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- ちかこ はしかわ
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1 インフルエンザの予防と対策 医療法人すがお内科クリニック 院長菅尾頼明
2 世界的大流行 を引き起こしたインフルエンザ 20 世紀以降のインフルエンザの流行 ( パンデミック ) 1900 年 1950 年 2000 年 2010 年 1918~ ~ ~ ~ スペインかぜアジアかぜ香港かぜ 新型 パンデミック流行年亜型死亡 スペインかぜ 1918~19 年 A/H1N1 型 アジアかぜ 1957~58 年 A/H2N2 型 香港かぜ 新型インフルエンザ 1968~69 年 2009 年 ~ A/H3N2 型 ( 香港型 ) パンデミック (A/H1N1)2009 死亡 4,000 万 ~8,000 万人 致死率 2% 死亡 200 万人 致死率 0.5% 未満 死亡 100 万人 致死率 0.4% ( 米国での統計 ) 2 参考 岡田晴恵著 新型インフルエンザ対策 幻冬舎 2009 年 p56-57
3 インフルエンザの発症者と死亡者の特徴 インフルエンザの発症者数と死亡者数 (2006 年 ) 発症者数 ( 定点あたり ) 死亡者数 ( 全国 ) 0 0 ~ 9 10 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 0 ( 歳 ) : 発症者数の 80~89 歳 では 90 歳 ~ の発症者も含む 3 参考 日本放送出版協会編 きょうの健康 2008 年 12 月 2008 年 p18
4 季節性インフルエンザによる死亡数 例年 高齢者 (65 歳以上 ) で死亡数が多い ( 人 ) 2,000 1,800 1, 歳未満 65 歳以上 1,400 1,200 1, 平成 8 年 9 年 10 年 11 年 12 年 13 年 14 年 15 年 16 年 17 年 18 年 (~5 月 ) 4 厚生労働省人口動態統計
5 インフルエンザウイルスの感染経路 主な感染経路は 飛沫感染とする考え方が主流 飛沫感染 : 咳やくしゃみとともに放出されたウイルスを吸い込むことによっておこる 接触感染 : ウイルスが付着したものを触れた後に目 鼻 口などに触れることで 粘膜 結膜などを通じて感染 5 厚生労働省ホームページ
6 インフルエンザの症状 経過 感染約 1~3 日発症約 1~3 日約 1 週間軽快 インフルエンザウイルス 38 以上の高熱 全身倦怠感 関節痛 筋肉痛 頭痛 などの全身症状 咳 喉の痛み 鼻水 などの呼吸器症状 参考 日本放送出版協会編 きょうの健康 2008 年 12 月 2008 年 p16
7 かぜ ( 普通感冒 ) とインフルエンザとのちがい かぜ ( 普通感冒 ) インフルエンザ 発症時期 1 年を通じ散発的 冬季に流行 主な症状 上気道症状 全身症状 症状の進行 緩徐 急激 発熱 通常は微熱 (37~38 ) 高熱 (38 以上 ) 主症状 ( 発熱以外 ) 原因ウイルス くしゃみ 喉の痛み 鼻水 鼻づまりなど ライノウイルス コロナウイルス アデノウイルスなど 咳 喉の痛み 鼻水 全身倦怠感 関節痛 筋肉痛 頭痛など インフルエンザウイルス 参考 泉孝英編 医療者のためのインフルエンザの知識 医学書院 2007 年 p76
8 インフルエンザの感染 増殖 潜伏期 (1~3 日間 ) 患者の咳 くしゃみ ( 飛沫 ) ウイルスが上気道に感染 上気道 肺で急激に増殖 参考 河岡義裕著 インフルエンザ危機 集英社 2009 年 p
9 インフルエンザウイルスの増殖速度 8 時間後には 100 個 インフルエンザウイルス 1 個 16 時間後には 24 時間後には 1 万個 100 万個に! 参考 岡田晴恵著 新型インフルエンザ対策 幻冬舎 2009 年 p54
10 新型インフルエンザとは? 一般に免疫を獲得していないことから 感染拡大が懸念される 新型インフルエンザの定義 過去数十年間にヒトが経験したことがない HA または NA 亜型のウイルスがヒトの間で伝播して インフルエンザの流行を起こした時 これを新型インフルエンザウイルスとよぶ 厚生労働省新型インフルエンザ対策報告書 免疫を獲得していないために 全国的かつ急速な蔓延に より国民の生命および健康に重大な影響を与えるおそれ があると認められるもの 10 厚生労働省ホームページ
11 今回の新型インフルエンザ * の特徴 ( 日本 ) 特徴として 感染力は強いものの 多くの患者が軽症のまま回復している 抗インフルエンザウイルス薬の治療が有効 基礎疾患 ( 糖尿病や喘息等 ) を有する者や妊婦等で重症化する例が報告されている 潜伏期間は 1~7 日 臨床症状として 急な発熱や倦怠感などの全身症状は 季節性と類似 突然の高熱 咳 咽頭痛 倦怠感に加えて 鼻汁 鼻閉 頭痛等が あり季節性インフルエンザと類似 * ブタ由来インフルエンザ A/H1N1 季節性インフルエンザに比べて 下痢や嘔吐が多い可能性がある 11 厚生労働省ホームページ
12 インフルエンザの合併症 合併症の状況によっては 入院を要する例 死亡する例もあり 注意が必要 高齢者 乳幼児 その他の合併症 * 細菌の二次感染による肺炎 気管支炎 慢性気管支炎の増悪など インフルエンザ脳炎 脳症 中耳炎 熱性けいれんなど ウイルスそのものによる肺炎や気管支炎 心筋炎 アスピリンとの関連が指摘されているライ症候群など * 気管支喘息等の呼吸器疾患 慢性心不全等の循環器疾患 糖尿病 腎不全 免疫不全 ( 免疫抑制剤による免疫低下も含む ) などを有する者 12 国立感染症研究所感染症情報センターホームページ
13 インフルエンザに併発する二次性細菌性肺炎 インフルエンザの重症化は 二次性細菌感染によるものが多くを占める 発症時期症状画像所見原因菌治療 インフルエンザ発症 4~14 日後に生じる 一旦下がった熱が再び出現し 咳 黄色痰などの症状を伴う 一般の細菌性肺炎と違いは認められない 肺炎球菌 黄色ブドウ球菌 インフルエンザ桿菌 肺炎球菌 黄色ブドウ球菌 インフルエンザ桿菌 モラクセラ カタラーリスなどに感受性のある抗菌薬を選択 β - ラクタマーゼ阻害薬配合ペニシリン系薬が一般的 ハイリスク群ではレスピラトリーキノロン 樫山鉄矢ほか :Medical Practice 23(11), ,2006より作表 13
14 ハイリスク群 ハイリスク群は 重症化や合併症を引き起こす可能性が高い インフルエンザ ハイリスク群 - 65 歳以上の高齢者 - 妊娠 28 週以降の妊婦 - 慢性肺疾患 ( 肺気腫 気管支喘息 肺線維症 肺結核など ) - 心疾患 ( 僧帽弁膜症 うっ血性心不全など ) - 腎疾患 ( 慢性腎不全 血液透析患者 腎移植患者など ) - 代謝異常 ( 糖尿病 アジソン病など ) - 免疫不全状態の患者 インフルエンザ診療ハンドブック専門医にきく30の質問, 中外医学社 14
15 インフルエンザの予防の基本 インフルエンザの予防には ワクチン接種 抗ウイルス薬の予防的投与等がある ワクチン接種抗ウイルス薬の予防的投与 - 原則として 患者と十分な防御なく濃厚に接触した者で インフルエンザに罹患した場合に重症化が予想されるハイリスク者が対象 人ごみを避ける外出時や人ごみの中に入る時にはマスクをする外出から帰ったらうがい 手洗いを行う室内では加湿器などを使い適度な湿度を保つバランスの良い栄養を摂る休養および睡眠を十分にとる 15 厚生労働省ホームページより国立感染症研究所感染症情報センターホームページより
16 インフルエンザワクチン接種の有効性と意義 インフルエンザワクチンの接種を行うことで インフルエンザによる重篤な合併症や死亡を予防し 健康被害を最小限にとどめることが期待できる <65 歳以上の健常高齢者 > 約 45% の発病を阻止し 約 80% の死亡を阻止 厚生科学研究費による インフルエンザワクチンの効果に関する研究 ( 主任研究者 : 神谷齊 ( 国立療養所三重病院 )) より <1 歳以上 6 歳未満の乳幼児 > 有効率は 20-30% 1 歳未満児については対象数が少なく 有効性を示す確証は認められなかった 厚生科学研究費による 乳幼児に対するインフルエンザワクチンの効果に関する研究 ( 主任研究者 : 神谷齊 ( 国立療養所三重病院 ) 加地正郎 ( 久留米大学 )) より 16 国立感染症研究所感染症情報センターホームページ
17 インフルエンザワクチン接種の方法 ( 定期接種 ) < 接種対象 > 1 65 歳以上の高齢者 2 60 歳以上 65 歳未満で 心臓 腎臓もしくは呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活が極度に制限される程度の障害を有する者およびヒト免疫不全ウイルスにより免疫機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害を有する者 < 接種方法 > 毎年度 ( 一般的に 10 月下旬から 12 月初旬 )1 回 インフルエンザ HA ワクチン 0.5mL を皮下注射する 原則として個別接種とする 17 予防接種の手びき ( 第 12 版 ), 近代出版
18 インフルエンザワクチン接種の方法 ( 任意接種 ) < 接種対象 > 感染機会の多い保育所 幼稚園 小学校 中学校 高校生 特に受験期の者 基礎疾患のある小児 医療従事者 高齢施設の職員など職業上インフルエンザに罹ると困る者 また インフルエンザの被害を受けやすい 慢性の疾患を有する者への接種も望まれる 妊娠中の接種に関する安全性は確立していない < 接種方法 > 毎年 1 回皮下注射する 接種は流行に備えて 11 月中旬までに行いたい 1 回の接種量は年齢によって 次のように決められている 13 歳 ( 中学生 ) 以上 0.5mL 6 歳以上 13 歳未満 0.3mL 1 歳以上 6 歳未満 0.2mL 1 歳未満 0.1mL 18 予防接種の手びき ( 第 12 版 ), 近代出版
19 インフルエンザワクチン接種不適当者 ( 予防接種を受けることが適当でない者 ) 1 明らかな発熱を呈している者 ( 一般的に 体温が 37.5 を超える場合を指す ) 2 重篤な急性疾患に罹っていることが明らかな者 ( 急性の病気で薬を飲む必要のあるような人は その後の病気の変化がわからなくなる可能性もあるので その日は見合わせるのが原則 ) 3 インフルエンザワクチン液に含まれる成分によって アナフィラキシーを起こしたことがあることが明らかな者 4 予防接種を行うことが不適当な状態にある者 5 インフルエンザ予防接種後 2 日以内に発熱のみられた者および全身性発疹などのアレルギーを疑う症状を呈したことがある者 19 予防接種の手びき ( 第 12 版 ), 近代出版
20 インフルエンザの治療 一般療法 ( 生活療法 ) 薬物療法 安静にして 睡眠や休養を十分にとる 脱水症状が起こりやすいため 水分を補給 NA: ノイラミニダーゼ など 20 原因療法 抗インフルエンザ薬 (NA 阻害薬など ) 対症療法 解熱鎮痛薬 ( 高熱に対して ) 抗菌薬 ( 細菌による二次感染に対して ) 参考 泉孝英編 医療者のためのインフルエンザの知識 医学書院 2007 年 p91-92
21 治療に関する課題 ➊ 症状改善による服薬中止 ~ ウイルス残存 感染拡大の可能性 ~ 症状が改善した患者 インフルエンザ診療マニュアル ( 抜粋 ) ノイラミニダーゼ阻害薬による解熱後もウイルス残存がみられることが少なくなく 注意を要する 周囲への感染を防ぐには 5 日間の投与が望ましい [ 日本臨床内科医会インフルエンザ研究班編 インフルエンザ診療マニュアル 年シーズン版 ( 第 4 版 ) p10-11] ウイルスが残存 症状改善後すぐに復帰したら他者へと感染させる可能性がある 学校保健安全法施行規則 ( 抜粋 ) 出席停止の期間の基準 第一九条二イ インフルエンザ ( 鳥インフルエンザ (H 五 N 一 ) 及び新型インフルエンザ等感染症を除く ) にあつては 解熱した後二日を経過するまで [ 文部科学省令第 10 号平成 21 年 3 月 31 日最終改正 ] 21
22 治療に関する課題 ➌ 合併症小児にみられる合併症 インフルエンザ脳症 インフルエンザ脳症 インフルエンザ脳症の予後 (1999/2000 シーズン ) 死亡 後遺症なし 46% 30% 小児における重篤な合併症 発熱中に急激な意識障害や痙攣等が生じる 後遺症軽度 16% 重度 8% 極めて予後不良 ( インフルエンザ脳症患者 91 例中 ) 重度後遺症とは : 日常生活不可 介護を要する 22 平成 12 年度厚生科学研究 インフルエンザの臨床経過中に発生する脳炎 脳症の疫学及び病態に関する研究班 森島恒雄ほか
23 咳エチケット 咳 くしゃみが出たら 他の人にうつさないためにマスクを着用する マスクを持っていない場合は ティッシュなどで口と鼻を押さえ 他の人から顔をそむけて 1m 以上離れる 鼻汁 痰などを含んだティッシュはすぐゴミ箱に捨てる 咳をしている人にマスクの着用をお願いする 自治体独自にポスターやホームページで周知しているところもあります 23 厚生労働省健康局結核感染症課
インフルエンザ、鳥インフルエンザと新型インフルエンザの違い
カゼの季節に入り 集団カゼやインフルエンザという文字や言葉を見聞きす ることが増えてきました 今回は インフルエンザ と 鳥 や 新型 が 付いたインフルエンザとの違いについて考えてみましょう インフルエンザは インフルエンザ でも 鳥インフルエンザ でも 新型インフルエンザ でも インフルエンザウイルスが原因です そして 3つの違いは 原因となるインフルエンザウイルスの違いによって起こります
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平成 年 月 日 担 当 課 衛生環境研究所 ( 担当者 ) ( 高田 梁川 ) 電話 5-5-5 鳥取県感染症流行情報 第 週 [ 平成 年 月 7 日 ( 月 ) ~ 月 日 ( 日 ) ] 疾 病 名 東 部 中 部 西 部 イ ン フ ル エ ン ザ 感 染 性 胃 腸 炎 〇 水 痘 ( 水 ぼ う そ う ) 〇 流行性耳下腺炎 ( おたふくかぜ ) 〇 手 足 口 病 〇 ヘ ル パ
インフルエンザ(成人)
ⅩⅠ-2 インフルエンザ 1 概要 インフルエンザは A 型 B 型インフルエンザウイルスによる急性呼吸器疾患である 主に冬季に流行する 典型的なものでは 急激で高度の発熱 頭痛 倦怠感などの全身症状が現れ 同時かやや遅れて鼻汁 咽頭痛 咳などの呼吸器症状が出現する 熱は 38 度以上となり 諸症状とともに次第に緩解し 1 週間ほどで治癒に向かう 2 診断 臨床症状に加え下記の方法で診断する 迅速診断
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平成 年 月 日 担 当 課 衛生環境研究所 ( 担当者 ) ( 高田 梁川 ) 電話 -- 鳥取県感染症流行情報 第 [ 平成 年 月 7 日 ( 月 ) ~ 月 日 ( 日 祝 ) ] 疾 病 名 東 部 中 部 西 部 イ ン フ ル エ ン ザ 〇 感 染 性 胃 腸 炎 〇 〇 〇 水 痘 ( 水 ぼ う そ う ) 流行性耳下腺炎 ( おたふくかぜ ) 手 足 口 病 〇 〇 〇 ヘ ル
Microsoft Word - 【要旨】_かぜ症候群の原因ウイルス
かぜ症候群の原因ウイルス ~ サフォードウイルスもそのひとつ?~ 新潟県保健環境科学研究所ウイルス科主任研究員広川智香 1 はじめにかぜ症候群とは, 鼻やのど, 気管支や肺に急性の炎症をきたす疾患の総称で, その原因となる病原体は 80~90% がウイルスといわれています 主な原因ウイルスとしてはライノウイルス, コロナウイルス, パラインフルエンザウイルス,RS ウイルス, インフルエンザウイルスなどがあげられます
別紙 1 新型インフルエンザ (1) 定義新型インフルエンザウイルスの感染による感染症である (2) 臨床的特徴咳 鼻汁又は咽頭痛等の気道の炎症に伴う症状に加えて 高熱 (38 以上 ) 熱感 全身倦怠感などがみられる また 消化器症状 ( 下痢 嘔吐 ) を伴うこともある なお 国際的連携のもとに
別紙 1 新型インフルエンザ (1) 定義新型インフルエンザウイルスの感染による感染症である (2) 臨床的特徴咳 鼻汁又は咽頭痛等の気道の炎症に伴う症状に加えて 高熱 (38 以上 ) 熱感 全身倦怠感などがみられる また 消化器症状 ( 下痢 嘔吐 ) を伴うこともある なお 国際的連携のもとに最新の知見を集約し 変更される可能性がある (3) 届出基準ア患者 ( 確定例 ) 患者 ( 確定例
糖尿病診療における早期からの厳格な血糖コントロールの重要性
2018 年 10 月 31 日放送 成人 RS ウイルス感染症 坂総合病院副院長高橋洋はじめに RS ウイルスは小児科領域ではよく知られた重要な病原体ですが 成人例の病像に関しては未だ不明の点も多いのが現状です しかし近年のいくつかの報告を契機として この病原体の成人領域での疫学や臨床像 とくに高齢者における重要性が少しずつ明らかになってきています 今回は成人における RS ウイルス肺炎の病像を当施設の成績を踏まえてお話しさせていただきます
2017 年 2 月 1 日放送 ウイルス性肺炎の現状と治療戦略 国立病院機構沖縄病院統括診療部長比嘉太はじめに肺炎は実地臨床でよく遭遇するコモンディジーズの一つであると同時に 死亡率も高い重要な疾患です 肺炎の原因となる病原体は数多くあり 極めて多様な病態を呈します ウイルス感染症の診断法の進歩に
2017 年 2 月 1 日放送 ウイルス性肺炎の現状と治療戦略 国立病院機構沖縄病院統括診療部長比嘉太はじめに肺炎は実地臨床でよく遭遇するコモンディジーズの一つであると同時に 死亡率も高い重要な疾患です 肺炎の原因となる病原体は数多くあり 極めて多様な病態を呈します ウイルス感染症の診断法の進歩に伴い 肺炎におけるウイルスの重要性が注目されてきました 本日のお話では 成人におけるウイルス性肺炎の疫学と診断の現状
インフルエンザ施設内感染予防の手引き
インフルエンザ施設内感染予防の手引き 平成 18 年 2 月改訂厚生労働省健康局結核感染症課日本医師会感染症危機管理対策室 目次 1. はじめに 2. インフルエンザの基本 (1) インフルエンザの流行 (2) インフルエンザウイルスの特性 (3) インフルエンザの症状 (4) インフルエンザの診断 (5) インフルエンザの治療 3. 施設内感染防止の基本的考え方 4. 施設内感染対策委員会 (1)
Microsoft PowerPoint - 感染対策予防リーダー養成研修NO4 インフルエンザ++通所
感染予防対策リーダー養成研修会 29.11.22 インフルエンザ 魚沼基幹病院感染管理認定看護師目崎恵 インフルエンザに備える 手洗いとマスクはあるけど うがいは?? インフルエンザの基礎知識 インフルエンザウイルスの特徴 インフルエンザと風邪は違う 流行するのは A 型 B 型 A 型もタイプはいくつかある A 型に何度かかかる人もいる 感染してから発症するまでは 1~3 日 人にうつす期間は症状が出る
も 医療関連施設という集団の中での免疫の度合いを高めることを基本的な目標として 書かれています 医療関係者に対するワクチン接種の考え方 この後は 医療関係者に対するワクチン接種の基本的な考え方について ワクチン毎 に分けて述べていこうと思います 1)B 型肝炎ワクチンまず B 型肝炎ワクチンについて
2015 年 2 月 16 日放送 院内感染対策としての予防接種 慶應義塾大学感染症学教授岩田敏はじめに ワクチンで防ぐことのできる疾病(Vaccine Preventable Disease; VPD) はワクチンの接種により予防する ということは 感染制御の基本です 医療関係者においても 感染症をうつさない うつされないために VPD に対して 免疫を持つ必要がある という考えのもと B 型肝炎
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平成 年 月 日 担 当 課 衛生環境研究所 ( 担当者 ) ( 高田 梁川 ) 電話 -- 鳥取県感染症流行情報 第 9 [ 平成 年 月 日 ( 月 ) ~ 月 9 日 ( 日 ) ] 疾 病 名 東 部 中 部 西 部 イ ン フ ル エ ン ザ 感 染 性 胃 腸 炎 水 痘 ( 水 ぼ う そ う ) 流行性耳下腺炎 ( おたふくかぜ ) 手 足 口 病 〇 〇 ヘ ル パ ン ギ ー ナ
2)HBV の予防 (1)HBV ワクチンプログラム HBV のワクチンの接種歴がなく抗体価が低い職員は アレルギー等の接種するうえでの問題がない場合は HB ワクチンを接種することが推奨される HB ワクチンは 1 クールで 3 回 ( 初回 1 か月後 6 か月後 ) 接種する必要があり 病院の
Ⅵ. 職業感染対策 1. 針刺し 切創 粘膜曝露 1) 針刺し 切創 粘膜曝露対策および事例発生時の対応 職業感染を防止するためには 針刺し 切創 粘膜曝露を起こさないことが重要ではあ るが もし針刺し 切創 粘膜曝露が発生した場合は 迅速に対処することが必要となる 針刺し 切創 粘膜曝露事例発生時はフローチャートに従い行動する 表 1 感染症別の針刺しによる感染率 問題となるウイルス 感染率 備考
蚊を介した感染経路以外にも 性交渉によって男性から女性 男性から男性に感染したと思われる症例も報告されていますが 症例の大半は蚊の刺咬による感染例であり 性交渉による感染例は全体のうちの一部であると考えられています しかし 回復から 2 ヵ月経過した患者の精液からもジカウイルスが検出されたという報告
2016 年 8 月 3 日放送 ジカウイルス感染症 国立国際医療研究センター国際感染症センター忽那賢志ジカ熱とはジカ熱とは フラビウイルス科フラビウイルス属のジカウイルスによって起こる蚊媒介感染症です ジカウイルス感染症 ジカ熱 ジカウイルス病など さまざまな呼び方があります ジカ熱を媒介する蚊は 主にネッタイシマカとヒトスジシマカです ジカ熱は近年 急速に流行地域を拡大しており 2013 年のフランス領ポリネシア
2017 年 3 月臨時増刊号 [No.165] 平成 28 年のトピックス 1 新たに報告された HIV 感染者 AIDS 患者を合わせた数は 464 件で 前年から 29 件増加した HIV 感染者は前年から 3 件 AIDS 患者は前年から 26 件増加した ( 図 -1) 2 HIV 感染者
217 年 3 月臨時増刊号 [No.165] 平成 28 年のトピックス 1 新たに報告された HIV 感染者 AIDS 患者を合わせた数は 464 で 前年から 29 増加した HIV 感染者は前年から 3 AIDS 患者は前年から 26 増加した 図 -1 2 HIV 感染者 AIDS 患者を合わせた報告数の概要として 主に以下のことが挙げられる 図 -2 3 4 外国籍男性は前年から 11
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第 2 回東北感染制御ネットワークフォーラム感染制御ベーシックレクチャー インフルエンザとは 東北大学医学系研究科感染制御 検査診断学分野山田充啓 インフルエンザとはどのような病気か? インフルエンザ とはインフルエンザ ウイルスに感染して起きる感染症である ( インフルエンザ (influenza): イタリア語で意味は 影響 ) 感染症とは 微生物 が ヒト に 侵入 増殖して さまざまな症状を
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インフルエンザ施設内感染予防の手引き 平成 23 年 11 月改訂厚生労働省健康局結核感染症課日本医師会感染症危機管理対策室 目次 1. はじめに 2. インフルエンザの基本 (1) インフルエンザの流行 (2) インフルエンザウイルスの特性 (3) インフルエンザの症状 (4) インフルエンザの診断 (5) インフルエンザの治療 (6) インフルエンザの予防 3. 施設内感染防止の基本的考え方 4.
危機管理論 リスクとクライシスのマネジメント
課題探求科目 / 特別講義 20161129 危機管理論 8 危機管理の実際 (1) 担当 安川文朗 危機管理の実際 リスク アセスメントにより客観的で専門的なリスク情報が与えられることは必須である しかし それによってリスクが十分理解されるとは限らない リスクコミュニケーションがリスクマネジメントにつがなるためには リスクの伝達 共有とともに 正しい理解が必要 どのように リスクマネジメント あるいは
症候性サーベイランス実施 手順書 インフルエンザ様症候性サーベイランス 編 平成 28 年 5 月 26 日 群馬県感染症対策連絡協議会 ICN 分科会サーベイランスチーム作成
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Microsoft Word _ソリリス点滴静注300mg 同意説明文書 aHUS-ICF-1712.docx
患者様同意説明文書 非典型溶血性尿毒症症候群 (ahus) ソリリスの投与開始前に 医師または医療従事者から ソリリスを投与される方へ (ahus) 及び 患者安全性カード に従ってこの薬の安全性 有効性の説明 髄膜炎菌ワクチン等の接種の必要性及び患者様のデータの取扱いの説明を十分に理解できるまで受け さらにこの 患者様同意説明文書 の記載に従ってご確認ください 担当医師または医療従事者は 患者様にこの薬を投与する場合
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「手術看護を知り術前・術後の看護につなげる」
2017 年 2 月 1 日 作成者 : 山田さおり 慢性心不全看護エキスパートナース育成コース 1. 目的江南厚生病院に通院あるいは入院している心不全患者に質の高いケアを提供できるようになるために 看護師が慢性心不全看護分野の知識や技術を習得することを目的とする 2. 対象レベルⅡ 以上で各分野の知識と技術習得を希望する者 ( 今年度は院内スタッフを対象にしています ) 期間中 80% 以上参加できる者
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平成 年 月 日 担 当 課 衛生環境研究所 ( 担当者 ) ( 高田 梁川 ) 電話 -- 鳥取県感染症流行情報 第 7 [ 平成 年 月 9 日 ( 月 ) ~ 月 日 ( 日 ) ] 疾 病 名 東 部 中 部 西 部 イ ン フ ル エ ン ザ 感 染 性 胃 腸 炎 〇 水 痘 ( 水 ぼ う そ う ) 流行性耳下腺炎 ( おたふくかぜ ) 手 足 口 病 〇 〇 〇 ヘ ル パ ン ギ
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平成 年 月 7 日 担 当 課 衛生環境研究所 ( 担当者 ) ( 高田 梁川 ) 電話 -- 鳥取県感染症流行情報 第 [ 平成 年 月 日 ( 月 ) ~ 月 日 ( 日 ) ] 疾 病 名 東 部 中 部 西 部 イ ン フ ル エ ン ザ 感 染 性 胃 腸 炎 〇 水 痘 ( 水 ぼ う そ う ) 〇 〇 流行性耳下腺炎 ( おたふくかぜ ) 手 足 口 病 〇 〇 ヘ ル パ ン ギ
サーバリックス の効果について 1 サーバリックス の接種対象者は 10 歳以上の女性です 2 サーバリックス は 臨床試験により 15~25 歳の女性に対する HPV 16 型と 18 型の感染や 前がん病変の発症を予防する効果が確認されています 10~15 歳の女児および
1 2 3 4 5 子宮頸がんと発がん性ヒトパピローマウイルス 1 子宮頸がんは 子宮頸部 ( 子宮の入り口 ) にできるがんで 20~30 代で急増し 日本では年間約 15,000 人の女性が発症していると報告されています 子宮頸がんは 初期の段階では自覚症状がほとんどないため しばしば発見が遅れてしまいます がんが進行すると 不正出血や性交時の出血などがみられます 2 子宮頸がんは 発がん性 HPVというウイルスの感染が原因で引き起こされる病気です
Microsoft Word - ①【修正】B型肝炎 ワクチンにおける副反応の報告基準について
資料 1 B 型肝炎ワクチンの副反応報告基準について 予防接種法における副反応報告制度について 制度の趣旨副反応報告制度は 予防接種後に生じる種々の身体的反応や副反応が疑われる症状等について情報を収集し ワクチンの安全性について管理 検討を行うことで 広く国民に情報を提供すること及び今後の予防接種行政の推進に資することを目的としている 報告の義務 予防接種法第 12 条 1 項 ( 参考資料 1)
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2012 年 4 月更新作成者 : 宇根底亜希子 化学療法看護エキスパートナース育成計画 1. 目的江南厚生病院に通院あるいは入院しているがん患者に質の高いケアを提供できるようになるために 看護師が化学療法分野の知識や技術を習得することを目的とする 2. 対象者 1 ) レベル Ⅱ 以上で各分野の知識と技術習得を希望する者 2 ) 期間中 80% 以上参加できる者 3. 教育期間 時間間 1 年間の継続教育とする
感染症の基礎知識
感染症の基礎知識 ~ 利用者と自分を守るために 知っておいてほしいこと ~ 1 ねらい ( 目指す姿 ) 感染の3 要素がわかる 感染経路対策と標準予防策の重要性がわかり 確実に行える ノロウイルス インフルエンザの対策がわかる 2 今日の話の 3 つのポイント 感染の成立には感染源 感染経路 宿主の3つが必要 感染対策として 感染経路の対策 ( 特に手洗いを中心とした標準予防策 ) が重要 感染性胃腸炎もインフルエンザも
下痢 消化管粘膜が損傷をうけるために起こります 好中球 白血球 減少による感 染が原因の場合もあります セルフケアのポイント 症状を和らげる 下痢になると 体の水分と電解質 ミネラル が失われるので ミネラルバ ランスのとれたスポーツドリンクなどで十分補うようにしましょう 冷えすぎた飲み物は 下痢を悪化させることがあるので控えましょう おなかが冷えないよう腹部の保温を心がけましょう 下痢のひどいときは
第14巻第27号[宮崎県第27週(7/2~7/8)全国第26週(6/25~7/1)] 平成24年7月12日
第 21 巻第 4 号 [ 宮崎県 4 週 (1/21~1/27) 全国第 3 週 (1/14~1/20)] 平成 31 年 1 月 31 日 宮崎県感染症週報 宮崎県第 4 週の発生動向 宮崎県健康増進課感染症対策室 宮崎県衛生環境研究所 全数報告の感染症 (4 週までに新たに届出のあったもの ) 1 類感染症 : 報告なし 2 類感染症 : 結核 7 例 3 類感染症 : 報告なし 4 類感染症
耐性菌届出基準
37 ペニシリン耐性肺炎球菌感染症 (1) 定義ペニシリン G に対して耐性を示す肺炎球菌による感染症である (2) 臨床的特徴小児及び成人の化膿性髄膜炎や中耳炎で検出されるが その他 副鼻腔炎 心内膜炎 心嚢炎 腹膜炎 関節炎 まれには尿路生殖器感染から菌血症を引き起こすこともある 指定届出機関の管理者は 当該指定届出機関の医師が (2) の臨床的特徴を有する者を診察した結果 症状や所見からペニシリン耐性肺炎球菌感染症が疑われ
日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール
日本小児科学会推奨の予防接種スケジュールの主な変更点 2012 年 4 月 20 日 1) ヒブワクチン ヒブワクチンの追加接種 (4) に関して 添付文書上は 3 からおおむね 1 年あけるとありますが 追加接種による効果は 早期に得られるべきであると 考えます したがって 4 は 12 から接種することで適切な免疫が早期にえられる という 1 文を加えました 2) ワクチン 5 価ワクチンのスケジュールを加えました
ようこそ 羽島市民病院へ
第 4 回 羽島市民病院 市民公開セミナー テーマ : インフルエンザ 平成 21 年 1 月 14 日 小児科大宮史朗 インフルエンザ (Influenza) とはる インフルエンザウイルスによる急性感染 症の一種で流行性感冒 ( りゅうこうせい かんぼう ) 流感ともいう 発病すると 高熱 筋肉痛などを伴う風 邪のような症状が現れる ごくまれに急性脳症や二次感染により 死亡することもある 全国のインフルエンザ発生状況
通常の市中肺炎の原因菌である肺炎球菌やインフルエンザ菌に加えて 誤嚥を考慮して口腔内連鎖球菌 嫌気性菌や腸管内のグラム陰性桿菌を考慮する必要があります また 緑膿菌や MRSA などの耐性菌も高齢者肺炎の患者ではしばしば検出されるため これらの菌をカバーするために広域の抗菌薬による治療が選択されるこ
2014 年 12 月 3 日放送 高齢者肺炎の診療マネジメント 大分大学呼吸器 感染症内科教授門田淳一はじめに今回は高齢者肺炎の診療マネジメントについて考えてみたいと思います およそ 4 人に 1 人が 65 歳以上である超高齢社会の我が国において 高齢者肺炎は日常診療において最も頻繁に遭遇する疾患の一つです 我が国の死因の第 3 位は肺炎ですが そのうち約 96% は65 歳以上の高齢者が占めています
肝臓の細胞が壊れるる感染があります 肝B 型慢性肝疾患とは? B 型慢性肝疾患は B 型肝炎ウイルスの感染が原因で起こる肝臓の病気です B 型肝炎ウイルスに感染すると ウイルスは肝臓の細胞で増殖します 増殖したウイルスを排除しようと体の免疫機能が働きますが ウイルスだけを狙うことができず 感染した肝
エンテカビル トーワ を服用されている方へ B 型慢性肝疾患の治療のために 監修 国立大学法人高知大学医学部消化器内科学講座 教授西原利治先生 施設名 2017 年 10 月作成 (C-1) 肝臓の細胞が壊れるる感染があります 肝B 型慢性肝疾患とは? B 型慢性肝疾患は B 型肝炎ウイルスの感染が原因で起こる肝臓の病気です B 型肝炎ウイルスに感染すると ウイルスは肝臓の細胞で増殖します 増殖したウイルスを排除しようと体の免疫機能が働きますが
