横浜市消防局航空消防隊

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つかさほうねん
5 years ago
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1 平成 27 年 7 月 30 日横浜市消防局横浜ヘリポート 1 航空隊の概要 ( 歴史運航体制操縦体制勤務体制出動状況等 ) 2 操縦士の養成採用の変遷について 3 操縦士の採用方法条件について 4 課題問題点 ( 訓練プロセス等 ) 5 操縦士の技能管理について ( 任務付与条件等 ) 6 操縦士の養成確保に関する問題点課題について 7 今後の操縦士の養成確保の方針計画について

2 1 航空隊の概要 ( 歴史 Ⅰ) 昭和 55 年 4 月 1 日 (1980 年 ) 警防部警備課に航空隊設置東京消防庁航空隊庁舎 ( 東京ヘリポート ) を借用して 1 号機 ( 初代 ) 運航開始 (SA365C 型 ) 昭和 57 年 4 月 1 日横浜ヘリポート共用開始横浜ヘリポートが部として発足管制科航空科整備科を設置 (1 部 3 科 )

8 年 7 月 6 日休日等 1 機運用体制施行平成 10 年 4 月 1 日 2 号機 (2 代目 ) 運航開始 (AS365N2 型 ) 平成 11 年 1 月 17 日夜間待機体制施行平成 25 年 7 月

3 1 航空隊の概要 ( 歴史 Ⅱ) 昭和 58 年 4 月 1 日 2 号機 ( 初代 ) 運航開始 (SA365N 型 ) 昭和 58 年 4 月 1 日ヘリコプターテレビ装置運用開始昭和 63 年 5 月 1 日航空管制科整備科となる (1 部 2 科 ) 平成 7 年 1 月 17 日 ~ 2 月 4 日阪神淡路大震災に出場平成 7 年 4 月 1 日 1 号機 (2 代目 ) 運航開始 (AS365N2 型 ) 平成 8 年 7 月 6 日休日等 1 機運用体制施行平成 10 年 4 月 1 日 2 号機 (2 代目 ) 運航開始 (AS365N2 型 ) 平成 11 年 1 月 17 日夜間待機体制施行平成 25 年 7 月 1 日 1 号機 (3 代目 ) 運用開始 (AW139 型 ) 平成 27 年 6 月 1 日 2 号機 (3 代目 ) 運用開始 (AW139 型 ) 平成 27 年 6 月 1 日よりアグスタ式 AW139 型 2 機体制

4 1 航空隊の概要 ( 運航体制 Ⅰ) 保有機数 2 機 ( アグスタ式 AW139 型 ) 自主運航 365 日 24 時間運航体制平日の日中 2 機体制 ( 点検時等を除く ) P4 名 R4 名 M6 名土日祝日の日中 1 機体制 P2 名 R2 名 M3 名夜間 (17:15~08:30) 1 機動員体制 P1 名 R1 名 M1 名で当直勤務夜間飛行時は P1 名 R1 名必要数の整備士を動員参集 ( 大規模災害時に動員参集者が得られない場合に限り当直者のみで飛行する ) P= 操縦士 R= 航空救助員 M= 整備士

5 1 航空隊の概要 ( 運航体制 Ⅱ) 平日 2 機土日 1 機夜間 3 名の体制の必要人数操縦士及び航空救助員 ( 最低必要人数は各 7 名 ) 平日 5 日 4 名 + 土日 2 日 2 名 + 夜間 7 日 1 名 = のべ 31 名 5 日 /1 名 1 週のマンパワーで 6.2 名必要である 7 名必要 ( 現在操縦士は 7 名その内限定変更訓練中 1 名身体検査保留中 1 名 )) ( 現在航空救助員 7 名 ) 整備士 ( 必要人数は 9 名 ) 平日 5 日 6 名 + 土日 2 日 3 名 + 夜間 7 日 1 名 = のべ 43 名 5 日 /1 名 1 週のマンパワーで 8.6 名必要である 9 名必要 ( 現在整備士 10 名 ( 内限定保持者 6 名 )

6 1 航空隊の概要 ( 操縦体制 ) 操縦士 2 名による運航夜間大規模災害時に当直者 (P1 R1 M1) 以外の動員参集者が得られない場合のみ操縦士 1 名による運航を例外的に可能としている

7 1 航空隊の概要 ( 勤務体制 Ⅰ)( 現在 ) 現在操縦士は 4 名変則当直勤務 1 名が毎日勤務を行っている現在有効なライセンス保持者が 5 名内 1 名が OJT( 救助等 ) 訓練中また資格取得中 1 名航空身体検査保留 1 名は員数外としている平日の非直は夕方まで人員補充残業また 4 週に 1 度の週休出勤がある係長月火水木金土日非直残業週休日勤当直非直週休当直 A 日勤当直非直残業 B 週休日勤当直 C 非直残業週休非直残業週休日勤当直週休出勤当直非直週休日勤当直非直残業週休日勤 D(OJT 中 ) 日勤日勤日勤日勤日勤週休週休 E 資格なし ( 資格取得訓練中 ) 員数外員数外員数外員数外員数外週休週休 F 航空身体検査保留員数外員数外員数外員数外員数外週休週休有資格者の出勤人数 4 名 4 名 4 名 4 名 4 名 2 名 2 名

8 1 航空隊の概要 ( 勤務体制 Ⅱ) ( 操縦士充足後平成 28 年度より実施予定 ) 平成 28 年度より操縦士は 5 名が変則当直勤務 2 名が毎日勤務を行う有効なライセンス保持者が 7 名内 1 名が消防戦術 ( 救助等 ) 訓練中週に 4 日は 1 名の操縦士を会議出向や休暇に充てられる予定月火水木金土日係長日勤日勤日勤日勤日勤週休週休 A 当直非直週休週休日勤当直非直 B 日勤当直非直週休週休日勤当直 C 余剰日勤当直非直日勤週休週休 D 週休余剰日勤当直非直週休日勤 E 非直週休余剰日勤当直非直週休 F( 消防戦術訓練中 ) 日勤日勤日勤日勤余剰週休週休有資格者の出勤人数 5 名 5 名 5 名 4 名 5 名 2 名 2 名

9 1 航空隊の概要 ( 出動状況等 ) 災害出場の内訳は横浜市内では火災における情報収集応援出場は神奈川県内における丹沢箱根の山岳救助と相模湾における水難捜索が大半を占めますまた他の航空隊と比較して救急搬送件数が少ない特徴があります合計平成 26 年中回数時間合計 :05 災害出場 :17 火災 82 34:41 内訳火災以外 ( 救助救急調査警戒その他災害 ) 16 12:51 応援 52 53:45 訓練 ( 航空隊訓練消防訓練 ) :29 調査視察等 ( 緊急離着陸場調査行政視察空撮等 ) 50 37:19

10 2 操縦士の養成採用の変遷について Ⅰ 横浜市消防局ヘリ操縦士養成採用実績出身期間防衛庁割愛内部養成自衛隊出身者 1982~2014 特別採用 ( 公募 ) 民間出身者 1993~2014 人数 2 名 ( 空 1 陸 1) 3 名 7 名 ( 海 4 陸 2 空 1) 7 名 ( 航大 3 民間 4) 総数 19 名採用種別特別採用 14 防衛庁割愛 2 内部養成 3 陸自 2 特別採用者の出身種別空自 1 海自 4 民間 7

11 2 操縦士の養成採用の変遷について Ⅱ 横浜市消防局ヘリ操縦士在職退職実績在職中定年身体検査不合格民間に転職普通退職政令市航空隊へ転職パイロット以外の業種へ転職人数 7 名 2 名 ( 割愛の 2 名 ) 1 名 6 名 2 名 1 名 9 名総数 19 名身体検査不合格 1 在職退職種別在職中 7 定年退職 2 普通退職 9 パイロット以外の業種 1 官庁 2 普通退職者の行先別民間 6

12 3 操縦士の採用方法条件について昭和 55 年 (1980 年 ) 運航開始から約 5 年毎に平成 2 年 (1990 年 ) までに 3 名を内部養成したが費用や期間の問題がありその後は行っていない平成 5 年 (1993 年 ) 以降は有資格者を対象とした公募採用を行っている一般論文体力検査面接身体検査からなる採用選考を実施しその結果民間会社出身と自衛隊出身の操縦士をほぼ同数採用してきた最近 ( 平成 25 年 5 月 ) の採用試験の受験資格は以下のとおり日本の国籍を有し次のすべてを満たす人平成 25 年 4 月 1 日現在で満 44 歳未満 ( 年齢はその都度変更している ) 事業用操縦士 ( 回転翼航空機 ) の資格を有すること航空無線通信士の資格を有すること飛行時間を 500 時間以上有すること ( 平成 9 年度以降はこの条件 ) 第一種航空身体検査証明書を有すること

13 4 操縦士の養成方法についてⅠ( 訓練プロセス等 ) 採用消防学校限定変更訓練 ( 航空機メーカーにおける事業用操縦士初任教育シミュレーター訓練等 ) 500 時間の経験 6ヵ月 4ヵ月消防ヘリ機長 OJT 開始消防戦術訓練 ( 救助消火飛行訓練 ) 4 ヵ月 ~ 限定変更訓練 ( 自隊における実機飛行訓練及び試験 ) 4 ヵ月採用の約 1 年半 ~2 年後に消防ヘリ機長として OJT 乗務を開始しているその後数年かけて様々な飛行経験をつみ機長として確立する

14 4 操縦士の養成方法について Ⅱ( 訓練プロセス等 ) 内部養成時の実績 ( 平成 3 年実施 ) 消防局内部で募集 1 第一次選考 ( 学科試験英語数学物理 ( 高卒適度 )) 19~29 歳の職員 66 名が受験 21 名が合格 2 第二次選考 ( 航空心理適正検査防衛庁所定の航空心理適正検査 ) 陸上自衛隊東部方面総監部心理適性班 3 名に依頼し実施受験者 21 名合格者 10 名 3 第三次選考 ( 航空身体検査東京都千代田区岩井診療所 ) 10 名受験 7 名合格この時点で上位成績者 3 名に絞る 4 第四次選考 ( 飛行適性検査本田航空桶川飛行場における単発機によるパターン飛行等 )3 名受験 3 名適 5 第五次選考 ( 面接試験 )3 名受験 1 名合格

15 4 操縦士の養成方法について Ⅲ( 訓練プロセス等 ) 内部養成時のその後の訓練プロセス自家用操縦士技能証明 ( 飛行機 ) 平成 3 年 4 月 ~ 平成 4 年 6 月まで (1 年 3 月 ) ( 本田航空株式会社に委託 ) 事業用操縦士技能証明 ( 回転翼航空機 ) 平成 4 年 9 月 ~ 平成 5 年 10 月まで (1 年 2 月 ) ( 株式会社エースコプターに委託 ) 限定変更訓練 (AS365 型 ) 限定変更訓練については委託せず自隊にて養成委託訓練終了後航空消防隊機長として配置するまでに約 5 年が必要であった ( 訓練専用機でないため訓練時間を連続して確保できない等の問題もあった )

16 5 操縦士の技能管理について ( 任務付与条件等 ) 任務付与条件操縦士は総員 7 名であり任務付与条件は一人ひとりの技量に応じて配慮し管理職である操縦士が配置を決定している飛行時間や経験年数による配置要領を策定中である技能管理年間の飛行計画作成基準に基づき必要な訓練計画をたてその訓練を全操縦士が実施できるように努めている必要な訓練項目は事前に計画作成基準に示している座学は緊急操作や機外脱出法等の項目を毎月定め通年実施している毎年同じ項目を同じ月に行うようにしている ( 必要性に応じて若干の科目変更は行う )

17 6 操縦士の養成確保に関する問題点課題について退職と採用の繰り返しで平成 15 年 (2003 年 ) 以降今日まで限定変更訓練と消防戦術訓練を切れ目なく行っているこのため在職中の操縦士の訓練が抑制され飛行経験飛行時間が伸びないこのため計器飛行証明取得訓練が実施不可能である才と操縦士の年齢が接近しており約 15 年後に大量の採用が必要となる仮に経験の少ない操縦士を採用すると他の操縦士の訓練時間をさいて長期間訓練する必要があり現実的には難しい面がある養成訓練を行う場合訓練専用機が確保できないため実動機のスケジュールの空き時間に訓練を行うことになるそのため訓練期間の長期化が想定される

18 7 今後の操縦士の養成確保の方針計画についてまず限定変更訓練等を終え平成 28 年度より操縦士 7 名体制を確立する今後の養成確保については未定であるが在職中の職員 7 名中 6 名が 2030 年から 7 年間で次々と 60 才をむかえるその際の世代交代に課題がある世代交代に向けて経験の少ない操縦士を採用する場合については前記のとおり在職中の操縦士の訓練を圧迫することになるしかも 6 名世代交代となると長期間かけて養成訓練を続けるか中途採用する以外に選択肢はない

に建築物やその他の障害物ができた場合はヘリポートが運用できなくなる場合があります消防警察新聞社ヘリコプター製造会社などが設置する例が多く一般のヘリコプターもその設置者の了解を得る事で利用する事ができます現在陸上屋上共に全国で多数運用されています場外離着陸場臨時のヘリコプター離着陸

に建築物やその他の障害物ができた場合はヘリポートが運用できなくなる場合があります消防警察新聞社ヘリコプター製造会社などが設置する例が多く一般のヘリコプターもその設置者の了解を得る事で利用する事ができます現在陸上屋上共に全国で多数運用されています場外離着陸場臨時のヘリコプター離着陸ヘリポートについてはじめに通常私たちはヘリコプターが離発着できる場所を総称してヘリポートと呼んでいますしかしこの総称でヘリポートと呼ばれているヘリコプター専用の離着陸場はいくつかの種類に分類する事ができますここでは簡単な文章と図面で説明をしています詳細につきましては別途弊社までお問い合わせくださいヘリポート全般の概要ここではヘリポートの種類や用途について解説しますヘリポートは大別して3