保管しなければならなくなったため 保管ヤードが単純に 2 倍必要となり 結果的に敷地面積を 3 倍に増やした A グループ B グループの製品を誤って仕分けないためにも場所を仕切る必要があり 単純に面積が倍ではなく 3 倍程度が必要となった A グループ専業の時は 4 つのコンテナで作業していたが 共有化後は 8 つのコンテナを取り扱うようになった このため 8 つのコンテナをうまく効率的に扱う必要がでてきた なお 共有化後はコンテナもグループ間で共通となり コンテナの色でグループ分けがされている A グループ B グループの製品は発生時点 ( 荷受け時点 ) で仕分けを行っており オートメーション化ができないため 指定引取場所の共有化に伴い仕分けのための人員が必要となった 保管スペースの費用の増加の他に搬出するピッチが落ち 非効率になった面がある また 単なるスペースの費用だけでなく 防犯面から施錠保管が必要となるため 倉庫代は高額となると理解していただきたい その他修繕工事費や休憩室の設置費用 ( 上述の通り 2010 年に設置 ) もかかった エコポイントや地上波デジタル化の時点がピークであり 4 時間 ~5 時間の待機時間となった日もあった なお 現状の待機時間は長くても 30 分程度である < 指定引取場所運営業者 :Y 社 (A グループ )> 取り扱う品種数が増えたため 仕分けスペースおよび保管スペースが不足している 同じ数量の廃家電が搬入された場合も 以前に比べて作業効率は低下している コンテナは 空 仕掛り 満杯の 3 つの状態がある 共有化に伴い 4 品目区分 2グループ分が必要となった A グループと B グループのコンテナは仕様が異なるため 空のコンテナであっても積み重ねることができない 保管上の大きな課題である コンテナの共有化は SY 共有化の際に議論したが RP の構造がそれぞれのコンテナ仕様 ( 扉の開け方 ) に合わせたものとなっているため 実現が困難であるという結論になった 保管期間として 1 ヶ月を目処としているが 保管期間は共有化によって長くなった このため 屋根付きスペースを拡張した なお この SY は パナソニックの要請により 当地に設置したが 大都市のベッドタウンに立地しているため 賃料が他の SY に比べて高い < 指定引取場所運営業者 :Z 社 (B グループ )> 共有化前後で一時保管期間は 4 日から 16 日へと増加し 併せて保管台数も 55 台から 323 台へ増加した これは 搬送先が 1 箇所から 4 箇所に増えたことによる影響もある 共有化前後とも コンテナ方式による保管を実施 210

214 2010 年 1 月に保管場所を 128m2 から 308m2 へと拡張した < 指定引取場所運営業者 :W 社 (B グループ )> 共有化前後で一時保管期間は 1 日から 0.5 日へと減少した一方で 保管台数は 235 台から 321 台へ増加した これは 取扱量が増え 保管スペースも増えたが 回転を上げるための運営を行っていたためである 共有化前後とも コンテナ方式による保管を実施 2011 年 5 月に保管場所を 100m2 から 1,062m2 へと拡張した < 指定引取場所運営業者 :V 社 (B グループ )> 共有化前後で一時保管期間は 1 日から 2 日へと増加し 併せて保管台数も 841 台から 2,845 台へ増加した 共有化前後とも コンテナ方式による保管を実施 2010 年 1 月に保管場所を 1,299m2 から 1,835m2 へと拡張した c. RPへの引渡実態 < 指定引取場所運営業者 :X 社 (A グループ )> 引き取った使用済家電製品の引渡先 ( リサイクルプラント ) は A グループ 2 箇所 B グループ 1 箇所 10tウィング車で 1 台に 5 つのコンテナを積載して運搬している ウィング車への積み込みは 1 名 運搬時の乗車数は 1 名体制である 1 つのコンテナには テレビ 36 台 エアコン 24 台 冷蔵庫 10 台 洗濯機 20 台を載せるのが目安 コンテナ積みとした結果 積み下ろし作業を考えた場合の安全性は向上したが 積み込み効率が悪い コンテナに載せているため すきまだらけである 各リサイクルプラントへの往復運搬時間は A グループで 5~7 時間 B グループで 3 ~4 時間 (B グループについては B グループの物流業者が取りに来て運んでいく ) 共有化前は A グループのみを引き取って A グループのリサイクルプラントのみに引き渡すだけであったが 共有化後は A B グループぞれぞれ引き取って それぞれに搬出しなくてはならなくなった コンテナの導入により積み込み時間はたしかに減ったが 全体の手間は倍くらいに増えている また 事務作業も増えている A グループのコンテナはエコロジーネットから支給されているが コンテナを利用することで安全面は向上した 共有化後 安全面から A グループ B グループ共通のルールとしてコンテナが導入された その他安全面への配慮のために 積み下ろし時の作業員は黄色のビブスを付けて周りに分かりやすくしている 平積みをしていた共有化前とくらべると 共有化後は輸送効率が半分くらいになった ( 冷蔵庫の場合 共有化前は 100 台程度積み込むことができた ) 輸送効率は減ったが コンテナ導入により落下防止等 安全面は向上している 1 度にたくさん運ぶ方が コストメリットは大きいため 全体的にはコストは上がっている 最近では 使用済家電の取扱量が減っていることもあり 指定引取場所が減っている 211

215 < 指定引取場所運営業者 :Y 社 (A グループ )> 引き取った使用済家電製品の引渡先 ( リサイクルプラント ) は A グループ 2 箇所 B グループ 1 箇所 同社は SY から RP への2 次物流も実施しているため A グループ製品については 自社の10トン車を用いて RP へ搬入する B グループ製品は他の業者が二次物流を実施しているため 事前に回収を要請する 近隣の SY( 旧 B グループ ) で引き取った A グループ製品の二次物流も同社が実施している SY に配車依頼をかけると 通常翌日の車両手配となる 同社では 満杯のコンテナ5 基で1 車を仕立て RP に出荷している 両 SY で合わせてコンテナ 5 基分になったら発送するといった作業はしていない A グループでは 従来 冷蔵庫 洗濯機をバラ積みしていたが 作業の安全性を確保するため コンテナ積みとしたため 以前と比べて積載効率が悪化し 結果的に輸送コストが増加している 例えば 冷蔵庫だと 1 つのコンテナに 9 台程度しか入らない コンテナは 管理会社が所有している 寿命としては 5 年程度を想定している 同社では 家電リサイクル事業部全体でトラックを 5 台有しているが 二次物流業務に使用しているのは 2 台である トラックへの積み込みは お客様 ( 家電販売店 ) が廃家電を搬入する前の時間帯 (8 時 ~9 時 ) に行なっている < 指定引取場所運営業者 :Z 社 (B グループ )> 搬入先の RP は A グループ 3 箇所 B グループ 1 箇所 運搬車両のサイズは 10t ウイング車 運搬 引渡人員数は 1 名 製品別積載台数は 9 ~36 台 ( 製品により異なる ) 二次物流については 当該 SY から B グループ RP への輸送と 共有化後は近隣の A グループ SY から B グループ RP への輸送を担当 A グループ SY からの往復運搬時間は 6.2 時間 230km 近接指定引取場所の統廃合については 現在問題なく運営できていることから特に考えていない また 統廃合により持ち込み者の利便性が低下する点にも留意が必要 < 指定引取場所運営業者 :W 社 (B グループ )> 搬入先の RP は A グループ 1 箇所 B グループ 2 箇所 運搬車両のサイズは 10t ウイング車 運搬 引渡人員数は 1 名 製品別積載台数は 9 ~36 台 ( 製品により異なる ) 二次物流については 当該 SY から B グループ RP への輸送と 共有化後は近隣の A グループ SY から B グループ RP への輸送を担当 A グループ SY からの往復運搬時間は 150 分 40km 近接指定引取場所の統廃合については 現在問題なく運営できていることから特に考えていない また 統廃合により持ち込み者の利便性が低下する点にも留意が必要 < 指定引取場所運営業者 :V 社 (B グループ )> 搬入先の RP は A グループ 2 箇所 B グループ 2 箇所 212

216 運搬車両のサイズは 13t ウイング車 運搬 引渡人員数は 1 名 製品別積載台数は 9 ~36 台 ( 製品により異なる ) 二次物流については 当該 SY から B グループ RP への輸送と 共有化後は近隣の A グループ SY から B グループ RP への輸送を担当 A グループ SY からの往復運搬時間は 180 分 88km と 240 分 174km 近接指定引取場所の統廃合については 現在問題なく運営できていることから特に考えていない また 統廃合により持ち込み者の利便性が低下する点にも留意が必要 d. まとめ指定引取場所運営業者へのヒアリングから SY 共有化により引取台数が大幅に増加した SY と ほとんど変化がない SY に大別された ( 共有化後にはエコポイントや地デジ化による引取台数増加の影響が出ていることを踏まえれば ほとんど変化がないということは実質減少したという解釈が適切と考えられる ) SY の立地条件に加え ユーザに対するサービス 利便性等の観点から競争が激化している様子が窺えた 受入や保管に際しては AB グループ別に仕分けることによる手間の増加や保管スペースの増加が必要となるケースが多く見られた また 共有化に加えて 対象品目が増えたこと テレビ 冷蔵庫で大小サイズの区分が増えたことによる手間 コストの増加に関する指摘もあった RP への引渡に関して A グループでは共有化前の平積みからコンテナ輸送に変更した結果 落下防止等 安全面は向上した反面 積載効率が低下したとのことであった 3) コスト分析モデルの適用によるコストの試算 2 章で示したコスト分析モデルによる試算結果について 前回試算 ( 平成 19 年度 :SY 共有化前 ) 今回試算(SY 共有化後 ) の比較を行った SY 業務費用について試算した結果は以下に示すとおりであり 費用は SY 共有化により 3~4 割程度減少する結果となった これは取扱台数の増加による施設の稼働率向上の影響によるところが大きいと考えられる SY 運営業者へのヒアリング調査では SY 共有化による SY 業務のコスト増の傾向が見られたが 取扱台数の増加がそれを打ち消す結果となっていると考えられる 表 4-4 指定引取場所業務に要する費用 (1 台当たり ) SY 共有化前 ( 前回試算 ) SY 共有化後 ( 今回試算 ) 既存の廃棄物処既存の廃棄物処大手物流活用型理業者活用型理業者活用型 大手物流活用型 年間取扱台数 ( 千台 ) 台当たりの指定引取場所業務に係る費用 ( 円 / 台 )

217 二次物流業務費用について試算した結果は以下に示すとおりであり 費用は SY 共有化により 1~2 割程度減少する結果となった これは取扱台数の増加による設備等の稼働率向上の影響によるところが大きく 搬入 RP の増加による費用増の効果を上回っていると考えられる 年間取扱台数 ( 千台 ) 1 台当たりの二次物流業務に係る費用 ( 円 / 台 ) 表 4-5 二次物流に要する費用 (1 台当たり ) SY 共有化前 ( 前回試算 ) SY 共有化後 ( 今回試算 ) 道路貨物運送業既存の廃棄物処大手物流活用型大手物流活用型者活用型理業者活用型

218 4.2 指定引取場所の配置の改善方策等の整理ここでは 現状の指定引取場所の地理的分析 ( 立地条件 ) による合理的配置の在り方を分析した 平成 19 年度の調査では 共有化に加えて 指定引取場所の立地条件を考慮した統廃合も検討していたため 配置の改善方策の検討にあたっては 統廃合も考慮した さらに 指定引取場所の配置の合理化に伴うコスト及び CO2 削減効果等の検証も行った 以下に配置の改善方策検討のフローを示す 1 市区町村毎の指定引取場所への最短輸送距離の算出 (GIS およびデジタル道路地図を用いて輸送距離を算出 ) 4 市区町村毎の小売店舗数 家電排出量を整理 2 最短輸送距離を基に指定引取場所 (379 ヶ所 ) 毎の引取対象市区町村の設定 5 市区町村毎の排出量規模に応じて輸送台数を設定 3 近接指定引取場所との距離 引取量を基にグループ専用化 共有化 総合化の判定 6 市区町村毎の現状 指定引取場所の合理的配置後の輸送コスト CO 2 排出量の削減量推計 ( 推計結果は GIS を用いてわかりやすく整理 ) 図 4-1 指定引取場所の配置の効果計測フロー 215

219 (1) 前提条件 1) 試算の対象今回検討する指定引取場所の配置の合理化に伴うコスト及び CO2 削減効果の試算の対象は以下の通りとした 表 4-6 試算の対象対象範囲 : 日本全国 ( ただし 陸路で運ぶことができない離島を除く ) 対象期間 :1 年間輸送方法 : 全てトラックにより輸送すると仮定 対象貨物 : 廃家電 4 品目 ( エアコン ブラウン管及び液晶 プラズマテレビ 冷蔵庫 冷凍庫 洗濯機 衣類乾燥機 ) 対象範囲 : 家電量販店 地域家電店等 廃家電 4 品目のリサイクルを取扱う機械器具小売業の事業所から指定引取場所へ廃家電 4 品目を輸送する物流対象コスト : 輸送コスト 資材コスト 荷役コスト 指定引取場所における保管コストと倉庫固定費対象 CO2 排出量 : トラックから排出される CO2 2) 試算ケースの設定指定引取場所の配置の合理化に伴うコスト及び CO2 削減効果をするため 合理化を行う施策のケース設定を以下の2 段階とした 施策実施前は A グループ指定引取場所 B グループ指定引取場所がそれぞれ独立して存在し 小売店からそれぞれのグループの指定引取場所へ運送するケースである 施策実施後については Step1 では A/B グループ指定引取場所で B/A グループの品目を取扱うことができるようにし 小売店からどちらかの指定引取場所へ運送するケースとした さらに指定取引場所の統合化施策までをおこなう Step2 を設定した 表 4-7 試算ケースの設定施策実施前 : A グループ指定引取場所 B グループ指定引取場所がそれぞれ独立して存在し 小売店からそれぞれのグループの指定引取場所へ運送するケース Step1( 集約化施策実施後 ): A/B グループ指定引取場所で B/A グループの品目を取扱うことができるようにし 小売店からどちらかの指定引取場所へ運送するケース Step2( 統合化施策実施後 ): 集約施策を実施した上で さらに指定引取場所を統合化するケース 216

220 以上の 3 ケースについて 施策実施前後のコスト及び CO2 削減効果を試算するが その際に 指定引取場所での廃家電 4 品目の引取台数は施策実施前後で変わらないと仮定する コスト削減効果試算のために 試算対象コストを 5 費目挙げたが それぞれの費目について通常利用される原単位と原単位を左右する変数を示す 指定引取場所での廃家電 4 品目の引取台数は施策実施前後で変わらないと仮定するため 引取台数に比例する 4 費目 ( 保管コスト 荷役コスト 資材コスト 倉庫固定費 ) は 施策実施前後でコストが変わらないためコストとして計上しないこととした (2) 試算の結果 以下に フローに沿った試算の結果を示す 1) 市区町村毎の指定引取場所への最短輸送距離の算出市区町村毎の指定引取場所への最短輸送距離は GISおよびデジタル道路地図を用いて算出した なお 市区町村毎の小売店の位置については 簡便化のため市区町村庁所在地で代表することとした 緯度経度は 国土数値情報の市町村役場等及び公的集会施設データ ( 平成 22 年度作成 ) を用いた 指定引取場所を地図上にプロットした結果を下図に示す また 指定引取場所への輸送距離は 平均 26.66km 標準偏差 であった 250 市町村中心地から指定引取場所への距離 (km) の分布平均 :26.66 標準偏差 : 図 4-2 各指定取引場所までの輸送距離の頻度分析 ( 指定引取場所の分布や取扱量データは 2007 年時点のデータを採用 ) 217

221 図 4-3 指定引取場所の分布 ( 指定引取場所の分布や取扱量データは 2007 年時点のデータを採用 ) 218

222 2) 最短輸送距離を基とした指定引取場所毎の引取対象市区町村の設定計算した最短輸送距離を基に 指定引取場所 (379 ヶ所 ) 毎の引取対象市区町村の設定 引取量を整理した 具体的には 市区町村毎の指定取引場所への輸送距離が最も短くなる指定取引場所を選定することにより 各指定引取場所と市区町村の対応を整理した 219

223 3) グループの判定 近接指定引取場所との距離 引取量を基に グループ専用化 共有化 総合化を判定し た グループについては 下図の通り 指定引取場所の規模や距離に応じて 4 ケースの仮 説を設定した ケース Ⅰ 表 4-8 指定引取場所の改善方策の仮説 ケースの特徴 近隣に両グループとも存在し 両グループとも引取量が多いケース 改善の必要無し 改善方策 引取量が多く かつ近隣に両グループの SY が立地しているため 既に効率的な輸送が実現している 従って SY 統廃合等の改善の必要は無し ( 例 : 都市部など ) ケース Ⅱ 近隣に両グループ存在するが 両グループとも引取量が少ないケース 引取量の多い SY に統合化 業務の効率化が期待されるが 雇用問題等に留意する必要あり ( 例 : 郊外など ) ケース Ⅲ 近隣に両グループとも存在するが グループ毎の引取量に大差があるケース 引取量の多い SY に統合化 業務の効率化が期待されるが 雇用問題等に留意する必要あり ( 例 : 指定取引場所の能力差等の固有事情ケース ) ケース Ⅳ 近隣に他グループが存在せず ばらばらに点在しているケース 搬入先の指示 一次物流における効率化が期待される 両者の取引量に差がある場合の扱い等に留意する必要あり ( 例 : 過疎地など ) ( 例 : 過疎地など ) A グループ指定引取場所 B グループ指定引取場所 丸の大小は当該指定引取場所の引取量の大小を表す小売業者 220

224 ケースの判定基準は 下表の通りとした AB の規模 表 4-9 ケース判定基準 AB 間の Step1 直線距離集約化施策 改善方策 Step2 統合化施策 ケース Ⅰ 両社とも年間引 取台数 70,000 台 / 年以上の規模 17km 未満変更なし - ケース Ⅱ ケースⅠの条件を満たさず かつ AB 間の規模の差が 2 倍未満 17km 未満 - 引取量の多い SY に統合 ケース Ⅲ ケースⅠの条件を満たさず かつ AB 間の規模の差が 2 倍以上 17km 未満 - 引取量の多い SY に統合 ケース Ⅳ - 17km 以上 AB いずれか近い 指定引取場所を選 択 - なお ABの規模や直線距離のグループ判定の閾値は 現在の引取量やAB 間直線距離の頻度分布を作成したうえで設定した ABの規模については 下図のとおり 平均 35,000 台 / 年 標準偏差 36,000 台 / 年であった したがって ケース判定のしきい値は AB 両社とも 70,000 台 / 年以上の規模の場合をケースⅠ ケースⅠを満たさずかつAB 間の規模の差が2 倍未満の場合をケースⅡ 同じく2 倍以上をケースⅢとした 221

225 指定引取場所の年間引取台数 台/年 の分布 平均 34,737 標準偏差 36,178 16% 14% 12% 10% 8% 6% 4% 2% 0% 図 4-4 指定引取場所間の規模の頻度分布 次にAB間の直線距離について下図に示す 直線距離の平均は 8.8km 標準偏差 8.3km であった したがって ケース判定のしきい値は AB間の直線距離が 17km 以上の場合を ケースⅣとすることとした 以上の2つの条件をもってケース判定を行なった 25% 平均 8.8 標準偏差 % 15% 10% 5% 0% 直線距離 km 図 4-5 指定引取場所の直線距離の頻度分布 222

226 図 4-6 ケース判定結果 4) 小売店舗数 家電排出量の整理市区町村毎の引取量については 家電リサイクル法の施行状況 ( 引取実績 ) 及び家電メーカー各社による家電リサイクル実績 ( 平成 23 年度分 ) (H 経済産業省発表 ) における都道府県別引取台数を用い これを人口で按分して算出した さらに この市区町村毎の引取台数推定値を当該地域の家電小売店舗数で割ることにより 小売店 1 店あたりの引取量が得られる 家電小売店舗数については 商業動態統計 における 機械器具小売業 ( 自動車, 自転車を除く ) 事業所数を用いた 5) 市区町村毎の排出量規模に応じた輸送頻度の設定市区町村毎の排出量規模を 輸送車両 1 台あたり輸送台数で割ることにより 輸送頻度を設定した ここでは 輸送車両はヒアリング調査において回答の多かった2t 車 1 台あたりの引取量を 20 台と設定した 223

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