PowerPoint プレゼンテーション

Size: px
Start display at page:

Download "PowerPoint プレゼンテーション"

Transcription

1 平成 25 年度経済連携促進のための産業高度化推進事業 (ASEAN 諸国を中心とした海外展開国別戦略調査 ) 報告書 2014 年 3 月 24 日 株式会社野村総合研究所 東京都千代田区丸の内 丸の内北口ビル

2 本事業の背景と目的 事業の背景 日本経済の再生に向けた対策の一つである 成長のための戦略 を実現するために 日本企業の海外展開や新市場開拓の拡大を図ることが重要な政策課題となっている 我が国繊維業界には 国内の景気低迷による市場の縮小等に対応するため 価格競争力を追求し 国外に生産拠点をシフトし国内市場へ低価格品を再輸入することで生き残りをかける企業も存在し その影響により 日本の繊維産業の特徴である産地の形成が弱小化しつつある現実に直面している 日本繊維産業が生き残るための一つの方策として 海外展開や新市場開拓が重要な役割を担うものである これまで 日本の繊維企業は中国中心に生産拠点等を求めてきたが 昨今の急速な人件費高騰や自国産業保護施策を背景に 中国依存が日本企業にとっての大きなリスクとなっている そのため 経済成長とともに消費拡大が見込まれる ASEAN 諸国は 中国に続く巨大市場として繊維業界や商社から注目を浴びているところである しかしながら ASEAN 諸国の繊維産業の実態 消費者ニーズ 規制等について具体的かつ戦略的に調査されたものは少なく ASEAN 市場への参入のポテンシャルは未知数である 昨今の TPP 交渉参加や EPA 締結の深化において ASEAN 諸国市場の的確な把握と市場参入戦略の策定は 我が国繊維産業の今後の発展 活性化に重要な役割を担うことは至極当然のことと考えられている 事業の目的 本調査事業では ASEAN 諸国 ( インドネシア ベトナム タイ マレーシア ) を中心に 繊維分野における各国のニーズと現状 課題や日本企業が事業展開する上で各国がどのような役割を担えるか等について調査 分析し ASEAN 諸国等の市場等への参入の方策に係る国別戦略を策定することによって 日本の繊維業界が向かうべき方向性を示し 具体的支援策を構築することを目的とする 1

3 1.ASEAN 諸国の市場のニーズ調査 - ASEAN 諸国 ( 一部欧州 ( イタリア フランス ) も含む ) の消費者が求めるアパレルの価値領域やニーズ ( イメージや期待を含む ) 実際の購買状況等について実態を把握し 日本のアパレルやテキスタイルが持つ特性との比較を踏まえ 今後の展開方法について検討を行った 2

4 (1)ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 1 調査の概要本章では 日本企業の衣料品の販売戦略を検討するため 2 種類の消費者アンケート調査結果から ASEAN4 カ国 ( 一部イタリア フランスを含む ) の衣料品の消費行動を把握する 本章では ASEAN 各国の衣料品の消費行動を把握し 日本企業の衣料品の販売戦略の可能性について検討を行った 具体的には 以下について分析した 1 衣料品ブランドに対する感度 2 企業ブランドと製品ブランドの重視度 3 各国製品に対する価格感度 4 衣料品における訴求ポイント 5 チャネル利用実態 6 店舗選定の基準 7 衣料品購入時の情報源 ( 知るきっかけ 関心のきっかけ 購入時の判断材料 ) 8 衣料品購入の際に重視するポイント ここでの情報は 年 11 月 -2 月に実施したインターネットアンケート調査結果 および 2 野村総合研究所消費サービス ヘルスケアコンサルティング部が 2012 年 8 月 -12 月に実施した ASEAN5 カ国の消費者意識 行動を把握するための消費者アンケート調査結果 ( ) をもとに整理している ( ) 詳細については 消費者から読み解く ASEAN 市場の特徴 ~ モザイク市場 攻略の糸口として ~ 参照 項目 内容 対象年齢 歳代の男女 各国 208サンプル 対象者条件 ( マレーシア タイ インドネシア ベトナムおよび イタリア フランス ) 調査時期 2013 年 11 月 ~2 月 調査方法 インターネットアンケート調査 ( マクロミル ) 項目対象年齢 対象者条件 調査時期 調査方法 調査実施概要 1 調査実施概要 2 内容 20 歳の男女 各都市に1 年以上居住しており かつ 週に 5 日以上居住している 過去 6ヶ月市場調査活動に参加したことがない 関係業界 ( 広告代理店 市場調査 コンサルティング等 ) で働いていない 各都市別に収入レベル上位 50% 層を抽出 マレーシア507 人 タイ1,100 人 インドネシア 1,234 人 ベトナム812 人 ( ミャンマー 500 人 ) 2012 年 8 月 ~12 月 調査員による訪問面接調査法 エリアサンプリングの上 世帯を等間隔で訪問 3

5 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 2 衣料品ブランドに対する感度調査対象 4 カ国およびミャンマーの中では インドネシアとマレーシアはブランド志向が強い 両国では ブランドの認知促進およびブランドを打ち出した商品展開が有効となる インドネシアとマレーシアはブランド志向が強い インドネシア マレーシアでは 3 割の消費者が必ずブランドを意識して購入している 一方 タイではブランドに対する意識が低い 衣類 ファッションについて ブランドを意識して購入していますか ( はそれぞれ一つだけ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% マレーシア 28.9% % 13.0% タイ 3.8% % インドネシア 29.7% 40.9% % ベトナム % 22.7% 27. ミャンマー 17.7% % 37. ( 中国上海 ) % 必ずブランドを意識して購入 ブランド意識して購入すること少ない ブランドを意識して購入すること多いブランドを特に意識していない出所 )NRI ASEAN5カ国アンケート2012 4

6 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 3 企業ブランドと製品ブランドの重視度日本の衣料品は企業ブランドより製品ブランドとして打ち出す傾向が強いが 製品ブランドを意識して購入するインドネシアにおいては 日本製品を展開しやすいと考えられる インドネシアは製品ブランドに マレーシアは企業ブランドを重視する消費者が相対的に多い タイやミャンマーでは企業 製品という区分を意識せず購入する消費者が想定的に多い 企業ブランド 製品ブランドのどちらを意識して購入することが多いですか ( はそれぞれ一つだけ ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% マレーシア % タイ 1.9% % インドネシア % ベトナム % ミャンマー % 45. 企業ブランドを意識して購入製品ブランドを意識して購入企業ブランドも製品ブランドも意識して購入 企業 製品という区分は意識せず購入出所 )NRI ASEAN5カ国アンケート2012 5

7 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 4ASEAN における日本製 / 韓国製 / 欧米製のブランド訴求力日本製という言葉が訴求する国はマレーシアとミャンマー 特にマレーシアでは 欧米製より日本製の方が訴求しやすい マレーシア ミャンマーでは 価格が高くても日本製を購入する消費者が多い インドネシアはブランドを重視する国であり 欧州製 韓国製よりも日本製の方が好まれているが 現地製品より価格が高いと 購入されにくい ベトナムでは 日本製の訴求力は 欧州製 韓国製よりも低い 各国現地ブランドの商品と比べてどのくらいの価格差であれば各商品を購入すると思いますか ( はそれぞれ一つだけ) マレーシア 日本 韓国 1.00 欧米 タイ 0.40 ミャンマー インドネシア ベトナム スコア化 +4 点 2 倍以上高い価格でも買う +3 点 5 割高い価格でも買う +2 点 2~3 割高い価格でも買う +1 点 1 割高い価格でも買う +0 点同じ価格でなければ買わない 出所 )NRI ASEAN5カ国アンケート2012 6

8 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 4ASEAN における日本製 / 韓国製 / 欧米製のブランド訴求力 ( 参考 ) 日本製品の詳細 マレーシアでは 現地ブランドの商品より 2 倍以上高い価格でも日本製品を購入する割合 が 5 カ国中最も高く 全体の 1 近くを占める 2-3 割以上高い価格でも購入する割合を含めると全体の 40% 近くに達する タイでは現地の製品と同じ価格でなければ日本製を買わない消費者が半数近くを占める 各国現地ブランドの商品と比べてどのくらいの価格差であれば各商品を購入すると思いますか ( はそれぞれ一つだけ ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% マレーシア % タイ 0.0% 0.7% 19.0% 46.8% 26.0% インドネシア % 1.8% ベトナム ミャンマー % 26.8% 19.0% 39.0% 30.0% 2 倍以上高い価格でも買う 5 割高い価格でも買う 2-3 割高い価格でも買う 1 割高い価格でも買う 同じ価格でなければ買わない自分では買わない出所 )NRI ASEAN5カ国アンケート2012 7

9 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 4ASEAN における日本製 / 韓国製 / 欧米製のブランド訴求力 ( 参考 ) 韓国製品の詳細 マレーシアおよびミャンマーでは 現地ブランドの商品より 5 割以上高い価格を払ってでも韓国製を購入する割合 が多く 全体の 10% 以上を占める ( ただし 日本には及ばない ) ベトナム ミャンマーにおいては日本製よりも韓国製の方が訴求力がある ( 韓流文化の浸透が寄与 ) 各国現地ブランドの商品と比べてどのくらいの価格差であれば各商品を購入すると思いますか ( はそれぞれ一つだけ ) 9. マレーシア 3.0% 0% 20% 40% 60% 80% 100% % 21.7% % タイ % 29. インドネシア % 22.0% ベトナム 12.7% % % 32. ミャンマー % 24.7% 23.8% 24.9% 2 倍以上高い価格でも買う 5 割高い価格でも買う 2-3 割高い価格でも買う 1 割高い価格でも買う 同じ価格でなければ買わない自分では買わない出所 )NRI ASEAN5カ国アンケート2012 8

10 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 4ASEAN における日本製 / 韓国製 / 欧米製のブランド訴求力 ( 参考 ) 欧米製品の詳細 マレーシアおよびミャンマーでは 現地ブランドの商品より 5 割以上高い価格を払ってでも欧米製品を購入する割合 が多く 全体の 20% 前後を占める ベトナム ミャンマー タイにおいては日本製よりも欧米製の方が訴求力がある 各国現地ブランドの商品と比べてどのくらいの価格差であれば各商品を購入すると思いますか ( はそれぞれ一つだけ ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% マレーシア % % タイ % 29.8% % インドネシア % 0. ベトナム 6.8% % ミャンマー % 倍以上高い価格でも買う 5 割高い価格でも買う 2-3 割高い価格でも買う 1 割高い価格でも買う 同じ価格でなければ買わない自分では買わない出所 )NRI ASEAN5カ国アンケート2012 9

11 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 5 衣料品における訴求ポイント 日本製衣料品の訴求ポイントは 品質が良い という点に尽きる いずれの国においても日本製品に対して高い価格を払っても良い理由は 品質が良い という点である 日本製は高品質 との認識があり そのため 高価格であることを認識しているといえる タイ マレーシアは機能性を求める割合が高い一方 インドネシア ベトナム ミャンマーでは機能性よりもデザイン性を求める傾向にある あなたが日本ブランドの商品に対して高い価格を払ってもよいと思う理由は何ですか ( はいくつでも) 0% 20% 40% 60% 80% 100% マレーシアタイインドネシアベトナムミャンマー % % 41.8% % % 84.7% 95. 品質が良いから デザインが良いから 機能性が高いから アフターサービスが充実しているから 出所 )NRI ASEAN5カ国アンケート

12 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 6 衣料品の購入場所マレーシア インドネシア タイでは デパートやショッピングセンター ハイパーマーケットで衣料品が購入されている マレーシア タイでは デパート ショッピングセンター ハイパーマーケット が主な衣料品の購入場所である インドネシアでは デパート ショッピングセンター に加え 通信販売 の割合も相対的に高い ベトナムは その他 ( 路面店等 ) ミャンマーは スーパーマーケット で購入される傾向が強い 衣料品をお買いになるとき どのようなタイプのお店をよく利用しますか ( それぞれ はいくつでも ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% マレーシア タイ インドネシア ベトナム ミャンマー 個人経営の小規模小売店 ハイパーマーケット デパート ショッピングセンター スーパーマーケット コンビニエンスストア ネット TV カタログなどの通信販売 その他あまり買わない出所 )NRI ASEAN5カ国アンケート

13 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 6 衣料品の購入場所 ( 参考 ) 詳細データ 回答者が 30% 以上を占める項目については赤字としている 購入商品別の各チャネルの利用頻度 個人経営の小規模小売店 スーパーマーケット ハイパーマーケット コンビニエンスストア デパート ショッピングセンター ネット TV カタログなどの通信販売 その他 あまり買わない マレーシア % 8.9% タイ % 50.9% % 25.0% インドネシア % % ベトナム % 59.9% 45.8% ミャンマー 23.0% 64.9% 44.0% % 0.9% 17.8% 出所 )NRI ASEAN5カ国アンケート

14 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 7 店舗選定の基準店舗を選定する際には 品揃えや品質 トレンド 価格など商品に関する項目が重視される一方 馴染みや行きやすさなど店舗に関する項目も重視される割合が高い 多くは 品揃えが多様で豊富 販売している商品の品質が高い 最先端 流行の商品を買える 価格が安い などの項目が重視されている タイ ベトナムでは品揃えに加え 店舗への行きやすさ も重視される傾向が強い 商品を購入する際に利用する店舗を選定する際に重視するものはどれですか ( それぞれ はいくつでも ) マレーシア 0% 20% 40% 60% 80% 100% タイ インドネシア ベトナム ミャンマー 品揃えが多様で豊富 販売している商品の品質が高い 最先端 流行の商品を買える 価格が安い よく特売している 値引き以外のキャンペーンがある 店員が知識豊富であり役に立つ 顧客サービスが優れている メンバーズプログラムが優れている 店舗に行きやすい 店舗になじみがあって信頼できる 雰囲気 出所 )NRI ASEAN5カ国アンケート

15 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 7 店舗選定の基準 ( 参考 ) 詳細データ 回答者が 30% 以上を占める項目については赤字としている 購入商品別の店舗選択時に重視するポイント 品揃えが多様で豊富 販売している商品の品質が高い 最先端 流行の商品を買える 価格が安い よく特売している 値引き以外のキャンペーンがある 店員が知識豊富であり役に立つ 顧客サービスが優れている メンバーズプログラムが優れている 店舗に行きやすい 店舗になじみがあって信頼できる 雰囲気 マレーシア % % % 21.0% 13.0% タイ % % % 35.8% 29.0% 22. インドネシア 24.8% % % 24.7% 25. ベトナム % % 25.0% % 23.7% 34.7% 28.0% 15. ミャンマー % 8.8% % % % % 出所 )NRI ASEAN5カ国アンケート

16 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 8 衣料品購入時の情報源 - 知るきっかけ - 商品認知度向上のためには 実店舗に加え テレビ ラジオ 新聞などのマスメディア さらには口コミなどによる情報提供が有効である いずれの国においても実店舗の割合が高く ついで テレビ ラジオ 新聞 雑誌等が続く 特にミャンマーではテレビ ラジオ さらには新聞 雑誌などのマスメディアの活用が有効である あなたが商品を知るきっかけとなった情報源はどれですか ( それぞれ はいくつでも ) マレーシア 0% 20% 40% 60% 80% 100% タイ インドネシア ベトナム ミャンマー テレビ ラジオ口コミなど人からの情報商品のサンプリングウェブサイト eメール SMS 新聞 雑誌交通広告 屋外広告実店舗 ショールーム SNS どれもあてはまらない 出所 )NRI ASEAN5カ国アンケート

17 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 8 衣料品購入時の情報源 - 関心のきっかけ - 商品に関心を持つきっかけは 実際の商品を見ることができる実店舗 ショールームとなっている テレビ ラジオなどマスメディアの影響は低く 逆に実店舗 ショールームで関心を持つようになるといえる さらに口コミの影響力も大きい インドネシアではSNSの割合が ベトナムではウェブサイトの割合が相対的に高い あなたが商品を知った後 興味をもつに至った情報源はどれですか ( それぞれ はいくつでも ) 0% 20% 40% 60% 80% 100% マレーシア タイ インドネシア ベトナム ミャンマー テレビ ラジオ口コミなど人からの情報商品のサンプリングウェブサイト eメール SMS 新聞 雑誌交通広告 屋外広告実店舗 ショールーム SNS どれもあてはまらない 出所 )NRI ASEAN5カ国アンケート

18 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 8 衣料品購入時の情報源 - 購入時の判断材料 - 購入時の判断材料は 基本的には実店舗 ショールームである 関心のきっかけに比べて 判断材料の多様性が低い 基本的には実店舗 ショールームにおいて商品を見ることが 購入の判断材料となっている あなたが商品に興味を持った後 購入するための最終的な判断材料となった情報源はどれですか ( それぞれ はいくつでも ) マレーシア 0% 20% 40% 60% 80% 100% タイ インドネシア ベトナム ミャンマー テレビ ラジオ 新聞 雑誌 口コミなど人からの情報 交通広告 屋外広告 商品のサンプリング 実店舗 ショールーム ウェブサイト SNS eメール SMS どれもあてはまらない 出所 )NRI ASEAN5カ国アンケート

19 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 8 衣料品購入時の情報源 ( 参考 ) 認知段階における詳細データ 回答者が 40% 以上を占める項目については赤字としている 購入商品別の各チャネルの利用頻度 テレビ ラジオ 新聞 雑誌 口コミなど人からの情報 交通広告 屋外広告 商品のサンプリング 実店舗 ショールーム ウェブサイト SNS e メール SMS どれもあてはまらない マレーシア 40.8% 44.8% % % タイ % % % 3.8% インドネシア 46.9% % 6.7% 18.0% ベトナム 46.7% % 3.7% % 18.8% 7.7% ミャンマー % % 出所 )NRI ASEAN5カ国アンケート

20 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 8 衣料品購入時の情報源 ( 参考 ) 関心段階における詳細データ 回答者が 40% 以上を占める項目については赤字としている 購入商品別の各チャネルの利用頻度 テレビ ラジオ 新聞 雑誌 口コミなど人からの情報 交通広告 屋外広告 商品のサンプリング 実店舗 ショールーム ウェブサイト SNS e メール SMS どれもあてはまらない マレーシア % % % 2. タイ % % % インドネシア % 30.0% % ベトナム % % % ミャンマー 31.0% 16.8% % 1.9% 60.8% 2.7% 出所 )NRI ASEAN5カ国アンケート

21 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 8 衣料品購入時の情報源 ( 参考 ) 購入段階における詳細データ 回答者が 40% 以上を占める項目については赤字としている 購入商品別の各チャネルの利用頻度 テレビ ラジオ 新聞 雑誌 口コミなど人からの情報 交通広告 屋外広告 商品のサンプリング 実店舗 ショールーム ウェブサイト SNS e メール SMS どれもあてはまらない マレーシア % 43.8% タイ % % 1.0% 3.8% インドネシア 2.0% % 63.9% ベトナム % % % ミャンマー % % 0.9% 0.7% 0.7% 7. 出所 )NRI ASEAN5カ国アンケート

22 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 9 より詳細な衣料品の訴求ポイント日本人は 色 柄 デザイン に次いで 素材そのものに関する点 フィット感の良さ 手触り ( 風合い ) の良さ などを重視 価格の安さ という点よりも重視されている 年 日本の消費者が衣料品を購入する際に重視するポイントを把握した ( 以下は 2009 年のデータであり 2007 年と大きな変化はない ) 結果は以下のとおりであり 各国でも同様の調査を実施した 0% 20% 40% 60% 80% 100% N=2,000 見た目 に関する要素 素材 に関する要素 デザイン色柄フィット感の良さ手触り ( 風合い ) の良さ価格の安さ素材の丈夫さ素材の機能性安全性の高い製品素材の軽さ お店 売り場の雰囲気店員の対応 製品のコンセプト製品のブランド安価な海外製品でないこと環境へ配慮した製品アフターサービスの対応日本製であること人気のある製品素材 原材料に関するストーリーに興味がある希少価値の高い製品 欧米製のブランドであること 重視するやや重視するどちらとも言えないあまり重視しない重視しない 21

23 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 9 より詳細な衣料品の訴求ポイントマレーシアは 色 柄 デザイン以上に素材のフィット感 手触りを重視する傾向にある また 自国製であることへのこだわりが比較的低い 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 素材のフィット感が良いこと 57% 37% 素材の手触り ( 風合い ) が良いこと 57% 3 衣料品の色 48% 4 衣料品のデザイン ( 形 スタイル ) 49% 4 7% 衣料品の柄 模様 50% 40% 素材が丈夫であること 50% 3 1 安全性の高い衣料品 素材であること 素材が軽いこと 素材に体臭がつきにくいこと 衣料品の価格が安いこと 39% 4 1 7% お店 売り場の雰囲気が良いこと 素材が乾きやすいこと 3 40% 1 8% 店員の対応が優れていること アフターサービスの対応に優れていること 39% 3 1 9% 環境への配慮が優れた衣料品 素材であること % 人気のある衣料品 2 39% 2 10% 素材のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) % 1 衣料品のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) 2 29% 3 1 自国製の衣料品であること 19% 外国製 ( 日本製を除く ) の衣料品であること % 19% 8% 日本製の衣料品であること % 重視するやや重視するどちらともいえないあまり重視しない重視しない 出所 )NRI ASEAN 衣料品アンケート

24 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 9 より詳細な衣料品の訴求ポイントタイは 色 柄 デザイン 以上に 素材の手触りや丈夫さを重視する傾向にある なお 他国と比較するとコンセプトに対するこだわりが強い傾向にある 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 素材の手触り ( 風合い ) が良いこと 6 37% 素材が丈夫であること 5 39% 衣料品のデザイン ( 形 スタイル ) 5 38% 素材のフィット感が良いこと 5 4 衣料品の柄 模様 49% 4 安全性の高い衣料品 素材であること 49% 4 7% 衣料品の色 47% 47% 素材が乾きやすいこと 4 4 9% 衣料品の価格が安いこと 4 38% 1 店員の対応が優れていること 素材が軽いこと 38% 49% 1 環境への配慮が優れた衣料品 素材であること 39% 4 1 素材に体臭がつきにくいこと 40% 39% 1 お店 売り場の雰囲気が良いこと 3 49% 1 アフターサービスの対応に優れていること 38% 40% 17% 人気のある衣料品 % 自国製の衣料品であること 3 37% 28% 素材のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) 30% 4 2 衣料品のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) 3 38% 2 外国製 ( 日本製を除く ) の衣料品であること % 日本製の衣料品であること 重視するやや重視するどちらともいえないあまり重視しない重視しない 出所 )NRI ASEAN 衣料品アンケート

25 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 9 より詳細な衣料品の訴求ポイントインドネシアは色 柄 デザイン 素材の機能性を重視するが 中でも特に手触りや体臭のつきにくさを重視する傾向がある 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 素材の手触り ( 風合い ) が良いこと 7 19% 衣料品のデザイン ( 形 スタイル ) 68% 29% 素材のフィット感が良いこと 7 2 衣料品の色 6 30% 衣料品の柄 模様 6 3 素材に体臭がつきにくいこと 68% 2 素材が丈夫であること 6 30% 7% 環境への配慮が優れた衣料品 素材であること 59% 29% 9% 安全性の高い衣料品 素材であること 58% 28% 1 素材が軽いこと 5 38% 9% 店員の対応が優れていること お店 売り場の雰囲気が良いこと % 素材が乾きやすいこと 4 38% 1 自国製の衣料品であること 48% 3 1 衣料品の価格が安いこと アフターサービスの対応に優れていること % 人気のある衣料品 2 39% 19% 1 素材のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) % 衣料品のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) 20% 外国製 ( 日本製を除く ) の衣料品であること 2 28% 3 1 日本製の衣料品であること 2 27% 3 1 重視するやや重視するどちらともいえないあまり重視しない重視しない触り 体臭のつきにくさはムスリムのファッションと関連が深いと類推される 出所 )NRI ASEAN 衣料品アンケート

26 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 9 より詳細な衣料品の訴求ポイントベトナムは 色 デザイン を最も重視する 他国に比べ お店 売り場の雰囲気の良さ も重視する傾向がある 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 衣料品の色 57% 3 8% 衣料品のデザイン ( 形 スタイル ) 60% 3 7% 素材が丈夫であること % 素材の手触り ( 風合い ) が良いこと 5 3 安全性の高い衣料品 素材であること お店 売り場の雰囲気が良いこと 50% 3 1 素材に体臭がつきにくいこと 50% 3 1 衣料品の柄 模様 4 38% 1 素材が軽いこと 4 38% 1 環境への配慮が優れた衣料品 素材であること 40% 37% 17% アフターサービスの対応に優れていること 衣料品の価格が安いこと % 人気のある衣料品 % 素材のフィット感が良いこと 39% 3 19% 店員の対応が優れていること 3 38% 2 自国製の衣料品であること % 素材が乾きやすいこと 衣料品のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) 17% 3 27% 1 日本製の衣料品であること % 素材のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) % 8% 外国製 ( 日本製を除く ) の衣料品であること 8% 37% 37% 1 重視するやや重視するどちらともいえないあまり重視しない重視しない 出所 )NRI ASEAN 衣料品アンケート

27 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 9 より詳細な衣料品の訴求ポイント ( 参考 ) フランス イタリアフランスは 色 柄 デザイン のほか 素材の丈夫さや風合い さらには安全性を重視する傾向にある 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 衣料品の色 48% 4 7% 色 柄 デザイン 衣料品のデザイン ( 形 スタイル ) 49% 39% 10% 衣料品の柄 模様 38% 47% 1 素材が丈夫であること 38% 48% 9% 素材そのもの 素材の手触り ( 風合い ) が良いこと 安全性の高い衣料品 素材であること % 1 1 素材が軽いこと 2 48% 20% 素材のフィット感が良いこと 28% 4 20% 7% 店員の対応が優れていること 28% 3 28% お店 売り場の雰囲気が良いこと 衣料品の価格が安いこと 29% 3 2 8% 自国製の衣料品であること 2 37% 29% 9% アフターサービスの対応に優れていること 環境への配慮が優れた衣料品 素材であること % 素材が乾きやすいこと 人気のある衣料品 % 1 7% 素材のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) 1 27% 3 1 9% 衣料品のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) % 素材に体臭がつきにくいこと 1 28% 外国製 ( 日本製を除く ) の衣料品であること 10% 20% 4 18% 9% 日本製の衣料品であること 10% 1 38% 2 1 重視するやや重視するどちらともいえないあまり重視しない重視しない 出所 )NRI ASEAN 衣料品アンケート

28 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 9 より詳細な衣料品の訴求ポイント ( 参考 ) フランス イタリアイタリアも 色 柄 デザイン を重視するが それ以上に素材のフィット感を重視する傾向にある 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 素材のフィット感が良いこと 6 28% 衣料品のデザイン ( 形 スタイル ) 59% 38% 色 柄 デザイン 衣料品の柄 模様 58% 3 衣料品の色 5 38% 安全性の高い衣料品 素材であること 5 3 8% 素材が丈夫であること 49% 4 素材そのもの 素材の手触り ( 風合い ) が良いこと 4 50% 素材に体臭がつきにくいこと 4 4 7% 環境への配慮が優れた衣料品 素材であること 自国製の衣料品であること % 8% 素材が軽いこと 28% 50% 1 お店 売り場の雰囲気が良いこと % 衣料品の価格が安いこと 2 39% 2 1 素材のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) % 10% アフターサービスの対応に優れていること 27% 3 20% 1 素材が乾きやすいこと 2 38% 20% 1 店員の対応が優れていること 衣料品のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) % 1 人気のある衣料品 外国製 ( 日本製を除く ) の衣料品であること 1 17% 27% 2 17% 日本製の衣料品であること % 18% 2 重視するやや重視するどちらともいえないあまり重視しない重視しない 出所 )NRI ASEAN 衣料品アンケート

29 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 10 日本製衣料品の販売戦略 ASEAN 諸国の衣料品の消費行動から見る日本製衣料品の販売戦略のまとめ マレーシア タイ インドネシア ベトナム ブランド志向 強い 弱い 強い 中程度 企業 or 製品ブランド 両方とも重視 製品ブランド重視 製品ブランド重視 両方ともあまり重視せず 製品訴求力 価格プレミアム高 価格プレミアム低 価格プレミアム低 価格プレミアム高 日 = 欧 > 韓 欧 > 韓 = 日 日 > 欧 = 韓 欧 > 韓 > 日 訴求ポイント 品質 機能性 デザイン 品質 機能性 デザイン 品質 デザイン 機能性 品質 デザイン 機能性 具体的な訴求ホ イント 素材 : フィット感 手触り 素材 : 手触り 丈夫さ 素材 : 手触り 衣料品 : デザイン 衣料品 : 色 デザイン 主要チャネル デパート HM HM その他 デパート SM その他 選定基準 品質 品揃え 特売 アクセス 最先端 品揃え 品質 最先端 アクセス 認知 マスメディア 多様化 ( 特に実店舗が多い ) 実店舗 多様化 関心 実店舗 実店舗 実店舗 SNS 実店舗 Web 総論 戦略 日本ブランドへのプレミアム支払い意向は高く 欧州を凌ぐ 日本企業は 即座に 品質 機能性をアピールした製品を展開することが可能 加えて 品質 機能性を切り口とし 更なるブランド浸透も推進 主要な情報取得先となるマスメディア向けにPR 費用を投下しても 強気の値付けが可能なため十分回収可能 素材のフィット感 手触りをPR 価格プレミアムが低く かつ実店舗で購入することからも堅実な消費者が多い 贅沢品は HM で品質の良い欧米ブランドを購入 日用品は市場で沢山の選択肢から自分の目で選んで購入 日本企業のブランド訴求力は低いため 製品の品質 機能をウリに実店舗での PR を推進 素材の手触り 丈夫さを PR 海外ブランドへのプレミアム支払い意向は低く 価格が品質と見合っているものを購入 製品ブランドを重視していることから 品質に優れた製品ブランド (Made in Japan) を打ち出すことがポイント 通信販売も普及しており 実店舗以外の販売チャネルの構築も必要 素材の手触り 衣料品のデザインをPR 様々な衣料品の選定基準を持ち 衣料品の認知経路も多様である ある意味 掴みどころのない消費者が多い 日本製の訴求力も低いため 他国に比べると優先順位は低い ( どうしても先行投資の意味合いが強くなる ) 衣料品の色 デザインを PR マレーシア インドネシアは衣料品を販売しやすい国 同国にて いかに早く 品質と日本製をウリにブランドを構築するかがポイントである 一方 タイは堅実な消費者が多く またベトナムは日本製の訴求力が低い 中長期的な発展を睨み 早い段階で販売に踏み切ることも一案 ( マレーシア インドネシアからタイ ベトナム市場を狙うことは 市場の性質があまりにも異なるため現実的には難しい ) 28

30 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 11 調査の概要 (2) 日本製衣料品の販売戦略 と 日本製衣料品の購入経験 から現状の取り組みをレビューする 前述の想定される販売戦略に対して 実際の日本企業の取り組みは合致していたのかを検証するため 現地生活者の自国での日本製衣料品の購入経験を把握した 具体的には 以下について分析した 1 自国での日本製衣料品の購入経験の有無 2 購入した製品でもっとも気にいっている商品 3 日本製製品の情報の入手経路 4 日本製製品の購入場所 5 日本製製品の商品の価格 6 日本製製品を購入した理由 29

31 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 12 自国での日本製衣料品の購入経験 ( 直近 2 年間 ) 価格プレミアムの低いタイでも購入経験が70% であることから マレーシアおよびインドネシアではさらに日本製衣料品を販売できるポテンシャルがある 男性 0% 20% 40% 60% 80% 100% 38% 6 価格プレミアムが高いはずのインドネシアで日本製衣料品を購入した経験のある消費者は 4 割にとどまる 女性 5 4 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100% ある ない 男性 6 3 男性 合計 マレーシア 女性 6 38% ある ない ベトナム 女性 6 3 ある ない 合計 6 3 0% 20% 40% 60% 80% 100% 合計 0% 10% 20% 60% 30% 40% 50% 60% 40% 70% 80% 90% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 男性 67% 3 男性 男性 3 38% 6 60% 9% タイ 女性 69% 3 ある ない ( 参考 ) フランス 女性 女性 % 57% ある ない 10% 合計 68% 3 0% 20% 40% 60% 80% 100% 合計 3 58% 9% 合計 40% 60% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 男性 3 6 男性 強くこだわる多少こだわるあまりこだわらない全くこだわらない 3 60% 38% 6 9% インドネシア 女性 4 5 ある ない ( 参考 ) イタリア 女性 % ある ない 10% 合計 39% 6 合計 % 出所 )NRI ASEAN 衣料品アンケート % 30

32 男性 4 4 9% 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 ( 参考 ) 持ち物に対するこだわり 女性 5 4 ASEAN4カ国で持ち物へのこだわりがもっとも強いのはインドネシアであり 持ち物へのこだわりがないのはタイである 合計 49% 4 強くこだわる多少こだわるあまりこだわらない全くこだわらない 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 男性 28% 6 10% 男性 3 60% 9% マレーシア 女性 2 6 9% ベトナム 女性 3 57% 10% 合計 2 6 9% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 合計 3 58% 9% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 男性 19% 強くこだわる多少こだわるあまりこだわらない 70% 全くこだわらない 1 男性 3 60% 強くこだわる 4 多少こだわるあまりこだわらない 4 全くこだわらない 9% 9% タイ 女性 ( 参考 ) フランス 女性 % 4 10% 合計 17% 7 1 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 合計 3 49% 58% 4 9% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 男性 強くこだわる 60% 多少こだわるあまりこだわらない全くこだわらない 27% 1 男性 強くこだわる 3 強くこだわる多少こだわるあまりこだわらない全くこだわらない 78% 60% 19% 9% インドネシア 女性 6 3 7% ( 参考 ) イタリア 女性 % 1 10% 合計 6 29% 10% 合計合計 % 17% 9% 出所 )NRI ASEAN 衣料品アンケート

33 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 13 自国での日本製衣料品の購入経験 ( 直近 2 年間 ) _ お気に入り商品マレーシアでは男女ともに T シャツやシャツ タイでは T シャツやシャツ以外にも スカートや下着 スーツなどがお気に入り商品となっている マレーシア タイ 0% 10% 20% 30% コート 7% ジャケット 8% 8% 20% シャツ 1 17% Tシャツ カットソー 2 ズボン スカート ワンピース 1 下着 7% 7% パジャマ 男性 スーツ 女性 ショール マフラー 合計 タオル ハンカチ 子ども服 スポーツウェア 9% 1 その他 29% 2 0% 10% 20% 30% コート 8% ジャケット 8% 1 20% シャツ 8% 1 0% 10% 20% 2 30% Tシャツ カットソー 18% 20% コート 7% 1 ズボン 7% 10% 9% ジャケット スカート ワンピース シャツ 下着 1 1 8% 1 Tシャツ カットソー 1 パジャマ 1 男性 ズボン 10% 女性スーツ スカート ワンピース 1 合計ショール マフラー 9% 下着 1 タオル ハンカチ 1 パジャマ 子ども服 男性 9% スーツ 1 スポーツウェア 女性 7% ショール マフラー 合計その他 タオル ハンカチ 子ども服 7% 1 2 スポーツウェア 7% 1 19% 出所 )NRI ASEAN 衣料品アンケート

34 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 13 自国での日本製衣料品の購入経験 ( 直近 2 年間 ) _ お気に入り商品インドネシアでは男性用ジャケットやシャツ スカート ワンピース ベトナムでは男性用シャツやスポーツウェア 子ども服がお気に入り商品となっている インドネシア ベトナム 0% 10% 20% 30% コート 9% 7% 7% ジャケット 1 17% シャツ 1 1 Tシャツ カットソー 9% 1 1 ズボン 1 1 スカート ワンピース 1 下着 7% パジャマ スーツ 9% ショール マフラー タオル ハンカチ 子ども服 9% スポーツウェア % 2 男性女性合計 その他 0% 10% 20% 30% コート 7% ジャケット 9% 2 シャツ 1 0% 1 10% 20% 30% Tシャツ カットソー 1 1 コート 7% ズボン 9% ジャケット スカート ワンピース 1 2 シャツ 9% 下着 Tシャツ カットソー 1 パジャマ 1 男性ズボン 9% スーツ 女性スカート ワンピース 1 ショール マフラー 合計 9% 下着 1 タオル ハンカチ 1 パジャマ 7% 子ども服 2 男性 9% 1 スーツ 19% スポーツウェア 7% 女性 1 ショール マフラー 合計その他 タオル ハンカチ 子ども服 7% 1 2 スポーツウェア 7% 1 19% 出所 )NRI ASEAN 衣料品アンケート

35 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 13 自国での日本製衣料品の購入経験 ( 直近 2 年間 ) _ お気に入り商品イタリア フランスでは T シャツ カットソーがお気に入り商品であり さらにイタリアでは スカート ワンピース スポーツウェアもお気に入り商品として挙げられている ( 参考 ) フランス ( 参考 ) イタリア 0% 10% 20% 30% 40% 50% コート 10% 1 1 ジャケット シャツ 1 8% Tシャツ カットソー 18% 30% 4 ズボン 7% 1 1 スカート ワンピース 下着 9% パジャマ 8% スーツ ショール マフラー タオル ハンカチ 子ども服 スポーツウェア 1 10% その他 0% 10% 20% 30% コートジャケット 9% 7% 8% 1 シャツ 0% 10% 20% 20% 30% Tシャツ カットソー 2 2 コート 7% 20% ズボン 7% 1 9% ジャケット スカート ワンピース 1 9% 男性 2 シャツ 8% 男性下着 1 女性 1 女性 Tシャツ カットソー 1 合計パジャマ 1 合計 ズボン 8% スーツ スカート ワンピース 1 ショール マフラー 9% 下着 1 タオル ハンカチ 1 パジャマ 子ども服 男性 9% スーツ 1 スポーツウェア 女性 1 1 ショール マフラー 合計その他 7% タオル ハンカチ 子ども服 7% 1 2 スポーツウェア 7% 1 19% 出所 )NRI ASEAN 衣料品アンケート

36 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 13 自国での日本製衣料品の購入経験 ( 直近 2 年間 ) _ 情報の入手経路 4 カ国ともに実店舗 ショールームで日本製衣料品の情報が入手されており ベトナムではウェブサイト タイやインドネシアでは SNS も情報源として利用されていた マレーシア 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% テレビ ラジオ 新聞 雑誌ウェブサイト (SNS 除く ) 1 8% 10% 1 9% 1 男性 SNS(facebook, twitter など ) eメール SMS 口コミなど人からの情報交通広告 屋外広告商品のサンプリング 8% 女性合計 実店舗 ショールーム 57% 5 5 その他 タイ 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% テレビ ラジオ 7% 新聞 雑誌 ウェブサイト (SNS 除く ) 17% % SNS(facebook, twitter など ) 28% 2 男性 eメール SMS 女性 口コミなど人からの情報 合計 交通広告 屋外広告 商品のサンプリング 1 9% 実店舗 ショールーム 29% 3 3 その他 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% テレビ ラジオ 新聞 雑誌 1 7% 9% ウェブサイト (SNS 除く ) 1 10% 2 男性 SNS(facebook, twitter など ) 28% 27% 女性 eメール SMS 合計 口コミなど人からの情報 1 1 交通広告 屋外広告商品のサンプリング 実店舗 ショールーム 30% 4 37% その他 テレビ ラジオ新聞 雑誌ウェブサイト (SNS 除く ) SNS(facebook, twitter など ) eメール SMS 口コミなど人からの情報交通広告 屋外広告商品のサンプリング実店舗 ショールームその他 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 7% 9% 7% 1 10% 8% 1 10% 10% 8% インドネシア ベトナム 28% 20% 男性女性合計 37% 39% 38% 出所 )NRI ASEAN 衣料品アンケート

37 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 13 自国での日本製衣料品の購入経験 ( 直近 2 年間 ) _ 情報の入手経路イタリア フランスともに実店舗で日本製衣料品の情報が入手されており フランスの男性は新聞 雑誌 広告からも情報を入手していた ( 参考 ) フランス ( 参考 ) イタリア 0% 10% 20% 30% 40% テレビ ラジオ 新聞 雑誌 18% 1 ウェブサイト (SNS 除く ) 2 20% 2 SNS(facebook,twitterなど ) eメール SMS 口コミなど人からの情報 7% 交通広告 屋外広告商品のサンプリング 1 10% 実店舗 ショールーム 30% 3 3 その他 10% 17% 2 男性 女性 合計 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% テレビ ラジオ 新聞 雑誌ウェブサイト (SNS 除く ) SNS(facebook,twitterなど ) eメール SMS 口コミなど人からの情報交通広告 屋外広告商品のサンプリング 8% 1 10% 20% 7% 1 1 8% 実店舗 ショールーム 3 48% 57% その他 8% 男性 女性 合計 出所 )NRI ASEAN 衣料品アンケート

38 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 13 自国での日本製衣料品の購入経験 ( 直近 2 年間 ) _ 購入場所 4 カ国ともに デパート ショッピングセンターで日本製衣料品を購入しており インドネシアに関しては 30% 以上が通信販売によって日本製衣料品を購入していた 9% スーパーマーケット 8% 8% ハイパーマーケット コンビニエンスストア デパート ショッピングセンター 7% インターネット TV カタログなどの通信販売 7% その他 マレーシアインドネシア 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 個人経営の小規模小売店 1 9% 男性女性 2 17% 合計 % 50% タイベトナム 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 個人経営の小規模小売店 9% 1 7% 個人経営の小規模小売店 1 8% 1 スーパーマーケット 男性 2 スーパーマーケット 1 男性 女性 20% 7% 女性 1 ハイパーマーケット合計ハイパーマーケット 9% 合計 10% コンビニエンスストア コンビニエンスストア デパート ショッピングセンターインターネット TV カタログなどの通信販売 70% 3 69% デパート ショッピングセンター 70% 39% 10% インターネット TV カタログなどの通信販売 その他 その他 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 個人経営の小規模小売店 7% 9% 男性 スーパーマーケット 女性 ハイパーマーケットコンビニエンスストアデパート ショッピングセンター インターネット TV カタログなどの通信販売 その他 % 4 3 合計 57% 出所 )NRI ASEAN 衣料品アンケート

39 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 13 自国での日本製衣料品の購入経験 ( 直近 2 年間 ) _ 購入場所イタリア フランスともにデパート ショッピングセンターで購入した割合が高いが フランスでは約 2 が通信販売を利用して日本製衣料品を購入していた ( 参考 ) フランス ( 参考 ) イタリア 0% 10% 20% 30% 40% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 個人経営の小規模小売店スーパーマーケットハイパーマーケット ( 大型総合スーパー ) コンビニエンスストアデパート ショッピングセンターインターネット TV カタログなどの通信販売その他 9% 7% 28% 男性 女性 合計 個人経営の小規模小売店スーパーマーケットハイパーマーケット ( 大型総合スーパー ) コンビニエンスストアデパート ショッピングセンターインターネット TV カタログなどの通信販売その他 20% % 8% 男性 女性 合計 出所 )NRI ASEAN 衣料品アンケート

40 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 13 自国での日本製衣料品の購入経験 ( 直近 2 年間 ) _ 商品の価格 4 カ国ともに 現地の同じ商品よりもやや高いと感じている割合が多いが タイ マレーシアについては半数程度があまり変わらない もしくは安いと感じている マレーシア 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% インドネシア 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 男性 5 39% 7% 男性 60% 3 女性 4 38% 17% 女性 57% 3 合計 47% 38% 1 合計 58% 3 かなり高いやや高いあまり変わらないやや安いかなり安い タイ 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% かなり高いやや高いあまり変わらないやや安いかなり安い ベトナム 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 男性 50% 4 男性 77% 1 女性 5 3 女性 1 67% 1 合計 5 39% 合計 かなり高いやや高いあまり変わらないやや安いかなり安い かなり高いやや高いあまり変わらないやや安いかなり安い 出所 )NRI ASEAN 衣料品アンケート

41 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 13 自国での日本製衣料品の購入経験 ( 直近 2 年間 ) _ 商品の価格両国ともに 現地の同じ商品と価格があまり変わらないと感じており 特に女性の方が現地の同じ商品よりも安いと感じている ( 参考 ) フランス ( 参考 ) イタリア 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 男性 男性 8% 2 48% 1 女性 女性 2 39% 2 1 合計 17% 4 30% 7% 合計 % かなり高いやや高いあまり変わらないやや安いかなり安い かなり高いやや高いあまり変わらないやや安いかなり安い 出所 )NRI ASEAN 衣料品アンケート

42 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 13 自国での日本製衣料品の購入経験 ( 直近 2 年間 ) _ 購入した理由 4 カ国ともに衣料品のデザインが購入した理由となっている さらにマレーシアでは素材の手触り フィット感 タイでは素材の丈夫さ 手触りなども購入した理由となっている マレーシア タイ 0% 10% 20% 30% 40% 衣料品の価格が安いこと 1 8% 10% 素材が軽いこと 男性 素材が丈夫であること 9% 7% 女性 素材の手触り ( 風合い ) が良いこと % 合計 素材のフィット感が良いこと 素材が乾きやすいこと 素材に体臭がつきにくいこと 衣料品の色 衣料品の柄 模様 9% 1 10% 衣料品のデザイン ( 形 スタイル ) 1 20% 2 衣料品のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) 素材のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) 人気のある衣料品 アフターサービスの対応に優れていること お店 売り場の雰囲気が良いこと 店員の対応が優れていること 環境への配慮が優れた衣料品 素材であること 安全性の高い衣料品 素材であること 自国製の衣料品であること 外国製 ( 日本製を除く ) の衣料品であること 日本製の衣料品であること 0% 10% 20% 30% 40% 衣料品の価格が安いこと 8% 10% 9% 素材が軽いこと 素材が丈夫であること 8% 1 男性 1 素材の手触り ( 風合い ) が良いこと 10% 1 女性 1 素材のフィット感が良いこと 7% 合計 素材が乾きやすいこと 素材に体臭がつきにくいこと衣料品の色 衣料品の柄 模様 衣料品のデザイン ( 形 スタイル ) 2 30% 39% 衣料品のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) 素材のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) 人気のある衣料品 アフターサービスの対応に優れていること お店 売り場の雰囲気が良いこと 店員の対応が優れていること 環境への配慮が優れた衣料品 素材であること 安全性の高い衣料品 素材であること 自国製の衣料品であること 外国製 ( 日本製を除く ) の衣料品であること日本製の衣料品であること 出所 )NRI ASEAN 衣料品アンケート

43 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 13 自国での日本製衣料品の購入経験 ( 直近 2 年間 ) _ 購入した理由 4 カ国ともに衣料品のデザインが購入した理由となっている さらにインドネシアでは素材のフィット感 手触り ベトナムでは素材の丈夫さなども購入した理由となっている インドネシア ベトナム 0% 10% 20% 30% 40% 衣料品の価格が安いこと 9% 7% 7% 素材が軽いこと 1 男性 素材が丈夫であること 9% 女性 素材の手触り ( 風合い ) が良いこと 1 合計 1 1 素材のフィット感が良いこと 7% 2 1 素材が乾きやすいこと 素材に体臭がつきにくいこと 衣料品の色 9% 衣料品の柄 模様 9% 7% 衣料品のデザイン ( 形 スタイル ) 9% 2 3 衣料品のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) 素材のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) 人気のある衣料品 アフターサービスの対応に優れていること お店 売り場の雰囲気が良いこと 店員の対応が優れていること 環境への配慮が優れた衣料品 素材であること 安全性の高い衣料品 素材であること 自国製の衣料品であること 外国製 ( 日本製を除く ) の衣料品であること 日本製の衣料品であること 0% 10% 20% 30% 40% 衣料品の価格が安いこと素材が軽いこと 素材が丈夫であること 7% 2 1 男性 素材の手触り ( 風合い ) が良いこと 9% 1 女性 素材のフィット感が良いこと素材が乾きやすいこと素材に体臭がつきにくいこと衣料品の色衣料品の柄 模様 7% 合計 衣料品のデザイン ( 形 スタイル ) 衣料品のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) 素材のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) 人気のある衣料品アフターサービスの対応に優れていることお店 売り場の雰囲気が良いこと店員の対応が優れていること環境への配慮が優れた衣料品 素材であること 安全性の高い衣料品 素材であること自国製の衣料品であること 1 9% 1 10% 10% 外国製 ( 日本製を除く ) の衣料品であること 日本製の衣料品であること 出所 )NRI ASEAN 衣料品アンケート

44 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 13 自国での日本製衣料品の購入経験 ( 直近 2 年間 ) _ 購入した理由フランスでは価格の安さが購入理由となっている イタリアでは素材のフィット感 次いで デザイン 素材の丈夫さも購入した理由となっている 衣料品の価格が安いこと 素材が軽いこと 素材が丈夫であること 素材の手触り ( 風合い ) が良いこと 素材のフィット感が良いこと 素材が乾きやすいこと 素材に体臭がつきにくいこと 衣料品の色 衣料品の柄 模様 衣料品のデザイン ( 形 スタイル ) 衣料品のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) 素材のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) 人気のある衣料品 アフターサービスの対応に優れていること お店 売り場の雰囲気が良いこと 店員の対応が優れていること 環境への配慮が優れた衣料品 素材であること 安全性の高い衣料品 素材であること 日本製の衣料品であること 0% 10% 20% 30% 40% 18% 10% 7% 10% 1 8% 7% 10% % 7% ( 参考 ) フランス 30% 2 男性 女性 合計 衣料品の価格が安いこと 素材が軽いこと 素材が丈夫であること 素材の手触り ( 風合い ) が良いこと 素材のフィット感が良いこと 素材が乾きやすいこと 素材に体臭がつきにくいこと 衣料品の色 衣料品の柄 模様 衣料品のデザイン ( 形 スタイル ) 衣料品のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) 素材のコンセプト ( 作り手の想い ストーリー ) 人気のある衣料品 アフターサービスの対応に優れていること お店 売り場の雰囲気が良いこと 店員の対応が優れていること 環境への配慮が優れた衣料品 素材であること 安全性の高い衣料品 素材であること 日本製の衣料品であること ( 参考 ) イタリア 0% 10% 20% 30% 1 9% 10% 7% 8% 8% % 18% 2 男性 女性 合計 出所 )NRI ASEAN 衣料品アンケート

45 1.ASEAN 諸国の衣料品の消費行動 14 現状の戦略の方向性のレビュー 日本製衣料品の販売戦略 と併せて 今後 以下の点について留意する必要がある 全体を通して 現状の日本企業の衣料品販売に関する取組は 想定される日本製衣料品の販売戦略の方向性に概ね合致している 自国での日本製衣料品の購入経験の有無 日本製衣料品の価格プレミアムが高いマレーシア インドネシアでは 日本製衣料品を購入した経験のある消費者は他国と比べてもまだまだ少ない マレーシア インドネシアでの日本製衣料品を販売できるポテンシャルが十分にあるため 同国での積極的な販売が期待される 購入した製品でもっとも気にいっている商品 各国において購入されている製品に偏りがある 各国の衣料品の訴求ポイント ( 素材の手触り フィット感 ) を満たすことのできる日本製衣料品は多岐に渡ることから 今後は取り扱い商品にも幅を持たせることが必要である 日本製製品の情報の入手経路 これまでどおり 各国の実店舗 ショールームで日本製衣料品の情報を提供しつつ ベトナムではウェブサイト タイやインドネシアでは SNS も情報源として活用することが期待される 日本製製品の購入場所 日本製衣料品は高品質 高価格であることを認知されており 取り扱い先もデパート ショッピングセンターに限定されている なお インドネシアでは通信販売による衣料品の購入も多く 実際に日本製衣料品も購入されている 日本製製品の商品の価格 値付けについては概ね合致している 日本製製品を購入した理由 4カ国ともに日本製衣料品を購入したポイントが 衣料品のデザイン であった 一方で マレーシア タイ インドネシアでは素材の手触りやフィット感 丈夫さなどが衣料品を購入する際のポイントとなっている 今後は 見た目以外にも素材の 良さを消費者に対して訴求していくことが必要といえる 44

46 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 - 日本から ASEAN 諸国への輸出入および直接投資等の実状を整理するとともに ASEAN 諸国のアパレルが求めるテキスタイルの価値領域やニーズ ( イメージや期待を含む ) を把握した また 実際に ASEAN 市場に進出している日本企業の参入における成功のポイントや課題を抽出 整理した 45

47 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 - 調査の概要 - 本章では 公開情報をもとに ASEAN 諸国の輸出入および投資動向を整理した 実状を詳細に把握するため ASEAN 諸国のみならず 日本や欧米 ( アメリカ イタリア フランス イギリス ) の実態についても把握を行った 具体的には 以下の 3 点の分析を行っている 1 輸出入動向 2 単価分析 3 各国の M&A 実施状況 46

48 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 - 調査の概要 (HS コード )- HSコード 品名 内容 HSコード 品名 内容 5001 繭 ( 繰糸に適するものに限る ) 5301 亜麻 ( 精紡したものを除く ) 並びにそのトウ及びくず ( 糸くず及び反毛した繊維を含む ) 5002 生糸 ( よってないものに限る ) 5302 大麻 ( カナビス サティヴァ 精紡したものを除く ) 並びにそのトウ及びくず ( 糸くず及び反毛した繊維を含む ) 5003 絹のくず ( 繰糸に適しない繭 糸くず及び反毛した繊維を含む ) 5303 ジュートその他の紡織用靱皮繊維 ( 精紡したもの 亜麻 大麻及びラミーを除く ) 並びにそのトウ及びくず ( 糸くず及び反毛した繊維を含む ) 5004 絹糸 ( 絹紡糸 絹紡紬糸及び小売用にしたものを除く ) 絹紡糸及び絹紡紬糸 ( 小売用にしたものを除く ) 5305 ココやし アバカ ( マニラ麻又はムサ テクスティリス ) ラミーその他の植物性紡織用繊維( 他の項に該当するもの及び精紡したものを除く ) 並びにそのトウ ノイル及びくず ( 糸くず及び反毛した繊維を含む ) 5006 絹糸 絹紡糸及び絹紡紬糸 ( 小売用にしたものに限る ) 並びに天然てぐす 5306 亜麻糸 5007 絹織物 5307 第 項のジュートその他の紡織用靱皮繊維の糸 5101 羊毛 ( カードし又はコームしたものを除く ) 5308 その他の植物性紡織用繊維の糸及び紙糸 5102 繊獣毛及び粗獣毛 ( カードし又はコームしたものを除く ) 5309 亜麻織物 5103 羊毛 繊獣毛又は粗獣毛のくず ( 糸くずを含むものとし 反毛した繊維を除く ) 5310 第 項のジュートその他の紡織用靱皮繊維の織物 5104 羊毛 繊獣毛又は粗獣毛のくず ( 反毛した繊維に限る ) 5311 その他の植物性紡織用繊維の織物及び紙糸の織物 5105 羊毛 繊獣毛及び粗獣毛 ( カードし又はコームしたもの ( 小塊状のコームした羊毛を含む ) に限る ) 5401 縫糸 ( 人造繊維の長繊維のものに限るものとし 小売用にしたものであるかないかを問わない ) 5106 紡毛糸 ( 羊毛製のものに限るものとし 小売用にしたものを除く ) 5402 合成繊維の長繊維の糸 (67デシテックス未満の単繊維のものを含むものとし 縫糸及び小売用にしたものを除く ) 5107 梳毛糸 ( 羊毛製のものに限るものとし 小売用にしたものを除く ) 5403 再生繊維又は半合成繊維の長繊維の糸 (67デシテックス未満の単繊維のものを含むものとし 縫糸及び小売用にしたものを除く ) 合成繊維の単繊維 (67デシテックス以上のもので 横断面の最大寸法が1ミリメートル以下のものに限 5108 紡毛糸及び梳毛糸 ( 繊獣毛製のものに限るものとし 小売用にしたものを除く ) 5404 る ) 及び合成繊維材料のストリップその他これに類する物品 ( 例えば 人造ストロー 見掛け幅が5ミリ メートル以下のものに限る ) 再生繊維又は半合成繊維の単繊維 (67デシテックス以上のもので 横断面の最大寸法が1ミリメートル以 5109 羊毛製又は繊獣毛製の糸 ( 小売用にしたものに限る ) 5405 下のものに限る ) 及び再生繊維又は半合成繊維の材料のストリップその他これに類する物品 ( 例えば 人造ストロー 見掛け幅が5ミリメートル以下のものに限る ) 5110 粗獣毛製又は馬毛製の糸 ( 馬毛をしん糸に使用したジンプヤーンを含むものとし 小売用にしたものであるかないかを問わない ) 5406 人造繊維の長繊維の糸 ( 小売用にしたものに限るものとし 縫糸を除く ) 5111 紡毛織物 ( 羊毛製又は繊獣毛製のものに限る ) 5407 合成繊維の長繊維の糸の織物 ( 第 項の材料の織物を含む ) 5112 梳毛織物 ( 羊毛製又は繊獣毛製のものに限る ) 5408 再生繊維又は半合成繊維の長繊維の糸の織物 ( 第 項の材料の織物を含む ) 5113 毛織物 ( 粗獣毛製又は馬毛製のものに限る ) 5501 合成繊維の長繊維のトウ 5201 実綿及び繰綿 ( カードし又はコームしたものを除く ) 5502 生繊維又は半合成繊維の長繊維のトウ 5202 綿のくず ( 糸くず及び反毛した繊維を含む ) 5503 合成繊維の短繊維 ( カード コームその他の紡績準備の処理をしたものを除く ) 5203 綿 ( カードし又はコームしたものに限る ) 5504 再生繊維又は半合成繊維の短繊維 ( カード コームその他の紡績準備の処理をしたものを除く ) 5204 綿製の縫糸 ( 小売用にしたものであるかないかを問わない ) 5505 人造繊維のくず ( ノイル 糸くず及び反毛した繊維を含む ) 5205 綿糸 ( 綿の重量が全重量の8 以上のものに限るものとし 縫糸及び小売用にしたものを除く ) 5506 合成繊維の短繊維 ( カード コームその他の紡績準備の処理をしたものに限る ) 5206 綿糸 ( 綿の重量が全重量の8 未満のものに限るものとし 縫糸及び小売用にしたものを除く ) 5507 再生繊維又は半合成繊維の短繊維 ( カード コームその他の紡績準備の処理をしたものに限る ) 5207 綿糸 ( 小売用にしたものに限るものとし 縫糸を除く ) 5508 縫糸 ( 人造繊維の短繊維のものに限るものとし 小売用にしたものであるかないかを問わない ) 5208 綿織物 ( 綿の重量が全重量の8 以上で 重量が1 平方メートルにつき200グラム以下のものに限る ) 5509 合成繊維の紡績糸 ( 縫糸及び小売用にしたものを除く ) 5209 綿織物 ( 綿の重量が全重量の8 以上で 重量が1 平方メートルにつき200グラムを超えるものに限る ) 5510 再生繊維又は半合成繊維の紡績糸 ( 縫糸及び小売用にしたものを除く ) 5210 綿織物 ( 綿の重量が全重量の8 未満のもので 混用繊維の全部又は大部分が人造繊維のもののうち 重量が1 平方メートルにつき200グラム以下のものに限る ) 5511 人造繊維の紡績糸 ( 小売用にしたものに限るものとし 縫糸を除く ) 5211 綿織物 ( 綿の重量が全重量の8 未満のもので 混用繊維の全部又は大部分が人造繊維のもののうち 重量が1 平方メートルにつき200グラムを超えるものに限る ) 5512 合成繊維の短繊維の織物 ( 合成繊維の短繊維の重量が全重量の8 以上のものに限る ) 5212 その他の綿織物 5513 合成繊維の短繊維の織物 ( 合成繊維の短繊維の重量が全重量の8 未満のもののうち 混用繊維の全部又は大部分が綿のもので 重量が1 平方メートルにつき170グラム以下のものに限る ) 5514 合成繊維の短繊維の織物 ( 合成繊維の短繊維の重量が全重量の8 未満のもののうち 混用繊維の全部又は大部分が綿のもので 重量が1 平方メートルにつき170グラムを超えるものに限る ) 5515 合成繊維の短繊維のその他の織物 5516 再生繊維又は半合成繊維の短繊維の織物 47

49 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 - 調査の概要 (HS コード )- HSコード 品名 内容 HSコード 品名 内容 6001 パイル編物 ( ロングパイル編物及びテリー編物を含むものとし メリヤス編み又はクロセ編みのものに限男子用のオーバーコート カーコート ケープ クローク アノラック ( スキージャケットを含む ) ウインド 6201 る ) チーター ウインドジャケットその他これらに類する製品 ( 第 項のものを除く ) 6002 メリヤス編物及びクロセ編物 ( 幅が30センチメートル以下で 弾性糸又はゴム糸の重量が全重量の 以女子用のオーバーコート カーコート ケープ クローク アノラック ( スキージャケットを含む ) ウインド 6202 上のものに限るものとし 第 項のものを除く ) チーター ウインドジャケットその他これらに類する製品 ( 第 項のものを除く ) 6003 メリヤス編物及びクロセ編物 ( 幅が30センチメートル以下のものに限るものとし 第 項及び第 項男子用のスーツ アンサンブル ジャケット ブレザー ズボン 胸当てズボン 半ズボン及びショーツ ( 水着 6203 のものを除く ) を除く ) 6004 メリヤス編物及びクロセ編物 ( 幅が30センチメートルを超え 弾性糸又はゴム糸の重量が全重量の 以女子用のスーツ アンサンブル ジャケット ブレザー ドレス スカート キュロットスカート ズボン 胸当て 6204 上のものに限るものとし 第 項のものを除く ) ズボン 半ズボン及びショーツ ( 水着を除く ) 6005 たてメリヤス編物 ( ガルーンメリヤス機により編んだものを含むものとし 第 項から第 項までのものを除く ) 6205 男子用のシャツ 6006 その他のメリヤス編物及びクロセ編物 6206 女子用のブラウス シャツ及びシャツブラウス 6101 男子用のオーバーコート カーコート ケープ クローク アノラック ( スキージャケットを含む ) ウインド男子用のシングレットその他これに類する肌着 パンツ ズボン下 ブリーフ ナイトシャツ パジャマ バスチーター ウインドジャケットその他これらに類する製品 ( メリヤス編み又はクロセ編みのものに限るものと 6207 ローブ ドレッシングガウンその他これらに類する製品し 第 項のものを除く ) 6102 女子用のオーバーコート カーコート ケープ クローク アノラック ( スキージャケットを含む ) ウインドチーター ウインドジャケットその他これらに類する製品 ( メリヤス編み又はクロセ編みのものに限るものとし 第 項のものを除く ) 6208 女子用のシングレットその他これに類する肌着 スリップ ペティコート ブリーフ パンティ ナイトドレス パジャマ ネグリジェ バスローブ ドレッシングガウンその他これらに類する製品 6103 男子用のスーツ アンサンブル ジャケット ブレザー ズボン 胸当てズボン 半ズボン及びショーツ ( 水着を除く )( メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る ) 6209 乳児用の衣類及び衣類附属品 6104 女子用のスーツ アンサンブル ジャケット ブレザー ドレス スカート キュロットスカート ズボン 胸当てズボン 半ズボン及びショーツ ( 水着を除く )( メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る ) 6210 衣類 ( 第 項 第 項 第 項 第 項又は第 項の織物類から製品にしたものに限る 6105 男子用のシャツ ( メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る ) 6211 トラックスーツ スキースーツ及び水着並びにその他の衣類 6106 女子用のブラウス シャツ及びシャツブラウス ( メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る ) 6212 ブラジャー ガードル コルセット サスペンダー ガーターその他これらに類する製品及びこれらの部分品 ( メリヤス編みであるかないか又はクロセ編みであるかないかを問わない ) 6107 男子用のパンツ ズボン下 ブリーフ ナイトシャツ パジャマ バスローブ ドレッシングガウンその他これらに類する製品 ( メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る ) 6213 ハンカチ 6108 女子用のスリップ ペティコート ブリーフ パンティ ナイトドレス パジャマ ネグリジェ バスローブ ドレッシングガウンその他これらに類する製品 ( メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る ) 6214 ショール スカーフ マフラー マンティーラ ベールその他これらに類する製品 6109 Tシャツ シングレットその他これらに類する肌着 ( メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る ) 6215 ネクタイ 6110 ジャージー プルオーバー カーディガン ベストその他これらに類する製品 ( メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る ) 6216 手袋 ミトン及びミット 6111 乳児用の衣類及び衣類附属品 ( メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る ) トラックスーツ スキースーツ及び水着 ( メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る ) 6113 衣類 ( 第 項 第 項又は第 項のメリヤス編物又はクロセ編物から製品にしたものに限る ) 6114 その他の衣類 ( メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る ) パンティストッキング タイツ ストッキング ソックスその他の靴下類 ( 段階的圧縮靴下 ( 例えば 静脈瘤症 6115 用のストッキング ) 及び履物として使用するもの ( 更に別の底を取り付けてないものに限る ) を含むものと し メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る ) 6116 手袋 ミトン及びミット ( メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る ) 6117 その他の衣類附属品 ( 製品にしたもので メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る ) 及び衣類又は衣類附属品の部分品 ( メリヤス編み又はクロセ編みのものに限る ) その他の衣類附属品 ( 製品にしたものに限る ) 及び衣類又は衣類附属品の部分品 ( 第 項のものを除く ) 48

50 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 1 輸出入動向 日本 日本は輸出額の増加率に対し 輸入額の増加率が高い 圧倒的な輸入超過の状態であり 輸入のほとんどは衣料品である 原料の輸出も増加傾向にあるが 輸出の半分程度を織物が占める 衣料品の輸出額は全体の 1 割にも満たない (US$) 40,000,000,000 35,000,000,000 30,000,000,000 ( 輸入額 ) (US$) ( 輸出額 ) 8,000,000,000 7,000,000,000 6,000,000,000 25,000,000,000 衣料品 5,000,000,000 衣料品 20,000,000,000 15,000,000,000 編物織物糸 4,000,000,000 3,000,000,000 編物織物糸 10,000,000,000 原料 2,000,000,000 原料 5,000,000,000 1,000,000, 国内市場が衰退する状況に関わらず 衣料品の輸入額は増加 特に海外縫製を活用したOEMが増加していると推察される 原料の輸出は伸びているが 今後も輸出の中心は織物 現状のままで推移するとした場合 衣料品の輸出は今後も伸びないと考えられる 出所 )UNCOMTRADE より NRI 作成 49

51 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 1 輸出入動向 ASEAN ベトナム ベトナムは 輸入額 輸出額ともにここ数年顕著に増加 縫製業が盛んであり 糸 織物等を輸入し 衣料品を輸出する構造である ASEAN4 カ国でもっとも輸出入の伸びが大きい 輸出額は 2001 年から 2011 年にかけて 7 倍強まで増加 輸出額の変動に呼応し 輸入額も織物 編物 糸を中心に増加 年にかけて 5 倍程度にまで増加 ( 億 US$) ( 輸入額 ) ( 輸出額 ) ( 億 US$) 衣料品編物織物糸原料 衣料品編物織物糸原料 日本企業の可能性 織物 編物の輸出先としてある程度のボリュームが期待される 新たな縫製拠点としての活用可能性が益々高まる 出所 )UNCOMTRADEよりNRI 作成 50

52 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 1 輸出入動向 ASEAN インドネシア インドネシアは 2008 年以降 急激に輸入額が増加 特に 織物 編物の伸びが著しい 年のわずか 5 年で輸入額は 2 倍に増加 織物では 綿織物 合成繊維の長繊維の糸の織物 編物では メリヤス編物及びクロセ編物 が急激に増加 綿花の輸入量 合成繊維糸の輸入量も増加が著しい 安定的に輸出も増加 特に衣料品の輸出が多く 原料を輸入し 縫製によって衣料品を輸出 近年ムスリムが増えていることによって 輸入した生地で縫製された衣料品が国内にて消費されている ( ) ( 億 US$) 140 ( 輸入額 ) ( 輸入額 ) 輸出額 ( 億 US$) ( 輸出額 ) 衣料品編物織物糸原料 衣料品編物織物糸原料 0 0 現地企業へのインタビュー調査結果 日本企業の可能性 織物 ( 綿 合成繊維 ) の輸出先としてボリュームが期待される 新たな縫製拠点としての活用可能性が益々高まる 出所 )UNCOMTRADEよりNRI 作成 51

53 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 1 輸出入動向 ASEAN マレーシア マレーシアは ASEAN4 カ国中 もっとも輸出入額が少ないものの 特に衣料品の輸入額は近年増加傾向にある 輸出入額は少なく ベトナムの 1/5 インドネシアの 1/4 程度のサイズである 注目すべきは 衣料品の輸入額であり ベトナム インドネシアよりも圧倒的に多く 年々安定的に増加 ( 億 US$) ( 輸入額 ) ( 億 US$) ( 輸出額 ) 衣料品編物 衣料品編物 織物糸原料 織物糸原料 日本企業の可能性 衣料品の輸出先として期待される 付加価値の高い領域を明らかにできれば他商材も可 出所 )UNCOMTRADEよりNRI 作成 52

54 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 1 輸出入動向 ASEAN タイ タイは マレーシアと輸出入額の構成比が類似 衣料品の輸入額も年々増加 リーマンショック時の 09 年を除き 輸出入ともに 安定的に増加 近年衣料品の輸入も増加傾向にある 他国と比較して 原料の輸入比率が相対的に高い これは衣料品用途以外の工業用資材として活用されている可能性が考えられる ( 億 US$) ( 輸入額 ) ( 億 US$) ( 輸出額 ) 衣料品編物織物糸 衣料品編物織物糸 20 原料 20 原料 日本企業の可能性 衣料品の輸出先として今後に期待 付加価値の高い領域を明らかにできれば他商材も可 出所 )UNCOMTRADEよりNRI 作成 53

55 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 1 輸出入動向欧米 イタリア イタリアは 欧米日 5 カ国で比較した場合 最も輸出額が多く 唯一輸出額が輸入額を上回る 原料および糸に関しては 輸出額より輸入額の方が大きい 織物 編物 さらには衣料品の輸出額が輸入額を上回っており イタリア国内で付加価値を高めて 海外に輸出するという状況が伺える (US$) 30,000,000,000 25,000,000,000 ( 輸入額 ) (US$) ( 輸出額 ) 40,000,000,000 35,000,000,000 20,000,000,000 15,000,000,000 10,000,000,000 5,000,000,000 衣料品編物織物糸原料 30,000,000,000 25,000,000,000 20,000,000,000 15,000,000,000 10,000,000,000 5,000,000,000 衣料品編物織物糸原料 0 0 日本企業の可能性 糸 織物については輸出先として期待が持てるものの 特に織物についてはグローバルでの競合になることが想定される 出所 )UNCOMTRADEよりNRI 作成 54

56 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 1 輸出入動向欧米 フランス フランスは 輸入額が輸出額の 2 倍程度である 輸入の大半を衣料品が占めており 輸出についても衣料品が 3/4 の割合を占めている 織物 糸の輸出は微減傾向であるものの 衣料品は順調に輸出を伸ばしており 輸出に関しては衣料品への特化が見られる ただし 衣料品の輸入額も大幅に増加 輸入超過の状態となっている 糸 織物 編物ともに減少傾向であり 国内繊維産業の衰退が伺える (US$) 30,000,000,000 ( 輸入額 ) (US$) ( 輸出額 ) 16,000,000,000 25,000,000,000 14,000,000,000 12,000,000,000 20,000,000,000 衣料品 10,000,000,000 衣料品 15,000,000,000 10,000,000,000 編物織物糸原料 8,000,000,000 6,000,000,000 4,000,000,000 編物織物糸原料 5,000,000,000 2,000,000, 日本企業の可能性 原料よりも衣料品としての輸出先として期待される 織物はある程度のボリュームが期待されるが 伸び悩むことが予想される 出所 )UNCOMTRADEよりNRI 作成 55

57 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 1 輸出入動向欧米 英国 英国は 輸入額が輸出額の 3 倍程度になっており 圧倒的に輸入超過の状態 輸入の大半が衣料品であり 織物 編物の輸入も少ない 織物の輸出額も減少傾向であり イギリス国内の繊維産業の凋落が伺える なお フランスと英国は傾向が類似しており フランスは英国の後追いをし 繊維産業が衰退していくと想定される (US$) 30,000,000,000 ( 輸入額 ) (US$) ( 輸出額 ) 9,000,000,000 27,000,000,000 8,000,000,000 24,000,000,000 7,000,000,000 21,000,000,000 18,000,000,000 15,000,000,000 12,000,000,000 9,000,000,000 6,000,000,000 衣料品編物織物糸原料 6,000,000,000 5,000,000,000 4,000,000,000 3,000,000,000 2,000,000,000 衣料品編物織物糸原料 3,000,000,000 1,000,000, 出所 )UNCOMTRADE より NRI 作成 日本企業の可能性 衣料品の輸出先以外の選択肢は無い 織物の輸出割合が比較的高いが ボリュームとしては小さいため ハイエンドな織物での競合となる可能性はある 56

58 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 1 輸出入動向欧米 米国 米国は 欧米日 5 カ国中最も輸入額が高く 輸出額の 4 倍に達する 圧倒的な米国市場の大きさから大量の衣料品を輸入している 今後も 米国市場の伸びが予想されるため衣料品の輸出先として期待される 輸出については原料の割合が高く 糸 織物 編物 衣料品の輸出額はさほど多くはない 原料輸出の中心は合繊であり 石油採掘から原料化までを一貫して行い 海外に輸出していると想定される (US$) 100,000,000,000 ( 輸入額 ) (US$) ( 輸出額 ) 25,000,000,000 90,000,000,000 80,000,000,000 20,000,000,000 70,000,000,000 60,000,000,000 50,000,000,000 40,000,000,000 30,000,000,000 20,000,000,000 衣料品編物織物糸原料 15,000,000,000 10,000,000,000 5,000,000,000 衣料品編物織物糸原料 10,000,000, 出所 )UNCOMTRADE より NRI 作成 日本企業の可能性 衣料品の輸出先以外の選択肢は無い 原料の輸出先の競合となる可能性はあるものの 原料の調達先として機能する可能性の方が高いと予想される 57

59 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 2 単価分析 ASEAN 原料 インドネシアでは繊獣毛及び粗獣毛 タイ ベトナムでは生糸が高値で輸入されている 獣毛など現地で調達できない原料については高値で取引される傾向にある 一方で 大量に輸入されているのは 実綿及び繰綿である (US$) ( 百万 US$) 1,400,000,000 1,200,000,000 1,000,000, ,000, ,000, ,000, ,000, (US$/kg ) インドネシアタイマレーシアベトナム 国名 Code 単価 インドネシア インドネシア ベトナム タイ インドネシア マレーシア マレーシア タイ インドネシア タイ 出所 )UNCOMTRADE より NRI 作成

60 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 2 単価分析 ASEAN 糸 マレーシアでは羊毛製又は繊獣毛製の糸 ( 小売用 ) タイ ベトナム インドネシアでは絹紡糸及び絹紡紬糸が高値で輸入されている 原料同様 羊毛糸 獣毛糸は高値で取引されている インドネシア タイでは 合成繊維の長繊維の糸が大量に輸入されている (US$) ( 百万 US$) 600,000, ,000, ,000, ,000, ,000, ,000, (US$/kg ) インドネシアマレーシアタイベトナム 国名 Code 単価 マレーシア ベトナム タイ ベトナム インドネシア ベトナム インドネシア ベトナム インドネシア タイ 出所 )UNCOMTRADE より NRI 作成

61 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 2 単価分析 ASEAN 織物 タイ ベトナム マレーシアでは絹織物が さらにタイ ベトナム インドネシアでは梳毛織物 紡毛織物が高値で輸入されている 高価格帯で取引されている織物は 絹織物 と 毛織物 に限られる ベトナムでは高値である程度のロット数で梳毛織物が輸入されている 綿織物については安値で大量に輸入されている (US$) ( 百万 US$) 800,000, ,000, ,000, ,000, ,000, ,000, ,000, ,000, (US$/kg ) インドネシアマレーシアタイベトナム 国名 Code 単価 ベトナム タイ ベトナム マレーシア タイ タイ ベトナム インドネシア ベトナム インドネシア 出所 )UNCOMTRADE より NRI 作成

62 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 2 単価分析 ASEAN 編物 編物は織物よりも安値で輸入されている 編物よりも織物の方が多く取引されている ただし 価格帯としては編物の方が若干安い 編物については取得できる情報が限られるため 留意が必要 (US$) ( 百万 US$) 1,400,000,000 1,200,000,000 1,000,000, ,000, ,000, ,000, ,000, インドネシアマレーシアタイベトナム 国名 Code 単価 ベトナム インドネシア インドネシア タイ マレーシア マレーシア タイ (US$/kg ) 61 出所 )UNCOMTRADE より NRI 作成

63 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 2 単価分析 ASEAN 衣料品 ( 参考 ) ベトナムの衣料品は高値で輸入されている 4 カ国の中ではベトナムにおいて衣料品が高値で輸入されているのが実態である 全体の平均値としているため 価格の幅までは考慮されていない (US$) ( 百万 US$) 120,000, ,000,000 80,000,000 60,000,000 40,000,000 20,000, インドネシアマレーシアタイベトナム (US$/kg ) 国名 Code 単価 ベトナム ベトナム ベトナム ベトナム タイ ベトナム インドネシア ベトナム ベトナム インドネシア 出所 )UNCOMTRADE より NRI 作成

64 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 2 単価分析欧米日 原料 各国ともに繊獣毛及び粗獣毛 生糸が高値で輸入されている 米国では合成繊維の短繊維が安値で大量に輸入されている イタリアでも合成繊維の短繊維のほか 羊毛等も安値で輸入されている (US$) 1,000,000, ,000, ,000, ,000, ,000, ,000, ,000, ,000, ,000, ,000, Copyright(C) Nomura Research 20.0 Institute, 30.0 Ltd. All rights 40.0 reserved フランス イタリア 英国 米国 日本 (US$/kg) 国名 Code 単価 イタリア フランス イタリア 日本 英国 日本 米国 米国 米国 英国 出所 )UNCOMTRADE より NRI 作成

65 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 2 単価分析欧米日 糸 各国ともに合成繊維の長繊維の糸が安値で輸入されている 高値で輸入されているのは絹糸 紡毛糸及び梳毛糸である 米国では合成繊維の長繊維の糸が特に大量に輸入されている フランス イギリスでは 絹糸 紡毛糸及び梳毛糸 ( 繊獣毛製 ) が イタリアでは絹糸が高値で取引されている 日本は相対的に輸入単価も輸入額も低いという特徴が見られる (US$) 1,400,000,000 1,200,000,000 1,000,000, ,000, ,000, ,000, ,000, フランスイタリア英国米国日本 (US$/kg) 国名 Code 単価 フランス 英国 フランス イタリア フランス 米国 英国 フランス 米国 イタリア 出所 )UNCOMTRADE より NRI 作成

66 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 2 単価分析欧米日 織物 各国ともに 絹織物や梳毛織物 ( 羊毛 繊獣毛 ) が高値で輸入されている 合成繊維の長繊維の糸の織物 綿織物は安値で 米国 イタリア等に大量に輸入されている フランス イタリア アメリカにおいて高値で取引されている織物は絹織物や梳毛織物である イタリアは梳毛織物の輸入は除く つまり日本企業にとって梳毛織物の分野は競合となる (US$) 900,000, ,000, ,000, ,000, ,000, ,000, ,000, ,000, ,000, フランスイタリア英国米国日本 (US$/kg) 国名 Code 単価 米国 日本 フランス イタリア 英国 英国 米国 日本 日本 フランス 出所 )UNCOMTRADE より NRI 作成

67 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 2 単価分析欧米日 編物 5 カ国中 日本が最も高値で編物を輸入している 最も安値で輸入している米国とは単価に 2 倍以上の開きがある 価格帯としては編物の方が若干安い 編物については取得できる情報が限られるため 留意が必要 (US$) 800,000, ,000,000 フランスイタリア 600,000,000 英国 500,000,000 米国日本 400,000, ,000, ,000, ,000, (US$/kg) 国名 Code 単価 日本 日本 フランス フランス イタリア イタリア 英国 英国 米国 米国 出所 )UNCOMTRADE より NRI 作成

68 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 2 単価分析欧米日 衣料品 ( 参考 ) 女性物の下着やブラウス シャツ等が高値で輸入される傾向にある 日本はネクタイやショール スカーフを高値で輸入している 米国ではジャージやプルオーバーのほか スーツが安値で大量に輸入されている (US$) 16,000,000,000 14,000,000,000 12,000,000,000 10,000,000,000 8,000,000,000 6,000,000,000 4,000,000, ,000,000, フランスイタリア英国米国日本 (US$/kg) 国名 Code 単価 日本 日本 フランス イタリア イタリア 日本 米国 日本 イタリア 日本 出所 )UNCOMTRADE より NRI 作成

69 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 3ASEANにおけるM&Aの動向インドネシア ベトナム タイ マレーシアの企業における買収は 各国ともに現地企業内での案件が最も多い ASEAN 諸国市場への参入形態のひとつとして M&A がある 各国の産業を理解するには M&A の実施状況を分析することも有効である ここでは ASEAN および日欧米における繊維製品関連事業者の M&A 実施状況について整理した (2000 年 1 月 1 日以降に実施された案件を対象とする ) M&A の実績としては現地企業同士 (In-In) が最も多い ASEAN 域内における企業の合従連衡が進んでいることが伺える ( 件 ) 現地企業 現地企業 現地企業 海外企業 海外企業 現地企業 インドネシアベトナムタイマレーシア 68

70 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 3ASEANにおけるM&Aの動向海外企業による現地企業の買収においては 各国ともにASEAN 諸国企業による買収が多い 欧米および日中韓企業の買収も見られる 海外企業は現地企業を買収した タイ :18 件 ベトナム :13 件 その他, 2 欧州, 2 欧州, 3 その他, 6 米国, 1 日中韓, 1 ASEAN, 5 日中韓, 4 ASEAN, 7 インドネシア :20 件 マレーシア :15 件 その他, 2 欧州, 4 欧州, 2 米国, 1 その他, 5 日中韓, 2 ASEAN, 9 日中韓, 4 ASEAN, 6 69

71 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 3ASEANにおけるM&Aの動向現地企業による海外企業の買収においては マレーシアがASEAN 諸外国の企業を多く買収している タイ :12 件 ベトナム :1 件 欧州, 2 その他, 3 ASEAN, 1 米国, 2 欧州, 1 日中韓, 4 インドネシア :7 件 マレーシア :37 件 その他, 1 欧州, 3 その他, 8 欧州, 7 米国, 1 日中韓, 3 日中韓, 5 ASEAN, 16 70

72 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 4 日本製品の販売戦略 ASEAN 諸国 ( および欧米 ) との取引実態から見る日本製品の販売戦略 日本フランスイタリア英国米国マレ - シアタイインドネシアベトナム 輸出 ( 構成比が高いもの ) 原料は増加傾向 織物 原料 衣料品は増加 織物 糸は減少傾向 衣料品 欧米の中で唯一輸出超過 衣料品 織物 衣料品は増加 織物は減少傾向 衣料品 原料は増加 原料 ボリューム小 衣料品 原料 安定的に増加 衣料品 安定的に増加 衣料品 顕著に増加 衣料品 糸 輸入 ( 構成比が高いもの ) 圧倒的輸入超過 増加傾向 衣料品 輸入超過 増加傾向 衣料品 増加傾向 衣料品 輸入超過 増加傾向 衣料品 圧倒的輸入超過 衣料品 ボリューム小 衣料品は増加 安定的に増加 原料 衣料品 急激に増加 織物 編物 ( 全体的に増加 ) 顕著に増加 織物 編物 総論 戦略 動向 今後も織物の輸出が中心となる 海外縫製を活用した OEM は今後も増加すると考えられる 織物の輸出先として考えられるが 頭打ち状態にあり 今後の増加は考えにくい 可能性のある素材は 絹織物や梳毛織物である 衣料品の輸出先としても期待される 糸 織物の輸出先として考えられる 可能性のある素材は 絹織物や梳毛織物である 一方で 織物については羊毛織物を中心に競合にもなりうる 衣料品の輸出先としての選択肢以外は考えにくい ハイエンドな織物での競合となる可能性がある 衣料品の輸出先としての選択肢以外は考えにくい 原料の輸出において競合となり得るが 調達先としての機能も考えられる 衣料品の輸出先として期待される インドネシアやベトナム等の製造拠点から衣料品の輸出が考えられる 付加価値の高い領域を明らかにできれば他商材も可 衣料品の輸出先として期待される インドネシアやベトナム等の製造拠点から衣料品の輸出が考えられる 付加価値の高い領域を明らかにできれば他商材も可 織物 ( 綿 合成繊維 ) 及び原料についてはある程度のボリュームをもって輸出可能 新たな縫製拠点としての活用も期待される 織物 編物の輸出先として考えられる 縫製拠点としての活用が期待される ASEAN の攻略法としては インドネシア ベトナムの製造拠点をもうけ マレーシア タイ等の ASEAN 諸国 さらには欧米に衣料品を輸出していくことも一案と考えられる 日本からの直接の輸出については 織物を中心とし タイやインドネシア ベトナムを輸出先とすることが考えられる 71

73 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 5ASEAN に進出する繊維関連の日本企業 日本企業が考える ASEAN での事業実施上の課題と工夫 ASEAN 諸国 ( および欧米 ) との取引実態から見る日本製品の販売戦略において記載したように 今後は ASEAN 諸国へのテキスタイル 衣料品の輸出が期待される ただし 実際に ASEAN 諸国に製品を輸出する上では 多くの事業実施上の課題が想定される また 課題を克服するために 日本企業は様々な工夫を講じていると考えられる そこで 実際に ASEAN 諸国に進出している企業に対してヒアリング調査を実施し ASEAN で事業を実施する上での課題およびそれに対しての工夫を整理した 輸出企業よりも進出企業の方がより的確に課題を把握し 工夫を講じていると想定されることから 進出企業に対してヒアリング調査を実施した 次ページ以降に具体的な進出企業リストを掲載している 当該リストの中からヒアリング調査を実施した 72

74 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 5ASEAN に進出する繊維関連の日本企業 具体的な進出企業リスト ASEAN に進出している日本企業は以下のとおりである 企業名 進出国 商材 機能 資本比率 操業 旭化成せんい タイ スパンデックス糸 製造 販売 60% 2005 年 2 月 芦森工業 タイ 自動車用シートベルト 製造 販売 年 4 月 あつみファッション タイ 女性用下着 製造 年 4 月 NBCメッシュテック タイ 工業用ゴム 樹脂部品 製造 販売 30% 1996 年 4 月 インドネシア 印刷用 捺染用メッシュクロス 製造 販売 97.7% 1997 年 1 月 岡本 タイ 靴下 製造 販売 100% 1999 年 12 月 オンワード樫山 シンガポール 衣料品 販売 100% 2010 年 5 月 旭陽産業 タイ FTYカバーリング 製造 販売 100% 2001 年 2 月 クラウディア ベトナム ウエディングドレス ベール等 製造 縫製 100% 2008 年 12 月 クラボウ タイ 綿 合繊混紡糸 製造 販売 97% 1996 年 10 月 タイ ポリエステル綿混紡績および織布 製造 販売 年 1 月 タイ 綿 合繊織物 染色加工 33.7% 1991 年 12 月 インドネシア 綿 合繊織編物 縫製加工 販売 年 8 月 インドネシア 綿 合繊混紡糸 織物 製造 販売 51.7% 1976 年 4 月 呉羽テック タイ 不織布 製造 販売 50% 2001 年 3 月 グンゼ ベトナム インナーウェア 製造加工 年 3 月 タイ インナーウェア 製造加工 年 4 月 タイ ミシン糸 製造 販売 年 10 月 タイ 靴下 製造加工 年 4 月 コーコス信岡 ベトナム 作業服 縫製 50% 1997 年 8 月 栄レース タイ リバーレース ラッセルレース 製造 30% 2002 年 1 月 シキボウ タイ 綿糸 製造加工 100% 1989 年 10 月 インドネシア 綿糸 織布 製造加工 年 6 月 助野靴下 タイ 靴下 製造 輸出 年 5 月 タイ 靴下 製造 輸出 60% 1988 年 5 月 スミテックス インターナショナル ベトナム アパレル製品 生産管理 輸出 100% 2012 年 3 月 出所 ) 東洋経済 海外進出企業総覧 73

75 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 5ASEAN に進出する繊維関連の日本企業 具体的な進出企業リスト 企業名 進出国 商材 機能 資本比率 操業 住江織物 タイ 自動車用内装材 製造 販売 年 9 月 インドネシア 自動車用内装表皮材 開発 販売 40% 2003 年 10 月 セーレン タイ 衣料用繊維製品 自動車用内装材 製造 販売 95.7% 1994 年 12 月 インドネシア 繊維製品 企画 開発 製造 販売 99% 2013 年 8 月 大黒絲業 タイ アパレル縫製資材 製造 販売 年 5 月 タイ アパレル縫製糸 製造 販売 49% 2001 年 11 月 ダイニック タイ 衣料用芯地 製造 販売 年 6 月 シンガポール 熱接着芯地 製造 販売 100% 1973 年 9 月 太陽工業 タイ 繊維製品 膜構造物 販売 100% 2001 年 5 月 タイ 繊維製品 膜構造物 販売 48.9% 2003 年 4 月 ダイワボウノイ インドネシア アパレル製品 検品 縫製 100% 2011 年 10 月 タケダレース タイ レース 製造 染色 年 9 月 TBカワシマ タイ 自動車内装用ファブリック 製造 販売 100% 2003 年 5 月 インドネシア 自動車用ファブリック 研究開発 販売 50% 2007 年 1 月 帝人 タイ 伝動ベルト用接着コード 製造 販売 年 8 月 タイ ポリエステル長 / 短繊維 製造 販売 66.8% 2000 年 1 月 タイ ポリエステル長 / 短繊維 製造 販売 年 1 月 タイ ポリエステル長繊維織物 製造 販売 46.7% 1996 年 8 月 シンガポール ポリカーボネート樹脂 製造 販売 年 4 月 インドネシア ポリエステルフィルム 製造 販売 年 7 月 デサント シンガポール スポーツウェア 販売 100% 2011 年 3 月 東海染工 タイ 綿 レーヨン 合繊等の織物 染色 プリント仕上げ 販売 98.9% 1964 年 2 月 インドネシア 綿 レーヨン 合繊等の織物 製造 販売 50% 1991 年 11 月 東洋紡 タイ エアバッグ用基布 製造 販売 100% 2002 年 2 月 タイ 機能材商品 縫製機器 製造 販売 100% 1968 年 10 月 マレーシア 紡績 織布 製造 60% 1975 年 3 月 マレーシア 紡績 織布 製造 100% 1992 年 4 月 マレーシア 梳毛紡績 織布 製造 100% 1989 年 9 月 インドネシア ニット 編立 染色加工 年 4 月 出所 ) 東洋経済 海外進出企業総覧 74

76 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 5ASEAN に進出する繊維関連の日本企業 具体的な進出企業リスト 企業名 進出国 商材 機能 資本比率 操業 東レ ベトナム 魚網用撚糸 製造 販売 100% 1995 年 11 月 タイ 綿糸 織布 製造 染色加工 49% - タイ ボトル用 PET 樹脂 製造 販売 40% 2004 年 3 月 タイ ポリエステル等 製造 販売 70.8% 1992 年 10 月 タイ ポリエステル レーヨン混紡織物 製造 販売 年 3 月 タイ - マネジメント 100% 2002 年 5 月 シンガポール - 商社機能 100% 1982 年 6 月 マレーシア ポリエステル 綿混紡織物等 製造 100% 1975 年 5 月 マレーシア ポリエステル短繊維 製造 販売 100% 1974 年 9 月 マレーシア PBT 樹脂 製造 販売 50% 2006 年 4 月 マレーシア - マネジメント 100% 2002 年 4 月 マレーシア ABS 樹脂 製造 販売 93.8% 1992 年 4 月 インドネシア アクリル糸 製造 染色 販売 100% 1975 年 4 月 インドネシア ポリエステル 綿混紡織物 製造 染色 29.9% 1972 年 5 月 インドネシア ポリエステル 綿混紡織物 製造 69.8% 1975 年 9 月 インドネシア ポリエステル レーヨン混紡織物 製造 染色 100% 1972 年 4 月 インドネシア ナイロンフィラメント等 製造 販売 年 11 月 インドネシア 資材用長繊維縫糸 製造 販売 90% 1991 年 6 月 インドネシア ボトル用 PET 樹脂 製造 販売 年 1 月 インドネシア - マネジメント 100% 2002 年 10 月 インドネシア - 商社機能 100% 1996 年 4 月 ナイガイ タイ 糸ゴム 紡糸 製造 販売 100% 2001 年 7 月 ニッケ マレーシア 梳毛 紡績加工 90% 1988 年 5 月 マレーシア 梳毛 加工 90% 1994 年 1 月 日清紡テキスタイル インドネシア デニム生地 製造 49% 2011 年 2 月 出所 ) 東洋経済 海外進出企業総覧 75

77 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 5ASEAN に進出する繊維関連の日本企業 具体的な進出企業リスト 企業名 進出国 商材 機能 資本比率 操業 日清紡ホールディングス タイ プラスチック成形品 製造 販売 100% 1989 年 11 月 タイ ブレーキ摩擦材 製造 販売 年 6 月 シンガポール - マネジメント 100% 2011 年 9 月 インドネシア シャツ 製造 販売 年 10 月 インドネシア 綿糸 綿布 製造 70% 1995 年 5 月 インドネシア 綿布等 製造 染色加工 89% 1998 年 12 月 日東製網 タイ 漁網 製造 販売 100% 2012 年 8 月 日本バイリーン タイ フィルタ材料 製造 販売 50% 2008 年 1 月 フジックス タイ 縫製用ミシン糸 販売 49% 2011 年 6 月 フジボウトレーディング タイ 衣料品 縫製 100% 2001 年 10 月 フレックスジャパン インドネシア ドレスシャツ 製造 54.7% 1990 年 1 月 ホギメディカル インドネシア 医療用不織布 製造 年 11 月 インドネシア 不織布及びキット製品 製造 販売 99.9% 2011 年 7 月 丸久 タイ 婦人 子供用カットソー 製造 輸出 49% 1990 年 4 月 宮城レース タイ リバーレース ラッセルレース 製造 年 1 月 桃井製網 フィリピン 漁網 製造 販売 40% 1974 年 11 月 インドネシア 漁網 撚糸 ロープ 製造 販売 100% 1975 年 1 月 山喜 タイ カッターシャツ 製造 年 11 月 シンガポール ドレスシャツ 販売 100% - ラオス カッターシャツ 製造 年 1 月 ユニチカ タイ PETスパンボンド 製造 販売 年 3 月 インドネシア 二軸延伸ナイロンフィルム 製造 販売 82.8% 1997 年 1 月 インドネシア シャツ地織物 製造 販売 年 9 月 ルシアン ベトナム 婦人インナーウェア 製造 100% 2004 年 9 月 ワコール ベトナム インナーウェア 製造 100% 1997 年 6 月 タイ 婦人下着 製造 販売 年 10 月 シンガポール 婦人下着 販売 100% 1980 年 2 月 マレーシア 自社製品 販売 50% 2003 年 6 月 フィリピン 婦人下着 販売 50% 1989 年 6 月 インドネシア婦人下着製造 販売 37% 1991 年 1 月 出所 ) 東洋経済 海外進出企業総覧 76

78 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 5ASEAN に進出する繊維関連の日本企業 日本企業が考える ASEAN で事業が成功したポイント 1 いち早く現地に進出したこと 他社に先駆けていち早く ASEAN 市場に進出したことこそが一番の成功の要因である 先行者利益がある ( アパレル ) 縫製産業の主要な市場が ASEAN に移ってきたタイミングを逃さず しっかりとついていったこと ( アパレル ) 2 現地有力企業とのパートナー契約 ASEAN 展開する上では 現地の有力なパートナー企業を選定することが重要である 有力なパートナー企業を選定できたことで事業を効率的に実現できている ( アパレル ) 資金が潤沢にあるパートナー企業と組めるかどうかは重要である ( アパレル ) 3 技術力の訴求 日本企業の技術力は高く ASEAN でも評価の対象となる ( アパレル ) 日本は技術力という面において非常に競争力がある 日本の常識は海外の常識ではない ( テキスタイル ) 強みは やはり品質である ( 副資材 ) 4 国別の展開戦略の立案 付加価値が訴求する国では 付加価値向上のための工夫を実施するなど 国別に戦略を変えている ( 副資材 ) 国によって機能を分割する ある国では直営店で社員が販売 別の国ではパートナー企業社員が販売等 ( アパレル ) 5 プロモーションの強化 各国によってプロモーションの手法も変更している インドネシアでは雑誌媒体 ( 実験的に TVCF も開始 ) ベトナムではケーブル TV SNS タイでは TVCF 雑誌 交通広告 マレーシアでは雑誌 YouTube ラジオ イベント等様々である ( アパレル ) 77

79 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 5ASEAN に進出する繊維関連の日本企業 日本企業が考える ASEAN で事業が成功したポイント 6 商品企画機能の現地化 現地に企画開発機能を保有するメリットは大きい 顧客とのコミュニケーションが円滑に行えることで 開発スピードが向上 ( テキスタイル ) 研究開発よりも 商品企画の方が重要 円滑なコミュニケーションにより 顧客ニーズに合わせ 素早くプロトタイプを作ることができ 実物を見ながら顧客と対話が可能になる ( 副資材 ) インドの事例であるが 川で岩に叩きつけながら洗濯をする生活者を見て より強力な素材が求められることを理解することができた 納期を短縮することが可能になる ( アパレル ) 現地に商品企画の拠点を有することは有効 責任者を現地人にするなど中長期的な権限移譲も必要 ( アパレル ) 7 コア機能の国内集積 コアの研究開発部門については日本国内に集積する 競争優位性のある技術については 技術が流出するおそれがあるため 国内に残すことが必要 ( テキスタイル ) 8 コスト競争力の強化 品質を求めると ある程度の価格になってしまう ただし 価格競争力が弱いというわけではなく 価格競争が激しいところではコスト削減の工夫を行う ( 副資材 ) 一貫生産によってコスト競争力を強化 ( テキスタイル ) 9 人材の育成 確保 現地企業では離職率が非常に高いが 年功序列的な昇給や賞与を設けるなどの工夫を行い 離職率は低く抑えられている ( テキスタイル ) 78

80 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 5ASEAN に進出する繊維関連の日本企業 日本企業が考える ASEAN での事業実施上のリスクおよび政府に期待する支援策 事業実施上のリスク 1 生産コストの上昇 ASEAN では労務コストを中心に生産コストが上昇している ( アパレル ) 2 為替差損 為替差損は海外進出企業にとってもれなくリスクとなる ( テキスタイル ) 3 原料価格の上昇 市場の変動で原料価格が上がるリスクが常にある ( 副資材 ) 4 法規制の変更リスク ASEAN( 特にベトナム ) では法律の運用がすぐに変更となる 環境関連の基準 ( 排水基準 ) も年々厳しくなっており 追加投資が必要になる ( アパレル ) 政府に望む支援策 1 効果的な情報提供 JETRO からは現地の情報をもらっている 特殊な情報ではないが 役にたっている ( テキスタイル ) ASEAN 地域全体を統括している機関等から情報を取れると良い 現時点では情報の入手先がバラバラであり 効率性に欠ける ( 副資材 ) 2 金利優遇等の金融支援策の実施 政策投資銀行 国際協力銀行等からの借り入れも 民間の金融機関と比較して有利な条件ではない ( テキスタイル ) 79

81 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 6 海外企業から見た日本の繊維産業 海外企業が考える 日本の特長 1 日本の文化に裏打ちされた感性の高さ 日本の文化そのものがイタリアのデザイナーやスタイリストの刺激になっていることは確かである ( イタリア 小売 ) 日本に洗練されたものがあることは認識している 東京コレクションなどのファッションショーでは スタイリストにとって興味を湧かせる刺繍やデザインが多い ( イタリア 小売 ) 日本の消費者そのものが洗練されていて 商品の選別を行うことができる ( イタリア 小売 ) 日本人は洗練されたモノ 新しいモノを欲しがる消費者が多い ( イタリア アパレル ) 日本人の好みは様々であるという点が日本の消費者の大きな特長である また 日本のお茶や地下鉄などを見ると 日本人のきれい好きなところ 丁寧な仕事を好むところが垣間見える 世界的に見ても珍しい ( イタリア アパレル ) 日本の商品に対する印象としては パッケージから商品本体まで細部に渡って凝っているという点が挙げられる そのため バイヤーとしては好奇心が湧く商品が多い デザインにも優れた商品に強みがあると考えており 特に小物類は興味深い商品が多い ( イタリア 小売 ) 日本市場は非常に面白い 消費者の嗜好が複雑であり またその複雑さによって逆に製品開発においてインスピレーションが湧く ( イタリア アパレル ) 2 信頼感の高さ 日本はスピード感は無いものの 長く付き合えるだけの信頼感がある ( タイ アパレル ) 日本企業との付き合いは一度始まると とても長いものになる 事業の安定性の観点からもありがたい ( ベトナム テキスタイル / 縫製 ) 80

82 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 6 海外企業から見た日本の繊維産業 海外企業が考える 日本の特長 3 品質に対する理解の高さ 日本の企業 消費者ともに 製品の品質に対する理解は極めて高い ( イタリア アパレル ) 洗練されたお客さんが多い 価格帯は中間より少し上の商品を使いたいというお客さんが多い ( イタリア テキスタイル / アパレル ) タイの品質基準は 日本の品質基準をベースとしているように 高い品質が強みである ( タイ 業界団体 ) 日本人は品質を重視している企業が多い ( ベトナム 業界団体 ) 日本は縫い方一つでも品質にこだわるため バイヤーの目は厳しい ( マレーシア テキスタイル / 縫製 / アパレル ) 日本企業からの要請で針検知器を購入し 製品に針が混入していないか検知してから出荷した そのような要望があったのは後にも先にも日本企業だけであった ( マレーシア / 縫製 ) 81

83 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 6 海外企業から見た日本の繊維産業 海外企業が考える 日本の注目素材 1 デニム 素材としては デニムに注目している ファッションに関心のあるイタリアの消費者は特別な素材を求めている ここはうまくニーズと合致する ( イタリア 小売 ) 複数社からデニム生地を購入している ( イタリア アパレル ) 日本製のデニムは 藍染めの文化があるため 非常に良質な生地である ( イタリア テキスタイル / アパレル ) 日本製のデニムは 価格は高いが 自社商品を購入する消費者は 適正な価値に対して適正な金額を支払う消費者 ( 高額の商品であっても購入する消費者 ) である ( イタリア テキスタイル / アパレル ) 最近ではデニムが注目されており フランスでも十分売れる可能性がある ( フランス 学術機関 ) 2 合成繊維 機能性の高い日本製合成繊維はフランスだけでなく世界中が注目する素材である ( フランス 業界団体 ) 抗菌性など日本の機能性素材は優れている ( タイ アパレル ) どこをとっても品質が良いが 特に伸縮性があり 壊れにくい ( マレーシア テキスタイル / 縫製 / アパレル ) 他国の企業に比べて合成繊維の品質は高い 静電気防止の素材など 日本でしか作れない素材がある ( マレーシア テキスタイル ) 革新的な合成繊維の素材を上市している ( マレーシア 縫製 ) 速乾性や抗菌性など 特別な機能を持つ生地がある このような生地は仕入れる可能性がある 高機能素材に関してはやはり日本が強い ( マレーシア 団体 ) 3 ウール 日本のウールは正直高すぎる もう少し価格が合えば購入したい 今後は 日本のウールを使ったイベントを企画しても面白いかもしれない ( イタリア テキスタイル アパレル ) 82

84 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 6 海外企業から見た日本の繊維産業 海外企業が考える 日本企業の現状の課題 1 日本製商品に関する情報量の少なさ 日本製商品の取り扱いは皆無である その理由は 単純であり これまで取り扱う機会が無かった それだけである バイヤー側も十分な情報を持ちあわせていなかった ( イタリア 小売 ) 日本人は商品の目利きができ イタリアなどから日本に素晴らしい商品を輸入している しかし イタリアには輸出できない なぜ日本の良い商品を海外に持って行くことができないのだろうか 不思議に感じる ( イタリア 小売 ) 2 現地ニーズに合致した商品提供 現地のスタイルに合わせることが重要である 例えば 日本人は色 柄 デザインの他に フィット感にこだわる国民性である 商品もベーシックでありながら 色んな仕掛けを好む イタリアの企業は日本人が好む製品を提供している 現地に合致する商品提供が大切である ( イタリア アパレル ) 良いものを作ってもフランスではプレーンな生地は売れない 日本ならではの製品であって 現地で受け入れられるといった 一見トレードオフの関係にある要件を同時に満たす製品でなければ売れない ( フランス エージェント ) フランス人は製品以外にもパッケージに拘る国民性である 綺麗なパッケージであることで さらにモノ自体に愛着が湧いてくる ( フランス 小売 ) 3 ハイエンドに対する過度なこだわり 日本の得意分野はハイエンドであることは理解している ただし ミドルレベルの商品を展開することについても戦略を構築することが必要である マーケットサイズとして ミドルレベルは無視できない ( 対応できるロット数という観点はあるものの ) あえて外すのではなく ミドルレベルも検討の対象にいれても良いのではないか ( イタリア 小売 ) 83

85 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 6 海外企業から見た日本の繊維産業 海外企業が考える 日本企業の現状の課題 4 卸に依存した既存の商習慣 日本型のビジネスはなかなかうまくいかない 特に商社や問屋が介在する場合 中間マージンが上乗せされ コスト競争力が落ちる やインターネットが普及する時代にあって商社や問屋に頼っているようでは日本の繊維産業のこれからは厳しい ( タイ テキスタイル ) 5 現地の商習慣の理解不足 日本人は この商品は売れていますよ お客がたくさん付いていますよ という声に安心感を得て 発注する フランスではこの言葉が出た時点で売れなくなる 他社に提供している製品は売れない ( フランス エージェント ) 日本企業は という企業との取引がある といった情報を営業トークに使う傾向にあるがフランスではマナー違反である 信頼されず 取引が長続きしなかったというケースがある ( フランス エージェント ) フランスは保守的であり 展示会に 1,2 年出た程度では成果が出づらい ( フランス アパレル ) 6 スピード感のなさ 日本は事業にスピード感が無い 特に意思決定が遅く 1,2 年かかることも多い ( タイ アパレル ) 84

86 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 6 海外企業から見た日本の繊維産業 海外企業が考える 日本企業に必要な取り組み 自社内での取り組み 1 試作品の提供とフィードバックの活用 フランス企業は 試作品 ( プロトタイプ ) を持参すれば すぐに 見せて欲しい と依頼する 即座に契約には至らなくてもそこで得たフィードバックを踏まえて 再度試作品を作り直し 持参する この繰り返し ( いわゆるラピッドプロトタイピング ) を短期間のうちに動かすことで お客さんの欲しい製品を作り出すことが可能になる ( フランス エージェント ) 2 製品の物語の伝達 日本の製品には多くのセールスポイントがある しかし そのセールスポイントがわかりづらい こういう技術を活用したからこそ世界で一番薄い生地が生産できた など 製品を作る上での背景なども含めて もっとストーリーを打ち出すべきである ( フランス アパレル ) 3 クロスファンクションを通じた 営業情報の活用 自社では営業担当が こういった商品がマーケットで受け入れられるのではないか などユーザー目線で製品に対して意見を出すことがある こういった組織を超えた ( クロスファンクションの ) 取組が重要である ( イタリア アパレル ) 4 現地小売に対する情報提供の強化 これまで日本の商品は 情報がほとんど無かったため 取り扱っていない 当然関心はあるので 日本製素材を見せてもらえる機会があれば日本に行きたいし こちらに来て頂ければ会って説明を聞きたい ( イタリア 小売 ) 85

87 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 6 海外企業から見た日本の繊維産業 海外企業が考える 日本企業に必要な取り組み 他社との取り組み 1 現地とのコラボレーション 複数の日本企業がイタリアの百貨店に直接提案するという企画があればぜひ乗りたい オリジナルのハウスブランドを保有しており そのブランドを活用して 日本企業とコラボレーションプロジェクトとして オリジナル商品を一緒に開発することも可能である ( イタリア 小売 ) 日本企業と日本の学生がコラボレーションすることは理解する さらに発展させて 海外の学生とコラボレーションしてはどうか ハードルが高いが 様々な可能性を視野にいれておくことが大切である 経済産業省が支援してそのような仕組みを作ることができるとさらに面白いのではないか ( フランス 学術機関 ) 企業同士のミーティングの場などもぜひセッティングしたい ( マレーシア 団体 ) 2 異業種との連携 新しい考えやイノベーションを創出するためにも 異業種なども交え 様々な観点から物事を見るようにすることが必要である ( タイ テキスタイル ) 86

88 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 6 海外企業から見た日本の繊維産業 海外企業が考える 日本企業に必要な取り組み 業界全体としての取り組み 1 日本企業と現地企業が話し合える場の設定 日本の既存の商習慣を打破するためには 日本と現地の繊維関連企業を一同に集めて 同じテーブルで話あう機会を作ることが必要であり これがもっとも有効な手段である ( タイ テキスタイル ) 2 現地エージェントのリスト化 すべてを自社で完結させることが難しい場合 各地のエージェントを有効に活用することが必要である ( フランス アパレル ) 現地エージェントとしてどういった人が居るのか 把握していないという話を聞く 得意分野を含めて リスト ( 連絡先を含む ) の作成が急務だろう ( フランス エージェント ) 3 ブランド開発の推進 日本発のブランドの育成を進めるべきである 優秀なデザイナーに対しては ブランドとして確立できるよう 経営の分かる人材を付けるなど ビジネスサポートが必要である 国内外で若手 特に学生がデザインに関する賞を獲得しても日本のアパレルメーカーに就職してそれまでとなってしまうケースも多い ( フランス アパレル ) 4 日本製であることの打ち出し 日本人はメイドインイタリーであること イタリア国内で作られていることを好む日本人はやはり多い メイド イン イタリーであることは出す ( イタリア アパレル ) 87

89 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 7 デニム生地に関する輸出入動向 海外企業が特に注目する素材 デニム 欧州 ( イタリア フランス ) および ASEAN の各企業に対してヒアリング調査を実施したところ 特に欧州企業がもっとも関心のある日本製素材として デニム が数多く挙げられた ASEAN 企業が製造するデニムは 日本製デニムと価格帯や提供する付加価値が異なっており 直接の販売先となることは現時点では難しい 次ページ以降に各国のデニムの輸出入動向 (2011 年 ) を整理し デニム素材に限って 攻めるべき市場の検討を追加で行った 88

90 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 7 デニム生地に関する輸出入動向 輸出入額 中国が輸出額 輸入額ともに突出して高い イタリアの輸入額はアメリカの輸入額を上回る 1,800,000,000 1,600,000,000 1,400,000,000 1,200,000,000 1,000,000, ,000, ,000, ,000, ,000,000 0 輸出 ,000, ,000, ,000, ,000, ,000, ,000,000 50,000,000 0 輸入 ( 貿易額 ) 単位 :US$ 出所 )UNCOMTRADE より NRI 作成 最新のデータは 2011 年である HSコード Japan Italy France United Kingdom USA Export ,994, ,139,890 6,608, , ,405, ,828,721 28,849, , ,979 12,674,210 合計 137,822, ,989,235 7,294,612 1,047, ,079,744 Import ,331, ,290,453 8,690,844 1,395,254 94,525, ,652,786 12,571,640 1,366,380 80,848 30,293,496 合計 10,984, ,862,093 10,057,224 1,476, ,818,846 HSコード Thailand Indonesia Malaysia Viet Nam Bangladesh (2007 年 ) (2007 年 ) India China Export ,796,988 41,614, , ,556 2,303, ,971, ,900, ,476,618 2,170, , ,794 28,755, ,639,481 合計 73,273,606 43,785, , ,552 2,756, ,726,570 1,571,540,461 Import ,623,690 28,058,432 2,731,968 69,731,945 56,863,383 31,464, ,974, ,701,218 5,229,272 55,537 15,013,564 1,485,438 3,256,933 89,308,822 Copyright(C) 2013 Nomura 合計 Research Institute, 16,324,908 Ltd. All rights reserved. 33,287,704 2,787,505 84,745,509 58,348,821 34,721, ,283,638 両方とも綿織物 は綿の重量が全重量の 8 以上 は綿の重量が全重量の 8 未満 89

91 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 7 デニム生地に関する輸出入動向 輸出入量 輸出入額よりも輸出入量において さらに中国が突出して高い 350,000, ,000, ,000,000 輸出 ,000,000 60,000,000 50,000,000 輸入 ,000,000 40,000, ,000,000 30,000, ,000,000 20,000,000 50,000,000 10,000, 出所 )UNCOMTRADE より NRI 作成 最新のデータは 2011 年である ( 貿易量 ) 単位 :Weight in kilograms HSコード Japan Italy France United Kingdom USA Export ,085,194 22,037,590 1,039,149 12,485 33,157, ,098,437 1,906,493 83,662 17,363 1,709,559 合計 10,183,631 23,944,083 1,122,811 29,848 34,867,458 Import ,153,394 15,612,629 1,414,500 81,701 8,903, , , ,317 1,597 3,374,077 合計 1,288,898 16,498,977 1,638,817 83,298 12,277,297 HSコード Thailand Indonesia Malaysia Viet Nam Bangladesh (2007 年 ) India China Export ,493,993 4,636, ,174 45, ,144 27,669, ,057, ,514, ,041-18, ,280 3,507, ,770,988 合計 10,008,744 4,983, ,174 63,719 1,067,424 31,176, ,828,063 Import ,881,321 4,489, ,980 11,349,393 13,175,827 5,121,017 47,451, ,782,272 2,275,385 8,699 2,464, , ,687 13,539,482 Copyright(C) 2013 Nomura 合計 Research Institute, 3,663,593 Ltd. All rights reserved. 6,764, ,679 13,814,151 13,493,601 5,655,704 60,991,223 90

92 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 7 デニム生地に関する輸出入動向 単価分析 輸出入額ともに 英国が高く イタリア フランスが続く 日本を除くアジア各国の単価は低い 輸出 平均 輸入 平均 ( 単価 ) HSコード Japan Italy France United Kingdom USA Export 合計 Import 合計 HSコード Thailand Indonesia Malaysia Viet Nam Bangladesh (2007 年 ) India China Export 合計 Import 出所 )UNCOMTRADE より NRI 作成 最新のデータは 2011 年である 合計

93 2.ASEAN 諸国市場への参入に係る課題 成功事例の抽出 7 デニム生地に関する輸出入動向 海外企業が特に注目する素材 デニム デニムの単価分析を行ったところ 特にデニムの輸出可能性が高い国は イギリス イタリア である 事実 イタリア企業へのヒアリングを実施した際 日本で調達したい素材として デニム が挙げられた また 特に綿の重量が全重量の 8 未満のデニム ( つまり綿以外の素材が重量ベースで 1 以上含まれているデニム ) の方が高値で取引されている ( 参考 )ASEAN 企業が生産するデニム ASEANで生産されるデニムにおいて 参考までに価格分析を行った 価格分析は 情報が取得できたベトナムおよびインドネシアの数値となる インドネシアは糸を大量に購入することによって大幅なコストダウンを図った事例である 40ドル ( ベトナム ) 27ドル ( インドネシア ) 12.5ドル 5.6 ドル 8 ドル 10 ドル 1.5 ドル 7.4 ドル 10 ドル 糸生地 縫製 ( 卸 ) 上代糸生地縫製卸上代出所 ) ヒアリング調査結果より作成 92

94 3.ASEAN 諸国の国別戦略の策定 -1. ならびに 2. での調査結果を踏まえ 今後の日本企業の取組内容を検討した 具体的には 有望な ASEAN 諸国企業情報を含め 各国での戦略を検討した また 日本製製品の付加価値を PR するための Made in Japan 表示 ( タグ ラベル ) の必要性及び効果 さらには今後の取組事項等についての検討を行った さらに 日本国内の主要企業 ( 優位性を有する企業 ) について 工程ごとにインベントリーを作成した 93

95 3.ASEAN 諸国の国別戦略の策定 1ASEAN の具体的な企業リスト 個別企業に関する情報 本調査では タイ ベトナム インドネシア マレーシア 4 カ国を訪問し 具体的な企業情報の収集についても追加的に実施した 現在 業界団体に加盟している企業リスト以外に整理された情報は無いというのが実状であった 以下 各業界団体名称ならびに URL を紹介する ( 企業情報を公開している業界についてはその URL も紹介する ) タイの団体名称 The Thai Garment Manufacturers Association (TGMA) タイ繊維製品製造業者組合 The Textile Merchants Association (TMA) タイ繊維商社組合 The Thai Synthetic Fiber Manufacturer sassociation (TSMA) タイ合成繊維製造協会 The Thai Weaving Industry Association (TWIA) タイ織物協会 The Thai Silk Association (TSA) タイシルク協会 The Association of Thai Bleaching Dyeing Printing and Finishing Industries タイ染色プリント整理加工組合 URL ( 団体案内 ) ( 企業紹介 ) ( 団体紹介 ) ( 企業紹介 ) ( 団体紹介 ) ( 企業紹介 ) ( 団体紹介 ) ( 企業紹介 ) ( 団体紹介 ) ( 企業紹介 )- ( 団体紹介 ) ( 企業紹介 ) ew&id=13&itemid=28 94

96 3.ASEAN 諸国の国別戦略の策定 1ASEAN の具体的な企業リスト 個別企業に関する情報 インドネシアの団体名称 INDONESIAN TEXTILE ASSOCIATION(API:Asosiasi Pertekstilan Indonesia) インドネシア繊維協会 INDONESIAN SYNTHETIC FIBER MAKERS ASSOCIATION (APSyFI:Asosiasi Produsen synthetic Fiber Indonesia) インドネシア合成繊維製造協会 TEXTILES PROFESSIONAL INDONESIA(IKA:IKATAN ALUMNI INSTITUT TEKNOLOGI TEKSTIL-SEKOLAH TINGGI TEKNOLOGI TEKSTIL) テキスタイルテクノロジー高等研究所 INDONESIAN FASHION DESIGNER ASSOCIATION (APPMI:Asosiasi Pengusaha Perancang Mode Indonesia) インドネシアファッションデザイナー協会 INDONESIAN FASHION DESIGNER COUNCIL (IPMI:Ikatan Perancang Mode Indonesia) インドネシアファッションデザイナー協議会 TEXTILES TECHNOLOGY COLLEGE(STTT:Sekolah Tinggi Teknologi Tekstil) テキスタイルテクノロジーカレッジ CENTER FOR TEXTILES(BBT:Balai Besar Tekstil) テキスタイルセンター INTERNATIONAL GARMENT TRAINING CENTER (IGTC) 国際衣料トレーニングセンター URL ( 団体案内 ) ( 企業紹介 ) ( 団体案内 ) ( 企業紹介 ) ( 団体案内 ) ( 企業紹介 )- ( 団体案内 ) ( 企業紹介 )- ( 団体案内 )- ( 企業紹介 )- ( 団体案内 ) ( 企業紹介 )- ( 団体案内 )- ( 企業紹介 )- ( 団体案内 )- ( 企業紹介 )- 95

97 3.ASEAN 諸国の国別戦略の策定 1ASEAN の具体的な企業リスト 個別企業に関する情報 マレーシアの団体名称 MALAYSIAN TEXTILE MANUFACTURERS ASSOCIATION(MTMA) マレーシア繊維製造業者協会 Malaysian Garment Manufacturers Association (MGMA) マレーシア繊維製品製造業者協会 MALAYSIAN KNITTING MANUFACTURERS ASSOCIATION(MKMA) マレーシアニット製造業者協会 URL ( 団体案内 ) ( 企業紹介 ) ( 団体案内 )- ( 企業紹介 )- ( 団体案内 ) ( 企業紹介 ) ベトナムの団体名称 The Vietnam Textile and Apparel Association (VITAS) ベトナムテキスタイル アパレル協会 URL ( 団体案内 ) ( 企業紹介 ) ( ただしログインが必要 ) 96

98 3.ASEAN 諸国の国別戦略の策定 2J-Quality( 仮称 ) について (1)Made in Japan (J-Quality( 仮称 )) の目指す姿 これまでの調査結果さらには日本の繊維関連事業者にとって 一部の消費者にとっては 日本製 であることがひとつの付加価値となっていることは共通の理解となっている ただし 現在表示されている 日本製 とは 素材の機能性 安全性 高品質などの付加価値があるかないかに関わらず 原産地規則に基づき 日本製 と表示できる条件さえクリアしていれば すべての製品に 日本製 と表示することができる 現在高い製品力 素材力に裏打ちされた 日本製 が 消費者に分かりやすくかつ適切な形で伝わっているとは言い難い 日本製品の差別化ポイントは 製品力 素材力 であり 今後の日本製品を広く海外に浸透させていくためには 日本製 の定義を再構築し 日本製 を優先的に購入する市場を拡大していくことが期待される また 日本の繊維産業の安定的な発展へとつなげることが期待される そのためにも 製品力 素材力とは何か それをどのように評価するかについて検討を行うことが求められており 本項では J-Quality( 仮称 ) 導入についての検討を行った 97

99 3.ASEAN 諸国の国別戦略の策定 2J-Quality( 仮称 ) について (2)J-Quality( 仮称 ) の内容 対象範囲 生地 衣料品 を対象とする 紡績は対象外とする ( 理由 ) 糸の場合 日本製 であることが訴求ポイントになっているとは考えにくい 紡績以前の工程が 原料の調達 に限定されており 国産原料の取り扱い比率の低い現状では 紡績を対象にすることは難しい 生地の場合は 織り 編み 染色加工 の 2 工程 衣料品の場合は 織り 編み 染色加工 縫製 の 3 工程とする バリューチェーン 調達 原料 紡績 糸 織り 編み 生地 染色加工 生地 縫製 衣料品 販売 衣料品 商社 紡績 テキスタイルメーカー ニッター 染色整理加工業 アパレル 小売 生地 衣料品 基準 ただし 各工程が日本でなされていることに加え 各工程では遵守すべき事項を設けることも検討する 98

100 3.ASEAN 諸国の国別戦略の策定 2J-Quality( 仮称 ) について (2)J-Quality( 仮称 ) の内容 - 参考 : 工程のみの規定とするか? 工程の基準まで規定するか? - J-Quality( 仮称 ) として認める手法としては大きく 2 つの選択肢がある ひとつが 工程のみの規定とする もうひとつが 工程の基準まで規定する である 選択肢のどちらとするかについては 3 つの論点 1 制度導入の容易さ 2 消費者への訴求力 3 国内産業活性化 から整理する 効果発現のタイミングが将来と考えれば 後者の選択肢の方が合理的である 初期運用 ( 時間軸での変化も含む ) 制度導入の容易さ消費者への訴求力国内産業活性化 OPT 1 広がりに時間を要せず 国内産業への裨益は瞬発的に伸びる 訴求力の低さから国際産業にとって制度の位置づけが軽視される OPT 2 制度導入は容易 ただし訴求力は質の面では限定的 広がりに時間を要することもあって 当初の国内産業への裨益は限定的 ハードルの低さからいずれ訴求力は落ちる 訴求力の高さから国際産業にとって制度の位置づけが重視される 制度導入は容易 ただし訴求力は量の面では限定的 ハードルの高さから訴求対象が広がる リピート率も UP 99

101 3.ASEAN 諸国の国別戦略の策定 2J-Quality( 仮称 ) について (3)J-Quality( 仮称 ) で評価すべきポイント 項目 生地 要件対象検証事項 素材力優れた素材力製品対象とする素材の特定 各素材ごとの評価指標の設定 デザイン力優れたデザイン力製品テキスタイルデザイン力の評価指標の設定 企画力 ( ストーリー性 ) 絞り込まれたストーリー性製品 / 企業付加価値を高めるストーリー 技術力 安心 安全環境への気配り 高付加価値商品を作ることができる技術 日本古来 固有の技術 高付加価値商品を作ることができる装置 製品具体的な技術の特定 製品使用する装置の特定 制限された原材料のみの使用製品具体的な原材料 ( 染料を含む ) の特定 トレーサビリティの確保 環境配慮活動の実施企業 ISO14000 またはそれに類する資格の取得 企業としての姿勢 コンプライアンスの実施企業 CSR 基準の設定 客観的判別の容易さ 100

102 3.ASEAN 諸国の国別戦略の策定 2J-Quality( 仮称 ) について バリューチェーン 調達 原料 紡績 糸 織り 編み 生地 染色加工 生地 縫製 衣料品 販売 衣料品 (4) 事業運営スキーム ( 案 ) 商社 紡績 テキスタイルメーカー ニッター 染色整理加工業 アパレル 小売 7J-Quality( 仮称 ) 該当製品の選定 有識者 実務者 ( 百貨店 / 海外バイヤー等 ) 選定基準 (2) 8 公表 J-Quality ( 仮称 ) 認定生地 11 販売 客観的に判断できる者 ( 第三者機関を含む ) 2J-Quality( 仮称 ) 該当企業の選定 選定基準 (1) 3 公開 9 フィードバック テキスタイルメーカー / ニッター 6 申請 ( 生地情報のみ ) J-Quality( 仮称 ) 認定企業 染色整理加工業 5 生産 該当企業が生産する生地 ( 一定期限を経過した企業は再申請 ) 1 公募 申請 ( 企業情報 ) 4 フィードバック ( アドバイスを含む ) 101

103 3.ASEAN 諸国の国別戦略の策定 2J-Quality( 仮称 ) について (5)J-Quality( 仮称 ) の内容 ~ 評価項目 評価方法 ~ 選定基準 (1) 選定基準 (2) 項目 安心 安全 環境への気配り 企業としての姿勢 判断の基準 環境配慮活動の実施状況 ISO14001 またはそれに類する資格の取得 制限された原材料のみの使用 事業所内では制限された原材料のみ使用しているか コンプライアンスの実施 CSR 基準の設定 J-Quality( 仮称 ) 該当生地の選定方法 ( 該当企業は除く ) 用途 項目 想定する生地の用途 判断の基準 素材力 ( 共通事項 ) 素材の機能性 風合い 軽さ 丈夫さなど 技術力 安心 安全 環境への気配り ( 用途を想定した際の追加事項 ) 撥水性 防臭性など 高付加価値商品を生み出す生産において活用した技術 工夫 認められた原材料のみの使用 上記情報の信頼性トレーサビリティの確保 デザイン力生地のデザイン ( 色 柄など ) 企画力 ( ストーリー性 ) は委員会で特に重要と指摘された項目 生地に付されたストーリー ( 生地を作った背景 作り手の想い ) 評価項目は評価者の感性に依る部分が多いため 評価者は素材の目利きができる人物を選定 現時点では有識者 (XX 氏 ) 実務者( 百貨店 / 海外バイヤー等 ) を想定 評価者については企業と利害関係にある者は除く また 評価者名は非公開 選定基準の評価項目について5 段階評価を行い 特定の評点を超えたテキスタイルについてJ-Quality( 仮称 ) 製品とし Copyright(C) て認定するなどが考えられる 2013 Nomura Research Institute, Ltd. All rights reserved. 102

104 3.ASEAN 諸国の国別戦略の策定 2J-Quality( 仮称 ) について ( 参考 ) メイド イン イタリー のラベル貼付に関する法律 メイド イン イタリー法とは 対象製品の品質やデザインにおいて 一定の要件を満たしたものにだけ メイド イン イタリー の表示ラベルの貼付を義務付ける法律である 内容は以下のとおりである 趣旨 効果 模造品 模倣品対策 ( メイド イン イタリーとして模造される海外製品への対応 ) および消費者保護 ( 消費者が繊維 皮革及び靴製品の製造工程について正しい情報を入手可能に ) 対象製品産業の活性化 対象製品市場の拡大 生産者の品質向上に対する意識喚起 対象製品 繊維 皮革 靴の製品及び中間生産物 対象工程 紡績 製織 仕上げ加工 縫製の 4 工程 ラベル貼付可能な条件 対象工程が 主として また そのうちの少なくとも2つの工程 が イタリア国内で行われた場合 ラベルを貼付する ただし 他の工程が行われた国についても明記 製造工程の全体を通じて 労働関係の現行法令が遵守されていること 製品の安全衛生の認証を得ていること 児童労働は使用していないこと EU の法規や 環境に関する国際的合意が遵守されていることなど 103

105 3.ASEAN 諸国の国別戦略の策定 2J-Quality( 仮称 ) について ( 参考 ) メイド イン イタリー のラベル貼付に関する法律 ラベルへの記載内容 罰則 開始時期 生産工程ごとに その工程が行われた国名 製品の安全性に関する情報 法規との適合性など 規定に違反した場合の罰金 制裁措置もあり 2010 年 10 月 1 日 ~ ( その他 ) 製造に際し 禁止された薬品等の使用の有無を検査し監視する機関の指定 消費者の信頼を得られるような製品の質の要件の確定 検査を行う人員の任命 製品のトレーサビリティ確保の義務付けなどを内容とする規則を公布する規定が成されている 104

106 3.ASEAN 諸国の国別戦略の策定 2J-Quality( 仮称 ) について ( 参考 ) メイド イン イタリー のラベル貼付に関する法律 第 1 条 ( 製品へのラベル貼付及び メイド イン イタリー ) 消費者が繊維 皮革及び靴製品の製造工程について正しい情報を入手できるように 製品及び中間生産物には 各工程が行われた国の名称を明示するラベルの貼付を義務付けるものである そのため 条文中に それらの製品の複数の工程が列挙されている たとえば 繊維製品の場合には 紡績 製織 仕上げ加工 縫製の 4 つの工程に分けられている ( 第 5 項 ) これらの工程が 主として あるいは そのうちの少なくとも 2 つの工程 が イタリア国内で行われた場合には 他の工程が行われた国も明記したうえで メイド イン イタリー のラベルを貼付するのである 皮革製品 ( 第 6 項 ) 靴製品 ( 第 7 項 ) についても同様に 製造工程が列挙されている さらに そのラベルには 次に掲げる事柄についての情報が簡潔に記載されなくてはならない すなわち 1 製造工程の全体を通じて 労働関係の現行法令が遵守されていること 2 製品の安全衛生の認証を得ていること 3 児童労働は使用していないこと 4EU の法規や 環境に関する国際的合意が遵守されていること 等 第 2 条 ( 実施規則 ) 経済発展大臣が 経済 財政大臣と協議のうえ この法律の公布の日から 4 か月以内に 第 1 条に規定するラベルの仕様や管理の方式等についての命令を公布することが規定されている さらに 保健大臣が 経済発展大臣と協議のうえ 3 か月以内に 人間の健康を守り自然環境を保護することを目的として 製品の質を維持するための措置に係る規則を公布するよう規定されている それらは 製造に際し 禁止された薬品等の使用の有無を検査し監視する機関の指定 消費者の信頼を得られるような製品の質の要件の確定 検査を行う人員の任命 製品のトレーサビリティ確保の義務付けなどを内容とするものである 第 3 条 ( 制裁措置 ) 第 1 条の規定に違反した場合の罰金等 制裁措置について規定されている 第 4 条 ( 第 1 条及び第 3 条の規定の効力 ) この法律の第 1 条及び第 3 条は 2010 年 10 月 1 日より効力を発すると規定されている この法律の施行日である 5 月 6 日よりほぼ 5 か月近く遅れてこれらの条を施行するとしているのは それらについてはあらかじめ EU に通告し EU の関連法規との整合性についての審査結果を待つための時間的余裕が必要なためである その間に すでに施行されている第 2 条により 実施に向けての準備が進められることになっている 出所 ) メイド イン イタリー のラベル貼付に関する法律の制定 ( 海外立法情報調査室 萩原愛一 ) ADUC, Made in Italy per I prodotti tessili. pelletteria e abbigliamento, 11 dicembre,

107 3.ASEAN 諸国の国別戦略の策定 2J-Quality( 仮称 ) について ( 参考 ) ウールマーク ウールマークは 世界の消費者により品質の安定したウール製品を提供することを目的として 実施されている 趣旨 対象製品 消費者保護 ( 世界の消費者により品質の安定したウール製品を提供 ) を目的として実施 マークを付与できるウール製品は スーツ ジャケット スカート スラックス セーター カーディガン 毛布 カーペット ふとん 着物などである ただし ライセンシーの要望により対象製品を随時拡大 マークは混用率によって異なる ( ウールマーク : ウール 100% ウールブレンド : ウール 30-50% 以上など ) ラベル貼付可能な条件 試験機関 明確な試験基準が定められており ウールマーク認定試験機関において実施されるサンプリング試験においてクリアすれば ウールマークの付与が可能となる 基準は原則として世界共通 ( 各国の品質表示法に準拠 ) であり 消費者の要求特性や製造 管理レベルをもとに適宜改訂を行っている 具体的な項目としては 混用率 引張強さ 摩耗強さ 縫目強さ ピリング 耐光染色堅牢度 水染色堅牢度 摩擦染色堅牢度などがある 試験方法はISOに準拠したザ ウールマーク カンパニー試験方法を採用している 認定支援機関 ( 日本繊維製品品質技術センター ニッセンケン品質評価センター カケンテストセンター ボーケン品質評価機構 ケケン試験認証センター ) による試験が必要 ( 年に一度 ) なお 認定支援機関は手合わせ試験を実施する 106

108 3.ASEAN 諸国の国別戦略の策定 2J-Quality( 仮称 ) について ( 参考 ) ウールマーク ラベルへの記載内容 ウールマークを商品そのものに付与 ( 別途下げ札を付けることもある ) なお ラベル製造者はグローバルサプライヤーとして1 社認定である ( バッジナンバーで追跡することも可能 ) 運用 ザ ウールマーク カンパニーが ライセンシー ( 現在 170 社程度 ) を少なくとも年 1 回は訪問 ウール製品の生産 / 販売状況 要望事項等を把握するとともに 正しくマーク製品の合格確認をしているかどうかの現地調査を実施 また ザ ウールマーク カンパニーから委嘱を受けた調査員が年間を通して店頭に出向き マークのついた商品の概要を記録し 必要に応じて買い上げる その際 表示責任会社には合格証明の帳票を提出するよう依頼し 買い上げた製品は縫製検査をした上 物性 ( 破壊 ) 試験を行う 不合格の場合は該当ライセンシーに発生原因を究明するよう要求する 基準との差異の程度によっては ラベルの除去 購入者への合格品との交換 対価の支払い等の措置を取るよう ライセンシーに指示される なお 染料の規制は 人体に影響の無いもの という程度である 107

109 3.ASEAN 諸国の国別戦略の策定 3 工程ごとインベントリー 各工程に属する日本企業リスト 各工程に属する日本企業についても整理を行った 別紙参照 108

110 4. まとめ 109

111 4. まとめ 1 販売の観点 ( 衣料品 ) マレーシア インドネシアにおける日本製衣料品の展開可能性は高く 早い段階での海外展開が期待される マレーシア インドネシアにて いかに早く 品質と日本製をウリにブランドを構築するかがポイントである 一方 タイは堅実な消費者が多く またベトナムは日本製の訴求力が低い 中長期的な発展を睨み 早い段階で販売に踏み切ることも一案 マレーシア インドネシアからタイ ベトナム市場を狙うことは 市場の性質があまりにも異なるため現実的には難しい 価格プレミアムが低く かつ実店舗で購入することからも堅実な消費者が多い 贅沢品は HM で品質の良い欧米ブランドを購入 日用品は市場で沢山の選択肢から自分の目で選んで購入 日本企業のブランド訴求力は低いため 製品の品質 機能をウリに実店舗での PR を推進 素材の手触り 丈夫さを PR 様々な衣料品の選定基準を持ち 衣料品の認知経路も多様である ある意味 掴みどころのない消費者が多い 日本製の訴求力も低いため 他国に比べると優先順位は低い ( どうしても先行投資の意味合いが強くなる ) 衣料品の色 デザインを PR 日本ブランドへのプレミアム支払い意向は高く 欧州を凌ぐ 日本企業は 即座に 品質 機能性をアピールした製品を展開することが可能 加えて 品質 機能性を切り口とし 更なるブランド浸透も推進 主要な情報取得先となるマスメディア向けに PR 費用を投下しても 強気の値付けが可能なため十分回収可能 素材のフィット感 手触りをPR 海外ブランドへのプレミアム支払い意向は低く 価格が品質と見合っているものを購入 製品ブランドを重視していることから 品質に優れた製品ブランド (Made in Japan) を打ち出すことがポイント 通信販売も普及しており 実店舗以外の販売チャネルの構築も必要 素材の手触り 衣料品のデザインを PR 110

112 4. まとめ 2 販売の観点 ( 生地等 ) タイ インドネシア ベトナムを中心に いずれの国においても生地等の展開可能性はある ただし 各国が求める生地は異なる 日本からの直接の輸出については 織物を中心とし タイ インドネシア ベトナムを輸出先とすることが考えられる 原料 糸 生地 衣料品すべての製造機能を有しており 糸や織物の輸出先として期待される 付加価値の高い領域を明らかにできれば輸出も可能であり 現時点では 絹紡糸及び絹紡紬糸 絹織物や梳毛 紡毛織物などの可能性が高い 縫製が中心であり 織物 編物の輸出先として考えられる ( ただし 他国の OEM 生産が中心であり 調達の意思決定が自国で行われていないケースも多い ) 絹織物 梳毛 紡毛織物などが高値で取引されている 衣料品の輸出先としての期待が大きい 生産拠点があまりないことから 生地の輸出先としてはさほど可能性は高くない ただし 付加価値の高い領域を明らかにできれば輸出も可能である 羊毛製又は繊獣毛製の糸 ( 小売用 ) などは現時点で高値で取引されている 衣料品の輸出先として期待される一方で 原料 糸 生地 衣料品すべての製造機能を有しており 糸や織物の輸出先として期待される 特に近年ムスリムが増えており 生地の輸入も増えてきている また 柄も多様化している 織物 ( 綿 合成繊維 ) 及び原料についてはある程度のボリュームをもって輸出が可能であり 絹 毛織物は他国同様 高値で取引されている 111

113 4. まとめ 3 生産の観点 2015 年 ASEAN 経済共同体の開始により ASEAN 域内での生産 流通が効率化する 事業展開の早さを優先し JV や M&A も含めて 現地進出を検討する必要がある インドネシア ベトナムの製造拠点をもうけ マレーシア タイ等の ASEAN 諸国 さらには欧米に衣料品を輸出していくことも一案と考えられる ただし 各国の規制対応や事業展開スピードを考慮すると JV や M&A の実施も含めて幅広く可能性を検討する必要がある 将来的には ASEAN 域内における衣料品製造のターミナルのような存在を目指している 規制強化 人件費高騰の動きがあり 繊維産業は新たな局面に向かう 今後はブランドの構築 強化も進める タイで作られるテキスタイルを用い オリジナルの衣料品ブランドを立ち上げるなど 新たな取り組みにもチャレンジしつつある また 2016 年までにアジア 3 大ファッション都市の 1 つになることを掲げている 今後は TPP の導入により 関税が撤廃され ベトナムからの輸出が推進すると考えられている ただし TPP の恩恵を受けるためには縫製以前の工程をベトナム国内で保有する必要があり 各国ベトナム企業との連携を模索しつつある マレーシアは一部生地の生産を行うが 基本的にはマーケットとして捉えるほうが一般的である ただし ペナン地域のように繊維産業が盛んな地域もあり 当該地域の事業者をパートナーとして生産することも一案として考えられる 原料 糸 生地 衣料品すべての製造機能を有しており 多くは内需向けである インドネシア政府は 2015 年までの計画としてムスリム界のパイオニアを目指すとの方向性を打ち出す インドネシアをムスリムファッションの流行の発信地としたいと考える ただし インドネシアの場合 船上輸送が必要であり 2 週間程度かかるため 他国と比べるとクイックレスポンスが難しいという問題がある 112

114 4. まとめ 4 イタリア フランスについて日本製素材 日本製衣料品の特長を適切に打ち出すことによって さらなる展開が期待できる イタリア フランスにおいても日本製素材 日本製衣料品の良さは十分認知されているところである ただし その良さがあまり伝わっていないという実状がある 今後は J-Quality( 仮称 ) などを通じ 日本製素材の特長を適切に打ち出すことで さらなる海外展開の可能性が高まると期待される ( 生地 ) 織物の輸出先として考えられるものの 輸入額は頭打ちの状態にあるため イタリア同様 高値で取引されている絹織物や梳毛織物 さらにはデニムの輸出可能性が高い また 衣料品の輸出先としても期待される ( 衣料品 ) フランス人が衣料品を購入する際に重視するポイントは 色 柄 デザインに加え 素材の丈夫さや風合い 安全性などである しかし 実際に日本製を購入した主な理由は 衣料品の価格が安かったため であった コスト競争力がある製品であることは認識されていることから 今後は フランス人が本来衣料品を購入する際に重視している 色 柄 デザイン に加え 日本製素材の丈夫さや風合い 安全性も打ち出していくことが必要である また 日本製衣料品の情報は デパート ショッピングセンター または 小規模小売店 の 実店舗 ショールーム にて入手されているので 現地において 日本製衣料品の特長を直接伝えていくことが必要である ( 生地 ) 織物の輸出が増加する一方で 織物 衣料品も安定的に輸入されている 羊毛織物を中心に競合になりうるものの 織物の輸出先としても考えられ 絹織物や梳毛織物は高値で取引されている また 日本製デニムに関心を持つアパレルも多い ( 衣料品 ) イタリア人が衣料品を購入する際に重視するポイントは 色 柄 デザイン以上にフィット感の良さである 実際に日本製を購入した主な理由も 素材のフィット感の良さ である イタリアではこの点を訴求ポイントとすることが必要である また 日本製衣料品の情報は フランス同様 デパート ショッピングセンター または 小規模小売店 の 実店舗 ショールーム にて入手されているので 現地において 日本製衣料品の特長を直接伝えていくことが必要である なお もちものに強くこだわるイタリア人は全体の 99% に達している 113

115 参考資料 114

Ⅰ. 繊維品輸出実績 (1) 類別輸出実績換算円レート = 類別 項目 2014 年 1 月 ~ 12 月 2013 年実績 金額 ( 千ドル ) 前年同月比金額 ( 千ドル ) 前年同期比構成比金額 ( 千ドル ) 前年比構成比 紡織用繊維及びその製品 ( 合計 ) 743,383 9

Ⅰ. 繊維品輸出実績 (1) 類別輸出実績換算円レート = 類別 項目 2014 年 1 月 ~ 12 月 2013 年実績 金額 ( 千ドル ) 前年同月比金額 ( 千ドル ) 前年同期比構成比金額 ( 千ドル ) 前年比構成比 紡織用繊維及びその製品 ( 合計 ) 743,383 9 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7... 10. 11. 12. 13. 14. U 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 10 11 12 Japan Textiles Exporters Association Ⅰ. 繊維品輸出実績 (1) 類別輸出実績換算円レート = 119.4 類別 項目 2014 年 1 月 ~ 12 月 2013 年実績 金額 ( 千ドル ) 前年同月比金額

More information

1843 ルのたて糸及び太さが百六十デニールのよこ糸で織られ 一平方インチにつきたボン(防水性のものを除く )て糸の本数が百五十五でよこ糸の本数が九十のものであり かつ 重量が一平方メートルにつき百十五グラムのものに限る )四第六〇 〇一項のボンディング編物で 平織りの表面(ナイロンが八十二パーセ第

1843 ルのたて糸及び太さが百六十デニールのよこ糸で織られ 一平方インチにつきたボン(防水性のものを除く )て糸の本数が百五十五でよこ糸の本数が九十のものであり かつ 重量が一平方メートルにつき百十五グラムのものに限る )四第六〇 〇一項のボンディング編物で 平織りの表面(ナイロンが八十二パーセ第 1842 附属書四A繊維及び繊維製品の品目別原産地規則-付録1供給不足の物品の一覧表一時的な物品これらの物品は この協定の効力発生の日の五年後に 第四 二条(原産地規則及び関連事項)9の規定に従い 供給不足の物品の一覧表から削除される 供給不足の物品の品名最終用途に関する要件物品の番号(該当する場合)一第六〇〇一 九二号のメリヤス編物で 丸編み組織から成るクラッシュドパンベロアのものであり ポリエステルが百パーセントのもの(重量が一平方メートルにつき二百七十一グラム以下のものに限る

More information

1 食に関する志向 健康志向が調査開始以来最高 特に7 歳代の上昇顕著 消費者の健康志向は46.3% で 食に対する健康意識の高まりを示す結果となった 前回調査で反転上昇した食費を節約する経済性志向は 依然厳しい雇用環境等を背景に 今回調査でも39.3% と前回調査並みの高い水準となった 年代別にみ

1 食に関する志向 健康志向が調査開始以来最高 特に7 歳代の上昇顕著 消費者の健康志向は46.3% で 食に対する健康意識の高まりを示す結果となった 前回調査で反転上昇した食費を節約する経済性志向は 依然厳しい雇用環境等を背景に 今回調査でも39.3% と前回調査並みの高い水準となった 年代別にみ 平成 24 年度下半期消費者動向調査 食の志向等に関する調査結果 1 食に関する志向 2 国産品かどうかを気にかけるか 3 国産食品の輸入食品に対する価格許容度 4 プライベートブランド商品に関する意識 調査要領 調査時期平成 25 年 1 月 1 日 ~1 月 11 日調査方法インターネット調査全国の 2 歳代 ~7 歳代の男女 2, 人 ( 男女各 1, 人 ) インターネット調査であるため 回答者はインターネット利用者に限られる

More information

Microsoft Word ミル消費報告2014

Microsoft Word ミル消費報告2014 2014 年度 ( 第 15 回 ) 化学繊維ミル消費量の調査結果について - 統計委員会報告 - 2015 年 7 月 1 日 1. はじめに統計委員会は 2014 年度 (2014 年 4 月 ~2015 年 3 月 ) の化学繊維ミル消費量調査結果をまとめましたのでご報告致します ミル消費とは 糸 わたメーカーの国内生産 ( 出荷 ) から輸出量を除き 海外からの糸 わたの輸入量を加えたものです

More information

化繊輸入は 近年上昇を続けており 2016 年は前年比 10% 増の 43 万トンとなりました 素材別には ポリエステル F 長繊維不織布が中心ですが 2016 年はポリエステル S の輸入も大幅増となりました 化学繊維輸出推移 化学繊維輸入推移 生産が微減 輸出が横ばい 輸

化繊輸入は 近年上昇を続けており 2016 年は前年比 10% 増の 43 万トンとなりました 素材別には ポリエステル F 長繊維不織布が中心ですが 2016 年はポリエステル S の輸入も大幅増となりました 化学繊維輸出推移 化学繊維輸入推移 生産が微減 輸出が横ばい 輸 2016 年度 ( 第 17 回 ) 化学繊維ミル消費量の調査結果について - 統計委員会報告 - 2017 年 7 月 3 日 1. はじめに統計委員会は 2016 年度 (2016 年 4 月 ~2017 年 3 月 ) の化学繊維ミル消費量調査結果をまとめましたのでご報告致します ミル消費とは 糸 わたメーカーの国内生産 ( 出荷 ) から輸出量を除き 海外からの糸 わたの輸入量を加えたものです

More information

42

42 海外展開に関する特別調査 海外展開に関する特別調査 結果概要... 43 1. 県内企業の海外展開の内容... 44 2. 現在行っている海外展開の相手国 地域... 46 3. 海外展開にあたっての課題... 47 4. 海外展開後に新たに発生した課題... 49 5. 今後の新たな海外展開の関心の高い相手国 地域... 50 6. 今後の新たな海外展開の内容... 51 7. 調査要領... 52

More information

調査結果 自動車購入時重視点で カ国共通して高いのは 燃費の良さ 次いで重視される 安全性能 今後自動車を購入する際に重視する点をつまで を聞いたところ 燃費の良さ と回答した人がマレーシア (%) インドネシア(%) フィリピン(%) インド(%) で最も多く タイで 番目 (%) ベトナムで 番

調査結果 自動車購入時重視点で カ国共通して高いのは 燃費の良さ 次いで重視される 安全性能 今後自動車を購入する際に重視する点をつまで を聞いたところ 燃費の良さ と回答した人がマレーシア (%) インドネシア(%) フィリピン(%) インド(%) で最も多く タイで 番目 (%) ベトナムで 番 年 月 日 楽天リサーチ株式会社 カ国共通で 燃費の良さ を重視 日系ブランド セダンと SUV が人気に - アジア カ国 ( タイ / マレーシア / インドネシア / ベトナム / フィリピン / インド ) 自動車調査 - URL:http://research.rakuten.co.jp/report// 楽天リサーチ株式会社 ( 本社 : 東京都品川区 代表取締役社長 : 森学 以下 楽天リサーチ

More information

H11・1

H11・1 平成 28 年度調査分 衣料の使用実態調査 について 平成 3 年 1 月 衣料品の生産 流通に関する統計やデータは各所で発表されていますが 衣料の取得や衣料品が消費者の手に渡ったあとの実態についての調査データはほとんど見られないのが実状です 一般社団法人日本衣料管理協会は 昭和 53 年より協会独自の調査網 ( 現在 全国 3 大学の支援 ) を駆使してこのような衣料の使用の実態をつかむため 衣料の使用実態調査

More information

資料 1( 参考 ) 口コミサイト インフルエンサーマーケティングに関するアンケート結果 2018 年 9 月 19 日

資料 1( 参考 ) 口コミサイト インフルエンサーマーケティングに関するアンケート結果 2018 年 9 月 19 日 資料 1( 参考 ) 口コミサイト インフルエンサーマーケティングに関するアンケート結果 2018 年 9 月 19 日 調査概要 口コミサイト インフルエンサーマーケティングに関するアンケート調査調査概要 調査期間 2018 年 8 月 22 日 ( 水 )~8 月 23 日 ( 木 ) 調査方法 調査対象 割付条件 Webアンケート 20 歳以上のインターネット利用者 スクリーニング調査 一般消費者

More information

報道関係者各位 NEWS RELEASE 2013 年 1 月 8 日株式会社デファクトスタンダード 宅配買取 & オークションサイト ブランディア のデファクトスタンダード社再び注目されているファストファッションについて独自調査を実施 認知度は既に 8 割以上! ファストファッションの実態とは ブ

報道関係者各位 NEWS RELEASE 2013 年 1 月 8 日株式会社デファクトスタンダード 宅配買取 & オークションサイト ブランディア のデファクトスタンダード社再び注目されているファストファッションについて独自調査を実施 認知度は既に 8 割以上! ファストファッションの実態とは ブ 報道関係者各位 NEWS RELEASE 2013 年 1 月 8 日株式会社デファクトスタンダード 宅配買取 & オークションサイト ブランディア のデファクトスタンダード社再び注目されているファストファッションについて独自調査を実施 認知度は既に 8 割以上! ファストファッションの実態とは ブランド品宅配買取サービス業界 NO.1 の ブランディア を運営する株式会社デファクトスタンダード (

More information

調査概要 調査目的 日本に滞在しているアジア人留学生の各種美容サロン ( 美容室 / リラクゼーションサロン / エステサロン / ネイルサロン / アイビューティサロン ) 利用状況 ヘアサロンの重視点 美容に関するトレンド情報の入手経路 興味のある美容テーマを把握するとともに 出身国と日本におけ

調査概要 調査目的 日本に滞在しているアジア人留学生の各種美容サロン ( 美容室 / リラクゼーションサロン / エステサロン / ネイルサロン / アイビューティサロン ) 利用状況 ヘアサロンの重視点 美容に関するトレンド情報の入手経路 興味のある美容テーマを把握するとともに 出身国と日本におけ 美容に関する国際比較調査 1 各種美容サロンの利用状況と国際間での評価 各サロンの利用状況 1 利用頻度 P4 この 1 年間の日本での 美容室 / 美容院 / ヘアサロン 利用者は約 8 割 エステサロン 利用者は 1 割程度 リラクゼーションサロン ネイルサロン アイビューティサロン は 5~6% 台湾では エステサロン の利用者が約 3 割 他国出身者とくらべて多い 各サロンの利用状況 2 費用

More information

出の増 がありますが 同時に家計 出も前年同期 5.1% 増と伸びが続いている状況です 5% の成 率は G20 加盟諸国の中で 中国 インドに次いで第 3 位の結果でした ( インドネシアと同率 ) 産業ごとの成 率は農業が 3.2% 製造業が 5.3% 建設業が 3.7% サービス産業が 5.2

出の増 がありますが 同時に家計 出も前年同期 5.1% 増と伸びが続いている状況です 5% の成 率は G20 加盟諸国の中で 中国 インドに次いで第 3 位の結果でした ( インドネシアと同率 ) 産業ごとの成 率は農業が 3.2% 製造業が 5.3% 建設業が 3.7% サービス産業が 5.2 トルコ経済レポート (2017 年 7 3 ) 本レポートは トルコ共和国経済省から提供されたデータや数値を元に 駐 トルコ共和国 使館商務部で作成したものです 記載されている内容 数値などは資料作成時点のものです また 無断での複製 転載 転送などはご遠慮願います お問い合わせは 資料の最後に記載がある連絡先までお願いいたします トルコ経済基本情報 < 為替の動き> 2016 年 7 から 2017

More information

<4D F736F F D C CA94CC ED292B28DB88C8B89CA8DC58F4994C5>

<4D F736F F D C CA94CC ED292B28DB88C8B89CA8DC58F4994C5> 2013 年 1 月 23 日公益社団法人日本通信販売協会 ~20 代女性のスマホショッピング事情調査も同時に実施 ~ スマホ普及で通販利用が拡大! 第 5 回インターネット通販利用者実態調査 2012 の結果発表 公益社団法人日本通信販売協会 ( 事務局 東京都中央区 佐々木迅会長 正会員 521 社 ) は 急速に拡大するインターネット通販の利用者像を把握することを目的に インターネット通販利用者実態調査を実施しております

More information

特許庁工業所有権保護適正化対策事業

特許庁工業所有権保護適正化対策事業 2010 年度模倣被害調査報告書調査分析結果の概要 平成 23 年 3 月特許庁 2010 年 9 月から 11 月にかけて実施した我が国企業 団体 8,031 社への模倣被害に関するアンケート結果 ( 有効回答数 4,304 社 被害企業数 1,059 社 ) をもとに 2009 年度 (2009 年 4 月 ~2010 年 3 月 ) における我が国産業界が受けた国内外での模倣被害の状況について

More information

電通、「ジャパンブランド調査2014」を実施

電通、「ジャパンブランド調査2014」を実施 2014 年 6 月 2 日 電通 ジャパンブランド調査 2014 を実施 優れている と思う日本の物事は ASEAN では 技術 東アジアでは 食 アニメ 漫画 温泉旅行 欧米では 日本庭園 株式会社電通 ( 本社 : 東京都港区 社長 : 石井直 ) は 日本の文化や強みを生かした商品やサービスを海外展開する クールジャパン 関連事業において 顧客企業のマーケティング活動支援を目的に 2014

More information

<4D F736F F F696E74202D2096A28DA58F9790AB82CC82A882B582E182EA8FC194EF82C98AD682B782E992B28DB887412E707074>

<4D F736F F F696E74202D2096A28DA58F9790AB82CC82A882B582E182EA8FC194EF82C98AD682B782E992B28DB887412E707074> 未婚女性のおしゃれ消費と意識に関するマーケティングデータ ~ ファストファッションとファッション意識編 ~ 朝日大学マーケティング研究所 調査概要 調査方法 Web アンケート 調査期間 2010 年 10 月 29 日 ( 金 )~11 月 5 日 ( 金 ) 調査対象首都圏在住の 20 歳 ~34 歳の未婚女性 有効回答合計 330 名 ( 均等割付 ) 年代 20~24 歳 25~29 歳 30~34

More information

JUST NEWS RELEASE 2013_2_19

JUST NEWS RELEASE 2013_2_19 Just Research Service ニュースリリース 2013.2.19 ジャストリサーチサービス株式会社 自主調査 単身世帯の市販調味料に関する調査 結果のご案内 ジャストリサーチサービス株式会社 ( 本社 : 東京都中央区 ) は 2013 年 1 月度のオリジナル調査として自主調査 単身世 帯の市販調味料に関する調査 を実施しました 一人暮らしの女性って調味料あまらせてない? 割高になっても少量

More information

Microsoft Word - 5_‚æ3ŁÒ.doc

Microsoft Word - 5_‚æ3ŁÒ.doc 第 3 編企業行動に関する意識調査 64 Ⅰ. 調査要領 特別アンケート企業行動に関する意識調査結果 2011 年 7 月 調査時期 :2011 年 7 月 1 日 ( 金 ) を期日として実施 調査対象 :2010 2011 2012 年度設備投資計画調査の対象企業 調査名 対象 回答状況 ( 回答率 ) 製造業非製造業 企業行動に関する意識調査 大企業 ( 資本金 10 億円以上 ) 3,302

More information

日本企業による国外での環境への取り組みに係る

日本企業による国外での環境への取り組みに係る 日本企業による国外での環境への取り組みに係る 実施状況調査結果 概要版 平成 23 年 3 月 環境省 日本企業による国外での環境への取り組みに係る実施状況調査 結果の概要 調査の体制環境省の委託により 公益社団法人日本環境教育フォーラムが調査を実施した 調査主体環境省 ( 地球環境局国際連携課国際協力室 ) 調査請負機関公益社団法人日本環境教育フォーラム 調査の目的本調査は 日本企業の国外における環境への取り組みに係る現状を把握するために実施したものである

More information

電通、「ジャパンブランド調査2019」を実施

電通、「ジャパンブランド調査2019」を実施 2019 年 4 月 15 日 電通 ジャパンブランド調査 2019 を実施 外国人の訪日意向に大阪 関西万博が大きく貢献 ( 認知は約 5 割 訪問意向は約 4 割 ) 株式会社電通 ( 本社 : 東京都港区 社長 : 山本敏博 ) は 日本の文化や強みを生かした商品やサービスを海外展開する クールジャパン 関連事業の一環として 2018 年 12 月に 20 カ国 地域 で ジャパンブランド調査

More information

Microsoft Word - プレス091117MDRI _1_

Microsoft Word - プレス091117MDRI _1_ プレスリリース 年 11 月 18 日 ( 社 ) 日本通信販売協会 女性のヘビーユーザー ( 週 3 回以上 ) が急増! ~ インターネット通販利用者実態調査 の結果発表 ~ 通信販売業の業界団体である ( 社 ) 日本通信販売協会 ( 上原征彦会長 正会員 496 社 ) は インターネット通販利用者実態調査を行い 11 月 18 日その概要がまとまりましたのでご報告いたします 本調査は 急速に拡大するインターネット通販の利用者像について把握することを目的にしています

More information

Microsoft Word - 報告書.doc

Microsoft Word - 報告書.doc 第 2 節 東北地域における電力小売市場の状況 本調査では 電力小売自由化の影響を把握するため 業務用需要に該当する施設を多く所有する自治体 大学 病院に絞った需要家の電力調達の状況及び電力自由化に関する認識についてアンケート調査を実施した また 電力自由化に関する需要家の認識を詳細に把握するために ヒアリング調査も合わせて実施した 以下には 上記のアンケート調査 ヒアリング調査の結果を示すとともに

More information

【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(1月号)~輸出の好調続くも新型スマホ関連がピークアウトへ

【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(1月号)~輸出の好調続くも新型スマホ関連がピークアウトへ ニッセイ基礎研究所 18-1- 東南アジア経済 ASEAN の貿易統計 (1 月号 ) ~ 輸出の好調続くも新型スマホ関連がピークアウトへ 経済研究部研究員斉藤誠 TEL:3-3512-178 E-mail: msaitou@nli-research.co.jp 17 年 11 月のASEAN 主要 6カ国の輸出 ( ドル建て通関ベース ) は前年同月比 15.9% 増と 前月の同 19.6% 増から低下したものの

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション ( 注 ) 当該データ及び数値を利用したことについて生じる結果について NRI は 一切の責任を負うものではなく また 当該データ及び数値の内容について 完全性 最新性 特定目的への適合性等 一切の保証を行いません また 利用者が 利用者の判断の主要な根拠として依拠すべきものではなく 利用者は 行おうとする取引について 必要に応じ ビジネス アドバイザー 弁護士 税理士 会計士等の専門家と相談するようお願いいたします

More information

<4D F736F F F696E74202D F4390B38DCF816A B2B2B817B817B945F90858FC891E C48C8F8EC08E7B95F18D908F912E >

<4D F736F F F696E74202D F4390B38DCF816A B2B2B817B817B945F90858FC891E C48C8F8EC08E7B95F18D908F912E > 当日来場者アンケート ( 中文 表 ) 77 当日当来場者アンケート ( 中文 裏 ) 当日来場者アンケートはイベントの結果がどう来場者に受け止められているのか 日本食に対するイメージ等を把握するために行った 78 当日来場者アンケート ( 和文 表 ) 79 当日来場者アンケート ( 和文 裏 ) 80 アンケート集計結果 Q1. あなたは 本日のイベントをどちらで知りましたか あてはまるものをすべて教えてください

More information

目次 要旨 1 Ⅰ. 通信 放送業界 3 1. 放送業界の歩み (1) 年表 3 (2) これまでの主なケーブルテレビの制度に関する改正状況 4 2. 通信 放送業界における環境変化とケーブルテレビの位置づけ (1) コンテンツ視聴環境の多様化 5 (2) 通信 放送業界の業績動向 6 (3) 国民

目次 要旨 1 Ⅰ. 通信 放送業界 3 1. 放送業界の歩み (1) 年表 3 (2) これまでの主なケーブルテレビの制度に関する改正状況 4 2. 通信 放送業界における環境変化とケーブルテレビの位置づけ (1) コンテンツ視聴環境の多様化 5 (2) 通信 放送業界の業績動向 6 (3) 国民 ケーブルテレビ事業の現状 (2015 年度決算版 ) 2016 年 11 月 株式会社日本政策投資銀行 企業金融第 2 部 産業調査部 目次 要旨 1 Ⅰ. 通信 放送業界 3 1. 放送業界の歩み (1) 年表 3 (2) これまでの主なケーブルテレビの制度に関する改正状況 4 2. 通信 放送業界における環境変化とケーブルテレビの位置づけ (1) コンテンツ視聴環境の多様化 5 (2) 通信 放送業界の業績動向

More information

1 スマートフォン普及率女子大は 99.2% も急増 スマートフォンの所有率は 99.2% 85.7% と高く は自分専用のパソコンも 54.9% と半数を超えています 同様の 4 年前 ( 平成 25 年度 ) の調査でスマートフォン所有率は 83.5% 26.3% で 特にの所有率が 4 年間で

1 スマートフォン普及率女子大は 99.2% も急増 スマートフォンの所有率は 99.2% 85.7% と高く は自分専用のパソコンも 54.9% と半数を超えています 同様の 4 年前 ( 平成 25 年度 ) の調査でスマートフォン所有率は 83.5% 26.3% で 特にの所有率が 4 年間で 平成 29 年度トピックス調査平成 30 年 10 月 ファッションにおけるネットと SNS の利用に関する調査 調査結果概要 調査の目的 日本衣料管理協会では 会員大学の協力のもとに衣料管理士 ( テキスタイルアドバイザー ) 養成課程のとその父を対象に 衣料の使用実態調査 を毎年実施しています 同時にその時々に話題性の高いテーマでトピックス調査を実施していますが 今回 ( 平成 29 年度 )

More information

man2

man2 通勤勤務時間が長いの父親 20 代を除いて の父親の通勤勤務時間の平均はより 1 時間以上長いことがわかった もも 年代が高いほど通勤勤務時間が長い傾向にあるが の父親のほうがその傾向が 顕著である 父親の通勤勤務時間の平均 平均通勤勤務時間 年代 ( ) ( ) 20 代 10.63 9.75 30 代 10.88 9.90 40 代 11.13 9.83 50 代 11.80 9.97 25~29

More information

調査結果の概要 1. 自社チャンネルの加入者動向については消極的な見通しが大勢を占めた自社チャンネルの全体的な加入者動向としては 現状 では 減少 (50.6%) が最も多く 続いて 横ばい (33.7%) 増加 (13.5%) の順となっている 1 年後 についても 減少 (53.9%) 横ばい

調査結果の概要 1. 自社チャンネルの加入者動向については消極的な見通しが大勢を占めた自社チャンネルの全体的な加入者動向としては 現状 では 減少 (50.6%) が最も多く 続いて 横ばい (33.7%) 増加 (13.5%) の順となっている 1 年後 についても 減少 (53.9%) 横ばい 2017 年 7 月 18 日 多チャンネル放送研究所 所長音好宏 第 20 回 多チャンネル放送市場 事業者予測調査 結果発表 ネット配信系サービスへの 意識 と懸念が示される 多チャンネル放送研究所 ( 所長 : 音好宏 ) では 第 20 回目となる 多チャンネル放送市場 事業者予測調査 を実施しました 本調査は 同研究所が ( 一社 ) 衛星放送協会の正会員社の各チャンネルを対象に 多チャンネル放送市場の現状と見通しについて年

More information

年齢別では 10 才代では 知っている人は 40.0% であるのに対し 30 才代以上では 7 割以上の人が 知っていると回答しています 図表 3 おおきな地震が起きると考えられていることを知っているか ( 年齢別 ) 10 才代 (N=10) 40.0% 50.0% 10.0% 20 才代 (N=

年齢別では 10 才代では 知っている人は 40.0% であるのに対し 30 才代以上では 7 割以上の人が 知っていると回答しています 図表 3 おおきな地震が起きると考えられていることを知っているか ( 年齢別 ) 10 才代 (N=10) 40.0% 50.0% 10.0% 20 才代 (N= 2.3 防災 減災 2.3.1 おおきな地震が起きると考えられていることを知っているか ちかしょうらいおおじしんおかんがし 4 近い将来 とても大きな地震が起きると考えられていますが あなたはそのことを知っていますか ひとつに おおきな地震が起きると考えられていることを 知っている 人は 75.8% 知らない 人は 21.7% です 図表 1 おおきな地震が起きると考えられていることを知っているか

More information

140327子ども用ヘルメット調査リリース(最終稿).pptx

140327子ども用ヘルメット調査リリース(最終稿).pptx 201442 4 人に 3 人の親が自転車走行で 危ない! を経験しても 浸透しない子どもの自転車ヘルメット着用実態が明らかに! ~3 歳から小学校低学年の着用率は 4 割に留まる ~ CEO46 1531,000 200861 13 64 3 4 人に 3 人 (75.8%) が 自転車走行で危ないと感じた経験がある 子ども乗せ自転車で危ないと感じたことは 発車 停車の際 (46.2%) や駐輪中

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション ( 注 ) 当該データ及び数値を利用したことについて生じる結果について NRI は 一切の責任を負うものではなく また 当該データ及び数値の内容について 完全性 最新性 特定目的への適合性等 一切の保証を行いません また 利用者が 利用者の判断の主要な根拠として依拠すべきものではなく 利用者は 行おうとする取引について 必要に応じ ビジネス アドバイザー 弁護士 税理士 会計士等の専門家と相談するようお願いいたします

More information

( 資料 3) 比較検討した住宅 (%) 注文住宅取得世帯分譲戸建住宅取得世帯分譲マンション取得世帯 中古戸建住宅取得世帯 中古マンション取得世帯 ( 資料 4) 住宅の選択理由 (%) 注文住宅取得世帯分譲戸建住宅取得世帯分譲マンション取得世帯 中古戸建住宅取得世帯 中古マンション取得世帯 ( 資

( 資料 3) 比較検討した住宅 (%) 注文住宅取得世帯分譲戸建住宅取得世帯分譲マンション取得世帯 中古戸建住宅取得世帯 中古マンション取得世帯 ( 資料 4) 住宅の選択理由 (%) 注文住宅取得世帯分譲戸建住宅取得世帯分譲マンション取得世帯 中古戸建住宅取得世帯 中古マンション取得世帯 ( 資 リサーチ メモ 住宅市場動向調査 からみた既存住宅取得の現状 2017 年 4 月 28 日 去る 4 月 19 日 国土交通省から 平成 28 年度住宅市場動向調査報告書 が発表された 本調査は 住み替え 建て替え前後の住宅やその住宅に居住する世帯の状況及び住宅取得に係る資金調達の状況等について把握するため 国土交通省が平成 13 年度から毎年度実施している調査である 調査対象は 前年度中に住み替え等を行った者であり

More information

スライド作成の指針(必修編)

スライド作成の指針(必修編) 自主調査 : 日本在住外国人による 母国へのお土産購入実態調査 ー報告書ー //4 楽天リサーチ株式会社 http://research.rakuten.co.jp/ 今回ご提供させていただいております調査結果データは抜粋版となります その他様々な調査結果を保有しておりますので 詳細部分までご興味のある方は弊社担当営業までご連絡いただければと思います Ⅰ. 調査概要 調査背景 調査目的 調査背景 近年

More information

電通、「エネルギー自由化に関する生活者意識調査」を実施

電通、「エネルギー自由化に関する生活者意識調査」を実施 2016 年 1 月 22 日 電通 エネルギー自由化に関する生活者意識調査 を実施 電力自由化 認知 は進むも 理解 はこれから 今後起こってほしいこと 起こると思うことは 各家庭の電気料金が下がる こと 株式会社電通 ( 本社 : 東京都港区 社長 : 石井直 ) は 2016 年の電力 2017 年のガス小売り全面自由化などエネルギー産業構造が史上最大の転換期を迎えることから 顧客企業による新しいビジネスの創造に貢献するため

More information

H24/08/00

H24/08/00 ニュースリリース 消費者動向調査 : 食品表示 平成 30 年 9 月 20 日 株式会社日本政策金融公庫 食品表示への要望は 見やすさ 分かりやすさ ~ 表示項目で最重視されるのは 原産国名 原料原産地 ~ < 平成 30 年度上半期消費者動向調査 > 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫 ) 農林水産事業は 平成 30 年 7 月に実施した 平成 30 年度上半期消費者動向調査 において 食品表示に関する動向を調査しました

More information

どのような生活を送る人が インターネット通販を高頻度で利用しているか? 2013 年 7 月 公益財団法人流通経済研究所主任研究員鈴木雄高 はじめにもはやそれなしでの生活は考えられない このように インターネット通販を生活に不可欠な存在と位置付ける人も多いであろう 実際 リアル店舗で買えて ネットで

どのような生活を送る人が インターネット通販を高頻度で利用しているか? 2013 年 7 月 公益財団法人流通経済研究所主任研究員鈴木雄高 はじめにもはやそれなしでの生活は考えられない このように インターネット通販を生活に不可欠な存在と位置付ける人も多いであろう 実際 リアル店舗で買えて ネットで どのような生活を送る人が インターネット通販を高頻度で利用しているか? 2013 年 7 月 公益財団法人流通経済研究所主任研究員鈴木雄高 はじめにもはやそれなしでの生活は考えられない このように インターネット通販を生活に不可欠な存在と位置付ける人も多いであろう 実際 リアル店舗で買えて ネットでは買えないものは年々減ってきている印象がある 例えば Amazon.co.jp では 2000 年 11

More information

[ 調査の実施要領 ] 調査時点 製 造 業 鉱 業 建 設 業 運送業 ( 除水運 ) 水 運 業 倉 庫 業 情 報 通 信 業 ガ ス 供 給 業 不 動 産 業 宿泊 飲食サービス業 卸 売 業 小 売 業 サ ー ビ ス 業 2015 年 3 月中旬 調査対象当公庫 ( 中小企業事業 )

[ 調査の実施要領 ] 調査時点 製 造 業 鉱 業 建 設 業 運送業 ( 除水運 ) 水 運 業 倉 庫 業 情 報 通 信 業 ガ ス 供 給 業 不 動 産 業 宿泊 飲食サービス業 卸 売 業 小 売 業 サ ー ビ ス 業 2015 年 3 月中旬 調査対象当公庫 ( 中小企業事業 ) ニュースリリース 2 0 1 5 年 6 月 2 6 日株式会社日本政策金融公庫総合研究所 中小企業の4 割が 円安は業績に対し マイナスの影響 が大きいと回答 ~ プラスの影響 が大きいとする割合は1 割 輸出比率の高い企業では その割合は高い~ 円安 原油安の影響に関する調査結果 ( 全国中小企業動向調査 ( 中小企業編 )2015 年 1-3 月期特別調査 ) 2014 年秋以降の円安が中小企業の業績に与えた影響についてみると

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション ビジネスパーソン調査レポート 2017 ~ 趣味 購買行動篇 ~ ビジネスパーソンの 趣味 よく利用するブランド 消費 情報に対する意識など ビジネスパーソンの 今 に迫ります 2018.4 調査概要 ジェイアール東海エージェンシーでは ビジネスパーソンを対象にした Web アンケート調査を定期的に実施しています ビジネスパーソン を総務省 労働力調査 の定義する 就業者 から パート アルバイト

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 東京都受動防止条例案 に関する東京都在住生活者調査 概要版報告書 2018.06.22 東京都調べ ( 実査委託先 : 株式会社マクロミル ) 調査回答者 : 東京都在住の 20~79 才の男女 1000 名調査期間 :2018/6/8~2018/6/12 調査手法 : インターネット調査 調査概要 1 調査目的 先般発表された 東京都受動防止条例案 を念頭に東京都民の 受動に関わる意識や行動 受動に関わる飲食店等のイメージや利用意向等を把握する

More information

【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(10月号)~輸出はスマホ用電子部品を中心に高水準を維持

【東南アジア経済】ASEANの貿易統計(10月号)~輸出はスマホ用電子部品を中心に高水準を維持 ニッセイ基礎研究所 217-1-1 東南アジア経済 ASEAN の貿易統計 (1 月号 ) ~ 輸出はスマホ用電子部品を中心に高水準を維持 経済研究部研究員斉藤誠 TEL:3-312-178 E-mail: msaitou@nli-research.co.jp 17 年 8 月のASEAN 主要 6カ国の輸出 ( ドル建て通関ベース ) は前年同月比 16.4% 増と 前月の同 18.4% 増から低下した

More information

調査概要 秋ファッションに関する意識調査 調査方法 : インターネットアンケート 調査実施機関 : 株式会社マクロミル 調査実施期間 :2015 年 8 月 7 日 ( 金 )~2015 年 8 月 10 日 ( 月 ) 対象地域 : 全国 対象者 :20~34 歳女性 618 名 (20~24 歳

調査概要 秋ファッションに関する意識調査 調査方法 : インターネットアンケート 調査実施機関 : 株式会社マクロミル 調査実施期間 :2015 年 8 月 7 日 ( 金 )~2015 年 8 月 10 日 ( 月 ) 対象地域 : 全国 対象者 :20~34 歳女性 618 名 (20~24 歳 NEWS 2015 年 8 月 21 日株式会社ジーユー 20~34 歳女性に聞く 秋ファッションに関する意識調査 秋ファッショントレンドアイテム第 1 位は ワイドパンツ! ワイドパンツ着用で 4.2cm の足長効果!? 価格を気にせずファッションを 自由 に楽しめるファーストリテイリンググループの ジーユー は 20 歳 ~34 歳の女性 618 名を対象にインターネットによる 秋ファッションに関する意識調査

More information

Q2. 海外旅行にいくなら下記のどの形態で行きたいですか [SA] ガイド付きパック旅行 ( 自由行動あり ) % ガイド付きパック旅行 ( 自由行動なし ) % 航空券とホテルがセットになったパック旅行 ( ガイドなし ) % 航空券とホテルを別々に自分で

Q2. 海外旅行にいくなら下記のどの形態で行きたいですか [SA] ガイド付きパック旅行 ( 自由行動あり ) % ガイド付きパック旅行 ( 自由行動なし ) % 航空券とホテルがセットになったパック旅行 ( ガイドなし ) % 航空券とホテルを別々に自分で ベトナム F1. あなたの性別をお知らせください [SA] 男性 207 49.6% 女性 210 50.4% F2. あなたの年齢をお知らせください [SA] 20 歳未満 0 0.0% 20~24 歳 109 26.1% 25~29 歳 102 24.5% 30~34 歳 137 32.9% 35~39 歳 69 16.5% 40~44 歳 0 0.0% 45~49 歳 0 0.0% 50 歳以上

More information

NRC 日本人の食 調査とは 2 日本人の食の嗜好や食生活 に関する調査で 本篇は Part5 外 中 等の利 です 本篇で紹介する調査データは 月 &5 月調査と 月調査の2つです 4 月 &5 月調査は 外 中 の利 意識 を 11 月調査は 外食 中食の利 実態

NRC 日本人の食 調査とは 2 日本人の食の嗜好や食生活 に関する調査で 本篇は Part5 外 中 等の利 です 本篇で紹介する調査データは 月 &5 月調査と 月調査の2つです 4 月 &5 月調査は 外 中 の利 意識 を 11 月調査は 外食 中食の利 実態 1 NRC レポート 日本人の食 調査 Part5: 外食 中食等の利用 2015 4 月 /5 月と 11 月調査結果 東京都中央区日本橋本町 2-7-1 TEL:03-6667-00( 代 ) FAX:03-6667-70 http://www.nrc.co.jp/ NRC 日本人の食 調査とは 2 日本人の食の嗜好や食生活 に関する調査で 本篇は Part5 外 中 等の利 です 本篇で紹介する調査データは

More information

ニュースリリース

ニュースリリース ニュースリリース 消費者 : 食の志向 平成 25 年 3 月 12 日株式会社日本政策金融公庫 健康志向が調査開始以来最高 特に 7 歳代の上昇顕著国産 安全 イメージは原発事故前水準まで回復 - 日本公庫 平成 24 年度下半期消費者動向調査結果 - 日本政策金融公庫 ( 日本公庫 ) 農林水産事業が1 月に実施した平成 24 年度下半期消費者動向調査で消費者の食の志向や国産品に対する意識について調査したところ

More information

Microsoft PowerPoint 年8月メディア調査1021_確定前[読み取り専用] [互換モード]

Microsoft PowerPoint 年8月メディア調査1021_確定前[読み取り専用] [互換モード] 日本リサーチセンター NOS 自主調査 メディアについての調査 株式会社日本リサーチセンター (Member of Gallup International Association) 代表取締役社長鈴木稲博 電話 :03-6667-3400(( 代 ) / FAX:03-6667 6667-3470 東京都中央区日本橋本町 2 ー 7 ー 1 電話 : ( 担当 : 日本リサーチセンター自主調査委員会

More information

展開 3 ヶ月前の レクサス ブランドの認知率は 70% 以上!! ~ レクサス ブランド成功の兆し男性ユーザーの注目度高い ~ メディアで紹介される機会が増えたものの まだまだその中身を理解しているユーザーは少ないと予想される そこで レクサス ブランドの認知率を測るべく調査を行ったところ 正式展

展開 3 ヶ月前の レクサス ブランドの認知率は 70% 以上!! ~ レクサス ブランド成功の兆し男性ユーザーの注目度高い ~ メディアで紹介される機会が増えたものの まだまだその中身を理解しているユーザーは少ないと予想される そこで レクサス ブランドの認知率を測るべく調査を行ったところ 正式展 ガリバー自動車研究所レポート レクサス ブランド調査 北米 欧州から逆輸入される形で レクサス ブランドが日本で展開されるのが 8 月末 レクサス ブランドをユーザーがどれくらい理解しているか調査を実施した 調査概要調査期間 2005 年 5 月 24 日 ~26 日調査対象 20 代 ~50 代のインターネットユーザー男性 :231 人女性 :237 人 合計 468 人調査実数 468サンプル

More information

日本の富裕層は 122 万世帯、純金融資産総額は272 兆円

日本の富裕層は 122 万世帯、純金融資産総額は272 兆円 2016 年 11 月 28 日株式会社野村総合研究所 日本の富裕層は 122 万世帯 純金融資産総額は 272 兆円 ~ いずれも 2013 年から 2015 年にかけて増加 今後富裕層の生前贈与が活発化する見込み ~ 株式会社野村総合研究所 ( 本社 : 東京都千代田区 代表取締役社長 : 此本臣吾 以下 NRI ) は このたび 2015 年の日本における純金融資産保有額別の世帯数と資産規模を

More information

表 6.1 横浜市民の横浜ベイスターズに対する関心 (2011 年 ) % 特に何もしていない スポーツニュースで見る テレビで観戦する 新聞で結果を確認する 野球場に観戦に行く インターネットで結果を確認する 4.

表 6.1 横浜市民の横浜ベイスターズに対する関心 (2011 年 ) % 特に何もしていない スポーツニュースで見る テレビで観戦する 新聞で結果を確認する 野球場に観戦に行く インターネットで結果を確認する 4. 6. 横浜ベイスターズに対する関心や考え方 本章では 横浜市民の横浜ベイスターズに対する関心や考え方を検討する まず 横浜ベイスターズに対する関心の程度について単純集計の結果を示したあと 回答者の性別 年齢による差異を分析 考察する 最後に 横浜ベイスターズへの好意の有無 好意を有する理由を検討する 6.1 横浜ベイスターズに対する関心 1) 単純集計の結果 横浜ベイスターズに対する関心を示した図

More information

「いい夫婦の日」アンケート結果2011

「いい夫婦の日」アンケート結果2011 Q1. あなた方ご夫婦は ご結婚前にどのくらいの間お付き合いされていましたか Q2. あなたは 生まれ変わったとしたら 今のパートナーを選びますか Q3. 今のパートナー ( 夫もしくは妻 ) を選んだ理由を教えてください Q4. あなた方ご夫婦は今円満だと思いますか Q5. あなたが夫婦円満のために 大切だと思うことは何ですか 最も優先順位の高いものを3つ教えてください Q6. あなたがパートナーに直して欲しい

More information

2017 電波産業調査統計

2017 電波産業調査統計 2.2.1 電気通信サービス (1) 加入電話我が国と海外主要国における加入電話回線数及び普及率 ( 人口 1 人あたりの加入数 ) の推移を表 221 及び図 221に示す 加えて 215 年の加入電話回線数と携帯電話加入数の普及率 ( 人口 1 人あたりの加入数 ) を合算した電気通信アクセス回線数の普及率 ( 人口 1 人あたりの加入数 ) を表 221に示す 表 221 加入電話回線数及び普及率の推移並びに電気通信アクセス回線数の普及率

More information

平成 26 年 3 月 18 日公表 生産動態統計調査結果 ( 富山県 ) ~ 平成 26 年 1 月分 ~ 1 生産動態統計調査概要 (1) 調査の目的生産動態統計調査は 鉱工業生産の動態を明らかにし 鉱工業に関する施策の基礎資料を得ることを目的とする (2) 調査の期日毎月末日現在によって行う

平成 26 年 3 月 18 日公表 生産動態統計調査結果 ( 富山県 ) ~ 平成 26 年 1 月分 ~ 1 生産動態統計調査概要 (1) 調査の目的生産動態統計調査は 鉱工業生産の動態を明らかにし 鉱工業に関する施策の基礎資料を得ることを目的とする (2) 調査の期日毎月末日現在によって行う 平成 26 年 3 月 18 日公表 生産動態統調査結果 ( 富山県 ) ~ 平成 26 年 1 月分 ~ 1 生産動態統調査概要 (1) 調査の目的生産動態統調査は 鉱工業生産の動態を明らかにし 鉱工業に関する施策の基礎資料を得ることを目的とする (2) 調査の期日毎月末日現在によって行う (3) 調査の範囲各表における調査の範囲に属する事業所 (4) 調査事項生産 受入 消費 出荷 在庫 原材料

More information

2017年第3四半期 スマートフォンのグローバル販売動向 - GfK Japan

2017年第3四半期 スマートフォンのグローバル販売動向 - GfK Japan Press release 2017 年第 3 四半期スマートフォンのグローバル販売動向 2017 年 10 月 24 日 お問い合わせ GfK ジャパン 広報グループ TEL 03-5350-4623 info.jp@gfk.com www.gfk.com/jp 概要 平均価格は 四半期で過去最高の上昇 中南米 中央 東ヨーロッパがグローバルの市場成長をけん引 2017 年第 3 半期 (7-9

More information

ポリプロピレン繊維の取り扱いについて 2016 年 10 月 7 日改訂 日本化学繊維協会

ポリプロピレン繊維の取り扱いについて 2016 年 10 月 7 日改訂 日本化学繊維協会 ポリプロピレン繊維の取り扱いについて 2016 年 10 月 7 日改訂 日本化学繊維協会 ポリプロピレン繊維を衣料用および寝装用製品に使用する場合の遵守事項 ポリプロピレン繊維には 繊維の品質を安定させるために 酸化防止剤 を配合しますが この 酸化防止剤 は漂白剤やドライクリーニング溶剤の繰り返し使用により 損傷される恐れがあります 酸化防止剤 が損傷した状態で 乾燥機などにより加熱が継続されると

More information

平成 26 年 7 月 14 日公表 生産動態統計調査結果 ( 富山県 ) ~ 平成 26 年 5 月分 ~ 1 生産動態統計調査概要 (1) 調査の目的生産動態統計調査は 鉱工業生産の動態を明らかにし 鉱工業に関する施策の基礎資料を得ることを目的とする (2) 調査の期日毎月末日現在によって行う

平成 26 年 7 月 14 日公表 生産動態統計調査結果 ( 富山県 ) ~ 平成 26 年 5 月分 ~ 1 生産動態統計調査概要 (1) 調査の目的生産動態統計調査は 鉱工業生産の動態を明らかにし 鉱工業に関する施策の基礎資料を得ることを目的とする (2) 調査の期日毎月末日現在によって行う 平成 26 年 7 月 14 日公表 生産動態統調査結果 ( 富山県 ) ~ 平成 26 年 5 月分 ~ 1 生産動態統調査概要 (1) 調査の目的生産動態統調査は 鉱工業生産の動態を明らかにし 鉱工業に関する施策の基礎資料を得ることを目的とする (2) 調査の期日毎月末日現在によって行う (3) 調査の範囲各表における調査の範囲に属する事業所 (4) 調査事項生産 受入 消費 出荷 在庫 原材料

More information

「いい夫婦の日」アンケート結果 2014

「いい夫婦の日」アンケート結果 2014 いい夫婦の日 夫婦に関するアンケート調査調査報告書 2015 年 10 月 26 日 いい夫婦の日 をすすめる会 Copyright (C) 2015 Asahi Advertising inc. All Rights Reserved 0 調査概要 調査目的 対象者に対し 夫婦としての現状の 気持ち 暮らし コミュニケーション などの実態とともに いい夫婦の日 の認知などについて把握することを目的とする

More information

2 情報収集方法 Customer( 市場 ) 及び Competitor( 競合 ) における必要情報の収集を行うにあたっ ては 1) 文献調査 2) 現地調査の二つを行うことが一般的である 1) 文献調査 以下に 文献調査を実施するにあたって参考となる文献参照先 ( 無料 ) を示す また 下記

2 情報収集方法 Customer( 市場 ) 及び Competitor( 競合 ) における必要情報の収集を行うにあたっ ては 1) 文献調査 2) 現地調査の二つを行うことが一般的である 1) 文献調査 以下に 文献調査を実施するにあたって参考となる文献参照先 ( 無料 ) を示す また 下記 神奈川県ヘルスケア ニューフロンティア推進本部室 コラム No.4 ~ 自社製品の海外展開にあたっての戦略検討 ~ はじめに過去 3 回のコラムでは 主に検討段階において考えておくべき事項をご紹介した 第 4 回から第 6 回までは 具体的な進出対象国 エリアを想定した進出前調査段階に資する情報をご紹介させて頂く 具体的には 第 4 回では 医療機器をはじめとした自社製品の海外展開にあたっての戦略検討のあり方について

More information

<4D F736F F F696E74202D C83728E8B92AE8AC28BAB82C68E8B92AE91D C98AD682B782E9837D815B F B835E C837294D E89E695D2816A2E707074>

<4D F736F F F696E74202D C83728E8B92AE8AC28BAB82C68E8B92AE91D C98AD682B782E9837D815B F B835E C837294D E89E695D2816A2E707074> テレビ視聴環境と視聴態度に関するマーケティングデータ ~ テレビ番組録画編 ~ 朝日大学マーケティング研究所 調査概要 調査方法 Web アンケート 調査期間 2009 年 9 月 25 日 ( 金 )~9 月 28 日 ( 火 ) 調査対象 有効回答 首都圏在住の 13 歳 ~49 歳男女 627 名 人数 T 男 (13~19 歳 ) 103 M1(20~34 歳 ) 105 M2(35~49

More information

H24/08/00

H24/08/00 ニュースリリース 消費者動向調査 : 食品購買動向 平成 2 9 年 3 月 8 日 株式会社日本政策金融公庫 食料品のネットスーパー利用理由 運んでもらえる が最多 ~ 商品を見て選べない 価格高い などの課題も ~ < 平成 28 年度下半期消費者動向調査 > 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫 ) 農林水産事業が平成 29 年 1 月に実施した 平成 28 年度下半期消費者動向調査 の中で

More information

NON B3 WASTE No. 48/M-DAG/PER/12/2011 Attachment 1

NON B3 WASTE No. 48/M-DAG/PER/12/2011 Attachment 1 2 2 2 3 4 5 11 33 34 36 39 NON B3 WASTE 44 48 No. 48/M-DAG/PER/12/2011 Attachment 1 23 24 25 26 27 6 24 2 5-1 5-1-1 API API API API_U API_P API_U API_P API_U BKPM API_P API_P 5-1-2 NIKNPIK (NIK) (NPIK)

More information

モバイル違法実態調査2008

モバイル違法実態調査2008 違法な携帯電話向け音楽配信に関する ユーザー利用実態調査 2008 年版 2008 年 12 月 24 日 社団法人日本レコード協会 1 目 次 調査概要 1. 違法サイトの利用 認知状況 2. 違法サイトの認知時期 経路 3. 違法音楽ファイルの利用頻度 4. 違法音楽ファイルの推定ダウンロード数 5. 違法サイト利用による影響 6. 違法サイトの利用意識 調査概要 違法な携帯電話向け音楽配信の利用実態の推移を調査するため

More information

中国携帯電話市場に関するアンケート調査

中国携帯電話市場に関するアンケート調査 中国携帯電話市場に関するアンケート調査 調査結果の概要 朱荟 1. はじめに中国の携帯電話市場をもっと詳しく理解するために 2010 年 10 月 4 日から 11 月 13 日にかけて 中国の長江デルタ地域の三主要都市 ( 上海 蘇州 無錫 ) でフィールドワークを実施した 今レポートでは フィールドワークの実施状況 アンケートの調査状況と結果について簡単に説明する そして この結果からシャープの携帯電話事業が中国携帯電話市場で順調に展開できるかどうかについて検討したいと思う

More information

<4D F736F F D CA904D94CC EC091D492B28DB88C8B89CA>

<4D F736F F D CA904D94CC EC091D492B28DB88C8B89CA> プレスリリース 2012 年 6 月 12 日 公益社団法人日本通信販売協会 パソコンと携帯での利用が顕著 2011 年の通販利用者像が明らかに ~ 第 19 回全国通信販売利用実態調査 の結果発表 ~ 公益社団法人日本通信販売協会 ( 事務局 東京都中央区 佐々木迅会長 正会員 509 社 ) は 市場拡大の続く通販の利用者像を把握することを目的に 通販の利用実態調査を継続して実施しています このほど

More information

1999年2月 日

1999年2月 日 報道用資料 2014 年 6 月 11 日 情報接触や加入チャネルとして存在感を放つ 店頭 < 当資料の要約 > モバイルデータ通信サービスにおいて 情報接触や加入チャネルとして 店舗 は重要な役割を担う 選定時には 通信ネットワーク よりも コスト が重視される傾向にあるが 実際に利用しての満足度を最も左右するのは 通信ネットワーク UQ WiMAX が 2 年連続で総合満足度第 1 位 CS(

More information

平成 18 年 1 月 デジタル アドバタイジング コンソーシアム株式会社 インターネット動画広告の効果を 複数の動画配信サービスにおいて本格検証! テレビ CM とインターネット動画広告の組み合わせで 15.1% 認知が向上 インターネット動画広告のみでも 12.4% の認知を獲得 など インター

平成 18 年 1 月 デジタル アドバタイジング コンソーシアム株式会社 インターネット動画広告の効果を 複数の動画配信サービスにおいて本格検証! テレビ CM とインターネット動画広告の組み合わせで 15.1% 認知が向上 インターネット動画広告のみでも 12.4% の認知を獲得 など インター 平成 18 年 1 月 デジタル アドバタイジング コンソーシアム株式会社 インターネット動画広告の効果を 複数の動画配信サービスにおいて本格検証! テレビ CM とインターネット動画広告の組み合わせで 15.1% 認知が向上 インターネット動画広告のみでも 12.4% の認知を獲得 など インターネット動画広告の訴求効果の高さを確認 デジタル アドバタイジング コンソーシアム株式会社 ( 本社 :

More information

産学共同研究 報告書

産学共同研究 報告書 口コミマーケティングメディアとしての 地域ブログの可能性 を探る研究 しずおかオンライン 静岡県立大学経営情報学部岩崎邦彦 Ⅰ 研究の目的と背景 今日 新たなコミュニケーションツールとして インターネットのブログ ( 日記的な Web サイト ) が注目されている 平成 18 年版情報通信白書によると 2005 年 3 月末時点で 335 万人であったブログ登録者数は 2006 年 3 月末には 868

More information

電気事業分科会資料

電気事業分科会資料 由化導入直各電力会社決算短信及び有価証券報告書自1 電気料金 - 国際比較 - 0.55 前現在0.15 0.80 1.00 0.61 0.95 0.66 0.10 0.66 0.54 0.61 0.44 0.05 国際的に見て 内外価格差は ( ドル /kwh) 0.25 1999 年国際比較 1.00 0.20 0.15 1.00 0.71 0.69 0.57 0.00 日本米国英国ドイツフランスイタリア韓国

More information

いては 繊維の組成 及び 家庭洗濯等取扱方法 を表示することとし 縫い付けは義務付けないこととする (3) マフラー スカーフ及びショールの表示事項に 家庭洗濯等取扱方法 を追加することとする ただし タグ等の縫い付けにより製品が壊れるようなものについては 繊維の組成 及び 家庭洗濯等取扱方法 を表

いては 繊維の組成 及び 家庭洗濯等取扱方法 を表示することとし 縫い付けは義務付けないこととする (3) マフラー スカーフ及びショールの表示事項に 家庭洗濯等取扱方法 を追加することとする ただし タグ等の縫い付けにより製品が壊れるようなものについては 繊維の組成 及び 家庭洗濯等取扱方法 を表 繊維製品品質表示規程の全部改正案について 下のとおり 繊維製品品質表示規程を全部改正する予定ですので 御意見のある場合は 理由を付して文書で提出してください Ⅰ 件名繊維製品品質表示規程の全部改正 (1) 糸 ( その全部又は一部が綿 麻 ( 亜麻及び苧麻に限る ) 毛 絹 ビスコース繊維 銅アンモニア繊維 アセテート繊維 ナイロン繊維 ポリエステル系合成繊維 ポリウレタン系合成繊維 ガラス繊維 ポリエチレン系合成繊維

More information

違法配信に関するユーザー利用実態調査 【2010年版】

違法配信に関するユーザー利用実態調査 【2010年版】 違法配信に関する利用実態調査 2010 年版 2011 年 3 月 9 日 一般社団法人日本レコード協会 目 次 調査概要 1. 違法ファイル等の利用 認知状況 2. 違法ファイル等の推定ダウンロード数 3. 違法ファイルのアップロード状況 4. 違法ファイル等の利用に関する意識 1 調査概要 違法配信の利用実態を調査するため 音楽メディアユーザー調査及びその調査モニターのうち パソコンにおいて入手可能な違法ファイル

More information

電通、海外16地域で日本のイメージや興味・関心を調査―「ジャパン・ブランド」に好影響を与える日本人イメージ ―

電通、海外16地域で日本のイメージや興味・関心を調査―「ジャパン・ブランド」に好影響を与える日本人イメージ ― 平成 24 年 7 月 4 日 電通 海外 16 地域で日本のイメージや興味 関心を調査 ジャパン ブランド に好影響を与える日本人イメージ 株式会社電通 ( 本社 : 東京都港区 社長 : 石井直 ) は 海外における東日本大震災後の日本のイメージや興味 関心を把握するために 2011 年 6 月以降 3 回にわたり 海外 16 地域で ジャパン ブランド に関する調査を行ってまいりました( 調査概要は

More information

0112_PDF用_FR_IR_Book_09.indd

0112_PDF用_FR_IR_Book_09.indd CONTENTS 22 30 32 34 36 21 22 23 企画 生産 R&D デザイナー パタンナー 生産部 東京とニューヨークに拠点をもつユニクロ 中国を中心としたアジア地域のお取引 のR&Dセンターでは 約100名のスタッフ 先パートナー工場約70社へ 商品の生 が世界の最先端のファッションやライフ 産を委託しています ユニクロの上海事 スタイル 新素材情報などをリサーチし 務所を中心とした生産部門では

More information

スライド 1

スライド 1 学校 ICT 化支援 株式会社日本総合研究所 Copyright (C) 2009 The Japan Research Institute, Limited. All Rights Reserved.[tv1.0] 1. 学校の ICT 化に関する動向 内閣府 IT 戦略本部重点計画 2008( 平成 20 年 8 月 ) 2.4 次世代を見据えた人材基盤づくり 学校における IT 基盤の整備 (

More information

Microsoft PowerPoint - グラフ

Microsoft PowerPoint - グラフ ネットリサーチDIMSDRIVE 第 222 回公開調査 3Dテレビ に関するアンケート 2010 年 6 月 9 日インターワイヤード株式会社 Copyright 2010,INTERWIRED.CO.,LTD.ALL Rights Reserved. 1 3D テレビ元年 ともいわれている 2010 年 3D 映画 アバター のヒットもあり認知度は高まりつつありますが まだまだ知らないことの方が多いようです

More information

<4D F736F F D C835894AD955C8E9197BF EE CC B83678E9E8E96816A8F4390B38CE32E646F63>

<4D F736F F D C835894AD955C8E9197BF EE CC B83678E9E8E96816A8F4390B38CE32E646F63> 平成 27 年 4 月 14 日 報道関係各位 株式会社共立総合研究所 主婦の消費行動に関するアンケート ( 健康 について ) 結果 株式会社共立総合研究所 ( 大垣市郭町 2-25 取締役社長森秀嗣 ) は 主婦の消費行動に関するアンケート結果を取りまとめましたので その中から 健康について の部分を抜粋してご紹介します なお 結果の全文は 4 月 1 日発刊の当研究所の機関誌 レポート Vol.157

More information

1. 調査の目的 物価モニター調査の概要 原油価格や為替レートなどの動向が生活関連物資等の価格に及ぼす影響 物価動向についての意識等を正確 迅速に把握し 消費者等へタイムリーな情報提供を行う ( 参考 )URL:

1. 調査の目的 物価モニター調査の概要 原油価格や為替レートなどの動向が生活関連物資等の価格に及ぼす影響 物価動向についての意識等を正確 迅速に把握し 消費者等へタイムリーな情報提供を行う ( 参考 )URL: 電力小売自由化に関する物価モニター調査の結果 平成 30 年 11 月 9 日 ( 金 ) 1. 調査の目的 物価モニター調査の概要 原油価格や為替レートなどの動向が生活関連物資等の価格に及ぼす影響 物価動向についての意識等を正確 迅速に把握し 消費者等へタイムリーな情報提供を行う ( 参考 )URL:http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_research/price_measures/index.html#price_monitor

More information

Microsoft Word - フランス自転車市況-2011.doc

Microsoft Word - フランス自転車市況-2011.doc 平成 24 年 6 月 6 日 財団法人自転車産業振興協会国際業務部 フランス自転車市況 -2011 1. 生産 輸出入フランス自転車製造 流通業者評議会 (CNPC/Tous a Velo!) によると 2011 年フランスの自転車の国内生産台数は前年比 2% 減の 70.3 万台となった 再輸出した輸入品を除く実質的な輸出台数は前年比 1% 減の 19.7 万台 輸入台数は前年比 1.4% 減の

More information

IR 活動の実施状況 IR 活動を実施している企業は 96.6% 全回答企業 1,029 社のうち IR 活動を 実施している と回答した企業は 994 社 ( 全体の 96.6%) であり 4 年連続で実施比率は 95% を超えた IR 活動の体制 IR 専任者がいる企業は約 76% 専任者数は平

IR 活動の実施状況 IR 活動を実施している企業は 96.6% 全回答企業 1,029 社のうち IR 活動を 実施している と回答した企業は 994 社 ( 全体の 96.6%) であり 4 年連続で実施比率は 95% を超えた IR 活動の体制 IR 専任者がいる企業は約 76% 専任者数は平 2014 年度 IR 活動の実態調査 結果まとまる 株式の売買高を IR 活動の効果測定指標とする企業が前回調査 (2012 年 ) から大幅に増加 一般社団法人日本 IR 協議会 ( 会長 : 隅修三東京海上ホールディングス代表取締役会長 ) は この度 第 21 回 IR 活動の実態調査 の結果をまとめました 調査は全上場会社 (3543 社 ) を 対象に 2014 年 1 月 31 日から

More information

<4D F736F F D AC89CA817A E63189F18E7396AF B836795F18D908F912E646F6378>

<4D F736F F D AC89CA817A E63189F18E7396AF B836795F18D908F912E646F6378> (4) エコドライブの推進 次世代自動車の普及について このテーマでは 自動車運転免許証を持っている方のみを対象とします 次世代自動車と一般車との購入差額 問 1 電気自動車やハイブリッドカーなどの次世代自動車は 一般ガソリン車に比べ高額ですが 1 年当たり約 9~10 万円の燃料費が節約でき ( ガソリン 160 円 /L 年間約 10,000km 走行した場合 ) CO2 排出量を約半分にすることができます

More information

質問 1 何歳から 長生き だと思いますか? 男性 女性ともに 80 歳 がトップ ( 合計 :42.3% 男性 :43.2% 女性 41.3%) 平均すると 男性が 81.7 歳 女性が 83.0 歳 と女性の方がより高年齢を 長生き と思うという 傾向があり 女性の 5 人に 1 人 (20.8

質問 1 何歳から 長生き だと思いますか? 男性 女性ともに 80 歳 がトップ ( 合計 :42.3% 男性 :43.2% 女性 41.3%) 平均すると 男性が 81.7 歳 女性が 83.0 歳 と女性の方がより高年齢を 長生き と思うという 傾向があり 女性の 5 人に 1 人 (20.8 平成 28 年 10 月 18 日日本生命保険相互会社 ニッセイインターネットアンケート ~10 月 : 長生き に関する調査結果について ~ 日本生命保険相互会社 ( 社長 : 筒井義信 ) は ずっともっとサービス のサンクスマイルメニューのひとつとして ホームページ ( http://www.nissay.co.jp) 内の ご契約者さま専用サービス にて 長生き に関するアンケート調査を実施いたしました

More information

女性のデリケートゾーンをやさしく守るショーツを 3 つのガードシリーズで展開 履きごこちと安心感にこだわった豊富なバリエーションを揃えました おりものシートより肌にやさしい! クリーンガード ( 普段履き用 ) マチ部分はふわふわの綿混パイル素材で肌触りやわらか 長持ち消臭 & 洗濯で汚れ落ちしやす

女性のデリケートゾーンをやさしく守るショーツを 3 つのガードシリーズで展開 履きごこちと安心感にこだわった豊富なバリエーションを揃えました おりものシートより肌にやさしい! クリーンガード ( 普段履き用 ) マチ部分はふわふわの綿混パイル素材で肌触りやわらか 長持ち消臭 & 洗濯で汚れ落ちしやす 報道関係各位 2014 年 3 月 6 日グンゼ株式会社 キレイがいつまでも続く 新スタンダードショーツ3ブランドがデビュー! クリーンガード ワンデイガード ルナガード いつでも清潔 マチ部分にこだわった3つのガードシリーズを展開 2014 年 3 月 20 日新発売 グンゼ株式会社 ( 本社 : 大阪市 ) は 2014 年春夏シーズンより キレイがいつまでも続く 新しいスタンダードショーツ をコンセプトに

More information

Microsoft Word

Microsoft Word WebMoney Research デジタルコンテンツ利用実態調査 2005.06 要約 デジタルコンテンツのメインユーザーは男女共に 20 代前半 ~30 代前半であり 職種別に見ると 会社員と学生で全体の約 60 を占めている ユーザー数を男女別に見ると 男性が女性を圧倒的に上回るが 年齢が上がるにつれて その差は縮まっている オンラインゲームのメインユーザーは 20 代後半までの男子学生 男性会社員である

More information

1 自由に使えるお金は1か月あたり 3.9 万円 / 3.5 万円そのうち ファッション に使うのは 3 割強 本調査では 1 ヶ月あたりの生活費を除く自分のために自由に表 1 1カ月あたりの自由に使えるお金の金額と衣料品支出額使えるお金の金額はが平均 39,200 円 が 35,400 円で 1ヶ

1 自由に使えるお金は1か月あたり 3.9 万円 / 3.5 万円そのうち ファッション に使うのは 3 割強 本調査では 1 ヶ月あたりの生活費を除く自分のために自由に表 1 1カ月あたりの自由に使えるお金の金額と衣料品支出額使えるお金の金額はが平均 39,200 円 が 35,400 円で 1ヶ 平成 28 年度トピックス調査 平成 29 年 10 月 ファッションに対する価値観に関する調査 調査結果概要 調査の目的 日本衣料管理協会では 会員大学の協力のもとに衣料管理士 ( テキスタイルアドバイザー ) の養成課程のとその父を対象に 衣料の使用実態調査 を毎年実施しています 同時にその時々に話題性の高いテーマでトピックス調査を実施していますが 今回 ( 平成 28 年度 ) は ファッションに対する価値観

More information

「大学生に対するクレジットカードに 関するアンケート(平成27年度) 〔マイナビ調査〕」結果

「大学生に対するクレジットカードに 関するアンケート(平成27年度) 〔マイナビ調査〕」結果 若年層 ( 社会人 1~5 年目対象 ) に対するクレジットカードに関するアンケート ( 平成 28 年度 ) マイナビ調査 結果 平成 28 年 6 月 1. 概要 目的 若年層 ( 社会人 1~5 年目 ) のクレジットカードの利用状況や意識調査を行うとともに 協会の広報 啓発活動の認知度を確認し 今後の活動につなげる 対象 情報サイト マイナビスチューデント マイナビニュース に登録している

More information

「企業におけるオム二データ・オム二チャネル戦略に関する動向調査」 2014年9月4日

「企業におけるオム二データ・オム二チャネル戦略に関する動向調査」 2014年9月4日 2014 年 9 月 4 日 企業におけるオム二データ オム二チャネル戦略に関する動向調査 40.6% の企業で各種顧客情報 ID 連携を実施し オム二データ オム二チャネル戦略を推進 株式会社 NTT データ経営研究所 株式会社 NTTデータ経営研究所 ( 本社 : 東京都千代田区 代表取締役社長 : 佐々木康志 ) は NTTコムオンライン マーケティング ソリューション株式会社 ( 本社 :

More information

となっている イタリアとロシアでの意向が特に強いが 欧米エリアでは全体的に強い傾向にある 国や地域によって 興味 関心は異なる 例えば ご当地 ラーメン に関心が高いのはフィリピン 世界遺産 はイタリア 城 城址 はロシア 和牛 は香港など 日本の地方への関心は アジアだけではなく欧米エリアにも拡大

となっている イタリアとロシアでの意向が特に強いが 欧米エリアでは全体的に強い傾向にある 国や地域によって 興味 関心は異なる 例えば ご当地 ラーメン に関心が高いのはフィリピン 世界遺産 はイタリア 城 城址 はロシア 和牛 は香港など 日本の地方への関心は アジアだけではなく欧米エリアにも拡大 地方ブームがますます加速依然として 東京 が行きたい都道府県のナンバーワンに挙がるものの アジアでの関心はますます地方へとシフト地方でやりたいことのトップは 温泉 桜 や ローカルフード など 季節 エリアが限定されたアクティビティーが人気 行きたい日本の都道府県 行きたい日本の都道府県について聞いたところ 1 位は不動の東京都 2 位 : 大阪府 3 位 : 京都府 4 位 : 北海道 5 位 :

More information

『いい夫婦の日』夫婦に関するアンケート調査 【プレゼント編】調査報告書

『いい夫婦の日』夫婦に関するアンケート調査 【プレゼント編】調査報告書 いい夫婦の日 夫婦に関するアンケート調査 プレゼント編 調査報告書 2015 年 10 月 26 日 いい夫婦の日 をすすめる会 Copyright (C) 2015 Asahi Advertising inc. All Rights Reserved 0 調査概要 いい夫婦の日 をすすめる会と 日本最大級のプレゼント検索サイト ベストプレゼント を運営する LUCHE HOLDINGS PTE.

More information

金融商品についての調査

金融商品についての調査 日本リサーチセンター NOS 自主調査 金融商品についての調査 株式会社日本リサーチセンター (Member of Gallup International Association) 代表取締役社長鈴木稲博東京都中央区日本橋本町 ー 7 ー 電話 :3-6667-34( 代 ) / FAX:3-6667-347 ( 担当 : 日本リサーチセンター自主調査委員会 ) http://www.nrc.co.jp/

More information

スライド 1

スライド 1 レポートサンプル集 株式会社クロス マーケティング 1 レポートの種類 標準構成 レポートの種類 ベーシックレポート 調査票の流れに沿って 標準グラフに簡単なコメントを添付します カスタムレポート 企画の趣旨を踏まえ 調査結果を総合的に分析したコメントを行います フルカスタムレポート 調査結果を総合的に分析し さらに調査全体の総括と提言を行います レポートの標準構成 (1) 表紙 (2) 目次 (3)

More information

<81798A6D92E8817A F925093C682C6834E838D83582E786C7378>

<81798A6D92E8817A F925093C682C6834E838D83582E786C7378> リサイクル部品に関するアンケートの調査結果について < 目的 > < 期間 > < 対象 > < 方法 > リサイクル部品に対する自動車ユーザーの意識や利用実態を把握し 一層の活用を推進するとともに アンケート結果を公表し リサイクル部品に対する認知度を高める 2013 年 10 月 1 日 ( 火 )~11 月 30 日 ( 土 ) 一般消費者 (10 代以上の男女 10,477 人 ) インターネットおよびはがき

More information

牛乳・乳製品の市場調査及び日本製乳製品に関する調査~香港編~

牛乳・乳製品の市場調査及び日本製乳製品に関する調査~香港編~ 牛乳 乳製品の市場調査及び日本製乳製品に関する調査 ~ 香港編 ~ 消費者調査報告書 2016 年 3 月 牛乳乳製品輸出準備分科会 目次 1. 調査設計 2 2. 回答者の属性 3 3. 電化製品の保有状況 5 4. 乳製品の喫食 ( 飲用 ) 頻度 6 5. 乳製品の購入頻度 10 6.1 月あたりの乳製品の購入金額 14 7. 乳製品を喫食 ( 飲用 ) する理由 18 8. 乳製品を購入する際の参考情報

More information

ニュースリリース 平成 3 1 年 3 月 2 8 日 消費者動向調査 : 軽減税率 株式会社日本政策金融公庫 消費税の 軽減税率制度 消費者の受け止め方を調査 ~ 約 7 割の消費者が制度を認知認知 制度運用には わかりやすさ を求める ~ < 平成 31 年 1 月消費者動向調査 > 日本政策金

ニュースリリース 平成 3 1 年 3 月 2 8 日 消費者動向調査 : 軽減税率 株式会社日本政策金融公庫 消費税の 軽減税率制度 消費者の受け止め方を調査 ~ 約 7 割の消費者が制度を認知認知 制度運用には わかりやすさ を求める ~ < 平成 31 年 1 月消費者動向調査 > 日本政策金 ニュースリリース 平成 3 1 年 3 月 2 8 日 消費者動向調査 : 軽減税率 株式会社日本政策金融公庫 消費税の 軽減税率制度 消費者の受け止め方を調査 ~ 約 7 割の消費者が制度を認知認知 制度運用には わかりやすさ を求める ~ < 平成 31 年 1 月消費者動向調査 > 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫 ) 農林水産事業は 平成 31 年 1 月の消費者動向調査で 消費税率引き上げ時に実施される予定の

More information

スライド 1

スライド 1 問 1 プロ野球への関心 問 1-1 直接野球場に足を運ぶのは 若い年代の性が多い 実際に割合を見ると 年代別 性別共に差がことがわかる 特に年代別では顕著な差が見られ のほうが直接割合が高い n=110 27.3% 72.7% n=204 22.5% 77.5% n=155 n=135 14.8% 15.6% 85.2% 84.4% n=198 14.6% 85.4% n=400 18.5% 81.5%

More information

1: ミレニアル世代のシェアサービスに対する興味 関 場所 モノ 交通手段 3 分野のシェアサービスについて 利 実態 利 意向を調査利 に関 を持つミレニアル世代は6 割超 受容度は親世代の約 3 倍に! 今回は 場所 モノ 交通手段の3 分野におけるシェアサービスについて 調査を実施 その結果

1: ミレニアル世代のシェアサービスに対する興味 関 場所 モノ 交通手段 3 分野のシェアサービスについて 利 実態 利 意向を調査利 に関 を持つミレニアル世代は6 割超 受容度は親世代の約 3 倍に! 今回は 場所 モノ 交通手段の3 分野におけるシェアサービスについて 調査を実施 その結果 News Release 各 位 2018 年 2 月 15 日 株式会社ジャパンネット銀 ミレニアル世代の シェア消費 事情は? 利 意向 利 実態を調査場所 モノ 交通手段 注目を集める シェアリング エコノミー ミレニアル世代 の関 度は 6 割超! 親世代の 3 倍が 利 に抵抗なし ミレニアル世代 = 持たない世代!? 消費傾向とも大きくリンク 株式会社ジャパンネット銀 ( 本社 : 東京都新宿区

More information

2017 年 1 月 18 日 植物由来プラスチック 合成繊維を対象に含む商品類型における 認定基準の部分的な改定について 公益財団法人日本環境協会 エコマーク事務局 1. 改定の概要エコマークでは 植物由来プラスチック 合成繊維に関して 2014 年から調査を行い 2015 年 4 月に エコマー

2017 年 1 月 18 日 植物由来プラスチック 合成繊維を対象に含む商品類型における 認定基準の部分的な改定について 公益財団法人日本環境協会 エコマーク事務局 1. 改定の概要エコマークでは 植物由来プラスチック 合成繊維に関して 2014 年から調査を行い 2015 年 4 月に エコマー 2017 年 1 月 18 日 植物由来プラスチック 合成繊維を対象に含む商品類型における 認定基準の部分的な改定について 公益財団法人日本環境協会 エコマーク事務局 1. 改定の概要エコマークでは 植物由来プラスチック 合成繊維に関して 2014 年から調査を行い 2015 年 4 月に エコマーク認定基準における植物由来プラスチックの取扱いについて を取りまとめた その取扱いでは 量産化されており

More information

電通ソーシャルメディアラボがソーシャルメディアの企業ブランド・消費に与える影響を調査

電通ソーシャルメディアラボがソーシャルメディアの企業ブランド・消費に与える影響を調査 2011 年 10 月 25 日 電通ソーシャルメディアラボがソーシャルメディアの 企業ブランド 消費に与える影響を調査 ~ 友達の評価が企業ブランドや消費に影響する ソーシャル型消費 が浸透 ~ 株式会社電通 ( 本社 : 東京都港区社長 : 石井直 ) のソーシャルメディアのさまざまなソリューション開発を行う社内横断組織 電通ソーシャルメディアラボ ( 1) は 15~59 歳の男女約 1,000

More information

目次 アンケート回答者属性 企業向けアンケート 弁理士向けアンケートの回答者属性 P2 1. 標準化 1-1 企業 P3 1-2 弁理士 P7 2. データの取扱い 2-1 企業 P 弁理士 P14 本調査研究の請負先 : 株式会社サンビジネス 1

目次 アンケート回答者属性 企業向けアンケート 弁理士向けアンケートの回答者属性 P2 1. 標準化 1-1 企業 P3 1-2 弁理士 P7 2. データの取扱い 2-1 企業 P 弁理士 P14 本調査研究の請負先 : 株式会社サンビジネス 1 参考資料 1 平成 29 年度特許庁産業財産権制度問題調査研究 弁理士の業務の実態等に関する調査研究 中間取りまとめ資料 ( 案 ) 平成 29 年 9 月 目次 アンケート回答者属性 企業向けアンケート 弁理士向けアンケートの回答者属性 P2 1. 標準化 1-1 企業 P3 1-2 弁理士 P7 2. データの取扱い 2-1 企業 P10 2-2 弁理士 P14 本調査研究の請負先 : 株式会社サンビジネス

More information

「高齢者の日常生活に関する意識調査」結果(概要) 3

「高齢者の日常生活に関する意識調査」結果(概要) 3 6. 日常的楽しみに関する事項 (1) 今後取り組んでみたい活動 今後取り組んでみたい活動について 仲間と集まったり おしゃべりをすることや親しい友人 同じ趣味の人との交際 (39.1%) 旅行 (37.9%) テレビ ラジオ (33.6%) となっており 前回調査と比べると 仲間と集まったり おしゃべりをすることや親しい友人 同じ趣味の人との交際 は 15.9 ポイント上昇している Q23 あなたは

More information

第 3 節食料消費の動向と食育の推進 表 食料消費支出の対前年実質増減率の推移 平成 17 (2005) 年 18 (2006) 19 (2007) 20 (2008) 21 (2009) 22 (2010) 23 (2011) 24 (2012) 食料

第 3 節食料消費の動向と食育の推進 表 食料消費支出の対前年実質増減率の推移 平成 17 (2005) 年 18 (2006) 19 (2007) 20 (2008) 21 (2009) 22 (2010) 23 (2011) 24 (2012) 食料 1部第2章第 3 節 食料消費の動向と食育の推進 (1) 食料消費をめぐる動き ( 微減傾向で推移してきた食料消費支出は平成 24 年に 1% 増加 ) 近年 消費者世帯における実質消費支出が微減傾向で推移する中 平成 24(2012) 年における消費 者世帯 ( 二人以上の世帯 ) の実質消費支出 ( 全体 ) は 交通 通信 家具 家事用品 保健医療等の支出が増加したことから 前年に比べて1.1%

More information

1. 沖縄県における牛肉の輸出動向 2015 年は 輸出額が過去最高 数量 金額 2015 年は数量が 18,424 KG( 前年比 97.0%) 金額が 87 百万円 ( 同 111.8%) となり 輸出額が過去最高を記録しました 沖縄県の輸出額シェアは 1.1% となっています 国別金額シェア

1. 沖縄県における牛肉の輸出動向 2015 年は 輸出額が過去最高 数量 金額 2015 年は数量が 18,424 KG( 前年比 97.0%) 金額が 87 百万円 ( 同 111.8%) となり 輸出額が過去最高を記録しました 沖縄県の輸出額シェアは 1.1% となっています 国別金額シェア 沖縄県における食料品の輸出 平成 28 年 5 月 23 日 沖縄地区税関 ( 牛肉 豚肉 豚肉調製品 砂糖 うこん かんしよ ) 近年 海外において日本食に対する健康的なイメージが定着し 日本の食材の安全性や品質に対する信頼度も高いことから 海外での需要が高まっているようです 沖縄県のPRにより県産品の認知度も向上しつつあり 年々国内外での取り扱いが伸びているようです 海外への安定した供給体制を整えることで

More information

「教育資金贈与信託」、資産の世代間移行を後押し

「教育資金贈与信託」、資産の世代間移行を後押し 2014 年 8 月 20 日 教育資金贈与信託 資産の世代間移行を後押し 新規申し込み件数が増えるも 払い出し手続きに戸惑う生活者 情報管理ソリューションのトッパン フォームズ株式会社 ( 以下 トッパンフォームズ ) は お孫さんなどの教育資金として祖父母が金銭などを信託した場合に 1 人あたり 1,500 万円まで贈与税が非課税となる制度を利用した金融商品 教育資金贈与信託 に関する調査を実施しました

More information