1. 福島原子力事故の総括 1 人智を尽くした事前の備えによって防ぐべき事故を防げなかった との反省に基づき 原子力安全改革を推進 原子力安全改革実現に向けた 3 つの観点 ( 原子力安全改革プラン 2013 年 3 月 29 日 ~) 原子力改革監視委員会 ( 取締役会の諮問機関 ) 安全意識 委

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1 資料 6 東京電力改革 1F 問題委員会資料 福島への責任を全うするために ~ 東京電力グループの取り組み ~ 2016 年 10 月 5 日東京電力ホールディングス株式会社

2 1. 福島原子力事故の総括 1 人智を尽くした事前の備えによって防ぐべき事故を防げなかった との反省に基づき 原子力安全改革を推進 原子力安全改革実現に向けた 3 つの観点 ( 原子力安全改革プラン 2013 年 3 月 29 日 ~) 原子力改革監視委員会 ( 取締役会の諮問機関 ) 安全意識 委員長副委員長デール クライン氏バーバラ ジャッジ氏 ( 元米国原子力規制委員長 ) ( 英国原子力公社名誉会長 ) 技術力 対話力 委員大前研一氏 ( ビジネス ブレークスルー代表取締役社長 ) 委員櫻井正史氏 ( 元国会東京電力福島原子力発電所事故調査委員会委員 ) 委員數土文夫氏 ( 東京電力ホールディングス 取締役会長 )

3 2. 事故の責任 (1 賠償に関する支援の枠組み ) 2 被害を受けた方々への公平かつ迅速な賠償の実施 安定供給という当社の責務を果たすため 原賠法 3 条但書の放棄 損害賠償の無過失無限責任を受諾 2011 年 3 月 5 月 原子力損害賠償支援機構設立の経緯 福島原子力事故発生 国への支援要請および大臣書簡による確認 ( 賠償総額に事前の上限を設けることなく確実に実施 ) 8 月原子力損害賠償支援機構法成立 9 月原子力損害賠償支援機構設立 原子力損害の賠償に関する法律 福島原子力事故の責任を果たすために 国民の皆さまから存続を許されていることが東京電力の原点

4 2. 事故の責任 (2 責任を果たすための制度措置 ) 3 今後も 福島原子力事故の当事者として福島復興の責任 廃炉の責任を最後までやり抜く 福島復興の責任 被害者の方々が一日も早く生活を再建できるよう 迅速かつ適切な賠償を最後のお一人まで実施 1F 廃炉の責任 廃止措置の実施主体として 長期にわたる作業を安全 着実に推進 原賠法 機構法 の枠組みの下で貫徹 ( 一般負担金 特別負担金の納付 ) 事故の当事者として 長期にわたる廃炉作業を自力で全う 原子力損害の賠償に関する法律原子力損害賠償 廃炉等支援機構法

5 3. 経営改革 (1 先進的なガバナンス体制 ) 4 指名委員会等設置会社に移行し 過去のしがらみに囚われない経営改革を推進 監査委員会 ( 社外取締役過半 ) 監査 取締役会 (12 名 ) 社外取締役 5 名 報酬委員会 ( 社外取締役過半 ) 執行役の選任 解任 監督 指名委員会 ( 社外取締役過半 ) 2016 年 10 月 1 日時点 執行役 (15 名 ) 代表執行役 / 執行役 (3 名は取締役兼務 ) 指揮命令 執行役員 社員

6 通サービス3. 経営改革 (2 ホールディングカンパニー制 ) 5 電力システム改革を先取りした HD カンパニー制 を導入 導入前 導入後 (2016 年 4 月 1 日時点 ) 炉原フュエンルパ&ニパーワー カ( 燃料 / 火力発電 ) 東京電力株式会社 コーポレート 福島復興本社子力興営発償復支補電賠援経パワンーパグニリーッド カ( 送配電 ) 佐共カスタンマパーニサー廃ービス カ( 小売 ) 東京電力ホールディングス株式会社 ( 持株会社 ) 島賠島ニ第償復原ュ営一 興技子経ーー進廃除ン術力潟営ポアンカ炉推染パ戦発本補レニブパン 略電ビ社佐ーー福ルニパ復)リト(パ研ー経ニ興ワ究ー福ー所コ カ東京電力フュエル & パワー株式会社 経営企画室 福島復興推進室 東京電力パワーグリッド株式会社 経営企画室 福島復興推進室 東京電力エナジーパートナー株式会社 経営企画室 福島復興推進室 ジネスソリューション カ本社(推進)新

7 3. 経営改革 (3 経営合理化 ) 6 電気の安定供給を維持しつつ 最大限の資産売却 徹底したコスト削減を断行 ( 億円 ) 資産売却 ( 累計 ) 総特目標 8,122 7,074 億円 ( 年度累計 ) 6,610 合計 8,591 億円 8,434 1,602 子会社 関連会社 有価証券 3,301 電気事業営業費用 コスト削減額 ( 億円 ) 8,188 計画比 326 億円深掘り 7,862 8,573 計画比 2,812 億円深掘り 5,966 計画比 2,398 億円深掘り 4,148 総特の売却目標 7,074 億円を達成し さらに積み上げ子会社 関連会社は 265 社 (2011.3) 79 社 (2016.3) へと売却 再編を実施 不動産 3,688 計画績(新 総特)実 5,761 3, ( 年度 ) ( 年度 )

8 3. 経営改革 (4 要員効率化 ) 7 1,000 人規模の希望退職の実施等により 電力の安定供給と合理化 生産性向上を両立 ( 採用 人 ) 採用 / 依願退職者数 ( 人 ) 要員数 1,466 43,448 ( 退職 人 ) 1, , 依願退職 採用 , 期初 希望退職 1,151 ( 応募 ) ( 年度 ) 39,629 38,701 37,231 期初期末 2011 ( 参考 ) : うち廃炉 賠償復興推進従事者 35,723 33,853 33,550 総特の 10 年間削減計画を 7 年前倒しで達成 効率化深掘り 34,500 ( 年度末 ) [ 総特計画 ]

9 3. 経営改革 (5 財務体質の改善 ) 8 原子力発電所不稼働も 徹底した経営合理化により 3 期連続で黒字を確保 経常損益 / 当期純損益 ( 連結 ) 自己資本比率 ( 連結 ) ( 億円 ) (%) ,386 4,515 3,176 3, ,043 2, ,337 1,014 1, ,269 4,004 7,816 6,852 : 経常損益 : 当期純損益 ( 斜字体 ) ,000 12,473 ( 年度 ) ( 年度末 )

10 4. 損害賠償の貫徹 福島復興加速化 9 福島復興本社が被災者の皆さまにきめ細やかに対応するとともに 復興推進活動には全社員が参加 ( 人 ) 賠償 復興の実施体制 12,400 [ 福島県内 1,100] 10,700 9,900 11,100 9,900 人 うち福島県内 1,900 人 ( 万人 日 ) 復興推進活動参加者数 ( 福島復興本社設立以降の累計 ) 平均 210 人 / 日の社員が現地で活動 146, , ,814 8,800 6,800 賠償 ( 派遣 委託 ) 61,532 (2013.1~14.3) ( 末時点 ) 3, , 賠償 ( 社員 ) 除染 復興等 ( 社員 ) ( 年度末 ) 除草作業 清掃 片づけ作業

11 5. 福島第一原子力発電所の廃炉 汚染水対策 10 福島第一廃炉推進カンパニーの下 国内外の英知を結集し 安全 着実な作業の推進と丁寧な情報公開に専心 主な作業の進捗 2014 年 12 月 4 号機の使用済燃料プールからの燃料取り出しを完了 2015 年 5 月 タンク内の汚染水 (RO 濃縮塩水 ) の処理を完了 ( 億円 ) 廃炉に係る費用 作業員数 7,100 7,700 人 当社社員 1,300 人 協力会社作業員 6,400 人 社員 作業員数 ( 人 ) 2015 年 10 月 海側遮水壁の閉合完了 2,300 3,900 1,300 4,200 1,200 1,800 1,600 廃炉に係る費用 ( 概算額 ) 2016 年 3 月 陸側遮水壁の凍結を開始 順次凍結範囲を拡大中 陸側遮水壁の海側についてはほぼ凍結完了 ( 年度 ) 1 廃炉に係る費用は 工事完了の際に計上される費用および安定化維持に係る費用 人件費 減価償却費を積み上げた概算額 2 当社社員数は各年度末時点 協力企業作業員数は各年度の平日 1 日あたりの作業員数

12 6. 厳しい事業環境 (1 電力需要 ) 11 販売電力量は 震災以降の省エネ進展や新電力との競争激化により今後も減少の見込み エリア需要 販売電力量 ( 億 kwh) 3,053 エリア需要 2,896 2,934 2,806 2,811 2,790 2,742 2,802 2,703 2,682 2,690 販売電力量 2,667 2,570 2,471 ( 年度 )?? 電力需要の減少リスク 人口の減少 生産設備の関東エリア外 海外への移転 LED 機器の普及 家電 設備の高効率化等による省エネルギー進展 電力小売り全面自由化に伴う 新電力との競争激化

13 6. 厳しい事業環境 (2 新電力との競争 ) 12 新電力との競争は 2016 年 4 月の全面自由化以降さらに激化 新電力シェア ( 東京エリア ) 家庭用等の電力会社切替申込状況 (%) ( 万件 ) 18.3 : 特別高圧 高圧合計 : 特別高圧 14.0 : 高圧 万件全国 97 万件 ( 全体の約 6 割 ) 東京 8.8 関西 その他 ( 出所 ) 電力 ガス取引監視等委員会 ( 第 51 回 ) 資料を基に作成 ( 出所 ) 経済産業省総合資源エネルギー調査会電力 ガス事業分科会電力基本政策小委員会資料を基に 電力広域運営推進機関公表データ スイッチング支援システムを通じたスイッチング申込件数 を使用して作成

14 7. 長期にわたる責任を果たすために 13 激変する経営環境下においても 東電グループ一丸となって非連続の経営改革を実現し 福島への責任を貫徹 厳しい事業環境 電力需要の低迷 新電力との競争の激化 東電グループの果たすべき使命 賠償 福島復興 廃炉 安定供給国民負担の最小化 事業運営規模 質の縮小 徹底的なビジネスモデルの改革 企業価値の最大化により 責任を果たしていく 包括的アライアンス スマートメーター (IoT ビッグデータ ) 様々な分野 業種との連携

1 新々 総合特別事業計画 ( 抄 ) ( 第三次計画 ) 当資料では 2018 年 4 月に認定を受けた新々 総合特別事業計画から 変更があった項目のみを記載し 変更箇所を赤字とした 2017 年 5 月 18 日 ( 認定 ) 2017 年 7 月 26 日 ( 変更認定 ) 2018 年 4 月 24 日 ( 変更認定 ) 2019 年 4 月 23 日 ( 変更認定 ) 原子力損害賠償 廃炉等支援機構東京電力ホールディングス株式会社

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