プラスチック製容器包装リサイクルLCA

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1 プラスチック製容器包装再商品化手法に関する環境負荷等の検討 平成 19 年 6 月 財団法人日本容器包装リサイクル協会 プラスチック製容器包装再商品化手法に関する環境負荷等検討委員会

2 はじめに 容器包装リサイクル法 ( 以下 容リ法 ) では プラスチック製容器包装の再商品化手法として材料リサイクルとケミカルリサイクル 4 手法が認められている そして 材料リサイクルをその他の手法に比べ一定の条件下で優先的に取り扱う ( 平成 11 年の産構審 廃棄物処理 再資源化部会第 13 回容器包装リサイクル小委員会 ) とされてきた その結果 材料リサイクル比率は 50% ほどに上昇し 再商品化における費用対効果や品質の改善 環境負荷の低減 技術の多様性確保等が課題となっており 法改正に関する審議会等でも 材料リサイクル優先 について 見直すべきという議論がなされ このためにも各再商品化手法に対する環境負荷を客観的に評価 比較することが必要とされている そこで ( 財 ) 日本容器包装リサイクル協会では プラスチック製容器包装再商品化に関する環境負荷検討委員会 を設置し 現状で実施されている あるいは採用予定の各再商品化手法について 実態を踏まえたデータ収集を実施し エネルギー ( 資源 ) 消費量 二酸化炭素排出量等の環境負荷について検討 評価することとした

3 プラスチック製容器包装再商品化手法に関する環境負荷等検討委員会名簿 ( 期間 : 平成 18 年 9 月 ~ 平成 19 年 6 月 ) ( 敬称略 ) 委員長 : 石川雅紀神戸大学大学院経済学研究科教授委員 : 平尾雅彦東京大学工学系研究科化学システム専攻教授委員 : 稲葉敦 ( 独 ) 産業技術総合研究所ライフサイクルアセスメント研究センター長東京大学人工物工学研究センター教授委員 : 森口祐一 ( 独 ) 国立環境研究所循環型社会 廃棄物研究センター長 WG 委員 : 匂坂正幸 ( 独 ) 産業技術総合研究所ライフサイクルアセスメント研究センター副センター長 WG 委員 : 尾上俊雄 ( 独 ) 産業技術総合研究所ライフサイクルアセスメント研究センター環境効率研究チーム WG 委員 : 橋本征二 ( 独 ) 国立環境研究所循環型社会 廃棄物研究センター循環技術システム研究室主任研究員 WG 委員 : 藤井実 ( 独 ) 国立環境研究所循環型社会 廃棄物研究センター循環技術システム研究室研究員 WG 委員 : 稲葉陸太 ( 独 ) 国立環境研究所循環型社会 廃棄物研究センター循環技術システム研究室 NIES 特別研究員オブザーバー : 経済産業省産業技術環境局リサイクル推進課環境省大臣官房廃棄物 リサイクル対策部企画課リサイクル推進室農林水産省総合食料局食品産業企画課食品環境対策室国税庁課税部酒税課 事務局 ;( 財 ) 日本容器包装リサイクル協会プラスチック容器事業部 ( 社 ) プラスチック処理促進協会 調査委託 ; NTT データ経営研究所

4 目次 1. 調査の目的 各手法内の検討対象 システム境界の具体的設定にあたって システム境界の全体的考え方 個別手法の具体的な検討について 材料リサイクルにおける検討 ケミカルリサイクルにおける検討 固形燃料等の燃料としての利用における検討 前提条件等の設定 容リプラの成分割合 二酸化炭素排出量の設定 評価に向けた前提条件設定 容リプラのインベントリ等調査方法 対象プロセスの検討 材料リサイクル 残渣の取り扱いについて パレット コンクリート型枠用パネル 再生樹脂 ( コンパウンド ) ケミカルリサイクル 油化 ガス化 ( アンモニア製造 ) ガス化 ( 燃焼 ) 高炉還元 コークス炉化学原料化 固形燃料等の燃料の利用 RPF 利用 セメント焼成 焼却 エネ回収 ( 発電効率 10% の場合 : 参考 ) ベースケースにおける各種再商品化手法による環境負荷低減効果 材料リサイクル ケミカルリサイクル 固形燃料等の燃料の利用 二酸化炭素排出削減と各資源 容リプラのベール組成変動等に係わる検討 シナリオ設定 ケース

5 7.2.1 材料リサイクル ケミカルリサイクル 固形燃料等の燃料の利用 ケース1の結果 ケース 材料リサイクル ケミカルリサイクル 固形燃料等の燃料の利用 ケース2の結果 残渣処理方法の変動 組成変動等の影響に対する検討結果 まとめ

6 1. 調査の目的 (1) 調査実施の意図本調査は 現在実施されている各再商品化手法に対する環境負荷を客観的 定量的に評価することを目的とする 具体的には 各手法の実態を調査し 各々の資源消費量 エネルギー ( 資源 ) 消費量 二酸化炭素排出量 NOx 排出量 SOx 排出量等について評価する また 平成 20 年より緊急避難的 補完的に認められた 固形燃料等の燃料の利用 についても 既存文献等を用いて検討する (2) 公開対象範囲 本検討の結果は 容リプラ再商品化に直接関係する特定事業者や再生処理事業者 利用事業者お よび 関係する各審議会 検討会の委員 一般市民等に広く公開していくものとする (3) 比較手法比較手法については 製品バスケット法を用いる 検討にあたっては これまで 課題となってきた再商品化製品利用製品 ( 再商品化によって得られた製品 ) とバージン材等による既製品の代替性確保 = 機能単位の統一 をできる限り精密に実施し そのためにも適切な範囲までのシステム境界の拡張を実施した (4) 比較システムの用語定義等比較システムについては 再商品化された再生品を 再商品化製品 とし これを原料として加工 成形される製品を 容リ利用製品 とする そして このような一連の流れを リサイクルシステム と呼ぶ 一方 容リ利用製品が代替していると考えられる既製品を オリジナル製品 とし これを製造する一連の流れを オリジナルシステム と呼ぶこととする そして 各手法でのリサイクルシステムとオリジナルシステムの差異からリサイクルの効果 ( 環境負荷 資源の ) を算定することとする 1

7 2. 各手法内の検討対象 (1) 材料リサイクル手法の代表的製品 材料リサイクル利用事業者の H15~H17 年度の用途別推移及び用途別割合は次のとおりである 30,000t パレット プラスチック板 再生樹脂 棒 杭 擬木 電力 通信用資材 土木建築用資材 園芸用品 工業部品 日用雑貨 その他 25,000t 20,000t 15,000t 10,000t 5,000t 0t H15 年 H16 年 H17 年 材料リサイクル再商品化製品の用途別内訳 (H15 年 :41,625t) 材料リサイクル再商品化製品の用途別内訳 (H16 年 :56,037t) 土木建築用資材 1,808t 4.3% 園芸用品 617t 1.5% 工業部品 199t 0.5% 日用雑貨 その他 1,813t 4.4% パレット 8,415t 20.2% 土木建築用資材 2,920t 5.2% 園芸用品 1,562t 2.8% 工業部品 1,054t 1.9% 日用雑貨 その他 1,133t 2.0% パレット 11,918t 21.3% 電力 通信用資材 3,101t 7. 4% 電力 通信用資材 3,185t 5.7% 棒 杭 擬木 4,643t 11.2% 再生樹脂 9,657t 23.2% プラスチック板 11,372t 27.3% 棒 杭 擬木 6,175t 11.0% 再生樹脂 15,532t 27.7% プラスチック板 12,558t 22.4% 図 2-1 材料リサイクルの再商品化製品の用途別内訳 ( 平成 15 年 平成 16 年 ) 2

8 材料リサイクル再商品化製品の用途別内訳 (H17 年 :87,308t) 園芸用品 2,100t 2.4% 工業部品 885t 1.0% 日用雑貨 その他 5,510t 6.3% 土木建築用資材 6,465t 7.4% パレット 26,975t 30.9% 電力 通信用資材 6,530t 7.5% 棒 杭 擬木 10,250t 11.7% 再生樹脂 11,529t 13.2% プラスチック板 17,064t 19.5% 図 2-2 材料リサイクルの再商品化製品の用途別内訳 ( 平成 17 年 ) また 平成 18 年 4 月 ~8 月までの引き取り実績を整理すると次のとおりである 材料リサイクル再商品化製品の用途別内訳 (H18 年 :4 月 ~8 月実績より作成 ) 土木建築用資材 7% 電力 通信用資材 1% 工業部品 0% 園芸用品 3% 日用雑貨 その他 1% パレット 35% 棒 杭 擬木 10% 再生樹脂 28% プラスチック板 15% 図 2-3 材料リサイクルの再商品化製品の用途別内訳 ( 平成 18 年 4 月 ~8 月実績 ) 上記の結果より パレット プラスチック板 再生樹脂の占める割合はいずれの年でも多く この 3 種類で市場の 60% 以上 H17 年度を除くと 70% 以上を占めている 3

9 現状においては パレット プラスチック板 再生樹脂 ( コンパウンド ) が材料リサイクルの代表的な製品と考えられる 棒 杭 擬木という用途区分も割合としては多くみえるが これはパレットやプラスチック板の用途区分に比べると かなり大きな用途区分で分類されているためである パレットやプラスチック板と同様に 棒 杭 擬木にそれぞれ細分化し さらに製品ごとに分けると 全体に占める製品量は1% から2% 程度に留まると予想される このため 手法内の製品代表性等という観点から 材料リサイクルについては パレット プラスチック板 再生樹脂 ( コンパウンド ) を対象に検討する (2) ケミカル手法の代表的な製品ケミカル手法として 油化 高炉還元 コークス炉化学原料化は用途が限られている しかし ガス化については 化学原料 と 熱利用 が認められ 既に実施されている 各用途の落札割合は6 対 4で何れが優位とはいえない状況にある よって ガス化は 化学原料 と 熱利用のみ の両方を実施する (3) 代表的な製品のまとめ 材料リサイクル ケミカルリサイクルで対象とする製品は次のとおりとする 材料リサイクルケミカルリサイクル油化ガス化高炉還元コークス炉化学原料化 表 2-1 対象とする容リ利用製品容リ利用製品備考パレットプラスチック板木材代替のため慎重に検討する必要あり再生樹脂再生樹脂とはコンパウンドをさす 生成油化学原料化学原料は アンモニア製造熱利用高炉還元剤コークス, 化学原料他 また 固形燃料等の燃料の利用に係わる手法については 平成 19 年度より緊急避難的 補完的な位置づけとして導入されることから どのような燃料として利用されるかが不明である ここでは主にRPF 利用 セメント焼成について検討する 4

10 3. システム境界の具体的設定にあたって 3.1 システム境界の全体的考え方 (1) システム境界の始点システム境界の始点について 最も望ましいのは家庭等からプラスチック製容器包装が排出される時点を起点とし 分別収集 輸送を経て 保管施設にて選別 圧縮 梱包しベール化する処理工程を含め検討することである しかし 本調査は 現行手法並びに緊急避難的 補完的な位置づけとして導入される固形燃料等の燃料としての利用を含めた手法間の比較を行うことに主眼をおいたものであり 自治体が行う単純焼却や廃棄物発電と容リプラとの環境負荷等の比較を実施することを目的としているわけではないことから ベール化以降の処理 ( 再商品化手法等 ) を検討することとする そこで 現状の規定 実施状況下での分別基準適合物 ( ベール ) をシステム境界の起点とし 各再商品化手法による環境負荷について検討する (2) システム境界の終点システム境界の終点については 容リ利用製品まで拡大する必要性が各種文献等で指摘されてきた 手法間を比較するシステム拡張の考え方として 1 容リプラ利用製品製造から使用 廃棄されるまでシステム境界を一律に拡張 本方法は 一般の方にも非常に周知しやすい しかし 再商品化製品段階で代替品が設定できているような手法があれば 無理に利用製品まで拡張する意味があまりない また 製造後の利用先や利用方法などについては 仮定せざるを得ず データの信頼性やデータ収集の観点から問題が生じる可能性がある 2 手法別に適正なシステム境界を設け拡張 手法によっては 再商品化製品とその代替品を設定し比較することが難しいと考えられるものがある これについては 妥当と考えられるところまで システム境界を拡張する 製品バスケット法を使う場合 リサイクルシステム と オリジナルシステム を適切に比較できるのであれば 手法間のシステム境界をすべて一律に揃える必要はない また 現状で収集可能なデータの信頼性等を考えると妥当と考えられる 以上の考察から ここでは 上記 2を選定するものとした ただし 結果として容リプラを燃焼あるいは化学分解する段階まですべての手法において実施したことから 1を採用したとも言える ( コンパウンドは多少異なる ) なお ( 利用 ) 製品使用段階は リサイクルシステム と オリジナルシステム ともに同等に扱われるものと仮定した 5

11 3.2 個別手法の具体的な検討について 材料リサイクルにおける検討 (1) システム境界再商品化製品は 容リ利用事業者によって加工されパレット等の最終製品となる 再商品化製品は中間製品であり この段階での品質は事業者によってかなりバラツキが多く バージン樹脂と比較するのは困難である ( 既存文献でも常に問題点として挙げられてきた ) そこで パレット等については利用製品まで拡大し 利用製品を同等と設定したことから それ以降の使用段階は同等に取り扱われるものとし オリジナルシステムとの間で相殺されるとした上で製品使用廃棄段階までシステム境界を拡張した a) パレット プラスチック板 パレット等については 容リ利用製品を利用する段階では代替品と同等に利用されると仮定し 再商品化製品製造 容リ利用製品製造後 焼却するまでを考慮する 製品使用は同等と見なす ( バ ージンプラパレットの製造事業者 日本パレット協会 容リの利用事業者 一般のパレットを利用する事業者等にヒアリングを実施した この結果 パレットの場合 業種や現場の利用方法により利用年数が異なることや 耐久年数を考えて補充するよりは紛失することにより補充 運用する場合が多いこと また 容リパレットの利用年数はまだ浅く 明確な利用年数等がわかっていないこと 容リパレットの品質も毎年良質化していること等が明らかとなった つまり プラスチックの材質等による利用年数の差異は誰にヒアリングしても明確ではないことから 製品使用は同等とした ) ため使用段階は省略し た パレットについては ワンウエイ製品とリターナブル製品の 2 通りが容リ利用製品として製造されている そこで 2 通りに分類して実施する b) 再生樹脂 ( コンパウンド ) 再商品化製品 ( 減容品等 ) のグレードが低いため 産廃系プラ等を混ぜてグレードを上げ 練り直すものである 他の樹脂と混ぜてコンパウンドした後はオリジナルシステムの製品と混合あるいは単独で最終製品の原料として用いられる 最終製品については明確に把握できていないことから バージン材との代替率が変化した場合を想定し検討する 製造後はオリジナルシステムと同様に最終製品化後 使用され 廃棄するまでを検討する ( 再生樹脂は中間製品で他の製品とは位置づけが異なるため 他の手法との比較は行わない ) (2) オリジナルシステム パレット : プラのバージンパレット 木材パレットを対象 プラスチック板: コンクリート型枠用合板 ( コンパネ ) の代替とする ( 木材代替 ) コンパネの場合 複数回 利用することから利用回数が問題となる そこで プラスチック板のコンクリート型枠用ボードとしての利用回数とコンクリート型枠用合板の利用回数の差異を考慮して検討する 再生樹脂: バージン樹脂をオリジナルとする 樹脂製造メーカで対応している場合が多いため 樹脂材 つまりPE PPを対象とする ただし 容リの再生樹脂 ( コンパウンド ) を利用する場合 最終製品の重量を重くし対応したり 新規樹脂と混合して最終製品 6

12 を製造したり 必ずしも新規樹脂と同等に扱われていないようである そこで たとえば どれだけの量のオリジナル製品 ( 新規樹脂 ) を置き換えられるか 代替率等を考慮した上で検討する (3) 機能単位とシステム境界再生処理事業者に搬入されてくる分別基準適合物 ( 以下 ベールという )1kgを手法間の比較を行うための基本的な機能単位と設定する さらに オリジナルシステムとリサイクルクルシステムについては利用製品の特性を考え 各々の実用単位を機能単位とし統一した 材料リサイクル ( パレット : ワンウエイ ) リサイクルシステム ベール投入 1kg 選別 Akg 焼却 廃棄 破砕 比重選別 再商品化製品 製品化 ( 成型等 ) パレット (B 枚 ) akg/ 枚 B a=ckg 実用単位としてパレット枚数を統一 ( ここでは B 枚 ) 焼却 埋立て オリジナルシステム ベール投入 焼却 埋立て 1kg 原油資源採取 素材製造 素材パレット (B 枚 ) 製品化 ( 樹脂 ) ( 成型等 ) bkg/ 枚 焼却 埋立て E=B b kg 7

13 ( パレット : リターナブル ) リサイクルシステム 産廃プラ (PE/PP) Bkg 破砕 ベール投入 1kg 選別 Akg 焼却 廃棄 破砕 比重選別 再商品化製品 製品化 ( 成型等 ) パレット (C 枚 ) akg/ 枚 C a=dkg 焼却 埋立て 実用単位としてパレット枚数を統一 ( ここでは C 枚 ) 原油資源採取 素材製造 素材 ( 樹脂 ) 製品化 ( 成型等 ) パレット (e 枚 ) 焼却 埋立て Bkg Bkg=e 枚 dkg/ 枚 産廃効果を打ち消すため 産廃 Bkg から出来る実用単位をパレット枚数で統一 ( ここでは e 枚 ) オリジナルシステム ベール投入 焼却 埋立て 1kg 原油資源採取 素材製造 素材 ( 樹脂 ) パレット (C 枚 ) 製品化 ( 成形等 ) b kg/ 枚焼却 埋立て Ekg=bkg/ 枚 C 枚 産廃系プラ 破砕 製品化 ( 成型等 ) パレット (e 枚 ) 焼却 埋立て Bkg Bkg Bkg=e 枚 dkg/ 枚 注 ) ベールのみのリサイクル効果を算定するため 産廃系プラの効果を削除 上記に示すように 混合する産廃系プラの重量 Bkg が重くなり 新規樹脂のみから製造されるパレットの重量 Ekg(=bkg/ 枚 C 枚 ) より重くなった場合は リサイクルすればするほど 容リプラのリサイクル効果は悪くなる結果になってしまうことに注意されたい 8

14 ( 考え方 ) 産廃系のプラを混合した場合の考え方 (1/2) パレット全体 ( ベール 1kg と産廃プラBkg) のリサイクルの効果 リサイクルシステム 産廃プラ (PE/PP) Bkg 破砕 ベール投入 1kg 選別 Akg 焼却 廃棄 破砕 比重選別 再商品化製品 製品化 ( 成型等 ) パレット (C 枚 ) akg/ 枚 C a=dkg 焼却 埋立て 実用単位としてパレット枚数を統 オリジナルシステム ベール投入 1kg 産廃系プラ 焼却 埋立て 焼却 埋立て Bkg 原油資源採取 素材製造 素材 ( 樹脂 ) 製品化 ( 成型等 ) パレット (C 枚 ) 焼却 埋立て E=C bkg/ 枚 C b=ekg/ 枚 産廃プラ (Bkg) の効果 リサイクルシステム 産廃プラ (PE/PP) 破砕 製品化 ( 成型等 ) パレット (e 枚 ) dkg/ 枚 焼却 埋立て Bkg e d=bkg 実用単位としてパレット枚数を統 オリジナルシステム 産廃系プラ 焼却 埋立て Bkg 原油資源採取 素材製造 素材 ( 樹脂 ) 製品化 ( 成型等 ) パレット (e 枚 ) 焼却 埋立て Bkg Bkg=e 枚 dkg/ 枚 パレット全体 ( ベール 1kg と産廃プラBkg) のリサイクルの効果から産廃プラ (Bkg) の効果を削除する必要があるため 次のような作業を行う 注 ) 産廃プラのリサイクル効果を打ち消すため 産廃プラのオリジナルシステムとリサイクルシステムを逆に足し合わせ 効果を打ち消している ( リサイクルシステム )=( パレット全体のリサイクルシステム )+( 産廃プラのオリジナルシステム ) ( オリジナルシステム )=( パレット全体のオリジナルシステム )+( 産廃プラのリサイクルシステム ) 9

15 打ち消しあう( 考え方 ) 産廃系のプラを混合した場合の考え方 (2/2) 容リプラのパレットのリサイクルの効果容リプラのみの効果を算出するためのリサイクルシステム ( パレット全体のリサイクルシステム+ 産廃プラのオリジナルシステム ) 産廃プラ (PE/PP) Bkg 破砕 ベール投入 1kg 選別 Akg 焼却 廃棄 破砕 比重選別 再商品化製品 製品化 ( 成型等 ) パレット (C 枚 ) akg/ 枚 C a=dkg 焼却 埋立て 実用単位としてパレット枚数を統 産廃系プラ 焼却 埋立て Bkg 原油資源採取 Bkg 素材製造 素材 ( 樹脂 ) 製品化 ( 成型等 ) パレット (e 枚 ) 焼却 埋立て Bkg=e 枚 dkg/ 枚 容リプラのみの効果を算出するためのオリジナルシステム ( パレット全体のオリジナルシステム+ 産廃プラのリサイクルシステム ) ベール投入 焼却 埋立て 1kg 産廃系プラ 焼却 埋立て Bkg 原油資源採取 素材製造 素材 ( 樹脂 ) 製品化 ( 成型等 ) パレット (C 枚 ) 焼却 埋立て E=C bkg/ 枚 C b=ekg/ 枚 産廃プラ (PE/PP) 破砕 製品化 ( 成型等 ) パレット (e 枚 ) dkg/ 枚 焼却 埋立て Bkg e d=bkg 上記のリサイクルシステムとオリジナルシステムで ( 産廃系プラ ) ( 焼却 埋立 ) は打ち消され 最終的には前々ページで示したリサイクルシステム オリジナルシステムとなる 10

16 材料リサイクル ( プラスチック板 ( コンクリート型枠用合板代替 )) リサイクルシステム 原油資源採取 PE/PP( 樹脂 ) Bkg ベール投入 1kg 選別 Akg 破砕 比重選別 再商品化製品 製品化 ( 成型等 ) コンパネ C 枚 (Dkg/ 枚 ) 焼却 廃棄 実用単位としてコンパネ枚数を統一 焼却 埋立 オリジナルシステム ベール投入 焼却 埋立て 1kg 木材資源採取 合板製造 F=C Ekg N 倍 製品化 ( 成型等 ) コンパネ C 枚 (Ekg/ 枚 ) N 倍 注 ) プラスチック板の利用回数 g 回 コンクリート型枠用合板の利用回数 焼却 埋立 h 回とすると N 倍 =g h 11

17 材料リサイクル ( 再生樹脂 ( コンパウンド )) リサイクルシステム 産廃プラ (PE/PP) Ckg 原油資源採取 Bkg 新規樹脂 (PE/PP) 破砕 ベール投入 選別 破砕 比重選別 再商品化製品 製品化 ( 成型等 ) 再生樹脂 1kg Akg D=(1-A)+B+Ckg 焼却 廃棄 焼却 埋立 原油資源採取 PE/PP( 樹脂 ) G=f 産廃系 C kg 実用単位としてコンパウンド重量で代替するが代替率を設定する 焼却 埋立 オリジナルシステム ベール投入 1kg 焼却 埋立て 原油資源採取 PE/PP( 樹脂 ) 焼却 埋立 産廃系プラ 破砕 製品化 ( 成型等 ) 再生樹脂 焼却 埋立て C kg C kg 注 ) ベールのみのリサイクル効果を算定するため 産廃系プラの効果を削除注 ) 再生樹脂 ( コンパウンド ) は中間製品であり製品を作る際に新規樹脂と同等の比率で代替できない場合があるため 容リプラ 産廃系に対する新規樹脂の代替率をf i (i= 産廃系 容リ ) としている 12

18 (4) 残渣の取り扱い材料リサイクルの場合 残渣が 50% ほどを占めることから その処理実態を踏まえ検討することが重要である 平成 18 年半期の実態を整理したものは次のとおりである その他 には埋立て処分が約 8% 含まれる これは緊急避難的なものであり 現在は 焼却 エネ回収に利用している ここでは 当該 8% 分については焼却 エネ回収に利用しているとして配分する その他 の残分については 単純焼却 焼却 エネ回収 RPF セメント原燃料に比例配分する RPF 製紙等とRPFセメント RPFその他については いずれもRPFを製造していることからRPF 利用として検討する 焼却 エネ回収については廃棄物における現行の発電端効率は平均 10% 程度である 発電端効率の高い廃棄物処理施設は 大牟田 三重県等のRDF 発電等が上位を占める RD F 発電は高い発電効率を維持するために熱量管理が重要となるが 毎年 受け入れられるか否かが不明なRPFを受け入れる可能性は低い ( 実態としても受け入れられていないようである ) として 現行の廃棄物発電の平均発電端効率の 10% を用いる その他, 11.7% 単純焼却, 15.0% セメント原燃料, 17.4% 焼却エネ回収, 17.0% RPF その他, 14.4% RPF セメント, 1.0% RPF 製紙, 23.6% 図 3-1 平成 18 年上半期の廃棄物の処理状況 13

19 35 三重ごみ固形燃料発電所 発電効率 (%) 大牟田リサイクル発電 千葉市新港新清掃工場 北九州市皇后崎工場 最大 :30.0% 平均 :10.8% 最小 :1.2% 発電効率 施設数 施設割合 0~10% % 10~20% % 20%~ 13 4% 合計 % 処理能力 (t/ 日 ) 図 3-2 廃棄物発電における発電効率の分布 出典 ) 環境省資料等をもとに作成 ( 本検討で用いる可燃残渣の処理 ) 上記までのデータをもとに 単純焼却 焼却エネ回収 ( 発電効率 10%) RPF 製造 エネ利用 (RPF 利用 ) セメント原燃料( セメント焼成 ) ごとに下記の割合で利用しているとして検討する それぞれの処理の環境負荷を検討した上で加重平均をとり 残渣全体の環境負荷を検討するものとする 14

20 セメント原燃料, 18.1% 単純焼却, 15.6% 焼却エネ回収, 25.8% RPF エネ利用, 40.5% 図 3-3 現状を考慮した可燃残渣の処理 15

21 3.2.2 ケミカルリサイクルにおける検討 (1) 油化 a) システム境界 生成油は軽質油 中質油 重質油に分かれる それぞれナフサ A 重油 C 重油に相当し ディーゼル燃料 ボイラ燃料等として利用されるまでを検討する これら製品を最終的に利用する段階では 結局 容リプラが持っていた炭素分と同等の CO2 しか排出されないため 投入する容リプラが含有する炭素分 (C 分 ) が全て CO2 になるとして算定する b) オリジナルシステム 代替している製品 (A 重油 C 重油等 ) を生成油の代替品とし 利用 ( 燃焼 ) 廃棄するまでを検討する ケミカルリサイクル( 油化 ) リサイクルシステム ベール投入 1kg Akg 選別 焼却 廃棄 注 ) 生成油 : 軽質油 ( ナフサ相当 ) 中質油 (A 重油相当 ) 重質油(C 重油 減容固化 実用単位をそれぞれ軽質油 中質油 重質油が保有する熱量で統一 熱分解 ( 脱塩素 熱分解 蒸留 ) 再商品化製品 ( 軽質油 ) 自家消費 :Ckg 再商品化製品 ( 中質油 ) 再商品化製品 ( 重質油 ) 自家消費 :Fkg 共製品 ( 塩酸 ) Gkg 共製品 ( 乾留残渣 ) Hkg 出荷 :Bkg ( 熱利用 ) 出荷 :Dkg ( 熱利用 ) 出荷 :Ekg ( 熱利用 ) オリジナルシステム ベール投入 1kg 焼却 埋立て 原油資源採取 素材製造 Bkg 相当 ( 熱量換算 ) 再商品化製品相当 ( ナフサ原料 ) 原油資源採取 素材製造 Dkg 相当 ( 熱量換算 ) 再商品化製品相当 (A 重油 ) 原油資源採取 素材製造 Ekg 相当 ( 熱量換算 ) 再商品化製品相当 (C 重油 ) 資源採取 素材製造 塩酸製造設備 塩酸 Gkg 石炭資源採取 素材製造石炭 ( 乾留残渣代替 ) Hkg 相当 ( 熱量換算 ) 16

22 (2) ガス化 ガス化については 1アンモニア製造の原料として利用する場合 ( 化学原料 ) と2 燃料ガス ( 燃焼 ) として利用される場合がある a) システム境界 ( 化学原料として利用 ) ガス化した再商品化製品を合成ガス化し アンモニア ( 副生物として炭酸 ) が製造され利用されるまでを検討する これら製品の最終的な利用段階では 結局 容リプラが持っていた炭素分と同等の CO2 しか排出されないため 投入する容リプラが含有する炭素分 (C 分 ) が全て CO2 になるとして算定する ( 燃料ガス ( 燃焼 ) としてのみ利用 ) 燃料ガス利用についてはガス化し熱 ( 製品 ) として利用するまでを対象とする 製品の最終的な利用段階では 結局 容リプラが持っていた炭素分と同等の CO2 しか排出されないため 投入する容リプラが含有する炭素分 (C 分 ) が全て CO2 になるとして算定する b) オリジナルシステム ( 化学原料として利用 ) 容リプラから製造される合成ガスを投入しない場合のアンモニア製造システムをオリジナルシステムとする アンモニア等の製品の利用の考え方については リサイクルシステムと同様に投入する原料を燃焼させることで対応する ( 燃料ガスとしてのみ利用 ) コークスガスの不足分は重油などの原料を減少させたりすることにより対応すると考えられる そこで 重油を重油ボイラで燃焼させ合成ガスと同等の熱量をもつ熱を発生させるものとして検討する 17

23 ケミカルリサイクル ( ガス化 : アンモニア製造 ) リサイクルシステム ベール投入 選別 減容固化 ガス化炉 / ガス洗浄 再商品化製品 ( ガス ) アンモニア製造工場内アンモニア製造 1kg Akg 焼却 廃棄 アンモニア Bkg 実用単位をアンモニア製造重量で統一 スラグ ( 路盤改良材 ) Dkg 炭酸 Ckg オリジナルシステム ベール投入 1kg 天然ガス資源採取 素材製造 都市ガス等による精製ガス製造 アンモニア製造工場内 アンモニア製造 アンモニア 焼却 埋立て Bkg 炭酸 E Nm3 資源採取 素材製造 砕石 路盤材 Dkg 資源採取 製造 炭酸 C-E Nm3 注 ) 炭酸についてはドライアイス 液化炭酸ガス ( 飲料向け ) 冷媒等の種々の用途として製品展開が図られている しかし 炭酸ガスを製品化する施設は限られており 利用先が限られる可能性がある このため 容リプラから炭酸ガスが作られ た場合 炭酸ガスを製品として他の利用先で利用できるケースと大気に放出せざるを得ないケースを検討する ケミカルリサイクル ( ガス化 : 燃料利用 ) リサイクルシステム ベール投入 1kg 選別 A kg 減容固化 ガス化溶融 ガス冷却洗浄 ガス精製 ( 脱硫 / 乾燥 ) 再商品化製品 ( ガス )COG 代替 ( 熱利用 ) 焼却 廃棄 B MJ スラグ ( 路盤改良材 ) C kg 実用単位をガスが保有する熱量で統一 オリジナルシステム ベール投入 焼却 埋立て 1kg 原油資源採取 精製等 重油 B MJ ガス 熱利用 資源採取 素材製造 砕石 路盤材 C kg 18

24 (3) コークス炉原料化 高炉還元 a) システム境界 再商品化製品の高炉還元については 容リプラの再商品化製品である造粒プラやコークス 微粉炭を吹き込み鉄鉱石とともに高炉還元し 銑鉄 1kg を製造するまでを検討する コークス炉化学原料化については 容リプラの再商品化製品である造粒プラをコークス炉に投入し ガス コークス等が製造される 更に 石炭等の増減により コークス炉内の炭化水素油の増減等まで影響を与える ここでは これらの製品が利用されるまでを検討する 容リプラから製造されたガス コークス 炭化水素油等は最終的に製品として利用される段階で CO2 となるが これは容リプラが持っていた炭素分と同等の CO2 しか排出されないため コークス炉あるいは高炉還元でも 投入する容リプラが含有する炭素分 (C 分 ) が全て CO2 になるとして算定する b) オリジナルシステム 高炉還元については容リの再商品化製品を投入しない場合の既存のシステムにおいて銑鉄 1kg を製造するまでのコークス ( 更に遡り原料炭 炭化水素油まで検討 ) や微粉炭 所内供給エネルギー量の増減をオリジナルシステムとして検討する 高炉還元については 従来 メーカではコークス代替として扱ってきた そこで コークスを製造する原料炭との代替を検討する 理論的には微粉炭代替とも考えられるから 微粉炭代替としても検討する コークス炉化学原料化については 原料炭等を投入しガス コークス 炭化水素油等が製造され 最終的に製品として利用 廃棄されるまでを検討する 容リプラと同様に原料炭等を投入し製造されたコークス等の製品が最終的に製品として利用あるいは廃棄される段階で CO2 となるが これら製品について最終的な利用段階まで踏まえ検討する このため ケミカル利用であってもコークス炉あるいは高炉還元に投入する原料炭等を燃焼させることで対応する コークス炉化学原料化については これまでの文献等で見られるように容リプラの適用では コークス :2 炭化水素油:4 ガス:4が生成するとして検討する オリジナルシステムである石炭からのコークス製造の際のコークス 炭化水素油 ガスについては利用事業者にヒアリングを行い設定する 19

25 ケミカルリサイクル ( 高炉還元 ( 還元ガスフロー ( コークス代替 )) リサイクルシステム 鉄鉱石 ベール投入 1kg Akg 選別 減容固化 再商品化製品 ( 造粒プラ ) コークス 高炉 RPF/ 焼却 廃棄 石炭資源採取 素材製造 原料炭 コークス炉 Ckg B MJ 実用単位を銑鉄の製造量で統一 炭化水素油 所内供給エネルギー量 Dkg 銑鉄 原油資源採取 精製等 炭化水素油 E=G-Ckg オリジナルシステム ベール投入 焼却 埋立て 1kg 鉄鉱石 石炭資源採取 素材製造 原料 炭 コークス炉 コークス 高炉 Gkg 炭化水素油 F MJ 所内供給エネルギー量 Dkg 銑鉄 原油資源採取 精製等 重油 B-F MJ( リットル ボイラ効率考慮 ) 20

26 ケミカルリサイクル ( 高炉還元 ( 微粉炭代替と仮定した場合 )) リサイクルシステム 鉄鉱石 ベール投入 1kg 選別 減容固化 再商品化製品 ( 造粒プラ ) 高炉 Akg 焼却 廃棄 微粉炭 資源採取 素材製造 実用単位を銑鉄の製造量で統一 B MJ 所内供給エネルギー量 銑鉄 Dkg 原油資源採取 精製等 重油 E=F-B MJ( リットル ボイラ効率考慮 ) オリジナルシステム ベール投入 焼却 埋立て 1kg 鉄鉱石 石炭資源採取 素材製造 微粉炭 高炉 F MJ 所内供給エネルギー量 Dkg 銑鉄 21

27 ケミカルリサイクル ( コークス原料化 ) リサイクルシステム 製鉄所全体 ベール投入 選別 減容固化 再商品化製品 コークス炉 ( 熱分解 ) 1kg Akg 焼却 廃棄 実用単位をコークスの製造量で統一 コークス ガス 炭化水素油 B kg C kg D kg オリジナルシステム ベール投入 焼却 埋立て 1kg 石炭資源採取 製鉄所全体 素材製造原料炭コークス炉 ( 熱分解 ) コークスガス炭化水素油 E=B kg F kg G kg 原油資源採取 精製等 炭化水素油 H=D-G kg( 熱量換算 ) 原油資源採取 精製等 重油 I=C-F の熱量換算 22

28 3.2.3 固形燃料等の燃料としての利用における検討固形燃料等の燃料としての利用については平成 19 年度より緊急避難的 補完的な位置づけとして施行されるもので現時点での実績はない 国の基本方針においては プラスチック製の容器包装 ( ペットボトルを除く ) を固形燃料等の燃料として利用する場合は 次のように定義されている まず ペレット等のプラスチック原料 プラスチック製品 高炉で用いる還元剤 コークス炉で用いる原料炭の代替物 炭化水素油 水素及び一酸化炭素を主成分とするガス等の製品の原材料としての利用を行い それによっては円滑な再商品化の実施に支障を生ずる場合に 固形燃料等の燃料として利用される製品の原材料として緊急避難的 補完的に利用する 当該燃料の利用に当たっては 環境保全対策等に万全を期しつつ 特に高度なエネルギー利用を図ることとする これにより 固形燃料 (RPF) あるいはセメント焼成利用が中心となると思われる なお 参考として容リプラをごみ発電に持ち込み利用した場合も検討する (1) RPF a) システム境界 搬送されてきたベールを産廃プラで行っているようにRPF 製造化ラインへ直接投入することは難しく 開梱 手選別や磁選機による金属類などの異物除去 光学選別等を用いたPV C 除去の実施後 RPF 製造ラインへと送られることになると想定される これを踏まえた上で検討する RPFについては製造し熱として利用 つまり燃焼してCO2になるまでを検討する b) オリジナルシステム 製造したRPFは固形燃料であり 製紙業等で利用されるが石炭ボイラなど従来石炭代替として利用されてきた そこで 石炭代替として検討する リサイクルシステム ベール投入 前処理 ( 選別 ) 固形燃料化 RPF 1kg Akg 焼却 廃棄 実用単位を RPF が保有する熱量で統一 ボイラ効率等を考慮 Bkg(CMJ/kg) オリジナルシステム ベール投入 焼却 埋立て 1kg 石炭資源採取 素材製造 石炭 (D E 0.9=B C 0.88( プラ処理協 ) 資料より ) Dkg(E MJ/kg) 23

29 (2) セメント焼成 a) システム境界 前処理についてはRPFと同様である そこでベールの選別等の前処理装置を加えた上で セメント焼成の一次破砕 二次破砕装置をつけて処理することを想定し検討する セメント焼成のために二次破砕し 熱として利用 つまり燃焼してCO2になるまでを検討する b) オリジナルシステム セメント焼成についても石炭代替として検討する リサイクルシステム ベール投入 前処理 ( 選別 ) 一次破砕 二次破砕 フラフ 1kg Akg 焼却 廃棄 実用単位をフラフが保有する熱量で統一 Bkg(CMJ/kg) オリジナルシステム ベール投入 1kg 石炭資源採取 素材製造 焼却 埋立て 石炭 (D E=B C) Dkg(EMJ/kg) (3) ごみ発電固形燃料等の燃料としての利用において 直接 ごみ発電に投入し利用することは現実的に難しいと考えられる 参考として一般的なごみ発電にベールを投入することを想定した場合を検討する 一般的なごみ発電としては前述したように発電効率 10% とする a) システム境界 ベールを直接焼却し発電する つまり燃焼してCO2になるまでを対象とする b) オリジナルシステム 発電した電力相当と同様の公共電力を利用する場合を想定する 24

30 リサイクルシステム ベール投入 1kg ごみ発電 Akg 実用単位を発電電力量で統一 電力 BkWh 焼却 廃棄 オリジナルシステム ベール投入 焼却 埋立て 1kg 資源採取 精製等 公共電力 B kwh 25

31 4. 前提条件等の設定 4.1 容リプラの成分割合容リプラのベールの成分割合についてはかなりのバラツキがある 実際 ベール 1~ベール4のケース ( いずれのベールもいくつかの都市を抽出し 平均的なプラスチックの組成 水分等を調査している ) をみても 地域ごとに組成 水分等はかなりばらつきが大きい また ベール5は 高炉還元を実施しているJFE 環境の処理現場での実際の数値である これをみても毎年の入札による受け入れ市町村の変更や 年度内での組成の変動等からかなりのバラツキがあることがわかる 表 4-1 容リプラの成分割合 PE PP PS PET PVC Other H2O Ash 合計 ベール1 27.0% 18.9% 17.8% 13.9% 4.9% 3.1% 14.4% 100.0% ベール2 21.9% 18.1% 16.0% 5.2% 3.8% 14.3% 20.8% 100.0% ベール3(F 市 ) 23.6% 22.7% 20.4% 4.8% 2.8% 11.6% 13.9% 100.0% ベール % 20.9% 17.7% 13.8% 4.9% 7.0% 9.9% 100.0% ベール 5 29~34% 24~25% 17~32% 0~5% 3~5% - 11% 100.0% 出典 ) ベール 1:4 都市の平均データ ( プラスチック処理促進協会 ) ベール 2:4 都市の平均データ : 平成 15 年度環境問題対策調査等委託容器包装リサイクル可能量実態調査 プラスチックベールリサイクル可能量調査報告書 経済産業省 平成 16 年 3 月 ベール 3:4 都市のうち 1 都市を抽出したもの : 平成 15 年度環境問題対策調査等委託容器包装リサイクル可能量実態調査 プラスチックベールリサイクル可能量調査報告書 経済産業省 平成 16 年 3 月 ベール 4: 材料リサイクルを実施している再生処理事業者 5 社の平均値 2004~2006 年調査 ( プラスチック処理促進協会の資料をもとに作成 ) ベール 5: 産構審 中環審に JFE スチール提出資料をもとに作成 上記のような状況から 容リプラの成分割合として代表的な数値を設定することは非常に困難である ベール1~ベール5の全体の平均を取ることも考えられるが それぞれ実測時期が異なっている ベールの成分割合については 日本容器包装リサイクル協会や市町村等の努力により 近年変化しているといわれている そこで全体的な平均をとるのではなく 近々のデータであるプラスチック処理促進協会の数値もとにベール割合を設定する ただし 繰り返すが市町村ごとにベールの成分割合は異なっており 必ずしも本データが容リプラのベールの平均的データといえるわけではないことに留意する必要がある 26

32 表 4-2 取り扱うベールデータの詳細 回収量 うち水分 うち金属 類 ( 乾 ) PE( 乾 ) PP( 乾 ) PS( 乾 ) PET ( 乾 ) PVC/ D( 乾 ) 複合 ( 乾 ) その他 ( 乾 ) 99.2% 7.2% 2.6% 29.6% 20.7% 17.5% 13.7% 4.9% 2.0% 1.0% 100.0% 7.3% 2.6% 29.8% 20.9% 17.7% 13.8% 4.9% 2.1% 1.0% ( 換算 ) 注 ) 回収量とは市町村において保管施設に集まる容リプラからベールを製造するための収率を意味している 出典 ) 材料リサイクルを実施している 5 社の平均値 2004~2006 年調査 ( プラスチック処理促進協会 ) 上記の表をもとに 複合材の 3 割は PE PP とし残りはその他素材とあわせて その他と設定 した 本調査で設定したベールの成分割合は次のとおりである 表 4-3 容リプラのベールの成分割合 PE PP PS PET PVC その他金属類水分合計 30.2% 21.1% 17.7% 13.8% 4.9% 2.4% 2.6% 7.3% 100.0% (1) 材料リサイクル再商品化製品のポリオレフィン率 (PO 率 ) については 日本容器包装リサイクル協会がペレットや減容品の調査を実施している これによるとPO 率の再商品化製品における平均は 90%( 落札量の加重平均 ) ほどであることから 再商品化製品に含まれるPO 率を約 90% と設定した 再商品化率は実態を反映し 51%(( 再商品化製品 - 水分 ) ベール投入量 ) とした この際 製品の水分量は 1.7%( 再商品化製品を 100% とした場合 平均的には 1.7% ほど ) として設定した ( 結果 水分量を含めると全体の 51.9% が再商品化されたことになる ) 表 4-4 材料リサイクルの再商品化製品および残渣の成分割合 ( ベースケース ) PE PP PS PET PVC その他 金属類 水分 合計 再商品化 27.0% 18.9% 5.2% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.9% 51.9% 製品 残渣 3.2% 2.3% 12.5% 13.8% 4.9% 2.4% 2.6% 6.4% 48.1% 合計 30.2% 21.1% 17.7% 13.8% 4.9% 2.4% 2.6% 7.3% 100.0% 注 ) その他については 過去の文献を参考にEVAとした (2) ケミカルリサイクル a) 油化 ガス化油化 ガス化については 金属等の不燃物等を除外した後 直接投入することになる このため 下表を用いることとする 表 4-5 容リプラの設定成分割合 PE PP PS PET PVC その他金属類水分合計 30.2% 21.1% 17.7% 13.8% 4.9% 2.4% 2.6% 7.3% 100.0% 27

33 b) 高炉還元高炉還元においては再商品化製品として 18 年度の 4 月 ~2 月の実績で 75.3% の再商品化率を示している これより PVC その他 金属を除去した後 PE PP PS PETについては同割合で除去されているものとして設定した 表 4-6 高炉還元の再商品化製品及び残渣の成分割合 ( ベースケース ) PE PP PS PET PVC その他 金属類 水分 合計 再商品化製品 27.5% 19.2% 16.1% 12.5% 0.0% 0.0% 0.0% 2.0% 77.3% 残渣 2.7% 1.9% 1.6% 1.2% 4.9% 2.4% 2.6% 5.3% 22.7% 合計 30.2% 21.1% 17.7% 13.8% 4.9% 2.4% 2.6% 7.3% 100.0% 注 ) 再商品化製品の収率は含まれる水分は除去されたものとなっている c) コークス炉化学原料化コークス炉化学原料化においては再商品化製品として 18 年度の 4 月 ~2 月の実績で 89.5% の再商品化率を示している これより 金属を除去した後 PVCを再商品化製品 89.5% になるよう除去されるものとして設定した 表 4-7 コークス炉化学原料化の再商品化製品及び残渣の成分割合 ( ベースケース ) PE PP PS PET PVC その他 金属類 水分 合計 再商品化製品 30.2% 21.1% 17.7% 13.8% 4.3% 2.4% 0.0% 2.0% 91.5% 残渣 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.6% 0.0% 2.6% 5.3% 8.5% 合計 30.2% 21.1% 17.7% 13.8% 4.9% 2.4% 2.6% 7.3% 100.0% 注 ) 再商品化製品の収率は含まれる水分は除去されたものとなっている (3) 固形燃料等の燃料としての利用 固形燃料等の燃料としての利用についてはRPF 利用 セメント焼成が考えられる 参考として 焼却 発電を実施した場合についても検討する a) RPF 利用 / セメント焼成 RPF 利用 / セメント焼成については 容器包装プラスチックを用いた実例がないため想定するしかない ここでは 実際に稼動したときに 製品の収率が 75%~90%( 高炉還元 75% とコークス炉化学原料化 90%) の範囲内にあるものとして収率 75% ケース ( 高炉還元の成分割合と同じ ) と収率 90% ケース ( コークス炉化学原料化と同じ ) の 2 通りについて検討する 28

34 表 4-8 RPF 利用 / セメント焼成の再商品化製品及び残渣の成分割合 ( ヘ ース : 収率 75% ケース ) PE PP PS PET PVC その他 金属類 水分 合計 製品 27.5% 19.2% 16.1% 12.5% 0.0% 0.0% 0.0% 2.0% 77.3% 残渣 2.7% 1.9% 1.6% 1.2% 4.9% 2.4% 2.6% 5.3% 22.7% 合計 30.2% 21.1% 17.7% 13.8% 4.9% 2.4% 2.6% 7.3% 100.0% 表 4-9 RPF 利用 / セメント焼成の再商品化製品及び残渣の成分割合 ( ヘ ース : 収率 90% ケース ) PE PP PS PET PVC その他 金属類 水分 合計 製品 30.2% 21.1% 17.7% 13.8% 4.3% 2.4% 0.0% 2.0% 91.5% 残渣 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.6% 0.0% 2.6% 5.3% 8.5% 合計 30.2% 21.1% 17.7% 13.8% 4.9% 2.4% 2.6% 7.3% 100.0% b) 焼却 発電焼却 発電は現実的ではないが ここでは参考として仮にベールを直接 燃焼するものとして試算する 表 4-10 容リプラの設定成分割合 PE PP PS PET PVC その他金属類水分合計 30.2% 21.1% 17.7% 13.8% 4.9% 2.4% 2.6% 7.3% 100.0% 4.2 二酸化炭素排出量の設定各手法の成分割合設定結果をもとにベール全量を焼却した場合と 残渣を焼却したときの二酸化炭素排出量を試算すると次のとおりである まずは 素材ごとのC 分 CO2 排出量は次のとおりである 表 4-11 各プラスチック素材のC 分から算出した二酸化炭素排出量 化学式 分子量 C 分 CO2 排出量 (kg-co2/kg) PE C 2 H PP C 3 H PS C 8 H PET C 10 H 8 O PVC C 2 H 3 Cl EVA C 2 H 4 -C 4 H 6 O 出典 ) プラスチック処理促進協会資料より作成 (1) ベールを燃焼した場合の二酸化炭素排出量 a) 直接燃焼ベールを直接燃焼した場合の二酸化炭素排出量について表 4-3 表 4-11をもとに試算すると次のとおりとなる 29

35 表 4-12 ベールを直接燃焼した場合の二酸化炭素排出量 ベール構成比 (%) LHV (kj/kg) 加重平均 (kj/kg) CO2 排出量 (kg-co2/kg) 加重平均 (kg-co2/kg) PE 30% 46,046 13, PP 21% 43,953 9, PS 18% 40,186 7, PET 14% 23,023 3, PVC 5% 24,070 1, EVA 2% 38, 水分 7% -2, 合計 35, 注 ) ベール 1kg を燃焼した場合の二酸化炭素排出量 注 ) ベールのエネルギー資源消費データとしては 水分を除いたデータ 35,580kJ/kg を用いる 出典 )LHV: プラスチック処理促進協会資料 これについては 単純焼却 焼却 発電の際に利用する b) RPF 利用 / セメント焼成 RPF 利用 / セメント焼成については 収率 75% の場合は高炉還元剤還元粒と収率 90% の場合はコークス炉化学原料化の化学原料粒と同じとして検討する 表 4-13 RPF/ セメント燃料を燃焼した場合の二酸化炭素排出量 ( 収率 75% ケース ) ヘ ール構成比 LHV 加重平均 (kj/kg) CO2 排出量 加重平均 (%) (kj/kg) (kg-co2/kg) (kg-co2/kg) PE 36% 46,046 16, PP 25% 43,953 10, PS 21% 40,186 8, PET 16% 23,023 3, PVC 0% 24, EVA 0% 38, 水分 3% -2, 合計 100% 39, 注 )RPF セメント原料 1kgを燃焼した場合の二酸化炭素排出量 注 )RPF/ セメント燃料のエネルギー資源消費データとしては 水分を除いたデータ 39,386kJ/kg を用いる 出典 )LHV: プラスチック処理促進協会資料 30

36 表 4-14 RPF/ セメント燃料を燃焼した場合の二酸化炭素排出量 ( 収率 90% ケース ) ヘ ール構成比 (%) LHV (kj/kg) 加重平均 (kj/kg) CO2 排出量 (kg-co2/kg) 加重平均 (kg-co2/kg) PE 33% 46,046 15, PP 23% 43,953 10, PS 19% 40,186 7, PET 15% 23,023 3, PVC 5% 24,070 1, EVA 3% 38,512 1, 水分 2% -2, 合計 38, 注 )RPF セメント原料 1kg を燃焼した場合の二酸化炭素排出量注 )RPF/ セメント燃料のエネルギー資源消費データとしては 水分を除いたデータ 38,732kJ/kg を用いる 出典 )LHV: プラスチック処理促進協会資料 (2) 残渣を燃焼等した場合の二酸化炭素排出量 a) 材料リサイクルの二酸化炭素排出量 ( ア ) 直接燃焼材料リサイクルの残渣の二酸化炭素排出量については 残渣のうち金属類等は直接埋立される 表 4-15 残渣の素材ごとの処理方法 PE PP PS PET PVC その他 金属類 水分 合計 残渣 3.2% 2.3% 12.5% 13.8% 4.9% 2.4% 2.6% 6.4% 48.1% 燃焼 3.2% 2.3% 12.5% 13.8% 4.9% 2.4% 0.0% 6.1% 45.2% 直接埋立 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 2.6% 0.3% 3.0% 直接燃焼される素材 ( 水分含む ) を 100% 換算し 残渣の直接燃焼分 1kg に対する二酸化炭素 排出量を試算すると次のとおりとなる 表 4-16 残渣を燃焼した場合の二酸化炭素排出量 残渣構成比 (%) LHV (kj/kg) 加重平均 (kj/kg) CO2 排出量 (kg-co2/kg) 加重平均 (kg-co2/kg) PE 7% 46,046 3, PP 5% 43,953 2, PS 28% 40,186 11, PET 30% 23,023 7, PVC 11% 24,070 2, EVA 5% 38,512 2, 水分 13% -2, 合計 27, 注 ) 残渣構成比については 金属等 2.6%( 更にプラ処理協データより付着水分 0.3% が取り除かれるものとした ) を 取り除いた上で 100% 構成比 ( 水分含む ) としたもの 注 ) 燃焼可能な残渣 1kgを燃焼した場合の二酸化炭素排出量 注 ) 残渣のエネルギー資源消費データとしては 水分を除いたデータ 28,324kJ/kg を用いる 出典 )LHV: プラスチック処理促進協会資料 31

37 直接燃焼については 単純焼却ならびに焼却 発電の際に適用される ( イ ) RPF セメント焼成 金属類は当然のこと 残渣中のPVCもRFPやセメント焼成の原燃料として利用できないものとして除くこととする 表 4-17 RPF セメント焼成における残渣の素材ごとの処理方法 PE PP PS PET PVC その他 金属類 水分 合計 残渣 3.2% 2.3% 12.5% 13.8% 4.9% 2.4% 2.6% 6.4% 48.1% RPF/ セメント原料 3.2% 2.3% 12.5% 13.8% 0.0% 2.4% 0.0% 5.5% 39.7% 選別残渣燃焼 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 4.9% 0.0% 0.0% 0.5% 5.4% 直接埋立 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 2.6% 0.3% 3.0%% これにより 残渣より製造したRPF セメント燃料の燃焼時における二酸化炭素排出量は次のとおりである 表 4-18 残渣 (RPF/ セメント原燃料 ) を燃焼した場合の二酸化炭素排出量 残渣構成比 (%) LHV (kj/kg) 加重平均 (kj/kg) CO2 排出量 (kg-co2/kg) 加重平均 (kg-co2/kg) PE 9% 46,046 4, PP 6% 43,953 2, PS 34% 40,186 13, PET 37% 23,023 8, PVC 0% 24, EVA 7% 38,512 2, 水分 7% -2, 合計 31, 注 )RPF セメント原燃料 1kgを燃焼した場合の二酸化炭素排出量 注 ) 残渣のRPF/ セメント原燃料のエネルギー資源消費データは 水分を除いたデータ kJ/kg を用いる 出典 )LHV: プラスチック処理促進協会資料 実際にRPF 利用 セメント焼成については 選別残渣であるPVCも直接燃焼することから 表 4-16を用いる b) ケミカルリサイクル 油化 ガス化について 残渣 ( いずれも金属類の一部 ) は埋め立てるものとする ( ア ) 高炉還元の二酸化炭素排出量 高炉還元の残渣の二酸化炭素排出量については 残渣のうち 金属類等は直接埋立され 残りは燃焼等を行った後 埋め立てられることになる 32

38 表 4-19 残渣の素材ごとの処理方法 PE PP PS PET PVC その他 金属類 水分 合計 残渣 2.7% 1.9% 1.6% 1.2% 4.9% 2.4% 2.6% 5.3% 22.7% 燃焼 2.7% 1.9% 1.6% 1.2% 4.9% 2.4% 0.0% 1.6% 16.4% 直接埋立 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 2.6% 0.3% 3.0% 注 ) 水分は一部 蒸発 直接燃焼される素材 ( 水分含む ) を 100% 換算し 残渣の直接燃焼分 1kgに対する二酸化炭素排出量を試算すると次のとおりとなる 表 4-20 残渣を燃焼した場合の二酸化炭素排出量 残渣構成比 (%) LHV (kj/kg) 加重平均 (kj/kg) CO2 排出量 (kg-co2/kg) 加重平均 (kg-co2/kg) PE 17% 46,046 7, PP 12% 43,953 5, PS 10% 40,186 3, PET 8% 23,023 1, PVC 30% 24,070 7, EVA 15% 38,512 5, 水分 10% -2, 合計 30, 注 ) 燃焼可能な残渣 1kgを燃焼した場合の二酸化炭素排出量 注 ) 残渣のエネルギー資源消費データとしては 水分を除いたデータ 31,219kJ/kg を用いる 出典 )LHV: プラスチック処理促進協会資料 ( イ ) コークス炉化学原料化の二酸化炭素排出量 コークス炉化学原料化の残渣の二酸化炭素排出量については 残渣のうち 金属類等は直接埋立され 残りは燃焼等を行った後 埋め立てられることになる 表 4-21 残渣の素材ごとの処理方法 PE PP PS PET PVC その他 金属類 水分 合計 残渣 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.6% 0.0% 2.6% 5.3% 8.5% 燃焼 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.6% 0.0% 0.0% 0.1% 0.7% 直接埋立 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 2.6% 0.3% 3.0% 注 ) 水分は一部 蒸発 直接燃焼される素材 ( 水分含む ) を 100% 換算し 残渣の直接燃焼分 1kgに対する二酸化炭素排出量を試算すると次のとおりとなる 33

39 残渣構成比 (%) 表 4-22 残渣を燃焼した場合の二酸化炭素排出量 LHV (kj/kg) 加重平均 (kj/kg) CO2 排出量 (kg-co2/kg) 加重平均 (kg-co2/kg) PE 0% 46, PP 0% 43, PS 0% 40, PET 0% 23, PVC 90% 24,070 21, EVA 0% 38, 水分 10% -2, 合計 21, 注 ) 燃焼可能な残渣 1kg を燃焼した場合の二酸化炭素排出量注 ) 残渣のエネルギー資源消費データとしては 水分を除いたデータ 21,684kJ/kg を用いる 出典 )LHV: プラスチック処理促進協会資料 (3) その他プラ燃焼ケミカルリサイクルについては 最終的にはCO2に分解されることになる このため 油化 ガス化 高炉還元 コークス炉化学原料化において再商品化製品の二酸化炭素排出量も把握しておくことが必要である 試算すると次のとおりである a) 容リパレット等の製品焼却 容リプラから製造するパレットやコンパネ コンパウンドについては製品使用後 直接焼却されるものとする この場合の二酸化炭素排出量は次のとおりである 表 4-23 容リプラから製造される製品の二酸化炭素排出量 ベール構成比 (%) LHV(kJ/kg) 加重平均 (kj/kg) CO2 排出量 (kg-co2/kg) 加重平均 (kg-co2/kg) PE 53% 46,046 24, PP 37% 43,953 16, PS 10% 40,186 4, PET 0% 23, PVC 0% 24, EVA 0% 38, 水分 0% -2,512 0 合計 44, 出典 )LHV: プラスチック処理促進協会資料 新規樹脂を混合する場合には これに混合割合分だけ CO2 排出量は増加することになる 34

40 b) 油化 ガス化 表 4-24 油化 ガス化による燃焼等の二酸化炭素排出量 ベール構成比 (%) LHV(kJ/kg) 加重平均 (kj/kg) CO2 排出量 (kg-co2/kg) 加重平均 (kg-co2/kg) PE 30% 46,046 13, PP 21% 43,953 9, PS 18% 40,186 7, PET 14% 23,023 3, PVC 5% 24,070 1, EVA 2% 38, 水分 7% -2, 合計 35, 注 ) 投入した原料 1kgを燃焼した場合の二酸化炭素排出量 注 ) 油化 ガス化のエネルギー資源消費データは 水分を除いたデータ 35,580kJ/kg を用いる 出典 )LHV: プラスチック処理促進協会 c) 高炉還元 高炉還元のために投入された還元剤粒の二酸化炭素排出量は次のとおりである 表 4-25 高炉還元による燃焼等の二酸化炭素排出量 ベール構成比 (%) LHV(kJ/kg) 加重平均 (kj/kg) CO2 排出量 (kg-co2/kg) 加重平均 (kg-co2/kg) PE 36% 46,046 16, PP 25% 43,953 10, PS 21% 40,186 8, PET 16% 23,023 3, PVC 0% 24, EVA 0% 38, 水分 3% -2, 合計 100% 39, 注 ) 投入した原料 1kgを燃焼した場合の二酸化炭素排出量 注 ) 高炉還元の燃焼時のエネルギー資源消費データとしては 水分を除いたデータ 39,386kJ/kg を用いる 出典 )LHV: プラスチック処理促進協会 d) コークス炉化学原料化 コークス炉化学原料化のために投入された化学原料粒の二酸化炭素排出量は次のとおりである 表 4-26 コークス炉化学原料化による燃焼等の二酸化炭素排出量 ベール構成比 (%) LHV(kJ/kg) 加重平均 (kj/kg) CO2 排出量 (kg-co2/kg) 加重平均 (kg-co2/kg) PE 33% 46,046 15, PP 23% 43,953 10, PS 19% 40,186 7, PET 15% 23,023 3, PVC 5% 24,070 1, EVA 3% 38,512 1, 水分 2% -2, 合計 38, 注 ) 投入した原料 1kgを燃焼した場合の二酸化炭素排出量 注 ) コークス炉化学原料化の燃焼時のエネルギー資源消費データとしては 水分を除いたデータ 38,732kJ/kg を用 いる 出典 )LHV: プラスチック処理促進協会 35

41 4.3 評価に向けた前提条件設定評価に向けた前提条件は次のとおりである ( 残渣処理 ) リサイクルシステムにおける残渣の処理について 材料リサイクル ケミカルリサイクルともに現状 ( 平成 18 年上半期 ) の処理状況を反映した 材料リサイクルの残渣処理については 単純焼却 焼却エネ回収 ( 廃棄物発電 ) RPF 利用 セメント原燃料等が実施されている それぞれの処理割合を考慮し 加重平均を取ることにより実態を反映した 焼却エネ回収の発電効率は廃棄物発電の現状の平均値である 10% を採用した ( 副製品の取り扱い ) 副製品の取り扱い ( スラグや塩酸 乾留残渣 炭酸など ) について再生処理業者 利用事業者等にヒアリングした際に量が少なくても省略することなく検討してほしいとの声があったことから 出来る限り検討対象に加えることとした ( アンモニア製造時に余剰の水素がわずかだが発生する これについては無視した ) ( 機能単位の実用単位の考え方 ) 同等の原料あるいは燃料として評価するために機能単位の実用単位 ( 例えば パレットの場合は枚数 ) をあわせた プラスチック板のように使用回数が異なるものは使用回数の差異を考慮した ただし コンパウンドのみ中間製品であり 新規樹脂とは明らかに同等でないことから 販売価格の割合の平均を代替率として設定した ( 比較対象におけるベールの処理 ) 比較対象となるオリジナルシステムについては 既にシステム境界 機能単位の説明の中で図に示したように容リプラのベールの廃棄物処理は単純焼却処理とした ( 輸送の取り扱い ) 輸送については 現状の規定 実施状況下でのベール ( 分別基準適合物 ) をシステム境界の起点 ( 再商品化施設にベールが搬入された時点 ) としていることから ベールの保管施設からの輸送は考慮しない 再商品化施設 利用事業者の施設内での構内輸送は製品製造に含め検討した 再商品化事業者 利用事業者 最終製品を実際に利用する事業者等までの輸送は事業者ごとに全く異なることから既存調査と同様に本調査では考慮していない 残渣等の廃棄物の輸送については 距離は 30km 4t 車 片荷輸送で搬送するものとした ( バックグラウンドデータ ) 入手したインベントリデータ等を分析する場合 燃料や資源等の利用データを統一する必要がある また 環境負荷を資源採取まで遡及する必要があることから ( 独 ) 産業技術総合研究所と ( 社 ) 産業環境管理協会が共同で開発した JEMAI-LCA PRO Ver ( 製品の環境側面を定量的に把握し評価するためのソフト ) を用いて検討した 文献等のデータについてもインベントリデータまで遡り 同ソフトでデータを統一した 36

42 表 4-27 使用データ一覧 名称 発熱量 エネルキ ー ( 換算 ) 資源消費 CO2 SOx NOx 単位 MJ MJ kg g g 都市ガス m 灯油 l 軽油 l LPG kg LNG kg A 重油 l B 重油 kg 燃料 (40.4MJ/l) (41.47MJ/l) (2.959MJ/l) (3.168MJ/l) (1.300MJ/l) C 重油 l ガソリン l 一般炭 kg 一般炭 ( 鉄鋼用 ) kg 原料炭 ( 鉄鋼用 ) kg 木材 kg COG m オイルコークス kg コークス kg ナフサ kg ベンゼン kg トルエン kg キシレン kg 電力 kwh 木材 ( 輸入 ) kg ラワン材 ( 輸入 ) Kg 木材 ( 国産 ) kg 工業用水 kg 水道水 kg 純水 kg 蒸気 kg 酸素 m 窒素 m 塩酸 (10%) kg 石灰石 kg NaOH kg 炭酸製造 ( 重量配分 ) kg 炭酸製造 ( 価格配分 ) kg - 接着剤 ( メラミン樹脂 ) kg 注 ) 一般炭 ( 鉄鋼用 ) 原料炭( 鉄鋼用 ) のCO2については 鉄鋼業界へヒアリング注 ) 軽油 重油 灯油 LPG ナフサ ガソリンは JEMAI-LCA PRO Ver では石油精製から重量配分で算出されているが ここでは 発熱量基準でアロケーションをやり直している この結果は すべてに反映されている 注 ) 接着剤 ( メラミン樹脂 ( シロップ )) については 最終的には燃焼させるため CO2 中には燃焼させた場合の CO2 排出量 (1.128kg-CO2/kg) が含まれている 注 ) 炭酸製造については 製造 +( 製品が保有する CO2(1kg-CO2/kg)) を足した値を示している 注 ) エネルギー ( 換算 ) 資源消費 ( 以下 エネルギー資源消費という ) とは ライフサイクルにおけるエネルギー資源消費量 ( バ イオマス等の再生資源は除外 ) をエネルギー換算した値を示す 37

43 プラスチックの素材別データについては次のとおりである JEMAI-LCAPRO Ver には 2 つの データセットがあり 次のような結果となっている 表 4-28 プラスチックのデータ一覧 データセット名 C01 CMC 名称単位 LLDPE HDPE PP LLDPE LDPE HDPE PP 天然ガス kg 1.68E E E E E E E+00 原油 kg 1.23E E E E E E E+00 石炭 kg 4.56E E E E E E E-02 エネルキ ー資源消費 MJ 1.31E E E E E E E+01 CO2 kg 1.64E E E E E E E-01 SOx kg 1.31E E E E E E E-04 NOx kg 6.80E E E E E E E-04 注 )C01: 統計データおよびシミュレータを用いて作成した化学製品データ CMC: '94 日米化学品の価格とコスト ( シーエムシー ) をもとに作成 データセットについてシステム境界や遡及方法等が統一されていること また プラ処理協会等の他に用いられているデータとも大差ないことから C01 を用いて検討する 低密度ポリエチレン 高密度ポリエチレンの割合については 平成 17 年の石油化学製品生産能力の割合を用いて 64.4% と 35.6% として試算する 表 4-29 平成 17 年 12 月末の主要石油化学製品生産能力 低密度ポリエチレン 高密度ポリエチレン 合計 生産能力 ( 千 t/ 年 ) 2,326 1, 生産割合 (%) 64.4% 35.6% 100.0% 出展 ) 経済産業省製造産業局化学課資料より作成 表 4-30 PE 及びPPの使用データ PE 内訳 LDPE HDPE PE PP PP+PE 構成割合 64.4% 35.6% 100.0% 100% 50%+50% 天然ガス kg 2.20E E E E E-02 原油 kg 7.92E E E E E+00 石炭 kg 2.93E E E E E-02 エネルギー資源消費 MJ 8.47E E E E E+01 CO2 kg 1.05E E E E E+00 SOx kg 8.46E E E E E-03 NOx kg 4.38E E E E E-04 38

44 4.4 容リプラのインベントリ等調査方法容リプラのインベントリ調査については 次のとおりである 基本的には大手再生処理事業者 大手利用事業者に対してヒアリングを実施しインベントリデータを取得した 機能単位等の実用単位の統一に向けては利用事業者 オリジナル製品の製造業者 実際に対照とする製品 ( たとえばパレットなど ) を利用する事業者に対し利用方法や利用回数 寿命等をヒアリングした 材料リサイクルケミカルリサイクル固形燃料等の燃料の利用処理 表 4-31 容リプラのインベントリ調査内容 品目 インベントリデータ 備考 PO 減容化 ヒアリング 4 社 容リパレット ( ワンウエイ ) ヒアリング 2 社 容リパレット ( リターナブ ヒアリング 3 社 ル ) 樹脂パレット 文献 ( 産環協資料 ) その他 ( 重量等 : ヒアリング4 社 ) 木材パレット ヒアリング 1 社 その他 ( 重量等 : ヒアリング 1 社 ) 容リコンクリート型枠用パ ヒアリング 1 社 ネル コンクリート型枠用合板 文献 ( 林野庁資料 ) その他 ( 利用回数 3 社 ) 再生樹脂 ( コンパウンド ) ヒアリング 2 社 2 社データを 1 事業者に ヒアリング 油化 ヒアリング 1 社 ガス化 ( アンモニア製造 ) ヒアリング 2 社 ガス化 ( 燃焼 ) ヒアリング 2 社 高炉還元 ヒアリング 1 社 コークス炉化学原料化 ヒアリング 1 社 RPF セメント焼成 文献 (NEDO 等資料 ) ごみ焼却 ごみ発電 埋立処 JEMAI-LCAPROVer 理収録データ 39

45 5. 対象プロセスの検討 5.1 材料リサイクル 残渣の取り扱いについて (1) 単純焼却残渣の単純焼却については次のインベントリデータを用い計算した 入力 出力 表 5-1 残渣 1kg を単純焼却する場合のインベントリデータ 入出力項目 内訳 数値 単位 原材料 プラスチック kg ユーティリティ 電力 kwh LPG kg 重油 kg 製品等 焼却残渣 kg 大気圏排出物 CO2 SOx NOx 注 ) 大気圏排出物は廃プラスチック及び燃料燃焼分を含む 出典 ) 容器包装プラスチック類のリサイクルに関する調査報告書 産業技術総合研究所 LCA 研究センター 2003 年 表 5-2 残渣 1kg を単純焼却する場合の環境負荷 電力 燃焼 LPG 燃焼 B 重油 プラ燃焼 合計 0.013kWh kg kg 1.000kg エネルキ ー資源消費 MJ 1.27E E E E E+01 CO2 kg 5.41E E E E E+00 SOx kg 9.57E E E E E-06 NOx kg 2.77E E E E E-06 さらに 単純焼却した後の焼却残渣 3.1% を処理した場合を考慮した数値が環境負荷データとなる 40

46 原材料プラスチック kg 入力製品等 RPF kg 出力(2) RPF 利用残渣については 直接燃焼のみではなくRPF 利用やセメント焼成も実施されている RPF 製造時のユーティリティのインベントリデータは次のとおりである 表 5-3 残渣 1kg から RPF を製造する場合のインベントリデータ 入出力項目内訳数値単位 ユーティリティ電力 kwh 廃棄物残渣 kg 注 1) 通常のRPF 製造システムに直接投入できるものとした 注 2) 出力の残渣については 既に金属等は除去されている 出力が 1kg にならないのは水分蒸発のため 出典 ) 二酸化炭素固定化 有効利用技術等対策事業/ 製品等ライフサイクル二酸化炭素排出評価実証等技術開発 / 製品等に係る LCA 及び静脈系に係るLCAの研究開発 ( 独 ) 新エネルギー 産業技術総合開発機構委託先 ( 社 ) 産業環境管理協会 平成 17 年 3 月 これをもとに残渣 1kg から RPF を製造する際の環境負荷を試算すると次のとおりである 表 5-4 残渣 1kg からRPFを製造する場合の環境負荷 電力 選別残渣焼却 プラ燃焼 合計 kWh 0.120kg 1.000kg エネルキ ー資源消費 MJ 1.27E E E E+01 CO2 kg 5.39E E E E+00 SOx kg 9.54E E E E-06 NOx kg 2.76E E E E-05 注 ) 選別残渣焼却はRPF 製造施設から出たPVCを直接燃焼する場合のユーティリティのみ プラ燃焼にRPF 燃焼及び選別残渣焼却のプラ燃焼が含まれている ここで 製造したRPFは製紙会社等のRPF 専焼ボイラや石炭ボイラ等の固形物を対象としたボイラで利用されることが多いことから石炭代替とする この場合 代替される石炭は RPF1kg に対し RPFの燃焼時のボイラ効率 88%( プラスチック処理促進協会データ ) 石炭の燃焼時のボイラ効率 90%( プラスチック処理促進協会データ ) を加味し 石炭 =31,408kJ/kg(RPF) (26,600kJ/kg( 石炭 ) 0.975)=1.184kg 注 ) 真発熱量 ( 低位発熱量 )= 総発熱量 ( 高位発熱量 ) 総合エネルギー統計の解説 ( 独 ) 経済産業省研究所資料より石炭を低位発熱量に換算 となる これより RPFを製造する場合の環境負荷データから 石炭を燃焼した場合の数値を引き さらに埋め立てを考慮した数値がRPFの環境負荷データとなる 41

47 (3) セメント焼成残渣 1kg からセメント原燃料を製造する場合のユーティリティのインベントリデータは次のとおりである 表 5-5 残渣 ( 燃焼分 )1kg からセメント原燃料を製造する場合のインベントリデータ 入出力項目内訳数値単位 入力 原材料容リプラ ( 残渣 ) kg ユーティリティ 電力 軽油 kwh リットル 出力 製品等 二次破砕プラ kg 副産品 残渣 kg 注 1) データについては 一次破砕 二次破砕を考慮した数値としてインベントリデータを作成した 注 2) 出力の残渣については 既に金属等は除去されている 出力が 1g にならないのは水分蒸発のため 出典 ) 二酸化炭素固定化 有効利用技術等対策事業/ 製品等ライフサイクル二酸化炭素排出評価実証等技術開発 / 製品等に係る LCA 及び静脈系に係るLCAの研究開発 ( 独 ) 新エネルギー 産業技術総合開発機構委託先 ( 社 ) 産業環境管理協会 平成 17 年 3 月を参考に作成 ここで 製造したセメント原燃料 1kg は 石炭で代替されると設定する セメン原燃料 1kg に対する石炭の代替量は 石炭 =31,408kJ/kg(RPF) (26,600kJ/kg( 石炭 ) 0.975)=1.211kg 注 ) 真発熱量 ( 低位発熱量 )= 総発熱量 ( 高位発熱量 ) 総合エネルギー統計の解説 ( 独 ) 経済産業省研究所資料より石炭を低位発熱量に換算 となる これより セメント原燃料を製造する場合の環境負荷データに プラ燃焼の二酸化炭素排出量を足し 石炭を燃焼した場合の数値を引き さらに埋め立てを考慮した数値がセメント焼成の環境負荷データとなる 42

48 (4) 焼却 エネ回収 (10%) 残渣を焼却 エネ回収 ( 発電効率 10%) する場合のインベントリデータは次のとおりである 表 5-6 焼却 エネ回収の際のインベントリデータ 入出力項目内訳 PO PS PET 単位 入力 出力 原材料 プラスチック kg ユーティリティ 電力 kwh 都市ガス m3 A 重油 リットル 製品等 焼却残渣 kg 副産品発電量 kwh 大気圏排出物 CO kg NOx Sox 注 ) 焼却施設における焼却 燃料排出物は燃料燃焼分を含む出典 ) 包装廃棄物のリサイクルに関する定量分析 野村総合研究所 1995 年 これをもとに残渣 1kg から焼却 エネ回収を実施する際の環境負荷を試算すると次のとおりである ( 下記に示す環境負荷データには 発電分ならびに容リプラ燃焼分の数値は考慮していない ) 表 5-7 焼却 エネ回収の際の環境負荷データ 電力 都市ガス A 重油 NOX Sox プラ燃焼 合計 kWh m l kg エネルキ ー資源消費 MJ 1.23E E E E E+01 CO2 kg 5.24E E E E E+00 SOx kg 9.26E E E E E E-04 NOx kg 2.68E E E E E E-04 さらに 発電効率 10% で 容リプラ残渣の発熱量は 27,986kJ/kg であることから 燃焼残渣 1kg を投入した場合 発電量 =27,986kJ/kg( 残渣 ) 3,600kJ/kWh 10%=0.7774kWh の発電量となる これより 焼却 エネ回収の環境負荷データに プラ燃焼の二酸化炭素排出量を足し 発電量を差し引き さらに残渣処理を考慮した数値が焼却 エネ回収の際の環境負荷データとなる (5) 埋立処理 残渣を埋め立てる場合のインベントリデータを示すと次のとおりである 43

49 入力軽油 リットル 表 5-8 残渣を埋め立てる場合のインベントリデータ 入出力項目内訳数値単位 原材料プラスチック kg ユーティリティ 電力 kwh 灯油 リットル出力注 ) 廃プラ由来の環境負荷は含まない これをもとに埋立の環境負荷を試算すると次のとおりである 表 5-9 残渣 1kg を埋め立てる場合の環境負荷 電力 燃焼 軽油 燃焼 灯油 合計 0.031kWh 0.002l l エネルギー資源消費 MJ 3.00E E E E-01 CO2 kg 1.28E E E E-02 SOx kg 2.25E E E E-06 NOx kg 6.52E E E E-06 (6) 残渣の環境負荷 残渣の処理の構成割合は次のとおりである 表 5-10 残渣の処理の構成割合 処理方法単純焼却焼却エネ回収 RPF エネ利用セメント原燃料 構成割合 15.6% 25.8% 40.5% 18.1% ここで 単純焼却 焼却エネ回収 RPF セメント原燃料を実施する場合 上述したように いずれも輸送は再商品化施設から 処理施設 さらに埋立場までの距離を 30km 4t 車 片荷輸送とする 焼却後の残渣はいずれも 3.1% として上記の環境負荷データに加算した 残渣排出時に出てくる金属類は直接処分するものとして計算する 44

50 表 5-11 残渣 0.48kg をそれぞれ処理した場合の環境負荷データ 単位 単純焼却 + 埋め立て 焼却エネ回収 + 埋め立て RPFエネ利用 + 埋め立て セメント原燃料 + 埋め立て 残渣量 kg 4.81E E E E-01 天然ガス kg 3.8E E E E-03 原油 kg 2.9E E E E-05 石炭 kg 5.9E E E E-01 エネルキ ー資源消費 MJ 1.3E E E E+00 CO2 kg 1.0E E E E-02 SOx g 1.3E E E E-01 NOx g 2.7E E E E+00 表 5-12 残渣 0.48kg を現状の処理割合に応じ処理した場合の環境負荷データ 単純焼却 + 埋め立て 焼却エネ回収 + 埋め立て RPFエネ利用 + 埋立 セメント原燃料 + 埋立 合計 残渣処理割合 15.6% 25.8% 40.5% 18.1% 100.0% 天然ガス kg 1.1E E E E E-03 原油 kg 6.8E E E E E-03 石炭 kg 1.8E E E E E-01 エネルキ ー資源消費 MJ 2.0E E E E E+00 CO2 kg 1.6E E E E E-01 SOx g 2.1E E E E E-01 NOx g 4.3E E E E E-01 この結果 残渣 0.48kg を単純焼却した場合に比べ RPFやセメント原燃料などの熱利用を含めた現状の残渣処理をした結果 エネルギー資源消費が 7.4MJ 二酸化炭素排出削減量で 0.68kgkg-CO2 の効果がある 45

51 5.1.2 パレット具体的に検討したプロセスは次のとおりである (1) ワンウエイパレット ( 新規樹脂との比較 ) ( ワンウエイ容リパレットとワンウエイバージンプラパレットとの比較 ) リサイクルシステム ( 再商品化製品 ) ( 利用製品 ) ベール投入 PO 減容品 ペレット化 パレット ( ワンウエイ ) 枚 1kg 0.51 kg (20.0kg/ 枚 ) 残渣 製品使用後処理 0.48 kg 0.51 kg オリジナルシステム ( 再商品化製品相当 ) ( オリジナル製品 ) 資源採掘 PP 樹脂製造 パレット ( ワンウエイ ) 枚 0.19 kg (7.5kg/ 枚 ) ベール投入 単純焼却 製品使用後処理 1kg 0.19 kg a) リサイクルシステムのインベントリデータ並びに環境負荷 PO 減容品 ペレット化のインベントリデータは次のとおりである 表 5-13 ベール 1kg から PO 減容品 ペレットを製造する場合のインベントリデータ 入出力項目内訳数値単位 原材料容リプラ kg 入力 出力 ユーティリティ 電力 kwh 軽油 リットル COG Nm3 工業用水 kg 製品等 減容品 0.52 Kg 副産品 / 残渣 残渣 0.48 kg 燃焼 0.45 kg 直接埋立 0.03 kg 46

52 表 5-14 ベール 1kg からPO 減容品 ペレットを製造する場合の環境負荷 電力 燃焼 軽油 燃焼 COG 工業用水 合計 0.419kwh 0.011l 0.017m kg エネルギー資源消費 MJ 4.10E E E E E+00 CO2 kg 1.74E E E E E-01 SOx kg 3.08E E E E E-05 NOx kg 8.91E E E E E-05 表 5-15 減容品 1kg からパレット ( ワンウエイ ) を製造する場合のインベントリデータ 入出力項目 内訳 数値 単位 入力 原材料 減容品 kg ユーティリティ 電力 kwh 軽油 リットル 用水 kg 出力 製品等 パレット kg 大気 CO2 NOx SOx 注 ) 副資材として 顔料 改質材 (0.003kg) が使用されているが データ等が存在しないためカットオフした 表 5-16 減容品 1kg からパレット ( ワンウエイ ) を製造する場合の環境負荷 電力 燃焼 軽油 工業用水 合計 0.575kWh 0.001l 0.435kg エネルギー資源消費 MJ 5.63E E E E+00 CO2 kg 2.39E E E E-01 SOx kg 4.23E E E E-05 NOx kg 1.08E E E E-04 上記のデータをもとに ベール 1kg を投入し 製造されたPO 減容品 ペレット化からパレット 0.51kg を製造するとその結果は次のとおりである 47

53 表 5-17 容リパレット ( ワンウエイ ) のリサイクルシステムの環境負荷 容リ P 容リパレッ 残渣処理 製品単純 合計 O 減容品 ト ( ワンウエイ ) 焼却 投入原燃料 1.00kg 0.51kg 0.48kg 0.51kg エネルギー資源消費 MJ CO2 kg SOx g NOx g b) オリジナルシステムのインベントリデータ並びに環境負荷 PP 樹脂製造のデータは 表 4-30 の数値をそのまま用いる パレット ( ワンウエイ ) のインベン トリデータは次のとおりである 表 5-18 パレット ( ワンウエイ ) 製造のインベントリデータ 入出力項目内訳数値単位 入力 原材料 PP kg ユーティリティ 電力 kwh 出力 製品等 パレット kg 注 ) 滑り止めゴム 顔料等のデータについては把握できていない データが把握できてもカットオフするため問題ないとした 出典 ) 産業環境管理協会資料よりユーティリティデータ作成 表 5-19 PP 1kg を製造する場合の環境負荷 PP エネルギー資源消費 MJ 1.54E+01 CO2 kg 1.63E+00 SOx kg 1.31E-03 NOx kg 6.79E-04 表 5-20 PP 1kg からバージンパレット ( ワンウエイ ) 製造の環境負荷 電力 合計 0.947kWh エネルギー資源消費 MJ 9.27E E+00 CO2 kg 3.94E E-01 SOx kg 6.97E E-05 NOx kg 1.78E E-04 48

54 オリジナルシステムの試算にあたっては パレットを 枚製造することと 新規樹脂から製 造した場合のパレットの重さは 7~8kg であることから 7.5kg/ 枚として PP 樹脂 0.19kg が必要となる よって 次のように試算した 表 5-21 バージンパレット ( ワンウエイ ) のオリジナルシステムの環境負荷 PP 製造 パレット製造 廃棄物処理 製品単純焼却 合計 投入原燃料 0.19kg 0.19kg 1.00kg 0.19kg エネルキ ー資源消費 MJ CO2 kg SOx g NOx g

55 (2) ワンウエイパレット ( 新規木材との比較 ) リサイクルシステム ( 再商品化製品 ) ( 利用製品 ) ベール投入 PO 減容品 ペレット化 パレット ( ワンウエイ ) 枚 1kg 0.51 kg (20.0kg/ 枚 ) 残渣 製品使用後処理 0.48 kg 0.51 kg オリジナルシステム ( オリジナル製品 ) 木材伐採 輸入 原木 製材 加工 パレット ( ワンウエイ ) 枚 0.54 kg 0.51 kg (20.0kg/ 枚 ) ベール投入 単純焼却 製品使用後処理 1kg 0.51 kg 木材の輸入については JEMAI-LCAPRO Ver には木材 ( 輸入 ) データがあるものの 伐採の みのデータで輸入モデルは設定されていない そこで 農林水産省資料をもとに次のように輸入モデルを設定した 日本と各国の距離は JEMAI-LCAPRO Ver に内蔵されているデータを用いた 輸入モデルの設定では他のデータ ( 石 炭等 ) と統一するため 輸入国 国内の輸送はトラック輸送で 10km とし それに海上輸送を加え検 討した なお表 4-27に示した木材 ( 輸入 ) は木材伐採データに輸送モデルを加味した数値となっている 表 5-22 木材 ( 丸太 ) の輸入国上位 20 カ国 国名 単位 数量 割合 ロシア CM 4,689, % アメリカ合衆国 CM 2,441, % マレーシア CM 1,103, % カナダ CM 1,011, % ニュージーランド CM 921, % パプアニューギニア CM 226, % チリ CM 106, % ソロモン CM 77, % ドイツ CM 28, % オーストラリア CM 15, % 中華人民共和国 CM 8, % ガボン CM 6, % デンマーク CM 4, % 中央アフリカ CM 2, % ベルギー CM 1, % ミャンマー CM 1, % コンゴ共和国 CM 1, % メキシコ CM % コンゴ民主共和国 CM % フランス CM % 合計 CM 10,650, % 出典 ) 我が国貿易統計品目別輸出入実績 農林水産省大臣官房国際部国際政策課情報企画班資料より作成 50

56 入力電力 kwh 出力a) リサイクルシステムのインベントリデータ並びに環境負荷 上記の容リプラのパレット ( ワンウエイ ) と同様である b) オリジナルシステムのインベントリデータ並びに環境負荷 表 5-23 原木 1kg からの原木 製材のインベントリデータ 入出力項目 内訳 数値 単位 入力 原材料 原木 ( 輸入 ) kg ユーティリティ 電力 kwh 軽油 リットル 木くず ( 構内利用 ) kg 出力 製品等 製材 kg 副産品 / 残渣 木くず ( 構内利用 ) Kg 出典 ) 環境負荷低減手法確率調査 林野庁資料 平成 14 年 3 月より作成 表 5-24 原木 1kg から原木 製材の環境負荷 原木 ( 海外 ) 電力 燃焼 軽油 燃焼 木くず 合計 1.000kg kWh l 0.063kg エネルキ ー資源消費 MJ 4.77E E E E E+00 CO2 kg 1.40E E E E E-01 SOx kg 8.56E E E E E-04 NOx kg 5.73E E E E E-04 表 5-25 製材 1kg からパレット製造に関わるインベントリデータ 入出力項目 内訳 数値 単位 原材料 製材 kg ユーティリティ 軽油 リットル 製品等 パレット kg 大気 CO2 NOx SOx 51

57 表 5-26 製材 1kg からパレット製造に関わる環境負荷 電力 燃焼 軽油 合計 kWh l エネルギー資源消費 MJ 6.60E E E-02 CO2 kg 2.80E E E-03 SOx kg 4.96E E E-07 NOx kg 1.43E E E-06 オリジナルシステムの試算にあたっては パレットを 枚製造すること 原木から製造した 場合のパレットの重さは 20kg/ 枚ほど ( ヒアリングより ) であることから 製材 0.51kg 原木 0.54kg が必要となる よって 次のように試算した 表 5-27 木材パレット ( ワンウエイ ) のオリジナルシステムの環境負荷 原木 製材 パレット ( ワンウエイ ) 廃棄物処理 単純焼却 合計 投入原燃料 0.54kg 0.51kg 1.00kg 0.51kg エネルギー資源消費 MJ CO2 kg SOx g NOx g

58 (3) リターナブルパレット ( 新規樹脂との比較 ) リサイクルシステム ( 再商品化製品 ) ( 利用製品 ) PO 減容品 ペレッベール投入パレット ( リターナブル ) 枚ト化 1kg 0.51 kg (28.0kg/ 枚 ) 残渣 0.48 kg 産廃系 (PP 樹脂 ) 産廃系 (PE 樹脂 ) 製品使用後処理 kg 0.52 kg kg 資源採掘 PP 樹脂製造パレット ( リターナブル ) 枚 kg (20.0kg/ 枚 ) 資源採掘 PE 樹脂製造 kg 製品使用後処理 0.01 kg オリジナルシステム ( 再商品化製品相当 ) ( オリジナル製品 ) 資源採掘 PP 樹脂製造 パレット ( リターナブル ) 枚 0.19 kg (20.0kg/ 枚 ) 資源採掘 PE 樹脂製造 0.19 kg 製品使用後処理 0.37 kg 産廃系 (PP 樹脂 ) パレット ( リターナブル ) 枚 kg (20.0kg/ 枚 ) 産廃系 (PE 樹脂 ) kg 製品使用後処理 ベール投入 単純焼却 0.01 kg 1kg a) リサイクルシステムのインベントリデータ並びに環境負荷 PO 減容品 ペレット化のインベントリデータについては ワンウエイパレットの場合と同様である パレット ( リターナブル ) については 産廃系のPE/PPが混合していることから 重量配分によりアロケーションする この結果 パレット ( リターナブル ) 製造のインベントリデータは次のとおりである 53

59 入力 出力 表 5-28 パレット製造におけるインベントリデータ 入出力項目 内訳 数値 単位 原材料 減容品 kg 副資材 滑り止めゴム kg 廃トナー kg 顔料 kg 改質材 kg ユーティリティ 電力 kwh 軽油 リットル 消費グリース kg 用水 kg 製品等 パレット kg 副産品 残渣 残渣 ( 焼却 ) kg 残渣 ( 埋立 ) kg 大気 CO2 NOx SOx 注 ) 滑り止めゴム 廃トナー 顔料 改質剤 消費グリース 残渣についてはカットオフした その結果 パレットについては 1kg として計算した 表 5-29 減容品 1kg からパレット ( リターナブル ) を製造する場合のインベントリデータ 電力 燃焼 軽油 工業用水 合計 kWh l kg エネルギー資源消費 MJ 6.12E E E E+00 CO2 kg 2.60E E E E-01 SOx kg 4.60E E E E-05 NOx kg 1.18E E E E-04 また PP 樹脂 新規樹脂からのパレットの製造データは表 5-33のデータをもとに検討する ベール 1kgを投入し 製造されたPO 減容品 ペレット化からパレット 0.51kgを製造するとその結果は次のとおりである 表 5-30 容リパレット ( リターナブル ) のリサイクルシステムの環境負荷 容リ PO 減容品 新規樹脂製造 + ハ レット製造 容リハ レット ( リターナフ ル ) 残渣処理 製品単純焼却 製品 ( 新規樹脂 ) 単純焼却 投入原燃料 kg エネルキ ー資源消費 MJ CO2 kg SOx g NOx g 注 ) 表中の新規樹脂のハ レット製造データは表 5-31 のデータを用いた 合計 54

60 b) オリジナルシステムのインベントリデータ並びに環境負荷 PPパレットとPEパレットへの代替はそれぞれ 50% とし PP PE 樹脂製造データは 表 4-30の数値をそのまま用いる パレット ( リターナブル ) のインベントリデータは次のとおりである 表 5-31 パレット ( リターナブル ) 製造のインベントリデータ 入出力項目内訳数値単位 入力 原材料 PP kg PE Kg ユーティリティ 電力 kwh 出力 製品等 パレット kg 注 ) 滑り止めゴムや顔料等については把握できていない データが把握できてもカットオフするため問題ないとした 出典 ) 産業環境管理協会資料よりユーティリティデータ作成 表 5-32 PP+PE 1kg を製造する場合の環境負荷 PE PP 1kg 1kg エネルギー資源消費 MJ 1.29E E+01 CO2 kg 1.61E E+00 SOx kg 1.30E E-03 NOx kg 6.70E E-04 表 5-33 PP/PE 1kg からバージンパレット ( リターナブル ) 製造の環境負荷 電力 合計 0.947kWh エネルギー資源消費 MJ 9.27E E+00 CO2 kg 3.94E E-01 SOx kg 6.97E E-05 NOx kg 1.78E E-04 オリジナルシステムの試算にあたっては 容リパレットから製造される枚数が 枚であることから 新規樹脂からも同じ枚数が製造されるものとする バージンパレットの一枚当りの重量は 20.0kg/ 枚である ベール 1kg から製造されるパレットと同枚数のパレットを製造するためには PP PE 樹脂それぞれ 0.19kg 合計で 0.37kg が必要となる よって バージンパレット ( リターナブル ) のオリジナルシステムの環境負荷は次のとおりである 55

61 表 5-34 バージンパレット ( リターナブル ) のオリジナルシステムの環境負荷 PE/PP 製造 パレット製造 廃棄物処理 製品単純焼却 合計 投入原燃料 0.37kg 0.37kg 1.00kg 0.37kg エネルギー資源消費 MJ CO2 kg SOx g NOx g

62 (4) リターナブルパレット ( 新規木材との比較 ) リサイクルシステム ( 再商品化製品 ) ( 利用製品 ) ベール投入 PO 減容品 ペレット化 パレット ( リターナブル ) 枚 1kg 0.51 kg (28.0kg/ 枚 ) 残渣 0.48 kg 産廃系 (PP 樹脂 ) 産廃系 (PE 樹脂 ) 製品使用後処理 kg 0.52 kg kg 資源採掘 PP 樹脂製造パレット ( リターナブル ) 枚 kg (20.0kg/ 枚 ) 資源採掘 PE 樹脂製造 kg 製品使用後処理 0.01 kg オリジナルシステム ( 再商品化製品相当 ) ( オリジナル製品 ) 木材伐採 輸入 原木 製材 パレット ( リターナブル ) 枚 0.59 kg 0.56 kg (30.0kg/ 枚 ) 製品使用後処理 0.56 kg 産廃系 (PP 樹脂 ) パレット ( リターナブル ) 枚 kg (20.0kg/ 枚 ) 産廃系 (PE 樹脂 ) kg 製品使用後処理 ベール投入 単純焼却 0.01 kg 1kg a) リサイクルシステムのインベントリデータ並びに環境負荷 上記の容リプラのパレット ( リターナブル ) と同様である b) オリジナルシステムのインベントリデータ並びに環境負荷 原木 1kg からの原木 製材のインベントリデータ 環境負荷はワンウエイの場合と同様である 製材 1kg からパレット製造に関わるインベントリデータ 環境負荷もワンウエイと同様である オリジナルシステムの試算にあたっては 容リパレットから製造される枚数が 枚であることから 新規木材からも同様に 30kg/ 枚のパレットが 枚製造されるものとする よって 新規木材パレット ( リターナブル ) のオリジナルシステムの環境負荷は次のとおりである 57

63 表 5-35 木材パレット ( リターナブル ) のオリジナルシステムの環境負荷 原木 製材 パレット ( リ 廃棄物処 製品単純焼 合計 ターナブル ) 理 却 投入原燃料 kg エネルギー資源消費 MJ CO2 kg SOx g NOx g (5) パレットのまとめ パレット ( ワンウエイ ) パレット( リターナブル ) について新規樹脂 木材との比較を行ったがその結果は次のとおりである 表 5-36 パレット ( ワンウエイ ) の環境負荷低減効果 ワンウエイ ( 新規樹脂 ) との比較 ワンウエイ ( 木材 ) との比較 リサイクルシステ オリジナルシステ 環境負荷 リサイクルシステ オリジナルシステ 環境負荷 ム ム ム ム 天然ガス kg 原油 kg 石炭 kg エネルキ ー資源消費 MJ CO2 kg Sox g NOx g 注 ) 天然ガス 原油 石炭については原燃料を遡及した結果 表 5-37 パレット ( リターナブル ) の環境負荷低減効果 リターナブル ( 新規樹脂 ) との比較 リターナブル ( 木材 ) との比較 リサイクルシステ オリジナルシステ 環境負荷 リサイクルシステ オリジナルシステ 環境負荷 ム ム ム ム 天然ガス kg 原油 kg 石炭 kg エネルキ ー資源消費 MJ CO2 kg SOx g NOx g 注 ) 天然ガス 原油 石炭については原燃料を遡及した結果 58

64 5.1.3 コンクリート型枠用パネル リサイクルシステム ( 再商品化製品 ) ( 利用製品 ) ベール投入 (PO) 減容品 ペレット化プラスチックボード 枚 1kg 0.51 kg ( 利用回数 :20 回 ) (9.0kg/ 枚 ) 残渣 0.48 kg 資源採掘 PP 樹脂製造製品使用後処理 0.14 kg 0.65 kg オリジナルシステム ( 再商品化製品相当 ) ( オリジナル製品 ) 資源採掘 合板製造 コンクリート型枠用合板 枚 0.60 kg 0.60 kg ( 利用回数 :2~6 回 ) n 倍 n 倍 n 倍 (n=20 回 (2~6) 回 ) (9.2kg/ 枚 ) (0.66kg) n 倍 副資材 副資材 ( 資源採掘 ) ( 接着剤 ) ベール投入 1kg 0.06 kg n 倍製品使用後処理 0.66 kg n 倍単純焼却 注 ) プラ板の利用回数は 10~20 回ほどとのヒアリング結果であった コンクリート型枠用合板は 2~6 回ほどと幅 があったが 平均的には 4 回程度が多いようであった (1) リサイクルシステムのインベントリデータ並びに環境負荷ベール 1kg から製造されるPO 減容品 ペレット化については 材料リサイクル共通であることから パレットで示したインベントリデータを用いる 減容品 1kg から製造されるコンクリート型枠用パネルについては 容リプラ減容品とPPを混合して製造される この結果を示すと 表 5-38のとおりである 59

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