沖縄における専業主婦の就労意識等について

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1 調査趣旨 沖縄リゾートウエディングに関する調査について 定例記者会見沖縄総合事務局総務部沖縄ミニ経済レポート vol.4 リゾートウエディングは 国内 海外のリゾート地で行われる結婚式のことで 国内では 沖縄県をはじめ 北海道 軽井沢 ( 長野県 ) 海外ではハワイ グアムなどが有名どころとなっています 沖縄県文化観光スポーツ部観光振興課の統計においては 沖縄リゾートウエディング ( ) は 統計を取り始めた平成 11 年の実施組数 200 組から平成 25 年には 10,921 組となり 目標の 10,500 組を達成し 順調に推移しています 一方で 我が国における婚姻件数は 少子化による若年層の減少等を背景に 減少傾向を示しています 沖縄総合事務局では 我が国の婚姻件数が減少傾向にあるなか 沖縄リゾートウエディング の課題等を把握し その持続的な発展に向けた調査を行いました ( ) 沖縄リゾートウエディング とは 県外及び海外に在住する新郎新婦が 挙式 披露宴 フォトウエディングなどで来県し結婚式を行うウエディングスタイルのこと WEBによるアンケート調査結果概要 リゾートウエディングの検討状況 リゾートや観光地で挙式を挙げてみたいと思ったきっかけは 挙式サービス事業会社のWEBサイト が最も多く 実際に リゾートウエディングを検討する際 式場の情報源とし て 結婚情報誌 式場のWEBサイト が多く利用されています 決定要因 リゾートウエディンを検討し始めた時期は 挙式の68ヶ月前 が最も多く 挙式の場所については 約 4 割の方が 沖縄でのリゾートウエディング以外は考えていなかった となっています 挙式の費用が安い ( 交通費を除く ) 21.6 挙式に要する交通費 宿泊費等の費用が安い 10.4 国内の他の観光地では北海道 軽井沢( 長野県 ) 海外ではハワイ グアムがリゾートウエディ ングのライバルとしてあげられています 沖縄での挙式決定要因としては リゾート気分を楽しめる が最も多くなっています 施設が充実している 17.7 要望に対して柔軟に対応してもらえる 12.9 接客のスタッフの対応が良い 9.5 挙式の場所の検討状況 沖縄でのリゾートウエディング以外は考えていなかった 自分の地元での挙式 配偶者の地元での挙式 滞在中 参列者も楽しめる 沖縄のブランドイメージが高い リゾート気分を楽しめる 気候がよい 挙式後の観光 ( 新婚旅行 ) が楽しめる 挙式後の免税店での買い物が楽しめる 挙式後の免税店以外での買い物が楽しめる 0% 20% 40% 60% 80% 沖縄での思い出 思い入れがある 34.5 国内の他の観光地でのリゾートウエディング 23.1 海が見えるところで挙式できる 52.2 海外の他の観光地でのリゾートウエディング 25.5 以前 沖縄での式に参列してよかった 日本語が通じる その他 1.0 (n=412) 配偶者の意向 両親や親族の勧め 挙式状況及び挙式後の沖縄旅行 ( 新婚旅行 ) 挙式形態は 式のみ 式と披露宴 が半々で 挙式スタイルは チャペルウエディング が大半を占めています 新郎新婦の滞在日数は平均 4.9 で 1 週間以上滞在している方もいます 参列者の数は平均 25.4 人 挙式費用は平均 155 となっています 約 9 割の方が挙式後に沖縄旅行 ( 新婚旅行 ) をしており 平均の旅行日数は 3.5 旅行費用は 31.7 となっています その他 (n=412) WEB によるアンケート調査について (1) 調査期間平成 26 年 6 月 27 日 ( 金 )28 日 ( 土 ) (2) 調査対象標本数 412 ( 沖縄県外在住で 沖縄でリゾートウエディングを挙式したことがある方で 20 歳以上の男女 ( 該当者数 )) なお 本調査は ( 株 ) ケー シー エスに委託して実施

2 沖縄リゾートウエディングに関する調査について 定例記者会見沖縄総合事務局総務部沖縄ミニ経済レポート vol.4 リゾートウエディングの満足度 とても満足 やや満足 を合わせて94.4% が満足しています 挙式形態別では 新郎新婦 参列者ともに 式と食事会 式と披露宴 の満足度が高く 挙式スタイル別では チャペルウエディング の評価が高くなっています 不満な点として 新郎新婦からは 天候の悪さ 本土の代理店と沖縄の式場の連携不足 など 参列者からは 料理やドリンクの味 式と披露宴の待ち時間の長さ 空港からの移動 となっています 挙式スタイル別の満足度 チャペルウエディング ビーチウエディング とても満足やや満足どちらともいえないやや不満とても不満 琉球結婚式 29% 38% 65% 沖縄リゾートウェディング協会会員に対する調査結果概要 県内のリゾートウエディング取扱事業者は 進展する少 7 子高齢化による若年人口の減少 未婚率の上昇や挙式 6 5 しない婚姻者の増加など国内におけるウエディングを取 4 り巻く環境が厳しくなっていることに対して危機感を感じて 3 2 います 1 0 写真にこだわりの強い外国からのお客さん向けの フォトグラファー指名制度 や旅行がてら普段着でできる おきなわファミリー婚 など 新たなニーズに対する取り組みが展開されています 42% 57% 32% 19% 14% 2% (n=342) 2% (n=53) (n=7) 感じている 2 を リゾートウエディングによる波及効果 挙式者の約 6 割が 挙式以降も沖縄を訪問しています 挙式以降の沖縄への訪問回数 沖縄には行っていない 42.0% 10 回以上 3.9% 1 回 20.4% 将来 お祝い事 ( 結婚記念日 子どもの誕生日 退職祝い等 ) を沖縄でしてみたいと思っている方は とても思う やや思う を合わせて約 8 割となっています 沖縄での祝い事の実施意向 知人へ 沖縄リゾートウエディング を勧めてみたいと思っている方は とても思う やや思う を合わせて約 8 割となっています 沖縄リゾートウエディングの知人への勧誘意向 沖縄リゾートウエディングの持続的な発展に向けて 沖縄は 国内におけるリゾートウエディングの地として認知度が高く また リゾート気分を楽しめる という魅力を有していることが 沖縄リゾートウエディングの実施組数が継続して増加してきた要因と考えられます 婚姻件数が減少していく中 持続的な発展に向けては 次のことが大事です リゾートウエディングの地としての沖縄の魅力を引き続き PR していくこと 新郎新婦と綿密な打ち合わせを行い 新郎新婦や参列者の挙式 披露宴とその後の旅行に対する要望をよく聞き取り より魅力のある商品づくりを行うこと 参列者からの不満点 ( 空港からの移動など ) を踏まえた参列者の満足度を高める取組みの検討また 今後 リゾートウエディング地間競争の激化が予想されることから リゾートウエディングの差別化を図る必要があると考えられます その一つとして アンケートにおいて 将来 お祝い事を沖縄で行いたい との意向が 8 割を超えていることからも 生涯にわたって お客様との関係性の構築 ( 木婚式 錫婚式 金婚式 ) を図っていくことが 沖縄観光の永続的な発展につながると思料されます 3 回 9.7% 2 回 14.8% 4 回 3.4% 5 回 7 回 6 回 4.1% 1.2% 0.5% (n=412) 8 回 9 回 の該当者はなし リゾートウエディングを取り巻く環境について とても危機感 6 感じて いる やや危機 感を どいちえらなといも 感じてない を あまり危機感 感全じくて危い機な感いを あまり思わない 4.4% どちらともいえない 12.1% やや思う 35.4% まったく思わない 0.7% とても思う 47.3% (n=412) あまり思わない 1.5% どちらともいえない 16.5% やや思う 40.0% まったく思わない 1.0% とても思う 41.0% (n=412) おきなわファミリー婚 とは 結婚式を挙げていないカップルの方とご家族に結婚式と家族旅行を兼ねて絆を深める旅とセレモニーを想い出に 旅行がてら普段着でできる挙式スタイルのこと 沖縄リゾートウェディング協会会員に対する調査について 協会会員企業 (42 社 ) のうち ウェディングプロデュースやホテルを運営する 9 社に対して 沖縄リゾートウエディングの現状や挙式者のニーズ等について調査を実施

3 沖縄ミニ経済レポート vol.4 平成 2 6 年 9 月 内閣府沖縄総合事務局 リゾートウエディングに関する調査について 沖縄総合事務局では 我が国の婚姻件数が減少傾向にあるなか 沖縄リゾートウエ ディング の課題等を把握し その持続的な発展に向けた調査を行いました 本件に関する問い合わせ先内閣府沖縄総合事務局総務部調査企画課担当 : 具志 宇座 Tel: choki-kikaku3@ogb.cao.go.jp 1

4 Ⅰ. はじめに リゾートウエディングは 国内 海外のリゾート地で行われる結婚式のことで 国内では 沖縄県をはじめ 北海道 軽井沢 ( 長野県 ) 海外ではハワイ グアムなどが有名どころとなっています 質の高い観光 リゾート地の形成に資する取り組みの一つとして リゾートウエディングなどの新たな沖縄観光の魅力に関するプロモーションの展開により 一定の成果を上げています ( 沖縄振興の現状と課題 ( 平成 22 年 8 月内閣府沖縄担当部局 )) 沖縄県文化観光スポーツ部観光振興課の統計においても 沖縄リゾートウエディング ( ) は 統計を取り始めた平成 11 年の実施組数 200 組から平成 25 年には10, 921 組となり 目標の10,500 組を達成し 順調に推移しています 一方で 我が国における婚姻件数は 少子化による若年層の減少 未婚率の上昇などを背景に 平成 24 年は若干の増加があったものの ここ10 年程度では減少傾向を示しています 沖縄総合事務局では 我が国の婚姻件数が減少傾向にあるなか 沖縄リゾートウエディング の課題等を把握し その持続的な発展に向けた調査を行いました ( ) 沖縄リゾートウエディング とは 県外及び海外に在住する新郎新婦が 挙式 披露宴 フォ トウエディングなどで来県し結婚式を行うウエディングスタイルのこと ( 図表 1) 沖縄リゾートウエディング 実施組数の推移 ( 資料 ) 沖縄県文化観光スポーツ部観光振興課 2

5 ( 図表 2) 婚姻件数及び婚姻率の年次推移 ( 資料 ) 厚生労働省 3

6 Ⅱ. リゾートウエディングに関する調査 Ⅱ-1.WEBによるアンケート調査 ( 以下 WEBアンケート調査 ) (1) 調査期間平成 26 年 6 月 27 日 ( 金 )28 日 ( 土 ) (2) 調査対象標本数 412( 沖縄県外在住で 沖縄でリゾートウエディングを挙式したことがある方で 20 歳以上の男女 ( 該当者数 )) なお 本調査は ( 株 ) ケー シー エスに委託して実施 1. 属性 1-1. 性別 412 サンプルの内訳は 男性が 36.7% 女性が 63.3% となっており 女性の割合が高くなっています ( 図表 3) 回答者の性別 男性 36.7% 女性 63.3% (n=412) 1-2. 年齢 挙式時の年齢構成は 2529 歳 が 44% 次いで 3034 歳 が 30% と多く 30 歳前後の年代で全体 74% を占めています 挙式時の平均年齢が 29.7 歳 現在の平均年齢が 34.9 歳であり 結婚時期は平均で現在の約 5 年前となります ( 図表 4) 回答者の年齢 19 才 2024 才 2529 才 3034 才 3539 才 4044 才 4549 才 挙式時 1% 10% 44% 30% 10% 4% 平均 :29.7 歳 0% 現在 0% 2% 20% 30% 26% 15% 7% 平均 :34.9 歳 4

7 1-3. 検討時の居住地 検討時の居住地は 関東地方 が 39% と最も多く 次いで 近畿地方 20% 中 部地方 13% の順になっています ( 新郎 新婦の合計 ) ( 図表 5) 検討時の居住地 ( 新郎 新婦合計 ) 四国地方 2% 中国地方 6% 九州地方 9% 北海道 8% 東北地方 3% 近畿地方 20% 関東地方 39% 中部地方 13% (n=824) 新郎 新婦それぞれの居住地は 合計とほぼ同じ 5

8 2. リゾートウエディングの実態 2-1. 挙式の時期 挙式の時期を月別でみると 暑さが少し和らぐ 10 月 11 月がそれぞれ 12.1% 11.7% と多く その他ではジューンブライドにあたる 6 月が 10.9% と多くなっています 一方 暑さが厳しい 8 月 9 月 年末年始の 12 月 1 月は 5% 前後にとどまっています ( 図表 6) アンケート回答者の月別の挙式状況 20 (%) 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 (n=412) 2-2. 挙式を沖縄で決めた理由 (1) リゾートウエディングのきっかけ リゾートウエディングのきっかけとしては 挙式サービス事業会社の WEB サイト が 31.3% と最も多く 女性雑誌 ファッション雑誌 が 24.8% 友人 知人のクチコミ が 19.7% ブライダルフェア が 17.2% となっています その他 22.6% の主な内容として 夫または妻の希望 沖縄が好きだから 親が沖縄出身だから 家族と旅行もしたかったから などがあげられています ( 図表 7) 挙式のきっかけ 街頭広告 5.8 女性雑誌 ファッション雑誌 24.8 テレビ 16.3 ポータル WEB サイト 8.7 交通広告 2.7 挙式サービス事業会社の WEB サイト 31.3 ブライダルフェア 友人 家族の沖縄リゾートウエディングに参列した 友人 知人のクチコミ 個人のブログやフェイスブック 4.6 その他の WEB サイト 0.7 その他 22.6 (n=412) 複数回答 比率は回答者に対する割合 6

9 (2) 式場の情報源式場を調べた情報源としては 結婚情報誌 48.5% 式場の WEB サイト 42.7% が多く 旅行代理店 ( 直接訪問 ) 21.6% 挙式紹介等サービス窓口( 直接訪問 ) 20.9% 挙式サービス事業会社の WEB サイト 19.2% となっています ( 図表 8) 式場の情報源 結婚情報誌 48.5 式場 ( 直接訪問 ) 式場のブライダルフェア 式場の WEB サイト 42.7 挙式紹介等サービス窓口 ( 直接訪問 ) 挙式サービス事業会社の WEB サイト 旅行代理店 ( 直接訪問 ) 旅行代理店の WEB サイト 友人 知人のクチコミ 個人のブログやフェイスブック 4.4 その他の WEB サイト その他 (n=412) 複数回答 比率は回答者に対する割合 (3) 検討時期 具体的にリゾートウエディンを検討し始めた時期は 挙式の 68 ヶ月前 が 28.2% と最も多く 挙式の 1 年以上前 から検討していた方も 26.2% と約 1/4 となっています 予約を行った時期は 挙式 35 ヶ月前 が 31.8% 挙式の 68 ヶ月前 が 30.8% と多くなっています 挙式の 1 年以上前 に予約をした方が 9.5% いる一方で 挙式 12 ヶ月前 挙式 1 ヶ月以内 と直前に予約した方も 6.6% となっています ( 図表 9) 検討時期 挙式の 1 年以上前挙式の 911 か月前挙式の 68 か月前挙式の 35 か月前挙式の 12 か月前挙式の 1 か月以内 具体的な検討を始めた時期 予約 ( 申し込み ) をした時期

10 再掲 (4) 検討時の居住地 検討時の居住地は 関東地方 が 39% と最も多く 次いで 近畿地方 20% 中 部地方 13% の順に多くなっています ( 新郎 新婦の合計 ) ( 図表 5) 検討時の居住地 ( 新郎 新婦合計 ) 四国地方 2% 中国地方 6% 九州地方 9% 北海道 8% 東北地方 3% 近畿地方 20% 関東地方 39% 中部地方 13% (n=824) 新郎 新婦それぞれの居住地は 合計とほぼ同じ 8

11 (5) 検討状況 1 挙式の候補地の検討 沖縄でリゾートウエディングを挙げた方の 38.8% は 沖縄でのリゾートウエディング以外は考えていなかった と回答しており 沖縄での挙式意向が高いことがうかがえます 沖縄以外では 自分の地元での挙式 が 29.9% 海外の他の観光地でのリゾートウエディング が 25.5% 国内の他の観光地でのリゾートウエディング が 23.1% となっています ( 図表 10) 挙式の候補地検討状況 沖縄でのリゾートウエディング以外は考えていなかった 38.8 自分の地元での挙式 29.9 配偶者の地元での挙式 17.2 国内の他の観光地でのリゾートウエディング 23.1 海外の他の観光地でのリゾートウエディング 25.5 その他 1.0 (n=412) 複数回答 比率は回答者に対する割合 沖縄でのリゾートウエディングのみ を検討していた方は 自分の地元で挙式 や 配偶者の地元で挙式 を検討していた方に比べて 挙式の 8 ヶ月前からの検討 が多くなっています ( 図表 11) 沖縄以外の挙式検討状況と式場の検討時期との関係 1 年以上前 911 ヶ月前 68 ヶ月前 35 ヶ月前 12 ヶ月前 沖縄でのリゾートウエディングのみ 23% 25% 24% 22% 6% (n=160) 自分の地元で挙式 32% 24% 28% 15% 1% (n=123) 配偶者の地元で挙式 30% 28% 23% 18% 1% (n=71) 国内の他の観光地でのリゾートウエディング 31% 19% 27% 16% 7% (n=95) 海外の他の観光地でのリゾートウエディング 25% 15% 37% 20% 3% (n=105) 9

12 2 沖縄以外の候補地 ( 具体の場所 ) 沖縄以外での挙式の候補地として 国内では 北海道 が 32 票 軽井沢 ( 長野県 ) が 30 票と 沖縄と気候風土が異なる地域があげられており その他として 横浜 鎌倉 湘南 ( 神奈川県 ) 八ヶ岳( 長野県 ) などがあげられています 一方 海外は ハワイ( 米国 ) が 88 票と最も多く 次いで グアム ( 米国 ) が 36 票となっており 沖縄と似た気候のリゾート地が候補としてあげられており その他 としては オーストラリア モルジブ バリ( インドネシア ) などがあげられています 沖縄以外の候補地と 挙式検討時の居住地との関係をみてみると 北海道 は 過半数が近畿以西に居住している方が検討しているのに対し 軽井沢 は約半数が関東居住者 8 割が中部以東の居住者となっており 居住地が東日本の方が多くなっています また 海外の候補地については ハワイ は関東や近畿が多いのに対し グアム は関東に次いで 北海道や九州などが多くなっています その要因としてハワイ便 ( 直行便 ) が就航している空港が成田 羽田など限られているのに対し グアム便 ( 直行便 ) は新千歳 福岡などの空港で就航していることがあげられます ( 図表 12) 沖縄以外の候補地 ( 左 : 国内 右 : 海外 ) ( 票 ) ( 票 ) 北海道 軽井沢 東京都 大阪 静岡 その他 (n=121) ハワイグアムバリヨーロッパその他 (n=168) ( 図表 13) 沖縄以外の候補地と検討時の居住地の関係 北海道 東北 関東 中部 近畿 中国 四国 九州 0% 北海道 6% 28% 9% 28% 16% 0% 13% (n=32) 軽井沢 10% 3% 47% 20% 10% 7% 3% (n=30) 0% ハワイ グアム 8% 3% 19% 8% 42% 36% 14% 8% 18% 3% 10% 1% 6% 6% 3% 14% (n=88) (n=36) ( 図表 14) 居住地別のハワイ グアムへの直行便の就航状況 ( 国内の航空会社のみ ) 北海道東北関東中部近畿中国四国九州ハワイ グアム 10

13 3 国内の他の候補地で沖縄より魅力を感じる点 他の候補地で 沖縄より魅力を感じる点として 国内では リゾート気分を楽しめる が 41.7% と最も多くなっています 一方 接客のスタッフの対応が良い 挙式後の買い物が楽しめる については 他と比べて低い割合となっています ( 図表 15) 沖縄より魅力を感じる点 ( 国内の他の候補地 ) 近い 33.8 挙式の費用が安い ( 交通費を除く ) 挙式に要する交通費 宿泊費等の費用が安い気軽に下見ができ 事前に式場の雰囲気を把握できる施設が充実している要望に対して柔軟に対応してもらえる 接客のスタッフの対応が良い 10.1 滞在中 参列者も楽しめる 22.3 地域のブランドイメージが高い 14.4 リゾート気分を楽しめる 41.7 気候がよい 挙式後の観光 ( 新婚旅行 ) が楽しめる 挙式後の買い物が楽しめる 10.1 その他 0.7 魅力に感じる点はない 5.0 複数回答 比率は回答者に対する割合 国内のライバルである北海道 軽井沢をみてみると リゾート気分が楽しめる のほか 北海道は 挙式後の観光 ( 新婚旅行 ) が楽しめる 気候がよい 軽井沢は 近い 気候がよい と評価する方が多く 立地条件に関する項目が 沖縄より魅力を感じている方が多くなっています (n=139) 60% 50% 40% 30% 20% 10% ( 図表 16) 沖縄より魅力を感じる点 ( 北海道 軽井沢 ) 0% 3% 47% 近い 9% 27% 挙式の費用が安い ( 交通費を除く ) 3% 30% 挙式に要す費る用交 が通安費い 宿泊費等の 23% 19% 13% 13% 気軽に下見がで 雰囲気を把き握 で事き前るに式場の 施設が充実している 6% 7% 6% 要望に対して柔える軟に対応してもら 0% 接客のスタッフの対応が良い 22% 13% 滞在中 参列者も楽しめる 16% 10% 地域のブランドイメージが高い 53% 40% リゾート気分を楽しめる 33% 31% 28% 気候がよい 13% 挙式後の観光 ( る新婚旅行 ) が楽しめ 北海道 6% 17% 挙式後の買い物が楽しめる 0% 0% その他 軽井沢 9% 魅力に感じる点はない 複数回答 比率は回答者に対する割合 3% 11

14 4 海外の他の候補地で沖縄より魅力を感じる点 海外の候補地では リゾート気分が楽しめる が 76.8% 挙式後の観光 ( 新婚旅 行 ) が楽しめる が 66.7% と非常に多くなっています ( 図表 17) 沖縄より魅力を感じる点 ( 海外の他の候補地 ) 近い 挙式の費用が安い ( 交通費を除く ) 挙式に要する交通費 宿泊費等の費用が安い 気軽に下見ができ 事前に式場の雰囲気を把握できる 施設が充実している 17.3 要望に対して柔軟に対応してもらえる 接客のスタッフの対応が良い 滞在中 参列者も楽しめる 32.7 地域のブランドイメージが高い 28 リゾート気分を楽しめる 76.8 気候がよい 35.7 挙式後の観光 ( 新婚旅行 ) が楽しめる 66.7 挙式後の買い物が楽しめる 41.7 その他 魅力に感じる点はない (n=168) 複数回答 比率は回答者に対する割合 ( 図表 18) 沖縄より魅力を感じる点 ( ハワイ グアム ) 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 17% 17% 8% 9% 近い 挙式の費用が安い ( 交通費を除く ) 3% 6% 2% 0% 挙式に要す 費る用交が通安費い 宿泊費等の 気軽に下見がで 雰囲気を把き握 で事き前るに式場の 17% 施設が充実している 8% 6% 2% 3% 1% 要望に対して柔える軟に対応してもら 接客のスタッフの対応が良い 32% 32% 28% 滞在中 参列者も楽しめる 11% 地域のブランドイメージが高い 81% 75% リゾート気分を楽しめる 39% 気候がよい 31% 63% 64% 挙式後の観光 ( る新婚旅行 ) が楽しめ 47% ハワイ 挙式後の買い物が楽しめる 36% 6% 1% 0% 1% その他 グアム 魅力に感じる点はない 複数回答 比率は回答者に対する割合 12

15 (6) 沖縄での挙式決定要因 沖縄で挙式した要因としては リゾート気分を楽しめる が 65.8% と最も多く 次いで 海が見えるところで挙式できる が 52.2% 挙式後の観光( 新婚旅行 ) が楽しめる が 44.9% 滞在中 参列者も楽しめる が 41.3% 沖縄での思い出 思い入れがある が 34.5% となっています ( 図表 19) 決定要因 挙式の費用が安い ( 交通費を除く ) 21.6 挙式に要する交通費 宿泊費等の費用が安い 10.4 施設が充実している 17.7 要望に対して柔軟に対応してもらえる 12.9 接客のスタッフの対応が良い 9.5 滞在中 参列者も楽しめる 41.3 沖縄のブランドイメージが高い 27.2 リゾート気分を楽しめる 65.8 気候がよい 31.1 挙式後の観光 ( 新婚旅行 ) が楽しめる 44.9 挙式後の免税店での買い物が楽しめる 挙式後の免税店以外での買い物が楽しめる 沖縄での思い出 思い入れがある 34.5 海が見えるところで挙式できる 52.2 以前 沖縄での式に参列してよかった 5.6 日本語が通じる 21.1 配偶者の意向 14.1 両親や親族の勧め 9.5 その他 4.9 (n=412) 複数回答 比率は回答者に対する割合 13

16 14 一方 国内や海外の他の候補地で沖縄より魅力を感じる点として リゾート気分を楽しめる が多くなっているものの その方々も沖縄でリゾートウエディングを挙げていることから 国内においては 挙式後の観光 ( 新婚旅行 ) が楽しめる 滞在中 参列者も楽しめる 海外においては 挙式の費用が安い ( 交通費を除く ) 要望に対して柔軟に対応してもらえる などの魅力も 沖縄での挙式の決定要因となっていることが推察できます ( 図表 20) 国内 海外の候補地と沖縄の魅力の比較 23% 22% 20% 17% 10% 22% 14% 42% 24% 25% 10% 9% 4% 17% 4% 4% 33% 28% 77% 36% 67% 42% 22% 10% 18% 13% 10% 41% 27% 66% 31% 45% 6% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 挙式の費用が安い ( 交通費を除く ) 挙式に要する交通費 宿泊費等の費用が安い施設が充実している要望に対して柔軟に対応してもらえる接客のスタッフの対応が良い滞在中 参列者も楽しめるブランドイメージが高いリゾート気分を楽しめる気候がよい挙式後の観光 ( 新婚旅行 ) が楽しめる挙式後の買い物が楽しめる国内海外沖縄 複数回答 比率は回答者に対する割合

17 2-3. 挙式の概要 (1) 挙式の形態 挙式の形態としては 式のみ が 47.1% 式と披露宴 が 46.4% とほぼ半々を占めており フォトウエディング ( 写真のみ ) は 1.9% と少なくなっています その他 のうち 式と食事会 が 4.4% となっています ( 図表 21) 挙式の形態 式と食事会 4.4% フォトウエディング ( 写真のみ ) 1.9% その他 0.2% 式と披露宴 46.4% 式のみ 47.1% (n=412) また 沖縄での挙式決定要因と挙式形態との関係をみてみると 挙式に要する交通費 宿泊費等の費用が安い を決定要因としてあげた方は 式のみ を行った方が 49% とやや多く 一方 施設が充実している 要望に対して柔軟に対応してもらえる を決定要因としてあげた方は 5557% が 式と披露宴 を行っており 式場のサービス水準の高さが沖縄で 式と披露宴 を行う一因になっていることがうかがえます ( 図表 22) 沖縄での挙式決定要因と挙式形態との関係 式のみ式と披露宴フォトウエディング式と食事会 挙式の費用が安い 45% 47% 2% 6% (n=89) 挙式に要する交通費 宿泊費等の費用が安い 49% 44% 0% 7% (n=43) 施設が充実している 36% 57% 1% 6% (n=72) 要望に対して柔軟に対応してもらえる 38% 55% 4% 4% (n=53) 15

18 (2) 挙式のスタイル 挙式のスタイルは チャペルウエディング が 83.0% と大半を占めており 次い で ビーチウエディング が 12.9% となっています ( 図表 23) 挙式のスタイル 船上ウエディング 0.7% 琉球結婚式 1.7% レストランウエディング 1.2% その他オリジナルウエディング 0.5% ビーチウエディング 12.9% チャペルウエディング 83.0% (n=412) ( 図表 24) 挙式形態とスタイルの関係 チャペルウエディングビーチウエディング琉球結婚式その他 式のみ 85% 1% 12% 3% (n=194) 式と披露宴 82% 13% 2% 3% (n=191) フォトウエディング 50% 50% 0% 0% (n=8) 式と食事会 83% 0% 6% 11% (n=18) 16

19 (3) 挙式の場所 挙式場所は 沖縄本島中部 が 51.5% と最も多く 次いで 沖縄本島北部 26.0% 沖縄本島南部 13.1% の順になっています 離島での挙式もみられ 回答者の 5.1% が 石垣島 で 4.1% が 宮古島 で行っています ( 図表 25) 挙式の場所 石垣島 5.1% 宮古島 4.1% 竹富島 0.0% 久米島 0.2% その他離島 0.0% 沖縄本島南部 13.1% 沖縄本島北部 26.0% 沖縄本島中部 51.5% (n=412) 17

20 (4) 挙式時の滞在日数 1 新郎新婦 新郎新婦の滞在日数は, 4 が 30.6% と最も多く 次いで % % の順になっています 平均の滞在日数は 4.9 であり 15% の方は 1 週間以上滞在していいます ( 図表 26) 新郎新婦の滞在日数 35.0% 30.0% 30.6% 平均 : % 22.3% 20.0% 17.0% 15.0% 12.6% 10.0% 7.0% 5.8% 5.0% 0.0% 0.0% 1 2.4% % 1.5% 9 10 以上 挙式別の新郎新婦の平均滞在月数は 式と食事会 が 5.2 日 式と披露宴 が 5.0 日となっています ( 図表 27) 挙式形態別の新郎新婦の平均滞在日数 6 5 日 式のみ 式と披露宴 フォトウエディング 式と食事会 18

21 2 参列者 参列者の沖縄滞在日数は 3 が 51.5% と半数を占め % % の順になっています 平均の滞在日数は 3.2 であり 2.2% の方は日帰り (1 ) となっています ( 図表 28) 参列者の滞在日数 60.0% 50.0% 51.5% 平均 : % 30.0% 22.8% 20.0% 16.7% 10.0% 0.0% 2.2% % 5 2.2% 6 0.5% 7 19

22 (5) 参列者の数 リゾートウエディングの参列者の数は 1019 人 が 31.4% 19 人 が 27.3% と少人数の参列者数が多く 参列者数 20 人未満が全体の 58.7% を占めています ( 図表 29) 参列者の数 35.0% 31.4% 30.0% 27.3% 平均 :25.4 人 25.0% 20.0% 15.0% 10.0% 5.0% 14.1% 12.7% 9.7% 4.9% 0.0% 1 9 人 人 人 人 人 100 人 平均の参列者数は 25.4 人であり 挙式形態別の平均参列者は 式と披露宴 が 40.0 人と多く 式のみ が 14.1 人と少なくなっています ( 図表 30) 挙式形態別の平均参列者数 人 式のみ 40.0 式と披露宴 26.8 フォトウエディング 16.0 式と食事会 20

23 (6) 挙式費用 5099 が 23.1% と最も多く 次いで % % の順になっています ( 図表 31) 挙式費用 25.0% 20.0% 23.1% 18.0% 平均 : % 10.0% 5.0% 6.1% 8.7% 11.2%10.9% 10.2% 5.6% 3.9% 2.4% 0.0% 平均の挙式費用は 155 であり 挙式形態別では 式と披露宴 が平均 209 と高く 式と食事会 が平均 101 と低くなっています ( 図表 32) 挙式形態別の平均挙式費用 式のみ 式と披露宴 フォトウエディング 式と食事会 21

24 3. 挙式後の滞在状況 3-1. 挙式後の沖縄旅行の有無 挙式後の沖縄旅行を行った方の割合は 89.6% と非常に高く ほとんどの方は挙式 後に新婚旅行を行っています ( 図表 33) 挙式後の沖縄旅行の有無 旅行をしなかった 10.4% 旅行をした 89.6% (n=412) ( 図表 34) 挙形態別の挙式後に沖縄旅行を行った方の割合 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% 92% 式のみ 87% 88% 式と披露宴 フォトウエディング 94% 式と食事会 22

25 3-2. 旅行日数 挙式後の新郎新婦の沖縄旅行の日数は 2 が 26.6% 3 が 24.7% と なっており 平均の沖縄旅行日数は 3.5 となっています ( 図表 35) 沖縄旅行の日数 30.0% 25.0% 26.6% 24.7% 平均 : % 15.0% 10.0% 5.0% 11.9% 13.3% 10.0% 6.0% 4.3% 3.3% 0.0% 以上 23

26 3-3. 旅行費用 挙式後の沖縄旅行の費用は 2029 が最も多く 平均の旅行費用は 31.7 と なっています 25.0% ( 図表 36) 挙式後の沖縄旅行の費用 20.0% 19.2% 平均 : % 11.4% 10.6% 14.1% 12.5% 11.4% 10.0% 8.7% 5.0% 4.1% 3.3% 4.9% 0.0% 挙式場所と旅行費用との関係をみてみると 沖縄本島中部での挙式者は 旅行費用を多くかける傾向にあり 旅行費用 100 の 75% は 沖縄本島中部での挙式者が占めており 一方 沖縄本島北部での挙式者は旅行費用をかけない傾向にあり 旅行費用 14 の 31% を占めています ( 図表 37) 挙式場所と挙式後の沖縄旅行の費用との関係 沖縄本島北部沖縄本島中部沖縄本島南部宮古島石垣島 14 31% 49% 11% 3% 7% (n=133) % 53% 15% 2% 4% (n=131) % 51% 15% 7% 4% (n=71) 100 6% 75% 6% 6% 6% (n=32) 24

27 両親や親族のすすめ 滞在中 参列者も楽しめる 4. リゾートウエディングの評価 4-1. 参列者の評価 参列者の評価は とても良い が 63.6% やや良い が 27.2% とあわせて 90.8% の方が良いという評価をしており 参列者の評価は高くなっています 一方 料理やドリンク 待ち時間の長さ 空港からの移動などに対する不満もあげられています 参列者からの主な不満 要望 料理やドリンクが良くなかった(14) 式と披露宴の間など待ち時間が長かった (7) 空港からの移動が大変 レンタカーを運転しないといけない (7) 天気が悪かった(6) 日差しが強かった(5) その他 特になし(304) わからない(6) ( 図表 38) 参列者の評価 やや悪い 0.7% どちらともいえない 6.6% やや良い 27.2% とても悪い 0.0% 参列者の評価はよくわからない 1.9% とても良い 63.6% (n=412) 参列者に関する沖縄での挙式の決定要因と参列者の評価の関係をみてみると 滞 在中 参列者も楽しめる ことを沖縄での挙式の決定要因としてあげた方は 参列 者の評価が高く とても良い と回答した方が 76% も占めています ( 図表 39) 沖縄での挙式の決定要因と参列者の評価との関係 とても良いやや良いどちらともいえない やや悪いとても悪い参列者の評価はよくわからない 滞在中 参列者も楽しめる 決定要因 非決定要因 55% 76% 31% 22% 1% 10% 1% 3% (n=170) (n=242) 両親や親族のすすめ 決定要因 非決定要因 67% 63% 27% 31% 3% 7% 2% 1% (n=39) (n=373) 25

28 挙式形態別の参列者の評価をみてみると とても良い と回答した方の割合は 式と食事会 が 72% 式と披露宴 が 67% と 式のみ の 60% フォトウエ ディング の 50% よりも高くなっています ( 図表 40) 挙式形態別の参列者の評価 とても良い やや良い どちらともいえない やや悪い とても悪い 参列者の評価はよくわからない 式のみ 60% 31% 7% 2% (n=194) 式と披露宴 67% 24% 6% 1% (n=191) フォトウエディング 50% 13% 25% 12% (n=8) 式と食事会 72% 22% 6% (n=18) また 挙式スタイル別の参列者の評価をみてみると とても良い と回答した方の割合は チャペルウエディング が 67% と ビーチウエディング の 47% 琉球結婚式 の 29% よりも高くなっており 参列者の評価が高くなっています ( 図表 41) 挙式スタイル別の参列者の評価 とても良いやや良いどちらともいえない やや悪いとても悪い参列者の評価はよくわからない チャペルウエディング 67% 27% 4% 1% (n=342) ビーチウエディング 47% 25% 21% 2% 6% (n=53) 琉球結婚式 29% 43% 29% (n=7) 26

29 4-2. リゾートウエディングの満足度 沖縄でのリゾートウエディングについて 新郎新婦の 61.1% が とても満足 33.3% が やや満足 と回答しており あわせて 94.4% の方が満足しています 満足な点として 楽しめた いい思い出になった 新婚旅行も楽しめた など新郎新婦本人が良かった点とともに 参列者や家族が楽しめた 家族旅行も出来た など参列者も楽しめたことで満足と回答している方も多くなっています 一方 不満な点として 天候が良くなかった メイク 音楽などのサービス に対して不満の声が上がっています 新郎新婦の満足な点 楽しかった 楽しめた(15) 満足 満喫した(14) いい思い出になった(12) 海や景色がきれいだった(11) 参列者 家族が楽しめた(10) 新婚旅行も楽しめた(10) 家族旅行も楽しめた(10) 親族 友人のみで気兼ねなく楽しめた(9) 新郎新婦の不満な点 天候が良くなかった(8) メイク 音楽などサービスのレベルが不十分だった (6) ( 図表 42) 沖縄リゾートウエディング の満足度 やや不満 0.7% どちらともいえない 4.9% やや満足 33.3% とても不満 0.0% とても満足 61.1% (n=412) 27

30 挙式年毎の満足度の推移を整理すると とても満足 と回答した方の割合は 年に 44% へと低下したものの その後 徐々に増加 2011 年にはその割合が 67% に増加し 2012 年以降は低下傾向が続いています ( 図表 43) 挙式年毎の満足度 とても満足やや満足どちらともいえないやや不満とても不満 1999 年 68% 27% 5% (n=22) 年 44% 52% 4% (n=25) 年 70% 30% (n=33) 2006 年 56% 44% (n=18) 2007 年 64% 33% 3% (n=33) 2008 年 63% 28% 9% (n=32) 2009 年 61% 35% 3% (n=31) 2010 年 61% 26% 13% (n=31) 2011 年 67% 31% 2% (n=49) 2012 年 63% 33% 2% 2% (n=43) 2013 年 61% 31% 7% 2% (n=61) 2014 年 52% 39% 6% 3% (n=33) 沖縄での挙式の決定要因別の満足度をみてみると 決定要因として リゾート気分を楽しめる 海が見えるところで挙式できる を挙げた方は 70% 以上が とても満足 と回答しており 沖縄の立地特性を重視して挙式した方の満足度が高くなっています ( 図表 44) 沖縄での挙式の決定要因別の満足度 とても満足やや満足どちらともいえないやや不満とても不満 要望に対して柔軟に対応してくれる 66% 25% 9% (n=53) 接客のスタッフの対応が良い 62% 36% 3% (n=39) リゾート気分を楽しめる 70% 27% 3% (n=271) 気候が良い 64% 30% 4% 2% (n=128) 沖縄での思い出 思い入れがある 65% 32% 4% (n=142) 海が見えるところで挙式できる 73% 26% 1% (n=215) 28

31 挙式形態別の満足度をみてみると 式と食事会 は 78% の方が とても満足 22% の方 やや満足 と回答しており 非常に高い満足度となっております また 式のみ 式と披露宴 ともに約 6 割の方が とても満足 と回答しています ( 図表 45) 挙式形態別の満足度 とても満足やや満足どちらともいえないやや不満とても不満 式のみ 62% 34% 5% (n=194) 式と披露宴 60% 34% 5% 2% (n=191) フォトウエディング 38% 50% 13% (n=8) 式と食事会 78% 22% (n=18) 挙式スタイル別の満足度をみてみると チャペルウエディング は 65% が とても満足 と回答しているのに対し ビーチウエディング 琉球結婚式 は とても満足 の回答者が 38% 29% と チャペルウエディング に比べ低くなっています ( 図表 46) 挙式スタイル別の満足度 とても満足やや満足どちらともいえないやや不満とても不満 チャペルウエディング 65% 32% 2% (n=342) ビーチウエディング 38% 42% 19% 2% (n=53) 琉球結婚式 29% 57% 14% (n=7) 29

32 4-3. リゾートウエディングへの不満 要望 特に不満はない という意見が多いなか 天候が悪かった 本土と沖縄の担当 者の連絡不足 メイク 髪型などに対する不満 があげられています 主な不満 要望 天候が悪かった(47) 具体の不満等 : ビーチで撮影が出来なかった 天候のため髪型が希望通りにならなかった等 本土の代理店と現地の式場の連携がとれていなかった(19) 海に入ったり マリーンスポーツも楽しみたかった(16) 打ち合わせが十分出来なかった(7) メイクや髪型が思ったようにならなかった(7) 費用が高かった(5) その他 特になし(180) 満足した 希望通りだった(22) 施設スタッフの対応に満足(5) 30

33 5. リゾートウエディングによる波及効果 5-1. 挙式以降の沖縄への訪問回数 挙式者の約 6 割が 挙式以降も沖縄を訪問しています ( 図表 47) 挙式以降の沖縄への訪問回数 1 回 20.4% 沖縄には行っていない 42.0% 2 回 14.8% 10 回以上 3.9% 7 回 1.2% 6 回 0.5% 3 回 9.7% 5 回 4.1% 4 回 3.4% (n=412) 8 回 9 回 の該当者はなし 31

34 5-2. 挙式以降の沖縄での訪問先 挙式以降に沖縄を訪れた方の訪問先は 沖縄本島中部 が 65.3% 沖縄本島南部 が 58.6% 沖縄本島北部 が 56.9% と沖縄本島への訪問が多く 一方で 石垣島 23.8% 宮古島 18.8% 竹富島 9.2% と沖縄本島以外の離島への立ち寄りもみられます ( 図表 48) 挙式以降の沖縄旅行で訪れた地域の割合 ( 挙式以降の来訪者のみ ) 沖縄本島北部 56.9 沖縄本島中部 65.3 沖縄本島南部 58.6 宮古島 18.8 石垣島 23.8 竹富島 9.2 久米島 その他離島 (n=239) 複数回答 比率は回答者に対する割合 挙式場所と挙式以降の地域別の立ち寄り状況をみてみると 各地域とも挙式をあげた場所への立ち寄り率が高くなっており 挙式者は挙式以降も同じところを訪れる傾向があることがうかがえます 特に 宮古島は挙式を行った方の 53% が挙式後も再び訪れており リピート率が高くなっています 挙式以降も沖縄に訪れている方の割合は 沖縄本島で挙式した方が高く 沖縄本島挙式者でも挙式以降に宮古島や石垣島に 1438% の方が訪れています 石垣島で挙式した方は 挙式後の沖縄本島への立ち寄り率が低く 石垣島での挙式者の沖縄本島への立ち寄り率は 1113% に過ぎないものの 宮古島 石垣島への立ち寄り率は 24% と沖縄本島の 2 倍に達しています 挙式以降の立ち寄り率 60% 50% 40% 30% 20% 10% 0% ( 図表 49) 挙式場所別の挙式以降の立ち寄り率 沖縄本島北部 沖縄本島中部 沖縄本島南部 宮古島 石垣島 50% 53% 44% 45% 38% 35% 33% 30% 32% 30% 29% 29% 29% 26% 沖縄本島北部 18% 14% 14% 沖縄本島中部 沖縄本島南部挙式場所 7% 5% 宮古島 10% 13% 13% 11% 石垣島 24% 24% 複数回答 比率は回答者に対する割合 32

35 5-3. 沖縄での祝い事実施意向 将来 お祝い事( 結婚記念日 子どもの誕生日 退職祝い等 ) を沖縄でしてみたいと思っている方は とても思う やや思う を合わせて約 8 割となっています 具体的には 結婚記念日や銀婚式 子供の誕生日 退職祝いなどの祝い事の他 式場の再訪問などがあります 沖縄で行ってみたい主な祝い事など 結婚記念日(27) 結婚 10 周年 (14) 挙式場所の訪問(11) 挙式したホテルでの宿泊旅行(10) 銀婚式(5) 子供の誕生日(5) 退職祝い(5) ( 図表 50) 沖縄での祝い事の実施意向 あまり思わない 4.4% どちらともいえない 12.1% やや思う 35.4% まったく思わない 0.7% とても思う 47.3% (n=412) リゾートウエディングの満足との関係をみてみると とても満足 と回答した方の67% は 沖縄での祝い事実施に対し とても思う と回答しており リゾートウエディングの高い満足度が 今後の沖縄での祝い事の実施意向につながっていることがうかがえます ( 図表 51) リゾートウエディングの満足度と沖縄での祝い事の実施意向 とても思うやや思うどちらともいえないあまり思わないまったく思わない とても満足 67% 25% 6% 2% (n=252) やや満足 20% 54% 18% 7% 1% (n=137) どちらともいえない 30% 55% 10% 5% (n=20) やや不満 67% 33% (n=3) とても不満 0% (n=0) 33

36 5-4. 知人への 沖縄リゾートウエディング の勧誘意向 知人へ 沖縄リゾートウエディング を勧めてみたいと思っている方は とても思う やや思う を合わせて約 8 割となっています 勧める方の理由としては リゾート感が楽しめる とても思い出に残る 旅行も楽しめる が多くあげられています 勧めない方の理由としては 好みがあるから 天候に左右される 費用が高い 等があげられています 主な勧める理由 リゾート感が楽しめる(29) とても思い出に残る(20) 旅行も楽しめる(19) 主な勧めない理由 人それぞれ好みがある(9) 天候に左右される(4) 費用が高い(4) ( 図表 52) 沖縄リゾートウエディング の知人への どちらともいえない 16.5% あまり思わない 1.5% 勧誘意向 まったく思わない 1.0% とても思う 41.0% やや思う 40.0% (n=412) また リゾートウエディングの満足度と知人への勧誘意向をみてみると とても 満足 と回答した方の 60% は 知人への勧誘について とても思う と回答して おり 高い勧誘意向を示しています ( 図表 53) リゾートウエディングの満足度別の知人への勧誘意向 とても思うやや思うどちらともいえないあまり思わないまったく思わない とても満足 60% 29% 10% 1% (n=252) やや満足 12% 63% 21% 4% (n=137) 1% どちらともいえない 5% 30% 65% 0% (n=20) やや不満 0% 33% 33% 0% 33% (n=3) とても不満 0% (n=0) 34

37 35 Ⅱ-2. 一般社団法人沖縄リゾートウェディング協会会員に対する調査一般社団法人沖縄リゾートウェディング協会会員企業 (42 社 ) のうち ウェディングプロデュースやホテルを運営する 9 社に対して 沖縄リゾートウエディングの現状や挙式者のニーズ等について調査を行いました 沖縄リゾートウエディングの現状等について 国内では 進展する少子高齢化による若年人口の減少 未婚率の上昇や挙式しない婚姻者の増加など リゾートウエディングを取り巻く環境が厳しくなっている状況についてきいたところ 8 社 (1 社は未回答 ) が危機感を感じています ( 図表 55) リゾートウエディングを取り巻く環境について とても危機感を感じているやや危機感を感じているどちらともいえないあまり危機感を感じてない全く危機感を感じていないところが リゾートウエディングの挙式者数の今後の見通しをきいたところ あまり変わらない が最も多く 次いで やや増加 となっています これは 上記のリゾートウエディングを取り巻く危機感に対して 新たなオリジナル商品の造成などに取り組んでいる 今後 海外顧客の割合を増やしていかないといけない という事業者がいることなどから 今後の見通しを あまり変わらない や やや増加 等としたものと考えられます ( 図表 54) リゾートウエディング挙式者の今後の見通し 増加やや増加あまり変わらないやや減少減少

38 今後 リゾートウエディングを運営していくにあたっての懸念や問題点についてきいたところ 増加傾向にある海外顧客への対応として 外国語 ( 英語 中国語 ) 対応スタッフ や カメラマン等の技術職の確保 があげられています リゾートウエディング以外にも 県外客向けのサービスとして 記念日に宿泊が出来るプラン や アニバーサリーウェディング 等を用意している事業者がいます 挙式者のニーズについて 平成 25 年における挙式は 日本人が9 割超となっています リゾートウエディングの場所は チャペル が最も多く約 8 割で 次いで ホテル ビーチ となっています 日本人 外国人共通で 海が見えるチャペルで挙式したい と海の眺望に関する要望があげられています 特に 外国人からは チャペル内で写真をもっと多く撮りたい や 言語対応できるスタッフの在 不在の明確化 など写真や言語対応に関する要望が上げられております また ホテル周辺のアクセス手段の整備 などを求める意見もあります 新たなニーズに対する取り組みについて 写真にこだわりの強いお客さん向けの フォトグラファー指名制度 や家族旅行に合 わせて気軽に挙式できる おきなわファミリー婚 などに取り組んでいます おきなわファミリー婚 とは 結婚式を挙げていないカップルの方とご家族に結婚式と家族旅行を兼ねて絆を深める旅とセレモニーを想い出に 旅行がてら普段着でできる挙式スタイルのこと おきなわファミリー婚 には 県内の婚礼事業社が参加しており サイト上で各社が運営する10のチャペルの中から好みの式場を選び空き状況を確認のうえ 仮予約ができる 資料 : 一般社団法人沖縄リゾートウェディング協会 36

39 Ⅲ. まとめ Ⅲ-1. リゾートウエディングに関する調査 (WEBアンケート調査) について リゾートウエディングの検討状況 リゾートや観光地で挙式を挙げてみたいと思ったきっかけは 挙式サービス事業会社のWEBサイト が最も多く 次いで 女性雑誌 ファッション雑誌 友人 知人のクチコミ ブライダルフェア となっています 実際に リゾートウエディングを検討する際 式場の情報源として 結婚情報誌 式場のWEBサイト が多く利用されています 具体的にリゾートウエディンを検討し始めた時期は 挙式の68ヶ月前 が最も多く 挙式の1 年以上前 から検討していた方も約 1/4を占めています 挙式の場所については 約 4 割の方が 沖縄でのリゾートウエディング以外は考えていなかった となっています 国内の他の観光地では北海道 軽井沢 ( 長野県 ) 海外ではハワイ( 米国 ) グアム( 米国 ) がリゾートウエディングのライバルとしてあげられています 沖縄での挙式決定要因としては リゾート気分を楽しめる が最も多く 次いで 海が見えるところで挙式できる 挙式後の観光 ( 新婚旅行 ) が楽しめる 滞在中 参列者も楽しめる となっています リゾートウエディングの挙式状況 挙式形態は 式のみ 式と披露宴 が半々で 挙式スタイルは チャペルウエディング が大半を占めています 挙式の場所は, 沖縄本島中部 が最も多く 次いで 沖縄本島北部 沖縄本島南部 となっています 新郎新婦の滞在日数は平均 4.9 であり 1 週間以上滞在している方もいます 参列者の数は平均 25.4 人 挙式費用は平均 155 となっています 挙式後の沖縄旅行 約 9 割の方が挙式後に沖縄旅行 ( 新婚旅行 ) を行っており 平均の旅行日数は 3.5 旅行費用は 31.7 となっています リゾートウエディングの満足度 とても満足 やや満足 を合わせて9 割超が満足しています 挙式形態別では 新郎新婦 参列者ともに 式と食事会 の満足度が高く 挙式スタイル別では チャペルウエディング の評価が高くなっています 不満な点としてあがったのは 新郎新婦からは 天候の悪さ 本土の代理店と沖縄の式場の連携不足 など 参列者からは 料理やドリンクの味 式と披露宴の待ち時間の長さ 空港からの移動 となっています 37

40 リゾートウエディングによる波及効果 挙式者の約 6 割が 挙式以降も沖縄を訪問しています 将来 お祝い事 ( 結婚記念日 子どもの誕生日 退職祝い等 ) を沖縄でしてみたいと思っている方は とても思う やや思う を合わせて約 8 割となっています 知人へ 沖縄リゾートウエディング を進めてみたいと思っている方は とても思う やや思う を合わせて約 8 割となっています Ⅲ-2. 沖縄リゾートウエディング の持続的な発展に向けて 沖縄リゾートウエディング の実施組数は 沖縄県 一般財団法人沖縄観光コンベンションビューローが実施している国内外のプロモーション及び受入態勢の整備等の取り組みや一般社団法人沖縄リゾートウェディング協会などとの連携により 順調に推移しています 県内においてチャペルやホテルなど挙式サービスを行うリゾートウエディング取扱事業者は 進展する少子高齢化による若年人口の減少 未婚率の上昇や挙式しない婚姻者の増加など国内におけるウエディングを取り巻く環境が厳しくなっていることに対して危機感を感じており 写真にこだわりの強い外国からのお客さん向けの フォトグラファー指名制度 や旅行がてら普段着でできる おきなわファミリー婚 など 新たなニーズに対する取り組みが展開されています 今回のWEBアンケート調査において 沖縄リゾートウエディング を挙げた方の約 4 割が 沖縄でのリゾートウエディング以外は考えていなかった ということから 沖縄は 国内におけるリゾートウエディングの地として認知度が高く また リゾートウエディングを挙げる上での動機付けの一つとして考えられる リゾート気分を楽しめる という魅力を有していることが 沖縄リゾートウエディング の実施組数が継続して増加してきた要因の一つと考えられます また 新郎新婦本人に加えて 参列者や家族も満足しており 沖縄リゾートウエディング の満足度は9 割以上と高くなっており さらには過半数の方が 挙式以後も沖縄を訪問しており 沖縄リゾートウエディング が再訪のきっかけとなっていることがうかがえます ただ 沖縄リゾートウエディング のサービスや対応についての不満として 本土の代理店と現地の式場との連携や打ち合わせが不十分であったこと 当日のメイクや髪型に対する不満 さらには 参列者から料理やドリンク 待ち時間の長さ 空港からの移動などについて不満と感じた方もあり 今後も好調に推移させていくためには リゾートウエディングの地としての沖縄の魅力を引き続きPRしていくとともに 新郎新婦との綿密な打ち合わせを行い 新郎新婦や参列者の挙式 披露宴とその後の旅行に対する要望をよく聞き取ることが大事ではないでしょうか また 参列者からの不満点としてあげられた 料理やドリンクの味 式と披露宴の待ち時間の長さ 空港からの移動 について 参列者の満足度を高めるための取り組みについて検討することも大事ではないでしょうか 38

41 今後 国内では北海道 軽井沢などや海外ではハワイやグアムなどのリゾートウエディング地間競争の激化が予想されることから リゾートウエディングの差別化を図る必要があると考えられます その方策の一つとして アンケートにおいて 将来 お祝い事を沖縄で行いたい との意向が8 割を超えていることからも 生涯にわたって お客様との関係性の構築 ( 木婚式 (5 周年 ) 錫婚式(10 周年 ) 金婚式(50 周年 )) を図っていくことが 沖縄観光の永続的な発展につながるのではないでしょうか 39