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1 合同部会資料 3G テレマティクス専門委員会 H18 年度活動報告平成 19 年 5 月 11 日専門委員長中村康久

2 3G テレマティクス専門委員会構成 3G テレマティクス専門委員会専門委員長 : 中村康久 (NTT ドコモ ) 調査検討 WG 主査 : 吉田青史 ( 松下電器 ) 副主査 : 田村俊之 (KDDI) 緊急通報検討 WG 主査 : 中村康久 (NTT ドコモ ) アンテナ技研伊藤忠テクノサイエンスインテル NTTソフトウェア NTTドコモ沖電気工業カルソニックカンセイ KDDI ケンウッドコミューチュア住友電気工業ゼンリン総務省デンソー電波産業会東芝ドーシストヨタ自動車中日本高速道路日本電気日本無線野村総合研究所パーク24 パイオニア日立製作所富士通テンフリースケールセミコンダクタジャパン本田技術研究所マスプロ電工松下電器産業三菱重工業三菱商事三菱電機矢崎総業ヨコオ横浜国立大学 -1-

3 発表内容 1. 調査検討 WGについて 2. 緊急通報検討 WGについて 3.APEC TEL Telematics Workshop 出席報告 4. 歩行者の安心安全への取組みについて 5. まとめ -2-

4 1. 調査検討 WG について 1. セミナーの実施 Ⅰ. 第 1 回専門委員会セミナー (2006 年 7 月 10 日 ) a. 緊急通報サービスの動向について講師 : 株式会社日本緊急通報サービス常務取締役落合秀広氏 b. 通信を利用した ITS による安全快適なクルマの開発講師 : 日産自動車株式会社 IT-ITS 開発部課長藤倉利之氏 Ⅱ. 第 2 回専門委員会セミナー (2006 年 12 月 8 日 ) a. ケータイ向けナビゲーションサービスの最新動向について講師 : 株式会社ナビタイムジャパン代表取締役社長大西啓介氏 b. 第 34 回 APEC テレマティクスワークショップ参加報告講師 :ITS 情報通信システム推進会議 3G テレマティクス専門委員会委員長中村康久氏 2. 調査報告書の作成 3G テレマティクス関連の最新の技術サービス動向や商品動向について例年同様詳細な報告書を作成した ( 本文 265 ページ ) -3-

5 ecall について 2. 緊急通報検討 WG について ecall とは車両衝突等の緊急時に緊急通報番号を呼び出して通話を行い PSAP へ MSD を通知する緊急サービスのことである PSAP (Public Safety Answering Point: 緊急通報センター ) MSD (Minimum Set of Data: 最小事故データ集合 ) -4-

6 2. 緊急通報検討 WG: 位置づけ ISO 国際 SWG 国内 ISO/TC204/WG16 国際会議 SWG 16.1 ITS 標準化委員会技術委員会 SWG 16.2 SWG 16.3 SWG 16.4 WG16 国内分科会広域通信標準 G (JEITA) SWG 16.5 緊急通報情報共有 3GPP/3GPP2 ARIB 国際仕様開発部会 3GPP,3GPP2 対応 IMT-2000 研究委員会 3GPP SA 対応 WG サービス及びシステム全般に関する事項 3GPP2 対応 WG 3GPP2 全般 ITS 情報通信システム推進会議運営委員会研究開発部会 ITU 規格会議標準化部会 ITU 対応調査部会 CME 機能標準化委員会 (JSAE) CALM 検討委員会 (JARI) フローフ情報 (JARI) 個人情報保護標準化検討 G (JARI) AM 標準化検討分科会 (JARI) 緊急通報検討 (UTMS) 情報共有 -5-3G テレマティクス専門委員会委員長 : 中村緊急通報検討 WG 調査検討 WG

7 2. 緊急通報検討 WG:eCall に関する標準化の動向 ISO/TC204/WG16/WG16.5 の動向 CD24977(eCall) の CD 投票が否決されたため欧州内の議論が落ち着くまで 6~9 ヶ月サスペンドすることになった欧州以外の国が関心を示さないからという理由により ISO における e-call の標準化が取り下げられた 3GPP に関連する ecall 検討について SA1 ではユースケースやサービス要求条件の検討を求められたため要求条件を規定してサービス仕様書を拡張した SA1 から SA4 へ In-Band Modem 方式の検討が依頼された SA4 では欧州限定の実現方式ではなく 3GPP( 世界標準 ) として利用可能な実現方式を検討することを条件に実現方式を検討開始することになった 2007 年の 9 月までに実現方式検討を完了させる予定となっている -6-

8 2006 年 4 月 2. 緊急通報検討 WG: 関連する活動経緯 2007 年 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 ISO/TC204/W16/SWG16.5 米国フィラデルフィア緊急通報検討 WG 3GPP SA#32 会合 Airbiquity 社から SA4 で技術検討する為の WI 提案先ずは SA1 でユースケースやサービス要求条件検討第 1 回 SA1#33 会合 ecall WI 承認 SA#33 会合サーヒス仕様書拡張 (SA1) SA1#34 会合要求条件規定最終的に欧州以外の国が関心を示さないからという理由により ISO における ecall の標準化が取り下げられた SA#34 会合 SA#35 会合 SA4 では欧州限定の実現方式ではなく 3GPP( 世界標準 ) として利用可能な実現方式を検討するように指示実現方式検討 (SA4) SA4#40 会合 SA4#41 会合 In-Band Modem 方式 In-Band Modem 方式検討開始検証の為のWI 承認 -7- SA4#42 会合

9 2. 緊急通報検討 WG: 今後の ecall 検討計画 2007 年 2008 年 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 ISO/TC204/W16/SWG16.5 ecallの標準化が取り下げられたため予定無し緊急通報検討 WG ecall に顕著な動きがあれば適時会議を開く 3GPP SA#36 会合実現方式検討 (SA4) SA#37 会合 SA4#43 会合 SA4#44 会合プロトコル拡張検討 ( 想定 ) -8-

約 40 名主に海外のテレマティクス団体カーナビ会社キャリアが出席日本からの講演講演者 : 3G

10 3.APEC TEL Telematics Workshop : 出席報告日時 2006 年 10 月 24 日 9:30~12:00 場所ニュージーランドオークランド市 ( スカイシティコンベンションセンタで開催 ) 出席者数約 40 名主に海外のテレマティクス団体カーナビ会社キャリアが出席日本からの講演講演者 : 3G テレマティクス専門委員長中村康久講演内容 : 日本におけるテレマティクスや日本の移動通信サービスの最新状況について講演した -9-

11 3.APEC TEL Telematics Workshop : 各国の講演内容 1 大韓民国 ( 韓国 ) キャリアとカーメーカが中心となりケータイ向け / 自動車向けに 2003 年頃から交通情報とナビゲーションを中心にサービスを展開アフターマーケット市場の方が大きいが OEM のテレマティクス市場も急成長中でハンズフリーや緊急通報サービスメールサービスなどを開始したオーストラリアテレマティクスの歴史や各国との協力状況について説明市場開拓中というステータスである -10-

3.APEC TEL Telematics Workshop : 各国の講演内容 2 中華人民共和国 ( 中国 ) 全土でテレマティクスサービスを提供している会社は無く各都市限定で故障時のレスキューサービスなどが中心 07 年 ~09 年にかけて全土をカバーするデジタルマップが完成し GPS を使ったサービスの発展が見込まれる

12 3.APEC TEL Telematics Workshop : 各国の講演内容 2 中華人民共和国 ( 中国 ) 全土でテレマティクスサービスを提供している会社は無く各都市限定で故障時のレスキューサービスなどが中心 07 年 ~09 年にかけて全土をカバーするデジタルマップが完成し GPS を使ったサービスの発展が見込まれる都市部ではリアルタイム交通情報が求められおりプラットフォーム整備が急務アメリカテレマティクスの標準化動向の最新状況を紹介各国で行われた ITS に関する会合の様子を情報共有台湾ケータイベースで交通情報やマップ配信サービスを提供カーメーカはハンズフリーやオペレータサービスに加え盗難車追跡サービス等も提供している -11-

13 4. 歩行者の安心安全への取り組み 4.1 DSSS の取り組み安全運転支援システムは運転者に対し周辺の交通安全情報を 3 メディア対応型 VICS 車載機のディスプレイへ図形又は音声情報により提供することで危険要因に対する注意を促し安全運転意識の向上を図るとともに交通事故を防止するシステム -12-

14 4. 歩行者の安心安全への取り組み 4.2 アイセイフティー子ども存在情報ドライバー通知サービス近くに子どもがいるという情報をドライバーに提供し安全運転を支援するシステム判定位置検出装置データベース情報提供判定装置 IC タグ信号受信通信インフラレシーバ情報提供情報提供装置子どもがいます注意してください IC タグ IC タグ -13-

15 4. 歩行者の安心安全への取り組み 4.3 RFID を利用した安全運転支援システム歩行者が RFID タグを保持するタグは交差点等に埋め込まれた LF 信号発信機から位置情報を取得しアクティブに位置情報とタグの情報を UHF 帯の RF 信号でブロードキャストするシステム上記 RF 信号を受信した車載器は近くに存在する歩行者の情報と位置情報を取得することができ運転者に対して注意喚起を行い交差点での歩行者交通事故を防止することができる -14-

16 4. 歩行者の安心安全への取り組み 4.4 GPS ケータイを用いた携帯電話協調 ITS システムの開発及び検証実験開始 3G 携帯電話システムの GPS 測位による位置情報通知機能を利用し歩行者の概かな位置情報をドライバーに通知し見えにくい場所にいる歩行者に対する交通事故の低減を目指すシステムを開発する機能歩行者の存在を検出する警告通知音とモニター内のアイコンで運転者に報知歩行者がいます回避操作必要な場合回避操作を実施人自動車間通信機お守り携帯 -15-

17 5. まとめ 3G のみならず 4G も含めた最新移動通信技術やカーメーカの提供する最新のテレマティクスサービスの進化等の技術調査を実施し報告書として取りまとめたワイヤレス通信の発展のベースとなる IMS(IP Multimedia Subsystem) や SIP 等 IP 系技術について ITS への適用を検討する歩行者の安心安全への ITS の取り組みについて今後も継続して調査研究を行なう今後も引き続き国内外の最新テレマティクスサービスの調査検討を進める -16-

Microsoft PowerPoint - .C.RG.ppt

Microsoft PowerPoint - .C.RG.ppt ITS 情報通信システム推進会議 3G テレマティクス専門委員会活動報告書平成 18 年 5 月 12 日 3G テレマティクス専門委員会 1 1. 3G テレマティクス専門委員会活動概要当専門委員会には現在 40 の機関企業団体等から 66 名の専門委員が参加し平成 17 年度は下図のとおり 2WG 体制にて活動を展開 3G テレマティクス専門委員会構成 3G テレマティクス専門委員会