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1 Ⅱ 土壌改良の目標 1 改良目標値の設定 (1) 改良目標値設定の前提土壌改良目標値の設定は 一般的な肥培管理を行って正常な収量をあげうると思われる範囲 を示すもので 一部の項目については 作物が必要とする最低限の値を規定して下限値を設定した 目標値は 各作物生産において 根が良く張り 当該作物の求める排水性 保水性 酸化還元性 保肥力など土壌が良好な場合に対応したものであり 表 Ⅱ-1-1 及びⅡ-1-2に掲げる 土壌生産力可能性分級基準 のⅠ 又は1 等級にある土壌で正常な生育を確保するものであり 最大の収量を目指した目標値ではない ここで記載する目標値は 土壌改良目標値を達成した後に行う 作物生産に係る一般的の施肥管理を行うことと合わせた施肥量で 生産力を確保できるものであり 作物が最終的に必要とする養分等を全てまかなうための基準ではないことに注意する (2) 改良目標値の標記目標値は塩基類に対して 当量または塩基飽和度で表示するよう統一しており 陽イオン交換容量 () と塩基飽和度 (CaO MgO K2O) の関係を理解することが重要となるこ とから 関係を下記に記載する 塩基とは 土壌の場合 石灰 :CaO 苦土:MgO 加里:K2Oのことを示し 塩基飽和度とは 土壌の陽イオン交換容量 () に占める各塩基の割合の合計値である 更に 個別には 石灰飽和度などのように各塩基の飽和度を示す場合もある 原子価はH=1 価でO=2 価であり 例えば CaOは Ca(1 個 ) とO(1 個 ) が結合しており Ca Oは2 価である Caの原子量は40 Mg=24 K=39でO=16であることからCaO=40+16 =56 Mg O=24+16=40 K2O= =94の分子量で それぞれ原子価は2であることから1cmol/ kgは CaO=56/2=28.0mg MgO=40/2=20.2mg K2O=94/2=47.1mgである ( 原子量の端数を入れた場合 : 端数を切り捨てた数値を使用しても良い ) 近年国際的な単位系の統一に伴い 旧来の1me=1cmol/kg( センチモルハ -キロク ラム) となった 置換性石灰 (cmol/kg) 置換性石灰 (mg/100g)/28.0 石灰 (CaO) 飽和度 %= 100= 100% 置換性苦土 (cmol/kg) 置換性苦土 (mg/100g)/20.2 苦土 (MgO) 飽和度 %= 100= 100% 置換性加里 (cmol/kg) 置換性加里 (mg/100g)/47.1 加里 (K2O) 飽和度 % = 100= 100% 塩基飽和度 %= 石灰飽和度 %+ 苦土飽和度 %+ カリ飽和度 % (3) その他土壌の生産力可能性分級基準を掲載したが 古く湿田中心の時代の分級基準であり 現在とは整合しない部分もあることに注意する

2 表 Ⅱ-1-1 土壌生産力可能性分級基準等級基準第 Ⅰ 等級 Ⅱ 等級 Ⅲ 等級 Ⅳ 等級 正当な収量を上げ また正当な土壌管理を行う上に 土壌的に見てほとんどあるいは全く阻害因子が無く また土壌悪化の危険性もない良好な耕地と見なされる土地 正当な収量を上げ また正当な土壌管理を行う上に 土壌的に見て若干の制限因子あるいは阻害因子があり あるいは土壌悪化の危険性が多少存在する土地 正当な収量を上げ また正当な土壌管理を行う上に 土壌的に見てかなり大きな制限因子あるいは阻害因子があり あるいはまた土壌安価の危険性のかなり大きい土地 正当な収量を上げ また正当な土壌管理を行う上に 土壌的に見てきわめて大きな制限因子あるいは阻害因子があり あるいはまた土壌悪化の危険性が極めて大きく 耕地利用するには困難と認められる土地 等 級 表 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 基準項目 示 水 田 畑 水 田 畑 水 田 畑 水 田 畑 備 考 記水稲 畑作 普通桑茶果樹水稲 畑作 普通桑茶果樹水稲 畑作 普通桑茶果樹水稲 畑作 普通桑茶果 号 物 作物 物 作物 物 作物 物 作物 樹 表土の厚さ t 25~ 15cm 25cm 以上 15cm 以下 25~15cm 15cm 以下 15cm 以下 有効土層の深さがⅣの場合はⅣとする 有効土層深 d 100~ 100cm 以上 50~ 100~50cm 25~ 50~ 50~25cm 15cm 以下 25cm 50cm 25cm 15cm 15cm 以下 表土礫含量 g 20% 5% 10% 20% 10~ 5~ 10~ 10~5 20~ 10~ 20% 以上 5 0 % 20% 50% 以上 1) 含量は土層断面中の面積割合 以下 以下 以下以下 50% 20% 20% 0% 50% 50% 以上 以上 2) 水田の10~50% 普通畑の5~50% 桑 茶の50% 以上 果 樹の10% 以上は礫の大きさ 風化の程度 含量を考慮して等級を決定する 耕耘の難易 p 耕起 砕土が容易 耕起 砕土がやや困難 耕起 砕土困難 表土の土性 粘着性 風乾土の硬さから判定 湛水透水性 小 ~ 中 大 極大 作土下 50cmの土性 ち密度から判定する 酸化還元性 r 還元化が 還元化が進み水 還元化が 作土の易分解性有機物含量 遊離酸化鉄含量及びグライ化度から 弱く水稲の根系障害がほとんど無い 稲の根系障害の恐れがかなりある 極めて強く水稲の根系障害が甚しい 判定する 土地の乾湿 w 過湿 過干のおそれ 過湿 過干のおそれ 過湿 過干のおそれ 過湿 過干のおそ透水性 保水性 湿潤度 ( 支配 (w) がないか 少ない がある が多い れ甚だしい 的水分状態 ) から判定する 自然肥沃土 f 高 中 低 保肥力 リン酸固定力及び土層の塩基状態から判断 養分の豊否 n 多 中 少 置換性石灰 苦土 加里含量 有効態燐酸 窒素 珪酸含量 微量要素 及び酸度から 当該地区で特に問題となる要因に重点を置いて判定する 障害性 i 有害物質 物理性障害なし 障害程度の小さい有害物質障害程度中位の有害物質有障害程度の大きい有害 1) 有害物質とは硫黄化合物 重金属塩類 又はかんがい水による 有り または 除去がややり 又は除去が極めて困難物質あり 害 2) 物理的障害とは地表下 50cm 以内に存在する基岩 盤層 硬い 困難な物理的障害あり な物理的な障害あり ち密層 味風化巨木など 災害性 a 増冠水地滑り等の災害の危増冠水地滑り等の災害を受増冠水地滑り等の災害を受 増冠水及び地滑りの危険度から 険性ない ける危険性が多少ある ける危険性がかなり大きい 判定する 傾斜角度 s 3 8以 15 3~ ~ 15~ ) 分級は自然傾斜を主として傾斜方向 人為傾斜を考慮する 以下 下 以下 以上 以上 2) 果樹 8~25 については樹種傾斜の方向 微気象的条件から判 定する 侵蝕 e 侵蝕のおそれないか極めて少 侵蝕のおそれある 侵蝕のおそれ多 侵蝕のおそれ甚だしい 分級は 侵蝕度を主として 耐水蝕性 耐風蝕性を考慮する

3 表 Ⅱ-1-2 水田土壌の生産力可能性分級基準 基準 要因項目 要 因 強 度 備 考 項目 湛水作土下 50cmの土 SC LiC SiC HC 微 SCL CL SiCL 細 SL FSL L SiL 中 透水性 S LS 粗 性 作土下 50cmの最硬度計の読み 密硬度計の読み 中硬度計の読み 疎 高ち密度 25 以上 24~11 10 以下 作土の易分解性風乾生成量及び高 少風乾生成量が10~ 中風乾生成量が20 多 乾土 100g 当たりのNH4-N 生成量 ( mg/100g) 酸 有機物含量 温生成量 10 以下 20 及び高温生成量 以上及び高温生 が10~15 以上 成量が15 以上 化 作土の遊離酸化 1.5 以上 多 1.5~0.8 中 0.8 以下 少 乾土の含有 % 鉄含量 還 50cm 以内にグライ 弱 50cm 以内より下部中全層グライ 作土 強 (1) 作土グライまたは作土直下のみのグラ グライ化度 層の無いもの にグライ層のある 直下からグライ層 イは要因強度 1とする 元 もの のあるもの (2) 泥炭 黒泥層はグライ層に準ずる (3) 要因強度が1でも作付け中の地下水位 性 が高く排水不良の場合は 強度を2に下げる 保肥力 =20 以上 大 =20~6 中 =6 以下 小 作 ( 表 ) 土の陽イオン交換容量から判定 自 する 然 リン酸固定力 リン酸吸収係数 極リン酸吸収係数 小リン酸吸収係数 中リン酸吸収係数 大 肥 700 以下 小 700~1,500 1,500~2,000 2,000 以上 沃土層の塩基状態 ph(h2o)5.5 以上で良 ph(h2o)5.0~5.5 交中 ph(h2o)5.0 以下 不 度 交換性石灰飽和度 換性石灰飽和度 交換性石灰飽和度 良 50% 以上 50~30% 30% 以下 交換性石灰含量 200mg/100gまたは多 200~100mg/100g 中 100mg/100g 以下ま少 養 飽和度 50% 以上 または飽和度 50~3 たは飽和度 30% 以下 0% 分 交換性苦土含量 25mg/100g 以上 多 25~10mg/100g 中 10mg/100g 以下 少 交換性加里含量 15mg/100g 以上 多 15~8mg/100g 中 8mg/100g 以下 少 の 有効態リン酸含量 10mg/100g 以上 多 10~2mg/100g 中 2mg/100g 以下 少 有効態窒素含量 風乾生成量 20mg/ 多 風乾生成量 20~10 中 風乾生成量 10mg/ 少 豊 100g 以上 mg/100g 100g 以下 有効態珪酸含量 15mg/100g 以上 多 15~5mg/100g 中 5mg/100g 以下 少 否 微量要素含量 欠乏症が全くあい多欠乏症がかなり発中欠乏症が甚だしく少 るいは殆ど無い 生する 発生する 酸度 ph(h2o)6 以上ま弱 ph(h2o)6~5 以中 ph(h2o)5~4.5 強 ph(h2o)4.5または極 ph(h2o) とY1の測定結果が一致しないと たはY1 3 以下上またはY13~6 またはY1 6~15 Y1 6~15 以上 強きは 要因強度が強くでる方をとる ( 地力保全対策資料 35 号より )

4 2 水田土壌の改良目標値 (1) 土壌の種類別目標値 表 Ⅱ-2-1 水田土壌の目標値 土壌の 低 地 土 台 地 土 黒ボク土 種類 細粒質 中粗粒質 礫質 細 粒 質 中粗粒 項 目 湿田 乾田 湿田 乾田 乾田 湿田 乾田 湿田 湿田 乾田 陽イオン交換容量 (cmol/kg) 塩基飽和度 % 51~72 51~72 51~72 51~72 51~72 51~72 51~72 51~72 51~72 51~72 石灰飽和度 40~50 40~50 40~50 40~50 40~50 40~50 40~50 40~50 40~50 40~50 苦土飽和度 10~20 10~20 10~20 10~20 10~20 10~20 10~20 10~20 10~20 10~20 加里飽和度 1~2 1~2 1~2 1~2 1~2 1~2 1~2 1~2 1~2 1~2 有効態けい酸 mg/100g 有効態リン酸 mg/100g 遊離酸化鉄 % NH 4 風乾生成 量 mg/100g 耕 深 cm (2) 陽イオン交換容量別の交換性塩基の目標値表 Ⅱ-2-2 水田土壌の 別目標値 単位石灰 :CaO 苦土 :MgO 加里 :K2O 合 計 cmol/kg mg/100g 飽和度 % cmol/kg 4.0~ ~ ~ mg/100g 112~140 24~ 飽和度 % 39~50 12~ ~74 cmol/kg 6~8 1.5~ ~11 15 mg/100g 170~210 30~ 飽和度 % 41~50 10~ ~73 cmol/kg 7.9~ ~ ~ mg/100g 220~280 40~ 飽和度 % 40~50 10~ ~72 cmol/kg 10.0~13 2~5 0.4~ ~ mg/100g 280~350 40~100 19~24 -- 飽和度 % 40~50 8~20 1.5~2 49.6~72 cmol/kg 12~15 3~6 0.5~0.6 16~22 30 mg/100g 340~420 60~120 24~28 -- 飽和度 % 40~50 10~20 1.7~2 52~72 ( 注 )1) 交換性塩基の目標最低値をCaO:110 MgO:25 K2O:15mg/100gとする 2)1cmol/kg( モル当量 ) はCaO:28.0mg MgO:20.2mg K2O:47.1mgに相当する

5 3 転換畑土壌の改良目標値 転換畑の土壌改良は物理性改善目標を示すが 化学性の改善目標は普通畑土壌を参考とする 表 Ⅱ-3-1 輪換畑土壌の物理性の目標値 項 目 目 標 値 作土の厚さ cm 20cm 以上 ( 根菜類は30cm 以上 ) 主要根群 最大ち密度 ( 山中式 ) 20mm 以下 域の状態 粗孔隙量 % 15~20%(pF1.5 気相率 ) 易効性水分 pf 地表下 40cmまでの土層に20mm 以上 (pf1.8~2.7) 酸化層の厚さ cm 25~30cm( 果樹園を除く ) 飼料作物 20~40cm 地下水位大豆 麦 そば 野菜 花き 30cm 以下 地表水残留日数 作土の砕土率 果樹 1 日以下 2cm 以下の土塊 70% 以上 100cm 以下 [ 水田からの転換における注意点 ] 土壌水分が多い状態で耕耘( 荒起し ) すると大きな土塊となりその後の砕土は困難となることから 土壌水分が出来るだけ低い状態で耕耘する 一般に水田土壌は 還元状態で経過するほ場が多く 転換初年目は 蓄積有機物の分解が進み 地力窒素発現が高まる また このことから 転換後は地力が低下するため 堆肥など有機質資材の施用も併せて検討する 水田土壌は phが低い場合が多いことから 石灰類の施用を十分行いpH 矯正を行う コラム土づくりで病害虫は減るの? 適正な土づくりをし 良好な土壌環境が形成されることによって作物の生育が改善されれば 病害虫の被害は減少すると考えられます ただし 土づくりの過程では 思わぬところで病害虫の発生を助長する場合があります その例として 1 完熟していない有機物の施用により タネバエの発生やピシウム菌による病害が増加したりします 2 過剰な堆肥の施用や稲ワラすき込みなどにより窒素が過剰に供給され 生育が軟弱徒長な生育となり病気が発生することがあります 3 深耕によって地下水位が上昇し 根腐れを起こして土壌病害を誘発します 土づくりは それぞれの圃場条件を十分把握して適切な方法で行う必要があります また 改良には時間がかかります あまり極端な改良 ( 過剰な資材投入 ) は行わず 数年かけて少しずつ改良を進めます

6 4 普通畑土壌の改良目標値 ( 施設園芸土壌を含む ) (1) 土壌の種類別目標値 表 Ⅱ-1 普通畑土壌の改良目標値 土壌の種類項目 砂丘土 低地土 台地土 黒ボク土 ph(h2o) 6.0~ ~ ~ ~6.5 ph(kcl) 5.0~ ~ ~ ~6.0 陽イオン交換容量 (5 以上 ) (15) (15) (20) 化塩塩基飽和度 (%) 100~120 70~90 70~90 60~80 基 石灰飽和度 70~90 49~63 49~63 42~60 状 苦土飽和度 20~24 14~18 14~18 12~16 学態 加里飽和度 5~12 3.5~9 3.5~9 3~8 ハ ラ CaO/MgO 6 以下 3.5~3.8 6 以下 以下 以下 3.5~3.8 ンス MgO/K2O 2 以上 10~2 2 以上 4~2 2 以上 4~2 2 以上 4~2 性 有効態リン酸 mg/100g 20~60 20~60 20~60 20~60 ( トルオーグ法 ) 腐 植 (%) (1 以上 ) (3 以上 ) (3 以上 ) -- 電気伝導度 ds/m 0.2~ ~ ~ ~1.5 ( 施設園芸土壌 ) 物 粗孔隙 (PF1.5の時) 作土の厚さ (cm) 30 以上 30 以上 30 以上 30 以上 理 ち密度 ( 山中式 :mm) 20 以下 20 以下 20 以下 20 以下 透水係数 (cm/ 秒 ) 性 地下水位 (cm) -60 以下 -60 以下 -60 以下 -60 以下 ( 注 )1) 陽イオン交換容量及び腐植は参考値とする 2 )( ) 内は参考値 (2) 陽イオン交換容量別の交換性塩基の目標値表 Ⅱ-2 普通畑土壌の 別目標値 単位石灰 :CaO 苦土 :MgO 加里 :K2O 合 計 cmol/kg 4.0~ ~ ~ ~6.0 5 mg/100g 110~130 20~25 10~14 -- 飽和度 % 80~90 20~24 4~6 104~120 cmol/kg 6~ ~ ~ ~10 10 mg/100g 170~210 30~40 19~24 -- 飽和度 % 61~75 15~20 4~5 80~100 cmol/kg 8.~11 2.5~3 0.5~ ~ mg/100g 230~290 50~55 24~ 飽和度 % 55~70 17~18 3.5~5 75~93 cmol/kg 9~12 2.5~ ~ ~ mg/100g 250~340 50~65 28~38 -- 飽和度 % 45~60 13~16 3~4 60~80 cmol/kg 11~15 3~4 0.7~0.9 15~20 25 mg/100g 320~420 60~80 33~42 -- 飽和度 % 45~60 12~16 3~3.6 60~79.6 ( 注 )1cmol/kg( モル当量 ) はCaO:28.0mg MgO:20.2mg K2O:47.1mgで計算

7 表 Ⅱ-3 野菜栽培土壌の物理性の診断基準 土壌有効根群域有効根群域の条件土壌水分根群域 50cm の保水量上部 50cm 最少地下水の 区分作物必要深度 cm 固相率 ( 仮比重 ) 空気率粗孔隙ち密度張力 PF 大中小透水係数高さ cm 火果菜 40~50 <28 >15~20 >10 <20 2.0~2.5 >80 40~80 10 cm/ 秒 >50 山 ( <0. 75) 灰土葉菜 40 <28 >15~20 >10 <20 2.0~2.5 >80 40~80 10 >50 壌 ( <0. 75) 短根菜 40~50 <28 >15~20 >10 <18 2.0~2.5 >80 40~80 10 >60 ( <0. 75) 長根菜 80 <28 >15~20 >10 <18 2.0~2.5 >80 40~80 10 >80 ( <0. 75) 砂果菜 40~50 <50 >15~20 >10 <20 2.0~2.5 40~80 <40 10 >50 質 ( <1. 40) 土葉菜 40 <50 >15~20 >10 <20 2.0~2.5 40~80 <40 10 >50 壌 ( <1. 40) 短根菜 40~50 <50 >15~20 >10 <18 2.0~2.5 40~80 <40 10 >60 ( <1. 40) 長根菜 80 <50 >15~20 >10 <18 2.0~2.5 40~80 <40 10 >80 ( <1. 40) 壌粘果菜 40~50 <53 >15~20 >10 <20 2.0~2.5 >80 40~80 <40 10 >50 質質 ( <1. 35) 土土葉菜 40 <53 >15~20 >10 <20 2.0~2.5 >80 40~80 <40 10 >50 壌壌 ( <1. 35) 短根菜 40~50 <53 >15~20 >10 <18 2.0~2.5 >80 40~80 <40 10 >60 ( <1. 35) 長根菜 80 <53 >15~20 >10 <18 2.0~2.5 >80 40~80 <40 10 >80 ( <1. 35) ( 注 ) 1 粗孔隙はPF=1.5における空気率 (%) であり 作土では15% が望ましい 2 ち密度は中山式硬度計の読み 3 土壌水分張力は深さ10cmにおける状態 4 根群域の保水量は ( ほ場容水量 - 毛管連絡切断点 )mm

8 5 果樹園土壌の改良目標値 (1) 土壌の種類別目標値 表 Ⅱ-5-1 果樹園土壌の目標値 土壌の種類項目 砂丘土 低地土 台地土 黒ボク土 ph(h2o) 6.0~ ~ ~ ~6.5 ph(kcl) 5.6~ ~ ~ ~6.0 陽イオン交換容量 (5 以上 ) (15) (15) (20) 化塩塩基飽和度 (%) 70~ 80 50~60 50~60 50~60 基 石灰飽和度 49~60 35~45 35~45 35~45 状 苦土飽和度 14~16 10~14 10~14 10~14 学態 加里飽和度 3.5~8 2.5~6 2.5~6 2.5~6 ハ ラ CaO/MgO 6 以下 3.5~3.8 6 以下 以下 以下 3.5~3.8 ンス MgO/K2O 2 以上 10~2 2 以上 4~2 2 以上 4~2 2 以上 4~2 性 有効態リン酸 mg/100g ( トルオーグ法 ) 腐植 (%) (1 以上 ) (3 以上 ) (3 以上 ) -- 物 粗孔隙 (PF1.5の時) 15 以上 15 以上 15 以上 15 以上 有効土層 (cm) 30 以上 30 以上 30 以上 30 以上 理 ち密度 ( 山中式 :mm) 20 以下 20 以下 20 以下 20 以下 透水係数 (cm/ 秒 ) 性 地下水位 (cm) -100 以下 -100 以下 -100 以下 -100 以下 ( 注 )1) 陽イオン交換容量及び腐植は参考値とする 2 )( ) 内は参考値 (2) 陽イオン交換容量別の交換性塩基の目標値表 Ⅱ-5-2 果樹園土壌の 別目標値 単位石灰 :CaO 苦土 :MgO 加里 :K2O 合 計 cmol/kg mg/100g 76 以上 飽和度 % cmol/kg ~ ~ mg/100g 126 以上 25~ 飽和度 % 45 12~ ~63 cmol/kg ~ ~ mg/100g 171 以上 31~ 飽和度 % 41 10~ ~56 cmol/kg ~ ~ ~ mg/100g 2 40~51 24~28 -- 飽和度 % ~ ~3 50~53 cmol/kg ~ ~ ~ mg/100g 274 以上 50~60 28~33 -- 飽和度 % 39 10~12 2.5~3 51.5~54 ( 注 )1cmol/kg( モル当量 ) はCaO:28.0mg MgO:20.2mg K2O:47.1mgで計算

9 表 Ⅱ-5-2 主要果樹の土壌診断基準 樹種なしぶどうももかきくりりんご 項目土壌区分 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅰ Ⅱ Ⅲ 主要根群域の深さ cm< 40 以上 根の深さ cm< 地下水位 cm< 根 ち密度 mm> 域全粗孔隙 % < 10( 主要根群域 15) 体透水係数 cm/ 秒 < 10 ー 下層 ph (H2O) ~ ~ ~6.0 主 ph (H2O) 5.5~6.5 6~7 6.0~ ~ ~ ~6.0 要 塩基飽和度 ~ ~40 50~80 根 石灰 / 苦土比 当量比 > 0 4~6 4~8 4~ ~7 4~8 群 苦土 / 加里比 当量比 2< 2< 2< 3-6 2< 2< 1.5~3.0 4~8 5~8-2~5 2< 域 有効態リン酸 mg/100g < < < 2< 2< 腐 植 % < ( 出典 : 昭和 60 年 果樹試資料より ) ( 注 )1 対象土層区分 [ 根 域 ]: 根の大部分 (90% 以上 ) が分布する範囲で 物理性診断の対象土層 根 主要根域 [ 主要根群域 ]: 養分水分吸収の主役となる細根が70~80% 以上分布する範囲で 化学性診断の対象土層 域 根域下層 [ 根域下層 ]: 主要根群域以下の部分で phだけを診断対象とする樹種とその必要のない樹種に区分 2 土壌区分 Ⅰ 型 : 褐色森林土 灰色台地土 赤色土 黄色土 褐色低地土 灰色低地土など Ⅱ 型 : 黒ボク土 Ⅲ 型 : 砂丘未熟土のほか そ以外の土壌群のうち土性がS LSのものを含む 3 有効態リン酸は トルオーグ法による値

10 6 草地土壌の改良目標値 (1) 土壌の種類別目標値 表 Ⅱ-6-1 草地土壌の目標値 土壌の種類 低 地 土 黒 ボ ク 土 項 目 台 地 土 ( 火山性土壌 ) ph (H2O) 6.0~ ~6.5 (KCl) 5.5~ ~6.0 陽イオン交換容量 cmol/kg 15 以上 15 以上 塩基飽和度 % 60~80 60~80 石灰飽和度 50~70 50~70 苦土飽和度 8~13 10~17 加里飽和度 2~5 2~5 ハ ラ CaO/MgO 5~10 5~10 ンス MgO/K2O 2 以上 (4~3) 2 以上 (3~4) 有効態リン酸 ( トルオーグ法 ) 5 以上 5 以上 ( フ レイ2 法 ) 20 以上 20 以上 腐植 % 3 3 交換酸度 y1 3 以下 3 以下 (2) 陽イオン交換容量別の交換性塩基の目標値表 Ⅱ-6-2 草地土壌の 別目標値 単位石灰 :CaO 苦土 :MgO 加里 :K2O 合計 cmol/kg 7.5~ ~ ~ ~ mg/100g 210~250 24~40 14~33 -- 飽和度 % 50~60 8~13 2~5 60~78 cmol/kg 8.9~ ~ ~ ~ mg/100g 250~280 30~50 14~33 -- 飽和度 % 45~50 7.5~13 1.5~3.5 54~66.5 cmol/kg 10.0~ ~ ~ ~ mg/100g 280~340 40~60 23~47 -- 飽和度 % 40~48 8~12 2~4 50~64 ( 注 )1cmol/kg( モル当量 ) はCaO:28.0mg MgO:20.2mg K2O:47.1mgで計算し数値を 丸めた 草地は 一般に酸性土壌が多く 生産性が低く 丘陵などを傾斜修正しただけの畑が多い また 肥料として家畜ふん堆肥や尿の過剰散布などによりカリの集積など塩基バランスが悪い状態となりやすく 牧草の含有成分のアンバランスから飼養管理に影響するので注意する

11 多量要素 表 Ⅱ-6-2 作物に欠乏症または過剰症の出る各要素の土壌含有量 ( 単位 :mg/100g) 要素名欠乏症のでやすい含量健全土壌の含量過剰症のでやすい含量 窒 素 硝酸態 0.5mg 以下 硝酸態 3~8mg 砂質土 10mg 粘質土 20mg 以上 アンモニア態 2.5mg 以下 アンモニア態 5~15mg 20mg 以上 リン酸 ( P2O 5) 有効態 8~20mg 以下 有効態 30~100mg 有効態 300~500mg 以上 カリ (K2O) 交換性 10mg 以下交換性 15~20mg 交換性 30~40mg 以上 カルシウム ( CaO ) 交換性 100mg 以下交換性 200~400mg 交換性 500mg 以上 マグネシウム( MgO ) 交換性 10~15mg 以下交換性 25~50mg ケイ酸 ( SiO 2) 有効態 10mg 以下有効態 15mg 以上過剰害なし 微量要素 ( 単位 :mg/kg=ppm) 要 素 名 欠乏症のでやすい含量 健全土壌の含量 過剰症のでやすい含量 ホウ素 (B) 有効態 0.4ppm 以下 有効態 0.8~2.0ppm 有効態 7ppm 以上 マンガン (Mn) 易還元性 50~60ppm 以下 易還元性 100~250ppm 易還元性 300ppm 以上 交換性 2~3ppm 以下 交換性 4~8ppm 交換性 10ppm 以上 鉄 (Fe) 交換性 4.0~8.0ppm 以下 交換性 8~10ppm 亜鉛 (Zn) 可溶性 0.4ppm 以下 可溶性 0.4~40ppm 可溶性 100ppm 以上 銅 (Cu) 可溶性 0.5ppm 以下 可溶性 8~1.5ppm 可溶性 5ppm 以上 モリブデン (Mo) 有効態 0.03ppm 以下 有効態 0.05~0.4ppm ( 出典 : 高橋英一ら共著 作物の要素欠乏 過剰症 農文教より引用 ( 注意 ) 1) 上記数値は概ねの目安であり 実際にはこれ以上の高い含量でも過剰害が出ない場合もある 2) 特に リン酸の場合は 作物の種類によって著しく異なるほか 栽培様式によっても大幅に変動する また 地域差 ( 温度の高低 ) によっても 相違が大きい [ 要素欠乏 過剰等の発生原因 ] 1 土壌中絶対量が不足一般的には少ないが 溶脱の激しい土壌 ( 花崗岩 流紋岩 蛇紋岩などの岩屑土 ) などは養分保持力が低く ホウ素 マンガン 銅 亜鉛などが欠乏しやすい 砂丘畑土壌も有機物が少なくpHによっては同様にホウ素 マンガン 鉄 亜鉛欠乏が出やすい 2 他の養分との拮抗作用 カリ過剰 : ホウ素 苦土 石灰 鉄の吸収抑制 窒素過剰 : カリ ホウ素吸収抑制 リン酸過剰 : 鉄 銅 亜鉛 カリの吸収抑制 3pHによる溶解性の差 土壌 phにより 各養分の溶解性が異なることから 土壌 phは弱酸性から中性域を目標としているが 高 phではカリ マン ガン ホウ素 銅の溶解性が低下し 酸性ではモリブデン 苦土などの溶解性が低下し 欠乏する場合がある 4 土壌の乾燥 微量要素は蒸散作用による受動的吸収が多く また 根も弱ることから水分不足は ホウ素 石灰など欠乏症がでる

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