オオイタデジタルブック「明日を守る~防災立県めざして」

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1 28 第 2 回公開シンポジウムから ( 上 ) NEXT 初版発行 :2012 年 2 月 10 日

2 局地的豪雨への備え必要( 二〇〇六年八月二十九日) ( 写真上 ) 公開シンポジウムで意見を交わすパネリストら ( 写真左 ) 会場の一般参加者も活発な発言 NHK 大分放送局スタジオホールキャンパス 大分大学奥田憲昭教授(経済学部) 大分県大城博課長補佐(防災危機管理課) 大分合同新聞安東公綱記者 NHK横田晃洋記者 NHK山崎登解説委員 NHK富田典保アナウンサー(司会)絶えない風水害から命を守るには 二十五日 大分市で開いた大分合同新聞社の創刊百二十周年記念企画 明日を守る 防災立県めざして の第二回公開シンポジウム 風水害の実態 や 自治体の防災 をテーマに 安全 安心の社会づくりを来場者と一緒に考えた 明日を守る ~ 防災立県めざして p. 2

3 富田大分県は繰り返し風水害に見舞われてきた 災害大県 だが いま わたしたちを取り巻く環境が変わりつつあるのかもしれない 安東竹田市では 六十年に一度といわれた一九八二年の豊肥水害からわずか八年後 さらに大きな水害に襲われた 九重町では昨年 一時間に八四ミリの豪雨が降り 温泉街が土砂に埋まった 県内では この三十年の間に五〇ミリ以上の雨を観測した回数が倍増している 一九七六年から八五年の十年間に三十一回だったのが 九六年から二〇〇五年は六十四回となっている 横田大分県は地質的に火山灰層が多く 土砂災害が起こりやすい状況にある 過去十年間で発生した土砂災害は五百三十件 新潟 神奈川県に次いで 全国で三番目に多い 山崎地球温暖化が進むと 豪雨の地域と小雨の地域が偏在するなど 地球規模で気象現象が激化するといわれている 今年七月の梅雨前線では 九州南部で数日間に一〇〇〇ミリを超える雨が降った これは瀬戸内地方の年間雨量に匹敵する量だ 想定を超える雨が降るようになり 日本の治水対策は転換点を迎えている 相次ぐ豪雨被害倍増した激しい雨全国各地で局地的な豪雨被害が相次いでいる 地球温暖化の進行が原因とみられる 大分県内でも一時間に五〇ミリ以上の激しい雨が倍増し 地域の暮らしに深刻な影響を与えている 山崎登解説委員富田典保アナウンサー明日を守る ~ 防災立県めざして p. 3

4 安東二〇〇四年の台風21 号のとき 大分市東部の高台にある十世帯に避難勧告が出されたが 避難したのは二世帯だけだった 雨戸を閉めていて 避難勧告を伝える広報の声が聞こえなかったり これまで大丈夫だったからと楽観的に考えていたのが原因だ 大城避難勧告は危ないから逃げてくださいというお願いで 避難指示はより危険が差し迫っている場合に出される だが 日本の場合 いずれも強制力はない 山崎災害の恐れがある場合 こんな情報を出しますと 行政が普段から住民に伝えておかないと 突然 避難勧告や指示を出しても住民は反応できない 行政と住民が共通認識を持たないと 情報は力を持たない 大城土砂災害の発生は予測が困難で 避難勧告 指示の判断は難しい 災害の予兆を一番に感じ取ることができるのは住民 自らの判断で逃げてもらえるよう 行政と住民が一緒になって対策を講じる必要がある 横田大分県で土砂災害警戒区域の指定が始まって五カ月がたつが 具体的な避難体制の整備はまったく進んでいない お年寄りから災害時にどうすればいいのか分からないという声災害と避難楽観的考えやめて災害時 市町村が避難勧告 避難指示を出しても 住民が避難しないという問題が浮かび上がっている 住民が適切に避難し 安全を確保するための仕組みづくりが大きな課題となっている 横田晃洋記者大城博課長補佐明日を守る ~ 防災立県めざして p. 4

5 をよく聞く もう一つ上の段階の防災体制を目指し 行政の早急な取り組みが求められている 安東間伐 下刈りなど手入れが行き届いた山林に比べて 放置林は雨水を吸収する腐葉土が少なく 保水力が格段に落ちる 近年 大雨が降るとすぐに川が増水するといわれ 災害を防ぐ山の機能が低下している 山崎これは非常に深刻な問題だ 最近は水害が起きると 山からの流木がすごく多い 山林の手入れ不足で 山の力が弱まり 大雨による水が一気に川に流れてしまう 山の保水力が失われたことで 下流域の都市部も一層深刻な水害に悩まされる状況になった 安東山林所有者だけに山林を任せるのは難しく 県民一体で山を守ることが必要だ 大分県は本年度から森林環境税を導入した 山林は県民の共有財産だとの認識に立ち ボランティア活動など 山を守る動きを支援することも大切だ 奥田林業や一次産業の低迷による後継者難は 地域の防災力を低下させている 県内のある中山間地の町で高齢者世帯を調べたら それぞれの子供の世代は 実に五割以上が県外に住ん林業不振と災害保水力失う山林長引く木材価格の低迷や 中山間地の過疎化が林業の後継者不足を招き 杉 ヒノキの放置林が増えている 間伐が遅れ 荒れた山林は保水力を失い 中山間地の土砂災害や 下流域の浸水被害を深刻化させている 安東公綱記者奥田憲昭教授明日を守る ~ 防災立県めざして p. 5

6 大城今年七月の大雨で 日田市上津江町の雉矢地区住民が多数 自主避難した 消防団員が安否確認などで全戸を回り 確実な情報伝達をしていたことが背景にあった 行政としても消防団を頼もしく思っている 山崎阪神大震災ではがれきの下から助け出された三万五千人のうち 二万七千人が家族や近所の住民の救助だった 地域の防災力をどう高めるかはとても重要 消防団員の高齢化やサラリーマン化への対応は 地元企業や郵便局との連携 OBの協力などが必要だ 奥田集落単位では 六十五歳以上の高齢化率が50 %を超えた所も珍しくない 要介護度が高い高齢者や障害者は 自力で避難できない 地域の中の災害時要援護者(災害弱者)をしっかり把握することが大切だ 富田行政にもさまざまな課題がある中で 地域住民の役割がいかに大切かが分かる 奥田これからは防災に福祉を組み入れた 防災福祉コミュニティー づくりを考えていくべきだと提言したい それには 行政と地域の協働が欠かせない 地域力と防災住民の役割大きい地域住民で組織する消防団(水防団)は住民の救助 避難で頼りにされる存在 しかし 過疎 高齢化や会社勤めの団員の増加など コミュニティーの弱体化が影を落とす でいた 過疎 高齢化が進む地域ほど 災害発生時は家族に頼れない 地域の力 近所で助け合う力が求められる 市町村合併の影響職員減補う体制を市町村合併で大分県は五十八市町村から十八市町村へと 地域が大きく変わった 合併後 旧市町村の役所 役場は新市の振興局や支所となり 職員数が大幅に減ったことから 防災面での対応力低下が懸念されている 住民への情報伝達の一元化も新たな課題として浮上した 明日を守る ~ 防災立県めざして p. 6

7 横田合併後の振興局長や支所長が 市長に代わって避難勧告 指示を出せるようにする 代理権 をどうするかが課題となっている 合併した十二市のうち十市が運用している 昨年の集中豪雨 台風災害の教訓から 人命にかかわることは 地域の事情に詳しい職員の正確で迅速な判断が必要との認識が浸透してきた 安東防災行政無線 ケーブルテレビなど 災害情報の住民への伝達手段は旧市町村でまちまち これを一本化するにはお金も時間もかかるが 大切な情報を市民に確実に伝える方策を真剣に検討してほしい 奥田日田市と合併した旧日田郡(二町三村)は 職員が半数近くに減った 災害時の対応力の面で 住民の不安が非常に高まっている 合併後の災害対応をどうするかは 行政にとって大きな責任を負った課題だ 大城災害対策本部が設置された場合 合併で本庁勤めになった職員でも 住まいがある地元で応急対策や情報収集に当たるシステムにしている自治体がある 職員の減少を補うことのできる防災体制の維持 強化を一生懸命に考えている 山崎登 NHK解説委員の見解行き詰まり見せる治水対策情報の共通認識を最近 国内で起きている水害は 日本のこれまでの治水対策に限界があることを示している 降った雨はなるべく早く川に流し 川から出さず 早く海へと流す というのが日本の治水対策を貫いている思想だ ところが 堤防や下水道を造る際に想定していた雨量(下水道では一時間に約五〇 六〇ミリ)を超える雨が頻繁に降るようになった かつては一〇〇ミリの雨が降るなんて考えられなかった 地球温暖化の影響と考えられている 治水施設が局地的な豪雨に対応できなくなり 治水対策は行き詰まりを見せている 加えて 財源難や自然保護意識の高まりから 次々にダム明日を守る ~ 防災立県めざして p. 7

8 や堤防を造ることが難しくなった ならば より多くの人に危険を知らせ 早めに避難してもらおうと ソフト対策が重視されるようになってきた そこで新たな課題も生じている 市町村が避難勧告や避難指示を出しても 住民が逃げてくれないという問題だ 二〇〇四年の台風23 号で 兵庫県豊岡市が四万二千人に避難勧告 指示を出したが 避難したのは一割にも満たない三千八百人だったという事例がある 住民が言葉の持つ意味をよく理解できなかったからだ 情報の送り手と受け手が共通の認識を持たなければ 防災情報がその力を発揮し得ないということを浮き彫りにした 行政に突き付けられた大きな課題だ 犠牲者の約40 %を占める土砂災害は いつどこで起きるか 現代の科学では分からない 犠牲者に占める高齢者の割合も増えている いざというとき お互いに助け合えるよう 地域の防災力をいかに高めるかが大切だ 行政は地域に対して どういう支援ができるか真剣に考えてほしい 街が整備され 便利になっていく中 人々は雨に対する警戒心をなくしつつある 少しずつ自然が荒っぽくなっている と認識すべきだ 防災の基本は 自分の命は自分で守る にある いま 安全 を他人任せにしてきたツケが回ってきているのではないかと感じる プロフィル イラン地震 雲仙 普賢岳噴火 阪神大震災 新潟豪雨災害 新潟県中越地震など 約20 年間にわたって国内外の災害現場を取材 98 年 報道局社会部災害班デスク 2000年から解説委員(災害担当) 長野県出身 五十二歳 明日を守る ~ 防災立県めざして p. 8

9 明日を守る ~ 防災立県めざして p. 9 オオイタデジタルブックとはオオイタデジタルブックは 大分合同新聞社と学校法人別府大学が 大分の文化振興の一助となることを願って立ち上げたインターネット活用プロジェクト NAN-NAN( なんなん ) の一環です NAN-NAN では 大分の文化と歴史を伝承していくうえで重要な さまざまな文書や資料をデジタル化して公開します そして 読者からの指摘 追加情報を受けながら逐次 改訂して充実発展を図っていきたいと願っています 情報があれば ぜひ NAN- NAN 事務局にお寄せください NAN-NAN では この 明日を守る~ 防災立県めざして 以外にもデジタルブック等をホームページで公開しています インターネットに接続のうえ下のボタンをクリックすると ホームページが立ち上がります まずは クリック!!! 別府大学 デジタル版 明日を守る~ 防災立県めざして 第 28 回編集大分合同新聞社初出掲載媒体大分合同新聞 (2006 年 1 月 1 日 ~ 2007 年 3 月 5 日 ) デジタル版 2012 年 2 月 10 日初版発行編集大分合同新聞社制作別府大学メディア教育 研究センター地域連携部 / 川村研究室発行 NAN-NAN 事務局 ( 大分市府内町 大分合同新聞社企画調査部内 ) c 大分合同新聞社 デジタル版 明日を守る について 明日を守る は 大分合同新聞社が創刊 120 周年記念事業として大分大学と立ち上げた共同プロジェクトの一環で 2006 年 1 月から翌 3 月まで 同紙朝刊に掲載した連載記事 今回 デジタルブックとして再構成し 公開する 登場人物の年齢をはじめ文中の記述内容は 新聞連載時のもの 2011 年 8 月 5 日 NAN-NAN 事務局

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