LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 目次 SR レポートの読み方 : 本レポートは 直近更新内容 業績動向セクションから始まります ビジネスモデルに馴染みのない方は 事

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1 COVERAGE INITIATED ON: LAST UPDATE: 当レポートは 掲載企業のご依頼により株式会社シェアードリサーチが作成したものです 投資家用の各企業の 取扱説明書 を提供することを目的としています 正確で客観性 中立性を重視した分析を行うべく 弊社ではあらゆる努力を尽くしています 中立的でない見解の場合は その見解の出所を常に明示します 例えば 経営側により示された見解は常に企業の見解として 弊社による見解は弊社見解として提示されます 弊社の目的は情報を提供することであり 何かについて説得したり影響を与えたりする意図は持ち合わせておりません ご意見等がございましたら までメールをお寄せください ブルームバーグ端末経由でも受け付けております Research Report by Shared Research Inc.

2 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 目次 SR レポートの読み方 : 本レポートは 直近更新内容 業績動向セクションから始まります ビジネスモデルに馴染みのない方は 事業内容セクショ ンからご覧ください 要約 主要経営指標の推移 直近更新内容 概略 業績動向 四半期実績推移 中期経営目標 FY9/18 計画 (217 年 1 月発表 FY9/19 は経営統合で未定 ) 事業内容 市場とバリューチェーン 事業概要 事業セグメント SW(Strengths, Weaknesses) 分析 財務諸表他 損益計算書 貸借対照表 キャッシュフロー計算書 その他の情報 沿革 トップマネジメント及び社外取締役 配当方針 大株主 (217 年 9 月末時点 ) 従業員数 (218 年 9 月末時点 ) 企業概要 過去の業績 ニュース 過去の業績 ニュース & トピックス /65

3 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 事業概要 要約 同社はインターネット領域に特化したサービス開発企業 現在は メディア ( 例えばYahoo! などのWebサイト ) 側の立場で広告収益の最大化を支援するアドプラットフォーム事業 (FY9/18 営業利益高構成比 91%) ポイントサイト EC ナビ を擁するポイントメディア事業 ( 同 21%) の2つを主力事業とし インキュベーション事業 ( 同 -12%) で第 3の事業の柱構築を目指している 218 年 1 月 31 日に電通 1% 子会社 CCIとの経営統合を発表 219 年 1 月下旬から2 月にかけての決算時に統合会社としての中期経営方が語られる予定である 1999 年の設立以来 様々な事業変遷を経てきたが ここ数年はインターネット広告におけるプログラマティック取引市場 ( 広告在庫のオンライン上での自動取引 ) が急速に拡大するなかで 1) サプライサイド :SSPサービス( ネットメディアの広告収益最大化を図るプラットフォーム ) 2) デマンドサイド : スマートフォン向けアドネットワーク事業が同社業績の急成長を牽引 そして 既存事業が生むキャッシュフローを用いて更なる成長のための新規サービスの開発を積極的に模索している ( インキュベーション事業 ) なお ポイントメディア事業はFY9/19 以降の再成長を目指し FY9/18 に抜本的構造改革を実行 底入れが図られた 中長期戦略 ( 経営統合前 ) 人を軸にした事業開発会社 として 事業領域を拡大させながら企業価値の最大化を目指す 216 年 1 月 同社では5~1 年後の将来の姿を見据え その為にはどのような戦略が必要かと逆算し 今後の経営方針 を再設定した 将来の姿として 1) 主要事業領域 : 現状の2から3~1に拡大 2) グループ概念を再定義 : 従来の連結子会社という概念から 志や価値観を共有した事業グループ集団との位置付けに 3) 意思決定 : これまでの子会社 事業部制を踏襲しつつも より権限委譲がなされている という未来図を描いた 217 年 1 月には 同戦略に基づき 達成目標及び期限を明確にした中期経営目標を発表 FY9/18を先行投資期として FY9/19 以降の利益成長に繋げ FY9/2に売上 42 億円 営業利益 3 億円 当期利益 18 億円 配当性向 2% を目指すというもの なお 同社では 中期経営目標 と あえて 中期経営計画 という言葉を用いていない これは 競合企業に対して手の内 ( 戦略 ) を明かすことを避けつつ 目標数値には同様の重みを持たせるという意思が込められたものである 重点施策は 1) アドプラットフォームの徹底強化 シェア拡大 2) ポイントメディアの構造改革 再成長軌道へ 3) 第三の事業領域の確立というもの これらを早期に実行すべく 一層の採用強化 グループ内人材の最適配置に着手 セグメント別営業利益も非開示ながら 1) アドプラットフォーム : 市場シェアの拡大と粗利額最大化を図る一方で デマンドサイドを更に強化して垂直統合によって粗利益率を改善 販管費も成長持続のための費用を投下しつつ 営業利益率上昇を目指す 2) ポイントメディア :FY9/18 中に構造改革を終わらせ FY9/19 以降は増収による増益を見込み 3) インキュベーション : 成長が見込める事業を増やしつつ 少なくとも3 事業は営業黒字化を目指すもの とSR 社ではみている 経営統合 そして 218 年 1 月 31 日 FY9/18 通期決算と同時に電通子会社 CCIとの株式交換による持株会社方式の経営統合を発表 ( 上場維持予定 電通持分比率 53.1%) した 統合に至った背景として 1) 機会 : ナショナルクライアントによる運用型広告市場における成長余地の高さ 2) 脅威 :GoogleやFacebook Yahoo 等のメディア且つ巨大広告プラットフォーマーが存在感を増す中でパートナー関係を構築 3)S&W: 同社の弱み及びCCIの弱みは 同時にCCIの強み及び同社の強みと相互補完関係にあることがあげられる 詳細は FY9/19 決算時に予定されている 中期経営方針 FY12/2( 同社は 15 か月 CCI は 12 か月の業績を連結 ) 計画で 詳細が語られる予定である 3/65

4 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 主要経営指標の推移 損益計算書 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/18 FY9/16 FY9/17 FY9/18 ( 百万円 ) 連結 連結 連結 連結 Q2 Q4 Q2 Q4 Q2 Q4 売上高 17,73 2,842 25,895 28,518 4,988 5,23 4,94 5,685 6,573 6,871 6,198 6,253 6,799 7,556 6,918 7,245 アドプラットフォーム事業 9,833 13,31 18,314 19,26 2,874 3,264 3,129 3,764 4,495 4,964 4,395 4,46 4,635 4,847 4,737 5,41 ポイントメディア事業 5,849 5,933 5,745 6,87 1,597 1,495 1,419 1,42 1,535 1,476 1,356 1,378 1,542 2,166 1,522 1,64 インキュベーション事業 2,813 2,175 2,82 2, YoY 16.5% 17.5% 24.2% 1.1% 12.8% 13.9% 15.3% 28.2% 31.8% 31.4% 25.5% 1.% 3.4% 1.% 11.6% 15.9% アドプラットフォーム事業 3.% 32.5% 4.5% 5.2% 16.9% 28.9% 33.6% 5.7% 56.4% 52.1% 4.5% 18.5% 3.1% -2.4% 7.8% 13.% ポイントメディア事業.9% 1.4% -3.2% 19.6% 11.5% -2.% -.5% -2.9% -3.9% -1.3% -4.4% -3.%.5% 46.8% 12.2% 19.1% インキュベーション事業 -7.1% -22.7% -4.3% 24.5% -18.4% -2.7% -26.5% -26.5% -4.9% -19.7% -.1% 12.7% 9.5% 26.5% 42.9% 23.% 粗利益 6,562 6,421 8,15 8,162 1,669 1,6 1,528 1,624 2,155 2,222 1,864 1,774 2,4 2,65 2,39 2,19 粗利率 37.% 3.8% 31.% 28.6% 33.5% 3.6% 3.9% 28.6% 32.8% 32.3% 3.1% 28.4% 3.% 27.3% 29.5% 27.9% 販管費 4,324 4,7 6,28 6,742 1,7 1,124 1,243 1,263 1,52 1,539 1,538 1,612 1,624 1,634 1,724 1,759 YoY 5.9% 8.7% 32.1% 8.6% -2.9% 1.5% 13.% 24.6% 42.% 37.% 23.7% 27.6% 6.9% 6.2% 12.1% 9.2% 販管費率 24.4% 22.6% 24.% 23.6% 21.4% 21.5% 25.2% 22.2% 23.1% 22.4% 24.8% 25.8% 23.9% 21.6% 24.9% 24.3% 営業利益 2,238 1,721 1,86 1, アドプラットフォーム事業 1,36 1,81 1,471 1, ポイントメディア事業 インキュベーション事業 YoY 14.8% -23.1% 5.% -21.4% -3.8% -21.7% -38.1% -34.1% 6.1% 43.3% 14.4% -55.% -34.6% -36.9% -3.5% 59.9% アドプラットフォーム事業 24.2% -17.3% 36.1% -12.1% -16.1% -17.9% -35.6% -2.9% 54.1% 68.3% 65.4% -33.8% -34.5% -23.7% 16.9% 37.4% ポイントメディア事業.1% -19.7% -36.3% -26.2% 5.2% -22.4% -44.7% -5.1% -48.2% -.9% -5.3% -44.5% -63.6% -46.3% -2.9% 95.% 営業利益率 12.6% 8.3% 7.% 5.% 12.% 9.1% 5.8% 6.3% 9.7% 9.9% 5.3% 2.6% 6.1% 5.7% 4.5% 3.6% アドプラットフォーム事業 13.3% 8.3% 8.% 6.7% 11.% 9.7% 5.% 7.8% 1.9% 1.7% 5.9% 4.3% 6.9% 8.4% 6.4% 5.3% ポイントメディア事業 13.7% 1.9% 7.1% 4.4% 16.6% 1.6% 8.3% 7.3% 8.9% 1.7% 4.3% 4.2% 3.2% 3.9% 3.7% 6.8% 営業外損益 内 金融収益 内 為替差損益 内 持分法投資損益 他 営業外損益 経常利益 2,189 1,246 1,862 1, YoY 11.7% -43.1% 49.4% -23.1% -13.7% -37.2% -54.% -81.1% 25.% 8.6% 43.7% 83.8% -25.3% -38.5% -1.% 1.4% 経常利益率 12.3% 6.% 7.2% 5.% 11.4% 7.3% 4.2% 1.6% 1.8% 1.% 4.8% 2.6% 7.8% 5.6% 4.3% 2.5% 特別損益 税率 36.3% 47.1% 38.2% 4.9% 35.5% 4.8% 35.9% % 32.8% 少数株主損益 当期利益 1, ,162 1, YoY 45.2% -55.6% 58.7% -3.8% -3.8% -4.% -4.8% % 13.2% 当期利益率 9.3% 3.5% 4.5% 3.9% 7.9% 4.5% 2.5% -.4% 6.7% 7.% -1.3% 5.1% 5.2% 3.% 7.7%.1% 一株あたり指標期末発行済株式数 ( 百万株 ) 期中平均株式数 ( 百万株 ) BPS( 円 ) EPS( 円 ) EPS( 希薄化後 円 ) DPS( 円 ) 配当性向 13.7% 16.2% 15.5% 16.% 貸借対照表 ( 百万円 ) 流動資産 7,84 7,362 9,578 1,725 7,473 7,726 7,17 7,362 8,378 9,463 9,173 9,578 9,47 1,392 1,114 1,725 現金 預金 有価証券 4,214 3,111 5,445 5,68 3,454 3,847 3,176 3,111 3,33 4,46 5,7 5,445 4,322 5,26 5,68 5,68 売上債権 2,461 2,891 3,177 3,64 2,892 2,752 2,543 2,891 3,719 3,945 3,111 3,177 3,584 3,97 3,163 3,64 棚卸資産 その他流動資産 ,26 1, 有形固定資産 無形固定資産 1,639 2,67 2,21 1,82 1,689 1,683 2,138 2,67 2,654 2,593 2,255 2,21 2,166 2,64 2,23 1,82 投資その他の資産 3,1 2,917 3,794 4,57 3,78 3,172 3,165 2,917 3,6 3,42 4,133 3,794 3,669 3,892 4,483 4,57 内 投資有価証券 2,66 2,425 3,263 3,559 2,732 2,792 2,671 2,425 2,532 3,116 3,781 3,263 3,145 3,386 3,978 3,559 資産合計 12,671 12,538 15,776 16,795 12,461 12,84 12,543 12,538 12,461 15,624 15,732 15,776 15,66 16,575 16,833 16,795 流動負債 5,478 5,538 6,931 7,158 5,412 5,668 5,335 5,538 6,386 6,93 6,658 6,931 6,661 7,483 6,824 7,158 買入債務 1,364 2,12 2,388 2,549 1,643 1,852 1,86 2,12 2,519 2,652 2,345 2,388 2,48 3,45 2,267 2,549 短期有利子負債 ポイント引当金 2,69 2,74 2,751 2,838 2,735 2,786 2,732 2,74 2,741 2,77 2,79 2,751 2,781 2,764 2,832 2,838 その他流動負債 1, ,383 1, ,127 1,2 1,383 1,11 1,184 1,236 1,281 固定負債 ,5 1,4 859 長期有利子負債 その他 純資産 6,274 6,333 8,114 8,777 6,186 6,34 6,476 6,333 6,87 7,842 8,117 8,114 7,778 8,88 8,969 8,777 株主資本 5,356 5,651 6,8 7,366 5,31 5,542 5,719 5,651 5,986 6,496 6,43 6,8 6,573 6,72 7,288 7,366 評価換算差額 ,6 1, ,5 1,45 1, ,99 1,432 1,162 少数株主持分 負債資本合計 12,671 12,538 15,776 16,795 12,461 12,84 12,543 12,538 14,228 15,624 15,732 15,776 15,66 16,575 16,833 16,795 キャッシュフロー計算書 ( 百万円 ) 営業活動によるCF , 投資活動によるCF -2,68-1,145-1,2 2 財務活動によるCF 財務諸表有利子負債 1, ,27 1,168 1, ,234 1, ネットキャッシュ 3,191 2,338 4,48 4,691 2,493 2,948 2,34 2,338 2,6 3,238 4,7 4,48 3,47 4,26 4,497 4,691 ROA( 総資産経常利益率 ) 18.8% 9.9% 13.2% 8.8% ROE( 自己資本純利益率 ) 31.8% 12.% 16.6% 13.6% 流動比率 142.4% 132.9% 138.2% 149.8% 138.1% 136.3% 131.5% 132.9% 131.2% 137.1% 137.8% 138.2% 135.8% 138.9% 148.2% 149.8% 固定比率 8.4% 83.8% 78.9% 71.2% 83.4% 82.6% 87.7% 83.8% 89.% 81.7% 83.7% 78.8% 8.% 79.1% 77.% 71.2% 自己資本比率 47.8% 49.3% 49.8% 5.8% 48.% 48.% 5.2% 49.3% 46.2% 48.3% 49.8% 49.8% 5.% 47.2% 51.8% 5.8% 4/65

5 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 直近更新内容 概略 218 年 11 月 9 日 株式会社 VOYAGE GROUP への取材を踏まえてレポートを更新した 218 年 1 月 31 日 同社は 218 年 9 月期通期決算及び電通 1% 子会社 CCI との株式交換による持株会社方式の経営統合を 発表した ( 決算短信へのリンクはこちら 詳細は業績動向の項目を参照 ) 過去の会社発表は ニュース & トピックスを参照 5/65

6 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 業績動向 四半期実績推移 損益計算書 FY9/16 FY9/17 FY9/18 FY9/16 FY9/17 FY9/18 FY9/18 前年比増減 ( 百万円 ) Q2 Q4 Q2 Q4 Q2 Q4 通期 通期 通期 会予 進捗率 Q2 Q4 売上高 4,988 5,23 4,94 5,685 6,573 6,871 6,198 6,253 6,799 7,556 6,918 7,245 2,842 25,895 28,518 3, 95.1% YoY 12.8% 13.9% 15.3% 28.2% 31.8% 31.4% 25.5% 1.% 3.4% 1.% 11.6% 15.9% 17.5% 24.2% 1.1% 15.9% 売上総利益 1,669 1,6 1,528 1,624 2,155 2,222 1,864 1,774 2,4 2,65 2,39 2,19 6,421 8,15 8,162 8,5 96.% YoY -3.2% -6.7% -2.% 4.% 29.1% 38.9% 22.% 9.3% -5.3% -7.1% 9.4% 13.8% -2.1% 24.8% 1.8% 6.1% 総利益率 33.5% 3.6% 3.9% 28.6% 32.8% 32.3% 3.1% 28.4% 3.% 27.3% 29.5% 27.9% 3.8% 31.% 28.6% 28.3% -2.8pt -5.pt -.6pt -.5pt 販管費 1,7 1,124 1,243 1,263 1,52 1,539 1,538 1,612 1,624 1,634 1,724 1,759 4,7 6,28 6,742 7,3 92.4% 人件費 ,419 2,86 2, 広告宣伝費 のれん償却額 その他 , YoY -2.9% 1.5% 13.% 24.6% 42.% 37.% 23.7% 27.6% 6.9% 6.2% 12.1% 9.2% 8.7% 32.1% 8.6% 17.6% 人件費 7.% 9.3% 4.5% 3.5% 15.2% 24.3% 17.% 16.9% 5.1% 3.2% 1.5% 6.5% 6.% 18.2% 4.1% 広告宣伝費 -1.3% -13.8% 16.2% 23.6% 39.7% -4.2% 2.6% 7.4% -14.7% 24.2% 57.9% -29.7% 3.2% 31.% 3.4% のれん償却額 2,697.6% 15,339.% 12.5% 35.9% 74.4% 82.% 27.8% 1.9% -11.9% -1.2% -1.2% 3.9% 4.6% 29.9% 33.5% その他 -7.2% 15.% 51.9% 72.2% 95.4% 73.9% 34.% 29.8% 19.4% 6.5% 15.1% 3.2% -47.2% -44.8% 38.5% 対売上比 21.4% 21.5% 25.2% 22.2% 23.1% 22.4% 24.8% 25.8% 23.9% 21.6% 24.9% 24.3% 22.6% 24.% 23.6% 24.3% +.8pt -.8pt +.1pt -1.5pt 人件費 11.9% 11.% 12.8% 1.9% 1.4% 1.4% 11.9% 11.5% 1.6% 9.8% 1.8% 1.6% 11.6% 11.% 1.4% +.2pt -.6pt -1.1pt -.9pt 広告宣伝費 3.1% 3.2% 2.8% 2.7% 3.3% 2.3% 2.6% 4.1% 2.7% 2.6% 3.7% 2.5% 2.9% 3.1% 2.9% -.6pt +.3pt +1.1pt -1.6pt のれん償却額.7%.6%.9%.8%.9%.9% 1.%.8%.8%.7%.8%.7%.8%.9%.7% -.1pt -.2pt -.2pt -.1pt その他 5.7% 6.6% 8.7% 7.9% 8.5% 8.8% 9.3% 9.3% 9.8% 8.5% 9.6% 1.4% 7.2% 8.9% 9.6% +1.3pt -.3pt +.3pt +1.2pt 営業利益 ,721 1,86 1,42 1, % YoY -3.8% -21.7% -38.1% -34.1% 6.1% 43.3% 14.4% -55.% -34.6% -36.9% -3.5% 59.9% -23.1% 5.% -21.4% -33.6% 営業利益率 12.% 9.1% 5.8% 6.3% 9.7% 9.9% 5.3% 2.6% 6.1% 5.7% 4.5% 3.6% 8.3% 7.% 5.% 4.% -3.6pt -4.2pt -.7pt +1.pt 営業外損益 金融収支 為替差損益 持分法投資損益 その他 経常利益 ,246 1,862 1,432 1, % YoY -13.7% -37.2% -54.% -81.1% 25.% 8.6% 43.7% 83.8% -25.3% -38.5% -1.% 1.4% -43.1% 49.4% -23.1% -35.5% 特別損益 法人税等 税率 35.5% 4.8% 35.9% 254.7% 33.4% 32.8% 352.% 25.8% 37.6% 37.9% 37.5% 116.4% 47.1% 38.2% 4.9% 少数株主損益 親会社株主帰属当期利益 ,162 1,117 1,5 16.4% YoY -3.8% -4.% -4.8% -13.5% 11.5% 13.2% % -1,547.1% -19.8% -53.2% -761.% -97.3% -55.6% 58.7% -3.8% -9.6% 当期利益率 7.9% 4.5% 2.5% -.4% 6.7% 7.% -1.3% 5.1% 5.2% 3.% 7.7%.1% 3.5% 4.5% 3.9% 3.5% -1.5pt -4.pt +9.pt -5.pt のれん償却前営業利益 ,879 2,36 1, YoY 1.4% -16.4% -31.4% -3.% 9.7% 45.8% 16.3% -47.5% -32.7% -34.8% -4.6% 46.5% -18.2% 8.4% -19.9% 利益率 12.7% 9.7% 6.7% 7.2% 1.6% 1.8% 6.2% 3.4% 6.9% 6.4% 5.3% 4.3% 9.% 7.9% 5.7% -3.7pt -4.4pt -.9pt +.9pt 売上高 4,988 5,23 4,94 5,685 6,573 6,871 6,198 6,253 6,799 7,556 6,918 7,245 2,842 25,895 28,518 3, 95.1% アドプラットフォーム事業 2,874 3,264 3,129 3,764 4,495 4,964 4,395 4,46 4,635 4,847 4,737 5,41 13,31 18,314 19,26 22, 87.5% サプライサイド 1,939 2,243 2,281 2,745 2,963 3,155 2,718 2,66 2,667 2,736 2,61 2,654 9,21 11,498 1, fluct SSP (PC) ,631 2,718 1, fluct SSP ( スマートフォン ) 1,319 1,596 1,681 1,937 2,89 2,322 2,124 2,243 2,282 2,37 2,25 2,31 6,533 8,78 9, デマンドサイド 1,55 1,25 1,48 1,283 1,848 2,131 2, 2,226 2,438 2,623 2,641 2,954 4,637 8,27 1, Zucks 968 1, ,171 1,4 1,672 1,678 1,942 2,149 2,268 2,453 2,663 4,22 6,692 9, CMerTV その他 その他 セグメント内相殺 ,119-1,565-2, ポイントメディア事業 1,597 1,495 1,419 1,42 1,535 1,476 1,356 1,378 1,542 2,166 1,522 1,64 5,933 5,745 6,87 5, % ポイント発行残高 2,734 2,785 2,732 2,74 2,74 2,77 2,79 2,751 2,781 2,764 2,832 2,838 2,74 2,751 2, インキュベーション事業 ,175 2,82 2,592 2,7 96.% 強化領域 その他 ,78 1,425 1, 撤退 連結相殺 YoY 12.8% 13.9% 15.3% 28.2% 31.8% 31.4% 25.5% 1.% 3.4% 1.% 11.6% 15.9% 17.5% 24.2% 1.1% 15.9% アドプラットフォーム事業 16.9% 28.9% 33.6% 5.7% 56.4% 52.1% 4.5% 18.5% 3.1% -2.4% 7.8% 13.% 32.5% 4.5% 5.2% 2.1% サプライサイド 12.4% 24.5% 3.9% 5.5% 52.8% 4.7% 19.2% -3.1% -1.% -13.3% -4.3% -.2% 29.8% 24.8% -7.3% fluct SSP (PC) 12.3% 22.1% 2.6% 64.7% 47.2% 31.2% -.5% -48.3% -55.9% -56.1% -4.8% -17.5% 29.4% 3.3% -46.8% fluct SSP ( スマートフォン ) 1.3% 24.6% 38.8% 5.5% 58.4% 45.5% 26.4% 15.8% 9.2% 2.1% 5.9% 3.% 31.3% 34.4% 4.9% デマンドサイド 83.8% 111.5% 75.5% 83.3% 75.2% 7.5% 9.8% 73.5% 31.9% 23.1% 32.1% 32.7% 88.3% 77.% 29.9% Zucks % 47.8% 76.6% 65.8% 53.5% 35.6% 46.2% 37.1% % 42.5% ポイントメディア事業 11.5% -2.% -.5% -2.9% -3.9% -1.3% -4.4% -3.%.5% 46.8% 12.2% 19.1% 1.4% -3.2% 19.6% -2.5% ポイント発行残高 4.8% 5.% 2.6%.5%.2% -2.8% -.9% 1.7% 1.5% 2.1% 4.6% 3.1%.5% 1.7% 3.1% 会員数 9.9% 8.8% 8.2% 7.7% 7.6% 8.7% 9.8% 1.7% 1.6% 9.8% % 1.7% - インキュベーション事業 -18.4% -2.7% -26.5% -26.5% -4.9% -19.7% -.1% 12.7% 9.5% 26.5% 42.9% 23.% -22.7% -4.3% 24.5% 29.7% 営業利益 ,721 1,86 1,42 1, % アドプラットフォーム事業 ,81 1,471 1,293 1, % ポイントメディア事業 % インキュベーション事業 強化領域 その他 撤退 営業利益率 12.% 9.1% 5.8% 6.3% 9.7% 9.9% 5.3% 2.6% 6.1% 5.7% 4.5% 3.6% 8.3% 7.% 5.% 4.% -3.6pt -4.2pt -.7pt +1.pt アドプラットフォーム事業 11.% 9.7% 5.% 7.8% 1.9% 1.7% 5.9% 4.3% 6.9% 8.4% 6.4% 5.3% 8.3% 8.% 6.7% -4.pt -2.3pt +.5pt +.9pt ポイントメディア事業 16.6% 1.6% 8.3% 7.3% 8.9% 1.7% 4.3% 4.2% 3.2% 3.9% 3.7% 6.8% 1.9% 7.1% 4.4% -5.7pt -6.8pt -.6pt +2.7pt インキュベーション事業 2.8%.2% 2.3% -7.9% 1.7% -1.3% 1.8% -17.7% 6.9% -1.% -6.3% -19.2% -.2% -3.6% -6.8% +5.2pt -8.7pt -8.1pt -1.5pt 従業員数 アドプラットフォーム事業 ポイントメディア事業 インキュベーション事業 全社 ( 共通 ) /65

7 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc 年 9 月期通期決算 (218 年 1 月 31 日発表 ) FY9/18: アドプラが牽引し1% 増収 過去最高更新 営業利益は21% 営業減益だが 計画比では2 億円増の14 億円で着地 経営統合 :219 年 1 月に電通 1% 子会社サイバー コミュニケーションズ (CCI) との株式交換による経営統合を発表 同社とCCIが持株会社傘下となり持株会社 ( 電通 53.1% 保有 ) が上場維持の意向 CCIのFY12/18 予想 OPは14 億円 双方の強みと課題を相互補完することが最大のメリット ネット広告業界をリードする圧倒的存在を目指す FY9/19: 経営統合に伴い通期計画は現時点で未定 アドプラ :5.2% 増収 デマンドサイドが3% 増と好調持続 サプライサイドの媒体精査影響での減収を補い利益積み上げ 媒体精査影響 (6 億円 ) 除けば実質 48% 増益 デマンドサイドの売上がサプライサイドをに上回り通期でも5% 超 ポイント : 中長期の事業成長実現に向け魅力高める構造改革推進中 再成長戦略の効果で下期から増収増益基調に インキュベーション : 強化成長領域は採用関連が引き続き順調 人員増 ( 含む再配置 ) 含む先行投資推進で損失拡大 ゲームタイトルリリース遅延等で広宣費抑制も新サービス立上準備や撤退等で 損失が拡大四半期売上高 ( 上表 ) 営業利益 ( 下表 ) 推移 ( 百万円 ) 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1, -1, ,524 1,463 4,52 1,558 3,749 3,896 1,392 1,38 4,423 4,59 1,432 1,526 4,283 4,433 1,426 1,463 4,988 1,597 5,23 4,94 1,495 1,419 1,647 2,53 1,854 2,11 2,459 2,533 2,342 2,497 2,874 3,264 3,129 FY9/ FY9/14 アドプラットフォームポイントメディアインキュベーション連結相殺等 YoY( 右軸 ) Q2 Q4 FY9/ Q2 Q4 FY9/15 Q2 Q4 FY9/16 5,685 1,42 3,764 6,573 1,535 4,495 Q2 Q4 FY9/17 6,871 1,476 4,964 6,198 6,253 1,356 1,378 6,799 1,542 7,556 2,166 6,918 1,522 7,245 1,64 4,395 4,46 4,635 4,847 4,737 5,41 Q2 Q4 FY9/18 アドプラットフォームポイントメディアインキュベーション営業利益率 ( 右軸 ) Q2 Q4 FY9/16 Q2 Q4 FY9/17 Q2 Q4 FY9/18 Q2 Q Q2 Q4 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% % -1% 16% 14% 12% 1% 8% 6% 4% 2% % -2% 2% 15% 1% 5% % 業績概要 18.4% 17.3% 16.6% 15.7% 15.3% 15.2% 14.9% 14.1% 13.% 13.4% 12.3% 13.7% 1.6% 11.2% 1.6% 12.1% 1.1% 1.4% 11.% 9.7% FY9/14 FY9/18: アドプラが牽引 営業利益は 21% 営業減益だが 計画比では 2 億円増の 14 億円で着地 経営統合発表 FY9/18 通期業績は 売上高が前年比 1.1% 増の 28,518 百万円 粗利益 8,162 百万円 (1.8% 増 ) 営業利益 1,42 百万円 (21.4% 減 ) 主力のアドプラットフォームがデマンドサイド (3% 増 ) を中心に増収を牽引したが 媒体精査の影響 (6 億円減 益要因 ) や増収に伴う費用増もあって連結全体では減益となった 但し 媒体精査の影響を除けば 粗利は 1% 増 営業 利益は 18% 増とのこと FY9/15 アドプラットフォーム FY9/16 8.3% 5.% ポイントメディア 7.8% 7.3% 1.9% 1.7% 8.9% FY9/17 1.7% 5.9% 4.3% 6.9% 8.4% 6.4% 4.3% 4.2% 3.2% 3.9% 3.7% FY9/18 6.8% 5.3% 7/65

8 告代理店R LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 経営統合 また 決算同日 電通 ( 東証 4324)1% 子会社のサイバー コミュニケーションズ (CCI) との株式交換 ( 交換比率 1:26 株式交換により交付する株式数 13,441,56 株 ) による経営統合を発表 219 年 1 月 1 日付で両社は対等の精神に基づき持株会社体制に移行 持株会社 ( 電通が53.1% 保有 ) の傘下には同社及びCCIが入り 東証 1 部上場は維持する意向 3 社間で資本業務提携契約を締結し 様々な領域で連携を図るとしている 持株会社体制にした目的は 企業文化や雰囲気 人事制度等の調整に労力を使うよりは 互いの事業を伸ばす方向に意識を向けさせたいと同社では考えているため 人事交流は徐々に進めていく方針 概要 ホールディングス体制への移行 (219 年 1 月 1 日 ) 持株会社 ( 社名未定 )( 東証一部 :3688) 持株会社 ( 社名未定 )( 東証一部 :3688) 53.1% 保有 電通 非上場 非上場 資本業務提携 目指す方向性経営統合により 成長するネット広告市場において業界をリードする圧倒的な存在に を目指していく方向性として掲げる 統合に至った背景として 1) 機会 : ナショナルクライアントによる運用型広告市場における成長余地の高さ 2) 脅威 :GoogleやFacebook Yahoo 等のメディア且つ巨大広告プラットフォーマーが存在感を増す中でパートナー関係を構築 3)S&W: 同社の弱み及びCCIの弱みは 同時にCCIの強み及び同社の強みと相互補完関係にあることがあげられる 相互補完両社は テクノロジーに強いネット企業 ( 同社 ) 強い顧客基盤を持つネット広告企業(CCI) と補完関係にあり 双方の強み ( 同社 : アドプラットフォーム 技術力 サービス開発力 CCI: ナショナルクライアント プレミアムメディア等の強い顧客基盤 ネット広告の提案 実行力 ) と課題 ( 同社 : ナショナルクライアントの広告予算へのアプローチ CCI: テクノロジーの強化 ) を相互に補えることが最大のメリットとしている また 同社の顧客はパフォーマンス系広告を志向する企業 ( ゲーム EC 等のインターネットサービス ) が多いことから 顧客層もほぼ被っていない 経営統合後は a) ネット広告領域におけるリーチ力の強化 : 同社が運営するアドプラットフォームのCCI 販路への拡販 提供 クロスセルの拡大による顧客基盤強化 b) 開発力の向上及び新たな自社プロダクトの開発 : 同社の技術力 事業開発力 CCIの持つ顧客との強い関係値 マーケティング技術など 両社の技術力 ノウハウを持ち寄ることにより新たな自社プロダクトの開発 c) 新たな事業領域の拡大 : ネット広告領域における取組に加え 積極的にその他ネット領域における事業機会を検討する としている 統合後の相互補完と事業領域 広告主媒体 ( メディア ) 広ナショナル クライアント メディアレップ プレミアム メディア テクノロジーに強いインターネット企業 補完性の高い 強い顧客基盤をもつネット広告企業 非ナショナル クライアント DSP アドネット ワーク SSP 一般メディア ホールディングス体制を確立 8/65

9 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 電通の存在持株会社の過半の株式を電通が所有するが 同社では A) 持株会社傘下のCCIと引き続き強固な関係が期待されること B) デジタル広告化の流れが インターネット広告の世界だけでなく旧来メディア (TVや新聞等) において大きくなるなか持株会社の役割が重要となる可能性があることを期待している 電通側でも新会社がインターネットの世界で新たな事業を創造していくという期待がある模様だ 業績について CCIの218 年 12 月の業績見込みは 売上高 95,44 百万円 ( 同社 FY9/18:28,518 百万円 ) 営業利益 1,419 百万円 ( 同 1,42 百万円 ) 経常利益 1,475 百万円 (1,431 百万円 ) 当期利益 1,18 百万円 (1,117 百万円 ) 218 年 9 月末従業員数 1,32 人 ( 同 336 人 ) 決算期は違うが 同社 FY9/18 業績との単純合算では 売上高 123,922 百万円 営業利益 2,839 百万円 ( 利益率 2.3%) 経常利益 2,96 百万円 (2.3%) 当期利益 2,135 百万円 (1.7%) となる 年率 2% 近い成長を見せるネット広告市場 ( 電通調べ :217 年 1.2 兆円 218 年 1.4 兆円 ) において 約 1% のシェアを有する企業が生まれることとなる 営業利益率は同社 (5.%) に対して CCI は 1.5% これは CCI の事業の大半がメディアレップ * であり同社アドプラット フォーム事業よりも粗利率が低位であることによるもの 従業員が多いことから販管費も厚めとみられる インターネット広告市場 ( 左 ) 運用型広告市場 ( 中 ) 運用型広告市場割合 ( 右 ) (JPYbn) 1, インターネット広告媒体費インターネット広告比率 ( 右軸 ) 1,5 3% , % % % 1, % 1,221 1,44 2% 1% Est. % (JPYbn) 成果報酬型広告運用型広告市場 予約型広告 なお 経営統合のリリースでは 今後の両社の業績見通しについて 1) 同社 FY9/19:FY9/18の特別利益 (643 百万円 内関係会社売却益 541 百万円 税前利益は1,881 百万円 ) 反動で当期利益 (FY9/18:1,117 百万円 ) は約 3% の減益 ( 仮に1,117 7%=782) 2) 同社 FY9/2: 市場成長を基にアドプラットフォーム事業の増収やインキュベーション事業の収益化を進めることで営業利益 経常利益 当期利益は約 6% 増益 ( 同 %=1,251) 3)CCI FY12/18: 一部顧客に対する取引形態見直し等の影響で営業利益 経常利益 当期利益は約 4% 減益 ( 当期利益計画は1,18 百万円 ) 4)CCI FY12/19: 投資増等により同約 3% 減益 ( 仮に1,18 7%=713) 5)CCI FY12/2: ネット広告分野での売上成長や新規事業拡大で営業利益は3% 増益 ( 同 %=926) 6)CCI FY12/21: 営業利益 経常利益 当期利益が約 5% 増益 ( 同 %=1,39) とある 統合会社の営業利益について i)fy12/19: 同社 FY9/19の方向性が示されていないが特別利益等を考慮すると増益方向とSR 社ではみており CCIの約 4% 減益と合わせると増益となるかは不透明 ( 但し同社は15か月決算 ) ii)fy12/2: 同社 FY9/2は約 6% 増益 CCIは約 3% 増益と大幅増益の見通し iii)fy12/21: 同社は現時点で減益計画とする理由はないとみられ CCI( 約 5% 増益 ) と合わせると 増益基調が続くとみていると考えられよう メディアレップ : 広告主とメディアとを繋ぐ 卸売的存在 CCIはDACと並ぶメディアレップの大手 CCI FY12/18: 電通とのグループ内取引形態の見直しによりマージンが低下したもの 217 年末頃から行われたとみられ FY12/18は通期に亘り影響 同社事業についてなお 同社のFY9/19 通期計画は 経営統合の影響について合理的な算定が困難であるとして未定としている 同社によると経営統合後初めての決算発表時 (FY9/19) には中期経営方針とともに発表したいとのこと ただ 同社現状の事業については a) アドプラットフォーム事業 : サプライサイドはYahoo! やGoogle 等大手プラットフォーマーによるレ 9/65

10 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. ギュレーション変化 ( アドフラウド対策等 ) もあり厳しい環境下が続くものの 順調に成長しているデマンドサイドに経営資源を集中させ引き続き伸長を見込む b) ポイントメディア事業 :FY9/18に講じた再成長軌道に乗せるための構造改革により業績はFY9/18に底入れ FY9/19は更なる回復と収益性向上を狙う c) インキュベーション事業 :HR 関連の着実な利益積み上げ カジタク ( 家事代行のEC) にも期待するなか 新規事業を育むため適正範囲の投資を続ける意向 と基本的には増収増益方向でみているとSR 社では推測する 業績 ( 左 : 同社 中 :CCI 右: 単純合算推定当期利益 ) 売上高 営業利益 営業利益率 ( 右軸 ) 3, 28,518 3% 12, 25,895 25, 25% 1, 2,842 2, 17,73 2% 8, 15, 15% 6, 1, 1% 4, 5, 2,238 1,721 1,86 1,42 5% 2, % FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/18 出所 : 会社資料よりSR 作成 売上高営業利益営業利益率 ( 右軸 ) 5% 2,5 66,87 97,661 92,944 95,44 4% 2, 3% 1,5 2% 1, 1% 5 2,68 2,878 2,534 1,419 % FY12/15 FY12/16 FY12/17 FY12/18 同社 CCI 2,135 2,177 1,18 1, , ,39 1,251 1, FY12/18 FY12/19 FY12/2 FY12/21 補足なお 本経営統合により同社株式は 合併等による実質的存続性の喪失 に係る猶予期間 (219 年 1 月 1 日 ~222 年 12 月 31 日まで ) に入り 猶予期間最終日までに新規上場審査基準に準じた基準に適合すると認められた場合は猶予期間が解除される一方 適合しない場合は上場廃止となる恐れがある FY9/19に向けて ( 時点 参考 ) 期初に提示された中期経営目標においては 売上高は22 年 9 月期 42 億円 ( アドプラ3 億円 ポイント8 億円 インキュベーション4 億円 217 年 9 月期は各 183 億円 57 億円 21 億円 ) と各事業とも年平均 2 桁成長を目指し 218 年 9 月期も売上高 3 億円 ( 同 22 億円 56 億円 27 億円 ) とポイントメディア (1 億円減 ) 以外は2% 超の増収を見込んでいた しかしながら 累計実績を考慮すると通期では未達となる見通し これは アドプラットフォーム事業の主力プラットフォームであるfluct( サプライサイド ) の売上が事業環境の変化もあって減収基調が続いているため fluct 以外の主力プラットフォームZucks( デマンドサイド ) 及び他事業は順調に推移している 営業利益は 中期経営目標においては 218 年 9 月期こそアドプラットフォームでの媒体精査の影響 (6 億円減益要因 ) やポイントメディアの構造改革費用 (3 億円 ) 新規事業プロモーション強化(4 億円 ) もあって前年比 6 億円減益の12 億円を計画するが 219 年 9 月期から増益に転じることで 22 年 9 月期は3 億円の達成を目指している 218 年 9 月期の見通しとしては 累計期間までは減収の影響を販管費の抑制で補っており 広告宣伝費がQ4に大幅に増加しない限り通期計画は達成する可能性が高い 219 年 9 月期は 各事業とも増収を見込んでいるとみられる 利益面でも インキュベーション事業におけるプロモーション強化の状況にもよるが 基本的には中期経営目標に向けて増益目線で考えているとみられる ただ 広告宣伝費についてはインキュベーションの事業構造上 将来成長期待が高まった際には急にアクセルを踏む必要性があることから 218 年 9 月期同様に保守的に予算が組まれる可能性がある ただ 費用が多い = 同社が高い成長を見込んでいる新規事業が多数ある ともいえることから ここは218 年 9 月の公表計画を注視したい 以下 各事業の概観を示す アドプラットフォーム 218 年 9 月期は サプライサイド デマンドサイドとも増収を狙う サプライサイド ( 顧客はメディア アプリ ) においては 累計で9.4% 減 8 億円減 ( スマートフォン向け5.6% 増 4 億円増 PC 向け52.1% 減 12 億円減 ) と217 年 9 月期 Q4 以降の四半期での減収基調が続き 当初想定よりも未達基調にある 但し 各種のネガティブ要素 ( 不健全広告是正及び対策 ( 業界含む自主規制 アドフラウド対策等 ) や広告主の意識の高まり等の事業環境 ) は219 年 9 月期には一巡するとみている模様だ 同社ではメディア ( 及びスマートフォンアプリ ) 獲得を質量とも高めていくことが重要としている 引き続きSSPプラットフォームfluctの市場シェア拡大 粗利額の増大を図る方針とみられる また 動画リワード広告 (218 年 4 月から正式に提供開始 ) の本格化にも期待したい デマンドサイド ( 顧客は広告主 ) については 218 年 9 月期は市場成長以上にプラットフォームのZucksがアドネットワーク アフィリエイト広告ともに~を通じて好調に推移し Q4も同様の基調が続いている 219 年 9 月期もZucksの好調を維持しつつ 動画広告配信プラットフォームの CMerTVの成長を追加要素として加えていく考えとみられる Zucksには人材も厚く配分し 営業 開発 メディア開拓など地道に取り組んでおり そうした効果も表れている模様だ CMerTV: も高収益構造は維持 但し 売上は業界構造的には同社は大手 (YouTube, Facebook, LINE, Twitter, Instagram 等 ) の次に位置するため 中期的には成長基調にあるものの 四半期業績は振れる傾向がある点には注意 1/65

11 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. アドプラットフォーム売上 ( 十億円 ) (JPYbn) 6 5 (JPYbn) サプライサイドデマンドサイドその他セグメント内相殺 YoY( 右軸 ) 12% % サプライサイド デマンドサイド % 6% 4% 2% % FY9/14 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/18-2% FY9/14 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/18 ポイントメディア 218 年 9 月期はQ2の一時的要因 ( ポイント交換キャンペーン効果 ) を除いても期初計画比で順調に推移しているとみられる 同社では 再成長戦略 ( スマートフォンユーザなど顧客層を考慮したポイント還元率の見直し コスト削減 ) が売上 利益両面で効果が表れているとみている 売上は 以降増収基調を維持しており 粗利率もポイント還元率をきめ細かくコントロールすることで改善されつつあり 人員の他部署シフトも進み販管費も抑制 営業利益は期初計画 ( 通期 2 億円 ) に対して順調に利益を積み上げている 219 年 9 月期は 増収基調を維持するとともに構造改革成果による利益積上げを図る方針とみられる 22 年 9 月期の売上目標 (8 億円 ) に対するハー ドルは高い 当初からインキュベーション事業とともに 挑戦的な目標 としていたが 219 年 9 月期の業績目標とその戦略について注目したい 人員推移 ( 左 : 人 ) 一人当たり売上 ( 右 : 百万円 / 人 ) FY9/ アドプラットフォームポイントメディアインキュベーション全社 ( 共通 ) 海外 FY9/ FY9/ FY9/18 (JPYmn/ 人 ) FY9/14 アドプラットフォームポイントメディアインキュベーション合計 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/18 インキュベーション将来の成長を担う重要なセグメントであり 第 3の柱とすべく先行投資を強化している 同社では HR 領域 EC 領域 FinTech 領域を強化領域として ゲームパブリッシング事業をその他領域として 事業の育成を図っている 218 年 9 月期においては HR 領域では新卒エンジニアの採用支援事業がから5% 超の増収基調を維持 売上 利益 ( 黒字 ) ともにセグメント業績を牽引している EC 領域では 化粧品通販 家事支援サービスなどを行っているが イオンディライト ( 東証 9787) 子会社のカジタクと協業して行っている家事支援サービスのネット通販 (217 年 1 月より本格展開 ) が徐々に売上に貢献しつつある ゲームパブリッシング事業においては 各四半期に安定してタイトル供給ができるようになってきたと同社では評価している ただ マーケティング費用は前年比 4 億円増を見込んだものの 通期では未消化となる可能性が大きい ( 累計では 121 百万円増の 272 百万円 ) そ のため 通期営業損益計画 ( 損失 1 億円 ) は想定線とみられる 219 年 9 月期は HR 領域は人員増など経営資源を投入しつつも増収効果で吸収し 増収増益を目指す EC 領域は既存の化粧品 家事支援サービスの成長に加えて 218 年 9 月期までに立ち上げ もしくは計画してきた新規事業の貢献を狙う 損益面では プロモーションコスト 人員などの先行的費用を投下する段階とみられる 同社では 家事支援サービスの増収に期待している模様だ また 218 年 7 月に立ち上げた定額ファッションレンタルサービスMYLISHにも注目 HR 領域 : 子会社サポーターズが主 サポーターズは 主に新卒エンジニアの採用支援を行っており a) 情報系の新卒者 : 自分から東京に会社を探 しに行く機会を作ることができずに 地方のメーカ等に就職してしまう b) 東京の IT 企業 : 優秀なエンジニアを欲しているが中途採用が難しいこと から開発経験のある新卒を採りたい という双方のニーズをマッチングして手数料を得ている 営業黒字 且つ 増収増益基調が続いている MYLISH:218 年 7 月 25 日に開始した定額ファッションレンタルサービス 返却期限なし 送料 / クリーニング料不要等のサービス内容は競合と同様だ が a) 注目を集めているインフルエンサーによるアイテムセレクト b) ブランドとの協業などで差別化を図っている 取扱いブランドは今後も増 加する予定だが 開始時点では MOUSSY, SLY 等の BAROQUE JAPAN LIMITED( 東証 3548) のブランドが多い 11/65

12 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. インキュベーション業績 ( 左 : 売上 中 : 営業利益 右 : 広告宣伝費 )( 百万円 ) FY9/14 FY9/15 強化領域その他撤退 FY9/16 FY9/17 FY9/ FY9/14 強化領域その他撤退 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/ FY9/ 強化領域 FY9/ その他 FY9/ 出資先等一覧 (FY9/17 以降 ) 年月日 社名 出資比率 事業概要 216 年 12 月 VOYAGE NEXUS 1.% 新設 カジタク社と業務提携した家事支援サービスのネット販売事業 217 年 6 月 オメガ - 出資 独自ビックデータを活用した広告配信技術によるアドネットワークの企画 開発 運営 217 年 6 月 Bridge - 出資 訪日外国人向け無料 SIMカードサービス Trip Free を運営 217 年 7 月 アイ ティ リアライズ - 出資 地方銀行 / 信用金庫向けパッケージソリューション 地銀アプリ with CRECO を運営 217 年 8 月 AOSモバイル - 出資 AOSSMS や InCircle などB2Bモバイルコミュニケーションサービスを提供 217 年 9 月 ゼネリックソリューション - 出資 情報検索と機械学習に関するソフトウェア製品 GS8 の販売事業 217 年 11 月 Countir Bank 39.% Countir 社と合弁会社 仮想通貨関連事業 218 夏に仮想通貨ウォレットサービス開始予定 218 年 1 月 C-POT 3.% 小学館と合弁会社 出版業界における出版コンテンツのDB 化を支援 218 年 1 月 SelvasM. Inc. 3.% 韓国 Infraware Inc. と合弁会社 海外向けモバイルゲーム事業 ( ゲーム開発力は 同社パブリッシング事業ともシナジー ) 218 年 2 月 c:osoral 1.% 設立 ネット活用した子育て支援サービス ポスリー の運営 218 年 6 月 メディアブレスト - 出資 お笑い専業のコンテンツ制作やメディア事業を展開 218 年 6 月 趣味なび - 出資 コト体験マッチングプラットフォーム 趣味なび 運営 218 年 9 月 パルスボッツ - 出資 ロボットのアプリケーションや対話型サービスの開発 218 年 9 月 DogHuggy - 出資 ドッグホスティングサービス DogHuggy を運営 出所 : 会社資料よりSR 作成 取引先媒体精査 : 広告主が敬遠する傾向にある媒体 ( メディア ) について 取引条件を見直したもの 従来も同様の取組を行っており 関連メディアからの売上は縮小傾向にあったが FY9/17はまとまった規模で行ったことで影響が大きかった 後半から実施し Q4 及びFY9/18はフルに影響する FY9/17の関連売上高は約 15 億円 (Q2とも約 6 億 約 3 億 ) 粗利益( 営業利益 ) は約 6 億円 (Q2とも2~3 億 約 1 億 ) また 当該売上は収益性が相対的に高かったことから 粗利率の低下要因として働いた 補足資料 粗利率 3pt 2pt 1pt pt -1pt -2pt -3pt -4pt -5pt -6pt -7pt FY9/14 FY9/15 前同比増減 (pt) 粗利率 ( 右軸 ) FY9/16 FY9/17 FY9/18 48% 2% 46% 18% 44% 16% 42% 14% 4% 12% 38% 1% 36% 8% 34% 6% 32% 4% 3% 2% 28% % FY9/14 連結営業利益率 FY9/15 FY9/16 アドプラットフォーム営業利益率 FY9/17 FY9/18 12/65

13 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 販管費 ( 百万円 ) 2, 1,5 1, FY9/12 人件費広告宣伝費及び販促費のれん償却費その他販管費売却したリサーチパネル事業営業利益率 ( 右軸 ) 粗利率 ( 右軸 ) FY9/ , FY9/14 1,243 1,263 1,36 1,37 1,11 1,17 1,1 1,124 1,7 1, FY9/15 FY9/16 1,724 1,759 1,612 1,624 1,634 1,52 1,539 1, FY9/17 FY9/18 5% 4% 3% 2% 1% % アドプラットフォーム事業 業績推移 ( 百万円 ) 6, 5, 4, 3, 2, 1, 13.7% 1, % 2, FY9/14 1.1% 13.% 1,854 2, % 15.2% 2,459 2, % 3,264 3, % 2, % 2,342 2, % 5.% 3, % Q2 Q4 FY9/15 売上営業利益営業利益率 ( 右軸 ) Q2 Q4 FY9/16 4,495 4, % 1.7% Q2 Q4 FY9/ ,395 4,46 4,635 4,847 4,737 5,41 5.9% 4.3% 6.9% 8.4% 6.4% 5.3% Q2 Q4 FY9/18 Q2 Q4 24% 2% 16% 12% 8% 4% % 3,5 3, 2,5 2, 1,5 1, 5 1, ,319 2,243 2, ,596 1,681 スマートフォン PC サプライサイド 3,155 2,963 2,745 2,718 2,66 2,667 2, ,61 2, ,322 1,937 2,89 2,124 2,243 2,282 2,37 2,25 2,31 3,5 3, 2,5 2, 1,5 1, 5 1, ,25 1,131 Zucks CMerTV その他デマンドサイド 2,623 2,641 2,438 2, , , 194 1, , ,48 2,453 2,149 2,268 1,942 1,672 1,678 1,4 1, , ,663 FY9/16 FY9/17 FY9/18 FY9/16 FY9/17 FY9/18 ポイントメディア事業 業績推移 ( 百万円 ) 売上営業利益営業利益率 ( 右軸 ) 2,5 17.3% 16.6% 14.9% 2, 13.4% 15.7% 12.3% 1,558 1,463 1,526 1, % 1,392 1,38 1,432 1,426 1,463 1,495 1, % 14.1% 1.6% 1,419 1,42 1, % 1,5 1,356 1, % 8.3% 7.3% 1, FY9/ Q2 Q4 FY9/15 Q2 Q4 FY9/ Q2 Q4 FY9/17 1,542 2,166 1, % 4.2% 3.2% 3.9% 3.7% 1,64 6.8% Q2 Q4 FY9/18 Q2 Q4 15% 1% 5% % 13/65

14 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 2,5 EC ナビ / リサーチパネル売上 ポイント交換売上 2,166 2, 1,5 1, 1, , ,419 1, ,535 1, ,356 1, , ,131 1, , ,137 1, , FY9/16 Q2 Q4 FY9/17 Q2 Q4 FY9/18 Q2 Q4 構造改革後の業績見通し FY9/17 FY9/18 FY9/2 ( 十億円 ) 実績 予想 差異 目標 FY9/17 比 FY9/18 比 売上 原価 原価率 59.2% 63.4% +4.2pp 7.% +1.8pp +6.6pp 粗利 販管費 売上比 33.6% 33.% -.59pp 23.8% -9.87pp -9.29pp 営業利益 利益率 7.1% 3.6% -3.57pp 6.3% -.89pp +2.7pp 過去の実績は 過去の業績へ 14/65

15 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 中期経営目標 FY9/18 計画 (217 年 1 月発表 FY9/19 は経営統合で未定 ) 旧会計方針 新会計方針 損益計算書 FY9/12 FY9/13 FY9/14 FY9/15 FY9/14 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/18 FY9/2 ( 百万円 ) 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 期初会予 中期目標 平均成長率 売上高 8,139 9,858 15,46 17,563 15,222 17,73 2,842 25,895 3, 42, 17.5% YoY 2.7% 21.1% 52.6% 16.7% % 17.5% 24.2% 15.9% 売上総利益 3,292 3,844 5,962 6,522 6,3 6,562 6,421 8,15 8,5 総利益率 4.5% 39.% 39.6% 37.1% 39.6% 37.% 3.8% 31.% 28.3% 販管費 3,29 3,37 4,81 4,324 4,81 4,324 4,7 6,28 7,3 人件費 1,85 1,833 2,47 2,283 2,47 2,283 2,419 2,86 広告宣伝費及び販売促進費 のれん償却費 海外リサーチ事業 その他 , YoY -.5% 23.4% 5.9% - 5.9% 8.7% 32.1% 17.6% 販管費比率 4.4% 33.6% 27.1% 24.6% 26.8% 24.4% 22.6% 24.% 24.3% 営業利益 ,881 2,198 1,949 2,238 1,721 1,86 1,2 3, 18.4% YoY -99.6% 24,423.2% 25.6% 16.9% % -23.1% 5.% -33.6% 利益率.% 5.4% 12.5% 12.5% 12.8% 12.6% 8.3% 7.% 4.% 7.1% 営業外損益 金融収支 為替差損益 持分法投資損益 その他 経常利益 ,891 2,149 1,959 2,189 1,246 1,862 1,2 YoY - 13,93.5% 257.3% 13.7% % -43.1% 49.4% -35.5% 利益率.% 5.4% 12.6% 12.2% 12.9% 12.3% 6.% 7.2% 4.% 特別損益 税率 % 39.4% 41.3% % 36.3% 47.1% 38.2% 少数株主損益 親会社株主帰属当期利益 ,114-1,134 1, , ,8 15.7% YoY % % -55.6% 58.7% -39.7% 利益率 -1.9% 3.1% 7.4% - 7.5% 9.3% 3.5% 4.5% 2.3% 4.3% のれん償却前営業利益 ,893 2,256 1,961 2,296 1,879 2,37 YoY 3,927.% 245.1% 19.2% -13.1% 17.1% -18.1% 8.4% 利益率.2% 5.6% 12.6% 12.8% 12.9% 13.% 9.% 7.9% セグメント別 FY9/12 FY9/13 FY9/14 FY9/15 FY9/14 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/18 FY9/2 ( 百万円 ) 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 期初会予 中期目標 平均成長率 売上高 8,139 9,858 15,46 17,563 15,222 17,73 2,842 25,895 3, 42, 17.5% アドプラットフォーム事業 3,579 4,66 7,393 9,727 7,566 9,833 13,31 18,314 22, 3, 17.9% サプライサイド 916 2,39 4,99 6,912 5,65 7,94 9,21 11,498 fluct SSP (PC) 61 1,167 1,987 2,47 2,21 2,34 2,631 2,718 fluct SSP ( スマートフォン ) 315 1,142 2,922 4,865 3,44 4,977 6,533 8,78 他 Fluctの配信 imp 数 ( 億 ) 712 1,258 2,283 2,954 2,374 2,951 3,426 - ecpm( 推定 ) デマンドサイド ,715 2,463 4,637 8,27 その他 2,638 1, , セグメント内相殺 ,119-1,565 ポイントメディア事業 ,794 5,849 5,933 5,745 5,6 8, 11.7% ポイント発行残高 ( 十億円 ) 1,943 2,283 2,577 2,69 2,577 2,69 2,74 2,751 会員数 ( 万人 ) 新規会員数 ( 同 ) 推定退会会員数 ( 同 ) インキュベーション事業 ,27 2,813 2,175 2,82 2,7 4, 24.3% 強化領域 その他 ,543 1,875 1,78 1,425 撤退 , 連結相殺 -1, YoY 2.7% 21.1% 52.6% 16.7% % 17.5% 24.2% 15.9% アドプラットフォーム事業 13.6% 81.8% 31.6% - 3.% 32.5% 4.5% 2.1% サプライサイド 152.1% 112.6% 4.8% - 4.1% 29.8% 24.8% fluct SSP (PC) 94.1% 7.2% 3.% -.6% 29.4% 3.3% fluct SSP ( スマートフォン ) 262.2% 155.8% 66.5% % 31.3% 34.4% 他 % - Fluctの配信 imp 数 ( 億 ) 76.7% 81.5% 29.4% % 16.1% - ecpm( 推定 ) 42.6% 17.1% 8.8% % 12.6% -.8% デマンドサイド 26.3% % 88.3% 77.% その他 -34.% % -61.6% -42.9% ポイントメディア事業 % 1.4% -3.2% -2.5% ポイント発行残高 ( 十億円 ) 17.5% 12.9% 4.4% - 4.4%.5% 1.7% 会員数 ( 万人 ) 9.5% 11.3% 1.3% - 1.3% 7.7% 1.7% インキュベーション事業 % -22.7% -4.3% 29.7% 営業利益 ,881 2,198 1,949 2,238 1,721 1,86 1,2 3, アドプラットフォーム事業 ,282 1,52 1,36 1,81 1,471 1,1 同のれん償却前 ,34 1,64 1,364 1,239 1,71 ポイントメディア事業 インキュベーション事業 営業利益率.% 5.4% 12.5% 12.5% 12.8% 12.6% 8.3% 7.% 4.% 7.1% アドプラットフォーム事業 6.2% 6.8% 13.4% 13.2% 13.9% 13.3% 8.3% 8.% 5.% ポイントメディア事業 % 13.7% 1.9% 7.1% 3.6% インキュベーション事業 % 4.6% -.2% -3.6% -3.7% 従業員数 アドプラットフォーム事業 ポイントメディア事業 インキュベーション事業 全社 ( 共通 ) 海外 エンジニア 制作 営業 コンサルタント バックオフィス マネジメント 海外現地雇用 /65

16 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 中期経営目標 (219 年 1 月の経営統合後に新中計発表予定 その後更新 ) 損益計算書 FY9/12 FY9/13 FY9/14 FY9/15 FY9/14 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/18 FY9/2 平均成長率 ( 百万円 ) 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 期初会予 中期目標 3か年 2か年 売上高 8,139 9,858 15,46 17,563 15,222 17,73 2,842 25,895 3, 42, 17.5% 18.3% YoY 2.7% 21.1% 52.6% 16.7% % 17.5% 24.2% 15.9% 売上総利益 3,292 3,844 5,962 6,522 6,3 6,562 6,421 8,15 8,5 総利益率 4.5% 39.% 39.6% 37.1% 39.6% 37.% 3.8% 31.% 28.3% 販管費 3,29 3,37 4,81 4,324 4,81 4,324 4,7 6,28 7,3 YoY -.5% 23.4% 5.9% - 5.9% 8.7% 32.1% 17.6% 販管費比率 4.4% 33.6% 27.1% 24.6% 26.8% 24.4% 22.6% 24.% 24.3% 営業利益 ,881 2,198 1,949 2,238 1,721 1,86 1,2 3, 18.4% 58.1% YoY -99.6% 24,423.2% 25.6% 16.9% % -23.1% 5.% -33.6% 利益率.% 5.4% 12.5% 12.5% 12.8% 12.6% 8.3% 7.% 4.% 7.1% 経常利益 ,891 2,149 1,959 2,189 1,246 1,862 1,2 YoY - 13,93.5% 257.3% 13.7% % -43.1% 49.4% -35.5% 利益率.% 5.4% 12.6% 12.2% 12.9% 12.3% 6.% 7.2% 4.% 親会社株主帰属当期利益 ,114-1,134 1, , ,8 15.7% 6.4% YoY % % -55.6% 58.7% -39.7% 利益率 -1.9% 3.1% 7.4% - 7.5% 9.3% 3.5% 4.5% 2.3% 4.3% セグメント別 FY9/12 FY9/13 FY9/14 FY9/15 FY9/14 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/18 FY9/2 平均成長率 ( 百万円 ) 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 期初会予 中期目標 3か年 2か年 売上高 8,139 9,858 15,46 17,563 15,222 17,73 2,842 25,895 3, 42, 17.5% 18.3% アドプラットフォーム事業 3,579 4,66 7,393 9,727 7,566 9,833 13,31 18,314 22, 3, 17.9% 16.8% ポイントメディア事業 ,794 5,849 5,933 5,745 5,6 8, 11.7% 19.5% インキュベーション事業 ,27 2,813 2,175 2,82 2,7 4, 24.3% 21.7% 連結相殺 -1, YoY 2.7% 21.1% 52.6% 16.7% % 17.5% 24.2% 15.9% アドプラットフォーム事業 13.6% 81.8% 31.6% - 3.% 32.5% 4.5% 2.1% ポイントメディア事業 % 1.4% -3.2% -2.5% インキュベーション事業 % -22.7% -4.3% 29.7% 営業利益 ,881 2,198 1,949 2,238 1,721 1,86 1,2 3, アドプラットフォーム事業 ,282 1,52 1,36 1,81 1,471 1,1 ポイントメディア事業 インキュベーション事業 営業利益率.% 5.4% 12.5% 12.5% 12.8% 12.6% 8.3% 7.% 4.% 7.1% アドプラットフォーム事業 6.2% 6.8% 13.4% 13.2% 13.9% 13.3% 8.3% 8.% ポイントメディア事業 % 13.7% 1.9% 7.1% インキュベーション事業 % 4.6% -.2% -3.6% 業績推移 ( 百万円 ) 5, 4, 3, 2, 1, -1, 9,858 7,324 7,928 8,139 5, ,532 2,157 2,55 2,846 3, FY6 / FY6 /1 FY6 /2 FY6 /3 FY6 /4 FY6 /5 FY9 /5 売上高営業利益営業利益率 ( 右軸 ) FY9 /6 FY9 /7 FY9 /8 FY9 /9 FY9 /1 FY9 /11 FY9 /12 FY9 /13 15,222 17,73 2,842 3, 25,895 1,949 2,238 1,721 1,86 1,2 FY9 /14 FY9 /15 FY9 /16 FY9 /17 FY9 /18 42, 3, FY9 /2 2% 16% 12% 8% 4% % -4% 将来的に営業利益 1 億円目指す中 FY9/18 迄を投資期と位置付けFY9/19 以降の利益成長狙う FY9/2 目標 3 億円 217 年 1 月 FY9/2の中期経営目標を発表 FY9/2に売上高 42 億円 営業利益 3 億円 当期利益 18 億円 配当性向 2% 達成を図るというもの FY9/18を引き続き先行投資期間とし FY9/19 以降の利益成長加速を見込む 売上については アドプラットフォームは経営環境変化の速さを考慮し比較的保守的に ポイントメディア及びインキュベーションは比較的挑戦的な目標であると 説明会ではコメントしている なお 営業利益 3 億円は 217 年 5 月に発行したストックオプションの 1% 権利行使条件 (FY9/17~FY9/2 間で営業 利益 3 億円以上 5% 権利行使条件は同 25 億円以上 ) と同一 将来的に 1 億円超の営業利益を目指すなかでの一つの通 過点に過ぎず FY9/21 以降も継続して成長するための投資を着実に実行した上での目標数値である点に留意したい 重点施策は 1) アドプラットフォームの徹底強化 シェア拡大 2) ポイントメディアの構造改革 再成長軌道へ 3) 第三の事業領域の確立というもの これらを早期に実行すべく 一層の採用強化 グループ内人材の最適配置に着手した 16/65

17 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc 年 1 月の 今後の経営方針 に対して 達成目標 達成期限を明確化同社は216 年 1 月に 今後の経営方針 として VOYAGE GOURPの将来のありたい姿を示し 各事業の基本方針 中長期での売上及び営業利益の成長イメージを公表 本中期経営目標達成に向けた戦略は 1 年前の方針と変化はない 但し 達成目標及び期限を明確にした点に同社の固い意志が読み取れる 以下 中期経営目標達成に向けた戦略の概要を示す なお 同社では 中期経営目標 と あえて 中期経営計画 という言葉を用いていない これは 競合企業に対して手の内 ( 戦略 ) を明かすことを避けつつ 目標数値には同様の重みを持たせるという意思が込められたものである 基本方針 人を軸にした事業開発会社 として 事業領域を拡大させながら企業価値の最大化を目指す 216 年 1 月の 今後の経営方針 策定にあたっては 同社では5~1 年後の将来の姿を見据え その為にはどのような戦略が必要かと逆算し 今後の経営方針を再設定した 将来の姿として 1) 主要事業領域 : 現状の2から3~1に拡大 2) グループ概念を再定義 : 従来の連結子会社という概念から 志や価値観を共有した事業グループ集団との位置付けに 3) 意思決定 : これまでの子会社 事業部制を踏襲しつつも より権限委譲がなされている という未来図を描く 216 年 1 月時点の売上 ( 左 ) 営業利益 ( 右 ) の中長期イメージ インキュベーション事業 ポイントメディア事業 M&A 先行投資 スマホシフト 先行投資 アドプラットフォーム事業 PC サプライサイド X 先行投資期 収穫期 アドプラットフォーム事業 SP サプライサイド SP デマンドサイド 先行投資期 先行投資期 収穫期 収穫期 ポイントメディア事業 PC 収穫期 スマートフォンシフト 収穫期 X インキュベーション事業 先行投資強化 収穫期 成長戦略の軸にブレはない 引き続きアドプラットフォーム事業を中心とした成長を図るアドプラットフォームが事業領域の柱であり成長の牽引役 という従来からの戦略に変更はない その上に ポイントメディア事業では構造改革を実行し再成長軌道に乗せるとともに安定収益源に育て 更にインキュベーション事業の中から少なくとも3 個以上の営業黒字化を果たしていく というものである 新たな事業領域は アドプラットフォームの周辺領域の事業開発を強化することで企業価値の最大化を図っていく考え 大規模なM&Aは基本的に控え自社内での事業拡大 事業開発を重視する方針である 事業セグメント毎の基本方針 アドプラットフォーム事業 ポイントメディア事業 インキュベーション事業 サプライサイド デマンドサイド プラットフォームを徹底強化し 市場シェア拡大を重視し 粗利額の拡大を目指す fluct は アプリメディアの新規開拓強化 大規模メディアとの関係強化 既存取引先内シェア拡大推進 Zucks: セグメントの牽引役 営業 開発 メディア開拓を連携 強みのパフォーマンス系広告の獲得強化 CMerTV: 差別化を図るため サイネージ等の独自配信網を強化 FY9/18 に抜本的構造改革実行 スマートフォンユーザのマネタイズ強化を目的にポイント還元率を上昇ユーザ行動の変化 後追いでの売上増を見込み FY9/19 以降の再成長に繋げる 第 3 の柱となる事業を作るべく先行投資を強化ネット領域での事業開発ノウハウを活用し 非 IT 企業とのアライアンスを強化 業績の考え方 FY9/18 は特殊要因 事業構造改革の影響から減益となるが FY9/19 以降は再び利益成長期を目指す 中期経営目標 (FY9/2) と今期会社計画 (FY9/18) の中間にあたる FY9/19 の目標数値は開示されていないが FY9/18 を底に FY9/19 は増益基調に回帰 FY9/2 は更に増益率が高まる計画とみられる セグメント別営業利益も非開示ながら 1) アドプラットフォーム : 市場シェアの拡大と粗利額最大化を図る一方で デ マンドサイドを更に強化して垂直統合によって粗利益率を改善 販管費も成長持続のための費用を投下しつつ 営業利益 率上昇を目指す 2) ポイントメディア :FY9/18 中に構造改革を終わらせ FY9/19 以降は増収による増益を見込み 3) 17/65

18 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. インキュベーション : 成長が見込める事業を増やしつつ 少なくとも 3 事業は営業黒字化を目指すもの と SR 社ではみる ただ 営業利益率自体はFY9/17 実績 7.% に対してFY9/2 目標は7.1% と.2pt 増でしかない ポイントメディアの事業構造改革による粗利率の低下 (3 億円の原価悪化は5pt 強の粗利率低下 連結でも1ptの悪化に相当 ) インキュベーションではFY9/21 以降を見据えた先行投資が必要であることを踏まえたものとSR 社では理解している インターネット広告市場における 同社アドプラットフォーム事業の位置づけ 広告主 広告代理店 DSP Demand Side Platform 同社アドプラットフォーム事業の事業領域アドネットワーク / リワード広告 SSP Supply (DMP) Side Data Platform Management メディア 広告枠の流れ デマンド ( 広告主 ) サイドのプレイヤ 中立なプレイヤ サプライ ( メディア ) サイドのプレイヤ 出所 : 会社資料よりSR 作成 FY9/16~FY9/18の先行投資期間は当初と変わらず 将来の1 億円超の営業利益を見据え事業基盤の基礎を固める同社はFY9/16から先行投資を積極化 当初からFY9/18までの3 期を先行投資期間として設定していたという FY9/18 はその最終年度にあたり FY9/19 以降を再び成長期への回帰を見込む 将来的に1 億円超の営業利益を稼ぎ出す事業構造を創り上げるため 基礎を固める期間がFY9/18であるとSR 社では理解している FY9/18は販管費が11 億円増 売上比でも.4pt 上昇する計画 アドプラットフォームを中心とした通常の成長投資に加えて 新規事業におけるプロモーションを強化する考え 先行投資と業績 FY9/16:FY9/16も先行投資を積極化していたが 期中におけるアドプラットフォーム事業におけるデマンドサイドでの戦略転換 ( 市場シェア獲得の為に利益率を犠牲に ) や ポイントメディア事業におけるサイトリニューアル後の混乱も響き 売上は17.5% 増収と二桁増収を4 期連続で維持したものの 営業利益 (1,721 百万円 ) は23% 減と減益に転じてしまった FY9/17:FY9/17 も期初計画では販管費を中心に先行投資負担が大幅増を背景に 営業利益は3.3% 減益の1,2 百万円となる見通しとしていた ただ 上期は広告需要期の案件を着実に刈取ることに成功 216 年 1 月に連結子会社化したCMerTVの業績寄与 インキュベーション事業における投資の翌期へのずれ込みもあり 217 年 4 月に営業利益を1,8 百万円に上方修正し 計画通りに1,86 百万円で着地した なお 上述のように取引先媒体精査の影響 ( 対象先のFY9/17 粗利益は6 億円 ) がは約 1.5か月分 Q4はフルに効いた点に留意のこと FY9/18 営業利益増減益要因 3, 2, , 1, , , 5 1,86 粗利益 販管費 1,2 FY9/17 営業利益 媒体精査影響 粗利益 通常増加分 ポイントメディア 構造改革費用 販管費 通常増加分 新規事業 フ ロモーション強化 FY9/18 営業利益 出所 : 会社資料より SR 特殊要因 : 取引先媒体精査は216 年 1 月時点では想定外 (FY9/18は6 億円の減益要因 ) なお 競合環境等も大きな変化はないとみられるが 取引先媒体の精査は216 年 1 月時点では織り込まれておらず FY9/18 以降の利益計画に大きな影響を与えた点には注意 精査は 健全なアドプラットフォームの構築を目的に 広告効果の低い一部媒体との取引について見直しを5 月に行ったもので アドフラウド対策も含む 結果 サプライサイドの売上及び利益がPC 向けを中心に大幅に低下した 18/65

19 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. FY9/17 の粗利益 8 億円の内 6 億円 (1 月 ~5 月半ば 約 7.5 か月分 ) が精査対象から得られたものであり その結果 下 期とりわけ Q4 の粗利益額の大きな引き下げ要因となった 後述するように FY9/18 営業利益は前期比 34% 減益計画だが この影響を除けば先行投資 構造改革費用を投じた上で横這い計画である 大きな想定外といえよう 粗利率に対する考え方 アドプラットフォーム事業については 後述するように垂直統合 ( 理想例としてはデマンドサイドプラットフォームで獲 得した広告を同社サプライサイドプラットフォームでメディアに配信 ) を進めることで粗利率の向上が可能とみている FY9/16はサプライサイド デマンドサイドとも粗利率が低下傾向にあったが FY9/17は 1) サプライサイド :217 年 5 月の取引先媒体精査により相対的に高粗利益率の案件が減少した影響を除けば 粗利益への影響は沈静化 2) デマンドサイド : 先行企業に対して後発であったこと FY9/16よりシェア獲得重視の戦略を採ったことで粗利率は低下したが その後は案件ベースの好悪はあるものの傾向として下がっているという状況ではない とみられる SR 社では 各事業の粗利率について アドテクノロジー事業はメディア事業よりも低位であり アドテクノロジー事業の中では 基本的にはサプライサイドはデマンドサイドよりも低位であると推定している よって アドテクノロジー事業の売上構成比の高まり また サプライサイドの売上構成比の高まりは粗利率の押し下げ要因となる また インキュベーション事業は手数料収入が主体のVOYAGE NEXUSや 通販化粧品のゼノシス等のEC 関連事業は粗利率が高く ゲームパブリッシングのVOYAGE SYNC GAMESも同様 ( ただ これらはマーケティング費用がかかる ) であり 同事業の構成比の高まりは押し上げ要因 主要な出資及び合弁企業設立一覧 ( 百万円 ) 年月日社名投資金額出資比率事業概要 214 年 12 月メルメディア % 合弁会社設立 朝時間.jp などコンテンツメディアの企画 運営 215 年 2 月インテリッシュ 2 51.% 合弁会社設立プレミアムな広告枠を中心としたプライベートマーケットプレイスの企画 開発 運営 215 年 4 月ドゥ ハウス % 持分法適用関連会社化サンプリングマーケティング事業 215 年 4 月 Kauli 1,478 1.% 連結子会社化 215 年 5 月より連結 215 年 12 月末付けで fluct と合併 215 年 6 月ログリー % 持分法適用関連会社化ネイティブ広告プラットフォーム logly lift の運営 215 年 6 月メディア ヴァーグ 49 2.% 持分法適用関連会社化交通にまつわるコンテンツメディア 乗り物ニュース 等の運営 215 年 7 月マーケティングアプリケーションズ株式交換 35.6% 持分法適用関連会社化市場調査 データ集計 レポート作成等マーケティング関連アプリケーションの提供 215 年 1 月ゴールドスポットメディア 1 25.% 持分法適用関連会社化動画広告プラットフォームの提供 (216 年 4 月同社 1% 217 年吸収合併 ) 215 年 11 月 coconala - - 出資知識 スキルのオンラインマーケットを運営 216 年 1 月 FinTech Lab - - 新設金融領域におけるテクノロジーを活用したイノベーションの研究開発 216 年 1 月 SYNC GAMES 5 2.3% 持分法適用関連会社化スマートフォン向けゲーム関連事業 216 年 1 月 IT Realize - - 出資クレジットカード一括管理アプリ CRECO を運営 (FinTech 領域のベンチャー企業 ) 216 年 3 月 Repro - - 出資モバイルアプリ向けマーケティングツールの提供 216 年 3 月 TORICO - - 出資マンガに特化した各種サービスを運営 216 年 3 月ゴールドスポットメディア 45 1.% 追加出資 完全子会社化動画広告プラットフォームの提供 (216 年 4 月同社 1% 217 年吸収合併 ) 216 年 3 月 maneo マーケット - - 出資ソーシャルレンディングサービス運営 (FinTech 領域のベンチャー企業 ) 216 年 5 月 JION - - 出資大人の男のライフスタイルを提案するオンラインメディア JION を運営 216 年 6 月 Umami - - 出資飲食店のインバウンド対策アプリ Umami など訪日外国人観光客対応サービスを提供 216 年 7 月 Fuller - - 出資スマートフォンアプリ他社分析ツール 同自社分析ツールなどを開発 運営 216 年 7 月 IROYA - - 出資 E コマース & セレクトショップ IROZA 等を展開するアパレル IT ベンチャー 216 年 7 月 Momentum 6 2.5% 追加出資 持分法適用関連会社化インターネット広告配信におけるブランド保護 不正広告対策ツールを提供 * 216 年 9 月 CMerTV % 連結子会社化 216 年 1 月より連結 動画広告配信事業 216 年 9 月クレジットエンジン - - 出資中小企業や個人事業主向けのオンライン融資サービスの開発 216 年 12 月 VOYAGE NEXUS - - 新設カジタク社と業務提携した家事支援サービスのネット販売事業 217 年 6 月オメガ - - 出資独自ビックデータを活用した広告配信技術によるアドネットワークの企画 開発 運営 217 年 6 月 Bridge - - 出資訪日外国人向け無料 SIM カードサービス Trip Free を運営 217 年 7 月アイ ティ リアライズ - - 出資地方銀行 / 信用金庫向けパッケージソリューション 地銀アプリ with CRECO を運営 217 年 8 月 AOS モバイル - - 出資 AOSSMS や InCircle など B2B モバイルコミュニケーションサービスを提供 217 年 9 月ゼネリックソリューション - - 出資情報検索と機械学習に関するソフトウェア製品 GS8 の販売事業 *: 売却済 以下 セグメント毎の概要を示す 19/65

20 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. アドプラットフォーム事業 6, 5, 4, 3, 2, 1, 13.7% 1, FY9/ % 2, % 1, % 2, % 15.2% 2,459 2, % 2, % 3,264 3,129 2, % 2, % Q2 Q4 FY9/15 売上営業利益営業利益率 ( 右軸 ) Q2 Q4 FY9/16 5.% 3, % ,495 4, % 1.7% Q2 Q4 FY9/ ,395 4,46 5.9% 4.3% Q2 Q4 24% 2% 16% 12% 8% 4% % 6, 5, 4, 3, 2, 1, 1, ,3 サプライサイド デマンドサイド その他 セグメント内相殺 売上 YoY( 右軸 ) 4,964 4,495 4,395 4,46 3,764 2,131 3,264 1,848 3,129 2, 2,226 2,874 1,283 2,459 2,533 2,342 2,497 1,25 1,48 2,53 1,854 2,11 1, ,745 2,963 3,155 2,718 1,364 1,285 1,384 1,725 1,81 1,742 1,824 1,939 2,243 2,281 2,66 12% 1% 8% 6% 4% 2% % -1, 概要 FY9/14 Q2 Q4 FY9/15 Q2 Q4 FY9/16 アドプラットフォーム事業は サプライサイドに位置する PC 及びスマートフォン向けの SSP サービス fluct を中心に 伸ばしていたが 216 年 9 月期よりスマートフォン向けアドネットワーク Zucks Ad Network 等のデマンドサイドが 急速に立ち上がりつつある 本中期経営目標では 売上 3 億円 (FY9/17: 183 億円 平均成長率 17.9%) を目指す な かでも Zucks Ad Network を中心にデマンドサイドの貢献を見込む Q2 Q4 FY9/17 Q2 Q4-2% 運用型広告市場においてプラットフォーム市場の二極化が進むなか 同社の fluct(ssp) Zucks Ad Network(Ad network) は勝ち組に入っているとして 更なる市場シェア及び売上拡大に向けてプラットフォームの競争力を強化していく考え 同社では奇策ではなく 王道の戦略を行っていくとする プラットフォームを磨き上げ 開発力 営業力 提案力を強化し 競合との差を広げていくというもの プラットフォーム毎に戦略を立てて 着実に実行を図る 具体的には a) プラットフォーム強化 : 新広告配信フォーマットやデバイスへの対応 データを活用した配信アルゴリズムの改善 アドフラウド対策等を進める b) サプライサイド fluct : アプリメディアの新規開拓強化 大規模メディアとの関係強化 既存取引先メディアにおける取引シェアの拡大等を推進 c) デマンドサイド Zucks Ad Network : 営業 開発 メディア開拓の連携を強化し 顧客数及び顧客単価の向上を進め d)cmertv: サイネージ等の独自配信面を強化するとともに 顧客単価及びリピート率の向上を進める というもの なお 216 年 1 月時点の基本方針とも変わるところはないとみられる ( 囲み ) 以下 サプライサイド デマンドサイド各々について考え方を整理したい 216 年 1 月時点のアドプラットフォーム事業の基本方針は 1) サプライサイド :SSP 市場でのシェア拡大を重視し 動画広告やプレミアム広告への対応強化による広告単価上昇を 2) デマンドサイド : シェア重視の戦略に変更はなく 新サービスや新機能開発に向けて積極的な先行投資を 3) M&A: 当面は控え 215 年 9 月期 216 年 9 月期に実施した多数のM&A 先について経営基盤を強化し事業成長に向けて取り組み 4) 収益性向上 : サプライサイド デマンドサイドとも粗利率の低下は底打ちしたとみられ 両分野の連携を強化することでの粗利率向上を中長期的に目指す 5) 垂直統合 : そしてプログラマティック広告市場における事業の垂直統合を推進していくというもの 事業強化領域のキーワードとして デマンドサイド 動画 ビッグデータ を掲げる 2/65

21 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. アドプラットフォーム事業の成長戦略 (216 年 1 月時点 ) アドプラットフォーム事業 1 デマンドサイドにおける主な取り組み 広告主 広告代理店 1シェア拡大広告主 平均受注額デマンドサイド (DSP/ アドネットワーク等 ) シェア拡大 Imp 数 単価 広告枠稼働率サプライサイド (SSP 等 ) 媒体社 動画アドプラットフォーム事業展開 ブランド系広告主との豊富な取引実績 216 年 1 月に連結子会社化 215 年 4 月に連結子会社化した Kauli 社の広告主プロダクトを fluct へと統合 S1O インタラクティブ社との合弁で 215 年 2 月に設立 2サプライサイドにおける主な取り組み動画 リッチメディア広告の製作 配信に関する技術を有する 216 年 3 月に連結子会社化 Google ADX の取り扱い開始 広告販売枠の流れ 連携強化 21 GSMと連携してfluctにおける動画 SSP 機能の提供開始 3サプライサイドとデマンドサイドの連携強化中長期的な戦略として取り組んでいく予定 サプライサイド 市場シェア拡大 粗利額の増大を目指すサプライサイドは引き続きSSP fluct を中心に市場シェア拡大 そして粗利額の増大を図る考え 同社のSSP 市場のシェアは約 3% でトップクラスに位置するとみられるが SSP 市場での圧倒的 1を目指す方針に変更はない 従来と同様にオンライン広告市場において 顧客であるメディアの広告収益最大をもたらす様々なサービスの拡大を目指し SSP 以外も含めた総合的なコンサルティング営業を進めていくものとみられる アプリメディアの新規開拓に期待市場シェアについては PC 向けWEBサイト スマートフォン用 WEBサイト スマートフォンアプリと取引先を拡大するなかで 同社はスマートフォンアプリのシェアが相対的に低い アプリメディアの新規開拓を強化するとともに 既存メディアにおいてもメディア内シェアを上昇させていく考えとSR 社ではみている CMerTV とのシナジーにも注目 また シェア拡大 は Imp 数 広告単価 広告枠稼働率 で表すことができる 同社では KPI として 広 告単価 を重要視しており 動画広告やプレミアム広告への展開及び強化がこれに該当する SSPとしてより高い広告単価で配信する為には より多くのDSPと繋がっているという要素よりも 広告単価の高い広告在庫をいかに自社のネットワークに高いシェアで配信していくかが重要になる また 動画広告は通常のディスプレイ広告と比較して単価が高い その意味では 216 年 1 月のCMerTVの連結子会社化は デマンドサイドではあるものの大手ナショナルクライアントとの関係強化による広告在庫充実等の面で サプライサイドとのシナジーが十分に期待される 動画広告 : 同社は215 年 1 月にゴールドスポットメディア (GSM) に資本参加し持分法適用関連会社 ( 出資比率 25%) 化していたが 216 年 3 月に追加出資を行い1% 子会社化した サプライサイド側に位置するGSMはリッチメディア広告や動画広告の制作及び配信プラットフォームを提供しており 自動車や消費財など多くの大手ナショナルクライアントで利用されている 217 年 1 月には動画配信機能の一層の強化を図るため 子会社 fluct が吸収合併し fluct と一体化を図った 同社配信ネットワークによる動画広告配信 : そして 同社 SSP fluct における動画広告配信を行う媒体の獲得推進や デマンドサイドである Zucks Ad Network や fluct Direct Reach における動画広告案件の取り扱い拡大等 同社の配信ネットワークに載せることで 広告配信プラットフォームとしての競争力強化や付加価値向上に繋げて事業拡大を図ってきた そうした流れの中 216 年 9 月に動画アドプラットフォームを展開する CMerTVが連結子会社としてグループ入りした CMerTVはマスメディア出身の五十嵐社長の手腕もあって 大手広告代理店と伍する形でナショナルクライアントに食い込んでいるという ナショナルクライアントとの関係構築は同社にとってハードルが高かった部分で これが解決されたことは今後の動画広告市場における展開において 非常に大きいと同社ではみている サプライサイド 配信面におけるfluctの強みに デマンドサイドにおけるCMerTVの広告獲得の強みが加わることで 動画広告市場において大きなシナジーが生まれる可能性がある 217 年 6 月には新サービス BEAUTINISTA TV を正式に開局 CMerTVの創業後 6 年の知見を全て注入し インフラ開発からディスプレイ装置 番組制作 広告枠販売まで製販一体型の事業構造を確立したとのこと CMerTV:216 年 9 月 26 日 同社は 動画広告配信事業を展開する株式会社 CMerTV の株式取得 ( 発行済株式の 58.39% 取得価額総額 68 百万円 ) 及 び連結子会社化を発表 株式取得日は 216 年 1 月 3 日 217 年 9 月期業績には通期に亘り寄与 同社では中長期的な業績の向上に繋がると見込む 21/65

22 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 動画広告市場 : 国内動画広告市場は市場拡大が見込まれており サイバーエージェントによると215 年は前年比 62% 増の56 億円 216 年は57% 増の842 億円 222 年には3, 億円弱にまで達する見通し CMerTV 社は インターネット動画広告の配信プラットフォームを開発し配信する事業を展開 動画広告黎明期であった設立当初から TVCM 広告主サイドの意見を開発に取り入れる一方 広告素材の著作権を意識した取組を進めている 大手自動車ブランドを最初のクライアントとして獲得 ナショナルクライアントとの豊富な取引実績を有し モバイル端末時代に即したブランド広告の動画配信事業者として高い評価を得ていると同社ではコメントしている 動画広告市場は PC 及びスマートフォン向けともに拡大が見込まれているが 現状はYouTube 等によるインストリーム広告 ( サイバーエージェント調査では216 年は約 5 割 ) の主流は変らないものの FacebookやTwitter 等のソーシャルメディアによるインフィード広告 ( 同 2 割強 ) が前年比 2.5 倍の197 億円と急増 222 年には1, 億円超となる見通し ただ 一般メディアでの普及が進む際には同社の市場でのポジションは活かされるとSR 社ではみている また 動画広告の進展は広告単価上昇 即ち 粗利額及び率の上昇につながる可能性がある点にも期待をしている CMerTV 社の業績推移 ( 百万円 ) FY3/14 FY3/15 FY3/16 ( 百万円 円 ) FY3/14 FY3/15 FY3/16 売上高 純資産 営業利益 総資産 経常利益 一株あたり純資産 3,248 3,56 3,863 当期利益 一株あたり当期利益 国内動画広告市場 ( 十億円 ) (JPYbn) インストリーム広告インフィード広告インバナー広告そのほか 出所 : サイバーエージェント 216 年 11 月 9 日プレスリリースより ( オンラインビデオ総研 / デジタルインファクト調べ )SR 作成 SSP サービスの業績推移 ( 百万円 億 imp) CY14 CY15 CY16 CY17 CY18 CY19 CY2 CY21 CY22 (JPYbn) PC スマートフォン CY14 CY15 CY16 CY17 CY18 CY19 CY2 CY21 CY22 12% SSP( スマートフォン ) SSP(PC) YoY( スマートフォン 左軸 ) YoY(PC 左軸) 3,155 1% 2,962 8% 2,744 2, ,66 2,231 2,277 6% % 1,724 1,81 1,75 1,912 1, % 1,364 1,284 1, ,29 % ,196 1,281 1,211 1,287 1,319 1,596 1,681 1,937 2,89 2,322 2,124 2, % % % Q2 Q4 Q2 Q4 Q2 Q4 Q2 Q4 Q2 Q4 Q2 Q4 FY9/12 FY9/13 FY9/14 FY9/15 FY9/16 FY9/17 3,6 3,2 2,8 2,4 2, 1,6 1, ,4 1,2 1, インプレッション数 YoY( 右軸 ) % % % % 4.4% 7.2% % 35.5% 31.8% 1,19 1,32 1,68 2.1% 8.5% 1, % 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% (1mn) FY9/12 FY9/13 FY9/14 FY9/15 FY9/16 FY9/17 % 22/65

23 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. デマンドサイド Zucks Ad Networkはパフォーマンス系広告の獲得強化 CMerTVはサイネージ等の独自配信網の展開を強化デマンドサイドは Zucks Ad Network CMerTV を中心に拡大を図る考え Zucks Ad Networkは売上構成も大きく 成長率も高く見込んでおり 増収の中心はZucks Ad Networkとなる見通し Zucks Ad Network は後発ながらも nend i-mobile といった大手競合に対して高い成長を示してきたと同社ではみてい る 要因として より費用対効果 成果を求めるパフォーマンス系広告の市場成長率が高いこと Zucks Ad Network は パフォーマンス系広告の広告主や代理店に選んでもらえるプラットフォームとして強化を図ってきたことをあげる CMerTVはプレミアムメディアにブランド系動画広告を配信しており 差別化を図るためにもサイネージ等の独自配信網を強化する方針 広告主のニーズに合致するメディアを提供すること等で広告主との関係を強化し 顧客単価の向上 リピート率上昇に繋げるというものとSR 社では理解している その一環として 217 年 6 月には新サービス BEAUTINISTA TV を正式に開局 大手美容院チェーンにディスプレイ端末を設置 関連動画広告を配信している これは CMerTVの創業後 6 年の知見を全て注入し インフラ開発からディスプレイ装置 番組制作 広告枠販売まで製販一体型の事業構造を確立したとのこと 今後も 同様の独自配信網を創出していく考えとみられる CMerTVの強み : 広告主にTVCMと同様に動画広告を提案し 著作権処理がきちんとなされた動画素材をベースに広告を配信している点 1 社以上のナショナルブランド 新聞社 雑誌などプレミアムメディアとの取引実績を持つ 不適切配信に対する体制を整え 視聴環境 視聴態度を追求した完全視聴型の動画配信を目指している 垂直統合 インターネット広告市場のバリューチェーンにおけるマージン構造 代理店 1 広告 DSP / ADNW SSP Zucks AdNW SSP 売上 媒体社 ( メディア ) 自社メディア また 垂直統合の戦略にも変更はない 同社では インターネット広告市場のメディアから代理店までのバリューチェーンにおいて SSP アドネットワーク以外のサービスも提供することで事業の垂直統合を図るとともに 粗利率の向上を狙っている 既に有しているのが SSPより広告主側の工程にあたるスマートフォン向けアドネットワーク ( 広告を配信するネットワーク ) である Zucks Ad Network クライアントはゲーム関連企業が多かったが 業種も拡がりを見せ 大型案件を継続して受注するなど順調に売上を成長させている 垂直統合が進むことで 仮に各プラットフォームでの粗利率が低下したとしても 広告あたりの粗利率を上昇させること が可能になる アドプラットフォーム事業の営業利益率は FY9/17 に 8.% まで落ち込んだが 成長に向けた人材等の投資 を続けつつも 垂直統合の進展により将来的には 1% 超の営業利益率への回復が可能とみている 参考 ( 市場概観 ) 電通 ( 東証 1 部 4324) の調査では 216 年のインターネット広告市場における媒体費は前年比 13% 成長の1 兆 3,1 億円 その内 運用型広告 ( 同社アドプラットフォーム事業が含まれる ) は215 年は同 22% 成長の6,226 億円 216 年は同 19% の7,383 億円と高い成長を示している 23/65

24 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. インターネット広告市場と同社関連売上高 ( 十億円 ) 市場及び売上高 成長率 CY11 CY12 CY13 CY14 CY15 CY16 CY12 CY13 CY14 CY15 CY16 インターネット広告市場 ( 広告媒体費 電通調査 ) ,52 1,159 1,31 8% 8% 12% 1% 13% 広告媒体費 ( 枠売り広告等 ) % -1% 3% -1% 7% 広告媒体費 ( 運用型広告 ) % 22% 24% 22% 19% アドテクノロジー広告市場 ( アドテクスタジオ シードプランニング調査 ) % 41% アドネットワーク経由 % 46% RTB 経由 % 28% 同社アドプラットフォーム売上高 % 53% サプライサイド % 4% デマンドサイド % 84% 出所 : 電通 アドテクスタジオ シードプランニング 会社資料より SR 作成 ポイントメディア事業 業績推移 ( 百万円 ) 1,8 1,6 1,4 1,2 1, % 1,463 1, % FY9/14 売上営業利益営業利益率 ( 右軸 ) 16.5% 1,597 1, % 1,392 1,38 1,432 1,426 1,463 1, % 1,419 1, % 11.2% 14.1% 1.6% 1.6% Q2 Q4 FY9/ Q2 Q4 FY9/16 8.2% 7.3% 1, % 1, % Q2 Q4 FY9/17 1,356 1, % 4.2% Q2 Q4 18% 16% 14% 12% 1% 8% 6% 4% 2% % FY9/18に抜本的構造改革を実行し あらためて再成長を図るポイントメディア事業は 構造改革を進め 再成長軌道に乗せることで 売上 8 億円 ( FY9/17: 57 億円 平均成長率 11.7%) を目指す メディアのスマートフォンシフトを進めるとともに スマートフォンユーザに対応したポイント還元率への見直し コスト削減など抜本的な構造改革を実施する ポイントメディア事業は FY9/17に旧メディア事業におけるポイント関連の自社メディア (ECナビ PeX リサーチパネル等 ) を抜き出して新たにセグメント化された これら自社メディアは 元々はPC 向けにサービスを開始し PCユーザの特性を踏まえての収益の最大化に取り組んできた スマートフォン対応を進めていくなか アクティブユーザ数は PCの約 1/3にまで増加したものの ユーザあたり収益はPCの約 4 割にとどまるなど ユーザ数の増加とともにARPUの上昇が課題となっている 同社では その要因を 1) ポイント還元率が PC ユーザの特性 ( 毎日アンケートに答えるなどコツコツ型 ) に引きずられ て競合比低位であったこと 2) スマートフォンユーザは購入時のポイント還元を重視する傾向が強いこと をあげる 同社では FY9/18 に抜本的構造改革として a) ポイント還元率の引上げ b) 人員の他事業への異動などを断行する FY9/18はポイント還元率の引上げを中心に3 億円の売上原価増を計画 売上比では5.3ptに相当し営業利益率への影響は大きい 同社では ポイント還元率の引き上げはFY9/18 期中に実行する予定だが 売上はユーザの行動変化後に後追いで増加するとみている 既にスマートフォンユーザの動きにFY9/18の売上は前年並だが FY9/19 FY9/2と増収基調が加速していくとみている 期初から購入時のポイントアップ ( 例 :Yahoo! JAPANショッピングは1 円に付き1pts(1 円相当 ) 旧 4pts) を開始しており 217 年 1 月 25 日の説明会時点では ユーザの行動変化 売上上昇に繋がる感触を得ているとのこと なお 同社ではポイント発行残高 (217 年 9 月末 2,751 百万円 ) を大きな資産と捉えており その有効活用を検討してい る FinTech への取組も含めて こちらの状況にも注目していきたいと SR 社では考えている 24/65

25 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. インキュベーション事業 売上 ( 左 ) 営業損益 ( 右 ) 推移 ( 百万円 ) 強化領域その他撤退 FY9/14 FY9/15 FY9/16 FY9/ FY9/ FY9/15 強化領域その他撤退 FY9/ FY9/ 第三の事業領域の確立 ( インキュベーション ) インキュベーション事業は 将来の事業の柱を育成すべくFY9/17より新たにセグメント化された 同社では5~1 年後に少なくとも1~2つの新たな事業の柱を打ち立てようとしており FY9/16 以降 その目標に向けての先行投資を強化している 中期経営目標では強化領域を伸ばすことで 売上 4 億円 (FY9/17: 21 億円 平均成長率 24.3%) を目指す 強化領域はHR EC FinTechにおいて重点的に事業開発及び積極的なプロモーションを進める また ネット領域における事業開発のノウハウを活用し 非 IT 企業とのアライアンスを強化していく考え 第三の事業領域の確立を目指し 中期経営目標の FY9/2 では少なくとも 3 つの事業を黒字化したいとの考えを持ってい る模様だ 売上成長を見込むのは 1)HR 領域 : 新卒採用支援事業 ( 子会社サポーターズ ) 2a)EC 領域 : 家事支援サー ビスのネット販売事業 2b)EC 領域 : 単品通販事業 ( 同ゼノシス ) 3) その他領域 : ゲームパブリッシング事業 HR 領域の軸は子会社サポーターズ 地方の理工系大学生 大学院生とのコネクションを強みに エンジニア職の採用支 援を行っており 3 社以上の取引実績を有する 収益構造も良好で着実に利益を創出し 底堅く推移しているとのこと 今後は中途採用事業も強化し 業績 (FY9/17 売上約 4 億円 ) 成長を見込む EC 領域では家事支援サービスのネット販売事業の子会社 VOYAGE NEXUSの期待度が高い イオンディライト ( 東証 9787) 子会社カジタク社と協業によるもので ネットの販売チャネルを同社が受け持ち 217 年 1 月にサービスを開始した 同社売上は手数料収入であり粗利率は1% 販管費は人件費と広宣販促費が主体 先行投資として FY9/18は積極的に広宣販促費を投入する計画とみられる そして 化粧品通販の子会社ゼノシス ViTAKTブランドでスキンケア商品を現在販売している 定期購入コース ( 初回 1,8 円 2 回目以降 (2か月に1 本 ) は8,33 円 ) の販売を強化するため こちらも広宣販促費を投入していく考え なお FinTech 領域は 自社開発及び関連投資を強化する考えとみられるが 中期経営目標では織り込んでいない模様だ ゲームパブリッシング事業 ( 自社開発はせず ) は強化領域には含まれないが 広宣販促費を適宜投下する方針 同社のア ドプラットフォームを活用して 的確なメディア 内容で広告 ( 費用は連結では相殺 ) を出せる点が強み 25/65

26 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 事業内容 市場とバリューチェーン 事業概要 事業の変遷 同社はインターネット領域に特化したサービス開発企業 1999 年の設立後 市場や顧客ニーズの変化へ最適な対応を図 るため 様々な事業変遷を経てきた そうしたなか ここ数年はインターネット広告におけるプログラマティック取引市 場 ( 広告在庫のオンライン上での自動取引 ) の急速な拡大を背景に メデイア側 ( サプライサイド ) の SSP( ネットメディ アの広告収益の最大化を図るプラットフォーム ) 及び広告主側 ( デマンドサイド ) 向けサービスを担うアドプラットフォー ム事業が同社業績を牽引している 業績推移 ( 百万円 ) 3, 25, 2, 15, 1, 5, -5, 9,858 7,324 7,928 8,139 5,386 3, ,532 2,157 2,55 2, FY6 / FY6 /1 FY6 /2 FY6 /3 FY6 /4 FY6 /5 創業期 ~ 第一次成長期 (1999 年 ~24 年 ) 設立当時は懸賞サイトを運営 複数メディアを束ねて売上高 1, 百万円を目指した 設立当時はネットの中のキャンペーン情報を集めた懸賞サイト MyID を運営しており 複数の大手ネット関連企業か ら M&A の打診を受けるなか 21 年にサイバーエージェント ( 東証 1 部 4751) の子会社 (212 年 5 月時点は出資比率 72.7%) となった 当時は売上高 1, 百万円を目指しており 懸賞サイトに成長の限界が見えたこともあって 複数のメディア を立ち上げるなど横展開を図ってきた 売上高営業利益営業利益率 ( 右軸 ) FY9 /5 FY9 /6 FY9 /7 FY9 /8 FY9 /9 FY9 /1 FY9 /11 FY9 /12 FY9 /13 15,222 17,73 2,842 25,895 28,518 1,949 2,238 1,721 1,86 1,42 FY9 /14 FY9 /15 FY9 /16 FY9 /17 FY9 /18 3% 25% 2% 15% 1% 5% % -5% 24 年 7 月に価格比較サイト ECナビ の運営を開始 25 年 6 月期には売上高を2,157 百万円まで成長させる一方 複数の小規模のメディアを束ねて売上高 1, 百万円 ( 例えば5 百万円 2) を積み重ねるのは容易ではないことから コアとなるメディアを伸ばしていく方向に経営方針を転換した ただ 同社に広告収入をもたらす広告主にとって 懸賞サイトを閲覧する層は魅力的には映らず コアのメディアとして育てていくには限界を感じた こうして立ち上がったのが MyID をリニューアルした ECナビ で 24 年 7 月に運営を開始した 事業構造変革期 (25 年 ~211 年 ) 検索エンジンのシンジケーション事業を開始そうして 価格.com( カカクコム ( 東証 1 部 2371) が運営 ) 以外の価格比較サイトが淘汰されていく中で ロボット型検索機能を差別化に価格比較サイト兼ショッピングサーチ市場に参入する このように 26 年までは順調に業績を伸長させてきたが 同時に組織も肥大化したことで事業部制を導入 そして 現 在に繋がるように新しい事業を複数立ち上げていった この中の一つが現在のアドテクノロジー事業に繋がる 検索エン ジンのシンジケーション事業 ( 以下 シンジケーション事業 ) である シンジケーション事業が業績を力強く牽引 当時同社は EC ナビ上で Yahoo! の検索エンジンをカスタマイズして導入し 検索結果と同時に検索連動型広告を表示す 26/65

27 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. るようにして広告収入を得ていた これを 他のメディアに導入するサービスを 27 年に立ち上げ オーバーチュア (29 年に現ヤフー ( 東証 1 部 4689) 傘下に ) と提携して検索連動型広告の導入支援を行ってきた この事業は大きく成長し 同社は 28 年に同事業を行う 1% 子会社 adingo を設立 年間 3, 百万円近い売上を計上するまでになった シンジケーション事業のビジネスモデルの崩壊しかしながら 21 年 7 月にYahoo! Japanは検索エンジン並びに検索連動型広告配信システムをGoogleのシステムに切り替えることを決定 同社はヤフーと提携して進めてきたシンジケーション事業を新規に行うことが難しく 且つ 既存契約についても見直しが必要になってしまった 当時の同社の営業利益は562 百万円 (21 年 9 月期 ) であり 粗利益で 1, 百万円を超える事業が数年でなくなる可能性が高いことは死活問題となった 第二次成長期 (212 年 ~) SSP fluct が立ち上がるそして これを取り返す新しい事業として出てきたのがSSP fluct である 同社はシンジケーション事業に代わる新たな収益源となるソリューションを提供すべく開発を進め 21 年 1 月にメディアが広告収益を最大になるように広告をコントロールできるSSPシステム fluct のサービスを開始した 同社の売上成長は211 年 9 月期 212 年 9 月期と伸び悩んで見えるが これは このシンジケーション事業の落ち込みと fluct の売上成長が重なった時期が212 年 9 月期であったことが理由である その後は EC ナビを中心としたポイントメディア SSP fluct Zucks(211 年 4 月にスマートフォンにおける広告サー ビスに特化した会社として設立 ) を中心としたアドプラットフォームを事業の両輪に 第三の事業の柱を目的とするイン キュベーション事業を 217 年 9 月期に加えている 現在の概要については 中長期見通しの項目を参照されたい 現在の事業構造 VOYAGE GROUP は 事業毎に法人化を進めたグループ連結経営 意思決定のスピード向上 グループ一体となった戦略下での事業展開を図る同社グループは同社及び連結子会社 14 社 持分法適用会社 8 社で構成されている (217 年 9 月末時点 ) グループ会社が多いが これは各事業の法人化 ( 子会社化 ) を進めてグループ連結経営を基本に事業展開を図っているため 狙いは 1) 事業単位毎に責任を明確化することによって 意思決定のスピードを上げる 2) 親会社において管理業務を集中させてグループガバナンス構造を構築することで グループが一体となった戦略の下での事業展開を可能にする である 志や価値観を共有した事業グループ集団 権限委譲をより進めていく考えまた 217 年 9 月期を開始するにあたって同社では 1) グループ概念を従来の連結子会社という概念から 志や価値観を共有した事業グループ集団としての位置付けに再定義し 2) 意思決定においてもこれまでの子会社 事業部制を踏襲しつつもより権限委譲を行っていくという方針に舵を切っている 事業の全体図 アドプラットフォーム事業 ポイントメディア事業 インキュベーション事業 27/65

28 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 主要グループ会社一覧 (218 年 9 月 3 日時点 ) アドプラットフォームポイントメディアインキュベーション持分法適用 主要連結子会社 出資比率 設立 主な事業など CMerTV 53.6% 211 年 7 月 動画アドプラットフォーム CMerTV の運営 fluct 1.% 28 年 6 月 SSP Fluct 旧社名 adingo( アディンゴ ) Zucks 1.% 211 年 4 月 アドネットワーク Zucks Ad Network リワード広告 Zucks Affiliate VOYAGE MARKETING 1.% 27 年 1 月 ポイント交換サイト PeX ポイントソリューション リサーチパネル 6.% 25 年 11 月 アンケートモニターサイト リサーチパネル VOYAGE NEXUS 1.% 216 年 12 月 家事支援サービスのネット販売 VOYAGE VENTURES 1.% 211 年 3 月 ベンチャー企業支援 サポーターズ 1.% 212 年 4 月 新卒採用支援事業 ゼノシス 1.% 215 年 2 月 通販化粧品の企画 販売 メルメディア 65.% 214 年 12 月 朝時間.jp などコンテンツメディアの企画 運営 VOYAGE GAMES 1.% 217 年 11 月 ゲームマーケティング事業 VOYAGE Lighthouse Studio 1.% 217 年 11 月 メディア事業の運営 cosoral 1.% 218 年 2 月 インターネットを利用した子育て支援サービスの運営 ふるさと本舗 1.% 218 年 2 月 ふるさと納税も購入も可能な特産品のポータルサイト 主要関連会社 出資比率 出資月 主な事業など Ventny, Inc. 37.2% 215 年 5 月 新興国における従業員向けレンディングサービス ドゥ ハウス 21.8% 215 年 4 月 サンプリングマーケティング事業 マーケティングアプリケーションズ 2.1% 213 年 12 月 オンラインマーケティングリサーチ事業 メディア ヴァーグ 26.7% 215 年 6 月 交通にまつわるコンテンツメディア 乗り物ニュース 等の運営 C-POT 3.% 218 年 1 月 出版社コンテンツを活用した事業開発 SelvasM. Inc 29.9% 218 年 1 月 海外向けモバイルゲーム事業 カウンティアバンク 39.% 217 年 12 月 仮想通貨関連事業 セグメント構成 セグメントは 1) アドプラットフォーム事業 : インターネット市場においてアドテクノロジーを駆使し ネットメディア ( 例えばYahoo! などのWebサイト ) 側 ( サプライサイド ) に立って広告収益の最大化支援と 広告主側 ( デマンドサイド ) に立って広告効果の最大化支援を行う 2) ポイントメディア事業 : ポイントサイト ECナビ を擁する 3) インキュベーション事業 : 新たな成長の柱を模索している の3つ 28/65

29 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. セグメント別売上高 ( 左図 ) 及び営業利益 ( 右図 ) 構成比 ( 百万円 )(218 年 9 月期 ) インキュベーション事業 2,592 9% インキュベーション事業 % ポイントメディア事業 6,87 24% アドプラットフォーム 事業 19,26 67% ポイントメディア事業 33 17% アドプラットフォーム 事業 1,293 73% 四半期業績推移 ( 上図 : 売上 下図 : 営業利益 百万円 ) 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1, -1, ,524 1,463 1,558 1,647 2,53 1,854 2,11 FY9/ FY9/14 4,52 3,749 3,896 1,392 1,38 4,423 4,59 1,432 1,526 Q2 Q4 FY9/ アドプラットフォームポイントメディアインキュベーション連結相殺等 YoY( 右軸 ) ,283 4,433 1,426 1,463 4,988 1,597 5,23 4,94 1,495 1,419 2,459 2,533 2,342 2,497 2,874 3,264 3, Q2 Q4 FY9/15 Q2 Q4 FY9/ ,685 1,42 3,764 6,573 1,535 4,495 Q2 Q4 FY9/ ,871 1,476 4, ,198 6,253 1,356 1,378 6,799 1,542 7,556 2,166 6,918 1,522 7,245 1,64 4,395 4,46 4,635 4,847 4,737 5,41 Q2 Q4 FY9/18 アドプラットフォームポイントメディアインキュベーション営業利益率 ( 右軸 ) Q2 Q4 FY9/ Q2 Q4 FY9/ Q2 Q4 FY9/18 Q2 Q Q2 Q4 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% % -1% 16% 14% 12% 1% 8% 6% 4% 2% % -2% 29/65

30 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 事業セグメント アドプラットフォーム事業 ( 旧セグメント名 : アドテクノロジー事業 ) 業績推移 ( 百万円 ) 6, 5, 4, 3, 2, 1, 13.7% 1,647 2, FY9/ % 1.1% 13.% 1,854 2, % 15.2% 2,459 2, % 3,264 3, % 2, % 2,342 2, % Q2 Q4 FY9/15 売上営業利益営業利益率 ( 右軸 ) Q2 Q4 FY9/16 5.% 3, % ,495 4, % 1.7% Q2 Q4 FY9/ ,395 4,46 4,635 4,847 4,737 5,41 5.9% 4.3% 6.9% 8.4% 6.4% 5.3% Q2 Q4 FY9/18 Q2 Q4 24% 2% 16% 12% 8% 4% % アドプラットフォーム事業が業績を牽引同社は1999 年の設立以来 様々な事業変遷を経てきているが ここ数年はインターネット広告におけるプログラマティック取引市場 ( 広告在庫のオンライン上での自動取引 ) の急速な拡大を背景に アドプラットフォーム事業におけるSSP ( ネットメディアの広告収益の最大化を図るプラットフォーム ) を中心とするサプライサイド向けサービス及びアドネットワークなどのデマンドサイド向けサービスが業績を牽引している プログラマティック取引市場 : 広告の1 表示 (1インプレッション) 毎にリアルタイムのオークション方式で広告を選択 ( リアルタイム入札 (RTB: Real Time Bidding)) するシステム 広告主や広告会社が入札した広告の中から最も単価の高い広告が配信される仕組み 実際には 2 nd プライスオークションシステムを採用しており2 番目に高い入札価格が採用される また メディア側は最低落札価格を設定可能で1 番目に高い入札価格がこれを下回った際は取引が成立しない SSP 側にとっては最低落札価格をいくらで設定するかが非常に重要となっている 後述のアドネットワークや RTB/DSP 等のチャネルを介して取引される ディスプレイ広告 ネイティブ広告 動画広告などの市場 SSP (Supply-Side Platform): インターネット広告においてメディアの収益を最大化させる仕組み 様々なアドネットワーク (Ad Network) DSP (Demand-Side Platfoem) アドエクスチェンジ(Ad Exchange) 等と連携し メディアにとって最適かつ収益性の高い広告配信を行うことを目指した広告プラットフォーム メディア 媒体社にとっては 収益性の向上に加え 広告を一括して管理 配信できることによる運用コストの削減もメリットとしてあげられる 配信システムや分析レポート等の機能は各 SSPによって様々だが 同社の fluct は 純広告の配信が可能な点( アドサーバー機能 ) や PC モバイル スマートフォン全てに対応しデバイスを横断した管理が可能な点が fluct の特長としてあげられる ネットメディア側の立場で 広告収益の最大化を図るアドプラットフォーム事業は インターネット広告市場において 例えばYahoo! 等のネットメディア側 ( サプライサイド ) の立場で Webサイトにおける広告収益の最大化を図る手段を提供している 立場で としたのは 広告枠の媒体社 ( メディア ) から広告主 ( 例えばゲーム会社等 ) の流れの中で 広告収益を最大化したいメディアと 広告費用を抑えて広告効果を最大化したい広告主ではその立ち位置が異なるため PC 向けSSPでは市場シェア3% とトップ企業 スマートフォンでは先行者を猛追同社の提供するサービスは 1) サプライサイド :PC 及びスマートフォン向けSSP( ネットメディアの広告収益最大化を図るプラットフォーム ) 2) デマンドサイド : スマートフォン向けアドネットワーク ( 広告を配信するネットワーク ) Zucks Ad Network 及びリワード広告( アプリやWebサイトに表示する成果報酬型広告 ) Zucks Affiliate 他 SSP 市場におけるシェアは同社推定約 3%( ともに217 年 9 月期時点 ) スマートフォン向けアドネットワークでは先行者である nend を追う立場だが パフォーマンス系広告向けの強みを活かして高い成長を続けている なお 217 年 5 月に取引先媒体を精査し PC 向けSSPを中心に売上 粗利益を落とした点に留意 取引先媒体の精査 : 健全なアドプラットフォームの構築を目的に 広告効果の低い一部媒体との取引について見直しを217 年 5 月に行ったもので アドフラウド対策も含む 結果 サプライサイドの売上及び利益がPC 向け中心に大幅に低下した FY9/17の粗利益 8 億円の内 6 億円 (1 月 ~5 月半ば 約 7.5か月分 ) が精査対象から得られたものであり その結果 下期とりわけQ4の粗利益額の大きな引き下げ要因となった 3/65

31 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. インターネット広告市場における 同社アドテクノロジー事業の位置づけ 広告主 広告代理店 DSP Demand Side Platform 同社アドプラットフォーム事業の事業領域アドネットワーク / リワード広告 SSP Supply (DMP) Side Data Platform Management メディア 広告枠の流れ デマンド ( 広告主 ) サイドのプレイヤ 中立なプレイヤ サプライ ( メディア ) サイドのプレイヤ 出所 : 会社資料よりSR 作成 インターネット広告における RTB の仕組み 上表はインターネット広告市場における全体像を表しており 図表内の矢印は広告枠の流れを示したもの 例えば 我々がYahoo!( 月間総ページ数 6,561 百万 PV 214 年 1~12 月 ) のトップページを表示した際 右上に広告枠が表示されるが 同社はまさにこうした広告枠の取引に深く関わっている 同社はメディア側に立った広告収益最大化の仕組みである SSP を保有しており 以下は 広告枠の収益化に同社のアドテ クノロジーである SSP がどのように関わっているかについて その広告枠に実際に広告が表示されるまでの.1 秒を説明 したものである SSP を通じての 広告枠に広告が表示されるまでの一連の工程 まず大前提として ネットメディア (Yahoo! などのポータル 個人ブログ Twitter Youtube あらゆる Web サイト ) で広告枠を持つメディアは 広告枠から得られる広告収益を最大化したいと考えていることに留意 1) 広告枠にインプレッション ( 広告の表示 ) 機会の発生 A 氏が PC のブラウザでサイト X を訪問 サイト X に設定されている広告枠に広告表示 ( インプレッション ) の機会が訪れる 2) 広告枠オークションへの招待 A 氏の情報 ( 効果的な広告を表示するために検索履歴や閲覧履歴等 ) や 閲覧しているサイト X に表示されている広告枠 のサイズ等が SSP を通じて SSP に接続している複数の提携 DSP に一斉に配信される 3) オークション参加権利争奪予選会開催 DSP 内では 各広告主の指示通りに最適化して算出した入札価格同士で 予選を行いオークションへの参加者を決定し SSP に提示 4) オークション開催! 各 DSP からもたらされた入札価格を基にオークションを行い 入札価格 N 円を提示した勝利した広告主 S が決定 5a) オークション成立 SSPはメディアが広告枠に設定した最低落札価格 L 円と照らし合わせ 入札価格 N 円が最低落札価格 L 円を上回った場合は N 円を提示した広告主 Sの広告がサイトXの広告枠に表示される (2ndプライスオークションシステムを採用しており 入札価格は2 番目に高い価格が採用される ) 5b) オークション不成立 入札価格 N 円が最低落札価格を下回った場合は サイト X の広告枠は SSP が接続しているアドネットワークからアドネッ トワークが配信した広告主 T の配信を受ける DSP: 広告主のコスト対広告効果最大を図るプラットフォーム 広告収益の最大化を狙う SSP とは逆の立場 DSP は RTB によるリアルタイムオークショ ンを可能にし 複数のアドネットワークや SSP に対して一元管理を可能にし また 蓄積した膨大なデータを基にした分析して広告効果の最大化を 31/65

32 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 図っている また 上記の例では DSP でオークション不成立となり アドネットワーク行きとなった広告枠はそれを保有するメディアの価値に関 わらず同一の価格で販売されることが多い 2 nd プライスオークションシステム : 最高落札価格を提示した A 氏が落札者となるが 落札価格は二番目の落札価格を提示した価格となるオークショ ン方式で 高い価格を引き出すとされている 広告枠と広告費用 広告枠 ( 媒体社 広告主 ) と 広告費用 ( 広告主 媒体社 ) は逆の流れ一方 上述の広告枠の流れとは別に 売上の源泉となる広告費用がどのようなバリューチェーンを形成しているかを考えてみたい 下図は 広告費用を1として 各段階を経ていくに従ってどのようにメディアに収益をもたらすかを模式化したもの 広告費用は まず広告代理店に手数料が落ちる そして残りをDSPやアドネットワーク SSPと分け合いながら 媒体社 ( 同社にとっての顧客 ) に広告収益が渡される このように 広告費用は広告枠とは逆方向に流れていく 広告費用がメディアの媒体社にまで流れる過程代理店 1 広告 DSP / ADNW SSP Zucks AdNW SSP 売上 媒体社 ( メディア ) 自社メディア 出所 : 会社資料より SR SSPは媒体社の収益を DSPは広告主の広告効果を 各々最大化を図るここで問題となるのが RTB 取引されるDSP/SSPでの勝負 DSPは広告主側に立って 広告 をいかに低コストで効果的に出稿するかを SSPは媒体社側に立って 広告枠 をいかに高く売れるかを競う その武器となるのが広告 広告枠でありその先の接続先である DSP にとっては YDN(Yahoo Display Network) や GDN(Goodle Display Network) といった有力アドネットワークとの 接続は必須であり その先の広告主との直販ルートが重要になる SSP にとっても YDN や GDN と接続していないと販売 率の向上は難しく 多数の有力 DSP アドネットワークと接続することで広告枠をいかに高く販売するかが重要になる SSP 自体の売上総利益率向上と 他工程での粗利の獲得現状 広告費用の配分においてDSP 事業者がSSP 事業者よりも多く獲得している傾向にある 同社ではまだ RTB 化があまり進んでいないスマートフォン向けの市場で アドネットワーク Zucks Ad Network を拡大することによって SSP だけではなくアドネットワークの部分の粗利も得て 売上総利益率の向上につなげようとしている ネット広告市場が SSPやDSPといったRTB 取引に至るまでただ 過去からSSPやDSPといったRTBが存在した訳ではなく 現在も全てがSSPになっている訳ではない スマートフォンにおいては 広告主がゲーム会社など一部業種のみに偏重し社数も限られていることや 大手アドネットワークの存在感が大きいことから SSP 市場はまだ小さくアドネットワークが主流である 以下 過去のネット広告市場を俯瞰し そして 変遷を辿ってみたいと思う 32/65

33 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. インターネット広告市場 国内インターネット広告市場国内の広告市場は TVや新聞等の既存メディアにおいては伸び悩みがみられるが インターネット広告市場は着実に成長を続けている その規模は 電通 ( 東証 1 部 4324) の調査によると216 年の市場規模は前年比 13% 増の13,1 億円 そのなかでも 広告収益 / 広告効果の最大化を担うアドテクノロジーを活用した運用型広告は前年比 19% 増の7,383 億円と連続で2% 前後の伸長を見せており 急成長を遂げている 国内インターネット広告費の推移 ( 十億円 ) (JPYbn) 1,4 ディスプレイ広告検索連動型広告広告媒体費 ( 枠売り広告等 ) 広告媒体費 ( 運用型広告 ) 広告制作費インターネット広告市場 289 1,2 1, CY1 CY1 CY2 CY3 CY4 CY5 CY6 CY7 CY8 CY9 CY1 CY11 CY12 CY13 CY14 CY15 CY16 CY17 出所 : 電通資料より SR 作成 プログラマティック取引市場は 前年比約 2% 増の2,25 億円と予想とりわけ 211 年頃より普及が進んだプログラマティック取引市場 ( 広告の1 表示毎にリアルタイムでオークション / 入札で広告を選択するシステム ) は PC 向け需要が一巡し 近年はスマートフォン向け需要が拡大し その成長を牽引している 同社の調査によると 215 年の市場規模は前年比 19.6% 増の2,25 億円と順調な拡大を予想 デバイス別には PC 向け需要が前年比 3.2% 増の1,15 億円 スマートフォン向けが前年比 37.5% 増の1,235 億円と予想している プログラマティック取引市場規模 ( 十億円 ) % % (JPYbn) (215 年 8 月 26 日プレスリリース ) % % 7% % PC 向け需要スマートフォン向け需要 YoY 3% 2% 1% % プログラマティック取引市場の拡大に合わせSSP 広告取引流通総額が順調に拡大 プログラマティック取引市場の中でも SSPはインターネット広告流通が多様化し 媒体社のインターネット広告運用における効率化需要の高まりに伴い 過去数年間で着実に普及が進み 近年は海外大手事業者によるサービスの提供も行われている 一方 市場競争の高まりにより 大手事業者主導のもと市場再編も進んでいる SSPの広告取引流通総額は 市場拡大が続くプログラマティック取引市場の中で DSPやアドネットワークなど複数の取引チャネルから広告配信を受け 過去継続して拡大を続けてきた 同社調査では218 年のプログラマティック市場におけるSSP 取引流通額は 434 億円規模に達すると予想 要因として 1) 牽引役がPC 向け広告に代わって主にスマートフォン向け広告がとなることが予想されること 2) 広告フォーマットとして 動画広告やネイティブ広告など新しいタイプの広告流通が増加し 取引流通額の増加が見込まれること をあげている 33/65

34 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. SSP 広告取引流通総額予測 ( 十億円 ) (JPYbn) % (215 年 8 月 26 日プレスリリース ) % % 16% 12% PC 広告スマートフォン広告 YoY % 6% 5% 4% 3% 2% 1% % 市場変遷 このように アドテクノロジーを活用した運用型広告が増加している背景は 繰り返しになるが 広告の出稿元である広 告主は費用対効果を メディア内広告枠を販売する側の媒体社は広告収益の最大化をそれぞれ志向する傾向にあるため 営業マンが販売する純広告から 買い手と売り手がリアルタイムで取引を行うプログラマティック取引による広告 ( 広告枠 ) が増加したことで 同社が行っているSSPアルゴリズムによる自動販売経由での取引が急速に普及している 運用型広告 : 広告の最適化を自動的もしくは即時的に支援する広告手法 検索連動型広告やRTB(Real Time Bidding) 広告が含まれるプログラマティック取引 :RTBを含むデジタル広告在庫のオンライン上での自動取引のこと ネットメディア広告商品のトレンド 2 年代前半 2 年代後半現在将来 営業マンによる販売 メール広告 ディスプレイ純広告 メール広告 ディスプレイ純広告 アドネットワーク メール広告ディスプレイ純広告 RTB アドネットワーク メール広告ディスプレイ純広告 RTB アドネットワーク 運用型広告 アドネットワーク アドテクノロジーの進化 変革ネットメディアにおけるディスプレイ広告は 1) 最初期は広告主が掲載期間や特定メディアを選んで掲載していた 純広告 から始まり 2) 広告を決められた通りに自動的に配信するシステムの アドサーバ が登場 メディアの広告枠への複数広告のローテーション表示を可能にし 販売方式もクリック保障の付与など多様化が進んだ 3) そして 複数のメディアを束ねるアドネットワークが登場し 広告主側はメディアの特性を活かしたいわゆるターゲ ティング広告を アドネットワークを通じて簡単に配信することが可能となった 4) そしてアドネットワーク同士で 広告や空いている広告枠を融通し合うアドエクスチェンジと呼ばれる在庫取引市場が生まれた 5) 更なる効率化を目指して 複数のアドエクスチェンジやアドネットワークを一元管理 且つ 広告 効果 を最大化可能なDSPが登場 6) そしてメディア側でも 複数のアドエクスチェンジやアドネットワークを一元管理し 広告 収益 の最大化を実現するSSPが登場する DSPとSSPの誕生で 広告枠から広告主まで一気通貫でお互いの広告収益 広告効果を最大化すべくリアルタイムで競争入札できる市場が生まれたのである ネットメディアにおける広告収益最大化手法の変遷 こうした流れを メディア側の広告枠サイドで見ると以下のようになる 34/65

35 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc 年までを第 1 段階 手動での枠単位での最大化 とすると メディアは広告枠を枠単位で純広告 アドネットワーク アフィリエイト等に設定して 広告枠毎に広告収益最大化を目指していた 212 年以降は 第 2 段階 一部の枠にて枠販売率の最大化 に入り 純広告の販売率が悪い枠では単価が安くても枠の販 売率を上げることで収益最大化を目指している 現時点のメディアは概ねこの段階にいる 将来的には第 3 段階 全ての枠で枠販売率の最大化とオペレーションの効率化を自動に では 全ての枠に SSP を導入し てオペレーションを効率化し 且つ サイト全体での最大化を目指す方向に進むと考えられる 214 年時点では 全ての広告枠で SSP が利用されている訳ではないが 将来的には全ての広告枠について SSP を活用して 管理 販売する時代になっていくと同社ではみている ネットメディアにおける広告売上最大化手法の変遷 第 1 段階 (~211 年 ) アドネットワーク 第 2 段階 (212 年 ~ 現在 ) アドネットワーク 第 3 段階 ( 将来 ) SSP アドネットワーク アドネットワーク SSP アドネットワーク 純広告 純広告 / アドネットワーク 純広告 / アド NW SSP SSP 純広告 純広告 / アドネットワーク SSP アドネットワーク アドネットワーク SSP SSP SSP SSP SSP 市場のリスクただ 成長しているSSP 市場にもリスクは当然存在する 同社では 事業リスクとして 1)GDNやYDN nendといった大手アドネットワーク事業者がdsp/sspとの接続を停止すること ( 自分達でSSP/DSP 機能を担う ) 2) アドネットワーク事業者との事業コンフリクト (SSPとの競合) による接続停止 3) アドネットワークによるSSP 機能の取り込み 4) 競争激化による収益性低下による事業継続価値の毀損 をあげている 現状はリスクが顕在化していないものの これらの動向には留意したい 事業構造 そして 同社のアドプラットフォーム事業のポートフォリオだが 以下のように変遷を遂げており 216 年 9 月期以降はデマンドサイド向けサービスが新たな売上の牽引役となっている 以下 同社のSSPサービスなどについて説明する SSP (Supply-Side Platform): メディアの広告収益を最大化させる仕組みアドネットワーク : 一広告主のアドサーバから複数のメディアサイトに跨って広告を配信するサービス 多数のメディアサイトによるネットワークが構築されており 広告主及び媒体社はアドネットワークが登場したことで 広告配信 / 広告枠を導入が安易になり 個々のメディア / 広告毎に行っていた手続きや設定 分析を簡易に管理することが可能になった 35/65

36 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 売上高変遷 ( 百万円 ) FY9/13 FY9/14 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/18 Others Zucks SSP 2,31 57% Demandside 1,715 21% Others 1,416 17% SSP 5,65 62% Others 866 8% Demandside 2,463 24% SSP 7,94 68% Demandside 4,637 33% Others 347 2% SSP 9,21 65% Demandside 8,27 41% Others 172 1% SSP 11,498 58% Demandside 1,657 49% Others 269 1% SSP 1,66 5% SSP サービス SSP の売上高推移 12% 1% 8% 6% 4% 2% % -2% -4% -6% -8% SSP( スマートフォン ) SSP(PC) YoY( スマートフォン 左軸 ) YoY(PC 左軸 ) 2,231 2, ,724 1,81 1,912 1,75 1, ,155 2,962 2, ,717 2,66 2,667 2,736 2,61 2, ,364 1,383 1, ,29 1,596 1,681 1,937 2,89 2,322 2,124 2,243 2,282 2,37 2,25 2, ,196 1,281 1,211 1,287 1, Q2 Q4 Q2 Q4 Q2 Q4 Q2 Q4 Q2 Q4 Q2 Q4 Q2 Q4 FY9/12 FY9/13 FY9/14 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/18 3,6 3,2 2,8 2,4 2, 1,6 1,2 8 4 事業動向 1% 子会社の fluct 社 ( 旧 adingo 社 ) が SSP プラットフォーム fluct を運営している fluct は PC 及びスマートフォ ン向けの国内最大級の SSP プラットフォームで 市場シェアは同社推定約 3% 同社では 国内 SSP 市場における圧倒的な市場シェア 1を目指しており 215 年 4 月に同業のKauli 社を連結子会社化した また よりプレミアムな広告市場が成長しつつあると同社では認識しており 子会社 intelish 及びGoogleが運営する DoubleClick Ad Exchange の取扱(215 年 4 月開始 ) による刈り取りを狙っている 同社アドテクノロジー事業の中期的イメージ SSP 市場の 急成長 SSP の国内シェア No. 1 プログラマティック取引の 広告配信プラットフォーム No. 1 Phase 1 Phase 2 Phase 3 売上高について SSPサービスでは前述のように インプレッション毎に広告を配信することが出来れば これに単価を乗じたものが売上高となる 即ち インプレッション数 広告配信に成功した版倍率 単価 で表される 同社では販売率がほぼ1% であるとのことであり 売上高はより単純化可能で インプレッション数 単価 となる 逆に言うと 販売率が常に1% と仮定するならば 擬似的な平均単価であるeCPM(effective Cost per Mille 1インプレッションあたりのコスト ) の推移も計算可能である 36/65

37 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. インプレッション数推移 ( 億インプレッション ) 1,4 1,2 1, (1mn) FY9/ インプレッション数 YoY( 右軸 ) FY9/ FY9/ % ,191,321, % 33.% 35.5% 31.8% FY9/ % 4.4% 7.2% FY9/ % FY9/17 2.1% 8.5% 1, % 1,92 1,48 7.2% 1.6% FY9/18 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% % 売上計上時期 (215 年 9 月期 以前の旧会計方針を採用する短信 有価証券報告書を見る上では注意が必要 ) 旧会計方針において 同社の業績 特に四半期業績を分析する上では 売上の計上時期には注意が必要であった アドテクノロジー事業では 例えば第 1 四半期 (1~12 月 ) の売上は 実際には9~11 月の売上が1ヶ月遅れて計上される そのため 214 年 3 月のように消費増税前の広告需要に特需が発生した場合は 第 2 四半期の業績ではなく 4 月が含まれる第 3 四半期の業績に貢献することとなる これは SSPサービスだけでなく後述のアドネットワークも同様である しかしながら 215 年 9 月期の決算時に売上計上時期を一致させる新会計方針に変更し 214 年 9 月期第 1 四半期までの業績を過去遡及して発表した 売上計上時期について ( 旧会計方針 現在は売上計上時期が一致した新会計方針に移行している ) 実際の売上 実際の売上 実際の売上 実際の売上 9 月 1 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 の売上 Q2の売上 の売上 Q4の売上 出所 :SR 作成 利益への影響売上高は流れとしては上述のようにDSPもしくはアドネットワーク側からもたらされる そして その概ね8 割 (FY9/14 時点 ) を媒体社 / メディア側に広告枠の仕入代として支払い 売上原価に計上している スマートフォン向けでは今後競争環境激化により売上総利益率が低下する可能性がある点は留意したい アドプラットフォーム事業はメディア事業よりも粗利率が低い反面 販管費比率は低位であり 結果 営業利益率はほぼ 同等水準 ( 同 ) となっている 同事業は人を増やさずに売上成長が可能な事業構造だが 経営資源が集中的に投下され販 管費は増加傾向にある また メディア事業のインフラ関連費用は販管費に算入されている アドプラットフォーム事業営業利益推移 2% 18% 16% 14% 12% 1% 8% 6% 4% 2% 11.3% 7.2% 9.2% % FY9/12 6.4% 2.4% アドテクノロジー事業営業利益率 メディア事業営業利益率 1.7% 1.7% 1.6% FY9/ % 17.3% 16.6% 15.3%15.2% 14.9% 14.1% 12.7% 15.7% 13.% 12.1% 13.7% 1.1% 13.4% 11.% 1.4% 1.9%1.7% 9.7% 8.8% 8.% 8.4% 1.2% 1.6% 11.2%12.3% 1.6% 7.8% 1.7% 6.9% 6.% 8.9% 5.9% 6.4% 5.% 8.3% 5.3% 7.3% 4.3% 3.5% 6.8% 6.% 5.3% 4.3% 4.2% 3.9% 3.2% 3.7% FY9/14 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/18 37/65

38 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. SSP/DSP の参入障壁 特長など 参入障壁 DSP 普通リターテゲィングをベースとした DSPであれば比較的参入は容易だが 反面 差別化も難しいサービスリリース時点で広告配信面が必ず必要となるが 後発だとなかなか大手と接続できない SSP 普通 ~ 高い広告配信コストは規模の経済が働きやすく 先行者メリットが大きいサービスリリース時点で複数のDSP/ アドネットワークとの接続が必要 後発だとなかなか接続できない スイッチングコスト ( 顧客が SSP/DSP を切り替える際のコスト ) 低い ~ 高い パフォーマンス重視の DSP 機能だけであれば スイッチングコストは低い DMP などでシステム連携が強化されていくとスイッチングコストは高くなる 低い ~ 普通 トータルとしての収益性次第でスイッチングされることもある 先行者有利な市場 先行者有利な市場 特長 短期的には広告主への営業力が重要 中長期では DMP 等による広告主の囲い込みが重要になる 収益性向上が重要 それに加えて媒体社に対しての課題解決力が求められるため 技術力 営業力 オペレーション力など SSP としての総合力が重要 グループ企業について 同社はアドプラットフォーム事業を中心に積極的に M&A を行ってきた 以下 M&A でグループ入りした企業を含む主要 な企業についてその概要を示す M&A 一覧 年月日社名出資比率事業概要 214 年 12 月メルメディア 65.% 合弁会社設立 朝時間.jp などコンテンツメディアの企画 運営 215 年 2 月インテリッシュ 51.% 合弁会社設立プレミアムな広告枠を中心としたプライベートマーケットプレイスの企画 開発 運営 215 年 4 月ドゥ ハウス 21.8% 持分法適用関連会社化サンプリングマーケティング事業 215 年 4 月 Kauli 1.% 連結子会社化 215 年 5 月より連結 215 年 12 月末付けで fluct と合併 215 年 6 月ログリー 22.6% 持分法適用関連会社化ネイティブ広告プラットフォーム logly lift の運営 215 年 6 月メディア ヴァーグ 26.7% 持分法適用関連会社化交通にまつわるコンテンツメディア 乗り物ニュース 等の運営 215 年 7 月マーケティングアプリケーションズ 35.6% 持分法適用関連会社化市場調査 データ集計 レポート作成等マーケティング関連アプリケーションの提供 215 年 1 月ゴールドスポットメディア 25.% 持分法適用関連会社化動画広告プラットフォームの提供 (216 年 4 月同社 1% 217 年吸収合併 ) 215 年 11 月 coconala - 出資知識 スキルのオンラインマーケットを運営 216 年 1 月 FinTech Lab - 新設金融領域におけるテクノロジーを活用したイノベーションの研究開発 216 年 1 月 SYNC GAMES 2.3% 持分法適用関連会社化スマートフォン向けゲーム関連事業 216 年 1 月 IT Realize - 出資クレジットカード一括管理アプリ CRECO を運営 (FinTech 領域のベンチャー企業 ) 216 年 3 月 Repro - 出資モバイルアプリ向けマーケティングツールの提供 216 年 3 月 TORICO - 出資マンガに特化した各種サービスを運営 216 年 3 月ゴールドスポットメディア 1.% 追加出資 完全子会社化動画広告プラットフォームの提供 (216 年 4 月同社 1% 217 年吸収合併 ) 216 年 3 月 maneo マーケット - 出資ソーシャルレンディングサービス運営 (FinTech 領域のベンチャー企業 ) 216 年 5 月 JION - 出資大人の男のライフスタイルを提案するオンラインメディア JION を運営 216 年 6 月 Umami - 出資飲食店のインバウンド対策アプリ Umami など訪日外国人観光客対応サービスを提供 216 年 7 月 Fuller - 出資スマートフォンアプリ他社分析ツール 同自社分析ツールなどを開発 運営 216 年 7 月 IROYA - 出資 E コマース & セレクトショップ IROZA 等を展開するアパレル IT ベンチャー 216 年 7 月 Momentum 2.5% 追加出資 持分法適用関連会社化インターネット広告配信におけるブランド保護 不正広告対策ツールを提供 * 216 年 9 月 CMerTV 58.4% 連結子会社化 216 年 1 月より連結 動画広告配信事業 216 年 9 月クレジットエンジン - 出資中小企業や個人事業主向けのオンライン融資サービスの開発 216 年 12 月 VOYAGE NEXUS 1.% 新設カジタク社と業務提携した家事支援サービスのネット販売事業 217 年 6 月オメガ - 出資独自ビックデータを活用した広告配信技術によるアドネットワークの企画 開発 運営 217 年 6 月 Bridge - 出資訪日外国人向け無料 SIM カードサービス Trip Free を運営 217 年 7 月アイ ティ リアライズ - 出資地方銀行 / 信用金庫向けパッケージソリューション 地銀アプリ with CRECO を運営 217 年 8 月 AOS モバイル - 出資 AOSSMS や InCircle など B2B モバイルコミュニケーションサービスを提供 217 年 9 月ゼネリックソリューション - 出資情報検索と機械学習に関するソフトウェア製品 GS8 の販売事業 217 年 11 月 Countir Bank 39.% Countir 社と合弁会社仮想通貨関連事業 218 夏に仮想通貨ウォレットサービス開始予定 218 年 1 月 C-POT 3.% 小学館と合弁会社出版業界における出版コンテンツの DB 化を支援 218 年 1 月 SelvasM. Inc. 3.% 韓国 Infraware Inc. と合弁会社海外向けモバイルゲーム事業 ( ゲーム開発力は 同社パブリッシング事業ともシナジー ) 218 年 2 月 c:osoral 1.% 設立ネット活用した子育て支援サービス ポスリー の運営 218 年 6 月メディアブレスト - 出資お笑い専業のコンテンツ制作やメディア事業を展開 218 年 6 月趣味なび - 出資コト体験マッチングプラットフォーム 趣味なび 運営 218 年 9 月パルスボッツ - 出資ロボットのアプリケーションや対話型サービスの開発 218 年 9 月 DogHuggy - 出資ドッグホスティングサービス DogHuggy を運営 *: 売却済 ゴールドスポットメディア社について 216 年 3 月 1 日 同社は株式会社ゴールドスポットメディア ( 以下 GSM 社 ) の株式を追加取得し完全子会社化することに ついて決議したと発表した 38/65

39 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. GSM 社に対する同社の所有株式数は 1 株 (216 年 3 月 1 日時点 ) 持株比率は 25.%(1 株 ) GSM 社の株式 3 株を 45 百万円で取得することで完全子会社化となる見通し 株式取得日は 4 月 1 日を予定している 取得理由同社は動画広告市場の拡大を事業機会と捉え 215 年 1 月にGSM 社へ出資 同社を持分法適用関連会社化し 動画 リッチメディア広告分野への事業領域拡大に取り組んできた 同社では 両社の連携を更に深め 事業開発をより強化するために完全子会社化とすることとした としている これにより SSP fluct における動画広告配信を行う媒体の獲得推進や fluct Direct Reach における動画広告案件の取り扱い拡大等 広告配信プラットフォームとしての競争力強化や付加価値向上に繋げていきたいとしている 今後の見通し同社では連結業績への影響は軽微であると見込んでいるものの 中長期的な業績の向上に繋がると考えている 216 年 9 月期業績へのGSM 社業績の取込にあたっては GSM 社の216 年 4 月 1 日 ~9 月 3 日までの期間に係る業績を取り込む予定であるとしている GSM 社の業績 ( 百万円 ) FY12/13 FY12/14 FY12/15 ( 百万円 円 ) FY12/13 FY12/14 FY12/15 売上高 純資産 営業利益 総資産 経常利益 一株あたり純資産 -5,184-9,238 29,365 当期利益 一株あたり当期利益 -15,184 8,62 33,436 出所 : 会社思慮よりSR 作成 Kauli 社について同社は215 年 4 月にKauli 社を1% 子会社化 取得価額は1,481 百万円 215 年 9 月期業績への影響は利益面では軽微である Kauli 社買収のポイントは 1)SSP 市場における国内市場シェア圧倒的 1 2) プログラマティック取引における 1 広告配信プラットフォームへの布石であるという点 とSR 社では考えている 同社では SSP 市場の競争優位性を構築するにあたって a) 接続先 DSP アドネットワークの数と質 b) 広告配信アルゴリズム c) 広告配信インプレッションの量と質 を重要な点として捉えている そして 同社 SSP fluct は広告配信インプレッションの量と質を担保するコンサルティングノウハウに Kauli 社は 広告配信アルゴリズムやビッグデータ解析に強みを持つ 今回の Kauli 社買収は 1)SSP 市場において 売上だけでなく広告配信 imp 数においても国内最大級となるだけでなく 2) 双方のノウハウ 技術を持ち寄ることでの同社と補完関係が成立し事業シナジーの創出が可能なことから 同社では 他を圧倒する市場シェアの獲得に向けての第一歩を踏み出したと認識をしている Kauli 社及び同社アドテクノロジー ( アドプラットフォーム事業の旧名 ) 事業 Kauli 社 同社アドテクノロジー事業 FY1/12 FY1/13 FY1/14 FY1/15 FY9/14 FY9/15 ( 百万円 ) Q2 Q4 Q2 売上高 ,576 1,834 2,69 1,914 2,312 2,427 YoY 111.8% 5.% 38.5% 93.8% 99.7% 97.7% 48.6% 46.7% 32.4% 営業利益 YoY 18.5% 46.9% 34.% 1,45.2% 225.3% 183.7% 193.1% 62.8% 17.9% 利益率 17.8% 9.9% 9.7% 9.4% 12.4% 16.6% 12.6% 11.9% 13.8% 14.8% 経常利益 YoY 5.% 41.7% 利益率 - 9.9% 9.9% 1.2% 当期利益 % 33.3% 純資産 総資産 配信 imp 数 ( 億 ) , /65

40 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. intelish 社について intelishは215 年 2 月に設立された SR 社ではintelish 社設立の狙いを 1) ニッチグロース市場での市場地位の確立 2) SSPとしての付加価値の拡大 3)DSP 側の付加価値の取り込み とみている 同市場は215 年 9 月期時点ではまだニッチな市場ではあるものの 将来的に拡大が見込まれる分野である 自社 SSP fluct を導入しているメディアを中心に展開を図ることで 早期の市場地位確立を狙ったものとSR 社ではみている intelish は インターネット広告運用のソリューションを提供し 多くの DSP 運用実績を持つエスワンオーインタラクティブ ( 以下 s1o-i との合弁 会社 資本金は 4 百万円 出資率は同社が 51% s1o-i が 49% Intelish 社は プライベートマーケットプレイス ( 以下 PMP ) を構築し 限定された広告主が 特定メディアの特定広告枠に広告を提供可能なプログラマティック取引市場を提供する 既存のオープンオークション型の広告取引は広告主 メディアともに匿名で行われ 広告主にとって掲載される広告枠は不特定であり メディアにとっては不適切な広告掲載によるブランド価値の毀損 入札という市場原理導入による広告枠の均質化 ( 広告枠価値の毀損 ) などが懸念されていた PMP はプログラマティック取引の手法の一つで 既存のオープンオークション型広告取引との違いは メディアは広告 主と広告掲載位置や価格について事前に取り決めを行うことから 広告主とメディアの双方で 誰が入札しどの媒体に広 告表示がされるかが事前に分かる 点 これにより プレミアムな広告枠を限られた広告主に提供が可能となる メディアにとってはブランド価値を毀損することなく 広告枠の新たなプログラマティック取引の手段として選択できる 自社メディアがどのような広告主に適性があるのか どのようなコンテンツが有効なのか等の判断も行えるようになり そのメリットは大きい 広告主にとっても 広告を掲載するメディア 位置を選んだ上で プレミアムな広告枠に対してプログラマティック取引 が可能となる そして 全体の配信結果だけでなく より細分化したメディア単位での配信結果を検証することもメリッ トとしてあげられる 今までのプログラマティック取引 ( オープン制オークション取引 ) プライベートマーケットプレイス (PMP) Open Auction Private Marketplace 全ての広告主 不特定の広告枠 限定された広告主 特定の広告枠 同社では intelish の目指す方向性として 広告主側とメディア側の課題解決に焦点をあてることによって PDCA サイクル ( 広告配信後の結果を踏まえて次の広告施策を練る ) がしっかりと稼働する仕組みの構築をあげている DoubleClick Ad Exchange 取扱による同社業績への関わり SR 社では DoubleClick Ad Exchange の取扱は プレミアム広告枠の取扱量拡大に繋がる狙いがあるとみている DoubleClick Ad Exchange をプレミアムな媒体社( メディア ) に提供することで 媒体主側は広告枠の優先取引やプライベートオークションなどを利用した収益性の向上や 透明性の高い広告管理が可能となり また 導入にあたっては fluct 社の専属コンサルタントが運用まで支援する 同社の主力事業であるアドプラットフォーム事業を成長させるために 一つの戦略ピースが加わったものと言えよう DoubleClick Ad Exchange の取扱開始にあたっては adingo 社の SSP fluct や Google AdSense 認定パートナーと して Google AdSense を活用し 6, 以上のメディアの広告収益最大化を行ってきた実績が評価されたものと同社で 4/65

41 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. は捉えている アドエクスチェンジ及び DoubleClick Ad Exchange についてアドエクスチェンジは 複数のメディアやアドネットワークを横断した入札 購入の仕組みのこと Google 社の DoubleClick Ad Exchange は オンラインディスプレイ広告の在庫を管理するためのプラットフォームで 現在は限られたプレミアムなメディアを対象にサービスを提供している DoubleClick Ad Exchange の特長としては 1) 収益管理プラットフォームを利用することで 複数のネットワークを管理し 全てのインプレッションで最大の収益を上げることが可能になる 2) 高い柔軟性を保持しており 広告枠を匿名ベースとブランドベースのどちらで提供するか どの広告フォーマットの掲載を許可するか ユーザ行動などのデータの収集をバイヤーに許可するか等を指定できる といった点があげられる Zucks 社同社の1% 連結子会社 Zucks 社は スマートフォン向け広告サービスを手掛けており メディアの収益最大化 また 広告主のプロモーション効果の最大化を図るべく 2つのソリューション 1) アドネットワークの Zucks Ad Network 2) リワード広告の Zucks Affiliate を取り揃え メディア及び広告主に提供している アドネットワーク Zucks Ad Network スマートフォン向けアドネットワーク Zucks Ad Network は スマートフォンサイトやアプリ上の広告をユーザがク リックした際に収益が発生するクリック課金 (CPC: Cost per Click) 型のアドネットワーク リワード広告 Zucks Affiliate リワード広告 Zucks Affiliate は スマートフォンに特化した成果報酬型広告で ユーザがアプリのインストールや会員登録 購入といった行動を取った際に収益が発生する仕組み Zucks Ad Network Zucks Affiliate を利用した際の広告表示例インタースティシャル広告インライン広告インストール等に対してインセンティブを付与 出所 : 会社資料 logly( ログリー社 ) を持ち分法適用関連会社化 215 年 6 月 11 日 同社は ログリー株式会社及び株式会社メディア ヴァーグの第三者割当増資の引き受け 持分法適用関連会社化することを発表した ログリー社へは既に6.94% の株式を保有しており 今回の第三者割当増資引受で出資比率は22.57% となる 取得価額は約 3 百万円 メディア ヴァーグ社とは出資関係はなく 今回の出資比率は2.3% 取得価額は約 5 百万円 第三者割当増資引受実行日はともに215 年 6 月 3 日 同社は増費引受の理由について 1) ログリー社を持分法適用関連会社化することで 協業関係を更に強固なものとし 事業領域をこれまでのSSPに加えて ネイティブ広告やDSPといった領域への事業拡大に取り組むとしており また 2) メディア ヴァーグ社との協業関係を更に強固なものとし 両社の持つノウハウを活用した良質な新規コンテンツメディアの開発等 新たな取組を進めていく としている ログリー社 :26 年 5 月に創業し 自然言語処理や機械学習といったデータ解析技術に強みを有したテクノロジー企業として アドテクノロジー業界でも先駆けとなるネイティブ広告 ( 注 ) プラットフォームの logly lift や 広告主の広告効果最大化を支援するプラットフォームであるDSP (Demand Side Platform) の logly DSP 等を提供している 同社は 連結子会社でインターネット関連のスタートアップ企業への投資や支援を行うVOYAGE VENTURES 社を通じて 211 年 8 月にログリーの株式を取得し 同社取締役 ( 連結子会社 adingo( 現 fluct 代表取締役 ) の古谷和幸を派遣し 主にアドテクノロジー事業における協業関係を構築することで 両社の事業の拡大に取り組んでいた 41/65

42 自社メディア事業 (toc) マーケティングソリューション事業 (tob) コンテンツメディア販促メディR LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 注 : ネイティブ広告とは メディアが編集する記事 コンテンツの形式と デザイン 内容 フォーマットが一体化しており ユーザの情報利用体験を妨げない広告 従来のディスプレイ広告とは異なり 出力フォーマットが統一されていないため アドエクスチェンジ化は難しいとされていた これは ネイティブ広告が媒体デザイン ( トーン & マナー ) と機能に合った広告掲載を重視することによる ログリー社は 212 年 1 月より国内でいち早く媒体の掲載面ごとにデザインとコンテキストを最適化配信するネイティブ広告システムを構築 運用してきた実績から 自社以外の広告事業者に対してメディアパートナーの在庫を提供することを可能にした メディア ヴァーグ社 :211 年 4 月に創業し 大手ニュースメディアや記者とのネットワークやオリジナル記事の制作力に強みを持った企業として 自社メディアである交通インフラにまつわるコンテンツメディア 乗りものニュース の運営に加え 野球 MLBの総合コラムサイト フルカウント やサッカー専門のネットメディア フットボールチャンネル といった他社との協業メディアの運営を行っている 同社は アドテクノロジー事業のサービス提供を通じた広告収益最大化の支援を行っており 良好な協業関係を構築してきたとしている ポイントメディア事業 メディア事業の全体像 コトバンク トリセツ 朝時間.jp ユーザ回遊貯める交換する ECナビ ア リサーチパネル PeX ナレッジや ノウハウの 横展開 提携メディア運営支援 ANA MS&Cなどデジタルギフトオンデマンド CyberAgent JUST SYSTEMS コロプラなど 業績概要 ポイントメディア事業は216 年 9 月期までのメディア事業からポイント関連メディアの事業部門を切り出した217 年 9 月期からの新しいセグメントである 自社メディアである ポイント獲得サイトの ECナビ ポイント交換サイトの PeX アンケートに回答することでポイントが貯まる リサーチパネル 等の販促メディアを企画 運営しており 独自のポイント経済圏を構築している 独自のポイント経済圏を有するポイントサイトを運営ポイントメディア事業では 独自のポイント ( ECナビ リサーチパネル はECナビポイント PeX はPeXポイント ) 経済圏を構築しており ECナビ や リサーチパネル で獲得したECナビポイントを ポイント交換サイトの PeX で一旦 PeXポイントに交換した後は 様々な商品やギフト券 (amazon 等 ) 電子マネー(SuicaポイントやTポイント WAONポイント等 ) マイレージ(ANA JAL 等 ) 現金( みずほ銀行 ゆうちょ銀行等 ) に変換可能である これら自社メディアは各々運営子会社 責任者が異なるものの ほぼ一体となったマネジメント運営がなされている 業績推移 ( 百万円 ) 売上営業利益営業利益率 ( 右軸 ) 2,5 17.3% 16.6% 14.9% 2, 13.4% 14.1% 15.7% 1,558 1,463 1,526 1, % 12.3% 1,392 1,38 1,432 1,426 1,463 1,495 1, % 1,419 1,42 1,476 1,5 1,356 1, % 8.3% 1.6% 7.3% 1.7% 1, FY9/ Q2 Q4 FY9/15 Q2 Q4 FY9/ Q2 Q4 FY9/17 1,542 2,166 1, % 4.2% 3.2% 3.9% 3.7% 1,64 6.8% Q2 Q4 FY9/18 Q2 Q4 15% 1% 5% % 42/65

43 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 販促メディア :ECナビ ECナビ は同社が手掛けるショッピングサイト 主な収益源は ECナビ から誘導した提携ショップでのショッピングに応じた手数料 スポンサーサイトへの訪問や資料請求に伴う手数料 広告掲載料で 同社の売上高となる また 売上高の一部をユーザにECナビポイントとして還元し 売上原価として計上される 仮にユーザが1, 円のショッピングをしたとすると 平均 2 円弱 ( 2% 弱 ) のアフィリエイトによる収入が売上計上され その内 4% ほど (8 円ほど ) をユーザに還元するという仕組み (FY9/17 時点 ) このように ユーザがショッピングした際の売上総利益率は高い なお FY9/18 期に抜本的構造改革を実施 スマートフォン向け競合サイトへの対抗として ショッピング時のポイント還元率の上昇を図った 販促メディア :PeX PeX は1% 子会社のVOYAGE MARKETINGが企画運営するポイント交換サイト 収益源は 各種広告掲載料やポイント交換手数料 外部ポイントの交換においては ポイントがギフト券等に交換された際にポイント分が売上に計上され ギフト券等に交換された部分が売上原価となる そのため 売上総利益率は低位である 販促メディア : リサーチパネル リサーチパネル は同社が6% 出資する連結子会社リサーチパネルが運営する ユーザがアンケートに回答することによってポイントを獲得できるアンケートモニターサイト アンケートの回答で貯めたポイントは PeX を通じて現金等に交換可能 顧客企業の多様な調査ニーズに対し 即座に的確に応えられるオペレーション体制を構築している リサーチパネル は クロス マーケティング( 東証マザーズ3675 リサーチパネルに4% 出資 ) との提携に基づいて展開しており クロス マーケティングが事業会社や調査会社に提案 営業活動を行い 受託した調査案件に応じて リサーチパネル ユーザにアンケートが配信される仕組み アンケートは統計的に集計 分析された後に顧客企業に納品される クロス マーケティングが顧客企業から受け取る調査料のうち パネル利用料が収益源であり 売上に計上される アン ケートに応じてユーザにはポイントが付与されるため ポイントが売上原価となる 売上総利益率は EC ナビ より低 位である また リサーチパネル は クロス マーケティングが提案 営業活動を行っている事業構造上 売上拡大のために同社が関与できる部分は少ない アンケート需要についても顧客企業の景気に対する感応度合いの影響を大きく受け 企業が前向きな見方をしている際には需要は大きく増えるが 現状は消費増税後の反動減や円安等の影響を受けて国内内需系の顧客からの需要が減少している 43/65

44 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. SW(Strengths, Weaknesses) 分析強み (Strengths) 成長機会を捉え 新規事業を創出する力 同社は過去から様々な事業変遷や資本移動を経てきた 既存コア事業の頭打ちや消滅の危機を迎えるなどした際 同社では新たな事業が業績を牽引し 再成長もしくは危機を乗り越えてきた こうした新規事業の創出力 新しい分野へリスクを取って進出する企業文化は強みの一つ SR 社では27 年の検索エンジンシンジケーション 21 年のSSP 211 年のスマートフォン向けアドネットワークなどの展開は こうした強みが表れた好例とみている アドテクノロジーの急速展開を支える自社メディア保有 認知度の高い自社メディアの保有も強みの一つ 自ら媒体社としてメディアがどういうニーズを持ち どのような課題に直面しているか ということをアドテクノロジーの営業に活かすことが可能 過去 シンジケーション事業の立上げは自社メディアでの成功例の横展開であった 新サービスの立ち上げ時に 自社メディアのユーザを誘導可能な点も強みといえる 広告 及び マネタイズ ノウハウの保有 今後 同社がeコマースなどインターネット関連の他分野に進出する際には どの分野に進出するにせよ 広告 及び マネタイズ ( 得られる収益の最大化 ) は必ず重要な要素として存在する 同社の保有するこれらノウハウは進出分野での競合に対する強みといえよう 弱み (Weaknesses) 長期的な事業継続性に対する確度の弱さ 同社は 成長機会を捉えて新規事業を創出する力は保有しているものの まだ 圧倒的な市場シェアや技術力等による参入障壁が高く磐石な事業の創出までには至っていない 我侭な要望ではあるものの 長期的な事業継続性に対する確度の低さは弱みともいえる SSP サービスの特質 SSPサービスは 1)GDN(Google) やYDN(Yahoo!) nend( ファン コミュニケーションズ ) といった大手アドネットワークが同社 SSPとの接続停止の可能性 2) 広告費の配分において代理店やDSP アドネットワーク メディアに劣り 競争激化や値下げ圧力に対する耐性が低い という事業特性を持つ 連結営業利益の過半を占めるアドテクノロジー事業でのこうした脆さは 事業ポートフォリオ上の弱みになり得る 価格競争による業績への影響度の大きさ FY9/16におけるサプライサイドでの価格競争 FY9/17のデマンドサイドにおけるシェア拡大戦略 ともに 連結営業利益に大きな影響を与えた 主力のアドプラットフォーム事業において 競争環境の変化は随時起こり得るものであり 市場シェア拡大施策を採ることから 影響度合いも大きい この点は留意したい 44/65

45 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 財務諸表他 損益計算書 旧会計方針 新会計方針 損益計算書 FY9/12 FY9/13 FY9/14 FY9/15 FY9/14 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/18 FY9/19 FY9/2 ( 百万円 ) 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 期初会予 中期目標 平均成長率 売上高 8,139 9,858 15,46 17,563 15,222 17,73 2,842 25,895 28,518-42, 17.5% YoY 2.7% 21.1% 52.6% 16.7% % 17.5% 24.2% 1.1% 売上総利益 3,292 3,844 5,962 6,522 6,3 6,562 6,421 8,15 8,162 総利益率 4.5% 39.% 39.6% 37.1% 39.6% 37.% 3.8% 31.% 28.6% 販管費 3,29 3,37 4,81 4,324 4,81 4,324 4,7 6,28 6,742 人件費 1,85 1,833 2,47 2,283 2,47 2,283 2,419 2,86 2,977 広告宣伝費及び販売促進費 のれん償却費 海外リサーチ事業 その他 , ,724 YoY -.5% 23.4% 5.9% - 5.9% 8.7% 32.1% 8.6% 販管費比率 4.4% 33.6% 27.1% 24.6% 26.8% 24.4% 22.6% 24.% 23.6% 営業利益 ,881 2,198 1,949 2,238 1,721 1,86 1,42-3, 18.4% YoY -99.6% 24,423.2% 25.6% 16.9% % -23.1% 5.% -21.4% 利益率.% 5.4% 12.5% 12.5% 12.8% 12.6% 8.3% 7.% 5.% 7.1% 営業外損益 金融収支 為替差損益 持分法投資損益 その他 経常利益 ,891 2,149 1,959 2,189 1,246 1,862 1,432 - YoY - 13,93.5% 257.3% 13.7% % -43.1% 49.4% -23.1% 利益率.% 5.4% 12.6% 12.2% 12.9% 12.3% 6.% 7.2% 5.% 特別損益 税率 % 39.4% 41.3% % 36.3% 47.1% 38.2% 4.9% 少数株主損益 親会社株主帰属当期利益 ,114-1,134 1, ,162 1,117-1,8 15.7% YoY % % -55.6% 58.7% -3.8% 利益率 -1.9% 3.1% 7.4% - 7.5% 9.3% 3.5% 4.5% 3.9% 4.3% のれん償却前営業利益 ,893 2,256 1,961 2,296 1,879 2,37 1,632 YoY 3,927.% 245.1% 19.2% -13.1% 17.1% -18.1% 8.4% -19.9% 利益率.2% 5.6% 12.6% 12.8% 12.9% 13.% 9.% 7.9% 5.7% セグメント別 FY9/12 FY9/13 FY9/14 FY9/15 FY9/14 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/18 FY9/19 FY9/2 ( 百万円 ) 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 期初会予 中期目標 平均成長率 売上高 8,139 9,858 15,46 17,563 15,222 17,73 2,842 25,895 28,518-42, 17.5% アドプラットフォーム事業 3,579 4,66 7,393 9,727 7,566 9,833 13,31 18,314 19,26-3, 17.9% サプライサイド 916 2,39 4,99 6,912 5,65 7,94 9,21 11,498 1,66 fluct SSP (PC) 61 1,167 1,987 2,47 2,21 2,34 2,631 2,718 1,446 fluct SSP ( スマートフォン ) 315 1,142 2,922 4,865 3,44 4,977 6,533 8,78 9,212 他 Fluctの配信 imp 数 ( 億 ) 712 1,258 2,283 2,954 2,374 2,951 3, ecpm( 推定 ) デマンドサイド ,715 2,463 4,637 8,27 1,657 その他 2,638 1, , セグメント内相殺 ,119-1,565-2,326 ポイントメディア事業 ,794 5,849 5,933 5,745 6,87-8, 11.7% ポイント発行残高 ( 十億円 ) 1,943 2,283 2,577 2,69 2,577 2,69 2,74 2,751 2,838 会員数 ( 万人 ) 新規会員数 ( 同 ) 推定退会会員数 ( 同 ) インキュベーション事業 ,27 2,813 2,175 2,82 2,592-4, 24.3% 強化領域 その他 ,543 1,875 1,78 1,425 1,682 撤退 , 連結相殺 -1, YoY 2.7% 21.1% 52.6% 16.7% % 17.5% 24.2% 1.1% - アドプラットフォーム事業 13.6% 81.8% 31.6% - 3.% 32.5% 4.5% 5.2% - サプライサイド 152.1% 112.6% 4.8% - 4.1% 29.8% 24.8% -7.3% fluct SSP (PC) 94.1% 7.2% 3.% -.6% 29.4% 3.3% -46.8% fluct SSP ( スマートフォン ) 262.2% 155.8% 66.5% % 31.3% 34.4% 4.9% 他 % - - Fluctの配信 imp 数 ( 億 ) 76.7% 81.5% 29.4% % 16.1% - - ecpm( 推定 ) 42.6% 17.1% 8.8% % 12.6% -.8% 87.8% デマンドサイド 26.3% % 88.3% 77.% 29.9% その他 -34.% % -61.6% -42.9% 56.4% ポイントメディア事業 % 1.4% -3.2% 19.6% - ポイント発行残高 ( 十億円 ) 17.5% 12.9% 4.4% - 4.4%.5% 1.7% 3.1% 会員数 ( 万人 ) 9.5% 11.3% 1.3% - 1.3% 7.7% 1.7% - インキュベーション事業 % -22.7% -4.3% 24.5% - 営業利益 ,881 2,198 1,949 2,238 1,721 1,86 1,42-3, アドプラットフォーム事業 ,282 1,52 1,36 1,81 1,471 1,293 - 同のれん償却前 ,34 1,64 1,364 1,239 1,71 1,54 - ポイントメディア事業 インキュベーション事業 営業利益率.% 5.4% 12.5% 12.5% 12.8% 12.6% 8.3% 7.% 5.% 7.1% アドプラットフォーム事業 6.2% 6.8% 13.4% 13.2% 13.9% 13.3% 8.3% 8.% 6.7% - ポイントメディア事業 % 13.7% 1.9% 7.1% 4.4% - インキュベーション事業 % 4.6% -.2% -3.6% -6.8% - 従業員数 アドプラットフォーム事業 ポイントメディア事業 インキュベーション事業 全社 ( 共通 ) 海外 エンジニア 制作 営業 コンサルタント バックオフィス マネジメント 海外現地雇用 /65

46 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 収益性分析セグメント別収益性 同社の主要セグメントは アドテクノロジー事業とメディア事業 四半期の営業利益率の推移からは目立った差異がないようにみえるが 実際には収益構造は大きく異なる メディア事業は 売上高は広告収入を売上原価はポイント原価を主体としており 粗利益率は 4%~5% と相対的に高い ( なお FY9/18 よりポイント還元率を高め 粗利率を下げる (SR 推定 5pt 程度 ) 施策を採用 ) しかし アドテクノロジー 事業は広告枠の販売を売上 仕入を原価とし 売上総利益率は 3% 程度と相対的に低い ただ 販管費においては メディア事業はポイント等の販促費が重く変動費的な傾向が強い一方で アドテクノロジー事業はインフラ費用が主体であり固定費的な側面を持つように見える しかしながら 将来への成長投資を続けていることから 人件費は売上連動で増加基調にあり 外注費及びサーバ関連費も同様にある セグメント別営業利益率推移 アドプラットフォーム ポイントメディア 2% 15% 1% 5% % 17.3% 13.7% FY9/ % 15.7% 1.6% 1.1% 15.3% 15.2% 13.% 13.4% 12.3% 11.2% FY9/ % 14.1% 16.6% 1.4% 1.6% 12.1% 11.% 9.7% FY9/16 8.3% 5.% 7.8% 7.3% 1.9% 1.7% 8.9% FY9/17 1.7% 5.9% 4.3% 6.9% 8.4% 6.4% 4.3% 4.2% 3.2% 3.9% 3.7% FY9/18 6.8% 5.3% 販管費内訳 ( 百万円 ) 人件費 広告宣伝費及び販促費 サーバ関連費 外注費 減価償却費 のれん償却費 その他販管費 販管費率 ( 右軸 ) 8, 26.8% 24.% 6, % 6, % 6, 22.6% 954 4,7 2,724 4, , , , 2,47 2,283 2,419 2,86 2,977 FY9/14 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/18 出所 : 会社資料よりSR 3.% 2.% 1.%.% 46/65

47 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 貸借対照表 旧会計方針 新会計方針 新会計方針 貸借対照表 FY9/12 FY9/13 FY9/14 FY9/14 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/18 FY9/17 FY9/18 ( 百万円 ) 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 Q2 Q4 Q2 Q4 流動資産 4,77 4,939 7,729 8,355 7,84 7,362 9,578 1,725 8,378 9,463 9,173 9,578 9,47 1,392 1,114 1,725 現預金 有価証券 3,23 2,843 5,85 5,85 4,214 3,111 5,445 5,68 3,33 4,46 5,7 5,445 4,322 5,26 5,68 5,68 売上債権 87 1,156 1,535 2,29 2,461 2,891 3,177 3,64 3,719 3,945 3,111 3,177 3,584 3,97 3,163 3,64 棚卸資産 繰延税金資産 貸倒引当金 その他 ,26 1, 有形固定資産 無形固定資産 ,639 2,67 2,21 1,82 2,654 2,593 2,255 2,21 2,166 2,64 2,23 1,82 投資その他の資産 726 1,151 1,83 1,83 3,1 2,917 3,794 4,57 3,6 3,42 4,133 3,794 3,669 3,892 4,483 4,57 投資有価証券 ,658 1,658 2,66 2,425 3,263 3,559 2,532 3,116 3,781 3,263 3,145 3,386 3,978 3,559 貸倒引当金 その他 固定資産 1,15 1,56 2,234 2,234 4,867 5,176 6,198 6,7 5,85 6,162 6,559 6,198 6,18 6,183 6,718 6,7 資産合計 5,786 6,445 9,963 1,589 12,671 12,538 15,776 16,795 14,228 15,624 15,732 15,776 15,66 16,575 16,833 16,795 流動負債 2,98 4, 4,963 5,428 5,478 5,538 6,931 7,158 6,386 6,93 6,658 6,931 6,661 7,483 6,824 7,158 買入債務 ,52 1,364 2,12 2,388 2,549 2,519 2,652 2,345 2,388 2,48 3,45 2,267 2,549 短期有利子負債 年内返済長期有利子負債 ポイント引当金 1,944 2,284 2,577 2,577 2,69 2,74 2,751 2,838 2,741 2,77 2,79 2,751 2,781 2,764 2,832 2,838 未払法人税 その他流動負債 固定負債 ,5 1,4 859 長期有利子負債 資産除去債務 繰延税金負債 その他 負債合計 3,375 4,573 5,564 6,3 6,397 6,25 7,662 8,17 7,358 7,783 7,615 7,662 7,288 8,487 7,864 8,17 純資産 2,41 1,872 4,398 4,559 6,274 6,333 8,114 8,777 6,87 7,842 8,117 8,114 7,778 8,88 8,969 8,777 株主資本 1,961 1,121 3,391 3,552 5,356 5,651 6,8 7,366 5,986 6,496 6,43 6,8 6,573 6,72 7,288 7,366 資本金 ,1 1,6 1,73 1,7 1,28 1,35 1,6 1,61 1,69 1,71 1,73 資本剰余金 , ,63 利益剰余金 1,327 1,62 1,562 1,723 3,397 3,891 4,934 5,23 4,212 4,694 4,614 4,934 5,14 4,658 5,221 5,23 自己株式 -91-1, 評価換算差額 ,6 1, ,47 1,45 1, ,99 1,432 1,162 その他有価証券評価差額金 ,64 1, ,52 1,41 1, ,18 1,443 1,168 為替換算調整勘定 新株予約権 少数株主持分 負債 資本合計 5,786 6,445 9,963 1,589 12,671 12,538 15,776 16,795 14,228 15,624 15,732 15,776 15,66 16,575 16,833 16,795 設備投資額 減価償却費 のれん償却額 運転資金 587 1,135 1,357 1,583 1,62 1,177 1,34 1,562 1,681 1,671 1,95 1,34 1,39 1,61 1,175 1,562 有利子負債合計 , ,27 1,168 1, ,234 1, ネットキャッシュ 2,619 1,892 4,692 4,692 3,191 2,338 4,48 4,691 2,6 3,238 4,7 4,48 3,47 4,26 4,497 4,691 売上債権回転期間 棚卸資産回転期間 買入債務回転期間 サイト差 流動比率 16% 123% 156% 154% 142% 133% 138% 15% 131% 137% 138% 138% 136% 139% 148% 15% 固定比率 46.8% 92.6% 53.7% 51.7% 8.4% 83.8% 78.9% 71.2% 89.% 81.7% 83.7% 78.9% 8.% 79.1% 77.% 71.2% 株主資本比率 37.5% 25.2% 41.8% 4.8% 47.8% 49.3% 49.8% 5.8% 46.2% 48.3% 49.8% 49.8% 5.% 47.2% 51.8% 5.8% 貸借対照表はシンプルだが いくつかの特徴的な点を説明したい 流動負債 : ポイント引当金ポイント引当金はメディア事業の ECナビ 及び PeX 等の自社メディアで発行したポイントに対する引当金を表す ECナビポイントは 獲得月から1 年を過ぎた時点で3ヶ月ごとに有効期限を迎え 古いポイントから失効する PeXポイントは 最終ログイン日またはポイント交換日から12ヶ月以上した場合に失効する IFRS( 国際財務報告基準 ) ではポイントを伴った商品販売は 商品の売上高とポイント部分の繰延収益とに分けられる ため ポイント引当金は発生しない ( ポイント部分の繰延収益は前受金として計上される ) また 商品の売上高とポイ ント部分との按分方法は複数存在する 47/65

48 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 資産除去債務 同社オフィスにかかる現状復帰費用 ( 見込み ) 有形固定資産と比較すると資産除去債務が多く見えるが これはオフィ スを賃貸しているため 有利子負債 ネットキャッシュの状況は少なくとも 212 年 9 月期より続いている FY9/17 FY9/18 FY9/17 前 Q 比増減 FY9/18 ( 百万円 ) Q2 Q4 Q2 Q4 Q2 Q4 Q2 Q4 現預金 3,33 4,46 5,7 5,445 4,322 5,26 5,68 5, , , 有利子負債 1,27 1,168 1, ,234 1, 短期有利子負債 長期有利子負債 1,251 1,149 1, ,234 1, 年超 年以内 ネットキャッシュ 2,6 3,238 4,7 4,48 3,47 4,26 4,497 4, , , /65

49 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. キャッシュフロー計算書 FY9/12 FY9/13 FY9/14 FY9/14 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/18 ( 百万円 ) 旧会計方針 旧会計方針 旧会計方針 新会計方針 新会計方針 新会計方針 新会計方針 新会計方針 営業活動によるキャッシュフロー税金等調整前当期純利益 ,88 1,948 2,51 1,259 1,859 1,881 減価償却費 暖簾償却額 ポイント引当金の増減額 売上債権の増減額 棚卸資産の増減額 仕入債務の増減額 未払消費税等の増減額 その他 小計 ,384 2,384 2,542 2,231 2,975 1,571 利息及び配当金の受取額 利息の支払額 法人税等の支払額 ,579-1, 営業活動によるキャッシュフロー ,126 2, , 投資活動によるキャッシュフロー定期預金による増減額 3 1, 投資有価証券による増減額 有形固定資産の取得による支出 無形固定資産の取得による支出 関係会社株式の取得による支出 その他 , 投資活動によるキャッシュフロー , ,68-1,145-1,2 2 財務活動によるキャッシュフロー短期借入金の増減額 長期借入金の増減額 株式発行による収入 - - 1,88 1, 自己株式の取得による支出 - -1, 自己株式の処分による収入 その他 財務活動によるキャッシュフロー 現金及び現金同等物に係る換算差額 現金及び現金同等物の増減額 -15 1,38 2,358 2, ,13 2, 連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の増減額 現金及び現金同等物の期首残高 1,716 1,71 2,743 2,743 5,85 4,214 3,111 5,445 現金及び現金同等物の期末残高 1,71 2,743 5,85 5,85 4,214 3,111 5,445 5,68 49/65

50 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. その他の情報 沿革 1999 年 1 月 東京都渋谷区神泉町において 資本金 14 百万円で株式会社アクシブドットコムを設立 11 月 懸賞情報サイト MyID のサービスを開始 21 年 9 月 株式会社サイバーエージェントの連結対象子会社となる 22 年 9 月 東京都渋谷区南平台町に本社移転 24 年 7 月 MyID をリニューアルし 価格ヒカクサイト ECナビ のサービスを開始 25 年 1 月 商号を 株式会社 ECナビ へ変更するとともに 東京都渋谷区神泉町に本社移転 11 月 アンケートモニターサイト リサーチパネル を運営する子会社としいて株式会社リサーチパネルを設立 26 年 4 月 株式会社リサーチパネルの株式の4% を株式会社クロス マーケティングが取得し資本提携 27 年 1 月 ポイント交換サイト PeX を運営する子会社として株式会社 PeX( 現 株式会社 VOYAGE MARKETING) を設立 28 年 6 月 検索連動型広告の導入支援事業を運営する子会社として株式会社 adingoを設立 21 年 1 月 株式会社 adingoがインターネットメディアの広告主植木最大化を支援するssp Fluct のサービスを開始 211 年 4 月 モバイル スマートフォン向け広告事業を運営する子会社として株式会社 Zucksを設立 1 月 商号を 株式会社 VOYAGE GROUP へ変更 212 年 6 月 ポラリス第二号投資事業有限責任組合が株式会社サイバーエージェントより同社株式を取得し 株式会社サイバーエージェントの連結対象子会社から外れる 213 年 3 月 ECナビ を価格比較サイトからポイントサイトへ転換 214 年 7 月 東京証券取引所マザーズに株式を上場 215 年 9 月 東京証券取引所市場第 1 部に指定 216 年 1 月 株式会社 CMerTVを連結子会社化 トップマネジメント及び社外取締役 同社役員は取締役 7 名 ( うち社外取締役 2 名 ) 監査役 3 名 ( うち社外監査役 3 名 常勤 1 名 ) で構成され 定時取締役会及び定時監査役会は月に1 回開催されている また 同社では代表取締役社長 社長が指名する取締役及び管理職が参加者となる 経営会議 を設置しており 週に1 回開催されている 経営会議 は 社長から各担当役員及び担当部長への諮問機関として機能しており 取締役会決議事項の事前審議 全社方針の策定 その他事業課題の共有並びに解決策の検討などが行われている 代表取締役社長兼 CEO: 宇佐美進典 (1972 年 1 月 12 日生 ) 早稲田大学を1996 年に卒業 同年トーマツコンサルティング ( 現 デロイトトーマツコンサルティング ) に入社し 金融機関向けの業務改善及びシステムコンサルティングに携わる 入社当時から将来起業したいという想いを抱いており 1998 年にソフトウェアベンチャーへの転職や米 Comdex(1979 年から23 年まで米ラスベガスで開催されていたコンピュータ関連の展示会 CeBITに次ぐ規模であった ) での経験を活かし 1999 年に情報処理推進機構より1 億円の助成金を得て求人広告の検索エンジンを開発する企業を設立した そして 1999 年にアクシブドットコムを設立し取締役 COO に就任 22 年に代表取締役 CEO に就任し現在に至る また 25 年から 21 年までサイバーエージェントの技術部門管掌の取締役を兼任していた 5/65

51 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 配当方針 同社では 株主への利益還元を重要な経営課題の一つとして認識しており 事業の継続的な成長や資本効率等の改善によ る中長期的な株主価値の向上に努めるとともに 配当を継続的に実施していきたいと考えている 配当額については 連 結業績 単体の資金繰りを含めた財務の健全性 将来の事業展開のための内部留保等を総合的に勘案して決定していくと している また 215 年 9 月期については 215 年 9 月の東京証券取引所第一部銘柄に指定されたことを記念して一株あた り 1 円の記念配当が含まれている FY9/9 FY9/1 FY9/11 FY9/12 FY9/13 FY9/14 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/18 ( 百万円 ) 単体 単体 単体 連結 連結 連結 連結 連結 連結 連結 一株あたり配当金 ( 円 ) 配当総額 a) 自己株式取得総額 b) 28 1, 株主還元総額 c) = a) + b) , 当期純利益 d) ,134 1, ,162 1,117 配当性向 a) / d) % 16.1% 15.7% 15.9% 株主還元性向 c) / d) 9.8% % % 39.6% 15.7% 16.% 自己資本 f) 1,487 1,573 1,914 2,168 1,626 4,322 6,5 6,174 7,86 8,527 DOE a) / f) % 1.9% 2.6% 2.2% 大株主 (217 年 9 月末時点 ) 氏名又は名称 所有株式数 割合 ( 千株 ) 宇佐美進典 1, % サイバーエージェント % 永岡英則 % VOYAGE GROUP 社員持株会 % CHASE MANHATTAN BANK GTS CLIENT ACCOUNT ESCROW ( 常任代理人 みずほ銀行 ) % 日本トラスティ サービス信託銀行 ( 信託口 9) % 日本トラスティ サービス信託銀行 ( 信託口 5) % 日本トラスティ サービス信託銀行 ( 信託口 ) % 上田八木短資株式会社 % JPモルガン証券株式会社 % 発行済株式数 12,293 1.% 従業員数 (218 年 9 月末時点 ) FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/18 ( 人 ) Q2 Q4 Q2 Q4 Q2 Q4 Q2 Q4 従業員数 アドプラットフォーム事業 ポイントメディア事業 インキュベーション事業 全社 ( 共通 ) 海外 エンジニア 制作 営業 コンサルタント バックオフィス マネジメント 海外現地雇用 /65

52 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 企業概要 企業正式名称株式会社 VOYAGE GROUP 英訳名 :VOYAGE GROUP, Inc. 代表電話番号 本社所在地東京都渋谷区神泉町 8 番 16 号渋谷ファーストプレイス8 階上場市場 東証一部 設立年月日 上場年月日 1999 年 1 月 8 日 214 年 7 月 2 日東証マザーズ 215 年 9 月 8 日東証 1 部 HP IRコンタクト IRメール 決算月 9 月 IRページ IR 電話 ir@voyagegroup.info /65

53 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 過去の業績 ニュース 過去の業績 218 年 9 月期第 3 四半期決算 (218 年 7 月 3 日発表 ) :11.6% 増収 3.5% 営業減益 主力のアドプラは増収増益 インキュベーションでの人員増等の先行的費用増が影響 アドプラ :7.8% 増収 デマンドサイドが32% 増と好調持続 サプライサイドの媒体精査影響での減収を補い利益積み上げ 媒体精査影響 ( 約 3 億円減収 ) 除けば実質 15% 増収 デマンドサイドの売上がサプライサイドを上回るのは四半期初 ポイント : 中長期の事業成長実現に向け魅力高める構造改革推進中 同社ではの12.2% 増収は再成長戦略結果と評価 インキュベーション : 強化成長領域は採用関連が引き続き順調 人員増 ( グループ内再配置含む ) もあり営業損失拡大 HR 領域が引き続き5% 増と高成長維持 ゲームも四半期に1 度安定してタイトルを供給できる体制を構築 修正計画 : 持分法子会社ログリーの上場による一部株式売却に伴い発生した特益 5 億円を織込み 当期利益のみ上方修正 売上はサプライサイドを主因に未達基調も 営業利益は広告宣伝費等を予算ほど消化せず期初計画に対し順調 FY9/19: デマンドサイドの伸長にサプライサイドも悪材料一巡 ポイントメディアも底打ちと本業は全体的に増収基調 インキュベーションは 既存のHR/ECに加えて新規事業の立ち上がりにも期待 利益は広告宣伝費次第だが目線は増益四半期売上高 ( 上表 ) 営業利益 ( 下表 ) 推移 ( 百万円 ) 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1, -1, 3,524 1,463 1,647 FY9/14 アドプラットフォームポイントメディアインキュベーション連結相殺等 YoY( 右軸 ) 7,556 6,871 6,573 6,799 6,918 6,198 6,253 5,685 1,476 2,166 4,988 5,23 4,94 1,535 1,542 1,522 4,423 4,59 1,356 1,378 4,52 4,283 4,433 3,749 3,896 1,42 1,495 1,597 1,419 1,432 1,526 1,558 1,426 1,463 1,392 1,38 4,495 4,964 4,395 4,46 4,635 4,847 4,737 3,764 2,53 1,854 2,11 2,459 2,533 2,342 2,497 2,874 3,264 3,129 Q2 Q4 FY9/15 Q2 Q4 FY9/16 Q2 Q4 FY9/17 Q2 Q4 FY9/18 Q2 Q4 8% 7% 6% 5% 4% 3% 2% 1% % -1% FY9/ Q2 Q4 FY9/15 アドプラットフォームポイントメディアインキュベーション 682 営業利益率 ( 右軸 ) Q2 Q4 FY9/16 Q2 Q4 FY9/17 Q2 Q4 FY9/ Q2 Q4 14% 12% 1% 8% 6% 4% 2% % -2% 2% 15% 1% 5% 17.3% 13.7% 18.4% 15.7% 1.6% 1.1% 15.3% 15.2% 13.% 13.4% 12.3% 11.2% 14.9% 14.1% 16.6% 1.4% アドプラットフォーム 1.6% 12.1% 11.% 9.7% 8.3% 5.% ポイントメディア 7.8% 7.3% 1.9% 1.7% 8.9% 1.7% 5.9% 4.3% 6.9% 8.4% 6.4% 4.3% 4.2% 3.2% 3.9% 3.7% % FY9/14 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/18 53/65

54 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 業績概要 :11.6% 増収 3.5% 営業減益 主力のアドプラは増収増益 インキュベーションでの人員増等の先行的費用増が影響 FY9/18(3か月 ) の業績は 売上高が前年比 11.6% 増の6,918 百万円 粗利益 2,39 百万円 (9.4% 増 ) 営業利益 314 百万円 (3.5% 減 ) 主力のアドプラットフォームが増収増益と牽引したが インキュベーションで広告宣伝費や人員増等の先行的費用が増加し損失幅を拡げたことで連結全体では減益となった なお アドプラットフォームはデマンドサイドが32.1% 増と高成長を持続 サプライサイドの媒体精査での減収減益要因 ( 売上約 3 億円 営業利益約 1 億円 影響除くと15% 増収 ) を補い また 四半期で初めてサプライサイドの売上を抜いた ポイントメディアについても12.2% 増収となり 同社では期首から取り組んでいる再成長戦略の効果と評価している また 持分法子会社であったログリーの東証マザーズ上場 (218 年 6 月 2 日 コード6579) に伴う普通株式売出に参加して一部株式を売却し 特別利益 541 百万円が発生 通期業績は当期利益のみ7 百万円から1,5 百万円に上方修正 ( 配当予想変更なし ) した 営業利益は修正されていないが 計画 1,2 百万円に対し 累計 1,161 百万円と順調とみられる なお Q2 比での減収減益はQ2が広告需要期 が不需要期であることによるもので 既にQ2 時にQ2 比での減益見通しが示されていた FY9/19 に向けて 中期経営目標 ( 左 : 売上高 右 : 営業利益 ) (JPYbn) FY9 /14 アドプラットフォームポイントメディアインキュベーション調整額 FY9 / FY9 / FY9 / FY9 / FY9 /2 (JPYbn) アドプラットフォーム ポイントメディア インキュベーション 営業利益率 ( 右軸 ) 14% 3. 12% FY9 / FY9 / FY9 /16 FY9 /17 FY9 /18 FY9 /2 1% 8% 6% 4% 2% % -2% 期初に提示された中期経営目標においては 売上高は22 年 9 月期 42 億円 ( アドプラ3 億円 ポイント8 億円 インキュベーション4 億円 217 年 9 月期は各 183 億円 57 億円 21 億円 ) と各事業とも年平均 2 桁成長を目指し 218 年 9 月期も売上高 3 億円 ( 同 22 億円 56 億円 27 億円 ) とポイントメディア (1 億円減 ) 以外は2% 超の増収を見込んでいた しかしながら 累計実績を考慮すると通期では未達となる見通し これは アドプラットフォーム事業の主力プラットフォームであるfluct( サプライサイド ) の売上が事業環境の変化もあって減収基調が続いているため fluct 以外の主力プラットフォームZucks( デマンドサイド ) 及び他事業は順調に推移している 営業利益は 中期経営目標においては 218 年 9 月期こそアドプラットフォームでの媒体精査の影響 (6 億円減益要因 ) やポイントメディアの構造改革費用 (3 億円 ) 新規事業プロモーション強化(4 億円 ) もあって前年比 6 億円減益の12 億円を計画するが 219 年 9 月期から増益に転じることで 22 年 9 月期は3 億円の達成を目指している 218 年 9 月期の見通しとしては 累計期間までは減収の影響を販管費の抑制で補っており 広告宣伝費がQ4に大幅に増加しない限り通期計画は達成する可能性が高い 219 年 9 月期は 各事業とも増収を見込んでいるとみられる 利益面でも インキュベーション事業におけるプロモーション強化の状況にもよるが 基本的には中期経営目標に向けて増益目線で考えているとみられる ただ 広告宣伝費についてはインキュベーションの事業構造上 将来成長期待が高まった際には急にアクセルを踏む必要性があることから 218 年 9 月期同様に保守的に予算が組まれる可能性がある ただ 費用が多い = 同社が高い成長を見込んでいる新規事業が多数ある ともいえることから ここは218 年 9 月の公表計画を注視したい 以下 各事業の概観を示す 54/65

55 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. アドプラットフォーム 218 年 9 月期は サプライサイド デマンドサイドとも増収を狙う サプライサイド ( 顧客はメディア アプリ ) においては 累計で9.4% 減 8 億円減 ( スマートフォン向け5.6% 増 4 億円増 PC 向け52.1% 減 12 億円減 ) と217 年 9 月期 Q4 以降の四半期での減収基調が続き 当初想定よりも未達基調にある 但し 各種のネガティブ要素 ( 不健全広告是正及び対策 ( 業界含む自主規制 アドフラウド対策等 ) や広告主の意識の高まり等の事業環境 ) は219 年 9 月期には一巡するとみている模様だ 同社ではメディア ( 及びスマートフォンアプリ ) 獲得を質量とも高めていくことが重要としている 引き続きSSPプラットフォームfluctの市場シェア拡大 粗利額の増大を図る方針とみられる また 動画リワード広告 (218 年 4 月から正式に提供開始 ) の本格化にも期待したい デマンドサイド ( 顧客は広告主 ) については 218 年 9 月期は市場成長以上にプラットフォームのZucksがアドネットワーク アフィリエイト広告ともに~を通じて好調に推移し Q4も同様の基調が続いている 219 年 9 月期もZucksの好調を維持しつつ 動画広告配信プラットフォームのCMerTVの成長を追加要素として加えていく考えとみられる Zucks には人材も厚く配分し 営業 開発 メディア開拓など地道に取り組んでおり そうした効果も表れている模様だ CMerTV:も高収益構造は維持 但し 売上は業界構造的には同社は大手 (YouTube, Facebook, LINE, Twitter, Instagram 等 ) の次に位置するため 中期的には成長基調にあるものの 四半期業績は振れる傾向がある点には注意 アドプラットフォーム売上 ( 十億円 ) (JPYbn) 6 5 (JPYbn) サプライサイドデマンドサイドその他セグメント内相殺 YoY( 右軸 ) 12% % サプライサイド デマンドサイド % 6% 4% 2% % FY9/14 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/18-2% FY9/14 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/18 ポイントメディア 218 年 9 月期はQ2の一時的要因 ( ポイント交換キャンペーン効果 ) を除いても期初計画比で順調に推移しているとみられる 同社では 再成長戦略 ( スマートフォンユーザなど顧客層を考慮したポイント還元率の見直し コスト削減 ) が売上 利益両面で効果が表れているとみている 売上は 以降増収基調を維持しており 粗利率もポイント還元率をきめ細かくコントロールすることで改善されつつあり 人員の他部署シフトも進み販管費も抑制 営業利益は期初計画 ( 通期 2 億円 ) に対して順調に利益を積み上げている 219 年 9 月期は 増収基調を維持するとともに構造改革成果による利益積上げを図る方針とみられる 22 年 9 月期の売 上目標 (8 億円 ) に対するハードルは高い 当初からインキュベーション事業とともに 挑戦的な目標 としていたが 219 年 9 月期の業績目標とその戦略について注目したい 55/65

56 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 人員推移 ( 左 : 人 ) 一人当たり売上 ( 右 : 百万円 / 人 ) FY9/ アドプラットフォームポイントメディアインキュベーション全社 ( 共通 ) 海外 FY9/ FY9/ FY9/18 (JPYmn/ 人 ) FY9/14 アドプラットフォームポイントメディアインキュベーション合計 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/18 インキュベーション将来の成長を担う重要なセグメントであり 第 3の柱とすべく先行投資を強化している 同社では HR 領域 EC 領域 FinTech 領域を強化領域として ゲームパブリッシング事業をその他領域として 事業の育成を図っている 218 年 9 月期においては HR 領域では新卒エンジニアの採用支援事業がから5% 超の増収基調を維持 売上 利益 ( 黒字 ) ともにセグメント業績を牽引している EC 領域では 化粧品通販 家事支援サービスなどを行っているが イオンディライト ( 東証 9787) 子会社のカジタクと協業して行っている家事支援サービスのネット通販 (217 年 1 月より本格展開 ) が徐々に売上に貢献しつつある ゲームパブリッシング事業においては 各四半期に安定してタイトル供給ができるようになってきたと同社では評価している ただ マーケティング費用は前年比 4 億円増を見込んだものの 通期では未消化となる可能性が大きい ( 累計では 121 百万円増の 272 百万円 ) そのため 通期営業損益計画 ( 損失 1 億円 ) は想定線とみられる 219 年 9 月期は HR 領域は人員増など経営資源を投入しつつも増収効果で吸収し 増収増益を目指す EC 領域は既存の化粧品 家事支援サービスの成長に加えて 218 年 9 月期までに立ち上げ もしくは計画してきた新規事業の貢献を狙う 損益面では プロモーションコスト 人員などの先行的費用を投下する段階とみられる 同社では 家事支援サービスの増収に期待している模様だ また 218 年 7 月に立ち上げた定額ファッションレンタルサービスMYLISHにも注目 HR 領域 : 子会社サポーターズが主 サポーターズは 主に新卒エンジニアの採用支援を行っており a) 情報系の新卒者 : 自分から東京に会社を探 しに行く機会を作ることができずに 地方のメーカ等に就職してしまう b) 東京の IT 企業 : 優秀なエンジニアを欲しているが中途採用が難しいこと から開発経験のある新卒を採りたい という双方のニーズをマッチングして手数料を得ている 営業黒字 且つ 増収増益基調が続いている MYLISH:218 年 7 月 25 日に開始した定額ファッションレンタルサービス 返却期限なし 送料 / クリーニング料不要等のサービス内容は競合と同様だ が a) 注目を集めているインフルエンサーによるアイテムセレクト b) ブランドとの協業などで差別化を図っている 取扱いブランドは今後も増 加する予定だが 開始時点では MOUSSY, SLY 等の BAROQUE JAPAN LIMITED( 東証 3548) のブランドが多い インキュベーション業績 ( 左 : 売上 中 : 営業利益 右 : 広告宣伝費 )( 百万円 ) FY9/14 FY9/15 強化領域その他撤退 FY9/16 FY9/17 FY9/ FY9/14 強化領域その他撤退 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/ FY9/ 強化領域 FY9/ その他 FY9/ 見通し ( 参考 Q2 時点 ): は Q2 比で減益を見込む 要因としては 1)Q2 は広告需要期であったが は広告閑散期であること 2) スマート 56/65

57 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. フォンオーバレイ広告の見直しを5 月に行う予定であること 3) 費用増 : 新卒 28 名採用とEC 及びゲーム向けのプロモーションコストが増加 (Q2からの期ずれ約 5 百万円 ) する見通しであることをあげている 但し 通期計画に対しては 各セグメントとも良好な進捗を見せているとしている なお Q2 時点での見通し比ではアドプラットフォームではCMerTVの期末需要獲得 ポイントメディアのキャンペーン効果 (Q2 時は 比減益見通し ) が増益要因として働いたとみられる FY9/18に向けて ( 参考 Q2 時点 ):FY9/18の営業利益は前年比 6 億円減益の12 億円を計画 上期は計画線であった模様だ 下期は外部環境の変化 (Google Better Ads Standards 非準拠の広告をChrome 上でブロック スマートフォンのオーバレイ広告の見直し ) による影響が懸念されるものの 計画には織り込んでいるとのこと 影響額としては Google Better Ads Standards( 時点 ) は四半期あたり数千万円 ~1 億円超 オーバレイ広告の見直し (Q2 時点 ) で月最大 1 億円 ( 実際はここまで行かない ) とみている インキュベーション事業におけるプロモーション費用の増加を考慮しても 12 億円は着実に達成したいとしている 下図はFY9/18 営業利益の増減益計画だが 販管費増 (11 億円 ) は a) 販管費通常増加分 (7 億円 ): 新卒採用 28 名が増加しても予算ほどは増えない可能性あり b) 新規事業プロモーション強化 (4 億円 ): 同社の方針次第 ( 費用を投じて将来のEC 売上増に繋げるか もしくは ゲーム事業でヒットタイトルが生まれて加速するために追加費用を投じるか ) ではあるものの 計画比減少する可能性がある ただ 粗利の通常増加分で見込んでいた14 億円は未達傾向ではないかとSR 社ではみている 同社でも サプライサイドの売上で 媒体精査や上記 Google Better Ads Standards 等以外でも不健全広告是正の取組を進めている影響の可能性を指摘している 営業利益段階では想定線とみられるが 粗利益及び費用の動向は注視したい ただ サプライサイドでは動画リワード広告 ( 競合の推定月商 5~6 億円超えを目指す ) の開始や アプリメディアへの取組を強化し デマンドサイド でも顧客数含めて順調に業容は拡大傾向にある 仮に動画リワード広告が早期に立ち上がれば下期業績への貢献が期待される こちらにも注目 FY9/18 営業利益増減益要因 3, 2, , 1, , , 5 1,86 粗利益 販管費 1,2 FY9/17 営業利益 媒体精査影響 粗利益 通常増加分 ポイントメディア 構造改革費用 販管費 通常増加分 新規事業 フ ロモーション強化 FY9/18 営業利益 出所 : 会社資料より SR 中期経営目標 (FY9/2 に営業利益 3 億円 ) に向けて ( 参考 Q2 時点 ):FY9/2 の目標営業利益 3 億円に向けては 前述のように FY9/18 の取組は アドプラットフォーム ポイントメディアとも着実に進んでいるとみられる インキュベーション事業においても 黒字化が見込まれる事業も徐々 に出始め 新たな布石も打ちつつある カテゴリ別には HR 領域のサポーターズは新卒採用関連 ( イベント等 ) を中心に順調に業績を伸ばしており ( Q2とも売上は約 5% 増 ) 営業利益も通期数千万円規模になる見通し 将来に向けてもHRTech 関連のエンジニアを増強しており 先行投資を行いつつ増益に繋げていく方針とみられる EC 領域では ZENOSIS( 化粧品 ) が着実に定期購入者を増やすとともにアジアでの本格展開も視野に入っている模様 現状 広告宣伝費は営業利益を考慮しながら投下されているものの 更なる成長が見込まれる段階ではアクセルを踏む可能性もあるとみられる VOYAGE NEXUS( 家事支援サービスのネット販売 ) もほぼ想定通りに立ち上がりつつあり 成長余地も高いとみている その他 ( 注力していないという意味ではない ) ではVOYAGE GAMES( ゲームパブリッシング ) もある程度ヒットしたタイトルを複数抱え 黒字化も見えつつある模様だ 新たな布石としても 子会社 出資先を複数増やしている そのため インキュベーション事業においてはFY9/19も先行投資期間が続くとみられる FY9/2 以降の成果を期待したい 出資先等一覧 (FY9/17 以降 ) 年月日 社名 出資比率 事業概要 216 年 12 月 VOYAGE NEXUS 1.% 新設 カジタク社と業務提携した家事支援サービスのネット販売事業 217 年 6 月 オメガ - 出資 独自ビックデータを活用した広告配信技術によるアドネットワークの企画 開発 運営 217 年 6 月 Bridge - 出資 訪日外国人向け無料 SIMカードサービス Trip Free を運営 217 年 7 月 アイ ティ リアライズ - 出資 地方銀行 / 信用金庫向けパッケージソリューション 地銀アプリ with CRECO を運営 217 年 8 月 AOSモバイル - 出資 AOSSMS や InCircle などB2Bモバイルコミュニケーションサービスを提供 217 年 9 月 ゼネリックソリューション - 出資 情報検索と機械学習に関するソフトウェア製品 GS8 の販売事業 217 年 11 月 Countir Bank 39.% Countir 社と合弁会社 仮想通貨関連事業 218 夏に仮想通貨ウォレットサービス開始予定 218 年 1 月 C-POT 3.% 小学館と合弁会社 出版業界における出版コンテンツのDB 化を支援 218 年 1 月 SelvasM. Inc. 3.% 韓国 Infraware Inc. と合弁会社 海外向けモバイルゲーム事業 ( ゲーム開発力は 同社パブリッシング事業ともシナジー ) 218 年 2 月 c:osoral 1.% 設立 ネット活用した子育て支援サービス ポスリー の運営 218 年 6 月 メディアブレスト - 出資 お笑い専業のコンテンツ制作やメディア事業を展開 218 年 6 月 趣味なび - 出資 コト体験マッチングプラットフォーム 趣味なび 運営 出所 : 会社資料よりSR 作成 57/65

58 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 取引先媒体精査 : 広告主が敬遠する傾向にある媒体 ( メディア ) について 取引条件を見直したもの 従来も同様の取組を行っており 関連メディアからの売上は縮小傾向にあったが FY9/17はまとまった規模で行ったことで影響が大きかった 後半から実施し Q4 及びFY9/18はフルに影響する FY9/17の関連売上高は約 15 億円 (Q2とも約 6 億 約 3 億 ) 粗利益( 営業利益 ) は約 6 億円 (Q2とも2~3 億 約 1 億 ) また 当該売上は収益性が相対的に高かったことから 粗利率の低下要因として働いた 補足資料 粗利率 3pt 2pt 1pt pt -1pt -2pt -3pt -4pt -5pt -6pt -7pt FY9/14 FY9/15 前同比増減 (pt) 粗利率 ( 右軸 ) FY9/16 FY9/17 FY9/18 48% 2% 46% 18% 44% 16% 42% 14% 4% 12% 38% 1% 36% 34% 32% 3% 28% 8% 6% 4% 2% % FY9/14 連結営業利益率 FY9/15 FY9/16 アドプラットフォーム営業利益率 FY9/17 FY9/18 販管費 ( 百万円 ) 2, 1,8 1,6 1,4 1,2 1, FY9/ 人件費広告宣伝費及び販促費のれん償却費その他販管費売却したリサーチパネル事業営業利益率 ( 右軸 ) 粗利率 ( 右軸 ) FY9/ , FY9/14 1,243 1,263 1,36 1,37 1,11 1,17 1,1 1,124 1,7 1, FY9/15 FY9/16 1,724 1,612 1,624 1,634 1,52 1,539 1, FY9/ FY9/18 5% 45% 4% 35% 3% 25% 2% 15% 1% 5% % 58/65

59 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. アドプラットフォーム事業 業績推移 ( 百万円 ) 6, 5, 4, 3, 2, 1, 13.7% 1, FY9/ % 2, % 1, % 2, % 15.2% 2,459 2, % 3,264 3,129 2, % 11.% 2,342 2, % Q2 Q4 FY9/15 売上営業利益営業利益率 ( 右軸 ) Q2 Q4 FY9/16 5.% 3, % ,495 4, % 1.7% Q2 Q4 FY9/ ,395 4,46 5.9% 4.3% 4, % 4,847 4, % 6.4% Q2 Q4 FY9/18 Q2 Q4 24% 2% 16% 12% 8% 4% % 3,5 3, 2,5 2, 1,5 1, 5 1, ,319 2,243 2, ,596 1,681 スマートフォン PC サプライサイド 3,155 2,963 2,745 2,718 2,66 2,667 2,736 2, ,322 1,937 2,89 2,124 2,243 2,282 2,37 2,25 3, 2,5 2, 1,5 1, 5 1, ,25 1,131 Zucks CMerTV その他デマンドサイド 2,623 2,641 2, , ,131 2, 194 1, , ,48 2,453 2,149 2,268 1,942 1,672 1,678 1,4 1, FY9/16 FY9/17 FY9/18 FY9/16 FY9/17 FY9/18 ポイントメディア事業 業績推移 ( 百万円 ) 2,5 2, 1,5 1, % 1, % 15.7% 13.4% 1, % 1, % 1,526 1, % 1,38 1,432 1,426 1, % FY9/ Q2 Q4 FY9/15 売上 営業利益 営業利益率 ( 右軸 ) 16.6% 264 Q2 Q4 FY9/16 1,495 1, % 1,419 1,42 1, % 1,356 1, % 8.3% 7.3% Q2 Q4 FY9/17 1,542 2,166 1, % 4.2% 3.2% 3.9% 3.7% Q2 Q4 FY9/18 Q2 Q4 18% 16% 14% 12% 1% 8% 6% 4% 2% % 2,5 EC ナビ / リサーチパネル売上ポイント交換売上セグメント売上 2,166 2, 1,5 1, 1, , ,419 1, ,535 1, ,356 1, , ,131 1, ,137 1, ,34 87 FY9/16 FY9/17 FY9/18 59/65

60 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. 構造改革後の業績見通し FY9/17 FY9/18 FY9/2 ( 十億円 ) 実績 予想 差異 目標 FY9/17 比 FY9/18 比 売上 原価 原価率 59.2% 63.4% +4.2pp 7.% +1.8pp +6.6pp 粗利 販管費 売上比 33.6% 33.% -.59pp 23.8% -9.87pp -9.29pp 営業利益 利益率 7.1% 3.6% -3.57pp 6.3% -.89pp +2.7pp インキュベーション事業 業績推移 ( 百万円 )(FY9/14 以降は新会計方針 ) 強化領域その他撤退 FY9/14 FY9/15 FY9/16 FY9/17 FY9/ FY9/ FY9/15 強化領域その他撤退 FY9/16 FY9/ FY9/18 インキュベーション事業広告宣伝費 ( 左 ) 広告宣伝費 + 営業利益 ( 右 ) FY9/ 強化領域 FY9/ その他 FY9/ FY9/ 強化領域 FY9/ その他 FY9/ /65

61 LAST UPDATE: Research Report by Shared Research Inc. ニュース & トピックス 218 年 6 月 218 年 6 月 27 日 同社は関係会社株式の一部売却により特別利益 541 百万円を計上する見込みであることを発表した なお 売却額は監査前の概算値であり 最終的には 発表 (218 年 7 月 3 日予定 ) 迄に確定する予定 通期業績に与える影響は精査中であり 修正の必要性が生じた場合には速やかに開示するとしている 特別利益は 同社グループが保有するログリー ( 東証 6579) 株式について ログリーの東証マザーズ上場 (6 月 2 日 ) に伴うログリー普通株式売出に参加し 且つ 6 月 21 日から22 日に保有ログリー株式の一部を市場売却したことによるもの 売却益の内訳は 売出が52 百万円 市場売却が488 百万円 参考までに 218 年 9 月期当期利益の公表計画値は7 百万円である 217 年 12 月 217 年 12 月 11 日 : 同社はカウンティア株式会社と合弁で 仮想通貨関連事業を展開するカウンティアバンク株式会社 ( 出資比率 : カウンティア社 61% 同社 39%) を217 年 11 月 22 日付で設立したことを発表した 同社が培ったインターネットマーケティングやサイト運営のノウハウ FinTech 領域での知見と カウンティア社のもつ高度な金融知識とブロックチェーンの技術を活かし 仮想通貨ウォレットサービスを開発し 来夏にはサービスを開始する予定 としている 217 年 7 月 217 年 7 月 25 日 : 同社は同日付で持分法適用会社 Momentum 社の全株式をKDDIのグループ会社であるSyn. ホールディングス株式会社に譲渡することを発表した 主要な出資及び合弁企業設立一覧 ( 百万円 ) * 全株式譲渡前の数字である点に留意 61/65

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2 本日はお忙しい中 お集まりいただきましてありがとうございます 2018 年 9 月期第 2 四半期決算のご説明をさせていただきます 1 2 1-3 月は年間を通じての広告需要期でもあり 売上高は 75.5 億円と過去最高を更新いたしました 営業利益も 4.3 億円と今期業績予想に対して順調に進捗しております なお前年同四半期比で見ますと 売上高は 10% の増収となっている一方で 売上総利益 営業利益などが落ち込んでおります

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